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岡山県 岡山市

平成 8年 6月定例会 06月17日−02号




平成 8年 6月定例会 − 06月17日−02号







平成 8年 6月定例会

    平成8年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第2号

       6月17日(月)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第122号議案〜甲第165号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第122号議案〜甲第165号議案

      ──────〇──────

出席議員(54人)

           1番  辻 野 喬 雄君

           2番  田 畑 賢 司君

           3番  崎 本 敏 子君

           4番  藤 沢 和 弥君

           5番  坪 井 貞 夫君

           6番  大 下 隆 章君

           7番  太 田 正 孝君

           8番  柴 田 健 二君

           9番  向 井 英 雄君

           10番  三 木 亮 治君

           11番  伏 見 源十郎君

           12番  服 部   勇君

           13番  井 村 嘉 久君

           14番  奥 野 三四志君

           15番  華 房 美 衛君

           16番  串 田   務君

           17番  楠 木 忠 司君

           18番  近 藤   昭君

           19番  浅 野 秀 孝君

           20番  吉 本 喜 一君

           21番  貝 原 信三郎君

           22番  梶 原 昌 一君

           23番  垣 下 文 正君

           24番  佐々木 清 巳君

           25番  石 原 奐 治君

           26番  宮 武   博君

           27番  高 津 利 明君

           28番  有 井 靖 和君

           29番  則 武 宣 弘君

           30番  田 尻 祐 二君

           31番  若 井 達 子君

           32番  羽 場 頼三郎君

           33番  寺 田 和 子君

           34番  横 田 悦 子君

           35番  堀 川   進君

           36番  磯 村   博君

           37番  高 木 悦 夫君

           38番  土 肥 啓 利君

           39番  川 田 敏 幸君

           40番  宮 川 日 吉君

           41番  山 田 録二郎君

           42番  太 田   稔君

           43番  磯 野 昌 郎君

           44番  吉 田 政 司君

           45番  山 田   勇君

           46番  福 原 弘 子君

           47番  苦 水 重 徳君

           48番  内 田 宏 哉君

           49番  脇 本 一 郎君

           50番  田 中 昭 三君

           51番  大 橋 英 雄君

           52番  藤 原   貢君

           53番  河 合 和 成君

           54番  花 岡   薫君

      ─────────────

説明のため出席した者

      市     長  安 宅 敬 祐君

      助     役  森 末   京君

      助     役  宮 崎 正 壽君

      収  入  役  三 宅   襄君

      参     与  山 本 俊 介君

      参     与  中 村 清 司君

      総 務 局 長  菱 川 公 資君

      参     与  金 木   章君

      参     与  馬 場 克 彦君

      財 政 局 長  井 上 宜 也君

      保 健 福祉局長  角 田   誠君

      参     与  岡   容 志君

      環 境 事業局長  有 森 恭 江君

      経 済 局 長  山 本   宏君

      都 市 整備局長  小 塚 雅 史君

      参     与  木 野 義 明君

      参     与  武 本 勘 二君

      下 水 道 局 長  佐 藤 泰 治君

      西 大 寺支所長  河 本 明 治君

      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君

      消 防 局 長  太 田 力 男君

     選挙管理委員会

      委     員  南 石 元 久君

      委     員  長 安 早智子君

      事 務 局 長  天 久 嘉 弘君

     監 査 委 員

      委     員  槌 田 邦 夫君

     農 業 委 員 会

      委     員  吉 本   薫君

      事 務 局 長  上 林 道 典君

     教 育 委 員 会

      委     員  片 岡 和 男君

      教  育  長  戸 村 彰 孝君

      ─────────────

出席した議会事務局職員

      局     長  橋 本 豪 介君

      次     長  渡 邉 光 章君

      次     長  斎 藤 泰 清君

      議 事 課 長  岡 崎 彰 信君

      調 査 課 長  岡 田 登志男君







      午前10時0分開議



○議長(花岡薫君) 皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第2日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は51名であります。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 会議録署名議員に宮武議員,若井議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。

      ──────〇──────



△日程第1 個人質問(甲第122号議案〜甲第165号議案)

      ─────────────



○議長(花岡薫君) 日程に入ります。

 日程第1は個人質問並びに甲第122号議案平成8年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下44件の議案についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 なお,議案につきましては既に市長から提案理由の説明を終わっておりますので,本日は個人質問を行います。

 質問に入る前に,一言議会運営についてお願いいたしておきます。

 御通知申し上げておりますとおり,質問はお一人30分以内にお願いいたしたいと思いますので,御協力をお願いいたします。

 また,当局は質問の要点を十分把握されまして,簡明的確に答弁されますよう,この際申し上げておきます。

 それでは,順序に従いまして向井議員。

     〔9番向井英雄君登壇,拍手〕



◆9番(向井英雄君) 皆さん,おはようございます。

 きょうのスポーツ紙を見ると,まあ私は本当に晴天で晴れ晴れで天気がよろしいですけども,外は梅雨空ということですが,本当にさわやかな気持ちで,トップバッターということで質問をさせていただきます。少々緊張しておりますが,質問に対しては,当局の明確な御答弁をお願いいたします。

 それでは,通告に従いまして順次質問いたします。

 まず最初に,岡山市が苦手としている公共用地取得について質問させていただきます。

 公共事業は,ほとんどが用地の取得のおくれ及び代替地の確保,また地元の調整に時間がかかり,計画より大きくずれ込んでいると思います。岡山市が公共用地取得しようとしているそのうちの一つで,現在進行中である西大寺新産業ゾーンは,総面積71ヘクタール,用地取得は平成7年で終わる予定であったが,平成8年5月末現在でも,いまだ46ヘクタールしか確保してない。東部クリーンセンターを初め浄化センター,ファーマーズマーケット,温水プール,多目的広場,スポーツ広場,緑地公園,高付加価値型企業集積団地等が計画されているが,これだけ計画がずれ込んでくると,財政負担と市民へのサービス,また企業集積団地24ヘクタールの売却のおくれ等,大変な問題と思います。

 そこで質問をさせていただきます。

 どうしてこのように今現在も含めて買収がスムーズにいかないのか,何が原因なのか検討されていますか,お尋ねいたします。

 2,担当職員数の不足は考えられませんか,お尋ねいたします。

 3,平成7年9月の定例本会議で,私の質問に山本経済局長さんは答弁で,未買収地につきましては,今後とも粘り強く交渉を続け,平成7年度末の用地買収の完了を目標に,鋭意取り組んでまいりたいと考えておりますとのことでしたが,結果は約6ヘクタールの買収がふえ,46ヘクタールしか買収ができていない。幹部職員の方は危機感をお持ちですか,どのように議会に御説明されますか,お知らせください。

 次に,第1工区,第2工区,第3工区での平成8年5月末で買収済みは,面積は何平米ですか,買収金額は幾らか,お知らせください。

 未買収区の第2工区と第3工区の面積と第2工区,第3工区の概算買収金額をお知らせください。

 次に,第60回岡山国体について。

 岡山市は平成17年開催の岡山国体の主会場をぜひとも岡山市にと強い要望を岡山県知事に陳情し,岡山県はその要望に対し,主会場決定については,会場整備に当たっては,市を初め地権者の理解と協力が得られること,特に用地については岡山市が確保するなど,主体的,積極的な協力が極めて重要であるとの条件が示され,平成7年9月5日,岡山市古都南方・下地区に決定。用地買収を担当する国体主会場対策室本部を設け,安宅市長は議会答弁で,平成8年度末までに用地買収をしなければならないと改めて強調。買収区域については,県や地元と協議しながら大まかな線引きをした後,地質調査など行い,最終的な区域を決め,準備が整い次第地権者との交渉に入りたいと答えられた。

 主会場は3万人収容の陸上競技場を核に,補助競技場や投てき場,体育館などが建設される予定で,県は施設全体を平成15年までに完成させたいとのこと。今現在は,約200ヘクタールの区域を仮に決め,地積,地目,所有者等区域内の地権者名リストほか,買収に係る下準備が着々と進んでいると聞いております。用地対策室の8名の職員の方の力に,今後の用地買収がかかっているわけでございますので,今後大変でしょうが,一生懸命頑張っていただき,地元及び岡山市民挙げて所期の目的に向かって頑張って成功させなければなりません。

 そこで質問させていただきます。

 1,平成7年9月8日に国体用地対策室ができ,8年度末までに用地取得をしたいと言われたが,100ヘクタール以上の規模の土地であるが,平成15年までの完成タイムスケジュールをどのようにお立てになられたのかお示しください。

 2,区域の決定は平成7年度末までにと思っていたが,ボーリング調査等で岩盤があり,再度調査などし,5月16日に岡山県開発公社より施設のプランニングが示されたと聞いているが,いまだ公表されてないのはなぜなのかお知らせください。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 向井議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 新産業ゾーンにかかわります公共用地の取得についてですが,お尋ねは,買収がスムーズにいっていない原因は何か,担当職員の不足は考えられないのか,幹部職員は危機感を持って対応しているのかというお尋ねでございます。

 平成7年度末の用地買収の完了を目標に鋭意取り組んでまいったところですが,結果的には目標を達成することができなかったところでございます。

 用地買収がおくれた主な原因としましては,個々ケース・バイ・ケースなんですが,代替地の確保,また家の近くのため残したいという御希望,買収単価に不満を持っておられる方,遺産相続の問題等でございます。

 代替地の確保につきましては,地元地権者の組織でもあります豊開発地権者協議会とも協議しながら,社団法人岡山県宅地建物取引協会等の協力もいただく中で,代替地の確保に取り組んでいるところでございます。

 また,家の近くのため残したい,買収単価の問題,あるいは遺産相続の問題につきましては,理解を得るべく話し合いを重ねているところでございまして,今後とも解決に向けて全力を挙げてまいりたいと考えております。

 いずれにしましても,新産業ゾーン整備事業は西大寺地域の活性化を図るだけでなく,岡山市にとりましても大事業でありますので,これまでも全庁的に関係職員の連携を図りながら推進してきたところでありますが,さらにより一層の緊密な連携を図りながら,用地買収の完了に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当助役,局長から御答弁さしていただきます。(発言する者あり)



◎助役(森末京君) 第60回国体関連につきましての御質問についてお答え申し上げます。

 平成17年開催予定の第60回国民体育大会の前年に当たります平成16年には,模擬国体の開催が計画されておりますので,県におかれましても国体主会場を平成15年度末には完成しなければならんと,こういうふうな予定になっておるわけでございます。

 したがいまして,平成8年度から15年度までの8年間で用地確保,造成工事及び陸上競技場等の国体施設の整備を行う必要があるわけでございまして,今後のスケジュールといたしましては,用地確保に1年,造成工事及び国体施設の整備に6年ないし7年の工期が予定されておるわけでございます。

 また,本年3月から追加して実施しておりましたボーリング調査の結果につきましては,御指摘のように,去る5月中旬に岡山県開発公社から岡山市に対しまして中間報告がなされまして,その中におきまして主会場用地の造成が可能な位置,範囲等がほぼ示されたわけでございますが,地形,地質が複雑な中で検討されておりますために,各施設の配置が可能かどうかなど,幾つかの問題点がございまして,今後技術的な検討をさらに掘り下げて行いまして,問題点を整理する必要があると思っております。

 今後,この結果を踏まえまして,県との協議調整を行いまして,主会場区域が早急に決定されるよう努力してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎経済局長(山本宏君) 新産業ゾーンの用地買収の状況についてでございますが,東部クリーンセンターを中心とした第1工区につきましては,7万5,730平方メートルで,進捗率は100%でございます。企業団地,浄化センターを中心とした第2工区は,33万3,961平方メートルで,進捗率は92%となっております。ファーマーズマーケット,公共公益施設用地を中心とした第3工区は,5万2,743平方メートルで,28%の進捗率となっております。

 買収済み金額は,全体で104億5,800万円余でございます。

 未買収地は,第2工区で2万6,920平方メートル,第3工区で13万4,184平方メートルでございます。この買収に要する金額は,約48億5,000万円余でございます。

     〔9番向井英雄君登壇〕



◆9番(向井英雄君) それでは,再質問させていただきます。

 まず,新産業ゾーンについて。

 1,総事業費は680億円の巨費を投じて,第1工区,第2工区,第3工区あわせて,今,土地は104億円余と言われましたが,5月末現在ですと,当初より2年と6カ月が経過し,これからの買収の方がますます難しくなり,8年度じゅうなのか,9年度じゅうになるのか,見通しは立ってないと思います。

 仮に8年度末までに全部買収できるとすると,3年と6カ月が経過します。地権者に支払う総額は153億円ぐらいではないかと思われ,金利は土地開発公社より岡山市が買い取るときには,それを上乗せして買い取るわけでございます。おくれることにより負担がますますふえるわけでございますので,負担増は幾らぐらいと思われとりますか,お尋ねいたします。

 2,今後,まだ造成をし,各施設の整備をし,完成はいつごろと見通しされておりますか。

 東部クリーンセンターは9年着工,12年完成と聞いております。浄化センター,温水プール,ファーマーズマーケット,多目的スポーツ広場,緑地公園,高付加価値型企業集積団地等の完成年月日をお示しください。

 3,総面積は,計画では71ヘクタールと聞いておりますが,第1工区,第2工区,第3工区あわして62.3ヘクタールで,当初より約9.9ヘクタールほど少なくなるのではないかと思われるが,どうですか,お伺いいたします。

 4,市長がみずから新産業ゾーンへ,地元へ出向き,未買収の地権者に本市の事業の必要性を理解していただき,お願いやら協力していただくつもりはないですか,お尋ねいたします。

 5,用地取得は平成9年度末を目標にして,それ以降は法的措置をとるとか,地権者の要求どおりにするとか,二者択一をとらなければならないと思うが,どうされるのかお伺いいたします。

 6,各事業を推進するためには,用地取得が第一条件である。今後どのように対応されるのか,お考えがあるのならお知らせください。

 次に,国体用地の件でございます。

 1,国体用地の区域が決まらないと一歩も前に進まないと思うが,いつだれが最終的に決めるのかお伺いいたします。

 2,地権者には今までの経過など,どのように岡山市としての対応を御説明されたのかお知らせください。

 3,岡山市は第60回岡山国体を開催することで,今後岡山市の発展のため,将来どのように展望しているのか。市長は,平成17年に向けて中核市岡山の未来の姿をどう考え,どのように岡山市をされようと思われとるのかお伺いいたします。

 4,岡山国体準備委員会の第2回常任委員会が6月12日に開催され,平成17年同国体の実施競技や各競技施設の準備,県と市町村の経費分担の基本方針など決めたが,岡山市は陸上競技場を核に補助競技場や投てき場,体育館など建設される予定であるが,各競技の準備,運営が市の負担となり,用地費を含めると巨額な金額となると思うが,財政確保の見通しはどうなのかお伺いします。

 以上で2回目の質問を終わります。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 向井議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 新産業ゾーンの公共用地の買収についてでございますが,先ほども御答弁さしていただきましたが,現在地権者協議会等の協力をいただきながら,また地元関係者及び関係職員等の協力も得る中で,早期確保に向けて全力で取り組んでいるところでありまして,その上で遅くとも年度内には用地確保の見通しにつきまして,一定の整理をしてまいりたいと考えております。

 先ほども局長の方から答弁さしていただきましたが,この買収状況の中で,クリーンセンターの7.5ヘクタール用については100%でございます。それから,浄化センター用の2ヘクタール分についても100%でございまして,これは買収できましたんでですね,造成あるいは施設整備の方に進んでいけるというふうに考えております。企業団地の方が91%ということなもんですから,またその他のものが5割ちょっとというもんですから,これに力を入れていきたいと考えております。

 また,この新産業ゾーンは,先ほど申し上げた非常に重要な事業であり,産業の空洞化対策のためにも必要でございますので,私自身も地元に出向き,地権者の皆さん方にお会いする考えでございます。

 それから次に,国体用地に関係した質問のうちで,市長は平成17年に向けて中核市岡山の都市づくりをどのように考えているのかというお尋ねでございますが,平成17年の第60回国体の中心会場が岡山市に決定されたということは,一つの都市づくりの大きな目標ができたと考えております。

 具体的には,環状道路の問題でありますとか,いろいろ下水道の問題とか,いろいろ社会資本の投資が十分できてないというところが多くございます。これは岡山市全体について言えるわけでありますけれども,この国体をにらんで,こういった社会資本のおくれを取り戻していきたい。そういう中で,中核市岡山の都市基盤の整備を図っていきたいというふうに考えているところでございます。



◎助役(森末京君) 国体関連の再度の質問につきましてお答えをさしていただきます。

 区域の決定につきましては,先ほど御答弁申し上げましたように,ほぼ大体の立地できる位置が決まっておりますけれども,まだ幾多の技術的な検討が必要でございます。この検討をさらにいたしまして,この区域の決定につきましては,県と協議の上で決定をしていきたい。

 この時期につきましては,できるだけ早くということでございまして,私どもといたしましてもこの用地確保につきましては,やはり急を要することでございますので,できるだけ早く決定していきたいというふうに考えておるわけでございます。

 それから,地元地権者に対しましての対応でございますけれども,地元地権者に対しましては,既に国体用地対策室を中心にいたしまして,地元の皆さん方と協議をいたしまして,区域が決定次第,地元の方で交渉の窓口となる組織をつくっていただきまして,その組織から選出していただきました代表者の方々と用地交渉についてのお話をするということで,現在進めておるわけでございます。

 それから,費用負担の問題でございますけれども,この費用負担の問題につきましては,区域が決定し,かつまた,どういうふうな施設をつくるかということによりまして,県と十分その時点で協議をして,今後役割分担,費用分担につきまして協議をしてまいりたいというふうに考えておるわけでございます。



◎経済局長(山本宏君) 新産業ゾーン用地の現在までの金利負担でございますが,8年3月31日現在で,約6億円となっております。

 次に,各施設の完成予定時期でございますが,工業団地部分につきましては9年度の造成工事完了を目指しております。浄化センター,東部クリーンセンターにつきましては平成12年度末の完成を目標といたしております。

 次に,計画では71ヘクタールであったが,買収面積が約62ヘクタールであるということの,その差の御質問でございますが,この計画区域全体につきましては,71ヘクタールで区域設定をしたわけでございます。その中で,農地等の買収必要部分が約62ヘクタール,国有地が約3ヘクタールございます。既にそれから農振除外,宅地転用等が終わって宅地化しているものが約5.6ヘクタールございます。これにつきましては,我々の買収の計画から除外しております。国有地については買収をしていく予定でございます。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして太田正孝議員。

     〔7番太田正孝君登壇,拍手〕



◆7番(太田正孝君) 皆さん,おはようございます。

 2番バッターの岡山21クラブの太田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 市長,本年は2期2年目の年になりますが,これからは今まで温めてきたものを実施に移していく正念場の年であろうと思います。

 そこでまずは,市長の政治姿勢についてお伺いしていきたいと思います。

 市長はいろいろな事業に力を入れておられますが,中でも総合支所制,岡山城築城400年関連事業に特に力を入れておられます。

 そこでまず,総合支所構想についてですが,本市ぐらいの都市規模になりますと,私も総合支所なるものが必要と考えます。総合支所制,大いに賛成であります。しかしながら,今の案は,単に現在の11カ所の支所を廃止して,6カ所の総合支所を設置することのように見えまして,一つ大きな疑問を持つわけでございます。

 何かと申しますと,この総合支所構想の基本理念においてでありますが,当局が示している基本理念では,近年の社会情勢の急激な変化や市民ニーズの複雑・多様化への対応,さらに市域の全体の均衡ある発展,行政サービスの均等化等していくんだということが上げておられるだけでありまして,住民参加という理念,大事な理念が落ちているように思います。このことがなぜ大きく掲げられないのでしょうか。

 そこで今の計画を,総合支所というものを考えてみますと,まずその発想は,現行の暫定措置の支所を何とかしようということが一番にありましょうが,実はそれよりは岡山市が合併により市域が広がった,それで大きな事業はどんどんできるようになったが,一方地域に根差した行政というものができにくくなった。そこで大きくなったらなったで,また改めて教育行政を考えましょう,総合支所をしましょうということであるんだと思います。また,その先に政令指定都市も視野にこの際入れてやっていこうということになっているんではないかと思います。

 でも,実態を考えてみてください。10万人規模の人口,183平方キロメートルの広さ,これで住民参加の行政,地域密着の行政,そして町内会,消防団,婦人会,民生委員,愛育委員,公民館などのコミュニティー活動をカバーし,そして支援していくことが果たしてできるのでしょうか。これでは,本庁管内は現状とさほど変わらず,地域ごとに対する行政も何もできないんではないでしょうか。それどころか,私が住んでいる吉備支所管内を初め,今ある支所の地域は全く地域に根差した行政,コミュニティー活動の支援がなくなり,地域が崩壊してしまうんではないでしょうか。市長,そうではないでしょうか。悪い言い方ですが,初めから住民参加の行政はできないと思っているんではないでしょうか。それで,住民参加の行政という言葉がこの理念の中から抜け落ちているのではないでしょうか。

 地域ごとに地域の展望を描く,大変大事なことですが,同時にコミュニティー活動の拠点となる拠点施設がなければだめです。こういうものがあって初めて住民参加の市政というものが実現されると思います。それで,この拠点施設とは,ちょうど現行の支所くらいのものになると思います。今まさに住民は現行支所を住民参加の窓口とし,現行支所はコミュニティー活動の支援,地域住民の生活の支えになっているわけであります。市長も支所ごとに地域活性化事業を推進されておられ,このことは十二分に認識されているものと思います。

 また,今市長がよく言われることでありますが,地域なくして市政なしということでありますが,現行の支所が地域の拠点,中心になって今市政があることは間違いありません。これがなくなると地域がなくなるのではないでしょうか。本当にこのことを十二分に考えてください。

 それから,住民票など日常性の高い行政サービス提供も,この拠点機関にあわせて持たせればよいのではないでしょうか。

 要するに,私は総合調整をする本庁,福祉・まちづくり・地域振興などを担う総合支所,そしてコミュニティー行政の拠点となる出張所とでもいう機関,この3層構造ということで,岡山市はこれから行政を進めていくべきではないかと考えているわけであります。

 そこで質問をさしていただきますが,1,私の申し上げたように,総合支所のもとに,コミュニティー活動の拠点となり,また日常性の高い行政サービスを提供することのできる機関を置く考えはありませんか。もし置かないのであれば,どうやって住民のコミュニティー活動の支援を行っていく考えでしょうか。総合支所制における住民参加の行政をどう考えているのかとあわせてお答えください。

 2,地域なくして市政なしということでありますが,今の総合支所構想では,今住民の生活のよりどころであり,また心のよりどころである地域がなくなるように思います。そうすれば,市政もなくなってしまうんではありませんか。市長,このことについてはどうお考えでしょうか。明快な御答弁をお願いします。

 次に,岡山城築城400年関連事業についてお伺いします。

 岡山城内装工事の件でもそうでありますが,この事業に取り組む当局の姿勢は非常に甘いと言わざるを得ません。

 まず,この事業への取り組みですが,平成6年と,3年前からであります。事業の参考にしたといわれた京都の遷都1200年祭は14年前から取り組んでおりまして,岡山の場合,非常に取り組みが遅かったということになります。

 そして,こういう事業に取り組む組織,体制は,それぞれの都市で違いがあるとは思いますが,せんだって会派で視察してまいりました松本市では,国宝松本城400年まつりを博覧会方式で実施されておられ,博覧会方式ということで,岡山市と直接の比較は難しい面もありますが,職員を中心に54名で構成する実行委員会事務局と祭りを支援する市民応援団として町内会,商工会議所,青年会議所等,337団体510名でつくる推進協議会をつくって事業を推進されました。

 また,京都におかれましては,市,府,商工会議所により財団法人平安建都1200年記念協会をつくり,より積極的に事業を推進されました。

 岡山市では,私が2月議会で体制整備について強く指摘しまして,4月に組織強化が図られ,事務局が8名から16名に強化されました。私としては,京都,松本に比べると,まだまだ物足りない部分も残っておりますが,少ないながらに皆さん一生懸命頑張っていらっしゃるところであります。

 そこで質問さしていただきますが,1,カウントダウンも進み,この15日には200日前セレモニーも実施されたところでありますが,事業の進捗状況はどうでしょうか。また,平成9年に向けてもっともっと盛り上げが必要と思いますが,市長はどう思いますか。

 2,イベント開催に当たっての安全対策や交通対策はどうされますか。市長,そのための組織をつくる考えはありませんか。

 3,事業の財源として本市の持ち出しのウエートが,本市の既存イベントや他都市の祭りより大きいのはどうしてでしょうか。それだけ市長の意気込みが強いということのあらわれでしょうか。

 4,松本市の国宝松本城400年まつりの事業推進に当たって,市長が3つ実行委員会にお願いしたそうであります。一つは,ソフト事業において赤字を出すな。二つに,事故を出すな。三つに交通渋滞を出すな。以上3つであります。そして,見事この3つを達成されたそうであります。そして,それどころか5億円以上もの黒字を出しまして,経済波及効果も600億円あったそうです。私は松本の市長が言われたことは,本当に大事なことであると思いますが,安宅市長におかれましては,松本の市長のように何か大事にされたいことがありますか。あれば教えてください。

 5,築城400年の経済波及効果280億円の根拠は何でしょうか。さらに言えば,松本よりも実施日数が5倍もあり,しかも市の負担金は松本の13億円と同程度でありながら,目標が松本の半分以下の小さいところになっているのは,どうしてでしょうか。目標達成ができないということがあってはならないということも考えられたのでしょうが,この辺のところを,市長,御説明ください。

 6,岡山城のハード整備事業は,金の鯱だけでなく,まだたくさんのものが計画されております。大阪の70億円かけてなされる大阪城の平成の大改修事業では,市民から広く募金を募っておられます。財政の面,盛り上げの面で考えれば,大変大事な活動だと思いますが,岡山の場合,例えば大納戸櫓の復元等に当たっては,募金を募っていく考えは,市長,あるのでしょうか。

 7,本年末までに内装工事を完了されますことを強く要望いたしますとともに,私も協力できるものは協力し,すばらしいオープニングができますよう頑張らせていただくことを強く決意しているところでありますが,市長は提案理由説明の中で,岡山城内装工事のことは全く触れておられませんでした。私は非常に,大事なときに市長の言葉がなかったことは,残念で仕方ありません。多分市民も市長の生の言葉を聞きたかったものと思います。

 この事業に対する市長の気持ちは並々ならぬものがあると思いますし,また市長は市民に直接話しかける姿勢を大事にされて,これまで市政運営に当たってこられました。私は市長の政治姿勢が変わるものとは思いませんし,私は市長の政治姿勢は市民の立場に立ったものであると信じております。

 また,節目にリーダーの言葉がなかったということは,これからの事業への士気にもかかわってくる問題であろうと思います。市長,これ以上申しませんが,私は節目節目に市長の自分の言葉で市民にメッセージを伝えることが非常に大事だと思います。これからは,こういう大事なときには,市長,自分の言葉でぜひとも語りかけていただきたいと強く要望しまして,この項質問を終わらさしていただきます。

 次に,財政問題についてであります。

 岡山市の歳入の根幹をなす市税の徴収率が最近落ちてきております。その原因の一つは,最近の不景気による大きな会社の倒産によるものだと聞いておりますが,私は市税の徴収率を上げていくことはもちろんのこと,同時に財源確保,拡充のための財政運営が必要であると考えております。

 市長,財源確保・拡充のため,今後どのような財政運営をしていく所存なのか,お考えを御披瀝ください。

 次に,放置自転車についてお伺いします。

 この問題については,私,再三お尋ねしておりますが,きょうは庭瀬駅の駐輪場について絞ってお尋ねしたいと思います。

 庭瀬駅の駐輪場確保については,昨年9月の議会で平成7年度末までに用地取得のめどをつけたい,そしてできるだけ早い段階に駐輪場の計画を示したいと,市長からじきじきにお答えをいただいたわけですが,平成7年度はもう終わってしまいました。庭瀬の駐輪場建設の見込みはどうなっているのかお知らせください。

 次に,岡山駅西口の再開発事業についてお伺いします。

 岡山駅西口の再開発事業の保留床の売却額の総額とその内訳,またその売却見込みについてお知らせください。

 また,西口から再開発ビルまでペデストリアンデッキで接続をされるのでしょうか。

 そして,西口にも環状バスの路線を検討すると,この2月議会で答弁されておりますが,西口のバス乗り場はどうなるのでしょうか。

 次に,ごみ問題についてお伺いします。

 東部クリーンセンターは,どれくらいの能力になるのでしょうか。焼却炉の型式,焼却炉の大きさ,廃熱利用の有無,RDFを導入するのか,その他附属施設をつくるのか,またそれらに決めた根拠についてお知らせください。

 また,リサイクルプラザ,粗大ごみ処理施設の概要についてお知らせください。

 それから,そろそろ工事にかからなければ平成13年のオープンは厳しいものと思いますが,今後のタイムスケジュールはどのようになっているのかお知らせください。

 また,岡南環境センターは,今後どうする見通しでしょうか。

 次に,吉備西幼稚園についてお伺いします。

 吉備西幼稚園の扉は鉄でできておりまして,また老朽化も激しく,あけ閉めに大きな力を必要とし,先生でもあけるのが重いのが現状であります。そして,先生は,園児がもしも力いっぱいにする余り,手を詰めるのではないかと,いつも心配されているそうであります。また,園舎には廊下がなく,教室に出入りするテラスがコンクリートのため,雨天時にはそこでよく園児が足を滑らせ,事故を起こしそうなことがしばしばあるそうです。また,講堂に至っては,小学校用につくられたものであるため,園児が遊んでいるところが外から見えず,自由に遊ばせられないという状況であります。吉備西幼稚園の園舎の改善を考えていただけませんでしょうか。御見解をお示しください。

 最後の項,図書館の開館時間の延長についてお伺いします。

 昨年の6月議会で私が提案した時間延長については,実施に当たっていただくにはまだ相当の時間が必要のように思いますが,最近笠岡市で夜間の開館が行われるようになり,また本市でも試行とはいうものの,夜7時までの開館に踏み切っていただき,大変うれしい状況であると思っております。

 そこで質問でありますが,1,試行期間の状況はどうでしょうか。

 2,告知,宣伝をもっとするべきではないでしょうか。

 3,今後,夜もう少し遅くまで開館時間を延長していただく考えはないでしょうか。

 これで1回目の質問を終わりたいと思いますが,どうぞ明快な御答弁をよろしくお願いします。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 太田正孝議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 まず,総合支所構想についてのお尋ねでございますが,住民参加という視点から,総合支所のもとにコミュニティー活動の拠点となる機関を置く考えはないのか。それから,地域なくして市政なしということだが,今の総合支所構想では,住民の心のよりどころである地域がなくなるのではないかというお尋ねでございます。

 本市は,これまで幾たびかの合併によりまして,現在の広大な市域を持つこととなりました。行政サービスの激変緩和という観点から,合併地域に支所を置くこととしまして,それが現在に至っているところでございます。

 また,市民生活の中で,豊かさとゆとりが実感できるためには,都市基盤の整備とともに,地域社会におけるコミュニティー活動が非常に重要であることは,深く認識をいたしております。

 コミュニティー活動も町内会単位のもの,あるいは学校単位のもの,あるいは公民館の活動,さらにはもっと広範囲な取り組みのものまで,さまざまな形態のコミュニティー活動が考えられますが,市といたしましては,これまで地域なくして市政なしという基本的姿勢のもとに,コミュニティーハウスの建設や地域活性化事業など,市民レベルでの活動にも積極的に支援をいたしてきたところでございます。

 このたびの総合支所構想は,全市域への均等な行政サービスの提供と,市域の各地域の均衡ある発展を目指しまして,多くの機能を備えた市民生活に身近なところで事務処理を完結する体制を確立しようとするものでありまして,そのことによってコミュニティー活動についても,より強力に支援することができるのではないかと考えているわけでございます。

 したがいまして,総合支所設置後におきましても,それぞれのコミュニティー活動に即した支援も引き続き実施しまして,市民と行政との協働,また市民参加を基調とした行政によりまして,その特性を十分に生かした,より活力ある地域づくりを展開してまいりたいと考えております。

 次に,築城400年の関連事業の中で,今までの事業の進捗状況,それからさらに盛り上がりが必要ではないかというお尋ねでございます。

 去る5月30日に岡山城築城400年関連事業推進協議会の理事会が開催されまして,平成8年度の事業計画及び予算等が承認され,実施計画の(?)に基づきまして本格的な準備作業を着々と進めておりまして,全体的にはほぼ予定どおりのスケジュールで準備が進んでいると考えております。

 また,平成9年に向けて,今年度は,年内12月までを熱気づくりの時期と位置づけておりまして,去る15日の200日前セレモニーを節目として,おかやまキャッスルレディー8名がデビューしました。今後各種関係イベントやキャンペーン等でPR活動を実施してまいりたいと考えております。

 それから,岡山城築城400年を全国にアピールする津本陽氏による歴史小説「備前物語」の約1年間にわたる新聞への掲載,小六禮次郎氏によるテーマミュージック「烏城浪漫」の活用やインターネットのホームページへの英語版の掲載など,来年1月1日からの本番を控えまして,今後12月まで毎月何らかの形でプレイベント等も実施をしまして,全国に向けて効果的なPR,広報活動を展開し,今後さらに盛り上げてまいりたいと考えております。

 次に,そのイベント開催に当たっての安全対策,交通対策について,そのための固有の組織をつくる考えはないのかというお尋ねですが,各種イベントへ広く市民の方々に参加していただくためには,参加者の安全と交通手段を確保することは重要な課題であると考えております。イベントには,市中心部において実施されるもの,歴史街道ウオークのように野外で実施されるもの,フォーラムやシンポジウムのように屋内で実施するものなど,その方法や参加者も種々さまざまでございます。

 今後,事業実施方法や内容が固まる中で,市内部の関係部門との連携はもとより,種々の関係機関,関係者等の御協力,御支援をいただくためには,固定的な新しい組織をつくるというよりも,そうしたところとの連絡会議の開催等によりまして,柔軟で緊密な連携を図りまして,万全を期したいと考えております。

 それから,事業のための財源の中での市の持ち出しが多いのではないかということについての考えということでございますが,築城400年関連事業のうち,イベントやPR,広報活動に関するソフト事業の財源として実施計画(?)におきましては,想定事業費約15億円のうち,民間負担金を1割から2割としておりますが,これは岡山市としては築城400年,築庭300年を21世紀への道しるべとしまして,温故知新の観点に立って市が主体的に新しいまちづくりに取り組むという事業展開の趣旨,さらにやや好転しつつあるとは言いながらも,今なお厳しい経済情勢等を勘案したものでございます。

 それから,松本市の国宝松本城400年まつりに当たりまして,松本市長さんの考えられた3つの点の御指摘がありました。また,特に私がこの築城400年に当たってどういう考えを大切にしているのかというお尋ねでございます。

 松本市の事例は,御指摘もありましたが,一定期間に松本城内を会場に実施された博覧会方式のイベントであると聞いております。それから,入場料を徴収する博覧会方式ということでありまして,そういう観点からは,3つの市長さんの発言がもっともでありまして,これは私どもについても当てはまると考えております。

 岡山城築城400年関連事業を展開するに当たって,無事故ということはもちろんでありますが,私が重要だと考えているのは,まずこの事業は,先ほども申し上げましたが,温故知新の観点に立って,21世紀に向けての新しいまちづくりであるということでございます。2点目は,市民参加,官民一体となった取り組みという点でございます。3点目は,岡山の魅力アップと全国への情報発信ということに,特に力を入れていきたいというふうに考えております。

 それから次に,財政問題でございますが,不景気の中で岡山市の歳入の根幹をなす市税の徴収率が落ちてきていると,財源確保,拡大のために,今後どのように取り組むのかというお尋ねでございますが,今日の経済環境は,回復の兆しが見られるようになってきているものの,地方財政においては依然として厳しい状況が続いておると認識をいたしております。

 こうした中で,中核市に移行した本市は,よりきめ細かな市民サービスの提供に努め,中核市にふさわしい自主的,自立的な都市づくりを推進していく必要があります。

 このため,市政の推進に当たりましては,平成8年3月29日に「豊かでゆとりあるくらしをめざす市政懇談会」からいただいた答申を踏まえまして,行財政全般にわたって見直しや改善を積極的に進める一方,自主財源の確保の観点から,市税を初めとする収入について,徴収方法の改善等に鋭意努めるなど,その徴収率の向上を図ってまいりたいと考えております。

 とりわけ各事業を進めるに当たりましては,国,県の補助事業に採択可能なものは,極力補助事業を導入するとともに,いわゆる有利な地方債の導入を図る等,積極的に財源の確保を図ってまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から順次御答弁さしていただきます。



◎総務局長(菱川公資君) 庭瀬駅の駐輪場建設予定についてということでございますが,庭瀬駅は乗降客数の市内有数の駅でございまして,放置自転車の防止対策につきましては,非常に苦慮いたしておるところでございます。

 駐輪場建設に当たりましては,国鉄清算事業団の用地の活用も含めまして,種々検討いたしております。

 一方,当駅周辺では,以前より民営の駐輪場がございまして,自転車対策の大きな役割を果たしていただいておりますのも現状でございます。

 建設に当たりましては,民営業者と,あるいは地元町内会,地元関係者の理解を得ながら,今後なお一層放置自転車防止対策に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎環境事業局長(有森恭江君) 東部クリーンセンターに関する御質問に一括答弁さしていただきます。

 焼却炉の規模,型式につきましては,将来人口,減量化,リサイクルなど,さまざまな要因を考慮して検討を重ねておりますが,いまだ決定には至っておりません。しかし,今後のスケジュールから早急に決定してまいりたいと考えております。

 次に,廃熱利用につきましては,クリーンセンター内の施設はもとより,温水プール,浄化センターなどの公共施設に,発電,空調,給湯などの熱源として,可能な限り有効活用できる施設として整備してまいりたいと考えております。

 RDF──ごみの固形燃料化施設の導入につきましては,経済性,安定した需要先などを勘案して,現在のところ計画いたしておりません。

 また,その他附属施設といたしましては,より減量化,リサイクルを推進するため,粗大ごみ処理施設は破砕,選別を行い,選別された可燃物は焼却の処理,金属は資源化し,残渣は埋立処分を行う予定であります。

 資源選別施設は,瓶の2次選別,鉄,アルミの選別や古紙,古布などのストックヤードを予定いたしております。また,プラザは,リサイクル工房や再製品の展示販売所,研修室など,リサイクル事業の拠点となる施設を予定いたしております。

 施設整備につきましては,平成9年度から着手し,完成年度は平成12年度を目途といたしております。

 続いて,岡南環境センターは今後どうする見通しかとのお尋ねでございます。

 東部クリーンセンター稼働後の岡南環境センターは,一時的には休止することになりますが,将来はごみ排出量の動向や市内他施設の状況等を勘案し,必要があれば西部地域の清掃施設として活用してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 岡山駅西口の再開発事業についてのお尋ねでございます。

 まず,そのうち保留床の件でございますが,保留床の確定につきましては,今後権利者の皆様方の意向が決まり,再開発審査会の議を経て管理処分を決定することとなりますが,現時点での事業計画におきましては,保留床の概算額を約320億円と見込んでおります。その内訳といたしましては,住宅及び展示場,ホール等の公益施設が約60億円,商業業務施設が約260億円となっております。その売却につきましては,市場性を十分考慮しながら,早期処分を目指して努力してまいりたいと考えております。

 次のペデストリアンデッキの件でございます。

 岡山駅西口からのペデストリアンデッキにつきましては,御質問のとおり,当再開発ビル2階のレベルに接続する計画となっております。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 築城400年関連事業の御質問の中で,築城400年の経済波及効果280億円の根拠は何かと,こういう御質問でございますが,イベント等の経済波及効果の算定につきましては,さきの2月定例市議会で,公明を代表しての田尻議員にお答えしておりますように,280億円という経済波及効果の試算額は,他都市の類似のイベントリレー方式で行われたケースから試算したものでありまして,結果的に投資額としての総事業費のおよそ19倍に相当するということを根拠としているものであります。

 御指摘の松本市の国宝松本城400年まつりについては,市の負担額は13億円でありますが,博覧会方式ということから入場料収入が約11億円あり,財源総額は約29億円の事業であることから,経済波及効果算定に当たっては,投資額はその29億円がベースになっております。岡山城築城400年は,およそ半分の15億円がベースになっていることなどから,御指摘のような差が生じていると思います。

 次に,大阪城の大改修事業では,市民から広く募金を募っているが,例えば大納戸櫓等についてはどうかと,こういう御質問でございますけれども,御指摘のように,現在大阪城の改修に当たっては,広く大阪市民から募金を募っていることはお聞きしております。岡山城の整備を進めるに当たりましては,実施計画(?)においても,大納戸櫓等の復元を目指しておりますが,財源の確保につきましては,国の補助金も含めて,さまざまな角度から検討してまいりたいと考えております。

 次に,岡山駅の西口再開発事業についての御質問の中で,西口のバス乗り場についてのお尋ねでございますが,環状バス路線設定につきましての計画の中で,岡山駅西口の系統につきましては,新たな施設の配置による需要が発生した時点や,都市計画道路昭和町通り線などの道路網が整備された時点で検討を行っていくこととしております。

 また,西口のバス乗り場につきましては,岡山市の北西部の玄関口であり,主要な交通結節点であること,利用者にとってわかりやすいバス路線網とするため,方面別のバス路線とすることが望ましいことなどから,将来的には現在東口に偏っているバスターミナルの機能を西口で分担することも必要であると考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 太田正孝議員の御質問にお答えいたします。

 まず,吉備西幼稚園につきましては,その園舎について,建築後相当の年数を経ており,老朽化している部分もありますので,現在調査研究中であります。

 次に,図書館の開館時間の変更についての御質問でございます。

 6月から11月まで,中央図書館と幸町図書館の2館におきまして,毎週木曜日,午前11時から午後7時まで開館することとして,試行を実施いたしております。現在まで2日間試行をしたわけでありますが,午後6時以降の入館者数は全体の4%から5%と比較的少なく,既に来館している人がそのまま残って閲覧をされておるという状況が2日間の状況であります。

 次に,市民への広報につきましては,「市民のひろば おかやま」への掲載,図書館・学校・公民館などへのチラシ15万枚を初め,ポスターの配布等行って努力してきたところでありますが,今後とも周知徹底に努めてまいりたいと存じます。

 次は,開館時間の延長についてでございますが,この試行の結果を見ました上で,ボランティアの活用を含めて検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔7番太田正孝君登壇〕



◆7番(太田正孝君) どうも御答弁ありがとうございました。

 それではまず,総合支所構想について再度お伺いしたいと思います。

 私が申し上げたのは,総合支所構想をですね,3層構造にしていただきたい。本庁,総合支所,そしてその下に出張所とでも言うべき機関を置いてもらいたいということなんですが,これ実は世田谷区の方でもう実際に実施されております。

 ちょっと世田谷のことを御紹介しますと,世田谷は昭和54年にですね,現行の組織を抜本的に改革し,区民のまちづくりを推進する機能を備えた地域行政組織を整備するという方針を出され,また昭和55年に地域行政課題のうち,次の3つ,一つ,地域行政制度,二つ,コミュニティー行政,区民参加,三つ,窓口サービスが重要であるということで,このことを検討され,そして昭和60年から63年にかけましては,今後の望ましい行政のあり方として,特に出張所の将来像として,1,行政機能の充実として,窓口機能,センター機能,そして相談機能を充実させるべきである。そして,2,区民活動支援機能の充実として,まちづくりの活動の支援,推進,そして区民活動の条件整備等を図ることが大事ということを結論出され,そしてこれら諸条件を整えられて,平成3年に総合支所制を発足させられたわけです。

 これ,何がまず申し上げたいかというと,世田谷区の場合,昭和54年から10年ぐらいかけまして,試行錯誤,考えながら,住民と一緒になってですね,一体となってこの行政制度を考えてきた。このことは非常に大事であると思うんです。こういう時間をかけて理解をしていただいたところに,この成功があろうと思うんですが,市長,今のやり方であると,住民はこの総合支所構想というものが,十分知らされておりませんし,また区割りのことが議論されるわけですが,行政制度,そして総合支所,そしてまたその下にどうあるのかということが全くわからないわけです。片落ちといいますか,一方だけの議論をしていくということは非常に危険があると思うんで,私はこういうふうに世田谷のようなやり方で議論し,そして出張所というものが世田谷で成功してるわけですから,ぜひとも取り入れていただきたいなと思います。

 ちなみに,世田谷ですが,人口が,平成7年のデータになりますが,76万人,面積が58平方キロメートル,総合支所5カ所,そしてその下に出張所27カ所と,そして分室1つを設けております。非常に小さなエリアで,また人口は岡山より大きいにもかかわらず,こういうふうなきめの細かい,そして区民参加が十二分にできるようなことを保障してるわけです。

 このことの議論なくしてこの総合支所構想を考えていくのは,いささかちょっと問題があるんではないかと思うわけですが,私が今世田谷の事例を申し上げたわけですが,市長,総合支所構想について,この体制ですね,世田谷のようなことを見習ってやっていく考えはあるのかどうか。そして,もっともっと市民とですね,議論を重ね,試行錯誤の上やっていくことをお誓いされるかどうか。この2点,まずお伺いをするわけであります。

 そして,この理念のことでありますが,世田谷でいろいろ区民と話し合いの場を設けられて,何が一番大事か,行政制度であるとか,また諸手続をどうするのかということはもちろんのことであるが,一番はやはり世田谷においては区民がどう参加して,どうやってまちづくりを一緒にやっていくのかということが一番大事であると。区民もアンケート,そして語る会等を通じてそのことを強く言われてきたわけですが,市長,岡山におきましては,この岡山市民の参加を通じて一緒になって,官民一体となって,先ほどの築城400年でも,官民一体となってやっていくということを言われたわけですが,この市民参加をどう保障するのか,もう少し詳しく明らかにしていただきたいと思います。

 それから続きまして,築城400年のことについてお伺いしますが,せんだって200日前セレモニーで非常に宣伝が行き届いて,かなりの方がお見えになられておられたなあと思うわけですが,そのとき私も参加しておったわけですが,そのとき聞いた声として,もう少しお店が出るとか,盛り上げのですね,雰囲気をつくっていただきたいな,何かちょっと白けたといいますか,寂しいなというようなお声があったわけで,ああいう事業をやるとき,もっと民間の方にお声がけをするなりして,参加してもらって,商売といいますか,そちらの方にも力をですね,注ぐべきではないかと思うんですが,その辺のことをやることによって盛り上げがされてくると思いますが,いかがお考えか,その辺お聞きします。

 そして,経済波及効果についてですが,なかなかこれ予測をするということは難しいことだろうと思います。ですから,他都市を参考にしてやっていくということは,もちろん大事だと思います。しかし,私ちょっと疑問に思ってるところがありまして,今事業の内容が明らかになってない状況で,どうやって試算をするのかなあ,どうやって計算ができるのかなあというところを,非常に疑問に思うわけです。

 一つ事例に出して言えば,平成9年の元旦にですね,オープニングセレモニーが行われるわけでありますが,このとき,例えば商店街の方々にですね,お店をあけていただくのかどうか,こういうような話が全く商店街の方にはないそうであります。もしもここで商店街をあけていただくならば,盛り上げ方も大事でありましょうが,そこで十分整えていけばですね,経済波及効果等変わってくると思うんですね。これが20もイベントがあるわけですし,またいろんなほかの事業も考えておられるわけです。

 また,宿泊についてもですね,県内者が多いのか,県外者が多いのか,その辺の割合も十分検討されていないような気がするわけですが,私はこの問題を考えるに当たって,事業内容を明らかにしないとできないんではないかと思うわけですが,そのあたりはどういうふうにお考えなのか,1点,お聞きしたいと思います。

 それから,庭瀬のですね,駐輪場の問題ですが,総務局長の方から,今現在民営の駐輪場を経営されてる方がおられて,いろいろ頑張っているというお話であったわけですが,現状ではですね,空き地をお借りしてですね,私が6月15日土曜日の昼ごろ調べたんですが,356台の自転車が,借りている広場に置かれていて,また道にですね,東側の進入路には137台,西側には154台,また駅前広場及び周辺には122台,計413台あるわけですよ。行ったことがあると思うんですが,非常に狭いとこに413台あって,これで美観がきれいなのかな,また利便性がいいのかなあ,この辺のことを考えると,もっと早く駐輪場の建設に取り組んでいただきたいわけですが……。そして,答弁でもですね,7年度末に用地を確保するということも明言されておるわけで,この辺のところの説明が抜け落ちていたと思うんで,今現状がこうである,そして用地を確保するということを明言されたということを踏まえて,もっと詳しく今後のスケジュール,見込みについて,総務局長,お話をいただきたいと思います。

 それから,ごみ問題ですが,有森環境事業局長の方から,人口,減量化,リサイクル等考えてですね,これからの焼却炉のあり方について検討していきたいということなんですが,平成9年に着工ということになれば,もう人口見込みなんていうのは,もうわかっていいんじゃないですかね。今現状で調べてると,3,000人から4,000人毎年ふえてる,そうすると,目標年次のですね,人口は出てきますでしょうし,今のごみ減量化のソフトウエアを勘案していけばですね,どれぐらいごみの量がなるのか,今であれば,1日1人当たり1キログラムのですね,ごみを出していると,そういうことを考えれば,こういうものはですね,もっときちっと答えていただけるんじゃないですか。人口はどうなるのか,減量化はどうなるのか,そしてリサイクルについては,これから粗大ごみであるとか,リサイクル事業を進めていくとごみはこうなりますよということは,もっと明確にお話しいただくべきではないかと思うんですが,そこのところについてもう少し詳しくお聞きしたいと思います。

 それから最後に,バス乗り場ですが,方面別にバス路線を整備していくということですが,環状化についてですね,ちょっと2月の答弁と食い違ってるなという気もするわけですが,このあたりバス路線についてはどうお考えなのか,再度お尋ねしたいと思います。

 きょうは私ゆっくりお話ししたんで,教育長の方から明快な答弁をいただいたんで,きょうは教育問題については再質問しません。

 それでは,どうぞよろしくお願いします。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 太田正孝議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 まず,総合支所構想について,端的なこの世田谷区の例を見習うのかどうか,試行錯誤していくのかどうかにつきましては,今後総合支所構想を進める中での,今年度定める実施計画の中で,世田谷区の例についても十分参考にしてまいりたいと考えております。

 それから,3層構造ということで,本庁,総合支所,出張所ないし連絡所と,すべてにということは,これまでも御答弁申し上げてありますように,すべてにわたってはする考えではないわけです。

 ただ,この出張所,連絡所あるいはサービスコーナー等につきましてはですね,必要に応じて,先ほども議員御指摘の窓口サービス機能が重要であるということから,必要な場所においては考えなきゃならないと考えております。

 それから,世田谷区の区民参加,私どもにとっては市民参加という観点につきましては,これ重要なことでありまして,そういう意味で,現在の支所の場合にはですね,十分な権限,権能といいますか,おりてないと,現在で十分じゃないかという観点もありますが,現実にはですね,まあ今が限界であろうと。コミュニティー活動はいろんなてこ入れ策もしてありますけれども,同時にまた危機的な一つの曲がり角に来ているということも,私どもは考えているわけでありまして,この今岐路に立っているコミュニティー活動というものを,これから支援強化していくということから,総合支所というものがどうしても必要であるということから考えているわけであります。

 それから,築城400年について,もう少し一つのイベントという場合に,お店が出るとかいうような,工夫が必要ではないかと。

 御指摘のとおりでありまして,これから,先ほども申し上げましたが,毎月年内に盛り上がりのためのイベントを考えておりますが,その辺においては民間活力といいますか,いろんなもっと盛り上がりが図られるような工夫をしてまいりたいと考えております。



◎総務局長(菱川公資君) 庭瀬の駐輪場でございますが,議員御指摘のように,現在市が借りてるといいますか,駐輪場といいますか,無料のところは我々としては440台ぐらい収容可能であろうかというふうに考えております。

 それから,放置状況を,今議員さんの調査では,413台というふうな御指摘でございますが,我々調査した段階では,約440台ぐらいは放置されておったというように考えております。ただ,先ほども申し上げましたように,近所に3軒の民営の業者の方が,御協力いただいておりまして,3軒で約600台余りの台数が収容されております。

 したがいまして,まず先ほども御答弁申し上げましたように,この民営の方々,あるいは町内会,あるいは関係の機関等の方々と一定の合意ができて──今後のスケジュールということでございますけども,一定の合意ができて,この清算事業団の用地ということに考えていかなきゃ,用地が先になりますと,また何でその目的のない,何で買ったんだというようなことになってまいりましょうから,まずもう少し地元との,見通しというものを先につけさしていただきたい。これは早急にやっていきたいというふうに考えております。



◎環境事業局長(有森恭江君) ごみ量の積算等,もうできているのではないかとの再質問でございます。

 平成3年11月からのごみ非常事態宣言下のもとに,5種分別の収集等,市民の方々の大変な御協力のもとに,減量化,リサイクルはかなり進んではまいりました。そしてまた,容器包装リサイクル法の9年度からの施行等に伴いますさらなる減量化,リサイクルが見込まれます中,そうした状況を踏まえながら,ただいま検討を重ねているところでございます。

 本年度には整備計画を策定して,9年度から着手してまいりたいと,現在努力をいたしておりますので,どうか御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 経済波及効果についての再度のお尋ねでございますが,本来経済波及効果の算定でございますけれども,これは事業実施後にするものと聞いております。現段階では,他都市の事例等によって投資額が,たまたま19倍になったと,こういうことでございます。あくまでも先例を,他都市の例を参考にさせていただいた,こういうことでございます。

 また,元旦,1月1日のオープンに商店街を開放してはということでございますけれども,オープニングイベントと連動いたしまして,元旦市──これは現在表町商店街におきまして商店会の方々が実施に向けていろいろと検討中であると,このように聞いております。

 それから,環状バスの路線でございますけれども,岡山市の地域特性あるいは交通特性,そういうようなもの,それから施設の分布状況,こういうものから見まして,さまざまな都市機能の集積がなされております,また道路網も概成しております岡山駅東側を中心に現在運行する路線系統があると,こういうことでございますが,その他の地域につきまして,あるいは西口を含めてでございますけれども,新たな施設,こういうものが配置されると,そういうようなことも含めて需要が発生した時点で,道路網が整備された時点,そういうようなものを含めて検討が必要と,このように考えておりますので,御理解願いたいと思います。

     〔7番太田正孝君登壇〕



◆7番(太田正孝君) 再々質問をさしていただきます。

 まず,総合支所構想についてですが,市長の方から,私が提案した問題について,すべてにわたってすることは不可能である,できないというようなお話でありましたが,これ最善の努力をしてですね,市民に参加していただける機会,機関,そういうものを保障していくということ,これが一つね,明言がですね,なければですね,なかなかこの構想について,なかなか納得しがたいなと思うんで,市民参加の保障をできる限りやっていくという明言をですね,ぜひともしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 それからですね,庭瀬のですね,駐輪場の問題ですが,私がですね,調べてきたのよりも総務局長の調査の方が多かったわけですが,まあ私は土曜日ということで若干少ないのかなあと思っておりましたが,440台という把握をしておるわけですから,これは何とかしたいというですね,意気込み,決意をですね,ぜひきょうお聞かせいただきたいのと,あと目的のない土地を買うことはできないというようなくだりのお話がありましたが,目的のない土地ということは,私は駐輪場建設をしていただくための土地であろうと思うんですが,そこの認識をですね,きちっとお知らせをいただきたいと思います。

 それから,有森局長,今検討中ですということですが,人口であるとか,これからですね,ごみの排出する動向,これもう既に現状調査されてるでしょう。現状調査を踏まえてやればどういうふうになるのか,はっきり答えれると思うんですが,そこまでなぜ隠されるのか,いろいろ諸問題あると思うんですが,そういうことを計算すれば,どれぐらいの規模,500トンなのか600トンなのか,どれぐらいの規模の焼却炉になるのかわかると思うんです。そこのところですね,答えていただかなかったら,私何を質問したのかわからないと思うんで,そこのとこを含めて,そしてそういう焼却炉がですね,どういう能力で,また型式はどういうふうなもんですかということもお尋ねを常々しとるわけですから,そこもですね,きちっとお答えしていただかなかったら,ここで何をお聞きしてるのかわからないんで,ぜひこの点についてですね,はっきりとお答えください。ぜひお願いをいたします。

 それから,元旦市ですが,表町に,これは正式に申し入れをされたんですか。申し入れをされたのかどうか教えてください。そして,表町はどういうふうな形でこれをとらえておられるのか,その状況についても御報告をぜひお願いしたいと思います。

 これで今回の質問を終わらさしていただきたいと思います。どうも御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 太田正孝議員の再々質問に対しまして御答弁申し上げます。

 今度の総合支所を設けるに当たって,本庁と出張所の3層構造にぜひしてもらいたいということでありますけれどもですね,これは私も,これが市民参加をですね,保障する観点からということとは多少ずれがあるんじゃないか。もちろん世田谷区についての事例というのは,十分参考にさしていただきますが,今までの出張所ないし連絡所の機能は,まず市民の皆さん方にとっての窓口サービス機能が衰えないようにということでございます。それについては,いろんな観点からもちろん検討さしていただきたいと存じます。

 ただ,その市民参加というのは,いろんな機会で保障されるべきは,これ議員と同じ考えでございますがですね,ただその出張所を設けるというようなことが市民参加を保障するということには,にわかにはつながらないと,だからむしろできるだけ多くの権限を与え,そしてその権限のもとに,先ほど議員御指摘になった,その総合支所がセンター機能も持ち,相談機能も持つ中で,いろんなその中に機能がありましょうが,そういった機能を総合支所が発揮することによって,市民参加の機会を保障され,それが市民参加のまちづくりへつながっていくと,そういうことじゃないかとも考えますがですね,議員御指摘の点は十分,おっしゃることはよくわかりますんで,明言をするということまでにはいきませんが,これからの出先機関のあり方の中で,十分検討さしていただきたいと考えております。



◎総務局長(菱川公資君) まず,目的のない土地ということで,少し舌足らずでございましたが,駐輪場として建設ができるという目標が立たない土地をこれから新たに買って抱いとくというと,その間はやっぱり目的のない土地になるということでございます。

 それから,決意のほどということでございますけども,これは地元の方々の,あるいは業者の方々の御理解をいただくということでございますけれども,それを含めて我々としてもあらゆる方法を講じまして,検討してまいりたいというふうに考えております。



◎環境事業局長(有森恭江君) 焼却炉の大きさ,そして型式等はもう決まっているのではないか,明言をしろと,このような再々質問でございますが,(発言する者あり)ただいま最終の詰めをいたしております。決定にまで至っておりませんので,御理解を賜りますよう(発言する者あり)よろしくお願いを申し上げます。



◎参与(中村清司君) 元旦市で商店会に申し入れたのかと,こういう再々質問でございますけれども,実施計画の(?)によりまして,オープニングイベントの開催概要にも元旦市を示しております。そういうことで,現在表町でもそれに沿って検討中であると,このように聞いております。(「申し入れたんでしょうか」と呼ぶ者あり)申し入れについては,現在のところでは,商店会の方で積極的に進めていこうと,こういうことで,(「市が申し入れをしたのですかという質問なんです」と呼ぶ者あり)市は,実行委員会としては申し入れておりませんけれども,市の方ではお願いしておると,こういうことです。(発言する者あり)



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして柴田議員。

     〔8番柴田健二君登壇,拍手〕



◆8番(柴田健二君) 岡山21クラブが続きまして,いささか食傷ぎみだと思いますが(笑声),私がきょうは最後でございますので,どうかしばらく御辛抱をいただきたいと思います。

 備中高松城の史跡保存と総合歴史資料館建設について。

 姫路城や秋田から青森に広がる白神山地,また京都の一部などが世界文化遺産に認定され,ことしは広島の厳島神社がその候補に挙がっています。

 市長がよく言われます温故知新は,過去は現在や未来を解くかぎであるとの歴史の真理を語るまでもなく,人類のごく自然な関心や興味として有名な過去の歴史的実態の見学や,またそれにまつわるロマンを追及することは,極めて平凡なありふれた楽しみであり,自然な行為と言ってもよいでしょう。その場合,何はともあれ,まず往時そのままの実態を見ることが最も満足できる喜びであり,人間の自然な感性の楽しみと論理でもあります。

 遷都1200年として開催された京都市では,平安京の大模型がつくられ,奈良では創都1300年の藤原京が,藤原京跡会場に原寸大の大規模な演出をしていました。これらの行事や演出は,歴史や文化を愛する人間の心に,ほかにかえられない喜びと潤いを与えてくれるからです。

 私は,全国的に見学者の多い備中高松城跡周辺に総合資料館的なものを建設することは,高松地域だけではなく,岡山市として考えなければならない緊急課題であると確信している一人であります。

 備中高松城の水攻めは,戦国戦乱の世から全国が統一される信長,秀吉,家康の時代の数多いドラマの中でも有名な史実に数えられます。また,人間野望の凝縮を見ることもでき,その中にあってもこの高松城水攻めの歴史は,ドラマの天王山の一つと言えるでしょう。折しもNHKの大河ドラマ「秀吉」も時を同じくして高松城の水攻めのシーンが始まろうとしているとき,全国からの高松を訪れる人は後を絶ちません。

 私は,高松城跡に一つのやぐらでも復元し,史跡の保存と資料を展示できる総合歴史資料館の建設に岡山市としても大いに力を入れてほしいのであります。

 その理由は,次の2点であります。

 第1点目,全国からの見学者が多い。見学者は全国からで,学生や若いサラリーマン,歴史愛好者,家族連れなど,老若男女を問わないほど多いのであります。特に,高松稲荷や吉備津神社など吉備路観光の中心地であり,高松城跡を整備,復元することにより,散策や観光旅行など,より多くの人に利用されることは明白であります。

 一昨年の観光入り込み数を見ますと,岡山市中心部の後楽園約102万に対し,吉備路は192万人であります。他県の例を見ても,歴史的観光地は整備することにより何倍,何十倍の人が訪れているのです。

 第2点目,備中高松城の役における清水宗治の死がいかに敵味方を問わず,下克上の乱世に大きな精神的影響を与えたかはかり知ることはできない。主君毛利家の存続,小早川隆景の信頼にこたえ,城兵五千の命を救い,天下の平和を願い,講和の条件として敵味方,見守る中,武人として誓願寺の曲舞を舞い,辞世の句を残し,従容として自刃していった宗治公は,敵将秀吉をして古今武将の明鑑と言わしめたのであります。崇高な宗治精神が現代の人々の心から忘れ去られようとしている今,高松城はその心を呼び戻す大事な教育の場でもあります。地域の人々のみならず,広く国民性として後世に語り継ぐべき場所でもあります。清水宗治は,毛利氏の中にあっても最もすぐれた武将であったことは史実のとおりであります。

 バブルがはじけ,その反省として人間らしく生きる模索が過去の歴史に求められている今,余りにも有名な高松城や城主清水宗治の史実を根本的に考え直すことが今や最も大切であり,市長の言う温故知新にもつながると私は確信していますが,市長のお考えはいかがでしょうか。

 以上の理由から,今まで計画的に復元されなかった高松城跡の全国的に知られた歴史や史跡の一部でも復元を目指し,またその資料を保存,展示する総合歴史資料館を建設して,広く国民的な期待にこたえることは,人間の心のふるさとや真の生き方が問われる今日,何よりも必然的課題であり,貴重な過去を知ることは現在や未来を知る唯一の私たちの施策であると,私は強く訴えるものであります。

 つい先日,414回忌の宗治祭を地域の皆さんの協力を得て開催することができました。参加者は600人を超える盛況ですが,高松地域以外の人々を招いてもう少し大きな規模で開催しようと思えば,天候が心配でなかなか思い切って実行できません。バスを利用して多数の観光団が来た場合は,休憩する場所もないのであります。

 さきにも宗治精神について述べましたが,高松こそ天下分け目の記念すべき場所であります。天下人秀吉を相手に事大の収拾を図った宗治公こそ,人間の生きる亀鑑であります。吉備文化発祥の地で歴史的背景もあり,今年度中に中国横断道も全面開通し,岡山総社インターからも近く,地元の協力も絶対的なものです。ぜひとも総合歴史資料館は高松地区に建設してほしいのであります。

 次に,電算関係について質問さしていただきます。

 昨年6月,電算関係について質問さしていただきましたが,幾つか理解できない問題がございましたので,約2カ月間,資料を請求し調査してまいりましたが,どうしても納得いかず,今回視点を変えて再度お尋ねいたしますので,よろしくお願いいたします。

 まず1点目は,資料の公開と信用性はどこまであるかということです。

 平成5年度,6年度,7年度,各年度の数字がコンピューター総覧に掲載されていますが,金額の明細は非常にあいまいで,汎用機レンタル料,都市情報リース料等の合計が合致しない。この理由は,数字をピックアップするのを忘れていたとか,上げ方が間違っていたとかで,資料を提出いただくたびに数字が違い,弁明に終始している状態です。何を信用すればいいのか,正確な数字を示さず,指摘されれば間違っていたでは市民に対し説明がつかない。単なる数字合わせをしているようにしか受けとめられないのであります。

 そのほか,「今,使用している電算室の機器構成図を見せてほしい」と言えば,「そんなものはない,わからない」の一点張り。ガスの配管図,電気の配線図の大まかなようなもので,これがないと修理等ができないのと同じで,なくては絶対に電算機を管理運用できないのであります。これはしばらくたって提出されましたが,手元に本当になかったのか,見られたら困るから出せなかったのか,なかったとしたら大きな問題であります。

 次に2点目,汎用機システムの価格について詳しく調べてみますと,無償で使用している。すなわち,ただで使っている機器が非常に多くあり,金額についても約半分が無償扱い,これらの機器は寄贈扱いと考えられますが,しかるべき手続はとられているのでしょうか。

 3点目,賃貸契約はすべて随意契約で行っているようですが,価格交渉や他都市との調査など,どのようにされているのでしょうか。再度お尋ねいたします。相変わらず随意契約で行うつもりでいるのかをお答えいただきたいと思います。

 最後の質問,岡山市の市花木について。

 岡山市の花は菊,木はクロガネモチ──通称アクラ,花木はサルスベリ──別名百日紅と,昭和41年に定められていますが,いずれも岡山市の誇る花であり木であると思いますが,そこで市花木のサルスベリについて質問いたします。

 サルスベリは,幹の樹皮が滑らかで,猿も滑りそうなところからサルスベリの名がついたということですが,市民憲章にも「花や木をたいせつに育て,美しい緑のまちをつくりましょう」とうたっています。菊やアクラはどこでも見かけられますが,市花木に選定され30年たっていますが,サルスベリについてはほとんど見ることができない。このサルスベリは,市内のどのような場所に植栽されているのか,お伺いいたします。

 岡山市の花卉市場での扱いを見ますと,平成4年105本,平成5年44本,平成6年59本と,おおよそ市花木としての認識は非常に低く,近所の小学生に尋ねてもほとんどの子供が知らない,学校の校庭にも植えてない。今後どのように啓蒙,啓発され,植栽をしていくのか,お伺いいたしまして,第1回目の質問を終わらしていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎総務局長(菱川公資君) それでは,電算関係について答弁さしていただきます。

 コンピューター総覧に掲載されております数字は,各市への照会,回答の集計されたものでございます。

 岡山市の,御指摘の平成5年度から平成7年度までの機器の使用料につきましては,これは情報管理課所管の機器使用料と他課所管分の使用料を含めました当初予算の集計分でございます。

 また,機器構成図につきましては,昨年末に汎用機等のリプレースを行いまして,それに伴いまして岡山市における行政情報管理──これは電算処理概要でございますが,を本年度じゅうに改定する予定にいたしております。

 御照会のありました時点では,まだ同誌に掲載する構成図は準備段階でございまして,内容確認のためお答えに時間がかかり,大変御迷惑をおかけいたしました。

 次に,無償で使用している機器があるが,これらの機器はしかるべき手続をとっているかどうかということでございますが,本市では富士通株式会社製の汎用電子計算機を使用しておりまして,その形態は賃貸借と使用貸借の二通りでございます。

 賃貸借といたしましては,日本電子計算機株式会社と賃貸借契約を締結をいたしまして,使用貸借といたしましては富士通と機器の使用貸借に関する確認書により機器の使用をいたしております。この部分が無償という部分でございます。

 次に,賃貸借契約は随意契約で行っておるが,今後も随意契約を行うのかということでございます。

 地方公共団体が国産の電子計算機を賃借する場合,通産省の指導のもとに各メーカーが共同で設立いたしました日本電子計算機株式会社を利用するのが一般的となっております。これは同社が国から政策資金といたしまして,長期かつ低利な財政資金の開銀融資等を受けまして,安定的なレンタル料の提示ができることのためでございまして,中央官庁,政府関係機関,地方自治体など,多くの官公庁が同社とレンタル契約を行っとるのが現状でございます。

 本市におきましても,昭和55年の汎用電子計算機の自己導入以来,一貫をいたしまして機器の賃貸借を随意契約といたしてまいりました。

 価格につきましては,日本電子計算機株式会社を通じてレンタル価格表の登録価格に基づいておりまして,他都市においても同様の形で随意契約を行っております。

 現在のところ,今後も同社と随意契約をする予定といたしております。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 岡山市の市花木についての御質問でございます。

 まず,サルスベリ──別名百日紅でございますけれども,現在は庁舎南,西川緑道,半田山植物園等に植栽しておりますけども,柴田議員さん御指摘のとおり,市花木という名にふさわしいほど,また市民に存在感を与えるほど植栽されているというような現状は残念ながらございません。

 現在,岡山市におきましては,平成5年度から総合的に緑豊かな都市づくりを推進していくために,市民の花と緑倍増作戦事業に取り組んでございます。この一環といたしまして,平成6年度に市立深柢小学校の東側歩道でございますけれども,23本のサルスベリを植栽するなど,普及に努めておるとこでございます。

 また,啓発活動につきましては,広報紙等でサルスベリが岡山市の市花木であることは掲載はしておりますけれども,引き続きその周知に努めてまいりたいと考えております。

 なお,今後の植栽についてでございますけれども,引き続き公園,緑地,あるいは公共公益施設などの計画,整備の中で植栽可能な場所にサルスベリを取り入れ,より市民の目に触れるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 柴田議員の御質問にお答えいたします。

 高松城跡は,本丸跡と築堤跡の一部は昭和4年に国の史跡に指定され,保存が図られてきておるところであります。

 高松城の史跡としての保存と整備に当たりましては,今後の課題として本丸跡全域の史跡指定,さらに民有地でありますものの公有化,そして二の丸跡や家中屋敷曲輪跡の追加指定などの問題があります。教育委員会といたしましても,史跡保存の必要性があると考えておるのでありまして,順次これらの課題を解決することに努めてまいりたいと存じます。

 また,御提言のありました高松城関係の歴史資料館につきましては,現在建設に向けて検討を進めております(仮称)岡山市立総合歴史博物館との関連などの中で検討してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

     〔8番柴田健二君登壇〕



◆8番(柴田健二君) 高松城跡関係の質問は,十分な答弁をいただけなかったのですが,文化庁との関係で,まあこれはいたし方ないかと思います。

 それから,市花木についてはこれから啓蒙,啓発されていくということで,いい答弁をいただきましてありがとうございました。

 電算関係について再質問をさしていただきたいと思います。

 機器の使用貸借に対する確認書により無償で使用しているということでございますが,この確認書を私,調べてまいりました。その目的は,次の目的で使用しているということです。当市は,別途機器,全部または一部について賃貸借契約または売買契約を締結し,当該機器の引き渡しを受けるまでの期間,当該機器を使用するためと書いていますが,この文面からすると,必要な機器を先に導入し,賃貸契約をするまではただで使用してもいいですよという意味だと理解しますが,実際は契約もしないで長期間,何年も使用している機器があるのは目的から外れていると思いますが,いかがでしょうか。

 二つ目,別途賃貸借契約等を締結した貴社の製品の利用効率を高め,より便利に使用するため。これをわかりやすく説明しますと,なくてもその機械そのものの性能は変わりはないが,あった方が便利がよいですよ,効率が上がりますよということで,例えばゴルフをする場合ですね,手袋はなくてもスイングはできる。しかし,手袋があった方がグリップが決まりですね,よりよいスイングができますよという意味だと思うんですが,当市の電子計算機器は手袋を借りているのだったらまだしも,ドライバーもパターもアイアンもこれがなかったらゴルフそのものができない,そういう部分が当市の電子計算機器にはいっぱいあります。

 無償使用の目的は補助的か,またはあくまで一時的に使用するものと考えられますが,この点についてはどのように思われますか。

 それから,賃貸契約はすべて随意契約で行っているようですが,通産省の指導でできた日本電子計算機株式会社から標準価格に基づいて契約しているということですが,調べてみますと,日本電子計算機株式会社いうのは,これは公的機関でも何でもなく,ただ単に民間のリース会社ですから,標準価格いうんですかね,適正な価格など持ってなく,価格交渉はあくまでメーカーと行われるべきものではないでしょうか。

 また,有償契約半分,無償契約半分の組み合わせで使用している当市の現状は,メーカー対担当者との間で談合,癒着の発生要因になりかねない。また,担当者にとっては予算措置の煩雑さが省け,機器の確保が非常に簡単であり,メーカーにとっては他メーカーに変更されることは絶対なく,当市の弱みが握られる可能性が大いにあります。

 平成8年度資料によりますと,有償分2,800万円,無償分2,700万円,無償部分は値引きの手段としているようですが,どちらにも属さないものもあります。なぜこのようにややこしいことをするのでしょうか。昨年の6月の議会においても,メーカーに頼りきりになって,メーカーの言いなりになっているようなことがあれば非常に憂慮すべきだと申し上げましたが,現状はまさにこのとおりではないでしょうか。汎用機のレンタル料一つとっても,世間相場,使用機器の管理は十分でない。ましてやですね,ソフトウエア開発費や保守費が適正かどうかはもっと難しいのであります。

 この問題は,情報管理だけではなく,他の部署においてもこのようなことがあるのではないかと危惧しています。当事者でわからなければ,今後コンサルタントでも入れて根本的に調査することをお勧めいたします。

 この問題について,総務局長の答弁は結構でございますが,宮崎助役は自治省の御出身であられますが,通産省の指導で各地方自治体に,JECCですね,日本電子計算機株式会社から随意で借りてるということですが,そういったことを自治省としては指導をされているのでしょうか。

 それから,市長にですね,私が再質問いたしましたことについての感想をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 柴田議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 電算関係の契約のあり方ということでありまして,御指摘のその心配といいますかですね,メーカー側の言いなりになるおそれはないかということは,私も相当危惧を持っております。で,この現在の日本電子計算機株式会社を通じて必ず随契はやるというやり方はですね,国の全体的な,この国産のコンピューターを普及しようということから出てくるものでありましてですね,その一つの形態でそのメーカー直接ではなくて,日本電子計算機株式会社を通ずるという指導のもとにですね,この国産のコンピューター関係を導入するところでは,どこの都市も,県もこういう方式をとってるわけです。だから,ここで感想として申し上げますけども,コンピューターというのが極めて技術的なもの,だから汎用機にしましても,御指摘のあったソフトウエアの開発にしましてもですね,本当に適正な管理,適正な値段でですね,これが賃貸借なり,あるいはソフトウエアの開発費が適正かどうかと,これはもう絶えず我々が心しなきゃならないと考えております。

 その仕組み等についても,さらにいろんな観点から検討してですね,本当に我々として主体的な契約をしていくべくですね,これからも常にいろんな工夫をしてまいらなきゃならないというふうに感じております。



◎助役(宮崎正壽君) 契約事務と国の指導の関係についての御質問でございますが,地方自治は基本的には自己決定,自己責任の原則でございまして,契約事務におきましても,一般的には地方自治法等の法令の根拠に基づいて,団体の自主的な判断によりまして処理していくべき事柄だと考えております。

 そこで,汎用電子計算機を日本電子計算機株式会社と随意契約でレンタルしている点でございますが,通産省の指導ということもございますが,あわせてこの会社が国からの政策資金として長期かつ低利な財政資金の開銀融資を受けていること,さらには,岡山市のみではなく,非常に多くの団体が同様の契約を結んでおりますので,スケールメリットも生かして安定的な価格を提示できるというような利点もございまして,そういう諸所の点を勘案いたしまして,岡山市として現在のような形で契約の判断を行っているものと理解をいたしております。

 ただ,先ほども市長から答弁がありましたように,コンピューターは非常に技術的,専門的なものでもございますし,今後も絶えず適正な管理なり,価格の設定等について配慮をしていくべきものと考えております。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして羽場議員。

     〔32番羽場頼三郎君登壇〕



◆32番(羽場頼三郎君) それでは,質問さしていただきますが,今回,私は納税貯蓄組合の問題について質問しようと思っておりましたんですが,邑久町で集団食中毒事件が発生をいたしまして,一昨日の新聞にも岡山市でも菌が検出されたということでありますから,まずこれをお聞きしておかなくちゃいけないと思います。

 幼い2人の命を奪ったこの集団食中毒ですが,本当に御冥福をお祈りをしたいと思います。また,子供を失われた親御さんのお気持ちを思いますときにですね,こうしたことが起きないようにしていくことが我々の務めではないかと思っているところであります。

 その原因につきましては,学校給食のおそれがかなりあるというふうに言われておりますので,こういった同じようなこと,悲劇を繰り返さないためにもその原因の究明ということと,そしてシステムの見直しが必要ではないかと思われます。当局の見解をお聞きしたいと思います。

 また,市として邑久町にどのような協力体制をとられているのか,お聞きをしたいと思います。

 また,給食に使われる材料につきましては岡山市からもかなり持ち込まれているとお聞きしておりますが,これについての調査は進んでいるのでしょうか。どこの責任でそれを行っておられますか。

 そして,邑久町の場合,子供たちに下痢症状が出たけれども,当初これが食中毒というふうになかなか判断ができない,そのことが対応のおくれにつながったと聞いておりますけれども,特に学校の場合においてですね,子供の出席についてどのような注意を払っておられるのか,また何人ぐらい欠席をしたら学級閉鎖などの措置をとられるようになっているのか,またそうした判断はどなたがなされているのか,お聞きをしたいと思います。

 そして,原因究明に当たってネックとなっているのが給食のサンプルですね,これを72時間しか保存していないことにもあると言われておりますが,これは,せめてですね,潜伏期間,4日ないし9日というんですが,平均5.何日ということになると思いますが,その潜伏期間,120時間なり148時間なり,冷蔵保存をしておくことはできないのかと思います。

 また,今回の病原性の大腸菌「O−157」,これが引き起こす食中毒については,専門家であるはずの医師もその診断が難しかったとお聞きをいたしておりますが,保健所はですね,校医や医療機関に対して,今回の大腸菌による食中毒の特徴など,必要な医療情報を提供されているのかどうかお聞きをしたいと思います。

 最後に,この再発防止に向けて岡山市が行っている対策というものをお聞きをしたいと思います。

 それでは,納税貯蓄組合に対する補助金についてお聞きをしたいと思います。

 納税貯蓄組合,御存じだと思いますが,納税者の自主的な団体でありまして,納税奨励の意味で戦後から引き続き,多くの自治体で補助金を交付をいたしております。しかし,当時に比べると,今日では自主納税の原則がかなり定着をし,また市民税では特別徴収,つまりいわゆる天引きですね,そういう特別徴収が大部分を占める現在,納税貯蓄組合を通じて納付をする一部の人たちにだけ助成をするのはかえって不公平ではないか,こういう指摘もあります。自治体によっては補助金や奨励金の名目でお金が交付をされていて,住民の監査請求も東京都の東村山市,そのお隣の武蔵村山市,大阪府の貝塚市,神奈川県の茅ヶ崎市,千葉市など,各地で起きております。

 制度自体の見直しの動きも広がっておりまして,現に東京都の日野市,佐賀県の武雄市,千葉県の我孫子市,富山県の高岡市でも補助金を削減をいたしております。東京の多摩地区,先ほど申し上げました武蔵村山市では補助金の不法支出が明らかになりました。5年前に組合が解散をし,補助金を交付するための条例も廃止をしております。神奈川県の茅ヶ崎市,ここではこの4年間はもう補助金を出しておりません。近く解散をする見通しでございます。

 また,最近では,先月の29日,神奈川県の平塚市でも納税貯蓄組合とその連合会が解散をいたしております。その理由として──これは新聞に載っておりましたが,金融機関へのこの口座振替の制度の普及で個人納付をする組合員がふえた。また,納税団体に税金で補助金を出すことへの批判が強まった。プライバシーを尊重する社会的傾向が強まり,滞納者への督促がしにくくなった。さらに,総会の際の弁当代など,補助金の使い道に対する批判も強まったというふうになっております。

 神奈川県の海老名市でも時代の流れで存在理由がなくなりつつあるので,組合の役割は終わったとして,約3割が既に解散をし,残る組合もおおむね解散の方向にあるということが新聞でも報道されております。その海老名市なんですが,これは補助金ではなくて,納税報奨金という名目で交付をされております。市民から監査請求がございまして,監査委員から納期内納付は国民の義務である,特定団体にだけ公金を与えるのは公平性に欠く不当な支出行為。こういう判断が出されまして,この監査委員の判断が先ほど申し上げましたように,組合の解散につながったということであります。

 こうした動きの中,岡山市でも市民の間から納税貯蓄組合の存在意義や補助金のあり方について疑問が出されているということは御承知のとおりだと思います。

 岡山市でも昭和26年にこの制定をされた納税貯蓄組合法10条,これに基づいて納税貯蓄組合がつくられ,岡山市納税貯蓄組合補助規則というものがあるんだそうですが,それによって補助金が交付をされております。

 過去の5年間を見ましてもですね,7年度が6,329万円,6年度が5,981万円,5年度が6,080万円,4年度が6,118万円,3年度が5,973万円と,毎年約6,000万円の支出がなされております。5年間で3億円を超えております。

 当市で組合に加入している方の市税徴収率は,99.1%とお聞きをしております。市税徴収に一定の役割を果たしてきたことは評価をするべきだろうと思います。しかし,これ組合数は1,766もございまして,県下10市で,また他の中核市の中を比較をいたしましても群を抜いて数が多い。組合員が6万3,000人ほどでありまして,人口に対して約10%,納税者に対しても15.3%にとどまっております。県下の10市の中では,これは最下位ですね。それから,納付期限内納付も下位から2番目,加入をしてない方の市税徴収率,関心があると思われますが,これが97.1%でございます。そういう意味では,2%の差しかないというふうにも言えるかもしれません。この差を埋めるために毎年6,000万円の税金を使わなければならないとなるとですね,効果の面からも制度のあり方を見直さなければならないのじゃないかなと,こう考えているところです。

 納税貯蓄組合法の10条にはですね,地方公共団体は納税貯蓄組合に対し,1,組合の事務に必要な使用人の給料,2,帳簿書類の購入費,3,事務所の使用料,4,その他欠くことができない事務費,この4つを補うために予算の範囲内において補助金を交付をすることができる。ただし,地方公共団体が交付する補助金の合計額は,組合が使用した当該費用の金額を超えてはならない,第2項で,地方公共団体は納税貯蓄組合に対し,組合の役員または組合員の報酬に充てるため補助金を交付してはならないとなっております。

 しかし,市がつくっております補助金の交付申請書,ここにこの交付の申し込みといいますか,申請をするわけですが,この組合員の使用した事務費となっておりまして,その内訳がですね,1,総会費,2,物品購入費,3,その他となっております。これは法10条の分類と明らかに異なっておりまして,法が予定しております使用人や事務所が存在をするような組合が初めからないということになっております。このため,法の趣旨に沿って補助金が出されているかどうか,非常にわかりにくくなっております。それぞれが法のどれに当たると解釈をされているのか,お聞きをしたいと思います。

 また,法の趣旨からすれば,貴重な税金から補助金を出すわけですから,厳格に使わなければならないことは言うまでもありませんから,組合法においてもですね,11条でこの法律の適正な実施を確保するため質問をするとか,帳簿書類を検査させることができるというふうになっているわけですが,組合が使ってる事務費はどのような内容なのか,市は把握をしている必要があると思いますが,どうなんでしょうか。

 その中でも,まず総会費。

 総会費とはですね,会場の借上料,資料の作成費,茶菓子代,さらに広く含んだとしても,税金の話などを聞くような講師を招いたその費用までであります。当然のことですけれども,弁当代は含まれません。しかし,実際にはこの弁当代に化けているという話はよくお聞きをするところであります。また,甚だしいのは旅行の代金に使われてる。旅行の代金に使ったところですね,参加者が,例えばどうしても都合があったりして参加できなかった。そういう参加できない人からは,わしら何で行かれんのにから,というような不満が出た。そこで,今度はしようがないというんで,頭数で割って商品券を配った。商品券を配ったら,今度はほかの人から,我々は税金をたくさん払っとるのに,補助金ぎょうさん返ってくるはずなのに一律に払うとは何事だと,こういう苦情が出ていたということもお聞きをしております。

 昨年交付された補助金を調べてみますとですね,総会費のみ請求している組合が182組合もあります,2,770万3,651円。その他,その他ですよ,その他だけ,何も書いてない,その他のみを請求してる組合が196組合,組合数は多い,金額は238万3,299円。これら両方合わせますとですね,378もの組合があいまいな費用を請求していることになりますけれども,これらについて調査をするお考えはございませんか。

 現状では,その申請者のチェックはだれがしてるのか,またしていないんでありましたらどういう理由なのか,そしてその他というのはですね,法10条でいう何を意味しているのか,明らかにしていただきたいと思います。

 また,2番目に上がっておりました物品購入費,これも法がいうところの帳簿書類の購入費とは違います。この中身をどうとらえればいいのか。場合によってはですね,これもあいまいな支出ということが言えるんじゃないでしょうか。

 これらすべてあいまいな支出に対して補助金を出しているという市民の指摘もございます。補助金の出し方として疑問が出されておりますけれども,これにどのようにこたえるのか,聞かせていただきたいと思います。

 補助金を精査をしてみますとですね,申請より多額の補助金が認められている場合もあります。これは法に反する可能性もあるのじゃないかとも思われますが,まあ単なる事務上のミスだとしてもですね,事務が漫然と行われている可能性があります。十分に注意を払うように徹底をすべきではなかろうかと思います。

 また,補助金が1,000円以下,余りにも低い。私が調べたところによりますと,最低が55円という補助金がある。1件じゃない,複数ある。こういうような経費の方がむしろ余計にかかっていると思われる組合が68もあります。時々ここでもよく言われますが,何かつちが,柄の方が重いつちというのが話に出てきますが,それに当たるのではないかという気がいたします。

 これらを,ついでに申し上げればですね,1万円以下,これでも380組合,全体の22%を超えてる。こうした事態,こうした状態,これら組合にですね,改善を指導するお考えはございませんか。規則を改正するなり,条例を整備するなりして,このような存在意義の薄い組合については補助をカットするとか,適正な運用を指導するとか,こういうことが必要なのではないかと思います。

 最大の問題はですね,やはり組合に加入をしていない一般市民にとって,このような納税貯蓄組合が存在をしたり,いいかげんとしか言いようのない補助金の使い方がもしあるとすればですよ,そういう補助金の使い方を知って,その納税意欲が失われることが一番問題だと思います。加入したくても,例えば近くに組合がないとか,あっても従来からの組合にはよそ者を入れたくないと,こういった雰囲気があるともお聞きをいたしております。

 組合を結成したくてもなかなか困難という場合も多いようですから,組合の運営,これも理想から遠く離れてしまってる,こういうような実情,現状を放置をするということは,市が進めようとしている財政改革の方向に反するのではないかと,こういう気がいたします。

 もちろん,この目的を自覚をされ,総会を開くたびに期限内納付を呼びかけ,また口座振替の推進に協力をしておられる組合もあるということはよくよく存じをいたしております。熱心に組合員のお宅を回って,この納付を勧めているという方もおられる,そういうお話もお聞きをいたしております。そのような組合の方はですね,胸を張って補助金を受け取ってしかるべきだと思います。こうしたこの正常な運営をされてる組合に対して補助金を出すことについて,何ら異議を差し挟むものではございません。しかし,大事なことはですね,いいところには出す,で,おかしなところにはもうカットするなり,指導するなりする,こういうことが必要ではないかと思います。

 市の規則の方ではですね,6条でこの納付期限内に納付すべき額の100分の95以上納付した組合について,補助金としてこの100分の3というのを出すことになっておりますが,先ほども申し上げましたように,組合に入っていない方の市税徴収率は97.1%ということになりますとですね,ほとんど95%を超えとるわけです。こういう場合には,これは市民全体に逆に3%の税金が戻ってこなきゃおかしいじゃないか,こういう声が出てきても当然かと思います。そうした不公平感を生じさせることがないように,この納税貯蓄組合については抜本的な見直しをぜひしていただきたいと思います。

 先ほどちょっと例に挙げさしていただきました東京の武蔵村山市の条例と比較をしますとですね,組合割というのが武蔵村山にはございますが,岡山にはありません。しかし,納税件数割というのがありまして,これは1件につき5円,岡山では1件につき15円です。税割額というのがありますが,先ほど申しましたように,この納付率によって100分の3と100分の4というふうになっておりますが,武蔵村山の場合は100分の1.5です。岡山の場合,さらに組合員の年税額が6万円を超えるときは6万円というのもありますが,いずれにしてもこの補助金として多過ぎるんじゃないかと,こういう感じもいたしますが,どうでしょうか。

 私がさらに問題だと思いますのは,市の補助金が,この補助金ですね,これが規則によって出されているということであります。つまり条例ではない。議会のチェックがしにくいということであります。市民の代表である我々の議会の比較的目が届きにくく,制度創設以来,余り論議がされないままで年間6,000万円使われてきた,これらの組合については行政のチェックも十分と思われませんし,監査委員会の監査も行われていないそうでありますから,先ほど申し上げましたように,補助金の使い方についても指導が十分ではない。これでは,逆に市民の納税意欲に水を差しているのと同じだと思います。

 対象となる税金は,市民税,固定資産税,軽自動車税の3税でありますけれども,その市民税についてはですね,先ほど申し上げましたように特別徴収,つまり給料からの天引きでもう既に税金が納められてる,自動的に。約75%だそうです。

 そしてまた,市の方も力を入れてですね,口座振替を進めております。納税方法としても一般化しつつあります。5年度には,全納税義務者に対する口座振替者は23.9%,また加入組合員の口座振替の利用率は50.8%だそうですが,ことしの調べでは納税義務者に対する口座振替,27.4%,また同じく加入組合員の口座振替利用率は54.8%になっているそうです。加入者の方は4.0ポイント上昇し,全納税義務者の方は3.5ポイントの上昇で,大きな違いは見られません。市としては,この口座振替を今後さらに進めていかれるつもりなのかどうか,お聞きをしたいと思います。

 市民がタックスペイヤーとしての権利を自覚し,その意識の高まりが納付率の向上にもつながっていく,こう思われます。組合の形で納税を進めるのは時代おくれの感がする,こういう声が聞こえてきそうでございます。

 市の行革大綱が12日にまとめられましたけれども,それに先立ってことしの3月29日,「豊かでゆとりあるくらしをめざす市政懇談会」の方から,「行財政運営の基本方針について」という答申が出ておりまして,市長の本会議冒頭の所信表明にも示され,御承知のとおりだと思いますが,この中の第3章の「当面推進すべき重点項目──改革に向けての提言──」の第4節,「財政運営の健全化」,その3においてですね,事務事業,補助金の見直しと合理化が求められております。

 具体的には,補助金についても新たな行政需要や行政目的の中で増加する傾向にあることから,現在の行政水準や行政の守備範囲などを勘案しながら,原点に立ち返り補助目的,補助効果の両面から見直しを行うとともに,その統合やメニュー化,終期の設定などによる合理化への方策を検討していくべきであるとされております。

 かつて本議会でも納税貯蓄組合の存在意義や補助金のあり方については議論をされておりますが,現在はどのような認識でおられるのかお聞きをしたいと思います。先ほど申し上げました答申の趣旨を生かす意味からも,この納税貯蓄組合に対する補助金については,制度としても大幅な見直しの時期に来ていると思いますが,どうお考えでしょうか。

 岡山市も中核市となりまして,地方分権,我々地方主権と言いたいところですが,それを一層進めなければならない重要な時期に当たっております。環境行政や福祉行政,こういったところにさらにこの予算を使わなければならない,そのためには権限と財源が必要であります。必要なところには金を惜しまず,不必要なものは思い切って整理をする,これが実行できなければ,幾ら答申が出ても意味がありません。かけ声倒れに終わってしまいます。

 3割自治と言われるように,国が権限と財源を握り過ぎているということも問題ですけれども,自治体としてのですね,岡山市がその財源を確保する努力,これが必要ですし,職員の意識改革も必要だと思います。さらに,市民もですね,税に対する理解,また補助金を当てにしないでみずからの知識と行動,これで生活を築いていくというそういう努力をするべき時期にも来ているのではないかと思いましたので,今回はこの納税貯蓄組合の補助金について,絞って質問をさせていただきました。

 最後になりましたけれども,この補助金の見直しについて,代表監査委員の御見解をお聞きをしときます。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 質問の途中でありますが,午後1時20分まで休憩いたします。

      午後0時21分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時20分開議



○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 羽場議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 邑久町の集団食中毒についての御質問ですが,原因の究明とシステムの見直しが必要という御指摘でございますが,御指摘のとおりこのたびの食中毒事件につきましては,徹底的な原因の究明を望むものであります。また,本市としましてもこの原因究明に対する協力も当然と考えております。

 現在,県は病原性大腸菌食中毒対策本部において原因究明に努められているところでありまして,また病原性大腸菌による食中毒が発生したことを受けて,国は厚生大臣の諮問機関である食品衛生調査会において対策等を協議されているところでございます。

 今後は,国及び県から出される報告の内容を本市の食品衛生及び学校給食の施策に生かしてまいりたいと考えております。

 それから,市としてどのような協力体制をとっているのか,あるいは給食材料についての調査は進んでいるのかと,どこの責任でやってるのかというお尋ねですが,今回の集団食中毒事件に際し,本市として食品衛生監視員の派遣,保健婦の派遣及び検査の受け入れについて,協力要請に対応できる体制を整えておりまして,その旨を県及び邑久町へも知らせております。

 また,御指摘のとおり市内の食品取扱業者から邑久町学校給食センターへ給食物資が納入されております。これらの給食物資及び取扱業者につきまして,保健所が食中毒調査の協力の一環として調査を行いましたが,これについては問題はございませんでした。

 それから,保健所が校医や医療機関に対して,今回の食中毒の特徴などの医療情報を提供しているのかというお尋ねですが,医療機関に対しましては6月15日に医師会及び病院協会を通じ,病原性大腸菌O−157が原因と思われる有症者への対応について情報提供を行ったところでございます。

 それから,そのほか岡山市が行ってる対策ということでございますが,保健所におきましては食中毒防止のため監視指導業務を行っているところでございますが,今回の集団食中毒事件を受けて,緊急対策として教育委員会等の関係部署に対し,6月4日付で注意を喚起する通知をしたところでございます。また,12日には学校,保育園等に対する情報提供並びに食中毒防止に関する対策会議を開催したところでございます。さらに,14日からは保健所,教育委員会合同で学校給食施設の緊急立ち入りを行っております。食品関係業者に対しましても保健所の立入検査を強化するとともに,啓発活動を展開しているところでございます。市民の皆様に対しましても,町内会の御協力をいただき緊急の回覧による広報を行ったところでありますが,またさらに7月1日号の市の広報紙によりさらに注意を喚起する予定でございます。

 なお,その他の御質問につきましては担当助役,局長から御答弁さしていただきます。



◎助役(宮崎正壽君) 納税貯蓄組合の存在意義や補助金のあり方及びその見直しについての御質問にお答えいたします。

 納税貯蓄組合は,昭和26年に納税貯蓄組合法が制定され,個人または法人が一定の地域,職域または勤務先を単位として任意に組織された組合で,組合員の納税資金の貯蓄のあっせん,その他納税手続に関する事務を行うことを主たる目的として設立されたものであります。

 現在では,従来の自主納税の推進,口座振替の普及に努力してもらうとともに,地域に密着し幅広く組織されているという利点を生かし,税知識の普及,納税意識の高揚につながる活動をより積極的に推進する役割を果たすための補助金であると認識をいたしております。

 また,納税貯蓄組合の補助金の見直しにつきましては,昭和26年に納税貯蓄組合法が制定されてから既に45年が経過し,納税環境も大きく変化してきていることから,納税貯蓄組合のあり方などにつきまして,行財政運営の基本方針についての答申の趣旨にも沿って,いま一度十分に検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎財政局長(井上宜也君) 羽場議員の納税貯蓄組合に関する質問に順次お答えを申し上げます。

 まず,市がつくってる補助金交付申請書では,総会費,物品購入費,その他となっていて,法10条とは明らかに異なっており,法のどれに当たると解釈されているかお聞きしたい。また,組合が使っている事務費はどのような内容なのか,市はその内容の把握をしている必要があると思うがどうなのか。また,事務費の内訳のうち,その他とは法10条でいう何を意味しているのか明らかにしてもらいたいという御質問でございます。

 答弁といたしまして,まず納税貯蓄組合法第10条第1項でございますけども,納税貯蓄組合に対しまして組合の事務に必要な使用人の給料,帳簿書類の購入費,事務所の使用料,その他欠くことのできない事務費を補助することができるとされております。補助金交付申請書では,使用した事務費の額とその内訳を明記することとしております。したがいまして,法第10条第1項の趣旨に沿った運用をいたしているというふうに考えております。

 また,組合の事務費の内容につきましては,岡山市は補助申請において,こうした事務費の内訳としまして総会費,物品購入費,その他の3分類で申請をすることとしております。

 その事務費の内訳のその他でございますけども,総会費,物品購入費以外の事務費でございまして,具体的には通信運搬費などでございます。

 次に,昨年交付された補助金によれば総会費のみで請求している組合が182組合,その他のみで請求している組合が196組合,合わせて378もの組合があいまいな費用を請求しているが,これらについて調査する考えはないか,また現状では申請書のチェックはだれがしているのか,していないならどういう理由なのかという御質問でございますけども,納税貯蓄組合1,709団体において,補助金申請に当たって補助金交付申請書で包括的に1項目だけ申請している組合につきましては,今後,法に則しまして適切に記入するよう当該組合を指導してまいりたいというふうに考えております。

 また,申請書の内容につきましては,補助規則第6条の補助金の算定基準の合計額を限度として申請金額の算定に誤りがないかどうかについて,税務部税制課において審査をしているとこでございます。

 また,物品購入費も法がいう帳簿の購入費とは違うが,場合によってはあいまいな支出と言えると,補助金の出し方として疑問が出されているが,これにどのようにこたえるか,聞かしてもらいたいということでございますけども,納税貯蓄組合に対しまして組合の事務に必要な使用人の給料,帳簿書類の購入費,事務所の使用料,その他欠くことのできない事務費とされておりまして,こうしたことから組合の事務執行に必要な物品も対象としているとこでございます。

 それから,補助金が1,000円以下と余りにも低く,経費の方が余計にかかっていると思われる組合は68もあるが,これらに改善を指導する考えはないか,またこのような存在意義の薄い組合については,補助を打ち切る必要があるのではないかという御質問でございますけども,納税貯蓄組合の構成員の減少とか,取扱金額の減少によって補助金が著しく少ない組合には,今後組合として適切な活動ができるようその活性化について協議,指導を行ってまいりたいというふうに考えております。

 それから,東京都武蔵村山市と岡山市の比較で,岡山市の方が補助金が多過ぎる感じもするがどうかという御質問でございますけども,まず比較をしてみますと,組合割で申し上げますと,岡山市は現在これがございません。一方,武蔵村山市におきましては1組合について6,000円を補助しております。

 それから,納税件数割につきましては,岡山市は1件につき15円,武蔵村山市につきましては,1件について5円でございます。

 それから,税割額でございますけども,岡山市は完納の場合,納付金額の4%,95%以上の場合は納付金額の3%,それに対しまして武蔵村山市は納付金額の1.5%。

 それから,組合員1人当たりでございますけども,これはちょっと調査時点がちょっと異なりますけども,岡山市の場合,昨年度は1人当たり1,003円,一方武蔵村山市は,'89年度のものでございますけども,組合員1人当たり1,542円となっております。

 また,岡山市の場合は上限を決めておりまして,1税目当たり6万円,一方,武蔵村山市は1世帯当たり4,500円となっております。

 制度が違いますので,一概に比較はできませんが,今御答弁申し上げました比較からすると,必ずしも岡山市の補助金が大きいとは言えないんではないかというふうに考えております。

 次に,口座振替の推進は今後どうするのかという御質問をいただきましたので,これにつきましては岡山市は自主納税,納期内納税の推進の一環としまして,現在「市民のひろば おかやま」におきまして固定資産税,市県民税,軽自動車税,各税の納期時に口座振替制度のPR,口座振替推進月間──これ11月でございますけども,このときのPR,あるいは納期ポスター・納税カレンダー──これはチラシでございますけども,これらなどによるPR,納税通知書発送時に口座振替依頼書──これははがきによるものでございますけども,これらを同封して,あるいは金融機関,市関係施設への口座振替PR物資の配付を行っているとこでございます。

 さまざまな方策をとっているとこでございますけども,今後もあらゆる機会を通じまして,口座振替の推進は引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎教育長(戸村彰孝君) 羽場議員の御質問にお答えいたします。

 邑久町におきまして集団食中毒が発生し,小学生が死亡するというまことに痛ましい状況に立ち至ったことに対しまして,関係者の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 また,亡くなられました2人の子供さんの御冥福をお祈りいたしますとともに,入院加療中の方々の一日も早い回復を願ってるところでございます。

 学級閉鎖についてでありますが,欠席者につきましては学級担任が欠席理由を確認し,学級での健康観察を養護教諭が集計し,学校全体の状況を把握いたしております。

 その結果,欠席率が平素の欠席率よりも急速に高くなったとき,または被患者が急激に多くなりましたとき,その状況について学校からの報告を受けまして,学校保健法第13条によりまして市教育委員会において臨時休校措置をとっておるところであります。

 この場合,基準を一律に定めることは困難でありますので,学校内の状況や地域における被患状況を学校医の先生,そして保健所と相談いたしまして,時期を失することがないよう努めておるところであります。

 次は,給食のサンプルの保存期間のことでございます。

 保存食につきましては,現在は文部省通知によりまして,学校環境衛生の基準に示された72時間以上というものがありますが,これを根拠にいたしまして,現在72時間の保存としておりますが,今回の事態にかんがみまして適切な措置を今後講じてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎代表監査委員(槌田邦夫君) 納税貯蓄組合に対する補助金について,制度としても大幅な見直しの時期に来ていると思うが,監査委員の見解はというお尋ねでございます。

 納税貯蓄組合法は,納税資金の貯蓄を目的にして組織された組合に助成の措置を講ずることにより,その健全な発達を図り,租税の容易かつ確実な納付を目的に昭和26年に施行されました。

 これを受けて納税貯蓄組合は,当時の厳しい納税環境の中で,納税意欲の向上及び収納率の向上に大きな役割を果たしてきたところであります。

 しかしながら,納税環境が大きく変化している今日,現行補助制度についての補助金の見直しとその運用も含めて,適切な措置がなされるよう検討の必要性があるのではないかと考えております。

 以上でございます。

     〔32番羽場頼三郎君登壇〕



◆32番(羽場頼三郎君) それでは,再質問をさせていただきたいと思います,時間が余りありませんが。

 実は,お手元にも少し資料を配付をさせていただいとりますが,多少参照していただきながら,この納税貯蓄組合の問題というのは,まあこれにとどまらず,今の補助金や補助制度,これを見直さなくちゃならないという,市のある意味では大方針,それにかかわる問題だと思いますので,まあ納税貯蓄組合に限らずすべてそうした行政に対して目配りをしていく,これが大切ではないかと思います。

 昭和58年の12月本会議の質問で,当時の妹尾議員に対しましてはですね,納税貯蓄組合に対する補助金については,当時だと思いますが,行革推進会議で今後縮減の方向で再検討が必要であるという指摘があるが,その方向をいつスタートさせるかについては,当面据え置きとしたいと,こう当時の財政局長が答えられております。据え置きにした結果が今日のようなことになってるわけでありますが,先ほどの答弁はですね,据え置きにしないということだと思うのですが,その確認の意味でお答えをいただきたいと思います。

 私がこの質問をするきっかけとなりましたのはですね,やはり「豊かでゆとりあるくらしをめざす市政懇談会」の中でありますが,ここで補助金の見直しをすべきじゃないかという議論が出ました。その後にですね,非公式の,まあ雑談の中でですね,私の耳に聞こえてきたのはですね,こうやって補助金の削減を我々が提言しても,どうせ市議会の方に行ったらいろんな人がその補助金に関係しとって,つぶされてしまうんじゃないかと,そういうような声が聞こえたんですね,私の耳には。で,そんなことはない,我々は議会人としての見識を示さなくちゃならない。その意味では議員諸氏の皆さんの御賛同もいただけるかと思いますが,そうした意をお酌み取りいただきまして,ぜひともこの補助金の見直しについては,これは行政のみならず議会も歩みを合わせると,この決意で取り組んでいきたいと考えております。先ほどの質問についてぜひお答えをお願いしたいと思います。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎助役(宮崎正壽君) 羽場議員の再質問にお答えいたします。

 納税貯蓄組合に対する補助金につきましては,最近では昭和61年に補助要件及び交付制限につきまして一定の制度改正を行いましたが,その後基本的には改正はありませんで,そうした意味で議員御指摘のように据え置きとなっております。

 ただ,その後も所得水準の向上ですとか,口座振替の普及等,納税をめぐる環境に大きな変化が生じてきております。また,小規模な組合をどうするか,補助金の交付の内容や運用が現状のままで果たしてよいのかなど,検討すべき課題が幾つかございます。見直すべき点は見直すということも考慮に入れまして,十分な検討を尽くしたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして内田議員。

     〔48番内田宏哉君登壇,拍手〕



◆48番(内田宏哉君) 皆さん,こんにちは。

 5月下旬,突如起きました食中毒問題につきましては,先ほどの羽場議員が先発でお触れになりましたけれども,私ども公明岡山市議団もこの本会議開会以前に安宅市長さんに,犠牲になられた若い方々には心からの御冥福をお祈りするとともに,闘病生活の方々にはより早い御回復を,また健康管理,保健,衛生等々の面からも健康づくりをと申し入れをさせていただきましたことをまず御報告させていただきます。

 なお,本議会は31名の議員の多士済々の方々がいらっしゃいますが,私もその末席を汚さしていただきまして,当面する諸課題を発言通告の順序に従いまして質問させていただきます。

 それでは,市長の政治姿勢に関しての設問に移ります。

 初めに,地方分権と中核市移行の当面課題を検証かたがたお尋ねしてみたいと存じます。

 当岡山市が今年度当初の去る4月1日より地方分権の先駆的制度として創設された中核市指定を受け,中四国地方では唯一の移行を果たし,スタートをしていることは御案内のとおりでございます。

 そこで,まず御所見をお伺いいたしますが,4月1日行われた移行式で安宅市長は開口,移行を契機に権限を生かした市独自の施策を広く展開,さらにより大きな権限を持つ政令指定都市に向け地方分権の受け皿整備を進める云々と,分権時代に対応したまちづくりに強い決意だけは示されました。

 ところが,当6月定例岡山市議会の市長所信表明の内容や提案理由説明の各議案を一見した限りにおいては,先般の市長の決意とは裏腹に,目玉に乏しい内容であり,特色のある施策がいまだに見当たりません。

 市長がこれまで事あるごとに中核市としてAクラスの岡山市が,と強調された言葉の割には名のみあって実なく,実りが実感でき得ず,これを機に拡大する権限をフルに生かし,積極的な施策の展開をされ,より一層徹底したリストラによる経費節減策や財政確保のリードオフマンぶりを期待してやまなかったのですが,これにはいささか残念でなりません。

 つまり,市民の多くは中核市の制度のメリットを把握も実感もし切れていないのが現状であり,中核市とは何がどう変わり,市民生活の日常にどんなプラスがあるのか,今もってよくわからない。目に見える施策も伝わってこないと言われるのが現実の姿ではないでしょうか。では,この目玉,特色,改革等の施策は,いつどのようにあらわれてくるのでしょうか。

 また,県から引き継いだ事務権限が804項目,都市計画,福祉,環境衛生など697項目に及ぶとも言われ,権限や業務移管による市当局の対応窓口も部署によっては仕事量ばかりふえ,過重負担が見られ,市職員の適正な執務と公平な人員の配置が必要なのではと思われますが,この配慮はいかがなされますのでしょうか。

 これによって,一方では多くの権限拡大をもたらす中核市制度ですが,反面では職員の増員による人件費のほか,国や県の事業を引き継いだ財政負担も重くなっており,これらに対する財政措置の具体的な見通しはどうなのでしょうか。

 例えば,法令などに基づく業務はほとんど地方交付税で措置されると聞いてはいますが,7月ごろ確定の交付額だけでは財源の裏づけが担保されないのではと危惧するものであり,この重要な財源確保策という課題にはどう対処なされるおつもりですか。

 さらに,地方分権時代と望む権限はという問い形式でお伺いいたします。

 実は,私どもの党「公明」では,地方分権アンケートを公明の地域からの改革推進委員会を設け,全国の自治体を対象に昨年の秋に実施。地方分権,規制緩和に関する重要項目調査の各市町村分の集計結果を4月上旬発表いたしました。

 この調査は,全国の各自治体の要望を把握しようとするもので,地方分権のアンケート形式で,望む権限は何かを知り,その集計により将来の地方分権の道しるべとしての活性化に生かそうとする政党として初の試みでございました。

 その調査では,地方分権,規制緩和が進まなくて困っている具体的事例を順番に5つ記入してもらいましたが,この集計結果によると,望む権限移譲のトップは都市計画関係,2位は農地の転用,3位は地方財源の確保と強化,次いで公営住宅関係,さらに福祉関係,教育関係という順番でありましたが,当岡山市でも御多分に漏れず大宗この傾向だとは思いますが,改めて望む権限の地方分権化の岡山市版のありようとこのアンケート結果の評価を承らせてください。

 また,ことしの当初,「地域の創意で新たな世紀へ!」と題し,「レッツ・地方分権」という見やすく漫画風にまとめたパンフレットを行政機関の窓口に置かれ,──これでございますが,市民に配布されていますが,私もこれを一見してみて一応なるほどと関心もいたし,これが実現さえすれば納得と効率も上がり,市民へのサービス向上にも十分寄与するものと思っておりますが,市長の御所見をお聞かせください。

 続いて,岡山市のグランドデザイン,総合計画に関して伺います。

 まず初めに,現在実施中の施策状況についてお聞かせください。

 本議会初日の市長提案理由説明要旨5ページで,平成4年度からは「グリーンライフ岡山の創造」を合い言葉とする3カ年の実施計画を逐次策定しており,この実施計画に基づいて云々,と述べられていますが,本年度はその中間点にも当たりますので,順調なもの,遅延,出おくれているものもあるようですので,現状を把握する意味からも,この進捗度のぐあいを承らせてください。

 なお,現在の第三次総合計画の期間終了を待たずに,本年度当初予算に新しい第四次総合計画策定費を計上され,具体的な検討作業を進められているようなので,この前向きな姿勢を評価しつつ,それではその課題の内容の方途である人づくり,夢づくり,まちづくりの21世紀・イン・岡山の市長の岡山物語の御構想を早目にちょっと御披瀝くださいませんか。

 また一方,国においては来年春の次期全国総合開発計画,つまり全総策定に向け全国を4つの柱と分け,西日本中央連携軸構想がもくろまれており,片や岡山県でも「快適で活力あふれる岡山づくり」と題する「第5次岡山県総合福祉計画」が発表され,中でも地域別振興方向岡山地方の部には,かなり具体案も発表されていますが,これらなども踏まえて整合性,関連性と位置づけ,これに伴う予算の裏づけなどどう対処なされるのか承らせてください。

 なお,岡山県の同計画に関連して同アクションプランには,健康増進中核拠点施設の構想があり,地図で見ますと位置が市の南西部御南中学校区に配置されるのでしょうか。さらに,この健康増進中核拠点施設は県の主体事業であるとは申せ,おそらく多くは当岡山市民が利用するであろうと思われますので,その利便性とともに,福祉的性格上,この規模,内容等は東の桑野ふれあいセンターに相対しての西の同計画施設構想ととらまえてよいのでしょうか。ともかく相乗的整合性または相違点があれば,あわせてこのプランニングをあらかじめ教えてください。

 いずれにしてもこのグランドデザインに関しては,去る4月1日付山陽新聞記事での岡山市政のかじ取り役の安宅敬祐市長と地元経済界をリードする伊原木一衛岡山商工会議所会頭に中核市への期待と今後の岡山市政への展望について話し合ってもらった,とある記事の中での一部文中に,伊原木会頭は,そこで市長にお願いだが,現在の計画を凝縮して,より単純,明快なビジョンを示してはどうか。10年後の岡山市はこうなるという,まさに青写真だ,と市長に対して期待と展望を述べられているのを拝見いたしましたが,私はこれこそ当意即妙の御意見,御提案だと同感,御同慶申し上げる次第でございますので,これに対する今後のビジョンと市長の姿勢と御決意のほどを承らせてください。

 続いて,岡山市の都心活性化対策について具体的に伺います。

 さきの国勢調査では,市街地を形成する人口集中地区の住人は1960年には43%だったのが'90年には63%に増加,2000年には80%程度になる予想であり,本市の広域的エリアから見れば確かに微増傾向でありますが,反面,市中心部──内山下,深柢,弘西,南方,出石等の小学校区では,ことし2月末には2万1,614人,この5年間で10.5%減,事業所数も同様な減少化が続いていることは大きな行政の課題だと思いませんか。

 そこで,まず質問その1,この都心部空洞化に対して活性化を何からどう,どのように取り組まれるのか。

 質問その2,4月10日付山陽新聞の記事中,「くに」づくり熱き人々座談会の司会,コーディネーター役の岡大環境理工学部阿部宏史助教授の,「岡山市にはまちづくりに行政の統合性がないと思う云々──中略──これが一番大きな欠陥と言える」と申されていることに対しての対応は。

 質問その3,グローバルな御見識と御提案をいただいている,いわゆる1?スクエア構想とか,岡山街づくり連絡協議会──略称「アプコ」の事業化への対処はどうなされるのか。

 質問その4,戦後復興途上に早くからビル化された柳川交差点東南角等の再開発計画はその後どうなっているのか。

 質問その5,NTTの子会社NTTクレドの岡山ビル建設計画とクレド広島の方はキーテナントに「そごう」がメーンに入っているが,岡山ビルのキーテナントは,また核となるのはどこなのかお知らせください。

 質問その6,空き店舗対策を国や県では検討中と聞いておりますが,具体的な方向はまだなのでしょうか。

 質問その7,都市再開発事業の一環として都心の貴重な水辺空間である旭川について,中国地方建設局の旭川中期整備試案が旭川を次の河川改修の最有力候補に上げているようですが,改修計画の現状についてお聞かせください。

 以上,都心活性化対策の対応を一応一通り7項目に分けて伺いました。

 次に,JR宇野線高架事業の早期化の促進をと願いつつ伺います。

 今議会初日,市長所信表明9ページの中で,市長は,市街地を分断して走り,慢性的な交通渋滞を引き起こしているJR宇野線につきましては,その解消を図るための大元駅付近連続立体交差事業が去る3月26日に岡山県都市計画地方審議会で承認され,4月5日付で建設大臣の認可を経て都市計画決定されたことから,今後岡山県と協力しながら仮線用地の買収等,事業の進展に向け鋭意云々と表明なされ,これに対しては私も関係地元住民の皆様方とともどもに敬意と感謝にたえないとこでございます。

 そこで,さらなる飛躍と実現への祈りと願いは,倉敷市に負けるな,岡山市も頑張ってほしいということでございます。

 国の'96年度公共事業費の配分が決まり,今年度新たにJR倉敷駅周辺地区に調査費2,100万円,岡山市側には'94年度に事業着手しており,2億円が配分され,これには今のところ岡山市側に一日の長があるとは申せ,主体が県事業でもあり,1つの県で同時に2カ所も連続立体交差事業を行うのはまれであることから,いつ逆転されるか安心できないではありませんか。そのためには岡山県都の市長の面目にもかけ,期成会の会長としても本市側の事業の重要性とメリットの一日の長等を生かしてのかたい御決意と,さらにはこれ等には遂行目標が大切ですので,中四国の交通十字路であること,3橋時代になっても唯一の鉄道併用瀬戸大橋線であることを重要背景に据え,岡山国体が開催される平成17年までの開通を当面目標とすべきであるとお訴え申し上げますが,これには,線路は続くぞどこまでも,とひたぶるにひたすら着々と引っ張る機関車,牽引安宅号の快走ぶり,御回答を望んでやみません。

 質問項目,かわって2002年のサッカー・ワールドカップは日本と韓国の共同開催が決まりました。これまでの単独開催が原則というルールを,欧米側に配慮してか,直前に変えてまでの共同開催となり,それに対してルール違反との叱責もありますが,日韓両国の歴史を踏まえた上での国際サッカー連盟の判断とも言えましょう。しかし,私は21世紀に入って初,アジアで初との観点から見ても,確かにどちらが選ばれても一方の傷ははかり知れなかったであろうと判断せずにはおれない気持ちでございます。その意味からも,日韓友好の新時代創造の契機となり,一番近い国同士の共生,21世紀へのキックオフを告げる祭典となるように祈念したいと存じますが,安宅市長はどのような御見解をお持ちなのでしょうか。

 以上のように,市長のグローバル的,マクロ的な御見解をただした後,今度は総論から各論へと角度を変えて,ミクロ的にサッカーにちなんだ岡山市論への質問へと変えさしていただきますが,横浜市,大阪市,それと中国地方ではビッグアーチを備えた,広島市など,既に2億3,500万円ずつを負担した開催予定地の15自治体は,地元で試合が行われるかどうかが大問題ではないでしょうか。万が一だめな場合,市民の理解をどう得るかが今後の課題として残るのではありませんか。

 それに関連して,建設計画中のサッカー場を核とした(仮称)岡山操車場跡地公園,別名称西部公園について触れさせていただきます。

 既に基本設計の概要がまとまり,土地購入が計上され,地盤改良作業などの現地での工事も間近に始まり,本年度は実施設計計画に移りつつあるようですが,核になる3万人収容のサッカー場「ロータススタジアム」の路線変更や軌道修正のお考えはありませんか。

 国内では,先年来のような熱狂的なJリーグ熱,サッカーブームも冷めてきつつある客観性も生じており,片やさきに触れた国際的背景などを検討課題に入れ,実施設計計画案の中ではサッカー・オンリーではなく,サッカーも,サッカーが,できる多様性スポーツスタジアムに包含されることの方が,今後収益性効果も上がり,多くの市民の利用性も増進され,これこそ市民側のものとなるのではないでしょうか。

 市長の政治姿勢をチェック・アンド・バランスの意味も込め,今回のサッカー・ワールドカップ開催が投じた一石を他山の石とせず,一つの警鐘として冷静に再考してみることも,大切な市長の政治姿勢ではないのかと思いますが,いかがお考えでしょうか。

 市長の政治姿勢を問うに関しては,これまでハード面にウエートを置き,問いただしてまいりましたが,これより1点のみソフト面に絞り伺います。

 公務員の採用試験受験資格者の日本国籍所有者であることの条件に対する,いわゆる国籍条項撤廃は,先般の新任,磯村大阪市長の公約や,神奈川県川崎市方式等の先例が見られるものの,国の考えがかたく,先立つ関係からか,いまだにすっきりしておりません。

 時代は国際化への対応と地方分権移行と叫ばれつつも,この国籍条項撤廃に対して岡山市長はどのようなお考えをお持ちになっていらっしゃるのか,御見識を承らせてください。

 かわって,情報発信基地の一翼たらんと誕生させ,地域が文化をつくろうとの願いを込めた,そのキーステーション岡山シンフォニーホールは,ことし9月23日,早くも開館5周年を迎える運びとなりました。その岡山シンフォニーホール効果で芽生えた市民の文化,音楽を,いかに育て開花させていくか,同ホールが担う役割は大きく,これからもますます守りはぐくんでいかねばとの思いから,私の常連的質問コースに新角度を加えて質問させていただきたいと存じます。

 平成4年10月には文化庁の補助事業の新メニュー,全国5カ所の一つに我が岡山市が新文化拠点推進事業の指定を受けておりますが,一応時限が5カ年とあり,本年度がその最終年度でありますが,これに対する見通しや対応をお聞かせください。

 また,その一環に岡山フィルハーモニック管弦楽団が誕生して,それなりの成果を上げつつあると聞いております。

 今,全国各地には,札幌,仙台,群馬,神奈川,広島,九州等々と,大都市ゾーンならずとも各交響楽団が育成され,おのおのその地位と存在権を確保している現状をかんがみるとき,新しい芸術,文化は決して一朝一夕には根づかないとの思いを寄せるものでございます。これには,岡山でせっかく芽生え,育とうとする地域文化を,今後も長い時間と財政資金の援助や,同ホールに対する基金の増額の次年度の予算化もあわせ取り組んでいくことが必要であることを強調しますが,市長並びに関係当局の今後の支援体制を承らせてください。

 加えて,同ホールにおける催し物,つまり看板,銘板,案内板等々,もう少し目につきやすい場所に明示されてはということでございます。

 例えば電車や車両で城下交差点付近を通過する際に,人の動きとかざわめきに,「おや,きょうは何があるのだろう」と感じても,余りに建物や周辺がスマート過ぎ,すっきりされ過ぎており,いや,これははっきり言って宣伝が足りない,PRの手段が少ないのではという指摘がありますので,これには周辺や外観にマッチしたものとか,電光掲示板方式とかをもう少し工夫を要するのではないでしょうかと思いますが,いかがでしょうか。

 音楽とは,まさしく書いて字のごとく音(「オト」),音(「ネ」)を楽しみ,それによって心を潤すものであると賛歌されておりますが,その多彩で楽しみなプログラムが開館5周年,第3回おかやま音楽祭のメーン会場の岡山シンフォニーホールで,岡山芸術文化の宣揚を盛って開催されるとしております。

 かつて提言させていただいたように,音楽祭を特徴づけるため,今回初めてテーマを設定。来年のシューベルト生誕200年,ブラームス没後100年にちなんだもので,各公演に2人の作曲家の作品が並ぶようでございますが,今後も目玉とか,定着化とか,話題性とか,シリーズもののために,何々コンクールの会場,三大テナーコンテストとか,あるいはコンサートとか,世界の著名オーケストラ来岡公演とか,オペラ,ミュージカル,オペレッタシリーズ公演等々を企画されてはと存じますが,いかがでしょうか。

 なお,ことしももっともっと宣伝とPR,公演趣旨,内容を告知展開すべきだと思いますが,そのお手だては。

 なお,さらに具体的に伺いますが,かつて先年に小沢征爾率いるボストン交響楽団公演が行われ,今回は世界に冠たるウィーン・フィルの岡山初公演を,同じ小沢征爾氏の指揮により10月16日予定されていますが,これには第3回おかやま音楽祭の特別参加という名称のためなのか,それとも企画,主催者側の関係からなのかは存じませんが,岡山シンフォニーホール友の会会員への加入者特典がないとのこと,これは何とかならないのでしょうか。入場券が高額なため,せっかくの友の会会員に対して少しでも考慮が欲しいものでございますが,いかがでしょうか。

 続いて,来年新春のオペラ「ワカヒメ」の再演は,新演出で衣裳や舞台装置も平成4年初演のものより一新して,より御期待を請うものであると称されてはいますが,例えばどのような特色が今回の再演にはもくろまれているのですか。

 また,平成5年7月,NHKホール開場20周年記念の凱旋東京公演では,虚空の役を好演,この24日には岡山シンフォニーホールに来演,スロバキア・フィルと共演されるオペラ・テノール歌手の人気者錦織健さんのような人気キャストの参入公演があれば,より一層前評判を呼び,岡山発の岡山仕立ての「ワカヒメ」は全国的な名声を確保していくのではと思いますが,内容,企画はどうなんでしょうか。

 さらに伺いますが,岡山シンフォニーホールに来場の観客は,大別してどちらにお住まいの方々ですか。すなわち動態調査のデータはお持ちでしょうか。もし把握していらっしゃらなければ,近々には高速横断道も開通し,3つの海,つまり日本海,瀬戸内海,太平洋に及ぶ連携軸のポイントに位置する岡山市は,アクセスの利便性と生活ゾーンの人口増と相まって,公演者も,各団体側も,また音楽,芸術,芸能大好きな人々の岡山往来が増進されますので,これからの資料と指針のためにアンケート調査とか嗜好・希望調査,いわゆる市場調査等を活用されるように提案いたします。

 何はともあれ,この岡山シンフォニーホールを初めとする核が,カルチャー岡山の文化振興のために,近づく21世紀の人間復興と新文明開化のよすがとなり,またあかしとなるように,さらにさらに飛翔することをこいねがって,ここにまず第1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 内田議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 まず,地方分権と中核市の課題の中でございますが,中核市の移行に伴う財源確保策についてのお尋ねでございます。

 中核市移行により,法令等に基づく移譲事務分につきましては普通交付税による一定の措置が行われることになっておりますが,普通交付税額の算定は,御案内のように例年7月末に確定することになっていることから,現時点では本市への普通交付税額は未確定の状況にあります。

 中核市移行後は,より直接的な,かつよりきめ細かな市民サービスの提供を図る中で,自主的,自立的な都市づくりを推進していく必要があります。

 こうした中核市にふさわしいまちづくりを実現していくために必要な財源措置につきましては,これまでも国に対して中核市制度研究都市連絡協議会を通じまして要望してきたところでありますが,今後とも当該協議会や,今度設けましたんですが,中核市12市で設立をしました中核市連絡会を通じまして,所要の財源措置等について要望してまいりたいと考えております。

 次に,公明の地域からの改革推進委員会がなされました地方分権アンケートの中から,岡山市が望む分権のための権限,あるいはアンケート結果に対する評価についてのお尋ねですが,このアンケート調査は,議員の御指摘にもありましたように,昨年10月から11月の間,全国の自治体を対象に実施されたものであります。

 本市といたしましては,既に中核市移行に伴い,多くの事務権限が移譲されておりますが,調査結果で上位となっております都市計画関係,農地の転用の関係,地方財源の強化等はもとより,まちづくりや身近な市民生活にかかわりの深い分野を中心に,幅広い事務権限の移譲等についても,引き続き中核市連絡会等と連携を図りながら要望してまいりたいと考えております。

 今回の調査結果を拝見いたしますと,市,特別区,町,村ごとに,項目別の優先順位が異なっておりますが,全国の自治体の規模や地域性にさまざまな違いがあり,各自治体が画一でなく,地域特性を生かしたまちづくりを志向していることが如実にあらわれているものと考えております。

 次に,第四次総合計画の中の21世紀・イン・岡山の岡山物語の構想についてのお尋ねですが,本市では現在,平成2年1月に策定をしました第三次総合計画を基本に,順次実施計画の策定などによって社会経済環境の変化や課題等に対応しながら,総合的,計画的に各種の施策を展開してきているところでございます。

 実施計画では,「グリーンライフ岡山の創造」を合い言葉に,すべての市民が真に豊かさとゆとりを実感できる社会の実現を目指しておりまして,新しい総合計画におきましても,行政の継続性にかんがみ,基本的な都市づくりの考え方については踏襲したいと考えております。

 また,新しい総合計画の策定に当たりましては,少子・高齢化や環境問題の深刻化,国際化,高度情報化など,社会経済環境の変化を十分に踏まえながら,新たな行政課題に的確な対応を図ってまいりたいと考えております。

 いずれにしましても,21世紀の都市づくりは市民とともに歩む市民主体の都市づくりが基調となりますので,市民と行政が英知を結集し,将来を見据えながら,市民が生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現に努めてまいりたいと考えております。

 それから,商工会議所の会頭と私との会談に関連したこれからのビジョンについてでございますが,本市はこのたびの中核市移行を契機に,地方分権の受け皿としてのさらなる発展と地域の実情に合った岡山ならではの都市づくりが求められております。さらに,中四国のクロスポイントに位置する本市は,近年の広域高速交通網の整備によって中四国経済文化圏の発展を先導する拠点地域としての役割が期待されておりまして,豊かな自然や歴史的・文化的蓄積など,都市の魅力を構成する基盤も整いつつあります。

 第四次総合計画では,こうした動向等を踏まえた上で,議会を初め市民の御意見も伺いながら,本市の将来ビジョンを明らかにしたいと考えております。

 次に,都心空洞化策ですが,何からどう,どのように取り組むのか,それから阿部助教授が指摘になった,まちづくりに行政の統合性はないという指摘に対しての御答弁ですが,都心の活性化につきましては,本市における都心部の夜間人口の減少,事業所数の減少などの都心の空洞化傾向に対処するために,中四国地方の中核拠点都市としての都市基盤や機能の整備,また都市活動と居住の調和のとれた活力とにぎわいのある都心を創出するために,サンスクエアおかやまの整備に合わせた県都の顔づくり,築城400年,築庭300年を契機とした歴史・文化の顔づくり,商都岡山の顔づくり,さらにはだれもが潤いと優しさを感ずることのできる歩行者空間の整備に取り組みたいと考えております。

 また,行政の統合性につきましては,岡山市の総合計画を行財政運営の長期的総合指針と考えておりまして,市勢の進展と市民福祉の増進を図ることを念頭に置いて,関係部局が相互に連携を図りながら岡山市のまちづくりを進めているところでありまして,こうした連携をさらに強めてまいりたいと考えております。

 それから,JR宇野線の大元駅付近の連続立体交差事業についての決意ということでございますが,沿線住民の方々はもとより,岡山市民の長年の念願でありましたJR宇野線大元駅付近連続立体交差事業は,本年4月に都市計画決定がなされまして,第一歩を踏み出したところでございます。

 本市におきましては,事業の進捗にあわせ,執行体制を強化するために,現地に推進事務所を設置しまして,さらに本年4月からは県も現地事務所で執務を開始しておりまして,県・市の密接な連携のもとに仮線用地の確保,沿線地区の区画整理など関連事業の推進を図っているところでございます。

 本事業は,鉄道高架による交通渋滞の解消に伴う都市内交通の円滑化,東西市街地の一体的な発展が図られるなど,本市にとって最も重要な事業の一つでありまして,今後とも県と協力しながら,なお一層の促進が図られるよう鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

 さらに,私が会長をしております高架事業促進期成会におきましても,県,建設省等関係機関に対し,引き続き早期完成を強く要望してまいる所存でございます。

 それから次に,W杯の日韓共同開催についての見解ということでございますが,2002年のサッカー・ワールドカップにつきましては,去る5月31日に国際サッカー連盟,通称「FIFA」の理事会で日韓共同開催の決定がなされたところであります。私は,アジアで初めて開催されるワールドカップが,日韓両国の緊密な協力のもとに成功することを強く願っております。

 次に,公務員の採用試験の受験資格者についての国籍条項の撤廃についての考えということでございますが,本市におきましては,従来から国の基本的見解に沿いまして,一般行政職──事務職・技術職並びに消防職の職員採用試験に限って,国籍条項は外しておりません。

 御指摘の大阪市及び川崎市におきましては,国籍条項の撤廃に向けた検討がなされ,川崎市では消防職を除き,国籍条項の撤廃をされておりますが,任用面や管理職への登用については一定の制限をつけているようでございます。

 国においてもこの問題について,ことしじゅうに全市町村を対象に実態調査をし,指針作成の検討を始めると聞いております。

 本市でも,今後の国の考え方,あるいは県,他の自治体の動向をより一層注意深く見守りながら,適切に対応してまいりたいと考えております。

 次に,岡山シンフォニーホールに関連しまして,まず新文化拠点推進事業の今後,それから岡山フィルへの支援体制についてのお尋ねでございますが,新文化拠点推進事業は,岡山シンフォニーホールをオーケストラによるクラシック振興の拠点にしようと,文化庁が平成4年度に指定したもので,平成7年度の公立文化会館アートマネージメント等地域プラン,平成8年度の文化のまちづくり事業と引き継がれ,今年度5年間の助成期間が終了することになっております。

 平成9年度以降の対応につきましては,文化庁の指定直後から音楽専門家,教育者,報道関係者,県,市,財団法人岡山シンフォニーホール等で構成しますシンフォニア21実行委員会の運営委員会等で協議してまいったところであります。

 こうした中,同事業の中核でもある岡山フィルハーモニック管弦楽団の存続につきましては,各委員や県・市ともに共通認識を持っておりまして,同楽団への支援継続を含め,シンフォニア21事業の事業規模,財源確保,事務局体制等について具体的に協議を進めているところでございます。

 いずれにしましても,来年度予算編成に向けて,今後の事業のあり方について早急に方針を決定し,具体的に対応してまいりたいと考えております。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から御答弁さしていただきます。



◎経済局長(山本宏君) 空き店舗対策についての御質問にお答えをいたします。

 国の空き店舗対策は,平成6年度,7年度の調査・実験事業を踏まえ,今年度は全国商工会議所及び8商工会議所・商工会において,有効活用の方策に関する本格的な先進的モデル事業に取り組んでいるところでございます。

 県の制度といたしましては,本年度から新たに商業フロンティア育成事業が制度化され,本市においても補助制度を設けております。この商業フロンティア育成事業では,若者・主婦のチャレンジ出店,または新規創業者,商業後継者の新規出店等に対し,当該年度分の空き店舗の借上料,改装費等を補助することといたしております。補助率は,県が3分の1,市が3分の1で,その限度額は県・市あわせて200万円となっております。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 都心の活性化対策についてお答えをいたします。

 まず,柳川交差点東南角の件でございます。

 当地区につきましては,昭和60年ごろより一部地元権利者等による民間再開発の機運がありましたが,その後,現在に至るまで具体的に進展していないと聞いております。

 一方,当該地区はシンボルロードでもあります桃太郎大通りのロータリーに面する主要な位置にあり,市民の関心も高いことから,引き続き動向の把握に努めてまいりたいと考えております。

 次に,中島地区におきます貴重な水辺空間であります旭川の改修計画の現状等でございます。

 建設省の旭川中期整備試案に示されております中島地区を含みます河川改修は,県,市の地域計画との整合をとりながら,魅力ある水辺空間を確保する計画がなされており,事業化につきましては,現在進めております旭川河口付近の耐震対策及び百間川の改修事業の進捗状況を見ながら進めると聞いております。

 一方,私ども岡山市におきましても,河川改修計画と整合のとれました東西中島地区のまちづくり計画を策定することとしておりまして,現在基本的事項につきまして,国及び県との協議調整を行っているところでございます。

 今後,関係住民の御意見を十分お聞きしながら,早期の事業化に向け,鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎参与(中村清司君) 新しい総合計画の方途についての御質問の中で,現在実施中の施策状況についての進捗度のぐあいはどうかと,こういうお尋ねでございますが,現在平成7年度の決算を踏まえた第三次総合計画実施計画──平成7年度から9年度でございますけれども,この執行状況の取りまとめに取りかかったところでございまして,現段階で把握している平成7年度執行見込みによる平成7年度から平成9年度までの実施計画の投資的事業の進捗率は,あたたかな市民主体の都市づくりが45%,個性的で魅力あふれる都市づくりが17%,いきいき成長する産業・観光都市づくりが38.3%,豊かな心と創造性をはぐくむ教育文化都市づくりが20.3%,緑豊かで安全な快適環境都市づくりが25.8%,健康でやすらぎのある長寿・福祉都市づくりが42%となっておりまして,全体では26.3%となっております。

 次に,第5次岡山県総合福祉計画との整合性あるいは関連性について,また予算の裏づけはどう対応するのかと,こういう御質問でございますが,本年4月に策定されました第5次岡山県総合福祉計画では,岡山地方の地域別振興方向として,中四国経済文化圏の発展を先導する拠点地域としての役割を担うことや,地域の未来を拓く活力ある産業づくり,定住・交流基盤が整備された豊かで住みよい農山漁村の創造,文化・スポーツを通じたゆとりやうるおいのあるまちづくり,地域の魅力を生かした広域交流型の拠点づくりへの方向などが示されております。

 また,この計画では,それぞれの振興策が具体的に定められていますが,これらの施策は基本的には本市にとっても重要なものと,このように認識しております。

 新しい総合計画の策定に当たりましては,これらの施策方向につきまして本市の目指すべき施策展開方向と比較検討しながら,計画相互の整合性を図るとともに,将来の行財政状況の変化を見通しながら,可能な範囲で裏づけとなる財源を見込んだ計画にしてまいりたいと存じます。

 次に,健康増進中核拠点施設とふれあいセンターの関連についてでございますが,岡山県のアクションプランに定められました健康増進中核拠点施設は,県民の健康づくりに役立てることを目的に,保健所や市町村等の健康づくりのための支援施設として,現在平成9年のオープンを目指して,岡山市の平田地区において整備が進められているところであります。この施設の機能といたしましては,ふれあいセンターの有する機能のうち,高齢化社会においてますます重要となる市民一人一人の健康増進管理を指導,支援する中核的な施設と位置づけられるものでありまして,いずれにいたしましても今後は施設間のネットワーク化など,相互に連携を図っていくことがさらに必要であろうと考えております。

 次に,都心活性化対策の御質問の中で,1?スクエア構想,あるいは岡山街づくり連絡協議会の事業化への対処はという御質問でございますが,岡山商工会議所提案の1?スクエア構想につきましては,路面電車の環状化構想,文化公園都心構想,都心コーナー4拠点開発構想をコア・プロジェクトといたしまして,都心活性化策が提案されております。都心コーナー4拠点開発構想は,岡山市の総合計画の都心空間形成計画に位置づけられていますが,路面電車の環状化につきましては,自動車交通への影響をどうするのか,あるいは軌道敷設などの建設費,事業者の経営収支の赤字をどう補てんするのかなど,事業化にはさまざまな課題があろうと考えております。

 次に,岡山街づくり連絡協議会につきましては,平成8年4月に岡山市内の経済団体,街づくりグループの連携により設立されたものでございますけれども,こうした協議会は住民がみずからの地域の活性化や魅力ある住みよい地域づくりを推進しようとするものであり,住民参加の面からも意義あるものと考えております。

 いずれにいたしましても,これからのまちづくりは市民みずからの創意と工夫により主体的に取り組んでいただくことも重要でありますので,これらの協議会等とも協働しながらまちづくりを考えてまいりたいと考えております。

 次に,NTTクレドの岡山ビルの核となるキーテナントはどこかと,こういうことでございますけれども,NTTクレド岡山ビル(仮称)は,岡山市中山下一丁目に地上21階,地下2階,高さ100メートルの商業オフィスなどの複合ビルが,平成11年3月オープンを目標に建設される計画として発表されております。NTTからは,現在のところ岡山ビルへの具体的なキーテナントの入居等については決定していないと聞いておりますので,御了承いただきたいと思います。

 以上でございます。



◎参与(馬場克彦君) 地方分権と中核市に関連をいたしましての御質問で,中核市移行に伴っての諸施策についてのいつどのように,具体的なあらわれはあるのかというお尋ねでございます。

 中核市移行に伴う移譲事務につきましては,移譲された事務を円滑に処理することはもとより,地域の特性を生かしたまちづくりや,市民の立場に立ったきめ細かな行政サービスの提供を積極的に進めていくことが必要であると考えております。

 こうした観点から,平成8年度におきましては,これまで県で行っていた事務事業のレベルは維持した上で,さらに具体例といたしましては寝たきりの高齢者が最低週1回の入浴サービスを受けられるようにするためのホッと入浴サービス事業や,痴呆性の高齢者の共同生活を支援するためのグループホーム運営費助成事業を,市独自の事業として創設をいたしたところであります。

 また,個性的なまちづくりの視点からは,屋外広告物の規制に関する事務権限の移譲に関連をいたしまして,規制対象路線について市独自で8路線を追加指定をし,さらに今後,道路管理者,市民等と共同で啓発活動を計画しているところであります。

 また,母子・寡婦福祉資金の貸付事業におきましても,事務処理の迅速化に努めてまいりまして,貸付日を従来よりも早めるなど,実施可能なものから順次取り組んでいるところでございます。

 今後とも中核市のメリットを生かし,自主的,自立的なまちづくりと,ゆとりと豊かさを実感できる都市の実現に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次は,権限の移譲で事務量がふえ,職員の過重負担が見られるが,職員の適正な執務と公正な人員の配置が必要ではないかというお尋ねでございます。

 中核市移行に伴う人員配置につきましては,これまで県において行っていた岡山市分の事務量に見合った人員を基本的な考え方としておりますが,事務事業の充実強化をも勘案いたしまして,保健福祉局5人,都市整備局2人の増員のほか,保健福祉局に4人と都市整備局に2人の嘱託職員を採用いたしております。

 今後とも全庁的な事務改善や職員の意識改革,能力開発など,地方分権時代を踏まえました行政の執行体制づくりと,事務量にふさわしい体制整備を図っていく中で,移譲事務の円滑な遂行に万全を期すとともに,行政水準の向上に努めてまいりたいと考えております。

 次は,「レッツ・地方分権」のパンフレットに記載された事例が実現すれば,市民へのサービス向上にも寄与するがと思うが,見解はということでございます。

 議員御指摘のパンフレットは,地方6団体が東京に設置しております地方分権推進本部の内部組織である地方分権普及会が,平成8年1月に作成されたものを,岡山県,岡山市においても市民への意識啓発を目的に作成,配布しているものでございます。

 記載されている内容は,中央省庁の縦割りの行政が地方における円滑な行政サービスの提供や,効率的な行政を阻害している事例等でございまして,地方分権が単に国から地方への行政の間での権限の移譲ということだけではなく,市民生活にとっても直接のかかわりが深いということを御理解いただけるものと考えております。これまでにも市の関係窓口で,それぞれに配布を初め,各町内会,また各種団体・グループが開催される研修会等へも資料として提供しておりまして,こういった活動を通じながら,市民レベルからの分権論議の高まりをも期待しているところでございます。

 次は,シンフォニーホールに関連をいたしましての御質問で,岡山シンフォニーホールや周辺での事業宣伝についてのお尋ねでございます。

 岡山シンフォニーホールのコンサート情報につきましては,ポスター掲示,チラシの配布,新聞広告,市の広報紙の掲載,テレビ・ラジオ広報,電光掲示板等により広く市民にお知らせをしているところでございます。こうした中,同ホール周辺では,シンフォニービル,チケットセンター,城下交差点地下広場──いわゆる「しろちか」でございます。こういったところに専用の掲示コーナーを設けておりまして,また上之町商店街のアーケードにも横断幕を設置いたしましてPRに努めているところでございます。

 周辺の通行者から確認しやすい案内板や電光掲示板等の設置につきましては,当地区が屋外広告物モデル地区でございまして,特に景観に配慮すべき場所であるために困難であると考えられますので,PRにつきましては他の方法を検討してまいりたいと考えております。

 次は,オペラ「ワカヒメ」の再演について,その特色等についてのお尋ねでございます。

 オペラ「ワカヒメ」は,岡山シンフォニーホールの開館を記念いたしまして,同ホールが芸術文化の新しい拠点となることを目指して,地元伝説をテーマとするオペラとして創作をしたものでありまして,NHKホールでの上演を経て,全国的にも高い評価をいただいておるところでございます。こういうことから,本市におきましても,岡山で誕生したこの舞台芸術を地域の文化財産として大切に育ててまいりたいと考えておりましたが,有志の県民・市民による公演支援団体「ワカヒメ会」等も結成をされるなど,再演機運の高まりのある中で,岡山シンフォニーホール開館5周年を契機に再演することとしたものでございます。

 こうしたことから,できるだけ岡山関係者による公演を考えておりまして,オペラ作曲を担当した岡山ゆかりの三木稔氏に再演用の編曲を依頼し,一部のキャストを除きまして公開オーディションにより出演者を決定するとともに,演奏も初演の大阪フィルハーモニー交響楽団から地元の岡山フィルハーモニック管弦楽団に変更することにいたしているところでございます。

 次は,岡山シンフォニーホールにおきます利用者についての動態調査,あるいは嗜好調査についてのお尋ねでございます。

 岡山シンフォニーホールで開催されるコンサートには,財団主催による事業やおかやま音楽祭コンサートのほか,いわゆる貸し館として実施される民間事業がございまして,すべての公演について来場者のデータを収集することは,実際上困難でございますが,御指摘のように来場者の嗜好や,あるいは住所地等の基礎データを収集することは,事業を計画する上で極めて重要であると認識をいたしております。

 おかやま音楽祭の開催に合わして実施をいたしましたアンケート調査におきましては,住所別では岡山市内が約7割,岡山市を除く岡山県内が約2割,県外は1割未満となっております。この調査では,音楽祭で取り上げるべき音楽ジャンル,作曲家,会場等についても尋ねており,事業の企画に活用してきておるところでございます。

 岡山シンフォニーホールでの鑑賞可能エリアは,中国・四国横断自動車道の開通等交通環境の整備によりまして拡大しており,必要に応じまして来場者や音楽関係者へのアンケート調査を行う等,今後とも音楽動向や情報・データの把握に努めてまいりたいと考えております。

 次は,第3回おかやま音楽祭についての御質問で,音楽祭の目玉,話題性あるいは音楽祭の定着化についてのお尋ねと,それから音楽祭の宣伝についてのお尋ねでございます。

 おかやま音楽祭は,音楽あふれる魅力あるまちづくりを進めるために,平成6年度から実施しておりますが,過去2回の市民アンケート調査では,音楽祭とは音楽をテーマとする総合的フェスティバルとの期待が寄せられておりまして,現在のところ,この方向に沿って,室内ホールでのホール・コンサートと街角等での音楽イベントの2本立てで総合的な市民音楽祭を目指し,事業計画しているところでございます。

 このため,全プログラムをくくるコンセプトとしてではなくして,自主企画のホール・コンサートを緩やかに束ねるテーマを設定することといたしておりまして,第3回と第4回音楽祭では「ロマン派への旅〜シューベルト&ブラームス」をテーマに,ロマン派音楽を幅広く取り上げたいと考えております。

 御提案のコンサート等につきましては,今後音楽祭事業を企画する中で検討さしていただきたいと思います。

 なお,広報活動につきましては,過去2回の音楽祭開催の経験を踏まえまして,その反省に立ちまして,ポスターの掲示でありますとかパンフレット配布,新聞広告,テレビ・ラジオの広報,市広報紙・タウン情報誌・団体の機関誌への記事の掲載等々,さまざまなメディアを利用するなど,効果的な情報提供とPRに努めてまいりたいと考えております。

 最後は,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団公演につきまして,岡山シンフォニーホールの友の会の会員に対しまして特典はないのかということでございますが,現在岡山シンフォニーホールの友の会会員には,財団自主事業等の指定公演に限りましてチケットの優先予約と入場料割引の特典を設けてございます。おかやま音楽祭の一部公演につきましても同様の扱いを実施しておりますけれども,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団公演につきましては,ウィーン・フィル・ウイーク・ジャパン事務局が主催する特別参加公演でございまして,全国統一価格による全国同時発売となっております。このために友の会会員はもとより,一切の優先的措置ができない状況ではございますけれども,今回の来日での地方公演は本市と浜松市の2会場だけでございます。この機会に御鑑賞いただければと考えております。

 以上でございます。



◎参与(木野義明君) ワールドカップと岡山操車場跡地公園(仮称)についての御質問で,核になるサッカー場の路線変更や軌道修正の考えはないかとのお尋ねでございます。

 岡山操車場跡地公園(仮称)は,スポーツ,文化,防災と3つの機能を持つ市民のための公園として整備を図るもので,その中で球技場の利用におきましては,市民や県内外の多くのアマチュアの方々の利用を主体としながら,高度な試合の誘致も可能な施設として整備することとし,議会の御理解を得ながら現在まで作業を進めてまいったところでございます。

 現在,基本設計を進めておりますが,引き続き実施設計等の作業を進め,できるだけ早く整備し,市民の方々に利用していただきたいと考えております。

 次に,計画案の中ではサッカー・オンリーではなく,サッカーもできる多様性スポーツスタジアムに包含されることの方が,市民側のものとなるのではないかとのお尋ねでございます。

 岡山操車場跡地公園(仮称)の中に建設される球技場はサッカーだけではなく,ラグビー,アメリカンフットボールを初め各種イベントの開催など,多目的利用が可能な球技場として計画するとともに,球技場内に文化施設や健康トレーニング施設を設けるなど,議員御提言のように市民の利用性の増進が図られ,市民のための施設として整備を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔48番内田宏哉君登壇〕



◆48番(内田宏哉君) ただいまの御答弁,大要においては了としますが,旧態依然として全然変わらない内容のものもあった。「それぐらい知っとらあ」失礼ですが,そう思った御答弁もたくさんございました。

 市長さん,中核市づくりに一生懸命になっていらっしゃるんですが,実は目の上のたんこぶと言ったらなんですが,内山下の殿様が今度おかわりになられるという御意向を示されましたので,県知事さんにおなりになる資格もあるわけですが,さしずめ県都としての市長さんとして,いわゆるリーダー格として頭角をあらわすことができるわけですから,この際期待しているんですが,もう少し都心の活性化にしましても,ドーナツ化現象といいますが,最近のドーナツはあんこが入っているんですね。そのためにも中身のあんこの入れたおいしいのを,また御答弁していただけませんでしょうか。

 格式ばったんでなくて,わしならこうするんだけどな,たんこぶがなくなったんだから,わしがようやく日の目を見るようになったとか,何かせいせいとするようなんがあるでしょう。(笑声)そういうようなものを御披瀝いただけませんか。それが皆さんが,ああ,やっぱりさすが市長だなというふうなことを認識されるんではないかと思いますが,促さしていただきます。

 下津井節に入りて出よてなというのがありますが,あれはにぎわい,出船入り船帰り船,あなた乗せない夫婦船とありますが,そのにぎわいを見せることが大切であるというんですが,民謡に昔から歌われるんでなくて,岡山もやっぱりその地位を確保していただきたい。そのためには,生産と雇用と活性化。税金は使うけども生きた金に使うという御施策を,もう少し喜ばしいような,夢の持てるような御答弁をお願いしたいと思います。

 それから,「レッツ・地方分権」で岡山市が作成されたとありますが,実はこれ岡山県がつくっているんです。岡山市がしているんです。違いはと言うたら,5月1日と4月1日違うわけです。ですから,国から,県からして市が,岡山市は5月なんです。やはり地方分権の3割自治というのがこれにもあらわれているんです。作成したとありますが,岡山市が作成したのはこの岡山市と名前入れただけなんです。中身全部一緒なんです。そういうふうなところから地方分権が行われてないという証拠では,皆さんないでしょうかね。(「そうじゃ,そのとおり」と呼ぶ者あり)ですから,そういうふうな形式張らずにあってほしいということを申し上げさしていただきたいと思います。(発言する者あり)

 それから,ダウンタウン,都心づくりですが,ダウンタウンって,だんだんだんだんトーンダウンするのがダウンタウンというんじゃないんです。(笑声)そういうことであるということですから,もう少し活性化する岡山市というのをしていただきたい。

 それから,JR宇野線ですが,大橋議員さん,それから高木議員さん,それから関係議員は宮武議員さん,それから宮川議員さん,それから伏見議員さん,磯野議員さんといらっしゃいますけれども,宇野線の高架化,めどは早期と言われたんですが,私は国体が行われる年までには開通してほしいと申し上げたんです。で,岡山市の重点要望にあるんですが,ここのところにJR宇野線──私がつくったんじゃないんですよ,そういうふうなためにも延ばしてほしいというところが岡山駅と茶屋町駅間と,こうあるんです。大元駅が第1次なんですね。ですから,そのためにもやってほしいということを,岡山市がこの2つを出しているわけですが,ですから市長として大元駅付近はいつごろやりたいという期日を目標としてしていただきたいと思います。

 また,おかやま音楽祭でございますけれども,なかなか宣揚ができんとありましたけれども,公用車は約束していただいていますが,PRするのかどうかはわかりません。公用車使うかどうかおっしゃっていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 内田議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 中核市の都市づくり,これからがまた正念場を迎えているということでございますが,これからの一つの私はポイントは,やっぱり民間活力ということで考えておりますが,これはまあ一つには,行政の財政事情の悪化というのがあります。そして,行政が指導するというのも,少し限界に来ているというのがあります。

 先ほど御指摘になったにぎわいの核づくり,それぞれ都市の再開発事業がいろんなところで,今は十幾つあるわけです。どこまで都心かというのがあるんですが,その十幾つの都市の再開発事業を具体化していくということ,先ほどはNTTクレドさんもクレドビル岡山をつくるということでありますが,そういった中において私どもも駐車場の設置とか,あるいはにぎわいのある歩行者空間の整備とか,そういったものを具体的にはめ込んでいこうというふうに考えておるところであります。

 それから,JR宇野線の高架事業につきましては,めどは早期というふうに申し上げましたけれども,国体の開催までには開通するようにですね,これは県,市が共同して全力を挙げて頑張っていきたいと考えております。



◎参与(馬場克彦君) 音楽祭につきましては,岡山市が魅力あふれる音楽のまちづくりと,こういうことを目指しまして,先ほどおっしゃいました公用車等,そういったことも含めてPRのより効果的なものを考えてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして三木議員。

     〔10番三木亮治君登壇〕



◆10番(三木亮治君) 新風会の三木でございます。

 皆様もお疲れのことと思いますが,しばらく御清聴をお願いしたいと思います。

 では,早速入らせていただきます。

 現在,本市においては,多種多様な98の審議会が設置され,1,360名の方々が審議委員として委嘱されているということは,皆様も御承知のとおりであります。休眠状態の審議会もありますが,仮に年平均2回,すべての審議会が開催されるとしますと,約2,000万円の経費がかかります。また,幾つもの審議会を兼ねられておられる委員の方も多く,中には兼職数11以上持っていらっしゃる方がおられます。ちなみにその数は8名であります。

 本年6月12日に示されました岡山市行財政改革大綱の9ページにおいて,審議会等の見直しが言われていますが,市長はこの審議会の見直しについてどのようにお考えでしょうか。

 私は,内部組織で判断でき得る事項については,その数を削減すべきである,また,審議委員の兼職を減らすべきである,また,女性委員を積極的に委嘱するべきである,また地域等のですね,利害が絡むであろう事項については,関連の代表者等も委員として委嘱すべきではないかと考えますが,このことも含めて御答弁をいただきたいと思います。

 次に,審議会の答申に対する当局の扱いについてお尋ねいたします。

 審議会決定については,委員の意思統一を原則とすべきであると思いますが,先日の地域割審議会の最終審議の際,12対11という採決をもって,これを最終答申としました。満場一致で決まった答申に対して,例えば行政当局が動かない場合があります。しかし,なぜにこの12対11という,この採決をとったこの答申については最大限尊重すると言われるのか,もう少し時間をかけて慎重に審議をする必要があったのではないか,そのように思うのであります。多くの反対意見を切り捨てたこの答申について,市長のお考えをぜひ伺いたいと思うのであります。

 さて次に,「市民と語る会」についてお尋ねいたします。

 当局は,新しい総合計画と総合支所について,「市民と語る会」と銘打って,7月2日から9月2日まで33回にわたってこれを開催される予定とお聞きいたしておりますが,市民の声をどのように市政に反映させていかれるのか,その基本方針をお示しいただきたいと思うのであります。

 地域割審議会が住民説明会を各所で行いましたが,一部の地域の声は全く無視された答申となりました。33回のこの「市民と語る会」の経費は,かなりの金額がかかるはずであります。「市民と語る会」に出ていく職員の残業,まさかサービス残業だから経費がかからないなどということにはならないでしょうし,長期間にわたってかなりの労力が必要とされるのであります。間違っても市民の声を無視するような結果にだけはならないことを心から願うものであります。

 次に,新しい第四次総合計画についてお尋ねいたします。

 市長は,この6月定例市議会の冒頭に,新しく対応すべき課題等が生じ,これらに対応しながら将来に向けて市民とともに歩む,市民が主役である都市づくりをさらに一層推進するため,新しい総合計画の策定に取り組むことを表明されました。このことは,近年少子化,高齢化が急速に進んでいる時代背景から見て,時宜を得た対応であると思います。

 現行の総合計画は第三次のもので,平成2年1月に策定され,目標年度は平成12年度に置いています。一方,新しい総合計画は第四次になりますが,初年度が平成10年度となっています。

 したがって,スケジュールという面では,現行の総合計画の最終年度を待たずして,3年間前倒しして新しい総合計画に移ることになり,当然積み残しの事業が生じ,継続して実施すべき事業が出るものと思います。

 また,さまざまな理由で計画どおり進捗しなかった事業もあると思います。

 新しい総合計画の策定に当たっては,中核市としての都市経営基盤の整備や新たな交流の時代への対応,さらには平成17年度の岡山国体に向けての取り組みなど,新たな対応も必要と考えますが,一方では第三次総合計画の反省も踏まえた対応も必要ではないかと思うのであります。現行の第三次総合計画で積み残すことになる事業や,計画どおり進捗しなかった事業としてどのようなものがあるのか,またその反省等も踏まえて,新しい第四次総合計画にどのように位置づけ,生かしていくのかお聞かせいただきたいと思います。

 最後に,西大寺新産業ゾーンについてお尋ねさしていただきます。そしてまた,私の提案をさしていただきますので,よろしくお願いいたします。

 私は,昨年の6月議会において,この新産業ゾーンの工期,事業費,分譲予定金額等について質問し,厳しい社会経済環境の中で,企業誘致を成功へ導くためには戦略案の作成こそ急務であると提言をさせていただいたのであります。

 現在,用地については約65%の取得が完了し,さらに今秋には集団調印によってかなりの部分の取得ができる,そのように聞き,また用地費等についても予算の範囲でおさまるのではなかろうか,そのように聞いて安心をし,またこれに携わっておられる職員の皆様の努力に敬意を表するものであります。

 さて,戦略についてですが,当局は本年1月17日に岡山市企業立地懇話会を設置し,ここで企業誘致に向けた戦略案の作成についての話し合いをしていかれるそうであります。委員の内訳は,企業関係者7名,金融機関関係者2名,大学関係者が2名,そして岡山市から1名であります。

 また,設置の目的としては,その第1条で,岡山市高付加価値型企業集積団地(仮称)への先端技術産業等の早期立地を図るため,岡山市企業立地懇話会を設置するとあります。

 組立型機械産業を中心とした先端技術産業等の海外移転は加速し,長引く不況は企業の設備投資意欲をいまだ鈍化させたままであります。こういった厳しい社会経済環境の中で,この新産業ゾーンの用地そのものにも問題があります。

 例えば,ブルーハイウエーの料金所が目の前にあるものの,岡山空港あるいは山陽自動車道への交通アクセスには問題がある。あるいは,海上輸送のアクセスもよくない。そしてまた,軟弱地盤であること。また,昔から冠水する地域であったこと。また,決定的なのは分譲予定価格が宅地並みの15万円という高値であることであります。

 今,私が企業誘致に水を差すようなこういった問題点を言わせていただいた理由は,先端技術産業等の早期立地を図るとした当局のこの基本戦略に無理があるのではないか,そのように思ったからであります。当局は,この基本戦略について,どのような御見解をお持ちなのかお尋ねいたします。

 また,私は,この新産業ゾーンは東部クリーンセンター,リサイクルプラザを核施設とした環境適応型企業集積とし,省資源の立場からも,環境保全の立場からも,循環型社会創造の全国の中心的存在とするというような基本戦略の転換を図るべきだと考えますが,市長はどのようにお考えでしょうか。

 これで私の第1回目の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(花岡薫君) 質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後2時58分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時19分開議



○議長(花岡薫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 三木議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。

 最初は,審議会の見直しについてのお尋ねでございますが,本市では複雑多様化する行政需要等に対応するため,各種の審議会を設けておりますが,こうした審議会の設置・運営につきましても,社会経済環境の変化等に対応した簡素で効率的なあり方を検討していくことが求められておりまして,このほど策定した行財政改革大綱の基本方針に基づき,審議会の設置・運営,委員の選任・兼職等について一定の基準をつくるなど,審議会の見直しを行っていく必要があると考えております。

 委員の選任に当たりましては,それぞれの審議会の性格,審議内容等を勘案しながら,特定の分野からの選任に偏らないよう,女性委員の積極的な選任などを含め,できる限り幅広い分野からの選任に努めているところでありまして,また特定の地域のみに関係する事項や一定の公共施設の運営等を審議するものについては,市民や利用者の代表者等から委員を選任するなど,審議会に応じた委員の選任等も行っているところでありますが,今後委員の改選時等の機会に,多様な委員の選出が図られるよう一層配慮していく必要があると考えております。

 次に,今回の地域割審議会に対する市長の考えということでありますが,これはこの審議会,先ほども申し上げましたが,審議会の答申については,これは最大限尊重するというのは,いかなる審議会でも同様でございます。この地域割審議会の答申に当たりましては,昨年7月の諮問以来本年3月まで,10回にわたる精力的な審議をいただいたところですが,地域割りにつきまして審議中には各地域から陳情,要望等も提出され,また市内16カ所で開催された「ご意見を聴く会」等でもさまざまな意見が出される中で,審議会としての考えを取りまとめるに当たり,採決を行った結果が12票対11票の僅差であったわけであります。審議会としては,「ご意見を聴く会」や地域の住民の方々からの要望,陳情等がなされた中で,あらゆる観点から審議され,このたびの答申を取りまとめられていただいたと理解しておりまして,私としては答申に基づくべきものと考えております。

 同時に,答申に際して付された附帯意見につきましても尊重し,今後総合支所整備計画の中で具体的なものをお示ししていきたいと考えておりますので,答申に基づいて取りまとめていくことに格別の御理解と御協力をお願いするものでございます。

 次に,今度の開かれる33カ所で行われる「市民と語る会」の中で出された市民の意見を市政に反映すべきではないかというお尋ねでございます。

 今回の「市民と語る会」は,将来の岡山市を展望しながら,市民の方々とともに活力と魅力あるまちづくりを推進していく上の指針となる第四次総合計画の策定と,市域の均衡ある発展と行政サービスの均等化を目指した総合支所の設置等を内容とする総合支所構想について行うものでございます。

 したがいまして,「市民と語る会」では,本年3月末に「岡山市地域割審議会」から出された総合支所の所管区域等に関する答申内容に基づいて,具体化することについて御説明し,さらに理解を深めていただくとともに,新しい総合計画につきまして市民の方々から率直な御意見,御提言をいただきながら,より市民に身近な総合計画としていくという観点から,市内33カ所で開催しようとするものでございます。

 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から御答弁さしていただきます。



◎経済局長(山本宏君) 西大寺新産業ゾーンの企業誘致の戦略についての御質問にお答えをいたします。

 地域経済の活性化と本市産業構造の高度化を図るため,高付加価値型企業団地の整備を進め,電気機械,精密機械等高度加工組立型産業,情報,通信,バイオ関連産業などの先端技術産業や公的な研究・試験機関等の集積を基本戦略として企業誘致に取り組んできたところでございます。

 しかしながら,バブルの崩壊や円高による企業の設備投資意欲の低迷や製造業の海外進出等により,全国的に企業立地は非常に厳しい状況にあります。

 そこで今後,こうした経済環境の変化に対応するためには,地場中堅企業や住宅,医療,環境関連産業など,将来の成長産業と目される業種も視野に入れるなど,より幅広い誘致活動を展開していく必要があると考えております。

 環境関連産業につきましては,地球環境の保全が世界的な問題となっており,将来の有望な成長分野でもあることから,また,新産業ゾーン内にクリーンセンターやリサイクルプラザが整備されることから,こうした立地特性を生かした誘致を積極的に進めてまいりたいと考えております。



◎参与(中村清司君) 新しい総合計画について,第三次総合計画で積み残した事業や計画どおり進捗しなかった事業は何か,またその反省点等も踏まえて,新しい総合計画にどのように位置づけ,生かしていくのかという御質問でございますが,現在の第三次総合計画の施策の具体化に当たりましては,3カ年の実施計画においてその実効性,実現性を確保するとともに,弾力的な事業展開を図るなど,厳しい財政状況の中で一応の成果を見ております。

 そうした中で,上道フルーツフラワーガーデン(仮称)や駅前地区市街地再開発事業,当新田温水プールなど,計画どおりの進展が見られなかったり,今後さらに検討を必要とするものもあります。

 新しい総合計画の策定作業を進めるに当たりましては,こうした事業の目的,性格等を,本市を取り巻く社会経済環境の変化等を踏まえながら,総合的に検討し,継続すべき事業はできる限り早期に実現できるよう位置づけてまいりたいと考えております。

 また,本四3橋時代への対応や都心の活性化など,今後とも一層の取り組みを必要とする施策,事業につきましては,第三次総合計画の成果や反省点を踏まえ,現行の行財政制度を照らしながら,客観的な視点から実効性,実現性を十分に考慮してまいりたいと,このように考えております。

     〔10番三木亮治君登壇〕



◆10番(三木亮治君) どうも御答弁ありがとうございました。

 私が今お尋ねしたことについて,新たに質問をいたしましても恐らく同じ答えしか返ってこないのではないか,そのように思いますので,もう答弁の方は結構でございます。

 しかし,私の意見をちょっとだけ述べさしていただきたいと思います。

 まず,審議会についてでありますが,市長さん御自身がですね,お決めになって,それで事が進んでいけるものというのがあるはずでございます。当局で原案をつくって議会に提出する。何も審議会を通さなくたって,審議会にですね,引導を渡さなくても,その案を取りまとめていくということができるものも中にあるはずだろうと私は思うのであります。

 あるいは,「市長と語る会」にしても,説明をするというだけであって,その意思,住民の意思をですね,いわゆるその案にですね,ちゃんと盛り込むことができないようなことであればね,もうはなから説明会を開くこと自身にも問題があるんじゃないかと。私たちは市民のですね,血税でこの政治活動をしておりますが,当局ももちろんその血税でですね,すべてのことを進めておられるわけであります。1円のお金もむだにできない。ぜひとも効率のいい行政運営をお願いしたいと思うのであります。

 それと,西大寺の新産業ゾーンについてでありますが,今の高付加価値型企業集積,先ほど申し上げましたように幾らパンフレットを送付しようが,何をしようが,大変に厳しい状況であります。繰り返し申しますが,精密機器の生産はあの場所ではできません,絶対に。コンセプトの見直しをぜひともお願いして,私の第2回目の,これは質問でなく要望でありますが,終わらしていただきます。(拍手)



○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして服部議員。

     〔12番服部勇君登壇〕



◆12番(服部勇君) 本日の個人質問も私で最後となりました。どうか,いましばらく御清聴くださいますようお願いをいたします。

 また,市当局におかれましては,質問項目につきまして,何とぞ誠意ある御答弁をいただきますよう切にお願い申し上げます。

 それでは,発言通告に基づきまして質問をさせていただきます。

 まず,第60回岡山国体用地の確保と整備についてであります。

 先ほど向井議員の方からも質問があり,それぞれ森末助役の方からも御回答がありましたが,どうしても若干重複する面もあるかもわかりませんが,ひとつ質問をさせていただきたいと思います。

 それは,ちょうど国体用地が市内の古都南方・下地区に決定をしたというのは,昨年の9月5日でございました。そして,岡山市においては,早速国体用地対策室を設置して,用地の買収のための諸準備に,学区や地元町内会,地権者の皆さんへの説明会を開いたり,精力的に協力を得るために日夜奔走されておられることに敬意を表します。

 昨年12月の定例議会でありましたが,代表質問として公明の磯野議員や私が政和会を代表して,国体用地の区域の決定や施設整備,工程のスケジュールについて質問をいたしましたが,そのときに森末助役の御答弁によりますと,平成7年度末を目途に主会場用地の区域を決定をして,平成8年度には用地の取得,買収を完了する予定であると,このように申され,したがって区域決定に必要なボーリング調査等や地質の調査も7年度末には間に合うように作業を進めていくというように答弁をされ,きょうの向井議員の質問にもありましたし,市長の所信表明についても,答弁でありました状況より大変食い違っている感じを受けましたけれども,今回までの主会場の区域決定についての進捗状況についてお尋ねいたしたいと思いますが,とにかくいろいろ今やっておるけれども,7年度末までには区域が決定しなかったんだと,このようにおっしゃいますけれども,ただその答弁にありましたような状態で,市民の皆さんにお答えする,説明をするためには極めて不親切であり,例えばこのような点が問題になって,まだ進んでいないんだとか,もう少し説明をしていただきたいと思います。

 次に,設置主体は県でありますけれども,その県の意向を受けて市の役割と県の役割が決められるわけですけれども,どうしても今聞いた中ではまだ不明確な点がございますので,もう少し状況について教えていただきたいと思いますし,一番気にかかるのは財政負担がどのように市と県で話し合いができていくのか,このことであります。この点についてもいま少しお聞かせいただきたいと思います。

 次に,交通アクセスについての計画でございますけれども,いろいろなアクセスについては検討されていると思いますが,さしあたって2号線から古都南方地区に通じます県道,ちょうど2号線から入り口は非常に工場があったり,あるいは団地があったりして,大変な困難な状況があると思うんですけれども,もうこの整備の区域が国体用地の区域が決定していなくても,どのようなやっぱり対応をしていったらいいかというのは,ある程度考えがあるんではないかと思うんです。その点についてお聞かせいただきたいと思います。

 あわせて,古都南方地区にあれだけの国体施設ができますと,今までは草原であり,雑種地であったと思いますけれども,施設ができてきますとすぐ雨水とか,そういうものは川へ流れてくると,こういうことになってくるわけですが,2号線から下地区に通じます地域は大変水害,水没等に苦慮され,心配をされていますので,そうした点についてはいずれにしても市としての計画はお持ちではないかと思いますので,お知らせいただきたいと思います。

 次に,出屋敷部落の集団移転につきまして,その地域がまだ確定していなければはっきり御答弁もいただけないかもわかりませんけれども,出屋敷部落の皆さんは一部がかかって一部が残るようなことであってはいけない。そういう場合には全員で移転をしようではないかという意見もあるそうですが,そういう人たちに対してどのような話し合いがなされているのか,お答えいただきたいと思います。

 次に,国体関係は終わりまして,次の点に移らしていただきます。

 市長の今議会における所信表明の中で,御案内のように4月1日から岡山市は待望の中核市となり,スタートをいたしました。そして,全国666の市のうちで政令指定都市になっている市が12,中核市が12市で,地方自治制度上においても一般の市とは異なる位置づけがなされることとなり,中核市へ移行することが本市としては名実ともにAクラスの都市になったわけでありますと。そして,中核都市のメリットを最大限に生かしながら,中四国地域の中枢都市にふさわしい風格ある都市づくりを進めていくことが重要であると述べられました。

 そこで私は,岡北学区にあります笠井山・畑鮎地区の活性化や公園整備について質問をさせていただきます。

 この質問は,先ほど三木議員から「市民と語る会」において,岡山市第四次総合計画策定についての語る会を開き,そして総合計画を策定をするということでありますが,ぜひともこの地域を基本計画の中に組み込んでいただき,早急に施策を講じていただくということを要望したいと思います。

 そこで御承知のように,笠井山・畑鮎地区におきましては,旭川を挟みまして県の事業でグリーンシャワーができております。そして,笠井山地区は原の駅から4キロ,そして標高は335メートルで,市街が一望でき,遠くは瀬戸内海の島々や中国連山が見晴らせる絶景の場所であり,周囲は自然に覆われ,緑がいっぱいであります。その笠井山に昭和37年ですが,公園づくりをしようと,こういうことで,その笠井山一帯約100ヘクタールの土地を西半分38ヘクタールは笠井山の自然公園に,そして東側の53ヘクタールは近代的な墓地公園にするという計画で,地元町内会に墓地の造成等についての協力要請がなされました。そして,当時の地元町内会としては,今計画されている公園の整備計画についていろいろ話し合いができ,地元要望として次の点が確認をされ,市において実施されているところです。それは,水道を全戸に布設してもらいたい。消防用機器であります可搬式のポンプを配置してほしい。そして,周辺道路の整備,スクールバスの補助などの項目を市の方に改善をしてもらいたいという要望で合意され,市としてはこの公園を市民のレクリエーションの場として整備するとともに,観光資源となるようあらゆる施策を講じてまいりたいと,このように約束をされ,笠井山公園が昭和37年に,墓地公園は昭和42年に都市計画決定を受け,現在供用されているところであります。

 これらの公園の整備は,昭和38年,大変古い話になりますけれども,そのころは第16回国民体育大会も開催をする年でもありました。そして,10カ年計画にわたって整備をしていく。そして,公園内の道路は幅員6メートルから8メートルの幹線園路を1,169メートル。そして他の施設としては日本とビルマの文化交流のためのパゴダの塔──休憩室として市民や地域の皆さんの文化活動,そして墓参に訪れられる皆さんの休憩場所等が要ると。こういうことで建設され,多くの方からお名前を募集をされ,笠山荘と命名し,昭和40年5月に落成を見ております。そして,その落成と同時に岡山笠山荘条例を制定,公布して管理運営がなされております。

 しかし,今日はどのようになっているかと申しますと,条例も何か聞くところによりますと廃止されているとか,ただ笠山荘だけが今残っておるところですが,その笠山荘の管理はどのようになっておるのでしょうか,お尋ねしたいと思います。

 次に,墓地公園の計画についてでありますが,2,196基を墓地として計画をし,現在墓地ができておりますのは1,484,全体の7割が整備されているということです。都市計画決定当初の計画数と土地の有効利用の上からも,今後の整備について期待をしているところでございます。

 笠井山霊園は展望もよくて,多くの人に知られておりますし,笠井山公園というのは知られなくても,笠井山墓園というのは多く知られております。その中にも教育塔があり,県下の教育関係者の殉職者が合祀され,現在1,293柱が祭られており,毎年の合祀祭にはバスで訪れるというような状態でございます。

 一方,笠井山公園は20数年たっておりますけれども,もう自然そのものであり,展望台と園路が整備されている以外はほとんど整備されている状況は見当たりません。これまでどのような点について整備をされてきたのか,ここ数年の状況についてお教えいただきたいと思います。

 私も先日,質問をするに当たって久しぶりに現地を訪ねてまいりましたが,まさに公園とは名ばかりで,何ら行政の施策はされていない状況を目の当たりにいたしました。そして,地域の役員の皆さんともお話をしましたけれども,最初計画をされたことは大変雄大な計画であったけれども,その後何ら改善をされていない,失望感を強く感じていると。どうかこの辺で何か施策を講じてもらいたいと。我々もあの当時お墓に賛成をしていて,市の方の対応を聞いておりながら,実行されていない状況を見ると,死ぬに死ねない心境であるということを訴えられたのです。そして,私ども40年ごろは地元町内会にも世話をしておりましたが,もうあの墓地をつくるということの中で,非常に広大な,例えば笠井山から三野公園までロープウエーをつけるんじゃとか,あるいはもう植物園をつくるだとか,小動物園もつくります,あるいは休憩所もつくります,管理棟も置きます,そして花の花壇もつくります,これは大変なやっぱり墓地をつくるためにはいろんな条件があっただろうと思いますし,そのような期待をしておりましたが,本当に今の状況というのは何か押し忘れて,よその方へ目が向いておるような気がしてなりません。

 そして,公園を歩いておりましたところ,笠山荘の前に非常に立派な碑が建っております。それを見さしていただきますと,福田英子さんの碑でございます。これは皆さん御承知のように,福田英子さんは,生まれたのは慶応元年10月5日,岡山市の野田屋町で生まれておられるそうですけれども,非常に岡山でも明治12年に岡山県会の開設があり,その地に自由民権運動にも参加され,人間平等,男女同権を唱える,いわゆる女性運動の先駆者ということで大変有名な方です。その後,平民社の人々ともかかわり,いろんな社会運動を,そして日本の婦人解放を目指す運動をされておりましたが,年齢は当時63歳で亡くなられて,お墓は東京にあるそうですが,その方をしのぶ意味でその墓園の,笠山荘の前に碑がございます。それをちょっと紹介をさしていただきますと,碑文には,「妾が過ぎ来し方は蹉跌の上の蹉跌なりき,されど妾は常に戦へり。蹉跌のために曾て一度も怯みしことなし」,平塚雷鳥さんの書で碑が建っております。

 このように,今ある人権尊重,そして女性解放の福田さんの碑があります笠井山を大事にして,そして公園の整備につきましても,そういう碑は県内,あるいは市内からのいろいろな碑をあそこに建てていくというのも整備の一つかもわかりません。そういう意味でひとつ考えていただきたいということと同時に,くしくもですね,笠井山公園が定義されたのは第17回国体の時期です。それが今度第60回の岡山国体がある。何か因縁があるような気がしてなりません。市長がいつも言われますように,あの自然な空気や非常に眺めもいい,この場所を何かひとつ市民の,まさに公園をつくっていった当時にさかのぼって,ひとつ施策を講じていただきたいということを特にお願いをして,第1回目の質問を終わらせていただきたいと思います。(拍手)



○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。



◎助役(森末京君) 服部議員の国体関連の御質問に対しまして,一括して御答弁をさしていただきます。

 用地確保の進捗状況でございますけれども,昨年11月より県開発公社に委託いたしまして,測量調査等を実施してまいりまして,3月末を目途に行っておったわけでございますが,本年2月になりましてボーリング調査の結果,山地部の一部におきまして硬岩質の岩盤の存在が判明いたしましたために,3月から調査区域を拡大いたしまして,追加の地質調査を実施してまいったところでございます。

 その結果,向井議員の御質問にもお答えいたしましたように,5月中旬に県開発公社から岡山市に対しまして,その中間報告がなされたところでございます。

 今後,この調査結果を踏まえまして,技術的な検討を行い,県との協議調整を行った上で,国体主会場の区域が早急に決定されるよう努力してまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 また,出屋敷の移転の有無についてのお尋ねでございますが,これらにつきましても技術的な検討を踏まえまして,今後煮詰めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 また,県,市の役割分担につきましても,今後鋭意県との協議を進めていく予定にしておりまして,交通アクセスにつきましては区域決定後,国,県等関係機関と協議をいたしまして,具体化してまいりたいというふうに考えております。

 また,古都南方・下地区におきます排水対策の問題でございますけれども,もともとこの地区は排水がよい地区ではございません。庄内川の激甚災害特別緊急事業の実施によりまして大幅に改善されたものとは申しましても,排水対策には万全を期す必要があるというふうに考えておりまして,今後国体施設の整備にあわせまして,十分な排水対策が講じられるように,県,市一体となって取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎財政局長(井上宜也君) 笠山荘の管理はどのようになっているかという御質問でございますけども,笠山荘は昭和40年5月,畑組財産区が公共性を目的とした休憩所,売店等の財産区施設として建設したものでございます。管理は,当初から畑鮎町内会へ委託され,委託料も畑組財産区より町内会へ支払われておりました。その後,毎年の維持管理費が多額となったことと,昭和51年2月,町内会から笠山荘無償譲渡の請願書が提出されたことを受け,畑組財産区は運営の合理化を図るため,昭和51年4月より地区集会所等として畑鮎町内会に無償で貸し付け,現在管理運営はすべて地元で行っているところでございます。

 以上でございます。



◎都市整備局長(小塚雅史君) 服部議員の御質問のうち,笠井山公園,笠井山墓園の管理と整備状況及び今後の計画ということでございます。

 まず,笠井山公園及び笠井山墓園の整備につきましては,園路,展望台,遊具といたしまして鉄棒,ブランコ,また便益施設といたしまして便所,水道等を設置しており,季節ごとに清掃,除草,枯れ木の伐採等の維持管理を行っているところでございます。

 現在,笠井山一帯は岡山市第三次総合計画におきまして,市街地周辺の吉備の中山,あるいは貝殻山などとともに近郊5山として位置づけられており,市民が自然と触れ合い,豊かな自然の中でレクリエーション活動ができる森として保全整備に努めることとされております。

 一方,笠井山公園あるいは笠井山墓園は,御指摘のとおり供用開始以来,既に25年余を経過しておりまして,公園施設の老朽化,また園路が狭いなどの課題も生じておりますので,今後施設の改善も含めて,園地の再整備につきまして検討をいたしますとともに,引き続き適正な管理運営に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。(発言する者あり)

     〔12番服部勇君登壇〕



◆12番(服部勇君) 御答弁をいただきましたが,どうしてもやはり市長からですね,あの笠井山,私はたまたま笠井山は都市計画指定で墓園と公園があると。そのことで,そこから徐々にですね,できれば笠井山,金山,そういったことを含めた地域の活性化,あるいは公園の整備をという気持ちで申し上げたわけですが,この金山地区の問題については通告をいたしておりませんが,都市計画指定になっておる公園,あるいは市の幹部の皆さんも,たしか森末助役以外はですね,なかなかあの当時のいきさつは御存じでないんかもわかりませんが,どうぞあの地区に1度来てみていただいて,どういう場所だなあということでですね,市長自身も何回か,選挙以外にもお上がりになっているんじゃないかと思いますので,一言市長からの答弁もいただきたいと思います。

 なお,国体用地の問題につきまして,いろいろ申し上げますけれども,結局はおくれればおくれるほど,要は間に合うだろうかという,その心配からです。そして,仮に区域が決定をしたといってもですね,買収をしていくためには大変な力が要るんだろうと思うんです。そういう意味で質問を特に申し上げ,地域の皆さんもどのようになるんだろうかなということについての質問でございますので,答弁は要りませんが,そういう意味で今後ですね,真剣にやっぱり取り組んでいただきたいというように思います。

 それから,笠山荘の問題とか,そういう件につきましてもですね,いろいろ経過はあるわけですけれども,もともと財産区の金でですよ,建物を建ててですね,しかも条例をつくって市民が使えるんじゃという笠山荘条例を制定をしておきながらね,あとは要らん──まあ要らんようになったというたら悪いんですけれども,そのまま地元へ返して,御承知のように地形を見られてもわかるようにですね,畑鮎地区の公会堂になったりするような場所ではないんですよ。だから,その辺もですね,ひとつ実情を見ていただいて,今後どうしたらいいのかということを考えていただきたいということです。

 以上で終わります。



○議長(花岡薫君) 市長の答弁を求めます。

     〔市長安宅敬祐君登壇〕



◎市長(安宅敬祐君) 服部議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。

 笠井山公園,笠井山墓園の総合的な整備についての重ねての御質問ですが,私も毎年1回はですね,あそこに行っておりまして,ことしも遅い春を楽しんでまいりましたけれども,桜の園路そのものが相当荒れておりましてですね,そのときどきに都市整備局にお願いをしておるんですが,御指摘もありました笠井山公園,笠井山墓園,また笠山荘の管理,現在は畑鮎の町内会に管理をしていただいておりますが,そういったことを含めまして,全体的に今後のあり方については検討してまいりたいと考えております。



○議長(花岡薫君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでございました。

      午後4時3分散会