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岡山県 岡山市

平成22年 2月定例会 03月08日−08号




平成22年 2月定例会 − 03月08日−08号







平成22年 2月定例会

    平成22年2月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第8号

       3月8日(月)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第5号議案〜甲第61号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第5号議案〜甲第61号議案

      ──────〇──────

出席議員(50人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(1人−欠員2)

            9番  井 本 文 博

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       東  区  長  川 野   豊

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都市整備局長   白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委     員  三 村 俊 隆

       委     員  若 林 昭 吾

      監 査 委 員

       事 務 局 長  西 本 直 美

      人 事 委 員 会

       委  員  長  中 野   惇

       委     員  新 村 容 子

      農 業 委 員 会

       第二農業委員会会長沖   高 明

      教 育 委 員 会

       委     員  片 岡 雅 子

       委     員  柳 原 正 文

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時1分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより2月定例市議会第8日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は45名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に松島議員,近藤議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。

      ─────────────



△日程第1

 個人質問

 甲第5号議案〜甲第61号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第5号議案平成22年度岡山市一般会計予算について以下57件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして田中議員。

     〔21番田中慎弥議員登壇,拍手〕



◆21番(田中慎弥議員)  皆さんおはようございます。本日のトップバッターを務めさせていただきます田中慎弥でございます。

 まずもって,安井議員の御葬儀から,はや1週間経過したところでございますが,ここに改めまして心からの御冥福をお祈りしたいと思います。

 それでは,早速でございますけども,質問に入らさせていただきます。

 西大寺会陽,宝木投下時間が22時に変更されたことから。

 太田議員も触れられましたけども,去る2月20日,備前平野に春を呼ぶ奇祭,西大寺会陽が開催されたところであります。私も会社の有志約30名と,それとまた衆議院議員の高井崇志君も加わって,25回目の挑戦をしてまいりましたが,年々寒さが身にしみるといいますか,歳を感じずにはおられませんけども,本当にありがたいことに,本年の500周年の会陽において,宝木までは届きませんでしたが,「牛玉西大寺寶印」と印字された護符に巻かれた,そのまんまの枝宝木を2束持ち帰ることができました。これがそのうちの1本なんですが,割りばしにも使えんようなもんですけども,御利益をいただいたような気がしておるところでございます。

 さて,このたび500周年を迎えた西大寺会陽は,従来深夜0時から宝木が投下されておったわけでございますが,このたびから22時にと変更されました。これまでには,会陽の歴史を変えることは許されない。いや,人が集まってこそお祭り,時間を早めよう。あるいは,経済効果を求めようなどなど,さまざまな議論を繰り返しながら,このたびの時間変更が実施されたわけでありますが,そういった中,岡山市としても会陽に合わせて西大寺会陽冬花火や西大寺ファンタジーなど,毎年900万円程度の予算を投じて西大寺地区の活性化を図ってきたところでございます。

 このたび,私の目に映った光景としては,夕刻から西大寺市内の飲食店等はにぎわいを見せ,また観戦者も,子どもたちも含め年齢層の幅が広がったような気がしております。市長にはどう映ったでしょうか。

 そこで以下数点お伺いいたします。

 ア,22時宝木投下に変更されたことにより,西大寺の市民からはどういった声が聞こえてまいりましたか。

 イ,実行してみての影響度,参加者数,参加者層,周辺への影響,経済効果などを市はどのように調査,分析しているのでしょうか。

 ウ,さらに,岡山市あるいは東区として強化,補強されるべき点は何と考えますか,お聞かせ願いたいと思います。

 次に,福祉都市を目指す岡山市(仮称)介護応援ツアーについて。

 せんだって,何げに私,慎弥が深夜テレビを見ていると,(笑声)大変すばらしい感動の番組に出会いました。内容というのは,要介護生活を送る家族が介護ヘルパーの手をかりて,1泊,2泊の旅行に出かけ,予想以上の精神的,身体的に大きな成果を得たとのドキュメンタリー番組でありました。私は直感的に,福祉都市を目指す岡山市のあるべき姿の大きな柱の一つはこれだと今も強く思っているところであります。

 高齢化の進展により,介護される方,介護する人々の数は今後も増加の一途であるということは言うまでもありません。家族,親子,夫婦といえども,介護はされるほうもするほうも大変な負担とストレスがかかるものと察しております。最近,介護に疲れて夫が妻を,息子が親をという痛ましい事件もふえています。いかなる理由があっても,殺人には同情の余地はありませんが,こうした事態は避けられるものならば避けていきたいものであります。

 核家族化が進展し,家族介護が当たり前の時代から,介護保険制度の導入により介護の社会化体制を目指しているものの,それでもなお家族の負担は予想以上に重く,精神的に孤立感を強めているのではないでしょうか。そんな厳しい介護状態になったとしても,できるだけ人間としての当たり前の生活を維持し,喜んだり楽しんだり,生きていることの幸せを感じる日々を送りたい,だれもが望んでいる当たり前のことであります。

 こうした環境を提供することこそ,行政に求められている役割だとも思っております。特に,「総合福祉の拠点都市」を目指す都市像に掲げ,「美しい心のまち・おかやま」を標榜し,ソフト面に力を入れてまちづくりに取り組むと力を込められている高谷市政においては,真正面から検討すべき課題ではないでしょうか。操車場跡地も総合福祉の拠点となっているところでございます。そういった点も考慮していくべきではなかろうかなと,こんなことも感じているところでございます。

 1つの例として,日常的な生活から,時には非日常的な世界へ,旅に出て命の洗濯をするのもいいでしょう。そんなささやかな願いをかなえるのが,要介護生活を送る家族に,必要なとき,必要なヘルパーの手をかりて安心して出かけることができ,車いすや介助者とともに,移動がスムーズにできたり,宿泊できたりする,これが私の言わんとする介護応援ツアーなのであります。介護される側,する側が,ヘルパーさんの力をかりながら一緒に宿泊旅行に行ける。当事者にとってはこの上ない,精神的,身体的にも安全・安心の旅なのであります。

 そこで数点お伺いしますが,ア,まず,要介護者と介護者が,ヘルパーの手をかりながら,安心して観光,宿泊していただける岡山市のまちづくりをどうお考えになりますか。岡山市の目指すまちづくりの方向を踏まえてお聞かせください。

 イ,次に,市内に,障害を持った人がバリアなく泊まれるホテル,旅館,部屋はどのくらいありますか。今後さらにふやしていく方策はありますか。現状の課題と今後の考え方をお聞かせください。

 ウ,テレビ番組で紹介されたヘルパーつきのツアーは,某旅行会社のメニューにもありますが,岡山市独自の介護サービスメニューにも,こうした使い方が可能になるサービスを加えることができるのかどうなのか,その点もお聞かせ願いたいと思います。

 次に,学校教育の課題と来年度の重点課題について。

 学校教育や教育制度は,大きな転換期を迎えております。また,変わらなければならないと考えます。ただし,易,不易については,きちんと踏まえておくことは言うまでもありません。教育は国家百年の大計とも言われます。そして,教育の中核は,やはり学校教育であることは論をまちません。

 そこで質問ですが,ア,岡山市の学校教育について,今年度,特に重点的に取り組んだことは何だったのでしょうか。また,取り組みの成果と今後に残る課題についてどのように整理されていますか。教育委員会での教育政策・施策の評価はまだ出されていませんが,それを待ってということではなく,現時点での御所見を正確にお答えいただきたいと思います。

 イ,また,来年度,学校教育において重点的に取り組みたい課題についてどのように考えているのか,お伺いいたします。

 次に,中学1年生,一斉学力・学習状況調査はやめるべきだ。

 岡山県は,平成23年度,県内の全中学1年生を対象に,つまり現在の小学校5年生を対象に一斉の学力・学習調査をすることを決め,そのための問題作成費を約1,300万円計上されております。事業は,県が県費を使って独自にするものだとしても,我が岡山市の子どもたちも対象でありますから,無関係ではおられません。まず,この件について教育長のお考えを確認しておきます。

 全国学力・学習調査については,全国からさまざまな疑問を唱える声が上がったことは御承知のことと思います。私もその一人として,平成19年11月の本会議で,この調査の意義に疑問を感じる質問をさせていただきましたけども,そうしたさまざまな意見が反映されてか,国は政権がかわって,来年度からは悉皆調査から抽出調査に変更されました。抽出でも学力状況は把握できるし,多額な税金も必要なしということになります。

 そういった中,岡山県は,こうした国の動きに逆行とは言わないまでも,一斉学力・学習状況調査を実施するということであります。いま一度整理してみますと,今までは悉皆調査,まあ全部ですね,全部一斉にといったことで,一斉学力・学習状況調査をやってきました。国のほうでは約80億円かかっておるわけですけども,そこは政権がかわって,悉皆調査から抽出調査へと変更されました。岡山県は,国から抽出されたわけでもなく,県の独自事業として一斉学力・学習調査を行おうとしております。岡山市も県の動きに同調していくのか。このことに疑問を持ったわけでございます。

 以上の流れを踏まえて,以下質問いたします。

 ア,これまでの国における全国学力・学習状況調査をどのように評価しているのか。反省点は何だったのか。

 イ,県の独自事業化については,市と県はどのような相談,協議があったのか。

 ウ,市として,県の独自調査についてどのように評価しているのか。また,今後とも悉皆調査をする意義はどこにあるとお考えなのか,お聞かせいただきたいと思います。

 以上,3点お伺いいたしましたが,ここで私の所見を1点述べさせていただいておきたいと思います。

 県の教育長答弁では,子どもたちの確かな学力を育成するために,一人一人の学力や学習状況を把握し,実態に基づいて,個,つまり個人に応じた効果的な指導を行うことが必要だから実施すると言っておられます。そして,小学校6年生から中学校に上がった時点で学習到達程度を見るのも目的としているともおっしゃっておられます。

 しかし,これはよくよく考えてみると,当然過ぎるほど当然のことで,子どもの教育上,これまでも岡山市は小・中の連携強化を通じて実践してきたはずだと思っております。同一問題を使っての一斉学力調査より,子どもたちそれぞれの個性に合わせて,きめ細かく学力の育成を考えるのが学校,教師の役割であるんだろう,現在もそうであるだろう,このことを強く思っております。あえてこのことを申し上げさせていただき,教育長の見解をお聞きしたいと思います。

 これで第1回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,田中議員の御質問にお答えいたします。

 西大寺会陽は,天下の奇祭と呼ばれるにふさわしい伝統と規模を有しており,全国に誇る本市の伝統行事でございます。500周年となる今回の会陽は,宝木の投下が22時に変更となりましたが,当日は私も高松市長と観光分野での交流,連携などについて意見交換を行い,その後,一緒に西大寺会陽を観覧いたしました。比較的暖かかったこともあり,会場のみならず,東区役所からの道も多くの市民や観光客の皆さんでにぎわい,活気にあふれておりました。また,境内では,宝木を授かろうとする多くの裸が集まり,勇壮な争奪戦が繰り広げられ,その迫力に圧倒されました。特に,時間が早まった今回の会陽には,家族連れや若者の人出も多く,500年の歴史と文化に多くの皆さんが触れることができたのではないかと考えております。

 本市の豊かな歴史・文化を保存,継承し,これを積極的に活用することは,地域文化の再認識と岡山独自の魅力の形成を促し,地域への誇りと愛着を醸成しながら,魅力的な観光資源を創出していくことにもつながると考えております。

 今後とも,西大寺会陽を初めとする質の高い地域資源を活用して,岡山の魅力を全国に発信したいと思います。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  (仮称)介護応援ツアーにつきまして,要介護者などが安心して観光,宿泊できるまちづくり,それからバリアフリーのホテル等の数,今後の方策につきまして御答弁申し上げます。

 本市は,都市ビジョンにおいて「中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市」を都市の使命とし,ユニバーサル社会プロジェクトや福祉の総合支援プロジェクト等の推進により,すべての人が社会に参画でき,人に優しく,幸せで暮らしやすいまちづくりに取り組んでいるところであります。

 そのため,安心して暮らすことのできるシステムづくりは欠くことのできないものと認識しており,ユニバーサルデザインの理念を生かしたハード面でのまちづくりを進める一方で,在宅で生活されている要介護の方や介護する方等について,地域全体で支援する取り組みも進めていくこととしております。

 議員御指摘のとおり,今日,核家族化や高齢化の進展により,家族のきずなや地域のきずなが以前に比較して損なわれつつある状況も見受けられており,本市においては地域の保健・医療・福祉のネットワークづくりの構築を進めるとともに,地域自治組織や安全・安心ネットワークなども含めて,地域全体で支えるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。

 今後とも,ユニバーサルデザインに基づくまちづくりを進めるとともに,保健・医療・福祉の地域ネットワークづくりを進め,要介護者や介護者の方はもとより,本市を訪れるすべての人々が安全で安心して生活できる総合福祉の拠点都市を実感いただけるよう,岡山市くらしやすい福祉のまちづくり条例等も活用し,県,市並びに事業者,市民の皆さんとしっかり連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。

 なお,市内のバリアフリー対応の宿泊施設は,現時点では19施設となっております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  (仮称)介護応援ツアーについて,介護サービスメニューに加えることはできるのかとのお尋ねでございます。

 介護保険のサービスメニューとして加えることは困難でございますが,要介護者の社会参加や介護者に精神的な安らぎを与えるという観点からも大変興味深いサービスであり,どのような対応ができるか研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,学校教育の今年度の重点,そしてその成果と課題について,また来年度の重点課題はとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 本年度の最重点の施策は,幼稚園・保育園と,小学校・中学校において子どもたちが負担に感じている段差の解消を図り,子どもの学びを中学校区で考え,就学前から小学校・中学校までを見通した系統的な学力を育てる岡山型一貫教育に取り組んできたわけでございます。本年度の成果と課題につきましては,政隆会を代表しての森脇議員の質問にお答えをさせていただいたとおりでございます。

 来年度も,子どもたちの自立に向けまして,この岡山型一貫教育を全市に広げながら,確かな学力の定着を図るとともに,重要な視点であります豊かな心を育成していくことにつきまして,正義感や公正さ,命を大切にする心など,子どもたちの心をはぐくむ取り組みを新たに進めていきたいというふうに考えております。

 次に,全国学力・学習状況調査の評価と反省点,県の独自調査について相談があったのか,また悉皆で調査する意義はというお尋ねについて,一括してお答えをさせていただきます。

 全国学力・学習状況調査は,結果の返却までに時間がかかるなどの問題点がございましたが,各学校や児童・生徒一人一人の状況を把握することで,きめ細かい授業の改善が今進みつつあるわけでございます。また,岡山市の子どもたちに共通する課題の一部が明らかになってきておりますので,焦点化した施策が行えるようにもなってきております。引き続き,来年度の全校実施を決定したところでございます。

 県が予定をしている学力調査につきましては,県との相談や協議等は行っておりませんけれど,これまでに岡山市が取り組んできた一人一人の状況把握及び授業改善を今後も継続するためには,悉皆で実施することに意義があると考えております。実施までの1年間の間に,市としての意見を述べ,その上で調査の実施をするかどうか,岡山市として主体的に判断をしていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎川野豊東区長  西大寺会陽,宝木投下時間の変更による影響についての項で,市長答弁以外のお尋ねにお答えいたします。

 備前平野に春を呼ぶ,本市を代表する伝統行事である西大寺会陽──はだか祭りを中心に,2月は西大寺がおもしろいをテーマに,冬花火,西大寺ファンタジーなどの各種イベントを集中的に実施しているところで,本年は西大寺会陽500周年となり,宝木の投下が22時に変更となりました。これにより,観光客等の出足も早くなり,商店街では飲食を中心に来店者が増加したとの声もお聞きしております。また,以前は余りお見受けしなかった幼い子ども連れのファミリー層なども多く見られ,西大寺会陽奉賛会の発表でも,裸の参加者は9,500人,観客3万3,000人で,昨年と比べて裸で500人,観客で3,000人の増加となっております。

 その一方で,今回,緊急雇用対策事業で会陽当日に観音院周辺で,より魅力的な岡山市とするためのアンケート調査を実施しております。このアンケートを分析し,その結果をもとに引き続き安全対策,救護対策,そして広報宣伝はもとより,さらなる盛り上げ,魅力アップを図るためには何が必要なのかを地元の関係諸団体等と協議してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔21番田中慎弥議員登壇,拍手〕



◆21番(田中慎弥議員)  県独自の学力調査についてちょっとお伺いいたしますけど,県のほうからは相談も何もなかったというふうに今お聞きしたように思いました。県は県でやって一斉学力調査をしようとする,そういった中で,本市には相談も何もない。当然,本市にないということは,よその市にもないんだろうと思うんだけども,そういった県の,何を考えとんかなと思わざるを得んなと。一般的に考えると,当然,してもらうほうに相談すべきだと思うんですけどね。ほんまそういった高飛車な空気を,何か何考えとんかなと,こんなことを今感じながらお聞きしておりましたけども。

 いずれにしましても,今教育長もお答えいただいたように,主体性を持ってやるということでございますけども,教育長は悉皆調査に非常に積極的であるようにも聞こえましたが,やはり上がやれ言うからやるんじゃということじゃなくて,やはり今御答弁いただいたように,しっかりと主体性を持ってやる,このことを最後にもう一遍確認させていただきたいと思います。

 それと,先ほど所見でも申し上げましたけども,子どもたちの確かな学力を育成するために一人一人の学力や学習能力を把握して,個人に応じた効果的な指導を行うといったことを県は主張しておられます,県の教育長はね。だけど,先ほども言うたけど,市は市としてこれまでしっかりと,小・中に加えて,幼・小・中と言ってもいいかと思いますが,しっかりと教育委員会としても進めてきとるじゃないか,このことに私自身も自信を持っております。しかし,それと同じような目的であるのに,何でそこに意義を主張されるのか,ちょっとそこがいま一つ私は理解できんのですよ。同じことをする必要はなかろうとも思っております。そりゃあ,一つは税金の使い方の費用対効果というのもありますけども,それはそれとして,やはり今まで進めてきたものに対して自信を持って,しないでよいと思うんであれば,同じことじゃないかと言うんであれば,しっかりとその辺も主体性を持って反論していただきたいと,このこともちょっとお聞きしておきたいと思います。

 それとあと介護応援のツアーですが,非常に前向きな御答弁をいただいた気で聞いておりました。御承知のとおり,県のほうでは岡山の強みを生かして,医療とセットとして観光を進めようとしておられます。市長もこの前,だれかの議員への答弁で,中国の富裕層のみならず,アジアに向けて観光といった面で進めていきたいと力強くおっしゃっておられましたけども,ぜひ海外の方にもですね,当然介護する方,されるほうの方がおられるわけで,一つそのまちづくりの観点にこういった思いを含めて,要するにまちづくりを進めていくお考えはないかなと。この点について,ちょっと御所見なりをお聞かせ願えたらと思います。

 それと,先ほど岡山市内には介護者が利用できる施設が19施設あると聞いておりましたけども,まだまだふえてほしいということを望んでおりますけども,岡山市民だから岡山市内を観光しないということはないんです。やっぱり1泊なり2泊,自分の自宅からよそへ泊まってみる,これだけでも非常にリフレッシュができる。そういったことも含めて,ぜひ岡山市内でもこういったことを早急に進めていただきたいなと。テレビ番組に感動いたしましたけど,やっぱり介護される側,する側が一緒に出かけていける,本当に精神的にも非常にこの上ない安心だと。ここに非常に人間っぽいというか,人間らしさを感じたんです。岡山市内で泊まっても十分リフレッシュもできます。ぜひ,こういった観点を含めたまちづくり,こういったものを市長,お考えいただきたいなというふうに思っております。その辺のお考えをもう一度お聞かせ願えたらと思います。

 それとあと保健福祉局長のほうから,こういったメニューはなかなかつくれないといったような答弁だったと思いますけども,むやみに物を建ててどうこうということは私は思ってないんですけど,一つは,ふれあいセンターの使い方に何かメスが入らんかなという気がしております。ここですぐ即刻そうしますといったような返事にはならんと思いますけども,ぜひこのことについては研究をお願いしたいと思います。これについて,ふれあいセンターの使い方の活用の中で,何か御所見等がありましたらお聞かせ願いたいと思います。

 それじゃあ,再質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田中議員の再質問にお答えいたします。

 岡山市の医療レベルといいますか,医療機関もそうでありますけれども,本当に全国で指折りの施設もあり,それだけの力もあるわけで,これからは国際的なといいますか,特にアジアからの岡山市への健康診断とか,そういうものも一つの大きなまちづくりになると思っておりますので,これからつくっていきます総合医療センターもそういうことも踏まえてやっていきたいなと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。



◎鈴木弘治保健福祉局長  ふれあいセンターの活用について,介護する側,される側が一緒に利用できるようなものにできないかといった再質でございます。

 まずは,標準的な介護サービスメニューの量的あるいは質的な向上等がなかなか大変な状況であるわけなんですけども,ふれあいセンターの利活用のあり方につきましても,今ふれあいセンターの中で各種サービスの見直しのワーキングも動いておりますし,そういった中でも御質問の観点を踏まえながら,どういったことが可能なのかといったことについては研究させていただきたいと思います。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  御質問として,主体性ということにつきまして,もう一度確認をということと,それからこれまで岡山市が取り組んできた教育ということについての今回する意義ということについての御質問であろうと思っております。

 岡山型一貫教育ということで,これまで進めてきたということは,この議会等でもたびたび申させていただきました。これの意義というものも,小学校,中学校,さらに幼稚園との接点の部分だけをつなぐんではなくて,それを9年間なりを見通した学力と,じゃあどのような学力が大切なのかと,それぞれの学校においては,どのような学力であり,生活というものがよい面,悪い面として出てきているのかというあたりにつきまして,しっかり岡山型では把握をし,そして進めていく必要があるというふうに考えております。それを調べていく,どの程度まで高まってきているのか,やれ劣っているのはどこなのかということを調査し,結果を見ていく,把握をしていくということは大切なことであろうというふうに考えているわけでございます。その上で,岡山市としてはこれまで進めてきたことを踏まえまして,すべての学校の授業改善であるとか,子どもたち一人一人の学力向上に役立てることができるのかどうなのか,そしてまた岡山市がこれまでも把握してきておりますけれど,そういう課題につきまして検証できるかどうかという視点から判断をして,参加するかどうかということは決定していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして鬼木議員。

     〔22番鬼木のぞみ議員登壇,拍手〕



◆22番(鬼木のぞみ議員)  皆さんおはようございます。鬼木のぞみです。

 私のほうからも,安井議員がお亡くなりになられたこと,まずもって心からお悔やみを申し上げます。

 それでは,質問に入らせていただきます。

 1つ目,市長の政治姿勢から。

 (1)事業仕分けについて。

 昨年,国の事業仕分けが行われ,大きな注目を集めました。事業仕分けは,事業の一つ一つを初めて公開で検証する画期的な場となりました。そして,多くの人々が税金の使い方に注目し,事業仕分けの会場には制服を着た高校生までもが訪れ,議論を傍聴していたと言います。税金の使い方に国民が関心を持つこと,しっかり監視をしていくことが,行財政改革の基本であると言えます。その意味で,事業仕分けは成功であったと評価できると思います。

 岡山市は,国に先駆けて事業仕分けを行ってきました。市長所信表明にありましたように,単なる財政削減の手段としてではなく,市民ニーズの把握や課題解決へのアイデアを取り入れる場としての意味も大きいと思います。

 鳩山政権が「新しい公共」を提起していますが,市民自身のいわば「自治力」を高める場として,岡山市のまちづくりにつながっていく事業仕分けを目指さなければならないと考えます。その立場から幾つか質問を行います。

 まず,市民参加についてです。

 ア,岡山市民自身が事業を評価しているところに岡山市の事業仕分けの特色があり,私はそのことを高く評価していますが,市としてはこの間の事業仕分けへの市民参加についてどのように評価されていますか。

 イ,市民参加をさらに進めようということであれば,例えば滋賀県草津市や埼玉県富士見市では,市民2,000人,あるいは1,000人を無作為抽出し,案内状を送付して参加者を募り,さらに抽せんで市民判定人を選んでいます。こういう方式についてはどう考えますか。

 ウ,岡山市の場合,市民評価者の資格は20歳以上の岡山市民ですが,より若い人の声が市政に反映されるよう,18歳への引き下げを検討していただきたいと思います。

 次に,公開です。

 岡山市の場合は,市民評価者の公募や自由な傍聴,さらに評価結果へのパブリックコメントなどの方法で公開されていることを評価しています。

 エ,事業仕分けにかける事業をどう選択するかが一つの大きなポイントだと思います。仕分けにかける事業選択の過程を公開することはできませんか。

 オ,仕分け結果がどう施策や予算に反映されたかを,市民の参加する第三者委員会のようなものがチェックすることはどうでしょうか。

 次に,(2)夫婦別姓について。

 選択的夫婦別姓制度の導入を柱とする民法改正の動きがあります。私は旧姓を通称使用しており,日常的には夫と違う姓を名乗っています。現在,夫婦別姓が認められていませんから,私のように旧姓を通称使用している人が少しずつふえてきています。

 そこで質問をします。

 ア,岡山市職員で,婚姻後,旧姓を通称使用している職員は何人いますか。

 イ,この選択的夫婦別姓制度に対して,夫婦別姓は家庭のきずなの崩壊につながるという意見があります。さんかく条例に基づき,男女共同参画社会の形成を進める岡山市ですが,夫婦別姓は家族のきずなの崩壊につながると考えられますか。

 大きな2つ目,イノシシ対策について。

 佐賀県武雄市に「いのしし課」という直裁でわかりやすい名前の課があります。イノシシ被害対策とイノシシ肉の利活用という,文字どおりイノシシにまつわる仕事をしている課です。この2月1日に,いのしし課課長を岡山にお招きしてお話を聞く機会がありました。武雄市は5万人の人口に3万頭のイノシシがいるということで,住民からの苦情の35%がイノシシにまつわることだそうです。このいのしし課課長さんのお話などをもとに,幾つかの質問を行います。

 ア,この講演会会場は御津であり,参加者で会場はいっぱいでした。イノシシに対する関心の高さがうかがわれます。昨年,岡山市は2回のイノシシ対策の講演会を行われました。ぜひとも被害の多い御津,建部,足守などの地域において,小まめに行っていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 イ,武雄市では,イノシシ被害対策として,「いのししパトロール事業」を実施しています。緊急雇用のふるさと雇用再生基金事業を活用して行っておられますが,主な業務内容として,?被害状況や出没地点,捕獲(駆除)地点の調査,?さく設置箇所の調査,管理指導,?耕作放棄地や収穫残渣など,イノシシのえさ場,えづけにつながる場所の調査及び環境改善の指導,?市民からの通報,要望に対する素早い対応ということです。

 市民からの通報は,1日に5件から10件と多いそうです。岡山市においても,単発の講演会だけでなく,実際に環境改善や,さくやわなの設置方法など,現場で指導を行う「いのししパトロール事業」を実施されてはいかがでしょうか。

 ウ,岡山市域は広く,全体のイノシシ駆除・防御は難しいわけですが,全国を見ますと,モデル地区を設定し,地元の集落そして行政などで研究会をつくり,地域に即した防護体制を行っている自治体があります。その地域の調査,研究の上で,集落ぐるみで自主防衛体制をとり,さくやネットなどの設置,草刈りによる緩衝帯の設置・管理,被害発生時の連絡体制整備などを行っています。そのモデル事業により,地域に即した防護マニュアルが作成され,全体に生かされていくという方向です。岡山市でもモデル地区を幾つかつくってみるのはいかがでしょうか。

 エ,イノシシ対策は何といっても里山再生です。山と人間の暮らしの際をきちんとつくり,すみ分けていくことです。国は,里地里山保全法案の提出も検討しています。岡山市としてはどのようなビジョンを持っておられますか。

 大きな3つ目,福祉避難所と岡山市地域防災計画。

 福祉避難所とは,災害救助法で規定された避難場所の一種で,要援護者と言われる高齢者,障害者,妊産婦,乳幼児,病弱者など,避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする人たちが必要な生活支援が受けられるなど,安心して生活ができる体制を整備した避難所です。

 阪神大震災の経験を踏まえ,1997年に厚労省が示したものですが,本格的な設置は2007年の中越沖地震において初めて行われ,9カ所の福祉避難所を延べ46日間,2,335人が利用しました。おむつなどの生活物資,食事内容に配慮が行き届いていた,避難対象を絞った避難所は安心できるといった声が利用者から出されています。

 運営支援委託費は,災害救助法の対象経費として認められ,人件費等が計上されています。2008年に,厚労省は福祉避難所の設置・運営ガイドラインをまとめ,バリアフリー化,介護用品などの備蓄,健常者より広い生活空間の確保などを挙げ,小学校区に1カ所程度の指定が望ましいとしています。この福祉避難所の指定状況について,国が昨年調査した結果が公表されていますが,福祉避難所の指定や協定締結が一件も行われていないのは岡山県と群馬県のみです。ということは,岡山市もゼロということです。

 (1)岡山市では一件も行われていません。なぜでしょうか。その原因や問題となっていることがあるのかなどをお聞かせください。

 (2)要支援台帳の作成など,災害弱者のサポートについての岡山市の実施状況についてお聞かせください。

 (3)福祉避難所として利用可能な施設の把握も行っていただきたいと考えますが,バリアフリー構造がある避難所の把握などは行っておられますか。

 (4)岡山市では来年度に,地域災害防止計画の改定を行われます。ぜひ,福祉避難所も盛り込んでいただきたいと思いますが,御意見をお聞かせください。

 (5)現在の災害防止計画には,外国人,女性からの視点は入っていますでしょうか。このたび出された外国人市民会議の提言書に,災害時についても述べておられます。改定される地域防災計画には,外国人,女性の視点を必ず入れていただきたいと思いますが,どのような方法で行われますか。市内には女性の視点で避難所をチェックされているグループもあります。

 (6)防災対策課には,女性職員は何人配置されていますか。防災に女性の視点を入れていただきたいので,配置されていない場合には,ぜひ配置していただきたいと思います。

 (7)避難所に看板はどの程度立っていますか。市民文教委員会の視察で磐田市を訪れたときには,避難所看板も多言語化されていました。岡山市の実施状況はいかがですか。

 大きな4つ目,岡山市みちづくり計画についてです。

 (1)計画策定の流れにパブリックコメントが位置づけされていませんが,なぜでしょうか。市民生活に直結する道づくりですから,アンケート調査だけでなく,パブコメを位置づけるべきと考えます。

 (2)選択と集中により,効果的かつ効率的に道路ネットワーク形成を図るとされていますが,これまで計画されていた道路の中で,計画廃止とされたものはありますか。

 (3)都市ビジョンの都市像実現に向けての道づくりという位置づけですので,都市像に関連して質問します。

 コンパクト市街地が掲げられていますが,それをこのみちづくり計画でどのように実現しようとするのでしょうか。いわゆるコンパクトシティーの概念は,主要な都市機能を一定の地区に集積し,住宅,商業,業務等,都市的土地利用の郊外への外延を抑制して市街地の広がりを限定し,その市街地内について公共交通機関のネットワークを整備し,車に大きく依存しなくても生活できる都市ということになると思います。こうした考え方を,このみちづくり計画でどう実現するのか,少し説明してください。

 (4)人と環境にやさしい総合交通システムがあります。岡山市の運輸部門による二酸化炭素排出量は増加してきました。道路建設と車の増加が相関関係を持ちつつ続いてきたことは明らかですが,この連鎖をどう断ち切るおつもりでしょうか。

 (5)成果指標について。地域拠点から都心までの所要時間は成果指標でしょうか。自動車による移動のみを成果指標とすることが,時代に適合しているでしょうか。高齢化社会で,人々の移動の権利,交通権が保障されない時代となっています。環境面だけでなく,この面からも公共交通が重視されねばならないわけです。高齢者の事故件数増加も指摘されています。成果指標において,公共交通による所要時間も考慮されるべきではありませんか。

 (6)進め方について。透明性の向上として,第三者による事業評価が掲げられていますが,どのように進めるものでしょうか。道路事業の効率性という観点だけでなく,その道路によって市民生活がどう向上したのかという視点が必要です。現政権はコンクリートから人へという基本的な考え方を掲げていますが,それが生かされるような事業評価が必要と考えます。

 大きな5つ目,多文化共生について。

 第2期外国人市民会議の提言書が出され,医療,事故や災害時の救急,留学生の支援,地域社会との交流などについて具体的な提言が行われました。第1期の提言と同様に,切り口は違いますが,コミュニケーション支援,言葉のバリアフリー化の推進が述べられるとともに,制度や行政・生活情報の周知が掲げられています。行政情報の多言語化も必要な場合がありますが,易しい日本語記述,ルビ振りも有効ですので,各職場で提言の趣旨を踏まえて取り組んでいただきたいと思います。

 (1)現在,岡山市は心豊かな岡山っ子育成プランを策定中ですが,外国人市民の視点が記載されていないことを残念に思っています。親子手帳,乳幼児健康診査の問診票,妊婦さんに配付される子育てのしおりの多言語化は既に行われていますし,必要なときには通訳のサポートも行っておられます。また,こんにちは赤ちゃん事業においての訪問時にも工夫が行われるとともに,岡山市多文化共生プランにおいては教育施策が位置づけられています。

 このように具体的に展開されていますので,プランにおいて,例えばきめ細やかなサポートを必要とする子どもや家庭への支援の中に位置づけるべきであったと思いますが,どのようにお考えでしょうか。

 (2)親子手帳は多言語で,保健所健康づくり課に常備されています。妊娠届,親子手帳については,各保健センター,区役所など,身近な他の窓口で交付される場合が多いと思われますが,多言語親子手帳の存在を知らない,また必要な外国人市民に確実に手渡されるよう工夫されていますか。

 (3)外国人市民の場合,必要な情報と人間関係の少なさのために,お母さんが孤立しがちです。仲間づくりや相談のために,岡山市には児童館や子育て支援センターなど充実した施設があります。ぜひとも,こんにちは赤ちゃん事業や健診の場を通じてなど,児童館や子育て支援センターなどの情報伝達がされるよう工夫ができませんか。

 (4)外国人市民に対して,就学前の子どもへの支援が必要であり,他の自治体では実施されているところがあります。日本人なら幼稚園,小学校入学時に既に知っている言葉・習慣・遊びなどが理解されていないままでの入園・入学は,その後の教育課程への適応に影響が大きいです。どのような支援が必要でしょうか。

 児童館や子育て支援センターなどで,これから日本で育っていく子どもに日本の童謡や絵本,遊びに触れていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 (5)この項の最後に,岡山市職員への外国籍市民採用についてです。市民ネットの代表質問で,市職員における外国籍市民は2人,0.03%ということでした。70万人の人口で1万人を超える外国人がいる中,もっと多くの外国籍職員が存在してもいいと思います。しかしながら,私の周りでは,採用試験を受験できることを知らない方が多くおられます。受験応募用紙をあちこちに配るという意味合いではなく,大阪市や京都市などが行政施策に位置づけているように,永住資格を持つ外国籍市民が採用試験を受けることができるという認識が広がるよう,積極的な広報をしてはいかがでしょうか。

 6つ目,セクシュアルハラスメントについて。

 2007年7月,岡山市の公民館館長が職員Aさんにセクハラを行うという事件が起き,岡山市では初めての苦情処理委員会が開かれました。この委員会が行った処分が軽過ぎるゆえに,Aさんと支援者は納得いきませんでした。Aさんが被害を警察・検察に訴えたところ,加害者は起訴され,昨年の5月に第一審判決がありました。懲役2年,執行猶予3年です。被告はこれを納得せず,高裁,最高裁にと訴えましたが,いずれも棄却され,この1月に第一審判決が確定しました。私はAさんの勇気と頑張りに心から感謝したいと思います。

 さて,そのセクシュアルハラスメント苦情処理委員会ですが,この4月から設置要綱が改正されます。名前が岡山市セクシュアルハラスメント等防止・対策委員会へと改められるとともに,名は体をあらわすというところでしょうか,発生の防止及び排除も加わり,その設置目的,担任事務,組織,会議等について積極的な見直しが行われます。私は喜ばしいことであると思っています。

 (1)名称に「セクシュアルハラスメント等」と「等」の字がついています。要綱を読みますと,職場環境に関する問題ということですが,具体的には何を指しますか。

 (2)相談室に寄せられる相談は,セクハラよりパワーハラスメントのほうが多いとのことです。この「等」がこのパワーハラスメントを指しているのならば,私はパワーハラスメントときちんと明記するべきではないかと思いますが,お考えをお聞かせください。

 (3)委員会の構成メンバーに,相談員及び専門的知識を持った相談員が加わるとともに,従前の対応の申し出があったときに招集を行うということから,1年に1回以上は開催されることになりました。迅速な対応と防止に向けた的確なアドバイスができるものと期待しています。構成メンバーは,関係課の課長などが当てられており,毎年変わっていきます。構成メンバーにおいても研修を持つべきだと思いますが,いかがでしょうか。

 (4)職場研修についてですが,どのように行っていくように検討されていますか。とりわけ,新人研修,管理職研修について必要だと思っています。

 (5)セクハラの実態把握については,いつごろ,どのように行われますか。

 以上で質問を終わらせていただきます。

 よろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,鬼木議員の事業仕分けについての御質問にお答えをいたします。

 本市の事業仕分けは,平成17年度の試行から5年間にわたって,39のテーマについて実施してまいりました。平成17年度の試行時には,構想日本のスタッフと市職員との議論に市民評価者が加わるという形で仕分け作業を行いましたが,平成18年度からは,学識経験者,団体推薦者,公募市民の市民評価者同士が議論して仕分けを行う,全国初の方法に改めました。その後,さらに市民評価者が仕分け案を新たに追加提案できる仕組みを導入するなど,さまざまな改良を重ねてまいりました。

 その結果,本市の事業仕分けは,国や他都市のように単なる財政削減の手段として行うものではなく,行政サービスの受け手である市民みずからが議論し,仕分けの評価を行うというスタイルのもとで,課題解決に向けた新たなアイデアを取り入れる場としても活用しております。全国で最も進んだ仕分けだと私は思っております。これからもいろいろ研究して,より内容の充実した事業仕分けを行ってまいりたいと思っております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎繁定昭男総務局長  市長の政治姿勢からの項の中で,夫婦別姓についてのお尋ねでございます。

 職員の旧姓使用につきましては,岡山市職員旧姓使用取扱要綱を平成14年4月1日に施行しており,これまで嘱託職員を含め70人の職員が旧姓使用の手続を行っており,内訳は男性6人,女性64人です。また,そのうち男性1人,女性22人が旧姓使用を中止しており,現在47人の職員が旧姓使用をしております。

 続きまして,福祉避難所と岡山市地域防災計画の項で,福祉避難所がないのはなぜか,来年度地域防災計画の改定に盛り込んではとのお尋ねでございます。

 福祉避難所として指定する施設は,原則として耐震・耐火構造の建物,バリアフリー化,要援護者の避難スペースの確保等や避難生活に必要な施設や人の整備も必要となってまいります。

 福祉避難所として協定を締結した施設はありませんが,特別養護老人ホーム,老人保健施設等と災害時における一時避難所の指定に関し協定を結んでいるところです。これらの施設は,福祉避難所として協定締結はしていないものの,バリアフリーや車いすで利用可能なトイレ等の施設が整備されているところもあります。また,ふれあいセンター等の公共施設も,福祉避難所として利用可能と考えておりますが,使用可能なスペースの状況,支援ができる施設や人の整備も必要です。関係局・課とも協議をしながら,可能なところから福祉避難所として指定をしたいと考えており,また地域防災計画の見直しに当たっても盛り込んでまいりたいと考えております。

 次に,要援護者のサポートについてのお尋ねですが,要援護者避難支援台帳を各学区ごとに編さんし,各安全・安心ネットワークの会長にお渡しし,各地域でだれがだれをどのように避難支援するか,おのおのの地域で話し合っていただくとともに,平常時は日ごろの見守り活動についても活用をお願いしているところでございます。

 次に,福祉避難所として利用可能な施設の把握,またバリアフリー構造がある避難所の把握はしているのかとのお尋ねでございます。

 福祉避難所として利用可能な施設は,各ふれあいセンターや特別養護老人ホーム,老人保健施設等が考えられますが,その他の施設やバリアフリー構造の避難所について把握ができていないため,今後把握に努めてまいりたいと考えております。

 次に,外国人,女性の視点についてのお尋ねでございます。

 現在の地域防災計画には,外国人の方や女性の方々についての詳細な記述はございません。しかしながら,特に長期の避難所生活を送らなければならない場合,要援護者の方や外国人,女性の方々にも配慮した避難所運営計画が必要であると考えております。いずれにいたしましても,さまざまな御意見をお聞きしながら,その方法については関係各課と協議を行い,新しい地域防災計画に反映できるよう努めてまいりたいと考えております。

 次に,女性職員の配置についてのお尋ねでございます。

 防災対策課に女性職員は配置いたしておりません。職員の配置については,事務事業の内容,各局・区・課の内申及び職員意向調査等を踏まえ,適材適所の異動,配置を行ってきております。お尋ねの防災対策課についても,このような経過を踏まえての配置でございます。

 続きまして,看板についてのお尋ねでございます。

 指定避難所である小学校,中学校の近くの道路に災害時避難場所誘導標識122基,当学校の敷地内に設置する避難地案内板32基,広域避難場所誘導標識3基,広域避難場所案内板5基の計162基がございます。災害時避難誘導標識には,平成15年以降設置したものについては,世界共通の避難をあらわすマーク──ピクトグラムと矢印,距離の表示をし,敷地内案内板には英語表記もしているところでございます。

 次に,外国籍市民の採用試験についてのお尋ねでございます。

 市民ネットを代表しての長井議員の御質問にお答えしたとおりでございますが,今後,関係局にも情報を提供してまいりたいと考えております。

 次に,セクシュアルハラスメントについての項で,名称についてのお尋ねでございます。

 セクシュアルハラスメント等としたのは,この委員会がセクシュアルハラスメントだけではなく,職場に関するさまざまなハラスメントにかかわる問題に対しても対応できるよう,このような表現にしたもので,もちろんパワーハラスメントも含むものでございます。パワーハラスメントについても,職員の勤務環境を悪化させるという点で,セクシュアルハラスメントと同様に看過できない問題であり,働きやすい職場環境づくりのためには,未然の防止に努めることが重要であると認識をいたしております。そのため,このたびの岡山市人材育成ビジョンの改定に当たっても重要な問題として取り上げ,発生時の適切な対応やその防止に向けて職場の共通認識を高めるとともに,職員の意識改革に取り組むなど,ハラスメントのない,働きやすい職場環境を目指した取り組みを進めていくことといたしております。

 次に,研修と実態把握についてのお尋ねでございます。

 セクハラに関する職員研修につきましては,人権をテーマとした職場研修や新規採用職員研修などの階層別基本研修において,人権問題,男女共同参画といった科目の中で,この問題に触れた内容として実施するなど,職員の意識啓発に努めているところでございます。今後につきましても,岡山市セクシュアルハラスメント等防止・対策委員会から,委員会の構成メンバーも含めた職員研修についての助言もいただきながら,適切かつ効果的な取り組みを検討してまいりたいと考えております。

 また,実態把握につきましては,委員会の議題として取り上げていただき,アンケートの実施等を検討してまいりたいと考えております。意見等が出やすい調査票の様式や実施方法について助言もいただきながら,早い段階で実施してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  夫婦別姓についてのうち,家族のきずなに関する御質問にお答えいたします。

 本市では,新さんかくプランの基本目標として,「一人ひとりの人権が尊重される明るいまち」,「多様な生き方を認め合えるあたたかいまち」,「多様な意見が生かされる元気なまち」の3つの柱を掲げ,性別にかかわらず市民一人ひとりの個性が輝く「住みよいまち,住みたいまち」の実現を目指しているところでございますが,議員お尋ねの家族のきずなにつきましては,一般的には生活の中で家族がお互いを尊重し,認め合う基盤のもとで深まるものと考えております。いずれにいたしましても,夫婦別姓につきましては,いろいろな考え方や御意見がございますので,さまざまな観点から幅広く御議論いただくべきものと考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  多文化共生についての項,多言語親子手帳が外国人市民に確実に手渡される工夫について,それから健診の場などで児童館等の情報提供ができないかといった2点の御質問でございます。一括御答弁申し上げます。

 多言語化された親子手帳については,妊娠届が出された場合に,外国人市民の方の母国語に対応したものがあれば,健康づくり課等でお渡しをしております。今後も多言語化した親子手帳を御利用いただけるよう,配付場所の拡大や窓口での情報提供に努めてまいりたいと考えております。また,外国人市民の方にとって有益と思われる情報についても,関係課と連携しながら可能な限りお伝えできるように努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  多文化共生についての項,プランの中に外国人市民の視点を位置づけるべきだと思うが,どのように考えているのかとのお尋ねにお答えいたします。

 議員御指摘の母子保健関係以外でも,児童手当制度の案内など利用率の高いものにつきましては,既に多言語化の取り組みを行っている事業もございます。プラン案の中に特には記述しておりませんが,子育ち・子育て施策全体として外国人市民の視点は大切であると考えております。

 次に,外国人市民への就学前の子どもへどのような支援が必要か,また児童館や子育て支援センターで日本の遊びに触れてもらえばどうかとのお尋ねに一括してお答えします。

 就学前の外国人の子どもへの支援につきましては,言葉や文化の相違を乗り越えて,学校・園での集団生活への順応に資するものが求められると思います。児童館や子育て支援センターでの外国人親子への対応につきましては,利用実績がほとんどない現状にはございますが,御利用いただければ少しでも日本の遊び,生活などに親しんでいただけると思っております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  事業仕分けについて,市長答弁以外の項目についてお答えいたします。

 まず,岡山市の事業仕分けへの市民参加についてどのように評価しているかとの御質問ですが,市民事業仕分けについては,この4年間で39テーマを実施し,延べ約2,000人の市民の方に参加していただいております。また,庁内事業仕分け結果につきましては,毎年,本庁,支所,地域センター,公民館等で仕分け結果案を公開し,パブリックコメントを実施して,さまざまな意見をいただいております。こうした長期にわたって事業仕分けへの市民参加を実施している都市はほかに例がなく,市民協働の行財政改革として市民参加が一定程度進んでいるものと考えております。

 次に,草津市や富士見市のように抽せんで市民判定人を選ぶ方式をどう考えるかとの御質問ですが,無作為抽出者が参加に応じる率が7%から8%程度で,かつ応じる要因もさまざまなため,無作為性が大きく崩れ,男女比,年齢構成,職業分類等がいびつになる等の問題があり,この方式のみで市民判定人を選ぶことは市民全体の意見を反映することにはならないと考えております。

 本市では,評価者の男女比率や年齢構成等が偏らないよう団体推薦と公募を組み合わせて,市民評価者の構成を市民全体の構成にできる限り近づくように配慮しております。しかしながら,より多くの市民に参加してもらう手法の一つとして,草津市や富士見市のような例もあるとの御指摘ですので,この手法のもとになっているドイツの市民参加手法も参考にしながら,今後さらなる改善を検討してまいりたいと考えております。

 次に,市民評価者の年齢資格要件についてですが,平成21年度の市民事業仕分けでは,市民評価者に大学生の枠を設けるなどの工夫を行い,20歳未満の人も参加できるようにしております。

 次に,仕分け対象事業選択過程の公開についての御質問ですが,本市では事業選択基準に基づいて,各局・区・室から候補を出してもらい,行革大綱検討委員会など外部の意見も参考にしながら,仕分け対象事業案をつくり,市議会での意見もいただいた上で最終決定しております。仕分け対象事業選択過程において一定の公開がなされていると考えております。

 最後に,仕分け結果の予算等への反映・チェックについての御質問ですが,仕分け結果だけでなく,関係者とのヒアリングやアンケート調査等も行いながら,市としての仕分け案を作成し,市議会に対しまして11月議会で素案,2月議会で案という形で仕分け結果と市の方針,予算への反映額をお示しして御意見をいただいております。市議会を中心に,適切なチェックがなされていると考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  イノシシ対策について数点のお尋ねをいただいてます。

 まず,被害の多い地域での講演会の実施はどうかというお尋ねでございます。

 イノシシ対策の講演会につきましては,本市が事務局を務める岡山市地域鳥獣被害防止協議会の主催で本年度初めて実施し,多くの市民の御参加をいただいたところであります。平成22年度におきましても,同様の講演会を計画しており,議員御指摘の地域におきましても講演会の実施ができるよう検討してまいりたいと考えております。

 次に,現場で指導を行ってはどうか,それからモデル地区を幾つかつくってみるのはいかがかというお尋ねでございます。

 イノシシの被害を防ぐためには,単に駆除するのではなく,共存共栄の観点を踏まえ,農業者や市民の方々が地域ぐるみで被害防止対策に取り組むことが重要だと考えております。

 このため,本市といたしましては,岡山市鳥獣被害防止計画を踏まえ,捕獲器の導入やくくりわなの資材提供,捕獲技術向上研修会や捕獲の担い手育成のための捕獲免許講習会等に対する支援を行うとともに,イノシシ対策講演会の実施や被害防止パンフレットの作成・配布などを通じて,トタンさくや電気さく等の設置のポイントや収穫後に野菜や果樹の残渣を畑に残しておかないことなど,イノシシをおびき寄せない方策の周知等に努めているところであります。専門家による現場指導につきましては,地域の御要望や猟友会の方々の御意見も伺いながら検討してまいりたいと考えております。

 また,議員御提案のモデル地区の設置につきましては,全国の取り組み事例等を参考にしながら研究してまいりたいと考えております。

 次に,国の里地里山保全法案についてのお尋ねでございます。

 里地里山保全・活用法案につきましては,中山間地の環境保全と農業振興を図るため,現在国において,地域やNPO等の活動により維持されてきた里地里山特有の自然環境を積極的に評価し,支援する仕組みを確立するとして検討がなされているとお聞きしておりますが,本市といたしましては,こういった国の動向を注視するとともに,農業振興ビジョンに沿って関係部局とも連携し,里地里山を抱える中山間地域の振興を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  岡山市みちづくり計画についてのお尋ねに順次御答弁申し上げます。

 まず,パブリックコメントが位置づけされていないがなぜかとのお尋ねでございます。

 岡山市みちづくり計画の策定に当たっては,市民の方々の御意見を伺い,それを計画に反映する必要があるため,15歳以上の市民1万人を対象に,自動車,歩行者,自転車という道路を利用するそれぞれの立場から,道路に関するさまざまな課題をお聞きするとともに,それらを解決するための有効な手段についてお尋ねするアンケート調査を実施したところ,4,328通という数多くの御回答をいただきました。

 その結果,多いものでは,自動車利用の立場では,市街地での渋滞が多いという意見が,また歩行者の立場では,自転車と接触しそうで危険であるという意見が,さらに自転車利用の立場では,自転車専用レーンや通行帯がないという意見がありました。また,それらを解決する有効な手段としては,市街地までスムーズに移動できる幹線道路の整備や,自転車と歩行者が共存できる広い歩道の整備という意見が数多くあったことから,本計画策定に必要な道路に関する市民の意見やニーズを十分把握できたため,市民の方々から広く意見を募集するパブリックコメントと同様の成果が得られたものと考えております。

 次に,これまで計画されていた道路の中で,計画廃止とされたものはあるかとのお尋ねでございます。

 岡山市みちづくり計画では,幹線道路について事業の選択と集中により,効果的かつ効率的な道路整備を図るため,今後10年間の整備計画を策定しております。この整備計画では,現在市が事業を進めている23路線について,みちづくりの基本方針との適合性や整備効果などを総合的に評価し,いずれの路線も整備の重要性があることを確認しております。このうち,美作岡山道路など14路線については,特に重点的に取り組む必要がある路線として整備を推進することとしており,現在のところ計画廃止となった路線はございません。

 次に,コンパクト市街地をどのように実現するのかとのお尋ねでございます。

 都市ビジョンに掲げている「コンパクト市街地と田園の共生」を実現するためには,都心と周辺の地域拠点が交通ネットワークにより連携し,全体としてバランスのとれた都市構造を構築する必要があることから,岡山市みちづくり計画では,岡山市における交通手段が自動車交通に大きく依存しているという現状を踏まえ,公共交通と自動車交通を効率的に組み合わせながら,都心と地域拠点を結ぶ連携軸の強化を図るため,9放射軸3環状線の整備を図ることとしております。

 このため,通過交通を排除し,都心へ向かう交通を適切に分散誘導することを目的とした中環状線及び外環状線の重点的な整備や放射状道路の整備により,都心やその周辺部の交通渋滞が緩和されるとともに,放射状道路の渋滞が緩和されることで,公共交通機関であるバスの定時性の確保が図られるものと考えております。

 また,都心と地域拠点を結ぶ連携軸を強化する有効な施策として,鉄道駅へのアクセス道路の整備やバスレーンの整備,並びにパーク・アンド・バスライド等ソフト施策の推進を図ることにより,公共交通の利便性の向上を図ることとしており,このような施策を通して,コンパクト市街地と田園の共生の実現を図ることができるものと考えております。

 次に,道路建設による車の増加という連鎖をどう断ち切るつもりかとのお尋ねでございます。

 岡山市では,都心やその周辺部で慢性的な渋滞が発生していることから,みちづくり計画に基づき,環状線など必要性の高い幹線道路を重点的に整備することにより,交通渋滞の緩和が図られ,自動車の走行速度が向上し燃費がよくなるため,二酸化炭素の排出量が減少するとともに,騒音・振動の減少など,環境改善に大きな効果が期待できるものと考えております。

 また,公共交通の利便性を高め,自動車交通から公共交通への転換を促進するため,鉄道駅へのアクセス道路の整備やバスレーンの設置などを進めるとともに,パーク・アンド・バスライドなどソフト施策に取り組むこととしております。

 次に,成果目標に公共交通による所要時間も考慮すべきではないかとのお尋ねでございます。

 岡山市みちづくり計画では,7つの基本方針ごとに今後10年間で達成すべき成果目標を定めており,その実現に向けて,公共交通の充実と自転車利用の活用を図るため策定された都市交通戦略との整合性を図りながら,自動車交通と公共交通を効率的に組み合わせることにより,成果目標を達成していくこととしております。

 また,成果目標の一つとして,都心と地域拠点とのアクセス時間を短縮し,都心へ30分以内でアクセスが可能な人口の増加を掲げておりますが,これは自動車交通だけでなく,公共交通の円滑な運行を支援する道路整備を進めることにより,公共交通であるバスも含めて時間短縮を図られることとしております。

 最後に,第三者による事業評価は,市民生活がどのように向上したのかという視点が必要であると考えるが,どのように進めるのかとのお尋ねでございます。

 事業評価については,事業規模の大きい道路事業を対象に,効率的な執行及び実施過程の透明性を確保するため,新規事業化に当たっては,必要性や緊急性を確認する事前評価や,また長期化した事業については事業を継続すべきか否かを判断する再評価,並びに事業完了後に行う事後評価の3段階にわたって実施することとしております。この事業評価においては,市民生活の向上に役立つ交通渋滞の緩和や交通事故の減少及び地域の活性化などの整備効果や費用対効果の分析などを総合的に検討するため,地域の実情をよく理解し,公平な立場にある学識経験者など第三者の意見を聞いて評価することとしており,この事業評価を通して道路事業の効率的な執行に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔22番鬼木のぞみ議員登壇〕



◆22番(鬼木のぞみ議員)  御答弁ありがとうございました。

 まず,事業仕分けからなんですけれども,私の知人もこれまで幾人かが市民評価者として公募で参加をしてまいりました。その前には,やはり猛勉強をして,そしていろんなヒアリングをして,現場に出かけて,それで臨んでおりました。そういう様子を横で見てまして,私はこれは市民力を高めるということにおいて非常に有用だなあ,いいことだなあというふうに思っています。

 今,問題提起をさせていただいた無作為抽出で市民評価者を募るということなんですけれども,これについては検討していくということだったんですが,より多くの市民の人にかかわっていただく,市民の意識化っていうことも目的に入ってくると思うんですね。今名前が上がった草津市とか富士見市なんかについて,そういう先行市において,今どの程度行革として状況を把握していらっしゃるか,もしあれば教えていただきたいと思います。

 また,若者の参加ということでは,大学生枠を設けていらっしゃるということでした。私,昨年の夏に荒川区に人事戦略構想について視察に行ったんですけれども,そのときに驚いたのは,意欲を持った人材を大学時代から幅広く発掘し,職員として採用すると。だから,大学生に荒川区を理解するようなそんな取り組みをして,より優秀な,より意欲のある学生を募って職員にしていきたいという,そういう区の戦略を持っておられたんです。私は,この大学生枠をつくるというのは,若い人材を育てるということにもつながって,非常にいい試みだと思います。だから,各大学に積極的な広報をしてはいかがでしょうか。

 また,仕分け結果がどういうふうに予算に反映されたのかという第三者委員会についてはできないということだったんですけれども,今の時点ではホームページなどで公開されていますが,少なくとも皆さんに,せっかく市民評価者を募ってしたわけですから,直接意見をお話しするような場っていうものを持ってはいかがでしょうか。

 以上,この3点が再質問です。

 次に,夫婦別姓についてです。

 市民局長,私は夫婦別姓についてどう思いますかということ,法案については聞いた覚えはないんです。夫婦のきずなというものが崩れることについてどうかと,私はそういう質問だったんですけれども,今御答弁いただきましたとおり,互いに尊重し合って認め合う基盤のもとで深まっていく,私もそうだなあというふうに思っております。夫婦別姓であろうがなかろうが,家族のきずなということには関係ないんじゃないんかなと思います。

 また,現実的に岡山市役所の中にも,今聞いたら47人の方がおられると。これに教育委員会のほうの関係も加わってくると,さらに数はふえてまいります。具体的に必要とされていることなんだなあというふうに認識します。お仕事上そういうふうに旧姓を使いたいという方もいれば,一人っ子同士のカップルでどちらの姓もなくしていきたくないなと思っている人もいるし,自分のこれまでの姓も名乗っていきたいと希望する人もいる,理由はそれぞれだと思うんですけれども,大切なことは自分自身がより生きやすい姓を選択できるということだというふうに思います。

 私,バンクーバーオリンピックを見た方から言われたんですけれども,それ見てて,ああ夫婦別姓っていうのは世界の潮流なんだなあという感想を持ったと言われて,へえ,オリンピックをそんな見方をする方もおられるんだなあというふうに思ったんですけれども,私は風通しのいい健やかな家庭をつくっていくために,さんかく条例にありますように,多様な生き方を認め合えるまちづくりのための施策を岡山市はこれからもしっかりと進めていただくよう要望をしておきたいと思います。

 2つ目に,イノシシ対策です。

 私,先ほど武雄市の話をしたんですけれども,市民からの苦情の35%がイノシシのことであるということで,一生懸命行政としても施策を行わざるを得ないということなんです。岡山市域全体から見ると,イノシシの苦情というのはそんな35%にもならないと思うんですけど,本当に困っている地域から見ると非常に大きな割合になってくるわけです。私は,市域全体のことももちろんそうなんですけど,そこの地域の人たちのことを,35%かどうかそこまではわかりませんけど,多くの人が困っていらっしゃる,そういうところにしっかりと立脚をした,そういう対策を練っていくことが必要なんじゃないんか,しっかりと市の職員の方もそこに出かけていって,被害を受けているところを見てお話をして,そして施策を一緒に考えていっていただきたい,そのためにパトロール隊の実施とかモデル地域とかそういったものを,ちょっと一生懸命調べる中で提案をさせていただきました。

 岡山市としては,今わなのこととかおりのこととかいろいろ言われましたけれども,そういう前向きに,今言われた講演会以外の啓発とか,そういうもの以外にほかにはどんなことをやっていこうと思われているか,あれば教えていただきたいというふうに思います。それで,藤原議員も,ちょっと名前を挙げて恐縮なんですけれども,猟師の皆さんの高齢化が進んできているということを言われました。私も時々猟師の方とお話しするんですけれども,やはり技術とか知恵は一朝一夕には伝わっていかないもんだなあというふうに思っています。イノシシ防御のこのモデル地域というのは,ある意味で里山再生の一歩になっていくと思います。ぜひ,全国で行われているところを積極的に調査研究していただいて,岡山市でも一歩を踏み出していただきたいというふうに思います。

 3つ目に,福祉避難所と岡山市地域防災計画についてですが,今度の防災計画の中で取り入れていってくださるということでした。私は,避難所についてチェックをされてる,そういう市民の方と出会って,いろんな避難所の写真を見せていただきました。今体育館というと,新しいところは完全にバリアフリーなんですけれども,選挙の関係もあったりして,体育館のアリーナにはバリアフリーで入れても,トイレまで行くとなかなかそうじゃないところというのが結構多いんです。やはり,そこを利用してくださる市民の皆さんの視点に立って,一つ一つ施設をチェックしていただきたいなというふうに思っています。今の避難所の数なんですけども,果たしてきちんと避難所に確実に受け入れることができるのかどうか,そのことをお聞きしたいと思います。

 あと,女性職員なんですけど,適材適所っていうふうに言われたんですけれども,この防災ということは,日本国内とか海外とか,私いろんな避難地を見てきましたけれども,そこで本当に海外の場合,特に女性が活躍してる姿に非常に感銘を受けるんですが,いろんな状態の場合があります。しっかりと女性がそこにいるということを私は適材適所じゃないんかというふうに思っていますので,しっかりこれは検討していただきたいというふうに思います。

 あと,看板なんですけれども,300以上避難所があって,この間看板の一覧表というのを見たんです。今122と言われたんですけれども,看板のついてないところの割合のほうが多いんです。私はこれはちょっと問題じゃないんかなあというふうに思うんです。特に合併地域,合併地域には誘導する看板も,ここが避難所ですよという看板も,どこにも一枚もついてないんです。私は,これはしっかりと政令市の枠の予算をどう使うというところで,安心した暮らしをつくっていくために,ここが避難所ですよというのを日ごろの暮らしの中で意識できるように,看板はつけていただくべきじゃないんかなと思いますが,そのことでもう一度御答弁をお願いしたいなというふうに思います。

 4つ目に,岡山市みちづくり計画についてです。

 いろんなたくさんの質問をしましたので,またいろんなことはおいおいというふうにしていきたいと思いますが,皆さんからたくさんの質問で出てるんですけれども,高齢化の問題ですよね。高齢社会を迎えるときにどういうまちづくりをしていくのかというときに,今までのあり方で本当にいいんだろうか,何か大きく変えないといけないんじゃないかということは思ってる,私も思っているんです。でも,今回のこのみちづくり計画には,そういう危機感というのは私には感じられないんです。だから,目の前に舗装された立派な道路ができても,高齢者を初め,免許証を持ってなかったら利用ができないわけなんです。ちょっとした病院にもちょっとした買い物にも行けない,困るという,まあ交通弱者という言葉が適切かどうかわからないんですけれども,そういった方たちにどういうふうに手を差し伸べていくのかは,やはり行政の責務であり,課題だというふうに思います。そのことを盛り込んだみちづくり計画でなくてはならない。だからこそ私は先ほど言いましたように,成果指標に都市と地域拠点のアクセス時間の短縮ではなく,公共交通を利用した時間の短縮というふうに申し上げたんですけど,最終段階にバスも入ってますと言われたんですけど,やはりこれからの生活交通とか公共交通というものがどうなのかということをきちんと位置づけることが必要である,だからその視点でもってきちんと成果指標をつくる,そういうみちづくり計画であってほしいと思いますが,どういうふうにお考えでしょうか。また,区役所についてのアクセス,このこともきちっと踏まえていくべきだと思いますが,どうお考えでしょうか。

 時間も少なくなってまいりました。

 多文化共生についてとセクハラについて,物申したいことはいろいろございます。でも,しっかりと施策を打ってくださって,一人一人が尊重される,だれもが一緒に住んでて健やかだなあと思える,そういう岡山市政をつくっていっていただきたいなというふうに思います。

 これで私の質問を終わります。

 どうぞ御答弁,これからよろしくお願いいたします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  まず,避難所について,新しい体育館等はバリアフリーができてるけども,それ以外は余りできていないという中で,確実に受け入れができるのかというお尋ねでございます。

 福祉避難所につきましては,先ほども御答弁申し上げましたが,特別養護老人ホームあるいは老人福祉施設等については,そういった受け入れが可能であるというふうに考えておりますが,御指摘のように体育館等については,玄関のスロープについてはバリアフリーができてるんですが,トイレ等についてはできてない部分もかなりあるということで,そういった把握が現状できてない部分もありますので,そういった把握に努めて,より確実に避難ができるようなことを検討してまいりたいというふうに考えております。

 また,女性の配置についての検討でのお尋ねでございます。

 このことにつきましては,どういった形で女性の方の御意見が取り入れられるかということについては,関係部局ともよくお話をしなければならないわけですが,その配置についてもその中で検討してまいりたいというふうに考えております。

 また,避難看板,特に合併地域について設置されていないところがあるという御指摘でございます。この避難看板につきましては,当然随時その設置ということに努めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  まず,富士見市,草津市の状況把握はとの再質問にお答えいたします。

 富士見市は,1,000人の抽出者に対して79人の応募があったということでございます。草津市は,2,000人の呼びかけに対して141人の応募があり,定員の関係上,さらにそこから抽せんをして60人に絞ったというふうに聞いております。富士見市のほうは,男女比が男性75%,女性が25%ということで,ややいびつになっているかなと思いますが,いずれにしても一定の反応があったというふうに思います。行政改革に,より多くの市民が参加されるように工夫をしてまいりたいと思います。

 それから次に,荒川区の例でございますが,各大学へ大学生枠をもっと呼びかけたらという点でございます。

 去年は,岡山大学,岡山商科大学に呼びかけましたが,ほかの大学にも今後呼びかけをしていったらというふうに考えております。

 3点目,仕分け結果のチェックについてでございます。市民に直接意見を聞く場をもっと設けたらという御意見です。

 先ほど答弁で申しましたように,各局が当日の仕分け結果を参考に,関係者,関係団体にもヒアリングをしております。また,アンケート調査も必要に応じてやっております。例えば,去年ですと,デジタルミュージアムについては多くの文化団体に意見を聞いております。発達障害支援についても,運動団体にも意見を聞いております。今後,さらに多くの市民にこの仕分け結果についての意見を聞くように,待ちの姿勢ではなく,行政のほうから積極的に市民のほうへ歩いて聞きに行くという姿勢で努力したいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  イノシシ対策について,前向きに取り組んでほしい,それからモデル地区についての考えはという再度のお尋ねでございます。

 イノシシ対策につきましては,農業者の方,市民の方々が地域ぐるみで被害防止対策に取り組むことが重要だと考えておりまして,そのために市のほかにも猟友会,鳥獣保護員の方を含めました協議会を設置いたしまして,その中で,電気さく,防護さくの整備でありますとか,捕獲資材の提供,捕獲技術の向上の研修会等前向きに取り組んでいるところでありまして,本年度から講演会を開催いたしておるということでございます。議員御指摘のモデル地区につきましては,先進事例等も踏まえ,参考にさせていただきながら,研究をさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  交通弱者への対応の考え方,また区役所へのアクセスについての2点の再質問にお答えします。

 公共交通の転換を促進していくことは,議員御指摘のとおり必要であるというふうに考えておりますが,今後とも自動車交通が主たる交通手段とならざるを得ない現状があるということも事実でございます。このことを踏まえまして,公共交通と自動車交通を適正に組み合わせ,交通利便性の高い都市を形成するために,公共交通及び道路面からバランスのとれた施策を展開してまいりたいというふうに考えております。また,区役所へのアクセスでございますが,このみちづくり計画では幹線道路の整備計画を策定しておりまして,区役所へのアクセスにつきましては,今後個別に検討してまいります。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして松島議員。

     〔5番松島重綱議員登壇,拍手〕



◆5番(松島重綱議員)  まず,質問に入らせていただきます前に,先般御逝去されました安井議員,議会の先輩であり,また行政の先輩でもありまして,心より哀悼の誠をささげ,御冥福をお祈りさせていただきます。

 それでは,質問に入らせていただきます。

 新風会の松島重綱でございます。

 本日は4点,市が保有する土地の跡地の利活用について,それから樹木の管理について,そして道路の構造・設計基準等について,それから最後にごみ問題の中で,5回目の質問となりますが,草の無料化について,以上4点について質問させていただきます。

 それでは,通告に従いまして質問1から入らせていただきます。

 1,市が保有する土地の跡地の利活用について。

 このことにつきましては,昨年の本会議におきましても,またほかの議員の方々からも多く質問させていただいておりますが,市長が2期目を迎えられ,政令指定都市移行2年目を迎える今日,改めてお伺いさせていただきます。

 (1)岡山操車場跡地について。

 平成17年から今日まで,具体的な方向が示されずに来ておりましたが,一部を(仮称)岡山総合医療センターの整備地として使用し,また全体としては,大きくゾーニングでの基本的方向性が示されました。その間,議会と十分な協議がなされていないことは問題であり,今後の計画を検討する過程でしっかりと議論,協議していくことを求めます。

 ア,代表質問でも当局に伺いましたが,(仮称)岡山総合医療センターの候補地の一つとして選定した時期及び経過について改めてお伺いいたします。

 さきの答弁では,岡山大学との連携委員会の中で,センターの機能を果たすための検討を行い,平成21年11月に公表した基本構想の素案の中で,3候補地の一つとして示したとのことですが,いつどのようにして3候補地の一つとして選んだのかをお聞きしているのです。

 イ,来年にはアクションスポーツパークの契約が終了します。今後どのようにしていくお考えなのかお聞かせください。

 ウ,都市計画決定の変更について何度もお伺いしております。現在,国等との協議の状況及び今後の方向性についてお示しください。

 (2)後楽館中・高等学校跡地について。

 平成13年に購入した本校用地は,平成24年4月から北区南方に全面移転いたします。後楽館が全面移転するということです。その後の利活用につきましては,どこどこの担当課がどのように検討しているのか,また外部からの土地の利活用についての問い合わせの状況についてもお示しください。

 (3)旧NHK跡地について。

 昨年11月議会でお伺いしたときには,まだ当時,平成29年までの賃貸借契約をしている榊原病院からの相談はないとのことでしたが,その後の経過及び今後どのように利活用していくお考えなのかお示しください。これは,平成19年2月15日から平成29年2月14日まで10年間の契約をしとります。その中に,3年ごとに見直し,すなわち平成22年2月には見直しをするということもはっきりと書かれております。

 (4)旧内山下小学校跡地について。

 現在,後楽館高等学校で一部施設を使用しておりますが,それも含めて現在の使用状況を御説明ください。また,後楽館移転後についてはどのように利活用していくお考えでしょうか,お聞かせください。

 (5)旧深柢小学校跡地について。

 平成9年より始まりました中心部の小学校の統合問題も13年を経過し,平成17年3月の閉校からも5年を経過し,既に早期の解決の時期は過ぎております。旧深柢小学校跡地問題につきましては,私も特別委員会の委員長の間も含め,当局に鋭意何度も質問,提案してまいりました。地域の皆様の御意見の集約もできておりますので,今回は市長に対しまして早期の解決を要望いたしまして,質問は明日の我が会派,和氣議員にお願いさせていただきます。(笑声)

 (6)中区福祉事務所移転後跡地について。

 老朽化により,東山プール横に来年秋をめどに移転が決まっております本施設でありますが,移転後の跡地についてお伺いいたします。

 場所は朝日高校北側の中区国富にあり,三勲小学校区,操山中学校区であります。この学区には今まで地区公民館がなく,市内でも,合併地区を含めましても,旧丸之内中学校区と操山中学校区の2地区だけであります。地元の皆様は,4世代ふれあい事業などを初め活発な地域交流をなされておりますが,交流活動拠点整備を強く望まれております。ぜひとも,移転後の跡地につきましては,地域の御意見,御要望を反映くださいますようお願いを申し上げますが,当局並びに教育委員会の御所見をお聞かせください。

 以上,6点お伺いいたしましたが,6カ所とも市中心部の案件ばかりであります。これらの問題の早期の解決はもちろん必要であります。しかし,利活用できる公共用地のない地域,また郊外の地域に向けた施策が必要なことは言うまでもありません。事業,予算が中心部に集中する中で,郊外,周辺部に対する施策及び都市基盤整備についてのお考えをお示しください。

 ちなみに,操車場跡地の購入価格が9億3,560万円余,後楽館が10億3,000万円,旧NHK跡地が1億3,900万円余という大きな金額でございます。

 次,大きい項目の2,樹木の管理について,生きている樹木のしっかりとした管理を。

 市長は,都市ビジョンにおきましても「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」を掲げられ,今議会の所信表明では,水と緑の庭園都市づくりに向けた取り組みとして,10年間で6万本の植樹を行い,緑のボリュームアップを図ると言われております。まちづくりの中で,緑は重要な要素であることは言うまでもありません。そして,緑は生きています。西川緑道を初め,道路の街路樹,公園・遊園地の植樹,学校・園,市庁舎等各種施設の緑化等,本市で管理している樹木・植物は多岐にわたっております。現在の本市の管理はいかがでしょうか。私も市職員在職中,公園の管理そして建設の職に携わっておりました経験を踏まえましてお伺いいたします。

 (1)公共用地の樹木の剪定等の管理をするためには,本市の役務への登録が必要でありますが,その場合,法令等による許認可・登録,そして職員の免許・資格等の要件は一切不要となっております。1年間以上そのことを行っていたとの申し出があれば,素人でも登録できるわけです。そして,登録を受けると,指名しなければならないとの判断を市はするわけです。役務にも専門的知識と経験が必要であると考えます。これらのことについての御所見をお聞かせください。

 (2)造園関係の資格の中に,次の資格があります。皆様のお手元に配らせていただいております資料1をごらんください。こういう資料を配らせていただいております。

 造園施工管理技士,造園技能士,街路樹剪定士,農薬管理指導員,資料ではこれらの説明を書いておりますが,当局はこれらの資格について,それぞれどのように認識,理解されているのでしょうか。役務を受け付ける立場と樹木を管理するそれぞれの立場での御見解をお聞かせください。

 (3)樹木には,人間に顔と背中があるように,向きがあります。また,種類によっても特性が違い,剪定の時期・仕方,防除の方法,かん水──水やりですね──の量・頻度などそれぞれ違い,経験と知識が必要です。そのために,別紙資料2のように東京都を初め,京都市,横須賀市など多くの自治体では,公共の工事や業務には特記仕様書に明記するなど,専門の資格・技能,知識と経験を求めております。そして,生き物である樹木・植物を大切に管理しております。このことについてはどのようにお考えでしょうか。政令市としての自覚と責任を持ってお答えください。

 (4)業者に委託した業務の管理・監督指導体制とその検査体制については,どのようになっているのでしょうか。政令市に移行し,各区役所また各施設管理課に専門の職員がいないため,十分な対応がとれていないとも伺います。年間管理及び随時の委託業務についてそれぞれお示しください。

 (5)さきにも申し上げましたように,現在の本市の取り組み方では,経験と知識のない業者が委託業務を受ける場合が想定されます。生き物である樹木の管理におきましては,一度その姿,形を壊してしまいますと,もとに戻すのは容易ではありませんし,多くの経費も必要となってきます。また,それに日々接している市民にとりましても大きな損失であります。多くの都市ではそのことに気づき対処しております。本市もこれらの事例をもとに,取り組み方を見直していくべきと考えますが,どのようにお考えでしょうか,お聞かせください。役務の登録,発注の際の資格者等の制限についてです。

 (6)政令市に移行し,それぞれの区役所及び出先機関での対応が必要となっておりますが,樹木の管理のように発注者サイドに専門的知識と経験を要求されるような業務につきましては,今後も本庁に専門的主管課が必要であります。このことにつきまして,事務分掌を所掌する行政改革推進室の御見解をお尋ねいたします。また,街路,公園だけでなく,その他の施設,学校・園における管理につきましても,相談・指導できる専門的主管課が必要であります。当局のお考えをお示しください。

 (7)緑のボリュームアップについてお伺いいたします。

 緑化を進めていくということは,それに伴う管理がついてまいります。私は常日ごろ,必要な管理ができないままで緑化を進めることなかれと申し上げております。また,緑のボリュームアップとその管理につきましては,昨年の11月議会で12月14日に相当お伺いさせていただいております。そのとき市長からは,緑は環境保全や景観面など,まちづくりにおいて重要な役割を果たしており,また豊かな緑に囲まれた環境は,そこに住む人々の心に潤いを与え,「美しい心のまち・おかやま」を築くことにもつながると考えており,主要な道路,公園などの公共空間や,学校,公民館,庁舎などの公共施設に,10年間で約6万本の植樹を行うとの御答弁がありました。

 また,中村局長は,道路整備などさまざまな機会をとらえて緑のボリュームアップを行っていくことから,植樹や管理に要する費用を算出することはできませんが,実施に当たってはできる限り公共施設などと一体的,効率的に植樹や管理を行うよう努めることとし,財源については積極的に補助金などを活用していくとの御答弁でありました。来年度は,まず4,000本の植樹を行うとのことであります。

 そこでお伺いいたします。

 ア,来年度の植樹の予定箇所及びその予算についてお示しください。

 イ,10年間の年次ごとの計画についてお示しください。

 ウ,先般,ある小学校で,ぜひとも生徒と一緒に植樹をしたいとのお話がありました。今後,このような御意見,御希望をどのように酌み上げていかれるのでしょうか,お聞かせください。

 続きまして,大きい項目3,道路の構造・設計基準等について,分離帯,照明,速度,交差点など。

 道路を走っていますと,同じ路線でも分離帯・照明灯の設置,道路走行速度の規制についての取り扱いはまちまちであります。市民の方からなぜなのかと聞かれることがあります。これらのことについて当局にお伺いいたしますと,分離帯は道路構造令により,照明灯は道路照明灯施設設置基準により,速度規制は道路構造令及び警察交通規制課との協議により決めているとのことであります。内・中・外環状線それぞれの環状線についてお伺いしますと,一律ではないが,先ほどの基準に沿って,交通量等を勘案して決めているとのことでありました。

 当局の方と調べさせていただいて,当局の方も御尽力いただいてありがとうございます。これが,それぞれの環状線につきまして,内・中・外環状,そして中央分離帯のあるなしという状況であります。議場の皆さんには,非常に地図が小さくて,こんだけ大きくしたんですけど,わかりにくいと思いますが,要はあるところ,ないところ,まちまちな状況であります。

 それから,こちらのパネルが速度規制,道路構造令では岡山市の幹線道路は専門的に言いますと4種1級という規格で設計し,設計速度が60キロまでとなりますが,その中で規制速度,この赤色でかいておりますところが,速度規制なしというのは一般道路で60キロ,それから,わかりにくいんですが,緑が50キロ,ブルーが40キロという規制になっております。要するに,分離帯につきましても速度規制につきましても,状況により構造令それから現地の状況等でいろいろな対応があるということでございます。

 また,照明灯につきましても,連続照明,それから局部照明等いろいろありまして,例えば下中野・平井線,この路線には連続照明がずっとついておりますが,万成・国富線,ここにはずっと連続照明がつかずに部分的な照明になっとると。これは交通量が日量2万5,000台以上という部分については設置すべきであるという一定の基準がございます。ただ,これはある程度一定の基準であります。

 それでは,質問に戻ります。

 幹線道路が新設されますと,今までの地域の形態が大きく変化し,分離帯を設置されますと,既存の通行の動線の変更を余儀なくされます。安全のため,必要な施設の設置は当然でありますが,必ずしもそのようになっていない箇所もあります。これらのことにつきましては,今回質問として通告いたしましたが,どのように取り組むべきか,もう少し調査研究,当局の皆様とも意見を交わしながら,改めてお伺いさせていただきたいと思います。

 次に,交差点の,特に右折車線につきましてお伺いいたします。

 交差点につきまして,私も大学の卒論の中でも取り上げてまいりました。

 ア,道路整備には多くの予算が必要でありますが,既存の交差点改良による事故の減少,円滑な通行の確保は,予算をかけず,大きな効果が見込めます。特に,右折車両が1台でもあるとその走行車線はふさがりますが,右折レーンがあると円滑に通行できます。用地の制限がある中で,既存の交差点に新たに右折専用レーンを設けることは困難でありますが,イトーヨーカ堂の東側のように,大供の交差点から北へ向いていく場合,直進と右折を1つの車線で通行できるようにすると,右折車線相当幅員の確保というんですけど,円滑な通行の確保と用地の制限の両面が解決できます。しかし,道路は続いているため,イトーヨーカ堂からその先の歩道橋のある幸町交差点では,右折車と直進車が道路中央部の車線,道路の中央分離帯寄りの車線ですが,そこは1車線のままで混在し危険であり,直進しようとする車は左側のレーンに移動しようとし,そこで混乱しております。この交差点は改良できないでしょうか。

 イ,また,国道2号の大雲寺から大供の交差点とか,桃太郎大通りの柳川から城下交差点の間は,右折専用レーンが設けられていますが,そのため中央寄りの1車線がずっと右折専用で,直進車線が1車線少なくなっております。政令市になり,県から管理移管を受けた道路がたくさんある中,道路の車線割り,路面標示,交差点改良で,交通事故の減少と円滑な交通の確保ができるのであれば,このような箇所を調査し,改良していくことを提案いたしますが,いかがお考えでしょうか。

 質問最後の項,4,草の無料化の実現を。

 私は,草の収集の無料化の実現まで,当局に対し訴え続けると表明し,今回で,はや5回目の質問をさせていただきます。

 さきにも述べましたように,本市の施策で緑に対する取り組みは重要なものであります。そして,その緑化の中で,草の処理は官民共通の課題であります。今回,ごみ収集有料化から1年を迎え,市民アンケート等を踏まえ,見直しの時期であることから,改めまして草の無料化の実現を声を大にして訴えさせていただきます。当局の良識ある御判断,そして議会の皆様の御理解を賜りますようお願いいたしまして,今回は要望とさせていただきます。(笑声)

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。

      午前11時59分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時3分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,松島議員の緑のボリュームアップについての御質問にお答えをいたします。

 緑は,環境保全や景観面など,美しく風格ある都市づくりを進める上で重要な役割を果たすとともに,子どもたちの心に潤いを与え,自然や人を愛する優しい心をはぐくみ,未来の庭園都市岡山を担う人材の育成にも役立つものと思っております。このため,子どもたちが緑の必要性と大切さを理解できるよう,御要望に応じて樹木や花を植える機会をつくってまいりたいと考えております。また,新しくオープンする西大寺緑花公園は,遠足にも適した施設であり,学校や幼稚園・保育園にしっかりと活用していただき,子どもたちに緑や花に親しんでもらいたいと思っております。

 昨日の日曜日,児島湖花回廊さくらまつりが開催され,私も出席してまいりました。これは,DOWAホールディングスの呼びかけで,地域の皆さんが児島湖花回廊サポーターズクラブを結成され,平成19年度から4,000本近い河津桜を植樹してこられたもので,木が成長し花が咲く中で,このたび第1回のお祭りが開催されました。地域の企業に地域貢献をいただき,住民の皆さんが一緒になって環境を整備・管理するという市民協働の緑化の最たるものだと思っております。緑化の大切さが浸透し,全市にこのような取り組みが広がってほしいと思っております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  市が保有する土地の跡地の利活用についての項で,岡山操車場跡地について,いつどのように医療センターの3候補地の一つとして選定したかにつきましては,新風会を代表しての三木議員からの御質問にお答えしたとおりでございます。

 次に,都市計画決定変更の国等との協議状況,今後の方向性についてですが,岡山操車場跡地に係る都市計画の内容について,現在まで国等と正式な協議は行っておりません。今後,操車場跡地活用の検討を進めていく中で,都市計画の取り扱いにつきましても,関係局及び関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。

 次に,旧NHK跡地について,昨年11月議会以後の経過及び今後の利活用についてですが,榊原病院の移転につきまして,昨年新聞により報道されたところでございますが,旧NHK跡地について,その後特に状況の変化はございません。また,旧NHK跡地は,平成29年2月まで10年間の定期建物賃貸借契約を締結していることから,今後の取り扱いは契約に基づいて行うものと考えております。なお,契約終了後の活用につきましては,豊かな歴史と文化が蓄積した旧城下町エリアにふさわしい有効な活用方法を検討してまいりたいと考えております。

 次に,同じ項で,郊外,周辺部に対する施策及び都市基盤整備についての御質問にお答えいたします。

 本市では,政令指定都市移行と同時にスタートした都市ビジョンにおいて,将来の都市像をお示ししております。この中のコンパクト市街地と田園の共生プロジェクトにおいて,都市的な利便性と自然の豊かさのどちらも楽しめる都市を目指すこととしております。そのため,多様な自然環境と質の高い都市集積が共存するような土地利用を進めるとともに,都心や地域拠点の連携ネットワークを図ることにより,全体としてバランスのとれた都市を構築してまいりたいと考えております。この基本的な政策方針のもとに,都心部と郊外及び周辺部との均衡ある発展に配慮しながら,効果的な事業展開が図られるよう取り組みを進めており,今後とも予算編成の中で選択と集中により事業を進めてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  樹木の管理について,役務登録にも専門的知識と経験が必要ではないか,また造園関係の資格についての認識,また今後の取り組み方についての御質問に一括してお答えいたします。

 役務につきましては,業務内容,レベルが多種多様であるため,登録段階におきましては,その業を営むのに必要な法令上の免許を得ているか,市税の滞納がないかなど,本市の契約の相手方として最低限クリアしなければならない事項について審査し,登録条件を満たしている者を名簿に登録しております。その上で,担当課が実際に発注するに際して,必要があれば仕様書の中で条件を付すこととしております。このような理由から,議員御指摘の造園に関する資格については,一定の技術力をあらわす指標であると認識しておりますが,これを登録において求めることまではいたしておりません。また,議員御提出の資料でも,幾つかの発注団体において,一定の資格を業務発注の仕様書の中で条件としているように見受けられますが,登録段階で条件を付して絞り込むことについては研究が必要と考えております。

 いずれにいたしましても,庭園都市の実現には緑のボリュームアップが大切であり,現在業界団体の皆様とも意見交換を続けておりますので,どのような形で市の発注業務に生かすことができるかなどについて引き続き検討をし,できるだけ早く方向性を見出してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎鈴木弘治保健福祉局長  市が保有する土地の跡地の利活用についての項,中区福祉事務所移転後の跡地についてのお尋ねでございます。

 中区福祉事務所移転後の跡地利用につきましては,現時点において未定でございますが,今後地域の意見,要望を踏まえて,関係部局より跡地利用の提案等があれば協議し,検討していくことになると考えております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  樹木の管理の専門的主管課が必要ではとの御質問にお答えいたします。

 岡山市事務分掌規則において,公園緑地課の組織機能の一つとして,公園緑地等の維持管理の総括に関することが規定されております。維持管理の総括の中には,本庁が担うべき専門的事項が入っていると解しております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  岡山操車場跡地についてで,アクションスポーツパークの今後についてのお尋ねでございます。

 市民ネットを代表しての長井議員の御質問にお答えしたとおりでございます。

 次に,道路の構造・設計基準等についてで,交差点の右折車線,幸町交差点の改良,また右折専用レーンの調査等についてのお尋ねでございます。

 市役所筋の幸町交差点は,片側3車線であり,上下車線とも歩道側から直進及び左折,直進,右折という路面標示で,右折車線は矢印指示による専用信号が設置されております。上り下りとも中央分離帯寄りの車線の路面標示が右折専用となっているため,御指摘のとおり直進したい車両が交差点手前で急に車線変更せざるを得ず,後続の直進車両と接触する危険性があるなど,特にラッシュ時において交通渋滞が見られます。このため,当交差点の改良については,交差点の方向別交通量などの実態を把握し,交通管理者である岡山県警等と協議を進めてまいりたいと考えております。

 また,御指摘の国道2号の大雲寺から大供交差点のような右折専用レーンについて,市内全域について調査をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  樹木の管理についての項のうち,造園関係の資格について,それから樹木の管理についてのいろいろな事例,そして委託業務の管理・監督体制,検査体制,そしていろいろな施設等が相談できる専門主管課についての4つの御質問に一括してお答えを申し上げます。

 まず,議員御指摘の4つの資格につきましては,それぞれ樹木に関する専門的知識を有する技能ではあるものの,工事に関する資格から管理に関することや農薬の使用に関することなど,内容の異なる部分があり,一方で具体的な街路樹,公園,遊園地での樹木管理につきましては,それぞれ剪定などの管理の条件が異なることから,現在その専門性について造園関係者と意見交換を実施しており,現地を管理している各区役所との意見調整を図りながら,必要な資格の導入方法など検討してまいりたいと考えております。

 委託業務における管理・監督・検査の体制につきましては,年間管理,随時の委託業務のいずれも各区役所が行っており,適宜適切に執行しているところでございます。学校など他の施設からの樹木管理について相談はありませんが,今後管理につきまして専門的な知識が必要な場合には,専門的な知識を有する公園協会と協働して対応するもので,適切な助言をも行ってまいりたいと考えております。

 続きまして,緑のボリュームアップについての3点の御質問のうち,市長から御答弁申し上げました以外のものにつきまして一括して御答弁を申し上げます。

 緑のボリュームアップは,主要な道路や公園,広場などの公共空間や,学校,公民館,庁舎など公共施設において植樹を行うこととしており,来年度は市道北長瀬表町・野田線ほか4路線,岡山駅東口広場の第2期,北長瀬南公園ほか2カ所で植樹を行う予定であり,それぞれの事業の一部として植樹の予算を計上しておりますが,このほかに緑のボリュームアップと美しい町並みづくりのために行う,町なか緑化の推進のための予算として1,340万円を計上させていただいております。10年間の計画につきましては,それぞれの事業や施設整備の進捗状況に合わせて植樹を行うこととしており,最終的に10年間で6万本を達成したいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,後楽館中・高等学校移転後の利活用,そして外部からの問い合わせの状況はということ,そしてまた旧内山下小学校跡地について現在の使用状況と,後楽館移転後の利活用についてのお尋ねに一括してお答えをさせていただきます。

 旧内山下小学校の利用状況につきましては,現在主に後楽館中・高等学校が授業や部活動などで校舎,体育館,運動場とも使用しております。そのほか,体育館は夜間,地域の団体などがバレーボール等で使用いたしております。校舎の一部は,地元町内会や校長会等の団体や,学校関係の倉庫として使用をしています。後楽館中・高等学校及び旧内山下小学校の跡地利用につきましては,これまでも御答弁申し上げているとおり,やはり中心市街地の中でも貴重な財産でございますから,幅広くまちづくりの観点から検討していく必要があるというふうに考えております。また,天神校舎につきまして,外部からの問い合わせにつきましてはございません。

 次に,中区福祉事務所移転後の跡地利用についてのお尋ねでございます。

 地区公民館につきましては,中学校区に1館の整備の方針で進めてきておるわけでございます。操山中学校区には適地もなく,中央公民館が立地していることから,現在同学区を想定しました文化祭──操山フェスタであるとか,学区内の学校・園との連携による子どもたちのための本の読み聞かせ,学区小学校での児童運営によります子どもフリーマーケット,食育出前講座──食のソムリエっ子などを行っているわけでございます。御提案の福祉事務所移転後の跡地活用につきましては,今後研究していく必要があるものと考えております。

 次に,学校・園の樹木剪定等の管理について,専門的知識と経験が必要ではないのか,造園関係の資格についてどのように認識しているのかとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 学校・園の樹木管理については,学校・園で日常的な剪定は用務員等で実施しておりますが,大規模な剪定作業や害虫駆除は,高年齢者等の雇用の安定,就業支援の観点から,財団法人岡山市シルバー人材センターに委託をし,一部の高木の剪定等は樹木剪定業者に委託し実施をしております。なお,シルバー人材センターには,造園施工管理技士や造園技能士の有資格者が属していると聞いております。

 以上でございます。

     〔5番松島重綱議員登壇,拍手〕



◆5番(松島重綱議員)  再質問に入らせていただきます。

 再質問に際しましても,議会のあり方検討会議等の御意向を十分踏まえ,理解し,質問させていただきたいというふうに思います。よろしく。

 進局長,よう答えた。(笑声)あのな,何遍聞いとる。それで,答弁まで書いとんよ。11月議会で我が会派の代表質問,それから私の個人質問,今回の我が会派の代表質問,個人質問。答えんから何遍も聞きょんよ,お答えしたとおりです言うて。いつ選んだんですか。3つを1つに絞った時期じゃない。平成20年5月に検討会を設けて,それから1年半してこられとんです。そのときに,僕も特別委員会の委員長だった。それで,どういうふうな経過で,どの時期,どのタイミングで操車場跡地,あそこの1万8,700平米,あの土地をそのテーブルにのせたんかということを聞きょんです。これはさっきも聞きました。買うときに,官民協働による施設立地をコントロ−ルするために土地を買い入れると。それで,その当時の土地の利活用,これについては商業・市民サービス系施設,そういう施設で進みょうたんです。ある意味,政策転換ではないかということを聞きょんです。これについては,進さん,しっかりと今の再質問の意向を踏まえてお答えいただきたいと思います。進さんじゃなかった,市長,(笑声)市長にお伺いします。

 それから,旧NHK跡地,これさっき質問でお話しした3年ごとに見直しということで,平成19年2月15日から契約しとったんで,3年というたら先月です,平成22年2月。それで11月議会でお伺いしたときに,榊原が移転しますよと,そんときはまだ何も言うてこんよと。岡山市は大家さんで貸しとんです。それでそこが移転しますよという発表をしてきたら,それに対してどうなのという質問をしたら,まだ何も言うてきてないよと。それで2月に,これ当局も御存じだと思う,活用事業の概要。当初の賃料月額220万5,000円,3年ごとの見直しということになっとる。それが過ぎとって,今回質問して,まだ何もしとらんよという答弁。これはしっかりと考えてほしい。これについてはどうなっとんか,ちょっと再答弁してください。

 それから,中心部だけじゃなくて郊外について,市の施設がないところ,市有地のないところ,また郊外,それから周辺部の都市基盤整備についての質問,これは都市ビジョン等を踏まえて全体としてバランスのとれたというお話でありました。実際にバランスがとれてないと。中心部に大きい施設が来て,大きなお金が要るというのはわからんでもない。ただ,郊外についても都市基盤の整備がまだまだ不十分なんです。例えば県道の竹田・升田線,これについても宍甘の交差点からJRをくぐるところ,ここについては県の事業で,用地売収がJR以外すべて民間の土地は済んだよと。ただ,事業にはまだぴくりとも触っとらん。そっからその県道からずっとこっちに高島駅の北へ行くあの県道までの区間は,まだ都市計画決定だけされて,そこから次については,これも議会で答弁したでしょう,当局。これ都市整備局,地元の高い御意見,御要望,これについては十分理解しとると,しっかりとした,それから今日まで3カ月たってきとる。そういう中で,やはりそれに対しての平成22年度の取り組み,予算,そういうものはどうなっとんか,これちょっと都市整備局長,道路についても,振るようなことになりますけど,改めて御意見をお聞かせいただきたいというふうに思います。

 それから,樹木の管理につきまして,これにつきましてやはり当局はまだまだ甘い。あんだけの,財政局長,それから中村局長だ。あんだけ僕質問しとんのに,あんだけの答弁いうて,寂しいわ。(笑声)議会を円滑に迅速にやっていくのは十分理解します。ただし,内容ある答弁をしてほしい。全国であんだけ東京都とか京都市とかほかの都市がどんどん取り組んでいっとん,僕は政令市として責任と自覚を持ってから答えてくれ言うとん。局長,東京からせっかく来てもらっとん,しっかりと岡山をリードして導いていっていただきたい。樹木は,市長,僕いつも言うん,生き物なんです。あれごじゃくそ切ったら,髪でも散髪屋に行く前に美容院に行って髪切る,僕が,市長,ほんならはさみ使えるから市長の髪を毎日散髪します言うたら,もうこらえてくれえ,おめえ,ええかげんにせえというて言われるはずです。そのことをずっと言よんよ。(笑声)そこをわかってほしい。(笑声)これについては,もうよく御理解いただきたい。

 それから,道路について,さっき言い忘れたから持ってきたんですけど,せっかくきょうパネルもつくってから,今往生しょんのがあるんです。中央分離帯を切ってくれ言うても切ってくれんし。(笑声)調査させていただいて,供用区間で中央分離帯,ありが61.4%,なしが38.6%,これが内環状。それから,中環状は分離帯ありが76.8%,なしが23.2%。外環状は半々で,分離帯ありが53.2%,なしが46.8%。これについては,もっと研究してから質問させていただきたいと思いますけど,いろいろまちまち,そのときそのときの担当者によって判断が変わっとるところがあるんじゃねえかと。ほいで,公安委員会交通規制課へ行ってから話をしますと,あのねそのね言うてから,なかなか言いにきいところがある,ちょっと遠慮しながら。ただ,地域の環境を守っていくためにはそういうところ,必要だというふうに思います。これについても,今後しっかりと研究しながら取り組んでいきたいというふうに思います。

 また,教育長,学校現場ではよく,シルバーのほうでもそういう資格者を有し,そういうふうにしとると。学校現場を預かっていただく立場で御理解いただいとって,本当いいなあと思うんです。だから,当局もしっかりとそこを踏まえて理解してほしい。本庁のこの庁舎の剪定でも,一回とんでもねえ剪定のときがあったんです。局長来られとったときかその前か,ほんま素人がばっちゃばっちゃやって,そっから後,もとの姿に戻すのに往生するんです。改めて,局長,木には表と裏,前と後ろがある。木の姿というんは,植えるときにちゃんと向きがあるんです。それもわからずに切る者がおったら,ええことにはならん。もう岡山弁で言うてあれじゃけど,岡山弁わかろう,局長も。(笑声)そこらを踏まえて,本当に今業界の方もそんだけの情報を提供しながら,それでも公平,平等に中立でやってほしいと。今その公平,平等,中立性が違うんじゃねえかというような気持ちがある。それと,検査体制についても,まだまだ中村局長の答弁,もうちょっと頑張ってほしいなというふうなところがあるんですけど,とにかくしっかりとした,今回資料も提示させていただいとります。そういうことでお願いします。

 都市整備局長,ちょっと振りますけど,インフラ,道路の基盤整備,これについては11月の御答弁,あれを踏まえて再度一言聞かせてください。

 以上で質問を終わります。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  幾つか再質問をいただきました。

 まず,旧NHK跡地の問題でございますが,確かに議員御指摘のとおり,3年ごとに賃料を見直すという項目,条項はございます。そして,これにつきまして過ぎたということですが,3年を経過した直近の4月1日ということで,今まさに作業をしておりまして,すぐそばに迎えておりますこの4月1日が初回の改定ということで,今作業をしておるところでございます。これについては賃料の問題でして,そのほかそもそも契約をどうするかという話には現在は特に至ってないということで,先ほど特に状況の変化はないというふうな答弁を申し上げたところでございます。

 それから,操車場跡地の問題で,どのような経過で俎上にのせたのかについて,今まで質問しているが答弁がないということでございましたが,まず先般三木議員の再質問の際にお答えさせていただきましたけれども,平成20年5月に連携委員会を立ち上げまして,11月にセンター構想を公表したわけですが,そこから先般申し上げましたが中身,センター施設設備に係るその諸条件でありますとか事業概要等について研究を重ね,それに見合った土地はどこがいいのかというものをあわせて,るる検討してきたところでございます。その際には,やはり市有地の有効活用など,そういった条件に合うところを市内の土地を探して検討してきました。その結果として,11月の3候補地に至ったということでございまして,その過程を逐一,今ここ上がってるけど,これちょっとなくなりましたとか,なかなか申し上げにくいということで,その点御理解いただければというふうに思っておるところでございます。

 それから,政策転換かという御質問もいただいております。こちらにつきましては,確かにあの土地を購入した際に官民協働による施設立地をコントロールするためと,議員御指摘のような議論があった状況でございます。その際にも,そういう考え方を示す中で,医療,健康増進機能との関係も意識しながら,今後具体化に向けた議論や調整を行うなどとも申しておりまして,そういう状況だったと。その後いろいろ検討を重ねる中,操車場跡地全体もどう活用すべきかということを一から議論し,また総合医療センター構想についても,そもそも市にとってどういう医療機関が必要なのかというのを一から議論する中で,どれぐらいの面積が必要か等についても一から当然議論したわけで,結果として今の形になってるということでございまして,何か決めていたことを覆して真っさらにしたということではなく,一からまた議論する中でこういう結果になったということで,その件については議員もよく御承知の上だとは思いますが,そういうことで御理解いただければというふうに思います。

 以上です。



◎内村義和財政局長  樹木の管理につきまして,役務登録を受ける部局として御答弁をさせていただきます。

 先ほどの答弁と重複するところもあるかと思いますけれども,議員からいただいたこの資料におきまして,特記仕様書ということで指示をされてる団体もあるということで認識をしております。これをさらに登録段階にまで広げて,条件を付して絞り込むということについては,当局といたしましても他市の状況もまた調べまして,何ができるかということについてさらに検討して,早急に方向性を見出していきたいというふうに考えております。

 以上です。



◎白神利行都市整備局長  11月議会の答弁を踏まえて,竹田・升田線についての再度のお尋ねでございます。

 現在,竹田・升田線につきましては,JR山陽本線の交差部分について詳細な構造検討を加えているところでございます。その中で,平成22年度はこの検討を踏まえまして,JRと協議を進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  先ほどの樹木の管理についての再度の御質問にお答えいたします。

 先ほども御答弁申し上げましたように,現在専門性ということでいかに専門性ということをどうやっていくかということで,造園の関係者と意見交換をさせていただいておりまして,その中ではいろんな項目が,先ほど議員がおっしゃられた検査とかそういったことも含めたいろんな意見が出てきております。そういうのを,ぜひ意見交換会を実施した結果を踏まえて,議員御指摘になった公平,平等,中立というそういう視点もよくよく考えながら,今後の必要な資格などの導入方法などを検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして森田議員。

     〔4番森田卓司議員登壇,拍手〕



◆4番(森田卓司議員)  本日最後の質問者となります,新風会の森田卓司でございます。

 まず,故安井聰議員の御功績をしのび,心より御冥福をお祈り申し上げます。

 それでは,通告に従いまして質問に入ります。

 まず,oniビジョンの受信料の統一についてお伺いいたします。

 昨年6月の定例市議会個人質問で,私は次のような質問をいたしました。建部,瀬戸,それから御津地域で受信料が違います。もちろんチャンネル数も若干違うわけですが,oniビジョンの受信料金を高齢者,低所得者等への配慮で,金額の安い御津地域の料金体系に統一する要望をoniビジョンへ岡山市としてするべきだと考えるがいかがでしょうかと私は質問を行いました。企画局長の答弁は,現在の建部地区,瀬戸地区の料金体系についてでございますけれども,こちらにつきましては,視聴できるチャンネル数などを基本に,合併前に設定されたものとなっておりますけれども,高齢化率が高いなど御津地域と同様の地域性を有していることから,引き続き料金体系の均一化を働きかけてまいりたいと考えておりますとの答弁をいただいております。その後,高松・足守学区等へのoniビジョンの放送エリア拡大地域においても,御津地域と同様の料金設定で加入促進が図られていると聞いております。

 そこでお尋ねいたします。

 その後の同社との交渉状況と現在の状況をお示しください。

 続きまして,安全・安心に元気で暮らせる長寿社会実現に向けてについてお尋ねいたします。

 本年元旦の山陽新聞によると,2005年に出生数と死亡者数が逆転,2009年には出生数が前年比2万人減,死亡者数は統計資料を取り始めて以降最多であると報道されており,日本の人口減が加速されるとの報道がされておりました。

 本市議会初日に高谷市長より,高齢者福祉について,高齢者の方々が住みなれた地域で安心して生活を送ることができるよう,高齢者を地域全体で支える体制を構築する等の提案説明がありました。人口減,高齢化が急速に進んでいる建部・御津地域等周辺地域にとりましては,大いに期待するものであります。

 そこで,地域の中で高齢者の方々を積極的に支援されている団体等について何点かお尋ねいたします。

 まず,民生委員,児童委員の配置人数について。

 今さら申すまでもありませんが,民生委員,児童委員は,その市町村の区域内で担当の区域または事項を定めて行われ,その職務は住民の生活状態を必要に応じて適切に把握しておくこと,援助を必要とする者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように,生活に関する相談に応じ,助言その他援助を行うこと,援助を必要とする者が福祉サービスを適切に利用するために,必要な情報の提供その他の援助を行うこと,社会福祉を目的とする事業を経営する者または社会福祉に関する活動を行う者と密接に連携し,その事業または活動を支援すること,また福祉事務所その他の関係行政機関の業務に協力することと示されております。それ以外にも,本市の取り組みとして安全・安心ネットワークの活動に対して,また児童クラブの運営委員会の委員としてほか,活動の場は,そして責任の重要度は増大していると認識しています。本年11月30日に岡山市の民生委員,児童委員の任期が切れるため,一斉改選が行われます。12月1日からは,新しい民生委員・児童委員の配置人数,新民生委員・児童委員の方々による活動が開始されます。

 そこでお尋ねいたします。

 (1)政令指定都市移行により,民生委員・児童委員の配置人数に変更はありますか。また,民生委員・児童委員の人数が増員となった場合は,民生委員児童委員協議会に対する補助金を増額するべきだと思うが,御所見をお聞かせください。

 (2)区域または事項を担当する民生委員・児童委員配置基準だけによる配置人数ではなく,1人当たりが担当する面積,地域の状況等により配置人数を考えるべきではないかと考えますが,いかがでしょうか。

 次に,愛育・栄養改善委員の活動についてお伺いいたします。

 愛育のしおりによると,私たちの住んでいる地域には健康と福祉に関したいろいろな問題があります。それを自主的に取り上げ,問題解決のためにどうすればよいかを話し合い,手を携えてそれに取り組み,健康で豊かなまちづくりを目指している組織を地区愛育委員会といいます。そして,愛育委員会に属し,愛育活動をする人を愛育委員と呼びますと示されています。

 次に,栄養改善協議会資料によると,恵まれた食環境にある今日でも,栄養に対する認識や正しい生活慣習の実践不足から,がん,心臓病,脳卒中など日常生活と関係の深い生活習慣病が急増している。私たちが目指しているものは,快適で豊かな活力ある長寿社会であり,そのため乳幼児期から高齢期までを通じた食事,運動,休養のバランスのとれた適切な生活習慣の定着と,たばこ,アルコール,歯の健康対策を取り入れた総合的な健康づくりの実践活動を推進すると示されています。他の地域でも愛育・栄養改善委員の方々は,先ほど述べた活動方針に沿った活動をされていると認識をしていますが,旧建部地域では長年にわたり愛育・栄養委員の方々,またその他各種団体の方々を中心に,健康長寿のまちとしての取り組みを行ってきました。合併後の決算委員会で,多くの議員の方々から,建部地域の高齢者福祉を含む福祉事業にはぜひとも続けていくべきだとの議論もいただいたものです。

 それまで建部町の長い間の政策により,平成18年度,これは合併年度になりますが,国民健康保険加入者の1人当たりの医療費は,老人分で旧岡山市が92万6,495円,旧建部町が74万908円,それから退職分の国保加入者で旧岡山市が42万2,218円,旧建部町が38万2,114円のとおり,老人分で国保加入者の1人当たりの医療費は,建部町が18万5,587円岡山市より少なく,退職分では4万104円岡山市より少なくなっています。その他の要因もあることも考えられますが,行政と愛育・栄養改善委員,各種団体の活動により,健康長寿が保たれていると私は考えております。

 そこでお尋ねいたします。

 (1)建部地域の高齢者の方々に対する福祉事業に対しての御所見をお示しください。

 (2)区長を中心とした愛育・栄養改善委員会,また各種団体の活動は,中山間地域で人口減,高齢化が進む建部・御津地域で,地域コミュニティーの維持にも大きな役割を果たしていると私は感じていますが,当局の御所見をお示しください。

 (3)毎年,委託料,補助金の減額が続いていますが,これは合併時の約束事なのでしょうか。

 (4)今後,岡山市を初め全国的に本格的な高齢化社会を迎えることになりますが,建部地域をモデル地域として事業の継続はできないかお示しください。

 (5)先ほどの高齢者の方の医療費を考えると,補助金,委託料を減額せず活動をしていただいたほうが,10年後,20年後を考えると財政的にもよい方向に向かうのではないかと考えますが,いかがでしょうか。御所見をお示しください。

 次に,新市基本計画の進捗状況についてお伺いいたします。

 1月だったと思うんですけれど,「検証合併3年」という山陽新聞の記事が載っておりました。その中に「温泉,高校跡活用足踏み」という大きな見出しが載っておりました。

 それでは質問に入ります。

 建部地域の新市基本計画については,福渡高校の跡地の活用が最重要課題となっています。建部地域のみならず,高等学校の再編により廃校となる跡地の活用については,県内各自治体も他の自治体の動向に関心を持たれている現状であると想像いたします。昨年6月定例市議会で,私森田の個人質問に新市建設計画推進担当局長は,「外部からの問い合わせの状況につきましては,現在までのところ私立の学校法人や医療法人などから施設の概要等についての資料提供等の調査申し入れがあったところでございます。当該跡地活用につきましては,旧建部町時代から地域振興として地域の特性を生かした地域づくりに資する施設誘致に向けて取り組んできました経緯を踏まえまして,新市基本計画に盛り込まれているものでございます。問い合わせのありました法人へのヒアリングも参考にいたし,また特例区協議会の意見も伺いながら,県の方針にも合致した方向性の中で,最も有効な活用ができるように進めてまいりたいと考えております。」との答弁をいただき,現在ヒアリングも行われているとお聞きしており,鋭意御努力をしていただいているものと認識をしており,早目に地元説明等が実現できるようスピード感を持った対応をお願いいたします。

 さて,サンタケベ,温泉会館の整備についてお尋ねいたします。

 今議会経済委員会協議会に行政サービス棚卸し庁内事業仕分け,制度的見直し分結果(案)が提出され,県が岡山市に管理委託運営を行っていた建部国際交流ヴィラ事業を廃止し,建物を撤去することになった。なお,ヴィラ跡地も含めた温泉会館及びサンタケベの再整備について,八幡温泉郷利活用計画に基づき事業化を検討し,新市基本計画を推進すると示されています。建部国際交流ヴィラの解体工事は,けさ私もこちらに来る前に寄ってきましたが,もう建物は撤去されておりまして,更地になっておりました。だから,もうほぼ国際交流ヴィラの解体工事は済んでおります。今後,新市基本計画どおりの事業推進がされることを地元の方々も信じて確信をしているところです。

 そこでお尋ねいたします。

 (1)サンタケベ,温泉会館の整備に対する予算措置がされていないが,今後の方針をお示しください。

 (2)今までいろいろな角度から施設整備に関する検討がされてきましたが,本格的な計画が示されない理由をお示しください。

 (3)平成22年度人員体制(素案)によると,経済局観光課が観光コンベンション推進課になると示されています。今議会でも多くの議員の方々がコンベンション誘致に力を入れるべきだとの指摘をされ,当局も努力をするとの答弁をされていますが,観光コンベンション推進課の人員体制は増員をされておりません。このことがサンタケベ,温泉会館の事業の進捗に支障を与えることはないのでしょうか,御所見をお示しください。

 最後の項,県のふるさとの川リフレッシュ事業に関連して質問をいたします。

 現在,市内を流れる県管理の河川は,国管理の河川に比べて堤防の整備はおくれています。また,土砂堆積や樹木により流水阻害が著しいところも多くあります。こうした状況をこれ以上放置できないとして,岡山県では平成22年度予算案にふるさとの川リフレッシュ事業として3億円の予算計上をされております。この事業について県に問い合わせをしますと,流下能力の低下など,洪水被害のリスクの軽減を図ることを目的にしているとのことです。堤防整備を促進していただきたいと思いますが,この事業ではそこまではできないものの,河川断面に流水阻害するものがあれば,地域や地元市町村からの要望を受けて行われることから,本市としても市民の生命,財産を守る観点から,ぜひ危険箇所の要望をしていただきたいと思います。ただし,この事業を行うに当たって,樹木を伐採した場合,伐木を地元市町村で処分すること,また堆積した土砂の除去をする場合は,処分地の確保を地元市町村が行うことを求められているようです。

 以上を踏まえて質問をさせていただきます。

 (1)河川断面に流水阻害するものがある箇所の阻害要因を改善することを,本市としても市民の生命,財産を守る観点から要望していく考えはありますでしょうか。

 (2)樹木を伐採した場合の伐木を,本市でキノコ栽培の原木用に市民に配布したり,破砕して処分したりすること,また堆積した土砂を除去した場合の土砂を処分する場所の確保を本市がすること,このいずれも岡山市が引き受けることは可能でしょうか。

 以上で質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,森田議員の河川改修についての御質問にお答えをいたします。

 岡山は晴れの国と呼ばれ,市民の方々の多くも災害の少ない地域と認識されているようです。しかしながら,岡山県内では昨年美作市で大規模な水害が発生したところであり,岡山市においても最近では平成2年,平成10年,平成16年と大きな水害が発生しており,浸水対策が重要な課題となっております。

 こうした中で,本市では市民の安全で安心な生活を守るために,都市ビジョンに基づいて安全な都市基盤プロジェクトを推進しており,その一環として河川改修などの浸水対策にも積極的に取り組むこととしております。このため,市として,また各種期成会等を通じて,国,県に対して旭川,吉井川などの国管理河川や,笹ケ瀬川,砂川などの県管理河川の重点的な整備促進を要望しているところであり,今後も引き続き強く要望していくとともに,国,県と協力しながら,市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりをしっかりと推進してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎進龍太郎企画局長  oniビジョンの受信料金についての項で,受信料の統一について交渉状況と現在の状況はとの御質問にお答えいたします。

 oniビジョンの利用料金につきましては,現在の建部地区,瀬戸地区の利用料金は,合併前の旧町とケーブルテレビ事業者との協議により設定されたものと認識しております。サービス内容に応じた料金の設定は,本来ケーブルテレビ事業者の経営判断によるものと認識しておりますが,地上デジタル放送への移行支援や地域間の格差是正の観点から,統一料金のあり方について要請を行ってまいったところであります。現在,ケーブルテレビ事業者におきまして,高齢者,生活保護世帯などに配慮した検討が行われていると聞いておりますが,国がケーブルテレビ事業者に対し,地上デジタル放送移行期における視聴者の利用しやすい料金設定を要請していることも踏まえまして,合理的な措置が行われるよう引き続き要請してまいることとしております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  安全・安心に暮らせる長寿社会の実現に向けての項,民生委員,児童委員の配置人数について2点の御質問でございます。一括御答弁申し上げます。

 国の配置基準では,民生委員,児童委員1人当たりの担当世帯数は,政令市の場合220世帯から440世帯,中核市の場合170世帯から360世帯であり,定数減となります。しかしながら,市全体の補助金及び定数については,市民サービスの低下にならないよう現状を維持したいと考えております。このため,定数減となる地区協議会の定数においても,単に国の世帯割による配置基準だけを一律に当てはめるのではなく,地区の面積や人口密度などの地域特性にも配慮したいと考えております。

 次に,愛育・栄養改善委員の活動について,建部地域の高齢者に対する福祉事業についての所見,愛育・栄養等の各種団体が地域コミュニティーの維持に大きな役割を果たしていると思うが,そのことに対しての所見をとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 急速に進む少子・高齢化社会にあって,地域住民や団体と連携を深めながら,市民協働による安全・安心の地域社会の構築を目指してまいりたいと考えております。建部地域においては,各地区の愛育委員,栄養委員等の地域団体が中心となり,健康教室や料理実習,寝たきり予防事業等を各地区で実施していただいております。これらの団体の活動は,地域の人々のつながりを深め,コミュニティーの維持,向上に大きな役割を果たしているものと考えております。

 次に,愛育・栄養改善委員の活動について,委託料,補助金の減額が続いているが合併時の約束か,次に建部地域をモデル地域とし事業の継続はできないか,また補助金,委託料を減額せず活動するほうが将来の財政負担が減るのでは,所見をとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 補助金,委託料については,合併協議の中で合併後に調整することとされておりました。増大する医療費や介護給付費を抑制するためにも,予防活動はますます重要になっております。本市でも健康市民おかやま21において,温泉建部21を包括した形で,地域の課題に応じた健康づくりの活動が展開されるよう,各種団体・組織と連携しながら取り組みを行っております。今後,各地域の特色のある活動の継続支援や情報共有に努め,より効果的な健康づくりや予防活動が展開できるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  新市基本計画の進捗状況についての項で,サンタケベ,温泉会館について今後の方針は,本格的な計画が示されない理由は,また平成22年度の人員体制で事業進捗に支障はないのかというお尋ねでございます。一括して答弁をさせていただきます。

 昨年4月に策定いたしました八幡温泉郷利活用計画では,付加価値の高い温泉──観光を核とした観光・市民レクリエーション施設として整備することをテーマとして,施設整備・運営方法などについて一定の取りまとめを行ったところでございます。

 この利活用計画に基づき,まず民間活力の導入による広く自由な発想と合理的な施設整備・運営を図るため,昨年10月にプロポーザル型事業による提案の可能性を探るべく,広く民間からの意見募集を行いましたが,応募はありませんでした。あわせて,温泉業関連団体や保健福祉施設などの民間事業者からもヒアリング調査を行ったところ,事業性・採算性が乏しい,施設整備に係る費用の回収が困難などの理由で,参加する事業者が見込めない状況が判明いたしました。今後は市として,新たな視点から民間事業者の事業参画の可能性を探りながら,両施設の観光・市民レクリエーション施設としてのあり方,機能や魅力の向上,より効率的な運営について,総合的に検討を重ねるとともに,関係部署との連携や地元との協議を行い,与えられた人員体制の中で整備事業に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  県のふるさとの川リフレッシュ事業に関連しての市長答弁以外で,県への要望,また樹木の処分等についてのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 ふるさとの川リフレッシュ事業は,県管理河川を対象に,比較的規模の大きな,堆積した土砂や繁茂した樹木による流水阻害が著しい箇所で,しゅんせつや樹木伐採を行うことにより,河川の流下能力の向上を図ることを目的とした新規の県単独事業であり,平成22年度の県予算案では3億円が計上され,平成26年度までの5年間にわたり継続する事業と聞いております。この事業の実施に当たっては,しゅんせつした土砂の処分場の確保や伐採した樹木の処分などについて,市町村が共同で対応するものと聞いております。従前より市が要望していた旭川や上道付近の砂川などでは,今年度県がモデル的にしゅんせつや伐採などを実施され,市はしゅんせつ土砂の処分場所の確保など協力を行ったところです。今後も市内において,この新規事業に取り組んでいただくよう要望を行うとともに,沿川住民の皆様の協力を得ながら,市としてもこの事業に積極的に協力し,市民の安全・安心の確保のため,河川のリフレッシュに取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔4番森田卓司議員登壇〕



◆4番(森田卓司議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 まず,oniビジョンの受信料の統一についてなんですけれども,私たち旧建部町のときにこれは始めたわけですけれど,旧建部町は国が4分の1,それから……,ごめんなさい,ちょっと国の補助金が幾らかというのは覚えておりませんが,全額補助金ないし独自の財源でやってまいりました。それから,今回行われる足守・高松地域は4分の1が国,4分の1が市,半分がoniビジョンさんの財源ということで,どちらも税金の投入がされているわけでございます。それなのに,料金が違うというのはおかしいんじゃないかと私は常々思っております。oniビジョンさんも特例区協議会等へ,チャンネル数が違うからだとかいろんな説明をなされているわけですが,私は根本的に,番組数が多いのは,それはoniビジョンさんがずっと考えていただければいいと思うんですけど,本当にベーシックな昔のテレビですね,新聞で見ますとテレビ欄の衛星1・2,ハイビジョンを除いたチャンネルだけしか見ないんだという人も大勢いるんです。本当にそんなにテレビなんか見ておれんという人もおられますし,そういう人のためにも,ぜひとも,まあ瀬戸の方も同じじゃないかと思うんですけれど,oniビジョンさんが独自に営業活動していかれる旧岡山市内のようなところなら,それは私ももう,民間の会社なのでそこまでは言えないんですけれど,市,国が公費を負担してる事業なわけですから,ぜひともそこをよろしく,もう一度答弁をお願いいたします。

 それから,健康長寿についてです。

 政令指定都市になった岡山で,区制もしかれ,区ごとの特徴も出さなくてはならないとの,議員の皆様方そして市民の皆様方の意見を数多くお聞きします。でも,特に北区のような広い地域では,中心市街地とそれから御津,建部,足守,まあよそのことを余り言ったら怒られるかもしれませんけど,そういう過疎地と中心市街地等とを一緒にしたような施策じゃ,私はいけんのじゃないかと思うような気もするんですが,これは質問項目に入れてませんので答弁をいただくわけにはいかんと思うんですが,やはり何か中山間地域と中心市街地とは違うことを考えていただかなくちゃいけないと思っております。どちらも中途半端なことになってしまうんじゃないんかと考えております。

 そこで,健康長寿について再質問をさせていただきますが,建部の愛育委員の総会とかそれから栄養改善委員会の総会とかに当局のほうから来られまして,本当にすばらしい事業です,建部は本当にすばらしいことをやられてますって言われるんですが,そりゃまあ,だれでもそこの席に行って,余りええことやってねえなあとは,僕らも呼ばれていって言えませんから,しょうがないとは思うんですが,外交辞令もあるんだとは思いますが,それなのに活動費がどんどんどんどん減っていくのがどうも納得できないんですが,保健福祉局長,もう一度御答弁をお願いします。

 それから,民生・児童委員の件に関しましても,これは御配慮いただきますということで,よろしくお願いします。

 それから,新市基本計画のサンタケベと温泉会館です。

 先ほど経済局長の答弁では,これ11月26日の経済委員会の資料なんですけど,ステップ2に今入ったと。その中で,ステップ2では行政による施設整備方法を検討すると書いてありますが,経済局長のほうからは民間活力を導入してやってほしいというような答弁があったと思います。地元の人はそういうことを多分望んでおりません,というか望んでおりません。この温泉会館とサンタケベの事業に関しましては,旧建部町議会でも本当に岡山市はやってくれるんかというような議論がなされました。それで,法定協議会の中でやってくれるその項目に,新市基本計画の中に入れてやってくれると言っていただいたときには,今は市民となっていますが,旧町民それから我々町会議員も本当に喜んだものです。そこで,法定協議会の中で,高谷市長はもうこの計画を立てて,事業が完了することを本当に望んでおられるものと私は確信をしております。法定協議会に臨まれた市長として確信をしておるわけですが,副市長どうですか,この事業に対してどのような方向性を考えておられるか,ちょっと副市長のほうから御答弁をお願いしたいと思います。

 それから,また先ほどの山陽新聞の「検証合併3年−編入2地域のいま」という欄で,この中にハード事業が八幡温泉郷整備と福渡高校跡地の2本柱を含め15件,総事業費は最大62億3,500万円の見込みと書かれておるんですが,この温泉会館,サンタケベに予定しているその予算とかというのはどれぐらいだったのか質問をいたします。

 それと,総務局長にお伺いいたしますが,観光コンベンション推進課となって人員体制がふえておりません。素案ですから,また変わるかもわかりませんが,12名が12名。その中で,コンベンションには今回でも多くの議員の皆様方が力を入れるべきだということで質問をされて,当局の方も全面的に努力してやっていくというふうなことを答弁されております。これは私も賛成というか本当に同感なんですが,そのことによってこの事業に対するおくれとかそういうものは影響はないとお考えでしょうか。総務局長,お答えをいただければと思います。

 以上で質問を終わります。

 ありがとうございます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎佐古親一副市長  サンタケベ,温泉会館についての方向性はというお尋ねでございます。

 新市基本計画の一つとしまして掲載されております観光施設環境整備事業を進めていくために,昨年の4月に八幡温泉郷利活用計画というものを策定いたしまして,その後この利用計画に基づき民間による施設整備・運営を図るために準備を進めまして,昨年の10月にプロポーザルを行ったわけでありますが,残念ながら応募はございませんでした。現在,これらの状況を踏まえまして,民間事業者の参画の可能性もなお探りながら,多くの市民や観光客が本当に利用してもらえることができるようなものとなるように,その整備・運営のあり方を内部で検討しているところでございます。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  サンタケベ事業の人員体制についてのお尋ねでございます。

 人員配置については,各局・区・室からヒアリングを行っているところでございますが,特にサンタケベ事業の体制についてのお尋ねですが,やはり個別の事業につきましては,その事業の方針あるいは熟度,進捗状況等によって,各関係部局と協議等をさせていただいて,適正な配置をしてもらいたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  oniビジョンの料金につきまして再質問をいただきました。

 議員御指摘のように,現在御津・足守・高松地域につきましては,9チャンネルで1,050円,これに対して建部・瀬戸地域につきましては21チャンネルで1,575円を提案していると聞いております。ただ,先ほども御答弁申し上げましたが,やはり地上デジタル放送への移行などというこのタイミングで,そういうことも勘案しまして,市としても要請を行ってまいりました。それを受けまして,oniビジョンとしましても,建部・瀬戸地区においても高齢者世帯や生活保護世帯などへの配慮も勘案しまして,同一料金に向けて検討を行っているというふうに聞いております。この動向を注視してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  栄養改善委員,愛育委員がすばらしい活動をしていると言いながら,活動費が減額されていくのはどういうことかといった再質問でございます。

 御指摘のとおり,委託料,補助金につきましては,段階的に減額をさせていただいているところでございます。しかしながら,地域に根差した予防活動は重要であると認識しているところであり,今後地域の実情等も踏まえながら,連携や支援のあり方について引き続き検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  八幡温泉郷の事業について,予算はどれぐらいかというお尋ねでございます。

 八幡温泉郷の整備につきましては,新市基本計画の中で,観光コンベンションの推進,それから主要事業として観光施設環境整備事業と,提案事業名としては建部町温泉会館リニューアル事業と建部町温泉宿泊研修センターサンタケベ整備事業というふうに記載してございますが,事業費そのものは書いてございません。また,平成22年度当初予算については,事業費は計上していないところでございます。

 以上でございます。

     〔4番森田卓司議員登壇〕



◆4番(森田卓司議員)  御答弁ありがとうございました。

 1点だけ,八幡温泉郷利活用計画の整備について,佐古副市長,答弁ありがとうございました。その中で,この経済委員会資料にはステップ2となったと,プロポーザル型事業の実施は応募がゼロでできなかったと,その報告は建部町合併特例区協議会でも報告をされております。その中で,ステップ2のこの行政による施設整備方針を検討,これしかないんじゃないんですか,こう書いてるということは。まだ民間事業者を募集するということなんでしょうか。どうも,この経済委員会資料に括弧して,なおまだ民間事業者の応募があればそれを求めるとか,継続的に引き続くというふうなことが書いてあれば別なんですが,この資料によると,もうプロポーザル型事業の実施は応募ゼロでバツ,ステップ2として行政による施設整備方法を検討としております。ぜひとも,行政による施設整備をまず第一番に提案をして,それから地元に説明をして,地元の方の了承を得て事業を進めていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。お答えをお願いいたします。

 よろしくお願いします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎佐古親一副市長  もちろん,行政による整備・運営というものを基本に考えておりますが,よりよい整備が行われるのであれば,官と民の役割は問われないものと考えてございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後2時19分散会