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岡山県 備前市

平成25年 5月第3回定例会 06月12日−02号




平成25年 5月第3回定例会 − 06月12日−02号







平成25年 5月第3回定例会



              第 3 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)



会議開閉日時   平成25年6月12日  午前9時30分 開議    午後5時24分 散会



会議の場所    備前市役所議場



出席した議員の番号氏名(1番は欠員)

  2番  星 野 和 也      3番  清 水 文 雄      4番  鵜 川 晃 匠

  5番  今 脇 一 知      6番  守 井 秀 龍      7番  山 本 恒 道

  8番  金 本   享      9番  西 崎 公 朗      10番  川 淵 正 行

  11番  掛 谷   繁      12番  森 本 博 子      13番  片 岡 紀久子

  14番  田 原 隆 雄      15番  川 崎 輝 通      16番  田 口 健 作

  17番  橋 本 逸 夫      18番  大 西 國 昭      19番  土 器   豊

  20番  中 西 裕 康      21番  津 島   誠      22番  尾 川 直 行



欠席・遅参・早退した議員の番号氏名

  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし



説明のため出席した者の職氏名

  市長     吉 村 武 司  副市長    武 内 清 志  教育長    土 山 球 一

  総務部長   三 村   功  市民生活部長 野 上 茂 之  保健福祉部長 金 光   亨

  産業部長   高 橋 昌 弘  上下水道部長 堀   俊 策  日生総合支所長坪 本 弘 毅

  吉永総合支所長里 見 清 美  教育次長   岩 崎   透  病院総括事務長森 脇   博



職務のため議場に出席した議会事務局職員

  事務局長   山 口 和 夫  事務局次長  山 本 光 男  議事係長   石 村 享 平

  議事係主査  青 木 弘 行





△議事日程並びに付議事件(結果)


番号議事日程付議事件等結果
1一般質問

・17番 橋本議員

・11番 掛谷議員

・15番 川崎議員

・21番 津島議員

・14番 田原議員

・4番 鵜川議員

・2番 星野議員
質問通告事項のとおり                              ──






△一般質問通告事項


順位通告者氏名質問の要旨答弁者
117番
橋本逸夫
1 市長選挙の結果について市長
2 執行部と議会の関係について市長
3 旧アルファビゼンについて市長
(再質問あり)
4 閑谷学校について市長
(再質問あり)
5 企業誘致について市長
(再質問あり)
6 日生方面隊の出初式について市長
7 旧日生病院跡地利用について市長
副市長
(再質問あり)
8 高潮対策の防潮堤について市長
産業部長
(再質問あり)
9 備前市の財政状況に対する認識について市長
211番
掛谷 繁
1 吉村新備前市長に問う市長
(再質問あり)
2 施政方針から

 ? 行財政改革とコンパクトシティ等について

 ? 子育て支援について

 ? 世界遺産登録について

 ? 特定健康診査と特定保健指導について

 ? 商工業・海運業について

 ? 土地利用等について

 ? 都市公園について

 ? 公共交通について市長
(再質問あり)
3 福祉の充実について

 ? 風疹対策について

 ? 孤独死対応について

 ? ひきこもり支援について

 ? 障がい者等弱者に就労支援を

 ? 病後児保育の実現について市長
保健福祉部長
(再質問あり)
4 教育のまちにふさわしい取り組みについて

 ? 「あいさつ運動」の徹底推進の提案

 ? タブレット端末利用の学習について

 ? 英語教育の低学年からの実施

 ? 「がん」教育の推進について

 ? 図書館建設と電子書籍・ICT化について

 ? 論語「備前五訓」について市長
教育長
(再質問あり)
5 防災・減災の取り組みについて

 ? 自己防衛対策の呼びかけと実行について

 ? 「みんなの防災手帳」の発行について

 ? 小学校単位で子どもと一緒に地域防災を考えることについて

 ? 沿岸部の地震・津波・高潮対策の早期実現

 ? 防災公園(避難場所・防災のため)市長
副市長
315番
川崎輝通
1 TPP参加の悪影響について

 ? 農林漁業への影響額は

 ? 他の産業分野を含めた影響額は市長
(再質問あり)
2 地場産業の振興策について市長
産業部長
(再質問あり)
3 新図書館建設について市長
教育長
教育次長
(再質問あり)
421番
津島 誠1 旧アルファビゼンについて市長
(再質問あり)
514番
田原隆雄1 市長選挙の総括について市長
2 所信表明並びに施政方針について市長
総務部長
(再質問あり)
3 次期総合計画について

 ? 議会議決について

 ? 主要テーマ「教育のまちづくり」について

 ? 行財政・組織改革について

 ? 施設の統廃合について

 ? 都市計画マスタープランについて

 ? 地域おこしについて

 ? 旧閑谷学校の世界遺産登録について市長
(再質問あり)
4 合併10周年記念について

 ? 日生大橋(仮称)竣工を記念事業に

 ? 備前市讃歌〜作詞募集と岡千秋氏への作曲依頼を

 ? 先人に学ぶ〜「備前市に所縁のある人々」人名録の編さんを

 ? 著名な出身者によるイメージアップ作戦(観光大使等)を市長
(再質問あり)
64番
鵜川晃匠
1 施政方針について市長
産業部長
(再質問あり)
2 企業誘致について市長
3 吉永幼保一体型施設整備について市長
総務部長
(再質問あり)
4 危機管理対策室(仮称)の新設について市長
(再質問あり)
72番
星野和也
1 施政方針について

 ? 財政について

 ? まちづくりについて市長
(再質問あり)
2 定住促進について

 ? 住宅リフォーム助成制度について

 ? プロジェクトチームの新設について市長
産業部長
(再質問あり)
3 奨学金制度について市長
(再質問あり)
4 学校給食について教育長
(再質問あり)






     午前9時30分 開議



○議長(尾川直行君) 皆さん、おはようございます。

 ただいまの出席は21名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 議事に先立ちまして、御報告いたします。

 まず、任期満了に伴う予算決算審査委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長の指名によることから、6月4日に委員を指名いたしましたので、同条第5項の規定により報告いたします。

 念のため、予算決算審査委員を局長から朗読させます。



◎議会事務局長(山口和夫君) それでは、朗読いたします。

 予算決算審査委員は、山本議員、川淵議員、大西議員、西崎議員、橋本議員、津島議員、掛谷議員、清水議員、川崎議員、今脇議員、以上でございます。



○議長(尾川直行君) 次に、閉会中に開催されました旧アルファビゼン問題調査研究特別委員会において欠員となっておりました委員長を互選された結果、金本議員が就任されましたので、御報告いたします。

 以上で報告を終わります。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(尾川直行君) 続きまして、教育長より御挨拶の申し出がありますので、この際、お受けいたします。

 土山教育長。

     〔教育長 土山球一君 登壇〕



◎教育長(土山球一君) おはようございます。

 このたび、議会初日におきまして、教育委員の任命同意をいただき、4年の任期をいただきました。厚くお礼申し上げます。

 6月1日、教育委員会臨時会におきまして、教育長を拝命いたしました。現在の心境は、一日一日を刻みながら備前市の教育を前進させるしかないと身が引き締まる思いでございます。

 21年に就任以来、思い起こしますと議員の皆様方の御期待に沿えないことも数多くありました。先日も、前任教育長からの引き継ぎ書、そして各年度の主要事業、懸案、検討事項を振り返ってみました。学校再編整備、耐震改築補強、世界遺産登録などの懸案として残っているもの、逆に教職員の育成評価システム、学校評価の改善、学校支援地域本部の拡大、ICTの環境整備など新しく前進した事業もありました。

 今年度、市長施政方針、市総合計画案には備前市の人づくりの根底をなす教育に大変な期待があります。教育委員会としましても、25年度の備前市教育行政重点目標において方針、重点施策において取り組んでまいります。

 人を教え、育み、自立に向けることは一朝一夕には完成しません。乳幼児から少なくとも成年前期までは家庭教育、就学前教育、義務教育の成果が問われてきます。そのためには、家族の力、地域の力、教育の力、医療の力、福祉の力を結集しての取り組みが必要です。それは備前市の学校教育と社会教育、生涯学習によって学び合いながら育ち合う地域になっていくことを示します。備前市民こぞって学びを大切にする町に向けていくことが大事だと考えております。

 現在、総理官邸が進めている教育再生実行会議においてはいじめ問題、教育委員会制度、グローバル化に応じた教育、6・3・3・4制、大学入試のあり方が審議され、その審議のまとめが文科大臣の諮問機関である中央教育審議会に送られています。とても早い動きで、中教審では提案内容の採否や具体策の議論がなされています。

 6項目をよく見ると、教育委員会制度そのものから教育制度、教育内容まで取りまぜての提案がなされようとしています。今後、国、県の施策の動向を注視しながら備前市が最も必要とするものについて教育行政を推進していかなければならないと思っています。

 以上、簡単ですけれども、就任に当たっての御挨拶といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) 教育長の御挨拶が終わりました。

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○議長(尾川直行君) これより議事日程に入ります。

 日程1、本日は一般質問を行います。

 19名の方からの通告を受けております。各議員の質問要旨は一覧表にしてお手元に配付いたしておりますので、ごらん願います。

 なお、再質問は質問者は質問席で、答弁者は自席での発言を許可いたします。

 また、重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。

 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。

 まず、橋本議員の一般質問を願います。

 17番橋本議員。

     〔17番 橋本逸夫君 登壇〕



◆17番(橋本逸夫君) 改めましておはようございます。

 新市長が誕生して記念すべき初めての議会で、きょうから一般質問が始まります。新市長は、議会初日の施政方針演説で初陣を飾られましたが、実質上の論戦はきょうから3日間の一般質問であります。

 このたびは、議員の総数21名中19名という過去に例を見ないような大勢の議員が質問に立つということであります。その中で、私がイの一番に新市長の考えをただすという栄誉ある一番くじを引き当てましたことは、何やら因縁めいたものを感じるわけであります。

 私は、このたびの市長選で吉村さんの行動力を信じてあなたを応援いたしました。そのような意味で、私は市長の与党派の議員ということになります。しかし、与党派の議員はその責任を果たさなければなりません。すなわち、吉村市長の施策に全力で協力することは言うまでもありませんが、時には市長が暴走したり、あるいは備前市を間違った方向へ導こうとされたときには、市長、それは違いますと勇気を持って正さなければならないと思っております。言い尽くされた言葉でありますが、是々非々の精神で臨みたいと思います。これからよろしくお願いをいたします。

 さて、前置きが長くなりましたが、本論に入ります。

 改めまして吉村新市長、当選おめでとうございます。それにしても、想定外の接戦でした。また、市長選としては57.76%という投票率の低さでした。市長は、これらの結果をどのように分析されたのか、お尋ねをいたします。

 次に、施政方針に対して何点かお尋ねします。

 まず、序文に記されている話せばわかるの精神について申し上げます。

 確かに議員にとりまして、市長並びに執行部から話せばわかるの言葉どおり説明や報告を受けたらわかりますが、逆に話してもらわなければわかりませんということであります。市長に就任され、わずか1カ月しか経過していませんので、無理からぬことではあると思いますが、吉村市長がこの備前市をどのようにしようとされているのか、わからないことが多いのであります。施政方針を読んでもよくわかりません。市長、広く会議を興し、万機公論に決すべしであります。

 先般、我々の市政会の有志は、滋賀県の大津市で開催された研修会に参加しました。実に有意義でした。その中で、鳥羽市の市議会議員から議会改革の実践発表があり、その内容に驚かされたり、うらやましくも思いました。鳥羽市では、本会議に上程される議案の全てを全員協議会で事前に議論するとのことです。しかも、その全員協議会はインターネットで公開され、1週間に1回のペースで開かれるとのことです。事前審議になるからだめと拒否をされる当市では考えられません。

 合併して8年が経過する中、全員協議会は数えるほどしか開催されていません。あえて申し上げます。報・連・相という言葉があります。報告、連絡、相談が大切だとの意味ですが、そのとおりであると思います。意思の疎通を図る意味からも、もっと全員協議会の開催を議長にお願いされてはいかがでしょうか。

 議案の全てを議論せよとか、1週間に1回のペースで開催せよとは言いません。議員にもっと報告と相談をしていただきたいと思います。市長の見解をお尋ねします。

 次に、旧アルファビゼンについてお尋ねします。

 市は、本物件を売却し、購入者が建物を解体して新たに老人福祉施設を建設するとの計画があり、購入するか否かの返事を5月末までにするとのことでしたが、先日の特別委員会で報告がありましたが、不調に終わりました。市長、この旧アルファビゼンをどうされますか。名案があればお聞かせください。

 私は、旧アルファビゼンは市が国の補助金を利用して整備し、市の庁舎として、また防災の拠点として利用したり、シルバーマンションとして活用してはとの案を持っています。この建物には窓がなく、居住施設には不向きだと言われる方がいますが、耐震性能が低下しない工法で窓を設置すればよいと思います。

 さらに、図書室や片上地区の公民館や1階にスーパー等も入居していただければ、施政方針でも述べておられるコンパクトシティーができ上がります。いかがでしょうか。

 次に、閑谷学校の世界遺産登録についてお尋ねをします。

 日本の象徴である富士山の世界遺産登録がほぼ確定をいたしました。それに引きかえ、鎌倉が申請を取り下げるとの残念な報道がありました。施政方針では、閑谷学校の世界遺産登録を目指して今後も運動を展開していくとのことです。

 私は、閑谷学校が大好きであります。年間で十数回訪れます。本当にすばらしい遺産であると思います。しかし、閑谷学校は世界遺産に登録されようがされまいが、そのすばらしさは変わりません。あの有名な鎌倉でさえ登録を断念せざるを得ないような中で、いかなる運動を展開しようとも閑谷学校が世界遺産に登録されるような事態は、私には想像できません。多くの市民が、同じ考えであろうと推察いたします。ならぬものはならぬのです。そろそろ世界遺産登録は断念して、そのエネルギーを他の方向に使うべきと思います。閑谷学校に市内外からもっとたくさんの人に来て、見て、感動していただきたいと思います。そして、孔子ゆかりの閑谷学校を道徳教育のメッカとして売り出すべきと考えます。

 さらに、観光資源としてもっと大勢の観光客を誘致する方策を考えるべきです。例えば中学生ボランティアの活用です。観光ガイドとして休日限定で活動してもらうのです。そして、中学生ボランティアのいでたちもちょっと工夫をして、江戸時代の武家や町人の子供の格好をしてもらいます。土日、祝日に行けば、中学生がユニークな装束でガイドをしてくれるとマスコミが大々的に報じてくれること受け合いです。いかがでしょうか。

 また、閑谷学校は岡山県が施設管理をしているとのことですが、県の担当者には余り商売っけがありません。例えば紅葉のシーズンのライトアップですが、期間も時間も余りにも短いと思います。市が費用の一部を負担してでも延長すべきと思います。

 また、せっかく観光客が来られても、お金を使う対象が乏しいと思います。西側の斜面にある茶室なども大いに活用すべきです。さらに、冬場には日生のカキオコなどのお店も呼んで御賞味いただければと思います。

 また、論語かるたの競技大会を定期的に催すのも一つの方法です。賞品には豪華な備前焼を進呈してはいかがでしょうか。

 また、閑谷学校をテーマに写真展覧会の開催なども企画していただけたらと思います。

 次に、企業誘致についてお尋ねします。

 備前市では、合併してから8年間、市の努力による企業誘致は一件もありません。私は、吉村新市長には何をさておいても企業誘致に一番期待を寄せています。

 また、備前市は気候もほどよく、天災も少なく、工場立地には絶好の土地柄であります。ただ、いかに吉村さんといえども進出を考えている企業に対してこれといった優遇策がなければ事は成就しません。はっきり申し上げて、備前市の優遇策は他の自治体と比較して見劣りします。

 そこで、おまけを追加してはいかがでしょうか。備前市には水が豊富にあります。余っています。また、下水の処理能力にも余力があります。備前市に進出してくれた企業に対して何年間か上下水道料金をただにしてあげるというものです。一旦は使用料を徴収するものの、後で同額を補助金として支給するという方法です。進出してきた企業が使用する上下水道がふえても2つの会計には大きな影響はないと思います。

 次に、自治消防団の出初式についてお尋ねします。

 日生方面隊では、市全体の出初式とは別に2月の第1日曜日に行っております。式典終了後、日生港で実施される源平放水合戦は実に勇壮で、市内外より多くの観光客が来られ、見た人は一様に感動されます。出場する消防団員も、血沸き肉躍るといったさまで、まさに1年に1度の消防団の祭りであります。

 この勇壮なイベントの存続は、日生の消防関係者の最も望むところであります。しかし、先般一部の者から今度の市長は日生の人ではなくて旧備前市の人がなった。日生方面隊の出初式がなくなるのではと不安がる声が寄せられました。そんなことが現実となっては絶対にいかんと思います。備前市の一大観光資源としてますます盛り上げていくべきと思います。市長の見解をお尋ねします。

 次に、旧日生病院跡地利用についてお尋ねします。

 西岡前市長が、昨年その方向性を地元に説明されました。住民の中にはすぐにでも計画が実施されると思った方も大勢おられます。議員にも、当初は24年度で解体費用が予算化されるとの説明でしたが、その後25年度に先送りされました。しかし、当初予算には計上されず、市長がかわるので、6月議会の補正予算に計上されるものと思っておりました。しかし、それもありません。一体いつになったら解体費用が計上されるでしょうか。実施時期を明確にお答えください。

 次に、県が実施している防潮堤事業についてお尋ねをします。

 施政方針では、災害防止効果の早期発現を目指し、強力に整備を進めていただくよう協議調整を行ってまいりますとあります。私は、反対であります。市長、一度日生の防潮堤工事を見に来てください。これで本当に高潮が防げるのかどうか、あなたの目で確かめてください。

 西岡前市長は、私の再三にわたる計画変更の進言に対して効果は上がっているといって耳をかそうとしませんでした。吉村市長が、これは無意味だなと判断をされたら伊原木知事に高潮対策の抜本的な変更を進言していただきたいと思います。

 次に、施政方針にこのくだりを書いた職員に1点質問をいたします。

 災害防止効果の早期発現とありますが、日生港の船着き場周辺に災害防止効果があらわれるのにはあと何年待てばよろしいのでしょうか。つまり台風16号と同程度の潮位の台風が襲来してももう大丈夫ですと言えるのはいつですか、明確な時期をお示しください。

 最後に、備前市の財政に対する認識についてお尋ねをします。

 西岡前市長は、市の財政状況は好転しているとの理由で市長給料の3割カットを2期目の途中でやめました。全国的に物議を醸したことを私も記憶いたしております。ところが吉村市長は市の財政は厳しいとの認識で、向こう4年間給料の5割をカットする提案をされておられます。あなたの英断に敬意を表するものです。

 ここで、改めて備前市の財政状況に対する市長の見解をお尋ねをいたします。

 以上で一般質問を終わります。明快なる御答弁をお願いいたします。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) おはようございます。

 それでは、橋本議員の質問に簡潔に順次お答えいたします。

 1番、市長選挙の結果についてでありますが、結果そのものは真摯に受けとめております。選挙中は、私なりの目と耳で市内をくまなく回り、多くの方から御意見、御指導を賜りました。市民の皆様の生の声を聞かせていただき、改めて市政への期待の大きさを感じたところでございます。

 備前、日生、吉永の3つのエリアが一つになれるよう、政策をスピーディーに実行し、市民の皆様の期待に応えてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 2番、執行部と議会の関係についてでありますが、二元政治であるという前提で執行部も議会も備前市及び市民のために最大限の努力をしていかなければなりません。そのためには、お互いに透明性のある議論を通じてよく理解をし、その結果が備前市及び市民にとってよりよい結論を出していける関係を築いていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 3番、旧アルファビゼンについてでありますが、平成17年3月の購入から民間活用を基本に数回の公募や事業者誘致を図ってまいりましたが、残念ながら再生に至らなかったことは周知のとおりであります。

 建設から30年が経過し、老朽化が相当に進んでいるのも事実であります。今後については議員御提案の活用案も参考にしながらさまざまな活用方法を検討してまいりたいと考えておりますので、またその都度御相談を申し上げたいと思っております。

 4番、閑谷学校についてでありますが、御指摘のように世界遺産登録は大変困難なものと私も考えておりますが、旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会ともよく連携し、また本市専門委員や世界遺産学の先生の御指導の下進めているところでございますので、御理解、御協力のほどをよろしくお願いをいたします。

 また、御提案をいただきました中学生ボランティアやライトアップの工夫等は指定管理者へお伝えいたします。

 三百有余年にわたって守られてきた閑谷学校のあの凛とした学びの空間を次の世代に引き継いでいくことが、私たち世代の責務であることも考慮して、検討してまいりたいと思っております。

 5番、企業誘致についてでありますが、優遇策については企業誘致奨励金交付要綱をこのたび改正し、補助金率等の見直しを行い、交付額も大幅に増額しており、他市と比較しても遜色のないものとなっております。しかし、企業に立地先として選んでいただくための方策をあらゆる面から検討し、実行したいと私自身考えており、他市にはない特色をこの面でも出していきたいと考えております。

 水道料金及び下水道使用料についての御提案は、市内企業との情報交換でもお聞きをしており、上下水道料金等に対する優遇措置は企業誘致の武器になるとともに企業の市外流出を防ぐ留置策としても効果が期待されるものでありますので、ぜひとも前向きに検討を進めてまいりたいと思っております。

 6番、日生方面隊の出初式についてでありますが、備前市消防団の全体の出初式を1月に行っておりますので、式典の部分が重複することから、そのあり方について若干検討する余地はございます。しかし、源平放水合戦については日生方面隊の出初め関連行事として認識を十分にしておりますので、また毎年県内外から多数の観客がお見えになるだけでなく、団員の士気高揚はもちろん、戦後間もなく始まった伝統行事であり、日生町消防の誇りでもあることから、引き続き開催し、守っていくべきものだと考えております。皆さん方によろしくお伝え願いたいと思います。

 7番、旧日生病院跡地利用についてでありますが、解体費用の予算につきましては取り壊し方法及び財源確保の見通しがはっきりした段階で計上することとしております。必ず実行をしたいと思っております。

 8番、高潮対策の防潮堤についてでありますが、本事業は平成16年台風16号の高潮により大きな被害が発生したことから、県に要望し、事業を推進してきた経緯があります。高潮被害を防ぐには、本事業は必要と認識しており、地元からも強い要望があることから、施政方針のとおり引き続き早期完成に向けて推進していくこととしております。私も、一度防潮堤工事の現場を確認してみたいと思っております。そのときには一つ一緒に確認をさせていただければ幸いでございます。

 次に、災害防止効果の発現時期、安全がある程度確保できる明確な時期についてでありますが、年次ごとに設置されることにより、段階的に防護エリアが拡大していくものと認識しております。日生港において効果が発揮できる時期については予算配分や地元との調整など不確定な要因もあることから、明確なお答えはできませんが、中州川の水門が完成し、それに接続する防護ラインが完成される時期と認識をしております。

 9番目、備前市の財政状況に対する認識についてでありますが、本市の財政状況は行政需要が増大しているにもかかわらず、自主財源は減少傾向にあり、また合併の恩恵を受けている普通交付税の削減を目前に控え、決して明るい見通しではございませんと施政方針演説で申し上げましたとおり、この認識に間違いはございません。

 これには行財政改革を進め、限られた財源を時代に合った重要施策に重点配分する、いわゆるめり張りが大事であり、企業誘致や定住化促進による新たな自主財源の確保に取り組みながら財政収支の均衡を図っていく必要があると考えておりますので、これからも御協力のほどどうぞよろしくお願いをいたします。

 以上であります。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) それでは、何点か再質問をさせていただきます。

 まず、旧アルファビゼンの問題でありますが、先ほど市長答弁では今後検討をしていきたいと、私が提案した事項も含めて検討していきたいということなんですが、市長独自のお考えとしてこんなことをやりたいなあとかというような、夢でいいですから、市長が発言するとそれが重みを持ってくるんですが、まだ構想の段階ですが、夢の段階ですが、こういうことも考えていますというようなことがあればお聞かせをいただきたいなというふうに思います。

 と申しますのは、去る6月4日にNHKのクローズアップ現代を見ておりましたら、リノベーションという言葉を使って、これはリフォームというような小規模じゃなくって、リノベーションというのは大規模に建物を模様がえする、大規模修繕ですね、あるいは改造、そういうことを言うそうですが、やはり人口が激減する中で、いろいろな建物を建てかえるということではなくって大規模な改造をした上で利用していくというところに今注目が集まっております。

 そういうふうなことで、私は国の補助金を活用しながら市として何らかのことをやるべきじゃないかということを提案したわけなんですが、もし市長の考え方があれば御答弁いただきたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) アルファビゼンにつきましては、備前市の大きな課題の一つと思っております。私、個人的な考えを申し上げますと、先ほどの橋本議員の考えと一にする思いがあります。地元の商店街の活性化も兼ねてどのように活用したらいいのか、本当に真剣に一つ答えを出していきたいと思っております。

 高齢者や子供の集う場所、あるいは図書館、市役所の機能を移す、あるいは災害時等の司令塔としても活用できると思っております。そう遅くない時期に市のほうでもう一度このプロポーザルの結果を検証いたしまして、また御相談を申し上げることがあると思います。

 また、リノベーション等の抜本的な対策につきましても、技術的なことがあろうかと思っております。そういうものをクリアしながら県、国とも相談をしていきたいと思っております。そういうことで御理解を賜りたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) ありがとうございます。

 そういうことの中で、私はやはり備前市の中心は片上地区であると認識をいたしております。片上地区が、中心部が寂れてしまうとそれはやはり備前市全体が寂れるということにもつながりますので、ぜひともお願いをしたいと。

 といいますのが、今度我々市政会の面々で香川県の高松市の丸亀町という、これは商店街をみんなの力で再生させたというところへ視察に行こうとしております。ここがやはり定住人口をふやそうということで、まだ我々視察に行っていないんで、よくわかりませんが、事前に入れた情報によるとやはりコンセプトはシルバーマンションなんです。お年寄りを中心にコンパクトシティーで便利のいいところに住んでいただこうということなので、ぜひともそういう意味ではこの施設をそういうふうな形に利用していただけたらみんなが喜ぶんじゃないかなと、商店街も活性化するんじゃないかなというふうに思える次第なんです。そのシルバー対策という意味で市長はどのようにお考えでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 実は、私は高松市の丸亀町の商店街に何回か足を運んでおります。まさしく中四国で最もリニューアルが成功した、いわゆるスクエアだと思っております。ただ、大変大規模なまちづくりをされて、しかもそれが成功裏に現在終わっておるというふうに私も認識しております。

 片上の商店街の活性化は当然でございますが、いわゆる全体像を見ますとちょっと高松市の丸亀町の商店街の活性化は規模も、そして予算も大変なことだと思っております。ただし、先例として十分に検討するに値するところだと思っております。ぜひともこれからも情報交換をしながら、片上の活性化につきましては備前市民として大事なことだと思っておりますので、引き続き勉強をさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) ぜひとも備前市の身の丈に合ったそういう活性化策を検討していただけたらと思います。

 続きまして、閑谷学校の世界遺産登録に関しまして、先ほど市長の御答弁では専門の先生方に御指導していただいておりますので、もう少し状況を見守りたいということをおっしゃられましたが、私は今ユネスコももう相当この世界遺産に関しては件数を抑制しようという動きに出てきておるということがマスコミ報道されております。もう一部では、既にもう古い時代に指定されたものまで指定を外すというようなことまで出てきておりますし、先ほど鎌倉の例を出しましたが、ああいうところでさえ登録をもう申請すら断念をする、こういう状況の中でそれはされればいいことなんですけど、もうほとんど不可能に近いことに一生懸命エネルギーを費やすというよりも、もっと違う方向にこのエネルギーを使ってほしいということを言ったまでで、先ほどのライトアップの問題にしても、岡山県がやっておるとあの紅葉のシーズンはあれ毎年動くんですよね、早かったり遅かったり。ところが、何日から何日までライトアップしますといったらもうそれしかしないんですよ。早くても早くするというようなことをしないし、紅葉が少し遅っても遅くまで延ばすということをしない。臨機応変の対応がほとんどできないでおる。これにはやはり市が積極的に絡んでいって、その費用の一部を市も負担するからもっと長くやってほしい、時間ももっと延長してほしいということを強力にお願いをしてほしいなというふうに思います。いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 実は、閑谷学校についての思い入れは私も大変ございます。また、私も今現在顕彰保存会の理事もさせていただいております。そのような諸問題及び閑谷学校の入場者の減というようなことも現実にありまして、楷の木のいわゆる樹木医による再生等も今年度予算に入っております。備前市の宝でございますし、備前市民といたしましてもこの閑谷学校から受けるさまざまな文化的、社会的影響といいますか、これは大なるものがあると思っております。

 また、世界遺産の前に新聞等の発表によりますと、日本遺産をつくるというようなニュースも伺っております。

 また、ユネスコへ実は私今から10年近く前にこの閑谷学校の世界遺産について陳情といいますか、お話に直接パリの本部へ行った人間の一人といたしましても、その辺の見通しが本当に厳しいものだと思っております。これからは、その世界遺産に向かってのエネルギーをどのように備前市民の方がそれを享受する、あるいはその過程でどのようなことを閑谷学校から学ぶということが大事と思っております。

 先ほどのライトアップ作戦等につきましても、指定管理者とも相談をし、備前市としてできることはこれからも大いにかかわってまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) 続きまして、企業誘致でございますが、恐らく職員の書いた答弁書だろうと思います。備前市の企業誘致の優遇策は、他の自治体に比べて遜色がないと。遜色がないんであれば、やはり8年間で一件も企業誘致の成功例がないというような、こういう事態は回避できたはずなんですよ。だから、私は優遇策にユニークさがない、そういうことを指摘しとるわけです。ですから、是が非でも備前市で余っている水、それから下水の処理能力、そういうものを活用していただければ、私はそれぞれの2つの会計、上水道の会計、それから下水道の会計もお金が入ってくるわけです。そのうちの何割かを市の一般会計のほうに還元することによって、市はそれを財源に補助金として出すということですので、そう大きな市の負担にならずに優遇策におまけができるんじゃないかという積極的な提案なんですよね。私は、ぜひともこれは執行部のほうで検討していただいて、実現に向けて努力していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 企業誘致、それから今現在誘致されております企業が市外にいわゆる流出しない、そういうことを本当に真剣に考えないとだめだと思っておる時期でございます。

 企業団地には、いわゆる工業団地と流通団地がございます。その団地の価値も相当違います。備前市の置かれておる地政学上に申しますと、残念ながらいわゆる東西南北軸から見ますと若干東に偏っております。そういうようなことで、なかなか流通団地までは難しいと思いますが、備前市が持てる力を総動員いたしまして、岡山県ともよく相談の上、このようないわゆる企業団地、工業団地等の造成等、あるいは既存の企業から土地等を分けていただく、あるいはそれを御紹介するというようなことを積極的にやっていきたいと思っております。

 ユニークさがないということも御指摘の点当たっておる、的が外れておらないと思っております。岡山県内の各市町村に比べて優遇策がいいかどうかじゃなしに全国のいわゆる県有地を初め市町村が持っておるそういう団地としてのいわゆる競争力があるものがつくれるかというところが大事だと思っております。

 実は、昨日も岡山県の大阪事務所の所長さんが参られました。商工観光課長と一緒にお会いをいたしまして、大きな企業でなくても30人から50人の企業でもいいんで、一つ川元所長、一つ御紹介等をお願いしたいということを昨日も申し上げているような次第でございます。

 また、東京の岡山県東京事務所、あるいは大阪事務所等にも職員等も派遣することも情報収集においては大事なことではなかろうかと思っております。そういうことも含めて、新しい視点で企業の誘致あるいは創業、地元の若い人あるいは独立した人が地元で新たな事業を創業していける、そういう点のことについてもよく相談を申し上げていこうと思っております。

 市の皆さん方のお知恵、そして議会の皆さん方のお知恵、情報、あるいは市民皆さん方にもいろんな情報をお持ちだと思っております。そのような情報を市がどのように収集するかということでございます。備前市の広報紙であります「広報びぜん」等も通じて市民の皆さん方に問いかけていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) ぜひよろしくお願いをいたします。ただ、そういうふうに30人、50人規模の企業でもいいから来てほしいというふうにお願いをする中で、そこに既存の優遇策にプラスして備前に来てくれたら上下水道料金が例えば5年間無料ですよというような、そういうセールストークがあればより実現性が高くなるというふうに思えますので、そういうことはぜひとも真剣に検討していただきたいと思います。

 それから、次の問題に移ります。

 旧日生病院の解体撤去に関してでございますが、先ほどの答弁ではまだ積算、方法とか積算をして、それから予算計上するんだという答弁でございましたが、もうこの話は去年の段階から出とんですよ。冒頭、先に質問をした中で、もう24年度で予算計上されるやに我々も当初は聞いておったんです。それが、25年になって25年の当初予算では無理、それから市長がかわったら6月補正で出てくるというふうに聞かされておった、それが出てこんからどうなっとんかということを聞きよるわけで、いまだに積算もされていないというのは、これはちょっと行政の怠慢ではないかなというふうに思うんですが、担当の方おられたら担当者に答弁をお願いしたいんですが、何でまだ積算できとらんのですか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 高橋産業部長。

     〔「病院なんですけどね」と17番橋本議員発言する〕

 武内副市長。



◎副市長(武内清志君) 旧日生病院跡地の利用につきましては、今年度で既存建物を解体、そして来年度から跡地を駐車場、そして道路用地として整備するという計画であります。新市長にはそのあたりの計画を既に説明させていただきました。そのための予算措置を次期議会に提案する方向で市長にお願いしてまいりたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) 了解です。次の9月定例議会に予算計上されるということですので、お待ちいたします。

 次に、防潮堤に関してでありますが、これは高橋部長にお尋ねをいたします。

 どうしても方針が変わらないと。つまり西岡前市長と同じような言葉で効果は出ておるんだと。私は効果はほとんど出ていないと。だから、無意味だというふうに言よんですが、効果は出ておる、あるいは地元から大変強い要望があってこの工事を進めておるんだと。どこにそういう強い要望があるのか、私は逆にお聞きしたいんですが。多くの人があの事業にこうやって眉に唾をつけて本当にこれでいいのかなというふうに思うとります。私が、再三じゃあ船着き場を限定して、船着き場のあの周辺でいつになったら安心できるんだというて聞いても、いやあわからん、そのうち、そのうちというてずっと延ばされる。

 もういいかげんにはこんな計画のずさんな、しかも莫大な費用をかける事業を私は見直すべきだと思います。それで市長、今度片上港で、片上港でこの事業をやろうとするわけです。日生がまだ海のもんとも山のもんともわからんのに片上にまた手をつけようとしとるわけです、県は。これ県の事業ですから、だけどやはり私らも伊原木知事を一生懸命応援しました。なら、もっと県民の、あるいは市民の税金を有効に使ってほしいんですよ、私は。だから、一度真剣に市長、日生に来て私説明をしますから。それと、今度来る台風3号はもうほとんど影響ありませんが、台風シーズンになったら年に1つや2つぐらいはちょっとした潮位の台風が来ますので、そのときにあの船着き場の周辺を見てください。海面がそこまで高くなくっても潮水が中へ入ってきとんですよ。そういう状況を見ていただいたら、私の言わんとしてることがわかります。

 1点お尋ねをいたします。

 中州川の河口付近にできる水門でございます。詳細設計はできましたでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 高橋産業部長。



◎産業部長(高橋昌弘君) 詳細設計につきましては完了しております。本年度は、下部の工事から着手する予定と聞いております。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 橋本議員。



◆17番(橋本逸夫君) ならば、その中州川河口の水門はいつ完成予定ですか。それが完成をしたら我々は安心できるのでしょうか、あのあたりは。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 高橋産業部長。



◎産業部長(高橋昌弘君) 完成は26年度の予定でございます。ゲートが完成したから全てあの地区が安心できるとは限りません。中州川の河口に設置しております。当然、ゲートが完了した後は内水排除の問題等も将来的には出てこようかと思います。

 以上であります。



○議長(尾川直行君) よろしいか──(はい)

 以上で橋本議員の質問を終わります。

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○議長(尾川直行君) 会議中途ですが、ここで暫時休憩いたします。

     午前10時30分 休憩

     午前10時45分 再開



○議長(尾川直行君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 次に、掛谷議員の一般質問を願います。

 11番掛谷議員。

     〔11番 掛谷 繁君 登壇〕



◆11番(掛谷繁君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 1項目め、吉村新備前市長にぜひ問いたいことがありますので、よろしくお願いいたします。

 それは、備前商工会議所会頭職を途中辞職を決断されましたし、またこれは少し聞いた話でございますので、恐縮でございますけども、家族の方からの出馬反対もあったやにも風の便りに聞きました。また、ちょっと高齢でもあります。こうした何点か、そのほかにもあるんでしょう。困難を乗り越え、なぜに吉村市長はどんな思いがあって市長に立候補されたのか、その思いと市長になられた今現在の心境についてお尋ねをいたします。よろしくお願いします。

 2項目め、施政方針の中からお尋ねをしたいと思います。

 1点目、行財政改革とコンパクトシティーについて。

 施政方針の初めにの中で市長は次のように言われています。職員の意識改革、つまり町を変えるには市役所が変わらなければならない。また、想像力を働かせ、先を読む。そして、市民との対話を通じ必要とされるものを提供しようとする感性を組織文化として育んでまいりたいと。この言葉は私非常に重く響いてまいりました。

 そこで、お尋ねしたいのですが、具体的にはどのように変えていく、取り組みをしていくのか、お考えをお示しください。

 また、財政改革の中でアウトソーシングやPFIなどの民間活力の導入について、具体的にはどのようなことを思っているのか。私は、今まで受託業務を計画的に取り込んでいくべきと提案してまいりました。施設の管理業務、給食調理員、ごみ収集業務、窓口業務等民間へ移行する、つまりアウトソーシングを慎重かつ積極的に取り組んでいくべきと考えております。市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 次に、コンパクトシティー、スマートシティーという概念を取り入れたまちづくりについて触れられておりますが、具体的にイメージするコンパクトシティーの地区は片上地区なのでしょうか。また、スマートシティーは伊部地区なのかどうか、どこを想定してのお話なのか、お尋ねをしたいと思います。

 2点目、子育て支援について。

 国が示された方針で、このたび備前市子ども・子育て会議を設け、取り組むことがありまして、すばらしいことだと思います。それと同時に、私は備前市として子供を産み育てやすい町をつくり、少子化にストップをかけることを高らかに宣言することを提案したいと思います。

 そういう意味で、子ども・子育てナンバーワンの都市宣言、もしくは子ども・子育て1番の都市宣言、またはチャイルドファースト宣言の町といった子育ての町備前市という情報発信を行っていってはどうか。そして、ぜひこの会議を実りあるものにして、実行と実現をしていただきたいのですが、市長御賛同いただければと、このように思います。お伺いをしたいと思います。

 3点目、世界遺産登録について。

 先ほど、同僚議員にありましたけれども、私はちょっと違った観点での話をさせていただきます。

 旧閑谷学校世界遺産登録に向けての新たなスタートを切っていることは、私は認識しております。本気でこの登録を目指すなら、予算をもっとつけて取り組むべきと思いますが、いかがでしょうか。

 また、市民への醸成や盛り上がり、さらにはボランティア活動や市内外へのPR活動など課題はたくさんあると思います。どのように前進への取り組みをされるのか、お聞きしたいと思います。

 また、私は水戸市、足利市、日田市へこの足で行ってまいっております。この3市と連携を復活させることはもう考えられないのか、見解を求めます。

 そういう意味で、市長はこの世界遺産登録へ今後市単独でこの旧閑谷学校の世界遺産登録を目指すのか、市長の本音をお聞きいたします。

 4点目、特定健康診査と特定保健指導について。

 備前市のこの事業の実施率は、県下ワースト2位という状況で、最悪ではないでしょうか。実施率向上に向け、具体的にどのように取り組んでいくのか、積極的に市民の健康予防に取り組むべき不断の努力をすべきだと思います。

 また、4月からはピロリ菌の除菌については保険適用となりました。健康項目にピロリ菌検査の項目がないのはどうしてか、お尋ねをしたいと思います。

 5点目、商工業、海運業についてであります。

 まず、先ほどありましたけど、企業誘致、この企業誘致のための工業団地というものは、備前市はできないんでしょうか。今後とも、一切お考えはないのか、お尋ねしたいと思います。

 次に、産官学で取り組むことを提案したいのです。

 例えばリチウムイオン電池や蓄電池の研究開発グループの集団の育成や企業集積の取り組み、また商業の活性化のため商店街のあり方など、大学や専門家との連携を行うなど、新しいまちづくりを産官学で取り組むことができないのか、市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 海運業では、新しい造船所への立地や船舶のインベントリーの取り組み、すなわち造船の、建造する造船の入り口から老朽化した船の解体の出口までの環境問題を総合的にプロデュースするインベントリーについて、そういった日生には潜在的力を持っていると認識しております。日生海運業と行政が、もっと行政が力を入れて取り組んでいくべきと考えます。市長の見解を求めたいと思います。

 6点目、土地利用などについて。

 浦伊部の区画整理事業について、地元の意識調査を行うようであります。どのような項目の調査なのか、また地元の理解が得られるようであればどんなプランニングをしていくつもりなのか、将来像についての考えられる範囲で結構でございます、市長にお伺いをしたいと思います。

 7点目、都市公園について。

 グラウンドゴルフ場の施設整備を検討するということですが、高齢者の愛好家にとっては喜ばしいと思います。私も賛同です。そこで、いつごろどこにこの施設をつくる予定なのか、また施設の適正管理、投資の平準化、ライフサイクルコストの低減とはどういう意味なのか、わかりやすく教えていただきたいと思います。

 8点目、公共交通について。

 デマンドタクシーやデマンドマイクロバスなどの運行について、公共交通会議ではどのような議論がされ、どのようになっているのか。岡山県内では総社市、和気町など実施市町村は13地区に及んで好評と聞いています。備前市ではどうこのデマンドタクシーなどについて考えているのか、お尋ねをしたいと思います。

 また、軽ワゴン車の電気自動車などを利用したデマンドタクシーも走らせていけば、環境と地域と人に優しい公共交通として考えてもよいのではと思っております。市長にお考えをお聞きしたいと思います。

 3項目め、福祉の充実についてでございます。

 1点目、風疹対策について。

 最近、風疹に感染する若い方、20代及び30代から40代に多く、社会的に大きな問題となっております。予防接種ワクチンに対する費用は、約1万円程度と聞いております。特に、妊娠を希望する女性や夫には、ぜひ公費助成実施をお願いをしたいと思います。市長の答弁を求めたいと思います。

 2点目、孤独死対応について。

 今、ひとり暮らしの高齢者の孤独死がふえています。備前市では、昨年中、もう大変不幸なケースでございましょうけれども、そうしたケースがあったのかどうか。あれば何件そういうことがあったのか、わかれば教えていただきたいし、備前市でも今後取り組む必要があると考えます。

 これは群馬県高崎市で独居高齢者の方を対象に、緊急通報装置や安否確認センサーを用いて高齢者への見守りシステムを行って注目を集めております。今後、備前市でもこんな取り組みについて参考にしていってはどうか、お尋ねを担当者に求めたいと思います。

 3点目、ひきこもり支援について。

 ひきこもりの子供の支援は大変難しい問題です。また、成人者も年々多く発生しているところであります。備前市には、こうした子供のひきこもりに対しての具体的な窓口はないと認識しておりますが、市役所内にぜひ担当窓口をつくり、ひきこもり支援をしていかなくてはならないと考えますが、担当部長にこの点についてお聞きしたいと思います。

 4点目、障害者などの弱者に就労支援、障害者ひとり親の助成、子育て世帯などの方への就労支援について。

 瀬戸内市などでは市役所内にハローワークと共同し、相談窓口を設けて就労支援を行っております。こうした取り組みを備前市でも起こってはどうか、市長に見解を求めたいと思います。

 5点目、病後児保育の実現について。

 小さなお子さんが病気になりますと、働いている親は子供の面倒を見るために仕事に行けないという状況になっています。こうした子供の病気のときや病後の保育の仕組みを考え、子育て支援を充実すべきだと考えます。子育て世代のニーズに応えていくべき大切な事業だと思います。市長はどのようにお考えなのか、見解を求めます。

 4項目め、教育の町にふさわしい取り組みについて。

 今、次の10年を考える備前市の総合計画案が検討されております。その中で、テーマは教育を中心とするまちづくりというようなことでございます。

 そこで1点目、挨拶運動の徹底推進の提案です。

 私は、毎朝とはいきませんが、通学路に立ったり、子供を学校まで送る安全・安心ボランティア活動をしておりますが、校門に立って迎えておりますが、元気よく挨拶する子もいれば、挨拶ができない子もおります。挨拶運動を徹底的に推進すれば、明るく元気な子供がいっぱい出てくると私は感じております。こうした挨拶運動の徹底の提案をいたします。教育長の見解を求めます。

 2点目、タブレット端末利用の学習について。

 このたびICT関係の更新を行い、充実したパソコン環境、ICT環境になると聞いております。私は、ずっと前からタブレット端末を利用した学習ができる環境を実現してほしいと申してまいりました。この件は、どのようにお考えになり、今なっているのか、教育長の見解を求めます。

 3点目、英語教育の低学年からの実施について。

 英語教育は、幼児のころからの英語教育が効果的だと言われています。私は、小学校1年からでも英語教育が実施されるよう望み、提案してまいりました。将来、市単独で計画的に少しずつできないのか、市長のお考えを求めたいと思います。

 4点目、がん教育の推進について。

 今、日本では死亡率が一番高いのはがんです。子宮頸がんなどについて、またその他のがんについても小さいときからの教育を推進するべきと考えますが、いかがでしょうか。

 5点目、図書館建設と電子書籍、ICT化について。

 図書館建設については継続的に検討していると認識しております。現在の検討状況はどうなっているのか、お知らせください。

 次に、電子書籍の導入も検討しているようでありますが、どのようになっていくのか。ICT化についてもどのようになっていくのか、教えていただきたいと思います。

 6点目、論語、備前五訓について。

 論語には覚えやすいものや意味の深いものがたくさんございます。その中から5つを選び備前五訓とし、小・中学校で読誦や斉唱したりすることで道徳心が根づくことが期待できるのではと提案いたします。いかがでしょうか。

 私は、五訓にこだわる根拠は特にございません。たくさん覚えるのが大変なので、5つ程度と、こういうようにしたわけでございます。市長は、どのようにこの論語の取り組みについてお考えか、見解を求めたいと思います。

 5項目め、防災・減災の取り組みについて。

 1点目、自己防衛対策の呼びかけと実行について。

 南海トラフ巨大地震について、この地震については南海トラフ地震予知は困難との見出しで新聞1面に掲載されました。その中で、大規模災害に1週間以上の家庭用備蓄は必要との国の有識者会議での発表がありました。行政だけでは到底対応できることはできません。こうした自己防衛対策を呼びかけることが絶対に必要であると私も思います。家庭用備蓄を1週間分以上、どのように市民にわかってもらい、実施するのか。災害の被害が比較的少ないと思われる備前市ですが、市民にどの程度求めていくのか、市長の見解を求めたいと思います。

 2点目、みんなの防災手帳の発行について。

 東北大学の先生が中心となって津波が発生したときなどに対するみんなの防災手帳というものが発行されております。家族を守り、生きる力を持てる、実にすばらしい冊子、手帳でございます。そういう内容にもなってございます。備前市でも検討してよければ採用してはどうか、提案をしたいと思います。

 3点目、小学校単位で子供と一緒に地域防災を考えることについて。

 小学校の子供と地域の大人が一緒に防災について考えるという取り組みが、たしか伊里小学校では行われているようでございますが、その他の備前市内の小学校区では行われていません。今後、実施してはどうか、市長のお考えはどうでしょうか、お尋ねをいたします。

 4点目、沿岸部の地震、津波、高潮対策の早期実現を。

 近年、高潮もふえておりますし、沿岸部については早期にソフト、ハード両面で対策を実現していかなければならないと考えます。特に、ソフト面の避難経路、避難場所、要援護者支援体制の確立や避難訓練を早期に組織体制を整えて、地域ごとに実施すべきと私は今までも提案してまいりました。取り組みが遅いと思っております。この問題、どのように考えているのか。従来からの経緯からして副市長に執行部としての見解を求めておきたいと思います。

 5点目、防災公園について。

 防災の観点から、避難場所の提供をするためにも防災公園が必要と考え、提案をしたいと思います。

 これは総合計画の審議会のメンバーからの提言もあったように私も記憶しております。ぜひ検討していただき、実現できればと要望したいと思っております。市長のお考えを求め、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、掛谷議員の御質問に簡潔に順次お答えいたしますが、先ほどは私自身初めての答弁を行いました。御理解を賜ったかどうか、反省もあります。これからもどうぞよろしくお願いしたいと思います。

 1番目についてでございますが、どんな思いで市長に立候補したのかとの、その思いと市長になった今の心境はどうかについてでありますが、立候補に至った一番の思いは、やはりこの地域における疲弊感と衰退ムードの漂う今の備前市の姿を見て、どうにかして元気を取り戻したい、活気とにぎわいを取り戻したいという率直な思いからでございます。

 今の心境については議員各位と同じくするところで、備前市及び市民のお役に立ちたいという思いが、毎日毎日強くなってきております。

 2番の1点目でございます。行財政改革とコンパクトシティーについてでありますが、職員の意識改革については、まず町の捉え方を変えることから始めなければならないと考えています。合併からの8年間は、旧備前、旧日生、旧吉永で進めてきたまちづくりの流れを継続していくことに主眼が置かれていたため、それぞれのエリアを区別して考えてしまう傾向にあると感じておりました。備前市が一つとなるためには、その意識をまず変えていく必要があると感じたことから、市役所が変わらなければならないということを職員に伝え、お願いをしております。

 また、市民との対話を通じ、必要とされるものを提供しようとする感性とは、お客様の声を生かした商品づくりと言いかえられ、長年民間企業の経営に携わっている私の経営理念であり、そうした民間的な感性を徹底させたいとの思いから述べさせていただいた次第であります。

 次に、民間活力の導入についてでありますが、何もかも行政が行うのではなく、民間企業はもとより地区や各種団体の力を導入し、大事なことはスピードや質といった部分を向上させてまいりたいと考えております。つまりこれまでの行政が専ら行ってきた分野について、行政と民間の役割分担を明確にした上で、民間にできることはできるだけ民間に委ねることを徹底し、民間の知恵や資金などの活力を導入することで効果的な質の高いサービスの提供につなげてまいりたいとこれから考えております。

 次に、コンパクトシティー、スマートシティーについて、具体的にイメージする地区についてはとのことですが、今ここで具体的な地区名を申し上げられる状況にありませんが、歩いていける範囲を生活圏として捉えますと、小学校区以下の単位で比較的まとまった町並みが形成されている地区が該当するものと考えております。

 次に、2点目でございます。

 子育て支援について、子育てに関する宣言をしてはどうかとの御提案についてでありますが、今後本市の子ども・子育て支援事業計画を策定していくプロセスの中で貴重な御提案として受けとめさせていただき、可能かどうか検討してまいりたいと考えております。

 ただし、現在本市で策定中の総合計画では、教育のまち備前を前面に出していこうとしておりますので、そのイメージとの整合性を図っていきたいと考えております。

 次に3点目、世界遺産登録についてでありますが、旧閑谷学校世界遺産登録に向けた予算は、毎年度必要となる経費を計上させていただいております。将来、増額が必要となる場合も想定されますが、その際はお諮りいたしますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 次に、PR等の課題につきましては、旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会において今年度新たにホームページを作成すると聞いております。

 また、指定管理者であります顕彰保存会においても閑谷の朝の日曜論語や文化講演会が開催され、史跡ボランティアの皆さんも大変活躍されておりますので、これらの団体と世界遺産登録推進に向けた連携をこれからも図ってまいりたいと思っております。

 次に、水戸市、足利市、日田市との連携についてでありますが、従来どおり情報交換を目的とした会議等については積極的に参加したいと考えております。世界遺産登録に向けて現時点では閑谷学校単独で提案する方向ではございますが、これからも検討課題と思っております。どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

 4点目、特定健康診査と特定保健指導についてでありますが、これまで健診期間の延長や未受診者へのはがきによる個別勧奨などの取り組みを実施してきたものの、議員御指摘のように低い実施率となっております。

 そこで、今年度は自己負担額を1,600円から1,000円に引き下げることとしました。あわせて、新しく受診を呼びかけるポスターも作成し、掲示してPRに努めるとともに、医師からも受診勧奨をしていただくよう医師会に協力依頼するなど、実施率の向上に向けて取り組んでまいりたいと思っております。

 次に、特定健康診査へのピロリ菌検査の導入についてでありますが、あくまで特定健康診査は生活習慣病健診と捉えておりますことから、今のところ導入は考えておりません。

 ただ、今回保険適用となったことから、今後国の指針等に取り入れられれば市としても検討したいと考えております。

 5点目でありますが、商工業、海運業についてでありますが、まず企業誘致のための工業団地については震災以降岡山県の人気が高まっており、また景気の明るい兆しが見える中で、企業ニーズを捉えたものを早い時期に検討してまいりたいと考えております。

 次に、新しいまちづくりを産官学で取り組むことができないかとの御質問についてでありますが、本市では計画策定などの一部の業務で大学教授に参画いただき、アドバイスを受けるなど、大学との連携を図っているところであります。今後、これをさらに拡大し、御案内のように産官学の取り組みにしていくことは、積極的に可能であると考えております。

 また、それにはまず将来もこの町に住みたいと思うような町のあり方を目標、計画が明確になってから、産官学連携が必要であれば検討するという段階になろうかとも考えております。

 また、御案内の海運業の振興についてはどのような方策を打ち出すべきかを明確にするため、海運業者の組合等と綿密な協議を持ち、必要であれば専門家を交えて協議連携を検討してまいりたいと考えております。

 次に、6点目でございます。

 土地利用等についてでありますが、伊部、浦伊部地区土地区画整理事業につきましては、昭和49年に都市計画決定され、事業着手しようとしましたが、これが現在に至っております。

 当該地区は、都市計画決定されたことで建築開発等の行為が制限されるなど、課せられたままとなっております問題点もあります。この地区が備前市において要衝の地であることから、現在の社会情勢に合わせて計画を適正に見直し、土地の有効活用を図っていく必要があると考えております。

 現段階では、具体的なプランは白紙でございますが、調査を実施し、その結果を踏まえた上で必要に応じて専門家の知恵もおかりして、方針決定をしていくことだと思っております。

 7点目でございますが、都市公園についてでありますが、現在グラウンドゴルフ場のニーズが多いことから整備を進めていきたいと考えておりますが、きょう現段階で具体的な計画を御案内するに至っておりません。

 今後、都市公園だけでなく、市内全域で適地を選択するとともに、整備計画についても検討してまいりたいと考えております。

 また、都市公園施設については今年度4公園について長寿命化計画を策定する予定であり、施設の現状調査と改修計画策定を行いたいと思っております。その後、この計画に基づき各公園の修繕等の対応を計画的に進めていくことにより、それぞれの施設の延命化が図られることで単年度に予算が集中せず、財政負担が平準化されるとともに維持管理コストが軽減されるものであろうと思っております。

 8点目、公共交通についてでありますが、デマンドタクシーやデマンドマイクロバス等については、今後地域にふさわしい運行方法を検討するに当たって一つの選択肢として捉えております。今後、具体的な地域での運行再編計画を作成するに当たり、運行地点においてのその地域にふさわしい運行方法が何であるかを議論する中で検討していく所存でございます。

 軽ワゴン車や電気自動車を活用したデマンド交通については今後の課題とさせていただきたいと思っております。

 3番、1点目でございますが、風疹対策についてでありますが、ワクチン接種への助成は現在岡山県内で実施している自治体はないように伺っておりますが、今後他市の状況等を見ながら検討したいと考えております。

 2点目、孤独死対策についてでありますが、本市では昨年中に残念ながら1件の高齢者の孤独死がありました。群馬県高崎市の取り組みを参考にしてはとのことですが、本市ではそれに類似したあんしん電話システム事業を既に実施しております。これは家庭にある電話機に機器を設置し、利用者に異常があればボタンを押すだけでセンターへ通報が入り、対応するものであります。しかしながら、緊急の場合にはボタンを押せないことも想定されることから、今後は人感センサー等の機能追加についても検討していきたいと考えております。

 4点目、障害者等弱者への就労支援についてでありますが、本市においては障害者の方、ひとり親の女性の方、生活保護受給者の方等の雇用支援と促進を図るため、近接しております東片上のハローワーク和気備前出張所への紹介等を行っているところであります。今後はハローワークとも連携し、月に1回程度市役所内での出張就労相談を行うことについて、当局と協議してまいりたいと思っております。

 次に、5点目でございます。

 病後児保育の実現についてでありますが、病後児保育を必要とするお子様に対し、適切な処遇ができる施設の確保や専門に担当する看護師等の配置が必要になってまいりますので、現在のところ残念ながら実施できておりません。今後、市内の小児科を専門とする医療機関を中心に、事業実施に向けた協議を進めていきたいと考えております。

 3点目の英語教育の低学年からの実施についてでありますが、現在5年生、6年生において外国語活動は必修科目として年間35時間程度実施されています。低学年においては必修ではありませんが、おおむね各学年10時間程度既に実施しているという状況だと聞いております。

 先日、国の教育再生実行会議において外国語活動の実施学年の前倒し等の提言が安倍首相に出されたところです。市としては、国レベルで小学校英語教育の推進が実現するまで現在の取り組みを継続し、そのときに備えていきたいと考えております。よろしく御理解を願いたいと思います。

 6点目、論語備前五訓についてでありますが、議員のおっしゃるとおり論語には覚えやすいものや意味深いものが多くあると思っております。現在、各小学校では新学習指導要領により古典に親しむという時間があります。既に論語の朗誦や暗唱を行ったり、論語かるたを利用したりしております。

 5つを選んではという御提案ですが、新たに選ぶまでもなく、各校で工夫し、自主的に多くの論語に親しむよう取り組んでおりますので、その点も御理解をお願いをしたいと思っております。

 5番、1点目の自己防衛対策の呼びかけと実行についてでありますが、自分の命はみずから守る、自分たちの町は自分たちで守るという考えで、食料品の備蓄につきましても出前講座、防災訓練、備前市の広報紙、ハザードマップへの記載などを通じて周知していきたいと考えております。

 その2点目でございます。みんなの防災手帳についてでありますが、備前市では過去に防災対策総合ガイドブック、ハザードマップ等を各家庭に配布しております。重要なことは、身近に置くことができ、いざというときに活用できるものでならなければならないということです。今後の発行物等につきましてはそのあたりを考慮し、防災手帳も参考に、見やすいもの、活用しやすいもの、そばに置けるものというような観点から考えていきたいと思っております。

 5番の3点目でございます。小学校単位で子供と一緒に地域防災を考えることについてでありますが、昨年度伊里小・中学校、こども園において国のモデル事業として地域の方から伊里で発生した災害についての聞き取り、津波避難訓練の公開、避難所開設の訓練を行っていました。この取り組みは、子供、地域の方双方の防災意識の高揚が図られ、大変有効であったと聞いております。

 災害発生時、学校に子供がいるときは、基本的に教員が対応します。そのため、学校での指導とともに各地域の自主防災組織が主体となり、子供も含めた取り組みができるよう、市として自主防災組織への支援を今後ともしてまいりたいと考えております。

 5点目の防災公園についてでありますが、これからの都市公園においては掛谷議員の御指摘のとおり災害時物資の中継や、備蓄のための基地としての機能や、避難者を収容する避難地の機能などを有する防災公園の整備が求められており、新総合計画の取り組みにおいても防災機能を有する多機能な公園の整備を掲げているところであります。

 また、国においても政策として推進していくとしていることから、補助事業による整備も可能になると考えられ、今後他市の実情も考えながら既存の公園施設の活用も含めまして、この防災公園の整備をできるだけ早く実施検討してまいりたいと考えております。

 以上が答弁でございます。よろしく御理解を賜りたいと思っております。

 他につきましては、また担当部署のほうから御報告をさせていただきます。



○議長(尾川直行君) 武内副市長。

     〔副市長 武内清志君 登壇〕



◎副市長(武内清志君) 私からは、5番、防災・減災の取り組みで4点目、沿岸部の地震、津波と高潮対策の早期実現についてお答えします。

 まず、高潮対策事業については東備港、日生地区での事業の継続を要望していくほか、準備段階として片上地区を海岸保全区域に指定することとしております。

 ほかの沿岸地域につきましては、過去に被災した国道250号沿線などを優先的に要望していくこととしております。

 また、減災の考えに基づきましてソフト面の推進が急務であり、出前講座、防災訓練、市広報紙での自助、共助の考えの周知、自主防災組織の育成強化、また本年度中に作成予定の津波ハザードマップを避難の参考としていただきたいと考えております。



○議長(尾川直行君) 土山教育長。

     〔教育長 土山球一君 登壇〕



◎教育長(土山球一君) それでは、私のほうから4番の教育のまちにふさわしい取り組みについてお答えをいたします。

 まず、第1点目の挨拶運動の徹底推進の御提案については、本年度県において『目指せ「あいさつ日本一!」プロジェクト』が実施され、備前市も参加することになっております。

 現在、啓発用のぼりが届いており、ちょうど昨日も片上小学校においてこの運動を行ってまいりました。教育委員会といたしましても、それらのぼり、また今までのボランティアの方々と協力し、挨拶運動の機運を一層高めるとともに、気持ちのよい挨拶のできる子供の育成を図っていきたいと考えております。

 続いて2点目、タブレット端末利用の学習についてお答えをいたします。

 学校のICT環境については、昨年度末全ての教室に50インチモニターとパソコン、デジタル教科書、実物提示装置等を整備したところです。5月、6月の学校訪問で、既にかなりの数の教員が活用しており、従来の授業とは大きく変化しております。

 タブレット端末については、既に導入している自治体や学校がありますが、まだその数は少数です。導入校のこれまでの研究から、特別な支援を要する子供等の個別学習や定着のためのドリル学習、算数の図形学習、また共同学習等に効果があると聞いております。しかし、導入に当たってはネットワーク構築などインフラ整備、教育ソフトの導入、教員のスキル研修、教員をサポートするICT支援員の配置等の環境整備が必要です。

 今回の整備により、ICT環境の95%は達成されています。現在、先生方が研修会の参加や授業での活用を通して必要なスキルを身につけている状況です。まずは今回整備した機器が日々の授業で有効に活用されることが先決であると考えております。当然、議員がおっしゃるように次の目標はタブレット端末の導入でございます。

 次に4点目、がん教育の推進についてお答えをいたします。

 小さいころからがんについての教育の推進をという議員の御提案をいただいたところですが、我々も健康な体づくりに向け、教育の力が大きいと認識しております。現在、小・中学校の保健の授業において生活習慣病予防の学習があります。例えば中学校では教科書に喫煙や動物性脂肪のとり過ぎ、塩分のとり過ぎ、食物繊維や緑黄色野菜の不足ががんにつながるとの記述があり、子供たちは正しい生活習慣ががん予防につながらない(「つながる」と後刻訂正)ことを学習しております。

 また、お話の子宮頸がんにつきましては、ワクチン接種が本年4月に国の定期接種となりました。既に保健課が接種の勧奨案内を各家庭に送付しており、養護教諭等が生徒からの相談に応じております。今後とも、授業や個別相談を通じ指導を継続してまいりたいと思います。

 5点目、市立図書館の建設についてでありますが、本年2月議会の一般質問でお答えをいたしましたが、新図書館を建設するという方向についてはいまだ未定であります。

 次に、図書館のICT化についてでありますが、利用者が備前市市立3館の蔵書がすぐに検索でき、ホームページ上で予約できるシステムを整備していることとインターネットを利用した県立図書館を初めとする県内35図書館をつないで蔵書の相互貸し出しができるシステムに参加している点が、現時点でのICT化の主なものと考えています。

 電子書籍につきましては、個人レベルではかなり利用が進んできましたが、図書館での電子書籍というものは、現在のところ全国的に見てもサービスを行っているのは13館にとどまっており、岡山県下では実施しているところはありません。まだ、ルールが確立しておらず、著作権法等出版業界との事情もあり、蔵書数も非常に少ないのが現状です。しかし、図書館でのインターネットを介した電子書籍はいつでもどこでも本を借り、返すことができるメリットがあり、今後普及することが予想されますので、他の図書館とも連携して調査研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 金光保健福祉部長。

     〔保健福祉部長 金光 亨君 登壇〕



◎保健福祉部長(金光亨君) それでは、私から3番の3点目、ひきこもり支援についてお答えをいたします。

 相談窓口につきましては、現在でも市の保健師、また委託先の地域生活支援センター「パレット」の相談員が随時相談に乗っているところであります。心と体の問題については長期的に継続して支援することが大切でありますので、県、NPO等と連携しながらきめ細やかな支援を行ってまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) よろしいか。

 質問中途ですが、この際暫時休憩いたします。

     午前11時43分 休憩

     午後1時00分 再開



○議長(尾川直行君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 先ほどの掛谷議員の一般質問の答弁に関し教育長より発言訂正の申し出がありますので、この際許可いたします。

 土山教育長。

     〔教育長 土山球一君 登壇〕



◎教育長(土山球一君) 先ほど、掛谷議員の教育のまちにふさわしい取り組みについて、?のがん教育の推進についての答弁の中ほどで、子供たちは正しい生活習慣ががん予防につながらないことを学習していますというように答弁いたしましたが、全く逆で、子供たちは正しい生活習慣ががん予防につながることを学習していますというように訂正させていただきます。失礼いたしました。



○議長(尾川直行君) 教育長の発言が終わりました。

 ただいま教育長から申し出、陳謝のありました訂正部分については、後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。

 これより掛谷議員の再質問に入ります。

 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) それでは、再質問をさせていただきます。

 1番目の吉村新備前市長に問うということで、答弁がございました。地域の衰退を見て元気な町、活性化する、にぎわいをもう一度取り戻したいという思いで出馬された。また、今の心境はともかく市民の皆様にお役に立ちたいと、そういう毎日であると。本当にすばらしい私は言葉だと思っております。

 そこで、これは全体的に、僕は2番目なんですけど、やはり行政の、税金を使う事業ですから、やはり慎重な上にも言葉を選び、検討するというようなことが答弁で多いわけでございます。市長は、選挙戦等では突破力でこの町を変える、スピードだと、このようなことをおっしゃられておりますので、その辺のところを今心境では皆様の、市民のお役に立ちたいということと、心境の中に自分が本当にやりたくてもなかなかやれないジレンマなんかがあるんじゃないかなと。そういうところの心境というか、何か幾ばかりの不満ではありませんけども、難しさがあるんじゃないかと、行政というところの。その辺のところの心境はいかがなもんか、ちょっとわかれば教えていただきたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) それでは、お答えをいたします。

 今、御指摘のように、私の備前市及び市民に対する熱き思いは、これからスタートしたばかりでございます。突破力、スピード感、それからコスト意識、そういうものを持っていきます。そのためには、行財政改革も必要でしょう。また、備前が一つのエリアとして皆さんと一緒に協力をしていかなければならないと思っております。そのような形でこれから検討するというようなことではなしに積極的に前進をしてまいりたいと思っておりますので、議員諸氏におかれましても御協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) わかりました。頑張っていただきたいと思います。私どもも頑張ります。

 2つ目の行財政改革のところに参りますけれども、私は市長が言っておられますように、市役所をまず変えていかねばなりませんと。お客様への感謝と、そしておもてなしの心でしょう。民間への感性の徹底とか、そういう答弁もございました。私は、そこでもっと具体的なことをお聞きしたいんです。

 例えば一番は、市民の皆様がこの役所に来るわけです。そのときに、どういうふうな気持ちで職員、議員もそうですけども、どういう気持ちでお客様、市民への対応をするのか。もっと簡単に言えば接遇ですね、行動、言葉遣い、そういう意味のところを変えていかなきゃならないと。まずはそういうところをどのように変えていこうか、いわゆるお客様へのサービスを、おもてなしの心というんか、そういうものをどうやって提供していくか、変革していくのか。

 一例をもっと言えば、机の向きもお客様、市民と並行になるように、見える、こういう直角じゃない、並行ですね、対面すると、そういう机を一つ変えるだけでも違うわけですね。そういうところはどのように具体的に本当に考えていこうとされているのか、いわゆる接遇、その辺はどういうお考えがあるか、ちょっとお聞きします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) まさしくまちづくりは我々市民全員がこれから頑張っていかないと地域間競争に負けると思っております。そして、市民の皆様方が主役であるということを、必ず私自身肝に銘じてこれからまいります。

 また、おもてなしというところがまちづくりの風格をつくっていくと思っております。外から見たときに、備前市内に入ったときにどのように備前を感じておられるか、感じていただけるかというようなところも大事と思っております。具体的な市役所の機構改革等も含めてこれから変革、改革をしてまいりたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) もう一点、それは顧客サービスという意味での行革。もう一点、政策的なことについてお伺いしたいんですけども、企画課がございますけれども、なかなか将来展望を練るような企画課にはなっていない。定住自立圏のこととか、現在からちょっと将来はこうだという、ある程度決まったようなことをやっているわけですね。

 そこで、2つほどお聞きしたいのは、政策監という方がおられます。このお仕事は何をされてんでしょうか。どんな仕事をされている、何を目的に。と同時に、やはりシンクタンクのようなものを、企画課ですからやはりシンクタンクがあればこそ備前市の将来のことはそこである程度有能なメンバーが集まって、市長のもとでそのテーマを投げかけて、そして練り上げていくと、こういうものが必要だと思うんですね。そういう意味でシンクタンク課とか、政策監はその長なのか、その辺もあわせてどういうお考えなのか、ちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) まさしくまちづくりは合併9年目にある意味では新しいスタートを切ると思っております。すなわち総合政策的な戦略室を設けなければならないと思っております。県あるいは国に対していろんな要望を具体的に申し上げていかなきゃならないと思っています。そのためには、今御指摘の政策監の方には本当に直接私が自分の言葉でいろんな政策づくりのキーパーソンになっていただくつもりでございます。

 また、この総合政策、戦略的な組織をできれば次の議会に、いわゆる条例の改正を含めて組織の変更の一部の提案をしたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) ぜひその点も備前市がよくなるためにはどうぞ改革をしていただきたいと思っております。

 もう一点、行革の中でお尋ねしたいことがあります。

 必要な部署には必要な職員が配置されるべき。失礼ですけど、どことも大変なんですけども、これから職員をふやしていくということはなかなか厳しい。これは前々から私は言っていますが、やはり投資的に、また安全・安心のそういう意味では防災係がいつまでも防災係ではいかんと、総務課の中の。やはり危機管理室、危機管理課、これはやはりこれから地球温暖化と言われている時代、さまざまな地震、津波とか、それ以外にいわゆるウイルスであるとか、そういう危機管理というのが非常に求められているわけですよ。それをただ防災課、防災係だけでとどめ置くというのは、私は玉野市や瀬戸内市等では既にそういうものはちゃんとやっているわけですよ。

 観光課にしても、観光、観光って言っていますけども、でも商工観光課なんですよ。これやはり観光を本気でやろう思ったら、やはりこれは増員が要るんですよ。ですから、ほかにもあるとは、私は今のところそういうところは増員ないし組織をきちんとした形として対応していくべきだと、これ持論があるんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほど申しましたように、組織の変更を含めていわゆる他市も参考に実はもうスタートをさせております。行政改革の担当の部署も呼んで指示をしております。9月には新しい御提案をさせていただきたいと思っております。その中には、危機管理等の組織変更も考えております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) これは回答はよろしゅうございますけど、いわゆる民間活力の導入ということもあわせてぜひ頑張っていただきたいと。

 次に参りますけども、コンパクトシティー、スマートシティー、この辺のところが市長の答弁では全体的には歩いていける範囲のようなことだということで、どこだということは言われませんでした。ただ、ごく自然に思いますのは、やはりコンパクトシティーとなれば日生もそうでしょうけど、片上、伊部がそういうところには該当はするかなと。特に、片上地区の疲弊というものは激しいものがあります。特に、アルファビゼンが、これがいわゆる倒産というか、そこからもうがたがたがたっと片上地区は本当に崩壊をしていっているわけです。アルファのことを口にするといろいろ問題もあります、そら。

 そこで1点だけ、例えばコンパクトシティーが片上であれば、このアルファビゼンの問題は大きな、大きな問題です。これをいつまでももう生殺しではいけない。私は、ここで提案をちょっとさせていただくのは、市役所が入るんが一つとか、複合的にするんが2つと、3つ目にはやはり取り壊しと。4つ目もあるかわかりませんけど、はっきりやはりしていかなきゃならない。

 ということで、私は提案をしたいのは、もう取り壊しも含めたシミュレーションをしていただきたい。それはやはり予算を、コンサルがいいんか、建築家がいいんか、私もプロじゃありません、わかりませんけれども、やはりちゃんとした人が見てどういう形のものがいいか、ABCD、そういった案をシミュレーションをつくりながら、それにプロがきっちりとそれを査定するというか、シミュレーションをつくると。やはり税金は要ります。ここまで税金を投入するなということは何もできません。予算づけをして、アルファがそういうコンパクトシティーの中心ということならば、ぜひそういうことでどうするのかの予算づけを思ったりしますけど、いかがなもんでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) コンパクトシティーにつきましては、もう少し小さな単位だと思っております。片上とか伊部という単位ではちょっと大きな単位ではないだろうかと思っております。

 スマートシティーは、俗に言うエコシティーでございますので、その辺は十二分に御理解をしていただきたいと思っております。

 片上のアルファビゼンにつきましては、ちょうど旧備前市が購入する前後に市の上層部においてその活用も検討されたように伺っております。そのときの青写真も含めて地域の活性化にどのように寄与できるか、具体的に市の皆さん方と相談をして答えを出したいと思っております。よって、それに必要な予算等も9月の議会にお願いをすることになろうかと思います。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) わかりました。よろしくお願いします。

 次に、子育て支援に参りますけれども、ここでは子育て支援の会議を計画を立てると、国の指針の中からこういったものが出てきているわけです。ぜひ市長の公約等では今3万8,000人弱の人口を4万人程度に引き上げたい。非常に全国で人口が減っていく、それを逆にふやすと、そういう構想を持っとられるようですけども、そういう意味でぜひ子育てのナンバーワンの町ということを宣言をやはりすることによって、じゃあどうしたらできるのかというふうな知恵が出てくると。会議、審議会等はまあまあ普通の、特別すごい議論がどんどんどんどん出てくるもんじゃなかなかないと思うんですよね。しかし、市が本気度がこういう宣言をしてやるんだと。それにふさわしいような意見を出してくれと、こうあるべきだという意味で私は会議の中でそれを決めるんじゃなくて、先に宣言をして、それにふさわしい会議をやってくれと、これは私はそういうことを提案をしているんですよね。どう思いますか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 子育て支援等につきましては、もう本当に喫緊の課題と思っております。その中で、いわゆる備前市の人口増につなげる方法はよく言われます。定住化構想を早く具現化することだと思っております。すなわちまちづくりを決めないと、なかなか定住化も難しいと思っております。

 一つの例を申し上げますと、例えば一度観光に来ます。リピートで来ます。1泊します。連泊します。滞在型になります。そして、定住する。そういうような形のまちづくりを行っていかないと、なかなか外からの人口増は難しいと思います。

 また、市の中で魅力ある教育の町をつくらないと、多くの若い夫婦は市外に出ていく可能性があります。そのようなことを総合計画の中にあらわしていきたいと思っておりますので、一つお知恵も拝借したいと思います。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) ぜひ子育てというのは少子化問題としては非常に大切だ、観光とかそういうのも大切ですけれども、内々のことですので、内々をどうしてやるか、ぜひお願いします。

 次は、世界遺産登録の話なんですけど、これ橋本議員からもあったんですが、確かにもう1,000、世界では世界文化遺産が1,000に近いんですよね。よく言われるのは、もう1,000ぐらいでいいじゃないかと。ことしからは、日本は2つから1つに日本は減されるんですよ。もう暫定リストに入っているんが、もう7つも8つもあるわけですよ。そんなことをやっていたら、もう10年以内にはできる可能性はないんですよね。はっきりしているんですよ。だけど、前の市長は世界遺産は私死ぬ気で、死んでもやると、そういうこともおっしゃいました。市長、死んでもやるかどうか、それは別として、私はやはり模索をされていったほうがいいんじゃないかと。

 やはり単独、私もきのうたまたま閑谷学校へ行きました。結構来ておりました、学生も。非常にいいです、確かに。だからといって単独で本当に大丈夫なのか、連携がいいのか、3市、今全部で4市ですけど。これは本当にしっかり議論してもらいたいんですよ、トップのほうが。これは私たちが議論する立場にないんです、その連携とか単独で。それはもう今は単独でいくというように決めているんですよ。もとへ返せというようにはすぐになりませんよね、それは。すぐにはなりません。だけど、そこはしっかりと高所大所、いろんな文化庁やら県やら関係者、よくよく考えて、どうしたら世界教育遺産の実現が可能なのかということが大事だと思います。もう一度そこをわかりやすく答弁を願います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) まさしくそこが一番悩ましいところでございます。現実の問題としまして、世界遺産登録が一歩でも近づいたというような認識はありません。近いうちに茨城県の水戸、そして栃木県の足利の商工会議所の会頭さんが御訪問をされる予定を聞いております。そのお話も出ようかと思います。

 また、文化庁等のいわゆる示唆として、このような都市と一緒になって世界遺産を登録されたらどうですかというようなことを以前岡山県の幹部の方からお話があって、一時3つの都市が一緒になって世界遺産登録しようという過程もよく理解をしております。よって、これから世界遺産という方向は方向としまして、その過程が一番大事でございまして、備前の340年来のこの閑谷学校の宝を市民の人がどのように活用するか、あるいはそれをもとにして我々がどのような文化度を高めていくかというところを、まずやっていかなきゃならないと思っております。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) ぜひ頑張ってもらいたいと。ホームページ等もありますけれども、今SNS、ソーシャルネットワーキングサービス、フェイスブック、ツイッター、そういうところもホームページよりも今は認知度が高いし、アクセスも大きいです。それも研究課題として入れておいていただきたいと思います。

 次に、商工業、海運業なんですけども、工業団地等についてもこれからのことを考えながら検討したいということで、そういうものができれば企業誘致はしやすいなと。いいところ、適地があれば頑張って研究していただきたいと思います。

 その中で、私は海運業について、これは大きなこれからの日生を中心にして大事な取り組みと認識しております。インベントリーというのは、いわゆる車であれば車の車検があります。車検を受けて、民間が今できますけど、それを陸運局に持っていって、陸運局がチェックしてオーケーと。それと一緒なんですよ。船もドック入れして、そしていろんなところをチェックしながらオーケーよというのを出すわけです。インベントリーというのはそういう有害物質であるとか貯蔵物とか、いろんなものに対して船そのものをチェックする、そういうなのをインベントリーというんですよね。

 それは資格が要るんですよ。これはバーゼル条約といっていわゆる国際的にこの船をどこでもかしこでもばらすことはできない、してはならないと、そういう条約が決まっております。その上で、シップリサイクル法というのがございます。これからそういったものに対していわゆるチェックする、ISOでも審査員がいますし、陸運局であればそれをチェックする資格を持っている人がいるんですよ。それと同じです。それをインベントリーというんですけども、今日生ではそれをつくられておられます。ぜひそれを活用しながら今後は、新しい造船設備は新しい環境を持った船をつくらなきゃならない時代なんですよ。環境に配慮した船をつくらなきゃならないという、そういう時代に来ているんです。

 解体する場合も、解体しやすい船をつくらなきゃならない。有害物なんかもちゃんと処理をしなきゃならない。バングラデシュとかそういったところで後進国に全部譲っているんですよね。そういうことで、今後はそういうことが必要なということと、やはり120隻も内航路が、外航路を持っているようです。120隻もある日生のこの内海航路運搬、海運業の、それをいかに今後取り入れていくか。9割以上は日生以外でのそういうチェックの検査を受けているわけです。それをやはり日生で地産地消、地元でできるような体制を組めば大きな産業になるということでございますので、市長その辺のところの認識とこれからの取り組みをちょっとお願いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 日生の船主の方が中心になって、いち早くこのインベントリーの資格を取られたということは、敬意を表したいと思っております。

 備前には片上港、日生港ともにすばらしい港がありまして、産業の集積地の一つでございます。これからも船主及び海員組合等の御意見を参考にして、市政の発展に寄与していきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) それでは、次に行きますけれども、風疹の対策ですね。岡山県の中ではまだこういうことを実施されていないと。確かに全国的にもそんなにたくさん、これからだというのあります。ただし、これは初夏、まさに今が旬というか、悪いほうのですよ。そういうときに入っているんですよ。それこそスピードが大事なんですよ。

 若い御夫婦とか、そういう方がかかって亡くなる場合というのはあるんですよね、結構。ですから、これこそ先進的にたくさんのお金が要るわけじゃないんで、ぜひ早期な実現をお願いを申し上げたいと。一言答弁をお願いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほども申しましたようによく国の指導等も聞きまして、できるところから初めていきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) 次に、病後児保育というところなんですね。これ今答弁いただいて、小児科等を中心に今までやりたくてもなかなかできなかった、一歩進んだ答弁でございます。

 あと言えば、3つの公立病院があるわけですので、小児科を中心にといえばこれは民間だと思います。民間よりもやはり公的機関、3公立病院があるんで、そういうところを次にはしっかりと相談していただきながら子育て時代の、そういう世代を守っていただきたい。どうでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) もうそのとおりだと思っておりますので、よく医療関係者とも相談をいたしまして、また具体的な方向をつけていきます。



○議長(尾川直行君) 掛谷議員。



◆11番(掛谷繁君) 最後になります。備前論語の五訓ということですけれども、これはどっから来たかといえば会津若松藩の今のテレビの大河ドラマ、そっから来ている。これは10のおきてというのがあって7カ条があります。これ時間がないので言いません。そういう意味で、備前から論語のことをしっかりとやろうという提案です。どうぞ最後の御答弁を、決意をどうぞよろしくお願いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 論語五訓あるいは備前五訓というようなことにつきましては、各団体あるいは学校関係者の方にまず委ねたいと思っております。

 以上です。



○議長(尾川直行君) よろしいか──(はい)

 以上で掛谷議員の質問を終わります。

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○議長(尾川直行君) 次に、川崎議員の一般質問を願います。

 15番川崎議員。

     〔15番 川崎輝通君 登壇〕



◆15番(川崎輝通君) それでは、3番バッターとして眠い時間でございますが、しばらくの間3点ほど質問させていただきますが、御清聴よろしくお願いいたします。

 まず1点目は、今国が進めようとしております環太平洋連携協定、TPP参加による日本に対する悪影響、それについて具体的に国の施策がこの備前にどのような影響を与えるか、そのような立場で質問させていただきます。

 まず、国が参加予定しておりますが、当初は今の自民党の方々は、聖域が5つぐらいあるということで、農業なんかはしっかり守っていくというような話でありましたが、現実に参加となると正式には今の報道では9月ごろに正式にTPPへの参加が予定されているようですが、後から参加する国というのはほとんど発言権、実行力はないというふうな報道もされているようであります。

 そういった中で、今参加によって、まず国が推進しようとする参加では、国内総生産は3兆円強の増加があると、そのような推測もされております。しかしながら、私はそれは確かに輸出産業を中心に関税がゼロになれば、当然自動車産業を中心とした、家電など含めて大きく貿易額はふえると思いますが、一方で輸入業者、それから国内の内需を中心にした産業というのは決定的な打撃を受けるというふうに報道されております。

 学者さんの推計によると、全産業で10兆円以上の生産減少が起こると、そのように報道されておりますし、具体的な農林水産業では一番影響が大きいようです、3兆4,700億円。というのも、具体的な関税率、初めて私も数字を見ましたが、米などは何と778%もの関税によって、何とか国内のおいしい米を維持しているというのが現状です。もし、こういった関税率がゼロになれば、政府が出している資料でも自給率は27%へ減少する。現在がたしか39%、4割弱だというふうに思っておりますが、それが27%。国が出している資料でも、そこまで生産が減っていくということです。

 ある農民団体などの資料によると、いや27%ではなく10%台、13%から14%へ減るということです。米などは9割、就業者人口にして140万人もの失業者を出すような決定的な打撃を与えるということで、農協中央会も断固反対の立場で今頑張っているようであります。

 そして、このTPP参加は決して農林漁業だけではありません。製造業でも3兆8,000億円を超える減少、サービス業で1兆1,800億円、商業については9,300億円と少し流通面では影響は小さいようでありますが、合わせて10兆円を超えるというのはTPP参加によって3兆円を超える増額が見込めるとしても、差し引き7兆円以上の生産額が減るということなら、今でさえこの20年間のGDP、国内総生産というのは減少傾向です。そして、この10年間はほとんど働く勤労者、労働者の賃金というのは上がるんではなく、ますます下がっている現状。世界の先進国に比べて唯一日本だけがこういった失策の経済政策のもと、厳しい不況で地元産業は苦しんでるんじゃないかと思います。

 そういった中で、備前でも余り輸出産業がありません。農業、漁業、そして基幹産業のれんが、備前焼など内需型産業がほとんどだと思います。TPPによる悪影響は、例外なくこの備前市にも影響すると思います。一体、今執行部はこういったTPPの参加による悪影響をどの程度を備前市では考えているのか、まず農林漁業への影響、そして2つ目は全産業分野、全産業分野というのは数字が難しければ何%ぐらい減少が予想されるのか、悪影響についての説明をお願いして、1つ目の質問を終わります。

 そして2番目は、こういった長引く不況、そしてまた正式にこの9月以降TPPへの参加によればますます内需型農業、漁業を中心にあらゆる分野に内需型の産業というのは影響を受けると思いますが、やはり備前のことを考えますと、まず農業はどうなるのか。

 市長は、農業については集落単位での効率のよい農業経営を進めてまいる、そのように方針では書かれております。一体、集落単位での効率のよい農業経営とはどういうものを考えておられるのか、御説明をお願いしたいと思います。

 そして2つ目は、農業に続いて水産業です。

 水産業については、豊かな生態系を持つ里海づくりを具体的に推進したい、そのように書かれております。豊かな生態系を持つ里海がもしできれば、私は60年以上生きてきましたが、本当にこの半世紀、50年ほど前の日生などの漁業を見ますと、本当にとれ過ぎによる魚価が低いということで、豊作貧乏というような印象を子供時代に持っております。今は逆ですね。

 先日も、五味の市、直売所をのぞかせてもらいましたが、何と3月まではカキの養殖販売がありますからほとんどお店はいっぱいでしたが、残念ながら現在は底びき船5件余りが操業してお魚を売っているのが現状です。

 また、日生町漁協職員にお聞きしますと、長引く不況の中でなかなか魚の単価が上がらない。これでは、ますます漁業の経営は苦しいということをこぼしておられました。こういったものが、もし豊かな生態系ができ、魚がたくさんとれるようになれば日生などの水産業というのは伊里漁協を含めまして活性化され、多くの若者も観光客もより参加していただけるときが来るんではないか、そのように考えております。里海づくりの具体策、どのようなものがあるのか、説明をお願いして質問を終わります。

 そして3番目は、施政方針で公民館、図書館の項目がありますが、残念ながら図書館については他の図書館と連携するとともに電子書籍の導入を検討し、魅力ある図書館を目指してまいりますというふうにあります。

 この表現では、残念ながら現在の図書館を充実していく方向だということはわかりますが、前西岡市長が進めておりました新図書館建設については吉村市長はどうお考えでしょうか。

 この合併8年間の間にお隣の赤磐市、そして瀬戸内市もいよいよ新図書館建設が間近、建設中でしたか、そういう報道もされております。残念ながら、そういった他の市町村に比べて備前市新図書館建設がおくれているようです。

 私は、同僚も質問しておりましたが、単なる図書館ではこれからの時代だめだと思います。IT化、電子書籍がどんどん進行する現代の情勢では、情報発信基地、文化、歴史を子孫に伝え、また観光客に理解いただける、そういった情報発信基地としての新図書館が求められていると思います。電子書籍などの導入があればそんなに大きな図書館、書棚をつくる必要は、今後は少なくなってくると思います。

 電子書籍を導入し、また借りたい本の人数というのは日にすれば限られた人数です。そういった子供さんから大人まで、リースの問題、いろいろ電子書籍は著作権の問題もあるようですが、タブレットというんですか、そういったものを、そのものを新しい形式の書籍を入れた形で安く貸し出しするなどすればどんどん多くの若者、またお年寄りになると私も含めてなかなか老眼が出て小さな字は読めません。しかし、タブレットなどによれば自分の見たい大きさに字を変えられるということであれば、より多くの高齢者の方についてもたくさんの本を読んでいただける機会を提供できると思います。

 そういった意味で、新図書館というのは本をたくさん置く図書館ではなく、今の情報化社会に最も先進的にそういう情報が得られる情報基地としての新図書館はぜひ必要だと思いますし、大都会と比べて田舎の小さな自治体が唯一競争できるのは、言い古された言葉ですが、情報戦は十分に財政的な面でも大都市と対抗できると。

 事実、岡山県でしたか、図書館というのは日本一貸出数が多い図書館になっております。それに続く第二弾として、この備前市にそういった情報基地としての図書館建設を考えていただいたらどうでしょうか。御答弁をよろしくお願いして、質問を終わります。

 以上です。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、川崎議員の御質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。

 1番目の1点目でございます。TPP参加の悪影響についてでありますが、本市においての農林漁業への影響につきましては、新聞報道等で自給率の大幅な低下が指摘されていますが、農産物につきましては国レベルでおよそ3,483億円の減、岡山県レベルでは約407億円の減と試算されています。本市での生産額の影響は把握できていませんが、市内には野菜、水稲等の専業農家がおり、その方々には大きな影響があると思われます。市全体では零細農家が多く、生産額の減少に加え農業離れに拍車がかかることを大変懸念しております。

 2点目でございます。他の産業への影響についてでありますが、市内には耐火れんがを中心に多種多様の企業があり、これらへの影響につきましては一長一短があると思われます。

 3番目、新図書館の建設についてでありますが、過去に教育委員会内に図書館検討委員会を立ち上げ、数々の検討を行った結果、最終的には合併周年記念事業等のメモリアル事業で取り組むべきと結論づけ、その際には外部検討委員も入れて検討すべきとしたとおりでございます。

 これを踏まえ、本年2月議会の一般質問で独立図書館を設置し、図書機能を集約するのか、または分館を維持して身近な図書館の体制でいくのかは、まだ意見の集約ができていないところであります。新図書館を建設するという方向性につきまして、今のところ未定である旨お答えしたとおりであります。

 その後、佐賀県武雄市の市立図書館においては、民間企業を指定管理者としていること等が報じられて話題になりました。本市におきましても、これらを踏まえて今後に向けて情報収集等に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 高橋産業部長。

     〔産業部長 高橋昌弘君 登壇〕



◎産業部長(高橋昌弘君) それでは、私から2番目の地場産業の振興のうち水産についての具体的な考え方についてのお答えをさせていただきます。

 多様な魚介類の産卵、生育場となるアマモ場の再生に継続して取り組んでいくとともに、適切な水産資源の管理を行ってまいります。

 また、カキ養殖に伴って発生いたしますカキ殻を活用した底質改良にも試験的に取り組み、さらには禁漁区域の設定など利用計画について関係者と検討を行い、漁獲量や養殖カキの生産量の増加につなげてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) ちょっと答弁漏れがあるんですけど、集落単位での効率のよい農業経営の問題、答弁がなかったと思いますので、まずそれについての答弁をお願いします。



○議長(尾川直行君) 高橋産業部長。



◎産業部長(高橋昌弘君) 集落単位の農業の営農計画につきましては、国等が示しておりますところの人・農地プランがございます。これは農地の集約化、これを組織的に農地を管理しながら営農を行っていくという大きなプランでございます。これに基づきながら諸般の農業政策のものを問題解決を図っていきたいと、このように考えております。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) 順番が前後しておりますが、2番目からもう少し再質問させていただきます。

 国も農業については国の施策に乗ってやるということですが、私が見る限り今の農業政策ではますます県北などその典型ですが、過疎化が進み、空き家ができ、耕作放棄地というのは本当にひどい状態が続いております。やはり抜本的な農業政策の変更というんですか、またTPP参加などはとんでもない、ますます拍車をかけるという私は考え方を持っております。

 そういった意味で、TPPがすぐに国の施策ですので、変わらないにしても、少しでも守りとして私はそういった過疎化、中でも耕作放棄地、3年、5年以上の荒れ果てた水田、田畑を何とか利用する方法はないのか。報道などでも出ておりますし、ソフトバンクの孫社長なども言っております。電田革命ということで、そういった長期にわたる耕作放棄地は、太陽光発電などが一例ですが、決してそれだけをやりなさいという意味ではないですけれども、今の10キロワット以上は20年にわたる価格保証、収入保障があるようですから、例えば50キロぐらいの広さというのは1反、2反、ちょっと面積的にはわかりませんが、大した広さではないです。それぐらいの太陽光発電が設置できれば、年間100万円近い収入が得られるんではないんかなあというふうに考えております。

 そういった具体的な現金収入があれば、高齢者の方も、また若者が農村へ帰って農作物、農業に従事しようと、そういった大きな一助として役に立つんではないか。今の農業経営のやり方、国の施策だけでは本当に過疎化、限界集落をどんどんつくるだけと。そういったものをストップさせることはできないと思います。

 こういった点について市長、たしかこの予算にリフォーム助成、1戸当たり最高で20万円の補助金が出ているようです。出す予定が、予算化されました。家の改築だけではなく、こういった農業、農村地域の活性化のためにも同じような金額、10キロワット、家庭用は今1キロ2万円で4キロまでの8万円という限度をくくって補助金を出しておりますが、10キロワット以上の事業経営というようなところで単価が違っている、契約期間も10年が20年になっているようですので、事業経営については1キロワット1万円で最高20キロワットの20万円ぐらいまでそういった補助金を出して農村活性化の一助、また農業経営をより財政的な意味でも援助していける一助になればと考えております。その点について市長、どうお考えでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 今、そういうような農地の活用につきましては、農振法との兼ね合いがあろうかと思います。これは法律の改正等を待たなきゃならないと思っておりますが、そのような放棄をされた農地をどのように活用するかということは、全ての市町村において大事な課題だと思っております。

 また、リフォーム等と同等の補助金等につきましては、そのような対応がなされた時点で検討すべき課題と思っております。



○議長(尾川直行君) 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) ちょうどいい機会です。たしかきょう、けさ議長室にキャリアの方が三、四人視察に来られているというふうに聞いております。本当にこういった議会なり行政なりも結構ですが、岡山県の本当に農業というのは大きな比重を占めております。県北だけではありません。この備前市内でも多くの耕作放棄地があります。そういったものを見たときに、1年ですぐにそういった法律の規制を排除する必要はないと思いますが、たしか3年から5年たつとほとんど農地として回復するのに大変な状態だというふうに聞いております。ほとんど不可能だというふうな言い方もされる農業の方もおられますので、やはりどの、期間が限界なのか、そういったものを専門の方の意見を聞きながら、やはりそういったものをもし太陽光なり設置できれば毎年のように草刈りをして、大きな木が生えたり、そういった雑木が生えることがなくなりますので、いつでも農地に、世界の気象変化の中で食糧危機が来るならいつでもそういうものを除いてまた農地に返す、そういった条件もあるような、併用できるような改革というのは自治体、末端自治体だけでなく、国の農水省ですか、そういったところの考え方を変えていただければ十分に農村活性化の一助になると考えますので、ぜひそういう立場で県及び国へ要望を出していただきたいということを要望しておきます。

 続きまして、2点目は水産業でありますが、確かにアマモによってことしなど五味の市を見てもイカ類、それからまた魚類もふえているようですが、残念ながら操業する戸数が日生町漁協で1週間ほど前ですが、専門の底びき業者は20件余りあるそうですが、残念ながら油も高く、魚がとれない、魚価が上がらない中では頑張っているのはたったの5隻、5軒だけが直売所、五味の市で魚を売っているという現状です。

 こういったものを変えるためには、先ほど言われましたアマモだけではなく、カキ殻のほう、カキのほうは何とか頑張っておられますし、カキオコで大きく活性化の一助になっておりますが、私は生態系をより豊かにするためには、魚礁をどんどん予算の許す範囲ではめていくというんですか、禁漁区域を設けて魚礁をつくらないと、この沿岸漁業というのは魚の再生はあり得ないんではないんかなあと考えております。

 国は、今海洋牧場ということで幾らか魚礁づくりをやりましたが、この何年かの経過を見る限り、アマモによるイカ類なり小さな小魚はふえたようですが、底びきでとる大きなお金になるようなエビ類、シャコ類、そして底物のお魚などは減少傾向に歯どめはかかっていないと思います。改めてそういった魚礁づくり、そして毎年変更していただいて結構ですが、全面操業禁止区域を年々変えていきながら、その年々変える中で魚礁をはめていくと、そういった具体策が私はぜひ備前市を代表する農業とともに漁業というのは大きく備前市の地場産業であります。そういった方向性が必要だと思いますが、余り、県は幾らか魚礁をはめましたけれども、その効果もほとんどが沼の中に入ってしまって、魚礁の役割が低下しております。砂地なり岩礁地域に備前市独自の魚礁をつくるということが、私は有効打ではないかと考えております。その点について、担当部長なり、市長なり、お答えいただけたらと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 高橋産業部長。



◎産業部長(高橋昌弘君) 議員の意見は参考にさせていただきながら、今後漁協関係者、それから県、そのあたりと協議をしながら進めさせていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) それでは、1番のほうの質問に返らせていただきます。

 たしか今市長の答弁では、農業への影響というのは三千数百億円というふうに言われましたが、農業所得ではそういう単位だと思いますが、生産額では私が先ほど述べました3兆4,700億円ぐらい影響を与えるというふうに生産額では出ております。所得額とのちょっと差異があるんじゃないかと思うんですけれども、私は農業で146万人、全産業で190万人ということであれば、ほとんど農業が壊滅的打撃を受け146万、残りの他の産業はたったの44万人しか就業者人口減少につながらないということであれば、ほとんど農業だということになりますし、米など典型で778%、その他も300%とか、コンニャク芋なり落花生も高いですね。米以上に高いのはコンニャク芋で990%、落花生は500%だそうです。牛肉は38%、豚肉についてはたったの4.3%ということで余り影響はないんかもわかりませんけれども、そういうふうな現在関税率だそうです。

 私は、同僚議員が1人、2人、今質問されましたが、備前の活性を考えるときにやはりこのTPPについては全国中央会、全中連、JA全中連までが断固反対で頑張っております。新しく決まった吉村新市長は、この国の施策、TPP参加についてどうお考えか、その政治姿勢をお聞きしたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほどの金額は、所得の差でございますので、念のために申し上げておきます。

 また、TPPの影響につきましては、先ほど答弁をしたとおりでございまして、大変危惧をしております。我々の食料自給率というものが大切だと思っておりますし、備前市におられますいわゆる零細農家の心中を考えますと、大変な心配もしております。

 まず、国のほうでこのTPPをどのようにするかということを決めていただいて、また我々もそれに対応する施策を考えなければならないと思っております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) それでは、3点目に移らせていただきます。

 新図書館問題であります。

 市長は、慎重に検討するということでありますが、私は単なる図書館という、もう言葉自体が時代おくれになっている時代、もう情報文化というんですか、そこへ行けば備前市のほとんどの情報と、また子供たちの教育に役立つ本及びそういった電子書籍、IT化したいろんなビデオなり、ビデオという時代も終わりましたね。DVDですか、CDとDVDというふうな時代になっとりますので、電子書籍の導入ということを前向きに考えておられるんであれば、やはりその電子書籍が直接、特に私は子供たちのためにタブレットを貸し出しする形をとれば非常に高い本をたくさん買わなくても一つその書籍の、電子化された書籍を一つ買えばそれをタブレットにして貸し出しができるんではないかなあと考えます。

 市の図書館、備前、日生、吉永入れても図書館で毎日貸し出ししている人数というのはしれていると思うんですね。まず、それがどれぐらいの人数かということと、それに見合うタブレットを導入すれば、たくさんの一般的な紙の本を少なくすれば、単価的にも相当より多くの本の購入が電子書籍導入によって可能になるし、そういった陳列を、書籍棚を大きな先ほど言ったように図書館をつくらなくても、限られた紙の本を見るほうがいい内容については今までどおりの本で結構ですが、電子書籍で十分だというふうなものについてはどんどんそれを進めれば、狭い空間でより多くの情報を市民の皆さんに提供できるんではないかと考えております。所管は教育委員会ですよね。教育長、そういったタブレット、毎日利用しとる利用者数に見合うタブレット導入はいかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 土山教育長。



◎教育長(土山球一君) まず、年間の図書館の貸出数からお話しいたします。

 備前市市民センターにある図書館が6万9,568冊、日生が3万8,937冊、吉永が1万2,977冊、合計で12万1,482冊であります。

 それで、電子書籍につきまして、まだ検討段階、もう本当に初歩の初歩でございまして、先日も岡山情報処理センターのほうから電子図書サービス概算価格表ということで説明を受けております。大体、初期の導入費用が500万円、それから年間が1カ月6万円ぐらいの費用がかかってまいります。

 そして、まだその図書館用の電子図書サービスを行っているのがアマゾンという会社と紀伊国屋という会社が配信サービスをしているようです。それで、その会社の配信サービスは、図書館が一つの図書を登録した場合に1週間貸し出すと、その1週間の間はほかの人に貸し出すことができないというような仕組みになっております。ですので、まだまだ公共図書館におけるこの図書館サービスというものについては、まだ本当に初期段階ではないかなという実感を持っております。

 あと、ちょっとほかのことがありましたら次長のほうに回します。



○議長(尾川直行君) 岩崎教育次長。



◎教育次長(岩崎透君) 個人の方ですと、タブレットなんかに今教育長が言いましたようにアマゾンとか紀伊国屋のほうから配信サービスを受けて、それをダウンロードしていつでも自分で好きなときに読めるということなんですけれど、今申しましたとおり現在まだこの電子図書というのは業界のほうでも手探り状態で、まだ全国でも十数館というふうには聞いております。

 そこでも図書1冊じゃあそこから配信サービスを受けたとしても、1冊当たりは通常の書籍より2割増しぐらいで登録はできるんですけれど、そこにAさんが申し込みをして通信していますと、その期間はほかの方が入れないというような状況です。ですから、人気の本であれば3冊、5冊を料金を払えば登録はできるということのようです。

 まだ、その本自体も4,000冊からこれから今年度中には7,000冊ぐらいまではふえるだろうというようなことで、まだ書籍数も全然少ないというような状況でございます。まだまだ開発の余地があるというふうなことは業者のほうからは聞いております。引き続き検討はしたいと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 川崎議員。



◆15番(川崎輝通君) いろいろ私もIT、こういう電子書籍というのはなかなかもう一つぴんときてませんが、ただ高齢者の方にとってタブレットで字を大きくして読むという意味では非常に私もその仲間入り一歩手前ですので、ぜひそういった電子書籍化の流れというのはもう時代の趨勢であろうと、そういうふうに考えますと、どちらが先でも結構です。貸し出しのパブレットを図書館が用意するのがいいのか、先ほど同僚議員が質問したように、義務教育段階で生徒1人に一つのタブレットを提供していく、もう全国的にはそういった自治体はありますので、やはりそれが先なのかは別としまして、教科書だけではなく、いろんな情報を子供たちが独習できるためにはどうしても図書館を利用するということになります。

 そうなりますと、電子書籍になれば本当に何十万冊の本であろうが、DVDというんですか、そういったもの、盤にするのかよくわかりませんけれども、本当に小さな、外から見れば小さな図書館でも、何十万冊でも収録できると。そういうふうなことを考えますと、これからの新図書館というのはまさに情報発信の拠点として若者を初め高齢者の方も気軽に利用できる。ぜひとも私は今の市民会館の図書室というんですか、そこを改造してもやはり限界があるんではないんか。より利便性の高いところに小さくてもいい、小粒できりりと大都市に負けないような情報発信基地を先取りしたものを早急に検討することは、大きく市長の教育、人材を育てるという観点に合った公共施設としては最も有効な利用価値のある施設になるのではないかと考えております。改めてそういった情報発信基地を新市長はつくる意向を持っているのかどうか、答弁をお願いして質問を終わります。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 備前市だけではなしに、多くの都市がこれから情報社会に入ってまいります。その中の一つして、スマートな図書館、スマート図書館というのは念頭にあります。また、学校教育においてタブレット等の情報端末を配付するということも念頭にあります。よく他市の例を参考にして、備前市が乗りおくれないようにこれからも頑張っていきます。御声援のほどどうぞよろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) よろしいか──(はい)

 以上で川崎議員の質問を終わります。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(尾川直行君) 次に、津島議員の一般質問を願います。

 21番津島議員。

     〔21番 津島 誠君 登壇〕



◆21番(津島誠君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 旧アルファビゼンについて、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 これまで旧アルファビゼンの活用については、NPO法人片上まちづくりが平成20年4月から解体費用も毎年1,000万円積み立てるとの約束を申し出て、備前市と建物の賃貸契約を締結し、活性化に向けて取り組みを行っておりました。

 賃貸契約に当たり、NPO法人片上まちづくりの連帯保証人はウエストジャパン興業株式会社がなっておりましたが、平成21年9月に事業がうまくいかず、NPO法人片上まちづくりより建物の返還の申し出がありました。

 しかしながら、同年12月、すなわち3カ月後に株式会社備前まちづくりがNPO法人片上まちづくりにかわって引き続き事業を行いたいとの申し出により事業を推進しております。

 しかし、平成23年3月に市と賃貸契約を締結していたNPO法人片上まちづくりが事業ができなくなったため、約束の解体費用は一銭も払わず解散し、その後6月に建物を返還したと記憶いたしております。

 こういう状況の中で、建物内の電線が切断され、盗まれたことが判明し、市が警察に被害届を出しているとのことです。被害額は150万円ぐらいとお聞きしております。

 そこで、市長にお伺いします。

 建物内の電線の被害について、当時NPO法人片上まちづくりの連帯保証人としてのウエストジャパン興業株式会社、また株式会社備前まちづくりへの責任を市長はどう追及されるのか、お伺いします。

 また、前回の議会において私の質問に、西岡前市長は体調不良のため欠席されておられましたので、武内副市長が代理で答弁されておられましたが、旧アルファビゼンは今回の売却に向けて選定された事業者の提案は可能性の高い事業ではないかと言われておりましたが、期間がこの5月31日までに事業者を決めて申し出の日となったのですが、私も大変気になっておりました。

 ところが、先日6月3日に開催された旧アルファビゼンの特別委員会を私も傍聴させていただき、執行部の報告をお聞きいたしたのですが、結局何の話もまとまらず、不調に終わってしまったという報告を受け、私は大変がっかりしてしまいました。

 また、担当課の話では、今後民間業者への公募はもうしないそうですが、私はやはり閉店して11年半もたち、誰も取り合ってくれない旧アルファビゼンという市内で一番大きな店屋が片上商店街の中心にあっては活性化にならないと思います。ですから、私は市の責任において以前から申しているように、早急に今後旧アルファビゼンの活用方法をどのように検討されるつもりなのか、お聞かせください。

 以上であります。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、津島議員の御質問にお答えをいたします。

 1番、1点目でございますが、建物内の電線の被害について、賃借事業者をどう追及するかについてでありますが、平成23年10月4日に備前警察署へ被害届を提出し、現在も盗難事件として捜査していただいているところであります。

 盗難被害の賠償は、窃盗行為を行った者に対して請求するのが本来の姿であり、侵入経緯など不明な点が多い状況では責任の所在の判断は困難であると考えます。したがいまして、私の考えは控えさせていただき、市の顧問弁護士に相談をし、今後の捜査状況とあわせて検討してまいりたいと思っておりますので、御理解をお願いいたします。

 次に、2点目でございますが、今後旧アルファビゼンをどのようにするつもりなのかについてでありますが、地域の活性化のためさまざまな活用方法を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどをお願いいたします。

 以上であります。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 津島議員。



◆21番(津島誠君) そもそも旧アルファビゼンは市長もよう御存じのように、平成14年に自己破産しとんですわね。そして、その2年後、元栗山市長は一生懸命旧アルファビゼンを買おうとしたんですが、結局いろんな諸事情、諸問題があって断念してしまいました。これはもう新聞に大きく取り沙汰されましたが、新聞に大きく報道されました。

 しかし、その半年後に、合併の直前でしたね、一旦買うのを断念していた旧アルファビゼンを市の公共施設への再利用を目指して5,550万円で強引に購入したんですが、その際市長は元栗山市長に私が寄附してあげるから買うとかれと助言したように思われますが、そんな覚えは市長ありますかな。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 強引に申し上げたことの記憶は全くございません。ただ、5,550万円寄附をしたことはそのとおりでございます。その後、いわゆるアルファビゼンを活用する基金にそれを回されたというふうに伺っております。

 また、当時管財人のほうから5,550万円で御案内のように市が購入されましたが、当時地権者の方の権利放棄でこのように格安で市が購入され、それも地権者の人が備前市のためになるならばというような経緯も記憶にあります。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) 市長は、強引には言うとらへんぞと言われるから、ほんなら耳元でささやかれたんですね。

 私は、そうとっとんですけど、私の耳が悪いんか、元市長のひとり言か寝言か、その点ようわかりませんけど、もう一回どういう方法で吉村市長が元栗山市長とのやりとりがあったんか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 耳元でささやいたこともございません。また、栗山市長から直接お話があって、私が決めたことではございません。当時の備前市民の方からこのような御案内があって、寄附をさせていただいただけでございます。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) その後、今さっき市長おっしゃったように、確かに購入額と同額の5,550万円の寄附がありました。私は、そのとき市長はこっりゃあなんちゅう片上商店街のために高額の寄附してくれたんじゃろうと。昔から市長は大変な分限者で、そして紳士的な方だと思っておりました。ところが、再利用の方法がなかなかないので、今度は旧アルファビゼン検討委員会が学識経験者や地元の商店街の方々で設置されて最後に答申を出されましたが、この答申内容というんがなかなか厳しいんですよね。全て寄附の返還を、市長はみずから何回も市へ出向いてこられたので、仕方なく西岡前市長は全額返還しておりますが、これは事実ですか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 寄附の返還を何回も市のほうへ申し出た事実は全くございません。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) ほんなら、市長は返還の申し出を一切市役所へ来て言わんかったんですね。

 それで、もう私は市長が大変紳士な方だと思っておりましたが、一旦寄附したお金を恐らく返してくれえ言わにゃあ市は返さんと思うんですわ、一般寄附じゃから、寄附じゃから。それを返してくれ言うたのか、こんな話は前代未聞であります。このときの市長の心境を教えてください。返してくれと言うとるはずなんじゃ。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほど言いましたように、返してくれと言うたような記憶は全くございません。

 御存じのように、これは一旦基金のほうに行って、私は基金が解散になったということで返されたものとして受け取っております。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) 市長が当時NPO法人の片上まちづくりの連帯保証人、また株式会社備前まちづくりの代表取締役でおられたときに賃貸契約の中身、内容は恐らく十分熟知して判こをついたと思いますが、なぜ毎年1,000万円の解体費用を今まで払わないんでしょうか。ちょっとその点を教えてください。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 私どもが連帯保証をしたということでございますが、それはあくまでも市と、そしてNPOの甲乙契約のもとで保証人になっていただきたいという申し出で保証人になりました。それ以上のものでもそれ以下のものでもございません。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) 市長、倒産したらやはり連帯保証人というのは最後まで責任があるんですわ。だから、毎年1,000万円なら2年半やったら2,500万円、一応解体費用に使うてくださいというて払うんが筋じゃないでしょうかね。どう思われます。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) その賃貸借契約に基づいて、おのずから甲乙、また連帯保証人が法律に基づいて考えることだと思っております。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) 建物内の電線の件に入りますけど、市長が、窃盗はなかなかつかまらないのは私もよう知っとります。盗人はつかまらんのんです、なかなか。ですから、とりあえず自分の、市長が会頭の時分に、旧アルファビゼンを借りとった時期に盗まれたのは間違いないんですよ。とりあえず市長、これを150万円払っとくほうが私はよいと老婆心ながら思いますが、どうですかね。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 会頭のときに云々という、これは会頭というのは商工会議所の会頭のことを言うておられるんかと思いますが、商工会議所の会頭とこの事案とは全く関係ないと思っております。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) ちょっと何を言うてもえろうこたえようらんようですが。

 最後、市長にたにたせずに聞いてくださいよ。私はあの場所へ使い道のない旧アルファビゼンがあるから気になるんですわ。もう相当な解体費用もかかりますが、思い切って昔からの私の持論ですが、更地にしてから今後どうするのか、みんなで考えたほうがよいと思いますが、いかがですかな。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほども答弁で回答しましたように、地域の活性化のために備前市としてどのように活用できるかということを5月の末にプロポーザルのほうから辞退が来たわけでございますので、これからも検討してまいりたいと思いますし、市議会の皆さん方にもその方向で御相談をしていくべきことだと思っております。

 以上。



○議長(尾川直行君) 津島議員。



◆21番(津島誠君) 最後にゃあ、市長は大変分限者じゃからポケットマネーでぽんとあそこを買っていただくようになるんじゃないかなあと私は思いますが、いかがですか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) それはきょうここで答弁することではないと思っております。

 以上。



○議長(尾川直行君) よろしいか──(はい)

 以上で津島議員の質問を終わります。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(尾川直行君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。

     午後2時29分 休憩

     午後2時45分 再開



○議長(尾川直行君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 次に、田原議員の一般質問を願います。

 14番田原議員。

     〔14番 田原隆雄君 登壇〕



◆14番(田原隆雄君) 14番田原です。昨年5月議会で監査委員に就任したことから、努めて一般質問は自粛するようにとのことですが、今回は新市長を迎えて初めての議会であります。支援者や多くの市民からの要請もあり、議長のお許しをいただきましたので、1年ぶりの一般質問でありますので、しばらくおつき合い願いたいと思います。

 まず第1番、市長選の総括についてをお尋ねします。

 選挙は手段であり、目的は町をよくすることであります。町をよくするための闘いは終わりました。厳しい選挙戦を制され、新市長に御当選されましたことをまずもってお祝いを申し上げたいと思います。

 企業経営で培われた人脈や手腕を生かされ、持ち前のリーダーシップで備前市の発展、市民の幸せのために御活躍を期待いたしております。

 まず、市長選への出馬の動機と目的についてお尋ねをいたします。

 論語にいわく「文武の政は布て方策に在り。其の人存すれば即ちその政挙がり、其の人亡すれば即ちその政息む」とあります。

 そこでまず、市長選出馬への動機と目的について、掛谷議員に続いてお尋ねをしておきたいと思います。

 次に、前市長の後継についてお尋ねいたします。

 さきの2月議会において、尾川議長から西岡前市長への8年間の御苦労に対し議会を代表し、深甚なる謝意を述べられたので、私からはここで割愛します。

 私は、西岡氏が県下最年少で県議会議員に初当選された昭和50年4月、私も日生町会議員として地方政治に加わり始めました。自来38年間、西岡氏が県知事選、衆議院選で平沼先生と戦った選挙は運動は差し控えましたが、それ以外の選挙や8年間の西岡市政については後援会の一員として微力ながら支援させていただいたつもりであります。

 そして、西岡前市長任期最後の昨年3月議会には、五千円札にもなっています新渡戸稲造先生の我が身は滅びても、その意思を継いでくれる人がおれば死んだことにはならないとの言葉を引用して、思い残すことのないよう有終の美をしっかり飾ってほしいとエールを送ったものであります。

 さて、吉村市長あなたは市長選挙において西岡市長の後継であると耳にしたことがありますが、いつどこでどのような経緯からその決定がされたのか、参考のためにぜひお教え願いたいと思います。

 次に、何をもって後継といい、具体的に何をどのように継承されようとしているのかもお尋ねしておきます。

 具体的選挙活動についてをお尋ねいたします。

 選挙は戦いであり、戦いは勝たなければなりません。しかし、そこにはおのずと守るべきルールや節度があるはずであります。町をよくするための闘いの第1ラウンドは終わり、今新たなまちづくりの第2ステージの始まりのときであります。

 細かいことに触れることは差し控えますが、1点だけ具体的な提案をして御所見をお伺いしたいと思います。

 市長選挙の直前、本年3月31日、お隣の赤穂市では市会議員選挙がありました。赤穂市議選では、従来から個人演説会が定着されており、4年前からはJC、青年会議所が主催をして立候補予定者の声を聞く会が行われております。国民の政治離れがささやかれ、身近な地方選挙ですら投票率の低下が著しいわけであります。

 このたびの市長選挙でも過去最低の57.76%であり、3万1,000人の有権者のうち4割の市民が投票所に足すら運んでいない状況であります。自分の支持する候補者以外の方がどんな人物で何を訴えているのかを一切知らず投票するしらけ、相手候補の批判や悪口しか聞かない後援会の決起集会や励ます会も投票率の低下を招く一因ではないかと私はかねがね思っております。

 そこで、提案です。備前市では、市長、議員選挙ともに一部選挙費用が公費で賄われております。いわゆる公営化が進んでいると言えます。そこで、もう一歩進めて公開討論とか立会演説会等を条例化し、市民に候補者の顔が見える選挙を考えられてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。

 2番目に、所信表明並びに施政方針についてお尋ねをします。

 1番、人口流出について。

 所信表明では、優良企業を数多く有して昼間流入人口が多いという特徴がありながら、生活面のよさがアピールできず人口流出を招いていると分析されておりました。総合計画については項を変えて後ほど質問しますが、まず市長に市役所職員の市外勤務者の占める割合についてどのように認識されておるのかをお尋ねします。

 この問題について、市長選挙のさなかに私のところへトヨタ車の社員はトヨタの車に乗られます。松下電器の社員の電化製品はパナソニック製を使います。当然のことでありまして、まして市役所の職員が市外からの勤務とは考えられないという厳しいメールでございます。

 また、責任の一端は議員にもある。批判だけではだめだと。具体的な対応を講じるべきだと。その原因を解明することでおのずと新たなまちづくりの政策ができるはずだとの意見でございました。私ももっともだと思います。

 私もこの問題について従来からせめてふるさと納税を頂戴されては、地域担当職員制度を設けてはとか、郷土愛の醸成について何度も具体的な提案をこの場でしてまいりました。新市長の人口減に取り組む基本的な考えをお聞きしたいと思います。

 2番目、市長の委員会の出席についてでございます。

 多くの市民は、議会は議論の場であり、市長と議員はちょうちょうはっしで議論を闘わせて物事が決まり、進んでいっているんじゃないかと、このように思われていると思います。ところが、実際は本議会は議会ルールにのっとって運営されて、実質審議は常任委員会で行われております。備前市では、委員会は議員間の議論の場であるという建前論から市長は委員会に出席されておりません。私は、市長が本気で市政の発展、市民の福祉の向上のためを考えるなら、委員会の場にぜひ出席して議員と本音で直接論じる必要があるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

 次に、事業完成に伴いともに喜びを分かち合える行政をということについてお尋ねします。

 選挙、後援会関係文書に市長は市民とともに市政を前進という記述が躍っておりました。市民との信頼ときずなを述べられ、施政方針でも市民主体の協働のまちづくりの推進を上げられております。しかし、一つ間違えば行政の役割の放棄、住民行政サービス低下を招きかねません。それについて心配をしております。

 また同時に、私たち議員も市民から負託を受けてその代表であるという立場と自覚のもとで地方行政の二元代表制の一翼を担ってこの場に立っているつもりであります。予算議決さえ得れば後は執行権だと各種事業の執行を行う姿勢でありますが、せめて事業の完成をともに祝い、喜びを共有、分かち合える場についての配慮は必要でないかと思うわけであります。

 次に4番目、市長のリーダーシップについてお尋ねします。

 備前市の行政は、担当者のボトムアップで意思決定は庁議であるとのようであります。意気込みは大変結構でありますが、市長御指摘のとおり備前市が元気でにぎわいがあればそれで何も言うことはありませんけれども、市長の所信表明では職員の意識改革、市民から必要とされるものを提供する感性の組織文化を育むべきだと述べられております。私も同感であります。

 私は、現状の事業評価システム、職員間同士で施策評価をする方式は、労多くして効果は少ないのではないかとその改善に対して物申してまいりました。現に、プラン・ドゥー・シー、チェック、施策の最終決定をする経営戦略会議は今まで開かれたことはなく、幹部会である庁議がその役割を代行していると聞いております。

 先ほど、掛谷議員の質問に対して閉塞感にある備前市政をいわゆる政治主導の市政にしていくんだと。9月には新たな組織改革が行われるということでありますので、質問は次に進めたいと思います。

 3番目、次期総合計画についてお尋ねします。

 議会議決について。

 総合計画とは、行政運営の総合的な指針を定めたまちづくりの10カ年計画であることは御存じのとおりだと思います。備前市では、平成19年3月に策定され、5年間を経過し、後期基本計画、中期財政計画とも24年度内に策定予定で、既に23年度から取り組んでありましたが、市長改選期でもあり、基本理念も含めた抜本的な総合計画の改定と新市長の考え方を加味して本年9月議会に上程されるとなっております。23年度地方自治法の改正により、基本構想の議会議決が必要でなくなったということですけれども、新市長は従来どおり議会議決を必要と認められるかどうかお尋ねを、確認をしておきたいと思います。

 次に、主要テーマの教育のまちづくりについてお尋ねします。

 現総合計画の「海とみどりと炎のまち」は全国どこにでもある金太郎あめのようであり、基本理念の「ひとが元気、笑顔あふれるまち」とは抽象的で市民へのアピール度に欠けると私は指摘してきました。

 総合計画のテーマは、新しいまちづくりの目標を掲げるものであり、子供にでも誰にでもわかり、市民の心を一つにして進む方向性を示すものであってほしいと考えております。このたびの教育のまちづくりは、私は賛成であります。

 ところが、所信表明で教育のまちづくりは人口の歯どめのためだと打ち出しておられますが、市長は何をもって教育と考えておるのか。また、そのまちづくりイメージアップのために市民へどのように呼びかけ、市外にどうアピールされようとしているのかをお尋ねしておきたいと思います。

 次に、閑谷学校の件を、ちょっと文脈の関係から先にこれをやらさせていただきます。

 このたび、富士山が世界遺産として登録が認められたようであり、喜ばしいことであります。備前市では、橋本議員、掛谷議員から質問もありましたので、私はそれでは備前市ではその世界遺産の目的を何に置かれておるのかということについてお尋ねをしておきたいと思います。

 市長の選挙公報や施政方針においても、旧閑谷学校について観光施設としか位置づけられておりません。先日、日生町で第4回青年の船の会の24周年の集いがあり、全国から40年前の青年活動家たちが集まりました。その際には、教育長さんには歓迎の挨拶をいただき、ありがとうございました。

 その参加者の中には世界遺産登録等に大変影響力を持っておられた方も出席しておられました。当然、正面からの申請活動も大切でありますけれども、ロビー活動など側面からの活動や地元の熱意が欠かせない要因であるとのことでありました。橋本、掛谷両議員からも具体的な有意義な提案があり、議論もありましたが、いずれにしても前途は厳しいという認識でありましたけれども、岡山大学の副学長の荒木先生は、熊沢蕃山の学問についての講演の中で閑谷学校の意味、国宝とは何かと問いかけて、物ではなく、いわゆる建物ではなく、そのこと、人、行いこそ重要であると。学校は、名君池田光政と熊沢蕃山の共作で天下の至宝であると。設立の目的、そこで何が置かれ、どのような人物を輩出し、社会にどのような影響を与えたかということが重要なんだと訴えておられました。

 また、世界のグローバル教育のあり方の潮流が、西洋のアリストテレスと東洋の孔子の物の考え方が真に話し合われることが大切なんだということでありました。アジアにおける儒教の復興と日本陽明学と岡山、つまり備前市閑谷学校が重要であると話されておりました。

 備前市では、このたび総合計画で教育のまちづくりを打ち出したわけであります。打ち出そうとしているわけであります。私は、旧閑谷学校を単なる観光施設から教育のまちのシンボルと位置づけて、熊沢蕃山の目指したものを追求することは世界遺産登録推進運動と表裏一体となって初めて大きな力になるのではないかと考えますが、市長さんいかがでしょうか。

 4番目、行財政改革についてお尋ねいたします。

 その中で、職員の定数についてお尋ねします。

 国は、地方交付税を人質として地方公務員給与の減額を求めております。この点について、まず市長はどのようにお考えているのか、見解をお尋ねしておきます。

 備前市は、国家公務員が7.8%減額したことにより、ラスパイレス指数が102.8%となっているようですが、県下15市では瀬戸内市に次いで2番目に低いと聞いております。生活給である職員給与を抑えられるのは職員のやる気の低下にもつながりかねません。議会は、議員定数6名の減員によりみずからに厳しさを課しました。本気で取り組む姿勢を示したつもりであります。

 市長は、みずからの給与を50%カットされておりますが、総人件費の抑制が求められる中で掛谷議員の答弁で9月に新たな方針を示されるとありましたが、職員数の適正化に少数精鋭を目指されるのか、ワークシェアリング的な形をとられるのかをお尋ねしたいと思います。

 支所の統廃合についてお尋ねします。

 さきの市長選挙において、総合支所、公民館機能の充実について述べられておりました。私は、老朽で手狭な本庁に全ての機関を集約することで日生、吉永地区の危機管理の人員の不足を招いていると感じております。

 少なくとも新庁舎建設までの間、例えば教育委員会、福祉部門、環境部門等日生、吉永庁舎へ分割してはどうかという提案をしたことがありますし、また日生総合支所の空きスペースを公民館、公文書館、リサイクルショップ等への有効活用も提言したことがあります。市長の施設統廃合や遊休施設の今後の対処の考え方をお尋ねしておきたいと思います。

 都市計画のマスタープランについて、コンパクトシティーとパーク・アンド・ライドについてをお尋ねします。

 浦伊部の件については割愛しますが、かねてから寒河駅前の地権者から農業振興地域の解除で地域の有効活用の要望がたびたび出されております。一昨年9月にもブルーライン延長工事の残土で水田を畑にするように土盛り工事の要望がありました。結局、12月に当該用地は将来的にも農業振興に供するべきだとの理由で却下されております。

 ところが、現状はいかがでしょうか。赤穂線開通から50年、社会情勢も著しく変化しております。後継者不足や鹿、イノシシの被害から耕作放棄地が年々増加しているのが現状であります。

 都市計画プランでは、寒河駅前に面した土地利用、寒河地区の開発適地の項で区画整理事業等による計画的な宅地供給をするとの文言がありますし、備前市長は先ほどの要望者に対して赤穂線利用促進できる、パーク・アンド・ライドにも活用できる区域だとの発言も行い、地権者に期待を持たせたこともあります。

 ところが、縦割り行政の弊害からおのおのの担当者の主張が異なり、問題の解決に至っておりません。来年、250号のバイパスとしての待望のブルーライン延長工事が完成するわけですけれども、これが完成したといってもイベント時の日生地区への交通停滞は解消されないと思います。所信表明にあるコンパクトシティーやパーク・アンド・ライドについての趣旨にも合致する施策と思うので、まず市長が一つの方向性を出されればと思いますが、いかがでしょうか。

 次に、地域おこしについてを行います。

 (仮称)日生大橋の開通と鹿久居島開発についてをお尋ねします。

 まず、27年3月開通を目途に工事が順調に進んでいるようであります。開通までに最低限すべき事業と鹿久居島総合開発とありますが、このたびは総合開発についてのみお尋ねをいたします。

 かねてから鹿久居島の大半が国立公園ほか鳥獣保護区や魚つき保安林等各種規制があり、総合開発には国策を先取りしたものをぶつけなければならないと特区申請などを訴えてきました。国所有の活用方向を示すことによって民有地の地権者の開発意欲にも弾みがつくと思います。

 施策方針で、スマートシティーについて先ほど来議論を聞かせてもらっておりますと、何か小規模な内容のようでありますが、私は40年前原子力発電所誘致で揺れた鹿久居島こそ環境とエコ、まほろばの郷、まさにスマートシティーとしての適地と考えます。いかがでしょうか。

 次に、文学のまちづくりでございます。

 備前市は、耐火れんがを初め全国に誇るべき優良企業を有する物づくりでありますと同時に文化遺産、誇るべき備前焼、閑谷学校があります。

 また、文学者については藤原審爾、また正宗白鳥、寒河で里村欣三、片上史跡文化の会は藤原審爾の文学碑も建立をされました。このように、鶴海には時代小説の柴田錬三郎、また日生には「二つの玉」で映画化になったり、ドラえもんの原形とも言える「長靴の三銃士」等、全国の少年少女に夢を与えた文学者もおられます。

 このように、地域振興のために備前焼、閑谷に次ぐ第3の柱として教育のまちにふさわしい文化のまちづくりも提言したいと思いますが、いかがでしょうか。

 また、丸山古墳の本格調査についても提案をしておきたいと思います。

 国は、文化庁は装飾古墳の存在、岡山県内の千足古墳、造山古墳と備前市の丸山古墳の3基を含めた72基であったかと思いますが、国の早期の調査が必要であるとのことでございます。これは75年前にほんの少し京都大学が手をつけただけで、その後全く手つかずの状況であります。熊山遺跡、鶴山丸山古墳の本格調査を文化庁へ申し入れるとともに、地元香登、大内地区を中心とした地域おこしに着工してはどうかと思うわけであります。

 次に、旧日生病院の跡地利用についてでございます。

 9月に取り壊しの予算を計上するようですが、日生町で国民宿舎の跡地に高齢者福祉施設あおさぎを誘致した例を紹介して市長の考え方をお尋ねします。

 この事業は、事業主体は敬友会、社会福祉法人敬友会ですが、日生町は国民宿舎跡地を無償で貸与し、1億円の補助金を提供し、10億円の立派な施設とその運用が現在なされ、大変いいかと思っております。施政方針でアウトソーシングやPFI等の導入の具体的な例として提案しておきます。

 合併10周年記念について、時間がありませんので、項目だけでもお伝えして再質問に入りますが、日生大橋竣工を記念事業として考えられてはどうか。

 また、備前市の賛歌、要するにたたえる歌の作詞募集をして岡千秋先生に作曲をお願いしてはどうかとか、ここに実は備前市にゆかりのある70人という原稿があるわけですが、これはさきの選挙管理委員長をされておりました西原茂さんの下書きですけれども、大変有意義なものだと思っております。これを記念式典までに正式に取り組まれてはどうかと提案をしていきたいと思いますし、最後に著名な備前市出身者やゆかりのある方を例えば観光大使とか特別市民等へ委嘱して、備前市のイメージアップや企業誘致等、地域振興に御尽力をいただいてはどうかと、こういうような提案をしておきたいと思います。

 いずれにしろ、合併は、平成の大合併は全国で取り組まれておるわけでありまして、NHKの人気公開番組などを誘致するとすれば、かなり早目に手を打たれたほうが安く効果的な運動ができるんじゃないかと思っての提案でございます。よろしくお願いいたしたいと思います。

 あとは再質問でお願いします。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、田原議員の御質問に順次お答えをしてまいります。

 1番目でございますが、市長選挙の総括についての出馬の動機と目的についてでありますが、掛谷議員にお答えしたとおりであります。

 次に、前西岡市長の後継につきましては、特別な経緯はございません。

 また、継承すべきものは何と考えているかについてでありますが、前西岡市長の政治は端から、政治は弱者のためにという政治理念は継承しなければならないと考えております。

 次に、市長選挙での公開討論会を条例化してはどうかについてでありますが、選挙管理委員会に確認をいたしました。告示日より前の政治活動期間中につきましては、まだ候補者ではない状態であり、また個々の政治活動は本来自由に行えるものでありますので、公開討論会を市が条例化して参加を強制することは、立候補予定者の公平性を確保する上で大変難しいとのことであります。

 また、告示日以降の選挙運動期間中は、候補者みずからの意思で行う個人演説会を開催することができることは御承知のことと思います。この個人演説会を合同で開催することもできますが、あくまで候補者同士の意思によるものでなければなりません。個人演説会を開催するのかしないのかは、候補者が決定することであります。

 さらに、公職選挙法では個人演説会、政党等政党演説会以外の演説会の開催を禁止する規定がありますので、市がこれとは別に討論会を開催することは、公職選挙法に抵触するおそれがありますので、難しいとのことであります。

 2番目の件でございますが、所信表明並びに施政方針について、まちづくりに取り組む基本的な考え方につきましては、掛谷議員にお答えしたとおりですが、新しい視点でのまちづくりとしてこれまでの基本スタンスを変えるひとつの備前市への転換が含まれるものであります。

 その一つの例として、コンパクトシティー、スマートシティーという概念を掲げております。コンパクトシティーとは、3ないし5キロ圏内で買い物などが完結できる町を想定しています。一つの市街地に集中させるのではなく、地区などの単位で日常生活が可能となる生活圏を市内に複数設け、互いに交流や連携を図ることで住みよさの向上につなげていくものであります。

 なお、現段階で想定する生活圏の拠点は公民館などであり、そこに人を配置することで、まずは安心感を提供することから始め、商店の機能をこの生活圏にできるだけ近づける取り組みを中期的に行っていきたいと考えております。

 また、スマートシティーについては一般的にエコシティーと言いかえることができ、省資源、省エネルギーのまちづくりを進めるものであります。ICTを活用した行政サービスの提供を初め、より高速なインターネット環境の整備を進めることで市民生活の向上や起業の促進につなげてまいりたいと考えております。

 次に、常任委員会への市長、副市長の出席についてでありますが、常任委員会は委員さんがその部門に属する自治体の事務に関する調査を行い、議案、陳情等を審査する機関であり、そのための説明員として担当課長が出席し、あわせて担当部長も同席していることから、さらに市長、副市長の出席は現在考えておりません。

 次に、事業完成をともに祝い、喜びを分かち合える行政をとの考えには共感、賛同を抱かせていただくとともに、私のリーダーシップに対する期待につきましても真摯に受けとめさせていただきます。

 3番目に、次期総合計画についてでありますが、まず議会議決につきましては本定例会に提案の備前市まちづくり基本条例の一部改正のとおり計画は議決対象とし、市長の任期ごとに見直しをしていきたいと思っております。

 次に、教育のまちづくりでありますが、子供の学力向上はもちろんのこと、家庭、学校、地域が役割分担しながら子育てや教育を支え、将来を担う人材を町全体で育てていくことをイメージしており、本計画によるまちづくりを通じ、子供たちに町の人たちに育てられたという思いを抱いてもらえばと思っています。

 教育のまちづくりをアピールする具体策についてでありますが、本年度は備前まなび塾を創設いたします。

 また、所信表明でも触れましたが、将来的には小中一貫校、中高一貫校というハード面での取り組みも視野に入れていきたいと思っております。

 論語教育については、ふるさとの文化を継承する取り組みとして論語出前講座など既に実施しております。県において、論語を活用する意義や方法の研究をこれから始めると聞いており、その成果を今後の取り組みに生かしてまいりたいと思っております。

 次に、3点目でございますが、旧閑谷学校の世界遺産登録についてでありますが、文化庁からの指示や本市専門委員の御意見に基づき、閑谷学校の顕著で普遍的な価値を追求する専門家による広範な調査研究を25、26年度で行い、これを報告書として取りまとめ、文化庁へ提出してまいります。

 また、「まなび」フォーラムや講演会を通して閑谷学校の本当の価値を多くの方々に向けて情報発信していきたいと考えています。

 さらに、連携している旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会も、閑谷学校の登録に向けてのホームページを立ち上げる予定となっております。

 次に、水戸市、足利市との連携についてでありますが、掛谷議員にお答えしたとおり、現時点では閑谷学校単独で提案する方針に変わりはございませんが、これからも検討課題と思っております。

 なお、閑谷学校は近世の教育遺産として過去から現在へ引き継がれてきた備前市のかけがえのない宝物であります。世界遺産登録の目的は、閑谷学校の顕著で普遍的な価値を証明し、過去から引き継いだ宝物である閑谷学校を未来へ伝えていくことでございます。

 また、その過程での副産物として備前市民の間に閑谷学校に関する理解が深まり郷土の誇りとなるものと考えますし、市内のみならず広く閑谷学校の周知が図られるものと考えております。

 次に4点目、行財政・組織改革についての1つ目、交付税の配分が自治体の本気度で査定対象に、でありますが、先月総務省が行政改革や経済活性化に取り組み成果を上げた自治体を、交付税配分で優遇する新たな取り組みを導入し、平成26年度からの実施を目指すものと報道されたところであります。具体的な内容が示された段階で対応してまいりたいと考えております。

 2つ目の職員定数でありますが、正規職員に関しましては少数精鋭を目指してまいります。

 3つ目の施設の統廃合についてでありますが、まず支所につきましては周辺地域住民の安心感につながる生活拠点施設として現状の支所機能を維持しつつ、地域住民が集えるような施設を目指そうと考えております。

 一方、遊休施設につきましては類似施設の有無や地域への移管などを検討し、効率的な再配置を目指し、維持管理経費を削減してまいりたいと考えております。

 5点目、都市計画マスタープランについてでありますが、寒河駅前の土地利用につきましては、農振、農用地指定がなされていることから開発が進まず、現在に至っております。農業の振興のため指定されている現状から考えますと、この指定を解除するには相当の計画が必要であり、パーク・アンド・ライドのため駐車場を整備するのであれば地元住民の意向や需要について調査を行い、その必要性を十分に担保することが必要と考えます。

 6点目、地域おこしについてでありますが、(仮称)日生大橋の開通のよる効果を市域全体、また市域を越えて発展につなげるためにも鹿久居島を初め諸島の活用は重要であると考えております。

 開通までにしなければならない事業としては交通手段及び航路の確保、ハード整備としては島内生活道路の拡幅改良、大型バスの転回場及び観光客、住民のための駐車場の整備などを検討しております。

 また、文学によるまちおこしについて、備前市が輩出した文学者については従来から市内文化施設等の企画展等で取り上げてまいりました。現在、策定中の備前市歴史文化基本構想の中でも映画と文学、心像風景の残るふるさとという一つのまとまりとしておりますが、今後検討してまいりたいと考えております。

 また次に、丸山古墳については保存、活用が必要と考え、今後検討してまいりたいとは思いますが、国指定史跡の発掘調査等に関しては伊部南大窯の例を持ち出すまでもなく、文化庁から承認を受けた明確な事業計画と膨大な予算と長い事業期間が必要となりますので、残念ながら現状では困難と考えます。

 次に、日生病院跡地利用については外周の市道拡幅改良と一部売却も含め残りの土地については駐車場等としての利用を考えております。

 架橋完成に伴う諸島部の活性化についてでありますが、議員おっしゃられますとおり架橋効果を市域全体、また市域を越えての発展につなげるためにも諸島の活用は重要であると考えております。そのためには、まずは島の生活基盤整備が重要でありますので、駐車場や島内道路の整備などに力を入れてまいります。

 諸島地区の活性化のためには諸島という限られたスペースや資産の中で他の地域ではできない諸島地域ならではの活性化策を考えなければならないと思っています。

 この地域は、瀬戸内海国立公園に指定されておりますので、今ある自然を生かした癒やしの空間や、人と人が触れ合うことのできる空間の創出といったことがポイントになってくると思っております。都市住民が肌で自然を感じ、心を癒やすことができる場というすばらしい場所でありますので、これからも魅力を県内外企業等へも情報発信していくとともに、今後諸島の方々の御理解と御協力もいただきながら市域を越えた活性化につながるような施策について検討してまいりたいと思っております。

 4番、1点目、日生大橋(仮称)竣工を記念する事業についてでありますが、平成16年11月に完成した頭島大橋の竣工式を参考にしつつ、また地元期成会と協議をしながら竣工式を含めた記念行事を考えていきたいと思っています。

 橋のネーミングを募集して全国にPRしてもらいたいについてでありますが、現在(仮称)日生大橋の景観は上部工の全容が見えてまいりました。また、(仮称)梅灘橋については本年4月に完成いたしておりますので、この2つの橋梁の名称公募をホームページ、広報等で行いたいと考えております。

 公募の時期については、お盆にふるさとへ帰省される方々にも実際に橋の景観を確認していただき、公募していただけるよう8月初旬のホームページへの掲載と広報8月号への掲載を考えております。

 2点目、備前市賛歌で作詞募集と岡千秋氏への作曲依頼、3点目、備前市にゆかりのある人々、人名録の編さんについてでありますが、御意見として伺っておきたいと思います。

 4点目、著名な出身者による観光大使等のイメージアップ作戦についてでありますが、大使として任命する人次第では本当に大きな広告、広報媒体であり、備前市のイメージアップにつながると思います。

 近年、地元にゆかりのある著名人をふるさと大使等に任命して成果を上げている自治体も多くありますので、今後検討してみたいと思います。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 再質問をさせていただきます。

 市長の委員会への出席ということについての答弁を聞かせていただいてやはりなと。これは職員の書かれた原稿じゃないかというふうに思いました。

 私も、やはり本音で備前市のことを話し合うんであれば、議会は議会で話をしとってくださいといっていったところでしょせんは議会は執行権もなければ予算権もありません。本音で意見を話し合える場、委員会での議論というのは大変重要なものだと思うんですよ。恐らく今回市長になられて恐らくある面ではそういう面がっかりされたんじゃないかという感じもしてならないんです。もう一回市長の本音として議会側の要請があれば出ていきますよと言われるのか、あくまでも建前で委員会は当然議員は議員同士で好きな話をしといてください。説明員で職員は出しますよということなのか、その辺を再確認をさせていただきたいと思います。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) さきにも申し上げましたとおり、今までのルールはルールとして守っていかなきゃならないと思っております。

 また、市議会の皆さん方の御意見は常に拝聴してまいりたいという姿勢に一貫性を持って行政に当たっていきたいと思っておりますので、その点御理解を願います。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) ルールといいましても備前市以外の町では結構市長も出ているんですよ。なぜ備前市だけがそうなんかという、かたくなに拒まれるのか、それがどだい備前市の活性化、元気度を損なっているんじゃないかと。要するに、政治主導を市長が望まれるんであれば、やはりみずから出られて議員おまえたち市民からどんな意見を聞いておるのかということを堂々と言い、尋ね、言われる。やはり人づての、副市長これは私は市長に答弁を求めているんですよ。市長の意見を私は聞かせていただきたい。市長とじかにする場はこの場しかないんですよ。その辺を再認識して再度お尋ねします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 田原議員の御意見は御意見としてよく賜ってまいります。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 次に入ります。

 答弁漏れがありましたので、お尋ねをしておきたいと思います。

 まず、人口流出の項で市職員の市外勤務者の占める割合についてどのような見解を持たれておるのか。要するに、一般職でも三十数%、35%程度の者が市外からの通勤者です。その現状をどのようにお考えか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 総務部長のほうから答弁をさせていただきます。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 三村総務部長。



◎総務部長(三村功君) 数字だけを申し上げますと、合併時が一般行政職でございますが、471人中、市外在住者が163人、34.6%でございました。この平成25年4月1日現在で申し上げますと、一般行政職員365人中138人が市外在住でございまして、割合にしますと37.8%でございます。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) そのような数字なんですよ。その実態について市長はどのように感じられましたかということをお尋ねしております。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 市役所の職員がなぜ市外に移るのかというのは、多岐にわたる理由があろうかと思います。一つは、いわゆる教育の問題、あるいは備前市内における土地等の問題、そのようなことも相まってこのような数字になっておるんではないだろうかと今現在は理解しております。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) そうじゃなしに、この現状をどのように感じておられますか。もっともだなあ、仕方ないなと思われるのか、やはり異常じゃないかと思われるのか、まずその点からお尋ねをしておきます。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) これはこの数値が異常とか、あるいは当然とかというようなことではなかろうと思っております。それぞれの市職員もそれぞれの人生を考えるときにこの市外に出るということは大変な決意のもと、やられたことだろうと思っております。

 また、市内に残っておられます多くの市の職員もおられます。いろんなふくそうした原因があろうかと思っております。これからもよくそういうところを検討してまいりたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 市長は、後援会だよりの中で私は備前が好きなんだと、こういうふうに書かれておられました。元気な備前市をみんなでつくろうというふうにも訴えられております。私は、やはりこの備前市、我がふるさとをついの住みかとして何とか今よりは一歩でも前進したいなあと、そういう思いでいっぱいなんです。

 そういう中で、そういうまちづくりの中心的な職務である職員が外へ出ていくということは、それは個人的にいろいろな事情もおありでしょう。しかし、それはやはり先ほどトヨタの例やパナソニックの例も話をしました。そういう人たちがまず備前市を好きになってもらいたい、備前市のために何とかしたいという気持ち、その愛郷心といいますか、郷土愛の醸成こそまず大切なんじゃないかと、このように思うんです。

 そういうことで、せめてふるさと納税でもして備前市にかかわりを持たれてはどうですかとか、それから市外であっても地域担当員制度という形で備前市のボランティアに参加する担当を決められてはどうですかという提案もしてみたんです。

 しかし、しょせんはそれだけで私たちには権限がありません。そこから先は御当局の考え方の問題です。協働のまちづくりというて市民に対しては自分たちのことは自分たちでしなさいという突っぱねをしながら、片や職員が外へ出るというのはもってのほかじゃないかという厳しいメールが届いております。その原因をしっかりアンケートでも調査されて、それを一つ一つ潰していくことが人口増になるんじゃないかというその提案のメールでありました。いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 市職員、幹部のふるさと納税につきましては、決して少ない数字ではないということを伺っております。そして、元気な備前市をつくろうという思いは市の職員としても当然持っておると思っております。毎日しっかりと元気に協働のまちづくりに市の職員全員が励んでおるものと私は思っております。市長になりましたからにはそれらのことにつきましてもよく田原議員の御意見を賜って、反映をさせていただきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 次の項目に入ります。

 市民と喜びを分かち合える行政をということでざっと流しましたが、これもどなたの答弁であったか、書かれた原稿かわかりませんけども、例えば直近の例で申し上げます。

 日生町でこの間日生西小学校の体育館が完成されました。ところが、その竣工に対して一片の報告書程度であります。私も総務文教委員会に所属しておりますけれども、御案内もいただいておりません。事ほどさようにやはり議会は予算で議決されればそれで終わり。やはりそれには住民の思いがあるわけですから、PTAの皆さんや地域の皆さんと一緒に完成を喜び、そういう喜びを分かち合うような政治姿勢が必要じゃないですかと、こういう、具体的にはそういうことなんです。

 ほかにもいろいろあります。いろいろな事業が催されますけども、県会議員さんなんかはちゃんと席があって挨拶されて、市の主催の行事に議員はどこへでも、案内だけはしときましょうと、こういうようなことが多いんですよ。これ、あえてここで言うのは新しい市長さんを迎えた場でありますので、あえて言わせていただいているんです。いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 西小学校の体育館完成は、私の登庁前でございましたので、その経緯につきましては詳しくわかりません。ただ、皆さん方のお力で備前市の諸施設ができ上がっていくということは間違いございませんので、そのような行事等につきましては十二分に考慮するように申し伝える所存でございます。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 次に移りますが、交付税と職員給料の減額について、どっかで触れたと思うんですが、その基本的な考え方について、少数精鋭でやっていくんだと、そういうことはわかりました。

 そういう中で、職員の関心事でもありますし、モチベーションにもかかわる問題でありますので、ここでお尋ねをしておきます。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 議員御指摘の備前市のラスパイレス指数は、現在102.8であります。市職員の人たちは、一生懸命行財政改革に励むとともに職務の執行に当たってもらっておると思います。市の財政状況から考えて、このような指数ということでございます。御理解を賜りたいと思います。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 確かに100以上ということでありますけれども、それは国家公務員が7.8%減額したことによって100%以上になっておると。さらに、県下15市の中で備前市はビリから2番目というようなことなんですよね。私は、しっかり働いてもらってしっかり給料は出してあげたらどうかと。そのためにはしっかり備前市を愛する気持ちになってもらってしっかり働いてもらいたいという気持ちの中です。

 要するに、総社市さんは減額しないということがマスコミで報道されておりましたが、備前市ではどのようにお考えなのか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 備前市も、今現在減額をするつもりはございません。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) わかりました。

 次に入ります。

 都市計画の件で、寒河駅前の農振のことについてお尋ねしました。通り一遍の職員の答弁だと私は正直がっかりもしております。

 せっかく民間から市長になられて、やはり地域の住民の声も肌で感じられて、やはり50年経過した寒河地区の状況、そういうような中からやはり、というのがなぜこれを言うかというと、岡山県で日生町は一番耕作面積の少ない地域だったんです。ですから、歴代の町長は県の要望というか、言うことをあえて抑えながら農振の指定について、農用地指定については拒否し続けてきたわけです。ところが、行政側の住民だましといいますか、10年たてば解除されるんですよというようなことで、10年たったら解除される可能性があるんならいいじゃないかということでその行政指導に乗っとるわけです。ところが、さあ一旦それになると事のいかんを問わず一切手がつけれないというような現状なんですよ。

 そういう現状をぜひ理解していただいて、市長が上位法令であるこの総合計画の改定時でありますので、一つ本気で考えてみたらどうかという、その英断を下すことによって職員というのはそれじゃあ本気で考えてみようかなと、こうなる、そのように私信じているんですよ。そういうことで、あえて再質問をさせていただきます。いかがでしょうか。

 花火大会、かき祭、消防の出初式、そりゃあ250号停滞しますよ。賢い人は日生に行くのに寒河駅で車をとめて、あそこから電車で行って日生でおりる、こういうことを使っている人たちも多いんです。それをうまく活用したまちづくりというのはぜひ必要じゃないか、このように思っております。よろしくお願いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 事実として農振法が適用されておるところを解除するのは、先ほどの答弁のとおり大変難しいところがあるわけでございます。それを計画するということについては十分に担保する必要があろうかと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 強く記憶にとどめていただいて、上位法令であるその総合計画の土地利用の検討の際にパーク・アンド・ライドについての検討にお加えいただきたいなあと、重ねて要望して次に移りたいと思います。

 文学によるまちおこしについてですが、その必要性は理解いただいたと思いますが、備前市では明るい家庭づくり作文というのが定着してございます。

 岡山県では「岡山の文学」、岡山市では「岡山市民の文芸」、倉敷では「文芸くらしき」というものを毎年発行しているようであります。これだけ著名な、全国的にも著名な文学者を輩出している町であり、教育のまちづくりということなわけですから、ぜひそのように備前市としてもそういうようなものを発刊し、そうすることが国語力のアップにもなるんじゃないかと、このように思っての提案ですが、いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 備前にはすばらしい文学者が誕生しておりますし、その文学作品も数あると認識しております。これからも文化、文芸の振興につきましては、一層勉強してまいりたいと思っております。その節にはどうぞ協力をよろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 旧日生病院の跡地の件ですが、ちょっと答弁聞き漏らしたと思うんです。旧アルファビゼンに高齢者施設と複合施設ができるんだと期待をしておりました。私は、ああいう施設こそ日生病院跡地へ誘致してはという思いがしておりました。

 そういう中で、私がここであえて提案したのは、いわゆる高齢者施設、福祉施設というのはやはり事業者が余りもうかる仕事で、事業ではないと思います。そういう中で、やはり土地取得とか財源の確保というのが大変なんだと。そういう中で、遊休施設とも言える、そういう福祉施設を建てるんであれば、市がその土地を提供しましょう。もちろん買ってもらえりゃそれにこしたことはないわけですけども、そういうような中で貸与をしてうまく活用すると。アウトソーシング、いわゆるPFIですか、PFI、そういうような手法で現に日生のあおさぎはうまくいった一つの例を提案したわけです。

 私、駐車場について否定はしません。この駐車場の提案があったときに、これはあくまでも仮設ですなあと言うたけども、いや、これは常設だということで担当者は言い張りましたけど、常設であそこを駐車場にするというのを庁議で決めていいのかと。そういう重要なものはもっと議会と相談して決めるべきじゃないか。やはり土地の少ない日生ですから、1階はそら駐車場でいいじゃないですか。じゃあ、2階、3階の立体的な利用の仕方という一つの方法の中で高齢者施設という、先ほど来アルファビゼンで提案がありましたようなものをむしろ全国へ情報発信されたら私は結構反応あるんじゃないかと、このような意味での提案です。いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 市の担当者からは地元の方との協議も調い、また議会とも相談の上、駐車場、それは月決めと時間貸しを中心に進めておるということを伺っておりますので、先ほど副市長が答弁したとおり、9月の議会には予算を計上していきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) それは先ほどるる申し上げましたように、そんなことを庁議で決めてぽんと議会へ出して、後はこれでいきますよというのはおかしいんじゃないかということを言っているんです。それは、こういうことが先ほど言ったように委員会に市長が出ていない、靴の上からかゆい足をかくというような感じなんですよね。

 駐車場は誰も否定してません。議会も誰も否定はしておりませんよ。ただ、あそこを駐車場だけというのはもったいないんじゃないかという議論です。ですから、9月の予算は取り壊しの予算でしょ。次の、取り壊しですか、それとも駐車場、駐車場はいいですが、とりあえず駐車場はいいですけども、将来の計画としてはそういうような発想もいかがでしょうかということです。いかがですか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 田原議員の御意見は御意見として賜って、次なる日生町の発展のために有効に活用させていただきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) 最後に、合併10周年記念について再質問させていただきますが、日生大橋の竣工が図らずも合併10周年と重なります。私は、このイベントは大変大きなイベントだと、重要視するべきだとたびたび提案をしておりますが、時期尚早だということで舞台に乗っておりませんでした、今まで。

 そういう中で、先ほど本質問の中でも話をしましたように備前市が余り金を使わずにアピールでき、市民も喜ぶ、そういうお祝い事をみんなでやりませんかと。答弁では、今平成16年の頭島大橋のときを参考にというんですけど、そんなことじゃないはずなんですよ。やはり市長、やはり市長も恐らくそういうふうにお考えだと思います。

 やはり例えばNHKの人気公開番組にしたって早いうちに手を打つべきだと思いますし、去年岡千秋さんが日生へ来たときに話したんですけども、あなた日生の出身者として、島の出身者ですから日生大橋ができたときにはぜひイベントに一つ一枚乗りませんかという話ししたんですよ。そら、いいことだと。岡千秋ふるさとで歌う、いいじゃないかと。わしで手伝えることは何でも言うてくれと、こういう前向きな答弁もいただいてますよ。

 そういうようなことをやはりテレビ会社あたりとうまくタイアップして、そういうような方法もありますし、市長も懇意にされている重友さんをゲストにマラソン大会もしてもいいですし、走る男のタレントの森脇健児さんをいえば、あの人のファンが全国から集まってくるかもわかりません。市民向けのまほろばウォークを復活してもいいと思うんですよ。そういうようなものを市民と一緒に、市民を巻き込んで低コストで楽しく効果があるイベントをぜひ早目に計画されて、実行しようではありませんかという提案です。よろしくお願いをして、私の質問を終わります。答弁があればお願いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) もう一過性の行事で終わるつもりはございません。これを一つの大きな起爆剤にして、備前市の活性化につなげる所存でございます。物まねをして、そして一過性で終わるということではなしに、その完工時前後に議会ともよく相談をいたしまして、市民の方が皆さんが祝える行事にしていきたいと思っております。その節にはまた御高説を賜りたいと思います。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 田原議員。



◆14番(田原隆雄君) もう一つ、スマートシティーのことでちょっと聞き漏らしておりました。鹿久居島の有効利用について、スマートシティーには新都市型と再開発型があると思うんですよ。私は、市長の描かれているスマートシティーはそれでいいとしても、鹿久居の総合開発のためにはあそこはいろいろ規制があるところですから、国の政策にうまく合致する案をぶつけて、それでぜひエコアイランドであるとか、そういうような国の政策を先取りしたものをぶつけていくべきだと。そういうものもあわせて架橋の全国展開、PR展開にうまく乗せて総合開発グランドデザインを公募するのも金がかからずにいい案が手に入るんじゃないかと、このように思いますが、いかがでしょう。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) そのような方向で進む、また進めたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) よろしいか──(はい)

 以上で田原議員の質問を終わります。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(尾川直行君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。

     午後4時02分 休憩

     午後4時15分 再開



○議長(尾川直行君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。

 長時間でお疲れのことと思いますが、本日予定しております7番目星野議員の一般質問まで行いたいと思います。つきましては、予定しております一般質問を終了するまで会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 御異議なしと認めます。よって、本日予定しております星野議員の一般質問が終了するまでの間、会議時間を延長いたします。

 次に、鵜川議員の一般質問を願います。

 4番鵜川議員。

     〔4番 鵜川晃匠君 登壇〕



◆4番(鵜川晃匠君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 吉村市長、市長御就任おめでとうございます。これからの4年間の市政において大変厳しい財政状況ではありますが、市民が備前市に住んでよかったと実感できるよう、夢のあるまちづくりに取り組んでくださることを切望いたします。

 それでは1番目、大きな項目、施政方針についてお尋ねをいたします。

 議会初日にそれぞれの分野での市長の平成25年度施政方針演説があり、その取り組みが示されました。その裏づけとなる本年度の当初予算は骨格予算で編成されているため、新市長による肉づけ事業配分がなされると思いますが、どこにウエート、重点を置いてめり張りのある施策を遂行されようとしているのか、市長選挙を通じて訴えてこられた市長の思いと関連して具体的にお考えをお聞かせください。

 次に、大きな2番目、企業誘致についてお尋ねをいたします。

 市長は、企業誘致については重要課題として位置づけられています。備前市にとって富を生む施策をどのように進められていかれるのか、そのお考えをお聞かせください。

 また、備前市では企業誘致の適地がなかなか見当たらないのが現状であります。市面積の大半を山林が占めており、その活用が問われていると思います。

 一例として、備前市の八木山地域に企業誘致に適した広大な山林、民有地約30ヘクタールが存在をしています。さらに、この地域は国道2号及び山陽自動車道インター出入り口の直近にあり、備前市にとって企業誘致を進める上で最良の適地と考えられます。市長も多分御存じだと思いますが、この土地を備前市の工業団地候補地として調査費を投じて御検討されてはいかがでしょうか、御提案をさせていただきます。市長のお考えをお聞かせください。

 次に、大きな3番目の項目でございますが、吉永幼保一体型施設整備についてお尋ねをいたします。

 私は、吉永幼保一体型施設整備について一般質問で再三取り上げてまいりました。平成25年2月議会で吉永幼保一体型施設についての一般質問に対して武内副市長は新市長のもとで解決されることを期待していると御答弁されました。新たに御就任をされました市長にお尋ねをいたします。

 既に決定されていた吉永幼保一体型施設整備は、平成21年度には関係者協議も進み、平成22年度に設計を着手している中、平成22年12月17日に行政対象暴力等により白紙撤回が決定されました。復活するには施設整備がスムーズに行われるための条件が行政側から付されましたが、今日まで正常な関係ができず、膠着状態となっています。問題となっている地区での役員初め区民は、建設について反対されている方は誰もおられません。このような膠着状態を市長はどう受けとめられるのでしょうか、お尋ねをいたします。

 また、現状の吉永保育園、吉永幼稚園の施設、特に幼稚園のIs値0.13を鑑みても、至急に取り組みをしなければ有事には大変なこととなりかねません。

 また、園児らが不安におびえることなく安心して学べる施設を今か今かと保護者を初め関係者は待ち望んでおります。白紙撤回から2年6カ月近くは経過しようしています。市長、吉永幼保一体型施設整備を早急に行う決断をお願いするものであります。

 以上の点について市長のお考えをお聞かせください。

 大きな4番目の項目でございます。

 危機管理対策室、仮称でございますが、この新設についてお尋ねをいたします。

 昨今、危機管理体制についてはいち早く的確に対応できるよう、各自治体では行動計画、策定計画の見直しがなされております。備前市においても防災、健康、交通面の危機管理体制、情報収集、それぞれの役割等々行動計画において対応されていると思います。

 しかし、年々市民の危機防災意識、南海トラフ等高まっていく中、現在の市組織体制では防災面では総務課、健康面では保健課、家畜伝染病等の面では農林水産課、安心・安全面ではそれぞれにかかわる担当課が初動態勢をとっているのが現状であります。その組織体制の中で、条例なり要綱を持って必要と認められる場合には対策本部を置き、対応されておりますが、一本化した統括的部署、役割と位置づけを明確にする必要があると考えます。

 そのためには、全庁的に対応する指揮系統部署、危機管理対策係あるいは室(仮称)等を新設して、一本化した初動態勢でスムーズに行動ができる組織にすることで、多岐にわたる諸問題について市としての指令を瞬時に発信する体制ができ上がるのではないかと提案するものであります。市長のお考えをお聞かせください。

 以上、4項目ですが、細かい点は再質問でお伺いをさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、鵜川議員の御質問に順次答えてまいります。

 1番、1点目でございますが、施政方針についてでありますが、どこにウエートを置いてめり張りのある施策を遂行するかについてでありますが、施政方針で申し上げておりますとおり、今後財政状況は非常に厳しくなることが予想されております。このため、歳入面においては市税等の収納率向上対策、企業誘致や定住促進等を図り、自主財源の確保に努めてまいりたいと思っております。

 歳出面においては、事務事業の見直しや効率的な施設管理による経費の縮減を徹底し、歳入に見合った歳出構造に転換してまいります。

 今回の補正予算は、こうした財政状況から住宅リフォーム助成地域振興券交付事業、架橋建設事業、学校耐震化事業などが主なものとなっております。住みよさの向上につながる新規事業や政策的事業は、今後の財政状況を考慮しながら可能なものから取り組んでまいります。

 2番、1点目でございます。企業誘致についての施策をどのように進めていくかについてでありますが、市内企業のリーダーが集まる商工会議所が主催します楷の木クラブという会の中で、市の企業誘致が進まない一番の要因について、企業団地がないことと上げられております。私がトップセールスとして企業訪問を行うことは言うまでもありませんが、当面は民有地及び空き工場用地の情報提供を幅広く行うこととし、可能な限り早い時期に企業団地を検討するなど、企業誘致できる体制を整えてまいりたいと考えております。

 次に、2点目でございますが、八木山地域の広大な山林を企業団地候補地として検討することについてでありますが、先ほどの答弁のとおり政策的な視点に立って企業団地の検討をしてまいりたいと考えております。

 3番、吉永幼保一体型施設整備についてでありますが、何らかの道筋をとのことですが、今のところは今までの方針に変わりはないと考えておりますが、これからは前向きに検討するように担当部署とも相談をしてまいりたいと思っております。

 しかしながら、吉永幼稚園の耐震化についてはIs値が非常に低いことから、園児の安全・安心を確保することが必要であり、今後施工場所の変更も含め幼稚園整備を先行するのか、幼保一体化を進めていくのか、さまざまな角度から早目に検討を開始いたします。

 4番目でございますが、危機管理対策室の新設等についてでありますが、市民の生命及び財産などに重大な被害が生じるような緊急の事態に迅速かつ的確に対処すること、また安全で安心な市民生活の実現に向けて危機管理体制の充実を図ることは、行政の重要な役割だと深く認識しております。今年度予定しております機構改革において当市に必要と考える組織、機構を構築いたします。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) 済いません、市長、就任早々再質問をさせていただくんですけど、まず1点目の施策方針についてでございます。

 これはもう市長がそれぞれ各部のヒアリングを既にされての、踏まえてこういった本年度の肉づけ等も行われていることだと思います。その中で、非常に厳しい予算範囲の中で市長の思いどおりにはなかなかいかないということは、もう十分承知をいたしております。

 今後、いろいろ施政方針の中にうたわれておりましたけれども、本当に必要とされるところに予算を投じてほしい。弱者のため、端から端までという、冒頭言われてましたように中山間地域を少しでも活性化できるための施策を講じてほしいんですが、その点ちょっとお伺いをいたします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 今回の補正予算の計上でおわかりと思いますが、まだまだ重要なめり張りがついておるとは思っておりません。ただ、財政当局の説明等も聞きまして、俗に言うシーリングを実は私は今かけております。7月には24年度決算が上がってくると思いますので、その辺も鑑みながら9月にはよりめり張りのつく予算をお願いをしたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) 1番についてもう一点だけ教えてください。

 これ再質問ですので、市長よりもむしろ市長就任して間がないということで、今までの経緯を踏まえての再質問でございますので、担当部長にお伺いをしますけれども。

 まず、企業誘致について、施政方針の15ページの商工業に関して記載がございます。本市の特性及び優位性をアピールして誘致を図ってまいりますと述べられております。重要施策としている企業誘致について、肉づけで調査費の事業配分はできているのか、あるいは今後補正予算で肉づけされるのかどうかを、まず今までの経緯を踏まえて担当部長にお尋ねをいたします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 高橋産業部長。



◎産業部長(高橋昌弘君) 今回の肉づけ予算につきましては、先ほど市長のほうから申し上げましたとおり、財源の確保が困難であったことから調査費等につきましても上がっておりません。今後、先ほどの話もあります。決算も出てきます。そうした部分の中からめり張りのある予算ということで、担当者とすればぜひともつけていただくように要望してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) その施政方針の中に市道の拡幅整備ということもございます。あわせてこの施政方針の18ページの道路に関して、市道について年次計画に基づき整備を進めると述べられております。

 この件は、もう地域全体から、各地区からの要望が出てくるんじゃないかというふうに思われます。ここにも書かれておりますように、地域からの再三の要望を計画的に行っていくにはやはり事業配分を何年かに分けてできる範囲で少しずつでもやっていくという、そういった地域の要望をかなえてあげることこそが、やはり地域と密着した行政の施策が生まれてくるんじゃないかというふうに思うんです。ですから、もうはなからこれ単市の予算になると思いますけれども、やはり幾らかはもうそういった緊急性を要するところへは重点配分をつけていただきたいということです。その点はいかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 御指摘のとおりでございまして、最大限配慮及び配分をし、また年次計画のもとで実行していきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) ありがとうございました。

 次に、企業誘致の件でございます。これはもう先ほど検討をやるということですので、早いうちはいつかということはあえて聞きませんけれども、検討するということなので、ぜひ御検討していただき、もう備前市のためになることですから、ぜひ前向きによろしくお願いをいたします。

 これはもう御回答は結構です。次に、3番目の吉永幼保一体型施設整備についての再質問でございます。

 これも、今市長のほうから、これも早目にどちらになるかわからないけれども、検討していくと。今言う御答弁ございました。この合併特例債を今までずっと幼保一体型施設には投入をされてきとるわけでございますけれども、合併特例債の有効はいつごろまであるんでしょうか、教えてください。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 三村総務部長。



◎総務部長(三村功君) 平成31年度まで延長になっております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) 合併特例債が31年まで有効であっても制限起債率ですか、ごめんなさい、要するに借りて執行できる予算が、市全体の中での県の指導を受けたりするパーセンテージを維持できる状況の中での私はお話をこれさせていただいとんで、はなからもうこれは起債制限率がオーバーしたからもうこれはできませんよというたんでは、これは将来不都合があると思いますので、そういった意味では吉永の幼保一体型整備が整えばその合併特例債というのはいつでも使えるかどうか、ちょっとそれをお伺いします。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 三村総務部長。



◎総務部長(三村功君) 今、総合計画策定中でございまして、それに合致した中期財政計画も同時にお示しできるよう、できれば今言われました合併特例債を使った事業につきましてもその中にできる限り織り込みたいという考えで進めております。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) よろしくお願いします。

 次に、危機管理対策室の新設についての再質問でございます。

 今、市長のほうから機構改革で考える。それから、私ちょっといなかったんですけども、掛谷議員の中でもお答えもあったようで聞き及んでおりますけれども。私は、冒頭ここで申し上げましたけども、市長にこれはこんなことを言うのは大変失礼な言い方になるかもしれませんけども、来年考えますということではなくて、私はやれるところはあすからやりますというスピード感ある対応、これがやはり吉村市長似合うんじゃないかというふうに思われますし、必要ではないかと思われます。

 なぜ私がこのことをといいますと、これをしたことによって予算をつけなければならないとか、職員数をふやさなければならないとかということではございません。今ある体制の中でそういう危機管理室を設ける、そうして充実を図っていくことは、これはできると思います。必ずできると思います。ですから、機構改革にするんだというんじゃなくて、今できるところは今からでもやるんだというスピード感のある対応をしていただきたいと思うんですが、その点いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 御指摘のとおりでございまして、部の名称あるいは機構を変えるのには条例の改正が必要だそうでございますが、課等の変更については規則で定められるということも事務当局から伺っておりますので、そのようなことを逐次やっていきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 鵜川議員。



◆4番(鵜川晃匠君) じゃあ、最後になります。

 市長、今後とも厳しい財政運営を強いられます。「言いは易し行い難し」の言葉がございますけれども、市長の持っているスマイルを絶やすことなく、できるところから一歩一歩市民の期待に応えてくださりますように御努力をお願いを申し上げまして、再質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(尾川直行君) 以上で鵜川議員の質問を終わります。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(尾川直行君) 次に、星野議員の一般質問を願います。

 2番星野議員。

     〔2番 星野和也君 登壇〕



◆2番(星野和也君) 市長におかれましては、初議会の一般質問初日ということもあり、お疲れかと思いますが、本日のラストバッターでございますので、もう少々おつき合いください。

 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 1番、施政方針について。

 ?財政について。

 将来を担う若者たちがゆとりある健全財政のもと、みずからの選択でみずからの町を築くことができるよう、将来への先送りをふやすことなく、また基金の取り崩しに頼ることのない安定した財政基盤の構築に取り組むということですが、行財政改革プラン策定時、合併における合併算定がえによる普通交付税の削減額は約10億円とされていましたが、現在の試算では約12億円となっています。しかも、このプラン実施で職員数の削減はほぼ限界に達するとなっています。この部分については削減の幅はまだ多少残されていると思いますが、施設の統廃合が中止になったり、廃止予定の事業がそのまま継続となっていたりしており、行財政改革プランの進捗状況がよくないのが現状であります。このままいけば、一般会計ベースで平成32年度からは約五、六億円ほどの歳入不足が生じるおそれがあります。

 景気は緩やかに回復傾向にあるが、大幅な歳入増加が見込めない以上、思い切った歳出の削減、施設の統廃合、適正な受益者負担金の制定、行政経費の削減など市民の皆様にも痛みを伴う改革が必要となるが、今後4年間の市政を託された市長の財政運営に関するお考えを教えてください。

 ?まちづくりについて。

 自分たちの町は自分たちでつくるという地域住民の主体性、自主性を尊重した市民主体の協働のまちづくりを推進するということで、現在備前市において地域の人たちが自由に語り合える場と仕組みづくりを学ぶため、市民、そして若手職員がファシリテーター養成講座を受講しております。今後、受講生が中心となりサロン、市民討議会、これはお茶を飲みながら、お菓子を食べながら自由に意見を言い合う場というものですが、それを開催し、市内のさまざまなことについて市民が語り合う場を開催する体制づくりが進んでいます。この取り組みを支援することが、これからの市政にとって大変意味があることと思いますが、市としてこの取り組みを支援していくことについて市長はどのようにお考えになりますか。市長のお考えをお教えください。

 2、定住促進について。

 最新の国勢調査をもとに今回発表された地域別将来推計によりますと、2040年備前市の推計人口は現在の60.4%に当たる2万2,851人にまで減少し、高齢化率は43.2%に達する見込みとなっています。日本中が人口減少時代にある中、人口減少は避けられないものですが、その中においても下げ幅の大きい本市では、この下げ幅を少しでも食いとめるために早い時期に対策する必要があると考えます。

 ここで何点か質問させていただきます。

 ?住宅リフォーム制度について。

 今回、予算計上をされています住宅リフォーム助成地域振興券交付事業、市内建設事業者を利用して工事費50万円以上の住宅リフォームを実施した場合に、工事費に対して10分の1の地域振興券を発行するというものですが、これは何度か提案させていただいたことのある定住促進のために空き家をリフォームし、貸し出す際、賃貸業者以外ですが、それにも利用することができるのでしょうか。例えば市外の人が備前市に住むためにこの制度を利用することができるのでしょうか。そのほかに、本市への在住歴など諸条件がありましたら、あわせてお教えください。

 今回、県下初の全額を地域振興券による助成ということですが、その理由もあわせてお教えください。

 ?、プロジェクトチームについて。

 岡山市は市内への定住を促進するために、庁内を横断組織、移住・定住手伝い隊というプロジェクトチームを新設。11の関連部署の若手、中堅職員で構成し、定住施策を企画立案する。東日本大震災以降、災害リスクが低いとされる岡山への移住希望者がふえていることを踏まえ、定住促進策を組織横断で展開する体制を整えるという新聞記事が掲載されていました。備前市でも、定住促進に向けるプロジェクトチームを新設する必要があるのではないでしょうか。

 また、再三やり玉に上がることのある市外在住職員、特に備前市から他市へ転出された若手、中堅職員による備前市に住むための問題点などについて話し合うプロジェクトチームまたは勉強会をつくってはどうでしょうか。市長の考えをお教えください。

 3、奨学金制度について。

 定例会初日の教育長挨拶の中で、幼、小・中の児童・生徒の数が前年比145名減という衝撃的な数値が発表されました。今後も、その数の減少は避けることはできないでしょう。

 この影響は、高校にも及ぶと考えられます。近い将来、備前市に1校しかない全日制高校である備前緑陽高校にも及んでくるはずです。いずれは高校の分校化、統廃合の声も上がってくることでしょう。

 そこで、提案です。市内在住の生徒で備前緑陽高校から大学や専門学校への進学者に対してこれまでより有利な奨学金制度を創設してはどうでしょうか。

 例えば卒業後、一定期間備前市に住めば奨学金の返済を免除するとか、また在学中の生徒には学習塾の経費などを補助することで支援してはどうでしょうか。そうすることで備前緑陽高校への進学率のアップ、また優秀な人材の育成にもつながると考えますが、市長のお考えをお教えください。

 4、学校給食について。

 昨年12月20日、東京都調布市の小学校で乳製品にアレルギーがある女児が、誤って給食でチーズ入り食品を食べて死亡するという事故が行っております。それを受けて、全国各地の教育委員会ではチェック体制の再確認や指導の徹底がなされております。岡山県においても、教育長から各市町村教育委員会に対し通達が出ていると聞いておりますので、本市でも同様の対応がなされていると思います。

 そこで、質問いたします。

 本市の場合、学校給食の提供方法は、各学校で給食をつくる自校方式と共同調理場でつくるセンター方式の2種類がとられています。自校式でさえアレルギーの原因となる食材を取り除いた給食や別の代替食を提供することが困難な中、少人数で数百食から約2,000食を調理する共同調理場ではさらに困難ではないかと思われます。きちんとした対応がとられているのでしょうか、お教えください。

 また、伊里などの一部の共同調理場では小学校の校長先生が充て職として責任者となっているが、学校運営のほかにさらに食物アレルギーや異物混入などに気を使わなければならない責任を押しつけることは酷なことであり、ちゃんとした責任者を別に配置する必要があると考えますが、教育長の見解をお聞かせください。

 そして、一番大切なのは本人を初め担任の先生や同じクラスの児童・生徒を含めた関係者全員が、アレルギーへの共通認識を持つことが重要だと思いますが、そういう共通認識を持つような対策がとられているのでしょうか、お聞かせください。

 以上の答弁よろしくお願いいたします。



○議長(尾川直行君) ただいまの質問に対する答弁を願います。

 吉村市長。

     〔市長 吉村武司君 登壇〕



◎市長(吉村武司君) それでは、星野議員の御質問に簡潔に順次お答えいたします。

 1番、1点目でございますが、財政運営についてでありますが、行政に対する需要が増大する中、本市では高齢化や人口の減少による個人市民税の減少、平成27年度から始まる普通交付税の合併優遇分の減少など、財源の確保は将来に向けてますます厳しくなり、今後大幅な歳入不足の状況に陥る可能性もあるものと認識しています。

 財政運営は、私が最も神経をとがらせている問題であり、難しいかじ取りになるものと認識しております。そのため、企業誘致や定住化促進による新たな自主財源の確保に取り組むとともに、行政経費の徹底した削減を行う必要があると考えております。

 また、住みよいまちづくりや定住化を進めるためには市民満足度の向上が不可欠であり、行政経費を削減しながら市民サービスの質を高めるという大きなテーマに取り組まなければなりません。

 具体的には、住民との対話を深め、真に住民が求めるサービスをよく見きわめること、新たな事業を検討する際は社会の動向を注視し、常に新しい見識のもとで事業実施を判断すること、事業費については経費の圧縮のみでなく、財源確保の見通しがはっきりした段階で予算を計上すること、行政と民間の守備範囲を改めて明確にした上で、事業の見直しを行うことなどの取り組みにより、行政経費の削減を着実に進めてまいりたい所存でございます。

 2点目、まちづくりについてでありますが、現在本市では本当に意味のある楽しいまちづくりを行うための人材育成として、協働のまちづくりファシリテーター養成講座を昨年度から開催しており、星野議員を初め地域づくりに意欲のある方や職員も参加しております。

 この講座では、楽しいまちづくりの基本となる楽しい会議にするためのスキルであるファシリテーションを身につけ、最後にはこのスキルを使って地域でサロンが開催できるようになることを目指しております。ここで言うサロンとは、地域のことを地域の人が楽しく語り合う場のことを言います。

 議員御提案の市が開催する会議などについて、このサロン形式で行ってはどうかという点につきましては、これまで以上に有意義で活発な会議または意見交換の場となるものと考えられますので、ぜひ検討したいと思います。

 2番の2点目、プロジェクトチームの新設についてでありますが、定住促進については長期的に取り組んでいくべきものと考えますので、チームの新設につきましては機構改革とあわせて検討してみたいと思います。

 市外在住職員によるチームまたは勉強会につきましては、御意見として伺っておきます。

 3番目、奨学金制度についてでありますが、御提案の市内在住備前緑陽高校生への有利な奨学金制度の創設でございますが、現在奨学金につきましては日本学生支援機構を初め県、各市町村または大学等で独自に設けられているものなど、各種の貸付制度がございます。その対象者は、学力や家計の状況等による選考が行われるもの、あるいは交通遺児などのように応募資格が定められているものもございます。本市でも、国、県制度の上乗せや市独自の制度を設け運用しているところです。このことについて、特定の学校に進学した者のみを対象とした奨学金制度の制定または優遇策については公平性の観点から制定は困難と考えますので、御了承をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 土山教育長。

     〔教育長 土山球一君 登壇〕



◎教育長(土山球一君) それでは、4番目の学校給食についてお答えいたします。

 まず、アレルギーのある子供への除去食、代替食の提供と関係者の共通認識の取り組みについてまとめてお答えします。

 学校は、毎年保護者からの聞き取りや質問紙調査を行い、アレルギーの有無、対象となる食材、程度などを把握するとともに、学校医から助言を受けています。その情報を調理場と学校とで共有しています。

 市内の調理場では、献立中の注意すべき食材の事前周知や除去食、代替食の対応を行っております。具体的には、献立表で該当の食材部分に印をして、子供や保護者、教員に配付する。対象の子供の食器に名前を明記する。除去食を担任に直接渡す等の対応を行っております。

 教育委員会では、現在学校訪問を行っておりますが、改めて校長、養護教諭にアレルギーの子供の在籍や対応状況の確認を行っているところでございます。現在、2,869総配食数のうち28食除去食をしております。

 2点目の共同調理場において小・中学校長が調理場所長を兼務していることに関連して、責任負担や教職員の共通認識の重要性についてのお尋ねがありました。

 備前市では、4共同調理場、1単独校調理場の5つがありますが、共同調理場では日生共同調理場を除き近接の小・中学校長が所長であり、単独校では当然校長が責任者であります。県下では、63共同調理場のうち35カ所が所長が兼務者となっている現状でもあります。

 当然、各所に専任の責任者を配置するのが理想ですが、そのことで人員増となることから、他市町村でも兼務を考えられていると思います。そのような中で、備前市においても備前地域の従前からの方式で学校長を責任者としているわけであります。

 少なくとも児童・生徒の学校生活に責任を持つ校長が、給食という学校生活に欠くことのできないものへのかかわりを持つことは必要です。ただ、栄養管理、衛生管理、アレルギー対応、異物混入防止、調理業務員の管理監督など、通常の学校業務以外の対応を迫られるわけで、何らかの対処が考えられないかと常々思っております。

 さきにお尋ねのあったアレルギー対応の共通認識を教職員へ徹底していくには校長が管理者であることは非常にメリットがありますし、教育委員会事務局のほうで施設管理や人員管理、緊急時の対応を分担対処していくことは効率的でもあります。市費で責任者の配置をするには人事担当部署との協議が不可欠で、今後検討はしてまいりたいと思います。

 以上でございます。



○議長(尾川直行君) 高橋産業部長。

     〔産業部長 高橋昌弘君 登壇〕



◎産業部長(高橋昌弘君) それでは、私から2番目の1点目、定住促進についてのうち住宅リフォーム制度についてお答えをさせていただきます。

 以前から議員が提案されておられました定住のための空き家のリフォームにつきましては、市内の方が空き家をリフォームして住むことはもちろん、市外の方でも備前市に居住されるのであればこの制度が利用できます。ただし、転入の方につきましてはリフォーム完了までに住民票の異動を行っていただくこと、所有者の同意を得て居住する人が直接リフォームを行うことが条件になります。

 このほかの条件として、申請時点で本市に住民登録がされていること、市税の滞納がないこと、暴力団員でないことなどがあります。また、対象となる住宅の条件としましては、居住の用に供する建築物であること、建築後1年以上経過した住宅であることとしております。

 次に、工事につきましては市内の建築業者が施工するリフォームであること、国や県、市の助成制度を受けている場合はそれらの対象経費を除いた工事費に要する経費が50万円以上であること、交付決定後に着手をする工事であること、工事が平成26年2月10日までに完了することなどとしております。いずれにしましても、市民の方がわかりやすいパンフレットを作成いたしまして、周知を図ってまいりたいと考えております。

 次に、補助の全額を地域振興券で交付する理由についてでありますが、この制度の目的は市内商工業の活性化と住民の住環境の整備でございます。こうしたことから、補助金の全額を市内の商店などで消費していただきたいことから、現金ではなく地域振興券にしたものであります。

 以上です。



○議長(尾川直行君) よろしいか──再質問に入ります。

 星野議員。



◆2番(星野和也君) 何点か再質問させていただきます。

 施政方針の2番目のまちづくりについてですが、ファシリテーター養成講座を備前市でもやっているんですけど、これ総務省でも静岡県の牧之原市で行われた地区津波防災まちづくり計画策定会議などを参考に会議ファシリテーターの導入の動きがあります。それに先立ち養成講座を実施している本市では、ファシリテーターを活用したさまざまな計画づくりを行うことで人材育成にもつながりますし、今後先進事例にもなり得る可能性があります。

 実際、ファシリテーターの活用と言われても、多分市長を初めここにいらっしゃるほとんどの人がそれは何ぞやというのが率直な感想だと思います。私もそうでした。ぜひ一度講座を見て、見学に来ていただき、今月はこの日曜日の16日、来月は14日に研修を行っていますので、それを見ていただいた上でどのような活用ができるのか、考えてはどうでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 実は、この名前を聞きましたのは市長就任後でございます。この英語のファシリテーター、いわゆる専門家でないけども、会議のいわゆる中核でリードしていくという、オルガナイザーのようなものなんですが、こういうような養成講座を卒業された方がいろんな地域での活動をされることによって地域の活性化になると思っております。6月16日あるいは7月14日に講座があるということを伺っております。時間があれば伺いたいと思います。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) 次に、定住促進のところに移りたいと思います。

 隣の赤穂市では「住むのにちょうどいいまち赤穂」という定住支援ガイドブックというものを作成しているんですが、中には市として全国一安い水道水、水道代、あと道が広くて安全、ほかにもいろいろ書かれています。

 今、備前市はこのアピールという部分が非常に下手くそです。ここに民間から来られた市長ですので、この弱い部分をどうアピールするのかを、定住のためには備前市をアピールしないといけないです。そのアピールを民間の血を入れていただいて、もっともっと定住促進が図れるような対策を打っていただきたいと思いますが、市長の考えはいかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 先ほども答弁をいたしましたが、この定住化というのは本当に長い道のりでなければならないと思っております。備前市のまちづくりが魅力あるものでなければ、市外から移動するという期待も泡になってしまいます。いわゆる備前市のよさを一回でなかなか理解できません。リピートをして、そしてできたら1泊してもらう、あるいは連泊してもらう。それによって、次は移動をしてもらう。特に、京阪神等に対してはそのような販促といいますか、PRを行っていきたいと思っております。そのためにも、備前市のよきところを十分に理解をして、早くスピード感を上げて訴えていきたいと思っております。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) その上で、先ほど検討すると言われたと思うんですけど、いい面もですし、悪い面も一番わかっているのが備前市から市外に転出した職員だと思います。そういう人材をぜひ定住促進のプロジェクトチームなんかつくっていただいて、何が備前市はいいけど、何がだめなんだっていうのをそこの場で出してみてはどうかと思うんですけど、先ほど検討ということだったと思うんですけど、もう一度御意見を。どうでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 私は、定住化というものが市外からの住民の移動も大変大きな役割を担うと思っております。と同時に、市内の方がなぜ市外へ移り住むのか、なぜ魅力がないのかというところでございます。20歳から40までぐらいの小さなお子さんをお持ちの方が特に市外へ出られる、また市役所の職員もそのようなときに市外へ移られたというようなことも聞いております。教育のまち備前というところを中心に、これからもまちづくりを行っていきたいと思いますので、そのような魅力が少しでも回復して、市役所の若手、中堅職員ももう一度自信を持って教育のまち備前をつくっていきたいと思っております。御理解を賜りたいと思います。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) 続きまして、奨学金制度の再質問をさせていただきます。

 先ほどの答弁では、公平性を欠いているので、無理だということだったんですけど、島根県にあります隠岐島前高校は少子化の影響を受けて平成7年度の入学者が77人だったものが、約10年後の平成20年度には28人へと減少し、統廃合の危機に直面しました。廃校になると島の子供は外部に流出するということで、島前の3町村と県立高校が連携して、全国から生徒が集まる魅力的な高校づくりを促進するということで、全国から意欲ある生徒を募集するために寮費、食費の補助を行う島留学制度の新設や、学校連携型の公営塾「隠岐國学習センター」を創設することにより、平成23年度には入学者を関東や関西の県外者も含めて44人までに増加させることに成功し、また平成22年度の卒業者の約3割が国公立大学に合格しています。

 それとは別に、福島県の西会津町では入学者の減少で分校化の懸念が高まっている西会津高校を支援するため、通学費の補助や学習塾の経費などの補助が行われています。

 これを言うと町や島じゃないかと言われるかもしれません。ですが、現在適正規模と言われている小学校でも3年後には半分の学年が1クラスになる可能性があるまで、そこまで少子化が進む中、早い段階で高校への支援が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 吉村市長。



◎市長(吉村武司君) 本当に備前の小・中学校の先生方、御父兄、そして児童、学童、生徒の皆さん方、今一生懸命勉強に頑張っておられます。そういうところから早く教育のまち備前というところを県の知事部局にも御理解いただき、また県政で言われております教育再生にもつながるいろんな方策を市議会の議員の皆さん方とも相談の上対応していきたいと思っております。これからも御指導をお願いいたします。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) 続きまして、給食のアレルギーの問題に移らさせていただきます。

 先ほど、対応策の中でなかったんですが、誤ってアレルギーの原因食物を食べて意識障害や血圧低下などのアナフィラキシーショックが出た場合に、ショック症状を和らげる自己注射薬「エピペン」を児童・生徒にかわって教職員が使用できるようになっていると聞いております。このような対応への訓練は行われていて、教職員全員が適切な対応をとることができるのでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 土山教育長。



◎教育長(土山球一君) 現在、そのアナフィラキシーショックの状況に陥りやすい児童が1名在籍をいたします。これはクルミとかナッツ類に関してでございます。幸い、この子供の母親がすぐ学校の近くに勤務しており、エピペンは母親が、自己注射ですね、エピペンは母親が所持しております。このようになっております。

 お尋ねのエピペン研修につきましては、23年度は備前市の学校保健会の研修で実施をしております。学校保健会というのは保健主事、養護教諭、こういうところが参加いたします。

 それから、24年度は小学校の3校で研修を実施しております。こういうことで、この研修も徐々にふやしていきたいと思いますが、当面のところそういう当該の子供がいるところでは、事前にもう把握しておりますので、そういうところでは必ず実施をして、誰でも打てれるようにということを、特に担任は打てれるようにということをしていきたいと思います。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) 次に、調理場の件なんですが、施政方針の中にも学校給食については安全・安心で安定的な給食の提供のためというのを書いてあります。これ学校と調理場で同時に問題が発生した場合はどちらを優先されるんでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 土山教育長。



◎教育長(土山球一君) ちょっと申しわけございません。学校と調理場で問題が同時に発生するということが、ちょっと意味がわからないんですが。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) 例えば学校側で暴力事件が発生した。そして、調理場で停電が起きた。給食がつくれない。どっちを優先するんでしょうか。そういう意味です。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 土山教育長。



◎教育長(土山球一君) 今、議員がおっしゃるように学校では並行して2つや3つのことに対応しなければならないことが当然出ております。例えば調理場の管理者である校長の学校で暴力事件と停電が同時に起こったと。こういうときには、まず校長の場合、まず管理職とすれば教頭と校長がおるわけですから、2つの分担は当然できるわけですし、調理場の責任者は学校栄養職員であります。こういうとき、停電が起こったときの場合も既に例がありますが、そういうときは教育委員会の教育総務課へすぐ電話が入ってまいります。そして、教育総務課のほうで対応するほうが早いですので、そういうことをやっております。御飯が炊けれないような事態が起こったとか、さまざまなことが実際には起こってまいります。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) それでは、なぜ専属責任者を置いてある共同調理場が1カ所いまだに残されているんでしょうか。



○議長(尾川直行君) 答弁を願います。

 土山教育長。



◎教育長(土山球一君) 詳しい事情はわかりませんけれども、日生共同調理場が残っておるわけです。合併前からそういう体制であったわけで、もうきょうのいろいろな御質問の中でも合併ということから一つの備前市ということも市長も言われておりますので、そういうことも検討していかなければならないと思います。

 例えば赤磐市、瀬戸内市であると例えば一人の場長が、やはり3つ、4つの調理場の兼務をしております。

 以上です。



○議長(尾川直行君) 星野議員。



◆2番(星野和也君) それはわかりましたので、公平な地域づくりということもありますし、学校給食について安全・安心で安定的な給食を提供しないといけないこともありますので、また改善に向けて努力していただきたいと思います。

 これで質問を終わります。



○議長(尾川直行君) 以上で星野議員の質問を終わります。

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○議長(尾川直行君) この際、申し上げます。

 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日行いたいと思います。

 本日はこれにて散会いたします。

 皆さん、御苦労さまでした。

     午後5時24分 散会