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岡山県 岡山市

平成 8年 6月定例会 06月18日−03号




平成 8年 6月定例会 − 06月18日−03号







平成 8年 6月定例会

    平成8年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第3号

       6月18日(火)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第122号議案〜甲第165号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第122号議案〜甲第165号議案

      ──────〇──────

出席議員(53人)

           1番  辻 野 喬 雄君

           2番  田 畑 賢 司君

           3番  崎 本 敏 子君

           4番  藤 沢 和 弥君

           5番  坪 井 貞 夫君

           6番  大 下 隆 章君

           7番  太 田 正 孝君

           8番  柴 田 健 二君

           9番  向 井 英 雄君

           10番  三 木 亮 治君

           11番  伏 見 源十郎君

           12番  服 部   勇君

           13番  井 村 嘉 久君

           14番  奥 野 三四志君

           15番  華 房 美 衛君

           16番  串 田   務君

           17番  楠 木 忠 司君

           18番  近 藤   昭君

           19番  浅 野 秀 孝君

           20番  吉 本 喜 一君

           21番  貝 原 信三郎君

           22番  梶 原 昌 一君

           23番  垣 下 文 正君

           24番  佐々木 清 巳君

           25番  石 原 奐 治君

           26番  宮 武   博君

           27番  高 津 利 明君

           28番  有 井 靖 和君

           29番  則 武 宣 弘君

           30番  田 尻 祐 二君

           31番  若 井 達 子君

           32番  羽 場 頼三郎君

           33番  寺 田 和 子君

           34番  横 田 悦 子君

           35番  堀 川   進君

           36番  磯 村   博君

           37番  高 木 悦 夫君

           38番  土 肥 啓 利君

           39番  川 田 敏 幸君

           40番  宮 川 日 吉君

           41番  山 田 録二郎君

           42番  太 田   稔君

           43番  磯 野 昌 郎君

           44番  吉 田 政 司君

           45番  山 田   勇君

           46番  福 原 弘 子君

           47番  苦 水 重 徳君

           48番  内 田 宏 哉君

           50番  田 中 昭 三君

           51番  大 橋 英 雄君

           52番  藤 原   貢君

           53番  河 合 和 成君

           54番  花 岡   薫君

      …………………………………

欠席議員(1人)

           49番  脇 本 一 郎君

      ─────────────

説明のため出席した者

      市     長  安 宅 敬 祐君

      助     役  森 末   京君

      助     役  宮 崎 正 壽君

      収  入  役  三 宅   襄君

      参     与  山 本 俊 介君

      参     与  中 村 清 司君

      参     与  沼   資 一君

      総 務 局 長  菱 川 公 資君

      参     与  金 木   章君

      参     与  馬 場 克 彦君

      財 政 局 長  井 上 宜 也君

      保 健 福祉局長  角 田   誠君

      環 境 事業局長  有 森 恭 江君

      参     与  守 屋 紀 男君

      経 済 局 長  山 本   宏君

      都 市 整備局長  小 塚 雅 史君

      参     与  武 本 勘 二君

      下 水 道 局 長  佐 藤 泰 治君

      西 大 寺支所長  河 本 明 治君

      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君

      消 防 局 長  太 田 力 男君

     選挙管理委員会

      委  員  長  服 部 忠 文君

      委     員  長 安 早智子君

      事 務 局 長  天 久 嘉 弘君

     監 査 委 員

      委     員  槌 田 邦 夫君

     農 業 委 員 会

      会     長  小 若 敬 二君

     教 育 委 員 会

      委     員  高 田 武 子君

      委     員  藤 原 静 雄君

      教  育  長  戸 村 彰 孝君

      ─────────────

出席した議会事務局職員

      局     長  橋 本 豪 介君

      次     長  渡 邉 光 章君

      次     長  斎 藤 泰 清君

      議 事 課 長  岡 崎 彰 信君

      調 査 課 長  岡 田 登志男君







      午前10時0分開議



○副議長(福原弘子君) 皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第3日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は48名であります。

      ─────────────



○副議長(福原弘子君) 会議録署名議員に高津議員,羽場議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○副議長(福原弘子君) 本日の議事日程は,個人質問並びに甲第122号議案から甲第165号議案までの44件の議案についてであります。

      ──────〇──────



△日程第1 個人質問(甲第122号議案〜甲第165号議案)

      ─────────────



○副議長(福原弘子君) 日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下44件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして坪井議員。

     〔5番坪井貞夫君登壇,拍手〕



◆5番(坪井貞夫君) おはようございます。2日目のトップバッターを頑張らせていただきます。

 私も新人議員になりまして,今議会でちょうど1年がたちました。先輩議員の皆さん方,同僚の皆さん方の御指導をいただき,無我夢中で頑張ってきたつもりでございますが,まだまだ不十分な点は反省をしながら,一層頑張る決意でございます。今後ともよろしくお願いを申し上げます。

 さて,さきに職員の皆さん方にお配りした質問原稿に少しないことでございますが,御回答はいいですけれども,緊急の問題で一言要請をしておきます。

 御存じのとおり,今興除,藤田,浦安地域,岡山の南の方では田植えが真っ最中でございますが,ことしの冬は非常に激しく冷え込みました。しかも,いつまでもなかなか暖かくならずに,農家の人たちが少しでも農業を続けていこう,田畑の利用を拡大することと,収入をふやしていくためにビール麦が盛んに植えられておりますが,ちょうど10日から1週間近くおくれたビール麦が,刈り取り間際になって雨にたたられ,真っ黒に変色をするというような事態になっております。まだ調整出荷が行われておりませんので,具体的な結果はわかりませんが,かなり大きな被害を生んでいるのではないかと思います。また農業団体その他を通じて,私もいろいろな対策の要望をすると思いますが,ひとつよろしくお願いを申し上げます。

 さて,質問に入らせていただきます。

 私は,去る5月の16日から17日の2日間,会派の皆さん方と一緒に兵庫県は淡路島の五色町とモンキーセンターを訪問,研修をいたしました。五色町の保健,医療,福祉の取り組みは,崎本議員にお任せをいたしまして,私は淡路島モンキーセンターでのショッキングな状況を報告しながら,猿たちが私たちに警告をしている,そういう気持ちを受けましたので,御報告を申し上げると同時に,市長の御感想も聞いてみたいと思っております。

 洲本市から紀伊水道を左に見ながら,海岸沿いに車で約30分,切り立つ山が海になだれ込む,そんな県道沿いにモンキーセンターがございます。ここの猿たちは30年前に,1967年,前所長であります中橋実さんがえづけをして開設をいたしました。その当時は,淡路島の開発でえさ場を奪われ,一方で農作物を荒らす害獣として殺されるなど絶滅の危機に陥って,50頭前後になっていたと言われております。えづけを始めて以来,年々ふえ続け,今では二百数十頭の群れになっています。案内をしてくださった現在の所長,延原利和さんがえさの小麦をまくと,ワァッと大きな声を上げて大群が群がってきます。その数100頭以上,野生のシカまでが顔を出して,争ってえさを食べています。ここまではどこでも見るモンキーセンターの風景です。ところが,延原さんが,「この中に20頭ほどの奇形の猿がいます。この猿が重症です」と指を指す方向に,両方の手首,両足のひざから下が欠損という,まるでだるまのような猿が転がりながらえさを食べ,坂を背中で滑って移動しています。昨年8月に生まれた「ボク」という名前の重度障害の子猿です。前年,9年半生きた「コウタロウ」という猿も,同じように両手,両足のない猿でしたが,9年半生きて,死にました。「コウタロウ」は,全国でいろいろな新聞などで報道され,知られているところです。中橋さんがえづけを始めてから2年目に当たる1969年から95年の27年間に706頭生まれ,その17.7%に当たる125頭の奇形が確認されました。これは,自然界の奇形発生率0.4%に比べると,驚くべき数字だと話をされました。しかも,死体解剖の結果,奇形群の猿の肝臓から,正常群の7.4倍に当たる平均4.96ppmの農薬ヘプタクロール,これは有機塩素系の農薬ですが,これが発見をされております。

 また,奇形の猿を出産したことのある雌,腎臓でヘプタクロール,肝臓ではディルドリンを大量に蓄積していた。これは京都大学や阪大の先生方の分析の結果でございます。奇形猿は,えさに含まれている有機塩素系農薬が原因物質との疑いが濃厚と言っておられます。しかし,これらの農薬は,日本では1971年から73年にかけて相次いで使用禁止になっている農薬でございます。今では,できるだけ日本の小麦をやっているとのことですが,経済的な理由から,大豆は現在も輸入物に頼っていると言われています。

 日本猿は,世界に生息する約200種の猿のうち,最も北に住む日本固有の動物であり,日本列島では霊長類と呼ばれる動物は日本猿と人,つまり私たち人間しかおりません。猿たちが食べているえさは,米国産の小麦,大豆,それに地元でとれるミカンなどでございますが,これは私たちが日常食べているものと全く同じであります。ただ一つ違うのは,猿たちはこれらを生で食べているということだけでございます。哀れな猿を見ながら,未来の私たちを見ているような気持ちでございました。

 また最近,猿の花粉症が今大問題になっています。目を真っ赤にし,お尻も顔もですが,涙をいっぱいためている,自然界にはない状況でございます。これらも食べ物との関係があるのではないかと,所長さんは心配をされておられました。

 日本の農業をつぶして,外国の農産物に依存する施策は,本当にいかがなものでございましょう。

 いま一つ,ことしの秋にも輸入される見通しである遺伝子組みかえ食物問題でございます。遺伝子組みかえ農産物を御存じでしょうか。除草剤や病気,害虫に強い遺伝子組みかえした大豆とか菜種,ジャガイモ,トウモロコシが,今アメリカの大手農薬メーカーのモンサント社,ドイツのアグレボ社などが日本に輸入解禁を求めています。この秋にも解禁されるのではないかと言われておりますが,東京農工大名誉教授農業生物学の柳下登先生は,異種たんぱくを植物の細胞に侵入させることになるが,その結果,今までになかった副産物や代謝異常,たんぱく質の構造の変化による毒性の発現などの作用が生じる可能性がある。異種たんぱくがいろいろな悪さをすることは,花粉症などのアレルギーや,生体に異常なたんぱくが侵入して起きたと考えられる狂牛病などからもわかる。いずれにしても,作物の歴史に比べて短過ぎる実験は,未知なものをまだまだ解決していないと言われています。

 いずれにしても,消費者が知らない間に食べさせられるのではなく,しっかりした輸入食品の表示義務,これを守らせるべきであります。特に,加工食品は全く原産国表示もなく,一層危険と言わなければなりません。

 淡路モンキーセンターの猿たちは,私たち人間に痛烈な批判と警告をしていると思いますが,市長の御意見をお聞かせください。

 また,4月から岡山市も中核市に移行をいたしました。政令指定都市に準じて,賞味期限とともに製造年月日併記の条例をつくるべきと思いますが,市民の健康を守るため,積極的な働きかけをするお気持ちはないでしょうか,お答えください。

 さて,この項の最後に,邑久町の集団食中毒のことについてお伺いいたします。

 まず,小学校1年生の同じクラスの女の子2人が犠牲となり,400人を超える患者を出しました。関係者の皆様方に心からお見舞いを申し上げるとともに,原因究明や二度と繰り返さない対策が必要です。

 同じく,東城や新見の方でも次々と起こっておるようでございます。報道されている原因は,病原性大腸菌O−157と伝えられています。これは聞いたことが余りない名前です。少し調べてみましたが,この菌はもともと日本にはいない特殊な大腸菌であります。1982年にアメリカのハンバーガーを原因食品とする集団下痢症が発生,初めて報告をされました。これは米国産の牛の腸に生息していると言われました。国内では,1990年9月に埼玉県内の保育園で初めて発生し,園児2人が死亡いたしました。何と,これは牛肉,オレンジの輸入自由化後でございます。邑久町は8例目と報告されています。O−157は熱に弱く,大体75度1分間で死滅するそうでございます。加熱が十分なら事件は起きなかったとも考えられます。加熱は調理の基本ですが,オーブンには火の通りにくい場所があり,外は焦げても,内部は生のままになりやすいのが冷凍食品の特色でもあります。2,200食を調理する共同調理場は,被害を大きくした原因とも言えるのではないでしょうか。いずれにしても,学校給食は自校方式で,国内産の農産物をできるだけ手づくりでつくるべきではないでしょうか。幸い,岡山市は給食は教育の一環として重視し,自校方式を進めてまいりました。行財政改革の中で,センター方式や委託の議論も出ているようですが,今回の教訓からも,子供たちのための安全な給食をぜひ守っていただきたいと思います。

 市長の御意見をお伺いいたします。

 2,さて,その一方で日本の農業は次々とつぶされています。つくる自由,売る自由の名前でつくられた新食糧法,ところが実態は過去最高の減反が割り当てられ,農家は生産意欲も減退をしております。今年度の減反は,過去最高の31.1%が示されましたが,達成率は幾らですか。また,とも補償への参加率はどのくらいだったのか,お知らせをください。

 3,次に,甲第129号岡山市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例について御質問いたします。この条例は,以前から議会においても多くの議員から求められていたものです。この条例の有効な運用を私も願って質問をいたします。

 第5条,土地を所有し,占有し,管理する者の適切な措置と協力を述べておられますが,私有地,私ですね,県道,国道など具体的に協力の内容をお示しください。

 第21条の国または他の公共団体への要請,第22条,関係法令活用もあわせてお答えをお願いいたします。

 第14条の保管は,どこへされる予定でしょうか。また,判定委員会は保管された現物を見て判断をするのでしょうか。6カ月間保存するとされていますが,費用はどのくらいを考えておられますか。

 第20条の費用の請求ですが,所有者が認定できない場合の費用負担をお聞かせください。

 第24条の罰則は,費用の請求との関係はどうなるのですか,お答えをお願いします。

 4,次に,固定資産の評価についてお伺いをいたします。

 来年,平成9年は固定資産税の評価がえの年になります。多くの市民が地価の下落の中で,場所によっては異常に高い税金に苦慮しており,評価がえに大きな期待を寄せているのが現状です。実勢価格との逆転現象も目立っております。また,毎回の決算委員会の中でも大きな問題になりました。

 そこでお伺いをいたします。

 岡山市で鑑定士に基づく基本評価地点は何カ所ですか。また,何人の鑑定士に依頼を予定されているのですか。個々に依頼をするのか,組織をつくって行われるのか,お尋ねいたします。

 また,納税者の権利を守る最低の条件確保のためにつくられている固定資産評価審査委員会についてお尋ねいたします。

 ことしの4月11日,自治省税務局から審査委員会の体制整備の通達が出されました。これは納税者の救済機関であり,行政の代弁者であってはならないことをより明確にしたものです。そこで最近の審査申し出件数と,申し出を受けてから審査の決定までに要した平均日数と,最長日数をお知らせください。

 また,事務局は固定資産税の評価,賦課を担当する課以外の課等において行うよう指示をされています。現状と対策をお知らせください。より一層の中立性の確保と,納税者の信頼を広げる御努力をお願いをいたします。

 5,最後に,用水路整備に伴う市道の舗装についてお伺いをいたしておきます。

 今日まで農業振興とWTO・激変緩和措置の対策とも重なりまして,農村地域での用水路の整備が進んでおります。岡山市でも,積極的な支援が行われておることに感謝を申し上げます。しかし,その一方で未舗装の道路がふえているのも事実でございます。地区住民は生活環境の整備,生活,営農のための道路の確保が目的で,水路改修の第一と考えておられる方が多いのです。早期に全体的な整備が完了するよう特別の手だてをお願いを申し上げます。

 支所の方では,予算がなくておくれているとのことですが,これは用水路ではなく,市道の舗装として手抜かりのない対策をよろしくお願いを申し上げ,第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。



◎総務局長(菱川公資君) 坪井議員さんの個人質問に御答弁申し上げます。

 まず,モンキーセンターを見学されての食品に対する賞味期限,製造年月日の併記の条例をということでございます。

 食品の日付表示につきましては,従来JAS法,あるいは食品衛生法等により製造年月日表示が義務づけられておりましたけれども,食品の日もちの程度がわかりにくくなってきていること,あるいは厳しい日付管理が深夜・早朝操業や返品の誘因となっていること,あるいは国際基準との整合性を図る必要があることなどから農林水産省,厚生省で懇談会等を設け検討した結果,今後の食品の日付表示につきましては,製造年月日から期限表示に転換することが適当との報告を受け,平成6年12月に関係法令の改正がございまして,平成7年4月から施行されております。ただ,この法につきましては,平成9年3月31日までの2年間の経過措置がついてございます。

 しかしながら,食パンや菓子パン,豆腐のように品質の劣化が早い品目に絞って,東京都や京都市,神戸市で期限表示,製造年月日の併記が条例化されているようでございますけれども,今後県や他都市の動向を見守ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎財政局長(井上宜也君) 固定資産評価審査委員会についての御質問がございましたので,御答弁申し上げます。

 まず,最近の審査申し出件数と,現状と対策をお知らせくださいという御質問でございますけれども,まず今年度の審査申し出件数は,現在のところ14件でございます。審査決定までは今のところ至っておりません。申し出を受けてから,審査の決定までに要した日数でございますけれども,平成6年度は45件で,審査に要した日数は平均98日,最長で136日となっております。

 また,平成7年度につきましては8件でございまして,審査に要した日数は平均で71日,最長103日となっております。

 次に,審査委員会の事務局の担当部署についてでございますけれども,本市におきましては直接評価・賦課する課でない税制課に設置しておりまして,今後もより一層の中立性の確保と納税者の信頼を揺るぎないようにするために努力をしてまいりたいというふうに考えております。

 次に,来年,平成9年の固定資産税の評価がえの中で,岡山市で鑑定士に基づく基本評価地点は何カ所か,またどこに鑑定を依頼するのかという御質問でございますが,平成6年度の固定資産税の評価がえにおきましては,土地基本法等の趣旨を踏まえ,地価公示価格の7割程度を目標に土地評価の均衡化,適正化を図ることとされ,標準宅地について不動産鑑定士による鑑定評価を求め,その活用を図ってきたところでございます。平成9年度評価がえにおきましても,引き続き鑑定評価を活用していくこととされておりまして,標準宅地の鑑定評価地点数2,592地点といたしまして,社団法人岡山県鑑定士協会に委託をし,地域間のバランスを図りまして,より一層の均衡化と適正化に努めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 淡路モンキーセンターの御訪問を踏まえての輸入食品の表示義務の遵守と,遺伝子組みかえ食品の安全性についてのお尋ねでございます。

 加工食品の表示につきましては,公衆衛生上の見地から製造者氏名,使用した食品添加物名,品質保持期限等の表示事項が食品衛生法で規定されており,輸入食品についても国内産の加工食品と同様の表示が義務づけられているところでございます。保健所では,不良食品の一掃に努めており,輸入食品の表示違反についても,その指導,取り締まりの対象としているところでございます。

 また,御指摘の遺伝子組みかえ食品につきましては,現在国の食品衛生調査会のバイオテクノロジー特別部会におきまして審査されているとお聞きいたしております。

 いずれにいたしましても,生命の基本である食の安全性に関する施策を展開することは行政の責務と考えており,国に対しまして一層の配慮を要望してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 放置自動車の発生防止及び適正処理に関する条例についてお答えを申し上げます。

 まず,第5条関係で私有地,県道,国道など具体的に協力の内容,そして21条関係の国または他の地方公共団体への要請,22条の関係法令の活用等にあわせてのお尋ねでございます。

 土地の所有者等には地域の美観への関心を高めるとともに,情報提供などの協力を求めてまいりたいと考えております。

 また,国や他の公共団体等に対しては,啓発等について協力を求めることや,設置,管理地にある放置自動車の処理について,道路法等関係法令を適用し,みずからの責任において処理するよう要請することなどを考えております。

 続きまして,第14条の保管場所,そして判定委員会は保管した現物を見に行って判定をすることがあるのか,そして6カ月間の保管時の費用等についてのお尋ねでございます。

 放置自動車の保管場所は,別途確保する予定にいたしております。

 また,放置自動車の廃物の判定に際して,判定委員が現物の確認を行うこともあると考えます。

 保管費用につきましては,他の事例を参考にしながら,今後検討してまいります。

 続きまして,第20条の費用請求,所有者が認定できない場合の費用負担,その次に続いて第24条の罰則と費用の請求との関係についてのお尋ねでございます。

 所有者等がわからない場合の費用の請求につきましては,相手方に請求することが不可能であるため,市において負担せざるを得ないと考えます。

 条例に定める費用の請求は,民事上の実費償還の性格を有するものであり,一方,罰則は条例上の命令の履行を間接的に担保するものであり,その両者の性格は法的に全く異なるものであります。したがいまして,条例上は所有者等が判明した場合にあっては,その処分等に要した費用を請求できると同時に,命令違反者に対して罰則も適用できると考えます。

 以上でございます。



◎経済局長(山本宏君) 今年度の減反達成率,とも補償参加率についての御質問でございます。

 各農家からの転作実施計画書を取りまとめたところ,6月13日現在の転作実施計画面積は約3,300ヘクタールであり,転作目標面積3,369ヘクタールの約98%となっており,引き続き転作目標面積の達成に向けて努力をしているところでございます。

 とも補償の実施状況につきましては,現在取りまとめ中でありますが,西大寺,上道,興除,藤田等で取り組みを行う地区数が増加しており,参加する農家数も昨年に比べ増加するものと考えております。

 次に,用水路の整備に伴う市道の舗装についてのお尋ねでございますが,用水路の改修に伴い,道路用地として拡幅が可能となった余剰地につきましては,用水運営に支障のない範囲で道路区域への編入を認めております。市道としての舗装につきましては,関係部局と協議し,順次実施をしているところでございますが,今後とも努力をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 坪井議員の御質問にお答えいたします。

 まず,邑久町での食中毒関係に関連するものでございます。

 原因の究明につきましては,県の病原性大腸菌食中毒対策本部と,厚生省の諮問機関であります食品衛生調査会におきまして検討がなされております。適切な,早急な対応を待っておるところでございます。

 本市では,食品及び調理作業の衛生管理の徹底を図るほか,施設,設備の点検を行い,必要に応じて早急に改善を進めておるところであります。

 学校給食の実施方法は,一部センター方式校を除きまして,単独調理校方式をとっております。

 また,主食の米飯はすべて県内米でありますが,副食材料につきましても,できるだけ国内産のものを使用し,また手づくりに努めておるところであります。

 今後とも安全・衛生面に十分注意をしながら,給食を実施してまいりたいと考えておるところであります。

 以上でございます。

     〔5番坪井貞夫君登壇〕



◆5番(坪井貞夫君) 御答弁ありがとうございました。

 市長からは何の反応もなかったようですが,今食べ物に対する関心は市民の中でも大変広がってきております。市民生協など消費生活運動も,安全な食品を求めて多くの人たちが集まっておられるのが状況です。御存じのように,こうした人たちの求めているものは,それぞれ選択の余地を行政が責任を持って確保していく,こういうことではないでしょうか。岡山市もせっかく中核市になったわけです。中核市のその力をもって,独自に市民の健康を守るために製造年月日と賞味期限の併記を,これは条例をつくればできるわけですから,ぜひ実施をしていただきたい。また,国やその他にも選択の自由が確保できるように,今後とも働きかけを広げていただきたいと思います。

 いま一つ,邑久町の集団食中毒の原因がわからなかった問題に,一つは,給食の見本を残しておく期限が短いことは,きのう羽場議員さんの質問にお答えをされましたが,いま一つ,邑久町で幼稚園児に発生が見られず,その対策がおくれたとあります。これは食材の大きさで電子レンジの中で火の通り方が小さい方がよく火が通って問題がなかった,こういうことではなかったのかと思います。要するに,冷凍食品,あるいは大量に食品を調理をする電子レンジの取り扱いに,今後とも十分な注意が必要だと思います。

 最後に,道路の舗装の問題ですが,今なぜか経済局長がお答えになりましたが,私は市道の舗装をお願いをしたのでありまして,用水路の工事の関係のことではないと考えております。その辺のお答えをよろしくお願いいたします。

 興除の地域などは,用水路もすべて市の財産管理になっております。道路部分になったやつも,引き続き経済局長が責任を今後も持っていかれるのかどうか,あわせてお答えをお願いしたいと思います。

 これで2回目の質問を終わります。



◎総務局長(菱川公資君) 再質問にお答えいたします。

 市民の安全と健康を守るという基本的な姿勢につきましては,我々も決して否定するものではございません。そういうふうなスタンスで物事を進めておるつもりでございますけれども,この製造年月日を賞味期限に変えるということにつきましては,先ほど申し上げましたような理由の中から,ことし法改正がなされた部分でございます。

 なお,確かに条例で併記するということは可能でございますけれども,先ほどの答弁の最後に県の動向等も見ながらと申し上げましたのは,例えば豆腐等をとりますと,岡山で製造された豆腐が邑久町で売られた場合,表示併記は要らないと,邑久でつくられた豆腐が岡山で売られる場合は,ダブル併記になってくるというふうなこともございますので,こういうものについてはある程度広範囲で決められた方がよろしいんじゃないかというふうな考えもございますんで,そういうことも踏まえまして,今後研究してまいりたいというふうに考えております。



◎経済局長(山本宏君) 市道の舗装について経済局長が責任を持つのかとの御質問でございますが,これは用水路を整備したあとの余剰地の維持管理ということでございまして,これについてはやはりその後の有効利用についても,我々としても十分気を配らなければいけないという観点から,私が御答弁させていただいたわけでございまして,その市道舗装工事そのものにつきましては,関係部局と十分協議しながら,それぞれの部署で対応していただく。我々で対応する部分もあろうかと思いますが,そういう趣旨でございます。

     〔5番坪井貞夫君登壇〕



◆5番(坪井貞夫君) それでは,再々質問を道路舗装の問題に限ってさせていただきます。

 今御説明があったように,ある程度経済局の管轄になるのならば,ひとつお願いがございます。

 今の市が行っていただいておる用水路の改修の高さがですね,非常に低いわけですね。したがいまして,道路までの間に土盛りをしているわけで,道路を広げようとした場合には,かさコンといいまして,かなりお金をかけて上へ上げなきゃならんのですね。したがって,なかなか道路の舗装が前へ進まないわけです。もう少し道路面まできちっと用水路の整備をやっていただいとけば,割に簡単に舗装が進んでいくわけですが,現在舗装が滞っているのはですね,せっかく水路は,まあ長さを求められるところもありまして,どんどん延長はされるわけですけれども,舗装をしようとしたら,新たな工事費用がかかっていく,まあこういう結果になっているわけで,今後工事の方法についてできるだけ道路際までですね,壁面を上げていただいて,後の管理や,道路としての使用がよりスムーズに進むように御検討をお願いをしたいと思います。

 どうも御清聴いろいろありがとうございました。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 答弁を求めます。



◎経済局長(山本宏君) 議員御指摘の点につきまして,十分考慮して今後検討してまいりたいと思います。



○副議長(福原弘子君) 次は,順序に従いまして横田議員。

     〔34番横田悦子君登壇,拍手〕



◆34番(横田悦子君) 皆さんこんにちは。ゆっくりお話になる坪井議員の後に,少々早口の私ですが,いつも時間が足りない気味でございますので,きょうも時間内におさめるのが必死ですから,どうかよろしくお願いいたします。

 早速質問の方に入ってまいります。

 今月の5日は世界環境デーです。そして,今月は環境月間ということになっておりまして,今回の質問は環境問題から入っていきたいと思っております。

 先日,環境庁のモニタリング調査の結果が新聞に発表されておりました。地球温暖化対策のためなら,生活レベルを10年以上前に戻してもいいという人が約7割以上もありました。環境保全に対する考え方が,国民のかなり共有できるようになってきているなと感じております。地球という私たちの大切な財産,今この世代で食いつぶしてしまうわけにはまいりません。環境は命の問題です。

 '92年地球サミットで採択された行動計画,アジェンダ21に基づいて,国レベルでは環境基本法が制定され,また環境基本計画も策定されています。そして,各地方自治体での環境基本条例と,具体的かつ総合的な環境計画の策定が待たれているところです。そこで以下,岡山市の環境計画について質問をいたします。

 まず1番,環境計画策定作業における基本的な考え方をお示しください。

 ちなみに,国の環境基本計画の前文では,物質的豊かさの追求に重きを置くこれまでの考え方,大量生産,大量消費,大量廃棄型の社会経済活動や生産様式は問い直されるべきであると述べられています。

 前回,私が自動販売機について質問いたしました。ところが,環境事業局長は,消費者のニーズが高い,また販売業者においても自動販売機による売り上げの占める割合が大きいなどの現状があるとおっしゃっただけで,市行政としての積極的かつ主体的な取り組みについては一言も言及されませんでした。計画策定で問われているのは,岡山市の主体性だと思います。

 2つ目,環境問題の解決には地域住民の参加が不可欠です。環境計画策定に当たり,市民との意見交換は具体的にどのように行われたのでしょうか。また,これからどのように行う予定でしょうか。

 アジェンダ21では,自治体は地域住民と意見交換を行い,ローカル・アジェンダ21について合意を形成すべきであるとあります。そして,国の環境基本計画策定では,中央環境審議会が中間報告を公表しまして,広く国民から意見を求め,全国で公聴会が開かれました。また,川崎市の計画づくりには400件近い市民からの意見が寄せられたそうです。

 3番目,環境問題の解決には行政総体が総合的,計画的に環境行政を推進することが必要です。そのための岡山市の全庁的な体制の確立は考えられているでしょうか。一部の課に任せるだけでは,環境問題は決して解決はいたしません。岡山市を挙げての横断的な委員会をつくるなどの考え方はないでしょうか。

 また,それとの関係で現在取りまとめ中と聞いておりますおかやま都市マスタープランと環境条例,環境計画とはどのような関係になるのでしょうか。つまり,環境計画との関係で既存の政策や計画の再評価や見直しは行われるのでしょうか。

 また,環境行政全体の質的な充実を図ることが大切ですが,環境問題への関心が深い職員をなるべくふやしていくため,研修などはどのように行われているんでしょうか。

 4番目です。環境計画では,具体的な数値目標を掲げて努力し,達成することが必要です。数値目標を上げることは検討されていますか。

 例えば,熱帯材の使用削減ですね。それから,ごみの排出量,アルミ等の回収目標値,先ほども話にあった農薬とか化学肥料の種類であるとか使用料,CO2,NO2の抑制,緑地の確保など目標値を設定していただきたいと思います。

 5番目です。そして,年次報告の作成,それから住民参加による環境監査,こういうものは検討されているでしょうか。

 ちなみに,滋賀県では環境オンブズマンの一種,環境自治委員会というのがあります。また,東京は環境保全推進委員会というのが設置されているそうです。具体的な数値目標を設定して,その進行状況をチェックしなければ環境計画は単なる立派な報告書ということになってしまい,地球に優しい町といったムード的な行政に終わり,本物の環境自治体にはならないと考えます。

 6番,岡山市の地球温暖化対策地域推進計画というのが,もうその策定を終えていると聞いていますが,これはいつになったら公表されるんでしょうか。

 また,昨年の12月議会で,市長は都市問題は交通問題であり,公共交通機関をいかにつくって,そしていかに車を使わないでいいような都市づくりにするかという挑戦であり,その方向に向けて前進を図りたいと,非常に積極的な発言をされています。地球温暖化対策,その計画の中で御意見が具体的にどのように生かされているんでしょうか。

 7番,有限な石油エネルギーから太陽エネルギー,太陽光エネルギーなどへ,この転換が随分注目され,活発化されています。行政として率先して太陽光発電を公共施設に取り入れてくださる考え方はどうでしょうか。これにつきましては,今まで複数の議員の皆さんが質問されています。ただ,市の答弁は,要するにコスト高でなかなか難しいということのようです。ここでも問われているのは,基本的な姿勢。技術の革新で発電システムはどんどんコンパクトかつ安価になってきております。本当に地球環境問題を解決する気持ちがあるのかどうかということが問われています。行政が率先して行わずして,一体だれがやるんでしょうか。

 8番,これから将来社会を担う子供たちの問題です。環境教育に対する基本的な姿勢をお示しください。

 また,太陽光発電システムも教育の現場でこそ積極的に取り組んでいただきたいと思います。そういう考えはありませんでしょうか。

 百聞は一見にしかずといいます。子供たちが自然との共生感を培うには実体験が一番,教育長さんはそう思われませんでしょうか。

 それから,9番です。地球環境問題の解決には,国際的な協力が必要になっています。国際交流事業の一環として岡山市独自の国際的な環境協力は考えられませんか。

 ちなみに,岡山県ですが,'94年に出した「地球にやさしい地域づくり指針」では,従来の国際交流分野に加えて環境問題の施策,制度,技術開発に関する情報交換を頻繁に行うなど環境分野での国際交流を深めていくことが期待されるとして,環境研修生の受け入れ,環境技術者の派遣などが考えられているようです。

 この項最後,10番です。岡山市は,環境条例制定については岡山県の動向を見て考えるという姿勢のようです。ですが,このような待ちの姿勢は,もういいかげんにやめていただきたいと思います。岡山市の方が率先してよりよい環境行政を行い,他の自治体にいい刺激を与えていく。そして市民が誇ることのできる環境行政の先進的なモデル都市となっていくことを考えていただきたいと思います。

 地球環境問題はもう待ったなしの状況です。市民がこぞって環境問題解決に取り組むためには,まず環境政策を市のすべての施策の根底にするという環境自治体宣言を行い,環境政策の基本的な枠組みを示す環境条例を制定し,環境計画をつくり,努力していくことが必要です。地方分権推進法も成立し,自治体の政策形成能力がますます問われています。横並びの発想から,ぜひ一歩前への転換が求められているのではないでしょうか。

 さて,次にいきます。情報公開と住民参加です。

 今月の6月12日,行革大綱が出されました。この項につきましては,その中にかなりの記述がありましたので,重なる部分もあります。どうぞ端的,明確に御答弁ください。

 まず最初は,情報公開条例からです。

 近ごろ,食糧費や交際費,納税組合,いじめや体罰,議員の旅費などについてさまざまな情報請求が出されております。ようやく市民の側から活用の機運が盛り上がってきたなという気持ちがいたします。市民により多くの正確な情報を伝えること,それが行政と市民のよりよい信頼関係をつくる根本だと思います。

 岡山市の場合を見ますと,条例化以来8年,年に50ないし30,このあたりの請求数で推移しております。ちなみに,類似他都市を調べてみますと,宇都宮が67,これ去年,おととしあたりの数字ですけれど,船橋が188,相模原310,新潟121,堺64,鹿児島107,このような数字が出ております。せっかくの条例です。もっとやはり活用されたい,そのための具体的な手段を考えていただきたいと思います。

 まず最初に,公開にたえられる公文書の整理,そして整備,そして公文書資料館の創設を考えていただけないでしょうか。

 2つ目,ただいま9階に情報公開請求窓口がありますが,これをもっと市民に近い場所に,例えば1階,この間,1階をくるっと回ってみたんですけれど,市民相談室,あのあたりはちょうどいいかなと思うんですけれど,あそこに並べて置くというのはどうでしょうか。先ほど言いました各都市は,やはり1階,2階,3階,4階くらいまでの低い階に,そして市民の目につく場所に,その請求窓口があるようです。

 それから,条例そのものを,やはりもっと市民に広く知らせていただきたいと思います。よく条例はつくって,そのまま置いておくことが多いんですけれど,やはり市民の知る権利,この条例から始まりますから,もっと皆さんにこのことのアクセスを知らせてやってください。

 それから4番は,済みません,割愛いたします。

 次は,審議会についてです。

 昨日も質問がありました。今年度の状況,少し改善されたかと思っています。さらに,私は構成員の年齢に配慮していただきたい。できれば10代から,入れるものは審議会に採用していただきたいと思います。10代,20代,30代へずっとお願いいたします。

 それから,ぜひ問題があるものについては,当事者の参加の道をつけてください。

 それから,2番目です。審議会は,原則公開となっております。審議会の日程,内容など,どのように市民に知らせるかが問題だと思います。この点どう考えていらっしゃるでしょうか。

 それから,3番目。市民に広報が行き届けば,次に問題になるのは,何を基準に非公開なのかということになります。どうぞ早目に審議会会議の公開基準,ないし指針の検討を始めてください。

 それから次に,広報,広聴に参ります。

 市政の御意見というのを,聴取方法について,ちょっと提案をいたします。

 先日,私千葉県の浦安市に視察に参りました。そこでは,はがきやメールを市長あてなんですけれど,こういう,ちょっとここに今,皆さんのお手元に資料として配ってありますが,広報広聴スタンドと名づける,そうですね,割とコンパクトな,そして一本足のスタンド,そこに市政の広場,市民便りであるとか議会広報,そういうものと一緒に置いてあるんですね。これは市民の皆さんが御意見を書いて,そのままポストに投函してくれれば,あて名は市長あてですから,市役所に届くわけです。これが浦安市では市内の40カ所近く,公共施設であるとかスーパー,それから百貨店,駅,割と人の集まる場所に置いてあるんですね。スタンド式で,どこでも自由に可動できます。コンパクトでとても,お金は大してかからないよと言っていらっしゃいましたから,ぜひこのことを検討していただきたいと思います。ポストに投函するのと,御意見箱に意見を入れるというのは,これはかなり性質が違うと思います。

 それから,2つ目です。岡山市も,近ごろホームページやインターネットコーナーをつくっております。この際ですから,電子情報の開示にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。議事録の電子情報化であるとか,広報の電子情報化,市長・行政あての電子メールなどが考えられますが,いかがでしょうか。

 そして,この項最後,選挙公報について質問いたします。

 前回,去年の6月に質問いたしました。そのときに,選挙公報について前向きな調査,研究をするというふうな答弁をいただきましたが,ただいまでの報告と,今後の決意をお願いいたします。

 2つ目,またさらに投票率アップのためにいろいろな方策が考えられると思います。何か具体的な方法を考えていらっしゃったらお願いいたします。

 ちなみにですね,先月,新潟県長岡市の市長選挙,皆さん御存じと思いますけれど,土曜投票というのをしました。これで2.17%投票率がアップしているという話です。この辺についてはどうでしょうか。

 次の質問にいきます。おかやま子ども未来プランについてです。

 子どもプランは,これからの10年間に実施する子供に関する総合的な施策の基礎となる大切なものです。

 そこで,このプランの基本的性格,目的,理念などについてお尋ねしたいと思います。

 まず,前提としてこのプランの対象年齢と,対象とする問題領域,つまりどういう問題意識を持っているのかということをお尋ねしたいと思います。

 なぜこんな質問をするのかといえば,私は子供とはゼロ歳から18歳未満,これが子供だと思っております。ただ,このプランに盛り込まれている子供に関する基礎データ,余りにも幼児期に偏っています。小学生から中高生の記述となると,本当にわずかです。もともと少子化対策からスタートしたプランですから,やむを得ないという面があると思いますが,ただこのままでは子供にかかわる総合的施策の指針とするには,余りにも欠陥の多いプランと言わざるを得ないと思います。子供の未来を語るとき,子供の権利条約の精神が最大限生かされていること,そして当事者の子供自身が参加する計画づくりであること,家庭,学校,地域の総合的観点が必要であること,このあたりがとても大切だと思います。学校について触れてある部分が少ないのも,とても気になるところです。

 次に,いじめは本当に減少していると認識していらっしゃるのでしょうか。いじめ,不登校について,プランには学校からの報告の数字をもとに減少しているというふうに書いてあります。情報公開請求での数とも違っていますし,またほかでのいろいろな調査,特に子供の意識調査をした,そういうものを見てもわかりますように,親や教師の認識と子供自身の感じ方では大変に違っています。いじめの認識は,いじめられていると感じている子供の立場に立って事に当たらなければならないというのが,今学校現場での認識です。むしろ教育委員会の現状認識の方が甘いのではないかと思っております。前回,教育長は答弁で,いたずらに騒ぎ立てることなくというふうにおっしゃいましたが,いじめは子供の人権侵害です。どうか現実をしっかり直視して,今こそ真剣に,本格的に取り組むべき課題だと思っております。

 それから次ですが,同じくデータの中に小学生,中学生,500人に近い不登校の子供たちがあります。この子供たちに対して,今まで答弁にありました一日も早い学校復帰に向けて適切な支援を行う,そういうふうな御答弁だけ,そういう考えだけで一体よいのでしょうか。子供は学校に行く権利もあるが,行かない権利もある。この間,広島県の元教育長,寺脇研さんとお話をしたときに,そういうふうにおっしゃっていました。学校へ行かない子供たちが安心して集える居場所,学校と同じ価値観に縛られてはいない場所,そういうところをぜひ子供たちに保障してやってほしいと思います。

 それから次に,子供の人権を守る制度をつくる必要があると思います。例えば,前御紹介いたしましたが,ノルウェーの子供オンブズ制度,これ三セク方式ですが,それからもしくは身近な地域の公民館などに相談とか救済の窓口をつくるなど,考えてみてもいいと思うんですけれど,いかがでしょうか。

 この質問の御答弁はどなたにしていただくべきかなと,担当者とも悩んでいたんです。さっき申しましたように,子供はゼロ歳から18歳です。ただ,このゼロ歳から18歳の子供をトータルして,この人権を考えている部局というのがよくわかりません,残念ながら。このプランの推進体制が整えばはっきりしていくのかなと思います。今回は今までの流れから,教育長に御答弁いただきたいと思います。

 同じく,子供の人権絡みの質問なんですが,県の発表では子供を対象にした性暴力,それから幼児,児童の虐待がふえていると聞いております。これ岡山市のデータはありますか。対策はどこが取り組むんでしょうか,岡山市としては。どうかこの2点をお願いいたします。

 それから,この項最後,子どもの未来プランに基づいた実施計画の策定作業の予定と推進体制をいま一度お聞かせください。

 その際,特に子供のニーズを繰り返し聴取すること,そして子供も参加する計画づくり,そして子供の目で見たプランのチェックができる体制づくりがとても大切であるということを強調しておきます。

 図書館について,今回も質問いたします。

 6月1日の市民のひろばですね,6月1日付の市民のひろばに,岡山市の市民意識調査が載っておりました。市民の欲しい施設の堂々第5位に図書館が上げられていました。とてもうれしい,そしてとても驚きました。生活水準,教育水準ともに世界のトップクラスになった私たちに今最も足りないものは,それはちょっと文化性かなというふうにも思っております。図書館は,これからの情報化社会に対応する情報拠点センターとなります。また,過去から未来に向けての文化を伝える貴重な文化の宝庫です。

 まず1番に,都市問題研究という冊子がありますが,ことしの5月号の巻頭にこういうふうに書いてありました。集客産業は水ものであることを忘れてはならない。都市のアイデンティティーとして精神性の豊かな集客都市づくりに取り組むことが大事であると,この点を誤解して町の活性化に精を出す自治体がとても多いというふうに。

 視察に行きました浦安市の中央図書館の館長は,この町は図書館が充実しているから,だからここに定住したいという人が多いんですとおっしゃっていました。図書館は精神性豊かな集客都市づくりのかなめになると思いますが,市長のお考えを伺いたいと思います。市長も選挙公約の一つに図書館の充実を上げられていたと思います。

 それから2つ目,図書館の果たす市民サービスとはどういうものであるか。よく図書館というのは金食い虫のように言われます。ところが,図書館の税金の還元率,これは本の貸し出し等その供給量から必要経費を差し引いて,そして大体市民の数で割ったものなんですが,市民1人当たり5,600円,実際の利用者は市民全体ではなくて,登録率12%程度ですから,そうすると利用している方の1人当たり還元率は4万5,000円,これだけ年間税金をお返ししているということになるんですね。図書館を利用できる人とできない人は,市民サービスにこれだけ大きな差が出てきているんです。どうぞこの市民サービス向上,このためには税金還元率の高い図書館サービスを全市民,特に弱者にもひとしく行き渡らせること,これが大切だと思います。現在進行中の地区図書館構想こそ着実に進めるべきだと思います。

 また一方,職員が司書としての専門性を高め,よい仕事をすることが市民サービスを充実させることの要件でもあると言っております。今でもオーバーワーク気味の岡山市の図書館職員です。前回,貸出冊数,1人当たりが全国平均の数倍上であるということをお示しいたしました。ただいま試行している図書館の時間差の延長ですけれど,これが試行後どういうふうになるのかなと心配しております。人手をふやさない,人員増のない時間延長は本当のサービス向上にはなり得ません。どうかこの点をよく留意して試行期間を見守り,そして他都市の事例もよく研究なさって,その後の方針を立てていただきたいと思います。

 そして,最後になりますけれど,図書館はぜひ全館禁煙にお願いしたいと思います。よその図書館で聞きましても,外のベンチで吸ってもらっているというふうに聞いております。どうかよろしくお願いいたします。

 これで第1回目の質問を終わります。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 横田議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 まず,環境計画策定作業における基本的な考え方についてですが,現代の環境問題解決のためには,行政を初め市民や事業者等の各主体が主体的に環境づくりに取り組むことにより都市の構造や活動を環境保全型へと変え,自然と共生し,環境負荷の低い持続的な発展が可能な都市を目指していくことが強く求められております。

 このため,現在策定中の岡山市環境計画では,このような新しい時代の環境政策の理念に従いまして,総合的な環境保全,創造の視点から行政,市民,事業者が取り組むべき環境づくりの道筋を示すことが必要であると考えております。そして,この計画を今後の市政全体の中で本市の環境関連計画,関連事業に方向性を与える基本計画として位置づけまして,その実現を目指してまいりたいと考えております。

 それから,この環境政策の実行についての全庁的な推進体制,あるいは岡山都市マスタープランとの整合性,職員の研修についてのお尋ねでございますが,この計画の実効性,実現性を高めるためには,市のさまざまな計画,事業がこの計画の目指す方向に沿って配慮されていくよう調整を図るための庁内の仕組みづくりを整備する必要があると考えております。

 また,この計画は岡山市総合計画の具体的計画の一つとして位置づけられるものでもございます。

 一方,都市マスタープランも市総合計画を上位計画としたものであるため,お互いに連携,調整を図りながら,それぞれの計画の策定,運用を進めてまいりたいと考えております。

 また,職員の研修につきましては,この計画の環境づくりの理念を庁内各部局へ浸透させるためには,環境に関する各職員の意識を高めることは不可欠と考えております。本市では,既に環境問題に関心を深め,その重要性を認識し,身近な問題として職員の自己啓発の動機づけとするためにエネルギーと地球環境問題,ごみ問題などをテーマとした研修や教養講座を実施いたしておりますが,今後ともその内容等を充実させてまいりたいと考えております。

 それから,具体的な数値目標についてのお尋ねですが,計画を市民の皆さん方に受け入れやすくし,より実現性の高い計画としていくためには,計画の個別目標として具体的な数値を掲げていく必要があると認識をいたしております。このため,今後の計画策定作業の中で岡山市環境計画検討会や,市民の皆様方からの御意見をいただきながら庁内関係課を初め関係行政機関とも調整を図り,検討してまいりたいと考えております。

 それから次は,図書館についての考えということでありますが,岡山市が潤いと風格のある都市を目指していくためには高齢化,情報化,国際化,さらに環境問題などさまざまな課題に的確に対応しながら,豊かな心と創造性をはぐくむことができる高い文化性を持つ都市機能の充実に努めていくことが重要であると考えております。

 生涯学習の時代にあって,図書館はこうした精神文化の高揚に欠かせない施設であります。住んでよかった,住んでみたいと思わせるような都市の魅力を生み出すとともに,市民の心豊かな生活に欠かせない施設の一つとして大変重要なものであると考えております。

 なお,その他の御質問につきまして,担当局長,参与から順次御答弁させていただきます。



◎総務局長(菱川公資君) 審議会についての一連の御質問にお答え申し上げます。

 審議会等の委員につきましては,審議会の性格,審議内容等を勘案しながら,できる限り幅広い分野からの選任に努めるとともに,対象者の限られた事項や一定の公共施設の運営等を審議するもの等につきましては,市民や利用者の代表者等から委員を選任するなど経験,知識等を生かした審議が行われるよう審議会の性格に応じた委員の選任に努めているところでございます。

 また,このほど策定いたしました行財政改革大綱において審議会の設置,運営,公開,委員の年齢,兼職,その他選任のあり方等について一定の基準を設けて見直しを行うとともに,審議会の開催情報の提供等も検討することといたしております。より一層市民に開かれた市政の推進を目指しまして,審議会への参加機会の拡大,市民の行政参画という観点に立った審議会の設置,運営に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(山本俊介君) 電子情報開示,また広報広聴スタンドの設置についてのお尋ねでございます。

 この6月に策定されました岡山市行財政改革大綱には市民との情報・意見交換の拡充等により,地域のニーズや市民の幅広い考えを行財政運営に反映すること,情報通信技術の進歩や機器の急速な普及など情報化の進展を積極的に受けとめ,市民との情報交流,政策立案の効率化等のための行政情報化を推進していくこととしております。

 御指摘の電子情報開示に係る広報,電子メール等につきましては,この大綱に沿って今後調査,研究してまいりたいと考えております。

 また,広報広聴スタンドの設置につきましては,現在でも広報紙につきましては支所とか出張所,図書館,あるいは公民館,56の郵便局にもお願いしておりますが,サービスコーナー等々公共施設に市民配布用に置いてございます。

 また,市民からの意見,提言につきましては,市民と語る会,今年度は約40回予定をしておりますが,こういうことや陳情,要望等,これは年間約1,000件ぐらいございますが,市民の声を承っております。今後もなお工夫いたしまして,市民の声に耳を傾けるように研究してまいりたいと考えております。



◎保健福祉局長(角田誠君) 環境計画に関します一連のお尋ねでございます。

 まず,計画策定に当たって市民との意見交換はということでございます。

 環境計画策定のための基礎資料とするため,市民の皆様が地域の身近な環境についてどのように感じておられ,また環境づくりのためにどう行動されているかを把握するため,平成6年6月に環境づくりに関するアンケート調査を実施し,20歳以上の市民2,174人から回答をいただいております。

 今後,岡山市環境計画検討会からお示しいただくことになっております計画の基本的考え方に関する中間報告書や,市内の環境の現状や課題を紹介したパンフレット,さらに環境計画の部門別計画の一つである地球温暖化対策地域推進計画について示したパンフレットを市の主な施設に配置し,それらについての御意見をいただくはがきアンケートを行うことを予定いたしております。

 また,環境計画の内容等について紹介する移動パネル展の開催や,環境講座の開催なども予定しており,これらの事業の中でも市民の皆様方からの御意見をいただき,今後の計画策定の作業に反映させてまいりたいと考えております。

 次に,計画のチェックはということでございます。計画の実効性を確保していくためには,計画の進行管理体制の確立が必要でございます。その中でも特に重要な役割を担うのが年次報告書であると認識いたしております。このため,今後の計画推進のための仕組みづくりの中で検討してまいりたいと考えております。

 また,御提起いただきました住民参加による環境監査につきましては,貴重な御意見として今後の研究課題とさせていただきたいと考えております。

 次に,地球温暖化対策地域推進計画の発表はいつか,この中では交通問題にどのように生かされているのかというお尋ねでございます。

 岡山市地球温暖化対策地域推進計画は,本市における地球温暖化対策を効果的に推進していくため,行政,市民,事業者が行うべき19の行動指針を掲げており,現在庁内に対する周知徹底を図っておるところでございますが,この計画は現在策定中である岡山市環境計画の部門別計画になることから,公表につきましては先ほど環境計画策定への市民参加の項でお答え申し上げましたとおり,市民からの意見聴取の際にあわせて公表をしてまいりたいと考えております。

 なお,温暖化対策推進計画の中には,公共交通機関の整備や利用拡大,電気自動車等の低公害車の普及,交通システムの整備,ノーカーデーの推進,都市環境緩和に有効な道路舗装面の検討等5つの指針を示しておりまして,環境に優しい交通体系の形成について掲げております。

 次に,太陽光発電システムの活用ということでございます。

 太陽光発電は石油の代替エネルギーとして,また地球温暖化を防止する視点からも有効なエネルギー源であると認識しております。

 なお,御承知のとおり,本市においても旭東浄水場の滝の揚水,上道給食センター及び貝殻山の観光トイレ,市内公園の時計台など,既に幾つかの施設に取り入れております。今後は本市の恵まれた日照条件を生かし,技術開発の状況や価格面での動向などを見きわめながら,その活用に努めてまいりたいと考えております。

 地球環境問題解決への市の国際協力はということです。

 このことにつきましては,これまで友好都市等である洛陽市等からの研修生に対して環境保全行政に関する研修,本市の先進的な施設の見学,工場等の視察等を実施いたしております。今後このような研修のあり方について研究するとともに,積極的に協力してまいりたいと考えております。

 環境問題の最後,環境条例についてのお尋ねでございます。

 現在,岡山県におかれましては環境基本条例の制定を御検討中と聞いております。このため,これとの整合性を図る必要があると考えられるため,引き続き岡山県の動向を見守りながら検討していきたいと考えております。

 次は,おかやま子ども未来プランに関します3点のお尋ねに御答弁申し上げます。

 まず1点は,プランの対象年齢と,対象とする問題領域を明確にということでございます。

 現在,最終取りまとめ中のおかやま子ども未来プランが対象とする子供の範囲は,児童福祉法や児童の権利条約で定義されている児童の範囲と同様に満18歳未満の者と考えており,それら児童が健やかに生まれ育つ環境づくりを児童の権利に関する条約の精神を尊重して推進することとしております。

 また,御指摘の中・高校生等に関しましては,例えば子育て・子育ちの施策の中では,いじめ問題の解決や不登校対策,教育相談施策等についての取り組みがあり,文化と遊びの施策の中では,伸び伸びとした教育環境の整備を初め広範な部分での取り組みがあり,さらに創造育成支援施設構想の施策の中では,特に中・高校生年代の対応を図ることとするなど,中・高校生等への配慮にも努めていると考えております。

 次に,子供を対象とした性暴力,幼児・児童虐待がふえている。市のデータはあるのか,対策はどこかということでございます。

 児童虐待とは,一般に親等の保護者が保護すべき役割を放棄し,あるいは児童を身体的,心理的に不当に扱い,その人権を損なう状態をいいますが,我が国における児童虐待の定義として実務的に広く活用されているものは,身体的暴行,棄児・置き去り,保護の怠慢ないし拒否,性的暴行,心理的虐待,登校禁止──家への閉じ込めでございます──の分類のもとにそれぞれ具体的な内容が規定されたものであり,この定義に沿って岡山県中央児童相談所が把握,認知した岡山市に係る虐待登録件数は,平成6年度で7件,平成7年度で15件と増加しておりますが,そのうち性的暴行はいずれもゼロ件となっております。

 なお,先ほど申し上げた定義を厳密に当てはめたわけではございませんが,岡山市福祉事務所の家庭児童相談員に児童虐待として寄せられた相談ケースは,平成6年度で57件,平成7年度で69件となっており,そのうち性的暴行は,平成6年度が3件,平成7年度が2件となっております。岡山市としては,このような虐待問題に関しては,児童委員や家庭児童相談員に寄せられたケース,保健所の育児相談で把握できたケースなどごとに,児童施設への措置権を持つ児童相談所との連携や保健婦による訪問指導など適切な対応が講じられるよう努めてきたところですが,児童虐待問題は密室性が高く,プライバシーの問題もあり,関係者の一体となった取り組みが必要となることから,平成7年度末に県中央児童相談所を事務局として,岡山地区児童虐待防止連絡協議会が設置されたところであり,今後とも関係部局,関係機関と連携して問題の解決に取り組んでまいりたいと考えております。

 子どもプランの最後でございますが,プランに基づいた実施計画の策定作業の予定と推進体制ということでございます。

 おかやま子ども未来プランの策定に当たっては,子供の側に視点をおくことに努めると同時に,中学生や児童館利用の学童など子供の意見を取り入れていくことに配慮いたしました。今後は,おかやま子ども未来づくり推進委員会や庁内の推進会議の意見も踏まえながら,年度ごとに実施計画を策定し,このプラン実現に努力していくこととなりますが,平成8年度の実施計画につきましては,プラン策定作業を踏まえながら現在策定中でございます。

 プランの施策の中でも,子供会議や子供と市長の語る会の開催など子供のまちづくりへの参加の推進がうたわれております。

 また,現在市内3小学校区において子供の遊び場や遊び施設,遊び空間を地域の子供たちの目と足で調査し,遊び場をマップ化するという「子どもおもしろマップ」が完成いたしましたが,今後ともこの取り組みを進めることといたしております。

 これらの事業を通じて,適宜子供の意見を取り入れ,また子供の参加も得て,おかやまっ子プランを推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(馬場克彦君) 情報公開条例に関連をいたしまして,制度の活用を促すための方策についてのお尋ねでございます。

 公文書開示の前提条件として,公文書の所在を示すものといたしまして公文書目録がございます。この公文書目録は,文書の保管単位である簿冊の名称により整理されており,複数の文書をとじ込んで共通の表題をつけているために,探したい文書を特定することが難しいような場合もあるために,これを補完する意味から平成8年4月に岡山市文書取扱規程を改正をいたしまして,新しく検索目次簿を作成することとし,利用者の利便がより図られるよう順次整備をしているところでございます。

 情報公開制度は,行政機関が保有する情報を市民の請求に応じて提供することを行政に義務づけた制度であり,市民参加や協働の中で市政を発展させていくためには,市民に十分に認識を持っていただくことが大切でございます。そのためにも,制度の概要や条例の運用状況等について,市広報を利用するなどして,市民の身近なものになるよう努めてまいりたいと考えております。

 情報請求窓口を1階にということでございますが,現在ではスペースの関係から設置は困難と考えております。今後,情報公開窓口とあわせて,資料館スペースについても分庁舎や総合支所建設計画の中で総合的にあり方を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 横田議員の御質問にお答えします。

 まず,環境教育についての基本姿勢と太陽光発電システムの導入についてお答えいたします。

 地球を守り,人間が自然と共生するためには,環境教育の充実は不可欠であります。先般の全国都市教育長協議会におきましても,特に環境教育の充実を決議として取り上げたところであります。環境に優しい人間を育てることは,幼児の家庭教育の段階から重要であります。学校教育では,教科の学習だけでなく,クラブ活動や部活動などを通じて,自然に優しい人間の育成に努めることが必要であると考えております。

 次に,太陽光発電システムは,最近の技術開発研究の進展によりまして,クリーンな代替エネルギー源として,公共施設の照明設備等にも普及しつつあります。本市でも,平成6年度に上道給食センターに導入しております。学校施設へのシステム導入の考え方につきましては,子供たちへの生きた教材として活用できる手段の一つであると考えております。学校施設への導入につきましては,今後関係部局と協議してまいりたいと存じます。

 次は,おかやま子ども未来プランについてお尋ねがございました。順次お答えいたします。

 いじめは本当に減少しておると認識しておるのかということなんでありますが,いじめの報告数は,いろんな資料がありますけれども,どの資料によりましても減少傾向を,わずかではありますが示しております。これは,家庭,地域,学校の協力によって成果が上がってきておると認識をしておるところであります。しかし,たとえ1人でありましても,いじめは人権問題として極めて重要で,見逃すことができないものであると認識をいたしております。

 次は,不登校の子供たちへの支援策でありますが,不登校の子供に対しましては,学校全体で取り組む指導体制づくりや教職員の資質の向上を図るとともに,楽しくわかる授業の推進に努めております。また,岡山市教育相談室や適応指導教室の望ましいあり方につきましても,研究を続けております。そして,学校と家庭,地域が一体となって自然体験活動を取り入れた子どもが輝くまちづくり事業を推進しておるところであります。

 なお,前の広島県の教育長さんの学校へ行かない権利云々という言葉は,極めて誤解を生みやすい言葉でありますので,これを的確に理解しないといけないと思っておるわけです。機運が醸成してないのにですね,学校へ子供を無理やりに連れてくるということは,本質的な解決にならないという意味での御発言と受けとめておるわけでありまして,義務教育という観点から,学校へ行かない権利を強調するわけにはいかないと思っております。(「そのとおりじゃ」と呼ぶ者あり)

 次は,子供の人権を守る制度につきましてでありますが,子供の人権を守ることにつきましては,各中学校区単位で,保護者,教職員,主任児童委員が一体となって,対策委員会を設けて取り組んでおります。学校によっては,生徒たちによる人権委員会をつくり,活動しているところもあります。子供たちがいずれにいたしましても,みんなの,お互いの人権について自主的に考え,行動していけるよう,私どもとしては支援をしていくことが必要であると考えております。

 次は,図書館につきまして,教育行政としては希望するすべての市民に図書館サービスを提供できるように努力する必要があります。その一つとして,今年度は全市的均衡を考えた図書館施設整備の実施計画を策定することといたしております。また,多様化している市民のニーズにこたえるため,職員の専門的な研修の充実に努めてまいりたいと存じます。また,図書館は禁煙を原則としております。

 以上でございます。



◎選挙管理委員会事務局長(天久嘉弘君) 選挙公報の調査研究の報告と今後の決意につきまして御答弁させていただきます。

 御指摘の選挙公報の発行につきましては,局内に選挙公報検討会を設置し,再度他都市の調査を行い,選挙公報の審査,印刷,配布方法,経費,選挙管理委員会事務局の実施体制等について総合的に検討を行っているところであります。

 特に,選挙公報の配布方法につきましては,新聞折り込み,郵送,町内会,宅配業者等の方法がありますが,いずれにしましても,短期間に配布を完了する方法として,さまざまな角度から検討しているところであります。

 配布方法の特例としまして,新聞折り込みを採用する場合は,事前に新聞販売店の状況等を調査,新聞未購読世帯への配布の方法,配布漏れに備えての補完措置,各世帯に対する周知方法等,期日内に適正な配布に万全を期することを必須条件として,県の承認が必要となっております。ただし,県内において初めて新聞折り込みによる配布を実施する場合は,県は自治省と事前に協議をすることにもなっております。

 いずれにしましても,選挙公報の発行は,候補者選定の広報媒体として役立ち,投票率の向上にも効果があると考えており,今後も引き続き検討してまいりたいと考えております。

 次に,投票率アップの方策はということでございますが,最近の選挙における投票率の低下は全国的な傾向であり,本市においてもこの問題については真剣に受けとめて,あらゆる機会をとらえ啓発に努めておりましたが,結果的には前回を下回る投票率となったところであります。その原因といたしましては,有権者の政治意識,選挙の時期,天候その他さまざまな要因があると考えられますが,昨年行われました市議会議員選挙及び参議院議員選挙の投票結果を地域別,年代別に分折してみますと,地域別では商業地域,年代別では20歳代が非常に低い結果となっております。これらの結果を踏まえまして,啓発の一層の創意工夫を図るための見直し,有権者が投票しやすい環境を整えるために,高齢者または歩行に困難のある身体障害者等の便宜を図るための段差の解消,またマンモス投票区の解消などに努め,投票率の向上に向けて今後とも一層積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔34番横田悦子君登壇〕



◆34番(横田悦子君) どうもいろいろ御丁寧な御答弁ありがとうございました。

 もう一度聞いてみたいところもありますが,大体ちょっとざっと。

 そうですね,環境に関してなんですけれど,この間いつでしたか,岡山市が主催して,環境に優しい都市を目指してというフォーラムがアイプラザであったと思います。その中で,これドイツの事例だったんですけれど,交差点の普通の信号の下にもう一つ信号をつけて,その信号にはエンジンをとめろ,エンジンをかけろというような,そういう点滅信号がつくのがあるのだと。こういうふうにすると,信号待ちの間,ほんの少しの間でも排気ガスの抑制につながるというふうな,そういうお話がありました。このことは,ひょっとして岡山市ではすぐに取り入れられるような施策なんでしょうか。ちょっとこのことを聞いてみたいと思います。

 それからですね,太陽光発電,このシステム,なかなかすぐに導入は難しいというふうなお答えだったと思うんですけれど,例えばですね,将来的にこういうものを取り組んでいく,設備していくという方向を早目に固めましたら,できれば公共施設,箱物なんかをつくるときは,後から配線等設備をいじるのは大変ですから,あらかじめできるだけの考えられる配線設備をしておくとか,そういうふうなことは考えられないでしょうか。

 それとですね,情報公開に関してなんですけれど,今請求窓口を1階にもっていくのは大変難しい,また公文書をまとめて置くようなところも,これから分庁舎をつくる過程で云々というふうなお答えでした。そうすると,これはいつになるのかなあと,ずうっとこのままこの本庁舎の9階に大体忘れられた形で置いておかれるのかなあというふうに心配もしております。もしできるならば,今すぐからでもできる方法を少し考えていただけるとありがたいんですけれど。例えばですね,公文書館というか,そこまでいかなくても,もう少し,例えば図書館であるとか,公民館であるとか,支所であるとか,そういうところに分散してでも,市民にとってわかりやすい場所に置いといてくださるとか,そういうふうな形で市民の皆さんにもっと情報を明らかにしていくという,それを形で,わかる形で,態度で示していただけるとありがたいと思います。

 それとですね,審議会の公開基準は検討するとおっしゃいましたか,どういうお返事だったのかな。答弁ありましたか。ひょっとして私の聞き漏らしだろうか,ちょっとここには触れてくださらなかったのではないかと思うんですけれど,もしなかったらもう一度お願いします。審議会の公開基準,これの検討を早目にしてくださいと。ただただ非公開が並べられては,これは市民の知る権利は保障されないことになりますから。

 それからですね,広報,広聴に関してです。市民と語る会をたくさんする,それからいろんな形で市民からいろんな意見を聴取するというふうにお話がありましたけれど,私が先ほど提案いたしました,はがきとかメール,これをスタンド形式であちこちに置く。スタンドであってもなくてもいいんですけれど,これは意見を書いたら,だれでもがポストに投函すればいいわけですよね。わざわざそういう,いついつ何時に市長と語る会がありますという,その時間をねらって,そこまで行って,手を挙げて発言しなくても済むわけです。ですから,だれでもやはり意見が言いやすい形,これをとることが大事だというふうに提案したのです。そのところを御検討いただきたいと思います。

 それからですね,子供の人権を守る制度,いろいろ教育長から御答弁ありましたけれど,イギリスでも子供のいじめ問題というのはかなり深刻らしいですね。私もこの間それのレポート読んだんですけれど,ただ確かにいじめ問題は日本と同じくらい大変な問題であると,社会的な問題になっているが,その解決に対する取り組みは,日本に比べるとやはり一日の長があるのではないかと書いてありました。ぜひその辺のところもちょっと調査というか,研究していただけるとありがたいと思います。何か取り入れられるものがあるのではないかと思います。

 それから,幼児虐待についてです。これはとても深刻な問題をはらんでいると思います。例えば,大人でしたら,私がセクハラを受けたとか,何か問題があった場合,例えば職場で問題があった場合,それはどこにでもやはり大人は自分の口で訴えていけます。そういうシステムもあります。しかし,子供の場合,本当に口がきけるかきけないか,自分の意見,自分の考えをはっきり言えない。それから,それをどういうふうに訴えていいかわからない子供たちが実際に暴力に遭っているわけです。それは多くは家庭の中であったりして,先ほどとても密室性が高いというふうにおっしゃっていましたけれど,児童相談所や何かに相談をかけてくるのは多分大人でしょう。子供が,2歳,3歳の子供が自分が親にたたかれた,いじめられたというふうに言ってきますか。やはり,そうなると先ほどの何件というのは,とてもこれは正確な数字ではあり得ないと思います。ですから,こういう数字を出して,この程度だと言われたのでは,本当にたまらない気がいたします。これの何十倍という数があるのではないかと思っております。ぜひそういうところをやはりよく考えてくださって,自分で言えない,自分で訴えていける方法がわからないその子たちをどうしたらいいか,どうやったら救えるかということを真剣に考えていただきたいというふうに思っております。

 大体再質問は以上です。御答弁いただけるところは御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



◎総務局長(菱川公資君) 審議会につきましては,公開の基準も一定見直しの対象としていきたいというふうに考えています。



◎参与(山本俊介君) 広聴スタンドの設置についての再度のお尋ねでございますが,市民の意見,提言の聴取方法にはいろいろございますけれども,岡山市の場合は,先ほど申し上げましたようなことを実施しておるわけでございます。浦安市の例を引き合いに出されまして御質問されましたけれども,岡山市といたしましても今後ともなお工夫して,市民の声に耳が傾けられるような研究をしてまいりたいと考えております。



◎保健福祉局長(角田誠君) お答えのできることについてお答えをさせていただきます。(笑声)ちょっと順序が不同になるので,申しわけございません。

 信号機で,エンジンストップについてのお尋ねでございます。

 信号待ち等によりますエンジンストップにつきましては,既に市内で,御承知かと思いますが,市内のバス会社等一部事業所において実施をされておるようでございます。大体30秒以上を目安にされておるというようにお聞きをしております。ただ,御承知のように信号機へのそういう別途の信号ということになりますと,公安委員会が所管をいたしておりますので,そういうことが可能かどうか,また協議をしてまいりたいと思っております。

 それから,児童虐待問題に関しましては,発見が大事であり,今後ともさまざまな事業を通じて問題ケースを把握してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(馬場克彦君) 情報公開制度の利用がしやすいように,支所等についても何か考えられないかというお尋ねでございます。

 支所でございますとか中央図書館,こういったところでは現在も相談とか案内等はいたしておりますし,また一部ではございますけれども,公文書の目録等も設置をいたしております。今後,よい方策を検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。



◎教育長(戸村彰孝君) 横田議員さんのおっしゃっておりますイギリスの例は,私も参考にしたいと考えておるところであります。イギリスでは,子供たちが自分たちでいじめを発見してですね,自分たちでそれを解決していくという,言ってみりゃあ子供の自治といいますか,それが日本よりもはるかに進んでおるというように理解を私はしておるわけであります。すべてがそうとは言えませんけれども,そうしたすぐれた経験というものは,私どもも子供社会に自分で解決していくという姿勢をもたらすためには,参考としていきたいと考えております。

     〔34番横田悦子君登壇〕



◆34番(横田悦子君) 済みません。あと1分残っておりますので,一言だけ。先ほど私広島県の元教育長寺脇研さんと,ちょっと子供の学校に行く権利,行かない権利の話をしたということを申しました。教育長さんは,そのことについてはよく真意を理解しなくてはならないというふうにおっしゃいましたけれど,私もこの間じかに会って,しっかり話をさせていただいたところです。ああ,赤くなってしまった。どうしよう。はい,子供には権利がさまざまあるということだけを御承知ください。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 次は,順序に従いまして,田中議員,50番。

     〔50番田中昭三君登壇〕



◆50番(田中昭三君) 質疑に入ります前に,せっかくの機会でございますので,教育長に一言御要望を申し上げておきたいと思います。

 待望の分離新設の幼稚園,小学校がレークタウン城東台の高台に建設される運びとなりました。1,000戸を超えようとするマンモス団地にようやく花咲く春が来た思いで,団地住民は大変喜んでおり,長年の熱心な運動の成果と,ほっと胸をなでおろしているところであります。本来ならば,ここで教育長に対し深く感謝の意を表するところでありましょうが,学校施設の整備,維持管理は教育委員会としての基本的な仕事でありますから,あえて歯の浮くようなよいしょは申し上げませんが,関係住民の喜びは率直にお伝えしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 しかしながら,このことはまことに結構なことではありますけれども,分離される母校の浮田小学校は早晩小規模校に転落する憂き目に遭うのではないかという危惧を,旧住民の不安と心配が取り残されたわけであります。これらについて,教育委員会として改めての認識を求めるとともに,格段の御配慮を賜りますようお願いをしておきたいと思います。

 さて,お若い横田議員のさわやかな質疑の後,むさくるしい男が出てまいりました。(笑声)まことに恐縮に思います。久しぶりの登壇でございますが,築城400年の関連及び総合支所の区割り問題についての2点に絞ってお尋ねをいたします。しばらくの間おつき合いのほどよろしくお願いいたします。

 築城400年のイベントを1年後に控え,先日石山公園一帯で関連事業200日前セレモニーが盛大に開かれました。市民の関心も徐々に高まっているやに思いますが,いま一つ理解しがたいのは,イベントの目的は果たして何なのか。まず,その点からお尋ねいたします。

 単なるお祭り騒ぎなのか。関連イベントを通じて市民に何を訴えようとしているのか。市民生活にどのような恩恵をもたらすのか。9月定例議会に集中した城の軒がわらの金箔問題についても,多くの議員からの批判をよそに,先日足場も取り払われて,その華麗な雄姿をあらわしましたが,これを見た市民の声をどのように聞いておられるのか。関心のある市民の受けとめ方はどうだっただろうか。なれ親しんできた烏城の名から,史実はどうあれ違和感を持つ人も多いと思いますが,どうでしょうか。果たして大金を投じただけの効果が期待できるのでしょうか,御所見を伺いたいと思います。

 質問の前段にも関係しますが,風化した岡山の歴史を掘り起こすのが目的の一つと考えるなら,派手なイベントやセレモニーが目的でなく手段にすぎないとするならば,いま一つイベントをしっかり見直して,岡山城の化粧直しをもって事足れりとすることなく,歴史を系統的に把握して,国の史跡指定のあるなしにこだわらず,一貫した史跡の整備を進めるべきではないでしょうか。

 あえて歴史の流れを申し上げる必要もないと思いますが,乙子城で,直家がその実力を発揮し,備前平野にその頭角をあらわし,岡山城に至る過程の20年に近い歳月,基礎固めをしたのは沼城あるいは亀山城とも言われておりますが,新庄山時代を含め,上道の地に大きな足跡を残したのも事実であります。地区住民の有志は,築城400年のイベント計画を知るや,史跡の草刈り,清掃を始めるなど岡山市として整備計画をしていただけるものと大きな期待を持って市長の決断とその成り行きを見守っているところであります。御休学区の西祖の地に直家の母親の墓所もありますが,関連してどのような手当てをされるのか,あわせてお尋ねいたします。

 この項の最後になりますが,岡山城の再建に当たっては,逢沢寛先生の御協力による縁故債によるものであったはずですが,このことに触れた話は,このたびのイベント計画の中でも全く聞きませんが,どのように評価されておられるのか,お伺いいたします。

 次に,総合支所の区割り問題についてお伺いいたします。

 先日,合併地区支所産建課の懇親会へ5年ぶりに出席をいたしましたが,各支所職員の充実ぶりを目の当たりにいたしまして,市長の合併地区への配慮をうかがい知ることができ,大変意を強くしたところであります。周辺地域は,この大半が農村地帯であり,今なお未整備の地域を多く残しているところでもあるわけですが,中核市移行に伴って,新しい総合支所計画を立て,区割り作業を進められたことは御案内のとおりであり,まさに機を得た施策として,基本的には市長の積極的な姿勢を高く評価いたしたいと思います。しかしながら,市長,このたびの区割り作業の推進に当たっては,多くの疑問と不安を市民に植えつけているのも事実であります。申し上げていけば切りがありませんが,幾つかの問題点に触れておきたいと思います。

 まず,区割審議会の設置とその運営のあり方でありますが,端的に申し上げて,審議会のメンバーには,議会の皆さんも加わっておられますので,この種の審議会には当を得たものと言えましょうが,一般的に言われる学識経験者の中に,地域組織の代表とみられる人は,連合町内会長さんがお一人のみという,首をかしげたくなるような人選であったということであります。加えて,彼らは本当に熱心に新総合支所の区割りが地域住民の死活問題としてとらえられ,真摯に議論されてきたのかどうか。納得しがたいところであります。

 一例を挙げるとするならば,市民との対話集会であります。他地区は知りませんが,上道地区での開催に出席された委員は,すべて市議会議員の皆さんのみだったということであります。そのことをもってしても,その熱意のほどがうかがい知れるところであります。何のための市民対話集会なのか。どうして議員のみの出席だったのか,明らかに疑問符が打たれるところであります。日常,市民との接触を何よりも大事とされる市議会議員の皆さんより,学識経験者と言われる皆さんこそ,それぞれの地域住民の生の声を聞くべきではなかったかと申し上げたいところであります。

 区割り問題の当初から,関係当局は区割りについての下絵はない。すべて白紙であると言い切ってこられましたが,審議会の運営の経過を見る限り,果たしてそうだろうかと疑念は深まる一方でありました。その疑いを確信づけたのは,審議会の最後に行われた採決のあり方でありましょう。新聞報道等によって知り得た関係地区住民は,民意を全く無視した,余りにも冷たく,非情な官僚的暴挙にも似たやり方に唖然として,二の句が継げないと激怒しております。まさに,激怒と表現しても過言ではないと思います。市長,あなたは特に2月定例会における区割り問題についての質問にこたえて,終始一貫していたのは,審議会の皆さんにお願いしているので,その答申を受けて結論を出しますとの繰り返しだったと思います。考えるまでもなく,ていのいい隠れみの,責任逃れの答弁であり,市民から負託を受けた市長の主体性はどこにあるのかと,多くの関係住民は首をかしげているのであります。

 さらに市長は,議会答弁でもそうですが,昨年の市民との対話集会で,必ず発言していた決まり文句があります。それは,皆さんの御意見は十分尊重いたしますという言葉です。市民の御意見を尊重するという市長の公約は,具体的にどのような形で関係住民の声にこたえられたとするのか,どの地域の住民の皆さんにも共通して言えることは,純朴な方ばかりの一言であります。それだけ市民は行政に対して信頼を寄せているということであります。行政の長に立つ市長,あなたに寄せる関係地域住民の声を無視して,過ちを犯そうとしている現実を見直すお考えはありませんか。それは,必ずしも区割り云々という問題以前の,市民から寄せられた信頼を裏切ることの是非をいま一度反すうしてほしいということであります。

 率直に申し上げて,私自身このたびの質問ほど気が乗らない質疑はかつてなかったと思います。服部先生の昨日のお話ではありませんが,まことに古い時代の話だと,笠井山墓地公園,笠山荘等に触れてお話がありました。そんなに古いのかなと聞いておりましたけれども,私が初めて議会へ出てきたころのことですから,さすがに古いと言われて当然かもしれません。昭和38年に初めて議席を得ましてから40年近く,休み休みとはいえ(笑声)返り咲きを果たすごとに,新たなファイトに身震いしてきたものであります。この4年間の市長の行政実績を知るにつけ,岡山市民は幸せ者だと,ひそかに思っておりましたやさき,このたびの区割り問題では大きな失望感を味わわされました。こんなことでいいのだろうか。安宅市政はこんなことで大丈夫か,他事ながら危惧するところであると同時に,名市長として安宅政権の盤石を願うが余り,あえて苦言を呈する気持ちに駆られたところであります。意のあるところをお酌み取りいただき,御答弁を賜りたいと思います。(拍手)



○副議長(福原弘子君) 質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。

      午後0時3分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時10分開議



○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 田中議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 総合支所の区割り問題でございますが,区割り審議会の設置と運営のあり方,あるいは見直す考えはないのかという御質問でございます。

 この岡山市地域割審議会の委員の選任に当たりましては,市民の代表である市議会議員9名を初め町内会,婦人会,商工・農林団体等の代表者や,都市計画等の専門分野からの学識経験者14名,県を初めとする関係行政機関から5名,市職員1名の合計29名で構成しております。さらに,幅広い市民の意見をお聞きするということから,審議会の審議に先立ち,総合支所や行政サービスのあり方について市民と語る会を市内10カ所で,また審議会におかれましても,審議の過程で「地域割についてご意見を聴く会」を市内16カ所で開催し,これらの会でいただいた御意見やアンケートは,市民の方々の生の声として審議会へすべて御報告したところでありまして,審議会におかれましては,これらの御意見も踏まえ,またこれからの岡山市の都市づくりのための行政体制のあり方を勘案の上,答申を取りまとめていただいたものと理解しております。

 昨日の三木議員の御質問にも御答弁申し上げましたように,答申が表決に至ったことは,審議中に各地域から提出された陳情,要望等の取り扱いをも十分勘案され,審議会としての意見をまとめるためにとられたものと受けとめております。いずれにいたしましても,審議会において真剣に御議論いただいた結論であることを考えますと,この答申は尊重させていただくべきものと考えておりますし,同時に答申に付記された附帯意見につきましても尊重すべきと考えておりまして,これにつきましては,今年度作成を予定しております総合支所整備計画の中で具体的に明らかにしていく考えでございます。

 このたびの総合支所構想は,全市域への均等な行政サービスの提供と,市域全体の均衡ある発展を目指して,多くの機能を備えた市民生活に身近なところで事務処理をできるだけ完結する体制を確立しようとするものでございます。いずれにいたしましても,行政運営の上で,市民の声は大切にするという基本姿勢に変わりはなく,7月から9月にかけて開催を予定しております新しい総合計画と総合支所について市民と語る会など,さまざまな機会を通じ,答申に基づいて総合支所構想を具体化することについて御説明し,さらに御理解を深めていただきたいと考えております。

 次に,築城400年関連事業で,岡山城の金箔がわらを含めた改修についての市民の声をどのように受けとめているのか。大金を投じた効果は期待できるのかというお尋ねでございますが,岡山城天守閣の改修工事は,全国ネットのテレビや新聞などで報道され,全国に情報発信されております。市民の間でも,平成の大改修ということで話題となっているところでもございます。

 また,今月15日に開催されました築城400年200日前セレモニーでは,ライトアップされた岡山城を見に多くの市民の方々に御参加いただいたところでありまして,金箔がわらも含めた今回の改修について一定の評価や御理解をいただいているものと考えております。

 今後,岡山城天守閣の大改修と,築城400年関連事業を一体的かつ積極的に推進しまして,PRしていくことにより観光客の大幅な増加が図られるものと考えております。

 なお,もう一つの御質問につきましては,担当参与の方から御答弁させていただきます。



◎参与(中村清司君) 築城400年関連事業についての御質問の中で,築城400年のイベントの目的は何なのかと,こういう御質問でございますが,岡山城築城400年関連事業につきましては,平成9年の築城400年,平成12年の後楽園築庭300年を21世紀への道しるべといたしまして,さらに平成17年の岡山国体までを視野に入れて,現在実施計画(?)に基づきまして,ハード,ソフト両面から新しいまちづくりに向けて取り組みを進めているところでございます。

 そのために,平成9年の1年間,市民参加を基本に岡山のすぐれた都市景観や市内各地の豊富な歴史・文化遺産等を活用した各種のイベントを展開することによりまして,市民の皆様に岡山の魅力を再認識していただくとともに,岡山の新しいまちづくりの機運の醸成を図ってまいりたいと,このように考えております。

 次に,岡山市の歴史を掘り起こすためにも,一貫した史跡の整備を進めるべきと思うが,どうか。また,御休地区の西祖には直家の母親の墓所もある,これらについての手当てはどうかと,こういう御質問でございますが,宇喜多直家が岡山に進出する足跡としての一連の城跡につきましては,御指摘のように上道地区では既に地元において新庄山城址や沼城址の整備に取り組まれ,地元の熱意は承知いたしておりますが,直家が乙子城主から出発したという歴史の流れから,今年度はまず乙子城跡のモニュメント設置が予定されております。今後足跡をたどって,順次同様のモニュメントや案内板,標示板等の整備を進めてまいりたいと考えております。

 また,西祖にある直家の母の墓と伝えられている墓碑につきましては,もとの場所から西祖の共同墓地に移されたものと聞いておりますけれども,宇喜多直家との関係から取り上げられるとするならば,例えば直家の足跡をたどる歴史マップ等に示すことが考えられます。

 次に,岡山城再建に当たっては,逢沢寛先生の融資によるものであったはずですが,築城400年関連事業の中では触れられていないと,どのように評価しているのかと,こういう御質問でございます。

 岡山城築城400年関連事業に取り組めるのも,シンボルとしての再建されました岡山城天守閣があるからこそと言っても過言ではないと考えております。昭和20年6月の岡山空襲によりまして焼失した天守閣の再建につきましては,昭和35年に岡山城再建期成同盟会が組織されまして,当時のお金で1億円以上が必要とみられ,これを市が単独で捻出するということは不可能であったわけでございますけれども,昭和40年に逢沢寛氏より融資を受け,昭和41年11月に再建できたことは,ひとえに逢沢寛氏の御尽力のたまものであると,この御功績は岡山城の歴史とともに後世に伝えていきたいと,このように考えております。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして山田勇議員。

     〔45番山田勇君登壇,拍手〕



◆45番(山田勇君) それでは,きょうは質問が午後からになりまして,大変お疲れのことと思いますけど,今回は通告を3点出しております。

 一つはリサイクルの問題,2番目にはこれで4回目だったと思いますが,石井十次の問題,そして今回は初めてですけど,いわゆる外来魚対策,ブラックバスとブルーギル,この3点をですね,まあちょっと,多少勉強不足もあったんですけど,まとめてみました。

 梅雨の真っ最中ということで,何か南九州の方ではかなりの雨が降って大変だということで,岡山もけさは雷が鳴ったりしてましたけど,意外と昼間は晴れたりしてですね,梅雨というのは一年じゅうではやっぱり一番嫌な時期ではないかなあと思いながら,いろんな原稿を書きました。31名の方が今回は論陣を張るということでですね,これはまことにすばらしいことだと思います。議員というのは,ここに出てきて,日ごろ勉強したことを堂々と当局にそのやるんか,やらんのんか,どうなんだということをただすいうことは,議員一番の大きな仕事じゃあないかと私たちは思っとります。そういう意味では,お互いに言論戦で切磋琢磨しながら,これからも成長していかねばならないなあとも思っております。

 最初に,まずごみの問題からお伺いいたします。

 その1,リサイクル法が平成7年6月,ちょうど1年前に成立いたしました。いよいよ来年4月からこの実施ということになるわけです。この内容というものを見れば見るほど,岡山市が今まで相当苦労して,なおかつごみの非常事態宣言まで,平成3年11月でしたか,発令されて,万全の体制をとってですね,5種分別に移行されたということが,この法律の内容を見れば見るほどですね,まことタイムリーであったということを実感しております。しかしながら,その中でですね,現状はペットボトルが抜けております。この点については,いろいろ調べてみましたら,ごく近いうちにモデル地区を何カ所か設けて,それを一つの参考にしながら,今後段階的に地域の拡大をしていくというふうな方針をお持ちのようです。このモデル地区の設置と,今後のもろもろのスケジュール,この辺をまずですね,具体的にお示しいただきたいと思います。

 2番目がですね,同じくトレーがですね,推進協力店方式というのをつくりましてやっているんですけどね,一定の成果はあるんですが,やはりまだまだこれは決して完璧ではございません。このトレーにつきましても,恐らく平成12年ぐらいには本格的な回収の義務づけがされる予定になっております。このトレーにつきましても,推進協力店方式以外を,これからどのような時期にどのようなものを考えていくのか,ひとつ今のところ腹案がございましたら御明示いただきたいと思います。

 3番目,これが一番大事なことなんですけど,リサイクル社会への大きな今日までの進展の中で,自治体依存型のこの回収システムももうそろそろ180度改めて,業界中心への一大転換を今こそ本格的に研究開発をする時期にもう差しかかっていると思います。これができんとですね,行政何ぼう金つぎ込んでも切りがないんです。新手のごみがどんどんどんどん,これでもか,これでもかというように出てきとるんです。かつての,その大量消費,大量使い捨てが,人間の恐らく日本1億2,000万の命にしみ込んでしまって,で,このツケを全部やはり行政で,予算を組んでですね,我々の,市民の税金を切り盛りしながらこれにあてがういうことをやっとったらね,いわゆるエンドレスになってくると思うんです。したがって,もうそろそろこの発想の転換といいますか,そういうふうに自治体の責任いうのを脱却する方途をですね,やはり総合的な見地で考えてみたいと思うんですね。この点について,当局は何かモデルケース,あるいは試案でも,あるいは何かありましたらひとつこれまたお示しください。

 4,ここで大事になってくるのは,各種のリサイクル業者の育成が急務となっております。この市内の現状と今後の展望についてもお示しください。

 5番目,これは何人かの議員さん,ここで何とかせえいう話をしたんで,おなじみだと思うんですけど,過剰包装。これは街頭キャンペーンとか申し入れ,いろいろ粘り強くやっておられますが,今後まださらにこれは積極的に,しかも幅広くしっかりやってもらわねばならないと思いますので,何かあったらお答えください。

 次は,石井十次の問題です。

 平成5年6月に,この問題を初めて私この議場で取り上げました。きっかけは,たまたま私のすぐ東隣の大宮小学校区で,石井十次が昔孤児院つくって有名なとこなんですけど,今数十年を経て,何人かの有志の方々がこの石井十次をやはり考え直そうと,歴史の中に埋没させてしまうのは残念なことだということでですね,何人かの方が今一つの組織をつくって,看板をつくったりイベントをやったり,いろんなチラシつくったり,必死になってやっておられます。その方々といろいろお話しする機会があって,たまたま石井十次いうことについて改めて勉強した次第です。以来3回にわたってこの議場でもいろいろ当局のお考え,あるいはやる気があるのか,ないのかいうことまで突っ込んだ論議をしてみました。ところが,残念ながら岡山市の基本的な姿勢いうのはですね,石井十次については,ほとんど,ほとんど何もやっておられません。これはもう私ももう本当に悔しいぐらい今腹が立っております。もちろん,行政の仕組みあるいは機構からいってみてですね,あるいは厳しい財政的な背景等を考えてみまして,言うたからすぐできるとは決して思いませんけど,やはり調査研究もろもろの資料収集,あるいは今どこで何があるんかいうぐらいのことはですね,ちょっとこう時間を割いて,何人かでやってもらってもおかしくないと思うんです。ぜひその辺をまず何が何でもやってもらいたいいう気持ちがありまして,今回この質問をまとめました。

 1,最近の地元大宮学区における機運の高まりについて,まず当局はどのような掌握をしておられますか。

 2,ここ2年間の具体的な取り組みと課題は,また今後の具体的な予定がありましたら,お知らせください。

 3,大宮地区顕彰会の方々との,不定期でも結構ですが,話し合い状況は平成5年12月以来今日までどのようになっておりますか。もし,話し合いの場を持たれておりましたら,その中身も一部お示しください。

 4,石井品子のお墓が荒れ放題になっておることを平成6年6月議会で,この議場で指摘いたしました。このとき,市長答弁がですね,今の場所を管理されているところともよく相談し,何らかの整備をすると明言されております。したがって,以後2年間このことについての具体的な取り組みは一体どうなっておりますか。具体策がありましたら何かお答えください。

 5,石井十次と関係のあった方々との話し合いの場づくりも,その後どのようになっていますか。

 6,全庁的な取り組みを早期に行うためにも,その組織づくりも少し真剣にお考えになってはいかがでしょうか。

 7,石井十次のもろもろのPR,広報活動,これまたやはりいろんな機会をとらえて,ぜひやっていただきたいと思ってますけど,この点についてはどうでしょうか。

 8,宮崎県の高鍋町,西都市,このかいわいとの交流,これはですね,石井十次をもろもろこれから岡山市がもしおやりになるとしたらね,不可欠な地域なんです。この,特に高鍋町を中心とした地域との,岡山市との交流ですね,今後の予定が何かありますか。

 9,市教委は,史跡指定した一帯の本格的な整備計画,そろそろ立案すべきではないでしょうか。

 10,グリーンライフ岡山,総合計画ですけど,平成10年度から始まる3カ年計画に,これまた何らかの形として石井十次の顕彰,その他もろもろの組み入れが可能性あるのか,ないのか。

 11,全国に呼びかけて,石井十次の資料収集,とにかくこれは岡山市が中心になってやるべきと考えておりますけど,この点についてもいかがでしょうか。

 最後はブラックバス対策についてお伺いいたします。

 これは皆さん方も既に御承知のように,今淡水系のあるいは汽水系の生態そのものが今大きく変わってしまっております。というのは,戦後50数年間過ぎまして,いわゆる帰化植物あるいは外来魚等々,オーバー・ザ・レインボーじゃないんですけど,あちこちからこっちに来てですね,住みついたものが,もう数えられんぐらいいっぱいおります。例えば,いつだったか貝原さんがお尋ねになったジャンボタニシ,相変わらずどんどんどんどんふようります。あるいは,最近でおなじみなのはセイタカアワダチソウ,かつてのヌートリア,これは岡山市も補助金出しとんかどうか知りませんけど,そういうふうに数えれば切りがないぐらいですね,まあ本当に見たことも聞いたこともないようなんがですね,結構あちこちで今幅をきかせておられます。その中で,今回何を取り上げようかと思っていろいろ考えたあげく,このブラックバス,ブルーギル対策を取り上げました。

 これは一番新しい本です。これは,実は本課のある課長さんからきょう借りてきました。この中には本当にもう,これブラックバス,ルアーで釣る人にとっちゃあね,もうよだれが出るようなことがずらずらと書いてあります。ちなみに,言うだけじゃあいかんと思うてですね,児島湖へ私も行ってみました。朝早う起きて。今ごろは5時過ぎにはもう明るうなっとりますから。何とまあ子供さんがですね,自転車でどうどうどうどう通ります,さおをかついで。みんな猫もしゃくしも今ローティーンの方々,ヤングの方々はね,ブラックバス釣りに熱中しとります。これくらい勉強に打ち込んだら将来博士か大臣になるかなあと思いながら,これいらんことですけど。で,午前中つき合ってみました。とにかくね,児島湖の今ヘドロをやりょうりますけどね,農政局お世話になって。あの一帯から何か八浜かいわいまで,ここというポイントポイントにはね,そりゃあもう3人,5人なんて数じゃないです。何十人単位でですね,もう本当に一心不乱にブラックバスを釣りょうります。口で言うたらわからんと思うて,きょうは議長に許しを得て小道具を持ってきました。これがトップウオーターといいます。トップウオーターというて,これはですね,水面をぴゃっぴゃっぴゃっとこう走らします。これはルアーです。水面に何か派手なんが行きょうるなあいうことでですね,これにがぼっと食いつかす。ここで一々ぎょうさんな説明をしてもしようがないんで,これはいわゆるイソギンチャクといいます,こっちのきんきらきんきらして,これが目玉です。それからですね,これがミミズのおばけ,プラスチックの何か弱い,さっき副議長に見せたら気持ち悪い言うてようられましたけど,これが一番よい。時間帯にもよりますけど。お魚,赤いぴらぴらがついてます。この下にこれ何か知りませんけど,こうなっております。これは,ザリガニに似せてこういうものをつくったんだ言うてました。これはゴムです。中にいっぱいあるんですけど,こんなもんを持ってですね。まあブラックバスいうのは,いろいろ調べてみたらですね,私も,もともとこれはスズキ科の魚だそうです。アメリカでは昔からいろんな沼とか池とかダムなんかにいっぱいおったのがですね,大正末期にある方が芦ノ湖にですね,その生きとんのを送ってもらって芦ノ湖で飼うたそうです。ひょっとしたら,これはいい食材になるんかもしれんいう一つの最初のもくろみだったのが,どうもやっぱりちょっと臭いと,味もいまいちだと,小骨もあると,そういうことでやはり食材には向かないんじゃないかということであきらめたそうです。それが,どういうルートで全国的に広がったのかわからんのですけど,今秋田県から九州全域まで,池という池,沼という沼,湖という湖,あるいは一部の大きな河川の汽水のところ,全国的な今繁殖を見せております。きわめつけは琵琶湖です。西の琵琶湖,東の霞ケ浦,これはマニアに聞いたらそう言ようりました。「おじさん,琵琶湖行ったことあるか」言うて聞くんで,「行ったことある」言うたら,「一生懸命釣りょうらんか」言うて聞かれたぐらいです。とにかくいろいろ聞いてみたんですけど,この魚は何をエサにするかいうたらですね,カエル,小さい魚,それから昆虫,それからあとはトーチカ──ザリガニですね。ヌマエビ,アユの稚魚なんかはもうぱくっと一口だそうです。そんなことで,猛烈に繁殖して,今特に淡水魚の漁協の方々も非常に今悩んでおられます。ということがあって,この質問をまとめました。

 1,ブラックバス,ブルーギル等の外来魚が淡水系の湖,沼,池,河川で猛烈な勢いでふえ続けております。この現状の把握と具体的な分析を今どのようにしておられますか。

 2,早い時期に内漁連,あるいは各種団体との協力体制を,設置し,実態調査を一度行ってみるべきではないのか。

 3,平成6年9月,岡山県内水面漁業調整規則により,移植の禁止措置を構じたが,これを受けた後,このPRが大変に不十分ではなかったのか。また,今後もっともっと積極的な対応を徹底して行うべきではないのか。これ移植いうのはですね,釣った魚を持って帰らんのです。すぐ水の中へ戻すんです。中には,好きな人がおって,持って帰って,ほかのところへ持っていくわけですね。またそこで繁殖するわけです。それを禁止したわけです,岡山県としては。それが,もう既に2年近くたっているんですけどね,この規則そのものも余り皆さん知らないいうことで,あえてこのことを問うてみました。

 4,倍々ゲームのように増加の一途にあるこの魚たちを,今後は徹底的に減す施策を全市的な取り組みで盛り上げていくべきではないのか。

 5,特に釣り具店,専門誌,これですね。一部のテレビ局等の関係のある方々との意見交換の場づくりも,これまた早急におつくりになってはどうでしょうか。

 6,赤磐郡山陽町の事例のように,外来魚釣り大会を企画し,これまた徹底的に数減らし対策を真剣に企画してはどうか。山陽町は,ことしで8回目だ言ってました。体協の関係でやっとられて,参加費500円取ってですね,そのかわり結構いい賞品,賞品は養殖したミミズだそうです。

 7番目,今日までのやり方は,釣った魚はその場ですぐもとの水の中に戻す。これがバス釣りの鉄則になっております。したがって,幾ら釣っても個体数は全然減らない。この仕組みを抜本的に改める方途も少し考えてはどうか。持って帰ったらね,みんなから笑われるんだそうです。「おめえ,それは違反じゃろうが,返してやれえ」言うて,そこまで今徹底してやりょうります。

 8,かつてのヌートリアのように,キログラム幾らかでの買い上げ制度も考えてはどうか。

 9,児島湖が一番大きなポイントになってます,県南では。特に,この児島湖対策をイの一番に着手してはどうなのか。

 10,全国的な外来魚対策のネットワークづくりをし,このせん滅へのノウハウの情報交換も,全国市長会,全国議長会で取り上げてほしいが,どうなのか。

 11,料理のノウハウを開発せよ。ブラックバスの料理いうのはですね,ここに載ってますバター焼き,フライ,チリソース,やったけど,余り食べなかったいうて言ようりました。これは料理の仕方もあるんでしょうけど。

 それから12番,以上の諸施策を踏まえながら,さらに強力な実効のある法的手段もそろそろ検討する時期に差しかかってはいませんか。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。大変失礼いたしました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 山田勇議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 容器包装リサイクル法の施行への対応問題の中で,ペットボトルの回収についての今後のスケジュールについてのお尋ねですが,このペットボトルの回収につきましては,今年度からモデル地区を指定して,モデル回収をしたいと,現在鋭意準備を進めておりまして,準備が整い次第実施したいと考えております。

 なお,平成9年度以後は,モデル地区での結果を踏まえ,順次回収地区の拡大を図ってまいりたいと考えております。

 それから,次にトレーの回収についてのお尋ねでございますが,トレーの回収につきましては,現在市内35のリサイクル推進協力店で店頭回収が実施されております。容器包装リサイクル法では,平成12年4月1日からトレーの再商品化が規定されております。現在,業界ではトレーの再利用の研究開発が行われていると聞いておりますが,今後なお時間を要すると考えられますので,その整備状況等を見ながら回収の検討をしてまいりたいと考えております。当面は,協力店でのトレー回収の徹底と協力店の拡大に努めてまいりたいと考えております。

 それから,リサイクル業者の育成が急務になっているが,その現状と今後の展望,あるいは自治体依存型の回収システムを業界中心に改めるべきではないかというお尋ねですが,御指摘のように限られた資源を有効に再利用し,リサイクル社会の構築のためにはリサイクル業者の役割はますます重要になっております。今後とも再生資源の利用を進めるために,市内のリサイクル業界と緊密な連携をとり,回収した資源の安定的な通流の確保に努めてまいりたいと考えております。

 また,容器包装リサイクル法は,これまでの自治体依存型を改めまして,廃棄物処理体系の中に事業者の責務を規定したところに大きな意義があると考えております。法律制定の趣旨を生かすためには,製造,流通,販売にかかわる業界全体のリサイクルへの積極的な取り組みが望まれるところでありまして,今後とも国,県,他市町村と連携をしまして,業界へ働きかけを行ってまいりたいと考えております。

 それから,石井十次先生にかかわる課題につきまして一連の御質問にお答えいたします。

 大宮地区におきましては,大宮を考える会を組織されまして,地域の歴史や文化の学習や再評価,さらにホタル祭りの開催など,自然環境問題に至るまで幅広く地域活動に取り組まれており,特に石井十次氏の顕彰方策につきまして熱心に活動を展開されていることは,十分承知しているところでございます。こうした地元の活動に呼応していくため,これまで小学校の道徳副読本の中で,石井十次氏の遺徳を身近な教材として取り上げたり,「市民のひろば 広場おかやま」へ孤児院発祥の地を表紙で紹介してまいりましたが,平成6年6月以降の取り組みとしましては,高鍋町教育委員会,財団法人石井十次顕彰会,社会福祉法人石井記念友愛社への職員2名の派遣,石井十次写真パネルの作成,中央図書館や西大寺市民会館における石井十次特別展の開催,また大宮を考える会主催の石井十次の夕べへの幹部職員3名の参加などがありました。教育委員会とも連携をして取り組みを行ってきたところでございます。

 なお,大宮地区顕彰会の方々とは適宜御要望をお伺いしてまいりました。

 今後とも議員の具体的な御指摘を踏まえ,お墓の管理の問題など行政としては課題が多いことも事実でありますが,遺徳を末永く伝承し,その理念を今後の施策に生かしていくため,石井十次氏の顕彰のあり方について,郷土における重要な史実という側面も含め,引き続き検討させていただきたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長から御答弁させていただきます。



◎経済局長(山本宏君) ブラックバス,ブルーギル対策について,御答弁申し上げます。

 ブラックバスは成長が早く,水音の高低差にも比較的強く,繁殖力が旺盛で,特に県南の湖沼,河川では繁殖環境が適していると言われており,増加の傾向にありますが,現在のところ漁業関係者から大きな影響が出ているとは聞いておりません。実態調査の実施の必要性につきましては,今後漁協,県と協議をしてまいりたいと考えております。

 また,岡山市では「市民のひろば おかやま」にお知らせを掲載し,釣ったブラックバスを他の場所へ放さないよう広く市民の方々に協力をお願いしたところであります。今後とも,イベントにおいてチラシを配布するなど,各般の機会をとらえ,なお一層の啓発に努めるとともに,釣り具店,釣りの愛好家等の組織に対しても協力をお願いしてまいりたいと考えております。

 また,ブラックバス,ブルーギルを減らすためのPRを目的とした釣り大会の開催についても,漁協等と協議してまいりたいと考えております。

 外来魚の買い上げの制度につきましては,今後その有効性について他県の事例なども勘案しながら研究してまいりたいと考えております。

 次に,全国的な情報交換を全国市長会を通じて取り上げてもらってはどうかと,また法的手段を検討してはどうかとの御質問でございますが,ブラックバス,ブルーギル対策に関しましては,他都市の状況等について,まず本市として情報収集に努めてまいりたいと考えております。

 また,規制措置につきましては,県に対し岡山県内水面漁業調整規則の一層の普及と強力な運用を働きかけてまいりたいと考えております。

 また,料理法につきましても,情報収集に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 山田議員さんの御質問にお答えします。

 石井十次の資料収集についてでございますが,石井十次は社会福祉事業の先駆者として,その発展に大きな貢献をされた方であります。その偉業を後世に伝えていくために,資料を収集整備していくことが大切だと考えております。現在,中央図書館において収集保存している関連資料は,石井十次日誌など19点と孤児院当時の写真パネルが21点あります。

 昨年も十次の顕彰資料の収集等につきまして御指摘をいただいたわけでありまして,その後図書館におきましても努力をしたわけでありますが,なかなか資料を収集して,持っておられる方は放されないということもございまして,それ以後収集ができていないのでございます。今後とも,「市民のひろば おかやま」や「館報」などを通しまして,福祉関係者にも広く呼びかけて収集に努力したいと考えております。

 また,石井十次の旧跡のことでございますが,岡山孤児院発祥の地といたしまして,お堂は市の指定史跡としておるんでありますが,隣接地は民有地でありまして,その同意が得られないということから,現段階では旧跡の指定が完全にできてないという状況でございます。

 以上です。

     〔45番山田勇君登壇〕



◆45番(山田勇君) では,多少時間がありますので,再質問させていただきます。ちょっと順序不同になると思いますけど,御勘弁いただきたいと思います。

 まず,ブラックバス。

 今の答弁聞いておりまして,今の現状をいろいろ私も調べてみまして,いたし方ないかなと思いながら拝聴しました。ただ,一言御注意申し上げますけど,今のところ全然影響が出てないというふうなくだりがあったと思うんですけどね,そのとおりと仮に,経済局長,させていただくならばね,今しっかり手を打っといてくださいよ。影響の出てないときに,しっかりね,要するに先取り精神を発揮していただいて,ぜひひとつ賢明な手を打っといていただきたいと思います。これは,認識とつかみ方の問題になると思うんですけどね。全国的に生態系が完全に狂ってしまったいうのは,これはもうどの学会でも常識になってます。生態系狂ったいうのは。生態系狂ったいうのが,果たして影響が全然出てないいうことになるんかどうかも,ちょっと極めて疑問は残るんですけどね,今議会で答弁されたんですから尊重しますから,百歩譲って。で,一番大事なことは,先ほども申しましたけど,結構今ね,ゲーム感覚で若い人が一生懸命この釣りに熱中しております。しっかり釣ってもろうてくださいよ。しっかり釣って釣って釣りまくってですね,釣ったのは必ずその釣ったとこに戻さないと。ここでどんなにですね,うまいことガードを固めるかいうことをですね,少し知恵を出していただいて,工夫していただいてですね,何か岡山市のオリジナルを考えてみてくださいよ。先ほど申し上げたキロ何ぼうかで買い上げてみたらどうかいうことをね,いろいろ聞いてみたら,滋賀県なんかではね,琵琶湖持っとりますから,もうアユの稚魚が食いちぎられてですね,もう出荷に支障が出るとこまでやられとんですよ。湖面を見たら,今ごろはもう子供がこれぐらいな,8ミリか9ミリになってですね,群れをなして泳ぎょんです。子供いうのは大体群れるんですけど,メダカと一緒で。そんなことを言うたら怒られるけど。湖面がですね,一部分がもう黒く色が変わるぐらい稚魚がですね,ぐちゃぐちゃするぐらい泳ぎょうるいうんです。実はこの光景は児島湖でも何カ所でも見れるいうて言ようりました,聞いてみたら。この稚魚が泳ぎょうる下には必ずその親が守りょうるいうんです,親が。ものすごく母性愛の強い魚でね。そのブラックバスの稚魚に向かってブルーギルは小口団体で攻撃をかけるわけです。パァーと四方八方から挟んでですね,稚魚を食い散らかすいうんです。僕はそういう光景見たことないから知りませんけど,本にはそう書いてありました。ですから,くどくどと申しませんけど,何とぞこの,特に外来魚の中でもブラックバスとブルーギル,児島湖もありますし,岡山県南にはいっぱい大きな沼も池もあるわけですから,具体的な実態調査とか,何とか水の中に釣ったものは返さないいうことを真剣にぜひひとつ対応していただきたいと思います。

 次に,石井十次。

 先ほどの市長答弁聞いておりましたら,やれることはやっとんだというふうな中身は余り伴わんのですけど,やることには違いないと思いますけど,かすかな助走いうことは一定の評価はしたいと思います。ただ,やはりもともとここで石井十次さん大きくなって,立派に成長されて,孤児院つくって,本当にもうボランティアの今の元祖みたいなことをされた方をね,地元の自治体が今までの扱いでは絶対いけないなあと思えてならないわけです。何ができるのか。何をやるべきなのかということをね,よく考えていただきながら,総合的に少し時間かけてもらっても結構ですから,じっくり構えてやっていただきたいと思います。市長,もう一回答弁してみてください。

 2回目の質問を終わります。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 山田勇議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 石井十次氏の顕彰のあり方でございますが,やはり地元で燃えておられるですね,大宮を考える会と関係者ともう少しいろんな話し合いの場を持ち,あるいはその宮崎県の高鍋町との交流の場を持つことなどを通じましてですね,先ほど議員もおっしゃいました,何ができるか,何をすべきかということにつきまして,いろいろ情報交換も十分行い,また私どもとしてもできるだけのことをしていきたいというふうに考えております。



◎経済局長(山本宏君) ブラックバスの実態につきまして,関係者等の意見も聞きながらもう一度調査をいたしまして,その対応策について真剣に研究してまいりたいと考えております。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして太田稔議員。

     〔42番太田稔君登壇,拍手〕



◆42番(太田稔君) 平成8年6月の定例市議会の2日目を迎え,ここに市長初め執行部の皆さん,議会の皆さん御苦労さまでございます。

 今年4月,中核市岡山が誕生し,全国666市の中の政令指定都市12市とともに,中核市12市が地方自治制度上におきましても,一般の市とは異なる位置づけをされたことになりました。中核市に移行するとともに,本市は名実ともにAクラスの都市となったわけでございますが,中核市移行のメリットを最大限に生かしながら,中四国の中枢都市にふさわしい風格のある都市づくりを進めていくことが重要であると考えておりますと,6月の提案理由の説明の中で市長は述べられております。その決意と方向づけについては,敬意と感謝をささげます。その中枢都市にふさわしい風格のある都市づくりの実現のため,私は次の3点について質問をさせていただきます。

 まず第1は,城東台に新設する小学校の建設決定につきまして感謝と,今後一層建設実現の要望について。次に第2は,県施行道路事業の推進について。

 1,主要地方道西大寺・山陽線,平島地内。2,主要地方道飯井・宿線,竹原・才崎・内ケ原地内。第3は,国道の2号線,発言通告には岡山市以東となっておりますが,岡山市浅川以東,岡山区域内の計画決定についてであります。

 まず,学校教育の充実の中で,学校規模と教育の適正化についてと題する第1次答申の中で,まず当面の問題である岡山市立浮田小学校の分離問題に重点を絞り,さまざまなる観点から慎重に御討議をいただきました結果,小学校のプレハブ校舎解消と教育環境を整備するため,城東台西三丁目にある岡山市所有の小学校用地に小学校を早期に建設することが望ましい。あわせて浮田小学校についても,学校教育の充実をするとともに,地域の教育施設として地域住民のニーズにこたえる方向で検討し,適切な対応をすることが望ましいとの答申がなされ,この答申を受けて,できるだけ早期に新しい小学校の建設に取りかかるよう基本計画の策定を取り組んでまいりたいと考えておりますとされております。

 この決定で,浮田地区の学校施設が生徒,児童の教育を行うために機能を有するものとなり,小学校の教育水準の維持・向上を図られることと城東台町内会の皆さんとともに深く感謝いたしております。その決定ありがとうございました。

 当城東台町内会では,待望久しかった小学校実現であり,できれば早期の建設を待望しており,また心身ともに健全なる児童,生徒を育成するため,校舎はモデル校の操明小学校と同一にお願いし,今後の城東台新設小学校建設の日程を改めてお知らせください。

 次は,県施行の道路事業の主要地方道西大寺・山陽線,平島地内についてお尋ねいたします。

 この道路については,平成7年度,県に対しての重点要望事項としてお願いしておる事業であります。道路は地域間交流を促進するとともに,生活圏の相互を結ぶネットワーク形成のため必要であり,特段の配慮をお願いいたします。この西大寺・山陽線は,主要地方道であり,1日の通過車両は二,三万台とも言われ,特に朝夕のラッシュ時には車が長く渋滞し,通過車両はもちろん地域間の交流に大きな支障を来しております。日ごろの車両の増加に加えて,山陽自動車道の開通,そして山陽インターからの車の流れとともに,岡山市東部交通の幹線となっております。

 さて,この関連で赤磐郡瀬戸町地内道路は拡幅,整備,舗装を完了しているところもあり,この道路の路線は平島地内を決定していただきまして,西大寺・山陽線の平島地内の渋滞を解消していただくよう県当局に働きかけていただきたい。

 このことにつきましては,当市の平成7年度の県への重点要望事項でもあり,今までの県への対応と,これに対応する市当局の交渉経過と,今後これに対する市当局の対応はどうするのか,お尋ねいたします。

 2,次は,主要地方道飯井・宿線,竹原,才崎,内ケ原地内についてであります。

 この路線については,県施行道路事業の推進の中,バイパス整備の中で市当局が働きかけ,県当局の配慮の中でかなり進行中である。県当局にその配慮と市当局の御尽力に対し感謝しております。

 これに対しては,市当局は地権者を初め地域の皆さん方の意見を聞き,県当局に配慮をお願いいたしたいと思います。このことについて,特に問題点があればお知らせ,今後設計,工事日程はどうなっておるのか,お知らせください。

 最後に,国道2号線岡山市浅川以東の計画決定についてお伺いいたします。

 この国道2号バイパス路線については,長い懸案の道路であり,なかんずく福治─浅川間は久しき待望の路線でありました。この待望の路線のバイパスが浅川でドッキングします。このドッキング,開通が平成10年春となりました。この開通が生活圏の相互を結ぶネットワーク形成ができ,感謝いたしております。

 がしかし,この開通の最終点の岡山市浅川から東の国道2号線岡山市地内の路線の拡幅延長の計画が決定されておりません。この国道2号線は昭和49年ごろに都市計画路線として決定しており,今のバイパス道路の用地買収時期には当局建設省が引き続き国道2号線は延長建設するとしておりました。

 いずれにしても,都市計画道路として決定しており,加えて車両の増加,また地域の交通の道路として,また山陽自動車道より流れる車両等を考えるとき,この拡幅延長は絶対必要でありますが,このことについて建設省に対して対応をお願いしたい。都市計画道路決定当時は市当局も参加決定されておる経過からして,その対応をお答えお願いします。

 いずれにしましても,21世紀の初頭の政令指定都市に向けた中核市,そのステップ,県都岡山市の道路行政についての対応と決意をお答えください。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 太田稔議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 国道2号浅川以東の拡幅整備についてでございますが,現在岡山市内の交通渋滞の解消に向けて国道2号岡山バイパスの整備が促進されておりまして,平成9年度に福治─浅川間の暫定2車による供用開始が行われる予定でございます。

 浅川以東の現国道2号につきましても,県内区間について4車線での都市計画決定が行われておりまして,岡山市としましても国道2号の浅川以東について早期整備が図られるよう,今後沿線市町ともども関係機関に要望してまいりたいと考えております。

 それから,県都岡山市の道路行政でございますが,本市におきましては,御案内のように中国横断自動車道の完成により日本海から太平洋に至る南北軸が完成するとともに,本四3橋時代の到来など,広域高速交通網の進展による新たな交流の時代への対応が必要でありまして,中核市として,あるいは交通拠点都市にふさわしい道路網の整備が求められております。

 本市としましては,市内交通を円滑化するとともに,通過交通を適切に誘導することによりまして,市域の均衡のとれた発展を図るため,骨格となる国道バイパスや環状線などの幹線道路の整備に鋭意努力しているところでありまして,今後とも国,県と連携しながら道路網の整備に取り組んでまいる所存でございます。

 なお,もう一つの御質問につきましては,担当局長から御答弁させていただきます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 太田議員の質問について順次お答えいたします。

 まず,県施行建設事業の推進についてでございます。

 その1番目といたしまして,主要地方道西大寺・山陽線,平島地内についての取り組みでございます。

 主要地方道西大寺・山陽線につきましては,現在県におきまして山陽自動車道の山陽インターチェンジからJR山陽本線までの約2キロメートルの区間につきまして,4車線化に向けて用地買収と拡幅工事が進められております。

 JR山陽本線から国道2号までの約3キロメートルの区間につきましては,ルート及び国道2号との交差方法等が現在検討されておりまして,これらが決まれば,着工区間の進捗状況を見ながら,また地元住民の方々の了解,協力を得て着手するとのことでございます。

 岡山市といたしましても,山陽自動車道の山陽インターチェンジから岡山市東部へのアクセス道路及び国道2号平島交差点付近の渋滞緩和のため早期整備が必要と考えておりまして,県への重点要望事項として当該区間についてバイパス整備の推進を要望してきたところでございます。

 次に,同じく県施行建設事業の推進のうち,主要地方道飯井・宿線,竹原,才崎,内ケ原地内の今後の整備計画でございます。

 主要地方道飯井・宿線の整備につきましては,県におきまして今年度邑上橋西詰めから竹原地内までの約1.9キロメートルの区間につきまして,バイパスによる事業に着手すると聞いております。現在,測量,設計までを終えておりまして,今後地権者等関係者と協議しながら用地買収を進め,その進捗状況に応じ工事を実施すると伺っております。

 岡山市といたしましても,当バイパスの整備推進を県への重点要望事項としておりまして,引き続き早期完成に向けて関係機関に強力に要望してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 太田議員の御質問にお答えいたします。

 城東台西三丁目地内に新設いたします小学校の建設日程をまず御説明を申し上げます。

 平成8年度は基本計画,基本設計の所要経費を本6月議会にお願いをいたしておるところでありまして,議決を賜りました後は,直ちに事業に着手をする予定にいたしております。平成9年度はこれに基づきまして実施設計,そして10年度,11年度の2年間にわたりまして校舎建築を行い,12年4月の開校を目指しておるところでございます。

 なお,校舎の建築につきましては,教育効果や居住性,また安全性など多角的に研究をしてまいりたいと考えておるところでございます。

 以上です。

     〔42番太田稔君登壇〕



◆42番(太田稔君) 再質問をさせていただきます。

 特に県施行の道路事業の西大寺・山陽線,平島地内については,1回目の質問の中でも申し上げましたように,朝夕のラッシュ時非常に車が渋滞,特に瀬戸町地内は東備振興局管内でございますけれども,ここは,JR山陽本線以北についてはほとんど完成に近いような形でございます。したがいまして,この平島路線は,私,全地域の皆さんには折衝はしておりませんけれども,大要的には地権者の協力は得られると推察されますし,今答弁がございましたけれども,2号バイパスの方は,先ほども申し上げましたように平成10年春には開通,ドッキングということでございますので,そうしたことの路線決定をしていただきまして,これに向けての折衝を重ねてお願い申し上げます。県に対するこれからの施行に対する折衝に対しましての市当局の決意のほどをお伺いしまして,これで質問を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 先ほど言いましたように,JR山陽本線からの区間につきましては,現在ルート等が検討されているところでございます。この路線の重要性につきましては,先ほどもお答え申し上げさせていただきましたように私どもも十分認識しているところでございます。引き続きまして,早期事業化に向けまして西大寺・山陽線改良促進期成会もございますので,この会ともども県及び関係機関等含めまして,強力に要望してまいりたいと考えております。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして田畑議員。

     〔2番田畑賢司君登壇,拍手〕



◆2番(田畑賢司君) 大変お疲れと思いますが,本日私が最後のようでございますので,時間は多少余裕がありそうですのでゆっくりとやりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 市長は,本定例市議会開会に当たりまして,中核市への移行と地方分権の推進,行財政改革の推進,地域行政推進体制,また新しい総合計画の策定,築城400年関連事業などを柱とする所信を表明され,この中で,全国666の市のうち政令指定都市12市とともに,中核市12市が一般市とは異なって名実ともにAクラスの都市となり,中四国地域の中枢都市にふさわしい風格のある都市づくりが重要で,中核市移行による責任の重大さを痛感をするとともに,市民の期待にこたえていけるよう全職員が一丸となって新たな目標に向かって邁進してまいりたい,こういうふうに本市を地方分権のリーダーの一員と位置づけられたわけでございます。

 そこで,このAクラスの都市でありますが,けさほどは坪井議員が賞味期限と製造年月日の併記の条例をつくってはどうかというお話がございましたけれども,総務局長は豆腐の例を引かれてやわらかい理由でかたい御答弁をなされましたが,県や他都市の動向を見守ってまいりたい,こういうことであります。横田議員の御質問に対しまして,保健福祉局長は環境条例は県が検討中で県の動向を見守りたい。中核市のAクラス,自分の頭で考えるということじゃなくて国や県の動向を見て決めるんだと,こういうことでございますので,これがAクラスの基準なのかなあというふうにも思うわけであります。

 さて,この中で新たな目標といいますのは,2010年までに政令指定都市になるという市長のお考えのことだろうと思いますが,それにしても市長はいささかはしゃぎ過ぎではないかと,このように拝察をした次第であります。もちろん私ははしゃぐことが悪いとか,お祭りがよろしくないとか,そういうことを申し上げているわけじゃありません。しかし,市長が得意満面にAクラスの都市としてキャンペーンレディーを8名決定し,平成の大改修と銘打って岡山城の外装工事も終了し,金の鯱も鮮やかな天守閣がその雄姿をあらわしたところであります。6月15日にはキャッスルファンタジーナイトと題して,旭川の水を噴き上げた巨大ウオータースクリーンを用いてシンセサイザーとレーザー光線をあわせた幻想的な映像によるショーや,天守閣のライトアップなどが繰り広げられる予定でありますということで,私きょうつけてきておりますが,このうじょうくんのバッチであります。皆さんつけておられませんね。ネクタイピンにこれもしてまいりました,こういうふうに,ねえ。幹部の皆さんでつけておられる方が意外とこう少ないんですよね。(「まだ認めてねえから」と呼ぶ者あり)ああなるほど,そうですか。さようでございますか。ですから,ひな壇の幹部の皆さんも半分は認められとらんということだということでありますが。しかし,これを私いただいて早速つけて歩く。賢ちゃん何うつけとん言うけん,これは築城400年のバッチじゃが言うと,まあむだなことをしてから何なあそりゃあおめえというようなお話もいただいたわけでありますが。しかし,築城400年も私も一員でありますから,まあ少しは言わにゃあいけん思うてつけて歩いとるところでありますが。いずれにしても,こういうこのイベントはむだ遣いじゃないかなあという市民の皆さんの御意見は大変大きいということを申し上げておきたいというふうに思います。

 また,こうした費用の一部分で介護の慰労金で大変困っていらっしゃる方の慰労金の引き上げや,また町に活気を取り戻す上でも,高齢者の方々の交通費の割引だってできるのになあと,こういうふうに思うわけであります。

 そこで,私は通告に従いまして市長所信表明にかかわる4点について質問をいたします。

 まず,行財政改革大綱についてであります。お配りをいただきましたこの行財政改革大綱であります。

 これでですね,平成6年10月7日に自治事務次官通知によりまして,行財政の改革大綱を各地方自治体は早くつくれと。これに従ってつくったということであります。開会日の6月12日の午後,行財政改革大綱が配付をされました。職員の意識改革の推進による質の高い行政システムの構築,OA化を中心とする事務の改善・合理化,経費節減,行政運営の全般的見直しが柱のようでありますが,大綱策定の根っこには,先ほど言いました自治省の指導に従って,中核市移行,そして財政危機の3つの問題があります。

 そこで,お伺いをいたします。

 (1)自治省の指導に従っての行革大綱策定を地方分権推進リーダーとしての市長はどう考えられているのか,これがAクラスの施策かどうか。

 (2)職員の意識改革の推進による質の高い行政システムの構築とは,市長のいうAクラスの岡山市にふさわしくということでしょうが,ア,現在の岡山市の職員のレベルをA,B,Cのどのクラスと御認識されているのでしょうか。

 イ,Aクラスの市職員の基準をお示しください。

 ウ,意識改革の内容をお示しください。

 (3)山陽新聞4月11日号「中核市岡山の課題」では,みずから希望して中核市になったにもかかわらず対応が後手に回っている。こういうふうに市長の対応を批判をされております。

 中核市になっての新規事業は,ホッと入浴サービス,痴呆性老人グループホームの2つだけで,条例も県を市に置きかえただけ,市民に役立つよう権限が生かされていない。単県補助打ち切りも含め財政は厳しい。職員の執行体制は保健福祉で5人,都市整備で2人ふえただけじゃないかというものであります。

 ところが,大綱には財政,執行体制についての原因及び現状分析がありません。なのに,ああするこうするとの対策や方向が示されております。具体的にはこれからというふうに言われますが,本当に職員の能力が開花させられるかどうか不安であります。

 そこで,ア,厳しい財政運営が余儀なくさせられている原因は,市長の大型公共事業中心,イベント中心の浪費とむだの多い市政運営にあると思いますが,いかがでしょうか。

 イ,こうして累積をされた借金財政が市財政を硬直させているわけでありますが,松本市政の始まりと終わりの市債発行残高と増加額及び安宅市政になってからむちゃくちゃふえておりますが,平成8年度末の市債発行残高の予定,増加額の予定をお示しください。

 ウ,保健所業務を除く595項目の県からの移譲事務事業でわずか7人増とすれば,この大綱にいう適正な定員管理とは増員と受け取ればよろしいか,そう受け取ってよろしいと思いますが,いかがでしょうか。

 エ,市民病院のレセプトを見る医療費報酬請求事務,これで3名の委託職員を配置しました。障害者体育館の全部委託,ホームヘルパーをふれあい公社に移管しながらの登録ヘルパー制への移行,学校給食調理員のパート化など市の直接的責任放棄が行われております。

 この調理員もね,けさ坪井議員がセンター化のことをおっしゃいましたけれども,パート化ではなくてきちっとした調理員の方をね,置くべきだというふうに思いますけれども,民間委託,パート化などでは市民サービスの低下につながりよくないと思いますが,おやめになられませんか。

 オ,そうして正規職員をきちんと配置し,残業時間を減らしてこそ本当に職員の能力を開花させられることになりますし,資質の向上が図られると思いますが,いかがでしょうか。

 カ,そうすることによって職員,職場から市民サービス向上のこの案を出してほしいし出してください,また出せれるようにする,そして実践をしていくべきだと思います。

 市民の皆さんから,なるほど安宅市長は大したもんじゃと,こういうふうに言われるようなやっぱりね,体制をつくっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 キ,受益者負担の見直しについてもございます。

 今年度から下水道料金が44%値上げをされました。これまでにもたくさんの値上げがありました。しかし,厳しい財政運営の責任は,先ほども申し上げましたように市長さんの市政運営に大きな原因があるんですから,市民に負担をしわ寄せするべきではないと思いますが,いかがでしょうか。

 2,市民意識調査に見る岡山のまちづくりについて。

 市民意識調査が配られました。そして,岡山市の現状についていろいろ指摘がされております。

 そこで,ことし3月発表されました市民意識調査報告書によれば,岡山市に住み続けたい人は4人のうち3人,住んでみたい都市に岡山市を上げた人が約4割いらっしゃいます。これは大変うれしい結果であります。しかし,魅力ある他都市で暮らした経験との比較ができないことや,若い世代,居住年数の短い人ほど不満度が高い,こういう点を見れば手放しでは喜べません。岡山市に欲しい施設は公園,スポーツ施設,多目的ホール,市の支所,図書館の順であります。また,岡山市で一番好きな場所が後楽園,旭川,西川緑道公園,総合運動公園,岡山城,こういうふうになっております。ということは,まあ散歩やジョギングができる緑豊かな場所が欲しいと,こういうことが共通点であります。

 下水道整備に多大の御貢献をいただいたり御努力をいただいておりますことに敬意を表したいと思います。

 さて,この行政施策の優先度では高齢者対策が1位でありまして,下水道の整備,公園,緑地の整備,魅力ある町並みの整備,生活道路の整備,交通安全対策という順であります。

 市長が所信表明でうたい上げる高速道路網の結節点だとか,コンクリートを中心としたね,業務商業ビル群などの産業成長,こういうものとは若干趣が違うようであります。市長さんがおっしゃってるのはそういう意味だけではないと思いますが,中四国地域の中枢都市にふさわしい風格のある都市というのはどうもそういうことをイメージされてるんじゃないかなあというふうに思うんでありますが,そこで私はですね,山陽新聞に掲載をされました岡山市宮浦の小川洋さん,68歳の御意見を紹介をしたいと思います。

 岡山は岡山なりの対応が必要だ。表町に人がいない。交通体系の天満屋中心をやめるべきだ。県庁と市役所へは交通の便がよくない。こんな県庁所在地は全国でも珍しい。交通体系を公共の場所を効率よくつないで西川や旭川の緑を生かしてほしい。周辺部と都心部をつなぐ交通の問題で,私の住む宮浦から天満屋まで50分500円と言えば人は驚く。65歳以上の人にはバスや電車は半額にするなどして,人のにぎわいをつくり出してほしい。こういう投書でございました。

 そこでお尋ねいたします。

 (1)岡山市全体での行政施策優先度第1位の高齢者対策,その中でも一番要望の高い年金制度の充実について,Aクラスの中核市の市長さんのお考えをお聞かせください。

 (2)次は公園,緑地の整備でありますが,岡山市も多くの他都市と同じで開発至上主義による川や池,海辺,原っぱ,緑などを失っております。河川敷さえ草原や湿地がなくっております。そして一方では,自動車排ガスや工場排煙などにより町の空気が汚染をされ,ダストドームができ上がっております。そこで,舞い上がった汚染空気を吸収,浄化させるためにも,風の道をつくることが大切だと思います。虫や魚と遊んだあのふるさとを取り戻す上からも,風の道をつくる上からも,旭川,西川,百間川,吉井川,笹ケ瀬川などとの連携や,岡山市全体の自然や生態系を総合的に考えて環境をデザインしなければなりません。そして,私は岡山市に50や100ぐらいトンボの飛び交う池のある公園,緑地をつくっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 (3)天満屋中心の交通体系を見直し,周辺部と都心部及び県庁や市役所など公共機関への利便をよくするための抜本的交通体系の整備はいつおやりになるおつもりか,懸案であります,お聞かせください。

 (4)町ににぎわいを取り戻す一つの手段としても有効な65歳以上の高齢者や難病者等の交通弱者に対しての交通費の割引制度を実現するお考えはありませんか。

 また,バス定期券の障害者割引の方法が各社まちまちのようでありますが,プライバシーに配慮したこの方法の統一,これを実現をしていただきたいと思いますが,御所見をお聞かせください。

 3,公営住宅法について。

 5月31日公営住宅法の一部を改正する法律が公布されました。しかし,その内容は重要な部分が政・省令にゆだねられているため,よくつかめません。そこで,日本共産党国会議員団事務局高瀬康正氏が建設省担当者から口頭説明を受けた内容も前提にしていることをお許しいただきたいと思います。

 さて,その内容でありますが,法律の目的を住宅の建設から整備に置きかえ,第1種公営住宅と第2種公営住宅の区別をなくし,国の補助を第2種の3分の2を2分の1に引き下げ,住宅の買い取り,借り上げなど供給方式の枠を広げるとともに,毎年入居者に収入申告をさせ,収入超過者に高家賃,明け渡しを強要し,公営住宅家賃に市場家賃の原理を導入するなどとなっているわけであります。

 そこで,お伺いいたします。

 (1)公営住宅は本来多くの国民を対象に低廉な家賃の住宅を供給することではないのか。

 (2)入居収入基準を現行の下から33%以内を,高齢者世帯や身体障害者世帯は特例を新設し40%以内に広げるものの,一般世帯は25%以内と逆に約8%も狭めております。公営住宅から一般世帯を追い出すことになりますが,いかがでしょうか。

 (3)となると,公営住宅の居住者がさらに高齢者や低所得者層に集中し,コミュニティー活動の担い手がいなくなり,さらに地域が衰退をしていくと思われますが,いかがでしょうか。

 (4)また,一般世帯を公営住宅から追い出すことによって民間市場を拡大し,買い取り,借り上げ制度の新設で銀行や住宅金融専門会社の支援をすることにもなりかねません。また,公営住宅の直接供給から事実上撤退し,民間依存方式への切りかえとなってまいりますが,御所見をお聞かせください。

 (5)公営住宅家賃に市場家賃の考え方を導入することによって家賃が引き上げられていくと思われますが,御見解をお聞かせください。

 (6)例えば,青江の市営住宅はどうなるのか,現行と推定額の家賃をお示しください。

 (7)また,結果として民間家賃をも引き上げることになると思いますが,いかがでしょうか。

 (8)第1種と第2種の区別がなくなると現入居者にどのような影響が出るのでしょうか。

 (9)国の補助が2分の1に切り下げられると,本市の平成8年度予算で試算をすれば幾らの補助カットになるのか。

 (10)とすれば,本市の住宅建設計画は大幅におくれることになりますが,現建設計画目標と進捗率及び計画目標値への影響についてお示しください。

 (11)地区改良住宅や同和住宅はどのような取り扱いとなるのか。

 (12)家賃の決定を初めとした多くの施策が政・省令で規定をされ,地方自治体の裁量権は著しく狭められ,地方分権どころではなくなると思いますが,裁量権は何がどのように変わるのか,市長はどうされようとしているのか。名実ともにAクラスの自主的,自立的都市づくりを豪語なされた市長の御見解と対策をお聞かせいただきたいと思います。

 さて,4でありますが,建築確認申請書の虚偽記載及び町内会を含む近隣者への建築物使用内容の虚偽説明についてであります。

 岡山市福富中一丁目地内に鉄骨造3階建ての建築物が現在工事中でありまして,建築面積567平方メートル,延べ床面積1,191平方メートルとなっております。工事名は本社社屋工事,発注者は妹尾長武,個人名となっております。設計,施工は株式会社サンビルドとなっております。近隣者や町内会での説明はこのようなものでありまして,建築確認申請が許可をされ,工事が始まってから,どうも本社社屋ではなくて葬儀場らしいとのうわさが立ち,御近所の方が説明を求めたところ,株式会社サンビルドは言を左右にしてなかなか本当のことを言わない。御近所の方は株式会社サンビルドの本社だと思われていたようであります。

 そこで,そうこうしているうちに工事はどんどん進められ,業を煮やして詰問を続ける中で,やっと飛鳥グループ協同組合が来られて,実は冠婚葬祭こころの会の集会場で7割が葬儀だとおっしゃったとのことであります。

 こころの会というパンフレットがありまして,これを見ますとまあ中にいろいろありますが,連合岡山ということでこの下の方にありまして,どういう御関係かということはよくわかりませんが,メンバーカードで連合岡山で使えるというようになっているようであります。

 しかし,この施主の妹尾長武さんは話し合いをしておりませんし,しようとしていないようであります。近所の方が調べましたところ,妹尾長武さんが株式会社冠婚葬祭こころの会の代表取締役であり,また連合岡山と関係があるということは先ほど言いました。それから,反対運動を始められたそうでありまして,市にもその反対の要望をされたということであります。

 そこで,お伺いをいたします。

 (1)建築確認申請書には本社社屋新築工事で提出されたと聞いておりますが,間違いないでしょうか。

 (2)施主の妹尾長武氏が株式会社冠婚葬祭こころの会の代表取締役と聞いておりますが,間違いないでしょうか。

 (3)虚偽記載,虚偽説明は,法律上はともかく道義上は重大な責任があると思われますが,いかがでしょうか。

 (4)また,そうであるとすれば,単なる手直しではなく,一度手続をもとに戻してやり直させ,工事を一時ストップして近隣者,同町内会と話し合いをさせ,合意を図った上で工事を再開する必要があるのではないでしょうか。

 (5)今後の虚偽記載,虚偽説明の防止策をお示しください。

 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 田畑議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 行財政改革大綱に絡んだ御質問ですが,自治省の指導に従って行財政改革大綱の策定をしていることについて,地方分権推進リーダーとしてどう考えているのかというお尋ねでございます。

 現下の地方行財政を取り巻く環境は極めて厳しいものがあることから,国,地方を通ずる行政改革の推進が強く求められている状況下において,地方分権が時代の大きな流れとなっている今日,地方自治体の果たすべき役割はますます重要になってきていると言えます。

 本市におきましても,高齢化,少子化,国際化,環境問題など行財政運営を取り巻く環境が大きく変化する中で,こうした新たな行政課題や地方分権への適切な対応が求められているところであります。

 このため,本市におきましては,昨年2月28日豊かでゆとりあるくらしをめざす市政懇談会に地方分権時代に対応した行財政運営の基本方針について諮問をし,本年3月29日に出された答申を受けまして,岡山市行財政改革大綱を策定したところでございます。

 これまでも行財政改革は一過性のものではなく,継続的な取り組みが重要であるとの認識に立ち,昭和57年度以降3年ごとの計画を策定して,年次的な行財政運営の改善に取り組んできたところでありますが,このたび本市の今後の行財政改革の基本方針となる行財政改革大綱を策定をしまして,最少の経費で最大の効果を挙げるという地方自治の理念に基づき,市民福祉の一層の向上と個性と活力あるまちづくりを図るために,今後この大綱に基づく具体的な運営改善に積極的に取り組みまして,市政全般にわたる行財政改革の推進に努めてまいりたいと考えております。

 次に,厳しい財政運営を余儀なくされている原因は大型公共事業中心,イベント中心の市政運営にあるのではないかというお尋ねでございます。

 今日の地方財政は,長期にわたる景気低迷の中で厳しいものがありますが,これまで市政運営に当たっては常に健全財政を念頭に置きながら景気対策にも配慮するとともに,市民福祉の向上を目指して,より質の高い行政サービスの提供を図るべく都市づくりを進めてまいったところでございます。

 今後においても,中核市に移行した本市は時代の変化に的確に対応しながら,よりきめ細かな市民サービスの提供を図り,より主体的なまちづくりに努める中で,新しい時代にふさわしい個性ある都市づくりを進めていく必要があります。

 このため,今後の市政運営に当たっては,先ほども申し上げましたが,平成8年3月に豊かでゆとりあるくらしをめざす市政懇談会からいただいた答申を受けて,本年6月に策定しました行財政改革大綱に基づき,行財政全般にわたって見直しや改善を積極的に進めますとともに,各施策の事業化についても優先度の総合的な判断のもとに適切な事業手法を検討するなど,健全財政の維持に努めてまいりたいと考えております。

 次に,受益者負担の見直しについて,今年度からの下水道料金の値上げを初め,これまでたくさんの値上げがあったと。そういう厳しい財政運営の責任は先ほど来の市政運営に原因があるのではないかと。市民に負担をしわ寄せすべきではないと思うが,どうかというお尋ねでございます。

 使用料,手数料等の公共料金につきましては,これまで応益負担を原則としまして,国において徴収基準の定められているものについては当該基準によるほか,経済・社会情勢の推移に即応する中で,負担の適正化に向けて常に見直しを行ってきたところであります。とりわけ企業的性格を有する事業に係る公共料金につきましては,受益者負担を原則とし,事業運営に当たり適正な公共サービスが安定的に提供できるようにするため経営の合理化等を進める中で,その見直しを行ってきたところでございます。

 公共料金の見直し等につきましては,今後とも健全財政の維持を図るべく行財政全般の見直し,改善を進める一方,経済,社会の推移を踏まえるとともに,当該行政サービスに対する市民相互間の負担の公平確保を図る等の観点から,総合的に検討をする中で行ってまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から御答弁させていただきます。



◎総務局長(菱川公資君) まず,行財政改革大綱につきまして,現在の職員のレベルをA,B,Cどう考えているか,あるいはその基準はどうか,あるいはその意識改革の内容を示してくださいということでございます。

 市の行政の領域は非常に幅広くございまして,その意味ではさまざまな個性ある職員が必要でございます。したがいまして,公務員としてのプロ意識に立った上で,各職員は個性を生かした職務を遂行いたしております。一概にランクづけすることは困難でございます。

 いずれにいたしましても,中核市移行により移譲された権限を市民福祉の向上に活用し,また今後の地方分権の進展に伴い,市民生活に直接かかわりの深い分野等で予想される権限移譲に対しまして,みずからの責任と権限により独自性と完結性の高い行政サービスを行っていくことが求められていると考えております。

 こうしたことから,職員の政策形成能力や法令能力,さらに専門分野での実務能力等を高めるとともに,職場提案制度,自主研究グループへの助成制度等の検討を行いまして,職員の行政に対する参画意識を高め,活力ある職場風土づくりを推し進めるなど,地方分権時代の地域行政を担うより高い自覚と能力を備えた職員を育成してまいりたいと考えております。

 次に,保健所業務を除いた部分で7名増であるが,今後定員増になるのかということでございますが,中核市移行に伴う人員配置につきましては,これまで岡山県において行っておりました岡山市分の業務量に見合った人員配置を基本としつつ,全体的な定員管理の中で今後の事務事業の充実も勘案して,7名の増員を行ったものでございます。

 本市では,従来から少数精鋭主義の原則のもとに,安易な増員は厳に慎み,新たに発生する事務事業や既存の事務事業の業務量に対しましては,行政需要の把握分析と選択を行いまして,事務事業の見直しや事務の効率化等によりまして,全体的な見地から定員の見直し,再配分を基本とした定員配置を行ってきたところでございます。今後とも,市民サービスの向上と活力あるまちづくりを基本に,今後の行財政運営の指針といたしまして策定いたしました行財政改革大綱の趣旨に従いまして,適正な定員管理に努めてまいりたいと考えております。

 次に,民間委託,パート化,あるいは正規職員の配置,それらと市民サービス向上の策はどうかということでございますが,市は市民生活全般にかかわる非常に広範な行政サービスを行っておりますけれども,住民意識の変化や社会経済環境の変化に伴い,行政需要も複雑多様化しておりまして,こうした市民のニーズに的確に対応していくためには,行政サービスのあり方について行政の守備範囲,効果及び必要性等の観点から,正規職員の配置,あるいは民間委託,パート化など何が適切であり,どういう割合が適切であるかということを個々のケースごとに点検と見直しを行っていくことが必要と考えております。

 次に,市民意識調査に見るまちづくりという中で,高齢者対策が第1位を占めている,年金制度の充実についてどう考えているかということでございますが,人口構造の高齢化,社会経済及び就業構造の変化が急速に進み,年金制度を取り巻く社会的環境は大きく変わりつつあります。そこで,本格的な高齢化社会となる21世紀を迎えるに当たりまして,老後の所得保障の基盤となる公的年金制度を発展させるために昭和61年度から基礎年金が導入され,実質的な国民皆年金制度として充実が図られました。これにより,日本国内に居住する20歳から60歳未満の者全員を国民年金に加入させ,公的年金に共通する基礎年金を支給するとともに,給付と負担の適正化,女性の年金権の確立,障害者の所得保障の充実等が図られております。

 このような制度の充実にあわせまして,国民年金事業の運用において未加入者,未納者の解消を図り,一人でも多くの人に年金受給権の確保が図られるように努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎財政局長(井上宜也君) 行財政改革大綱の中におきまして,松本市政の始まりと終わりの市債発行残高と増加額及び安宅市政になってからの平成8年度末の市債発行残高予定と増加額の予定を示してもらいたいという御質問にお答えを申し上げます。

 まず,市債発行残高とその増加額について申し上げますと,昭和58年度末残高,一般会計730億2,000万円余,特別会計425億3,500万円余,計1,155億5,500万円余,平成2年度末残高は一般会計1,130億8,200万円余,特別会計819億5,400万円余,合計1,950億3,700万円余,この間,昭和58年度から平成2年度までの増加額は794億8,200万円余となっております。

 また,平成3年度末残高でございますが,一般会計1,223億6,100万円余,特別会計912億7,600万円余,合計2,136億3,700万円余。平成8年度末残高,これは見込みでございますが,一般会計2,518億3,800万円余,特別会計1,704億9,500万円余,合計4,223億3,400万円余。この間,平成3年度から平成8年度までの増加額の見込みは2,086億9,600万円余となっております。

 このような平成3年度以降の市債発行残高の増加につきましては,すべての市民が真に豊かさとゆとりを実感できる地域社会の実現を図るため,中四国経済文化圏の中核拠点都市づくりと心のかよいあう,あたたかな市民生活優先のまちづくりを都市づくりの基本としまして,中央保健所(仮称)の建設や西大寺ふれあいセンターを初めとした4ふれあいセンターの建設,さらには山上最終処分場や当新田環境センターの一般廃棄物処理施設の整備等,市民生活に直結した保健・福祉,環境等に係る各施策を推進してきたことによるものであり,加えて景気の一日も早い浮揚を図るため,国の経済対策に呼応しまして下水,道路,公園等,快適な都市生活に不可欠である都市基盤整備にも鋭意取り組んでまいったことによるものでございます。

 以上でございます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 市民意識調査の項で町ににぎわいを取り戻す手段としても有効な高齢者や難病者等の交通弱者に対しての交通費の割引制度をというお尋ねでございます。

 バス,電車等の公共交通機関を利用される高齢者は1人で外出できるお元気な方々が多いと考えられ,単に高齢者であることをもってその身体状況や経済状況が他の世代に比べて必ずしも援助を必要とする状況にあるとは言いがたいものと考えております。

 一方,デイサービス事業等の利用者に対しましては,リフトつきバスやストレッチャーつきの車を運行するなどしており,必要に応じ個々の高齢者施策の中で交通の利便性の確保を図っているところでございます。

 御提案をいただいております交通費の割引制度を創設するためには,市としての助成が求められることとなると考えられますが,一般的に公共交通機関を利用する場合に一律に助成していくような給付事業につきましては,その意義,事業効果等はもとより他の高齢者福祉施策との関係についても十分に留意をし,総合的な観点から慎重に判断していく必要があるものと考えております。

 なお,難病患者に対しましては,通院時の交通費等に使っていただく趣旨も含めまして,特定疾患医療付帯療養費を支給しており,また障害者に対しましては料金割引制度があるほか,重度障害者については一定の助成措置も行っているところでございます。

 次に,バスの定期券障害者割引の表示方法の統一をというお尋ねでございます。

 市内でバス路線を運行しております各社とも,障害者に対しましては定期券3割引きといたしておりますが,障害者割引の定期券表示の方法は,御指摘のとおり各社まちまちとなっております。表現方法での改善要望もお聞きしておりますので,適切に対処していただくよう岡山市としてもバス協会へ要請してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 田畑議員の御質問に順次お答えいたします。

 まず,市民意識調査に見る岡山のまちづくりについてでございます。

 そのうち公園,緑地の整備,特に自然や生態系を考えた,具体的に言えばトンボの池があるような公園や緑地を50から100カ所つくってはどうかということでございますけれども,地球温暖化現象が進む中,自然と生態系を守り回復していくことは重要と考えており,また本市には旭川,吉井川,笹ケ瀬川等の豊かな水系があることから,本市の公園緑地行政を考えるに当たりましては,この水と緑の調和及びネットワーク化が重要と考えております。

 既にその一環といたしまして,貴重な自然を保全しつつ市民が触れ合い,楽しむことのできる里山事業といたしまして,操山自然とのふれあい里山づくり事業や粟井・森のみち公園,これは仮称でございます──について。さらに,百間川緑地整備事業では,野草の広場や自然観察広場等の整備に取り組んでいるところでございます。

 今後も公園,緑地の整備に当たりましては,単にトンボだけということでなく,他のさまざまな生物がすめるような豊かな自然環境づくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に,公営住宅法に関する質問でございます。

 まず1番目といたしまして,公営住宅は本来多くの国民を対象に低廉な家賃の住宅を供給することではないかという御質問でございます。

 現行公営住宅法第1条におきまして,国及び地方公共団体が協力して住宅に困窮する低額所得者に対して,低廉な家賃で賃貸することにより国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするとされております。このたびの公営住宅法の改正におきましても,この第1条の目的の趣旨は大幅には改正されてはいないと考えておるところでございます。

 次に,入居収入基準に関する御質問でございます。

 現時点では,公営住宅法の改正に伴いますいわゆる政令,省令が示されておりません。改正後の公営住宅の入居収入基準についても,当然示されている状況ではございません。

 国は,現行の一般世帯の収入分位33%を25%に下げ,25%以上をいわゆる特定優良賃貸住宅へ供給するということを聞き及んでおりますけれども,25%の収入分位は年額所得が幾らなのか現時点では定かでなく,また地方自治体の裁量がどの程度の幅なのか国から示されていないので,詳細なことはわかりませんけれども,高齢者や障害者等のニーズにより適切に対応するための改正であると考えております。

 次に,公営住宅の居住者がさらに高齢化が進み,コミュニティー活動に支障を来すんではないかという御質問でございます。

 今回の公営住宅法の改正によりまして,公営住宅の買い上げ,それから借り上げ方式の導入,あるいは公営住宅と中堅所得者層を対象といたします特定優良賃貸住宅の併設が可能となりまして,1団地あるいは1棟の建物の中にさまざまな世帯によるコミュニティーが形成されることとなれば,従来の発想にとらわれることなく,公営住宅を含む地域の活性化が図られると期待しておるところでございます。

 次に,法改正によりまして,直接供給から民間依存方式へ切りかえになるのではないかという御質問でございます。

 現在,本市におきましては,他都市同様老朽化いたしました公営住宅が相当ございまして,この建てかえが急務でございます。したがいまして,今後とも引き続き直接供給に努めますとともに,特定優良賃貸住宅制度をも活用いたしまして,市としても全体の住宅ニーズに対応した供給を図ってまいりたいというふうに考えております。

 次に,いわゆる家賃関係の問題でございます。

 家賃の引き上げ,青江の市営住宅の家賃,それからあわせてそれに引きずられまして民間家賃も引き上がるのではないかということにつきまして,一括してお答えさせていただきます。

 現時点では,家賃関係につきましては御質問にもありましたように国から政令,省令等が示されておりませんけれども,国から新たな公営住宅の家賃の基準が示された後に岡山市の地域特性を十分勘案しながら,家賃の設定の作業を進めてまいりたいと考えております。

 それから,8番目といたしまして,いわゆる1種と2種の区分がなくなると現在入居されておられる方々にどのような影響が出るかという御質問でございます。

 入居されている方の家賃は,前年度所得の申告によりまして今回の法改正によりまして,大まかに6区分に設定されるというふうに聞き及んでおりますけれども,先ほど来御答弁申し上げているとおり,政・省令が示されておりませんとその具体的な影響範囲が想定はできませんけれども,ただ新たに入居される方々につきましては,従来の1種,2種の区分がなくなることにより住宅の選択の幅が広くなる場合もあるのではないかというふうには考えられるのではないかと思っております。

 次に,法の改正によりまして国の補助が一律2分の1に切り下げられ,その結果,本市の平成8年度予算で試算するとどれぐらいの補助カットになるかという御質問でございます。

 御質問のとおり,新たな公営住宅法をもとに単純に試算いたしますと,平成8年度予算について建設費補助が2分の1に統合されたことにより,約3,800万円程度の補助金が低くなる見込みでございます。ただ,私どもの平成8年度事業はいずれも旧法時点で債務負担行為を組んで予算化されたものでございますので,8年度に限りましてはその影響はございません。

 また,2分の1に統合されることにあわせまして,新たに今回の改正から新法の17条におきまして,家賃に係る補助が創設されております。いわゆる市場家賃と入居者の支払う家賃の差額の2分の1につきまして,建てかえの場合は原則10年間,新規建設の場合は20年間補助されることとされておりまして,長期的に見れば建設費補助が2分の1に統合された分に相当することとなると聞き及んでおります。

 次に,10番目といたしまして,現建設計画目標値と進捗率及び計画目標値への影響に関する御質問でございます。

 現在,公共賃貸住宅建てかえ10カ年戦略,これは平成4年度から13年度の10カ年でございますけれども,これにおきましては,計画目標値は1,565戸でございます。現在,511戸につきまして建設しており,進捗率は約33%となっております。今後につきましても,経過年数が特に大きく居住水準の向上等を図るべき団地,需要が高く土地の高度利用による戸数増と居住水準の向上等を図るべき団地につきましては,重点的に建てかえを推進してまいりたいと考えております。

 次に,地区改良住宅や同和住宅はどのような取り扱いとなるかという御質問でございます。

 このたびの公営住宅法の改正につきましては,先ほど来御答弁させていただいていますとおり,国からの具体的な取り扱いに示されておりません。したがいまして,国,県からその辺が御提示されれば,全県的な整合を保てるよう県の御指導をいただきながら関係機関と協議し,その取り扱いに取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,12番目,公営住宅に関する最後でございますけれども,地方の裁量権に関する御質問でございます。

 家賃の決定を初め多くの施策が著しく狭められるが,裁量権は何がどう変わるのかという御質問でございます。

 家賃の改定等具体的には,これも今まで御答弁申し上げてますように政・省令の公布により明らかになりますけれども,今回の法改正によりまして自主的ないわゆる政策手段の拡大といたしましては,買い取り,借り上げ方式の導入によるいわゆる供給方式の多様化が図れるのではないかということ。それから,これは先ほど言いましたように第1種,第2種の区分が廃止されました。それから,公営住宅の建てかえ事業の要件が緩和をされました。それから,家賃の改正,あるいは条例改正などの建設大臣への報告義務の廃止がございました。

 また,地方裁量権といたしましては,高齢者世帯などの入居基準を地方の裁量で,先ほど申しました収入分位を40%まで引き上げることができるなどと聞き及んでおります。

 公営住宅法の改正については,以上でございます。

 次に,建築確認申請書の記載事項に関する課題及び地元への不適切な説明ということについての御質問にお答えをいたします。

 まず1,建築確認申請書には,本社社屋で提出されたと聞いているが,間違いないかという御質問でございます。

 本件につきましては,建築確認申請書は,平成8年2月23日に御指摘のいわゆる主要用途が事務所として提出されましたが,建築確認審査の段階におきまして添付されております図面を客観的に判断いたしましたところ,主要な用途が多目的ホール等の集会所であったために申請者に補正を求めましたところ,平成8年3月13日付で集会所として修正がなされ,引き続きまして平成8年3月22日付で建築確認通知書を交付したものでございます。

 次に,その建物の施主が株式会社冠婚葬祭こころの会の代表取締役に間違いないかという御質問でございます。

 実は,建築確認申請書の建築主は個人名で提出されておりますので,個人名で建築確認をしておりますけれども,地元から平成8年6月5日に建設反対の要望書が市へ提出されて以降の調査で,その個人が御指摘のとおり株式会社冠婚葬祭こころの会の代表取締役と判明したものでございます。

 3番目のいわゆる虚偽記載,虚偽説明は法律上はともかく道義上の責任はどうかという御質問でございます。

 私どもといたしましては,建物の用途の区分に従いまして,先ほど申しましたように集会所として審査をいたしておりますので,虚偽記載とはならないものと考えられますけれども,建築確認の書類に沿った適切な説明が地元になされていないことにつきましては,道義的には甚だ遺憾なことであり,現在この件に関しましては,先ほど申しました建築主に対して詳しく事情をお聞きしているところでございます。

 次に,4番目,いわゆる手続の手直しだけではなくて,もとに戻してやり直すということ。それから工事を一時ストップし,近隣町内会長と話し合いをさせ合意を図った上,工事の再開をする必要があるのではないかという御質問でございます。

 先ほど申しましたように,平成8年6月5日に市に対して建築工事に反対を求める要望書が提出されましたので,円満な解決に向けまして現在建築主と同町内会とにおいて話し合いがなされますよう調整を図っているところでございます。

 今後の虚偽記載,虚偽説明の防止策をお示しくださいという御質問でございます。

 建築確認行為の厳正を期するために,当然ではございますけれども,その申請者及び代理人で出される場合が多うございますけれども,この代理人に対しても今後とも適切に行政指導を行いますとともに,申請書類及びその内容,特にその建築物の用途につきましても適正に審査をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 岡山のまちづくりの御質問の中で,天満屋中心の交通体系を見直し,公共機関への利便をよくするための交通体系の整備はいつかと,こういう御質問でございますが,本市のバス路線のほとんどが岡山駅及び表町周辺のバスセンターを経由し,郊外に向けて放射状に延びているため,特に市内中心部の交通手段として利用者にとってわかりにくい路線となっております。また,中心部及び周辺部での道路混雑によりまして運行速度の低下,あるいは定時性の悪化などのサービス水準の低下を引き起こすなど,一層のバス離れを起こす要因を抱えております。

 天満屋中心の交通体系を見直すことにつきましては,岡山県バス協会が策定いたしております岡山市におけるバス輸送の活性化方策に関する調査研究でも提言されておりまして,バス路線再編整備に向けての第一歩として,県庁や市役所を初めとする公共公益施設等を結ぶ利用者ニーズに対応した環状バス路線を設定するため,現在も中国運輸局岡山陸運支局,岡山県バス協会等とともに検討しているところでございます。

 いずれにいたしましても,利便性の向上や利用者にわかりやすい路線の設定に向けまして,今後とも岡山県バス協会,バス事業者等に要望してまいりたいと存じております。

 以上でございます。



◎参与(沼資一君) 1点だけ。公営住宅法に関連の中で,地区改良住宅の取り扱いについてのお尋ねがございました。

 地区改良住宅は,住宅地区改良法に基づいて建設されたものであります。このたび公営住宅法は改正されましたが,この住宅地区改良法は改正されておりません。しかしながら,家賃等につきましては,もともと公営住宅法の規定を準用することになっておりますので,公営住宅法に基づく地域改善向け住宅との均衡を損なわないよう検討してまいりたいと考えております。

 以上です。

     〔2番田畑賢司君登壇〕



◆2番(田畑賢司君) 再質問をさせていただきます。

 行革大綱についてと,まちづくり,公営住宅法はなかなかかみ合っとりませんな。

 今ね,地方分権がないということなんでありますが,現状ね,3割自治ということで地方分権やらないで,言うてみるだけということがよくおわかりいただけたと思うんですよ。しかし,夢といいますか,地方分権という形でね,もっとそういう点では地に着いたやっぱり目的なり目標なりということをきちっと設定した方がいいのではないかなあというふうに私は思います。

 例えば,総務局長は年金もね,苦しい御答弁でありましたけれども,市ではなかなかできない課題でありますが,それでは市としては何をどうするのか,ここがやっぱり市長のね,地方分権時代のリーダーとしての役割でありますけれども,しかしそれは現実にはできませんという御答弁なんです。そこが問題だろうと思います。ですから,もっとそういう点ではやっぱり市民のニーズをとらえて積極的なやっぱり活動なり運動をですね,展開をしていただきたいなというふうに思います。

 そういう点で,職員の意識改革もですね,総務局長が政策立案,専門性で市の行政への参画意識を高めるという,自覚を高めるんだとこういうことでありますが,職員の意識改革というのは今回初めてのような気もするんですが,大きく前面に出したのはですよ。そうしますとね,そこに何かしらやっぱりね,きちっとした意図がなければならないし,市長の所信表明との整合性もなければならないというふうに思って質問したんですけれども,そうでもないのかなあというふうに思って,そういう点ではきちっと統一されてないからまあ安心かなあというふうにも思ったりもいたしました。

 それから,財政で市債残高でありますがね,もうおわかりいただけましたように松本市政で794億円ふえたと,安宅市政で2,086億円ふえたと。この差をごらんいただいたらいろいろ言わなくてもおわかりいただけると思いますから,今行革と財政言いましたけれど御答弁は要りません。

 さて,まちづくりでトンボ公園,トンボに限らずいろんな生物をと,ありがたいことでございます。都市整備局長ね,ぜひ岡山にいらっしゃるうちに頑張っていただきたいと思いますが,問題はね,環境デザインをどうつくるか,横田議員も質問しましたね,環境計画のことを。で,岡山のまちづくりの中で,水と緑とのネットワークづくりということでずうっと頑張ってきました。その点は我々もね,市長さんにもお願いして,市長さんも頑張っていただきました。しかし,今度今,環境問題を中心とした環境デザインをどうするかということで非常に大きな……。ところが,岡山市の行政体制には欠陥があるんですよね。例えば,自然保護課がないんですよ。県はありますけどね。じゃあ,今の環境デザインをしたまちづくりをしようと思うと取り扱うところがないという現状なんですよ,局長。まあ市長さんにお願いした方がいいかね,市長さん。ですから,自然保護課をつくり体制をつくって,きちっとそういうやっぱり環境デザインのまちづくりなりをね,きちんとしたものをしないと縦割りの中ではうまくいかないと。ここのところでね,ぜひとも体制づくりをしていただきたいんです。自然保護課をつくっていただきたい。これはお答えをいただきたいというふうに思います。

 それから,高齢者の問題でね,保健福祉局長が,まあ高齢者は援助が必要かどうかようわからんと,こういうお話でありますが,そりゃまあそうかもしれません,元気な高齢者もいらっしゃいます。お金持ちの高齢者もいらっしゃいます。しかし,お年寄りに温かく,お年寄りを大切にというような選挙のね,保健福祉局長は選挙しとられんけどな,市長さんの御公約ですよ。そこは保健福祉局長,そりゃそういう言い方をしたらまずいんじゃないの。ちょっともう一遍言いかえなさいよ,ねえ。

 で,バス協会は,ねえ,ここは余り補助額は要らないと思いますよ。バス協会としてもね,例えば昼なんかはね,ほとんどもうがらがらで走ってるんですから,乗っていただいただけでもうかる。ただし,その方が高齢者であるかどうかということが判別がつかないと,こう言ってんですよ。それは,例えばふれあいカードを,市長さんは一生懸命つくってなかなか途中でとまって困りょんですから,ふれあいカードをやっぱりきちっとかみ合わせをすれば,できる方法があると思うんです。そこをきちっとやんなさいよ。それがあなたAクラスの局長ですよ。それもう一遍きちんと答弁しなさいよ。

 公営住宅,時間がなくなりましたし……。僕はちょっとね,先ほど言うたけど,収入基準に基づいて全部あるんですよ。ねえ,局長,あるんですよ。青江の家賃ぐらい答えなさいよ。

 それから,こころの会の件ですが,市長さんが,地元に反対,住民の反対がある限り私はこのことについては支援をして確認申請はおろさんとまでは言ったかどうか覚えとりませんけども,そういうことでありますから,局長,その市長の答弁に基づいてもう一度御答弁を,もっと積極的にやりますよという御答弁をいただきたいと思います。

 以上で再質問を終わります。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 田畑議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 市の環境デザインについての執行体制ですが,自然保護課をつくるべきじゃないかということですが,これは午前中の横田議員の環境計画についての御質問がありましたが,環境計画そのものの所管というものは基本的には環境保全課がしております。ただ,それぞれの公園行政とか,教育の問題とか,それぞれに環境問題を認識して,その施策に反映するということではそれは全庁的なわけでありますが,環境デザインというものにつきましては,いろいろな御趣旨があるでしょうが,環境計画の中にいろいろ取り組むべきそういうものについては,現在環境保全課が中心になって全庁的な取りまとめをしていただいておるというふうに理解をしていただきたいと存じます。



◎保健福祉局長(角田誠君) 高齢者の方に温かくということで,まことにそのように思っております。(笑声)

 先ほど申し上げましたように,一律の市の助成ということについては,先ほど申し上げたようないろいろな課題もございますが,他都市の状況も踏まえた上で,バス協会の方のお考えもお伺いするなどいたしまして,今後研究してまいりたいと思います。



◎都市整備局長(小塚雅史君) まず,公営住宅法に関する再質問にお答えをいたします。

 青江の市営住宅の家賃でございます。

 既に御案内かと思いますけれども,青江市営住宅の現行家賃につきましては,1種住宅につきましては3万4,000円,2種住宅につきましては2万7,000円,福祉住宅につきましては1万3,500円となってございます。

 法改正後につきましては,先ほど来申し上げてまことに恐縮でございますけれども,政令で定めるところにより近傍同種の住宅家賃を基準として,毎年度入居者からの収入申告に基づき当該公営住宅の立地条件,規模,建設年度に応じて定められるとされておりますので,それによります近傍同種の住宅家賃の基準が示されていない状況では,それらの今後の具体の試算が難しいというような状況を御理解いただければというふうに思っております。

 それと,建築確認問題のいわゆる建築主と地元との調整の場への市のかかわり方でございますけれども,現在,先ほど申しましたように建築主と町内会長との話し合いをされております。これらの経緯を見ながら,私どもといたしましても適切に指導してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでございました。

      午後3時25分散会