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岡山県 岡山市

平成 8年 6月定例会 06月19日−04号




平成 8年 6月定例会 − 06月19日−04号







平成 8年 6月定例会

    平成8年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第4号

       6月19日(水)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第122号議案〜甲第165号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第122号議案〜甲第165号議案

      ──────〇──────

出席議員(53人)

           1番  辻 野 喬 雄君

           2番  田 畑 賢 司君

           3番  崎 本 敏 子君

           4番  藤 沢 和 弥君

           5番  坪 井 貞 夫君

           6番  大 下 隆 章君

           7番  太 田 正 孝君

           8番  柴 田 健 二君

           9番  向 井 英 雄君

           10番  三 木 亮 治君

           11番  伏 見 源十郎君

           12番  服 部   勇君

           13番  井 村 嘉 久君

           14番  奥 野 三四志君

           15番  華 房 美 衛君

           16番  串 田   務君

           17番  楠 木 忠 司君

           18番  近 藤   昭君

           19番  浅 野 秀 孝君

           20番  吉 本 喜 一君

           21番  貝 原 信三郎君

           22番  梶 原 昌 一君

           23番  垣 下 文 正君

           24番  佐々木 清 巳君

           26番  宮 武   博君

           27番  高 津 利 明君

           28番  有 井 靖 和君

           29番  則 武 宣 弘君

           30番  田 尻 祐 二君

           31番  若 井 達 子君

           32番  羽 場 頼三郎君

           33番  寺 田 和 子君

           34番  横 田 悦 子君

           35番  堀 川   進君

           36番  磯 村   博君

           37番  高 木 悦 夫君

           38番  土 肥 啓 利君

           39番  川 田 敏 幸君

           40番  宮 川 日 吉君

           41番  山 田 録二郎君

           42番  太 田   稔君

           43番  磯 野 昌 郎君

           44番  吉 田 政 司君

           45番  山 田   勇君

           46番  福 原 弘 子君

           47番  苦 水 重 徳君

           48番  内 田 宏 哉君

           49番  脇 本 一 郎君

           50番  田 中 昭 三君

           51番  大 橋 英 雄君

           52番  藤 原   貢君

           53番  河 合 和 成君

           54番  花 岡   薫君

      …………………………………

欠席議員(1人)

           25番  石 原 奐 治君

      ─────────────

説明のため出席した者

      市     長  安 宅 敬 祐君

      助     役  森 末   京君

      助     役  宮 崎 正 壽君

      収  入  役  三 宅   襄君

      参     与  山 本 俊 介君

      参     与  中 村 清 司君

      総 務 局 長  菱 川 公 資君

      参     与  金 木   章君

      参     与  馬 場 克 彦君

      財 政 局 長  井 上 宜 也君

      保 健 福祉局長  角 田   誠君

      参     与  岡   容 志君

      環 境 事業局長  有 森 恭 江君

      経 済 局 長  山 本   宏君

      都 市 整備局長  小 塚 雅 史君

      参     与  木 野 義 明君

      参     与  武 本 勘 二君

      下 水 道 局 長  佐 藤 泰 治君

      西 大 寺支所長  河 本 明 治君

      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君

      消 防 局 長  太 田 力 男君

     選挙管理委員会

      委  員  長  服 部 忠 文君

      委     員  長 安 早智子君

      事 務 局 長  天 久 嘉 弘君

     監 査 委 員

      委     員  槌 田 邦 夫君

     農 業 委 員 会

      委     員  大 森 敬 章君

     教 育 委 員 会

      委     員  高 田 武 子君

      委     員  片 岡 和 男君

      教  育  長  戸 村 彰 孝君

      ─────────────

出席した議会事務局職員

      局     長  橋 本 豪 介君

      次     長  渡 邉 光 章君

      次     長  斎 藤 泰 清君

      議 事 課 長  岡 崎 彰 信君

      調 査 課 長  岡 田 登志男君







      午前10時0分開議



○議長(花岡薫君) 皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第4日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は44名であります。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 会議録署名議員に有井議員,寺田議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 本日の議事日程は,個人質問並びに甲第122号議案から甲第165号議案までの44件の議案についてであります。

      ──────〇──────



△日程第1 個人質問(甲第122号議案〜甲第165号議案)

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下44件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして磯野議員。

     〔43番磯野昌郎君登壇,拍手〕



◆43番(磯野昌郎君) 皆さんおはようございます。

 昨日は,外は非常に台風を思わせるような強い風が吹いておりましたが,けさは一転して穏やかな朝を迎えました。議員の諸先輩の皆さんも,また当局の皆さんも,けさは非常に穏やかな表情と見受けられますので,きょうの質問も非常にいい答弁が期待できるのではないかと思いつつ,一生懸命頑張って質問させていただきたいと思います。

 今,中央では地方分権推進委員会において,去る3月29日に地方分権推進委員会中間報告「分権型社会の構造」が出され,全国,とりわけ中核市である当市にあっても関心深いところであると思います。地域に密着した都市計画等の種々の権限が自治体に移譲することにより,まちづくりもより推進されるのではないかと考えますが,今後の推移を見る必要もあり,今回は中核市として活力のあるまちづくりを推進するための基礎体力となる新時代を生き抜く産業の活性化,特に起業家支援について質問させていただきたいと思います。

 神奈川県では,近年の世界経済の再編の中で,東アジア地域が世界の成長センターとして台頭し,日本,NIES,ASEANの間に産業ネットワークが構築されつつあります。それに伴い,従来の製品や産業をアジア地域に譲りつつ,国内に新たな産業を創造していくことが求められており,このためには旺盛な企業家精神と研究開発力を背景に,創造的な価値を生み出し活動する中小・中堅企業の果たす役割は大きいものとなっています等云々と定義づけ,新しい産業政策を開始しております。

 その特徴として,新しい中小企業振興施策にインキュベート事業がありますが,意欲ある創造的企業家の発掘と研究開発型企業の育成を組織的かつ意図的に推進しようとして,研究開発と事業化に情熱を燃やしている個人を対象として,必要に応じて所要経費,技術指導,コンサルティング等の支援を行うようでございます。

 私はこのような情報を聞き,川崎市の起業家支援施策に注目し,現地に赴いて種々懇談してまいりました。

 また,岡山県においても,起業家支援資金の融資制度が開始されました。知的所有権を有する人,2年以上の同一業種従事経験により独自の技術,商品・サービスのノウハウ等を有する人,岡山県ヤング・エジソン育成支援事業により起業化が適当と認められた人を対象に,製造業,印刷業,情報処理サービス業,ソフトウエア業の業種に対して行われているようです。

 当市におきましても,本年度総合経済・雇用対策事業を実施し,国,県と連携して対応していると伺っております。

 そこでお尋ねいたしますが,その中に空き店舗対策事業や商業フロンティア育成事業も見受けられますが,個人に対しての起業支援対策──創業支援対策ですね,についてどのようにお考えでしょうか,お伺いいたします。

 2点目に,他県からの流入希望者に対してはどのように対応,また門戸を開くのでしょうか。今後の方針も含め,所見をお尋ねいたします。

 続きまして,中核市としての景観行政につきましてお伺いいたします。

 まちづくりに関する分野のうち,ソフト面についての屋外広告物の規制に関する事務があり,昨年も種々質問が出されたところでございます。

 そして,本年度を迎え,一つには,従来の岡山市優秀建築物表彰制度が廃止され,新たに都市の美化,緑化,環境整備など都市景観の創出や地域の魅力あるまちづくりに貢献していると認められる建造物等を表彰することにより,本市の都市並びに地域文化の水準を高め,ゆとりと潤いのあるまちづくりに寄与するとされた岡山市まちづくり賞表彰制度が策定されました。

 また一方では,まろうど整備事業が策定されるなど,着実な景観行政への手ごたえは感じております。

 そこでお尋ねいたしますが,屋外広告物の事務を含めた景観行政に係る組織体制は,今後ますます広がりを見せると考えられます。

 つきましては,1,現在どのような体制で対応しているのでしょうか。

 2,岡山市の景観行政を進める上での景観ビジョン──展望について教えてください。

 3,さきに述べました地方分権推進委員会中間報告での権限移譲事務にもかかわりを持つことになりますし,早急にビジョン,いわゆる展望,物差しというものが明確になりませんと,将来的に各部局間の一貫した景観行政を進めることが望めないのではないかと考えております。まちづくり賞表彰制度だけをとってみましても,住まい部門,それから街角部門は都市整備局,高齢者等福祉に関する配慮のなされたもの,これはどちらかというと保健福祉局と,広範囲に展開がなされておるようでございます。この点につきましても当局の所見をお伺いいたします。

 続いて,高度情報化施策についてお尋ねをいたします。

 コミュニティーFM放送,先日も新聞またテレビ等で拝見をいたしましたが,昨年の阪神・淡路大震災以後,全国的に注目されている施策でございます。

 ふだんは市民を中心とした市独自の放送局として,既存の道路交通情報よりもさらに細分化された情報の提供や,観光客にも有益な市民のためのタウン情報など,身近な情報をリラックスして聞くことができ,万一災害時には,市独自の市民への情報源となり,行政から見ても,昨今叫ばれているように,行政から市民へのワンウエーではなく,行政と市民を結ぶツーウエーの方法の一つとして,非常に有意義ではなかろうかと考えております。

 私も提案した一人として,昨年は平塚市のFM放送へ赴き,実際の運営状態を見学して,陰ながら応援してまいりました。近くにあっては,倉敷市においても設立準備中と伺っており,当市にとって築城400年を迎えた今,ちょうどよい時期だと考えているところでございます。現時点では具体的な放送内容等はまだ白紙の状態と伺っておりますが,サービスエリアが市人口の90%との見込みと伺っております。

 そこで市の北西部に生ずる難聴地域対策についてお伺いしたいと思います。

 音声放送であるFM局は,テレビ局受信の難視聴ほど極端な変化はないと思われますが,私は送信技術は専門外ですので,既設のコミュニティーFM放送の中で,比較的山間部の多い地域を参考にしてみますが,鎌倉市を例にとってみますと,ここでは東京電気通信管理局や学識経験者を中心に,「地域振興のための電波利用に関する調査研究会」が組織され,専門的に論議されております。

 その電波利用調査研究会最終報告書の中で,弱電界地域の対策として引用させていただきますが,コミュニティー放送のサービスエリアは,なるべく市の全域に及ぶことが望ましいものの,現時点までの調査結果では困難な状況にある。とりわけ鎌倉市の場合,複雑な地形から電波伝搬上条件は不利である。そこで十分に聴取ができない地域に対し,何らかの対策をとることが必要となる。その方法はさまざまで,1つだけで決め手となるようなものはないが,必要に応じ幾つかの方法を組み合わせることで,効果的な対策がとれるものと思われる。具体的には次のような対策が考えられるとして,1,CATVを使ったコミュニティー放送の再送信,2,FM共聴設備の活用,3,オフトーク通信の活用──これは電話回線ですね,等が上げられております。

 何とかして全市にサービスエリアを拡大しようとの意気込みとも思えます。

 なお,このほかにも送信所複数体制があり,技術的には可能となってきております。ただ,財政的なものもありますので,開局時からでなくともですね,今後の姿勢についてお伺いいたしますので,市長のお考えをお聞かせ願います。

 最後に,キャプテンシステムについてお尋ねいたします。

 昨年6月の質問に対し,4月からパソコンと変換器があれば,通信ソフトがなくても市民だれもがキャプテン画面を見ることができるなど,利用の仕方も簡単になってきております。市民の方々により多く利用していただくため,今後ともキャプテンシステムのPRと周知徹底に努めてまいりたいと,答弁をいただいております。

 確かに1年たった現在,1階のロビーではインターネットの体験コーナーに市民が集い,2台のパソコンはフル稼働するほどの関心の高さに驚いております。昨年は予想もできなかったことですが,パソコン等を用いた高度情報通信社会の波が急速に高まっているのではないかと思います。

 ただ,キャプテンシステムへのニーズは余りなかったようでございます。このまま推移しますと,キャプテンシステムが高度情報通信社会についていけなくなる危険性も出てまいります。しかし,逆にパソコンより扱いが簡単で,お年寄りでも操作しやすい点,また市内に30数カ所既に配備されている利点にも注目すべきところがございます。

 また,第3次総合計画での地域情報化計画の策定の中にも,市民生活の利便性,公平性への配慮があることから,パソコンが使える人,キャプテンなら操作できる人等を考慮して,何か施策を考える必要を感じております。

 一つ,車のバッテリー等を見ましても,1年2年ほっておきますと,だんだんもう使えなくなってしまう。ところが,定期的に充電を重ねておりますと,ずっと延命することができる。そういったこともございます。

 本当にキャプテンというのは,これは世界的な一つの規格というものがございまして,非常に伸ばしていけばいろんな方法で伸ばしていくことができるというようなところもございますので,ひとつ提案,例として出さしていただきたいと思いますが,例えば公共施設案内予約システム,こういうふうに解釈させていただいていいんでしょうか,及びその使用料金の振替システムのキャプテンへの導入といったことが考えられます。

 現在の公共施設の利用申し込み,特にグラウンド使用の申し込みにおいては,一たん申し込みを行い,抽せん会を経て利用,そして最後は料金の振り込みというように,何度も手続をする必要があると伺っております。昨年も市民相談等で何とかならないかという声もいただいたところでございますが,こういった手続を簡略化するのは高度情報通信が最適ではないかと思います。最寄りの公共施設でキャプテンシステムに利用申し込みをする,また自宅等でパソコンからキャプテンセンターへ申し込む,そうしますと機械的な処理で利用予定者が決定し,キャプテンへ公示される,なおかつ可能ならば登録口座へ利用料を振り込む手続まで行う。こういったことが可能だと考えております。

 役に立つ行政情報の発信はもとより,広く市民とのツーウエーの情報伝達が,今後中核市岡山にとって大事であるとの観点から種々申し上げたところでございます。この点につきまして市長の所見をお伺いいたします。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 磯野議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 起業家支援でございますが,個人に対する起業化支援対策,あるいは他県からの転入希望者に対する対応についてのお尋ねでございます。

 バブル経済の崩壊や急激な円高等の進展により,企業の海外シフトが進み,国内企業の技術力,生産力の低下が懸念されており,こうした空洞化を回避し,今後とも本市産業の活力を維持していくためには,独創的な新技術,新製品の開発,新分野への進出など,いわゆる新産業の創出が重要であると考えております。

 このため,平成7年度から新技術,新商品の開発,販路開拓等に助成する地域産業活性化推進事業,それから市内で事業を開始しようとする方,または新分野進出を考えている企業を対象に,開業・創業相談会の開催などに取り組みました。また,平成8年度には,新規創業者の空き店舗への出店等を助成する商業フロンティア育成事業の創設や,開業等資金融資の限度額の引き上げを行いますとともに,新技術,新製品の開発に関するガイドブックを作成することといたしております。

 国におかれましては,中小創造法,これは正確には中小企業創造活動促進法ですが,この中小創造法に基づく各種の支援制度を,また県におかれましては,先ほど議員も御指摘になりましたヤング・エジソン育成支援事業,ベンチャーキャピタルの創設,起業塾の開催など,起業化支援を行われております。

 本市といたしましては,今後こうした国,県等の支援策との連携を図りながら,起業家の立ち上がり期に必要な資金援助,あるいは経営ノウハウの指導などの支援策の充実に努めるとともに,インキュベーター機能も含めた起業家支援システムについて,今後鋭意検討してまいりたいと考えております。

 また,他県からの転入希望者に関しても,利用可能な制度について,あわせて研究してまいりたいと考えております。

 次に,まちづくりの中の景観行政でございますが,その組織体制,あるいは景観行政を進める上での展望というか物差し,それから景観行政を進める体制についてのお尋ねでございます。

 中核市移行に伴い移譲された屋外広告物の事務を含め,都市景観に係る企画,啓発活動及び総合調整に関する事務の推進については,都市計画課都市整備政策室が所管をしております。

 現在,本市の将来の望ましい景観を形成するためのガイドラインとなる都市景観形成基準の作成などを目的とした都市景観計画の策定調査を行っているところでございます。

 今後はこの調査結果をもとにしまして,よりよい景観づくりのための全市共通のルールとなる景観評価の指針としてまとめたいと考えております。

 また,本市としての景観行政の推進につきましては,各部局所管に関する景観施策等が効果的に実施されるような体制の整備を図ってまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当参与,教育長から御答弁さしていただきます。



◎参与(中村清司君) 高度情報化の施策についてのお尋ねの中で,コミュニティー放送の難聴地域対策について今後どのように考えているかと,こういう御質問でございますが,議員御指摘のとおり,岡山市におきましても複雑な地形から電波の届かないところ,あるいは届きにくいところがございます。

 難聴地域対策については幾つかの方法が考えられますが,総合的に見て一番実現可能なものといたしましては,中継所が考えられます。地理的な条件,またコスト面等から当面難しいところでございますけれども,岡山コミュニティ放送設立協議会においても,将来中継所を設置する考えでいる旨,お聞きしているところでございます。

 岡山市といたしましても中継所を設置し,サービスエリアをさらに拡大するよう要望してまいりたいと,このように考えております。



◎教育長(戸村彰孝君) 磯野議員の御質問にお答えいたします。

 グラウンド使用など公共施設案内予約システムへのキャプテン導入についてのお尋ねでございました。

 システムの導入に当たりましては,市民のだれもが使いこなせるシステムであるということが大切であります。現在基本構想を踏まえまして,先進都市の調査などを行い,研究中であります。

 今後どのようなシステムが望ましいのかということにつきましては,費用対効果,また使いやすさなどを勘案しながら,具体化を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔43番磯野昌郎君登壇〕



◆43番(磯野昌郎君) 御答弁ありがとうございました。

 起業家支援につきましては,今後とも鋭意検討をし,進めていかれるとのことでございます。本当に私たちにいたしましても,社会に出たとき,また結婚して世帯を持ったとき,その都度そういった独立願望といいますか,一つの野望といいますか,そういったことが私自身もあったのを思い起こすわけでございますが,本当に日本全国からいい人材をこの岡山へ,非常に岡山は住みやすいとされておりますので,こういった人材が1人でも多く岡山で,また産業の活性化につながっていくことができればというのが,非常に今後どこの中核市にとっても考えることではないかと思います。その点は,本当に今後の当局の施策に期待をしたいと考えておるところでございます。

 それから,コミュニティー放送ですね。これ1点,ちょっと確認をさしていただきますが,今後とも要望してまいるという参与の御返事でございましたが,三セクといいますか,民間中心のコミュニティー放送になろうかと思いますが,やはりきちっと市がそういう,今回も1,000万円予算を出すわけでございますので,要望する旨はやっぱりきちっと要望していただきまして,本当により公平な,全市民が受けることができる,そういった放送でなくてはならないと思いますし,また現在は白紙とのことですが,先ほどの点,所見があればもう一度確認をさしていただきたいと思いますが,今後におきましては,ただ単に予算を出して,情報を出すだけではなくて,どんどん市当局の方も参加していただいてですね,本当にツーウエーのコミュニティー放送にならないと,生きた市民とまた市当局とのですね,自治体とのツーウエーが行えないようになってはどうにもならないと思います。

 そういった観点から,もう一度その辺を確認するとともにですね,所見がございましたらお伺いしたいと思います。それが1点。

 それからもう一つは,キャプテンシステムでございますが,教育長の方から御答弁いただきましてびっくりしたところでございますが,今後の検討というとこでございますが,本当にいろんな仕様書であるとか,こうやったらこういうのができるというようなものがですね,NTTさんとかいろんなところにもう例がございますので,そういったものをどんどん勉強していただきまして,早急な具体案を提示,お願いしたいと考えております。

 私の方でもちょっと大新聞のデータベースの方で見ますとですね,昨年では,姫路がTOMALO'S−NETというんですか,宿泊予約,これを姫路市が行ったと報じておりますし,ほかにも福岡県では,室見川の蛍情報,キャプテンで見ごろ案内,こういったものが出ておるとも書かれております。ほかにもバス利用であるとか宿泊利用,それからまた本当に目を引いたのは,東京の足立区がですね,株価の情報を区役所が流すといった,こんなのがあったのかなと,これは89年,もう六,七年前のことなんですが,現在はどうかわかりませんが,本当に自治体としてもこういった第1回目のテレコム構想ですか,そういったことに対して全力で取り組み,またその後フォローも全力で行っておるというところでございます。

 企画室だけでなく,そういった教育委員会の方も参加してのそういった対応は,非常に私も喜んで賛同するところでございますが,今後,再度決意の方,ございましたらお伺いしたいと思います。

 以上で第2回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎参与(中村清司君) コミュニティー放送の再質問でございますけれども,コミュニティー放送は地域に密着した細かい情報発信,例えば先ほど御質問の中でもありましたけれども,道の情報,それからタウン情報,こういう情報の交換が行えると,こういうようなことで市民参加のまちづくりにも非常にいいんじゃないかということで,有意義であるというように考えております。

 そういうことで,先ほども御答弁申し上げましたけれども,全市全地域に中継ができると,こういうようになるように最大限努力してまいりたいと,このように考えております。



◎教育長(戸村彰孝君) どうも私が答えるのは意外性があるようでございますけど。

 私のところは,たくさんのグラウンドとかですね,スポーツ施設の管理問題があって,市民に直結をしておるわけでございます。また,図書館の利用についてのレファレンス等もあるわけでありまして,そういうことにつきまして専門的な内部検討というものは,それぞれの課が今までやってきたわけでありますが,総合的にやや電子分野がわかる人たちの協力を求めまして,内部でプロジェクトをつくって,それを研究しようという方針を固めておるところでありますので,市民サービスの円滑な促進といいますか,そういう機能を研究するということの一環としてお答えを申し上げたわけでございます。

 お答えになったかどうかわかりませんけど,本気でそういうことを取り組むと,こういうことでございます。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして若井議員。

     〔31番若井達子君登壇,拍手〕



◆31番(若井達子君) おはようございます。

 さっき磯野議員が言いましたように,梅雨の晴れ間のきょうはからっと晴れ上がりまして,6月,水無月というんですけども,字にふさわしい日になりました。このようにからっとまいりたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。

 まず,納税者貯蓄組合についてですけれども,この納税者貯蓄組合の補助金については,一昨日羽場議員が非常に詳細に説明,質問をされました。もうほとんど尋ねることはありませんので,やめさせていただきます,というわけにはいかないんですけど。一応私の考えを聞いていただいて,後二,三,質問をさせていただきたいと思います。

 この補助金は,(発言する者あり)意見言いますので……。この補助金は事務所管理のための補助というよりは,徴収啓蒙活動のための奨励金,あるいは報奨金といった方がいいかもしれません。確かに昭和26年からの納税貯蓄組合が果たしてきた役割は評価されなければいけませんが,当初の目的は達したのではないかと思います。

 納税貯蓄組合法第10条の規定がある限り,奨励金などの名目では出せません。また,岡山市の人口の約1割の人しか補助金の恩恵を受けていません。税負担の公平という見地から見ても,組合員以外の方から見れば腑に落ちないのではないでしょうか。時代が変わり,社会の仕組みも昔とは違います。銀行口座振替は,今後ますますふえてくると思います。私はこのような制度はもう必要ないのではないかと個人的には思います。そうは言っても長い慣例なのでというなら,ここで条例を制定するとか,要綱で処理するとか,法の認める範囲できちっと使い道などの指導をしていただきたいと思います。

 それから,私は答弁者の欄に監査委員を書かなかったので,忘れたんですけども,お答えいただけないのが残念ですが,納税貯蓄組合1,766組合の中で,補助金の最高額は30万5,178円です。1組ごとにすれば額は少ないのですが,補助金の総額は6,000万円以上になります。一応1組合300万円以下は監査しないのだそうですが,そうすると,この納税貯蓄組合すべての監査はなしということになります。何を根拠に300万円なのか不思議でなりません。

 さて,ここで質問ですが,納税貯蓄組合補助規則には,1組合30人以上の組合員が必要とあります。現在,組合加入後死亡したり退会したりで,30人を割っている組合が889組合ありますが,今後この組合はそのまま認められていくのでしょうか。余り人数が少なくなっているところなどは整理されるとか,そういうつもりはございませんか。

 それから,ここ数年で新しく加入した組合はどれくらいあるでしょうか。

 また,一昨日の答弁で,口座振替のPRを「市民のひろば」など幅広くしていると言われましたが,そういった広告にどれぐらいの費用をかけられていますか。

 あと一つ,先日の御答弁では,見直しをしていくというお答えでしたけれども,この見直しの向こうに廃止が見えているのでしょうか。将来の可能性についてお聞かせいただきたいと思います。

 次ですが,さてこの納税貯蓄組合に関して市民から情報公開請求があったと聞きます。先日5月11日,岡山弁護士会主催の情報公開についてのシンポジウムが開かれましたが,300人近い参加者の方がいらっしゃって,情報公開に対する関心の高さを物語っていました。行政への住民参加には情報公開は不可欠で,あの官官接待のあり方を見直すきっかけとなったとも言えます。国もようやく情報公開法制定へ動き始めたようですが,この情報公開に関しては,地方自治体の方が動きが早かったようで,既に47都道府県と239の市区町村で情報公開条例が制定されたり,情報公開が制度化されています。

 岡山市の開示数につきましては,きのう横田議員が質問されていました。いわゆる公文書と言われるものなんですが,この管理は十分にされているのでしょうか。

 ここで1つ質問ですが,これまで開示請求があった中で,不存在のものはどれくらいありましたか。

 また,守秘義務により公開を拒否したものはどのくらいありますでしょうか。割合で結構ですからお答えください。

 さて,情報公開を進めるには文書管理の徹底が必要だと思います。現在,行政が職務上作成する文書には決裁を,職務上受領する文書については供覧を経たものを公文書として扱っているようです。情報公開の進展とともに,公開されるとまずい情報は初めから文書化しないでおこうとか,交際費は総額のみ記載しようとかいう心理が働くかもしれません。当局の方たちはそんなことはないと信じますが,現在どの程度までの文書が保管の対象になっているのでしょうか。

 また,文書の廃棄,消失が生じないような措置を講じられているでしょうか。教えていただきたいと思います。

 それから,私は決裁や供覧を経てなくても公文書として保存し,公開の対象とするべきだと思いますが,当局の御意見を聞かせてください。

 文書管理を十分にするためには,やはり,きのう横田議員もおっしゃってましたが,公文書資料室みたいなものはぜひ必要だと思います。大体いつごろつくる予定なのか,候補地はどのくらいあるのか,できるだけ具体的に教えてください。

 それから,きのうの横田議員の質問で,情報公開の説明の窓口が各支所にあるということでしたけれども,その活用状況も教えてください。

 次に,ホームヘルパーの移管についてですけれども,岡山市は福祉施策の中でも在宅福祉を重要視し,ホームヘルプ事業の充実を図られた結果,6月1日現在でホームヘルパー数が379名にふえ,8年度は530名を予定しているそうです。

 そこで,このあたりでもう一度ヘルパーの質について考えるときが来ているのではないでしょうか。

 平成2年の定例会で崎本議員や福原議員がヘルパーの質の充実についての質問をされています。これに対して,受験内容,資格について十分検討すると答え,その後実施されてきたと思います。現在はそういった意味で優秀なヘルパーが多いと拝察いたします。

 この6月から市から11名の方がふれあい公社に移りました。残りの68名もサブセンター設置に伴い順次移管されると聞いております。この嘱託ヘルパーはすべて移管後,指導もしくは調整ヘルパーとして配置されるわけですが,今までふれあい公社の調整ヘルパーは実務経験が少なかったのに比べれば,現場経験の豊富な方たちが入られるわけですから,パワーアップということが言えると思います。しかしながら,調整ヘルパー1人に対し30人の登録ヘルパーを管理するとなれば,今後全員移管されたとして,調整ヘルパーの数はべらぼうに多くなると思います。また,実務経験が豊富な方が多いのを考えれば,いかにも調整だけに回るというのはもったいないような気がします。

 要介護者は一人一人ケースが全く違います。それぞれのケースに対して援助できる能力を持つ必要があると思います。経験を積めば対応も容易です。講習を受けるとすぐ資格を得られる登録ヘルパーが未熟とは思いませんが,嘱託の方たちとの相互協力があっていいと思います。

 当局は調整ヘルパーの数についてどう思われているか。また,質の向上についての方針があれば,お聞かせください。

 それから,この後の質問と関係しますが,昨年の12月議会で市長の言われた精神障害者に対応できるヘルパーの育成はどうなっているでしょうか。

 また,登録ヘルパーの受け持ち数のバランスが悪いと聞きます。一人で何ケースも持っているという人もいるそうですけれども,今後どのようにその均衡を図られるつもりでしょうか,お答えいただきたいと思います。

 次に,精神障害者対策について。

 この問題につきましては,これまでも田畑議員,内田議員,それから有井議員などが何度も取り上げていらっしゃいます。

 昨年,精神保健法が改正され,ようやく精神障害者が障害者として法的に認められました。これにより精神障害者保健福祉手帳の制度ができ,市の施設の利用料助成などが実施されています。

 まず,これまでの利用状況について教えてください。

 それから,この助成規定を見ますと,利用できるのは1級あるいは2級とその家族がほとんどです。先日,ある精神障害者の方たちの例会に参加させていただきました。この会は精神障害者同士が手をつなぎ,社会の理解を求めようと4年前に結成されました。人間本来の生き方を問い直し,取り戻すため,当事者同士が意見を交換し,みずからの偏見も取り除き,声を出していこうということで機関誌も出しています。代表の方のお話では,機関誌への投稿は多いんですけれども,会に出てこられる人はまだわずかだそうです。しかし,自分たちの社会参加は精神障害者イコール恥ずかしいという思いを断ち切ることから始まるとして,思い切って勇気を出し,声を出していこうではないかと,講演会活動を県内外で続けていらっしゃいます。

 こうして活動されている人たちが障害者手帳を申請しても,この人たちのほとんどは3級の認定です。精神障害者手帳1級,2級の方たちは,まず外には出られない方がほとんどなのです。社会復帰,社会参加の可能な方たちへの援助こそ必要ではないのでしょうか。活動しようとしている人たちが使えない手帳は意味がないと思います。

 また,現在障害者手帳の申請者は,1級が52名,2級が63名,3級29名,合計144名だそうですが,精神障害者の方の数は把握しておりませんが,この数はまだまだ少ないと思います。特に数が多いだろうと推測される3級の数が少ないようです。これは,やはり手帳の利用度が低いからではないでしょうか。利用できる等級の幅を広げるとかのお考えはございませんか。

 また,他の障害者に比べて等級の判断が難しいと思いますが,今後この認定基準について一考を要するとは思われませんか。お考えをお聞かせください。

 また,手帳申請者の数のふえる可能性,ふやす可能性についてもお聞かせください。

 それから次に,蛍光管の回収・処理についてです。

 先日,我が市民クラブ21は,北海道網走市の近く,留辺蕊町にある野村興産イトムカ鉱業所を訪れてきました。ここは全国唯一の水銀含有廃棄物処理工場です。主に持ち込まれるのは乾電池で,全国約1,900の自治体が使用済み乾電池を送ってきています。もちろん岡山市も5種分別で分けられた乾電池を,昨年で約104トン送っているそうです。送られてくる乾電池は年間約6,000トンで,それでも国内流通量の1割だそうです。抽出される水銀は1カ月で約150キログラム,最近は水銀ゼロ使用のものもありますが,これは亜鉛マンガンなどに分離生成してブラウン管などに使われます。使用済み乾電池のすべてが水銀ゼロ使用になるには,あと10年かかるそうですから,まだまだ乾電池の水銀回収処理は必要なようです。しかしながら,ここに運ばれていないあとの9割の乾電池の処理は,一体どうなっているのでしょうか。気になるところではあります。

 さて,本題に入りますが,このイトムカ鉱業所では,乾電池のほかに蛍光灯の管や医療廃棄物の処理も行っています。ここに運ばれてくる使用済み蛍光管は,年間約2,000トン,このうち8割が300の自治体から,あと2割が民間の事業所からだそうです。これも国内で生産される蛍光灯の1割にも満たないということです。蛍光管は主に割らずに回収し,処理していますが,輸送のコストが割ったものよりも2倍かかるということで,割って持ち込まれても処理できる,対応できる機械も稼働していました。この蛍光管から水銀を抽出した後の管をカレットにしたものがあるんですけども,もうきらきら輝いてですね,本当にきれいでした。このカレットからタイル,カフスボタン,イヤリングなどを試験的につくっていますが,ほかにまざり物がないので,非常に美しい模様を浮き上がらせていて,商品価値は十分にあると思いました。ここにもらってこられなかったのは残念なんですけれども,現物がないんですが。

 さて,岡山市ですけれども,現在蛍光管の回収は燃えないごみでということですが,そのまま収集車に入れて破砕するのは非常に危険ではないでしょうか。御承知のように,蛍光管には水銀が入っています。車の中で割れて飛び散って,水銀が飛び散ってしまいますけれども,どういった対応をされていますか。お聞かせください。

 また,職員の運ぶ人たちの健康チェックなんですけれども,どうされているでしょうか。無機水銀でもですね,体内に入ると有機に変化する場合があるそうです。定期的に尿検査などはされているのでしょうか。

 こういった心配をするよりも5種分別のときに蛍光管も別に分別すれば問題ないと思います。ぜひ蛍光管を別に,原則的には割らずに集めていただきたいと思いますが,当局のお考えをお聞かせください。

 最後に,緑のまちづくりについてですけれども,岡山市は鋭意緑豊かなまちづくりを推進していらっしゃいます。先日,市長も,市民とともに歩む市民が主体の都市づくりをと言われました。これからは緑化行政も市民を巻き込んだ,市民と一緒に取り組める運動を広げていくことが重要ではないでしょうか。

 先日,緑化行政の視察で山口県の宇部市に行ってまいりました。宇部市はずっと工業都市として知られてきていましたが,市民は工場から排出されるばい煙,ばいじんに悩まされ,1カ月の降ばい量は,1平方キロメートル当たり58トンという時期もあったそうです。その中で緑化事業を始めたわけですが,職員の地道な努力が市民の共感を呼び,現在は街路樹35路線で約8万7,000本,市民1人に0.5本の割合です。

 岡山市も宇部市さんに負けないように街路樹に関しては努力をされていると承知しております。ちなみに,岡山市は平成7年で約62万本を植栽されています。平成12年度までには100万本を目標にしているようですが,7年度を見ると,目標30%増が37.3%増で,目標を大きく超えています。この分だと平成12年には100万本をもっと上回ると思うんですけれども,これに対する当局の今後の意気込みをお聞かせください。

 また,宇部市はできるだけ自然成長仕立て,建物の増改築等による街路樹の伐採は認めず,小さく植えて大きく育てるがモットーだそうです。そして,落ち葉は付近の住民に袋と掃除道具を提供して,日ごとに清掃をお願いしているそうで,連絡があると集めに行くんですけれども,ほとんどは市民の方が焼却してくれるそうです。

 さて,岡山市は清掃を業者委託しているようですが,宇部市のようにできるだけ市民に協力いただくということはできないでしょうか。お考えをお聞かせください。

 それから,宇部市の街路樹は柳,ポプラ,プラタナス,イチョウ,フェニックスなどでしたが,最近は道路の条件によって,ケヤキや宇部の市木でありますクスノキなどをふやしています。これからは街路樹もその土地の風土,環境に合ったものを考える時期に来ていると思います。北海道の旭川市も市木のナナカマドを緑道に植えて,冬にはナナカマドの赤い実と白い雪のコントラストが美しく,井上靖さんもこの景色を「ななかまどの赤い実の洋燈」と詩に残しています。最近は,水の流れを利用した音の景色,あるいはキンモクセイなど香りのする木を利用したにおいの景色といったように,特色のあるまちづくりをするところがふえています。

 岡山市の市木は,先日も柴田議員がおっしゃいましたが,クロガネモチです。市木に選ぶということは,当地の土壌に合っているからだと思いますが,現在この市木を活用して特色を出しているような箇所はどれくらいあるでしょうか。

 それから,クロガネモチは現在どれくらい植えられているかも教えてください。

 また,宇部市は毎年春と秋に花壇コンクールを開いています。参加団体に苗を無償配布して育ててもらうもので,花が街路に,学校に,施設や事業所にと,町を彩っているそうです。岡山市も花いっぱい運動やフラワーロード事業など,町を花で埋める努力をしていて,それなりの成果も上げていると思います。でも,このコンクールのように,やはり自分たちが参加しているんだという意識が大切だと思います。こういった形での住民参加を推進されてはいかがでしょうか。お考えをお願いいたします。

 これと同時に,宇部を彫刻で飾る運動も進められ,今市内には,日本近代彫刻の秀作150余点が設置されています。30年余に及ぶ緑と花と彫刻のまちづくりが宇部市にしっかりと根を張ってきているのです。岡山市も市民参加の緑のまちづくりを目指して頑張ってまいりたいものだと思います。

 ということで,第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 若井議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 精神障害者対策でございますが,いろいろな公の施設の利用状況,またその利用できる等級の幅を広げる考えはないのかというお尋ねでございます。

 平成8年4月から精神障害者に対する公共施設の利用料等の助成を始めたところでございますが,利用状況につきましては,障害者全体で把握しているものが多くて,精神障害者のみで把握できるものとしては,半田山植物園で4月に25人,5月に7人の利用がありました。1級の精神障害者のみを助成する施設等の利用のうち,市営駐車場の駐車料の減免,国民宿舎桃太郎荘の宿泊料などの割引につきましては,他の障害者との整合性を図り対象としたものでありまして,これまあ介護者も含めて減免の対象としたものでございます。

 等級の幅を広げるべきではないかということにつきましては,今後の利用状況とか,その他いろいろな議員の御指摘の点も踏まえながら検討してまいりたいと考えております。

 それから次に,等級の認定基準でございますが,認定の基準につきましては,国が昨年10月に定めて実施したものでありまして,その認定につきましては,保健所が受理した申請書を県に送付しまして,年金受給者については年金の等級により県が認定しておりまして,また年金受給者以外の方については岡山県精神保健福祉審議会に諮って認定されております。認定の基準については,制度の創設が間もないことでもあり,当面は現行の運用を見守ってまいりたいと考えております。

 それから,手帳の申請者の増加策ということでございますが,この手帳の申請者数につきましては,月を追ってみますと,毎月大体20人程度の申請がございまして,手帳交付者数も5月末日現在で181人となっています。手帳制度の普及につきましては,「市民のひろば おかやま」6月15日号,関係医療機関等に配付しました「こころの健康マップ」に掲載しますとともに,患者会,家族会等の協力を得まして,PRに努めているところでございます。

 今後とも手帳制度の広報活動を続けるとともに,他の障害者との整合性も図りながら対象事業の拡大など,施策の充実に努めてまいりたいと考えております。

 次に,市民参加での緑のまちづくりについてのお尋ねの中で,岡山市では平成7年3月末で約62万本植栽しておって,このままいくと平成12年度までの目標の100万本を上回りそうであるが,今後どうするのかというお尋ねでございますが,岡山市では平成5年度から総合的に緑豊かな都市づくりを推進していくために,市民の花と緑倍増作戦事業に取り組んでいるところでございます。具体的には,平成5年度から12年度までの8年度で約50万本の植栽を予定しておりまして,累計100万本を目標としておりますが,各年度の緑化実績では,いずれの年度も目標数値を超えておりまして,このペースでいきますと,100万本を上回るのではないかと考えております。

 しかし,これは現在までの実績でありまして,平成5年度から7年度までの3年間のものでありまして,いましばらく推移を見守っていく必要がありますが,今後岡山市第四次総合計画を策定するということも考えておりまして,そういう中でこの目標値そのもの,またその内容,緑の内容につきましても含めて,見直しを含めまして検討してまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長から御答弁さしていただきます。



◎助役(宮崎正壽君) 納税貯蓄組合に関して,ここ数年で新しく加入した組合の数,あるいは会員が30人を割っている組合の対応等についての御質問にお答えいたします。

 ここ数年で新しく加入した組合は,平成4年から現在までに新しく納税貯蓄組合として7組合が設立されております。また,さまざまな理由で30人を割った組合につきましては,今後組合として適切な活動ができるよう活性化について協議,指導してまいります。

 いずれにいたしましても,羽場議員にお答えいたしましたように,納税貯蓄組合の見直しにつきましては,昭和26年に納税貯蓄組合法が制定されてから既に45年が経過し,納税環境,納税者の意識も大きく変化してきていることから,納税貯蓄組合のあり方などについて,行財政運営の基本方針についての答申の補助金の見直しと合理化の趣旨を踏まえ,十分検討してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎財政局長(井上宜也君) 納税貯蓄組合の中で,口座振替のPRに対しましてどのぐらいの費用をかけてるかという御質問につきまして御答弁申し上げます。

 現在,口座振替の推進につきましては,自主納税,期限内納税の推進の一環としまして,1点は「市民のひろば おかやま」に記事掲載,1点はポスター及び納税カレンダー等でのPR,1点は口座振替未加入者へのダイレクトメールによる申込書の送付,1点は口座振替PR物資の配付,これは金融機関とか市関係施設でございますが。1点は毎年11月中旬に,国主催の「税を知る週間」に参画をしているところでございます。

 PRにつきましては,これらさまざまな推進策をとっているところでございまして,これらに要しました平成7年度の経費は427万円余となっております。

 以上でございます。



◎保健福祉局長(角田誠君) ホームヘルパーに関します3点のお尋ねにお答えを申し上げます。

 まず,調整ヘルパーの数について,またその質の向上についてというお尋ねでございます。

 市のホームヘルプ事業につきましては,現在市の嘱託ヘルパーとふれあい公社の登録ヘルパーとの2本立てで取り組んでおりますが,今後全市的に公社へ一本化することも念頭に置きながら,まず西大寺福祉区においてモデル的に公社に一本化を図ったところであり,市から移管したヘルパーは指導ないし,調整ヘルパーの任を担当することとしております。

 調整ヘルパーの業務は,利用者と登録ヘルパーの派遣調整のほか,担当ヘルパーの研修,処遇困難ケースへの同行訪問,派遣状況の管理,活動記録簿のチェック等となっており,当面は調整ヘルパー1人が30人程度の登録ヘルパーを担当する体制を考えております。

 調整ヘルパーの数については,登録ヘルパーの数にも影響される上,将来の派遣体制を考えていく上で,サブ的な調整ヘルパーが必要との見方,考え方もございまして,現時点で明確な数字をお示しすることは困難でございますが,西大寺福祉区での実施状況も踏まえながら,今後とも派遣体制の整備に努めてまいりたいと考えております。

 また,ホームヘルパーの資質の向上につきましては,現在でも各種研修への積極的な参加やヘルパー相互の研さんに努めておりますが,今後とも資質の向上に努力してまいりたいと考えております。

 次に,精神障害者に対応できるヘルパーの育成のお尋ねでございます。

 精神障害者へのホームヘルプについては,個々の障害や特性に応じた専門的な知識や対応等が必要でございます。また,真に必要なサービスを十分把握する必要があることから,家族会からの要望等も踏まえ,現在のホームヘルパーに対して,具体的事例の検討も含めた研修等の実施に向けて検討いたしておるところでございます。

 最後に,登録ヘルパーの受け持ちのバランスが悪いのではないかということでございます。

 登録ヘルパーは常勤的な勤務のヘルパーと異なり,各自の稼働可能な時間をあらかじめ登録してもらい,その稼働可能な曜日,時間と利用者の希望する曜日,時間等のニーズや地域性を調整ヘルパーが調整した上で派遣に結びつけております。

 そこで,稼働可能な曜日,時間が多く,また家事及び介護の双方に対応できる資格,能力を有する登録ヘルパーは,担当ケースがふえるわけでございますが,稼働可能な曜日,時間等が少ないなどのヘルパーは,担当ケースが少なくなることになるわけでございます。

 したがいまして,受け持ち数のばらつきがあること自体はやむを得ないことと考えておりますが,今後ともサービスの質の向上,確保には十分配慮してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 蛍光管回収・処理についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 収集車の中で水銀が飛び散りますが,その対応はどうかというお尋ねと,そして職員の健康チェックはどうしているのか,定期的な尿検査はしているかとのお尋ね,それから蛍光管を分別収集することの考えについてはどうかとのお尋ねでございます。一括してお答えさしていただきます。

 蛍光管につきましては,本市では現在燃やせないごみとして収集しております。蛍光ランプの中の水銀は無機水銀であり,一部は気体,大部分は液体で,ランプを破砕すると,気体の水銀は空気中に拡散し,液体の水銀は徐々に蒸発すると言われています。

 例えば,8畳間でリングライト30ワット1本が破損したとき,室内に拡散する水銀は約0.026ミリグラムであり,部屋の容積からしますと,1立方メートル当たり約0.0009ミリグラムとなり,この濃度はWHOのガイドラインであります1立方メートル当たり0.015ミリグラムの約16分の1の濃度であります。

 このため,健康に対する影響は余りないと思いますので,現在の収集を継続してまいりたいと考えております。

 また,職員の健康チェックにつきましては,各事業所で全職員を対象に定期検診の実施や産業医による健康相談等も実施しておりますが,有機水銀に対する検査はこれまでいたしておりません。今後検査の必要性,検査項目,検査方法等について研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 若井議員の御質問のうち,緑のまちづくりに関する御質問に対してお答えをさしていただきます。

 まず,街路樹の落ち葉の清掃に清掃道具等を提供いたしまして,付近住民にお願いしてはどうかという御質問でございます。

 御指摘の沿線の住民の方々によります落ち葉の清掃につきましては,現在も清掃用ビニール袋を提供して,清掃をしていただいているところもございます。

 落ち葉の清掃につきましては,行政はもとより市民,企業等の御協力が不可欠であると考えております。今後も落ち葉の清掃活動につきましては,町内会や企業,沿線住民等の御協力が得られますよう,「市民のひろば おかやま」等で呼びかけてまいりたいと考えております。

 次に,市木でありますクロガネモチはどれぐらい植えられているか,また市木を活用することはできないかという御質問でございます。

 市木でありますクロガネモチ,別名アクラでございますけれども,これは平成7年3月で,主に街路樹を中心といたしまして約1,300本が植栽されております。また,公園,緑地等にも多く取り入れており,また一般家庭でも植えられております。特に街路樹にクロガネモチを植えまして,あくら通りの愛称で市民に親しまれているとともに,また春と秋に実施しております記念植樹にもクロガネモチを植栽するなど,幅広く活用しているとこでありますけれども,今後も公園,緑地,街路樹の植栽計画に取り入れてまいりたいと考えております。

 次に,宇部市におきます春と秋,春秋の花壇コンクールを開いておられるということでございます。岡山市でもこれらを活用して住民参加を推進されてはいかがでしょうかという御質問でございます。

 本市におきましては,花いっぱいの明るい暮らしと心のふれあいのあるまちづくりを進めるため,春は窓辺の草花コンクール,花壇コンクール,また秋には生け垣コンクールを実施しております。その募集は,市内の町内会,婦人会,老人クラブ,あるいは子供会,さらには事業所,学校などの各種グループや団体等に対し幅広く行っているところであります。

 また,これ以外にも親子花づくり教室,緑のハイキング,花と緑の写生大会等を実施するなど,住民参加の啓発に努めているとこでございます。

 今後もこれらの事業を継続しながら,花と緑あふれるまち岡山の実現を目指してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(馬場克彦君) 公文書保存と公文書保管についての一連の御質問に一括の御答弁をさしていただきます。

 岡山市の情報公開制度が施行されました昭和63年度から平成7年度までの間に,開示請求件数は281件ありまして,そのうち不存在が40件で14.2%,また一部開示及び非開示となったものが103件で36.7%となっております。

 文書の保管,廃棄,消失等につきましては,法定年限,時効,文書の重要度などを基準に,文書の種類ごとに1年から永年までの保存年限を文書保存類目として整理をし,保存いたしておりますが,保存期限が過ぎれば焼却するようにいたしております。

 情報公開の対象となる公文書は,職員が職務上作成し,また取得した文書で,市として管理しているものでありまして,保存については文書保存類目に沿って行っているところでございます。

 情報公開コーナーの利用状況につきましては,支所管内で1件の開示請求がございました。

 公文書資料室につきましては,昨日横田議員の御質問にもお答えをいたしましたとおり,分庁舎や総合支所建設計画の中で,そのあり方を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔31番若井達子君登壇〕



◆31番(若井達子君) どうもお答えありがとうございます。

 公文書資料館については,今大体あり方をこれから検討していくということですけれども,まだ大体場所とか時期は答えていただけないということなんですが,やはり皆さんが行きやすい場所がいいと思うんですよね。場所とか時期は決まってなくても,大体2階から下に持っていくとか,そういうような限定というか,それはできないでしょうか。1階にするとか,2階に一応持っていこうとか,場所を確保するとか,そういった答えをもう一度いただきたいと思います。

 それから,納税貯蓄組合,新しく加入者が平成4年からこの4年間で7組合しかないということですけれども,やはりもうだんだんとその役目は終わってきているというような感じがいたします。それに対しまして,銀行振替のPRなんかは427万円しか使ってないということで,それにこの納税貯蓄組合の補助金を少し回せば,もう少し率がアップするんではないかなと思いますので,もっともっとPRに努めていただきたいと思います。

 それからですね,蛍光管,健康には全く大丈夫だというようなお返事いただきましたけども,さっきも言いましたように,無機水銀でも何かこう体内に少しでも入ると有機に変わってしまうようなことがあるということで,北海道のこのイトムカの鉱業所の近くの川でもですね,魚がそれを食べて,すごくもう数値の高い,有機水銀の数値ですね,高い魚がいるということで,やっぱり全く大丈夫だということはないと思うんですよね。だから,定期的な健康診断などは続けていっていただきたいと思います。それについて,もう一度少しお返事をいただけたらと思います。

 それから,ヘルパーさんのことですけれども,だんだんと回していくということですけども,やはりこれからはですね,まだまだ嘱託ヘルパーさんの中では,若さとそれからやる気のある方が多いので,実務経験プラス指導という感じで並行して持ってきていただけたらなという気がします。

 精神障害者なんですけれども,そうですね,いろいろ検討するということですが,保護者会の要望などを聞いてということですが,私が会ってきた方は,保護者会ではなく,ほとんど当事者の方です。賛助会員も70名ほどいらっしゃいますが,本当に当事者の方の声もぜひ聞いていただいて,これだけやる気を持って頑張っていらっしゃるんですから,当局もこの方たちにぜひこたえていただきたいと思います。

 この方たちはですね,今まで社会の偏見と敢然と闘って,そしてみずからの力で切り開いていこうというふうなことで,社会参加は与えられるものではなくて,みずから切り開くものだと言っておられます。この人たちの声にこたえるためにも,もう少しこの人たちを,いい方向に持っていっていただけたらと思います。

 この2首ほどですね,精神障害者の方がつくられた歌があるんですけども,ちょっと紹介させていただきたいと思います。「世の中の冷たい視線受けながら清く生きるはとても苦しき」,「山奥に凛と咲いたる一輪の花にもきっと青春はあるのね」,皆さんが春を感じられるような処置をしていただきたいと思います。

 それでは,これで再質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 若井議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 精神障害者対策の充実ということでございますが,私の方もですね,今おっしゃいました当事者の会の意見もよく聞かしていただきたいと考えておりますし,また,みずから社会参加の道を開いていくというこの意欲に対して,できるだけこの対象事業の拡大などをしまして,施策の充実に努めてまいりたいと考えております。

 ただ,その障害者施策全般の中での,私どもトータルに考えていくということを考えておりまして,そういうところで,今のところは先ほど申し上げました公共施設の利用の優遇措置については,身体障害者等との横並びを考えているわけでありますが,これらについてもまたよく当事者の会の意見もよく聞いて,いろいろ検討してまいりたいと考えております。



◎助役(宮崎正壽君) 納税貯蓄組合と口座振替に関します再度の質問にお答えいたします。

 納税貯蓄組合は,納税環境の変化ということはございますが,税知識の普及ですとか,納期内納入の促進にある程度の成果をおさめていることも事実でございます。直ちに整理して口座振替に全面的に移行するということにつきましては,慎重であるべきだというふうに考えております。

 他方で,口座振替につきましては,自主納税,期限内納付の推進のために,さらに力を入れていくべきことだと考えております。先ほど財政局長がさまざまなPR方法につきまして,現行行っていることを説明いたしましたが,さらに創意工夫を尽くしまして,推進を進めてまいりたいと考えております。

 以上であります。



◎保健福祉局長(角田誠君) ホームヘルパーの移管についての再度のお尋ねでございますが,嘱託ホームヘルパーの移管に当たりましては,本人の希望も踏まえ,それから,御承知かと思いますが,介護福祉士等各種の資格を取得しておる者もたくさんおりまして,御指摘のように,本人の能力が十分生かせるよう工夫,配慮してまいりたいと思います。

 以上でございます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 定期的な健康診断等は続けてほしいと,職員に対する御配慮をいただいたところでございます。

 収集にかかわる職員等の健康チェックにつきましては,検診等通じまして一層の配慮に努めてまいりたいと考えております。



◎参与(馬場克彦君) 情報公開制度についての検討ということでございますけれども,これは十分皆さん方に利便を考えていかなきゃいけないということで,今後行政資料室の配置等につきましては検討してまいりたいと思いますが,出先機関等につきましても,先日申し上げましたように,情報公開コーナーというふうなものも設けてございます。ただ,その際に実際に住民の方がお越しになりまして,具体的に請求をしようとする内容がどういった文書であるかといったふうなことがわかりにくいがために,なかなかその文書の特定ができないと,そういうふうなこともございまして,結果的には本庁の方へお越しをいただいて,具体的に話をする中で特定をしていくというふうなこともございますので,そういった運用方法のことも含めて,今後十分検討してまいりたいと思います。

     〔31番若井達子君登壇〕



◆31番(若井達子君) ちょっと今聞き逃しまして,納税者貯蓄組合のですね,見直しをしていくということですけれども,この見直しの大体時期がわかれば教えていただけたらなと思うんですけど,どのあたりをめどに見直しが終わるとか,こういうふうなことを聞かせていただけたらありがたいと思います。

 それから,各支所のその情報公開に対する説明の窓口なんですが,利用が1件ということで,これはやはり何かというとですね,やはり周知徹底ができてないと,市民の皆様が,そこにそういうものがあるということを御存じないのではないかと思いますね。せっかくあるんですから,やっぱり支所の方で活用していただいて,どんどんと利用していただくという意味で,もっとPR活動をしていただけたらと思いますので,それについて少しお答えいただきたいと思います。

 4分を残して再々質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎助役(宮崎正壽君) 若井議員の再々質問にお答えいたします。

 納税貯蓄組合の見直しに関しましては,なるべく早い時期に検討してまいりたいと考えております。



◎参与(馬場克彦君) 再々質問にお答えいたします。

 今後は市民の方々の利用のしやすいように広報紙等を通じまして,制度の概要でございますとか,あるいは運用状況等につきましてもお知らせしてまいりたいと思います。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして有井議員。

     〔28番有井靖和君登壇,拍手〕



◆28番(有井靖和君) 昭和58年以来,きょうで56回目の登壇でございます。しかし,今回の質問ぐらい質問内容をおろしてほしいという陳情があったのは,かつてない激しいものでございました。中には,もう定年が1年だ,もうこれえてつかあせえという人もおられたようで(笑声),だれとは言いませんが,中にはある部長は,もうもうもうもう言うて,牛がへりい来たんじゃろうかいうぐらい(笑声),もうもうもうもうこらえてくれえと,こういうようなんもありましたが,今回は,環境事業局におきましては,命にかかわる問題です。真剣にですね,国の内外では,これほど環境問題がささやかれ,ささやくというか叫びになっておるということも十分認識をしていただきたい。

 こういうことで今回はまあおろさしていただきますが,(笑声)ぜひ人の命というものに直接かかわる問題でありますので,−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−環境事業局長におきましては9月議会で厳しくですね,追及をさせていただきたいと思います。

 ところで,二,三,その追及の中身を申し上げますとですね(笑声),昭和46年から埋め立てがどんどん始まりました。それも防水も何もしないでですね,各地でやったわけです。その水をですね,周辺部の水を検査してほしいと,こういうことでやりました。そしたら,まあ笑おうに笑えまい,悲しいかないうんかね,ことしその周辺の用水を改修したようなところの水をすくうてみたりな。僕はもう本当びっくりしました。それで,40万円も50万円も金を使うわけです。これじゃ本当に市民の命が守れるんじゃろうかなあという感じがいたしましたんで,ここら辺もですね,特に山上のオキシダント対策というのは,これはもう緊急課題でありますし,さらに西大寺の新産業ゾーンではですね,新しい焼却場もできるということで,いろいろ市民の健康を脅かすおそれのあるものがどんどんつくられて,そっから処理していかにゃならんということが多くあるようですので,ぜひ,聞くところによりゃ,環境事業局長,9カ月ほどで定年退職じゃいうことで,市長さんね,あなたが真剣になってほしいと,こう思っておるとこです。

 それでは,質問をさしていただきます。

 市道認定の改善について。

 これはですね,城東台団地で先般事故が起こりました。大きな開発をされたところで,グレーチングが,自動車の方で踏んでから,それがささったとか何とかいうことでですね。これからそういうような市道認定をしたものを岡山市が,開発されたところですね,開発されたところを将来市道認定していくわけです。市道認定する上でですね,そういう事故が起こるおそれがこれから多大にあるんじゃなかろうかな。それを未然に防ぐためには,やはり開発指導課と開発をするところの業者の皆さん方にですね,事前にやはり,ここの道路の横断するグレーチングについてこういうもので,一定のですね,指導をしていって,防ぐ必要があるんじゃなかろうかなと,こういうように,幸い今回の事故は小さいもんでしたが,私は命を奪うような事故が起きたんではですね,これ取り返しがつかんわけですから,ぜひここの点についてお考えをお尋ねしておきたいと思います。

 それから,西長瀬52番地先が昭和62年に道路として寄贈されました。4メートル道路として寄贈され,法務局に登記され,現在は道路敷としては4メートルありますが,舗装部分が3メートル70センチから80センチのところで終わって,のりになっております。そして,これじゃいけないということで,岡山市の方も12月に路肩整備の入札をし,業者が決定したとこですが,工事が未実行に終わっています。それはなぜでしょうか。

 それから,昭和62年に寄贈された道路ですが,そのところを調べてみますと,基点ぐいはずっとあるわけです,基点ぐいとしてはね。境界を出そう思うたらすぐ出るわけです。その辺で,今日までなぜ放置しておったのか。

 その4メートル道路を62年度に寄贈してくださり,その周辺の空き地が税法上増税されております。そして,土地の持ち主は土地利用計画を立てて,希望の建築をしてもらいたいということで市の方へ行きましたらですね,それが建たないというようなことでした。そして,4メートルの道路を法務局できちっとなっておりますから,しかも境界もきちっとなって基点ぐいが打たれておるわけですから,12月に入札をしたわけです。しかし,それが実行されないで今日まである。そういうことがあっていいんでしょうか。

 私は,一つにはこの道路の管理責任者はだれか。日ごろ,岡山市として管理をされておる管財課,こういうようなことで放置をしておると,本当に安心して岡山市の財産を管理していただけるんだろうかという不安もあるわけです。その点についてお尋ねをしておきたいと思いますし,今後の対応についてお尋ねをしておきたいと思います。

 次は,山上あるいは高松田中,浅越,最終処分場の中から鉄くずを出しておるとこです。この鉄くずは高松田中・松ケ鼻を初めとしてですね,御案内のようにごみの非常事態宣言が始まってですね,中から鉄くずを出して特定の組合か業者にそれを処分をしていただいておると。中で処分をするところと,それからそれを積み込んで持って帰るところはまた違うわけですね。それで,非常にそういう中でこのあいまいというか,もうむだなお金を随分使っておるわけですね。私は,むだではないと言われればそれまでかもわからんがですね,こういうようなことはやめてほしいと。そして,ごみの中から鉄くずを出しておる業者に一括任せておけばいいんじゃないですか。再資源協同組合じゃ何じゃいうてあるんかないんか,法規上あるんじゃけど,一定の1社のとこだけがじゃね,それを扱ようたんじゃいけんでしょう。それはまあそれとして,そういう一連の質問の内容についてお答えいただきたいわけです。

 しかも,今年4月10日にそこの会社が死亡事故を起こした,死亡事故。死亡事故を起こした場合は,一般入札のところは契約しておろうが何しておろうが,そこで中断するわけです。ここはどういうことになったんでしょうか。詳細に随意契約なり,あるいは契約上の停止基準というものがあるはずなんです。思いつきじゃなかったわけですね。それをお示し願いたいと思います。

 要望として,市道高松田中・阿曽線については,私が建設委員会におるときに,極めて困難な問題がある,解決をしておかなきゃだめですよと言ってもう6年がたちます。案の定,その問題は解決ができてない。せっぱぎりぎりになって何とかしてくれ何とかしてくれって,平成7年度予算も地元の皆さん方を説得してから執行した。8年度においては,今日までもう何ら解決の考えも行動も起こさない。こういうことで高松田中・阿曽線について道路ができるんだろうか,心配しておるとこです。一層の努力をお願いしたいことを要望しておきます。

 築城400年のものにつきましても,強く市長に要望しておきます。

 高松におきましては,御案内のようにいろいろイベントを計画され,7月7日,もう何かに合わせてやろうということです。水ためぇということで,地元の皆さん方,一生懸命になっておるとこですが,1カ所,どうもこの石井山の付近でですね,なかなかこの問題が解決せんということを聞いとんですが,担当者が非常に頑張っておられるということも理解するとこですが,ぜひ成功させてもらいたい,このように思っておるとこです。まあ強く期待をし,要望しておきます。

 次は,小選挙区制の中でのお尋ねをしておきたいと思います。

 小選挙区制で御承知のように,岡山市が新一区と新二区に分かれました。そして,新二区は玉野市と一緒にしようということでもう既に発表され,それぞれの関係者の人はそういう動きをしておるとこですが,ここで新一区と新二区は,岡山市が二つに分かれるわけですが,ここの場合ですね,通常は3カ月を経過しなければどう言いますか,岡山市から玉野市へ移動した場合は,市町村議会選挙で申しますと3カ月以内だったらこちらの新一区の方で投票せにゃならんというのはもう御案内のとおりですが,今回の衆議院で言いますと,新一区から新二区へ移動する場合は,3カ月じゃなくてもいいわけですね。3カ月という規定はないわけです,衆議院を言いますとですよ。衆議院のケースを申しますと,3カ月のあれは要らない。選挙管理委員会の判断といいますか,決まりでこれが3カ月を経過せんでも投票ができるという仕組みになっておるわけです。

 それから,ここと新二区の玉野市の場合は,これは3カ月ないと衆議院選挙ができない,こういうようなことになっておるわけです。市町村議会選挙は,これはもうこれが一個ですから,こっちにおろうがこっちにおろうが投票はできると。候補者に対して投票できる。そういうようなことで,幾つか御質問をさせていただきたいと思います。

 1のケースですね,選挙人名簿に登録されている者が岡山市の新一区から新二区に移動した場合には,その移動を知ったときは選挙人名簿の登録を変えることができ,新二区では投票することができる,先ほど申し上げましたような。ただし,一定期間,任期満了,我々の場合は4年間という保障があるわけですが,衆議院の場合は,4年間というのはないわけですね。解散ということになって,3年や1年で,過去のケースからすると6カ月解散もあったわけですから。そういうような場合はですね,市内の,任期満了前60日というのは,この我々は任期が満了になった場合をここ一定と,こうするわけですが,衆議院の場合は,選挙管理委員会が一定のこの日にちを決めるいうんですかね,何日から,ここからは移動してもいけませんよという,そのそれは極めて法律上,はっきりしてないんです。あいまいになっておるという点がここではっきりしてきたわけです。

 それから,2のケース,岡山市から玉野市へ移動する場合の新二区の投票権は,先ほど申しましたように3カ月経過せなんだら投票権がないと,こういうようなことでございます。

 それから,玉野市の選挙人名簿に登録されるためには,3カ月が経過して,住所がはっきりしたところじゃないと選挙権はありませんよと,こういうことを言われておるとこですが,そこでですね,ここで法律的に選挙管理委員会は疑問とか問題はないんだろうかということをまずお聞きして,再質問をさせていただけたらと思うんですが,選挙権及び被選挙権あるいは公職選挙法上ですね,問題は全くないんだろうかという点を勉強させていただけりゃいいがなと,こう思っております。

 第1回目の質問を終わります。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 有井議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 開発に伴う道路横断側溝問題と開発の事前審査・指導についてでございますが,本議会に専決処分を報告をしております報第37号並びに第38号につきましては,グレーチングの落下による物損事故でありまして,この事故に遭われた方には改めておわびを申し上げる次第でございます。

 市道認定後の事故責任につきましては,道路管理瑕疵によるものであれば,その責任割合に応じて道路管理者たる岡山市も応分の責任が問われることとなりますが,今後はこのような事故が起こらないようにすべく過去の開発等により道路横断側溝が設置されたものについては,道路パトロール等により不良箇所を発見次第,修繕,補修を行っているところでございます。

 一方,この種の問題を含め,道路の安全性を高めるために,岡山市では昭和62年,岡山県から許認可事務移譲後より都市計画法第32条の開発許可申請の事前協議の段階でチェックリストによりまして,申請者に対して道路横断側溝のグレーチングは固定式とするよう指導に努めているところでございます。

 なお,その他の御質問につきましては担当局長から御答弁させていただきます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 死亡事故を起こした業者と契約はできるのかとのお尋ねでございます。また,指名停止基準を示せとのことでございますが,私どもが契約をいたしました後に痛ましい事故が発生をいたしましたものですので,新たな契約としてはできませんが,契約継続をしているものはそのまま業務が遂行できるとなっておりますので,従来どおりの業務を進行しているところでございます。

 そしてまた,指名停止基準は公表されておりません(後刻「既に公表されております」に訂正)ので,御理解を賜りたいと思います。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 有井議員の御質問のうち,道路管理者の責任,特に境界の明示に関する御質問に対してお答えいたします。

 市道西長瀬4号線の西長瀬52番地先の市道との境界につきましては,狭隘道路改良のため,昭和61年12月23日に用地の寄附を受けております。これは,既に岡山市に登記済みでございますが,これを受けまして改良した道路でございます。

 用地寄附受納段階におきましては,くいの敷設も行ったところでございますけれども,現在は当時のくいが確認できないため,関係地権者の協力を得ながら分筆・測量図により境界を復元してまいりたいと考えております。



◎選挙管理委員会事務局長(天久嘉弘君) 小選挙区のうち,一区と二区の選挙人が移動した場合の問題点について,一括して答弁させていただきます。

 選挙人名簿は市町村ごとに各選挙を通じて一つの名簿とし,市町村の投票区ごとに編製されます。選挙人名簿に登録されるためには,3カ月の住所要件が必要になりますが,同一市内に住所を移したことを知ったときは,直ちにその者に係る登録の移しかえをしなければならない。また,市外へ転出したときは,4カ月経過後に選挙人名簿から抹消することと公職選挙法に定められております。

 御質問の岡山市から玉野市への転出者につきましては,玉野市へは3カ月たたないと選挙人名簿に登録されませんが,その間は岡山市の選挙人名簿に登録されているので,衆議院選挙につきましてはもとの岡山市でもとの選挙区の候補者を投票することになります。

 公職選挙法施行令第17条ただし書きに,選挙人名簿に登録されている者で市内転居者の登録の移しかえにつきましては,任期満了の選挙にあっては,任期満了前60日から,またその他の選挙にあってはその選挙の行うべき事由が生じた日からそれぞれその選挙の期日までの間,選挙人名簿の登録の移しかえを延期することができると定められております。

 したがいまして,衆議院選挙での市内転居における登録の移しかえは停止日の前日までに住民票の転居届をした者については,新しい住所地の投票所で新しい選挙区の候補者を投票することになります。

 また,登録の移しかえの停止日以後に転居届を出した者につきましては,もとの住所地の投票所でもとの候補者を投票することとなりますので,御理解を賜りたいと思います。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) 答弁漏れがあります。



◎環境事業局長(有森恭江君) 大変失礼しました。

 ただいまの答弁を訂正させていただきます。

 指名停止基準は既に公表されておりますので,御理解をお願いいたします。大変失礼をいたしました。

     〔28番有井靖和君登壇〕



◆28番(有井靖和君) 環境事業局長,そこのとこに当たるんかということを聞きょんじゃからね。的確によう聞いて何してんよ。

 それから,都市整備局長,図面上はある,岡山市が持っておる図面にはくいがある,なあ。しかも,これを指摘して3年以上たつ。3年以上たつ,これが。

 財政局長,あなたのとこが管理しょうるはずじゃ。

 こんなことで岡山市の財産を管理,責任持って,市民が守ってもらようると安心できるんでしょうか,どうでしょうか。本人が抜いておるんかもわからんけども,抜いとってもいいようにきちっと台帳の方にはくいがある。そこを抜いとろうが,そこが大穴があいとろうが,そのための台帳じゃろうがな。きちっとしてほしい。

 中核都市じゃ言うて市長は一生懸命になりょうる。しかも,今回ちょっと胸の方を見たら,市長の辺だけじゃ,市長から後ろは何人つけとん,バッチ。何か市長つけとるけど,何かわからんのじゃけど。てんでんばらばらです,執行部が。これを見てもわかる。市長,そういうような人があんたの後ろへついて行きょんよ。恐ろしいもんじゃないよ,それは。もうちょっとじゃね,岡山市の財産をきちっと守ってほしい,きちっとしてほしい。

 財政局長,市長を含めてね,あなたがやっぱり最高責任者じゃからね。間違いを言うたんなら指摘してください。

 それから,環境事業局長,きちっとある。死亡事故が起きた。不公平なことをしてもらいたくない。声を大にして言ようるん。ある人は2年,2年からあんた,事業が停止されてしもうた。ある人は1年,ある人はゼロ。ある人とは何ならと言うたら,今回の件です。

 そして,岡山市の指名停止基準というものが,この中のどこに当たるんかということを僕は尋ねとん。あります言う。あるじゃないじゃ言うて,最初はないじゃ言う,今度はあります。わかっとるわ,持っとんじゃから,これを。(笑声)

 市長,こういうことでな,環境事業がええようにいくわけがねえが。

 それで,選挙管理委員会,ちょっと私の質問も若干ですね,勉強と思うて管理委員会の事務局の法律をよう知っておる事務局長さんにお尋ねしたとこですが,幸いにしてお隣には弁護士さんもおられるようですので,わからんことはつけ加えていただけるもんなら教えてつあせぇ。

 何で3カ月条項があるのか,教えてください。3カ月条項を掲げた意味。

 先ほど申しましたように,衆議院の場合は,そういう解散となったときにですね,衆議院の場合は3カ月の条項はないわけです。発生した日から,あれは恐らく40日ぐらいで選挙するはずなんです。(笑声)その基準はじゃね,どこで言うたら,選挙管理委員会で一方的に決まるわけじゃけれど,公平な面でそれを早く察知した者はな,利得を得るわけじゃ,早う察知した者は利得を得るわけじゃろう。名簿を締め切るというのを早う察知した者は利得を得るわけじゃろう。公職選挙法の上において,公平じゃないといけんという大前提があるんでしょう,公平という大前提が。そしたら,知り得るもんが利得を得て,知り得ん者は損をしたというようなね。これは候補者なり応援者の辺から,損じゃ得じゃという辺から判断した場合ですよ。

 それで,お尋ねします。

 3カ月条項の本来の趣旨が衆議院が解散後,または地方選挙で,これは再質問で聞きょんじゃけえ,事務局長,頼むぞ。

 衆議院が解散後または地方選挙で選挙直前に悪意で,また故意による住民の移動を防ぐ目的であるならば,私がさっき言うたような不公平さが残るんじゃないかと,こういうことをお尋ねしとんですから,お答えしてください。

 事務処理上で,今はもう昔のようにこの住民票がこう行きじゃなしに,いわば情報化社会,コンピューター時代に私は3カ月は必要がない,移動とかそういうものに3カ月とかいう,あるいは情報化時代の中でですね,昔のようなものは当たらないと,こう思うんですが,いかがでしょうか。

 それから,先ほど選挙管理委員会事務局の方から市町村単位で名簿管理をしているとの理由は,私は間違いと言えば何じゃけど,私は間違いじゃと思うとん。投票権を公平に与えることを前提にした名簿管理を情報化社会じゃからするべきだ,こういうことに対して所見をください。

 市選挙管理委員会は同一市内の一から二のね,移動による登記作業を選挙直前のいつの時期までするのか,この時期の決定は何を根拠にして決定するのかというのもあわせてですね,お示しを願いたいと思います。

 それからね,自治省の方のちょっと見解を申しますとね,確かに問題がある,確かに問題がある。法の不備と指摘があれば認めざるを得ないということになっとんです。こういう見解が出とんです。これについて,どう思われますか。

 第2回目の質問を終わります。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎財政局長(井上宜也君) 有井議員の再質問にお答えいたします。

 岡山再資源事業組合の指名停止の件でございますけども,これは事実調査を行った上,安全管理等に対しますことが不適切ということがわかりましたので,岡山市の指名停止基準に基づきまして指名停止を行ったものでございます。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 有井議員の再質問に対してお答え申し上げます。

 道路管理者,いわゆる財産を管理しているのは財政局という御指摘でございましたけれども,当然本路線,市道としてまず認定されておる道路でございます。したがいまして,道路管理者は岡山市たる都市整備局でございます。しかも,その道路敷につきましては,議員御質問にありましたように,既に市に登記済みの土地でございまして,当然その道路敷そのものに対する財産についても岡山市たる都市整備局でございます。

 御指摘のような境界につきましては,図面は先ほど申しましたように残っているわけでございますけれども,残念ながら現地のくいが明確でない状態になっているわけでございまして,関係土地所有者の立会同意を得られますよう私ども,今後各地権者の協力を得ながら頑張っていきたいと思いますので,御理解方よろしくお願い申し上げます。



◎選挙管理委員会事務局長(天久嘉弘君) 再質問にお答えいたします。

 なぜ3カ月条項があるのか,3カ月条項を設けた意味は何かということでございますが,地方選挙において選挙権の要件として,特に3カ月という住所期間を要するとしたのは,憲法93条では地方公共団体の長や議会の議員については,その住民がこれを選挙する旨を定め,地方自治法においては市町村の区域内に住所を有する者を住民とし,この住民がその団体の住民として選挙に参加する権利を認めているからであります。

 また,特に3カ月という期間を要するとしたのは,地縁的関係などから見て,少なくとも引き続き一定期間,その地域に住んでいる者にその住民としての権利を与えることが住民自治の趣旨にかなうことから設けられたものであります。

 2点目の3カ月条項の本来の趣旨が衆議院解散後,または地方選挙で選挙直前に悪意,故意による住民票の移動を防ぐ目的であるならば,不公平さが残るではないかとのことでございますが,選挙人名簿の登録要件としまして,住民基本台帳に引き続き3カ月以上記録されていることを要件とすることによって,選挙間際に駆け込んで虚偽の申請をするようなことを防止するとともに,選挙人名簿を適正に管理するために設けられたものと考えられます。

 3点目の事務処理上で3カ月間かかるとの言いわけはできない,コンピューターの時代に3カ月間は必要としないとの質問でございますが,選挙人名簿の登録は公職選挙法第21条第1項により,当該市町村の区域内に住民票が作成された日から引き続き3カ月以上,当該市町村の住民基本台帳に記録されている者について行うこととなっております。

 4点目の市町村単位で名簿管理をしているとの理由は間違い,投票権を公平に与えることを前提にした名簿管理をしなくてはならないとの質問でございますが,選挙人名簿は永久に据え置かれるもので,公職選挙法第19条ではその登録,表示及びこれらの抹消等,調製,保管は市町村の選挙管理委員会が行うことと定められております。

 5点目の選挙管理委員会は同一市内の移動による登録作業を選挙直前のいつのとき,期間でするのか,この時期の特定は何を根拠に決定しているのかという御質問でございますが,選挙人名簿の登録の移しかえの延期につきましては,選挙の管理,執行事務に支障を来すおそれがあるので,移しかえを一定期間延期することができるものとされております。その時期につきましては,選挙人名簿抄本の作成,または修正,入場券の配布準備事務等がありまして,可能な限り選挙の公示日に近い日として岡山市選挙管理委員会が定め,その旨を告示することとしております。

 以上でございます。

     〔28番有井靖和君登壇〕



◆28番(有井靖和君) 再々質問をさせていただきます。

 都市整備局長さんね,そういうことが明らかになって3年以上経過した今日ね,しかも周辺は土地利用計画もできず,税金はどんどんどんどん課税されておる。しかも,最近はですね,それがエスカレートしてですね,他の寄附行為をした人にまで境界をはっきりさすな,あるいは境界ははっきりしておる,工事をささんとかいうような話が現実にある。全く市の主体性というものは失われてしまって,今日3年になる。4年になろうとしておる。こういうような実態をどう思われるか。

 市長,どう思われますか。

 私はですね,もう都市整備局長の範囲ではどんなにもならんような受けとめ方をしておるんですが,市長さんの御見解をですね,お伺いしておきます。

 それから,やはり随意契約だと言っておりながらですね,現実には鉄くずが,名前は上げられませんが,その中で事故を起こしたところの車で運搬されておるじゃありませんか。しかもね,あの埋め立ての業者の中ではごみを,鉄くずをきれいに取ってかわしてですね,そして業者が来て積み込んでいく。一般はですね,鉄くずがこういうようにある,何々さん,取りにきてくださいますかと言うたら取りに行って何ぼなんですわ。ここの場合,岡山市の場合は,何でそんなんじゃろうか。鉄くずを埋立地から出してですね,そしてこっちへ仕分けして置いておく,そしたら随意契約しておるところの業者が来てそれを積み込んで,それが1万4,000円。そして,加工するとこか再利用するとこへ持って帰るんが6万円でトラックで持って帰る。事故を起こした業者が堂々としておるじゃありませんか。私はそれはそれでいいと思うんですわ。ほんなら,事故を起こして労災じゃ何じゃいうて起こしたところを指名停止じゃ何じゃいうようなことをしてつかあさらんなと言うんじゃ。その不公平さはありゃへんのかな。一方では指名停止し,一方では堂々とやっておると。これじゃ公平とか不公平とか,市長さん,私はどうもどねえ解釈すればいいかわからんようになってきょんですけどな。教育長さんに聞けばわかるんかもわからんけど,市長,ちょっと真剣にそこら辺をね,公平さという面からして,私はね,契約しとんじゃと,しゃあしゃあと環境事業局長は言うんや。これは委員会でやればいいんだけれど,しかし基本的なことじゃから。

 現実に労災事故を起こしてですね,岡山市の下水道事業で事故を起こしたでしょう。3カ月停止になったんじゃないですか,西大寺の近くの辺で工事があったんじゃないんですか。泣いた業者もおるんじゃないんですか。目の前に工事が出るのに指名停止になって。そういうとことこれはどういうように解釈すればいいんか。公平さからすれば,著しくですね,私は理解ができん。このように思うんですが,市長さん,市長,市長と言うんじゃけども,もう市長さんしか信じる人がおらんようになりましてな,情けないことじゃ,ほんまに。どうしてじゃろうか。

 それから,都市整備局長,先ほどのね,その土地の有効利用の問題についてもですね,してあげなさいよ,それは,できるとこまで。そうしないとですね,税金を相続税の関係でどんどんどんどん払うていきょうるわけです,高い税率を。もう3年もそれを指摘してもですね,一向に直そうとせんの。それをどねん思うんですかいうんですわ,その辺もね。だから,局長さん来られて間がないのに,またうるせんが言ようると思われてもいけませんから,真剣にね,解決をする方策をですね,期待してよろしいか。議事録に残そうと思うから,ちょっとそこら辺を言うてください。

 選挙管理委員会の方も公平さを守るという立場,法を守る,公平さを守る,不公平があっちゃならんということを重ね重ねお願いをしておきたいと思いますし,今後の問題点,自治省も問題がないことはないと,こう言うんですが,研究をしていただいて,また教えていただければありがたいと思います。

 ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 有井議員の再々質問に対しまして御答弁申し上げます。

 今度の市道との境界問題でございますが,3年たっているということでございますが,この用地そのものを岡山市が既に寄附を受け,登記を済ませた道路でありますけれども,今後は財産管理をきちんとするのはもちろんでございます。ただ,また岡山市としても主体性を持ってこれに対処すべきは当然でありますが,この具体的な境界問題について,相手方とのですね,この境界確定については協力を得なけりゃいけないということで,現在,鋭意分筆また測量図によって境界を復元しようと努力をしておりますので,現在の問題が早期に解決するようさらに努力してまいりたいと考えております。

 なお,指名停止と,それから鉄くずの処理の再生資源協同組合とのですね,関係につきましては,環境事業局長から御答弁させていただきます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 鉄くずの搬出処理につきましての再々質問にお答えをいたします。

 岡山再生資源協同組合は,処理施設を十分に持っており,そしてまた処理ルートが明確にあるとの判断から,私どもは粗大ごみから抽出をします鉄くず等の処分を契約をいたしているものでございます。

 そして,このたびの死亡事故は4月10日に痛ましい事故が発生をいたしました。岡山市の業務を委託して作業中に従業員が死亡事故を起こされたものでございますが,私どもが契約をした以後の事故でございますので,指名停止期間中といえども従前に契約した事業はそのまま遂行できるということでございます。

 その停止期間中に新たな契約はできないこととなっておりますので,御理解を賜りたいと思います。



○議長(花岡薫君) 午後1時10分まで休憩いたします。

      午後0時9分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時10分開議



○副議長(福原弘子君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして華房議員。

     〔15番華房美衛君登壇,拍手〕



◆15番(華房美衛君) 昼食後のお聞きいただくには一番厳しい時間帯でございますが,どうぞ御清聴のほどをよろしくお願いを申し上げます。

 それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 まず,太陽光発電システムの普及についてでございます。

 6月は環境月間であることは皆様,御案内のとおりであります。化石燃料の大量消費による二酸化炭素の排出などが原因で地球環境の悪化が進んでおり,その対策として化石燃料にかわるクリーンエネルギーの開発は官民を挙げて進められておりますが,政府は1994年12月に新エネルギー導入大綱を決定し,太陽光発電量を2000年までに92年の100倍,40万キロワットに,2010年までに460万キロワットに引き上げる目標を掲げ,通産省では一般住宅への普及促進を図る目的で94年度からその運転等に関するデータの提供を条件に,設置費用の2分の1を補助する住宅用太陽光発電システムモニター事業をスタートさせたところです。

 ちなみに,その実績は94年度予算額は18.5億円で,応募件数1,066件中539件が採択され,95年度は予算額33.1億円,応募件数5,432件に対し958件が採択され,96年度は予算額も94年度の2.2倍強の41億円,補助件数では3.6倍の約2,000件を予定し,国として意欲のあるところを示しています。そして,本年度のモニター募集は今月20日より7月19日までとなっております。これがモニター募集のパンフレットであります。

 岡山県の調査では,県庁所在地の降雨量1ミリ未満の日数は,岡山市が日本一で277.6日,全国平均は246.5日であり,全国平均より約30日長いとされています。また,私が岡山測候所で調べたデータでも昭和58年から平成2年までの8年間の平均日照時間は2,082.8時間であり,同じ瀬戸内沿岸の広島,福山,姫路をしのいでおります。

 この太陽光に恵まれた岡山市が,そのエネルギーを放置することは,地球にやさしく環境を守る岡山市政の方針に反します。

 岡山市は1994年8月,3億3,000万円を投じて上道給食センターに太陽光発電所を建設をされたわけであります。昨日の横田議員の質問に対しまして,どうも今後の設置計画は今のところ考えておらないというふうな印象を受けたわけでございます。

 上道給食センターは2年前に建設をされたわけでありまして,この2年間の稼働に対して,どのような評価をされておるのか。もし,このそういうことを評価されておるのならば,お知らせをいただきたいと思いますし,国の方もですね,自治体の太陽光発電に大きく期待をしておるわけでございます。

 そして,環境庁によりますと,同庁は全国の公共施設が1カ所10キロワットずつ導入すると,全国約400万キロワットになる。これだけで政府の新エネルギー導入大綱が掲げた2000年の目標の10倍に上ると,そういうふうに試算をして,自治体の積極的な導入を期待をいたしておるわけであります。ややコストが高いというのが難点でございますけれども,これからのエネルギーとして大きく期待をされておると。そういう中で,2年前に上道の給食センターに太陽光発電所を設置をされたわけであります。立派なこのパンフレットもつくっておられまして,市長もこの中で地球全体の温暖化や酸性雨の影響など見過ごされないと,これからの時代は太陽エネルギーのようなクリーンなエネルギーが必要だと,こういうことを述べておられるわけであります。

 また,これは学校の生徒用だと思いますが,新しい給食センターをつくるとき,少しでも地球をきれいにするために役立てるなら,新しいエネルギーの研究に役立てるならということで発電所をつくることにしましたというようなことが書いておるわけであります。積極的に環境にこの寄与しようということでされておるわけでありますから,やはり第2弾,第3弾のこの公共施設に対する設置計画というのは必ず必要なもんだというふうに思うわけであります。その点についての御見解をお示しいただきたいと思います。

 次に,国が進めております住宅用太陽光発電システムのモニターに採択された者に対して,岡山市の単市事業として補助金を上積みする制度の創設を行い,市民の関心を高めるべきだと考えます。

 モニター実績は,私の調査では岡山県で94年度は7件,95年度は20件であり,岡山市だけの数字は残念ながらつかめておりません。今のところ,単市で補助を行っておるのは富士宮市1市だけで,内容は国の補助額の3分の1を補助するもので,95年度2件で244万7,000円,96年度は予算上,3件で289万9,000円となっています。そして,市民に対してこの補助制度を周知するチラシを全戸に配布するなど,積極的に取り組んでおります。

 このシステムの平均設置費は,家庭用の3キロワットで94年度に600万円ぐらいであったものが,95年度436万円,96年度の国の予算では355万円とされておりますが,マスコミ情報では既に200万円代にまで下がったと報ぜられております。このように年を追って設置費が安くなっており,富士宮市並みの補助を行っても財政上の負担はわずかなものであろうというふうに思うわけであります。早急に実施すべきであります。

 また,国の補助制度は97年度までというふうになっておりますが,国がもしこの制度を打ち切っても,単市事業として補助を行うべきだと考えますが,あわせて当局の御見解をお聞かせいただきたいと思います。

 次は,中央卸売市場の活性化についてお尋ねをいたします。

 岡山市中央卸売市場が発行した平成7年版の年報によりますと,岡山市中央卸売市場の平成7年の扱いは平成6年に比べ,青果は数量で100%,金額で97%,水産は数量で102%,金額で96%,花卉はいずれも102%と,量では横ばいまたは微増となっているものの,金額では花卉を除き減少しております。

 これをさらに分析しますと,開設年の昭和58年及び各品目最高扱い年との比較では,青果では量で102.46%,昭和63年の96.12%,金額で141.41%と,平成3年の94.12%。水産は量で105.96%と昭和63年の84.7%,金額では123.8%と平成4年の87.36%。花卉は量で143.56%と平成7年まで続いて上昇し,金額では210.52%と大きく伸ばしておるが,平成5年の99.04%,わずかに減少している。

 さらに,3部門の内訳では,野菜は量は平成4年以降,やや下降に転じ,平成7年にはやや上向いたものの,金額は平成5年をピークに毎年減じておる。果実は量は昭和36年をピークに下降ペースが大きく,金額は平成3年をピークにやや減少したものの横ばいとなっている。生鮮水産物は量では昭和63年をピークに昭和60年の線まで下降しており,金額は平成4年をピークに下降を続けている。冷凍水産物は量は昭和63年をピークに減少を続け,平成7年には開設年をわずかに上回るところまで減少している。金額は平成7年をピークに昭和60年の線まで急降下している。切り花は量は緩やかな上昇を続けているが,金額は平成5年をピークに少し減少している。鉢物は量,金額ともに着実に伸びているものの,量に比べ金額は伸びが緩やかになっている。花木は開設年より3年間に量は大幅に,金額は着実に伸ばしたが,昭和61年以降ともに急減した後,横ばい状態が続いている。

 以上のように青果,鮮魚,花卉のうち花卉を除いては扱い量,売上高ともに減少傾向にあることが伺えます。

 その原因は,生産側の経営体及び従業者数の減少による生産減もあると思われますが,一番の原因は生産者と消費者の間の産地直送の拡大と大口消費者・大量販店と産地との直接取引など市場外流通が大幅にふえたことによるものと考えられます。

 ことし5月13日付山陽新聞によれば,岡山県経済連は野菜や果物を県内産地から仕入れ,市場を通さず小売業者に直接供給する直販事業を7月から強化し,供給先も岡山市民生協,両備バスストアー,山陽マルナカ,全国Aコープチェーン,またさらに最近天満屋チェーンもこの中に入ったというふうに聞いております。というふうに拡大をし,平成7年度500トンの扱い量を8年度は1,000トン,3億円の取り扱いを見込んでいると報じており,この8年度の目標は中央市場の平成7年度実績に比較して,量で0.77%,金額で0.87%とわずかのようですが,この率は年々増加するものと考えられます。

 このような市場外流通は時代の流れとして拡大傾向にあり,このまま推移すれば中央市場の機能は徐々に低下することが心配されます。中央市場には,卸2社により,競りによる価格競争,また青果物には価格保証制度があり,生産者の保護にも配慮されていますが,産地育成と価格の安定に力を注ぎ,産地と中央市場の信頼関係を強固にすることが大切だと考えます。

 市場関係者は,今日の状況をどのように認識されておられるのか,また中央市場の発展のため,市場内部の体制強化を含め具体的にどのように取り組もうと計画されているのか,お聞かせください。

 なお,市場統計によりますと,生鮮水産物の中に占める県内産の割合は,10%以上のものだけを拾い出しますと,むきカキ86%,タコ59%,シタビラメ──ゲタですね,44%,養殖ハマチ43%,アナゴ34%,カワハギ16%,養殖マダイ13%,カニ類11%,メバルやヒラメ,カレイ,シャコなどはですね,生鮮水産物として一括して18%となっています。

 私は,県内で瀬戸内の魚がどれだけ漁獲され,どのようなルートで消費者の口に入るのかを調べるために,過日岡山県漁連を訪ね,幹部の方からいろいろお話を聞きました。

 そこでいただいた県水産課の資料では,内水面を除く漁業の経営体は,岡山県では平成6年には1,875で昭和60年に比べ81.27%と減っており,就業者数も2,770人で74.46%と,これも大きく減っており,年齢別では60歳以上の男子就業者が1,060人と,高齢化が進んでいます。そして,生産量も3万4,264トンと,76%に落ち込んでいます。

 県下には43の漁協があるとのことですが,活動しているのはわずかで,漁獲物の流れは県西部ではほとんど地元消費で,一部は岡山市内にも流れている様子です。県東部では自前の市場や直販店での販売と地元消費が中心で,中央市場に定期的に送り込んでいるのは朝日漁協関係など数漁協にすぎないとのことでありました。

 このように地物の魚の流れは複雑で極めて把握しにくい状況ですが,岡山市が力を入れている魚島横丁にとっても,また郷土料理の店にとっても新鮮な地物の魚は欠かすことはできません。中央市場として,この地物の魚を集荷するためにどのような施策を考え,また実行しておられるのか,お尋ねをいたします。

 次は,観光に関連をして2点,お尋ねをいたします。

 第1点は,岡山城についてであります。

 築城400周年を迎えるため,城の外装が一新をされ,築城時代の金烏城が再現をされ,去る6月15日,200日前セレモニーが盛大に行われ,天守閣のライトアップが行われたところです。

 しかし,この天守閣も石垣の威容も月見櫓も不明門も城の内外に大木が茂り,外側からの眺望を著しく阻害しており,城の周辺でも天守閣が樹木に隠れて見えないところが各所にあり,後楽園側からの眺めも大きく妨げられております。城には緑も大切ですが,いたずらに木を茂らせるのではなく,思い切った剪定を行い,城と樹木の調和を図ってほしいと思います。

 この質問に当たりまして,私は2回,周辺を回って60枚写真を撮ってまいりました。一番よく見えたのは中央保健所の前の桜並木の間からと,それから城下公園の上流寄りのところと2カ所はですね,まともに見えたわけでありますけれども,全く見えない箇所もたくさんあるわけです。市長も何かお回りになったということでありますから,あえてこの写真をお見せをいたしませんが,そういう状況であるということでございます。

 そして,この城域は都市公園,天守閣は観光,城跡・堀それからやぐら,門などはですね,教育委員会の管理と,大変複雑になっております。昨年6月定例議会での私の質問に,当時の企画室長であった安井参与は,城跡内の民有地の公有化に取り組み,さらに城跡にふさわしくない構造物や樹木,活用状況にも対処し,城跡にふさわしい環境整備,景観形成に努めてまいりたいと考えておりますと御答弁されております。また,岡山市教育委員会が発行した史跡岡山城跡保存管理計画の中で,城跡にそぐわない構造物として4点を上げておりますが,その2番目に中段部分,アメリカ産樹木の植栽,洋木が大きく成長し城跡に異質の植栽景観を呈し,景観を損なっていると指摘されております。

 この項につきましては,観光の観点からとらえておりますので,本来なら経済局長からの御答弁がいただきたいところでございますが,剪定は都市整備局ということになると思いますので,したがいまして経済局長におかれましては今後もですね,岡山城を観光の中心として考えるならば,関係のところと十分連携を密にしてやっていただきたいということを要望しておきます。

 なお,教育長からは御答弁をお願いをしておきます。

 第2は,吉備路の観光に関係深いJR吉備線に,その風景にマッチした列車を走らせるようJRに働きかけるべきだという提案であります。

 吉備路は観光拠点の一つとしてこれから大いに売り出すべく,当局も地元関係者も観光関係者も協力し景観の整備を進めておりますが,その真ん中を走る吉備線の車両は吉備路の景観にそぐわず,違和感を覚えるのは私だけではないと思います。

 JR西日本岡山支社の浅沼支社長は,昨年12月,新聞社のインタビューに答え,吉備線,伯備線,山陽本線を通って岡山,倉敷,総社を回る環状線構想を語られ,吉備線沿線には観光スポットとして全国的に有名な吉備路もあるとの認識を示されております。

 この吉備路を大いに売り出すために,夢とロマンのある形と色彩を配した車両を走らせるようJRと交渉し,実現を期していただきたいと思いますが,当局の御見解をお聞かせください。

 最後は,緑化の促進についてであります。

 日本の国土は7割が緑で覆われておりますが,その緑が驚くほどの速さで破壊をされています。環境庁がまとめた緑の国勢調査では,最近の10カ年間に自然林が全国で7万ヘクタール以上なくなり,自然林に近い二次林も19万ヘクタール減っており,広葉樹を切って杉やヒノキに力を入れたことが山林の荒れる原因だと指摘しています。

 岡山市は,苫田郡富村などに分収造林や水源涵養林を所有していますが,杉とヒノキに対する広葉樹の割合はどうなっていますか。

 また,今後広葉樹をふやす計画をお持ちなのか,お尋ねをいたします。

 次に,岡山市は平成3年に策定した緑化推進計画により花と緑の倍増作戦に平成5年度から取り組んでおられますが,この春発行されたみどりの風20号,皆さんも見られたと思いますが,これに市長が一文を寄せておられるわけでございますけれども,市長は平成7年度は進捗率39%と,計画の30%を超えているとしながらも,市民の花や緑に対する関心は他都市にひけはとらないが,公共空間における緑は景観からいっても,ボリュームからいってもいま一つの感がある。岡山が緑の都と言われないゆえんだと記されていますが,私も計画以上に進展していることは評価します。しかし,日常関心を持って見ていますが,花は目につくようになりましたが,緑がふえたと感じません。

 緑化を本格的に進めるためには,短期の緑化計画も必要ですが,長期的基本計画が重要だと考えます。その取り組みはどうなっているのか,お尋ねをします。

 次に,公共施設に対する緑化ガイドラインの策定について。

 昨年6月定例議会での都市整備局長からの御答弁は,他都市の実例を参考に,本市の公共施設の実情を踏まえてガイドラインを策定したいということでした。再質問に対し市長より,公共施設,これも学校も含めてガイドラインをきちっとやっていく。緑化面積,植栽本数,あるいは接道部の緑化基準も含め,さらに公営住宅の緑化についても率先して豊かな緑の団地づくりをやって,全般的に見直して倍増作戦を展開していきたいとの積極的な御答弁もいただいているところですが,そのガイドラインの策定はどうなっているか,お尋ねをいたします。

 次に,学校・園の接道部緑化についてでありますが,これも昨年6月定例議会で教育長は,公園緑地部で計画実施されている当面の学校・園は,19校・園で,6年度の2校の実施がおくれていること,7年度以降の16校・園の年次計画は現在策定を急いでいると御答弁なされていますが,どのような年次計画を策定されたのか,お伺いをいたします。

 次に,市長も先ほどのこの中で提言をされておりますが,市が設置した花壇を市民や企業に管理していただく方法です。これは,先ほど若井議員が一部質問で触れられておりますけれども,お許しをいただきたいと存じます。

 メーンの通りは専門の業者に委託しなければ管理できないと思われますが,住宅街や企業の玄関口は材料を提供し,それぞれ植え込みや施肥,水やりなど管理を町内会や老人クラブなど,また企業にお願いし,まちの隅々まで花の輪を広げる努力を行うべきだと考えますし,記念植樹についても後日の管理を責任を持ってどこまでやっていただくのかも検討しておく必要があると思います。

 当局の推進体制はどうなされようと考えておられるのか,お伺いをいたします。

 以上をもちまして第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 華房議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 中央卸売市場の活性化についてですが,その現状認識と具体的な取り組みということでございます。

 卸売市場を取り巻く環境は,大型化した出荷団体と量販店など大口需要者との直接取引や商社によって取り扱われることの多い輸入品の増加などによりまして,市場を経由しない取引が増大しております。

 岡山市においても花卉部を除けば,御指摘のように扱い量,売上高ともに減少傾向にあります。

 これに対して,本市においては,これまでにも水産物活魚売場や花卉保冷保温売場棟の新設など,市場施設を整備することによりまして,入荷量の増加を図ってきたところでございます。

 今後の取り組みとしましては,平成8年3月に国が示した中央卸売市場整備方針を受けまして,卸売事業者や学識経験者等の意見を参考に,第6次の岡山市中央卸売市場整備計画を策定し,青果物の流通を促進するための青果物低温売場や量販店の需要にも応じられる共同配送施設等について検討してまいりたいと考えております。

 さらに,競り取引の活発化により取引の公開性を高めること,それから的確な取引の推進,市場運営や関係事業者の経営の合理化を目的としたコンピューターの導入による情報化などの施策にも積極的に取り組みたいと考えております。

 また,こうした施策を講ずることによりまして,今後ますます厳しさを増すことが予測される市場間競争に打ち勝てる中央卸売市場を目指してまいりたいと考えております。

 次に,緑化推進のお尋ねの中で,緑化を本格的に進めるには短期の緑化計画だけではなくて長期計画が必要ではないかと,その取り組みはどうなっているかというお尋ねでございますが,現在岡山市では,緑化を計画的に進めるために,まちの緑全般について都市緑地保全法の改正に伴う緑の基本計画の最後の取りまとめを行っているところでございます。

 この緑の基本計画は,従来の緑化計画である緑のマスタープランや岡山市都市緑化推進基本計画を統合し,拡充するものでありまして,環境保全あるいはレクリエーション,防災,景観等の観点から見直しを行うとともに,旭川,吉井川,笹ケ瀬川等の豊かな水系や市街地を取り囲む緑などの岡山市の特性を踏まえつつ,これらのネットワーク化を基本に緑地の保全,公園緑地の整備,その他の公共公益施設の緑化,住民や企業の緑化活動など民有地緑化まで,緑の全般について将来のあるべき姿とそれを実現するための施策を講じることを目指しているわけでございます。

 今後,早急に計画案を取りまとめますとともに,関係機関等との調整を急ぎ,なるべく早い時期に議会を初め市民,各方面の御意見もお聞きした上で,本市の緑の基本計画としてまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては担当局長,参与から御答弁させていただきます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 太陽光発電システムに関するお尋ねにお答えを申し上げます。

 まず,公共施設への設置についてでございます。

 昨日の横田議員の御質問にもお答え申し上げましたように,太陽光発電は石油の代替エネルギーとして,また地球温暖化を防止する観点からも有効なエネルギー源であると認識いたしており,本市においても上道給食センターのほか旭東浄水場の滝の揚水や貝殻山の観光トイレ等,既に幾つかの施設に取り入れています。

 なお,今後は先ほど御指摘のような本市の恵まれた日照条件を生かし,技術開発の状況や価格面での動向を見きわめながら,活用に努めてまいりたいと考えております。

 それから,設置しております上道給食センターの太陽光発電についての評価についてのお尋ねでございます。

 全体的な詳細な状況は把握できておりませんが,発電量について申し上げますと,平成6年度,これは6月から3月までですが,約7,600キロワット,それから平成7年度,これは4月から12月まででございますが,約9,200キロワットというようになってございます。

 今後,詳細を把握してまいりたいと思いますが,いましばらくその状況を見守ってまいりたいというように考えております。

 最後に,通産省のモニター事業に市の上乗せ,もしくは単市としての補助というお尋ねでございます。

 通産省が平成6年度から行っている個人住宅へのモニター補助事業制度につきましては,製品のコストダウン等により補助限度額は昨年度に比べ下がったものの,予算額や補助対象件数は大幅に増加し,普及に向けて一層の取り組みが進められております。

 御指摘の市が補助金を上積みすることにつきましては,モニター事業のデータ結果,それから御指摘もございましたが,導入している自治体の実施状況等を踏まえながら,さらに引き続き研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎経済局長(山本宏君) 市場の活性化対策についての御質問のうち,地物の魚の集荷対策についてお答えをいたします。

 岡山市中央卸売市場は近くに豊かな漁場である瀬戸内海を抱えていながら,近海物を中心とした県内産の水産物の入荷量は一部の魚種を除けば,平成3年から4年をピークに減少傾向を示しているところでございます。

 こうした状況を踏まえまして,市場内の流通業界においては,県内産水産物のより一層の集荷を図るため,競り人が産地に出向き,地元集荷業者・漁業組合関係者などとの情報交換を行う一方,流通業界の方々で組織されている「お魚普及協会」が中心となり,地物鮮魚を主体に消費拡大にも努めているところでございます。

 また,岡山市におきましても,近海物を初めとする活魚類の入荷の促進を図るため,平成6年度に水産物活魚売場を新設するなど,施設面の充実を図っているところでございます。

 次に,岡山城の樹木の件についてでございますが,この問題につきましては観光振興の観点から協議をしてまいりたいと考えております。

 次に,分収造林に広葉樹をふやす計画を持っているか,また広葉樹の割合はどのぐらいかとの御質問でございます。

 現在,本市では富村に180ヘクタール,神郷町に21ヘクタール,合計201ヘクタールの分収造林事業を実施しております。いずれも,これまで杉,ヒノキを主体に植林しておりますが,最も新しく実施いたしました平成元年からの造林事業では景観を考慮し,ケヤキ,トチ等の広葉樹を7.5ヘクタール植林しており,現在広葉樹の割合は3.7%になっております。

 これまで経済効果に重点を置き,針葉樹林を主体とした造林を行ってまいりましたが,今後分収造林事業等を行う場合には,保水力が高く,環境保全の面でも効果の高い広葉樹を含めた造林を実施することを検討してまいりたいと考えております。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 華房議員の一連の質問に対してお答えを申し上げます。

 まず,観光に関連してということで,岡山城の建築物と樹木の調整についてにお答えをいたします。

 烏城公園の樹木の管理につきましては,従来はできるだけ緑を保ちつつバランスのとれた剪定方法を実施してまいりましたが,今後中の段の遺構の復元計画と整合が図られるよう,今後の管理及び植栽の方法につきまして関係部局と連絡調整を図ってまいりたいと考えております。

 次に,緑化の促進についての御質問にお答えいたします。

 まず,公共施設に対する緑化ガイドラインの策定の状況についての御質問でございます。

 公共公益施設の緑化ガイドラインの策定につきましては,庁内関係各課の協議また調整や先進都市の調査を平成7年度で終了いたしまして,現在「公共公益施設緑化の手引き」を作成中でありまして,でき次第,配布してまいりたいと考えております。

 次に,市が設置しました花壇を市民や企業に管理していただくなど,市民参加の花と緑についての推進体制はどうなっていくのかという御質問でございます。

 市民参加による花壇づくりにつきましては,フラワーロード事業でのプランター草花の管理,あるいは草花配布事業での花壇管理等,現在約630平米の花壇整備と763基のプランターが管理されておりますし,また移動園芸教室による花壇づくりの普及を行っております。

 また,一宮,吉備津地区ではまほろば広場ほかでのワークショップ方式によります花壇づくりなど,住民参加による緑と花の地域づくり事業に積極的に取り組んでいただいております。

 さらに,現在岡山駅を中心に設置しております約500カ所の花だるがございますけれども,この管理につきましても今後市民や企業の参加を呼びかけてまいりたいと考えております。

 また,あわせまして企業がスポンサーとなります花壇やあるいは草花提供による民有地や公益施設への市民花壇の導入等について,先進都市の事例等を調査研究してまいりたいと思います。

 いずれにしましても,今後の推進体制につきましては,町内会,愛護委員会と連携を密にするとともに,これらの施策を総合的に実施する体制についてもあわせて検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 観光に関連しまして,吉備線の車両を吉備路の風景にマッチした列車をということでございますが,現在吉備線では,キハ40型ディーゼル車両が運行されておりますが,津山線と併用されておりますために,吉備路だけに視点を置いた車両を運行することは難しいと聞いております。

 しかしながら,議員御提案の形と色彩に配慮した新しい車両の導入につきましては,観光面からは吉備路のイメージアップを図る上で,また利用者の快適性の向上,こういうものを図る上で望ましいことと考えておりまして,今後JR西日本に対して要望をしてまいりたいと,このように考えております。

 以上でございます。



◎水道事業管理者(遠藤嘉昭君) 緑化の促進につきまして,そのうちの水源涵養林における杉とヒノキに対する広葉樹の割合は,また今後広葉樹をふやす計画はといった質問でございます。

 当局は,水源を守り育てることを目的として昭和40年から旭川上流域の苫田郡富村の協力を得て水源林事業を実施しており,これまで3次にわたり約122ヘクタールに造林しましたが,杉,ヒノキなど針葉樹が中心であり,広葉樹は植栽いたしておりません。

 広葉樹は針葉樹に比べ保水機能が高く,自然環境の保護という面ですぐれていると言われており,いわゆる緑のダム構想に適合しております。

 現在,富村と一部広葉樹を含めた植林を協議中でありまして,今後とも長期的視野に立って,富村以外の他の水源地域についても幅広く水源涵養林事業を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 華房議員の御質問にお答えいたします。

 まず,岡山城の中の段にありますアメリカ産樹木につきましての御質問でございます。

 昭和32年のサンノゼ市との都市縁組を記念して岡山城中の段に植樹されましたセンペルセコイヤという木でありますが,これ40年間に20メーター近くの高い木に成長しております。景観のこともありますが,国指定の史跡保存という観点から,城郭遺構の破損が心配される事態になっておるわけで,このため,私どもといたしましては,国際親善と文化財保護との調和をどう図るかということを迫られておるわけでありまして,その対応に苦慮しておるところでございます。

 次は,学校・園の接道部の緑化計画についてどうなっているかというお尋ねでございますが,地域の拠点的公共施設であります学校・園の緑化のうち,接道部分の緑化につきましては,岡山市都市緑化推進基本計画に基づきまして年次計画を立て,平成7年度までに岡北中学校ほか2校を都市整備局において完成をしていただいたところであります。

 平成8年度及び9年度にかけましては,幼稚園1園,小学校8校,中学校6校の緑化を予定しております。

 なお,実施に当たりましては,関係部局との連携を図るとともに,学校及び地域の方々の理解と協力が得られますように調整してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔15番華房美衛君登壇〕



◆15番(華房美衛君) 再質問をさせていただきたいと思います。

 まず,中央市場の問題でありますが,市長から今まで取り組んだ状況なり今後の問題についてもお話がございました。何といいましても市民の血税でつくった中央市場でありまして,市民の生命を守るためには,安全で安定的な価格と量をですね,供給できると,こういうことが一番大きな使命でございますので,ぜひひとつそういう方向に向かってやっていただきたいと思うわけであります。

 なお,これからの市場と産地との関係の中で,やはり何といいましても市場の近代化ということが非常に必要になってくるんではないかと。

 その1つは何かというと,やっぱり機械競りが導入できるところには機械競りを導入していくと。そういうことによって競り時間も短縮をされると。そしてまた,産地の信用度も高まっていくというふうに聞いておるわけでありまして,ぜひそういう方向での御指導をいただきたいと思います。

 また,人材確保が非常に難しいという,そういうお話も聞いております。これは,勤務時間の関係等もあるかと思いますが,そういう競り時間の改善などもぜひ御検討をいただきたい。そして,人材を確保して,先ほども各地域にこの市場の職員が出向いて情報交換なりいろいろこう努力しておるんだと,そういうお話でございましたが,そういうことが有効的にできるようにひとつ御指導を賜りたいと思います。

 また,花卉についてはですね,切り花が正午からというようなことでございまして,ぜひこれは午前中に競りに変えていく必要があるんではないかというふうに思うわけであります。

 それから,内海産の魚の問題でありますけれども,これは水揚げをした漁港が産地になるという習慣があるというようなことを聞いておりますが,岡山港にこの施設をつくって,そこにこの集荷の体制をつくればいいというふうに思うんですけれども,岡山港では水質が悪いという印象を与えるということになれば,市が管理をする漁港の水質のよいところを選んでですね。そうしたこの漁船からこの荷を持ってきて下ろす,そういう集荷がですね,容易にできるような,そういうことをやっていただきたいというふうに思います。

 それから,緑化についてでございますが,学校・園の場合,私も行ってまいりました。深柢小学校にゆうべは行ってみたわけでありますけど,2年たってかなり見よくなっております。

 一つ問題になるのは,やっぱり何といいましても後の管理の問題がどうかということで,協議がおくれておるんではないかというふうに思うわけであります。この接道部の緑化をしたときに,その後どういう管理をどこがするかと,そういう点についても関係の部局と十分御協議をいただいて,なかなか進まないという,そのネックになっておるのはやっぱりそういうことだというふうな,そういう印象を受けておりますので,ぜひひとつお願いをしたいと思うわけであります。

 それから,きのうの強風で至るところで自転車や中にはバイクまでが転んで,花壇やそれからポット,あるいはたる,そういうものに生えておる樹木や花を傷めておるというのを随所に見受けられました。余り好ましくないことではありますけれども,できるだけ自転車が乱立をしておるところには保護さくなども置いて,花が傷まないようにひとつやっていただきたいと思いますし,市民参加の問題についてもですね,真剣にひとつ取り組んでいただきたいと思います。

 それから,太陽光発電でありますが,どうも後ろ向きであります。経費が高くつくということもあるのかもわかりませんが,その環境問題がここまで深刻化している中で,環境庁としても力を入れてやろうというわけでありますから,地方自治体はですね,やっぱりそれに呼応して積極的にやっていただきたいと思いますし,まあ何といいましても,この各家庭につけるこの家庭用のですね,発電施設でございますが,他市の状況などを見ながらというふうなのんきなことを言っておったんではいけないわけでありまして,今のモニター制度も9年度,とりあえず9年度ということになっとるわけでありますから,他市の状況でなくて,一番太陽光に恵まれて,そしてまたクリーンなということを売り物にしておる今の政治でありますから,ぜひやっていただきたいと,実施をしていただきたいというふうに思います。御答弁いただきたいと思います。

 それから,吉備路は入り込み客が192万人というふうに御質問の中でも言っておられましたが,それだけの人が入っておりながら,それは全部,日帰りの通過観光ということになっております。吉備路の高松あたりで,宿泊施設,この国民宿舎などをつくってですね,泊まり込みのお客を誘致ができると,そういうことをぜひやっていただきたいと思います。

 以上をもちまして,第2回目の質問を終わります。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 華房議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 なかなかこの中央卸売市場の活性化というのは,一つの大きな曲がり角に来ているというふうに考えております。そのためにいろんな問題点があるわけですが,まず議員御指摘の近代化,機械競りの導入もですね,これはいろいろ一長一短あるようですけれども,これも一つの活性化の一環であり,市場の機能を発揮させる,安定した供給,価格,そういうものにも資するんじゃないかと考えておりますし,それからこれも年来の課題であるその人材確保のためですね,いろんな競り時間の改善,特に切り花についてもいろいろな商慣習があるわけですけれども,この午前中の競り,もう少し早くできないかというようなことはありましてですね,これは市場の運営協議会等が現実にありますから,これらの意見も聞いて,本当に中央卸売市場がまさに内外ともに,まさに瀬戸際になってるんだという危機意識を持って,自分で自分の首を締めているんじゃないかということもありますからですね,そういったことはもう思い切った改善の方向について私どもも話し合い,指導してまいりたいと考えております。



◎保健福祉局長(角田誠君) 太陽光発電についての再度のお尋ねでございます。

 代替エネルギーとし,また地球環境保全の上からも有効なエネルギーということにつきましては,そのように認識はいたしております。

 お尋ねの家庭用の施設にということでございますが,現在国の方でモニター事業として取り組んでおられます。そのデータ結果等も踏まえ,国の方においても現在各種条件,情報等の集積に努めておられるというようにお聞きをいたしております。

 岡山市といたしましても,それらのデータ結果の把握に努めながら,今後積極的に研究してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。



◎経済局長(山本宏君) 地場の魚の集荷対策について,水質のよい漁港を見つけて,その荷揚げできるようにできないかとの御質問でございますが,地場の地物の魚の水揚げにつきましては,中央市場に出荷ということになりますれば,やはりその近辺と申しますか,場所の問題も,漁港のその位置の問題が一つあろうかと思います。それから,もう一つといたしまして,やはり漁業関係者の方々の御協力,そのあたりの御協力をいただけるかというような問題もあろうかと思います。そうした問題点につきまして,関係者の方々と協議いたしまして研究をさしていただきたいというふうに考えております。

 次に,吉備路へのその観光客誘致で,その泊まり客の問題でございますが,これにつきましては現在の吉備路につきましては非常に自然というか,歴史に恵まれているわけで,歴史的そういう観光的資産には恵まれているわけでございますが,そういう施設面についてはまだ不十分な点もあるというふうに考えております。

 今後の課題として検討,取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 華房議員の再質問に対してお答え申し上げます。

 自転車,バイク等が多く置かれている場所におけます鉢,あるいはたるの防護さくでございますけれども,早速実態を調べまして,鉢,あるいはたるの移動も含めまして所要の方策を講じてまいりたいというふうに考えております。

 それから,市民参加の,いわゆる花,緑の普及でございますけれども,先ほど申しましたように,単に私ども公共レベルがつくった花壇や鉢の管理ということにとどまりませず,先ほど申しましたように民有地,あるいは個々のお家の緑化,あるいは花で埋めるということも含めまして,先ほど申しましたように,今後先進都市等の事例をきめ細かく調べまして,より一層の市民参加の道を開いていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○副議長(福原弘子君) 次は,順序に従いまして辻野議員。

     〔1番辻野喬雄君登壇,拍手〕



◆1番(辻野喬雄君) お疲れでございます。

 質問の第1は,総合支所・地域割り・「語る会」についてであります。

 私は,地域割審議会,地域行政調査特別委員会で馬場参与とは十分議論をしてまいりましたが,いよいよ大詰めを迎えており,きょうは市長から御答弁をいただきたいと思い,質問をいたします。

 なお,去る6月10日には総務委員会協議会で市長との議論が行われており,その内容も踏まえて質問をいたします。

 (1)まず「語る会」の持ち方,内容についてであります。

 当局は,かねてより答申のPRの場,理解をいただく場と言っておられますが,私は折あるごとにこれに反論をし,意見を聞く場とすることを要求してまいりました。6月15日付の「市民のひろば おかやま」,これですね,配られておりますね。市内33カ所での「語る会」の案内文では,総合計画については市民の皆さんの率直な御意見や御提案をいただきたいと記しながら,地域割りについては,答申内容を初め総合支所構想について市民の皆さんに御説明したいと明確に表現を変えているのであります。そして,市長は6月議会開会日の所信表明の中で,区割りについてはこの答申に基づくべきものと考えておりますと述べています。6月10日の総務委員会協議会でも答申に基づくべきものと言われながら,やりとりの最後のあたりでは,断固として臨むものではないとも言っておられます。

 御存じのように答申は,1,地域の要望等に十分に沿えなかった面もあると認識している。2,住民サービスの低下を来さないよう市当局において適切に対応することを望みたいと,2つの重要な附帯意見をつけており,市長にさらなる一工夫をゆだねているわけであります。今回の「語る会」は,まさにこの附帯意見に基づいて開催されるべきものと考えるのであります。

 この点まず,市長の御見解をお聞かせください。

 イ,2つ目の問題は,「語る会」が答申に書かれた地域割りと総合支所の大まかな位置の説明だけでは,せっかくの総合支所構想についての市民の期待や注文,批判に全面的かつ真正面からこたえることにならないという点であります。総合支所の業務内容,権限,これを補完する出張所の業務内容,配置,大まかな職員数など,全体像を示して「語る会」を行うべきであります。

 昨年6月議会で地域割審議会設置の条例が提案されたとき,我が党は田畑賢司議員がこのことを代表質問で取り上げ,馬場参与は,地域割りの審議と並行的に検討することといたしておりますと明確に答えておりますが,実際には全く進んでおらず,総合支所で所管する主な事務(案)が示されたのが今年1月5日で,それもあくまで案でということで,これ以後は何も進んでおりません。

 我が党市議団は去る5月28日,市長に対してこの点の準備ができていないのなら,「語る会」の日程をおくらせることも含めて申し入れをしたところでありますが,既定方針どおりやらせてもらいますとのことでありました。であるなら,全体像がほぼまとまった時点でもう一度「語る会」をやるべきだと思いますが,どうでしょうか。でないと,昨年の夏行った総合支所,地域割りに関する最初の「語る会」で出された多くの市民の批判や注文に,1年たった今回の「語る会」で何も答えることができず,地域割りはこれでやりますと言うだけなら,市長は立ち往生になることは明らかであります。

 2,地域割りについて。

 地域割審議会の審議を通じて不思議でならないのは,地元同士で対立をして紛糾したのではなく,地元の要望を生かすのか,当局の思いを押し通すのかの対立であったということであります。しかも,当局の思いの最大の根拠は,ふれあいサブセンターの位置であります。

 ふれあいサブセンターは本来利用施設であり,区域の壁はないはずであります。東西南北,市内4カ所なのですから。ただこれに福祉事務所を入れたために福祉区という壁がついてきたわけであり,市内を6分割するのなら,ふれあいサブセンターはあと2つもつくらにゃならん,大変だと思うのではなく,福祉事務所を総合支所に引き上げてしまえば,問題ないわけであります。私はこのことを審議会でも提案しましたが,全体が柔軟な議論にならなかったのは大変残念であります。

 2つ目の根拠とされているのは,人口バランス,面積バランスでした。しかし,今バランスしていても将来バランスする保障は何もないことは皆わかってのことであります。

 3つ目の根拠とされたのは,中学校区を2つの地域にまたがらせないということであります。このことは,私が最初に審議会で基本的考えとして提唱しましたが,あくまで基本的考えであり,旭東中学校区の古都小学校区が旭東中,竜操中の今日の多数の生徒数を見たときに分離の可能性を含んでいること,旭東公民館のクラブ活動や図書の貸し出しで古都地区の人の利用率が4%以下という極めて低い実績もお話ししましたが,一つ一つ吟味した議論にならなかったことも大変残念でありました。

 かくして地域割審議会副会長の岡山商科大岡本輝代志先生が最初提言された都市戦略構想など,その是非すらほとんど議論されず葬り去られたのであります。

 今こそ,以上3つの論点を整理して,民意を尊重したものに考え直すべきと思いますが,御所見をお聞かせください。

 次に,上道・古都地区の扱いに関して,附帯意見の中でも特に強く「条件として」と明記されている公共交通機関の整備であります。

 総務委員会協議会で,市長は鶏が先か卵が先かの話になっていると答えておられますが,採算が合う乗客数は難しいと思います。参考までに,路線バスの権利を持っている宇野バスの西大寺営業所用地は,今すし屋が営業しておりますが,御存じでしょうか。

 いずれにしても,この条件尊重なら旭川以東の東西分割は見直しとならざるを得ないと思いますが,どうでしょうか。

 3,総合支所の所管事務と新しい出先機関について。

 自己完結型の総合支所を目指すとはいえ,現在の当局案には所管事務に幾つか疑問があります。

 その1は,建築確認です。

 現在,西大寺支所に建築指導主事が配置されていますが,それには経過があり,それ以前は主事でない1級建築士が実質審査をすべて済ませて本庁へ送り,建築確認申請書に押されている判こは,西大寺分についてはすべて受付日と確認日が同一日になっておりました。私が昭和57年12月議会で質問をし,昭和58年4月から西大寺支所に建築主事が配置されることになったわけであります。しかし,その後様相は変わり,確認申請を施主個人で書けるような状態ではなくなり,今日ではほとんど業者が申請されており,となりますと,むしろ本庁一本の方が利便性がよいことになります。まして昨今のような住民とのトラブル,不法建築の訴え,訴訟事件の多発など考えますと,参与,部長,課長の責任体制もあり,複数で対応できる本庁体制でないと不可能に近いと思います。

 その2は,開発許可です。

 これも極めて厳しい職場です。総合支所ごとに許可の決定にばらつきの出ることが十分危惧されます。建築確認と同様の理由で本庁一本であるべきだと考えます。

 また,申請される業者にとっても,これはあの支所とうろうろしなくてもよほど便利だと思います。

 そのほかにも町内会の法人化,町内会集会所新築助成,合併処理浄化槽設置の助成,公園の使用許可など,総合支所の業務とすべきかに疑問がありますが,別途この点は委員会で論議をしたいと思います。

 なお,関連して総合支所の職制について質問をいたします。

 現在の西大寺支所は,支所長,課長のラインだけで本庁組織と比べて部長職がありません。しかも,課長の守備範囲は極めて広いものであります。当局案では,現行西大寺支所よりさらに所管事務を拡大をしております。当局案では課の数は幾らで,部長制を考えているのかどうか,お示しをください。

 次に,総合支所を補完する新しい出先機関についてであります。

 平成7年12月議会で,私の代表質問に対し馬場参与は,補完するサービスコーナー的なものを考慮する必要があると答えておられます。その後,年が変わって1月5日の地域行政調査特別委員会では,現行とほぼ同程度の業務の連絡所とサービスコーナーと自動交付機で補完するとの案が示されました。しかし,現在の連絡所と出張所では所管業務に決定的差があり,例えば戸籍,住民票,印鑑登録,国民健康保険,国民年金について届け出,申請,加入,脱退は連絡所ではできません。出張所でなければなりません。入学,転学の手続は出張所ではできません。火葬場の使用許可,また今議会で問題になっております口座振替の申し込み,これも出張所ではできません。こう見てくると新しい出先機関は,現行出張所より機能を拡大したものでなければならないと思いますが,お考えをお聞かせください。

 質問の第2は,薬害エイズについてであります。

 薬害エイズ問題は,3月末和解に至りましたが,なお真相は明らかとならず,さらに血友病患者以外への広がりが明るみに出るなど,問題はなお解決を見ておりません。東京HIV訴訟原告団の清水勉弁護士によれば,今,厚生省の反撃が始まったとさえ言われています。厚生大臣は謝っても厚生省の役人は謝っていない,橋本首相の推す厚生省のOB熊代昭彦議員の主張にあらわれていると指摘しています。熊代昭彦衆議院議員の国会短信2・3月合併号や大手パソコン通信,エイズ問題のでたらめ報道を信じてますかは,マスコミでも大きく報道されていますので改めて紹介はいたしませんが,本当にひどいと憤りを覚えるものです。

 さて,2月議会で,私は被告製薬会社5社の製品の市立病院での不買運動を求めたのに対し,市長より,現行規定上は,その流通業者に責任がない限り,その業者からの購入をしないことはできない。しかし,問題の重要性にかんがみ,今後このようなケースにどのように対応できるか研究してまいりたいと答弁をされました。

 その後の保健福祉委員会で,田畑賢司委員長がこの続きの質問をいたしました。委員会記録によりますと,浅野市民病院長は,全部をリストアップして代替品があるかどうか検討している。来週の薬事委員会で対応を検討する。メーカーへのペナルティーは地場の卸に対する影響もあるので,ある程度参考にしながら検討しようということにしていると答えたのに対して,芝野保健福祉局長は,自治体が率先してやるのがいいのか,内部で検討の上,方針を決めさせていただくと答え,さらにこれを受けて浅野院長は,診療には医師の裁量権があり,我々はプロフェッショナルとして十分な判断を下したいと思っているとやりとりがあったこととなっております。

 皆さん,お聞きになっても,どうするのかよくおわかりにならないと思います。研究の時間も十分とれたことと思いますので,ここですっきりとしたその後の結末をお聞きしたいと思います。

 (1)市長答弁の現行規定とは何か。基本的にどう定めてあるのか,具体的にです。代替品をその流通業者から購入してもだめなのか。

 (2)研究された経過はどうか。

 (3)代替品への切りかえは院長の裁量なのか,市長の承認が要るのか。

 (4)薬事委員会の結論はどうだったのか。

 (5)全体として代替品への切りかえによる実質上の不買運動は取り組まれたのかどうか。

 (6)最後に,熊代昭彦議員の見解について,市長のコメントをお聞かせいただければと思います。どうでしょうか。

 なお,きょうの山陽新聞には倉敷市立児島市民病院が6月1日からミドリ十字の取引を一部停止したと報道されていることも申し添えておきます。

 さて,質問の第3は,コミュニティー放送についてです。

 甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)において,岡山コミュニティ放送株式会社(仮称)への岡山市の出資金1,000万円が計上されております。

 事前の当局の資料の中で,岡山市が出資する理由が3つ記されておりますが,2番目に地域防災などの有効な情報伝達の手段とあります。

 私は,去る2月議会で防災問題を質問し,災害時の早く正確な情報の伝達手段を求めたのに対し,金木参与は,NHK及び民放1社と県が協定し,市町村の情報は提供できるが,より地域に密着したコミュニティー放送は大きな役割を果たす。防災無線だけでなく,コミュニティー放送の検討もしてまいりたいと答弁されています。

 そこで,お尋ねいたしますが,

 (1)2月議会の答弁は今回提案のことを頭に置いてのものだったのか,それとも名前は同じコミュニティー放送だが,全く別のものをなお考えておられるのか,明らかにしてください。

 (2)前者であるなら,サービスエリアが市域の70%,人口で約90%では大問題だと思います。放送のカバーできない地域を明確に示してください。

 (3)防災上,市民や市職員への情報伝達手段について,改めて全体像をお示しいただきたいと思います。

 質問の第4は,行政の統計数値をより意義あるものにとして,歯の問題,国保の問題について触れたいと思います。

 昨年の6月議会で,私は小・中学生の虫歯の問題を質問いたしました。今回,平成6年度,7年度のデータをいただき,平成4年度,5年度と合わせて4カ年分の子供の虫歯の被患率を見ておって,A小学校のみ20%前後とずば抜けて低いことから,何か教訓はないだろうかと思い,校長先生,養護の先生と話をいたしました。そこで意外なことがわかりました。

 被患率とは,虫歯が1本以上ある子供の人数パーセントだと説明を聞いておりましたが,正しくは未処置の虫歯が1本以上ある子供の人数パーセントということで,虫歯があっても治療されておればカウントされないということであります。子供たちの歯の健康管理に,この被患率の持つ意味はどれほどあるでしょうか。それよりも治療済みも含めて何本虫歯があるかというデータの方がもっと重要なのではないでしょうか。早く治療を促すことはもちろん大切でありますが,たまたま検診の日に治療済みであったかなかったかという要素の入るデータの意義は少ないと思いますが,何十年この方,労力と金を費やして集計しておられるわけであります。

 もう一つの例を御紹介いたします。

 国民健康保険会計をいろいろな角度から検証するデータとして,全被保険者を対象とした病類別分類というのがあります。どういう病気に医療費が多くかかっているかを分析したデータであります。これは1年間全体の全レセプトから拾い出した値ではなく,毎年5月1カ月間のものということは聞いておりましたが,たまたま私が保健福祉委員会委員長のときに平成5年8月から国保財政安定化対策委員会が発足をして,学識経験者や医師の方々と議論する機会がありました。その席で私がこの病類別分類の話をしたところ,岡大医学部の青山英康教授が「その信憑性は70%ほどしかありませんよ」と言われ,「なぜですか」と尋ねたところ,「複数の疾病を持っている人の病気と医療費を全部拾っているわけではなく,レセプトの一番上の疾病だけを集計している」と言われ,同席の国保連合会事務局長さんも「そうだ」と言っておられたのであります。

 これには私は驚きました。国保財政が大変だ,大変だと言いながら,どんな病気に医療費が多く使われているか分析できる正確なデータすらないということであります。150万件,468億円余の分類データがこのように一蹴されたのでは困ります。

 こうして見ますと,一皮むいてそれぞれの統計数字の意味を見直す必要があるものが,まだまだほかにもあるのではないでしょうか。このことは各局長さんに自己点検をお願いをしておきます。

 さて,虫歯の統計のとり方についてでありますが,少なくとも治療済みの虫歯を持つ子供もカウントに入れる統計が一つは必要だと思いますが,どうでしょうか。

 昨年6月議会の質問で紹介をした8020運動のモデルとなった兵庫県南光町の統計では,例えば1年生何人,処置,未処置の含めた虫歯総数何本,1年生の1人平均の虫歯何本,こういう集計になっております。治療済みについても同様な集計がされております。

 子供の人数の%よりも虫歯の本数に着目した方が,より重要なのではないでしょうか。

 昨年,教育長は,その資料は持っていないが,御意見を参考にさせていただくと答えておられますが,改善の方針をお聞かせください。

 あわせて子供の虫歯予防の目標値を持つこと,フッ素塗布を活用することはその後どうなっていますか,お答えください。

 一方,保健福祉局で宿題の母・子セットの検診に関して,歯のですね,当面歯周病予防の啓発,今後の早期歯周病対策のあり方の検討はどうなっているか,お聞かせください。

 次に,国保会計の病類別分類の問題です。

 岡山市だけでは改善は難しいかとも思いますが,現在の統計値の評価と今後の改善の方向,見通しについてお聞かせください。

 質問の第5は,正儀人工島への道路計画の再検討についてです。

 正儀沖に約20ヘクタールの人工島をつくり,岡山港の砂利,コンテナを移す内貿港計画は,岡山県において今年度1億円の調査・測量費が計上され,地質,海流,環境等の調査がされるとのことであります。

 私は,昨年9月議会でこれに接続する道路計画を質問しましたが,当時の安井企画室担当参与からは,大臣認可後に協議されるものとの答弁しかありません。しかし,本事業はここで動き始めたわけであり,また県の関係資料では非公式ながらルートも記載をされております。仄聞するところでは,県施行のトンネル及び接続道路は4車線,市道部分は2車線両側歩道とも言われています。

 そこで,お尋ねいたしますが。

 (1)道路のルート,車線等について,今日までの関係機関との協議内容をお示しください。

 (2)特に現在,非公式ながら描かれているルートは市道正儀・神崎線を軸に修正されたものですが,盆地である正儀のど真ん中を通ることは,車公害の心配が多分にあります。正儀・神崎線の南水門町部分から真っすぐ南へトンネルで抜くルートもぜひ検討してほしいとの声がありますが,再検討は可能でしょうか。

 (3)また,市道部分2車線との考えは,前後の接続県道は4車線であることから,4車線に考え直してほしいと思いますが,どうでしょうか。

 (4)以上検討の市の担当窓口はどこなのか,お示しください。

 質問の最後6番目は,カネボウ跡地活用についてであります。

 カネボウ綿糸西大寺工場は,今年3月末までに三角屋根の旧紡績工場,赤がわらの寄宿舎などすべて撤去され,ヒマラヤスギなどの大木だけが残され,広々とした広場になっています。最近は,東門から約1ヘクタールにまさ土が入れられ,暫定利用も考えられているようです。今年度中には基本構想がまとめられるとのことで楽しみにしているところです。

 さて私は,平成5年6月議会及び平成7年6月議会で都市計画道路幸町・松崎線の国道2号側道以東の事業化について質問をいたしました。水戸川都市整備局長は,跡地の利用計画や整備スケジュールとも整合性を図りながら,その事業化を検討してまいりたいと答弁されています。しかし,その後事情は進展し,同工場跡地は市土地開発公社で買収が完了し,西の方では金田橋のかけかえに関連をして,砂川から国道2号側道までが事業着手されております。8ヘクタールからのこの土地を活用するには,暫定であれ,本格使用であれ,アクセス道路が何よりも重要であり,とりわけ西大寺地区より西の岡山市民に来ていただくのは国道2号であり,国道2号の西大寺中野インターから入れる道路として幸町・松崎線の整備は急務であると思います。既に,用地の一部は公社で先行取得されていることでもあり,事業化すれば市の財政上も少しは助かることと思います。施設はつくってもアクセスが悪いのが今までの通例でありますが,ここでは逆にアクセス先行をお願いしたいと思います。

 なお,あわせて同跡地の出入り口について,交差点との兼ね合いもあることですから,西や南に設けることができるのかどうかも早急に公安委員会と協議をしておいてほしいと思います。お考えをお聞かせください。

 次に,暫定利用の計画についてです。

 かつて操車場跡地では,全国緑化フェアの誘致の話がありました,実現はしませんでしたが。木下サーカスが行われたこともあります。同跡地についても本格的利用は数年先になることですので,市の先行取得を記念をして,しかるべき催し物を一つ打ち上げることを考えてはどうかと思います。築城400年で忙しいときではありましょうが,当局のお考えをお聞かせください。

 次に,この跡地利用計画と関連させられてしまっている西大寺図書館の整備,充実の問題であります。

 教育長は,地区図書館の整備については平成8年度中に実施計画を策定すると答弁をしておられますが,今年度当初開催の図書館協議会にはいまだ諮られておりません。平成7年6月議会での私の再質問に対して,教育長は,拙速になっても困るということもありますので,慎重に,かつ早くやりたいと名答弁をされたのであります。1年たちましたが,お考えをお聞かせください。

 なお,図書館の利用改善の一つとして,電話回線を利用した図書の検索システムが県総合文化センターより提起されているとお聞きしています。公民館の図書コーナーから中央図書館の検索ができないかとの御要望もあります。検索システムの拡大についてのお考えもあわせてお聞かせください。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 辻野議員の個人質問に対しまして,御答弁申し上げます。

 地域割り,総合支所に関連しまして,今回の「語る会」は答申の附帯意見に基づいたものとすべきと考えるがどうか,また総合支所の全体像がほぼまとまった時点で,もう一度「語る会」を開催する考えはないのかというお尋ねでございます。

 今回,開催を予定しております「新しい総合計画と総合支所について市民と語る会」は,第四次総合計画の策定と総合支所構想という重要課題に対して積極的に市民の参加をいただきながら進めていこうとするものでございます。

 このうち総合支所に関しましては,岡山市地域割審議会の答申に基づいて附帯意見を含め,総合支所構想を具体化していくことを市民の方々に御説明し,より御理解を深めていただくものでございます。

 また,今年度総合支所整備計画を策定していくこととしておりますが,その参考とするため,総合支所の権能などについて基本的な考え方も──これまで議会にお示ししたものを中心ですが,御説明をしまして,現行支所を廃止した後の方策等についての御意見をお聞きするなどして,一定の考え方を取りまとめていくとともに,最終的には議会との協議を行って決定するのが本筋であろうと考えております。

 それから次に,審議会の審議で3つの論点を整理して地域割りを見直す考えはないのか,それから附帯条件の公共交通機関整備の面からも旭川以東は東西分割を見直さざるを得ないと考えるがどうかというお尋ねでございます。

 議員の御指摘の地域センターの位置,人口・面積バランス,中学校区の分断をしないの3点を初め,特に現在及び将来の福祉区の区割り並びに関係行政機関の所管区域との整合性が審議会の中でも重要な論点となったと理解しております。さらに,審議会におかれましては,その他市民生活にかかわりの深い地形・地物,水系,公共交通機関や都市計画・開発動向,行政推進の効率性・合理性・総合性等の将来展望などさまざまな観点からの議論がなされ,また審議中に各地域から提出された陳情,要望等の取り扱いをも勘案された上で,審議会としての意見を取りまとめられたものと受けとめております。

 したがいまして,審議会において真剣に御議論いただいた結論でありますので,この答申は尊重さしていただくべきものと考えております。

 同時に,答申に付記された附帯意見につきましても尊重すべきと考えておりまして,特に御指摘の公共交通機関の整備につきましては,既に関連業界へも要望をいたしているところもありますが,市民サービスの低下を来さないためにも引き続き要望するなど,総合支所整備計画の作成の中で具体的に検討してまいりたいと考えております。

 次に,総合支所の持つ所管事務についてのお尋ねですが,私どもの示した案についていろいろ例を挙げられて疑問があるというふうにおっしゃいました。また,総合支所の職制のうち課の数,あるいは部制というものを考えるかどうか,それからその総合支所を補完する新しい出先機関というのは現行出張所より機能を拡大したものとすべきであると考えるがどうかというお尋ねでございますが,このたびの総合支所構想は,全市域への均等な行政サービスの提供と市域全体の均衡ある発展を目指して,多くの機能を備えた市民生活に身近なところで事務処理をできるだけ完結しようとする体制を確立しようとするものでございます。

 したがいまして,窓口サービス部門や御指摘の権能も含めた土木,農林等,現地性が高く市民生活にかかわりの深い事務はできるだけ総合支所の所管としまして,逆に人事,企画,財政部門や大規模プロジェクトを初め,全市的観点からの企画,調整を要する部門等については,本庁の所管としたいと基本的に考えております。

 いずれにしましても,総合支所開所に当たりましては,職員の研修機会を設けるほか,事務処理に当たりましては基準──先ほど基準が総合支所ごとに違っては困るというお話がありましたが,それを全般的に均衡ある行政処理をするための基準等についても全市的な統一性が確保され,公平かつ適正に処理されるよう努めてまいりたいと考えております。

 それから,総合支所の職制についてでございますが,その規模は現在の西大寺支所と同等以上のもので,部制の組織を想定しておりまして,所管する事務がおおむね決まる時点で課の配置も具体化してまいりたいと考えております。

 また,新しい出先機関の機能につきましても,設置基準,所管する事務,人員配置等について,総合支所と関連がございますので,総合支所の整備計画作成の中で総合的に検討してまいりたいと考えております。

 次に,薬害エイズに関連しました御質問でございますが,HIV訴訟の早期解決を支援する意味で被告5社の製品の購入を中止してはどうかという,2月議会でも御質問があった件でございますが,そのときも答弁いたしましたように,流通業者──これは直接の契約の相手方ですが,に責任がない限り,その業者自体に直接ペナルティーを科すことは,岡山市契約規則に基づく岡山市指名停止基準に該当しないということでございます。

 また,代替薬品として他の製造業者の薬品を仕入れてはどうかということにつきましては,薬事委員会を2度開いて検討いたしましたが,被告5社についてはその後和解も成立したこと,また代替品が他社にあるとはいいましても,市立病院の治療行為の中で被告5社の薬剤に依存してるという割合が高いという実態があることなどのことを総合的に考えまして,代替品がある場合にもですね,代替に切りかえるということをしましてもこれは余り意味がないというふうに総合的に判断しまして,この被告5社からの代替品がある場合にその代替品を他社に切りかえるということはしないということにしたわけでございます。

 それから,熊代昭彦衆議院議員の見解についてどう思ってるのかということでございますが,議員個人が出された見解についてのコメントは控えたいと考えますが,このたびの薬害エイズ問題では非加熱の血液製剤の使用でエイズによって亡くなられた方,エイズ患者,HIV感染者の方々に対しましては各種救済措置が速やかに行われ,物心両面にわたり少しでも苦痛が取り除かれますことを心から願っておるところでございます。

 また,医療につきましては市内の拠点病院がエイズ治療の拠点として機能を果たすのに必要な情報提供や支援を検討しますとともに,市民に対しましては一人一人がエイズという病気の特性を正しく理解し,感染者に対して適切な行動がとられるよう今後とも普及啓発に努めてまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から御答弁さしていただきます。



◎総務局長(菱川公資君) 国保の病類別統計資料に関連をいたしまして,分析資料としての活用は十分かと,あるいは今後の改善の方向はということでございます。

 従来,国民健康保険事業の病類別統計資料では,レセプトの第1番目に記載された病名を27項目に分類しており,その活用に当たり十分とはいえない部分がありました。このため,岡山県国民健康保険団体連合会では平成7年5月診療分からWHOで示された中分類119項目で分類をし,またレセプトに複数病名が記載されている場合につきましても,主病と判断されるものを集計するように改善をいたしております。

 今後とも国民健康保険財政の安定化や健康づくり事業の基礎資料としてこれらの統計数字を活用してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 歯周病予防の啓発,対策についてのお尋ねでございます。

 6月1日号の「市民のひろば おかやま」で歯の健康についての特集を掲載し,市民への歯周病予防の普及啓発を図るとともに,母親向けの歯周病予防対策として岡山市のデータやグラフを入れた啓発パンフレットを作成し,各種健診等で活用する予定をいたしております。

 また,平成8年度から総合健康診査の中で,歯周疾患検診を実施しており,この結果を評価,分析し,今後の歯周疾患の予防対策と口腔衛生の充実に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 辻野議員の御質問のうち,カネボウ跡地の活用についての御質問にお答えいたします。

 まず,国道2号バイパスからのアクセスについて先行できないかということ,それから跡地への出入り口部分の公安委員会協議を早急にしておいてほしいという件でございます。一括してお答えをさせていただきます。

 当路線の整備につきましては,御質問のように昨年6月議会におきまして辻野議員の個人質問にお答えいたしましたように,カネボウ工場跡地の利用計画やその具体の整備スケジュールとも整合を図りながら,事業化について検討してまいりたいと考えております。

 また,交通処理にかかわる公安委員会協議につきましても,現時点ではその出入り口が明確でないため,先ほど申しましたように跡地利用計画の具体化の中で対処してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 正儀人工島への道路計画等の御質問に対しまして,一括して御答弁さしていただきます。

 正儀地区公共埠頭に至るルート,車線等につきまして,昨年6月に開かれました岡山県中央港湾審議会において港湾計画の改定等についての協議をいたしまして,同年8月に国の港湾審議会の審議を経て岡山港港湾計画の改定が10月3日付で県から公告されております。

 その具体的な内容につきましては,今後市の関係部局と協議がなされるものと考えております。

 この改定された岡山港港湾計画では,臨港道路正儀線は起点の市道正儀線と正儀地区公共埠頭等を結ぶ全線2車線のルートで計画されておりまして,当面は海上部の計画が先行するということから,道路部分の詳細なルートにつきましては,その後実施されます測量設計によって地形等を調査しながら,より経済的な工法等の検討が行われると,このように聞いております。

 また,トンネルで抜くルート,4車線構想等の可能性があるかどうかにつきましては県と協議をしてまいりたいと考えております。

 なお,市の担当窓口につきましては市道部分との接続等,具体的な協議は西大寺支所,あるいは都市整備局等となりますが,それに至るまでは企画室となります。

 次に,カネボウ跡地の利用につきまして,本格的な利用は数年先になるということで,しかるべき催し物を打ち上げてはどうかと,こういう御質問でございますけれども,跡地活用につきましてはカネボウ工場跡地利用推進対策プロジェクトチームにおきましてさまざまな施設の可能性について検討しているところでありますが,議員御指摘のとおり,この跡地の本格的利用が具体化するまでには相当の期間を要すると考えられますので,現在イベント等の利用も含めまして,プロジェクトチームにおいて,暫定利用方法についても検討をしているところでございます。

 以上でございます。



◎参与(金木章君) コミュニティー放送についての一連のお尋ねでございます。

 まず,災害時の情報伝達手段のうち,コミュニティー放送による手段の検討とはこのたびのコミュニティー放送のことか,また放送のカバーできない地域を明確にという御質問でございます。

 さきの2月議会で答弁いたしましたコミュニティー放送での伝達手段は,設立母体は別といたしまして,このたびのコミュニティー放送を念頭に入れたものであります。しかしながら,コミュニティー放送は地域に密着したきめ細かい情報の発信と情報交換が行えるなど,市民参加によるまちづくりの手段となり得るメディアであり,岡山市における経済の活性化,住民の利便性の促進,文化的な向上を図ることを主たる目的としたものであります。

 また,きめ細かな情報をリアルタイムに提供できる性格から,災害等,緊急時においても情報伝達手段としても活用できるものと考えております。

 次に,現在開局に向けて取り組んでいる放送局の難聴地域としては津高・足守・高松地区及び上道地区・西大寺南東地区の一部とお聞きしております。

 磯野議員の御質問にもお答えしましたように,エリアの拡大に向けて設立協議会においても将来的には中継所の設置を進める考えとお聞きしております。

 次に,防災上の情報伝達手段の全体像を示せということでございます。

 防災上における関係機関並びに市民への情報伝達手段の全体像としましては,職員に対しては既存の防災行政無線による伝達のほか,本部対応の班長職員にはポケットベルの貸与を5月に完了しております。

 また,行政,防災関係機関,病院等の重要施設,自主防災組織のリーダーの宅等まで組み込むことが可能である地域防災無線の設置も必要であると考えております。加えてコミュニティー放送による伝達等をもって迅速・正確な情報伝達が図られるよう計画してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 辻野議員の御質問にお答えいたします。

 まず,虫歯の統計の問題でありますが,虫歯のデータといたしましては,被患率,治療率のほかにDMFという統計がございます。このDMFという統計は,英語の略でありますが,ディケイド・ティース,ミッシング・ティース,フィールド・ティースと,こういう略でDMFというんでありますが,未処置のう蝕歯数,う蝕をしておったものを抜き取った歯の数,充てんなどによって修復された歯の数の総計でありまして,小学校6年,中学校1年,高校1年の各校1クラスずつを抜き出しまして平均値を出しております。

 それで,被患率と治療率による指導も,今申し上げましたDMFによる指導も取り上げる観点によりましてそれぞれ有効であると考えております。

 集団の場におきます保健指導としましては,被患率,治療率が有効であり,予防と個別指導におきましてはDMFが有効ではないかと考えておるところであります。

 現在,各校ごとにこのDMFも,このように統計としてとっておりますので,御意見を参考にしながら指導を充実してまいりたいと考えております。

 次は,虫歯予防の目標値の問題でありますが,岡山市歯科医師会との共催で学校保健担当者によります歯科保健研修会を実施して実態に即した指導,啓発の推進を図っております。

 指導をよりよく進めますためには,学校ごとに子供の発達段階や学習要求に適合した目標,内容をつくることが有効と考えておりますが,現段階で全市的に統一した基準をつくるということは無理であると考えております。

 それから,フッ素塗布の活用についてどうなっているかということでございますが,これは昨年6月の議会の御質問にお答えしましたように,日本歯科医師会からの報告書の中に,歯質の強化ということに寄与する手段であると述べられておりますが,その応用の手段としましては三つを指摘しておるところであります。

 一つは,歯科医療,二つは日常生活の中での各自の応用,三つ目は集団的に管理的に使用する場で,応用する場合,こうなっております。その3番目の場合でフッ化物溶液洗口法というのが挙げられますが,現状下ではフッ化物使用につきましては,集団で行うのではなく,個人レベルの範囲が相当と考えております。

 次は,カネボウ跡地の活用に関連いたしまして,西大寺図書館の整備,充実についての御質問にお答えいたします。検索システムについてもお答えいたします。

 図書館整備実施計画は,平成8年度中には策定したいと考えておりまして,ただいま計画策定委員会の設置準備を進めているところであります。

 西大寺図書館の整備につきましては,カネボウ跡地も移転改築の候補地の一つと考えております。今後,カネボウ跡地整備構想の中で検討してまいりたいと考えております。

 次に,図書の検索システムにつきましては,岡山県総合文化センターの図書検索システムを岡山市立中央図書館からも利用できるように現在準備を進めております。

 公民館の図書コーナーからの岡山市立図書館のデータ検索システムにつきましては,パソコン端末を設置するということが前提となりますので,今後整備の方向で検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔1番辻野喬雄君登壇,拍手〕



◆1番(辻野喬雄君) 順序が不同になりますが,再質問さしていただきます。

 まず,西大寺図書館の問題ですが,カネボウ跡地も候補地の一つということはそれで結構なんですが,図書館整備計画の基本計画ですね,基本計画というのが出とりますが,これは地域割りとも関係しますが,特に旭川以東,北側,北側には何もないという御不満が大変強く出ておるわけでありまして,公民館の前の事前調査の利用率の分布から見ても,確かに空白地になっておりますので,そういうもっと広い視野からの整備計画の実現を期待をしておきます。これは答弁は結構です。

 それから,コミュニティー放送ですが,防災と関連があるような,ないような御答弁なんですね。ですから,あの新聞報道によりますと,設立総会で事業計画の素案が全会一致で承認されたというふうになっとんですね。これに出席された市の代表はどなたですか。その方はこの防災の問題についてちゃんと意識を持っておられたのかどうか,その点をひとつはっきりしてほしいんです。どうも市の中の縦割り行政で,この案が出てきて私がいろいろ事前の資料から質問をして,防災の問題がどうなるんかを,こうこうなっとるわけですね。だから,ちゃんと答弁をしたことも全局長さん,参与,頭に置いて,これはこうなんだと的確に答えれるようなぴしっとした執行体制をお願いしたいという意味でお尋ねをいたします。

 それで,この未普及地については,磯野議員も質問されましたが,あの答弁ではまだ漠とした,いつまでできるんかわからんというふうな状態ですが,何年以内にできるのか,このことを明確にしてほしいと思います。

 次に,薬害エイズの問題ですが,答弁を聞かれて皆さん本当に驚かれたと思います。しかしながら,切りかえても余り意味がないと判断したので切りかえをしてないということですが,この判断は病院側がされたのか,市長がされたのか,ここをひとつ御答弁がありません,明確にしてください。

 さて,地域割りの問題です。

 まず,「語る会」の持ち方について,市長は,答申も尊重する,附帯意見も尊重すると,こう答弁されたんですね。しかし,所信表明では,この区割りは,答申に基づいてやると,こう言われたんですね。答申に基づいてやることと尊重することとは,これは大いに意味が違うんですね。答申ですから,尊重するというのはこれは当然のことなんですが,この点をひとつ明確にしていただきたい。

 私は,少なくとも市長が出向いて33回も市民の声を聞くんですから,これに基づいてこの区割りは変えないんだというふうなことを冒頭にあいさつされて「語る会」を始めるようなことは絶対やめてほしい。あくまで尊重しながら皆さんの意見を聞くという姿勢で臨んでほしいということを求めたいと思います。先ほどの答弁とも関連をして明確にお答えをいただきたいと思います。

 それから,公共交通機関,上道地区への公共交通機関ですが,ここの路線の権利を持っておるのは宇野自動車です。現在休止路線ですが,先ほど言いましたように,この営業所跡は今すし屋になってます。すし王倶楽部が昨年の4月から開店しています。すし王倶楽部にお聞きしました。契約は何年ですか。15年契約で借りておるんですね。もちろん解約できんということはないと思いますが,こういう実態もありますので,公共交通バスが通ると,宇野バス以外はもう認可はおりませんから,宇野バスが休止路線を持っとるわけですから,こういうことも踏まえてですね,区割りについては基づくという言明は差し控えていただいて,尊重するということで,なお一工夫をお願いをしておきたいと思います。



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 辻野議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 HIVの関連の中でですね,代替品への切りかえはしないということをだれがしたのかということですが,これは薬事委員会を2度開いて委員長が判断したことでございます。

 それから,「語る会」に対する臨み方ということでございますが,これは答申と附帯意見が矛盾するということは本来ない答申だと理解しておるのが,これがまず前提でありまして,そういう前提のもとに,先ほど総務委員会協議会にも出席し意見を述べさしていただきましたし,今回の所信表明でも区割りに基づいてやりたいが,しかし市民の皆さん方の御意見を聞かさしていただきたいと。(笑声)ただ,総合支所の場合,区割りができただけでそれで動くわけじゃないわけです。総合支所がどのようにできるか,どういう権能を持ってできるか,廃止される現行支所は一体どういうその活用があるのかとか,いろいろな課題があるわけです。

 また,あるいは私どもの方針は申し上げましたけれども,辻野議員がおっしゃいましたような権限のどこまで付与するかということもですね,これはまああると思うんですね。建築確認等,そういったように区域割りの区割りは,これは基づいていくということを申し上げておりますけれども,総合支所はそれだけにとどまらないと思いますし,またそれはまだ今までの「市民と語る会」でも私どもも申し上げておりませんし,今回初めてそういうことでお聞きしたいということでございます。

 それから,公共交通機関の整備につきましては,いろいろ宇野バスの現在の営業所の一部がすし屋さんに専有されているということもありますが,まあ附帯意見にありますようにですね,やっぱり広くその総合支所の区域割りの中で公共交通機関の整備というものは積極的に進めていかなきゃいけないということで,これは宇野バスさんの方にもお願いをしておりますし,これからも検討していきたいと思いますし,また特に第3区ですね,第3区につきましては特に議論が多いわけですけれども,これは国体の主会場が古都南方に決まって,いろいろこれは今回の本会議でも議論に出ましたけれども,関連の道路交通網なんかの整備があります。

 そういったような条件整備等ありましてですね,この公共交通機関の整備については,どういうあり方がいいのかということを宇野バスさん初めいろんな方々とも意見を聞きながら検討してまいりたいと考えております。



◎参与(中村清司君) 設立総会に出席したのかという御質問でございますが,8年5月8日に岡山コミュニティ放送の設立協議会の総会が開かれておりますけれども,市の方は当時出席しておりません。その総会におきまして,出資及び協議会等の参加申し込みがあったと,こういうことでございます。

 また,中継所につきましては,いつできるかという時期について明確に申し上げることができませんけれども,できるだけ早い時期に設置できるよう要望してまいりたいと,このように考えております。

     〔1番辻野喬雄君登壇,拍手〕



◆1番(辻野喬雄君) コミュニティー放送につきましては,ああいうことで本当に防災に使うんなら,そこらは初めからきちっとねえ,事業計画を,参画するときに設立者と事前の話をきちっと詰めとくというのが筋じゃろうと思いますので,早急な対応を重ねてお願いしときます。

 それから,地域割り,総合支所につきましては,あくまで答申は尊重すると,基づくではないということを確認をした上で「語る会」に臨んでいただきたい,このことを重ねてお願いしておきますし,またさきの答弁でも出先機関や総合支所の権能と地域割りは並行してやるんだという答弁があるわけですから,これを無視しないように最後まで頑張って,振興を考えていただきたいということをお願いをしておきますが,重ねて尊重するのか基づくのか,もう一つ明確にしていただけたらと思います。

 以上です。



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 辻野議員の再々質問に対しまして御答弁申し上げます。

 今回の区割りにつきまして,御趣旨の方は,今回もたくさんいろんな意見が出ましたんでよくわかるんですけれども,これは当初から,当初からというか,さきの総務委員会協議会のときにもはっきりと申し上げましてですね,冒頭ごあいさつの中で,そして今回の所信表明であります。いろいろ議論がありましたのは承知いたしております。で,しかしまあこれは三木議員の質問にもお答えしたんですけども,私どもが,私どもがというより,全部責任を,半分押しつけるわけじゃありませんが,私が議会に提案をしましてですね,そして地域割りの審議会という条例を設ける,どうしましょうかということでやって,その審議会というものは地域割りをやるんですと,こういう審議会ですということをまあ御理解をいただいて,そしてこの以来,随分いろんな議論がなされたわけです。確かにいろんな御意見はありましたがですね,そのすべての審議会において,私は尊重するというのは当たり前ですけれども,今回についてはですね,どういうふうな意味が違うのかという議論ありますがですね,私はこういう重大問題について,いろんな議論が経た上,答申をいただいたものについて,少なくとも,その区割り案については市長としてもこれに基づいてやらなきゃいかんと,こういうことについてはですね,ひとつぜひ御理解いただき,またそのことを「語る会」でもお話をしたいというふうに考えております。



○副議長(福原弘子君) しばらく休憩いたします。

      午後3時8分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時30分開議



○副議長(福原弘子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして則武議員。

     〔29番則武宣弘君登壇,拍手〕



◆29番(則武宣弘君) 本日の最後の質問となりました。通告に基づいてか,尊重してかわかりませんが,最後まで一生懸命頑張りますんで,どうかよろしくお願いいたします。

 岡山市もこの4月1日から中核市として新たなスタートを切りました。地方分権の受け皿として中核市への期待は大きく,個性と主体性を発揮し,魅力ある安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいかなければなりません。

 そこで,この魅力あるまちづくりを推し進めていく事業として,先日15日には200日前セレモニーも終え,あと196日となった岡山城築城400年事業があります。岡山城築城400年関連事業推進協議会の事務局も整備し,市民にもPRを図り,全市的な盛り上がりを展開していくところでありますが,その前のプレイベントとして高松城水攻め,備中高松戦国挽歌が,この7月7日に開催されます。2月議会でも質問をしたのですが,いよいよ大詰めとなりましたので,もう一度お伺いをさしていただきます。

 このイベントには,地元の高松の方々が実行委員会を発足させ協力をいただきここまで運んでこられました。実行委員会の方々の御苦労に感謝するところであります。

 そこで,最初に高松城水攻めの趣旨と内容はどのようなものなのか,お伺いいたします。特にイベントのメーンになる催しについてもお答えください。

 2番目に,このイベントは現在NHKで放映中の「秀吉」の側から見たものなのか,それとも清水宗治の側からとらえたものなのか,お伺いいたします。

 3番目に,備中高松戦国挽歌の観客動員はどのくらい考えているのか,お伺いいたします。

 最後に,2月の質問でも行ったのですが,地元での盛り上がりもあり,来年のNHK大河ドラマも「毛利元就」と決定しています。ぜひとも来年も開催できるよう考えていただきたいと思いますが,お考えをお聞かせください。

 続きまして,放置自動車条例についてお伺いいたします。

 岡山市でも廃車同然の車を路上などに捨てる放置自動車は後を絶たず,景観も損ね,通行の妨げとなっています。市民生活に与える影響も多く,一日も早い対策を講ずることが望まれていたところ,今議会に甲第129号議案として岡山市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例が上程されました。時宜に合った提案で大変評価できるところであります。

 先日の2月議会におきましても,通称ポイ捨て条例が可決されたところで,このPRも今後当然広めていかなければいけないところであります。この岡山市放置自動車防止条例もPRをですね,一生懸命していただきながら市民の皆さんに御理解をいただけるようしていただかなきゃいけないというふうに思います。

 そこで,この放置自動車防止条例について何点かお伺いしたいと思います。

 最初の条文の第2条に,相当の期間にわたり置くとの,相当の期間とはどのくらいの期間なのか。

 2番目に,事業者等の責務で,回収その他適切な措置を講じるよう努めるとありますが,事業者は責務として自社の車の回収を行わなければならないのか。

 例えば,ドイツの自動車会社の日本法人であるBMWジャパン社では,一昨年からメーカーの責任で放置自動車も含め廃車処分を引き受けています。もちろん自治体からの要請でも同社の車であれば引き取るシステムになっています。

 3番目に,14条の放置自動車を撤去し,保管することができるとあるが,保管場所はどこで,何台置けるのか,また放置自動車はすべて撤去し保管するのかを教えてください。

 4番目は,15条の廃物認定の基準については作成するとありますが,概略どのような認定基準になるのか,お示しください。

 5番目に,現在岡山市が確認している放置自動車は87台と聞いていますが,これらの車は条例施行までの間どのような対応をするのか,また処分するとなれば1台当たりの費用はどのくらいかかるのか,お伺いいたします。

 7番目に,警察との協力関係はどのように考えているのか。

 8番目に,私有地の放置自動車については,この条例の規定にはかからないのかどうか,そこら辺も教えてください。

 最後に,条例の中身とは少し離れるのですが,処分場の問題についてお伺いいたします。

 廃車となった自動車は,御存じのとおり破砕処理し鉄くずなどを選別した後に残る鉛などの有害物質を含むシュレッダー・ダストが残ります。このシュレッダー・ダストは,昨年の廃棄物処理法施行令の改正でこの4月1日からは安定型処理場での処理が禁止され,防水シートを張った管理型処分場での埋め立てを義務づけられています。それにより廃自動車の処理が有害物質の選別が必要となるため,所有者に処理の費用がかかってくる事態を起こし,不法投棄が急増するおそれもあります。この対策も考えていかなければならないと思いますが,御見解をお伺いいたします。

 続きまして,環境の問題についてお伺いいたします。

 今日,環境の問題を考えていくと,従来からの公害防止対策のみという視点から大きく性格が変わってきています。地球温暖化問題や廃棄物問題などが典型的に見られるように,地球規模,人類規模の問題まで広がり,決して一国,または一自治体のみで解決できる問題ばかりではありません。しかし,地球環境の問題は人類共通の課題であるとともに,国,各自治体,事業者,市民のそれぞれが一緒になり,認識を深めつつ取り組んでいかなければなりません。

 そこで,岡山市の環境行政についてお伺いいたします。

 まず最初に,平成5年に公布された環境基本法において,各自治体でも自然的・社会的条件に応じた環境保全施策を総合的かつ計画的に実施することが規定され,岡山市でも環境計画の策定が急がれているところであります。

 この問題については,昨年12月の公明代表質問で磯野議員が触れましたが,そこで市長は,平成8年度末には策定作業を終える予定と答えられ,その前のところでは,学識経験者から専門的な意見をいただく岡山市環境計画検討会設置などを進めておると述べられておりました。この検討会はどのような内容について検討されているのか,またいつまでに意見をいただくのか,さらに策定までの今後のスケジュールなど,3点についてお伺いいたします。

 2番目に,岡山市の環境情報の整備と活用についてお伺いいたします。

 環境計画を策定する上で,環境情報の整備が必要になってきます。環境に関する広範な情報を収集し,それを分析した上で環境計画を立案し,行政の政策遂行に反映させるとともに,広く市民にも提供し,環境保全活動の促進とニーズにこたえていくことで,よりよい環境づくりが図られることになります。岡山市も大気,水質,騒音,振動などの測定データ,水辺環境計画に基づく河川環境のデータや地図情報などの多くの情報を持っています。

 横浜市は昭和62年に環境管理計画の支援システムとして環境情報システム「System EYE」を整備しました。「System EYE」は,各所に散在する自然的・社会的環境に関するさまざまな情報を収集,整備し,それらの情報を有機的に結合して体系化したデータベースと利用者のイメージしたとおりのフルカラー画像やそのハードコピーが得られるグラフィック機能を備えた機器を持っております。そして,問題の発見とその解決策を検討し,利用される目的によって最も効果的な情報処理ができるサブシステムとが一体となって,地域の環境特性や環境状況を利用者の視点から自由に解析,評価し,その結果を目的に応じた地図画像を中心にイメージ画やグラフ,文書,数値等で出力できるシステムになっています。

 岡山市も先ほど述べた測定値や地図情報をシステム開発し,データベース化して環境情報を整備していく考えはありませんか。

 それと,環境基本法の27条には,国は,環境の保全に関する教育及び学習の振興並びに民間団体等が自発的に行う環境の保全に関する活動の促進に資するため,個人及び法人の権利利益の保護に配慮しつつ,環境の保全に関する必要な情報を適切に提供するよう努めるとの規定がされています。この環境情報を市民や民間団体に提供したり,逆に市民から情報を提供してもらえるような市民参加型のツーウエー方式にすれば,市民の情報収集及び利用で市民の環境保全活動への参加促進,ライフスタイルの改善,行政への提言などが活発化してまいります。このような市民参加型の情報システムについての整備についてはどのようにお考えですか,あわせてお伺いいたします。

 3番目に,ローカル・アジェンダ21の策定についてお伺いいたします。

 アジェンダ21は,御存じのとおり1992年の環境国連会議の折,採択され,地球規模の環境問題でもその原因や解決策は一人一人の生活や行動によるものであり,環境への負荷のない持続的発展が可能なまちづくりの実現を目指すための行動計画として自治体での取り組みが期待されています。先般,北九州市でも策定されたと聞いていますが,岡山市はローカル・アジェンダの策定についてはどのようにお考えですか,お伺いいたします。

 最後に,今まで環境計画,環境情報,ローカル・アジェンダと提案をしてまいりましたが,中核市として,また21世紀のまちづくりを考えていくと,岡山市の環境行政は大変重要なときを迎えています。次の総合計画を策定していく中で環境管理は大きな柱となり,まちづくりの基本になると考えられます。しかしながら,現在の岡山市の環境行政は各局にまたがるもので,体系立てたものにはなっておりません。とりわけ環境行政の中心である保健福祉局では公害防止対策も依然として大きな課題であり,環境事業局はごみ・廃棄物問題が,非常事態宣言は解消したものの,まだまだ現状では厳しい状況でございます。

 これらの状況をかんがみ,環境行政を効率的かつ総合的に遂行するためには,現在の機構では対応できないのではないかと考えます。この際,総合的かつ計画的に環境施策の遂行をしていくために環境保全局をつくる必要があるのではないかと提案いたしますが,市長の御見解をお伺いいたします。

 続きまして,中教審報告についてお伺いいたします。

 きょうの新聞の一面には各紙,この中教審の報告が載っておりました。我が国の教育の将来像を示す中央教育審議会の前半での審議が大詰めを迎えております。大詰めを迎えておりましたが,きょうまとまったようでございます。

 先月24日の総会では,各小委員会から中間報告がなされ,この中の第一小委員会では今後における教育のあり方と方向が示されています。それは,家庭や地域社会の教育力は低下傾向にあり,今後子供たちに求められる資質や能力は,みずから考え行動し,よりよく問題を解決する能力,他人を思いやる心や感動する人間性を備えた変化の激しい社会を生きる力である。学校,家庭,地域社会全体で,この生きる力をはぐくむことが教育の方向であるとしています。

 まず,教育長は,生きる力をはぐくむとはどのようにお考えですか。また,岡山市の小・中学校ではこの生きる力をはぐくむ教育はどのような施策となって取り組んでおられますか,お伺いいたします。

 2番目に,中教審では生きる力を基本的にみずからが学び,みずからが考える教育の転換を目指し,そのために学校週5日制を実施し,ゆとりのある環境で教育活動をすることが述べられています。これは週5日制が完全実施されれば,学習指導要領を改訂し,教育内容の厳選を行い,授業時間数を減らすことになると思いますが,教育長は現在の教育内容を減らすことにどのようなお考えをお持ちですか。

 また,現在のカリキュラムの中で岡山市教育委員会としてゆとりと創意工夫のあるカリキュラムにすることはできませんか。

 3番目に,その報告の中で学校,家庭,地域社会が適切に役割分担し連携し得ることが必要として,本来家庭や地域社会で担うべきものまで学校が担っている現状を改善する必要があると報告されています。とかく先生が忙し過ぎるとの指摘もあるように,この現状と今後の学校のスリム化へは現行制度の中でどのように改善できますか,お伺いをいたします。

 4番目に,第二小委員会からの中間報告についてお伺いをいたします。

 ここでは国際化,情報化,科学技術の発展,環境問題等,社会変化に対応する必要性がうたわれています。その中で,受験英語の見直しの観点から教科には組み込まず,国際理解教育の一環として総合学習や特別活動で英会話に触れ,外国の生活,文化に親しむ機会を持たせようとされています。

 まず最初に,小学校での英会話教育について教育長の御所見をお伺いいたします。

 次に,中学校での英語教育ですが,受験英語になりがちで,社会人になっても英語が話せない現在の英語教育から,少しでも話せる英語にとのことで,国の補助をいただいて外国人の教師を採用するAETを岡山市でも導入しています。現在12名の外国人教師が中学校で生徒に英語を教えています。しかしながら,全校配置まではほど遠いのが現状です。隣の倉敷市では市教委が独自で倉敷市と姉妹都市交流をしているクライストチャーチとカンザスシティーの両市に職員を派遣し,外国人英語教師と個別契約を行っています。この8月で22名の教師を確保し,全中学校で教えることになっています。

 岡山市も国の制度と併用して教育委員会独自で岡山市の姉妹都市サンノゼ市から外国人教師を確保し,中学校に配置できるようにしてはどうかと思いますが,御所見をお伺いいたします。

 5番目は,環境教育についてお伺いいたします。

 先ほども環境施策の重要性についてお伺いいたしましたが,岡山市では環境教育についてはどのように取り組んでいくのか,お伺いいたします。

 最後に,パソコンの更新についてお伺いいたします。

 パソコンの普及で,各校とも今後パソコンの教育に力を入れていくことと思います。中教審では,インターネットを利用した国際交流を図ることなどもうたわれています。現在,このような取り組みをしている学校はありますか。

 それと,平成元年からパソコンが設置されたと聞いていますが,平成元年度が63台,2年度が168台,3年度が273台,4年度が147台,5年度が303台,6年度が369台,7年度が13台,計1,336台が小・中学校で利用されています。しかしながら,現在のパソコンの普及率とその技術進展の早さは目を見張るものがあります。ソフトもハードも,5年で一昔の感は否めません。そろそろパソコンの機器の更新時期が来ているのではないかと考えます。特に,平成元年度から3年度までのパソコンは更新したらどうかと考えますが,いかがでしょうか。

 続きまして,児童虐待についてお伺いいたします。

 思いどおりにならない子育てへのストレスなどから我が子を虐待してしまう児童虐待が問題になっています。虐待を受ける子供も,暴力をふるう親も苦しんでいるのが現状です。厚生省が,児童虐待が社会問題化する中,1990年度から全国の児童相談所に寄せられた虐待に関する相談件数は,90年度に1,101件だったものが,94年度には1.8倍の1,961件に膨れ上がっています。岡山県下の3児童相談所でも,90年度が11件,91年度が32件,92年度が27件,93年度が19件,94年度が27件と,年度によって虐待の多い年とそうでない年はあるものの,傾向的には増加傾向にあると思われます。

 特に,虐待は家庭という密室で起こるケースがほとんどのため,当事者である親や子供,あるいは第三者の人らが何らかの形で通報,相談しなければ発見されずに終わってしまいます。その意味では,この数字は氷山の一角にすぎません。潜在化している虐待はどのくらいあるのか推測できないのが実情であり,もはや特殊な問題としては片づけられないのが現状であります。この問題はいじめの問題と同様に真剣な取り組みが必要であります。児童虐待の問題は県の児童相談所が中心に対応していますが,昨年よりネットワーク化もでき,各機関の連携が重要視されています。

 そこで,岡山市がかかわってくる保健所についての対応についてお伺いいたします。

 保健所はすべての乳幼児についての健診を行い,地域の全乳幼児の健康状態を把握しています。このような立場から,児童虐待の発見機関として,また在宅援助,予防活動の役割を持っています。しかしながら,これらの役割をする保健婦も活動の基本はサービスであり,虐待のケースに対しての強制権,措置権は持っておりません。つまり,そのようなケースを発見すれば児童相談所に通告する義務があるのみです。保健婦は健診等において虐待を発見することが,どこの機関よりも早いと思われます。保健所は虐待の発見機関,在宅援助,予防活動としての取り組みはどのようなことを行っているのか,また同様に福祉事務所の家庭児童相談についてもお伺いいたします。

 次に,児童虐待はほとんどの場合,親が子供を虐待します。この背景には自分の子供だからどうしようと勝手だとの考えがあり,子供自身の人権を大きく侵害している場合が多いと思います。日本も児童の権利条約を批准しており,御存じのとおり子供を一人の人間として,権利の主体として認めています。この観点から少し考えていくと,子供の人権が現に侵されているときに,子供自身が緊急に人権救済を申し立てるシステムがありません。子供本人が直接人権救済を申し立てる駆け込み寺的なものが必要だと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 最後に,乳幼児医療助成制度についてお伺いいたします。

 昨年10月に公明岡山県本部,少子・高齢化問題研究会が岡山県下78市町村に少子化施策のアンケート調査を実施いたしました。60市町村より回答をいただき,回収率は76.9%でありました。その中の項目で,乳幼児医療制度についての項目があり,その点についてお伺いいたします。

 この助成制度の実施状況は御存じのとおり,県の単独事業として1歳未満8割給付を行っています。この県単事業のみで市町村の助成を行っていない市町村は15で,回答をいただいた市町村の25%にすぎませんでした。岡山市が実施している1歳未満10割給付は12市町村で,これを合計しても27市町村,45%です。ちなみに,その他の市町村の数字を読みますと,2歳未満8割が4,2歳未満10割が5,3歳未満8割が2,3歳未満10割が10,3歳未満6,000円までが1,4歳未満8割が2,4歳未満10割が6,5歳未満10割,6歳未満10割,6歳未満5,000円までがそれぞれ1であります。

 今年度からこの事業については県の補助が減額していくことになりました。状況的には厳しいということも私も認識していますが,アンケート調査でも2歳未満以上の給付を行っている市町村の方が多い現状です。つまり,市町村で県の助成部分より追加しているわけでございます。ちょうど1年前この問題を取り上げ,市長に対象年齢の拡大をお願いいたしました。そのお答えは,これは国,県に要望していく,さらには県の助成枠より対象を広げ,ゼロ歳児は原則無料とした。さらに,これ以上対象を広げると財政的に負担が大きいとの3点だったと思います。

 そこで,お伺いいたします。

 今回の県の助成が減額していくことにより市の負担はどのようになるのか,平成8年度から平成11年度までの予算額をお答えください。

 2番目に,財政負担は確かにふえるのですが,岡山市よりも財政的に厳しい市町村がこの制度の助成をしているわけです。対象を拡大したからといって岡山市の財政が傾くほどの金額ではありません。いわゆる市長の御認識の問題であり,政策としてどう考えるかであります。

 そこで,お伺いいたします。

 この助成には,国が制度化するまで市としては現状のままでいいと考えられているのですか。私は3歳未満まで対象を拡大すべきだと考えています。市長の御見解をお伺いいたします。

 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 則武議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 最初は,高松城水攻めのイベントの趣旨,内容,それからどちら側からとらえたものなのか。それから,観客動員見込み,あるいは来年の開催についてのお尋ねでございますが,現在放映中のNHK大河ドラマ「秀吉」が全国的に注目を浴びる中,備中高松城の水攻めを再現することによりまして,岡山城築城400年を広くPRするとともに,高松城跡を含めた吉備路を全国に情報発信し,観光客の誘致,地域の活性化等を図ることを目的として開催するものでございます。

 具体的な内容としましては,備中高松城の水攻め,清水宗治の自刃を再現した再現ゾーンを中心に,当時の雰囲気の中で楽しく遊んだり食べたりできる楽市楽座ゾーン,地域の歴史が学べる歴史探索ゾーンなどのゾーンを設けるほか,歴史探索ウオークを開催するなど,市民はもとより県外からの観光客の参加も得られるようなものにしたいと考えております。

 このイベントは,備中高松城の水攻めという史実を基本として,清水宗治にスポットを当てながら,秀吉とのかかわりも取り入れようというものでございます。

 観客動員につきましては,はっきりとした来場者数の予測は困難でありますが,地元の熱意それから市民の皆さん方の関心が次第に高まっているということ,観光関連業界からの問い合わせ等の状況から見ますと,多数の観客が見込めるものと予想しております。

 来年は築城400年でもあり,地元の方々の御協力をいただきながら開催していきたいと考えております。

 次に,環境計画の中で,環境政策を総合的,計画的に遂行していくために環境保全局の創設が必要ではないかというお尋ねでございますが,岡山市が取り組まなければならないさまざまな環境問題の解決のためには,環境関連行政を総合的,先見的,効率的に推進していくことが必要であるということは認識をいたしております。そのため,現在岡山市の環境関連計画,関連事業に方向性を与える基本計画として位置づけられる環境計画の策定を進めておりまして,この計画に関する庁内推進組織の設置等の進行管理システムを整備する必要があると考えております。

 また,新しい時代の環境行政を進めるための執行体制につきましては,本市の当面の課題である自然保護業務や環境アセスメント業務,さらに地球環境問題等の総合的な環境問題業務等の充実に加えて,環境政策の総合的な企画立案,進行管理,調整機能の確立が必要となっておりますが,当面は環境保全課が中心になって進めていくこととしておりますが,さらによりよい執行体制のあり方について,なお検討してまいりたいと考えております。

 次に,乳幼児医療に対する助成についてのお尋ねでございますが,県の助成が減額していくことによって市の負担がどうなるのかということでございますが,中核市移行に伴い,岡山県からは医療費助成に対する岡山市への補助打ち切りの方針が示されまして,平成7年度まで県補助として補助基本額の2分の1の補助を受けていましたものが,平成8年度は4分の1,平成9年度は6分の1,平成10年度は12分の1に減額され,平成11年度からは打ち切るとの説明を受けております。

 仮にこの方針どおりとされた場合には,今後の医療費の動向に不透明な部分はありますが,単市上乗せでの負担分も含め医療費助成事業全体で市の負担額は,平成8年度が7億4,000万円,平成9年度が9億2,000万円,平成10年度が10億8,000万円,平成11年度が12億9,000万円になることが見込まれます。

 このうち乳児医療についての負担について申し上げますと,平成8年度が1億3,000万円,平成9年度1億6,000万円,平成10年度が2億円,平成11年度2億5,000万円になることが見込まれております。

 3歳未満児まで年齢枠の拡大をしてはどうかということでございますが,御指摘のように現在の乳幼児医療費の助成につきましては,ゼロ歳児を対象に実施してきておりますが,これを平成5年度から市独自で助成率の拡大を図りまして,外来は10割助成,そして入院は1カ月につき1,000円を控除した残り全額を助成しているわけでございます。これをさらに拡大するということにつきましては,現在の医療費助成制度の岡山市への県の補助の削減もありまして,財政的に大きな負担となりまして,一層困難な状況になってきております。

 今後とも国へ制度創設を要望いたしますとともに,県に対しても助成制度の継続と拡充を,さらに9年度についても要望してまいりたいと考えておるところでございます。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長から御答弁さしていただきます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 環境行政につきまして3点お答えを申し上げます。

 まず,環境計画検討会について,検討会の内容,いつまでに意見をいただくのか,策定までのスケジュールのお尋ねでございます。

 岡山市環境計画検討会では,平成7年9月1日に第1回目の検討会を開催して以来,現在までに計4回開催されており,岡山市の環境の現状と環境づくりの課題や計画の基本的考え方,計画の推進方法などについて御討議いただいており,現在今までの成果を中間報告書として取りまとめていただく作業をお願いしておるところでございます。

 今後は,この中間報告書をもとに広く市民等からの意見もいただきながら,庁内関係課を初め,関係行政機関との調整作業を進め,年内をめどに計画の素案に関する報告書をいただくことを目指しております。そして,その後は上位計画である第四次総合計画等,各種関連計画や関連機関との調整を進め,平成8年度末をめどに策定を進めてまいりたいと考えております。

 次は,環境情報システムに関します二つのお尋ねに一括してお答えを申し上げます。

 現在,本市の環境情報システムとしては,岡山市公害監視センターのコンピューターにより大気や水質などの常時監視測定結果を集中制御するテレメーターシステムや,それらの収集した情報を解析するシステムがあります。また,そのほかに地下水の流動や地域の災害に関する地域環境特性図,ホタルや淡水魚などの身近な生き物に関する生息状況図などを作成いたしております。

 今後,環境計画の推進に当たっては,御指摘のとおり,環境情報の整備が大変重要な役割を担ってくるものと考えております。このため,引き続き環境に関する情報の収集,加工,蓄積を行うとともに,それらの情報をわかりやすく提供して,行政だけでなく市民や事業者の意思決定や実践活動を支援するシステムの整備を目指してまいりたいと考えております。

 また,市民参加の情報システムにつきましては,本市では既に昭和58年ごろより一般市民の方々にホタルや淡水魚,植物などの身近な生き物の生息状況を調査していただいており,これらの業務を一層充実させるとともに,さらにOA機器の導入も図り,業務のシステム化を進めてまいりたいと考えております。

 次に,ローカル・アジェンダについてのお尋ねでございます。

 現在,策定中の岡山市環境計画は,環境にかかわる行政施策推進の指針となる行政計画という性格と,市民や事業者が環境づくりを行う場合の指針となる行動計画としての性格をあわせ持ったものと考えております。したがいまして,地球環境保全に向けた地域の行動計画としても位置づけることができるため,現在のところ特にローカル・アジェンダ21の策定は予定いたしておりません。

 次に,児童虐待についてのお尋ねでございます。

 発見機関,在宅援助,予防活動としての福祉事務所での家庭児童相談のあり方についてのお尋ねでございます。

 御指摘のとおり,児童虐待問題は密室性が高く,その発見が非常に難しい状況にあり,親子関係やプライバシーにもかかわるため,対応に苦慮する実情にあります。そのような中で,岡山市としては現在4福祉事務所に各2名,ふれあいセンターに1名,計9名の家庭児童相談員を配置し,児童虐待も含め各種家庭児童相談に応じ,その解決に努力いたしております。

 この家庭児童相談事業は,児童虐待を発見するきっかけとして大変重要な意義があると考えており,これまでも児童虐待として相談があった場合には,児童施設への措置権を持つ児童相談所や保健所等関係機関・関係部局と密接な連携をとりながら,児童福祉施設等への入所措置をとるなど,適宜必要な対応に努めてまいりました。

 家庭児童相談に当たりましては,当然のことながら虐待から子供を守り,子供自身の人権を擁護することは最も重要な課題であるという観点から対応いたしており,現在でも電話相談にも応じておりますが,子供自身からの申し出も含め,気軽に相談できるように事業の周知や運営の一層の改善を図り,子供の人権の擁護に努めてまいりたいと考えております。

 最後に,保健所における児童虐待への取り組みについてでございます。

 保健所における取り組みについてでございますが,幼児健診等の場面で暴力等が伴う虐待を直接発見することはなかなか困難でございます。しかし,一部の発育障害や発達遅滞,無表情等の子供から発信する情報と子供嫌い,放任,衣食住への不適切な世話等,母親の育児態度に対して医師,保健婦,心理相談員等により助言指導をいたしております。

 この健診等から問題を有すると思われる母子等に対して,小児精神科医師による「乳幼児こころの相談」や,医師,保健婦,臨床心理士等で実施する「親と子のこころの健康教室」へ紹介するなど,より楽しい育児ができるよう支援いたしております。

 また,在宅支援といたしましては,保健婦が福祉事務所のケースワーカー,先ほど申し上げた家庭児童相談員,保育園,中央児童相談所等との連携により家庭訪問を中心に支援をしているところでございます。

 今後,保健所において幼児健診等での保護者の不適切なかかわりの有無など,早期発見に限らず予防的な観点で助言,また関係機関と連携をし,地域での支援を継続していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 放置自動車発生防止及び適正な処理に関する条例について,数点のお尋ねにお答えを申し上げます。

 第2条の相当の期間とはどのくらいの期間なのか。そして,事業者の責務として自社の車の回収を行わなければならないのか,それから第15条の廃物認定基準の概略について,そして私有地は対象としないのかの点についてお答えを申し上げます。

 まず,第2条,放置の定義の中での相当の期間は,10日間程度を考えています。

 次に,第4条,事業者等の責務は,放置自動車の未然防止策として,販売店等事業者において自動車の所有者から引き取り等の依頼があった場合,廃車処理や廃車手続など適正に処理するよう規定しています。議員御指摘のような,市からの要請による放置自動車の引き取り等の義務を規定しているものではありません。

 次に,廃物認定基準につきましては,法的要件,走行に必要な機能の状況,放置されている状況などを勘案し,客観性,公平性を保ち,容易に判断できるものを作成していただく予定としております。

 次に,放置自動車は,道路,公園,河川,その他公共の用に供されている場所に放置されているものを対象とし,私有地は原則として対象としていません。しかし,私有地の中でも一般公衆の利用について制限を設けていない広場など,利用形態によっては対象となり得る場合があると考えています。

 次に,保管場所についてのお尋ね,そしてすべてを撤去し保管するのか,それから現在調査中となっている87台について条例施行までの対応,それから処分の1台当たりの費用,それから警察との協力関係についてのお尋ねでございます。

 坪井議員にお答えしましたように,保管場所は別途確保する予定であります。放置自動車は自主撤去を基本としていますが,所有者等不明の場合で,市民の生活環境に著しく障害があるときは,市が撤去し保管することができることを規定しています。

 また,現在放置されている自動車については,放置の状況等を勘案し,条例施行までに対応すべきものについては,それぞれの担当課においてこれまでの方法で対応せざるを得ないと考えます。その他の急を要しないものについては,条例の施行を待って対応してまいりたいと考えます。

 また,1台当たりの費用は,現在約1万円程度でございます。

 次に,警察との協力関係では,1に道路交通法に基づく違法駐車の取り締まりとの関連,2つ目として盗難等に関係しているかどうかの判断,3つ目として罰則の適用などがあります。したがいまして,条例の運用に当たりましては,警察と密接な連携を図ってまいります。

 続きまして,廃棄物処理法施行令の改正で,シュレッダー・ダストの規制が強化されたことによって処理コストの大幅な増によりまして,不法投棄が急増するおそれがあるのでは,この対応についてとのお尋ねでございます。

 議員御指摘のように,放置自動車が一層増加することが懸念される状況の中で,放置自動車の迅速かつ適切な処理を可能とし,さらに抑止力が働くような対策を講ずることにより,快適な生活環境の維持を図ることを目的に,放置自動車防止条例,簡略に申し上げますが,防止条例を提案したところでございます。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 則武議員さんの御質問にお答えいたします。

 中教審の答申についてでございますが,まず生きる力をはぐくむとは何かと,こういうことでございます。

 この生きる力をはぐくむとは,激しい変化が予想されます社会の中で,自分の課題を進んで見つけ,みずから考え,主体的に判断したり,表現したり,行動し,よりよく問題を解決していくと,そういう資質や能力を育てていくことであると考えております。この生きる力は自然との共生ということが重要な前提になると考えております。

 岡山市では平成3年度から自立を育てる教育の創造という大きな目標を掲げて事業を推進しているところであります。

 次は,ゆとりのあるカリキュラム,そしてまた学校のスリム化についてでありますが,基本的には週5日制の完全実施とも関連しまして,教育内容を厳選した学習指導要領への早期改訂が必要であると考えております。この週5日制の完全実施がいつになるかということは明確にされていないんでありますが,これを待たなくても早期に学習指導要領の改訂が必要であるという認識を私は持っておるのであります。

 また,現在のカリキュラムの中でも各教科で重複する指導内容を削減したり,学校独自に創意工夫をいたしまして,ゆとりあるカリキュラムを編成することも可能であると思っております。教育委員会といたしましても,弾力的な学校運営を指導しておるところであります。

 学校スリム化の実現には,学校,家庭,地域社会がそれぞれの教育力を発揮することが必要であり,また役割分担を明確にしていくことも大切であると考えております。

 次は,小学校での英会話を取り入れることについてであります。

 国際化時代を迎えて長いわけでありますが,英語によるコミュニケーション能力を高めることは,異文化を理解し,国際理解を進めるという観点から見ましても重要であります。本市が中学校に招聘しております英語指導助手の一致した意見では,小学校段階から外国語教育を取り入れることの優位性を指摘しております。私も日本語の習得とのバランスに配慮しながら,小学校段階から外国語教育を取り入れていく方向で研究を一歩進めたいと考えております。

 次は,AETの増員でありますが,国の制度で現在,英語指導助手は本市では12名招聘をいたしております。そのうちサンノゼ市から2人をお呼びしております。毎年,県を通じまして自治体国際化協会に増員を働きかけておるところでありますが,単市での招致は財源の問題もありますので,当面難しいと考えております。

 次は,環境教育についてでありますが,環境教育の基本的な考え方は,昨日横田議員の質問にお答えしたとおりであります。

 具体的な事例を少し申し上げますと,小学校4年生の社会科の中で,身近な生活とのかかわりを中心に指導しております。また,他の学年においては,生活科や理科を初め,道徳,特別活動などでも体験学習を取り入れ,自然について考察する場を多くしております。

 今後も環境事象にかかわる子供の育成に努めたいと考えております。

 次は,古くなったコンピューターの買いかえ計画についてであります。

 パソコン機器につきましては,平成元年度から始めまして,平成6年度までに各小学校に7台,各中学校に21台,計1,336台の整備を完了したところであります。

 今後コンピューターの更新計画の策定に当たりましては,平成6年度に示されました文部省のレンタル・リース方式による新しい整備方針も参考にして計画をつくってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔29番則武宣弘君登壇〕



◆29番(則武宣弘君) 御答弁ありがとうございました。

 それでは,何点かちょっとお伺いをさしていただきたいと思います。

 まず,環境の問題について。

 検討委員会が中間報告を出すというふうなことが今,局長の方から御答弁いただきまして,8年度中に策定するということですから,中間報告はいつまでに出されるのか,期日がもうそろそろわかっているんじゃないかと思います。お示しください。

 それから,これ市長にお聞きしたいんですが,先ほどの環境保全局をつくる必要があるんじゃないかというふうに私申し上げたんですが,そのときに先見性,効率性,環境計画の進行管理というふうなことをるる述べられまして,それは環境保全課でやるんだというふうに言われたんですけれど,現状の認識がちょっと,大変失礼ですが甘いんじゃないかなあと,環境保全課で今やられている現状というのは,公害防止対策等々,それに付随していろんなことはやられておるんですが,なかなか手が回らないという状況でございます。

 本当に総合計画を策定する上で環境の問題というのは重要な視点になってくると思います。そういう意味においては,これをどういうふうな計画を立てて,どういうふうに執行するかということは大変重要な問題というふうに私は認識しておりますので,もう一度御答弁をお願いしたいというふうに思います。

 それから,教育の問題なんですけれど,教育長,学校でカリキュラムの編成が可能だというふうにお答えいただいたんですが,どこら辺まで可能なのか,もう少し具体的にお示しいただくことはできないでしょうか。

 それから,きょうの中教審のまとめで,英語教育はやっぱり小学校でできるだけやっていただきたいというふうな願望があるそうです。で,教育長も取り入れていく方向というふうなことなんで,これは今研究されるということですが,どういった部分から研究されて,新聞報道によると2001年からというふうに書いておりますけれど,そこら辺の研究課題,あれば教えてください。

 それから,パソコンはレンタルも含めて早期にやっぱり対応していただきたいと思いますので,一日も早く更新計画を立てていただきたいというふうに思います。

 それから,放置自動車防止条例ですが,私,保管場所はどこで,何台置けるのかというふうにお聞きしたんですが,何台がちょっと抜けてたと思うんです。それで,いわゆる今87台かの放置自動車があるわけですけれど,例えば全部引き取って保管できるような場所なのかどうか,そんな広い場所があるのかどうか,教えていただきたいというふうに思います。

 以上で2回目の質問を終わります。



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 則武議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 環境行政の総合性,あるいは進行管理等のための環境保全局の創設の必要性についての再度のお尋ねでございますが,この環境行政が新たな段階に位置づけられるべきというか,新たな展開をすべきであるという点は私も十分認識をいたしています。で,確かに従来の環境保全課が公害防止対策にウエートがかかっておったことは間違いないんですけれども,現在の議員が御質問なさいました環境計画の策定,現在は検討会での中間報告づくりもですね,これは今環境保全課でやっていただいておりまして,ただこのまとめももちろん環境保全課だけでできるものではなくて,庁内関係各課にわたって調整作業を進める必要があります。

 こういった例はたくさんありまして,交通安全問題もありますし,女性問題もありますし,国際交流というか,国際化の問題もありますが,それぞれがまた今度策定いたします環境計画のもとに一致協力してやっていかなきゃいけないと,そうしないととてもできないわけでして,これは御趣旨はよくわかるわけですが,どういう体制がいいのか,県も特別の組織というか,部制ではなくて,部の中の一つの,昔は環境管理監という職制でしておったんですが,その部内局──向こうでは部内局なんですが,部の下に位置する局をつくられておるわけですが,どういうあり方がいいのかというのはさらに検討していきたいと,そういうふうに考えておるわけでございます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 環境計画の中間報告についてのお尋ねでございますが,現在取りまとめを急いでおりまして,今月中には行いたいと思っております。



◎環境事業局長(有森恭江君) 放置自動車に関する再質問にお答えをいたします。

 現在87台の保管を全部引き取って置く場所が要るのかと,まずこのお尋ねにつきましては,現在は土木管理課あるいは住宅管理課,管財課等,それぞれの部署におきまして保管場所を持って置いております。その車につきましては,さらに移動して処分をするということは考えておりません。

 それから,新たに放置自動車として発生をしてまいりました自動車につきましても,放置自動車の撤去等を行いますのは14条で決められております市民の生活環境に著しく障害を与えると認めたときは,放置自動車を撤去し,及び保管すると,このようにしておりまして,すべての放置自動車を撤去してから処分するということではございません。

 また,放置自動車も所有者が確知できたときには,速やかに撤去するように本人に義務を課せておりますので,そのあたりで本当に撤去するものは台数的には限られるであろうと,このような判断をして今適地を選定いたしているところでございます。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 則武議員の再質問にお答えいたします。

 まず,ゆとりあるカリキュラムはどの程度まで実現可能なのかというお尋ねなんでありますが,小・中学校各学年ごとに学習指導要領で到達目標を各教科ごとに一応設定をしとるわけであります。時間配分も単元ごとにしておるわけなんですね。ですから,これを先ほど申し上げましたように,例えば家庭科と社会科なんかの場合は家庭生活とかいう面だったらダブるところが実際あるわけですね。そうしたものを片一方で授業することによってそこをスリムにして時間を生み出すというようなことは工夫すれば幾つもあると,理科と体育の関係でもそういうことが言えるわけです。そういうことを申し上げているんで,具体的な事例もありますので,また時を改めまして具体例を幾つかごらんいただく方が,ここで抽象的なことを申し上げるよりはいいんじゃないかと,基本的なことはそういうことでございます。

 それから次は,英語のことをどこまでやるんかというお話でございますが,国も教科としては取り入れるという決断はようしなかったわけです。しかし,ゆとりの時間を使って,あるいは学校の特色づくりの中でこれをやるという,やってよろしいという大枠でありますが,これは国が研究開発校を幾つかつくりまして,そこでやっぱり実験的にやるということを前提にいたしております。

 本市におきましても,国の研究開発校は全国でも数少ないものでありますから,本市独自に関係者で相談いたしまして,研究校というものも必要があれば設けた上で慎重に,かつ大胆に時代の趨勢を見定めてやっていきたいと考えております。

 最後のパソコンにつきましては,御意見を承りまして努力してまいりたいと思います。



○副議長(福原弘子君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでございました。

      午後4時32分散会