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岡山県 高梁市

平成22年第10回12月定例会 12月10日−04号




平成22年第10回12月定例会 − 12月10日−04号







平成22年第10回12月定例会



        平成22年第10回高梁市議会(定例)会議録(第4号)



 平成22年12月10日(金曜日)

            〇議   事   日   程

             午前10時開議

第1 一般質問

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            〇本日の会議に付した事件

日程第1 一般質問

     3番 宮田 好夫君

     15番 田中 広二君

     9番 細川 繁信君

     2番 森田 仲一君

     6番 柳井 正昭君

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            〇出   席   議   員

1番  大  森  一  生 君          2番  森  田  仲  一 君

3番  宮  田  好  夫 君          4番  内  田  大  治 君

5番  小  林  重  樹 君          6番  柳  井  正  昭 君

7番  田  島     肇 君          8番  長  江  和  幸 君

9番  細  川  繁  信 君          10番  丸  山  茂  紀 君

11番  倉  野  嗣  雄 君          12番  植  田  二  郎 君

13番  川  上  博  司 君          14番  宮  田  公  人 君

15番  田  中  広  二 君          16番  大  月  健  一 君

17番  三  上  孝  子 君          18番  妹  尾  直  言 君

19番  山  縣  喜  義 君          20番  村  上  信  吾 君

21番  難  波  英  夫 君          22番  三  谷     實 君

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            〇出席した事務局職員

事務局長     竹 並 信 二          次長       西   由 子

政務調査係長   川 上 英 嗣          議事係長     黄 江   浩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            〇説明のため出席した者

〔市長部局〕

  市長      近 藤 隆 則 君      総務部長    藤 澤 政 裕 君

  産業経済部長  三 村   潔 君      市民生活部長  野 口 悦 司 君

  病院事務長   黒 川 康 司 君      会計管理者   佐 野 金 司 君

  総務課長    島 田   一 君

〔教育委員会〕

  教育長     平 田   守 君      教育次長    山 口 利 弘 君

〔消  防〕

  消防長     三 村 靖 行 君

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午前10時0分 開議



○議長(三谷實君) 皆さんおはようございます。

 ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより平成22年第10回高梁市議会(定例)4日目の会議を開きます。

 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。

 質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△日程第1 一般質問



○議長(三谷實君) まず、宮田好夫君の質問を願います。

 宮田好夫君。

            〔3番 宮田好夫君 質問席〕



◆3番(宮田好夫君) おはようございます。

 一般質問の3日目のトップバッターとして、私は通告に従い2点について質問をさせていただきます。

 まず、最初の質問でございますが、昨年の6月議会でも質問をさせていただきました佐与谷川上流の採石場跡地に計画されている安定型産業廃棄物最終処分場について、これまでの経過と、それから最近の動きについて若干報告をさせていただきながら、再度市長としての考え方を問いたいというふうに考えています。

 振り返ってみれば、この問題については、昨年の3月22日に吉備中央町の大村地区に説明が業者からあったのが発端でございます。そして、その後6月3日に地元とすればこの佐与谷川上流の採石場跡地にできる産業廃棄物処分場については、地域の営農、そして水道、そういった意味からいえば甚大な被害が生じるんではないかというようなおそれがあるということから、佐与谷川を守る会をつくり、反対運動を進めてきたところでございます。昨年の6月議会には反対の請願をさせていただき、市議会として全会一致で決議をしていただき、地方自治法第99条に基づき県へ意見書を提出させていただきました。大変ありがとうございました。

 そういった中で、地元の守る会とするならば、こういった一つのものが歯どめになるんじゃないかというようなほのかな期待もしていたところでございますが、その後、昨年の7月10日ですが、岡山北エバーグリーン株式会社、これが事業者でございますが、こちらのほうが県に事前協議のための事業概要書を提出されたということでございます。その事業概要書を開示請求して手元に持っておりますけども、それによりますと、埋立面積は約2万8,500平方メートル、これについては大体このあたりで言えばマスカット球場と同規模の施設を予定されている。そして、埋立容積については53万7,880立方メートルというふうに書いてありますので、容積については約霞ヶ関ビル1杯分と、こういったものが持ってこられようとしているというようなことが明らかになりました。

 こうしたことを受けて、この採石場跡地というのは、吉備中央町でございますから、吉備中央町へ反対する要望書を地元の皆さんと一緒に昨年の7月21日に提出し、さらには急遽反対署名をとりまして、皆さんの協力をいただきながら、8月12日には備前県民局へ4,276筆の反対署名を持って要望書を提出してきたところでございます。

 そういったことをやりながらも、産業廃棄物とは何なのか、あるいはごみ問題とは何なのかと、こういったものも地域として学習もしていかなきゃいけない、勉強もしなきゃいけないということで、10月になって旧吉永町北川町長あるいは平井議長を講師としてお招きいたしまして、地元で学習会を開催いたしました。この吉永町の問題については、結局不許可になったという問題ですが、こういったことで勉強しましたし、ことしの4月4日には反対看板も地元の皆さんと協力しながら津川の市民センターの横のところに設置をいたしました。そして、5月30日には第2回の学習会として、豊島の問題を中心的に取り組まれた小島さん、こういった方もお呼びいたしまして学習会を開催しました。

 特に、私はこの学習会で印象に残っているのは、豊島の中学生が修学旅行に行って、福岡ドームだったか、東京ドームだか、ちょっと名前忘れたんですが、よくテレビで野球放送を見ると修学旅行生が来ればそのスクリーンに学生が手を振るというのが映ります。豊島中学校だったと思いますが、豊島中学校の生徒さんがきょうは修学旅行でお見えになられたということでアナウンスで紹介があったそうです。そのときに、そこの近くにおられた方が、豊島ってどこにあるんかなというような話をされたそうです。その隣におられた人が、知らんのんと、豊島というのはあのごみの島じゃというようなことを言われたそうです。それを聞いて、その子どもたちもそれまでにこにこしてたのがしゅんとなったと。そして、帰ってきてそういう報告したときに、廃棄物対策豊島住民会議というのがあるんですが、そこの役員さん含めて涙を流したというような話もございまして、非常にそういったことが印象に残っています。

 そして、6月9日には第2次集計分として4,007筆の反対署名を提出していますので、今県に対しては8,283筆の反対署名を提出いたしました。

 そういった運動を進めてきたわけでございますが、先般備前県民局のほうへどういった状況になっているのか、調査というんですか、聞き取りに行かせていただきましたところ、ことしの10月15日に事前計画書、この事前計画書というのは、事業概要書が提出して、環境アセスをやって、その後それらをまとめて今度は計画の次の段階の書類でございますが、これを持ってきたと。今書類をチェックしてるところですというようなお話もございまして、いよいよ次の段階になったと、そして佳境になったというような状況でございまして、これは地元の守る会とすればもっと反対運動含めていろいろな運動に取り組まなきゃいけないというようなことを役員会でお話をされています。

 特に、高梁市には事業概要書の段階で関係の自治体として意見書を求めておられまして、ここにその写しも取り寄せておりますが、高梁市としては設置に反対するなり県の慎重な対応を求めますと、強い意見で意見書を上げていただいているところでございます。そして、事前計画書が受け付けられたら、審査の段階においては関係自治体に対しても再度意見を求めてこられるような段階になります。これも近々にあるかもわかりません。そうした段階になっておりますので、再度市長のこの佐与谷川上流の安定型産業廃棄物最終処分場についての見解を問いたいと考えます。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 皆さんおはようございます。

 一般質問3日目でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 宮田議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 佐与谷川上流の産廃処分場の建設問題につきましては、これまでも市議会、そして市といたしましても、その態度表明というものはさせていただいております。今宮田議員がおっしゃいましたように、手続的にはこれは進んでいると言わざるを得ない状況になっておるわけでございますが、この安定型の最終処分場について、じゃあ最終的にどうすんだというのをこれ国も昨年10月ですか、指針を出されたということでございますが、我々が期待しておったものとは違い、従来の踏襲型の報告書にならざるを得ないという状況であったというふうに聞いております。

 しかしながら、そういう状況であってはいけない、もっとその設置許可の基準というものについても、それから仮に設置されたとしてもその後の検査体制についてさらに強化するようにということで、今年の8月ですが、環境省に対しましてその要請も行ったところでございます。そういう状況ではございますが、この周辺の水というものは当然この高梁川に注ぐことになるわけです。その高梁川の水というものに恩恵を受ける住民というのは非常に多いわけでございます。高梁市のみならず、総社市、それから広域水道企業団の取水口もあるわけでございますから、それに関連する真庭市から吉備中央町、そして岡山市、倉敷市、そういったところはあるわけでございます。そういった自治体の首長同士でも連携をさせていただいて、再度さらに強く県に対しての許可をしないようにという働きかけをさせていただきたいと思っておるところございます。

 市としてもこういう態度表明をこれからさせていただこうということでございますので、どうか議会としても再度こういった表明なり、そういったものも一緒にしていただければ、より強いものになるんではないかなという思いが今しておるところでございます。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) ありがとうございます。大変心強い決意あるいは態度表明をしていただきまして、地元としても、守る会としてもこれからの運動について非常に力強いお言葉だったというふうに思います。

 今市長がおっしゃられたように、実はその安定型産業廃棄物最終処分場というものは、安定5品目しか埋めないというようなことでございますけども、これ全国の事例からいうと、どうしてもほかのものが入ってくると、そういう事例が多く発生して、これは裁判になって数多くの判例が出てきている。そして、それらを受けて日本弁護士連合会は2007年8月23日に安定型産業廃棄物最終処分場が今後新規に許可されないよう求める意見書を国のほうに提出されてます。これらを見ていくと、本当にいろいろな事故あるいは事件が発生しているのがよくわかりまして、国においてもそういった安定型を今後認めないような方向で行ってほしいというのは、これは望みでございますが、先般もある国会議員さんとお話ししたんですが、この産廃行政というのは後追い行政でなかなか進んでいかないというようなお話がありました。厚生労働省からも今市長おっしゃられたような一つの指針なり検討課題の資料も取り寄せましたけども、これについては安定型の処分場をしないじゃなしに、混入するのを前提にじゃあどういったものが悪いのか、あるいはその安定5品目と言われるプラスチックくずあるいは鉄くずについては、環境にホルモンとかそういったものが融解するおそれというような書き方をして、それが健康に害があるのかないのか、環境にどういったものを与えていくのか、こういったものを調査しながら今後検討していきたいというような話で、なかなか前に進んでいないというのが実態であります。今市長が自治体としてもとおっしゃられましたが、私としてもそれぞれ関係ある各自治体の議員さんにお話をしながら御要請もしていきたいなというふうに思っていまして、先般も吉備中央町のある議員さんと地元の守る会との打ち合わせもいたしましたし、あるいは総社のある議員さんのところに一連の資料を持っていってお願いもしてきたところでございますので、ぜひそういった意味でいけば、自治体の首長さんとの連携についても市長のほうで積極的に取り組んでいただきたいというふうに考えているところでございます。

 そして、今後地元の守る会とするならば、今問題になっている吉備中央町の向山産廃処分場、あるいはこれはもう法定の場に行ってますけども、御津町の虎倉の問題、こういった住民運動をされてる方々と持ち合わせというんですか、お話を聞かせていただきながら、さらに反対運動を進めていきたいというような決意で、きょうも実は6時から会議を持つようにしていますが、そこで来年度の活動に向けてやっていきたいというふうに思ってます。

 そういったことで、今後予断を許さないという状況になっていますので、よろしくお願いします。それらについて、もう先ほどの市長の表明で1番目の項はすべて網羅されたというふうに思います。ぜひ御協力をお願いして、次の市道認定についての項目に移っていきたいというふうに思います。

 市道認定については、数々の要望があり、一定の基準がありますので調査の結果、その認定基準に合うものについては毎年市道に認定されているということがございます。高梁市の市道については1,428キロメートルというふうに聞いていますけども、非常に長い距離があります。ただ、その市道の認定基準について、合併前に比べて合併後は非常に厳しくなったという御意見を地域の方々からよくお聞きするんですが、そこの基準についてどういうふうになっているのか、部長から答弁をお願いいたします。



○議長(三谷實君) 三村産業経済部長。



◎産業経済部長(三村潔君) 宮田議員さんの御質問にお答えさせていただきます。

 市道の認定の基準ということでございます。現在市道、先ほどお話ございましたように、市内に1,897路線、総延長にいたしまして1,430キロメートルと、非常の多くの距離を延長ということで有しておるわけでございます。

 こうした中で、旧町旧市いろいろ基準があったわけでございますけれども、合併のときに高梁市の市道認定基準というのを定めております。現在はその基準によりまして認定をさせていただいておるというところでございます。

 基準の中には、4項目あるわけでございます。1点目は、路線が系統的で起終点がそれぞれ道路法による道路に連絡しているもの。2点目といたしまして、公共施設または公益施設に通じる道路で、道路法に定める道路に連絡しているもの。3点目といたしまして、起終点の一端が道路法に定める道路に接続し、一番端の部分ですが、端部に自動車の回転可能な場所が設けられている袋状の道路で、沿線に5戸以上の民家があるもの、もしくは5戸以上の民家が建築される見込みであるもの。それから、4点目でいたしましては、交通事情及び公益的な見地から特に市長が必要と定める道路ということで基準が定められております。この基準に沿いまして、それぞれ要望等ございました路線については現地の確認等させていただいて、最終的に議会のほうの御議決をいただいて、認定をいただいてるというのが現状でございます。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) 今お話がありましたが、幅員とか、それから土地の名義の関係なり、そういったもんも実はあります。幅員については2.2メートル、2.5メートル……

            (「3メートル」と呼ぶ者あり)

 3メートル。特に私がお話を聞いたところについては、旋回場がなかったというのも実はあります。これはもうやむを得んというような話もあったんですが、以前農道として本当に人とかあるいは荷車が通るぐらいな道路であったのを、その地域というんですか、そこに住まれてる方が車を買われたと。昭和40年代の話だと思うんですが、車を買われて、自分たちで道を広くして、その後アスファルト舗装をしたと、そういった道路があります。そういった道路については、土地の分筆もされてないし、あるいは名義もそのままになっていて、道路の部分も個人所有というような形になってます。ただ、だんだんと高齢化が進んでいく中で、そこらのそういった方々については、当時はまだお勤めもされてましたし、経済力もあったということで、道路の維持補修については自分たちで補助をいただきながらやってきたけども、今後考えたときにもうできなくなるということで、ただその道路については、今の時代ですから皆さんも御利用されてるし、そして農業も今軽トラックでいろいろ運びますからそういった形で使われてるということで、その地域のためにこの道路を市のほうへ、土地についてはもう無償で何とかするということで、もう自由にしてほしいというような話でぜひ市道認定してもらえないかというようなお話が何件か聞きました。ただ、それを市のほうへ要望すると、いや、土地の分筆ができてないからだめだとか、あるいは名義についてはもう地権者のほうでやってもらわにゃいけんというようなお話も返ってきたんですが、そういったことが一つの基準の一項目にあるんでしょうか、お聞きします。



○議長(三谷實君) 三村産業経済部長。



◎産業経済部長(三村潔君) 市道認定の基準の中で今の土地の提供というお話がございました。市道として認定をする場合に寄附という形をとらせていただいておる部分がございます。この場合やっぱり道路の敷地でありますとか構造物等々、附属物すべて無償で御提供をいただけるという前提条件がつくわけでございます。そうした中で、所有権以外の権利がないということ、それから直ちに所有権移転が可能であると。手続的には市のほうでさせていただいておりますけれども、先ほど言いましたように、やっぱり相続でありますとか、そういう権利関係をきちっと整理をしていただいて、それで市のほうへの所有権の移転登記だけで完了するものというあたり、権利関係ではそういったものをまずクリアしていただかないと、なかなか公平公正といったら言葉悪いかもわかりませんけれども、公共の道路として、市道として管理をするための要件を満たさないという部分がございます。ですから、相続人の方等にいろいろ御迷惑をかけることになってもいけんという部分もあるわけでございますが、その辺がきちっとできるということになりましたら対応はさせていただいております。

 それと、先ほど言いましたように、回転場でありますとか幅員とか、ほかの要件もあるわけでございますが、これはいろいろ場所によって違う場合もあります。ですから、回転場が必ず袋道の一番突端になからにゃいけんというんじゃなくて、その途中にでも何ぼかでもそういう場所が確保できると、協力してもいいよというあたりがございましたら、現地も確認させていただいたりとかする中でいろいろ協議もさせていただいて、御協力がいただければクリアできる部分があるんじゃないかなという気もいたしております。ですから、そういったところがもしございましたら、具体的に情報もいただいて、検討もさせていただければというふうに思っております。

 道路管理者としましては、市道を安全に利用していただくための一定要件という形の中で枠にはめたお話をさせていただき、御理解もいただかないといけないという部分があるわけでございますが、今言いましたように、安全で安心して通行いただけるため、それからきちっとした管理ができるためということの中で一定の要件を定めさせていただいておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) 簡単に言えば、道路をつけてます。そのつけた道路を広げました。広げましたが、土地やこう残っとんですよね。その土地だけじゃない、当然田んぼとか畑がこうあってそこを埋めてますから、そこの土地は続きで残ってると。その土地の分筆をしなきゃいけないと。これは例えば測量含めてやるとなれば、一定の費用も発生すると。それは地権者がやってくれと、あるいはその持ってる人がやってくれと。それでもって市のほうへ申請してほしいというようなお話で、これ間違いないんですか。



○議長(三谷實君) 三村産業経済部長。



◎産業経済部長(三村潔君) 権利関係をきちっと処理していただいて、分筆がもうきちんとしてもいいよということになれば、寄附いただける土地については市のほうで対応はできるというふうに思います。ただ、分筆とかということで相続の整理ができていないと、そこら辺まで含めてという話になれば、ちょっとこれは市のほうとしてはそこから先は入れませんので、そのあたりの区分といいますか、整理はさせていただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 宮田好夫君。



◆3番(宮田好夫君) わかりました。若干把握違いが私のほうにあったんだと思います。具体的にはいろいろ御要望が今も来ておりますので、これらについては特に要望のある地域の方々と相談しながら、あるいは担当の建設課ですが、そちらほうと相談しながら、またその要望をさせていただきたいと思いますので、その際にはよろしくお願いをいたします。

 以上で2項目終わりなんですが、最後に産業廃棄物について、本当に今私たちこれからを不安に思ってますし、絶対つくっちゃならないというような強い意志を持ってます。先日、市長もお見えになられましたが、佐与谷川の流れを守ろうということで、特に蛍がよく飛ぶ、あるいは自然豊かな場所であるその出口の場所については、木の伐採も住民の皆さんで協力しながらやらせていただきました。山陽新聞にも大きく取り上げていただきました。今後もこういった環境保全の活動をやりながら、そして産業廃棄物とは何ぞやというような学習会なども行いながら、そして住民同士が特に今後の将来に美しい自然、豊かな水を残すための活動に取り組むという決意、これは間違いございませんので、この各種の集会なり、あるいは要請行動なりがあれば、市として積極的な対応を要望して、私の質問を終わります。以上でございます。



○議長(三谷實君) これで宮田好夫君の一般質問を終わります。

 次は、田中広二君の質問を願います。

 田中広二君。

            〔15番 田中広二君 質問席〕



◆15番(田中広二君) 15番田中でありますが、議長の許可をいただきまして、通告に従って質問をいたしたいと思います。

 まず、第1点でありますが、小学校の統合問題を問いたいと思いますが、宮田議員から平成21年あるいは昨日と学校の適正配置をめぐっての質問がありました。私は新市に移行して、実は昨年度高倉小学校が廃校となり、そしていよいよ平成24年度をめどに吹屋小学校あるいは布寄小学校の2校が統廃合ということで、もはや最終的な地域の意見調整をしながら結論を見出さなければならないこの時期に至っている。そういう意味では、教育行政をめぐってこれが何とか他山の石として学校の適正配置あるいは教育行政に寄与ならないか。高梁市内に配置をされている小学校で20名以下が7校で、いわゆる過小規模校と言われる学校を抱えている本市にとっては、この学校統合問題が地域を大きく震撼をさせる。あるいは、特に年末を控えて吹屋小学校では12月20日に、布寄小学校では12月25日に最終結論を導かなければならない、年末とあわせて学校統合問題に対して市民、学区住民が焦燥感を感じているような時期であるだけに、この際、引き続いてしっかりと学校の将来に対する不安を払拭をしてまいりたいという立場から、教育長及び教育委員会の御判断をいただきたいというふうに考えたわけであります。

 昨年の秋より、特に吹屋小学校、布寄小学校においては、教育委員会の関係者も地域に足を運ばれて話をされた経緯があるわけでありますが、しかし昨日もありました、適正配置をめぐっては統廃合の方針は持っていると。がしかし、その方針は方針としてあるが、そういう過小規模校のある地域の皆さんに対して、将来学校はどうあるべきだということが示されていない。あるべき姿がしっかりと定まっているのかといえば、どうもこれが過去からして学校問題を論ずることは地域に対して非常に混乱が起きるという御心配の向きがあるんかもしれません。がしかし、最近の話の中では、特に過小規模校の学校において、やむにやまれず父兄の側がもう統合しなきゃならないという決断をする時期を見計らって、教育委員会の行動が一致をしておるかに見えますが、学校統合に対する責任ある教育委員会が他力本願な姿に映っておるのではないか、こういう酷評をせざるを得ないというふうに感じます。

 その一つとしては、地域の皆さん、保護者が統合を望んだんである、したがって統合をめぐってはいろいろな条件を余り聞く耳を持てないというふうな話が実は最近も耳に入りました。そういう中にあって、小学校の現状並びに教育委員会の考え方が学区の皆さんにしっかりと認識をされておるのか、そういう地域の理解を含めて、今この2校を取り巻く状況に対する教育長の御見解を賜っておきたいと思います。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) 田中議員さんの御質問にお答えをいたします。

 地域住民の方々の心のよりどころ、また地域のシンボル的存在で歴史ある学校を閉じるということは、教育委員会にとりましてまことに残念で心の痛む思いでございます。しかしながら、昨日も答弁をいたしましたように、無限の可能性を持っている次代を担う子どもたちが、集団の中で切磋琢磨しながら学び合う、そしてまた社会性をはぐくむという点からも、ある程度の人数のところで教育をすべきであろうという考えのもとに統廃合について進めております。

 この統廃合の進め方でございますけれども、いろいろなやり方がございます。他市町村の事例がありますように、行政と地域住民、これが対立をしまして紛争になっていくというようなこともございますし、あってはならないことなんですけれども、子どもたちが巻き込まれるというようなこともございます。決してそういうことになってはならないという強い意志を持っておりまして、そうしたことに配慮しながら行政が主導性を発揮しながらも、時間をかけて慎重にお話し合いをする中で合意をいただくという、そういった進め方をしようと、そういう方針で進めておるところでございます。

 布寄小学校と吹屋小学校についての経緯を少しお話をすればと思うんですけれども、布寄小学校につきましては、平成20年度から計7回、保護者の方々、そしてまた地域の方々と協議を重ねてまいりました。最初の話し合いでは、学校は残してほしいという考えが非常に強かった。そこで、教育委員会と統合に関するいろいろなお話し合いをしていく中で、子どものことを考えてというようなことで御理解をいただくといった、そういった経過があるわけでございますけれども、布寄小学校につきましては10月15日に小学校区の全地域住民の方を対象に経緯等を含めて説明会をいたしました。統合もやむを得ないというところで合意をいただいたところでございます。そして、平成23年度末をもって閉校とする、統合校は成羽小学校とする。通学方法については安全な方法でぜひやっていただきたい、また跡地利用についても今後地元の代表の方々と協議をしていくというようなこと、そういったことを含めまして、一応布寄小学校については合意をいただいていると、こういう状況でございます。

 また、吹屋小学校につきましても、平成20年度から現在までのところ6回、保護者並びに地域の方々と協議を重ねてまいりました。10月8日に保護者並びに町内会の代表の方、そして吹屋小学校歴代のPTA会長様、そういった方々がお集まりの会に教育委員会が出向かせていただきまして、これまでの経過を含め統合にかかわるお話をさせていただきました。現役最後の木造校舎としてぜひ残したいという御意見もございました。いろいろ話をする中で、現下の状況のもとで子どもたちのことを考えたときには、統合もやむを得ないといった大方の合意をいただいたところでございまして、統合年度につきましては、布寄小学校と同じ平成23年度末をもって閉校とし、成羽小学校へという御意見でございました。

 協議の中で1点、統合後の通学方法について具体的な案をぜひ示してほしいと。統合するとなればもう通学手段、これがもう一番なんだということで強い要望をいただきまして、その後保護者の方々と具体についてお話し合いをいたしまして、通学方法について保護者の方の了解をいただいているところでございます。

 しかし、これで決定したということでは決してございません。吹屋小学校全地域住民の方々から合意をいただくというのが残っておりまして、今月の20日に地域住民全体の方々へ御説明をさせていただこうと、このように思っておりまして、その結果を踏まえましてまた議員の皆様方には御報告させていただきたいと、こう思っておりますし、仮に合意をいただきましたならば、条例改正をお願いするといった運びになろうかと、こう思っております。教育委員会として後手後手に回ってるんではないかといった感じをお持ちかもわかりませんけれども、先ほど申しましたように、子どもたちに直接これがかかわることでございますし、慎重に時間をかけながらスムーズに、争い事とか対立とか、そういったことにならないように十分配慮してやっていくということでございます。後手後手に回っとんじゃないかということで、教育委員会はもっと計画を出して、例えば何年にどこをするんだというようなことを早く出したらどうならというお考えも聞きます。しかし、やり方はいろいろあるんでございまして、私としては今申し上げましたように、地元の方々とひざをつき合わせながら協議をし、スムーズに同意をいただく方法でやってまいりたいと。何よりも子どもたちに影響のない方法でやっていきたいなと、こういうことを思っております。

 以上で答弁とさせていただきます。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) 教育長の経過報告は事実で相違はないと思います。1市4町が合併をして、従来の旧町あるいは旧市の境界付近にある学校であるがだけに、考え方として父兄側からのこの学校へという希望、願望は受け入れていただくことは当然であります。がしかし、高梁市全体の地形の中ではこういう学校の統合の仕方、現在ある学校へひっつく場合と、あるいは統合校舎をつくって統合するようなケースもあると思います。具体的に、先般の議会でも申し上げたとおり、今回の2校に関しては合併以降中央高原3地区のつき合いをする中にあって、宇治小学校も一つですねと。これからの先行きを見たときに、宇治小学校の存亡がどうなのかと、そこへ地域の学校を集結することはどうなのか。その学校の限界性があるとすれば、ならばあの県道から高倉、川面へかけての発想もあるんではないか、そういうことを将来展望、ビジョンを見た中での論議が必要であったのではないのかと。こういう思いから私は、具体的にはこれから過小規模校がある地域を何らかの将来に向けての希望の持てる学区というものを検討しなきゃいけんという思いからそういうビジョンをお持ちをいただきたいと、こういうお願いも含めて申し上げたということでありますから、その点もお含みおきをいただいて、検討をしていただくこともやぶさかではないではないかと、こういうことも申し上げておこうと思います。

 続いて、この学校が統廃合した後について、跡地活用については特にこれから論議が出てこようと思います。教育委員会の立場でものをおっしゃる場合に、跡地利用であるとか跡施設に対しては言及ができない立場だと、このようにおっしゃっておられますが、それはそのとおりであろうと思います。その点では、市長部局としっかり調整をしていただいて、この跡地に対する活用についての一定の目ぼしをお話しすることで、地域の皆さんの心が和むであろうと、こういう思いから申し上げておきたいと思いますが、吹屋小学校については、当面歴史まちづくり法にかかわる問題が取りざたをされています。がしかし、この10年の計画でやられるこの歴まち事業については、スパンが長いわけでありまして、平成24年度からあの校舎に子どもがいなくなるぞ、そのときの当面の管理、一帯をどうするのか。地域の皆さんの中では、吹屋の伝建とあわせて、現在県の重要文化財指定を受けている、したがってこの維持に当たっては国の重要文化財の指定手続をしていただいて、財政的な援助も国からいただけるという方法、知恵を使い合うべきだというふうに意見が出ています。この吹屋小学校の国の重要文化財に対する手続の現在の進捗状況、過程はどうなのか、お伺いしたいと思います。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) お答えをいたします。

 跡地利用の問題なんですけれども、統合に伴う協議をしていく中で、跡地利用についてのお尋ねがたびたびあったわけでございます。先ほど議員おっしゃられましたように、統合してしまいますと教育財産から普通財産ということになりますので、教育委員会が主体的にそれにお答えをするということはなかなか立場上難しいというようなことをお話しさせていただきましたけれども、吹屋小学校につきましては、先ほど議員さんおっしゃいましたように、県の重要文化財に指定をされております。したがって、仮に閉校となりました後は、先ほど御説明をされました歴史まちづくり法に基づきます高梁市歴史風致維持向上計画に基づき、文化財としてその価値を損なわないように、有識者を含む委員会等の意見を十分お伺いして協議し、そしてまた地元あるいは県とも十分そのあたりを協議いたしまして、非常にすばらしい建物でございますので、歴史的価値を維持していくというようなことでございます。今までも文化庁からもいろいろと調査官の方お見えいただいたり、東京大学の内田教授さんも来ていただいたり、皆様方いろいろとお力をかしていただくようになっておりますので、そういった面で今どうやっていくというあたりの細かいことは申せませんけれども、文化財として保存修理をして歴史的価値を維持するんだと。管理とかそういった面についてはまだ今後のことでございます。そういったことで、今現時点ではそういうように思っております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) これは地域の願望も含めて、そういう扱いにしていわゆる普通財産になっても観光資源の色合いが強くありますから、そういう思いがあるようでありますが、この25日の説明会の中ではそういう意見も出てくるだろうと思います。そういうものを一定程度の解明をされて、統合の意向がいわゆる障害なく円滑にいくように努力をしていただくことを望んでおこうと思います。

 次に、布寄小学校の関係でありますが、布寄小学校については、あの学校講堂が布寄地区のコミュニティであったり集会の拠点になっています。がしかし、従来からこの講堂が木造で築後経年している、そういう意味では老朽化が著しい中で、現行の集会所の役割を果たしている講堂を何らかの新しい取り組みをしていただきたいというふうな声もちらほらあり、先般も布寄地区を考える会という会がそういうお話をされたようであります。市長のほうまでその要望あるいは願いの部分が届いておるかどうかは定かでありませんが、この布寄小学校の廃校をめぐって、これについてはどういう今展望をお持ちか、お伺いをしたいと思います。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) お答えをいたします。

 先ほどちょっと申しそびれたんですけれども、閉校になりました後、教育財産から普通財産に変わると申し上げました。普通財産になっても教育委員会が手を引いてしまうのかというようなことにはしませんということは話し合いの中で申しております。市長部局ともともに、方向性が定まるまでは教育委員会も誠意を持って対応させていただきますということで、高倉小学校につきましてもそういったことでやっております。

 布寄小学校につきましては、先ほど議員さん申されましたように、跡地の問題については、これは地域の問題だということで、地域でそういった窓口になる組織を立ち上げようということで、布寄地域を考える会というのを立ち上げられました。その会の方と11月24日に教育委員会と市長部局の担当課が出向いて話し合いをしたところでございますけれども、先ほど議員さんおっしゃいましたように、集会所的なものが欲しいんじゃと、布寄小学校は道からちょっと上がると、学校に入る道も非常に狭く坂になっておって、冬は雪が積もったりしてなかなか不便なんだと。今は中分館でしたら30人ぐらいしか入れない畳の部屋しかないんで、中分館がある下のあたりへ少し大きいそういった集会所のようなものが欲しいんだというようなことをおっしゃっておられましたけれども、正式には布寄地域を考える会から今月の22日に市長あてに文書をもって要望をお届けするということに今のところなっております。今後、その後の協議とか、いろいろやっていかなきゃいけないと思っておりますけど、そういう状況でございます。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) そういう地域の思いは思いとして、しかしながらものをつくるというのは財政を圧迫をすることになりますが、二律背反をする取り扱いであろうと思います。特に、現状が将来を何か予測するような、布寄にはふたば保育園が今は休園になっていますが、その用地もあるし、あるいは吹屋保育園についても、御案内のように一時期子どもが減って、地元のこども園として地元の団体で2年間運営をしたというような経過のある園舎もまだ現在あります。そういうものの処理に当たっては、あれもこれも住民の皆さんの要望を聞くことはできない状況にもあることも重々承知をしながら、しかし大切なものはあれかこれかをしっかりと見定めて、その対策を講じていただくことをお願いしておきたいと思います。

 それとあわせて、平成24年4月の統合になりますと、複式学級の問題があります。今のケースで見ますと、実は1年前の県費で教員が受けられる制度では恐らく1名でありましょう。しかし、学年を見ると4つの系列の実は学級構成をせざるを得ない状況にありまして、4系列の実は教育のカリキュラムが要るんではないか。そうなりますと、県費だけでこれが賄えないとなると、これはやむを得ず市費での何らかの対応が必要ではないのか、こういう予測ができるわけでありますが、それらに対して当面障害のない教育を施すために教育委員会としてどのような手当てができるのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 平田教育長。



◎教育長(平田守君) お答えをいたします。

 統合の年度よりも1年前に合意をしていただいて、1年かけて準備をしてスムーズに統合校へいくと。特に、単級から単級の場合でしたらそういったことも比較的スムーズにいくわけですけれども、複式の場合は、A年度、B年度というようなことで、2年間で習うというようなこともやっておりますし、学年が飛んでおりまして複々式になったりしますと、非常に教育内容的に期間が必要なということで、人的配置につきましては今後県とも協議をしながら、また子どもたちが統合した後スムーズに学習活動に入れるように、そういった人的な配慮も考えていきたいと、このように思っております。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) いずれにいたしましても、統合にかかわる地域の処理、懸案事項も出てこようと思います。それに対して、平成24年4月1日に2つの小学校が円滑に統合ができますように、私どもも側面的な協力も惜しまない、そういうお気持ちを申し上げて、また担当教育委員会としてこの間の計画に沿った御尽力を賜ることを切にお願いを申し上げて、この質問については終わりたいと思います。

 次に、2点目でありますが、健康増進施設朝霧温泉「ゆ・ら・ら」について、いま一度お伺いをして見解を求めておきたいというふうに思います。

 当面の維持処理についてでございますが、市長は再開に意欲を今日まで示されて、直営で入浴施設のみであっても運営をするんだ、そのようにこの間の庁内の会議あるいはプレスで発表をされているわけでありますが、本年の3月に指定管理期間満了に伴って指定管理者の公募が2次にわたって実は不調に終わってしまった。当面の直営の開館を言明をされて、賛否両論いろいろ聞かされていますが、いずれにしても直営あるいは指定管理者による運営の選択肢について、現時点における説明をされる責任があるのではないのかな、このように思います。そういう意味では、本日の山陽新聞の記者のメモの中で、副市長が不在の中で、各部長が奮闘して答弁をされている。がしかし、ちくりともっと市長の考えを引き出しておくべきだというふうな記事がけさ載っておりました。そういう意味では、この間の状況の中で、刻一刻と変化はしている中でありますが、一貫性のある市長の現時点における直営の言及、あるいは今後の取り組みについて、御所見を賜っておきたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 田中議員の御質問にお答えをさせていただきます。

 これまでの経過につきましては、議会、そして全員協議会などで御説明もさせていただいたところでございます。現在のように、あの施設が活用できてないと、それで利用を待ち望んでおられる方も大勢いらっしゃるという中で、開館ができてないということに対しましては本当に深くおわびをしないといけないと思っておるところでございます。

 私の考えとしましては、一日も早く活用したいということから、前回の臨時議会の後、直営という考えも持ちながらこれをしたいというお話もさせていただいたところでございます。その後、先般の全員協議会におきましても、その前にいろいろ内部での検討ということもさせていただきました。という中で、直営にした場合ということでいろいろ研究を重ねてまいりました。入館者の想定というのがなかなか難しい中ではございますが、より厳しい見方をさせていただいたわけでございます。そういう中におきましては、直営でということになりますと非常に多額の経費がまたかかる、そして言葉はちょっと見当たらないんですが、中途半端な開館になってしまってもいけないということもいろいろ議論の中でもあったわけでございます。そういう中におきまして、議会のほうにもそういった状況というのもお示しさせていただいたところでございます。全員協議会の中でも、そのときにいただいた御議論というものを踏まえて、最終的に方向を定めさせていただきたいというお話もさせていただいたところでございます。

 おとといの山縣議員の御質問でもお答えをさせていただいたところでございますが、直営で開館をするという方向ということよりも、これを新たに全面的に全館を活用するという方向性を持たせてこれを考えたほうがよいという考えに至ったところでございます。これにおきましては、10月予定をしておりました開館ができなかったということ以降におきまして、数社の方からお話をいただいたところでございます。いろいろ御心配もいただいた、そういったこともあるんだろうと思いますが、本当に思いもかけないお話もいただいたところでございます。

 そういうこともございましたので、いろいろ検討をさせていただく中におきまして、直営という判断から4月以降におきましての民間事業者によるいわゆる指定管理による新たなスタートというものを今模索をさせていただいておるところでございます。この間、できるだけ私としては早くあけたい、そういう気持ちから直営というお話もさせていただいたわけでございますが、さまざまな施設整備、そういったところを考えますと、結構そこら辺に時間もかかるということも判明してまいりました。そういったことを踏まえて、これにつきましては今の段階での方向としましては指定管理者による開館の模索をさせていただきたいということで今考えさせていただいておるところでございます。

 いずれにいたしましても、あの施設を活用して神原スポーツ公園の全体を考える中で、一つのコアにはなり得るだろうと思っております。健康増進といううたい文句もあるわけでございます。当然市民の健康ということにも今まで以上に軸足を置かないといけないと思っておりますが、それには交流ということも大きいファクターになるわけでございます。とはいいましても、いわゆる温泉の入浴施設でございます。この温泉の活用ということも必要なことであろうと思っております。そこら辺を踏まえまして、これから慎重に考えさせていただき、また議会の皆様方と協議をさせていただく、そういった場も必要と思っております。そういう考えで今おるところでございます。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) 全協なり、私ども議会ではそういうとこで説明を受けて、是か非かという論議の中で理解はするわけでありますが、今までの新聞報道を含めて発信をされておる中で、直営というのに軸足を置いたやに市民には映っておるのではないか、そういう思いがしております。11月17日に直営なら月558万円の赤字、あるいは現行の最低の維持をするためには137万円のお金で済むと、こういう選択肢で迫られますと、無駄な金は扱うなよと、これが理解がいく合意点であったろうと思うんです。がしかし、この間の経過として、直営に軸足を置いていると感じていられる市民も多いわけですから、このことをしっかり説明をする必要があるのではないか。そうして、今指定管理の取り扱いをめぐってはるる論議をされております。私ども議会と執行部で二律背反をするような意見がときには飛びますが、やはり市民から見るとこの取り組みは一体感が求められることであろう、そのことに私ども議会も責任を持つべき分野も十分あるわけでありますから、その点でしっかりとお互いの認識の中でやっていくべきだろうと思います。がしかし、ちょうど振り返ると去年の今ごろに、指定管理の期間が本年3月31日で満了を迎える、その事前協議が何としても思い出される。またぞろ、年々歳々という言葉がありますが、去年もことしも同じことになるんではないかという危惧をするのは、私だけではないのではないかという、市長、実は思いがいたします。

 したがって、この現在の状況は昨年とは違っているとは申せ、そういう危惧をする、あるいはそういう懸念があることについて、しっかりと検証されて新たな道を選ばれることであろうと思います。そのためには、先ほど市長が申されましたが、周辺の神原スポーツ公園の各施設との連携がある、このようにおっしゃっています。しかし、管理運営をする場合に、これについてはしっかりと具体案を提示して進められないと、えてしてスポーツ公園一帯を見ても、行政の縦割りの中ではあの球場なりスポーツ施設はスポーツ振興課が責任を持っている。一方では、この「ゆ・ら・ら」をめぐっての管理は、商工観光課が管轄として持っています。その辺では、どうも縦割り行政の弊害がまず乗り越えれないと、そういう一連の管理を求められ、あるいは運用を求められても、これが大きく障害になるのではないかと、このように思いますから、現行における問題、課題、あるいはそれらについての具体案があればお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) おっしゃいますとおり、現スポーツ公園につきましては教育委員会の所管所掌でございますし、現行の「ゆ・ら・ら」の施設につきましては商工観光課で管理をしておるのはもう御承知のとおりでございます。これらについて、先ほどから私も一体ということも申し上げてきております。それにはさまざまなもっと広い意味の地域の連携というのも必要になろうと考えております。したがいまして、ここは教育委員会がやっとるから、ここは市長部局がやっとるからということではこれからうまくいかないと思っております。そこらは、また新たな指定管理者がもししていただけるようであれば、そういった方を含めて、これは連絡を密にする調整的な組織というものは必要であろうと私は思っております。それがないとこれからは進んでいかないということも十分認識をしております。その組織について、どういうふうな形で設けるかについては、これからの検討課題と考えておりますが、連絡を密にするということについては、これからやっていくに当たっては本当に必要なことだということで今考えさせていただいておりますし、それを当然設置していかないといけないだろうということも考えております。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) この間、この朝霧温泉「ゆ・ら・ら」をめぐっては、多くの市民から心配なのか、あるいは行政の欠陥なのかという論議は指摘を受けてきました。いずれにしても、ゆゆしき問題であったという認識は私どもも変わらないと思います。そういう意味では、この扱いをめぐっては当面はスピーディーに、特に民間相手の取り組みでありますから、タイムリーに物事をされないと、これまた二の轍を踏むぞ、先ほど言った年々歳々、去年もことしも来年も一緒か、この教えどおりにならないように、この最大の懸案事項の処理をめぐって、一層お互いに御尽力をされることを望んでおきたいというふうに思います。



○議長(三谷實君) 質問の途中でございますが、ただいまから10分間休憩いたします。

            午前11時7分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午前11時17分 再開



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 引き続き田中広二君の質問を願います。

 田中広二君。



◆15番(田中広二君) 続いて、3点目について伺いますが、駅及び駅周辺の整備構想についてで、特に高梁駅バリアフリー化については、今日まで何回か通告質問の中であるべき道を模索をしてきたという思いがいたしております。この高梁駅の利用者の皆さんにとって、特に身体に障害のある方、高齢者からの要望が久しいわけであります。長年の懸案でありますけれども、なかなか遅々として進まない、解決をしない。しかし一方では、施設が鉄道事業者の帰属物件であって、利用者のためには本来鉄道事業者の責任でバリアフリー化に取り組まれるべきではないのかという意見もありますが、しかし公共交通あるいは公共の場として、事業者、国、県、そして市の共同の課題としてバリアフリー新法の中で取り組みがなされた経過があるわけでありますが、この間の駅周辺整備としては東西の通路、あるいは東側のロータリー化、道路整備計画等々進んでいますが、駅前のこのたびのJR用地取得の補正予算が2,600万円余り計上されています。

 そこで、この土地がいわゆる備北タクシーの角っこに用地くいがあって、あの車が通っておる市道部分の2車線が従来の鉄道の用地であったということの事実は今日まで続いてきたわけでありますが、その部分の解消なのか、あるいはあの駅前の土地が市の所有物になって、駅前開発に寄与できるのか、特に駅前についての用地取得は実は平成22年度までにということで東西通路の協議の過程で覚書が存在をしていると伺っています。それらの利用あるいは使用をめぐって、この覚書の中に附属確認事項あるいは何らかの了解事項が存在をしているのかどうか、その点をお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 今田中議員の御質問でございますが、駅のバリアフリー化についてということでは、多方面から早急にこれをバリアフリー化をしてほしいという御要請もいただいておるところでございます。また、国のほうもバリアフリー新法ということで、平成22年度までの期限つきではございましたが、1日に5,000人以上の乗降客がある駅については、JRも国も責任を持って、当然地元自治体も責任を持ってこれをしなさいという法があるわけでございます。残念ながら高梁駅は今現在4,000人強という乗降客でございますので、その新法には当てはまらなくなったわけでございますが、JRとの協議という中においては、当然JRとしても責任を持っていただくということで今協議もさせていただいておるところでございますし、また国に対しましても、これは新法と言いながら平成22年度で期限が切れるわけでございます。その後の地方を取り巻くそういったバリアフリーに対する考えるということの中で、それにかわる案もしくはこのバリアフリー新法の見直しということについて、先般も民主党のほうに要請に参ったわけでございますが、さらに強い要請がこれは必要であろうというふうに私も思っておるところでございます。

 そういう中でございますが、バリアフリー化ということに関しましては、これ必ず必要なものであると私認識をいたしております。ただ、ここで1点申し上げさせていただきますのが、今の駅構内の跨線橋、1番ホームから2、3番ホームへ渡るあのところへはエレベーターが併設は技術的にできないという事実がこれはあるわけでございます。したがいまして、じゃあどこへそのエレベーターを設置するのが一番適切かということになりますと、今の市が管理をいたしております東西通路にこれを持たせるというのが一番安価であり、また確実であるというふうなことも、これは技術的にもあるわけでございます。そこら辺を含めて、引き続きこれはバリアフリー化としての駅の整備というものを進めないといけないと思っております。

 またあわせまして、御質問のありました駅西側、今の駅表側でございますが、これに関しましては今のいわゆる車が普通に通過する交通帯でございますが、今駅前に駐車帯ができておりますが、その駐車帯を除いて見た目は道路でございますが、その部分につきましては平成22年度末までに市のほうで買収するようにという協議がこれは整っておるわけでございます。したがいまして、これにつきましても、あそこの駅前全体を考える中で、少し買収についても考えさせてほしい、考えさせてほしいというのはしないという意味じゃなくて、全体の構想を立てた上で市のほうで必要であれば全体を買収させてほしいという考えもあるということも申し上げてきたわけでございますが、これにつきましては駅東にロータリーができます。これは都市計画で決定をいたしております。駅西はじゃあどうするかということになりますと、これもやはり市民の皆さんが利用しやすいような形というのを絶対に考えねばならないことであろうと思っております。その中で、駅の今の表側全体の用地取得でありますとか構想というものも必要であろうと思っております。

 今おっしゃいました通過交通帯につきましては、これは約束の条件の中に平成22年度末までということもございましたので、これにつきましては種々協議も重ねましたが、約束については履行させていただくという考えで今予算のほうもお願いをしておるところでございます。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) 約束を守ることは、それは私は別に言いません。がしかし、今の市道の部分だけを買えと。その奥の送迎スペースであるとか駅前の土地も、高梁の駅前の開発あるいは利便性をとると、これは密接不可分な関係にあると思うんです。悪く言えば、約束どおり道の部分だけどうして買わにゃいけんのかと。今まで通行してきた通行権があるのか、既得権であるのか、そういうものも裏にはあると思います。この際、あれを買うんならしっかりとほとりの土地も交渉俎上へのせて、駅前開発に、高梁市にとってメリットのある買い方をされて、それとあわせて帰属物件である駅の所有者に対してやっぱり注文をしっかりつけられることが私はテクニックじゃないかと思うんですよ。これちょっと横道それますが、そういう知恵というのは成羽病院にしても青山顧問をお迎えをして、おもしのある人が物を言えば結果が出るんではないか。例えばJRへ対してもう少し重みがあるものを持っていて突きつけて交渉するというテクニックが私は要るんではないのかなと思います。

 したがって、この駅前を考えるときに、道路部分のみなのかと聞くのは、あの一帯を考えた土地の買収あるいは買い受け方をしていただいて、有利なこの駅前開発をしていただきたい。あわせて、実はそうなりますと必ず駅舎が論議になります。市長の先ほどのお答えでは、東西通路を活用してということですが、言いかえたら駅舎供与をするような話であります。そこに従来の立体駅構想も生まれてきたんであろうと思います。そこで、駅前のロータリーを含めて見るときに、あの土地だけを買い取るのはどうも能のない話ではないのか。そこでは、土地もあの駅舎も高梁市のもんでありませんから、その駅舎をこれからどうするのかという論理とあわせてやらなきゃいけません。そうなると、近代化産業遺産としての価値があるのか、もう少し言えば、あの駅舎の撤廃をやるのか、あの駅舎を置いて考えるのか、こういうやっぱり選択に迫られているのではないか、このように思えてならんわけであります。

 特に、この駅前のロータリーの構想があるように、送迎時間におけるこの駅前渋滞、あるいは高梁駅を交通の玄関として現在を見れば、抜本的なやっぱりそういうものが考えざるを得ないのではないか、そのためには合意も要るでありましょうし、そういう論議が熟していないと言えますが、この結論は今急がれていると思います。そういう駅前整備全体を市長の政策としてどのように描いておられるのか、伺いたいと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 一部私のほうから答弁させていただく事項がございますので、御説明をさせていただきます。

 まず、いわゆる駅前の通過交通帯と言われる部分の土地の話でございます。

 これは、もう十四、五年前になろうと思いますが、東西連絡道の話が持ち上がったその当時からの通過交通帯の処分というか、処理につきましては、JRと鋭意協議をしてきた経過がございます。そういった中で、平成14年度でございましたか、連絡道が完成する際、連絡道につきましても両方の足元はJRの土地でございました。その部分を当面市のほうが、借りるというわけにはいきませんので、購入の話をさせていただきました。その際の附帯案件といいますか、従来から課題となっておりましたそこの通過交通帯の処理、これについての合意がなされておく必要があるという双方の判断から、このような覚書という形で約束をさせていただいた経過がございます。

 それと、議員さんおっしゃいました駅舎を含めた駅前のその他の用地でございます。今申し上げましたものにつきましては、過去にお約束をさせていただいたものの今年度での処理という考え方を我々は持っておりまして、駅舎を含めましたその周辺の土地につきましては、今回バリアフリー化なり橋上化をしていく中で、いろいろな計画を先ほど市長も申し上げましたが、そういった中で新たに取り組んでいく必要があるというふうに感じております。

 ただし、当然JRと交渉をしていく中におきましては、これの取得ということが絡みとしては当然出てまいります。そういったものも勘案をしながら、頭に置きながら、交渉は進めてまいりたいというふうに思っております。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) 経過は経過としてお聞きをします。しかし、あの通過帯の土地を買うたら、あれを市道認定にしなかったら道でなくなるわけですよ。そういう個別具体的な話を詰めていきませんと、具体性に欠けるからは私は心配をするわけですよ。あれを道にする、道から駅へ入る鉄塔用地をどう利用できるのか、その辺の関連性を込めた話をして、そうなると次は今度は駅舎、こうなっていくわけでしょう。そしたら、それは関連があるわけですから、その辺をすべて話をして、言いかえたらJRが平成22年度にどうでも約束どおり買うてくれにゃあいけん言うたんか、黙って使ようても物を言わなんだら、これも一つの知恵だったと私は思いますから、その点を含めて伺っておこうと思うんですよ。

 それと、7月28日に、ここにもうJR高梁駅は橋上に云々かんぬんとありますが、これを検討された新庁舎等建設検討協議会の中で、2011年度実施計画をするんです。2012年度に施工を目指しているんですと、こういうぐあいに論議をされた経過がありますから、これらとの整合性を見たときに、この辺を一刻も早く整理してかからないと、こういうお話をされたことがほごになるんかという意見も出てくるわけですから、これらは一体性を持った話をされることを私が求めておくことであって、過去の東西通路のピアの部分は買いました、それは結構です。あそこの出っ張りまで買わされた、これもありました、事実。その図面の中には橋上駅の図面も入っておったでしょう。1億円かけたらあの橋上駅ができたんだというふうにあの施工業者が説明をしてくれとるわけですよ。階段もついとんですよ、あれ。それがうまくいかなかったということが今まで尾を引いとるわけでありますから、それらの諸懸案事項を早急に解決をしないと、バリアフリー化が進まんというもとへ戻ってくるわけですから、バリアフリー化とともにこの高梁駅舎の問題あるいは土地の問題を処理をしないと、あの一帯の計画できないんではないかという危惧をしますから、今土地を買うことについての御指摘を申し上げたということです。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 田中議員の熱い御声援をいただいたんだと思います。土地を買う話につきましては、当然今の駅の表の土地全体について、これは協議をさせていただいております。その全体について、やはりあそこ単に通過交通帯で市道ですよというわけにはこれいかんわけであります。やはり高梁市としての表玄関なるわけでございますから、その表玄関にふさわしいものにしていかないといけないという思いを私は持っております。

 それには、今の駅舎がどうなのかということもありますし、小さなことで言えば、観光看板もどうするんか、それから交番所もありますんでどうするんかということになりますが、すべてJRの土地であります。ですから、JRさんとこういう構想を持っとんだよということで今話を進めさせていただいておるところでございます。それにはやはり、駅前で市民の方が渋滞を起こすようなことがあってはならないと、それは通過交通に対しても危険であるという認識を持っとるわけでありますから、そういう安全にあそこで待機もできるような、また観光バスについてはこれは東側のロータリーでも構わないと思いますが、そういう形をとる中で、表についてはそういう待機場所ということも踏まえながら、このロータリー的なものを考える必要があろうと思っております。

 用地の話につきましては、今ここではその通過交通帯だけということになりますが、これは財政上のテクニックで今このような形をとらせていただいておりますが、基本的には国の制度なり、それから合併特例債を活用したことで全体を進めさせていただくと。全体構想がないと合併特例債も認めてもらえませんので、その全体構想をもって合併特例債で全部活用させていただこうというふうな形を今考えておるところでございます。

 一番懸案となりますのが、今の駅舎どうするんかということになるわけでございます。今の駅舎につきましては、私は、ことしの7月ですか、検討会議の中では橋上化が一番望ましいというお話もさせていただいたところでございますし、そういう形を模索させていただいております。

 という中で、今の駅舎、皆さんがよく見られる切符を買うところのあの駅舎でございますけど、あの駅舎が大正15年の建物でございます。近代化遺産ということに関しましては、近代化遺産になるかならないかという判断もあるわけでございますが、私の感覚としましては、それよりもホームの上屋に使ってある昔のレールであるとか、そういったもののほうがより価値はあるんだろうと思っております。そういうことも含めて考えさせていただかないといけないと思っておるところでございます。今の現駅舎、玄関口についてどうするかという最終的な結論はまだ若干見ていないわけでございますが、じゃあ残して計画ができるかということになるとなかなか難しいであろうということも思っております。そこら辺を最終調整しながら、いずれ議会の皆様方とも協議をさせていただく中で、方向というものをこういう方向でいきたいということをお示しをさせていただきたいと思っております。それには、おっしゃいましたように、時間というものもございますので、駅舎を含めたバリアフリー化、バリアフリーといいますけど、いわゆるユニバーサルデザインだと私は思っております。市民の皆さんが使いやすいような駅であってほしいということを望んでおりますので、その観点から最終的な方向というものを早急に導き出していきたいと思っております。



○議長(三谷實君) 田中広二君。



◆15番(田中広二君) いいものが欲しい、古いものも大事にしたいという思いがあると思います。しかし、これは市長の政策として、思い切りも逆に要る時期ではないのかなと。反面、有利な財源を検討しながら、市の財政とにらみ合わせて、市長がはっきりとしたイメージ、そういうものをお出しになる、そのことが今急務だと思いますから、そういう努力をお願いしておきたいと思います。

 最後に、この駅舎と駅周辺の関係では、実は庁舎等という言い方をして、駅舎周辺で東西通路を利用した市役所新庁舎というものが検討されていました。しかし、このことがどうも駅の改築あるいは改修計画と、庁舎とをくっつけることによって混乱をしとるぞというのが私の感じるところがあります。この際、庁舎の検討に当たって、駅周辺というのはこれはもう撤回をされるべきだと、こういうふうに私は感じてなりません。この庁舎をめぐってはまた特別委員会の中でもいろいろ論議が出てくると思いますが、あわせて庁舎をめぐっても財政を勘案をして、旧市民会館の土地をうまく利用して、財政の負荷にならないような新庁舎の建設に向けて検討をされることを最後に望んで、私の質問を終わりたいと思います。



○議長(三谷實君) これで田中広二君の一般質問を終わります。

 次は、細川繁信君の質問を願います。

 細川繁信君。

            〔9番 細川繁信君 質問席〕



◆9番(細川繁信君) 大変中途半端な時間でございまして、15分じゃなかなか終わらんとは思いますけど、できるだけ区切りのいいところで終わらせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 9番細川でございます。既に通告をいたしております項目につきまして、順次質問をさせていただきます。

 まず、高齢社会におけるひとり暮らしの所在確認の対応でございますが、高齢者の所在不明発覚のきっかけは、ことし8月、東京の足立区で111歳の男性白骨遺体が見つかった事件であったと思います。それによりまして、全国の自治体が100歳以上の所在を確認しますと、不明の報告が相次いで知らされました。多くの国民が驚くばかりでございます。そして、日本人の代名詞とも言える平均寿命は、男女とも過去最高を更新いたしております。特に、女性は四半世紀にわたり世界一に輝いておりながら、残念なことに長寿大国にかわり、ことしの流行語言葉ではございませんが、無縁社会という時期に来ているようでございます。このことは、希薄になる家族関係、地域のきずな、また個人情報保護法の施行や長寿者のふえる余り、行政の目が届かなくなったことも背景にあるものと思われます。市長はこのような状況をどのようにお考えになっておられますか、お聞かせを願いたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 細川議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 全国でことし多く見られました所在不明ということに関しましては、本当に心の痛む思いもしておりますし、それだけ日本の社会がすさんだのかなという、そういう強い悲しみを覚えたところでございます。

 幸いといいますか、高梁市におきましては、現在31名の100歳以上の方がいらっしゃるわけでございますが、すべての方の所在というものは確認をさせていただいております。100歳以下の方につきましても、民生委員の方でありますとか、そういった方々の高齢者訪問という形で確認も今できておるところでございますので、高梁市におきましてはそのような事例は発生しないと私は思っておるところでございますが、そういう中におきまして、やはり高齢者の方のひとり暮らしであるとか、高齢者だけの世帯であるとか、そういった世帯がふえてきておるということも事実でございます。これはやはり高齢化率が36%を超える状況に高梁市がなってるわけでございます、住基の統計でございますが。こういう高齢化率が非常に高くなってきたという中にあって、実は高梁市は中四国で限界集落の割合が一番多い市であります。740ぐらいの集落のうち約3割でございますが、220を超える集落が、19人いわゆる19世帯以下で、65歳以上の人口割合が50%超えるのが定義でございますが、限界集落と言わないんで名前はちょっと違いますが、ほんまに多い状況になっております。しかしながら、そういう状況下があるというのはどういうことなんかというと、やはりそれぞれの地域に皆さんが住んでいただいておるということだろうと思います。なぜ住んでいただいておるかなということに関しましては、1つは医療面であったり福祉面であったり、そういうことの安心感も持っていただいておるんかなという気もしておるところでございます。これはほかの方が言われておったことでございますが、やはりそういうふうな集落が多いというのは、逆に言うとほんまに住みよかったんですよという形でございます。これからもそういうふうに住んでいただくということのためには、やはりこういうひとり暮らしであったり、高齢者だけの世帯であったりする方が、時にはその家を離れて集団で暮らしていただく、そういったことも必要であろうと思いますし、現に川上地域におきましては、そういう施設もあるわけでございます。そういう取り組みであるとかということによって、それぞれの地域にお住まいの方がこれからも住みやすいと、これなら暮らせると言っていただけるような地域づくりなり、行政としての施策というものが必要であろうと思っておるところでございます。

 それにはいろんなものがあると思います。介護であり、そして福祉でありといろいろあると思いますが、そういったものが充実をするということによって、地域住民の皆様の安心というものもあると思います。また、それにはほかのファクターもいろいろございます。やはり買い物に出たり、お医者行かにゃあいけんというときには移動手段どうすんかということ、それから都会で今言われております買い物難民ということ、これは決して我々のところも例外ではないわけでありますので、そういった対策をどうするのかということもございますが、そういった一つ一つを検証させていただいて、これは高梁市はこういう形でいったほうが一番いいという方向があると思っております。その方向をこの老人保健福祉計画の中でもお示しをさせていただくことによって進めさせていただきたいと思っておるところでございます。やはり高梁市は安心して住めるんだなという認識が多いところなんだなという感じを私は持っておるところでございます。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 住民同士のつき合いが薄くなった現代社会でございますけど、基本的には人と人との交流が密であったら問題ではないわけですけれども、今の世相からいけばなかなかそうはいかないように思っております。

 昔は農業社会で、家族も多かったし、また友人、友達も多く交流も盛んでありました。ところが、近年は家族も2.5人、しかもひとり暮らしが約48万人いらっしゃるそうでございます。昔も今も向こう三軒両隣はお互いに頼り合ったり、また親しみ合ったりということでございまして、今日も近所のつき合いはお互いに大切にしとるつもりでございます。皆さんも御存じのこととは思いますけど、昔は近所同士のコメや麦やしょうゆなどの貸し借りがあったりということが日常茶飯事であったと聞かされております。しかし、経済状況もあって、解釈の違いがありましょうが、お年寄りの多くの方から昔はよかったなということをいまだに聞かされております。

 さて、本年8月以降の報道では、今のところ高梁市ではこんなことはございませんが、地域でどんな問題が起きているのか、困った人がどこにいるのか、全体像の把握が困難になっている市町村が多く出始めておるということでございます。そういったことで、最近では支え合いマップとかというものが広がっているようでございます。このことに対しまして本市はどのような対応をお考えになるか、お聞かせを願いたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 失礼します。細川議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。

 高齢者の実態把握ということが1つあったと思いますが、これにつきましては民生委員さんによる高齢者の調査ということで、これ2年に1回実施をいたしております。そういう中で、認知症であるとかひとり暮らしであるとか、また高齢者世帯、そういう方々の悩みも含めていろいろと調査をするという状況にあります。そういう状況の中でいろんな実態を調査いたしまして、また福祉サービスのほうへつなげていくという状況にあります。

 また、それとは別に高齢者の安否確認や相談業務ということで、社会福祉協議会等へ委託をいたしておりますその給食サービスであるとか、それから社会福祉協議会の福祉委員さん等、こういう方々に協力をいただいてそれぞれ町内でのいろんな福祉にかかわる問題等こちらのほうへ出していただき、それをまた民生委員さん等の会議の中でいろいろと検討していくという流れになっております。これにつきましても、いろいろと考えて、これからも社会福祉協議会等とも連携を深める中で、福祉サービスの向上を努めていきたいというふうに思っております。

 それから、福祉マップの関係でございますが、現在市のほうではそういうマップ等は持っておりませんが、一昨年ですか、限界集落という言葉は使われませんが、そういう玉川、平川等の集落の中で、独自にいろんな福祉マップというものも検討されております。これは地域のほうで自主的にやられ、市のほうが補助金を出していくという、そういう取り組みもいたしております。集落支援事業という格好になるんですけれども、将来的に集落をどう維持していくかと、集落の皆さん方集まっていただいて、いろんな課題を出していただき、将来に向けて何とか集落を維持していこうという計画をつくり上げていくと。そういう中で福祉マップというのも平川のほうでも取り組んできたという状況にあります。これらにつきましても、今後も取り組む必要があるんかなというふうも考えております。よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 私が言わんとする支え合いマップ、これは新聞でもテレビでも報道をよくされておりますので既に御承知かとは思いますけど、このマップは、ひとり暮らしのお年寄りや体の不自由な人が暮らす家、その人にだれがかかわっているのか等の情報を住宅地図等に書き込む試みでございますが、緊急時の助け合いや防犯、防災、孤独死の防止などにも役立つとして注目をされておるところでございます。また、ひとり暮らしなど世帯の状況や住民のたまり場を記し、交流のある世帯同士を線で結びながら、さらに色つきのペンを多用しましてお互いの接点を確認するということでございます。

 行政がこのひとり暮らしの方の手助けをしなければならないということは、よく理解いたしておりますが、行政には限度があるようでございます。ということで、共助ということでいうと、マップづくりは町内会やあるいは住民団体、さらには社会福祉協議会などが主体となり、その協力を得て進めていくことが肝要と思いますが、その点いかなお考えをお持ちですか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 御提案いただきましたマップづくりについてでございますが、確かに2年ほど前からやっております平川等での取り組みにつきましても、それぞれ大きな町内という範囲の中で取り組んでおられるという状況にあります。ただ、ひとり暮らしの高齢者がその地域に多く住まわれているかどうか、また地域の特性を把握する上で重要な取り組みというふうにも考えております。しかし、町内会、住民団体に、ひとり暮らし高齢者の情報を開示するという格好になります。また、個人情報保護の観点から十分配慮が必要であろうというふうな考え方も持っております。これらいろんな課題がありますので、これらのことを踏まえて課題の解決をするために慎重に対応していく必要があろうかなというふうにも考えております。これらの課題をある程度整理して、実施が可能かどうかという部分も検討をしていくべきかなというふうにも考えております。よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) この支え合いマップは非常に役立つものと注目をされておるようでございます。私聞きますところでは、厚労省が自治体にマップづくりを奨励する補助事業を昨年度から始めたと聞かされておりますが、この事業はいまだにあるもんかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 議員さん言われますそのマップというのが、このハザードマップ、災害等に対応するマップかなと思うんですが、これらにつきましては、市のほうではもう対応して、災害に対応するためのマップづくりというのはできておりますが、これらにつきましては国の補助金はもうなくなっているんではないかなというふうに思っておりますが、それ以外の今の福祉マップ等についての助成というのは、ちょっとまだよう把握をしてない状況にあります。大変申しわけありませんが、よろしくお願いします。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 今は多分ないんじゃないかというふうな回答でございましたが、私恐らく昨年のことで国会議員さんに聞きましたもんですから、私はあると思うんですよ。しかも、支え合いマップ、今の言う所在不明の方の確認をするというようなことも言われておりましたんで、この点再度調査されて、あるようでしたらまたお聞かせを願いたいと思います。

 この活動はすごく意味のあるものと思われますので、先ほど申しましたように、町内会や住民団体、協議会等の動きがもし出始めましたら、行政の導きと後押しで実現していただくように期待いたしまして、1点目の質問を終わります。



○議長(三谷實君) 質問の途中ですが、ただいまから午後1時まで休憩いたします。

            午後0時2分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午後1時0分 再開



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 引き続き細川繁信君の質問を願います。

 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 午前中に引き続き質問をさせていただきます。

 食事をして間もない時間でございますんで、お疲れでございましょうけど、いま少しおつき合いをお願いいたします。

 次に、福祉施設の充実についてでございますが、その前に、4年ほど前に健康福祉委員会で管外視察に長野県の佐久市へ行ってまいりました。この市は、ユニークな老人ホームの運営をなさっておりますので、少々時間をいただきまして、その話を進めていきたいと思っております。

 合併後、各委員会では今まで恐らく6回ぐらいの管外視察をなさったと思いますが、恐らく市長みずから出席されまして、話や説明をされたのはこの佐久市だけじゃないかと私は思っております。聞くところによりますと、なぜそこまで親切にしてくださったかというと、岡山県出身、特に旧2区の国会議員さんで当時運輸大臣をされておりまして、その方のお世話で長野新幹線がついたんじゃというお話をいただきました。長野県の県民はもちろんのこと、佐久市の市民はその方を知らん者がおらんというぐらいの話でございまして、そういったことで親切に御指導をくださったというふうに思っております。

 佐久市の福祉は、生活支援でございまして、若い夫婦が働きやすいようにお年寄りや子どもをみんなで預かりますよというような生活支援でございます。佐久市は、施設福祉を重点に老人ホームをふやしておりまして、当時8カ所ございました。ここの人口は高梁の約3倍で10万人でございますが、それにもかかわらず、施設福祉を重点に老人ホームをどしどしこれからもふやしていきますよというのが市長の考えでございます。そこで、このユニークな老人ホームの運営ですが、老人ホームは医者にかわって和尚さんがおられまして、この和尚さんの説教を聞きますと、入居者が病院へ行くと言わなくなったというような話もありました。市では、介護のほうを重点的にやっておりますけど、医者にかからない方には表彰状を出しとるんですよ、1年間かからなんだら。ですから、人によっては5枚も10枚もかもいへかけて自慢をされとるようでございます。そして、医療費を使っていない人が年間550人ほどいらっしゃいまして、この佐久市は、御存じのように医療費が非常に低いんですな。その当時1人当たりの医療費が58万円。高いところで北海道、福岡県が93万円、全国平均で75万円ということでございました。そうすると、約500人掛ける60万円ということになると3億円もの金額が出てきますよね。その3億円を介護に全部ぶち込んでおるというようなことでございました。もちろんこれは医師会の協力が必要でございます。そういうことで、市はおかげで国保はずっと黒字で運営しておるというようなお話もあったんでございます。

 また、ここ四、五年の現象でございますが、老人ホームで恋愛問題が非常に多いそうでございまして、老人ホームに結婚相談室はできないようでございますけど、市単独で悩み事相談室を設け、専門員を置いておりました。その専門員の方は東京へ10回ほど講習に行きまして、帰ってきてその免許を持ってきたのを市長が見られまして、驚かれたそうです。とうとうここまで来たかということで、その免許の肩書が何と中高年性教育相談員ということで、市は恋愛関係にある方についてはできるだけ中で結婚させるというふうな考え方で、両方の子どもさんを呼びまして、先は短いんだから結婚させてやれよということを市長が説得されるようなんです。正式に籍に入れますと相続税の関係がありますので、じゃけえ籍に入れずに一緒にさせているそうでございます。

 この町は寿命が長くて、健康長寿の町でございまして、皆さん御存じのように、ピンピンコロリの町ということで、ピンコロ地蔵で有名なんですよ。お地蔵さんといいますと、おさい銭が月に1,000円足らずのようですけれど、このピンコロ地蔵をつくったおかげで月に3万円以上のおさい銭が入るというようなお話もされておりました。

 長々とお話をしましたが、さて、2点目の福祉施設の充実についてお伺いいたします。

 本市には、養護老人ホームが2カ所あります。長寿園は築28年、成羽川荘は築39年も経過しております。いずれも老朽化に伴いまして改築の時期が来ているように思われますが、この建てかえの計画と今後の構想もあわせてお聞かせを願いたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 失礼いたします。

 養護老人ホームの御質問でございます。御指摘のとおり、長寿園、また成羽川荘ともに老朽化、またバリアフリー対応、施設機能、需要等から合併以来改築の必要性につきまして協議をしてきたところでございます。

 お尋ねの建てかえの計画につきましてですが、新総合計画の実施計画におきまして、平成24年度に入所定員等の建設規模を決定し設計ということで、平成25年度には建設の予定というふうにいたしております。一応現時点ではこういう計画で進めていこうという考え方でございます。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 特別にこの先の構想といっては別にございませんか。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 改築の構想でございますが、本市には養護老人ホームが2カ所あるということで、他市の状況等勘案する中では、大体どこの市、近隣の市におきましても、一つの施設で入所定員50床というような形になっております。高梁市の場合は、現在成羽、落合の2つの施設で110床という状況になっております。ここらにつきまして、これから定員数等も検討、協議をしていく必要があろうというふうに考えております。

 あと、場所等につきましても、一番最適なところはどうかということでこれから検討、協議を重ねていきたいなというふうに考えております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) 昔は老人ホームといいますと、美しい景色が眺められ、静かで環境のよいところであれば、少々山奥でも建てられたように思っておりますが、近年は志向も大きく変わりまして、町なかに近いところに建てられる傾向にあるように思います。

 また、ホームからの眺めで、車の往来や人影が見えるということで、気持ちがいやされたり、また楽しく生きがいを感じるとも言われておるようでございます。老人ホームに入所される方は、もちろんお年を召しておられますが、健康な方が多く見受けられるような気がいたします。したがいまして、これからは健康保持増進と認知症防止のためにも、ちょっとぜいたくかもしれませんが、ホームに併設しましてゲートボール場をつくるとか、あるいは室内に指先の運動のできる、また脳の活性化のできるようなゲーム機を備えつけることも検討したらいかがなもんかと思いますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) ゲートボール場、ゲーム機等の設置ということでございますが、ゲートボール場につきましては、これからその場所等の検討する中でそれが可能かどうかというのも一つあるわけですが、それも含めて駐車場等の関係も出てきますので、これらにつきましてはこれからいろいろと建設計画の中で検討をさせていただければというふうに思っております。



○議長(三谷實君) 細川繁信君。



◆9番(細川繁信君) もちろん老人ホームの建設につきましては、これから慎重な御審議をされるはずでございます。

 あえてお尋ねいたしますが、建設地につきましては、廃校の利用とか、あるいは市有地でまことに適地があるようでございます。それを有効に活用していただきたいというふうに私は思っております。また、先ほど言いましたような慎重な審議をされるわけでございますんで、どこへということは差し控えさせていただきますけど、恐らくこの話が出ますと、ある程度の綱引きがされると思います。そこらも冷静にお互い構えて取り組まにゃあならんと思います。もしこのことについて当局の思いがあれば、お聞かせ願いたいと思いますが、なければ以上で質問を終わります。



○議長(三谷實君) 野口市民生活部長。



◎市民生活部長(野口悦司君) 御提案いただきました地域がどこかというのはわかりませんが、行革の観点、すべての観点を含めて、建設場所につきましては、適切なといいますか、どこがいいのかを慎重に検討していきたいと思います。よろしくお願いします。

            (9番細川繁信君「以上で終わります」と呼ぶ)



○議長(三谷實君) これで細川繁信君の一般質問を終わります。

 次は、森田仲一君の質問を願います。

 森田仲一君。

            〔2番 森田仲一君 質問席〕



◆2番(森田仲一君) 2番の森田でございます。

 12月定例議会の一般質問最終日で、しかも最後から2番目ということで、執行部の皆さん、また議員の皆さん、大変お疲れのことと思いますが、いましばらくよろしくお願いしたいと思います。

 今回、私が通告しております、大きく分けまして2つの項目で質問をしております。2件とも一般質問初日、またその後にもそれぞれの議員さんのほうから質問があり答弁をいただいているところでございます。重複するところがあろうかと思いますが、私なりに視点を変えての質問なり、また一部提案なりをしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 まず、1点目の歴史まちづくり法と備中高梁元気プロジェクト事業についてでございます。

 今議会の冒頭、市長の諸般の報告の中で、11月22日、国土交通省において高梁市の歴史的風致維持向上計画が全国で17番目の認定を受けた、今回で19市が認定を受けておりますが、そのような報告がありました。今後10年間で認定をされた事業、24事業と聞いておりますけども、国の支援を受けながら実施をし、市民参加のもとで歴史を生かしたまちづくりを推進していきたいということでありました。また、先日文化交流館で実施をされました第2回歴史を生かしたまちづくりシンポジウムにおいても、今回認定を受けるに至った経過報告を課長のほうからも聞かせていただきました。第1回の計画ヒアリング、これは3省へ向けてでございますけども、そのヒアリングをされましてちょうど1年で認定ということに至ったと思います。計画概要につきましては、市民からのパブリックコメント等を聴取され、計5回の各省ヒアリングを受け、今回の認定になったというふうに思います。第1回の計画ヒアリングまでに、内部の計画策定チームで約半年の調査期間があったと記憶をしております。この半年の期間も入れますと、約1年半で認定に至ったということにつきましては、市長を初め担当職員、また関係の市民の協力のたまものであったんだろうと敬意を表したいと思っております。

 さて、私は昨年の12月議会においてもこの件について質問をさせていただきました。今回お聞きしようと思っていた件につきましては、先ほどもいいましたが、ほとんどの部分で答弁をいただいておりますので、質問、また答弁の中で触れられなかった部分についてお聞かせをいただきたいと思います。

 まず、1点目でございます。今回認定をされました事業についてであります。

 部分的には聞き漏らしている部分があるかもわかりませんが、区域認定をされている市中心部地域での駐車場の整備についてであります。前回、石火矢町の武家屋敷館の前にあります民有地並びに、これは県用地であったと思いますが、ここの土地が駐車場として活用できないんだろうかという提案をいたしました。その時点での答弁では、この計画で可能になる事業は歴史的風致の形成の建造物、そのようなものに値する建物の修景整備が主体的な事業として認定をされるんだと。また、用地等の取得については附属的な事業となるんで難しいと思うが、今後計画書策定に当たって検討をしていきたいというふうに答えがいただけたと思います。またそのときには、歴史的風致というのは建造物があるだけでは歴史的風致にならない、今回もこのことは聞いておりますが、そこへ人々の営みとか、また伝統、生活文化、日常的な生活がないと歴史的な風致とは言わないと、このように答弁をいただいております。日常的な生活、伝統芸能の伝承、ひいては観光客の利便性向上を行うには、駐車場であるとか広場であるとかポケットパークというものがもう不可欠なものであると考えます。この点について、必要度とその後検討をされたんでしょうか、お教えいただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 森田議員の御質問にお答えをいたします。

 歴史まちづくり計画については、既に他の議員さんの御質問にもお答えさせていただきました。また、今森田議員御質問の中でも、事業の内容についてもよく承知をされておられまして、まさにこれはこの高梁のためにある法であり、高梁のためにできた計画であるという感じで今思っておるところでございます。これがこれからの高梁のまちづくりにとって必ずやその高梁の方向というものも導いてくれる、またまちづくりにとってもそれが市民とともにつくっていくまちづくりのこれは大きな基礎になるんだろうと思っておるところでございます。

 お尋ねのありました質問の内容でございますが、これにつきましては、当然計画の中で歴史的に価値があるものということでその位置づけをすれば、当然それに対して買収もできる、整備もできるということでもございますが、それにも関連する事業といたしまして、基幹事業とまた別の事業があるわけでございまして、そういう中でそういった整備に必要なものについての計画というものも入れております。お尋ねのあった箇所につきましても、市のほうで取得をさせていただく、そして歴史的な町並みにあった形で活用させていただくという計画は今も持っておるところでございます。事業まとめる中においては修景整備事業という形にはしておりますが、この中には当然そういったもの、それと既存の市有地などとの活用も含めてこれを進めていくという形を今考えておるところでございます。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) 前回の12月の議会に質問いたしまして、今回認定を受けるに至った中でそのようなことは当然検討したと、基幹の事業ではないけども、修景事業等の中でこういうものもやっていきたいというお答えをいただきまして、本当にこれからの高梁の観光という面でいきますと、大きなメインができるんではなかろうかなというふうに思っております。

 今回の認定によりまして、それぞれの修復でありますとか町並みの整備、施設の保存修復等をやりまして、町並みが変わってくるわけでございますけども、変わってくるといいますか、昔の部分が世に出てくるというふうに思っておりますが、こういう事業をやるというのは、やはり目的としましては今高梁が抱えておる過疎化、また活力が乏しくなってきておるものをとめるというのには、やはり観光の力というのは大きなものになろうと思います。また、交流人口の増加も活力の源になろうかと思います。そういうものを最終目的ということで、今回の質問いたしました駐車場の整備はぜひ必要と考えております。私今言っておるのは、普通車といいますか、個人の車の駐車場のことで提案をいたしましたが、ここに限りませず商工会議所からの提案にもありましたように、観光バス等についても駐車場は必要と考えておりますので、関連で今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 次に、これも前回のときにお願いをちょっとしました紺屋川の桜の木の更新という部分でございます。

 24の事業の中には、紺屋川の電柱の無電柱化という部分で、大きなメインになる事業として取り上げられております。今回認定をされました歴史的風致維持向上計画の中で、この桜の更新、これはどうなっておるのでしょうか。これもひとつお聞かせください。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) 桜の並木の更新といいますか、その件だろうと思っております。

 歴まち計画の中で行います事業、今市長のほうから申し上げましたが、基幹事業として扱っている部分を計画の中には上げてございますけれども、それを取り巻くといいますか、その周辺の効果をさらに促すという、効果促進事業という観点もございます。そういった中で、計画の策定に当たっては特にその桜並木という表現はいたしておりませんが、先ほど議員さんおっしゃられましたように、無電柱化といいますか、電柱の地中化でありますとか、それから道路の美舗装化、美装化、こういった中で関連といいますか、先ほどのそれの効果を促進する事業という位置づけの中で検討もしてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) ありがとうございます。

 やはり道路の美装化につきましても、また電柱の無電柱化にしましても、やっぱりあそこには桜があるという部分からいいますと、セットでぜひお願いをしたいと思います。

 次に、同じく歴まちの関係なんですけども、民俗芸能の伝承活動について1点お伺いいたします。

 この計画につきましては、重点区域を指定することになっておりますが、この旧城下町である高梁地区78ヘクタールと、伝統的建造物群保存地区のある吹屋地区、これ210ヘクタールというふうに聞いております。それぞれの地区内で計画をされているハード事業につきましては、先般の答弁にありましたが、従来の国の制度事業、またまちづくり交付金事業、また今回この制度によりまして新たに制定をされました歴史的環境形成総合支援交付金、この事業により順次実施していくんだというふうにお聞きをいたしております。

 私がちょっとお聞きしたいのは、それ以外のソフト事業といいますか、今回の目玉にもなっております民俗芸能の伝承活動、この支援についてでございます。

 この民俗芸能の伝承というものにつきましては、これも先般お答えがありましたが、それぞれの団体でそれを伝承していっとるというふうに思いますし、今後もそういうふうになろうかなと思います。そういう団体への支援内容、また今までもやっておりますけども、今回認定を受けたことによってこういう支援につきましても国からの支援が受けられるのかどうか、その辺をひとつお聞かせください。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをいたします。

 民俗芸能の保存伝承という観点からの御質問だろうと思っております。

 今回認定を受けましたそういった民俗芸能に関しましては、松山踊り、備中神楽、そして渡り拍子といったようなものが具体的に名前として上がっておると思います。その中で、どういった支援をそれぞれの団体にしているのかできるのか、またその国のほうの助成はどうなのかという御質問だろうと思っております。

 現在におきましても、神楽につきましては保存団体が3団体、それからその育成団体が6団体、こういった団体に対しましては支援といいますか、金銭的な助成もさせていただいておるところでございます。また、渡り拍子につきましては、26団体の団体向けに支援もさせていただいておる状況でございます。一方、松山踊りでございますが、この踊りにつきましては、観光協会のほうへ、ほかの観光施策とともにあわせましての助成という形でさせていただいておるのが現状でございます。

 今回の認定に当たりまして、当然それらの助成というのは市でやってきておったわけでございますので、引き続き助成というふうな考え方を持っております。また、国の助成につきましては、ソフト的な部分にどれだけのものが充当できるかというのはこれからの協議だと思いますけれども、それに伴います一部備品といいますか、衣装でありますとか、そういったものは今までもありますけれども、この助成の対象になるんではないかなというふうな考えでおりますので、これから団体の方と話を進める中で検討をいたしたいというふうに思っております。以上でございます。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) 今の伝承活動につきましての支援ということでお聞きましたが、ソフト事業ということで、それぞれの渡り拍子につきましても神楽等につきましても、当然支援は市のほうで今までもやっておったけども、本当に団体の皆さんはかなりボランティアの部分があったろうかと思います。その中で、今お聞きしたその衣装であるとか備品であるとかは、神楽なんかはかなり高額になろうかと思いますし、渡り拍子なんかも、その都度テレビで見させてもらっておりますけども、その時期が来たらみんなして手直しをしてやっておるというような部分で、この伝承に拍車がかかるといいますか、元気が出るんじゃないかなというふうに思っておりますので、この点につきましてもよろしくお願いをいたしたいと思います。

 それから、今回の認定を受けて、歴史的町並みと自然の潤いなどが良好に調和した景観の維持及び向上、そういうものを図るために、全市を対象とした高梁市独自の景観計画の策定を行いますというふうに報告がありました。先日の第2回の歴史を生かしたまちづくりシンポジウムの中でも、事業内容として発表をされたと思います。当然、これも先般質問があったかと思いますが、景観計画を策定するということになると、地域であるとか、またその地域に住まれておる住民の方にとって、大きい小まいは別にしましても、当然開発等に当たっては規制がかかってこようかと思います。景観計画書の策定をするに当たっては住民の合意が大前提だというふうに思いますが、事前に周知徹底を十分図って進めていただきたいというふうに思っております。この住民合意に当たっての周知の手法、どのような形で今後進めようとされているのか、お考えがあればまたお聞かせください。また、現段階で景観計画の規制内容とか、それに対する地域住民とか地区に対してなんですけども、規制の部分で支援に当たるようなものが考えられるのかどうか、その2点をお聞かせいただきます。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) この歴史まちづくり法に基づきます計画の認定を受けるということは、いわゆる歴史的なそういったこれまでのものを残して新たに活用していきましょうよということでございますので、お尋ねのように、歴史まちづくり計画策定に当たっては、今度は市としてもその景観計画というものの策定が求められておるわけでございます。

 この景観計画の策定に当たっては、やはり地域住民の皆様に十分な御説明をさせていただかないといけないと思っております。当然その前に歴史まちづくり計画についても十分な御説明をしないといけないと思っております。ハード事業もありますけど、基本的にはそこに住んでおられる方が一番でございますので、住んでおられる方にこの計画の趣旨というものを十分御理解をいただく、また先ほど御質問ありましたように、神楽であるとか渡り拍子、こういったことはこれも全市的な対応にもなりますので、やはり全市民の皆さんがそういった活動をもっと活発にしていただくということが必要だと思っております。

 反面、今度は景観計画ということになりますので、ある程度の規制というものもこれは多少必要になってこようかと思っております。そのためにも、やはりこういう計画です、またこういうことも今度から住民の皆さんの合意のもとで守っていかにゃあいけんところがありますよということは出てまいります。それを、例えば町内会単位であるとか、または広い意味ではタウンミーティングをしたりという形で、もうじっくりこれは腰を据えてお話をさせていただこうと思っております。来年すぐに策定をしろという条件ということはありませんので、計画については数年をかけて住民の皆様にしっかり御理解をいただいて、これを策定させていただく。あわせて、当然ですが、歴まち計画の実施についても、十分に御理解もいただくという形で進めさせていただきたいと思っております。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) 大体わかりました。

 ただ、今最後に言われました今回の計画に基づきます事業、予算にももう盛り込まれている部分が今回も補正の中でありますけども、そういうものが当然今後の景観の部分へも影響してこようかと思います。これを一番にという意味ではないというふうに今受け取りましたが、これはもう並行といいますか、事前にやっていく必要があるんかなと思います。その点で、どうしてもこういうものが後回しといいますか、住民への周知が後になってくると、以前岡山県が景観条例で網をかけたときに、後追いになってなかなかもとへ戻すのが難しかったと、また住民からの抵抗といったらおかしいですけども、そんなことはできませんというようなことで事業の遂行が難しくなるというようなことも考えられますので、そこの点につきましても市主導の中で早く住民のほうに周知をしていただくようによろしくお願いをいたしたいと思います。

 次に、元気プロジェクトの事業について、1点だけでございます。

 この事業は、平成21年度から実施しておりますけども、高梁の地域、また成羽の地域、宇治、吹屋の地域というような4地区を取り上げまして、それぞれの観光の振興、あわせて今後の高梁市の観光についての方向づけ、こういうものをしていくということで、総務省からアドバイザーの派遣、これ篠原先生でございますけども、を受けまして、精力的に現在まで事業推進をされてきております。前回もこれも御質問しましたが、一昨日ですか、篠原先生また高梁のほうへも入って、いろいろ今行われておるものの検証されたというふうなことも聞いております。

 そこで、今年がこの事業を始めて2年目でございます。観光振興ビジョンを策定しまして、先導的なプロジェクト、これは今まで考えてきたものを観光事業として実証していく、またその個々の事業についてはモニターツアーを実施していくというふうな計画になっていたと思います。今年度のそういう実証状況、またそれに対する成果がもしも上がっておりましたらそういうもの、また来年へ向けてのスケジュールといいますか、計画についてわかりましたら教えていただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 藤澤総務部長。



◎総務部長(藤澤政裕君) お答えをいたします。

 備中高梁元気プロジェクトの取り組み状況ということだろうと思います。

 これは、御存じのように、昨年度総務省の地域力創造アドバイザー事業というものがございまして、それに取り組ませていただいたと。これは近年観光実態調査などから見ると、市内への誘客といいますか、観光客の入り込みが減少を続けておるという、こういった状況の中で交流人口の増加、観光客増をねらった施策ということでございます。第一義的には、観光振興を目的に高梁、宇治、成羽、吹屋をエリアとしまして、モデル事業として取り組んできたところでございます。

 そういった中で、受け入れ態勢であるとか魅力づくりだとか交通部会とか交流部会といった4つの部会を設けまして鋭意取り組んでまいりました。そういった中で、先導的プロジェクト、これはすぐに取り組むべき事業、それから長期的プロジェクトとして取り組む事業、こういったものに分けて取り組んでまいるということにしたわけでございます。

 今年度がちょうど2年目ということでございます。先導的プロジェクトという位置づけの中で、4地区を周遊する推奨観光ルートの設定、また案内看板の設置であるのか、休憩のベンチ、そういったものの設置をいたします。また、これソフトの関係ですが、4地区の地域自慢の掘り起こしであるとか、観光ガイドの会の交流、こういったものも進めているところでございまして、各部会、各地区間でのイベント等での連携を図っておるというような状況でございます。

 モデル事業の最終年が来年でありますけれども、来年につきましては、観光ガイドの育成でありますとか交流、そしてガイドマニュアルの作成、こういったものも考えておりますし、先ほど申しました推奨観光ルートを中心としたガイドマップ、こういったものも作成に努めていきたいというふうなことを考えております。こういったことを進めることによって、おもてなしの心といいますか、そういった地域の方々の気持ちを市内全域に広げていければ、また訪れてみたいという町になるのではないかという期待を込めて取り組んでおるところでございます。以上でございます。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) 今の元気プロジェクトの部分については、こういう質問をしたのは、今回歴まち計画の認定を受けて、これがどんと前へ出てくるというような中から、今まで2年間やってきた元気プロジェクト事業での実証でありますとか、いろんな研究をした中で今も言われました、その地域でのもてなしの心であるとか、そういうものの醸成をしていかにゃいけんというような部分がそがれていったんではいけんかなというような思いから、受け入れる側の意思を喚起する上からもちょっと質問させていただきました。歴まちの計画認定とあわせまして、元気プロジェクト事業での新しい観光戦略が今高梁市では大きく動き出そうとしているというふうに思っておりますし、この部分につきましては近藤市長、十二分に市長のリーダーシップを発揮していただきまして、これからの高梁市の育成を目指していただきたいというふうに思います。

 次に、大きい2つ目の質問に入らせていただきます。

 農地の荒廃防止と獣害対策についてでございます。

 これも先ほど言いましたが、初日の質問、またその後の質問等にも出てきております。重複しないようにやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 高梁市の主幹産業は農業だと、新しい総合計画にも記されております。今高梁市の農業が置かれている実態はどうでしょうか。認定農業者、また新規就農者の方々、そういう方々の努力によりまして、ピオーネでありますとか果樹の栽培、またトマト、施設園芸等、高梁ブランドとしての地位が確立されたものも次々出てきておりまして、高梁市の名前を外に売っている現状もあります。今後高梁市の農業を牽引する作物になっていっておるというふうに思っております。

 一方、大多数の農家は後継者もなく、また農地を守っていくために採算を無視した中での農地を守るという、日夜そういう状態で苦闘を、苦闘というのもおかしいんですけども、あえて苦闘して毎日を送られておる状況だろうと思います。

 2010年の農林業センサスで見てみますと、岡山県の農業就業人口は、5年前の前回調査に比較しまして、人口で25.1%減少、また年齢で言いましても平均年齢は69.9歳、これは前回調査から3.7歳上昇をしております。高梁市はその部分でどうなんかなというふうに調べてみました。同じく前回の調査に比べまして、就業人口では19.3%減少、県平均よりも減少率は低いというふうに思っておりますが、平均年齢においては71.5歳、3.1歳上昇となっております。この状況を見ましても、5年前既に高齢であった方がそのまま5年経過したというような状況であろうかと思います。

 また、これは農林課さんが独自に調査されたというふうにお聞きしておりますけども、荒廃農地といいますか、作付が不能になったような農地が、今5年ぐらいの間で約530ヘクタールになっておると聞いております。高梁市の全農地がこれ4,000ヘクタールぐらいあったんだろうとお聞きしております。そのうちの530ヘクタールはもう今作付ができませんよというふうな形で、農家の方が言われたものを調査されたというような状況です。

 そういう中で、そういう農地はどうなっておるかといいますと、有害鳥獣のすみかとなって、先ほど言いましたが、採算度外視して一生懸命耕作しておられる農地の周辺で営農意欲の減退要因になっておるというふうな状況であろうと思います。後継者がほとんど就農していないといいますか、就農できないような現状で、本当に基幹産業である農業、また農地、地域を守っていけるのでしょうか。今国においては、農業、農地を守る、そういう政策を次々出されておりまして、1つには今対応しております中山間地域直接支払制度、また今回出ております戸別所得補償というような、それぞれ農家にとってもプラスになる、財政的に支援をいただいているものもありますが、大きい意味でいいますと、こういう国の制度というのは大きい農家であったり、農地の集約ができるとこ、こういうものを対象にした制度であって、この高梁市におきましては、中山間地ゆえの小さい規模、1農家当たりの耕地面積が小規模で、また先ほど言いました高齢化が進行しておる、また有害鳥獣の被害等々の中で、国の制度に依存をしていたのでは農地を守っていけない、もういずれ農家は全部荒らしてしまって、私の代で終わりですよということになってくるんじゃないかなと。そういうことになると、新規就農であるとか後継者がおられて一生懸命やろうとしておる部分への阻害にもなってくるというふうに思います。

 そこで、それぞれ農林課、市全体としても検討されておると思いますし、今回の質問の中でもお答えをいただいてるものもあるんでございますけども、5点ほどちょっと提案といいますか、独自な事業として元気づけのためのものができないかなというようなものを提案してみたいと思います。

 1つには、新規就農者、また認定農業者等に対しまして、県制度、また今の市の制度もありますけども、優良農地を守るというような意味から、ちょっと具体的に頭にないんですけども、助成でありますとか低利融資の制度、これは単市の部分で考えられないのかなというふうなことを1つ考えております。

 また、高齢者の農家の草刈りの軽減事業というようなことで、今高梁市でも牛を使って荒廃地をもとに戻すという事業もやっておりますけども、もうちょっと簡易にできる部分で、ヤギでありますとか豚でありますとか、こういうものを使った事業ができないかな。それとあわせまして、貸出事業、リースをするような形のことが考えられないのかなというふうなことも思っております。

 また3つ目には、農作物の加工、販売を促進する企業の立ち上げでありますとか、立地誘致等が考えられないのかなというふうなことも思っております。これについては、一生懸命つくっておられます農家の方が販売ができるという部分での活力の増進になろうかというふうに思っております。

 また、獣害の部分で、イノシシの駆除班に対しまして、これは猟友会が相手になろうかと思いますけども、有害鳥獣の駆除期間、これについては先般もお話がありました補助金が出ておりますけども、通常の猟期、11月15日から2月までですかね、イノシシについては。鳥等は別な問題ですけども、イノシシ等についての捕獲助成は単市で考えられないのかなというふうなことも考えております。

 また、これも出ておりました有害鳥獣駆除に必要な銃でありますとかくくりわなでありますとか、捕獲さく等の免許取得、また登録料でありますとか更新料でありますとかいろいろな経費がかかります、そういうものの助成ができないのかな。それと、捕獲さくについては大きいのは難しいですが、簡易なのがイノシシのさくでもありますけども、こういうものの貸出事業、これには考えらないのかなというふうなことも思っております。

 もう一点、それと今この猟期に入りましてからも、また有害鳥獣の駆除区間につきましても、ちょっと数字的には持っておりませんがかなりの頭数が捕獲をされております。ただ、この捕獲された個体の肉処理、販売がなかなか難しいというようなことから、処理、また加工ができるような施設を市のほうで何とかできないのかなと、そうすることによって補助金プラス肉の販売収益が入ってくると。それと、特産品の開発にもつながるんかなというふうにも思っております。以上、今議会でもそれぞれ出ておりますけども、私考えました独自事業について提案をしてみました。それぞれの事業につきまして何かお考えがありましたら、またぜひこういうことをやっていただきたいと思いますので、お聞かせください。



○議長(三谷實君) 三村産業経済部長。



◎産業経済部長(三村潔君) 森田議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。

 独自な御提言もまぜていただいた御意見ということでございます。参考にさせていただける部分につきましては十分研究もさせていただければということでございます。

 まず、本市の状況でございますが、先ほど議員のお話にございましたように、農業就業人口でございます。2010年の農林業センサスによりますと、販売農家に限りますけれども、3,364人ということでございます。そのうち男性が1,627人、女性が1,737人でございます。また、平均年齢につきましては、先ほどこれ議員さん言われたとおり71.5歳ということになってございます。

 こうした中、高梁市が立たされております現状、それから今後の予測ということでございます。中山間地域でございます本市におきましては、農業の生産性が低く、また米価の低迷と、異常気象によります農作物の価格の高騰もありますけれども、低下というようなこともございます、農業所得のほうも減少いたしております。高齢化、過疎化に伴いまして担い手というのも当然減少してくると。離農もまたこれも同じというような状況でございます。

 こうした中ではございますけれども、やはり農業というのは市の基幹産業という位置づけをして振興に取り組んでおるわけでございまして、びほく農協さんを初めといたしまして関係機関と十分連携をいたしまして、先ほどお話もございましたように、果樹、トマトを中心に農業の振興を図っていかなければならないということでございます。そういった中で、新規就農者でありますとか後継者といった担い手の確保、ここらにつきましても、いろいろな補助制度なり施策を展開しながら、そういった農業振興施策を推進してまいりたいというふうに思ってございます。

 荒廃地の関係のお話がございました。市の独自というのはございません、国や県の制度に対してのかさ上げというような形に今なってるのが現状でございますが、いわゆる耕作放棄地再生利用緊急対策事業、それからまた県事業でございますけれども、耕作放棄地活用型モデル産地育成事業というような事業にも取り組みをいたしております。独自の施策としては、これは農業委員会さんとも関連してくるわけでございますが、平成21年度から農地集積促進事業という事業に取り組んでございます。認定農業者さんが利用権設定等により農地を借り入れた場合に、期間に応じて補助金を交付させていただいてるというものでございます。今後もいろいろな情報提供によって事業を推進して、耕作放棄地の解消によります生活環境の改善、農家の減とか農地の荒廃防止ということには努めてまいりたいというふうに思っております。

 次に、優良農地を守っていくための施策ということで、優良農地が耕作者の高齢化、それから離農によって耕作放棄にならないように、県の就農促進トータルサポート事業というのがございますが、この事業を活用いたしまして、新規就農者の確保を行いまして、関係機関との連携を図りながら、空き農地の紹介などを今現在行っております。こうしたことで、現在市内で5名が実務研修をしていただいております。今後市内での就農の予定をしていただいておりますので、支援に向けての取り組みをしてまいりたいと思います。一定の条件はございますけど、こうした新規就農者でございますとか農業後継者に対しまして就農奨励金を県費に上乗せをして交付しております。トマトでありますとかブドウなど施設が必要な作物の耕作への補助といたしまして、新規就農者につきましては農業用の機械施設等の導入に対しての経営体育成交付金でありますとか、それからあと施設の整備になりますけども、地域特産物生産団地育成事業という事業に取り組みまして対応をいたしてます。また、認定農業者の場合は、さらに市費をまた上乗せをさせていただいて、3分の2程度の補助になるようにということで対応をいたしております。

 また、融資制度でございますけれども、新規就農者の場合につきましては、無利子の融資制度の就農支援資金というのがございます。認定農業者につきましては、低利融資の農業近代化資金でありますとか、それから無利子融資の農業経営基盤強化資金、スーパーL資金と呼ばれてますけれども、こういった資金の制度があって活用をいただいておるというのが現状でございます。このような既存の補助制度や資金制度を活用しながら、今後とも優良農地の確保に努めてまいりたいというふうに思っております。

 それから、次の高齢者農家の草刈りの軽減ということで、牛とかヤギとか豚のリースはどうかという御提言もいただきました。農業団体などが耕作放棄地の解消のために牛を導入するという場合につきましては、岡山県が実施しております肉用牛生産条件特別整備事業、それから放牧適正和牛確保対策事業という2つの事業がございます。この事業を活用をしていただきますと、放牧管理の施設、いわゆる簡易的な牛舎でありますとか、それから放牧用の電気さくの助成、それから和牛の導入、それからこれらの事業に係ります推進費の補助が受けられることとなっております。こうした事業を活用されまして、市内でも幾つかの団体が現在耕作放棄地の解消を目的として和牛の放牧を行っておられます。

 それから、ヤギにつきましては、これは岡山県がヤギ放牧等棚田保全普及啓発事業という事業名で、平成21年度から平成23年度までの3年間でございますけれども、ヤギの放牧に必要な資材、これはヤギとそれから飼育小屋、それから電さく等の提供を行っておりまして、市内では川上町と備中町で事業の実施をされております。耕作放棄地の解消を目的に農業者の皆様方からいろいろ御質問、御相談がありましたら、いろいろ対応をさせていただいております。

 それと、貸し出し、リースというようなお話もございましたけれども、御要請がありましたら現在飼育されてる団体とお話をさせていただいて、そういった事業に向けての取り組みについての協議もさせていただければというふうに思っております。

 また、いろいろこういった放牧をすることで草刈り等の負担軽減ができればという御提言でございます。広報紙、行政放送等を通じまして、市民の皆様にはこういうようなことを実際にやられてますよということで流させていただいて、活用していただけますように周知もしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それとあと、加工施設、販売企業の立ち上げをしてはどうか、また立地等というようなことでございますが、市内では生活交流グループなどで既に加工品の開発でありますとか販売を行っておられます。農産物の加工も幾つか実施されておられます。こうした規格外品を利用して農産物を加工いただいて、市場で通常であれば値がつかないものを付加価値をつけて出していくという取り組みをいただいておりますが、農家が加工用として販売することが可能で、農家の所得向上につながる有効な手段であるというものにつきましては、今後もそういった加工販売を行うような企業でありますとかグループがあれば、連携を図って一緒に研究もしてまいりたいと考えております。

 市といたしましても、農産物のブランド化ということで、商工会議所さんではブランド品の開発、また備北商工会でも同じく農産加工品のブランド化を検討されておられるというふうにお聞きしております。いろいろそういった生産拡大につながるような方向づけという形ができてまいりますと、加工業者さんとも連携を図っていきたいということと、そういった企業の立地につきましても、ブランド化の推進とあわせて販路の拡大、販売状況を見た上で検討研究をさせていただければというふうに思います。

 それから、次でございますが、今度農地の荒廃防止の中の獣害対策ということで3点御質問がございました。通常の猟期中につきましては補助金が出ないというのをこれ先日も御報告させていただいたところでございます。その中で何とかできないのかというお尋ねでございますが、基本的には今の制度の中での対応ということで御理解をいただければと思います。ただ、猿につきましては、これは狩猟動物の対象外ということになっておりまして、猟期間中に駆除された場合につきましても補助金を交付しておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。

 それから、駆除に必要な銃、それからわな、捕獲さく等の免許取得に対する助成、またさくの貸し出しとかということの御質問でございます。この件もちょっと先般御質問もございましたが、前向きにちょっと検討してまいりたいなと。どれだけの助成ができるかというのはわかりませんが、検討してまいりたいということと、捕獲さくの貸し出しにつきましては、移動するわけでございますので、そんなに大きなものはなかなかちょっと大変かなということでございまして、これもちょっと猟友会等といろいろ協議もさせていただいたりした中で、可能であればそういった移動式のさくの貸し出しができる形がとれれば、そういったことも研究もしてみたいというふうに思っております。

 それから、助成につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますので、よろしくお願いします。

 こういった捕獲をしました肉処理といいますか、いわゆる加工施設の整備、販売体制はできないのかということでございます。昨日来御質問もいただきましたように、国のほうでもこういう獣害対策ということについて予算の配分を重点的に考えられております。捕獲鳥獣の加工処理施設の設置事業ということでも、2分の1という条件ではございますけれども、対象にはなるということで盛り込まれております。ことしお隣の吉備中央町でこの施設整備がされたというふうにお聞きしておりますので、高梁市でもこの関係者の御意見をお聞きしながら、そういった施設の設置といいますか、立地に向けた研究もしてまいりたいというふうに考えております。十分なお答えにならないかもわかりませんけれども、この獣害対策ということにつきましては、いろいろな方策なり、そういった設置する機具等も検討して、少しでも被害の減少に努めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(三谷實君) 森田仲一君。



◆2番(森田仲一君) ありがとうございます。個々にお答えをいただきまして、本当にありがとうございました。

 先ほど状況について若干申し述べましたけども、本当に今農家の状況というのはもう待ったなしの状況、先ほど5年前と現在のを言いましたけども、こっから5年先というのはもっと進むんじゃないかなというふうに思っております。検討いただける事業も今何点かありました、できないというものもありましたが、おりなんかの貸し出しについては、大きさの関係言われましたけども、実際にここでやって、次にはどこかへ持っていくというようなおりもあります。こういうようなものは簡単にできるんでないかな、それを猟友会に貸し出して、地域の方から猟友会へお願いをして捕獲をしてもらうというふうなこともできるかと思いますので、その辺も検討をお願いをしておきます。

 以上、2点について質問をさせてもらいましたが、これで終わります。



○議長(三谷實君) これで森田仲一君の一般質問を終わります。

 ただいまから15分間休憩いたします。

            午後2時10分 休憩

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            午後2時24分 再開



○議長(三谷實君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 次は柳井正昭君の質問を願います。

 柳井正昭君。

            〔6番 柳井正昭君 質問席〕



◆6番(柳井正昭君) 6番の柳井でございます。通告に従いまして、2つの問題をお尋ねしたいと思いますが、2番目の問題につきましては、前に森田議員さんから非常に微に入り細に入り質問があり、ちょっとお尋ねするところがもうないんじゃないかというような気もいたしますけれども、私なりに少しだけでもやってみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、1点目の市長の市政方針についてでありますが、市長は新高梁市の2代目の市長に就任されてから1期目の前半2年間が過ぎたところであり、地方を取り巻く厳しい情勢に加え、行財政改革、「ゆ・ら・ら」問題、また定住人口の減少等々の難題が山積みされた中、孤軍奮闘されていることにまずもって敬意を表したいと思います。

 さて、平成20年12月の定例会における市長の所信表明を振り返ってみますと、高梁を変えようという訴えのもとに市民の信託を受け、郷土高梁市の発展のため、全身全霊を傾けると前置きされ、市政の現状に矛盾や多くの問題点を感じられ、そのたびにマニフェストを掲げ、「人・まち・自然を大切にする高梁の創造」を進めてまいると述べられておりました。職員の経験があるからこそわかること、感じること、また言えること等、いろいろな思いがあったと思います。また、その逆のこともあると推測するわけでありますが、そこでお尋ねいたします。2年間を振り返って市長は御自分で施策のプロセスやタイムスケジュール等を設定して、市政の展開をされてまいられました。その中で、市長は現時点での自己評価をどのようになされておられるのか、率直なお答えをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 多事多難の現状の中で、みずからがそれなりの評価をしなければならないと思われます。そこで、市長は「人・まち・自然を大切にする高梁の創造」を進めるということで、3つの理念と3つの戦略を持ってその実現に努力すると言われておられました。3つの理念とは、新たな発想で市役所の概念を打ち壊していかねばならない、第2に、高梁市民が総力を挙げて高梁の未来をつくり出す体制を早急に整える、第3に、高梁の潜在能力を引き出し、活性化を図っていく。そして、3つの戦略の内容は、1に高梁をええとこにする、2つ目に高梁を元気にする、3つ目に高梁市政を変える、こうした内容で、しかも今まで実現できなかった地方行政の目標といいますか、夢とも言える理想のビジョンがマニフェストに掲げられてるわけですが、市長のこの思いの中で実現できそうもないもの、マニフェストを変更しないとどうにもならないものがあると思いますが、そのあたりはどのように考えられておられるのか、本音の部分でお聞かせいただきたい。マニフェストの内容をすべて実現させるのは大変なことと思います。所信表明の中で、職員の意識の改革にも言及され、市長はこれまで職員の無気力感や閉塞感を感じてきたと言われております。それに対して職場内の意思疎通の仕組みを再構築して、風通しのよい職場環境が必要である。また、職員の考えや仕事の内容を共有して、互いの立場を理解し合えるような仕組みが必要とされております。また、高梁の再生とまちづくりなど、活性化、市民生活に直結する行政サービス、農業振興、観光振興、大学との連携、行財政改革、無駄を一掃して歳入をふやしていく、こうした課題の解決の糸口が見えない現状ではないかと思うわけであります。市の人口が3,000人規模で減少した、このことだけをとっても将来展望が怪しくなってくる気がします。どのような展開を想定されているのか、方針やお考えを聞かせていただきたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 柳井議員の御質問にお答えをいたします。

 4年間の折り返し地点ということでございます。4年間といいましても、今2年たったわけでございますけど、マラソンでいけばちょうど中間地点の折り返しということになろうかと思います。初めスタート前から沿道の皆さんの非常に大きな声援をいただいておったというふうなことを思っております。道中においても、本当に大きな声援をいただいて、ハーフ走ってきたなという気もしております。ただ、その道中というものは決して平たんな道ばかりでもなかったなということも思っておりますが、そういう中で、短い足ではございますけど、一生懸命走ってきたと思っております。そういう中でございますけど、そういった平たんでなかった道に対してのいろんな走り方を勉強もしましたし、それから沿道の皆さんからもいろんな声援をいただいたということで、それらを糧にしてこれから残りハーフというものを走っていけれるのかなということも今思っておるところでございます。

 確かに「変えよう高梁、頑張ろう高梁」ということで私がスタートをさせていただきました。3つの提言をさせていただいたわけでございますけど、これらにつきましては、その中で実現が不可能なものというのは私はなかったと思っております。それを小さいものから大きいものも含めて、一つ一つ実現をさせていこうということで、私も、そしてこれを感じてくれておる職員も一生懸命になってこれを着実に実現に向けていこうということで歩みを続けていけているというふうに私は思っております。また、確かに実施に移せてないもの、そして時間がかかるものもございます。したがいまして、成果というものがあらわれていないものもあるわけでございますが、その中においては、もう半分以上のものについては着実にその歩みというものが始まっておると私は分析もいたしておるところでございます。

 ただ、おっしゃいましたように、この中で実現できないものがあるんではないかということの御指摘もあるわけでございますが、正直申しまして企業誘致はなかなか難しいなと私も思っております。一つあっては消え、一つあっては消えという状況で、その現実というのを目の当たりにしたところでもございます。そういう企業誘致という観点から広い意味での雇用の確保ということに転じますと、雇用の確保ということに関しましては、農業の分野、それから初日冒頭でも申し上げました日名の工業団地を活用した企業に関するもの、こういったものが仮に実現できるとなれば、市内でも数十人の雇用の確保ということにもなろうと思っておりますし、また市内でも今度は逆に福祉の関係、特に吉備国際大学に学部もありますが、理学療法士、作業療法士などのそういった方々のこれからの介護、福祉へのさらなるニーズというものが高まっておりますので、これからもそういったことに関します支援施策というものを充実させていくことによって、こういったものを充実させていきたいなと。そして、定住というものにもつなげていきたいなとも思っております。

 ただ、現実というものは厳しいというのも目の当たりにしておりまして、国勢調査では本当に非常に厳しい結果になろうとしております。これは、どうしてもできない要因も大きいわけではございますが、その中においてやはり人が多く住んでいただくのが一番いいわけでございますが、その住んでいただく方がやはりそこにおって元気でお暮らしをいただく、そしてその中にはコミュニティ、そういうものが確立をされていく、これが一番だろうと思っております。そういう人々がその地域地域、例えば自分の生まれ育ったところに最期まで住みたいという気持ちというのは皆さんおありだと思いますんで、そういうことが実現できる体制というのもこれから必要な施策で、特に福祉施策としては必要であろうというふうに思っております。そういう中では、吉備国際大学との連携による保健・医療・福祉、また成羽病院を核としました地域ケアといったもの、こういったものをさらに充実をさせていくべきだろうと思っておるところでございます。これをこれから後半の2年間で目指し、また実施に向けてのいろんな情報も提供させていただきながら、これを進めさせていただくのがこれからの努めだろうと思っております。

 評価ということにつきましては、まだ途中でもございますし、これは4年たった段階で市民の皆様がどう評価されるかということになろうと思いますので、今ここで申し上げることは控えさせていただきたいと思いますが、今申し上げましたように、マラソンのハーフでいただいた力というものを、さらにこれを後半に持ち込し、出していくということで、この4年間というものをつくり上げていきたいと、このように思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 今までの2年間についての感想をみずからがおっしゃったわけでございますけれども、私どもも特に高梁市の西地区につきましては、6年前の合併で高梁の一つの町としてこれからやっていくんだという中で、皆さんが合意してできた町だろうと思うわけです。しかしながら、今申しましたように、学校がなくなっていく、あるいは人口が自然に減っていく、何か足らないところがあるんじゃないかとか思うわけですけれども、まず一番に、私には経験がありませんけども、第1次産業であります林業、農業に市長のもう少し力の入った状況が2年間の間に見えたらよかったなと思うわけでございます。具体的にどういうことならというとなかなか言えないんですけれども、どなたかおっしゃっておりました、この地域のピオーネあるいはトマトというブランド品をもう少し力を入れられて、それはもちろん行政の援助がなくては今の状態では従事されとる人の力の不足ということがあるかもわかりません。こういう中で、農業政策のことについて、自分のこの2年間、あるいはこれからの見通しも含めてでも結構ですから、ちょっとお聞かせくださればと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 農業に関するこれからの展望ということでございます。

 いろんな意味で農林水産業とあるわけでございますが、その中で例えば農業に関しましてでございますが、これは先般、旧岡山県立川上農業高等学校の校地を活用して、農業施策に取り組みたいということで表明をさせていただきました。これに関しましては、今議会に県からの取得予算に関しまして上程をさせていただいておるところでございますが、この中でやはりピオーネ、トマトといったそういった作物の付加価値化というものも研究をしてみたいと思っております。それと、国内でもまだまだその流通というものができておりません。それに関しては、産地の拡大というのも必要になろうと思いますし、またそれに伴います流通販路の確保ということも必要になろうと思っております。販路の確保につきましては、商工業なりJAなり、そういった皆様方の御協力もいただきながら、私もトップセールスでこれをしてまいりたいというふうに考えておるところでございますが、また県下でもトップクラスの高梁のトマトやピオーネ、ブドウといったものを国外にも販売できないものかということも考えております。平成23年度、これは知事のほうも申されておりますが、知事、それから岡山市長をトップとするそういうセールス団の中国、また東南アジア等へのセールスということもあるわけでございます。そういうものをしっかり活用もさせていただきながら、高梁でとれた野菜、果物といったもののトップセールスもしていかないといけないと思っておりますが、反面、その生産団地づくりでございます。その生産団地づくりもやはりこれも急務でございます。新規就農者がいらっしゃっても、農業をする場所がないということになってもいけませんので、そういう生産団地の整備というのも、こういう中山間地では行政が主導となってやるべきことではないかなということも考えております。これも補正なり当初予算なりでまたお願いをさせていただく時期が来ようと思っておりますが、そういう整備でありますとか、それからやはり高齢化ということの現実を受けますと、離農という現実もあるわけでございます。その離農のために、そこに新規の就農者の皆さん方の支援といったことも可能であろうと思っております。そういう農業者を養成するということは、これは市の責務でもあると思っておりますので、そういう養成の活動というものもこれから始めれる、その基礎づくりができたんだろうと私は思っておるところでございます。

 そういうことで、農業に関しても、今の特産品であるものは今まで以上に、そして新たな特産品づくりといったこともこれも実証をして進めていく、この可能性は十分あると私は思っておるとこでございます。例えば備中黒でありますとか備中小豆でありますとか、そういったものはこの地域特有の産物でもございますが、今そのルーツというものがなかなか見当たらないということで苦慮はしておりますが、それも研究開発の過程であろうと思っておるところでございます。

 あと、林業に関しますと、やはり77%を超える市域が森林でございます。それとまたあわせまして、これは県とこれから詳細は詰めていくことにいたしておりますが、山を守るという観点、これは環境、水ということもありますんで、山を守るという施策ですね。これは民有林の観点でございます。市有林については、これは間伐等の作業を行うことによって、これを針葉樹から広葉樹に変えるという取り組みはこれまでもなされておりますが、民有林に対するそういった施策というものがどういう形でできるかというのは、これは県と共同でやらせていただこうかなということで、県と協議を進めるということで知事とも話をさせていただいておるとこでございます。また、荒廃農地でございますが、今でも戻すことが可能な荒廃農地が約500ヘクタールでございます。これをどうするかというのもやはり大きな課題でございます。点々としとったんではなかなか難しいと思いますが、これを集約がもしできるんであれば、これは一つの産地にできるわけであります。その集約がもし仮にできなかったとした場合の荒廃農地をどうするかということになると、一つの手法としては田んぼに水を張るという作業ですね。これは単に水張るだけでは、それはもう何年もほっておいたら活着が悪うなって水が抜けるがなという話もあるんですが、そこら辺のやり方というのはやはりこれまで農業をされてこられた農家の皆さんというのはやはりその辺のプロでありますし、また県の農業振興センターの技術指導も仰ぎながらできないものかなと。いわゆる水張りということをすることにより、CO2の問題であるとか環境の問題も一気に解決ができるというふうなことでございます。そこに今度は単に水を張るだけじゃなくて、そこに産業的なものも起こせないかなというのは思っております。例えば地元の老人クラブの方であるとか、障害を持たれとる方の軽作業の場所にして、そういうことで収入を得ていただくということも、これも手法としては可能であろうと思います。そういった農業の展開というのは、これからますます大きなものが見えてくるなというふうなことも思わせていただいております。

 それから、ほかにもたくさんありますが、そういったことをこれからの後半で打ち出しをさせていただきたいと、このように思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 今基幹産業である農業を大事にするという高梁の市政の一端をお聞かせくださいましたが、実は私どもも商工会員でございまして、今までの私の経験から申しますと、農業の皆さんが元気でないと第2次、第3次の我々の業界っていうのはやはり振るわないんだと。その昔、この地域でマツタケが大きな秋の収入であったころのことを思い出しますと、場所によっては本当に1軒で数百万円というような大きな収入を上げられたということもお聞きしております。ことしは多少とれたとかということも聞きますけれども、そういうものが今もう期待できなくなったというような現状の中で、これから先は非常に不安なものがあろうかと思います。そういう意味で、どうか行政のほうも農業を中心としたものに力を入れてくださることが、ひいては周りの状況も好転していくものというような感じがいたしますので、ぜひその方向へ今後進めていっていただきたいと思っております。

 厳しい情勢の中での行政のかじ取りは大変だと思いますが、市長の今後のリーダーシップに期待しております。合併後中心部に集中してきた今日のこの状況を、ぜひ周りのところにも波及していただくよう努力していただきたいと思います。十分きょうは時間もあるようでございますんで、あと2年間の市長の意気込みというものがもし言い残されたもんがありましたら、今申しましたように後の質問が二重にも三重にもなるとこがありますんで、ひとつありましたら御意見を賜りたいと思います。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) お時間をいただきましてありがとうございます。

 農業政策に関しましても、やはり高梁ブランドというのが必要だと思っております。そういう意味で、これからの農業展開を考えるという中においては、やはり高梁発という発信力を持っていこうと思っております。そこにはやはりアグリテクノ矢崎さんという会社との連携というのも一つのツールでございますので、そういったツールを生かしながら、そして高梁もこういう地域でありながら農業に取り組める。TPP、FTAという横文字が躍る現代ではございますが、これは個人的に思いますけど、高梁がそれに影響されないものをつくればいいわけであって、そういうものがこれから受け入れられるんじゃないかなという気もいたしておりますので、そういった作物、品種の改良、そういった展開が私は農業にも必ずできるんじゃないかなと思って期待もしておるところでございます。

 それから、商業関係のことで今おっしゃいました。1次産業がもうからないとということでございますが、やはり働く場所がないと人は住まないということも言われております。住環境の整備というのは大分できてきておりますし、それに対する支援も大分整えてきておるわけでございますが、やはり人がここに住もうという気持ちを持っていただかないといけない。今いろいろ聞きますのに、やはり高梁の取り組みというものがしっかりPRができとんかということもあるわけでございます。もちろん市民の方も十分御存じない場合もあるわけでございますので、そういった高梁の取り組みというものをもっともっと情報を提供させていただく、そこにはこう改良したらいいという意見もいただくわけでございますから、そういった情報をしっかり提供し、そして高梁に住まう、それは若い人の家族でもでしょうし、それからこれから熟年期を迎え、リタイアして高梁で今までのものを生かした、または新しいことをやろうという方も大いに歓迎でございますが、そういった方々が高梁に目を向けていただけるような住環境づくりというのが必要になろうと思っておりますし、やろうと思っております。

 それから、何よりも今一番力をいただいたのが歴史まちづくり法による歴まち計画の認定であります。やはりこれは非常に大きなことだと思っております。今までの高梁の持てるポテンシャルというものがすべてこれで洗い出しをできるわけでございます。そのポテンシャルを生かす、生かすすべというのもいただいたわけでございます。あとはこれをどううまく料理をするかということになろうと思っております。その料理はこれからの腕にかかっておると思いますが、そういう意味でいきますと、道具もそろうた、具材もそろうた、さあ、後はええように料理しなさいよと、味つけをどうするんですかということになろうと思いますんで、そこら辺はこれからそういう歴史まちづくりを生かした、そして元気プロジェクトによる地域の若い人もそうですが、地域の人が何かおもしろそうだなということで元気を今出してくれつつあるわけでございます。それにますますスパイスをかけて、もう少しきりっとした、そういったまちづくりというものが展開できると私は思っております。そして、歴まち計画の実施はこれからでございますし、元気プロジェクトは2年目でいうことで、これから3年目ということですが、もう10年ぐらいはこれはかかると思いますが、そのスタートができる土台がちゃんとできつつあるということであります。そういう意味では、交流人口、それは観光だけでもございません、スポーツにおいても交流人口ということになると思いますが、その交流人口をふやす非常にいいチャンスがこれから到来してくるんだろうと私は思っております。

 観光とか地域資源を生かすというものについては、この料理法にもよりますし、またスポーツ交流においては、いろんなプロのスポーツでありますとか、アマチュアでもそういったスポーツ交流をする土台というのがほぼできつつあるわけでございます。そういうたものをこれからは生かす時期だと思っておりますし、生かせるようなことにこれからどんどん積極的に取り組んでいきたいと思っております。

 その一つが、来年の10月に実施を予定しておりますヒルクライムレースという自転車のレースでございます。これも日本サイクリング協会の御理解もいただき、全国で6カ所ですかね、そのうちの1カ所として開催をさせていただくということでございますんで、やはりこれも大きなイベントでございます。全国から、もしかしたら全世界かもしれませんが、1,000人を超える方がまずは来られるということでありますので、そういうことになりますと、そこにはやはり地域の方もおもてなしとか、そういうことが一番要るわけでございまして、そういういいきっかけづくりにもなると思います。高梁市には国体をやったという自信が皆さんおありございますんで、その自信というものをいま一度思い返していただいて、それを活用していただく、これがこれからの地域づくりの起爆剤にもなるというふうに私は思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 市長のあと2年間の意気込みというものの一端をお聞かせいただきました。

 次に、歴史的風致維持向上計画についてということですが、さきにも申しましたように、小林議員あるいは森田議員が相当聞かれておりますので、私は吹屋地区の一部のちょっとしたことをお聞きして終わりたいと思います。

 この補正予算の景観影響建造物解体工事費の484万円、約500万円ですが、農協の倉庫かと思いますけれども、実は下谷に岸本精密さんという工場があります。これをあの景観の中におられることがこれから、昔からおられたことですからなかなか大変かと思いますけれども、いつか市長はあの手前からコースを変えて、駐車場に向けての道路とかというようなことをどっかでおっしゃったことないですかね。何かそんなことあったんですが、下谷も今後とも景観の中へ入るのかどうかということと、そういうようなあそこの下谷の町の中を通るということがこれからも大変であるならば、宇治と吹屋の途中から吹屋の上の町へ直接に上がろうというような計画があるやに聞いたんですが、それはどうなっておりますか。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 吹屋地区の認定区域には、当然伝建の指定を受けとる下谷地区も入っておりますし、もっともっと広い範囲なんですね、吹屋の範囲というのは。その吹屋の範囲の中で、下谷地区にもやっぱり大塚家の周辺でありますとか、昔の道路の跡であるとか、そういったものもちゃんと整備をしましょうというのを入れさせていただいております。今お尋ねの方の工場ですかね、あるというのも承知はさせていただいておりますが、やはりそこにはその方の昔からのそこでの営みもあったわけでございますから、それも一つの逆に言うと歴史まちづくり法の中では営みになるんですよね。ただ、あの建物でいいかどうかは別といたしましても。これまでも伝建の中でそういう整備を進めておられました。ですから、これからもし改修、改造ということをお考えであれば、伝建の地区に合うようなということで御協力もいただかにゃあいけませんし、それには支援措置も用意をさせていただかにゃあいけんと思っております。

 当然これは歴まちというわけじゃありませんが、広域観光を考える中ではやはり宇治地区から吹屋地区へ行く路線というのは、今バスはふるさと農道のほう回っておりますけど、今県道は笹尾のとこから上がっておる、あの県道の風情というのは非常にいいと、狭いですけどいいと言われております。したがいまして、県道とそれから島木川等を、これをいかに観光要素を持たせていくかというのも必要だろうと思っております。その中で、今お尋ねの件でございますが、これは県道でございますので当然県のほうに対しまして、あそこをもし整備することがあれば、環境、それから周囲の景観に配慮したものでお願いをしたいということもありますし、あそこへ2車線の道がぼんということは私は必要ないんじゃないかなと思ったりしております。そこには地域住民の方もいらっしゃいますので、当然御理解をどういうふうにいただくかということもあるわけでございますが、計画ができたとしても、それは今の伝建地区、そして歴史まちづくりに基づきますああいう風景の背景地の景観を壊さないような配慮は当然県のほうもしていただけるんだろうというふうに私は思っております。

 いずれにいたしましても、吹屋地区には宇治地区からアプローチをしていく、その過程においては宇治、吹屋というのが一体となってこれをつくっていくもんであろうとも私は思っておりまして、それを結ぶ路線ということでは非常にこれは意味を持つものであると思っておりますので、単純な改良というわけにはこれはいかないなというふうなことは思わせていただいております。そこら辺は十分県にもその話をさせていただかにゃいけんと思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) 次に、備中神楽の保存とか渡り拍子の保存に補助金をということで、これはホームページに出ておりましたんですけれども、備中神楽は1年間に1団体当たり10万円と会員に3,000円の補助金を出すというようなことでございます。そして、保護者にも1家族3,000円を支給しようというようなことが出ておりました。それから、渡り拍子につきましては、飛び子4人でこれを1カラというらしいですけれども、この1カラについて1万円というような補助金で果たしてできるんだろうかなというようなことも考えておりましたんですが、こういう予算につきましても、これから地元に残っている若者あるいは子どもさんが神楽に、あるいは渡り拍子を続けて残していこうという気構えがあれば、できる限りのことはしてあげりゃあいいんじゃないかなというような思いでございます。

 また、最後ですけれども、この中に松山踊りの保存の費用は明記されていなかったんですが、これは部長のほうから観光協会との関係でそのほうへ出しとるという説明でありましたが、私どもの町の愛宕花火はこれには入らんもんなんですかということをお聞きして、終わりたいと思いますけど。



○議長(三谷實君) 近藤市長。



◎市長(近藤隆則君) 渡り拍子とか神楽については、部長先ほどお答えをしましたけど、育成団体、それから子どもたちの団体もあるわけでございます。今申された金額は、単独市費でやっておるというものでありますが、これが今度はこの歴まち計画の認定を受けましたんで、国の助成もついてくるということであります。それには例えば太鼓がぼろぼろになったんでかえようやとか、衣装をちょっとつくりたいねという場合でも可能になってくるわけであります。ですから、そういうのはどんどん活用していただきたい。それで、神楽とか渡り拍子というのは、ずっともう何百年も続いている伝統があるものでございますから、やはりそういうものはちゃんと育てていきましょう、それが歴まち計画の認定にもなったわけでございますんで、引き続きそういうものに対しては支援をしていこうということでありますし、松山踊りもこれも伝統という観点でいきますと非常に古いものを持っております。これも育成に関しましてはこういった制度の中で活用させていただけるということになったということであります。

 お尋ねの愛宕花火でございますが、これは歴史まちづくり法の認定を受ける区域にはまっていなかったということではありますが、前から私申し上げておりますように、やはり愛宕花火も350年の伝統を誇るものであるから、これは市として責任を持って保存の活動をしていかないといけないということは申し上げておるところでございますので、同様の考えでいかせていただこうと思っております。



○議長(三谷實君) 柳井正昭君。



◆6番(柳井正昭君) これをもちまして、平成22年12月定例議会の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(三谷實君) これで柳井正昭君の一般質問を終わります。

 これで一般質問を終わります。

 以上で本日の議事日程は終わりました。

 念のため申し上げます。次会は13日、追加議案の上程、説明、議案質疑、請願の上程、陳情の上程、委員会付託等を予定いたしております。

 本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。

            午後3時6分 散会