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岡山県 岡山市

平成22年 6月定例会 06月14日−04号




平成22年 6月定例会 − 06月14日−04号







平成22年 6月定例会

    平成22年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第4号

       6月14日(月)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第95号議案〜甲第160号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第95号議案〜甲第160号議案

      ──────〇──────

出席議員(48人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            9番  井 本 文 博

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(3人−欠員2)

            23番  田 原 清 正

            37番  近 藤   昭

            50番  花 岡   薫

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘 書 広報室長  田 中 利 直

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  高 次 秀 明

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       市民局人権担当局長宮 前 保 典

       保 健 福祉局長  岸   堅 士

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                田 中 直 子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  甲 斐   充

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       会 計 管 理 者  久 山 正 人

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  難 波 康 廣

      選挙管理委員会

       委     員  三 村 俊 隆

       委     員  中 原 聡 子

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委     員  守 屋 勝 利

       担 当 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第四農業委員会会長黒 田 栄三郎

      教 育 委 員 会

       委  員  長  岡 崎 優 子

       委     員  片 岡 雅 子

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  佐 藤   武

       次     長  中 村   稔

       総 務 課 長  料 治 茂 樹

       調 査 課 長  矢 木 広 幸







      午前10時2分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第4日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は41名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に林議員,三木議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第95号議案から甲第160号議案までの66件の議案についてであります。

      ─────────────



△日程第1

 個人質問

 甲第95号議案〜甲第160号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第95号議案平成22年度岡山市一般会計補正予算(第1号)について以下66件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして松岡議員。

     〔29番松岡茂議員登壇,拍手〕



◆29番(松岡茂議員)  皆さんおはようございます。公明党岡山市議団の松岡でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。

 きょうは傍聴席の皆さん,大変御苦労さまでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 個人質問3日目,週明けての最初の質問をさせていただきますので,よろしくお願いいたします。

 けさのニュースで,はやぶさが7年ぶりにこの地球に帰還をしたというニュースが流れておりました。イトカワという小惑星の砂をどのくらい持って帰ってきているのかわかりませんけども,その砂をとりにいって,世界で初めてのことであったというふうなニュースが流れておりました。そして,その持って帰ってきたはやぶさは燃え尽きて,そしてその砂だけを残したというふうな本当に夢のあるような大きなニュースが流れておりました。

 国のほうでは,菅新総理が誕生して内閣支持率のV字回復を示しております。鳩山総理が積み残した政治とお金や日本に対する世界の信頼を大きく失墜させた沖縄普天間問題,初動がおくれ国家問題になってきた口蹄疫問題等,国を揺るがす大きな問題が山積みとなっております。今月9日の読売新聞の社説に,菅首相は野党時代,政府を追及する能力には定評があった,鳩山内閣の国家戦略相や財務相としての実績はいま一つであったと,攻めに強い人は守りに弱いと言われておりますが,菅総理が口先だけの人かどうか私たちもしっかりと監視してまいりたい,そのように思っております。

 それでは,朝一番でございますから,水と緑に満ちた庭園都市をイメージするようなさわやかな質問をいたしますので,さわやかな御答弁をどうかよろしくお願いを申し上げます。

 それでは,最初に自転車の安全運転マナーの向上についてお伺いをいたします。

 だれにでも乗れてCO2を出さず健康にもよい21世紀の手軽な乗り物として自転車は最近見直されております。自転車の販売は,徐々に増加をしております。それだけに安全運転や運転マナーの向上が必要とされております。平成19年に成立した道路交通法の一部改正の法律により,自転車に関する通行ルール等の規定も改正され,平成20年6月より施行されております。その改定の背景には,自動車事故の減少とは裏腹に自転車事故が増加している現状があるからであります。

 警察庁の統計では,平成20年の自転車が当事者となった全国の交通事故は16万2,525件,交通事故全体の21.2%を占めており,平成10年と比較して1万9,508件,率にして13.6%の増加となっております。自転車乗車中による死者は,平成20年には717人となり,少し減少傾向にはありますが,全交通事故死亡者数に占める割合は増加しております。負傷者は年齢別に見ると16歳から24歳が21.2%と最も多く,次に15歳以下が19.6%,65歳以上17.9%となっており,死者については65歳以上が約3分の2を占めております。また,自転車事故全体の82.6%を自動車が相手の事故が占めておりますが,相手が歩行者の場合の事故も10年前の約4.5倍となっております。

 ただし,対歩行者事故はあくまでも届け出があった数となっておりますので,接触して少しあざができた程度の事故を含めると,統計上の何倍にもなると思われます。自転車が当事者となった事故のうち,自転車側に法令違反があった割合が67.6%で,死亡事故になると76.4%と,さらに高くなっていくそうであります。

 警察庁では,平成20年には自転車利用者の取り締まりを強化,全国で218万8,000件余りの指導警告を行い,903件の交通切符を適用され検挙されているとのことであります。道路交通法改正に伴い,自転車通行の原則車道左側通行のほか,傘差し乗車や携帯電話の使用禁止等,自転車運転に対するルールが大きく変更となっております。実際にその規則が守られているかどうかが心配であります。また,ことし7月から3人乗り自転車も販売されており,ますます環境に優しい手軽な乗り物として増加していくものと考えられております。

 そこで,当局にお伺いをいたします。

 本市において自転車は重要で身近な通行手段として欠かせない乗り物と考えますが,これからの自転車の安全運転の指導やマナーの指導をどのように行っていくのか,御所見をお願いいたします。

 次に,板橋区の取り組みについて御紹介をいたします。

 板橋区では,自転車が加害者となり若い母親が亡くなるという悲惨な交通事故をきっかけに,全国で初となる自転車安全条例を施行し,子どもたちの自転車マナー意識を高めることを目的に学校教育の一環として授業に取り入れ,小・中学生に対する交通安全教室を実施,小学3年生以上は交通ルールやマナーについて講習後マル・ペケ式のペーパーや実技テストを行い,合格した児童には写真入りの自転車免許証を発行する小学生向け自転車運転免許証発行事業を平成15年より行っております。また,中学生には交通事故の恐ろしさを体験してもらうためにスタントマンによる交通事故を再現して,警察官のルールやマナーの講習会や自転車屋さんによる正しい乗り方や点検整備のポイントを解説,3年で区内全学年を一巡するというこの事業も自転車免許証発行事業の一環として取り組んでいるとのことでした。板橋区の担当の話では,自転車事故と免許証交付事業との相関関係は証明できないが,平成15年の開始時では区内交通事故2,792件が平成20年には2,146件,区内自転車関連事故は平成15年には1,087件が平成20年には878件と徐々に減少しているそうであります。

 そこで,当局にお伺いをいたしますが,これからも市内の児童や生徒の自転車利用は増加することが予想されます。自転車道の整備や駐輪場の整備等,自転車利用の環境を整備していくことも大変重要な施策でありますが,その施策と並行し,自転車を利用する人の安全運転技能の向上や基本マナー向上を目指した板橋区の取り組みも長い目で見れば重要な施策と思いますが,当局の御所見をお願いいたします。

 それでは,小水力発電についてお伺いをいたします。

 小水力発電というのは,耳なれない言葉ですけれども,水力発電というならば大きなダムを想像されると思いますが,ダムは水力発電の代表的なものでございます。水の落差を利用して水車を回して発電する再生可能なエネルギーであるとともに,発電過程でもCO2を発生しないクリーンなエネルギーであります。小水力発電とは,ダムのような大きな規模ではなく発電規模が1,000キロワットから1万キロワットまでの発電規模を小水力発電と呼んでおりますが,それ以下の数十キロワットの小規模発電から総称して小水力発電と言っているそうであります。現在,水道の送水管の落差を利用して小水力発電を行ったり,農業用水を利用しての小水力発電を設置してCO2削減に積極的に貢献するといったことが全国的に少しずつ行われております。

 そこで,当局にお伺いをいたしますが,水道の送水管の落差を利用した発電や総延長4,000キロあると言われております本市の優位性を生かすと思われる農業用水を利用した小水力発電についての御所見をお願いいたします。

 続きまして,農業用水路の管理体制についてお伺いをいたします。

 私たちの住む岡山市南部の各町内会は,毎年5月から6月にかけて道路側溝の清掃や用水の清掃を町内挙げて一斉に行い,梅雨の時期を迎える準備をしております。本年も私の町内は,5月30日に行ったところであります。平成16年には,台風による集中豪雨と高潮による被害で福島学区を中心に床上,床下合わせて数百世帯が被害を受け,それ以来私たちの地域住民は岡山港の海面上昇や農業用水路の管理に対して大変敏感に反応しております。特に農業用水はこれから田植え時期を迎えるに当たり,用水路の水位を9月ごろまで上昇させて保っており,少しの集中豪雨でも水位が上昇し住宅内道路は冠水してしまいます。そうした事態を避けるためには,下流にある水門操作を適宜行っていく必要がありますが,水門は通常はロックされ,だれでも操作ができないようになっております。

 そこで,用水の水門ゲートの管理についてお伺いをいたします。

 水門管理は各区農林水産振興課で施工管理している水門と下水道局で管理している水門の2種類あるとお伺いをしておりますが,水門ゲート管理システムはどうなっているのでしょうか。おのおの御説明ください。

 続いて,農業用水路の清掃についてお伺いいたします。

 岡山市の南部地域には,用水路が網の目のように張りめぐらされ,市街化区域においてはその姿を変え,ふたをして暗渠となり用水路が実際どのように流れているのか不明な水路が多く存在しております。先日の町内一斉清掃のときも,用水路から自転車を引き上げましたが,豪雨のときには用水の自転車は用水路の堰となって用水の水位を上げる原因となります。自転車だけではありません。用水を流れるごみはやがて集積し,堰となって住宅地が冠水する原因ともなります。まだ開放している用水路は目で確認できますが,暗渠になっている場所は確認ができませんので,暗渠になる手前にスクリーンを設け,暗渠部にはごみを流入させない工夫も多く見受けられております。そのスクリーンは,場所によっては毎日清掃が必要なところもあり,地域の高齢者がボランティアで清掃を行っております。

 そこでお伺いをいたしますが,ごみの清掃やヘドロの除去等用水路の管理はどのようなシステムで管理されているのか,市街化区域,調整区域によって異なると思われますが,御説明ください。

 以上で第1回の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,松岡議員の自転車運転マナーの向上についての御質問にお答えをいたします。

 本市では,晴れの国おかやまの特性と平たんな地形に適した自転車を岡山にふさわしい交通の一つと位置づけて,その利用環境の整備を進めているところでございます。

 こうした中,議員御指摘のとおり自転車事故は後を絶たない状況にあり,自転車の手軽さゆえに一歩間違えれば死亡事故につながるという認識が不十分であったり,安全運転マナーが欠けていたりすることもその一因となっているものと考えております。このため,本市では春と秋及び年末年始の交通安全市民運動の重点目標として,自転車の正しい利用や交差点における正しい通行の啓発等に取り組んでいるところでございます。また,幼稚園児や小・中学生を対象に市の交通指導員による交通安全教室を実施するとともに,警察や関係団体と連携をし,交差点内での安全確認の指導や無灯火防止の指導を初めとするサイクルマナーアップ活動を展開しております。今後とも関係機関,団体との連携を一層強化し,市民一人一人の意識改革とマナーの向上に努めるとともに,他都市の取り組みも参考としながら交通安全の確保に取り組んでまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎松田隆之環境局長  農業用水を利用した小水力発電の御質問にお答えいたします。

 今後の温暖化対策の推進には,それぞれの地域に存在する自然エネルギーを有効に活用していくことが大切であり,市域全体に農業用水路が張りめぐらされている本市にとっては,小水力発電の推進についても検討すべきクリーンエネルギー資源の一つと考えています。しかし一方で,設置可能な条件として一定の落差と流量の両方が求められる上,新たな水の利用には権利関係の調整が必要となることなどの課題があると認識しております。

 本市では,今年度総務省の委託による緑の分権改革推進事業において,小水力発電を含むさまざまな地域の自然エネルギーに関し自然的・社会的条件等を踏まえた実際の利用可能量の把握や現地での実証実験等を予定しています。今後この調査結果や費用対効果の検討等を踏まえ,市民協働により導入効果が高い分野の自然エネルギーから順次普及を図ってまいりたいと考えています。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  農業用水の管理について2点御質問いただきました。順次お答えいたします。

 農業用の用排水路に設置されている水門の管理は,各区の農林水産振興課が行っております。実際の操作は,大雨注意報や警報が発令される前であっても,浸水被害が予想される時点で各区の農林水産振興課から農業水利土木員や樋守など操作を依頼している方へ連絡し対応していただいているところです。すぐに連絡がつかない場合には,市職員が直接操作をしております。今後も関係者と連絡を密にとり,迅速に対応してまいりたいと考えております。

 次に,岡山市内の農業用・用排水路のごみ清掃やヘドロの除去等につきましては,市街化区域,調整区域に関係なく地元での対応を基本としてお願いしておりますが,自転車などの地元では対応できない大きなものや集めていただいたごみ等の収集,運搬,処理につきましては市で行っております。引き続き地域の環境美化や円滑な通水による安全・安心の確保のためにも市民の皆様の御理解,御協力をいただきますようお願いしたいと考えております。

 以上でございます。



◎酒井五津男水道事業管理者  水道管を利用した小水力発電についてお答えいたします。

 岡山市水道事業総合基本計画(アクアプラン2007)に掲げるCO2削減の取り組みとして,クリーンエネルギーの推進に努めており,去る6月4日,三野浄水場構内に太陽光発電を稼働したところであります。議員御指摘の水道管を利用した小水力発電につきましては,電力の有効活用に適した場所,技術面,費用対効果などを調査検討しております。

 以上です。



◎山脇健教育長  自転車の安全運転の指導,またマナーの指導についてのお尋ねでございますが,自転車運転時の法令遵守の意識であるとか,安全運転へのマナーは本当に憂慮すべき状況にあるんではないかと感じております。現在,すべての小・中学校で毎年交通安全指導を実施しております。交通事故の防止であるとか法規の理解,マナーの向上などに努めておるわけでございますが,特に自転車に乗り始める時期に当たるといいますか,自転車でしっかり乗っていくような小学校の段階には,市の生活安全課交通安全室の協力も得まして自転車の正しい乗り方を中心とした交通安全教室を実施して,運転技術や安全に対する意識の向上,安全に行動する態度の育成というものを図っているわけでございます。

 このような体験的な取り組みに加えまして,私は今年度の重点的な取り組みの一つであります正義感や公正さ,また思いやりの心など,子どもの心を育てること,このことが交通安全意識の向上にも,そして事故の防止にもつながっていくものというふうに思っておるわけでございます。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  農業用水の管理について,水門ゲートの管理についてお尋ねでございます。

 下水道局管理のゲートは,大雨時に用水路から雨水渠へ排水を取り込むゲートで,浸水被害を防ぐためのものでございます。ゲートの開閉にあわせて下水道局では雨水排水ポンプの運転をいたしておりますが,ゲート開閉の管理につきましては用水管理の判断が必要なため,農業関係者である地元の方にゲート操作員をお願いいたしております。今後も操作員の方々との連絡を密にし,浸水防除に努めてまいります。

 以上でございます。

     〔29番松岡茂議員登壇〕



◆29番(松岡茂議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 まず初めに,経済局長,水門の管理についてちょっと聞き逃したんで,もう一遍答えていただけますか。

 小水力発電についてですけども,岡山といえば晴れの国だと,このように前から言われております。太陽光発電が連携をされるというふうなことで,それでも現在太陽光発電が全国に誇れるほど設置できておるわけでもありません。普通だろうと思います。太陽光発電についても操車場跡地に防災公園をつくるんであれば全国的にもまだ少ない,1,000キロワットぐらいの町なか発電所,こういったものを設置するというふうなことを思っております。これは質問ではありませんので。

 全国でも事例の少ないこのような事業を立ち上げて,全国に話題性を提供する,そのことでコンベンション誘致にもやっぱり寄与していく,また観光岡山を目指していくならば観光客もふえるんではないか,そういったやはり全国に岡山という話題性を訴えていくということが施策をこれからしていく上で非常に大事な取り組みではないかと,このように思っております。そうした面から,本市は日本有数の農業県でもあります。農業用水路が4,000キロある,全国では40万キロあるそうでありますけども,この4,000キロがクリーンエネルギーの源と言えるんではないかというふうに思います。したがって,有効利用しない手はないというふうに思います。最近,小水力発電は数ワットから数キロワットというマイクロタイプも開発されておりまして,これ水車が横で回りますけども,水車が下に向けて回るというふうな形のマイクロ小水力という,そういったものも開発をされております。しかも安価で設備ができると,そういうふうなものであります。そういったものを20台,30台というふうに一挙につけて,そして近くの農業施設の補助電源に使用していくとか,そのことをさらにPRしていく,またマスコミにもそれを載せてもらっていくというふうなことで,そういった取り組みも必要ではないか。

 私がもう一つ考えてるのが,市民にアピールをするのに西川の中に5台,10台と設置をして街灯は全部それで賄っていくような取り組みをしてはどうかというふうに思っておりますけども,こうしたことについてはいかがでしょうか。これは質問にしたいと思います。

 それから,水道局さんでございますけども,今いろいろな検討をしているんだというふうなお話でございました。私は豊中の小水力発電の設備を見に行かせていただきました。構造は非常に簡単で,ラインの中にすぽんと入るというふうな構造のものでした。ポンプを逆にして発電機を回すような,そういったものでございました。それで,場所だとか技術的な面,それからまた費用対効果を探ってるんだということでございましたけれども,その中で取りつける可能性というのは水道局さん,ありますでしょうか。それがあればおっしゃっていただきたいというふうに思います。

 それから,もう一つは下水道なんかの排水溝,そういったところにも考えられるんではないかというふうに思っておりますけども,きょうは下水道は通告しておりませんから,これはやめたいと思います。

 岡山市がクリーンエネルギーを積極的に取り入れて全国的にもトップクラスであるならば政令市岡山の企業誘致,そしてまたコンベンション誘致にも役に立つと思います。そのことにつきまして,先ほどの質問で答えていただきたいと思います。

 それから,自転車のマナーについてでございますけども,今いろんな取り組みをしてるんだという市長からの御答弁がありました。きのう私夕方食事をしながらテレビを見ておりましたら,ちょうど「自転車のルールどうなってるの」という番組をタイムリーにやっておりまして,それをずっと見てしまったんですけども,そこでいろんな話がありました。自転車のその番組ではタイトル,自転車の交通ルールやマナーの実態,そしてまた自転車事故に関するショッキングな判例を弁護士が紹介をしながら自転車を取り巻く厳しい環境を説明しておりました。特に交通ルールでは,自転車通行レーンや歩道の逆走,一時停止や酒酔い運転,それからまた2人乗りや携帯電話,そしてヘッドホンを装着して乗るというふうな方もいらっしゃいました。岡山では,これカラーなんですけど,白黒しか持ってないんです,こういうふうなマナーアップ運動というのを全県で取り組んでいるそうであります。我々が,自転車はどこを走るのと,こういって聞いたら,右側ですとか左側ですとかというふうな答えが返ってきましたけども,正解は左側ですね。左側の車道を走るのが,これが自転車の通行でございます。

 ただし,これが非常に狭いところもあります,車道が非常に狭いところもあります。自転車が走れない,そういった空間がないところもありますので,そこはもうむちゃくちゃになっておるというのが実情であります。そういったルールを本当に教え込んでいくことが重要ではないかというふうに思います。

 次に,ショッキングな判例,これはびっくりしたんですけども,ショッキングな判例で,2002年に名古屋で14歳の少年が歩道上で急に曲がったお年寄りと接触した事故で,ようありますよね,自転車が曲がらんだろうなと,こう思いながら行ったら曲がったと,それにぶつかってお年寄りが転んだと,打ちどころが悪かったんだと思いますけども,その14歳の少年に対して3,120万円の賠償命令が下ったと。

 そしてまた,2005年には自転車に乗った16歳の少女が看護師志望の女性と接触をして,その人も打ちどころが悪くって,女性は転倒して後遺症で看護師を断念した。その少女には5,000万円の賠償命令が出たというふうな事故。

 そしてまた,2007年には歩道上で自転車と歩行者の37歳の主婦が接触をした。そして,主婦は死亡,相手方に6,770万円の賠償金の支払い命令,こういった本当なのかというふうな判例が現実に出ております。こういった支払い能力のない少年や少女に対しても5,000万円とか7,000万円というふうな,そういった賠償金の支払いを命ずる厳しい現実を子どもたちにも教えて,少しでも自転車事故を少なくすることが必要ではないか。

 そしてまた,保険制度がありますけれども,自転車の保険というのはやっぱ合わないそうなんですね。したがって,保険屋さんも撤退をしてるというのが実情であります。三つ子の魂百までという言葉がございますけれども,子どものころに身についたことは生涯当たり前のように抵抗なくできていきますが,大人になってからはなかなか難しい。我々はそうでございますけれども,本当に子どものころにそういったルールや,そしてマナーをきちっと身につけさせていく,これは一つは家庭の仕事ではありますけれども,しかしながら今の社会において,やはり行政とか学校とかそういったところがしっかりとバックアップをする,そういった体制というものが必要ではないかということで,板橋区の取り組みというのは私は非常に重要だというふうに思っております。その板橋区では,子どもの自転車免許証,大人と同じような免許証なんですけれども,それをペーパーテストをして,そして発行するわけですが,非常に子どもが喜ぶそうであります。そういった喜んで勉強していく,その中にきちっとマナーやルールが身についてくるというふうに思われますので,もう一度お聞きをしたいと思いますが,いかがでございましょうか。

 教育長は,心を育てると,こうおっしゃられました。非常に大事な視点だと思います。そのことはぜひともお願いをしたいと思いますが,しかしながらやっぱりきちっとしたルールやマナーというのは教えなければわかりません。やはりその教えるということが大事なことではないかというふうに思いますので,そういった環境づくりというものが,その心をまた育てていく上で大事じゃないかなというふうに思いますので,ぜひともこういった事業はやっていただければというふうに思いますが,市民局長いかがでしょうか,さっきは市長が答えていただいたんですが。

 大体これで済みましたかね。以上で再質問は終わりたいと思います。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  自転車運転マナーの向上に関する再質問にお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり,そういった自転車についてルールが改正されまして非常に厳しくなっておるというところはございますが,なかなか一般の市民の方には浸透してないと,自転車も軽車両ということで車両の一部でございますので,ほかの自動車等と同じように非常に高度な注意義務が課せられるということもございまして,議員御紹介がございましたような交通事故における非常に重い賠償責任を課したような判例もたくさん出ておるところでございます。そういったようなことにつきましても,今後自転車の安全運転指導,教育等にそういった事例も,十分に厳しさも,ルールの改正とともに盛り込んでいく必要があるというふうに考えております。

 また,議員御指摘のとおり,子どものころからそういったルール,マナーを身につけさせるということが交通事故防止に非常に重要であるということを痛感しておりまして,御紹介いただきました板橋区の例につきましても板橋区のほうで具体的な取り組みをどういうふうにやっておられるのか,またそれの効果とか課題,こういったものも十分検証させていただきまして警察等関係機関,団体等とも協議をさせていただいて今後研究してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  小水力発電について,西川などで取り組み市民にPRしてはどうかという再質問をいただいております。

 御指摘の点については,市民協力のもと市民協働で自然エネルギーの普及拡大を図る上で有効なPR方法と思われますので,先ほど御答弁いたしました実証調査の中で検討し工夫してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



◎甲斐充経済局長  水門ゲートの管理について再度答弁をということでございます。

 農業用の用排水路に設置されている水門の管理は,各区の農林水産振興課が行っております。実際の操作は,大雨注意報や警報が発令される前であっても,浸水被害が予想される時点で各区の農林水産振興課から農業水利土木員や樋守など操作を依頼している方へ連絡し対応していただいております。すぐに連絡がつかない場合には,市職員が直接操作をしております。今後も関係者と連絡を密にとり,迅速に対応してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎酒井五津男水道事業管理者  水道管を利用した小水力発電について,取りつける可能性はあるのかとの再質問をちょうだいしました。

 岡山市水道事業総合基本計画(アクアプラン2007)の中で,小水力発電についても言及をしておりますが,このアクアプラン2007は平成28年度までの事業計画ですが,この計画期間内には実施したいと考えております。現在,小水力発電に適した場所,適地については絞り込みを既に終えておりまして,費用対効果,費用便益について分析中であります。取りつける可能性は大いに持っております。

     〔29番松岡茂議員登壇〕



◆29番(松岡茂議員)  それでは,再々質問をさせていただきます。御答弁ありがとうございました。

 経済局長,ゲートの管理台帳というのはつくられるんですか。水門が,我々市街地の場合は本当に家のそばを用水路が流れて,そして水門がそこへついとる。それが雨が降るとオーバーフローするような状態になる。それでゲートを上げたいけども,ロックされてると。だれが管理しているかわからない。そういうふうな樋門が,ゲートが相当数とは言いませんけども,あるということは事実でありまして,したがってそれが役所に電話してもわからない,だれがしてるかわからないというのが現実に平成16年にはありました。管理台帳をつくらないならば,その水門ゲートに対してきちっとその機種番号と,そして管理者と連絡先,この3つをきちっと書いたタグプレートをつり下げか取りつけかしてもらいたいと思うんですが,いかがでしょうか。お伺いをしたいと思います。

 それで,市民局長,自転車についてですけども,子どもの自転車免許証の発行事業ですが,大してお金はかからないんです。費用が大分かかりそうに思われるかもわかりませんけども,大した費用はかかりません。たしか150万円か200万円程度だったと思いますけども,子どもの免許証をつくるだけのことですから,大したことはありません。だけども,それをやっていくことで子どもたちが喜んでそれを受ける。そして,ルールをきちっと守っていく。そのことを今度は親にも当然話をする。今度は,子どもが親に自転車の乗り方を注意する。そういうふうな社会になっていく,そこまで広がってくると,今度は社会全体が大きく変わっていくんじゃないかというふうに思います。したがって,ぜひともやっていただきたいと私は思っておりますので,市民局長どうでしょうか。決意のほどよろしくお願い申し上げます。

 それでは,どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  自転車の運転免許証制度について再々質問をいただいております。

 先ほども御答弁申し上げましたように,板橋区での取り組みにつきましてまだ詳細なものを市としても把握しておりませんので,具体的な取り組み内容等を十分調査,把握をさせていただいた上で警察等とも十分協議をさせていただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  樋門の管理連絡先を書いたプレートの設置をという御要望を今いただきました。

 農業用水門について,管理者である各区の農林水産振興課の連絡先などを書きましたプレートの設置について前向きに検討させていただきます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして崎本議員。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  おはようございます。私は,5点について通告をさせていただきましたので,早速質問に入らせていただきます。

 まず,常備消防体制の拡充についてです。

 昨年の11月議会で,私は消防職員の整備率は平成21年で63.8%で平成18年の国平均76.1%と比べても12.3%も低いこと,予算に占める消防費は住民1人当たり年間9,631円で,政令市中下から2番目であることを指摘いたしまして,せめて国の平均の水準に職員をふやす計画を持つべきだと質問しました。市長からは,今年度の消防・防災の一元化体制で災害時の切れ目のない初動体制に努め,自治体の基本的責務としての住民の生命,身体,財産を守るために全力を尽くしてまいりたいとの答弁をいただき,消防局長からは,職員の年齢構成を勘案しつつ,適正な中期採用計画を作成してまいりたいとの答弁をいただいております。行革担当局長からは,適切な人員体制,組織体制を全市を挙げて考えていきたいとの答弁でした。

 ところが,現実はどうでしょうか。今年度になり,5つの出張所,御野,御津,吉備津,可知,灘崎,この5つの出張所は夜間勤務体制が6人から4人の体制になっております。私はこれを見過ごすことができません。消防車は本来5人乗車が国基準ですが,岡山市では3人乗車での対応が常態化している状況です。平成20年度以前は,管内各出張所において消防車と救急車の常時2台出動体制だったのに,今では5出張所で金曜日と休日以外の昼間だけしか常時2台出動はできない,再任用職員を当てにした体制です。

 そこで,質問1,現在の体制は市長の言う切れ目のない初動体制があると言えるのか。

 2,市民サービスが低下しているのではないか。

 3,平成20年度以前の常時2台出動体制はいつになれば可能となるのか。

 4,消防局長,行革担当局長の言う適正な中期採用計画はいつ示されるのか,総務局長からの答弁をいただきたいと思います。

 次の質問です。

 (仮称)岡山総合医療センター基本構想が2月に出され,操車場跡地に400床のセンター整備をすることとなっております。構想を基本にして現在基本計画案の作成を株式会社病院システムに業務委託し,5月12日に契約したところです。

 そこで,質問です。

 1,いつ案を議会に示されますか。

 2,医療部門,保健福祉部門,跡地活用や現在地の外来診療機能整備方針まで含んだ基本計画でありますが,仕様書を見ますと現在の387の一般病床はすべてセンターに持っていくこととなっております。地元要望の分院の可能性があるのかないのか,お知らせください。

 3,2月議会では現在地の地元の皆さんとの率直な意見交換をする,丁寧に対応をするとのことだったが,同意は得れましたか。市長は出向かれたのでしょうか,状況をお聞かせください。

 4,岡山ERは3次救急ではないので,医療機能として多発外傷,重度の小児救急,心臓外科への対応はできません。すべての症状の患者を受け入れとはならないという理解でよいか。

 5,保健・医療・福祉連携機能の中身が明確ではありませんが,リハビリ病院や老健施設,介護施設や小規模多機能施設,グループホームなどについてリアルタイムで空き状況や待機状況が一元的に把握でき,情報提供できるシステムが想定されているのか。

 6,3次救急を持たない中,岡大病院との連携は不可欠だが,断らない受け入れ,ベッドの確保は約束されているのか。

 7,構想で示された財政シミュレーションの運営部分の約4.4億円について,救急,感染,結核等の内訳をお示しください。

 8,初療の後のハイリスク患者の岡大病院等への移送体制の考え方についてお聞かせください。操車場跡地から岡大病院は3.5キロ離れてるわけです。5分から10分かかるという搬送に不安が残ります。

 9,ER部門について実際に責任を持つERドクターが設計などにきちんと関与できる体制をとることが必要だがどうか。

 10,実績のある沖縄県立病院の2つのERとの人事交流や研修の仕組みが有効だと思うがどうか。

 11,トリアージナースはどのように人材育成するのか。

 次の質問です。がん対策の推進について。

 がんは日本人の死亡原因の第1位で,年間34万人が亡くなっています。これは20年前に比べて2.5倍であり,3人に1人ががんで亡くなり,生涯でがんにかかる人の割合は2人に1人だという厚労省の推計があります。日本人のがんで多いのは,男性で胃がん,大腸がん,肺がんの順,女性では乳がんが1番多く,次いで大腸がん,胃がんの順となっています。がんが死亡原因の第1位になったのは1981年ですが,国ががん対策基本法をつくって本格的ながん対策に乗り出したのは2007年です。

 国のがん対策推進基本計画には,2007年度から5年間の目標が記されています。全体目標は2つで,?がんによる死亡者の減少,?すべてのがん患者及びその家族の苦痛の軽減並びに療養生活の質の維持向上です。

 そして,重点的に取り組むべき課題は3つで,?放射線療法及び化学療法の推進並びに専門的に行う医師等の育成,?治療の初期段階からの緩和ケアの実施,?がん登録の推進です。2011年までにがん検診受診率50%以上の達成を目標に掲げておりまして,2009年にはがん検診50%推進本部を国は設置いたしました。しかし,岡山市で2008年度受診率は一番高い肺がんで32.5%,無料クーポン券の活用でふえたとはいえ,2009年度の子宮頸がん検診の受診率は23.7%,乳がん検診の受診率は28.2%と目標にはほど遠い状況です。受診率向上へ企業6社と啓発を取り組む協定をするなど,市も努力しているところですが,民間団体の「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」が調査したところ,ポスターや広報で知らせるだけでなく,土日や夜間にも検診を実施して受診しやすい環境をつくる,改めてはがきや電話で受診を促すといった積極的な対策が必要だと確認したと報告しています。

 そこで,質問の1,今回の協定で何が前進するのでしょうか。

 国が幾ら目標を掲げても,予算をふやさず,県に計画をつくれ,市に実施せよと言うだけでは始まらないと私は思います。基本法ができたのに国のがん予算は頭打ちとなっています。厚労省,文科省,経産省の3省合計のがん対策関連予算額は2007年に534億円だったものが2009年は524億円ということで下回っているわけですね。こんな状況でいいはずがありません。

 私はこの間,母の在宅緩和ケアを行い,みずからも患者体験をいたしました。早期発見,早期治療の重要性を実感しております。岡山市内でもがん患者はがんの進行や再発の不安,先のことが考えられないつらさなどと向き合い,身体的苦痛や経済的苦痛と闘いながら必死で生きております。20代から50代の働き盛りのがん患者は4人に1人で,働き続けて社会的にも生きていたいと頑張っているのです。

 5月に山陽新聞で連載をされました「安心のゆくえ,命の値段」の記事を見て,命を守るのが政治家の仕事だ,救える命があるのにお金がないからがん治療を断念する人がいる,次々と救える命が失われているのは政治や行政,社会の対応のおくれにほかならないと私は改めて思いました。

 昨年11月議会で,市としての計画の必要性を質問した際,保健福祉局長は,計画は県に義務づけられているものである,県計画の目標達成のために連携して取り組むと答弁をされました。本当にそれだけでいいのでしょうか。

 そこで,質問の2,私は岡山市が本気でがん対策に取り組むべきだと考えています。例えば他都市ができなくても岡山市は検診受診率50%目標を達成していただきたいのです。国,県の計画の達成をするには予算が必要です。ふやさなければなりません。そのためにがん対策推進条例(仮称)をつくることを提案いたします。島根県や愛媛県などは条例制定をしております。市段階でも出雲市などががん撲滅対策推進条例を2008年につくっております。市の御所見をお聞かせください。

 3,岡山市の国保会計の医療費の第2位を占めている新生物への対策の充実は,結果として医療費削減につながるものです。例えば子宮頸がんワクチンは11歳から14歳の女児に接種すると最も効果的で,子宮頸がんの約70%を予防できます。3回接種で約5万円かかりますから,公的接種にしてどの子も接種できる仕組みを早急につくりましょう。市議会もその方向を多数が支持しております。国も本格的に検討に入るようです。子宮頸がんを予防することは進行がんになって子宮摘出をしないで済むということ,つまり命の誕生を守ることにつながります。命を守ることが行政の役割です。市長がその役割を果たしてくださることを願ってやみません。国は後からついてくると早急な実施を御英断いただけませんか。肺炎球菌・Hibワクチンの公的接種を含めて御所見をお聞かせください。

 4,国に対してがん対策予算の増額を求めていただきたいが,どうか。

 5,がん患者団体や医療関係者らに市のがん対策について意見を聞いてはどうか。

 6,抗がん剤治療が通院治療になっている状況のもとで,患者負担が高額で暮らしを圧迫しています。命をとるか,暮らしをとるか,そんな苦境にあります。国保加入者の通院も入院と同様に申請なしの高額療養費対応をしてはどうでしょうか。

 7,市民病院の緩和ケアの取り組みについて詳しくお知らせください。緩和ケアチームの構成,緩和ケア病床,在宅緩和ケアの状況はどうなっておりますか。

 次の質問に参ります。新さんかくプランの推進を。

 女性差別撤廃条約が国連で採択されてから,ことしで31年になります。日本が条約を批准したのは1985年で,ことしは25年目なんですね。この条約は,世界各国で女性の権利と平等を切り開く役割を果たしてきました。しかし,日本でのジェンダー平等は遅々としておりまして,昨年7月の国連女性差別撤廃委員会は?民法に残る女性差別規定の改正,?男女の賃金差別の是正などを勧告しておりますが,政権交代後の現在もいまだに実現しておりません。人権条約,自由権規約委員会は2008年に,日本の現状を女性が民間企業の管理職に占める割合がわずか10%であり,平均して男性の賃金の51%しか受け取っていないこと,女性が非正規雇用労働者の70%を占めていると告発しております。具体的な改善が必要です。

 そこで,質問の1,女性差別撤廃条約の選択議定書の批准についても勧告をされているわけですが,市長は政府に対して批准を求めていただけないでしょうか。

 新さんかくプランの重点目標6は,政策・方針の立案及び決定過程への男女の共同参画の促進です。

 そこで,質問の2,審議会の女性委員割合は40%が目標です。平成21年度の中間評価は36.2%です。平成23年には達成できますよね。確認させてください。

 3,女性管理職についてです。管理職職員は468人,そのうち女性の占める割合は平成19年が6.1%,平成20年が5.5%,平成21年が5.1%と年々下がっております。なぜなのか,お聞かせください。

 平成23年度目標は8%ですが,達成できますか。今と比べて14人ふやさなければなりません。

 4,今後のポジティブアクションの内容をお聞かせください。

 最後は,国民読書年にかかわって質問いたします。

 ことしは国民読書年です。2008年6月の国会決議で,2010年を国民読書年とすることが決定され,政・官・民が協力して国を挙げてあらゆる努力を重ねていくことが宣言されました。ことしは全国でさまざまな取り組みが予定されています。岡山県では,国民文化祭が予定されております。初めての国民読書年を意識した企画があるのか,お知らせください。

 さて,岡山市は国会決議がされた2008年に,子ども読書活動推進計画をつくりました。市民の関心が高く期待の声や意見がたくさん寄せられ,場所があって本があって人がいることの重要性が確認されたと思います。計画にもそのことが盛り込まれました。計画ができて1年余りがたちました。5年間の計画です。人と本と場所の環境が前進することはあっても,後退することがあってはならないと私は思います。

 そこで,質問1,初年度の平成21年度は計画の市民への周知が必要でしたが,どのように取り組んだか。

 2,計画の推進組織はどうなっているか。

 3,2年目で国民読書年のことしは,ネットワークづくりや地域での活動を活性化するために情報交換や学習の機会をつくってはどうか。

 4,国民読書年の取り組みとして市が主導して子ども読書マップを発行し配布してはどうか。マップは子どもが身近なところで本に親しめるよう市内で本が借りられるところやおはなし会を実施している施設,場所の情報を一元化したもので,市のホームページにも掲載をして情報提供できるといいなと思います。こんにちは赤ちゃん事業で,絵本とともに,住んでいる学区の読書マップを手渡すのもいいと考えますが,あわせて御所見をお聞かせください。

 5,関係部局や関係機関,事業者,市民団体がすべての子どもが本と出会い読書を楽しむことができるよう取り組まなければなりません。市内の状況とあわせて計画策定後の図書館の取り組みについて詳しくお聞かせください。

 6,図書館は子ども読書活動推進センターとしての役割を持つと計画にもあるわけですが,まだまだ市民はそのことを知らされておりません。ことしこそセンターの看板を掲げて市民にもわかるようにしていただけませんか。国民読書年のことしこそ,ふさわしい取り組みになると思います。

 7,岡山市は児童文学者坪田譲治のふるさとです。児童文学の都としての誇りを感じるまちづくりをしたいものです。学校図書館法は学校図書館を欠くことのできない基礎的な設備と位置づけ,市が充実に努めることを定めております。本の数ですが,いわゆる図書標準の達成状況と地方交付税で財政措置されている図書購入費は全額生かされているのかを確認させてください。

 8,最後に人の体制ですが,計画ができたのに後退してはなりません。図書館と学校図書館の司書の配置体制については,正規司書の配置をふやしていくことが継続的な取り組みで質の向上につながるし重要だと考えます。整備計画が必要です。少なくとも正規から嘱託や臨時にかわる後退,これはいけません。御所見をお聞かせください。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  崎本議員の(仮称)岡山総合医療センターについての御質問にお答えをいたします。

 地域医療ネットワークの確立に貢献するセンターの整備に向けては,今年2月に基本構想を策定いたしました。その中で,立地につきましては市民の皆様が利用しやすく救急医療の実施に適した位置,また大学病院を初めとした各医療機関との連携のしやすさ,早期整備の可能性,さらには総合福祉の拠点としての将来の発展性などの観点から北長瀬表町の市有地を整備地とすることといたしました。今年度は,センター整備についてより具体的な検討を行うために基本計画の策定を進めており,できるだけ早い時期に議会を初め市民の皆様に素案をお示ししたいと考えております。

 なお,市民病院周辺の地域住民の皆様に対しましては,センター整備後における医療サービスについてはどのような形が御安心いただけるのか等について,現在協議を進めているところであります。引き続き地域の皆様に御安心いただけるよう誠実にお話をさせていただきたいと思っております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  中期採用計画についてのお尋ねにお答えいたします。

 現在,全庁挙げてのプロジェクトとしてゼロベースでの定員分析に取り組んでおります。現在の行政サービスを再点検し,強化すべき事業,縮小・再編・統合する事業,やり方を改善する事業,民間委託できる事業等に仕分けを行うとともに,徹底的な効率化を図り多様な雇用形態の検討を行うことによって,必要とされる業務量に,必要となる定員を算出し,それをベースに本年度中に平成27年度までの採用中期計画を策定する予定といたしております。

 次に,新さんかくプランの推進の項で,女性管理職についてのお尋ねにお答えいたします。

 課長相当職以上の管理職のうちで女性が占める割合は,平成18年度の7.3%をピークに割合が低下いたしており,平成22年度当初では4.9%となっております。これは課長補佐を含めた女性管理職員の早期退職が多いため数値が上がらないものと考えられますが,お聞きしているところでは家族の介護や健康上の問題等が早期退職の理由として挙げられております。新さんかくプランの評価指標は,市の女性管理職の割合を平成17年の6.7%から平成23年は8%へという数値目標となっております。その実現のためには,14人から15人の登用が必要であり,厳しい目標であると認識しておりますが,今後も積極的な登用拡大に努めてまいりたいと考えております。

 女性職員の管理職への登用につきましては,女性職員の職域や分担する職務の拡大に努め,幅広い職務経験の積み重ねを図りながら,局長級を初め審議監・次長級,課長級等の管理職への登用を図るとともに,将来の女性幹部候補として係長,副主査への積極的な登用を行いたいと考えております。

 なお,本市では昭和60年度の採用試験から採用条件の男女枠を撤廃しており,均等雇用によって採用された職員がようやく40代後半になったところでございます。こうした職員を中心に先を見据えた着実な登用の拡大を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局長  (仮称)岡山総合医療センターの整備についての市長答弁以外の御質問に順次お答えいたします。

 地元に分院を残す可能性について,これにつきましては(仮称)岡山総合医療センター基本構想において岡山ERを機能させるためには,これを支援する専門診療部門が必要であること,将来の患者数の推計や適切な市民負担を維持できる経営規模等を検討した結果,現市民病院が有する許可病床405床のうち400床をセンターの病床数として設定いたしました。現在,本市を含む県南東部保健医療圏において,既存病床数が岡山県保健医療計画に定められている基準病床数を超えていることから,新たに分院をつくることは困難と考えております。

 それから,地元との意見交換の場に市長は参加したのかというお尋ねですが,今後の地元地区との継続協議の中で時期を見て市長にも御出席いただきたいと考えております。

 それから,岡山ERはすべての症状の患者を受け入れとはならないという理解でいいのかとのお尋ねですが,岡山ERは1次から3次救急まですべてを行う自己完結型の体制ではなく,ER型救急医が初期診療を行い適切な治療方針を示すことを主としております。必要に応じてセンター内の専門診療部門及び他の医療機関に専門治療を引き継ぐ,地域での医療連携を実施する体制を考えております。特に多発外傷,広範囲熱傷,周産期救急,小児救急など現在医療体制の整備が進められている分野につきましては,岡山大学を初め他の医療機関にその役割を担っていただくこととしておりますことから,今後救急搬送を担う消防局や岡山大学を初め各医療機関との協議を進めていく中でこれを詰めてまいりたいと思っております。

 次に,保健・医療・福祉連携機能とはどういったシステムかとのお尋ねでありますが,保健・医療・福祉連携機能につきましては,予防,診療から介護まで切れ目のないサービスに貢献できる連携機能を想定しております。具体的には,サービスの移行期におきまして必要な情報提供や相談対応などを想定しておりますが,各機関との情報の共有や体制づくりなど,現在関係部局及び関係機関とその課題等を検討しているところでございます。

 次に,岡山大学病院との連携は約束されているのかというお尋ねですが,平成21年3月に締結いたしました岡山大学との保健医療連携に関する協定では,大学と市は連携事業として,大学は岡山ERから高度な専門治療を要する救急患者を受け入れるとしております。今後連携事業につきましては,より具体的な協議を進めてまいりたいと思っております。

 次に,財政シミュレーションの運営部分の一般会計負担4.4億円の内訳はというお尋ねですが,(仮称)岡山総合医療センターの基本構想でお示しした財政シミュレーションの運営部分に係る一般会計負担の内訳につきましては,まず医業収益に係るものといたしましては,救急医療の確保に要する経費,これが約3億円余りや感染症・結核病床の運営に要する経費約4,000万円余りなどでありまして,また医業外収益に係るものといたしましては,共済等関係経費8,000万円余が主なものでございます。

 次に,岡大病院等への移送体制の考え方についてですが,センターの立地につきましては救急医療機能の十分な発揮の観点から,市内各地からのアクセス及び各医療機関,とりわけ岡山大学病院とのアクセスが容易なこと等の条件から,患者の移送も考慮して検討を行い,岡山大学との連携委員会等での議論も経て北長瀬表町を適地としたものでございます。今後センターから岡山大学病院等への患者の移送体制につきましては,岡山大学との連携委員会等においてさらに詳細な検討をする中で,より安全な体制を構築してまいりたいと,このように考えております。

 最後に,ER部門について実際に責任を持つERドクターが設計などに関与できる体制をとることも必要だがとのお尋ねでございます。

 ER部門の構築につきましては,現在基本計画策定のための救急・外来ワーキングの会議におきまして,そのシステム設計等について検討を行っております。このワーキングには,寄附講座に所属する救急専門医が参加いたしまして,また市民病院の救急センターの医師や看護師,事務担当がメンバーとなっているところでございます。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  まず,新さんかくプランの推進をの項のうち,女性差別撤廃条約の選択議定書の批准についての御質問にお答えいたします。

 選択議定書の批准につきましては,女子差別撤廃委員会から勧告されている民法における法規定の改正などの国内法の未整備等の課題も多いことから,今後の国における議論の動向を注視してまいりたいと考えております。

 次に,審議会の女性委員割合の目標達成についての御質問にお答えいたします。

 市の審議会については,男女共同参画社会の形成の促進に関する条例──さんかく条例でございますが,さんかく条例で男女共同参画専門委員会がやむを得ない事情があると認めたとき以外は,男女いずれか一方の委員の数が委員の総数の10分の4未満とならないよう選任しなければならないと定められており,女性委員の積極的な登用に市を挙げて取り組んでまいりました。

 その結果,目標値には達していないものの昨年4月現在,全国の政令指定都市の中では女性委員の割合は最も高くなっており,今年度はさらに1.4%上昇して37.6%となりました。今後とも目標値である40%達成を目指して,女性委員の割合が4割に満たない審議会を担当する部署からそれぞれの関係団体等へ,男女共同参画への理解と協力を求める取り組みをより一層進めてまいりたいというふうに考えております。

 次に,国民文化祭で国民読書年を意識した企画についての御質問にお答えいたします。

 本年10月30日から11月7日までの9日間にわたり開催される第25回国民文化祭・おかやま2010では,各市町村による主催事業のほかに,多彩な提案事業や応援事業の開催が予定されております。本市におきましては,第26回岡山市文学賞「市民の童話賞」を国民文化祭応援事業とともに国民読書年のPRを図る事業として位置づけ,ロゴマークを掲載した作品募集チラシを広く配布しているところでございます。

 以上でございます。



◎岸堅士保健福祉局長  がん対策の推進についての項,企業との協定,そしてがん対策推進条例についてお答えいたします。

 本年4月に企業グループと岡山市がん検診受診率向上プロジェクトの協定書を締結いたしました。これにより企業による新たな啓発機会が加わるとともに,市として直接の啓発が難しい働き盛りの方々に対しまして,がんに対する情報提供,普及啓発及び受診率向上に向けた取り組みを企業グループと協力して行い,がんの早期発見,早期治療の推進が図られるものと考えております。

 がん対策推進条例についてですが,本市では国のがん対策基本法に基づく県の推進計画に沿って連携を図りながら取り組みを行っているところです。議員御提案の条例化については,他都市の動向も注視しながらより効果的な取り組み方法を検討する中で,その是非も含めて検討課題であると考えております。

 次に,子宮頸がんワクチン,そして国のがん対策予算,また関係者からの意見聴取等についてお答えいたします。

 子宮頸がんワクチン等の任意の予防接種の公費負担については,全国市長会からも国に要望することとしておりますが,政令市の実施状況を調査するとともに,国の動向等の情報収集に努めております。今後それらのことを踏まえて,任意の予防接種のあり方を研究してまいりたいと考えております。また,がん対策は国,県,市が連携して取り組みを進めていく必要があることから,必要な予算の確保についても全国市長会から要望することとしております。

 なお,がん対策を効果的に推進するためには,関係者の幅広い御意見をお聞きすることは有益であると考えておりますので,機会をとらえて御意見を伺いたいと考えております。

 次に,高額療養費の現物給付化についてお答えいたします。

 入院に係る高額療養費の現物給付化については,平成19年4月の制度改正により,70歳未満の方まで限度額適用認定証の交付を条件に拡大されております。また,通院に係る高額療養費について本市では,支払いが困難な場合は高額療養費の貸付制度を設けています。平成21年度では,この貸付制度を利用した人のうち,通院医療費として利用された方の割合は約46%となっております。今後とも高額療養費に係る貸付制度の周知に努めてまいりたいと考えております。

 以上です。



◎新田佳久病院局長  (仮称)岡山総合医療センターの整備についての項,沖縄県立病院の2つのERとの人事交流や研修の仕組みは有効だと思うがどうかとのお尋ねでございます。

 議員御指摘のとおり,先進的な病院である沖縄県立病院の取り組みを参考にすることは有効であり,今後具体的に検討してまいりたいと考えております。

 次に,トリアージナースはどのように人材育成をするのかとのお尋ねでございます。

 トリアージナースの育成につきましては,新しい分野でもあり,まだまだ専門の講座や研修会も多くはございませんが,現在日本救急看護学会と日本臨床救急医学会ではトリアージナース養成に関する合同委員会を設置し,トリアージナースの教育コース開催へ向けた準備を進めていると聞いております。こうした機会を活用しながら,人材の育成を図っていきたいと考えております。

 次に,がん対策の推進についての項,市民病院の緩和ケアの取り組みについてのお尋ねでございます。

 当院では,以前から有志の医師,看護師らによる院内緩和ケア勉強会を開催し,この5月からは院長のもと緩和ケアチームを発足させました。メンバーは,麻酔科医を責任者として各病棟からの医師,看護師のほか,薬剤師,理学療法士,管理栄養士に加えアドバイザーとして心療内科医,臨床心理士も参加しております。活動内容は,がん患者やその家族のQOL向上を目指し主治医や担当看護師など病院内の医療従事者への専門的な知識や技能を提供することで,支援,教育を行ったり直接,患者・家族と会って診療,ケアなどを行います。また,毎月依頼のあった症例についてのカンファレンスを行い,隔月で院内緩和ケア勉強会を開いております。緩和ケア病床は当院にはございませんが,在宅緩和ケアへの取り組みについては今後地域のかかりつけ医との連携をさらに強化していく必要があると考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  子ども読書活動推進計画の進捗状況につきましてのお尋ねの中で,計画の市民への周知について,計画の推進組織,情報交換や学習の機会について,子ども読書マップの発行について,また関係部局・機関,事業者,市民活動団体等との活動であるとか,図書館の取り組みについて,子ども読書活動のセンターの看板につきまして,この6点についてまずお答えをさせていただきます。

 この子ども読書活動推進計画につきましては,ホームページにも掲載をしておりますし,読書活動団体や学校・園への配布,また公民館やふれあいセンターなどの公共施設にも置きまして,広く市民の方々への周知を図っているところでございます。また,こんにちは赤ちゃん事業で絵本とともに読書の大切さを伝えるチラシを配布したり,毎月1回FMラジオを通じまして図書館の行事などをお知らせしております。

 推進組織といたしましては,昨年度から子ども読書活動推進委員会に推進班というものを設けまして,より効果的な計画の推進が図れるよう努めているところでございます。

 図書館では,読書への関心や意欲を高めるために赤ちゃん向けの絵本読み聞かせ体験事業の拡大であるとか,ゴーヤの植えつけと本の紹介をする緑のカーテン大作戦であるとか,楽器の演奏と絵本の読み聞かせを組み合わせたミニコンサートなどの新たな行事にも取り組んできているところでございます。また,ボランティアや学校司書の方,公民館が中心となって地域で開催をされます子ども読書フェスティバルに本を提供するなどの協力をしてきております。さらに,移動図書館を活用いたしまして子どもの読書環境の充実や新たな利用者の拡大を図るために幼稚園,保育園の巡回を開始したり,わくわく子どもまつりやめだかの学校環境まつりなどのイベントに積極的に参加をしてきております。

 なお,市民と子ども読書関連ボランティアをつなぐために,ボランティアに関する情報を収集し,ホームページで公開をしておりますが,その中で図書館が子ども読書活動推進センターとしての役割を果たすことも明らかにしてきております。今後ボランティア同士が情報交換をしまして,交流できるような場の提供や読書活動情報を掲載しましたマップの作成などセンターとしての機能を充実させていく中で,看板の設置についても考えていく予定でございます。

 次に,学校図書館図書標準の達成状況と地方交付税措置につきましてのお尋ねでございます。

 学校図書館図書標準を達成している学校数の割合は,平成20年度末の段階では小学校の約61%,中学校の約36%になっております。ただ,市全体で見ますと標準冊数を達成はしてきております。約127万冊ある学校図書館の図書が有効に活用されますように各学校の蔵書を調べることができる横断検索システムを利用しまして,学校間での図書の貸し借りも充実をさせてきておるところでございます。

 地方交付税につきましては,あくまでも一般財源であり単純な比較はできませんが,昨年度につきましては地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用いたしまして,中学校を中心に図書費を追加配当してきております。積算上では,交付税措置額を上回っているところでございます。

 次に,正規司書の配置についてのお尋ねでございます。

 本市は,現在非常に厳しい財政状況のもと,職員数削減に取り組んでいるところでありまして,残念ながら正規司書をふやすということは厳しい状況にあると考えております。しかしながら,変化の激しい今日の社会におきまして,創造力を培い豊かな心をはぐくむことであるとか必要な情報の選択能力を養う読書が持つ意義というものは,増すことはあっても決して減ることはないというふうに考えております。その中で,司書の方が果たすべき役割も一層重要性を増していくものと考えております。司書の方がその専門性を遺憾なく発揮しまして,市民の方々や子どもたちにより充実した読書活動の場を提供することができるように,さらに充実を続けていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波康廣消防局長  常備消防体制の拡充について,現在の体制は切れ目のない初動体制と言えるのか,市民サービスが低下しているのではないかとのお尋ねにお答えします。

 本年4月1日から消防体制と防災体制を消防局に一元化するため,消防情報通信センターに防災管理課員を配置し,切れ目のない初動体制を確立するとともに,365日24時間あらゆる危機的事象に対応可能な体制といたしました。また,救急告示病院等との連携の緊密化を図るなどの救急管理機能を充実させることにより,例えば社会問題化した救急のたらい回しを防止し,さらには収容した傷病者をいち早く医療機関に搬送するなど,市民サービスの向上に努めております。

 次に,常時2台出動体制はいつ可能となるのかとのお尋ねですが,市民の安全で安心な生活を守るため,迅速で的確な対応ができる消防・救急体制の拡充は市政の最重要課題であり,人員の配置も含め力を入れていかなければならないと考えており,採用中期計画を策定する中で必要とされる業務量に,必要となる定員の確保に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  再質問をさせていただきたいと思います。できるだけ答弁のあった順にいきたいと思います。

 まず,医療センターなんですけれども,現在天瀬にありますね。それを操車場跡地に移動する,移転をすると,こういう,市民病院を医療センターとして再築ということになってるわけですが,お聞きしましたら要するに分院の可能性はもうないわけですよね。これは地元に伝わってるんでしょうか。質問です。

 それと,地元要望にもしこたえられないとするなら,その仕様書でもって計画を発注する,そういう段階以前にどうして市長が地元に説明をされないのでしょうか。まだ行っておられないような答弁でしたけれども,私はこれが誠実な対応とは思えません。その点について市長の御答弁をお願いします。もう何度でも行って話をするっていう,そういう必要があると思うんですね。それこそが誠実な対応っていうことじゃないんでしょうか。

 それと,基本計画ですけれども,できるだけ早い時期にというふうに言われました。行政のできるだけ早い時期っていうのは一体年内なのか,年度内なのか,9月議会までなのか,よくわかりませんよね。9月なんですか,12月末なんですか,3月末なんですか,お答えください。

 2点についてお答えいただきたいと思います。

 あと,病院局のほうからも御答弁いただきましたけど,トリアージナースですよね,これコース研修の話が出たんですけれども,沖縄研修が一番効果的ですよ。もう沖縄に研修に行ってもらったらいい,半年か1年。そしたら,十分育つと私は思いますが,そういうあたりの見解もお聞かせください。

 次は,男女共同参画の関係をいきましょうかね。

 男女共同参画の関係で,私思ったんですけれども,さっき市民局長がくしくも答弁をされ,あっ総務局長ですね,なぜ女性管理職がふえないのかって申し上げましたら,介護や健康上の理由で中途退職なさるんだと,こういうふうにおっしゃったわけですね。まさにそのことを変えようというのが男女共同参画の条例の趣旨なんですよ。何で介護の問題でせっかく育ってきた女性幹部が中途退職しないといけないのか,もうまさにこれが岡山市の解決しないといけない問題なんですよね。その点について,市民局長,元気のいい答弁がありました。ワーク・アンド・バランス,働き続ける環境が整っていないという証拠が岡山市の幹部職員の登用で出てしまったわけで,その点について本部長の市長がお答えくださるのが一番ふさわしいと思いますが,どうぞ答弁をお願いしたいと思います。

 それと,次は消防体制です。

 消防の体制について,一元化によって,私11月議会にこの方針が出されましたときに,くぎを刺したわけですよ。絶対に現場にしわ寄せするな,こう言ったんですね。そしたら,行革担当局長が最初の質問で申し上げたように全庁的に取り組んでいくっておっしゃったんです。絶対現場にしわ寄せはしないですねと,こういって言ったらそうおっしゃったのね。ところが,どうですか。先ほど申し上げましたように,議場にも議員おそろいですけれども,御野出張所,御津出張所,吉備津出張所,可知出張所,灘崎出張所,住民納得してますか,これで。到底できないですよね。消防車が出てたら救急車が出れないんですよ。救急車が出てたら消防車が出動できないんですよ。いいですか。そういう体制です。私は,これはいけないと思うんです。早急な解決が要る。いいですか。今再任用の職員を当てにした体制となっていて,認識しといていただいたらと思うんですけども,金曜と休日の昼と夜間は火事が起きたら救急車が走れないんですよ。いいですか。火事は夜に起きませんか。そんなことないですよね。私は,これは早急な解決が要ると思うんですけれども,これもやっぱし人事政策なんですね。今物すごい年齢構成がいびつな状況になっています。3年以内の職員が非常に大きい比率を占めるっていう状況になっているわけなんですね。さっき局長がおっしゃった,採用をしていく。そして,さっき総務局長が答弁くださった,平成27年までには整備計画をつくるんですよっておっしゃった。平成27年,まだありますよね,ありますけれども,平成27年にはこうした乗りかえですよね,2台が一緒に出動できる,そういう体制に必ずしていただけるのかどうか,そういう計画になっているのか,消防局は遠慮したらいけませんよ。60人要るなら60人って,こう出さないとだめですね。その点,平成27年までに整備計画をするっておっしゃったんだけれども,これは年度内につくるっていうことでいいんですね。その確認をいま一度させてください。

 私は何でこの常備消防体制が必要かっていうことを申し上げたいかといいますと,ずっとこだわってるんですけど,そもそもが低いんです,岡山市の体制はね。そもそもがさっき言った63%台,まだまだ低い。だから,予防査察に力がなかなか割けない。グループホームの火災の悲劇もこの前ありましたよね。雑居ビルの予防査察も怠りなくやってほしい。でも,査察率はかつての50%から今では30%台に落ちてると,こうでしょう。私はこれでは改善ができない,そういう強い問題意識を持っているから質問してるんですね。先ほど申し上げたことに答弁をお願いいたします。よろしくお願いします。

 次ですけれども,医療の問題,命の問題で,がん対策の問題を再質問させていただこうと思います。

 先ほどの御答弁では,その条例の問題ですよね。条例の問題について,これは消極的なのか,積極的なのか,何かよくわからなかったですね。これについて,いま一度,まあ是非を含めて検討課題としたいということなんですけど,当局の問題意識は一体どれぐらいの問題意識なんですかっていうことです。さっき検診の数字を申し上げました。国の計画は2011年というたら来年ですよ,来年50%の受診率達成が目標なんですね。岡山市もその目標を実行するために頑張っておられるわけ。だから,どれぐらい,この現状を踏まえて問題意識を持っておられて,ならばどうやってこれを本気で達成しようとしているのかっていうのをお聞きしたいわけです。先ほどその条例の問題について積極的なのかどうなのかっていうあたり,いま一度答弁をお願いします。

 私は,議会としても本気にならなきゃいけないっていうふうに思っております。議会でも数多くのというか,もう大事な大事な議員を亡くしたっていう経験もしているわけですので,どこの都市がつくらなくっても中四国の医療,福祉の拠点都市を目指すという岡山市ならば,議会が発議したってもつくらなきゃいけないんじゃないか,私はそんな問題意識でおりますので,当局の御見解をいま一度お聞かせください。

 それと,企業との連携で一体どういう啓発の中身ですよね,何を取り組むんですかって聞いたんです。具体的に,さっき私が最初の質問で申し上げた民間の組織が出したのは,要するに一般的にポスターを張ったり,何したりするだけじゃだめですよ。検診にかかりやすい環境と,もう一つは具体的にお一人お一人に勧奨する,ちゃんとはがきも出す,はがき代けちるなっていうことなんですよね。岡山市だって,以前の勧奨の状況と比べるとすっごく落ちてますよ。例えば節目の50歳,55歳とか,5年ごとしかはがきを出してないみたいな,そういう状態なんですから,これでも本気と言えるのかってことなんですよね。御存じのとおり,がんというのは予防で,私は3分の1は予防できると思いますし,早期発見,早期治療は3分の1できるんですよね。私は,そこは命の問題として真剣にやっていく,取り組むべきと考えておりますので,その啓発の中身は何なんですかということをお聞きしましたので,はがきを全員に出すのですっておっしゃっていただくのか何なのかということをお聞かせいただきたいと思います。

 それと,ワクチンの話です。これは試算ぐらいはしてもらってるんでしょうか。小学校6年生の女子生徒は岡山市内に3,221人ですよね。試算ぐらいはしていただいているのかどうかをお聞きすれば,どれぐらい本気かわかりますので,その試算について当局の見解をお示しください。

 それと,あとの問題については,この問題では私は保健福祉委員ですので,委員会の中でよりきちんと,と思います。がんの条例の問題を非常に大きな全市的な政策だと思いましたので,本会議で取り上げさせていただきました。お許しいただきたいと思います。

 最後に,読書計画です。教育長,ありがとうございます。随分本当に体制が十分でない中でも,図書館がいろんなイベントにも出向いていって移動図書館の活用なんかも頑張っていらっしゃるというのがわかりました。推進班もできたということでございますね。マップの作成は市としてつくっていただけるということでよろしいですね。ちょっと確認をさせてください。看板の設置についても考えていくということでしたので,ぜひ実現をしたいと思っております。

 司書の配置は,これは私は問題だと思っております。現在,司書が減ってるという認識にあるかどうか,学校図書館の司書の正規が私はマイナス1だということを指摘しているわけですけれども,その点についてはいま一度,どういう認識でいらっしゃるのか,どうしたいと考えていらっしゃるのか,お聞かせください。

 以上でございます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  採用中期計画についての再度のお尋ねですが,この計画につきましては本年度中に平成27年度までの採用中期計画を策定する予定といたしております。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局長  2点再質をいただいております。

 まず,できるだけ早い時期というお尋ねでございますが,年内には基本計画の素案をお示しできるものと思っております。

 2点目に,分院の可能性はないっていうことは地元に伝わってるのか,それからコンサル発注の前に住民にその説明を十分してないではないかということでございます。

 このお尋ねにつきましては,市の考え方については地元に出向きまして北長瀬に総合医療センターを整備するということにつきましては,地域の気持ちとしてはいろいろ割り切れないものがあるということは承知しておりますが,一定の御理解をいただいたというふうに思っております。

 その中で,分院の可能性については困難であるということはお伝えをしておりますが,現時点で岡山市が対応できると明言できるものは一定の外来診療機能であるということは地元側にお伝えし,また御説明をしてるところでございます。今後の基本計画の中で,センター移転後の地元地区への医療サービスにつきましてコンサルにも提案するようには仕様書の中で求めておりますが,このあり方につきましてはセンター整備まであと4年余りの時間があることから,その間の医療環境や社会環境の変化を見ながら,どのような形がとれるのかということについて地域の方々とじっくり協議を重ねながら,よりよい形になるように一緒に考えていきたいということで,地域の方々との,その姿勢については御理解いただいているものと考えております。

 以上でございます。(発言する者あり)



◎片山伸二市民局長  女性管理職の早期退職理由,これこそ岡山市として行政として解決すべき課題ではないかというような再質問にお答えいたします。

 議員御指摘のとおり,男性,女性を問わず定年まで勤め上げられるような職場環境というものは非常に重要であろうと考えております。本市といたしましても,関係部局協力いたしまして男女共同参画推進本部の中でこういったものについても協議してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。



◎岸堅士保健福祉局長  がん対策について3点の御質問をいただきました。

 まず,条例化につきまして,それと消極的なのか積極的なのか,そして問題意識はどうかというようなお尋ねをいただいております。

 がん対策における検診,事前の検診ですが,重要なことと認識しております。現在国の基本法に基づきまして,県と連携しながら取り組んでおるところでございます。条例化につきましては,先ほど申し上げたとおり条例化の是非も含めて他都市の動向を見きわめながら研究してまいりたいと考えております。

 そして,企業との協定で啓発とか,特に具体的な取り組み,そしてはがきを全員に出すかということについてお答えします。

 特に今回の協定を結びました企業との効果といたしましては,まず企業の従業員,市がやる特定健診,がん検診につきましては職場で受診機会がある方は職場での受診がまず優先されるということになっておりますが,その従業員の方,そしてその家族の方,家族の方につきましては市のほうで対象になる方もいらっしゃいます。そして,従業員,家族,それに加えましてその企業を訪れます家族の方へのパンフレット等,窓口でのPR等も行わせていただく,協力しながらやっていくことをしておりますので,効果があるものと期待しておるところでございます。

 それから,今年度につきましては,周知につきましては市民のひろば6月号の配布にあわせまして検診できる機関一覧を全戸配布するなど検診の周知啓発に努めておるところでございます。

 ワクチンにつきましては,ワクチン開発の動向等も含めまして研究してまいりたいと考えておりますが,どういう方法があるか,どういうやり方をするかということもありますので,具体的な試算についてはしていないところでございます。

 以上でございます。



◎新田佳久病院局長  トリアージナースの人材育成についても沖縄に研究に行ったほうがよいのではないかという再度の御質問でございます。

 市民病院においては,現在救急看護の認定看護師の資格取得に向けての取り組みを行っておりますが,御提案に関しましては医師も含めて今後検討してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎山脇健教育長  子ども読書活動推進計画につきまして2点の再質問でございますが,まず読書マップの作成につきましてですが,今,先ほど申し上げました推進班がございますので,推進班を中心といたしまして今年度中の作成に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。

 2点目の,正規の学校司書の方が減っているということの認識はあるかということでございますが,平成20年度と昨年度,正規の方が1人の欠員ということがございます。現在嘱託の方を配置させていただいてるわけでございます。そういう学校司書の方の果たす役割というものの中で,大変申しわけなく思っているところでございます。今後もさまざまな工夫というものはさせていただく中で,また子どもたちの読書活動が後退することのないように努力はしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎難波康廣消防局長  平成27年度までには常時2台出動体制になるのかとの再度の御質問にお答えします。

 採用中期計画の中で策定し,順次解消してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  再々質問です。

 今も消防局長が順次解消していくとおっしゃったから,平成27年度まで待ちなさいっていうことと,それと平成27年度にはかっちりよい体制になりますよと答弁されたと認識しておきますよ。大丈夫ですね。議事録に残りますからね。責任持って今のことは実行していただきたいと思います。

 私,今回聞いてくださったように,計画がなかったら持たないといけないと思う。計画をつくったらつくったようにちゃんとやらないといけないと思うんですよ。保育の問題でも,つくってふやすぞって言ったのにふやさないっていうことになるわけでしょう。計画はあるけども,いや,これは後退ですっていうふうになる例がさっきの最後の教育長の御答弁の状況なんですよね。読書計画をつくったのに,司書が欠1の状況ですと,歴史に汚点を残しますよ。山脇教育長と高谷市長のもとで後退した,計画はつくったけどうそじゃったと,こうなってくるわけでしょう。それはよくないと思うんで,ぜひ改善していただきたい。これについては,市長の答弁を,総務局長の答弁も含めてお願いしたい。

 最後に,市長の誠実な対応の話だけど,一定の御理解をいただいたと市が勝手に思っちゃいけませんよ。うそはいけない。もう一度正確に答弁をして,誠実な対応とは一体どういうことなのかということも含めて,きちっと答弁ください。

 以上で終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



◎高次秀明企画局長  一定の御理解をいただいたというのは,正確に答弁せよということでございますが,私先ほど答弁いたしましたのは,北長瀬に総合医療センターを設置すると,その候補地の選定について一定の御理解をいただいたというふうに御答弁したつもりでございます。

 ただし,先ほどの分院のことにつきましては困難であるということは地元にお伝えしております。ただ,今岡山市として現時点で対応について明言できるものとしましては,一定の外来診療機能であるということは明言しています。今後どのような形でいけるかということは,今先ほど答弁しましたように社会情勢も医療情勢もどんどん変わってまいります。医療センターが北長瀬にできるまであと4年余りあるわけですから,その間に十分に協議をしましょうということで地元の方にお話をしているところでございます。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  人員の採用に当たりましては,関係部局のお話を十分お聞きして対応してまいりたいと思います。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして長井議員。

     〔8番長井孝介議員登壇,拍手〕



◆8番(長井孝介議員)  皆さんおはようございます。

 議長の御配慮で1回目の質問だけ行けということですので,行かせていただきます。

 さて,皆さん寝不足ではございませんでしょうか。と申しますのも,FIFAワールドカップが始まりまして日本じゅうが,そして世界じゅうが今沸いているところでございます。きょう夜,侍ジャパンの第1戦もありますし,そこにも興味が行くところですが,我々はこうしてしっかりと議会活動,議会をやっているぞというところも全員で示せていければと思います。ちなみに先ほど柴田議員から,おい長井君と言われて,ファジアーノとカメルーンがやりゃあおもしれんじゃけどのうと言われたんですが,これはちょっとすごいジョークをいただいたんですが,ファジアーノはまだ立ち上がって2年目の2歳児のチームだということで,しっかりとこれから応援をいただくということで,そのかわり我らがファジアーノの選手がいつかのワールドカップに一員として出ればすてきなことだなという,そういった大きな目で私たちのファジアーノも応援していければなというふうに思っています。

 さて,今回の個人質問は,私からは3点の項目を上げさせていただいております。議会のあり方について,そして請願,陳情,要望等への対応のあり方について,そして公共交通のあり方について,以上の3点なんですが,まず最初の議会のあり方についてという項目は皆さんも御承知のとおり,本来ならば議会のあり方云々というのは当局とこうして対峙する,この場で議論すべきではないかなというふうに理解はしておりましたが,今回当局からの市長の所信表明の中で議会のあり方,定数や報酬についてというようなところがありましたので,ここは論点として今回この際お話しさせていただこうかなというふうに思い,判断をさせていただきました。そして,議長にも特段の御配慮をいただきましたことを感謝いたします。

 それではまず,その議会のあり方について私なりの見解と,そして質問をさせていただければと思います。

 先ほども申しましたが,市長の所信表明で議員の報酬,定数について触れられておりました。そして,その前段といたしましてそこに触れる前に,我々はというくだりで,精力的に行財政改革に取り組んできたこと,また依然として多額の借金体質であることを言及され,昨年の9月議会におきまして市長,副市長の給料を減額したのに議員報酬の減額はかなわなかったことというふうに触れられています。

 一方,この質問に入る前に私の見解を整理しておきますと,前段で述べられた行革についてですが,行革について取り組もうとする姿勢には大いに賛同いたしますし,評価すべきところも多々あると思いますが,まず1点目に上げられている3年間の採用凍結については失策であったことは,繰り返しこの場でも検証してきましたし,対案として採用枠の縮減策,これが良策だったという主張を繰り返しさせていただいたこと,そして2点目といたしましては事業仕分けについてもやる価値はありますが,これは費用対効果の観点に偏っていて施策の成熟度としては十分なものとは言えないなというふうに思っていること,そして3点目といたしまして借金の内訳ですね,依然として多額の借金体質であることを上げられていますが,これに対しては借金の内訳をしっかりと検証し,評価と反省を踏まえた上で戦略を立て,超長期的に取り組むべき市政であること,ここも上げておきたいと思います。高谷市長のその市政だけで解決するものではない。もう少し言いますと,三セクの整理等順序もしっかりと考えていかなければならないんじゃないかということも上げさせていただいております。そして,市長,副市長の給料減額について,何ていいますかね,私は個人的には反対だったんです。これは,しかし私たちが言及することではないため積極的に討論はしておりませんが,反対でした。議会側が能動的に議論をし,総意として議会側が提案するべきこの議会のあり方についてというところに触れられていること,こういう思いが私にまずあるということを御理解いただいて質問にお答えいただければと思います。

 4点上げさせていただいておりますが,まず1点目に議員報酬・定数という話を行革のくだりの中で言われてるので非常に違和感がありました。この話も当局側は行革の一環とお考えなんでしょうか。お答えください。

 2点目に,現在の議会費,予算・決算書で上がってきますが,この議会費は幾らで本市の総予算に占める割合は幾らなんでしょうか。そして,報酬や定数の整理を考えていく中で議会費を幾らにし,その割合を幾らにするのが適正とお考えなんでしょうか。行革としてとらえられているのであれば,その数値を上げていただきたいですし,とらえていないのであればとらえていないのになぜこれに言及したかをお答えいただければと思います。

 3点目,本会議の審議時間短縮のために本当に求められている改革というものはどのようにお考えなんでしょうか。例えで上げますと,代表質問の試行的年1回の取り組みに敬意を表するというふうに書かれていますが,果たしてこの取り組みが議会のあり方を変えていく一つだと思われているんでしょうか,お答えください。

 4点目,市民の皆さんが求めている議会改革とは何だとお考えでしょうか。

 以上の4点を議会のあり方についてお答え願います。

 項目2点目ですが,請願,陳情,要望等への対応のあり方について触れさせていただきます。

 これについては,私自身も昨年の9月議会だったと思いますが,私の地元であります庭瀬撫川の陣屋町に葬祭場が建ちそうだということ,そして業者側と住民側の対立が生まれているということを触れさせていただいて,議会でも取り上げさせていただきました。その項目について触れさせていただきたいんですが,一方で少しお時間をいただきますが,実はその案件以外にもやはり議員の皆様たくさんあると思いますが,地元の皆さんからいろんな陳情とか,これどうにかならんじゃろうかというようなお話をいただくと思うんですね。そういったときの対応について,私は実はある件があったんですが,いつもお世話になっている先輩議員から大きくしかられたことがあります。私がその方について対応しているのを見られてて,おい長井と,おめえはどっち側の味方なんだと言われました。これは非常に私の頭をがんと殴っていただいたなと反省したんですが,と申しますのは我々は議会として議員として,市民の皆様のそういった要望や陳情というものをしっかりと受けとめて,どちらかというと市民の側に立たなければいけないのに,私はその市民の皆様への対応,どちらかというと理屈をつけて論理を立ててこうこうこうだからできないんですよっていうような,何ていいますか,第三者というか,解説というか,そういった側に徹していたところをその先輩議員の方にしかっていただきました。結果的に市民の皆さんと行政あるいは業者,この対立,問題の解決がどういった結果になろうとも私たちは基本的にその思いを持ってる市民の皆さんの側に立たなきゃいけないんだなということ,これを教えていただいて,そこに加えて今回は,それは当局にも基本的には言えるんじゃないかなという問題意識から聞かせていただければと思います。

 先ほど申しましたように,庭瀬撫川陣屋町に葬祭場が建つという案件で,昨年の議会でも触れさせていただいたことですが,これはその後も依然として近隣の住民の皆さんと,業者はJAさんなんですけども,JAさんの歩み寄りがなされないままであり,先月からは業者側が工事に踏み切って近隣住民の皆さんの大きな問題になっています。

 質問といたしましては,現下のその状況について当局の皆さんも市民の皆さんからお話を承り,我々も議会として委員会で陳情として承っていますが,この問題について現下の法的見地からの説明や判断は議会でいただいてましたので,それで結構です。その上で,現実には近隣の住民の皆さんが納得をせずに反対の声を上げ続けているという事実をどのようにお考えなんでしょうか。まずは,その見解を求めます。

 2点目といたしまして,これは私の思いですけども,この問題の一番の反省点,問題点は業者,JA側が事前から現在にかけて十分に住民の皆さんと向き合わずに説明責任や理解を得る努力,歩み寄る工夫等を怠ってきた点だと思いますが,いかがでしょうか。

 3点目として,行政としては住民側の意を酌んで業者側に働きかけることは当然の責務です。これは冒頭で私の思いとして言わせていただきました。今までどのように取り組んで,そして業者側がどのような対応をしてくれたと判断しているんでしょうか。

 そして4点目,先ほども申しましたが,この案件については今建設委員会に陳情が上がっておりまして,議員各位の皆様の良識で継続審査という形になっておりますが,この本件の陳情が採択になった場合や不採択になった場合,これは当局としてどのような動きが考えられるのか,そこの見解を求めておきます。

 項目3点目といたしまして,公共交通のあり方についてお伺いします。

 これは初日でしたかね,東原議員がすごく深い質問をしてくださって大いに賛同するところがたくさんあったんですが,私もこの問題について今非常にタイムリーであり重要な案件だと思いますので,質問させていただきます。

 今,日本の公共交通が疲弊をきわめている。そして,岡山でも同様であるというようなところは東原議員から深く説明がありました。そして,国のほうで交通基本法が制定に向けて動き始めており,交通権という新たな概念を立ち上げて予算拡充を目指し,来年には1,000億円を上回る規模の予算確保も予定されているという情報はもちろん皆さん周知だと思います。このような状況の中,先般岡山の,これはバス会社が出したということが実は重要だと思うんですが,エコ公共交通大国おかやま構想というものが提案されました。これも御紹介のとおりです。また,加えて申しますと,この内容は主に路面電車の環状化,延伸化について中心市街地の活性化,そしてまちづくりという観点で提案されているんですが,こういった内容は以前にも商工会議所でありますとかほかの業者の方,ベネッセさんからも出された。そして,RACDAという方々が路面電車のあり方についてはいろんな議論を重ねており,提案もされているということも皆さん御承知のとおりです。これを機に本格議論に入っていただきたいという思いで質問をさせていただきます。

 この問題を考えるときに,一番に整理しておかなければならないのは,公共交通の「公共」という意味だと思います。公共交通である限り,やはりもうかるかもうからないかという観点だけでは判断できないんですね。逆に言いますと,損をしてでも必要な事業,やったら損だからこその公共と言えるかもしれません。その観点に基づく国策の転換だと判断いただければよろしいんですが,本市においても市民の交通権を保障するための公共交通拡充策を積極的に展開していくべきだと思いますが,いかがでしょうか。まずは,そちらをお聞かせください。

 大きな2点目に,今後の岡山市の公共交通のあり方を戦略的に考えていくときに必要な観点,私の中で6点上げさせていただいておりますが,まず初めに何といっても環境面ですね。二酸化炭素排出の削減という観点。

 そして,2点目は定時性の確保です。路上の渋滞回避。3点目は,輸送能力,一度により多くの人たちを運べる。4点目は,本市の財政能力を勘案すること。これはオーバーですが,じゃあ地下鉄を掘りゃあええんか,そういう話にはならんということですね。現状の岡山市の体力,財政能力を考えたときに路面電車の拡充策がよかろうというふうな見識だということです。5点目として,観光戦略的効果,これが著しく今当局に抜けてると思いますが,他都市との差別化やランドマーク化が図れること,そういった意味でも路面電車は有効ではないかと思っています。6点目としては,まちづくり的観点,これは5点目の観光戦略にも通じるものですが,やはりまちづくりの観点から情緒に訴えるとき,これは何なのかといったときに私は路面電車だろうなというふうに思っています。また,モータリゼーションからの脱却,歩ける市街地づくりという,このまちづくり的観点からも今路面電車が最も優秀であると考えますが,いかがでしょうか。

 大きな3点目,公設民営の考え方,これももう説明がありましたが,どうでしょうか。実は今ある現状のバスだって公設民営なんですよね。皆さん御存じ,もう当たり前のことなんですが,道路というものは基本的に自治体や国がひいてます。その上を民間の施設が走るわけですから,これも公設民営なんですね。そういった観点で考えると,何も新しいことじゃない。そして,その輸送方法を何か考えようかというところなので,公設民営に対するその何ていうんですかね,ストレスというか,そういうものはぜひ感じていただきたくないというふうに思います。国が大きくかじ切りを始めているところで,本市の負担がほとんどないということも御確認をいただきたい。先ほど説明いたしましたように,予算が大幅に拡充されて公設民営という形をとって,これは大きな予算配分があるわけですから,チャンスなわけなんですよね。そういった意味で,ぜひ公共交通の戦略,計画をしっかりと具体的につくっていただきたいという話なんですけども,早急に本格議論を開始し構想をまとめる方針をお持ちかどうか,ちょっとつけ加えて言っておきますけども,こういう質問をするとひょっとしたら都市交通戦略という単語が出てくるんですけども,これは違いますからね。都市交通戦略というのは,岡山市の全体図を描いて概論的にまとめて言って,もちろん各論もあるんですけども,今ここで議論しようとしているのは主に中心市街地のあり方についてですから,そこを議論を混同されないようにお願いしておきたいと思います。

 大きな4点目といたしまして,ちょっと具体的に聞いておきたいんですが,政令指定都市中に都市交通局あるいは交通局と呼んでもいいのかもしれませんが,この局がない市は政令指定都市19市中何市なんでしょうか。また,以前から各方面から強く要望されている法定協議会設置についての御見解を改めていただきたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わります。

 答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。

      午後0時7分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時11分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,長井議員の議会のあり方についての御質問にお答えをいたします。

 議会は言論の府でありまして,市民の各界各層の代表として議論を闘わせ,本市の政策を決定し推進していく場であると考えております。したがいまして,市民の皆様も議会がその本来の役割を十分に発揮され,政令指定都市にふさわしいまちづくりの実現に貢献していただくことを期待しておられ,その目的のために議会みずからがたゆまぬ改革を実行されることこそが市民の皆さんが求めている議会改革だと考えております。

 現在,全国各地の自治体で報酬や定数の見直しが議論されており,本市においてもそのような要望が市民の側から出されております。このような状況を見ますと,議会改革を自発的に進められる中で,この問題に取り組まれることが市民から求められているのだと私は思います。私が今回所信表明の中で議員報酬や定数の問題に触れさせていただいたのは,そういう市民目線から申し上げたものでございます。

 本市の議会費やその割合についてでございますが,平成22年度当初予算で約11億円余り,一般会計予算に占める割合は0.5%であり,そのうち議員報酬は約4億5,000万円余りであります。これは貴重な税金により賄われているものであり,その内容が効率的,合理的なものとなるよう議会みずからが検討され,市民の声と期待にこたえていくことこそが市民の皆様の求める改革だと考えております。額や割合についての具体的な数値は,その議論の中でおのずと決定されるものと考えております。

 なお,議会費の割合は政令指定都市の中で一番高くなっており,ほぼ同時期に政令指定都市になった新潟市や浜松市は0.3%台,静岡市や堺市は0.4%台でございます。

 さらに,審議時間の短縮のため真に求められる改革ということですが,貴重な時間を費やして審議を行うわけでありますから,密度が高く実りの多い議論を展開していくことが何よりも必要であり,本会議での議論は本会議にふさわしいものに絞る,答弁する側は的確に答弁を行うというように,議会と当局がともに努力を続け,建設的な議論を重ねていくことが大切であると考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎白神利行都市整備局長  庭瀬撫川地区に建設を予定している葬祭場についての御質問に一括して御答弁申し上げます。

 当該葬祭場の建設につきましては,近隣住民の皆様から市議会へ請願書,陳情書が提出されるとともに,行政に対しても御相談があり,市といたしましても近隣住民の皆様からの御要望を再三にわたり事業主であるJA岡山にお伝えするとともに,地元と十分協議を行うようお願いをしてきたところでございます。

 当該工事は,建築基準法等の工事に着手する前までに必要な法的手続を完了し,現在解体工事に着手されていることと承知していますが,現時点においても近隣住民の皆様との合意がなされていないことはまことに残念なことと思っております。

 なお,陳情の採択あるいは不採択にかかわらず市といたしましては,事業主と近隣住民の双方がよく話し合いをされるよう引き続き求めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  公共交通のあり方についての御質問に一括して御答弁申し上げます。

 岡山市都市交通戦略において,高齢社会を迎え過度に車に依存せず人と環境に優しい交通体系の構築を目指すとともに,路面電車,LRTはアクセス性や定時性,バリアフリー,歩行者優先のまちづくり,来街者への安心感,環境面などにすぐれている特徴を有していることから,岡山にふさわしい交通としてLRTの導入を図ることとしています。公設民営,法定協議会など提案に関する考え方につきましては,東原議員の御質問にお答えしたとおりでございます。また,政令指定都市で交通局のない都市につきましては,全19市のうち9市でございます。

 以上でございます。

     〔8番長井孝介議員登壇〕



◆8番(長井孝介議員)  御答弁をいただきまして,再質問をさせていただきます。

 まず,公共交通のほうから先に行ったほうがいいかなと思いますので,先に聞かせていただきます。

 中村局長から簡潔な御答弁をいただきましたが,ここでは言いたいことはたくさんあるんですが,まず例えばの例として今非常にタイムリーなので,先般もありました両備さんが出されたエコ公共交通大国おかやま構想について触れさせていただきましたが,これを機に,先ほども申しましたが,やはり特に市街地についての公共交通の戦略を,本格論議に入っていただきたいなと思います。そして,もう一つの柱は,先ほども申しましたが国策が動いていること,よく当局答弁でもあるんですけども,国の動向を見ながら,注視しながら,まさにそのチャンスなんですね。政権がかわって,この交通権っていうものをしっかりと意識して政策転換が図られてますから,今まで例えばLRTのお話も出ましたが,岡山っていうのは路面電車もそうです,皆さんも御存じのとおり,社会実験も行ってどうかなというところまで行きながら結局都市間競争で負けてるんですよね。

 もう皆さんも本当によく御承知のとおり,例えば富山市さんなんかはもう先進的に取り組んでどんどん注目を集めている。LRTもとられました。そして,今回路面電車もとられてます。御存じですよね。こういった都市間競争で負けてるんですよ,公共交通岡山は。ポテンシャルはありながら,当局側が腰が引けて決断をせず,まあええかというところで負けている。これ都市の発展に対して大きな損失だと思っています。

 先ほども申しましたが,やはりこの両備さんからの提案で申しますと,一方から来たらやはり他方からは我田引水じゃないかというような,そういった議論も出ます。それは確かです。そこは分析していただいて結構。一方で,国策におくれてはならない,ほかの都市と比べて都市間競争で負けてはならないというアンテナをしっかりと立てること,これが大事。何よりも公共交通は赤字,黒字の観点ではなく,岡山市全体の経済効果を観点に入れてつくり上げていかなければならない。何より市民のシビルミニマムにこたえる,そういった保障でなければならない。こういう観点をぜひ持っていただきたいということ,そういったところが特に抜けてるかなと。

 あと一つ,これも先ほど申しましたが,観光コンベンションや企業誘致などに積極的に取り組むと言いながら,この公共交通が整備されて都市格を上げないと,魅力ある都市にならないと,これは実現しないと思っています。そういったところをもう一度踏まえていただいてお答えいただければと思うんですが,まちづくりという観点,観光戦略あるいは商業効果と言ってもいいかもしれない。こういうことを考えて先般の東原議員への御答弁も私も勉強させていただきましたが,市長答弁も局長答弁もちょっとあいまいなんですよね。どういった取り組みをするのか。状況分析はもう十分いただいてるんですよ。今岡山市はああでこうでっていう状況分析はいただいている。その中で,じゃあその調整機関として当局は動かなきゃいけないんじゃないですかということを問いかけてる。それが今回言ってる,例えばで言うと法定協議会なわけです。これをつくる意思がないというような答弁が先般ありましたが,なぜつくらないんでしょうか。重要性を認識してるんであれば,つくるべきでしょう。その先には,それは必至の条件ですが,やはり政策的に交通局は私はあってしかるべきだと思いますが,そのあたりに対して局長,もう一度答弁をいただければと思います。

 今御答弁にはなかったんですけども,対案としてバスを挙げられますよね。バスももちろん公共交通の核です。主役となり得るものですが,これはあくまでも岡山市を全体の面として見たとき,特にフィーダーとしての役割で必要だと私は思っています。今議論になっているのは,中心市街地の話であって,先ほど申しましたが観光の戦略,こういったところに情緒的に訴えられるのは路面電車であると確信しています。バスも大切ですが,そういった組み立てをしていく具体的な戦略をつくる,そして国から補助金のチャンスがあるところで岡山市で受け皿をもう先につくっておく,そうしないとモデル都市にはなりませんよという提案なんです。今から準備しとかないと,来年度もう予算ができるんですから,ほかの都市にまたとられるんですか。二番せんじ,三番せんじになって,他都市の状況をよく見ながらってありますが,岡山市で生んでいくことも必要なんですよ。全国の先陣をとって一番になっていく,これが都市間競争に勝つということです。その観点で,公共交通についてもっと具体的な,都市交通戦略で外枠を示した,さて中心市街地について来年度に向けてどのようなものをつくっていくかということをもう一度お示しいただきたいと思います。

 何点か聞きましたが,御答弁を願います。

 次に,請願,陳情のところで御答弁いただきました。白神局長からいただきましたが,これはここで再度確認というか,申し添えておきたいのは,先ほど申しましたが,やはり結果の制約をつくってはいけないだろうと私も思っています。当局として,ある意味で中立に立って判断をしていく,これは当然のことでありますが,今私が例として挙げたこの庭瀬撫川陣屋町の葬祭場の問題は,プロセスが問題なんです。ひょっとしたらこの葬祭場はできたほうがいいのかもしれない。結果は,そこは主張はしませんが,少なくともこれは進め方が余りにもおかしいと私は言ってるわけです。そこは同調いただけますかね。それを踏まえて当局の方は再三にわたり働きかけをしたと言いますが,再三というのはどのぐらいですかね。ちょっと細かいことを聞きますけど,具体的にはどのように動かれたんですか。この再三にわたり働きかけるということは,結果として業者のJAさんを動かすことが取り組みなんです。連絡をつけました,電話しました,何回か行きました,これは初動であって,結果を求められてるわけです。住民の方々は話し合いをしろと言ってるわけですから,その話し合いの場をJAさんが持つところまで持っていくのが当局の仕事だと思いますが,いかがでしょうか。これをお伺いしときます。

 さて,最後に議会のあり方のほうに戻らせていただきますが,市長のほうから明確な答弁をいただいたので,再質問を私なりにさせていただきたいと思うんですが,答弁の中にもありました同意するところ,まさに市民の皆さんが求めていらっしゃる議会改革というのは,言葉をかえれば報酬だとか定数だとか実は量の増減,削減ではなくて私は本質的にはこの議会の質の向上だと思ってるんです。質の向上をするためにどうしていくべきかということは,だからこそ当局がああだこうだというところではないでしょというところがあります。確認しておきたいんですけども,さかのぼると職員の皆さんの給与をカットしました,それに筋を通すというか,流れを受けて市長,副市長の報酬もカットしました。だから,議会の皆さんもカットしようじゃありませんかというのは,聞こえはいいですけど,これは行革の観点になっちゃってると思うんですよね。そこを猛省いただきたいと私はまず最初に言わせていただきます。

 それで,行革ではないと言われると思うんですけども,行革ではないんであったらどうなのだろうか。今私が申しましたように,その質の向上,それに尽きるんじゃないですかということを改めてお伺いします。

 これはちょっと余計なことかもしれませんが,加えて言うと市長のほうが,先般県議会の定数などについても公の場で触れられてるんですね。県議会議員も何ぼにすりゃええんじゃねんかというふうに言われたように聞いてますが,こういったことはどういった見識なんでしょうか。ここもちょっと御説明いただければと思います。

 以上で再質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  議員定数については,いろいろ問題がありますけれども,先般記者会見におきまして岡山市選出の県会議員が今約20名ですか,おられます。特に岡山市は政令指定都市になりましたから県から1,600幾らの権限をいただきまして,もう国に直接政策提言ができるような自治体になったわけでありますので,20人というのは人口比でいけばそうなっとんでしょうけれども,それの必要はないということを言ったわけであります。議員定数につきましては国会議員,また地方の県会議員,市議会議員,いろいろ今各地で定数問題が起こっておりますけれども,これらとも関連いたしますが,やはりこれからは議員の数ではないと思います。それは議員の方の仕事,そういうものが本当に国民,市民の代弁者であって,ちゃんといければいいんですけれども,定数については行財政改革の中で考えていかなきゃいけない,これはもう全国的な地方自治のあり方の中で議員定数を考えていかにゃいかんと思っておりますので,今私が岡山市の市会議員をどういうふうにしてほしいというのは一切言うておりません。これはいろいろこれからの国また地方自治体のあり方の中で,岡山市の市会議員がどうであろうかということは考えにゃいけないなと思っております。先般県会議員について言ったのは,そういう思いで私は言わせていただきました。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  請願,陳情に対する再度のお尋ねでございます。

 JA岡山に対しまして,昨年9月以降訪問や電話連絡等でまず7回の依頼をしてございます。先ほども申し上げましたように,建築基準法等で法的な手続が済んでおれば,市としてその工事をとめるということはなかなかできないと考えております。その中で,今までも業者と地元でしっかりお話をしていただくようにお願いをしておるところでございます。御理解を賜りたいと思います。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  公共交通に関しての再度の御質問に一括してお答えをしたいと思います。

 まず,まちづくり,当然公共交通を考えていく上で,まちづくりとかそういうにぎわいづくりの観点,当然必要だと私どもも思っております。また,今回提案された内容につきましては,非常に新しいLRVを入れるというのみならず駅の乗り入れ,環状化,それからさらに広げていくと非常に大規模な構想でございまして,これは今後私どもも交通政策を進めていく上で参考にしたいと考えているところでございます。

 じゃあ,ただこれを具体的に移すという話になったときに,例えばでございますけども,先ほど公設民営という御指摘がございましたけども,岡山駅のバスも公設民営であるという御指摘がございましたけども,岡山駅の東西交通広場におけるバス乗り場の整備,私ども市がやったわけですけど,これも公設民営でございますけども,方面別化について総論賛成ということでずっと進んできたんですが,最後に具体化する際にバスの経営の問題を理由に,なかなか合意できないというような現実もあって,こういう経営を行う民間側の協調性みたいな話,それから逆に環状化というところで環状方向の公共交通ということで見ますと,電気バスみたいな御意見もあるという話もございますし,またバス事業者の方もこれまで岡山駅と天満屋の間を100円のワンコインで走らせるなどの努力をされてるというところで,こうしたバス事業者などの方々の意見もやっぱり参考にしていく必要があるというふうに考えているところでございます。もちろんその中心市街地の回遊性を高めるというのは大事な問題でございますので,今回の提案,それからそういういろんなほかの方々の幅広い意見を考慮しながら,私どもとしては取り組みを進めていく必要があると,そのように考えているところでございます。

 以上でございます。

     〔8番長井孝介議員登壇〕



◆8番(長井孝介議員)  残された時間で再々質問させていただきます。

 まず,公共交通についてですが,とりあえずかわしとけばいいこととそうじゃないことというのがありまして,今聞いてるのは本当にタイムリーな話なんですよ。御提案してますよね。かわしちゃだめなんです,この問題は。やるのかやらないのか。具体的には,法定協議会を立ち上げるのかどうか。立ち上げないんであれば,立ち上げない理由は何なのかということを聞いている。その先に,交通局っていうものの重要性を認識されて,ぜひつくるべきだということを言ってるんです。もう一度そこは聞いておきたいんです。

 というのは,先ほど再三申してるとおり交通インフラというものの整備は自治体運営,経営と言ってもいいのかもしれませんが,その観点とシビルミニマム,市民の皆さんの最低限の生活を保障するっていう観点において大前提なんですね。これはどの局に対しても市民の皆さんの日ごろの生活とか,そういったところを保障していく大前提のことなんです,交通政策というのは。その行政の最大の責務であることをきちんと理解いただきたい。例えて言うならば,総合医療センター,北長瀬に今ありますよね。でも,あれもその構想は北長瀬駅がなかったら,上がってますか。その近辺に道路が走ってなければ,あんなところにやるって言いますか。これの話と一緒なんですよ。駅があって,道路があって,最低限の交通がある,その前提の中で保健福祉の政策が動くわけでしょう。ですから,公共交通っていうのは本当に,言い方を変えれば何よりも大事,大前提になる。そして,国からチャンスをいただいてるところでここが重い腰だった岡山市が法定協議会ぐらいは立ち上げなさい,行政と関係業者と見識者を入れて,どうあるべきかということをゼロベースでもいいじゃないですか,この提案がされたからってこれを軸に考えなくてもいい,岡山市が今どう考えているかっていう調整役をしたり,利害の関係を調整することですよ。こっちが言ったらこっちが言うから,じゃあこうしましょうかと調整役をするのが大切なんです,行政として。そして,市民の皆さんの最大の益を生むために働くのが法定協議会のあり方であり,交通局を立ち上げてほしいと言ってることです。こうあるべきっていうのは,私の私見はありますけども,そうやってくれって言ってるわけじゃない。これをチャンスに岡山市としてしっかりと柱を立てるべきじゃないですかということを聞いてるんです。お答えください。

 請願,陳情ですけども,御答弁いただきました。ぜひこれはこたえていっていただきたいと思います。今回の問題に限るわけじゃないです。何度も言いますが,私は建てるの反対ということを言ってるんじゃないんですよ。そういう陳情を受けましたが,市民の皆さんのその意見をしっかりと反映させるために,そのプロセスのところで全力で汗をかいてくださいと言ってる。JAの方も説明会を持つこと何のあれじゃないじゃないですか。面倒くさいのか,軽視してるのか,法律をクリアしてるからよかろうと勘違いされてるのか,そこをきちんと教えるのが行政の役割ですよということです。法律だけですべてが解決するわけじゃない。人の心があって,情緒があって,市民の皆さんがもうよかろうと,渋々でも賛成してくれないと,そんなもの建てちゃいけないじゃないですか,岡山市に。私はそう思います。建つなと言ってるんじゃないんです。そのプロセスのところでしっかり動きましょう,これは市民の皆さんの代弁者であるという自戒の念も込めて当局の方にもそれをお願いしたいんですが,いかがでしょうか。JAの方にもう一度働きかけるお気持ちがあるかどうか,お伺いしときます。

 最後に,時間がありませんが,議会改革ですけど,有権者の皆さんからの声というのは要望とか出てます,私たちも受けとめますが,有権者の皆さんと議会っていうのはしっかりと風通しよく議論しなきゃいけないと思ってます。それを受けて,私は当局側が市民目線で申しましたというのはいかがなものかということを,まずは言いたいんですよ。議会というもの,それを当局が言うってことは,地方自治の本旨から外れてるんじゃないかと,それは有権者の皆さんにつくっていただいてる議会ですから,有権者の皆さんの意見は議会がしっかりと受けとめて,秘密会議じゃなくて風通しがよくてこうあるべきなんじゃないか,でもこういう観点もありますよ,そういう相互の意見や情報や勉強しながら組み立てていって,あるべき姿の議会を目指していくっていうのは正しいと思いますけども,やっぱりさっきも言いましたけども,行革の観点でちょっと県議会のところで行財政改革という言葉が出ましたけど,それを入れちゃうと地方自治の本旨から外れるんですよ。議会の権能や意義や役割をしっかりと勉強すれば,これは当局が言うべきことじゃないということはわかるはずです。そこはしっかりと反省していただきたい,そういった思いを持っています。改めてお答えいただきたいんですけども,だからこそ議会のあり方についてこうした公の会議の場で当局の方が言うのは,地方自治の本旨から逸脱すると思うんですが,いかがですかということをもう一度お伺いしといて,質問を終わります。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  長井議員の再々質問にお答えいたしますが,私も市民から選ばれました。議員の方も市民から選ばれとるわけで,これは全く変わりはないわけでありまして,私は市民の気持ちを,私として代弁していくことは全然間違いじゃないと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

 だから,長井議員が言ってるのはどういう意味を言ってるのか,ちょっと意味がわかりませんけれども,私も市民の代表であります。長井議員も市民の代表である。そういうことで私は……(「議会のあり方はあなたが決めるものではない。議会のあり方を我々が受ける」と呼ぶ者あり)

 それはそのようになっておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。



◎白神利行都市整備局長  長井議員の再々質問にお答えします。

 先ほども御答弁申し上げましたように,事業主と近隣住民の双方が話し合いをされるよう引き続き求めてまいりたいというように考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  公共交通についての再々質問にお答え申し上げます。

 今回の提案は,先ほど申し上げましたように新しいLRVのみならず,非常に大きな,交通環状化,乗り入れ,そのほか拡大していくということで大きな話でございまして,それを進めていくに当たりましてはやはりどうやって,私どもとしてもやっぱり公共交通の問題は大事でございますし,それをどう具体化していくかというところも大事な課題だと思ってます。そういう意味では,すぐに議員御指摘のように法定協議会をつくるのかつくらないのかとか,交通局というところではなく,まずはそのほかのバス事業者はどういう意見があるのか,それからいろんな課題をちゃんと私どもとして考えた上で進めていく必要があると,そのように認識しているところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして北川議員。

     〔25番北川あえ議員登壇,拍手〕



◆25番(北川あえ議員)  こんにちは。政隆会の北川あえでございます。ここに,議会に入るときには,ここで議決され,ここで質疑,質問ができるということの重さを心して,ここに入ってきております。私思いますに,地方は本当に頑張っていると思っております。地方が健全であることが,今揺れております国をいささかでも支えられるのではないかという思いを持って質問させていただきます。

 最初に,御報告なんですけれども,去る5月22日に台湾の姉妹都市縁組をしております新竹市のほうに行かせていただきました。まず,台北で岡山市をアピールする催し物を台北そごうのほうでさせていただきました。そして,新竹市で新しく市長さんになられた方と交流が持て,また新竹市の方々とも少し交流が持てました。これからのアジアの中の岡山っていうことを考えていく上でも,そういった交流,都市間の顔と顔の見える交流が必要だと思っております。その上で,努力もし続けていきたいと思っております。

 では,質問でございます。

 まず,1,発達障害児・者の支援についてでございます。

 発達障害者支援センターの設立が予定されて,岡山市における発達障害者への支援はますます充実してくるものと考えております。特に学校における特別支援学級,そして家庭内,さらには医療現場との連携が本センターを中心に構築され,総合的な支援が実現するものと期待しております。さらに,岡山市においては積極的な市民へ向けての啓発活動により,市民の皆様の発達障害への理解をますます深めていけるものと信じております。適切な情報の提供を通じて,発達障害の現状を認識してもらうことが重要だと考えております。そのことで,障害者の御両親,御親族,その関係者の方々だけでなく,多くの市民が発達障害者の現状に目を向けて,そして本センターや特別支援学級などの実質的な支援だけでなく,地域全体,社会全体で理解し合い支え合っていける環境づくりが重要になってくるのではないでしょうか。最終的には,そのような地域に根差した岡山市独自の環境づくりに本センターが役立っていくことを望んでいます。

 繰り返しになりますが,昨年の11月定例議会で政隆会会派より質問させていただいたとおり地域住民の理解,さらには受け入れ体制づくりなど,みんなで育てていく体制づくりも本センターには求められています。

 そこでお尋ねいたします。

 本センターを中心とした学校,家庭内,さらには医療現場との連携体制について教えてください。どのような形で連携をお考えですか。昔,母子手帳って言ってた親子手帳のような,それの拡大版のようなものだと思いますが,生育歴やそれにかかわる支援カルテなどの障害にかかわる情報の一元化など,決定している内容だけでもお伝えください。

 次です。専門のスタッフが常時いない学校などに寄せられる相談については,どのように対応すべきか,その窓口の対応の方法について共有化が図られていますか。相談の電話をかけること自体が御本人様やその周りの方にとっては大変勇気の要ることです。そこを逃すと,適切な治療がおくれかねません。特に本センターからのアドバイスとかレクチャー等はお考えになってらっしゃいますでしょうか。

 次です。本センターの設立により支援サービスが充実していくことは必須だと思います。一方で,目の前の支援の充実だけを追いかけて目を向けていくのではなくて,岡山市として全体的なことになろうと思いますが,発達障害の方をどう全体としてサポートしていきたいのか,地域,社会全体の中でのゴールをどういうふうにお考えなのでしょうか。及び発達障害の方々が学校を卒業すると今度は治療面ですとか,教育面ですとかの環境が変わってまいります。生活していく上での本センターの役割というものはどのようなものでしょうか,お示しください。

 次ですが,2,和文化教育についてお伺いしたいと思います。

 和文化教育を公教育の現場でもっと活用していくべきという考えが持たれ,平成18年12月に「伝統を継承し,新しい文化の創造」,これは新基本法の序文にあることですが,それを理念とする新教育基本法が制定され,次の時代の若者が学ぶ新しい教育の指針が示されました。それを受けて,教育の現場でもさまざまな取り組みがなされてまいりました。例えば一部中学校の家庭科並びに総合学習の授業において,浴衣の着方学習などが実施されました。

 現在グローバル社会を迎えて,他国で起きたことで日本社会が影響を受けるというのは,もう現実的なこととして多くの方が認識してらっしゃいます。そのグローバル社会を乗り切れる人間を育てようと,次世代にはグローバルな視点を持った人材を育てようと,その手段である英語教育に目が向けられました。今までの日本人は,英語を学んでも話せない,外国の方との議論や交渉の現場で英語を話せず弱いとの印象を持ち始めて,何とか英語を話せる教育をということでグローバル社会に通じる人材育成の影響が小学校教育にも,例えばイマージョン教育という形で反映されてまいりました。しかし,英語が話せるというのは,あくまでも手段にしかすぎません。私は,以前外国語の教師をしておりました。外国語学校にも勤務しておりましたが,話さなきゃいけないということがある方というのは外国語を必然的に話すようになられます。大切なのは,話す練習ではなくて,みずからの視点を持つということです。まず,自国を知るということ,その他国の方と議論したり交渉になるにしても,みずからの独自性を持っているということがすべての支えです。今の外交の様子をごらんになっても,よくその辺は御理解していただけると思います。グローバルな視点がこれから生きていくに当たって必要なのは本当にわかるんですけれども,そのための一歩は英語が話せるということではなくて,ふだんは本当に無頓着ではありますが,みずからの文化を意識的に吸収し直すことだと思います。そのために,和文化を公教育の現場で再構築していく必要があると思われます。

 そこでお尋ねいたします。

 岡山市では,現在までどのような形で伝統や文化に関する教育がなされてきたのでしょうか。美術や音楽,また和装,そして武道などの分野でもお答えいただければと思います。

 すべての和文化の根底には,日本語でそれが考えられ伝えられてきたという確定的な動かしがたい制限があります。その制限を日本人はみずからの独自性とせずしてほかにはないと思っております。日本語で考えるからこそ,日本人の哲学が長い年月をかけて醸造されてきたわけです。グローバル社会を迎えています現在,日本語の独自性が輝くときでもあります。ここでよりしっかりと日本語による和文化の広がりが望まれます。

 先ほど申し上げたように,和文化教育の必要性は市民の皆様も御理解していただけると思います。一方で,実施するに当たりその目的,ある程度の到達点は明確になっているのでしょうか。また,現場で実際に教育を行う教員の方々への意識の共有化といいますか,そういうのはどういうふうに実施されていますか。

 また,公教育の場ではありませんが,外国の方々が日本語を学ぼうとされるときには,その環境を率先してつくっていってさしあげるのが文化的友好であり,国家間の本当の交流であります。岡山へお住まいの外国の方々への日本語教育の支援と現状,またその今後をお示しください。

 次に,3,(仮称)岡山総合医療センターでございますが,その構想についてお伺いいたします。

 昨年岡山市では,岡山総合医療センター基本構想をお示しいただきました。その機能として,ER型救急システムを取り入れた救急医療機能,それから地域医療を担う医師等の安定的,そして継続的確保に貢献する教育・人材育成機能,そして災害時や新型インフルエンザの発生のときなど健康が危機にさらされたときの医療確保を行う機能,さらにはこれらの各機能に加えて,岡山大学との連携体制の構築や他の医療機関との連携で地域医療ネットワークの確立に貢献する機能が考えられています。そして,市民が安心して生き生きと暮らすための予防,診療から介護まで切れ目ないサービス体制をつくる,つまり保健・福祉・医療の連携機能の構築に取り組むとされています。

 また,岡山県では,これ県ですけれども,救急医療体制等の脆弱な県北圏域を対象とした地域医療再生計画が本年度より実施され,そのもとに岡山大学では地域医療総合支援センターが考えられ,地域医療に必要な総合医の育成や医師の復職支援を行っていくとのことでございます。このように県を見ても,近い将来の医療従事者──医師,看護師──の不足問題は重大です。岡山総合医療センターにおける地域医療を担う医師等の安定的・継続的確保に貢献する教育・人材育成機能は大変重要になってまいります。

 そこで,そのことについてお尋ねしたいと思います。

 地域医療を担う医師等の安定的・継続的確保に貢献する教育・人材育成機能としてどのような機能をお考えなのでしょうか。

 次に,岡山県の地域医療再生計画との連携はどのようにお考えなのでしょうか。

 地域の医療機関や診療所との連携とございましたけれど,その準備は今のところどのように進められているのでしょうか。

 次に,4,西川緑道公園についてお伺いいたします。

 西川に関してでございますが,近隣住民に加え多くの西川愛好家やまちづくりの団体に定期的なお掃除とかイベントをしていただいています。西川緑道公園は市の中心地にあって,近隣住民が主に楽しむという質の公園というよりも岡山市民全体の宝物であり,近隣ホテルから観光客の散歩の方もあり,公共性の質がほかの公園とは少し異なっているなというふうに考えております。水と緑と土が岡山という都市の中心にあるのですから,恒常的に音楽やそれからオープンカフェがそこで楽しめたらっていうビジョンは既に10年以上,もう20年近く望まれてきたことです。西川をより多くの市民に楽しんでもらおうと岡山市も独自に努力され,また市民主催のフリーマーケットやキャンドルナイトへの協力もでき得る範囲で常に続けてきてくださっています。特に高谷政権では,西川の新たな整備もあり,以前と比べれば明るくなった,歩きやすくなった,イベントがしやすくなったとの意見もいただいています。

 そこで,次のステップを考えますと,やはり大阪市の堂島川や広島市の京橋川などのように恒常的にオープンカフェを併設し,より楽しい西川を市民協働でつくっていけたらということでございます。河川での店舗開設は認められていませんが,堂島川も2004年に始まった河川法の特例措置により特例区に指定され,民間の店舗開設が可能になりました。八軒家浜船着き場──堂島川の大阪のほうでございますけれども──では,大阪市と地下鉄の京阪線との共同で川の駅が建設され,カフェやレストランが民間で経営されております。西川緑道公園のように大阪市の公園も川沿いにあるので,八軒家の船着き場の周辺では,本当に安心して川辺の散歩も楽しめます。カフェを併設するにしても,その必要性や公共性を明確にし,市民との合意形成も必要になってまいります。そして,西川公園というのは川の中心にあり,ちょっと特別な公園でございますし,また西川自体は農業用水でもあります。これらの点を踏まえると,管理をする岡山市の責任は非常に重大で御苦労も多いことと察せられます。

 そこでお尋ねいたします。

 西川で恒常的にオープンカフェを開設するにはどういったことを乗り越えていかねばならないのか,教えてください。

 また,西川緑道公園の活用を周辺の地域や店舗の方々と連携し,どのように協力していこうとお考えなのでしょうか。

 昨年は緑化フェアの協賛会場に西川が指定され,協賛イベント開催の5月3日と4日は,西川の野殿橋の周辺というか,野殿橋自体を通行どめにして,西川緑道公園と道路を一体化し,一時的にせよ一部道路が安心して歩ける広場のようになりました。ことしも同じ5月3日,西川キャンドルナイトでそのような措置がなされました。以前にも質問させていただいたとは思いますが,西川の西のほうの道路の一部,週末だけでも歩ける道として交通実験を実施してみるお考えはないでしょうか。

 昨年とことしの5月の2度の自動車の規制は市民にどう受け取られているとお考えでしょうか。車の通行量を抑制するという目的も当初の再整備の目的であったと思いますが,その現状はいかがでしょうか。

 次でございます。5,商取引における高齢者の被害について。

 消費者の暮らしを取り巻く社会環境が大きく変化する中,消費者問題も多様化,複雑化しております。特に催眠商法,点検商法などの訪問販売にかかわる悪質商法による消費者被害の発生は後を絶たず,手口は巧妙化し,とりわけ高齢者がターゲットにされやすく,なかなか被害がなくならない状況です。このような訪問販売などの場合,早期に本人がだまされている,または,あっ,不必要であったということに気づいた場合はクーリングオフにより解約,契約の解除ということができるんですが,問題なのはその家族が幾ら説得しても本人が納得してしまっているというケースなんです。また,ひとり暮らしの高齢者などは,親族が気づいたときにはクーリングオフの期間がもう過ぎているという場合がございます。

 そこでお尋ねいたします。

 このような場合に,何か対応する方法はないでしょうか。また,相談を受けた場合に市としてどのように対応されているんでしょうか。

 次に,消費生活センターですけど,消費生活センターでは消費生活に関するさまざまな相談を受けていると思いますが,相談件数はどのように推移しているのでしょうか。また,そのうち訪問販売件数についてはどうでしょうか。

 いずれにしても,高齢者に対する悪質な訪問販売などに対する方法としては,被害を未然に防止するとともに,被害に早期に対応するため高齢者への啓発,お知らせが重要であると思われますが,消費生活センターではどのように対策を考えられているのでしょうか,教えてください。

 次に,6,過疎対策措置でございます。

 昭和30年代以降の高度成長に伴い,農山漁村地域から都市地域に向けて若者を中心とした大きな人口移動が起こりました。都市地域においては,人口の集中による過密問題が発生する一方,農山漁村地域では住民の減少により地域社会の基礎的生活条件の確保に支障を来すような,いわゆる過疎問題が発生してまいりました。過疎地域に対してはこれまで3度の過疎対策のための特別措置法がつくられ,各種の対策が講じられてまいりました。平成12年4月1日には,平成21年度まで10年間の時限立法として過疎地域自立促進特別措置法が施行されました。過疎地域自立促進特別措置法は,人口の著しい減少に伴って地域社会における活力が低下し,生産機能及び生活環境の整備等が他地域と比較して低位にある地域を過疎地域ととらえ,住民の福祉の向上,雇用の拡大,地域格差の是正という従来からの目的に加えまして,過疎地域に対し豊かな自然環境にも恵まれた21世紀にふさわしい生活環境としての役目を果たすとともに,地域産業と地域文化の振興等による個性豊かで自立的な地域社会を構築することにより,我が国が全体として多様で変化に富んだ風格ある国土となっていくことに寄与するということが期待されております。

 さて,平成22年3月末で失効した現行過疎法は,3月の国会で平成28年まで延長がされ,ソフト事業がなされました。対象地域として,岡山市では森田議員がこよなく愛されております旧建部町が対象地域となっております。

 そこで,質問させていただきます。

 今回準備されたソフト事業には,どのようなものがおありでしょうか。

 その中で,旧建部町に活用できるメニューというのはどのようなものがあるでしょうか。

 具体的な予算規模をどのように検討されているのでしょうか。

 対象施設ではどのようなものがあり,具体的にどう活用を計画あるいは検討されていますでしょう。

 今回の法案では,基金に積むことも可能などと柔軟かつ適宜行えるメリットが大きく,各自治体での自由裁量の部分が大変広げられております。その点,岡山市ではどのような活用を検討されているのでしょうか,お伺いいたします。

 これで第1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,北川議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,発達障害児支援についてのお尋ねですが,岡山市においても,近年発達障害児,発達障害者が急増しており,障害に関する正しい知識と理解のもとでの支援体制の構築が急務であると考えております。支援体制の整備に際しましては,保健,福祉,教育,医療,就労等さまざまな関係機関が連携して,地域社会における発達障害児,発達障害者の自立を目指し,ライフステージに応じた一貫した支援の推進を図ることが重要であると考えております。現在,早期発見・早期支援,ライフステージに応じた切れ目のない支援,保護者や支援者の支援の3つの方向性に基づいた支援体制構築の準備を進めているところであります。この中で,中核を担う発達障害者支援センターの開設を含め,岡山市の持つ資源やその特徴を十分に生かした岡山市らしい支援のできる体制を早急に構築してまいりたいと考えております。

 次に,商取引における高齢者の被害についてのお尋ねでございますが,催眠商法などの悪質商法による消費者被害に関する相談が多く寄せられ,特に高齢者をめぐる契約等に関する相談は高どまりで推移する中で,市民の皆様が安全で安心な生活を営める仕組みづくりは重要な課題であると認識しております。

 本市におきましては,政令指定都市移行とともに,消費生活センターを開設し,相談体制を強化するとともに,消費生活に関する情報の提供や出前講座の充実など,高齢者を初め市民に自立した消費者になっていただくためのさまざまな取り組みを行っているところであります。また,地域における人材の育成とあわせて地域の見守りの中核をなす民生委員や安全・安心ネットワーク等と連携した生活安全の確保に努めております。今後とも消費者被害の撲滅に向けて,市民の皆様への啓発や事業者への監視を強化し,だれもが安全で安心な消費生活を送れる地域づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎高次秀明企画局長  (仮称)岡山総合医療センターについての項で,教育・人材育成機能としてどのような機能を考えているかというお尋ねでございます。

 センターでは,ER部門を教育・人材育成を担う場としても活用することとしており,岡山大学と共同して地域医療を担う救急医,総合医,また初期臨床研修医の養成,さらには地域の医療関係者や救急救命士などへの研修事業等を積極的に行うこととしております。この体制整備の一環として,本年4月から開始した本市の寄附による寄附講座に所属する救急専門医によります救急医の養成が市民病院の救急センターにおいて開始されました。また,岡山大学の初期臨床研修医の市民病院への受け入れも6月より始まっております。これら岡山大学との教育・人材育成に関する連携事業を積極的に進めることにより,地域医療を担う医師等の安定・継続的な確保に貢献してまいりたいと考えております。

 次に,地域の医療機関や診療所との連携の準備はどのように進められているかというお尋ねでございます。

 今年度基本計画を策定するに当たり,昨年から進めている医師会や病院協会など医療関係団体との協議を本格化させております。岡山ERを含む最適な救急医療体制の構築や保健・医療・福祉連携機能の構築について意見交換を行っているところでございます。引き続き各医療機関との協議を進め,岡山地域の最適な医療体制の構築のための連携強化に努めてまいりたいと考えております。

 次に,過疎対策措置についての一連の御質問に一括して御答弁申し上げます。

 本年3月に改正されました過疎地域自立促進特別措置法におきましては,過疎地域を取り巻く厳しい現状を踏まえ,各地域からの立法措置を求める強い要望を受ける形で6年間の延長がなされ,さらに過疎地域自立促進のための特別措置が拡充されたところでございます。今回の改正によりまして,過疎債の対象が地域医療の確保,住民に身近な生活交通の確保,集落の維持及び活性化など,地域住民の安全・安心な暮らしの確保を図るためのソフト事業にも拡充されたところでございます。本市では,過疎地域の指定を受けている建部地域におきまして,今回拡充された特別措置を積極的に活用したいと考えておりまして,現在新たな過疎計画の策定に向けて県や関係部局と連携し,作業を行っているところでございます。その中で,具体の活用メニューや対象施設,事業内容等について,また基金活用の可能性についても検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  まず,和文化教育についての項のうち,外国の方々への日本語教育支援についての御質問にお答えいたします。

 本市では,平成4年度から友好交流サロンで,また平成19年度からは外国人市民が多く暮らす地域の京山,岡輝の公民館で日本語教室を毎週開講しておりますが,本年度からは新たに北公民館でも始めております。外国人市民の方々が本市で生活していく上で最も不安に思われている日本語の習得を支援していくことは,本市の多文化共生社会実現のためにも大変重要であると認識しており,今後もニーズに応じた講座内容とするなど工夫を凝らしてまいりたいと考えております。

 次に,商取引における高齢者の被害についての御質問のうち,市長答弁以外についてお答えいたします。

 悪質商法にもかかわらず本人が納得して契約している場合は,基本的に当事者間の契約でございますので,本人の責任能力に問題がある場合を除き契約者本人の意向が変わらなければ解決は難しいものの,家族等から御相談があった場合には事例等をお話しして,本人に被害を認識していただくよう努めております。また,クーリングオフ期間を過ぎていても勧誘時にうそやおどしなどの問題勧誘が認められれば契約を取り消すことができる場合がございますので,相談者からの聞き取り等をし,助言等をしております。いずれにいたしましても,消費生活センターに御相談いただければ解決できる場合もございますので,気軽に御利用いただきたいと考えております。

 次に,消費生活センターで受け付けた全体の相談件数は,平成17年度の5,172件をピークに平成20年度の2,777件までは減少傾向にございましたが,平成21年度には2,955件とわずかながら増加しております。また,訪問販売の相談件数ですが,平成21年度は264件となっており,毎年全体の相談件数の約7%から9%程度を占めているところでございます。

 以上でございます。



◎田中直子保健福祉局こども・子育て担当局長  発達障害児支援につきまして,市長答弁以外についてお答えさせていただきます。

 発達障害者支援センターを中心といたしました連携体制につきましては,現在検討を進めているところでございます。障害の情報の一元化につきましては,保護者が発達障害児の情報をさまざまな支援機関と共有できる支援ファイルの作成を予定しており,保護者支援にもつなげていきたいと考えております。また,学校・園での相談に対応するため,発達障害児相談主事を配置し,学校・園の指導力,対応力の向上を目指す取り組みを始めたところでございます。発達障害者が地域社会の中で自立した生活が送れるよう関係機関との連携,相談・支援機能等の充実や発達障害に対する正しい理解の普及・啓発等が進むように発達障害者支援センターの役割や機能も含めて支援体制の詳細を現在検討しているところでございます。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  西川緑道公園の御質問につきまして一括して御答弁申し上げます。

 西川緑道公園は岡山市の貴重な水と緑の資産であり,市民懇談会からまちなかの魅力的空間とすべきとの提言をいただき,道路部分も含め再整備を行っているところであります。昨年の緑化フェア並びにことしの継承事業では,市民協働で音楽イベントなどとあわせたオープンカフェを開催したところ,多くの方でにぎわったところでございます。

 一方,恒常的にカフェを設置することにつきましては,一時的な占用とは異なり,地域の方や周辺の店舗等,またイベント参加者の方々とのコンセンサスを図ることや管理者として本来の公園機能の確保や出店者選定での公共性,公平性の配慮,都市公園法を初め関係法令の遵守について検討を行う必要があると考えております。また,期間中試験的に野殿橋や下石井公園東側の道路の一部を歩行者に開放しましたが,交通渋滞や市民の方からの苦情もなく,アンケートなどからも来訪者に好意的に受けとめられていたと思います。このことから,今後も西川緑道公園などで行うイベントの中で道路を活用したイベントを行い定着を図ってまいりたいと考えております。

 いずれにしましても,今後イベント参加者の方や地域住民の方,周辺の店舗の方などと十分意見交換,協議をし,西川緑道公園などを活用したイベントを重ね,まちなかの魅力的空間となるよう努めてまいります。

 以上でございます。



◎新田佳久病院局長  (仮称)岡山総合医療センターについての項,岡山県の地域医療再生計画との連携についてのお尋ねでございます。

 岡山県地域医療再生計画は,地域や診療科による医師の偏在,県北地域等の医療提供体制の整備などの課題を解決するため,国から交付される地域医療再生臨時特例交付金を活用し,関係者が共同して取り組む事業で,対象となる期間は平成22年度から平成25年度末まででございます。この事業に対し市民病院は,県内の公立病院の医師等を対象とした救急医療技術研修の開催など公立病院の救急医を支援する仕組みの創設という取り組みの中で位置づけられております。医師や看護師等の確保と育成は医療体制の充実のためには欠かすことのできないものであり,こうした取り組みは今後も継続していく考えでございます。

 以上です。



◎山脇健教育長  和文化教育につきまして,どのような教育が今なされているのかということと,目的,到達点等について,また教職員への共有化はどのようになっているのかというお尋ねでございます。

 現在,学校では地域に残る文化財や年中行事,また食文化などの調べ学習,琴などの和楽器や柔道や剣道など武道の体験的な学習というものを行っております。また,学校や地域の実態に応じましてお飾りづくりであるとか,地域に伝わる三味線や和太鼓,浴衣の着つけなど伝統文化を取り入れた学習を行っているところでございます。

 新学習指導要領では,伝統や文化に関する教育の一層の充実を図るというふうにされておりまして,教育委員会が作成をした資料集の中で指導のねらいやポイント,具体的な取り組み例を示しまして,教職員への共有化を図っているところでございます。

 以上でございます。

     〔25番北川あえ議員登壇〕



◆25番(北川あえ議員)  どうも御丁寧な御答弁ありがとうございました。

 発達障害のことなんですけれども,市長からちょっと就労に関してもこれから支援していくというお言葉があったので,またこれは次回のときに聞かせていただきたいと思います。

 それから,岡山総合医療センターのことですけれども,人材ですよね,地域を担う医療関係者の安定的・継続的確保に貢献する教育・人材育成機能として,今現在行われているのが岡大との連携によるERに関する先生方を教育する寄附講座があるということでございますけれども,新しくできる総合医療センターの中にそういう教育であるとか人材育成の部門,ファカルティーというか,ちっちゃい部門でも大きなものでもいいんですけども,そういうものは予定の中に入っていらっしゃらないんでしょうかということをちょっとお伺いしたいと思います。

 それから,西川緑道公園についてですけれども,管理するのが大変複雑だということがあるので,なかなか難しいとは思うんですけれども,質問の前段にもありましたけれども,西川緑道公園というのが非常にほかの公園,うちの近所の下中野の三角公園とはちょっと違うんだということをわかっていただいてて,市長の発言にはよく西川緑道公園はテーマを持っている,テーマパークのようなものであるという,いわば観光的な視点から見た発言というのがよくあるんですけれども,岡山市としても西川緑道公園を管理するだけではなくって,そのマネジメントをしていくというか,プロデュースしていくというような視点は持ってらっしゃるのかなというのをまたお伺いしたいと思いました。

 それと,過疎対策措置法なんですけれども,旧建部町がずっとそうやって過疎対策措置法の中に地域指定をされてきたっていう経緯もちょっと一緒に御説明いただけるとありがたいなと思いました。

 じゃ,これで終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  まず,新しいといいますか,今度の総合医療センターで教育・人材育成部門はないのかというお尋ねでございます。

 先ほども御答弁いたしましたけども,今度つくります総合医療センターのER部門,ここが恒常的に教育・人材育成を行う場というふうに考えておりまして,現在行ってます寄附講座による岡大側の教官による教育というのは,ERで今後継続的に育成する人材の育成という側面がございます。

 もう一つは,そのERでどういうふうにして今後切れ目なく救急医を養成するかというシステム,この研究をあわせて寄附講座にお願いしてまして,この4年間でそのシステムとそれを受け持つ人材の育成をしてまいりたい。そして,医療センターが開院したときには,その医療センターのER部門できちんと人材育成と教育ができるような形を継続するような形をスタートしたいというふうに考えております。

 それから,過疎対策措置についての再度のお尋ねでございます。

 過疎地域はどういうふうに決めるかということなんですけども,過疎地域自立促進特別措置法の第2条におきまして条件が2点ほどありまして,どれぐらい減ってるかという人口要件,減少率ですね,それから財政力指数,財政力の減,その2点から指定要件が決まっておるわけですけども,原則市町村単位で指定されるということでございます。今回の改正は4度目の改正になるわけですけども,最初の措置法から2番目の昭和55年に制定されました過疎地域振興特別措置法というのがございます。この昭和55年に制定された法律によりまして,旧建部町は過疎地に指定されております。その後平成19年に,合併によりまして岡山市に編入されたわけですけども,現行法第33条第2項に市町村の存置分合等があった場合の特例,いわゆるみなし過疎という特例措置がありまして,それによりまして引き続き過疎地域として指定されているというのが現在までの経過になります。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  西川緑道公園についての再度の質問にお答えいたします。

 一言で申し上げますと,議員御指摘のとおりでございますけども,私どもといたしましてもできるだけ一体の空間となるよう再整備をして,またその活用に努めていきたいと思います。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして有井議員。

     〔49番有井靖和議員登壇,拍手〕



◆49番(有井靖和議員)  皆さん御苦労さまでございます。

 順序に従いまして質問をさせていただきます。イントロは,できるだけ省こう,再質問でいろいろさらにお尋ねしようという考えです。

 1,よく考えよう,新しい公営の医療施設への投資ということでお尋ねをいたします。

 この議会でも数々の御質問が出ておりますが,私の場合はちょっと角度が違いますんで,それなりの御返答をお願いします。

 北長瀬に計画されている岡山総合医療センターについては,昨年度基本構想が策定され,その中で事業計画についても一定の検討がなされているところですが,事業計画というものは,その前提条件により大きく結果が変わってくるものです。将来,市民にとって大きな負担とならないよう,さらに慎重な検討が必要と考えますが,当局のお考えをお示しください。

 2,危険な矢坂地内の残土積み上げ場。

 矢坂地内の現場を地元住民が,再三にわたり本市の担当課に何とかしてほしいと申し入れを何度もしていますが,そのたびに地元町内会役員に意見など聞かず,直接業者のところに行き,いわば丸め込まれてしまわれるような,現在はさらに道路,水路を不当に閉鎖している。

 (1)雨季の季節がそこまで来ているが,残土の積み上げについて危険ではないか。山の上のほうへ非常に,市長知っとられるんじゃないかなと思うんですが,水路上に鉄板をひいて,鉄板の上,水路の上からこういうように張り出さんようにしてしまうんです。ちぐはぐなお答えをいただいたんじゃ腹立てるからな。

 (2)道路に隣接する地権者がお互い土地を出し合い広くなっている道について,一部の地権者が権利主張し,広い道として使用できる道を一方的に交通を阻害することができるのか。道が広く,個人の山をみんなで使ってほしいということで,それで問題の今のところはいろいろ山へ上がっていくのに公の道,赤線という,昔風に言う赤線というのがあった。それがもう今なくなってしもうとんじゃ。それで,その方がもうそれをもとに戻すというたら大変なんじゃから,こっちを通ってくれということで,それに合意しとったところです。そうすると,何か気に入らんことがあったら,もうこりゃわしのじゃというて閉鎖してしまっとんのがそれなんです。それで,上には400年から続いとる墓地がある。墓地にも行けないというような,そういうような現状に今なっておるところです。しかも岡山市のほうから桜の木をもらって皆さんと,今閉鎖しとる方も含めて皆さんでそこに桜の木を植えて,いっときはそういう時期もあったわけです。しかしながら,何かちょっと気に入らんことを言われたということで,そういうような閉鎖をするというのは私は問題がありゃへんかなと,そういう面での御指導をお願いしたい。

 3,どうにかならぬか。

 高松駅前は南に駐輪場,真ん中が市道,北が駅舎と大変危険だ。そりゃもう市長さんや中村局長も現地を見ていただいとると思いますが,見てもらった後に,さらに自転車が非常に多く駐輪されるようになった。したがって,市民の皆さんや利用者の皆さんが命を落とさにゃこりゃしてくれんのじゃろうか,そういうような声を聞いて私が黙っとるわけにはいかん。

 そこで,今そういう写真をお示ししたように,関係者と早急に協議して,これを何とかしてほしいということを再度お願いしておきたいと思います。

 (2)高松稲荷参道入り口付近に多数のパイプを打ち込んでいるが,観光客が稲荷参りにバスでたくさん来られます。50人ぐらいの方が2台,3台というて入ってきたら大勢になるわけですが,その話をして聞きょうりゃ,そのパイプが当たって観光客が口々に危険じゃないか,何とかしてもらわにゃというようなことも地元の方もこういう声を聞くし,皆さんも何であそこがこういうことになったんじゃろうかと,そういうようなことで現地については役所のほうも見てくれとるところです。17日にお稲荷さんのお偉い人と話をするようにしとりますが,三大稲荷の一つであり吉備路の目玉のところでもあるわけですが,そういう面では,高松稲荷に市長さんを初めとしてあの参道を半分舗装してもろうたん。随分喜んだんですが,そのときに下請をささんかというようなことで非常に業者の人が工期がもう迫ってきてどねんもならんというようなところまで,それをささなんだからこういうことをしたんじゃろうかなというのは,なおさら文句が言いたいわけですけど,それも岡山市の指定業者なら何か話になるんじゃろうけど,その方の過去にいろいろクレームが出たりいろいろしたというようなことで業者の人もそりゃやれんということで,その後そういうような入り口へパイプを打ち込んどる。これは詳しくはお寺さんで聞くようになっとりますが,そういうような実態があるわけですので,何にも言えんというようなことでは観光地は守れないわけです。そういうことで,その次の舗装工事は今車が入れませんからできないという状態になっております。先般,それも道路が何万人というて通るわけですから,穴があいてけがをするようなことですぐ来てくれというて行ったら,穴があいてでこぼこになっとん。それで,岡山市のほうとして大至急そこを対応してくれたからいいものの,そういうようなことではなかなかいいというようにはならない。そういうようなことで,今回私ども,市長を初めとして三大稲荷の一つである高松稲荷にお金を投じても参拝客が不愉快な思いやけがをされたんじゃ,これいけんわけです。したがって,対応ができないもんだろうかということをお訴えをしておるところです。

 4,ほっとけない。

 (1)間倉ゴボウの生産,販路支援。

 間倉というところは,私ら子どもの時分というか,今思い出すとおじいさんにあれをとれ,あれをとれというて何をとれというて網を差し出しょんかと思や,星をとれというような,それぐらいちょっと高いところなんです。そこで,ゴボウの生産ができ,岡山市としてどのような支援とかアドバイスをされているんでしょうか。これ現地の方に聞きますと,お年寄りの人がこれは長くできない。連島なんかは砂ですから,物すごくやわらかくて長い真っすぐなのができますが,間倉というようなところは非常に地がかたいですから,できとるもんを見たら真っすぐなのは少ない。また見てください。写真を見にゃわからんからな,答えをするというても。それで,岡山市や農協としてアドバイスか何かありますかなというて,なかなかない。自己流で生産をして,いろいろなところで販売をしておるようです。あるときには加工して,てんぷらにしたりして,私もいただいたことがありますが,そういうようなことで,これ年をとったらできません,今の現状では,お年をとられたら。今の方それボランティアの方なんです,ボランティアの方。そういうようなことで,ボランティア,ボランティアというても限度がありますから,私はこの生産者に対してアドバイスなり,あるいはあそこかたいもんですから,やっぱり機械があるんです。ころころころころ掘って,ただ砂地と山側のところはちょっと機械も使うかもわかりませんが,そういうような支援方法はないだろうかなと。

 販路についても,今のところ生産側も大量生産でありませんけど,いろいろ御苦労されて朝市や,あるいはそれぞれ少量の販売もしておるようですが,私はこういうことで任すというより行政としても何か支えてあげる,アドバイスをしていく方法を考えていただけるもんがあるんじゃないかなと。さらに,これ夏が,これ大体春先から夏にかけてがしゅんなんです,ゴボウの。そこで,夏休みに学校給食でゴボウを使えというのはちょっと言い過ぎかもわからんのですが,その間の期間で教育長のところでお尋ねしますが,このゴボウを子どもたちに食べさせていく方法は給食のほうで何かないだろうかな,こういうことをお訴えしときます。

 (2)マスカットづくりと農家の現状と今後について。

 岡山は,マスカットづくりでも全国で名が通っていました。今日では,生産地は高齢者が多く,その後若者が生産者として継ぐことは少ない。ないとは言いません,少ないとの話だ。

 そこで,生産者が岡山のマスカットに誇りを持って生産に力を入れてできる環境づくりを急ぐべきだが,関係者と協議し具体的な目標をつくり,検討し,岡山のマスカットを守る活動ができないだろうか。そしたら,市長さんが台湾だろうが韓国だろうが,持っていって売ってつかあさりゃあもう鬼に金棒の宣伝ですわな。そこら辺の細かいことは私は行ってないからわからんのですが,これも今から考えてみれば何とか岡山の果物を外国でどうかということで,私は今思い出したら岡山県も力を入れ,岡山市も高谷市長になって力を入れてくれとる。これには感謝しておるところですが,もう一つ,今生産者のところといったら,もう屋根がぐらぐら,こんなに波打っとん。どしたんと言うたら,もう後するもんがおらんのじゃ,そこへお金をかけてマスカットじゃというて,もうそがんなもうあせもが出るようなことはできんと,こう言うんじゃ。それじゃ岡山の有名なマスカットが長続きできん。生産の長続きができない。そういうようなことで,特に切々と生産者のお年寄りの方がお訴えをされましたんで,私もこれはほっとけないということで,こういうようなお尋ねをするようになりました。どうぞ真剣に担当者の方考えてくれとると思うけど,市長さん,これ本当に私は岡山のそういう全国でも名が売れたマスカットとか桃とかというのがもう後退してきょんです,どんどんどんどん。何ならというたら担い手がおらんのです。そういうことで,よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  有井議員の新しい公営の医療施設への投資についての御質問にお答えをいたします。

 平成17年に私が市長に就任した当時は,現状の機能のままでの市民病院の建てかえの計画であったことから,岡山地域の医療環境において真に市民に求められている投資なのか疑問があったために,一たん白紙に戻しました。そうして,市民の安全と安心を確保するために民間では十分な対応がとりにくい医療部門や市民に対するセーフティーネットという公立病院としての役割と,一方で将来的にも市民の理解が得られるような市民負担の抑制という2つの観点から新たな医療機関のあり方について慎重に検討してまいりました。

 その結果,今年2月に(仮称)岡山総合医療センター基本構想を取りまとめたところであり,一定の条件のもとで整備及び運営に係る市民負担の軽減ができるものと考えております。今年度,より具体的な事業検討を行うため,基本計画の策定を進めておりますが,その中でさらに詳細な検討を行い,適切な市民負担による持続可能な経営基盤の確立ができるよう努めてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎甲斐充経済局長  有井議員から数点御質問をいただきました。

 まず,矢坂地内の残土積み上げ場に関しまして,水路上に鉄板を敷いているということでございます。

 御指摘の水路につきましては,市が管理する農業用の水路でございまして,現地を精査するとともに地元の関係する方々から状況等をお伺いし,事実を確認した上で適切に対応してまいりたいと考えております。

 次に,高松稲荷山参道入り口付近の道路わきの多数のパイプの件でございます。

 最上稲荷は吉備津神社や吉備津彦神社とともに県内外から毎年多くの観光客が訪れる吉備路を代表する観光スポットの一つであり,観光地として見た目にもよくないため望ましいこととは思っておりません。話し合いをされ,原因者のほうで解決していただければというふうに思っております。

 次に,ほっとけないの項,間倉ゴボウの支援についてでございます。

 間倉ゴボウは,足守地区の粘土質の土壌で育った太くてやわらかく香りが強いという特徴を持ったゴボウでございます。これら地元のすぐれた農産物を広く市民や市外の方に発信していくことが消費拡大の観点から重要であると認識しております。間倉ゴボウにつきましては,地元商工会が中心となりまして足守産ニンジンなど地元野菜とともに,市内洋菓子店との連携により健康志向のヘルシードーナツとして開発され,この洋菓子店や表町商店街で販売され,好評を得ていることを伺っております。本市としましても,生産の専門家である農家と加工の専門家である工業者,販売の専門家である商業者,それぞれの得意な分野を結集する農商工連携を推進し,支援を行ってまいりたいというふうに考えております。

 同じくほっとけないの項,マスカットづくりの農家への支援についてでございます。

 本市は,マスカット栽培国内発祥の地として明治時代からの歴史があり,平成20年度の国内シェアは約54%で,品質面でも高い評価を得ておりますが,近年は高齢化が進み,後継者不足から生産量は減少傾向にあります。これまで本市としましては,マスカットの品質向上や生産振興を図るため共進会の開催や生産者団体への支援,県内外へのPR活動を行ってきましたが,さらに生産者,流通関係者等と情報交換を深め本市のブランドとしての情報発信にも力を入れてまいりたいと考えております。また,新たに本市での就農を希望される方に対し,作物としてマスカットを紹介するなど,産地の維持に努めてまいりたいと考えております。

 以上です。



◎白神利行都市整備局長  矢坂地内の残土積み上げ場に関しまして,残土を積み上げているが危険はないのかとのお尋ねでございます。

 議員御指摘の残土積み上げ場は,事業者から,隣接する岡山県のエコ認定を受けた改良土プラントで使用する材料や他の場所で使用するため一時的に置いていると聞いており,岡山市埋立行為等の規制に関する条例の規制対象行為には該当しないものと判断をしておりますが,今後も現地調査を行い残土の利用状況を把握しながら適切に対応してまいりたいと考えております。

 なお,ことしも梅雨の時期を迎えるに当たり,条例に基づく土砂の埋立行為を行っている事業者に対して,災害の発生を防止するため現場の点検と防災対策に努めるよう既に文書で通知をしておるところでございます。

 次に,一方的に交通阻害することができるかとのお尋ねでございます。

 議員御指摘の閉鎖されている部分につきましては,私道のことであり,基本的には当事者同士で解決していただくことと考えます。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  どうにかならぬかの項で,備中高松駅の周辺整備についての御質問にお答え申し上げます。

 備中高松駅前につきましては,多くの自転車が放置されており,市といたしましても昨年8月には当面の措置として駅東側に約60台分の駐輪場を整備したところです。今後は,整備した駐輪場への誘導方策や御質問の高松駅周辺の安全対策などについてJRと相談や意見交換をしてまいりたいと考えています。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  間倉ゴボウを給食で使用してはというお尋ねでございます。

 地産地消の推進というために,地元食材の使用を提唱しているところでございますが,この間倉ゴボウにつきましては供給量の確保,そして価格,また流通の手段などの課題があるというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。

     〔49番有井靖和議員登壇〕



◆49番(有井靖和議員)  再質問させていただきます。

 市長,私は医療施設への投資ということで,これは反対というんじゃないんです。5年先に建設され,いよいよあそこへと,こういうように,その心境については市長が述べられましたので,私は秋田県秋田市と千葉県の議会と住民と市長さんもこれはもう選挙まで巻き込んだ戦いになったわけ。そのやれやれということで,もう議会のほうも市長さんもそれへ乗せられてやってみた。しかしながら,当初,市の役人さんも計画を立てたら計画どおりいかなかった。そしたら,財政的に非常に負担がかかってきた,一般会計といいますか,市のほうへ。それで,今度は市長さんは根限り批判されて,一番えれえ目するのは病院の事務局の関係と医者。市長さんはもうどういいますかね,御批判の矢面へ立たれるから,お気の毒なと言やあお気の毒な,僕はそういうようにしたらいけんと思うから,今しっかり考えて市の職員があの計画を立ててきてこれ読んでみたら,計画どおりいかなんだんじゃと言やあ終わりなんですわ,これは。しかしながら,もう立てたものは百何十億円という金が入っていっとる,それに利子もつく。国のほうも若干の支援があるんかどうか知りませんけど,いずれにしてもそれが病院の医者の腕にかかってくるわけです。それが思うようにいかなんだら,今度は市長さんも批判の矢面へ立つ。これは忍べんと思うんです,私ども。あのときに足踏みしていろいろ考えて,私は何かあったんかなと思うような考え方がないともう言えんのですけど,いずれにしても私は将来へ向けて負担のかからん方策を最初厳しく,やっぱり計画を立てていきながら,まあ今まで短期間ですけど予定を上回ったというのは,自転車を無料で貸してから予定を上回った,利用者が。三丁目劇場も,何カ月間は入り込み客数じゃ何じゃというて自慢そうに言ようたけど,だんだんだんだん前へ向いて頭下げてから上げんようになった。こういうのがあるんです,実は。私も,それに今回のこの分は慎重にやらないと,待ったなしの計画を立ててやろうということでやったら,そういうような負担を市長の肩に,あるいはお医者さんが一番もうえらい目すると思います。事務局長さん言いますか,管理者,そういうことのないように,またもう1回か2回ぐれえまだまだ議会ありますから,口が酸いいほど僕は言うとこうと思よんです。市長さんもそういう判断力は非常にすばらしいものがあるんですから,念には念を入れて点検をして,ゴーサインを出すというようなことにしてもらわないと,これ変わってきますから,世の中。今こうじゃこうじゃこうじゃと言ようても,やはり国が握っとるわけですから,医療とかそんないろいろな収入の源というのは。そしたら,だんだんだんだん負担がかかってきたら,今は薬価とは離れておりますが技術者,いろいろそこの医者に保障してくれりゃいいけど,なかなかそうはいかん。何年かは交付金じゃ何じゃあるけど,どっちにしても借金ですが,これは。そういうようなことで,私はもう非常に懸念をしとんです。そういう点を市長さん,もう慎重にやられる方ですから,さらにですね,まあこれできょうはもうここら辺でやめますけど,そういうねらいなんです,これは。注意してくださいよという。

 それから,経済局長,後ろのほうのはよかった。前のほうのは,何か人任せみたいなことではいけません。積極的に,場合によれば,あそこはお寺さんの敷地ですから,お寺へ乗り込んでいくぐらいな私は意気込みを持ってもらいたい。私みたいなもんが行って,話を聞いたろうと言うから行くんですけど,それじゃいけん。やっぱりこれだけ市長も吉備路の中核でもある稲荷山の参拝道を含めて,はした金じゃないんじゃけ,あっこへ入りょうるのは。今中途になっております。そういうようなことでは,せっかくの思いがうまくいかんのじゃないかということをここで申し上げとんですから,地元でええようにやれよと,こういうようなことじゃ息ができませんが。

 それからもう一つ,何か矢坂のは民民の問題じゃと言うけど,これはもう削ってしもうとるから民民じゃ何じゃというような,公の道があるんじゃけ,3尺3寸,それで地元の土地を持っとる人が出しちゃろうと,それで今問題になっとる,とめておる人がブルドーザーやこうを持っとるから工事をしただけの話なん。それをわしのじゃと,こういうようなことじゃ,これを赤線をもとへ戻すというたら大変じゃから,ここを使うてくれというのが当初の話なんじゃから,これを忘れてしもうてもろうたんじゃいけんのです。ころころころころ変わられる方ですから,やっぱし行政として,これが西から上がっていく,上に矢坂本陣というんか,あるんですわ。それから,万成のほうから行く,大野のほうから上がっていって上へ神社がある,お宮という。そこももう見晴らしがようて,山頂を連長がお互いに道をつけていこうということで,その前段にしてずっとそのへりへ岡山市から100本桜をもろうて,みんなで植えたんです。それもとにかくもうこの土を山ほど持ってきて,こないだもまた運びょうた。岡山市が見に行ってくれとんですわ。運びょうる。運び入りょうる。そういうようなことで,いずれはとるんじゃと,こう言うんですけど,それは詭弁であって,現実にとっとったらあねんふえりゃへんのんです。

 副市長さん,写真をどこへ持っていったん。後ろへ回してくれたん。よう見てもらわにゃいけん。人ごとみてえに言うからな。あれよう見てもろうて,これも当局が見に行ってくれとんよ。嫌々見に行ってくれたん,本当に嫌々。だから,何も怖えことはありゃせんというて,わしも行っちゃるわというて,そりゃそういうようなことで,せっかくのところを一部の人が占領してするようなことは,そりゃあっこのあれへは載ってねえかもわからん。なぜかというたら,石がいいんが出るんよ。もう何年も何年も掘り返して,それで土をはね上げて石をとったら,もうアメリカが見えるんじゃねえかというぐらい掘っとんよ,一部。それを残土でどっどこどっどこ埋めて,じゃからそこへ市道じゃ何じゃというような公の道路,あれは赤線というて我々は赤線道と,こういうことで,そういうようなことで現実に当局が指導できんというようなことにはなっとらんはずなんよ。それで,今連長なんかがあっこの北と西と南からそこの矢坂の上へお城があったようです,聞いてみたら。3カ所から上がれるようにしようというて,2カ所は上がれるんです。こっちのところだけ上がれんのんじゃ。そういうような,自分が工事をしたら自分のじゃというようなことじゃないはず。理解ができないなら,当局がそれなりのをしてもらわにゃいけんと思います。

 間倉ゴボウとかマスカットの問題については,これは本当に大きな課題ですが,先ほどのように一定のお手伝いをしていただいたり,生産者の流された汗が報われるようなお話を聞くと,そういう方向にもあるようですが,それで満足してはいけませんので,どうぞさらに力を入れていただければ。ただ,恐らく余り長う続かんのじゃないかなという,若手の人がおられりゃあね,それじゃいけませんから,若手の人あるいは高齢者,中高齢者になっても生産ができ,生産の喜びを味わえるようなお手伝いをしていただけりゃありがたいと思っております。

 それから,ちょっとくどいようですけど,これ以上にマスカットというのは本当管理が大変なんです。生産するんも,上を見てからじゃっじゃっじゃっじゃっはさみを持って要らんところを切るわけですけど,まあ気の毒なですで。それで,そういう果物は手を入れれば入れるほどいいものができる。怠けたら怠けたもんができる。これはえれえもんです。正直なんかな。そういうようなことで,できれば先ほど経済局長が一部言われましたけど,真剣に力を入れて,岡山の昔からつくりょうるところがだんだん寂れてきょうるわけ。そういうようなことのないように,よろしくお願いしたいと思います。

 くどいことを言いましたけど,以上の問題についてはそういう心配を持って言ようるということで,今回はこれで終わり。もう一回また聞くかもわからん。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  有井議員の再質問でございますが,計画どおりいかなかったら市民,医療スタッフは困ると,将来へ向けて市民の負担増にならないような慎重な計画をすべきだという御心配をいただきました。

 現在の市民病院は一般会計から一定の繰り入れをいただいておるわけですけども,それのもとで自治体病院としてはかなり健全な経営を今続けております。その経営基盤をもとに,今回の基本構想ではさらに初期投資の抑制,それから将来の経営形態のあり方の検討課題等を明確にして,基本的な枠組みとして持続可能な経営が可能だというふうなことを現時点で判断したものでございます。

 いずれにしましても今年度の基本計画の中で,さらに設定条件等についても,より詳細な検討を行うことによりまして確実な事業実施につなげてまいりたいと考えておりますので,よろしく御理解いただきたいと思います。

 以上です。



◎甲斐充経済局長  高松稲荷山参道の件について観光の面からということでございます。

 観光の面からは,望ましいこととは思っておりません。しかし,まずは原因者が誠意を持って対応し,解決すべき問題であり,今後事態の動向を関心を持って見守っていきたいというふうに考えております。

 それから次に,間倉のゴボウ,それからマスカットを引き合いに出されての農産物への支援の御質問でございます。

 間倉のゴボウに代表されますように,地域特産品というものにつきましては先ほど御説明したような農商工連携とかという制度を使いまして販路拡大,消費拡大をやっていこうというふうに思っております。

 それから,マスカットについてでございますが,確かに押しも押されぬブランドでありますが,全国への普及といいますか,生産量も少し落ちてきております。議員御指摘のように,やはり後継者不足というところが大きいのかなというふうには思っております。これに対しまして,担い手の育成とか農業サポーター制度という農業を支えるマンパワーについての事業の展開も考えておりまして,少しずつですが実績が上がってきているところでございます。今後とも農業を支える施策を展開していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  矢坂地内の問題での再質問にお答えいたします。

 まず,道路の関係でございますが,先ほども御答弁申し上げましたとおり議員御指摘のところは私道でございます。赤線道はそこは通ってございません。したがいまして,基本的には当事者同士での解決をしていただきたいというふうに考えております。

 また,埋立地の関係でございますが,今後も現地調査を行いまして残土の利用状況を把握しながら適切に対応してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  よろしいか。

 それでは,質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後3時7分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時30分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして吉本議員。

     〔3番吉本賢二議員登壇,拍手〕



◆3番(吉本賢二議員)  皆さんこんにちは。本日最後となりますが,新風会の吉本でございます。また,お忙しい中傍聴に来られて岡山市政に御興味を持っていただいた皆様,ありがとうございます。

 先日ですが,もう報道等でされたので構わないと思いますが,岡山市の清輝小学校のほうで校庭の芝生化ということで,私が加盟している団体等も協力しながらさせていただきました。当日は,山脇教育長,ファジアーノの木村社長も来ていただきまして,非常に盛り上がった会となったんですけど,これに至るまでは大分いろいろ紆余曲折がありまして,3年前ぐらいから地域の皆様,学校の皆様,PTAの皆様のほうが何とかこの地域をよくしたいんだと一致団結,コミュニティー強化というようなことを掲げ,イメージアップも図りたいんだということをずっと掲げ,岡山市の教育委員会にも何度も何度もお話をしに来られたそうです。当然ですけど,前日には準備ということで運動場の,皆さんイメージしていただきたいんですがトラックがありますよね,トラックのあの長方形の部分に540平米ぐらいになるんですけど,ここへ約1,700の穴をあけまして,また姫路市のほうまで芝生の苗をとりに行きまして,そこから2,000株をとってまいりまして,当日子どもたちを交え地域の皆さんが植えるという作業をしました。予定では,秋には本当に緑豊かな校庭ができるのじゃないかなというふうに思いますし,岡山市教育委員会としてもモデルケースということで今後も見守っていって,ぜひとも全国に誇れるような校庭ができたらなあというふうに思いますので,皆様も見守ってあげていただけたらと思います。

 では,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 1,スポーツ振興計画について。

 文化,スポーツというものは人間が生活していく中で非常にすばらしいことであり,心のゆとり,ストレスの解消と本当にすばらしいことじゃないかなと思います。

 まず,文化について言わせてもらえば,岡山市も国際音楽祭ということで,ことしで4回目となると思います。第1回目のときに,私どもも議員にならせていただきましてカンコースタジアムですかね今の,桃太郎スタジアムのほうで開催して,雨だったらどうしようとか,本当に皆さんが喜んでくれるんだろうかというようなことがいろいろ思うところもありましたが,無事に1回目も過ぎ,2回目,3回目,ことしが4回目になると思いますけど,下石井公園のほうで「3DAYS」というものをメーンにすると聞いておりますけど,そういうふうに本当に市民の皆様に浸透してきたし,すばらしいことじゃないかなというふうに私は思っておりますし,市民の皆様からもそのようなお声を聞かせていただきました。

 また,スポーツ部門においても,岡山市は市民体育大会をしたりマラソンなど非常に多くのイベントをしていると思います。

 ただ,ここでやはり気になるのがスポーツ振興計画,どうなっているんだろうかと,文化についてはやはり徐々に徐々にそういうイベント系がふえるからかもしれませんけど,皆さんがどういうことをしたいんだなというのがわかってきていると思いますけど,これはちょっととまっているのじゃないのかなというのがやっぱりスポーツ振興計画ではないでしょうか。岡山市には,さまざまなスポーツ関係の団体があります。その中でも,今岡山市の市民体育大会などは本当に体育協会の皆様にはおんぶにだっこというような感じでお世話になって,何とか続いているんじゃないのかなというふうに思いますので,ここは財団法人化も含めて子どもを中心とした学生だけではなく老若男女皆様がスポーツの振興によって健康な体,心が鍛えられるようなことを岡山市としてはするべきじゃないかというふうに思いますので,質問をさせていただきます。

 (1)現在スポーツ振興課が中心となり開催している大会は幾つあるのでしょうか。また,各種団体や民間に委託できるものはすべきと考えますが,いかがでしょうか。

 (2)岡山市のスポーツ振興計画について,今どのような状況なのでしょうか。計画として,オリンピックを岡山へぐらいのスローガンがあってもよいと思います。お示しください。

 続きまして,2,(仮称)岡山総合医療センターの質問をさせていただきます。

 今議会も私で18番目になります。諸先輩方,議員の先輩方がいろいろこの件については質問をしていただいたんで,私としてはもう簡単に市民の声を皆様にお伝えしたいと思いますので,質問をさせていただきます。

 前回の定例議会で,400床で18診療科などの基本構想が出されたと思います。私はそれを出されて,多くの市民の皆様にお声を聞きました。御高齢の方などは病院ができることはええことじゃ,しっかりつくって岡山市の福祉に力を入れてほしいという方もおられます。実を言うと,小学校で小学生に少しですけど話す機会があったときも,病院をつくるとなるとこれだけ岡山市にあるんじゃないのというような声が聞こえたんですけど,実際,いやいや,救急医療を中心にやるんだと,世間一般で言うたらい回しという言葉をやっぱり小学生なども覚えておりまして,また私ども,私のことを言うのも何ですけど,30代,40代の人間もやはりその救急というものにはやっぱり弱いらしく,そりゃいいことだということで本当に多くの人の賛同をもらえていると思います。

 ただ,そういうふうに市民の皆様に説明をさせていただいてる中で,リハビリセンターの件が実を言うとちょくちょく出てきます。岡山市には,たくさんの病院があります。それで,病院で診療を受けた方のリハビリは問題なく進んでいるそうですが,やはり1回退院して今後ゆっくりゆっくり治していこうというときのリハビリセンターがあることはあるんですけど,やはり長い時間待たされるというようなことがありますんで,ぜひとも新しい病院にはそういうものは入れられないんだろうかというような御要望を受けておりますんで,ここで質問をさせていただきます。

 (1)市内にある総合病院でリハビリ施設のある病院数とその利用状況はどうでしょうか。

 (2)岡山総合医療センターにリハビリ施設をつくるべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 (3)岡山市は医療先進都市です。外国からの患者や健康診断希望者の受け入れ体制を検討すべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 (4)の質問は,前の議員さんもされましたんで,再質問をしたいと思いますので,ちょっと読ませてはいただきます。

 現在ある天瀬の市民病院の跡地の活用方法は,地元との話し合いはどこまで進んでいるのかをお示しください。

 続きまして,3,総合政策審議会についてでございます。

 これも先週などで別の議員の方からこの総合政策審議会や専門委員会のあり方について当局も見直しが必要であると答弁をされたと思います。ですので,細かくは言うつもりはありませんが,やはり私も聞いてて岡山市保育専門委員会の例の2つの保育園の新設を白紙に戻すといった方針に関してはやはり理解ができないので,ここで述べさせていただきます。

 これからやはり少子化がますます続くということは,岡山市も同じだと思います。逆に言えば,やはり保育園経営は厳しくなるということはもう普通であればわかることでありますが,やはり岡山市も子育て支援ということは必要だ,よく待機児童がゼロになっておるというようなことは言われるんですけど,ここにおられる議員の皆様もいろいろ保育園に関してお願いや要望を含めて,聞いてほしいとか言われることがあると思いますが,実際なかなか希望する保育園には入れていない子が多く,また希望園に入れないなら,もうそのまま子どもは家で見ようかというようなことで,なかなかせっかく働く気のある方々までできていないのが現状ではないのかなというふうに思います。今回のこの保育専門委員会の件が報道されて,市民の皆様から専門委員会とは何なんだと,どのような位置づけなのかと,本当に必要なのか,また市職員との関係はどういうようなことになっているんだろうかというふうに,まあここにおられる議員さんはよく勉強されて過去のことがありますからおわかりだと思いますけど,やはり市民の皆様にとっては本当にわかりにくい組織ではないのかなというふうに思いますので,ここで質問をさせていただきます。

 (1)総合政策審議会と部会と専門委員会の創設された経緯と位置づけ,また必要性についてお示しください。

 (2)平成21年度,総合政策審議会は何回開催されたのか。また,各部会は何回開催されたのか,お示しください。

 (3)2つの保育園の新設が白紙となりました。岡山市はこの結果をどのように考えていますか。また,今後の岡山市としては保育園をつくりたいのか,また区ごとに今ある公立,私立の保育園数は幾つありますか。それを踏まえ,必要な地域はどこでしょうか。これらも交え,保育園政策をお示しください。

 4でございます。コンベンションについてお尋ねします。

 去る5月25日ですか,岡山経済同友会のほうからコンベンションシティー岡山を目指してという提言がなされました。また5月末の日本糖尿病学会は3日間で約1万人が参加する大規模な学会と聞いております。この学会が開催されるまで,5年前までさかのぼるそうでございますが,そこから担当の方々が本当にいろいろ動かれて,最後はどうも神戸市との争いになったそうなんですけど,岡山市が徒歩5分圏内ですべての会場が確保できる──岡山駅を中心とした会場のことを言ってると思うんですけど──ことと市長さんのトップセールスが決定の結果になったというふうに,決定の大きな要因になったと聞いております。またあわせて,デジタルミュージアムやスクエアターミナルなどの協力があり,実現できたとも聞いております。

 問題点としては,宿泊が結果的には岡山市だけじゃ補い切れず,福山市,倉敷市,高松市,またサウナなどにも多くの方が泊まったと聞いております。あわせて,ホテルなどの会場のエスカレーターが緊急停止したというぐらい大勢の人で込み合ったとも聞いております。このような大きな学会を誘致することで,対応できる施設と環境をもう一度しっかりと関係者も交え検討すべきだと思います。

 ここで質問させていただきます。

 (1)来年10月には七,八千名規模の国立病院全国大会が岡山で開催されると聞いております。今回の反省点も踏まえ,岡山市としてどのような準備・対応をする予定でしょうか。

 (2)今回の学会もランチョンセミナー──昼食を食べながら講義を聞く──が開催されたと聞きます。今以上の学会誘致には,このランチョンセミナーができる大きなコンベンションホールが必要と思いますが,いかがでしょうか。

 (3)日本糖尿病学会の後楽園での懇親会において,高谷市長はこの後楽園が欲しいんですととれるようなあいさつをされたと聞いております。前回も尋ねましたが,ぜひとも譲り受けようではありませんか。御所見をお願いいたします。

 5,路面電車の延伸と軌道緑化についてお尋ねします。

 これも,きょうもありました,先週もありました。市長や当局の答弁からは,現時点ではほかの交通機関とのバランスや予算面で厳しいことはわかりました。確かに,やはり路面電車を延伸,延ばしていくことや環状化することには多くの多くの費用がかかると思います。今のやり方ではやっぱり厳しいのかなというふうに思いますし,公設民営となることなどから,やはり厳しいということがよく言われますが,提案してきた民間の会社です。市民のため,環境のために企業努力はしてくれると思いますが,やはり民間の会社にもそれ相応のリスクというものや協力も必要と考えます。また,鹿児島市などは軌道緑化に力を入れ,路面電車約3キロの軌道に芝生を植え,環境都市として全国に名をはせています。岡山市においても,あのような軌道緑化が後楽園や岡山城方面に広がればどんなにすばらしいことでしょうか。そのような思いから,質問をさせていただきます。

 (1)路面電車の延伸と環状化について,民間会社にもやはり運営だけではなく,設備面においても費用負担をもう少ししてもらう,何が言いたいかというと,やはりできる方法を官と民がしっかり話をして,市民の多くの方も望んでいると思いますので,できる方法を考えるべきだと思いますけど,お考えをお示しください。

 (2)岡山市の玄関口である岡山駅前です。環境対策に力を入れている岡山市として,ヒートアイランド現象対策や景観などを考え,軌道緑化をしてはどうでしょうか。また,岡山市は10年間で6万本の木を植える予定です。芝生緑化ではだめなんでしょうか。御所見をお願いいたします。

 6,最後の項になりますけど,児童クラブの所管について。

 先日,広島市のほうへ児童クラブ,先方の事業の名前では放課後児童健全育成事業──留守家庭子ども会の視察に行かせていただきました。広島市には140の小学校区がありまして,132の学区でこの留守家庭子ども会が実施されています。私が視察した小学校の入り口には児童会館があり,1階にはドッジボールやバスケットができる遊戯施設があり,2階には児童クラブの施設や図書館などがあり,子どもたちの過ごす場としては充実しておりました。広島市は,児童館を充実させており,小学校の敷地内に72館,小学校の敷地外,最も離れているところで900メーターだそうですが,ここに33館の児童館があります。岡山市と広島市の子育て支援には大きな違いを感じました。

 ただ,ここで驚いたことは,私が視察の説明を受けたのが教育委員会の職員であったことです。小学生の成長を教育委員会が責任を持つ,国の所管である厚生労働省や文部科学省などとのやりとりについて聞いても,問題は全くありませんよと言っておられました。

 現在,岡山市には,児童クラブは82ありますが,そのほとんどが学校の敷地内のプレハブなどを活用して,また人数の問題により断っているクラブなどもあります。夕方までは教育委員会,それ以降は保健福祉局と分かれているのが現状です。トイレや教室,遊具などの施設は共有しております。実際広島市に行き,児童館の中を見ると,子どもたちは生き生きとみんなで遊んでおり楽しそうでした。これなら親も安心して働けます。まずは,保健福祉局と教育委員会に分けるのではなく,一元化するべきではないかと思いますが,ここから質問に入らせていただきます。

 (1)広島市のように,各小学校区に児童館があることは理想です。岡山市の児童館数はどうですか。今後の岡山市の計画とあわせてお答えください。

 (2)広島市も岡山市と同様に福祉局と教育委員会に分かれていましたが,管理部門の一元化より教育委員会に移されました。ぜひ岡山市も教育委員会にするべきだと思いますが,御所見をお示しください。

 これで第1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,吉本議員のコンベンションについての御質問にお答えをいたします。

 本市では,健康・医療・福祉などの都市機能集積を生かしたコンベンション誘致を政策の柱の一つとして位置づけており,医学界等の誘致には特に力を入れているところでございます。先般開催されました日本糖尿病学会は,参加者1万人という大規模なコンベンションでありましたが,主催者におかれましてはキャパシティーの課題を知恵と工夫で克服され,岡山駅周辺の会場だけで約1万人を収容し,岡山駅周辺におけるコンベンションの新たな可能性を示されたことと受けとめております。

 本市といたしましては,コンベンションが成功裏に開催され,主催者や参加者に満足いただけることが何よりも重要と考えており,これを支援の基本として糖尿病学会の開催支援に努めてきたところであります。今後とも市としての情報収集や支援ノウハウの蓄積に努めながら,大会の規模の大小にかかわらず,おもてなしの心で最大限の開催支援に努め,主催者や参加者の満足度を高めることによりコンベンションや観光で何度でも岡山を訪問していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎高次秀明企画局長  (仮称)岡山総合医療センターについての項で数点お尋ねいただいております。

 まず,リハビリ施設をつくるべきと考えるがというお尋ねですが,(仮称)岡山総合医療センターにおきましては脳疾患等の急性期治療中の機能回復を行うリハビリ施設の整備を予定しております。

 次に,外国からの患者や健康診断希望者の受け入れ体制を検討すべきというお尋ねです。

 岡山県南地域は2つの大学病院や各専門診療科で高度な医療水準を有する医療機関など,すぐれた医療資源に恵まれております。海外からの高度医療を求める患者や健康診断を組み合わせた観光旅行,いわゆるメディカルツアーの需要が高まる中で,岡山大学病院を初め医療機関と連携して,その受け皿づくりをすることは本市の目指す総合福祉の拠点都市の実現にも寄与するものと考えております。この課題に対し,地域医療全体の中でどのように対応していくか,今後検討していくことも必要かと考えております。

 次に,地元との話し合いはどこまで進んでいるかとのお尋ねですが,これは崎本議員にお答えしたとおりでございます。

 次に,総合政策審議会についての項で,創設の経緯と位置づけ,必要性,それから平成21年度の開催回数についてのお尋ねに一括御答弁いたします。

 総合政策審議会は,政策的な方針を総合的に審議する仕組みの整備と審議会を簡素・合理化する必要性から平成12年に設置したものです。制定に当たりましては,本審議会と分野別の事項について調査審議する部会,特定の事項,専門的な事項等について調査審議する専門委員会という仕組み全体を岡山市総合政策審議会条例で定めたものでございます。昨年度の開催は,本審議会は2回,保健・福祉部会は7回,都市・交通部会は4回となっております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  スポーツ振興計画について2点の御質問に順次お答えいたします。

 まず,スポーツ振興課が中心となり開催している大会の数,また委託の可能性についての御質問でございますが,スポーツ振興課が中心となって開催している大会は6つあり,市職員,市体育協会職員,体育指導員及びスポーツ少年団の指導者等で役割を分担して開催しております。議員御提案の各種団体や民間に委託しての開催の可能性につきましては,他都市の状況や現在市体育協会において検討されております財団法人化の取り組み等を注視しながら研究してまいりたいというふうに考えております。

 次に,スポーツ振興計画の進捗状況についての御質問ですが,岡山市のスポーツ振興基本計画につきましては,平成22年度中の計画策定を目標に,平成20年度に実施した市民アンケート調査結果等に基づき作成した検討資料をもとに関係部局や関係団体との調整を行っているところですが,さまざまな御意見がありまして,内部の調整に時間を要し,当初の予定より多少おくれている状況にございます。また,国の次期計画が平成23年度に策定される予定であり,国の方針も確認する必要もございます。

 いずれにいたしましても,ことし秋ごろにはその概要を取りまとめ市議会やスポーツ振興審議会にお諮りして御意見をお伺いした上で,今年度中に計画素案を策定した後,国の方針も確認しながら必要な調整を行い,パブリックコメントなどを経て平成23年度のできるだけ早い時期に計画を策定したいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎岸堅士保健福祉局長  リハビリ科のある病院数等についてお答えいたします。

 市内のいわゆる総合病院8カ所中,リハビリテーション科を標榜している病院は7病院ですが,市民病院以外の利用状況については把握しておりません。その市民病院のリハビリ室の利用患者は,外来,入院合わせまして年間で3万2,000人程度とお聞きしております。

 以上でございます。



◎田中直子保健福祉局こども・子育て担当局長  総合政策審議会についての項,2保育園の計画が白紙となったことについてどう考え,今後どうするのかというお尋ねでございます。

 2保育園の計画につきましては,保育専門委員会の審議結果を重く受けとめ市として判断したところですが,市民の需要にこたえるために必要な地域には保育園を整備していきたいと考えております。

 現在の保育園数は,北区,公立24園,私立26園,中区,公立8園,私立12園,東区,公立7園,私立12園,南区,公立14園,私立11園となっております。保育園は通園区域を限っておらず,明確な地域を示すことは困難でございますが,市内中心部から見て西部・南部方面はいわゆる保留児も多く今後も需要が見込まれる地域であると考えております。円滑かつ効果的な保育園整備を進めるためには,既存の保育園との協力関係も重要であり,私立認可保育園園長会とお互いに研究を進めるなどして,市民のニーズについての認識を共通のものとし,官民一体となって適切な整備ができるように努めてまいりたいと考えております。

 次に,児童クラブの所管についての項,まず本市の児童館数,今後の計画はとのお尋ねでございます。

 児童館は,幼児とその保護者が安心してくつろげる地域の子育て支援の場として,また地域の児童の安全な居場所,遊びの場所としての役割を果たしております。岡山市には,現在22館の児童館があり,これまでの整備の経緯から17館は地域の児童館としての役割を担っております。この17館につきましては,地域的なばらつきが見られることから,これを解消するため全市をカバーした位置づけとしてふれあいセンター内のふれあい児童館5館を設置してきております。岡山市におきましては,子育て支援や児童健全育成について児童館以外にも地域子育て支援センターや子育て広場,放課後子ども教室などがそれぞれの役割を果たしているところであり,新たな児童館の整備は考えていないところでございます。

 次に,児童クラブの所管を教育委員会にすべきだと思うがとのお尋ねでございます。

 児童クラブは,放課後の児童の家庭を補完する遊びと生活の場としての役割が大きく,また地域の教育力を生かし子どもたちの生きる力をはぐくむ場でもあることから,保健福祉局で所管をしております。その実施に当たりましては,児童クラブの指導員と子どもたちの担任であります学校の教員などとの情報交換や学校施設などの利用についての協力が必要であることなどから,今後も学校現場や教育委員会との連絡を密にして取り組む必要があると考えております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  コンベンションについての項,市長答弁以外の部分について御答弁いたします。

 まず,大きなコンベンションホールの必要性についての御質問でございます。

 新たなコンベンションホールの必要性については,市場ニーズ,場所の選定,財政負担,官民の役割分担,完成後の稼働予測など種々の課題があるため,関係局が連携して慎重に検討していく必要があると考えております。

 次に,後楽園に関する市長発言についてでございます。

 後楽園で行われた日本糖尿病学会の懇親会のあいさつの際,市長が県知事の前でそのような内容の発言をして場の雰囲気を大変和ませたと聞いております。岡山後楽園は日本三名園の一つであり,市では魅力ある観光資源と考えておりますが,引き受けについては県の意向もあるものと考えております。いずれにいたしましても,後楽園は岡山県の誇る庭園であり,岡山城は城下町岡山市のシンボルであることから,今後とも本市と岡山県が互いに連携を図りながら観光やコンベンションの推進に努めていくことが必要であると考えております。

 以上です。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  路面電車延伸と軌道緑化についての御質問に順次お答え申し上げます。

 まず,路面電車の延伸と環状化に関する御質問でございますが,このたびの提言に関する考え方は東原議員,長井議員にお答えしたとおりでございます。

 続きまして,環境対策としての軌道緑化,芝生緑化についての御質問に一括して御答弁申し上げます。

 芝生は景観面や環境面で樹木と同様の効用があると認識しており,緑のボリュームアップの有効な手段となると考えておりますが,数値目標としてはわかりやすい10年間で6万本の植樹を行うことを掲げておりますので御理解賜りたいと存じます。

 また,緑のボリュームアップは民地も含めて官民協力のもとに進めていくものであり,軌道も含めさまざまな場所での緑化について官民それぞれが役割分担のもとに取り組めるよう今後とも検討してまいります。

 以上でございます。

     〔3番吉本賢二議員登壇,拍手〕



◆3番(吉本賢二議員)  御答弁ありがとうございました。

 早速再質問に入らせていただきます。

 まずは1番,スポーツ振興計画について,私も今市民文教委員会に属しているんで余り多くは語りませんが,やはり平成19年ぐらいからやるやると言いながら今まで温めに温めてくれている計画だと思います。平成22年度中には出すということ,ただ国の政策が出てからというような御発言がありました。せっかく政令指定都市になったんです。もっともっと主体的になって,こっちからやっていこうではありませんか。やはりこの9月の議会,委員会のときには素案が出てくることを期待しておりますので,その答えだけください。

 また,外郭団体,今ちょっとスポーツの委託の件でお話があったと思います。外郭団体についてよしあしという議論がよくされていると思いますが,もう一回悪いところを正してよりよくしていくというようなことをして,私いっつも思うんですけどやっぱり職員さんが汗をかいていろいろ動くことも必要なんですけど,やっぱり民間や各種団体に振れるものはしっかり委託をして,もっともっとこういうような振興計画など,素案を岡山市全体でどうやっていくんかということを考えるべきだと思いますので,早いこと対応して,別に仕事を振るという発想じゃなくて,協力するという発想で考えていただきたいと思いますので,これは御提案ということにさせていただきます。

 2番の件,岡山総合医療センターの件については,わかりました。確かに外国からの患者の方や健康診断希望者に関しては民間がやっておられる,民間がやっておられることをわざわざ公がすることもないと思います。

 ただ,先ほども言いましたとおり民間ではなかなか今対応し切れていないんだという部分がリハビリ施設だと思います。市民病院の件で,3万2,000人の方が利用されておられると聞きました。ほかにも病院がたくさんありますけど,このリハビリ施設,どういう方が困っておられるのかというと,やっぱりリューマチなどで慢性的にお困りの方が御苦労されておるとよく聞きますので,そのあたりはもう一回御検討をしていただきたいなというふうに思います。

 それと,質問させていただきました天瀬の跡地の件でございます。

 きょうも別の方が聞かれて,先週も聞かれたんで,これ以上言うつもりはないんですけど,1点だけ言われているのが,天瀬の病院があるのは,結果的には小学校区の結構北のほうにあるんですよね。やっぱり利用者っていうのは例えば道の反対側,あそこは旧2号ですかね,250号の反対側の方なんかもいろんな方が使われておられます。やはり周辺の学区の方の意見も聞くべきじゃないかと思いますので,そこの御答弁はよろしくお願いいたします。

 次,総合政策審議会について,この回数が今聞いたら総合政策審議会は年間2回,各部会が7回と4回というふうにお答えになられたと思います。けど,位置づけなんかを聞くと,普通に素直に考えると専門委員会で話したことが部会に上がって,部会で話したことが総合政策審議会に上がるんじゃないんかというふうに聞こえてなりません。

 では,ここで質問は,今回のこの保育専門委員会が出した結論というものが上の部会に上がったのか,総合政策審議会に上がったのか,この点をまずはお答えください。

 あと,私はちょっと回数が少ないんじゃないかなと思いまして,平成12年にできたとは聞いておりますが,それ以降,別に年度別とまでは言いませんけど,例えばですけど平成18年,平成19年,平成20年程度で結構なんで,この総合政策審議会が何回開かれたのかをちょっとお示しいただけたらと思います。

 保育園をつくる件,創設の件なんですけど,公立,私立の区ごとの保育園の数は聞かせていただきました。人口比で言うと,ちょっと中区が少ないんじゃないかなと言われましたけど,先ほど局長さんからもありましたとおり,別に地域ごとにつくってるもんじゃないということがあったと思いますが,西と南のほうがちょっと少ないんだということはありました。やはりこれから少子・高齢化の時代が来ることは多分普通であれば確かだと思います。

 これは提案として聞いていただきたいんですけど,御答弁もいただきたいですけど,まずは岡山市のほうが公立の保育園をつくろうではありませんか,必要な地域に。で,将来像を言って,そこが保育園ではなく今度老人施設に使えるような施設をつくろうじゃありませんか。そういうような発想を持って考えて,将来のことをもっともっと考えて,それができるかどうかわかりませんが,そういうような考えを持って,この危機的状況には対応するべきだと思いますので,言わせていただきました。

 また4番目,コンベンションについて,さすがに市長さんが力が入ってるだけあって御答弁をされました。再度になるかもしれませんが,本当に今回の糖尿病学会の件が岡山で開催できたのは,市長の個人的なおつき合いというふうなものは別としても,市長さんのおかげだというふうに私は関係者のほうから聞いております。今後もっともっとふやしていただきたいんですけど,ここで質問は,せっかく1万人からの方が来られたんです。当局のほうはアンケートなどをとって,今後,今まではやるまでのことはいろいろ努力をされたと思います。今回本当に最高のサンプルが集まったんじゃないんかなと思うんですよ。今後観光面で言えば,例えば7月31日と8月1日にうらじゃというお祭りが開かれます。これにも多くの方が来られる予定でございます。先ほど言いました来年の10月には,また国立病院の全国大会が開かれる予定でございます。やはり民間の会社であれば,やった後アンケートをとり,これがよかったか悪かったか,どうやって改良したらいいんだろうかをずっと考えていると思います。今回アンケートをとられたんかという点が1点と,どのようなことを参加者が言われてたかをちょっとお示しください。

 5番目,路面電車の延伸と軌道緑化について,残念ですねという以外はありませんが,芝と樹木は一緒のように思いますが,とりあえず10年間で6万本でいきたいんですというふうなことを言われました。とりあえずよくわかりましたけど,提案としてはさせていただきましたんで,タイミングがあればまた御検討いただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 児童館の件でございます。やはり児童館も含めて,私よく思います。子どもたちの遊ぶ場というのは本当に減っていると思います。今放課後に小学校の校庭や体育館で遊べるか,これはもう遊べません。公園などで野球ができるんだろうか,これもできません。今の御答弁では児童館をふやすこともない,もう遊ぶ場所は本当に減っていると思います。逆を言えば,これでまた民間のメーカーが,例えばゲームなどに力を入れますんで,やっぱり魅力のある商品をつくるわけです。やっぱり子どもたちはそっちへそっちへ流れているのが現状じゃないかなと,体力等の低下というのは当たり前の自然的な流れじゃないかなと,もうちょっと市の政策としてそういう子どもの生活面も考えていただけたらと思います。

 前回の議会でもお話をさせていただきました岡山県立児童館の件でございます。現在開かれている岡山県議会のほうでも,またまた議論がされておられて,石井知事の答弁としては,耐震の調査をして岡山市や民間へ今後相談をしていきますというような発言をされたそうです。あそこら辺の地域には,市長さんもよく御存じだと思いますけど,京山ロープウエーのあの上のところが今とまってはおりますけど,あそこに国のほうが太陽光発電のパネルをつけるんだというようなことが進んでいると聞いております。池田動物園があって,その太陽光発電というものがあって,やはり児童館があって,プラネタリウムがあってというようなことがすばらしい教育ができるんじゃないかなというふうに思いますので,この岡山県立児童館の件について再度御答弁をいただけたらと思います。

 また,広島市に行ったときに,岡山市さんは実を言うと中学校区にある公民館は非常にすばらしいんじゃないんかと,確かに私もいろいろ公民館の件は聞かせていただくんですけど,本当に充実していて新しい講座を開こうと思うてももう満杯でございます。これは岡山市の誇れることだと思いますので,このままさらに充実を希望したいと思います。

 最後に,教育長に質問をさせていただきます。

 所管の件でございます。今こども・子育て担当局長さんからは御答弁をいただきましたが,何でこういう質問をしたかというと,やはりこの児童クラブの件はここにおられる議員さんも多くの方がよく御相談をされている件の一つじゃないかなと思います。どこかでやはり施設を運営している側と学校サイドの壁があります。どこかがうまくいってないからこういうような質問をさせていただいております。今いろいろ聞いて,遊び,生活の場であり,今後も教育委員会と情報交換をしていきますという御答弁がありました。教育長のほうからも,ぜひともいい答弁というたら変かもしれませんけど,お気持ちを聞かせていただけたらなというふうに思います。

 以上で再質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  まず,リハビリテーション施設,特に慢性期等々の施設が不足してて,それをつくっていただけないかという再質問でございます。

 市内の急性期の総合病院というのは,ほとんど急性期医療を担っている機関でありまして,通常は急性期のリハビリを担当してるのが現状でございます。今後保健・医療・福祉連携におきまして,急性期から回復期への移行についての仕組みづくりというのも検討してまいりますが,その中で各医療機関や民間事業者も含めたサービス体制の構築についての検討も必要かとは考えております。

 それから2点目,天瀬の跡地についてといいますか,地域医療サービスについて周辺地域の意見も聞くべきではないかという御質問でございますが,長年支えてくださった地元地域住民であります,まず清輝学区の地元の方々との協議を丁寧に進めることが大事だと思っておりまして,一定の方向性等が出てきたところで適時に議会を初め周辺地域,また全市の市民の方々にお示しすることも必要かと思っております。

 それから,総合政策審議会についてでございますが,まず保育専門委員会を部会及び本審議会に諮ったのかという御質問ですが,それは諮っておりません。

 それから,開催回数でございますが,平成18年,19年,20年の審議会の開催回数でございます。本審議会が平成18年2回,平成19年2回,平成20年2回です。部会につきましては,平成18年11回,平成19年9回,平成20年14回となっております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  スポーツ振興計画についての再質問にお答えいたします。

 スポーツ振興計画,9月議会にはというふうなお尋ねでございました。9月ということで,限定するのはなかなか非常に厳しいかなというふうには考えておりますが,現在鋭意精いっぱい内部調整を行っておるところでございまして,秋ごろにはその概要を議会のほうにお示しできるように精いっぱい頑張りたいと考えております。

 よろしくお願いいたします。



◎田中直子保健福祉局こども・子育て担当局長  保育園について,市のほうで公の保育園をつくるほうがいいのではという御提案をいただきましたけれども,新しい保育園整備に当たりましては,これまでも民間活力を有効に活用することを基本としておりました。そういうことを踏まえ,これからも特に私立保育園の園長会等と連携をとりながら必要な地域にできる努力をしてまいりたいと思っております。

 それから,老人の施設に変えていくこともという御提案もいただきましたけれども,老人の施設と保育園との合築ということは他都市でも聞いたことはございますが,全く新しい発想でございますので,そういう使い方ができるかどうかも含めて検討してまいりたいと考えております。

 それから,児童クラブにつきまして,特に県立の児童会館についてなんですけれども,現時点では本年2月議会での質問にお答えしたとおり,施設を受け入れる予定はございませんが,今後県から何らかの協力依頼があった場合には,その内容については慎重に検討はしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎甲斐充経済局長  コンベンションでのアンケートの件についてのお尋ねでございます。

 コンベンションでのアンケートは,平成21年度から取り組んでおりまして,現在4大会で実施しております。実施につきましては,主催者へのお願いと御了解が必要というかなりの制約の中でやらせていただいております。今回の日本糖尿病学会のアンケートにつきましては,大変な混雑があるということで実施はしておりません。今後とも主催者との協議をしまして,主催者の意向も尊重しながらできるだけ対応してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



◎山脇健教育長  児童クラブの所管の件についての再質問でございます。

 この児童クラブにつきましては,児童クラブに通う子どももその学校の子どもであることは間違いないわけでございますので,そういう立場の中でというか,そういう考え方を持ってやはり教育委員会と保健福祉局,さらには教職員と児童クラブの指導員とのしっかりした情報交換というものが必要であろうというふうに思うわけでございます。その上で,今後も連携を一層密にしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔3番吉本賢二議員登壇〕



◆3番(吉本賢二議員)  御答弁ありがとうございました。再々質問というか,ちょっと聞いてみたいので聞かせてください。

 総合政策審議会まで,保育専門委員会の件は結局上がってきていないというふうな御答弁だったと思います。これでよろしいんですか,いいか悪いかだけ御答弁をいただきたいというふうに思います。

 やはりこの総合政策審議会の件,先週ですか,ありましたとおりもう一回よくよく考えて,さっきも回数が平成18年が2回,平成19年も平成20年も2回ずつと余りにもちょっと大切な組織にしては少ないんじゃないんかなというふうに思いますので,御検討をいただきたいと思います。先ほどの質問だけ,よろしくお願いします。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎高次秀明企画局長  せんだっても御答弁いたしましたが,総合政策審議会,本審議会,それから部会,専門委員会という全体の仕組みとして条例設置しているわけでありますけども,その中で本審議会から特に専門的な調査事項については専門部会でということになりまして,それは必要に応じて本審議会に報告するということになっております。本案件がそれに該当するかどうかにつきましては,ちょっと私ども今回の件,それが本審議会に報告するかどうかというシステム,システム上はそうなっているわけですけども,そういった運営になってなかったということも含めまして,今後のあり方を検討する中で関係局とも検討しながら,その仕組みの全体の見直しも含めて検討してまいりたいと,そのように考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後4時20分散会