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岡山県 津山市

平成24年 9月定例会 09月11日−03号




平成24年 9月定例会 − 09月11日−03号







平成24年 9月定例会



                              平成24年9月津山市議会定例会

                議 事 日 程(第 3 号)



 〇平成24年9月11日(火)午前10時開議

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│ 日程番号 │       会  議  に  付  す  る  事  件        │

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│     │ 〇議案質疑・一般質問                          │

│ 第 1 │   議案第18号〜議案第34号(17件)                │

│     │  (津本憲一君、竹内靖人君、小椋 多君、久永良一君、山田 誠君)    │

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 〇散 会



                本日の会議に付した事件

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│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │

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           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名

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│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │

│   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   │

│ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │

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│  1 │ 小 椋   多 │ 出席 │   │ 15 │ 河 本 英 敏 │ 出席 │   │

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│  2 │ 津 本 憲 一 │ 〃 │   │ 16 │ 野 村 昌 平 │ 〃 │   │

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│  3 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │ 17 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │   │

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│  4 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 18 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │   │

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│  5 │ 黒 見 節 子 │ 〃 │   │ 19 │         │   │   │

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│  6 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 20 │ 津 本 辰 己 │ 出席 │   │

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│  7 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 21 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │

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│  8 │ 山 田   誠 │ 〃 │   │ 22 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │   │

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│  9 │ 田 口 慎一郎 │ 〃 │   │ 23 │ 木 下 健 二 │ 〃 │ 遅参 │

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│ 10 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │ 24 │ 川 端 恵美子 │ 〃 │   │

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│ 11 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │ 25 │ 森 西 順 次 │ 〃 │   │

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│ 12 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │ 26 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │   │

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│ 13 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │ 27 │ 久 永 良 一 │ 〃 │   │

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│ 14 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │ 28 │ 末 永 弘 之 │ 〃 │ 早退 │

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           説明のため出席した者の職氏名

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│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │

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│ 市長      │  宮 地 昭 範  │ 産業経済部長  │  光 井 俊 之  │

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│ 副市長     │  大 下 順 正  │ 産業経済部参与 │  中 島   健  │

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│ 教育長     │  田 村 芳 倫  │ 都市建設部長  │  村 上 祐 二  │

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│ 水道事業管理者 │  豊 岡 俊 介  │ 地域振興部長  │  植 月   優  │

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│ 総合企画部長  │  西 山 公 二  │ 加茂支所長   │  原 田 幸 治  │

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│ 総務部長    │  常 藤 勘 治  │ 阿波支所長   │  保 田 知 良  │

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│ 総務部参与   │  井 上 純 輔  │ 勝北支所長   │  河 本 誠 二  │

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│ 財政部長    │  西 田 秀 之  │ 久米支所長   │  田 村   修  │

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│ 財政部参与   │  政 岡 大 介  │ 会計管理者   │  野 上 二 郎  │

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│ クリーンセンター│  上 田 輝 昭  │ 水道局参与   │  長 森 健 樹  │

│ 建設事務所長  │           │         │           │

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│ 環境福祉部長  │  和 田 賢 二  │ 学校教育部長  │  今 井 元 子  │

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│ 環境福祉部参与 │  清 水   稔  │ 生涯学習部長  │  行 田 裕 美  │

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│ こども保健部長 │  清 水 厚 子  │ 総務部総務課長 │  野 口   薫  │

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           職務のため出席した事務局職員の職氏名

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│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │

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│ 局長      │  坂 手 宏 次  │ 係長      │  平 井 広 隆  │

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│ 次長      │  目 瀬 陽 介  │ 主査      │  山 崎   悟  │

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│ 主幹      │  山 本 幸 江  │ 主任      │  美 若 辰 徳  │

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   会議場所  津 山 市 議 会 議 場







                                   午前10時00分 開議



○議長(西野修平君)

 御着席を願います。

 これより9月津山市議会定例会第3日目の本会議を開きます。

 ただいまの出席議員は26名であります。遅刻届が木下健二君から出ております。

 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり1つの日程といたしております。



△日程第1  議案質疑・一般質問



○議長(西野修平君)

 これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。

 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。

 2番、津本憲一君。



◆2番(津本憲一君) 〔登壇〕

 議長のお許しをいただきましたので、順次質問させていただきます。

 まず最初に、美作の国建国1,300年間の歴史と全国の歴史を紹介し、その意義について質問いたします。

 645年、天皇中心の政治、大化の改新を整え、710年に奈良に都を定め、そして全国を国、郡、里に分け、奈良時代が始まりました。

 3年後、713年、備前の国北部の6郡、英田、勝田、苫田、久米、真島、大庭に分け、美作の国に政治の中心となる国府を総社に置かれ、美作の国が誕生いたしました。6郡に英田郡役所、勝田郡役所、苫田郡役所、久米郡役所が置かれ、税を国司が取り立て、都に運んでいたのであります。

 741年、聖武天皇は全国に国分寺と国分尼寺を建てるよう命じ、美作にも建設され、現在日上に国分寺は現存しております。

 1162年、二宮の高野神社門神、吽形と阿形随身像がつくられ、体内に豪族たちの願文があり、浄土宗を開いた法然の一族漆間の名もありました。

 1175年、民衆のための仏教、浄土宗を法然が開きました。

 1185年、源頼朝により武士中心の政治が行われ、頼朝は征夷大将軍となり、守護、地頭を置き、美作の国も院庄の地に守護所を置き、国府のある総社から院庄の地へと美作の政治の中心地をかわりました。

 1332年、後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒そうとし、失敗、捕らえられ、隠岐へ流されました。天皇は、幕府の武士500人にガードされ、播磨から美作を通り過ぎました。後の「太平記」には、天皇を奪い返そうと、備前の武士児島高徳の物語が示されています。その中に、高徳は備前の船坂峠で待ち伏せしていたが、道筋の違いに気がつき、高徳ただ一人後を追って天皇宿泊の院庄の館にたどり着き、ひそかに桜の木を削って詩を書き、天皇を励ましました。その詩が「天、勾践をむなしゅうするなかれ、時に范蠡なきにしもあらず。」この詩は、中国に范蠡という家来が勾践という王を助け、国を再興させた物語を例にし、このような忠義な家来もいるという天皇を励ました詩であります。

 1333年、後醍醐天皇は西国の武士と足利尊氏らの力をかりて鎌倉幕府を滅ぼし、みずから都で貴族中心の政治を始めました。そのため、尊氏らは反発し、都に天皇を立てたことで南北朝が始まりました。美作においては、播磨の守護大名赤松、伯耆、因幡の山名、備前の浦上、宇喜多、安芸の毛利、出雲の尼子らによる争いに明け暮れていました。

 1603年、徳川家康は江戸幕府を開き、征夷大将軍になり、その年1603年に森忠政が美作に18万6,500石で入国。忠政に少し触れますと、14歳で美濃金山城主となり、1601年に信濃海津城主となり、1603年に美作の城主になりました。忠政は、一時期豊臣秀吉に仕え、羽柴右近を名乗っていました。

 忠政入国当時は、院庄の地に城を築く予定であったが、大川、現在の吉井川の水害を恐れ、国分寺のある日上、鶴山を候補地とし、鶴山の地の利を生かす宮川と吉井川を堀とする鶴山を津山と改め、13年間費やし津山城を完成しました。忠政は、金山城、海津城、津山城と3つの城をつくった、まさに城づくりのスペシャリストだったのであります。忠政は、築城中にも幕府の命により数多くの城を手がけたのであります。

 忠政は、津山城下町をつくるとき、武家、町民、商人、神社仏閣のレイアウトを行い、現在の町名が物語っております。忠政は、鶴山にあった八幡宮を八子に移し鶴山八幡宮として祭り、城下の守り神として徳守神社を建てかえました。

 北屋敷である衆楽公園は、2代目長継により1657年につくられました。作楽神社は、幕末に尊王思想が高まり、国学者道家大門らの運動により明治2年に建てられました。

 津山城主は、森家4代、松平家9代と受け継がれ、津山藩では箕作を初めとし多くの蘭学者を世に輩出し、日本の医学に貢献いたしました。

 津山城郭は、江戸幕府が大政奉還後、明治政府の廃城令のもと取り崩され、津山城郭全て売却されました。

 明治24年、鶴山城保存会が発足し、本町に住む福井純一氏により鶴山に桜を植える運動が始まり、明治33年春、津山町の管理のもと、鶴山公園として開園いたしました。

 以上、美作の国建国1,300年間のルーツを御紹介し、建国1,300年の意義について質問いたします。

 まず最初に、田村教育長にお聞きいたします。

 美作の国建国1,300年を機に、この地域のことをこの地域で伝承することが大切だと考えます。教育長は、美作の国の歴史と文化をどのような形で伝承するのか、お聞かせください。

 そして、提案ですが、美作の歴史文化を冊子にまとめ、津山市の小学校、中学校、高校の教材として提供し、美作の国の歴史文化を子供たちに伝承してはいかがでしょうか、お聞かせください。答弁によっては再質問させていただきます。

 市長並びに生涯学習行田部長にお聞きいたします。

 津山城郭を復元するに当たり、現在石垣が国指定となっている中、津山商工会議所におきまして、津山城天守閣復元研究会が、市、会議所、観光協会、有識者30人余りの方で発足いたしました。その中、問題となっているのが、石垣の修理の進捗状況、景観条例、城下整備、城下町としての保存地区、開発地区であります。

 先般、2回目の会合がなされ、その中、史跡津山城跡保存整備計画の概要をお聞きいたしました。その説明の中、第1期整備計画を平成29年に終えることは非常に困難と説明されました。基本的に予算づけの問題であります。本来ならば、年間5,000万円の事業費に対し、昨年は総額1,500万円であり、そのうち市が500万円であります。本来の3分の1であります。

 先般の会合で市長は、天守閣復元が夢だと言っているが、本当に復元するつもりがあるのかと指摘した人もおられました。その中、整備事業を推し進めるために、会議所で寄附を集めたらどうだとの提案があり、寄附行為については次回の研究課題となりました。

 このような中、市当局は津山城跡保存整備計画について今後どのような行動をするのか、お聞かせください。答弁によっては再質問させていただきます。

 都市建設村上部長にお聞きいたします。

 森忠政侯が津山城郭、そして城下町を武士、町民、商人、神社仏閣のレイアウトをし、まさに森忠政はまちづくりのスペシャリストであります。私は、忠政がつくった津山城郭、城下町を復元するに当たり、先般の新聞に旧田渕邸についてパブリックコメントを募る記事がありました。これについて質問させていただきます。

 要は天守閣復元、城下町の重要伝統的建造物群保存に向けて今後進むに当たり、森忠政侯が城下町をレイアウトしたまさに重要な点である武家と町人の問題であります。旧田渕邸、武家屋敷敷地内に町人の文化であるだんじりを展示することを、国、県の専門家はどのような判断をするのでしょうか。今後、津山城郭復元に問題を残すのではないでしょうか。

 そして、その場所は七、八台しかだんじりが展示できず、残っただんじりの保存庫はどのように考えておられるか、お聞かせください。

 今後、武家屋敷の保存について、市当局としてどのような考えを持っているのか、お聞かせください。答弁については再質問させていただきます。

 最後に、産業経済光井部長にお聞きいたします。

 美作の国建国1,300年を迎えるに当たり、津山を売り出すチャンスと考えます。それに伴う記念事業はどのようなお考えか、お聞かせください。答弁によっては再質問させていただきます。

 以上、よろしくお願いいたします。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 市長、登壇。



◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕

 おはようございます。

 津本憲一議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 市長は天守の復元が夢であると、このように言っておるけれども、本当に復元するつもりがあるのかとの御質問でございます。

 これまでの議会答弁でお答えをさせておりますとおり、津山城の天守復元は私の大きな夢でございます。このたび津山商工会議所におきまして、津山城天守閣復元研究会が発足されまして、天守の復元について検討していこうと、このような取り組みがなされておりますことに対し、心から敬意を表するところでございます。

 天守の復元につきましては、津山城跡保存整備計画の履行が必要でございますが、厳しい財政事情の中で整備事業が計画どおりに進んでない状況でございます。また、天守復元の前に、全国に誇る石垣の修理を優先すべきとの考えもございます。いずれにいたしましても、事業規模が非常に莫大なだけに、今後も多くの市民の皆様の御意見を拝聴しながら、慎重に検討してまいりたい、このように考えておるところでございます。どうぞ御理解をお願いいたします。

 以上です。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 津本議員にお答えいたします。

 美作の歴史や文化を冊子にまとめて、学校の教材として提供してはどうかというお尋ねでありました。

 地域の歴史文化を子供たちに教えていくことは、学校教育の中でも大変重要なことであると考えております。これまでにも津山市におきましては、小学校3、4年生の副読本「わたしたちの津山」、中学校用では「郷土津山」を作成し、郷土学習を推進してまいりました。また、津山市史を子供向けに編集した「わたしたちの津山の歴史」も作成され、さきには「津山の先人たち」という冊子もまとめられるなど、津山の歴史がわかりやすくまとめられている教材はたくさんあります。

 これらに加えて、来年は美作の国が誕生して1,300年の節目の年に当たることから、美作国建国1300年記念事業実行委員会によって、現在プレ事業として「美作の歴史」刊行事業が進められております。この冊子は、小学校高学年が理解できる内容となっており、刊行後は美作全域の学校等へ配付が予定されております。地域の歴史を学ぶ手引書として有益なものになると期待しており、ぜひとも教材として活用していきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 生涯学習部長。



◎生涯学習部長(行田裕美君)

 今後の津山城跡保存整備計画についてのお尋ねでございます。

 現在の史跡津山城跡保存整備計画は、第1期として平成10年度から29年度までの20年間の計画を定めたものでございます。しかし、市長も申しましたように、昨今の厳しい財政状況の中で、なかなか計画どおりに進んでいないというのが現状でございます。

 したがいまして、どうしても期間内に終了しない事業が出てくるということが予測をされます。これらの事業につきましては、第2期計画へ繰り越すということになっております。第1期計画の最終年まであと5年余りでございますが、2期に繰り越す事業を少しでも少なくするよう、関係部署等と協議いたしまして進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 産業経済部長。



◎産業経済部長(光井俊之君)

 美作国建国1300年記念事業はどのように考えているかのお尋ねにお答えしたいと思います。

 議員御指摘のとおり、美作の国建国1,300年は、津山市はもちろん、美作地域10市町村を売り出す絶好の機会と認識しております。記念事業につきましては、美作地域が一丸となって取り組むための実行委員会を組織し、地域の歴史文化の意識の高揚、郷土愛の醸成、新たな地域連携のスタート、広域観光振興という4つの基本理念を掲げ、実行委員会主催事業と市町村独自事業を展開する計画でございます。プレ事業につきましては既にスタートをしておりまして、またこのたびゆるキャラの作成あるいは冠事業の実施等もあわせて、機運の醸成に取り組んでおります。

 実行委員会の来年度事業概要なども決定され、今後実行委員会主催事業と市町村独自事業の具体的な内容の検討に入る段階でございます。事業概要の検討とあわせ、関係機関と連携した各方面への情報発信も精力的に行ってまいりたいと考えております。美作の国をキーワードに、各市町村が個性を生かしつつ連携し、お互いを補完し合う形で事業実施、情報発信に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 都市建設部長。



◎都市建設部長(村上祐二君)

 私からは、森忠政のまちづくりに関係した3点についてお答え申し上げます。

 まず1点目、町人文化であるだんじりを武家地に展示することへの国や県の判断はどうかという御質問でございます。

 岡山県文化財課からは、県指定文化財だんじりの展示館を建設することについては、文化財の保存、活用に大いに資するものであるという評価をいただいておるところでございます。そして、旧田渕邸に展示館を設置することにつきましては、設置場所が文化財に指定されていないため、特段のコメントはないということでございました。また、県指定文化財の取り扱いに対して、国の判断を仰ぐということにはならないと考えております。

 旧田渕邸は武家地ではありますが、町人地との境界にあり、徳守神社の正門からも見える位置にございます。現在行っているパブリックコメントでは、だんじりだけではなく、田町奴行列や武家屋敷の資料を展示する計画の案となっており、設置場所に対する違和感はないものと考えております。

 2点目でございます。展示できないだんじりの保管庫はどうするのか。

 現在、徳守神社の文化財だんじりは20台ありまして、計画案ではそのうちの8台程度の入れかえ展示ができる展示館を建設しようというふうに考えております。だんじり展示館については、文化財活用の観点から本市が建設をしたいと思っております。また、だんじり保管庫につきましては、各町内で建設をしていただきたいというふうに思っております。文化財だんじりの保管庫建設には、県の補助金を受けることができ、本市も応分の負担を考えております。

 3点目でございます。武家屋敷の保存について、本市の考え方でございます。

 城下町を構成する4要素は、城または城跡、そして武家地、町人地、社寺地でございます。武家屋敷及び武家地の町並み景観は、城下町津山にとって欠かすことのできない景観資源であると考えております。

 計画案では、旧田渕邸の長屋門と土塀は、町並み保存のために外観を修理することといたしております。母屋につきましては、遺構調査を行った後に取り壊す計画となっておりますが、他の残存する武家屋敷や武家地の町並みを保存、復元する方策を検討したいと考えております。そのための検討会議を立ち上げ、専門家の意見も伺いながら、武家屋敷と武家地の保存整備を進めてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 2番、津本憲一君。



◆2番(津本憲一君)

 ありがとうございました。教育委員会等の今御説明いただきまして、学校教育としての郷土の歴史文化の伝承の意識をいたしていることに感謝いたします。将来この地を伝承する子供たちが育つことを期待いたしておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

 再質問ですが、市長にお答え願いたいと思います。

 市の機運が高まることが重要とお答えされておりますが、津山商工会議所において津山城天守閣復元研究会が発足し、32名で構成され、牧野会頭がみずから会長となり、その中、研究会は半年から1年のものであり、次にステップすることが大切と言っております。

 先般の会合の中、史跡修理の進捗状況を行田部長より報告をいただきました。現状の進捗状況は、第1期の終わるまではかなりの年数がかかるとのことです。天守閣を復元するにも、第1期計画が完成するのが前提であります。会合の中、その修理費用を寄附で集めたらどうだとの提案があり、寄附行為については次の研究課題となりました。

 そこで、市長にお聞きいたします。

 市民の機運はここまで熟している中、市としても傍聴している場合ではないのではないでしょうか。市としての何らの協力体制を考える時期に入っているのではないでしょうか。まずは史跡整備費を当初の年間の予算が5,000万円に近づけることが、復元研究会で問題となっているのであります。ちょっと質問のあれが前後してあれなんですが、要は復元研究会で問題となっている寄附行為について、市としての協力体制についてお聞かせください。

 次に、産業部長に再質問します。

 建国1300年記念事業については検討中とのことですが、建国1,400年は100年後であり、今やらねばならないことは何なのか問題意識を持ち、検討してください。この美作で全国レベルである稲葉浩志氏を、いまだこの地で錦を飾っていません。津山城郭全体をステージにして提案してはいかがでしょうか、御検討ください。

 次に、都市建設部長にお聞きします。

 母屋に関しては、遺構調査の上、取り壊し、多くの残存する武家屋敷を保存、復元する検討をしたいとのことですが、具体的にお聞かせください。

 旧田渕邸の武家屋敷敷地内に町人文化であるだんじりを展示することについては、県は評価し、また県指定の文化財なので、国の判断を仰ぐことはないということですが、私が申し上げるのは、森忠政が津山の城下町をレイアウトした当時に復元するため、重要伝統的建造物群保存指定に城東地区、城西地区、田町地区を今後提案していくに当たり、津山市の見解がこれでよいのでしょうか。禍根を残さないために、歴史有識者の見解を聞いてはいかがでしょうか、お聞かせください。

 だんじり展示館についてですが、旧田渕邸には七、八台しか展示できないそうですが、残りの10台についてですが、残りのだんじりは各町内の管理と言われますが、各町内が収納倉庫をつくる元気があるでしょうか。ないとすれば、現在の八子に置いておくのでしょうか、お聞かせください。

 以上、再質問させていただきます。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 津本憲一議員の再質問にお答えいたします。

 市民の機運の高まりと、言いかえれば機運が熟しておると、こういうような議員の御認識でございます。これについてはなかなか、いろんな思いがございます。特に、天守の復元よりも、市にとりましては非常に多くの課題があると。クリーンセンターの建設の問題がございますし、また土地開発公社の整理の問題もございます。また、もろもろの問題があるわけでございますけれども、このような津山市の大きな課題を優先して解決すべきだと、こういうような意見も私のところへ寄せられておると、こういうような状況もございます。

 しかしながら、議員も御指摘のように、一方では復元研究会などが立ち上げられまして、津山城の整備事業に対しても寄附などによる支援の御提案があると、こういうようなことをお聞きをいたしておりまして、非常に心強く思っておるところでございます。

 こうした取り組みにも市は応えるべきではないかとの御意見でございますけれども、私といたしましては、引き続き研究会に都市建設部長あるいは生涯学習部長をオブザーバーとして参加をさせていただきまして、皆様方と一緒にさまざまな課題事項につきまして検討をしていこうと、このように考えておるところでございます。

 なお、寄附の御提案につきましては、平成20年度に創設をしておりますふるさと津山サポート寄附金を受け皿といたし、津山城の整備事業に充当することも一案ではないかと、このように考えておるところでございます。ひとつ御理解をお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部長。



◎産業経済部長(光井俊之君)

 この建国1300年事業は、10市町村で取り組むといった全国でもなかなか例のない広域的な取り組みになっております。そうしたことで、1,400年というのは私たちももう既にこの世にはいないと思いますが、それに向けてはこの1,300年を契機に美作地域の一体感を育て、今後は広域的な地域振興、観光振興の機運を高めて、後世の方に1,400年を迎えていただければいいかなと、そういう意味じゃ一つの広域的な地域振興、観光振興の契機になる年というか事業と考えております。

 それから、稲葉氏のことでございますが、過去からいろんな形でアプローチしてきておりますが、なかなか津山でのこの地域でのコンサートというようなことには至っておりません。これは所属事務所の方針もどうもあるようでございますので、なかなか難しいことではないかと思いますが、今後も何らかの形で、せっかくの郷土の大きなアーティストですから、郷土で何らかの形で、例えばコンサートであるとかそういった形で活躍していただけるようなことで、要望はしていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 都市建設部長。



◎都市建設部長(村上祐二君)

 私からは、再質問2点、お答えをいたします。

 まず、武家屋敷と武家地の保存整備について、歴史有識者の見解を聞いてはどうかということでございます。

 武家屋敷と武家地の保存整備の素案を作成する検討会議は、今回の旧田渕邸整備計画のパブリックコメントへの意見をまとめる時点で立ち上げたいと考えております、検討会議のメンバーには、観光協会や商工会議所の方からも入っていただきたいと思っております。素案を受けての武家屋敷と武家地の保存整備計画の審議は、歴史有識者も入った津山市景観整備委員会にお願いしたいと思っておりますので、そこで歴史有識者の御意見はいただけるものと思っております。

 2点目でございます。だんじり保管庫は各町内が建設するとなっているが、町内に建設する元気はあるのかということについてお答えいたします。

 徳守神社の文化財だんじりは20台ございます。5台は、既に町内会において保管庫が設置されている状況でございます。15台が八子の保管庫に保管されているという状況でございます。仮に8台分の展示館が完成すれば、7台分の保管庫が不足するという状況になります。

 だんじり所有町内は、人口の減少と高齢化により、財政状況も厳しいことは十分承知をいたしております。今回、津山だんじり保存会において津山だんじり保存活用計画を策定していただきましたので、保管庫建設への県、市からの補助金も受けることができるようになりました。こうした補助金の活用や、複数町内で共同保管庫を建設するなど、工夫をして保管庫建設を進めていただきたいと思っております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 2番、津本憲一君。



◆2番(津本憲一君)

 ありがとうございます。やはり失礼なことを言っちゃあいけないんですが、事務方の意見というものは、それ以上一歩出れないという見解を私自身理解しました。しかしながら、今この津山の中で日本で一番になる要素があるものは何かということを検討していただきたいと思います。

 6月議会で御提案したと思うんですが、津山城を復元したならば、日本で一番になる要素があるという御案内をしました。これは有識者である広島大学大学院の教授である三浦正幸教授が、青年会議所の記念事業の基調講演の中で御紹介したとおり、津山城郭がこのまま現存しておったら、姫路城が世界遺産になる前に津山城がなっておったという評価をいただいております。要は、ここの点を皆さんに御理解いただき、私は今津山城郭を復元するという全国でもまれなことを提案しております。これを今やろうとしているのが明石であります。基本的にここの点を御理解いただき、やはり私は津山全体をこれから考えていかにゃいかんと、かように思っております。

 今からちょうど二十七、八年前に、商工会議所青年部でまちづくりシンポジウムを行いました。そのときのテーマが観光であります。なぜ観光を上げたといいますと、要はこの地域、内陸都市にあるこの地域が、何か日本で有数な形でアピールできるものは何かないかなと津山の調査をいたしました。その中で、やはり観光も産業になるということがわかりまして、まちづくりシンポジウムの中でテーマを観光、そしてその基本計画を実施に移そうということで、平成元年に城東に、その当時は城東と言わなかったんですが、城東むかし町を立ち上げまして、岡本一男さんを委員長として今の言う城東むかし町が成立しまして、今現在24年、ことしで24回になると思いますが、行われます。

 要は、津山全域において、津山丸ごと博物館じゃないですけれども、私は城下町復元に取り組んでいきたいと、かように思います。

 有識者の方々から、やはり数年後に津山ができたときに、なかなかやったなと、津山は日本一の要素をつくり上げたなという環境をつくっていきたいと、かように思っておりますので、市長みずからよろしく御理解いただき、そしてこの問題点はやはり市、会議所、観光協会、有識者の方々で前に進めていかにゃいかんと、かように思っております。市民もここまでのレベルになっておりますので、どうぞ後押しをしていただきますよう環境をつくっていただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。



○議長(西野修平君)

 以上で2番、津本憲一君の質問を終わります。

 次の質問を許可いたします。

 14番、竹内靖人君。



◆14番(竹内靖人君) 〔登壇〕

 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。

 厳しい財政、財源に苦労しながらの行政運営、先般は土地開発公社の解散プランの基本方針をまとめる、また津山圏域資源循環組合では、津山圏域クリーンセンターの建設運営事業者を選定するなど、いずれも多額の経費負担を伴うものであります。ただ、市民の多くは往々にして情報を知ることがなく進むことが多くて、それぞれの事業についてわかりやすく情報提供をしていただきますように、御苦労とは思いますけれども、冒頭に当局にはお願いをしておきたいと思います。

 また、津山市民音楽祭や小・中・高校の体育祭、また黄金色に実った稲穂、秋の取り入れ作業など、何やかんや忙しい日の続く時期でもあります。

 さて、9月1日は防災の日でした。今から89年前、大正12年のことですけれども発生いたしました関東大震災を教訓にし、忘れないようにしようということで定められた日であります。その防災の日を目前に、南海トラフ巨大地震でマグニチュード9級の超巨大地震が発生すると、全国30都府県で最大32万3,000人の死者が出るという被害想定を発表いたしました。

 私たちの津山では、災害が比較的少ないというところでありますが、東日本の震災は地震津波に対する考え方を大きく変えて、岡山県でも沿岸部では津波を想定した訓練が行われるなど、いつ発生してもおかしくないと言われる東海・東南海・南海地震、津山市あたりではマグニチュード5クラスの地震ということで報道されましたけれども、転ばぬ先のつえ、できるところから取り組む必要があると思います。

 このたびの議会もかわりばえのない質問となりますけれども、地震のみならず、水害や災害は現実的なものであります。備えあれば憂いなしということで、災害の発生時における対応は、今や想定外とは言えないことがたくさんあり、資機材の装備の充実、訓練や対応、市民向け情報発信、情報収集は必要であります。

 余談ですけれども、東日本の震災から既に1年半、被災瓦れきの受け入れ先をめぐる迷走など、国の指導力のなささも見てとれますが、政治の重要性を今さらに感じざるを得ません。

 さて、今議会は、安心して過ごせるまちづくり、津山市の名物づくり、津山市の教育についての3つの項目についてお尋ねをしてみたいと思います。

 最初に、先般発表されました全国学力・学習状況調査について、岡山県の状況が思いのほかよろしくないというふうに知らされました。また、その後の報道では、不登校の児童・生徒が多いということも知らされました。いささか寂しさを感じた人は少なくないのではないでしょうか。1番がおればびりがいるのは当然ですけれども、現状だけを見ますと、どうしてだろうかと思わざるを得ません。

 そこで、津山市の状況はどうか、さきの議会で幾らか触れた部分もございますが、教育を通して幾つか枝分かれをしながらお聞きをいたします。

 まず、津山市における学力・学習状況調査の状況はどうだったのか、どのように分析をされたのか、お聞きをしたいと思います。

 また、不登校の児童・生徒が多いとの報道もあり、状況をお聞きしたいと思います。あわせて、これらに対する手当てはどうなっているのか、お聞きをいたします。

 人生はテストだけで決めてしまえるものではございませんが、できることならと思うのは親心といいますか、気にしないわけにはいきません。

 さて、私は、地域スポーツ少年団活動に微力ですがかかわらせていただいております。1年を通して屋外で、屋内で飛びはね走り回り、時には愛のむち、よその人にも叱られたりしながら活動をしている子供たちであります。スポーツを楽しむから始まり、頑張ることはもちろん、スポーツを通して人を思いやる気持ちなど、さまざまな体験をしてくれるとありがたいと思っています。楽しい中にも厳しさも体得する活動をする子供たちを見ていると、とても頼もしく、いつまでも続けてほしいと思えるものです。

 津山市においても、スポーツの多様化はさまざまなスポーツに触れる機会がふえ、各種スポーツクラブに参加をする子供たちもたくさんいると仄聞をしております。また、体育協会でも機会を捉えては、各種イベントなどでそれぞれ企画をされていると思います。少年期におけるスポーツ活動の推進について、以前からお伝えをしてきたところですけれども、自主性や協調性、決まりを守る、社会人としての基礎や責任なども、このような活動から学ぶことも多いと思います。学力向上や不登校の減少にどのように結びつくかわかりませんが、生涯教育の一環、地域社会の一員として子供たちを見守り育てる活動、大人と子供の共同体、少年スポーツ活動に参加を促す仕組みづくりにぜひ取り組んでいただきたいと思います。

 また、学力問題も不登校問題も学校の先生任せというのではなく、何か手を打たなければならないと思いますが、津山市としてどう考えていくのか、今後についてどう想像されるのか、教育長にお聞きをしたいと思います。

 次に、スポーツ施設のあり方であります。

 私は以前から、各種スポーツ大会の招致をということで提案をさせていただいております。来津人口の増加にもなります。しかし、それには施設の整備と充実は不可欠です。既に幾度の議会で論議が重ねられましたが、例えば老朽化をした野球場と高校野球の関係、多目的グラウンドとして利用されている通称サッカー場の水はけ問題、どうしても欲しい50メートル公認プールなど、幾らでもお金の要る状況にうんざりの感はありますけれども、さりとて放っていくことにはならないと思います。

 先日、少年ソフトボールの招待試合が市内で開催されました。市長はおいでをいただいたところですが、お気づきだったらありがたいわけですけれども、一部のコートには外野フェンスを設け、いわゆるソフトボール会場としての設営がしてございました。フェンスは隣町から借りてきたものであります。公式戦では必要な備品ですけれども、津山市にはありません。

 大会運営にかかわる人が、胸を張って迎えられる会場設営ができることが望ましいということは、言うまでもありません。スポーツ宣言都市の名を有名無実なものにするために、市民スポーツの育成とともに、スポーツ大会を通して来津人口の増加を目指すところの一つであります。施設整備、施策についてどのようなお考えをお持ちか、市長、教育長にお尋ねをいたします。

 次に、津山の名物づくりとしてお聞きをしたいと思います。

 このことは所管委員会の議題でもございますので、差しさわりのないようにお聞きをしたいと思いますけれども、現在津山ホルモンうどんが全国からたくさんの来津者を呼ぶその原動力となっております。そして、その食材がどうかということでございますが、地産地消として供給体制はどうなっているのか、現在の推進状況についてお聞きをしたいと思います。

 また、津山産ふくほのかは、それぞれ御存じのように、マイナス産業と言われる農業の中で、作付面積がここに来て60ヘクタール程度まで拡大をしているというふうにお聞きをしております。少々うれしい取り組みであります。

 農産物をいかに売り出し消費に結びつけるか、付加価値づくりが一番の課題です。農業者の一番不得手な付加価値づくり、付加価値部分を農業者に分配をするシステムの構築こそ地域農業の活性化であり、しきりに言われる6次産業化であります。津山市における生産から加工、販売への6次化の状況はどのようなものがどのようになっているのか、お聞きをしたいと思います。

 名物づくりですけれども、単に名物づくりといっても簡単ではないと思います。さりとてやる気がなければ何もできません。話になりません。以前も提案をしましたけれども、麦御飯や麦とろ御飯が食べられる町津山でまちおこし。大麦の効能については誰もが認めるところですけれども、食べて健康になる食物大麦栽培の推進に、改めて取り組んでみるつもりはありませんか。市内の大麦栽培の現状についてお聞きをいたします。

 また、学校給食では既に食していただいているとお聞きをしているところですけれども、様子を改めてお聞きをしたいと思います。

 地産地消、足元から固めるという意味で、現在地下の食堂で取り組んでいるタニタメニュー、健康定食の拡大版メニューとして提供ができるようにしてみたらいいと思いますが、いかがでしょうか。麦御飯を市を挙げての名物に仕上げられませんか、お尋ねをいたします。

 次に、安心して過ごせるまちづくりについてお聞きをいたします。

 津山圏域消防組合で進められている署所の統廃合計画についてであります。既に運用が行われております西署は、西分署と鏡野出張所を二個一にいたしました。実際には二個一でないように思われます。できていることは事実でありまして、そしてここに来て東署の建設に向け準備が進められております。これは東分署と勝央出張所を二個一とする計画であります。このことも二個一ということにはならないと思っております。

 計画ができてから既に10年近くなりますけれども、この計画は津山圏域消防組合で計画をされたものでありますので、市としてはなかなか御答弁の難しい、介入の余地を持たないところでもあります。管理者の宮地市長は十分理解をされていると思いますけれども、津山市の人口の4分の1とも3分の1とも言える人々が暮らす地域にある東分署、中国道、53号線、429号線、179号線、加茂線、柵原線など主要幹線道路の接点とも言える位置に立つ絶好の条件であります。現在の東分署の重要性について、市民感覚としてなくなることに対して理解ができにくいと思いますが、市長の御見識を伺いたいと思います。

 次に、地域における防災・減災体制の充実についてお聞きをしたいと思います。

 冒頭お話をしましたけれども、想定外の災害は何かと考えざるを得ない現在の災害を見る状況でございます。昨年は紀伊半島の災害、ことしは九州において甚大な被害をこうむるということであります。また、東隣の美作市から佐用町近辺の大水害、津山市においては平成10年、16年に水害、風害を受けることになりました。地震、大雨、洪水、土石流、竜巻など自然災害は多数ありますけれども、人的要因の多い火災、それぞれの防災、減災の対応や対策が求められていると思います。

 災害には多額の経費と市民の協力なしには、その対応は成就しないと思いますけれども、危機管理について意識を新たにするために、現状の取り組みについてお聞きをいたします。

 また、避難所のあり方では、現在指定されております学校や公民館などの避難所とあわせて、自宅から近いところにある地域の集会所などを準避難所として充実をさせて、状況に応じては使い分けるように調査をしてみたらいかがでしょうか。距離や収容人数など、1次避難所、2次避難所、3次避難所として指定することなども考えられると思いますけれども、現状、今後の対応についてお聞かせをいただきたいと思います。

 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 市長、登壇。



◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕

 竹内靖人議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 まず、スポーツ施設のあり方につきまして3点のお尋ねでございますけれども、市民スポーツの育成は、特に学童期が重要と考えております。最も身近なものといたしましては、議員が大変御活躍をされておりますスポーツ少年団がございまして、子供の成長のための生涯スポーツの基礎づくり、スポーツの場を通じての教育、地域クラブとしての活動などの役割がございまして、引き続き行政としても必要な支援をしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 次に、スポーツ大会による交流人口の増加につきましては、Jリーグ開催時のように、市外あるいはまた県外からも多くの方々が来津をされておるところでございます。また、グラスハウスや冬季のアイススケート場もございます。スポーツによる交流人口が増加をすれば、宿泊や観光施設などへの波及効果もございまして、大変望ましいことが考えられるところでございます。これらの実現のためには、スポーツ施設の整備やあるいは用具の充実が必要であると、このように考えておるところでございます。

 先般の招待試合、非常にいいものがあるなと、こういうふうに見ておりましたら、これは隣の隣町と、久米南町のほうからお借りしてきたと、こういうようなことを実は初めて聞きまして、愕然ともいたしたところでございます。

 そういうような状況でございますので、非常に財政的には厳しい面もございますけれども、安全・安心面を第一としながら、優先順位をつけまして検討をしてまいろうと、このように考えておるところでございます。

 次に、消防の東分署の存続についての見解はとの御質問でございます。

 署所の統廃合計画につきましては、津山圏域消防組合の長年の懸案でございまして、再三にわたり管理者会議などで議論されてきた、このようにお聞きをいたしております。私は、圏域消防組合の管理者という立場もございますけれども、津山市長といたしましても、本計画が圏域消防組合の抱える諸問題を解決し、消防力の強化を図り、また市民の安全・安心につながるものとなるよう望んでおるところでございます。

 御指摘の東分署がなくなることにつきましては、総社川崎線の開通による効果、あるいは中央署を含んだ署所の出動エリア、出動編成などを見直すことによりまして、地域の不利益が生じないよう最大の配慮がなされているものと、このようにも認識をいたしておるところでございます。

 以上でございます。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 竹内議員にお答えをさせていただきます。

 本市の教育の今後についてでありますが、学力、生徒指導など課題が山積しているという現状を厳しく受けとめた上で、将来を担う子供たちが豊かな人間性を持って人とのつながりを大切にする力を養うための教育の実現に邁進したいと考えております。

 しかし、人を育てることは、学校の力だけで行えるものではありません。保護者の皆様を初め地域の方々のお力をいただきながら、子供たちが生き生きと学び、楽しく遊び、友達をつくり、自分であることに誇りを持ち、夢と希望を育むことができる楽しい学校、わかる授業の実現を目指していきたいと考えております。

 次に、市民スポーツの育成についてでありますが、市長も答弁いたしましたけれども、私も特に子供をめぐるスポーツの危機感を感じております。つまり、スポーツをする時間、空間、仲間が少なくなっているのではないかと思っています。そのためには、少年スポーツの指導者の育成や、スポーツ少年団を育成する育成母集団の活性化が必要であると考えております。

 次に、スポーツ人口が増加しますと、スポーツ行事や大会がふえ、津山市外や県外からの参加者も増加することが予測されます。これにつきましても、市長が答弁したとおりであります。

 また、議員御指摘の施設の整備につきましては、市民スポーツを育成する観点から見ても充実を図る必要性がありますが、限られた財源の中でありますので、優先順位などを勘案しながら検討してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 総務部長。



◎総務部長(常藤勘治君)

 地域における防災・減災体制の充実についてのお尋ねでございました。

 まず、市民の危機管理意識の向上につきましては、消防防災展の開催、あるいは地域からの要望により研修会、防災訓練などに出向いて出前講座を開催するなど、啓発に努めております。また、防災、減災のためには、地域自主防災組織の結成が重要です。新たな組織の結成に向けた取り組みが活発になっており、立ち上げのための説明会なども行っております。

 次に、避難所のあり方についてですが、小・中学校、公民館などの公立施設を中心とした約140カ所の市指定避難所の確認調査を行い、今年度に作成、全戸配布を計画しています新ハザードマップに掲載して、市民の皆さんにお知らせすることといたしております。

 市指定避難所は、広域的避難所として性格を持っており、議員御指摘のとおり、緊急時においてはまずは地域の身近な公会堂、集会所などを一時避難所として利用することを検討いただいているところでございます。

 以上であります。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 まず、津山ホルモンうどんの食材についての御質問でございますけれども、現在津山ホルモンうどんの提供店は100店前後の数が市内にあると、そういうふうに言われております。また、その中でも津山ホルモンうどん研究会協力店が使用をいたしますホルモンにつきましては、津山食肉処理センターで加工をしたもの、また美作地域の精肉店、業者から仕入れた国産牛のホルモンに限定をされているということでございます。また、野菜、うどん等につきましても、地元で生産、加工されたものを使用している店もある程度あると考えておりますけれども、さらに地産地消を進める意味からも、地元産の使用をさらに呼びかけてまいりたいと考えております。

 次に、津山市における6次化の状況についての御質問でございます。

 本市におきます主な6次化活動といたしましては、市内に12団体ございます農村生活交流グループが中心となって、農業生産から加工、販売まで6次化の推進役となって御活躍をいただいているところでございます。また、農商工連携推進計画の中で、地域にある農産物や関係者の技術、そして食文化など、地域の資源を把握し活用することに取り組むことといたしております。そういった取り組みを進めることが、個々ではなく、地域全体の6次産業化の推進につながるものと考えております。

 また、麦御飯を市役所食堂で健康定食として提供できないか、こういった御質問でございます。

 現在、市役所の地下食堂では、健康食の啓蒙啓発の一環といたしまして、週に1度、おいしくてヘルシーなことで有名なタニタ食堂のそういったレシピを参考といたしました定食が提供されております。また、定食の御飯は、地元の健康食材としてつやま新産業創出機構が産地化を推進をいたしております健康米はいいぶきを使っていただいておりまして、健康に留意した定食となっているところでございます。

 麦御飯につきましても、最近健康食として注目をされていることから、調理の工程、コスト、調達方法等を検討いたしまして、地下食堂で活用していただけるように研究してまいりたいと考えております。

 また、市内の大麦の現状と学校給食での使用の様子でございますけれども、市内におきましては、勝北地域が主な産地でございます。本年度は二条大麦または六条大麦を合わせて約1.7ヘクタール分収穫がございました。また、学校給食におきましては、食物繊維の摂取を目的といたしまして、1割程度の大麦を配合した御飯が毎月4回程度提供されております。

 最後に、大麦を市の名物にという御提案をいただいております。

 御存じのように、本市におきましては現在JAつやまと連携をいたしまして、小麦の産地化を推進をいたしているところでございます。小麦は汎用性が高いことから、津山ロールあるいは津山餃子など地産地消、新商品開発等の食材といたしまして幅広く活用され、名物となりつつあります。

 御提案をいただいております大麦に関しましては、特に健康機能についての付加価値が非常に高いと、そういったことも言われております。そういった特徴を生かした特産品あるいは名物料理がつくられるような今後の取り組みが必要だと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 私のほうからは、3点の御質問についてお答えをいたします。

 まず、小・中学生の学力についてです。

 ここ数年の全国や県の学力・学習状況調査の結果を受けまして、その改善を図るために、授業について指導の見直しや工夫を続けてきたところであります。しかしながら、依然として県や国の平均正答率を下回っておりまして、取り組みの効果があらわれていると言えないのが現状でございます。

 学習状況調査では、問題の答えを書かない無回答率が国や県に比べて高いこと、また授業中に自分の考えを出し合ったり話し合ったりする割合が低いこと、家庭学習の時間が短いなどの結果も出ております。これらから、児童・生徒の学習意欲が高まっていないこともうかがえまして、これも学力向上が進まない要因の一つであると考えております。

 児童・生徒にわかる授業を行うよう、学校としてさらなる工夫、改善に取り組むことはもちろんですけれども、家庭へも学習習慣や生活習慣について見直す働きかけを行うなど、児童・生徒の学びへの意欲がより向上するよう、より一層努めてまいりたいと考えております。

 次に、不登校児童・生徒の状況についてです。

 本市の不登校児童・生徒の数は、中学校、小学校ともに減少傾向にはあります。中学校の出現率は、県平均よりも低くなっております。

 不登校になる原因や背景は、不安などの情緒的混乱や無気力といった本人に係る問題、また友人関係や学力不振などといった学校に係る問題、親子関係や生活環境の急激な変化などといった家庭に係る問題、これらに加えまして、発達障害へのかかわりが不適切なことによる2次的な障害に起因する不登校も見られまして、原因や背景が複雑に関連しているというのが現状であります。

 一旦不登校になりますと、学校復帰までに時間がかかってしまうことが多いので、見る、かかわる、つなぐ、この3つをキーワードに、早期対応、未然防止の意識を強く持って、新たな不登校児童・生徒をつくらない取り組みに力を入れているところであります。

 最後に、少年スポーツの推進についてです。

 議員が御指摘のとおり、少年期に自主自立や社会性を学ぶことは、大変重要であります。スポーツを通じてさまざまな経験を積むことは、児童・生徒の成長につながることでもあります。今後もスポーツ少年団等との協働や、体育協会が取り組む子供向けの各種スポーツ教室の情報提供を行って、多くの子供たちがスポーツ活動に参加するよう促してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 14番、竹内靖人君。



◆14番(竹内靖人君)

 ありがとうございました。順番が多少前後するかもしれませんけれども、再質問をさせていただきたいと思います。

 まず、名物づくりのあたりのところでございますが、さまざまな産業でオンリーワン産業といいますか、津山の特色のある産業づくりをしていかなければならないというふうに思いますが、登壇でも申し上げましたように、名物づくりが簡単にできるとは思いません。

 この際は農産物のことを言わせていただきましたので、産地育成と加工の技術の開発について、ぜひ行政として応援体制をとっていただきたい。さらには、販路の開拓といいますか、6次産業化で販売というところになりますけれども、やはり行政の情報収集能力といいますか、そういうものはぜひ力を寄せてあげないと、農業者はなかなか頑張れないというところでありますので、ぜひよろしくお願いをいたします。

 そういう中でも商品開発、簡単ではありませんが、ふくほのかというものについては少しずつ付加価値がついてきているということで、今は津山ロールとか津山餃子ということになっているんでしょうか。いずれにしましても、どんなところから日の目を見るということになるかわかりませんので、先ほど言いましたように、今までの状況から少し脱皮をしていただく、今までどおりの行政ではなくて、新しいことへの取り組みというものも、これからの行政課題の一つかなというふうに思います。

 まずそのあたりで、他の議員さんも言われておりますけれども、テナントショップというようなものについてのお考えをお聞きをこの際しておきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。

 なお、地域、地方というのは原料をたくさん持っておるんだけれども、知識がなかなかないというんが今の悩みでございまして、産地育成をしながら名物づくりを小手先でやろうとしても、どうもならんだろうということで思いますので、将来をじっくり見越した、腰を据えた農業政策、畜産振興等もやっていただきたいというふうに思います。

 国の制度によるところが多いことですので、この地にある資源といいますか、そういうものを財産としながら、有効に使う手だてというものを地域振興の一環として、先ほどから言っておりますような名物づくりをしようとする頑張る町にしたいものですけれども、このことは市長、ぜひお願いしたいなというふうに思います。

 それから、津山市の教育についてであります。

 小・中学生の学力ですけれども、要因や現状についてはお聞きをいたしました。答弁にもございましたように、学校と家庭、先生と家庭の関係といいますか、重要な要素に違いがないというふうに思います。このことはここに来てといいますか、社会問題になっておりますいじめ問題にもかかわってくるんだろうというふうに思っておりますけれども、先生と子供の関係を中心に、学校と家庭の関係が必要以上に求められていると浮き彫りにされてきたということかもしれないと思っております。

 そして、その中にプラス地域力を、今までもお伝えをしてきていることと思いますけれども、そのことを今以上に進めていくということが必要かなというふうに思います。先ほど教育長の御答弁の中にもありましたけれども、今津山市で取り組んでおります学校支援地域対策本部事業といいますか、林田小学校から始まって、かなりの学校で取り組んでいるというふうに思われますが、いわゆるボランティア活動の延長線上であるというふうに思っております。どのような支援が行われているのか、お聞きをしてみたいと思いますし、今後は少々経費を伴うといたしましても、学力の問題、不登校の課題、いじめ問題、もう少し言えば先生の負担を少なくする、軽減することまでも視野に入れて、いわゆる津山型の教育という言い方がいいんでしょうか、取り組む必要があると思いますが、いかがでしょうか。

 それから、少年スポーツの推進です。

 子供には得手、不得手がやっぱり当然ございます。ピッチャーできる子ばっかりはおりませんので、そういうことでありますが、そしてアスリートをつくろうということで申し上げていることでもありません。エースの4番は時々おるんですが、少ないんです。

 非凡な能力の持ち主は、それなりの道や指導者を提供すればいいわけでして、その方々にお任せするということにいたしますが、日本の伝統を伝えようとして、今度中学校では体育の時間に武道というものを何か導入するということでありますけれども、そのことが即いい子供たちづくりができたり、日本人になれるかということになると、これはまあ疑問でありますので、ここで言うスポーツは、結果が子供にとってちょっとよくわかるという程度のものでありますが、先ほどの御答弁にありましたように、無回答率ではだめだというようなことの子供づくりといいますか、教育であってほしいなというふうに思います。

 ゆとりの教育を進めてこられて、ゆがんだ平等も声高に述べた時期がございまして、今ごろそのことを言ってみてもどうもなりませんけれども、諦めずに頑張れるようにしたら、どうしたらいいのかなというんが問題だと思います。ありきたりな教えではなく、プラススポーツというようなことで、スポーツの持つ力を、魅力を上手に伝えられるために、学校支援に地域の力をというようなことで、ぜひそんな時間を持つ仕組みができないものかと改めてお聞きをしてみたいと思います。ボランティアの力をかりようではありませんか。

 次に、安心して過ごせるまちづくりについてであります。

 消防東分署のことであります。先ほど市長さん御答弁いただきましたので、おおよそのことはわかりますし、以前から興味を持って見させていただいておりますので、本来この場で論議をすることではないというふうに思いますけれども、思われますのは、現在の東分署があの地にどういうふうにして設置をされたかということだろうと思います。

 恐らく昭和50年ぐらいでしょうか、かなりの時期がずれておりますけれども、いいところへ設置をしたなという思いは皆さんお持ちじゃないかというふうに思いまして、それが二個一論で簡単にどこかへ出ていってしまう、廃止をするということについては、非常に津山市民として不満といいますか、寂しい思いがしておることと思います。もちろんあの地にお住まいの方々、いろんな御苦労があってあそこに誘致をされたというか、設置をされたというふうに思いますが、そういうお気持ちも十分配慮せにゃならんというふうに思っておりますので、このことはぜひお伝えをしておくということにきょうはさせていただきたいと思います。

 それからもう一つ、これは署所の統廃合計画の中ではドクターカーステーションという、津山中央病院併設ということがありますけれども、これは津山市の総合計画ではまだ未定であります。ですから、東分署という形がなくなりましてから、あっこへ空白地帯ができてくるということでありますので、このことについてどういうふうに対応をしていくのか、どういうふうに考えるのかということは、これは津山市の課題として、土地は当該行政体持ちということになっておりますので、全体の予算計画も含めてどうなっているのか、十分にお考えをいただきたいと思います。

 いずれにしましても、なかなか知らされることになりませんけれども、津山圏域消防組合の分担金の額は、一般分担金でいいますと全体の67%ほどを負担をしております。1年間に約14億円、津山市が負担をしているわけでございますので、特に市長には十分御配慮いただきたいということをお伝えをしておきたいと思います。

 次に、地域における防災と減災体制です。

 自分たちの地域を自分たちで守ろうということで、かなり浸透してきとると思いますけれども、それぞれの地域における避難所については、まだまだ課題を残しとるということでして、一時避難所、身近な避難所として活用するには、まだまだ建物によっては耐震の問題、改修などの手だてが必要かもしれません。早急な調査を必要があると思いますので、改めて御確認をいただきたいと思いますし、お聞きをしたいと思います。

 また、町内会が管理をしている公会堂、集会所の改修等についても、今それぞれの措置がございますけれども、公民館なんかのことにつきましては、今以上に努力をしていただきたいと思いますし、公民館で耐震強度を満たしてないものが現在どの館、どれぐらいあるのかということをお聞きをして、再質問とさせていただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 竹内靖人議員の再質問にお答えをいたします。

 財産を有効に使う手だてや、地域振興あるいは農業振興として名物づくりをしたらどうかと、このような御質問でございます。

 議員の言われますとおり、名物づくりについては簡単にはできるものではないと、このように思っておるところでございます。しかし、現在農商工連携推進計画を実行していく中で、地域資源分科会やあるいは新商品開発プロジェクトを立ち上げまして、産学官が連携して名物づくりに取り組んでおるところでございます。この取り組みにつきましては、これまでにない異業種間の交流や連携が不可欠でありますために、すぐに結果が出るものではございませんけれども、議員御指摘のとおり名物づくりに頑張る町を進めてまいろうと、このような思いでございます。

 他の御質問等については、それぞれ担当部長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 私のほうからは、2点についてお答えをしたいと思います。

 まず、学校支援地域本部事業の支援と津山型の教育についてであります。

 学校支援地域本部事業では、教育活動、環境整備、安全支援の3分野において、地域の方々からのボランティア支援をいただいております。学校支援地域本部事業を実施している学校では、従来からの登下校の見守りや花壇整備などのほか、家庭科の調理実習やミシン作業、書道、理科実験の補助など、学習面において地域の方々の協力が得られるようになっております。今後この事業をさらに充実させることにより、子供たちの学力向上、教員の負担軽減などにつながることを期待しております。

 また、議員の言われる津山型教育とは、学校だけでなく地域の教育力を含めた教育のあり方と理解しております。学校支援ボランティア、学校支援地域本部事業の充実と全校実施を目指すとともに、学校、地域、家庭が連携して、津山の子供たちを育んでまいりたいと思っております。

 次に、スポーツの持つ力や魅力についてでありますが、ことしロンドンで開催されましたオリンピックやパラリンピックでの選手の活躍は記憶に新しいところであります。子供たちにとって、選手が活躍している姿は、憧れでもあり、目標ともなっております。夢に向かって日々努力されたことから学ぶことも多くありますので、第一線で活躍された方から子供たちが学ぶという授業も行ってまいりました。

 地域におきましても、子供たちに献身的にかかわって、スポーツのすばらしさ、努力すること、決まりを守ることの大切さなどを教えてくださっている方がたくさんおられ、ありがたく思っております。今後もこうした方々のお力をおかりして、子供たちの人間力を向上させていければと願っております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 総務部長。



◎総務部長(常藤勘治君)

 公会堂など地域の避難所についての再度のお尋ねでございます。

 地域の公会堂、集会所は、緊急時の一時的避難所として特に重要な施設であると認識しております。地域の実情を考慮しながら、状況を把握していくことが必要であると考えております。

 また、耐震化などの改修が必要な場合は、後ほど地域振興部長から御答弁もあると思いますが、一定の条件のもとに既存の補助制度が活用できますので、ぜひ検討をお願いいたしたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 私のほうからは、テナントショップのお尋ねでございますが、テナントショップもアンテナショップも同じ意味合いだと思いますけれども、私のほうからアンテナショップと言いかえて御答弁を申し上げます。

 昨年度策定をいたしました農商工連携推進計画の中にも、このアンテナショップ等の運営については取り上げられております。都市部への販路開拓の一つの手法、方法といたしまして、先進地の状況について、現在費用対効果等の研究を行っているところでもございます。現在のところ、アンテナショップの運営主体あるいは農作物の供給の仕組みづくり、そういったものの課題があるようでございます。経費の負担も非常に大きくなっていると、そういった例もございますようですから、そういったことも含めて総合的な見地から引き続き研究をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 地域振興部長。



◎地域振興部長(植月優君)

 公会堂、集会所改修の市の対応についてでございます。

 耐震化に向けた取り組みといたしまして、まず公会堂、集会所の耐震診断を受ける場合、一般建築物と同様に、一定条件の中で50万円を限度とした平方メートル当たり2,000円の助成制度がございます。そして、仮に耐震診断の結果によりまして耐震化が必要となった場合、公会堂、集会所を新築、また改築、また改修される場合と同様に、一定の条件の中ではございますが、1件当たり400万円を限度といたしました対象工事費の3割を補助する制度がございます。

 公会堂、集会所の改修等につきましての実績についてですが、昨年度では新築1件、部分改修1件で、2つの町内会が制度を御利用になられております。また、今年度は現時点においてバリアフリー改修4件、下水道接続2件、部分改修1件と、5つの町内会から助成の要望を受けているところでございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 生涯学習部長。



◎生涯学習部長(行田裕美君)

 公民館の耐震についてのお尋ねでございます。

 市内22館の公民館のうち、耐震診断を必要とする公民館は2館でございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 14番、竹内靖人君。



◆14番(竹内靖人君)

 再々質問ということになりますか、御意見を申し上げるというようなことでお聞きをいただけたらと思いますけれども、公民館の耐震につきましては、津山のマップに避難所ということで掲載をされとるということでありますので、ぜひこれは横断的といいますか、危機管理の面と、それから地域を守るという面と両方の部分で早く対応してほしいなというふうに、耐震で、耐震もしくは改修せにゃいけんかもしれんなということで対応してほしいと思います。

 時間がありません。まず、施設の整備、これはぜひ市長、よその町、隣の隣は隣みたいなもんですから、ぜひ頑張って、大会運営をする人が胸を張って使ってくださいというような会場づくりをするべきだというふうに思いますので、ぜひ教育のほうへ予算をしっかりつけてもろうて、お願いしたいと思います。

 それから、学校の子供の教育についても、やっぱりそれなりの予算措置が必要じゃないかなというふうに思いますので、厳しい財源の中ですが、よろしくお願いしたいと思います。

 まだ財源が伴うことばっかりを申し上げますけれども、厳しい財源の中で運営していく中で、何か知恵を出して、先ほどの名物をつくったりして来津者を求めるということは必要だと思いますので、横断的な体制づくり、農業何とか振興計画というような計画づくりばあでなしに、実際に動ける体制づくりをしていくということをぜひやってほしいと思います。

 最後に、産業経済部の参与さんね、これ一応僕がお伝えをしてええかどうか、小麦の小の字は、粉にしかして食べれんものなんです、小麦の小の字ですな。それから、大麦は雑穀の中で一番食物繊維を含んでいる食べ物。ですから、水溶性、不水溶性という言い方をするんでしょうか、どちらも均等に食物繊維を持っている穀物ですから、食べることによって、血圧の問題がありましょうし、糖尿病の問題があるかもしれませんな、そういうことに非常にいいということをお伝えをしておきます。大麦の大は、穀物の王様の王であります。

 ということで、名物づくり等々たくさんの課題があると思いますけれども、ぜひよろしくお願いをすると、言うていただくことを期待をして、質問を終わります。



○議長(西野修平君)

 以上で14番、竹内靖人君の質問を終わります。

 次の質問を許可いたします。

 1番、小椋多君、登壇。



◆1番(小椋多君) 〔登壇〕

 失礼をいたします。1番、小椋多、ただいま議長よりお許しをいただきましたので、質問をさせていただきたいと思いますが、質問に入る前に一言、昨今のアジアや国内の情勢を見て感じたことを述べさせていただきたいと思います。

 現在では、民主、自民の総裁選や政局の話題がニュースの中心になってしまった観がありますが、先日まではテレビや新聞紙上で竹島や尖閣諸島の領土問題、それに端を発する外交問題の報道がない日はありませんでした。民主党政権が内政において完全に手詰まりに陥ってしまった、こういった機会を狙いすましたかのごとくのアジアの隣国の対応には、驚くばかりであります。このように国同士のナショナリズムが高揚し、先行してしまった状況で、国が国益にかなった最も正しい判断をすることは、非常に難しいことだと言えると思います。

 もう2週間以上前のことになりますが、高校3年生の娘と朝食をとりながらテレビの報道を見ていたときに、隣国の日本に対する対応に怒りながらも、結局日本人が昔悪いことをしてきたから、こういうことを言われるのは当たり前なんだみたいなことをぽつりと漏らしました。この言葉を聞きまして、私は頭をバットで殴られたような衝撃と、このような歴史認識を持った子供たちが社会の中枢を担うようになり、官僚や公務員になって政治や行政を動かすようになったときに、日本は一体どうなってしまうのかという危惧の念を抱かずにはいられませんでした。

 隣国に対する罪悪感や劣等感といったものが、外交の場面でどのような影響を及ぼすのか、日本の国益を日本人のために守っていけれるのか、ましてや日本の国民が自国の歴史を対外的に卑下しながら生きていかなくてはならない世の中とは、一体どのようなものなのか、本当に日本という国の行く末を真剣に考えていかなくてはならない時期に来ているのではないかということを気がついた、この昨今であります。

 それでは、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。

 まず、津山市の森林行政についてお尋ねをいたします。

 この問題につきましては、昨年12月の定例会でも取り上げさせていただきましたが、今9月定例会に津山市森づくり条例が上程されていることもあり、再度津山市の考え方やビジョンについてお伺いをしたいと思います。

 津山市が森づくりの基本理念を定め、市や市民、事業者の責務や役割を明確にし、推進体制の設置を条例化することは、非常に意義のあることだと思います。岡山県は、全国に先駆けおかやま森づくり県民税を平成16年4月に導入し、公益的な機能を高める森づくりや担い手の確保、木材の利用促進を図る画期的な取り組みを進めてまいりました。

 このような状況の中、平成17年に広域合併をしました津山市の市域は約2.7倍となり、山林3万5,397ヘクタールを有する森林大国となりました。森林の公益的機能の回復や維持に取り組むことは、水源の涵養や土砂災害の防止、砂防ダムの延命化、流域の農業の振興、河口域の海産物の育成など、多岐にわたる課題の解決につながるものと考えられます。川上に位置する津山市が積極的にこの対策をとっていくことは、吉井川流域の市町村にとっても岡山県にとっても、有意義なことだと思います。

 そこで、お尋ねをいたします。

 津山市森づくり条例を制定して、今後どのような津山市の森林経営を行っていくおつもりでしょうか。

 第13条には、美作材の需要拡大について必要な措置を講ずるものとすると明記されていますが、どのような対策を考えておられますでしょうか。

 第16条には、森づくりを推進するための森づくり委員会の設置が明記されていますが、ここに対してどのような諮問を行われるのでしょうか。現時点での諮問内容の腹案があるようでしたら、教えていただきたいと思います。

 森林行政につきましては、以上3点についてお尋ねをいたします。

 2点目といたしまして、津山市の教育行政についてお尋ねをいたします。

 かつては教育県と言われた岡山県ですが、現在教育について一番悩んでいる都道府県になってしまったと言っても過言ではないと思います。平成24年度の全国学力・学習状況調査では、小学校が45番目、中学校が42番目と、学力の低下が大いに懸念されています。また、いじめや不登校、暴力行為の出現率がワーストワンになるなど、生活面における乱れの問題も指摘されております。校舎の耐震化率も低く、先日発表されました校舎以外の建物の耐震化率も、全国ワーストツーになるそうであります。岡山県の小・中学校の学力、生活、学習環境、三拍子そろって悪いということは、一体どういうことなのでしょうか。

 振り返って、県内第3位、県北の雄都津山市の状況はどうでしょうか。学力面では、悪い岡山県の中でも下から数えたほうが早い、生活面では、3年くらいなかったかと思いますが、暴力行為で中学生の逮捕者、環境面では、本来耐震化を図らなくてはならない小学校の耐震化を放棄する。津山市の教育委員会は、一体何をしているんだと言われても仕方のない状況に置かれていると思いますが、議場の皆様はどのように感じておられますでしょうか。

 このことは、費用対効果の実績が把握できない将来に向けての投資である教育が、岡山県においても津山市においてもなおざりにされているあかしではないかと感じるのは、私だけでしょうか。

 冒頭に申し上げましたようなことが今日あるということは、すなわち適切な教育、特に近代史についてでありますが、これまでなされてきていないということではないかと思います。このことが全てであるとは思いませんが、こういった積み重ねが、今日の置かれている岡山県や津山市の状況を招いているのではないでしょうか。

 そこで、お尋ねをいたします。

 現在、隣国との間での領土問題や外交問題に付随をいたしまして、強制連行労働や従軍慰安婦の問題が指摘されていますが、今言われているような歴史的事実が本当にあったのでしょうか。津山市教育委員会として歴史的事実をどのように認識をされていますか、見解をお尋ねしたいと思います。

 あわせて、昨年教科書の選定を行い、今年度から新しい教科書での小・中の授業が行われていると思いますが、中学校に選定された歴史教科書には、この件についての記述が曖昧であったか、もしくはなかったかとの記憶がありますが、歴史教科書の選定に当たってどのような審査基準で判断し、教科書を選定されたのでしょうか、教えていただきたいと思います。

 また、津山市教育振興基本計画が本年2月に策定をされました。3月議会の関連質問でも取り上げましたが、学力の目標値の設定は、「県平均を上回る」でした。正答率70%以上とか、県内15市中3番以内とかというような数値目標は示せない、しかし県平均を上回る期日は5年後、すなわち平成28年度だと学校教育部長に答弁をいただきました。

 県平均を上回るためには、どのようなプロセスで、どういった授業改善を行っていくといった、それなりの工程表というものが必要になると考えられますが、上回るための工程を教育委員会としてどのように描いていらっしゃいますでしょうか。教育委員会の皆さんは、その工程表に従って日々目標を目指して頑張っておられると思いますので、その工程をお示しいただきたいと思います。

 以上で登壇での質問を終わります。答弁をいただきました後、自席にて初めての一問一答式の質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 また、おい、小椋、おかしいぞというようなことがありましたら、遠慮せずに反問権を行使していただきたいと思いますので、あわせてよろしくお願いをいたします。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 それでは、私のほうから、3点の御質問についてお答えをいたします。

 まず、強制労働や従軍慰安婦についての歴史的事実の見解ということでした。

 既に御承知のように、国は従軍慰安婦問題については、平成5年の河野談話において、当時の軍の関与のもとに多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であると、そういう見解を述べておりまして、現在も踏襲をされております。また、強制連行による労働についても、日韓両国の首脳会談や国内の裁判の判例にも、事実認識が散見されるところであります。津山市教育委員会といたしましては、この国の見解を尊重していきたいというふうに考えております。

 次に、歴史教科書の審査基準についてであります。

 審査基準として、有識者等から成る岡山県教科用図書選定審議会におきまして、教科書としてふさわしい内容の特徴、表現及び程度、構成、配列及び分量、使用上の便宜等につきまして、多面的に評価するための義務教育諸学校の教科用図書研究資料というものが作成されております。教科書の採択に当たりましては、県北10市町村で設置する採択協議会において、研究委員、選定委員が、この県から示された資料を参考に各社の教科書を慎重に読み比べて、新学習指導要領や美作地区の生徒の実態等に応じた適切な教科書かどうかを審議しております。

 最後に、学力の向上における目標達成のための工程についてであります。

 確かな学力の向上に向けて、全国及び県の学力調査の各教科において、県平均正答率を上回ることが一つの指標になるというふうに考えておりますが、学力調査ではかられるのは学力の一側面でありまして、基礎的な知識やそれを活用できる力とともに、児童・生徒一人一人の学習に対する意欲も高めていくことが大切であるというふうに考えております。

 本年度行われました国、県の学力・学習状況調査の結果においては、依然平均正答率を下回っておりまして、ふだんの取り組みが子供たちの力をつけることに十分には結びついていないのではないかというふうに考えております。

 学力は多岐にわたるものでありまして、1年後にどれだけにするという数値目標を設定することは難しいのですけれども、学力調査の目的にもありますように、この学力調査の結果の分析等を通して、教育指導の成果と課題を検証、改善しながら、授業改善を着実に進め、具体的な取り組みを積み重ねていくことが肝要であるというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 私のほうからは、森づくり条例の制定によりまして、今後どのような森林経営を行っていくのかと、こういった御質問でございます。

 このことにつきましては、具体的な計画につきましては、今後策定をいたします森づくり基本計画において打ち出してまいりたいと、こう考えておりますけれども、現在まず取り組む必要性を感じておりますのは、過密人工林の解消によりまして、森林の持つ土砂災害防止などの公益的な機能の回復をまず推進すること、こういうことであると考えております。

 次に、美作材の需要拡大のための対策についてでございます。

 住宅着工戸数の低迷など、縮小する木材市場におきましては、地域の材であります美作材の需要拡大を図っていくためには、材の安定供給はもちろんのことではございますけれども、人工乾燥の徹底による高品質化や、森林認証制度活用による高付加価値化など、輸入材やまた国内の他の産地との差別化を図っていくと、そういった必要があるものと考えております。

 最後に、森づくり委員会の諮問内容に本市としての腹案はあるかと、こういった御質問でございますけれども、腹案というものはございませんけれども、津山市総合計画に具体的に反映ができますような短期・中期計画、あるいは50年後、100年後を見据えた長期計画を御提示いただければありがたい、そんなふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 この際、1番、小椋多君の再質問を保留し、しばらく会議を休憩いたします。

 再開は午後1時といたします。

                                   午前11時54分 休憩

─────────────────────────────────────────────

                                   午後1時00分 再開



○議長(西野修平君)

 御着席を願います。

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 1番、小椋多君の再質問を許可いたします。

 小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 午前中に引き続きまして、質問を再開をさせていただきます。

 おのおのの質問に御答弁をいただきましてありがとうございました。

 まず、森林行政についてお尋ねをいたします。

 森林経営においては、森林の公益的機能の回復を主眼に、需要拡大策は高付加価値化、差別化を図っていくことが必要と考えているとの御答弁でした。まさしくそのとおりではありますが、現在までにこれだけ補助金を投入しても、路網整備をしてみても、民有林の山主は積極的になぜ山に手を入れることができないのでしょうか。その答えは、経済活動として成り立たないからではないでしょうか。

 昔はうちの家でも、何かお金の要ることがありましたら、おやじとじいさんが必ず山に入って木を切り出していました。現在では、雑木の方に頼んで山から木を切り出してもらい、トラックで搬出、市まで運搬をしていただき、市に手数料を払ったら山主の手元にお金は残らず、赤字がふえるという仕組みになってしまっています。

 そこで、津山市の森林課といたしまして、素材市での取引価格が1立米当たり幾らになれば、山主が補助金を当てにせず山の木を切って市に出すようになるとお考えでしょうか。また、その単価を実現するために、行政としてどのような仕組みが考えられるのかを教えていただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 市場での取引価格が幾らになれば、適正な値段として成り立つかと、こういった御質問でございます。

 適正単価をはじく際には、いろんな条件を設定して、10人の方がはじけば10人の方それぞれ違うような値段が出るとは思いますけれども、一つの推計といいますか、我々サイドで積算といいますか推定をしたことで申し上げますと、現在の木材価格につきましては、杉で1立米当たり約1万円、ヒノキで約1万5,000円程度となっておりまして、これはもうピーク時のほぼ5分の1程度に低迷をしていると、こういった現実がございます。このことで補助金なしで仮に市場に出すとなりますと、損益の分岐点といたしましては1万5,000円程度が推定をされるんじゃなかろうかと考えます。

 木を植えてから木を切るまでの間のいろんなコストがかかっておりますので、そういったコストをどれくらい見るかによっても、またいろいろ値段は差異が生じてくると思いますけれども、最低でも2万円あるいは3万円程度が適正な価格ではなかろうかと、我々としては推察をいたしております。

 また、そういった単価を実現するための本市としての方策についてでございますけれども、現在実施をしております地域材を使用した新築あるいはリフォーム補助金、また本年4月に策定をいたしました津山市内の公共建物等における県産材の利用促進に関する方針、これなどの周知、あるいは国産材住宅の利点のPR等、地道な活動の積み重ねによって需要の喚起を行っていくと、こういったことが第一義じゃなかろうかと考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 1番、小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 ありがとうございます。森林課のほうでは、立米当たり2万円から3万円ということで、高目に推測をしていただいておりますが、私が素材取扱業者の皆様や森林組合の関係者の方に話をお聞きして単価を推測したところ、大体素材単価として1立米当たり2万円くらいになれば、山主の方にもある程度の利益が出てくるので、材が動くのではないかということでした。

 仮に立米単価2万円を基準といたしまして、この原価を製品製材価格や販売価格に転嫁をしていき、最終的にエンドユーザーの方に御負担をいただいて、その差額分を県産材の補助金で賄うというような仕組みづくりはできないものでしょうか。市町村の垣根を越えて、美作産材を産出する全ての自治体、素材・製材業者、地場の工務店を巻き込んで、森林の保全を経済システムの中で考える、こういった取り組みが今後は必要になってくるのではないかと思っております。その大きな仕組みを提案し、ともにつくっていくのが、森林行政に課せられたこれからの使命であると思います。

 また、平成22年に施行されました公共建築物等木材利用促進法を受けて制定されました津山市の利用促進に関する方針の中では、公共建物等は原則木造化すると明記されております。また、木造化が困難とされる場合でも、内装等は木質化に努めるとされております。

 構造材と内装材両方に県産材を使う場合と、構造は鉄骨でありますとか鉄筋コンクリートを使用して、内装だけ県産材を使うという場合では、使用する木材の立米数が何倍にも違ってまいります。今後、小・中学校の耐震化や給食センター、公民館など建設予定の公共建築物には、ぜひとも木造化を推進をしていただきたい。できますれば、構造材までの木造化をぜひとも検討をしていただきたいと思っております。

 それと、木造化を検討する上でのお願いなのでありますが、内装材につきましては、極力木の呼吸をとめない製品の選定や塗装方法の選択、これをぜひともお願いをしたいと思います。樹木の持つフィトンチッドなどの有用物質の拡散は、ウレタン塗装などの木の表面をオーバーレイするものでは拡散ができなくなり、木の呼吸をとめてしまいます。樹木の導管孔に含浸するタイプの植物油でありますとか植物性ワックスといいました自然塗料の採用をぜひとも、特に小学校あたりには御検討をいただきたいと思っております。

 津山市の森づくり条例の制定を機に、市域の約7割を占めます津山の宝であります森林資源に目を向けていただき、地場の木材産業の振興に努めていただきますようお願いをしたいと思います。

 続きまして、教育行政に関する再質問を始めさせていただきます。

 近代史におけます歴史的な事実につきましては、模範回答をいただきありがとうございます。一昔前は、国旗も掲揚せず、君が代も歌わない先生方がおられた教育現場であります。国の見解が本当に正しいのか、ぜひとも研究をしていただきたいと思います。新たな発見があるやもわかりません。

 話は少しそれましたが、私が歴史的事実の認識や教科書の審査基準を質問をさせていただいたのは、将来の日本を背負う子供たちが、現在の見解のように隣国に対して罪悪感や劣等感を持つような教育を与えて、本当によいのですかということをお伺いしたいわけであります。

 片や自国の歴史をしっかりと教育の中で教わってきた若者と、自国の歴史に罪悪感や劣等感を持つような教育を受けた若者がいるとします。友達関係を築くとしたら、うまくいくでしょうか。国と国の関係もしかりであります。このような国同士の外交問題がスムーズにいくわけがないとは思われませんでしょうか。

 その根源を受け持つのが、市町村教育委員会が担当する義務教育であると思います。この義務教育が、子供たちの日本人としての資質を左右すると言っても過言ではありません。市町村教育委員会にはそのような権限はないと言われるかもわかりませんが、しっかりとした歴史観に基づき、それにふさわしい歴史教科書を選択し、教育現場で先生が事実を事実として子供たちに伝えていくことが重要なのではないかと思います。

 繰り返しになりますが、先ほど申し上げました、隣国に対しての罪悪感や劣等感を持つような教育を子供たちに与えてよいのですかという問いに対しましての、教育委員会の見解を求めます。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 隣国に対して罪悪感や劣等感を持つような教育についてであります。

 学校教育におきましては、教科書検定を経た教科書を主たる教材として指導を行っております。歴史教科書においても、具体的な記述について、教科書検定審議会の学術的、専門的な審議を経た上で検定を通過したものであり、その記述については学習指導要領に沿ったものと考えております。教科書の記述をお読みいただければ、決して隣国に対して罪悪感や劣等感を持つような教育を行っていないということを御理解いただけると思います。

 教育委員会といたしましても、正しい歴史認識に基づく指導が何よりも大切であるというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 1番、小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 学校教育部長の言われますように、教科書は国の検定を通ったものでありますので、学習指導要領には沿っています。記述にはそのようなことは書いていないと言われますが、これも教科書の出版会社によって、歴史認識については相当の温度差があると思います。昨年、久米支所で教科書の閲覧をさせていただいたときに、歴史教科書を何冊か見させていただいて、私はそのときに強くそのことを感じました。

 個人的には一番歴史的事実の認識が正しいと思った教科書は、不採択になってしまいましたが、教科書にはそのような記述はありませんので、現場ではそのような教育は行っておりませんとの答弁になるのかとは思いますが、教える先生の資質によっては、大きく学ぶ内容が変わってくるものと考えられます。津山市の教育現場でそのようなことはありませんでしょうか。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 教科指導におきましては、主に教科書を用いて指導いたしております。指導方法や資料の取り扱いについては、指導する先生が学習指導要領に照らし合わせながら、工夫をして指導いたしておりまして、確かに指導者による違いはあると思います。

 しかしながら、お話のありましたような隣国に対して罪悪感や劣等感を持たせることを意図した教育は行っておりませんので、つけ加えさせていただこうと思います。

 先ほど議員がおっしゃいましたように、事実を事実として、正しい歴史認識に基づく指導が何よりも大切と考えて指導いたしております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 1番、小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 学校教育部長に答弁をいただき、多少安心をいたしました。仮にそのようなことがあるとすれば、教育委員会の一大事であります。正しい歴史認識に基づく指導が何より大切と考えておられるとのことですので、ぜひともそのとおりの教育を子供たちにお願いをしたいと思います。

 先ほども述べましたが、日本人としての資質は義務教育の過程で形づくられるものだと思いますので、市町村教育委員会の果たす責務というものは大きいと感じておりますので、ぜひともそのあたりも踏まえまして、対応のほうをよろしくお願いをしたいと思います。

 続きまして、学力目標についてですが、今年度も含めた5年間の学力向上についての工程を質問したつもりでありましたが、学校教育部長が何を言わんとしたのかというのが、いまいちよく理解できませんでした。

 学力は多岐にわたると言われましたが、学力とは幾つあるのでしょうか。広辞苑を引いてみますと、学力とは「学問の力量。学習によって得られた能力。学業成績としてあらわされる能力。」とあります。先ほどの答弁でも言われたとおり、県平均の正答率を平成28年度の学力調査で上回ることが目的ですので、学力は多岐にわたるので、数値目標を設定するのが難しいなどと先に言いわけをつくらずに、学力調査の正答率をどのように上げるのか、その方法をお伺いをしているわけであります。その方法、工程を教えていただきませんと、私が質問をしたことの答弁にはならないと思います。

 あわせて、数値目標でない、5年後に県平均の正答率を上回るという目標を学校教育部長はおおむね5年後に達成すると言われたと思いますので、その根拠をこの議場でしっかりとお示しいただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 まず、それでは学力は幾つあるのかという問いがあったと思います。

 学力は数えられるものではありませんけれども、文部科学省によりますと、子供たちが自分で課題を見つけ、みずから学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力を確かな学力というふうに定義づけております。そして、その確かな学力の構成要素としては、基礎基本となる知識、技能はもとより、学ぶ意欲、表現力、思考力、判断力、課題発見能力、問題解決能力、学び方などさまざまなものがあります。このような力はそれぞれが独立してあるものではなく、机の上の学習だけで身につくものでもなく、日常生活からも学び、総合的に身につけていくものであります。

 次に、学力を上げるための方法、工程、根拠をという御質問でした。

 学力・学習状況調査は、本来平均正答率のみの比較や順位づけのための調査ではなくて、調査の結果を分析し、教育活動の検証を行い、学校における教育指導の充実や学習状況の改善に役立てることを目的としております。先ほど言いました確かな学力を身につけるために、津山市の課題を明らかにし、その課題克服に向けて授業改善、きめ細やかな指導の工夫、小・中学校が連携した教育活動などに取り組んでまいっております。

 また、保護者や地域と一体となった生活習慣の改善、学習環境の向上など日常生活における取り組みも積み重ねていくことにより、県平均正答率を上回る結果が得られるものと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 1番、小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 どうも学校教育部長の言葉のマジックにかかってしまったようで、いけません。学力とは数えられるものではないんであれば、多岐にわたらんのんじゃないかと私は思うんですけれども、それはよしとしまして、この議会を傍聴、またビデオを視聴されている市民の皆さんには、今の教育委員会の答弁では、さっぱり何を言ってるのかわからないと思いますが、これ以上は堂々めぐりになりますのでやめますが、聞いたことにはぜひとも簡潔に答えていただきたいとお願いを申し上げます。

 学力目標についてですが、5年後に県平均の正答率を上回るということは、5年後の県の平均正答率が70%でしたら、それを上回る正答率を津山は目指すわけでありますから、70.1%をとれば目標を達成したことになると思いますが、これは間違いのないことだと思います。

 学力を上げるということは、すなわち学力・学習状況調査の平均正答率、すなわちテストの点数を上げるということに私はほかならないと思うのですが、教育委員会の見解は違うのでありましょうか。5年後に県平均の正答率を上回るという目標をどのように説明をされますか、再度お尋ねをいたします。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 済みません、私はマジックをかけたわけじゃございませんで、文部科学省が言っていることをお伝えしたので、誤解のないようによろしくお願いいたします。

 それでは、今のお話ですが、5年後に全ての教科で県の平均正答率を上回るということは、県の平均正答率よりいい結果を出すということなんじゃないのかなというお問いでしたけど、まさにそのとおりでありまして、5年後に全ての教科で県の平均正答率を上回ることを津山市の目標としておりますので、上回るということは、県の平均正答率よりいい結果を出すということです。

 それから、津山市教育委員会として検証、改善を行いながら、学力向上に向けての取り組みを今進めているところでありまして、先ほど述べさせていただいたように、知識、技能はもとより、学ぶ意欲、表現力、思考力、判断力、課題発見能力、問題解決能力、学び方などをバランスよく総合的に学ぶことが、確かな学力をつけることになりまして、その結果として県の平均正答率を上回るというよい結果を出すことを目指してまいろうとしております。

 最後に、5年後の県平均の正答率を上回るという目標についてなんですけれども、この県の平均正答率を上回るということを目標に、津山市の課題でありますとか、さまざまなものを検証、改善を行いながら取り組みを進めておりますが、少しずつ授業改善も進んできたというふうに感じております。5年後には県の平均正答率を上回る結果が得られるものと信じております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 1番、小椋多君。



◆1番(小椋多君)

 ありがとうございました。最後の最後に、学校教育部長に答弁をしていただこうと思っておりました内容を先に言われましたので、ちょっとシナリオが崩れましたけど、なかなか議論をしても、教育委員会の方と私のレールというのは、単線の線路のごとくなかなか交わらないものだなというのを感じました。

 目標を明確に設定をして、それに向けて子供たちを持っていく、そういったことが非常に大切になると思いますので、先ほど部長が言われましたように、正答率の平均を上回ることを確信をしていらっしゃるというふうに私はとりましたので、そのように努力をしていただきたい。必ずやり抜くという意志で、この学力の向上問題に取り組んでいただきたいと思います。

 さて、今回の一般質問ですが、教育委員会とのやりとりは、言葉尻を捉えた半ば言葉遊びになってしまった感があります。反省をしなくてはならないと感じています。このような質問、答弁のやりとりが本会議の場ではなるべくないように、双方が努めなくてはならないと思っております。

 近ごろの津山市政を見て感じることでありますが、それは会議や計画書では、目の前の状況は一つも変わらないということです。何回会議をしても、分厚い振興計画書をつくってみても、行動が伴わなくては絵にかいた餅、前行きがいたしません。意思決定の迅速化、みんなが問題意識を共有できるプロセスの見える化でありますとか、そういったスピーディーな対応が求められています。

 また、私たちは一体誰のために仕事をしているのかという目線、これは非常に大切な点であります。目の前の仕事をこなすことが目標になっていませんでしょうか。本来市民の皆さんのために向けなくてはならない目線が、課内や上司に向かってはいませんでしょうか。このような点に私たち議員も注意をしながら、しっかりと取り組んでいかなくてはなりません。そのことを肝に銘じ、津山市民の皆さんがひとしく幸福感を得られるよう、議会、執行部が両輪となって取り組んでいかなくてはならないと思います。それが市長の言われる市民目線の行政であり、笑顔あふれるふるさと津山の創造ではないかと思っております。

 以上で私の9月定例会の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(西野修平君)

 以上で1番、小椋多君の質問を終わります。

 次の質問を許可いたします。

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君) 〔登壇〕

 それでは、順次質問いたします。

 まず、観光の問題、2016年、3年後から滞在観光客100万人を迎えるための観光拠点づくりについてお尋ねいたします。

 観光振興は、津山の厳しい地域経済と雇用情勢の現状の中で、地域経済の再生と雇用の創造に大きな役割を果たすものと思います。津山の観光の最大の課題は、何といいましても通過型観光から滞在型観光への脱却、そして観光客の飛躍的な増加であります。

 では、この2つの課題をどう打開をしていくのか、その方法を見つけ出さなければなりません。私は、その方法は、この津山には本当に多くの観光資源があります、それをどう生かすかだと思います。この観光資源を観光客に喜んでもらえる、感動を与えるようにすることではないでしょうか。

 津山中心部の山下から東新町町内には、一帯には津山城、歴史的建造物、町並み、文化施設、県、国、市指定の文化財等が多くが観光資源として集積をしていると思います。この地域を一体化する、一本化して、ここを観光の拠点にする、このことをこれまで申し上げてまいりました。そして、この観光の拠点と市内の観光スポットとを連携して、通過型観光から滞在型観光への脱却を果たしていく、観光客をふやしていくことが重要だと思います。この観光拠点づくりを市としての観光振興の最重要課題だと位置づけておられているかどうか、お尋ねいたします。

 そして、3年間の期限を設けて100万人の観光客実現に取り組むことについては、さきの3月議会で市長は賛意を示されました。そこで、このことをやり遂げるためには、プロジェクトチームが必要と申し上げたところ、津山市は来月10月から3人の専門職員を雇用し、本腰を入れた観光振興、観光地づくりに取り組むことになりました。このことは大きな意味を持っていると思います。

 観光拠点づくりの具体的な仕事、計画でありますけど、その取り組みとして、別紙に皆さん方の机に配付をさせていただいておりますけれども、16項目を記載をしておりますけれども、この中で特に、1つは観光客に感動を与える空間快適性の向上、充実を図ること、そして観光客に喜んでもらえる食事どころの整備、また伝統的工芸品や民芸品などの製作所の整備、土産品等の販売所の整備、観光駐車場の整備、苅田家住宅と酒造場の活用を検討すること、観光客誘致活動と宣伝の強化を重点に取り組むことが必要であると思いますが、市としてどう考えておられるのか、お尋ねいたします。

 次に、教育の問題であります。

 来年度から学びの共同体を津山市内の全小学校、中学校で取り組むという点であります。この関係資料は、皆さん方の机に配付をしておりますので、ごらんいただければと思います。

 マスコミが、いじめ、暴力、不登校、学力低下、学力格差が起こっている原因を、教師と学校現場にあるような報道ぶりが目立ちますが、私はかなりの比重で学校教育のシステム、学校教育のあり方に問題があると思います。今、日本の教育が混迷する中で、困難を抱えている学校を立ち直らせているのが、学びの共同体という授業改革を中核とした学校改革論であります。

 学びの共同体が成立した学校では、問題行動が激減し、学力が向上し、学力格差が縮小をしております。この導入に当たっては、どこでも抵抗がありますし、すぐに効果が出るというものではありません。最低でも3年はかかると言われております。学びの共同体で荒れた学校が立ち直ったり、不登校や暴力やいじめが激減したり、低学力に悩んでいた学校が飛躍的に学力が向上するなど、大きな変化が各地で起こっており、そのような学校が生まれております。学びの共同体に取り組む学校がふえつつあるわけであります。この学びの共同体は、困難校を立ち直させる、最も今日すぐれた学校改革論であると思います。

 岡山県は、学力、子供の問題行動が最悪レベルにあるとして、対策をいろいろやっておりますけれども、私から見ればうろたえているとしか言えない感じがします。一方、やっていることは、既に挫折した新自由主義的発想での中高一貫高校設置や教員評価、習熟度別指導、学力テストの推進、学力テスト10位以内を目標に掲げる、競争と選別をあおることで学校がよくなると信じているようですが、結果はそうならず、今衝撃的な結果に終わっているではありませんか。

 今、学校教育をよくするには、まず学校現場の教師の声を聞くこと、2つ目は、全国には厳しい中、学校を立て直した実践に謙虚に学ぶことが大切と思います。来年度から津山でこの学びの共同体を全ての学校で取り組むことが大変重要と考えます。私は、市内の小・中学校12校の校長さんとこのことで懇談をさせていただきましたけれども、一層その必要性を強く感じました。津山市教育委員会の学びの共同体で学校改革に取り組む決意をお尋ねします。

 次に、中高一貫校設置に反対表明を行うことであります。

 学校は、家庭環境、境遇、生い立ち、性格、学力の高い子、おくれてる子供などが、一人一人違った子供が通ってくるところであります。そして、一緒に学び、活動、友達をつくっていく、さまざまな違った子供との交わりの中でこそ、人間的な成長があるし、お互いを認め合い、豊かな人間に育っていくのではないでしょうか。

 小・中学校では、基礎的学力を保障していかなければなりません。学力の進んだ子供、おくれた子供と一緒に学び合い、成長する場が学校です。中高一貫校は、12歳や13歳の低い年齢の段階で、学業の優秀な子供たちを引っこ抜いていく、競争と選別を低年齢に持ち込む、これで豊かな人格が育つ学校教育ができるでしょうか。

 津山の子供が県南の学校に流出しているから、津山に中高一貫校をつくって流出を食いとめるというのですが、真庭市のほうでは、津山に中高一貫校ができれば真庭の子供が流出するので、中高一貫校に設置反対が声が非常に多くなっております。これをどう考えたらいいのでしょうか。

 子供の中には、口には出さないけど、どうせ俺たちはと思ってしまう子供が出るのではないでしょうか。このことが優秀な子供がいなくなった学校で、より学校教育を困難にさせていくのではないでしょうか。

 世界では、競争と選別の教育は終わりを告げ、学び合い、助け合いの教育が始まっております。津山の教育をまともに発展させる気持ちがあるのでしたら、津山への中高一貫校設置にはっきりと反対を表明をしてもらいたいと思います。

 次に、少人数学級の推進についてであります。

 世界のほとんどの国では、30人以下学級となっております。日本においても30人以下学級が子供の学力、教師と子供のコミュニケーションの向上など、その効果は既に実証済みであります。津山でも一日も早く30人以下学級にしなければなりません。国、県が35人学級編制に向けて一定の動きが始まりましたけれども、30人以下学級にはほど遠いというのが現状であります。とりあえずのことですが、津山市の全ての学校で早期に35人学級にすべきであります。そして、30人以下学級に向け努力をすべきでありますけれども、この点についてお尋ねいたします。

 次に、森林・林業の問題であります。

 森林・林業は、先ほど小椋議員の話にありましたように、非常に深刻な状況にあります。材木の値段はかつての4分の1、杉は1立方メートル当たり1万円前後という状況であります。林業は、まさに産業として成り立っていかない、林家は間伐など山の手入れができなくなる、山が荒れ、森林の大切な公益的機能が壊れつつあるのが現状であります。

 一方、木材を一番多く使う住宅建築は、かつての半分以下となり、さらには大手ハウスメーカーが7割を占めております。地域材を使う地元工務店さんの仕事はめっきり減ったことが、津山の木材の使う量が減った大きな原因となっております。

 そこで、市民の皆さんにお願いですが、皆さんが家を建てる場合、ぜひ津山地域の木材を使い、津山の森林を守っている津山の工務店さんや大工さんに家を建ててもらってください。お願いします。津山の工務店、大工さんは、立派な技術を持って皆さんのニーズに応えて頑張っております。

 そこで、津山市として、1つは、津山地域の材木を住宅建築やリフォームに使うことは、森林を守り育てることにつながることを広報紙等で繰り返し繰り返し宣伝を行ってもらいたい。2つ目は、地域材を使って住宅建築への補助金を、県の20万円を50万円に引き上げ、県市合計で100万円とする、このことについて県と県議会に強く要請をしていただきたい。3番目には、地域材を使ったモデル住宅を建てていただきたい。

 4番目には、真庭では真庭の木質バイオマス発電でありますけれども、これは発電出力1万キロワット、住宅にして2万戸分の電力を出力を持つ規模を持っております。日本では最大の木質バイオマス発電所の建設が、2015年4月完成へ向けて動きが始まりました。その意義は、1つは、原発ゼロへの動きを加速させること、2番目は、森林の荒廃を食いとめて、森林の公益的機能を再生をさせる、3番目は、林業を活性化し、雇用の創出に期待が持てるということであります。森林・林業が厳しい状況にある津山市として、大きな期待を持っております。津山の森林施業計画にも大きな影響があると思います。

 新聞報道によりますと、燃料は未利用材8万トンを見込み、真庭市内で2万トンを確保するとのことでありますけれども、先日関係者に聞きますと、8万トンのうち7万5,000トンを真庭市内で確保するということであります。2万トンと7万5,000トンとは大きな違いですが、津山市としてこの木質バイオマス発電に対してどう対処しようと考えているのかお尋ねをしまして、登壇での質問を終わります。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 市長、登壇。



◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕

 久永議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 観光拠点づくりを市の観光振興の最重要課題として位置づけているかとの御質問でございます。

 議員御指摘のとおり、地域経済の再生にとりまして交流人口の増加は重要な要素でございまして、雇用創造にも大きな役割を果たしていくものと、このように認識をいたしております。

 出雲街道沿いには観光資源となり得る歴史遺産、そして文化財が集積をしておりまして、さらなる町並み保存と活用を進めるため、昨年度都市建設部に歴史まちづくり推進室を新設をいたしまして、城東地区の国の重要伝統的建造物群保存地区の選定に向けた取り組みを進めているところでございます。

 また、今年度から3年間、厚生労働省の委託事業でございます実践型地域雇用創造事業にも積極的に取り組んでおりまして、その中で着地型観光商品の開発を行っておるところでございます。

 観光は、地域への波及効果の高い総合産業でございまして、観光施策を重要な経済政策の一つとして位置づけているところでございます。

 以上でございます。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 私のほうからは、教育にかかわります3点につきまして答弁させていただきます。

 まず、学びの共同体を来年度から津山市全ての小・中学校で導入してほしいということでありますが、一人一人に確かな学力を身につけ、児童・生徒相互の好ましい人間関係を育てるためにも、子供が学び合い高め合う学習は大切であると認識しております。議員御提案の学びの共同体についても、効果的な取り組みであると思っております。

 実際、本市の学校におきましても、校内研究で学びの共同体、協同学習を研究している学校があります。そこで講師を招聘しての研修会や、授業公開について市内の学校に情報提供をし、教職員の研修の機会を確保しているところであります。今後も県内外の先進的な取り組みをしている学校への視察、講師を招聘しての研修会、各校の積極的な授業公開等を通して、より効果的な指導方法の研究や授業づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、中高一貫教育校の設置について反対するようにということでありますが、岡山県教育委員会では、これまで津山、真庭、美作のそれぞれの地区で説明会を開催しており、市民から選択肢も広がるとか、あるいはリーダー的な児童が抜ける等の意見が出されております。また、参加者へのアンケート結果によりますと、設置に肯定的な意見が若干多いというふうな結果が出ております。

 中高一貫教育校の設置につきましては、説明会で出された意見にもあるようにメリットとデメリットがあると考えており、懸念される課題等が改善され、津山市の教育の向上につながるよう、岡山県教育委員会に働きかけてまいりたいと考えております。

 次に、津山市の小・中学校において35人学級の早期実現をということでありますが、少人数指導加配を活用して、県と本市独自の学級編制の弾力化によりまして、ほとんどの学級で35人学級を実施しております。また、未実施の学級、指導上必要のある学級には、市費の非常勤講師を配置し、少人数指導ができる体制を整えております。

 最近の報道によりますと、国においては平成25年度から5年間で、中学校3年生までの全学年で35人学級を導入するための教職員定数改善計画を策定する方針を打ち出しております。今後も国や県の動向に注視しながら、学校の実態に応じた35人学級の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部長。



◎産業経済部長(光井俊之君)

 観光振興についての御質問にお答えしたいと思います。

 観光拠点づくりとして、食事どころ、工芸品などの製作所、土産品販売所、観光駐車場の整備をとの御質問です。

 国の重要伝統的建造物群保存地区への選定や町並み保存事業、さらには地域のまちづくりとも大きく関係することでございます。歴史まちづくり推進室や津山市観光協会と連携しながら、町家の活用方法、観光駐車場のあり方、出店の支援などについて引き続き研究をしてまいります。

 次に、誘客活動と宣伝の強化をとの御質問です。

 最近、城東地区へ食事どころや工芸品販売店などが出店し、ほかにも出店に向けた動きが見られるようになってまいりました。また、洋学資料館の和蘭堂は、今年度から津山市観光協会が運営しており、出雲街道沿線地区の観光案内業務や土産物の販売に力を入れているところでございます。

 来年の美作国建国1300年事業とタイアップし、このタイミングを逃すことなく、さらなる誘客活動や情報発信、PRに努めてまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 私のほうには4点御質問いただいております。

 まず、地域材を使うことの意義について、繰り返し宣伝をということでございます。

 津山市も広報紙等を使用いたしまして、地域材を使用することの意義について従前よりPRを行っておりますし、また今後におきましても同様の取り組みを進めていく所存でございます。また、あわせまして、民間の工務店さんなど関係者におかれましても、地域材のよさを今以上にPRをしていただきたいと考えております。

 次に、県の新築住宅補助金、現在20万円のところを50万円に引き上げることを強く要望をと、こういった御提案でございます。

 県の補助金の引き上げにつきましては、岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟から、県あるいは県議会に対し強く要望を行っていただいているところでもございます。本市といたしましても、市長会等を通じ、補助金引き上げに関しまして強く要望を行ってまいりたいと考えております。

 次に、地域材を使用したモデル住宅を建てると、こういった御提案でございますけれども、本市におきましては、地域材の需要拡大のため、地元工務店や設計士あるいは製材所等から構成をされます木の国美作ネットワークが現在活動されておられます。モデル住宅の建設につきましても、こういった組織を中心に取り組みを進めていただきたいと考えております。

 最後に、真庭市で計画をされておられますバイオマス発電に対しての御質問でございます。

 いろいろとデータが出ておりまして、一説には真庭市、必要数量間伐材が8万トン年間必要だということで、その中で7万5,000トンを真庭市で調達できる、そういった数字も出ておるようですけれども、これに関しましては果たしてどうなのかという思いもございますけれども、いずれは県森連あるいは津山市森林組合等にこういったお話やら、また材料の納入についての要請等、いずれ来るものと想像されます。

 しかし、こういった場合におきましても、材の切り出し、運搬、搬入につきましては、これはあくまで民民の商取引でございまして、本市が直接的に関与できるものではございませんけれども、今後の事業の進展を注視をいたしまして、本市としてどのような行政としてのかかわりが持てるのか、見きわめてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 都市建設部長。



◎都市建設部長(村上祐二君)

 私からは、観光振興について、観光拠点づくりとして空間快適性の向上をとの質問にお答えいたします。

 空間快適性の向上といたしましては、町並みや道路の景観の向上が考えられます。まず、町並み景観の向上に関しては、城東地区において国の重要伝統的建造物群保存地区への選定を目指しております。選定後は、修理修景事業に国の補助金を充てることにより、現行より有利な助成制度の実施が可能となり、町並み景観整備の促進が期待できます。

 また、道路景観の整備については、無電柱化やカラー舗装を新洋学資料館周辺で行っております。今後も施行方法等の調査研究を進め、施行可能な箇所から実施してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 生涯学習部長。



◎生涯学習部長(行田裕美君)

 苅田家住宅と酒造場の活用についてお答えをさせていただきます。

 苅田酒造は、城東地区の町並みを形成する重要な建造物であり、国の重要伝統的建造物群保存地区への選定を目指す上で、欠くことのできない建物でございます。津山市といたしましては、平成21年7月に国から認定を受けました津山市歴史的風致維持向上計画に沿いまして、歴史的風致形成建造物指定候補として記載しております。また、昨年の平成23年度には、津山市の史跡として指定をされております。

 苅田家住宅につきましては、国の文化財となる可能性もあります。文化庁から建物の詳細な調査をするよう指導もいただいておるところでございます。この調査結果をもとに、今後の活用について検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君)

 それでは、再質問させていただきます。

 まず、観光について再質問させていただきます。

 それぞれ御答弁があったんですけれども、最初にお尋ねをすべきだったんですけれども、お手元に配付をしております観光拠点づくりのいわば総合計画ということを勝手に私申し上げとんですけれども、これはそれぞれの関係者の皆さん方のいろんな意見とかそういうのを含めてまとめた方略であります。このことについて津山市としてどう考えていらっしゃるのか、お尋ねをします。

 ちょっと1つ、2つぐらいまとめてええかな。



○議長(西野修平君)

 一問一答。



◆27番(久永良一君)

 ほんなら、これはこれでようけあるけんな。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 久永議員に御答弁を申し上げます。

 議員が作成をされました観光総合計画でございます。私は常々、議員の観光行政に対するいろんな取り組みといいますか行動等につきましては、大変感謝をいたしておるところでございまして、観光客100万人観光に向けて、津山城と城下町、そして城東町並み保存地区とを一体化した観光拠点整備と、通過型観光から滞在型の観光への脱却というような御指摘につきましては、非常に説得力があるものと、このように認識をいたしております。

 さらに、具体的な提案、示唆に富む内容になっておりまして、私どもにとりまして非常に参考になると、このように認識をさせていただいておるところございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君)

 ちょっとようけありますんで、省いていきたいと思います。

 この観光拠点地区というのは、非常に先ほど申し上げましたように、まあ本当にたくさんの歴史的な建造物、町家がある、しかもそれが連檐をしているという、いわばこの歴史的な景観が最大の見せ場だと思います。津山の歴史舞台だというふうに呼んでもいいんじゃないかと思います。観光客にこの舞台に上がっていただいて、空間快適性を楽しんでいただけるようにしなければならないと思います。

 伝建地区選定後は、町家の修景は確かに進みやすくなりますけれども、伝建地区指定があったからといって、なかなか町家の修理修景が進むとは思えません。そこで、以前もやっておったんですけれども、やはり建物所有者との話し合いをしっかりと持っていくことが、非常に重要なんじゃないかと思います。

 町並み保存要綱で町家の修理修景等を行った軒数は、現在87軒に上っております。歴史的な建物が約330軒あるわけですね。ですから、その率を考えましても、非常にまだ低いわけであります。3年後に本当に観光客の皆さん方に喜んでもらえるようにするためには、この修理修景の軒数を大幅にふやしておくということが非常に重要だと思いますので、その点でどう取り組むか、お尋ねします。

 それから、食事どころとかそれから工芸品の実演販売だとかお土産の販売所、この1年間に和食の食事どころとか土産の販売所、雑貨用品の販売所、3店が開店をしました。あさって13日には町家カフェが開店します。そして、勝間田町に人形制作店が1店、開店に向けて今準備中でありますし、それから木工工芸品の製作者が今場所を探しておられます。

 私は6月議会で申し上げましたけれども、あの長い町並み保存地区で5店や6店じゃあ寂しいと思いますし、観光客の皆さん方に喜んでもらえるようにならんと思うんです。そういうことで、少なくとも30店ぐらいは、あそこに店を出るような状態をつくっていかなければならないというふうに思っております。

 共通的にぶつかっている問題が2点あります。確かに資金力がある人は、自分の力で出せる。しかし、なかなか資金力の弱い人は、古い町家を改装しようと思っても非常に大きな金が要るわけですね。このことで、私は市としても一定のやっぱり、勝山や倉敷、倉吉のようにやっぱり応援をしていくべきじゃないかなと思いますし、それからもう一つは駐車場の問題なんです、これもぶつかる。この2点を何としても早急に解決をしていかなければ、こういった店や工芸品販売所等々があそこに店を出すということは非常に難しいというふうに感じますので、この点をどういうふうに考えておられるかということを、とりあえずこの2点、お尋ねします。



○議長(西野修平君)

 都市建設部長。



◎都市建設部長(村上祐二君)

 重伝建地区選定後には、町家所有者と話し合い、修理修景工事を早急に実施せよというような御提案でございます。

 重伝建地区に選定されたならば、国からの財源を活用することが可能となりまして、現在より有利な町並み保存の補助制度にしたいと考えております。議員が御心配のとおり、修理修景工事は建物所有者が行うものでございまして、費用負担も必要となります。制度の利用促進の働きかけを強化していきたいと考えております。



○議長(西野修平君)

 産業経済部長。



◎産業経済部長(光井俊之君)

 まず、城東地区の観光駐車場についての御質問ですが、城東地区全体での観光駐車場のあり方や、現在の城東観光駐車場との関係、あるいは重伝建地区への選定、苅田酒造の整備活用等、検討課題も数多くありますので、地域のまちづくりの中で検討していきたいと考えております。

 それからもう一点、町家の修繕費支援についてでございます。

 外観の修景につきましては、町並み保存事業の活用が可能ですが、内部の修繕については対象となっておりません。そこで、現在中心市街地の商店街で行っている空き店舗対策事業を城東・城西地区でも活用できるよう、現在見直しを行っているところでございます。

 また、町家活用の支援策について、専門家のアドバイスもいただきながら、歴史まちづくり推進室とともに先進事例の調査なども行い、具体的な出店支援策について研究していきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君)

 商店街の空き店舗対策のことに触れられたんですけれども、私はそういうことを言よったんじゃ、もう先の先の話になってしまうわけですわ。現在でも私ども相談があって、店をやろうとした方が一生懸命探したんですけれども、本当に6月の議会でも言いましたけれども、屋根に穴があいとって、雨が降ったらだあっと流れ込むようなところが多いんですよ、古い建物ですからね、もうしょうがないと思うんですけれども。そういう建物がほとんどと言うちゃあいけませんけれども、構造材はしっかりしとんですよ。だから、それ以外のものが非常に老朽化しとる。ですから、2人の方がもう諦めて、もうよそへ逃げられましたわ。惜しかったなと思うんですけどね。

 だから、何とか早くそういう支援制度をつくって、せっかく厳しいこういう状況の中で店をやろうと、観光振興にもひとつ貢献しようと、こういうふうな方がいらっしゃるわけで、私は本当に早急に制度をひとつつくっていただいて、前に進められるようにしていただきたいなと思いますんで、これは要望にとどめておきます。

 さて、10月1日から3人が、全員じゃないですけれども、一応3人のスタッフが決まります。チーフは決まって、あとの2人が公募をかけとんですけど、現在28人の方が応募に応じられて、近々のうちにその2人を支援員に充てていかんといけんのですけれども、なかなかこの事業をやろうと思うたら、本当に大変だと思うんですよ。本当にやる気がある人、熱意のある人、そういう人だと私は思います。

 しかしながら、何分にも初めての人なんですよ。津山の観光についてはほとんど御存じないとか、一部を知っとるという方なんで、この方に何をやっていただくんかと、どうやっていただくんかということを十分に話をしとかんと、なかなかこれは前へ行かんのじゃないかなというふうに思うんです。まさに観光産業というのは総合産業なんで、今話があった建築も文化もいろんなことが絡んできとるんですね。ですから相当話し合いを持って、ひとつやる必要があると思うんです。

 そこで、10月早々に関係部とか観光協会とか、城東地区や山下の町内会長さんだとか、観光に携わっとる方々に寄っていただいて、ひとつ方針をそこで具体的に決める場を持ってほしいというふうに思います。

 それからもう一つは、全体を把握、掌握、指導監督をしていくのは、どこの部の誰かということをはっきりしていく必要があると思うんです。この方は任期が2年半ですからね。2年半過ぎたら任期が切れるわけですから、そういう点でどうするんかという、この2点についてお尋ねしたいと思うんです。



○議長(西野修平君)

 産業経済部長。



◎産業経済部長(光井俊之君)

 まず、1点目のことでございますが、3人の10月から雇用する方々につきましては、確かに津山市の観光ということでは素人の方がなると思います。ただ、私はこの3人の方に新たな発想を期待しております。そういう意味では、1人決まっているリーダーとも話をしましたが、かなり斬新な発想を持っておられる方ですので、そういう方には観光を考えていく上で適切だと思っておりますので、あと2名の方は近々に決まるでありましょうが、やっぱりそういう方にも新たな発想を持って、この観光ということに取り組んでいただこうかと思っています。

 大きな目的は、やっぱり着地型の観光商品を今後開発していくと、この2年強の間でそういったものを3人が中心となって、特に城東地区なんかにもしょっちゅう出向いていただいて、そういった商品を開発していくということを大きな目標としておりますので、そういう意味では早急に津山市の観光について勉強していただきながら、先ほどおっしゃられた関係者との懇談会的なものを頻繁に開きながら、早くそういったことに取り組めるように私どものほうとしては指導というか、させていきたいと考えております。

 当面は、これは厚生労働省の委託事業、雇用創造事業でやりますので、一義的な監督は私のほうの定住推進室になりますが、ここには当然観光商品の開発ということですから、観光振興課もかかわって、恐らく両課でこの3人、もう一人、今度は全般的に管理をする指導員もおりますので、合計4人の、そして観光振興課と定住推進の職員、こういった体制で、今議員さんが期待されているような事業は遂行していきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君)

 了解しました。私らも観光振興議員連盟が先般設立をされまして、この議員連盟、全議員なんですけれども、皆さんしっかりと応援されると思います。私も応援をしていきたいというふうに思いますんで、必ずと言ったらいけませんか、3年後には、3年以降にはひとつ、2016年以降には本当に100万人が、あっちやこっちの観光客を集めて100万人でなしに、実質そこに100万人が来ると、観光拠点に、来ると、こういう状態をつくり出していただきたいというふうに思います。

 以上で観光については質問を終わります。

 次に、学校教育について、まず学びの共同体なんですけれども、どねえいうんですか、これ本当にこれを正面に掲げてやるということが、今のさまざまな学校の困難を突破できるというふうに思っとんですよ。先ほど教育長の話、どうも効果的な取り組みの一つであるというふうにおっしゃったんですけれども、どうもそうじゃないと思うんですよ。それは私も全国の状況やら、学校へ行ったり研究会も行ったりしたり、それからインターネットでいろいろ調べたりする中で、もうこれ以上のすぐれた学校改革論というのはないと思っとんですよ。しかも、今のさまざまないじめや不登校や暴力や問題行動、これが本当に激減する、あるいは全くなくなる。それから、学力の向上、それから学力の格差が急激に縮まっていく。私は、これ以上のこういうような結果を出すような理論というのは、日本にはないと思うんです。

 私は、津山市の教育委員会として本当にこれを真正面に掲げて、津山の学校をよくすると、子供が本当に津山の学校に来てよかったなと言えるような学校づくりをやっていただきたいと思います。

 そこで、この間、中学校の先生や小学校の校長先生とお会いしたんですけれども、こう言われるんですよ。確かに一つ一つの学校でやっとるところもあります。じゃけど、やっぱりやるについては全市でやってほしいと。そうすれば、やりやすいという面が1つと、人事異動がありますから、1つの学校でやりょっても、人事異動で3年したらかわってくる。かわってきたら、また初めから学びの共同体についてその先生にちゃんと入門教育というんか、やらんといけんのですね。そういうことを考えますと、やっぱり全体でやったほうが効果があるし、それから切磋琢磨もできると、研究もできると、いい学校があれば、そこにすぐ見に行けると、こういうことになるわけで、ぜひ36の小・中学校で全部でやるようにしていただきたいというふうに思うんです。

 それで、やり方なんですけれども、教育長さんが言われるように押しつけじゃいけんと思うんですね。押しつけじゃいけんと。しかし、待っていたんじゃあ、事は前へ進まんと思うんです。そこで、提案なんですけれども、1つは全部の小・中学校の先生を文化センター、600人はおりますからね、集まってもらって、それでこの研究者の佐藤学さんとか、それから学校長をされとった佐藤雅彰さんとか来ていただいて、講演会をひとつやってはどんなかと。校長さんとの話の中で、よく知っておられる方がおられます、やっておられる方もおります。知識、言葉は知っとっても、内容は全然知らん人もおります。ですから、ひとつ最近の情報も含めて、その先生に来ていただいて講演会をやっていただくということが1つ。

 それからもう一つは、この学びの共同体で取り組もうという学校に対しては、教育委員会としてしっかりと応援をしていこうと。例えば視察費用だとか、それから講師の招聘だとか、研究会だとか、そういったことをやるに際しては、ひとつ教育委員会としてはしっかり応援していこうと、こういうことをやってほしいし、そういうメッセージを発してもらいたいと思うんです。この点についてお尋ねします。



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 久永議員には本当にいろいろと御指導いただいておりまして、感謝しております。

 学びの共同体理論は、多くの学校で既にもう実践されておりまして、学力のみならずさまざまな問題の解決に対しても成果を上げているということは十分認識しております。現在、津山の学校におきましては、おのおのの学校課題に応じて校内研究テーマを設けて、教職員で共通理解を図りながら研究を進めておるところであります。教育委員会では、各学校のニーズにより講師招聘の支援をしたり、市内外の講演会の情報提供をしたりしております。学びの共同体の専門家による講演会の開催についてでありますが、教育委員会としても今後研究をしますとともに、学校のニーズを把握しながら検討してまいりたいというふうに思います。

 また、学びの共同体に取り組む支援でありますけれども、津山市教育委員会といたしましては、学びの共同体を含めて学校課題に応じた校内研究の推進に対し、予算の範囲内において、先進校視察でありますとか研究会開催における講師招聘等の支援を、今後とも続けてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 27番、久永良一君。



◆27番(久永良一君)

 講演についてはちょっと研究するというような答弁だったんですけど、ちょっと歯切れが悪いなと思うんです。先ほど申し上げましたように、やっぱり学校長さんや現場の先生方にこの理論を知っていただくと、まず。情報を教育委員会から発するということをやっても、私は押しつけにはならんと思うんですよ。押しつけにはならんと思うんですよ。難しいことではありません。現にこの13、14、佐藤学先生が岡山の小学校に2日来られますわ。ちょっと電話して、来てくださいと、内容を話をしてくださいと、それでいいんですから。そういうことをどうしてできんのかなと、不思議で不思議でかなわんのですけれども、再度答弁をお願いしたいと思うんです。

 それから、中高一貫校なんですけれども、いろんな懸念の話がありますね。例えばリーダー的な児童が抜けるとか、受験競争が低年齢化するから、それはそうなんですけれども、この懸念が改善されるんでしょうか、この中高一貫校というものは。残りますよ、これは。どう改善されるのか、教育委員会としての見解を示していただきたいなというふうに、とりあえずそういうことで。



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 先ほどの学びの共同体の専門家の招聘ということでありますけれども、私も含めて津山市の教職員でしっかり理論に学びながら取り組んでいきたいというふうに思っております。近々佐藤さんが岡山へ来られる研究会には、指導主事も参加すると言っております。しっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 中高一貫校の懸念される課題の改善についてでありますけれども、特に受験競争の低年齢化という問題につきましては、中高一貫校の子供たちの選抜につきましては、試験ではなく適性検査を行うということになっております。この適性検査というのは、単に学力を問うのではなくて、小学校で身につけた力を総合的に活用しながら、身近な素材をもとに課題を発見し、解決する力等を見ることを狙いにしているというふうに県教委からは説明を受けております。選抜に当たりましては、受験競争の低年齢化に拍車をかけないように、また適性検査に加え、調査書や面接などにより総合的に判断するなど、選抜方法等を工夫して実施されるものというふうに聞いております。

 また、リーダー的な児童が抜けるということにつきましては、入学者選抜によりどのような生徒が選抜されるかにもよりますが、津山市におきましては次代を担う生徒を育成するという考えに立って、津山市並びに県北地域に貢献できる有益な人材の育成に努めてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 27番。



◆27番(久永良一君)

 リーダー的な児童が抜けることは間違いないんですよ。この間県教委が学力テストを発表したでしょう。一番下の欄に県立学校の成績があった、正答率のあれがね。津山なんかと30%違うんですから。ということは、リーダー的な子供が抜けとんですよ、もう。

 それからもう一つは受験競争、適性検査と言われましたけど、もう受験競争なんですよ。これに向けて、今東京でもどこでも、もう中高一貫校に入るための塾が盛んに行われたりしとるんですよ。だから、低年齢化することはもう間違いないんですよ。今、中央教育審議会もこういうような適性検査はだめじゃと、本当の選抜試験をやろうじゃないかということを今言い出しょんですよ。そうなってくると、本当に受験競争が低年齢化して、小学校の6年生でお受験、受験競争と、こういうことになることは間違いないと思うんですよ。

 私は、津山市の教育委員会として、子供の成長にとって私はようないと思うんですよ。反対していただきたいし、それから教育委員会が言うとおりの地域で育てると、子供を。県立高校、中高一貫校ができたら、その学校は別なんで、地域と一体にならんのですよ。津山市の教育振興計画と違うじゃないですか。その点についてお尋ねしたいと思うんです。

 それから、35人学級なんですけれども、この間県の教育委員会の教職員課と話をしまして、中学校、小学校でもそうですけれども、担任すると、習熟度別学習の教員を担任にすると、そうした場合に、今加配されてる教員を使う、このことについて県教委はああじゃあ、こうじゃあ、これはいけん、あれはいけんと言いんさんなというて電話しときました。どうするかわかりませんけれども、ああそうですかって言ようりましたけれども、とにかく今の加配教員、津山市の税金使わんでも、加配教員がおるんですから、正規の、その教員を使って、小学校も中学校全部35人学級できるんですから、おつりが来るんですから、そのおつりを使って30人学級すりゃあええんですよ。どう考えとるか、お尋ねします。



○議長(西野修平君)

 教育長。



◎教育長(田村芳倫君)

 中高一貫教育校は、地域社会を分断し、共同性を破壊しているというふうに思わないかということでありますけれども、これまで津山市内の小・中学校は、地域の学校として地域に根差し、支えられ、地域に開かれた学校として大切にしていただいておりました。新たに中高一貫教育校が設置され、子供たちが選択を迫られるということになれば、子供や親や地域の人間関係に影響を及ぼすという指摘がありまして、そのことは危惧しているところであります。

 また、加配教員についてでありますけれども、少人数指導とかあるいは生活指導など、現在その目的に応じた加配となっております。現時点ではその活用にはかなり縛りがあるというのが事実でありますけれども、基本的には各学校の課題に応じて配置されております。しかしながら、弾力的な運用が認められている部分もあり、35人学級については県下に先駆けて市独自での活用を積極的に行っております。さらなる弾力的運用並びに35人学級の実施について、今後も本市の各学校の実態を把握し、独自の弾力化を進めるべく、県教委と協議してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 27番議員に申し上げます。もう時間がございませんので、簡潔にお願いします。



◆27番(久永良一君)

 はい、わかりました。

 少人数学級については、いろいろ言うとんですけど、県教委や文部省の判断で弾力的に運用できるんですよ。ですから、もうとにかく早く県教委と話をして、来年度からひとつ全ての小・中学校で35人学級やるという交渉を、ひとつ始めていただきたいということです。

 それからもう一つ、少人数指導については、私はだめだと思います。これももうやめてもらいたい。やめて、担任に振りかえるようにしていただきたい。このことを申し上げて、質問を終わります。



○議長(西野修平君)

 以上で27番、久永良一君の質問を終わります。

 次の質問を許可いたします。

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君) 〔登壇〕

 8番、山田でございます。

 3点、質問に入る前に、少しこの夏の感想を申し上げておきたいと思います。

 この夏は、私ども久米山ふれあいロッジに、ふくしまっ子元気回復事業による親子47名の方をお迎えし、十数名の地元ボランティアの方々とともに参加し、貴重な体験の2週間を過ごしました。行事としては、絵本の読み聞かせや農業体験、さらには自家製プールでの水遊びはもちろんのこと、生き物調査を兼ねた川遊びや、竹細工、座禅体験まで大変喜んでいただきました。

 大世帯でございますので、送迎することも大変でしたが、何とか手配ができました。また、防災無線により物心両面の御援助をお願いしたところ、大勢の方の御協力をいただき、滞在中の食材はもとより、幾分の食材仕送りをすることもできました。

 御家族の話によりますと、子供たちの外遊びは常にマスクを使用する、また洗濯物は室内で干す、子供たちの食べ物は地元野菜は食べさせないなどの話がございました。あちらでは日常の生活すらストレスや不安の中で過ごされていることがよくわかり、また子育てをするたくましい母親の姿を見ることもでき、安心をいたしたところでございます。

 また、地元小・中学生との触れ合いや手紙による交流もできました。お別れの際には、こちらに住んでみたいと涙ながらに感謝の言葉をもらい、ボランティアの皆さん方も感激をしておられました。ふくしまっ子元気回復事業の主催者に対し、貴重な体験をさせていただきましたことに感謝を申し上げておきたいと思います。

 それでは、本題の3点に移らせていただきます。

 まず第1点目は、皆さん待望の企業誘致でございますけれども、久しぶりに院庄工業団地に立地する大型企業の新築工事、これの着工おくれについてお聞きをしておきたいと思います。7月着工予定と聞いておりましたが、なぜ着工がおくれているのか、どこに問題が発生しているのかをあわせお聞きをしておきたいと思います。

 A社に対して国の助成金が出るそうですが、理由は、そして期限はあるのかもお聞きをいたします。

 着工がおくれるというようなことが起きますと、今後の市内企業誘致の障害にならないのかもあわせてお聞きをいたします。

 第2点目は、農林業振興策についてでございますけれども、3月の本会議におきまして質問をいたしておりますが、都市部への野菜販売戦略、アンテナショップは検討をしていただいているのか、市長の答弁が当時前向きであったと思いますので、どこまで話が進んでいるのかをまずお聞きをしておきたいと思います。

 それから、2年4カ月もの間、ほとんど進展のない岡山県の北部試験場跡地活用について、平成22年4月に地元対策委員会が設置されて以来、当局の指導のもとに検討がなされてまいりました。一体この時期、払い下げの状況はどのようになっているのかをお聞きしておきたいと思います。

 最後に、新エネルギーについてでございますけれども、昨年6月議会での市長の脱原発発言がございましたが、そういった発言からすると、代替エネルギーを積極的に活用することになると思いますが、その後具体的にどのように庁舎内で検討されてきたのかをまずお聞きしたいと思います。

 答弁によりまして、一問一答で質問をさせていただきます。よろしくお願いします。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 市長、登壇。



◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕

 山田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。

 着工おくれの原因は何かと、こういうようなことでございます。

 この問題につきましては、企業内の問題として理解をいたしておりますので、本会議におきまして議論は行うべきでないと、このように判断をいたしておるところでございます。

 先般もその会社のほうにお邪魔をいたしたんですけれども、どういうことですかと、この質問の趣旨はどういうことですかということを逆に私のほうが問われたんですね。ですから、当然質問されるんですから、恐らく質問者の方については、会社のほうに事前にこういった問題についてはいろいろお聞きおきしておったんではなかろうかと、こういうふうに思うんですけれども、先ほど私が言いますように、これは企業内の問題でございますから、お答えは申し上げる必要はないと、このように考えておるところでございます。

 なお、あえて申し上げるとするならば、現在請負業者と工事着手に向け最終的な協議をしておるんですよと、こういうことのお話があったということを申しておきたいと思います。

 次に、国の助成金の概要について御説明をさせていただきたいと思いますが、この国の補助金というのは、国内立地推進事業費補助金だろうというふうに理解をしております。この補助金については、企業の国内における立地環境の改善を図りつつ、国内への新たな投資を促進しながら、雇用を維持、創出することを目的とした、国の経済産業省が直接所管する補助金でございます。

 なお、同補助金における事業の完了期限につきましては、平成26年度末との報告を担当部署より受けておるところでございます。

 最後に、市内企業誘致の障害にならないかと、こういうことでございますけれども、逆に私のほうから言いますと、こうした問題がこの議会に出るということにつきまして、やはりこの津山の企業誘致はどうなっておるのかなと、こういうことで逆に不安を与える要因になると、このように考えておるわけでございまして、したがいまして他の企業への障害になるということは全くないと、このことを明らかにいたしておきたいと思います。

 次に、都市への販売戦略についてでございます。

 市の外郭団体でございますつやま新産業創出機構によりまして、東京で開催される見本市にほぼ毎年出展をいたしておりまして、関東を中心としたバイヤーに対しまして、津山市の農産品、ニューピオーネであるとか巨大胚芽米はいいぶきであるとか、特産品などのセールスを行っておるところでございます。また、現在岡山県が主催をしておりますアンテナショップの研究会にも参加いたしておりまして、その中でアンテナショップのメリットあるいはデメリットについて、現在協議検討を行っておるところでございます。

 それから、昨年6月議会での脱原発発言後の具体的な検討についてでございます。

 津山市では、自然豊かな環境共生都市の実現を目指しまして、平成19年に環境基本計画の改定を行いまして、省エネルギーを推進し、化石燃料や原子力発電への依存を減らすために、再生可能エネルギーの普及を進めてきておるところでございます。

 私が就任した後に、平成22年度に重点施策といたしまして住宅用太陽光発電システム設置補助金制度を創設いたしまして、再生可能エネルギーの普及を図っておるところでございます。また、東日本大震災の発生後には、再生可能エネルギーの普及に一層力を入れなければとの思いを強くいたしておるところでございます。脱原発依存を進めるためにも、国の取り組みを注視しながら、本市で取り組むことのできる施策について関係の部署で検討を進めておりますので、内容については関係部長のほうからお答えを申し上げたいと思います。

 以上でございます。〔降壇〕



○議長(西野修平君)

 環境福祉部長。



◎環境福祉部長(和田賢二君)

 再生可能エネルギーの普及についてでありますけれども、住宅用太陽光発電システム設置補助金制度を創設した以降に検討しております取り組みといたしましては、公共施設などを活用した太陽光発電設備の設置について、現在検討を行っております。また、庁舎の空調機器の更新、住宅用太陽光発電システム設置によるCO2排出削減量を活用しました国内クレジット制度について研究をいたしております。さらに、久米山を岡山県のメガソーラーの候補地として登録しておりまして、誘致促進に取り組んでいるところであります。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 私からは、北部支場跡地の無償・有償譲渡の協議動向についてでございます。

 岡山県は、本市に対しまして跡地全体を一括かつ有償での譲渡を求めておりまして、本市におきましては、公益を目的とした利用を念頭に、跡地全体の無償による譲渡を基本方針として、現在も粘り強く協議を続けているところでございます。

 北部支場跡地の譲渡につきましては、周辺地域の皆様を初め農業関係者等の関心も非常に大きい、こういうことから、地域農業の振興につながるよう適切な対応を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 ありがとうございました。

 まず、1点目の院庄工業団地に立地する企業の新築工事のおくれについてでございますけれども、私どもが、まずその前に、市長がおっしゃられるように本来民間企業の話ですから、私も口を出すべきではないと思いましたが、しかしなぜ7月着工がおくれているのか、そしてまたこれには国の補助金も出るというふうなことで、まんざら行政としても議員としても知らない顔もできないだろう、そして市民の最大の願い、課題になっていることは、まさにこの企業立地そのものであろうということで、何とかこれを市民の期待に応えるためにも、ぜひ当局、議会ともどもに取り組んでいかなければ、これがひょっとしたら逃がした魚は大きいぞというようなことにならないか心配という思いで、取り上げてまいりました。

 そこで思い出すのは、さきに南小学校の入札においてもジョイントが組めずに、2回も入札が流れたといったこともございます。今回も仄聞しますと、元請業者は決まっているが、下が決まらない、決めれない、いろいろな情報が流れてきます。そういったことがこの津山の地で起こると、これがおくれることによってますます、それでなくても県北の地に行くのは難しいという状況も流れている中ですので、ぜひ議会、執行部ともどもにこういったことを強力に推し進めていくという意味で、取り上げをさせていただいております。

 私どもは、実はA社につきましては、久米の産業団地に来る予定になっておりましたが、県との交渉決裂で、その後院庄に、市長頑張られたんでしょう、回りました。大変喜んでおるところなんで、まあ取り上げる、取り上げんは問題じゃなしに、ぜひ市長のいろいろな関係するところへの説得、指導のもとに、ぜひ早急にこの立地、着工をなし遂げていただきたいとお願いをしておきます。

 それでは、2点目の農林業振興策を問うということで、2点目に入らせていただきます。

 今、市長のほうから、まず1点、都市への販売戦略についてということでお答えをいただきました。現在、先ほどおっしゃられた関東圏へのショッピングであるとかアンテナショップへの研究会に参加しておるというようなことでございますけれども、この中国道沿線を西から東まで見てみますと、県内、西は阿哲、それから真庭、津山を飛んで美作、もう既にアンテナショップが大阪へ設置されている、試行的にやられている、そういった状況の中で、JAつやま管内、津山市、ここだけが外れているんですよ。

 過去の失敗例も多々あると思いますけれども、当時とは既に状況が全然違っている。やめられた市議さんもおっしゃられたと思いますけど、食は命であるとか、農村部には農林業しかないんだと。こういったことを本当に積極的に取り組んでいくのであれば、一つの販路を大阪に求める、またこちらに来てもらうといったことも必要な施策になってくるんではなかろうかと思います。ぜひもう一度お答えを願いたいと思います。

 それにつきましては、あわせてJAまたは直売所、販売ネットワークを中心とした生産販売戦略に取り組んでいるかどうか、その辺につきましてお聞きしたいと思いますし、それから先ほど申し上げた阪神圏への直売所設置へ向けて、圏域の、圏域といいましてもJAつやま管内であれば久米南、美咲、津山、鏡野、こういったところの首長会でのやろうじゃないかといった話し合いが持てないものであろうか。

 そしてまた、私ども圏域議員の有志は既に10名ちょっとですか、勉強会を立ち上げております。

 そしてまた、JAの理事さん方も、6月の総代会でもございましたけれども、おい、農協は何を組合員にしてくれているんなら、農協理事は何をしたんならと、一人ずつ答えてくださいというような厳しい質問が出ておりました。そうした中で、最近聞きますと、農協の理事会でも勉強会を持って、これをいろいろな件で勉強をしていくということも申されておりますので、難しいこととは思いますけど、この阪神圏への直売所設置に向けて首長会の立ち上げ、圏域議員、JA理事の勉強会の立ち上げ、あわせてお答えを願いたいと思います。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 山田議員の再質問でございます。

 実は、着工おくれの関係について再質問がございました。

 先ほど答弁いたしましたように、民間企業のことでございまして、何らさいばってくださらんでもよろしいんじゃと、こういうことを言われるんですね。私もそのとおりだと思います。したがって、先ほど言いましたように、議員がこうした場で企業誘致の問題について、いろんな問題があるとあるということを公式に言われたら、他の進出してこようかと、こういうような企業が不安になります。はっきり、こんなことはもう少し精査して質問していただきたいなと、こういうふうに思いますよ。

 それから、全く問題ないと、こういうことを会社のほうが言われておるんですから、行政として何を指導して何を説得するんですか。全くそういう余地はないということをはっきり申し上げておきたいと思います。

 農業問題については、担当部のほうから答弁をさせてもらいます。

 以上です。

              〔「反問権せえ、反問権」と呼ぶ者あり〕



○議長(西野修平君)

 ちょっと待ってくださいよ、マニュアルで間違いないように言いますからね。

 その前に、産業部参与に答弁がありますので、それが答えてからにしますから。

 産業部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 JAあるいは直売所販売ネットワークを中心とした販売戦略についての御質問でございます。

 3月に完成をいたしました津山市農商工連携推進計画におきまして、その販路拡大や関係者間のマッチングを目的とした津山市独自の流通システムの構築に現在取り組んでいくこととしております。その推進団体にはJAも参画をしておられますので、関係者間で連携した生産から販売に至る仕組みづくり、こういったものをまずはつくってまいりたいと考えております。

 また、直売所設置に向けた勉強会の立ち上げについてでございますけれども、阪神圏への直売所設置に向けた勉強会につきましては、複数の自治体がかかわる直売所を実際に設置、そして運営するには、主体あるいは仕組み、そして費用負担あるいは責任の所在等さまざまな課題が想定をされます。現時点におきましては困難なことだと思われますけれども、ただし圏域の自治体あるいはJAなどが一体となって、その情報交換をされて、情報発信をしていくことは大変重要なことだと考えております。今後そういった取り組みをますます研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

  〔市長宮地昭範君「議長」と呼ぶ〕



○議長(西野修平君)

 反問の申し出がありますので、これを許可いたします。



◎市長(宮地昭範君)

 それでは、私のほうから反問をさせていただきたいと思います。

 議員がいろいろ質問されたんですけれども、これはあくまでも会社のほうに足を運ばずに、想定の範囲で質問をされておると、このように理解をしておるわけでございまして、全く事情がわからないまま質問されると、こういうことでございまして、私先ほど言いましたように、このことが本当に企業誘致で津山のほうに足を運んでやろうかと、こういうような企業に対して、この発言、きょうのこの質問の内容が非常に障害になるというふうに私は理解をいたしておりますけれども、そのことにつきまして、そんなことは関係ないんじゃと、あくまでも私は議員だから何を質問してもいいんだと、こういうような思いがあって質問されておるんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 8番議員の答弁を求めます。

 8番。



◆8番(山田誠君)

 はい、わかりました。市長のおっしゃることも一理はあると思います。けれども、私は私なりに、例えば会社の中は役員だけではありません。また、元役員もおられますし、それから鳥取県のほうもあるわけです。そういったところからの情報を挟んで、総合的に判断し、質問に取り上げました。

 そしてまた、市長の指導を仰いでおるのは、元請は市内の下請を使うということを言われておるわけですから、それであるならば、余計私は建設業界、また関係するところ等へのお話、こういうことも必要になってくるんではなかろうかと思い、ここに取り上げております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 以上で8番……。

  〔市長宮地昭範君「議長」と呼ぶ〕



○議長(西野修平君)

 この反問権は1回限りということになっておりますんで、これで反問、その答弁におきましても終わらせていただきます。

 それでは、もとへ返って、8番議員の質疑に戻っていただきます。再質問でしょう。

  〔8番山田誠君「ちょっととめといてよ」と呼ぶ〕



○議長(西野修平君)

 いやいや、それはもう……。

              〔「もう終わったんじゃろ」と呼ぶ者あり〕



○議長(西野修平君)

 はい、質疑に戻っていただきます。

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 それでは、産業のほうで引き続きましてお願いします。

 部長の御答弁もございましたけれども、私はやっぱし、何遍も申し上げますけれども、先進地のいいところを取り入れて、後追いでもいいから事業を展開していく。本来は先見性を持って農業の展開を図るべきで、ぜひよその成功例や失敗例、もっと深く探求して、津山の産業自体が主体的にこれ何をやるというところを深く研究していただきたいんですよ。それについて、はい。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 他所の成功例あるいは失敗例をもっと深く研究してはどうかと、こういったお尋ねでございます。

 現在、美作市が箕面市に設置をしておられます直売所の売り上げが、年間約5億円を超えていると、そして美作市がその直売所の土地の賃借料あるいは農作物の輸送費を負担をしておられまして、それがざっと年間数千万円支援を行っていると、そういったことは情報として持っております。

 今後もこのような先進地あるいは他所の情報は極力得てまいりたいと考えてもおりますし、また津山市の農作物の生産状況も十分調査もし、また農業者の所得向上にも寄与されることですから、そういったことや生きがいづくり、ひいては生産者の生きがいづくりに行き着くんでありましょうから、そういったことへの効果も十分考慮をしながら、今後本市としての取り組みについて鋭意研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 アンテナショップの問題については、今産業部参与が言ったとおりでございます。

 実は、これは反問権でも何でもないんですけれども、何か業者の関係で下請を私が指示したようなことを言われましたんで、これは全くそういう事情はございませんので、誤解のないようにお願いします。私が業者に対して、元請に対して業者をどうこうというようなことになっておりませんし、誤解のないようにひとつ、こういう場ですから、とんでもないことを言わんようにしてください。

  〔8番山田誠君「とんでもないことを……」と呼ぶ〕



○議長(西野修平君)

 静かにお願いします。

 もう静かにお願いします。

 答弁者に申し上げます。一問一答方式でございますので、先ほど8番議員が申された質問に対しての答えをお願いいたします。

 それでは、8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 ちょっと休憩、その前に。

 言うてないことを自分で理解しとんじゃ、とんちんかんなことを。



○議長(西野修平君)

 ちょっと申し上げます。そのことは私が……。

              〔「議長が決めるんで、議長が」と呼ぶ者あり〕



○議長(西野修平君)

 忠告を答弁者にいたしましたんで、続けて再質疑をお願いいたします。

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 それでは、引き続きまして、それで先ほどまで申し上げてまいりましたが、販売戦略、参与のお考えも聞きました。そうした中で、市長も申されておりましたように、農商工連携と相まってということでございますけど、その辺農商工との絡み、私は農商工連携基本計画書を見ると、この中には阪神圏へのアンテナショップをするとかなんとか、現在のところないんですが、そうした方向に発展性が見出せないものかどうか、その辺もあわせて御答弁をお願いします。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 販売戦略と、それから農商工連携の絡みと申しますか、リンク性についての御質問でございますけれども、計画におきましては、農商工連携を推進することで、ひいては産業の活性化、また地域の振興を図ると、こういったことを目的としておりますので、地域でそういった活動が盛んになって、販路拡大の必要性が生じた場合については、都市部への販売も一つの方法として検討してまいりたいと考えております。

 ただ、農商工連携推進計画は3月に完成したばかりでございまして、当面の間は地域全体の取り組みが活性化することにまずは重点を置き、まず足元を固めたいと、そういうふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 参与のおっしゃられるように、足元を固めるということが一番だということはわかります。しかし、お答えの中に、販路の拡大をする必要が生じた場合は、販売方法の一つとして検討したいという答弁でございますけど、圏域議員の勉強会に、主に専業農業者の方を招き御意見を聞きました。そうしますと、圏域需要の飽和状態を踏まえ、圏域外の販路の確保を望む意見が圧倒的になってきております。また、販売戦略を描くとき、これまでにも力を入れてきました、午前中も出ておりましたが、津山の特産品、これを目玉商品として販売することも考えられますので、力を入れていただきたいと思います。

 今ベストセラーとなっている羽咋市の産業課長補佐の言葉をかりると、幾つもの、産業、教育、福祉、答申書、幾らでもありますよ、答申書、計画書ができておりますが、本当にそれが実行できておれば、次々の施策が進んでいるんですよ。それが幾ら計画書をつくってみても進んでいない、そういう状況があるんですが、もっと臨機応変にステップを踏んで、計画倒れにならぬように、現場の意見を大事にして頑張っていただきたいと思います。

 そこで、突然ではございますけど、市長、まあ私どもは大阪、宝塚、あちらのほうのアンテナショップにも見学に行ってまいりました。ぜひこの作州の津山の農産物をあちらに売ろうと思うんでしたら、現場へ、現地へ出向いて視察も考えていただく、こういうことにはなりませんでしょうか、お願いします。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 山田議員の質問でございますが、今の質問は非常にまともな質問だと、こういうふうに思っておりまして、私自身もそのことは考える余地はあると、このように考えておるところでございます。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 次に、足場を固めなければ、よそに打って出れないということでございます。今まさに学校給食の問題が1つ決着をいたしまして、4つのレーンを使って給食を準備するというようなことになっておるようでございますけれども、そういうことで、そこまでは聞いているんですが、もう少し詳しく、学校給食にこの農産物をどういうぐあいに取り入れていくのかということをお聞きをしておきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 学校教育部長。



◎学校教育部長(今井元子君)

 それでは、給食にどのように地元の産物を取り入れていくのかというお尋ねでしたが、私のほうは給食を提供する立場でございますので、その立場としてお答えをいたします。

 学校給食の食材として、津山産の食材を優先して使用するということは、従来からずっと申しておりますように変わっておりません。今後もその考え方を変える気もございません。

 自給率向上のための関係課による検討会議というものを開催しておりますけれども、その中で教育委員会からも、いつ、どんな野菜がどのくらい必要というような分析も行っておりまして、この数値をもとに、今後生産者やJAつやま等に生産量の拡大をお願いをしていきたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 まあ大体どこでも聞くような答弁なんで、そこで1つお願いをしておきたいと思います。

 この圏域内に、県民局が掌握されとるのはここでは8直売所ですが、そのほかにもまだたくさん小さいのがありまして、50近くありますか、そういったところに出されている方々は、最初はそれは小の方でも、3年、5年とたちますと、また中には最初からそれに合った方たちもおられます。その中には定年退職者はもちろんですが、途中やむなくリタイアをされた方々もおられるわけで、そういった方々が専業農家並みに育ってきておられる方々もありますので、ひとつ契約栽培、子供の数こそが契約栽培の対象になろうと思いますんで、その辺もあわせてお考えの中に入れておいていただきたいと思います。それを申し上げまして、次に移りたいと思います。

 さて、こういったことをしていく中でネックとなりますのが、野菜が品薄となる冬季の生産対策についてでございますけれども、ハウスの補助制度等をいろいろ考えられておられましても、応募者がなかったということで、結論を言ってしまいますけれども、そういう中で申し上げておきたいのは、先般新クリーンセンターの計画の説明がなされました。御質問もいたしましたけど、その中で温排水の利用もできる。量の確定はおっしゃられませんでしたけれども、こういった温排水を使いましての野菜生産、地元での野菜生産をし、そして冬場対策の一つとして各所に配るというようなことも、一つの知恵ではなかろうかと思いますので、この品薄対策としてぜひひとつ取り上げていただくようにお願いしておきたいと思います。答えの次を言いましたんで、省かせていただきます。

 それでは、この農業振興につきましてのまとめとしまして申し上げておきたいと思います。

 JAつやま管内の議員勉強会での生産者の多くの要望は、圏域需要の飽和状態を踏まえ、圏域外への販売拡大を望んでおられます。美作市の箕面直販所では5億5,000万円、真庭市は8月から高槻市に試行的に販売所を設置しておられます。阿哲も含め、中国自動車道沿線でアンテナショップのないのは、残念ながら津山だけとなっております。津山市も周辺や農協と連携し、ステップを踏んだ戦略、津山の特産品を目玉とした直販店づくり、出店市との交流や防災協定の締結など、幅広い交流もできていくことだろうと思います。

 私たちは、農林業の振興は周辺に学べと合い言葉に勉強を重ねてきておりますが、生産者は所得確保はもとより、ここが大事なんですよ、野菜づくりは人づくり、仲間づくり、健康づくりということで励んでおられます。地域発展のために、ぜひ早急に取り組んでいただくことをお願いいたしておきます。

 それでは次に、北部試験場跡地払い下げの状況はどのような状況になっているか……。



○議長(西野修平君)

 8番議員に申し上げます。先ほどのことで答弁は要りますか。一問一答ですから、2つ言ったらいけませんよ。初めの前段の質問をいただいて、次になってますから。



◆8番(山田誠君)

 はい、わかりました。



○議長(西野修平君)

 まとめて答弁は要らないんですね。



◆8番(山田誠君)

 よろしい、これはよろしい。



○議長(西野修平君)

 はい、わかりました。



◆8番(山田誠君)

 次の項目に入りますから。

 それでは、北部試験場についての御答弁もございましたが、無償払い下げの方向で県との交渉に臨んでいることは承知しておりますが、市長への報告はこれまでどのようになされていたのか、時間を追って説明をしていただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 北部支場についての御質問でございますけれども、現在北部支場跡地利用につきましては、県と市それぞれの担当部局におきまして、それぞれ担当者レベルとして協議を進めている段階でございます。公益を目的とした利活用、そういったものを念頭に、主眼に、協議をいたしております。

 2年少々時間がかかっておりますけれども、その中で実務者レベルの中で、県と市それぞれ双方がそれぞれ腹の探り合いやら手のひらを見せる、そういった交渉事ですから、なかなか前には、水面上に出ているような成果はまだなかなか見えておりませんけれども、しかし着実に交渉は続けておると、そういった状況でございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 時間の関係で進めさせていただきます。

 そうした中で、よろしい、時間がないんで。そうした中で、市長への報告もなされてきておると思います。ということで、私はこの担当者ベースでの無償払い下げについては、相当無理があるんだろうと思います。そこで、この間2年4カ月の間、市長は県へ足を向けていただいたのか、何回政治的に折衝していただいたのか、それについてのお答えをよろしくお願いします。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 お答えをいたします。

 実は、県に何回陳情に行ったかとの質問でございますけれども、現在進んでおりますのは、政治的な問題というんではなしに、実務的な問題として捉えておりますから、担当者のほうでいろんな条件面での整理を進めておるということでございます。

 それから、先ほども申し上げたと思いますけれども、JAの育苗センターの問題、これらの問題についても、初めは一つのものとして捉えておったんですけれども、やはりそこにはJAのいわば営業活動に資すると、こういうような問題等もございまして、いろんな状況が次々次々変わっておりまして、私どもも本当に今苦慮しておる状況でございます。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 育苗センターのことも仄聞はいたしてきておりました。しかし、それであるならば、平成22年4月に地元に対策委員会が設置され、いろいろ検討されてきた。そして、去年の6月ごろ育苗センターの件も一つの絵となり、そして4億円の予算のうち1億5,000万円は国から、そして1億円は久米南、美咲、津山、鏡野と分配の案までできておった。そういう中での無償払い下げの要請です。ですから、進むことは準備は進んでおったと思いますけれども、市長のおっしゃるように一歩譲って、途中県のそういった計画、営業が前に出ると難しいというようなことがあったとしても、こっからが政治手腕の見せようだと思うんですよ。

 私もいろいろ市町村の市長の動き方、町長の動き方もお聞きをいたしております。問題点になると、やっぱしトップリーダーが出ていって真剣にお願いしないと、らちが明かない、風穴があかないということもございますんで、もう一遍聞かせてください。



○議長(西野修平君)

 市長。



◎市長(宮地昭範君)

 私が足を運んでないことがうまくいってないと、こういうようにおっしゃっておると思いますけれども、私は出るということが政治手腕の見せどころというような認識はございませんので、お答えを申し上げます。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 8番、山田誠君。



◆8番(山田誠君)

 まあ単純明快なお考えで、市長の姿勢ははっきりわかりました。市長はそういうスタイルで今後もいかれるということで、お聞きをしておきます。

 それでは次に、地元対策検討委員会がございますんですけど、これに対して経過の説明はどのようにされてきたのか、また直前の経過説明をいつしたのか、あわせて御答弁を願います。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 地元検討委員会への報告、説明につきましては、事業が、事業といいますか、そういった交渉事が節目節目で進展なり変更が生じたようなときには、適宜御報告は申し上げております。

 直前につきましては、私の記憶ではたしか昨年11月4日だと思いますけれども、そのときに委員会を招集をしていただきまして御報告をいたしました。その内容につきましては、従前津山市は一部の土地についてのみ無償で下さいと、そういったお願いしとったのを、それではもう県との余りにも乖離が大きいということで、一部の土地を今度は全体の利活用計画に直して、全体を利活用計画をいたしますから、無償での交渉に切りかえました、そういった説明を昨年の秋にさせていただきました。

 以上でございます。



○議長(西野修平君)

 8番議員。



◆8番(山田誠君)

 まあ地元の感じは、ほったらかしになっとるということで、まあ地元としても行政を頼るしかないんですから、中島参与、御指導のほうもよろしくお願いします。連携を密にしていただきたいと思います。

 そこで、北部試験場跡地の有効活用についてお願いをしておきたいと思います。

 ひとつ役人的発想でなしに、企業誘致的発想でいっていただきたい。1つは、全国公募をかけてはどうか、また施設が試験場にはたくさんありますから、あれを利用した農産物加工場づくりなど、そういったことでの活用方法を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(西野修平君)

 産業経済部参与。



◎産業経済部参与(中島健君)

 企業的発想でと全国公募でという貴重な御提言もいただいたところでありますけれども、当初の経過から申しますと、そういった農業試験場が廃止になると、そういった話を受けて、まず従来どおり利活用されていた地元の方々が、今後においても従前と同じように利活用がしたい、また県が廃止をして放置をされたら、鳥獣害の被害とか、草が繁茂してヌートリア、イタチ等が闊歩すると、そういったことを未然に防ぐために、市が主体を持って県から無償によって土地を譲渡を受けてくれと、そして従前どおり利活用をお願いしたい、そういった要望を受けての市が主体性を持って現在県と交渉しているわけでございます。

 企業的発想というのはもちろん理解もできますけれども、まずはこういった地元の方々の要望を受けた中で、市としての利活用計画というものを現在想定はしておりますけれども、今後交渉が進んでいく中で正式に策定をいたしまして、実現に向けて努力してまいりたいと、そういうふうに考えておりますし、また現在ある廃止をされた施設、管理棟も含めてでございますけれども、今県に対して全体の利活用計画は出しておりますけれども、その議論の中で関係の皆様とは、管理棟も市で引き受けて、若干の修繕が必要だろうとは思いますけれども、そういった農業の担い手さんの研修の場とか、それからビニールハウスも極力利活用しようと、そういった話の中での県との交渉をしておると、そういったことで御理解いただきたいと思います。



○議長(西野修平君)

 8番議員。



◆8番(山田誠君)

 ありがとうございます。まあ地元としては、あそこは27町歩もありますから、西のまちづくりの拠点の一つとして考えてもいけたらと思っております。

 そして、今まで2年4カ月、無償での話が行ったり来たり戻ったり、尻のない仕事になっとんですよ。その間、農家、農民はあそこで日干しにまではなっておりませんけど、じっと待っとるわけですので、ひとつここらあたりで方針も変えて有償譲渡、こういうことも含めて考えていただきたいと思います。

 それからもう一点、去年の初めでしたか、年商1,400億円の企業が鏡野に関係会社を設立しましたが、そういった関係で、試験場跡地を使わせてください、下さいという話もしましたね。そして、その会社は吉備高原まで見に行きまして、あちらよりこちらがいいという判断までされたが、まずは無償譲渡が先だということで、宙ぶらりんになっております。しかし、まだ可能性は残っておりますから、参与、ひとつ有償譲渡も含めて庁舎内を早くまとめて、頑張っていただきたいとお願いをしておきます。

 次に、新エネルギーについてでございますけど、御答弁がありましたが、早期導入に向け検討しているということでございますけど、今回の一つの期限としては、平成25年3月末日が期限となってきております。そうしますと、公共物の貸し出し、こういったことについて考えてみますと、貸出条件のPR期間や申請書類、手続等をすることを考えますと、今月末までぐらいには貸出条件の制定が必要となってきておりますが、それに対して当局のほうは準備ができておるのでしょうかどうか、お聞きしておきます。



○議長(西野修平君)

 環境福祉部長。



◎環境福祉部長(和田賢二君)

 公共施設の活用などが有効な手段ではないかということで、行政内部の環境政策推進本部などで検討をいたしておりますけれども、現時点では最終的な政策判断にまでは至ってないということで、公共施設の活用方法などの具体的な施策を早急に決定して取り組みたいということは、先ほどの答弁でございまして、具体的な施策の開始時期の期限については、再生可能エネルギーも固定価格買い取り制度では3年間のプレミアム価格での買い取りが決められておりますので、それに間に合うように早急に方針を決定しまして、取り組みの必要があるということは十分理解しておりますけれども、それに向けて最大限の努力をしていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(西野修平君)

 8番議員。



◆8番(山田誠君)

 バイオマスを上げておりましたが、関連がありましたので省略をさせていただきます。

 最後に、私の感想ですが、最近に特に思うことですが、市役所は市民の役に立つところと書いてあります。本当にそうなっているのか、疑問に思っているこのごろです。職員は市内の職場の中では高学歴で頭はよいが、議員や管理職の壁に拒まれ、あちらに動き、こちらに動けば物に突き当たる、すぐに目ん玉を引っ込める、角ややりを引っ込める。まさに市長の言葉とは裏腹に、スピード感のないデンデンムシ行政となっております。何かといえば目玉、やり、角のない状態の職員が見受けられるということです。このような状態では、民間企業であればとうに倒産しておりますよ。元気な職員もおるわけですから、何をという気持ちで頑張っていただきたいところです。

 それでは、なぜそうなるのか。それはトップリーダーに資質がないから、ボトムアップだから時間がかかる、事業資金がないから、知恵がないから、給料が低いから、議員や市民団体がつつき過ぎ、面倒なから、新しい事業を提案すると職員に荷がかかり過ぎ、やっても成果については賛否両論あるから……。



○議長(西野修平君)

 8番議員に申し上げます。時間が来ましたので、簡潔にお願いします。



◆8番(山田誠君)

 はい、もう30秒。まあじっと我慢してお日様西西ゆっくり行くか、受け身の姿勢が蔓延しているように見られます。ぼちぼち定年も近いし、無理はしないで、部下の提案にも、まあ近いうちにはできるがなといなしておいて、本会議で強く攻撃されないよう、時には議員にお茶でも注いでおく。やる気のある元気のある職員もおりますが、大半はデンデンムシの目玉なし状態で、真面目ではあるが元気がない。

 ここで「猛将の下に弱卒なし」という言葉があります。トップリーダーである宮地市長が部下を指導して、市民目線の笑顔あふれる津山にしていただきたいことを切にお願いしまして、終わります。



○議長(西野修平君)

 以上で8番、山田誠君の質問を終わります。

 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。

 次の会議は明12日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。

 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承願います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

                                   午後3時21分 散会