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岡山県 高梁市

平成23年第3回 6月定例会 06月13日−04号




平成23年第3回 6月定例会 − 06月13日−04号







平成23年第3回 6月定例会



        平成23年第3回高梁市議会(定例)会議録(第4号)



 平成23年6月13日(月曜日)

            〇議   事   日   程

             午前10時開議

第1 一般質問

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            〇本日の会議に付した事件

日程第1 一般質問

     3番 宮田 好夫君

     8番 長江 和幸君

     1番 大森 一生君

     11番 倉野 嗣雄君

     6番 柳井 正昭君

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            〇出   席   議   員

1番  大  森  一  生 君          2番  森  田  仲  一 君

3番  宮  田  好  夫 君          4番  内  田  大  治 君

5番  小  林  重  樹 君          6番  柳  井  正  昭 君

7番  田  島     肇 君          8番  長  江  和  幸 君

9番  細  川  繁  信 君          10番  丸  山  茂  紀 君

11番  倉  野  嗣  雄 君          12番  植  田  二  郎 君

13番  川  上  博  司 君          14番  宮  田  公  人 君

15番  田  中  広  二 君          16番  大  月  健  一 君

17番  三  上  孝  子 君          18番  妹  尾  直  言 君

19番  山  縣  喜  義 君          20番  村  上  信  吾 君

21番  難  波  英  夫 君          22番  三  谷     實 君

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            〇出席した事務局職員

事務局長      竹 並 信 二         次長       西   由 子

政務調査係長    川 上 英 嗣         議事係長     黄 江   浩

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            〇説明のため出席した者

〔市長部局〕

  市長      近 藤 隆 則 君      副市長     守 本   堅 君

  政策統括監   山 口 利 弘 君      総務部長    藤 澤 政 裕 君

  産業経済部長  原 田 良 三 君      市民生活部長  野 口 悦 司 君

  病院事務長   三 宅 昭 男 君      会計管理者   仁 子 滋 博 君

  総務部次長(兼)総務課長

          小 野 和 博 君

〔教育委員会〕

  教育長     平 田   守 君      教育次長    梅 野   誠 君

〔消  防〕

  消防長     三 村 靖 行 君

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            午前10時0分 開議



○議長(三谷實君) 皆さんおはようございます。

 ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これより平成23年第3回高梁市議会(定例)4日目の会議を開きます。

 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。

 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。

            〔15番 田中広二君 出席、20番 村上信吾君 退席〕

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△日程第1 一般質問



○議長(三谷實君) まず、宮田好夫君の質問を願います。

 宮田好夫君。

            〔3番 宮田好夫君 質問席〕



◆3番(宮田好夫君) おはようございます。

 一般質問の3日目のトップバッターとなりました、3番の宮田好夫でございます。傍聴の皆さん大変御苦労さまです。

 この2日間の一般質問を通じて、災害の関係については多くの質問が出され、執行部から答弁があったところでございます。私もそういった意味では災害対策について通告をしておりますけども、重複したことはできるだけ避けるということでこれから質問をさせていただきますので、若干順序が変わってくることもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 まず、1番目の地域防災計画の変更については、先般の一般質問の中で、今南海地震、東南海地震を想定した県の防災計画がありますけども、新たに東海地震も想定した計画にやり直すというような話もありましたので、ここの質問は飛ばしますけども、2番目に、高梁市の地域防災計画に基づいて防災マップなりあるいは避難所が設定されています。ここに配られた資料がございますが、この資料、防災マップをずっと見ていくと、例えばここに書かれているのは100年に一度の大雨が降った場合の浸水想定区域なり、あるいは土石流、そして地すべり危険箇所、こういったものが図示されてわかりやすく地図に書いてあります。その中で、それぞれの地域において避難所が指定されています。この避難所についてでございますが、このマップを見たときにふと2点ほど思いました。

 1点目は、例えば東南海の地震で、高梁の場合は多分震度4を想定されてるんだろうというふうに思います。倒壊家屋はないというようなことを聞いていますが、例えばこの避難所に指定されているすべてのところで、耐震補強、そういったものはされているのか、地震で倒壊するようなおそれがあるような建物があるのかないのか、まず1点目にお聞きしたいと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 皆さんおはようございます。よろしくお願いを申し上げます。

 それでは、宮田議員さんの御質問でございます。避難所について大丈夫だろうかというような御趣旨の御質問と思っておりますが、御存じのように、市内に124カ所避難所を設置いたしております。そのうちの118カ所に建物があります。その中には、建物と当然広場とあわせ持っているところもございますけれども、建物は118カ所でございます。このうち、新しい耐震基準が施行された昭和56年以降の建築が67カ所でございます。逆に、昭和55年以前の建築が51カ所となっております。この51カ所については、ほとんどは平家の建物でございますけれども、10カ所程度がやはり2階建てといったようなものもございますし、また学校施設になっておるところもございます。こういったところ、特に学校等の公共施設につきましては、耐震診断をし、設計をし、改築を進めていくという段階のものもございますので、将来的には改築が進み、耐震化が図られていくというふうには考えておりますが、そのほかの施設については、今回の大震災を契機にして、そういった耐震診断等必要な箇所がございます。そういったものについてはできるだけ対応をしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いを申し上げます。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) 長期的な視点で今これから耐震診断なり、それから対策をしていきたいというような話がございましたので、急ぐ部分については後からあわせて提起をしたいなというふうに思ってます。

 次に、防災マップでいけば、高梁川あるいは成羽川を中心とした浸水想定区域というのが設定されています。もちろん私の住んでる津川町、我が家はちょっとなっているかどうかわかりませんけども、その辺あたりも浸水想定区域になっています。さすがにこれで見ると、避難所については5メートル以上の浸水をするような場所は指定されてないように思いますけども、2メートルから5メートル未満というようなところが避難所に指定されています。もちろんききょう緑地グラウンドについては雨天時はそこは避難所にならないというような書き方もされてますんで、ききょう緑地グラウンドは除かれていますけども、ほかのところでそういうところがあります。そういった部分について、見たら何カ所もあるようなんですが、こういう見方でいいのか悪いのか、先にお答えをいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。

 議員御指摘のように、大雨であるとか、地震であるとか、そういった災害が発生したときに、やはり高梁市は中山間地域特有の地形でございます。結果的に避難所指定をさせていただいておる公共施設につきましても、川沿いであるとか、山沿いであるとか、こういった地形での指定というふうにならざるを得ない、こういった実態も御理解はいただきたいとは思うんですけれども、そうはいいましても、災害が発生しますと、その災害の種類にもよるわけなんですけれども、その種類によっては被災を受ける可能性のある避難所もあるのも事実でございます。こういったものにつきましても、そのマップの中に浸水の想定区域、それから土砂災害の警戒区域に入っている避難所、こういったものもございます。これらにつきましては、マップを配らせていただいた際にも町内会の方を通じてお願いもいたしておりますけれども、日ごろから自分が住んでいる近くの避難所がどういうふうな位置にあるのか、どういうようなものなのかというのを事前に確認もいただきたいと思います。行政としましても、それらがベストな選択かどうかという思いもございますので、地域の方と我々とお互いに情報を交換しながら、耐震が必要なところは先ほど申し上げましたように耐震も必要、浸水対策が必要だというふうなことになればそういったことにも配慮したものにしなければいけないというふうに考えております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) このマップそのものも新しい防災計画ができたときにそれに基づいて見直すというような答弁も先日ございました。よって、そういった中で新たにマップをつくられるときに、そういった意味ではもう一度ここは浸水する地域かどうかの見直しをしていただきたい。例えば学校であれば浸水の場合は2階以上に逃げればいいというのもありますけども、平屋の建物でしたら2メートルから5メートルの浸水想定区域でしたら完全に水没してしまう。そこから2次避難をするにしても、周りは水没しているという状況にありますので、そういった細かい内容について、もちろんその地域でこれはやっぱり話し合って決めていかなきゃいけないし、その災害の状況によれば、地震であればそこは大丈夫で、洪水ではだめだとか、あるいは土砂崩れが発生するおそれがあればそこはだめとかそこはいいとかというのがいろいろ出てくるようですから、そこはお願いしたいなというふうに思います。

 ただ、きのうも何か停電があったようですけども、情報伝達手段として通信なり、あるいは電話なり、あるいはメールなり、こういったものでいろいろな危険情報なり、避難指示なり、避難勧告なり、こういったものが流れてくるんだろうというふうに思いますし、いざ災害ということになれば、それぞれの避難所あるいは地域市民センターに職員がすぐ行くような形のシステムというんですか、そういった体制をとられています。そこへどういうふうに連絡をしていくのか、そのあたりで例えば停電が起きた場合に、本当に情報伝達が大丈夫なんだろうかなというようなことも気になります。したがって、そこらについてお伺いいたしますが、まず消防関係についてはそこら辺はどういうふうな対策を打たれてるのかお聞いたします。



○議長(三谷實君) 三村消防長。



◎消防長(三村靖行君) 皆さんおはようございます。よろしくお願いいたします。

 消防関係では、もちろん消防団の活動もございます。そして、そのほかに自主防災組織といいまして、地域の人で地域を守っていただくというふうな組織がございます。今回の東日本大震災を目の当たりにしまして、自主防災組織の果たす役割は非常に大きく、いかに日ごろの備えが大切であるかというのが認識されたところでございます。岡山県では、自主防災組織の組織率が50.8%でございまして、全国平均は74.4%ということで、かなり下回ってるのが現状でございます。常日ごろ、平時の防災訓練を通して、連帯や協力関係を醸成するのが自主防災組織でございます。消防団員として活躍できる人は消防団に入っていただいて、そうでない方は地域で活躍する自主防災組織……。



○議長(三谷實君) ちょっと、宮田議員、今の答弁でよろしいか。

            (3番宮田好夫君「ちょっと次に行ってるんですが。済いません、もう一度」と呼ぶ)

 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) ちょっと質問の仕方が悪かったんだろうと思います、消防長、済いません。

 消防の場合は、西分駐所、それから本署とあり、それぞれいざ出動ということになれば無線連絡で主にやられると思います。あるいは、例えば災害発生時に119番通報なりあると思います。それが例えば高梁市が停電した場合にそこらの機能というんか、そこらの通信手段というのがうまく働くのかどうかなというところをお聞きしたいと思うんです。例えば本署から西分駐所への通信、あるいは一般の方から例えば119番に入ってくる、そこらについて停電した場合の体制が万全にできるかどうかというところをお聞きいたします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 失礼いたしました。おはようございます。

 市役所ももちろんそうですが、各地域局には非常用の発電装置というものを整備いたしております。これは万一の停電時に対応するものでございますので、そういった非常用発電装置というものを活用いたしまして通信手段の確保ということも必要と考えておるとこでございますが、それにも一定の限界というものがあろうと思います。そういったときに、ほかの手段としましては、車が走れる状態であれば広報車の手段というのもございますし、またその他のことを考えますと、防災計画の中にも一応示してはおりますが、民間のアマチュア無線の団体によりますアマチュア無線を利用しての防災協力というのもあります。そういったあらゆる手段を駆使して連絡体制をとるようなことが必要だろうと思っております。

 いずれにいたしましても、防災計画を見直しする中において再確認をし、そして不足のものはこれは改めてその整備を進めていき、有事のときに本当にすぐに対応できるような体制というものが必要と思っております。あわせまして、住民の方にもそういった防災意識の高揚というものを図っていただく、このことも日ごろから平時の中で努めてまいらないといけないというふうに考えております。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) 本当に通信手段が遮断された場合、例えば昭和47年、これ1972年、今から39年前だと思いますが、甚大な被害がこの本市においてもありました。私は小学生だったんですが、ちょうど朝目が覚めたら近所のおばさんの声がして、あんた水が来とるから早う逃げにゃあいけんでということで、起きてみると玄関で靴が浮いてたという状況でありまして、うちは床下浸水でした。そのときどうだったかというと、結局国道180号は通行どめで、汽車も走らないという状況の中で、さっき市長も言われましたし、消防長も若干お答えになられましたが、自主防災組織、こういったお互いの地域はお互いで守るというような組織をつくっていきながら、その中でだれがだれを救助していくのか、こういったものが大切だろうというふうに思います。ことしの5月4日の毎日新聞に出てたんですが、先ほど消防長が言われたように、自主防災組織の組織率は岡山県が低いというようなお話もございました。先ほどあったように、全国で下から6番目の50.8%と、こういった数字も出ています。そういった中で、この自主防災組織の低い要因についてどういったことがあるのかなと思います。新聞に書かれていたのは岡山県は非常に災害が少ないということで、なかなかその意識というんですか、そういったものが高まっていないというようなことも書かれているわけなんですが、そこら辺のところは、消防長、何か分析の結果があればお答え願います。



○議長(三谷實君) 三村消防長。



◎消防長(三村靖行君) 先ほどは済いません、失礼いたしました。

 岡山県が低いのは、今議員さんおっしゃいましたように、多分岡山県自体が災害が少ないというのが一番だろうと思います。しかしながら、岡山県内でも100%の組織率のところが3町村ほどございます。高梁市については、全国平均を若干下回っておるというふうな状況でございます。ですから、岡山県が災害が少ないのが一番の要因かなというふうに考えております。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) この自主防災組織にはたしか消防団は入らないですよね。消防署が統計をとられて県のほうに報告してるというふうなことをお聞きしています。この自主防災組織の役割として、先日の答弁の中で、例えばひとり暮らしの方が1,855人なり、あるいは寝たきり状態の方が138名ですか、こういった数字も明らかになったわけなんですが、こういった方が災害が発生したときに、発生しそうなときに、だれがどうやって避難をさせるのか、こういったものの名簿づくり、これも求められてるんだろうというふうに思います。これについて、高梁市の防災計画から見れば、民生・児童委員なり、あるいは福祉委員なり、あるいは消防団、あるいは自主防災組織と、こういった組織に所属されている方が要救護者ですか、こういった方の救助をしていくというようなことになっているわけなんですが、その名簿づくりはどういう形で進んでいるのか、若干状況をお聞きしたいと思います。お願いします。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) おはようございます。

 それでは、宮田議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。

 高梁市では、災害発生時における要援護者への支援ということで、国の災害時要援護者避難支援ガイドラインに基づきまして平成22年2月に、高梁市避難支援プランというものを策定いたしているところでございます。その中では、本市における要援護者の避難支援対策についてということで、要援護者の自助、地域の互助と、こういうものを基本といたしまして要援護者への情報伝達体制であるとか、避難支援体制の整備というものを考えてきておるところでございます。

 要援護者の範囲でございますが、介護保険における要介護度3以上の居宅要介護者、また身体障害者、知的障害者、精神障害者、ひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世帯、それから妊産婦、乳幼児というような範囲の中で計画を策定いたしているとこでございます。

 そのうち避難支援プランの対象になる人でございますが、在宅者で必要な情報を的確に把握し、災害からみずからを守るために安全に避難することなど、災害時の一連の行動をとるのに支援を必要とする方ということにしております。ただし、家族の中に支援される方がおられれば対象から除くというふうにいたしております。現在のところ、427名の方を個別計画といいますか、登録をいたしているところでございます。内訳としては、ひとり暮らし高齢者、また障害者等の方が中心になろうかと思います。内容的には、民生・児童委員の方を中心に情報伝達なりということで進めているところでございます。個別計画につきましては、それぞれ対象の方皆さんが登録していただくのが基本となるわけでございますが、そうはいいましても、個人情報の保護、またプライバシー等の関係がございまして、あくまで民生委員さんの聞き取り調査の中で希望をされる方ということで現在427名の登録をいたしているということで、これが六一調査を隔年でやっておりますが、その調査の中でまた情報等の更新もしていくということで、登録台帳を管理しておるという状況でございます。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) 平成22年2月に始まったばかりでございますから、これから充実していくんだろうというふうに思います。プライバシーの問題もあるんで非常に慎重な扱いもされてるというふうに思ってます。

 ただ、民生・児童委員の方についても、今回国の政策によって減らされてきています。そういうことを補完する意味でも、各町内会から福祉委員の方も選出されて出されておられます。例えば民生委員でしたら、人口1,000人当たりで大体3人か4人ぐらいしかいないと思います。福祉委員でしたら、各町内会ごとですからもっと人数がたくさんできめ細かいものができるんだろうと思います。したがって、そこらの個人情報に注意しながら、いざ災害のときにどういうふうにその対象者を把握して動いてもらうのか、あるいはもっと機動的に動くということでは車を使える地域の消防団員とか、こういった方に対してどういった動きをしてもらうのか、そこらの計画も必要なんだろうというふうに思いますし、先日の例えば学校の避難訓練の話にもあったんですが、今まで例えばこの自主防災組織にしても、多分火災の関係での訓練なんかが多かったんだろうというふうに思います。したがって、水害なりあるいは土砂崩れなり、こういったものを想定したものというのが恐らく余りないというんですか、大規模なものはなかったんで、高梁市の中で行われるところはあるんでしょうけど、私の周りじゃ余り聞いたことがないということもあります。したがって、その消防署も含めて、あるいは消防団も含めて、そういった水害への備えなり山崩れの備えというものもいま一度今回防災マップを見直すなり、この防災計画を見直す段階で、そういった訓練なり講習ですか、こういったものも一度考えていってほしいなと、これはお願いしておきます。

 そういうことで、これから充実していくんだろうというふうに思いますが、いずれにしてもこの災害に対しては地域の力が一番大切なんだろうと思います。それに対して十分な啓発活動なり、あるいは訓練体制なり、組織づくりなり、こういったものに努力をしていただきたいなということで通告の質問は終わらせてもらいます。

 最後に、いつも質問をしている産廃の関係ですが、実は新たな動きが出てきたようで、今市のほうへ意見書が求められています。中身はまだ知り得ておりませんので、またその機会を見つけてその内容について詳しい説明をしていただきたいというふうに思います。これを最後にお願い申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(三谷實君) これで宮田好夫君の一般質問を終わります。

 次は、長江和幸君の質問を願います。

 長江和幸君。

            〔8番 長江和幸君 質問席〕



◆8番(長江和幸君) おはようございます。8番長江でございます。

 通告しております項目に従いまして順次進めさせていただきます。

 1点目は、高梁市職員の懲戒処分基準の運用規程、交通事故等処分基準が厳しい内容であり、見直す必要もあると思い、取り上げさせていただきました。当市の職員も、大半が高梁市民であり、議員は市民の代表であります。議員の使命であります全体の奉仕者になれという観点から、この問題を取り上げさせていただきました。

 交通反則通告制度とは、交通違反には反則行為と非反則行為に分類されております。反則行為とは、反則内でも比較的軽いものを指します。俗に青キップと申しております。非反則行為とは、無免許、無資格運転、飲酒運転、最高速度違反30キロメートル以上などの違反で、反則行為以外の違反と明記されております。これを赤キップと申しております。

 当市は、反則行為、非反則行為、どちらにも厳しい処分基準を設けております。私の入手しました資料には、取り締まる警察庁は道路交通に関する懲戒処分の指針に反則行為は明記されておりません。国の所管であります人事院でも同様であります。高梁市職員分限懲戒等審査会のトップ、副市長は県へ長年勤務されておられましたが、県の懲戒処分の基準をお伺いいたします。あわせて、子どもたちの手本とならなければならない先生方、県の教育委員会の懲戒処分の基準を教育長にもお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 守本副市長。



◎副市長(守本堅君) おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 長江議員の質問にお答えをいたします。

 高梁市職員の懲戒処分のいわゆる全般につきましては、御指摘がありました高梁市職員の懲戒処分の基準に関する規程に定めます処分基準に基づいて運用をしておるところでございます。この規程は、基本的には人事院が定めます国家公務員の処分基準に準じる内容でございまして、いわゆる交通違反以外の、例えば職務の怠慢でありますとか、金銭にかかわる問題でありますとかもすべて含んでおるものでございますけれども、議員御指摘の交通法規違反及び交通事故の関係につきましても、いわゆる酒酔いですとか酒気帯び、飲酒運転の幇助、措置義務違反、いわゆるひき逃げと言われるものでございます。それから、著しい速度超過、いわゆる暴走運転及び人身事故の場合の取り扱いに関しましては、これはほぼ国並びに先ほどお尋ねございました県の基準とも、そこの部分に関しましてはほぼ均衡してるかと思います。

 ただ一方、暴走に至らない程度の速度超過でありますとか、いわゆる信号無視、一時不停止、通行区分帯の違反とか、こういったもののいわゆる交通反則通告制度、いわゆる青キップを切られる事案につきましても、これは速度超過の度合いでありますとか犯則点数、あるいは物損の有無等の区分に従いまして、原則としましてすべての事案につきまして職員に報告義務を課すと同時に、一定の処分を行うという形になっております。

 議員おっしゃいましたところでございますけれども、これらの交通違反事案につきましては、もう御指摘のとおり、国及び私がおりました県におきましても、明確な処分基準を設けておりません。したがいまして、この部分は当市独自の基準であろうかと思っております。県内の他の市とか県の基準と比較して厳しいというのはこの部分かと思います。私自身も、県職員としましてここ何年かで少なくとも青キップで職員が処分を受けたという例は承知していないところでございます。もとより、市の職員は全体の奉仕者でございますから、より高い倫理観を持って法令遵守ということに率先垂範をすべきことは当然でございまして、たとえ交通違反事案が軽微でありましても、いわゆる何らかのけん責を受けるということは、これはある意味やむを得ないことではないかと思っております。ただ、懲戒処分に限らず、その他の管理監督的な処分も含めましてですが、処分の対象となりますいわゆる非違行為との間で、やはり合理的な範囲でバランスをとるということは必要ではないかと思っておりまして、処分を受けた職員がその処分に納得できるということは大前提だろうかと思います。余りに厳しい処分をいたしますと、いわゆる角をためて牛を殺すというふうに申しますか、いわゆる職員を萎縮させましたりモチベーションが低下するとか、場合によりましたら組織に対する信頼感を失うというふうなこともあるのではないかと思っております。以上のような観点からしますと、私は少なくとも交通違反に関する限りは、議員おっしゃっていただきました県に長らくいたという立場から申し上げますと、やや厳しいほうにあるかなというふうに考えております。答弁は以上でございます。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) おはようございます。

 長江議員の質問にお答えをいたします。

 県費教職員につきましては、先ほど副市長のほうが答弁いたしましたように、県の職員に準じておるわけでございますが、岡山県の教育委員会が示しております懲戒処分の指針というのがございます。いろいろあるわけですが、その中の交通事故関係の項目では、飲酒運転、交通事故、交通法規違反について規定を定めております。その内容につきましては、飲酒運転は免職、酒気帯び運転で人を死亡させたとかあるいは重篤な傷害を与えた場合は免職、人に障害を与えたとか物に損壊を与えた場合は免職または停職。交通事故では、人を死亡させた場合は、免職、停職、減給または戒告。人に傷害を与えた場合は、停職、減給または戒告。交通法規違反では、無免許運転、著しい速度超過等悪質な違反、いわゆる暴走運転、そうした場合は停職、減給または戒告と、このようになっております。それらにつきましては、服務規程で報告の義務を与えております。その他の法規違反につきましては、別段定めがございません。

 教育を成立させる要件は信頼関係でございます。規定があるなしにかかわらず、信頼を失うような、そういった行為がないよう、県費教職員に対しましては機会をとらえて指導もいたしておりますし、これは私を含めましてそういうことで日々心がけているところでございます。以上で答弁を終わります。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 教育長、教育委員会へ派遣されている教員が現場復帰された場合、その懲戒処分を受けたまま復帰された場合にはどういうようになるんでしょうかね。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) ただいま教育委員会には県のほうから派遣をされた職員がおります。市の規定で懲戒処分等を受けて現場復帰した場合は、県の定めにあるようなことで懲戒処分を受けた場合は影響がございますが、県の定めにないいわゆる市職員としての懲戒処分を受けたことにつきましては、別段それが影響するというようなことはございません。以上で答弁とします。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) これだけ厳しい処分基準を設けたのには何らかの理由があると思いますが、その理由をとりあえず教えていただけたらと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えを申し上げます。

 この処分基準、いささか厳しいという御指摘でございます。これはどういった理由かという御質問だったと思いますが、1つは、先ほど副市長が答弁の中でも申し上げておると思いますが、やはり公務員という立場、しかも市民に一番近い立場の市役所の職員、こういった我々が一番身近な法令が遵守できないようでは市民の信頼を得ることはかなわないというのが根本にございます。したがいまして、国、県の基準にも悪質といいますか、重大事犯については当然その定めがございます。それに準じて高梁市も定めておりますけれども、それ以外の交通ルール違反については高梁市独自のものでございます。理由につきましてはそういったことが一つと、それから合併後起こりました飲酒運転等に対する非常に厳しい世論、こういうような動向も加味をいたしまして、そういったところについては御指摘のようにやはり厳しい対応をとらざるを得ないという判断が働いておるというふうに御理解をいただきたいと思います。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 今の部長の答弁はそれは理解できるんですけれど、この質問の中で、青キップまでなぜ厳しい処分、懲戒処分にされたかというその意味が、公務員だからということだけでは私は理解できません。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) これはお答えになるかどうかわかりませんけれども、こういった御指摘というのは従前もいただいていたのも事実でございますし、職員からも伺っておる場合もございます。そういったところで、先ほど申し上げましたように、職員にも理解をいただいた上でこういったルールはつくっていくべき、運用をしていくべきというふうに考えております。したがいまして、直接影響があるのは戒告、減給、停職、それから、免職と、こういったものが職員に対しての不利益行為というふうに考えておりますが、これらにつきましては、処分を行うときに同時に、県に公平委員会という組織がございますが、こちらのほうへの申し立てができるというふうな形で本人に通知をいたしておるところでございます。そういったバランスを考えながら運用はさせていただいておるということで御理解をいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) ちなみに、過去3年間、平成20年度、平成21年度、平成22年度の件数、減給等の実態がわかれば教えていただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 済いません、交通違反の件数は調べておりますけれども、その中で戒告以上でありますとか、そういう処分の種類によっての件数はちょっと今資料を持っておりません。また後ほど答弁をさせていただきます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 減給などの件数は後から報告していただくということなんですけれども、職員は交通違反で既に反則金を支払っております。しかも、免許証のゴールドの資格がなくなり、JA共済にお尋ねしましたら、任意保険は5%から12%保険料が上がるそうでございます。しかも、ポータルで職員に開示されております。交通違反で精神的に弱っておられる職員も私はおられると思います。JR福知山線の事故も、職員の厳しい人事管理が問題になっておりますが、どうか当事者になったつもりで他の自治体を参考に見直しを考えていくよう、前向き答弁をお願いいたします。



○議長(三谷實君) 守本副市長。



◎副市長(守本堅君) 重ねて御答弁を申し上げます。

 先ほどの経緯等も含めまして、かつて確かに飲酒運転等の重大な交通違反が頻発しましたときに、各自治体でいわゆるその処分の厳しさを競うというふうな風潮が一時あったやな記憶もございます。その後、ただ一定の期間を経まして、それぞれ軽減なり適正化がなされてきたところでございますけれども、当市の場合はそれが、合併等の事情もあったかと思いますけれども、引き続き継続されてきているというのが事実であろうかと思います。

 先ほど申しましたとおり、要するにためにする厳しい処分ということは、職員の当局に対する不信感というのもございますし、これは事実私もこちらに参りましてから当市は厳しいという話をよく耳にしております。処分のためにする処分であって、そのために職員のやる気とかそういったものを失わせてはならんと考えておりますので、先ほど申しますとおり、私の感覚からいたしまして、やや現行の交通違反に対する処分、交通違反に関する限りということでございますけれども、やや厳しいと思います。先ほど県の中で私が存じ上げないとと申しましたのは、これは今議員御指摘のとおり公表の仕方にも問題がございまして、県ではそのようなことを公表するシステムは持っておりません。もちろん大きな懲戒処分等の場合は、これは氏名も含めましてマスコミに公開をいたしますけれども、庁内でこれが流布するということはないわけでございます。いずれにしましても、見直しは必要であろうかと思いますので、今担当部局のほうには慎重に調査検討をいただきまして、必要な限りで見直しの案等があれば私のところに上げてくるように指示をしておるところでございます。そういうことで御理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。答弁以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 2点目は、高梁市市有自動車管理規程についてお伺いいたします。

 事故、違反をなくすには、安全運転、車両の整備は不可欠であります。第4条に、車両法第50条の規定による整備管理者の選任は、有資格者のうちから市長が行うとなっておりますが、この選任方法、人員構成をお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えを申し上げます。

 御質問のとおり、法で定められておりまして、高梁市におきましても高梁市市有自動車管理規程というのをつくってございます。そういった中で整備管理者を置くということで規定をさせていただいております。これは国土交通省のルールに従いましての設置基準というのがございます。これに基づいて選任をさせていただいておりまして、この省令の中では、マイクロバスを2台以上保有する者というか、事業者、これについてこういった整備管理者を置くということが定められておりまして、御存じのように、高梁市では合併以後マイクロバス等につきましては運転委託といったようなことで事業者の方へお願いをしている例がほとんどでございます。そういう委託契約の中で、こういった整備、管理についてもお願いをしておるということでございまして、そちらのほうで適切に管理をいただいておるというふうな認識でございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 理解できました。

 第8条に、安全運転管理者及び副安全運転管理者の職務とありますけれども、その職務内容をお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) これも市有自動車の管理規程に明記をしてございます。安全運転管理者等の職務という御質問でございます。これも設置につきましては基準がございまして、それぞれ安全運転管理者の設置基準に対して設置をする、もう一つは副安全運転管理者の設置基準に従って設置をするということで、これは基準に従ってすべて市のほうでは設置をいたしております。これを前提にさせていただきまして、その職務でございますけれども、車の運行計画、それから運転日誌の作成、それから安全運転の励行、指導、こういったものが主たる業務でございまして、それぞれの課にすべてこの管理者が設置をされておるということではございませんので、そういった主管課長を要しておる課、職場長、こういった者との連携を十分にとって、車の円滑な運行を指導するということにいたしております。

 さらに申し上げれば、安全運転に対する研修会であるとか法令講習、職員の安全運転への配慮、こういったことも指導なり開催をしておるということで御理解をいただきたいと思っております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 100点の回答をいただいたんですけど、実際に法令講習会ですか、これも各地区の法令講習会へ行きなさいとか、この前警察のほうへちょっと相談に行きましたら、もし講習の要請があったら出向くというお話をいただいたんで、やっぱし100点の回答じゃなしに、実際にそれなりの指導をしてもらわなんだらだめだと思いますけどね。

 それと、人事異動の内示の中で、副安全運転管理者に川上学校給食センター所長がなられとんですけど、同じように高梁地域事務組合農業共済センターへ派遣されている豊田さんはこの安全運転管理者の正にも副にもなられてないんですけれど、これはどういうことでしょうかね。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えを申し上げます。

 先ほど申し上げましたように、これは所有している、管理をしている台数によって管理者を置く置かないが決まってございます。一応20台以上所有管理をしておるところは最低一人は置きなさいということになっておりまして、今言われました事務所についてはそれだけの台数がないということで御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 次に、職員人事についてお伺いいたします。

 今年度は機構改革に伴い、昨年比18人増の226名の人事異動をされました。市長は、行財政改革から職員の削減は避けられないが、適材適所に努めた。まいた種を芽吹かせ育てるため、職員一丸となって取り組みたいと抱負を語っておられます。異動で一番大切なことは、職員が100%やる気を出せる、力を発揮できる職場、公平性が保てる異動であると思いますが、適材適所の配置ができたか、お伺いいたします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) お答えをさせていただきます。

 業務の複雑多様化ということもございます。それぞれのところに行ったら、やはり職員としてはそれぞれの職務に精通をしてそれを行っていくということが当然のことでございます。そういう中におきまして、行革の中職員の削減ということもありますが、その職を与えられた以上、その職務に精通をするその努力を日々重ね、市民の方に市民サービスの変わらぬ提供をさせていただくという、こういう考えからそれぞれの配置をさせていただいておるところでございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 私、昨年7月に管外行政視察で兵庫県小野市へ行きました。小野市は、部局をローテーションで全員を対象に人事異動されております。ローテーションによって不平不満がなくなり、職員の意識改革が進んだと言われておりました。花を咲かせ、大木になる職員を育てる意味でも参考にと思いますが、その点についてお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 当然さまざまな職種というものを若いうちから経験をしておくのは非常に有用なことだと思っております。また、市域も広うございますので、そういった市域の中を十分知る、そういった職場もあるわけでございます。したがいまして、異動に関しましてはそういったことを念頭に置きながらこれも示させていただくことが必要だろうと思っております。

 お尋ねのありましたローテーション方式というものにつきまして、詳細はちょっと承知をいたしておりませんが、あらゆる職場を経験させるということも一つ大事なことでございますし、また専門の職になりますとこれはやはりその地域とのつながりというものも出てまいりますので、それに関しては逆に今度はある程度長い間お世話する中でスムーズな移行ができるということも念頭に置かないといけないと思っております。そういうことを常に考えながら、適正な配置、また市民サービスを可能な限り向上させていく、そういったことを考えながら、これからも進めていきたいと思っております。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) わかりました。

 次に、民間企業等派遣研修として、一般職員を銀行、百貨店へ派遣されておりますが、研修の内容、またその研修を職場でどのように生かされておられるのか、また他の職員への波及効果をお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。

 民間への派遣研修ということでございます。これは一昨年からそれぞれ1人をトマト銀行に約3カ月、それから10人前後を天満屋のほうへ1週間から10日といった形で派遣をいたしております。

 そこでは、どういった研修内容かということでございますが、トマト銀行におきましては、財務関係を中心としたかなり専門的な分野をいろいろな角度から研修させていただいとるということでございます。また、天満屋におきましては、接客でございます。それぞれの売り場に直接出向いて、お客様との接遇を生身で感じて帰っておるということが主な内容といえばそういうことになります。

 結果それがどういうふうに市政に生かされるのか、ほかに波及がなされているのかどうかということでございます。昨年民間企業へ派遣をした研修生が、市長のほうに向けましていろいろな提案をしてくれております。これらについて、例えば毎朝ミーティング、簡単な職場会議をしたらどうかとか、それから外国の方への対応、それから表示、こういったものが十分できてるかどうか、こういったチェックをしたらどうか、それから接客に対するある一定のマニュアル化をされたらどうとかという、こういったものを10項目に分けまして提案してくれております。こういったことがすべてすぐにできるものばかりということではございませんけれども、できることをそれぞれ市として取り組めること、そして職員間で取り組めること、こういったことを広げるために研修後職員を集めての、それこそその報告会というものを毎年開催もさせていただいておるところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 特に、百貨店というところは接客ということで、僕はいつも思うんですけれども、あいさつだと思うんです。今特に市の職人はあいさつをしないというのを私自身もよく耳にします。部長はされとるんかわからんのですけど、特に地域局の場合も、この前も同僚議員と話したんですけれど、いらっしゃいませというぐらいは言えというような話をしたという話を聞いて、僕も同感なんです。おはようございます、いらっしゃいませというあいさつをすることによって、ああ、職員は変わったなという市民の感覚が僕はある思うんですが、その点をもし部長、今後ミーティングがあるなら、そういう一歩から始めていただきたいと、私は思います。

 次に、職員の意識改革を求める上でも、民間企業を経験した人材も必要と思い、新規採用年齢の上限を緩和してはどうかと思います。市長の言われる職員の意識改革にマッチするのが民間企業で勤務された人材、この企業経験は必要不可欠であると思います。副市長も、先般外の目、新しい風が必要であるとお話しされました。民間企業を経験した人の採用枠を考えてみたらと私は考えております。例えば、本年度は一般職を5人採用されておられますが、1人の枠を設けられまして年齢を35歳までとする、このように私は考えていますが、当局の考えをお伺いいたします。

 その前に、教育長に県の教員の採用年齢の上限をお尋ねいたします。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) お答えをいたします。

 県の教職員の採用年齢条件ですが、40歳までに引き上げられたと、このように認識をいたしております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。

 先ほど御意見いただきましたあいさつの件でございます。

 これは本当に市役所の職員に限らず、社会人として最低限のマナーというふうにも考えております。それが十分できていないという職員がおりましたら、指導がまだ足りないということでございます。これからもそういったことに配慮しながら指導を行ってまいりたいと思っております。

 今の御質問でございます、採用年齢のお話でございますが、これは一般職員に対しましては、今は卒業後5年程度、大卒でしたら27歳がそうだったと思いますが、そういった年齢にしておりますけれども、近年で申しますと、土木の技術職、それから看護師の方、こういった方の採用というのは非常に厳しくなってございます。こういったことを配慮といいますか、緩和をしながら、看護師さんについては40歳、それから土木技術の方につきましては35歳というふうな形で年齢を引き上げて募集を行っているところでございます。

 ほかの専門職の方についても、この人材の確保というのが市にとっても課題でございます。いわゆる保健師の方、それから保育士の方、こういった方々についてもそういった社会的な事情も考えながら対応をしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 部長、民間経験者の枠ということを僕は提案したんですけど、これについての答弁をお願いします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 今申し上げましたように、一般職につきましても新卒だけを採用するということにはしておりませんので、結果的に民間経験をされた方が今年度も入ってきてございます。しかしながら、今御提案をいただいたのはそういった結果論でなしに、最初からそういった枠を設けたらどうかというふうな御提言だと思いますけれども、これからは本当に多様な採用形態をとっていく必要があるだろうというふうな認識は強く持っております。御提案をいただいた件につきましても十分考えながら、実施に向けては取り組んでいくという姿勢を持ちたいと思っております。

 それから、先ほど懲戒処分の件数をお聞きになられましたが、3カ年にわたりまして、戒告以上の処分を発令した件数ということでございますが、平成20年、17件でございます。平成21年、12件でございます。昨年が14件ということでございます。よろしくお願いいたします。

            (8番長江和幸君「金額はわからんですかな。まあよろしい」と呼ぶ)



○議長(三谷實君) 質問の途中ですが、ただいまから10分間休憩いたします。

            午前11時3分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午前11時13分 再開



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 引き続き長江和幸君の質問を願います。



◆8番(長江和幸君) 失礼いたします。

 次に、新規採用職員の条件つき任用期間についてお伺いいたします。

 現在、当市の新規採用職員の合格発表はどのようにされておられるか、まず1点お伺いいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 新規採用職員の合格発表ということでございます。

 採用は、御存じのように、1次、2次試験をやらせていただいておりまして、その2次試験後に本人に通知をする、また掲示をする、ホームページに載せると、こういったことでの周知を行っておるところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) これも小野市の視察をさせていただいた中で、小野市の場合は3年間臨時職員として採用しまして、職員としてふさわしい人材かどうかを判断して初めて正規職員として採用されております。受験する側も厳しいと思いますが、優秀な職員確保につながると思いますが、これについて当局の考えをお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 新規採用職員の条件つきの任用期間の件でございますが、これは本市におきましては、現在は採用から6カ月間をそういった期間に当てております。したがいまして、7カ月後からは正式に採用というふうな考え方を持っております。ただし、この期間で十分に職務の遂行能力を判断するのに困難な例というのがやはり過去数例は出ておりまして、そういったところにつきましては、1年に延ばすというふうな対応をいたしておるところでございます。その間に適性を判断をするということでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 東日本大震災の津波で、最後まで防災無線で町民に避難を呼びかけられ、若い命を落とされました女子職員の公務員としての使命感に心が打たれました。自衛隊員の活躍、当市においても消防士、水道課の職員、保健師が現地へ派遣され、全国の自治体の職員とともに活躍をされました。反面、義援金の分配で自治体職員の格差が浮かび上がっております。どうか職員みずから研さんを積まれ、信頼される職員になっていただきたいことを希望いたします。

 最後に、朝霧温泉「ゆ・ら・ら」についてでございます。

 朝霧温泉「ゆ・ら・ら」が年間利用客数14万人を目途に、去る5月28日に指定管理者である有限会社トラベルシリウスにより盛会にオープンされました。再開に至るまでには、迷走の中、混乱を招きました。1年2カ月の休館、それに伴います公費負担、責任をとられ前副市長が辞職されるなど、ようやくたどり着いた苦難の道のりであったと思います。前副市長は、市長の生みの親、職員として先輩、後輩の間柄、上司として育ての親と私には映っております。そのような観点からも、前副市長の辞職願の受理は苦渋の選択であったと推察いたします。

 さきの内閣不信任決議案で衆議院本会議直前に菅総理と前総理とで確認事項が交わされ、一定のめどがついた段階で辞任するということでしたが、今はその文言で混乱、紛糾しております。日本語は解釈の仕方でいろいろなとらえ方がありますが、市長もしかるべき時期が来たら一定のけじめをつけさせていただきますと、たびたびこの議会で答弁されておられます。私は、しかるべき時期とは前副市長の辞職日、平成22年11月10日、指定管理協定書締結日、本年2月25日、朝霧温泉「ゆ・ら・ら」の再開日、本年5月28日、これ以外の選択肢は見つかりませんでしたが、3案とも時期を逃しております。市長の言われるしかるべき時期、責任の所在、判断をお伺いいたします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 朝霧温泉「ゆ・ら・ら」に関します御質問でございます。

 これまでに3度でございますか、しかるべき時期にということで、そのけじめをつけさせていただきますというお答えをさせていただいておると思っております。私といたしましては、この再オープンというのが5月28日であったということで、それまではオープンに向けて全力を傾注しておったと。そしてまた、オープンの日には多くの市議会議員の皆様にも御参列をいただき、本当に万感の思いでこのオープンというものを迎えたわけでございます。また、オープン以降2週間が経過をしたわけでございます。その中で、どういう状況なんだろうかというのも本当に心配をしておりましたが、この時期といたしましては順調な滑り出しを見ておるということでほっとするところもあるわけでございます。

 したがいまして、再オープンをし、そして、それ以降の経営状況ということを見させていただきましたので、ここが一つのけじめをつけるべきところであろうというふうに考えております。今議会中に関係の条例等を提案させていただきたいというふうに考えております。私のけじめといたしましては、報酬の10分の1を3カ月というふうに考えております。よろしくお願いをいたします。



○議長(三谷實君) 長江和幸君。



◆8番(長江和幸君) 最後に、市政運営に対して市長はセンター試験の自己採点のような自己評価を答弁されておりますが、評価は選挙で市民がされます。私は、ぶれない心を持った首長として自信を持って市政運営をしていただくよう、心からお願いを申し上げ、質問を終わります。



○議長(三谷實君) これで長江和幸君の一般質問を終わります。

 次は、大森一生君の質問を願います。

 大森一生君。

            〔1番 大森一生君 質問席〕



◆1番(大森一生君) 1番の大森一生でございます。

 本議会に通告いたしておりますとおり、順次質問させていただきます。御明快な御答弁のほうをよろしくお願いします。

 まず大きく1番で、地域振興、高梁再生についてお尋ねをいたします。

 私はたびたびこれからの公共性といいますか、これからの公の利益とは何ならというような視点から質問させていただいておりますが、今回もお尋ねさせていただきますので、よろしくお願いします。

 (1)番の行財政改革と経済対策についてお尋ねします。

 まず、?の歴史を生かしたまちづくりと地域再生についてお尋ねします。

 市長もたびたびいろいろなところの会合で、高梁は歴史まちづくり法の認定を受けて、それをこれからの地域づくりに生かしていくということを再三申されております。歴史まちづくり法は、去年の11月22日ですかね、国交省、農水省、文科省の3省から認定をいただきまして、市長さんも東京のほうへ出向いていかれたということなんです。この中身は、国や地方公共団体が文化財の保存及び活用、都市計画の決定、景観計画の策定等の実施をし、伝統や文化を生かしたまちづくりを進めるというものなんですけど、高梁市としましては、この歴史的風致維持向上計画というのに書かれているんですけど、10年間で24事業を計画し、本町、紺屋川の無電柱化や郷土資料館などを整備して、町家の保存や修景を進めていくというふうに書かれてます。現在どのように進められているのか、その進捗状況とどの程度の補助金がおりてくるのか。以前市長さんは10年間で10億円ぐらいのお金がおりてくるとおっしゃってたんですけど、このたびの東日本大震災による影響が多少でもあるのか、その辺をまず1点目にお聞かせください。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 進捗の関係について私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

 歴まち法の認定を受けまして半年が過ぎたわけでございます。実質的には平成22年度からではございますが、事実上平成23年度がスタートの年というふうに理解をいたしておるとこでございます。やはりこの歴まち法というのは、単に行政がハードものをすればいいというものではないということはよく御承知をいただいておると思います。それぞれが地域に入っていって、それぞれの地域の皆さんと話をする中で、このまちの歴史というものを考える中で、後世に今ある歴史を残していかにゃあいけない。それから、これからつくるのも歴史であります。そういったものをどうやってこれから残していくのかということの議論を深める中で、このまちについてどうあるべきかということになろうというふうに考えております。この指定を受けましたのが、備中松山城及びその城下と吹屋地区でございます。したがいまして、その両地区におきまして、文化財の専門家の方と御意見、議論を交わすこと、そしてその地域にお住まいの方なりと議論を交わすこと、そういったことを今進めているところでございます。

 とは言いましても、事業的なものも少し進めさせていただくということでございまして、現在吉備国際大学に参ります途中の学園橋のふもとにありますお茶屋の整備につきましては、ことしから用地の買収、そして整備計画の設計ということにも着手したところでございます。

 またさらには、文化財的なものにつきましては結構長くかかるということもありますので、やはりあらかじめそういったものをちゃんと調べておくという必要は当然あると思います。これを後世に残すということもありますので、そういった調査事項、それの1つには備中松山踊りというのはどういう歴史であったのかということについての調査も行っておりますし、それから郷土資料館等についても幾らかばかりの調査は必要であろうというふうに考えております。そういったことにこれから着手するという手はずにいたしております。

 それから、吹屋地区においても、これは予定よりも若干スケジュールが狂いますので、そのことについてはこれから国のほうに、どのような形でローリングというものが認められるのかというのも協議をしてまいる必要がございますが、例えば吹屋小学校の保存の問題であるとかということもあります。そういう問題は当初計画よりも若干早まるという可能性もありますので、そういったことは鋭意これからも国の担当のほうと十分協議をさせていただきながら見直しもかけさせていただくことも必要だろうと思っております。いずれにいたしましても、今現在はハードものの整備ということで、ほんなら重立ってことしということになるものというのはお茶屋の整備程度とは思いますが、それ以外にはやはり地域の方に納得をしていただく、地域住民の方もそうですが、こういう計画で行こうと思いますということをしっかりとお知らせし、議論もして、その中で進めさせていただくものであろうというふうに考えておるとこでございます。職員が中心となり地域に出向くということを積極的に進めてまいりたいと思っております。

 それから、補助金の関係については部長のほうからお答えをいたします。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。

 この歴まち計画に基づきましての国庫補助の行方といいますか、あり方でございます。御存じのように、東日本大震災が起こってしまいました。その関係で先日の御答弁の中でも申し上げさせていただきましたが、4月の冒頭に、国のほうでは公共施設の整備についてはある程度抑制をしていくというふうな考え方も示されたところではございます。しかしながら、現在補助要望をして内示をいただいているものの中には、その影響というのは余り見ることができません。ほとんどの内示は申請とイコールという数字で来ております。ただ、2件だけが5%程度の抑制というか、圧縮をされた内示になっておりますが、これは担当者間での確認ですけれども、この大震災によるものというふうなことでは明言されてないということでございます。この歴まち計画の補助事業につきましては、この計画自体に即応した補助金というのは非常に少のうございます。一般的な社会資本整備でありますとか、そういった補助金をこういった計画をつくっている団体には優先的に充当をしていくというふうな形で補助金がおりてくると、こういうシステムになっておりまして、今年度事業の話を先ほど市長が申し上げましたけれども、我々としましてはこういった事業内容に沿っての補助金申請をしております。また、これはほかの事業と同じようにおおむね内示をいただけるというふうな見込みを持って今事業執行に当たっておるところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) わかりました。

 この歴まち計画を進めるにおいて、今後は景観法に基づく景観行政団体となり、市独自の景観計画を策定し、市全域を景観計画区域として、高梁地区を景観計画重点区域とするよう検討し景観の保全を図ると明記されてるんですけど、今後どのようにこの景観計画を策定していくのか、またそれをつくるに当たっての課題とか問題点というのがあったら教えてください。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 景観計画でございます。

 高梁市では、県の景観計画の中でこの枠というのが2つはめられております。この市街地を中心とした区域と、もう一つは背景保全地区ということで吹屋地区が指定を受けております。今回歴史まちづくり法の認定を受けたということによりまして、先ほどちょっと申し上げましたが、これまでの守っていくべき歴史的風致というものと新たにつくる歴史というものもあるわけでございますが、それをつくっていくに当たって、高梁市全体を考えてこの市の景観というものはどうあるべきでしょうかというのをお示ししていかにゃあいけんと思ってます。そのためには、これは景観ということになりますので、当然そこには一定の制限というものも出てこようと思っております。そういった制限というものも踏まえた上で、これから説明をさせていただく必要があると思っております。これは、1年ですぐできるというものではないと思っております。いろんな諸条件が出てまいります。それはある意味で言えば、既存建物はどうするんだとか、高さをどうするんだとか、色をどうするんだとか、いろいろあると思います。そういったことを一つ一つ考えていかなければいけませんが、そういうてもそんな時間をかけるわけにはまいりません。歴まち計画の中でも景観計画、景観条例というものをうたっておるわけでございますから、それに基づいて説明会なり、そういった規制なりがここはこうなるんですよと、それから歴まち計画で認定を受けた以外の地域についても、やはり景観というのを守っていきましょうという御説明をしていかないといけないと思っております。そういうのを全市的に広げさせていただき、そして景観計画、景観条例というものに持っていきたいというふうに考えております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) これまでの景観条例というのは岡山県の条例で網かけをされて、高梁は景観モデル地区に指定されてたんですかね。その中で、市長が今言われたように進めていくんでしょうけど、今までお願い条例でしかなかったんですよね。その根拠法となる法律がなかったからお願いでしかなかったんですが、2004年に景観法が制定されて、その景観条例の根拠法となる法律ができたんですが、今市長言われたように、形態意匠の規制はできるけど、高さ制限のかかる高度地区とか、いろいろと都市計画法で規制していかにゃあいけんことや足かせというんか、いろいろあるみたいです。それで、その景観法にのっとり今後景観条例をつくられるということなんですが、景観法の上乗せ条例としての条例をつくられるのか、どこまで規制をしていく考えがあるのか。それと、住民との合意形成、やっぱり財産権の規制になるわけですから、憲法第29条で、財産権は公共の福祉に反しない限り保障されると書かれていたように思うんですが、景観条例をつくっていくのはある意味では財産権の規制に当たるんです。そこら辺の解釈というのは市としてはどのようにされて今後進めていかれるのか、それと住民との合意形成をどのようにとられるのか。それと、その規制を受けるのは住民の方が受けるわけですが、その公共の福祉に反しない限りこれを認めると国の憲法で認めているわけなんですが、その公共の福祉というのは市ではどのように解釈されてるのか。だから、どういった意味で今度景観条例を進めていかれるのかを教えてください。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 今度高梁市が進めようとする景観条例でございますが、やはり一番は、高梁市全体が持つ風景、風致といいますか、それぞれの地域でそれぞれ違った趣というものを持ってます。ですから、一律してこうこうこうだよというはめ方はできないんだろうと思っています。それは高梁市のこの城下町であれば城下町なりの制限も要るでしょうし、それにはほかの法律、先ほどおっしゃいました都市計画法も当然かんでくるでしょう。そうじゃない、私の自宅がある農村地域においては、農村地域の風景をどうするんですかという議論も出てくると思います。それには今度は農地法とか、そこら辺の絡みも出てくると思います。したがいまして、これは当然でございますが、そういう他の法令等を遵守した上で高梁市の今持つ、いわゆる我々がこれから後世に伝えていくべき景観というのはどうであるべきかというのを議論した上で、じゃあこういう条件でいきましょうねという形が一番進め方としてはいいかなと考えております。そのためには、アンケートという手法もあるでしょうし、それからワークショップという手法もあるでしょう。平たく言えば、住民の方に説明をし、そこでさまざまな御意見もいただき、そしてそれをまた持ち帰りまとめ上げていくという形を今考えておる次第でございます。

 先ほど、公共の福祉に反しない限りということをおっしゃいました。やはりある程度そこに制限をかけるということにもなることは想定されます。したがいまして、そうなる以上はやはりそこの御理解というのは絶対に必要であるというふうに思いますので、これは本当にこうあるべきなんだというのを真摯にお互い議論もし、協議もしながらという第一の基本原則を持ちながら進めてまいりたいと思っております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 住民との合意形成が一番問題になってくるんですよね。公共の福祉に反しない限りは財産権は守られるというふうに憲法で認められているんですけど、ただ、今まで高梁市は学園文化都市づくりですかね、大学ができるときにほかの議員さんもこの議会で言われてましたけど、本町地区でもいろんなマンションや高層マンション、大きなマンションが建ってますし、色合いも高梁にマッチしてないですよね。それで、この歴まちの指定をとったからこの景観計画、景観条例をつくらなきゃいけないのかどうかわかりませんけど、その矛盾というんですか、今まではマンションを建てなさいよということで、いろんな形態意匠、赤や黄色や緑、いろんなマンションが建ちました。自由ですよね、自分の家を赤や緑にしたり、屋根をいろんな色にするのも。だから、これから景観計画地区を指定されて、高梁地区を重点区域にしていくというふうに今市長言われてましたけど、これ矛盾する施策じゃないんですかね。その辺のところを合意形成をとる上でどう住民に説明していかれるのか。

 ただ、頼久寺の借景ですかね、あそこは特別に指定というんか、借景に大きなビルを建てないように、マンション建てないように、制限をしてるらしいですけど、今までその地区の人は生まれたときからずっとそういうふうなものに縛られているというか、大事に景観を守ってこられた。ただ、ほかの地域の人はそんなふうには今まで生活してないですよね。だから、生活が優先なのか、それとも景観が優先なのか、その辺のとこの解釈をどのように住民の方に説明されていくのか。だから、学園文化都市づくりとこの景観計画の策定というのは矛盾してるんじゃないかなって思うんですけど、その辺のところはどのように思われますか。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 平成2年に吉備国際大学開学という中にあっては、学生マンションの建設でさまざまな景観に対する障害があったということはもう事実でございます。しかしながら、今歴まち法の認定を受けた、これから高梁市は景観行政団体として景観条例をつくっていく中にあっては、これまでの歴史の中で今あるものは今ある現実としてとらえていく必要があると思います。ですから、今あるものを排除してまでということではないというふうに考えていきたいと思っております。これからつくるものは、確かに新しい歴史になりますから、それは景観計画の中である程度の規制というものもお願いをしていかにゃあいけん場合もあると思います。ですから、これまでのように何が何でもだめ、取り壊しなさいという形ではないというふうに理解をしながら、御理解がいただける、住民の方が納得されるものであれば、それは当然町並みの整備にも御協力をいただくということはあると思いますが、そういうスタンスでこれからも臨んでいきたいと思っております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 大変なことだと思うんですよね。皆さん営みというんか、連綿としてつながってきた歴史、物語を後世につなげていくという考え方ですが、僕はもう大変重要な考え方だと思ってます。

 ここで1点お聞かせ願いたいんですけど、一般質問の1日目でしたかね、川上議員さんへの答弁で高梁駅の駅舎を取り壊して駅前広場を考えてると言われたんですけど、この地域も景観計画の区域にするんですよね。歴まち計画の中では、今市長言われたように駅前も入ってきますよね、高梁市全体をすると言われてるんですから。だから、あそこは商工会議所や青年経済協議会の主催で近代化遺産めぐりとして行かれる一つの場所でもありますよね。あれは、高梁のまちの中で産業遺産としての建物というか、歴史的な風致というか、江戸時代とか明治以前の建物じゃないですけど、高梁の近代化遺産としてツアーを組んでいるわけですよね。そういう中で市長は壊されると言われたんですけど、せっかく近代化遺産として物語があるんですよ、高梁駅の駅舎も跨線橋にしても。今あるものを生かしていくって今言われたんですけど、じゃあ何で高梁駅を生かさないのか。私はバリアフリーには反対しませんが、せっかく近代化遺産として認められているわけなんですから、あの駅を生かさない手はないんですよね。壊したら、物語がここで終わってしまうんですよ。市長は、今さっき物語を連綿としてつなげていくって言われたのに、言ってることとやってることが違うんですよね。だから、僕はもう絶対反対を表明します。あれを倒してもらっては困る。僕もちっちゃいころからあの駅は見なれてるし、駅の裏にうちの会社があるんで、あの跨線橋もずっともう何十年も見ている。あの建物ができたのは大正15年ですかね、もう80年、90年近くになるんですよね。それだけの歴史や人の思いがあの駅舎や跨線橋にはあるんですよ。高梁から旅立っていったり、地元に帰ってきたりする人の思いがあの駅にはあるんですよ。だから、そういうものをなぜ生かさないのかっていうのが僕は不思議でしょうがないです。だから、学園文化都市づくり構想とこの歴まち計画は矛盾してるんじゃないですかっていうことを言いたい。ただ、車のロータリーというんですか、車の広場にしたいがための施策なんかどうかわかりませんけど、車なんか移動してもらえばいいんですよ、どこでもとまるんですから。車は移動するための手段ですから。駅はあそこから移動はできないんですよ。それを無理やり動かそうとすると、莫大な費用やいろんな手続が必要になってくるんですよね。

 それと、さっきも市長言われたように、景観というのはやっぱり重要な高梁の独自性の一つになりますんで、そういう意味で、その景観を大事にしていくんだったらあの駅舎というのは残していくべきじゃないかと思うんですけど、その辺は矛盾してないですかね。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 景観を考える中でも、重点地域というのは今歴史まちづくり法の認定を受けた区域であると思います。今の駅舎、それからこの市役所の庁舎もそうですけど、これは新しい町であると、明治時代にはなかった町であるというのは御認識いただいてると思います。さっき言いましたように、現在あるものについてどうするかということは、特に民間の方が持たれとるものについては、ほんならすぐにどうこうということにはならないと思います。学園文化都市づくりの関係を言われましたけど、学園文化都市づくりとしては、その大学が開学するという、その当時の学園文化都市づくりの考えというのは、それはそれで私は是とするものであります。それによって今のこの高梁の景観もできてるわけですから、それを否定するわけではないし、これを今度どのように景観の中にはめ込んでいくかということになると思います。

 今おっしゃいました駅についてですけど、これは観点を変えないといけないのかなと思っています。駅については、駅前広場の整備の問題ということで申し上げましたけど、やはりもともと予定しとったものからいうと時代の変遷があるわけであります。その時代の変遷の中で、より今の時代に合ったものにしていくということが必要なんだろうと思います。それはもちろん景観というものを念頭に置きながらということにはなると思いますが、私は全く新しいものができないということではないと思っております。

 それと、近代化遺産のお話がちょっと出ましたが、近代化遺産ということの定義に関しましては、少なくともJRの駅舎として今登録文化財になっておりますのは方谷駅でございます。高梁駅の駅舎自体はまだそれにはなり得ないというふうなことは聞いております。近代化遺産の部分というのは、大森議員が小さいころからよく見られとった跨線橋であり、その駅のホームにある線路を使ったああいう上屋であろうと思っております。そこら辺のことをきっちり峻別をしながら、全体をもっと考えて必要な整備というものは進めないといけないだろうと思っておりますし、そのためにもいろんな情報というものをもっともっとお示しもしないといけないんだと思っております。一般質問初日の答弁の中で副市長のほうからも申し上げましたけど、いろいろな情報の出し方といったものについての反省というものもありました。私もそのように思っております。したがいまして、そういう情報とかいろんなものを共有しながら、どうあるべきかということで進めていく、この姿勢が一番だろうと思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 景観というのは、人それぞれの感性というんか、感覚のもんで、自分の視覚で見ていいなと思うのが必ずしもほかの人もいいとは限らないんですよね。皆さんそれぞれ意見があってしかるべきだと思います。ただ、せっかくよそにはないような歴史、物語を持った駅舎、跨線橋を倒してしまって、なくなってしまったらもうつくるということはできないんですよね。だから、そうならないように、今市長さんも言われましたように、住民の方に対していきなりそういう案を出すんじゃなくて、地域の人、特にこの辺の地域の人はやっぱりあの駅舎にこだわってる方が何人おられるかわからんけど、結構いるんじゃないかと思ってます。周辺部の方にとってはただの駅で、電車に乗るためだけの駅舎だったら、もうあんな駅ではなくて快適で利便性のええ駅にしたほうがいいと思ってる方もたくさんおられると思います。ただ、あそこの駅は電車に乗るためだけの駅としての価値というよりは、やっぱりその風景といいますか、高梁の歴史、物語の一つですから。伯備線が高梁を通るか通らないかわからないころからの歴史があるんですよね。高梁駅はとり合いっこしてるんですよね。せっかく高梁にできた駅で、開業当時の駅舎が残ってるのに、それをみすみす何にもその付加価値を認めずに議論もせずに壊すというのはもったいないという話なんです。だから、その辺のところの議論はよくしてください、お願いします。

 それでは、2番目の歴史を生かしたまちづくりを地域活性にどう結びつけていくのかという質問に移ります。

 これは4月28日の山陽新聞に、市政へ経済界が注文という記事が載ったんです。高梁再生さらに議論をという見出しで載ってるんですけど、高梁商工会議所の仲田会頭が商工会議所青年部通常総会のあいさつで、高梁市政への苦言を呈してるという記事なんですけど、行財政改革をもう少し進めて経済対策につぎ込むべきだというあいさつをされて、その後に市長が来賓としてあいさつに立たれて、歴史を生かしたまちづくりや観光振興に取り組む決意を述べ、市政推進に理解を求めたと。この記事だけを読むと、地域経済への危機感、この地域も閉塞感が物すごく漂う中で、優先順位が違うんじゃないですかという苦言を呈されてるみたいなんですけど、それに対して歴史を生かしたまちづくりや観光振興というんか、交流人口の増加によってこの市の活性化をしていくというふうに述べられているように私は読んだんですけど、それをどうやって経済の活性化、地域の再生につなげていくおつもりなのか、どの点で活性化と言えるのか。いっときのことで、補助金を出して月1回にぎわったらそれで活性化と言えるのか、その後残りの29日はだれも来ないような町で。本町の無電柱化とかされるみたいですけど、それはだれのために無電柱化やカラー舗装をするのか。そういうことがなぜ経済の活性化につながっていくのかというのをちょっとお聞きしたいんです。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) お答えをします。

 今の高梁市内の景況状況というのは、震災前から引き続きということになっておりますが、本当に厳しいという認識については、商工会議所の会頭も非常に危機感を持っておられるというのは御承知のとおりでございます。じゃあ、短期的な経済の対策といったことと、中・長期的な経済の対策といったものについては、これは分けて考えるべきだろうと思います。短期的なものにつきましては、やはり国会の状況も見る必要はありますが、高梁市としてもどういったものができるかということで今検討もこれはしないといけないというふうなことで考えておるとこでございます。

 また、今度は別に、やはり観光にしてもそうですし、それからスポーツ交流にしてもそうです。いわゆる交流人口を増加させるということ、また定住人口を増加させるということに関して、やはり人がそこに動くということはそこで経済というものが活性化するわけでありますから、その特効薬が高梁市にあればと思ったんですが、なかなか特効薬はないんですけど、効薬はあると思っております。その効薬をこれから少しずつ塗り上げていって、観光なら観光、そしてスポーツによる交流ならスポーツによる交流、そういったものをその地域経済に波及させていく、そのルーチンをつくっていきたいなというふうなことを考えております。

 そのための一つとして、歴史まちづくり法の認定というものも受けたわけであります。単にじゃあ観光地に人が来てもらったらにぎわうかというと、そういうわけでもないというのは事実でございます。これは、観光客の動態調査によっても明らかなようであって、今現在ですけど、やはり高梁で消費をしていただく消費者のマインドというのは、県全体でいうと半分ぐらいしかないという状況があるわけなんですね。じゃあ何でかという分析も何ぼかはしてありますけど、やはりその対策というものをまず講じていきながらということになると思います。そこは極端にいうと鶏と卵の話になるかもしれませんけど、行政としてもそれを鶏と卵の話で水かけ論をしとってもこれは絶対始まらんわけでありますから、それはこちらからも率先して出ていき、やってみようやということをつくっていかないといけない。先ほどおっしゃいました、一日だけのイベントで終わってはいけない、もう当然であります。これはやはり365日が勝負になってくるわけですから、そのためには今FC高梁の吉備国際大学もこういうふうな形で活躍をしてくれております。高梁のあそこのサッカー場でサッカーをしてくれております。サッカー選手の皆さんというのは、地域に根差したというこの一番の気持ちを持ってくださってますから、それが地域に波及することによって、おお来てくれとるがなという話になったときに、じゃあわしらも応援に行こうかとか、何かしようかという話になってくるんだと思いますね。そういう気持ちが一番大事だと思ってますから、そういう交流ということを進めていく。それが地域経済の活性化につながっていくためには、例えば新しい知恵が出てくるかもしれません、サッカーを通じてもいいですし、スポーツを通じてでもいいです。そういう知恵をこの高梁市内全体にもたらす、そういう仕組みをつくっていく、これが行政として、そして行政がそういう産の力をかりながら、産と協働してつくっていく、この仕組みが大事だというふうに考えております。一朝一夕にできるものではないと思っておりますが、今やっとそのスタート台に立てたということは考えておりますので、これを一歩一歩積み上げていくということが大事なんだろうと思っております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) ここに商工会議所の事業承継に関するアンケート調査の中間報告というのがあるんですけど、市長も御存じだと思いますが、アンケート調査の結果で4割強、5割近い方がもう自分の代で廃業されるというふうに回答されてるんですけど、商工会議所のピーク時の会員数が1,200社あったらしいですけど、今652社で半分ぐらいに落ち込んでますよね。その中で、652社に対して回答率が45%の263社で、5割弱なんですけど、そのうちの半分の方がもう自分の代で廃業されるというふうに答えられてるわけですよね。まだ返ってきてないのも大分あると思うんですけど、その中にも自分の代でやめられるという方も随分おられることが予想されるんですよ。その中で、今市長言われましたけど、交流人口をふやしていくと言っても、今観光調査の結果も出てますよね、高梁でお金を落とすのが1,600円ですかね、岡山県平均が6,000円だったですかね。だから、高梁でお金を落とす場所がほとんどないんですよね。幾ら観光振興で交流人口をふやして、スポーツで交流人口をふやしても、お金を落とすところがないんですよね。だったら、高梁市でどうやって経済の活性化に結びつけていくのかというのは、本当に言葉だけで、絵にかいたもちでもうほとんど終わってしまいそうな気がするんですよ。その中で高梁の経済というんか、地域再生のための中心市街地の求心力といいますか、町なかの求心力というのは、市長、何だと思いますか。行ってみたいなと思わせる町で、その行ってみたいという動機づけになるのは何だと思います、高梁市は。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 高梁市へ行ってみたいという動機づけということになると、これはもう町の雰囲気という言葉が適切かどうかわかりませんけど、町の雰囲気ですね、雰囲気と言わせていただきますが、そうだろうと思うんですね。町の雰囲気というのが歴史的なものが残ってる、また新しいいい景観が残っているということとあわせて、そこに住んでおられる地域の方の気持ち、これがこれからの高梁の魅力になると私は思っております。

 ただ、今おっしゃいましたような結果があるのも承知をしております。正しくは、今旅行者の消費単価は2,600円なんですね、県全体が6,700円ですから、もう半分以下なんですね。非常に消費マインドが低いということであります。やはりそれは今民間の方も一生懸命魅力づくりということで頑張っていただいております。そういうのをもっともっと引き出すということも必要でしょうし、そこに人の循環ということが出てくると思います。地域の皆さんの中には、私の代で廃業するわと言われる方もいらっしゃるんですけど、それじゃあ新しい風というのが入ってこないのかなという気もします。そういったこともやはり、こういうことをやろうよということを情報発信することによって、いま一度じゃあ高梁はこうできるかなという、そういう考えを持っていただけるような、そういう取り組みがやっぱり必要だと思っております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 済いません、もう12時が来たんですけど、もうしばらく時間をちょうだいして、もうちょっと質問を続けたいんですけど、今市長が言われる雰囲気というのは景観ですかね。高梁の求心力はやっぱり景観で市長の思われてる景観と私の思う景観というんか、雰囲気は大分違うかもわかりませんけど、だったら駅舎とかああいう古いものというんか、近代化遺産を生かしていくまちづくり、あれも一つのストーリー性があるんですから、あれをもっと大事にしたほうが高梁の活性化につながるんじゃないですかね。それと、レトロバスを購入されるんですよね。それともマッチングしてきますしね。

 だから、何か言われてることがちょっと矛盾してるというんか、なかなか理解がしにくいんです。どういった町になるのかというのが思い描けないんですよね。片っ方で、高梁駅というのは古くて、せっかくオンリーワンで、県内でもほとんどの駅がもうどんどん橋上化になって、古い駅舎はそのままで、方谷駅なんかはもう橋上化になる可能性は全然ゼロですよね。高梁みたいな都市部というか、3万少々のちっちゃなまちですけど、その町にああいう古いものが残ってるというのは、県内でもなかなかないんじゃないですかね、伯備線も開業したのが大分昔なんですかね、僕も詳しいことは知りませんが。だから、もうちょっと言ってることと中身を一致させていくことが、やっぱりこれからの信頼関係につながっていくと思うんですよね。

 先般、総社の市長さんが表明されたんですかね。そのときのコメントを見てちょっとびっくりしたんですけど、まだ総社市がナンバーワンになってないからナンバーワンを目指すために次も出馬しますというふうに書かれたんですが、それは裏を返せば何にもないということなんですよ。何で総社市が岡山県で、岡山市や倉敷市を超えてナンバーワンになりたいのか、何を目指してナンバーワンになりたいのかちょっとわかりませんけど、高梁市はやっぱりオンリーワンを目指すべきなんですよね。オンリーワンというのは、よそにない優位性のあるものにいかに特化していくかということなんです。だったら、高梁にあってよそにないものというのは、やっぱり駅舎だったり、もちろん最終的には大学っていう存在が物すごい大きいんですよ。市長もよくその点は承知していただいてると思うんですけど、やっぱり町なかの求心力というのは大学なんですよ、私はそう思います。2日目の質問でしたかね、空き家対策とかマンション対策とか言われてましたけど、大学が前提なんですよね。だから、ヒルクライムのための宿舎にアパートやマンションを利用すると言っても、大学があっての話ですから。大学とこれからどういうふうな運命共同体でやっていくのかというのがやっぱり一番の高梁の再生につながってくるんですよね。だから、それとどう歴史まちづくりがリンクしていくのかというのが全然この施策には書いてないんですよね。ただ、順正寮の跡地というんか、あそこを直したり、伊吹邸ですかね、ここの歴まちの計画にも書いてありますが、伊吹岩五郎さんの家を寄附していただいてるみたいなんですけど、何か一向に進んでないように聞いてます。だから、歴史まちづくりの中で大学との関係がなかなか見えてこないんですよね。だから、どうやって活性化につなげていくのか不思議でしょうがないですよね。せっかく知的財産を活用してって言われてますけど、知的財産というよりは人的財産ですよね。さっきも言われたように、FC高梁も人的財産ですよね。だから、それをどう生かしていくか、どう景観とリンクさせていくのか、学園文化都市づくりと相矛盾するような考え方なんですけど、どういうふうに一緒になってやっていくのかというのが見えてこない。その辺をきちっとされていないと、ただもう絵にかいたもちで終わりますよね。ただ、もう言葉だけが走ってしまっている。議員になって何回か視察も行かせてもらったし、JCのときとかでもいろいろまちづくりで成功しているところに行ってみたんですけど、確かにそこは成功してるかもわからないですけど、駅前に行くと閑散としていたり、何をもって成功事例とするのか不思議でしょうがない。市の全体というんか、地域の本質的な再生には至ってないんですよね。

 だから、この歴まち計画でどういうふうに活性化するのか、スポーツの交流でどういうふうに活性化するのか、本当に地域の再生につながっていくのかということで、経済的な波及効果というのはもうクエスチョンマークですよね。だから、庁舎を直したり駅舎を直したりするのも、いっときには何億円というお金が落ちて、公共工事で潤うような感じですけど、ほとんど域外にお金は逃げていきますよね。高梁の中でぐるぐるお金が回るわけじゃないです。直接の効果は直接落ちてあるかもわかりませんけど、波及効果はほとんどゼロに近いですよ。だから、観光振興とかも本当に大事なことで、よそからお金を持ってきてくださるんだから。そういうのを生かしていくのは大事なことなんですけど、ただそのプロセスというか、過程においてどういうふうに具体的に戦略を立てていくのかというのが全然見えてこない。せっかくある大学もほとんど活用してないというか、主体的に大学が動いてるわけじゃないですよね。行政が言われる諮問機関とか協議会に大学の先生を呼んでお話ししてるだけでしょう。これは大学の主体性なんかほとんどないですよね。そんな中で、本当に観光振興、経済振興、地域再生につながっていくのか、僕はもう不思議でしょうがないんですけど、その辺のところに全然言及されてないし、この歴まち計画の中にも出てないですよね。だから、その辺のところをもう少しきちっと戦略を立てて構築されていかないと、大学がなくなってしまったらもう何もかんも高梁の地域はだめになってしまうと思います。この事業承継にしてももう半分以上の方がやめると言われてるんですから、何とか生き延びていかにゃあいけんのですよ。何とかやめずにやって後を継いでもらわなきゃいけないんですよ。だから、その意味でもやっぱりきちっと言葉だけではなくて、本当にどういうふうに取り組んでいくかというのをやっぱり戦略を立ててほしいなと思ってますので、その辺よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 質問の途中ですが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。

            午後0時7分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午後1時0分 再開

            〔20番 村上信吾君 着席、出席議員22名となる〕



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 引き続き大森一生君の質問を願います。

 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 先ほどの質問の答弁というのは、していただけるんだったらしてください。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 大森議員がおっしゃることは十分よくわかりますんで、高梁市は学園のまちであり吉備国際大学、昔の順正短期大学を含めた学生のまちであるということも踏まえて、歴史まちづくり、また景観計画を進めていく上ではそういったことも十分念頭に入れて、新しい組み立てをさせていただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) ぜひよろしくお願いいたします。もうとりあえず物語というか、中にストーリーがなかったらもう絵にかいたもちで、何にも付加価値もつきませんので、やっぱり物語があるものを続けていくような施策になるようにお願いします。

 続きまして、市税の増収施策についてお尋ねします。

 本市の、平成23年度当初予算は一般会計が235億5,000万円、特別会計が158億4,000万円で、総予算額が約394億円となってます。きょうお聞きするのは市税についてだけなんですけど、歳入のうち市税が市民税個人所得の後退により昨年度より3.4%減、1億2,465万円の減の35億4,000万円となってます。よく三割自治と言われてますけど、一般会計に対して1割5分ですかね、高梁市は。歳出のほうで人件費が約43億円となってます。これは特別会計のほうも含めての金額だと思いますが、約8億円の差があります。今回の議会でほかの議員さんもたびたび言われてますけど、これからの財政見通しというんですかね、財政支出に関してどのようになっていくのかというのが見通しがつかないところだと思います。その中で、高梁市の大きなプロジェクトとして、市庁舎改築とか駅舎とかいろいろ予定されているんですけど、何とかこの人件費の分だけでも市税を上げる政策というか、これから交付税がどのようになってくるかもわからない状態の中で、今までそういう考え方があったのかどうかわかりませんけど、市独自の税収の増収策というんですかね、そんなものが高梁市にあるのかないのか、またあるのだったら今後どのようにされて、税収を確保していくのかというのをお聞かせください。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをさせていただきます。

 市税の増収策ということでございます。議員おっしゃいましたように、今人件費のトータルは、一般会計と普通会計を合計すればそういったことになろうと思いますが、税収というのは一般会計で引き受けるということになっております。35億円の税収に対して、一般会計での一般職員の給料といいますのは34億円ということで、ほぼイコールのような形になってございます。独自の増収策、これらにつきましては、政策面で申し上げますと、先ほど来議員さんから御指摘をいただいておりますいろんな政策をつなげることによって、総合的な結果として増収が図れるものということは言えると思います。また一方では、これは独自の税体系を構築するということも地方自治体には与えられている権限でございます。例えば県で申しますと、おかやま森づくり県民税ですか、こういったようなものを創設するでありますとか、通常の税率に上乗せをして増税をお願いするというふうな結果になろうと思いますが、そうしたお願いの仕方もあることは事実でございます。しかしながら、議員が御指摘いただいたのは、主には前段で申し上げたような内容の増収が図れないかということだろうと思っております。これが今すぐに増収策につながるというようなことをここで申し上げればよろしいんだろうと思うんですけれども、本年度予算を組んで今2カ月少々たっております。そういったものが実を結ぶような施策展開をこれから図ってまいりたいということで御理解いただきたい。

 それから、市長が先ほど来申し上げております歴史なり、地域の力、こういったものを引き出す、こういった施策を展開する中での結果的な増収ということを今期待いたしておるとこでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) まだ未定ですが、今政府の中で消費税を10%にするとか15%にするとか、所得税の累進課税を見直すとかいろいろ言われてます。その中で、これだけ景気が停滞して消費、需要が後退してる中で、法人税とか所得税を上げるというのは困難な状況が予想されてるんですよね。そんな中で、所得税の増税とか消費税の増税とかいろいろ予定されてます。もうこれから将来増税が予想されるんだったら、それに対して消費者というんですかね、市民、国民は消費を手控えるようになってくると思うんですよね、将来増税、税金を払わにゃいけんのですから。国債もどんどん発行すれば将来増税になりますからね、だれかが返さにゃいけないんですから。その中でほんなら税収をどうやって上げるかというのは、本当に地方自治体も考えていかなきゃいけないと思うんですよ。その中で、今行革に取り組んでおられるんですけど、先ほどの商工会議所の会頭さんももっと行革を推し進めるべきだと言われてました。それで、ここに平成22年から平成26年度までの総社市定員適正化計画という資料があるんですけど、その中で総社市は平成21年4月1日現在で全職員数が563名で、高梁市は696名になってるんですよね。一般行政部門の職員数が、総社市が268名に対して高梁市は361名になってるんですよね。総社市は職員1人当たりの人口が253人、高梁市は97人なんですよね。高梁市と比べて3倍近い人数を総社市の職員さんは抱えているという。人口が7万人ですかね、高梁市は3万5,000人で半分ですから、その割にはやっぱり高梁市の職員数が多いというふうなことが、この表から見てとれますよね。地域性とか面積とかいろいろあるんでしょうけど、高梁は中山間地域の多い中で効率性が悪いんだと思います。ただ、こういう数字だけを見てるとやっぱり総社市のほうが行革が進んでるのかなというふうに感じてきます。ただ、この数字だけを見て高梁市が多いとかというのは言いませんけど、ただその中でやはり自分たちの給料の分だけは税収で上げるという考え方もやっぱりこれから戦略の考え方の中に一つ取り入れていかなきゃいけないと思うんですよね。

 だから、どうやったら企業誘致できるのか、それと今誘致されている企業さんとのやっぱりコミュニケーションも図っていかにゃあいけんじゃろうし、僕はさっきも言いましたけど、この高梁の中心市街地の求心力というのは、やっぱり大学が物すごい大きな存在だと思ってるんですよ。3,000人に近い学生の方がおられて、親からの仕送りを高梁へ落としてくれてるんですよね。他の誘致企業さんはやっぱりお金を外へ持って帰ってますからね。高梁市の人ばっかりじゃないでしょう。だから、そういう意味ではやっぱり大学の存在というのは大企業に匹敵するんですよね。その中で、ほんならどういうふうにしていかなきゃいけないかというのは、やっぱり国からおりてきた施策の中で考えるんじゃなくて、市の独自性というか、それを考えていかなきゃいけないと思うんです。だから、そういうことを考えていかなきゃいけない時代に来てるんですけど、その点は皆さんの考え方としてはどうなんですか。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 冒頭総社市との数字の比較を出されました。総社市と比べて行政展開をしてるわけではございませんけれども、思いつくところから申し上げれば、総社市の場合は病院経営をなさっておられません。それから、消防が広域組合であればそういった数字が除かれておる場合もございます。そういった要因が表面的には大きな差になっておるのかなというのが1つと、それと議員から御指摘をいただきましたように、高梁市は面積が非常に広大でございます。それがゆえにそれぞれの施設を分散設置せざるを得ない。そこにはやはり人を張りつける必要がある。こういったことで、やはり同じ土俵ではございません。都市累計というのがございまして、それが違うわけなんですけれども、やはり職員数が多いというのは感じられることだろうと思っております。それがゆえに、合併後第1次行革で156人という職員削減計画を立てまして、160人余りの削減はできておるというふうに思っておりますし、2次行革におきましてもこの5年間で51人という削減計画を立てております。これも現状で水位していくならば達成は可能だろうというふうに考えております。削減の効果額といたしましても、1次行革では37億数千万円という目標を立てておりましたが、これは40億円を超える達成が可能であると。それから、2次行革につきましても、21億円が目標で、その効果額のうち8割近いものが人件費となっております。市といたしましても、御指摘をいただいたような点、確かに人口当たりで職員1人を支えていただいてる市民の方、この人数も少ない数で支えていただいとるというような現状もございます。これらを是正するように、類似団体と同じ形になるような、そういった財政構造、職員構造になるように今努力をしておるところでございます。この点は御理解をいただきたいと思います。

 それから、大学のお話でございます。これは平成2年に誘致をした際にもいろいろとその効果といいますか、試算をした経緯がございます。大学生1人在籍をして市に住んでいただけたならば、例えば交付税の面でどういった効果があるのか、それから消費支出については1人当たりどうであるのか、こういったことを算定し、誘致に御理解をいただいたという経緯がございます。現在では、若干在学生は少なくなってきておりますけれども、そういった効果を考えますと、先日来申し上げておりますように、大事なパートナーであるという認識も持っておりますし、市内における消費支出の若い方の大きな柱であるという認識は思っております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 病院部門が含まれているから違うと言われたんですけど、これ一般行政部門と書いて100人の差が出てるんですけど、病院は一般行政部門には入らないんでしょう。よろしい。でも、数字のトリックじゃないけど、何かつらつら言われたんで、何となく納得というんですかね、言われるままに聞いてたんですけど、確かにそういうふうに出てますんで、職員をすぐに削減しろとかどうのこうのというんじゃなくて、広い面積であったり、そりゃあ地域性が違う部分があると思いますが、ただそれにかこつけてというんか、広い面積だからしょうがないという、そういう理由でなかなか行革というんか、無駄なことが削減できないと、そういうことがあってはならないんで、その辺をよろしくお願いしたいという意味で言ったんです。

 それと、今さっきも言いましたように、今度いろいろ大きなプロジェクトをしますけど、何十億円というお金が落ちてくるんですけど、やはり高梁の産業構造から見たら、ほとんどのお金がやっぱり域外へ行くんですよね。高梁の産業構造はお金を受け入れるだけの素地がないんですよね。ほとんどがマージンだけですよね、給与所得がほとんどじゃないですか。だって、そういう産業構造じゃないでしょう。農業で幾らトマトを植えたからって、この高梁市役所の庁舎を立てるときには関係ないんですから。そういう意味でも、何十億円のお金が落ちても域外へほとんど出ます。だから、波及効果というのはほとんどありません。だから、今度歴まちで10億円か何億円か知りませんけど、お金がおりてくるんでしょうけど、やっぱり産業構造分析というのをしっかりしていかないと、お金を落としてもほとんど域外へ逃げていくんだったら、高梁の活性化にはつながらないんですよね。だから、構造分析を今しっかりしていかなきゃいけないと思うんですよ。やっぱりきちっとした根拠、数字が必要になってくると思うんですよ。だから、そういうことをきっちりやって、どこにお金を落としたら、高梁でお金がぐるぐる回って、税収効果が上がるのかっていうことをまず数字で分析して、そっから施策をつくって、電柱の地中化でもカラー舗装でも何でもいいです、それをしてほんならどれだけ高梁にお金が落ちるのかというのを把握しとかなきゃあ、もう全然高梁の活性化にはつながらないですよね。ただ、今まではそういうやり方でやってきたんでしょうけど、これからはやっぱり変えていって、ちょっとでも高梁の企業さんの所得になるように考えないといけない。財政支出すればだれかの所得になるんですから、その所得イコール、それが企業の利益に反映し、所得のアップになりますんで、そっからやっぱり税金を高梁市に落としてもらうという考え方に変えていかないと、いつまでたっても高梁の活性化は絵にかいたもちで終わってしまいますので、どうぞよろしくお願いします。

 次に、3点目の産学官の連携についてお尋ねします。

 一般質問初日の宮田議員の質問にもあったように、まちと大学のちから活用懇話会ですかね、総務部長さんが答弁されたけど、学園文化都市まちづくり協議会とか、いろんなそういう産学官連携の中心を担うような協議会があるのでと言われたんですけど、これまでの本市の取り組みというんか、旧高梁市から続いてるんでしょうけど、この高梁市において産学官連携の取り組みというのはどういうふうな形になっているのか、そして効果、成果はどのような形であらわれてるのかというのをまずお聞きします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 産学官連携ということでございます。

 平成17年に産学官連携協力協定を結んだということであります。この中では、さまざまな分野で大学が持っている知力というものを活用して、これを民間に、そして公にということの協定ということでございました。その協定の中で、すぐ活用できたというのは、大学の歴史とか、そういった観点からの知力といいますか、そういったものを活用して、これは大学と協同をしましたが、単に観光するだけじゃなくて、学びながら観光しましょうということを手始めに進めてきたところでもあります。これはまさにその第1号だったと思いますけど、学習観光という名前で現在も続いておると思いますが、行った場所で大学の先生からこれはこういうもんですよと講義もいただき、またそういう講義をいただくことによって視点も変わってくるということをねらったわけであります。そういったことでありますとか、それからOT、PT等の関係で言いますと、成羽病院等でも学生さんたちが病院の中でのそういった実習的なものを通じてお互いが連携、協力をして進めていくということも行っております。また、福祉や介護の方面において、例えば具体的にどういうことをすることによって介護福祉士等の作業の効率化が図れるかといった研究といったこともあったところでございます。しかしながら、まだまだ十分ではないということも思っております。したがいまして、この産学官連携というものをさらに一層進めていくということに関しては、もっと大勢の方の御意見をいろいろ聞いてみないといけないと思っております。大森議員もおっしゃっておられました。やはり大学というものをいかに活用するか、これがこれからの高梁のポイントにもなろうと思いますし、これまでも歩んできたその実績というものもあるわけでございますから、それにさらに上積みをしていくということが必要だろうと思います。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 先日総務部長さんは学園文化都市づくり協議会がもう設置されてるんだからそこにお任せしてるというようなニュアンスのことを言われてましたけど、そこを中心に産学官連携のこれからの構想というものを進められてるんですかね。どこが主体になって進められておりますか。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 学園文化都市づくり協議会、これは当時大学を誘致するときまでさかのぼるわけなんですけど、市民の各種団体の方、また周辺の町内の方等が一緒になって大学の誘致、そして誘致ができたら今度は大学を支援しましょうという形での組織であるというふうに私は理解しております。ですから、学園文化都市づくり協議会の中の事業としまして、学生に支援をするという事業ということでやってきておりましたが、先ほどの産学官連携の事業ということになりますと、やはりこれは例えば観光協会であるとか、市の担当課であるとかというところとコラボをしていくものもあるわけであります。ただ、そういったのをばらばらでしておってはいけませんから、そこはやはり学園文化都市づくりの事務局としてはちゃんと把握はしておきましょうと。そして、事業整理をしながら今大学とこういう連携をしているという把握に努めながら事業を進めていくという形だと思います。したがいまして、学園文化都市づくり協議会の中でいろいろな方に参画をしていただいております。これはもっともっと議論が活発化するということを私も望むわけでありますので、この協議会の活用ということで、会長のもとでもっとこれは大いにいろんな施策というものにも展開ができるかなと思いますし、またほかの情報をそこに入れていって、こういうことをやりょんならこれもという、そういう知恵も出てくるんだろうと思っております。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 今会長さんは商工会議所の会頭さんですよね。その方が中心になって平成17年に、商工会議所と大学と市が産学官連携に調印されたんですよね。それと協議会はまた別物というふうに理解しとったらいいんでしょうけど、こちらから見たら一つの同じような流れで、その中でこの学園文化都市づくり、まちづくりが進んでいるんだと思います。この前学園文化都市づくり協議会を開催するに当たって、会長さんの日程を調整してないのになんか自分の名前で案内が届いておるんじゃけど、これはどういうことなんじゃろうかって会長さんにちょっと聞かれたことがあるんですよ。今市長は、会長を中心に物事を進めていくって言われてたんじゃけど、会長の日程調整もせずに会長名で自分のところに会合の案内が来るというのはちょっとおかしいんじゃないですかね。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 先週でしたか、学園文化都市づくり協議会の本年度の総会を開催させていただきました。当然でございますが、会長の仲田会頭にお願いをいたしております。会頭にお願いはいたしておりますが、今市が事務局を持っております関係で、当然日程調整もしておったということはございます。しかしながら、そのときの打ち合わせというか、事前協議の中でそういう日程調整をしておったはずではございますが、ちょっとお互いの認識がずれがございまして、調整が十分できていなかったいうことがわかりましたので、会長であります会頭さんのほうには事務局から説明に行かせまして、御理解はいただいたということがございました。こういった事務局としての不手際につきましては、御迷惑をおかけしました会長さんには十分おわびを申し上げ、今年度のスタートに当たりましてのまた取りまとめをお願いいたしたところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 要するに、協議会がもう形骸化してるんですよね。市長はそういうふうに熱く語られるんですけど、実際に事務方の人がやってることは、もう全然形式化というんか、形骸化してて、もう信頼関係ができてないんですよね。コミュニケーションができてないですよ。コミュニケーションを図って初めて信頼関係ができるんですから、一つの方向を向いて、市長がやられたいことに対してほんなら民間団体、経済界で何ができるんかと。だから、さっきのような苦言を呈するような記事が出てくるんですよ。だから、もうちょっと市のほうも真剣に考えていかないと、今さっき話したアンケート調査でももう半分の人が事業をやめたいと言っているんですから。そんな町で皆さん方だけが残ってもしょうがないんですよ。幾ら市庁舎がええの建ったって、もう民間の人はほとんどいなくなる、高齢者の町になってしまう可能性もあるんですよ。若い人にやはり働いてもらって、住んでもらって初めて町が生き生きと活性化してくるんですから、もうちょっと考え方を変えていかないと、この産学官連携というのは本当に絵にかいたもちになるんですよね。

 もう時間が来たんですけど、最後に産学官連携というこの典型的な例っていうのが、今FC高梁の選手たちが地域貢献活動とかいろいろされてますけど、これはCSRといって企業の社会的責任というのがあるんですよね。それと、市民のCSRもあるみたいですね。だから、ある意味で、市長がよく言われる自助・互助・公助ですかね、そういうのがやっぱり社会的責任、CSRという活動につながってくると思います。本来企業はもうけなきゃいけないんじゃけど、それだけじゃだめですよっていうのが今の世の中になってきてるんですよ。

 そこで、FC高梁は地域貢献活動に物すごくして回ってるんですよね。これこそ産学官連携というんか、産学官民、民じゃなくて地域なんですよ、民よりは地域なんですよ。ことしは川上町の絵ぶた祭りに手伝いですが参加し、それとサッカー教室を2回するんです。それもほとんど手弁当でやります。市から照明代とか幾らか補助をいただけるみたいなんですけど、これにはほとんど補助金が入ってないですよね、この彼女たちの活動には。スポンサーの企業や個人の会員の方からたくさんのお金をもらって、今会員数が500人超えてますから補助金に頼らずに、自分たちのユニホームをつくって、企業さんにスポンサーになってもらって、今度地域貢献用のユニホームをつくります。川上農高の跡地活用として来てくれたアグリテクノ矢崎さんにも今度お世話になるし、いろいろ地場の企業さんには大変たくさん、三十何社お世話になってます。そういう方たちのCSRというか、社会的貢献を吉備国の女の子たちに任せてる。じゃけえ、ある意味じゃ間接的にお金を出して、社会貢献をしてもらってるんですよね。まちづくり、成羽の花火もお手伝いに行きますし、松山踊りもお手伝いしますし、今街頭であいさつ運動もしてます。去年は40回ぐらいの地域貢献活動をされてるらしいんじゃけど、ことしはもう50回を多分超えるでしょう。ボランティアでも彼女たちも動くのにはやっぱり経費が要ります。そういう意味では、物すごい地域貢献の活動というか、社会的貢献というか、もうFC高梁は企業そのものなんですよ。

 チャレンジリーグで今首位を走ってますんで、山陽新聞のスポーツ面に一面で大きく載せていただいています。北海道から九州まで、いろいろなチームが12チームもありますから、やっぱり高梁の名前が物すごくサッカー関係者の間で情報発信されています。だから、そういう意味では情報発信してくれる、地域貢献活動をしてくれる、地域の中の企業にスポンサーになってもらって、そこでの社会的貢献もする、いろんな意味でこれはいわゆる本当の産学官、地域の連携じゃないかと思ってます。だから、今言ったように、まちづくり協議会というんか、絵にかいたもちというか、もう行政が主体になってやったら何も動かないんですよね、形骸化して。だから、主体はあくまでも地域の人に主体になってもらって動くような仕組みづくりに変えていかんと、事務局もやはり地域のだれでもいい、なってくれる方にやっぱり持っていって任せて、やっぱり行政がしてたんじゃだめだと思います。その中にやっぱり大学を巻き込んでいかなきゃいけない。

 それと、もう一つ言いたいのが、この前も日本建築学会の国際都市建築デザインワークショップと環境福祉学会の事例研究会が高梁市で開かれました。産学官連携で大学も協定を結んでるんだったら、どういう関係を結んで、どういうふうに大学が関係してるのか、その辺の連携というのはどういうふうになってるんですかね。この前から日本建築学会とかいろいろあるんですけど、大学がどうもかかわってないような気がするんですよ。大学の知的財産、人的財産を利用するんだったら、そういう意味でよそから日本建築学会とか学会を持ってくるときには、やっぱり大学も大いにかかわっていただいて、学生たちに将来授業の一環としてそういう学会とか会議に出てもらってもいいと思います。やっぱり学生にとってはそういうチャンスというか、機会はめったにないですからね。そういう意味でも、産学官連携というのは何もまちづくりだけじゃなくて、ここに来られている学生さんたちのための社会体験の場にもなってくるんですよ。そういう広い意味で、地域を巻き込んだ産学官連携というのが本当に大事になってくると思うんです。この前から学会があるんですけど、その辺はどういう関係になってますか。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) まさに大森議員おっしゃるとおりであります。これからのことを考えたときに、もちろん吉備国際大学にいかにかかわってもらうか、これが大事なことになると思います。

 この前の建築関係の会議に関しましては、これは世界の7カ国から学生さんに来ていただいたわけでありますけど、その中で大学の関係で言いますと、大学のまちづくりということに関して話を少しいただいたということでございます。これから順正学園とそういういろんな場面場面で一緒になって活動ができるような体制づくりというのがこれは非常に大事なことだと思います。それをこれから職員も頭に一生懸命たたき込んで、そしてそれを念頭に置きながら、やはり高梁の産学官連携を高梁モデルとするためにもその努力をしていかないといけないというふうに考えております。まだまだ努力が足りなかったということは御指摘のとおりでございますんで、これからそれを懸命にやっていくという所存でございます。



○議長(三谷實君) 大森一生君。



◆1番(大森一生君) 市長の任期があと1年で、来年選挙ですかね。2期、3期とやってもらわなきゃ困るんで、いろんな意味でやっぱり皆さんとのコミュニケーションを図って信頼関係を結んでいくこと。それと、ほかの議員さんも言われてますけど、イングリッシュヴィレッジ構想とか文化財修復とかで、やはり大学の求心力というか、人を集める力は物すごいものがあるんですよ。よそにはないものがあるんですよね。先ほども言いましたように、産業構造分析を踏まえて何が高梁に有益というんか、お金が落ちて有効に地域回るかというのを、大学と一緒に考える時期になってきてると思うんですよ。もうウイン、ウインの関係を結んでいかないと、市だけが独自の施策を持っていたってもう生き残れない可能性は大きいんですよ。生き残れないと言うのは、高梁市が消滅するわけじゃないですけど、今までのようにはいかないということですよね。持続可能な町にはならないということです。だから、その辺のところの戦略を誤らないように、しっかりとお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。



○議長(三谷實君) これで大森一生君の一般質問を終わります。

 次は、倉野嗣雄君の質問を願います。

 倉野嗣雄君。

            〔11番 倉野嗣雄君 質問席〕



◆11番(倉野嗣雄君) 11番の倉野です。

 私は、この定例会で2件の通告をいたしております。順次質問をいたしますので、執行部の明快な答弁をお願いします。

 まず、本市の農業振興についてであります。

 アグリテクノ矢崎株式会社へ事業委託している農業振興拠点推進事業につきましてお尋ねします。

 3月の定例会で、森田議員の質問に対し市長は、農業の効率化、少子化、そして担い手の確保が重要となる、稲の代かき後の直接まき、ゲルを使った野菜の被覆種子の普及を図る、省力化のための機械の開発などを上げておられますが、その後どのように進んでおりますか、お尋ねします。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 失礼いたします。

 倉野議員さんの御質問でございますが、高梁市とアグリテクノ矢崎株式会社は、農業参入企業との本市農業の活性化に関する協定ということで、平成22年8月10日に締結しておりますが、その内容につきましては、農作物の栽培等に係る研究開発及び試験栽培等に関すること、農業機械等の研究及び実証実験に関すること、新規就農者等担い手の確保、育成に関すること、その他目的達成に必要な事業に関することという4つの事業内容でございます。

 そして、本年度から実施をしております具体的な委託業務内容でございますが、今議員さんおっしゃいましたが、野菜などの種子をゲル被覆で覆い、発芽率を高める研究を行っております。特に、ことしは水稲で代かき後ゲル被覆種子の芽が出た直後の種をまく湛水直まきによる作業の省力化の実証を圃場20アールで行っておるところでございます。

 また、新規就農者及び担い手の確保、育成のために、市内農家の御協力をいただきながら、トマトスクールやピオーネスクール、ピーチスクールにつきまして、農業試験研究施設を研修の場として活用するために、ビニールハウスの建設でありますとか、土壌改良、ピオーネの苗木の仮定植を行っており、12月になりましたらピーチスクールの一環として桃の苗木の定植も行う予定にしております。

 また、心身に障害を持つ方が農業分野への就労に向けて技術や知識、経験を取得するための事業にも取り組んでおります。そのための水稲についての実証実験のサポートを行っておるところでございます。

 本年度は、施設の修繕及び整備、農地の土作り等の必要がございますが、高梁農業指導普及センターやJAびほく等とも協議を重ね、地域に適した作目の選定でありますとか、栽培研究の課題、特に新規就農者などの担い手の確保、育成について、中・長期的な計画を来年度には策定いたしまして取り組んでいくこととしております。そして、その研究開発及び実証実験の成果が得られましたら、関係機関や市内農家の協力を得ながら研究成果を広め、本市の農業の振興を図ってまいりたいというふうに考えております。どうかよろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) それじゃあ、ちょっとお尋ねしますけれども、開発がうまいこといくとしますわね。そうした場合に、この知的財産権というのはこれはアグリテクノ矢崎さんのものになるんでしょう。市のものになるんですか。この辺ちょっとお尋ねしておきます。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 知的財産権ということでございますが、これにつきましては、共同開発ということでございまして、高梁市に適した農産物でありますとか、また機械の開発とか、そういう部分がございますが、私どものほうはそういったものにつきましては高梁市の農業振興を図る目的としておりますので、共同開発ということでやっていく必要があると思っております。農業開発等につきましては、アグリテクノ矢崎さんが専門でございますので、そのほうの財産という形も当然考えているところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) そうしますと、市は旧川上校地を貸してそういうふうな研究や実証実験をやってもらうと。例えば機械やこうが開発されたとしますわね。その場合に、当然アグリテクノ矢崎さんは民間企業ですから利益を追求してきますわね。ほんならその機械が高梁市民なら半額でもらえるんかというたら、そりゃあないんでしょう。そしたら、そういう研究をしている企業は一般にいっぱいありますが、クボタさんにせえ、ヤンマーさんにせえ、三菱さんにせえ。そこら辺との関連というのはどねえなんですか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 農業機械の開発等をされた場合、市にとってどういう恩恵があるんかということでございますが、来年度以降、本市の農業に適した作物の研究の中ででございますけれども、高齢者でも簡単につくれる作物、作物を軽量化することでありますとか、また作業の省力化を図る、また農地の維持管理、耕作放棄地の発生防止を図るとか、そういったものでありますとか、また本市の特産品でございますが、シャクヤクの株分け等、そういった研究も行い、この産地化を図っていくというようなこととしております。

 当然そういった研究は共同でするわけですけれども、アグリテクノ矢崎さんにおきましても、農地を実際に借地されて、ブドウでありますとかトマトでありますとか、そういった農業経営にも参入をされていかれることとなっております。そういった意味で、本市に即その開発した農業機械とかが安価に入るのかといったことは、どうなるかわかりませんけれども、高梁の中山間地に適した農業機械の開発というようなことをやっていただければ、特色ある事業になるんじゃないかというふうに考えておるところでございます。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) それは非常にいいことであるんですが、この前現地へ行ってみたんですよ。そしたら、3台か4台か車がありましたが、ハウスの中へはトマトの苗木がぱらぱらっとあるぐらいでした。実証実験されたんかどうか、苗というのがもう細いですから、苗になったままの稲のあれがぽんと捨ててありました。こんな状態で何をしょんかなあと僕は思うたんですけど、実まきのところも聞くところによりますと、草ばあ生えて余り芽が生えてないと。これからなんでしょうけど、もう一日も農家は待っとられんのですよ。市内農業者の平均年齢が75.1歳ですかね。そうなっている今の世の中で本当にこれが高梁市では待ったはないんですから。計画はわかりましたけど、もう少しスピード感を持ってやってほしいし、これからどういうことをやっていくのか、きちっとそういうことを決められとるのか、その辺はどうなんでしょうか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 議員さんが申されましたように、すぐに結果が出るということが望ましいんでございますが、今年度からスタートしたばかりでございます。そして、農業の研究の成果というものは単年度で結果が出るというものは非常に少のうございます。中・長期的な計画が必要であるというふうに考えておりますので、先ほども申しましたが、来年度に中・長期的な計画を策定して、具体的に取り組んでいくこととしております。今は閑散としておると思いますが、これが軌道に乗れば、そこでの研修等も開催いたしますので、その施設も十分活用できるんじゃないかというふうに考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) そういう研究をするのは本当にありがたく、いいことなんですけど、同じ川上町の仁賀にも農業振興センターの研究施設がありますね。それとの整合性というのは今度はどうなるんですかね。そこら辺をちょっと教えてください。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 仁賀にあります農業振興センターにつきましては、現在フキの研究等をやっておるところでございます。その施設とこの研究施設との共同での事業、そして研究開発、また実証実験、それは当然共同で行っていく必要があると考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) 私は思うんですけれど、同じ研究施設で、車で15分ぐらいで行き来できるような場所ですわね。せめて一つのにして中身を深めたほうがよりよいんじゃないかと思うんですが、そういう統廃合ということは考えられませんか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 将来的にはそういった方向も検討はしていく必要があるかと思っております。今のところは現状のままになるかと思いますが、いずれにしてもそちらの施設も活用しながら、そこに適したものがあるかというふうにも思いますので、そういった方向でも活用できるんじゃないかというふうに思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) それから、この3月に寮の改修として604万9,000円の予算が出たと思うんですが、その部分がこの前見た時点じゃ余り進んでないように思うんですが、今何かアグリテクノ矢崎さんからそこに来られとる方が、高梁へ泊まりながらあそこへ通うとられるというんですよ。寮の改修はもう早期にやらにゃあいけんことなんならやらにゃあいけんのですけど、その点でおくれとる理由は何なんですか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) 今あそこの研究施設にはアグリテクノ矢崎から5名の方が常駐をしておるところでございます。議員さんのおっしゃいます寮の改修といいますのは、これはそこで研修を受けられる方の宿泊施設ということで整備をしておるところでございます。したがいまして、通っておられる方は恐らく従業員の方だというふうに思っております。改修につきましては、順次早目に整備をすることといたしておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) わかりました。せっかくの施設なので、いいように使っていただきまして、農業の振興が図られることをお願いして、この問題を終わります。

 次に、林業振興についてお尋ねします。

 平成23年度森林整備地域活動支援交付金事業についてお尋ねします。

 この事業は、いわゆる中山間地域の直接支払制度の山バージョンだと私は理解するわけですが、農業のほうの中山間地域の直接支払制度のほうはちょっと緩和されたというか、甘くなったという部分があると思うんですが、この中山間地域直接支払制度の山バージョンの場合、私の感覚ではこれはちょっと厳しくなっとるんですね。それで、前は作業道というのができたようなんです。それが今回では作業道の新設はなかなか認められないということで、これで見ると3つの中にあるんですけれど、前々つけた作業道を強固なものにする部分についての交付金は見るけれど、新しくはできないような内容になっておるようなんです。私がここの質問を出した5月24日の時点では、まだ詳しいことがわからなかったのですが、27日の会議でこの交付金の説明が正式にあったそうなんですけど、全然できないということではなくて、前したものを強固にするという部分では交付金がつくけれども、新規は無理だということなんですよ。有漢あたりでも何本かこの事業をやっとんですけど、地形がなるいというたら失礼なんかもしれんけど、そういうような部分で余り傷むとこがないんですね。これは横断溝を入れたり、側溝を入れたりとか、急なとこへ舗装したりとかという部分で使えるそうなんですけれど、これがなくなるということになると、大変その地域は困ると思います。自由に使えるそういう作業道の資金が少ないんですね。それで、大きな幹線には林道が入っとんですけど、そこからの作業道のための資金が何もなくなるんで、ぜひこれを復活というか、単市でお願いできないかということなんですけれど、この点はどうなんでしょうか。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) お答えをいたします。

 倉野議員の御認識と私の認識は一緒でございまして、中山間地域直接支払制度の森林バージョンかなと思っております。平成23年度までの5年間ということでございましたが、これは民主党の事業仕分けの中で4年間続いてきた事業が昨年度で打ち切られたというものがメニューの中にあるようでございます。見させていただきますと、確かにこれまで行ってきた歩道整備というものがなくなって、歩道というても山の中の道ですけれども、いわゆる既存作業道をちゃんときれいにするときは補助金を出しますよということになってしもうたようであります。平成23年度については、この事業はもう制度的にこれで確定をしましたんで、これで動くようにならざるを得ないと思っております。この事業にかわるものとして、今この制度を使うてどこまでどういうふうな事業をされておったか、これは高梁の森林組合もそうでしょうし、おかやまの森整備公社もそうでしょうし、いろいろあると思いますが、これからの山のことを考えたときに、適切な事業があればそれをやっていきゃあいいと思いますので、例えば市独自でも造林作業路新設事業に関する補助金を持っておりますし、それから国・県補助事業で別のメニュー事業もあるわけであります。そちらのほうを活用していったらどうかというふうに今考えておるとこでございます。

 それから、ことしから始めさせていただきました山里守り隊の関係でいきますと、やはり山をきれいにするんだったら作業道が要るんです。その作業道を恒久的に残す作業道にするんか、それとももう後でまた山に戻すんかということもありますが、やはりある程度後の管理もせにゃあいけませんから、そうなると今の国の制度の考え方でいくと、ある程度のものをしなさいよという方向になるようでありますんで、そこら辺も含めて、活用できる制度を使うていって、単市でももう若干そういう独自の補助金制度を持ってますから、そういうのと組み合わせて活用していただきたいというふうに思っております。



○議長(三谷實君) 倉野嗣雄君。



◆11番(倉野嗣雄君) 近藤市長、ぜひ森林のほうにも力を入れていただくということで、今後期待を寄せとるとこも大きいんですけれども、やっぱり高梁市は7割が山なんですから、やっぱりそれを生かすためには作業道が重要で、今はもう担ぐとかワイヤーで引っ張るとかというのよりは道から直接搬出するというのが多いようなんですよ。ぜひとも作業道に関しての補助金が有効に使えるように、また単市でも補助がいただけるようによろしくお願いして、私の質問を終わります。



○議長(三谷實君) これで倉野嗣雄君の一般質問を終わります。

 ただいまから15分間休憩いたします。

            午後1時53分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午後2時6分 再開



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 次は、柳井正昭君の質問を願います。

 柳井正昭君。

            〔6番 柳井正昭君 質問席〕



◆6番(柳井正昭君) 6月定例議会の最後の一般質問ということでございますけれども、おつき合いのほどよろしくお願い申し上げます。

 私、通告に従いまして4点ほどの質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 まず、成羽病院についてでありますが、病院工事につきまして、現在の進捗状況と今後の本体工事の着工、完成予定等についてお尋ねしておりましたが、先日の小林議員の質問内容と重複いたしておりますが、確認の意味で、事務長へ質問を少しさせていただきます。

 震災の大きな影響はないとの答えでありました。そして、7月中には入札を行いたいとのことでありましたが、間違いありませんでしょうか。



○議長(三谷實君) 三宅病院事務長。



◎病院事務長(三宅昭男君) 失礼をいたします。

 ただいまの柳井議員さんの御質問でございますけれども、先般の小林議員さんの御質問にお答えさせていただきましたけども、影響ないということですけど、若干補足の説明させていただきますけども、現在までは当初の予定どおりと、計画内容につきましてもそうですし、それから工事の状況につきましても現在まではほぼ予定どおりということでお答えさせていただいたということでございまして、今後の状況につきましては、国からの情報にございますように、資材等の不足については回復基調にあると。一部の資材につきましては、一部高騰もあると。それから、若干の製品については品薄の状況もあるというような国からの情報ございますし、今後震災が本復旧というふうになりますと、資材の不足でありますとか、あるいは価格の高騰等々については不安材料が残っているというような状況がございますけども、先般御答弁させていただきましたように、7月には発注したいというふうには考えておるとこでございます。よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 先般の答弁と同じでございまして、安心しております。しかし、こう延びてまいりますと、基本設計とかあるいは本設計とか、あるいは病床の数が多少変わってきょうるんじゃないかというような感じもいたしますが、そういうことはございませんでしょうか。



○議長(三谷實君) 三宅病院事務長。



◎病院事務長(三宅昭男君) 先ほども若干触れましたけれども、基本設計並びに建築に係る本体設計等をやっておりますけども、これは現在のところ計画どおりに進めさせていただいておるということでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 次に、市長にちょっとお尋ねいたします。

 合併以来、重要案件として議論されて、やっと今日のこの状況を迎えることができました。市民や周辺住民の皆さんは大きな関心と期待を持って注目しております。いずれにしましても、合併時に計画、検討された大型事業の一つである病院建設が、慎重審議されたとはいえ、これまで歳月が費やされたことについて、もちろん予算的には手当てをしてありますけれども、今後の庁舎の問題、あるいは図書館の問題等に、病院と同じように着工までに時間が費やされたのでは大変なことになるんじゃないかと危惧している者の一人でございます。検討される期間が長期になりますと、社会情勢の変化、経済情勢に変動を起こし、また市民の事業に対する期待感が変化するなど、そしてそれに係る費用や財源のあり方、またその効果などに影響が出るのではないかと懸念を持っております。このことについて市長はどのように思われているのか、お尋ねいたします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 柳井議員の御質問にお答えをさせていただきます。

 成羽病院に関しましては、私が市政をとらせていただいて以来、一たん白紙に戻して考え直すということの中で、耐震診断、また専門の方による検討の中で、今のように取り壊して新しい施設を、しかも96床という形の中で整備していくという方向を出していただいたところでございます。これに要した時間がということになりますが、これは長い歴史の中で成羽病院の改築というのは常に念頭に置かれておったわけでございますので、本当に実感として長くかかったなというお考えもあろうかとも思いますが、いよいよ実現の方向となっておりますが、これはもうぜひとも地域医療の拠点として、皆様方にも御支援を賜りたいと思っております。

 そして、先ほどお尋ねのありました庁舎、図書館ということでございますが、これは初日にも申し上げましたが、拙速であるという御批判というものをこれは本当に受けることのないように心し、そして説明が不十分であったということもお怒りをいただきましたので、そのことに関しましてもしっかりと資料を調え、御説明をさせていただきたいと思っています。その中で、合併特例債の期間というものがございます。現行のままでいくと平成26年度末でございますので、そういったものの期限というものも見据えながら最善努力をし、これに取り組んでまいりたいというふうに考えておるとこでございます。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 今のお話の中でありましたように、病院につきましては多少おくれてるけど計画どおりに遂行していくということで、非常に安心しております。通告にはありませんけれども、市長はかねがねから庁舎建設については、平成26年に合併特例債が終わるまでにはぜひやり遂げたいというような思いも言われておりますが、今までのスピードではおぼつかないようなことがありゃあせんかというような思いでございますので、しっかりと検証され、議員に説明されて前に進まれたらいいものと思っております。

 次に、成羽病院の本体工事は7月中に入札と言われましたが、工事の発注についてお尋ねします。

 規模の大小にかかわらず、公共事業が地元経済に与える波及効果は極めて大きく、無視できないものであります。御承知のとおり、地域経済は疲弊しており、中小・零細企業、また個人で事業をされている方々は、過疎と少子・高齢化による需要の落ち込みなどで大変な状況であります。例えば合併により役場が地域局になり、市職員が激減し、また学校の統廃合、特に高等学校が廃校となり、生徒が町から消えていく中、そういったあたりの商店は規模の縮小、廃業に至るケースが見受けられます。こうした現象は、人が減ることにより、地域の活力が衰退していくことを証明していると言わざるを得ないと思います。

 そこで、病院建設工事の発注はどのような形式にされるのでしょうか。市内の関係業者への分離発注など予定されているのかどうか、お尋ねいたします。



○議長(三谷實君) 三宅病院事務長。



◎病院事務長(三宅昭男君) ただいまの御質問でございますけれども、先ほど申し上げましたように7月発注ということで、現在発注に向けて準備をさせていただいてるという状況でございまして、入札前ということで詳細については差し控えさせていただきますけども、過去の例、それから基準等に従いまして、一定の分離発注はさせていただこうと、このように考えております。今議員おっしゃいましたように、当然市内の事業者の方等々についても、できる限りの考慮をしていくというような考えで現在おるところでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 2年前だったと思いますが、景気対策の物品購入というようなことがありました。市長に当時私も、末端の事業者にも光を当てることができますかとお尋ねしましたところ、必ずやるということでございました。しかし、結果的にはやはり相当単価等が違っていたんでしょう。そういうことにならず、限られた業者で自動車あるいはパソコン、テレビ、すべての決着がついたというような経緯がございます。地元業界への経済効果の配慮をお願いしたいという意味で、病院の備品につきましては医療関係の専門的な備品が中心になると思います。市内の事業者での対応は難しいところもあると思いますが、医療備品以外のものについて地元業者への発注が可能であると思われます。この点はどのようにお考えになっておられるでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(三谷實君) 三宅病院事務長。



◎病院事務長(三宅昭男君) 今議員おっしゃいましたように、医療品に係る物品等については、やっぱり専門的、それから継続的なアフターメンテナンスというのが必要になってまいりますので、当然市内の方でおられればそういう形でいきたいというふうに考えておりますけども、それ以外の物品、机でありますとかいすでありますとかという物品等については、市内調達が可能であろうと。こういうものについては、市内業者の方に優先的に発注していきたいと、このように考えておるところでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) ぜひ御検討していただき、地元の業者への配慮を忘れないでほしいということのお願いをしておきますので、よろしくお願いします。

 次に、国民健康保険病院につきましては、先日事務長の答弁の中で、公営企業法の全部適用に係る事業管理者についてはウエートを占める部分が非常に高いので、まだ話し合いの中であるとのことでありました。運営方針などにつきましては、また次の機会にお聞きしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、養護老人ホーム統合の問題と旧成羽高等学校の跡地利用の問題について、今日までの経緯と今後の方針についてお聞かせいただきたいと思います。

 成羽病院の今後の位置づけにつきましては、国民健康保険病院ということで、市民の健康保持に必要な医療サービスを提供する病院であります。高齢化が進むこの高梁市で、養護老人ホームや特別養護老人ホーム、またグループホームと公立の国保病院の特色を生かした連携を図り、地域の保健、医療、福祉、介護の拠点としての運営がなされていることは既に承知のとおりであります。そこで、養護老人ホームの統合の問題でありますが、成羽川荘の北側に旧成羽中学校の寮が撤去され、更地になっております。面積的にも、環境面においても、旧成羽高等学校にも近く、この一体は福祉ゾーンとして最も適した場所と思われますが、市長の考えをお聞かせください。よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) お答えをいたします。

 養護老人ホームの関係、またそれに関連した旧成羽高校の活用についての御質問であったと思います。

 今市内で直営でやっております養護老人ホームでございますが、長寿園が50床、それから成羽川荘が60床でございます。現下の情勢から考えますと、養護老人ホームとしての機能というのは、そこまでの必要性というものはなかなかないのかなと感じておりますが、それ以外にも民間の方によります特養でありますとか多機能型施設、またショートステイとか、そういったさまざま施設が整備をされておるところでございます。

 そういう中で、養護老人ホームにつきましては、長寿園、また成羽川荘それぞれの成り立ちというものもございます。その成り立ち等を踏まえて、将来的には今の施設ではバリアフリーというのはこれはもうなかなか難しいこともありますし、老朽化ということもございますので、その整理統合ということはこれは避けて通れない課題だと思っております。それにつきまして、御提案のありました今の成羽川荘の北側のところの土地の活用状況ということでございます。当然大きい意味で視野に入れて考えないといけないところだろうと私も考えております。財源も非常に限られる中で、いかに市有地の有効活用をするかということもこれは当然求められることでございますので、そういったことも念頭に置かないといけないと思います。

 また、一方では、成羽の運動公園等があるわけでございます。そうした市全体のスポーツ交流ということを考えたときに、じゃあどうあるべきなのかなということも一つにはあるわけでございます。そういったいろんな諸条件を考え、そしてそれこそいろんな条件についてこれからいろいろ御説明をさせていただきたいと思っております。その中で、適地の選定をし、そして整備を進めていく、それもその養護老人ホームに限るわけじゃなくて、こういう構想の中でこれはここ、こういうことということに持っていきたいと思っておりますので、またいろいろと協議をさせていただくお時間もいただき、そしていい方向に持っていかしていただきたいと、このように思っております。これは、合併特例の期間内であれば合併特例債も活用できるということもございます。現在のところ国・県の補助金はまだありますので、現行の制度で考えますとそういったより有利なものを活用したいという気持ちもございます。そこら辺も含めてこれから情報提供をさせていただき、御協議を申し上げていきたいと、このようにも思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 今の御答弁をお聞きしておりますと、まだ先かなと思いました。我々が資料にいただいておる予算書なんかを見ましても、平成23年度には計画も予算も、長寿園と成羽川荘とが一緒になるというようなお話も載っておりません。しかしながら、私も商工会員としての立場から、新しい土地に費用をかけてなさるよりも、ぜひ今更地にしてあるところへそのまま拡張されるほうが非常にいいんじゃないかなというような思いでございますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。

 それでは、3つ目の生活道路に対する補助金制度についてお尋ねいたします。

 そもそもこの高梁市補助金等交付規則の規定に基づいて補助がなされていると思いますが、近い将来生活道路に対する補助金交付制度がなくなるのではないかという話を聞いて、この質問になったわけでありますが、それはどうでしょうか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) お答えをいたします。

 生活道路に対する補助金制度でございますが、生活基盤の整備促進を目的といたします生活道の整備に対する補助金につきましては、小規模建設工事費補助金、そして小規模生活道舗装事業補助金の2つがございます。

 まず、小規模建設工事費補助金につきましては、町内会等が施工をする公益性のある道路、橋梁、河川、水路の新設、改良、維持等が対象でありまして、工事に要する経費のうち、原材料費、車両、機械借り上げ料及び保険料に係る額で、50万円を限度として補助する制度となっております。

 また、小規模生活道舗装事業補助金につきましては、幅員2メートル以上の生活道に係ります舗装工事で、舗装の施工面積が40平方メートルを超える事業が対象となっております。補助額は補助対象事業費の2分の1以内でございますが、老朽化等による再舗装につきましては3分の1以内の補助率でございます。こちらも50万円を限度といたしております。

 この2つの補助金制度でございますが、平成16年の合併時に一部の地域で実施されたものを全市適用させようということで今まで来ております。交付規定がなくなるのではないかという御質問でございますが、現在利用の少ない補助金制度もございますので、その点については制度の見直しも必要ではないかというふうに考えておるところでございます。以上であります。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) ひとまず残るということで安心しております。

 ところで、昨年度の地区と個人への補助金の交付件数は、十分わからないなら結構ですけど、大まかでもええですけど、わかるんであれば教えていただければと思います。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) お答えをいたします。

 補助金の交付件数でございますが、平成22年度の交付実績でございます。小規模建設工事費補助金、これは共同で施工するものでございますが、2件、8万5,000円を交付しておるところでございます。

 小規模生活道舗装事業補助金におきましては、高梁地域で2件、成羽地域で2件、川上地域で1件、備中地域で2件、合計7件、84万7,000円の交付がされておるところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 今後の問題といたしまして、市道等の幹線道から集落への連絡道や個人の家に入る取り合い道など、未整備の箇所があり、不便を感じておられる箇所があるのではないでしょうか。そうした現状をどのように把握されているか、お尋ねいたしたいと思います。もしわかれば、各地域局の範囲でよろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) この地域の実情をどのように把握しておるかという御質問でございますが、これにつきましては、赤線道でありますとか、個人所有の自宅に入る道などございましょうが、これらにつきましては十分な把握はできておりません。しかし、各地域を回ってみますと、そのような道もございますし、また要望もあることは認識をいたしております。赤線道などにつきましては原材料支給等で対応をさせていただいておるところでございますが、個々の家までの道につきましては今ある制度の活用をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。以上、答弁とさせていただきます。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 農業をやっておられる方で、将来的に後継ぎがいなくなるとか、もう舗装なんかする元気もないとかというような状況の家もあると思うんですが、そういうとこの人には、市単独の補助事業だろうと思うんですけども、これはもう少し増額してあげるとかというようなことも考えてほしいと思っております。

 次は、提案でございますけれども、補助金の効率的な運用、また経費節減の観点から、旧大字単位等の範囲で補助金交付の要望を取りまとめるなど、きめ細かい行政指導を行い、集中的に工事を実施すれば、工業用機械の運搬等の経費節減が図られるのではないか。こうした工夫で補助金制度を有効に活用していくことが市民に求められておるところであると思いますので、補助金制度の継続と今50万円とおっしゃいましたが、地区で行う工事の補助額の上限が個人と同額になっています。地区で取り組むものについては、補助額の増額を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(三谷實君) 原田産業経済部長。



◎産業経済部長(原田良三君) お答えさせていただきます。

 事業の効率化の観点から、ある程度の枠で事業を取りまとめることにつきましてでございますけれども、昨年度の実績からいいますと、年間に各地域局単位で1カ所から2カ所程度でございます。それを大字単位で取りまとめることになりますと、限られた予算でもございますが、取りまとめに長い期間を要するということも推測されます。また、旧大字単位での施工となりますと、当該年度の補助対象地域が限定されるため、早急に補修を必要とされている方々にはなかなか順番が回ってこないんじゃないかというようなことも懸念されます。こうした事情から、現状ではやはり必要なときに御要望をいただいたほうが、それぞれ皆さんが要望された箇所ができるんじゃないかというふうに考えております。

 また、地区で取り組むものについての補助金の増額でございますが、小規模建設工事費補助金につきましては、先ほども申しましたが、限度額を50万円とさせていただいております。しかし、近年の実績でございますが、先ほども申しましたが、平成22年度は2件でございましたが、平成20年度はございません。また、平成21年度は1件ということで、非常にこの制度の御活用が少ないというような状況もありますので、皆様方の御要望が今後どのぐらいあるのか、そういった現状も確認をしながら、また生活道の舗装事業を含めての検討をしていかなければならないというふうに考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) この質問をしましたのは、やはり十分知っとられない方が多過ぎると。こういう制度があるということを知らない人が多かったために質問させていただいたわけでございまして、行政指導まではいかんでしょうけども、そういう集落なんかに出向いたときにはこういう制度がありますよとかというようなことをやっぱり教えてあげることがきめ細かな政治政策だろうと思いますので、ひとつ今後よろしくお願いいたします。

 最後に、ごみの問題でございますけれども、ごみの収集は3月末をもって市の直営方式が終了しております。平成23年度から高梁市ごみ等一般廃棄物処理業の許可及び業務の執行に関する要綱に基づいて、処理業者がごみ収集業務を行っています。

 そうした中で、業者から市内の中小事業所に対し、ごみ収集の月契約の勧誘が行われている実態があります。これは一般家庭ごみと事業所ごみの扱いが異なる問題から起こるものと推察されますが、これはどのような経緯で処理業者が事業所へ直接取引するようになったのか、その経緯をお尋ねしたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) お答えさせていただきます。

 家庭ごみの収集につきましては、これまで暫時民間委託へ移行ということで進めてきております。昨年度まで成羽町のごみ収集につきましては、市の職員で実施をしておりましたが、平成23年4月からは市内全域の民間委託が完了したという現状でございます。

 議員さんも御承知のとおり、事業所ごみにつきましては、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物をみずからの責任において適正に処理しなければならないということで、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条に定められております。また、高梁市廃棄物の処理及び清掃に関する条例でも同じことをうたっているところでございます。一般家庭ごみにつきましては、市のほうで収集を行ってきておると。事業所のごみにつきましては、これはそれぞれ事業所の責任においてクリーンセンター、またリサイクルプラザ等へ直接搬入をしていただくか、現在高梁市の許可を受けている15業者に、これはどこへでもいいんですが、処理を依頼していただくということになろうかと思います。あくまで事業所のごみにつきましては、市のほうでは回収はいたしませんということで、地元のほうへも十分説明をさせていただいているというふうに考えております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) このような問題については、今申しました事業所ごみ収集の月契約の勧誘に歩かれていると。それが2社来られたところによると金額が違うと。なぜこういうようなことが起きるんかという質問がありまして、きょうここで質問しているわけですけども、このような問題については、業者の皆さんへの指導は市として行われないんですか、どんなんでしょうか。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 問い合わせ等あればこちらのほうからいろいろと説明もさせていただいておりますし、それから実際現在指導という立場でそれぞれごみの収集箇所を回らせていただいております。そういうところで、事業所ごみと考えるものがあればそのときにもいろいろと御説明をさせていただき、御協力をいただいておるという状況でございます。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 合併しても、市民から見ますと税金が上がらないという、バラ色のようなことだったんですが、合併した後に水道料金の値上げ、あるいは税金の増税というようなことで、住民は非常に困っております。そういう中で、この事業所のごみの取り扱いについては、もちろん家庭ごみと同じ扱いにならないことは理解しておりますが、これを余り細かく言うと今後難しい議論になりそうな気がします。収集業者から見れば、事業所ごみと家庭ごみとは区別がつきにくい場合もあると思いますし、このごみの問題は今後論議されていくと思いますので、状況を静観していきたいと思っております。

 最後に、私の認識不足かもしれませんが、ごみの選別基準が時々に変わっているように思われます。例えばプラスチックとか発泡スチロール等は、ちょっと前までは燃えるごみに絶対に入れちゃあいかんと言っておりましたが、今は入れてくださいと言われます。こんなことで今のごみの焼却場の窯なんかには影響はないのかなというような素人なりの心配もしておるわけでございますけれども、こういうことの指導は今後細かくしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 ごみの問題は、先ほどの事業所ごみの問題でも同様ですが、やはり市民の皆さんに周知を図り、御理解と御協力を得ながら解決できるものと考えております。どうか今後とも御努力願いますようよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。



○議長(三谷實君) これで柳井正昭君の一般質問を終わります。

 以上で一般質問を終わります。

 以上で本日の議事日程は終わりました。

 念のため申し上げます。次会は14日、追加議案の上程、説明、議案質疑、請願の上程、陳情の上程、委員会付託等を予定いたしております。

 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。

            午後2時43分 散会