岡山県 津山市
平成25年 6月定例会 06月25日−07号
平成25年 6月定例会 − 06月25日−07号
平成25年 6月定例会
平成25年6月津山市議会定例会
議 事 日 程(第 7 号)
〇平成25年6月25日(火)午後1時開議
┌─────┬─────────────────────────────────────┐
│ 日程番号 │ 会 議 に 付 す る 事 件 │
├─────┼─────────────────────────────────────┤
│ │ 議案第2号〜議案第21号(20件) │
│ 第 1 │ 〇委員長報告(総務文教、厚生、産業、建設水道) │
│ │ 〇質疑・討論 │
│ │ 〇採決 │
├─────┼─────────────────────────────────────┤
│ │ 議案第22号 固定資産評価審査委員会委員の選任について │
│ 第 2 │ 〇上程 │
│ │ 〇市長の提案理由の説明 │
│ │ 〇採決 │
├─────┼─────────────────────────────────────┤
│ │ 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について │
│ 第 3 │ 〇上程 │
│ │ 〇市長の提案理由の説明 │
│ │ 〇採決 │
└─────┴─────────────────────────────────────┘
〇市長あいさつ
〇議長あいさつ
〇閉 会
本日の会議に付した事件
┌───────────────────────────────────────────┐
│ 議 事 日 程 と 同 じ │
└───────────────────────────────────────────┘
平成25年6月25日
津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会議長 川 端 恵美子
議員派遣(緊急・閉会中)について
津山市議会会議規則第167条の規定により別紙のとおり、議員を派遣したので報告する。
議員派遣事項
┌───────┬───────┬───────┬────────────────┐
│ 派遣議員 │ 派遣期間 │ 派遣場所 │ 派 遣 目 的 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │平成25年 │ │ │
│森 岡 和 雄│ 3月25日〜│沖縄県 石垣市│自衛隊対策について │
│ │ 3月26日│ │ │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│岡 田 康 弘│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│松 本 義 隆│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │平成25年 │大阪府 大阪市│美作国建国1300年記念事業PR│
│安 東 伸 昭│ 3月27日├───────┤ │
│ │ │兵庫県 姫路市│活動 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│小 椋 多│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│川 端 恵美子│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│田 口 慎一郎│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│津 本 憲 一│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│野 村 昌 平│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│森 岡 和 雄│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│山 田 誠│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │ │島根県 出雲市│ │
│ │ ├───────┤ │
│岡 安 謙 典│ 〃 │島根県 松江市│ 〃 │
│ │ ├───────┤ │
│ │ │鳥取県 米子市│ │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│黒 見 節 子│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │ │島根県 出雲市│ │
│ │平成25年 ├───────┤美作国建国1300年記念事業PR│
│竹 内 靖 人│ 3月27日│島根県 松江市│ │
│ │ ├───────┤活動 │
│ │ │鳥取県 米子市│ │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│津 本 辰 己│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│中 島 完 一│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│原 行 則│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│久 永 良 一│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │ │福島県 三春町│ │
│ │平成25年 ├───────┤ │
│河 本 英 敏│ 4月28日〜│福島県 田村市│災害復旧について │
│ │ 4月29日├───────┤ │
│ │ │福島県 本宮市│ │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│黒 見 節 子│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │平成25年 │東京都 │第54回地方自治経営学会研究大会│
│岡 安 謙 典│ 5月20日〜│ 千代田区 │ │
│ │ 5月22日│ │へ参加 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│原 行 則│ 〃 │ 〃 │ 〃 │
├───────┼───────┼───────┼────────────────┤
│ │平成25年 │ │ │
│川 端 恵美子│ │千葉県 銚子市│防災ラジオの有償配布について │
│ │ 5月21日│ │ │
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総 務 文 教 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
平成25年6月18日
津山市議会議長 川 端 恵美子 殿
本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
総務文教委員長 森 岡 和 雄 印
記
事件番号件 名審査結果摘 要
議案第 2号平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項原案可決
議案第 7号津山市過疎地域自立促進市町村計画の変更について〃
議案第 10号工事請負契約について原案否決賛成少数
議案第 11号工事請負契約について〃〃
議案第 12号工事請負契約について原案可決
議案第 13号工事請負契約について原案否決賛成少数
議案第 14号工事請負契約について〃〃
議案第 15号工事請負契約について〃〃
議案第 16号工事請負契約について〃〃
議案第 17号工事請負契約について原案可決
議案第 18号工事請負契約について〃
議案第 19号工事請負契約について〃
議案第 20号工事請負契約について〃
議案第 21号工事請負契約について原案否決賛成少数
厚 生 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
平成25年6月17日
津山市議会議長 川 端 恵美子 殿
本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
厚生委員長 秋 久 憲 司 印
記
事件番号件 名審査結果摘 要
議案第 2号平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち厚生委員会の所管に属する事項 原案可決
議案第 3号津山市国民健康保険条例の一部を改正する条例〃
議案第 8号工事請負契約について〃賛成多数
議案第 9号工事請負契約について〃〃
産 業 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
平成25年6月17日
津山市議会議長 川 端 恵美子 殿
本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
産業委員長 中 島 完 一 印
記
事件番号件 名審査結果摘 要
議案第 2号平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち産業委員会の所管に属する事項原案可決
議案第 4号津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例〃
議案第 5号津山圏域雇用労働センター条例の一部を改正する条例〃
建 設 水 道 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
平成25年6月17日
津山市議会議長 川 端 恵美子 殿
本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定したので報告します。
建設水道委員長 久 永 良 一 印
記
事件番号件 名審査結果摘 要
議案第 2号平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項原案可決
議案第 6号津山駅前駐車場条例の一部を改正する条例〃
津総総第214号
平成25年6月25日
津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市長 宮 地 昭 範
追加議案等の送付について
市議会6月定例会に提出する次の議案等を、別紙のとおり送付します。
記
議案第22号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について
議案第22号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
津山市固定資産評価審査委員会委員に次の者を選任したいから、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
記
1 住 所 津山市高尾137番地
2 氏 名 有 木 俊 恵
3 生年月日 昭和33年12月30日
平成25年6月25日提出
津山市長 宮 地 昭 範
諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について
人権擁護委員候補者に次の者を推薦したいから、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
記
1 住 所 津山市阿波3004番地
2 氏 名 小 椋 宏 栄
3 生年月日 昭和33年8月20日
平成25年6月25日提出
津山市長 宮 地 昭 範
出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名
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│ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 │
│ │ 氏 名 │ │ │ │ 氏 名 │ │ │
│ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │
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│ 1 │ 原 行 則 │ 出席 │ │ 15 │ 野 村 昌 平 │ 出席 │ │
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│ 2 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │ │ 16 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │ │
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│ 3 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │ │ 17 │ 松 本 義 隆 │ 欠席 │ │
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│ 4 │ 津 本 憲 一 │ 〃 │ │ 18 │ 近 藤 吉一郎 │ 出席 │ │
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│ 5 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │ │ 19 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │ │
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│ 6 │ 山 田 誠 │ 〃 │ │ 20 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ │
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│ 7 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │ │ 21 │ 川 端 恵美子 │ 〃 │ │
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│ 8 │ 中 島 完 一 │ 〃 │ │ 22 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ │
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│ 9 │ 田 口 慎一郎 │ 〃 │ │ 23 │ 西 野 修 平 │ 〃 │ │
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│ 10 │ 小 椋 多 │ 〃 │ │ 24 │ 木 下 健 二 │ 〃 │ │
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│ 11 │ │ │ │ 25 │ 森 西 順 次 │ 〃 │ │
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│ 12 │ 岡 安 謙 典 │ 出席 │ │ 26 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │ │
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│ 13 │ 黒 見 節 子 │ 〃 │ │ 27 │ 久 永 良 一 │ 〃 │ │
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│ 14 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │ │ 28 │ 末 永 弘 之 │ 〃 │ │
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説明のため出席した者の職氏名
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│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │
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│ 市長 │ 宮 地 昭 範 │ 産業経済部長 │ 光 井 俊 之 │
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│ 副市長 │ 大 下 順 正 │ 産業経済部参与 │ 清 水 彰 朗 │
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│ 教育長 │ 田 村 芳 倫 │ 都市建設部長 │ 村 上 祐 二 │
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│ 水道事業管理者 │ 豊 岡 俊 介 │ 地域振興部長 │ 植 月 優 │
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│ 総合企画部長 │ 西 山 公 二 │ 加茂支所長 │ 原 田 幸 治 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 総務部長 │ 常 藤 勘 治 │ 阿波支所長 │ 保 田 知 良 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 総務部参与 │ 米 井 章 憲 │ 勝北支所長 │ 岸 本 信 一 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 財政部長 │ 山 本 倫 史 │ 久米支所長 │ 高 本 篤 正 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 財政部参与 │ 政 岡 大 介 │ 会計管理者 │ 坂 手 宏 次 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ クリーンセンター│ 上 田 輝 昭 │ 水道局参与 │ 長 森 健 樹 │
│ 建設事務所長 │ │ │ │
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│ 環境福祉部長 │ 井 上 純 輔 │ 学校教育部長 │ 和 田 賢 二 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 環境福祉部参与 │ 清 水 稔 │ 生涯学習部長 │ 行 田 裕 美 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ こども保健部長 │ 忠 政 堅 之 │ 総務部総務課長 │ 野 口 薫 │
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職務のため出席した事務局職員の職氏名
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│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │
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│ 局長 │ 西 田 秀 之 │ 係長 │ 田 中 健 夫 │
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│ 次長 │ 目 瀬 陽 介 │ 主査 │ 山 崎 悟 │
├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤
│ 主幹 │ 山 本 幸 江 │ 主任 │ 美 若 辰 徳 │
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会議場所 津 山 市 議 会 議 場
午後1時00分 開議
○議長(川端恵美子君)
御着席を願います。
これより6月津山市議会定例会第7日目の本会議を開きます。
ただいまの出席議員は26名であります。欠席届が松本議員から出ております。
△報告
○議長(川端恵美子君)
この際、報告をいたします。
地方自治法第100条第13項に規定による議員の派遣について、津山市議会会議規則第167条の規定に基づき、議長において別紙のとおり決定をいたしましたので、御報告いたします。
本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり3つの日程といたしております。
△日程第1 議案第2号〜議案第21号
20件
(委員長報告・採決)
○議長(川端恵美子君)
これより日程第1に入り、今議会付託の議案第2号「平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)」から議案第21号「工事請負契約について」までの議案20件を一括上程議題といたします。
これら議案につきましては、いずれも各常任委員会において審査終了の旨報告があり、審査結果報告書はお手元に配付のとおりであります。
この際、各常任委員長から審査結果の報告を求めます。
まず、総務文教委員長、登壇、報告を求めます。
16番、森岡和雄議員、登壇。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
失礼いたします。
それでは、総務文教委員会の審査結果報告を申し上げます。
今期定例会において、当委員会に付託されました議案14件につきまして、6月17日及び18日に執行部の出席を求めて委員会を開催し、審査をいたしましたので、審査の過程で特に議論された点、あるいは意見、要望を付したもののうち主な点につきまして御報告いたします。
まず、補正予算案として議案第2号「平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)」のうち総務文教委員会の所管に属する事項を審査いたしました。
このうち総務に関する事項は、主に地域の元気臨時交付金を活用した電気自動車の購入や、庁舎の改修工事費、消防車両購入等の事業のための予算措置でありました。
委員からは、新成長戦略策定委託料の補正予算への質問が出され、当局から、新成長戦略計画は、少子・高齢化、人口減少などの社会情勢に合わせ、本市の成長につながる戦略を立てるためのもので、当初予算策定時以降、社会全体の情勢が大きく変動している中で、本市の実態を正確に把握し、分析調査の範囲の拡大をするために変更するものとの答弁がありました。
この新成長戦略策定委託料について、また軽微な設計、測量等の委託については、職員の能力を生かし、できるだけ職員の手づくりですべきであり、そうすることにより費用削減ばかりでなく、職員の資質向上や職員定数への市民理解につながることになるとの意見が出されました。
津山広域事務組合負担金としてふるさと作州のつどいの開催負担金が計上されており、この事業は県北地域の出身者にふるさとを思い出し、つながりを強めていただくものであり、定住促進と企業誘致につなげていきたいとの思いを一つにして、1市5町が協力して準備を進めていく予定との説明がありました。
また、消防車両の購入に当たっては、地域により必要な機能等はさまざまであり、一律な購入は避け、めり張りをつけるべきであるとの意見、支所職員が減った中、消防団として地元にいる団員が少なくなり、広域消防を充実させる必要があるとの意見が出されました。当局からは、その地域に合った車両や装備を消防団と検討していき、消防団と圏域消防は連携しており、体制整備により補完しているとの答弁がありました。
続きまして、文教に関する事項として、子供の学力向上について質問が出されました。当局からは、本議案の中においてインクルーシブ教育システム構築事業やキャリア教育実践モデル開発事業、あこがれの人派遣事業、放課後学習サポート事業を計上するなど取り組みを続けているとのこと。また、各小学校が課題を把握して、一体となって取り組んでいることが重要であり、落ちついた教育環境、保護者と教職員との信頼関係も大切であるとの答弁がありました。
その他、種々質疑応答を経て、採決を行った結果、議案第2号は全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しています。
次に、議案第7号「津山市過疎地域自立促進市町村計画の変更について」は、事業計画に木質チッパーとその保管庫の整備を加え、下水道処理施設に特定環境保全公共下水道加茂処理区事業を加えるものであり、特に質疑もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり決すべきものとしております。
続きまして、議案第10号から議案第21号の「工事請負契約について」の計12議案の審査について御説明いたします。
本議案の審査に当たっては、入札に関する談合情報が寄せられたという経緯があり、当委員会として慎重に審査をすることといたしました。
委員会は、5月30日に、契約監理室から今回の入札に関する経緯と対応について説明を受けるため、勉強会を開催いたしました。当局から、7件の工事にかかわる談合情報が5月9日に寄せられましたが、入札中であったことなどから、そのまま5月10日に開札を行ったこと、その結果、提出された談合情報と比較して、7件の工事のうち落札した共同企業体の第1構成員は全て一致し、落札率についても1件が一致していたとの報告がなされました。
また、談合情報が寄せられた時点から指名委員会を開催し、警察や岡山県に通報するなど、談合情報マニュアルに従って慎重に対応したとの報告があり、談合情報として提出された内容と今回の開札結果の間に幾つかの相違点もあり、業者への聞き取り調査の結果、談合の事実は確認されなかったため、契約事務を執行したとの説明がありました。
そこで、6月17日の総務委員会では、執行部からの報告事項として、本会議の一般質問等で議論されたことを踏まえて、詳しい入札内容や談合情報への対応状況、今後の談合防止に向けた取り組みについて報告を受けました。今後は公正、公平な入札事務の執行に向け、法令遵守の啓発や入札制度の運用を見直し、罰則の強化などに取り組んでいくとのことでありました。
また、行政からの報告では不明な点も多く、直接当事者に御意見を伺おうということで、6月17日の午後に勉強会を開催し、情報提供者2人と建築関係者1人に参加していただき、双方から御意見をいただきました。しかしながら、入札妨害があった、談合があったという意見と、どちらもなかったという意見が出され、双方の意見は大方において相違していました。
そして、再度契約監理室に確認するため、勉強会を6月18日10時から開催し、当局からは情報提供者と業者の双方の意見が食い違う中、談合の事実は断定できないとの説明がありました。しかし、開札結果を見れば、JVの組み合わせ、落札業者の入札率などから、何がしかの話し合いがあったのではと推察でき、談合の存在を完全に否定できませんでした。
委員からは、市民の税金を使う以上、適正に使われているかどうかを判断するために、もっと深く調査をすべきであるとの意見、また今後このような情報が寄せられない入札制度を考えていくことが必要であるとの意見などが出されました。
そして、6月18日午後から文教委員会を開催し、それまでの勉強会の成果をもとに審査をいたしました。当局から、各工事請負契約の工事内容、スケジュール、子供への安全管理についての説明を受けました。
委員からは、耐震工事の計画を1年早めた理由と、工事契約が延期された場合の影響について質問が出され、当局から、小学校、中学校の耐震工事は合併特例債を中心に進めていたが、計画を早め、緊急防災・減災事業債を活用することで、約3億4,000万円の経費縮減ができることと、契約延期の影響については、夏休みなど学校行事を勘案して計画しており、子供たちの生活面での影響があること、また年度ごとの事業の出来高が減ることにより、国の補助金が減ることにつながるとの答弁がありました。
また、委員から、こういう状況が続くようでは、子供たちが夢を持つことはできない町になってしまうので、ここで一度断ち切るべきではないかとの意見も出されました。
種々質疑、討論を経て、議案第10号から21号のうち、談合情報が寄せられていない議案第12号、17号、18号、19号、20号の「工事請負契約について」の5議案は、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しています。また、談合情報等に関する議案第10号、11号、13号、14号、15号、16号の「工事請負契約について」及び議案21号「工事請負契約について」の7つの議案は、採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により否決すべきものと決しています。
続きまして、執行部からの報告事項について報告いたします。
総務関係では、先ほどの工事請負契約について、そして公職選挙法改正、ネット選挙についての報告があり、また文教関係では、津山市学校力向上推進プランについて、体罰の実態把握に関する緊急調査結果の概要について、学校給食費の未納状況及び対策について、学校給食充実のための懇談会の設置について、津山市公民館整備方針の策定について、生涯学習部所管施設の平成25年度指定管理者の募集について、津山市指定文化財の指定について、津山市指定文化財の名称変更について、国重要文化財指定について並びに重要伝統的建造物群保存地区選定についての報告がありました。
その中で、津山市公民館整備方針の策定について、老朽化した公民館の建てかえに当たっては、他の施設との併用、共用も考えられるので、地元調整を図りながらできる範囲で節約策を考えていくべきであるとの意見が出されました。
また、津山市指定文化財の名称変更については、旧津山洋学資料館、旧妹尾銀行林田支店への名称を変更することであり、今後の活用に対する質問や名称については、個人名を付すべきでないとの意見もあり、今後の活用方針を十分検討してほしいとの意見を付しております。
このたびの議案審査に当たりまして、当委員会が所管する学校施設整備工事請負契約に対して談合情報が寄せられました。総務文教委員会としては、今議会の工事請負契約議案は、大切な子供たちを守るための耐震化工事の議案であり、学校行事などの時期を勘案しても契約期限は迫っていると考えられ、苦渋の選択を迫られました。このまま疑惑が拭えないうちに、談合情報は不確定なものとして結果を出してしまうのは簡単であります。しかしながら、総務文教委員会では、子供たちの将来のためにも最善となる方法を探そうということで、慎重に審査をいたしました。
今回の審査を通じて、行政の調査には限界がありました。しかし、二元代表制を担う議会としては、業界のトップが談合であると断言している以上、看過できないと感じました。財政厳しい昨今の現状を見るにつけ、市民の血税が適正に使われるように判断するのも議会の役割だと思います。談合を必要悪として見過ごすのか、だめなものはだめと判断するのか、議会の役割を問われているのだと思います。
本会議においてどのような決定をいただこうとも、今後このようなことが繰り返されることのない新しい方法、市民の批判や指摘を受けない方法を検討していくことで、全委員の決意を確認しております。
以上が当委員会に付託されておりました諸案件、その他の審査結果報告であります。何とぞ御審議の上、適切な御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
次に、厚生委員長、登壇、報告を求めます。
5番、秋久憲司議員、登壇。
◆5番(秋久憲司君) 〔登壇〕
今期定例会におきまして、厚生委員会に付託されました議案4件につきまして、去る6月17日に委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その審査の過程において委員から出されました主な質問、意見などを含めて御報告させていただきます。
まず、議案第2号「平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)」のうち厚生委員会の所管に属する事項につきましては、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
主な質疑といたしましては、介護職人材育成事業委託料について質問があり、当局からは、市内の地域密着型介護事業所が失業者を新たに雇用し、介護業務に従事しながら介護資格の取得や研修を受講していただくことにより、介護人材の育成、確保を図る事業であるとの答弁がありました。
さらに、その実施方法について尋ねると、市が事業所を公募し、対象となった事業所がハローワークを通じて求人することとなるとの答弁がありました。
次に、委員から、保育士等処遇改善臨時特例事業について、保育士の賃金はどの程度改善される見込みなのか質問があり、当局から、保育士のみの支給の場合は月額8,500円程度、事務職も含めますと月額6,800円程度の改善になるとの答弁がありました。これに対して委員から、事業の趣旨に沿った運営が行われるよう、指導や支援をお願いしたいとの意見がありました。
次に、議案第3号「津山市国民健康保険条例の一部を改正する条例」につきましては、2人世帯で1人が後期高齢者医療へ移行し、もう一人が国保に残るような場合でも、従前と同程度の国保料になるよう時限的特例措置の期間延長等を行うもので、特に質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第8号及び議案第9号「工事請負契約について」でございます。
主な質疑といたしましては、入所定員についての質問があり、当局から、現在80名の定員に対して50名程度の入所者で推移していることに加え、養護老人ホームに対する待機者数を勘案して、80名が妥当であると判断したとの答弁がありました。これについては、ときわ園のことでございます。
また、臨時の緊急避難所として設計されているのかとの質問に対して、当局からは、福祉避難所として指定が受けられるよう施設整備を進めているとの答弁がありました。
これに対して委員からは、避難スペースが少ないのではないかとの質問があり、当局からは、福祉避難所は災害時における2次的避難所として位置づけ、現在市内15施設と協定を結んでおり、ときわ園を含めて市全域をカバーできるものと考えているとの答弁がありました。
また、委員から、ときわ園の建築設計について、公共建築物等木材利用促進法が施行され、岡山県でも公共建築物等への木材の利用促進が図られている中、なぜ鉄筋コンクリートづくりとなったのか説明を求めたところ、当局からは、津山市内の公共建築物等における県産材の利用促進に関する方針を踏まえた上で、入所者の安全性の確保、事業費の縮減、また県補助金交付の要件である耐火建築物としての整備等の観点から、鉄筋コンクリートづくり耐火建築物を選択したとの答弁がありました。
これに対して委員から、今後は地域産材の利用拡大と林業振興を図る上でも、公共建築物への木材の利用については特段の配慮をお願いしたいとの意見が出されております。
なお、ときわ園新築工事にかかわるこれら2件の議案につきましては、一部の委員から、入札に関する談合情報が寄せられていることから、現段階では判断できないという意見や、総務文教委員会が行う勉強会が終了するまで採決を保留してほしいとの意見がありました。これに対して他の委員からは、委員会審査独立の原則により、他の委員会の所管事務の審査に関与することはできない。また、採決を保留にしなければならない特別な理由はないとの意見も出されました。
当局の説明を聴取し、慎重に審査した結果、いずれも賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定をしております。
そのほかクリーンセンター建設の経過について、一宮保育所移転新築事業について、子ども・子育て支援事業計画について、旧倭文保育所跡の取り扱いについて当局から報告を受けております。
以上が厚生委員会に付託されました議案の審査結果の報告であります。何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げ、審査結果の報告といたします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
次に、産業委員長、登壇、報告を求めます。
8番、中島完一議員、登壇。
◆8番(中島完一君) 〔登壇〕
今期定例会において、産業委員会に付託されました議案3件に対する審査の経過並びに結果等について御報告を申し上げます。
まず、議案第2号「平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)」のうち産業委員会の所管に属する事項についてであります。
当局の説明を聴取した結果、適切妥当と認め、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
ここからは、審査の過程で委員から出されました主な質疑や意見などについて御報告申し上げます。
まず、委員から、木の駅プロジェクト推進事業での活用を想定し、林業振興費に計上されている木質チッパーの購入費について質疑があり、当局より、現在購入を検討している機械の処理能力は、1日約10トン程度の搬出が可能とのことで、搬出したチップを木質ボイラーを導入しているあば温泉などへ販売することにより、持続可能な取り組みとしたいとの答弁がありました。
これを受けて、チップの今後の活用方法について当局の見解をただしたところ、導入箇所の拡大に向けて関係部署と連携し、検討してまいりたいとの説明がありました。
次に、農地費に計上されている嵯峨井堰地区計画の測量設計等委託料について質疑があり、当局からは、今年度中に100%の国庫補助をもとに事業計画の策定や調査を行い、平成26年、27年を目途に、地元負担を受け工事に着手したいとの答弁がありました。これに対し委員からは、関係する地域住民に対して適宜事業内容の説明に努めてもらいたいとの要望が出されております。
また、農業振興費に計上されている(仮称)勝北マルシェ設計委託料及び用地購入費の質疑に関連し、委員からは、施設の詳細設計を行う際は、事業効果を把握、反映した計画とするようにとの意見が出されております。
続いて、津山市地産地消推進計画の策定に関する事項を担任するため、新たな審議会の設置を定めた議案第4号「津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例」と、施設利用者の利便性の向上を目的とする議案第5号「津山圏域雇用労働センター条例の一部を改正する条例」の2議案の審査では、当局からの説明を聴取した結果、いずれの議案も適切妥当と認め、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、このたびの委員会において、近畿・中国・四国B−1グランプリin津山について、「ご当地グルメうまい県!おかやま〜多食い祭りin津山〜」について、企業誘致の現状についてなど当局から報告がなされ、それぞれの内容を聴取しております。
また、委員からは当局に対し、農業振興に関係する戦略、展望や鳥獣害対策補助事業などに関する質問が出され、それぞれに対して当局から説明を受けております。
以上が産業委員会に付託されました諸案件の審査結果の報告であります。何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願いを申し上げ、審査結果の報告といたします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
次に、建設水道委員長、登壇、報告を求めます。
27番、久永良一議員、登壇。
◆27番(久永良一君) 〔登壇〕
それでは、建設水道委員会の審査結果の報告を申し上げます。
今期定例会において、建設水道委員会に付託されております議案2件につきまして、去る6月17日に委員会を開催し、慎重に審査をいたしましたので、その審査の過程で特に論議をされた点、あるいは意見、要望を付したもののうち主な点について御報告をいたします。
まず、議案第2号「平成25年度津山市一般会計補正予算(第1次)」のうち建設水道委員会の所管に属する事項についてですが、これは道路の維持管理及び改良工事、吉井川の津山河岸緑地を照らす照明設置、福田地内の国道53号津山南道路に関連した市道の拡幅工事、鶴山球技場の解体撤去及び斜面の景観復元並びに広場の整備、鶴山公園三の丸の歩道の整備、河岸緑地街灯のLED化工事、3カ所の公園トイレの改修工事、八出市営住宅の解体などを行うための補正予算であり、いろいろと質疑がございましたけれども、審査の結果、適正妥当であると判断し、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
続きまして、議案第6号「津山駅前駐車場条例の一部を改正する条例」については、津山駅北口広場整備事業の実施に伴う条例の失効期間を変更するための条例整備であり、審議の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、当局から報告事項につきまして御報告をいたします。
都市建設部からは、津山駅周辺整備について、城東地区の重要伝統的建造物群保存地区の選定について、南部汚水幹線建設工事についての3件の報告がありました。
津山駅周辺整備については、津山駅北口広場の整備に関する現状について説明があり、城東地区の重要伝統的建造物群保存地区については、選定の経過、他都市の選定状況、今後の取り組みについて説明がありました。また、南部汚水幹線建設工事については、これまでの状況、工事概要について説明がありました。
その中で、津山駅周辺整備については、にぎわいゾーンの活用方法等に関する意見、要望を把握し、駅前のにぎわいにつながる計画となるよう検討を行い、駐車場や道路の利用に関しても支障が生じないよう配慮するよう要望をしております。
城東地区の重要伝統的建造物群保存地区については、特に歴史的景観保全のため、快適空間向上のためには、電柱や電線が見えないよう配慮すべきとの意見がございました。
南部汚水幹線建設工事については、地元住民への説明と理解を得て進めるように要望をしております。
水道局の所管に属する事項につきましては、第2次津山市水道局浄水場運転管理業務委託・収納等業務委託について、小田中浄水場更新工事の進捗状況についての2件の報告がありました。
第2次津山市水道局浄水場運転管理等業務委託・収納等業務委託については、現在の委託契約が平成25年度末で終了することから、平成26年度以降の3年間に関する委託事務を進めており、現在公募型プロポーザル方式による業者選定の作業に入るとの現状報告と、今後のスケジュールについて説明がありました。
小田中浄水場更新工事の進捗状況については、契約の内容、事業の進捗状況について説明がありました。
その他として、水道の修理体制について、修理対応サービスの向上を図るようにとの意見が出されました。
以上が付託されておりました案件、その他の審査結果の報告であります。何とぞよろしく御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げ、審査結果の報告といたします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
各常任委員長からの審査結果の報告は、ただいまお聞きのとおりであります。
ここで議事運営の都合により、しばらく会議を休憩いたします。
再開は1時40分といたします。
午後1時36分 休憩
─────────────────────────────────────────────
午後1時40分 再開
○議長(川端恵美子君)
御着席を願います。
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これより各常任委員長の報告に対する質疑、討論に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
2番、河本英敏議員、登壇。
◆2番(河本英敏君) 〔登壇〕
議長のお許しをいただきました。御指名いただきました。総務文教委員長の報告に対しまして、私どもの会派、黒見議員と村田議員、そして私の3人が構成する市民の会を代表して、私が質問をいたします。
さて、勇気ある契約案件7件を否決という、そうした内容を含む報告をいただきました。これは談合情報を受け、勉強会や当事者の出席を求めるなどしてそれぞれの主張を聞かれるなど、慎重に審議された結果でありまして、大変御苦労さまでございました。
たび重なる談合疑惑情報に、この際議会としておきゅうというちまたでは声も聞かれています。つまり、業界、政界、行政への不信感から、今回の議決があったのではないかという声も聞かれます。
小・中学校の耐震化予算は、24年度の繰越予算で実施するものです。これまで合併特例債で対応していたものを、より自治体負担の軽減が図られる国の耐震、国土強靭化という経済対策予算を活用したもので、津山市にとって3億5,000万円相当の一般財源の負担が軽くなるという、大変有利な制度予算を活用したものと聞いています。
これらの審査結果の報告の中から、否決された小・中学校の耐震化予算と東公民館新築予算について、市民的理解を深めるため、何点か委員長にお伺いいたします。委員長の思いのあるところも含めて、ぜひお答えください。
まず、委員会の審査の中、教育委員会内部だけでこれだけ大変大きなボリュームの事業量を施工管理監督ができるのかどうかについて、どのような議論があったのでしょうか。
次に、委員会での審査の中、現場で生活をしている子供たちへの影響の大きさ、また財政への影響について、各委員からどのような御意見があったのか答えてください。
次に、特に学校は子供たちが長い時間過ごす場所であり、安全・安心のために耐震化が行われる事業であります。それぞれ工期は長期間となります。その間、学校からグラウンドを奪うことになります。学校行事、体育の授業、部活など、子供たちに快適な学校生活環境が保たれるかどうか、私どもは心配しています。こうしたことについてどのような議論があったのでしょうか。
次に、報告では、談合疑惑情報の対象となっている6件と、他に1件を否決されているわけでありますが、否決するに足りる確かな事実が示されていないことについて、委員長としてのお考えをお答えください。
以上でとりあえずお答えをいただいて、あと再質問させていただきたいと思います。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
ただいまの質疑に対する答弁を求めます。
16番、森岡和雄議員、登壇。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
教育委員会内部だけで、こんだけの52億円の事業量に対応できるのかというような御質問ですが、このことについては余り議論はしなかったです。なぜなら、執行部が出してくる以上、そんだけの対応が今の要するに職員体制の中でできると、だから出してきたんだろうというふうな皆さんそういう見解の中で、そのことについては多くの議論はしなかったというふうに思っております。
次に、否決された案件ですが、財政への影響、このことについても議論はしました。議論はしまして、工期が来年の9月16日でございます。そういう中で、財政への影響、これが1年も2年も延びるようなことがあれば、この有利な起債が飛ぶわけですから。しかし、1週間や2週間のことで、職員はばたばたするかもしれませんけど、大して財政への影響はないということも後で聞いたりして、それは大変は大変ですと、要するにたとえ1カ月でも要するに事業が延びれば、職員も現場も大変ですと。しかし、大きな財政的な影響はないというふうなことも、私は確認をとってみました。
それと、確かに3番目のおくれることによって夏休みが影響するというような話も、要するに委員の中からもありましたし、執行部の中からもあったと。しかし、次元が違うと、次元が。1週間、2週間おくれることと、このことを頬かぶりをすることの次元が違うという議論だったように私は記憶しております。
それと、その次の6件否決されて、1件東の公民館が違うのは何か意図があったのかと。
その前に、確実な証拠というのがあったのかと。私自身、いろんな人からいろんな話を聞く中で、業界のトップが談合じゃと断言し得る以上、それは看過できないと委員長報告で申し上げたとおりでございます。
以上で最初の質問は答弁させていただきます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
2番、河本英敏議員、登壇。
◆2番(河本英敏君) 〔登壇〕
ありがとうございました。お答えとして、一つ、二つ、反論だけしときたいと思います。
まず、執行部が出してきたんだからできるだろうというのは、多少無理があるというふうにだけは指摘しときます。
また、工事が少々工期が延びたとしても、これはそうだろうという部分もありますけれども、ただ最後の次元が違うというお話がありましたが、私はこれまで何度もこの談合については取り上げてまいりました。そのときに皆さんがおっしゃられたのは、確証がないのに言うなというのが、議会の皆さんの多くの皆さんの発言でありました。ということだけつけ加えて、質問に入りたいと思います。
それでは始めますが、最初から否決ありきではなかったのかという声を聞くわけです。このことについて委員長のお考えをお聞かせください。
次に、談合疑惑の中で7件のうち1件、小・中学校の耐震化工事とは別の案件が、先ほどもお話ししましたが、この案件について審査の中でどのような質疑や議論があったのか。その中で、否決に足り得る理由、具体的にどのような発言があったのか、どういうことが聞き取っておられたのか、お答えください。
次に、委員会では意を決して正義感を持って、談合疑惑情報を実質的に通報してくださった方が落札されたと思われる契約案件までが否決された。これは市民感情からすると、少し違うのではないかというふうに私は思います。同罪だという考え方であります。このことについての委員長のお考えをお聞かせください。
重ねて伺います。談合防止に積極的に取り組む自治体の中には、通報者には罰則を適用しないという自治体も出てきています。聞いています。どのような審査の経過から否決した、確証として何があったのかお聞かせください。
再度伺いますが、つまり談合疑惑と全く関係のない東公民館建築案件を否決したのはどのような意図があるのか、委員長のお考えをお聞かせください。
次に、談合があったとして違法性を訴えた方をも罰したのは、業界寄りの考え方ではないかという声を聞きます。このことについて委員長のお考えをお聞かせください。
さらに、談合情報の確認のためとして、聞くところによりますと3人の方をお招きしてお話を伺ったようでありますが、事実でしょうか。それぞれどのようにして選び、お招きしたのでしょうか。
3人のうちお一人は、談合情報を実名を名乗り情報提供された方と言われています。本来情報の提供者の名前などは公表されていないはずであります。どのように特定してお招きされたのか、お尋ねをいたします。
以上でお答えをいただきまして、後ほどまた質問させていただきます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
今2番議員、河本英敏議員より再質疑がありましたが、その中で委員長の考えをお聞きしますというくだりがありましたが、この委員長の考えは聞けないことになっておりますので、御了承ください。
16番、森岡和雄議員、登壇。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
再質問の中で、最初から否決ありきでなかったのかという問いなんですが、そんなことは委員会の皆さんの御意見を聞いたりせんかったら、執行部のそれと経過も含めて、最初からそういうことは思うことはないです。思うことはね、最初から。まず皆さんの御意見を聞いたり、それからその委員会の中で要するに勉強会にお呼びしようと、それから執行部の調査が不十分ではないかという御意見の中で、いろんな御意見を聞く中、勉強する中で、最終的に判断に至ったということでございます。
7件のうち別の案件のなぜ否決にしたのかということでございますけど、勉強会の中で、この最終的には組み合わせには参加させてもらえなんだというんか、しなかったというか、それはわかりませんけど、本人いわく、3回も4回もこのことで国際ホテルを含めて寄ったと。行政にも、7,000平米だったら参画する資格がないので、私を代表に契約監理室に3,000平米以下にしてやってくれなんだら、津山の業者ができんがなということを証言されて、最終的な組み合わせに入る入らんは別に、3回も4回も寄られとるというような事実も含めて、私ではなく、委員会の中で、もうこれはこういう場に、言葉が適切ではないけど、けんか両成敗じゃと、言葉が適切ではないという言葉を付して、しかし似たようなもんではないかという中で、これは最後に組に入ったか入らんか別として、3回も4回も双方から寄ったという中で、そうしたほうがいいのではないかというふうな御提案がありまして、それを受けたと、そして皆さんに諮ったということでございます。
そして、そのことによって市民感情に合わんのではないかと、この要するに私は市民感情そのものだと思っとんです、私は市民感情そのものだと思っています。
このことは、私自身も東公民館は談合では一切ないと思います。談合ではないというふうに私は確信しておりますが、あとの部分で同じようなことではないかというふうな御意見が出て、皆さんにお諮りをして結果になったということでございます。
それと、談合防止に積極的に取り組む自治体の中には、要するに免責ですね、免責という話が、当然そうでしょう。しかし、過去の本当のことを言っていないなという感じがいたしました。
○議長(川端恵美子君)
答弁者に申し上げますが、委員会での様子を言ってください。自分の考えではなく。
◆16番(森岡和雄君)
わかりました。
全部ここは、だったらもうそうしましょう、委員長報告のとおりでございます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
2番、河本英敏議員、登壇。
◆2番(河本英敏君) 〔登壇〕
ありがとうございました。おっしゃられるように、お答えのように、そんなことはないというふうにおっしゃられました。ただ、そういうふうに委員会の審議の中で聞かれた方とか、またそういう声が届いてきたということを申し上げたということであります。
次に、おっしゃられた7件のうち1件。けんか両成敗というのが、これが本当に市民感情というか、そういう声が出たからということだったんですが、それが果たして議会のありようとして適切なのかどうかというのは、非常に疑問を感じます。
それから、契約の中でそれこそ6件、7件以外のうちの1件はやっていないという、談合じゃないと言われながら外したというのは、なかなかこれ経済行為としてやっておられる内容を、たとえどうあれ、多少の感情的なものはあったとしても、外すと、これ後でいろんな問題を起こすだろうという気がします。そのことも考えて委員の皆さんが議論されたのかということを、私は非常に心配をします。私はその辺は慎重さに欠けているんではないかということだけ指摘をしときます。
あと、再度、お答えがなかったんでどうしても聞いておきたい、先ほど申し上げた中でお尋ねをいたしますが、1つだけ。談合情報の確認のためにということで3人の方をお呼びしとられますが、このうちお一人は直接談合情報を寄せられた方というふうに、実名を名乗ってこられた方というふうに聞いております。それが事実かどうかわかりませんけれども、この方の名前は当局も一度たりとも発表もしとりませんし、私どもも伺ったこともございません。業界の中からも聞いておりません。そのような方をどういうふうに特定をしてお招きされたのかをお尋ねしますと。
それから、これを最終的には最後にしたいと思うんですが、これで、委員会として勉強会を重ねるなど、審査に当たって努力されたことは理解と評価をいたしますが、先ほど申し上げたように多少審議のあり方として、市民に十分負託に応えていなかったということは指摘をしといたものですけれども、当然委員会としては、審査に当たり市当局はもちろん、今回の談合疑惑に関する機関となる警察や公正取引委員会、県のそれぞれの情報の調査、できるかできないかということは確かにあるかと思いますが、確認をしてほしかったし、するべきではないか、今の状況についてね。
それから、これらの機関から具体的にどのような情報をもとに審査をし、談合があったと確信したのかということだけを聞いときます。
次に、これら関係機関は市当局の聞き取り調査とは次元が違う、次元が違う情報を知り得る権限と能力を持つ機関であります。こうした関係機関の情報を十分確認をしないまま、津山市議会がこの後否決したとなれば、関係業者はもちろん学校現場の子供たちへの影響ははかり知れない状況が生まれてきます。このことは、善良な市民にとって受け入れられるものではありません。もしこの契約案が本議会で否決された場合は、関係業者からの名誉毀損とか損害賠償の訴訟の対象として問題視される場合が考えられます。このようなことについて委員長は、3対3という同数で、その中で決断をされたわけですけれども、そのお考え、またそのときのお気持ちがあれば聞かせていただきたい。
〔「考えは聞いちゃあ……」と呼ぶ者あり〕
◆2番(河本英敏君)
いやいや、委員長は答えていただけるんじゃないかと私は思うとります。
学校は、最後に、子供たちの生活の場であります。どうか当局も誓約書をとって、もし談合ということが判明すれば1割、20%の罰金を科すというふうなことも早急に対応されて、仮契約ということであります。いろんな事情があろうかと思いますが、私は何とかしてほしいという思いがあります。
談合は犯罪だと言われながらも、今日まで津山市では談合の疑惑の晴れたことはないと私は受けとめております。今後違法な談合をどのようにして排除するか、排除するために談合マニュアルをどのように改めていくのか。せっかく津山市議会が談合疑惑に初めて強く反応して関心を示して論議し、報告の中にありますように、このままでは子供たちが夢を持つことのできない町になってしまう、ここまで真剣に考えられた方があった、本当にうれしいことであります。
ここで一度断ち切るべきではないかという委員長の強い発言、そうしたことが委員会の中であったということは、非常にうれしいと。採決され、賛成と反対が同数になった、委員長はそこで意を決して否決に賛成をされたと。このことには改めて敬意を申し述べますとともに、今後談合防止対策に当局と議会、そして業界がお互いを理解しながら、この談合を防止することにお互いに協力をしながら、あるべき談合防止策をつくることについて、委員長の決意と、いやいや、委員長の……。
○議長(川端恵美子君)
質疑者に申し上げますが……。
◆2番(河本英敏君)
決意をお伺いして、質問を終わります。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
個人のことは言えませんので、意見は。
16番、森岡和雄議員、登壇。
個人の思いは言わないで。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
はい。委員会としての思いをほんなら述べましょう。
委員会のね。はいはい。
○議長(川端恵美子君)
委員会の論議の様子を。
◆16番(森岡和雄君)
警察や公取に何で確認しなかったかと、こういう、委員会として。それは私は執行部の仕事だろう、委員会の皆さんもそうだろうという中で、しとりません。河本議員がどうしてもせえと言うんなら、委員会として皆さんでこぞって公取から警察から県からお伺いしますので、よろしくお願いいたします。
以上です、それはね、それは。
それと、善良な市民が受け入れられるものではないという分で、私、意味がわからんのですけど。関係業者から名誉毀損や損害賠償の訴訟の対象、その前提がある。議会というものは、確実な証拠が、確信が持てなくても、市民からそう言われること自体が好ましいことではない。だから、払拭できない場合は、二元代表制の中で行政を補完する中で私は判断をしてもいいというふうに思っております。イエス、ノー、そういうことでございます。
それと、名誉毀損や損害賠償、望むところであります。いつでもお受けいたします。
それと、最後に、談合防止を当局とという話ですけど……。
○議長(川端恵美子君)
個人的な意見ではなくて、委員会での論議をお願いします。
◆16番(森岡和雄君)
はい。
談合防止ということで、委員会の中で皆さんで協議したことは、当局がつくる強い決意があれば必ずできる、それをしようと、これから研究をしようということで結論に達しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
2番、河本英敏議員、登壇。
〔「告発ないと取り下げてから質問せにゃいけんわい。わけわからん、全然意味が。片一方じゃ警察に告発しとって、何ちゅうことを尋ねよん」と呼ぶ者あり〕
◆2番(河本英敏君) 〔登壇〕
いろいろと外野からお話が出とるようですけれども、私は先ほどお尋ねした3人のメンバーのうち、お呼びしたメンバーのうちお一人が落ちておると、そのお答えだけは確かにしていただきたいと思います。
先ほど二元代表制の中でのくだりでありますけれども、私もそう思います。ただ、私はそれが常に議会の中にあってほしい。ところが、なかなか行政とのかかわりの中では、何でも賛成してきたのが津山の議会であります。そういう意味のことだけは申し上げて、否定もしませんし、一緒に頑張っていきたいということを申し上げて。
それから、私が、それは後にしますわ。末永さんのお話に乗っちゃいけませんので。
つまり、私が最後にお願いしときたいのは、何としても子供たちが生活する場所、この場所に負担をかけることを当たり前に物を考えて、何があってもええんじゃという考え方にはなかなかついていけないということだけを申し上げて、この質問を終わりたいと思います。〔降壇〕
〔「どねいしたいんか。反対なんか、賛成なんか」「いや……」と呼ぶ者あり〕
○議長(川端恵美子君)
御静粛にしてください。
16番、森岡和雄議員、登壇。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
失礼します。河本さんの最後の質問は、その三方を呼んだときの、なぜ実名がわかったかというお話でしたね。
〔2番河本英敏君「どうやって招集したか」と呼ぶ〕
◆16番(森岡和雄君)
招集は文書をもってしました。
それと、何で、それは河本さんも存じ上げとるように、もう周知の事実で、いろんな人がいろんな人が教えてくれました。そこで、不確かなことではいけんので、勉強会の中で秘密会にして、執行部にお尋ねしました。勉強会をしたいんで、要するに内部告発者ないしそれに準ずる人、それと皆さんもう一方というたときに、建設業界の支部長という提案がありまして、ほんならその双方から呼ぼうということで、最後は執行部からお尋ねしました。これ秘密会ということでしました。そういうことでよろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で2番、河本英敏議員の質疑を終結します。
〔2番河本英敏君「議長、ちょっとだけ。2番。ここで結構ですけん」と呼ぶ〕
○議長(川端恵美子君)
終結させていただきたいと思いますので、御協力ください。
次の質疑を許可いたします。
6番、山田誠議員、登壇。
◆6番(山田誠君) 〔登壇〕
6番、山田でございます。総務文教委員長並びに厚生委員長の委員長報告を受けまして、二、三、質問をさせていただきたいと思います。先ほど河本議員が根掘り葉掘り洗いざらいされましたんで、残り少なくなっておりますけれども、耳を傾けていただきたいと思います。
私も去る12日に一般質問で申し上げておるところでございますけれども、今般の総務文教委員会での反対決議、そして厚生委員会での賛成決議、談合情報に対するですね、そこんところで大きな食い違いが出てきております。そこで、お聞きしたいわけです。
まず、総務文教委員長にお聞きしたいんですが、委員長報告ではざっと報告がございましたので、当事者を呼ばれてどういったことが具体的に双方から出ているのか、もう少し詳しく情報としていただきたいと思います。私どもは外野のほうでいただいた資料をもとに質問を組み立て、そしてまた賛否を問うてまいるわけでございますから、できるだけ詳しく情報を出していただきたいと思います。
それから、厚生委員長さんにお聞きしたいんですが、まあ私は、地位も名誉もある方、そしてまたこの入札にかかわっている方の談合情報ですから、これまでにない信憑性がある。私らが外野でいろいろ申し上げてきた問題とは違いますので、なぜ厚生委員会はその当事者を呼んで参考人質疑ですか、そういったことをやられなかったのか、その辺の事情をお聞きしたいと思います。
以上2点、よろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
ただいまの質疑に対する答弁を求めます。
16番、森岡和雄議員、登壇。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
山田議員の御質問の趣旨は、要するに久米公民館の建設工事でJVの専任技術者の不備が、いろいろ行政が不備を指摘をした業者が入っていることについて、どのような調査や議論をされたかというふうな質問の趣旨でございますけど、これは調査の過程でわかっただけで、それまでわかるはずはないんです、それまでは。それまでわかるはずがないんですよ。
議論はいたしました。そして、執行部から、それについては県に問い合わせをして、いろいろ難しい判断だけど、大丈夫ではないかというような御回答であったように記憶をしております。それはそういうことでございます。
私はそれだけでええんですかね。それだけですか。
〔6番山田誠君「できるだけの情報を出してください」と呼ぶ〕
◆16番(森岡和雄君)
それは先ほど要するに秘密会と申しましたけど、執行部入っとりました。ただ、証言者がほかの者が入ってくれてはいけんと、行政はええという中で、秘密会扱いであったけど秘密会でもないと、執行部の皆さん入っとるわけじゃから。いう中で、大切なことなんで、その勉強会の内容が必要であれば、どうぞ見ていただいてええと思います。よろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
ただいまの質疑に対する答弁を求めます。
5番、秋久憲司議員、登壇。
◆5番(秋久憲司君) 〔登壇〕
御質問にお答えをいたします。
山田議員の御質問に関する答弁ですが、総務文教委員会と同様になぜ当事者に事情聴取をしなかったのかとの御質問にお答えをいたします。
この件につきましては、厚生委員会において当事者の事情聴取をすべきかどうか協議を行いました。委員からは、談合情報や市の対応について詳しく聞いてから判断をしたいとの意見や、本会議での当局答弁は、調査の結果、談合の事実は認められなかったとのことであり、これ以上新たに聞く必要が認められない、また契約管理に関することに踏み込むことは所管が違うのではないか等の意見が出されました。このような協議をいたしまして、採決の結果、関係者への事情聴取はせず、議案審議に入ることとなりました。
以上でございます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
6番、山田誠議員、登壇。
◆6番(山田誠君) 〔登壇〕
両委員長さんから御答弁をいただきました。
総務文教委員会のほうが秘密会であるならば、あと資料は出すということでございますので、せめてこの本会議は、本会議で申されたんですから、ぜひこれ休憩してその資料を見せていただきたい。といいますんが、もうこの後は採決に入るわけですから。重要な資料を見ずして最終の判断はなかなか難しいと思いますよ。否決ありきでいくのか、賛成ありきでいくのか、やっぱしその当事者の証言、資料を見ないと判断が難しいだろうと思います。ぜひ時間をとっていただきたい。
それからもう一つ、厚生委員長の報告なんですが、当局は信じなければ行政成り立たないし、信じ過ぎれば大変なことになった、そういう例も全国に幾つかあるわけですよ。そういうことで、私は厚生委員会の審議は審議不足と言わざるを得ないと思いますよ。
そしてもう一つ、久米の例が出ましたけれども、その専任資格者がいなかった云々ございましたけれども、それを当局は契約監理室はその指示通達、文書で出して、専任管理者を置きなさい、現場に来なさい、そういうことをやられておりますが、その前後に口頭で3遍もやられたということがあったようです。これなかったんなら否定してくださいよ。そういう状況の業者を次の指名に入れる、ペナルティーも科さずにということは、これは私の考えでは官製談合に値するんじゃないんかと思います。
私もこの議席を得まして2年間、じっと見てきました。談合問題についてはまあいろいろあるなということでございましたけれども、今回のこれほどの建設業界会長さん、津山でも名のある人、名誉のある人、この人が正面切ってこれをやっぱり証言に参考人に立ってきたということなら、相当の信憑性がある。そこで、もう一度厚生委員長さんにお聞きしたい。
そういった状況があるにかかわらず、なぜしなかったのか、もう一度聞きたい。
それから、官製談合の疑い、これは当局はややもすると真面目な方ばかりですから弱腰になる、そしてまたその後ろによくても悪くても議員さんがおられるとか、政治家がおると言っておきましょう。そういうこともあったりする。そういうことで、やや緩めのことが起きる。これが続くと、もう官製談合としか言い切らなくてはならない状態になりつつあるんではなかろうかと思います。
全員協議会でも大下副市長が、入札については4点にわたって改善していく考えがあると申されておりましたが、ぜひその早期実現を求めるところでありますし、先ほど厚生委員長さん、また総務文教委員長さん、官製談合等についても感想があったら述べていただきたいと思います。
以上。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
委員会のことでございますので、質疑者、そこの辺は御理解ください。
このことの答弁、16番、森岡和雄議員、登壇。
委員長個人の意見は控えてください。
◆16番(森岡和雄君) 〔登壇〕
そうですね。官製談合についてという委員会の見解はというふうなお問いでございますけど、要するに久米の件は結果として専任が不備、不備で、不備である中での最低の行政の対応策であったのではないかというふうな、委員会では。
それで、官製談合というのは事前にするものであって、とった後不備だと、専任者が、それは官製談合とは言わんのです。事前と事後で、事前にするんが官製談合で、事後の対応策は、それはペナルティー問題に関することで、委員会としてもそのことについてはきちっと要するに専任技術者を配置して、行政として市民やほかの業者から通報がないようにしなさいという結論でございます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
5番、秋久憲司議員、登壇。
◆5番(秋久憲司君) 〔登壇〕
山田議員の御質問にお答えをいたします。
なぜ関係者を呼ばなかったのかという再度の御質問につきましては、最初の答弁のとおりでございまして、審議の結果でございます。
それから、審議不足ではないかというお話もありましたが、私は審議を打ち切った覚えはございませんので、審議不足はありません。
以上です。〔降壇〕
〔2番河本英敏君「議長、議事進行について」と呼ぶ〕
○議長(川端恵美子君)
議事進行、河本議員。
◆2番(河本英敏君)
先ほど森岡委員長から登壇の席で、秘密会の中で名前をお聞きしたという表現があったというふうに思うんですが、その事実関係、津山市議会にとって非常に大きな問題であります。秘密会でそういうことが述べられたということになれば、私はこれからいろんな調査にかかわって問題が起きる、そのことの整理をお願いしたいということと、もう一つは……。
○議長(川端恵美子君)
発言者、河本議員、これは議事進行ということに値しないので、発言は控えて……。
◆2番(河本英敏君)
いやいや、これは、じゃあ今の話。何としてもこういうことをほっといちゃいけんということだけ言うときますけん。別に何かを求めとりゃしません。よう言うとかんと。
○議長(川端恵美子君)
16番、森岡和雄議員。
◆16番(森岡和雄君)
ここで、これは本人に、本人に名前を公表してもよろしいかということを事前にお断りをして、そのことは確認をとっとります、本人にね、そのことは。
○議長(川端恵美子君)
以上で6番、山田誠議員の質疑を終わります。
以上で通告による質疑は終わりました。
〔8番中島完一君「議長、動議」と呼ぶ〕
○議長(川端恵美子君)
8番、中島完一議員。
◆8番(中島完一君)
動議を提出させていただきます。
今議論をお聞きのとおり、総務文教委員長、厚生委員長さんから委員長報告並びに質疑、答弁がありました。常任委員会の議決については、私は重要かつ尊重すべきものと受けとめております。
しかし、総務文教委員会付託議案のうち議案第10号、11号、13号、14号、15号、16号及び第21号の工事請負契約については、採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により否決すべきものと決していますという報告があったわけであります。また、厚生委員会付託議案のうち議案第8号、議案第9号の工事請負契約は、賛成多数で可決すべきものと決していますという報告がありましたが、総務文教委員会に付託の議案第10号、11号、13号、14号、15号、16号及び厚生委員会に付託の議案第8号の7件は、5月9日、今までも議論があったように契約監理室に寄せられた談合情報の案件であります。2つの常任委員会が全く反対の議決がなされておるということでございますけれども、どちらも僅差での決定であるともお聞きをしております。
このような状況で、これからの議案について討論をして即採決をするというのは、まだまだ議論が不足しているのではないでしょうか。また、当局からのより踏み込んだ答弁も必要であります。今後の津山市議会議会運営に大きな汚点を残すことになると私は判断をいたしております。
よって今定例会の会期を延長し、各議案を再度常任委員会に付託することを求めます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(川端恵美子君)
ただいま8番中島完一議員から、今定例会の会期を延長し、各議案を再度委員会に付託することを求めるとの動議が出されました。
ただいまの動議を議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
所定の賛成者がありましたので、本動議は成立いたしました。
ここで議事運営の都合により、会議をしばらく休憩いたします。
再開時刻は追って御連絡いたします。
午後2時30分 休憩
─────────────────────────────────────────────
午後3時00分 再開
○議長(川端恵美子君)
御着席を願います。
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
8番、中島完一議員から提出されました、今定例会の会期を延長し、各議案を再度委員会に付託することを求めるという動議は、起立により採決をいたします。
本動議に賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
起立少数であります。
したがいまして、本動議は不成立となりました。
よって会議を続けます。
各常任委員長の報告に対する討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。
26番、岡田康弘議員、登壇。
◆26番(岡田康弘君) 〔登壇〕
先ほど報告がありました常任委員会の委員長報告に対し、賛成、反対の討論を行います。
私は、刑法第96条の3第2項に規定されるいわゆる談合罪に当たるような行為、行動を容認するものでもなければ、肯定するものではないという立場をまず明確に申し上げておきます。
今議会で工事請負契約に関する議案第8号から議案第21号までが、その所管に応じて厚生委員会と総務文教委員会に付託されました。その結果は、先ほどの委員長報告をお聞きのとおりであります。
この中で、議案第8号、議案第10号から議案第11号、そして議案第13号から議案第16号の計7議案の工事入札において談合が行われたという情報が寄せられたと、市当局から報告があった案件であります。
市当局のこの情報への対応説明では、情報自体の信憑性が低かったので、入札自体の中止は行わなかった。入札の結果を見ると、寄せられた情報と一部符合する部分があった。これを受けて談合対応のマニュアルに沿った対応を実施し、マニュアルに従って入札金額をはじき出した技術資料などを提出させ、内容を精査した。あわせて関係者に事情聴取を行い、情報提供者の事情聴取も行った。公正取引委員会や警察にも連絡、報告をし、そして弁護士にも相談したということでありますが、こういった対応などを行った結果、談合が行われた事実は確認できなかった。以後の対応は、警察や公正取引委員会の判断において行われる。警察などの調査の結果によって、万が一損害などが発生した場合も勘案した措置も行ったという内容であったと思います。
それぞれの委員会において慎重審議が行われたところでありますが、採決の結果を見ますと、厚生委員会に付託された第8号議案は可決、総務文教委員会に付託された6つの議案は否決という報告でありました。また、談合の情報を持ってきたとされる人物が経営する会社が落札した議案第21号も、否決ということであります。このアンバランスな結果を見るとき、市議会議員として個人的にも、また津山市議会としても、市民に対して説明責任が果たせないと感じております。
また、具体的に今回の採決に係る津山市民への影響という観点から見ると、工事実施が遅延することに伴って、補助金や交付税などが減額されることになり、その結果、約7億円、本市の一般財源が余分に必要となります。つまりは本市の中で7億円節約する必要が生じるわけであり、こういった金銭的な問題があること、また特に小・中学校の工事契約の議案については、設計のやり直し、補正予算などの手続から、一般的には契約が6カ月先になること、平成26年度の工事完了の予定が大規模な中学校などは平成27年8月ごろまでかかること、過去の小・中学校にかかわる工事と同様で、夏休みなど休み中を活用した工事計画となっているが、工事計画の見直し検討が必要だということ、特に解体時の騒音や安全対策、引っ越しや学校行事の実施時期など、児童や生徒に対する直接影響が増加することなどが課題だとお聞きしております。
対象の小学校には490人、中学校では2,158人の児童・生徒が在籍しており、既にプレハブ建設が進む中、現在でも運動場が使えないなど児童・生徒への影響があるわけですが、こういった我慢を強いている状況が最大で8カ月も延び、子供たちの安全な学校環境の整備が大幅におくれるという大きな影響が出てきます。
業者の談合に関することは、過去からさまざまなうわさや臆測が幾度となく飛び交い、その都度いろいろな議論を行ってきたところでありますが、議会として何をすべきか、各議員それぞれがさまざまな視点で考えられていると思います。経済取引における公正な競争を一層促進させるためには、独占禁止法の厳正な執行を行うとともに、企業におけるコンプライアンスの向上が重要であることは言うまでもありません。
本市の入札評価では、企業の実績や配置技術者の技術評価などは既に盛り込まれているようでありますが、入札参加企業のコンプライアンスの向上のための具体的な指導や啓発、また企業コンプライアンスに関する内容を入札評価に加え、競争環境の整備が必要と思います。このことを市当局に提案を申し上げておきます。
私は、今回の市当局の調査の結果を軸に、厚生委員会と総務文教委員会での採決のアンバランス、市民の方々、子供たちへの影響、説明責任など総合判断する中で、総務文教委員会に付託され否決となった議案第10号、11号、13号、14号、15号、16号及び21号は可決すべきと考えますので、この採決に反対いたします。その他の議案には賛成いたします。
以上、意見を申し上げて、賛成・反対討論を終わります。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で26番、岡田康弘議員の討論を終結します。
次の討論を許可いたします。
6番、山田誠議員、登壇。
◆6番(山田誠君) 〔登壇〕
6番、山田でございます。議案第8号、第9号、10号、11号、13号、14号、15号、16号、21号について反対討論を行います。
まず、この開会以来、いろいろこの談合情報については論議をされてきたところでございますけれども、委員長質問に対しても申し上げました。談合情報のもとが現役の業者さんであり、名誉も地位もある方ということで、限りなく私はこの談合情報を信じるところでございます。
そういう中で、いろいろ世間の情報も入ってくるところでございまして、全員協議会でも申し上げましたが、一部中傷もございますけれども、私はいろいろな情報を持って津山署に告発をしてきたところでございます。完全な受理とはなっておりません。県警にも相談するということのようでございますけれども、御承知のように総務文教委員会では否決、そして総務委員会では可決……。
〔「厚生、厚生」と呼ぶ者あり〕
◆6番(山田誠君)
訂正します。厚生委員会では可決、まさに衆参ねじれと同じような状態になっておることが、そのことの本質を物語っているのではなかろうかと思います。
大変失礼ではございますけれども、議員は地元代表ということもある、耐震設計、子供たちのために早く安全な校舎をつくってもらいたい、そういう思いもございますし、また政治家の後ろには企業が見え隠れする、私のところにもこれまでにも何とか通してくれよといった情報も来ております。そういったことが大事であるのか、また今回のような本当に信憑性のある情報であるならば、私は会期延長の動議に賛成したところでございますけれども、いま少し皆さん時間をかけてこれを審議していくことが、市民の負託に応えることであろうと思います。
そしてまた、ちまたでささやかれておるのは、まあ食いも食ったり、飲みも飲んだりといった70億円に近い工事でございますから、これが果たしてこの圏域で十分に工期内に安全にこなしていけるのかどうか。一部では作業員の心配、資格者の心配、そういったことも出てきております。いわば工期内の施工も危ないのではなかろうかと、老婆心ながら申し上げておきたいと思います。
私は、正すべきは正す、こういった姿勢がないと、大きくはこれまでにも津山の状況は、まあいろいろな裏社会の方たちも活躍するとか、政治家が絡んでいるとか、根限りといいますか、流れてきた状態でございます。一気にここはその正常化へ向けて、皆さん方の良識に期待したいところです。いつまでたっても怖い津山には企業は来ない、そういったことも申し上げながら、明るい津山をつくるためにぜひ皆さん方の良識を働かせていただきたいことを申し上げて、簡単ですけど反対討論にさせていただきます。よろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で6番、山田誠議員の討論を終結します。
次の討論を許可いたします。
24番、木下健二議員、登壇。
◆24番(木下健二君) 〔登壇〕
緑風会を代表いたしまして、議案第8号から議案第21号の14件の工事請負契約の議案についての賛成の立場で討論をいたします。
これら請負契約議案の中で、7件の建築関係工事に対して談合情報が寄せられ、当局において談合情報マニュアルに沿って各種の調査がなされたことは御承知のとおりであります。現時点では確たるものではありませんが、談合の可能性が高いのではないか、なぜなら業界の役職の上のほうの人からの情報だということでございます。このようなことから、市議会議員として各議員がそれぞれの議案の取り扱いについて苦慮され、さきの委員長報告に至ったものと考えられます。
また、議会として判断したことに対しては、相応の責任を負うことが当然であり、当局の調査結果、契約条項、そして議決に関する影響、評価等々を勘案して判断を行っていくことが重要と考えます。
談合情報によって問題化されました7件のうち6件は、小・中学校の耐震工事であります。小・中学校の耐震工事は、平成20年から本格的に実施されてきたわけでありますが、例年この6月議会で承認され、夏休みをフルに活用して実施されておりました。解体工事に伴う騒音や振動、粉じんの問題、運搬、搬出など、子供たちの学校生活に直接影響するものをできるだけ排除して工事を実施していく工夫と聞いております。
これら工事請負契約が今期定例会で可決しなかった場合の影響について、市当局に確認を行いました。夏休みが利用できなくなることによって、トイレ改修時期がずれ込んで、仮設トイレ等での対応を余儀なくされることや、解体工事の騒音対策や運搬車両と児童との安全確保方策を見直し、計画の再調整を図るなど、具体的な事柄に対する対応が必要であることであります。
また、再度の工事発注という事態を想定すると、6カ月後の12月議会での契約議案審議となることが見込まれ、工事完了時期は小学校では平成27年4月ごろ、中学校では平成27年8月ごろに大幅におくれるとのことでございます。
工事に要する期間が延びる影響では、模擬試験や入学試験、卒業式、入学式など学校行事との調整が課題となること、またプレハブ校舎での授業や運動場の使用に制限が続くことから、体育の授業あるいは部活など子供たちへのさまざまな面で影響が及ぶということでございます。
このような影響を数値化することはなかなか難しいことでありますが、数値的影響という面では、議案に関係する工事全体では、補助金、交付税の関係から約3億8,000万円が受けられなくなること、そのうち小・中学校では2億5,000万円が見込まれ、またプレハブ校舎の使用延長から、これらとは別に約3億円が必要になるという見込みであります。
公共工事であるからには、公正かつ適切な入札により工事請負契約がなされ、立派に工事完成をしていただくことはもちろんのことであり、時代に応じた入札制度、評価制度の仕組みをつくり、適切な運用を行っていくこと、また議会としてのその状況をチェックしていく機能を十分に発揮していくことが重要だと考えます。
しかし、今回の状況を勘案しますと、今期定例会に上程されました工事請負契約議案は、いずれも早期に可決し、影響を最小限にすべきものと考えられます。したがって、総務文教委員会において審議されました工事請負契約議案のうち、否決とされたことに反対をいたします。なお、他の報告には賛成をいたします。
以上で賛成と反対の討論を終わります。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で24番、木下健二議員の討論を終結します。
次の討論を許可いたします。
5番、秋久憲司議員、登壇。
◆5番(秋久憲司君) 〔登壇〕
総務文教委員長報告に対する賛成・反対討論を行います。
議案第8号から議案第21号までの14件の工事請負契約の議案につきまして、原案に賛成の立場から討論を行います。
この14件の中で7件の工事について談合情報が寄せられ、当局は談合情報対応マニュアルにより対応し、入札結果の審査、指名委員会での7回にわたる審議、入札参加者全員と関係者への事情聴取、そして入札見積書の審査を行うとともに、津山警察署、公正取引委員会、岡山県に逐一通報し、意見を求めながら連携して慎重な対応を行ったとのことでございます。その結果、談合があった事実は認められなかったため、マニュアルに基づいて契約事務を進めたとの答弁でございました。また、当局は、今後の談合防止に向けてさらなる対応をするとのことでございます。
今回の提案のうちほとんどが学校校舎の耐震改修工事でありまして、小学校は向陽小学校、院庄小学校、中学校は東中、北陵中、鶴山中、西中の合計2,648人の児童・生徒の安全・安心確保のための重要な工事でございます。他の工事は市民生活上不可欠な施設でございまして、当局の談合の事実が認められないとの調査結果を受け、各議案の工事内容、契約金額、工期、契約相手に不備がない以上、これらの工事請負契約議案は速やかに可決すべきと考えます。
よって総務文教委員会で審議された工事請負契約議案のうち第10号、第11号、第13号から16号、第21号を否決されたことに反対し、原案に賛成をいたします。
以上で賛成・反対討論を終わります。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で5番、秋久憲司議員の討論を終結します。
次の討論を許可いたします。
1番、原行則議員、登壇。
◆1番(原行則君) 〔登壇〕
公明党津山市議団を代表して、議案第8号から議案第21号の14件の工事請負契約議案について、賛成の立場で討論を行います。
これら請負契約議案の中で、第8号、10号、11号、13号、14号、15号、16号の7件の建築関係工事についての談合情報が寄せられ、当局において談合情報マニュアルに沿って、警察、公正取引委員会とも連携をとり、それぞれの調査がなされ、現時点では確たる証拠はないとの結果が発表されました。
しかし、談合の疑いが残る、このようなことを鑑み、議員として総務文教委員会各委員がそれぞれの議案の可否について考慮され、さきの委員長報告に至ったものと考えます。
また、議会としての判断には重い責任があり、当局の調査結果、そして議決に関係する影響等を考えて判断することが重要と考えます。
談合情報によって問題とされた7件のうち6件は、小・中学校の児童・生徒の命を守る減災、防災に資する校舎の耐震化工事であります。特に小・中学校の耐震化工事は、今までも夏休みを活用し実施されてきました。子供の学校生活において直接的な悪影響を避けるために、工事を実施していく努力と工夫をするためであります。
これらの工事請負契約が今定例会で可決しなかった場合の影響については、工期がずれ込み夏休みが利用できなくなれば、解体工事等で児童・生徒の安全確保の仕方を見直し、計画の再調整を余儀なくされます。しかし、何より一番懸念されることは、約2,600余名の児童・生徒の学校での平穏を崩してしまうおそれがあるということです。安心して穏やかに学業を励むことができる環境を損なうことだけは、絶対に避けなければなりません。
また、財源の面では、可決をしなかった場合、工事完成が半年から8カ月おくれることになり、国からの交付金及び起債活用ができなくなり、約3億8,000万円の新たな負担が生じ、それに加え、工事延長によってプレハブ校舎の使用延長から、別途約3億円のリース料が発生し、合わせて約6億8,000万円の新たな財政負担が生じるということです。
今回のように談合の疑いが強いというだけで、確定できない事実をもって、子供たちの安全に直接かかわる耐震化工事等の工事請負議案を否決することは妥当でないと考えます。ゆえに、今定例会に上程された工事請負契約議案はいずれも可決し、安全・安心対策を早急に進めるべきであると考えます。
したがって、総務文教委員会において審議された工事請負議案のうち、否決されたことについては反対いたします。その他の報告には賛成いたします。
以上で賛成・反対討論といたします。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で1番、原行則議員の討論を終結します。
次の討論を許可いたします。
28番、末永弘之議員、登壇。
◆28番(末永弘之君) 〔登壇〕
日本共産党津山市議団を代表して、委員長報告に反対、賛成の討論を行います。
まず最初に申し上げたいのは、きょうの論議の中で先ほどまで行ったいわゆる討論、原案に賛成の方の意見を聞いておりますと、何となく教育現場がきょう可決したら全てがうまくいくかのごとき描き方であります。きょう可決したとしても、子供たちに重大な影響が及ぶのは紛れもない事実であります。このことを触れずに、あたかも工期を延長することによって、子供たちの学校生活に重大な事態が起こるかのごとき言い分というのは、根底から間違っていると私は指摘しておきます。
問題は、1年半かかるか、1年8カ月かかるか、1年10カ月かかるか、この違いであります。ここのところをまず明確にしておくべきです。子供たちの安心・安全、いろんなことを考えると、言葉もないほど重大なことであり、ある意味では苦渋の選択でもあります。したがって、総務文教委員会の論議の中で私が申し上げたし、全ての委員が申し上げてきたのは、仮に延期するとしても、契約のやり直しをするとしても、極力日数を短くしていく。例えば先ほどありました会期を延長という意味で言えば、1週間か2週間延長するだけ。このことだったらそれほど賛成の諸君が述べたような事態は起こらない、断じておきます。
物の言いようというのはありますが、根底の考え方を市民の皆さん方に明らかにしようと思えば、今きょう全てのことが議決されたとしても、子供たちの生活に影響があるのは事実なんです。それを当局が中に入って事業計画を示しておるから、学校が迷惑を受けながら、工夫をして学校の運営計画を今つくっておるということなんです。じゃああと2年かかると仮定して、2年の計画をつくってくれと言ったら、つくらざるを得ません。ここのところの間違いさをまず指摘しておきます。
さて、今回の4つの常任委員会委員長報告についてですけれども、それぞれの議員が言われました。繰り返しになりますけれども、談合情報が寄せられ物議を呼んだ。厚生委員会と総務文教委員会の報告が結論が違った。委員会の独自性ですから、それはそれとして仕方がないことではありますが、議会全体から見ますと、本会議で結論を出しますと、どちらかの委員会の報告が否決されます。いずれかの委員会に傷がつく、こういう結果になります。
本会議の名によって、常任委員会の論議に傷をつけるというのは、極力議会みんなが避けなくてはいけない最低の心がけだと思います。決して一部で言われておりますように、委員会の結論は補完的なものだとか、第2次的だとか、予備的だというようなことでは決してありません。地方自治法でも各種の議案、案件は、全て常任委員会の議を経て結論を出していく、いわゆる前置主義がとられておるということは御承知のとおりであります。軽はずみに委員会審査を軽視してはいけません。委員会審査を義務づけているわけです。
専門的に調査権を持つ委員会審査は、本会議での決定が確かに議会の最終意思決定とはいえ、それはそれとして尊重されなくてはいけません。その点で、本来は委員会の合同審査、事前の打ち合わせ、同じ内容の議案を扱うとすれば、議会内部の作業としては必要なことである、このことを各議員に指摘をしておきます。やるべきです。話が崩れたら仕方がないんです。しかし、やるべきなんです。やらないと、さっき言ったような大変なことになる。これ議員の務めだと年寄り風を吹かせて言っときます。
本会議で総務文教委員会の報告が否決されましたら、委員長報告に私は賛成したという責任の上から、総務文教委員会を辞任届を出しますから、議長室のほうで取り計らいをお願いしておきます。
これは間違わないでください。私どもが反対した議案が可決されるからではありません。委員長報告に賛成したその委員長報告が否決されるということ、委員会軽視のあり方、いわば委員会不信任なんです。これに値するんです。不信任を食ったらどう責任をとるか。常任委員会の決定というのはそれだけ重大な決定をしとるということを各自が意識して、失礼ですがこれからの委員会決定、議決をしていただきたいということでもあります。
多少長くなって恐縮です。本会議の質疑の中で多少、委員長には失礼ですが、行ったり来たりしました。時系列を含めて整理しながら本題に入って、賛成・反対討論をいたします。
この件は、総務文教委員会で5月30日に契約監理室を呼んで公開の場で勉強会をしました。これがしょっぱなです。そして、一般質問が終わる日に、いつもやっておられることだと思いますけど、正副委員長と当局とで委員会のかける議案の説明会というんか、どうするかという相談会が内々あります。その会に私は出かけていきました。なぜかといいますと、できるんならば関係者を委員会に呼ぶことができんかという相談のために出かけたんです。これが河本議員の質問に対する明快な回答です。
そしたら委員長が、多少相手がわかりそうだから調べて聞いてみよう、こういうところから委員長が答弁があったように、電話を含めてファクス連絡をしたと、こういう経過であります。そのときに、報告をした側2人、1人はなしてならと言いました。1人の方が連れてくる、よいか、よろしい、連れてきてくださいと、こうなってやりました。
そして、呼んだときには秘密会ではありませんでした。参加した人が、私らがここでしゃべったことが、すぐもう1時間もせん間に津山市中へ流れると、じゃけん議員さんは聞いてくれるなということを言って、非公開制のような格好で傍聴だけ断った。その後、委員長が、これは報告にありましたけれども、あなた方の名前やいろんな話し合いの中身を委員会報告、それぞれの議員の議会報告、失礼ですが末永のブログも含めて書いてもええかと言ったら、どうぞどうぞ書いてくれんさい、遠慮せずにとこういうことになったんです。ですから、秘密会でも何でもありません。これ事実なんです。
そして、いよいよ中身ですけれども、第8号議案ときわ園の工事請負、第10号議案向陽小学校の耐震工事議案、第11号院庄小学校の耐震工事議案、13号東中学校の耐震工事議案、14号北陵中学校の耐震工事議案、15号鶴山中学校の耐震工事事業、16号西中学校耐震工事事業、これがいわゆる談合情報によって物議を醸し出した議案であります。
この議案は、それぞれ論議がありました。業界トップの人が談合ありと情報を正式に寄せて、委員会に勉強会として参加してくれた人です。それだけに、それぞれの議員が言いました信憑性が高い情報と言わなくてはいけません。ただ、私流で言うと、自分が落札した案件は談合はないんじゃけれども、とれなかったあるいは企業体が組めなかった仕事は妨害された、談合があったという主張は、後で述べますけれども、多少いかがなものかという感じがしないでもありません。
いずれにしても、当局はこの情報を談合情報マニュアルのとおりの調査もし、警察や公正委員会へ報告、指導もあって、確たる証拠がなかった。後に談合が判明したら、罰金を納めるという確約書をとったなどで契約を結ぶという議案をつくったわけです。よく私が言うことですが、談合したのかと疑われた人たちにあなたは談合しましたかと聞いて、しとりません、ああそうかそうか、しとらんのでしょうという誓約書を書かせて談合がなかったというのは、いかにも茶番劇だと申し上げざるを得ません。これ事実そうなっとんですから、おかしいと、こういうふうに言わなきゃいけません。
今回は総務文教委員会で勉強会として、先ほど言いました談合情報を寄せた人、寄せられた人たちの代表、業界の中では建築部会の部会長だそうです、来てもらって事情も聞いたんです。こんなことをしたのは異例中の異例です。この勉強会を厚生委員会との合同勉強会としたらという提案もしましたが、厚生委員会は先ほど委員長報告にありましたように、その必要はなかろうということになったわけです。1つの委員会だけでの勉強会になりました。
そして、傍聴が断られたわけです。これは極めて残念と述べておきます。
合同の勉強会と初めからしておったら、もっとたくさんの人が勉強会に参加できとったのは事実であります。その中で、談合をしたとする根拠、あるいはしていないとする説明をしてもらいました。入札妨害と言われる事態の経過もお聞きしました。これは委員長報告のとおりであります。
結果として、関係者の人たちは、多少ニュアンスは違いますが、話し合いはした、ホテルの名前と日にちまで言いました。勉強会とか共同企業体の組み合わせとかの名によって話し合いをしたのは事実であります。ここが談合かどうかということが争われるだろうと思いますが、便利な世の中です。一定の談合の話は表面化しないまま、電話やメールがある世の中です。予定価格の93%で並ぶという事態、これを談合と言わずして何と言うか、私はそう判断しておりますし、委員会でもこの率というのは大いに論議になりました。2番札、3番札、4番札、全部出させました。妙ですよ、後で欲しかったら見せますが、ほんまに並んどんですから、ぽんぽんぽんと。あれがあんた偶然にできる数字じゃありません。私の判断ですけれども、こうなっておるんです。
そういう意味では、学校教育現場という本当に心痛を煩わす課題ではありますけれども、契約を一度白紙に戻すあるいは延期して調査し直す、これが必要だと述べておきます。
さらに、入札妨害と関係して、各会社に必要とされる技術者の関係、大いに疑問が出され、勉強会でも話をしてもらいました。この結果が、議案21号東公民館新設建設工事に否決という事態に及んできた経過であります。
この東公民館の新設建設工事の請負会社の関係する人が実は音頭をとって、先ほど言いました特定の名前を出したホテル、日にちまで言ったホテル、ここへ集まってくれというて全ての業者を集めて相談しとるんです。これは勉強会ではっきりしたんです。両方ともそのことは認め合うとるんです。ただ、談合かどうかということは認め合うとりません。話し合いをしたということを認めとる、この人が招集したということも両方が認めたんですから。ここまで調査を私どもはしたんです。
そして、その話の中で何度も出ております、過去の請負業の中でこの建設会社の技術屋さん、最終的に週に1遍行っておる責任者会議、工程会議の中で出てこない。津山市はとうとう共同企業体に対して、出てくるべきだと改善命令まで出したということがはっきりしました。委員会ではそれを回し読みしました。これ何ですか。技術屋がおったらこんなことをするんですかという疑問なんです、皆さん。ええかげんなことを総務文教委員会が調べて、否決という結論出したんじゃないんです。むちゃなことをあんた方は討論したらいけません。
そして、その方はこう言いました。何ぼうにも出てくれんけん困ったと、わしゃあ2万円その人に日当を打って出てもろうたんでというて。これは事実は確認できておりませんが、社長が言うたのは事実なんです。何ぼでも言うてくれんさいというて、社長ですよ、わしの名前言うたって構やせんでといって、そう言われたんです。
8号ときわ園の建設工事7億3,000万円、11号院庄小学校耐震工事4億4,000万円に関係する人々に対しての会社に対して、営業専務とこれは事業所に常勤が決められとると。他の団体の役員との兼務に、おかしいじゃないかという問題提起もありました。
議案13号東中学校耐震工事8億8,000万円、この請負業者との関係では、技術屋が長期入院をしておる、治療との関係、どうなっとんなら、責任者会議や現場に立てるんかということまで出されました。これを委員会では当局に岡山県の見解も含めて調査するように依頼しましたが、きょう現在返事がありません。事実なんです。少なくとも委員会、議会、皆さん方は、そりゃあ県が大丈夫じゃと言いましたという返事ぐらいもろうてから可決すべきだと言っておるんです。これが時系列の事実なんですから。末永が大きな声をして勝手にでっち上げた事実じゃありません。総務文教委員会の議事録見たらよくわかるとおり、あ、失礼、勉強会ですから議事録はないんですね。頭の中にしかありません。
この点でも、議案契約を認めるわけにはいけない。これが21号東公民館の請負契約をやめるべきだと主張した大きな原因であります。
このような課題を整理して、それから契約というのが筋道だと思います。
最後に、津山市における談合情報というのは、失礼ですが入札で負けた側が勝った側に談合あり、こういう情報が寄せられるのが、私の四十数年の議員活動の中でおおむね9割方占めております。勝ったら言わんのですね。これは100%です。
普通のと言うと物すごく語弊がありますが、建設や土木業などに関係をしていない市民の方々が談合ありという情報を寄せることは、ほぼ皆無に等しい。だって普通の市民の方々が談合しとるかしていないかわかるわけがないし、何が談合かということすらわからない市民の方はたくさんおられると思います。特定の、議員などは多少わかります。関係する業者の方々はよくわかります。しかし、そういうことに関係ない市民が圧倒的なんです。そこからの談合情報はこれからも多分寄せられんのではないだろうかというふうに思います。
勝ったときには談合は通報しない、負けたときにはする、これは業界内部の問題も多少あると思いますが、行政システムの中に何か欠陥があるのではないかとも思われます。当局は何度も説明しております。入札のあり方、談合マニュアルのあり方、改善をする、こう言っておりますが、改善の案はまだ示されておらんのです、皆さん。よう考えていただきたいんです。
工事契約を延ばすことにだけおかしいと、延ばしたら大変なことになる、何しょんなら、早うせえという論法を組みながら、肝心かなめの入札のあり方を改善するということを早めようという努力がない。私は何度か当局に対して、せめて1週間でできゅうがと、10日でできゅうがと、簡単なことじゃがなということを言ってきました。ここのときはみんな何も言わんのです。工期が延びて学校に迷惑かけることばっかり強調し過ぎ、こう思えて仕方がありません。だからといって、迷惑かけたらええと言よんじゃないんですよ、誤解せんようにしとってください。これはまさに苦渋の選択なんです。
こういうことを学校の子供たち、教育という名のもとに仕方がないがなで通すから、いつまでたっても談合の話というのが消えない、けじめをつけるべき。日本共産党議員団は常に、談合があるという話が寄っただけで、もう白紙にしんさいと、そうせんと直らんよというてずっと言うてきました。政治家が絡んでおるようなことがあったら、もう直ちに指名停止をしなさいと言うたんじゃ。私らには、皆さん方議員さんにも市民にもわかりません、政治家が絡んだか絡まんか。しかし、こっちの人はわかる。言われるんじゃから、政治家に。だったらもう問答無用ですがな。
そう言うたら、でっち上げられるかもしれん。でっち上げられたら名誉毀損でやられりゃあええがな、仕方がない。しかし、現に議員が言うんたんならしょうがないでしょう、ということですよ。これもう入札飛ばしてしまえと言よんです。そういうことをせんからおかしいことになる。
先ほど総務文教委員長が、やるんならやってみれ、受けて立つという答弁もしました。委員会が受けて立つわけにはいかんだろうと思いますが、おわかりと思います。
仮契約書の中には、議会で議決して初めて正式契約と書いとんです。この契約書を仮契約があったとして、誰がどこでどこへ訴えれるんですか。言葉だけで訴えることは簡単です。裁判所は受け付けません。だって本会議の議決日をもって正式な契約日とすると書いとんですから。そのことを参考にしてください。
以上で私は会期を延長して審議のし直しあるいは正式に入札のやり直し、契約のやり直しがこれらの課題には必要だと申し上げ、議案8号、10号、11号、12号、13号、14号、15号、16号及び21号、当局提案議案に反対、すなわち総務文教委員長報告に賛成、厚生委員長報告に反対、この意見を申し上げて、討論を終わります。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
以上で28番、末永弘之議員の討論を終結いたします。
以上で通告による討論は終わりました。
これをもって質疑、討論を終結いたします。
これより採決に移ります。
議会運営委員会での申し合わせにより、まず一括上程議案のうち、14の議案を分離して議案ごとに起立により採決を行い、最後に分離した14議案以外の一括上程議案6件を一括して起立により採決を行います。
採決案件が多く、混乱を避けるため、委員長報告に対する採決とせず、原案に対する採決を行うことといたしております。
まず、議案第8号「工事請負契約について」、これはときわ園新築建築工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第8号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第9号「工事請負契約について」、これはときわ園新築機械設備工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第9号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第10号「工事請負契約について」、これは向陽小学校校舎耐震改修工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第10号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第11号「工事請負契約について」、これは院庄小学校校舎耐震改修工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席願います。
起立多数であります。
よって議案第11号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第12号「工事請負契約について」、これは高野小学校校舎耐震改修工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第12号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第13号「工事請負契約について」、これは津山東中学校校舎耐震改修建築工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第13号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第14号「工事請負契約について」、これは北陵中学校校舎耐震改修建築工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第14号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第15号「工事請負契約について」、これは鶴山中学校校舎耐震改修工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第15号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第16号「工事請負契約について」、これは津山西中学校校舎耐震改修建築工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第16号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第17号「工事請負契約について」、これは津山東中学校校舎耐震改修電気設備工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立全員であります。
よって議案第17号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第18号「工事請負契約について」、これは北陵中学校校舎耐震改修電気設備工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立全員であります。
よって議案第18号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第19号「工事請負契約について」、これは津山西中学校校舎耐震改修電気設備工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立全員であります。
よって議案第19号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第20号「工事請負契約について」、これは戸島学校食育センター改修工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第20号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第21号「工事請負契約について」、これは東公民館新築建築工事であります。
本案を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立多数であります。
よって議案第21号「工事請負契約について」は原案のとおり可決することに決しました。
最後に、一括上程議案のうち既に採決した議案を除く議案第2号から議案第7号までの6件について、一括して起立により採決をいたします。
これらの議案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川端恵美子君)
着席ください。
起立全員であります。
よってこれらの議案6件につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。
△日程第2 議案第22号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」
○議長(川端恵美子君)
次に、日程第2に入り、議案第22号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。
本案は本日提出され、お手元に配付のとおりであります。
この際、提案理由の説明を求めます。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕
ただいま上程されました議案につきまして御説明を申し上げます。
議案第22号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」につきましては、固定資産評価審査委員会委員6名のうち市内高尾の有木俊恵氏の任期が満了となりますため、同氏を引き続き選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の御同意をお願いするものでございます。
有木氏は、一般社団法人岡山県建築士会津山支部常任理事を務めておられ、人格、識見ともに高く、公正かつ的確な判断が求められる固定資産評価審査委員会委員として適任であると確信をいたしております。何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
提案理由の説明はただいまお聞きのとおりであります。
この際、お諮りをいたします。
本案は人事案件であり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議することといたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川端恵美子君)
異議なしと認めます。
よって議案第22号は委員会付託を省略し、本会議において審議することに決しました。
議会運営委員会での申し合わせにより、質疑、討論を省略し、お諮りをいたします。
本案は原案のとおり同意することに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川端恵美子君)
異議なしと認めます。
よって議案第22号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」は原案のとおり同意することに決しました。
△日程第3 諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」
○議長(川端恵美子君)
次に、日程第3に入り、諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
本案は本日提出され、お手元に配付のとおりであります。
この際、提案理由の説明を求めます。
市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕
ただいま上程されました諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」につきまして御説明を申し上げます。
津山市推薦の人権擁護委員15名のうち南都芳明氏の任期が満了となりますため、新たに市内阿波の小椋宏栄氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の御意見をお伺いするものでございます。
小椋氏は、幼稚園教諭として阿波幼稚園にお勤めになり、御退職後は阿波小学校PTA役員や連合町内会阿波支部女性部長を歴任され、幅広く御活躍でございます。人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じておられ、人権擁護に対する理解も深く、人権擁護委員としてふさわしい方であると確信をいたしております。何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
提案理由の説明はただいまお聞きのとおりであります。
この際、お諮りをいたします。
本案は人事案件であり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議いたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川端恵美子君)
異議なしと認めます。
よって諮問第1号は委員会付託を省略し、本会議において審議することに決しました。
議会運営委員会での申し合わせにより、質疑、討論を省略し、お諮りをいたします。
本案は原案のとおり同意することに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川端恵美子君)
異議なしと認めます。
よって諮問第1号「人権擁護委員候補者の推薦について」は原案のとおり同意し、御異議のない旨を答申することに決しました。
以上で津山市議会6月定例会の議事は全て終了いたしました。
この際、市長から御挨拶があります。
市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕
6月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様方には23日間の長きにわたりまして終始御熱心に御審議を賜り、御提案申し上げました諸議案につきまして御決定、御承認を賜りましたこと、心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。
また、今議会審議におきまして、特に工事請負契約の一部議案につきましていろいろと議論をいただいたところでございます。審議の経過の中で皆様方から頂戴をいたしました御意見、御提言など十分尊重しながら、今後の入札のあり方も含めた市政の推進に努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。
さて、本市の長年の懸案事項でございました津山駅周辺整備につきまして、このたび津山駅周辺整備計画を策定いたしました。この計画の着実な実施によりまして、おもてなしの心が見える10万都市津山にふさわしい玄関口として、市民の皆様に愛着と誇りを持っていただけるよう、駅周辺の再生を図ってまいりたいと考えておるところでございます。
また先般、文部科学省の諮問機関でございます文化審議会から、島根県津和野町と本市の城東地区の2カ所を重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう答申をいただいておるところでございます。この選定によりまして、町並み景観の復元、整備に弾みをつけることだけではなく、重伝建の知名度を生かした観光面での取り組みをさらに進めてまいりたいと存じます。
本市には御承知のように数多くの課題が山積をいたしておることも事実でございます。私は、その一つ一つの課題に真摯に向き合い、一球入魂の思いで課題解決に当たり、笑顔あふれるふるさと津山の具現化に向け、限られた財源を最大限に有効活用いたし、今後も全力投球で頑張ってまいりたいと決意を新たにいたしておるところでございます。
ここに改めまして議員の皆様を初め市民の皆様の一層の御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げる次第でございます。
これから厳しい暑さを迎えます。議員の皆様方におかれましては健康には十分に御留意の上、津山市政発展のため御尽力賜りますようお願いを申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。〔降壇〕
○議長(川端恵美子君)
閉会に当たりまして、私からも御挨拶を申し上げます。
皆様には去る6月3日の開会以来、本日まで23日間にわたり終始熱心に御審議を賜り、それぞれ適切な御決定により、ここに全議案を議了して閉会する運びとなりました。
本会議中はもとより、平素から議員の皆さん初め執行当局、報道関係者並びに市民各位の御協力に対し、心から感謝の意を表する次第であります。
皆様方には今後とも健康に十分御留意をいただき、市政振興に一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げ、御挨拶といたします。
これをもちまして平成25年6月津山市議会定例会を閉会といたします。
皆さん大変に御苦労さまでございました。
午後4時14分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、本会議の顛末を証するため、ここに署名する。
平成25年6月25日
津山市議会議長 川 端 恵美子
津山市議会議員 秋 久 憲 司
津山市議会議員 山 田 誠