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岡山県 岡山市

平成 8年 6月定例会 06月27日−07号




平成 8年 6月定例会 − 06月27日−07号







平成 8年 6月定例会

    平成8年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第7号

       6月27日(木)午前10時開議

第1

 甲第122号議案〜甲第165号議案

第2

 請願第4号 旭川,鶴見橋下流の堤防及び都市計画道路の早期完成について

 請願第5号 学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書の提出について

 請願第6号 消費税の引き上げに反対し,国民本位の税制改革を求める意見書の提出について

 平成7年陳情第43号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める意見書の提出について

 平成7年陳情第44号 鉄道共済年金回復と改善に関する意見書の提出について

 陳情第13号 上道地区への場外舟券発売場設置反対について

 陳情第15号 高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止を求める意見書の提出について

 陳情第16号 定住外国人の地方参政権反対について

 陳情第17号 消費税率5%への引き上げの中止を求める意見書の提出について

 陳情第19号 納税貯蓄組合補助金の交付改善について

 陳情第21号 県北における米軍機の超低空飛行訓練を中止させるよう適切な措置をとることを求める意見書の提出について

 陳情第22号 子どもの姓を出生時に決める選択的夫婦別姓を求める意見書の提出について

第3

 岡山市農業委員会委員の推薦について

第4

 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について

第5

 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について

 1 継続審査

  〇 総務委員会

    請願第2号 総合支所構想と地域割案について

    陳情第8号 在日韓国人高齢者等の無年金者を救済するための国民年金法改正を求める意見書の提出について

  〇 保健福祉委員会

    平成7年請願第6号 介護保障の確立と医療,福祉の改善を求める意見書の提出について

    平成7年陳情第18号 難病患者等に対する諸要望について

    陳情第10号 障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の改善と充実を求める意見書の提出について

    陳情第14号 在日韓国人高齢者等に対する特別給付金支給について

    陳情第20号 在日外国人等制度的無年金高齢者への特別給付金制度の創設について

  〇 経済委員会

    陳情第12号 中小企業の労働時間法制に関する意見書の提出について

  〇 建設委員会

    陳情第23号 駅前横断歩道廃止に伴うエスカレーター及びエレベーター新設について

  〇 文教委員会

    平成7年陳情第19号 県立高校普通科の小学区制・総合選抜制度を守り発展させることを求める意見書の提出について

    陳情第6号 県立高校普通科の小学区制・総合選抜制度を堅持することを求める意見書の提出について

    陳情第18号 庭球場の新設等について

 2 継続調査

  〇 総務委員会

    財政問題について

    行財政改革について

    入札・契約事務について

    分庁舎計画について

    地域振興について

    総合計画について

    築城400年関連事業の総合調整について

    文化の振興について

    行政機関の再編について

    国際交流について

    自転車等駐車場について

    国民健康保険事業について

  〇 保健福祉委員会

    同和対策事業について

    福祉行政について

    保健行政について

    環境衛生行政について

    環境保全行政について

    病院事業について

  〇 環境消防水道委員会

    廃棄物の処理及び清掃について

    消防力の整備充実について

    水道事業について

  〇 経済委員会

    商・工業,労働振興対策について

    観光対策について

    農林水産業振興対策について

    市場対策について

  〇 建設委員会

    道路橋りょう問題について

    河川及び港湾事業について

    都市計画について

    区画整理事業について

    都市再開発事業について

    公園事業について

    住宅問題について

    駐車場について

    開発行為について

    下水道事業について

  〇 文教委員会

    学校教育について

    社会教育について

    同和教育について

    教育施設について

    青少年問題について

    通学区域について

  〇 議会運営委員会

    議会の運営及び議長の諮問について

    議会に関する条例等について

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 甲第122号議案〜甲第165号議案

 日程第2 請願第4号〜請願第6号,平成7年陳情第43号,平成7年陳情第44号,陳情第13号,陳情第15号〜陳情第17号,陳情第19号,陳情第21号,陳情第22号

 日程第3 岡山市農業委員会委員の推薦について

 日程第4 諮問第1号

 追加日程 意見書案第6号

 追加日程 緊急質問

 日程第5 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について──請願・陳情,調査

      ──────〇──────

出席議員(53人)

           1番  辻 野 喬 雄君

           2番  田 畑 賢 司君

           3番  崎 本 敏 子君

           4番  藤 沢 和 弥君

           5番  坪 井 貞 夫君

           6番  大 下 隆 章君

           7番  太 田 正 孝君

           8番  柴 田 健 二君

           9番  向 井 英 雄君

           10番  三 木 亮 治君

           11番  伏 見 源十郎君

           12番  服 部   勇君

           13番  井 村 嘉 久君

           14番  奥 野 三四志君

           15番  華 房 美 衛君

           16番  串 田   務君

           17番  楠 木 忠 司君

           18番  近 藤   昭君

           19番  浅 野 秀 孝君

           20番  吉 本 喜 一君

           21番  貝 原 信三郎君

           22番  梶 原 昌 一君

           23番  垣 下 文 正君

           24番  佐々木 清 巳君

           25番  石 原 奐 治君

           26番  宮 武   博君

           27番  高 津 利 明君

           28番  有 井 靖 和君

           29番  則 武 宣 弘君

           30番  田 尻 祐 二君

           31番  若 井 達 子君

           32番  羽 場 頼三郎君

           33番  寺 田 和 子君

           34番  横 田 悦 子君

           35番  堀 川   進君

           36番  磯 村   博君

           37番  高 木 悦 夫君

           38番  土 肥 啓 利君

           39番  川 田 敏 幸君

           40番  宮 川 日 吉君

           41番  山 田 録二郎君

           42番  太 田   稔君

           43番  磯 野 昌 郎君

           44番  吉 田 政 司君

           45番  山 田   勇君

           46番  福 原 弘 子君

           47番  苦 水 重 徳君

           48番  内 田 宏 哉君

           50番  田 中 昭 三君

           51番  大 橋 英 雄君

           52番  藤 原   貢君

           53番  河 合 和 成君

           54番  花 岡   薫君

      …………………………………

欠席議員(1人)

           49番  脇 本 一 郎君

      ─────────────

説明のため出席した者

      市     長  安 宅 敬 祐君

      助     役  森 末   京君

      助     役  宮 崎 正 壽君

      収  入  役  三 宅   襄君

      参     与  山 本 俊 介君

      総 務 局 長  菱 川 公 資君

      参     与  金 木   章君

      財 政 局 長  井 上 宜 也君

      保 健 福祉局長  角 田   誠君

      環 境 事業局長  有 森 恭 江君

      参     与  守 屋 紀 男君

      経 済 局 長  山 本   宏君

      都 市 整備局長  小 塚 雅 史君

      参     与  木 野 義 明君

      参     与  武 本 勘 二君

      下 水 道 局 長  佐 藤 泰 治君

      西 大 寺支所長  河 本 明 治君

      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君

      消 防 局 長  太 田 力 男君

     選挙管理委員会

      委  員  長  服 部 忠 文君

      事 務 局 長  天 久 嘉 弘君

     監 査 委 員

      委     員  槌 田 邦 夫君

     農 業 委 員 会

      委     員  八 田 澄 治君

     教 育 委 員 会

      委  員  長  平 松   掟君

      教  育  長  戸 村 彰 孝君

      ─────────────

出席した議会事務局職員

      局     長  橋 本 豪 介君

      次     長  渡 邉 光 章君

      次     長  斎 藤 泰 清君

      議 事 課 長  岡 崎 彰 信君

      調 査 課 長  岡 田 登志男君







      午前10時10分開議



○議長(花岡薫君) 皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第7日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は53名であります。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 会議録署名議員に高木議員,川田議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) この際お諮りいたします。

 有井議員から,6月19日の本会議における発言について,会議規則第66条の規定により,発言の一部を取り消したい旨の申し出がありましたので,会議録調製の際,議長において措置いたしますので,御一任願っておきます。

      ──────〇──────



△日程第1 甲第122号議案〜甲第165号議案

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程に入ります。

 日程第1は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下44件の議案についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 これらの議案につきましては,それぞれ所管の常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。

 まず,総務委員長の報告を求めます。

     〔23番垣下文正君登壇,拍手〕



◆23番(垣下文正君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について外9件の議案であります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 以上,甚だ簡単でありますが,総務委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,保健福祉委員長の報告を求めます。

     〔2番田畑賢司君登壇,拍手〕



◆2番(田畑賢司君) 保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について外2件の議案についてであります。

 これらの案件につきましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上,甚だ簡単でありますが,保健福祉委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,環境消防水道委員長の報告を求めます。

     〔13番井村嘉久君登壇,拍手〕



◆13番(井村嘉久君) 環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告をいたします。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について外2件であります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定をいたしました。

 なお,甲第129号議案岡山市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例の制定について,委員から,条例の運用に当たっては公平性の確保に十分留意し,罰則規定についても慎重に対応してほしい。また,本条例では放置自動車の所有者が不明の場合,岡山市が撤去,処分をすることとなっているが,将来的には原因者である製造者が行うよう制度化に向けて国に強く働きかけていくべきである等の意見,要望がありましたことを申し添えます。

 以上,甚だ簡単でありますが,環境消防水道委員会における審査の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,経済委員長の報告を求めます。

     〔25番石原奐治君登壇,拍手〕



◆25番(石原奐治君) 経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)中,歳出第6款農林水産業費,第7款商工費について外1件であります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上,簡単でありますが,経済委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,建設委員長の報告を求めます。

     〔41番山田録二郎君登壇,拍手〕



◆41番(山田録二郎君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について外28件の議案であります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお,甲第137号議案訴えの提起につきまして,本件は市営住宅の適正な管理運営に向けての滞納整理作業の過程で発見に至ったものであり,発見がおくれたことは非常に問題であるが,市営住宅に対する市民の需要が高く,現在調査中の市営住宅についても早急に精査し,今後全市的になお一層の適正な管理運営を行うよう,当局に厳重な対応を求めたのであります。

 以上,甚だ簡単でありますが,建設委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,文教委員長の報告を求めます。

     〔21番貝原信三郎君登壇,拍手〕



◆21番(貝原信三郎君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について外1件の議案についてであります。

 これらの案件につきましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致をもって原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 以上,甚だ簡単でございますが,文教委員会の報告を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 以上で委員長の報告は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。

 討論はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。

 甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下44件の議案については,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第2 請願第4号〜請願第6号,平成7年陳情第43号,平成7年陳情第44号,陳情第13号,陳情第15号〜陳情第17号,陳情第19号,陳情第21号,陳情第22号

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程第2に入ります。

 日程第2は,請願第4号旭川,鶴見橋下流の堤防及び都市計画道路の早期完成について以下3件の請願及び平成7年陳情第43号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める意見書の提出について以下9件の陳情についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 お諮りいたします。

 本件に関する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。

 討論の通告があります。辻野議員。

     〔1番辻野喬雄君登壇,拍手〕



◆1番(辻野喬雄君) 委員会審議で不採択となりました7件の請願,陳情について,日本共産党岡山市議団を代表して,順次簡潔に不採択に反対の理由を申し上げます。

 まず,請願第6号消費税の引き上げに反対し,国民本位の税制改革を求める意見書の提出について及び陳情第17号消費税率5%への引き上げの中止を求める意見書の提出について一括して申し上げます。

 さきの参議院本会議では,日本共産党だけでなく,新社会党・平和連合,二院クラブ,新緑風会,参議院フォーラムの議員22名が共同して消費税増税の中止に関する決議を提出いたしました。その骨子は,1,'93年総選挙の公約違反であり,際限のない税率引き上げに道を開く。2,住専処理など税金の使い方に国民は納得しておらず,行財政改革も全くなされていない。3,国民生活と経済の動向を見ても,5兆円に上る税率引き上げは許されない。としており,政府与党が決定したとはいえ,国会は解散含みであり,採択を求めるものであります。

 次に,陳情第15号高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止を求める意見書の提出について。

 「もんじゅ」の事故の後の再現テストでは,さらに深刻で,安全のために設置されていたコンクリート保護用の鉄板にも穴があき,水素爆発の危険性を一層強く認識させました。技術未確立は明白であり,運転停止すべきであります。

 次に,陳情第19号納税貯蓄組合補助金の交付改善について。

 昭和26年法制定以来の成果と市民各位の御労苦,御協力は十分評価しつつも,当局も見直しを表明しているところであり,それにふたをするのではなく,継続審査を主張するものであります。

 次に,陳情第21号県北における米軍機の超低空飛行訓練を中止させるよう適切な措置をとることを求める意見書の提出について。

 県北の山合いを高度60メートルから150メートルで超低空飛行訓練する危険性は,一昨年10月の早明浦ダム近くでの墜落事故で明らかであります。住民の安全を守る立場で,採択を求めます。

 次に,陳情第22号子どもの姓を出生時に決める選択的夫婦別姓を求める意見書の提出について。

 夫婦別姓を選べる権利を保障することは,社会進歩,民主化の流れであります。不採択では,岡山市議会の良識が問われるのではないでしょうか。

 最後に,平成7年陳情第43号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める意見書の提出について。

 岡山城築城400年の理念は,温故知新と言われています。15年にわたる太平洋戦争の最大の教訓は,最高刑死刑の治安維持法によって一切の言論,出版,集会,結社の自由が奪われたことにあります。ポツダム宣言受諾により,治安維持法は廃止され,有罪判決はなかったものとなりましたが,その犠牲者への国家賠償はありません。従軍慰安婦へ国家賠償をしない,原爆被爆者へ国家賠償をしないことと,すべて共通しております。採択を求めるものです。

 以上で反対討論を終わりますが,昨今は国会の現状についても,国民世論との乖離が強く批判をされております。

 議員各位の御賛同を心よりお願いを申し上げます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次に,横田議員。

     〔34番横田悦子君登壇,拍手〕



◆34番(横田悦子君) おはようございます。済みません。少し時間をください。

 私も,二つ反対討論をしたいと思います。

 まず,請願第6号消費税の引き上げに反対し,国民本位の税制改革を求める意見書の提出についてです。

 これが委員会で不採択になっておりますので,反対討論をさしていただきます。

 これについて,今回論点は大きく二つあるんです。一つは,今回の5%へのアップが,先ほど辻野議員も言われたように,国会で決まったわけですが,その決め方がさしたる論議もないままにいきなり決着をつけてしまった,この手法に対してです。改正消費税法には,ことしの9月末を期限とした検討事項が附帯されているはずです。そこには,消費税率についてです,皆さん御承知と思いますが,社会保障などに要する財源を確保する観点であるとか,行政及び財政改革の推進状況,それから租税特別措置と消費税の適正化を図る,それから,財政状況。これらを総合的に勘案して検討を加えるとあるわけです。

 まず,この社会保障ですが,'89年に3%の消費税が導入されたとき,高齢社会に備える福祉のためだと,大分宣伝されました。ただ,'94年までの税収合計36兆7,954億円,このうちゴールドプランに予算として使われたのは,わずかに0.97兆円,36兆円以上の中の0.97兆円,税収のたった2.6%だったわけです。

 また,これからの社会保障に関しては,一方公的介護保険という保険制度が導入されようとしているわけです。ですから,こういう意味で,またさらに消費税に上乗せをして考えていくということは,あり得ない話ではないかと思うわけです。

 それから,先ほども行財政改革は進んだんだろうかというお話がありましたけれど,本当に鳴り物入りだった特殊法人を整理する,これも大したことありませんでしたし,大型の公共事業,大して見直しもされておりません。

 また,ついこの間,住専の処理にたくさんの税金が投入されるということが決まりました。国民にとって,私たち一人一人にとって,この税金の使い方,全く納得のできないことばかりです。

 そしてまた,増税の負担というのは,年収の高い人よりもむしろ年収の低い,先日のレポートですと,年収400万円以下の方にとっては増・減税,プラス・マイナスしても増税になってしまうんだというふうな話がありました。

 それからまた,今度のその意見書を求める請願にもありましたけれど,食費とか医療費とか,こういう生命を維持することに欠くことのできない,そういう必需品に対してまで一律に課税をすると,これは大変にむごい話だと思っております。

 ですから,ぜひこのことについて議員の皆さんの御一考をお願いしたいと思うのであります。今回の税制改革,本当にもっと慎重に論議をして,検討していただいて,そしてしっかり国民の信を問うてほしいと思います。ぜひ市議会として国に意見書を上げていただきたいものだと思いますので,よろしくお願いいたします。

 それからもう一つ,陳情第15号高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止を求める意見書の提出についてです。

 先般,私は本会議の個人質問で,市の環境施策を問いました。そのときに,エネルギー問題にも多少触れております。その考え方の基本,根本のところは,経済至上主義による限りなく右肩上がりのエネルギー消費はもう限界だということです。一日も早く私たちは社会生活の全般を見直して,そして今後持続可能な社会を目指していかなくてはならないと考えます。持続可能な社会というのは,環境的な公正さ,すなわち環境保全とそれから社会的公正さを同時に達成できるような社会のことです。放射能による環境汚染を引き起こしたり,地域社会を破壊したり,巨大事故の不安を社会に与え続けること,そしてまた将来社会にまで放射性廃棄物というツケを回していく原子力発電,そして増殖炉,これは全くこの持続可能な社会に対しての対極にあると言わざるを得ません。

 さらに,先ほど消費税の討論でも言いましたが,この税金の使い道という点についても大変疑問があります。「もんじゅ」には,国費として6,000億円とも1兆円ともいうお金が使われているわけです。これだけの税金,私たちの税金を使って,そしてこれだけのハイリスクを今後も背負っていく必要があるのかどうかということです。

 どうか,ぜひここで皆さん,もう一度お考えをよろしくお願いいたします。ぜひこの点に対して「もんじゅ」の運転停止を求める意見書を国の方に上げていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 以上で通告による討論を終わります。

 ほかに討論はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) ほかに討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。

 日程第2の請願,陳情のうち,請願第6号消費税の引き上げに反対し,国民本位の税制改革を求める意見書の提出について,平成7年陳情第43号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める意見書の提出について,平成7年陳情第44号鉄道共済年金回復と改善に関する意見書の提出について,陳情第13号上道地区への場外舟券発売場設置反対について,陳情第15号高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止を求める意見書の提出について,陳情第17号消費税率5%への引き上げの中止を求める意見書の提出について,陳情第19号納税貯蓄組合補助金の交付改善について,陳情第21号県北における米軍機の超低空飛行訓練を中止させるよう適切な措置をとることを求める意見書の提出について,陳情第22号子どもの姓を出生時に決める選択的夫婦別姓を求める意見書の提出について,以上9件を他の請願,陳情と分離して起立により採決いたします。

 まず,請願第6号消費税の引き上げに反対し,国民本位の税制改革を求める意見書の提出について,陳情第17号消費税率5%への引き上げの中止を求める意見書の提出についての2件を一括して起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,平成7年陳情第43号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の早期制定を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,平成7年陳情第44号鉄道共済年金回復と改善に関する意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,陳情第13号上道地区への場外舟券発売場設置反対についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,陳情第15号高速増殖炉「もんじゅ」の運転停止を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) しばらくそのままでお待ちください。

 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,陳情第19号納税貯蓄組合補助金の交付改善についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,陳情第21号県北における米軍機の超低空飛行訓練を中止させるよう適切な措置をとることを求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,陳情第22号子どもの姓を出生時に決める選択的夫婦別姓を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 なお,御着席の方は反対といたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。

 委員会報告のとおり決することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(花岡薫君) しばらくそのままお待ちください。

 起立多数であります。よって,本件は委員会報告のとおり決定いたしました。

 次に,ただいま議決いたしました9件を除く他の請願,陳情について一括採決いたします。

 これらの請願,陳情につきましては,委員会報告のとおり決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第3 岡山市農業委員会委員の推薦について

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程第3に入ります。

 日程第3は,岡山市農業委員会委員の推薦についてであります。

 お諮りいたします。

 推薦する委員の決定方法はいかがいたしましょうか,お諮りいたします。

     〔44番吉田政司君登壇〕



◆44番(吉田政司君) ただいまお諮りになりました岡山市農業委員会委員の推薦については,議長を指名者として推薦されるよう動議を提出いたします。

 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

     〔拍 手〕



○議長(花岡薫君) ただいま吉田議員から,推薦する委員の決定方法については,議長を指名者として委員を推薦されるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。

 よって,本動議を議題とし,採決いたします。

 お諮りいたします。

 本動議のとおり決定することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。

 指名いたします。

 職員に氏名を朗読させます。



◎議事課長(岡崎彰信君) 朗読いたします。

  岡山市野田一丁目12の16 内田宏哉議員

  岡山市泉田379の1 伏見源十郎議員

  岡山市高松原古才323の7 有井靖和議員

  岡山市浅越282の2 高津利明議員

  岡山市花尻14の1 楠木忠司議員

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。

 指名いたしました5人の方を岡山市農業委員会委員に推薦することに決定して御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました5人の方を岡山市農業委員会委員に推薦することに決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第4 諮問第1号

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程第4に入ります。

 日程第4は,諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。

 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) ただいま御上程になりました人権擁護委員候補者の推薦に係る諮問について御説明申し上げます。

 これは,平成8年6月30日をもって任期が満了する岡崎孝一氏及び岸統氏の後任として,同2氏を再推薦するとともに,平成8年3月12日に死亡した千々木昭平氏の後任として,霜山敏子氏を推薦するに当たり,市議会の意見を聞こうとするものであります。

 なお,これらの方々の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。

 何とぞよろしく御同意のほどをお願い申し上げます。



○議長(花岡薫君) 以上で提案理由の説明を終わりました。

 お諮りいたします。

 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。

 討論はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。

 諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦については,これに同意することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,諮問第1号はこれに同意することに決定いたしました。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) この際議事日程の追加についてお諮りいたします。

 お配りいたしておりますとおり,貝原信三郎議員外8人から,意見書案第6号学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書が追加提出されました。

 この際これを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程 意見書案第6号

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 意見書案第6号学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書を上程し,提出者の説明を求めます。辻野議員。

     〔1番辻野喬雄君登壇,拍手〕



◆1番(辻野喬雄君) ただいま御上程になりました意見書案第6号学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書について,提案者を代表して提案理由の説明を申し上げます。

 なお,提案理由の説明は,お手元に配付しております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。

   学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書

 義務教育費国庫負担制度は,国が必要な経費を負担することにより,国民のすべてに対し,義務教育の機会均等とその水準の維持向上を目的として確立されたものである。

 しかしながら,大蔵省は学校事務職員・栄養職員をこの制度より適用除外し,地方一般財源化したうえで市町村職員とすることを計画しているとのことである。

 このことは,地方自治体への財政負担の転嫁のみならず,義務教育の円滑な推進に多大な支障を及ぼすものである。

 よって,政府においては,義務教育費国庫負担制度の基本理念に基づき,現行制度を引き続き堅持するよう強く要望する。

 以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

 以上でございます。

 皆様方の御賛同を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。

 討論はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。

 意見書案第6号学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書は,提案のとおり決することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,意見書案第6号は提案のとおり決定いたしました。

 なお,字句の整理,提出先等につきましては,議長に御一任願っておきます。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) この際お諮りいたします。

 土肥議員から,平成17年開催の岡山国体の主会場問題について緊急質問の通告があります。

 土肥議員の緊急質問に同意の上,この際日程に追加し,発言を許すことに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,土肥議員の緊急質問に同意の上,この際日程に追加し,発言を許すことに決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程 緊急質問

      ─────────────



○議長(花岡薫君) それでは,土肥議員。

     〔38番土肥啓利君登壇,拍手〕



◆38番(土肥啓利君) 私は,平成17年開催の岡山国体の主会場問題,特に長野岡山県知事の主会場整備計画に関する6月21日の県議会での答弁と,県と市の役割分担の問題を中心に,岡山市議会を代表して緊急質問をいたします。

 平成17年開催の第60回国民体育大会については,平成元年12月に長野知事が誘致を表明,その後,紆余曲折を経て,平成6年6月に岡山県で開催することが事実上決定され,以来本市は国体主会場を岡山市へ誘致する運動に全市民を挙げて取り組んでまいりました。

 この取り組みが成果を上げ,平成7年9月5日に主会場候補地4地区の中から,種々の条件が検討された結果,岡山市古都南方・下地区に決定する旨正式に知事から発表され,あわせて同時にこの主会場の整備に当たっては地元市町村を初め,地権者の理解と協力が不可欠であり,岡山市が当該土地の確保を行っていただくことを前提に決定したものであると発表されたことは記憶に新しいところであります。

 そして,市長も平成7年9月定例市議会冒頭の所信表明において,用地の確保に全力を挙げて取り組むと決意表明され,用地確保や周辺整備を円滑に進めるための執行体制として,森末助役を本部長とする国体主会場用地対策本部を設置するとともに,国体用地対策室を新設し,本市も用地確保に全力を挙げて取り組んできたところであります。

 しかしながら,主会場の建設用地の確保は市で行うというものの,具体的な県市間の役割分担や用地確保に伴う費用負担の問題については,県市間で明確な合意もないまま,今日まで約220ヘクタールの調査対象区域の地形測量,地質調査などの作業が進められてきたのであります。

 こうしたやさきに,知事は6月21日の県議会一般質問で,民主クラブの松山議員の国体主会場整備計画の質問に対し,「秋季国体の主会場については,岡山市が用地を確保するとともに,造成工事も取り組むこととして,地質調査等を実施した結果,先般,予定地の西寄り山地部で建設のめどがついた。今後は,県と市が協議して早急に公園の全体計画を策定し,買収区域を決定することになっている。事業の進め方については,岡山市の都市公園の中に県が陸上競技場等を整備していきたいと考えており,事業費の負担や管理方法等については,今後事業の進捗にあわせて検討していきたい」旨答弁したのであります。

 この知事の答弁は,費用負担については国体主会場の決定に伴い,今後県と協議を進めるという市長のこれまでの議会答弁と大きく食い違っており,仮に知事答弁のとおり事業が進められるとなると,本市の国体誘致に係る財政負担は未曾有の額となり,本市の将来の福祉やまちづくりは全く展望のないものになってしまうと言っても過言ではなく,率直に言って私ども議員は大いなる驚きと怒り,やりきれなさを感じさせられたのであります。

 国体主会場問題は,知事の答弁を契機に,本市としての事業推進に大きな不安を抱かせることになりました。事態の真相と市長の考えを市民の前に明らかにしなければ,事業が一歩も前に進めない状態に立ち至っていると言わざるを得ないのであります。

 市長は,この知事の議会答弁を受け,早速6月21日の本会議終了後,代表者会議の開催を議長に要請され,その席上,知事答弁について,1,岡山市が用地を確保することについては了解している。2,岡山市が造成工事を行うことについては了解していない。3,岡山市の都市公園にするということについては了解していない。以上のことを明らかにされました。

 しかし,この問題の重大性から判断して,これでは不十分であると考え,緊急質問をさせていただく次第であります。

 岡山国体は,言うまでもなく21世紀初頭の本市のまちづくりを進める上で重要な柱となるものでありますが,事業執行の手法を誤ると,たびたび申し上げておりますように,将来の岡山市の財政を破綻させる危険性をはらんでおり,不透明な部分を抱えたまま安易に事業推進を図ることは,将来に大きな禍根を残すものであると,我々は断言し,以下の諸点について緊急質問をいたします。

 1,岡山市に主会場が決定し,本市が用地の確保をすることになったときの県とのやりとり,さらに主会場決定後も種々の協議をされていると思うが,そのことも含めて交渉の経緯の一切を明らかにしていただきたい。

 こうした大規模な事業を進めるには,当初から協定書とか覚書等を交わしておくべきと考えるが,これを交わしているのかどうか。もし交わしているのであれば,その内容を明らかにしていただきたい。また,交わしていないのであれば,その理由は何か。

 2,知事は既定の方針のように答弁しているが,事前に答弁の内容について知事から相談や協議を受けていたのか。もし,事前に相談,協議を受けず,一方的にこれまでの交渉経過と異なった答弁を知事がされていたとしたなら,県市間の信頼関係を根底から覆すものであり,甚だ遺憾であります。

 市長は,このことについてどうお考え,対応されるおつもりですか。

 3,市議会代表者会議で,市長は岡山市が用地を確保することについては了解していると表明されたが,この用地確保とは,武本参与が建設委員会で答弁されたとおり,用地事務だけのことなのか,それとも用地費の負担,さらには用地移転補償費まで含むのか。

 また,造成工事及び市の都市公園にするということについては了解していないと表明されたが,事実か。事実とすれば,事業計画さえ立てず事業執行してきたことになるが,このような事業執行でよいと考えているのか。

 また,予定地の西寄り山地部で建設のめどがついたとするボーリング調査の結果と今後の技術面での心配はないのか,あわせて伺っておきます。

 4,知事は,事業費の負担や管理方法等については,今後,事業の進捗にあわせて検討していきたいとも答弁されているが,事業計画をきちんと立てるべきである。このままあいまいに進めたのでは,今後どんな条件が押しつけられるのか大変危惧されるのであります。混乱を招かないためにも,県市間の費用負担(閉会後の管理体制を含む)を含めた役割分担に関する協定とか覚書を締結すべきと考えますが,御見解をお聞かせください。

 また,今後は経過及び交渉内容などを公表して事業を進めていただきたいと思います。

 5,他都市における主会場等整備の県市間の負担割合,国体閉会後の施設の管理体制の状況はどうなっているのか。

 6,本年4月に策定した第5次岡山県総合福祉計画では,岡山国体秋季大会の総合開会式等を開催する陸上競技場など,主要施設を備えた運動公園の整備を進めると示しており,この県の方針と岡山市の都市公園の中に県が主会場,競技施設を建設するという知事答弁の関係が不明確であります。市長は,このことについてどう判断しますか,率直なお考えをお聞かせください。

 7,さきの文教委員会で,教育長は国体岡山県準備委員会で,各競技種目の会場は市町村が整備し,これには県が補助しないということが基本になっていると説明されたが,市長は主会場である陸上競技場の建設に伴う負担金についてどう現状認識をしているのか。

 最後に,市長が好んで使われる言葉「温故知新」にちなんで,昭和37年の第17回国民体育大会夏季秋季大会後の岡山市の財政状況に思いをめぐらせていただきます。

 さて,昭和37年度の岡山市の一般会計決算で1億2,436万円の赤字を生んだ歴史にたどりつくとき,今私たちは第22代岡山市長岡崎平夫氏の悲痛な叫びを想起せずにはおられません。岡崎平夫氏は後に,就任して4年間は岡山国体に関連した財政負担による財政再建に悩まされ,何もできなかった。5年目からやっと自分の政策を手につけることができたと述懐しているのであります。私たちも当時,昭和38年7月に自治省による岡山市財政診断が行われ,準財政再建団体と認定されたことを聞かされております。

 このため,岡崎市長は財政白書を発表し,財政再建計画を策定したのでありますが,昭和38年度,39年度と,3カ年にわたって歳入歳出形式収支の赤字を余儀なくされた苦い歴史を残しておるのであります。

 安宅市長,あなたは就任して4年間いかがでありましたか。懸案事項であるごみ問題,下水道整備等については一定の成果を認めるものでありますが,市債の推移一つとっても1期4年間で約1,190億円も上積みしており,将来の市財政を憂う声がしきりであります。加えるに,総合支所構想も,市庁舎の分庁舎計画も,操車場跡地公園構想も,また医療や福祉,再開発事業や区画整理事業などのまちづくり,あれもこれも重要にして山積した問題であります。そして,中核市にふさわしい活力に満ちた岡山,2010年には政令市としての岡山,平成17年の岡山国体云々と,華々しく打ち出そうとしている第四次総合計画そのものの根幹を揺さぶる問題でもあります。

 市長,私の緊急質問は岡山市議会を代表した質問であり,あなたの答えは全市民に対する答えであり,御引退を表明した長野知事さんへの答えであることを肝に銘じて,覚悟を固めた御答弁をされるよう願うものであります。

 市長,議会への心配り,職員への思いやり,市民と市政への愛着,国・県との協調,どれ一つとっても,すべて首長としてのあるべき政治家像ではないでしょうか。

 次の国体にどう臨もうとされているのか,このあたりも答弁に添えていただきたいのであります。

 以上,第1回目の質問とさせていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 土肥議員の緊急質問に対しまして順次御答弁さしていただきます。

 平成17年開催の第60回岡山国体の主会場問題についての一連の御質問のうち,まず本市が用地の確保をすることになったときの県とのやりとり,それからこれまでの交渉の経緯,それから当初から協定書とか覚書等を交わしておくべきと考えるが,交わしているのかどうか,もし交わしてないというのであれば,その理由は何かということでございますが,平成7年8月31日に第60回岡山国体開催準備懇談会が県知事に対して主会場候補地4地区について提言がなされた後,知事に対し岡山市に主会場を持ってきてほしい旨お願いした際,知事から用地の確保は岡山市がしてくれるのかどうかの確認があり,岡山市が用地確保はいたしますから,岡山市にお願いしますと申し上げておきました。

 主会場決定後は,国体用地対策本部の本部長である森末助役以下事務レベルで県,市の役割分担,事業手法,国体主会場を中心とする総合運動公園の事業主体等について,数回にわたり県と意見交換を行ってきましたが,これらの問題につきましては,区域決定後,県,市で具体的な協議を行うことにしております。

 協定書,覚書等につきましては,まず地形測量,地質調査を行い,その結果を踏まえて主会場の区域や施設の配置計画を決め,県,市の役割分担等を取り決めることにしておりましたので,締結しておりません。

 次に,知事の答弁内容について,知事から事前に相談や協議を受けていたのかと,一方的な答弁だとしたら,市長はこのことについてどう考え,どう対応するつもりかというお尋ねでございます。

 県議会,または市議会において,国体主会場整備に係る質問が予定された場合には,県では教育庁国体準備室,市では都市整備局国体用地対策室が窓口となり,相互に連絡をとり,予定されている質問の要旨及び回答案について情報交換をいたしております。

 したがいまして,事務局レベルで回答案について多少の意見交換がなされることもありますが,御指摘のような今回について知事から答弁の内容について,事前に相談や協議を受けたという事実はありません。

 去る6月21日の県議会一般質問で,民主クラブ松山議員の質問に対する知事答弁は,県の考え方を述べられたものと理解しておりますが,現在協議中,または未確定な事項については,市民の方々や市議会に対して誤解を招くおそれがあるため,知事に対し今後市の意向を十分お酌み取りいただくよう申し入れをした次第でございます。

 今後とも御理解がいただけるよう,鋭意協議してまいりたいと考えております。

 次に,用地確保とは用地事務だけのことなのか,それとも用地費の負担,さらには用地移転補償費まで含むのか,あるいは造成工事及び市の都市公園にするということについては了解していないと,私は表明しましたが,それは事実か,それから事実とすれば事業計画さえ立てずに事業執行してきたことになるが,このような事業執行でよいと考えているのかどうかというお尋ねでございますが,国体の主催者は県であり,秋季大会の主会場は政令指定都市以外では県が準備しているのが基本になっていることから,岡山市が誘致の条件として同意した用地確保とは,用地取得事務のことでございます。

 用地及び補償費の負担をどう役割分担するかについては,平成7年6月議会で奥野議員の政和会の代表質問にお答えしましたように,岡山市としては誘致をする以上,応分の負担はせざるを得ないと考えておりますが,具体的にどのくらいの負担割合かにつきましては,県との協議の中で決められていくべきものと考えております。

 また,造成工事やその費用を岡山市が負担するかどうか及び岡山市の都市公園にするかどうかということについては,了解をしておりません。

 事業執行のあり方につきましては,主会場の予定地が山地部と平地部で構成されるなど,地形,地質が複雑になっており,ボーリング調査の結果を見なければ区域が決まらないというやむを得ない事情がありましたため,事業計画が立てられなかったものでございます。

 次に,今後混乱を招かないために県市間の費用負担,閉会後の管理体制も含め,役割分担に関する協定か覚書を締結すべきだと思うがどうか。また,今後は経過及び交渉内容などを公表して事業を進めるべきではないかというお尋ねでございますが,県市間の事業費負担や閉会後の管理体制を含めた役割分担に関する覚書,または協定書等につきましては,今後鋭意県との協議を進め,協議が調い次第締結してまいりたいと考えております。

 また,今後この事業を進める上での経過,交渉内容等につきましては,市議会に協議や報告をしながら進めてまいりたいと考えております。

 次に,他都市における主会場等整備の県,市の負担割合等についてはどうなっているのかというお尋ねでございます。

 平成2年から16年までの開催及び開催予定の15府県のうち,国体主会場を県施設として新設,または新設中の県は,山形,富山,宮城及び静岡の4県であり,県の既存公園を拡張整備,または拡張整備中の県は,福島,熊本及び埼玉の3県で,このうち市が用地買収事務に関与したものが4施設,市が施設整備費の一部を負担したもの,または予定しているものが熊本市,熊谷市の2市となっております。

 次に,国体終了後の施設の管理体制の状況でありますが,平成2年以降の国体開催県のうち,主会場を県施設として設置した石川,山形,徳島及び福島の4県の例で申し上げますと,いずれも公園管理者はそれぞれの県であり,また実際の管理業務は全額県費をもってそれぞれの県出資の財団法人へ委託されております。

 次に,6と7の(1)の御質問をあわせて。

 6は第5次岡山県総合福祉計画で,岡山国体の総合開会式等を開催する陸上競技場など主要施設を備えた運動公園の整備を進めるとされておること,それと今回のですね,知事答弁との関係が不明確ではないかと。それから,国体の岡山県準備委員会で各競技種目の会場は市町村が整備し,これには県が補助しないということが基本になっていると説明をしておりますが,市長として主会場である陸上競技場の建設に伴う負担金についてどう現状認識をしているのかというお尋ねでございますが,一括して御答弁さしていただきますと,第5次岡山県総合福祉計画で触れられている国体主会場を中心とする運動公園の項については,事業主体が明示されておりませんが,先ほど御答弁しましたように,国体の主催者は県であり,秋季大会の主会場は過去の例からして,政令指定都市以外では県が整備しているのが基本であり,岡山市としては用地買収については責任を持って行い,費用負担については県と協議をして応分の負担をせざるを得ないと考えております。

 また,岡山市の都市公園の中に,県が主会場や競技施設を建設するという点につきましては,これらの施設がこの公園の基本的な施設であることからして,全体を岡山市の都市公園ということにはなじまないのではないかと考えております。ただ,県の都市公園部分に市の公園を併設するという手法は考えられるところでございます。

 次に,昭和37年の岡山国体後,岡山市が非常に財政危機に陥ったということで,将来,それから現在の市財政について憂う声が多いと,そして,そういういろんなことを勘案して,次の国体,あるいは今後の市政にどう臨もうとしているのかというお尋ねでございますが,平成17年開催の第60回国民体育大会秋季大会の主会場につきましては,市議会並びに市民各界各層の御協力,御支援を得て誘致に努力した結果,県都岡山市に決定したことでありまして,このことは政令指定都市に向けた新しい都市づくりに取り組もうとしている本市にとりまして,地域の活性化に新しいエネルギーを吹き込むとともに,岡山市の将来への発展につながるものと考えております。

 現在,国体の主会場についての県,市の役割分担について相互の合意に達しておらず,議会の皆様方を初め,市民の方々に大変御心配をおかけしておりますが,県との協議を精力的に進め,相互が納得できる接点を見出すよう努力し,用地確保等岡山市の役割分担を全うするよう全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

 なお,岡山市政におきましては,市勢の発展並びに市民福祉の向上のためになすべき課題は山積しており,各種の事業が計画,または進行中でございます。

 しかし他方,経済の低迷等により,起債に依存する割合が高くなっており,厳しい財政運営を余儀なくされていることも事実でございます。

 これらの点を勘案しますと,今後ともに健全財政の維持を図りながら,各種の事業を推進していくためには,これまで以上に事業の年度間調整,財源の調達,事業の優先順位の選択,事業の見直し等に厳しい姿勢で臨まなければならないと考えております。

 なお,もう一つの御質問につきましては,担当参与の方から御答弁さしていただきます。



◎参与(武本勘二君) 西側の山地部のボーリング調査の結果と技術上の心配はないのかというお尋ねにお答えいたします。

 追加して西側の山地部をボーリング調査いたしました結果,最初に行いました東側のボーリング結果と余り大差がない,要するにかなりかたい──これは花崗岩質なんですけれども,かたい岩が相当あるということがわかりました。

 しかしながら,岡山県の開発公社でシミュレーション等を使いまして11案ほどさまざまな角度から検討いたしました結果,1カ所だけですね,主会場のメーンの陸上競技場,それから投てき練習場などが設置できる場所があるということがわかったわけでございます。

 今,そういった結果をもとにいたしましていろいろその施設の配置等を,技術的な面を含めて検討しておりますけれども,私ども用地を買う以上はですね,その用地がやっぱし造成ができて建物が建つと,そういう用地でないといけませんので,やはり造成の可能性につきましても,それなりの検討をしておく必要があると思っております。

 そういう観点から検討しておりましたところですね,そのメーンの陸上競技場を設置するのに約20ヘクタールの平地が必要でございます。それだけのものを切り取らないといけません。で,その切り取る土量は現在のところ公社の試算ではですね,180万立米。そのうち100万立米は土砂とかですね,土石とか,それから軟岩で,リッパーという機械でこう切り取れるものでございます。残りの80万立米のものは,中硬岩ないしは硬岩でございまして,これは火薬をかけなければですね,爆破させなければ切り取れないものでございます。で,公社の方では,その岩を切り取るのに1年間に20万立米切り取ることになっておりまして,それを4年間切り取っていったら80万立米の岩が切り取れると,こういう計算になっておるわけです。

 で,もう4年を過ぎますと,国体に間に合わなくなる。何としてでも4年以内でその岩を切り取らないといけないわけでございます。

 そういたしますと,1年間に20万立米というのは大変な量でございますけれども,特にその近辺には民家が密集してございます。1年間365日といたしまして,まあ稼働日数を200日といたしましたらですね,1年間20万立米切り取れるわけでございまして,その200日間1年間毎日ですね,火薬を爆破させ続けなければいけない。で,これがですね,4年間続くということになりますと,近隣の皆さん方に大変な迷惑をかけるんじゃなかろうかということを,私ども危惧しておるわけでございます。

 したがいまして,そういった面を含めて,さらに今後,公社と検討いたしましてですね,そういうことが可能かどうかということの見きわめをつけなければ,私どもとしては用地の買収に入れないというように思っております。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) しばらく休憩いたします。

      午前11時21分休憩

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      午後4時26分開議



○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。

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○議長(花岡薫君) この際お諮りいたします。

 議事の都合により,本日の会議時間を延長しておきたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

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○議長(花岡薫君) しばらく休憩いたします。

      午後4時27分休憩

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      午後6時1分開議



○議長(花岡薫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

     〔38番土肥啓利君登壇,拍手〕



◆38番(土肥啓利君) 時間が大分経過をいたしましたが,しばらく猶予いただきたいと思います。

 再質問をさせていただきます。

 1,市長は先ほどの答弁で,県知事に対し岡山市が用地の確保はいたしますと申し上げたと答弁されましたが,用地確保とは用地取得の事務と答弁されたその一方で,応分の負担はせざるを得ないとも答弁されたのであります。

 これでは用地確保についての市の同意は用地取得の事務だけをするという答弁との間に矛盾が生ずるのであります。市が誘致をお願いした以上,県知事から用地確保は岡山市がしてくれるかと確認されたとき,用地確保の意味,内容を確かめてから返答されるのが一般的であると考えます。その確認を市長が怠ったことが今日の混乱の最大の原因であると考えます。

 県,市の間での認識の相違を生んだ原因について,市長はどうとらえておられるのか,お伺いをいたしておきます。

 2,4年間にわたって発破作業が続くことを予測した先ほどの武本参与の答弁は,衝撃的なものでありました。地域住民の不安ははかり知れようがなく,我々議員としても周辺住民への影響,その作業が年間200日で4年間も続くことなど,今後のスケジュールを考えると,当該地が果たして適地かどうか疑問と不安を隠せないのであります。

 今日,唐突にこのような答弁があったのでありますが,何ゆえ6月21日の会派代表者会議でこうした重要な事柄を明確にしなかったのか。

 また,岡山県の開発公社でシミュレーション等を使い,11案ほどさまざまな角度から検討した結果,1カ所だけ主会場のメーン施設等が設置できる旨答弁されましたが,候補地が適地でないなら,工法,工期,今後のスケジュールから区域内の平地部の水田の方へ,主会場予定地を変更できる可能性はあるのか,お尋ねをいたします。

 3,この事業に係る用地費,主会場建設費,周辺整備費など国体関連経費の総事業費は一体幾らと見込んでおられるのか。市民から岡山市の財政をあずかる市長として,およその見通しは持っておくことが必要なのではないのか。

 市長は応分の負担をせざるを得ないと答弁しておられますが,応分の負担についておよそ幾らぐらいを考えているのか。

 この応分の負担について,平成11年開催予定の熊本市の例が一つの参考になると思います。熊本市では約98ヘクタール,総事業費が450億円だが,そのうち5分の1の90億円を熊本市が負担をすると聞いております。これが本市の応分の負担を考える際の一つの参考になると思いますが,御所見をお伺いいたしておきます。

 また,岡山市の都市公園の中に整備するということに関連して,確かに政令市では国体主会場は市の公園の中に設置されているが,これは政令市だけのことであり,本市と同クラスの熊本市,金沢市などでは県の総合運動公園の中に整備されております。応分の負担を考える場合,このことも基本になるのではないかと考えますが,市長の見解をお伺いいたします。

 4,先ほど県,市の役割分担,事業手法,国体主会場を中心とする事業主体等の問題について,区域決定後,県,市で具体的協議を行うことにしていると答弁されましたが,これは県,市双方の共通理解ができているのか。具体的合意事項になっているのか。岡山市だけが勝手にそう思っているのではないでしょうか。

 この点を再確認いたしたいと思いますので,御答弁をお願いいたしたいと思います。

 以上,再質問とさせていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 土肥議員の4点にわたる再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 第1は,用地確保というのは用地取得の事務と答弁した一方で,応分の負担はせざるを得ないと答弁しているのは矛盾してるんではないかと,こういったことについてどう考えているのかという御質問でございます。

 用地確保ということについては,地権者との交渉を含めた用地買収事務を指すのが一般的と認識をいたしております。また国体の場合,主催者は県であり,過去の事例からも秋季大会の主会場は,政令指定都市以外では県が準備しているのが通例となっていることから,用地取得事務と理解をしているわけでございます。

 ただ,これと費用負担をするということについてですが,この費用負担をする,どのくらい負担をするかということについては,国体の主会場を,議会を初め各界各層の市民によって誘致運動をしてきたこと,また事業主体は未確定ではありますが,岡山県建設事業費市町村負担金徴収条例が適用されることもあるということを考慮しますと,岡山市としても応分の費用負担はやむを得ないものと考えております。この点は,さきにも御答弁申し上げましたが,奥野議員の代表質問にもお答えしております。

 また,費用負担の問題は全体の総事業費が明らかにされる中で,県,市,鋭意協議の上,決められていくべきものと考えております。

 次に,発破作業が必要なことについて,なぜ6月21日の会派代表者会議でこうした重要な事柄を明確にしなかったのか,それから候補地が適地でないなら,区域内の水田の方へ主会場予定地を変更できる可能性はあるのかどうかというお尋ねでございますが,この1回目の土肥議員の御質問がですね,ボーリングの調査結果の内容はどうかと,及びそれに伴う問題ということでありましたので,今議会での森末助役の答弁を補足をして,今後の可能性を想定したものとして御答弁申し上げたわけでございます。

 また,この問題につきましては,今後技術的なさまざまな課題についてさらに検討が重ねられるべきものと考えております。

 それから,知事が答弁されている当初の予定地の西寄りの山地部で建設のめどがついたという点につきましては,市としても,この場所の問題でございますが,市としても物理的に可能であるとしても,技術的な難易度,工事経費,周辺に与える影響等考慮しなければならない点があると考えますので,これらの点を県に率直に申し上げていきたいと考えております。

 次に,国体関連事業費の総事業費は幾らと見込んでいるのか,市長としておよその見通しを持っておくことが必要なのではないか,その応分の負担というのをおよそ幾らぐらい考えているのか,その場合,熊本市の90億円が一つの指標になると思うがどうか,それから本市と同クラスの熊本,金沢市では,県の総合運動公園の中に整備されているから,応分の負担を考える場合も,このことが基本になるのではないかというお尋ねでございます。

 この国体関連経費の総事業費については,主会場の区域や公園の事業主体等が未定でありまして,周辺整備についてもこれから検討していく段階でありますので,おおよその額についても把握をしておりません。

 応分の負担額については,国体主会場を中心とする総事業費が確定後,本市の将来の財政見通しを十分踏まえた上で議会にも諮りながら,県と十分協議していきたいと考えております。

 熊本市など他都市の状況も参考にしてまいりたいと考えております。

 それから,県,市の役割分担等について,区域決定後,県,市で具体的協議を行うと答弁しているのは,県,市双方の共通理解ができた上でのことかというお尋ねでございますが,現段階では先ほども御答弁申し上げましているように,予定地が当初より変わろうとしておりまして,総事業費,その内訳も明確でない段階でありまして,また,県,市の役割分担等について合意に達してない状況でありますので,これらの点について県市間で十分話し合う必要があります。そういう意味では,具体的な協議を行うための前提について共通理解に立つことが必要であると考えております。

     〔38番土肥啓利君登壇〕



◆38番(土肥啓利君) それでは,再々質問として,岡山市議会を代表した緊急質問を締めくくらさせていただきたいと思います。

 質問をくくるに当たりまして,図らずも私がこのたびの異例の岡山市議会代表緊急質問の任を与えられましたことに感謝を申し上げたいと思います。

 市長,岡山市議会を代表して質問するといった事例は,岡山市議会が始まってこの方107年の間,全くなかったことであり,今後恐らく二度とないことでありましょう。

 このことは,今回の国体主会場用地問題にいかに市議会が関心を持っているかのきわめつけでもあります。市長には,岡山市議会歴史始まって以来の緊急質問の意義をよくかみしめていただきたいのであります。

 振り返って,ここ数日事態を慌ただしくしたのは一体何に由来したことでありましょう。それは,言うまでもなく国体誘致の過程における市長を初めとする市当局のずさんきわまりない対応にあったと断ぜざるを得ないのであります。

 ともあれ,岡山市民は第60回国体の主会場が岡山市内に決定したことに喜びと誇りを感じております。

 我々市議会としても,この上の国体をめぐるごたごたは御免であります。立派な施設のもと,ぜひとも岡山国体を成功させたい願いでいっぱいであります。

 そのためにも,今が問われているのであり,まさに正念場でありますので,しっかりお願いしたいと思います。

 その一つは,今後の岡山市政の展望の中で,国体をしっかり見つめて取り組むことであります。正念場であります。県は,政令市を除いて例を見ない,岡山市の都市公園の中に国体主会場を整備しようとし,用地買収費のほか,多くの財政負担を岡山市に求めようといたしております。ここで,岡山市が少しでもひるむと,岡山市の負担がずるずるとふえることは,だれの目から見ても明らかであります。今後の交渉に当たっては,毅然たる態度で当たっていただきたいのであります。

 再び申し上げておきます。岡山国体は日本の国体であり,岡山県の国体であります。もとよりさきの応分の負担と各種目の競技場については,岡山市も可能な範囲で協力しなければなりません。しかしであります。主会場の用地を中心とする岡山市の負担額次第によっては,岡山市議会としては,国体主会場都市への期待と裏腹に将来の本市財政運営に大きな不安,おそれを持つものであります。

 県との交渉は易しくないかもしれません。多くは申しません。岡山県も必死でありましょうが,我が市も必死であります。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)岡山市が都市公園を整備することはあり得ない,この基本方針はかたくなでなければなりません。

 市議会は,何も県と争い,いさかいをせよと言っているのではありません。岡山県の最大限柔軟な姿勢を引き出し,他の都道府県における主会場都市の負担割合を踏み外さないように,市議会の総意として申し上げておきます。

 終わりに,市長は最初の答弁で,今後この事業を進める上での経過,交渉内容等につきましては,市議会に協議や報告をしながら進めてまいりたいと考えておりますと答弁されました。我々は,この答弁が本会議の単なる答弁に終わることはないと信じておりますが,市長,踏み外すことのない範囲で岡山国体を迎えるためにも,今後議会としっかり意思疎通を図っていただかなければならないし,そうでなければ,いつまた混乱を招くかわからないことを申し上げて,議会代表緊急質問を終わらせていただきます。

 御答弁は結構でございます。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 以上で緊急質問を終わります。

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△日程第5 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査

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○議長(花岡薫君) 日程第5に入ります。

 日程第5は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。

 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。

 お諮りいたします。

 委員長から申し出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

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○議長(花岡薫君) 以上をもちまして6月定例岡山市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。

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○議長(花岡薫君) これをもちまして6月定例岡山市議会を閉会いたします。

 大変御苦労さまでございました。(拍手)

      午後6時24分閉会