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岡山県 倉敷市

平成14年第2回 6月定例会 06月13日−04号




平成14年第2回 6月定例会 − 06月13日−04号







平成14年第2回 6月定例会



     第2回倉敷市議会(第2回定例会)会議録(第4号)



開議・散会年月日時

  開 議  平成14年6月13日  午前10時 3分

  散 会  平成14年6月13日  午後 1時39分



出席議員(43名)

  1番 大 塚 俊 子 2番 大 月 満智子 3番 牧 野 規 子

  4番 森 分 敏 明 5番 三 村 英 世 6番 浜 口 祐 次

  7番 生 田   寛 8番 今 川 鉄 夫 9番 渡 辺 和 生

  10番 大 野   治 11番 木 村 圭 司 12番 津 崎   賢

  13番 田 辺 昭 夫 14番 梶 田 省 三 15番 斎 藤 武次郎

  16番 赤 木 裕 介 17番 平 井 弘 明 18番 原     勲

  19番 遠 藤 康 洋 20番 大 橋   賢 21番 倭   正 文

  22番 藤 川 武 正 23番 真 田   護 24番 秋 田 安 幸

  25番 小 山 博 通 26番 宇 野 一 夫 27番 今 井 仁 三

  28番 笹 田 富 夫 29番 原 田 健 明 30番 森     守

  31番 雨 宮 紘 一 32番 秋 山   正 33番 矢 野 秀 典

  34番 藤 原 秀 彦 35番 難 波 辰 史 36番 荒 木 俊 二

  37番 大 本 芳 子 38番 片 沼 靖 一 39番 佐 藤 憲 雄

  40番 北 畠 盛 喜 41番 岡   健太郎 42番 曽 根 房 夫

  43番 岡   良 夫



説明のため出席した者

  市長      中 田 武 志  助役      中 戸 哲 生

  助役      松 尾 武 司  収入役     中 田 友 楠

  総務局長    岡   武 夫  市民環境局長  渡 邉 二 郎

  市民環境局参与 赤 澤 正 巳  保健福祉局長  宇 野 音 平

  経済局長    浅 野 伸 夫  建設局長    武 林 修 已

  建設局参与   守 屋 政 幸  競艇事業局長  大 森 仁 志

  消防局長    佐 藤 達 海  市長公室長   高 尾 弘 之

  企画政策室長  長 久 捷 郎  総務部長    国 重 満 夫

  財務部長    三 宅 賢 一  総務部次長   藤 田 秀 徳

 水道局

  水道事業管理者 小松原 慶 一

 教育委員会

  教育委員会委員 藤 澤 太 郎  教育長     田 中 俊 彦

  教育次長    千 田 穣 一

 選挙管理委員会

  選挙管理委員会委員

          内 田 久 子

 監査委員

  代表監査委員  守 谷   麗

 農業委員会

  農業委員会農政部会長

          梶 田   誉



出席した事務局職員

  局長      溝 手 浩 藏  次長      土 岐 孝 一

  議事調査課長  内 藤 知 明  議事調査課長補佐大 津 正 昭

  議事調査課主任 宮 原 直 美  議事調査課主任 浅 野 恭 子



本日の日程

 1. 開 議(午前10時)

 2. 質 問

  〇  7番 生田  寛

  〇  3番 牧野 規子

  〇 37番 大本 芳子

  〇 29番 原田 健明

 3. 散 会



本日の会議に付した事件

 質  問







            午前10時 3分  開 議





○議長(岡良夫君) 皆さんおはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。

 ただいまの御出席は42名、会議は成立いたしました。

            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



△質問



○議長(岡良夫君) それでは、前日に引き続き質問を行います。

 初めに、7番 生田 寛君。

            (7番  生田 寛君  登壇)



◆7番(生田寛君) (拍手)皆さんおはようございます。新政クラブの生田でございます。

 3日目のトップバッターを務めさせていただきます。簡潔明瞭に進めたいと思います。簡潔明瞭という意味では、私自身一押しの例といたしまして、手紙を挙げさせてもらっております。どんな内容かといいますと、「初めちょろちょろ中ぱっぱ、おせん泣かすな馬肥やせ」と。これは家事全般にわたります要諦をコンパクトにまとめて手紙にしたためたそうですけれども、この例からいきますと、トップバッターの私、初めはちょろちょろ進めていくのがいいのかなと思っております。

 さて、この議会に提案されました一般会計の補正予算につきまして、その財源を見てみますと、約26億の予算規模のうち、市債の発行が18億程度、それから財政調整基金の取り崩しが5億といったところでして、補正予算の大半を、言ってみれば借金と貯金の取り崩しで賄っているということかと受けとめております。予算の編成に当たりましては、いろいろと要望がある中で随分と御腐心をされたのではないかなと拝察をいたしております。関係当事者の御労苦に敬意を表する次第です。と同時に、予算の執行に当たりましては既存の制度が適切に運営されているのかどうか、あるいは制度自体が、社会経済が変化する中で妥当な制度になっているのかどうかといったことを、絶えず検証していく必要があるのではないかなと痛感をいたしております。

 あわせまして、行政コストの話が出ましたけれども、1人当たりの行政コストを開示することによりまして、市民の合意といいますか、コンセンサスを得ていくといった取り組みも早急に始めていく必要があるのではないかなと痛感をいたしております。いずれにいたしましても、行政コストの縮減に向けまして、今後一層御努力をいただくようお願いを申し上げる次第です。

 それでは、通告に従いまして2点の質問をさせていただきます。

 1点目は、航空宣伝放送の禁止についてであります。

 御案内のとおり、本市は今春中核市に移行をいたしました。中核市の移行を記念いたしまして、盛りだくさんの行事が企画されております。とりわけ、この会議の冒頭市長の方から提案ございました国際コンクールの開催、あるいはシンポジウムの基調講演に講師を招聘するように予定されております。こういった取り組みというのは、ふだんではなかなかできにくい、大変すばらしい企画と受けとめております。中でも、この基調講演を予定されております方はたくさん著書を出しておりますけれども、その中でこんなことが私自身は鮮明に記憶に残っております。

 その内容と申しますのは、少し以前の著書なんですけれども、価格というものは、それに要するコストに適正な利潤が乗ったもので設定ができておりましたと。言ってみれば、価格=コスト+適正利潤と。ところが、その時点の話なんですが、今からは価格が先にありますと。この価格の範囲内でコストがおさまらない限り、これから何事も成り立っていかないでしょうと。コストの方が高くなると、採算割れをするといった事態を迎えると。いわゆる、言ってみれば価格に適合できない事業なり企業といったものは、その分野から退場せざるを得ないと、こんな時代を迎えるでしょうといったことを述べておられました。この世界大競争といいますか、メガコンペティションの時代を迎えまして、今にしてなるほどと痛感をいたしております。この基調講演、楽しみにしておる一人でございます。

 話もとに戻しまして、中核市に移行しまして、昨日の屋外広告のあり方、発言、質問がありましたけれども、屋外広告のあり方を自立的に規制可能という権限を持ったわけですけれども、あわせまして、この際航空機による広告宣伝のあり方も見直してみてはどうかと提案をする次第です。

 快適で安全な生活空間、居住空間を確保する、提供していくといったことは行政の責務の一つであると認識をいたしております。同時に、一昨日、昨日と今井議員さん、小山議員さんから、観光客が何を求めているのか、あるいは観光施設としてどうあるべきかといったような発言がございました。観光客は、安らぎといやしを求めて倉敷にやってくるんだと。あるいは倉敷の観光施設は、しっとりとした落ちついたたたずまいがいいんだと。こういった趣旨の発言かと受けとめておりますけれども、いずれにしましても、この観光客もさることながら、ここに、本市に住んでおります市民の方々も、言ってみれば、朝起きて夜寝るといった仕事に従事されている方ばかりでなくして、漁業関係者も結構朝早く仕事についております。それから、コンビナートに働く方も、連続操業の場合には夜間に働いて朝から寝るといった方もいますし、流通スーパー業界におきましても、開店時間を延長するといった取り組みがなされております。こういったさまざまな方が働いている中でこの社会ができ上がっておりまして、言ってみれば昼間に寝る方もたくさんいらっしゃると。あわせまして、観光客にしましても、今申し上げましたように、安らぎといやしを求めて倉敷の地にやってきた。そこに、上空をにぎにぎしく飛行機が飛び交うといったものはいかがなものかと思っております。不特定多数の方に、一方的に聴覚に訴えていくような広告宣伝のあり方は、それこそ本市には似合わないのではないかなと思っておる次第でございます。都市の活力と喧騒とは、似て非なるものといった理解が必要ではないかなと思っております。

 幸い春先に1回経験しただけで、この時期、航空宣伝を余り耳にいたしませんが、この時期にこそ、本市としまして恒久策を確立すべきではないかと考えますが、当局の見解をお聞かせ願います。

 以上が1点目でございます。

 次に、2点目、都市再開発への積極的参画といったことでお伺いをいたします。

 ここで表現しております都市再開発という概念は、倉敷駅南北の都市整備といった広い概念で質問をさせていただきますことを、あらかじめ御了承願います。

 ところで、一昨日夕刻のテレビニュースを見ておりますと、とある大学が来年の入学募集を断念したといったことが放映されておりました。少子・高齢化の影響というのはさまざまな形で出てきておりますけれども、とうとう学校まで来たかといった感を深めました。これからは、人口が増加するのか減っていくのかといったことが、行政のよしあしを決める一つの尺度になるのかなと感じた次第でございます。

 活力ある町づくり、このためにはいろんな方策があるかとは思いますけれども、とりあえず何が一番大切かといいますと、人口が増加すること、とりわけ労働力人口がふえていくと、こういった取り組みが必要と考えております。お隣の岡山市を見ますと、駅の近辺の都心部に高層マンションを建設するなど、都市の活力、活性化、あるいは定住人口増といった取り組みを強めているように見受けられます。一方、倉敷市の場合はどうかといいますと、2月の定例議会で市長が答弁をされました中に、この昭和43年以降毎年実施しております市民アンケートの結果を尊重した取り組みがなされているように見受けられます。

 お手元に市民アンケートの結果を配付させていただいております。上段の棒グラフの方が、43年以降昨年までの31年間どんな方がこのアンケートに答えたかといった中で、とりあえず年齢の部分だけを抜き出しております。区切りは、20代、30代、40代、50代、60代以上ということです。43年当初は、この60代以上というのがなくて50代以上というくくりになっております。その中、細かく分けまして60代以上もつかまえておりますけれども、これで特徴的に言えることは、約10年ほど前ぐらいから50歳代以上の方の回答の割合がほぼ半分ぐらいを占めていると。とりわけ直近3年を見ますと、50代以上の方の回答が6割に至っていると。したがいまして、その結果だと思うんですけれども、その下にあります「市民要望の強い重要施策5項目」というところを見ますと、高齢者への施策を望んでおるというのがここ3年間1位を占めております。それに続きまして保健医療、あるいは福祉施設の充実といったことが上位を占めるような結果になっております。

 なるほど市民ニーズに基づく行政サービス、これは当然必要なことではありますけれども、同時並行的に、先ほど申し上げました人口増につながる、よく市長が言われます住み続けたい町づくり、さらに一歩進んで、住んでみたいといった町づくりを志向すべきではないかなと考えております。例えば、水島のコンビナートに進出しております企業のうち、東京を初めとする大都市圏にいわゆる間接部門といいますか、事務部門を持っておる企業を対象に、倉敷へその事務部門を誘致していくと。そのための、言ってみれば、いっときはやりましたけれども、いわゆるインテリジェントビルというんでしょうか。今風に申し上げれば、ITが完備されたビルを建設するとか、あるいは都心部は買い物にも便利ですし、それから各種病院もそろっております。そういった都心部に市営住宅を建設する。さらには中高一貫の学校が欲しいといった意見も出ておりますけれども、そういったものも完備していくと。こういった取り組みをして、都心部に定住人口をふやしていく必要があるのではないかなと考える次第です。

 都心部につきましては地権者の思惑が錯綜しておりまして、中心市街地といったところの都市整備におきましては、同時に複雑な法令関係の規制もございます。そういった関係法令にたけた行政のプロがこの都市整備に向けて事業計画を作成するとか、もう少し前面に出ていかない限りは、いろんな計画が前に進まないのではないかなという気がいたしております。また、一般的に言われることなんですけれども、困難な局面に立ち至ったときこそ、トップセールスが効果的と言われております。場合によっては、市長みずから個別にセールス活動に歩くといったような局面がもう出てきているのではないかなと考えております。

 そこでお伺いをするわけですが、再開発事業におきまして、より一層の行政支援が必要と、こういった時期に立ち至っていると思われますが、当局のお考えをお聞かせ願います。

 もう一点は、先日来出ております多核環状都市といった位置づけ、認識の中で、倉敷市の顔であります駅前のあるべき姿、どういった顔づくりをするのか、これにつきましてどのように構想されているのか、お聞かせを願います。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(岡良夫君) 答弁を求めます。赤澤市民環境局参与。

            (市民環境局参与  赤澤 正巳君  登壇)



◎市民環境局参与(赤澤正巳君) 航空宣伝放送の禁止についてお答えします。

 航空機による宣伝は、行政のPR、地域のイベント、純粋な商業宣伝など、広い分野にわたっております。航空宣伝放送について、市民の生活環境を保全するよう、本市では昭和58年及び昭和59年に県内を活動拠点としている航空3社と、航空宣伝放送騒音防止についての自粛事項で規制及び指導を実施しております。

 この自粛申し合わせ事項の内容でございますが、騒音規制法の規制基準を参考として定めておりまして、宣伝放送は平日午前9時より午後5時まで、日曜、祭日は午前10時より午後5時とすると。また、音量でございますけれど、原則として工場、商業及び田園地区は65デシベル以下、住居密集地区は60デシベル以下、学校、病院の周辺100メーター以内は55デシベル以下としております。いずれにしても、音量は55から60デシベルでございますが、参考までに、50デシベルといいますのは静かな事務所の音でございます。60デシベルというのは普通の会話で、以下70デシベルいうたら電話のベルとか騒々しい街頭と、こういうことになっております。また、宣伝飛行の飛行速度(後刻「飛行高度」に訂正)は400メーター以上、それから同一地点での旋回は2回までとするとか、事前に飛行地域、日時及び放送時間等とかを環境保全課に提出させ、運航状況の把握をいたしております。

 本市としましては、市条例による禁止ではなく、今後とも航空宣伝の状況を把握するとともに、自粛事項の遵守を指導することで対応してまいりたいと考えております。御理解のほどよろしくお願いします。



○議長(岡良夫君) 武林建設局長。

            (建設局長  武林 修已君  登壇)



◎建設局長(武林修已君) 都市再開発への積極的参画について、2点の御質問をいただきました。お答えをいたします。

 まず、市街地開発事業を推進するため、行政の支援をより一層強化すべきとのお尋ねでありますが、中心市街地の再整備を図る上で有効な手法の一つとして、土地区画整理事業や市街地再開発事業がございますが、この事業を進める上では関係者の合意形成とともに、事業収支見通しが事業化成否の重要なポイントと考えております。特に公共施設整備を伴わない組合施行による市街地再開発事業では、事業完了後における民間主体による再開発ビルの管理、また運営が円滑に継続されることを最重要視することが必要であります。そうした視点から、準備組合等への行政の関与につきましては、その時期、内容について難しい選択が求められるところでございます。

 本市におきましては、倉敷駅周辺で第二土地区画整理事業を市施行で進めており、また組合施行による2つの市街地再開発事業が計画され、準備組合に対する団体補助金による支援を行っております。なお、阿知2丁目駅前地区につきましては、平成12年度から13年度にかけて関係者の意向を聞きながら市により事業推進計画を策定し、準備組合とともに事業化に向けての具体的な活動や内容の調整を検討しているところでございます。今後とも事業の熟度に応じ、適時適切な指導、支援をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、倉敷駅周辺の都心部についての位置づけでございますが、倉敷市第5次総合計画では、倉敷地域の核としてだけでなく、43万都市である倉敷市の広域拠点として位置づけられており、議員御指摘のとおり、いわば倉敷の顔として積極的に整備を図っていく地域であると考えております。また、都心部のうち駅南地区の整備構想につきましては、倉敷駅周辺および倉敷駅南地区再生まちづくり計画として今年度策定する予定といたしておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。



○議長(岡良夫君) 中田市長。

            (市長  中田 武志君  登壇)



◎市長(中田武志君) ただいま担当の建設局長からお答えを申し上げたことでありますけれども、合併以後の倉敷の現在の町の状態を多核環状都市という、そういう表現で私が申し上げておりまして、きのうもちょっと触れましたけれども、批判的に見られる方の御意見では、倉敷には中心核がないではないかという御指摘も何遍か耳にいたしております。当然中心核が要るわけでありまして、その中心核は、第5次総合計画のこの計画の中で、今局長が申し上げましたように、倉敷地域の核ということだけでなくて43万都市倉敷の核にする部分がどうしても要ると。それは今広域拠点として整備を進めております倉敷駅を中心とした駅北・駅南の計画でありますが、駅北については、昨日もお答えしましたように既に平成5年に、拠点都市整備構想という形でチボリ公園計画も含めてでき上がって、議会や市民の方へも広報をさせていただいたわけでありますが、駅南あるいは駅周辺、美観地区も含めて総合的な計画を連続立体交差事業と兼ね合わせながら進めていく計画を、細目にわたって今年度中に策定するという考え方であります。

 しかし、倉敷は4つの核があるといいましても、その4つの核は、本当にそれぞれが個性豊かで特徴を持って、これは大事に守っていかなければいけない歴史と伝統に培われた、そういう性格のものというふうに我々も理解しておりまして、児島はファッションタウン構想、水島は新しい新産業基地としての再生計画、それから玉島は音楽のあふれる町づくり、新しいコミュニティづくり、そういう形で非常に積極的に動いていっておりますものを積極的に支援しながら、しかし全体としては、やはり一つの郷土意識に固まった倉敷市という形をつくり上げていかなければいけないわけでありまして、当然中心核を倉敷へ置くという発想で現在進めていっておりますので、今後とも御支援をよろしくお願いしたいと思います。



○議長(岡良夫君) 赤澤市民環境局参与。

            (市民環境局参与  赤澤 正巳君  登壇)



◎市民環境局参与(赤澤正巳君) 先ほどの答弁の中に、「飛行高度」と言うべきところを「飛行速度」と言い間違えまして、大変失礼いたしました。おわびして訂正させていただきます。



○議長(岡良夫君) いいですか──。

 次に、3番 牧野 規子君。

            (3番  牧野 規子君  登壇)



◆3番(牧野規子君) (拍手)おはようございます。公明党倉敷市議団の牧野でございます。

 通告に従いまして、わかりやすく質問をさせていただきます。

 初めに、文化施設について2点お尋ねをいたします。

 他都市に出かけて、倉敷から来ましたと言えば、「文化都市ですね、よいところに住んでおられますね」という答えが返ってくるほど、倉敷イコール文化都市というイメージが全国に定着していることを、市民の一人として誇らしく思っております。

 このたびは中田市長さんから、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールを通して文化都市倉敷を世界にアピールするとの御決意を伺いました。大変に期待をしております。国においても、「文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見出すことは、人々の変わらない願いである」との前文で始まる文化芸術振興基本法が制定され半年がたち、他都市の事業が減額される中、今年度文化関係予算が、前年度に比べて200億円の大幅アップとなっております。各地方でも、文化芸術振興条例制定への取り組みが始まったと聞いております。

 さて、文化の環境整備という観点から、1点目は文化施設のバリアフリー化についてお尋ねをいたします。

 倉敷市民会館は、ホールへは車いすで移動できますが、2階以上の会議室へは移動する手段がありません。現状では人手をかりて車いすごと持ち上げるか、時にはレストランの厨房に設置している食器を運ぶエレベーターに障害者の方を乗ってもらうということがあるそうでございます。芸文館においては、ホールに接続されているエレベーターは一基もなく、人手をかりる手段しかありません。児島文化センターにおいても同様でございます。基本法の第22条では、「高齢者、障害者等が行う文化芸術活動の充実を図るため、環境の整備その他の必要な施策を講ずるものである」と書いてあります。倉敷市の福祉のまちづくり条例でも、2階以上の建物へのエレベーター設置をうたっておられます。

 文化都市倉敷を世界にアピールするには、こうした足元からの配慮が大切かと思われますが、お考えをお聞かせください。

 2点目は、文化施設の変化についてどう認識されているかをお尋ねいたします。

 市民の文化へのニーズは、与えられたものを鑑賞するという形から、みずから文化芸術を創造し、その過程を楽しむといった形に変わってきておるように思われます。それに伴って文化施設も変化していくのが理想であります。ホールは十分足りているが、練習室が足りない。利用料金が高過ぎるとの声をよく聞きます。市民文化のすそ野を広げていくために、市民のニーズにどうこたえていくのか、当市としてのお考えをお聞かせください。

 2項目めの環境行政についてお尋ねいたします。

 6月は環境月間であります。本市でも環境に関するさまざまな催しを開催していただいておりますが、身近な環境問題であるごみの収集についてお尋ねいたします。

 高齢者世帯、障害者世帯などの方が粗大ごみを持ち出すことができない場合、家の中まで入って収集してくださるかどうかお伺いをいたします。

 また、高齢化が進むにつれ、生ごみ等についても戸別収集の必要性が出てまいっております。既に大阪市、川崎市では、職員による戸別収集が実施され、山口県宇部市では福祉と連携をして、ヘルパーによるごみ出し支援が行われております。倉敷市としてのお考えをお聞かせください。

 次の項目の福祉行政に移らせていただきます。

 文字を書くことが困難な上肢障害者へのパソコンの給付についてお尋ねをいたします。

 在宅の重度障害者の方へ日常生活への不自由さを補うため、各種用具を給付する日常生活用具給付制度がございますが、その中でワープロの支給をパソコンの支給へと見直しがされることが、公明党の主張で実現いたしました。6年前から障害者団体の方々が申請し続けてこられたことが、やっと実現いたしました。

 そこでお伺いをいたします。

 倉敷市において、ワープロ支給からパソコン支給へ早急に見直しがなされておりますでしょうか。また、一度ワープロを支給された方へも、制度の見直しによってパソコン支給が可能となりますよう御検討をお願いいたします。

 最後に、少子化対策についてお伺いいたします。

 核家族の家庭にヘルパーを派遣する産後ヘルプ事業についてお尋ねをいたします。

 一人の女性が生涯に産む子供の平均数が、2001年には過去最低の1.3人になったことが7日厚生労働省の発表でわかりました。日本の少子化は、先進国じゅう1〜2位を争うスピードで進んでいます。少子化の影響は20年先に明らかになると言われておりますが、その段階で慌てて動き出すようでは手おくれであります。幸いにも、先日の新聞で岡山県下では倉敷市の出産率が一番高いというデータが載っておりましたが、当市といたしましても少子化対策には、待ったなしの重要課題として、また未来への投資として力を入れていただきたいと思います。

 核家族の家庭にヘルパーを派遣する産後ヘルプ事業の中身でございますが、出産後、退院後の母親へ少しでも身体的、精神的な負担をなくすことが目的でございます。日本には、産後里帰りをする習慣が今なお根強く残っており、統計的に8割の方が産後里帰りをしていることがわかっています。しかし、2人目、3人目になりますと、実家の事情、上の子が幼稚園や学校へ通い始めていたり、さまざまな事情で里帰りのできない場合が生じてまいります。出産による身体の回復が十分でないにもかかわらず育児や家事をこなすことは、産後の母親にとって重労働であり、その後の育児が楽しく感じられなくなる場合がございます。行政による力強い支援を必要になると思います。

 名古屋市においては、既にヘルパー派遣が実施されており、産後のお母さんを、主に家事支援をすることで助けておられます。倉敷市としてのお考えをお聞かせください。

 以上で質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)



○議長(岡良夫君) 答弁を求めます。渡邉市民環境局長。

            (市民環境局長  渡邉 二郎君  登壇)



◎市民環境局長(渡邉二郎君) 文化施設について、2点の御質問にお答えをいたします。

 まず1点目の倉敷市民会館、芸文館等のバリアフリー化の御質問でありますが、倉敷市民会館を初めとした文化施設は催しが数多く開催され、本市の文化振興の中核施設として多くの市民の皆様に利用していただいているところであります。

 バリアフリーの観点から、自動ドア、多目的トイレ、スロープの設置など、極力施設改善に努めてまいりましたが、御指摘のエレベーターについては、建物の構造、設置場所の制約などの点から、いまだ整備に至っておりません。今後引き続いて施設の改善に鋭意努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきますようよろしくお願いいたします。

 次に、この項2点目の市民が文化を創造する過程を支援する制度や、会場について今後どのように考えているかとの御質問にお答えをいたします。

 議員の御提言にありましたように、本市では市民の文化芸術活動がさまざまな場所で活発に行われており、文化交流会館を初め、芸文館、市民会館などの設備の整った練習室は高い利用率を誇っております。地域に文化の芽を育てるためには、気軽に利用できる練習場が必要であると認識いたしております。今後、練習場の確保と市民の文化を創造する過程を支援するため、既存施設の改修や運用面の改善等を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。



○議長(岡良夫君) 赤澤市民環境局参与。

            (市民環境局参与  赤澤 正巳君  登壇)



◎市民環境局参与(赤澤正巳君) 環境行政についてお答えします。

 現在家庭から出されるごみのうち、粗大ごみにつきましては戸別有料収集とし、倉敷市粗大ごみ受付センターにて電話受付により申し込みを受け、指定された日に玄関先などでの収集を実施しております。このうち、身体障害者世帯、高齢者世帯、病弱な方のみの世帯など屋外へ粗大ごみを出す方法がない世帯につきましては、受け付け時に屋内での収集希望の申し込みを受け、実施しております。

 また、粗大ごみを除く生ごみ等、いわゆる家庭ごみについての戸別での収集につきましては、これらの方がどのようにしてごみステーションに出されているのか、対象となる世帯数や収集希望等の調査を行うとともに、他市の実施状況等についても調査する必要があると考えております。

 また、実施するためには、車両、人員等、費用負担の問題等、種々検討を要する課題があるため、今後関連部局との連携を密に取りながら検討してまいりますので、よろしくお願いします。



○議長(岡良夫君) 宇野保健福祉局長。

            (保健福祉局長  宇野 音平君  登壇)



◎保健福祉局長(宇野音平君) 保健福祉局に関する2点の御質問にお答えいたします。

 まず、文字を書くことが困難な障害者へのパソコンの支給についてでありますが、国の事業であります重度身体障害者日常生活用具給付事業実施要綱により、身体障害者を対象としてワードプロセッサーが給付されておりました。現在ではワードプロセッサーの生産が中止されたことから、国において本年4月から、ワードプロセッサーにかえてパーソナルコンピュータを給付の対象種目としたところであります。本市におきましても国の改定を受け、パーソナルコンピュータを支給対象として取り扱ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、既にワードプロセッサーの給付を受けている人でパーソナルコンピュータの給付を希望する人は、国の基準で対応してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 次に、核家族の家庭にヘルパーを派遣する産後ヘルプ事業についてでありますが、本市では、出産後保健指導等を必要とする母子を一定期間──7日間ですが──助産所に入所していただき、母体の保護と育児指導の支援を行っております。

 議員御指摘のヘルパーを派遣する産後ヘルプ事業につきましては、先進市の実態を把握し、その課題等について調査研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(岡良夫君) いいですか──。

 暫時休憩いたします。



            午前10時45分  休 憩



            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



            午前10時57分  開 議





○議長(岡良夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、37番 大本 芳子君。

            (37番  大本 芳子君  登壇)



◆37番(大本芳子君) (拍手)日本共産党の大本 芳子でございます。

 通告に従いまして御質問いたします。

 第1の問題は、市長さんの政治姿勢についてです。特に、昨今の市長さんの姿勢の中には、トップダウン・硬直・思いつき・目立ちがり、そういうものを私は強く感じております。そこで、それを検証し、そういう市政運営はやめるべき、そういう立場で反省を求めたいと思います。

 第1に指摘いたしますのは、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールについてです。

 これについて私たちが初めて聞いたのは、平成13年の12月議会の最終日に開かれた会派の代表者会議、詳しいことは何も報告されませんでした。こういう行事をしたいという報告だけでした。御案内のように、市が開催する市側の負担金4,000万円が提案された2月議会でも、その行事の全体像をイメージすることには非常に難しさがありました。それでも私は、世界的に有名なコンクールを開催することによって、倉敷の知名度が上がる。何よりも、これを機会に若い芸術家が育つ。市民の意識が向上する。そうなることを私は願って、余り今まで意見を述べてきませんでした。しかし、6月4日に開催された組織委員会、この資料を見て多くの疑問がわいてまいりました。以下、それを述べたいと思います。

 日本で最初にこのコンクールを開催したのは、これは仙台市です。仙台市でも倉敷と同じように組織委員会をつくっておりますけれども、その組織委員会の最高顧問には、その行事が国家的行事であるということにかんがみて、当時の文化庁長官が充てられております。倉敷では、何とその役は橋本 龍太郎氏ということであります。そこで私は、何で橋本 龍太郎氏なのかと尋ねましたら、ロシア連邦文化省やロシア外務省、賛同しているという国家的な行事だから国会議員を充てた。そこまではわかりますが、それでは国会議員いうて、まだ大勢おられる。なぜ橋本 龍太郎氏なのか、市長さんに私はお尋ねをしたいと思いますけれども、後々の国際交流にも大きくかかわってまいりますので、ぜひお聞きをしたい。こういう態度は市政の私物化的発想。私の調べたところによりますと、市長さんが橋本氏に、あんたなってくれんかなみたいな、よしよし的な会話があったやに聞いておりますので、(笑声)この点について御答弁を願いたい。

 次に、開催までのスケジュールについてですけれども、先ほど申し上げましたように、12月議会の最終日に聞いたわけですから、その以下、明けて平成14年1月18日にチャイコフスキーコンクール入選者連盟──ATCS、正式にこのATCSに、倉敷市は1月18日に開催の申請をしております。そして1月25日に、このATCSは倉敷開催を受諾しております。このことについて私たちが知ったのは、2月7日付でいただいたファクスだけなのです。この2月7日というのは、マスコミ発表する1日前です。というときに初めて私たちは知らされたわけであります。このように議会に十分な説明も資料も示さず、予算可決した数日後──3月18日に基本協定を結ぶということで、市長さんはロシアへ行かれた。それも、私どもは担当委員会ですけれども知りませんでした。余りにも独断専横ではないか、このように思えてなりません。

 また、ATCSは主催者側の意見として、議会はもちろん、市民にこぞってこの行事への理解を、そういうふうにコメントされておりますけれども、今のような状況で市民の理解は得られていると思っておられるのでしょうか。市長のトップダウンもいいとこだ、このように思います。

 さて、2番目の問題はPFIにかかわっての問題であります。

 まず、PFI方式についてですけれども、このPFI方式、これはすべての行事にわたって悪いとは、私は言っておりません。少なくとも今本市が進めている廃棄物行政には、導入してはならない、このように思います。廃棄物行政の目的は、ごみの処分量を減らしてリサイクルをふやすことなのです。このことは、本市が策定したごみ処理基本計画の中にはっきりと書いております。本来的には、ごみの収集量が減れば減るほど望ましいわけなんです。ところが、御案内のようにPFI方式は、ごみがふえればふえるほど施設の稼働率が上がって、もうかる。先日設立された水島エコワークス、これは民間の企業ですから、利益が優先するのは、これは当然です。このように、利益が優先されるそういう事業には、本市の行政目的とは矛盾します。こういう分野にはPFIを導入してはいけない、私はそのように思います。

 さらに、水島エコワークスとは20年間にわたる契約を結んでおりますから、その間時代が変わって、当初想定した廃棄物の事業量が見込めなくなっても、水島エコワークスには安定した利益が保証されます。逆にそういうときになった場合には、市民からいえば、20年間高い買い物をし続けるか、あるいは倉敷市が違約金を払って契約を解除するか、選択肢は一つですけれども、いずれの道を選ぼうとも、水島エコワークスには不利益が生じない、これがPFIであります。わざわざ本市のごみ処理計画を変更してまで、安易に導入したPFI方式は市政に大きな禍根を残す、私は以上の立場から思うわけですけれども、これについての市長の考えをお聞きしたいと思います。

 次に、ガス化溶融炉の安全性の問題ですが、この問題につきましては、さきに行われました事業計画の縦覧の中にもその安全性を危惧する質問が出されております。少し中身を申し上げますと、緊急時対応も含めて公害防止装置がない。超高温のため、窒素酸化物や重金属が拡散。そのことが問題視されておるにもかかわらず、それを安全とするデータはまだ示されていない。また、溶融炉から生成されるスラグは建築資材などに利用する。これは広報紙にも書いてありましたけれども、含まれておる鉛など、そういった重金属が酸性雨によって溶け出す危惧がある。そういうふうに意見書には書いております。県、企業の言いなりになって、安全性も確認されていないガス化溶融炉を、本来のごみ行政とは矛盾する手段で20年間も続けるという選択をした市長の責任の重さ、あなたはどのように受けとめておられるのか、お聞きしたいと思います。

 3番目の問題は、倉敷市が制定した男女共同参画条例に照らして、ことしの人事異動はどうであったかということです。

 本年4月の人事異動は、女性の管理職は、その率、数では微増しております。しかし、部長級など政策決定の場への女性の進出は後退をしております。これは本市の掲げる男女共同参画条例に逆行しておる。言うこととすることが違う。人事政策の無策さの一例だと思いますけれども、これについてのお考えをお聞きしたい。

 その4番目ですけれども、私は平成12年の9月議会で、新倉敷駅前広場モニュメントにぜひ良寛像を、そういう提案をいたしました。あれから1年8カ月が経過いたしました。その後どうなったのか、私は聞いておりませんけれども、私と同じような思いをした団体、7団体が平成13年9月に市長さんに要望しております。そしてこのたび、この要望に対する市長からの回答がありました。その回答の中身は要約すれば、公共施設に特定の人物を形象化した彫像は好ましくない、こういう答弁であります。言うならば、良寛像はいけませんということです。何で良寛がいけないのか、改めて市長にお尋ねをいたします。

 私、先ほど市長さんの答弁を聞いていて、玉島の問題について、音楽のあふれる町玉島言われましたけど、私どもは、玉島は歴史と文化と港の町、さらに新しく音楽があふれると思っておりますけれども、そこのところのずれから生じておるのか、存在が意識を決定するのか、まあ市長さんの変わり身の早さ、そういうものを感じたわけでありますので、明快なる御答弁をいただきたい、このように思います。

 そして、またさらに、去年まで職員派遣をしていた良寛サミット、ことしはなぜか予算までつけておきながら職員を派遣しておりません。この良寛サミットについては、さきの2月議会での私の質問に答えて市長さんは、「良寛サミットは問題ないんです。当然倉敷市に要請があれば、良寛サミットについて倉敷市も主催をします」、こう言っておられるにもかかわらず、予算がついておりながら職員派遣をことしはボイコットしておる。私は本当に理解ができません。全くかたくなな態度、ますますかたくなになっているないうふうに思います。

 市長さんのかたくなな態度、もう一つ私は例を挙げます。それはこの議会の冒頭でもありました柳井原堰中止の問題ですけれども、あのとき市長さんはこう言われました。柳井原堰中止については、自分は正式に話を聞いてない。随分この正式にこだわっておられます。そこで私は、その発言があった6月11日に県のしかるべき人に問い合わせをいたしました。倉敷を訪問したが、市長は出かけていた。そこで、助役に話をして帰った。これが真実です。助役が県から聞いた話を市長に伝えないということは、まず考えられない。県から正式に話があるのに、市長がなぜわざわざ外出をするのか。そんな大切な話のあった折に、あなたが外出をしなければならないような、もっと大切なことがあったんでしょうか。何の用があったのか、明らかにしてほしいと思います。

 次に、教育行政についてお尋ねをいたします。

 第1点は、学校・園等の修繕、改修費の問題です。

 この予算はふやしこそすれ、減らすようなものではありません。これは議会皆さんの共通した認識です。ところが、今年度は20%カット、8割計上ということですから、その厳しさは昨年にもまさるものです。そういう中で、本年度各学校・園から出された要望が果たして実現できるのかどうか、どうなっているのか、積み残しについてはどうするのか、これらについてお尋ねをしたいと思います。

 教育問題の第2点は、学校図書館の充実の問題です。

 今教育改革が目まぐるしく進んでおります。例えば、2002年──今年度から実施の新学習指導要領の目玉、それは総合的な学習の時間ですが、年間100──市長さん、私質問しようんのに、途中で席を離れたらできないじゃありませんか。(笑声)今の時間はカウントしないでくださいよ。もう一遍初めから言います。

 総合的な学習時間、年間105時間──これは小学校ですけれども──とあります。で、学校や地域の特性に応じて何をやってもよい。教科書がないということですから、これまでのマニュアルになれておられる先生方は、意識改革も含めて大変なというふうに聞いております。一応文部科学省が例示する領域は、環境とか、あるいは国際理解、情報、福祉やボランティア、この4つの領域ですから、これらの4つの領域は図書・資料を活用して調べる、いわゆる調べ学習が必要となります。調べ学習に当然必要なのは、学校の図書館の充実です。市内の学校の図書館の整備状況はどうでしょうか、お尋ねをいたします。

 また、今年度から学校週5日制になりまして、当然学校図書館の休館日がふえます。一方では図書館を必要とする施策、これが振興し、一方では休館日がふえる。この矛盾した施策、このギャップをどう埋めるのか、これは大変な課題ですから、休日も学校の図書館をあけてほしいという声が出かかっております。で、国において子どもの読書活動推進に関する法律が成立いたしました。すべての子供たちがあらゆる場所において自主的に読書活動が行えるように、都道府県は市町村に環境整備することを義務づけました。また、都道府県、市町村に子ども読書活動推進計画をつくることを義務づけております。

 そこで、本市といたしましてはこれらのことにどう対応するのか、お尋ねをしたいと思います。

 また、国においてことしから5年間、総額で650億円、本年度130億円、地方交付税で措置するというふうに聞いておりますけれども、それを受けて本市でも当然図書費の増額を図るものと思われますが、これについての決意も含めた答弁をいただきたい、このように思います。

 教育問題の3点目は、少年自然の家の問題です。

 先ほども申し上げましたように、学校週5日制のもとでは、そういった施設の充実が今一層求められております。そういう立場で──また聞きょうらんが、全然。

            (「聞きょうる、聞きょうります」と中田市長発言する)(笑声)

 聞きょうるんですか──。また、もとから言わんといけんようになりましたね。

 少年自然の家、私はそういう立場で視察に行きました。この施設は昭和51年建設されて、築後23年、まあ大変古くなっておりますけれども、それはさておいて、バリアフリーの観点から質問をいたします。

 皆様も御承知のように、あの立地の地形からいって階段がとても多い。おふろへ行くにも、食堂へ行くにも、棟から棟へ移動するにも、全部階段があるわけです。そしてまた、野外施設への移動は、まあ情緒のある石畳がずうっと敷かれておりますから、車いすはとても使用できません。福祉のまちづくり条例から言っても、早急にバリアフリーが求められるわけです。

 そこで、少年自然の家から今年度これらについての予算要求がなされております。しかし、これについては一切認められておりません。当局の認識が問われるところでありますけれども、これについてはどうするのか、お考えを聞きたい。

 次に、自然の家には保健室はありますけれども、保健婦、今は師といいますが、保健師さんが配置をされておりません。この施設にはどうしても保健師さんは必要です。速やかに保健師さんの配置をと提案いたしますけれども、これについてのお考えをお聞きしたいと思います。

 次の問題は、介護保険の問題です。

 私はこの質問に先立ちまして、担当の職員とヒアリングをいたしました。そのヒアリングの中でわかったのは、国が示しておるスケジュールから比べて、非常に倉敷市はおくれておるということです。そういうおくれた中で、私がるる質問をいたしましてもかみ合わない。そこで私は、今回は断念をいたしました。一つ例を挙げてみましても、策定委員会の開催は、国は4月じゅうにやりなさい。来年度の基本整備や、あるいはもろもろのことを盛り込んだ見直しに関して、それに関連する策定委員会を開きなさい。4月じゅうに行いなさいというスケジュールですけれども、倉敷市ではいまだに策定委員会は開かれておりません。事ほどさように、こういう中での質問戦は、いささか私にとって不満であります。

 そこで、今回は要望のみにとどめます。その要望は、保険料の減免制度の拡大、利用料への補助、この2つを盛り込んでいただくことを強く要望をしておきたいと思います。

 次に、玉島の人工島の問題についてお尋ねをいたします。

 3月24日から水島港、玉島地区のいわゆる人工島の国際ターミナルが利用開始になりました。これに当たって市長さんは、「21世紀の倉敷市発展のために必要不可欠な拠点施設になる」、こういうふうに言っておられますけれども、私には到底そのように思えません。なぜなら、県が総事業費1,100億円もつぎ込んで、その完成予定は約平成20年ですが、その人工島は、例えば1工区、2工区合わせて分譲地18区画ありますけれども、売却済みは4区画だけなのです。あとは全然ペンペン草が生えとる。分譲のめどすら立っていない。まさに広大な、むだな土地ということに今なっております。この地が何で21世紀の倉敷の発展のために必要不可欠な拠点施設、私には到底思えませんので、ひとつ私に理解ができるようにこれについての説明をしていただきたい、このように思います。

 次に、この人工島に2006年完成予定の人工干潟があります。この人工干潟についても私たちにはまだその中身が説明されておりませんので、人工干潟の計画の中身を知りたい。また、人工干潟の安全性ですけれども、明石のあの痛ましい事故がありますので、その安全性についても納得のできる答弁をいただきたい、このように思います。よろしくお願いをいたします。(拍手)



○議長(岡良夫君) 答弁を求めます。中田市長。

            (市長  中田 武志君  登壇)



◎市長(中田武志君) ただいまの御質問に順次お答えを申し上げます。

 随分たくさんありますので、順序が多少不同になるかもわかりませんが。

 前段で市長の姿勢がトップダウンで、大変硬直で、しかも、どう言われたんですか、派手好み、目立ちがり屋と言われたんですか。(笑声)まあ、これは議員さんの私に対する評価、感想でありますから、反省も含めて十分今後の私の行動に反映をさせていきたいと思っておりますが、しかし首長というのは、毎日非常にたくさんの業務を抱えて、たくさんの決断、指示を与える立場でありますから、当然節目節目の大変重要な問題についてはトップダウンを行うのは、私は当たり前というふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 まず、御質問ですが、倉敷市の今度行いますチャイコフスキー国際コンクール、最高顧問がなぜ橋本 龍太郎衆議院議員かというお尋ねであります。

 倉敷市も、この話が作陽大学を通してロシア側からありました段階、13年10月の下旬でありますけれども、その時点から、第2回目を開催されました仙台市の実情を担当者が調査をいたしまして、その結果を、内容も踏まえて取り組みを決めたわけであります。仙台市が取り組んだ取り組み方と倉敷市が取り組む取り組み方は、内容が随分違います。そういった点もこれから委員会等で担当から御説明もあろうかと思いますけれども、6月6日に結成をいたしました倉敷市の組織委員会、それからロシアのチャイコフスキーコンクール入賞者連盟──ATCS、それから倉敷市、この3者が主催をするという形でありまして、これはちょっと仙台にはない形ではないかなというふうに思っておりますが、いずれにしましても、仙台市の先例も十分調査しながら倉敷市の計画を進めていったわけであります。

 なぜ橋本先生かということですけれども、御承知のように、元内閣総理大臣橋本 龍太郎衆議院議員さんは現在も内閣の外交最高顧問という立場で、今は体調を崩されておられますけれども、それより前は、まさに国を代表して世界じゅうを飛び回って外交の本領を発揮してこられた方でもありますし、沖縄及び北方対策担当相という、そういう要職も担われている方でありまして、橋本先生ほど日本とロシアの友好親善に尽くされた方はいないというふうに思っておりまして、現実に私も提携にロシアへ超特急で行ってきたわけですけれども、そのときでのロシア側の反応は、橋本先生に対しては大変好意的であります。そういった方を倉敷のこの大きな文化イベントに最高顧問としてお迎えをして、お力添えをいただき、助言をいただくということは、当然あってしかるべきではないかと。内部でもよく協議をいたしました結果、私が代表してお願いに行って、非常に気持ちよくお引き受けをいただいたということであります。これがトップダウンになるのかどうかいうのはよくわかりませんけれども、考え方がまとまったものを持って代表して行くというのは、当然私の役目だというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思っております。

 それから、準備期間の問題も、今お話がありましたけれども、昨年の10月の下旬に開催、主催者でありますロシアのチャイコフスキーコンクール入賞者連盟からくらしき作陽大学を通して御提案をいただいたと。これは前段に話がありまして、1999年に、今から3年ほど前ですけれども、作陽大学がモスクワ音楽院と芸術文化交流協定を結ばれて、そしてモスクワ音楽院から担当の特認教授が、もう既に作陽大学へ入っておられまして、学部を超えた大学院の上の特別コースでその先生方が教鞭をとっておられる。そういうモスクワ音楽院を中心としたロシア・モスクワの関係者とくらしき作陽大学とのかたい芸術文化交流を踏まえた提携関係がベースになっておられるわけでありまして、そういうことでロシア側からも作陽へたびたびお人がお見えになっていらっしゃる。倉敷へ当然泊まられて町並みなんかも見ながら、倉敷の町すばらしい、こういうところでやりたいなというようなお話がもともとの発端であったというふうに承っております。

 正式に作陽大学からの話を受けて、仙台の先例も調べまして内部で協議した結果、約2カ月間研究したわけでありますけれども、今お話がありましたように議会の最終日ですか、代表者会議で説明をさせていただいて、御了解をいただいた上で前へスタートさせていただいたということであります。その段階では、まだ細かいところまでの内容が詰まっておりませんから、大変概略的な説明であったかもわかりませんけれども、そこから後具体的な行動に入りまして、1月18日に正式に開催申請をさせていただいて、1月25日にチャイコフスキー入賞者連盟からの正式な受諾、そして2月定例市議会予算議決後の3月18日にモスクワで開催協定を締結したと、こういうことでありますが、大事な経過の節目節目では議会へ御報告、御協議もさせていただいてきたわけでありますので(後刻「節目のときに説明をさせていただいた。今後もそういう段階では必ず御協議、御報告をさせていただく」に訂正)、御了解をいただきたいと思います。

 なお、今後とも事業進捗に合わせまして、議会担当委員会等へ御協議、御報告を十分させていただきたいと思っております。

 多少急いだ関係というのを聞きましたら、既に第5回目の、といいますのが、第4回目はことし中国のアモイで開催をされるわけでありますけれども、来年の第5回目の開催について入賞者連盟の方へ、南アフリカあるいはチリから開催の申し出が出ているということが入賞者連盟のシェルバク理事長から話を伺いまして、倉敷はどうするかと、方針を決めるんなら多少急いでほしいというような要請もあって、12月の定例議会の最終日に代表者会議へ御了解をいただいたという経緯があります。タイミングの問題がありますので、多少そういう点はあったと思っております。今後、この大会の成功に向けて一生懸命頑張っていきたいと思っております。

 それから、新倉敷駅前広場のモニュメントにつきましては、玉島を中心とした関係団体から非常にたくさんの要望が──たくさんというても3件ですけれども、関係者が非常にたくさんかかわっておられまして、例えば今お話がありました、大本議員さんが質問された良寛像については7団体、それから別の方ではフォーラム21のグループ、これも非常に大きな団体、あるいはそれ以外の団体──団体といいますか、個人といいますか、NPO法人の方からと。さまざまな形で、まさに町が三分されるような状態で要請が来てることは確かであります。それだけに我々も、担当を踏まえて慎重に検討をさせていただいてまいりました。

 1つは、あとわずかで新倉敷駅前区画整理事業が完成します。そのモニュメントをつくったらどうかという発想で我々が提案させていただいておりますけれども、これは国庫補助事業でやるわけなんですね。ですから、国の補助事業としての性格というものが基本にあります。それを踏まえて、しかも期限が限られておりますから、あと恐らく2年ぐらいが限度かなと思いますけれども、そういう条件の中で今まで検討を進めてきたわけでありますが、当面話題になっております良寛像の問題につきましては、我々の方で専門的な関係の方々の御意見も聞いたり、あるいは裁判所の判例等も参考にしながら慎重に検討させていただいて、先般、好ましくないという形でお断りをさせていただいたわけであります。

 まだあと候補が幾つかありますから、そういった点につきましても、これから慎重に考えていきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから、PFIの問題、ガス化溶融炉の問題についても御意見をいただきましたが、この問題についてはもう既に、議会、本会議、あるいは担当所管委員会で御審議いただいて、結論をいただいて、現在動いていることでありますので、御意見は御意見として伺わさせていただきながら、十分これからの事業進捗の中へ反映できるものは反映させていきたいと思っておりますけれども、安易な立場で導入したということでは決してないと思います。所管の委員会で長い時間かけて本当に慎重に審議していただいた結果の導入でありますし、企業の言いなりになってやったということにはならないと思っておりますので、今はあくまでも環境アセスをやっている段階で、具体的な建設というのは来年からになりますが、それまでまだ時間がありまして、具体的な内容の検討等もSPC──特別目的会社等と協議をしながら我々も詰めていきたいと思っておりますので、御忠告という形で受けとめをさせていただいて、検討へ反映させていただく部分については、十分そういう立場で考えていきたいと思います。

 それから、人工島は倉敷発展の原動力になるんかというお尋ねでありますが、私は、なると同時に、そうしなければいけないという願いを込めて、これは言っているわけでありまして、今はまだ、これから緒についたばっかしで、6号埠頭がやっとオープンしたいう状況でありまして、将来を踏まえて21世紀の岡山県、倉敷市、あるいは大きく言えば日本を支える、そういう産業経済発展の大きな力になるようにこれからもっていかなければいけない。今御指摘のように、たまたま分譲地が今はそういう状況になっておりますけれども、しかしこれはこれからの課題でありまして、概成目的は18年ですから、まだ何年かあるわけですから、県とともどもに一生懸命頑張っていきたいと思っております。倉敷市に与える産業経済的な影響とか、あるいは直接的には、我々は固定資産税や特別とん税を大変楽しみにもしているという、そういう面もないこともないわけですけれども、さらに県内・市内業者の流通コストの削減、あるいはそれに伴う地域経済の活性化、これからコンテナヤード等が進出してくると思いますので、そういう努力もしながら、21世紀岡山、倉敷の発展の原動力になるような位置づけで進めていきたい。

 今、一番最大課題になっておるのは特別重要港湾の指定であります。FAZの指定もいただいて、保税地域の指定もいただいて、かなり順調にここんところ推移してきましたけれども、今の特別重要港湾の指定、重要港湾指定が昭和35年ですから、それ以来随分長い期間、特定への昇格を求めて一生懸命頑張ってきましたけど、残念ながら国の方の事情もいろいろあって、現段階ではまだ達成できていない。これから最大限の努力をして、特定重要港湾を目指していきたいというふうに思っております。

 それから、肝心なこと一つありましたが、今の柳井原の問題で。これは私が多少こだわってるんかもわかりませんが、私はいわゆる高梁川下流総合開発期成会、あるいは柳井原ダム建設を中心にしている期成会、いわゆる総合開発とダム建設期成会の関係市町村を代表する期成会の会長でありまして、今まで毎年国あるいは広島の中国地方整備局へ、治水の問題、利水の問題についていろんな角度から強く要望を進めてきた立場であります。その私へ県から、しかるべき人が電話の一本もなければ話もないと。確かに、後からいろいろ調べましたら、私の担当のところへ来られてます。しかし、その日は私はずっと一日在庁して灯がついております。5分面会の時間をくれと言えば、いつでもとれるわけです。そういうにもかかわらず、私には残念ながら話がなかった。田辺議員がこの前言われたように、おまえばかにされとんじゃないんかと。まあ、そうかもわかりませんけども、しかしそうでなしに、ほかのさまざまな事情があったんかもわかりません。そこまでは推測できませんが、いずれにしても、正式に会長という立場の倉敷市長に、県のしかるべき人から電話もなければ話もないということは確かでありますので、御承知おきいただきたいと思います。

 これは、しかしそんなに大きな問題じゃなくって、これから、これからの問題が大変だというふうに私は思ってますので、期成会の会長という立場もありますし、これから後、今まで進めてきた計画の見直しをどうするのか。周辺整備の問題も絡んでまいりますし、言った言わないという議論は、あんまり大きな意味はないんじゃないんかなと。私も決してばかにされたとは思ってませんので、あしからず御了解いただきたいと思います。

            (「頑張れよ」「了解」と呼ぶ者あり)



○議長(岡良夫君) 田中教育長。

            (教育長  田中 俊彦君  登壇)



◎教育長(田中俊彦君) 教育行政について、5点のお尋ねがあったと思います。5点についてお答えをします。

 まず、学校図書館の重要性についてですが、子供たちに読書の楽しさや喜びを体験させることは、子供たちの創造力を豊かにし、自己の内面や生活、生き方などについて深く考えることができるなど、情操教育や人間形成に役立つ極めて重要な教育的活動であると考えております。教育委員会といたしましてはこのような学校図書館の重要性にかんがみ、これまで図書・資料の充実や施設の整備など学校図書館の充実を図ってまいりました。今後とも児童・生徒が読書の習慣を身につけ、一生にわたって読書のすばらしさを実感できるよう、学校図書館の一層の充実に努めてまいりたいと考えております。

 次に、学校図書費の増額についてのお尋ねでございました。

 学校図書費については、議員御指摘のとおり、国は平成14年度から5年間で総額650億円の地方交付税措置を講じることを決めて、平成14年度約130億円が措置されることとなっております。これは平成13年度の措置に比べて約22億円、20%の増額となっております。平成14年度について国の積算額では、倉敷市の地方交付税措置額は約3,500万円と推計されております。本市が予算化している学校図書費の額は4,572万円であります。国が積算する地方交付税額より約1,000万円上回っておりますので、補正は考えておりません。教育委員会といたしましては、今後も厳しい財政状況ではありますが、学校図書費の増額に努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 3番目ですが、子供の読書活動の推進ということでありますが、倉敷市の子ども読書活動推進計画の策定についてですが、国は子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を進めるための基本計画を本年8月までに策定し、それを受けて県は推進計画を平成15年度に策定する予定と聞いております。倉敷市といたしましては、読書活動が子供の健やかな成長に重要であると考え、国や県の計画を基本とするとともに、子供の読書活動の推進状況等を踏まえ、学校教育、社会教育と連携を図りながら推進計画を策定するよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

 次に、少年自然の家の関連ですが、先ほども議員さんおっしゃいましたように、51年度に設置されました倉敷市少年自然の家には、一部スロープや障害者用トイレ等が設置をされております。しかし、身体に障害のある方により安全に利用していただくためには、なお一層のバリアフリー化が望ましいと思われます。議員御指摘の歩道を車いすで移動できるように、アスファルト舗装をしたり、宿泊棟、それからいろりの家等に昇降機を設置することなどについては、今後財源の状況も考慮しながら計画的に改善を図っていきたいと考えております。

 次に、養護技師の配置につきましては、現状は利用する学校のうち、約半数は養護教諭を同行していると聞いております。また、現在入所者の安全確保は、医療機関への搬送を行うことによって対応しているところであります。しかし、初期の手当ての判断が必要な場合もあるため、今後こうした判断を行うことのできる人員の配置に努力をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 最後に、教育施設の修繕予算についてのお尋ねですが、平成14年度の教育費の当初予算は162億円で、全体予算の10.6%を占め、前年度より約10億円ふえております。これは大高幼稚園、連島東幼稚園の2園の新築及び多津美中学校の改築により20億円余りの建設費を計上したためであります。さらに、今回の6月議会に連島東小学校の移転・新築事業費18億4,200万円をお願いをしているところであります。こうした中で全校対象の修繕費は4億2,800万円で、前年度に比べて2割減となっております。全校対象の修繕費の予算執行に当たっては、夏休み期間中に担当技師が全学校・園に出向いて、学校長等と修繕箇所を調査・協議しております。緊急度に応じて優先順位をつけるなどして創意工夫を行い、計画的に対応しているところであります。

 また、今年度から簡易な修繕等については、試行的に校務員による共同作業方式を取り入れて、修繕費の削減に努めているところでもあります。

 今後とも、常に実態を把握しながら計画的な改善を行い、適正な管理に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。以上です。



○議長(岡良夫君) 岡総務局長。

            (総務局長  岡 武夫君  登壇)



◎総務局長(岡武夫君) 倉敷市の人事政策は、男女共同参画条例に逆行しているのではないかという御質問にお答えさせていただきます。

 本市では、男女共同参画社会の実現に向け、女性職員の職域の拡大及び管理職への積極的な登用に取り組んでいるところでございます。今年度の人事異動における女性職員の登用については、各部局から適任者の積極的登用に努め、本年4月1日現在では、課長級が9名、課長補佐級が34名、係長級が176名となっております。その結果、平成14年度の管理職の女性比率は、くらしき男女共同参画プランの実施計画で定めております目標、女性の比率が15%でございますが、これは達成いたしております。女性管理職につきましては、将来的な登用の布石としてライン職のポストへの積極的な配置に努めました。また、一般職の女性職員につきましても、内部事務的な職場に偏らない配置を行うなどいたしまして職域拡大と意識改革も努めているところであります。

 これまでも、業績、能力のある女性や若い人材の登用は、職員のやる気を引き出す方策であると考えており、常に心がけているところでございますが、今後一層職員の能力の的確な把握に努め、能力のある職員の登用、さらに女性の管理職への積極的登用及び職域拡大を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(岡良夫君) 武林建設局長。

            (建設局長  武林 修已君  登壇)



◎建設局長(武林修已君) 玉島人工島についてのうち、人工干潟の計画と安全性についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 岡山県により策定されました水島港港湾計画によりますと、玉島ハーバーアイランドは、岡山県を中心とする中国地方東部の国際物流拠点として位置づけられておりますが、あわせて自然環境と調和した、人々に潤いや安らぎを与える港としての整備が計画されているところであります。現在この計画に基づきまして、コンテナターミナルや緑地等の整備が進められております。

 お尋ねの人工干潟につきましては、ハーバーアイランドの南端に位置し、海辺の生物のための生息環境として整備するものであります。この計画につきましては、岡山県では既に約10ヘクタールの干潟について国の事業採択を受けており、周辺干潟の生物環境、潮流などの環境調査や実施に伴う測量調査などを行っています。

 なお、詳細な設計につきましては、今後県で行われることになりますが、御質問にありましたように、砂が陥没して人が埋まってしまうような悲惨な事故などが起きることのないよう、その安全性については十分な配慮がなされるよう岡山県に働きかけてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。



○議長(岡良夫君) 37番 大本 芳子君。

            (37番  大本 芳子君  登壇)



◆37番(大本芳子君) 再質問を行います。

 まず、市長さんは先ほどのチャイコフスキーの国際コンクール、節目節目に報告をしてきた言われますけれども、節目節目の報告はされる余地がないじゃありませんか。12月の代表者会議であなたは了承してもらった言いますけれども、それは報告だったんです。それでずうっとお正月休みがあって、18日に既に倉敷市は申請をして、25日には向こうから返事があった。ですから、節目節目の報告は何もされておりませんので、ここらについては少し訂正をしていただきたい。少し反省をされたようですので、その点については了といたしますけれども、少し言葉を選んで答弁をしていただきたいと思います。

 それから、先ほど総務局長が男女共同参画条例には合っているというふうなこと、よりも上を行っているみたいなこと言われましたけれども、私が言っているのは、ことしは例えば部長級の女性はいないじゃありませんか。局長、それを言っているんですよ。数とか量とかは、私は原稿に書いておる。相対的な率とか数は微増しておる。だけども部長級の女性、つまり政策決定の場で重要な役割を果たす人が減っておる。例えば、部長級の女性がいない、女性職員がいないいうことを言っているんですから、そこんところをもう少し分けて答弁をしていただきたいと思います。

 それから、新倉敷駅前のモニュメントの問題については、市長さんが、音楽が聞こえる町いうふうに、この玉島の特色について随分意識変革がなされて、そういう発想になっとんだと思いましたけれども、良寛が何で悪いんですか。そうしたら、たびたび言っておりますけれども、南小学校の校歌、それから柏島小学校の校歌、ここらこそ学校教育の場ですから、校歌も変えにゃいけんのじゃないですか。そういう態度がかたくなな態度と私は言っておるんです。

 それから、御答弁はありませんでしたけれども、ことし何で良寛サミットに予算をつけておりながら職員派遣をやめたのでしょうか。これについては答弁がありませんので、御答弁をいただきたい思います。

 先ほど、柳井原堰にかかわっては市長さんから御答弁がありました。要約すれば、会長の私に知事から直接、私はこういうようにしようと思うんだけれども、どうかなというような、そういう話がなかったということで、まあひがん──いや適切じゃない。すねておる、ふてとんじゃないですか。(笑声)しかしね、一自治体の首長はそんなことでふてたり、すねたり、ひがんだりするようなもんじゃない。こういう態度がいけないと私は言っておるのです。これについての反省を求めます。

 それから、先ほども、この日はスケジュールが詰んどって5分も大変だったと言われますけれども、しかし助役さんにかわっていただくということもあり得るんじゃないですか。全部あなたがどうしても出なければならないような、そういうことが硬直しておるというんです。ここんとこについても御答弁をいただきたいと思います。

 それから、教育問題ですけれども、私が教育長さんに、国では650億円措置されて、本年度は、5年で650億、1年度では130億、こういうお話を申し上げたら、倉敷市は国の交付税の額は3,700万円で、倉敷は4,572万円じゃから上を行っとる。全然違う答弁です、これは。3,700万円新たに来たのか、あなたの答弁ではそうなりますよ、先ほどの答弁を聞いておったら。650億で、130億で、倉敷は……、あそこをもう少し整理をして。だから、この3,700万円と4,572万円が全然かみ合ってないんです。で、倉敷市は3,700万円予算総額をしておるから、倉敷市は4,572万円図書費があるから、3,700万円よりは多いからふやさない。全然違うんです。この3,700万って何の数字ですか、答弁してください。

 それから、少年自然の家のことですけれども、養護の先生が半分はついてくると言われました。けれども、あとの半分は養護の先生はついてこない。特に今は、私この間実態を調べましたけれども、学校だけではないんです。婦人会やいろんな団体がここを利用しておるんです。だから、そういうニーズに対してもぜひ必要なというふうに言っておるんですから、ここのところを一般論でお答えになっておりますので、もう少しきちっと答弁をしていただきたいと思います。以上です。よろしくお願いします。



○議長(岡良夫君) 中田市長。

            (市長  中田 武志君  登壇)



◎市長(中田武志君) 再質問にお答えいたします。

 チャイコフスキーの国際コンクールの問題につきましては、12月定例議会最終日の代表者会議へ内容の御報告をさせていただいて、多少御意見があったということも聞いたわけでありますけれども、基本的には御了解をいただいたというふうに我々は理解をさせていただいて、そこからスタートしたわけであります。多少先ほどの答弁の中で、この問題について「節目節目」という表現を私が不用意に使わせていただいたわけですが、これは訂正をさせていただいて、「節目のときに説明をさせていただいた。今後もそういう段階では必ず御協議、御報告をさせていただく」、こういうことでありますので、あしからず御了解をいただきたいと思います。

 ただ、この計画は、もう議員さん御承知のように、先ほども申し上げましたが、くらしき作陽大学さんが誘致大学として倉敷に入ってこられている、この存在が非常に大きいわけでありまして、そことモスクワ音楽院との関係がベースになってスタートしたと。倉敷市だけでは、これはとてもできない話でありますので、作陽大学さんの特別協力というチャンスを踏まえて、しかもチャイコフスキー入賞者連盟方は、南アフリカとかチリとか開催の申し出もあるんで、倉敷やるんなら早く意思決定してほしいという要請があったことも確かでありまして、作陽さんとの協議の中で、議会の御了解をいただければやろうということでスタートしたわけであります。これから後、いかに成功裏に導いていくかが課題でありますので、積極的な御支援をお願いしたいと思っております。

 それから、良寛像の問題については、先ほどもお答えをいたしましたが、かなり慎重に我々も考えさせていただきました。どこが悪いのかと言われると、いろいろこれはちょっと問題がありますが、関係有識者、専門家の意見も参考にしながら、そしてごく最近の地裁の判例等も十分しんしゃくしながら、やはり公平公正を旨として行政を行っていく首長が、公共施設の中へ特定の人物のそういったものをつくることがいかがなものかという見解が非常に強いもんですから、大事を踏んで、これは避けさせていただいた方がいいんじゃないかという考え方であります。

 柳井原の問題については、担当者が県の関係者と話し合いをしたということも後から聞きました。しかも、その日は私が一日おる日なんです。議会前でもありますし、だから灯はついてまして、市長にちょっと顔でも見に行こうかといって、5分でも時間くれ言われりゃ、いつでもとれる状況の中にあったにもかかわらず、そういう状況がなかったと。どうも6月10日に県の提案説明で知事の水問題に対する発言があるみたいよというのは、風の便りに私も聞きましたけれど、中身がよくわからない。したがって、正式には12時のNHKのテレビで内容がわかったということでありまして、当然市の仕事は、市長と助役がお互い分担しながらやっているわけでありますが、事の軽重、ふててるわけではないですけれども、期成会の会長という立場で私がどういう認識をするかというのも、やっぱしある意味では大事なんじゃないかなというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(岡良夫君) 田中教育長。

            (教育長  田中 俊彦君  登壇)



◎教育長(田中俊彦君) 再質問にお答えをいたします。

 説明をちゃんとしたつもりなんですが、もう一度申し上げます。

 平成14年度から5年間で国は650億円の地方交付税措置を講じることを決めて、平成14年度は約130億円が措置されることになっております。これは平成13年度の措置より22億円多くなっておるということでございます。20%の増額となっております。13年度は108億円、14年度が130億円ということでございます。で、14年度について国の積算額では、その130億円を倉敷分に考えますと3,500万円と推計をされるということでございます。それに対して本市が予算化している学校図書費の額が4,572万円でありますので、補正を考えていないということを申し上げたわけでございます。以上です。

            (「自然の家、自然の家」と田辺議員発言する)



○議長(岡良夫君) 中田市長。

            (「自然の家答弁漏れよ」と田辺議員発言する)

            (市長  中田 武志君  登壇)



◎市長(中田武志君) 済みません。答弁漏れがありましたので。

 良寛サミットの件についてお尋ねがありまして、1件答弁漏れがありましたので、私からお答えをいたします。

 担当の方から、今年度の良寛サミットへの出席について考え方の披瀝がありました。ことしの開催場所が大変遠隔なところでもあるし、それから中核市に移行したばっかしで、大変手元の業務も混雑している。大変煩雑になっているというようなことも踏まえて、ことしは遠慮したいんだがというような意向表明がありましたから、皆さん方でよう考えて対応してほしい、私が了解したということでありますので、御理解いただきたいと思います。えーっと、ことしは佐渡だったですね──。ことしの開催予定地は佐渡であったわけでありますから、費用対効果も担当の方がいろいろ考えたということであります。

            (「ちょっと今の発言はおかしいよ」と大本議員発言する)

            (「今のはおかしい。佐渡やったら行かないんか……」「休憩」「答弁漏れで、教育長答弁漏れよ」と呼ぶ者あり)



○議長(岡良夫君) 岡総務局長。

            (総務局長  岡 武夫君  登壇)



◎総務局長(岡武夫君) 再質問にお答えをさせていただきます。

 今回の人事異動で女性の部長級、次長級の登用がゼロではないかと、どう思うかという御質問でございますが、今回の人事異動は、女性登用を一つの重点といたしまして、積極的に登用はしてまいったつもりでございます。ただ、次長級、部長級につきましては、経験年数、実績等を考えたときに、残念ながら適任者がいなかったということでございます。しかしながら、女性職員の中にも非常に優秀な職員も多くいらっしゃいます。十分な経験、実績を積めば、将来的には部長級あるいは局長級を担えるような人材も出てくるというふうに思っております。御理解のほどよろしくお願いいたします。



○議長(岡良夫君) いいですか。

            (「いいえ、答弁の後します」と大本議員発言する)

            (「再質問早うすりゃええがな、行け行け」と呼ぶ者あり)

 37番 大本 芳子君。

            (「やるんなら、やってしまえ」と呼ぶ者あり)

            (「答弁漏れておるよ、教育長の。少年自然の家の分、答弁漏れよ」と大本議員発言する)

 田中教育長。

            (教育長  田中 俊彦君  登壇)



◎教育長(田中俊彦君) 失礼をいたしました。

 少年自然の家の養護技師といいますか、そういう人を入れたらどうかということについてですが、今後検討をしたいと思います。一部学校についてはなっておりますが、一般の人のこともありますので、今後検討させていただきたいと思います。



○議長(岡良夫君) 37番 大本 芳子君。

 2分ありませんのでね。

            (37番  大本 芳子君  登壇)



◆37番(大本芳子君) もう教育長さんの答弁は、途中で私の質問を聞いて詳しくするとかいうんじゃなしに、1回目に聞いたんと同じのをまた、破れたレコードみたいに同じことを言われたんじゃ、理解ができません。今後、質問の中身を理解していただいて、それにわかるように答えていただきたい思います。

 良寛サミットの問題ですけれども、担当から行きましょうか、行きますまあかいうふうに打診があった、今市長言われましたけど、予算つけたことに一々そういうふうに市長さんにお伺いを立てるんですか、経済局長。そうはなってないと思う。それで答弁が、中核市でいろいろがたがたしたし、新潟は遠いから、(笑声)そんなことはいけませんよ、そういう答弁は。私はそんな答弁では納得できません。きちんと答弁してください。全然、経済局長にまず、行きましょうか、行ったらいけませんでしょうかいうふうに市長さんに言われたのかどうか、そこを答えてください。以上です。たくさんありますが、時間がありませんので、これについて明快に答えてください。



○議長(岡良夫君) 浅野経済局長。

            (経済局長  浅野 伸夫君  登壇)

            (「ええかげんこと言うたらいけんよ」と大本議員発言する)



◎経済局長(浅野伸夫君) 再々質問にお答えいたします。

 良寛サミットの件でございますが、先ほど市長が御答弁をされましたが、ことしは御承知のように、観光振興室も参事、それから室長等々が異動があった関係と、それぞれの行事が集ったというようなことがありますし、そのほかに開催地の関係でお断りしたと、開催が受け入れられなかったという、そういうような点等々もろもろのことを考えまして、ことしの方は、行く役職の関係もございますし、人数も、どう言いますか、限られとりますので、そういう面を考えまして、ことしは遠慮させていただく、ことしに限り遠慮させていただくということで、

            (「全然答弁になってない」と大本議員発言する)

 市長に相談いうより、私の意思の決定で、そういうことを報告という形で申し上げたのが事実でございますので、よろしくお願いします。

            (「あなたが行かせないんですな」と大本議員発言する)

            (「ずっと行かんでええぞ」と呼ぶ者あり)(笑声)



○議長(岡良夫君) 暫時休憩いたします。



            午後 0時 8分  休 憩



            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



            午後 1時12分  開 議





○副議長(津崎賢君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、29番 原田 健明君。

            (29番  原田 健明君  登壇)



◆29番(原田健明君) (拍手)青空市民クラブの原田 健明でございます。

 通告に従いまして、2点質問をさせていただきます。

 まず1点目は、財政についてでありますが、倉敷市は御承知のように平成13年度から保健所政令市、そしてまた本年4月からは中核市として、県から多くの権限を受けて行政が進められております。平成13年度からは地方分権一括法の施行も同時に実施されまして、今や地方の時代と言われております。それだけに市民は、市行政に大きく期待していると思うのであります。しかし現状は、外から見れば中核市として、なるほど格好のいい倉敷市に見えるかと思いますが、果たして市民は現状で満足しているでしょうか。

 相次ぐ公共料金の値上げに加えて、市民サービスが大きく低下していることを指摘せざるを得ません。長引く不況の中で、倉敷市の財政運営につきましても予算の組み立てに大変苦労されていることはよくわかります。しかし、市民税を毎年いただきながら市民の要望、特に子供や老人が主として使用する生活道路や用排水路の改修等が、何年も実施できていないところが随所にあります。長いものでは、5年、10年たっても全然前に進んでいないというところもあります。なぜでしょうか。

 ある担当課長は、「窓口に行きますと、済みません済みません、私は断りをするのが仕事です」と、このように言われた課長もあります。というように、予算の裏づけがないからこうなってしまうのではないかというふうに思うわけであります。

 余り昔のことを持ち出してもいけませんので、過去5年間の倉敷市の道路行政の予算がどのようにつけられてこられたか、その内容を見てみたいと思います。時間の関係もありまして、経済局所管の農業施設新設改良費の工事請負費と建設局所管の道路新設改良費の工事請負費の2点について、平成10年度決算を100として金額とパーセントで比較してみたいと、このように思います。

 まず、農業施設新設改良工事請負費でありますけれども、平成10年度の決算額は16億9,188万円であります。端数切り捨てます。これを100といたしまして、平成11年度は12億7,000万円で75.1%、同じく12年度が11億2万9,000円で65%、13年度が6億3,352万円で34.5%、本年度──14年度は4億8,315万円で、10年度の実績に比べますと28.5%となっております。また、道路新設改良費の方を見てみますと30億4,111万円、これを100%といたしまして、これ10年度でありますけれども、11年度が21億9,388万円、72.1%、12年度が13億8,006万円、45.3%、13年度が7億2,055万円、23.6%、本年──14年度は8億3,226万円、27.3%というふうになっております。これを合わせて換算いたしますと、いわゆる農業施設新設改良費と道路新設改良工事費の合わせたものを、これを10年度を100といたしますと本年度──14年度は27.9%というふうな数字になっております。この6月補正予算が通ることを望んでおりますが、通りましても29.6%ということで、10年度に比べますと約3分の1の予算ということでありますから、先ほど私が窓口の課長さんの言葉を引用いたしましたように、担当課へ参りましても担当課長や係長さんは、もうその断りをするのが仕事ということがやむを得ないような状況にあるわけでございます。

 以上のような内容でありまして、平成14年度予算は先ほど申しましたように、この6月補正予算を加えましても、5年前の平成10年度の決算額の約3分の1でありまして、29.6%でしかないわけでございます。どこの家庭におきましても、収入が乏しいときには余分な買い物をしないというのが鉄則であります。しかしこの間、東大橋家の跡地の購入の例に見られますように、この東大橋家の例をとってみますと、予算額は6億3,000万円でありました。購入は5億7,000万円で購入しておりますけれども、この額は先ほど説明いたしました平成13年度の倉敷市全体の農業新設改良費の額に相当する額なんです。文化を守ることも大切であります。しかし、市民からいただく税金は、まず市民の生活周辺の関連に予算を使うべきでありまして、ほとんどの市民にとって無縁の存在にも等しい、そういうものに多額のお金を使うべきではないと、こういうふうに思うわけであります。

 以上のように、財政事情が極めて厳しいことはよく承知しておりますけれども、市民の要望を少しでもかなえるという観点から、平成10年度を100といたしまして、本年度は──先ほどから申しておりますようになかなか厳しい状況にありまして──27.9%。金額にいたしますと、先ほど申しましたように、農業関係が4億8,300万、建設局に関係する道路新設改良費が8億3,200万でありまして、27.9%という数字であります。これをせめて前年の13年度並みの実績に予算を大幅に修正をしていただきたい、このように強く要望するものでありますけれども、市長の御所見をいただきたいと、このように思います。

 次に、続きまして通告の2点目、農業問題についてであります。

 日本はかって農業国、そしてまた岡山県も農業県と言われた時期がございました。今日、日本の食糧は輸入に頼る度合いが大変強くなっております。その大きな原因は、農業従事者の高齢化や企業などへの勤め人が多くなって、農業後継者がいない。そしてまた、農業では安定した収入が得られない、生活できないというふうな理由があろうかと思います。

 倉敷市の統計によりますと、市全体の水田の面積は3,775万3,400平方メートルでありまして、作付水田は3,281万4,400平方メートル、全体の86.9%となっております。そして管理水田110万5,300平方メートル、耕地を放棄した水田が315万500平方メートルで全水田の約3%を占めております。これに保全管理全体の水田は425万5,900平方メートルでありますので、要するに水田でありながら耕作をしていないという土地、耕作をしていない水田は全体の13.1%に達しているわけであります。荒廃した水田を作物で実らせ、水田としてよみがえらせることは大変大切であると考えられます。

 そこで、今日の社会情勢に照らせて、時代に合った農業政策が必要であると考えますが、それは既に先進都市では実施が行われております農業公社の設立を、倉敷市の指導によって実現させていただけないかという御提言をしたいと思うからであります。この件につきましては、平成12年の2月議会で先輩の議員が取り上げておられますけれども、そのことを踏まえて質問をさせていただきたいと思います。

 農業公社は、岡山県では既に11町村で実施をされておりまして、近隣では船穂町、山手村が平成8年ごろから実施しております。船穂町の農業公社について先日勉強に行ってまいりましたので、その中身を報告させていただき、倉敷市の参考にしていただきたい、このように思います。

 船穂町は、御承知の方も多いかと存じますが、昭和36年ごろからマスカットとスイートピーを特産物として取り組んでまいりました。特にマスカットは全国的にも有名であります。しかし、高齢化による農業後継者の不足、不耕作田の増大などが目立ってきたことによりまして、これを何とか活用しなければならないという観点に立ちまして、農地の有効利用を積極的に取り組んでこられたそうであります。そしてその中身については、少ないながらも農業後継者として頑張っている若者、そういう人たちがなかなか友人、知人の土地を借りて農業を展開したいと考えましても、返済するときのトラブル等が必ず起こっておるようでございまして、なかなか個人対個人では成り立たないというところにも目をつけたそうであります。したがって、専業農家になりたい人への土地の貸し借り、貸借の事務などを目的に、平成8年に町が5,000万円、農協が3,000万円の出資で、船穂町農業公社というものが設立されたわけであります。職員の配置については、町から2名、プロパー職員を4名採用し、農協から2名が同じく派遣されまして、合計8人で運営をされております。

 業務の内容を聞いてみますと、いろいろございますけれども、1つには、預かり農地、つくれなくなったということで町内の農家の方から預かっている面積は、13年度実績で40万平方メートル、その2分の1の20万平方メートルをまた貸しをしております。これは貸すに当たりましては、農業委員会が決めた借地料をいただいておると。預ける方からは、無料で預かっているということでございます。残りの2分の1の面積につきましては、公社が独自に米をつくりまして、そのつくられた米は学校給食に全部使用しているということであります。

 2番目の特徴といたしましては、シルバー人材センターへ委託をいたしまして、生ごみの全戸収集を行っているそうであります。これを町が経営しております堆肥センターへ運びまして、環境に優しい町づくりを目指してということで、その環境に優しい肥料として肥料の生産を行っております。ここにパンフレットを持っておりますけれども、テクノペレットという、こういう肥料をつくっております。また、工場につきましては、全額国の補助金で工場が建てられておるそうでありますけれども、写真が小さいんですが、ここにございまして、工場は大変大きなものであります。そういうことを農業公社で行っているということがございます。

 さらに、さっき申しました農地の貸借契約の仲介事務、農地の売買手続の事務、遊休農地の整備事業、さっき申しましたこの工場では、各家庭にシルバーの方たちが全戸訪問、曜日を決めて全戸生ごみを集めたものをこの工場へ集めまして、それは、それぞれの家庭ではボカシを使っていただいて、ボカシ容器をそのまま工場に運ぶということで、かわりのボカシ容器を各家庭に置いて、ボカシで処理されたものを工場に運ぶということで、EM菌による非常に有効な肥料、そういうものをつくっておるということであります。したがって、工場でも、さらにボカシの製造、全戸配布というふうなことも、この農業公社で行っているという内容であります。

 さらに、農業後継者の育成といたしましては、県内外を問わず農業後継者になりたい方をこの船穂町の農業公社で受け入れをいたしまして、2年間の契約で、その方が一人前になるまで農業後継者としての指導をするということであります。現在6人目の指導を行っているということでありますけれども、過去において地元の方もおられましたが、遠く県外からも希望者が来られておるということも聞いております。

 以上のように、大変活発な活動がなされておりまして、私は倉敷市におきましてもこれに倣い、全水田の13%に及ぶ不耕作田の493万8,000平方メートルの土地が倉敷市の場合あるわけですから、これを何とか生き返らせる方策として、土地が欲しい人たちには売買や貸借の仲介事務、また公社が農地を圃場整備するなどして適当な作物を栽培するとか、あるいは市民農園の大型化を図るとか、いろいろ方法はあると思います。要するに、現在荒れ地になっておるといいますか、水田でありながら何も植えられていない田んぼをなくするという手段としても、農業公社の新設は倉敷市にとりましても早急な課題ではないかと、このように思うわけでありまして、当局の御見解をいただきたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○副議長(津崎賢君) 答弁を求めます。中田市長。

            (市長  中田 武志君  登壇)



◎市長(中田武志君) ただいまの御質問のうち、財政について私からお答えを申し上げます。

 2月の当初予算、平成14年度の当初予算の説明のときにも申し上げたわけでありますけれども、市税収入が大変落ち込んでおり、利子割交付金も大幅な対前年減額というような、歳入全般にわたって大変厳しい状況の中で、そういった限られた予算配分をどうするかというところに、ことしは本当に頭を使った次第であります。今御指摘をいただきましたように、最終的にはその結果、例えば特に緊急的に急ぐものとして、国体関連施設の整備、それから国庫補助事業がこの時期に固まって入りましたいわゆる学校・園の建設事業の問題、こういったものが集中的に入ってきた関係で、あるいはそれ以外に経常的な医療・福祉・保健、こういった状況変化の中でかなり増嵩してきた面もあるわけですが、市民生活に直結している道路や農道や水路関係の予算が、大変厳しい財源不足の中で圧縮せざるを得なかったということでありまして、今もこのことについては大変心苦しく思って、心を痛めております。議員の皆さん方や市民の皆さん方、あるいは現場の担当の職員も、本当に予算不足の中で大変難儀をしながら苦労していると思っております。パイが小さくなったと言ってしまえば、それだけなんですけれども、逆に歳出のあり方についても、たまたまこういう時期にかなり集中的に出てきたということもあったりしまして、義務教育施設の老朽化も非常に進んでおりますから、これも待ったがないというようなことで、こんな結果になったわけでありますけれども、一番心を痛めておりますのは、道路、農道、水路のそういった関係経費が圧縮せざるを得なかったということであります。

 できれば、通年の補正予算の中で何とか財源確保しながら増額措置を図っていきたいという思いで、今でもいっぱいでありますが、ことしはまだ交付税も決まりませんし、交付税を中心にあらゆる財源確保に一生懸命今手を尽くしておるわけでありまして、そういう見通しをできるだけ早く立てて、今御指摘のような市民生活に直結した、その部分の増額措置を年度内で考えていきたいという思いでありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 本当に大変直接身近な問題でありますから、議員さん方の生活近辺でいろいろ御不満や御要望がたくさん高まっていると思いますだけに、申しわけないと思っておりますが、今後とも一生懸命財源確保に頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします。



○副議長(津崎賢君) 浅野経済局長。

            (経済局長  浅野 伸夫君  登壇)



◎経済局長(浅野伸夫君) 農業問題で、農業公社の設立についての御質問にお答えいたします。

 近年、農地の荒廃が進んでおり、大きな問題となっておりますが、その要因といたしましては、米の需要の低迷、あるいは農業従事者の高齢化、また担い手の減少などが考えられます。こうした中で、農業公社はこの問題に歯どめをかけ、農業の活性化を図るための有効な手段の一つと考えられております。

 そこで、議員先ほど申されましたように、県内ではこの近隣の船穂町、それから山手村、それからあと賀陽町とか成羽町とか、あとは県北の方が多ゆうございますが、そういうところで農業公社の設立をされているようでございます。

 本市におきましては、平成12年の2月議会での御質問の中で、農業公社については市内農業協同組合の合併の進展の中で研究していきたいとの御答弁を申し上げておるところでございますが、その後、結果的に農協が合併に至らなかったということと、それから合併推進協議会が解散されたという、こういうようなことから農業公社の設立問題も白紙の状態となっておりました。その後新たに、県や農協中央会を中心といたしまして新たな動きがございまして、去る3月に倉敷・井笠地区JA合併推進協議会の設立総会が開催されておりまして、その中で平成15年1月1日を目途に、倉敷、総社、笠岡、井原など4市10町2村を含めた農協の大合併の話が進んでいるところでございます。で、その推進協議会の中で農業公社の設立ということも研究課題になっていると聞いているところでございますが、この農業公社を設立するためには農業協同組合の御協力が欠かせないものでございまして、本市といたしましては、今後その合併推進協議会の動向を見守りながら前向きに考えていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○副議長(津崎賢君) 以上で本日予定の質問を終了いたしました。

 本日はこれにて散会し、次会は明14日午前10時から再開いたします。



            午後 1時39分  散 会