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岡山県 岡山市

平成21年 9月定例会 09月28日−04号




平成21年 9月定例会 − 09月28日−04号







平成21年 9月定例会

    平成21年9月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第4号

       9月28日(月)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第175号議案〜甲第232号議案

      ──────〇──────

出席議員(51人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            19番  成 本 俊 一

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(2人)

            9番  井 本 文 博

            27番  礒 谷 和 行

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       企画局新市建設計画推進担当局長

                高 次 秀 明

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委     員  中 原 聡 子

       委     員  若 林 昭 吾

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委     員  守 屋 勝 利

       委     員  新 村 容 子

      農 業 委 員 会

       第三農業委員会会長榊 原 一 明

      教 育 委 員 会

       委  員  長  岡 崎 優 子

       委     員  柳 原 正 文

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時7分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより9月定例市議会第4日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は46名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に太田議員,崎本議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第175号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下58件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして森脇議員。

     〔10番森脇浩之議員登壇,拍手〕



◆10番(森脇浩之議員)  皆さんおはようございます。

 署名人の先生がお越しいただき安心をいたしました。傍聴の皆さん,週明けの午前中にもかかわりませず本当にありがとうございます。

 高谷市長,2期目の御当選おめでとうございます。

 2009年9月13日の岡山市議会議員補欠選挙におきまして,当選をさせていただいた私,森脇浩之です。今回の市議会議員補欠選挙は,岡山市が政令市になって初めての,建部地区を除く最後の全市選挙ですので,任期である2011年4月の統一地方選挙までの約570日間,その責任をしっかり全うしてまいります。議会の先輩である市議会議員の皆様,高谷市長を初めとする岡山市当局の皆様,どうぞ御指導をよろしくお願いいたします。

 今回は,私の初めての個人質問となります。私の後援会活動,選挙活動を通して,岡山市北・中・東・南区,中心市街地,周辺部はもちろん,中山間地域の山懐,海岸まで車を走らせ,あるいはみずからの足であぜを走り,握手をしてお聞きしてまいったこと,そして私がマイクを通して訴えかけてきたことを中心に,総論での質問になろうかと思いますが,どうぞよろしくお願いいたします。

 さて,私の政治に取り組むテーマは誇りづくりです。そして,誇りある政令市岡山を未来を生きる子どもたちに残していくことが重要な課題であるというふうに考えています。

 誇りとは,他に対して得意のさまを示すこと,自慢をすること,名誉に感じること,輝いていると自負をすること,自尊心・プライドを言います。あるいは,誇りには,感謝,尊敬,謙虚,そして自負の心もこの意の中には含まれています。

 私は,この岡山市で生まれたことをとても誇りに思っています。大学を含めた約6年間,岡山を離れ,外から岡山市を見る機会を得ました。岡山市は,自然と立地の両面でとても誇るべき都市です。太陽の恵みに恵まれながら,水の恵みにも恵まれた都市です。また,地震を含め,自然災害の少ない都市であるとも言えると思います。平野が広く,東西南北の交通の要衝に恵まれた都市です。

 しかし,なぜか岡山市民は岡山市を誇りに感じることが少ない。これほど恵まれた岡山市にあって,おもしろみのない,何もないまちと話す方が多い。なぜか自虐的で,不思議な現象だと私は思います。こういった状況の中で,私は前向きに,肯定的に,積極的に誇りある岡山と述べ,政令市岡山にある誇りを探し,掘り起こし,育てていくことこそ,今の岡山市のまちづくりにとても必要な要素だと考えています。

 当局では,岡山市に誇りを感じることの少ないこの現状をどのように感じておられるのでしょうか。

 本年4月に全国で18番目の政令市になったこの岡山市です。横浜,名古屋,大阪,神戸,京都,仙台,札幌と並び称せられる大都市として認められたわけです。人口基準だけでなく,行財政の実力が認められたからこそとも認識しています。

 ただ,この議場の中で,傍聴の皆様を除けば,唯一私は一市民としての立場で4月1日に政令市岡山を迎えました。ただ,残念ながら一市民の私にとって,政令市になった実感は余りありませんでした。私が出会った岡山市民の皆さんも同様で,政令市の実感はないと答える方がほとんどでした。そして,政令市岡山の恩恵が何であり,将来どのようなメリットが生活や仕事の面で期待できるのか,ほとんどの皆さんが御存じありませんでした。現在のところの市民の皆さんの声からは,4区に分かれ,1,住所表記が面倒になった,2,区割りの現状と理由がよくわからない,3,新設区役所を含め,税金が無駄遣いをされているのではないだろうかといった疑問の声も耳にします。

 当局では,このような市民の皆さんの声をどのように感じておられるでしょうか。とりわけ,区割りにおいては,余りに広範な北区への疑問の声と,同じ町名でありながら区が分かれていることに疑問の声が多いのも現状です。これらの疑問への回答と理解を深める御努力をどう図っていかれるのか,今後市民の皆さんへの情報提供をぜひお願いしたいというふうに思います。

 全国で19番目,20番目の政令市を目指す神奈川県相模原市,あるいは九州の熊本市は,市民や企業を挙げて政令市を目指しておられるとの声を直接耳にもします。政令市の恩恵づくりを,都市を挙げて,まちを挙げて創造しようとの気概を,私の友人からも耳にします。

 岡山が政令市を目指し,政令市移行へのプロセスに見直すべき反省点は,とりわけ市民協働の面での反省点はありませんでしたでしょうか。

 さて,本論に入ります。

 私は,政令市岡山の誇りづくりを行うには,4つの骨格の創造が今大切だと考えています。高谷市長は7つの柱を上げられましたけれども,私は4つの骨格の創造を上げております。

 その1,教育の再構築,2,福祉・医療の命のはぐくみ,3,経済の創造,4,行政の活性化であります。この4つの骨格をしっかりと構築するには,政令市になって,今がとても大切な時期だと思います。そして,これらを中心とする骨格整備をどのように行っていくのかを,個別にこれより質問をしてまいりたいというふうに思います。

 骨格の1番目,誇りある教育の再構築についてお尋ねいたします。

 教育は百年の大計と言われていますけれども,政令市岡山の取り組みとして,将来に向け最も重要な骨格の一つと考えます。市長の公約の中にも,安全・安心な教育環境整備と同時に,幼・保・小・中学校の連携,岡山大学との連携による教育力の向上と学力アップ,政令市の権限を生かした独自の教育人材確保と育成推進を上げておられます。

 私は,PTAの立場から,幼・保・小・中学校の現場にはいわゆる熱血先生がたくさんおられることを知っています。学業,部活,生活指導のすべての面で,御自身の時間を顧みることなく,熱心にかかわっておられる先生が多いことも知っています。

 一方で,過去にはないさまざまな理由で時間と労力を割かれ,大きなストレスを感じておられることも皆さん御承知のとおりかと思います。先生方の持つ実力発揮を伸びやかに行える基盤づくりこそが,今の教育現場に必要と感じます。

 それでは,具体的な質問に入ります。

 1,小・中学校で行われた全国学力・学習状況調査の結果についてお尋ねいたします。

 まず,この全国学力・学習状況調査の意義についてどのようにお考えでしょうか。そして,政令市岡山はどのような結果であったのか,所見をお聞かせください。

 また,教科ごとの現状分析について,おわかりでしたらおわかりの範疇でお知らせください。各小・中学校,教育委員会では,この結果を受けて,どのような取り組みをこれからなされようとしておられるのか,ぜひお聞かせください。

 2,小・中学生の体力,体格についてお尋ねいたします。

 政令市岡山の小・中学校の生徒の体力,体格は,岡山県の平均と比べてどのような現状でありますでしょうか。また,現在どのような取り組みをされているのか,ぜひお聞かせいただきたいと思います。

 3,不登校の実情についてお尋ねいたします。

 8月7日,朝刊紙に掲載をされていた文部科学省の報告では,小・中学生の不登校割合で,残念ながら岡山県の中学生は全校ワースト8位,小学生はワースト3位とのことでした。政令市岡山の実態がどうであるのか,その見解をお聞かせください。

 4,健全な価値観の養成についてお尋ねいたします。

 知力,体力と同時に必要な徳育,すなわち健全な人生観,健全な人間観,健全な職業観,言いかえると健全なこれら価値観の養成について,これまでの取り組みの成果と,そして今後の政令市岡山の取り組みについての指針をお知らせください。

 それでは,骨格の2番目,誇りある命のはぐくみについてお尋ねいたします。今回は,特に医療体制についてお伺いさせていただきます。

 既に,先週の本会議でも幾つかの質問が出ていたところと重複をするかもしれませんが,政令市岡山は岡山大学病院を中心に,全国の中でも非常に高い医療技術と医療ネットワークを有しています。そして,我々岡山市民が通常の予防検診や病気検診だけでなく,予防・緊急時にはこの医療体制をさらに利便よく享受できる体制づくり,基盤整備が必要だというふうに考えます。

 高谷市長の今後の取り組みの中には,岡山ER──緊急医療室など,保健・福祉・医療連携機能を持つ岡山総合医療センターがあります。また,将来構想の中には,操車場跡地の活用として,健康,福祉の都市機能を集積した総合福祉の拠点構想があります。

 ここでお尋ねいたします。

 この2点について,これまでも論戦,御答弁もありましたけれども,今後の取り組み,そして当面の課題及び予算構築の考え方,指針をお知らせください。

 それでは,骨格の3番目,誇りある経済の創造についてお尋ねいたします。

 1,まず産業,企業の誘致についてお尋ねいたします。

 今回の選挙戦を通して,政令市岡山の西部地域には既に多くの企業の出先機関が進出していることを知りました。政令市岡山と倉敷市の両マーケット,そして東西南北の結節点としてのメリットを既に大企業はしっかりと認識をされているということ,この証明だというふうに思います。

 7月16日の新聞記事には,大手ゼネコン総合研究所の責任者が,政令市岡山の可能性を述べておられ,当然ながら大企業が拠点づくりを考えているというふうに記載されていました。今後の産業誘致,企業誘致,あるいは行政の出先機関の適切な誘致活動が,これから政令市岡山の経済活動基盤の好循環を決定していくと言えるのではないでしょうか。

 産業,企業などの誘致について,先週もお答えはありましたけれども,さらに具体的に,業務,業態,あるいはターゲット先,具体的に何か思いがありましたら,補足を含めて当局の見解をお知らせいただければ幸いです。

 2,次に瀬戸,御津,建部,灘崎の経済活性化についてお尋ねします。

 新たな政令市岡山の仲間である瀬戸,御津,建部,灘崎の活性化をどのように図っていかれるのか,お尋ねします。

 私は,それぞれの地域の産業が,異業種,異業態との積極的なネットワークづくりを創造していくことで,これからの時代のニーズにしっかりとマッチをしていくというふうに考えますが,見解をお聞かせください。

 3,農業,漁業と教育との共生についてお尋ねいたします。

 ニートやひきこもりが増加傾向にある現代社会,特に先ほども申し上げましたように,小学生の不登校が全国でワースト3位という結果が出ておりますけれども,ニートやひきこもりが増加傾向にある現代社会には,農業や漁業と教育との連携が,今後は必ず大切,肝要になってくるというふうに私は思います。

 私の友人は北海道で農場を経営しておりますけれども,農作物づくりの作業には,全国から10代から30代のニートやひきこもりの男女が,毎年8カ月間住み込みで働いています。15名程度が毎年働いているようでありますけれども,太陽の下で土に触れて農作物を育てる経験を通して,人の役に立つことの大切さ,日本固有の仕事を通して成長していくことの肝要さ,お世話になった両親,皆さんへの感謝の気持ちを養っている,醸成をしています。昨年,1期生は,真っ黒になって全国の親元へ帰っていったそうです。もちろん,申し上げましたとおり,ニートやひきこもりと言われている子どもたち,男女であります。そのまま2期生として,ことしも継続をして北海道の地へ残っている若者もいるというふうにも聞いています。

 水と緑が魅せる心豊かな庭園都市おかやまだからこそ,農業や漁業と教育の連携は,ぜひとも取り組むべきテーマだと考えます。市長の公約にもある農山漁村部と都市部の共生共栄は,まさにこれに当たると思われますが,小学生だけでなくもう少し上の世代,今後の取り組みについて何か方針,御意見がありましたらお知らせいただければ幸いです。

 4番目,誇りある行政の活性化についてお尋ねいたします。

 目的を持った組織には,目標とするビジョンとともに,どのようにビジョンに迫っていくのか,羅針盤とも言うべき理念が大切になってきます。理念とは,理想に邁進する信念とも言われていますけれども,あるいは鳩山新内閣では友愛がこれに当たるのかもしれません。岡山の進むべき都市ビジョンが明確になった今,高谷市長,そして当局の理念は明確でありますでしょうか。

 これまでの行政は,右肩上がり経済への対応型であって,右肩下がり経済には対応がおくれると,2003年の私のとある卒塾論文には書かせていただきました。一般的に,累積債務を多く抱える組織は,入るをはかって出るを制する,いわゆる出ていくお金である変動・固定費の削減を大胆に図り,リスケジュールを行って,その上で入ってくるお金をふやしていく戦略,戦術が大切であること,財政改革の基本であることは間違いありません。

 江戸時代の藩政改革で今でも名を残す方々,二宮尊徳,上杉鷹山,そして岡山の山田方谷もこの基本をすべて踏襲して藩政改革を行ってこられました。

 私はこの意味で,大変僣越ながら,高谷市政の1期目を高く評価させていただいております。ただし,歴史に残る名君,現代のあるいは平成の山田方谷と呼ばれるためには,もう2つの要素が今大切になってくるというふうに私は考えています。

 一つは,例えば二宮尊徳の五常と言われている仁・義・礼・智・信,それらを相互に共有できるコミュニケーション,もう一つは,入るをはかることの2つの要素が今大切になってくるというふうに考えます。

 1つ目の,コミュニケーションについてお尋ねいたします。

 まず,高谷市政の2期目,どのように市民の皆さんとのコミュニケーションを図っていかれるのか。直接岡山市民の皆さんと握手をさせていただく中で,残念ながら,高谷市政の熱い思いが十分に理解されていないという現状を予想以上に肌で感じさせていただきました。やはり,市民の皆さんとのコミュニケーションが,今とても大切になってくるというふうに思います。コミュニケーションづくりをどのように具体的に図っていかれるのか,お聞かせください。

 2つ目の,入るをはかるための具体的な施策についてお尋ねいたします。

 政令市岡山の補正予算が上程されましたが,予測以上に税財源の低下が指摘されています。ここでさらに憂慮すべきは,次年度がさらに苦しいことが予測されている点です。

 中小零細企業に身を置く者は,一昨年まで中央で言われているような景況感,好況感は岡山で感じることがほとんどできなかったのが現実であります。さらに,昨年からの外部環境の激変は本当に厳しいものであり,多額債務を抱える企業の多くは既に電話帳から消え去りました。加えて,8月30日の政界再編で,今・次年度の景況に多大な不安を抱えていらっしゃる経営者あるいは経営幹部が多いというのも現状であります。

 そのような現状にあって,政令市岡山が政令市であることの強みを生かして,入るをはかるのにどのような施策を検討されているのか,今後の取り組みに大変期待をしております。限られた経営資源である人,物,金,情報をどう生かして活用するのか,特に右肩下がりの経済の中では選択と集中が大切になってまいります。

 一方で,苦しい経営環境だからこそ,市民サービスの充実を求める声も多いのが実情かと思います。どのような経営判断の中で選択と集中を判断されるのか,お聞かせください。

 さて終わりに,私は誇りの意味と意義を冒頭に申し上げました。私は,うらじゃの祭りに16年前の第1回から参画をしてまいりました。本祭りのテーマは,共生と融和,そしてその目的の一つは,岡山の誇りある歴史,文化を子どもたちに伝えることでありました。吉備の国にある温羅伝承に光を当て,年に一度温羅を呼び起こす。岡山の古代からある大陸文化を先進性を持って,柔軟に受け入れてきた共生と融和のこの岡山の歴史を誇る。そして,全国津々浦々にある桃太郎説話を岡山固有のものとして誇りに感じること,このことがテーマでありました。

 桃太郎には誇りのキーワードがあることを皆さんはよく御存じです。皆さんがよく見られるキャラクター,桃太郎の後ろにある旗には何と書かれているのか,皆さんよく御承知のことと思います。そうです,日本一と書かれています。

 岡山を誇りに思いづらい岡山市民にとって,誇りづくりを行う重要なキーワードは,まさにこの日本一づくりだと考えます。大企業だけでなく,個人商店も中小零細企業も,各種団体,何より各種行政や議会も,そしてNPO,学校や組織だけでなく,個人一人一人にとっても,日本一づくりというのが岡山のキーワードになっていってほしい,誇りづくりのもとになっていってほしいというふうに私は考えています。

 どんなテーマでも,どんな小さな項目でも構わない。目標は定性目標あるいは定量目標どちらでも構いません。前向き,積極的,肯定的に日本一を探す,つくる,目指す,はぐくむ。今の政令市岡山の行政で,日本一と誇れるテーマは何かありますでしょうか。あるいは,今の政令市岡山が日本一を目指すテーマが何かあるでしょうか。

 個人的な思いではありますが,誇りある岡山を子どもたちに残すためには,日本一が最も多い都市岡山,いかがでしょうか。

 現在,この厳しい外部環境下,過去最高益を上げている企業が日本国じゅうにはたくさんあります。共通しているのは,ありがとうが社外,社内にあふれていることです。この厳しい外部環境のもと,ありがとうがあふれる全国の企業は,お客様からの顧客満足も,社員さんからの従業員満足も,金融や仕入れ元とのお取引満足も,すべてに大きな成果をつくり出しています。私は,ありがとうが最も多い岡山市行政になれば,さらにすばらしい成果が出ると確信をしています。

 水と緑が魅せる心豊かな庭園都市おかやま,中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市おかやま,この2つのビジョン,これに加えて,日本一が最も多い,ありがとうを誇れる都市岡山,日本一が最も多い,ありがとうあふれる都市岡山,まずはありがとうが日本一あふれる岡山市役所,岡山市議会になると実にすばらしいというふうに私は感じています。すべての苦労,努力は政令市岡山を生きる子どもたちの未来のために。

 以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,森脇議員の市民とのコミュニケーションづくりをどのように図っていくかとのお尋ねにお答えいたします。

 市民の皆様とのコミュニケーションは,お互いの信頼関係を構築する上においては不可欠であり,協働のまちづくりの原点であると考えております。これまで,各地域や各種団体・グループの方々の生の声をお聞きする場として市長と語る会を開催しており,そうした機会を生かして,市の方針や考え方を直接お伝えさせていただいております。また,市民の皆様の御意見,御要望を市の取り組みに生かすために設置した市長への提案箱や,各地域で行われておりますいろいろな活動事業への参加などを通じて,市民の皆様とのコミュニケーションづくりに努めているところでございます。

 今後も,各局長を初めとする市の幹部や区役所などの行政サービスの最前線で各担当がお聞きした市民の皆様の声を集約するとともに,さまざまな場面を通して,市民の皆様とのコミュニケーションを図り,力を合わせて,住みやすく魅力と活力のあるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 それから,今森脇議員の質問の中で市民の誇りという話がありましたけれども,私は岡山市には全国で誇るべきいろんなことがたくさんあると思います。それを市民みずからが自分の誇りとしてPRすることが足りないんじゃないか,これが足りないんじゃないかと,行政もやはりそういう考え方でPRをしていかなきゃいけませんけれども,70万市民がみんなで岡山の誇りをどんどん県外,また県内に情報発信していくことが大変重要なことだと私は考えておりますので,誇りのないまちとは全然思っておりません。それは恐らく同感だと思いますけれども,これから皆さんと一緒に誇りあるまちをPRしていかなきゃいけないなと思っております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎進龍太郎企画局長  誇りある命のはぐくみの項で,岡山総合医療センターと操車場跡地活用の将来構想としての総合福祉の拠点についての御質問ですけれども,(仮称)岡山総合医療センターにつきましては,ゆうあいクラブの楠木議員に,また操車場跡地活用における総合福祉の拠点につきましては,同じくゆうあいクラブの楠木議員,また政隆会の東原議員にお答えしたとおりでございます。

 続きまして,誇りある行政の活性化についての項で,右肩下がりの経済の中では選択と集中が大切になる一方で,市民サービスの充実を求める声も多いのが実情と思うが,どのような基準で選択と集中を判断されるのかとの御質問にお答えいたします。

 議員御指摘のように,現在の社会環境のもとにおいては,特に選択と集中ということが大切で重要であると考えております。

 そこで,本市では岡山市都市ビジョン(新・岡山市総合計画)に基づいて,優先する政策課題に対して経営資源を選択と集中により投入し,各局室における実行とその評価を改善に反映させるPDCAサイクルによる目標到達型の都市経営に取り組んでいるところでございます。

 今年度の都市ビジョン実施計画につきましても,市民意識調査の分析によって市民ニーズを把握するとともに,人,物,金等の経営資源のバランスを考慮しながら,予算編成や行財政改革と連動して策定し,実施しているところでございます。今後とも,求められる市民サービスに対する市民ニーズ等を的確に把握しながら,限りある経営資源を有効に生かす都市経営に努めてまいりたいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  政令市岡山の強みを生かした入るをはかる施策についての御質問にお答えいたします。

 安定した財政運営のためには,歳入増への取り組みも極めて重要であると考えております。現下の厳しい経済情勢の中,税収の増は望みにくいところではございますけれども,きちんと納税いただいている方々が不公平感を抱かないよう,一層の徴収率の向上に努めてまいりたいと考えております。

 また,受益者負担の観点から,適正な使用料,手数料の見直しや,未利用地の貸し付けや売り払いによる収入確保など,市が有する資源の有効活用による増収を図ってまいりたいとも考えております。

 こうした取り組みに加え,政令指定都市岡山の持つ高いポテンシャルや魅力を広く発信することにより,新たな企業誘致や雇用の創出,さらには交流人口や定住人口の増加を図ることでまちのにぎわいを創出し,市全体として歳入増につながるような施策の展開に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  誇りある経済の創造について,3点の御質問をいただいております。

 まず,産業誘致,企業誘致の業務,業態,あるいはターゲット先についての当局の見解はというお尋ねでございます。

 議員がおっしゃるとおり,当市の経済活動の好循環をつくり出すためには,企業誘致により企業の集積を図り,地元中小企業との取引拡大や雇用拡大などを実現していくことが重要であるとの認識のもと,鋭意誘致活動に努力いたしているところでございます。

 御質問の趣旨であります誘致の業種,ターゲットにつきましては,都市ビジョンに沿いまして,健康,医療,福祉,環境,教育などの都市機能の集積や,農業といった当市の強みを生かした産業政策を推進していくこととしておりますので,医療・健康・福祉産業や食品関連産業などに軸足を置いた誘致活動に取り組んでまいる所存でございます。

 次に,瀬戸,御津,建部,灘崎の経済活性化についてのお尋ねでございます。

 これらの地域は,岡山北・南,赤磐の各商工会エリアに含まれており,これらの商工会では,中小企業者などの経営相談を初め,祭りなどのイベント事業や若手農業後継者との連携などによりまして,地域経済の活性化に取り組んでいるところでございます。

 市では,商工会への資金的支援や経営相談事業の共催を初め,商工会のアクションプラン策定の会議への参加などを行ってきておりまして,今後も引き続き連携しながら,意欲的な取り組みが広域的なものに発展するよう,ネットワークづくりなども支援して,地域の経済活性化を図ってまいりたいと考えております。

 次に,農業や漁業と教育の連携はぜひとも取り組むべきテーマである,今後の方針をとのお尋ねであります。

 議員御指摘のとおり,農業や漁業の作業を体験することは,人の成長に有意義な効果を及ぼすものと考えておりまして,本年3月に策定いたしました岡山市農業振興ビジョンにおきましても,食農教育を重点施策としているところでございます。

 本市で実施しております子ども食農体験事業や,漁業振興のための稚魚放流等におきましては,その体験を通じ,農業や漁業,食に対する理解を深めることはもちろんのこと,地域の人との交流を通じ,地域の歴史や自然とのかかわり,自分たちの暮らしを支える人々について学び,感謝の念を醸成するなど,さまざまな効果について関係者等から御報告をいただいております。

 こうした事業の推進に当たりましては,地域の高齢化や農業従事者の減少などの課題もありますが,引き続き関係部局と連携しつつ,受け皿となる地域の御理解をいただきながら,関連事業の推進に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  誇りある教育の再構築の項の中で,まず全国学力・学習状況調査につきまして,調査の意義についてどのように考えているのか,岡山の結果はどのような結果であったのか,また教科ごとの現状分析はどうなっているのか,そして各小・中学校と教育委員会では,結果を受けてどのような取り組みをしているのかという4点につきまして,一括してお答えさせていただきます。

 この調査の意義は,児童・生徒の学力や学習状況の把握,分析をすることで,教育の成果を検証して改善を図っていくということにあります。

 昨年度の調査結果をもとにしまして,教育委員会では,自分の考えを整理し,説明することなどの岡山市共通の課題解決に向け,学力・授業力アップ支援事業,そしてまたいきいき学校園づくり事業などを通しまして,新たな視点からの授業づくりであるとか,教師の授業力向上に向けた取り組みをしてきております。

 また,各学校では,授業改善プランというものを作成しまして,それぞれの課題に応じた授業改善を今進めておるところでございます。

 なお,今年度の岡山市の結果につきましては,今現在分析を進めてきております。整理ができ次第お知らせをしていきたいというふうに考えております。

 次に,小・中学生の体格,体力の現状と現在の取り組みについてというお尋ねでございますが,体格面では,小・中学生とも県平均と比較をしまして,やややせ型という傾向があります。体力面では,小学生は県とほぼ同じレベルですが,中学生は県平均をやや下回っているという状況でございます。

 現在,小・中学校の指定校において教科体育の研究を推進する小・中学校研究推進校事業や,小学校の体育授業に専門的な指導ができる外部の指導者を派遣する体育実技指導者派遣事業というようなことを毎年しまして,体育授業の充実,発展を図っているところでございます。また,水泳・陸上運動の学童記録会であるとか,中学校体育大会を開催しまして,体育・スポーツ活動の促進を基盤とした児童・生徒の体力,運動能力向上の取り組みを進めておるところでございます。

 こうした学校での取り組みはもちろんでございますけれど,やはり家庭や地域の中で子どもたちが運動をする機会というものをふやしていくことが大切であろうというふうに思っております。

 次に,不登校の実態がどうであるのかというお尋ねでございます。

 不登校の割合は,小・中学校とも県の数値よりは低くなっております。しかしながら,その解決を図るということにつきましては,大変大きな課題であると考えております。不登校のきっかけをつくらないためには魅力ある学校づくりが大切であり,そのためには,やはりわかりやすい授業づくりであるとか,自分の思いや考えを伝えることができる,お互いに助け合い,安心して生活できる,そういう人間関係づくりに努めていくことが重要であるというふうに考えております。

 また,スクールパートナーであるとか,子ども相談主事の方をしっかり活用といいますかお願いをしまして,相談体制のより一層の充実を図り,不登校傾向にある子どもたちに対しまして,早い時期からの適切な対応に現在も取り組んできておるわけでございます。今後もそれを一層高めていきたいというふうに思っております。

 次に,健全な価値観の養成ということにつきましてのお尋ねでございます。

 これまでも発達の段階に応じまして,幼稚園では日々の保育の中で道徳性の芽生えを指導してきておりますし,小・中学校では道徳の時間をかなめとして,全教育活動の中で,物事や状況を的確に,適正に判断をし,行動するという力などを養ってきているわけでございますが,今後一層この子どもたちが自己肯定感とか規範意識,そしてまた相互理解や社会の倫理などについてさらに考えていけるよう,身近な事例というものを取り上げて題材にしていったり,直接体験を通して,実感を伴った理解を進めていくということなど,そういう指導をしていくことで,健全な価値観というものの指導に努めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔10番森脇浩之議員登壇,拍手〕



◆10番(森脇浩之議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 当局の大変丁寧な御答弁ありがとうございました。そしてまた,高谷市長,コミュニケーションと誇りについての明確なお答えをありがとうございました。

 高谷市長の思い,いろいろとお話をさせていただく中で,何のために行革を,あえて難しい行財政改革をやっていかなければいけないのかということを非常に明確にされ,そしてまたあえて困難な道をリーダーシップを持って進んでおられること,私はよく存じ上げています。市民の皆様方の声を聞くことはもちろん大切である,それに積極的に取り組まれていくということでありますけれども,私はどちらかというと,高谷市長の一本の思いをしっかりと市民の皆様にお届けをしていく中で,さらに今まで以上の市民協働体制が図れていくのではないかというふうに思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。

 そして,私も岡山には誇りがたくさんあると思っておりますので,その誇りをともにまた育て,探して,そして県外へ,市外へ,アピールをしてまいりたいというふうに思います。

 まず,教育についてでありますけれども,大変ナイーブな問題であること,あるいは総論での質問ですので,お答えいただきありがとうございました。特に,1番目の全国学力・学習状況調査の結果については,今年度の結果が,私なりにも分析をしてみましたけれども,小学校のほうは余り改善がなされていなかった。ただ,中学校のほうは少し,昨年に比べると何ポイントか上がっているという現状がありましたので,ぜひ小学校へ改善プランの中でキックバックをする,あるいはフィードバックをするということでありますので,具体的にまたお知らせください。また,成果を期待しておりますということを申し上げておきます。

 また,詳しい内容につきましては,今後の市民文教委員会等でも情報が上がってくると思いますけれども,またそのほうも私も注意をしておきたいというふうに思います。

 体格,体力については,特に幼・保・小・中連携での,例えば協働学校というようなスタンス,今やっている協働学校での全体での取り組みも非常に大切になってくるかと思いますので,このこともしっかりウオッチをしてまいりたいというふうに思います。

 それから,骨格の3番目の経済の創造についてお答えをいただきました。

 商工会との連携も,新たな瀬戸,御津,灘崎,建部の経済活性化にはさらに図っていくということでありましたけれども,周辺部エリアだけではなくて,やはり中心部あるいは中心部の周辺部,このあたりの商業の活性化のほうも今後,また次回あるいは次々回の議会のほうで具体的な質問をさせていただこうと思いますけれども,やはり岡山の中心部の商工会議所あるいは経済団体との連携も今後はさらにしっかり図っていくこと,そして岡山の強み,特にこれ海外のマーケット,県外のマーケットもそうですけれども,海外のマーケットへ出ていく方法,あるいは円滑にマーケットの情報を入れること,こういうことも中心部の経済団体との連携が大変大切になってくるのではないかというふうに私は考えていますので,またよろしくお願いいたします。

 それから,農業・漁業と教育事業,当面多分数年先をめどに小学生の漁業体験,農業体験をこれからつくられていくというふうに思います。現実には,受け皿づくりが今の当面の課題ではないかなあということ,当局のほうからも御返事をいただきましたけれども,私はさらにこの受け皿づくりを整備していく中で,もう少し上の年代にもこの成果を波及させていただきたいなあというふうに思っておりますので,ぜひこの成果づくりを楽しみにしております。

 それから,入るをはかるの方策,増収源,徴収率向上ということ,お答えを賜りました。今回の質問ではあえて再質問はいたしませんけれども,今後は入るをはかる,今度は先ほども言いました経済の活性化とともに増収を図っていく施策も具体的には必要になってくるというふうに思いますので,このことをまた後日,あるいは次々回,次回の議会のほうでお聞きさせていただきたいというふうに思います。

 質問は1点のみでありまして,医療,福祉の件,特に先ほど企画局長のほうからお返事を賜りました岡山ER,そして総合福祉の拠点,操車場跡地,この点の質問の1点のみとさせていただきます。

 先ほどお答えのとおり,先週のお答えどおりであるということでありましたけれども,できましたらさらに掘り下げて,これから具体的なことを決定していくということでありますけれども,当面今ある潜在あるいは顕在の問題点がどういうところにあるのか,あるいは我々市民とすると,やはり予算構築はどういうふうになっていくのかなあということが私も,そして市民の皆様も大変気になっておりますので,当面の課題と予算構築,この考え方について補足をしていただければ幸いです。質問に関しては,この1点のみとさせていただきます。

 以上です。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  医療,福祉の点について,再度御質問をいただきました。

 岡山ERを含めました(仮称)岡山総合医療センターの詳細につきましては,これまで御答弁申し上げているとおり,今後さらに検討を進めてまいりたいということでございますが,その背景にある思いといたしましては,昨今の報道等でもなされておりますとおり,医療を取り巻く環境が崩壊,かなり崩れてきているという現状,こちらは岡山市当局におきましても認識しておるところでございます。

 岡山市では,これまで医療・福祉環境については恵まれているという認識を持っておりますけれども,そうした恵まれている環境を崩壊させないためにも,何が必要であるのか,その点からやはり,特に救急については強化していかなくてはいけないのではないかという考えのもとにおきまして,現在岡山ER構想も唱え,総合医療センターのあり方について検討しているところでございます。

 都市ビジョンにおきましても,少子・高齢化が進む中で,すべての市民が健康と長寿を楽しみ,またゆとりを持って子どもを産み育てられ,安心して生き生きと暮らせる仕組みをつくり上げていくと,こうしたことから総合福祉の拠点都市を目指していくんだということを提唱しているところでございます。

 この医療,福祉を取り巻く環境を保ち,さらに強化していくべく今後も検討を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔10番森脇浩之議員登壇,拍手〕



◆10番(森脇浩之議員)  企画局長,どうもありがとうございました。

 大変お答えしづらい質問であったというふうに私のほうが反省をしております。

 また,今後具体的に構想プランをつくり上げていく中で,多分この10月以降になろうかと思いますけれども,その中でやはり私も気になる部分でありますので,今後もしっかりとお伺いをしながら,またキャッチボールをしながら,すばらしい基盤整備に向けて努力をしてまいりますので,今後ともどうぞよろしくお願いします。

 以上で終わりです。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして河田議員。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  皆さんおはようございます。

 朝早くから傍聴席に詰めかけていただいた大勢の皆さん,ありがとうございます。

 私は,おととい終わったNHKのドラマで「再生の町」という,赤字の地方自治体がどうやって再生するかというドラマを見ていました。残念ながらおとといの最終回は見ることができませんでしたけれども,全体の基調を通して見ると,やっぱり今住んでいる市民の暮らし,命,福祉,こういったものをどう守るか,こういった観点を貫かれていたんではないかなというふうに感じました。そういった意味で,岡山市においても,今現在住んでいる市民の生活,そういったものをしっかり大切にする行政であってほしいなと,そういう思いがしております。

 それでは,通告に従って質問します。

 1番目,払える国民健康保険料について。

 国保料の収納率が一段と悪化しています。料金課を設置し,取り立てを強化して,滞納繰越分は大きく改善していますが,平成20年度の収納率は全体で72.31%まで低下しました。平成20年度の国保会計の決算見込みを見ると,現年分は前年度対比で収納率が約3%落ち込んでいます。理由は幾つかありますが,その一番は,後期高齢者医療制度により優良納付者の高齢者がごっそり他会計に移され,いなくなったこと。それ以外に収納率が下がるのは市民が払えなくなっているからです。不況のあらしの中,派遣切り,リストラや売り上げの激減が市民を襲っています。国保加入者の多くが収入減に追い込まれています。このようなときだからこそ,払いたくても払えないと困っている市民の負担を軽減し,みんなが払える国保料に引き下げる施策が望まれています。

 毎日新聞が調査した国保保険料の全市区町村調査でも,国が掲げる国民皆保険政策の内実が問われている。支払い能力を超えた料金なら当然滞納が起きる。そして,無保険に陥る人が出るが,それでは皆保険とはかけ声だけか,と6月21日付「無保険の子」取材班の記事が紹介されています。その調査の意見欄には,多くの自治体が,既に保険料は限界,減り続けた国費投入をふやし,地域ごとの保険料の偏りをなくすように求めたなどの声が載っています。

 アメリカにおいてはオバマ大統領が,このままでは国民の半数が医者にかかれなくなるので,国民皆保険の導入の必要を国民に訴えています。日本の制度は皆保険となっていますが,実態は資格証などで保険を利用できない人も少なからずいます。

 岡山市では,所得激減等の世帯の一般減免の数は,平成20年度は平成19年度に比べて11.3%もふえています。一般会計の政策繰入金は,平成19年度から始まり,平成21年度には8億2,500万円が繰り入れられていますが,それでも岡山市は政令市18市の中で3番目に高い国保料です。せめて中位程度にするために,引き下げを図ることが必要です。平成19年度の比較では,政令市で10位の仙台市と1人当たりの保険料の差額は9,249円です。また,隣の倉敷市との差は8,243円となっています。

 新型インフルエンザの大流行が目前に迫っています。新型インフルエンザのおそれがある人には,資格証の人でも3割負担で受診できるようにするとの英断は,新型インフルエンザの猛威を少しでも防ぐことにつながり,歓迎します。しかし,新型インフルエンザだけでなく,病は放置すれば重症化し,死に至ることがあります。どの病気に対しても治療が受けられるように資格証の発行をやめ,必要なときに治療ができるようにすることが保険制度の本来の姿です。

 そこでお尋ねします。

 1,みんなが払えるように,国保料金を1人当たり1万円の値下げをする。そのために一般会計の繰り入れをふやすつもりはありませんか。

 2,資格証の発行をやめることはできませんか。

 3,国に国費投入の増加を要求すべきではありませんか。

 次に,大きな2番目,特定健診の充実について。

 病が重篤になると多大な医療費がかかります。いつまでも健康で過ごすことはだれにとっても望むところです。そのための健康づくりは,市民にとってよいばかりでなく,国保会計などの財政にとっても望ましいことです。予防に力点を置いた病気への対策はとても大切です。健康的な生活をしながら発病を予防する1次予防とともに,病気を早期に発見し早期に治療する2次予防が大切です。

 特定健診の受診率は,岡山市では23.8%です。国の目標は平成24年度に65%となっていますが,今のままでは遠く及びません。

 1,受診率向上のために,現在は6月1日から11月30日の6カ月間になっている受診期間をより広げるつもりはありませんか。

 2,受診率向上を図らなければ,特定健診制度の趣旨が達成されない。そのためには検査費用の軽減を図ることが必要と考えますが,御所見をお聞かせください。

 3,また,国は未達成にはペナルティーを科すそうですが,これについてはどのようにすべきと考えられていますか。

 大きな3番目,総合保健福祉施設建設事業(金川病院併設)について。

 8月の終わりに,総合保健福祉施設建設事業(金川病院併設)について設計募集の知らせが出ました。あわせて,御津金川の建設予定地に看板ができました。2月に公表されたことによると,国立病院機構岡山医療センターと連携して再編に取り組む。再編の内容として,金川病院は今までの半分の30床の病院として建てかえ,国立病院機構岡山医療センターに運営を委託する。金川病院の削減した病床は国立病院機構岡山医療センターへ移管するとされています。基本計画発表から半年が経過し,計画が具体化したことと思います。

 そこでお尋ねします。

 1,委託期間は10年以上とする,このことに変化がありますか。

 2,費用負担は,建設費については岡山市が負担することになっていますが,医療機器の導入費用についてはどちらが負担するのですか。

 3,運営費については,岡山市の負担は一切ありませんね。確認します。

 4,現在の金川病院の診療科目は7科ですが,新しい病院の診療科目はどうなりますか。

 5,現在の金川病院に勤務する人にとって,将来は身分がどうなるのか不安を抱いています。彼らの岡山市職員としての身分は保障されますね。

 6,民主党を中心とする政権は,地方の公的病院の必要性を見直すようですが,このことに対する御所見をお聞かせください。

 大きな4番目,残土処理場の防災対策について。

 ことしも豪雨による災害が各地でありました。岡山県美作市や兵庫県佐用町では大変な被害が発生し,数多くの方が亡くなられたり,家,農地を失うなどの大変な被害に遭いました。亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに,一日も早く我が家で安心な生活ができるようになられることを願うものです。

 7月末に山口県防府市の特別養護老人施設が濁流に埋め立てられて,部屋の中を激流が流れ,川と化した映像は繰り返しテレビで流されました。

 次々に起こる大きな被害の陰で,私はとても気になった災害があります。それは,広島県東広島市で7月25日に起こった,家屋が1軒倒壊し,高齢者の女性が死亡し,息子が生き埋めになった件です。先日,現地に赴いて関係者から聞き取りをするとともに,現地を見てまいりました。

 市の巡視員が再三にわたり注意を喚起して県に通報をしてきたが,県は残土の埋立面積が小さいこと,盛り土がほぼ完成した状況で平地部が安定していること,下流の堰堤までの間にポケットがあることから,少量の土砂の搬入はあるものの危険な現場とは判断しなかった。そのため,事故が起こるまで何ら手を打つことはなかったと報告しています。

 現場は,小さな谷で集水面積も限られており,舗装された林道が処理場の上側を通っていて,人目に触れることなくダンプが進入できます。現に,同じ集落の人でも,そこが残土処分場となっていることを全く知らなかったと言っています。この土地は,産廃処分場として計画が許可されたが,地元住民の反対で不適格となった後,県の土砂条例に該当しない面積で残土処分場となりました。雨量は,直前の24時間で96ミリ,最大時間雨量は23ミリでした。

 岡山市内にも数多くの残土処分場があります。その中には,谷を埋め立てたところや山の中腹に埋め立てがされ,下流に人家があるところがあります。これらの残土処分場においても同じような災害が起こることが想定されます。

 そこでお尋ねします。

 1,土砂による埋め立て及び土砂の採取に対する規制をする条例はどのようになっていますか。

 2,残土処分場の指導監督をする部署はどこですか。

 3,日常的に現場をパトロールする人は何人いますか。

 4,通報を受けて現場を把握し,チェックできる職員は何人いますか。

 5,岡山市に届け出,申請された土砂による埋め立て及び土砂の採取の件数は幾つありますか。また,そのうち,下流域に人家が存在していて,崩土による流出のおそれがあると思われる箇所はどれほどありますか。

 6,危険があると思われる残土処分場に対しての指導はどのようにしていますか。

 7,違法な埋め立てがなされているのではないかと疑われる残土処分場は,市が立入調査を行い,数量の把握,のり面の勾配等を確認していますか。

 8,下流住民に対する注意喚起は行っていますか。また,行っていればどのようなことをしていますか。

 大きな5番目,箕島産廃処分場の違法埋め立てについて。

 平成21年2月議会で私が質問し,許可容量8万8,753立方メートルに対し,産業廃棄物が超過しているので違法であると指摘しました。それに対し,株式会社西日本アチューマットクリーンは4月13日に,私の質問が事実無根の内容で,当社にとってはいわれなき中傷と言わざるを得ませんとの文書を私に届けました。しかし,私の質問が3月4日で,同社の報告書が市に提出されたのが3月6日です。2万5,000立方メートルの超過量を把握していながら,中傷との言いがかりをつけるような会社が誠意ある会社とはとても思えません。

 (株)西日本アチューマットクリーンは5月15日,岡山市に対し改善計画書を提出しています。これによると,第1期工事は承認の日から5カ月で4,500立方メートルを撤去する。第2期工事は2万1,000立方メートルの超過埋立物を平成22年度から平成24年度の3カ年かけて毎年7,000立方メートルずつ搬出することになっています。結局,違法な超過を認めてから4年かけて2万5,752立方メートルの埋立物を排出し,違法状態にある処分場を改善すると言っているわけです。

 (株)西日本アチューマットクリーンから提出された産業廃棄物の最終処分場の残余容量報告書によると,平成18年度で2,000立方メートル,平成19年度で1,500立方メートル,平成20年度で1,120立方メートルとなっています。平成17年以前の書類は保管していないとのことですが,恐らく5年前も大差のない報告がされていたと推測します。そうすると,過去何年にもわたり,残余数量は虚偽の報告がなされていたことになります。

 ことし6月議会で,市はいつの時点で容量超過を把握したのかとの私の質問に,容量超過を知ったのはことしの3月6日だと環境局長が答弁しています。しかし,平成19年12月には市民から違法状態にあると,私が2月議会で示した資料を添付しての告発がありました。しかし,市は告発者に対する回答を何もしていません。

 そこでお尋ねします。

 1,なぜ岡山市は速やかに違法状態を改善するように指導しないのですか。

 2,残余数量が長年にわたり虚偽の報告がなされていたことは,廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び岡山市産業廃棄物処理施設の設置及び管理の適正化等に関する条例に違反している行為に該当するのではありませんか。

 3,どうして立入調査をすることなく,業者の測量に任せきりにしたのですか。

 4,産業廃棄物対策課には,土木技術者は以前から配属されていますか。

 5,市は平成21年3月6日より以前から容量が超過していたことを認識していたのではありませんか。

 大きな6番目,地上デジタル放送難視地区対策について。

 アナログ放送終了まであと2年を切りました。エコポイントにより,このところ急速に売り上げを伸ばしているとはいえ,地上デジタル放送内蔵テレビは総務省の当初の予想どおりに普及しているとは思えません。2009年3月の総務省目標62%に対し,60.7%の普及率です。テレビ受像機の保有台数は1億2,000万台で世帯数が5,000万戸,1世帯当たり2.5台があることになります。言いかえると,人口と同数のテレビがあります。

 受信障害対策共聴施設は全国に約5万施設,606万世帯が設置されています。平成21年3月末の段階では約5,600施設,11.4%がデジタル化に対応済みとされています。残りの88.6%は対応がされていないということになります。新聞報道によると,岡山県は全国第3位の難視対策必要地区があるとされ,299地区3,506世帯で対策が必要とされています。

 そこでお尋ねします。

 1,岡山市では,難視対策必要地区は何地区,何世帯となっていますか。

 2,この地区の対策はどのようにしますか。

 3,中継局の新設予定はどのようになっていますか。

 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  地上デジタル放送の難視地区対策について,3点の御質問をいただきました。一括して御答弁させていただきます。

 国の発表によりますと,市内山間部等の難視対策必要地区は12地区,296世帯となっております。このうち,御津地域が4地区,122世帯,瀬戸地域が1地区,32世帯となっていますが,地上デジタル放送の難視聴解消を目的にケーブルテレビ事業が実施されていることから,当該地域の多くの世帯では既に対策が行われていると認識しております。残りの7地区,142世帯につきましても,本年度ケーブルテレビの整備が進められている高松・足守地域となっていることから,対策が図られているものと認識しております。

 また,都市部におけるビル陰等による受信対策施設につきましては,市内で428施設とされておりますけれども,国の支援制度によりデジタル化の改修が図られるものと認識しております。

 中継局の新設についてですけれども,国の計画では本年度末に建部地域に1局,来年度は足守地域に1局,御津地域に2局が予定されております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  国民健康保険料についての項で3点御質問いただいております。順次お答え申し上げます。

 まず,国保料金を1人当たり1万円の値下げをする,そのために一般会計の繰り入れをふやすつもりはないかとのお尋ねでございます。

 高齢化の進展や医療技術の進歩とも相まって医療費が増加する中,現行の国保料金を維持するのが精いっぱいの状況であり,国保料を値下げするために政策繰り入れをふやすことについては大変厳しい状況でございます。予算編成が本格化する中で,今後の国の医療制度改革の動向を見きわめながら,国庫負担金等のあり方についても国に要望するとともに,適切な繰入額について検討してまいりたいと考えております。

 次に,資格証の発行をやめることはできないかとのお尋ねでございます。

 資格証は,国民健康保険法第9条に定められた法定事務であり,資格証を発行する趣旨はあくまでも滞納者対策としての手段でございます。そのため,事業の休廃止や病気など,保険料を納付することができない特別の事情がないにもかかわらず,1年以上の長期にわたり保険料を滞納している方について,納付相談の機会を確保するために行っているものでございますので,御理解のほどをよろしくお願いいたします。

 この項最後でございます。国に国費投入の増加を要求すべきではないかとのお尋ねでございます。

 国への要望につきましては,地方単独事業の実施に伴う国民健康保険者に対する国庫負担金等の減額措置の廃止などを要望するとともに,他の政令市とともに国庫負担率の引き上げを含む所要の財政措置を講じるよう要望しているところでございます。

 医療保険制度をめぐる今後の動向に注視しながら,他の政令市などとも連携を図りつつ,必要な要望を行ってまいりたいと考えております。

 次に,特定健康診査についての項で3点の御質問をいただいております。

 受診率向上のために受診期間を広げるつもりはないか,受診率向上のためには検査費用の軽減を図ることが必要と考えるが所見を,国は未達成にはペナルティーを科すそうだが,どのようにすべきと考えられるかとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 国保・特定健診について,その達成状況で保険者ごとに後期高齢者支援金を加算,減算することとされておりますが,国保は他の被用者保険と比較して受診の勧奨が難しく,その実施率の達成が困難なことから,加算,減算の仕組みの導入を見直すべきであると考えており,国に要望しているところでございます。しかしながら,市民の健康増進を図っていくためには,健診等の受診率向上に一層取り組むことが必要であり,年内に受診率向上対策として実施する市民アンケート調査の結果等を踏まえる中で,現在の健診費用の妥当性や受診期間の延長についても検討してまいりたいと考えております。

 次に,総合保健福祉施設建設事業(金川病院併設)について,5点の御質問をいただいております。

 委託期間は10年以上とする,このことに変化はないか,建設費については岡山市が負担することになっているが,医療機器の導入費用についてはどちらが負担するのか,運営費については岡山市の負担は一切ありませんね,確認を,新しい病院の診療科目はどうなるのか,民主党を中心とする政権は地方の公的病院の必要性を見直すようだが,このことに対する所見をとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 委託期間については,国立病院機構岡山医療センターと10年以上で合意しており,できるだけ長期にわたる運営をお願いしたいと考えております。

 また,運営に当たっては指定管理者制度,利用料金制の導入を想定していることから,収支については運営者の責任と考えており,市の負担は想定いたしておりません。医療機器についても,運営者において整備すべきと考えております。

 さらに,診療科目についてですが,内科,外科の2診療科を中心に,現在の診療科目や地域ニーズを踏まえながら対応を検討することとしており,現在検討を進めております。

 最後に,地方の公的病院の必要性を見直すことについては,今後国の動向を注視しながら,適切に対応してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  箕島産廃処分場の違法埋め立てについて,数点の御質問をいただいており,順次御答弁申し上げます。

 なぜ岡山市は速やかに違法状態を改善するよう指導しないのかとのお尋ねでございます。

 急勾配なのり面の是正,不安定な擁壁の是正など,生活環境保全上の支障にかかわる改善作業については早急に行わせるべきであり,速やかに作業を終了するよう指導しているところです。残りの搬出作業については,平成24年度までにすべての作業を終了する旨の計画書が提出されていることから,本市としては継続して改善を指導,監視してまいります。

 次に,残余数量が長年にわたり虚偽の報告がなされていたことは,廃棄物の処理及び清掃に関する法律,及び岡山市産業廃棄物処理施設の設置及び管理の適正化等に関する条例に違反している行為に該当するのではないかとのお尋ねでございます。

 箕島処分場の容量超過の主な原因は,平成7年の隣接地からの土砂崩落事故により生じたものであり,事業者は崩落した土砂は最終処分場の埋立容量に含まないと認識していたため,崩落土砂を埋立容量に含まない報告がなされたものと考えています。

 次に,どうして立入調査をすることなく,業者の測量に任せきりにしたのか,産業廃棄物対策課には土木技術者は以前から配属されているのか,市は平成21年3月6日以前より容量が超過していたことを認識していたのではないかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 産業廃棄物対策課には,平成14年度より土木職職員が配属され,立入調査を行っています。箕島最終処分場については,平成14年度に測量を行い,許可範囲外への埋め立てが判明し,是正させておりますが,容量超過については確認できませんでした。本市が埋立容量超過を認識したのは,埋立終了に向けた現地調査を指示し,平成21年3月6日にその調査報告書が提出されたことによるものでございます。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  残土処分場の防災対策について8点の御質問でございます。

 規制する条例は何か,土砂による埋立行為等を指導監督する部署はどこか,パトロールする人数は,現場をチェックできる職員数は,条例に基づいて届け出や申請を受けている箇所は何件で,そのうち下流域に人家が存在していて崩土による流出のおそれがあると思われる箇所は幾らか,危険があると思われる残土処分場に対しての指導方法は,違法な埋め立てと疑われる箇所の立入調査,数量の把握,のり面の勾配等の認識をしているか,下流住民に対する注意喚起及びその方法はとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 本市におきましては,岡山市埋立行為等の規制に関する条例を制定し,面積が1,000平方メートル以上の土砂による埋め立て及び土砂の採取について必要な規制を行うこととしており,埋立行為等の許可申請を行うときは,事前に区域の境界から200メートルの範囲内の住民に埋め立てや土砂採取の概要について周知をするよう義務づけられております。

 また,本条例の所管課は都市整備局開発指導課で,課の職員全員による定期的なパトロールや,市民からの通報などにより,違法な埋立行為等の疑いがある箇所への立入調査を行い,現地が条例でののり面の勾配などの技術基準に適合しているかどうかをチェックし,必要な措置を講じているところでございます。

 なお,このような規制や指導監督のための条例措置は,昭和61年に岡山市土採取等規制条例を,平成17年にはより厳しく規制するために岡山市埋立行為等の規制に関する条例を新たに制定してきたところで,昭和61年条例制定以降,これまでに届け出,許可申請を受けたものが合わせて100件ございますが,このうち条例違反による措置命令を行った箇所は数件あるものの,これらの箇所において影響範囲内の下流に人家はなく,人家に土砂が流出することは考えられませんが,今後とも市内における埋立行為等の箇所の把握に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎新田佳久病院局長  総合保健福祉施設建設事業(金川病院併設)についての項,現在の金川病院に勤務する人の岡山市職員としての身分は保障されますかとのお尋ねでございます。

 現在の金川病院に勤務している職員につきましては,本人の意向に配慮し,関係部局とも連携を図りながら,希望に沿えるようできるだけの努力をしていきたいと考えております。

 以上でございます。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  それでは,再質問を行います。

 国保の問題ですけども,今国がいろいろと政権も変わってきていることですから,国が国費を投入するという,増加してもらうということを強く要望していって,地方自治体の財源負担を軽くして,住民の負担を軽くすると。そのことによって,国保料を払える国保料に引き下げるということが大切ですんで,ぜひ強く要望していただきたいというふうに思います。

 それから,特定健診の問題なんですけども,先ほどの御答弁では,今年度中に受診期間や検査費用の軽減について検討をするというお話ですんで,ぜひこれは実現する方向で実施していただきたい,このことは強くお願いいたします。

 それから,総合保健福祉施設建設事業(金川病院併設)についてですけども,国は厚生年金病院とかそういったものは一遍廃止と決めてたんです。ところが,最近になって,民主党政権になって,これは存続するという方針を出したんです。こういったことで,地域医療を守るという方向に今転換しつつあるということなんで,そういう公的病院というものの役割っていうのが改めて見直されているんだということについても十分認識していただきたいと思います。

 公的病院っていうのは,必要性は単に採算性だけではなくて,地域医療を守るという点で検討がなされなければならないというふうに思います。そういった意味で,金川病院が亜急性期の病院になるようですけども,地域医療の守り手であるということをしっかりと見据えて,国立病院機構岡山医療センターとの交渉を行っていただいて,診療科目等についても,内科,外科だけでなくて,もっと今現在の診療科目っていうのをできるだけ守るようにしていただきたい。そうしないと,国立病院へ行けばいいんだと言われても,実際には足がなくて行けないという方はいっぱいいらっしゃるわけですから,やっぱり地域にそういった診療科目が必要であるということを十分認識した上で,国立病院機構岡山医療センターとの交渉を行っていただきたいというふうに思います。

 それから,残土処分場についてですけども,大雨のときに危険箇所を見回りすることは難しいと思いますけども,日常的に危険性がある箇所を把握して,住民へ周知することが大切だと思うんです。住民自身が災害時には気をつけなければならないということを熟知させるってことが必要だと思います。

 埋立量や切り土量の確認はどのような方法でされていますか,このことについてお尋ねします。その際,岡山市埋立行為等の規制に関する条例の施行規則で,設計図書の詳細の防災計画平面図にはベンチマークの位置及び高さを記載することになっています。これらの基準と実際の埋め立てや切り土の高さが合っているかの確認をすることはなされますか。また,埋め立てや切り土を伴う工事では,ベンチマークは必ず現場に設置されていますか。

 それから,箕島の産廃処分場についてですけども,市の答弁では,容量超過が判明したのは平成21年3月6日だったと言っています。産業廃棄物の許可更新のためには,5年ごとに市の担当者が現場に出向いて測量し,確認をして,問題がなければ許可をしてきました。この箕島産業廃棄物処分場は,市に権限が移った後に,少なくとも2回許可更新がなされています。6月議会において環境局長は,平成14年度に測量を行い,当時高さの基準点が明確でなく,隣接地からの崩落事故によって高くなった農道を基準にしたのではないかと答弁されました。このような測量の仕方で現地確認を行った,このことについて間違いはありませんか。

 現在,この産廃処分場は違法状態にあるわけです。違法状態の速やかな解消は,行政として求められます。1年で7,000立方メートルの搬出は,1日にすると20立方メートルから30立方メートルに相当するわけです。違法状態の解消に4年もかかるというこの理由は,私はまだ納得できないんです。なぜ,4年も違法状態を解消するのにかけなきゃいけないか,4年間,なぜこれだけ猶予するのか,このことについて,4年かかるという業者の提出した改善計画書を岡山市が承認した合理的な理由をお示しください。

 以上で2回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎松田隆之環境局長  2点の御質問をいただいております。

 更新時に測量したのだが,その高さの基準が明確でなかったということについて,このことについて間違いがないのかということでございますが,当時高さの基準点が明確でなく,隣接地からの崩落事故によって高くなった農道を基準としていたのではないかというふうに想定しております。

 それから,速やかな改善が求められるが,4年かかる理由はということでございますが,本市においては,生活環境保全上の支障を及ぼす可能性が低いと判断し,事業者が行政指導に従って改善の意思を示している場合には,事業者の改善計画に従い,改善作業を行わせることとしております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  埋め立ての量についての確認と,それに伴うベンチマークの位置や高さの確認ということでございます。

 条例に基づきます許可申請図書に防災計画平面図の添付を求めておりまして,ベンチマークの位置及びその高さなどの表示を義務づけております。このことによりまして,完了時の検査における高さの確認をするとともに,施工中の現場においても,特に現場の状況が不良と思われる場合には,必要に応じて埋立行為等の実態を確認できると思っております。そういうことで,量についても把握をしてございます。

 以上でございます。

     〔14番河田正一議員登壇,拍手〕



◆14番(河田正一議員)  再々質問をします。

 私も土木技術者だったんです。で,土木技術者がしっかりとした動かないベンチマークもなしに高さをはかり,計画と現地が合ってるかどうかを確認する,そういう測量をすることはあり得ません。

 先ほど,都市整備局長が答弁されましたね。ベンチマークは必ず設置と書いてある,そしてそのベンチマークによって,埋め立てられた量とか切った高さは確認するんだということを,都市整備局長は今おっしゃったわけです。そうすると,環境局長が言ってることがちょっと腑に落ちないんです。しかも,平成14年度から土木技術者が産業廃棄物対策課には配属されとんです。その人が現地に行って,なおかつベンチマークもわからない,もし仮にわからなかったら土木技術者ってのは,動かない基準点というのをきちっと見つけて,それと比較して高さを出す。これが土木技術者なんですよ。こういったことをやらないような土木技術者は岡山市の職員には絶対いないと思います。そういった意味で,今の環境局長の言ってる答弁っていうのは全く私たちを欺こうとする答弁だと言わざるを得ません。

 となると,非常におかしなことが起こってくるわけですよね。職員の測量がミスだったからということで,今まで超過量がわからなかったんだというふうに言ってるわけですけども,こういったことではなかったんではないか。本来,岡山市当局は違法状態を認知していた,しかしながら何らかの理由によって公表できなかった,こう考えるのが合理的な理由じゃないですか。これだったら納得できるんですよ。そうした中で,本来ならばずっとほおかむりしたかったんですけども,私が2月議会で超過容量について追及した結果,しょうことなしに超過容量を認めざるを得なくなった。その結果が,今の箕島産廃処分場が違法状態にあるということを市当局が認めた結果になったんじゃないか,このように考えたらつじつまが合うんです。

 さらに,4年という長きにわたっての改善計画書を承認したのも,合理的理由の説明がありません。業者がこう言って出してきたから認めましたと,こんな改善計画書の承認がありますか。これだったら,当局は業者の言いなりになってやってるということをみずから言ってるわけです。こんなことで行政指導とか,違法状態を起こしている業者と市との関係が正常なものだとは言えないと思うんですよ。もし,こういったことを本当に認めるならば,業者の言いなりの産廃行政になってしまってる,こう言わざるを得ません。そういった意味で,この産廃行政については,速やかに是正をする必要があるんじゃないかなと私は思うんです。こういうことは,市として本当にきちっとした調査をされるべきではないかと思うんです。

 市長,今まで私の質問に対して答弁されてませんけど,ここでちょっと答弁していただきたいんです。当局に任せっきり,担当部局に任せっきりでこの問題は解決しませんよ。今までずっと隠ぺいし続けてきたというふうに私は思ってるわけです。だから,それを関係部局,今の産廃課や環境局だけに任せてしまったらこれは解決しません。だから,他部局がきちっとこの問題について,違法状態を本当に認識していたのかどうか,このことについて調査をしていただきたいんですけど,このことについて市長みずからがそういう調査をするかどうか,その決意を示されることを望んで私の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎松田隆之環境局長  数点の再々質問いただいております。

 容量超過がわからなかったのは何らかの理由があったのではないかということでございますが,市としては,平成19年11月に残余容量の報告を受けて,それを受け平成19年12月に埋立容量に向けた調査を行うように指導いたしました。その報告書が出たのが翌年の3月6日であります。それまでは容量超過であったということは知ってはおりません。

 それから,業者の改善計画を認めるのかということでございますが,改善計画が適切かどうかは,生活環境保全上の支障の度合い,改善に必要な作業期間,改善費用などを考慮して,総合的に判断いたしております。

 それからもう一点,再度調査をするのかということにつきましては,私どものほうも,今改善作業を行っているところでございまして,その報告があれば,それは現地を確認し,判断してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。(「私は市長に,これは違法状態を放置されたことについての調査をお願いしとんです」と呼ぶ者あり)



◎村手聡副市長  今まで違法状態を隠ぺいし続けたのではないかという御質問でございますけれども,環境部局からは,逐次市長に対しても状況を説明し,それを認識した上で指示をしておるところでございますので,環境局からの答弁と同じだと考えてございます。

 以上でございます。(「市長みずからはどう思われてるんですか。なぜこういうことになったのかというのは」等と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  よろしいか。

 それでは,次は順序に従いまして森田議員。

     〔4番森田卓司議員登壇,拍手〕



◆4番(森田卓司議員)  皆様こんにちは。新風会の森田卓司でございます。

 質問に入ります前に,去る8月11日,私が住んでいる建部地域で,山ゆりの会で有名な場所ですが,そこで私の同級生の一人のお母様が行方不明になりました。そして,8月12日も消防団の方,警察の方,皆さんで捜索をされましたが,見つかりませんでした。そして,8月13日,私も捜索活動に参加をさせていただきましたが,見つかりませんでした。このお母様は,セニアカーに乗って山合いの道を移動されて,美咲町そしてそこの周辺地域に買い物に出かけたり,楽しみのある場所に行ってお話をされるのが楽しみだったとお聞きしております。そして,14日に美咲署のほうから連絡がありまして,セニアカーが見つかりまして,残念ながらその後,谷合いで遺体で発見されました。心より御冥福を祈る次第でございます。

 そして,その間,北地区担当の消防団の井口副団長初め消防団の方々,そして地域の方々,そして関係各位の方々,本当に御努力をされて捜索活動に参加をされました。心から敬意を表するものでございます。

 このような過疎地域は建部地域だけでなく,岡山市に多くございます。ひとり暮らしの方,また高齢者の方が安心して暮らせるような制度づくりをするべきだと,考えていかなくてはいけないと思っております。今回質問とはいたしませんが,そのような制度づくりの必要性を改めて感じた事件でございました。

 それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。

 まず,鳥獣被害防止対策についてお伺いいたします。

 鳥獣被害防止対策については,今までも多くの議員の方々が質問をされてまいりました。今議会においても政隆会の東原議員がきめ細かく質問をされています。私も同様な趣旨で質問をさせていただきますが,精魂込めてつくった農作物がたった数時間で荒らされてしまうような現状を当局の方々に訴える質問です。誠意のある御答弁をお願い申し上げます。

 9月15日の山陽新聞岡山都市圏版で報道されていましたが,岡山市の中心部の半田山植物園や周辺の住宅地にイノシシが出没し,園内が荒らされたり,一部で農作物の被害が出ている等の報道がされていました。ことしは岡山市の北部地域でも例年に比べてイノシシが田畑等へ侵入するのが早く,私も5月ごろには被害に遭ったとの報告をお聞きいたしました。

 また,イノシシの被害は農作物の被害だけではなく,農道を掘り起こしたり,ゴルフ場また公園等の芝生に対してのものもあり,多岐に及んでいるのが現状であると認識しております。

 平成20年度岡山市の獣害被害申告分布図によると,イノシシ被害は建部・御津及び足守・高松地域で被害面積の約7割から8割を占めています。東原議員は御参加をされたと先日の議会で発言をされていましたが,ことし8月3日の月曜日には北ふれあいセンターで,また8月19日の水曜日には灘崎町町民会館で,岡山市や岡山県猟友会岡山支部など6団体で組織する市地域鳥獣被害防止対策協議会主催で,イノシシの行動と被害対策についてのイノシシ対策の講演会が開催されました。

 そこでお尋ねいたします。

 1,山陽新聞の報道では御津地域の方も参加されていたようですが,何名程度の受講者で,地域的にはどのあたりの方が多かったのでしょうか。また,受講者の方々の感想はいかがでしたでしょうか,お示しください。

 2,先ほども述べましたが,岡山市のイノシシ被害の多くは,建部・御津・足守地域です。今回,開催場所を北ふれあいセンター,そして灘崎町町民会館に指定した理由をお聞かせください。

 今後,このような講習会をぜひとも被害の実態に合った地域での開催を要望いたしますが,いかがでしょうか。

 3,なぜ岡山市中心部までイノシシ被害が広がったのか,講習会はもちろん必要であり,有意義であると思いますが,それに加えて有害鳥獣の生態系の実態調査も大事ではないでしょうか。

 生物多様性の観点からいくと,ただ単に駆除するということだけでなく,生き物が共存共栄していくためにはどのような政策が必要なのか,何をしていかなければならないのか,政令市となった今,国家戦略として取り組むべきだと思います。国へ対して要望するべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 次に,平成20年度岡山市鳥獣被害防止計画についてお尋ねいたします。

 この計画については,昨年9月定例市議会で市民ネットの鬼木議員が計画策定に当たっての方針等を詳しくお聞きになっております。この計画は2008年2月の国の鳥獣被害防止特措法に基づいて策定された計画であると認識しております。

 そこでお尋ねいたします。

 国の政権交代で,この計画への影響はあるとお考えですか,ないとお考えでしょうか。

 この計画は,5項目に分けて,平成21年度から平成23年度までの期間で策定されています。被害の軽減目標として,金額,面積とも10%減を目標値としています。捕獲等の課題として,猟友会の方々の高齢化が進んでいたため,農業者等も含めた捕獲体制づくりが必要である。また,効率的な捕獲のため,技術の向上を図るとともに,隣接する分会同士で連携した広域的な対応の検討が必要であると,捕獲等に関する取り組みの課題を指摘しています。

 この課題についての今度の取り組みについては,被害の大きいイノシシについては,個体数を減らすため,技術の向上を図り,銃器,わなによる一層の駆除を実施するとともに,農業者とも連携を図り,捕獲おりの設置を推進すると,今後の取り組み方針が示されています。

 そこでお尋ねいたします。

 1,猟友会の皆様方の高齢化が進んでいるとのことですが,全市的な平均年齢,建部・御津・足守地域の地域別の平均年齢をお聞かせください。

 2,全市的な駆除班の数,建部・御津・足守地域の駆除班の数と,ここ数年の駆除班の増減をお聞かせください。

 3,農林産物の被害防止のための捕獲補助金であります。1頭当たりの補助金制度の見直しを含め,考えるべきではないでしょうか。平成20年度のイノシシ捕獲数は1,694頭で,近年の中では最高であると報告されていますが,平成21年度からの捕獲計画数は1,300頭と計画されています。被害の軽減目標を10%減としていますが,この捕獲数で目標の達成がされるとお考えでしょうか。

 4,ことしに入ってすぐ電気さくの申請をしたが,既にことしの予算はなくなっている事例をお聞きいたしました。電気さくとかトタンさくに至っては,緊急的に設置できるような裁量があるべきではないでしょうか。あってもしかりだと思います。今現在被害が出て困っているのに,来年度まで待ってくれというのはないと思います。平成21年度からの整備計画が示されていますが,計画の根拠をお聞かせください。

 次に,今年度の機構改革で,御津支所にありました林政課が本庁の農林水産課水産林政係となりました。

 そこでお尋ねいたします。

 1,林政課が御津支所に設置された経緯と,今回本庁の農林水産課水産林政係となった理由をお示しください。

 2,御津,建部,足守等,農山村地域,中山間地域を所管する北区役所には,中山間地域対策室とか北区北部振興室のような農林水産業だけでなく地域振興まで含んだ特別プロジェクト部門が必要な気がします。そういった組織の中で,森林などが多い北区北部地区の有害鳥獣対策等の課題について解決をするべきであると考えます。政令市の中で過疎化,中山間地域が存在する他都市との連絡会議のような機関を設置することや,北区の機構改革を行い,地域内分権を行うべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 次に,御津地域の合併特例区終了後の事業についてお伺いいたします。

 本議会冒頭の高谷市長の所信表明で,合併地域のまちづくりについて,平成22年3月21日をもって解散する御津・灘崎両合併特例区に対して,特例区解散後も両地域の市民の皆様方に安心してもらえるよう,引き続きしっかりと事業の推進をしていく等の発言がございました。

 今さら申すまでもございませんが,合併特例区とは,市町村の合併の特例に関する法律及び地方自治法の制度により創設された制度で,合併時の特例として合併した地域に一定の期間──岡山市の場合5年間ですが──に限って設置される特別地方公共団体で,新市への円滑な一体性の確立のために設けられた制度です。平成17年3月22日の御津町及び灘崎町との合併の際に全国で初めて導入されたものです。公の施設の設置及び管理,地域振興イベントなど,地域に密着した施策を実施するものです。合併地域の市民にとって,特例区解散後はどのような制度変更があるのか非常に気になるところです。

 特例区解散後については,特に灘崎町合併特例区に関しては政隆会の藤原哲之議員が既に詳しく質問をされております。私は御津地域の特例区解散後についてお尋ねいたします。

 1,施設等の管理運営は今議会にも議案として上程されていますが,市が管理運営をするということで,御津地域の方々も今までと変わらず利用ができると安心されていると思います。まだ方針が示されていない河原邸,御津農村環境改善センターの管理運営についての地元説明等,現状についてお聞かせください。

 また,全国獅子舞フェスタ等7つの事業を御津合併特例区が運営をしていますが,特例区解散後の市の方針をお示しください。また,合併特例区協議会や地域の皆様方の方針は市の方針と一致しているのかをお示しください。

 2,合併地域はすべて,区長制度で地区ごとの課題や要望,伝統文化の継承を行っております。特例区解散後の区長制度について市の方針をお示しください。また,既に区長会とは協議に入っていると思いますが,現在の状況と今後の見通しについてお示しください。

 3,確認を含めてお尋ねいたしますが,政令市移行の議論の中で,新市建設・新市基本計画の期間中,すなわち合併後10年間は,御津支所,建部支所,それから瀬戸支所,灘崎は今区役所が入っているので若干違うと思いますが,支所に産業建設課を残すとのことでしたが,現在も状況に変化がないことをお示しください。

 4,過疎地域の住民の足となるコミュニティバス,またスクールバスの運行についてはどのような方針かお示しください。

 これで私の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。

      午前11時53分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時1分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。



◎水野博宣行政改革担当局長  鳥獣被害防止対策の項,機構改革の中で,林政課が御津支所内に配置された経緯と,今回本庁の農林水産課水産林政係となった理由はとの御質問にお答えいたします。

 林政課は,平成17年3月22日に旧岡山市と御津町が合併した後,平成17年4月1日付機構改革で新設された組織ですが,御津支所は管内面積の76%を山林が占め,また全市域に対する山林割合も約13%と高く,代表的な山間地域となっております。このため,岡山市の林務行政の体制を強化するとともに,地域ニーズにも効率的に対応するため,御津支所内へ配置したものであります。

 当時からも,森林の保全は豊かな海をつくる上でも大切な機能であることから,水産と林務の連携を図ってきておりましたが,平成21年4月1日機構改革で,林政課の地域ニーズ等対応機能を北区役所農林水産振興課に移行し,本課機能を本庁の農林水産課水産林政係として組織することで,関係団体との連携も含めて,水産と林務のより一体的な施策の実施を図ろうとしたものであります。

 なお,林政課の地域ニーズ等対応機能の一部は,北区の広大な所管区域に対応するため,北区役所農林水産振興課施設土木第2係が北区土木農林分室において,今までの市民サービス水準を維持しながら迅速な対応をしております。

 次に,合併特例区終了後の事業についての項で,新市建設・新市基本計画の期間中,支所に産業建設課を残すとのことだったが,現在も状況に変化はないかとの御質問にお答えいたします。

 合併特例区終了後の支所につきましては,平成19年11月議会でもお答えしましたが,おのおのの地域の特色を生かしながら合併効果の発現を高めるという基本的考え方のもとに,新市建設計画,新市基本計画を実施しており,その計画実現に即した組織体制となるよう十分配慮していく必要があると考えております。考え方に変化はありません。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  鳥獣被害防止対策についての項で,イノシシ対策の講演会について3点の御質問をいただきました。

 講演会の受講者は何名程度で,地域的にはどのあたりの方が多かったか,受講者の感想は,開催場所を北ふれあいセンターと灘崎町町民会館にした理由は,単に駆除するだけでなく生き物が共存共栄していくための政策を国に対して要望すべきではないかというお尋ねでございます。一括して御答弁申し上げます。

 本市における鳥獣被害防止対策の一環として,イノシシ被害防止に関する市民への啓発を図るため,本年度からイノシシ対策講演会を開催しております。市民のひろば等で案内をいたしたところ,8月3日の北ふれあいセンターで約70名,8月19日の灘崎町町民会館で約100名の方が受講され,地域別には,北ふれあいセンターでは津高,一宮,牟佐,御津,建部の方が,灘崎町町民会館では灘崎の方が出席されておりました。受講者からは,イノシシの生態や習性など,今まで知らなかった知識が得られ大変参考になった等多くの感想をいただいております。

 今回の講演会は本市として初めての開催ということで,出席者の方の利便性や,特にイノシシ被害の相談件数の多さを勘案し,北区の北ふれあいセンターと南区の灘崎町町民会館で行ったところでございますが,今後もできるだけ多くの会場で講演会が開催できるよう計画してまいりたいと考えております。

 また,議員御指摘のとおり,生き物との共存共栄は大変重要なことでありまして,被害を防ぐためには単に駆除するのではなく,農業者や市民の方が地域ぐるみで鳥獣被害防止対策に取り組むことが重要であると考えます。本市といたしましては,こうした取り組みが推進されるよう,また鳥獣被害防止対策が引き続き国の重点施策に位置づけられるよう,国に対し要望してまいりたいと考えております。

 次に,岡山市鳥獣被害防止計画について5点の御質問をいただいております。

 政権交代でこの計画への影響はあると考えるか,猟友会の全市,建部,御津,足守の地域別の平均年齢は,全市,建部,御津,足守の地域の駆除班の数とここ数年の駆除班の増減は,捕獲補助金制度の見直しを考えるべきでは,平成21年度からの捕獲計画数は1,300頭であるが,これで被害の10%軽減目標が達成できるのかというお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 猟友会の平均年齢は,平成20年11月現在で,全市で63歳,建部で65歳,御津で62歳,足守で66歳であり,高齢化が進んでおります。市内の駆除班の数でございますが,全市で14班,建部で2班,御津で4班,足守では高松,吉備を含む地域で1班となっており,ここ数年駆除班の数は変わっておりません。

 捕獲補助金制度につきましては,1頭当たりの補助単価が切り下がらないよう,捕獲計画に基づく事業実施と必要な予算の確保について検討してまいりたいと考えております。

 被害の軽減目標につきましては,被害防止計画に沿ってイノシシの被害を軽減するため,1,300頭のイノシシを捕獲するほか,電気さく等の設置を地域で取り組んだり,イノシシのえさとなる収穫物を圃場に放置しない等の意識啓発にも努める等,関係者との連携を図りながら,その達成に向け努力してまいりたいと考えております。

 なお,本計画の政権交代による影響を農林水産省へ尋ねましたが,現時点ではわからないとのことでございます。

 次に,電気さくやトタンさくの整備については,関係局等の裁量で緊急的に設置できるようにすべきではないか,また平成21年度からの電気さく,防護さくの整備計画の根拠はというお尋ねでございます。

 農作物に対する鳥獣被害対策としての電気さく等の施設整備は計画的に実施するものと考えておりまして,これまで県の事業を活用してきており,予算措置や予算の執行には制限がございます。一方,今年度より新たに岡山市地域鳥獣被害防止対策協議会におきまして,国の事業を活用して電気さく等の施設整備ができるようになったことから,要望が協議会へ出されれば,そちらで対応を検討することも可能となりましたので,地域の要望に応じてできるだけ柔軟な対応に努めてまいりたいと考えております。

 また,平成21年度からの電気さく等の整備計画は,対策協議会におきまして国の事業により実施する事業計画の分でございまして,これまでの県の事業予算を上回る要望が出された場合にも対応できるように計画をしたものでございます。

 次に,機構改革についての中で,北区北部地区の有害鳥獣等の対策について,組織の中でいかに解決をするべきか,また政令市の中で中山間地域が存在する他都市との連絡会議の設置はというお尋ねでございます。

 地理的条件が不利な中山間地域におきましては,有害鳥獣による被害や,過疎化,高齢化の進行による耕作放棄地の増加等,固有の課題を抱えており,農業生産や地域活力の低下を防ぐための対策が早急に必要とされております。

 こうした問題の解決に当たりましては,農林水産部門の本庁,区役所,支所の間の連絡を緊密にするにとどまらず,国,県,他市町村との連携体制の強化が不可欠であるため,県が主催する市町村や農業者が広く集まる鳥獣害防止対策セミナー等に積極的に参加をし,問題解決に取り組むためのネットワークづくりに取り組んでまいりたいと考えております。また,中山間地域を抱える他の政令指定都市とも鳥獣被害防止対策について情報交換を行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  合併特例区終了後の事業についての項の中で,特例区終了後の区長制度についての市の方針,また区長会との協議について,現在の状況と今後の見通しはとのお尋ねでございます。

 区長会制度につきましては,特例区終了後,従来からございます町内会制度に移行していただくことといたしておりまして,ことし8月に開かれました御津地域区長会臨時総会におきましても,助成金や連合組織など町内会制度の仕組みについて御説明をし,御理解をいただけるよう働きかけをしているところでございます。

 また,区長会組織につきましては,これまで区長の方々が担っておられました地域における役割を尊重しながら,全市的な制度に移行する方向で御検討いただくこととなってございます。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局新市建設計画推進担当局長  合併特例区終了後の事業についての項でございますが,河原邸,それから御津農村環境改善センターの管理運営についての地元説明等の現状について,また全国獅子舞フェスタ等7つの事業を御津合併特例区が運営しているが市の方針を示せ,また特例区協議会や地域の皆様方の方針とは一致しているのかというお尋ねでございます。一括して御答弁申し上げます。

 合併特例区が管理運営している施設等の取り扱いにつきましては,政隆会の藤原議員の御質問にお答えしたとおりでございまして,現在市の公の施設として管理運営するための手続に入っているところでございます。

 お尋ねの河原邸につきましては,これは岡山県の所有財産でございますが,御津町時代の経緯を踏まえまして,これまで御津合併特例区と岡山県との間で県有財産の使用貸借契約を交わし,特例区で管理運営していたものでございます。このため,特例区終了後の扱いにつきましては,所有者である岡山県と協議を進める中で,特例区協議会,さらには地元の地域活性化協議会の御意見も伺いながら,適切な形で対応できますよう調整しているところでございます。

 また,御津農村環境改善センターは農林水産省の補助事業として整備したものでございまして,これまで多くの市民の皆さん方に御利用いただいているものでございます。特例区終了後には,図書館並びに公民館を併設した生涯学習施設として位置づけるための手続を現在進めているところでございます。市民の皆さん方にとりまして,これまで以上に利用しやすい形となりますよう,関係部局と協議,調整を行っているところでございます。

 また,特例区で実施しておりますソフト事業の取り扱いにつきましては,政隆会の藤原議員にお答えしたとおりでございますが,関係局室と検討しているところでございまして,今後の取り扱いにつきましては,特例区協議会とも協議する中で課題や方針等を共有しながら調整してまいりたいと考えております。

 続きまして,過疎地域の住民の足となるコミュニティバス,スクールバスの運行についてはどのような方針かというお尋ねでございます。

 御津合併特例区が運行しておりますコミュニティバスは,特色ある住民サービスとして存続させるとの合併協定を踏まえまして,平成22年3月21日の特例区解散後におきましては,コミュニティバス──いわゆる生活バスでございますが──は街路交通課,スクールバスは就学課を担当課として事業継続することといたしまして,現在特例区協議会と事務の円滑な引き継ぎのための調整を行っております。これらの事業につきましては,地域の実情やニーズ等を十分に把握いたしまして,より効果的で効率的な運行方策について,特例区協議会の御意見もしっかり伺いながら,引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔4番森田卓司議員登壇〕



◆4番(森田卓司議員)  御誠意のある答弁をありがとうございました。

 まず,有害鳥獣対策ですが,本日新聞にも建部地区のアユの記事が出ておりました。今回,カワウとかそういう部分に対しての有害鳥獣対策についてはお聞きをしなかったわけですが,カワウとかに対してもやはり同様のいろんな機関と調整をしていただきたいと思います。

 先日,全国農業新聞を見ていましたら,鳥獣被害に対して地域間格差が急速に広がっている,行政主導で行うよりも補助事業を地域住民の方々の創意工夫を組み込みながら有効に活用することにより効果が増すと報道されていました。また,電気さくについても,一部の関係者だけで電気さくを張るのではなくて,業者任せでそれをするのではなくて,しっかりとどういうところにどういうふうに張ったらいいかを研究して張らなければ,ただするだけでは意味がないというふうに農業新聞に出されておりました。これは要望というか私の感想にさせていただきます。

 そんな中で1つだけ,鬼木議員の質問をちょっとおかりして申しわけないんですが,昨年9月議会で鬼木議員は,岡山市においては現在計画を策定中とのことですが──これは鳥獣被害防止対策のことだと思うんですが,計画策定に当たっての基本的な方針とタイムスケジュールについて教えてくださいという御質問をされて,経済局長が,平成23年度の被害を現在より20%軽減することを目標にすると御答弁をされていますが,その間,鬼木議員が質問し,昨年9月に20%と言われて,この策定をするに当たって10%になるまでの間,経済委員会とかそういうところで議論をされて10%になったんでしょうかどうでしょうか,これだけ質問でお聞かせください。

 あと,新市担当局長,大変ありがとうございました。特例区の制度自体,この制度自体が合併の激変緩和措置だと私は思っております。それから,全国で初めてこの特例区制度を岡山市が用いて,灘崎,御津,岡山市が合併をしたわけですから,その後全国の何市町村がそういう制度を用いて合併したか私は認識をしておりませんが,多分岡山市がどういうふうにこの制度の終了後をやっていくかということに注目をされていると思いますので,ぜひとも地元の方と十分話をして,よりよい方向に進んでいくようにしてください。

 それと,御津,それから灘崎の方も,ある種今まで特例区であるということで,何か合併地域であるとか特例区であるということで,今までは合併しても特別な地域というような認識を持っている,私も建部でそういうふうに,合併地域だからとか特例区の間だからということで地域の方にお話をするわけですが,やっぱりこれがなくなるともうそういう言葉は使えなくなるわけです。だから,これから半年間,地域の方々としっかり話をして,もうその言葉が使えなくなっても十分な地域づくりというか,まちづくりができるように調整をしていっていただきたいと思います。これは要望で結構でございます。

 それでは,1つだけ再質問をお願いします。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎難波巧経済局長  鳥獣被害防止計画で当初20%というふうに言っていたが,最終的に計画が10%になっている,それがどういういきさつかという再質問でございます。

 地域協議会で協議する中で,猟友会等の御意見をお聞きしまして,まずは10%の減,平成19年の101ヘクタールに対して平成23年度の目標を10%減の91ヘクタールを目指すというふうな合意を得て修正し,現在の鳥獣被害防止計画となっているものでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして下市議員。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  皆さんこんにちは。市民ネットの下市香乃美でございます。

 議会傍聴にお越しの皆さん,市政に関心をお持ちいただきましてありがとうございます。市長選は高谷市長が2期目の当選となり,政令市の土台をがっちりと築いていただくことになりました。私たちはしっかりとチェックをしてまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは,通告に従いまして質問いたします。

 1番,高谷市長2期目の公約に関連して。

 まず,行財政改革の推進についてです。

 高谷市長が,借金7,000億円,このままでは第2の夕張になると発言してから2年がたち,2008年度決算では借金は6,700億円になりました。それでも岡山市の財政は大変厳しいものです。企業で言えば大赤字の状況が続いています。市長は公約で,人件費のさらなる削減に向けて官から民へを旨とした職員採用計画を策定とし,本議会冒頭あいさつでは,これまで以上に徹底した行財政改革を断行するとし,ゼロベースでの定員分析を行っている,適正人員を算出した上で採用者数の精査を行う,民間の人材を確保,登用する,平成27年度には人件費比率を17%台にすると述べています。

 私は,人員削減より前に,お金がなるべくかからないような地域社会維持のシステムをつくること,シビルミニマム,つまり自治体政府が保障する文化的な市民生活の最低基準を徹底することが必要だと考えます。公平性というのは,みんなに一律にサービスを提供するということではなく,市民一人一人にシビルミニマムまでの生活水準を保障することだと考えます。市役所の柔軟な対応も必要であり,そのためには基準となる細かいルールを決めるべきです。岡山市としてのシビルミニマム,すなわち文化的市民生活の最低基準を強化することについての御所見をお伺いいたします。

 市長の考え方は,小さな政府をつくるために,行政を民間企業と同様の経営主体とみなし,人件費などのコスト削減を第一の目標とするものでしょうか。

 その方法は,中核部分だけを公務に残し,周辺部分はアウトソーシングまたは臨時・非常勤職員などとするというように,企画部門と実施部門を分離していくことですか。これは官製ワーキングプアをつくり出すことになると思いますが,御所見をお聞かせください。

 市の職員採用試験は,一般と民間の人材で選考方法に違いはありますか。

 竹之内議員の質問に対して,平成21年度から人事評価制度を実施するとの市長答弁がありました。今年度管理者に実施する人事評価制度の仕組みを御説明ください。人事評価をする対象は,具体的にどういう事例をお考えでしょうか。人事評価が適正であるためには,評価基準が客観的,具体的であり,評価者が中立公正で評価能力を十分に有しており,さらにこれを事後的にチェックするシステムが不可欠だと思います。現状を御説明ください。

 次に,市長はこれまで民間の経営手法を取り入れると言ってきました。民間会社が赤字経営のときの社長の退職金はどのようになっているんでしょうか。市長はチボリの社長をやめたときに退職金をもらったんでしょうか。そのときと比べて,岡山市長の退職金の額はこれで妥当と考えていますか。今回の答申に至るまでの報酬審議会の議論について御説明ください。審議会委員から,退職金は要らないのではないかという発言はありましたか。

 市民のひろば5月号には,市職員の給与などの状況を公表しますという記事があり,職員の退職手当の記述はありますが,なぜか市長の退職金については記載がありません。何ででしょうか。市民の理解がより深まるように,市民のひろばに市長の退職金の記事を載せるべきではないでしょうか。

 次に,県事業負担金についてお尋ねいたします。

 先日,羽場議員からも質問がありました。9月16日に民主党政権が誕生し,そのマニフェストには,国の出先機関,直轄事業に対する地方の負担金は廃止する,政策目的としては国と地方の二重行政は廃し,地方にできることは地方にゆだねるとあります。民主党のマニフェスト,また県事業負担金についての市長のお考えをお示しください。

 次に,市長の公約に,緑のボリュームアップ,都心の緑化の推進,安らぎと憩いの空間づくりというのがあります。6月議会で市長は,道路の緑化も水と緑が魅せる心豊かな庭園都市の実現に向けての重要な施策の一つとし,新設道路だけではなく既存道路にも高木や低木を植え,道路緑化を進めると答弁しています。既に植えられている街路樹の剪定はどのように行っているんでしょうか。そこには,緑を守りふやす意識や地球温暖化防止の意識は入っているのでしょうか。

 次に,高齢者が安心して暮らせるまちという公約があります。これに関連して,地域の人が交流できる場として,市民団体などが開設する喫茶室や食堂が各地にふえてきました。これは一般にコミュニティカフェと呼ばれ,特に定年退職者やひとり暮らしのシニア層を食の面から支え,孤立を防ぐ役割が注目されています。このコミュニティカフェについての御所見をお聞かせください。

 次に,子どもが安全で健やかに育つ地域環境づくりという公約があります。これに関連して,南方子育て支援センターは改築中の南方保育園に併設されることになっており,現在は番町保育園を利用しています。ことし,子育て情報誌ワイヤーママに掲載されたこともあり,番町保育園の子育て支援センター利用者はふえているようです。子育て支援センターは,通常は保育園の中で行われており,番町のように単独で行われているものはほかにはないと思います。南方から番町へ移ってからの利用状況はどうでしょうか。番町保育園での子育て支援センターの利用者が伸びている理由は何でしょうか。地域の子どもの居場所づくりとして,公立の子育て支援センターを充実,拡充するべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 次に,市長は今議会冒頭のあいさつの中で,発達障害児が急増している現状を踏まえ,発達障害者支援センターの創設も含め支援を充実させると述べています。6月議会で教育長は,特別な支援の必要な児童数について実態調査はできていない,検討したいと答弁しています。発達障害児の支援の充実は重要な施策であり,早急な対応が必要だと考えます。行政が施策として取り組む前に,現状把握,実態調査を行うべきだと思います。市長と教育長のお考えをお聞かせください。

 就学支援シートによる保育園,幼稚園,小学校,中学校の連携がやっと始まったところです。障害児の支援の充実のためには,乳幼児から青年期までの長いスパンが必要であり,教育はもちろん,福祉,医療の連携は欠かせません。就学支援シートや相談支援ファイルなどの活用を含め,乳幼児から青年期までの支援のあり方を考えるため,横断的なプロジェクトチームが必要だと考えますが,いかがでしょうか。

 西大寺南ふれあい公園内の体験学習施設に図書館機能の充実を図るとの市長提案理由説明がありました。図書館整備実施計画では,まず東部地区図書館を整備するとありますので,このままでは計画と現状にずれが生じます。これらの整合性を図るためには,図書館整備計画の見直しが必要となります。これまで,図書館整備計画は市民参画,市民協働を充実させてつくられています。図書館整備計画の今後の見直しはどのような手法で行うんでしょうか。教育長は6月議会で,公民館の図書コーナーを充実させていくと答弁しました。その方法について具体的に御説明ください。

 2番,要綱行政についてお尋ねいたします。

 要綱とは,国,地方公共団体において内部的に定められている規範のことです。要綱は,法である法律,条例,法規命令とは異なり,本来は法的拘束力のない内規と言えます。大まかな分類をすると,組織に関する要綱,行政指導の準則を定める指導要綱,助成に関する要綱などがあります。岡山市は,条例制定と要綱の活用について,どのような方針に基づき行政運営を進めていますか。条例の数,要綱の数についてもお示しください。要綱の制定や改正について,どのような基準で議会に諮っていますか,その理由について御説明ください。

 今議会に成年後見制度利用支援実施要綱等の改善に関する陳情が出されています。この要綱は,判断能力が十分でない認知症高齢者等に対して,権利擁護及び法的地位の安定を図るため,成年後見制度の利用にかかる費用を助成するというものです。成年後見制度は高齢社会にとって重要な制度であり,十分に政策的なものと言えます。この内容は,市長申し立てで,かつ高齢者虐待事例に絞るという,非常に対象範囲が狭く,いまだに対象事例はないと聞いています。この要綱の制定について,なぜ議会に諮らなかったのか,その理由を御説明ください。

 3番,合併特例区廃止後のまちづくりについてお尋ねいたします。

 今議会には,これまで合併特例区が管理していた公の施設を市の施設として継続するための議案が上程されています。御津,灘崎との合併から早いもので5年がたちます。先ほど森田議員からも質問がありました。合併特例区は,地域の住民の意見を反映しつつ,その地域を単位として一定の事務を処理し,事務の効果的な処理または当該地域の住民の生活の利便性の向上等を図り,合併市町村の一体性の円滑な確立に資するとされています。御津,灘崎それぞれの合併特例区の成果は何でしょうか。今後の地域づくりにとって,特例区の成果の何を残すべきだと考えますか。合併後に,旧町だった地域はどのように変わったんでしょうか,具体的に御説明ください。合併は,合併旧町の住民にとってどういう市民サービスの向上をもたらしましたか,具体的に御説明ください。この答弁は当該区長の意見を確認の上,市長がお答えください。

 第27次地方制度調査会の今後の地方自治制度のあり方に関する答申において,政令指定都市についても現行の指定都市制度の中でさらなる権限の移譲を行い,その権能を強化するという方向を目指すべきであるという団体自治の強化の側面とともに,住民サービスを充実するという観点からは,大都市における行政区がより住民に身近なものとなり,住民の意向が一層反映されるよう地域内分権化を図る必要があるとした上で,地域自治組織の活用という住民自治の強化の観点も示されています。特例区解散後も住民の意見の反映と住民生活の利便性の向上を図る必要があります。その中心は支所が担うべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 次に,御津地区は高齢化率30.56%と,市内66学区のうち7番目に高いんです。御津町時代に路線バスが廃止され,特例区事業として御津コミュニティバスを運行してきました。特例区解散後もこのバスは存続するとお聞きしています。今後の高齢化の進展を考えた場合,市民の利便性の向上が必要であり,地域住民が使いにくいバスの運行を続けるのかどうか議論すべきだと思います。バス路線廃止地域の公共交通について,岡山市独自の取り組みをどのようにお考えでしょうか。

 6月議会で市長は,御津のコミュニティバスは街路交通課,スクールバスは就学課を担当課として事業を継続すると答弁しています。バスにするのかディマンドタクシーにするのか,地域の実情やニーズを把握した上で議論する場を支所に設ける,支所が中心となるべきだと考えますが,いかがでしょうか。その際,地域住民との協働をどのように進めるお考えでしょうか。

 4番,区役所についてお尋ねいたします。

 区役所での行政サービス窓口が4月から始まりました。行政サービスが多元化,重層化している現在,区役所では小さな組織にできる限り広範な事務を詰め込むことによって市民の期待を満足することができます。行政サービスの多元化,重層化により,1人の市民に係る政策課題も同様となります。すると,地域や市民の視点から行政サービスを統合化して実施する必要が生じます。

 しかし,そのような組織を整備することは簡単なことではありません。小さい単位の窓口や担当者では担い切れなくなる可能性があり,行政組織全体にストレスを生み出します。そのストレスの主な要因は,同一自治体内における統一的処理が求められるからです。解決策としては,充実したバックアップ体制,制度化,閉じられた所管意識の払拭が挙げられると思います。御所見をお伺いいたします。

 各区役所では整理券方式により,市民に順番どおりのサービス提供を開始しています。しかし,整理券発券機の位置がわかりにくく,じっと待っていたという市民の方のお話も聞いています。中区役所では,窓口案内をする職員がフロアにおり,親切な気持ちのよい対応をしていました。市民にわかりやすい窓口サービスの一つとして,フロア案内係を配置することを提案します。いかがでしょうか。

 区役所に市民保険年金課を配置しました。市民保険年金課の取り扱い業務はとても幅広く,事務分掌規則において109項目あります。この業務を北区は56人,中区は24人,南区は19人,東区は18人で対応しています。後期高齢者医療の各種申請と被保険者証の再発行手続は,本庁,各区役所,支所,地域センターの取り扱い業務となっています。市民の方から,後期高齢者医療の保険料納付方法の変更が区役所でできなかった,後日用紙を送ると言われたが用紙も送ってこなかったとの御相談がありました。このようなことが起きる理由について御説明ください。また,この問題の解決策についてお示しください。

 次に,パスポートの申請,交付サービスが区役所で始まりました。しかし,中区役所,南区役所では,パスポートの交付を受けるときに必要な収入印紙と県の証紙の販売が行われていません。市民の方は,それぞれ近くの郵便局や農協,警察署までわざわざ買いに行かなければなりません。市民の利便性向上のため,中・南区役所内においてこれらの販売を開始すべきと思います。お考えをお聞かせください。

 次に,中区役所メディアコムの賃料についてお尋ねいたします。

 メディアコムの賃料は,平成26年3月末までに支払う総額が約2億5,000万円です。1年間の支払いが5,000万円にも及び,契約期間明け5年後の設置場所すら展望が見えない中,市民感情として納得のいかない状況にあると思います。許容価格決定に当たり,以下の事柄について考慮したのかどうか,その理由も含めてお答えください。

 近傍類似取引事例比較法を用いたとのことですが,市の利用は公共目的であり商業的利用ではないこと,1階から3階まで一括利用であり大規模スケールメリットが見られること,個別的要因である角地であることの比準を考慮すること,事情補正を考慮すること──危険負担はないため,敷金,権利金等民間取引慣習になじむか疑問です──,地価公示等から見た地代等の妥当性,地代等は収益還元法──5分利還元によって決定される資本主義社会本来の不動産評価に従うこと,中国銀行を初めとするメディアコムにおける他のテナントとの均衡,駐車場賃貸料は他の入居者と供用であり数的に排他性がないことの事情補正,これらを考慮したのかどうかをお答えください。

 以上で1回目の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  高谷市長2期目の公約に関連しての項の中で,市の職員採用試験は一般と民間の人材で選考方法に違いがあるのかとのお尋ねでございます。

 本年度の職員採用試験のうち,大学卒業程度,短大・高校卒業程度の採用試験については,第1次試験で教養試験,専門試験を行い,第1次試験の合格者に対して口述試験による第2次試験を行い,最終合格者を決定いたします。また,民間企業等職務経験者の採用試験については,第1次試験で書類審査,教養試験を行い,第1次試験の合格者に対して専門試験及び口述試験による第2次試験を行い,最終合格者を決定します。なお,第1次試験の合格者のうち,専門試験免除資格・免許を有している者は専門試験が免除されます。

 次に,人事評価制度についてのお尋ねでございます。

 平成22年度からの新たな人事評価制度の導入について,課長以上の管理職について平成21年度から前倒しして実施いたします。この人事評価は,職員の仕事の成果,職務遂行上見られた能力及び職務に対する取り組み姿勢について,客観的かつ継続的に把握し,統一的基準で公正に評価することとしております。また,複数の評価者による絶対評価とし,職員個人としての人間性や人格を評価するものではなく,あくまでも組織における職業人としての評価であることが必要であります。いずれにしましても,研修等により評価者の能力向上に努め,評価の精度を上げるように努めてまいりたいと考えております。

 次に,民間会社が赤字のときの社長の退職金はどのようになっているか,市長がチボリの社長をやめたときに退職金はもらったのか,岡山市長の退職金の額はこれで妥当か,「市民のひろば おかやま」に市長の退職金について記載がない,市民の理解がより深まるように記事を載せるべきではないかとのお尋ねでございます。一括してお答えします。

 民間の会社の退職金につきましては,それぞれの会社で判断されるものと考えます。また,市長がチボリの社長をやめたときの退職金につきましては,市長になる前の個人的なことなのでお答えしかねます。

 市長の退職金を含め特別職の報酬等につきましては,総合政策審議会総務・社会部会の中で,なぜ市長には退職金があるのかという質問などもありましたが,さまざまな議論の上,答申をいただき,条例として議決されたものです。

 市の職員の給与につきましては,市民によりわかりやすい情報を提供するため,国からの地方公共団体における職員給与等の公表についての通知に準じて「市民のひろば おかやま」に掲載しているところでございますが,一般職員のみを対象としておりますので,市長の退職金などは掲載しておりません。今後,市長などの特別職の給与につきましても,国や他の政令指定都市の状況も見きわめながら掲載を検討したいと考えております。

 次に,要綱行政について,条例制定と要綱の活用について,どのような方針に基づき行政運営を進めているのか,また条例の数,要綱の数についても示されたい,要綱の制定や改正についてどのような基準で議会に諮っているのかとのお尋ねでございます。

 まず,1点目の条例制定と要綱の活用について,どのような方針に基づき行政運営を進めているのかというお尋ねですが,法律の規定事項,権利義務規制事項,本市において重要な事項と判断されるものについては条例によることとしており,一方,住民に関係する内容を定めるものであっても,非権力的な行政作用を担うものや機動的に新たな行政需要に対応する必要があるもの等については,要綱の活用を条例等自治立法に準ずる有用な行政手法の一つとして位置づけております。

 また,要綱の類型としては,議員お示しのもののほか,行政が行う事業の趣旨,目的,根拠,活動内容等をその内容とする事業実施要綱,またはそれらの性格をあわせ持つものであり,それらにより運用を図っているところです。なお,平成21年7月3日現在で,条例の数は404本,告示を行っている要綱の数は313本となっております。

 次に,2点目の要綱の制定や改正についてどのような基準で議会に諮っているのかというお尋ねですが,要綱の制定,改廃は市長等の権限に属する事項であり,市長等限りの判断で行うことができるものであることから,特段議会にお諮りする際の基準があるわけではありませんが,各種施策の実施について市議会の御理解をいただきながら進めていくという観点から,実務上,本会議,委員会等での議論の対象となった政策,施策,または事業にかかわるもの,住民の生活に深くかかわるもの等については,必要に応じ各所管の委員会等において,その概要について御説明を行ってまいったところです。

 また,透明性を高め,公正な業務執行を進めるために,告示を行った要綱については,条例,規制とあわせて市のホームページ上の例規集に掲載し公表しているところですが,これとあわせ,今後もその必要性があると判断される要綱については,積極的にこれを市議会にお示しするように努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  合併特例区廃止後のまちづくりについての項,特例区廃止後の住民の意見の反映と住民生活の利便性の向上を図る上で,その中心的役割は支所が担うべきと考えるがいかがかとの御質問にお答えいたします。

 区役所体制の中におきましては,市民の身近な相談を初め,連絡取次機能は地域センターが担うものとされております。同様に,合併特例区廃止後の合併地区につきましても,住民の意見の反映や住民生活の利便性の向上を図る機能は必要であると認識しております。なお,こういった機能につきましては,最終的には他の地域とともに住民の意見をお聞きしながら,各区役所が中心となって調整を図るべきものと考えております。

 次に,区役所についての項のうち,区役所では行政サービスを統合して実施する必要が生じる,そのためには体制,制度化及び所管意識の払拭が挙げられると思うが,所見をとのお尋ねでございます。

 区役所では,市民の方が身近に必要とされる多種多様で幅広いサービスの提供を行っておりますが,一方で本庁所管課の判断を仰ぐケースも少なからずあることから,その対応に対して改善を求める声もお聞きいたしております。市民の方に満足していただける質の高いサービスを提供するためには,職員一人一人の資質の向上はもとより,議員御指摘のように,それを支える効率的で機能的な組織体制が必要でございます。そのため,来庁される方の求めるサービスを可能な限りその場で完結できますよう,窓口事務をマニュアル化するとともに,職員研修を通して縦割り意識の排除を進めるなど,組織としての対応力の強化に努め,より一層の市民サービス向上を図ってまいりたいというふうに考えております。

 次に,同じく区役所についての項,窓口サービスの一つとしてフロア案内係の配置を提案するがいかがかとの御質問にお答えいたします。

 フロア案内係につきましては,本年度国の緊急雇用創出事業により,4区役所の顔である市民保険年金課の窓口に複数のフロアマネジャーを配置しているところでございます。ただ,議員御指摘のとおり,窓口業務繁忙期にはフロアマネジャーも窓口業務に従事する場合もあり,このようなときに市民の方に御迷惑をおかけしたものと思われます。したがいまして,今後フロアマネジャーの運用を見直しまして,来庁される市民の方の用件に応じた窓口へ,丁寧かつ適切に御案内することができますよう心がけるなど,市民の皆様が利用しやすく,わかりやすい窓口環境を整えてまいりたいというふうに考えております。

 次に,同じく区役所についての項,中区役所,南区役所で収入印紙と県証紙の販売をすべきだが考えをとのお尋ねでございます。

 パスポートの申請と交付事務につきましては,ことし4月から各区役所の市民保険年金課に窓口を拡大し,市民の方から便利になったとの御意見をいただいているところでございます。収入印紙,県証紙につきましてはパスポートの交付の際に必要となるものですが,中区,南区では取り扱う売店等がないため,申請時において,後日受け取りに来る際に近隣の販売所でお買い求めいただくようお伝えしているところでございます。今後,申請時のより丁寧な御案内を心がけるとともに,議員御指摘の印紙,証紙の取り扱いにつきましても,例えば自動販売機の設置などが可能か検討してまいりたいというふうに考えております。

 次に,同じく区役所の項のうち,中区役所の賃料の決定に当たりどのように考慮したのか,その理由を含めて答えをとのお尋ねにお答えいたします。

 中区役所の整備に当たりましては,区役所施設としての機能が確保できる規模があり,一定期間内に施設が完了できること,さらには位置的にも市民の利便性が確保できることが条件となります。こうした観点から検討し,新たに用地を取得し施設を整備することはできないとの判断のもと,既存の施設を活用する手法を選択したものでございます。

 施設の選定に当たりましては,中区域内で条件を満たす施設を検索した結果,現在区役所として使用しておりますRSKメディアコムを候補として選定したものでございます。

 賃借料の検討に当たりましては,議員御指摘のような個別項目について検討したわけではございませんが,市民サービスを提供する公共施設であることや,一定の規模を継続的に賃借することなどの条件を提示し,所有者から賃借に要する額の提示を求めました。これに対し,提示された金額が近隣施設の賃借料との比較や,過去に岡山市が民間施設を借用した際の賃借料などを検討して求めた許容価格を下回っており,適正な額と判断して契約を交わしたものでございます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  要綱行政についての項,成年後見制度利用支援実施要綱の制定について議会に諮らなかった理由についてのお尋ねでございます。

 議員御指摘の要綱は,認知症高齢者に対する虐待事例が急増する中で,成年後見人の市長申し立てをする際に,保護された高齢者が後見人へ報酬を支払う資力がないため,これまで後見人を依頼していたNPO法人に引き受けてもらえないケースがございました。そこで,当面の措置として家庭裁判所への成年後見の申し立てを円滑に行うために制定したものでございます。このことについては保健福祉委員会に報告すべき案件であったと考えており,今後住民の生活に深くかかわる事業に関する要綱の制定や改正の際は,委員会にその概要等について説明してまいりたいと考えております。

 次に,区役所についての項,市民保険年金課業務について,後期高齢者医療の保険料納付方法の変更が区役所でできなかったこと,後日の用紙送付がなかったことが起きる理由及びその解決策についてのお尋ねでございます。

 後期高齢者医療の保険料納付方法の変更申し出については,各区役所,支所,地域センター及び福祉事務所で行うことができるようにしております。市民へのお知らせなどの発送の際には,庁内LANの会議室を利用し各窓口への周知を行っておりますが,このたびのような事態が発生するということは,本庁と窓口との連携に問題があったものと考えており,非常に申しわけなく思っているところでございます。今後の解決策につきましては,これまでのように庁内LANに限らず文書等を配布するなどにより,一層の制度周知,連携強化を図るよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  高谷市長2期目の公約に関連しての項,子どもの安心,地域の子どもの居場所づくり,子育て支援センターについて,南方子育て支援センターが南方から番町へ移ってからの利用状況はどうか,番町保育園の子育て支援センターの利用者が伸びている理由は何かとのお尋ねに一括してお答えします。

 南方地域子育て支援センターは,旧南方幼稚園を利用して事業を開始しましたが,南方保育園の新園舎建設工事に伴い,休園中の番町保育園を利用して暫定的に事業を実施しております。移転後は施設が狭隘となったものの,もともと番町保育園は3歳未満児を対象とした保育園であったため,特に年齢の低い子どもや保護者が安心して過ごせる施設設備となっていること等から,移転前との比較では利用者数は減っていますが,訪れる子どもが低年齢化し,徐々に利用が進んできているものと考えております。

 次に,公立の子育て支援センターを充実,拡充すべきと考えるがどうかとのお尋ねにお答えいたします。

 子育て支援センターは,乳幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し,子育てについての相談,情報の提供,助言,その他の援助を行うことにより地域の子育て力を高める役割を担っていますので,幼稚園や公民館での子育て広場,児童館等,地域で実施されている子育て支援の状況等を勘案しながら,今後について検討してまいりたいと考えております。

 次に,発達障害者支援センターについて,発達障害児の支援の充実は重要な施策であり,現状把握,実態調査を行うべきだと考えるが,また乳幼児期から青年期までの支援のあり方を考えるため,横断的なプロジェクトチームが必要だと考えるがいかがかとのお尋ねに一括してお答えいたします。

 発達障害児・者への支援のあり方を考えるに当たっては,実態や現状把握が大切であることは認識しており,ライフステージを見通した支援の現状や課題の把握に努めているところでございます。また,それらをもとに,現在保健福祉と教育の連携はもとより,必要に応じて医療・就労関係者からも幅広く意見を聞くなど,検討を進めているところでございます。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  高谷市長2期目の公約に関連しての項で,岡山市としてのシビルミニマムの強化について所見を,小さな政府をつくるために行政を民間企業と同様の経営主体とみなし,人件費などのコスト削減を第一の目標とするものか,それから中核部分だけを公務に残し,周辺部分はアウトソーシングまたは臨時・非常勤職員などで行うことか,これらの質問に一括してお答えいたします。

 本市の行財政改革の理念は,市民ニーズにフィットした形で,最少の経費で最大の住民福祉を実現することであります。今後とも,民間企業の経営手法のよい点を都市経営に取り入れながら,市民協働の市政をより一層推進することが必要であると考えております。そして,戦後肥大化した行政を簡素で効率的,効果的な形に再構築して,コンパクトな自治体をつくっていかなければいけないと考えております。

 また,社会経済活動をすべて市場に任せるという考えや,利益最優先の民間経営の考え方はとっておりません。なお,行政サービスを執行する際に,多様な雇用形態の活用によるコスト削減は必要だと考えております。しかし,やみくもに人件費などコスト削減をするということではありません。

 こうした考えに基づいた行財政改革を徹底して行ってきた結果,平成20年度決算では,市全体の借金が平成16年度末の総額7,422億円から682億円減少し,また経常収支比率,実質公債費比率,将来負担比率などの財政指標は軒並み改善しました。そして,改革で生み出された財源を使って,乳幼児医療費の対象年齢の拡大,特別支援教育補助員の拡大,西消防署・消防防災センターの新設など,福祉,教育,消防などにおける市民サービスの充実,つまりシビルミニマムの強化を進めてきました。

 また,政令市には都市経営に関する多くの権限が移っており,企画力と現実の行政サービスをうまく組み合わせることが必要であります。そうしたことによって,政令市としてのメリットを生かした,よりレベルの高い行政サービスを提供していくことができ,これはシビルミニマムの強化にもつながるものと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  高谷市長2期目の公約に関連しての項で,民主党のマニフェストにある直轄事業に対する地方の負担金の廃止について,また県事業負担金についての市長の考え方を示せとのお尋ねでございます。

 直轄事業に対する地方の負担金の廃止についてですが,岡山市では指定都市市長会を通じて,地方分権改革推進の観点から,国と地方の役割分担の見直しを行った上で,国が行うこととされた直轄事業負担金は廃止すべきであり,特に維持管理費については本来の管理者である国が全額負担し,地方負担については直ちに廃止すべきと国に強く主張しているところでございます。

 県事業負担金についての市長の考え方でございますが,市及び市長会を通して県へ要望している内容と同様で,この内容につきましては市民ネットの羽場議員にお答えをしたとおりでございます。

 いずれにいたしましても,今後これまで以上に国,県に強く働きかけてまいりますので,議員の方々の力強い御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  まず1つ目でございますが,高谷市長2期目の公約に関連しての項目のうち,水と緑が魅せる心豊かな庭園都市ということで,街路樹の剪定についての御質問にお答えを申し上げます。

 街路樹は,都市の美観の向上や,近年ではヒートアイランド現象の抑止にも効果を発揮し,さらには歩行者に日陰を提供することで人々に安らぎを与えることなどを目的として植樹されるものですが,一方鳥のふん害や落葉など,沿道住民からの街路樹への苦情も多いところです。このことから,剪定に当たりましては,地元の苦情や要望を踏まえた中での剪定となりますが,この目的に沿うような剪定に努めなければならないと考えております。今後も,緑のボリュームアップを推進する観点からも,主要な道路や公園など魅力的な景観づくりに配慮するよう,いろいろと研究していきたいと考えております。

 続きまして,合併特例区廃止後のまちづくりについての御質問のうち,御津コミュニティバスの今後についての項で,バス路線廃止地域の公共交通についての岡山市の取り組みについての御質問にお答えを申し上げます。

 バス路線が廃止され,公共交通手段がなくなる地域における交通手段の確保策につきましては,現行の制度では道路運送法に基づき設置された地域公共交通会議において協議することとなっております。この地域公共交通会議は市が設置するもので,学識経験者,利用者代表,バス・タクシー事業者,関係行政機関などで構成されており,この中で地域の需要に応じた生活に必要な交通手段や,地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要となる事項を具体的に協議することとなります。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  高谷市長2期目の公約に関連しての項の中で,特別な支援の必要な子どもの現状把握,実態調査を行うべきではないかとのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 施策を実施する上で,現状や課題の把握というものは当然必要であると考えております。しかし,特別な支援が必要な子どもであるという認定が難しく,そしてまた保護者の方としても認めがたいというようなこともございまして,学校・園独自の判断による実態把握は困難であるというふうに考えております。

 教育委員会では,発達障害への理解を深め,支援をするための教職員研修の充実を図っております。その成果として,学校・園が保護者に働きかけをして,早期発見の重要性など,発達障害についての理解を深めてきておるわけでございます。今後,医師の方など専門機関との連携の中で,支援を必要とする子どもの把握に努めてまいりたいというふうに考えております。

 次に,図書館整備計画の見直しと,公民館図書コーナーの充実についてのお尋ねにお答えをさせていただきます。

 この図書館整備実施計画につきましては,合併に伴う市域の広がりということもあり,全市的視点から計画の見直しも必要と考えております。まず,既存の地区図書館における予約システムの利用促進,また入れかえ頻度や配本冊数をふやして公民館の図書コーナーの充実を図るなど,既存施設の活用やソフト面での図書サービスの向上を図っていくことが重要であるというふうに考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  高谷市長2期目の公約に関連しての項の中で,高齢者の安心な居場所づくり,または地域の人が交流できる場としてのコミュニティカフェについての所見はどうかというお尋ねでございます。

 高齢化社会や核家族化が進む中,地域の中で世代を超えた交流を深めることが課題解決の一方策であると考えられ,そのサポートを強化していくことも必要であると考えております。地域における交流の場としましては,現在も高齢者の方や子育て世代の方を対象とするサロンなどの活動はございます。

 議員御指摘のコミュニティカフェにつきましては,岡山市におきましてはまだ実態の十分な把握はできておりませんが,全国的に見ますとボランティアやNPOの方が実施する事例がふえつつあるようでございます。また,一定の期待感も持たれているようにお見受けをいたします。今後,実態を注視していくほか,市内地域において新たに創設されるような場合に,どのようなサポートを行っていくことが望ましいのか,またそれが可能かどうかといった点について今後研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局新市建設計画推進担当局長  合併特例区廃止後のまちづくりの項につきまして,合併特例区長に質問ということで,御津,灘崎それぞれの合併特例区の成果は,今後成果の何を残すべきか,合併後に旧町だった地域はどのように変わったか,合併はどういう市民サービスの向上をもたらしたか等の一連の御質問に,御津,灘崎の両合併特例区長の御意見もお伺いして取りまとめた上で一括御答弁いたします。

 合併特例区は,合併特例法及び地方自治法により,合併地域に一定期間設置される特別地方公共団体でありまして,新市への円滑な一体性の確立のために設けられた制度でございます。この制度を生かして,合併特例区では予算調整権を初め一定の権限等を持つとともに,公の施設の設置及び管理,それから地域振興イベントなど,地域に密着した施策を実施しております。

 また,特例区には合併特例区協議会が設置されまして,合併協定事項及び新市建設計画の着実な実行をチェックするとともに,特例区が処理する重要事項の審議に加えまして当該地域の住民の意見を取りまとめるなど,本市とのパイプ役として精力的に活動していただきました。合併に伴う諸問題の解決や地域全般の振興について御尽力をいただいたところでございます。両特例区とも設置期間が残すところあと5カ月余りとなっておりますが,この制度を設けた趣旨及び目的に沿って,地域住民の合併への心理的抵抗感を和らげ,当該地域の住民福祉の増進と新市への一体性へのソフトランディングに大きな役割を担っていただいたものと確信しております。

 また,両特例区長からは,ハード面においては,合併により保健福祉関連施設や高度情報化施設などの整備が進んだことや,市民サービスの面からは,厳しい経済・財政状況の中で安心して提供できる体制になったこと,さらには合併時の目標として掲げておりました政令指定都市岡山の実現をなし遂げたことによって地域のイメージアップにつながったなど,評価をいただいております。一方で,特例区解散後にあっても地域の声にしっかりと耳を傾けて,中心部だけではなく合併地域を含め周辺部のまちづくりも進めていただきたいとの声もいただいております。

 こうした声をしっかりと受けとめながら,合併特例区が解散した後におきましても,引き続き新市建設計画に基づき,御津地域における病院併設の総合保健福祉施設の整備や,灘崎地域における灘崎町総合公園の整備などの計画事業について,着実に実行してまいる所存でございます。

 いずれにいたしましても,特例区として活動いただいた成果をしっかりと受けとめ,これまでに増して御津・灘崎両地域住民の皆さんと一体となって取り組みを進めることが重要であると考えております。

 特例区解散後におきましても,政隆会の藤原議員にお答えしましたとおり,新市建設計画等の進捗状況の確認や地域住民の皆さんの声の反映の場につきましては,特例区協議会の御意見も伺いながら適切な形で対応することにより,両地域の皆さんに安心していただける市民サービスの提供に努めてまいりたいと思っております。

 続きまして,御津コミュニティバスの今後についてということで,バスにするのかディマンドタクシーにするのか,地域のニーズを把握した上で議論する場は支所が中心になるのか,その際地域住民との協働はどう進めるのかという御質問です。

 御津コミュニティバスの今後につきましては,新風会の森田議員にお答えしたとおりでございますが,議員御指摘のように,市民の利便性の観点からは見直していくことも必要かとは思っております。今後とも,地域の実情やニーズ等を把握しながら,各路線ごとの運行便数や運行時間の見直し,またディマンドタクシーも方策として視野に入れながら,より効果的かつ効率的な方策について検討してまいりたいと考えております。

 また,検討に当たりましては,利用者である地域住民の御協力をいただきながら,直接窓口となる御津支所を初め,関係部署と連携をとりながら進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 行革担当局長のほうから最初の部分について答弁があったんですけれども,官製ワーキングプアについては答弁がありませんでした。昨年の年越し派遣村に象徴されるように,今や3人に1人は非正規雇用というような状況になっております。そこにきてこの人件費比率17%という目標が出てきたわけで,この官製ワーキングプアを発生させずに目標を達成しようと思っているのかどうかをお答えください。また,岡山市の官製ワーキングプアの現状というのをどういうふうに認識されているんでしょうか,お尋ねいたします。

 それと,人事評価についてですけれども,まずこの人事評価,大変難しいことだというふうに私は思っております。今,総務局長がおっしゃったようなことがとととっと本当に中立公正でできるか,とても疑問に思っているところです。それで一つ,情報公開はどういうふうにされていくんでしょうか。それと,教育委員会も同様の仕組みを導入するのでしょうか,お答えください。

 それから,市長の退職金についてでございます。

 何遍も何遍も言って,私だけが言っているようですけれども,私は行革を第一に掲げる高谷市長だからこそ,市長退職金についての考え方を質問しているんです。現在の4年で約3,000万円の市長退職金は本当に市民の理解を得られているのかどうかということが一番疑問なわけです。市民の理解が得られているという答弁がありますけれども,そう考える根拠を示してください。それで,これから受け取ることになるわけですよね。妥当だから受け取ると考えてよいのかどうか,お尋ねいたします。

 それと,次に街路樹の剪定についてです。

 緑のボリュームアップをする,安らぎと憩いの空間をつくる,もう全く私はこれ賛成なんですけれども,この街路樹の剪定です。一律に刈られてるような,そういう御相談が市民の方からありました。今,担当局長からの御答弁なんですけれども,この4月から区役所の維持管理課にこの剪定業務が移っていますよね。それで,7月の話なんですけれども,こう街路樹がわあっとあって,片側をだあっともう本当に木を丸坊主にしちゃうと。緑を大事にするっていう岡山市が何でそうなのだということで,市民の方が直接区役所の維持管理課のほうに電話をしたそうです。それで,とりあえず半分だけ今終わっているようなんですよ,この街路樹。半分だけ剪定が終わってる。残りをどうするのだろうなというふうに心配もしています。どういう方針でやるのか,例えば夏の暑い時期,木陰が欲しいじゃないですか。そういうときに剪定をしなくてもいいんじゃないかなあと私も思うわけです。その辺の考え方を教えてください。

 それと,南方の子育て支援センターについてですけれども,来年4月に南方保育園ができまして,南方子育て支援センターもできます。ただ,後楽館の校舎の完成が平成24年3月ということになっているわけで,それまで駐車場がないんです。その間は番町の子育て支援センターというのを残してほしい,いろいろと保育園のほうでもばたばたしているでしょうし,そういう配慮をしてほしいというふうに,これは強い要望としておきます。

 それから,発達障害者の現状把握,実態調査についてなんですけれども,教育長のほうは調査は必要だけれどもなかなか難しいという御答弁だったと思います。保健福祉局長のほうがちょっといまいちわからなかったんですね。行うべきだと考えているのかどうか,できるのかどうか,岡山市として。なかなか難しい調査になるとは思うんですけれども,本当の意味で発達障害者の支援をしていこうと思ったら絶対必要ですよ,現状把握は。で,岡山市単市ではできないということであれば,国に要望して全国的な調査も私は必要だと思ってるんです。国に要望しますか,お答えください。

 それと,横断的なプロジェクトチームについてなんですけれども,当局内部でそういうことをやってるのだということだったと思います。私,そういうやっていることをもっと市民の方に公開してほしい,情報公開が足りないんじゃないかなと思うんです。市民のひろばに載せるとか,ホームページに載せるとか,各種団体の長とかという方でなくって,普通のお父さんやお母さん,かかわっている人たち,そういう人たちからのアクセスもいただけるような仕組みをお考えになったらどうですか。お尋ねします。

 それと,図書館についてですけれども,聞けば聞くほど東部地区図書館の整備がおくれるようなので余り聞きたくはないんですが,でも大事なことだから聞きます。平成9年に図書館整備実施計画をつくりました。で,平成14年にその計画を見直し,またここに来て全く全市的に見直すということになってます。これね,教育行政への不信につながるんじゃないかと私は心配してます。図書館が欲しいという声,たくさんあるんですよ。だからこそ,どういうふうな手法でこれからその見直しをするのかというふうに聞いたんです。特に中区の図書館については,中区のまちづくりと一緒に取り組んでいこうというお考えはありますか,お尋ねいたします。

 それと,公民館の図書コーナーです。

 充実させるのだという話なんですが,では公民館の職員にそういう周知を行ったんでしょうか,お尋ねいたします。

 次に,要綱行政についてです。

 条例を数としては404本,要綱については告示を行っているものが313本というお答えでした。告示を行っていないものというのはどのくらいあるんですか。

 それと,要綱が全く必要でないというふうに私は思っているわけではありませんが,ただ余り要綱だけに頼るのもどうなのかなというふうに思っているのは事実です。なぜかというと,個別具体的に言えば,この成年後見制度利用支援実施要綱等の改善に関する陳情が出されたことによって気がついたわけですが,今保健福祉局長のほうから委員会に説明すべきものだったという御答弁がありました。そうだと思うんです。ここが食い違ったらどうしようかなと思ったんですが,本当に大事なことだと思いますので,こういうことはちゃんと委員会に諮ってほしい。ただ,諮らなかったという事実があるわけですよね。ということは,全市的な基準ってはっきりしてないんじゃないかなと心配するわけです。

 そこで,現在の要綱等を整理して,要綱,要領などで定める範囲の基準を決める。現在の要綱をその基準で見直し,条例化すべきもの,条例化できるものは条例化をする。そして,市民から見えないルール,要綱ってなかなかわからないわけですよ,議会でさえ知らなかったわけですから,見えないルールである要綱をホームページや市政情報コーナーなどで基本的にすべてを公表するということについて御所見をお伺いしたいと思います。

 次に,合併地区のことについてです。

 私は,先ほど森田議員からも質問があったんですけれども,地理的に見ても岡山市の端にある合併地区の支所というのは残していかなきゃいけないんじゃないかというふうに思っています。ただ,今のところ10年間はという,新市建設計画・基本計画があるうちはということなんですけれども,市民の安心を守るということでは支所の存在は大きいと思うんです。まあこれはそのときに考えようというお話かもしれませんけれども,将来的なことを考えたらとても大事なことなので,ちょっと長いスパンではありますがお考えを聞いておきたいと思います。新市建設計画が済んだ後はどうでしょうか。

 それと,バスの話です。

 私,非常に答弁が簡単だったんじゃないかなと思うんですけれども,今まではコミュニティバスをどうするかという話だったわけです。コミュニティバスはこのまま存続するよと,3月22日以降も。だけど,コミュニティバスだけじゃなくてほかの形もある,そういうことも一緒に考えていかなきゃいけないんじゃないかと,この時期に。で,その考えるときに,やっぱりその地域に密着している支所の職員が地域住民の中に入って,地域との連絡をとったり地域を見たりしながらその地域に合った施策をつくり出す,そういうことをやるべきじゃないかと。そのためには,やる気のある職員を担当責任者として配置すべきだと思うんですけれども,お考えをお聞かせください。

 それから,区役所についてです。

 フロアマネジャーについては検討するということなので,ぜひお願いします。

 市民保険年金課のことです。

 この市民保険年金課の中には福祉総務係というのがありまして,ここが先ほどの後期高齢者医療制度の申請とかの受け付けをするところなんですが,この係は中区は5人,南区は4人,東区は5人しかいないんです。福祉総務係としては,事務分掌が73もあって,後期高齢者医療費の申請受け付けにかかわるものだけでも52本も様式がある。物すごく細かいんです。この人員を算出した方法をまず御説明ください。窓口は市役所の顔という側面を持っているので,事務分掌の量からしても人数をふやす必要があるんじゃないかと考えますが,いかがでしょうか。休暇取得等に支障はありませんか。

 それから,収入印紙と県証紙の話です。

 自動販売機の設置を検討したいということですので待ちますけれども,これは市民サービスの上からは本当に早くしてほしいと思います。2つ行かなきゃいけないわけですよ。収入印紙を買いに郵便局,それから県の機関,それから区役所に行かなくちゃいけない。それだったら最初からパスポートセンターに行ったほうが便利だったじゃないかって,こういうふうな市民の声がありますから,早急にやっていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 それと,メディアコムについてです。

 今御答弁があったように,区役所として使いたいからが一番にあったようなんですけれども,賃料も市民の大切な税金から支払われるわけです。賃料引き下げの努力はしたんでしょうか。市が借りるときの基準,いろんなところを借りてるわけですよね,これまでにも自分のところではなくて借りたところがあります。そういう市が借りるときの基準というのをつくるべきだと考えるんですけれども,いかがでしょうか。

 以上で2回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  人件費比率の17%達成のために官製ワーキングプアを発生させずにやるのかというお尋ねでございます。

 現在,全市を挙げて事務量を反映したゼロベースからの定員分析に取り組んでいるところでございます。市の組織機能や執行体制等を検討し,事業に見合った適正な人員を算出した上で適正に対応してまいりたいと考えております。なお,雇用形態につきましては,業務に支障がないよう柔軟かつ適切な対応を心がけてまいりたいと考えております。

 また,人事評価制度について,情報公開をするのかというお尋ねと,教育委員会もやるのかというお尋ねでございます。

 この人事評価につきましては,絶対評価というものを考えておりまして,その個人に対しては公開をしたいというふうに今検討しているところでございます。また,教育委員会についても同様に実施をしたいと考えております。

 また,市長の退職金について,市民に理解が得られているのかというお尋ねでございます。

 この市長の退職金につきましては,他の政令市と比較をいたしましても下位に位置し,また総合政策審議会総務・社会部会で議論いただいた答申をこの議会で御議決いただいており,適正であるというふうに考えてございます。

 また,要綱について基準をつくって,見えない部分をすべて公表すべきだというお尋ねでございます。

 このすべてについて一律の基準,あるいは公表ができるかということにつきましては,今後どういった課題等があるかについて研究し,また検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  区役所についての項で,まずパスポートの関係での収入印紙,県証紙の販売についての再質問にお答えいたします。

 御指摘のとおり,区役所等を訪れておられる方について現在ちょっと御迷惑をおかけしているというところがございます。ただ,御承知のとおり,印紙については郵便局,証紙については県との協議がどうしても必要になってまいりますので,早急にそこら辺との協議をしまして,どういう形ができるのか,早急に結論を出してまいりたいというふうに考えております。

 次に,メディアコムの賃料の関係でございますが,賃料決定に当たり,当然これはもう公的目標が,先ほども御答弁申し上げましたように,市民サービスを提供する公共施設であること,また一定の期間かなり広いところをお借りするものであること,さらには近隣のビルであるとか既に入居しているテナント,ここら辺と比較して高い賃料にならないようなこと,こういうことに基づいて家主と協議した結果,こういう形で賃料を決定したもので,妥当なものだというふうに考えております。

 以上でございます。(「基準はだれが答えるんですか」と呼ぶ者あり)

 済みません。

 最後に,そういったものの借り上げの際の基準をつくるべきではないかという御質問でございます。

 これまでも,借り上げをする場合,明確な基準というものはございませんが,これまで過去に市がそういった借り上げをした,賃借をしたものを参考にして価格を定めておるところでございます。

 よろしくお願いいたします。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  発達障害についての現状把握が保健福祉局としてできるのか,また国に要望をしてはどうかというふうなお尋ねでございます。

 確かに,統計的な全数での実態把握ということは難しいと思いますけれども,岡山市では今,1歳半健診であるとか3歳児健診であるように,母子保健の分野,また障害児保育の分野,さらにこども総合相談所であるとかこころの健康センターの事例等を通しての現状把握の中で課題等を分析しております。

 御指摘の国への要望につきましては,保育園での,まあことしもそうですけど,国へ障害児保育についての中身で発達障害についての要望をしたところでございますが,いわゆる実数調査,実態調査につきましては今後国等へ要望できるように考えてまいりたいと思います。

 また,横断的プロジェクトについて,やっていることを公表してほしい,そして保護者からのアクセスもそのことによって得られると思うがという御質問をいただきました。

 現在,保健福祉局,また教育委員会の中から,作業部会としてメンバーを出して作業を進めているものでございます。公表ということにはなっていませんが,その得られた課題等を総合政策審議会保健・福祉部会で,発達障害者の支援のあり方について現在御意見をいただいているところでございます。その中でも保護者の意見等もお聞きする予定にしております。また,中間報告がまとまればパブリックコメントもしていく予定にしております。いずれにしましても,保護者の方のお声をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  街路樹の剪定につきましての再度の質問にお答えを申し上げます。

 街路樹の剪定につきましては,御質問のような時期の問題,それに加えましてあとふん害だとか虫だとか落葉など,いろんな意見が地元地域の方々から寄せられておりまして,個別の場所ごとにどのようにしていくのかというのを判断しているというのが現状かと思います。

 しかしながら,地域の皆様の意向を酌みながら,街路樹の効用を発揮させ,緑のボリュームアップにつなげていくためにはどのようにしたらいいかというのをいろいろと研究していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  数点の再質問をいただいておりますが,まず1点目の発達障害児の実態調査につきまして,国への要望はしないのかという御質問でございますが,先ほども申し上げましたこの実態調査というものがあり,そして施策を展開していくという上で大切な内容であろうというふうに考えております。

 しかし,先ほども言いました人権的な配慮というようなことも大切な視点になってこようと思っておりますので,国においてそれらの条件整備もぴしっと詰めていただいた上で,実態調査をしていただくような要望ということはぜひやっていきたいというふうに考えております。

 それから2点目ですが,図書館整備につきまして,どんな手法で,中区としての整備というものは考えないのかというような御質問でした。

 以前にもお答えをさせていただいておりますが,都市ビジョンというものがございますので,都市ビジョンの方向性を見定めながら,それを踏まえて全市的な視点からの見直しを行っていきたいというふうに考えております。その見直しのときには,何らかの形でまた市民の方のお声をお聞きすることになろうというふうに考えております。

 それから,公民館の図書コーナーのことにつきまして,職員のほうへの周知を図っているのかということでしたが,現在まだ周知をしているという段階ではございませんが,今後この具体的なものをさらに詰め,そしてスケジュール等も詰める中で,公民館のほうには周知を図っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局新市建設計画推進担当局長  コミュニティバスのあり方についての再質問でございますが,今後進めるに当たりまして,支所職員がもう少し住民の中に入ってしっかりと取り組むべきではないかという御質問でございます。

 地域コミュニティバスのあり方を地域の実情をしっかりと踏まえて見直し,そしてより効果的な利用ができるようにするということは,大変必要なことじゃないかなというふうに認識しております。そのためには,まずは利用者であります地域住民の御協力をいただくためにも,最も身近なところにいる御津支所の職員がまず汗をかいて,そして関係部署とも協力をしながら進めていくべきであると考えております。そのために,新市建設担当といたしましても,特例区協議会やその職員でもあります御津支所の職員,関係部署とよく連携をとりながら,今後ともしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

 以上でございます。

     〔24番下市香乃美議員登壇,拍手〕



◆24番(下市香乃美議員)  最後に市民局長が答えてくれた,市が借りるときの基準ですけれども,明確なものはない,そうなんですよね。今までこうだったというのしか,今まで私も調べた中で出てこないんです。でも,私は統一的なものが要るんじゃないかなと思うわけです。普通借りるときだったらこうだよなっていうことがたくさんあるんだけれども,それを考慮せずにやってるんです。で,まあもうここまで来たら妥当なものだったとしか言えないじゃないですか。質問は,全体的な基準,市民局長が答えるべきじゃないと思うんですけど,どこかを借りる場合,どうしても借りなくちゃいけないときがあるわけですから,その全体的な基準というのが要ると思うんですが,お答えをもう一度お願いいたします。

 それと教育長,図書館整備計画の今後の見直しなんですが,これはいつまでに行おうというふうにお考えなのか,ちょっとその辺をお示しいただきたいと思います。

 それと,今ここに市政だよりを持ってきたんですけれども,5月号です。ここに先ほど言った市職員の給与などの状況を公表しますと,まあちっちゃいんですけどあるんです。この中に退職手当という項目があります。先ほどの答弁,直しといたほうがいいと思いますよ。退職手当がありまして,市職員の退職手当の平均はもう出てるんですよ。何でここに市長,特別職のがないのだと,私はおかしいなって思うわけです。市民に情報公開が足りないんじゃないかと思うから,こういう形で市の職員もやってるんだったら,当然市長の退職金だってあって当たり前だと思うんです。早急にやってほしいと思います。

 それと,先ほどのパスポートとか市民保険年金課の業務とか,皆さんのおうちにもあると思うんですけれども,この「くらしの便利帳」,この中で区役所でできるって書いてあるんですよ。岡山市が決めたんだから,それができなかったら市民の皆さんは,岡山市は言ってることとやってることが違うじゃないってなったら困ると思いますから,先ほどの南区と中区のことにしても,ぜひ早目に同じようなサービスにしていただきたいと思います。

 今の日本社会の最も大きな重い課題は,人口減少と高齢化です。このことはもうどこでも一緒です。地域に暮らす人々が今後も希望する地域で豊かに暮らし続けること,これが私たち,岡山が政令市になって一番にやることだと思います。御津も建部も瀬戸も灘崎も一緒ですから,皆さん一緒に頑張っていきましょう。

 本日はありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  市長の退職金について,公表についての再度のお尋ねでございます。

 市長の退職金につきましては,これはもう既に公になっていることでございます。市民のひろばに掲載することについては,これは先ほど御答弁申し上げましたように,検討させていただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  市が建物等を借りる際の賃料の基準でございますけれども,現在においてその全体の基準はございません。これにつきましては,建物の立地条件,また市が借りる場合の広さ,用途等におきまして,それぞれやはりその賃料において,その場その場での平均的,または妥当な値段というものを決めなければいけないということがございますので,一律に決めるということにはなじまないものというふうに考えております。



◎山脇健教育長  図書館整備計画につきまして,いつまでなのかという御質問でございますが,これにつきましては以前6月にもお答えをさせていただきました。現在の施設の充実,先ほど申し上げましたコーナーの充実も含めまして,そういう特徴,ソフト面での充実というものを図った上で整備の方向性,そしてまた必要性というものを見させていただきながら検討していくということになると思っております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして田畑議員。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  皆さんこんにちは。

 それでは,始めさせていただきます。

 日本の政治史に新しい歴史の1ページが加わりました。自民党・公明党の政権が退場し,民主党中心の政権ができたのは8月30日でございます。この日は戦後初めて本格的な政権交代を実現させた国民の審判の日となりました。羽場議員,私もそのように思っております。

 民主党が衆議院議員を308議席獲得したその日に岡山市長選挙が告示をされ,衆院選の後の少し盛り上がりに欠けた選挙戦を経て,9月13日に高谷市長が再選されました。また,同日開票された岡山市議会議員補欠選挙では森脇浩之さんが当選をされました。民主党の関係者の皆さん,また高谷市長,森脇議員,御当選おめでとうございました。心からお祝い申し上げます。お互いに岡山市民のための市政実現のために頑張ってまいりましょう。

 日本共産党は建設的野党として,よいものには協力し,悪いものには反対をする,問題点はただすという立場で頑張ってまいります。岡山市議会では,我々党岡山市議団はこれまでこの立場で一貫して頑張ってまいりました。この立場を堅持するというのはなかなか大変でして,どんな問題でも市当局よりもさらに深く問題点を勉強し,理解し,さらに進んだ視点を持って取り組む必要がございます。生半可な努力では達成できない課題でありますが,党市議団はこれまで懸命に努力を積み重ねてまいりました。今後は,国政の場でもこの立場を貫くことが確認されたのであります。

 そこで質問に移りたいと思います。

 1,市長の政治姿勢について。

 まあ市長ねえ,市長の政治姿勢についてはやっぱり市長がお答えになるべきだと思います。市長は今9月定例会に当たり,抱負と所信をお述べになりました。それを踏まえ,これまでの各議員の質問や党市議団の他の4人の質問,こういった諸点を避けながら市長の政治姿勢についてお尋ねをします。

 (1)新政府に対して物申すべき課題は何かということであります。

 8月30日の民主党圧勝を受けて,9月16日,特別国会で鳩山内閣が発足をしました。「官僚依存を脱した政治の実現」を掲げた鳩山内閣は,初閣議で「本当の国民主権の実現」「内容の伴った地域主権」,つまり中央集権から地域主権へを政策の2本柱にすることを決定されました。歓迎すべきことだと考えます。具体的問題では,我々は後期高齢者医療制度の廃止,核兵器の持ち込み密約の解明,労働者派遣法の抜本改正など大歓迎であります。

 また,子ども手当の実施やガソリン税のいわゆる暫定税率廃止はいいのでありますが,問題は財源であります。2010年度分の財源約7兆円は2009年度補正予算の一部執行停止で賄うということであります。2010年度予算の概算要求基準(シーリング)はゼロベースで考え直すということであります。マニフェストにある子ども手当の財源としての配偶者控除,扶養控除の廃止という民主党の考え方には賛成できかねます。これでは多くの方々が増税で苦しむことになります。さらに,4年間は消費税の引き上げはしないが,その後消費税は引き上げるやに聞こえてまいります。これでは日本経済をまた低迷させ,失業者をふやすことになりますので,得策とは言えません。

 また,FTA(日米自由貿易協定)締結も農家を苦しめますから得策ではありません。日米関係と東アジア共同体重視との整合性はどうするのかという問題もあります。

 我が党市議団は,先ほども申し上げましたように,是は是,非は非の立場で臨みますが,高谷市長はいつも,国に対しては市民の暮らしを守る立場で物申すとおっしゃっておられます。新政府に対し,私がお話しをいたしました諸点についてのお考え,物申すべきことについてのお考えをお示しいただきたいと思います。

 (2)政令指定都市の課題について若干の問題提起をいたします。

 ア,まず,抱負でも所信でもお触れにならなかった(仮称)へいわかんについてでありますが,設立とその場所についての決意とお考えをお聞かせください。

 イ,深柢小学校跡地活用についてでありますが,地元学区の意見を尊重した形での御活用をお考えでしょうか。お聞かせください。

 ウ,岡山市下水道水増し訴訟が今月17日に広島高裁支部で判決が下されました。一審では17人に賠償責任を求めましたが,高裁では財政局関係を除き,安宅敬祐氏を含めた7人に対し約7億6,000万円の支払いを求めております。市長はこの7人の方々に対し返還を求められますか。また,これまでの訴訟関係費用は幾らかかりましたか。

 この下水道水増し事件は,私が平成3年に質問し,人口で約10万人の誤差をどうするのかと取り上げた問題であります。この日の私の質問に岡山市当局は答弁ができず,この日の質問者は私一人で終わりました。答弁は翌日に延期をされました。当時は安宅敬祐氏が市長だったわけでありますが,安宅敬祐氏が覚えていないとおっしゃるのはうそだと思います。うそでなければ病気であります。(笑声)私の質問に答えられず,私だけの質問で終わったあの日のことをお忘れになるはずがありません。

 そして,この事件は萩原市長時代に,これまで過大支給をされていた地方交付税20億円とペナルティー──いわゆる罰金であります──21億円の返還命令を受けることになり,平成11年9月28日,ちょうど10年前のきょうであります,約41億円を納付しました。あのとき,私が質問をしたときに修正をしておれば,21億円もの市民の損害,これを与えずに済んだはずだと思うと残念でなりません。

 その後,市民オンブズマンの監査請求,提訴を経て,一審では17人の市幹部に対し約16億円の返還を求めていたのでありますが,初めに説明したとおり,控訴を経て広島高裁支部での判決が下ったのでありますから,一たんは返還請求をすべきであります。

 エ,高知の中田という方からの御意見,御要望であります。政令指定都市の市長としてどう解決されるのか,お考えをお聞かせいただきたい。

 今,岡山市では観光に力を入れており,ボランティアガイドも活躍しているという。しかし,中身はさっぱりだめ。例えば,岡山と倉敷は市外局番が同じ,しかし市内料金ではない。大阪でも香川でも高知でも市外局番が同じ地域は相互に市内料金である。また,井原線が開通したのに,東京や大阪や四国から岡山に入る玄関である岡山駅から直通列車がない。岡山から乗っても,倉敷と清音で2回乗りかえるか,総社で乗りかえなければならず,不便なこと甚だしい。四国では直通列車が走っている。なぜ岡山のJRにできないのか。岡山は駐輪場が少ない。しかも,岡山駅も天満屋近くも市営が有料である。これで観光客を呼ぶとはあいた口がふさがらない。高知では駐輪場は市街地に幾つもあって,すべて無料である。高知には日曜市を初め月曜日以外の各曜日に朝から夕方までの市がある。観光客を呼ぶと言うなら,岡山はどうするのか考えてほしい,というものであります。

 市内中心部に駐輪場が少ない,しかも有料,これは無料にすべきだ。局番が同じなら料金も市内料金とすべきだ。JRの直通列車が岡山ではなぜないのか,必要だ。これに加えて私は,以前本会議で質問がありました合併地区の局番の統一について,市当局のお考えをお聞かせいただきたいと存じます。

 2,安全・安心のまちづくりについて。

 (1)防災対策について。

 岡山市は,近く発生が予想される東南海・南海地震に備え,防災対策をしておかなければならない地域に指定されています。防災対策は市民の命にかかわる重要問題であります。私は,これまでにもこの問題を取り上げてまいりました。さきの6月議会でも質問をさせていただきましたが,市長及び総務局長の認識の低さに驚きました。市当局の答弁ができないのにいら立った宮武議長が,「万全なら万全ですと言うてくれりゃあええんじゃ」と不規則発言をする始末でありました。(笑声)この発言の裏には,市長選挙の前でもあり,市長に恥をかかせたくないという思いがあったことは確かであります。私も市長を立ち往生させて市長選の妨害をしたと言われないよう配慮して,そのときは言いませんでした。私もこういう立場で言ったわけですよ,市長。そこで,9月議会でもう一度お尋ねをしようと思ったわけであります。

 そこでお尋ねします。

 ア,帰宅困難者は五,六万人とのことでありますが,岡山市内,特に中心市街地で帰宅困難者が発生すると想定されます。連町ごとの推定はできていないとのことでしたが,その後調査をされたと思います。お答えください。

 イ,人口集中地区(DID)で歩行500メートル以内1人当たり2平方メートルの避難所は確保できているかの質問に,集計していないとのお答えでありました。その後調査されたと思いますが,お答えください。

 ウ,私は,帰宅困難者を含めると烏城公園では有効避難面積が確保できないことを立証しました。皆さん覚えとるでしょう。ほいじゃあ,旭川の水面に逃げるんかと,おぼれるじゃねえかというて言うたよね。市長はそのとき笑ようた。今も笑ようるけど。しかし,お答えがいただけませんでした。旭川の水面,石垣,お堀など,避難場所として不適当な面積はそれぞれ幾らか。差し引きすると幾らの有効面積が残るのか。それで避難場所として適切な対応と言えるのか。不適切であればどうするのか,お答えください。

 エ,総務局長は私が,岡山市がもし阪神・淡路大震災のように大火災を引き起こしたとき,この烏城公園に避難できるのか,避難経路を示してほしい,深柢,新京橋西詰,旭川沿い,烏城公園,どうするのかということで質問したのに対し,岡大や操車場跡地に避難させると,お答えにならないお答えをしていただきました。大地震と大火災の中を烏城公園よりもなお遠い岡大や操車場跡地にどのようにして避難誘導されるのかお答えください。できるはずがない。

 オ,議長と議運の委員長にお尋ねをします。「万全なら万全ですと言うてくれりゃあええんじゃ」というこの議長の不規則発言は,議会運営上正しいと思われますか。猛火の中を逃げ,避難場所に行き着けない人の命にかかわる問題を質問して,答弁ができない,答弁ができずに困っている状況の中で,万全なら万全じゃというて言うてくれということは,何を言うてもええということになりゃあしませんか。そんな議会があっていいはずはありません。議会運営のあり方をお示しください。

 (2)砒素混入金甲山建設残土問題について。

 この問題について幾度も取り上げてまいりました。いまだに不法な埋め立てが放置されています。これで市民の安全・安心が担保されていると言えるのかどうか,お答えください。

 ア,警察への訴えの提起後,結果はどのようになりましたか。

 イ,本件への市長の現状認識と,提出された計画図どおりに復元をさせる決意と手順をお示しください。

 ウ,いつまで放置をされるおつもりか。どうされるのか,お答えください。不法状態がずっと放置をされています。

 (3)食品衛生行政について。

 食品衛生の指導員,検査員の方からお伺いをしました。スーパーやコンビニで食品衛生許可,あるいはまたこれは責任者名ですね,表示がありますが,表示がされていないことが多い。全国的にもその傾向にある。市内業者への適正指導及び国への適正指導を求めるべきではないかというお話であります。現状と対策をお示しください。

 3,国営岡山南部地区かんがい排水事業について。

 国営岡山南部農業水利事業は,高梁川合同堰と湛井十二箇郷用水路の改修及び南部幹線用水路(パイプライン)の新設を行うとして事業が進められてまいりました。しかし,パイプラインの新設については,受益農家が要らないと反対し,予定どおり進みませんでした。受益農家からすれば,パイプラインになると水利用がかえって不便になるということがわかり,係争事案となりました。岡山県,岡山市の負担額も相当な額となります。そこで,私たち党岡山市議団は,事業開始をしてから十数年間,パイプライン化事業の問題点を解明し,中止を求めてまいりました。このたび,国と県の間でパイプラインの見直しが協議され,合意に至ったと聞き及びます。しかし,興除地区へのパイプラインによらない清水導入は課題として残ります。これをどう実現するのかは放置できない問題であります。

 そこでお尋ねします。

 (1)国及び県の合意内容と,平成20年度南部対策会議の確認事項をお知らせください。

 (2)興除地区への清水導入の方法をお示しください。

 (3)事業費についてでありますが,約400億円の事業費とお聞きしておりますが,計画段階での事業費総額と内訳及び見直し後の事業費についてお示しください。岡山県関連事業は継続となるのか,中止となるのか。岡山市はどうされるのかもあわせてお示しください。

 (4)湛井十二箇郷用水の中の三ケ村組合議会議員の資格についてお尋ねします。

 お聞きしますところ,倉敷市矢部から2名,岡山市惣爪から2名,吉備津から2名の合計6人が選出をされています。このうち惣爪の1名と吉備津の2名が三ケ村組合規約に違反し,資格がないとの訴えがあります。そうなりますと,岡山市当局は資格のない者を推薦し,岡山市議会は資格のない者を議長の指名推選で選挙し,当選人としたことになります。これはよくないと思います。事実関係を明らかにしてください。

 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田畑議員の新政府に対して物申すべき課題はとの御質問にお答えをいたします。

 民主党が掲げる地域主権の確立については,これまで地方が強く要望してきたものであり,その実現を強く期待しているところでございます。また,新たな制度の創設や制度改正については,いまだ具体的な姿が示されていないことから,現時点では一概に評価できませんが,実施するに当たっては市民生活や事務事業の現場に混乱を来すことのないよう,また市民や地方財政に新たな負担を生じないよう配慮していただくためにも,市民に最も身近な基礎自治体の声を十分に聴取し,国の政策に反映していただきたいと考えております。

 本市では,これまでも国に対して,全国市長会,指定都市市長会などを通じた国への要望,市独自での提言,要望などを行っているところでございます。引き続き,議員御指摘の事項を含めて,国における政策の動向を注視しながら,政令指定都市岡山としてあらゆる機会をとらえて地方の声を国へ届けるよう努めてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  安全・安心のまちづくりについての項の中で,帰宅困難者について中心市街地で連合町内会ごとの推定はできていないとのことだが,その後調査されたと思うが,また人口集中地区で歩行500メートル以内1人当たり2平米の避難所の確保について,その後調査をされたと思うが,また旭川の水面,石垣,お堀など避難場所として不適当な面積は幾らか,差し引き幾らの有効面積が残るのか,避難場所として適切な対応と言えるのか,不適切ならどうするのか,また大地震と大火災の中,烏城公園より遠い岡大や操車場跡地にどのようにして避難誘導されるのかとのお尋ねでございます。一括して御答弁させていただきます。

 帰宅困難者につきましては,国勢調査をもとに岡山市全体での数を推計したものでございます。各連合町内会ごとの試算につきましては,集計方法等の検討を行い,地域防災計画の見直しには反映できるようにしてまいりたいと考えております。

 DID地区内の避難所の確保につきましては,今年度ICTを活用して避難所,避難地の選定や適正化に対する分析,検討を実施してまいることといたしております。

 大地震における大火災の発生時に,いきなり市中心部から岡大や操車場跡地まで避難するのではなく,一次的には広い道路や安全な場所に避難していただき,二次的には安全な避難路を確認の上,近くの避難所に逃げていただくことになります。

 また,烏城公園一帯の避難所につきましては,議員御指摘のとおり,お堀や民地も含まれております。烏城公園自体の避難に係る有効面積は約3ヘクタールと推計され,不適切な面積は約7.5ヘクタールでございます。

 いずれにいたしましても,現在の地域防災計画が平成2年に改正され,その後部分修正を行ってまいりましたが,実情に即していない部分がございます。今後抜本的見直しを行い,議員の御指摘も踏まえ,現在の社会情勢に適したものをつくってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  市長の政治姿勢についての項で,深柢小学校跡地活用について,地元学区の意見を尊重した形での活用を考えているかとの御質問にお答えいたします。

 岡山中央南──旧深柢小学校跡地の活用につきましては,「岡山中央南(旧深柢)小学校跡地活用についての提言」において,中央南地区全体からの観点で,地域特性,安全・安心,地域コミュニティーをまちづくりの視点として示され,また地域住民とのコンセンサス形成の必要性も提言されているところでございます。

 跡地は,中心市街地に残された数少ない貴重な財産であり,また全市民の貴重な財産であるという認識のもと,今後とも地元学区の御意見もお聞きしながら,より多くの市民が納得する活用を慎重に検討していく必要があると考えております。

 次に,同じく市長の政治姿勢についての項から,政令指定都市の市長としてどう解決するのかという中で,局番が同じなら料金も市内料金とすべきだという電話番号の話,それから合併地区の局番統一について市当局の考えをとの2点にお答えいたします。

 電話番号のつけ方については,下4けたの加入者番号と最初の0を除く5けたは電気通信番号規則に定められ,総務大臣の告示によって決められているものでございます。例えば,岡山市役所の代表番号である086−803−1000では,最初の0が市外通話をあらわす番号になりまして,86が市外局番,続けての803が市内番号,1000が加入者番号で,加入者番号と最初の0を除く86803が総務大臣の告示によって決められております。

 岡山市と倉敷市の市外局番は,それぞれ0862と0864という4けたから3けたに変更したとき,ともに086と同じ番号になったものでございます。このとき,市外局番が086で一緒になったものの,通信事業者が料金の基準とする単位料金区域──メッセージエリアとも言いますが──を異にするため,相互間の通話の際には市外局番が必要とされ,市内料金の適用を受けないものであり,同様の事例は全国にも見受けられるところでございます。

 また,合併地区の市外局番統一は,新市の一体感の醸成のためにも必要なことであり,先日特例区の住民の総意として,各合併特例区の区長,特例区協議会会長からも市外局番統一を求める要望書が提出されたことを受け,関係市町,関係機関に市外局番統一に関する同意書の提出をお願いしているところでございます。

 今後は,引き続き総務省,NTT等との協議を進め,できるだけ早く市外局番の統一が図れるよう働きかけてまいりたいと,このように考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  市長の政治姿勢についての項,(仮称)へいわかんについて,設立とその場所についてのお尋ねでございます。

 戦災資料の収集と展示のあり方を検討するために,市内部の関係部署で構成する検討組織を立ち上げ,戦災資料の収集や保管についての議論を重ねているところでございます。今後,貴重な資料の散逸を防ぐためにも,今年度下期のふさわしい時期に広告掲載を行い,広く市民に収集を呼びかけたいと考えております。その後は寄せられた資料の状況を見ながら,引き続き展示内容や展示場所などをさまざまな角度から検討を進めてまいりたいと考えております。

 次に,安全・安心のまちづくりについての項,食品衛生行政について,スーパーやコンビニエンスストアで食品衛生許可の表示がなされていないところが多い,適正指導を求めるべきではないか,現状と対策についてのお尋ねでございます。

 飲食店など,食品衛生法に基づき許可を要する施設等では,許可を取得するとともに岡山市食品衛生法施行条例で許可を証する書面を見やすい場所に掲示するよう規定されております。本市の平成20年度の食品衛生指導員の巡回指導の結果では,全体平均で88.8%が掲示してありますが,御指摘のスーパー等での掲示は68.5%と全体平均に比べ低く,原因として,本社で保管している,あるいは事務所等に掲示している等がございます。

 いずれにいたしましても,市民の食の安全・安心の確保のため,消費者が見やすい場所への許可証の掲示のほか,食品による事故防止のための衛生管理等の指導を行うとともに,国や他自治体等と情報交換し,法令遵守の徹底がなされるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  国営岡山南部地区かんがい排水事業につきまして4点のお尋ねをいただいております。

 国及び県の合意内容と平成20年度南部対策会議の確認事項を知らせよ,興除地区への清水導入の方法を示せ,計画段階での事業費総額と内訳及び見直し後の事業費は,また県関連事業は継続か中止か,岡山市はどうするのかというお尋ねでございます。一括して答弁申し上げます。

 国営岡山南部地区かんがい排水事業は,老朽化した高梁川合同堰及び湛井十二箇郷用水路の改修とパイプラインの新設を行い,受益農地全体に安定的に農業用水を供給するための事業でございます。その事業費は約280億円であり,これまで高梁川合同堰と湛井十二箇郷用水路の改修等に約94億円を執行し,進捗率は約34%となっております。また,県営事業等の関連事業費として約130億円が計画をされております。

 本事業につきましては,関係行政機関で構成する南部地区対策会での議論等も踏まえ,岡山市長が会長を務めます岡山南部地区国営かんがい排水事業推進協議会から,地域全体に対する早期の農業用水の安定確保,安定供給を図るよう提案申し上げたことを受けまして,去る8月18日に中国四国農政局長と岡山県知事が会談し,地域情勢の変化を十分踏まえた上で,下流域への着実な送水に配慮しつつ,パイプラインを取りやめ,砂川,足守川の既存堰を残置すること,そのほかさまざまな検討を進めていくことなどが話し合われ,事業計画の見直しの検討に着手することについて合意したところでございます。

 見直し内容につきましては,今後検討を進めていく中で確定されるものでございますので,御質問の興除地区への清水導入の方法,見直し後の事業費,関連事業の継続か中止かなども,今後の検討において決まってくるものと承知しております。

 岡山市といたしましては,計画見直しの検討に当たり,受益農家を初めとする関係者の理解が得られ,早期に事業効果が発現されるように国に要請するとともに,国,県と連携,協力していきたいと考えております。

 次に,三ケ村組合議員のうち3名が組合規約に違反し,資格がないとの訴えがあるがどうかというお尋ねでございます。

 三ケ村組合は,岡山市と倉敷市で組織する一部事務組合でございますが,三ケ村組合規約第3条におきまして,組合は岡山市惣爪,吉備津,及び倉敷市矢部に関する旧慣により,三ケ村組合が管理する水利土木事業を共同で処理するとなっておりまして,また第7条に,議員はかんがい受益者,またはかんがい区域内に住所を有する者の中から選挙するとあるように,本市から選出されている本組合の議員は,いずれも岡山市惣爪,吉備津に住所があり,旧慣に基づいて選出されているため,規約違反や資格の問題はないと承知をしております。なお,お尋ねの件に関しましては,去る平成21年5月13日の三ケ村組合議会におきまして,受益耕作範囲の確定についてということで審議が行われましたが,組合の事務は旧慣によって管理しており,変える必要はないとの結論に達しております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  安全・安心のまちづくりについての項で,砒素混入金甲山建設残土問題について,警察への訴えの提起後の結果は,市長の現状認識と計画図どおりの復元への決意と手順は,いつまで放置するのかとのお尋ねに,一括して御答弁申し上げます。

 岡山市飽浦地内の残土処分場の残土問題につきましては,事業主及び施工者がたびたびの是正指導や市条例の措置命令に従わないことから,厳重な処分を求めるため平成20年2月6日に告発しましたが,岡山地方検察庁から平成21年3月30日付で不起訴処分との結果が報告され,市としては非常に残念に思っております。このことから,岡山市土採取等規制条例での規制に一定の限界を感じており,これまでにもより行政罰が重く強制力のある,残土処分行為等の規制に関する法律の立法化に向けて強く国に要望してまいりましたが,引き続きさらに強く要望するとともに,あわせまして今後も現地での是正指導につきましては,関係機関とも協議しながら,粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  市長の政治姿勢についてのうち,政令指定都市の課題について若干の問題提起ということで,まずは市内中心部に駐輪場が少ない,無料とすべきではないかという御質問にお答え申し上げます。

 岡山市の市営駐輪場は,岡山駅の東口及び西口周辺で9カ所8,009台でございますが,表町周辺においては2カ所154台であることから,表町周辺については市営以外の駐輪場を含めても,来訪者の視点から見て必ずしも使い勝手がよいとは言いがたい状況です。

 こうしたことなどを背景に,昨年NPO法人が主体となって,国,県,市などが参画して表町商店街において路上に仮設駐輪場を設置したり,空き店舗などを利用した駐輪スペースを確保したりするなどの社会実験が行われましたが,その結果については地元商店主や来訪者から「快適性が増した」など駐輪施設について好意的な評価を受けている一方で,駐輪施設によって幅員が狭められ,歩行者と自転車が錯綜し危険であったり,荷さばき車両や緊急車両への対応についても考慮する必要があるなど,恒久的な設置に対する課題も上げられており,このためことしも引き続きNPO法人などによって実験が行われることとなっており,その結果について注視していきたいと考えております。

 また,駐輪場が有料であることについては,昭和63年ごろ岡山駅前の放置自転車が社会問題化したため,新たに放置禁止区域を導入することとなり,これに伴い駐輪場の整備が必要となり,その施設整備費などについて,受益者負担の観点から駐輪場の利用者の方に応分の負担をしていただくこととし,自転車等放置防止条例や自転車等駐車場条例を制定し,放置禁止区域を中心に有料化を前提とした駐輪場の整備を進めてきたものであります。

 しかし,その後,短時間の利用者の利便を考慮し,岡山駅東口地下駐輪場などでは最初の2時間を無料とするなどしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。いずれにいたしましても,政令指定都市である岡山に観光等で来られる方々にも,より一層自転車の使いやすいまちとなるよう自転車施策を検討していきたいと考えております。

 続きまして,同じ項目のうち,井原線に岡山駅からの直通列車がない,必要であるとの御質問にお答えを申し上げます。

 JR西日本では,信楽高原鉄道事故以来,他会社との連携運転はしないのが原則となっており,また井原鉄道車両の岡山駅乗り入れは,JR西日本から運行上の問題などの理由により理解が得られていないと県のほうから聞いております。このような状況の中で,井原鉄道では清音駅での乗り継ぎ時間をできるだけ短くし,利用者の利便性向上に努めておりますので,御理解を賜りたいと存じます。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  市長の政治姿勢についての項で,交付税訴訟高裁判決の7人の方々に対して返還を求めるのか,またこれまでの訴訟関係費用は幾らかかったかとのお尋ねでございます。

 普通地方交付税返還住民訴訟の現時点における今後の対応につきましては,ゆうあいクラブの楠木議員の質問にお答えしたとおり,最高裁の判断を仰ぎたいと考えております。また,機関としての市長の訴訟費用は主に弁護士報酬などで,一審においては約773万円,二審においては約395万円であります。

 以上でございます。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  再質問させていただきます。

 市長の政治姿勢についてですが,市長ね,市長選挙で演説のところへ私ちょうど立ち会いましてね,そうしたら市長は国に対してはっきり物を言うと,これが私の選挙の公約じゃみたいなことでおっしゃられて,ああ,なるほど,これは言うてくださるんじゃなあと,市民もそう思っておられると思いますけど,ぜひはっきりと物を言っていただくと,遠慮せずに,そこが市長のええところですから,頑張ってください。

 それから,山陽新聞を見ますと,再選の高谷市長に聞くということで,9月15日号ですけども,横浜市の中田前市長らをメンバーとする首長連合から参加の誘いがあり,考えていると。これもはっきり物を言うことに関連すると思うんですが,これはどうされるのかお聞かせいただけたらと思います。

 さて,へいわかんですが,場所について市長,デジタルミュージアムもいいのかなというふうに思うんですが,市長のお考えがあればちょっとお聞かせください。よろしいですか。

 下水道の水増し訴訟であります。水増しをしたから水に流すというわけにいきません,下水道局長。それで,これは岡山市の真相を隠す隠ぺい体質ですよ。これについて市長はどう思われますか,これがまず第1です。

 それから,第2は返還を求める。今は求めないという答弁ですから,それならば何で求めないのか理由を言ってください。おかしいでしょ,一たん求めたらいいじゃないですか。それで最高裁で,例えば全部チャラになったよということになるんなら,戻してあげたらいいじゃないですか。で,訴訟費用も1,000万円からかかっているんです。そうでしょう。岡山市民は21億円の損失なんです。現在そのうち7億6,000万円を返還しなさいになっとんです。じゃあ,その21億円をだれの責任でだれが払うんですか。市民に損害を与えただけになるじゃないですか。そりゃあやっぱり市長の行革の姿勢からいっておかしいでしょう。こんなことはやっぱり放置したらいけんと思います。市長,ちゃんとこれはやってください。だれの責任か,だれが損失を補てんするのか,このことについてもあわせてお答えください。訴訟費用も市民の血税です。

 さて,金甲山の建設残土ですけども,違法状況をずっと放置しとってはいけませんよね。これは,検察が起訴猶予にしたということとは別の話です。違法状態のものを放置しとるんですから,これはいつまでに改善されるのか,やってください。

 さて,防災対策,これは人の命にかかわる大事な問題です。避難ルートについてもさっきわかったでしょう。で,もう今の計画ではだめだということは総務局長もお認めになられました。じゃあ見直しをされるということ,抜本改正をすると言うが,いつどういう手法でやられるのか,これは早くなくちゃいけませんよ。だから,ちょっとその点は御決意も含めてお聞かせください。

 それで,深柢小跡地です。総務局長,今の一次避難地としても深柢小の跡地は要るんです。大火災のときを考えてみてください。まず,一次避難地として深柢小の跡地に避難をして,状況判断をして旭川のほうへ出ていく,新京橋の西詰から。そして,烏城公園へ行く。烏城公園では不適切で,これはだめだということになるんなら,そのときに判断をして,それではどういう手法で岡大へ行くのかということでしょう。ちょっとそこのところの整理も含めてきちっとしていただきたいと思います。だから,深柢小跡地のお考え,防災公園としての機能をやっぱりきちんと保証すべきというお考えを総務局長,お聞かせください。

 それから議長,議運の委員長,万全なら万全ですと言うてくれりゃあええがなというて,よう答えんやつにそないなことを言うのがあるか。ねえと思うで,わしは。だから,それは議会をなめとんじゃて。じゃから,議長の会派が定数問題でも違うことを言うんじゃ,代表者会議で。副議長の会派が代表者会議で決めたことを違うと言うん。議長と副議長の会派がルールを守らんものをわしらが守る必要はないんじゃ。そうじゃろう。だから,守るんなら守るようにきちんとしてつかわせえ。ほかの者にだけ言うなって。ちゃんとこれは決着をつけてつかわせえよ。

 食品衛生で,コンビニとスーパー,率がよくないと。これもあれなんですが,こういうのを食品衛生の責任者は張っとかにゃいけんのやけど,見えんところへ張っとっても意味がなかろう。それも張っとるということになるんじゃろうけど,これはきちんと指導してください。よろしくお願いをいたします。

 さて,足守川のパイプライン。これについて,僕は朝日新聞はちょっと情報収集のあれが,下手じゃなしに取材不足じゃな。最高裁で必要が認められたにもかかわらず,国の急変ぶりにこの無駄な公共事業の中止を掲げる民主党への政権交代が大きいのではないかと,それは違う。そういう点ではやっぱり地元の山陽さんとオカニチさんはちゃんとしとられる。(笑声)この記事に関してはですよ,ほかのことは言うておりませんよ,私はそう思うんですけど。で,老朽化して漏水が目立つというんです。これは総社を直したけども,流水量はそんなに変わらんのです。それから,砂質で水が抜けやすいと言うけども,これは裁判の反論の中で論拠が崩れました,国側。そうですよ。で,上流から順番に水をとるから興除が水不足というて言ようられるんじゃけど,これは根本は水利権が片づいてないんです。国や県は興除に水利権があるというて言ようる。しかし,現実問題は余水だと。岡山市のずっと以前の経済局長もそう答えられた。余水だと。だから,このことが片づかんのを無理しょうるからこうなる。それは違うんですよ。しかし,興除には水が要るんです。ちゃんと興除に水をあげる。しかし,それは減反政策や宅地化で水は余っとんです。だから,あげりゃあええということなんですから,その方法をやっぱり考えにゃいけんということです。市長はどう考えるん。市長,この件で頑張っていただいてありがとうございました。どっかで褒めてくれよと言よったが,本当に僕は褒めます。(笑声)大変ありがとうございました。よう頑張ってくださって,ありがとうございます。ぜひ,この点についてお考えをお聞かせください。

 さて,三ケ村組合議会議員。経済局長,ここへ私地図を用意してきました。よろしいですか。ここへ地図を用意してきました。見えませんか。(「見えたよ」と呼ぶ者あり)

 それで,まず岡山市の水路網図を出してください。これが1つです。で,吉備津1358番地の10,吉備津1630番地,惣爪168番地,惣爪780番地がこの地図のどこか,そして家及びその田んぼがどこにあるのかお示しをいただきたい。よろしいですか。水利用権については田の所有権に付随をしているということでありますので,法律上,田も家もないという訴えもあるわけですが,三ケ村組合規約第7条の被選挙権を有する者というのはそういうことであります。

 さて,河川法第6条で河川の区域が定められていると思いますが,河川法の河川の流水が継続して存する土地及び地形とはどういうものか,河川法第6条から見てどうなのか,お答えをいただきたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田畑議員の再質問にお答えをいたしますけれども,前横浜市長の中田さん,大阪の橋下府知事,それから松山の市長さんあたりの首長連合といいますか,国に対していろいろ提言していくということに対しては,非常に地方分権の進んだやり方で,いらいらしてそういうものをつくってやろうということになっておりますけれども,その間に民主政権,今政策を,そういうふうな地方分権を進めるということでありますので,それを見ながら,私はもう本当にそういう考えはいいことだと思っておりますから,今はその連合体に入るか入らないかは別としまして,やはり市長会もありますし,政令指定都市の市長会もありますから,そこで意見をどんどん言うていこうと。それに入るか入らないかは今ちょっといろいろ考えております。だけど,考え方としては非常にいいことだと思っておりまして,私も同感のことがたくさんありますので,前向きに考えようと思っております。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  まず,地域防災計画の見直しについての再質問でございます。

 見直しの手法については今すぐお答えすることはできませんが,これはできるだけ早くやらなければならないというふうに考えております。したがって,来年度の見直しに向けて努力してまいりたいというふうに考えております。

 また,深柢小学校跡地の防災対策上の考え方をという御質問でございます。

 深柢小学校跡地につきましては,市街地の中で防災対策上非常に貴重な空地であるというふうに認識をいたしております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  (仮称)へいわかんの場所について,デジタルミュージアムもいいのではないかとの再質問でございます。

 (仮称)へいわかんの場所につきましては,現在は白紙の状態でございますが,市民事業仕分けの中でも議論のありましたように,デジタルミュージアムにつきましても市の既存施設の一つとして検討対象の一つとしているところではございます。今後,先ほども御答弁申し上げましたように,内部組織であるあり方検討委員会等で展示内容,あるいは展示規模,諸課題について検討してまいるわけですけども,そういった中で具体的な場所についても一定の方向を決めていきたいというふうに考えております。

 それから次に,食品衛生に関する許可を証する書面を見えやすいところへ掲示するようにきちっとした指導をとの再質問でございます。

 これにつきましては,消費者から見えやすい場所への掲示というのが条例事項でもございます。こういった条例の規定に従いまして,きちんとした指導に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  国営岡山南部地区かんがい排水事業について再質問いただきました。

 まず,興除地区への具体的な送水方法として,岡山市としてはどのような方法がいいと思うかというお尋ねでございます。

 このたび,中四国農政局長が見直しについて言及されておりますけれども,見直しの具体的な内容につきましては今後の検討の中で確定されるというふうな考えでおりますが,本市といたしましては早期に農業用水が安定確保,安定供給される方法を国において検討いただけるように要請してまいりたいと考えております。

 次に,三ケ村組合の議員についての関係で,旧慣のかんがい区域,あるいは河川法から見てどうかというお尋ねでございます。

 組合の議員の住所及び田は,旧慣のかんがい区域にあると考えております。なお,旧慣のかんがい区域は岡山市惣爪,吉備津全体が入っておるというふうに考えてございます。

 以上でございます。(「それじゃあ水路網図をどうするんな」と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  水路図やこうはねえんか,じゃあ。場所は。(「水路図を出してちゃんと説明して。地図でどこならというて言よんじゃから,ちゃんと説明せにゃあ」と呼ぶ者あり)

 それはちょっとそろえて。



◎白神利行都市整備局長  金甲山建設残土問題で,いつまでに改善させるのかとの再度のお尋ねでございます。

 残土処分行為等の規制に関する法律の立法化に向け,平成18年度から毎年全国市長会を通じまして国に強く要望してきたところでございます。そして,今年度も6月に全国市長会から国へ要望しているところでございます。

 また,平成19年度からは毎年市から国に対して政策要望事項を提言している中におきましても,強く立法化に向けて働きかけているところでございます。今後とも現地での是正指導につきまして,関係機関とも協議をしながら,粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。(「違うぞ,法律化を求めとんじゃねえ。今の違法状況を放置しとんのはどうするんならというて聞いとんじゃ。立法化を求めますというんじゃねえ。量よりも,計画図よりもあんた,広うて高うて埋めとるのはどうするんと言うとるん。ちゃんともとに戻しますというて言わにゃあ。で,それはいつまでにするんならというて聞いとるんだから,いつまでにそうさせますいうて言わにゃあ」と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  ちょっと質問の趣旨を……。(「答弁になっとらんが。聞いたことに答ええ。聞かんことは答えんでもええんじゃ,聞いたことに答ええ」と呼ぶ者あり)



◎白神利行都市整備局長  今後とも是正指導をしっかりやってまいりたいと思います。(「是正指導いうたって,できとらんから,何年放置しとんならというて言よんじゃ。答弁になっとらん」と呼ぶ者あり)



◎尾崎正明下水道局長  下水道の交付税返還の訴訟につきまして,市の体質に問題があるのではないか,またなぜ返還を求めないのか,だれがその責任を持つのか,支払うのかという御質問でございます。

 本件におきましては,一般行政上の行為が存在するのみで,財務会計上の行為は存在しないと考えております。また,公務員の賠償責任の要件についても,単なる過失ではなく重過失が必要と考えています。以上より,最高裁の判断を仰ぎたいと考えております。

 また,加算金につきましては,平成11年当時,国の決定を受け入れた結果でございますが,この件の原因につきましては,市の組織が縦割りであったこと,下水道局と財政局の意思の疎通が不十分であった市の組織上の問題と認識をしているところでございます。そのため,責任を各職員個人に負荷すべきものではないと考えております。ただ,加算金の支払いについては国の判断で決定されたものではございますが,市としては多額の加算金の持つ重みを十分受けとめ,これまで以上に適正な業務執行に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  答弁の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後3時35分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後4時9分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。



◎難波巧経済局長  三ケ村組合議員のうち3名が組合規約に違反し,資格がないとの訴えにつきまして再度答弁させていただきます。

 お尋ねの件に関しましては,去る平成21年5月13日の三ケ村組合議会におきまして,受益耕作範囲の確定についてということで審議がなされましたけれども,組合の事務は旧慣によって管理しており,変える必要はないとの結論に達しておりますが,今後関係者の方に御理解をいただくよう努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  建設残土についてのお尋ねでございます。

 現地での監視と指導を今後ともさらに徹底してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔42番田畑賢司議員登壇〕



◆42番(田畑賢司議員)  再々質問させていただきます。

 経済局長,都市整備局長,引き続きさらに徹底を,まあ休憩が長えのにから答弁は短いというて,必要なところだけ答弁してもらった。(笑声)

 で,下水です。いわゆるだれが責任を持つかということで,私は当時の幹部は責任を持つべきだというふうに思うんです。先ほどの御答弁で,市の組織上の問題とおっしゃった。市の組織上の問題でしたら,皆さんそうでしょう,トップ,ナンバーツー,ナンバースリーが責任をとるのは当たり前じゃないですか。どうしてそれを返還命令出さないのか,よろしいですか。

 それから,単なる過失でないことが必要だというんです。いいですか。平成3年に私が質問をして,それで答弁できなかったんです。翌日答弁させてくれと。その日の晩は大変でしたよ。私の家のほうにも私の後援者のところにも来て,この問題が表に出たら大変になるから田畑の質問をやめさせてくれとか,そらもういろんなことがありましたよ。それほど大変な問題だったということは認識しとんですよ。それで考えると,これは単なる過失ではないことは明白です。よろしいですか。これを単なる過失と言うんだったら,下水道局長の頭はかた過ぎるんか,それともよそへ向いとんか,ようわからんぞなあという話になるじゃないですか。いいですか。それで,下水道局はそれを変えるという約束を私にもして,なかなか果たさんから,次の6月議会で,いいですか,12月から6月まで半年待って,こういうふうに直しますというて約束をしたことすら守らんかったんですから。それでなおかつ単なる過失と言えるのかどうか。これは官僚が官僚をかばい合う組織以外の何物でもないです。それをまず改めるということも含めて,下水道局長,市長,御答弁をお願いしたいと思います。よろしいですか。

 以上で終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎尾崎正明下水道局長  初めの御質問で,だれが責任を持つのか,当時の市の幹部が責任を持つべきでないのかとのお尋ねでございます。

 この件につきましては,繰り返しにはなりますが,最高裁の判断を待ちたいと考えております。

 2番目の御質問でございますが,単なる過失というのではなく,変えるという約束を果たしていなかったのではないか,まずそれを改めるべきではないかということにつきましては,加算金という重みを十分に受けとめ,今後とも適正な業務の執行に今まで以上に取り組んでいきたいと考えております。(発言する者あり)



○宮武博議長  この際,下市議員の再質問に答弁漏れがあったとの申し出がありましたので,この際当局の市民局長からの答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  先ほどの下市議員の再質問のうち,区役所の市民保険年金課の福祉総務係,これの人員が事務分掌に比べて少ないんじゃないか,休暇が十分とれているのかという御質問をいただいておりましたが,答弁が漏れておりましたことをまずおわび申し上げます。その再質問に対して御答弁を申し上げます。

 議員御指摘のとおり,区役所の市民保険年金課につきましては,窓口業務ということで非常にたくさんの事務を所掌しておりまして,日々多忙な中で,少ない人員の中で一生懸命職員は頑張ってやっておるところでございます。御指摘のとおり,非常に人員的には厳しいものがあろうかと思いますが,ただ人員ではなく,先ほども御答弁申し上げましたように,やはりそういった効率的,機能的な組織体制というものを構築していくことが重要であるというふうに考えておりますので,今後ともそういったバックアップ体制をとりまして,負担が過度にならないように十分配意してまいりたいと思います。また,休暇等につきましても十分とれるような環境をつくってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後4時16分散会