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岡山県 井原市

平成18年10月定例会 10月11日−02号




平成18年10月定例会 − 10月11日−02号







平成18年10月定例会



        〇平成18年10月井原市議会定例会会議録第2号



・平成18年10月11日(水曜日)



              議  事  日  程

              午 前 1 0 時 開 議

 第1 一般質問

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              本日の会議に付した事件

 日程第1 一般質問

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              午前10時   開議



○議長(藤原清和君) 皆さん、おはようございます。

 ただいまのご出席は26名でございます。

 これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

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△日程第1 一般質問



○議長(藤原清和君) 日程第1 一般質問を行います。

 発言順序はあらかじめ議会運営委員会において定められておりますので、ご承知願います。

 なおこの際、お願いしておきますが、今回の一般質問の発言時間は通じて60分以内といたします。なお、その他につきましては従前どおりといたしますので、ご協力をお願いいたします。

 順次質問を許します。

 まず、代表質問を行います。──22番 高田正弘君。

              〔22番 高田正弘君登壇〕



◆22番(高田正弘君) 皆さん、おはようございます。

 未来21の高田正弘でございます。未来21を代表いたしまして、通告いたしております2件について質問をさせていただきます。

 初めに、瀧本市長にはさきの井原市長選挙において多くの市民の支持を得られ、当選されましたこと、心からお喜びとお祝いを申し上げます。おめでとうございました。

 さて、これからの4年間は、合併における一体感の醸成や安心・安全なまちづくりを行うために極めて重要な期間となり、市民も注視しているところでございます。こうした中、多くの公約を掲げられ、新市長が誕生したわけでありますが、これら公約は市民にとって夢と希望を与えてくれるものだと期待しているところであります。しかし、その内容は具体性に欠け、市民にとってはわかりづらいものであり、この際具体的に説明をしていただくことが肝要かと思うところでございます。

 また、先日市長は施政方針演説を行われましたが、その中で今回私が質問をしようとしている井原市民病院、美星国保診療所の公約については一言もお触れになりませんでした。選挙公報には、この2つの公約は5つの公約の上に持ってこられ、しかも太字で書かれておられました。また、演説会でもすべての会場で言っておられたとのことです。要は今回の公約のイの一番にされていたのではないでしょうか。なのに市民に訴える絶好の機会であり、しかも就任初演説にもかかわらず一言も触れられなかったのは不思議であり、奇怪に思ったのは私だけでしょうか。触れられない理由があったのでしょうか。

 公約とは、議員ないし政党が国民と締結する契約のこと、選挙の際、議員ないし政党は国民の前に公約を掲げ、国民はそれを判断材料として投票することとあります。むろん市長選挙でも同様のことであります。公約、すなわち契約は守らなければならないし、契約の絶対性は民主主義の大原則の一つであることを最初に申し上げておきます。

 さて、このようなことから、通告しております井原市民病院及び美星診療所に関する公約についてお伺いします。

 今日病院事業を取り巻く環境は、我々が考える以上に大変厳しいものと聞いております。とりわけ医師の不足は、努力しても努力しても確保がままならないと聞いております。このため、医師不足により廃止を余儀なくされる病院や診療所が後を絶たないとさえ言われております。

 平成18年9月16日、笠岡市議会の市長答弁では、笠岡市民病院の規模縮小、民間委託検討も視野にとの記事がございました。平成18年9月21日には、矢掛病院常勤医師2名退職の記事、厳しい現実は地方病院である井原市民病院、美星国保診療所、いずれも同様だろうと思うとこであります。このように医療関係はまさに生き残りをかけた戦いを強いられていると言っても過言ではないと思っています。こうした環境の中で、新市長が掲げられた市民病院等に係る医療についての公約は、まさに市民に夢と希望を与えてくれたものと思うところでございます。

 そこで、まずお尋ねいたしますが、選挙公報等で有言実行、市民病院の抜本的刷新とのことを公約の最初に掲げられて、市民病院の抜本的刷新は医療・保健・福祉充実、改革のシンボルですとされておりますが、抜本的刷新とはすべてをやり変えるとの意味合いであります。言いかえれば、現状の運営や機能を否定されているようにも受けとれます。市民病院の何を抜本的刷新されるんですか、またどのような方法で、さらにいつごろまでにされるのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。

 次に、9月1日の新聞紙上で若さ、誠実、実行力と、その中に美星診療所の改革とされており、美星地区民は大変期待しております。ご案内のとおり、美星国保病院は本年6月1日から指定管理者制度を導入し、美星国保診療所として新たにスタートしたところでございます。指定管理者制度とは、2003年の地方自治法改正で設けられ、多様化する行政に対する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するために、民間事業者の有するノウハウを広く活用することが有効であるという考え方に基づいて導入された制度であり、井原市では現在、平成18年9月現在で21の施設について指定管理を行っておるとこでございます。

 美星国保診療所は、一時は廃止の選択も視野に入れなければならなかったとも聞いており、瀕死の状態でありました。しかし、旭川荘を指定管理者として20年間経営のすべてをお任せしており、運営も軌道に乗りつつあり、地域住民も喜んでいるとこでございます。経営のすべてを任せている以上、市長の公約として美星診療所の改革と一口に言っても、基本協定に基づき、管理者である旭川荘との協議は必要不可欠であると考えますが、旭川荘に対しどのように話を進めておられますか、また今後どのように進めようとしておられますか、詳しくお伺いいたします。

 また、個人演説会で演説を聞いた人の多くが、美星診療所の入院業務の再開が今にもできるような期待を持ったとのことであります。40床の病院が復活すると受けとられている人もおられ、診療所には入院についての問い合わせがあるようです。入院業務の再開の見通しについてお伺いをいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 皆さん、おはようございます。

 22番議員さんのご質問でございまして、まず井原市民病院の抜本的刷新についてということで、私の公約、具体的に何をどのような形で、またいつごろまでに行うかというお尋ねでございます。

 私はこのたびの私の後援会活動で地域を回り、そして多くの市民の皆様と出会う機会を得ました。そうした中で、総合病院として井原市民病院が機能を発揮してほしい、また充実してほしいという市民の声が非常に多かったこと、また一番の市民の関心事であったこと、そして地域医療にかける大きな社会問題でもあり、無視できない問題ということで、私はこのたびの公約の一つに掲げました。

 市民の健康を守る拠点施設であります井原市民病院につきましては、今までに市民が安心して医療が受けられる地域の基幹病院として、患者サービスの向上と良質な医療の提供をし、地域医療に貢献をしてきたところでございます。

 しかし、最近医療を取り巻く環境は大変厳しいものとなっております。特に平成16年度から始まりました臨床医研修制度は全国的な医師不足を生み出しまして、自治体病院では診療科の休廃止や診療体制の見直しなど、深刻な状況となっております。こうした状況では、地域の自治体病院の医師、看護師の勤務環境も一層過酷になり、このままでは井原市民病院のみならず、多くの地域の自治体病院は市民の期待にこたえられる病院にはなり得ないと考えます。具体的に何をどのような形で、またいつごろまでに行うのかとのお尋ねでございますけれども、この問題は国の医療政策が大きく影響しておりまして、一足飛びで解決できる問題ではないと心得ますが、国への政策転換についても積極的な要望活動を行っていかなければならないと考えております。

 また、この問題は地域医療にかかわる大きな課題なので、医師会との連携も必要と考えております。行政サイドとの連絡協議会の立ち上げを検討しておりまして、病院の取り巻く諸課題も踏まえ、市行政の役割、課題などご提言をいただき、この問題に取り組んでいかなければならないと考えております。

 そして、美星診療所の改革についてということでのご質問でございまして、井原市立美星国保診療所につきましては、市と指定管理者、社会福祉法人旭川荘との間で交わしている既定の方針どおり協議を進めてまいります。

 診療所の2階に計画しております小規模特別養護老人ホームにつきましては、29床の予定で極力準備を急ぎたいと考えております。

 入院業務の再開につきましては、平成17年6月から入院業務が休止された状況で、地域の方々が不安を感じておられ、再開に向けての要望が強くあることがよく承知いたしておりますが、最大の課題は医師の確保であります。医師不足の問題は、医学部の入学定員の抑制、先ほど申し上げたとおり、平成16年度から開始された臨床研修制度の導入に伴い、大学医局自体に医師が不足したことによる大学医局への医師の引き上げ、そして都市部への医師の偏在、診療科によっての医師の偏在など、国の医療政策による要因というものが大きく影響いたしておるところでございます。そうした国の政策転換についても、先ほども申し上げましたが、当然積極的な要望活動等も行っていかなければならないと考えておるところでございます。

 診療所に関する取り組みにつきましては、地域の医療の危機的な状況を解消できるよう、行政として指定管理者である旭川荘との連携を強め、医師の確保に懸命に努めてまいりたいという認識であります。医師の確保の件のみが実現できたからといって、それが即座に入院業務の再開につながるかということになりますとなかなか難しい問題でもありますけれども、現時点では本年6月からの指定管理者制度導入により外来診療を再開し、やっと軌道に乗りかけたばかりでありますので、入院業務の再開をどう考えていくかにつきましては、これからの経営状況を見きわめながら、今後指定管理者であります旭川荘と詰めていかなければならない課題であると考えておるところでございます。

 以上で終わります。



○議長(藤原清和君) 22番 高田正弘君。

              〔22番 高田正弘君登壇〕



◆22番(高田正弘君) 先ほどの答弁では、市内1万6,000戸歩いた中で市民の声がそういった要望が多かったと言われておりますが、また医師会との連絡協議会を立ち上げる、こういったことは公約以後の後での話でありまして、このことについては今回の論点が違いますので、もう一度質問させていただきます。

 もともと市長にはビジョンはなかったんじゃないでしょうか。病院運営に関してどこまで承知されていたんでしょうか。改革に当たり、可能、不可能、また財政面の検討などせず、即公約としたのですか。市政を受け持とうとする者としては到底考えられないことではないでしょうか。市民は市長の公約や演説を聞いて、市民病院の小児科、産婦人科などについて改善が図られると思っています。また、美星国保診療所は入院業務がすぐにでもできると思っています。そのために瀧本市長を支持された方も多いと聞いております。これらの方にどう説明されますか。

 また、名指しにされた医療関係者は極めて遺憾に思っておられ、体制やせっかく、先ほども市長申されましたけど、軌道に乗りかけた診療について住民が不利益をこうむることがないようにしなければなりません。後援会便りの発行責任者は医師と聞いております。医師であるならば、医療を取り巻く環境や情報は十分理解しておられるはずです。公約に関し、発行責任者の医師からの助言はなかったのですか。8月18日発行の瀧本豊文便りの中で、子供は夜でも急患になる、井原でお産ができない、総合病院ってどんな病院、明らかに体調が悪いのに長時間待たされるなどと書かれていますが、これら市民の声を聞いて、市民病院の抜本的刷新を公約として掲げられたのであれば、何か奇策があってのことでしょうか。興譲館館祖朗廬先生は、天下の碑の中で、天下奇策あり、努めて私意をのぞくを要す、天下奇策なし、平均ただ両字と言っておられます。政治を志す者にとって、私利私欲があってはならない、世の中には真の意味において奇策などというものがあるはずはないのだ、あるのは平均、つまり右にも左にも偏りしない中道という2文字があるだけだ、真っ直ぐに真実一路進むことが最善の道と教えておられます。先ほども申し上げましたが、公約は市民との約束であり、契約であります。実現不可能な公約を掲げることは市民を愚弄したものと言わざるを得ません。これらの公約は、ただ選挙に勝つための道具としてだけのものだったのですか、改めてお伺いいたします。子供は夜でも急患になる、井原でお産ができない、総合病院ってどんな病院、明らかに体調が悪いのに長時間待たされる、これらの問題をどのように刷新されるのですか、以上2点をお伺いして、2回目の質問といたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 22番議員さんの2回目のご質問にお答えいたします。

 私このたび選挙ということで公約に掲げさせていただきました。あくまでも私は市民の声をもとにその政策を掲げてきたわけでございます。その中で、先ほども申し上げましたが、大変この地域医療にかかわる、この井原市では自治体病院が、井原市民病院でございますが、やはりその充実ということで、先ほど22番議員さんが後援会便りで申されましたけれども、産科がない、それから小児科医がない、夜中でも診てくれないというような声が非常に多かったことは事実でございます。

 しかし、先ほども申し上げましたが、この問題で一番大きな問題というのはやはり医師不足ということでございます。そうした医師不足のことを、どのようにこれから我々が行政の立場として取り組んでいかなくてはならないかということが、私は一番大きなこれから取り組む上での課題であろうと思っております。このたびのこの地域医療の問題を提起し、また議論をし、この地方から発信することは私は大変意義があることだと思っております。これが私は改革の第一歩であろうと思います。今この問題で一番困っておられるのは市民であります。難題でありますが、どうか議員皆様のご理解とご協力をお願いを申し上げて、2回目の答弁とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 22番 高田正弘君。

              〔22番 高田正弘君登壇〕



◆22番(高田正弘君) なかなか明快な回答がいただけません。先ほど来申し上げておりますが、井原市民病院の抜本的刷新ですが、先ほども市長申されましたように、全国の自治体病院を悩ませる産科、小児科などの医師不足は全国的な問題なんです。これは何も井原市民病院が引き起こしたものでなく、国の政策で研修医の進路の自由度が増す臨床研修医制度が2年前に導入された影響による医師不足と地域性からです。努力しても限界があります。にもかかわらず、あたかも非でもあるかのごとく、井原市民病院の抜本的刷新を行うとの実現不可能なことを公約やスローガンとして市長選挙を戦うことは、市民に対する愚弄であると、名指しをされた病院関係者は怒りを抑えることができないと言われてます。このたびの市長の政治手法は非とする部分をターゲットとし、自分に取り込むという手法です。これも極めて遺憾に思うとこでございます。

 また、関連したことですが、市長の支持者のホームページでの批判、中傷、また瀧本豊文後援会便りに記載された重要な位置を占める女性の発言で、市政のトップは議会の採決後でも変更できるほどの責任あるポストです。だからこそ正しい判断のできる人を選んでほしいと、議会制民主主義の根幹を否定する、議会軽視も甚だしい話をしておられます。

 そもそも議会は条例を定めることや予算を決めることなど、市政を進める上で重要なことを決める議決機関で、その決定に基づき実際に事業を行うのが市長です。ですから、その議決を変更する権限は市長にはありません。しかし、このような議会の議決を軽視するようなことが後援会便りに書かれていることは、まことに残念でございます。

 最後に、1つだけお尋ねいたします。

 大変重要な市民病院に関する公約について十分な回答や説明がなされませんでした。不本意でございます。これから発言することは、本当は発言を控えようと思っていたのですが、市長には病院に対するビジョンはなかったことを裏づけるためにあえて言わせていただきます。

 先月の9月26日夜、井原市医師会の理事会において、複数の理事の同席のもとで後援会便り発行責任者の医師はこのように話をされています。私もちょっとまずいかなあと思ったけれど、旧井原地区の票数が足りないから、あのような方法を使わざるを得なかったと話されたと聞いております。市長、あなたもこの席に同席されておりましたね。もう一回言います。私もちょっとまずいかなあと思ったけれど、旧井原地区の票数が足りないから、あのような方法を使わざるを得なかった。つまりこの公約は、初めから実現不可能な公約、スローガンであることを知りつつも、勝たんがための選挙の道具であったことはこれで明白です。何度も申し上げますが、公約は市民との約束であり、契約であり、大変重いものだと考えるとこであります。公約の実現ができなかった場合の責任をどのようにとられますか、お答え願いたい。市長は、市民の声を大切にしながら、市民が誇れる井原市にしたいと言われております。うそのない誠実なトップリーダーであってほしいものです。これで質問のすべてを終わります。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 22番議員さんの3回目のご質問にお答えをいたします。

 先ほど来申し上げておりますけれども、私はあくまでもこの問題は本当に難しい難題であるというふうにとらえております。そうした中で取り組みを行わなければならないのは、やはり市民の声としてこの井原市民病院が自治体病院として機能、そして充実をしてほしい、これが本当に非常に多かった声なんであります。その声を私は聞く中で、やはり難しい問題であるけれども、この問題に取り組まないわけにはいかない、市民がこんなに困っておることを私は見逃すことはできない、そのような思いの中で私は、このたびのこの問題は国の大きな政策により起こっておる現状であろうかと思いますけれども、しかし私はあくまでもこの問題には積極的に取り組んでいくことは、もう市民のためになるという思いでこれからも邁進していきたいと思っております。

 しかし、この問題につきましては、やはり私一人でなし得る問題ではございません。先ほども申しましたが、医師会との連携、さらには議会議員皆様方のそうした両輪をもってこの大きな問題に取り組んでいかなければならないというふうに考えておるところでございます。先ほど来申し上げておりますけれども、この問題には私も一番大きな課題としてこれから取り組んでいこうと思っております。

 以上で3回目の答弁とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 市長さん、責任についてはどういうふうに考えますか。なし得ない場合の責任とかというのを今問われたんですけども。



◎市長(瀧本豊文君) 責任と申されますけれども、しかし私は改革の一歩はこれからが改革の一歩だというふうに考えております。ですから、この改革に向けて、私は一歩ずつ邁進してまいります。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 次に、3番 川上武徳君。

              〔3番 川上武徳君登壇〕



◆3番(川上武徳君) 皆さん、おはようございます。改めまして、私質問させていただきます。

 さて、通告いたしております3件につきまして、旧美星の井原星和会を代表いたしまして質問させていただきます。

 市長にはまことに当選おめでとうございます。今後期待いたしております。

 その中で、先ほども出ました美星診療所について、22番議員さんからも話がありましたが、私もほぼ同じ方向ではありますが、少し視点を変えて質問させていただきます。

 さきの言われた答弁の中で、29床の改装が多分指定管理者の方に上がっとると思います。この件につきまして市長はどのようにお考えか、また今後この診療所をどのようにされるのか、そういったことを先ほども言われておりましたが、指定管理者のされている現場の病院の方でどれぐらい話されているのか、その辺もお聞きしたいと思います。

 2番目に、バス路線の見直しについて。

 美星地区のバス路線の見直しについて、公共交通体系整備検討委員会からの答申を受け、本年4月から変更し実施されたばかりです。後援会便りによりますと、早急に必ず改革しますと、またタクシー補助チケットの配布等もありましたが、このような観点から、どこに問題があり、どう改革されていくのか、その辺をお伺いいたします。

 3件目に、幹線道路の整備について、合併後の一体感の醸成には地域間を結ぶ幹線道路整備が必要不可欠であります。当然のことながら、新市将来構想・建設計画に盛り込まれていますが、一度に整備することはできません。優先順位はどのようにお考えか、また特に旧美星地区と井原地区を結ぶ幹線道路の整備を早期に整備することは非常に重要だと考えますが、具体年次計画等をどうされるか、お伺いをいたします。よろしくお願いします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) それでは、3番議員さんのご質問にお答えをいたします。

 まず、美星診療所につきましては、22番議員さんへお答えしたとおりでございますが、その取り組みということでどのようにしているかということでございますが、私も先月9月19日に初登庁し、その後いろいろな業務をこなす中で、この問題も早急に取り組まなければいけないということで先月旭川荘へ参りまして江草理事長さんにお会いし、そしてこのたび引き続きこの診療所につきましての運営をお願いするという旨のごあいさつにお伺いしたところでございまして、内容につきましては先ほど答弁させていただいたとおりでございまして、今後も既定の方針どおり、旭川荘と協議を進めてまいるということで進めさせていただいております。

 それから、バス路線の見直しについてでございますが、バス路線の見直しにつきましては、このことにつきましてもこのたびの私の後援会活動で美星地域を回りまして、旧町民の方々から足の確保をという声を多く聞かさせていただきました。この公共交通体系の整備につきましては、ご指摘のとおり公共交通体系整備検討委員会からの答申に従いまして、本年4月から実現可能な施策から順次実施しております。今後実施中の公共交通体系にありましても、地元の要望をお聞きしながら随時検討を加え、市民の皆さんにとってより利便性の向上が図れる施策となりますよう見直しを進めてまいります。したがいまして、バス路線につきましても、今後地元の要望をお聞きした上で、住民ニーズに沿う施策を検討し実施したいと考えておるところでございます。

 そして、幹線道路の整備についてのご質問でございますが、ご指摘のとおり合併後の一体感を醸成するには、広域的な交流、連携を図るための基盤整備として地域間を結ぶ幹線道路の整備を進める必要があり、このことは新市建設計画で重点プロジェクトとして掲げており、今後計画に沿って事業を進めてまいります。当面の整備につきましては、本年3月に内閣府より地域再生計画の認定を受けて道整備交付金を活用し、市道祝部腰折線、志村百町線、平線、高原線、房地線、上古屋線、梅木名越線の7路線と改良する計画といたしております。この中でも、美星地区と井原地区を結ぶ幹線道路としましては、市道志村百町線と祝部腰折線、県道美袋井原線があり、当該路線の整備促進をしております。

 市道志村百町線は、延長3,100メートルを2車線改良する計画で、合併後平成17年度で概略設計をし、地元説明会を済ませており、本年度は実施設計を行います。平成19年度には、皆様の協力をいただきながら用地買収と工事に着手する予定で、平成22年度の完成を目指しております。

 市道祝部腰折線の改良は、合併以前から手がけており、全延長4,900メートルのうち、約4,540メートルは改良済みで供用開始しております。残る延長約360メートルについて、本年度は延長140メートルの工事を行っておりまして、完成目標は平成20年度でございます。

 なお、県道美袋井原線につきましても、管理者である岡山県が現在改良工事中ですが、住民の皆様からも工事の早期完成を望む声を多く聞いており、市としましても県に対して早期完成を要望しており、引き続いて強く要望してまいります。

 以上で回答とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 3番 川上武徳君。

              〔3番 川上武徳君登壇〕



◆3番(川上武徳君) 幹線道路につきましては答弁いただき、百町線等も改良に進んでいくとは決まっております。その中で今美袋線も言われましたように、あと少しのところができるだけ早急にやはりしていただきたいと。美星からの幹線道路でありますんで、それを早急にでもできれば、私の方も要望いたします。

 それと、先ほどのバス路線の見直しですが、随時検討していくと言われておりますが、市民の意見を聞きながら、現場とも話をしながら常に進めていってほしいと考えます。

 それから、最後の病院の件ですが、現場の診療所の方で計画いたしております改装の方ですが、これは早急にもやっていただかないと、どうしても病院業務、これからの入院業務にも支障が出てくるという話を院長はされとります。そういう中で院長との話をされたのか、最後の質問で、今後そういう形でどれぐらいの改装を時期をされるのか、明確にお聞きいたします。よろしくお願いします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 3番議員さんの2回目のご質問にお答えいたします。

 美星診療所の先生との話ということでございますが、私も就任いたしましてまだ間がないということもございますが、先ほどもお話を申し上げましたが、9月末には旭川荘の方へ参りまして、理事長さんとの話の中でこの取り組みを引き続きお願いしたいということで、その話を進めておるところでございます。

 そして、工期につきましては、これもやはり推定でございますが、約4カ月ぐらいかかるのではないかなと思っております。診療しながら工事を進めるということで、大変工期の方も少し長くなるのかなというような予想もされますが、できるだけ早い段階でこの工事を進めてまいりたいとかように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上で答弁とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 3番 川上武徳君。

              〔3番 川上武徳君登壇〕



◆3番(川上武徳君) 工事が4カ月かかると言われてますが、4カ月とははっきりわかりませんが、院長の話では人員確保、またそういう関係を4月1日からスタートしたいという考えもありまして、できるだけ早急にやはりそういう段取りもできるぐらいに予算立ての方をまた計画をひとつ強く要望いたしまして、私の質問を終わります。



○議長(藤原清和君) 次に、20番 川上 泉君。

              〔20番 川上 泉君登壇〕



◆20番(川上泉君) おはようございます。

 20番の川上 泉でございます。政友会を代表いたしまして通告をさせていただきました。大きく2点について、市長の施政方針並びに市民病院についてお伺いをさせていただきます。

 まずその前に、瀧本市長さん、ご当選まことにおめでとうございます。多くの市民の方の賛同を得られて、いよいよ井原丸の船長として今約3週間ですか、ほやほやの新市長さんとして、きょうも多くのこの傍聴者の方、恐らく瀧本市長さん頑張れとエールを送ってくださる皆さんであろうというふうに思いますので、これからすばらしい市政を進めていただきたいと心からお願いをいたします。

 また、公約等のことがよく話題になります。私も実は具体性に欠けるんではないかというようなお話をお聞きしたのも事実でございます。しかしながら、限られた選挙期間で1カ所に何時間も立ちどまってその政策を訴えることは不可能でありますし、またリーフレットの中へその政策をくまなく書きとめるということは本になってしまいますので、現実には無理でございまして、小泉前総理が誕生いたしましたそういった時代から、有権者に対しましてはワンフレーズ、一言で政策を訴えるということが非常に有権者の心を射るものというように世の中が変わってきたように思いますが、やはり当選されて今本日が最初の質問日、この機会に大いに市民に対しまして、その政策の中身のご訴えをしていただければと、そういうスタンスでご質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 まず1点目ですが、市政の取り組みについてお伺いをいたします。

 まず、私も瀧本市長様にお尋ねいたしますのは本当にこれが初めてでございますので、市長さんの人となりをまず知りたい、そんな思いから、時間をもとに戻して順を追ってお尋ねをしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 まず、合併前瀧本市長さんは、旧芳井町職員として、また町長として隣町である旧井原市の行政に対してどのような印象をお持ちでしたか、井原後月と言えばまさに兄弟姉妹、政治、経済、文化、教育、非常に密接な関係にございまして、何かとどちらの行政に対しても興味を持つものでございますし、ましてや瀧本市長さんは早くから政治の道へというような興味を持って、考え方を持っておられたようでございますので、ぜひ旧井原市への印象、そして前市政の16年間にわたりましたが、こういったことへの長所や、あるいはちょっと気になったこととか、そういったこともあわせてお聞かせをいただければと思います。

 次に、旧井原市と旧美星町と合併することの必要性、メリット等、町長さんとして旧芳井町議会でいろいろとご表明なさったことと思いますが、基本的にどのようなお考えをお持ちであったか、改めてお聞かせください。そのお考えが今後の新井原市のまちづくりにとって非常に大きな影響を与えるというふうに私は思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、合併協議会での協議は、1市2町対等の立場で進められましたことはもうご案内のとおりでございますが、その協議内容、決定事項において、何か瀧本市長さん、ご不満が残るようなことがあったでしょうか、またそういったことがあればご感想をお聞かせをいただきたいと思います。対等の立場で話し合いが行われまして、私は合併協議会の委員ではございませんでしたので傍聴席からその会議をお聞かせをいただきましたが、芳井町長さん、美星町長さんともに、特に大きな異論あるいは問題点の提起というのはなかったように思いますが、今回の選挙を通じまして、この合併に振り返って本当に何か不満がおありになったのかなというようなことも感じましたので、ありましたらよろしくお願いいたします。

 また4番目ですが、このたびの市長戦の中で、瀧本市長さんの発言の中に、合併しても何も変わらない旨の内容が新聞に報道されましたが、昨年3月1日の合併後の市政の取り組みの中で、じゃあ何が足りなかったのか、またどのように取り組めばよかったのか、瀧本市長さんご自身ならこうしたと言われることが必ずあると思いますので、合併を後悔しないためにも、ぜひこのことはお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 私が考えますのは、合併後初の17年度当初予算はまだ合併前の16年の秋、9月か10月ごろから事務的に編成作業が始まりますが、まだ合併前でございますので、合併合意に至ってない中での予算編成ということは、1市2町の基本的な予算を持ち寄って、重複する部分は削除するにしても、まだそういった予算編成しか組めないと思うんですね。特に17年度当初は市議会議員の改選がございました。骨格予算編成となるのは、もうこれ行政の常でございまして、合併したからといって即夜が明けたら町がバラ色になってたということにはなかなかならないんじゃないかと思います。今まさに農繁期で稲刈りが行われておりますけれども、この稲も一夜にして穂がつくわけではございません。もみをまいて苗を育て、それを田に移して150日、やっと今日の姿に育ってくると。合併も同じだと思うんです。合併して調印して、夜が明けたらすばらしい町になったな、合併してよかったなということはあり得ないと思うんですね。そういった中で合併18年度の予算編成は、いよいよこれは17年度の秋に行われたわけでございますけれども、これこそが合併元年、新市建設計画をこれから進めていく上での諸事業を決めたその予算であったろうと思います。私の思いでは、この18年がいよいよもう合併スタートの年、一体感を醸成するための諸施策、新市建設計画で合意をされたことが着実に実行されていく、この合併しても距離感を短くすることはできませんけれども、もうなるべく行政サービスあるいは行政格差をなくしていくためのさまざまな事業が取り組まれるのが18年度であろうというふうに思いますが、先ほどの先般の選挙に際しましては、合併しても何も変わらなかった旨のご発言が非常に私には少し不思議に映りまして、じゃあ、調印が済んだ直後から何が欠落していたのかなということをぜひ教えていただければありがたいと思います。

 次に、合併しても周辺部が取り残される旨の発言がございますが、瀧本市長さんにとりまして、周辺部とはいわゆる旧芳井町、旧美星町のことでしょうか。また、これは合併をするどこの団体におきましても、周辺部のことが大変問題になります。中央部ばっかりが発展をして周辺部が取り残されるというのは、もう北海道から沖縄まで合併するとこのすべての課題だろうと思いますが、この地区におきましてそういったことのないように、格差をつけないためのどんな施策をお持ちなのか、今この時点でお答えになれることをお聞かせいただきたいと思います。

 続きまして、現職の市長との戦いに勝利をされたわけですから、井原市政はいかんせん大きな方向転換を図っていくというのは当然のことでございまして、さまざまな今日まで総合計画を含め、井原市が進めてまいりました諸事業の抜本的見直しをされていることと思いますが、とりあえず何から手をつけて、これから井原丸のかじ取りをまずスタートされるのか、お尋ねをいたします。

 次に、大きく2番目ですが、市民病院のことについてお尋ねをいたします。先ほどからこのことは議論になりまして、市長もご答弁をなさいましたが、私なりにお尋ねをしてみたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 この地域の井原市民病院、この井原市民病院のあるべき姿、もちろん何でもかんでもフル装備にしてやっていければ、もちろん住民の生命を守るということは目的は達成できるんですけれども、いかんせんさまざまな制約がございます。財政上の問題もございます。この県南西部医療圏域に属する井原の市民病院が、瀧本市長さんからごらんになられて、どのような病院があなたの理想の病院と思われるのか、まずそのことをお尋ねをいたしたいと思います。通告書には改革の中身等もお尋ねすることにいたしておりますが、先ほどご答弁がありましたのでこのことは割愛をさせていただきますが、ただ政治家は不可能を可能にするのが政治であろうというふうに思いますので、困難なことではございますけれども立ち向かっていっていただきたい、そのことはもう私も議員の一人として申し上げておきたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。



○議長(藤原清和君) 11時10分まで休憩させていただきます。

              午前10時58分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

              午前11時10分 再開



○議長(藤原清和君) それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。

 ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) それでは、20番議員さんのご質問にお答えいたします。

 合併前、旧井原市の行政に対してどのような印象をお持ちでしたかというご質問でございますが、井原市の印象と申しますと、私も子供の時代から芳井町に生まれ育ち、そして隣町井原市とのつながりというのは、もう学校のすべての行事の中でもやはり井原後月というような上について諸行事があったわけでございまして、本当にそうした意味では井原市とは本当に近い関係が子供のときからありました。高校もこの地元の井原高校の方へ進みましたので、そうした中で私も子供時代からの井原市との親近感というものは非常にあったわけでございます。

 また、職員になりまして、合併前の井原市と芳井町では自治体としての規模が違うわけでございます。平成12年の国勢調査による人口は、井原市が3万4,817人で、芳井町は6,016人でございました。全国ではまだ人口が300万人を超える横浜市もあれば、人口200人程度の村までありましたけれども、幾ら人口が少なく規模が小さい市町村でも、自治体として機能していかなければならないわけでございます。

 当時、芳井町の職員は約80名程度でございました。対する井原市職員数は約420名という職員数でございました。規模が小さい自治体ほど職員の仕事も係をまた担当を兼ねなければならないことから、職員の専門意識というものが薄くなるという印象を持っておりました。そうした自治能力、行政能力、また財政能力の観点からも、私が町職員時代から井原市と芳井町との違い、またその差を感じておりました。

 次に、旧井原市、旧美星町と合併することの必要性、メリット等、町長としてどのようにお考えかというお尋ねでございますが、私が町長時代の合併の必要性、メリットという考えでございますけれども、芳井町に限って言えば、具体的に合併が動き出したのは平成15年1月23日に当時の井原市、井原市議会の呼びかけによりまして、1市3町の市町村合併問題意見交換会が市民会館で各市町の首長、議会の正・副議長、合併問題特別委員会の正・副委員長が出席して開かれました。そして、1市3町による研究会の設立をというご提案に私ども芳井町としては賛成いたしましたが、ご承知のとおりこの時点では立ち上げができませんでした。

 また一方では、芳井町は合併しなくても基金を食いつないで当面はやっていけるのではという声も一部にはありましたけれども、当時の芳井町の財政力指数は0.211と低く、また一般会計の財源、14年度の決算でございますけれども、歳入約32億円のうち、地方交付税が約18億円と依存型の財源でございました。地方分権が進展し地方交付税が締めつけられる中で、また国から示される合併しない小規模自治体に対する権限の縮小策などで、人口1万人未満の市町村には特に厳しい状況になることは予想されましたから、合併の必要性というものは強く感じておりました。そうした中で、平成15年2月に私から当時谷本市長さんの方へ井原市と芳井町の合併研究会の立ち上げをお願いに上がりました。芳井町議会も井原市議会へ申し入れをされ、井原市、井原市議会ともこの申し入れを受け入れていただきまして、後に美星町も加わって研究会、法定合併協議会と進み、今日に至ったわけでございます。

 メリットにつきましては、財政や行政の効率化が図れることはもちろんでございますけれども、先ほども触れましたが、職員規模が拡大されれば旧町では設置が困難であった専門職員を各部門に配置することができるため、時代の変化や地域の実情に対応した施策の展開が可能となりまして、行政サービスの充実、住民サービスの向上が図れることや、その1市2町のそれぞれの個性を生かしたまちづくりを、より効果的に行うことができる点などが上げられます。

 そして、合併協議におきますとこの協議内容、決定事項において何か不満が残りましたかという、その合併協議での感想のお尋ねでございますが、この1市2町の合併方式については、合併研究会で芳井町は当初新設合併を希望しておりましたけれども、第1回合併協議会の中で合併方式は編入で、協議は各市町対等の立場で行うことが提案書へ盛り込まれまして、編入を受け入れた経緯がありました。合併協議会での協議内容、決定事項におきましてもそのとおり進められ、満足のいくものだったと思っております。

 そして次に、合併しても何も変わらないという意見に何が足りなかったのか、どう取り組めばよかったのかというお尋ねでございます。私が先ほど来お話をさせていただいておりますが、今回の後援会活動で井原市地域を回らさせていただきまして、多くの市民の皆さんと出会う機会を得ました。その中で合併しても何も変わらないという声を市民の方から聞かせていただいておりました。

 1つには、合併して1年半、合併協議の中でもまだ調整する事項が多くあることも、一体感の醸成が進まない一因として考えられると思うわけでございます。また、広報紙などで市政の情報を提供をしておりますけれども、市民に浸透してないことも要因と考えられます。私は合併協議会の中で策定をいたしました新市将来構想・建設計画の着実な実施が一体感の醸成につながると考えられるわけでございます。中でも広報については、情報の共有に現在整備が進められている井原放送のCATVに期待がかかるところでございます。また、私は市政を取り組むには、市政は市民のためにあるという原点に立ちながら、市民の皆さんとしっかり対話を持ち、情報を共有し、市政を進めていきたいと考えております。

 そして、周辺部が取り残されない施策はということでのお尋ねでございます。

 合併しても周辺部が取り残されるということは私から言ったことではなく、地域を回った中で市民から言われたことでございますが、周辺部という言い方は、ご指摘のとおり旧2町を指しておりますけれども、特に旧美星町、旧芳井町の市民の皆さんから、周辺部が寂れないように、取り残さないようにしてくださいということを強く言われました。取り残されない施策としては、まず一体感の醸成が急務と考えられますが、先ほども申し上げましたが、合併協議における調整事業の展開や未整備地域へのケーブルテレビ整備の促進、中でも旧井原市と旧2町とを結びつける基盤整備は大事であろうと思っております。特に旧美星町への道路整備は早急な対応が必要と考えます。

 それから、まず何から手をつけられますかというお尋ねでございますが、先ほども申し上げましたが、市政は市民のためにあるという原点に立ちながら、市民の皆さんとしっかりと対話を持ち、市政を進めていきたいと考えております。そのためには、公約にも掲げておりますが、協働のまちづくり市民推進室を設置、そして開催し、広く市民の皆さんの声を聞いて市政を進めていきたいと考えております。

 そして、市民病院についてのお尋ねでございますが、今日自治体病院を取り巻く環境は、先ほど来申し上げておりますけれども、医師不足を初め、たび重なる医療制度改革のあおりを受けて、業務縮小などを余儀なくされる病院や、経営的にも全体の6割以上の病院が赤字を出しているなど、かつてない厳しいものがあります。こうした環境を受け、全国的には医療の安定供給や医師不足を補うため、機能の再編、統合、拠点化、さらには病院相互の連携を密にしたネットワーク化により効率的な医療体制づくりが進められております。また、経営形態も、これまでの自主運営から経営の自主性の拡大、高コスト体質の是正などの効率化を推進するため、指定管理者制度の導入や独立行政法人化などの民営化施策の道を選択する病院が増加している現状でございます。

 ご承知のとおり、井原市民病院の運営も同様に厳しく、特に内科、小児科、産婦人科医師が不足していることや、外科、麻酔科の医師についても必要とされており、今後の医療体制が懸念されるところでございます。また、経営的にも減価償却費を毎年3億円近く計上しなければならず、将来的には厳しい経営を強いられることも必至の状況でございます。

 こうした中での理想とする病院像とのお尋ねでございますが、自治体病院の置かれている立場や採算性の問題など、市民の皆様のご理解をいただき、まずは医師の確保が前提条件として、一つには個々の患者のニーズや状況に応じた医療サービスの提供を可能とする地域密着型の病院であり、いま一つはこれも住民各位の悲願でございますけれども、救急医療を提供できる病院であることが言えようかと思っております。地域密着型病院の推進につきましては、これまで培ってきた市民の健康を保持する地域中核病院としての医療体制に加え、診療所等からの紹介患者の受け入れ、高度医療施設への紹介、さらには福祉施策への協力など、医療・保健・福祉の連携により、医療提供をこれまで以上に進めることであります。

 また、高齢化が進み、身体機能が低下した患者がふえておりますけれども、在宅生活が可能になるような予防、回復等のリハビリテーション機能の充実を図っていくことも大切だと思っております。リハビリテーション機能につきましては、平成16年度に井笠地域リハビリテーション広域支援センターに指定され、地域の模範的位置を占めているところでございます。

 救急医療を提供できる病院につきましては、先ほど申し上げた医師の確保が絶対条件で、大変困難な問題であります。しかし、市民の皆様に安心・安全な社会生活を確立していくためには、ぜひとも必要な医療と考えております。いろいろな困難があることは承知しておりますけれども、これらの医療機能を整え、市民の皆様が安心して医療が受けられる病院が必要であると考えております。理想とする病院、また民営化等による病院のいずれを進めるにしても、医療という専門性や特殊性があることからすれば、一長一短で進むものではないと考えておりまして、現在の井原市民病院の置かれている現状、また医療を取り巻く環境や動向等を十分見きわめて進めていく必要があると考えております。

 以上で20番議員さんの質問の回答とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 20番 川上 泉君。

              〔20番 川上 泉君登壇〕



◆20番(川上泉君) ご答弁をいただきましたが、若干まだお聞きしたいことがございますのでよろしくお願いいたします。

 まず、1番目の合併前この隣町であった井原市の市政をどのように評価されていたのかなと、長所、短所、そういったことも行政の場におられた関係でお気づきになられた点があろうかと思います。そのことがまさにこれから瀧本市政の改革の道へと私はつながる一つのカードがそこにあるのかなという、そういう思いがいたしましてお尋ねをいたしましたので、再度よろしくお願いいたします。

 それから、合併協議会では新設合併を希望しておったけれども編入ということで、そういった中で対等で話し合いと、特に問題はなかったというお言葉をお聞きして、いささかほっとしました。私はこの現職との戦いでございましたので、何かどうしても心に持っておられるのかなということを思っておりましたが、美星町さんも含めての話し合いでございまして、合意された新市建設計画は本当にこれから将来この町にとってもう絶対取り組まなければならないことばかりでございますので、この点においては安心をいたし、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 それから、病院のその前に、合併しても何も変わらないというようなことは市長自身の考える言葉ではなく、広く歩かれた中での市民の声であるというふうにおっしゃられました。先般の病院の質問のときにも、市民の強いそういう希望があって公約として取り組んでまいったというようなことをおっしゃられました。確かに私も一議員でございますけれども、地域を歩けばさまざまな市民のご意見がございます。しかし、そういった中にはそれをそのまま受けとめて、だからそうだというばかりではなく、やはり行政に携わる者といたしましては、こちらからも市民の皆さんにお訴えをしなければならないことがどうしてもございます。それは確かに病院の問題にいたしましても、24時間救急医療体制、小児科もそういうふうになって、そして産婦人科もまた再開をできてというようなことになれば、それは市民の人にとれば万々歳かもわかりませんけれども、途方もない財政負担、また経営上の問題が発生するおそれもございますので、そこらはいかに市民の声というふうに一言で申されましても、やはり行政の側から専門的な話は市民の皆様にも話を聞いていただく、そしてどこでバランスをとるかということが一番大切なんだろうと思うんです。ただただ、市民の声がある、市民の声があるというのでは片手落ちになるのではなかろうかなというふうに思います。そういった点につきまして、どのようなお考えをお持ちか、お尋ねをしたいと思います。

 それから、合併をして周辺部が寂れるということでございます。そういった心配の声があるということで、その周辺部は旧芳井町、美星町ということでございますけれども、この新井原市には、例えば野上町、神代町はお隣小田郡に接しますし、木之子町、県主、大江は笠岡市、高屋町は福山市へ接すると、もう全体がぐるっと周辺部です。それは、瀧本市長、私もその周辺に住まいをいたす者ですが、同じ思いでございますので、旧芳井町、美星町が周辺部ということだけの一言にはならないということもまた頭の中に置いて、これから市政を進めていただきたいと思いますが、その点についてもどのようなお考えか、お尋ねをいたします。

 いささか前後いたしましたが、その市民病院について踏み込んだご答弁をいただきました。あくまでここでこうするということではなく、そういった話もあるという一般論を言われてのことであろうと思いますけれども、あえて踏み込んだご答弁がございますのでお尋ねをさせていただきたいと思いますが、行政が病院事業を行っていくためのメリット・デメリット、そして地方独立行政法人へ移行して半民営化ですが、公務員型と非公務員型とさまざまございますけれども、そういった体制へ移行して井原市の直営でなくすると、そういったやり方に持っていった場合のメリット・デメリットをお聞かせをいただきたいと思います。

 私は以前からの持論として、井原市の市民病院が一つの病院をもってすべての医療体系を住民に提供していくというのは余りに無理がございますし、ここの県南西部医療圏域は医療にとりまして決して県北と比較して不利な場にございません。そういった面において、医師会等と綿密に連絡取りながら、またあるいは県境がございますけれども、人の命に県境はございませんので、福山、備後地域との医療圏域とも密接な関係をとりながら、地域全体として医療レベルのアップを図っていくということが、僕はこの井原地域にとって一番正しいやり方だろうというふうに思っております。そういったことについてどのように思われますか。ご意見と申しますか、ご感想をお聞かせいただきたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 20番議員さんの2回目のご質問にお答えいたします。

 まず1点は、井原市についてどのような思いでおられたかということの再質問でございますけれども、先ほども申し上げましたが、井原市とはやはり文化、歴史また教育におきましても、大変井原後月というような形の中で非常に深いつながりもあり、密接な関係もございました。そうした中で、合併につきましても私が合併を進める中で、旧町民には私直接的には異論は聞くことなく、この合併につきましてもスムーズな形で旧井原市の方へお願いに上がったという経緯もございました。そうした中で、市政、井原市、そして行政上の違いはそうした市と町としての規模の違いということで、先ほどもお話を申し上げましたけれども、住民サービス、そうしたサービスの徹底を図る上では規模を大きくすることがやはり必要なことかなという思いも、職員時代、町長時代にもそのような思いに至っておりました。

 それから、市民の声ということを私も聞いて市政を進めるということを基本的なスタンスとして市政に取り組むと、町長時代からもそうでございましたけれども、やはりこのスタンスは変えることなく今後も続けていきたいというふうに考えております。20番議員さんのご指摘のとおり、すべて市民の声がその市政へ反映できるかどうかということは財政問題等々の絡みもございます。そうした中ではやはり判断をしていかなければならない問題でもありますけれども、ご提案、ご提言の中、そして地域の課題というのはやはり多くの市民が抱えておることでございますし、その声を聞くということは、やはり私はあくまでも基本的には必要なことではないかなというふうに考えておるところでございます。

 そして、周辺部という言い方で、これはもう当然ご指摘のとおりで、旧美星町、旧芳井町のみならず、その境界線に位置する地域は周辺地域ということでございますが、そうしたそれぞれのまた課題というのはそれぞれにあるわけでございますし、そのこともしっかりと受けとめて、これからの市政に取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。

 そして、先ほど理想の病院像と病院の姿ということでお話をさせていただきました。確かにこれからの今自治体病院と取り巻く状況というのは大変厳しさが増すばかりでございます。そうした中で、これから財政上で運営する方でどのような形がこの地域にとっていい形かというのは、やはりそれぞれの角度をもって検討もしていかなければならない問題であろうと思っております。先ほども申し上げましたが、指定管理者制度の導入、さらには独立行政法人化というような民営化施策の道を選択するという病院が非常に昨今ふえてきております。そうした選択肢というものもこれからは検討していかなければならない問題かもしれませんけれども、今の時点ではやはり井原市民病院のその市民の思いというものをしっかりと受けとめて、今の現状で、とにかく医師の確保、さらにはそうしたそれぞれの課題というものもしっかりと精査して取り組んでいかなければならないことかなというふうに考えておるところでございます。

 いろいろ先ほど来申し上げましたけれども、市民の声というものはやはり基本的スタンスとして、私はこれからもしっかりと受けとめて市政に取り組むということをここにご報告を申し上げて、議員さんの質問に対する回答とさせていただきます。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 市長さん、もう一点だけね、行政に携わる者として、ただ市民の声を聞くだけじゃなくて、何ぼか理解してもらってのことについて、どういうふうにされるかということをちょっとお答え願いたいんです。



◎市長(瀧本豊文君) 市民の声を聞くだけではなくて、どのように理解をしていただくかということでございますが、やはりこれは、説明する責任というのは当然行政側にあるわけでございまして、そうした財政上の問題なども含めて、それをしっかりと市民の方々へお答えしていく体制づくりもしていかなければならないのかなというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 済みません、もう一点。病院のことで、独立法人化にした場合のメリット・デメリットと、現状でのメリット・デメリットね。



◎市長(瀧本豊文君) はい。民営化すれば、財政上ではやはりメリットはあるのかなという思いがいたしておりますけれども、しかしこれにつきましては地域の病院、地域に根差した病院ということでいけば、市民の皆さんの側からすれば、やはり民営化はどうかなという思いで、その中でデメリットはあるのかなということを感じておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) そしたら、もう一点だけ。備後圏域との連携についてどういうふうに思っておられるかということもひとつ上げられておるんですけども。



◎市長(瀧本豊文君) これは医療に関してでございましょうけど、備後圏域、それぞれの周辺地域における病院との連携というのは当然必要なことであろうと思っております。高度医療にかかわるもの、そうしたものにはさらに充実した病院もあるわけでございまして、そうした病院との連携、さらには市内の地域、医師会、診療所との連携、それぞれのこれからは連携というものが必要なものであろうというふうに思っております。



○議長(藤原清和君) よろしいですか。〔20番 川上 泉君「はい」と呼ぶ〕

 次に、14番 佐能直樹君。

              〔14番 佐能直樹君登壇〕



◆14番(佐能直樹君) 14番の佐能直樹です。井原市民クラブを代表して質問させていただきます。

 まず初めに、先ほどもそれぞれの質問者の方からお祝いがございましたが、さきの行われました新井原市の第1回目の市長選にご当選されました瀧本市長さん、まことにおめでとうございます。地方自治体を取り巻く環境が、合併したとはいいましても大変厳しいものがあります。若さ、誠実、実行力が持ち前とお聞きをしておりますので、新井原市の将来を見据え、鋭意市民の代表として頑張っていただきたいとエールを送るものであります。

 さて、私は新市に合併してちょうど1年半が経過をいたしましたが、1市2町が合併をして、3市町長さんで策定をされた現在実施中の新市将来構想・建設計画についてお伺いをいたします。

 このことにつきましては、前の議員さん、20番議員さんとも重複する部分もあるかと思いますが、よろしくお願いをいたします。

 まず初めに、本市の合併の意義と背景についてでありますが、国の財政基盤の強化と言えば聞こえはいいわけでありますが、先の見えない借金財政の状況や中央主権体制の限界ということを感じる中で、今回の平成の大合併が地方の自主性を尊重しながらとは言いましても国、県の一方的な指導のもと実施をされてきたことはご承知のとおりであります。こうした中で、我々の地域も時間的な制約を受けながら合併協議を重ね、市民の多くが合併の恩恵を受けることを願い、1市2町のトップの決断により、問題点はあったものの比較的円満なうちに本市の合併は行われてきたと思っております。

 そこでお伺いをいたしますが、市長は本市が1市2町で合併をするというような意義や背景についての考え方、これは先ほどのご答弁の中にもありましたが、もう一度どういったお考えでおられるのかということをお聞きをしたいというふうに思います。

 また、どういった考え方やお気持ちで、当時町長として合併の協議に臨まれたのかということについてお伺いをいたしたいと思います。

 次に、初めに申し上げました新市将来構想・建設計画についてでありますが、本計画は平成17年度から平成26年度までの10カ年の中で、新市の均衡ある発展を基本として1市2町の一日も早い一体感の醸成を求めるとしておりますが、新市将来構想・建設計画の着実な実現に向けた今後の具体的な取り組みや行財政運営についてお尋ねをいたします。

 1点目でありますが、国の三位一体改革の中で、国や県というのは非常に財政状況が厳しいというふうに言われておりますし、事実そういった状況でございますが、今後さらに厳しくなってくると思われます。幾ら地方の自主性の中で合併をしたとはいえ、合併を指導した国や県の後押しがやはり今後もどうしても必要であります。新市長の人脈の中で最大限こういったことを生かして、今後新しい井原市を建設をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 また、国や県の支援が十分でないことも、今までの状況を考えると予想されるところでありますが、単市として新しい井原市の市独自の積極的な本計画に対する取り組みはどのように考えておられますか。

 2点目でありますが、10年間という限られた期間での計画の達成でありますが、地域間格差、これは先ほども質問に出てまいりましたが、これをどういった形で是正をしていくのか、また均衡ある発展をどのように実現をしていくのか、漠然とした質問になると思いますが、大変難しい課題であります。こういった中で、事業の実施に当たって、先ほどもありました優先順位をつけていくことが私は必要だと思います。限られた財政でありますから、いろいろなことを一斉にするということにはならないというふうに思いますが、この優先順位をつけるという考え方はどうでしょうか。このことについてお伺いをいたします。

 3点目でありますが、計画実行のための財源の確保であります。

 前谷本市政は、今日まで県下ではトップの健全財政でありました。このことはよくご存じのとおりであろうと思いますが、新井原市の将来のために、今までの健全財政を維持しながら新市の建設をぜひお願いしたいものでありますが、本市のこういった現在までの貯金を目減りさせることのないよう、本計画に対しての財源確保の見通しはいかがでしょうか。

 4点目は、先にお尋ねをした健全財政と重なる部分が幾分かございますが、今後の厳しい財政状況の中での計画の実施、実現は、将来の本市のやはり安定的な経営のためには、これからなされる計画の実施がより効率的なものでなければなければならないというふうに私は思っております。この考え方をお聞きをいたします。

 5点目でありますが、住民の声の集約であります。このことについても、先ほど市長は市民推進室を設置して市民の声を聞くというご回答でございましたが、合併がもたらす効果はすべて住民が満足するものではないことはご承知のとおりであります。今後よりよいサービスを住民に提供するための努力は常に行っていかなければなりません。これは議会も同様でございまして、こういった場を通じて、やはり執行部の姿勢を正すということになろうかと思います。そして、住民の声を聞くということで推進室の設置も必要でありましょうが、市長は本当に一軒ずつ期間中お回りになって、全戸を回って声を聞いたということを先ほど来、声を大にして答弁をされておりますが、いろいろな形の中でこれから先、毎年全戸をお歩きになるということはできないと思いますから、この市民推進室の設置はもとより、どういった形といいますか、審議会とかいろいろな住民の声を聞く体制、組織、受け皿というのがあると思いますが、これ以外のことについて、どういった形で住民の声を集約をするのかということをお尋ねをしたい。そして、その声の最大公約数は何であるかということを常に判断していくことがトップであろうというふうに思います。そして、これを必ず実行していただくということが求められるわけでございます。こういった中で民意を集約する、集めるためには、これら以外にどういった方法をお考えでしょうか。

 以上、1回目の質問を終わります。



○議長(藤原清和君) 午後1時まで休憩いたします。

              午前11時52分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

              午後1時   再開



○議長(藤原清和君) それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。

 ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) それでは、14番議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。

 まず、新市の合併の意義についてということでのお尋ねでございます。

 合併をめぐる背景としては、地方分権の進展、日常生活圏の拡大、そして少子・高齢化の進行、厳しい財政状況、多様化する住民ニーズへの対応などがあります。地方分権が進む中では、市町村がみずからの考えと責任を持ってまちづくりを行う必要があり、事務事業の執行体制の充実強化が求められ、1市2町では高度化、多様化するニーズにこたえることが困難であると思われます。

 また、日常生活圏は行政区域を超えて広がり、広い観点から一体的なまちづくりを進めることが合理的です。さらに少子・高齢化の進展により、特に高齢化率の高い1市2町においては、高齢者福祉への対応が大きな課題となります。

 一方、国、地方が厳しい財政状況の中でも住民への行政サービスは適切に行う必要があり、1市2町がそれぞれ単独で財政運営を行っていくことは困難を極めることが予想されました。こうした中、小規模の市町村が現在の行政サービスを将来にわたって維持向上させるためには、合併という手段を持ってスケールメリットを生かした行財政改革を進めることが実効性のある現実的な考え方と言わざるを得ません。1市2町が、子や孫の代まで住みやすく活力があり、魅力的な町であり続けるために、合併によってそれぞれが持っている歴史、文化や人材、社会資本などを有機的に組み合わせたまちづくりを展開していくことが極めて重要なことの考えから合併に至ったと考えております。当時私も芳井町長として合併協議に臨みましたが、これまで続いてきました芳井町を閉じることに寂しさを感じましたが、地方分権の進展や財政状況などを考えますと、単独での町政維持は困難であり、より広域的な行政が町民にとってのサービス、また維持向上につながることと確信し、合併に臨んだ次第であります。

 次に、新市将来構想、建設計画についてでございます。

 三位一体改革、国、県の厳しい状況の中で、計画の早期実現に向けた単市での積極的な取り組みはどうかとのお尋ねでございますが、国、地方通じて非常に厳しい財政状況の中で、新市将来構想・建設計画に掲げられた事業を着実に、しかも早期に実現するためには、当然のことながら単市での事業実施の検討も必要だと認識しております。なお、こうした前提といたしまして、不透明な部分も多いわけですが、将来的な財政状況というものを十分見きわめた中で、財政の健全化が保たれる範囲での単市による取り組みになろうかと思っております。

 次に、10年間の計画達成の期間の中で、現状の地域間格差是正を図り、地域間の均衡ある発展が求められているが、優先順位などの考え方ということのお尋ねでございます。

 新市将来構想・建設計画に掲げております新市建設の基本施策とその事業を着実に実施することこそが、地域間格差是正や地域間の均衡ある発展につながると考えております。これら事業の中から、特に重点的、戦略的に取り組む事業を重点プロジェクトと位置づけておりまして、この重点プロジェクトの各事業は、新市建設に当たって各地域が優先的に解決すべき課題を担うものでありまして、特に優先順位の高い施策と考えております。

 また、重点プロジェクトの中での優先順位につきましては、その効果等を十分検討した後、順次決定したいと思っております。

 そして、本計画に対しての財源確保の見通しをということでのお尋ねでございますが、地方交付税の総額縮小等、国の財政的な支援というものが先行き不透明な中、将来において基幹的な行政サービスに破綻を来さないためには、常に財源確保に努める必要があると考えています。税収の確保を初め、国及び県の新市建設費補助金を有効に活用することが重要だと思います。

 さらに、合併特例債につきましては、合併特例債頼みの施策では後年度の負担が懸念されるため、事業を実施に当たり、事業評価など費用対効果を精査しまして、優先順位の選択等が必要と考えております。

 それから次に、計画実施に当たって今後の厳しい財政状況の中で、より効率的な財政運営が必要と思うが、その考え方はというお尋ねでございます。

 今後、少子・高齢化の影響で、扶助費を初めとする社会保障関係経費及び特別会計への繰出金の増加によりまして、財政運営が圧迫されることが予想されます。また、地方交付税など、国の財政的な支援は不透明となっております。しかし、このような状況におきましても、井原市第4次の行政改革の大綱指針としまして、職員が一丸となって行財政改革を強力に推進し、徹底した経費の節減、合理化を図って、持続的な財政構造を引き続き構築しなければならないと考えております。

 次に、住民に対してよりよいサービスを提供するためには住民の声を十分市政に反映していく必要があるが、その方策についての考え方についてのお尋ねでございますが、住民が求める行政サービスは多様化、高度化しております。また、福祉や医療、教育面など、さまざまな分野において行政サービスのあり方というものも変化しております。今後は行財政改革を実施する中で、職員の専門意識の醸成や意識改革に努めるほか、市民満足度についても機会をとらえて把握に努め、市民ニーズを的確にとらえたサービスの提供を行ってまいりたいと考えております。先ほどご指摘もございました私の公約に掲げる協働のまちづくり市民推進室、こうしたものを活用いたしまして、住民の声というものも集約して市政に取り組んでまいりたいと、かように考えております。

 以上が答弁とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 14番 佐能直樹君。

              〔14番 佐能直樹君登壇〕



◆14番(佐能直樹君) ありがとうございました。

 新市が合併して新たに新井原市としてスタートした、本当に1年目の初めての予算をつけた年であります。本当に一生懸命若さを出して頑張っていただきたいと思います。けさほどの答弁から、若さ、誠実、実行力ということで頑張っていかれるということでありますが、もう少し若さを出していただいて、元気を出した答弁をいただきたいというふうに思います。

 全体的に新市将来構想・建設計画、やはり新しい町の基本となるわけでありますが、前市長谷本市政と、それから今回の瀧本市政、それぞれ前の市長が立候表明をされた後に立候補されたわけであります。そういった意味で、これ従来のことでありますが、現在のままではいけないというふうに思って決断をされたというふうに私どもは理解をいたしておりますが、旧井原市の中で今度新しく体制を変えて、これは変えていかなければいけないという決意があって立候補されたというふうに思いますが、その点を明確にお答えをいただきたいと思います。

 そして、朝からも答弁をお聞きをしておりますと、新市建設計画にのっとって着実に進めていくということが先ほどの答弁でもございました。これは従来の谷本市政を継承するということでいかれるということでありましょうか、その点も重ねてお伺いをいたします。

 さらに、今回は初議会でありますから、先ほども申し上げましたが、具体的な答弁に欠けているというふうに私は考えるわけでありますが、次回12月定例、さらには3月、6月と順次議会があるわけでございますから、新たにこの新市建設計画をきちっと計画をされたとおりの答弁を先ほどされたわけでありますが、やはり新市長として、繰り返すようでありますが、やはり瀧本市政さすがだなと言われるところを、一つ議会をクリアするごとに出していただきたいというふうな思いがありますが、この点についてのお考え方はどうでしょうか。

 以上で2回目の質問を終わります。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 14番議員さんの2回目のご質問にお答えをしたいと思います。

 まず、旧井原市の中で、これは変えていかなければならないということを明確にということでございます。市政に対する思いというのは、私も先ほど来申し上げておりますけれども、このたびのいろんな私も市政の取り組みにつきまして、後援会活動の一環として地域を回らさせていただきまして、それぞれ地域の課題、そうした多くの声を聞かさせていただきました。そうした中で、私もこのたびは公約に掲げながらこの取り組みを行っていきたいというふうに考えております。その中で私も非常に、地域を回れば、本当にこれも具体的に示せば生活道の問題から、先ほど市民病院の問題、さらにはこれからの高齢化が進む中でやはり北部地域においては足の確保をいかにしてくれるか、その辺のところの思いというものがひしひしと伝わったわけでございます。そうした中の取り組みは早急にこれから行っていかなければならないと思っております。

 ただ、昨年3月1日合併ということで1年半を過ぎたわけでございまして、そうした中でこれからのそれぞれの課題というものもまた新たに生じてくるかと思います。そうしたことも私は今後取り組んでいかなければならないというふうに考えておるところでございます。

 そして次に、新市将来構想・建設計画ということで、従来の谷本市政を継承するのかという問いでございますけれども、これにつきましては、新市将来構想・建設計画につきましては1市2町による合併協議の中で策定された計画でございます。私もその合併協議会の副会長という立場でその責任の一端を担ってきたわけでございまして、そうした中で私はこの計画というのは一緒の立場でこの計画の策定に携わったというような立場から、結果的にはこの計画を継承していくというような形になろうかと思っております。

 それから、この新市建設計画、さらにはこれから行政の取り組みの中で、さらに具体的な施策の展開ということの質問に受けとめたんでありますけれども、これから私も就任いたしましてまだ3週間余りという立場でございます。そうした中でこの市政の取り組みにつきましても、一層私もこれから市民の皆さんの声を聞きながら、また議会、議員さんのそうしたお声等々も聞かせていただきながら、この市政への取り組みを行っていこうというふうに考えておるところでございます。

 いずれにいたしましても、課題も多いわけでございますが、一生懸命私もこの行政推進に邁進してまいりますので、何とぞ議員皆様方のご協力のほどもお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(藤原清和君) 14番 佐能直樹君。

              〔14番 佐能直樹君登壇〕



◆14番(佐能直樹君) 新しい井原市建設へ向けての取り組み、市長のお考え方をお聞きをいたしました。最後に1点だけ質問をして終わりにしたいと思います。

 質問の前に、やはり一体感の醸成ということを、これは新市建設計画の中にもあちらこちらにうたってあることであります。新しく市長がかわられまして、住民同士の一体感の醸成、または行政と市民の一体感の醸成、さらには職員の皆さんがやはり仕事をしておるわけでありますから、市の職員の皆さんとの一体感の醸成も早急に進めていただくようにお願いをしたいというふうに思います、これは回答は結構でございますが。

 1点だけ、旧井原市は、1回目の質問でも申し上げましたが、財政的に非常に県内でもすぐれた市でありまして、ナンバーワンでありました。このことについて、やはりある国会議員さんは、夕張市のようになってはいけないというようなことを書かれておりましたが、旧井原市が財政的に本当に破綻をするような気持ちでおられたのか、今の気持ちをお伺いをして質問を終わりたいと思います。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) それでは、3回目の質問にお答えをしたいと思います。

 旧井原市、財政的にすぐれた市であったということで、その市の健全財政というものは、本当に職員皆様方、また議員皆様方、そして市民の理解のもとに、この行政、取り組みを、健全なる行革を進めながら効率よく行政の推進を長年にわたって培ってこられ、取り組んでこられた結果、県下でも本当に有数の健全財政たる市となっておるというふうに認識をいたしております。決して井原市が夕張市のような破綻するような市とは、私自身は思っておりません。そうした今までの取り組みに対しては、もう敬意を表する次第でございます。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 次に、個人質問を行います。──7番 大滝文則君。

              〔7番 大滝文則君登壇〕



◆7番(大滝文則君) 7番大滝文則でございます。このたびの議会から、井原市の方の誘いで未来21という会派に所属しております。よろしくお願いいたします。

 まずは、瀧本新井原市長にはご当選まことにおめでとうございます。激戦を制しての勝利であり、喜びもひとしおのことと思われます。先ほど来よりお話がありますように、選挙公約は無論のこと、世代交代のうねり、誠実で有言実行、井原市の未来に責任を持ちます、それぞれのフレーズに多くの市民の期待と支持を得られたものと思われます。いろいろお話はございますけども、今後はその期待にこたえるべく、市民の幸せのため、新井原市発展のため、尽力されることを願っております。

 さて、私の質問でありますが、今回は就任間もないということで、おのずと市長の考え方、方向性をお尋ねするということになります。議会の役割としては、批判、監視、牽制、提言等々ありますけども、批判というのは、あくまでその方向が間違った方向にならないようにとの視点の批判、監視、牽制であります。批判とは、非難ではなく、あくまで物事の是非、瑕疵などを検討し、評価、判定することであり、確認にも似たことと解釈しております。監視とは、注視、見守ることであり、牽制は、方向性が誤っているときに制止するというのが役割であり、議会での承認は、なれ合いでも言いなりでもないと認識するとこであります。今回は、その方向性、考え方の確認であることからの質問でありますので、市長の考えを、思いをできる限り具体的に市民に訴えていただきたいと、このように思っております。

 まず、最初の質問ですが、改革についての市長の考え方であります。

 1つ目ですが、健康寿命日本一のまちづくりをスローガンに掲げられています。このことについては、漠然としては私なりにイメージはできるんですが、正直なところよくわかりません。医療、介護、福祉政策のあり方が密接につながっているとも思われますので、市長におかれましては、そのあたりどのような考えのもとこの地域の改革に取り組まれるんでしょうか。非常に幅が広く、漠然とした質問ではありますが、医療、介護、福祉政策について、井原市の現状の認識と今後のあり方について、具体的にどうあるべきなのかをご所見をお伺いします。

 2つ目は、行財政改革です。このことは、次の合併の是非にもつながるものですが、それはさておきまして、行き過ぎるというか、過度な行政サービスの提供は財政を悪化させる要因ともなります。そういうその要因を踏まえながら市民の要望にもこたえていかなければならないということであります。先ほど来お話がありますように、価値観の多様化により住民のニーズも多様化、高度化し、また複雑になってまいります。そういった中で、市長はどういった考えのもと行財政改革に取り組まれるのか、これらについても、現状の認識と今後どのように改革を図るのかお尋ねします。

 2番目の質問ですが、市町村合併と一体感の醸成についてであります。先ほども質問がありましたから省けるところは結構でございますが、私なりの質問ですので、どうかよろしくお願いします。

 1つ目の質問は、平成の大合併はなぜせざるを得なかったのかという問いであります。このことは、今後多くの市政運営の基礎とも言うべき大きな要因を含んでいます。市長のご所見をお伺いします。

 2つ目は、新市の一体感の醸成についてであります。この課題は大きな課題でもありますし、また私はなかなか難しいものとも考えるとこです。難しいことではありますが、市長は無論そうですけども、我々もこれからそれに取り組んでいかなきゃなりません。そしてまた、本年度から各種予算も組み、そしてこれから具体化していくときではあったんですが、先ほどもお話がありましたように、市長は合併後1年半たっても一体感の醸成の姿が見えないとのような発言をされています。今後、どのようなあり方が一体感の醸成にとって有効な手段になるとお考えですか、具体的なご所見をお伺いします。

 これで1回目の質問を終わります。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 7番議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。

 まず、健康寿命日本一の観点及び医療・保健・福祉・介護などとの連携について、その所見をお伺いするというお尋ねでございます。

 健康寿命とは、私たち一人一人が元気に毎日の生活を送る中で、健康で明るく、実り豊かで満足できる生活を送ることができる期間のことを言います。私は、この健康寿命を長く保つことによって、市民の皆さんが元気で明るい毎日を送れるようになることは、今後さらに進展していく超高齢化社会では大変重要なことであろうと思っております。政府もこのような観点から、健康日本21という国民健康づくり運動を2000年4月からスタートさせておりますし、私も芳井町長時代から、健康寿命日本一を目指すまちづくりを掲げてそれぞれの事業展開をしてまいりました。

 健康寿命を延ばすことは、現在ふえ続けている医療費の抑制につながりますし、無論介護保険料の抑制にもつながってまいります。しがたいまして、健康寿命日本一を目指すこと、すなわち平均寿命と健康寿命の差をいかに縮めていくかということでもありますが、このことはこれからの大きな課題の一つであると認識しておりまして、今後は、健康教室の充実を図るなどソフト事業の展開に力を入れてまいりたいと考えております。中でも、笑いと健康をテーマにした体操教室や各種教室などを積極的に開催し、笑いの効能が十分発揮されるような事業展開にしたいと考えています。

 地域における医療・保健・福祉・介護等の連携は、地域医療を総合的に展開し、さまざまな面で地域住民の方々を支え、いつまでも健やかに過ごしていただくための重要かつ必要不可欠なものであると思います。これら連携を図っていくためには、関連する多職種の協働による地域に根差したネットワークの構築がなされなければなりません。この地域ネットワークの構築によって初めてトータルの地域住民を見守ることができ、また高齢者の健やかな日常を支えることができると考えております。

 高齢化が進むこれからの社会におきまして、介護予防への取り組みがますます重要になるのは明らかなところであります。井原市におきましても、平成18年度より地域包括支援センター及び地域支援センターいばら、よしい、びせいの各サブセンターを設置し、地域高齢者を支援すべく、総合相談支援事業や権利擁護事業などの各種支援事業や介護予防事業などに取り組んでおります。

 また、地域の多くの関連施設やボランティアなどさまざまな地域資源との連携、協力体制の整備を進め、包括的な、また継続的なケア体制の構築、すなわち地域ネットワークの構築を行いまして、地域参加型介護予防体制の確立を目指してまいります。

 そして、続きまして行革についてでございますが、行財政改革についての現状の認識と今後どのような改革を図るのかのご質問でございますが、まず現状の認識でございますけれども、本市では平成8年度から井原市行政改革大綱を策定し、絶え間なく行財政改革を継続した結果、先ほどもお話しございましたが、実質公債費率が12.0%と県内15市の中でも一番低く、また経常収支比率では、15市の中で2番目の85.2%と健全財政であるという新聞報道がなされたところであります。このように健全財政を維持しているということは、絶え間ない行財政改革のたまものであると認識をしております。

 したがいまして、次の今度どのような改革を図るかとのご質問でございますけれども、引き続きこの井原市の第4次行政改革大綱に沿って、集中改革プランを着実に推進していかなければならないと考えているところでございます。

 それから、市町村合併と一体感の醸成についてということでございまして、この件につきましては14番議員さんにも申し上げましたけれども、合併をめぐる背景としては、地方分権の進展、日常生活圏の拡大、少子・高齢化の進行、厳しい財政状況、多様化する住民ニーズへの対応などがあるわけでございます。地方分権が進む中では、市町村がみずからの考えと責任を持ってまちづくりを行う必要がありまして、事務事業の執行体制の充実また強化が求められまして、1市2町では高度化、多様化するニーズにこたえることが困難であると思われました。

 また、日常生活圏は行政区域を超えて広がりまして、広い観点から一体的なまちづくりを進めることが合理的ということ、さらに少子・高齢化の進展によりまして、特に高齢化率の高い1市2町においては、高齢者福祉の対応が大きな課題となるわけでございます。一方、国、地方が厳しい財政状況の中でも、住民への行政サービスは適切に行う必要があり、1市2町がそれぞれの単独で財政運営を行っていくことは困難をきわめることが予想されたわけでございます。

 こうした中で、小規模の市町村が現在の行政サービスを将来にわたって維持、向上させるためには、合併という手段をもって、スケールメリットを生かした行財政改革を進めることが実効性のある現実的な考え方と言わざるを得ないわけでございました。1市2町が子や孫の代まで住みやすく、活力があり、魅力的な町であり続けるためには、合併によってそれぞれ持っている歴史、文化や人材、社会資本などを有機的に組み合わせたまちづくりを展開していくことが極めて重要なことという考え方から、合併に至ったということでございます。

 次に、合併後一体感の醸成が1年半たっても姿が見えないとの発言をされていますが、どのようなあり方が一体感の醸成にとって有効な手段であるとお考えかということのご質問でございます。

 私は、新市建設に当たり定めました新市将来構想・建設計画の着実な実施が一体感の醸成につながると考えておりまして、その中でも特に、井原地域と芳井地域、美星地域を結ぶ道路網の整備や井原あいあいバスの運行拡大、そして市民体育祭を初めとする各種イベントを通じた人的交流、地域間交流の促進、さらには井原放送の双方向化支援を初めとする情報通信基盤の整備や広報紙の発行による情報の共有化などの事業実施が一体感の醸成に有効な手段であると考えております。

 以上で7番議員さんのご質問の回答とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 7番 大滝文則君。

              〔7番 大滝文則君登壇〕



◆7番(大滝文則君) ありがとうございました。

 私が質問した市町村合併、一体感の醸成、また行財政改革等々どれも関連した問題で、非常にこれをとればこれが悪くなるという、先ほどから1万6,000戸の声を聞いて歩いて、その声を公約にされたという話もありましたけども、ほかの議員さん言われましたけども、市民の声を聞いて、またそれを反映させるのは無論大切なことです。市民の目線になってその政策を打っていくのは大切なことでございますけども、これなかなか、先ほど言いましたように、財政が伴わんとできんことはできないと。それから、先ほど最初に言いました医療、介護、福祉政策についてもいろいろお話がありましたけども、これについても、医療だけを取り出しても病院経営もありましょうし、先ほど言われました予防医療もありましょうし、また緊急医療体制等々は他の医療機関と連携をしなければならないと、こういう問題もあります。

 市民病院の歴史を見てみますと、昭和38年に開業をされておるそうですけども、市民病院はその後数年間は、数年間といいますか、昭和41年ごろまでと思うんですけども、順調に推移しとると。という中で、私は思わぬ記事を目にしたんですけども、その当時昭和42年にスモン病というのが発生した。その後、市民病院というのは非常に苦難な時代に入っておるらしいです。これは当初伝染病という話がありまして、新聞等大学の先生もそうかもしれませんけども、そういう発表がありまして、僕も子供のころですか、薄っすらとは聞いておるんですけども、井原へ行けばスモンが移るというような話もちょっと若干思い出したこともあるんですけども。そういう説で、いろいろ伝染病隔離病棟を芳井町と、それからその後美星町と矢掛町と組合をつくったと、そういういろいろ経緯もあるそうですけども、一つのことを取り上げてなかなか出しても、いろんな課題、問題があると思われます。先ほど言いましたスモン病が、その後キノホルムという薬のせいで、スモン病の原因があるということが発見されるまで、非常にそういう地域の混乱、また市民病院の運営に非常に支障を来したということも聞いております。

 そういった中で、それぞれにその時代の人が脈々とその維持管理、また地域住民のためにということでやっとられるわけでございますけども、そういった観点からしても、一つの問題がかなり幅広い視点から見ていただかないとなかなかこれから先の行政は立ち行かないんではないかと、こういうふうに思っております。

 合併の記事に戻りますけども、ここへ9月23日付に岡山大学の副学長で岡田先生という方が、平成の大合併が避けれなかった原因を十分理解しない、なぜこの地域は合併を余儀なくされたのでしょうかということをお聞きして、井原市について特集みたいな感じでここへ書かれております。きょうは当面のお話でございますので、また参考にしていただけたらいいかと思うんですけども、非常に複雑な要素が絡み合った問題を一つ一つ処理していかなければならないということですので、できるだけ今後も、今回は難しいでしょうけども、今後は具体的にそれぞれのご所見をお話し願えたらと、このように思っております。

 また、ついででございますけども、20年前市長をされておった西山市長という方がいらっしゃるそうですけども、この方は、この地域の長期的な医療、福祉関係を展望するとき、やっぱり医療と福祉施設は一体化してやらんといけないんじゃないかということで、山王の方へその計画をされたらしいです。そういった中で、なかなか土地の問題とか等々いかない、そういう形でいたし方なく福祉施設と病院の建設を分かれてせざるを得なかったというような経緯もあるそうです。一つのことをとってもいろいろな経緯、課題があるわけでございますから、先ほどから言いますように、今後いろんな面を考えてこれからの活動にしていただきたいと。

 それから、ちょっとまたいろいろ僕も幅広く質問しておりますので、どこへ行ってもいいといったらおかしいんですけども、美星診療所の話が出ましたけども、答弁では、12月にという話もあったような、4カ月と言われたんですか、ちょっとその辺ちょっとはっきりちょっともう一度ご答弁いただければと思うんですけども。4カ月かかることによって旭川荘の契約が来年4月になると、4月に旭川荘が開所したいという中の流れで、その約束については守られるのかどうか、こういった問題があろうかと思うんですけども、この辺どういうふうに認識されておりましょうか。

 それから、4月に開所ができなかったことによって、旭川荘との契約について不都合が、例えば延びたことによって何かしらの旭川荘からの追加の要望があるとすると、ちょっとこれはまずいことになると思うんですけども、その辺についてはどのようにお考えなのか、ちょっと2回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 7番議員さんの2回目の質問で、美星診療所についてのご質問でございます。

 先ほどの回答の中で話をさせていただきましたけれども、美星診療所、旭川荘には、私も9月末に就任いたしまして早々に、この問題につきましては考え方、お願いに上がらねばならんということで、継続的にひとつお願いをしますという申し入れをさせていただきました。ごあいさつということと、今後引き続いての、私も方針は変わらないということの申し入れ、お願いに上がったわけでございまして、それで今度そうした契約等々につきましての具体的な詰めの話は、これから事務的にまた具体的な詰めを行っていきたいと、かように思っております。

 先ほどの工期の問題でお話をさせていただきましたけれども、これも予想ではそのぐらいかかるであろうということでございまして、その辺のことも、今後補正なり予算化した準備段階で旭川荘とそうしたことの詰めを行っていきたいと、かように考えております。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 7番 大滝文則君。

              〔7番 大滝文則君登壇〕



◆7番(大滝文則君) まことにちょっと強引に美星診療所の方へ持っていったわけで、まことに申しわけなく思っておりますけども。ちょっと公約の話が出ておりますけども、市長は、美星地区の後援会便りには大至急早急に改革を必ず図りますということがあって、それは美星地区の今の現状の住民からいうとそれは今の市長の答弁のとおりで、旭川荘と協議を重ねていただき、早急にミニ特養ですか、これがなされるのがいいかと思うんですけども、この辺、その分の市民の声を聞いてそれを反映させていくということで、一応市民の方にそういうことをある意味広報活動をされて、今度は市民にはそのことの変更を言わずに、またまた前谷本市長がされてた方針の方へ戻るということについて、どうもちょっと私わからんのんですけども、美星町の大多数の人はそれでいいかと思うんですけども、その辺の考え方について先ほどからちょっとわかりかねますので、お知らせ願いたいと思います。

 美星診療所については、美星地区がもう既に後期高齢者が22%、8月末の75歳以上の方も1,220人という非常に、それにましてまたひとり暮らし、2人暮らしの人が多いという中で、そういう福祉施設、また特に医療施設が付随した福祉施設というのが非常に望まれるとこでありまして、前の形が最高の改革だと思っていたわけでございますけども、その辺の分の整合性をどういうふうにご説明いただけるのか、お願いいたします。

 終わります。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 7番議員さんの3回目のご質問にお答えをしたいと思います。

 確かに私も後援会活動の一環で美星地域を回らせていただきましたときに、今まで美星国保病院ということで病院があって、入院施設もあったということ、それでこのたびは診療所になったということで、入院の施設がなくなったということの非常に医療に対する不安を訴える方が非常に多かったということでございます。しかし、この現状につきましては、大変地域医療にかかわるもう社会問題となっておる大きな問題でございまして、しかしとは申せ、これを診療所として今スタートしたばかりのものを、それも旭川荘の理解のもとに診療所としてスタートできておるわけでございます。これを私は壊すというような気持ちは毛頭ございませんし、先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、引き続いてこの計画、旭川荘との間の既定の方針は進めてまいるということもお答えしております。

 医師の確保ということの努力は今後私も行っては参りますけれども、これが即座に入院業務の再開につながるということになりますと、なかなかこれも難しい問題であります。そうした中で、指定管理者であります旭川荘、この経営状況等々、入院業務ということが再開できるかということも将来的にわたって旭川荘と詰めていかなければならない問題であろうと、かように考えております。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 次に、18番 猪原保之君。

              〔18番 猪原保之君登壇〕



◆18番(猪原保之君) 18番の猪原保之です。通告いたしております2件についてお伺いをいたします。

 これから4年間の行財政運営と政策面についてお伺いいたします。

 任期満了に伴う井原市長選挙で見事当選、1万4,926票で、現職を1,414票差で新人で初挑戦で初当選された市長に対し、深甚なる敬意を表するところでございますとともに、今後大いに期待いたしております。若さ、誠実、実行力に富んだ盛年市長、50歳、合併によって市周辺部になった芳井町、美星町、中山間地方特有の諸問題等新市のまちづくりを担う責任の重大さに気を引き締めながら、これからの4年間をしっかりと取り組んでもらいたい、このように思うところでございます。市長は、票の重さをしっかりと受けとめ、市民のために粉骨砕身努力いたしたいとのことでございます。大いに頑張ってください。

 また、高齢化率も年々上がるし、希望の持てる井原市実現に向かっていくことが必要だと思われます。高齢化の進展は著しく、行政需要が増加するのであろう今後の行政運営は、合併特例債を取り入れて活動していくことが肝要ではないかと思われるところでございます。

 午前中にも、また先ほどにもいろいろと申されましたが、市民病院の医師不足の解消についてどのように対応されるかということにつきましては、先ほど来るる申し上げておられますので、私は原稿を変えて申し上げたいと思います。

 公約の中に出てきます市民病院の医師不足、また産科の医師不足、機能充実など地域特有の医療、福祉問題解決に公約として申されましたが、この医療関係は公約のとおりにはなかなか思うようにはいかないと思われますが、若さと行動力で必ずやなし遂げてもらいたいと思います。大いに期待いたしております。こういった関係でございますが、医療関係は複雑多様化いたしておるところでございます。医師不足についてはなかなか思うようにはいきませんが、今後市民病院の医師不足解消に全力で取り組んでもらいたいと思います。お伺いするところは先ほど答弁していただきましたので、答弁は要りません。

 次に、地方財政問題でございますが、今後の地方交付税の見通しについてでございます。国から支払われる地方交付税の交付金の不透明さなど、いかに健全に行うか、この問題は9月14日の山陽新聞に、実質公債費率12%の健全財政を維持していると、これらのことと載っておりました。これらの諸問題を解決し、すべて市長の責任は重くのしかかってくる、見通しはなかなかつかないと思いますが、昨年度との対比などについてお伺いをいたすところでございます。

 次に、観光面でございますが、観光は幅が広く、私は温泉のみについてお伺いをいたすことにいたしております。幅が広いといいますと、北条早雲の関係あるいは那須与一の関係、いろいろ我が井原市にはございますので、温泉のみについて申し上げておきます。

 高梁市が進めておりますゆ・ら・らは大変好評でございます。また、倉敷市の下津井のホテルが夕やみ百景に選ばれまして、露天ぶろから眺める夕日は非常に美しいとのことでございました。当井原市におきましても、井原温泉と地図にも記載されておりますが、井原温泉を利用する手だてはないものでしょうか。ボーリングを行い、温泉が出るようにいたすなれば市の発展にもつながるし、井原線の利用客が温泉を利用すると井原線の搭乗客も増加するように思われてなりません。この件につきましては、過去3年、3回お伺いいたしましたが、今後の取り組みについてお伺いをいたします。

 次に、2番目でございますが、市政改革についてでございます。

 先ほど来答弁の中で、市民推進室を設置するとのことでございましたが、市職員の意識改革についてどのように進めていくかお伺いをいたすところでございます。市の執行部と議会とは車の両輪のごとしと言われている。理解と協力がなけらねば市民の負託にこたえられない。市民の負託にこたえられる努力が必要ではないだろうか。議会の協力をいかに構築していくのか、市政改革を真っ正面から取り組まないと一生懸命に仕事をしている者が報われない。今後、市職員の意識改革についてお伺いをいたすところでございます。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) それでは、18番議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。

 今後の地方交付税の見通しについてということのお尋ねでございます。ご承知のとおり地方交付税は、地方公共団体間における財政力の格差を解消するため、地方公共団体間の過不足を調整し、均衡を図るといった財源調整機能と、どの地方公共団体に対しても行政の計画的な運営が可能となるよう必要な財源を保障する財源保障機能を有する地方の固有財産であり、地方自治の本旨の実現に資するとともに、地方公共団体の独立性を強化することを目的としております。

 本市の平成17年度の普通交付税の交付額は61億3,700万円余りであり、収入総額の30.7%を占め、自主財源の乏しい本市にとっては大変貴重な一般財源であります。現在、この普通交付税の額の決定は、標準的な財政需要である基準財政需要額から標準的な財政収入である基準財政収入額を控除した額を基本として決定されており、その算出方法は大変複雑でありまして、透明性に欠けるとの指摘もあるところでございます。

 こうしたことから、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006において、簡素な新しい基準による交付税の算定を行うなど見直しを図ることとされており、これを受け、先月地方財政に関する総務大臣、地方六団体会合が開催されまして新型交付税の試案の基本フレームが示されたところでございます。この新型交付税の基本的な考え方は、人口規模や土地の利用形態による行政コストの差を反映し、また離島、過疎など真に配慮が必要な自治体に対応する仕組みを確保することで、地方自治体の財政運営に支障が生じないような制度設計を行うこととしております。

 お尋ねの今後の見通しでございますけれども、具体的な算定方法が示されていない現段階において、本市の影響額を見込むことは困難でございますけれども、今後の協議過程に注視しなければならないと考えておるところでございます。いずれにしても、新型交付税の導入に際しては、国は地方交付税が地方固有の財産であるとの認識のもと、国と地方公共団体間における財政秩序を厳かに保持することを前提とした上で、地方分権改革の主課題を十二分に認識しまして、財政的な制度改革を先行することのないよう、市長会等を通じて強く要望していきたいと考えておるところでございます。

 次に、観光行政について、今後どのようなことを重点的に進めていくかというお尋ねでございますが、ご承知のとおり市内には向町権現平の小田川川床を泉源とする烏休温泉がありまして、現在は老人福祉センターへ配水しているのみでございます。当初は毎分50リットルありました湧出量も、くみ上げ等の状況を見ますとかなり減少してきておりまして、また効能もほとんど見出せない状況からしましても、現状でのさらなる利用は困難であろうかと存じます。

 また、新たな温泉開発は掘削施設の建設など莫大な費用を要するものでありまして、また用地等の問題もございます。さらに、確実性の面からも大きなリスクを伴うものでありまして、公での開発には慎重な検討が必要であろうかと存じます。現在、民間業者が鬼ケ獄温泉の開発を手がけておりまして、こうした民間の活力にも期待を寄せているところでございます。

 そして、市政改革ということで、職員の意識改革についてのお尋ねでございますが、職員の意識改革については、職員が一生懸命業務に励んでいることは承知しておりますけれども、常に市民本位を念頭に置いて取り組んでいただきたい、そのことを徹底したいと考えているところでございます。また、最近特に公務員の飲酒運転が新聞紙上をにぎわわせておりますけれども、井原市の職員には、そのようなことがないように徹底していかなければならないとも考えておるところでございます。

 以上で回答とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 18番 猪原保之君。

              〔18番 猪原保之君登壇〕



◆18番(猪原保之君) 質問いたしております2番目の交付税の問題、61億円少々とのことでございます。この問題は、非常に難しい問題でございます。今後一生懸命取り組んでいただきたい、かように思っております。

 税対策は非常に困難であるということですが、このことについても一生懸命取り組んでいただきたいと思っております。

 また、観光行政につきましても、一般ではできるが、行政関係ではできない、こういったことのようでございます。他の地区におきましてもそういったこともありますが、当地において温泉と名がつく以上、これを利用したらいいのではないかと思いますが、答弁が出ましたので、その辺で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(藤原清和君) 2時15分まで休憩いたします。

              午後2時5分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

              午後2時15分 再開



○議長(藤原清和君) それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。

 次に、16番 石井敏夫君。

              〔16番 石井敏夫君登壇〕



◆16番(石井敏夫君) 日本共産党の石井敏夫でございます。

 私は、芳井リハビリ教室のサービスを利用者負担なしにしてはどうかということについてであります。

 芳井リハビリ教室については、昨年9月議会、そしてことし3月議会で取り上げていますが、それだけ利用者にとっては切実な問題であります。旧芳井町が20年以上前から老人保健事業として実施され、地域の健康寿命に大きく役立っていることはご存じのとおりであります。

 私は昨年9月議会で、利用者は通常十数人ですが、月に3回理学療法士による集団体験や個別訓練などを実施しており、多い日は30人以上にもなる、そのときは場所が狭くてどうにもならない、お互いの手と手が触れ合わないように、伸び伸びとリハビリができるようにすべきだとの私の質問に対し、答弁は、今後老人福祉センター内の部屋を訓練者の控室に活用する方法で対応するとのことでありました。しかし、1年が経過しています。利用者から部屋の件はどうなっているのかという声を聞きます。ぜひ実現していただきたいと思いますが、どうでしょうか。

 次に、ことしの3月議会では、新年度から第3期の介護保険事業が始まるが、今まで以上に在宅介護や介護予防に力を入れるということが報告されました。そうであるならば、今後どのようになろうとも、今までの芳井リハビリ教室のサービス状況は変えてほしくない、現状のままの存続をすべきだとの私の質問に対し、答弁は、4月から介護保険法が改正され、老人保健事業としての機能訓練事業は見直される、現在のリハビリ教室の機能訓練と同様の通所サービスが導入されることから、高齢者の身体の状況に応じたサービスの見直しにより負担が伴ってくるが、送迎も含めて現状対応と変わりませんとのことでありました。

 しかし、10月から大きく変わりました。今まで利用者負担は無料であったものが、今度は1人1カ月4,000円にもなる大きな負担になりました。今まで週3回利用していた人も1回だけになり、したがって1カ月4回だけということになりました。利用者負担は増額になるし、回数も少なくなるということもあって、30人以上の利用者が20人になりました。その20人のうちの1人の方が、4,000円の負担が多過ぎて払えないということでリハビリをやめたいと言っているそうであります。今までは福祉バスと小型の福祉車両の2台で月、水、金曜日と送迎をしていましたが、10月からはこの福祉バスと福祉車両の2台が利用できなくなるということで、レンタカー1台で全域を送迎しております。そのレンタカーと運転手等の費用で、1人当たり4,000円の負担ということであります。利用者から、なぜレンタカーでなければならないのか、今までのように福祉バスで存続してほしいとの声であります。送迎を含めて現状対応と変わらないという3月議会の答弁に照らせば、利用者負担なしにすべきだと思いますが、どうでしょうか。

 今自治体で、国の言いなりに高齢者から公的な介護を取り上げてしまうのか、それとも自治体としてできる限りの努力をするのかが問われております。したがって、自治体独自の助成が必要です。高齢者がその人らしく、人間らしく生きていくことを支援する健康づくり、本来の予防事業を地域で多面的に進めるべきであります。市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 16番議員さんのご質問にお答えをいたします。

 芳井リハビリ教室のサービスを利用者負担をなしにしてはというお尋ねでございます。

 芳井リハビリ教室は、老人保健事業として芳井地区の方を限定に合併後も継続して実施ておりまして、仰せのとおり本年3月議会において、従来の対象者で当面送迎も含め継続して実施すると回答しておりますけれども、同時に、4月からの介護保険法の改正に伴い、老人保健事業としての機能訓練事業について高齢者の方々の身体の状況に応じた見直しが必要であり、それに伴い負担が伴ってくることもあろうかと答弁をしております。

 また、老人福祉センターの部屋を訓練者の控室に活用する件につきましては、リハビリ教室開催時には談話室を控室として開放しておりまして、いつでも利用していただけるようにしております。

 このような状況の中で、このたび芳井リハビリ教室の見直しを行い、現在の利用者36人のうち老人保健事業の対象者7人は、今後も利用者負担なしで週1回リハビリ教室を実施してまいります。また、介護保険対象者22人については、他地区と同様に介護保険サービスに移行していただきます。あとの7人につきましては、いきいきデイサービスや地区のサロン等を活用されることになるかと思います。

 そして、10月からはリハビリ教室の利用者がサロンとしてなかまの会を発足し、自主的に活動をされるとお聞きしております。送迎を含めた運営経費については、全額を会費で賄うとなると高額になるため、井原市社会福祉協議会芳井支所の助成制度等の利用を検討していただきたいと思っておるところでございます。

 なお、送迎に関する機能訓練の送迎バスにつきましては、井原市の自家用自動車として検査を受けているため、市の事業に限定をしておりまして、任意団体であるなかまの会に貸し出すことは現段階では困難でありまして、今後、介護予防事業の閉じこもり予防教室等の送迎に運行を計画をしておるところでございます。

 以上で回答とさせていただきます。



○議長(藤原清和君) 16番 石井敏夫君。

              〔16番 石井敏夫君登壇〕



◆16番(石井敏夫君) 昨年からたびたび芳井のリハビリ教室へお邪魔をしていろいろ話を聞いております。昭和60年から始まっておりますが、最初は9名ほどでありましたが、どんどんどんどんふえて最高55名にもなったと聞いております。先ほど市長さんが言われたのが今の状況だと思いますが、市長さん、なかまの会と言われましたんですが、10月以前がなかまの会で、今度は20名の会員でもってめだかの会と改名しとります。教えてあげましょう。そういうことで、20人しかおりません。もうそんなに負担がかかるんなら私は両方受けるというわけにいかんと、デイサービスへ行ってでも我慢するということになると、デイサービスでは機能訓練はなかなか難しゅうございます。

 そういう意味では、市長さんの言われる健康寿命日本一ということを掲げられておりますけれども、これからソフト事業を進めていくと、その中にも介護予防をしっかり頑張っていくということも先ほどの話でありましたけれども、言われることがそのまま実行されていただくならば、もう少し頑張って、例えば今まで無料であったのが1人4,000円ですが、その内訳は私の聞いたことで言いますと、レンタカー1回が1万円だそうです。で、週に1回ですから月に約4回、4万円だそうです。それで、1人4,000円でしょう、今どんどん会員が減って20人ですが、その中から1人は、もう払えないから私はもうリハビリ行きません言われた人がおられます。19名になると思いますが、そうなりますと、4,000円で20名だとすると8万円です。1回1万円を月に4回すると4万円です。そうなると、単純に計算しても10人分で済むということになります。そういうことからして、無料にまでできないというんなら、せめて半額にしたらどうかと私は思います。

 ちょっと聞いてください。これまで福祉施策として実施されていた介護予防が介護保険制度に組み込まれたことによって、ことし4月から要介護1以下の軽度の高齢者は、車いすや介護ベッドなど福祉用具の貸与が受けられなくなりました。従来の利用者への経過措置も9月末で期限切れとなり、高齢者の不安が高まっています。これに対して厚生労働省は、8月14日、軽度者であることをもって機械的に保険給付の対象外とすることのないようという事務連絡を各都道府県に送付しているということであります。厚生労働省でさえそういう通達を出しております。そういうことからすれば、十歩、百歩譲って半額にしてはどうでしょうか。

 それから、部屋の件ですけれども、こないだ何回か行く中で、貸してもらえる部屋を見せてもらいました。私が見せてもらったのはリハビリ教室の隣の部屋でした。ちょうど下はこういうじゅうたんのようなきれいなのを張ってあって、応接セットの立派なもんが真ん中へどんとありました。行政相談などで時々使うということでした。こういう部屋はもったいないなあ言うたわけですが、私は昨年の9月のときにそれを要望しとるわけですが、1年がたってやっと使わせてもらえるのかなあということで、なかなか弱者の方面へ目が向かわなかったのかなあと残念に思っておりますが、前向きな答弁をいただいてありがとうございました。

 そういうことで、地方自治体の最大の仕事は、住民の福祉の増進を図ることであります。国の悪政から住民を守る防波堤としての役割を今こそ発揮するときが来ていると私は思います。半額、せめて半額、なしにしてほしいんですが、利用者の皆さんのために半額にしていただきたい。そして、リハビリというのは今まで毎日のようにしてきたわけです。それを週に1回だけでは本当のリハビリにならんと思います。そういう意味では、回数もふやす、負担も少なくする、その方向で検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 16番議員さんの2回目の質問にお答えをいたします。

 なかまの会がめだかの会と変わったのは私も承知しておりませんでした。申しわけなく思っておるところでございます。芳井の福祉センターでございまして、私も芳井町出身でございますから、旧中央公民館という位置づけで、公民館の行事のそれぞれの中核ということで利用者も大変多い施設でございました。

 ご指摘の訓練者の控室ということで、これも以前は応接間ということで利用をされておりましたけれども、現在はそういった形で訓練者の控室に活用してほしいということで開放いたしておりまして、この利用の頻度につきましては私も今は承知はしておりませんけれども、ただ少ないということは、そうした啓発というのがまだなされてないのかなという思いもいたしております。大いにご利用をいただきたいと思っておるところでございます。

 そして、先ほど来の送迎のレンタカーの話でございますが、本当に今の国の施策は弱者に大変厳しい施策の展開をされております。これも少子・高齢化というような大きな流れの中での国の施策かなということで思っておりますけれども、しかし大変私どもといたしましては、地域においてそうした高齢化が進む中で、非常にお年寄りに対しての、また体の不自由な方々に対しての大変厳しい施策の展開に、憤りさえも私自身も覚えておるところでございます。

 私もこの政治信条、またキャッチフレーズといたしましては、健康寿命日本一のまちづくりということでキャッチフレーズを掲げて施策の展開を行っておるわけでございまして、この健康寿命というのが平均寿命、そして介護にかかっておられない方々を除けば健康寿命という寿命になるわけでございますが、この差をいかに縮めていくかというのが私ども行政にかかわる者のこれからの大きなまた課題であろうと思っております。そうした負担に係る部分では、本当に今の国の制度というのはこの使用料もろもろではございませんが、もう多くあるわけでございまして、そうした具体的な取り組みにつきましては、市としてできること、いろんなこれも関連するそれぞれの団体、また今行革が進められる中で、補助、使用料の改革も先般答申をいただいたばかりでございまして、その検討も入っていかなければならない点もございます。そうしたもろもろのそうした事業展開の中で、この事業、どれが一番いい形で皆様にご納得いただき、また弱者に対する施策の展開が一番いいのかなということを精査し、また検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(藤原清和君) 16番 石井敏夫君。

              〔16番 石井敏夫君登壇〕



◆16番(石井敏夫君) 先ほどの質問の中で、簡単な計算を申し上げまして半額にしたらどうかということでありますが、その点どうでしょうか。

 もし半額にでも検討されるとなれば、今20人の方はしようがないかなあと、4,000円も、もうしょうがないかなあと思っておられるわけです。ところが、それをそのままでいくと、さっき申し上げましたように、8万円集まって4万円使うという勘定になりますんで、1回のところを週2回に単純計算でなるわけです。そういうあたりをもう少しよく検討してみていただきたいと思いますが、今の市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 瀧本豊文君登壇〕



◎市長(瀧本豊文君) 16番議員さんの3回目のご質問にお答えいたします。

 先ほども申し上げましたが、それこそ弱者に対する今の取り組みについては、本当に検討していかなけりゃならない、市として何ができるかということを検討していかなけりゃならないということは、私も常々思っておるところでございます。そうした中で、この取り組みが即座に半額にできるかどうかということは、もろもろ今申し上げましたが、行革が進められる中、使用料、補助金等々の見直しも今進めておられる中、またこの団体等々に今ここだけを与えるかどうかということも、全体の総体的な中でやはり検討が必要ではないかなというふうに考えております。どうぞご理解をいただきたいと思っております。



○議長(藤原清和君) 本日の一般質問はこれで打ち切ります。

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○議長(藤原清和君) 本日はこれをもって散会いたします。

              午後2時38分 散会







 ・平成18年10月11日(水曜日)



出席議員

  1番  水 野 忠 範   2番  内 田 美千子   3番  川 上 武 徳

  4番  上 田 勝 義   5番  宮 地 俊 則   6番  佐 藤   豊

  7番  大 滝 文 則   8番  上 本   昇   9番  井 口   勇

  10番  森 下 金 三   11番  田 辺 隆 則   12番  河 合 建 志

  13番  鳥 越   勇   14番  佐 能 直 樹   15番  三 宅 康 之

  16番  石 井 敏 夫   17番  谷 本 仲 弥   18番  猪 原 保 之

  19番  鳥 越 孝太郎   20番  川 上   泉   21番  志多木 茂 夫

  22番  高 田 正 弘   23番  藤 原 清 和   24番  森 本 典 夫

  25番  藤 原 正 己   26番  乗 藤 俊 紀

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

欠席議員

  な  し

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出席した事務局職員

  局長       三 宅    伸     次長       金 高  常 泰

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説明のため出席した者

 市長部局

  市長       瀧 本  豊 文     総務部長     松 山  裕 郎

  市民生活部長   西 山  恒 男     健康福祉部長   久津間  憲 通

  建設経済部長   杉 原  健 介     水道部長     田 中    基

  総務部次長    毛 利  勝 博     市民生活部次長  鳥 越  愛 子

  健康福祉部次長  畑 地    泉     建設経済部次長  岡 田  明 男

  水道部次長    池 田  義 春     病院事業部長   池 田  孝 雄

  財政課長     国 末  博 之

 教育委員会

  教育次長     高 木  千代子