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岡山県 岡山市

平成22年11月定例会 12月03日−03号




平成22年11月定例会 − 12月03日−03号







平成22年11月定例会

    平成22年11月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第3号

       12月3日(金)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第196号議案〜甲第212号議案,甲第214号議案〜甲第232号議案,甲第236号議案〜甲第267号議案,承第5号

      …………………………………

〇会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第196号議案〜甲第212号議案,甲第214号議案〜甲第232号議案,甲第236号議案〜甲第267号議案,承第5号

 追加日程 甲第268号議案

      ──────〇──────

〇出席議員(51人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            9番  井 本 文 博

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

〇欠席議員(0人−欠員2)

      ─────────────

〇説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  佐 古 親 一

       副  市  長  讀谷山 洋 司

       秘 書 広報室長  田 中 利 直

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                田 淵   薫

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  高 次 秀 明

       企画局新市建設計画推進担当局長

                大 月 秀 樹

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  岸   堅 士

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                田 中 直 子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  甲 斐   充

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                筒 井 祐 治

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       会 計 管 理 者  久 山 正 人

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  難 波 康 廣

      選挙管理委員会

       委     員  中 原 聡 子

       事 務 局 長  難 波   巧

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委     員  新 村 容 子

       担 当 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第二農業委員会会長沖   高 明

      教 育 委 員 会

       委  員  長  片 岡 雅 子

       委     員  塩 田 澄 子

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

〇出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  佐 藤   武

       次     長  中 村   稔

       総 務 課 長  料 治 茂 樹

       調 査 課 長  矢 木 広 幸







      午前10時1分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより11月定例市議会第3日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は43名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に森脇議員,酒見議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第196号議案から甲第212号議案まで,甲第214号議案から甲第232号議案まで及び甲第236号議案から承第5号までの69件の議案についてであります。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第196号議案〜甲第212号議案,甲第214号議案〜甲第232号議案,甲第236号議案〜甲第267号議案,承第5号

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第196号議案平成22年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下69件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして井本議員。

     〔9番井本文博議員登壇,拍手〕



◆9番(井本文博議員)  おはようございます。ここへ出てくるぐらいは自分でやれというてからね,近くの方から言われるんですけど,自分でしょうたんじゃ手間食うてかなわん,かえって迷惑になるんかなと思いますので,出入り,お手数をおかけします。えらい済いません。お世話になります。

 きのう,市長さんがうれしい答弁をしてくださいました。行財政改革っていうのは,何を目的でっちゅうたときに,その中に市民福祉の向上が一つの目標にあるんだと,こういうお言葉をいただいたときに,あっ,これはきょうはええ答弁がいただけるなって,このように思ったんですよ。僕ちょっとね,市長さん,市民ネットにおりますと,何か市長さんのやり方に対して反対するばあの会派かなと思われがちなんですけど,(笑声)いやまあ,じゃあないんでね,僕も実は勘違いしてた部分があって,やっぱり行財政改革ってだれのための行財政改革なのって,これ究極の課題じゃないのかなって思っておったんです。そのときに市長さんが,その観点はやはり市民サービスの向上であり,市財政の安定であるっていう,私都合のええように解釈させていただいたんですけれども,そこに観点を置いてくださってるということからいいまして,非常にうれしく思ったような次第です。余りごまをするつもりじゃないんですけども,本当きのうの御答弁をいただいた中で,多分うちの会派の皆さんも皆さんと同じようにうれしいなっていうふうに共感を持てたんじゃないのかなって,そんなふうに思いました。褒め上げるのはその程度にしておきまして,質問に入らせていただきます。

 僕,近いところの質問が多いんですけれども,私の近くの地域であります上道平島地域っていうところがあります。ここの下水道工事についてなんです。過去に下水道工事の費用対効果を考えた場合には,平島地域の工事を進めることは理にかなっているのではと申し上げたことがあります。おかげさまで,前向きに検討いただきまして,現実の工事着手まであと一歩のところまで来たんだというふうに聞いております。関係住民の方にしてみれば,どのような進みぐあいなのか,非常に気になさっております。それは,年数のたった大型団地の人たちは,古くなった集中浄化槽,これがあと何年で下水がつながるんだろうかと,そうすればその期間がもつだけの工事をやっときゃいいじゃないかというようなことも,お金の問題があります。また,関係するおうちにすれば,建てかえだとか,家の改造だとかっていうことを考えた場合には,下水の関係っちゅうのは非常にお金もかかる大きな問題だからであります。当局の御苦労は当然理解しております。あえてこの場で進みぐあいをお尋ねいたします。

 平島地域の方は,一日も早い下水道の利用を望んでおります。わかる範囲内で結構です。お答えいただけたらと思います。

 その次なんですが,これね,ちょっと聞き方が難しいんでどうしようかなと思いながら,やっぱりお尋ねせにゃいかんと。合併しましてから,瀬戸町は4年の月日が過ぎようと,まあ瀬戸と建部なんですけども。その間,瀬戸町は従来の区長制度を実施してきたわけなんです。特例区がなくなりゃ当然区長制度もなくなるものと,瀬戸の皆さん方はそのように思っておられると思うんです。町内会制度と区長制度では,明らかにいろんな役割が変わってきて当たり前だろう,またそのように聞いております。できりゃあこのまんまの制度が維持されりゃあ,区長制度でええんじゃねえんかなという考えの方もいらっしゃるわけです。

 合併してからこの4年間,この制度が利用されてきたっていうことは,いわゆる合併の後の全くの異例のことなのか,今後単に制度を統一したほうがやりやすいじゃないかと,だから黙って言うことを聞けえということから区長制度を廃止するのかと。4年間やってきたということは,この区長制度そのものは,瀬戸のやってきたことは違法じゃあないはずなんで,まあどうなのかなと。そういう岡山市の姿勢に対して,合併のときっちゅうのは,市長さんも,当時議長だった花岡議員さんも,仲間として迎えるんですよって言ってくださった。あの言葉はうれしかったんですよ。ただ合併のときにはやっぱり温度差があります。そねえなときにどこまで4年間のこれからの済ませた特例区が済んだ後の残りの1年少々,瀬戸町が岡山市になじんでいくのに,ソフトランディングという言葉をその当時使ったと思うんですが,どういう形でやっていけるのかなって。きつい聞き方かもしれませんが,望めば区長制度って存続できるのですかって,こういう形でのお尋ねをしてみたいと思います。

 その次なんですがね,障害者に対して相談員の派遣制度っていうのは不可能なのかなと。岡山市の障害者に対するサービスのメニューを見た限りにおいて,決して他都市に比べて引けをとるものとは思いたくはないわけなんです。結構いろいろメニューは考えてくださってるんだけども,問題はそのサービスを利用するに当たって,相談する窓口が非常にわかりにくいんですわ。私,いろいろ相談しようと思うんだけど,うん,ということになるんです。これ介護保険を例えにすれば,介護保険の場合には要介護認定を受けたときからケアマネジャーさんがつくわけなんです。実情を把握して必要なサービスを一緒に考えてくれるわけなんです。相談に乗ってくれると。しかし,障害者は自分で探して自分で業者と契約をしなさいと。だから,私には担当してくれるプランナーがおらんわけです。結構困るんですわ。

 近くの市の話で恐縮なんですけど,保健師さんが障害者個人の担当に一応なってくれてるんだと,こういう話も聞くわけなんですよ。とりあえず自分が困ったときの相談の窓口があるっちゅうことなんですよね。おめえのう,障害者だからというて,そう一から十まで甘えたことを言うなと言われるかもしれんのんですけれども,冊子を見いと,書いてあろうがと言われたってね,レベルは,いろいろ人によりまっせ。せやけど,めくるのにもね,めくれえ言うたってめくれんのんじゃ。電話せえ言うたって受話器が持てんのんです。まあねえ,そういう私だからこういうことをお尋ねさせていただいて,こういう要望を出させていただいてもいいのかなと。障害者にもケアマネジャーのような担当者を設定することは不可能なんでしょうかねっていうお尋ねをしたいと思うんです。

 さらにもう一点,政令市になった後に,今までは県で行われておりました障害者の義肢装具,いろいろありますよね,装具っていう,それとか車いすの判定会に関することなんですわ。これ政令市になるまでは岡山県の更生相談所,きらめきプラザで岡山市の障害者の方の判定も行われておりました。ところが,政令市になりましてからは,岡山市は,青江のところと言うたらいいんでしょうかね,岡山市障害者体育センターで判定会を行っておるんですわ。体育センターというたら,皆様頭の中へ浮かべてみてもらやあええんですが,何するところかっちゅうことなんです。そこで受けなきゃいかんと。いろんなことがあってあそこに決められたんだろうと思うんですけども,その判定の場所を決める際に,市役所の横がええがと,保健センターが第一候補になっておったそうです。せやけど,あそこは駐車場も狭いし,障害者専用の駐車場もないため別の場所を探したと。で,ふれあいセンターは公社の管理物だと,きらめきプラザは岡山県の持ち物で使用できないと,こういうふうに聞いておるんです。ただ,現在の障害者体育センターは余りにもひどい状態で,場所が場所で,さっき申し上げたように,判定会で必要な工具等の設備もないんです。障害者の人権を無視したようなひどい状況で,言葉は悪いんですけども,私が言うても知りもせんくせにと言わんでください,野戦病院のような状態だっちゅうんです。これもね,一日も早い改善をお願いしたいと思いますが,いかがでございましょうか,お考えをお示しください。

 精神障害,発達障害の人たちに対する相談の窓口がやっと実現しようとしております。身体障害者に対しても同じような窓口ができることを望んでおりますし,先ほどお願いしたようなことができてくれればなと。これ皮肉で申し上げるんじゃないんですけども,水と緑の豊かな心触れ合う岡山市を求めていらっしゃる市長さんだからこそ,あえて障害者にも優しい岡山市をと,お願いしたいなって,こんなふうに考える次第であります。

 4つ目,これが最後の質問なんですけれども,前の議会でも非常に話題になりました,安全・安心ネットワークの公民館云々っていうことなんです。私,公民館云々っていうことはちょっと横に置いときまして,安全・安心ネットワーク,これ充実することはええことだろうと思うんですよ。これがおえんと言う人はでえもおってじゃないと思うんです。ただ,公民館活動の中で,安全・安心ネットワークと重なる行動の部分もあるんだと,公民館活動の中でいろいろ活動をやられて,そして安全・安心とかぶる部分があるから,だから拠点を公民館に置くんだと言われるんです。だから,どのような公民館活動が安全・安心ネットワークと重なっていくのか,そこのところの例があればお示しいただけたらなと。

 さらに,そのモデルケースとして公民館に拠点を置き,人を1人配置して充実を図る。ええんですけど,ただ,じゃあそうやって地域のネットワークの方にどのようなことをどの程度求めていらっしゃるのか。最終的にじゃないけど,まずどんなことをやっていただきたいからどうしたいんだというようなことをちょっとお尋ねしたいなと思うんです。私の近くだけのことで恐縮でございますけれども,安全・安心ネットワークで活動してらっしゃるっていうのは,子どもの通学の見守りだけでも大変なんですでと,子どもが行きょうる間,行きと帰りをあれするというたって,なかなかこれも大変なんだっていう声を聞いとんです。実際の構成員の中から考えてみて,この今の構成員の中から安全・安心ネットワークを支えてくださっているこの現状をどのように把握してらっしゃるのかもお尋ねしたいなと,このように思いましてお尋ねいたします。

 これで1回目の質問を終わらせていただきます。

 よろしく御答弁をお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎岸堅士保健福祉局長  障害者にもケアマネジャーのような担当者を設定してはとのお尋ねにお答えします。

 障害者自立支援法では,ケアマネジメントは相談支援事業の中に位置づけられており,相談支援事業者や地域活動支援センター?型で実施されています。市内には相談支援事業者が21カ所,地域活動支援センター?型は6カ所ありますが,障害者の方からの相談にこたえる形であり,当初から個別の障害者の方に1人ずつケアマネジャーがつくという形態ではなく,課題であると認識しております。

 障害者自立支援法にかわる新たな法律は,平成25年8月施行を目指して検討されていますが,それまでの間に現行制度を改善するために前国会から継続して上程されている障害者自立支援法改正案には,市のサービス支給決定前に指定特定相談支援事業者がサービス等利用計画案を作成するなど,当初から相談支援事業者がかかわるシステムが検討されているところであり,国の動向を注視してまいりたいと考えております。

 また,障害者手帳交付時などには,福祉事務所や支所,保健センター等の窓口では,障害者の立場に立った丁寧な対応をしていくよう努めてまいりたいと考えております。

 なお,(仮称)岡山総合医療センター構想の保健・医療・福祉連携機能の中でもそのような問題意識を持ちながら検討を進めてまいりたいと考えております。

 次に,障害者体育センターでの補装具等の相談,判定についてですが,議員御指摘のとおり,岡山市障害者体育センターはスポーツやレクリエーション等のための施設であり,身体障害者の方の補装具等の相談・判定会場としての課題は十分認識しております。抜本的改善に向けて検討しているところですが,当面は障害者体育センターを使わなければならない状況にあると考えております。そうした中ではありますが,義肢,補装具等の相談,判定のため,障害者体育センターに来所される身体障害者の方にこれまでも無用な苦痛や負担をおかけしないよう工夫を行ってきましたが,これからも一つずつでも解消できるよう考えておりますので,御理解くださるようお願いいたします。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  上道平島地区の下水道整備の進みぐあいはとのお尋ねについてお答えいたします。

 当地区の下水道整備につきましては,昨年度より地元説明会を通じて住民の方にお知らせしておりますが,今年度は幹線管渠について土質調査,詳細設計を行い,工事着手に向けての準備をいたしております。また,地区内の管渠の整備につきましても,今後地元説明の後,土質調査,詳細設計を行い,工事に着手する予定としております。

 なお,当地区の下水は中継ポンプ場により既設の幹線に送水をするため,現在ポンプ場用地取得に向け,地権者と交渉をしているところでございます。

 今後も当地区の下水道の早期整備に向け,鋭意努力する所存でございますので,よろしくお願いいたします。



◎田淵薫安全・安心ネットワーク担当局長  まず,特例区の区長制度についての御質問でございますが,建部町,瀬戸町の区長制度につきましては,合併協議の中で,地域の特色ある制度として位置づけられ,特例区の設置期間中はそれぞれの地域の特例区事業として行っております。特例区解散後につきましては,市域全体の一体感の醸成を図る上から制度を統一することが望ましいため,今年度に入り,瀬戸町区長会総会及び建部町区長協議会総会において,小学校区単位の組織づくり,それから補助金制度などについて説明をしてきたところでございます。

 既に特例区が終了いたしました御津地区,灘崎地区においても,特例区終了後,町内会制度に移行しており,御理解をお願いしたいと考えておるところでございます。

 次に,安全・安心ネットワークに関係します質問で,まず公民館活動と安全・安心ネットワークなどの地域活動の重なるところでございますが,例えばESD──環境問題でございますが──の活動につきましては公民館と地域の方々が一緒になって取り組まれているという事例でございます。また,公民館で講座を受講された方が新たにボランティアグループを立ち上げて,公民館などで健康づくり活動を行っているというような事例もございます。

 このように公民館と地域活動が一体化している例が幾つかあり,さらに活動が進んでいくよう地域の団体などと連携をとり,公民館の拠点性を高めていきたいと考えておるところでございます。

 また,地域にどのようなことをどの程度求めるのかということでございますが,このたびの考えは,地域に求めるというよりは地域が主体となって活動を進めていくことを支援していきたいという考えでございます。地域の負担を強いるというものではないと考えております。

 また,地域におきまして登下校の見守りや青色回転灯装備車によるパトロールなど,防犯や交通安全活動が活発に実施されております。一方で,避難訓練や避難マップ作成などの防災活動,また落書き消しや一斉清掃などの環境美化活動,ひとり暮らし高齢者などの見守り,声かけなどの地域福祉活動,さらにはウオーキング大会や健康体操などの健康づくり活動など,地域の方々の自発的な活動がいつまでも続き,広がるようさまざまな角度から支援をしていかなければならないと考えているところです。

 その一つとして,今後公民館に要員配置を考えており,講座と実践の連携サポートや地域センター等がない地域では地元町内会などと区役所などとの連絡調整を新たな業務として行い,後継者の育成や活動のすそ野が広がるよう,これまで以上に地域活動支援に取り組んでいくとともに,公民館が地域拠点として強化され,有効に機能するよう体制整備に取り組んでいきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

     〔9番井本文博議員登壇〕



◆9番(井本文博議員)  御答弁ありがとうございました。

 大変結構な前向きの御答弁をいただけたんじゃろうと,ここへ来んでもええかなと思ったりもしたんですけれども。まずこっちから行ったら,保健福祉局長の御答弁で,認識してくださってると,判定会のことですね。だから,認識してくださってるんだから,よろしゅう頼みますわというところで済ませたいんじゃけど,ただ,ちょっと申し上げたように,県が使ってらっしゃる前の国立病院の跡のきらめきプラザですか,きらめきプラザは曜日がダブらんのんですわ。県は水曜日にやる,岡山市は木曜日にやるんです。だから,頭を下げて使わせてくださいっちゅうてどねんかならんのんかなと。それから,ふれあい公社も,これねえ,岡山市がつくったもんじゃけん,どうなのかなとかっていう素人考えです。そんなふうにふっと思ったわけなんです。それにゃあそれなりにいろんな実情があって,どねんしょうもないから多分まあ今のところで我慢してくださいと言ってるんでしょう。だから,お考えいただくに当たっては,平とう言うたらね,県のほうへ頭を下げえ行ってくださりゃよろしいがと,使わせてもらやあええがって,ええところがあるでいいっちゅうというところなんですけど,そうはいかんのが実情だろうと思います。だから,それなりのお考えでやっぱりあそこしかねえんじゃというんだったら,例えばはかるときに,来られる人数によったらトイレまで使わんと判定会が実施されないんだと,こんなことが決して起こらないように,それから女性の障害者の方もいらっしゃるわけですから,装具の測定をするときに,少なくとも女性が恥ずかしい思いをすることがないようにとかっていう,もう御承知の上の話だろうと思います。私が言わんでもそんなことはもう百も承知なんじゃと言われるかもしれん。しかし,やっぱりいろいろ障害者の声をお聞きになられて実情を御承知だろうと思います。何とかいっときも早くそれが解消されるように,これはもうお願いするしかしようがないでしょうね。お願いとしておきます。

 それから,障害者にプランナーをつける件,これね,国が考えようるからということは,それだけ不備だということだろうと思うんですよ。だから,国が考えるまで,国の方針が出るまで待ってくださいという。おえんで,待てれんって。それが正直な気持ちです。早うしてちょうでえやと。国がその方向を出してるんだったら,それと大体沿った形で人を配置するなり何なりを早急に考えていただきたいなと。適材適所も行政改革の一つじゃないのかなというようにも思うんですが,待てと言われるのか,少しでも早く岡山市独自の方向性を出していくのか,これはちょっとお答えをいただけたらなっていうふうに思います。

 それから,下水道の関係,下水道局長,言っておられる言葉がなかなか普通の方にはわかりにくい言葉もお使いになっての御答弁なんです。要は,関係する地域の方と密接に連絡をとりながら,ここまでできてるんだからここは地域の方の協力を得なきゃなりませんとかっていう,市当局だけでは解決できない問題もあるんじゃないかと思います。やはり地域の方の協力をいただきながら一日も早く下水が使えるように御努力いただきたいな,こういう形でのお願い事項になります。

 それから,区長制度,やはり制度とすれば統一していこう,これがごく普通の考えだろうと思います。ただ,やっぱり今まで長年違う制度でやってきたわけですから,これもまあ,そりゃええんだろうと思いますよ,岡山市の町内会制度っちゅうのかな。だから,それに対しての苦情もないし,それなりにうまくもともとの岡山市の町内会制度でやってこられたわけですから,どこかに問題があるんだったら変えてらっしゃるわけですから,多分町内会制度でええのかもしれません。しかし,長年区長制度でなじんできた人間からしますと,要らん心配すなって言われるかもしれませんが,やはり不安はそこにはつきものです。うまく移行できるように,押しつけの説明ではなく,広く皆さんがわかって,そしていい形で移行できるように周知徹底という言葉が当てはまるかな,そういうような形での移行をお願いすべきなのかなって。何が何でも区長制度を維持せえって,そんなことを申し上げるつもりはございません。その辺のところのお考えがあればお聞かせいただければなと,これも最終的にはお願いになるかもしれませんね。ええようにやってくださいよって,みんなが納得してうまく岡山市の町内会制度になじんでいけるようにやってくださいよっていう形でのお願いになろうかと思います。

 それから,安全・安心ネットワーク,物すげえよいことに聞こえました。ほりゃそれがいけるんだったら,いわゆる地域そのものが子どもからお年寄りに至るまで地域の中でいろんな連携の和ができて,ええことだろうなと思います。ただ,僕が心配してるのは,構成員でやっぱりメーンで動いてくださってる方っていうのは,一応退職された方とか,あるいは各種団体の役員の方とかっていうところの構成員かな,まあ若い方で消防団の方も入ってらっしゃる。だから,子どもの見守りと事があったとき,災害が起きたときのお年寄りの避難誘導というかお手伝いとか,あるいは月に1回になるのか2カ月に1回になるのかわからないけれども,ひとり暮らしのお年寄りのところとか,そういう高齢世帯を見て回って,お元気ですかっていう,ただそれ以上のことをやってくださりゃ支援しますって言うんですが,これもう,ちょっと質問から外れて感想を申し上げたってしようがないんですけれども,求めてらっしゃるのはすごくいいことを求めてらっしゃるんだけれども,現実にそれが可能なのかなっていう,頑張りますって言われりゃ多分おしまいなんでしょうけどね。

 確かに公民館が長年の間変わってきて,時代が変わってきたから,今のままのやり方で公民館活動もいいのかなっていう問題も残ってます。もう,ちょっと論点がぶれてきておるんですけれども,どうお尋ねしていいのか,余りにもいい答弁をいただいたもんですから聞き方がわかりませんわ。もうこれもお願いにしときましょうか。非常に難しいことを地域に望んでらっしゃるような印象を受けます。ただ,それを実際のものに仕上げていくのが大変だろうと。だから,地域と岡山市の行政がうまく両輪となってやっていけるような意気込みというか,決意でもお聞かせいただければというような形でとめ置きます。

 これで再質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎岸堅士保健福祉局長  障害者の方にもケアマネジャーのような担当者をとの再度のお尋ねをいただきました。

 まずは福祉事務所,それから保健センター等でその対応力というんですか,丁寧な対応をしていくよう対応力を高めていくように努めたいと思います。そして,先ほど御答弁申し上げましたが,総合医療センター構想の中での保健・医療・福祉連携機能の中でも問題意識を持って検討してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎田淵薫安全・安心ネットワーク担当局長  まず,区長制度についてでございますが,先ほど申しましたように各総会でも御説明しておりますが,現在も特例区を初めとする関係団体と協議をすべく準備あるいは話し合いを行っておるところでございます。今後も丁寧な協議,調整を行って,いい形で移行できればと考えておりますので,御協力のほどよろしくお願いいたします。

 また,安全・安心ネットワークの関係でございますが,確かに地域負担という問題,あるいは地域に押しつけになったらいけないのではないかという問題は,大きな問題だと考えております。やはり行政が押しつけるのではなくて,地域でそういうことをやっていこうという機運が高まらないと継続はできないと,一番大きな問題なんですが,現在地域で問題になってることとしては,さっき御質問にもありましたが,やっぱり高齢化,活動されてる方そのものが退職されて,特定の方で,そのためにすそ野が広がらないという御意見を多くいただいております。安全・安心ネットワークで地域の重立った町内会の役員さん,なかなか高齢化してるケースが多うございます。そういう中でPTAとか体育協会とか消防団とか,どちらかといえば若い方がおられる団体も巻き込んで地域活動をしてもらったらということで,今回の安全・安心ネットワークという方向が出ております。さらに,やはり地域活動は特定の方ということなんで,今回の公民館の問題も絡みますが,各公民館でそういう地域活動をしようという方をふやすような,そういう取り組みができていけばというふうに考えているところでございます。

 いずれにいたしましても,行政が一方的に押しつけるという話にはならないということで,今回もモデル地区をつくって保健福祉をやってみようと,それで問題点なんかも洗い出しながら各学区に広げていけたらというような進め方をしております。御質問の最後にありましたように地域とよく連携をとりながら進めていきたいと思いますので,これにつきましても御協力のほどよろしくお願いいたします。



○宮武博議長  よろしいか。(「いいです」と呼ぶ者あり)

 しばらくお待ちください。

 それでは,次は順序に従いまして柴田議員。

     〔46番柴田健二議員登壇,拍手〕



◆46番(柴田健二議員)  皆さんおはようございます。新聞のテレビ欄にこの岡山市議会の模様がoniビジョンの中継録画で放映されるようになっておりますが,私の地域でもようやく先月あたりから放映を見ることが可能になりました。きょうは多くのテレビ番組の中からわざわざoniビジョンにチャンネルを合わせていただきまして,まことにありがとうございます。この番組を見られた方,まだ隣近所でoniビジョンに加入されてない方に,どうか加入を勧めていただきまして岡山市政に関心を持っていただけたらと思っておりますので,どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 今定例議会の冒頭に市長からおわびと報告がありましたように,岡山市の職員が去る10月21日,旧西大寺支所の税務課勤務時代に徴収した税金などを着服した容疑で逮捕されました。言語道断,あきれて物が言えない,こんなことは前例がないと驚いている反面,とうとう馬脚をあらわしたかと思っている職員も少なからずおり,私も後者の一人であります。まじめに仕事をしていれば幸せな生活を送ることができたのに,身から出たさびとはいえ,これで人生を棒に振るなんて何とばかげたことをしたのだろうかと,市役所のあちらこちらでもささやかれています。

 新聞等の報道によりますと,犯罪の陰に女ありを地でいったようで,交際する女性との遊興費や生活費などを捻出するため,当時西大寺支所税務課長補佐だった2008年2月,自営業の男性から受け取った固定資産税や市県民税など6万600円を市に入金せず着服した疑いで,また税務課長当時,2008年6月から12月の間にも3回,市内の会社から徴収した97万円余りを着服した疑いであります。また,先月24日には自営業の男性から徴収した市県民税や固定資産税など,現金115万8,300円を市に納入せず着服したという別の容疑で逮捕されております。このほかにも不自然な税務処理を行った形跡があるとして,現在岡山県警が関連を調査しているそうです。

 特に今回の事件につきましては,昨今の厳しい経済状況の中,市民から納めていただいた大切な税金を着服,横領したという事件で,断じて許されるものではなく,市民の市税に対する信頼,ひいては岡山市に対する信頼関係を裏切るものであります。今後,市政の根幹をなす税の徴収業務にも悪影響を及ぼすことが懸念されます。今までシルバー人材センター,コンベンションセンターの不正経理問題等,不祥事が起こるたびに,このようなことが二度と起こらないように再発防止に全力を挙げると,まさに常套句のように通り一遍のコメントを繰り返していますが,これらの教訓が何ら生かされておらず,組織としての改善ができていないのが現状です。

 そこで幾つか質問をいたします。

 1つ目,通常,税を徴収すると領収書を相手方に渡し,領収書の控えとともに徴収したお金を入金するのが一般的であると思われますが,入金のチェックはどのようにしていたのでしょうか。

 2つ目,この職員は滞納分の収納率を上げるなど,まじめに仕事をしていたと総務委員会で報告されていますが,執行停止処分にすれば,おのずと分母が下がって収納率は上がると思うんですが,彼はどのくらいの金額,件数にかかわっていたのか,お知らせください。

 3つ目,長年この職員は税関係の職務についていたとお聞きしておりますが,ことしの異動で総務企画課に配属されております。当局において何か思惑があってのことでしょうか。

 4つ目,今回の事件は政令市移行に伴う業務の一元化によって,ことし1月に不正に気がついたとお聞きしています。不適正処理の公表がおくれた原因は何なのでしょうか。

 5つ目,この職員は過去に疑惑を持たれるような勤務はしていなかったのでしょうか。

 最後の質問,今後再発防止に向け,当局はどのような取り組みをしていくのか,具体的にお答えいただきたいと思います。

 これで1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  職員の不祥事と組織体制についてのお尋ねに順次お答えします。

 まず,異動と公表のおくれについてのお尋ねでございます。

 この職員は市内の自営業者から入金した6万600円について,平成22年2月4日に紛失したことを認めました。しかしながら,横領の疑いが捨て切れないため,この職員がかかわった案件で同様のものがないかどうか内部調査を先行して行うとともに,あわせて円滑な調査を行うため総務局内に配置したものでございます。

 調査の結果,この職員が西大寺支所税務課長であった平成20年度に市内の会社に対して同様の事務処理があることが判明したため,5月に警察に相談するとともに,当該職員に事情聴取を行っておりました。事情聴取を継続している中で,この職員は6月4日から体調を崩し入院し,10月末まで病気休職中となっていたため,一連の調査において最終的な確認がとれないまま警察の捜査が先行したことから,逮捕に合わせての公表となったものでございます。

 次に,過去の疑惑についてのお尋ねでございます。

 この職員については,当時の区画整理第1課主事であった平成元年6月16日に工事写真とは関係のない私用写真の現像焼きつけを依頼していたこと,平成2年3月9日に納入伝票の中に私用のボールペン替えしんを注文していたことを認めたことから,平成2年3月14日付で猛省を促すため文書訓告処分を行いました。また,この職員が平成8年度から平成10年度まで当時の福田支所産業建設課主任であった時期に,外部から賃金等の支払いに不適切なものがあるのではないかという指摘があったため,人事課で資料を持ち帰り,関係職員や地元の農家にも聞き取り調査を行いましたが,不適切な部分について判明しなかったことから,本人の尋問には至らなかったという経過がございます。

 次に,再発防止についてのお尋ねでございます。

 信頼回復のためには日々の業務を誠実に遂行していく以外にはありませんが,再発防止のための綱紀の確保などの措置も講じてまいります。

 なお,この職員の処分については,今後の捜査状況を踏まえながら,本人と接見を行い,事実関係を詳細に確認した上で,厳正かつ速やかに処分してまいりたいと考えております。

 また,再発防止のための方策として,現在公金を扱うすべての部署でチェック体制の確認や見直しを実施しており,公金の収納体制の再点検を行うとともに,不十分な部署には指導を行うことといたしております。

 いずれにいたしましても,このことにより市民の皆様に多大な御迷惑をおかけし,公務への信頼を大きく損ないましたことを深くおわび申し上げます。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  収納した市税の市金庫への入金のチェックと収納率への影響についての御質問にお答えいたします。

 収納した市税の市金庫への入金のチェックにつきましては,入金金額と関係書類の照合など,管理職を含めた複数の職員で行うことが当然のことであり,基本的にはこのような確認が行われております。

 今回の事件につきましては,当時の西大寺支所税務課におきまして,本人が課長や課長補佐というみずからチェックすべき立場を悪用して事件を起こしたものと認識しておりますが,結果として今回のような問題を防ぎ切れなかったことは,組織としてのチェック体制が十分機能していなかったと言わざるを得ないと考えております。

 なお,当該職員が行った執行停止の件数は十数件であり,額的に収納率に影響を与えるには至っておりません。

 以上でございます。

     〔46番柴田健二議員登壇〕



◆46番(柴田健二議員)  総務局長から答弁をいただきましたが,平成2年に文書訓告,そして平成8年福田支所時代に不適正な事務を執行していた疑いで調査をされたそうですが,何ら不適正なことは見当たらなかったということでございますが,私はこの職員の勤務状況について以前から懸念を抱いていました。本会議でも,固有名詞は避けておりましたが,2回にわたって職員の綱紀粛正について取り上げさせていただきました。また,彼が働いていた職場の所属長にも十分注意をするように喚起してまいりました。彼が働いていた職場の何人かの職員に聞いた上での事実と,私は参考資料をもとにここでお話をさせていただきます。

 4つの事案について不適正と思われることをやっております。その1つ目は異常な超過勤務,2つ目は物品の購入,3つ目は賃金の支払い,4つ目は実態のない入札執行を行っております。

 1つ目の超過勤務ですが,彼は所属長の印鑑を無断で押している。このことを裏づける複数の人からの話も聞いています。職場での歓送迎会があった日に,本来なら超過勤務をしていないはずなのに超過勤務の届けを出している。上司がいさめると,歓送迎会が済んで残業したと。ほんなら酒を飲んだ後も残業したのかと,そのようなことをたびたびやってたわけですね。それで,その所属長は自分が決裁印を押さない残業は一切認めないということで,人事課にも何回も相談に行ったけど人事課が全く取り合わなかったと。だから,彼は自衛手段として,大体右ききの人は印鑑をやや中心より斜めに押すのが普通らしいんですね。その上司は彼の決裁をするときには意識的に右に押してたと。それで,月末に最後の締めをするときに,自分で押してない判も押されてるから,これはもう認めなかったと。彼はこのことは事実であるので私の名前を出してくれても結構だと,そう言っております。

 それから2つ目で賃金についてですが,米の生産調整状況を調査する農家組合長に,実際には2日間で終わってるのを延べ53日間,これをやったようにして賃金を払ってんですね。その裏づけとして,弁当代を2日分しか払ってない。ここへちゃんと残ってんです。本来なら53日分,延べ53人分の弁当代を払うべきだと思うんですけど,2日しか払ってない。ある農家組合長に1週間もかかったのって聞くと,いや2日しかしてないと,2日分の賃金はいただいたということをおっしゃっております。私は余りにもひどいことをしてるから,彼に直接電話をいたしました。〇〇君,不適正な予算執行をしたらだめだよといさめると,彼は物すごいけんまくで私に言いました。おめえはでえなら,文句があるなら来てから言え,証拠もねえのを大物を言うなということを私に言いました。今でも記憶に残っております。平成11年5月か6月ごろであったと思うんです。彼は弱い人には物すごく強硬に,上の人にはぺこぺこぺこぺこ土下座をしてまで謝るような性格だそうです。

 それから,3つ目で物品購入については,架空の見積書を作成していた。本来なら見積書は納入業者が出すべきですが,職員が記入し,購入したようにして不正を働いており,決済印と筆跡から,私はこの職員に尋ねました。そうすると,指示されるままに書いたと。あんたこんなことをしたらだめじゃないのと言うと,その当時はよくわからなかったから命令されるままに書いたと。その内容は,先ほど総務局長が平成元年か平成2年にフイルムの焼きつけをやってたから文書訓告を命じたと言われておりますが,同じようなことをやっとんですね。6月分のカラーフイルムが24本,焼きつけが576枚,7月分カラーフイルム24本,焼きつけ560枚,1月分カラーフイルム21本,焼きつけ486枚,3月分カラーフイルム64本,焼きつけ1,554枚,合計3,176枚で金額にして約14万円。こんなに多くの写真代を使っているのですから,普通にチェックしていれば,こういったことは事前にもうわかるはずなんです。それから,年度末にはプリンターケーブル,これプリンターケーブルなんかそんなに壊れるもんじゃない。それも購入してる。これが5万8,000円余り。そして,この金を業者に預けて,自分の欲しいものを購入してる。こんなことをしてるんです。

 それから,最後4つ目,実態のない入札を執行してるんです。自分で入札書,完工検査を書いて,それから現場説明,4社,A,B,C,Dの4社が参加したように装っているが,入札金額は同一筆跡。ある課長が決裁を拒むと,その課長のところを横線で訂正印まで押して書類を作成してるんです。ここに入札を執行した参考書類があるんですが,現場説明書,A社,B社,C社,D社の名前はちゃんと書いとんですが担当者名も書いてなく,印鑑も押してない。だから,これ金額180万円からですが,彼は慌てて年度末にこれを執行してるんです。これ上司がチェックしたら,もうちゃんとわかるはずです。だから,多分年度末に慌ててやったからこういった不備が出てきたんじゃないかと思っております。

 これらは,氷山の一角でして,私も参考資料をちょっとここへ持てきてないですけど(笑声),たくさん持っとります。それで,岡山市役所内でこのような不正が行われていたにもかかわらず野放しにしていた,組織として全く自浄作用も働かず,真相究明が十分になされていないまま,臭い物にふたをしたように思えてならないのであります。私は入札の不適正も,当時の助役に書類を見せて,これはおかしいんじゃないかと申し上げたら,実態を調べてみるということだったんですけど,転勤されたからそのままもうやみに葬られたままとなってるんです。我々が問題を提起したときにちゃんと対応しておれば,平成8年に調べたけど見つからなんだと言うて,見つからんのじゃない,よう見つけなんだんです。書類はちゃんとあるんですから。そんなことをきちっとしとけば今回の不祥事というのは防げたと思って,私自身本当に残念でならないんであります。先般会計検査院から不適正な会計処理が指摘され,交付金約9,500万円の返還を余儀なくされておりますが,これもチェック機能が働かず,組織全体に問題があったのではないかと思います。この職員が不正に手を染めたきっかけは,旧支所には不要な印鑑がたくさんあって,裏金づくりをしていたんじゃないかという信頼できる元職員の証言もあるわけです。

 そこで再質問をさせていただきます。

 超過勤務は上司の命令のもとに行われるものと考えますが,なぜ異常なまでの超過勤務をさせていたのか。また,超過勤務の命令はどのようにされていたのでしょうか。当局は,問題提起したにもかかわらず,なぜ今まで対応してこなかったのか,その理由をお聞かせください。私が今再質問で説明していることについて,市長,感想をお聞かせください。そして,市長が常々岡山市役所の職員は仕事のしようが足らないと,一人三役ということを唱えてまいりましたが,一人三役がこういったチェック体制を甘くしたのではないかと思えてならないのであります。そのことについても市長の考えをお聞かせください。

 以上で再質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  柴田議員の御質問にお答えしますけれども,いろいろ,一人三役主義とか,そういうことは今一般の経済社会では行われておることでありまして,そういうことがあるから今のような事件が起きたということは私は思っておりません。まことに残念なことでありますけれども,こりゃもう人間としてあるまじきことで,仕事の量がどうこうでこんな事件が起こるはずもありません。そりゃもうこの職員のレベルの問題で,こんな職員を使っていたということはそりゃもう我々の責任でありまして,本当に市民から信頼され,そして市民の福祉向上に努める我々市の職員が一人でもこういうことがあるということは,これから絶対こういうことを起こしてはいけないし,そういう職員がおったら困るわけであります。だから,仕事の量でこういうことが起こっとんではないと私は思っております。もう今経済社会ではみんなやはり1人が何役もして,いろいろ経費の削減を行っておるわけでありますから,これがやはりこの事件を起こしたとは私は思っておりません。まことに残念なことでありますけれども,こういう職員がいたということはもってのほかでございまして,これからいろいろチェック体制を整備しまして,二度とこのようなことが起こらないような役所にしたいなと思っておりますので,よろしくお願いします。



◎繁定昭男総務局長  時間外勤務についての再質問をいただいております。時間外勤務は所属長の命令により行うものであり,所属長が緊急かつやむを得ないものかどうかを判断した上で,その都度事前に命令を行うことを原則とし,職員が自己判断で行うことのないよう指導を徹底するとともに,事務の適正な執行管理に努めるよう関係各室に通知をしてきたところでございます。

 また,当局は問題提起をしたのになぜできなかったのかというお尋ねでございます。特に時間外勤務については,やはり所属長,管理職が担当職員にきちっとその内容についての命令を下すということでございます。その部分について御指摘の不審な部分についての管理ができていなかった部分があったのかもしれないというふうには考えます。

 また,それ以外の部分について,福田支所当時のことについては,当時の人事課長からもお話を聞きましたが,御指摘を受けた部分について特定するに至るだけのことが見つからなかったというふうにお聞きをしております。

 以上でございます。

     〔46番柴田健二議員登壇〕



◆46番(柴田健二議員)  総務局長から御答弁いただきましたが,超過勤務というのは上司の命令のもとにやらにゃいかん,そりゃもう緊急性を要して,上司がおらんときには,1時間とか2時間というのはあると思うんですけど,これ常習的にずうっと行われてるんですね。それで,事後承認というんか,後から上司が決裁をするのをこれ10年以上もずっと継続的に行われてきたというのは,組織として私は問題があると思うんです。

 それから,公務員法の中に不適正なことを見つけたら摘発せにゃいかんと,そういう1項があって,摘発したにもかかわらず詳細がわからなんだから今まで野放しにしてきたと。これは当局のいわゆる執行体制に私は問題があると思うんです。

 それから,彼は過去に悪いことを継続的に行ってきたにもかかわらず管理職に登用してる。管理職に登用した任命権者としての責任はどこにあるのか。

 もうこれ最後の質問にさせていただきますが,私は彼が不正を働いていた参考書類はたくさん持っております。また後日お見せして,もう今法律的には時効になってると思うんですけど,これ職員のモラルとして,個人の資質の問題もさることながら,やはり組織として対応できてなかったと,全体として組織で彼をチェックせにゃいかん。だから,今回を最後にして,こういったことがもう二度と起こらないような組織の再構築をしていただきたいと思います。

 以上で再々質問を終わらせていただきます。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  ただいまの御質問にお答えしますけれども,本当に絶対あってはならないことであります。それがあったわけでありますから,これは本当に深く責任を感じておりますけれども,二度とこのようなことがないような執行体制をやっていきたいと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。本当に市民サービス,市民のためにやらなきゃいけないのに,役所の中でこういうことが起こったということは,これはもう責任でありますから,これからもう二度とないように厳正にやっていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして北川議員。

     〔25番北川あえ議員登壇,拍手〕



◆25番(北川あえ議員)  政隆会の北川あえでございます。3年半たちますけれども,ここに立ちますと,まだどきどきいたします。真摯な気持ちで,通告に従いまして質問させていただきたいと思います。

 2010年に入ってから円高がずっと続いております。国内の輸出型産業は影響を受けております。その中で企業はコストを削減したり,円高に対応した体制を整えたりなど,収益を確保するために努力されております。また,生産拠点を海外に移す企業も多くあります。企業の海外生産の比率は引き上げられ,特にトヨタ自動車や日産自動車は過去最高に達する見通しのようです。現在,国内における雇用はまだ回復基調とは言えない状況です。また,皆様ニュースでもお聞き及びのように,来春卒業予定の大学生の就職内定率も過去最低となっております。このように国内における雇用は減り続ける一方です。これが現実です。岡山市も政府と連携しながら地元企業の雇用促進を考えていかなければなりません。雇用は市民の生活の基本です。岡山で生活できるのも仕事があるからです。仕事があって生活を成り立たせるのが健全な幸福感のある暮らしだと思っております。

 そこでお尋ねいたします。

 このような状況の中で,岡山市では各企業における支援策をどうお考えでしょうか。具体的な政策とともにその方向性もお答えいただきたいと思います。

 都市の基幹産業をつくり上げることができれば,安定した雇用を生み出せますし,岡山市として特にどのような産業を育てていくべきか考えなければいけません。岡山には医療・福祉を軸とした産業を確立させるべきではないかという考えは,岡山のいろいろな企業や経済団体,経済産業省の出先機関である中国経済産業局の方も言われていますが,私も賛同いたします。市街地における病院の活用について,市民の皆様方の御意見をお聞きする場が,旧深柢小学校跡地をめぐっての会合がいろいろございまして,そのような場でも,岡山における医療・福祉を軸とした産業の確立についての熱い,賛成だわという御意見もよく聞くことがございました。

 全国の政令市,中核市と比較した岡山市の医療提供体制は,人口10万人当たりの病院数が52市中14位,一般病床数が11位,医師の数が6位と比較的上位にランクし,恵まれた状況にあります。また,県外からの入院患者数は,西日本主要都市の医療圏の中でも有数の流入規模となっております。つまり,医療においては他の都道府県を一歩リードしています。また,市民皆様の暮らしに欠かせない医療・福祉を産業化することは継続した事業を生み出し,地域の経済基盤を強くさせます。さらに,安定した雇用も生み出します。政府の試算では,医療・福祉だけでなく介護,健康,さらにそれらの周辺サービスが産業として成長すれば2020年までに市場規模が現在の約1.8倍,それに合わせて雇用規模も1.5倍になると考えられています。

 そこでお尋ねいたします。

 岡山市の経済政策の中で,岡山市における基幹産業の創出を支援することは検討されているのでしょうか。具体的にその方向性と支援策をお示しください。

 次です。基幹産業となり得る産業を支援する場合,その判断基準を教えてください。また,その中で医療産業についてはどういう位置づけでお考えでしょうか。医療産業以外の産業でお考えでしたら,それもお示しください。

 2,岡山総合医療センター──仮称でございますが──についてです。

 6月の定例議会より今回で3回目となりますが,岡山総合医療センターについて幾つか質問をさせていただきます。

 今回,11月に新しい構想が発表されました。今まで御説明いただいてきたERに加え,もう一つの特徴である保健・医療・福祉の連携機能が示されていました。センター最大の特徴となるERには年間3万人の救急患者を想定し,救急専門医を3人以上配置するとのことです。さらに,保健・医療・福祉の連携機能では,保健・医療・福祉連携ネットワークセンター──これも仮称でございますが──が設置され,市民の皆様からの幅広い相談に応じて医療・福祉のサービス内容などの情報提供を行うとのことです。これによる保健・医療・福祉のワンストップサービスの実現で,今だけではなくて,あした,あさって,ずっとずっと未来の岡山市民が心輝く豊かな生活を送ることができると信じております。

 そこでお尋ねいたします。

 今回の構想案では,今まで明らかにされていなかった保健・医療・福祉の連携機能が示されました。具体的にはどのようなものなのか,またそれにおける効果を教えてください。

 これに関してですけれども,政府が2011年度の創設を目指している総合特区制度に,国立大学と地方自治体の連携による地域医療力向上事業(医療教育特区)を盛り込むことなど6項目を岡山市は民主党陳情要請対応本部に先日示しました。岡山総合医療センターは,この医療教育特区の対象となっています。この特区に指定されれば,岡山総合医療センターは国と直接やりとりができ,県を経由せずに助成を受けることができます。そのことで岡山大学との連携を一層スムーズにし,地域医療を担う救急医らの人材育成機能を充実させることができると伺っております。

 そこでお尋ねいたします。

 今回,岡山市が政府に提案した国立大学と地方自治体の連携による地域医療力向上事業(医療教育特区)の内容とそれにおける今後の具体的な効果をお示しください。

 市民の皆様の安全・安心な生活のために地域に根差した人材を育てることは必要です。世界に先駆けて高齢化社会を迎える我が国では,今後その必要性が大きくなるのではないでしょうか。岡山市が提案した今回の医療教育特区における人材育成機能の充実は,大きな取り組みだと考えております。

 そこでお尋ねいたしますが,人材育成だけでなく,その人材の定着化も今後考えていかなければならないと思います。そのための支援策などを検討されているのでしたら具体的にお示しください。

 次,人材育成を促進させるためには,海外からの人材の受け入れも必要になってきます。その際の受け入れ体制などはどのようにお考えでしょうか。検討されているのでしたらお示しください。

 3,生物多様性条約第10回締約国会議,通称COP10と言われておりますが,それについてお伺いいたします。

 ことし10月に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議──COP10が行われ,私も視察してまいりました。会議の様子までは見ることができませんでしたが,隣接する公園で,各国それぞれの取り組みを208の団体がブースで発表していました。我が国では日本政府環境省のブースで,2010年3月に閣議決定された生物多様性国家戦略2010を中心に,生物多様性へのいろいろな取り組みを伝えておりました。

 そして,我が岡山市も1ブースを構え,水と緑が魅せる心豊かな庭園都市として,その取り組みを十分にPRしていました。ことし4月に制定された地域主体による生物多様性の保全を推進する条例などの行政としての取り組みや,アユモドキですとかダルマガエルとか,蛍などの生息する環境を守る市民活動を紹介展示しておりました。おもしろかったのは,ブースの入り口のところにパソコンをぱんと立てかけて,映像と音声をずうっと流していたんです。大変人をキャッチできるPRの状態だったんですけど,この人を引きつけるプランは,市長みずからがお考えいただいて,そこで指示していただいたということで,ありがとうございました。そう聞いております。そして,ブースの外側では,西川緑道公園を都会のオアシスと定義して,実際に大きな水槽の中に西川のこんな小さな淡水魚を何十種類も泳がせていたのは,本当にほほ笑ましくも感じました。

 今回の生物多様性条約第10回締約国会議──COP10として,最後には,焦点となっていた微生物などの遺伝資源の原産国と利用国との利益配分に関する国際ルールが名古屋議定書として決定され,また2010年以降の生態系の保全国際目標,保護地域──陸の場合が17%ですとか,海の領域が10%とか──が愛知ターゲットとして決定されました。この経過を見ていると,先進国も途上国も互いに痛みを伴いながら地球環境の保全に取り組むしかないなと互いに理解しているものの,経済状態の違いから実際の合意形成の難しさを感じました。

 また,もう一つの大きな成果に,世界の生物多様性を保全するためには,地方自治体の役割が大きいとの認識に立って,各国政府が自治体の取り組みをサポートするための行動計画が採択されています。COP10のサイドイベントとして,高谷市長御自身も出席されました生物多様性国際自治体会議でも,その行動計画への支持が表明されたと伺っております。

 そこでお尋ねいたします。

 岡山市長は,国際自治体会議に参加されましたが,そこではどのようなメンバーが,またこの行動計画以外ではどのような議論がなされたのでしょうか,教えていただけませんでしょうか。

 次,生物多様性の保全に関する活動は,先ほど述べた行動計画でも明らかなように,各自治体や市民活動が基礎となりますが,本会議で取り決められたような世界全体の動きと実際の市民生活をどう連携させていくのでしょうか。

 またその際に,私どもが今年度制定いたしました地域主体による生物多様性の保全を推進する条例,これをぜひ生かしていただきたいと考えますが,いかがでしょう。

 ブースで紹介されました岡山市の参加は,他の参加団体からどう評価されていたのでしょうか,教えてください。

 4,おかやま桃太郎まつり,うらじゃについてです。毎年夏に開催されているうらじゃについて質問いたします。

 ことしは17回目を迎えましたが,毎年来場者も増加し,特に踊り連は140数連にもなっていると,1回目からかかわられている政隆会の森脇議員にお伺いしました。また,踊り子のほうからは,岡山駅から市役所筋を会場としていたのでは,既に手狭になっているともお伺いしています。イベント規模が大きくなり,会場が手狭になっているという観点も重要ですが,今回質問させていただくのは,来場者の流れについてです。せっかく大勢の方々に来ていただいているのですから,ぜひ岡山の中心市街地を大きな広場だと思い,安心して歩いていただきたいと思います。

 そこでお尋ねいたします。

 岡山市の観光資源の一つとしてここまで成長したうらじゃを行政は今までよく支えてくださっていると感じてます。うらじゃの運営母体と今後のうらじゃについて話し合いは持たれているのでしょうか。岡山市としてうらじゃにこうあってほしいという理想はお持ちでしょうか。

 うらじゃに対する市のお考えをベースに,会場は現在のまま市役所筋でよいと判断されていますか。参加者のことだけではなく,見物に来られたお客様が岡山の中心市街地を大きな範囲で歩いていただける演出は必要とお考えでしょうか。人の流れを市役所筋メーンに固めることなく,駅前商店街ですとか西川緑道公園,そして表町商店街と,流動的な動きを演出することは考えられないのでしょうか。

 では,1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  北川議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,医療教育特区についての御質問ですが,国では今年6月に閣議決定した新成長戦略に基づき,総合特区制度の創設を予定しております。そこで,本市では医療教育特区として,国立大学と地方自治体の連携による地域医療力向上事業の提案を行い,先月私みずから国に対して提案への御理解と御支援を要望したところでございます。その提案は,ERを活用した救急医,総合医など地域医療を担う医師等の教育,人材育成と県内の地域病院に対する人的支援や救急医療研修の実施など,地域医療支援を行う内容となっております。

 総合特区制度につきましては,国の事業仕分けにより来年度予算への計上が不透明となっておりますが,提案が実現すればさらなる地域医療力の向上が図られるとともに,本格的なER型救急医療とそれを活用した教育システムの継続的な確立に効果があるものと期待しております。

 次に,COP10についての御質問にお答えをいたします。

 現在,世界人口の半数以上が都市部に住み,限りある資源の多くが都市における活動で消費されております。このようなことを踏まえて,私自身が出席した生物多様性国際自治体会議では,最終成果として自治体のすべての施策,事業に生物多様性への配慮を組み込むことや,都市と自治体による国際的な連携の推進等を盛り込んだ宣言が満場一致で採択されました。

 本市としましては,会議に参加した一員として,今後この宣言を踏まえて,生物多様性地域戦略を策定し,さまざまな取り組みの強化に努めてまいりたいと考えております。そのためには,市民との協働が不可欠であり,ESD拠点事業や,議員御指摘の地域主体による生物多様性の保全を推進する条例に規定した身近な生きものの里事業等を通じて,環境保全に対する地域全体の理解の向上や市民等の積極的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎高次秀明企画局長  総合医療センターに関しまして,保健・医療・福祉連携機能の具体的なことについてのお尋ねでございます。

 医療センター構想におきます保健・医療・福祉連携機能は,市民が安心して生き生きと暮らせる岡山型福祉を実現するため,予防,診療から介護まで切れ目のないサービスを受けられる仕組みづくりを推進するものでございます。

 現状は,市民にとって制度が複雑かつ相談窓口が多岐に分かれてわかりにくいということや,病院や福祉施設などの情報が十分に共有されていないこと,そして保健・医療・福祉関係者同士の間で必ずしも十分な連携が図られていないなどの課題がございます。

 これらの課題解決に向けまして,保健・医療・福祉の関係機関・団体等との間で,お互いの顔が見える関係による情報交換を行い,市民に対して連携してサービス支援をする仕組みづくりに市が総合調整しながら取り組んでまいりたいと,そのように考えております。

 そして,その取り組みの中から,市民に対しまして予防,診療から介護までの情報提供と相談機能を持つ(仮称)保健・医療・福祉連携ネットワークセンターを(仮称)岡山総合医療センターの中に設置することによりまして,市民への安心のサービス提供の実現を図ってまいりたいと,そのように考えております。

 なお,この取り組みにつきましては,今後さらに具体的な機能や実施体制について検討が必要と,そのように考えております。

 次に,人材定着化のための支援と海外からの人材の受け入れ体制についてでございます。

 センターではER部門を活用いたしまして教育,人材育成を行うこととしており,その体制整備の一環としまして本年4月から4年間の継続事業として,岡山大学に寄附講座が開設されたところでございます。その活動拠点であります市民病院におきまして,岡山大学からの初期臨床研修医11人が既に救急研修を終えまして,今後もさらに受け入れを予定しているなど,その教育効果があらわれてきております。

 今後とも岡山大学との連携事業を積極的に進める中で,医師等の定着化の大きな動機の一つでもあります医療技術などのキャリアアップが可能な環境づくりに努めるとともに,魅力あるまちづくりに取り組むことによりまして,これからの地域医療を担う医師等の地域への定着に貢献してまいりたいと,そのように考えております。

 なお,海外からの人材の受け入れにつきましては,日本での資格取得や語学力の向上などに関する必要な環境整備もあることから,今後の検討課題と考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  COP10の御質問に関し,市長答弁以外について御答弁申し上げます。

 生物多様性国際自治体会議には,国内外の230を超える自治体と国際機関の首長や代表者が参加し,各国スピーチの後,テーマごとの8分科会において計46自治体からの事例発表と参加者による意見交換などが行われています。

 また,ブース出展した生物多様性交流フェアには,期間中12万人近くの来場者があったと聞いており,当市のブースを訪れた多くの方々からは,市民の自主的で多様な取り組みと,ESD拠点事業と関連した生物多様性保全活動に感心の声が聞かれました。議員提案による条例制定はもとより,生物多様性元年のさまざまな事業の実施や,自然環境配慮情報システムについても高い評価をいただくことができたと考えており,本市の生物多様性の特徴や保全の取り組みなどについて広く情報発信ができたものと考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  岡山における産業支援について3点の御質問をいただいております。

 まず,地元企業の雇用促進への支援策についてのお尋ねです。

 国においては,平成20年秋の世界的な金融不安による景気の悪化を受け,厳しい雇用情勢が続く中,雇用促進のためのさまざまな助成制度の新設や拡充を行い,ハローワーク等を通じて事業主への支援を実施しており,本市においてはホームページや市内中小企業への経営相談等の中で,その制度の周知,広報に努めているところです。

 また現在,本市においても取り組んでいる地域人材育成事業は,企業等で就職するための就業体験や研修を行うものであり,ひいては地元企業への支援につながるものと考えております。今後ともハローワーク等とも連携しながら,地元企業の雇用促進に努めてまいりたいと考えております。

 次に,基幹産業の創出支援の具体的方向性についてと支援する場合の判断基準についてのお尋ねでございます。一括して御答弁申し上げます。

 議員御指摘のとおり,医療,福祉,健康などの都市機能集積を生かした新産業の創出は,地域経済の基盤強化や雇用の創出につながるものと認識しております。国においても,ことし6月に閣議決定された新成長戦略で,医療,福祉,介護,健康などの関連産業を日本の成長牽引産業に位置づけているところであります。

 市内には高い技術を有する物づくり企業の集積や,岡山県工業技術センターなどの技術支援機関,さらには大学などの研究教育機関が立地しており,これらのポテンシャルを生かしながら,医療分野を初め今後の成長が期待できる分野への参入や起業を支援し,その育成に努め,産業の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 なお,本市では船舶用プロペラの設計,加工技術を生かし,人工関節の開発,生産や手術支援ロボットの開発を行っているナカシマメディカルや心臓の血管を広げるためのステントの開発,生産を行っている日本ステントテクノロジーなどは,積極的な産・学・官連携により医療分野に参入し,事業を展開されており,今後の事業拡大を期待しているところでございます。

 次に,おかやま桃太郎まつり,うらじゃについて2点の御質問をいただきました。

 まず,うらじゃの運営母体との話し合いについての御質問ですが,本市は,おかやま桃太郎まつり運営委員会の事務局として祭り全体の運営等を統括しており,うらじゃ踊りを実施しているうらじゃ実行委員会には直接参画しておりませんが,運営委員会の会議を通じて随時,協議を行っているところです。

 次に,うらじゃの将来像については,企画運営から会場確保や地元調整に至るまで,市民が中心となった実行委員会で運営していくことが市民参加型の祭りの原点であるとともに,全国に誇れる祭りとしてさらに大きく飛躍するためのかぎになると考えているところです。

 次に,会場についてのお尋ねでございます。

 うらじゃの会場につきましては,例年市役所筋をメーン会場に,表町商店街などもパレード会場として使用していますが,そのほかの会場も含め,配置や使い方について毎年さまざまな工夫や企画を行ってきております。本年度は新たな企画として,下石井公園にステージを設置し,定置演舞を行いましたが,その状況を見ますと,踊る側にも観客の側にもゆとりのある環境となっており,今後うらじゃの主会場として発展していく可能性を感じたところです。市役所筋だけでなくメーンとなる会場がふえれば,雑踏の緩和とともに祭りの魅力アップや中心部の回遊性の向上が期待できるものと考えており,今後とも人の動きを演出できるような会場配置等に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔25番北川あえ議員登壇〕



◆25番(北川あえ議員)  お答えありがとうございました。

 まず,産業支援のことと総合医療センターのこととが2つ重なるかもしれませんけれども,昨日田原議員もおっしゃってましたように,企業誘致,産業誘致っていっても,土地だの建物だのというよりも人材を育成していくことで産業が発達するし,企業も来てくれるっていうことがございますので,ぜひ産業支援ということと総合医療センターにおける人材育成ということを関連して考えていただきたいなと思います。人材育成ということで考えるのと,またプラスして神戸のほうですと医療産業都市構想っていうのをきちんと出してきてて,例えば医療系の企業が来るときには法人税を免除するであるとか,研究者がいろんなところから来やすいように研究者の家族,外国の方でしたらビザ日数を延ばしたりですとか,具体的な政策にまで落とし込まれているので,明確に医療,産業というのを結びつけて医療産業都市を目指すぞっていう,神戸とはまた違う岡山型の医療福祉のまちをつくるんだというまちづくりのための産業支援の具体的な政策として今後考えていけるのかどうかっていうのを,ちょっと教えていただきたいと思います。

 それから,COP10のことは,岡山でもなかなかの世界的な会議ができるというのは医療やESDのことなどであるので,そういう面でもまた考えていただきたいと思います。

 それから,うらじゃのことなんですけれども,私,瀬戸内国際芸術祭っていうところに行きまして,島でアートを見てきました。でも,アートを見てきたっていうよりも,島々をぐるぐると回った。そして島の細い裏通りを歩いたということがとてもすばらしい体験になってます。うらじゃを見に来る方がうらじゃを見に来るのではなくて,岡山というたなごころの中を,まちを楽しむという形にうらじゃができていけばと思いますので,今後ともまちを歩くということの観点からもうらじゃをつくっていただきたいと思います。

 再質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  産業誘致と医療センターとの関連について,岡山型の医療福祉都市としての今後のまちづくりの政策的な考え方についてというお尋ねでございます。

 岡山市の都市ビジョンで掲げてます都市像の中に,中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市という,こういうテーマを掲げております。この意図といたしましては,交通の利便性も生かしながら,岡山市が本当に長い歴史の中で築いてきた医療,福祉の大きな人材の厚み,そしてそこで展開してる病院だとか福祉関係の機関等々をまちづくりに大いに生かして,岡山を中四国の福祉,医療等の拠点にしていこうではないかと,こういった構想を掲げました。それに関連しまして,産業にいたしましても,恐らく岡山の強みというのは,健康,医療,福祉,環境,教育であろうと。そういった分野について,そこを担う人材たちに私たちも連携し,特にターゲットを絞って,そういったところの関連産業を伸ばしていこうということで,今産業振興ビジョンでもそのような形で政策を組んでいってると思います。

 今後ともこういった都市ビジョンに掲げました政策方向に基づきまして,関係機関と協力してその実現を図ってまいりたいと,このように考えております。

 以上です。



◎松田隆之環境局長  ESDの国際会議について考えていくべきではないかという再質問をいただいております。

 今後,これまでの成果を生かし,関係機関や地域のESD関係者とともに検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



◎甲斐充経済局長  うらじゃ祭りについて再質問をいただきました。

 うらじゃっていうのは,岡山のまちづくり,にぎわい,その起爆剤になるものというふうに考えておりまして,祭りを契機に岡山のまちを皆さんに歩いて楽しんでいただく,そのような企画づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  北川議員,よろしいか。

 それでは,次は順序に従いまして森田議員。

     〔4番森田卓司議員登壇,拍手〕



◆4番(森田卓司議員)  皆さん,こんにちは。新風会の森田卓司でございます。

 では,通告に従いまして個人質問に入らせていただきます。

 まず,1項目め,区づくり推進事業とイベントのあり方についてお尋ねをいたします。

 去る11月13日,14日には,建部地域,御津地域で公民館祭りが開催されました。建部地域では,建部町文化センターにおいて日ごろから公民館で講師の先生から学んでいること,そして住民みずからの手でつくり上げたいろんな作品が建部町文化センターに展示されました。2日目には,大ホールでカラオケ,邦楽,その他のイベントが行われました。御津地域でも同様の公民館祭りが開催されました。公民館グループによる発表,展示があり,地域の特産品の販売,各種団体の出店によりまして非常にすばらしいイベントであったと感じております。

 このイベントは,公民館祭り実行委員会と御津獅子舞継承活動実行委員会の共催で開催されました。獅子舞フェスタは,昨年まで特例区の事業として開催されており,特例区がなくなったことしは開催が危ぶまれていた,開催ができないのではないかと考える方々が多かったのではないかと推測しております。地域の伝統を守り,次の世代に引き継ぐ御津地域の獅子舞継承活動をされている方々の熱意と情熱で開催されたものであり,実行委員会の方々には心より敬意を表するものでございます。

 このイベントのように,各地域で伝統的なイベントが開催をされています。また,公民館祭りとの共催で開催されたため,見学に来られた方々も満足されたのではないかと思っております。

 そこでお尋ねをいたします。

 1,今年度区づくり推進事業で事業申請をした件数は何件でしょうか。

 2,そのうち採択をされなかった事業はありますでしょうか。

 3,ことしが事業開始初年度でありますが,現段階でのこの事業に対する認識,また改善点等検討されている点があればお示しください。

 4,区づくり推進事業は単年度事業として毎年審査を行い採択が決まる制度で,事業によっては今後継続して地域に定着していく事業もあると思います。このような事業について毎年審査を行うということは,地域での事業計画を立てる際や申請手続において負担がかかることとなります。今後,区づくり推進事業の申請で,特にすぐれていて継続すべきという事業については,西大寺のはだか祭りのように区づくり事業ではなく市の共催事業として定着させるお考えはありませんでしょうか。

 5,御津・灘崎地域で行われていた特例区のイベント事業の引き継ぎについて基本的な考え方をお聞かせください。

 続きまして,2項目め,御津・建部地域の新市建設・基本計画の進捗状況についてお伺いいたします。

 御津合併特例区の期間が終了して8カ月が経過をいたしました。また,建部地域は合併特例区が終了するまで,あと一年余りとなりました。

 御津・建部地域の新市建設・基本計画で示されている事業の進捗状況についてお尋ねをいたします。

 建部地域では,福渡高等学校の跡地の活用,そしてサンタケベ,温泉会館のリニューアル等の課題を抱えております。福渡高校の跡地の活用につきまして,福渡高校の跡地は県の所有物でございます。今企画局のほうで,その県の所有物を市に譲渡するに当たって真剣に県と議論をされている。そして,私もできる限りの努力はしているところでございます。

 また,サンタケベ,温泉会館につきましては,経済委員会において集中審議を行っていただき,そしてやるからにはしっかりとしたものをやらなければならないという結論をいただき,今後この事業については特例区協議会等で議論をして,すばらしい施設になるものと確信をしているところでございます。

 それでは,その他の事業についてお伺いをいたします。

 まず1,総合保健福祉施設建設事業についてお伺いいたします。今議会に同事業に関する条例改正案が上程されていますが,現在の同事業の進捗状況をお聞かせください。

 2,地域消防施設整備事業について,この事業の内容と進捗状況をお示しください。

 3,いやしの森(仮称)整備事業について,事業内容と進捗状況をお示しください。

 4,御津地域の公共下水道事業及び農業集落排水事業については,事業が完了している地域もありますが,平成20年には一部地域の区長さんより早期の整備を要望する要望書が提出されております。この事業については,今後の予定について地元の方々に説明も必要だと考えるが,現在の状況についてお示しください。また,建部地域の公共下水道事業の進捗状況並びに今後の整備計画についてもお聞かせください。

 5,御津・建部地域の小・中学校耐震診断及び改修事業についてお伺いいたします。現在の同事業の進捗状況及び今後の計画をお示しください。

 6,次に,JR金川駅・野々口駅周辺整備事業について,新市の実施工程表では平成23年度で事業が完了すると示されていますが,現在の状況をお示しください。

 7,観光振興事業(特産品・農産物等の販売所整備)の事業内容と進捗状況をお示しください。

 それでは次,3項目め,アートロード岡山についてお伺いをいたします。

 岡山駅地下一番街から市役所方面に向かう駅南地下道のガラスケースを利用した市民参加型アートプロジェクトが展開をされています。私もJRで岡山駅から岡山市役所へ来るとき,帰るときにはいつも通る駅南地下道です。当初は出展作品も少なく,地下空間を市民の力でゆとり,潤い,いやし,安らぎを感じる空間に変身し,アートの散歩道をごらんいただいた皆様にアートのいやしを感じるという目的を達しているとは考えられない空間であると感じていました。しかし,最近では出展作品も多くなり,徐々に当初の目的に近づきつつあるように感じています。

 そこで質問ですが,1,アートロード実行委員会の構成についてお聞かせください。

 2,アートロード美術館の現在の活動に対して岡山市はどのような認識をお持ちでしょうか。

 3,出展作品の是非はどのような基準で,だれが決定をされるのでしょうか。

 4,まだ市民の方々に認知度が低いと私は感じていますが,市として実行委員会と共同で認知度のアップを図るべきではないかと思うが,お考えをお聞かせください。

 最後の項,今議会でも3人の議員の方々が質問通告をされておりますが,有害鳥獣被害対策について,特にイノシシ対策についてお伺いをいたします。

 今年度8月17日に建部町文化センターでイノシシ対策について講演会が開催されました。そのとき配布された資料によると,鳥獣害対策の共通認識として,対策に取り組む前にこれだけは覚えておきましょうとして,野生動物はえさがなければやってきません,集落に来た野生動物がえさにありつけば,それはえづけと同じことです。鳥獣被害対策の第一歩は,集落をえさ場として魅力のない所にすることです。農作物のほかに雑草や野菜くず,放任果樹などがえづけの材料になっていると気づいてくださいと記されています。

 また,こんなことをしている人はいませんかとして,畑に野菜や果実の要らないもの,収穫時期が過ぎたものをそのまま置いていませんか,芽の出てしまったジャガイモやタマネギなどを周辺に捨てていませんか,果樹を手入れせずに放置していませんかとして,一つでも心当たりのある方は野生動物を招いているのはあなたですよと,日々の生活環境から考えることにより被害が減ってくるとあります。農業新聞にも同様の指摘が記事として掲載されていました。

 以上のような広報をして,市民の方々がみずから対策をとり,鳥獣害の被害を減少させる努力の必要性は感じております。しかし,日々の努力だけでは現在の状況を好転させることは難しいと感じています。

 そこで質問をいたします。

 1,平成21年度決算では有害獣捕獲補助金は860万円余となっていますが,平成22年度当初予算は790万円であります。補正予算で有害獣の捕獲上限額に対応されるのでしょうか,お聞かせください。

 2,平成23年度当初予算編成においては,ヌートリア1頭1,000円,イノシシ1頭4,000円,また7月から8月の期間イノシシ1頭上限8,000円の捕獲補助金の予算編成をして,捕獲者に対して捕獲活動を促進していただくことで農作物の被害を減らすべきだと考えますが,御所見をお示しください。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。

      午前11時59分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時3分開議



○伏見源十郎副議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  アートロード岡山についての御質問に一括してお答えいたします。

 アートロード美術館は,アートの力で岡山を活性化させたいと願う美術作家らを中心とする市民グループから,市が管理している岡山駅南地下道のショーケースを美術作品の発表の場として活用したいとの申し出を受け,市民が身近に芸術に触れる豊かな文化的な環境づくりを推進するため,平成20年4月から道路占用許可を得て設置したものでございます。

 アートロード美術館の運営は,この市民グループがアートロード美術館実行委員会を組織し,出展の募集,申し込み受け付け,展示とともに,事業の広報を主体的に行っており,市民協働の事業であると認識しております。

 出展につきましては,公序良俗に反するものや営利につながるものは対象外としており,通常の場合はショーケースの利用状況や作品の内容を見ながら,まず実行委員会が受け付けした後,作品の入れかえ時に市の職員が立ち会い,展示内容をその都度確認した上で展示しているところでございます。

 市民への認知度につきましては,道路施設を利用した展示環境であるため,主に通行人を対象とした展示にはなっておりますが,市としても国民文化祭の応援事業や岡山市芸術祭への参加等,機会をとらえては広報支援を行い,報道各社にも取り上げられてきております。また,展示希望者も実行委員会の活発な呼びかけにより増加する傾向にあり,今後とも引き続き実行委員会と協働して,できるだけ多くの市民の皆様に作品を展示し,また鑑賞していただけるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎岸堅士保健福祉局長  総合保健福祉施設建設事業についてお答えいたします。

 総合保健福祉施設は,内科,外科を中心とし,初期救急の機能を備えた病院を併設しており,施設の建設につきましては11月15日に建築工事契約を締結したところで,工期は平成22年11月15日から平成23年9月30日としています。機械・電気設備工事については近く契約を締結する予定となっており,平成24年4月のオープンを目指して進めているところでございます。

 以上です。



◎甲斐充経済局長  新市建設・基本計画の項,いやしの森(仮称)整備事業についてのお尋ねです。

 いやしの森(仮称)整備事業は,林業の活性化を図るため,現在計画が進められている健康みつ21公園──これも仮称でございます──内に木材加工施設を整備しようと計画されたものでございます。これまで御津地域合併特例区協議会等の場において用地確保のほか,間伐材の供給や製品の需要等の問題があることから,実施工程表の見直しや変更が生ずる旨を報告しているところでございます。

 次に,観光振興事業についてのお尋ねです。

 観光振興事業とは,旭川と三谷川の合流地点の河川整備地に特産品,農産物,川の幸等の販売所を整備しようと計画されたものです。これまで御津地域合併特例区協議会の場においては,計画予定地が河川区域内で狭小な上,河川占用の問題などにより現時点では事業実施等の条件が整っておらず,再検討が必要な旨を報告しているところでございます。

 次に,有害鳥獣被害対策について2点の御質問をいただいております。一括して御答弁申し上げます。

 昨年度は当初の見込みに比べ捕獲頭数が大幅に増加したことから,補正予算で可能な限り対応しました。今後とも必要な予算確保に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  JR金川駅・野々口駅周辺整備の現在の状況についてのお尋ねでございます。

 JR金川駅周辺整備事業につきましては,これまでに駅前広場内の道路や一般車駐車場などの整備が完了し,今年度はタクシープールの整備や植栽などを行う予定でございます。

 また,JR野々口駅周辺整備事業につきましては,これまでに駅前広場整備に必要な2件の用地買収を完了し,現在残る用地の取得に取り組んでいるところでございます。

 これらの事業は,御津地域にとって交通結節機能を強化し,鉄道の利便性向上を図るために重要であり,今後も鋭意事業を推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  御津・建部地域の小・中学校耐震診断及び改修事業の進捗状況,また今後の計画についてのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 本年度,福渡小学校の体育館の耐震改修を行いまして,御津・建部地域の体育館の耐震改修は完了いたしました。

 また,御津・建部地域の校・園舎20棟のうち耐震診断が必要な8棟中7棟が完了または実施中というところでございます。

 今後は,全市的な視点で危険度に応じまして耐震診断と耐震改修を進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  御津・建部地区の公共下水道及び農業集落排水事業の進捗状況並びに今後の予定についてのお尋ねでございます。

 御津地区の公共下水道につきましては,来年度完了の見込み,また農業集落排水事業は今年度から御津新庄地区に着手したところでございます。

 御津地区の新市建設・基本計画のうち,議員御指摘の地域につきましては,早期に具体的な整備計画の検討を行う予定であり,地元の方々へ説明し,協議もしながら取り組んでまいりたいと考えております。

 また,建部地区の公共下水道事業の進捗状況でございますが,計画面積139ヘクタールのうち,平成21年度末で約111ヘクタール,整備率にして約80%が完了しております。現在は建部町福渡及び富沢地区内の管渠の整備を実施しておりますが,今後は品田では八幡橋から上流に向けてと,また桜では下流部から順次着手してまいる予定でございます。

 以上でございます。



◎難波康廣消防局長  御津・建部地域の消防施設整備事業についてお答えします。

 本事業は,御津地域に平成17年から平成26年までに耐震性防火水槽を設置するもので,中泉地区の1基が未実施であり,早期の事業完了を目指しております。

 以上でございます。



◎田淵薫安全・安心ネットワーク担当局長  区づくり推進事業とイベントのあり方についてお答えいたします。

 まず,今年度区づくり推進事業で事業の申請をいただいた件数は57件で,全件区づくり推進事業として事業決定されております。

 現段階での事業に対する認識につきましては,今年度が初年度でもあり,また新たに募集いたしました地域活動部門が後期募集から開始したこともあり,市民の方に十分周知できていない面もあることから,応募件数がやや少なかったと考えております。

 来年度に向けての改善点といたしましては,複数の小学校区が合同して申請するイベント事業が対象の広域交流部門について補助金の上限額を一律200万円とし,支援をより強化し,利用しやすくすることとしております。また,募集につきましても,来年1月には実施したいと考えておるところでございます。

 また,区づくり推進事業は毎年各区に設けた区づくり推進事業審査会に諮ることにより,年々内容的にも向上を図っていただけるものと考えておりますが,今後継続的に行われたイベントで,さいだいじ冬フェスティバル──はだか祭りのことでございますが──や,おかやま桃太郎まつりのような全国に発信できるものとして定着してきた場合は,関係局と協議が必要ではありますが,区づくり推進事業ではなく別の支援を検討する場合もあるものと考えております。

 以上です。



◎大月秀樹企画局新市建設計画推進担当局長  御津・灘崎地域で行われていた特例区のイベント事業の引き継ぎについての基本的な考え方についてお答えをさせていただきます。

 合併特例区事業として実施していた地域振興事業,いわゆるソフト事業でございますが,合併特例区解散時にこれらの事業の取り扱いについて,事業内容等に応じて市の担当部署と特例区等において協議し,一定の方向性を定め,特例区協議会にお示しして整理をしてまいりました。

 方向性を定めるに当たりましては,市が事業主体として全市的規模で実施すべき事業かどうか,特定の地域の振興に資する事業であって,市内の他地域で実施している地域振興事業と同様の事業かどうかなどの視点から検討したところでございます。

 以上でございます。

     〔4番森田卓司議員登壇〕



◆4番(森田卓司議員)  御答弁ありがとうございました。

 消防局長,答弁いただきましたか。(「した」と呼ぶ者あり)

 それでは,再質問をさせていただきます。

 まず,アートロード岡山,いろんなリーフレットができているものと思いますが,私が今手元に持ってるのは,アートロード岡山,それから岡山アートロード,岡山アートロードと3種類あるんですけれど,これ民間の方がやられてるということなので,余り無理は言えないのかなと思いますが,正式名称はアートロード美術館なんですかね。そうですね。それに統一するんなら統一したリーフレットをつくるとかということは市としても応援をしてあげるべきではないかと思います。

 また,この作品募集についてのリーフレットには携帯電話しか書いてないんですよ。やっぱり市の施設でするのであれば,携帯電話も今ごろは普通ではありますが,やっぱり固定電話の番号をちゃんとつけて転送電話とかにする,それがやっぱり市民の方々が安心して作品を出品できる条件にもなるんではないかと思いますので,その部分に対しての御答弁をお願いいたします。

 それから,新市の建設計画について,いやしの森,変更が生ずると答弁をされましたが,どのような変更が生ずるか,だれに説明をされたのか。同じく観光振興事業,再検討をするとのことですが,どのように,だれにされるのかをお聞かせください。

 それから,イノシシの部分でございます。岡山市が政令市になって2年目,目指すべき都市像として水と緑が魅せる心豊かな庭園,ここまでは僕も建部,御津で言えるんですけど,庭園都市ということがなかなか言いづらい状況でございます。どうしても庭園都市,都市というたらちょっと違うんじゃねえんかなというような,まあ全体のイメージですからそのようなところになるんかなと思いますが,都市ビジョンの中に「街と田園のかたちを明確にする」というふうな文言もありますので,そういうところも十分私も地元に帰ったりしたらそういう田園も,建部とか御津のほうも忘れられてはいないよということをちゃんと話しますが,そういう部分もしなければならないのではないかと思っております。

 先般イノシシの被害で,先ほど十分な予算措置をするという答弁をいただきましたが,先日の吉本議員の質問の中で,財政と相談してという局長の答弁があったわけですが,財政と相談するということは,これ新聞報道なのでこういうふうなのが本当にあるのかどうかはわかりませんが,「イノシシのしっぽ,予算食う」というようなことが報道されております。これに対して虚偽の申告にペナルティーを科すというようなことも新聞報道では,新聞報道ですよ,だからもしかしたらこういうことは言っておられないかもわかりませんけど,この報道だけだとすると,こういうことがあるからイノシシ被害というか,イノシシの駆除に対する補助金の増額がしにくいんだというように理解をしたらいいのでしょうか,そこも教えていただきたいと思います。

 あと,これは質問じゃないんですけど,11月13日に旭川流域交流シンポジウムというのが真庭市の旦土というところでございまして,そこに井手市長とか新庄村長とかが来られておりました。あそこも岡山市とどっちが広いかというぐらい広いところで,神庭の滝というところがありまして,そこには猿がいっぱいおるそうでございますが,最近猿が減ったそうでございます。何でかと言うたら,合併したけんかなというて,合併したからどこへ行ってもええけえ減ったんかな(笑声)と言われるパネリストの方もおられたんですけれど。そんな感じで,やっぱりイノシシ対策とか有害鳥獣対策というのは岡山市だけでやっても限界がある。建部でも御津でも集落で電さくを張ったり,いろんなことの対応をされているわけですけれど,やっぱり岡山県全体,近隣県も含めてやっていかないと,なかなか効果は上がらないのではないかと感じております。建部とか御津の山合いでなくても,今どこの田んぼを見ても耕作をされております,イノシシによって。

 そして,第2次,第3次の被害も出ています。きょうの山陽新聞にも丸亀市の件も載ってましたが,子どもに体当たりをしたりとかというようなそういう事例もございます。それから,建部,御津に来られるときは,皆さんぜひ自動車の車両保険に入って,車両保険に入っとかないとぶつかったときに自分で全部直さにゃあいけんようになりますから。というぐらい,本当に夜走っておるとイノシシがいろんなところへ出てくるわけです。私の友人もイノシシとぶつかって,自分で車を直したと言われる方がおられます。そんな2次,3次の被害も出ております。農作物だけではございません。ですから,とりあえずは捕獲の補助金で何とか猟友会の人とかに頑張っていただいて,しっかり駆除をしていただきたいと思っているわけですが,どちらかというと,もう全県的な問題で考えていかなければならないのではないかと思っているところでございます。だから,関係局の方,県のほうに話をされたりすることが可能であれば,県全体で取り組むとかというふうなことも必要なのではないかと思っておりますので,よろしくお願いをいたします。これは要望でございます。

 それでは,これで私の個人質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  アートロード岡山についての再質問にお答えいたします。

 アートロード岡山の正式名称につきましては,議員御指摘のとおり岡山駅南地下道アートロード美術館が正式名称でございます。ただ,こういったリーフレットの作成等を含めまして,この事業の広報につきまして実行委員会のほうが自主的,独自に行われているところがございまして,リーフレット等によっていろんな名称が使われているということで統一がとれてないというのが実態としてございます。非常にわかりづらいという御指摘もございますので,今後実行委員会のほうと協議して,統一的な名称を使用するような形に持っていきたいというふうに考えております。

 また,実行委員会の連絡先につきまして,個人の連絡先,携帯電話になっているということでございますが,常に連絡がつくようにという配慮から連絡先として代表者の方の個人の携帯電話を表示しておったというところでございまして,とりあえず本市のホームページ上の連絡先につきましては,北区南方のきらめきプラザ内の事務所を連絡先として,その固定電話の番号を掲載したところでございます。今後リーフレット等につきましても,そのリーフレットの更新の際に固定電話等に変更していくように協議してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  いやしの森(仮称)整備事業と観光振興事業について,だれにどのように説明をしたのかという再質問でございます。

 本年2月に開催されました特例区協議会の席上で,観光振興事業につきましては河川区域内のお話をして,河川占用の問題等により現時点では事業実施等の条件が整っていないということが現状であり,これらの問題,課題を含め,再検討する必要があるということをお伝えしております。それに対しまして,特段の御意見,御要望等の提出はなかったというふうに聞いております。

 それから,いやしの森の事業なんですが,これも同じく2月の特例区協議会の席上で,事業実施に当たっての環境整備をする必要があること,それから木材価格の動向,費用対効果等も勘案しながら事業実施の可能性を模索してまいることとしております。したがって,現行の実施工程表の見直し,変更が生ずるものかと考えている旨のことをお伝えして,それに対して御意見,そういうものはお伺いしていないということでございます。

 それから,イノシシ対策につきまして,先ほどの報道でありましたように,一部の捕獲者が不正な申告をしているのではないかという御指摘をいただきまして,それに対し有害獣の捕獲補助金につきましては,猟友会を通じ交付要件の遵守を徹底するとともに,手続方法の見直し等をただいま検討しております。不正を確認した場合ですが,当然のことながら本市の補助金等交付規則に従って交付決定を取り消し,補助金の返還を求めてまいりたいというふうに考えております。

 それから,このことがあって増額をしにくいのかという御指摘がありましたが,毎年当初予算におきまして,この捕獲補助金につきましては増額をいたしております。さらに当初予算でも足りない部分について補正対応で精いっぱいのことはやらせていただいておると,今後とも引き続き必要な予算の確保には努めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○伏見源十郎副議長  次は,順序に従いまして松田議員。

     〔15番松田安義議員登壇,拍手〕



◆15番(松田安義議員)  皆さんこんにちは。本日5人目の質問をさせていただきます公明党岡山市議団の松田安義でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 きょうはちょっと異例のピッチで質問者が次々とスムーズに行っております。皆様方もしっかりと期待をしていただいとると思いますので,本当にいい答弁をいただければ,さっと切り上げようと,そのように思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。(「しっかりやってよ」と呼ぶ者あり)はい,ありがとうございます。

 それでは,質問のほうへ入らせていただきます。

 まず,Web図書館の導入,推進についてでございます。

 本年は国民読書年です。読書に対する国民意識を高めるために,政・官・民一体となって図書館を初め,さまざまな場所で行事や取り組みが推進をされております。

 活字離れが進む中で,幼少期から読み聞かせするブックスタート事業や小・中学校における読み聞かせなど,これまでにさまざまな施策が講じられてまいりました。また,現在では漫画文化が台頭する中で,活字を読むということは思考力や想像力を養うとともに,学力の向上においても大変に重要なことだと思います。そして,岡山市の未来を担う子どもたちが良書に親しみ,それを習慣づけていくための環境の整備は今後の岡山市の大きな課題であると思います。

 また,外出の困難な人や忙しくて来館の時間がとれない人,過疎地域にお住まいで,しかもマイカーの利用がかなわない方々にとっては,わざわざ遠い図書館へ行かなくても図書を借りることができないか,このことは長年の望む声であります。

 そうした中で,東京都千代田区の区立図書館は,いち早く電子書籍の存在に着目をし,平成19年11月にインターネットを使って電子図書を貸し出すWeb図書館をスタートさせました。インターネットを使用して電子図書を貸し出し,返却できる日本初のサービスでございます。国内の公共図書館としては初の試みで,開始以来広く注目を集めています。

 同Web図書館では,政治経済,文学,語学など,さまざまなジャンルの電子図書を提供しており,その数は平成22年10月現在で4,745タイトルに及びます。図書館の利用者は,インターネットを介して24時間365日,いつでも貸し出し,返却ができるため,わざわざ図書館に出向く必要がありません。貸し出し券を作成し,千代田区立図書館の利用登録と利用者ログインのパスワードさえ設定すれば,千代田区の在住者,在勤者,在学者ならだれでも利用が可能です。インターネットが利用できる環境なら,どこからでも24時間365日,電子書籍を借りて,パソコン上で読むことができます。図書の貸出冊数は1回につき5点までで,貸出期間は2週間です。これを過ぎると自動的に読めなくなります。

 貸し出し,返却ともにインターネットで行われるので,図書館に足を運ぶ必要は全くありません。文字拡大・縮小機能や自動読み上げ機能,自動めくり機能,音声・動画再生機能などを搭載しているため,視覚障害をお持ちの方でも読書を楽しむことができます。また,英文の発音を聞いたりもできます。学習参考書などの場合,重要な箇所にマーカーで色をつけたり,自分の解答を採点させたりすることも可能です。絵本は登場人物が動いたり,音楽が流れたりします。

 千代田区では,忙しくて図書館に行く時間のないサラリーマンや外出が困難な高齢者が気軽に利用できるサービスを向上させる観点とともに,限られたスペースの中で蔵書をふやしていく観点などからもWeb図書館の拡充を図っていく方針でございます。

 そして,従来の図書館との違いは,管理面だけでなく,運営コスト面でも大変安くできるということでございます。蔵書の破損や紛失について心配が全くなくなるということでございます。Web図書館では,規定の返却日が来ると延長手続をしなければパソコンで読めなくなるので,書籍の返却の遅延や破損はなく,返却の催促も不要で,書籍の盗難,未返却もありません。経費を見てみますと,千代田区立図書館の場合,Web図書館のシステムの構築・初期設定費用に約500万円,従来の図書費としての電子書籍が3,000種,各3冊の調達で約500万円で,合計約1,000万円でございます。システム関連費として年間約190万円。コンテンツ──資料料として,この推移を見てみますと,平成19年度が約500万円,平成20年度が約450万円,平成21年度で約340万円となっております。盗難,破損,未返却などの損失がゼロであることを考慮すれば大きなコスト削減になっております。

 また,データとして保存することから永久保存できるなど,多様な可能性が広がります。さらに考えられる導入効果として,図書館側では図書の収納が不要なので,限られた書棚スペースに影響されることなく蔵書をふやすことができたり,図書の貸し出し,返却,催促に人手が要らないこと,さらに利用者側では岡山市や図書館発行の行政資料・文書も電子図書として貸し出しが可能になることなどが考えられます。

 ここで質問をいたします。

 1,岡山市の図書館利用者数をお示しください。

 2,Web図書館導入へ向けた本市の御所見をお示しください。

 3,Web図書館導入に向けて,岡山市として問題点があればお示しください。

 次の質問に移ります。

 歴史と伝統を継承する城下町岡山の風格あるまちづくりについて。

 高谷市長は,岡山市都市ビジョン(新・岡山市総合計画)の中で,岡山市の原風景を守り育てていくため,景観計画や景観条例に基づき,総合的な都市景観の形成を行い,特に後楽園の背景保全地区や景観形成重点地区において建築物,工作物の形態,意匠,色彩の誘導を行い,地区の歴史,文化,自然に調和した風格ある町並みの形成を図り,市民の誇りとなる美しい景観を創出すると言われております。大変すばらしいことだと考えております。

 かつて岡山藩は32万石という雄藩で,それにかなった立派な城下町がありました。交通の要衝,結節点としては,いにしえからのもので,古くから人々の交流がございます。

 また,江戸時代には西国一の権現祭と言われた東照宮祭礼がとり行われ,玉井宮から私の住む兵団の御旅処まで人々が列をなしたそうでございます。その大きさというのは,先頭が御旅処に着いたころに最後尾が玉井宮を出発するというくらい大きいものだったそうです。

 カルチャーゾーンを中心とした歴史,文化,伝統の息づくこれからのまちづくりを考えるときに,観光の要素も非常に大切なことであります。旭川の土手と岡山城と後楽園,この3つはセットにして一体的に考えるべきだと思います。周辺の美術館などの文化施設を含めた魅力づくりが必要でございます。NHK跡地や旧内山下小学校,そして榊原病院が移転をしていきます。内堀に面していた観水も取り壊されて現在平地になっております。岡山後楽館も移転をいたします。これらの跡地の活用方法について,スピード感を持って真剣に議論をしていく必要があります。

 こうした景観的にも重要な場所について,今後どのようにしていくのか,積極的に計画をつくり取り組まなければなりません。どの場所も非常にいい場所でございます。現在のままで民間任せにしていては,今後マンションなどが建設されて,50年先まで行政が手を出せなくなる可能性があります。

 岡山城は外々堀──これは現在の西川緑道公園です──そして外堀,細堀,中堀,内堀,内々堀から成る壮大なお城です。現在の状況では,かつてのお城をほうふつとさせ,思い描けるような状況にはなっておりません。本丸や西の丸や石山などに残っている石垣などは,現在遠方からかいま見ることが全くできません。どこが外堀だったのかもわかりません。史跡指定をし,市民の皆様によく周知できるように工夫をしなければなりません。

 また,カルチャーゾーン内の道路補修などのさまざまな工事は必要に応じて行われておりますけれども,一貫性のある都市景観を得るためには,行政の中でいずれかのセクションが全体を見渡す必要がある,このように思います。そうしなければ,色彩も意匠もまちまちになってしまい,統一性のとれたまちづくりができないと,このように思います。

 ここで質問をいたします。

 1,岡山市の中心部であるカルチャーゾーン全域について,今後どのようなまちづくりの構想をお持ちなのか,お考えをお示しください。

 2,具体的にお聞きしますが,NHKや榊原病院,旧内山下小学校や観水跡地の今後の活用方法についてどのようにお考えなのか,お示しください。

 3,高谷市長のお考えを実現するために,カルチャーゾーン内の工事については,どのような色彩,意匠を取り入れてやっていくのか,どのセクションが指揮監督されていますか,お示しください。

 4,カルチャーゾーンにある歴史的資産,文化,伝統を観光面ではどのように活用しようとしているのか,お考えをお示しください。

 5,旭川土手は国土交通省岡山河川事務所の管理,後楽園は岡山県管理,岡山城は岡山市管理になっております。いずれの資源もそれぞれに魅力がありますけれども,城下町岡山としてのポテンシャルを最大限に発揮するには,3者が一体的に協力し合うことが大切であります。意見交換の場をつくり,定期的にさまざまな問題点を協議していってはどうでしょうか,お考えをお示しください。

 6,岡山市民の声やカルチャーゾーンに住む住民の皆様のお考え,また学者やさまざまな専門分野の知識をお持ちの方にもさまざまな角度からの御意見をいただかなければならないと思いますが,現在どのような体制で意見の集約を図っておりますか。

 7,第1回都心創生事業アドバイザー会議の中の意見で,現在お城で史跡に指定されている地域が狭く,32万石にふさわしい地域が十分に史跡指定されていないとの御意見がございますけれども,これについて今後どのように対応していかれるのか,お考えをお示しください。

 以上で1回目の質問を終わります。

 ありがとうございます。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  松田議員の歴史と伝統を継承する城下町岡山の風格あるまちづくりについての御質問にお答えをいたします。

 およそ400年前の岡山城の築城により形成された城下町を舞台に,これまで多くの先人たちが多彩な歴史,伝統,文化を築き上げてきました。しかし,戦災と復興,都市の成長と発展の過程で,城下町としての風情は次第に失われてきております。こうした中で,先人たちが築き上げてきた歴史,文化,伝統をしっかりと受け継ぎ,確実に次の世代に伝えていくことは,現在に生きる私たちに課せられた大きな責務であると思います。

 そして,私はこの責務を果たすためには,今すぐに動き始めなければならないという強い危機感を抱いております。そこで,今年度より岡山城下町のルーツというべきカルチャーゾーンを中心に,城下町に伝わる歴史資産や文化資産を生かしたまちづくりを進める都心創生事業に着手いたしました。

 去る9月8日には第1回都心創生事業アドバイザー会議を開催し,歴史,伝統文化,まちづくり各界の専門家である5名のアドバイザーの方から事業の進め方について御意見をいただきました。その中で,例えば歴史,伝統文化の本物が持つすごさ,それを保存,伝承していくことの重要さ等の貴重な御意見をお伺いし,私もこの事業に対する思いを新たにしたところでございます。

 今後とも,50年先,100年先を見据え,岡山市民にとっては岡山の誇りとなり,また観光客に対しては岡山の魅力を発信することができる風格ある都心づくりを市民の皆様とともに進めてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎高次秀明企画局長  歴史と伝統を継承する城下町岡山のまちづくりについて,市長答弁以外のNHK跡地,旧内山下小学校等の今後の利用について,それから国,県等との意見交換の場について,市民の声の集約の仕方について,一括御答弁いたします。

 今年度よりカルチャーゾーンを含む旧城下町エリアにおいて,風格と魅力ある都心づくりを進め,都心の再生と本市の魅力アップにつなげるために都心創生事業に着手したところでございます。

 この事業では,岡山城下町のまちづくり構想の策定を行うとともに,カルチャーゾーン内の旧内山下小学校,旧NHK岡山放送局及び後楽館中高一貫校の将来の跡地活用につきましても,関係部局とともに検討を行いたいと考えております。

 まちづくり構想の策定に当たりましては,歴史,伝統文化,まちづくりの各分野の専門の方から御意見をいただきながら進めてまいるとともに,歴史資産としての旭川や後楽園等の管理者でもあります国,県との連携を図っていくことも必要と考えております。

 また,現に地域に暮らし,また活動の場とするなど,地域を支えていらっしゃる地域住民や関係者の方々との協働も必要であると認識しており,今後適時に意見交換も行ってまいりたいと,そのように考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  カルチャーゾーンの観光面での活用についての御質問にお答えいたします。

 岡山城を中心としたカルチャーゾーン全体の魅力アップは,今後のまちづくりのために大変重要であり,特に観光面ではカルチャーゾーンに来られたお客様にいかに旧城下町全体へ周遊していただくかが最も重要になると認識しております。

 これまでも後楽園やカルチャーゾーンの文化施設等と連携し,周遊マップの作成などを行うほか,さまざまなイベントを通じて人の動きをつくり出すよう取り組んできたところですが,旧城下町エリアは表町商店街や西川緑道公園など,歩いて楽しいまちの魅力にあふれた地域であることから,今後御当地グルメなどの食の魅力等の情報提供に努め,カルチャーゾーンから旧城下町エリア全体に人の流れが広がっていくための仕掛けづくりに努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎筒井祐治都市整備局都市・交通・公園担当局長  城下町岡山の風格あるまちづくりについてのうち,カルチャーゾーン内の工事に関する色彩,意匠の考え方,担当部局についてお答え申し上げます。

 岡山カルチャーゾーンにつきましては,議員御指摘のように,景観計画において景観形成重点地区に指定し,都市整備局を中心に歴史,文化,自然と調和した良好な町並み景観の形成に努めているところでございます。公共工事につきましても,何よりも関係部局が景観に関する認識を共有し,景観計画の趣旨にのっとり取り組んでいくことが重要であることから,今後関係部局との連携を一段と深めていくべく取り組んでまいりたいと考えております。

 また,さらに一段の良好な景観形成を目指し,他都市の取り組み等を参考としながら研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,Web図書館の導入ということに関しまして,岡山市の図書館の利用状況,そしてまた導入に向けての考え,そして導入に向けての問題点があればということで,この3点について一括してお答えをさせていただきます。

 図書館の利用状況につきましては,過去5年間で貸出冊数が8%伸びております。平成21年度には延べ71万3,000人の方々に422万6,000点の貸し出しを行っておるところでございます。

 Web図書館につきましては,御指摘のとおり,図書館から離れた地域に住む方であるとか,外出が困難な方に図書を届けるための有効な手段の一つであると考えております。将来的にはすべての書籍が電子化されていくのではないかなということも思っております。

 この電子書籍の利活用につきましては,本年6月に総務省,文部科学省,経済産業省による懇談会で,図書館に行く手間をかけなくても無償で本が読めることになりますと,著作者であるとか出版者,書店などへの経済的な影響が大きいのではないかというような問題も出されてきているところでございます。

 なお,文部科学省によりまして検討会議が設置をされ,関係する著作権者,また出版業界の団体,学識経験者などから成る電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議というものが設置をされておりまして,デジタル・ネットワーク社会における図書館サービスのあり方や出版者の権利に関する事項などにつきまして検討が進められることになっております。

 しかしながら,市民サービスの向上につながるということでございますので,引き続き国での検討の動向であるとか,今後の技術の進展等にも注意を払っていきたいというふうに考えております。

 次に,岡山城の史跡の追加指定についてのお尋ねでございます。

 岡山城は内堀に囲まれた本丸と旧本丸跡が昭和62年に国の史跡に指定をされておりますが,その外には旧内山下小学校となっています西の丸跡などを初めといたしまして,当時の石垣がよい状態で残る箇所があります。今後は文化庁と協議を図りながら遺跡内容の確認や地権者の承諾などもとりまして,指定に向けた条件を整え,追加指定を図っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔15番松田安義議員登壇〕



◆15番(松田安義議員)  御答弁大変ありがとうございました。再質という形にならないかもわかりませんけれども,ちょっと思いを述べさせていただきます。

 Web図書館についてですが,教育長ありがとうございました。図書館の利用状況についてですけれども,本当は過疎地域の利用度っていうのがどのぐらいあるのかなって調べたかったんですけれど,地域別のデータが今ないということなので,じゃあ年齢別の利用割合というのを見てみますと,インターネットが使える世代というのは大体19歳から60歳ぐらいまでと考えたとして,全体の85.3%ということになっておりました。したがって,インターネットを十分に活用できる世代が8割以上いらっしゃるということがわかりましたので,それとともに図書の出版業界の皆さんにもちょっとお話をお聞きしました。そうしましたら,約2兆円事業のうちでこの電子書籍というものが恐らく業界では拡大しても10%ぐらいだろうと,そのようにおっしゃられておりました。インターネットを使用して書籍を読むということがどんどんどんどん拡大をしていけば,先ほど教育長さんが言われてたように,地域の既存の書店さんの売り上げを圧迫してくるということが考えられます。そうなるとまた逆によくないということになるわけですけれども,ただし図書館で,Webで見ていただくということについては,そこまでの影響はないものと私は考えております。そのあたりにもよく留意しながら,そういった活用世代が今どんどん広がっておりますので,そうした方々の利便性を考えても,そして過疎地の皆さんの利便性を考えても,ぜひこれは岡山市としては導入の方向へ向けてかじをとっていただきたいなと,そのように思いますのでどうかよろしくお願いを申し上げます。

 それから,城下町岡山市のまちづくりでございますが,市長ありがとうございました。岡山カルチャーゾーンというのは,岡山の文化,芸術の発信地なんですね。そして,次世代に継承すべき美しい日本の歴史的風土が良好に残されているということで,これ美しい日本の歴史的風土100選に選ばれている場所でございます。したがって,全国的にもこれは高い評価を得ておるということでございます。これらの資産の活用方法については,当然のことですが,ある程度一定の考えというものを持って,その考えに沿ってやはり進めていかないと,もうできてくるものがばらんばらんになってしまいます。ですから,これは先ほど公共工事なんかは注意しているというふうなお話がありましたけれども,本当によく注意しながらやっていかないといけません。決してそのようなばらばらになるようなことがないような注意というものが必要であると,そういうふうに思います。

 そういう意味の上で言うと,やはり全体を常に見渡しているというセクション,こういうものが一つは欲しいなって私は思います。それぞれでいろんな仕事をやってます。しかしながら,全体を見渡しながら,どこかが責任を持ってそこのゾーンを見渡しておるということにならないと,それぞれの局で好きなことをやりますから,ばらばらになっちゃったら大変なことになるなと,そのように思っております。

 そして,岡山城はお城を中心に考えますと,史跡指定の範囲,これをやはり広げていくということが必要じゃないかなと思っております。そして,通りの名前も,例えば外堀通りとか内堀通りとか,そういうふうなネーミングになれば市民の間でかつての岡山城のお城の規模,この城下町の様子がよく周知をされるんじゃないかな,このように思います。このようなことも,今後の計画の中では考えていく必要があるんではないかなと思っております。

 加えて,お城を中心とした歴史,文化の中で岡山の食ですね,やはり観光に来られた方っていうのは食べるっていうことが一つの楽しみでもあるし,非常に大きな魅力になっております。人を呼び寄せる一つの大きな魅力です。したがって,食の魅力というのをしっかりとアピールして,本当にしっかりした人の流れ,これを創出し観光の魅力を十分に,存分に発信して,観光客の滞留時間をちょっとでも延ばしていただいて,集客を目指さなければならないと,このように思います。

 本当に市長さんがおっしゃられたように,50年先,100年先をしっかりと見据えて,そこへ向かって皆で団結してやっていく,そういうふうなまちづくりをしていただければと思います。

 以上で私の質問を終わります。

 大変ありがとうございました。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  カルチャーゾーンに対してのいろんな御提案をいただきました。

 まず,全体の計画の進め方については,どこかできちんと見渡していくことが必要であろうということについて,これにつきましては都心創生の構想について企画局でつくってまいりますが,いろんなセクションがありますけども,一応このエリアについては構想の中でできるだけひとつわかりやすくまとめるような努力はしてまいりたいというふうには考えております。

 それから,史跡指定を広げる必要について,これについては先ほど教育長が御答弁申し上げたとおりでございます。

 それから,外堀・内堀通りというネーミングについて,これにつきましては現在の通りの愛称というのは最近公募決定し,かなり定着しているものがございますので,すぐに変更というのもなかなか市民にとって紛らわしいというか,混乱を来すこともありますので,これについては今後の検討課題にしたいというふうに思っております。

 それから,食の魅力についてでございますが,確かに岡山が持っている食をもっともっとPRすることが大事だと思います。こういったものも,伝統ということも少しこれから研究していく中で,うまく岡山の伝統ということも反映した食というのが提示できれば,これもなかなか魅力の材料になろうかなと思います。これも今後の検討課題にさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



○伏見源十郎副議長  次は,順序に従いまして河田議員。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  きょうは思いのほかスムーズな進行でして,私の出番は4時過ぎだと思ってたんですけども,早い進行は市長が言っている議会をもっとスムーズにやれという,それが反映したのかなと思いながら,それとも当局の答弁が余りにもあっさりし過ぎとんかなということも考えながら,ちょっと今ここへ上がったわけです。

 この間,建部で岡山弁はええもんじゃという,こういう大会があったんで,私も行ったんじゃけど,久しぶりに岡山弁に浸っとったら,やっぱりええもんだなあ。ほういうことで,合併地区がのうなったら,岡山弁,この大会ものうなるんじゃねえかなというような声があったんじゃけど,しっかり頑張ってこれをやってほしいなあと思いました。そういうことで,建部の人たちにも引き続き岡山弁大会をやっていただけるように,地域のみんなで力を合わせてやってほしいなと思います。

 それから,森田議員から先ほど紹介していただきましたけども,御津でもことしは獅子舞フェスタ,これが合併特例区がのうなったから,もうやめてしまうんだろうと大方の方がそう言ってました。予算もねえんだから,もうしようがねえわ,こういう話だったんです。ところがどっこい,そうはいかないんですね。地元の人たちは頑張りました。せっかく全国獅子舞フェスタを10回も続けてきた,その実績,これを一遍やめてしもうたら,もう二度と起こすわけにいかんと,そういう思いから,ことしの春から獅子舞保存会の人たちを中心として一生懸命この獅子舞フェスタを残そうと,こういう運動に取り組んでまいりました。私もその一役を買わせていただきました。そういう中でみんなが知恵を出し合ったんです。金がなかったら知恵を出す以外ないんですよ。どうしたら安上がりでできるか。そういうことで,ことしは初めて公民館祭りと一緒にやったんです。場所も御津公民館の中庭でやりました。会場費もそういうことで共催にする,ただでできたんです。舞台設営をしなくても中庭には常設の舞台があるんです。そういうところで今までかかっていた予算を使わなくても済んだということがあったわけです。そういうふうな知恵出しによって獅子舞フェスタができて,五,六千人の方が集まった。これは大成功だったんですけども,それともう一つ,公民館祭りと合体することによって公民館祭りをやった人たちも喜んだんです。毎年公民館祭り単独でやっとると,公民館に出展してる人だけが寄ってくるという,そういうふうな雰囲気だったんです。ところが,獅子舞フェスタと一体的になって,屋台もたくさん出たら,大勢の人が見てくれた。これがやっぱり地域の人たちみんなの知恵が集まったらこういうことができるんだということだと思うんで,これが地域のみんなで支え合って,地域を盛り上げようという,そういったものにつながってくるんじゃないかなと思いますんで,各地域いろんな伝統的な芸能やいろんなイベントがあると思うんです。しっかり頑張って引き続きやっていただきたいなと思います。

 それでは,通告に従って質問をしたいと思います。

 まず最初に,1番目,財政についてお聞きします。

 地方公共団体の存在する目的は,地方自治法第1条の2に「住民の福祉の増進を図ることを基本とし」とあるように住民福祉にあります。行財政改革の遂行を否定するものではありませんが,財政改革そのものが目的化されていて,現在岡山市に住んでいる人々が生活しにくくなるようでは自治体本来の目的と違ってしまいます。

 人件費削減により住民サービス低下,職員の士気低下などが仄聞されます。岡山市財政は高谷市長の行財政改革のかけ声とともに好転しました。平成21年度決算では,対前年度に比較して経常収支比率マイナス3.1%,公債費比率マイナス1.8%,歳出総額に占める義務的経費の比率マイナス3.6%と急速に改善しています。その結果,負債残高マイナス165億円,一般会計では形式収支で67億円余,実質収支では51億円余の黒字となっています。各種施策を実行するためには財源が必要ですが,これらの財政黒字は各種施策遂行の原資となり得るものです。高谷市長は行財政改革により生み出した財源を福祉に回すと常々言っておられます。昨日もおっしゃいました。行財政改革による財政好転が住民福祉の増進に結びつく施策遂行につながることを願いつつ,以下の質問をいたします。

 1,岡山市の財政は近年好転しているが,その主な原因は何ですか。

 2,人件費は採用凍結もあり上昇を抑制とあります。この間,消防職員や保育士は一定程度採用を続けてきましたが,一般行政職の正職員は何人減少しましたか。

 3,全国的にケースワーカーが不足し,生活保護家庭に対する対応に支障が出ていることが報道されています。岡山市においては国の標準に照らし何人不足し,不足人員の補充はどのようにするつもりですか。

 4,保育士の正職員が減り,臨時やパートによりやりくりが続いています。園長の主な仕事が職員の毎日の配置計画になってしまっているのではないかとの指摘がありますが,人件費抑制による弊害とは考えられませんか。

 5,足守地域の3小学校統合と小中一体型校舎建設が決まったようですが,財政面でどの程度の人件費抑制効果があると思われますか。県費,市費についてそれぞれお答えください。

 6,公債費は借り入れの抑制により横ばい,市全体の借金は着実に減,市民1人当たり借金残高は100万円を切るとあります。公債費削減について数値目標を持って削減に取り組んでいますか。もし目標となる数値があるならばお示しください。

 7,平成23年度予算編成方針について,平成23年度の収支見込みで50億円の財源不足を見込んでいるとあります。マイナス5%シーリングを基本にするようですが,収支をどのように均衡をとるつもりですか。

 続いて,2番目,介護保険について。

 日本共産党がことし4月,5月に全国の介護事業所を対象としてアンケートを行いました。また,全都道府県,政令市,中核市,県庁所在都市,東京23区の合計140自治体に対しても調査しました。その結果から,1,利用者負担について,サービス利用を抑制している人が7割を超しています。2,要介護認定について,問題点がまだあるが8割。3,居宅介護サービスの充実について,サービスが足りず我慢を強いられている人がいるが6割近く。4,介護現場の改善について,訪問介護事業所の7割が人材不足。介護報酬3%引き上げについて,ほとんど効果がないが7割近く。5,安心・安全の介護体制について,グループホームの防火対策を国の責任で。職員配置基準を2対1にを8割近くが要望しています。6,特養ホームの待機者解消策について,建設費補助復活,整備目標引き上げを強く要求。7,介護保険財政について,国庫負担増額をの声がトップで7割に。8,国への要望,このままでは10年ぐらいで制度自体が崩壊するなど,厳しい声が寄せられ,国に対して抜本的見直しを求める声が多数寄せられました。

 そこで質問します。

 1,利用料,保険料の自治体独自軽減策の状況は,利用料で4割,保険料で9割と回答が寄せられていますが,岡山市においてはどのようになっていますか。

 2,自治体独自の介護支援策で,生活支援,デイサービスなどが実施されていると思いますが,岡山市の実態はどうなっていますか。

 3,介護職員待遇改善策は不十分だとの声が多数寄せられていますが,どのように感じていますか。介護人材確保のための自治体としての独自施策はどのようなものがありますか。

 4,安心・安全の介護体制確立に向けてどのような対応をされますか。

 5,特別養護老人ホームの待機者解消策について,待機者の現状と今後の見通しをお示しください。

 6,待機者解消策を国にどのようなことを望みますか。

 7,特別養護老人ホーム等の個室ユニット化を含めた改修等を支援するとされていますが,改修に対する補助制度はありますか。

 8,2012年に介護保険見直しがされますが,現在判明している改正点はどのようなものがありますか。また,その改正によって住民への影響はどのようになると考えられますか。

 続いて,3番目,岡山市独自の福祉施策について。

 4町が合併し岡山市になりました。合併した各地域は医療機関が少なく,通院にも遠いところが多いという特徴を持っています。それもあって旧町は独自に予防のために施策を実行してきました。瀬戸町では,介護保険制度の対象外高齢者に対し,生きがい活動支援通所事業,福祉タクシー助成事業など。灘崎町では,重度心身障害者年金給付事業,家族介護用品扶助費支給事業,家族介護者ヘルパー受講支援事業など。建部町では,補聴器購入補助事業,自宅寝たきり老人等介護手当支給事業,軽度生活支援事業,外出支援サービス事業,生きがい活動通所支援事業など。御津町では,介護予防・地域支え合い支援事業,いきいきのびのび事業,健康教室助成事業など,特色ある事業を行ってきました。これらの施策は予防に重点を置いて,いつまでも元気で医療機関に頼ることを少なくして財政の負担も軽減させようとするものでした。岡山市は休止にすべて移行するようにしましたが,合併町が独自施策の中で見習うものもあったのではないかと思います。

 質問します。

 1,現行の岡山市の福祉施策の中で不足していると思われることはどんなことですか。

 2,財政的な制約があって実施せずにいるが,実施すれば効果が上がると考えている施策があればお示しください。

 続いて,4番目,景気対策について。

 景気低迷の中で中小企業や零細業者は大変厳しい状況にあります。そんな中で自治体としてできる施策を提案しますので積極的に取り組んでいただきたいと思います。

 質問します。

 1,地場の中小企業,業者企業への官公需の活用,受注機会を増大することです。昨年岡山市が発注した公共事業のうち,どれくらいが資本金10億円以上の会社に発注されていますか。

 2,公契約条例制定が全国の自治体で広がっていますが,岡山市としてはどのように取り組む予定ですか。

 3,企業,業者企業への官公需の活用,受注機会の増大について,岡山市として積極的に取り組む考えはありますか。また,そのためにはどのような手だてをとりますか。

 4,住宅建設はすそ野が広く,多くの事業者がかかわり,景気対策として有効なものです。住宅リフォーム促進事業について,岡山市として取り組みませんか。

 5,小規模工事登録制度の実施について検討は進んでいますか。いつから実施するお考えですか。

 6,中小企業振興条例を抜本的に改正し,真に振興につながるように改めることは考えませんか。

 7,雇用創設こそデフレ解消の道と言っている菅首相ですが,景気対策として岡山市独自の雇用対策はどのように進められますか。

 続いて,5番目,岡山市過疎地域自立促進計画(案)について。

 平成22年度から平成27年度の岡山市過疎地域自立促進計画(案)が示されました。過疎地域は岡山市において該当するのは旧建部地域ですが,岡山市に合併して最初の過疎地域自立促進計画ですので,旧町時代に作成された計画よりも,政令市となった岡山市が作成したより効果的で具体性があるものになることを期待いたします。

 建部地域の高齢化率は37.1%です。また,昭和35年に比べて人口減少率は40.9%となり,過疎化が進行しています。この原因として,地域内に活性化に寄与する企業が少ないことが大きく起因しているが,生活環境及び生産基盤の整備のおくれがあることも見逃せないと述べられています。生活環境,生産基盤の整備は行政の責任ですので,このことを踏まえて質問いたします。

 1,地域自立促進の基本方針として,本地域のまちづくりを進めるに当たって,豊かな自然環境や観光資源など,比較的優位性の高い分野を活用し,自然環境と共生した交流のまちづくりを進めていくこととするとありますが,どのようなことが優位性が高いと考えていますか。

 2,また,その優位性を生かすためには,何をどのようにすべきと考えますか。

 3,耕作放棄地から林地化が急速に増加して,農地の保全管理が重要な課題となっていることはわかりますが,これへの対策はどのように考えていますか。

 4,交通確保対策のうち鉄道について,運行本数の確保を要望していくとありますが,どのように進んでいますか。

 5,バスについて検討が必要とされていますが,具体的にはどのようにするつもりですか。

 6,事業計画に載っている事業実施について,実施年度はどのように考えていますか。

 7,簡易給水施設,営農飲雑用水について,将来的に水道局はどのようにするつもりですか。

 6番目,金川病院,玉松園について。

 御津地域の合併の最も大きな約束であった病院建設について,住民の間からいろんな疑問が出されています。金川病院の医師に対しても説明がなされていないように聞いています。まして,地域の住民は詳しい計画やスケジュールを知っていませんので,住民の方へ周知する一助となるように質問いたします。

 また,昨年松風園が民設民営に決まって,ことし10月から民間に経営が移りました。本来ならば,玉松園については松風園と同時に民間への移管が進むのが当たり前と思いますが,各種の政治的理由からおくれてしまいました。担当を廃止し,早急な計画が進行していることと思いますので,質問にお答えください。

 1,金川病院の入札が終わったと聞いています。工事の予定をお示しください。

 2,診療科目をふやすために国立医療センターとどのような話し合いが進んでいますか。

 3,玉松園の移転新築についてスケジュールをお示しください。

 4,玉松園の用地選定についてどのようになっていますか。

 続いて,7番目,産廃問題について。

 1,箕島処分場の違法状態解消について進捗状況をお示しください。

 2,小松露池の水質分析結果はどのような分析をしましたか。それは産廃処分場からの浸出液が流入したかどうかを判定するに足るものでしたか。

 3,御津虎倉産廃処分場建設差しとめ仮処分の申し立てについての判断が今月20日ごろ岡山地裁で出されると聞いています。岡山市として判断について何らかの対応を考えていますか。

 4,御津河内産廃処分場設置審査会が始まりました。審査会の中で討議されている主な論点はどのようなものがありますか。

 5,北区長野に埋立容量46万立方メートルの新たな管理型処分場建設計画が出され,12月6日まで縦覧がされています。次々に産廃処分場建設計画が出されますが,岡山市内から排出される産廃の量が急激にふえているから新規計画が必要であるとお考えですか。

 6,岡山市及び岡山県下から排出されている産廃の量はどのように変化していますか。最終処分で埋め立てられる量はどのように変化していますか。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  財政についての項の中で,一般行政職の職員数とケースワーカー,保育園園長についてのお尋ねに一括して御答弁いたします。

 平成19年4月1日の行政職職員2,936人が平成22年4月1日では2,724人と212人の削減となっています。また,本市の生活保護担当のケースワーカーの配置数は4月1日現在で現業員1人当たり93.6世帯となっており,標準数を上回っているため,来年度以降の職員配置について優先度を高めて対応していきたいと考えております。

 なお,保育園の園長は職員のローテーション配置も含め,職員指導,保護者対応,地域の連携,危機管理など統括的な立場から日々園全体の適正な運営に努めているところでございます。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局長  岡山市過疎地域自立促進計画(案)についてでございますが,建部地域のまちづくりの優位性について,またその優位性を生かすために何をすべきかというお尋ねでございます。

 建部地域は緑輝く山間地と清流旭川に沿って開けた平たん地から形成される豊かな自然環境に恵まれております。そして,この美しい自然に抱かれた八幡温泉郷やたけべの森公園などのすぐれた観光資源も有しております。また,山陽自動車道や中国縦貫自動車道,岡山空港などの広域的アクセスにも恵まれた位置にあります。

 今後もこれらの豊かな自然環境や地域資源を生かし,豊富な湯量を誇る八幡温泉郷の再整備やしだれ桜で名高いたけべの森公園の活用を進め,市北部におきます観光レクリエーションの拠点として交流人口の増加を図るとともに,生活環境の整備を進め,定住促進を図ってまいりたいと考えております。

 また,豊かな自然や生き物との触れ合いを通しまして,自然や生命のたっとさを学ぶ環境学習の拠点としての役割も高めてまいりたいと,そのように考えております。

 次に,事業の実施年度についてですが,本過疎計画の計画期間は平成22年度から過疎法の期限であります平成27年度までの6年間となっております。本計画には過疎債の活用が見込まれ,かつ6年間で事業実施の可能性の高い事業を掲載しております。その事業実施に当たりましては,各担当部局におきまして関係機関との協議,調整を行い,進めていくものと考えております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  まず,財政について,岡山市の財政状況が好転している要因及び公債費削減の数値目標についての御質問にお答えいたします。

 本市におきましては,新行財政改革大綱に沿って市民事業仕分けや3年間の採用凍結による人件費の抑制,また市債発行の抑制など,行財政改革に積極的に取り組んでまいりました。その結果,各財政指標や借金残高などは改善傾向にありますが,財政調整のための基金残高をなお上回るほどの財源不足が見込まれていること,生活保護費などの福祉関係経費が増加傾向にあること,さらに他の政令市と比較しても人件費比率が最下位にあることなど,財政状況はまだまだ厳しいというのが現状でございます。

 また,公債費につきましては,行革大綱の中で実質公債費比率を平成27年度に12%台とするように目標を立てて,これに向けて市債の借り入れの抑制などに取り組んでいるところでございます。

 続きまして,平成23年度予算編成における収支の均衡のとり方についての御質問にお答えいたします。

 来年度の予算編成方針におきましては,50億円を超える財源不足が見込まれていたことに加え,各局・区・室において積極的に見直しや創意工夫に取り組む必要があることから,前年度当初予算比95%のシーリングを設定することといたしました。その上で積極的な事業の展開を図るための政令市特別推進事業の設定や予算査定におけるめり張りをきかせた査定によって,機械的なカットだけに頼らない収支の均衡を図ってまいりたいと考えております。

 続きまして,景気対策について,資本金10億円以上の会社に発注された市発注の公共事業についての御質問にお答えいたします。

 平成21年度岡山市発注工事は1,938件で,契約金額合計は158億9,236万円余でございますけれども,このうち資本金10億円以上の会社に発注されておりますものは12件で,契約金額合計は17億4,481万円余となっております。

 続きまして,公契約条例制定についての御質問にお答えいたします。

 公契約条例につきましては,例えば労働条件をどこまで条例で定めることができるのかといった研究すべき課題も指摘されていることもあり,本市では条例制定の取り組みには至っておりませんが,今後とも現下の経済・雇用情勢にかんがみ,低入札価格調査及び最低制限価格制度を適正に運用し,ダンピング受注を防止して,適正価格で契約締結を行うよう努めてまいります。

 続きまして,官公需の活用,受注機会の増への取り組みと小規模工事の登録制度についての御質問にお答えいたします。

 本市の公共事業の発注に当たりましては,市内業者優先を原則といたしております。また,可能なものは分離・分割発注を行うなど,中小企業等に配慮しているところでございます。

 今後とも市内中小企業の受注機会の確保に努めていきたいと考えており,小規模工事,小修繕の登録制度につきましては来年度よりまずは試行を考えたいと考えております。

 以上でございます。



◎岸堅士保健福祉局長  介護保険について順次お答えします。

 まず,利用料,保険料の独自の軽減策についてですが,介護サービス利用料の独自の軽減策はありませんが,保険料につきましては平成21年度から保険料の段階を7段階から10段階にふやし,低所得者の方の負担軽減を図っております。また,世帯全員が市民税非課税で,かつ世帯年間収入が基準以下であり,一定の要件に該当する方を対象に減免する制度を設けております。

 次に,市独自の生活支援策としては,介護保険の要介護認定で自立とされ,ひとり暮らしや体が弱い高齢者に対し,ホームヘルパーを派遣する家事援助サービスや要介護状態となるおそれのある高齢者に対し,デイサービスセンターなどでの介護予防サービスを提供しているところです。また,体の状態や御家族の状況によって一時的に養護老人ホームで高齢者をお預かりするショートステイも実施しております。

 次に,国の介護職員待遇改善策については,平成21年度に介護報酬が3%引き上げられ,介護職員処遇改善交付金が創設されましたが,介護職員の処遇改善は単に賃金水準のみならず働きやすい職場環境の整備などの対策を総合的に講ずる必要があると思われます。

 そして,介護人材確保のための独自策としては,介護施設等で離職者を雇用していただき,ホームヘルパー2級の資格を取得する介護従事者人材育成支援事業を本年6月から行い,68人の新たな雇用を創出いたしました。

 また,安全・安心の介護体制の確立に向けては,国の交付金を活用しながらグループホーム等へのスプリンクラーや自動火災報知設備等の設置を促進しており,平成23年度には対象施設の改修が終了する予定です。

 続いて,特別養護老人ホームの在宅の待機者数は約2,400人,そのうち要介護4,5の在宅の待機者数は約450人となっており,少子・高齢化が進む中,今後も増加するものと見込んでおります。

 施設改修等の支援については,平成24年度から始まる第5期の介護保険事業計画を策定する中で,施設のベッド数やユニット型,多床室などの居宅タイプの検討とあわせて検討してまいりたいと考えております。

 今後も待機者解消に向け,利用者のニーズに合わせた多様なサービスの提供,介護基盤整備など,引き続き国へ要望してまいりたいと考えております。

 続きまして,介護保険の見直しにつきましては,現在国の社会保障審議会で検討しており,決まっている改正点はありませんが,高齢者人口の自然増に加え地域巡回随時対応サービスや小規模多機能と訪問看護の複合型サービスの創設などにより住民への影響としては,全国平均保険料の月額が1,000円程度上がる見込みや,所得に応じて利用者負担を2割に引き上げるような意見が出されております。今後の国の動向も注視しながら次期計画の策定に取り組んでまいります。

 次の項,岡山市独自の福祉施策について,介護予防の面から一括してお答えします。

 高齢者の方を対象に介護保険制度の要支援,要介護にならないよう,はつらつ元気のつどい事業,訪問指導事業,元気回復筋力トレーニング事業や社会福祉協議会の高齢者いきいきサロンなど,地域と連携,協働しながら予防事業を行っているところです。さらに,平成23年度中に策定予定の第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中で高齢者の方が生涯元気で暮らしていくことができるよう介護予防施策について検討してまいりたいと考えております。

 今後,(仮称)岡山総合医療センター構想の保健・医療・福祉の連携機能の中でも予防や介護等を含めた仕組みづくりを検討してまいりたいと考えております。

 次の項,新金川病院の工事の予定のお尋ねにつきましては,森田議員にお答えしたとおりです。

 診療科目についてのお尋ねですが,現在これまで報告,説明をしてきました御津地域の新市建設計画事業を見守る会に加えて,御津民生委員会協議会,御津地域連合町内会役員会等への概要説明を行っており,その中で出された意見や要望等については,岡山医療センターにお伝えしているところであり,診療科目については診療状況や地域ニーズを踏まえながら対応を検討することとしております。

 続いて,玉松園の改築につきましては,民間へ経営移譲後も順調に運営されている松風園の状況などを参考にしながら,議会,委員会の御意見も踏まえて,新市建設計画に沿うよう改築事業に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



◎松田隆之環境局長  箕島処分場の改善状況について御答弁申し上げます。

 容量超過約2万5,000立方メートルに対し,平成22年10月末までの搬出量は7,713立方メートルとなっており,進捗率は31%でございます。なお,残りにつきましては平成24年度末までに搬出する計画となっております。

 次に,小松露池の水質分析について御答弁申し上げます。

 小松露池の水質調査は継続的に実施しておりますが,水質悪化原因の特定には至っておりません。なお,箕島処分場からの浸出液は水処理施設において適正に処理された後,小松露池に流入することなく下流へ続く水路に直接放流されております。

 次に,建設差しとめ申し立ての判断に岡山市としての対応はとの御質問でございます。

 建設差しとめの仮処分申し立ては,御津地区住民が処分場の設置計画者に対し行っている民事訴訟であり,本市が対応するものではないと考えております。

 次に,審査会の主な論点はとのお尋ねでございます。

 御津河内の産業廃棄物最終処分場計画について,審議,検討を行う審査会では,埋立のり面の安定など施設構造に関すること,安定5品目以外の廃棄物の付着,混入の防止など維持管理に関すること,地震,集中豪雨による災害防止のための措置,準備態勢に関することなど,住民の方々の安全・安心のための項目が主な論点となっております。

 次に,新規計画が必要か,あるいは岡山市及び岡山県下から排出される産廃の量は,また最終処分で埋め立てられている量はとのお尋ねでございます。

 岡山市内から排出される産業廃棄物の量は把握しておりませんが,岡山県廃棄物処理計画によると岡山県内からの排出量は平成20年度実績約702万9,000トンで,ここ数年横ばい傾向でございます。また,県内の産業廃棄物最終処分場で埋立処分された量は,平成20年度実績で約62万1,000トン,そのうち市内で埋立処分された量は約2万6,000トンで,いずれもここ数年減少傾向にあります。しかしながら,広域処理が現状の産業廃棄物において,全国的に最終処分場の残存容量は逼迫しており,新規計画は避けられないものと考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  中小企業振興条例についてのお尋ねです。

 本市では,現行の岡山市中小企業振興条例において,融資等,中小企業者に対する具体的な助成措置について規定し,中小企業支援を実施しているところであります。中小企業振興条例の見直しにつきましては,産業振興ビジョンの策定を進める中で,中小企業の方々の意見を踏まえて方向性を検討してまいりたいと考えております。

 次に,岡山市独自の雇用対策についてのお尋ねです。

 現在,本市においては国の財源を活用し,市の創意工夫による新たな事業により短期の雇用機会の提供を行う緊急雇用創出事業や就業体験と研修を行うことにより,次の雇用に結びつける地域人材育成事業等を実施しております。

 国においては,このたび予備費の活用や補正予算により雇用創出事業が拡充されるとともに,実施期間の延長や対象分野の追加等の要件緩和もなされました。本市としてもさらに取り組みを強め,事業効果も検討しながら今後の継続的な雇用に結びつけていきたいと考えております。

 次に,農地の保全管理対策についてのお尋ねです。

 建部地域の農地の多くは不整形で狭小であり,また傾斜地にありますが,これらの農地は農業生産の基盤であるほか,水源涵養や洪水防止機能など,多面的機能の観点からも重要な役割を担っております。本市としましても,こうした農地の保全を図るため,圃場整備を進めるほか,中山間地域等直接支払制度の活用を初め,生産活動のための補助事業や地域の担い手である後継者クラブに対する助成等の支援を行っております。

 今後とも耕作放棄地の発生を抑制し,農地が有効に利用されるよう,農業委員会や農協等,関係機関・団体と連携し,各種施策を実施してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  景気対策として住宅リフォーム促進事業に取り組まないかとのお尋ねでございます。

 景気対策としての住宅リフォーム促進事業につきましては,国や県,また他の自治体の例を参考に調査,研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎筒井祐治都市整備局都市・交通・公園担当局長  岡山市過疎地域自立促進計画のうち鉄道とバスに関する項目について御答弁申し上げます。

 まず,鉄道についてでございますが,岡山商工会議所が事務局,岡山県,本市など津山線沿線の自治体,JR西日本などで構成する津山線利用を促進する会において,利用促進のための啓発活動や意見交換を行っているところでございます。また,今後とも引き続きこの会の中で運行サービスの向上や利用の促進に向けて協議をするとともに,さまざまな機会をとらえて運行本数の確保をJR西日本に要望してまいりたいと考えております。

 次に,バスについてでございますが,今年度全市的な生活交通のあり方に係る検討の一環として,建部,御津,足守の3地区において地域の方々の交通行動に関する実態調査を試行的に実施したいと考えております。持続可能な生活交通サービスを維持,提供していくためには,地域の実態に合ったサービスの提供と地域の生活交通を支える協力体制が不可欠と考えており,建部地域における生活交通につきましても,この観点から実態調査の結果を踏まえ,地域の方々と議論しながらしっかりと検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎酒井五津男水道事業管理者  岡山市過疎地域自立促進計画(案)についての項,簡易給水施設,営農飲雑用水について,将来的な水道局の考えはとのお尋ねにお答えします。

 建部の一部地域につきましては,合併以前から給水区域外のため,集落ごとの給水を営農飲雑用水施設等として国,県の補助を受けて旧建部町として施設整備を行い,地元の維持管理のもとに給水をしております。関係部局と協議し,協力できることは協力してまいりますが,地理的・技術的条件もあり,地元負担を考慮する中で水道局として水道事業に編入するなどの計画は現在ございません。

 以上です。



◎山脇健教育長  まず,足守地区の3小学校統合での財政面での効果についてのお尋ねでございます。

 この学校統合ということにつきましては,やはり財政効果ということが目的ではございませんが,3小学校を統合した場合の市費の職員の方は現在12名いらっしゃいますが,5名となる予定でございます。減員によりまして,人件費は約4,500万円程度減額になるものと考えております。

 また,教職員の配置の人数につきましては,今後県教育委員会と協議をしていくということになる予定でございます。

 次に,岡山市過疎地域自立促進計画についての項で,スクールバスについてのお尋ねでございますが,スクールバスは児童・生徒の通学手段として維持する必要があると考えております。現在は車両を1台保有しておりまして,運行を委託しておりますが,今後この委託契約の方法等について検討していく予定でございます。

 以上でございます。(「県費の職員はどのぐらい減るんですか」と呼ぶ者あり)

 先ほども申し上げましたけれど,これは今後県との協議ということになってまいります。

 以上です。(「ちょっと申しわけない。都市整備局長が今余りにも答弁が短過ぎたんでよく聞こえなかったんで,リフォームについてどう言われたんかな」と呼ぶ者あり)



◎白神利行都市整備局長  景気対策として住宅リフォーム促進事業に取り組まないかとのお尋ねでございますが,景気対策としての住宅リフォーム促進事業につきましては,国や県,また他の自治体の例を参考に調査,研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  それでは,再質問させていただきます。

 まず最初に,いい答えが1ついただけました。それは,小規模工事登録制度については来年度から試行するということでございますんで,これは本当に地元の零細企業,中小企業にとってはいいことだと思います。一つの景気対策にもつながるんじゃないかなというふうに期待しますので,ぜひこれをしっかりやっていただきたいなというふうに思います。

 まず,財政の問題ですけども,財政問題はいろいろと指標的にはよくなってるけども,まだまだだというのが今の答弁の内容じゃなかったかなと思うんですけども,実はきのうも市長が言われたんですけど,夕張のようになっちゃだめだということからいろいろとやったんだと,就任から行財政改革に取り組んだんだということを言われてました。夕張のようにならないようにというのは確かにインパクトのある一つのキャッチフレーズであるんですけど,じゃあ夕張と岡山が本当に一緒かなとなると,私いっつも思うんですよ。きのうもちょっとインターネットで夕張のときはどんな状態だったんかなというのを出してみました,ここへね。夕張の財政は実質赤字比率が730%,連結実質赤字比率が740%,実質公債費比率が40%,将来負担比率は1238%,これが夕張でした。岡山市とは全然違います。だから,決して夕張と同じように考えているということは,市長もないと思うんですよ。先ほど言ったようにインパクトのある言葉だと思うんだけども,一つのおどし文句みたいに聞こえるんでね,ちょっと余り多用するのはどうかなというふうに思います。

 結局,夕張は何でそうなったかっちゅうと,大型レジャー施設をどんどんつくる。第三セクターをどんどんやって,借金していく。そして,一時借り入れという制度を使って,年度末に借りて年度初めに返していくというような,そういうふうな何か変な操作をして翌年度で返していくという,そういう中でどんどん赤字にさせていったわけですけども,岡山市は違いますわね。岡山市の場合は大型レジャー施設,チボリをストップさせたんです。田畑議員を初めとして共産党議員や亡くなった亀井議員が一生懸命頑張ってストップさせました。これは破綻するというのは明らかだって,結局,高谷市長は怒るかもしれんけども,岡山県は破綻させたんですよ。これは先見性があったということです。

 それから,新規の起債枠を200億円というふうに決めて,それに抑えるようにしっかり皆さん方の中で協議していったわけですよ。それで,それ以上に借金を返していくという,そういう制度をずっと長年続けてきて財政健全化に向けてやってきたという,そういう実績があります。それから,足守川のパイプラインみたいに無駄な公共事業,こんなものはストップさせようということで,地元の人たちと一緒になって,我々共産党議員団も頑張ってこれをストップさせました,国の大型事業を。やっぱりこういうふうな実績があるんで,夕張とは一緒にならないということを市民の皆さんにお伝えしておきます。

 介護保険の問題ですけど,国民が民主党政権を選択したのは,政治主導による強い指導力であって,介護保険制度のつじつま合わせではないというふうに,この間全国の老人クラブ会の代表が介護保険制度の改定に対してこのように批判した。しかし,11月30日に出された社会保障審議会介護保険部会の意見には,利用者の負担増が避けられないメニューがずらりと並んでいます。軽度の要介護者の負担が1割から保険対象外か2割にすると言ってる。ケアプランの作成も無料から1,000円とか500円の負担を取るという。2人から4人部屋のそれに対して1割負担を全額自己負担にするとか。それから,年金320万円以上の人には1割から2割の負担を取るとか。こういうことがどんどん出されとんです。その上にまだ介護保険料を大幅に上げるというふうなことも出とるわけですから,これはまだ決まってないというふうに保健福祉局長は言ってますけども,こういう方向性が出されとんで,こういうものは民主党が言ってた去年のマニフェストとは全く公約違反だということを改めて指摘しておきます。

 私たちは国の負担をもっとふやしていくべきだ,今25%持ってますけども,もう10%上げて,国が10%上げると全体の負担が5対5から4対6になります。公費の負担を6割にしていくと受益者の負担が減ってくるというふうに思います。

 独自の福祉施策については,またいろいろありますけど,介護保険料を例にとると,かつて御津地域は1万3,600円だったんです。それが合併によって2万4,006円に上がりました。大幅に上がった。1万円以上,上がってしまったというそういうふうなことがあります。これはどうしてかというと,やっぱり自分たちの力で自分たちのことは守らなきゃいけないんだというそういう意識の中で,先ほど言いましたような独自の予防対策というのをとられていたし,元気でいようという皆さんのいろんな意識づけがあったんじゃないかというふうに思うんで,地域として守っていくことが必要だと思います。

 それから,住宅リフォーム促進事業ですけども,これについては現在全国で1県──秋田県と,あと173自治体が実施しています。例えば,岩手県の宮古市では20万円以上の工事に対して一律10万円の給付をしております。これが引き金となって宮古の世帯2万5,000世帯のうち2,500世帯以上,今3,500世帯ぐらいの人が住宅リフォームに取り組んどんです。そのために地域の中小企業者は本当に仕事がたくさんできて,新しく雇用まで生まれてきてるという,こういう実態があるわけですよ。だから,この住宅リフォーム制度というのは非常に景気対策に対して大きな引き金となります。それこそ,大きなインセンティブとなるんで,少額のお金で大きな効果を生むんだということをぜひ研究して,早期に実施していただきたいというふうに思います。

 あと産廃の問題です。

 松田局長はまだそれぞれ必要だと,これから残存容量が逼迫してくるというふうに言ってます。ところが,平成19年を見たら,前年度に比べて残存年数は0.5年延びとんですよ。今産廃量そのものを減そうという動きの中で,処分場の存命措置というか延命措置がどんどん進んできてるわけですから,そんなに急いでする必要もないんです。だから,もっと慎重にやらなきゃいけないのに,岡山市の場合はどんどんやってるということでございまして,平成19年度の全国の産廃処分場の新設を考えますと,全国で安定型が29,管理型が13できとんです。合わせても42なんですけども,そうした中で岡山市の中にどんどん2つも3つもつくらなきゃならないという,それが理屈に合わないでしょうということを私は申し上げたいです。

 時間がないですから,これで2回目の質問を終わります。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎松田隆之環境局長  岡山市でも残存年数は延びていると,急いでする必要はない,岡山市で理屈に合わんじゃないかというような再質でございました。

 岡山市としても,産廃処分場を決して誘致しているというような,呼んできているというようなことはございません。法定受託事務という中で,許可の申請がなされれば,それは法に基づいて審査していくという立場でございまして,産廃処分場を本当に呼んでくるとか,そういうことは毛頭やっておりませんので,御理解をよろしくお願いいたします。

     〔14番河田正一議員登壇〕



◆14番(河田正一議員)  産廃処分場は別に誘致しとるわけじゃないと言う,そりゃ手を挙げて来てくださいなんて言ってるとは思ってません。ただ,業者が岡山市にどんどん建てたい,つくりたいというふうに言ってくるということは,岡山市ではできるよというメッセージを岡山市当局が発してるというふうに,先ほど言いましたように,年間全国でも42とか32とか,それぐらいしかできないんですよ,新規の処分場というのは。それが岡山市に2つも3つも,しかも大きなもんですよ。虎倉で51万立方メートル,河内で92万立方メートル,そして今度の長野では46万立方メートル,それぐらい大きな処分場がどんどんできるということは,岡山市では何ぼうでも認めてくれるんだというメッセージを発してるというふうに,そういうふうに受け取っとるからじゃないですか,業者が。ということは,法定事務だったらどこのところもできるはずなんですよ。それがよそではできないで,岡山でできるということは,岡山市のガードがそれだけ甘いという,そういうことのあらわれだというふうに私は思うんですよ。そこをもっとしっかりやらないと,環境局長は法定事務だからやらなきゃいけないんだと言うけど,岡山市でなくてもどこだってそれだったら手を挙げれるわけですよ。それができてないというのは,よそはガードがきついわけでしょう。法定事務だったら一緒でしょう。その辺をしっかり押さえてやっていただきたいということで,なぜそういうふうになっているのか,その辺について当局の考えを教えてください。岡山市にたくさんそういう手が挙がるのか,それを答弁お願いします。

 以上で終わります。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎松田隆之環境局長  岡山市でできるというのは甘いんじゃないかという再々質問でございます。

 岡山市では産廃条例を制定し,より厳しく手続を行っているところでございます。決して許可取得が容易であるというようなことは考えてございません。民間の最終処分場の立地計画というのは,都市,交通,周辺環境,需要などさまざまな要因から選定されているのではないかというふうに考えてございます。誘致も決してやっているわけではございません。

 以上です。



○伏見源十郎副議長  以上で本日の個人質問を終わります。

      ─────────────



○伏見源十郎副議長  この際議事日程の追加についてお諮りいたします。

 お配りいたしておりますとおり,甲第268号議案平成22年度岡山市一般会計補正予算(第4号)についてが追加提出されました。

 つきましては,これを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○伏見源十郎副議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程

 甲第268号議案

      ─────────────



○伏見源十郎副議長  甲第268号議案平成22年度岡山市一般会計補正予算(第4号)についてを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  ただいま御上程になりました甲第268議案の一般会計補正予算について御説明申し上げます。

 深刻な経済・雇用情勢が続く中で,本市では昨年1月に緊急経済・雇用対策本部を設置して以来,これまで11回にわたり241億円を超える経済・雇用対策の予算を編成し,できる限りの対策を講じてまいりました。しかしながら,依然として厳しい経済・雇用情勢が続いていることから,国の円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策等を踏まえ,迅速かつ積極的な対応を図り,経済・雇用対策を引き続き強力に推進するため,またあわせて医療・福祉等の強化による安心の確保を図るため,今回の補正予算を編成したところでございます。

 補正額は43億4,300万円余の増額となっており,補正に要する一般財源13億6,900万円余については,平成21年度決算により生ずる見込みの剰余金,地方交付税及び臨時財政対策費(後刻,「臨時財政対策債」と訂正)で対応することとしております。

 主な内容といたしましては,子宮頸がん等ワクチン接種などの疾病対策,発達障害者支援センター(仮称)の整備やDV対策,自殺予防などの弱者対策・自立支援,道路,河川などの社会資本整備や学校・園舎,体育館の耐震改修などを実施するほか,さらなる雇用機会創出を図るための緊急雇用対策などを行います。

 この予算を活用して,今年度から来年度にかけて切れ間なく事業を実施することにより,地域経済・雇用の安定につなげるとともに,市民の安全・安心の暮らしを確保してまいりたいと考えております。

 以上で提案理由の説明を終わります。

 よろしく御審議の上,お願いいたします。

 失礼いたしました。「臨時財政対策債」を「臨時財政対策費」と発言しました。臨時財政対策債でございますので,訂正いたします。失礼いたしました。



○伏見源十郎副議長  ただいま市長から提案理由の説明がありました。

 これに対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承願っておきます。

 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は12月6日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでございました。

      午後3時3分散会