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岡山県 井原市

平成17年 6月定例会 06月16日−03号




平成17年 6月定例会 − 06月16日−03号







平成17年 6月定例会



        〇平成17年6月井原市議会定例会会議録第3号



・平成17年6月16日(木曜日)



              議  事  日  程

              午 前 1 0 時 開 議

 第1 一般質問

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              本日の会議に付した事件

 日程第1 一般質問

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              午前10時   開議



○議長(藤原清和君) 皆さんおはようございます。

 ただいまの出席は25名でございます。

 これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

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△日程第1 一般質問



○議長(藤原清和君) 日程第1 昨日に引き続いて一般質問を行います。

 まず、16番 石井敏夫君。

              〔16番 石井敏夫君登壇〕



◆16番(石井敏夫君) 皆さんおはようございます。

 日本共産党の石井敏夫でございます。

 まず、井原市民病院、美星国保病院の医療体制の確立についてであります。依然として、井原市民病院、美星国保病院の医療体制に対する苦情や要望が多く聞かれます。井原市民病院については、3月末で神経内科医師が1人帰られ、5月から内科医師1人来られたということを聞いております。しかし、大きな変動もなく、いずれにしても全体的に厳しい状況が続いているのではないでしょうか。特に、内科、小児科の医師の確保は本市にとって最も重要な課題だと思います。このことについては、3月議会で市長は、新年度で井原市民病院と美星国保病院の現状を踏まえつつ、今後の病院経営のあり方について構想をまとめたい。なお、専門家等で組織する協議会を設置し、岡山大学の教授にも参画していただき、指導を受けたいということでありました。その後、どのようにされ、どのように進展していますか、お尋ねいたします。

 次に、高齢者や障害者のための足の確保についてであります。特に、周辺地域から井原の循環バスのようなものを運行してほしいという声をよく聞きます。このことについて市長は3月議会で、路線バス、循環バス、スクールバスなど、今後全面的に見直しを考えている。今後、バスやタクシー事業者、地域や各種団体の代表などから成る検討委員会を設置するよう準備を進めているということでしたが、その後、多くの市民からどうにかしてほしいという声を聞く中で、どのように進展しているのかと思っていたところ、市長の提案説明のとおり、13日に井原市公共交通体系整備検討委員会が発足いたしました。これからは、地域地域の実情に合った交通体系の確立がぜひ必要だと思います。

 例を挙げますと、芳井町の片塚や井山地域の高齢者の声を聞きました。この地域は高齢者率50%であります。高齢者のひとり暮らしと2人暮らし、在宅寝たきりの世帯を合わせると、全世帯の半数以上であります。この地域から井原市民病院へ通院しようと思ったら、少しでも個人の負担が少なくて済むように近所の人たちと誘い合って日にちと時間を合わせて、2人、3人と一緒にタクシーを利用します。まず、芳井町の佐原まで出ます。そこからバスを利用して、井原市民病院または市役所まで出ていくということであります。もちろん福祉タクシー券を利用しますけれども、多額のタクシー代を支払わなければなりません。ですから、せめて循環バスのようなものを隔週、月に2回でもいいから運行してほしいという切実な声であります。こういった声は多くのところで聞きます。また、井原の循環バスを利用している方からは、逆回りの運行方法も考えてはどうか。また、ある地域では幼稚園児2人が通園しているが、最近、猿やイノシシが出没するようになり、大変危険です。循環バスの運行を通学時間に合わせていただきたいという声もあります。また、近くを循環バスが通るようにしてほしいという声は多く聞きます。市役所や市民病院、図書館、美術館、また芳井地区、美星地区を含めた市内の公共施設など、高齢者や弱者が安心して自由に気軽に外出できるような交通体系の確立が今求められていると思いますが、どうでしょうか。また、そのために仮称交通政策課を設置することを考えてはどうですか。

 次に、井原芳井広域営農団地農道についてであります。これは県の広域営農団地農道整備事業で、井原、芳井地域の農産物、野菜や畜産、果樹などの団地の生産、流通両面にわたる輸送力の基幹とするために計画的に整備を進めているものであります。起点は東江原の祝部市道から、終点は芳井町の橋詰の県道9号線までの延長約21キロで、総事業費は200億円ぐらいはかかるだろうと言われています。事業の負担割合は、国が50%、県が40%、市が10%となっています。平成2年から工事が行われていて、井原分は約80%以上工事が進んでいるようでありますが、芳井分はまだまだ30%そこそこであります。今、県道美袋井原線から県道黒忠井原線の間は供用開始、また青野から北は一部通行できます。芳井町地内県道297号線から西へ一部供用開始となっております。さて、問題は芳井分であります。延長11.174キロで事業費は約101億円であります。そのうち、平成16年までに工事が進んでいるのが3.644キロで工事費は36億4,000万円であります。したがって、平成17年以降は延長7.530キロで工事費は64億5,430万円であります。計画では21年までとなっていますが、実際はあと十数年はかかるのではないかと言われております。

 そこで、芳井町の農業の状況を見てみますと、農家人口は、平成2年は3,864人が10年後の平成12年には1,768人で、2,000人以上減っております。農家数は、平成2年1,022戸が平成12年には320戸までになり、700戸以上減っております。その中で専業農家は、平成2年は337戸が平成12年には137戸になり、200戸減っております。田畑の耕地面積は、平成2年は399ヘクタールが平成12年には174ヘクタール、野菜の収穫面積は、平成2年は57ヘクタールが平成12年には22ヘクタールという状況であります。このように、広域農道の工事が始まった平成2年から10年間の推移を見ただけでも、農業の衰退の状況がよくわかります。平成12年から5年が経過しております。その後どんどん高齢化が進み、ほとんどの農家が70歳代が中心で農業に従事しているという状況であります。明治地区の特産のごんぼうも、関係者の話では作付面積がどんどん減って、今では6ヘクタール以下ではないかと言っています。一方、県の方針は、今年度から県道全般についてコスト縮減のためのスタンダードを作成し、それに沿った見直しをする。しかし、これは土地改良法による土地改良事業であって、もともと計画時点で同意を得ている地元市及び地元受益者の変更への同意が必要となるということであります。したがって、市としても地元受益者の意見をよく聞いて、縮小、廃止を含めた大胆な見直しを考えてはどうですか。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) おはようございます。16番議員のご質問にお答えをいたします。

 まず最初に、市民病院、国保病院の医療体制についてでございます。そういった中で申し上げますが、基本計画の策定につきましては来年の1月末を目途に策定することといたしておりまして、この議会に係る計画策定費につきまして補正予算をお願いしております。経営基本計画の名称は「井原市病院事業経営基盤強化基本計画」とする予定でございます。意見聴取機関としては、専門家等で組織する検討連絡協議会、検討委員会を設置いたします。委員は、合わせて18名程度を予定しております。岡山大学第1内科教室に協力していただくことにいたしております。策定内容の主なものでございますが、2病院を取り巻く医療環境等の調査、調査に基づく2病院の現状分析と問題点の整理、経営基盤強化を進めるための取り組みについて、経営効率化への取り組み、体制強化への取り組み、民間的手法の導入方針の検討等であります。現在、計画策定に向けての諸準備を進めている状況でございます。

 次に、高齢者や障害者のための足の確保でございますが、6月13日には井原市公共交通体系整備検討委員会の第1回会合を開催いたし、20名の委員を委嘱し、新市における望ましい公共交通体系の姿について諮問いたしております。委員の構成ですが、バスやタクシーなど事業者から6名、老人クラブ、婦人協議会及び学校関係等の各種団体から推薦いただいた方や公募によります委員など、利用者から14名の合計20名となっております。それぞれの立場での意見を反映できる体制といたしております。今後はこの検討委員会におきまして、実際の利用状況や市民ニーズ等を十分に踏まえ、検討を重ねていただき、本年中には答申をいただきたいと考えております。この答申を踏まえ、効率的かつ有効な公共交通体系を構築していきたいと考えております。新たな課の設置は、一切考えておりません。

 次に、広域農道の芳井地域における今後の見直しについてでございますが、ご指摘のとおり農業従事者の高齢化は、芳井地域のみならず全国的な問題となっており、近年農道整備事業を取り巻く情勢は非常に厳しいものがあります。岡山県では、既に岡山農道スタンダードによる農道効果の見直し作業を行っているところでございます。全区間同一の車線数あるいは幅員に限定せず、地域条件及び地元住民のニーズに応じて幅員を決定できると、計画区間に2車線整備区間と1車線整備区間も組み合わせて整備するというようなことでございますが、先ほど仰せのように受益者ニーズに応じて合意が得られた後、事業計画の変更あるいは変更に係る法手続を行っていくことになろうかと思います。ただ、心配いたしておりますのが、3月の国会の委員会で小泉総理は、中山間地域ではむだな道路、河川がいっぱいあると。そういったようなものに金をつぎ込む必要はないと。したがって、さらに公共事業費については削減すると。そしてまた、一方では道路特定財源を一般財源化にすると、このことについても全国市長会としては大反対でございます。これからが勝負になってこようかと思いますけれどもが、そういった物の考え方を国自体がしておるわけです、政府がしておるわけです。これを、例えば見直しを大々的にやるということになりますと、それに対する経費が伴ってくるということになると、一番怖いのはこの路線はもう計画してあるいは工事に着手して相当年数がたっておるから中止すると、こういうことにもなりかねないということを一番心配いたしておるところでございます。



○議長(藤原清和君) 16番 石井敏夫君。

              〔16番 石井敏夫君登壇〕



◆16番(石井敏夫君) 医療体制の問題でありますが、この特に市民病院については平成15年9月から、当時の大田管理者のもとで医師不足ということから発足しまして、きょうにずっと至っておると思いますし、その点では多くの市民の皆さんが心配をされておることであります。しっかりと今後組織もつくっていただくようでありますので、頑張っていただきたいと思います。

 それから、交通体系、これもちゃんと検討委員会も設置されておりますし、今後しっかりと地域地域の要望にこたえられる、そういう交通体系の確立をお願いしたいと思います。

 広域農道の件でありますが、申し上げましたように農業はどんどん衰退しております。そういう意味では、今後進めていく計画の中で本当にそれが地域の皆さんが利用価値があるのか、効果があるのか、こういったことを十分地域の受益者の皆さんと検討されて、私が申し上げますのは、縮小あるいは廃止も視野に入れて考えていくべきではないか、もちろん地元の方がこれは必要だと言われれば、それはそれとして建設しなければなりませんが、今年度の予算でも5,000万円負担金が計上されておると思いますが、そうなると10%ということですから5億円の工事をするということになります。私、考えますのに、それがもしそうでなくて、地元の皆さんがそうまでしてもらわなくてもいいという声があるならば、そのお金を例えば植林の方とかといった方へ回すということも、素人考えではありますが考えるべきではないか、そう思っております。そういった点、改めてどうでしょうか、お伺いをいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) 広域農道につきまして、廃止という言葉を初めてお聞きしたわけでございまして、どちらかといいますと我々が聞いておりますのは、広域農道をできるだけ早期に完成していただきたいという要望は何回となくお聞きいたしておるわけでございます。廃止ということも含めて検討ということは一切聞いておりません。



○議長(藤原清和君) よろしいですか。

 次に、24番 森本典夫君。

              〔24番 森本典夫君登壇〕



◆24番(森本典夫君) 日本共産党の森本典夫でございます。

 まず最初は、障害者自立支援法案についての市の見解をお尋ねいたします。

 厚生労働省が2月10日に急遽、国会に提出した障害者自立支援法案は現在国会で審議中ですが、提案されている115条にわたる条文を見てみますと、その内容は当事者や家族、また自治体を巻き込んで困惑や混乱が予想されるものになっております。2月17日と4月28日に全国主管担当課長会議が開かれておりますが、障害者や家族、また自治体が知りたい中身は、同法案の108条にうたわれているようにほとんど政省令等で決めるようになっております。こういう状況の中で、自治体としてこのほど提案されている同法案の内容を見た範囲での見解を、大変重要な内容であります2点について具体的にお尋ねをいたします。

 第1点は、応益負担と食費等の自己負担についてであります。現在は、所得に応じて負担する応能負担になっておりますが、今度の法案では所得に関係なく応益負担となり、大変な負担増になってまいります。その上、食事等も個人負担ということになります。このことについての自治体としての見解をお伺いいたします。

 2点目は、障害者施策の実施主体が、身体、知的、精神、児童など各福祉法に分かれていたものが市町村に一元化されることになってまいります。このことについて、どういう見解をお持ちでしょうか。ほかにもさまざまな問題点があると認識しておりますが、まだ法案審議中でありますので、この2点だけについて基本的な考え方をお尋ねいたします。

 そして、これらの条文を見られて、この法律が成立し、井原市として実施するとなれば、先ほどの2件のほか懸念されることがあるのではないかと推察いたします。それについて、お聞かせいただきたいと思います。

 次は、公園の管理体制の強化と公園管理者を明確にすべきではないかという提言であります。まず最初に、井原地区、芳井地区、美星地区内に市の公園が何カ所あって、そのうち公園管理を委託している公園が何カ所あるのか、3地区それぞれについてお尋ねをいたします。

 市内の各種公園を地域の諸団体にお願いして年間を通じて管理していただいておりますが、管理状況について、公園付近の住民や利用者からさまざまな声が出されております。そもそも公園は市が責任を持って管理するのが原則であります。さまざまな事情で地域の諸団体に管理をお願いしている。しかし、管理がうまくいっていなかったら、市の責任で管理団体に管理の強化を徹底することが必要ではないでしょうか。また、一部の公園には設置されているようですが、公園管理をお願いしているすべての公園に、管理をどの団体がやっているということがよくわかる立て看板を設置してはどうでしょうか。合併によって市域が拡大したこともあって、この際、市内すべての公園の管理状況や遊具及びトイレの総点検を行い、不備なものは改善をしていただきたいと思います。お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 また、委託料についてでありますが、さまざまな条件がありますので委託料はピンからキリまででしょう。全体を見て委託料の一番多いところ、一番少ないところでどのぐらい出しているのでしょうか。また、委託料の算出基準をお尋ねいたします。

 さて、公園管理している諸団体もそう高くない委託料で最大限努力しておられます。しかし、この公園管理委託料が少ないという声をよく聞くところであります。そこで、このあたりで高くない委託料の引き上げを考えてはどうでしょうか、市長のお考えをお聞かせください。

 3件目であります。以前にも質問で取り上げたことがありますが、井原市民ギャラリーの2階部分の整備をぜひやっていただきたいという提言であります。市民ギャラリーは、井原市文化協会の各種教室の生徒の作品を発表する場として大変よく利用されております。聞きますと、私が以前提言しておりましたプロによる定期的な清掃について、今年度から1カ月に1度ではありますがプロの業者による清掃を実施していただけるようになったそうで、利用者も大変喜んでおります。さて、ギャラリーの利用者から2階部分が物置になっている、1階部分だけでは作品を展示するのに狭いときもある、整備して有効利用できるようにしてほしいという声を聞きます。確かに出展数が多くて作品を詰め過ぎているなと感じたことが、私自身も何度かあります。2階部分が多目的に利用できればこういうことも幾らか解消できますし、入館者に不快な気持ちを抱かれずに済むのではないでしょうか。市民ギャラリーの2階部分の整備を早急にやっていただきたいと思いますが、教育長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 4件目であります。昨年の台風による災害復旧場所を緊急に総点検し、適切な手だてを打っていただきたいという問題であります。昨年の台風による被害が市内全域で発生をいたしました。その後、災害復旧工事も進んでいますけれども、あれからはや1年近くが経過し、梅雨と台風襲来の季節になりました。そこで、昨年の台風での災害として申請し認定された箇所が、井原地区、芳井地区、美星地区でそれぞれ何カ所あり、そのうち復旧工事が完了している、復旧工事中、未着手がそれぞれ何カ所ありますか、お尋ねをいたします。

 この時期、災害復旧の現場を緊急に総点検し、進捗状況をチェックするなどして、ことしの二次災害防止のため緊急に適切な手だてをする必要があるのではないでしょうか。このことについて、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 最後に、市道井原北川線に自転車歩行者道の設置をしていただきたいという提言であります。発言通告では、歩道(自転車道)と言っていますが、自転車歩行者道という言い方が適切ではないかと思いますので、今後そう言わせていただきます。市道井原北川線は、年々交通量が増加しており、自転車等での通行も危険を増しております。現に自転車で通る市民から、たびたび危ない経験をした、自転車道が必要ではないかという声を聞いております。井原北川線の自転車歩行者道のない箇所に自転車歩行者道を設置していただきたい。特に、七日市の花野下から木之子町の祢屋までの間の自転車歩行者道のない箇所には早急に設置して通行者の安全を確保していただきたいと思いますが、どうでしょうか、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) 24番議員さんのご質問にお答えをいたします。

 まず最初に、障害者自立支援法案についてでございます。この法案は、仰せのとおり今国会に上程され、現在審議中であり、まだ不透明な状況下でありますけれどもが、4月25日に県庁で開催されました障害者自立支援法案の会議で、この障害者自立支援法案は制度の持続可能性の確保と障害保健福祉の総合化、自立支援型システムへの転換を目標としたものであるという説明があったということを担当課長から聞いておるところでございます。さて、3項目にわたって質問がございましたので、私の見解を申し述べさせていただきたいと思います。

 障害者福祉の新たな柱となるこの障害者自立支援法案は、身体、知的、精神の障害別に分かれた福祉サービスを一元化する大規模な制度改革ですが、2003年度から始まった支援費制度は、行政が利用者、サービス内容とも決定する措置制度にかわりまして、障害者みずからが福祉サービスを選択し、事業所と契約する仕組みで、自己決定を尊重する点で障害者福祉の大きな前進と言われました。しかしながら、現行の支援費制度の財政難から自己負担など導入、サービスの抑制が懸念されるため、地域で自立した生活を送るという法の理念が本当に生きるのか大変心配をいたしておるところでございます。

 支援費は、所得に応じた応能負担のため負担ゼロというケースも多かったわけでございますが、自立支援法案では定率、いわゆる応益負担への転換、原則サービス料の1割という自己負担が発生するわけでございます。障害者の収入の中心となる障害者基礎年金は、月に1級にして約8万2,000円、2級が約6万6,000円、作業所の収入を足しても月に10万円に満たないわけでございます。成人しても親に頼らざるを得ない障害者は非常に多いと思うわけでございます。厚労省が月額4万200円を上限に、低所得者には2万4,600円、1万5,000円の2段階で上限を設けておるようですが、生計に占める比重というのは大変大きいと思っております。低所得者など負担の前提が抜けていると思います。介護保険と統合するための布石ではないかと、こんなことを思っておるわけでございます。

 今回の自立支援法案は、自己負担を初めとした仕組みそのものが介護保険に酷似している、よく似ておるということだと思います。厚労省は、昨年、障害者福祉に介護保険の財源を取り込もうという統合を図ったわけでございますが、全国市長会はこのことについて猛反対しました。時には担当課長が説明しに来ましたけれどもがボイコットしたと、そういう経緯があるわけでございまして、応益負担という言い方、大変いい言葉ではあるんですが、サービスで何か利益を得ると一般的には理解されているのではないかなと思うわけでございます。サービスの提供主体が市町村に一元化される同法案では、事務量の増大がとにかく予測されます。新たな負担にもこたえられない。厚労省は、先ほどもちょっと触れられましたけれどもが、減額措置や緩和策を検討するとしておるわけでございますが、具体的な基準が決まるのは法案成立後です。政令や省令にゆだねられるわけでございまして、きめ細かく対応するという説明だけでは不安はぬぐえません。実情を踏まえながら議論すべきだと思っております。

 もう一つ、突っ込んで言います、要らんことになるかもわかりませんけれどもが。財政改革を掲げる小泉内閣は、年金医療制度の改定などで次々と国民に負担増を求めているわけでございます。憲法25条は「すべて国民は健康で文化的な生活を営む権利を有する」として、国に社会保障などを義務づけているわけでございますが、逆に痛みを強いられるばかりでたまらないのではないかなという気がいたしております。制度は、地方が要求もしないのに国でつくり負担は地方へ転換するのではなく、国の強力な財政政策が必要と思っております。

 次に、公園の管理体制の強化と管理者の明確化ですが、市内の公園は、都市公園、農村公園、その他の公園で86カ所ございます。井原地区が70カ所、芳井地区が8カ所、美星地区が8カ所でございます。ほとんどの公園は地元諸団体へ管理をお願いしております。草刈り、清掃及び施設の点検等を行っていただいております。もちろん委託契約書に基づき管理の徹底をお願いしているところでございます。また、公園のマイパーク意識の高揚を図るため、井原地域の都市公園、農村公園につきましては、平成14年に管理者名の入った看板を既に設置しております。芳井地区、美星地区の公園につきましては、今後設置をしていきたいと考えております。

 公園の遊具及び施設の点検は、専門業者、市職員により毎年実施しており、修繕を要する緊急性の高いものから、順次修繕を行っております。委託料について、大きいところでは10万8,000円、それから小さいところでは3万6,000円でございます。基本的には9万6,000円というのが一番多いわけでございまして、その9万6,000円の内訳でございますが、これは電気代、水道料で約2万円、くみ取り料で約1万円、その他草刈りや清掃等の管理料として6万6,000円ということで、この収支決算書は毎年管理団体より報告をしていただいており、各公園とも適正な管理運営ができているものと思っております。また、管理団体は自治会や少年団が多く、まさに地域の公園、自分たちの公園というマイパーク意識で利用していただき、管理もお願いしているところでございまして、現在のところ委託料の引き上げは考えておりません。市内各地域の公園につきましては、今後も地元の諸団体のご協力をいただきながら適切な管理に努めていきたいと思います。こうしたことも、行政と市民との協働のまちづくりの一つであるというふうに思っておるところでございます。

 次へ行きまして、災害復旧場所を緊急に総点検し、適切な手だてをとのことでございます。市の公共土木施設40カ所で被災し、国の補助を受け、災害復旧に努めているところでございます。被災箇所の内訳につきましては、本庁管内では9カ所を国に申請し、すべての工事が完了をしております。また、芳井支所管内では13カ所、美星支所管内においては18カ所が国の補助を受けて、それぞれ7カ所の工事を完了しております。未完了箇所は、芳井、美星、両支所合わせて17カ所でありますが、そのうち11カ所については工事発注を済ませております。この最終工期は、9月15日でございます。残る6カ所、芳井が5カ所、美星が1カ所は、発注に向けて県の設計審査を受けているところでございます。仰せのとおり、今後とも一刻も早く工事が完了するよう努めてまいります。

 県の公共土木施設についてでございますが、市内全域で19カ所が被災し、現在のところ8カ所の工事が完了しているところでございます。残る11カ所、井原が2カ所、芳井が5カ所、美星が4カ所についても、早期に完了するよう引き続き県に対して要望してまいりたいと思います。現時点でお伺いしておるのでは最終工期が11月30日。なお、災害復旧場所の点検等についてでございますが、被災後も職員のパトロールによる点検を行ってまいりました。今後も未完了箇所工事の早期着工に努めるとともに、引き続きパトロールを行い、適切に対応していきたいと思います。

 次に、市道井原北川線に自転車歩道を設置ということでございますが、実はこの件につきましては、以前から木之子振興協議会から要望を受けておるわけでございます。市道井原北川線は、全線2車線完了済みの幹線道路であるため自動車交通量も多いわけでございまして、ここを利用する歩行者や自転車の安全を確保することが、市としても重要なことと考えております。国、県とも協議の上、特定交通安全施設整備計画の中で事業を実施すべき道路として位置づけています。しかしながら、議員もご承知のとおり新たに幅2メートルから3メートルの自歩道を県道沿いに整備するには、用地買収や家屋補償などが必要となります。特に、ご提案のありました七日市町から木之子町までのこの区間につきましては、道路の北側は河川、南側は山と地形的に制約も多く、工事を行う上で相当の困難が予想されるとともに、沿線には家屋物件もあり、地権者の方々に多大なご協力をお願いしなければなりません。このためには、行政だけではなく地域の方々にもご支援をいただかなくては、仮に事業に着手したとしても完了には至りませんので、自歩道整備に向けての地元理解を進めていただき、事業化の熟度が高まった後に計画の具体化に当たってまいりたいと考えております。



○議長(藤原清和君) 教育長。

              〔教育長 三宅興太郎君登壇〕



◎教育長(三宅興太郎君) 24番議員さんの市民ギャラリーの2階部分の整備についての質問でございますけれども、市民ギャラリーは井原市の文化協会、先ほど仰せになりましたように文化教室専門部、それから一般の方々の作品の発表の場として、年間約20件前後、日数にして70から80日ぐらいの利用をいただいております。今までも市民の方に気軽にご利用、ご活用いただけるようにと、皆様のご要望に沿って順次改善を行い、館内整備をしてまいったところであります。ご指摘のありました2階部分の整備についてでございますが、1階部分だけでは狭いという声は直接には聞いておりませんが、広ければそれなりに活用も考えられますので、入館された方に気持ちよい作品鑑賞をしていただきたく、くつろいでいただける場所としても2階を多目的に利用できる場として、今後整備を考えていきたいと思います。



○議長(藤原清和君) 24番 森本典夫君。

              〔24番 森本典夫君登壇〕



◆24番(森本典夫君) 障害者自立支援法案についての市の見解をということで市長いろいろ言われましたが、全く私と同じ感じでありまして、本当に大変な状況になるというふうに思っております。これが実施されますと本当に大変なことになって、関係者は大変生活を脅かされるというようなことにもなってくるのではないかというふうに思います。先ほどの質問の中で、これが実施されますと市としてはこういうことが懸念されるんではないかというのがあるのではないかということを質問いたしましたが、もしそういうことがあればお聞かせいただきたいというふうに思います。

 私は、福祉とは、先ほども市長のご答弁の中でも出てきましたが、憲法25条に規定された生存権を裏づけとした公的責任、無差別平等、必要十分の福祉3原則に基づいて具体的施策に生かしていかなければならないと考えております。そこで、こういう観点から障害者に対する市としての一層の施策の強化が求められていると思いますが、市としては今後どんな施策を考えておられますか、お尋ねをしたいと思います。

 それから、公園管理の問題でありますが、井原、芳井、美星、トータルで86件ということでありますが、芳井、美星についてもすべて管理を委託しているのでしょうか、どうでしょうか。管理を委託している数もお尋ねいたしましたが、ほとんどのところというような話がありましたが、具体的にもう少し詳しくお知らせいただきたいと思います。

 それから、大きい公園については言われますようにどこが管理しているかという看板もつり下げてありますけれども、私は86カ所あるすべての公園に、この公園についてはどこが管理しているんだというのがわかるような看板をつけていただいて、利用者や近所の方々が、もし何かあったらここへ言やあどうにかええようにしてくれるんだなというようなことがわかるような状況をつくっていただきたいという意味で、すべての公園ということでお願いをいたしましたので、芳井、美星はこれからつけていくということでありますが、井原市全体についてこういうことを考えていくことにはなりませんか、改めてお尋ねをしたいと思います。

 それから、この際、遊具やトイレの点検をということを言いましたが、遊具については今言われましたように毎年業者にお願いをして、確かにいろいろ塗りかえなどもシルバーの方がやっていただいてるということでかなり管理はできているようでありますけれども、もう一つトイレの総点検をということをお願いをいたしました。実際に、私はこの選挙期間中に地域を回りまして公衆トイレを使わせていただきましたけれども、これで使えるんかなというようなところもありましたので、そういう点ではトイレの総点検はぜひやっていただいて、悪いところを早く直していただくということにしていただきたいと思いますが、その点、トイレの点検などはどうされているのか、あわせて今後どうするのかをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、委託料でありますけれども、委託料の引き上げは考えてないということでありましたけれども、委託料の中に先ほど言われましたように電気代とか水道代とかくみ取り代とか草刈りなどが入っているということでありますが、よく使えば使うほど、電気、水道、それからくみ取りが要るわけで、委託料の中で賄えないような状況も生まれてるということを聞いておりますので、今のところ考えてないということでありますが、ぜひそこらあたり、しっかり使うようになったらそれだけ地元の人が大変になってくるという状況がありますので、どのくらいが適当というのはなかなか私自身もわかりませんが、そのあたりをもう少し考えていただきたいということで、ぜひもう一度このことについてはお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、市民ギャラリーの2階部分の整備は今後考えていきたいということでありますので、できるだけ早く整備をしてあげていただきたいというふうに思います。

 それから、台風の災害復旧の件でありますけれども、ほとんどのところが完了しているのと工事発注をするということでありますが、未着手のところが、芳井、美星でトータルで17カ所ということでありましたけれども、それぞれ何カ所あるのかお聞かせいただきたいのと、17カ所の中の11カ所は9月15日までには工事完了していきたいということでありますが、9月15日といいますと、この梅雨、台風の時期よりはちょっとおくれるという状況になりますので、そういう意味では、この9月15日を少しでも早く前倒しして二次災害が起きないようなことにできないか、そのあたりをお聞かせをいただきたいと思います。

 県のとこについては11月30日ということで、県とのかかわりがありますからこちらの一存ということになりませんが、これもできるだけ早く完了するように県等々にも言っていただきたいなというふうに思います。それから、このことをやっぱり、今工事中、未着手のところがあるのでありますから、この点もしっかり総点検をしていただいてできるだけ早く、工事がそう大きいもんでなければ9月15日ということでなくて早くやっていくとかというようなことを行っていただいて、先ほども言いましたが、二次災害が起きないようにやっていただくということで万全の策を講じていただきたいというふうに思いますが、その点どうでしょうか。

 それから、井原北川線の自転車歩行者道でありますが、言われるようになかなか地理的な条件もありまして難しいと思います。基本的には事業を進めていかなければならないという認識はあるということでありますが、ぜひここへそういうものをつくっていただくように努力もしていただきたい、また地元の方もそれに呼応して頑張っていかなければならないというふうにも思っておりますが、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) まず1点の、障害者自立支援法案が成立したらどうするかということでございますが、まだ今審議中でございまして、実際に我々としては成立してほしくないわけです。先ほども言いましたけれどもが、端的に言いますと事務量がふえる。そしてまた、国が十分財政的な支援をしてくれればいいですけど、まずそれは考えられないということになると、それは負担が大きい。それともう一つ、私が一番心配しておりますのが、太陽の会とはばたき作業所があります。こういったところの方も非常に心配してます。ということは、今国が何がしかのものの助成をしてくれておりますけれどもが、法案が通ったらそれがなくなるんじゃないかなと、なくなってしまいますと、逆に今度はその負担も市の方へかかってくると、こういうことでできるだけこの法案は通ってほしくございません。

 あとは担当部長から説明します。



○議長(藤原清和君) 建設経済部長。

              〔建設経済部長 杉原健介君登壇〕



◎建設経済部長(杉原健介君) 公園の管理でございますが、芳井、美星の管理委託件数につきましては、芳井地区が2カ所、美星地区が5カ所の地元管理を委託をしております。86カ所すべての公園に看板ということでございますが、そのうち86カ所のうちに市が管理しております公園が24カ所あります。地元へお願いをしております全部の公園が井原の地区で55カ所、芳井が先ほど言いました2カ所、美星5カ所で62地区がございます。そのうちに、地元管理の公園は8公園が看板がございません。とりあえず現在のところ、その8公園について看板設置を検討していきたいと思っております。

 次に、委託料の引き上げでございますが、委託料につきましては各地区とも、先ほど市長が言いましたように収支決算書を報告していただいておりまして、適正な管理や運営ができていると思っておりますので、現在のところ引き上げは考えておりません。

 それと、災害復旧工事でございますが、未完了箇所17カ所という内訳でございます。芳井が6カ所、美星が11カ所でございまして、工期につきましては工事も大きいものがありましてかなりの工期日数がかかるということがございます。いま一度、工法等の検討をお願いいたしまして、県にしてもお願いいたしまして早期完了するように検討していきたいと思っております。

 済いません、トイレの点検ということでございました。トイレの点検につきましては、先日、鬼ヶ嶽温泉のところのトイレが故障していたということでございまして、清掃等につきましては行っておりましたが、器具の漏水や破損は把握しておりませんでした。そういった器具の故障が判明した時点で修理を完了しております。トイレの点検も、遊具、施設について全域を、管理者並びに我々の職員によりましてのパトロールによって点検をしているような状態でございます。



○議長(藤原清和君) 24番 森本典夫君。

              〔24番 森本典夫君登壇〕



◆24番(森本典夫君) 障害者自立支援法案であります。市長も通ってほしくないということであります。私もそういうふうに思っております。市長の答弁の中にもありましたが、負担が応益負担になると収入が少ない上に1割負担ということになりまして、大変負担がふえてくるということになってきますし、特に障害の重い方についてはサービスの内容もふえてくるということになって、より一層負担がふえてくるということになって、頭を決めておりますけれども、なかなか大変になるということは一般的にも言われてるとおりであります。そうなりますとこれが実施されたくないわけでありますけれども、そういう障害者に対する、先ほどもちょっと言いましたけれども、一層の施策の強化が求められるんではないかというふうに考えるわけでありまして、障害者に対するいろいろな形での援助なども、今後市としてもぜひ考えていっていただきたいというふうに思ってますので、ぜひその点も考慮に入れながら施策を講じていただきたいというふうに思うところであります。

 公園の管理体制の強化ということでありますが、管理を委託しているところが86件の中62件ということでありまして、ここ以外のところについては委託をせずにどこが管理をするのか。それから、芳井については委託しているのが8件のうち2件で6件委託されてない、美星は8件のうち5件で3件が委託されてないということでありますので、ここらも管理は市がするのか、今後の考え方としてどういうふうにされるのか。もし地元の方にお願いするんであれば、これも委託していかなければならないということになるわけでありますが、そこらあたりをどういうふうに考えておられるのか、改めてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、看板の設置でありますけれども、私は基本的には、公園の数が86カ所でありますので86カ所すべてがどこが管理するのか、市がするのは市がするんでええわけですから、そういう意味ではどこが管理しているのかということを地域の方、利用者に情報提供するということで、より一層管理されてる人にプレッシャーになるかもわかりませんが、それはすべての公園でここがやっているんだということがわかるような状況をつくっていく必要があるんではないかというふうに思いますので、改めてすべての公園に看板を立てていただきたいというふうに思うんですが、その点改めてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、トイレの問題でありますけれども、遊具と一緒にトイレも点検をしているということであります。先ほども言いましたように、市域が広くなりまして今までよりは目の届かなかったところへ目を届けていかなければならないということもありまして、先ほど私が指摘をいたしましたトイレについてはもう直していただいたということでありますので大変結構なことだと思いますが、そういうふうな早い対応も今後していただきたいというふうに思います。

 台風の被害の問題でありますけれども、できるだけ早くお願いをしていきたい、それから市の関係であればやれるもんからやっていきたいということでありますので、ぜひそこらあたりも徹底をしていただきたいというふうに思います。

 改めて質問いたしましたところについては、ご回答よろしくお願いします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──建設経済部長。

              〔建設経済部長 杉原健介君登壇〕



◎建設経済部長(杉原健介君) 公園の看板の件でございますが、地元委託でないところにつきましては、現在井原市が管理をしております。これはいろいろな、地元として付近にそういった集落がないとか地元へ管理をする集落がないとかというところについては、井原市が管理をしております。それと、看板のことでございますが、現在地元管理を委託しております地区については看板設置、それは公園のマイパーク意識を持って使っていただき、管理をしてもらうという意味もありますので、現在のところ地元管理を委託してお願いしておりますところについて看板の設置を掲げていくと。その後については、また今後検討してまいりたいと思います。



○議長(藤原清和君) 11時10分まで休憩いたします。

              午前11時2分 休憩

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

              午前11時11分 再開



○議長(藤原清和君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。

 次に、19番 鳥越孝太郎君。

              〔19番 鳥越孝太郎君登壇〕



◆19番(鳥越孝太郎君) 大変暑い議場でございますけれども、もっともっと熱い議論を深めていきたいと思います。通告しております高齢者対策、教育文化行政の2件についてお伺いいたします。

 介護制度が誕生して5年となりますが、来年度介護保険法改正の動向を踏まえ、今後の井原市介護保険事業のあり方について質問をいたします。

 介護保険制度のスタート前にはいろいろな不安や問題もありましたが、施行5年を経て、市民、特に高齢者の中にはこの介護保険制度に期待をし、信頼も得てきたのではないかと考えます。このことは、市担当者、職員さんを初め介護の最前線で働いているケアマネジャーさん、ホームヘルパーさん、施設介護職員の方々、介護事業に携わる多くの現場皆様の献身的なご努力により定着してきたものと敬意を表します。しかし、井原市では現在高齢化率が28.2%となり、高齢者人口が1万3,136人と高まる中で、介護認定者が増加の一途をたどっております。平成12年のスタート時、旧芳井、美星を含め1,298人だった介護認定者数は、平成16年度末には2,315人へと急激な増加をしております。それに伴う給付でありますが、制度スタート初年度では1市2町合計で約18億円であったものが、平成16年度では約30億円、倍率にして1.68倍と予想以上に伸び、保険制度維持のためには保険料の引き上げを強いられるのではないかと懸念いたしております。こうした中、国の改正案では保険の支給が膨らむ中、財政を破綻させず、制度を維持していくために給付抑制の方向にと変わろうといたしております。制度改正のポイントは、大きく3つあろうかと思います。1つ目は、予防介護に重点を置いた予防重視システムへの転換。2つ目は、施設の居住費、食費徴収などの負担の公平性の確保。3つ目は、生活圏域での地域密着型サービス、地域中心のケアであります。これが国の基本姿勢となっておるようでございますが、こうしたことにより井原市の介護保険事業はどう変わるのか、被保険者や扶養者にはどう響くのか、お伺いいたします。

 まず第1点目として、要介護認定において申請をしたが、要介護者とは認められず非該当となった人に対する対応はどのようにされているのでしょうか、お尋ねいたします。

 また、今回の改正の大きな柱である予防介護でありますが、改正案では要支援、要介護度1の軽度の人を対象に、筋力向上を図る筋トレや口の中を予防する口腔ケア、栄養指導など予防プログラムを提供し、これ以上、状態悪化させないようにするとなっております。そこでお尋ねいたしますが、高齢者対策の中で予防介護は最も重要な課題であり、健康一番でありたいと願いますが、本市として、今後予防介護の新しい取り組みについてどのような計画があるのかお伺いいたします。

 次に、認知症やひとり暮らしの高齢者を地域で支えるための地域密着型サービスの確立についてであります。介護保険の給付抑制を図るためには、認知症やひとり暮らしになっても可能な限り同じ地域に住み続けられるような在宅ケアを本気で推進することが必要ではないでしょうか。中でも整備が最も急がれるサービスは、小規模、多機能サービスの施設だと考えます。厚労省は、高齢者が寝たきりや認知症を防ぐ予防介護を充実させるため、予防介護拠点を推進いたしております。拠点整備は、いわゆる箱物を建設せずに既存の施設や公民館などの公共施設、民間施設などを活用し、生活圏、つまり中学校区に1カ所程度整備したい考えであります。国も限られた財源の中でありますので、早く手を挙げた自治体、積極的に取り組む市町村に対し、国が整備費を補助するとのことでありますが、本市として介護予防拠点をつくるお考えはあるのかどうか、お伺いいたします。

 2点目は、養護老人ホームの建設についてであります。偕楽園の建てかえについては、今年度整備運営計画を作成するとお聞きいたしております。市長は、これまでの答弁の中で介護保険制度の改正をにらみながら、偕楽園のあるべき姿、併設すべき施設あるいは運営方法について検討し、新しい養護老人ホームを建設したいとのご意向をお聞きいたしております。そこでお尋ねいたしますが、計画にあたり、老人施設だけの単一機能ではなく、保育園との連携もしくは複合型とし、幼児と老人の触れ合いが生まれるような多機能施設としてはどうかと考えますが、市長のご所見をお伺いいたします。

 また、今後福祉施設を整備する場合、福祉施設の合築による多様なサービスの提供できる複合型、つまりコラボレーションの考え方についてもお伺いいたします。

 次に、教育、文化行政についてであります。井原市史は、柴田 一先生を初め多くの諸先生方が12年の歳月をかけて、やっとこのたび井原市史6巻が完成いたしました。これにより、市民の郷土に対する知識と理解を深める資料は整ったと思います。内容は確かに大変すばらしいものであると思いますが、しかし難解な語句などを多く含んでおり、簡単に読んで理解できるものではありません。こうした中、先般6月5日には記念シンポジウムが開かれ、基調講演や専門部会の先生方によるパネルディスカッションにより、言葉による説明でわかりやすく、興味をそそり、大変有意義でありました。もう少し詳しく聞きたいと思うと同時に、もっと市民皆様にこうした地域の伝統や文化を伝えることができれば、温故知新、まさに新しいまちづくり、協働のまちづくりに役立つのではないか、地域の歴史を学ぶことがまちづくりの一歩になるのではないかと考えます。そこでお尋ねいたしますが、今後、井原市史をどう活用し、井原市の発展と文化の向上につなげていくおつもりでしょうか。特に、学校教育の中で子供たちに難しい市史をどうわかりやすくお伝えしていくおつもりなのでしょうか。活用策についてお伺いいたします。

 次に、新井原市の文化振興ビジョンについてのお考えであります。合併の懸念材料として、合併すれば地域の伝統や文化の継承、コミュニティーなどの地域の個性が失われるのではないかということがよく言われておりました。文化は、市民一人一人の自主性、創造的活動がつくり出していくものでありますが、行政としてやるべきこと、支援体制や環境づくりの役割も明確にしておく必要性があるのではないでしょうか。県は、文化振興の基本的な考え方や施策の方向性を明らかにした岡山県文化振興ビジョンを既に策定いたしております。また、新聞を見てみますと、今月10日には県の文化連盟が発足し、2010年に岡山県で開催される国民文化祭の受け入れ体制を既に進めているようでございます。新しくなった井原市には、芳井、美星、井原と、それぞれ固有の地域文化があり、伝統的、歴史的にも非常にすぐれた文化があります。それらが取り残されることなく、一つ一つ掘り起こし、また結びつけ、新井原市の文化振興ビジョンを計画する必要があるのではないかと思いますが、教育長のご所見をお伺いいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) 19番議員のご質問にお答えをいたします。

 まず最初に、高齢者対策についてでございます。平成12年4月に施行されました介護保険法は、これまでの5年間の介護保険の実施状況などを踏まえ、国において制度全般にわたり見直しが行われ、多くの改正が予定されておるようでございます。このうち、今回ご質問の件に関係いたします制度改正につきましては、国の資料によりますと、一つには介護保険制度を予防重視型システムへと転換する、もう一つは新しいサービス体系の確立を図るための地域密着型サービスの創設ということでございます。こうした制度改正の動向を踏まえての要介護認定において、非該当になった人に対する対応と介護予防を重視した取り組みについてというご質問でございますが、まず現状を申しますと、要介護認定において非該当となった人は平成16年度では13人でしたが、こういった方々や、ひとり暮らしなどで何らかの福祉サービスが必要な方々を対象としまして、市内6カ所のデイサービスセンターで健康チェック、入浴、給食サービスなどを内容とするいきいきサービスを月2回の範囲で利用していただいております。

 老人保健事業や転倒骨折予防教室などの介護予防事業につきましては、井原と芳井の各保健センター、美星町の在宅介護支援センターを中心として実施しております。また、その他の介護予防事業としまして、旧井原市の区域では老人福祉センターでの地域の高齢者の触れ合いを通じた生きがいづくりや、健康増進を目的にしたふれあいサロンの開催あるいはレクリエーション、介護教室、機能訓練などを実施し、介護予防に努めております。介護予防についての制度改正の動向ですが、さきに述べました予防重視型システムへの転換としましては、新予防給付の創設と地域支援事業の創設というものが上げられております。新予防給付は、現在の要援護者と要介護1の認定者のうち、認定審査会による審査結果に基づき改善可能性の高い者と決定された方々を対象者として、新たな予防給付を実施するというものです。

 次に、地域支援事業ですが、これは要支援または要介護になるおそれのある高齢者を対象とした効果的な介護予防事業を、介護保険制度に新たに位置づけて実施するものです。この事業につきましては、現在の老人保健事業や介護予防、地域ささえあい事業で実施している介護予防事業を再編し、今までの介護予防のメニューを見直しした新しい介護予防事業を実施するとともに、総合相談、支援事業や権利擁護事業などを新たに創設される地域包括支援センターを拠点として実施していくものです。

 それからもう一つは、地域密着型サービスの確立をどのようにしていくのかというご質問でしたが、地域密着型サービスは、仰せのとおり認知症やひとり暮らしの高齢者の増加に対応して、より身近な生活圏域単位で利用できる新たなサービスでございます。井原市におきましても、高齢者が住みなれた地域で安心して在宅介護を中心とした生活を続けることができるよう、制度改正の趣旨に沿ったサービスを取り入れてまいりたいと考えております。地域密着型サービスのメニューにつきましては、井原市保険・福祉計画策定委員会においてご検討をいただき、第3期介護保険事業計画に盛り込んだ上で実施してまいりたいと考えております。介護保険制度は、超高齢社会へ向かう我が国におきまして、社会全体による支援体制を確立するため導入されたものであります。しかしながら、介護給付費負担金については国が25%出しますよというものを決めておいて減額しておるというのが実態でございますし、配分することになっておるけれどもが、これは厚生労働省へ言いますと、それは前の担当者が決めたことであって今のものはそれは25%は出せんのだというようなことを、そういったようなことを平気で言ってるんですよ。それが介護保険制度、まだまだ言いたいことありますけどね。そういったようなことで、地方自治体としてはこの25%というものは確実に国が責任を持って出さなきゃあ、足らんぶには全部これ税金でこっちが持たにゃいけんわけですよ。それともう一つは、調整交付金というのがある。これを別枠でしてくれと、こう言うとる。それから、財政安定化資金の原資については、これはもう当然国と都道府県が負担すべきだと、こういうふうに思っておりますが、そういったようなこともお願いをしておるわけです。

 それからもう一点、低所得者対策について十分やっぱり国が考えるべきであると、そういったような低所得者対策については地方がそれをやってるんです。それが国から言えば、むだなことをしとるとこう言う、とんでもない話ですよね。いろんなことを言いますと、先ほども言いましたけれどもが、国は昨今、地方への負担転嫁が本当に大き過ぎるというのが実態でございまして、先般は、岡山県市長会としてもこの問題については地元国会議員の先生方にお願いしておりますし、それから全国市長会を通じてもこの介護保険の問題について等々、本当に大変な気持ちでお願いをしておるのが、もう実態でございます。

 次に、偕楽園の建設計画でございますが、保育園との多機能施設にしてはどうかということでございますが、偕楽園につきましては、さきにも申し上げておりますように来年度着工をする予定で諸準備を進めております。ただ、本年度から介護保険制度の見直しということが実施されますと、国の方はまたご都合主義でいろんなことを言うわけでございますけれどもが、そういったようなものも多少聞きながら対応していかなきゃならんかなあと、こういうふうに思っておるわけでございますし、偕楽園のサービス提供と体制のあり方については現在整備計画を検討しております。それから、近隣には民間社会福祉法人による保育園の建設が計画されております。運営主体が異なるため、これらを複合型として整備することは困難であります。今後、運営面においてお互いの交流生活体験等を共助し合うことによりまして、触れ合いのあるコミュニティーづくりが醸成されるものと期待をいたしておるところでございます。今後さらに、この福祉ゾーンへの福祉施設等の整備計画については民間施設を優先に誘致並びに検討を今いたしておるところでございます。



○議長(藤原清和君) 教育長。

              〔教育長 三宅興太郎君登壇〕



◎教育長(三宅興太郎君) 19番議員さんの教育にかかわります2件の質問につきまして、お答えをいたします。

 まず最初に、井原市史の完成に伴う今後の活用の方策についてということでございますけども、市史の編さん事業は、監修者、執筆者及び貴重な資料を提供くださいました所蔵家の皆様等の多数のご協力によりまして、このたび通史編を刊行し、全巻が完成いたしました。先人たちが築き上げてきた井原市発展の歴史を見詰め直し、その英知を市民共用の財産として後世に伝えていくことになりますので、このたびの市史の発刊は、当市のさらなる飛躍にとってまことに重要な意味を持つものであります。先人たちの知識と意欲が凝縮された井原市史を、一人でも多くの皆様にご購入、そしてご愛読いただきまして、文化の薫り高い井原の歴史を肌で感じ、新たな創造への一助にしていただければと考えております。そういう意味からも、教育委員会としましてはこの市史の活用する事業として、いきいきいばら出前講座の中に井原市史の活用のための講座を設けましたり、図書館主催の井原市史を読む会、また文化課及び生涯学習課主催の歴史講座等でも今後も開催してまいりますので、積極的に受講いただきたいと考えております。

 その中で、特に学校教育について活用はどうかということでございますが、学校では社会科等の学習を通じまして、身近な地域や市、県などについての理解を深め、地域社会に対する誇りと愛情を育てるとともに、我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育てることをねらいとしています。小学校3年生及び4年生の社会科や総合的な学習の時間等々通じまして、古くからこの井原に残っている文化財や年中行事を取り上げて、これらの内容やいわれ、地元の人々に受け継がれている様子を調べる学習があります。また、私たちの郷土井原の開発、教育、文化、産業などの発展に尽くした先人の具体的な事例を取り上げて、私たちの地域の発展に対する先人の願いや工夫、努力、そして苦心などについて調べたり、地域の人々の生活が向上した様子について調べたりする学習も行っています。このような活動を通しまして地域社会に対する誇りと愛情を育てることをねらいとしておりますので、このたびの市史はしっかりとしたその資料として活用ができます。

 また、6年生では日本の歴史を学習します。子供たちの興味や関心を重視して、その時代の様子をとらえるために適した人物や文化遺産を精選をして学習します。そうした学習に、その時代の地元井原になじみのある人物を取り上げる、そして郷土の歴史に興味、関心を持たせるような工夫をすることで、子供たちには歴史が身近なものになります。また、中学校の歴史学習といいますのは、我が国の歴史を通史として扱います。各時代の特色を理解させることをねらいとしています。身近な地域の歴史や具体的な事象の学習を郷土資料として位置づけることで、歴史に関する興味や関心を高めることになります。井原市史の完成は、中学校にとりましても身近な歴史学習として大きな力になります。今回、完成しました井原市史には、このような小・中学校における教育活動を行う上で大変貴重な資料が多く含まれておりますが、学校におきましては、まず教師自身が今回完結した井原市史に目を通し、教材研究を深め、子供たちに理解しやすいように平易な文章に直したり写真や地図を拡大して提示したり、そうした工夫、改善をしながら指導に役立ててまいりたいと考えております。

 また、本年度は3年生、4年生の社会科の副読本「私たちの郷土」を改訂する年に当たっております。7月から編集作業に取りかかりますが、その際にもこの井原市史の内容をしっかり活用していきたいと考えているところであります。

 それから2点目に、合併前、それぞれ固有の地域文化があったが、一つになった井原市での今後の振興ビジョンをどのように考えるかということでございます。旧2町を含めた井原市には、ご指摘のように子守唄や伝統芸能、そして天体観測など個性豊かな歴史文化、そして自然が存在しています。こうした地域固有の文化を守り育て、地域の文化水準を高めていくことは、私たちの日々の生活に精神的なゆとりと潤いをもたらし、地域の魅力向上に大きく寄与するものと考えております。新井原市の建設に当たりまして、これまで進められてきたさまざまな芸術文化事業を大切に継続強化しながら、市民の多様なニーズにこたえる環境づくりを進め、地域行事の存続、そして文化団体等のさらなる充実など、より一層の地域文化の振興に努めてまいりたいと考えております。この7月中には、井原市の教育審議会を立ち上げます。活力ある文化の推進につきましても、この諮問内容に加えまして新井原市の文化振興ビジョンを井原市次期総合計画に反映すべく審議をお願いしたいと考えております。

 また、この17年6月10日に岡山県文化連盟が設立されております。これを受けまして、平成22年に岡山県で開催される国民文化祭に向けて県全体の取り組みもこれから出てまいりますので、井原市の文化を全国に情報発信するべく、県内他市町村とも連携を図りながら、今後進めてまいりたいと考えております。



○議長(藤原清和君) 19番 鳥越孝太郎君。

              〔19番 鳥越孝太郎君登壇〕



◆19番(鳥越孝太郎君) 介護保険改正についての質問に対しましてご答弁をいただきました。この件につきましては昨日も介護保険関係の質問がありましたので、少し角度を変えて質問いたしましたが、来年から介護サービスが大きく変わるのは間違いないと思います。現在、介護保険法の改正法案はまだ国会で審議中でありますが、市長は厚労省の方々とも接触されていろいろとお話をし、その中でも大変不満を持っているというふうなお話もございましたが、私は、先般、厚労省の老健局計画課で介護保険法の改正作業を直接担当された岡田さんと政策研究会で勉強してまいりました。その中で、これからは予防介護の拠点が重要であり、厚労省も限られた予算の中での配分でありますから、早く手を挙げた自治体がその恩恵を受けるというふうにお聞きいたしました。介護予防拠点づくりになるべく早く着手し、一人でも介護状態にならないよう予防に本気で取り組む必要があると思いますが、ご決意のほどを再度お伺いいたします。

 次に、養護老人ホームについてでありますが、計画では四季が丘団地内にほぼ同時期、先ほど老人ホームについては来年度着工ということでありました。保育園につきましては、既にもう民間が国へ申請を出しておるようでございますけれども、ほぼ同時期に建設計画があるわけでありますから、今幼・保一元化が叫ばれてる中で、私は老・保一元化を提唱していきたい、このように思います。現在の少年の非行化や犯罪の影には、幼いころからの愛情の少なさや幼いときのしつけが影響をしているのではないかと言われております。そこで、高齢者の経験を生かした保育補助により幼児と老人の触れ合いが生まれていけるような施設について、新しい考え方で取り組んではどうかと思います。もう既に、先ほど申しましたように、保育園につきましては民間事業で既に申請中でありますが、これ長い目で見た場合どうなのか、また現時点ではどのような問題があるのか、再度お尋ねしたいと思います。

 次に、教育文化行政についてであります。井原市史を活用し、郷土の発展と文化の向上につなげていくことは大変重要なことと思いますし、教育長も本市の飛躍につながることというふうにご答弁いただきました。確認を含めてお尋ねしますが、全6巻の現在発行冊数、またその制作コスト、これについてお示しいただきたいと思います。

 また、子供についてわかりやすくということもお尋ねしましたけれども、歴史学習としてしっかりとした資料として活用できるというふうなご答弁でございました。また、教師自身が工夫、改善することが重要だということもお示しいただきましたけれども、やはり先生個人個人ではなくてやっぱり連携をしてチームプレーで、ひとつ新しい、できれば市史の子供版みたいなもの、こういうものができたらいいかなというふうに思っておりますので、その可能性があるかどうか、お尋ねしたいと思います。

 また、新井原市の文化振興ビジョンについてでありますが、よく21世紀は文化の時代と言われておりますが、地域文化は取り組み方次第では、産業の一つの柱として育てることができると思います。アメリカのニューディール政策の大きな柱が文化振興であったわけでありますが、文化芸術の振興は極めて大切なことであります。今年度より機構改革により文化課ができ、さらなる文化振興に期待し、質問の幕を閉じさせていただきます。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) 介護予防の必要性について訴えられましたけれどもが、これやっぱり即保険料に影響してくるわけでございますから、介護予防、そういったことっていうのは、もう従来からこのことが必要だということは十分認識をいたしておるところでございます。

 それから、偕楽園と保育園の複合化につきましては、先ほど申し上げましたようなことで進めてまいります。



○議長(藤原清和君) 教育長。

              〔教育長 三宅興太郎君登壇〕



◎教育長(三宅興太郎君) 市史の発刊部数でございますけども、ご承知をいただいてると思うんですが、平成16年度のこのたびの通史編は2,000部でございます。それから、史料編はそれぞれ、陣屋史料は1,500部、あとが1,600部でございます。そして、その金額でございますけれども3,400万円かかっております。なお、それを1巻5,000円で販売ですけども、全部通して買っていただきますと、4,500円のサービスをしております。そういうことで、ぜひ購入をいただきたいと思います。

 それから、市史の子供版はどうかということでございますけども、小学校、中学校の歴史といいますのは、学校で扱いますのは、あくまで井原市史を扱うわけではございません。だから、井原市史の中であるものをいかにかみ砕いて子供たちに郷土資料として活用できるかということになりますので、そのあたりにつきましては先ほど言いましたようにしっかりと、教職員でもちろんしっかりとそのあたりは勉強して、そして活用の方をしていくっていうようなことも考えていかにゃなりませんが、市史の子供版につきましては、従来も子供用の井原の歴史については出しております。これからどういう形のものが考えられるか、またそれぞれ、これからの課題として子供たちに井原の歴史をなかなか面白いっていうことをしっかりと実感させる必要もありますので、そのあたりについてはこれからの研究課題というようにとらえております。



○議長(藤原清和君) 終わったんじゃないんか。──19番 鳥越孝太郎君。

              〔19番 鳥越孝太郎君登壇〕



◆19番(鳥越孝太郎君) 幕を閉じると言いましたが、幕を閉じるわけにもいきません。また幕をちょっとあけさせてもらいたいと思います。教育長、先ほど市史の編さんのコストが3,400万円というふうに言われましたが、もう一度確認したいと思います。



○議長(藤原清和君) 教育長。

              〔教育長 三宅興太郎君登壇〕



◎教育長(三宅興太郎君) 失礼しました。単位を間違えました。3億4,000万円でございます。

 ごめんなさい。今言いました3億4,000万円というのは、市史の発刊にかかりました全部の総予算でございます。



○議長(藤原清和君) 次に、18番 猪原保之君。

              〔18番 猪原保之君登壇〕



◆18番(猪原保之君) 本日、最後になりました18番の猪原でございます。通告いたしております2件についてをお尋ねいたします。

 農業振興対策についてでございます。県の農水プランの中で県推進品目、ピオーネ王国おかやま創造事業があり、ピオーネの県下1,000ヘクタール実現に向かって、販路拡大を目的に集中的に生産拡大を図っている。本市も多くの生産者がおいでですが、各地域別に生産者の戸数と規模をお伺いするところでございます。

 全国の生産規模を誇る岡山県生産ピオーネは、高品質で消費者の評価も高く、各市場から強い供給拡大の要望があり、生産者の利益性が高いところから、県中北部を中心に県下全域で栽培機運が高まっております。本市への目標は約100ヘクタールのようでございます。早急に、また集中的に生産の拡大を図り、省力化、高品質向上対策及び消費拡大宣伝、販売拡大等を総合的に実施し、ピオーネ王国おかやまを創造することを目的としておるところでございます。本市の多くの生産者がおいでですが、各地区別の生産者の戸数と規模等をお伺いするところでございます。

 次に2番目に、ピオーネの出荷時期は加温物と露地物とでは出荷時期が異なりますが、最初はいつごろで最後はいつになるのか、お伺いをするところでございます。

 加温物がその年の価格を左右する、その価格により生産者の懐も左右されます。高価格が市場でつくと、その価格は維持され、露地物も長期にわたって影響してくる。昨年の九州地区の露地物は大変評価がよく、加温物と比べて品質的に非常によい点から、多くの販路拡大を図ったと思われてなりません。このことにより、生産農家はいつ出荷したらよいのか考えなければなりません。時期を見ながら、長期的に出荷体制が整えられるよう自己判断をしなければならないと思っております。出荷は、最初はいつで最後はいつか、生産農家の方々の出荷の時期を考えなければならないところでございます。

 次に、ピオーネの生産者の栽培機運が高まっております。ある生産地に行きますと、穂木の二、三年物の多くが枯れている。私の判断では多分台風の被害と思えるのですが、1年前に作付したばかりで収益にはつながらない。今後、市としてどのような対応をなされるのかお伺いをするところでございます。

 まず、お伺いしますが、ピオーネの穂木は1本幾らするのですか。ピオーネ生産価格が高まっていても、穂木が枯れたのでは収益にはならない。百姓の来年とも言えますが、1年でも半年でも多くの多量の収益ができるよう研究し、また現在生産されている方々にも相談し、自分自身で切磋琢磨しなければなりません。枯れた穂木について市の対応はどのようになさいますか、お伺いをするところでございます。

 4番目に、現在ピオーネを生産している地域の標高が各地で異なっていますが、青野、美星、芳井地区では幾らでしょうか。また、品質面で全国的、また県下どのくらいの位置にいるのか、この生産地域の後継者の育成対策についてあらゆる角度から補助金等は考えられないのか、お伺いをいたします。

 生産性を高めるために、生産者との交流を図り、高品質なピオーネの生産を行う努力をしなければならない。そのためには、現在自分たちが全国でどの位置にいるのか、それを把握しなければならないと思います。さらなる努力、研究し、切磋琢磨しなければならないと思います。また、生産者地域の後継者育成に対して、井原市地域農業農産物交流センター周辺整備事業等の補助金は考えられないのでしょうか、お伺いをいたすところでございます。

 5番目に、井原市地域農産物総合交流センター周辺整備事業、岡山県、井原市、JA岡山西ぶどう部会が加入して膨大な経費が投入されているが、当初予定した事業効果が得られるのかお伺いするところでございます。

 葡萄浪漫館の西側農地畑にはブドウ栽培がされていないのはなぜでしょうか、お伺いをするところでございます。

 次に、2番目、主要地方道芳井油木線の2車線化の早期実現についてお伺いをいたします。

 三原地区、共和地区において、芳井油木線の県道が主要地方道のほかにバイパスはございません。この生活道を地域の道路にしなければなりません。この路線は1車線が多く、車待ち時間をしていることがしばしばあり、この主要地方道芳井油木線を早期に2車線化し、生活道路を確保しなければなりません。早期に2車線実現に向かって、井原市を挙げて県に強く要望しなければならないと思っております。三原、共和の人々は、主要地方道のほかには他にバイパスはございません。この道路は地区民の完全なる生活道です。

 共和地区の上鴫にあります会社JFEミネラル株式会社芳井鉱業所には、石灰を搭載する大型ダンプカーが66車両登録してあり、福山に向かって1日に3ないし4回、1車両約310キロメートル前後の走行をしています。芳井鉱業所では、昨年、長期にわたり無事故、無違反で全国表彰されました。事業所は、運転手さんに対し管理運営面が徹底されているがゆえに晴れの全国表彰を受けられたのではないでしょうか。66車両が無事故、無違反というのは立派でございます。この芳井鉱業所から鴫川沿いを下流へ、2車線地区は約2キロ200メーター、1車線地区は約6キロ五、六百メーターです。この主要道路を早期に2車線化にし、生活道を確保しなければなりません。聞くところによると、道路事業計画もあるやに聞いております。地区民のためにも井原市挙げて2車線化にするよう県に強く要望しなければならないと思いますが、市長のご所見をお伺いいたします。



○議長(藤原清和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。──市長。

              〔市長 谷本 巖君登壇〕



◎市長(谷本巖君) 18番議員の質問でございますが、生産者の戸数とか標高とかというのは、後で担当部長が報告いたします。

 まず、4点目ですが、生産地域の後継者の育成対策につきましては、現在支援しておるものを継続していきます。

 5点目の葡萄浪漫館につきましては、9万数千人の方が来場していただいておるわけでございまして、ここでお尋ねのように事業効果は十分とれておるというふうに思っております。

 それから、2点目の芳井油木線につきましては、整備促進期成会で国あるいは広島県、岡山県におきまして早期完成を目指して頑張っていきたいと思います。いろいろと数字を述べられたようでございますが、そのとおりだと思います。



○議長(藤原清和君) 建設経済部長。

              〔建設経済部長 杉原健介君登壇〕



◎建設経済部長(杉原健介君) 18番議員さんの本市のピオーネ生産の各地域別生産者の戸数と規模についてでございますが、ピオーネ王国おかやま創造事業につきましては先ほど申されたとおりの栽培面積でございまして、井原市においては60ヘクタールを目標に生産拡大を図っているところでございます。本市の生産者戸数と規模につきましては、平成16年度末で井原地区の生産者戸数111戸、栽培面積25ヘクタール、芳井地区25戸、7.5ヘクタール、美星地区51戸、18ヘクタールとなっており、市全域では生産者戸数187戸、栽培面積50.5ヘクタールとなり、不足の9.5ヘクタールにつきましては平成18年度までに推進してまいりたいと思います。

 次に、ピオーネの収穫時期についてでございますが、ピオーネの収穫時期は、加温物いわゆる施設物でございますが、井原地区が中心で6月下旬から8月下旬に出荷しております。露地物では、井原地区が8月下旬から11月上旬、芳井地区が9月上旬から11月下旬、美星地区が9月下旬から11月上旬に出荷しております。

 次に、今後市としてどのような対応をしていくのかということでございますが、ピオーネ王国おかやま創造事業の中で、苗木の新植や果樹棚及びハウスなどの施設整備を助成してまいりましたが、ご指摘のとおり昨年の台風によりところどころ苗木の被害が発生したところもあります。今後は生産者の栽培意欲が低迷しないように、災害対策としての防風ネットなどの整備も新たに支援してまいりたいと思っております。

 それと、穂木は1本幾らかということでございましたが、穂木と申しますのは挿し木とか接ぎ木のことを言いまして、ピオーネは挿し木ではございませんので苗木ということで言わせてもらいますと、ピオーネの苗木は1本1,700円でございます。

 次に、現在ピオーネを生産している地域の標高について、また品質面での位置づけということのご質問でございますが、各地域の標高は青野地区が200から350メートル、芳井地区が300から500メートル、美星地区が300から450メートルでございます。また、品質面での全国または県下での位置づけというのは困難でございまして、各地区とも県下では上位に位置していると思っております。

 次に、井原市地域農産物総合交流センター周辺整備の事業効果についてでございますが、先ほど市長が申しましたとおり事業効果があったということでございます。

 浪漫館の西側にブドウ作付をしてないのはなぜかというご質問でございますが、これは付近の住民との協議の結果、了解が得られなかったということで普通の畑作をしております。



○議長(藤原清和君) 18番 猪原保之君。

              〔18番 猪原保之君登壇〕



◆18番(猪原保之君) るる答弁をいただきました。ピオーネに対しましては、県下1,000ヘクタールへ向けて一生懸命頑張るとのことでございます。まず50%ぐらいでございますが、それを達成するようよろしくお願いして、高収益を上げられますようお願いするとともに、芳井地区の2車線化を早期実現に向けて努力するということでございますので安堵いたし、私の質問をすべて終わります。



○議長(藤原清和君) これで一般質問を終わります。

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○議長(藤原清和君) 以上で本日の日程は終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

 ご苦労さまでございました。

              午後0時   散会







 ・平成17年6月16日(木曜日)



出席議員

  1番  水 野 忠 範   2番  内 田 美千子   3番  川 上 武 徳

  4番  上 田 勝 義   5番  宮 地 俊 則   6番  佐 藤   豊

  7番  大 滝 文 則   8番  上 本   昇   9番  井 口   勇

  10番  森 下 金 三   11番  田 辺 隆 則   12番  河 合 建 志

  13番  鳥 越   勇   14番  佐 能 直 樹   15番  三 宅 康 之

  16番  石 井 敏 夫   17番  谷 本 仲 弥   18番  猪 原 保 之

  19番  鳥 越 孝太郎   20番  川 上   泉   22番  高 田 正 弘

  23番  藤 原 清 和   24番  森 本 典 夫   25番  藤 原 正 己

  26番  乗 藤 俊 紀

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欠席議員

  21番  志多木 茂 夫

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出席した事務局職員

  局長       三 宅    伸     次長       松 本  哲 治

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説明のため出席した者

 市長部局

  市長       谷 本    巖     助役       宮 田  清太郎

  収入役      朝 原  孝 義     総務部長     松 山  裕 郎

  市民生活部長   西 山  恒 男     健康福祉部長   久津間  憲 通

  建設経済部長   杉 原  健 介     水道部長     田 中    基

  総務部次長    毛 利  勝 博     市民生活部次長  鳥 越  愛 子

  健康福祉部次長  岡 田  明 男     水道部次長    池 田  義 春

  病院事業部長   池 田  孝 雄     財政課長     国 末  博 之

 教育委員会

  教育長      三 宅  興太郎     教育次長     高 木  千代子