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岡山県 岡山市

平成21年11月定例会 12月22日−10号




平成21年11月定例会 − 12月22日−10号







平成21年11月定例会

    平成21年11月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第10号

       12月22日(火)午前10時開議

第1

 甲第235号議案〜甲第310号議案,甲第314号議案〜甲第320号議案

第2

 請願第4号 2010年度の年金減額を行わないことを求める意見書の提出について

 陳情第26号 公園,遊園地,街路等の緑地管理業務委託における樹木剪定の見直しについて

 陳情第32号 核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議について

 陳情第33号 社会的セーフティネットの拡充を求める意見書の提出について

 陳情第35号 教育予算の拡充を求める意見書の提出について

 陳情第36号 岡山朝鮮初中級学校に対する補助金増額について

第3

 報第85号 専決処分の報告について

 報第86号 専決処分の報告について

 報第87号 専決処分の報告について

 報第88号 専決処分の報告について

 報第89号 専決処分の報告について

 報第90号 専決処分の報告について

 報第91号 専決処分の報告について

 報第92号 専決処分の報告について

第4

 甲第321号議案 教育委員会委員の任命同意について

第5

 乙第8号議案 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

第6

 意見書案第3号 電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書

第7

 決議案第3号 核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議

第8

 議員派遣について

第9

 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について

 1 継続審査

  〇 総務委員会

    平成19年陳情第24号 地方財政に関する意見書の提出について

    平成19年陳情第25号 憲法第9条に関する条文改憲ならびに解釈改憲に反対する意見書の提出について

    平成19年陳情第48号 深柢小学校跡地活用について

    平成19年陳情第54号 テロ対策特別措置法の延長に反対する意見書の提出について

    平成19年陳情第68号 「非核日本宣言」を求める意見書の提出について

    平成20年陳情第3号 地方財政の強化・拡充及び財政健全化法の施行に当たって地方自治原則の堅持を求める意見書の提出について

    平成20年陳情第4号 原油価格高騰に関する緊急対策を求める意見書の提出について

    平成20年陳情第36号 光ケーブル配線事業の平等性について

    請願第1号 消費税の増税反対を求める意見書の提出について

    請願第2号 消費税の増税反対を求める意見書の提出について

    陳情第2号 改正後の国籍法の厳格な運用等を求める意見書の提出について

    陳情第4号 地方自治体財政の強化を求める意見書の提出について

    陳情第20号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書の提出について

    陳情第21号 岡山市の鳥の選定について

    陳情第29号 所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出について

    陳情第30号 くらしを支える行政サービスの拡充を求める意見書の提出について

  〇 保健福祉委員会

    平成19年請願第1号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書の提出について

    平成19年陳情第31号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第32号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第33号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第34号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第35号 低所得者のための成年後見制度の充実について

    平成19年陳情第36号 認知症患者に対する施策の充実について

    平成19年陳情第37号 認知症患者に対する施策の充実について

    平成19年陳情第38号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第39号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第40号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第41号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第42号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第43号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第44号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第45号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第46号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第47号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第57号 国民健康保険料の引き下げについて

    平成19年陳情第58号 児童扶養手当の減額見直しを求める意見書の提出について

    平成19年陳情第59号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第60号 社会福祉協議会の権利擁護事業について

    平成19年陳情第61号 障害者自立支援法施行等に伴う障害者施策の充実について

    平成19年陳情第64号 国立病院の廃止・縮小・民営化に反対し,地域医療と国立病院の充実を求める意見書の提出について

    平成19年陳情第71号 後期高齢者医療制度に関する意見書の提出について

    平成20年陳情第12号 重度障害者医療費公費負担制度の復元について

    平成20年陳情第13号 平成20年度予算における障害者福祉施策見直し案の再検討について

    平成20年陳情第15号 重度障害者医療費公費負担制度の復元について

    平成20年陳情第16号 はり・きゅう・マッサージ施術費の助成拡充について

    平成20年陳情第17号 障害者介護用自動車改造費の助成拡充について

    平成20年陳情第37号 岡山市心身障害者医療費給付条例の一部改正について

    平成20年陳情第48号 貧困の連鎖を断ち切り,市民生活を底上げすることを求める意見書の提出について

    平成20年陳情第50号 重度障害者医療費公費負担制度の復元について

    平成20年陳情第51号 障害者自立支援法の事業所の利用者に対する交通費の助成について

    平成20年陳情第52号 地域活動センター?型の存続及び新設について

    平成20年陳情第53号 精神医療・福祉の充実と,精神障がい者への偏見・差別解消のための啓発活動について

    平成20年陳情第56号 国外作成歯科補綴物等の安全確保に関する意見書の提出について

    平成20年陳情第57号 最低保障年金制度の創設を求める意見書の提出について

    陳情第5号 物価に見合う年金引き上げを求める意見書の提出について

    陳情第8号 国民健康保険料の引き下げについて

    陳情第11号 安全で安心な妊娠・出産・子育て環境の確保について

    陳情第18号 国民年金における全未納付保険料を納付可能とする制度改正を求める意見書の提出について

    陳情第28号 くらしの緊急要求について

    陳情第31号 新型インフルエンザ予防接種に対する補助制度の創設について

    陳情第34号 社会的セーフティネットの拡充を求める意見書の提出について

    陳情第37号 地域活動支援センター?型の設置等について

  〇 環境消防水道委員会

    平成19年陳情第56号 悪臭防止法に基づく第三種地域に対する規制基準値の見直し等について

    平成19年陳情第66号 建設リサイクル法第16条に定める再資源化について

    平成20年陳情第2号 小田地内産業廃棄物処分場建設反対について

    陳情第7号 児島湖の生き物学習室(仮称)の開設について

  〇 経済委員会

    平成19年陳情第22号 労働法制の拡充を求める意見書の提出について

    平成19年陳情第63号 JR不採用事件の早期全面解決を求める意見書の提出等について

    平成20年陳情第5号 働くルールの確立を求める意見書の提出について

    陳情第3号 雇用の安定を求める意見書の提出について

    陳情第14号 ミニマムアクセス米の輸入見直しを求める意見書の提出について

    陳情第16号 政府米買い入れを求める意見書の提出について

  〇 建設委員会

    平成19年陳情第69号 「前沼一踏切」の安全対策について

    平成20年陳情第9号 国土交通省の事務所・出張所の存続を求める意見書の提出について

    陳情第38号 庭瀬・撫川まちづくり協定地区におけるJA葬儀場の建設反対について

    陳情第39号 庭瀬・撫川まちづくり協定地区におけるJA葬儀場の建設反対について

    陳情第40号 株式会社アミパラ大和町店舗に対する建築確認済証交付の差し止めについて

  〇 市民文教委員会

    平成20年請願第1号 教育正常化推進を求める意見書の提出について

    平成20年陳情第10号 教育改革に関する意見書の提出について

  〇 議会運営委員会

    平成19年陳情第27号 議会本会議場傍聴席バリアフリー化等について

 2 継続調査

  〇 総務委員会

    市政運営の基本方針について

    主要政策について

    組織及び人事の管理について

    文書管理及び情報公開について

    財政問題について

    財産管理について

    行財政改革について

    情報政策について

    入札及び契約について

    合併・政令市について

    選挙事務について

    防災対策について

  〇 保健福祉委員会

    福祉行政について

    保健行政について

    環境衛生行政について

    病院事業について

  〇 環境消防水道委員会

    廃棄物の処理及び清掃について

    環境保全について

    消防力の整備充実について

    水道事業について

  〇 経済委員会

    商・工業振興対策について

    観光対策について

    農林水産業振興対策について

    市場対策について

  〇 建設委員会

    都市計画について

    都市再開発について

    区画整理について

    公園緑地について

    道路橋りょう・河川港湾について

    建築・住宅について

    開発行為について

    駐車場について

    総合交通対策について

    西部新拠点について

    下水道について

    公共工事について

  〇 市民文教委員会

    市民との協働について

    文化・スポーツ政策について

    男女共同参画について

    国際交流について

    市民サービスの充実について

    人権行政について

    生活衛生行政について

    学校教育について

    社会教育について

    教育施設について

    青少年問題について

    通学区域について

    学校給食について

  〇 議会運営委員会

    議会の運営及び議長の諮問について

    議会に関する条例等について

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 甲第235号議案〜甲第310号議案,甲第314号議案〜甲第320号議案

 日程第2 請願第4号,陳情第26号,陳情第32号,陳情第33号,陳情第35号,陳情第36号

 日程第3 報第85号〜報第92号

 日程第4 甲第321号議案

 日程第5 乙第8号議案

 日程第6 意見書案第3号

 日程第7 決議案第3号

 日程第8 議員派遣について

 日程第9 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査──請願・陳情,調査

      ──────〇──────

出席議員(49人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(3人−欠員1)

            9番  井 本 文 博

            30番  藤 井 義 人

            49番  有 井 靖 和

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病院事業管理者  松 本 健 五

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委  員  長  梶 田 良 雄

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       事 務 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第四農業委員会会長黒 田 栄三郎

      教 育 委 員 会

       委  員  長  岡 崎 優 子

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時2分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより11月定例市議会第10日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は49名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に河田議員,垣下議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。

      ─────────────



○宮武博議長  この際御報告申し上げます。

 お配りいたしておりますとおり,監査委員から例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。

 重ねて御報告申し上げます。

 お配りいたしておりますとおり,会議規則第125条の規定により議員を派遣いたしましたので,御報告申し上げます。

      ──────〇──────



△日程第1

 甲第235号議案〜甲第310号議案,甲第314号議案〜甲第320号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について以下83件の議案についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 これらの議案につきましては,それぞれ所管の常任委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。

 まず,総務委員長の報告を求めます。

     〔29番松岡茂議員登壇,拍手〕



◆29番(松岡茂議員)  それでは,総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会で審査いたしました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外6件の議案についてであります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第235号議案については,歳出第2款総務費第1項総務管理費中,防災対策費について,J−ALERT改修整備事業費は国民保護法との関連で思想動員につながるという危惧がぬぐえないので反対するとの意見があり,賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で可決すべきものと決定をいたしました。

 それでは,審査の過程において特に議論となった点について御報告いたします。

 まず,甲第315号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。

 本議案は,皆様御承知のとおり,本会議初日において全会一致で可決した甲第311号議案から甲第313号議案に係る補正予算であります。

 本議案については,次の4点が議論となりました。

 まず,給与改定率をマイナス1.23%とした理由。次に,人事委員会勧告対象外の現業職員の給与を改定した理由。それから,保育士や給食調理員等同職種であっても官民の格差がある現状。そして,人事委員会のあり方についてであります。

 この4点について当局から,まず給与改定率をマイナス1.23%に引き下げたことは,国の人事院,またほかの都道府県,政令市の人事委員会と共同で実施した職種別民間給与実態調査の結果に基づいて勧告したものであり,職員と民間における4月分の給与について役職,学歴,年齢階層の同じ者同士を比較して算出し,平均でマイナス1.23%になったものである。

 次に,人事委員会勧告対象外の現業職の給与を改定した理由について,技能労務職員等は勧告の対象外だが,従来から労使合意を得て行政職と同様の率の改定を行っており,今回もそのようにしたものである。

 そして,保育士や給食調理員等同じ職種であっても官民の格差がある現状については大きな課題であるので,そういったことに対応する打開策は検討していかないといけないと当局も考えている。

 さらに,人事委員会のあり方については,人事委員会は政令指定都市移行に伴い,ことしの2月に設置したものであるが,人事委員会勧告の内容や人事委員会の業務内容について議会へ十分に説明ができていなかったということで反省をしているとの答弁がありました。

 これに対し委員から,人事委員会勧告対象外の現業職は労使交渉での合意を得ての提案であるが,同じく勧告対象外の議会の議員については突然の提案である。議会には議長もいれば代表者会議もある。お互い今まで胸を開いて話をしてきたとの指摘があり,当局から,指摘については真摯に受けとめ,今後は議会と両輪関係の原点に立ち戻り,より一層丁寧な対応に努めてまいりたいとの答弁がありました。

 次に,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)についてであります。

 ここでは,同補正予算中,第3条第3表債務負担行為補正中,寄附講座設置に係る岡山大学への寄附金についてが議論となりました。

 当局の説明によると,この寄附講座は岡山市の要請に基づき,岡山大学において岡山地域の地域医療に関する研究,教育を行い,その研究成果の普及と人材の養成により,最適な地域医療体制の構築に寄与することを目的とする。

 寄附講座は岡山大学に置き,その活動拠点は(仮称)岡山総合医療センターとするが,同センターが設置されるまでの間の活動拠点は岡山市立市民病院とする。

 寄附講座の設置期間は平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間とし,研究体制としては教授,准教授,助教の計3名とする。寄附金の額については人件費等で年額3,400万円の4年間分,総額で1億3,600万円。

 この寄附講座の設置効果として,岡山地域における地域医療ネットワークの構築,地域医療を担う人材の養成等を推進することにより,最適な地域医療体制の構築に貢献することが期待されるとのことであります。

 これに対し,まず委員から,(仮称)岡山総合医療センター基本構想に議会として賛同したわけではない。賛同してもいないのに岡山大学に寄附金を出すのか。もっと医療センター構想の姿,形をきちんと示し,議会と話し合いをしてからしたらどうか。この予算を認めるということは医療センター構想に議会が賛同したことになるのかとの質問があり,これを受け当局から,今回の寄附講座の目的は,岡山地域における地域医療ネットワークの構築,また全国的に喫緊の課題となっている救急医療に対応するER型救急システムの構築,そしてそれを担う救急専門医を養成する教育機能という3点の目的があり,現在の市民病院で救急体制を充実する際,岡山大学から人材の確保をし,専門システムの構築の研究,また救急医の養成を行うことは岡山地域の救急体制の強化につながることであり,公共の福祉につながるという目的から逸脱していないので,今回寄附をするものであるとの答弁がありました。

 しかし,委員はこの答弁に納得せず,再度答弁を求めたところ,当局から,ここでこの予算を認めたからといって,医療センター構想の場所等については直接関係性はない。ただし,医療センター構想は新しい医療の救急体制であり,現状の市民病院のスタッフだけですべての患者の命を守ることはできないので,岡山大学病院とその専門スタッフ,また国立病院岡山医療センターや岡山日赤病院等のそれぞれが持っている強み,そういったところと連携し,タッグを組んでこの救急体制を構築しようとする構想の中で成り立っているプランであり,岡山大学病院との時間,距離というのは大きな条件になってくるとの答弁がありました。

 また別の委員から,寄附講座を設置し,岡山市が寄附をして医師の資質向上を図り,救急医療に対応できる医師等を養成することが目的であることは理解できるが,岡山市だけが負担することだとは限らない。お互いが持ち寄り,強固なものをつくっていくための役割分担を議会や市民に説明をし,トータルプランで構想を説明しなければならない。これまでも岡山市は他の事業で予想外の出費を負担してきた経過があり,今回も当局の安易な発想だけでは守られないのではと危惧している。寄附講座は4年間で終わるのかとの質問があり,当局から,寄附講座は1年間の準備期間と3年間の研修期間の4年間に限っている。今回,岡山大学との協議の中で,市の支出について取り決めをしているのはこの寄附講座のみである。今後,市の支出が発生するならば当然議会にも諮るが,そうならないために市と岡山大学は双方対等の協定書を結んでいるとの答弁がありました。

 さらに別の委員から,寄附金1億3,600万円,年額3,400万円の寄附講座の内訳についての質問があり,当局から,教授,准教授,助教の計3名分の人件費が2,900万円と内訳の大半を占めているが,この方々が週4日をめどに市民病院で診察をするので,患者からいただいた診療報酬が市民病院に入る仕組みになっており,市が負担するばかりではないとの答弁がありました。

 本件については,このほかにも委員から多くの指摘,意見がなされました。そして,本予算に係る本委員会での採決の際には,総務委員会の総意として,この寄附講座設置に係る岡山大学への寄附金については,(仮称)岡山総合医療センター基本構想について,早期に総務委員会に報告し,議会の合意を得ることとする附帯意見を付し,採決に入りました。その結果,一部委員から,本件以外の予算についての反対意見があったものの,賛成多数で可決されたものであります。

 当局におかれましては,これらの指摘,意見を真摯に受けとめ,(仮称)岡山総合医療センター基本構想を早期に本委員会へ報告するよう,申し入れをいたします。

 以上,総務委員会の報告を終わります。(拍手)



○宮武博議長  それでは次に,保健福祉委員長の報告を求めます。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  皆さんおはようございます。

 それでは,保健福祉委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本委員会に付託されました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外14件の議案であります。

 これらの審査に当たりましては,当局からの説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 それでは,審査の過程において特に議論となりました甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について御報告申し上げます。

 まず,歳出第3款民生費中,福祉事務所事務費についてであります。

 これは,緊急雇用創出事業の一環として,きめ細かな生活保護相談の実施並びに生活保護受給後の支援も含めた相談支援体制の整備を図るため,社会福祉等の専門資格,経験を有する支援相談員を嘱託職員として雇い上げ,相談件数の多い3つの福祉事務所に配置しようとするものです。

 委員から,ケースワーカーが岡山市全体で国の基準と比べて17名も不足する中,なぜ3名だけ採用するのか,もっと多くてもいいのではないかとの質問があり,当局から,現在6名の面接相談員で相談業務に当たっているが,同時に複数の面接者がある場合はケースワーカーが応援に当たっているのが実態であるため,相談件数の特に多い3福祉事務所について,各1名ずつの面接相談員を新たに配置しようとするものである。また,今後状況を見ながら,ケースワーカーの負担の軽減や実施体制の充実について,さらに考えていきたいとの答弁があったのであります。

 さらに委員から,相談体制を充実させるということはわかるが,生活保護を開始することになれば,結局は担当のケースワーカーの負担がふえる。生活保護の件数は毎月ふえているし,今の経済状況からいうと,これから減っていくとも思えない。ケースワーカーのきちんとした配置は,人の命にかかわる,岡山市が責任を持つべき問題であり,改善しないといけないとの指摘がありました。

 これに対し当局から,ケースワーカーの標準数を充足するということは非常に重要だとの認識を持って取り組んでいるが,正規職員の配置は難しい状況がある。そうした中でも,年度途中に増員があるなど,十分とは言えなくても全庁的な理解をもらっているという認識はある。来年度に向けても引き続き精いっぱい努力していきたいとの答弁があったのであります。

 次に,歳出第3款民生費中,保育園運営費についてであります。

 これは,市立保育園の運営をするための経費で,臨時職員の増加に対応するものであります。

 当局の説明によると,平成21年4月の保育士配置基準数943に対し,正規保育士は566名,臨時保育士が283名,パート保育士が延べ298名の体制で保育に当たっているとの説明がありました。

 委員から,3年ほど前から見ても正規職員の占める割合が減っているが,今後の見込みはどうなのかとの質問があり,当局から,正規保育士,臨時保育士,パート保育士の3つの雇用形態で連携し合いながら運営している。今後さらに児童が増加する場合,臨時保育士やパート保育士で対応せざるを得ない。正規保育士で対応できれば一番いいのだが,退職に採用が追いつかない実態があるとの答弁がありました。

 さらに委員から,正規職員が半分しか配置されていない現場で保育を行うことが,子どもたちにいいことだとは思えない。何が起こっても不思議ではない現状に対して,正規保育士の比率を上げていく政策があるべきではないのかとの質問がありました。

 これに対し当局から,チームを組んで保育に当たっているわけだが,正規職員が責任を持って対応するということが重要であると思う。障害児保育がふえて,そこには臨時保育士を充てているということもあり,一気に改善していくことは難しいのだが,市としては毎年国基準は満たすようにということで採用を行っている。ただ,岡山市基準という形で加配を行ってきており,保育体制の充実はとても重要だと認識しているとの答弁があったのであります。

 さらに委員から,当局の言う正規職員数には,産休や育休など実際に保育に携わっていない保育士も含まれている。また,4月1日以降の園児の増加等を見たときに,正規職員数が国基準を満たしているとは言えない。乳幼児期はその子の人格形成や人との信頼関係の形成など,人の成長にとって大変重要な時期である。保育士が途中でころころかわるという状況は決してよくないことであり,問題意識を持っておいてほしい。また,臨時保育士やパート保育士のほかにも任期つき職員の採用という手法も検討してほしいとの指摘がありました。

 当局におかれましては,政令指定都市移行に伴い移譲された権限を生かし,さらなる岡山市民の福祉の向上に向けて,特色ある施策づくりに取り組んでいただきたいと申し添えて,保健福祉委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  それでは次に,環境消防水道委員長の報告を求めます。

     〔17番藤原頼武議員登壇,拍手〕



◆17番(藤原頼武議員)  それでは,環境消防水道委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外3件の議案についてであります。

 これらの議案の審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 それでは,審査の過程において特に議論となった甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,不法投棄等対策事業費2,700万円について御報告申し上げます。

 この予算は,北区下足守地区の不法投棄現場からの滲出水によって岡山市所有のため池が汚染されるおそれがあるため,不法投棄関与者及び廃棄物排出事業者等により拠出された下足守狼谷不法投棄現場原状回復基金を活用して,行政代執行により,現場外へ流出する汚染地下水を浄化する環境保全措置を行うための予算であります。

 これに対し委員から,この予算では環境保全措置ができても不法投棄された廃棄物の全量撤去ができず,市民の安心・安全を担保できないのが現状だ。やはり,市が岡山市全域の廃棄物行政に責任を持たなければならない。そうしないと,結局住民泣かせの行政になってしまうとの意見や,不法投棄対策について,国に対して現行法が果たしていいのかと問題提起をしていくことも必要であるし,民間事業者がお互いに拠出して積み立てを行い,事案が発生した場合にはその積立金を使用して問題解決を図るというような,民間事業者同士が監視し合い,不法投棄に対する民間事業者の責任を明確にする制度を設けるなど,常に住民の立場に立った,住民が安心して暮らせるシステムを構築してもらいたいとの要望がありました。

 これらの意見や要望に対して当局から,市として何をすべきかを検討し,国に対して働きかけたり,監視体制の強化や積立金制度,保険の導入など出口対策とともに,入り口対策にも目を向け,安全・安心なシステムをつくっていきたいとの答弁があったのであります。

 以上,審査の経過を御報告いたしましたが,当局におかれましては委員会審査の過程で各委員から出されましたさまざまな意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,環境消防水道委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  それでは次に,経済委員長の報告を求めます。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  経済委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外4件の議案についてであります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 それでは,これらの議案の審査の中で議論になりました甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,繰越明許費補正について御報告申し上げます。

 今回繰り越す事業は,久々井地内の水路改修工事と阿津漁港の泊地しゅんせつ工事で,繰り越す理由は,いずれも工事箇所がノリの養殖場所に近く,9月20日から3月末までのノリの養殖期には工事ができないためであるとのことであります。

 委員から,ノリの養殖期には工事ができないとなると,海岸近くの工事はこれからずっと繰越明許になるのではないかとの質問があり,当局から,ノリの養殖関係の方と協議をし,工事の影響があるものについてはそうなると思う。その場合,早く終わらせるため年度内に業者を決め,4月からすぐ工事に取りかかれるようにしたいとの答弁があったのであります。

 この答弁を受け,さらに委員から,繰越明許はないほうがいいので,単年度で完了できるよう改善点がないか調査,研究してほしいとの要望があったのであります。

 以上で本委員会に付託されました議案審査の報告は終わりますが,この場をおかりして,所管事務調査をいたしました,おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジについて御報告させていただきます。

 おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジは岡山県が設置したものでありますが,県の財政構造改革プランにより廃止が決定しております。現在,市は譲渡を受けることを前提に協議を重ね,譲渡は無償であること,施設の起債残は県が償還すること,施設の改修等は県が行ってから譲渡を受けることが調整済みであり,施設の改修や撤去工事の内容,期間等については調整中との報告があったのであります。

 この報告を受けて委員から,この施設が県からの指定管理料6,900万円余,施設使用料千数百万円で運営されていることから,市が引き受けた場合の試算をして,市の持ち出しが減る方法を検討するべきではないか,またこの施設を農業振興ビジョンの中にどのように組み込み,農業振興に役立てていくのかプランを示してほしいなどの意見が出されました。

 これらの点について資料の作成を求め,今後も引き続き調査を継続することにしたのであります。

 以上をもちまして経済委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  それでは次に,建設委員長の報告を求めます。

     〔4番森田卓司議員登壇,拍手〕



◆4番(森田卓司議員)  それでは,建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外48件の議案についてであります。

 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査をいたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 以上,甚だ簡単ではございますが,建設委員会の報告を終わります。(拍手)



○宮武博議長  それでは次に,市民文教委員長の報告を求めます。

     〔15番松田安義議員登壇,拍手〕



◆15番(松田安義議員)  おはようございます。

 市民文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本委員会に付託されました案件は,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について外12件の議案についてであります。

 これらの審査に当たりましては,当局からの説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。

 以上で,本委員会に付託された議案の報告は終わりますけれども,この場をおかりいたしまして,閉会中継続調査事件として議論した学校給食残渣等堆肥化試行事業について御報告申し上げます。

 この事業は,給食残渣をリサイクルして堆肥化することにより,循環型社会の構築を推進するとともに,環境教育にも活用することを目的に,本年2月定例会に予算計上されましたが,当局から委員を納得させるだけの明確な答弁がなかったことから,委員会として附帯決議を付し,予算執行を凍結いたしましたことは皆さん御存じのとおりでございます。

 その後,11月26日の市民文教委員会において,附帯決議に対する当局の対応を聴取し,慎重に審議した結果,予算執行凍結を解除するものといたしました。

 この際,本事業に関連する閉会中の市民文教委員会における議論の概要を御報告いたします。

 まず,附帯決議に対する当局の対応について御説明いたします。

 最初に,市内の全小・中学校の給食残渣をどうするかとの視点に立った検討についてですが,食品残渣の再生利用等の方法として優先度が高いのは排出抑制と再生利用であり,民間の食品関連事業者は食品リサイクル法によって示された再生利用率を達成すべく,リサイクルへの取り組みを進めている。しかし,学校給食調理場は法の適用除外とされており,現在は年間推定で1,200トンもの給食残渣を焼却処分している。そのすべてについて,現時点で方向性を決定し今後の展望を示すことは困難だが,民間の取り組みが進んでいる中で,法の適用除外とはいえ,事業主としての姿勢を示すべきとの判断をした。方向性としては,リサイクルという大きな理念を持ちつつ,今回の事業はあくまでモデル事業として位置づけ,結果の評価を踏まえて今後の方向性を判断したいとのことでありました。

 次に,生ごみ処理機の機種も含め,生ごみ処理に関するさまざまな手法の費用対効果を勘案した研究についてですが,焼却処分や学校への生ごみ処理機設置以外の手法としては,?コンポスト容器を活用して学校で堆肥化する,?どこかに埋設して堆肥化する,?回収業者にごみ処理機を設置して堆肥化するなどが考えられる。?については,過去にも取り組んだ実績があるが成功したとは言えない。また,?も現実的には難しい。?については多くの課題があり,それらを直ちに解決することは難しい。こうしたことから,生ごみ処理機の学校への導入が必要だと考えた。

 また,処理機の機種についても,?減量・焼却が基本で,生ごみを乾燥させるだけのもの,?再生利用が基本で,微生物の力で1次発酵まで行うもの,?なくすことが基本で,生成物を下水に放流するもの,?なくすことが基本で,酵素を使って水と炭酸ガスに分解し,生成物としてはほとんどなくなるものなどの特徴がある。しかし,今回の試行事業は,食品リサイクル法の目的である食品廃棄物の再生利用であるという観点から,最終的に?の再生利用を基本として1次発酵まで完了させるバイオ式のものが最も適すると考えた。とはいえ,2次発酵をどうするかという課題が残っている。一方で,畜産農家における動物のふん尿は,法によって適正な管理と利用の促進が求められており,堆肥化施設を持つ畜産農家が拡大しているが,堆肥の利用・販売ルートの確立が課題となっている。

 以上のことを総合すると,バイオ式の生ごみ処理機を学校に設置し,そこで1次発酵したものを畜産農家に運んで,その協力のもとでふん尿と混合し,畜産農家の堆肥化施設で2次発酵させて熟成堆肥とし,その堆肥を購入して,学童体験農地や学校菜園等で活用するという手法が,この試行事業を実施する上で最も合理的なものだと考えたとのことであります。

 続いて,堆肥の運搬,利用,保管ルートなど資源循環システムを確立するための研究については,畜産農家との連携により2次発酵まで可能となり,ふん尿と混合することで熟成堆肥となるため,学校菜園のみならず学童体験農地などでも十分活用できる。学校における仮保管場所も,1次発酵まで機械処理することにより,量もにおいも少なくなるため,資源化物置き場等にも置くことができる。おおむね1カ月に1回,畜産農家に搬入する予定とのことでありました。

 これに対し委員から,モデル事業だから何でもいいというものではなく,これをやってこういうふうに広げていったり活用するという将来展望がなければならない。エコマークのついた商品で明らかにいいものがあるのに,生成物ができないからという理由で外してしまうから,そこから先の検討がなかなか進まないのではないかという質問や,燃やすだけが処理ではないと教えることは学校教育にもなるし,そういう意味で分解度の高いものが除外されるという姿勢自体に問題があるとの意見があり,当局から,消滅型の処理機について十分な検討ができていなかったことについてはおわびしたい。しかしながら,今回の事業について予算執行をお願いしたのは,都市ビジョンにある資源循環型社会の構築のために行政としてもリサイクルに取り組むことが必要だったからだ。この趣旨にのっとった判断をお願いしたいとの答弁がありました。

 さらに委員から,予算執行の凍結を解除して,モデル事業として計画的に進められることになった場合に,残りの給食残渣について消滅型の処理機を使って,環境局と教育委員会と経済局が連携しながら,来年度新たなプロジェクトを立ち上げることが予算取りも含めて可能かとの質問があり,当局から,きょうの委員会の趣旨も踏まえて,実現に向けて予算要求等の対応を考えていきたいとの答弁がありました。

 これらの議論を踏まえ,一部委員から反対の意見があったものの,委員の多くが当局の対応に理解を示したため,賛成多数で予算執行凍結を解除するものといたしました。

 長くなりましたが,これで市民文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  以上で委員長の報告は終わりました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 討論の通告があります。林議員。

     〔13番林潤議員登壇,拍手〕



◆13番(林潤議員)  私は日本共産党岡山市議団を代表いたしまして,11月定例市議会に提案された83件の議案のうち,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,委員長報告に反対の立場で討論いたします。

 甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,歳出第2款総務費第1項総務管理費第57目防災対策費635万円は,全国瞬時警報システムJ−ALERTを改修して,複数の音声放送機能を追加しようとするものです。

 J−ALERTは,緊急地震速報,津波速報,弾道ミサイル情報等,対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を人工衛星を用いて,国,内閣官房,気象庁から消防庁を経由して市町村等に瞬時に伝達するシステムです。今回の改修で音声機能を充実させるとなっています。これまでの地震や津波に関する定型文の発信に加え,新たな音声情報を流すようになります。

 J−ALERTの目的としては,緊急地震速報や津波警報が先に並べられていますが,その整備は国民保護法の成立を機に進められてきました。2004年に国民保護法が成立し,2005年に中央防災会議でJ−ALERTの説明が行われ,2006年に実証実験が行われ,配備されてきました。2008年4月の総務省の広報紙で,消防庁では国民保護体制の充実を図るため,国民保護に係るシステムの開発,整備に取り組んでいますとしてJ−ALERTを紹介しており,2009年の消防庁のパンフレットでは国民保護の項目でJ−ALERTについて説明しています。主眼は国民保護体制です。国民保護体制の根拠となっている国民保護法は,有事法制の一環として成立しました。有事法制では,国民保護を名目にテレビ局やラジオ局を指定公共機関として有事の際の情報伝達を義務づけたり,土地や人,物の強制収容をできるようにしたり,憲法で定められた基本的人権や財産権の制約が盛り込まれています。ほかにも,公共交通や運輸業者に対しては輸送,商業者に対しては物資の保管など,産業や生活のあらゆる分野に協力が求められます。

 有事法制のもとをたどれば,日米安保条約です。日米安保を運用するための日米ガイドラインは,1997年に改定されました。改定により,日米安保条約の対象地域を拡大し,日本とアメリカの一層の協力が定められました。周辺事態法では,周辺は地理的概念ではないとされ,世界のどこでも日本の周辺事態と認定して,アメリカと戦争協力することになりました。戦争協力を進めるためには,自衛隊や米軍が動きやすいように国民を統制する必要があり,国内法の整備はアメリカからの要請でした。その一つが国民保護法です。自然災害と人為的なテロや戦争をあえて混同し,国の指示で国民を動かすことができるようにしています。地震ならばNHKなどの緊急地震速報もあります。台風は事前に進路を予測し対応をとることができます。土砂災害は全国一斉には発生しません。全国一斉に国民に指示を出し,動員体制をとる必要があるのは有事の場合だけです。全国に一瞬でさまざまなメッセージを発信できるようにするJ−ALERTの高機能化は,国の指示で国民を一定の方向へ動かす戦争体制づくりの一環です。

 世界を見ると,安全保障は軍事対応一辺倒ではなくなってきています。50年前の世界は,アメリカとソ連を中心とした軍事同盟のもとにあった国は52カ国を数え,当時の国連加盟国の53%,軍事同盟のもとにある国の人口は植民地を含めて世界人口の67%を占めていました。しかし,現在では旧ソ連を中心とした軍事同盟は基本的に解体,解消しています。それだけでなく,アメリカを中心とした軍事同盟も,東南アジア条約機構──SEATOの解散,中東地域の中央条約機構──CENTOの解散,オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ合衆国安全保障条約──ANZUSの機能停止,南北アメリカ州諸国の米州相互援助条約──リオ条約の機能停止と,全体として解体,解散,機能停止が続いてきました。

 その結果,米国を中心とした軍事同盟で実態的に機能しているものは,北大西洋条約機構──NATO,日米,米韓,米豪の軍事同盟の4つしかありません。NATOはイラク戦争については対応が分裂しました。これらの軍事同盟のもとにある国は31カ国,国連加盟国数の16%,人口は10億8,000万人で世界人口の16%にすぎません。軍事同盟のもとにある人口は,50年間で世界の67%から16%へと減少しています。日米軍事同盟第一でアメリカに協力できるように戦争体制を整える時代ではありません。国は,本格的な侵略事案生起の可能性は低下していると言っています。

 一方,派遣切りに遭った人などの失業者支援,無保険の高校生の問題解決など,差し迫った国民の困難があります。J−ALERTの整備より先に行うべきことがあります。また,この予算は国の10分の10補助により全国一斉に整備しようとするものですが,予算が通ったとしても,メーカーによる機器の生産が間に合わず,実際の整備は来年の6月になるとの説明です。急ぐ必要もありません。よって,この補正予算を認めることはできません。

 以上,反対する理由を述べました。

 議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  以上で討論を終わり,採決いたします。

 日程第1の案件中,甲第235号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第5号)についてを他の議案と分離して起立により採決いたします。

 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○宮武博議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。

 次に,ただいま議決いたしました甲第235号議案を除く82件の議案について一括して採決いたします。

 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第2

 請願第4号,陳情第26号,陳情第32号,陳情第33号,陳情第35号,陳情第36号

      ─────────────



○宮武博議長  日程第2に入ります。

 日程第2は,請願第4号2010年度の年金減額を行わないことを求める意見書の提出について及び陳情第26号公園,遊園地,街路等の緑地管理業務委託における樹木剪定の見直しについて以下5件の陳情についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 お諮りいたします。

 本件に対する委員長報告は会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 討論の通告があります。河田議員。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  陳情第35号教育予算の拡充を求める意見書の提出について,市民文教委員会の報告に反対する立場で討論します。

 子どもの教育は,国民全体にとって将来への投資であり,子どもたちの健やかな成長なくして将来の我が国の展望は開けません。日本の国が世界で通用するようになったのは,教育に対し熱心であったからではありませんか。幕末の長岡藩の「米百俵」の故事でも,食べるものを我慢してでも教育をすべきとの教えは残されています。

 しかし昨今,日本の国は,目先の効率,費用対効果にばかり目が行って教育予算が削られています。OECD2009年版によると,公財政支出の対GDP比は28カ国中,トルコに次いで下から2番目の3.3%です。しかも,前年度より比率が0.1%低下しています。高等教育での対GDP比は,加盟国中最低の0.5%しか公費が使われていません。また,高等教育では私費,保護者負担の割合は67.8%で,公費の2倍以上を支払っており,加盟国中2番目に高くなっています。一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合は9.5%で,全加盟国中最低です。どれを見ても国の教育予算が貧弱であり,私費に頼るところが大きくなっています。

 教育の機会均等がうたわれていますが,そうなっていないのが実態です。憲法第26条には,「その能力に応じて,ひとしく教育を受ける権利を有する」と記されています。1994年に日本が批准した子どもの権利条約第28条は,a,初等教育を義務的なものとし,すべての者に対して無償のものとする。b,種々の形態の中等教育の発展を奨励し,すべての児童に対し,これらの中等教育が利用可能であり,かつ,これらを利用する機会が与えられるものとし,例えば,無償教育の導入,必要な場合における財政的援助の提供のような適当な措置をとる。c,能力に応じ,すべての者に対して高等教育を利用する機会が与えられるものとするとうたっています。親の所得により,教育を受ける権利が妨げられてはいけないとうたわれています。

 日本政策金融公庫の行った教育費負担の実態調査レポートによると,高校入学から大学卒業までの費用は子ども1人当たり1,024万円かかります。大学在学中の費用は世帯年収の約34%に当たり,年収200万円から400万円の世帯では55.6%にもなります。どうしても奨学金が必要になります。先月出された文部科学省の教育安心社会の実現に関する懇談会の報告では,教育を人生前半の社会保障だと位置づけて,次代を担うすべての子どもたちが共通のスタートラインに立てるよう,教育費の家計負担を軽減すべきと訴えています。同じスタートラインに立つためには,奨学金返済という借金を背負わせてはいけません。奨学金は貸与ではなく給付にすべきです。

 文科省の行った教員勤務実態調査報告書によると,教員の残業時間は,勤務日では1時間53分,休日は53分,家への持ち帰り時間は,勤務日26分,休日1時間20分となっています。週に33時間40分余の残業をしていることになります。これでは,子どもに対し十分向き合うことができません。しっかり子どもと向き合うことが,非行,落ちこぼれ,不登校,学級崩壊などの課題に対処するために必要です。子どもに目が行き届く教育を行えるよう教職員定数改善を行うべきです。

 岡山県議会では,同種の意見書が全会派の賛成で採択されています。これらの観点から,陳情第35号教育予算の拡充を求める意見書の提出についてを岡山市議会で採択すべきと考えます。

 議員の皆様の御賛同をお願いいたします。

 以上で終わります。(拍手)



○宮武博議長   以上で討論を終わり,採決いたします。

 日程第2の請願及び陳情のうち,陳情第33号社会的セーフティネットの拡充を求める意見書の提出について及び陳情第35号教育予算の拡充を求める意見書の提出について,以上2件の陳情を起立により採決いたします。

 なお,これらの2件の陳情の採決では,御着席の方は反対といたします。

 まず,陳情第33号社会的セーフティネットの拡充を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 本件に対する委員会報告は採択であります。委員会報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○宮武博議長  起立多数であります。よって,本件は採択と決定いたしました。

 次に,陳情第35号教育予算の拡充を求める意見書の提出についてを起立により採決いたします。

 本件に対する委員会報告は不採択であります。委員会報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○宮武博議長  起立多数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。

 次に,請願第4号2010年度の年金減額を行わないことを求める意見書の提出について,陳情第26号公園,遊園地,街路等の緑地管理業務委託における樹木剪定の見直しについて,陳情第32号核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議について,陳情第36号岡山朝鮮初中級学校に対する補助金増額について以上4件の請願及び陳情を一括して採決いたします。

 これらの請願及び陳情につきましては,委員会報告のとおり決定することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第3

 報第85号〜報第92号

      ─────────────



○宮武博議長  日程第3に入ります。

 日程第3は,報第85号専決処分の報告について以下8件の報告についてであります。

 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  おはようございます。

 それでは,ただいま御上程になりました報告について御説明申し上げます。

 報第85号は,入札手続の過誤による損害について,相手方と和解し,賠償額を決定したものでございます。

 報第86号は,市有自動車の事故について,賠償額を決定したものであり,報第87号は,リース公用車の事故について,相手方と和解し,賠償額を決定したものでございます。

 報第88号から報第92号までは,道路の管理瑕疵による事故について,それぞれ相手方と和解し,賠償額を決定したものでございます。

 何とぞよろしくお願いします。



○宮武博議長  以上で日程第3の報告を終わります。

      ──────〇──────



△日程第4

 甲第321号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程第4に入ります。

 日程第4は,甲第321号議案教育委員会委員の任命同意についてであります。

 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。

 これは,本年12月23日をもって任期が満了する教育委員会委員佐々木浩史氏の後任として渡辺勝志氏を任命するに当たり,市議会の同意を求めようとするものでございます。

 なお,同氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきたいと思います。

 何とぞよろしく御同意のほどをお願いいたします。



○宮武博議長  以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。

 甲第321号議案教育委員会委員の任命同意については,これに同意することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,甲第321号議案はこれに同意することに決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第5

 乙第8号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程第5に入ります。

 日程第5は,乙第8号議案議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。

 これを上程し,提出者の説明を求めます。

     〔43番則武宣弘議員登壇,拍手〕



◆43番(則武宣弘議員)  ただいま御上程になりました乙第8号議案議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,提案者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。

 今回,議員の報酬を減額するに当たっては,岡山市人事委員会の,職員の給与等に関する報告及び勧告を受け,官民の給与比較をしたところ,公務員のほうが1.23%上回っていることが明らかになりました。今議会では,岡山市職員の給与に対し1.23%の減額が可決されたところであり,議員も今般の経済情勢をかんがみて,人事委員会の勧告に準じて議員報酬の減額を提案するものであります。

 改正案の骨子は,議員の報酬を1.23%,議長が月額1万455円,副議長が9,471円,議員が8,733円を減額する。期間は平成22年1月1日から平成22年12月31日までとする。

 以上,今定例会に所要の条例改正案を提案いたします。

 議員各位におかれましては,本提案に御賛同を賜りますようお願い申し上げまして,提案理由の説明を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 討論の通告があります。鷹取議員。

     〔38番鷹取清彦議員登壇,拍手〕



◆38番(鷹取清彦議員)  皆さんおはようございます。

 それでは,乙第8号議案議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について,政隆会を代表いたしまして反対の討論をさせていただきます。

 議員報酬を改正する議案につきましては,岡山市総合政策審議会総務・社会部会の特別職の報酬等についての答申に基づいて提案された,議長5万円,副議長,議員が4万円減額となる甲第166号議案をさきの9月議会の冒頭において,我が会派は施行期日を修正して,条例可決後に支給される報酬から適用すべきとの修正案を提出し御審議いただきましたが,残念ながら否決という結果になりました。

 このたび提案されている乙第8号議案については,岡山市人事委員会の,職員の給与等に関する勧告に基づき,1.23%の減額を来年──平成22年の1年間行うというものであります。ことし9月に出された岡山市人事委員会の,職員の給与等に関する勧告に基づいて減額を行うのみでなく,昨年8月に出された岡山市総合政策審議会総務・社会部会の特別職の報酬等の答申も含めて検討する必要があると思うのであります。よって,我々政隆会は乙第8号議案については反対をするものであります。

 皆様方の御賛同をいただきますようよろしくお願いいたしまして,反対討論を終わります。

 よろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  以上で討論を終わり,採決いたします。

 乙第8号議案議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。

 乙第8号議案について提案のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○宮武博議長  起立少数であります。よって,乙第8号議案は否決されました。

      ──────〇──────



△日程第6

 意見書案第3号

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○宮武博議長  日程第6に入ります。

 日程第6は,意見書案第3号電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書についてであります。

 これを上程し,提出者の説明を求めます。

     〔3番吉本賢二議員登壇,拍手〕



◆3番(吉本賢二議員)  ただいま御上程になりました意見書案第3号電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書について,提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。

 なお,提案理由の説明はお手元にお配りしております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。

  電源立地地域対策交付金制度の交付期間

  延長等を求める意見書

 電源立地地域対策交付金の水力発電施設周辺地域交付金相当部分(水力交付金)は,水力発電ダムに関わる発電用施設周辺地域住民の福祉の向上と電源立地の円滑化に資することを目的に創設されたものであり,関係市町村では,この水力交付金を活用し,防火水槽や防災無線等の公共施設の整備,診療所や保育園の運営費等への充当による住民生活の利便性向上を図っているところである。

 しかしながら,現在の制度では,交付対象市町村の多くが,まもなく最長交付期間の30年を迎えることとなるが,その場合,水力発電施設の円滑な運転継続や新規の電源立地に支障を生ずることが危惧される。

 豊富な水資源に恵まれた我が国において,水力発電は,原子力発電や火力発電に比べ,環境への負荷が少なく,再生可能なエネルギーとして,これまで電力の安定供給に大きく寄与してきたが,その背景には水力発電施設の建設に協力してきた関係市町村の貢献があることを十分認識すべきである。

 よって,国におかれては,平成22年度末をもって多くの関係市町村で交付期限を迎える水力交付金について,過去30年間にわたる交付実績や,今後とも安定的な水力発電を維持する必要性があること等を考慮の上,平成23年度以降は恒久的な制度とすること,及び原子力発電交付金との格差を踏まえた交付金の最高限度額及び最低保証額の引き上げなど交付条件の改善や事務手続きの簡素化を図られることを要望する。

 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 以上でございます。

 議員各位の御賛同を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。(拍手)



○宮武博議長  以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。

 意見書案第3号電源立地地域対策交付金制度の交付期間延長等を求める意見書についてを起立により採決いたします。

 意見書案第3号について,賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○宮武博議長  起立多数であります。よって,意見書案第3号は提案のとおり決定いたしました。

 なお,ただいま議決いたしました意見書案の字句の整理,提出先等につきましては,議長に御一任願っておきます。

      ──────〇──────



△日程第7

 決議案第3号

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○宮武博議長  日程第7に入ります。

 日程第7は,決議案第3号核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議についてであります。

 これを上程し,提出者の説明を求めます。

     〔23番田原清正議員登壇〕



◆23番(田原清正議員)  ただいま御上程になりました決議案第3号核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議について,提出者を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。

 なお,提案理由の説明はお手元にお配りいたしております文案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。

  核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議

 ノーモア・ヒロシマ,ノーモア・ナガサキ,ノーモア・ヒバクシャ。この訴えは,核兵器廃絶と恒久平和を願う私たち被爆国民の心からの叫びである。

 しかし,核兵器はいまだに世界に約2万1千発も存在し,核兵器の脅威から,今なお人類は解放されていない。2000年の拡散防止条約(NPT)再検討会議では,全面的な核兵器廃絶を約束したはずが,2005年の同会議では実質合意ができず,核軍縮はもとより核不拡散体制そのものが危機的状況に直面している。米国,ロシア,英国,フランス,中国の核保有五カ国に加え,NPT未加盟のインド,パキスタンは核兵器を保有し,さらに事実上の保有国であるイスラエル,核兵器開発につながるウランを濃縮・拡大するイラン,核実験をした北朝鮮の動向などは核不拡散体制を大きく揺るがしている。

 よって,岡山市議会は,核兵器の廃絶と恒久平和の実現のため,平和市長会議による2020年までに核兵器廃絶をめざす「2020ビジョン」を支持し,被爆65周年を迎える2010年に開かれる核不拡散防止条約(NPT)再検討会議で,実効ある核兵器廃絶が合意されるべく,全世界が核軍縮・不拡散に取り組むことを要請する。

 以上,決議する。

 以上でございます。

 議員各位の御賛同を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。(拍手)



○宮武博議長  以上で提案理由の説明は終わりました。

 お諮りいたします。

 本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

 これより質疑に入ります。

 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。

 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。

 決議案第3号核兵器の廃絶と恒久平和を求める決議については,提案のとおり決定することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,決議案第3号は提案のとおり決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第8

 議員派遣について

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○宮武博議長  日程第8に入ります。

 日程第8は,議員派遣についてであります。

 お諮りいたします。

 お配りいたしておりますとおり,会議規則第125条の規定により,議員を派遣することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第9

 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続

 審査及び継続調査について

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○宮武博議長  日程第9に入ります。

 日程第9は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。

 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。

 お諮りいたします。

 委員長から申し出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  以上をもちまして11月定例岡山市議会に付議されました案件は,すべて議了いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  この際,お高いところからではございますが,お許しをいただきまして,一言ごあいさつを申し上げます。

 皆様方には,先月27日以来,26日間にわたり,補正予算を初め政令市移行後の各区の特色を生かしたまちづくりに関する条例案など,数多くの重要案件につきまして慎重に御審議をいただき,また議会運営にも終始御協力を賜り,本日11月定例市議会が無事閉会の運びとなりました。心より厚く御礼を申し上げます。

 本年も残すところわずかとなりましたが,この1年間を振り返ってみますと,本市にとってことしは大きな変革の年でありました。本年4月には,70万市民の期待を背負い,全国で18番目となる政令指定都市として船出をしたところでございます。移行後既に8カ月が経過しましたが,移譲された権限と財源,さらに我が市が持つ福祉と医療,教育,そして交通の要衝という特性を生かし,市民の幸せはもとより,中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市として,岡山県ひいては中四国圏域の発展にも貢献する都市として存在感を示していかなければならないと考えておるところでございます。

 一方,国においては,民主党を中心とする鳩山新内閣が発足し3カ月余りが経過いたしました。

 世界的な金融危機の影響を受け,我が国の社会経済情勢は依然として厳しさを増しておりますけれども,その対策として政府は,10月に引き続き今月には,「明日の安心と成長のための緊急経済対策」を取りまとめられ,日本の元気回復に全力で取り組んでいくとされておるところであります。

 本市としましても,今後国の動向を注視し,安心で安全な市民生活を確保していくため,有効なる対応策を展開していかなければならないと考えておるところであります。

 市長を初め職員の皆様の御尽力をお願いするとともに,議員各位の御協力をよろしくお願いいたします。

 終わりになりましたけれども,市民の皆様を初め報道関係各位には,この1年間市議会に対し御理解と御協力を賜り,厚く御礼を申し上げる次第でございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 ことし猛威を振るった新型インフルエンザも少し下火となっているようでありますが,皆様方には健康に十分留意されまして,夢と希望に満ちた新年をお迎えいただきたいと思います。

 以上,11月定例市議会閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

 どうもありがとうございました。

      ─────────────



○宮武博議長  この際,市長からごあいさつの申し出があります。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,お許しをいただきまして,11月定例市議会の閉会に当たり,一言ごあいさつを申し上げます。

 去る11月27日の開会以来,本議会に提案しておりました議案につきまして,熱心に御審議を賜り,御議決をいただきまして,まことにありがとうございました。

 さて,本市の1年を振り返ってみますと,本年4月には本市の長年の悲願であった政令指定都市への移行を実現し,最も自立した基礎自治体として,4区体制で新たなまちづくりのスタートを切ることができました。また,3月から5月にかけては,約2カ月間にわたって全国都市緑化おかやまフェアを開催し,全国からのお客様を本市にお迎えするとともに,全国に向けて政令市岡山を情報発信いたしました。

 さらに,本年は市制施行120周年の節目にも当たっており,本市の歴史において特筆すべき1年になったと感じております。

 また,本年は,秋の市長選挙におきまして,多くの市民の皆様の御支持を賜り,引き続き4年間市政を担当させていただくことになり,私自身にとっても節目の年となりました。本当にありがとうございました。市民の皆様の期待にこたえられるよう,夢の実現に向けて全力で市政に邁進する覚悟でございます。

 一方,国政では,9月に民主党を中心とする新政権が発足しました。

 新政権におかれては,事業仕分けの実施を初め,新たな改革に向けての取り組みを始められ,現在は新年度予算編成作業が大詰めを迎えております。新政権に対しましては,制度見直しや新たな制度創設に当たって,市民生活や事務事業の現場に混乱を来すことがないよう,また市民や地方自治体に新たな負担を生じさせることがないよう強く望んでおります。また,地方を主体とする地域主権国家の実現を期待しており,今後も引き続き地方の声を強く訴えてまいりたいと考えております。

 地域の経済・雇用情勢を見ますと,長引く景気低迷の影響により,有効求人倍率などの指標は厳しい状況が続いており,新規学校卒業者の就職内定率も昨年を下回る状況であります。本市においても,緊急雇用創出事業等を積極的に実施してきたところでありますが,今後国の動向等も踏まえながら,さらなる対策を講じていく必要があると思っております。

 また,景気の低迷は国や地方の財政にも深刻な影響を及ぼしており,本市においても当初の予想を上回る大幅な税収の落ち込みが見込まれております。そこで,こうした厳しい情勢にも対応できる都市経営基盤を確立し,市民生活の安全・安心を守るとともに,都市ビジョンに沿った政策を着実に実施できるよう,さらなる行財政改革を断行しなければならないと考えております。

 迎える新年は政令指定都市移行2年目であり,移行のメリットを生かしたまちづくりを本格化させ,前進させる年にしなければならないと思っております。来年も,全国規模のコンベンションなどの開催が多数予定されており,秋には日本最大の文化の祭典である国民文化祭が岡山で開催されるなど,本年に引き続き本市の飛躍に向けてのチャンスであると思っております。こうしたチャンスも生かしながら,安全・安心ネットワークを初めとする地域の連帯を大切にし,市民の力を結集して,市民の皆様と協働でまちづくりを推進し,都市ビジョンに掲げる都市像である「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」及び「中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市」の実現を目指してまいりたいと考えております。

 市民並びに市議会の皆様,報道関係の皆様,また関係機関,団体の皆様には,今年1年の御高配に厚く御礼を申し上げますとともに,未来に向けての夢のあるまちづくりになお一層の御支援,御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 本年も,余すところあとわずかとなりました。寒さも厳しくなります折から,皆様方にはくれぐれも御自愛の上,輝かしい新年をお迎えになられますようお祈り申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。

 本当にありがとうございました。(拍手)

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○宮武博議長  これをもちまして11月定例岡山市議会を閉会いたします。

 大変御苦労さまでした。

      午前11時28分閉会