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岡山県 岡山市

平成22年 2月定例会 03月09日−09号




平成22年 2月定例会 − 03月09日−09号







平成22年 2月定例会

    平成22年2月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第9号

       3月9日(火)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第5号議案〜甲第61号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第5号議案〜甲第61号議案

      ──────〇──────

出席議員(48人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(3人−欠員2)

            9番  井 本 文 博

            46番  柴 田 健 二

            49番  有 井 靖 和

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       市民局人権担当局長宮 前 保 典

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都市整備局長   白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病院事業管理者  松 本 健 五

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委     員  三 村 俊 隆

       事 務 局 長  齊 藤 ? 雄

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委  員  長  中 野   惇

       事 務 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第四農業委員会会長黒 田 栄三郎

      教 育 委 員 会

       委  員  長  岡 崎 優 子

       委     員  渡 辺 勝 志

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時7分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより2月定例市議会第9日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は39名でございます。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に升永議員,鷹取議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第5号議案から甲第61号議案までの57件の議案についてであります。

      ─────────────



△日程第1

 個人質問

 甲第5号議案〜甲第61号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第5号議案平成22年度岡山市一般会計予算について以下57件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして田畑議員。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  おはようございます。よろしくお願いいたします。

 さて,安井議員がお亡くなりになりましたが,安井議員はバランスのとれたお考えの方でありました。市の職員の方々にも,安井議員に助けられた方が多かったのではないでしょうか。亀井議員に続き,惜しい方を亡くしたという思いで胸が詰まります。心よりの御冥福をお祈り申し上げます。

 さて,今回は市長所信表明についてのみ質問をさせていただきます。答弁をしていただく方は市長と教育長,お二人のみを指定させていただきました。その理由でありますが,市長が所信を表明された内容ですから,私はそれ以外の範囲を出た質問はいたしません。ですから,市長お一人でお答えになれるはずであります。次に教育長でありますが,政治が教育をゆがめないように,戦前の教育行政のあり方の反省から,市長が教育行政にくちばしを入れないようになっております。そこで,教育問題についてのお答えは,教育長にお答えをいただくことといたしました。

 そこで質問に移ります。

 大きい1,議会改革について。

 1,昨年11月定例議会で,高谷市長は所信表明であえて「議会が議員報酬引き下げ議案を否決した。民間給与は下がっている」と表明されましたが,その真意をお示しください。なお,政隆会と我が共産党市議団は議案に賛成したことを申し添えておきます。

 2,また,「議会は議会改革検討会議を立ち上げた。市民目線でしっかりした検討を期待している」とは,何を期待されたのか,具体的にお示しください。

 3,贈収賄事件で有罪となった成本氏の事件に関連させて,「議会も市民代表としての自覚を持って行動され,議会改革を前進させてほしい」とは,成本氏以外にも同様な議員がほかにもおるということですか。それは全員ですか。それとも,特定の議員に絞られているのですか。御説明ください。

 4,森脇議員の質問に答えて,「議論を尽くすことは有意義だが,市民の観点に立った適切なコスト感覚が必要」「本会議も委員会も岡山市議会の審議時間が全国一長い」と御答弁されましたが,よく審議されていることは全国に誇るべきことだとは思わないのでしょうか。日本国憲法が定めた地方自治の本旨とは何か,地方自治法による自治原則とは何か,この2つをお教えいただきたいと思います。正々堂々と議論したいと思います。民主主義と行財政改革を同列に論じる愚はやめていただきたい。

 5,この市長の発言を受けて,議会改革検討会議の議論の筋道がそれ,会議時間を減らすことに腐心をする議論となったことはまことに残念であります。多くの国民の血を流した結果,やっと日本国民が手にした新しい憲法と地方自治であります。議会みずからが,立法機関としての議会の地位を後退させることになる代表質問の取りやめ,これを市長は喜ぶのか。悲しむべきではないでしょうか。市長の御認識を伺いたいと思います。

 6,また続いて,「韓国・富川市の議会は30人,アメリカ・サンノゼ市は11人」という制度の違う国を挙げて乱暴な比較をし,市議会の定数削減を暗に示唆しているわけでありますが,両国の地方議会制度を説明してください。

 また,市長の言うコスト削減とは定数削減のことだと思いますが,我々は日本国憲法と地方自治法の崇高な理念のもとに,市民の御選任をいただき,仕事をし,報酬をいただいているということを忘れないでいただきたい。あなたも岡山市で飛び抜けて一番高い給料をもらっているのでありますから,お互いにそれにふさわしい仕事をして市民にお返しをしようじゃありませんか。

 大きい2,予算編成と行財政改革について。

 子どもの医療費を入院について中学生まで無料化されるなど,福祉施策を一定前進させていただいたことに敬意を表します。市民の皆さんとともに喜び合いたいと思います。ありがとうございました。

 しかし,問題点もあります。

 1,公明党中原議員が基金について質問をされました。財政局長は,「3基金の合計は87億円,150億円の積み立てを目指したい」と答弁されました。平成17年3月31日基金現在高は約165億円でありますから,まあその程度まで戻されるのが普通かなと思いますが,いかがでしょうか。また,平成17年度との差額の78億円は,トータル的に言えば公債費,つまり借金返しに使ったということでよろしいですね。

 2,高谷市長の財政健全化策は歳出削減,とりわけ人減らしによる人件費削減でありますが,私は財政運営のバランス感覚が必要だと考えます。岡山市の財政は,松本元市長がためたお金を,安宅元市長が国策に沿って公共事業をばんばんやって借金をふやし,萩原元市長が使い果たして,市長をやめる2年前から借金財政にブレーキをかけたと思っております。原因は,やれいけ,それいけとアメリカに言われて,公共事業の大盤振る舞いをしたことであります。そのツケを高谷市長や私たちや,もちろん岡山市民全員でありますけれども,背負っているということになります。

 しかし,今度はあつものに懲りてなますを吹くということになっています。例えば,普通建設事業費は対前年比マイナス8.9%,額にして26億5,000万円のマイナスであります。政令市枠として,景気浮揚策として必要な予算取り,つまり適切な事業の増額が必要であったと思いますが,どうですか。そうでなければ,岡山市の経済はよくならないでしょう。松島さん,そうよね。税もふえないでしょう。どう思われますか。

 3,西部新拠点まちづくり構想を打ち出されましたが,(仮称)岡山総合医療センター,つまり市民病院のことでありますが,その建設費が約146億円とすれば,北長瀬土地区画整理事業も含め,総事業費は何年で幾らかかると想定されますか。その間の税収予想をどのように立てておられますか,お聞かせください。私は将来の市財政の偏りを心配しています。

 また,この構想は,操車場跡地を除いて,結局市街化区域が拡大,増大することになり,新・総合計画のコンパクトシティーとは相入れませんが,いかがですか。また,操車場跡地に池田動物園の誘致をとの声がありますが,お聞きになったことがありますか。

 4,土地改良事業について,政治的態度が悪いと民主党小沢幹事長のツルの一声で,土地改良事業の事業費が63%も削られたとのことであります。本市への影響と感想をお聞かせください。

 5,新風会を代表して三木議員が,「議会に情報提供がされていない。また,職員のモチベーションが下がっている」と指摘されましたが,これもバランスを失った市政運営の欠陥だと思います。

 総務局長は,「議会に対して丁寧かつ懇切にしている」と答弁されましたが,果たしてそうでしょうか。卑近な例では,建設委員には今回の入札の情報漏えいに係る,入札問題ですね,今議会の直前の委員会まで報告がありませんでした。市政の動きの多くは,新聞で知るか,その前日に我々は知らされることが多いのであります。そうでしょ,皆さん。市長,総務局長が議会でうそをつかないように指導してくださいますか。また,こうした市のやり方を改めていただけますか。

 6,市の入札は,今年度,設計図書の記載ミスで入札を取り消したり,最低制限価格の計算を誤り落札決定の取り消しをしたり,先ほど触れた解体工事の入札でマル秘の金額がパソコン上で一定の操作をすれば見えたり,しかもそれを入札参加業者から指摘されて気づくという失態を繰り返し,本会議で財政局長が陳謝し,入札のあり方を検討すると答弁されましたが,こうした人為的ミスは基本的には人が足りないからではないかとの議会からの指摘に耳をかそうとしません。こうした議会の指摘に対して素直に耳をかす姿勢が必要だと思いますが,いかがですか。

 入札ミスによる時間のロスも含めた市の損害,職員の時間ロスは幾らですか。こういうミスはなぜ起きるか,職員不足と予算不足が原因ではないか。さて,その正儀の件も含めて,事務ミスの例示と損害額を上げてください。

 7,ゼロベースで定員分析をして,縮小,再編,統合を管理職を含めて見直すとのことですが,それこそ無駄ではないですか。政令市になるに当たってゼロベースで見直しをしたばかりですから,個々具体に反省をして,その配置を決めたらいいわけです。屋上屋を重ねるやり方を改め,まずみずからの行財政改革をやるべきではないでしょうか。

 8,田原議員が本当にいい質問と提案をしてくださいました。情報関係の費用は,土木・建設事業にかわる新しい巨額な公共事業であります。行政としては未解明の分野であります。

 そこでお尋ねしますが,岡山市の過去3年間の事業費と大まかな費目と金額を御明示ください。

 9,市教委は先月26日,市内30公民館で行った電気・機械関係修繕工事代金の未払いがあると発表しました。新聞報道では,職員は,代金を払うと年度末に予算が足りなくなると,一部を払わずにいたということでありますが,各館の修繕要望が妥当であったとすれば,マイナスシーリング,予算大幅カットの結果がこういう不幸な結果を招いたと考えられますが,いかがですか。また,毎年不払いで発注を続ければ,発注単価も業者の言い値であったと考えられますが,いかがですか。

 大きい3,都市ビジョンの実現の予算について。

 1,平成22年度予算を発表されました。政令市発展枠と言われますが,市長,多くは構想や計画づくりの着手でまだ中身が見えてきませんが,そう受け取ってよろしいか。

 2,新・岡山市総合計画の人口の誤りを修正していただきたいのですが,いいでしょうか。同計画では,平成22年の人口を71万3,000人としています。しかし,今まだ人口70万人に達しておりません。これは市民に誤解を与えるものであります。住民基本台帳人口をお示しいただくとともに,御訂正をお願いします。

 3,太陽光発電には補助金をつけて全面支援していますが,風や水などの他の自然エネルギーの活用についての推進策はどうされるのか。補助制度の創設のお考えはないのか。お聞かせください。

 4,水と緑の回廊を都心部につくると言いますが,岡山市全域についての考えがありません。どうされますか。

 5,吉備線LRT化は,JRとこれから協議とのことですが,これまですぐできるかのように言われてまいりましたが,市はどこまで費用負担を覚悟されているのですか。総事業費は幾らと推定していますか。事業主体はどうするつもりですか。最終的に,市が事業主体となるお覚悟がありますか。

 6,楠木議員も質問されましたが,バスターミナルを方面別化すると11月議会で表明されました。ところが,今議会ではできなかったとの報告であります。所信表明とはこの程度の重さなのか。私は余りにも軽過ぎると思いますが,所信表明のあり方をきちんとしたものに変更するお考えはありませんか。また,議員がだれが反対したのかに答弁がありませんでした。だれが反対したのですか。私も聞きます。

 7,ア,(仮称)岡山総合医療センターについて,地元とよく協議していると総務委員会でも答弁をされていますが,いつ,だれとだれが,何をどのように話し合って合意を得たのか御報告ください。操車場ありきで市民をだますのはやめていただきたいと思います。

 イ,村手副市長は,市長の心の美しさは,外来診療機能の整備がそうだと竹永議員に対して答弁されましたが,市長,地元への対応は不誠実きわまりないと地元は受けとめています。あなたの美しい岡山の心とは事実と違う答弁をさせることですか。

 ウ,新しい市民病院は,独立行政法人で経営されるのですか。その際,初期投資や開院後の資本費不足や救急救命部門などの赤字補てんはどうされますか。行財政改革一本やりの経営を押しつけると医療ミスを引き起こしかねませんが,きちんとした手当てをされるお覚悟はありますか。

 エ,現在の市民病院の黒字は内科診療によってもたらされていると聞いております。新しい市民病院をもし仮に操車場跡地に移転したと仮定をした場合,どの診療科で黒字を生み出すおつもりですか。

 8,岡山っ子育成条例では,どの子も愛されていると実感できるとうたっていますが,学校現場はそうなっておりません。現状と対策をお聞かせください。

 市立中学校で教師が生徒に暴力を働いたとして調停されましたが,こうした教師が容認される風潮が学校関係者にはあるのではないでしょうか。どうでしょうか。

 同じく,教師の対応で学校に行けない子がいます。真剣かつ適切な学校現場の改革が必要です。どうされますか。

 9,教育費が抑制されていると思われます。政令市に移行した昨年度は当初予算額で183億8,400万円,今年度の当初予算額は183億4,700万円でありますから,3,700万円の減額であります。しかも,一般財源は1億7,800万円のマイナスです。この予算では,先ほど申し上げた,どの子も愛されると実感できる学校教育ができないと思います。できるならできると具体的に説明された上,お約束ください。

 10,福浜地域センターは場所が狭過ぎないかと思います。再検討が必要ではないでしょうか。機能と人員及びスペースはどの程度か,御明示ください。

 富山・福浜地域センターについて,JAからフロア貸しを断られた件についてですが,農協法に係る未利用地か遊休施設かの判断は,それほど時間がかかる問題ではないと思われます。実は,貸してもらえるとの内々の判断と協議があったのではないですか。そうでなければ,予算計上が軽過ぎませんか。御説明ください。

 11,ア,民主党新政権の農家への戸別所得補償が輸入自由化の手段となると農家の方々が心配されています。市長の御判断と対策をお示しください。

 イ,改正農地法では,自作農主義から効率利用主義へと制度が大きく変わります。農地を貸しやすく,借りやすくするというわけでありますが,問題点をお示しください。例えば,利用が不便な耕作放棄地は,やはり借り手がなくて,放棄されたままにならないかと危惧します。いかがでしょう。

 ウ,ため池の改修をお願いしましたが,私が生きているうちにはできそうにありません。政令市になったらサービスがよくなると言って歩かれた市長さん,ため池や排水機場の整備計画を示してください。

 エ,岡山市は米粉製粉機の導入予算を計上したものの立ちどまってしまいました。JAの問題だとしていますが,市の努力不足もあるんじゃないでしょうか。予算を計上してもできないことが多い政令市は何かおかしい,こう思います。私は,婚姻・出生に米を上げるのはばらまき政策だと思います。岡山市のお米を米粉製品にして全国発信をすることのほうがよっぽどいいじゃないですか。

 オ,吉備高原都市にアドタッチが工場を出し,米粉パンなどを全国展開するようです。市長さん,あなたが言われた,政令市になったら企業がどんどん来ると言ったのは,あれはほらですか。しかも,経済局長は中原議員への答弁で企業撤退の報告もされましたが,言うことと実態がどうして,なぜこういう逆になるんでしょう。

 12,史跡千足古墳保存整備事業の予算を計上されておりますが,なぜ大切な古墳が劣化したのか。保存・メンテナンスの不備は,結局,人の不足と予算の不足ではなかったのか。お答えください。

 以上で第1回目の質問を終わります。

 ありがとうございます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,田畑議員の御質問にお答えをいたします。

 初めに,私が11月の所信表明で申し上げた議会改革への期待に関する御質問にお答えをいたします。

 まず,市民代表の自覚を持って行動され,議会改革を前進させてほしいと申し上げた部分ですが,これは選挙により負託を受けた職にある者として,私自身責任の重さをかみしめるとともに,議員の皆様の総意として議会改革を進められるよう期待を込めて申し上げたものでございます。田畑議員から贈収賄の疑惑がほかの議員にもあるということかという御質問でございますが,私自身驚いております。

 次に,議会のあり方検討会議と議会の審議時間に関する御質問でございますが,言論の府である議会におかれましては,市民の各界,各層の代表としてさまざまな意見をお互いに表明し,論議し,政策を決定,推進していく民主主義実践の場であります。このように,議論を尽くすことは有意義なことと認識しておりますが,目的を達成するに当たり,より効率的・効果的な運営と適切なコスト意識も重要であると考えております。その意味で,議会のあり方検討会議では,議員報酬,政務調査費を初め,議会運営や議員定数等の諸課題について幅広く御検討されることを期待申し上げております。

 次に,議会の11月定例市議会での代表質問の試行的な中止についての認識をとのお尋ねでございますが,これは去る2月17日に開催された議会運営委員会において,本会議の運営,委員会の運営とともに,本会議での代表質問についても議会において真摯な御議論の後,御決定されたものと認識しております。

 続いて,都市ビジョンの実現の予算について,政令指定都市発展枠について,構想や計画づくりの着手が多く,中身が見えてこないとのお尋ねでございます。

 平成22年度当初予算は,都市ビジョンの2つの都市像をできるだけ明確な形として見せていけるように政令市の発展枠の仕組みをつくり,知恵を絞って編成いたしました。予算案としては,具体化した事業のほか,計画・構想段階のものもありますが,これらはいずれも都市ビジョンを具体化するためのステップでありまして,今後の本市のまちづくりの柱になる事業の第一歩であるとともに,市民福祉の向上への思いを形にできるものと考えております。私の2期目,また政令市2年目として活力ある岡山市の発展を実現できるよう,しっかりと各事業を推進してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎佐古親一副市長  予算編成と行財政改革について,新風会を代表しての三木議員の質問に対する総務局長の答弁についての御質問にお答えいたします。

 今回図らずも建設委員には,入札に係る情報漏えい問題の御報告が今議会直前になり,議会を混乱させることとなりました。総務局長は,本会議における答弁,委員会審議における事前準備,説明につきましては,丁寧かつ誠実に行うよう心がけていると御答弁申し上げておりまして,さらに総務局長を初め各担当も留意するよう指導を徹底してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  昨年11月定例議会で,所信表明であえて議員報酬などの表明をされたが,その真意についてのお尋ねでございます。

 総合政策審議会の答申を踏まえて提出した議員報酬を引き下げるための議案を9月定例市議会において否決をされたという事実と,民間の給与水準は不況の影響で下がっており,これに対応して,人事委員会勧告等に伴い,職員の給与等を引き下げるための議案を議会にお諮りさせていただいたという事実を述べたものでございます。

 次に,憲法が定める地方自治の本旨等についてのお尋ねです。

 憲法第92条では,地方公共団体の組織及び運営に関する事項は,地方自治の本旨に基づいて,法律でこれを定めるとされており,ここで言う地方自治の本旨とは,一般的には住民自治,その地域の住民の意思に基づいて地方行政の運営が行われること,そして団体自治,地方の運営は地方の住民の意思を反映して,国とは別個の統治機構によって行われるとの2つの意味において,地方自治を確立することと理解されています。

 そして,地方自治法が憲法が定める地方自治の本旨を具現化させるための法律であることから,地方自治法の自治原則とは,その住民自治と団体自治それ自体を指すものと理解いたしております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  予算編成と行財政改革についての項で,西部新拠点まちづくり構想についての御質問にお答えいたします。

 西部新拠点地区は,中心市街地から近い上,JR北長瀬駅や岡山西バイパスの整備,西部第4・第5土地区画整理事業などの都市基盤整備が進んでおり,今後市全体の都市格の向上に寄与する新たな地域拠点の形成を進める地区として,都市ビジョンのコンパクト市街地と田園の共生プロジェクトに位置づけられております。

 このたび,岡山操車場跡地活用の基本的方向では,3つのゾーンを設定し,それぞれの導入機能を議論のたたき台としてお示ししたところですが,今後西部新拠点地区の全体構想の検討を進めていく中で,関連事業も含め,事業費や期間等について適時にお示ししたいと考えております。

 また,現下の経済情勢から,厳しい財政状況は今後も続くものと考えられることから,西部新拠点地区での事業実施に当たっては,引き続き選択と集中,また事業の平準化を図りながら進めていく必要があると認識しております。

 なお,池田動物園につきましてですが,その誘致などの動きについては聞いておりません。

 次に,同じ項で,過去3年間の情報関係の事業費,それから大まかな費目と金額をとの御質問にお答えいたします。

 情報関係の事業費の主なものといたしましては,システム等の保守管理費,システムの開発・改修費及び機器等の使用料について,各局の決算額を集計した総額では,平成18年度が30億2,800万円,平成19年度が26億5,000万円,平成20年度が39億5,500万円となっております。また,これらの金額の費目別の内訳といたしましては,システムや機器の保守管理費が,平成18年度が1億4,900万円,平成19年度は1億5,600万円,平成20年度は1億6,000万円,またシステムの開発・改修費ですが,平成18年度が19億1,900万円,平成19年度は14億9,000万円,平成20年度は29億3,700万円,機器やシステムの使用料が,平成18年度は9億6,000万円,平成19年度は10億400万円,平成20年度は8億5,800万円となっております。なお,この中には合併経費や政令市移行経費などの一時的経費が含まれておりますので,全庁の経常的な情報化経費としては毎年約20億円程度となっております。

 次に,都市ビジョン実現の予算についての項で,人口についての御質問にお答えいたします。

 都市ビジョン(新・総合計画)でお示ししました人口の見通しは,最も一般的な手法であるコーホート要因法を用い,これに政令指定都市移行効果を見込み,運輸・通信,卸売・小売,金融・保険,不動産,サービス等の都市型サービス産業の就業者増を加味して推計したものです。平成22年1月1日現在において,住民基本台帳人口と外国人登録人口を合わせた人口は69万9,776人となっており,また岡山県が国勢調査人口をもとに住民基本台帳人口と外国人登録人口の増減数により推計した毎月流動人口では,同じく70万5,001人となっております。世界的な経済状況の悪化による景気後退など,想定外の状況も生じておりますが,引き続き人口増の傾向に変わりはございません。

 今後とも,政令市効果を生かした都市型サービス産業の集積を初め,産・学・官連携して本市の強みを生かした産業振興に努めるなど,持続的に人口がふえ,活力とにぎわいのある地域社会づくりを進めてまいりたいと考えております。

 次に,(仮称)岡山総合医療センターについて数点御質問いただいておりますが,まず地元対応について2点御質問いただいております。

 センター構想につきましては,昨年11月に基本構想の素案を公表して以降,地元の皆様への御説明をさせていただき,また御要望いただいた6連合町内会長ともお会いするなど,真摯に話し合いを重ねているところでございます。将来の地域住民の皆様への医療サービスのあり方などについて,一定の外来診療機能の整備も含め,地域の皆様に御安心いただけるよう引き続き誠実な協議に努めてまいりたいと思っております。

 次に,同じく総合医療センターで,経営につきましての御質問にお答えいたします。2点いただいておりますが,一括して御答弁いたします。

 センターの経営につきましては,基本構想において,救急,感染症など公的な医療分野や建設費に対する一定の一般会計負担を前提にした財政シミュレーションを行い,持続的経営が可能なことを確認しております。現在の市民病院の経営は,診療科別ではなく,病院全体として黒字化するよう努めており,将来においてもこのような経営を行うためには,より効率的・効果的で持続可能な経営基盤の確立が必要であることから,経営形態について地方独立行政法人化も含め検討することとしておるところでございます。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  まず,基金の残高,またその減についての御質問にお答えいたします。

 財政調整のための3基金の残高につきましては,公明党を代表しての中原議員に御答弁したとおりでございます。

 また,3基金の残高見込みが平成16年度末に比べ78億円の減となっておりますが,これは国体や全国都市緑化フェアの開催,政令指定都市への移行準備のほか,増大する社会保障費への対応など,必要な事業を行う中で,市税や交付税などの変動に対応しながら,各年度の収支均衡を図る中で,財源調整に活用したためでございます。

 続きまして,景気対策予算についての御質問にお答えいたします。

 国の公共事業費がマイナスとなる中で,経済情勢にも配慮すべきと考え,必要な事業の確保には努力したところでございます。内容につきましては,公明党の中原議員に御答弁したとおりでございます。

 続きまして,入札ミスの問題,また時間のロスを含めた損害額についての御質問にお答えいたします。

 今年度入札ミスが多くなった原因につきましては,建設工事の入札における最低制限価格を設計金額から計算するよう変更したため,設計金額の積算ミスが入札結果に直接影響するようになったこと,また設計や入札事務のチェックの不十分さが表面化したものであると考えております。今後,こうした入札ミスが起こらないよう設計積算や入札事務のチェック体制の強化に努めることはもとより,そもそもミスが起こりにくい制度のあり方やミスが起こった場合でも混乱が生じにくい手続のあり方を検討していきたいと考えております。

 入札ミスによります損害につきましては,入札ミスによるやり直しが生じているため,その分時間のロスが発生しておりますが,明確にお示しできる金額といたしましては,下水道工事の入札手続の過誤に係る損害賠償として25万1,897円を支払っておるところでございます。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  まず,富川市とサンノゼ市の地方議会制度についての御質問にお答えいたします。

 サンノゼ市議会は,市全域から選出された市長と地区ごとに選出された10人の議員の合計11人で構成され,市議会から任命されたシティーマネジャーにより行政運営が行われております。市議会には5つの常任委員会が設置され,議員報酬は年間約8万7,000ドル,約780万円とお聞きしております。

 一方,富川市議会は,各区ごとに選出された27人と比例代表で選出された3人の計30人の市議会議員で構成されており,議決機関や監視機関としての役割を果たしております。市議会は,年に2回の定例会が開催されるとともに,4つの常任委員会が設置されており,議員報酬は年間約4,500万ウォン,約350万円とお聞きしております。

 次に,地域センターに関する御質問にお答えいたします。

 議員御指摘のとおり,福浜公民館の敷地は現在22台の駐車場部分がございますが,その中に建築するとなれば,当然ながらその面積は制約を受けてまいります。したがいまして,建物につきましては,会議室やトイレ等を公民館と共有するなど有効活用を図りながら,他の地域センター同様の機能と体制を想定した上で,サービス提供が可能となる面積を確保することとしております。なお,不足が予想される駐車スペース部分につきましては,近隣に確保する方向で現在検討中でございます。

 また,JA施設の借用につきましては,当初JA施設を建てかえてその一部を地域センターにお借りする方向で協議を行い,JAから前向きな回答をいただきましたが,JAの組織としての意思決定前であったことから,設置場所を特定せず,一般的に必要とされる開設に向けた準備経費を6月補正予算に計上させていただいたものでございます。しかし,農協法の解釈や施設の建てかえ等についてJA内部での合意に至らなかったことから,JA施設と地域センターの合築やJA所有の他の未利用施設の活用,さらには土地の借用など,さまざまな整備手法等の検討を行いながら,JAと調整を図ってまいりました。したがいまして,農協法の解釈やこれらの整備手法についてJA内部で慎重に協議した結果,組織としての最終的な御判断に至るまで長時間を要したものと認識しております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  ゼロベースの定員分析は無駄ではないかとの御質問にお答えいたします。

 政令市移行時は,県からの人的支援を除いて約5,900人という定員枠を前提として,6,000余りの細事業を本庁,区役所,地域センター等にどのように配分し,それぞれ何人の人員が必要になるかということを算出いたしました。このときの基礎データを活用しながら,現在,職員採用中期計画策定のためのゼロベース定員分析を行っています。具体的には,本庁業務約6,500の細事業,区役所業務約7,000の細事業を法定業務,都市ビジョンの政策・施策実現のための業務等に分類し,個々の細事業の必要性をさまざまな要素をもとに検証し,廃止,民営化,民間委託,事業縮小,また都市ビジョンの政策実現に必要な重要項目は事業強化などに仕分けしていくこと,及び各事業のプロセスを分析し,効率的やり方に変えていく作業を行っているものであります。これらの作業は今回初めて行うもので,プロジェクトチームを核として,全庁,全職員一丸となって取り組んでいるものでございます。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  自然エネルギーの活用についての推進策,補助制度の創設はとのお尋ねでございます。

 自然エネルギーは,それぞれの地域によって種類や量に違いがあり,本市では現在晴れの日が多いという地域特性を生かし,太陽光エネルギーの推進に重点を置いた取り組みを進めています。また,平成22年度には,国の委託事業として実施予定の緑の分権改革推進事業の中で,市域全体に存在する各自然エネルギー量やその利用可能性量等を把握する方針です。今後,これらの成果等を踏まえ,国等と連携しながら新たな経済的な導入促進策を含め,市域全体に自然エネルギーを一層導入していくための効果的な手法について研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  予算編成と行財政改革についての項で,土地改良事業減額の本市への影響と感想はというお尋ねでございます。

 議員御指摘のとおり,国の平成22年度予算の概算決定によりますと,土地改良事業を含む農業農村整備事業につきましては対前年比36.9%と大幅に減額されておりますが,各地区への配分等の詳細が不明であることから,本市の土地改良事業への影響につきましては今後の国の動向を注視してまいりたいと考えております。

 いずれにしましても,用排水路,ため池などの農業用施設は,安定的な農業生産に寄与するだけでなく,洪水防止や水資源の涵養などの多面的な機能を有しており,市民の安全・安心な暮らしにとっても大変重要であるため,必要な予算を確保していただくよう機会をとらえて国に要望してまいりたいと考えております。

 次に,市の入札の項の中で,関連して正儀についてのお尋ねでございます。

 議員御質問の正儀の移転補償金返還請求訴訟でございますが,この件は3,985万6,000円の移転補償金を支払ったものの,相手方が用地買収に応じず,また代替地確保に関して相手方から損害賠償請求の訴訟を提起されていたことから,補償契約の解除を行い,移転補償金の返還を請求したものでございます。実質的な履行不能の状態であり,無催告解除できると考えたものでございます。なお,弁護士費用等313万948円を支出しております。

 次に,都市ビジョンの実現の予算についての項で,戸別所得補償が輸入自由化の手段となると農家は心配している,判断と対策をというお尋ねでございます。

 平成22年度から始まる戸別所得補償制度は,小規模農家を含め意欲あるすべての農家が農業を継続できる環境を整え,創意工夫ある取り組みを促していくことを目的としていると聞いております。民主党のマニフェストによりますと,FTA,EPAの交渉の際は,国内農業・農村の振興などを損なうことは行わないとされており,本市といたしましては国の動向を十分に注視してまいりたいと考えております。

 次に,ため池や排水機場の整備計画はというお尋ねでございます。

 市内には1,465カ所のため池があり,大雨時には洪水防止機能を果たしておりますが,平成15年度の調査では約200カ所について改修等が必要であると考えられます。また,本市が管理する主な排水機場は約80カ所あり,そのうち老朽化により改修等が必要なものは25カ所以上と見込まれております。

 これらの老朽化した施設につきましては,現状を再点検し,更新・修繕等の振り分けや優先順位づけなどを行った上で,国や県の補助事業も活用しつつ,来年度から順次計画的,効率的な整備に向けて検討してまいります。

 次に,婚姻・出生に米を上げるのはばらまきで,米粉製品にして全国発信するほうがいいのではないかというお尋ねでございます。

 本市の地産地消の推進を図る上で,主食であるお米に重点を置くことは重要であり,農業振興ビジョンにおいても,岡山の米のよさを積極的にPRし,その消費拡大に努めることとしております。これまでも各種イベント等において,パネル展の実施やリーフレットの配布などで本市のお米についてもPRをしてきたところでありますが,特にこれから子育てを行う若い世代に対し,本市のお米と農業について関心を高めてもらうことが重要であると考えられますので,婚姻届や出生届を出された方に市内産のお米を農家等で受け取る引きかえ券を配布するとともに,特産品やイベント等の情報提供を行うことにより,農家と消費者の交流を促進し,地産地消をさらに進める本市独自の取り組みとしたいと考えております。

 また,パン,めん類などの材料として注目されている米粉につきましては,引き続き米消費拡大の切り札として,米粉用米の生産・出荷を奨励するとともに,本市の米を原料とした米粉製品の普及促進に対する実需者支援,米粉料理教室の開催,取扱業者を紹介するためのパンフレットの作成やスタンプラリーの実施など,米粉や米粉製品の消費拡大に向け,積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,政令市と企業の進出,撤退についてのお尋ねでございます。

 現状につきましては,一昨年秋のいわゆるリーマンショック以降の,100年に一度と言われる世界的な景気の悪化などの影響が大きかったと言わざるを得ないものと考えておりますが,今後も岡山市の強みや魅力を紹介し,企業ニーズ等の情報収集や人的なネットワークづくりに努めていくとともに,来年度産業振興ビジョンを策定する中で,企業誘致の方策も検討していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  都市ビジョンの実現の予算について,数点の質問にお答え申し上げます。

 まず,水と緑の回廊についての御質問にお答え申し上げます。

 都市ビジョンでは,水と緑の都心回廊づくりの取り組みを行うこととしており,岡山駅前広場の緑化や西川緑道公園の再整備などを行っております。岡山市は,豊かな緑とともに恵まれた水辺空間を有しておりますので,市全域の緑のボリュームアップを進める上で,水とのかかわり方や水辺の生かし方についても考えてまいりたいと思います。

 続きまして,吉備線のLRT化についての御質問にお答え申し上げます。

 吉備線のLRT化につきましては,ゆうあいクラブを代表しての楠木議員の御質問にお答えしたとおり,JRに対し協議体制を構築するよう提案を行っているところであり,この協議体制が整えば,岡山市とJRとが事業化に向けて協議を進めることとしており,その中で事業主体,事業概要や事業費を明らかにしてまいりたいと考えております。

 続きまして,バスの方面別化についての御質問にお答え申し上げます。

 東口バスターミナルの方面別化については,ゆうあいクラブを代表しての楠木議員にお答えしたとおり,おもてなしの公共交通を考える会で平成20年3月に合意し,平成21年10月の作業部会でも再確認していることから,市としては当然合意したものと認識していたところです。しかしながら,その後の作業部会の議論で合意事項が守られないという結果になりました。作業部会の議論では,事務局である運輸支局から方面別化の案が幾つか示されたものの,バス事業者間での合意に至らなかったものと承知しております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,予算編成と行財政改革についての項で,公民館での修繕代金の未払いは予算カットが招いたんではないか,発注単価は業者の言い値ではなかったのかとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 まずその前に,このたびの修繕料の未払いにつきましては,市議会を初め市民の皆様,関係の皆様方に大変御迷惑,御心配をおかけすることになりまして,心からおわびを申し上げたいと思います。

 公民館の修繕料の当初予算につきましては,平成17年度が1,080万円から平成21年度の1,670万円と順次増額を図ってきております。また,現在会計事務経験者や技術職員を交えて調査を進めておりますけれど,検査を終えました平成21年度及び平成20年度につきましては,すべて現実に施工されており,金額的にも妥当なものであったと判断しております。引き続き,全件の調査を行うとともに,このような事態が再び起こることがないよう取り組んでいきたいと考えております。

 次に,都市ビジョンの実現予算についての項の中で,順次お答えをさせていただきます。

 まず,岡山っ子育成条例ではどの子も愛されていると実感できるとうたっているが,その現状と対策は,また教師の体罰が容認される風潮が学校関係者にあるのではないか,教師の対応で学校に行けない子がいる,真剣かつ適切な学校現場の改革が必要だと思うがとのお尋ねに一括してお答えをさせていただきます。

 岡山市で子どもたちが愛されていると実感できる学校・園づくりを目指しているわけでございますけれど,学校・園での指導が子どもや保護者の方に受け入れられずトラブルになっている例がございます。このような場合は,教育委員会だけではなく,福祉などの関係機関と情報も共有し,協議しながら,問題に含まれている要因に幅広く対応できるよう連携強化を図ってきております。しかし,何より学校・園現場の教師の取り組みが子どもや保護者の方に理解され,受け入れられるものでなければなりません。力に頼る指導というものが受け入れられるものではないということは周知されていると考えておりますけれど,子どもだけではなくて保護者の方の考え方や生活実態などが多様化していることも踏まえまして,また地域や社会全体の変化も敏感にとらえながら,教師一人一人がみずからの指導を改めて振り返ってみることが大切であると思います。

 また,一律の指導方法に頼ることではなく,個々の子どもや保護者の方の心に響く指導ができる組織づくりのために,トラブルの事例に対して全員が熱意を持って向き合い,要因を分析し,反省点を共通理解することが大切であると思います。このような実践を繰り返すことで,教職員の意識改革を進め,困難な状況にもしっかりと寄り添いながら指導を進めていける学校・園組織になるようにしていきたいと考えております。

 次に,今の教育予算で子どもたちが愛されていると実感できる学校教育ができるかとのお尋ねでございます。

 子どもたちが愛されていると実感できるためには,一人一人が認められて,ともに支え合う雰囲気のある学級で,子どもたちにとってわかりやすい授業を行うということが大切であると考えています。厳しい財政状況のもとではありますが,学校教育を充実させるために実態や課題を把握し,教育行政の点検・評価を行う中で,授業の緊急度や優先度を勘案しながら,予算の効果的な執行に努めているわけでございます。

 来年度は,確かな学力の定着や子どもたちの豊かな心の育成を初めといたしまして,教育相談体制,特別支援教育の充実というものが大切でありまして,積極的に進めていきたいと考えております。

 最後に,史跡千足古墳の劣化がなぜ起こったのか,人不足と予算不足ではなかったかとのお尋ねでございます。

 千足古墳は,以前から石室内に水が充満している状態にあり,その中で環境が安定していることから,現状のままの保存が図れると判断しておりました。今回明らかとなりました石障の劣化は,水が作用して引き起こされた可能性があるとの専門家の見解もありまして,原因究明の調査を新年度予算にお願いをいたしまして実施したいと考えております。

 以上でございます。



◎黒田栄三郎第四農業委員会会長  農地制度が大きく変わり,農地は貸しやすく借りやすくなるが,問題点がないか,利用が不便な耕作放棄地が,借り手がなく解消されないのではないかとのお尋ねです。

 改正農地法では,農業就業人口が減少し,耕作放棄地の拡大に歯どめがかからない状況の中で,食料自給率の向上を図るには,一般企業を含めた多様な担い手を確保する必要があるとの考えから,農地の貸借規制を緩和しました。

 家族単位での経営が行われている農業現場に企業が進出することで混乱が生じるのではないかとの声も耳にしますが,担い手の農地の利用を分断する場合や地域の農業者の一体的な取り組みを阻害する場合など,地域との調和が維持されないような権利取得は認められないこととされております。

 また,許可後においても農業委員会は適正な利用に向けて必要な指導を行い,もし改善が見られない場合には貸借契約を解除し,その場合のリスク回避についても貸借契約の中に明記しておくこととされております。

 議員御指摘のとおり,条件が不利な耕作放棄地を再生していくことは容易ではありません。耕作放棄地問題を根本から解決していくには,農業をやりがいのある産業として振興させていくほかにないと考えますが,少しでも耕作放棄地が解消されるよう,新しい農地制度の円滑な運用に努めてまいる所存でございます。

 以上でございます。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  再質問させていただきます。

 松島さんじゃないですが,テレビをごらんの皆さんも,傍聴の皆さんも,議員の皆さんも,やっぱり市長と1対1のやりとりはできないんですね。残念ですね。せっかくいい場所をこしらえたと思ったんですが,市長さんのお答えをいただけないということで,市長さんは力量があっても局長さんに御答弁をさせる,そういう配慮があるんだろうなあというふうに推察をしてあげるのがいいのかなあというように思います。

 さて,そこで再質問ですが,議会改革です。

 まず,チェック・アンド・バランスを通じて,地方政治を運営されてるんですよね。そうすると,地方議会の4つの役割があるんです。まず,第1が意思決定をする議決権,これが1つ。2つ目がいわゆる議長の選挙から副議長の選挙から用水組合議員における選挙まで,選挙権なんです,2つ目ね。3つ目は執行機関に対する批判監督権なんです。それから,4つ目が会期の決定や請願,陳情を受ける自立権なんです。この大きく分けて4つの権限が議会にあるわけで,ここに対して市長が異例の注文です。本当に異例の注文です。これを小さな親切と言うんです。この小さな親切をあえて行うということについては,意図があるからなんです。自然じゃやりません。そうなると,この議会が長過ぎるとか,行革せよというのは,議会のこの権限を侵害するものなんです。批判監督権を弱めろということになるんですよ。これは間違いです。やめなさい,今後は,そういうことは,市長。よろしいですか。御答弁くださいよ。

 総務局長,もう市長が答えんからあんたに言うけど,市の鳥をタンチョウにというて継続審査になっとると聞いとるんですけども,継続審査になっているうちに岡山市は決定したんです。日本野鳥の会とか自然を守る会とか,ミサゴを提案している。そういう状況の中で,市が決定してしまうということは,議会に対して懇切丁寧とは言えませんが,どうですか。

 次,これも,市長よう答えんじゃろうなあ。アメリカ,韓国とは制度が違うんじゃ,民主主義の熟度や歴史も違うんです。それぞれ違うものを一緒にしちゃいけんって。日本は,日本国憲法と地方自治法のもとで地方分権,それぞれの議会が決めること,市長が注文つけることじゃありません。いいですか。答えられるんじゃったら答えてみてください。いいですか。

 それから,市民病院ですけど,市長はうそつきじゃないかという御意見があるんですよ,地元で。公約違反じゃないかと。昨年の8月27日,清輝の連合町内会で市長と話をしたと,いろいろ経過があります。4,200人の署名を持っていって,清輝連町の岡村さんとも会わんと市長がおっしゃって,会わんのならわしも会わんとおっしゃっとった。今度は選挙の前になって会うてくれよということやいろいろ経過があって,しかし1対1じゃ会えんということで,8月27日に清輝コミュニティーで,清輝学区の連合町内会の方々とお会いになったと。そこで,高谷市長が言うんですよ,私が市長になったから,北長瀬に行かなかったんじゃと。町内会の人が,今のままほんなら整備してくれますかと,市民病院を天瀬でやってくれますかと,新しいのを,ということで確認をしたのに対して,それはそうするというふうに地元の方は受け取ってらっしゃる。だから選挙の応援をしたんだけど,何だこれはと,選挙が済んだらこれかと。市長はうそつきじゃないかというふうにおっしゃっておられます。

 そこで,これが事実かどうか。ぜひ,もし事実でないとすれば,新聞やテレビの前で公開で清輝学区の方々と話し合ってください。いいですか,これが2つ目の質問。

 経過,4,200人分の署名,市長が会わない,選挙前に会ってくれた,そういう経過。これは先ほど言いました,間違っているかいないか。

 3つ目,日赤や国立や榊原が今度動きますけども,中心市街地は空洞化がますます進みます。市民病院が移転をしたら,もっとこの空洞化が進む。これはまちづくりで間違いではないか。こういう御意見もあります。どうですか。

 結果として,川崎病院を利することになりますが,そう思われませんか。よろしいですか,これ質問ですよ。

 さて,西部新拠点について,これさっき,要するに操車場跡地の移転以外はえろう決まっとらんと,それと区画整理以外は。で,出したと。しかし,私は思うんですよ。岡山市全体のまちづくり計画がないんですよ。いいですか。

 問題はそこなんですよ,市長。議会では,岡山市全体のまちづくり計画について,議論もしてないし,提案もされていないし。そこであなたが自慢をされておつくりになったというこの都市ビジョンの新・総合計画,よろしいですか。見てらっしゃるでしょ。いいですね,いいですね。この34ページで土地利用の適正誘導ということで,都市計画法,農地法等の適正な執行とともに,都市マスタープランのもとに計画的な土地利用を推進しますと書いてあるんです。まず,書いた後で,成本さんが逮捕されて,都市マスタープランを出してくださいと言うたら,ありませんと言うんですよ。都市マスタープランがないのに,なぜまちづくりがどんどん個別に行われていってるんですか。で,新・総合計画では,都市マスタープランのもとに計画的な土地利用を推進すると書いているんですよ。いいですか。ないものをどうしてそのもとにやれるんですか。

 ところが,一方ではどんどん進んでるじゃないですか。カネボウもそう,西部もそう,議会は何にも知らされてないじゃないですか。そんなばかなことはないですよ。ですから,これについてもきちっと答えてください。違うんだったら違う,私が言よんが違うんじゃったら違うと言うてください,理由を上げて。そこで1分残しますから。

 再質問を終わります。ちゃんと答えてくださいよ,市民病院。よろしく。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田畑議員の再質問にお答えいたします。

 議会の件でありますが,これは岡山市議会のみじゃありません。国の国会議員を含めて,やはり議会改革というのはやらなきゃいけない問題でございます。そして,サンノゼや富川なんかと議会制度はいろいろ違いますから,それもよくわかっておりますが,その中で岡山市,70万市民の代表として,何名がいいかということをこれから研究して,議会のあり方というものを考えていきたいなという思いで私は言っておりますので,御理解をいただきたいと思います。

 それから,市民病院の件でございますけれども,私は前市長の考えておった市民病院を操車場跡地でつくるということでは全く違います。今度の総合医療センターという構想は,今の市民病院を,ただそういう操車場跡地に移すという問題でなしに,内容もかなり変わった内容で,本当にこれからの岡山市の医療がちゃんと全国にないような機能を持たすようなものを考えてやろうと思って,今そういうソフトも考えておりますから,単なる市民病院を操車場跡地へ移すというようなことではございませんので,これから議会でも皆さんと相談しながらやっていこうと思っておりますので,(仮称)岡山総合医療センター構想というのは,そういう大きなこれからの高齢化社会を見据えてやっていきたいなあと思っておりまして,これは本当に議員の皆さん,また市民の皆様からもいいことだと思っていただけると思って,今研究してやろうと思っております。そういうことでありますので,御理解をいただきたいと思います。(「質問と答弁が全然違うじゃないか,それだったら。答弁になっとん」「市長,答弁ないで」「むちゃな答弁したらいけんで。質問と全然違うこと答弁したらいけんで」と呼ぶ者あり)答弁しとるわ。(「答弁になっとらんで」「答弁になっとるもんか」と呼ぶ者あり)なっとる。(「なっとらん」と呼ぶ者あり)



◎佐古親一副市長  所信表明で議会に注文をつけるのはいかがかという御質問であったと思います。議会と執行部はよく車の両輪と言われておるわけでございますが,議会と執行部はそれぞれ本来の機能を十分に発揮しながら,政策のレベルを上げ,市政を向上させていくことが重要でございます。このため,本会議や委員会等での審議を通じまして,政策形成等の過程で重要な役割・機能を担っている議会のあり方につきましては,執行部の長である市長の立場からも重大な関心を寄せているものと存じております。(「議員さん,議員さんというて大きなお世話じゃ」と呼ぶ者あり)

 また,市長は,議員の皆様と同じく選挙により選ばれた政治家でございまして,市民の皆様からの負託にこたえて,よりよい市政を実現したいという強い信念のもとで,率直な期待を表明したものと認識しております。執行機関に対する批判監督権を弱めたものとは考えておりません。

 以上でございます。(「あんたがかわって言えるんか,市長に。そういうことにはなっとらんで」と呼ぶ者あり)



◎進龍太郎企画局長  まず,市民病院に関係いたしまして,中心市街地活性化,中心市街地の空洞化をどう考えるかとの御質問をいただきました。

 議員御指摘の点,中心市街地の活性化っていうのは,市全体にとって非常に大切なことだと考えておりまして,関係部局挙げてまちづくりをどうするかというのは現在も考えておるところでございます。その中で,この今度の総合医療センターにつきましては,現在の案として北長瀬操車場跡地のところを案としてつくっておりますけれども,こちらにつきましては70万市民にとってどこが一番最適な場所なのかというところを検討する中で決定させていただいたところであります。

 当然,先ほど答弁もいたしましたけれども,一方で地域の住民の皆様への医療サービス,この点についてはやはり考えなくてはいけないということで,こちらについては一定の外来診療機能の整備も含め,御安心いただけるような形を,どうあるべきかということで,引き続き協議は進めさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。

 それから,タンチョウを昨年の末に決定させていただきましたが,その点について丁寧さがというところを御指摘いただいております。

 こちらにつきましては,昨年の6月議会当時から議論になりまして,ずっと議論をさせていただきましたけれども,その中で議会を初め御指摘のような野鳥の会や自然を守る会,こういった方々とも話をさせていただく中で,市として決定をさせていただいたところでございます。その点御理解いただければというふうに思っております。

 以上でございます。



○宮武博議長  しばらく休憩いたします。

      午前11時20分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後2時58分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  先ほど,田畑議員から市民病院の関係で再質問いただいておりました。答弁まで時間がかかりまして,貴重なお時間いただきまして,大変申しわけありませんでした。

 市長からお聞きいたしましたけれども,市長が選挙前に清輝学区の地元の皆様に市民病院を残すという趣旨の発言をいたしましたのは,結果として誤解を招いたかもしれませんが,市民病院の人的資源とその役割・機能は残すという意味で申し上げたものでございます。今後とも地域の皆様に御安心いただけますように,市長と地元の方々が話し合いを持てる場をつくってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  都市計画マスタープランにつきましての再度の御質問に対しまして,貴重なお時間をちょうだいいたしまして申しわけございませんでした。それでは,答弁させていただきます。

 都市計画マスタープランにつきましては,岡山市都市ビジョンで都市マスタープランのもとに計画的な土地利用を推進しますと記載されていますが,策定がおくれていることについて申しわけなく思っております。都市計画マスタープランについては,現在策定中であり,県とも調整しながら,できるだけ早く策定できるよう努めてまいります。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  大変長い時間お待たせをしまして申しわけございません。

 しかし,本当は事の事実関係が食い違いがあるにしても,やっぱり市長さんから御答弁がないというのはおかしいでしょ,ね。だから,そこのところは市長さん,ぜひ御答弁いただきますようお願いします。

 それから,皆さん,都市マスタープランで新・総合計画に都市マスタープランに基づいてというふうに書いてあるんですよね。書いてあるのにないんですよ。そのことが問題なんですよ。それでまちづくりをやりますと言うことが問題なんですよ。ですから,早急に急ぐというか,ないものを今どうこう言えませんけども,そういう間違ったことを書いて,それでそれがあるかのように言うということについて,私はここで指摘をしておきたいと思います。

 以上で再々質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  先ほどは,垣下議員にも私は大きな声で言いました。あなたが大きな声で言うたから私も言いまして……,(笑声)(「市長が言ったんで」と呼ぶ者あり)いやいや,ああそうですか。反省しとりますけれども,時間をとりまして済みません。垣下議員とは昔からいろいろと経済活動をやっておりまして,もう友達同士ですから,(笑声)やじられたら,私もやじり返しましたから。失礼いたしました。

 それでは,田畑議員の再々質問にお答えをいたしますが,今後とも地域の皆様に御安心いただきますように,私みずから誠実にお話を続けさせていただきますので,どうぞ御安心をいただきたいと思います。本当にありがとうございます。

 よろしくお願いいたします。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして和氣議員。

     〔18番和氣健議員登壇,拍手〕



◆18番(和氣健議員)  失礼いたします。質問に入る前に,安井議員の席を見ますと花がありまして,改めて帰ってこない人になったなあというような思いがいたしております。大変寂しい思いがいたします。いろんな思い出がありますけれども,心から御冥福をお祈りしたいと思います。

 きょうは天気のほうが大変大荒れの天気でありまして,議会のほう,きょうどうなるかなっていうふうに思っておりましたが,少し荒れ模様になりまして,少しテンションが下がっておりますけれども,気合いを込めて質問させていただきますので,どうぞよろしくお願いいたします。

 まず初めに,都心創生事業についてお伺いをいたします。

 市長は今議会,冒頭の議案に対する提案理由の説明の中で,都心や地域拠点への一層の都市機能の集積を図るとともに,歴史や伝統を生かした魅力ある都市づくりを進める。まず,都心部については,城下町の歴史や伝統を生かし,風格と魅力あふれる都心づくりを進める。特に,城下町岡山のルーツとも言うべき岡山城,後楽園等のカルチャーゾーン一帯には,歴史的な遺産が多く,多数の美術館等の文化施設が集積しています。また,かつての山陽道のにぎわいを伝える県下最大の商業集積である表町商店街が隣接している。しかし,城下町の趣が,戦災と復興,都市の成長や発展の過程で次第に失われつつある中で,今日まで蓄積されてきた歴史,文化,伝統を岡山の誇りとして再認識し,後世に伝えていくことは,これからのまちづくりにとって重要なことであると考えておりますと述べられた上で,新年度から都心創生事業として,市民,事業者の皆様と行政が知恵を出し合い,旧城下町エリア一帯の歴史,文化,伝統をまちづくりに生かし,政令指定都市岡山の顔とも言える都心づくりを進めてまいりますと述べられました。市長2期目に向けて強いメッセージを発せられた発言と受けとめさせていただいております。

 これまで政令市移行という大目標を掲げ,周辺との合併推進の施策や,合併後の地域間格差解消施策のために,多くのエネルギーを傾けてまいりました。その目標を達成した今,政令市として中心市街地をどのように,にぎわいのある魅力的なエリアにしていくかという議論をされなくてはならないのは当然であります。

 中心市街地が元気でにぎわいがなければ,周辺部が盛り上がることはありません。本市の都心は,城下町形成以来400年を超える豊かな歴史と文化が集積した岡山の顔と言うべきエリアであります。そのことを十分に配慮した政令市の都心としてふさわしい都心づくりに期待をしておるところであります。

 そこで以下数点,市長のお考えをお聞かせください。

 1,都心創生事業として取り組まれようとされておるエリアはどのようなものを考えておられるのでしょうか。お聞かせください。

 2,都心創生事業の中核は,NHK跡地,内山下小学校跡地,市民会館等のエリアであることは明らかであります。ここを中心にその構想が練り上げられるものと思っております。これらの公共用地に加え,榊原病院が移転ということですが,岡山駅から岡山城をダイレクトに見ることができる,こんなチャンスが訪れたのであります。幸いにして,岡山市民会館も建てかえの時期を迎えております。歴史,文化,観光上の拠点づくりにおいて魅力的で重要な場所ですので,一気に岡山の観光を飛躍させることのできる大きなチャンスを迎えたのです。エリア構想を早急にまとめ,榊原病院の跡地についても協力をお願いすべきと考えますがいかがでしょうか。

 2番目に,旧深柢小学校跡地についてお伺いをいたします。

 旧深柢小学校跡地は,中心市街地のど真ん中の大変重要な土地であります。この跡地活用について,かつて私立小学校の誘致,そして川崎病院の建てかえ用地としての要望が出された経緯がありましたが,その後どのような状況なのか大変気になっておるところであります。当該地区の多くの住民は,改めて自分たちの小学校がなくなり,寂しさに加え,中心部でありながら教育・文化・福祉施設に事欠き,こういう現実に,都心に住む住民に対して余りにも冷たいのではないか,都心に住まないことを施策として進めているのではないかというような悲痛な思いに駆られているのであります。そして,この地域住民の貴重な思い出の学校用地,少なくとも民間に譲渡したり借地することは避けてほしいというのが地元の切実な思いなのであります。そして,願わくば中心市街地に多くの人口を呼び戻す効果的な施策を行い,やがてはもとどおり小学校がよみがえる,そんなことを願っているのであります。

 したがって,当面都心における災害に対応する安全・安心の拠点として,さらには避難場所として,そしてまた緑地空間の形成に資する整備を進められることを望んでおります。

 そこでお伺いをいたします。

 1,かつて私立小学校の誘致,そして川崎病院の建てかえ用地としての要望は,その後どのような状況なのでしょうか。

 2,近年の統計によれば,都心部人口減には歯どめがかかり,微増傾向にあるとのことであります。主な要因は,中心部にマンションがふえたことであります。都心部のにぎわいは,周辺の多くの人が訪れるだけで成立することはありません。そこに住んでる人もふやすことが絶対必要条件であります。ところで,今後中心部の人口をふやす施策をどのように行っていこうとされているのか,またその目標をどのように考えておられるのでしょうか,お聞かせください。

 3,財政状況が厳しいからという理由で民間売却など論外であると思います。また,過去の例からしても,民間貸与,定期借地権という手法は,歴史のある小学校の跡地にはなじまないと考えます。お考えをお聞かせください。

 4,現在,将来計画の定まらない中,体育館,グラウンド等の暫定利用が行われており,活用されております。しかし,建物部分を含め未活用部分も多いのであります。利用計画が明確になるまでの間,地元に対し積極的に開放するとともに,維持管理を含め運営をお願いしてはどうかと考えます。地元においては,集会場所にも大変不自由な思いをされているのであります。そして,もったいない感じもいたすところであります。また,閉鎖された市街地中心部の小学校が手入れもされず,朽ちていくのをただただ放置しているのは見苦しいのではないでしょうか。十分な管理費を確保することが必要なのではないかと考えます。お考えをお聞かせください。

 次に,市民病院の今後についてお聞かせをいただきたいと思います。

 先ほど田畑議員のほうからもさまざまな御指摘がありますけれども,先般も中心部の6学区の連合町内会長の連名で要望がされたというふうに伺っております。現位置での市民病院の存続を望む声は今なお大変多い状況であります。何らかの形で診療機能を残す方向のようにも伺っておりますが,今後具体的にどうするのか,真剣に地元としっかり協議をしてほしいというところであります。

 しかしながら,今後の市民病院と岡山総合医療センターとの関係が少しわかりにくいので,お伺いをさせていただきたいと思います。

 1,岡山市民病院はどういうふうに岡山総合医療センターとつながっていくのでしょうか。

 2,市民病院の職員は,医師,看護師を含めどういうふうになるのでしょうか。

 3,岡山総合医療センターは独立行政法人方式で運営をするとのことでありますが,その医療センターと天瀬以外の市民病院の関係は今後どうなるんでしょうか,そのことについてお答えいただきたいと思います。

 続きまして,岡山県南広域都市計画における,岡山,倉敷両市との整合性についてお伺いをしたいと思います。

 1,岡山県南広域都市計画は,広域的な視点でまちづくりを進めていくというものであります。中でも県南の中心は岡山市と倉敷市,この両市の関係が最も重要ではないかと思っております。ところが,現状を見れば,必ずしも倉敷市との調整が十分になされていないように思えます。例えば,倉敷市が市街化を進め,道路事業,宅地化事業にも積極的な地域に隣接する岡山市側は調整区域であったりするわけであります。また,県道岡山・倉敷線の沿道を見ても,調整がとれているようには思えないのであります。同じ方向を目指し調整すべきものと思いますが,いかがお考えでしょうか。

 2,岡山市西部と倉敷市東部,早島町とに隣接している大内田の流通センターという大きな企業団地があります。ここは市長もよく御存じのとおり,物流の拠点として大きな発展を遂げています。大変人気の高い施設ですので,ここに入ることのできない,そういったために隣接する周辺に都市計画法上の規制に苦労しながら,それでも全国大手の運送会社が進出したり,地元の製めん工場の移転などが行われているところであります。

 一方,隣の倉敷市下庄にも広島から大手の運送会社の進出があるというように,この地域は大変優位な立地にあり,岡山に進出を希望する企業が魅力を感じる場所であります。したがって,倉敷市と共同で企業進出を意図した都市計画の変更などを行って,積極的な企業誘致を図ってはどうかと思うわけであります。

 3,また,近くには岡山市の観光パンフレットにも載っとりますバラ園があります。バラのまちとして福山市は有名ですが,福山のバラ公園と遜色がない,それどころかそれ以上にバラの品種がたくさんあり,立派な公園であります。現状では,先ほど申し上げた流通センターのコンベックスで大きなイベントが開催されたときなど,ここに立ち寄られる方も多くおられるようであります。しかし,残念ながら,お土産を売ったり,食事をしたりするような魅力的な施設がなく,そのまま帰っているというのが現状であります。こうしたことを考えれば,観光面でも大きな損失と言わざるを得ません。都市計画の見直しでそうした施設ができるようにすることは早急の課題であると思いますが,いかがお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

 次に,子ども手当の支給基準についてお伺いをいたします。

 鳩山政権が国民の多くの期待を集め,誕生してから約半年,国民の多くはこんなはずで選んだのではなかったと,失望と後悔の念を強くしております。金権政治からの決別,政官の癒着,天下りの根絶等,しっかりやってくれるものとばかり思っていたら,前政権よりもさらにひどい政権ではないかと落胆をしているのであります。

 また,この不安定な政権は地方自治体にも多くの混乱を生じさせています。その一例が,国の税収の約1割にも上る巨額なばらまきの子ども手当でありますが,当初民主党が国民に約束をした内容とは似ても似つかないものになっております。予算の無駄を省けば財源は幾らでも捻出できる,地方には負担は求めないと言い切ったにもかかわらず,実際は初年度は半額支給で,しかも児童手当地方負担分をそのまま何の協議もなく勝手に地方自治体に負担させるというやり方であります。このこと一つ取り上げても,地方自治体のことなどまるでわかっていないし,地方分権,地域主権といった言葉もまさにまやかしにすぎないと思えるのであります。

 また,来年度の子ども手当の制度も,予算が決まっていない時期にもかかわらず,参議院選挙前に何が何でも子ども手当を支給したいとのことで,支給するためのシステム予算を地方議会に認めさせるという実におかしなことを押しつけたのであります。まさに,自分たちの選挙のためだと指摘されても仕方のないやり方だと言わざるを得ません。本市においても,議会最終日では間に合わないということで,議会初日に補正予算案が提出され,議決したところでありました。

 しかし,支給基準が明確でないのにシステム構築予算はどうやって計上したのか,あるいは全国1,300の市町村が個別にシステムを構築するとのことでありますが,共同でシステム開発に取り組めば,随分と費用の縮減ができると思います。まさに,システム構築費もばらまきと言えるやり方であります。

 子ども手当支給に関しては,見通しもはっきりせず,さぞや当局におかれては御苦労や混乱があったものと思います。

 そこで質問をいたします。

 1,子ども手当と児童手当の違いについて,わかりやすくお示しください。

 2,子ども手当について,政府の支給基準は明らかになったのでしょうか。

 3,給食費や保育料の未納部分を差し引いて支払うなどの案が閣僚から出たことがありましたが,実際はどのようになったのでしょうか。

 4,国籍条項はあるのでしょうか。

 5,生活保護家庭の子どもはどうなのでしょうか。

 6,児童養護施設の児童に対する受取人はだれになるのでしょうか。

 以上で第1回目の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,和氣議員の都心創生事業についての御質問にお答えをいたします。

 都心は,豊かな歴史と文化が蓄積した都市の顔であり,都市ビジョンの生活交流都心創生プロジェクトにおいては,広域交流拠点の岡山駅周辺エリアと,宇喜多氏が城下町を築いて以来発展してきた旧城下町エリアの2つの核を回遊性を高めながらつなぐことによって,都心のにぎわいの創出を図ることを目指しております。

 来年度,都心創生事業として,その将来のまちづくりの方向性を検討する対象は,岡山城,後楽園,旭川などの歴史的な遺産や多数の美術館などの文化施設が集積しているカルチャーゾーンと,かつての城下町のにぎわいを伝える県下最大の商業集積がある表町商店街を含む旧城下町エリアの区域を想定しており,今後市民の皆様を初め,幅広い知恵を集めて取り組んでまいります。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  都心創生事業についての項で,榊原病院移転後の用地の取得について御質問がございました。

 現在の榊原病院の位置は,岡山城二の丸の一部であったところであり,旧本丸の石山も含む歴史的にも景観面からも貴重な場所と認識しております。榊原病院の移転につきましては,昨年新聞により報道されたところですが,現在のところ榊原病院の移転後の方針については明確にされておらず,今後の状況を見守ってまいりたいと考えております。

 次に,旧深柢小学校跡地についての項で,私立小学校誘致,川崎病院建てかえ要望のその後の状況,それから跡地活用の手法について,一括して御答弁申し上げます。

 私立小学校誘致に関する要望は,平成15年6月に深柢地区連合町内会から出されており,その後は地元との意見交換会において,私立小学校も含めた教育施設,防災拠点等の御意見や御要望をお伺いしております。

 また,川崎病院の建てかえ用地としての要望は,平成15年9月に表町商店街連盟及び内山下地区連合町内会からいただいております。

 当該跡地活用につきましては,岡山中央南(旧深柢)小学校跡地活用についての提言において,中央南地区全体からの観点で,地域特性,安全・安心,地域コミュニティーをまちづくりの視点として示され,また地域住民とのコンセンサス形成の必要性も提言されております。

 当該跡地は,中心市街地に残された数少ない貴重な財産であり,また全市民の貴重な財産であることから,今後とも提言に沿った方針のもとに活用手法も含め,多くの市民に受け入れられる方向で検討してまいりたいと考えております。

 同じ項で,中心部の人口についての御質問にお答えいたします。

 都心は,商業業務の中心であるだけでなく,歴史,文化の中心でもあります。その文化の担い手となるのは都心生活者であり,さまざまな世代や職種の人たちが居住してこそ都心の魅力が増すと考えていることから,都市ビジョンにおいても,都心居住の魅力を高めることを主要施策の一つとして位置づけているところです。そして,その具体化を図るため,平成22年度実施計画においても,都心における快適なにぎわい空間の創出に向けたさまざまな事業を盛り込んだところでございます。

 今後とも緑のボリュームアップ,西川緑道公園や子育て・教育環境の整備などを進めることにより,都市ビジョンの成果指標である都心の歩行者数や都心の人口密度の向上を達成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,市民病院の今後についての項で,数点御質問をいただいております。一括して御答弁申し上げます。

 (仮称)岡山総合医療センターは,現市民病院が有する人的資源,許可病床等を活用して整備することから,現在の優秀な医療スタッフを十分生かしてまいりたいと考えております。また,センターの経営形態につきましては,基本構想において,地方独立行政法人も含め検討を進めることとしておりますが,せのお病院につきましても,センターの検討にあわせて考えてまいりたいと考えております。なお,金川病院の経営形態につきましては,指定管理者を予定しております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  子ども手当の支給基準についての項,子ども手当と児童手当の違いについてのお尋ねでございます。

 児童手当は,「家庭における生活の安定」と「次代の社会を担う児童の健全な育成と質の向上に資すること」の2つが制度の目的でございますが,子ども手当では,「次世代の社会を担う子どもの健やかな育ちを社会全体で支援する」ことが制度の目的となってございます。そのため,児童手当では小学校修了までの支給対象児童を,子ども手当では中学校修了までの児童まで引き上げ,所得制限は設けず,平成22年度においては,子ども1人につき一律月額1万3,000円を支給することとされております。

 次に,政府の支給基準はすべて明らかになったのかとのお尋ねでございます。

 平成22年4月1日施行予定の平成22年度における子ども手当の支給に関する法律(案)は,現在国会において審議中でございます。先般2月25日に開催された国の会議において,子ども手当の市町村事務処理ガイドライン(案)や各種帳票等の様式(案)などがようやく示された状況でございます。国において,調整中として基準が示されていない部分もあり,制度実施に向けての詳細は今後順次示されていくものと考えております。

 次に,給食費や保育料の未納部分を差し引いて支払うなどの案が閣僚から出されたが,実際はどのようになったのかとのお尋ねでございます。

 給食費や保育料の未納問題の対応については,国から現時点では指示はございません。平成22年度につきましては,制度の目的や受給者の責務,手当の有効利用の例示などを国及び市町村が各種広報や受給者への通知文書等を通じて,制度の趣旨を広く周知していくことが考えられます。

 次に,国籍条項についてのお尋ねでございます。

 子ども手当の法律案では,支給の要件として日本国内に住所を有することが上げられております。国籍要件は設けられていないため,子どもを監護する者については,日本国内に住所を有しておれば外国人も支給の対象になると考えられます。

 次に,生活保護家庭の子どもはどうかとのお尋ねでございます。

 生活保護制度における子ども手当の取り扱いにつきましては,現行の児童手当における取り扱いと同様,子ども手当を収入認定した上で,最低生活費の基準額に子ども手当と同額の1万3,000円に拡充した児童養育加算を認定することにより,子ども手当の効果が生活保護家庭にも及ぶよう措置する予定となっております。

 最後になりますが,児童養護施設の児童に対する受取人はだれになるのかとのお尋ねでございます。

 児童養護施設に児童が入所している場合であっても,一定の監護,生計要件を満たせば,手当の支給対象となります。しかし,子ども手当の支給対象とならない,児童養護施設に入所している親のいない子ども等については,国で検討されておりますが,制度の概要等現時点では示されておりません。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  岡山県南広域都市計画における岡山・倉敷市との整合性についての項で,都市計画の変更を行うなどして積極的な企業誘致を図ってはどうかというお尋ねでございます。

 企業の進出ニーズに対応できる用地確保が重要なことは認識しておりますが,さまざまな制約がある中で,どうすれば企業の進出ニーズに適切に対応できるのか,関係部局で検討しているところであり,来年度産業振興ビジョンを策定する中で,都市計画手法の活用も含め企業誘致の方策を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  岡山県南広域都市計画に関する数点の質問にお答え申し上げます。

 まず,隣接する倉敷市との都市計画の調整についての御質問にお答え申し上げます。

 岡山市や倉敷市など6市1町から成る県南広域都市計画区域において,根幹的な都市計画は,岡山県が広域的な見地から関係市町と協議・調整を進めながら定めており,議員御質問の行政界の地域においても,各市町単位という視点ではなく一体の都市計画区域として定めているところでございます。

 続きまして,バラ園に関する御質問にお答えを申し上げます。

 バラ園につきましては,昭和48年当時に県の許可を受け,住宅展示場等として建物が建てられておりますので,許可目的以外の建物を新たに建築することはできないとともに,こうした目的や経緯に照らし合わせて,現状において市街化区域への編入は困難と考えておりますので,御理解賜りたいと思います。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  旧深柢小学校の維持管理についてのお尋ねでございます。

 旧深柢小学校の体育館と運動場につきましては,利用可能な範囲で開放いたしまして,地元に使用調整等お願いをしてまいりました。そして,子ども会や各種スポーツ団体等に利用していただいております。

 校舎につきましては,老朽化が進み,トイレや建具等が破損をしておりまして,一般に利用することができない状態でございます。新たな整備には多額の経費を要しますので,開放は困難ではないかと考えております。

 維持管理につきましては,今後も地元の御協力をいただきながら,できるだけ良好な状態にできますように努めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔18番和氣健議員登壇,拍手〕



◆18番(和氣健議員)  再質問をさせていただきたいと思います。

 ちょっと順番が不同ですけれども,子ども手当について質問をさせていただきます。

 私も私なりに情報をとっておるんですけれども,どうも私が気になるのが国籍条項でありまして,国籍条項が厳格に適用されても大変問題の多いような運用方針であります。中身を見ると,在日外国人には大変甘い支給がされ,一方日本人に対しては厳しい支給のように思えるわけであります。そして,何よりも心配なのは,親子の関係の認定が非常に甘いように聞いておるんで,これをどういうふうに認識されておるのか,実際の運用がどうなっているのか,ちょっと明確にお話をいただきたいというふうに思うんですけれども。いわゆる親子の関係を認定するのが,手紙でやりとりをしとったらええとかというようなことがあるようですし,それからさらには養子であってもいいということのようです。

 そういうことは,その母国に子どもを残してきて日本に住んでおる外国人が,本国で養子縁組をすれば,その数がたとえ100人であっても1,000人であっても数に制限がないというような,こんな制度の矛盾があるわけです。このような形で我が国の富が外国にばらまかれるというのは,それだけはやめてほしいというふうに私は願っておりますし,市長は全国市長会などを通じてこうした制度の矛盾といいますか,到底我々日本人として最低限の守るべき部分とすれば,少しおかしい制度ではないかということで,ぜひそういう運動を起こしてほしいなっていうふうに思うのが1点であります。御答弁をぜひお願いしたいというふうに思います。

 それから,岡山県南広域都市計画について,倉敷市と岡山市の境の辺に非常に魅力を感じている企業がたくさんおられるということをるるお話ししたわけです。市長におかれては,企業団地あるいは企業誘致というようなことを考えておられる中で,まさに適地なのです。しかし,岡山市が企業団地として用地を買収し,そしてここにお金をかけて造成し,ここに誘致をして,さらにこの土地を販売する,販売価格が幾ら,あるいは固定資産税を何年か減免をするっていうような施策になっていくわけですけれども,西大寺で見られたように,余り成功しないような,結構つくるのに時間がかかったりするわけですけども,ただ私が提案申し上げとんのは,結局はそういう地域を売ってくださいと言うてもなかなか売る人はおらんのです。企業団地なんかできんのですけども。要するに,企業団地向けの民間の土地利用計画をきちっと立てて,それはこういうふうな流通団地,道路がなければ道路を入れて,そういう造成をやるということが私はできるんではないかなというように思うんです。大きな企業が来る,雇用がそこに発生するっていうことは本当に大切なんですけれども,そういう視点で言うと,用地取得が簡単なところのほうにつくっても,企業がなかなか来ないし,うまいぐあいにいかんのは明らかなことですので,ここの立地の優位性にぜひ目をつけて,そういう都市計画だけではなくて,企業誘致の面からいろんな手法,いろんな知恵を出すことができるわけですから,私はぜひそういうことを行っていただきたいというように思うわけで,御所見もう一度お聞かせいただきたいと思います。

 それから,市民病院についてでありますけれども,私はどうもこの議論の中で一番よくわからないのが,市民病院と岡山総合医療センターは別のものか,別のものじゃないのか,一緒のものか,一緒のような感じもするし別のような感じもするし,ここがどうも私の中では理解できないっていうのがあるんです。市民病院に建てかえるんだと,そこにERがひっつくんだと言うていただけりゃあ,すうっと頭が解決するんですけれども,何かそれが別のもんだと言われると,どうも頭の中が整理ができないというようなことがあるんで,もう一度このあたりをわかりやすくお示しいただきたいというふうに思うんです。

 それから,旧深柢小学校の跡地ですけれども,ちょっと御答弁の中身が全部理解できんかったんですけれども,私がちょっと聞きたかったのが民間の売却,あるいは民間貸与,あるいは定期借地権というようなものを想定されているのか,されていないのか,それもまだ決まっていないのか,そこら辺のことをどういうふうに考えられておるのか,もうちょっと具体的にお答えいただきたいというふうに思います。

 それから,教育委員長にお願いしたいのは,あそこの建物が老朽化しておるのはわかるんですけれども,数年前までは小学校の子どもがおった場所ですので,1階から3階まで全部使えないということは,私はないのではないかなというふうに思いまして,できればその部分を,要するにそういう集まりのNPO法人であるとかいろんな団体がありますし,地元にもいろんな団体があって使いたいというふうなことがありますが,なかなかその場所がないということで,町内会の寄り合いをするのにコミュニティハウスがいっぱいだから,民間の有料の会議室をお借りして会議をしとる状況があったりするわけですよ。いつまでもこんなことができるわけでもありませんが,もし小学校があったら,そういうことも解決できるわけですから,そういうふうなことで言うと市民の思い,地域住民の思いというのはそこにあるんだということで,少し積極的にお考えをいただきたいというふうに思います。

 以上,2回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  市民病院に関しまして,市民病院とセンターの関係につきまして再質問をいただきました。

 こちらにつきましては,先ほどの答弁を踏まえて,もうちょっとわかりやすくということでしたけれども,まず結論的には,これは別物ということでございます。まず,そもそも岡山市に置かれている医療環境を踏まえて,市として何をしなくてはいけないのか,どんな医療行政,医療サービスが求められているのか,こうしたことを一から考えようというもとででき上がったのが総合医療センター構想です。ただ,その総合医療センター構想をつくるといっても,病院を新たに,ぽんとつくるわけにはいきません。その際には,現在市として持っております許可病床,それから今市民病院で働いていただいております優秀なスタッフ,こうした方々,またそうした許可病床を活用して医療センターをつくり上げていくということになるということで,若干わかりにくいという御指摘がございましたけれども,別物だけれどもそうした許可病床等は活用するということでございます。

 それから,深柢小学校の跡地につきまして,売却またその定期借地や賃貸,そういったことを考えているのかという御質問をいただきましたけれども,こちらにつきましては,まず跡地の活用方法・方策,この中身をまずはしっかりと考えなくてはいけないと,そういう段階であろうというふうに考えております。その中身を何に活用していくか,そうしたことを考えていく中で,それは売却がいいのか,定期借地がいいのか等,その活用の方法・手法について考えていくという段階だということで,現時点においてはまだそこまでの段階には至ってないという状況でございます。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  在日外国人への子ども手当の支給について,矛盾の是正を求めてはとの再質問をいただきました。

 現在の児童手当を申し上げますと,外国に居住する児童を支給要件児童として認定請求があった場合は,支給要件児童のそれぞれの氏名であるとか生年月日,住所,また認定請求者との続柄の証明,そういったものが必要です。また,認定請求者がその支給要件児童を監護し,またかつ生計を同じくして維持していることの証明,この2つの要件の証明が要るわけです。具体的に言いますと,児童の居住する国,母国における官公省が発行した証明書などとか,それから認定請求者の申し立て書などが必要になっております。今,児童手当についてはこれらに基づいて慎重な認定をしておりますけれども,外国人の児童の別居監護については,御指摘のように事例の調査が大変難しいことも多く,こういった実情については機会をとらえて国のほうへ伝えてまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  岡山市と倉敷市の境界の地域につきまして,この地域は企業が魅力を感じる地域であるために,都市計画区域の変更を行うなどして企業誘致を図ってはという再質問にお答えをいたします。

 この地域は市街化調整区域ということで,こうした区域における企業用地の確保につきましては,企業立地の観点だけではなく,全市的な土地利用の観点におきましても整理をする必要があるものと考えており,関係部局で検討しているところでございます。来年度,産業振興ビジョンを策定する中で,都市計画手法の活用も含めまして,企業誘致の方策を検討してまいりたいと考えておりますので,御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  旧深柢小学校の管理,特にその中で地元への開放ということについてのお尋ねでございますが,確かに旧中央南小学校が閉校になりましてから5年たっているわけでございます。だれも管理といいますか,人がいないという状況の中では,内山下の小学校との違いといいますか,内山下は学校として今使っている,ところが深柢は使ってないという状況の中で,先ほど申し上げたような老朽化といいますか,破損というところも進んでいるところがございます。地元の方と維持管理については今御協力をいただきながらしておりますので,その中で経常的にというのはなかなか難しいことだろうと思いますけれども,その中で会議等で使えるところがあるかないかということも含めまして,中を見ていただきながら検討もしていきたいと思います。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして林議員。

     〔13番林潤議員登壇,拍手〕



◆13番(林潤議員)  皆さんこんにちは。日本共産党岡山市議団の林潤です。足元のお悪い中,傍聴にお越しくださった皆さんもありがとうございます。

 私も最初に,安井議員の御冥福をお祈りしたいと思います。

 では,通告に従いまして,質問に入らせていただきます。今回は大きく3項目あります。

 大きな1つ目は,核兵器廃絶の運動についてです。

 2010年は戦争と平和にとってさまざまな節目の年です。韓国併合条約から100年,国際連盟発足から90年,治安維持法から85年,朝鮮戦争から60年,日米新安保条約から50年,そして核不拡散条約の発効から40年です。

 今回はこの核不拡散条約──NPTについて取り上げます。

 核不拡散条約はその名のとおり,核兵器を持つ国がふえないように1970年に結ばれました。核兵器を持っていい国と,持ってはいけない国に分ける差別条約でもあります。1995年に無期限延長が決められ,5年ごとに再検討会議が行われています。条約では誠実に核軍縮交渉を行う義務が定められていますが,前回の2005年には実質事項に関する合意文書が採択されませんでした。核軍縮交渉は当然,核兵器を持っている国の義務です。今回は5年ぶりにニューヨークでNPT再検討会議が開かれます。今回の会議で,核保有国には核兵器廃絶の明確な約束を実行することが求められています。

 そこで,世論を盛り上げていくために国際署名が取り組まれています。「核兵器のない世界を,2010年核不拡散条約再検討会議に向けて」と題された署名です。アピール文で,核保有国を初めすべての国の政府が速やかに核兵器禁止・廃絶条約の交渉を開始し,締結することに合意するよう呼びかけています。このアピールは,2008年8月に広島に集まった世界の平和運動の代表が連名で呼びかけました。広島市長,長崎市長,それからノーベル物理学賞受賞者の益川敏英教授らも署名の呼びかけ人となっています。岡山県では20万筆の目標で,街頭で,地域で署名行動が行われています。日本のみならず,世界の国々で進められ,5月にニューヨークで核不拡散条約再検討会議に提出されます。

 NPT再検討会議には,各国政府関係者だけでなく,世界じゅうから核兵器の廃絶を目指して運動している市民が集まります。岡山県からも31人の要請団が核兵器の廃絶を求める署名を持ってニューヨークヘと渡ります。私も一行に加わり,アメリカで核兵器の廃絶を訴えに行く準備をしているところです。(拍手)

 核廃絶の運動は,軍事力による抑止論から抜け出す運動でもあります。相手より強大な軍事力を持っていたら安心,報復能力を持っていないと不安という発想の行き着く先は核兵器の保有です。非保有国の中に保有の欲求が生まれ,保有につながっているのが現実です。核抑止論から抜け出し,通常兵器の軍事力抑止論からも抜け出さないと,世界は戦争から脱することができません。

 現に,強大な軍事力があるからといって国民の安全は守れていません。世界最大の核兵器国で強大な軍隊を持つアメリカが9.11テロの標的となり,同じく核保有国のイギリスではロンドンの地下鉄テロがありました。北朝鮮の拉致も核兵器で防げたわけではありません。テロを防ぐために実際にとられている手だては,核兵器やそのほかの軍備の増強ではありません。

 テロリストの侵入を防ぐのは海上保安庁のような沿岸警備や入国管理の仕事です。私がアメリカヘの渡航準備をするに当たってパスポートを取り直したら,ICカードで偽造防止が強化されていたり,アメリカ入国には事前にインターネットで登録が必要だったりします。スーツケースなどのかぎは,アメリカ運輸保安局の係官が専用工具で開閉できるTSAロックでないと,荷物検査のためにかぎを壊されても文句を言えないことになっています。網膜の写真や全身の体型までわかるスキャナーなど,プライバシーを侵すと批判のある方法も治安のためとして行われています。

 テロリストの潜伏を捜査するのは警察の仕事です。マネーロンダリングなど不正な資金の動きを監視するのは金融監督の仕事です。サイバーテロに対抗するのはコンピューター技術で,ミサイルや銃ではありません。いずれも軍隊の仕事ではありません。

 防衛白書が,我が国に対する本格的な侵略自体が生起する可能性は低下している,今日の安全保障環境においては,国際テロ組織などの非国家主体による活動が重大な脅威となっており,世界各地でテロが継続していると書くなど,テロの脅威が強調される時代です。その対処には,軍事力ではなく警察力が大きな役割を果たしています。

 アメリカのオバマ大統領は昨年,核兵器廃絶を目指すと演説をしました。NATO加盟国の間からもヨーロッパの戦術核兵器の撤去を求める動きが出ています。とはいえ,まだ楽観はできません。アメリカは核兵器の先制使用をしないことについて明言していません。非核保有国への核使用をしないとも言い切りません。核兵器がある限り,使用される可能性はなくなりません。

 今年で広島,長崎に原爆が落とされてから65年になります。被爆者の高齢化が進んでいます。世界が核兵器廃絶に向けて確実に進んだという年にしたいものです。

 そこで質問です。

 1,平和市長会議に参加した市長として,高谷市長はNPT再検討会議に向けた核兵器廃絶の運動をどう応援しますか。

 2,市長自身はNPT再検討会議に向けた核廃絶を訴える署名に署名しますか。

 3,市有施設に署名コーナーを置く考えはありませんか。

 4,国際友好交流都市の首長や市民が来た際には,隣の広島まで足を延ばして原爆資料館を訪れるように勧めてはどうでしょうか。

 5,核保有国のトップに広島,長崎の訪問を呼びかけてはどうでしょうか。

 大きな2つ目は,市営住宅の運用についてです。

 下肢──下半身ですね,足の障害者向け住宅があり,室内の手すりなど一定の対応もとられているところです。しかし,不十分な点もあります。

 ある方は,足を投げ出して座ることができないため,洗い場でひっくり返ってしまう。浴槽には落っこちるような入り方になり,出るのも大変。危なくてシャワーしか使えず,寒い時期には体が温まらないという状態です。御本人の希望どおり使いやすくするには,浴槽を埋め込んであるコンクリートの土台から変えなくてはなりません。自費でもいいからリフォームしたいということでしたが,もとに戻せないからと許可が出ませんでした。

 別な方が入居された住宅は,トイレの便器が古いタイプでした。使いやすい便座に取りかえようとしたところ,現在流通している便座は乗らないためにリフォームが必要となりましたが,工事の許可が出るまでに時間がかかった上に,行き違いで自己負担が発生し,業者への支払いのためお金を借りないといけない事態になりました。

 障害を持つ方の状態は本当にさまざまです。下肢障害者向け住宅といっても,何らかの手を加えないと使いにくいことが多々あります。入居者に合わせたリフォームを前提としたつくりと対応になっていれば問題は減ると思います。

 そこで質問です。

 1,下肢障害者向け住宅は,入居者の障害に応じた改修を前提とした構造や制度にすることについて御所見をお聞かせください。

 2,あいている市営住宅を高齢者向けなど積極的な活用を考えていますか。

 3,政令市発展枠を市営住宅の改修に使えませんか。

 大きな3つ目は,環境問題についてです。

 そのうちの項目1つ目は,地球温暖化対策です。

 ことしはIPCC──気候変動に関する政府間パネルの第1次評価報告書が出されてから20年目です。現在第4次評価報告書まで出されています。

 昨年9月に鳩山首相は,国連気候変動サミットで温暖化ガス排出を2020年までに1990年比で25%削減すると演説しました。温暖化ガス排出削減のためには国民負担が大きいとか,そもそも地球温暖化は問題ではないという議論まで流布されていますが,IPCCの報告書を覆す科学的根拠は示されていません。温暖化ガスの排出削減は待ったなしの課題です。実現には,日本の温暖化ガスの8割を排出している産業部門での削減が不可欠です。イギリスには気候変動協定があり,政府と企業が公的に協定を結び,温暖化ガス排出削減の約束をしています。進出している日本企業も公的削減協定を結んでいます。公的な規制を行わず企業の自主性任せでは,削減どころか1990年比で排出をふやす選択肢が出てくるのは,自公政権の麻生内閣のときにはっきりしています。財界の都合ではなく,国が温暖化ストップのための有効な手だてをとるべきです。

 同時に,地方でできることの支援と地域の産業づくりも大切です。木を燃料として燃やしても温暖化ガスとしてカウントされません。カーボンニュートラルと呼ばれます。そのような木質燃料は,昔ながらのまきや木を砕いたチップ,木くずを固めたペレットがあります。温暖化ガスを排出しない木質燃料の暖房機は,現状では機器が高価格であることや燃料入手の手間が家庭で導入する際の妨げになっています。環境省がペレットストーブの設置に補助金を出していますが,10台以上がまとまっていることが条件です。環境団体やストーブの業者,建築設計事務所が取りまとめをしていますが,希望者が集まらないと適用になりません。県内では真庭市,広島県の三次市や庄原市,全国でも県や市町村で補助を出しているところが幾つもあります。岡山市でもできる取り組みだと思います。

 私は先日,おかやまエネルギーの未来を考える会に,エネミラのペレットストーブ普及の取り組みを見に行きました。ペレットストーブ自体は,設置してしまえば操作は簡単です。ボタン一つでペレットを供給し,温風を吹き出すものもあります。タイマーつきで,朝起きたら部屋が暖まっているようにできる機種もあります。備えつけの強制吸排気式の石油ストーブと操作性は変わりません。炎が安定するまで5分程度かかります。それまで若干排気口から煙が出ます。立て込んだ都市部の住宅事情では,近隣への配慮も必要になる点はあります。エネミラで扱っているペレットは,建材メーカーのおがくずを加工したものです。いわば,廃物利用です。間伐材など生木からつくると,乾燥や破砕の手間がかかり高くなってしまうようです。間伐材からつくるペレットで採算がとれるようになると,林業の活性化にも直接つながります。木を割って自然乾燥しただけのまきが,エネルギー源としてはさらにエコだと思います。本体と燃料の低価格化や入手のしやすさは,ペレットストーブやまきストーブが普及できるかどうかと表裏一体です。環境先進都市を目指す岡山市として,新たな産業・雇用をつくり出す面からも支援してほしい分野です。

 そこで質問です。

 1,鳩山首相の言う温暖化ガス25%削減をどう評価していますか。

 2,産業部門の温暖化ガス排出削減を確実にするために,国に対して企業との公的協定を結ぶように求める考えはありませんか。

 3,カーボンニュートラルな燃料の使用を促進する支援をするべきと考えますがどうですか。まきストーブやペレットストーブに市として補助はできませんか。

 4は割愛します。

 5,市有施設の熱源に木質燃料を活用する考えはありませんか。

 6,ESCO事業の対象施設の選定状況はどうなっていますか。

 7,ESCO事業による温暖化ガス排出削減の効果はどのくらいと想定していますか。

 8,ごみ収集車をBDFで走らせることによるディーゼル燃料の節約は何リットルになりますか。

 9,廃食用油の回収にもBDFのプラントの運転にも化石燃料を必要とします。総合的に見て,温暖化ガス排出削減の効果はどれだけになりますか。

 10は割愛します。

 この項目の2は,国際生物多様性年です。

 ことしは国際生物多様性年という年です。1992年5月に生物の多様性に関する条約,略して生物多様性条約が採択され,日本は6月に署名しています。この条約は,これまで9回の締約国会議が開かれ,ことしは名古屋市で第10回の締約国会議が開かれる年です。

 生物多様性条約は,生物多様性の保全,生物多様性を構成する要素の持続可能な利用,遺伝子資源の利用から発生する利益の正当かつ公平な配分を目的としています。

 生物の多様性とは,すべての生物,陸上,海洋,その他水の中,これらが複合した生態系,その他生息の場を問わず,その間の変異性をいうものとし,種内の多様性,種間の多様性及び生態系の多様性を含むものとされています。多くの生態系,生物同士の関係があり,多くの種類の生物がいる,同じ種類の中でも異なる遺伝子を持つ生物がいるということです。地域固有の生態系が豊かであるということで,外来の珍しい生物がいても生物多様性の保全にはなりません。

 生物多様性の恩恵は広い範囲を含みます。散歩をしていて四季の草花を楽しむこともあれば,アマゾンの熱帯雨林の動植物や菌類,微生物から新しい医薬品の原料が見つかることまで,人間の生活にかかわっています。国際的にその価値を認識し,守っていこうというのが生物多様性条約です。

 国内では2008年に生物多様性基本法が施行され,地方自治体は生物多様性地域戦略の策定に努めることとされました。まだ策定した自治体は少数ですが,岡山市でも予算案に生物多様性保全地域戦略づくり推進プロジェクトが示されています。

 生物多様性の保全については,岡山市でもこれまで検討が行われています。平成15年の岡山市環境保全審査会「岡山市における生物多様性保全のあり方について」では,多くの市民などが参加して,市のシンボルとなる野鳥や魚などの野生生物を選定し,その生息・生育環境の保全に取り組むことを規定することについて述べています。平成17年の岡山市環境保全審査会「生物多様性保全基本方針等について」では,貴重野生生物種の指定に当たっての留意事項の第1番目に,外来種及び本市にごくまれにしか渡来または回遊しない種は選定しないことを上げています。タンチョウは真っ先に却下です。岡山にタンチョウの飛来地をつくっても,生物多様性の保全にはなりません。国際生物多様性年の始まりに合わせるかのように,タンチョウを市の鳥に選定した市長の決定には改めて違和感があります。ことしは岡山市の生物多様性元年にするとの答弁にふさわしい取り組みが求められます。

 1月に工事中の水路でアユモドキが死んだ事故については代表質問でも取り上げられていました。私も地元のこととして関心を持ってきました。市の生物多様性元年というものに全く反する事故でした。生物多様性保全地域戦略づくりの推進プロジェクトの中でも,アユモドキの保全をしっかり取り組んでほしいものです。

 生物多様性の保全には,ブラックバスのような外来種による日本固有種の駆逐だけでなく,国内での生物の人為的移動も問題になります。モツゴとシナイモツゴという魚がその一例です。かつては,モツゴは西日本全体に,シナイモツゴは東日本全体に分布していましたが,モツゴが東日本に広がり,シナイモツゴは局地的にしか生息しなくなっています。フナやコイの放流に伴って,モツゴが東日本に持ち込まれ,交雑する中でシナイモツゴが繁殖できなくなってきたと考えられています。生物多様性の保全のためには,経済活動をする際にも,これまでにない注意が必要だということです。

 同時に,人間の活動のかかわりは,生物多様性の保全に反することだけではありません。アユモドキの産卵は稲作と連動していました。適切な環境への働きかけは生物の多様性の保全に有効です。

 そこで質問です。

 1,生物多様性保全地域戦略の目的は何ですか,お示しください。

 2,生物多様性保全地域戦略づくり推進プロジェクトの体制,市民協働の仕組み及びスケジュールはどうなっていますか。

 3,ごみ手数料の収入を生物多様性保全地域戦略づくり推進プロジェクトに充てるべきではなく,ごみ収集有料化にかかわりなく取り組むべきだと思います。御所見を。

 4,平成17年の岡山市環境保全審査会「生物多様性保全基本方針等について」で述べられている貴重野生生物種の指定についてどう考えていますか。

 5,指定した生物を市の封筒への印刷などアピールしてはどうですか。

 6,生物多様性の保全については,農業や水産業も関係してきます。経済局としての対応はどう考えていますか。

 7,去年から岡山市も会員になっているイクレイ日本の概要と,岡山市は何を得て何を発信していくのか,参加の目的と方針をお示しください。

 8,10月に名古屋で開かれる生物多様性条約──COP10に向けて岡山市の取り組みをお示しください。

 9,この1月にアユモドキが死んだ事故の原因とされる工事は,申請では水路の片側ずつ行うことになっていました。実際の工事は両側同時に行われました。このような申請との相違についてどう考えますか。

 10,将来にわたってアユモドキを保全するためには,産卵場所が一,二カ所では不十分です。確保の見通しをお示しください。

 以上,お尋ねいたしまして,第1回目の質問とします。

 答弁よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,林議員の環境問題についての御質問にお答えをいたします。

 まず,地球温暖化防止のためのESCO事業についてお答えします。

 今年度,市有施設へのESCO事業導入可能性を検討していく中で,10施設を選定し,現地調査や事業者へのアンケート調査などを実施いたしました。その結果,市の自己資金による場合はすべての施設で導入可能である一方,民間資金を活用する場合,可能性が高いもの3施設,条件によって導入が可能なもの4施設,他の施設と複合的に取り組むことによって導入可能なもの3施設という結果となっております。

 今後,これらの結果や各該当施設の利用計画などを踏まえて,導入可能な施設から具体的な事業化を目指していきたいと考えております。なお,このたびの調査対象となった10施設すべてでESCO事業を導入した場合は,CO2削減効果は1年間で約1,340トンとなり,これは約9万5,700本の杉の木が1年間に吸収する量に相当します。

 次に,生物多様性に関するイクレイとCOP10についての御質問にお答えします。

 イクレイ日本は,地域での先進的な取り組みとともに,持続可能な社会の実現に貢献することを目指す,世界全体で1,100以上,日本では21の自治体が参加する連合組織の日本事務局で,加盟自治体間の情報交換や活動支援を行うとともに,都市における生物多様性の問題やCOP10についても積極的にかかわっております。本市は,平成22年度を生物多様性元年と位置づけ,人と自然の共生をテーマにしたフォトメッセージ展やフォーラムなどのさまざまな啓発行事を行い,市域全体の生物多様性に関する理解を深めるとともに,これまでの市民の皆様の自主的な取り組みの成果などを取りまとめ,イクレイの一員として,COP10とあわせて開催される関連イベントの場で発信することなどにより,その成功に貢献したいと考えております。

 今後,このイクレイ会員としての立場を生かして,先進事例などを積極的に学び,本市の施策に生かすとともに,本市の取り組みを発信することにより,国際的な環境問題の解決に貢献してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎片山伸二市民局長  核兵器廃絶運動についてのうち,国際友好交流都市からの訪問者への原爆資料館紹介についての御質問にお答えいたします。

 これまでも,アメリカ・サンノゼ市を初めとした海外からの訪問者が来岡された際に,希望に応じて原爆資料館等へ御案内しているところであり,今後とも先方の意向を伺う中で,御要望があれば紹介してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  核兵器廃絶の運動についての項で数点御質問いただいております。

 核兵器廃絶の運動をどう応援するか,市長自身は署名するのか,市有施設に署名コーナーを置く考えはあるか,核保有国のトップに広島,長崎の訪問を呼びかけてはどうかといった御質問でございます。一括御答弁申し上げます。

 本市ではこれまでも,平和都市宣言の趣旨に沿ってさまざまな平和祈念事業を行ってきておりますが,引き続き平和で幸せな岡山市を築くための不断の努力を行ってまいりたいと考えており,市長署名についてもその趣旨に沿って検討してまいる所存でございます。

 また,署名コーナーの設置につきましては,原則行っておりませんので御理解を賜りたいと存じます。

 なお,核保有国のトップに広島,長崎への訪問を呼びかけることにつきましては,基本的に両市と国政の問題であり,その動向を注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  地球温暖化防止について,市長答弁以外の御質問にお答えいたします。

 温暖化ガス25%削減をどう評価するのか,国に対して企業との公的協定を結ぶよう求める考えはとの御質問でございます。

 このたび,鳩山首相によって示された我が国としての目標は,世界全体としての削減目標などが合意された中で,すべての主要国の参加のもとに我が国としてあらゆる政策を総動員して目指す決意を示されたものと考えています。本市としては,今後の国際的な温暖化対策に関する新たな枠組みづくりや,現在国において検討されている地球温暖化対策基本法の制定などの動向を注視する一方で,市民とともに地域での身近な温暖化対策を積み重ね,その成果を踏まえて,必要な場合には国等への新たな提言について検討してまいりたいと考えております。

 次に,カーボンニュートラルな燃料の使用を促進する支援をすべきと考えるがどうか,市有施設の熱源に木質燃料の活用はとの御質問でございます。

 今後の温暖化対策の推進には,地域の自然特性や社会情勢等を踏まえた対策を効果的に組み合わせていくことが重要であると考えております。議員御指摘のバイオマスエネルギーの活用については,現在本市においては廃食用油を市のごみ収集車等の燃料として活用するバイオ燃料地域利用事業を進めております。今後,平成22年度に実施予定の市域全体の自然エネルギー利用可能性量等に関する調査結果等を踏まえ,必要な場合には市有施設への木質燃料設備の率先導入も含めた一層のバイオマスエネルギーの促進策について研究してまいりたいと考えております。

 次に,ごみ収集車をBDFで走らせることによるディーゼル燃料の節約は何リットルかとのお尋ねでございます。

 昨年7月の使用開始から2月末までにごみ収集車で使用したBDFは148キロリットルであり,軽油と同等の燃費であることから,同量の軽油が削減されたことになります。

 次に,廃食用油の回収にもBDFプラントの運転にも化石燃料を必要とするが,温暖化ガス排出削減の効果はどれだけになるかとの御質問でございます。

 議員御指摘のとおり,地球温暖化対策事業においては,新たな事業を実施することによる環境負荷量の増減を検証することは大変重要であると考えております。そのため,今年度より2カ年の予定で,廃食用油の回収からBDFの製造における環境負荷量の変化を調査しているところであり,今後この結果をもとに検証してまいりたいと考えております。

 次に,国際生物多様性年について,市長答弁以外の御質問にお答えします。

 生物多様性保全地域戦略の目的は何か,戦略づくり推進プロジェクトの体制,市民協働の仕組み,スケジュールは,有料化財源にかかわりなく生物多様性保全に取り組むべきと考えるが所見をとの御質問でございます。

 生物多様性地域戦略は,生物多様性基本法に基づき,蛍の生息地数など本市の自然や社会の特性に応じた生物多様性の保全に関する目標や施策の方向性などを規定するものです。平成22年度には,生物多様性をテーマとしたフォトメッセージ展やフォーラム,ワークショップなどの啓発行事を開催し,市域全体の生物多様性に関する理解を高めていくとともに,自主的な自然保護活動に取り組んできた関係者を初め,広く一般市民を対象としたタウンミーティングの開催等を通じて,市域全体の合意形成を図ってまいりたいと考えております。

 また,今後の具体的なプロジェクトの推進を図るため,多くの一般市民が参加するような協働の枠組みづくりやそれらに係る経費の確保などに取り組んでいくことが必要であると考えております。

 次に,貴重野生生物種の指定についてどう考えるか,指定した貴重野生生物種を封筒への印刷などでアピールしてはどうかとの御質問でございます。

 岡山市環境保全条例の貴重野生生物種の指定に関する規定では,種の保存法を初め国等の関係法令に基づく保護対象となっていない野生生物の中で,市独自として保護の必要があると認められる種を指定するものです。具体的な指定は,市内の野生生物に関する長期的なモニタリングデータの集積を踏まえ,岡山市環境保全審査会の審議に基づいて行われるものであり,現在のところ差し迫って指定の必要がある種は確認できていないと認識しております。今後,市内野生生物の生息・生育状況の把握に努め,貴重野生生物種として指定することがあれば,市民全体として保護していくため,御提案の方法も含め,効果的なアピール方法について検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  環境問題についての項で,地球温暖化対策の中で,まきストーブやペレットストーブへの補助についてのお尋ねでございます。

 まきストーブやペレットストーブにつきましては,まきやペレットの原料のほとんどは他の地域の間伐材等が利用されており,本市の林業振興への効果が期待しにくいことから,まきストーブやペレットストーブ導入への補助は現時点では考えておりません。

 次に,国際生物多様性年の中で,生物多様性の保全について経済局としての対応はどうかというお尋ねでございます。

 第三次生物多様性国家戦略に沿って,生物多様性を保全し,人と自然が共生する社会を目指すことは,国のみでなく地方公共団体も努めていくことが重要であると考えております。岡山市農業振興ビジョンにおきましても,本市の多様な自然・地域・環境には貴重な動植物が多数生息しており,自然環境の保全・創出・再生等の必要性を考慮し,地域の環境に調和した整備に努めることとしております。農業用の用排水路や道路,ため池などの整備を行う土地改良事業の施行に当たりましては,環境に関して地元住民や有識者の御意見を伺うとともに,貴重な動植物が生息する地区におきましては,可能な限り魚巣ブロックや蛍ブロックなど,環境に配慮した整備を行っているところでございます。

 経済局といたしましては,議員御指摘のモツゴの例なども踏まえ,幅広い視点から農林水産業における生物多様性の保全に配慮した取り組みを,関係者,関係機関とも連携しながら推進してまいりたいと考えております。

 次に,アユモドキにかかわる事故について,申請との相違についてどう考えるかというお尋ねでございます。

 アユモドキ生息地における工事につきましては,文化庁に現状変更許可申請を提出し許可を得ておりましたが,工法について申請との相違があったのは,片側ずつ工事を行う場合に比べ,パイプにより上流から下流への水量を確保しつつ両側同時施工したほうが,工事に伴う減水期間が短縮し,下流への影響が軽減されるため,より生息環境に配慮されると判断し,工事を行ったところでございます。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  市営住宅の運用についてのお尋ねに順次御答弁申し上げます。

 まず,下肢障害者向け住宅は,入居者の障害に応じた改修を前提とした構造や制度にとのお尋ねでございます。

 既存の下肢障害者向け住宅につきましては,車いすで自活できる方を想定して建設しており,介護を前提とした対応になっておりませんが,今後市営住宅の建てかえ,再整備を図る中で,介護も含めて使いやすい仕様や設備を導入するとともに,入居者が自身の障害の状況に応じて改修が行いやすい構造とするなど,安全で安心して暮らせる市営住宅を目指してまいりたいと考えております。

 次に,あいている市営住宅を高齢者向けなど積極的な活用をとのお尋ねでございます。

 あいている市営住宅の活用につきましては,国の承認が必要なものの,社会福祉法人などによるグループホームや高齢者支援施設としての利用など,公営住宅の目的外使用について調査研究してまいりたいと考えております。

 次に,政令市発展枠を市営住宅の改修に使えないかとのお尋ねでございます。

 政令市発展枠につきましては,政隆会を代表しての森脇議員に御答弁したとおり,平成22年度予算要求の仕組みであり,市営住宅の改修経費につきましては,政令市発展枠でなく通常の中で予算要求し,必要な経費を確保しております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  アユモドキの保全につきまして,産卵場所の複数確保が必要ではないかとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 アユモドキの保全は,市民協働の取り組みが重要と考えており,パンフレットを用いた広報活動であるとか,人工繁殖をしたアユモドキの企画展示を行い,希少性などの周知に努めているところでございます。

 産卵場所の確保につきましては,賞田廃寺跡にある池の活用を図るとともに,環境部局にも働きかけて,地域と一体となった取り組みを考えていきたいと考えております。

 以上でございます。

     〔13番林潤議員登壇,拍手〕



◆13番(林潤議員)  御答弁ありがとうございました。

 それでは,再質問に入らせていただきます。

 質問の順番で,核兵器廃絶の署名について,運動について,ぜひともこれ取り組んでいっていただきたいと思います。特に,核保有国のトップに広島,長崎両市の訪問を呼びかけては,これ両市と国政の問題ということですが,高谷市長が平和市長会議に参加する前だったら,はいそうですかという気もするんですが,この両市長が呼びかけて,そして2020年までに核兵器を具体的になくしていこう,そういう運動を一緒にやっていこうということだからこそ,この項目を言ったわけです。ぜひともこの両市長と歩調を合わせていただきたいんですが,その辺の協力体制についてもう一歩踏み込んでいただきたいと思いますが,どうでしょうか。

 それから,人が来るということでは,この2月27日にこれも核保有国,持とうとしているんじゃないかと言われているイランの国会議長さんが資料館を訪れたということなんです。そうしたところ,いろんな人に来てもらって,これは持つべきものではないという国際世論を広げるために,ぜひ市のトップとして頑張っていただきたいと思います。

 それから,市営住宅の運用のところについてです。

 政令市発展枠,今年度限りということなんですが,今しか聞く機会がないんで聞かせてもらったんですが,だからこそ,ことししっかり政令市を発展する,市民サービスや暮らしの応援のために使っていただきたかったと思うんです。今いろいろ暮らしが大変で,もっと家賃が安く暮らせないかという市民の願いもあるし,それから建築業者,いろんな地域の業者で仕事がないというところで,市民の暮らしも応援できるし,それから業者の仕事にもなる,結局テレビをどかんと買っても,よそが持っていってしまったみたいなことになってるんで,これは地元で本当に効き目のある使い方だったんじゃないかなと思うので,粛々とやってますと言うだけじゃない使い方が工夫できなかったのかなあと思います。今後,この建てかえを予定されているわけですが,そうした大きな地域経済への影響についても,ぜひとも考えていただきたいと思いますが,よろしくお願いします。

 このペレットストーブのところについては,補助を今考えてないというような話だったんですが,これから市長が本当に木をどっさり植えて,岡山で木が本当に育つんだと,この木の世話のことを松島議員もおっしゃってましたけど,枝もたくさん出てくるわけです。じゃあ,それが引き続きずっとサーマルリサイクルと言い続けていくのかというと,そうはならないと思うんです。その使い道としても,大きくBDFだけじゃなくて岡山市の中でいろんなものをリサイクルして温暖化ガスを排出削減していく,そのことにも使えるんじゃないかと思うんです。それをぜひともESCO事業とあわせて検討していただきたいと思います。これは市内業者,本当に市内の産業にならないのかどうか,森林組合に関するものも市内にあるんじゃないかと思うんですが,その辺で何か話はしてないのか,本当にこれ望まれてないのか,団体とかとの交渉経過があるのかないのか教えていただきたいと思います。

 それから,国際生物多様性年,生物の多様性のところについてです。

 これからプロジェクトをつくっていくんですが,その中で体制がどうなっていくのか,きちんといろんな市民の力それから女性の力も入れていってほしいと思うんです。なぜかというと,この生物多様性条約の前文のところでこう書かれているんです。生物の多様性の保全及び持続可能な利用について,女子が不可欠の役割を果たすことを認識し,また政策の決定及び実施のすべての段階における女子の完全な参加が必要であると書かれているんです。いろんな命をはぐくんで次の地球に伝えていく,そこには女性の役割が不可欠だということで,いろんな審査会で女性が4割とかというのもあるかと思うんですが,それはこのプロジェクトの中でもしっかり守られていくのか,守っていく方針なのか,そこをぜひとも確認したいので,積極的な答弁をお願いしたいと思います。

 それから,アユモドキのところで,水路の工事です。

 工期の短縮のために,片側ずつやるより両側を一遍にやったほうがよかったという判断だということなんですが,そんなことは申請の段階からわからなかったんでしょうか。これから工事をどうやっていくのか,いろいろ関係者とも話し合ってやり方の方針を決めていくんだと思うんですが,現場の判断で変えましたと言っていたら,方針やマニュアルをつくっても意味がないことになってしまいます。きちんとマニュアルや方針をつくって,それどおりにやって,それで事故が起きたんだったらどうするか,統一的なやり方になりますけども,現場の判断で余り言っちゃうと,つくったものを守ってくれという説得力もなくなります。これは,この件に限らずほかの部分でも同じなので,そこを本当にその判断ではよくないと思うんで,改めてマニュアルをつくるんならしっかりやっていくし,そうした方針は守らせていくということをしっかり答弁していただきたいと思います。改めてこの相違について,じゃあどうしていくのか,こんなことにならないようにしていくのか,そのことについて説明をお願いします。

 それから,そのアユモドキの産卵場所,賞田のことについては代表質問でもあって,私も場所を知っているんですが,この土地というと,使える土地どこでもよくないですよね。その水路に接しているところでないと産卵場所としては活用できないわけで,本当に限られてくる面もあると思うんですが,今市として具体的に可能性を,今すぐ産卵場所として使えなくても,可能性が考えられるのが何カ所程度あるのか,見通しをお聞かせいただきたいと思います。

 以上,お尋ねして2回目の質問とします。

 答弁よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  広島,長崎両市長と歩調を合わせた取り組みをしてほしいとの再質問でございます。

 平和市長会議を通じまして,広島・長崎市を初め参加されている都市と協調しながら,平和のために引き続き不断の努力を重ねてまいりたいと考えておりますので,どうかよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  ペレットストーブ,温暖化対策にもなるがというような再質をいただいております。

 バイオマスエネルギーとしての木質資源の活用は,地球温暖化対策の一つとして非常に有効であると考えてございますが,自治体としてさまざまなエネルギーの中から特に重点的な促進策を導入する際には,先ほども述べましたとおり,地域の自然特性や社会情勢等を踏まえた取り組みが重要であるというふうに考えてございます。御提案の事項を本市として重点的に推進していくことについては,今後の市域全体の自然エネルギーの利用可能性量等に関する調査結果等を踏まえ,必要な場合には推進してまいりたいというふうに考えてございます。

 それから,生物多様性保全地域戦略づくりの推進プロジェクトの中に女性の力も入れて,女性の役割は重要であるというような再質問をいただいております。

 もちろん,先ほど申しましたように,自主的な自然活動に取り組んでいただいております関係者をもとにそういうプロジェクトを進めてまいりますが,議員御指摘のとおり,女性の比率等にも当然配慮して進めていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◎難波巧経済局長  ペレットストーブについて,森林組合との交渉はというお尋ねでございます。

 現在までのところ,森林組合とは交渉しておりませんけれども,今後そうした団体から意見をお聞きしてまいりたいと考えております。

 次に,アユモドキについて,申請どおり施工すべきと思うが今後どうするのかという御質問でございます。

 こうした事故を繰り返さないために,工事中の監視体制,それから関係組織間の連携,協力体制の見直し,それから事業実施に伴うマニュアルづくりの検討を行いまして,その内容について関係課へ周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  下肢障害者向け住宅についての再度のお尋ねでございます。

 先ほども御答弁申し上げましたように,市営住宅の建てかえ,再整備を図る中で,介護を含めて使いやすい仕様や設備を導入するとともに,入居者が自身の障害の状況に応じて改修を行いやすい構造にするなど,設備について頑張っていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  アユモドキの産卵場所が何カ所程度あるのかというお尋ねでございますが,先ほども申し上げました賞田廃寺の池,そしてまたその近くの,先日御質問にありました休耕田であるとか,祇園のビオトープというものがございますが,そのあたり,さらに旧岡山市だけでなくて旧瀬戸町などを含めますと複数箇所あるように確認ができております。

 以上でございます。

      ─────────────



○宮武博議長  この際お諮りいたします。

 議事の都合により,本日の会議時間を延長しておきたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  次は,順序に従いまして下市議員。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  皆さんこんにちは。

 まずは,安井議員の御冥福をお祈りしたいと思います。私も同期でありまして,そんなに個人的に深いかかわりはありませんでしたけれども,前建設委員会では,先ほど田畑議員からもありましたが,バランスのよい質問や当局への意見等,たくさん残っていることがあります。彼の分もみんなで頑張っていきましょう。よろしくお願いします。

 さて,本日の本会議は御案内のように時間がかかりまして,今午後4時41分という時間になりました。お天気も随分と荒れているようでしたけれども,そうならないように,先ほど市長からも本会議は議論を尽くすことが必要という御答弁もありましたので,ぜひ議員の質問には正面から御答弁いただきたいというふうに思います。また,この本会議はoniビジョンで放映されています。本会議の議論が市民の皆さんにわかりやすくなるように私も頑張って質問しますので,御答弁のほうも丁寧でかつ的確な答弁をしていただきたいと思います。

 さて,私は,今議会で長井議員の市民ネット代表質問,チャレンジ・ザ・岡山市役所について市長からの答弁がありましたけれども,その中に職員が自主的に業務改善をやるようになった,本当にやる気の人が出てきた,岡山市が変わっていくことだという,参加した職員を称賛する答弁がありました。別にそれがどうかということなんですけれども,このチャレンジ・ザ・岡山市役所,今回開催されたのは1月15日の16時から,要は時間内に行革の業務改善運動として行われたものなわけです。つまり,市長ほか61人の職員が参加したとのことですが,それ以外の職員が当然市役所の大切な業務を回していたわけです。ですから,私は殊さら,この意見交換会に参加した職員がやる気のある職員だと受け取れるような市長の発言はいかがなものかと感じました。それ以外にもやる気のある職員はまだまだたくさんいるのではないかと思いましたので,一言申し上げておきます。

 それでは,通告に従いまして質問に入ります。

 まず,中区役所メディアコムと区のまちづくりについてです。

 政令市推進協議会解散総会において,スライドを使って政令指定都市のあゆみの説明がありました。そこでは,南区役所は旧灘崎町(暫定),中区役所はRSKメディアコム(民間施設)とのスライドが流されました。これまで,中区役所は当分の間メディアコムに置くという説明から変わっているように思います。なぜでしょうか。

 次に,メディアコムの年間賃料5,000万円は高いという市民の皆さんからの声を私はいまだにお聞きします。市の説明責任が十分に果たせていないと考えます。私の調べたところ,近隣ビルの賃料はわかりましたが,肝心かなめのメディアコム内の岡山市以外の賃料はわかりませんでした。そこで,市民への説明責任を果たすために,株式会社山陽放送サービスと中国銀行の年間賃料及び坪単価を調査の上御報告ください。

 昨年11月議会で市民局長は,当初の賃貸契約5年6カ月間は賃借すると答弁しています。5年後の平成26年3月に契約期間を更新するときの判断基準は何でしょうか。その際の検討項目について御説明ください。

 契約書によりますと,平成25年9月までに意思表示がないと,この賃貸契約は自動更新されます。更新せずに新設するとしたら,建設着手のタイムリミットはいつでしょうか。

 また,更新したときのデメリットは何でしょうか,御説明ください。

 11月議会で市長から,日本も岡山市内も土地がどんどん高くなるようなことはないとの答弁がありました。それならば,賃料は下がってもいいと思います。賃料を下げる交渉を始めますか。

 陸運局の移転先の土地代を国は予算化したと聞いています。来年度末には国が市の意向を聞いてくることが予想されます。陸運局の土地は,中区の北部でまとまった貴重な土地です。市としてきちっと活用すべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 福浜公民館に地域センターを新設するという方針が示されています。市民サービス拠点が少ない地域においては,同様の手法をとり整備をしていくのでしょうか。

 次に,子育て支援についてお尋ねをいたします。

 昨年12月には,行きたい保育園に入れない,いわゆる保留児が750人を数えました。また,障害児の保護者は,子どものそれぞれの発達段階において困難を抱えています。保留児解消は,子育て支援,少子化対策として一番に取り組むべき課題だと考えます。幼稚園は空き教室がふえ,保育園は入れない子どもが保留児になっている現状があります。岡山市は,今困っている子を救うために,できることから実行に移すべきだと考え質問します。

 まず,教育長にお尋ねします。

 岡山市の子育て支援策として,保留児解消と障害児支援が最重要課題だとの認識をお持ちでしょうか。

 幼稚園では,入園児が減り,空き教室がふえています。試行でとまっている3歳児保育を,可能な園で実施するお考えはありませんか。また,幼稚園の放課後に預かり保育を実施するお考えはありませんか。

 幼稚園では,夏休みの対応ができません。新たな取り組みとして,幼稚園の学童保育は考えられませんか。

 幼保一体化の一つの形態として,幼稚園の中に4歳児,5歳児の保育園をつくることはできませんか。ハード面での問題はないと思います。このことにより,3歳未満の保留児の保育園への入園が促進されるはずです。克服すべき課題があればお示しください。

 障害児支援については,拠点園整備の拡充が必要です。発達障害の場合,通常クラスではトラブルが起き,安心して預けられないので,拠点園に入りたいという声を耳にします。公立保育園の拠点園をふやすために必要なことは何でしょうか。幼稚園にも障害児拠点園制度を導入したらいかがですか。

 国の公立保育園の補助金は,平成16年に交付金に変わりました。交付金に変わっても,算出基準に違いはありませんか。国からは補助金と同様の保育園の交付金が来ているはずです。保留児対策を最重要課題とされるなら,保育園の予算もふやす必要があると思いますが,いかがでしょうか。

 次に,学校給食についてお尋ねします。

 学校給食は学校の設置者である市長が実施しています。運営の責任者は各学校長になります。民間委託を推し進める萩原前市長のもと,学校給食運営審議会等で,子どもたちのために学校給食はどうあるべきかという議論をしてからはや10年近くになります。今では,毎年何校か学校給食が民間委託に変わっても,議会では特に問題にはなりません。先日,新聞に公立小学校の給食費が月4,000円台になったとの報道がありました。保護者が毎月払う給食費のことです。給食費の月額は,小学校低学年で最も安いのは大阪府3,408円で,高いのは鳥取県4,629円でした。

 岡山市の学校給食費,そのうちの食材費についてお尋ねをいたします。

 食材費の1食当たりの単価について,最高の学校名と金額,最低の学校名と金額をお答えください。年間では,保護者の負担は幾ら違うことになるでしょうか。このような単価の差はどうしてできるのですか。高い学校と安い学校とを比較して,その理由を御説明ください。

 学校給食の食材は,給食実施日の何日前にどこにどのような方法でだれが発注しているのでしょうか。なぜ,そのような発注方法をとっているのですか。発注の責任者はだれでしょうか。

 次に,交通戦略と高齢社会についてお尋ねをいたします。

 65歳以上の人が総人口に占める割合のことを高齢化率といいます。この高齢化率が7%を超えると高齢化社会,14%を超えると高齢社会,21%を超えると超高齢社会ということになります。岡山市は,1970年(後刻,「1965年」と訂正)に高齢化率が7%を超え,1994年(後刻,「1996年」と訂正)には14%を超えていました。昨年6月1日現在20.9%と,超高齢社会の入り口に立っています。この10年間でバス路線が廃止されたり,高齢化も予想以上に進んだり,合併により市域も広がっています。過疎地にお店がなくなることはもちろん,最近では市街地の小売店,小型スーパーもなくなり,フードデザート──食の砂漠という言葉も出てきました。歩いて暮らす高齢者にとっては住みにくい地域となりつつあります。超高齢社会を迎え,どういうまちをつくるかという戦略のもとで,早急に公共交通を考えなければならないと思います。

 先日の東原議員のディマンドタクシーについての質問に都市・交通・公園担当局長は,市域が広い岡山市において生活交通は重要な問題だと認識しているが,難しい問題でもあると答弁しました。どこがどう難しいのか,それを解決するために今後どうしていくのかお答えください。

 交通基本計画の策定に今年度取りかかります。交通基本計画策定のためには,地域の現状を正確に把握することが重要です。高齢者が何に困っているのか,地域ごとの違いなどをどのような方法で把握しますか。高齢者のアンケート調査などをお考えでしょうか。

 計画策定に当たり,高齢者とのパートナーシップ,市民協働などをどのように取り組んでいきますか。

 岡山市内の在宅のひとり暮らし高齢者の約8割は女性です。コミュニティバス,ディマンドタクシーなどの検討を地域は悠長に待っていられる状況ではないと思います。それまでの緊急対策を何かお考えでしょうか。

 中区福祉事務所は移転新築され,来年6月ごろには東山プール駐車場に新設されます。中区にお住まいの高齢者や障害者が福祉事務所まで行く現状の公共交通手段をお示しの上,今後改善できることを御説明ください。

 次に,市民会館についてお尋ねをいたします。

 市民会館は人気の施設であり,1年前から予約が始まります。予約と一緒に使用料を納付しなければならなくなっておりますので,1年前からお金を払わなきゃいけません。一般的な施設の予約,旅行の予約とかでも,キャンセルという考え方があるわけですけれども,この市民会館についてそういう考え方はないのかという趣旨で質問をいたします。

 条例第7条,既納の使用料は還付しないとありますが,その理由は何でしょうか。

 条例第6条には,利用料金の納付は規定がありますが,利用料金の還付については規定がありません。なぜでしょうか。

 規則第6条に,使用料は使用許可と同時に納付しなければならないとありますが,その理由は何でしょうか。

 使用日の変更や取り消しについて,条例や規則より厳しい基準がホームページに示されています。これは市民にとって不利益になる基準だと思いますが,問題ではないでしょうか。

 以上で第1回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,下市議員の市民サービス拠点の整備についての御質問にお答えをいたします。

 市民サービス拠点の整備につきましては,現在市民サービス拠点の配置に関する長期的方針に基づき進めており,福浜地域センターは近隣に相応の適地がないために,福浜公民館に併設することとしたものでございます。その他の施設の整備手法につきましては,現在全市的な配置のあり方を見直しているところであり,その中で検討していくこととしております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  中区役所メディアコムと区のまちづくりについての項で,区役所の位置について説明が変わっていたがなぜかという質問をいただいております。お答えいたします。

 区役所の位置については,政令指定都市移行前に行った市民説明会においても,南区役所は旧灘崎支所を暫定的に使用,中区役所はRSKメディアコムと説明しており,内容について何ら変更はございません。

 以上です。



◎片山伸二市民局長  まず,中区役所関連の6点の御質問に一括してお答えいたします。

 まず,メディアコム内の他のテナントの賃料や坪単価につきましては,個別の企業情報であることから明確なお答えはいただけませんでしたが,貸し主さんからは同フロアの入居者については中区役所と同程度であるとお聞きしております。

 次に,契約期間を更新する場合の判断基準とその際の検討項目についてでございますが,区役所ができて便利になり,喜んでいただいている皆様も多くおられます。したがいまして,区民の皆様が引き続き更新を望まれるのか,別の場所への移転を望まれるのか,また移転する場合にだれしもが納得のいただける場所があるのかどうか,さらには財政面からの検討も重要な判断基準,検討項目になると考えております。

 次に,例えば新設を考えた場合のその着手時期ということでございますが,その場合には土地の選定から取りかかる必要があり,余り時間的余裕がないのは事実でございます。

 次に,更新したときのデメリットと賃料の交渉につきましては,仮に引き続き更新した場合,賃料の負担が継続することとなりますが,移設の場合にも土地の取得費,建物の建築費用等の多額な負担が生ずることになることから,必ずしもそれがデメリットになるとは考えておりません。なお,賃料は当初から5年6カ月間をお借りする前提で設定しておりますので,現時点での賃料の見直しは契約上困難なものと考えております。

 次に,移転が決まっている陸運支局の土地につきましては,議員御指摘のとおり中区内の貴重な土地ではございますが,将来の岡山市のまちづくりの観点から有効活用が可能かどうかなどについて,全市的な検討を行った上で判断する必要があると考えております。

 いずれにいたしましても,中区役所は議会からの御要望を受け,応分の初期投資や家賃の発生を見込んだ上で,それでも適切な場所として今の場所を決定した経緯もございますので,今後も利用状況や市民の皆様からの御意見,御要望等も見きわめた上で,区役所のあるべき方向性を検討していく必要があると考えております。

 次に,市民会館についての一連の御質問に順次お答えいたします。

 まず,既納の使用料は還付しない理由についての御質問でございますが,公の施設の使用に関しましては,使用許可を受けることで施設を使用する権利を得,その結果,他の利用を排除することになります。したがいまして,安易な予約やキャンセルを防ぎ,効率よく安定的に稼働させる観点から,一般的に既納の使用料は還付しないこととされており,市民会館を初めとする多くの施設についても条例の中で同様に規定しているものでございます。

 次に,利用料金の還付についての規定がない理由につきましては,地方自治法第244条の2第8項及び第9項で,利用料金は,条例の定めるところにより,指定管理者が定め,あらかじめ利用料金について普通地方公共団体の承認を受けた上で,指定管理者の収入として収受させることができると定められております。岡山市民会館においても,条例第6条の2及び条例第6条の3に利用料金に関する規定を設けておりますが,利用料金は指定管理者の収入となることから,利用料金の還付については,指定管理者みずからの判断によって行うことができる行為であると解されており,指定管理者が別に定めております。

 次に,使用料を使用許可と同時に納付しなければならない理由につきましては,地方自治法第228条に,分担金,使用料,加入金及び手数料に関する事項については,条例でこれを定めなければならないと規定されております。使用料条例は一般的に,行政財産の使用または公の施設の利用について,使用または利用の承認を受けたときあるいはその開始前にその使用料を徴収することとしており,市民会館につきましても,安易な予約やキャンセルを防止し,適正な使用を担保するため,条例により許可と同時に納付していただくこととしているものでございます。

 最後に,使用日の変更や取り消しの基準についての御質問でございますが,市民会館におきましては,指定管理者が使用日の変更につきましては使用の3カ月前まで,また使用の取り消しにつきましては使用の6カ月前までとする基準を設けております。岡山市民会館は稼働率が高く,数多くの方々による抽せんによって使用日が決まることも多い状況にあり,安易な予約やキャンセルが行われると,指定管理者にとって経営上のリスクが生じるだけでなく,抽せんに漏れて仕方なく計画変更や行事を中止した利用者にとっても不満が生じ,結果的に多くの利用者の不利益につながることになります。こうしたことを防ぎ,公の施設である岡山市民会館をより効率よく安定的に稼働させるため,指定管理者が個別に定めているものでございまして,市といたしましても妥当なものと判断しております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  交通戦略と高齢社会についての項,移転新築される中区福祉事務所までの公共交通手段を示せ,今後改善できることはといった御質問でございます。

 移転新築される中区福祉事務所の最寄りのバス停は網浜バス停であり,天満屋バスステーションと新岡山港との間で1時間に5本程度運行されている路線バスを利用いただくこととなります。現行のバス路線では,東岡山方面など一部の利用者において乗りかえの不便さが生じます。利用者の利便性の向上のため,交通施設の整備などについても関係部局と協議してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  子育て支援についての項,障害児支援について,公立保育園の拠点園をふやすために必要なことは何かとのお尋ねでございます。

 公立保育園の障害児保育につきましては,拠点園における設備と人員の確保のみならず,障害児保育を担当する保育士の育成や専門家による支援が必要であり,その上で拠点園枠を検討してまいりたいと考えております。

 次に,国の負担と保育園の予算についての中で,公立保育園の国の補助金が地方交付税に変わっても算出基準に違いはないか,また保留児対策を最重要課題とするなら保育園の予算もふやす必要があると思うがいかがかとのお尋ねに一括してお答えします。

 公立保育園の運営費につきましては,平成16年度から国庫負担が廃止され,地方交付税に算入するということで一般財源化されましたが,その前後で歳出予算の人件費や物件費の歳出基準に変更はなく,国の保育園運営基準を守りながら運営してきております。また,公・私立保育園の全体予算につきましても,入園状況や施設整備の状況などに応じて必要な予算を確保しており,今後も高まる保育ニーズに対応できるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  交通戦略と高齢社会の項目につきまして,生活交通,難しい問題であるとの答弁はどういうことなのか,それをどう解決するのか,それから交通基本計画について,高齢者が何に困っているのか,地域ごとの違いをどう把握するのか,それから計画策定に当たっての高齢者とのパートナーシップ,市民協働,それから緊急対策についての4点の質問につきまして,一括して御答弁を申し上げます。

 生活交通は,議会での御質問のとおり,多くのニーズを有する反面,広大な面積を有する岡山市では,多くの費用が必要となる可能性があること,地域ごとの状況に応じて合理的な交通手段が異なること,より一層公共交通の廃止を促進する可能性もあることなどの理由で,持続可能な交通体系を構築する上では難しい問題だと認識しております。こうしたことから,交通基本計画の策定に当たっては,岡山市の現状を踏まえた上で,どのような生活交通の導入のやり方が地域の特性や市民ニーズに合い,持続可能な対策となるのかを検討してまいります。また,地域ごとの生活交通を検討する際には,高齢者を含めて地域の状況把握と市民協働による対策の策定に努めてまいります。なお,交通政策の観点から,持続可能な対策を検討することが重要であるというふうに認識しているところでございます。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  子育て支援の項の中で5点の御質問をいただいておりますが,まず保留児解消と障害児支援への認識をということ,そして3歳児保育,預かり保育の実施について,夏休みの預かり保育はどうなのか,それから幼稚園に4歳児,5歳児の保育園の設置をしてはどうかとの4点のお尋ねに,一括してお答えをさせていただきます。

 保留児解消と障害児の支援ということにつきましては,就学前教育の大きな課題であるというふうに考えております。幼稚園の3歳児教育そして夏休みを含めた預かり保育につきましては,保護者のニーズであるとか,保育園の運営への影響などさまざまな観点から考慮していくことが必要であるというふうに考えております。現在,岡山市といたしましては幼稚園児,保育園児を同じ就学前の子どもとしてとらえまして,幼稚園,保育園の連携を進めておるところでございます。また,幼児教育,保育の総合的な提供のあり方について,国の動向も注視していきたいというふうに考えております。

 同じく,幼稚園にも障害児拠点園を導入してはとのお尋ねでございます。

 入園を希望する障害児の受け入れに当たりましては,保護者の希望をお聞きしまして,可能な限り障害の状況や園内体制に応じて受け入れをしておるわけでございます。保護者の方は居住地の幼稚園を選択する傾向にあり,障害児に関しても地域で育てたいという保護者の思いもありますので,障害児拠点園についての制度は幼稚園にはなじみにくいのではないかと考えております。

 次に,学校給食についての数点のお尋ねでございます。

 まず,食材費の最高と最低について,年間保護者の負担額の違いは幾らなのか,単価の差ができる理由はということでございますが,一括してお答えをさせていただきます。

 給食費につきましては,市教育委員会が示します食材基準額を参考にいたしまして,各学校・給食センターにおいて実績等を勘案いたしまして,PTAとの協議を経て最終決定されております。平成20年度の小学校の食材基準額は241円ですが,実績を見ますと,最も低い曽根小学校は約212円,高い建部学校給食センターは約259円となっておりまして,負担額の差は年間約8,000円程度となります。この食材費に差異が見られます要因といたしましては,自校炊飯の実施や基本献立をもとにして各学校・給食センターで決定をする献立内容,地場産食材の選択,購入先や購入量,自由献立や行事食など,各学校の特色を生かした取り組みの違いによるものと考えております。

 同じく学校給食につきまして,食材の発注方法と理由は,また発注者はだれか,発注の責任者はだれかということのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 食材の発注は,各学校長の責任のもと,学校栄養職員が共同購入と個別購入の両面から行っております。

 共同購入の場合は,給食実施月の前月2日までに購入依頼をして,岡山市学校給食会が一括取りまとめをして,15日までに発注内訳書を学校のほうに送付いたします。それをもとに,学校栄養職員が発注内容を確認することになりますので,このような方法をとっておるわけでございます。

 また,個別購入の場合は,学校別に前月20日ごろまでに生産者やJAへ直接発注いたします。安定した食材価格や確実な食材確保ができる共同購入と,地元の食材が購入できる個別購入のそれぞれのメリットを生かしたり,学校規模や地域の特性を生かしたりしまして,食材の調達をしているわけでございます。

 以上でございます。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 まず,企画局長から答弁いただいたメディアコムを当面活用するということについてです。

 私は政令指定都市推進協議会の解散総会でとても気になったわけです。ちょっと議場の皆さんには小さくて見えないかもしれませんが,こういう表がスクリーンに映し出されたんです。びっくりしたのが,南区にはしっかりと旧灘崎支所(暫定),浦安総合公園駐車場用地の一部になるよということが書かれていて,中区がRSKメディアコム(民間施設),もうこれに決まっているというふうに私はこれを見て思ったんです。だから,何で変わったのですかと聞いたわけです。それで,平成19年12月21日にB−1区ができて,RSKメディアコムを区役所として使うと,そのときから民間所有の施設を当面活用するというふうにしっかりと文字としてありました。私は,市民には正確な情報を提供すべきだと思っています。だから,メディアコム,民間施設でよいですけれども,当面活用するんだということまでしっかりと入れてほしいというふうに思ってお尋ねをしましたので,そのことについてもう一度お尋ねをしたいと思います。

 それと,これまで何遍もこの中区役所のメディアコムの問題について繰り返し質問をしています。その理由は,今申し上げましたように,このRSKメディアコムは当面活用するんだというお話であり,賃貸借契約でいうと5年6カ月間借りる,それでその後はじゃあどうなるのかということがみんな心配になるわけです。そうすると,きょう市民局長から今御答弁がありましたけれども,土地の選定からしないといけないから,要は自動更新しないようにするにはどうしたらいいかということです。土地の選定からしないといけないので,余り時間的余裕がないと言われているんですけれども,いまだに市民に見える形での建設整備部署をつくるとか,そういうことが全然進んでいない。なので,このままでいくと,要は平成25年9月になったときに,次の施設の用意ができていないし,いいところがないからということで自動更新になるのではないかと,そういう心配があるよと,そんなに賃借でいくのかなと。どうしても要る,必ず必要なわけですよね,政令市にとって区役所は。だから,当面というのではなく,財政状況が厳しいからといって目先の利益だけを考えることなく,今後も政令市として50年も100年も続いていくのですから,区役所のまちづくりの拠点,市民の共有財産なんですから,借り物ではなく自前の区役所整備に向けての決意と方向性について何回もお尋ねしているのです。あるのかないのか,もう一度お答えをいただきたいと思います。

 それと,賃料の問題ですが,山陽放送サービスと中国銀行については,企業情報だから答えられない。これで市民への説明責任が果たせるんですかね。同程度であると聞きました。岡山市は,たしか1階が8,800円,2階,3階は5,800円で借りてますよね。同程度であるっていうのは,それに幅があるし,私はメディアコムの年間賃料が高いっていわれるのは,ほかに入っている会社があるのに,そこのことが全然出てこない。せめて,同居しているっていうか,アパートを借りるときに隣が幾らなのかなって気にしますでしょ。全然違う値段だったら,それは一体どうなのかというふうに思うのが当たり前だというふうに思うのです。もう一度聞きます。これはメディアコムに聞いたんですか,聞かなかったんですか,聞いたけれども答えられないと言われたのですか。お答えください。

 それと,賃料を下げる交渉を始めますかという答弁に,土地がどんどん高くなるようなことはないんだから急ぐことはないという市長の答弁を受けての質問をいたしました。それで,きのうちょうど,まあきょうもたしか和氣議員からだったかな,岡山市が榊原病院に貸している旧NHK跡地の賃料についての質問が昨日ありました。あの契約は,3年で見直すってことになってるんですよね。ところが,メディアコムとの契約は,5年間賃料及び共益費の改定は行わないって明記されているんです。何でこんなに5年間も全く変えないという,これは岡山市に不利な契約と言えるんじゃないかと思うんですが,お考えをお聞かせください。

 それと,陸運局の土地についてです。

 全市的な検討をするという話でしたが,国が市に意向を聞いてきたときに考えたんでは遅いですよね。その前に,岡山市として中区のまちづくりとしての考え方をまとめておくべきだと思うんです。担当部署は中区役所総務民生課ということになるんでしょうか。

 それと,市長から答弁をいただきました福浜公民館に地域センターを新設するという話です。

 公民館は中学校区に1つ設置されており,市内でもバランスのよい配置になっているわけです。地域センターの設置は公民館を活用していくという方針になるんですか。中区で地域センターの足りないところはどこになるんでしょうか。お尋ねをいたします。

 それから,子育て支援についてです。

 今回は,私はとても幼稚園の空き教室が気になったわけです。保育園には入れない保留児がいっぱいいて,同じ就学前の子どもたちが行く幼稚園には空き教室がいっぱいある。例えば,私の地元の幡多幼稚園では,平成19年には8クラスあったんですけれども,7クラス,6クラスとだんだん減って,来年度は5クラス,つまり空き教室が3つということになるようです。幡多小学校の人数っていうのは横ばいから微増なので,やっぱりこれを見ると幼稚園から保育園に行っている子が多いんだなっていうふうに思うわけです。

 そこで,幼稚園の空き教室っていうのは幾つあるんでしょうか,区ごとに教えてください。その中で,保育園の待機児童も多く,空き教室の活用が望ましいところがあるのかないのか,あるならどこかお尋ねをいたします。このことについては,政令市として先輩の浜松市が,保育園の待機児童が多いということから空き教室の活用方法を考えて,始めております。平成10年度幼稚園教育要領に,幼稚園は地域の子育て支援センターとなるべきと明文化され,幼稚園が預かり保育を行ってもよいことになった制度を利用して,公立幼稚園の空き教室は預かり保育「きりんのおうち」として活用するようになったという取り組みもございます。ぜひ,同じように政令市になった岡山市ですから,お考えをお聞きしたいと思います。

 それから,保育所費です。

 今,御答弁がありましたけれども,予算を見ますと平成21年度が約72億円,平成22年度は約65億円と減っているんです。この減った理由を御説明ください。それと,市民のニーズがあり,空き教室がある,足りないのは人だけではないかと私は考えるわけですが,幼稚園の空き教室活用のための職員配置というのは考えられないのでしょうか。お尋ねをいたします。

 次に,学校給食についてお尋ねをいたします。

 今いろいろと御説明があったんですけれども,私はこんなに市内の学校給食費に開きがあるとは思っていませんでしたので,びっくりしているところです。年間でいって8,000円,これは6年間続いていく,中学校もあるわけですからもっとになるわけです。それで岡山市は,今御説明があったように基本献立を立てたり,基準額を提案したりしているわけです。それで,なぜこの食材の差ができるのか,その原因は何なのかということを私は知りたいんです。それがわからないと,じゃあ高い給食がいい給食なのか,安いのがよくないのか,そういうことにはならないと思うわけです。この原因について私は知りたい。教育委員会として,そういうことを調べていないっていうんだったら,わからないというなら調査をしていただきたいと思うのですがどうでしょうか。保護者の立場からすると,自分の学校の学校給食費しかわかりません。幾ら払ってくださいと,言われたのを払っているだけです。この市民の知る権利ということからしても,保護者が支払う食材費について,広く情報公開するべきだと考えますけれどもいかがでしょうか。例えば,ホームページに掲載するとかお考えになりませんか。

 何でこんなことを言うかというと,いろいろ今おっしゃられましたけれども,例えば地産地消の食材を使っているから高いとか,基本献立以外の献立を使っているから高いとか安いとか,学校規模が大きい小さいから安いとか高いとか,こういうことだから安いんだ高いんだっていうことがわからないんですね,私が調べたところ。それで,以前の包括外部監査でも,食材費の差については指摘もございました。これが市として許容できるものとお考えなのかどうかお尋ねをいたします。

 それと,高齢者の問題ですけれども,私は交通戦略っていうのはまちづくりの上で大きな比重を占めていると思います。言葉の問題ですけれども,高齢化率が7%を超えると高齢化社会,これが岡山市では1965年,14%を超えたのが,先ほどちょっと間違っていましたので訂正しますが1996年,ここで高齢社会,この間に7%を超えるのに31年かかっていました。そして今,多分2010年,ことし調べると21%を超えていると思うんです。そうすると,超高齢社会です。この7%ふえるのには14年しかかかってません。本当に急速に高齢化が進んでいるわけです。今ここで今後10年間の交通基本計画を考えるということになっているわけで,都市整備局ではありますけれども,超高齢社会だということを基本に考えていただかないといけないと私は思うわけです。おひとり暮らしの高齢者も8割が女性,足の不自由な方も多いわけです。地域ごとに差はあっても,過疎地だけでなく,町なかでも高齢化はどんどん進み,歩いて暮らせるまちにならないと本当に困る,そういう社会になっているというふうにもう言ってもいいかもしれません。それで,区ごとあるいはそれぞれの地域ごとの公共交通について考える地域密着型の部署が必要だと考えるのですがどうでしょうか。

 それと,中区福祉事務所についてです。

 今保健福祉局長から御答弁いただきましたが,私はこれは交通の問題として上げたわけです。今,地図を見ていただくと,こんなになっておりまして,ここが現の中区福祉事務所,こっちが新の中区福祉事務所なんです。たったこれだけ離れただけで公共交通が大変になるという,これが岡山市の現状なんです。今だったら,ここの朝日高前からすぐなわけです。ところが,この朝日高前を通るバスに乗っていくと,天満屋に曲がってしまう。天満屋で乗りかえて,こう来るバスに乗りかえればいいんですけれども,それも大変。こっち東山のほうから来ると,博愛会前,ここでおりて,歩くか,乗りかえる。ここの間がない。これだけでも本当に公共交通を使って中区福祉事務所に行くのは大変になっちゃうわけです。特に福祉事務所ですから,高齢者や障害者の方がサービスを数多く受けに来る場所です。今言ったバスの便もありますけれども,この今のこの道路です。例えば歩くとしたら,目の不自由な方からの御意見があったんですけれども,この間に点字ブロックや音声信号のないところがあると,とても怖くて歩くこともできないという悲痛な声をお聞きしてます。中区福祉事務所の開設までに,この整備はできるでしょうか。お尋ねをいたします。

 以上で2回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  区役所の位置につきまして,私が答弁いたしましたが,それについて再質問いただきました。

 当面活用するということについてわかりにくいということだと思いますが,これにつきましては当初より,まず南区役所につきましては暫定的に使うということ,そして中区役所につきましては当面活用ということで,当面と暫定ということで,明らかにもともと違う話ではあったわけでございますけれども,その中で暫定の南区役所につきましては,その後,暫定後の本格的な場所が決まったということで,逆に灘崎だけを書いていると,逆に市民にわかりにくいということで,今回の資料では暫定の使用後の場所をはっきりと書かせていただいたものでございます。それに対して,じゃあ中区はということですが,今,政令指定都市移行前に使いましたこの資料を持っておりますが,当時から特に当面という言葉は書いておりませんで,今回も特に書いていないということでございます。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  中区役所メディアコムに関して5点再質問いただいております。順次お答えをさせていただきます。

 まず,中区役所をどうするのかと,将来を見据えてどうするつもりなのかという御質問をいただいております。

 区役所の位置につきましては,これは市政の運営の中で非常に大きな問題でございます。特に,市民の方にとりまして,区役所の位置を移転するということは,そういった市民生活と申しますか,市民サービスに非常に大きな影響を与えるものでございます。したがいまして,そういった市民の方の声も十分お聞きする必要があるというふうに考えておりますし,先ほど議員御指摘のとおり,賃借についての財政的な負担,この重みは十分認識しておりますが,先ほども御答弁申し上げましたように,移転するとしましてもさらに莫大な費用も必要となります。費用対効果等も含めて,財政面での検証とともに,十分な議論が必要であるというふうに考えておりまして,したがいまして今後市民の方の御意見もお聞きしながら,また市議会の皆様とも十分協議しながら,検討してまいりたいというふうに考えております。

 次に,メディアコムの賃料についての御質問でございますが,メディアコムのほうに尋ねたのかどうか,聞いたのかどうかという御質問でございます。

 もちろんメディアコムのほうにお尋ねをいたしましたが,民間企業同士の問題でありますので,公にはできないということで,ただ金融機関と同程度の金額であるというふうにお答えがあったところでございます。

 次に,賃料について,NHKについて3年間で見直すというのがあるのに,メディアコムはなぜ5年間行わないのかというふうな御質問ございました。

 メディアコムに中区役所を設置する際の経緯につきましては,議員の皆様御承知のとおりと思われますが,適地がない中で,急遽決めざるを得なかったという中で,メディアコム側とも協議する中で,こういった形で契約を締結,5年間ということで5年6カ月間の契約を前提とした契約を締結しておりますので,御理解を賜りたいと思います。

 次に,陸運支局の土地の問題でございますが,もちろん国のほうから話があってから市が話を始めるんじゃ遅いということで,議員御指摘のとおりと考えておりますが,現時点でまだ,その土地については全市を挙げて全庁的な検討が必要であるというふうには認識しておりますが,担当部署としましては現時点では決まってはおりません。

 最後に,地域センターについて,公民館でするのか,また中区で地域センターが足りないところはどこかという御質問をいただいております。

 先ほど市長が答弁申し上げましたとおり,福浜地域センターにつきましては,これは他に相応の施設がなかったということで,公民館併設という形でとらせていただいておりまして,これが必ずしも以後のものについて当てはまるというものでございませんので,先ほども答弁申し上げました,見直しの中で検討してまいるという形で,手法につきましても検討するという格好になるかと思います。なお,中区内での地域センターの計画につきましては,現時点はございません。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  高齢者,障害者が新しい中区福祉事務所を使う際,バスの乗りかえが生じるということで,その間歩く必要があるというふうなことも生じますので,その間の安全確保のための対策を講じられないかといった質問でございますが,点字ブロック等できる限り安全性が確保できるよう,関係の部署へ働きかけて何とか整備するよう努めてまいりたいと考えておりますので,どうかよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  保育所費について,予算が72億円から65億円に減った理由はとの再質問をいただきました。

 平成21年度──今年度は建部保育園と南方保育園,南方子育て支援センターの建設予算があったためであり,平成22年度はそのことで減っておりますけれども,それ以外は全部ついている状況にございます。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  高齢化社会を迎えて,地域密着型の部署という趣旨の再度の御質問にお答えを申し上げます。

 ゆうあいクラブを代表しての楠木議員の御質問にお答えしましたとおり,今後高齢化が進展する中で,市民へのセーフティーネットということからも,公共交通の利便性の向上は重要であると認識しておりまして,私ども交通担当部局として検討してまいりますが,その際には地域の状況把握にも努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  2点の再質問でございます。

 1点目は,幼稚園の余裕教室について,その活用ということにつきまして,そしてもう一点は,学校給食の食材費の差が起こる理由についてのお尋ねでございますが,この空き教室という言い方と余裕教室という言い方がございますけど,恒久的にあく場合は余裕教室という言い方をさせていただいております。

 この数につきましては,今こちらでは数を把握できておりませんが,いずれにいたしましてもこの余裕教室の活用ということにつきましては,保健福祉局とも協議をしながら検討をしていく必要があるというふうに考えております。

 また,学校給食の食材費の開き,差につきましては,先ほどもお答えさせていただきましたけれど,大きなのはやはり自校炊飯を実施しているかしてないかということが1点ございます。そしてまた,基本献立というものをもとにしながら,それぞれ学校の中で新たに特色をつけた給食,そういうものを実施しているわけでございますので,そのときにしゅんのものを購入していく,そういうときには,しゅんのものですから多くたくさんあるわけでございます。それを購入していくのかどうなのか。それを,季節外れなものを少し色をつけようといいますか,特色をつけようという形で購入をすれば高くなってくるわけでございます。そういう給食献立の内容であるとか,それからもう一つは購入量,やはり購入量というのも大きな要因になってまいります。一括して購入するかどうかということについても,差に出てくる大きな理由ということにもなってきております。この食材費につきましては,各学校ごとに今公表を保護者のほうにしているという状況がございます。

 以上でございます。

     〔24番下市香乃美議員登壇〕



◆24番(下市香乃美議員)  質問すればするほど,中区役所の整備が遠のくのかと残念な気持ちがしてくるんですけれども,頑張って質問します。

 南区はもう決まりましたよね。だから,決まったから,ああいうふうに表示をしたんだという局長のお話でした。でも,だったらメディアコムは決まってるから,当面活用するというのが書いていないっていうふうにとれるじゃないですか。私はそういうお知らせではなく,当面活用するっていう文字を入れてお知らせするべきではないかというふうに思ったわけです。それでないと,もう5年じゃないですよね。もう4年です。あと4年。あと4年で自動更新。きょうの答弁を聞いていると,市民がメディアコムを使って便利だというふうに考える,要は既成事実化するわけですよね。そりゃあ使ったら便利になると思いますよ。便利ですよね。だから……。三木議員待ってください。ちゃんとお話をしてほしいと思うわけですよ。このまま何の説明もなしに,最初当面活用するって言ってたのが,メディアコムが本決まりになるというのはおかしいと,私はそう思うわけです。きちんと議論をしましょうよ。当面活用するって言ったんですから,だからその議論の場はどこなのだと聞くと市民局長が答えるだけで,市民局長だけがその対応をする人なのかなあと思うのが非常に残念です。岡山市として,中区役所の整備をする場所をきちんと早く,時間がないということを今おっしゃったじゃないですか,するべきだと考えます。これを市民局長だけが答弁するのはどうかなと思いますので言っておきます。御答弁ください。

 それと,教育長,きょうは幼稚園の空き教室,私これは市長にも聞いてほしいんですけれども,保育園はあふれてて,幼稚園には空き教室があるわけです。有効活用しないことはないじゃないですか,おうなずきになってますけれども。それをどういうふうにしたらできるのかというのを,やっぱり教育委員会は考えてくれないといけない。できないできないではいけない。3歳児保育については,以前進めていたときもありました。そして今も,私も保護者の皆さんから,遊び場がなくて,早く3歳から行かせたいのという声もお聞きします。また,保育現場でも,教室があいているという状況から,3歳児保育という声もお聞きするのが現実ですよ。その中で,今回は3歳児保育の問題と預かり保育,一緒くたになって空き教室の活用ということで聞いたわけです。教育委員会として,本当に主体的に取り組んでいただきたい。最初にちょっと苦言を申しましたが,やる気が一番ですよね。岡山市として,この保留児の問題,子どもの子育て支援の問題についてどう取り組むのか,それぞれの部署でしっかりとやる気を持って考えていただきたいと思います。

 給食については,また次回に回したいと思いますので,きょうはこれで質問を終わります。

 御答弁をよろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  まず最初に,前提としまして,その方針が変わったということは,まず一切ございませんので,その点はよく御理解いただければというふうに思っております。この点については,先ほども私のほうから何ら変更がございませんということを申し上げたところでございます。

 それから,まずその前提の事実ですが,これがまさに移行前に説明会を行ったときの資料でございまして,先ほども再質問のときにちょっと答弁申し上げましたが,中区のところに特に当面ってことは入れてません。南区のほうには,このときから暫定と書いてあります。そして,その下に米印で南福祉区管内に暫定後の区役所を整備と,ここまで書いた資料です。ここの米印の内容が決まりました。ですので,そこを明記したという資料を前回は使わせていただきました。という経緯ですので,その点,特に他意が何かあってしたということは一切ございませんので,よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  中区役所メディアコムについての再々質問をいただいております。

 議員御指摘のように,決して現在の中区役所の位置につきまして,既成方針として,ここから全く動かない,ここに決めたということは現時点で全くございません。ただ,先ほども御答弁申し上げましたように,区役所の位置を移転するという形になりますと,かなり大きな影響もございますし,市民,区民の方の御意見,御意向,そういったものもございますので,そういったものもお聞きしながら市議会の皆様とも御協議したいというふうに考えておるものでございます。

 なお,なぜ市民局長が答弁するのかという御質問でございますが,区役所を初めとします市民サービス拠点の整備につきまして,事務分掌上,市民局のほうに事務分掌がございますので,市民局長のほうで答弁させていただいておりますが,決して区役所というのは市民局関係の施設ではございません。市全体,市政全般に係る大きな施設でございますので,当然協議に当たりましては全庁的な体制の中で協議,検討していくものというふうに考えております。

 以上でございます。(拍手)



◎山脇健教育長  再度,幼稚園の余裕教室につきまして,その活用についてのお尋ねでございます。

 最初の御質問にもお答えさせていただきましたように,岡山市としてはこの幼稚園,保育園という違いはありますけれど,やはり就学前の子どもたち,その教育をどうしていくかという大きな考え方の中で,この幼稚園,保育園というものの連携というものを今しっかりとっていこうとしているところでございます。その中で,やはり保健福祉局ともよく協議をしながら,その活用については検討させていただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後5時42分散会