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岡山県 岡山市

平成21年 9月定例会 09月25日−03号




平成21年 9月定例会 − 09月25日−03号







平成21年 9月定例会

    平成21年9月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第3号

       9月25日(金)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

第2

 報第57号 平成20年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について

 報第58号 平成20年度御津合併特例区一般会計歳入歳出決算について

 報第59号 平成20年度灘崎町合併特例区一般会計歳入歳出決算について

 報第60号 平成20年度建部町合併特例区一般会計歳入歳出決算について

 報第61号 平成20年度瀬戸町合併特例区一般会計歳入歳出決算について

第3

 決第1号 平成20年度岡山市一般会計歳入歳出決算について

 決第2号 平成20年度岡山市下水道費特別会計歳入歳出決算について

 決第3号 平成20年度岡山市国民健康保険費特別会計歳入歳出決算について

 決第4号 平成20年度岡山市用品調達費特別会計歳入歳出決算について

 決第5号 平成20年度岡山市住宅新築資金等貸付事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第6号 平成20年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第7号 平成20年度岡山市公共用地取得事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第8号 平成20年度岡山市財産区費特別会計歳入歳出決算について

 決第9号 平成20年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第10号 平成20年度岡山市老人保健医療費特別会計歳入歳出決算について

 決第11号 平成20年度岡山市駐車場費特別会計歳入歳出決算について

 決第12号 平成20年度岡山市母子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第13号 平成20年度岡山市駅元町地区市街地再開発事業費特別会計歳入歳出決算について

 決第14号 平成20年度岡山市介護保険費特別会計歳入歳出決算について

 決第15号 平成20年度岡山市後期高齢者医療費特別会計歳入歳出決算について

 決第16号 平成20年度岡山市水道事業会計決算について

 決第17号 平成20年度岡山市工業用水道事業会計決算について

 決第18号 平成20年度岡山市病院事業会計決算について

 決第19号 平成20年度岡山市市場事業会計決算について

      …………………………………

会議に付した事件

 追加日程 議席の変更について

 追加日程 常任委員の選任について

 追加日程 特別委員会の委員定数変更について

 追加日程 特別委員の選任について

 日程第1 個人質問

      甲第175号議案〜甲第232号議案

 日程第2 報第57号〜報第61号

 日程第3 決第1号〜決第19号

      ──────〇──────

出席議員(50人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 田 卓 司

            5番  松 島 重 綱

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  森 脇 浩 之

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  藤 原 頼 武

            18番  和 氣   健

            19番  成 本 俊 一

            20番  太 田 武 正

            21番  田 中 慎 弥

            22番  鬼 木 のぞみ

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  三 木 亮 治

            33番  伏 見 源十郎

            34番  三 宅 員 義

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(3人)

            9番  井 本 文 博

            38番  鷹 取 清 彦

            49番  有 井 靖 和

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委  員  長  梶 田 良 雄

       委     員  三 村 俊 隆

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委  員  長  中 野   惇

       委     員  新 村 容 子

      農 業 委 員 会

       第二農業委員会会長沖   高 明

      教 育 委 員 会

       委  員  長  岡 崎 優 子

       委     員  柳 原 正 文

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時2分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより9月定例市議会第3日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は42名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に成本議員,礒谷議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。

      ─────────────



○宮武博議長  この際議事日程の追加についてお諮りいたします。

 議席の変更についてを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程

 議席の変更について

      ─────────────



○宮武博議長  議席の変更についてを日程に追加し,議題といたします。

 会議規則第5条第3項の規定により,議席の一部を変更いたします。

 変更した議席は,お手元に配付の議席表のとおりでございます。

 その議席番号及び氏名を職員に朗読させます。



◎鈴木康義議会事務局次長  朗読いたします。

 4番森脇浩之議員を10番に,5番森田卓司議員を4番に,10番鬼木のぞみ議員を22番に,17番松島重綱議員を5番に,18番藤原頼武議員を17番に,21番三宅員義議員を34番に,22番田中慎弥議員を21番に,32番和氣健議員を18番に,33番三木亮治議員を32番に,34番伏見源十郎議員を33番に変更でございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  ただいま朗読いたしましたとおり議席を変更いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  重ねて議事日程の追加についてお諮りいたします。

 常任委員の選任についてを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程

 常任委員の選任について

      ─────────────



○宮武博議長  常任委員の選任についてを日程に追加し,議題といたします。

 岡山市議会委員会条例第4条第1項の規定により,環境消防水道委員に森脇浩之議員を指名いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしましたとおり選任することに決定いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  重ねて議事日程の追加についてお諮りいたします。

 特別委員会の委員定数変更についてを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程

 特別委員会の委員定数変更について

      ─────────────



○宮武博議長  特別委員会の委員定数変更についてを日程に追加し,議題といたします。

 念のため職員に朗読させます。



◎鈴木康義議会事務局次長  朗読いたします。

 安心のまちづくり調査特別委員会,委員定数12人を13人に変更する。

 以上でございます。



○宮武博議長  ただいま朗読いたしましたとおり,安心のまちづくり調査特別委員会の委員定数を変更いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  重ねて議事日程の追加についてお諮りいたします。

 特別委員の選任についてを日程に追加し,議題といたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ──────〇──────



△追加日程

 特別委員の選任について

      ─────────────



○宮武博議長  特別委員の選任についてを日程に追加し,議題といたします。

 ただいま欠員となっております安心のまちづくり調査特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第4条第1項の規定により,議長が指名いたしたいと思います。

 念のため職員に朗読させます。



◎鈴木康義議会事務局次長  朗読いたします。

 安心のまちづくり調査特別委員会,森脇浩之議員。

 以上でございます。



○宮武博議長  ただいま朗読いたしましたとおり,指名いたしたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま朗読いたしましたとおり選任することに決定いたしました。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程第1に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第175号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下58件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして田原議員。

     〔23番田原清正議員登壇,拍手〕



◆23番(田原清正議員)  皆さんおはようございます。

 高谷市長,2期目の御当選まことにおめでとうございました。引き続き,よろしくお願いしたいと思います。

 きょうの質問,トップバッターでありますけれども,高谷市長2期目御就任ということでありまして,高谷市長の政治姿勢を中心に基本的な部分をお尋ねしておきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 通告に従いまして質問いたします。

 まず,デジタルミュージアムについて。

 平成21年度市民事業仕分け対象事業として,デジタルミュージアムの抜本的経営改革が取り上げられております。高谷市長から問題施設として指摘をされ,のみならず利用状況が低迷している現状を見るにつけ,デジタルミュージアムの抱える問題点を改めて検証し,皆さんと御論議をしていきたいと思います。

 その前に,視察の報告をさせていただきたいと思います。

 さいたま市にあります複合公共施設「コムナーレ」の現地視察を行ってまいりました。「コムナーレ」は,浦和駅東口駅前地区第二種市街地再開発事業により,平成19年10月に完成した地下4階,地上10階の巨大な施設の一部であります。公共部分は,地下2階から4階及び地上8階から10階であり,残りの部分,つまり地下1階及び地上1階から7階は商業施設で,パルコさんが営業されているところであります。

 浦和駅東口駅前,徒歩1分という好立地であります。浦和の場合,駅前繁華街は西口が中心であり,東口は小規模住宅地として形成されたとの説明がありました。岡山市とは東西逆でありますけれども,雰囲気はよく似ていると感じました。浦和駅の東口再開発事業はこれから本格化する模様でありますけれども,現時点では,このパルコさんを中心とした施設以外は少々寂しい感じがしているところであります。

 再開発事業の経過については事業誌等に詳しく書かれているところでありますけれども,特に印象深かったのは,本事業が特定建築者制度を活用したものであり,その先行事例として岡山駅西口再開発事業,いわゆるリットシティビルが研究されている点であります。本事業では,当初予定されていたキーテナント──株式会社マイカルが事業途中に民事再生法申請となり撤退したことにより,大きな打撃を受けられました。その後,特定建築者として選定された三菱UFJグループにより,このパルコが誘致をされ開業にこぎつけたと聞いております。

 この「コムナーレ」という施設に入居をしております公共施設は,中央図書館,市民活動サポートセンター,国際交流センター,浦和消費生活センター,浦和コミュニティセンターであります。利用者の統計を見るまでもなく,非常に活発に利用されていることを実感したところであります。短時間の現地視察でありますから,その要因を個々に分析することはできませんが,少なくとも駅前,つまり駅から徒歩1分,まさにリットシティビルと同じ状況にあるわけでありますけども,立地条件の優位性にあることは論をまたないと思います。リットシティビル及びデジタルミュージアムとは目的も形態も異なりますので,単純に比較することはできませんけれども,駅前の一等地にある公共施設という点では共通していると思います。

 そこでデジタルミュージアムの件であります。

 岡山市デジタルミュージアム条例第1条では,この施設の性格を「岡山の歴史と今をデジタル技術の活用・実証を通して,記録・保存・展示・発信し,市民の営みやまちの誇りを次世代に伝える文化と教育の拠点施設」とされております。デジタル技術の活用を主体としているこの理念をこの際見直し,条例改正も視野に入れる必要があるのではないかと考えております。御見解を求めたいと思います。

 次に,デジタルミュージアムという名称の問題であります。

 この名称が施設の性格を大変わかりにくいものにしているのではないか,これは当初の,でき上がる時点での指摘もありましたが,特に今もそのように感じております。この際,名称変更を行い,施設の目的と実態を一致させるべきではないかと考えます。御見解をお願いいたします。

 次に,本市では市民が絵画,書画,彫刻,工芸品等のいわゆる美術工芸品を気軽に発表,展示できる施設が少ないと思います。市有施設ではありませんけれども,天神山プラザは非常に活発に利用されており,希望の展示枠が確保できない,抽せんであるという悩みがあるとも聞いております。西川アイプラザや市役所ロビー等でも展示は可能でありますけれども,本格的な美術の展示をするには不向きであります。駅前という抜群のロケーションと高度な設備を有する現デジタルミュージアムを,広く市民が利用できるような仕組みにできないものか,改めて御見解をお願いしたいと思います。

 次に,大きな2番目であります。

 電子自治体戦略について,サブタイトルといたしまして,ICT技術を活用した業務プロセス改革であります。

 まず初めに,高谷市長は行革実現を掲げて再選をされたところであります。さまざまな工夫をされた結果,一定の成果を上げられておることは否定するものではなく,今後も合理的な行革を目指していただきたいと感じているところであります。しかしながら,私の専門分野でもあります情報システムに関して言えば,行革のメスは入っていないように見受けられるところであります。この点に注目した質問をしてまいります。

 本質問のタイトルに電子自治体戦略という表現を用いたところでありますけれども,実際のところ電子自治体に関する明確な定義が存在するわけではありません。人により,あるいは文脈により適当に使われているのが実態であります。本質問で述べる電子自治体戦略とは,このICT,つまり情報通信技術を活用した業務プロセス改革に関する戦略であるとここでは定義をしておきたいと思います。つまり,業務プロセス改革のみで言えば従来のBPRと言われている手法でいいわけでありますけれども,このICT技術,情報通信技術の活用を前提とすることにより,電子自治体が構築されるという考え方であります。

 電子自治体構築のためには,ICT技術知識に裏打ちされた業務プロセス改革,すなわち行革を同時に進行しなければいけません。つまり,現実の部署に置きかえて考えますと,行革部門にICT技術知識を有する職員を送り込む,あるいは逆にICT技術職員が行革業務を執行するという発想になるわけであります。その上で市民にとって利便性があり,職員にとって合理的なシステムを構築することが理想であると考えているところであります。

 本市では,内部業務管理システムの本稼働が始まり,次は懸案の基幹システムの再構築に取り組まれると聞いております。このICT技術を活用した業務プロセス改革を伴った基幹システムの再構築という概念の確立をこの際していただきたいと思います。当局の見解をお願いいたします。

 仮に,是認の立場でお答えいただけるんでありましたら,いかなる手法で臨まれるのか,御説明願いたいと思います。また,基幹システム移行計画の全容とスケジュール,可能であれば概算見積もりもお示し願いたいと思います。

 また,建築や土木工事に関してはとても敏感かつ活発な議論がなされておりますけれども,情報システム開発についてはなぜかあいまいな論議に終始をすると感じております。岡山市において自動交付機を導入するに当たり,当時の総務委員会において論議がなされたことは皆さんの記憶に新しいと思います。私もその一委員としてかかわったところでありますけども,住民基本台帳システムを手がけている特定業者──ベンダーと通常言われておりますけども──の言いなりになって進められた計画に唖然としたわけであります。結果として予算凍結という手法で一定の成果をおさめたところでありますけども,問題の本質的な解決には至っていないと思います。業者提案の内容及び価格の妥当性を評価できる能力が乏しいことを露呈した,そういった事案であろうかと思います。

 本市において情報システム開発の見積額の妥当性はいかに検証されているのか御説明願いたいと思います。

 自治体行政情報システムの開発及び導入には,さまざまなパターンがありますので,一概には言えませんけれども,基本的な考え方として岡山市が発注した情報システムの著作権及び関連する諸権利は岡山市に帰属するべきであると考えております。事情によりそれができない場合であっても,他システムとの連携を要するシステムの場合はインターフェース部分,つまり接続部分の無償開示を条件とした契約をなすべきであります。当局の見解をお願いしたいと思います。

 大きな3番目の問題であります。

 この問題につきましては,昨日も何人かの方から御説明がありました。市長就任のごあいさつにつきまして,再選後の市長就任あいさつで操車場跡地活用に関して言及をされ,都市ビジョンに沿ったまちづくりを進める中で,そのシンボルとなるような活用をすべきであり,日常は市民の憩いの場,災害時は防災拠点となる総合公園として整備をし,あわせて総合福祉の拠点にもしていきたい旨の発言がありました。操車場跡地活用は,松本,安宅,萩原の歴代3市長が懸案として取り組まれた難題でありますけれども,再選を果たされた高谷市長が明確な方向性をお示しになられるかどうか,大変に興味があり今後見守っていきたいと思います。

 その1点目の総合福祉の拠点という問題につきましては,昨日の御質問でも出てまいりまして,一定の御説明がございました。私は納得はしておりませんけれども,説明がありましたので,この際割愛させていただきたいと思います。

 次に,ASPOの呪縛というタイトルをつけさせていただきました。

 操車場跡地問題に関しては,どうしても触れなくてはならないのがこのASPOの問題であります。さきに高谷市長はASPO問題を5年間先送りすることで急場をしのがれました。しかし,今任期中には10年間の期限が到来いたします。2年少々後であります。再選を果たされた今,問題点を整理しておいていただきたいと思います。期限到来までに本市が解決しておくべき課題は一体何なのか,きちんと説明をしていただきたいと思います。

 これまでジャンプ台の処理につきましては民間企業間の問題であるとの立場の答弁に終始をされておりましたけれども,この際岡山市当局も加わり,3者による協議の場を設けるべきであると考えます。御見解を求めたいと思います。

 1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いします。

 それでは,田原議員の御質問にお答えいたします。

 デジタルミュージアムの抱える問題につきましては,私も田原議員と同感でございます。この施設については,平成18年度の市民事業仕分けにおいて,「改善して市が実施」という結果となり,これを踏まえて開館時間の見直しや経費の削減を行い,大幅な収支改善を図ってきましたが,現状ではこれ以上の大幅な改善が望めない状況でございます。このため,本年7月に策定した新岡山市行財政改革大綱(新・短期計画編)において,文化及び博物館機能を最大限発揮する方向での抜本的経営改革を図ることとし,今年度の市民事業仕分けの俎上にのせたわけでございます。

 今回の市民事業仕分けにおいても,議員御指摘のように,デジタルミュージアムのみに限定した部分について多くの疑問の声があり,条例改正,施設のあり方や名称についても多くの御意見をいただいております。そうした御意見を十分踏まえながら,早急に今後のデジタルミュージアムの方向性をお示しできるように検討してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  電子自治体戦略についての項で,ICT技術を活用した業務プロセス改革を伴った基幹システムの再構築というとらえ方,概念について当局の見解を求める,さらにこれを是認する立場であるならばどのような手法で臨むのか,また基幹システム移行計画の全容,スケジュール,概算見積もりを示せという御質問にお答えいたします。

 議員御指摘のICT技術を活用した業務プロセス改革を伴った基幹システムの再構築につきましては,行財政改革の観点から非常に重要であり,多くの自治体において取り組まれているものと承知しております。いわゆるシステム再構築の目的は,行政サービスの質の向上を図ることと行政事務の効率化を図ることであると考えております。したがいまして,ICT技術の導入に当たりましてはワンストップサービスなど,市民や企業の皆様にとって利便性の高いさまざまな行政サービスの実現,またオンライン更新機能,業務間連携機能等による業務プロセスの効率化について,慎重に分析,検討を行うことが重要であると考えております。

 当市においては,基幹システムの再構築に向けてプロジェクトチームをつくり,現状分析,課題の抽出等を行っている段階であり,再構築に係るスケジュール,概算経費等について今後精査してまいりたいと考えておりますけれども,開発期間につきましては先進都市の事例を見ますと,開発着手から本格運用までにおおむね五,六年程度を要しているところでございます。

 次に,岡山市において情報システム開発の見積額の妥当性はいかに検証されているのかとの御質問にお答えいたします。

 汎用コンピューター上の情報システムにつきましては,情報システム課においてその業務数,難易度,開発期間,作業生産性及び情報技術者の市場単価などから見積額を積算しております。

 また,業務パッケージを導入する場合にも,業務数や機能等により概算の見積もりを行うとともに,先行自治体の導入額を調査したり,複数のベンダーからの見積書の収集などで見積額の精度を上げておるところでございます。

 なお,一般的にパッケージを導入する場合には複数のベンダーから提案書の提出を求め,その機能や導入価格を比較検討するプロポーザル方式等によりシステム調達時の競争性の確保に努めております。

 次に,自治体行政情報システムの著作権はだれに帰属するのかとの御質問にお答えいたします。

 汎用コンピューター上の情報システムの開発,変更等の業務を委託する場合は,当該業務において作成されたプログラムや文書等の著作権等は,委託金額の支払い完了時点で委託元である本市に移転させることを契約書上に明記し,本市に帰属させております。

 また,パッケージシステムの場合は一般的に当該パッケージシステムの所有者に著作権がありますが,情報連携を前提としたシステムが多いため,システム間でインターフェースとなるファイルの仕様等を相互に開示することを条件とするなど,情報連携の仕組みづくりに支障が出ないようにしておるところでございます。今後,他業務との連携を要するシステムの場合には,できる限り全国統一の標準仕様に準拠したシステムを導入すること等に留意する必要があるものと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  操車場跡地問題について,ASPOの呪縛ということで2点質問をいただいております。

 まず,期限到来までに本市が解決しておくべき課題は何か説明をとのお尋ねでございます。

 ASPOにつきましては,市,公園協会,エックス社の3者による覚書により管理運営の取り決めがありますが,その期限後においては操車場跡地の具体的な整備内容を検討する中で,ASPOの取り扱いについても市民にとって最善の方法を検討していくことが課題と認識をしております。

 次に,ジャンプ台処理についてはこの際岡山市当局も加わり,3者による協議の場を設けるべきである,見解はとのお尋ねでございます。

 ジャンプ台につきまして,エックス社とメーカー側との間で問題になっているのは,未払金に関することであり,岡山市がかかわるものではないと考えております。

 以上でございます。

     〔23番田原清正議員登壇〕



◆23番(田原清正議員)  ありがとうございました。

 順次再質問させていただきたいと思います。

 デジタルミュージアムについて市長から直接御答弁いただきましてありがとうございました。問題意識を同じように共有してくださってるということでありますので,もう少し突っ込んで論議をしていきたいと思います。

 デジタルミュージアムができた経過,その当時市長はおられなかったわけでありますけれども,我々は議員としてかかわってまいりました。もろ手を挙げて賛成したというわけでは当然ありませんで,いろんな事情やいろんな問題点を指摘し,今回噴出している幾つかの問題点も当然それは論議をされ,議会の中でも相当数の方が反対というか,指摘をされているところであります。そういう意味で先見性があったんだろうと思うのと同時に,当時の計画に大変無理があったんだろうということがまさに今露呈している,それが恐らく高谷市長と我々とが共有できている部分だろうと思います。

 であるならばどうするのかというのが次の論点でありまして,けしからんからやめとけということでは当然ないわけですから,でき上がったものを有効に活用し,市民の方に,できた以上は使っていただく。特にロケーションといいますか場所がですね,これ以上の場所はないわけです。特に,市長は御地元ですから御存じだと思いますけども,駅から歩いていける,それも信号なしで歩いていける,そういった場所にありまして,これを活用しない手はないだろうと。しかし,現実に活用されてないところに問題がある,ただそれは美術館,博物館という性格が片一方にあるわけですから,私がさいたま市で拝見したような,市民のための,いわゆるコミュニティーであるとか図書館ではありませんからおのずと違うのはわかるんですが,しかし集客っていいますか,たくさんの方に利用してもらうための知恵をどうするかということを考えていただきたいわけでありまして,それが今回の一つのテーマだったわけであります。

 先ほどのさいたま市の浦和のことでもう少し御説明しますと,もうほぼ365日稼働しております。年末年始を除いて休みなしに夜の9時まで開かれて,それも大変多くの方が行かれてるわけであります。それは図書館があるとかコミュニティーセンター,コミュニティーセンターも九十何%の稼働と聞いておりますので,それだけの稼働をするということはニーズはあるんだろうと。であるならばデジタルミュージアムを,もちろん美術館という極めて有効な,高邁なものも大事なんですけども,市民が集える場所にしていただく知恵がないのかということをお尋ねしてるので,もしそういうお考えがあれば,集客という言葉が妥当かどうかわかりませんが,一人でも多くの市民の方に来ていただいて,それもある意味では稼働率を上げるという意味でも,これ別の意味の行革ですから,管理費を落としていくのも確かに大事な行革ですけども,市民満足度でありますとか,たくさんの方が使ったことにより費用対効果がよくなるというのも一つのプラスの仕様と思いますから,この観点の論議も進めていただきたいという意味でお話を申し上げているところであります。

 それから,やっぱり名称の件はですね,これは御検討をいただくということですから,これは議会で決めるとか,市長が決める話ではなくて,市民の方の意見を十分に聞いていただければいいと思いますが,やっぱりデジタルミュージアムはわかりにくいですよね,横文字でありますから。それをわかりやすい名称にしていただき,たくさんの方が来ていただけることをお願いしておきたいと思います。

 それから,先ほどちょっと触れられなかったので,これも検討課題の一つに入っているのかもしれませんが,市民ギャラリーという位置づけ,これはつまり文化行政全般にかかわる話だと思うので,確かに岡山市は弱くないですかね,この美術工芸品を展示する市民施設という意味で。ここはどなたがお答えになるかどうかわからないんですけれども,要するにデジタルミュージアムを市民ギャラリーにするかどうかはまた別の問題なんですが,音楽ホールも貧弱なんですけど,文化・芸術を発信する,そういう場っていうのが市有施設で一体何があるんですか,きちんとした。それをまず考えていただいた上で,せっかくあるデジタルミュージアムを全国的な,まあお金を取って見せるような展示もいいんですが,市民のためのギャラリー,こういう位置づけが要るんじゃないかということでもお尋ねいたしておりますので,これはどの部署になるかわかりませんが,岡山市にあるそういう公的な市民ギャラリーはどこにあるのか,もしわかればですけど,時間的に難しければ結構なんですけど,どういう施設があって,どういう活用をされていて,それで市民ギャラリーは十分なのか。この際デジタルミュージアムはそういう方向も考えていくのか,これを質問にしておきたいと思います。

 前後しますが,操車場跡地問題,ASPOの問題,従来の答弁と変わってないというか,非常に木で鼻をくくったような答弁,いつもそうなんですけど,しかし私が今回申し上げているのは,市長のこの任期中に確実に2年後が来るわけであります。なおかつ,操車場跡地を前に進めるよという話をされてるわけであります。しかし,それは2年後に考えるというように聞こえたんです,今。それは違うんじゃないですかと,だから申し上げているわけで,2年後に来ることを想定し,操車場跡地をどのようにするのか問題点は,民民といえどもそこに現に問題が存在するわけだから,それをきちんと論議されておりますかと聞いてるわけでありますので,もう少し丁寧に答弁しても罰は当たらないと思いますので,これ都市整備局長からお答えいただくのがいいのか,副市長がいいのかわからないんですけど,ここはやっぱり戦略の問題だと思います。言われたことは,そのとおりですよ。契約があり,こうこうであり,こうだっていうのは。しかしそれでは市長さんが,私が冒頭申し上げたように,再選をされて2期目の市長っていうのはある意味で非常に強力なリーダーシップを発揮できますから,これからこうやっていきたいんだというのが伝わってこないんです。だから,ここはやっぱりもう少し戦略という部分でお示し願えればと思います。事は簡単で,要するにASPOを続けるんですか,続けないんですか,続けるとするならば,あるいは続けないにしても,あの施設をどうするんですか。特に,民民で問題になっている施設なんかを岡山市はもらえもしないし,受け取りもできない,そんなもんが残ったらどうするんですか。こんなことなんですよね。そういうことをお答え願えればと思います。

 それから,情報技術系の電子自治体戦略について,これは少し詳しく議論させていただきたいと思います。といいますのが,市長の掲げている都市ビジョンには情報系のことは一切触れられておりません。これはある意味ではインフラだから書かれてないのかなとも思っておりますので,それはそれで結構なところでありますが,しかし情報処理システムが成功するか失敗するかの分岐点は,リーダー,トップの理解,トップのリーダーシップにかかってくるところであります。そういう意味で,今回取り上げて,あえて市長の改選期に合わせて質問しているところであります。

 そこで,幾つかの事例を御紹介しておきたいと思います。

 先ほども企画局長から幾つか御説明がありましたが,こういう事例があります。これは佐賀県の話であります。佐賀県庁も基幹システムのやりかえを考えていらっしゃるようでありまして,そこに民間のコンサルタントというよりも,いわゆるCIO──チーフ・インフォメーション・オフィサーかな──というものをコンサルというよりも情報審議監的な形で職員として受け入れてやられてる,そういう方の御説明であります。

 それによりますと,佐賀県の基幹業務の入れかえについては4つの点をテーマにやってると考えておられます。その1点目は,まず佐賀県庁の情報システム群を統合する。県庁内のERP──ERPっていうのは統合基幹システムという意味だと思いますけど──を実現する。その際,佐賀市でありました事例のように,ITベンダーではなく県サイドに情報システムに関する著作権,これを改変する,つまり変更する権利も含めて一元的に帰属をさせて,オープンで保守性の高いシステムとする。

 2番目,このERPシステムを構築するに当たっては沖縄県の浦添市というまちで既に実践されてるように,これ徹底的なBPRという手法を約2年かけて,2億円かけてやったそうです。小さなまちだと思うんですけども,そういうBPRというものをきちんとやって,まずその仕組みを直すところから始めるということをされている。これをやっていくと。

 それから,佐賀県内の市町村のシステムを一本化して共同利用化,これは県の話ですから,佐賀県でつくった情報システムを佐賀県の中にある各市町村に使っていただいて,プラットホームというか,その基幹部分を共有していくという,こういう考え方を持っていらっしゃるわけであります。岡山市でも一つの参考になろうかと思います。

 最後に,これ4番目は佐賀県だけじゃないんですけども,CIOの方がおっしゃってるのは,公務員がシステム構築における見積もりを精査できるようなITスキル全般を高められる自治体サイバー大学──仮称──をつくりたいとおっしゃっているわけであります。つまり,先ほどの見積もりのところでも何か比較するとか,ベンダーから相見積もりをとるなんていうのは,考えてみたらこれ何の根拠もないんです。つまり,業者3者からとりましたけど,こちらに精査する能力がないわけですから,極端に,まあ談合とは言いませんが,それに近いものになったらどうなるのかっていうことになりますので,精査をできる人間をつくるべきであると,しかもそれは専門職であるということをおっしゃっているわけであります。

 この4点がありますので,できましたらこういった事例を参考にしていただいて,岡山市も進めていただきたいと思うんで,これは市長がそういう気持ちになってもらわにゃいかんわけでありますから,企画局長や副市長さんがそれを言われるんではなくて,市長がそれはそっちで行くんだと,だから担当部門頑張れと言っていただきたいので,これ市長に対する質問とさせていただきたいと思いますので,答弁を間違わないようにしていただきたいと思います。

 同様に,今申し上げましたところで自動交付機の件,先ほどお話が若干出てまいりましたけど,よく思い出していただきたいんです。当初一千数百万円すると言われた自動交付機が,入札というか,総務委員会あるいは議会の皆さんとやりとりする中で,幾らで落ちたんですか,一体。つまり,数分の1で落ちてしまったわけです。それで今現に稼働してるわけです。何か困ったことがありますか。これは質問にしとくんですけど,困ったことはないと思うんですよ。つまり,もともと基幹業務をやっていらっしゃるベンダーさんが出してこられた機械と違う,何分の1かの金額で落ちたものが何の問題もなく動いている。じゃあ,もともとの金額というのは何だったのか,それをよしとした岡山市当局,これで情報処理見積もりの精査をする能力があると言えるんですかということは,これ質問にしとかないかんわけでありまして,そこから何が反省されたのか。自動交付機という具体の例で申しわけないんですけども,あの事例から何を学んで,何をしていくのかというのが私の質問につながっていくわけであります。それは一つお願いをしておきたいと思います。

 というか,もう一つ申し上げますと,当初自動交付機は岡山市が導入検討したときは約1,200万円と言われたのが,今全国300万円で落ちてるんですよ。それが当たり前になってきている。そういうことの1,200万円と300万円,もともと岡山市に出したA社というか,その会社も今300万円で入札してるんですよ。というふうに聞いておりますので,これはもしかして市民局になったら気の毒なんですけど,市長,お答え願いたいと思います。

 次に,先ほどのCIOの問題,これはCIOという言葉を使わせていただきますけども,どうも岡山市がCIO制度を導入するように今回の人事の募集でなってるというふうに認識してるんですが,私が考えてるようなCIO──チーフ・インフォメーション・オフィサーというようなイメージのもんなのか,そうでないのか。もし,そうであるならばどういう権限,どういう位置づけになるのかというのがもしわかれば,人事の募集との関連もありますので,お答え願いたいと思います。

 それから,最後,これも市長に聞いとかないかんと思いますけど,人材組織の専門家というところ,先ほどちょっと触れましたけど,今現在岡山市における情報部門の職員さんは一般職,行政職だと思います。それはある意味で仕方がない面もあるんですけど,しかし土木,建築,あるいは電気とか,そういったものは専門職の方がきちんとおられて,そういう専門教育を受けたり,専門の立場で物をおっしゃってる。じゃあ,何で情報だけはそうなってないのか非常に不思議に思うわけでありまして,これ政府の一つのプロジェクトなんでありますけども,政府は基本的にそういう専門的な職員の養成をやろうとしているというふうに読み取れるわけであります。特に,韓国はもう完全にそれを職としてきちんとやっているというふうに聞いてもおりますので,できれば岡山市も,これ市長の御英断で情報部門の専門家を,得がたい人材ですから,今情報部門におられてる方がいろんな部署に,部署を移るのは大事な話だから,それはいいと,ローテーションも大事なんですけど,根っこの部分を持ってる職員がずっと岡山市にいるとは限りませんので,その方が仕事をしやすいように,市長あるいはトップの皆さんが頑張れと,おれたちが責任持ってやるから,おまえらやれと,ここまで言い切らないと情報化はとてもじゃないけど挫折してまいりますので,ここはリーダーシップという観点でお聞きをしておきたいと思います。

 以上,数点お尋ねいたしましたが,よろしくお願いいたします。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田原議員の再質問にお答えをいたしますけれども,全く議員と同じ意見でありまして,職員採用凍結をやりました,その後の採用の仕方も,特にそういう専門職が少ない,例えば耐震の問題でも今の問題でも一緒でありますけれども,そういう専門職をこれから採っていこうと,時によったらいい人材をお願いして,来てもらうようなこともやっていこうと,コンピューターを入れることによって本当に情報がちゃんと出て,そして経費が安くなるのはいいんですけれども,それを入れて逆にまた人が余りかわらない,例えばふえていくというような現状もなきにしもあらずでございますので,それも含めて徹底的に見直しをやっていこうと思っておりますので,いましばらくお待ちください。そして,いい人材をこれから確保していきたいと思っておりますので,例えば今もう国もいろんな条例,厚生労働省にしましても条例が変わってくるごとにソフトを変えなきゃいけない。それが本当に1,000万円でできるんか,500万円でできるんか,そのチェックが大体できない。我々でソフトはできなくてもチェックだけはできるような人材も欲しい。1,000万円のものを500万円にしてもらったら半額になったと思って喜んだら,本当は200万円ぐらいでできるようなソフトかもわかりませんので,そういうことも含めてやはり岡山市が損しないような,そしてそういう優秀な人材を確保していこうと思っておりますので,もうしばらくお待ちいただければそういうふうになると思いますので,よろしくお願いいたします。



◎村手聡副市長  電子自治体戦略に絡めまして,トップのリーダーシップが重要なんだというような御指摘でございます。もっともでございまして,まさに電子自治体を形成する上で,やはり仕事をシステムで置きかえていくというようなことではなくて,業務の面からも見直しをかけていく,そして業務の面からもシステムの面からも見直しをかけて,そしてしっかりしたシステムをつくっていくということが非常に重要だと思います。そのためには,業務も知り,一方でシステムを知りというような,このつなぎが非常に重要になってくると思います。そこにおいて,なかなか今つなぎがうまくいっていない,これは全国的な現象でございます。ここを何とか強化しなければならない。先ほど市長からも御答弁させていただきました人材の登用といった面でも,大きな要因ということでございます。しっかりとそうした条件の整備をして,自治体の,そうした電子自治体としての能力をしっかり発揮できるような条件整備をしていきたいというように思っております。

 行政改革という面で非常にICTというものは,そういう意味で非常に有効な手段でございます。うまく使えば有効ということでございますが,うまく使えなければ先ほど市長が申しましたように,かえって無駄なものにもなってしまいかねません。しっかりとその面を見きわめながら進めていきたいと思っております。その際に,議員がおっしゃるようなリーダーシップということが非常に重要だというようにも思っておりますので,そういった点にも十分留意していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  自動交付機導入の経緯から何か改善が行われているのかという御質問でございます。

 議員御指摘のとおり,見積額の妥当性を確保するということは非常に重要なことであるというふうに考えておるところでございます。そうしたことから,情報システムの調達,導入につきましては,その導入の各工程での基本的な考え方と手順を示す調達ガイドラインを整備し,その利用を全庁的に周知徹底するということが必要ではないかということで,現在調達ガイドラインの整備を進める作業に入っておるところでございます。そうしたことで,今後調達手続のより適正化を図ってまいりたいと考えてございます。

 また,調達時期,そのときのメーカーの戦略等によりまして価格は大きく変動する場合がございます。適正価格での調達に向けて,さらなる積算見積もりの工夫,情報収集等につきましても重ねていく必要があると,このように考えておるところでございます。



◎片山伸二市民局長  デジタルミュージアムに関します再質問にお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり,デジタルミュージアムは岡山駅西口の非常にいいところに立地をしておりまして,そういう立地にもかかわらず集客と申しますか,利用が非常に低調であるという事実がございます。この岡山市内でも最高の立地を生かして,もっとたくさんの市民の方のみならず,岡山を観光で訪れる方,またそれぞれ所用等で来られるお客様,皆様に御利用いただけるような施設にしていく必要があるというふうには認識しておるところでございます。

 先日,7月25日に行われました市民事業仕分けにおきましても,デジタルミュージアムの新機能ということの中で,駅西口に立地しているメリットも生かしながら,岡山の先人・偉人,庶民の生活・文化,戦災の記録など,岡山の歴史・文化を展示する機能というところが市民評価者から一番高く評価されておりますし,それにつきまして文化団体の活動拠点としての機能や文化団体による多様な保存・発信手段を通じて,岡山の歴史と文化を情報発信する機能というものが支持されているところでございます。こういった市民の方々の貴重な御意見を参考にさせていただきまして,早急に方向性を検討してまいりたいというふうに考えております。

 それからもう一点,自動交付機の関係でございますが,これまでに現に稼働していて困ったことがあるのかという再質問にお答えをいたします。

 自動交付機につきましては,これまでに連続使用といいますか,プリントアウトを連続した場合に若干紙詰まりが発生するとか,そういったような細かいトラブル等はございましたが,現在まで大きなトラブルというのはお聞きしておりません。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  ASPOをどうするのかとの再質問でございます。

 岡山操車場跡地のあり方につきまして,今年度中に機能や性格等を含む活用の方向性をお示しすることとしてございます。その中で,ASPOの存在がどうなるのか,しっかりそこを見きわめる必要があると考えておりまして,今後それにつきまして詰めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔23番田原清正議員登壇〕



◆23番(田原清正議員)  ありがとうございました。

 高谷市長あるいは村手副市長と意見が合いまして,選挙前に合ってればもう少し,はたきもしないと思っておりますが,しかし行政については市民のためによくなると思っております。ただ,今言われたような,特に副市長が言われた部分というのは極めて重要な要素がありまして,やっぱりそこを高谷市長と共有していただく,逆かもしれんけど,本当は逆なんですけど,まさにそれが情報化を成功する,しないの分かれ目になるところであります。

 冒頭市長が,これは余り細かいことを言うと批判になって申しわけないんですけど,これこれ入れたら何人減るとか,ふえる,そんな論議は実はもうコンピューターの世界ではやってないんです。それはもう20年か30年前にやった論議であって,それはコンピューターを導入すれば基本的に仕事は減ります,大きい意味では。それは当然です。しかし,その何のためにっていう部分と全体を統合していくっていう,この部分が今まさに縦割り行政の中で混乱しているのが今の行政の実態であります。

 先ほどの韓国なんかの例を申し上げますと,さっき市長がおっしゃったような,国が変えた法律は国が全部無償で提供してまいります。当たり前のことなんです。何で岡山市っていうか日本が,各市町村が何千万円も何億円もかけてやらにゃあいかんのか,不思議でかなわないと私は思っておりますが,それは国の体制が違ったりするわけでありますので,一概に言えないと思いますが,とにかくぜひともここは,先ほどの繰り返しになりますが,市長が,おれが責任をとるんだという気概を示していただくことによって,情報化部門にハッパをかけていって,おれが責任をとるんだから,おまえたちの好きなだけやれと,ほかの部門が何を言っても副市長が盾になってやると言っていただければ企画局長が喜ぶと思いますので,それは半分冗談ですけど,しかしそういう気概がこの情報化成功の秘訣なんです。お願いしておきたいと思いますので,御感想があればお願いしたい。

 それから,自動交付機については私も早速利用しました,すぐに。住基じゃないですよ,印鑑カードで。本当に便利です。だから,これはテレビ見てる市民の皆さんにも十分活用していただくことによって,せっかく入れたシステムが有効に活用するように,これは逆のたくさんの方が利用することによって効果を実感していただく。議員の皆さんも含めて大変便利であります。むしろ,これ機能の強化を,つまりいろんなほかの,せっかくプリントアウトできる機能があるわけですから,ほかの機能もできるだけ早く入れていただく。と同時に,メーカーさんにお尋ねしますと,実はアウトプットだけじゃなくて,コンピューターそのものなんだから,あそこからいろいろ対話形式で中にも入っていけるよという話を聞きましたので,そういうことも研究していただければ,ふれあいセンターの活用もできると思います。これは要望にとどめておきますが,頑張ってやっていただきたいと思います。

 それから,ASPOについては今年度中に一つの答えが出るんだろうと思っておりますから,これも見守りたいと思いますが,しかし2年後になってやっぱりそのとき考えますなんてことは言わないでいただきたい,そう言った以上は。今年度中に出るところで,ASPOというものをどういう位置づけをし,現に利用者もいるわけだから,それも含めてどのようにし,今の既存施設をどのような扱いにし,なおかつ市長が所信でおっしゃったような使い方の中で,どういう位置づけになるのかというのは適宜お願いをしておきたいと思います。

 それから,進企画局長にお願いしたいのは,ガイドラインと称されるもの,私はお話を聞いた限りでは違うんじゃないかと思っておりますので,委員会等で結構でありますので,適宜早目にガイドラインの骨格をお示し願いたいと思います。

 要望もありましたが,市長の情報化に対する取り組み,これを聞かせていただければ私もきょう出たかいがあろうかと思います。

 よろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田原議員の再々質問にお答えをいたします。

 全く言われるとおりで私も前向きに,幸い副市長がそういう情報関係,非常に総務省でもそういう担当をしておりましたので,全力で精査して前向きに考えてやっていこうと思います。

 よろしくお願いします。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして田中議員。

     〔21番田中慎弥議員登壇,拍手〕



◆21番(田中慎弥議員)  皆さんこんにちは。連日お疲れさまでございます。

 まずもって,私のほうからも市長,再選おめでとうございますとお伝えしたいと思いますし,私流に言わせていただければお帰りなさいと,こういった言葉になろうかと思います。夢実現に向かって大きな第一歩を踏み出した,こんな感じがしておりますけども,「夢・実現」本当にいいキャッチフレーズだなあというふうに思っておりました。といいますのも,私も1期目,2期目は「夢・実現」というキャッチフレーズで戦ってまいったもんで,さらに言いますと私が高津先輩のを引き継いだキャッチフレーズなんですけど,夢実現に向かってまた頑張っていこうと思いますけども,1年半後にまねをしたと言わんようにだけお願いしたいと思います。

 でも,市長と同じキャッチフレーズを持ちますといろんなことがあるんですよ。我が家にも市長のリーフレットが選挙期間中ありまして,それを中1の次男が見つけて「お父ちゃんと一緒やなあ」と,そこに間髪入れずに長女に「同じ夢でも質が違う」と言われまして,このやろうと思いながら,そこはやっぱり難しいですね。また,次男が「父ちゃん,議員しよるみてえなけど,何が実現できたん」と,こうまともに言われると,これは答えれんなあと思うて,まいったなあと思いよったら間髪入れず家じゅうが「しゃんとせえ」と,(笑声)こういうことで飯も食わずに自分の部屋へ入ってじっとしとりましたけど,なかなか市長と同じあれを持つと大変だなあといった気がいたしました。ささやかな夢を持ちながら,実現に向けて質問に入らさせていただこうと思います。

 有権者の投票権を保障する。

 言うまでもなく8月には衆議院選挙,9月には市長選挙と市議会議員補欠選挙と,岡山市民にとっては選挙が立て続けに行われたところでございます。選挙の公正さと投票率アップ,そしてこのたび少々気になった点がございましたので,確認を含め質問をさせていただきます。

 決められた投票日に,決められた投票所にまで行けない有権者が多く存在し,期日前投票の利用率が増加しています。また,有権者の投票の機会を保障するために不在者投票の制度があります。さらには,高齢化の進展に伴い病院への入院,施設入所の人々はふえる一方の中,一つの基準として入所者50人以上の福祉施設や病院は,一定の条件を整えて当該施設が申請すれば,県選挙管理委員会によって不在者投票が可能な施設として指定されております。

 指定の条件は,適正な不在者投票の管理執行ができる人員が確保できること,そして円滑,公正な投票ができるスペースが確保できることなどです。すべての施設でこうした制度が活用されたいと思いますが,現実的には必要なスペースだけではなく,所要の人員の確保が困難で申請をあきらめる施設も少なくありません。

 そこでお伺いします。

 市内の当該施設のうち,何施設が指定施設となっているのか,まずお聞かせ願いたいと思います。そして,指定施設をふやすための方策は今後どのようにとられていくのか,あわせて選挙管理委員会にお尋ねしておきます。

 次に,この制度では選挙の公正性を確保するための立会人等に施設内の職員を充てる場合が多く,内部だけで完結すると不正が起こる可能性が懸念されています。先日,瀬戸内市の老人福祉施設で,不在者投票で管理人となる施設長による不正な投票が行われ,問題となりました。その後の瀬戸内市選管の対応は,今後こうした指定施設には市の職員などを第三者として立ち会わせる方針と聞いております。まあ一つの解決方法でありましょう。今現在,公選法ではこういった義務づけがないもんですから,瀬戸内市の一つの英断だったというふうに私は認識しております。

 そこで質問いたします。

 不正防止のために,こうした問題について岡山市選管としても第三者の立会人導入を各施設に対して強く求めるべきではないかと考えます。選挙管理委員会の御所見をお聞かせください。

 また,そうしたときに問題になるのが人件費です。市職員の派遣または人件費補助など,制度的な後押しが必要でないかと私は感じてます。この点についても,どのような対策が必要と考えられているのかお聞かせ願いたいと思います。

 その他に気になったことも含め,確認も含めて数点お伺いします。

 今回は,選挙公報が届かなかったという声を何人かから聞きました。なぜこうした事態になったんでしょうか。特に,コーポ,アパートの居住者から聞いたわけでございますけども,こうした苦情はどの程度あったのか,またそれに対してどのような対応をされたのかお示しください。

 次に,同じく選挙公報について,市民のひろばは点字公報や音訳テープを配布しています。選挙公報についても,こうした措置をとるべきだったと私は思っております。当然,今までそういったサービスを受けてこられた方については,そういったもんだと思っとったと思うんですけども,しかしこのたびはそうならなかったようでございます。なぜなのか,この機会に聞いておきたいと思います。

 次の項,労働者の労働環境整備のために公契約条例の提案ということであります。

 行財政改革の観点から,さまざまな事業が行政直営から民間運営に転換しています。また,発注工事などの契約の際に下請,孫請までを含めてコスト削減は,とりわけ働く労働者の賃金抑制に大きく影響しています。私たちは,行財政改革で無駄な公共事業を排除しようとはしていますが,そのことにより結果として労働者の賃金生活を脅かしてはなりません。

 入札方式では,一般競争入札の拡大や総合評価方式採用などの改革が進んできていますが,近年の公共事業の削減による低価格での受注によって,下請,孫請の労働者賃金が切り詰められたり,雇用保険など必要なセーフティーネットが張られていない場合があります。

 そこでお伺いします。もうずばりお伺いします。

 公共工事における労働者賃金の最低額を定めた公契約条例の制定を提案いたします。いかがお考えになりますか,お考えをお聞かせください。

 ちなみに,千葉県野田市では予定価格が1億円以上の建設工事などのほか,1,000万円以上の契約のうち,賃金が契約金額の大部分を占める施設,機器の運転管理,保守点検,清掃などの業務を対象として,受注者に下請,派遣労働者らを含めた最低額以上の支払いを義務づける。違反に対しては,立入調査や是正命令が可能で,従わない場合は契約解除や公表もできるとしています。基準額は,型枠工,鉄筋工等の種別に,市の技能労務職の給料や国の工事設計労務単価などを参考に決めるということであります。野田市では,今言ったようにことしの9月議会に提案の予定と聞いております。こういった事例を踏まえる中,お伺いしておりますことをつけ加えておきます。

 次に,公共サービス基本法はことしの7月から施行されたもので,安全かつ良質な公共サービスが,確実,効率的かつ適正に実施されることを基本理念とする法律ですが,公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保,その他労働環境の整備に関し,必要な施策を講じることも求められております。しかし,御承知のとおりこの法は基本法であり,性格上あくまでも基本方針を示すための法律でありますから,まずこの法に関し岡山市としてのどのような受けとめをされているのか,この点についてお考えをお聞きしておきたいと思います。

 また,あわせてどのような取り組みをするのかお聞かせ願いたいと思います。

 最後の項,安全な幼児2人同乗自転車の導入促進と自転車道整備促進について。

 この件につきましては,6月議会に松田議員からもあったところでございます。自転車3人乗り禁止の解禁の経過の一つ一つは申し上げませんけども,雑駁に整理してみますと,複数の幼児を持つ保護者にとって自転車は日常生活に欠かせない交通手段として定着しており,安全な幼児2人同乗が可能となるよう,るる見直しを求められたところであります。

 それを受けて警察庁は,ことし7月,自転車通行上のルールを改正して,6歳未満の幼児2人を同乗させた自転車利用を可能にいたしました。1つは,幼児2人を同乗させても安全な自転車を利用するということ,このことが大きな条件となったわけでございます。そして,従来とは異なる安全装備をした自転車の開発を求め,販売までこぎつけているのが実態であります。しかし,今現在の実態の課題としては,安全装備した自転車は当然従来型の自転車より高い,若い子育て世代がそう簡単に購入できるのか。せっかくルールが改正されても,新タイプの自転車が開発されても,実際的にそれを使わなければ何にもならないわけでございます。そこに自治体,岡山市がやるべきことがあるのではないかというのが今回の私の質問の趣旨であります。

 私なりに他都市の状況も勉強させていただきましたが,積極的に取り組んでいるところ,そうでないところ,さまざまでありました。そういった中で,私なりにどう考えてみても,以下3点の選択しか思い当たりません。何か推進しているものがあれば,御披露いただければいいわけでございますけども,1,購入の補助をする,2,今回私からの提案は自転車をレンタルする,3,岡山市は何もしないで様子を見る,この3択でどれを選択するのかといったことになります。

 まず,その点についてお聞かせ願いたいと思いますが,ちなみにやはり耳に入るのは,やっぱりレンタルがよろしいようですね,ずっと使える物でもありませんし。どういった格好で,レンタルをぜひしてほしいと,この声が圧倒的に多いといったこともお伝えしておきたいと思います。

 次に,自転車利用促進の観点から質問いたします。

 自転車利用というと,他都市から岡山市に来られた人は一様に「何と自転車が多いまちか」,こういった感想を持たれます。市街地が平地であること,学生が多いことなど,岡山の地域特性がありますが,最近では通勤者の自転車利用が進み,高齢化に伴い自動車から自転車,三輪車利用のお年寄りもふえていて,自転車はますます便利な乗り物となっております。

 さらに言えば,自転車利用は健康によい,環境に優しいエコな移動手段です。今後,市民の健康保持,環境先進都市を目指す岡山市としても,どうしても積極的に導入促進を図らなくてはならないものと思います。政令市となった岡山市,国・県道管理が一元化され,一段と取り組んでいかなければならない施策であります。自転車利用環境の向上策も推進しなくてはなりません。

 そこでお伺いします。

 車道と並行して自転車専用道ができればベストであります。次善の策は,歩道を広くして歩車道にする,自転車と歩行者を区分するラインを引くなどは可能な場所がかなりあると思います。重点地域をということではなく,先ほど申し上げた幼稚園・保育園周辺等々,道路の新設,改修には常々自転車走行確保があるかないか,できるかできないか,こうした視点の自転車道整備促進計画をこれまで以上に進めなければならないと思っております。

 そこで市長の意気込みをぜひともお示しいただきたいというふうに思います。

 これをもちまして第1回目の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田中議員の御質問にお答えをいたします。

 自転車道整備促進をこれまで以上に積極的に進める考えを打ち出すべきではないかとのお尋ねでございますが,自転車は本市の平たんな地形と雨が少ない晴れの国おかやまにふさわしい乗り物であり,環境にも優しいことから,都市ビジョンにおいては自転車の利用環境整備を人と環境にやさしい総合交通システムプロジェクトの重要施策の一つに位置づけており,平成20年には自転車通行環境整備のモデル地区として国の指定を受け,岡山駅東口及び西口地区に自転車レーンの設置を進めております。

 また,このほどお示しした都市交通戦略の素案の中でも,自転車を都市内での大きな交通手段の一つとして位置づけており,道路状況や混雑の程度など総合的な見地を踏まえながら,自転車道整備や駐輪場設置など一体的な自転車政策を今後も進めてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  労働者の労働環境整備のために公契約条例の制定などの項の中で,岡山市として公共サービス基本法をどのように受けとめているのか基本的な考え方を,また今後どのように取り組みを進めていくのかとのお尋ねでございます。

 公共サービスの実施に従事する職員の適正な労働条件の確保,労働環境の整備に関し,必要な施策を講ずるよう努めるという公共サービス基本法の趣旨を尊重し,職員が安心して働くことができるよう適正な勤務労働条件の整備などに努めるとともに,よりよい行政サービスの向上が図られるよう,今後とも努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  公共工事における労働者賃金の最低額を定めた公契約条例の制定の提案についての御質問にお答えいたします。

 公契約条例につきましては,地方公共団体が発注する公共事業に携わる民間労働者の賃金水準を確保することなどを条例で定めるものと認識しており,議員御紹介の千葉県野田市を初め,幾つかの地方公共団体で条例制定への動きがあることは承知しております。この条例の制定に当たりましては,労働条件をどこまで条例で定めることができるのかといった研究すべき課題も指摘されており,本市としてもこの点や他都市の状況をよく研究しなければならないと考えております。

 続きまして,公共サービス基本法についての御質問にお答えいたします。

 公共サービス基本法は,議員御指摘のとおり国または地方公共団体が行う公共サービスについての理念,国及び地方公共団体の責務など,基本的な事項を定めた法律であります。本市といたしましては,この基本法をもとにした国における立法や取り組みを注視しながら,法の趣旨を踏まえて契約関係について何ができるかなどについてよく研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  幼児2人同乗自転車の導入促進と自転車道整備促進についての項で,安全な幼児2人同乗自転車レンタル事業の取り組みをとのお尋ねにお答えいたします。

 幼児2人同乗自転車のレンタル事業につきましては,子育て支援施策としての効果,レンタルということの効率性・安全性,利用者のニーズ等の点から他都市の状況等を参考にしながら研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  幼児2人同乗自転車の導入促進と自転車道整備促進についての項で,自転車道整備促進計画をこれまで以上に積極的に進める考えを打ち出すべきではないかということにつきまして,市長答弁以外の内容につきまして御答弁を申し上げます。

 本市では,自転車の利用促進を図るため,平成20年1月に岡山駅東口地区と岡山駅西口地区を自転車通行環境整備のモデル地区として国から指定を受け,国,県,警察と協議を重ね,これまでに東口地区では市役所筋,県庁通り,あくら通りにおいて,西口地区では昭和町通り線,西口筋において自転車レーンなどを設置したところです。

 今年度は,東口地区の西川筋において自転車レーンなどを設置する予定であり,この整備によりモデル地区内での整備がおおむね完了することとなります。

 今後,道路の新設や管理に当たってはこれらモデル地区内での取り組みをもとに,自転車利用者の視点を重視しながら,自転車通行環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎三村俊隆選挙管理委員会委員  選挙に関します一連の御質問にお答えをいたします。

 まず,不在者投票の指定施設の数,そしてまたそれをふやすための方策についてのお尋ねでございます。

 御承知のとおり,施設につきましては県が指定するわけでございますが,現時点で指定されている数は415施設ございます。そのうち,市内の施設は病院,特別養護老人ホームなど126施設がございます。

 また,患者,入所者の選挙権の行使を確保するためには,御指摘のとおり指定施設をふやすことは有効な方策であると考えますが,施設側の管理執行体制の整備が大前提となること,また円滑な運営のためには施設職員を含め,施設としての主体的,自律的な判断が求められますことから,自主的,自発的な申請を期待しているところでございます。

 なお,市のホームページには指定施設の一覧表を不在者投票の仕組みとともに掲載をいたしまして,新たな指定があれば追加掲示を行っているところでございます。

 次に,不在者投票の公正性を確保するためには第三者の立会人導入を各施設に求めるべきではないか,また市職員の派遣,人件費補助など,制度的な後押しが必要ではないかと思うがどうかという点についてでございます。

 施設での不在者投票は,病院,施設等との信頼関係の上に成り立っている制度でございます。今回の事件は,その根幹を揺るがす大きな問題であると認識をいたしております。

 第三者の立ち会いにつきましては,市の職員を選挙期間中に派遣することは施設が多いため非常に難しく,また外部立会人の報酬,交通費等の費用負担の問題,もし事故があった場合の立会人への補償の問題等,現状では選挙管理委員会が施設へ個人を紹介することは難しいというふうに考えております。ただ,今回の事件を踏まえまして,県や国におきまして検討がなされると思われますので,その動向を注視しながら今後とも適切に対応してまいりたいというふうに考えております。

 それから,選挙公報についてのお尋ねがございました。今回の選挙で選挙公報が届かなかったという声を聞くが,なぜそうなったのか,また苦情はどうだったのか,どの程度あったのか,それに対してどのように対応したのかという点でございます。

 公職選挙法では,御承知のとおり選挙公報は選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して,選挙の期日前2日までに配布するものとなっております。このたびは衆議院選挙とともに,市長,市議会議員の補欠選挙ともに新聞折り込みではなく,配布を業者に委託して全戸配布を実施いたしましたところでございます。中には,アパート等において郵便ポストがないなどの居住形態等によりまして,私どものところへは両選挙とも10件程度の配布漏れの連絡がございました。配布漏れの連絡があったものにつきましては,配布業者に状況を確認するとともに,配布した業者あるいは選挙管理委員会から持参または郵送によりお届けをしたところでございます。また,区役所,支所,地域センター,公民館等にも選挙公報を備え置きまして,いつでも市民の方に提供できるように対応しておりますが,今後とも配布漏れのないように万全を期してまいりたいというふうに考えております。

 次に,視覚障害者の方々への選挙公報についてでございます。公職選挙法では,選挙公報は候補者からの申請に基づき,その掲載文を原文のまま掲載しなければならないこととなっております。視覚障害者の方々への選挙情報の提供につきましては,大変重要なことと考えております。そのため,選挙公報とは別に選挙のお知らせ版などの発行ができないか,候補者の氏名,所属政党や経歴,政見など,候補者の掲載文の内容をどの程度,選挙の公正さを確保しながら点字,音訳できるのかなど,今後関係団体の方々とも協議をしながら,次の市議会議員の一般選挙までには選挙情報の提供ができるように努力してまいりたいと,このように考えております。

 以上でございます。

     〔21番田中慎弥議員登壇〕



◆21番(田中慎弥議員)  御答弁ありがとうございました。

 ちょっと再質問を数点させていただきたいと思いますけども,非常に自転車のことにつきましては市長からも,また都市・交通・公園担当局長のほうからも前向きな御答弁をいただいたと思っております。今回,私はあえて2人乗りの自転車と自転車政策を一緒の,一つの質問にしてまとめてみたんですけども,一つはそれがなかなか2人乗りの整備が前へ行かない,これもう実態として警察庁のルール改正に不備があったんだろうと,私はそう思っております,私はですよ。流れを見ていますと,まずは自転車の3人乗りを許しませんと。そして,こういった国民のお母さん方の声があった。それに対して警察庁はルール改正をした。これはいいことです,国民目線に立ったりして。そして,ルール改正をして自転車を開発させたことで,警察庁とすれば自分ところの責任は逃れたわけですよね。それを推進していこうと思うと,どうしても自転車を買わにゃあいけん,お金も要る,しかし警察庁は金がない,そして厚生労働省のほうに安心こども基金を使うようにしてくれといった流れの中で,それ使ってもいいですよと。

 しかし,一方では例えば奥田こども・子育て担当局長のところにはもう安心こども基金は使い方もあって計画が立っとる。そこから,あえてそれを使えばいいという,なかなかできません。一方では,罰則が厳しくない。これが法とか何とか言い出すと,多分幾ら金がなくたって当局はやるんだと思うんです。これといった,指導だけで終わる。こういった流れの中で,じゃあどうすればいいんだといったことになるんだろうと思うんです。そういった意味で,今奥田こども・子育て担当局長にもお答えいただいたように,いろいろ研究してまいるということでありますけども,実際それも一つの,それはそうせざるを得んなあと私は感じとんです。しかし,ほんなら市民の言われるルールを改正された中,ほんじゃあ市民とすりゃあどうすりゃあいいんだと。まあこのことが残ってくるわけですけども,そうなればやっぱり岡山市全体としての自転車政策といったものに,そういったものに取り組んでいくべきなんだろうというふうに私は思ってます。

 子育ての観点のみならず,これから当然高齢者にもなって,安定した自転車というのは必然的に求められるわけで,そういった中に自転車道の整備とかというんじゃなくって,岡山市として自転車をどう進めていくか,この論点から,そして今子育てのほうだけの視点じゃなくって岡山市としての自転車政策,この中にしっかりと取り入れてほしいと思うんです。玉野市ではおもちゃ王国,岡山市は自転車王国といったようなことを市長に望みたいわけでございますけど,(笑声)本当そういった視点が要るんだろうと思うんです,自転車を進めていくということは。そして道路整備,走れん道路をつくっても自転車は伸びんわけですよ。そういった考え方,まさに市長の言うマトリックスというか,縦割りを越えて,これは子育てだろう,これは老人のほうだろうという高齢者のことではなくって,どうすれば進むんだと。岡山市の重要な施策として自転車行政を進めてほしいということを思ってます。再度,市長のほうから御所見なりがありましたらお聞かせ願いたいと思いますし,受けたんでもう一遍言いますけど,岡山市は自転車王国,玉野はおもちゃ王国,これでよかろうと思います。

 それで,あと選挙のほうなんですけど,今お話を聞きよって人間という生き物そのものはミスを犯すんだといった視点がなかったように思うんです,今の答弁を聞きよってね。要するに,このたびの瀬戸内市の場合,故意かどうかわかりませんが,もし状況が高齢者の方で,施設長さん,こうこうで私はだれだれが立候補しとんかようわからんのじゃと,名前をだれでもええから教えてくれんかと,例えば田中慎弥でもいいですよ,それを施設長が言うた。これはよかれとしてやったことかもわかりませんよね,僕からすると。だけど,それは法からすると公正を欠いたわけですよ。だから,そういった意味でやっぱり第三者を置くというのは非常にお金もかかってと,よくわかるんです,現状は。しかしながら,第三者を置くっていうのはそういうことなんだろうと思うんです。

 例えば,本市の中におきましても,ちょっと総務局長に申しわけないけど,残念なことがありましたよね。要するに1人ばっかりに,自分で抱えたばっかりに,周りの状況が見えない環境に人を置くと,いろんなミスが起きる,任せっきりにしとると。これ市全体でもあったと思うんです,過去に。1人ばっかりに任せたがゆえにミスが起きた。そして,懲戒免職になった方もおられるんだと思いますけども,僕はそういった意味でいうと,その方たちを守るための法というか,施策というか,必要なんだろうと思ってます。

 言よることわかってくれるかな。要は,これだけのスペースの中で僕だけ何かせえって言われても,やっぱり人間ですから何か横着も考える,まあこれぐらいええかというようなことも考える。しかし,一方それがミスとかになると,おかしい,法に触れました。で,僕はもう首が飛びましたと。この環境をつくっとんだろうというふうに思うんですよ。そういった意味でいうと,ぜひともその方たちを守るといった視点,例えば今施設長さんは第三者を入れようとすると,その施設長は自分からお金を払って第三者をとりに行かにゃいかん,だからなかなか難しいといったことになっとんだと思うんです。

 やっぱり,そこの公正といった担保のためにも,ぜひ岡山市のみならず,やっぱりこれは県,国のほうにも十分伝えていただいて,それは結果としてそういった方々を守るためのセーフティーネットにつながるんですよといった動きにしてほしいと思うんです。冒頭にも申し上げましたけども,要は内部だけで完結しようとすると不正が起きやすい。そして,それは人間として起こりやすい状況にあるんだ。ミスも犯すこともあるんだと。このことを再度認識した上で今後の公平・公正な選挙のあり方といったものを進めていただきたいと思います。

 その点につきましても,国,県のほうにもちょっと動きがあるように聞いとりますけど,そこで問題があるといった認識があるようです。ぜひとも積極的に岡山市としても上位機関のほうへお伝えするなり,これは大きな課題だといった認識を改めて持っていただきたいということを申し上げさせていただきたいと思います。

 市長,ともあれ自転車というのは市長の御認識のとおり,岡山市は非常にすぐれた場所です。幼稚園等もよその県と比べて非常に多いところですから,これをどういうふうに進めていくか,この辺も含めてぜひとも前向きな御答弁を再度いただければありがたいと思っております。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎村手聡副市長  自転車政策をしっかりと進めていただきたいという再質問でございました。

 おっしゃるように,自転車というものは平たんで雨が少ないという本市の特性に非常に合った乗り物ではないかなというように思っておるところでございます。都市ビジョンにおいても,しっかりと位置づけをしておるところでございまして,このほどまとめました都市交通戦略の素案の中でも,自転車を交通手段の大きな一つとして位置づけて推進をしていこうとしておるわけでございます。自転車道整備とか,駐輪場整備,またそうしたハードの面等につきましても,しっかりと連携をとりながら,総体的な利便性が上がるような,そういった施策を打っていきたい。そして,自転車の利用というものがどんどん進んで,都市内を市民の皆さんが環境に優しく円滑に動けるような,そうした交通手段としてどんどんと活用が進むようにしていきたいなあというように思っております。精いっぱい頑張っていきたいと思いますので,ぜひ議員にもお力添えをお願いしたいと思います。



◎三村俊隆選挙管理委員会委員  再質問をいただきました。ありがとうございました。

 今御指摘いただきましたこと,大変大事なことだと思っております。いずれにいたしましても,厳格,的確な選挙事務を行うことというのが重要でございます。県とも連携をとらせていただきながら,今後ともそういう点を踏まえて適切に対応してまいりたいというように考えております。

 以上です。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして羽場議員。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  午前中の最後になるかと思いますが,頑張っていきたいと思います。

 8月30日,大きく政治が変わりましたですね。9月16日には新内閣ができました。新内閣のトップと言えば,今外遊中の鳩山さんですが,鳩山さんは,私も以前からちょっとこれは知ってたんですけど,岡山県の勝山出身で旧勝山藩の出なんだそうですね,ひいおじいさんあたりがね。岡山ゆかりの人が政権の中枢というか,もうトップになった。非常に喜ばしいことじゃないかと思いますが,あわせて副総理菅直人大臣も,我が岡山市の出身,岡山市では一番北になりますが,建部町の下神目だそうですので,そこにまだ本籍があると聞いておりますが,ナンバーワン,ナンバーツーいずれもが岡山ゆかりの人間だということで,私としては岡山県に対する注目が向いたんじゃないかと思って喜んでるところなんですが,そうしたいわゆる政権交代が起きたということは,これは大きな歴史の転換でございますので,その歴史の転換と我が岡山市政ということを考えてみたいということで質問に入りたいと思います。

 今回の総選挙で,ある意味では初めての本格的な政権交代,今までもちょっと交代したようなことはありましたけど,本格的な政権交代というのは初めてだと思います。こういう新しい政権下で,岡山市として新しい政権に何を期待するのか,もしくは何を心配するのか,この辺のところをお聞きしたいと思います。市長がどういうふうに思われてるのかなと思っております。たまたまなんですが,二大政党制につきましては,9月15日付の山陽新聞に政党が互いの足を引っ張るような二大政党制は好ましいとは思わないということを書かれてるんです。

 文字どおり読めばそのとおりなんですけど,ただ二大政党制が好ましくないという意味ではないと思うんですけどね。これ,私も読んだときに二大政党制というのは本来そういうふうに足を引っ張り合うのが二大政党制じゃなくて,本来なら一つの政党が政権を担当する,それがいかに国民のための政治をするかと,これをやって,しかしそれが失敗したりすれば,じゃあもう一つのほうがもっといい政治があるよと,こういうふうに提案をして,どちらがより国民のためになるかということを競うのが私は二大政党制の本来のあり方じゃないかと思っておりますので,そういう意味では今自民党のほうも総裁選をやってますよね。それは実は私も非常に関心が高いんです。どういう人が選ばれるのかなあと思ってますが,自民党も自民党でやっぱし頑張ってもらわないと,お互いが切磋琢磨するようないい二大政党制にならないもんですから,私はそういう意味では今の自民党の総裁にどういう方が選ばれるのか,どういう再生の道を選ぼうとするのか,それが大事なことだと思います。それに負けないように民主党もやらなくちゃいけないんじゃないかと思ってるところなんですが,先ほどのところで市長の認識が違うのかみたいなことを聞こうかと思ったんですが,そんなことはつまらんことですから聞かないことにいたしまして,足を引っ張るのなら,どっちの政党をとろうかなってことを聞いたらおもしろくありませんので,そんな言葉じりをつかまえるようなことはしたくないので,質問とはいたしませんが,ただ私が危惧するのは市長の前任期ですね,あっまだあるんか,任期中なのか,任期中ですが,私が一番危惧をしましたのが福田地区のラウンドワンの開発許可です。これは条例の本来の趣旨から違ってるわけですよね。そういう本来の条例,今改めて言うまでもありませんが,あそこは農業振興地域です。そこは公共性のある建物,そしてまた住民の同意という2つの条件で認められるわけです。だけど,あそこは大型レジャー施設ですから,これが公共施設,公共の建物だというのはこれはちょっとどう考えても市民の常識から外れてるし,それからあそこで非常に沸き起こりました反対運動ですよね,もうその近隣の人,皆さんほとんどが反対をされてる,こういう状況をそれでもいいんだというふうにして開発許可を出してしまうようなことを,こういうことをされると行政に対する信頼が損なわれるんじゃないかと思います。そういうことが私としては非常に気になってるところなんで,こういうことが新しい任期の中では起きないようにというふうに願っているところでございます。これも質問ではありません。とりあえず,前置きとして言わせていただきました。どういうことを私のほうは心配してるかという意味でお話をさせていただいたんですが,それでは質問のほうに入りたいと思います。

 今回の政権交代が起きた,政権交代を促したといいますか,その大きな要因としては,一つはやはり官僚政治に対する批判があると思います。そして,もう一つがやはり税金の無駄遣いと,この2つが政権交代が起きた主な下地といいますか,要因といいますか,そういうものじゃないかと思うんですが,これについて市長はどういうふうに思われているのか,その認識がどうなのかということをお聞きしたいと思います。

 それから2番目,県との関係です。

 県事業に対する市町村の負担金,これはもう今まで何度も取り上げさせていただいたわけですが,最近大変状況が変わっております。変わっておる上に,さらに変わったと言ってもいいかと思うんですが,国の直轄事業負担金に対して全国の知事が非常に反発をして問題となりました。国に対して非常に厳しい批判が出ております。それは全く同じことなんで,県事業に対する市町村の負担金と同じで,もう構造的には全く同じなんですが,これについて我が市議会は,市もそうなんですけれど,市のほうも同じように県に対して申し入れとか要望を出しておりますけれども,これ全然解決されていない。現在の状況はとりあえずどうなってるのかと,負担の割合,これも大体わかるのはわかるんですが,負担の割合はいまだに重いのかどうなのか,それは他の都道府県と比べてどうなってるのかと,ほかの都道府県と比べて高い傾向にあるのか,低い傾向にあるのか,それから事業にかかわる県職員の人件費など,これは人件費の問題が国のほうで問題になってましたからお聞きするんですが,これは含まれているのかどうなのか。

 で,これにつきまして和歌山県──和歌山県ですよ,岡山じゃなくて──では,2010年度からこれを廃止するというふうに新聞に出ておりましたね。これは非常にいいことだと思います。そしてまた熊本県も,これは負担割合が岡山県と同じぐらいのところなんですが,熊本県でも一部これを廃止するという,こういう動きに出てるわけです。岡山県にもぜひそういう動きをしてもらいたいんですが,これは市からの働きかけも必要だと思います。それから,当然ですけれども,国のトップがかわったわけで,恐らく国の考え方も変わってきて,これ変わる可能性が非常に高いと思いますよ。ですから,それに合わせて県のほうに市のほうからも強力に,さらに申し入れるということをしたほうがいいんじゃないかと思います。かつてこの問題を取り上げてるときに,当時の市長ですよ,今の市長じゃない,その当時の市長は,あなたのほうからも県議会に働きかけてくださいねみたいなことを言われたんですが,それは言うまでもありません。我々も県役員に対してもちろん働きかけをしますが,やはり自治体であります岡山市からも,県に対してそういうことをさらに強く言っていただけるのかどうか,この辺のところをお聞きしたいと思います。

 それから,後期高齢者医療制度,そして子ども手当の創設というのが今後公約どおり進められるんじゃないかと思いますが,思いますがですよ,そういう特に新しい政府といいますか,鳩山政権は後期高齢者医療制度の廃止を公約に掲げております。これに対するお考えはどうなのかということをお尋ねしたいと思います。

 これは報道によりますと,後期高齢者医療制度は既に制度がもう定着してるので,これは余り変えたくないんだというような話があります。これは確かに制度的には非常に問題がありますし,それから制度の改善に向けて努力はしてきました。これは当然だと思います。私どもも後期高齢者医療制度の中の議会,その議会の構成についてはもっと変えるべきだと,改善のほうに向けて努力をしてきましたが,一番の改善はやはりやめてしまうことじゃないかと思いますので,その方向に行くのじゃないかと思いますが,これについて市のお考えをお聞きしたい。

 それから,子ども手当も,これは大変な予算を伴うので,どうだろうかなという心配をされてるところもありますが,しかし子どもを大事に育てたい,その親の負担を軽くしたいということにはかなりの支持があるのじゃないかと思いますし,恐らくこれは進められると思いますが,これに対してもですね,これは岡山じゃないと思うんですが,一部の自治体では,自治体の手続が負担になるおそれがある。そういうことで余り積極的じゃないという話もお聞きをしておりますけれども,岡山市の見解はいかがでしょうか。どういうふうに受けとめられているのかお聞きをしたいと思います。

 次に,環境政策に入りたいと思います。

 電気自動車の普及についてお聞きをしたいと思います。

 環境への配慮として,ソーラー発電とか電気自動車の導入などに取り組んでおります。これは大変評価をしたいと思いますが,じゃあ現実に電気自動車は合計何台ぐらいあるのか。市で使う全体の,いろんな車を使ってますからね,岡山市は。その中の何割ぐらいが電気自動車にかわっているのか。パーセンテージをお示しいただければと思います。50%になるのは,大体いつごろになるのか。せめて半分ぐらいは,電気自動車を使って環境に優しくしようと言うんだったら,それは50%ぐらいを目標にしてやるべきじゃないかと思うんですが,これがいつごろになるのかということでお聞きをしたいと思います。

 こう言いますと,実は余り台数がないので,割合を余り言いたくないと言われるかもしれませんけれども,現状としてはどれくらいのところにいってるんだということをまず知った上で,じゃあそれをどうするのかというふうに思いますので,これはぜひ教えていただきたいと思います。

 それから,校庭とか屋上緑化についてもお聞きをしたいと思います。

 これまでも,この議会の中でもそうですが,私以外の方も多くの方が校庭の芝生化をしたらどうかと,また屋上緑化をもっと進めたらどうかというようなことを言われてまいりました。特に,市長が緑のボリュームをふやすんだと,こう言われましたんで,これはもうまさに考え方としては非常にいいと思います。やはり岡山市が緑に包まれるという,そういうイメージを持ちますから,これはぜひ進めていただきたいと思うんですが,こういう校庭の芝生化,これもいろんな課題があると思いますけれども,いつごろまでにそれを少しでもやってみようとかというふうなことになっているのか,そしてまた屋上緑化についてはどういう促進策をとっていらっしゃるのか,どういう方向でいこうとしてるのかということをお聞きしたいと思います。

 次に,ごみゼロ社会に向けてということでお聞きをしたいと思います。

 私は,ごみの有料化にはいろいろ批判もあるし,考え方もあるので,ありますがですよ,私はですよ,私はごみ有料化というものがごみゼロ社会への一歩と見れば,それはそれで一つの前進じゃないかと思います。ごみをゼロにしようという強い意気込みで岡山市全体を持っていくということであれば,私は負担の公平化という意味もありますので,有料化ということがそれに向けての一つの意味だというふうにも思っておりますので,これをもし第一歩とすれば,じゃあその次はどういうことを考えているのか。ごみをゼロにしようという意気込みがもしあるとすれば,その次にはじゃあどういうことをやっていこうかというふうに思われてるのか,これはお聞きをしておきたいと思います。

 そしてもう一つ,次は南区の体制についてお聞きをしたいと思いますが,これ南区の場合は非常に暫定的にといいますか,一番南の外れにあるんですね,灘崎の区役所が。で,灘崎の区役所は南区の住民にとってはまだまだ区役所が灘崎にあるということが実感としてピンときてない。ピンとくるのは,いざ行こうと思ったときに非常に行くにくいんですよ。特に,南区でも南区の中の北のほうに住んでる者にとっては,列車を使っていけばいいのかなあと。バスはないんですよ,公共交通機関というものが一応ないもんですから,だから車で行くということになるんですが,車に乗ることができないお年寄りから御相談があるんです。区役所へどうしても行かにゃいけんのじゃけど,どうしたらええんじゃろうかと言われるんです。タクシーで行きなさいというようなことになってしまう。タクシー代もかなりかかりますからね。それから,バスでもし途中まで行けたとしても,国道30号までですから。そこから先,相当歩かなくちゃいけない。これを考えたらですね,これは少なくともバスの便を交通の手段として,住民にとって行きやすくする。ただ,これが暫定のもんですから,新しい区役所ができたら,もうそれでなくなるんじゃないかと言われますれど,それはなくなりゃなくなったときですよ,現に今ないんですから。現に今ないバスの便をどうするかということについて,どれくらい考えていらっしゃるのか,どれくらい準備をしているのか,もしくは働きかけをしてるのかをお聞きしたいと思います。

 バスの便と言えば,直営でやるか,全く民間に任せるか,第三セクターでやるとかっていうようなことがありますが,直営でやるとなると大変費用がかかると思います。民間にお願いをして,赤字部分を補てんするとか何か考えないと,これは実際に交通手段としてバスが利用できるということにはならないと思いますので,この辺のところをどこまで真剣に取り組んでいらっしゃるか,これをぜひお聞きしたいと思います。

 そして,結構広いんですね,南区も。広い区域に住民サービスを図らなくちゃいけないと思いますが,今度は逆にじゃあ職員さんのほうはどうなのかと,職員の交通手段は確保されているのかと,これをお聞きしたいと思います。といいますのが,これも南区の住民の方から御相談がありまして,たしか公園の整備についてだろうと思うんですが,公園について市のほうにお願いをしたと,「いや,大丈夫でしょう。市のほうにお願いしたらすぐ来てくださるんじゃないんですか」と言ったら,「いや,それがなかなか来てくれないんだ」と,担当者がこちらのほうへ来ようと思っても車がない,車の順番待ちをしてて車の順番が来ないと担当の職員が現地まで行くことができない。それではですね,せっかく区としてのまとまりをもって,区として一つのまちとして機能していくに当たって,職員のほうが区の中に行けないというのが,先ほど言いましたけど,住民が区役所へ行くというのもなかなか大変なんですけど,でも逆に区役所のほうは車さえあればどんどん行けるわけですから,そういう方がいらっしゃるわけですから,だから区役所に十分に車が配置されてないんじゃないかと,そういう心配をせざるを得ません。この辺のところがどうなっているのか,ちゃんと確保されるようになっているのか,これをお聞きしたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。どうぞぜひいい答弁を聞かせてください。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  羽場議員の政権交代に関する御質問にお答えをいたします。

 政権交代の原因が何かについては,さまざまな議論があるところでございますが,今の世の中で行政に対しては民間感覚など,民間のよいところを取り入れながら税金を効果的,効率的に使うということが強く求められているのは事実であると認識しております。私はこの考え方のもと,4年前に「官から民へ」を掲げて市長に就任し,民間の経営感覚を生かして市民目線の市政を実現しよう,また徹底して無駄を減らして税金を大切に使う,そういう行財政改革に一生懸命取り組んでまいりました。このたびの市長選挙において再選させていただきましたのは,私のこうしたやり方が多くの市民の皆様の御支持をいただいたからだと考えております。今後一層頑張っていこうと決意を新たにしてまいりたいと考えております。

 なお,本議会の初日にも申し上げましたように,新政権に対しましては地方分権改革の推進や,経済・雇用対策など,さまざまな課題への対応について,地方の意見を十分にお聞きいただきながら,実効性のある政策を進めていただきたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎片山伸二市民局長  南区の体制について2点の御質問をいただいております。

 まず,住民の方が区役所に来る場合のアクセスについての御質問にお答えいたします。

 南区役所──これは暫定でございますが──は開設から6カ月目を迎えまして,来庁者の数もようやく落ちついてまいりました。市民保険年金課を例に見ますと,8月末集計での証明書取扱総数は1万735件で,支所当時の対前年比で約70%の伸びとなっております。現在は,ほとんどの方が自家用車等で来られておりますが,交通手段についての御要望や御意見もちょうだいいたしているところでございます。区役所への交通アクセスにつきましては,昨年来の懸案となっており,バス事業者への要望も行ってまいりましたが,区役所に向けた起点の設定が多岐にわたることや,新規路線としての重要度の見きわめの判断が難しいこと等から,御理解を得られるには至っておりません。方策といたしましては,民間事業者によらざるを得ないものであるため,引き続き利用状況等を見ながら検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。

 次に,職員の交通手段の確保についての御質問でございますが,区役所への公用車の配備につきましては業務量に応じた必要数を取りまとめ,現在の配置がなされているところでございます。現在のところ,南区役所におきましては市民サービスを提供する上で充足しているものとお聞きしておりますが,緊急対応等で各課での使用に不足が生じる場合においても,区役所内での調整により効率的に運用されている状況でございます。

 なお,今後において不足等が生じた場合におきましては,ケース・バイ・ケースに応じまして調整を図ってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  市長の政治姿勢,政権交代はなぜ起こったかの項,後期高齢者医療制度について,2点御質問いただいております。

 まず,新政府は後期高齢者医療制度の廃止を公約に掲げているが,これに対する考えは,また廃止は制度が定着しているので好ましくないとも聞くがどうなのかといったお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 後期高齢者医療制度につきましては,高齢者が安心して医療を受けられる持続可能な制度として導入されましたが,制度施行当初,年金からの天引きなどをめぐる厳しい批判を受け,数次にわたる制度の見直しにより,現在では苦情も目立たなくなり,定着してきたと感じているところでございます。京都の広域連合議会が廃止に反対する決議をしたりする動きも出ておりますが,いずれにいたしましても高齢者や市町村に混乱や支障を生じさせないことに十分留意した上で,安定した国民の信頼を高める医療制度を目指した検討をしていただきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  市長の政治姿勢,政権交代はなぜ起こったかの項,子ども手当の創設について,子ども手当を公約に掲げているがどう考えるか,また子ども手当は自治体の手続が負担になるのではないかと聞くが考えはとのお尋ねに一括してお答えいたします。

 民主党のマニフェストによりますと,子ども手当の額がこれまでの児童手当に比較し高額であることから,子育てに係る家計の負担の軽減と少子化対策としての効果が期待されるところでございます。子ども手当の制度は,新たな国の施策となるため,今後国において制度設計が行われることから,現在自治体が担う事務の内容ははかりかねますが,自治体として事務が支障なく円滑に遂行できるような形で制度化されるよう注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  環境政策の項,電気自動車の普及について,電気自動車は合計何台あるのか,市で使う全体の何割になるのか,50%になるのは何年になるのかとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 電気自動車につきましては,本年度から本格的な市販化が開始されたところであり,今後1充電走行距離や充電場所等の課題の解決を図りながら,社会全体として本格的な普及に取り組んでいく必要があると認識しています。本市では導入初年度であり,公用車3台となっておりますが,これは全公用車1,250台の約0.2%程度であります。電気自動車など次世代型自動車の今後の導入については,ことし6月に発表された国の地球温暖化対策の中期目標において,2020年までに新車の50%を目指す考え方が示されているところですが,このたび中期目標を一層強化する方針が示されています。今後,このような国等の動向等を踏まえ,現在策定中の岡山市地球温暖化対策新実行計画の中で,公用車への電気自動車の一層の導入を含め,本市の特性を踏まえた効果的な地球温暖化対策を検討してまいりたいと考えております。

 次に,ごみゼロ社会に向けて,ごみの有料化はごみゼロ社会への第一歩と位置づければ前進と思う,次の一手は何かとのお尋ねでございます。

 家庭ごみ有料化の実施により,一定の減量効果があらわれていることは市民の分別,減量化,リサイクル推進への意識が高まっているものと考えております。今後は,有料化をきっかけとして生まれた市民のライフスタイルの変革を定着させることが重要であると考えております。そのため,市民の皆様の声を直接聞きニーズを把握するとともに,ごみを出さない暮らし方への転換を促すための報告会の開催や,アンケート調査の実施を予定しているところであり,さらに出前講座,環境教育,広報活動の充実を図ることにより,市民意識の活性化に効果を上げてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  市長の政治姿勢,政権交代はなぜ起こったかの項で,県事業に対する市町村の負担金につきまして4点の質問をいただいております。

 まず,これまでも市議会は市とともに県へ申し入れや要望を出してきているところだが,いまだ解決されていない,現在の状況はどうなっているのかとのお尋ねでございます。

 県事業負担金につきましては,そのあり方を見直すよう再三岡山県へ求めており,今年度も6月5日に市から要望書を提出しております。また,岡山県内の他市においても思いは同じであり,本市を含めた県内都市が歩調を合わせ,5月22日及び8月28日に岡山県市長会より県知事へ同様の要望がなされております。現在のところ,県から具体的な見直しの方針は聞いておりませんが,今後とも引き続き強く要望していきたいと考えております。

 次に,負担割合は幾らで,他の都道府県と比べると高いのか,低いのかとのお尋ねでございます。

 岡山市は,政令指定都市に移行したため,道路整備など,これまで県事業で実施されていたものが移管され,負担金が必要となる事業は大幅に減少することとなります。今後,対象となる主な県事業につきましては,河川関係事業では100分の4.5から100分の33,海岸関係事業では100分の12,港湾関係事業では100分の12から100分の35など,各事業ごとで負担率が異なり,他県と比較して大きく差がないものがある中で,都市公園事業などの都市計画事業は負担率が100分の50と,他県に比べて高い状況でございますが,現在岡山市内には該当事業はございません。

 続きまして,事業にかかわる県職員の人件費などが含まれているのかとのお尋ねでございます。

 負担金には,事務費が計上されており,各事業ごとで負担率などの扱いが異なっているようですが,岡山県市長会において県から若干の定性的に踏み込んだ説明があったものの,具体的な内訳については示されておりません。岡山県へは,これらの内訳を具体的に示すよう要望してきているところでございます。

 最後に,既に和歌山県では2010年度からこれを廃止する方向と聞いている,熊本県などの他府県の動きや知事会の動向はとのお尋ねでございます。

 和歌山県とともに新潟県も来年度から市町村負担金について原則廃止という方針であるとお聞きしております。また,熊本県につきましては維持管理費と事務費の市町村負担を廃止する方針とのことで,これらの動向につきましては7月に開催された全国知事会において,各知事の間で市町村負担金の見直しを申し合わせているところによるものと思われます。県事業の市町村負担金につきましては,廃止されることが理想であり,今後もこれまで以上に県に対し見直しを要望していきたいと思いますので,議員のお力添えもぜひいただきますようよろしくお願いいたします。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  環境政策の項,校庭・屋上緑化に関する御質問のうち,屋上緑化につきましてお答えを申し上げます。

 最近では,緑化フェアのテーマ館となりました体験学習施設の屋上約700平方メートルを芝生による緑化を行い,岡山市公園協会の民間に対する緑化奨励事業としては過去8年間で年1件から3件程度の緑化促進の補助を行ってまいりました。また,岡山駅東口広場でも排気塔などの広場施設の屋上緑化を可能な限り行うよう検討しております。今後も官民協働による緑のボリュームアップに取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  環境政策の項の中で,校庭の芝生化についてのお尋ねでございます。

 この芝生化につきましては,これまでにもこの議会等でお話をさせていただきました。土,芝のグラウンドには,それぞれメリット,デメリットというものもあるわけでございます。芝生化導入の際には,グラウンド全面の芝生化ということではなくて,その適性に合った土と芝の使い分けが必要であるというふうに考えております。また,継続的な維持管理を実現するためにはどのような協働の体制のもとで,どんな管理方法をとるのが最も適切であるのかということにつきましても,引き続き研究が必要であると考えておるわけでございます。

 現在,市内の小学校で保護者の方を中心に地元の町内会であるとか,学校が協力をいたしまして校庭の一部でこの芝生化に取り組まれている実践事例等を通じまして,芝の植えつけから管理に至る技術,そしてハード面及び地元組織体制等のソフト面の研究を進めまして,岡山の地に根差した取り組みのあり方をしっかりと検討していきたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  答弁の途中でありますが,午後1時10分まで休憩をいたします。

      午後0時4分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時13分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  それでは,午前中に引き続き質問を続けたいと思います。

 再質問をさせていただきますが,最初に政権交代がなぜ起きたかというところで,官僚政治に対する批判があったんじゃないかというふうに私はお聞きしたんですが,市長のほうは官から民へというような話だったもんですから,ちょっとこれはずれてるんじゃないかなと思うんです。官僚丸投げの政治がよくないという意味では,まさに官僚政治に対して脱官僚という言葉が言われるように,それをどういう立場に立って政治をするか,あくまで国民の立場,また市民の立場でやるのかどうか,そこが問われているんじゃないかと思いますので,もしこれについて市長の思いがあればお聞かせを願いたいと思います。

 ついでに申し上げますと,先ほど私のほうから市長の政治姿勢,まあ市長の政治姿勢というのは毎回いろんな方がお聞きをしたり,代表質問などでもお聞きをしてるんですが,市長の政治姿勢について聞かせていただくときには,なるべくならばやっぱり市長にお答えいただきたいなあと思っているわけですが,その辺が今後の市政運営に影響してくるんじゃないかと思いますので,その辺も含めてもし御意見があれば,ぜひ認識をお聞きしたいと思います。

 さて,今までお聞きした中で県との関係,これは方向としては我々と市とは全くぴったり合ってると,それでさらに加えて国のほうの政権の形もかわったわけですから,この機会にこれが直らなければ,もう直るときはないと思いますので,この点はぜひとも,我々はもちろん力を入れてやりますが,市当局の皆さんもこの機会をとらえて,必ずこれは本来の姿といいますか,県に対する負担がなくなるようにぜひ頑張っていただければと思いますので,もしその覚悟のほどがございましたらお聞かせを願いたいと思います。

 それから,後期高齢者医療制度や子ども手当の創設については,大体想像どおりのお答えでした。決まった以上は,ちゃんとやるということだろうと思いますので,これはこれで進めていただければいいのじゃないかと思います。

 それから,環境政策の面で電気自動車についてお聞きしたのは,ちょっと嫌みに聞こえなければいいんですけれども,3台というのは数字からいうと0.2%,これはちょっと少な過ぎるんじゃないかな。私が思いますのに,やはり環境へ本当に配慮すると言うんなら,3台と言わずにこれは思い切って何十台単位のほうがむしろインパクトも与えるし,それから逆に市民の理解も得やすいんじゃないんでしょうか。これは確かに価格的にはかなり高額だということもお聞きをしてますよ。しかし,やる以上はある程度のことをしないと,それはもう環境への配慮というよりは単なるポーズではないかというふうにしかとられかねないので,この辺のところは新たな取り組みとして一定の目標を持つなり,もしくはこれについては思い切った予算をつけるなりして,さすがに岡山市はこうした環境への面ではもうほかと比べてもぬきんでてるなあと,そう言われるようにぜひしていただきたいと思うんですが,現状はそういうことですから,ぜひこれ覚悟のほどを聞かせてもらいたいと思います。

 それから,同じく校庭の芝生化や屋上緑化についてですが,これはもう先ほどの御答弁というのは現状の説明にとどまってるところが多いんじゃないかなと思いますので,せっかく市長が緑のボリュームをふやすということを掲げておられるわけですから,それだったらここの点についてはこうする,例えば校庭の芝生化であれば,芝生化できるところが芝生化するのを見てるというんじゃなくて,じゃあ校庭の芝生に適するようなところがどれくらいあるのか,どういうところをやったらいいのかというような,せめてそういう調査を進めていくべきじゃないかと思います。その辺はどうでしょうか。

 それから,屋上緑化も同じですけど,屋上緑化に適するような建物がどれくらいあるのかということは,これはぜひ調査をしていただいて,それに対してどうするかということを検討したほうがいいんじゃないかと思います。年に1件から3件というんだったら,これも先ほどの電気自動車じゃないんですけども,本当に屋上緑化をやって一定の効果が上がるというようなことになるのかどうか,なぜ1件になるか3件になるかそれはわかりませんよ。わかりませんけども,岡山市内にどれくらいの屋上緑化に適するような家屋があるのか,少なくとも私は公共の建物についてはすぐにでも調査ができると思いますので,どれくらいの建物があって,どれくらいの面積は緑化が可能だと,それにはこれくらいの費用がかかるというようなことはもう調査をしてもいいんじゃないかと思いますが,その辺のところはいかがですか。ぜひ調べていただけませんか。そこまではやらないと,せっかく市長が緑をふやそうと言われてるんですから,それに対する動きにならないんじゃないかと思いますので,これをぜひお答えいただきたいと思います。

 それから,ごみゼロ社会についてはこれはまだ,ある意味では意気込みをお聞きしたかったんで,先ほどおっしゃっていただいたような報告会の開催などは,それはもう当然いいことだと思いますよ。それを足がかりに,広い意味で言えば,広いというか大きく言えばライフスタイルの変革があるわけですが,これを定着させるというのはもう全くその言葉どおりなんですが,あと具体的にどういう問題をしていこうかということでお考えいただければいいと思います。これはまだまだごみゼロにしようというところにまで全体が行ってるかどうかというと難しいと思います。それについては,例えばこれはもう答弁要らないと思いますけど,学校の果たすべき役割は大きいと思います。子どもたちがその気にならないと,やはりごみはなかなかゼロになりません。そういうことで,これは引き続き取り組んでいただければと思います。

 それから,南区の体制の件ですが,これはバスの便は本当のことを言えば政令市が始まる前に既に準備をしていただくというのが本来のあり方じゃないかと思うんですが,それが少しおくれてるわけですから,である以上は具体的にどうやったらいいのかということは,もうある程度道筋が見えてこなけりゃいけないと思うんですが,その辺のところをたとえ暫定とはいえ区役所としての機能を果たす以上は,どれくらい積極的に取り組むのか,やってみたけど聞いてみたらだめでしたというんじゃなくて,やはりやるならやるという強い意志がなければできないと思いますので,先ほどちょっと申し上げましたように,もし民間の力をかりるなら,じゃあ民間の力だけじゃなくて,それにある程度赤字が出るというんなら,その赤字の補てんをしようかというところまでして話を進めないと,これは現実のものにならないと思いますので,そこのところをぜひお聞かせ願いたいと思います。

 それから,区役所内の車については大丈夫だという話がございました。本当に大丈夫だったら,なかなか先ほど私が耳にしたようなことは出てこないと思うんですが,先ほど順次調整を図るというふうにおっしゃったんですが,ケース・バイ・ケースでね。ケース・バイ・ケースで調整を図るといっても,これ非常に抽象的でわかりにくいですよ。どういうふうにして,じゃあ車の手配をするのか,ほかの区役所から借りてくるのか,それとも南区なら南区において台数をふやそうとするのか,その辺の具体的な調整の手段といいますか,調整の方法といいますか,それをぜひお聞かせ願いたいと思います。

 以上で第2回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  羽場議員の再質問にお答えいたしますけれども,政権交代についてのことも関係あるんですが,官から民へというそういう単純なものではないんでありますが,わかりよく言うために言いましたけれども,やはり今までの長期自公政権に対してのいろいろ国民のいら立ちといいますか,批判といいますか,そういうものが出て今民主政権になったわけでありますから,我々自治体とすれば政権がどうあろうとも,とにかく本当に国民,市民が幸せになることを考えて政治をやっていただければいいわけで,私はまた今どっちが政権をとるかというようなことよりも,こんな100年に一度という大不景気の中で,どちらが政権をとるというんでなしに,本当に今は今までの自公また民主,社会も含めて,とにかく一丸となって内閣をつくって,そして海外へ向けて,世界へ向けて,また国民に対しての情報を発信してもらいたい,私はそういうふうな思いでございます。そういうことで官僚が悪いとか,何が悪いとかという次元のもんでは私はないと思っておりますので,とにかく市民福祉が少しでも向上することを願ってやまないわけでございます。

 それから,県に対しての負担金でありますけれども,これはもう市長会でも,もうどんどん言っておりますので,県も国に対して負担金の問題を言ってるのと同時に,県知事は同じ立場であって両方の顔を持っておりますけれども,これから強力にお願いをして負担金をなくしてもらいたい,そういうふうな思いでこれから頑張ってやりますので,よろしくお願いいたします。



◎村手聡副市長  電気自動車についての再質問をいただきました。

 電気自動車については,実用生産が始まってまだ初年度ということでございます。電気自動車のほうの生産能力といった点でも課題を抱えておるところでございます。羽場議員も御指摘のような価格が高いとか,走行距離の問題とか,充電の場所とか,さまざま課題はあると思います。そうした課題を一つ一つ克服しつつ,環境に優しい,そうした自動車の普及についても,やはり市としても積極的に推進してまいりたいと考えておるところでございます。

 また,ごみゼロ社会についての意気込みということでございます。ライフスタイルの変革を目指してしっかりということでございます。市としても環境基本計画を今見直しておるところでございますけれども,しっかりとそうしたごみゼロ社会実現のために,資源循環型社会実現のために頑張っていきたいというように考えてございますので,ぜひお力添えのほどをお願いいたします。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  南区の体制についての中で,住民の交通アクセスについての再質問にお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり,南区役所への交通アクセスにつきましては昨年来からの懸案になっておりまして,そのアクセスの必要性というものを十分認識いたしておりますが,いずれにいたしましてもそういった需要の関係でございますとか費用対効果,こういったものも十分把握しながら検討していく必要があるというふうに考えております。今後とも関係部局並びに業者等とも十分に協議を進めさせていただければというふうに考えております。

 続きまして,区役所の公用車の関係の再質問でございますが,南区役所につきましては現在29台の公用車が配備されておりまして,稼働率等を見てみますと50%から60%ということで,平均的に言いますと十分車両的には充足をしてるというふうには考えております。ただ,一時期に使用が集中するというようなこともございますので,そういった際にどうしても不足するということもございますので,こういった場合には区の中で相互調整をしていただくという形で運用を今後ともしていただきたいというふうに考えております。その上で,なお車両等が不足するということになれば,市全体としての公用車の配置について関係部局と協議しながら対応してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  屋上緑化についての再質問にお答えを申し上げます。

 緑のボリュームアップを積極的に進めるため,公共施設などでどういうところでできるのか,状況把握などについて関係部局とよく検討,調整していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  校庭の芝生化についての再質問をいただきました。

 先ほども御答弁をさせていただきました中で,小学校のほうで今取り組んでいただいているところがございます。その中で,やはり芝の植えつけであるとか,管理の技術,そしてまた植えたら植えっ放しにならないように,その後きちっと維持管理ができるような体制も必要であろうというようなことも思っております。そういうところを今現在研究を進めておるわけでございますが,議員御指摘のように市の幼稚園,小学校等,校庭の中での現状についても把握に努めさせていただきながら,真に子どもたちのためになるような持続可能な取り組み,手法というものをしっかりと研究していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  再々質問になりますが,先ほど市長に答弁をいただきました。官僚任せがよくないんじゃないかというふうに私は思ったわけですが,先ほども答弁されたところを見ると,その辺のところは意識されてきたんじゃないんかなあ,されてるんじゃないんかなあと,今後も極力,まあ官僚の皆さんに力をかりるのはいいんですよ,いいんですが,官僚任せになってしまわないということが大事だと思いますので,その辺は心してやっていただければいいかなあと,その点ある意味で官僚を代表する村手副市長ですが,そういう意味でサポートするということで,これまでもそうだったんですが,答弁を副市長にしていただくのもそれはそれでいいんですが,やはり市長に答弁していただきたいなと,こっちが思ってるときにはそれなりに答えていただければと思いますので,これはこの点についての話ですから,これは要望ということになろうかと思います。



○宮武博議長  時間です。



◆51番(羽場頼三郎議員)  じゃあ,以上で終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして吉本議員。

     〔3番吉本賢二議員登壇,拍手〕



◆3番(吉本賢二議員)  皆さんこんにちは。新風会の吉本賢二でございます。

 朝夕本当に涼しくなってまいりまして,お体のほうはいかがでしょうか。先日の23日ですか,おとつい,ファジアーノ岡山がホームゲームで,岡山市のいろいろな企画も交えて試合をしました。高谷市長も行かれてたということで,最後まで観戦されたみたいですけど,黄ニララーメンですかね,ああいうものを売ったりして盛り上げていただいて,8,700人ほどの観客が集まったと聞いております。私も娘を連れて見に行ったんですけど,結果的には負けたんですけど,チャンスも何度もあって一喜一憂すると,本当に市民やサポーターが盛り上がっていて,今後もぜひともファジアーノ岡山には期待したいと思いますし,なかなか支援のほうがいただけないみたいで,今募金箱とかというのもつくっていろいろ活動されておられるみたいなんですが,なかなか苦しいようなことなんですけど,もうあと今期も数試合,10試合程度だったと思いますんで,また機会があれば皆様に応援に行っていただけたらなというふうに思いますし,来年につながるような試合をしていただけたらなというふうに思います。

 通告に従いまして質問に入らせていただくんですが,今回の質問は市民の方から相談を受け,質問を受けたりした中で,やはり市の職員さんと話をするんですが,なかなか解決をしない問題を中心に質問したいと思いますし,また変えていかなきゃいけないんじゃないんかなということで訴えていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 では,1番,緊急時の安全・安心なまちづくりについて。

 先日,うちの近所で朝の5時30分ぐらいでしたかね,火災がありました。不審火ではなくて飲食店の残り火が出火元というふうには聞いてはおるんですが,朝の5時半から消防の皆さん,私も駆けつけたんですけど,もう消火作業に入っていただいておりまして,本当に御苦労さんだなというふうに感じましたが,町内会長初め御近所の方が,いろいろな方が,まあやじ馬ではないんですが,皆さん心配そうな顔をして見ておられました。その中で,やっぱり第一声で出てきたのが,少しやっぱり連絡をしてから消防車の到着が遅いんじゃないんかとか,道路沿いにマンホールがあって,そのふたをあけるようなことで水を,消火栓を出すんですけど,それがなかなかあきにくかっててこずっていたんじゃないんかというような声を,やっぱり市民の方は皆さんおっしゃられるんですよね。実際,なかなか市民の方々にとっては御近所で火災が起こることも非常に少ないでしょうし,本当に点検であったり,訓練というものは必要じゃないかなというふうに改めて感じさせていただいたんですけど,ここで質問に入らせていただきます。

 1,出動指令から消火作業が開始されるまで,今現在平均で何分ほどかかるんですか。また,消火栓のふたなど,消化機能の点検はどのくらい実施しているのかお示しください。

 2つ目の質問です。

 8月の末に,安全・安心ネットワーク連絡協議会の総会が開催されたと思います。その中で,緊急時に支援を必要としている方のリスト──災害時要援護者避難支援台帳が各会長さんに配付をされました。中には,責任の問題もあったんだろうと思いますが,受け取らなかったという方もおられましたし,うちの会はもっともっと詳しいものを持っているということで受け取らなかったというふうな方もおられるとは聞いておりますが,この支援台帳の使い方が私は問題だと思っております。やはり,個人情報の件もあると思いますが,本当にもしもが起こったときにこの支援台帳がうまいこと活用できるんでしょうかと。どれぐらい皆さんがそれを意識して救助活動をするんだろうかというようなことは,やっぱり気になって仕方がない。また,行政として,きのう別の議員さんもおっしゃられてたと思いますが,やはり更新なども必要だと思いますし,どういうふうに管理しているんかというのも,しっかり目を配っていただかなきゃいけないところじゃないかなというふうに思いますが,ここで質問です。

 きのうも同じような質問があったと思います。改めてになりますが,この支援台帳を会長さんたちに配付しましたが,もしもが起こる前に,やはり一度は避難訓練などをして備えるべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 続きまして,3つ目の質問です。

 この夏もゲリラ豪雨が岡山市を襲いました。うちの近所でも3回ほどですが,水があふれて住民の方が本当にお困りになられたというお話を聞きましたし,この雨水対策,私も含めて多くの議員さんがこの場に立って訴えておられます。やはり,なかなか岡山市は進んでいないんじゃないんだろうかというふうに感じるところでございます。実際,田んぼも本当に少なくなり,川にはふたがかかり,道路はアスファルトになり,本当にもう水が逃げていく場所がなくなっている。新しい家が建てば,必ずかさを高くして古い家のところに流れ込むというような,本当に悪循環が起こっているというふうに思います。もっともっと具体的に岡山市の雨水対策に掲げるべきではないかというふうに思いまして,質問をさせていただきます。

 この夏も数回程度大雨が降りました。岡山市の雨水対策は進んでおりますでしょうか。説明してください。

 4つ目の質問です。

 先日の記事にも載っていたと思いますが,イノシシの問題でございます。うちの近所でも,山の近所にいつもは住んでおるんですが,イノシシがやっぱり山の中をめぐりめぐっていろんな畑などを荒らすような被害も出てはおるんですけど,今度は逆にイノシシが走った道にだんだんだんだん道ができてきまして,そこへ大雨が降ると水が流れてくるというような,これまた悪循環が起こっておりまして,下にある民家の方々から見るとですね,水の水路はあるんですけど,それ以外の道ができることになりますんで,非常に心配をしているという現状があります。これを市に相談したところ,残念なんですが皆さんのお宅がある上のあたりは民地なんです。そうなると,山の上から水は落ちてきているのかもしれませんが,皆さんの家の上は民地でありますんで,市としてはなかなか指導もできない。何もできざるを得にくい状況かなというような形で説明を受けます。市民の皆様が普通どおり生活しているにもかかわらず,不安であるというようなところがありますんで,ここはやっぱり不安を払拭する,取り除く,これもやはり安全・安心のまちづくりの一つではないのかなというふうに思いますので,ここで質問をさせていただきます。

 民民の問題ですが,山など被害が拡大することが予想される特殊な場合は,市長もしくは区長の権限でもう少し指導できるようにしてはどうかと思いますが,お考えをお示しください。

 大きい2番に入らせていただきます。うらじゃについてでございます。

 この夏も第16回のうらじゃ祭りが岡山市の市役所通りで盛大に開催をされました。開催に当たりまして,大学生や専門学校生,また市民の皆様のボランティアで本当にすばらしい回ができたというふうに私も思っております。参加連も含め,観客も年々ふえていると聞いてはおりますが,やはりこのお祭り事をもっともっと岡山市はバックアップしていくべきですし,またあわせて岡山市を発展させていくために岡山市への観光客の招き入れも含めて,商業の発展も含め,もっともっと行政としてできることを1つずつやっていくべきではないかというふうに改めて思います。

 ここで質問をさせていただきますが,岡山市としてのことしのうらじゃの感想をお聞かせください。

 3番目の質問です。入札の現状について。

 これも市民の方から,業者さんになるんですが,相談を受けました。岡山市の入札制度は,少し変わり過ぎではないだろうか。また,複雑過ぎないだろうか。仕組みがおかしくないだろうかというような御相談です。これは一例だと思いますが,下中野平井線(旭川工区)道路橋梁詳細設計業務委託の入札でも,地元業者と県外業者の価格には半値近くの差がありました。また,低入札調査基準──落札率75%未満──対象社が6社もあります。実際,企業努力でこれぐらいの差がつくんかというふうに思う反面もありますが,岡山の業者の企業努力が少ないんだろうかということにもなりかねないんですが,こうなってくると逆に岡山市としては法人税の問題であったり,雇用の問題もあります。本当に心配する限りであります。反面,県外の業者が物すごく努力している,もっと言えば無理をしているんであれば,本当に工事は大丈夫なんだろうか,欠陥のあるような工事はなされないんだろうか,作業員の給料は本当に大丈夫なんだろうかと,やっぱり心配をするところであります。ここで質問をさせていただきます。

 1,下中野・平井線の入札は低入札だと私個人は考えますが,岡山市としてはどのようにお考えですか,お聞かせください。

 2,岡山市内の中小企業の育成も考え,仕事ができる仕組みをもっとつくってはどうでしょうか。例えばになりますが,経済対策の一例として一時的に期間を決めて,落札業者は地元に本社がある会社のみにするなど,岡山市独自のものを出すべきだと考えますがいかがでしょうか,御見解をよろしくお願いいたします。

 続きまして,4番目,墓地管理についてでございます。

 これも市民の方から御相談を受けて,これも市の方に相談をしたんですけど,なかなか解決をしない問題の一つでございます。先日,その方は,だんなさんになるんですが,御親族を亡くされて遺産相続,名義の書きかえとかを全部行っておりました。土地などは特に問題がないんですが,お墓の問題が出てきたそうです。お墓の名義を変えようとして岡山市に相談をしたところ,それは組合がやっていますと,市営ではありませんので,そちらへお願いしますということだったそうです。今度は組合を任されているというか,世話役のような方のところへお話をしに行ったところ,いやいや,実はうちも3代ほど前の名義のおじいちゃんの名前でそのまま残しているよと,もう名義の書きかえなんか全くしてないよというようなことで終わったそうですが,御本人さんとしては非常に納得がいかない。お墓というものは,やはり先祖代々自分たちのまち,国をつくり上げた方々を敬いながら祭っておる場所であるにもかかわらず,本当に組合としてなかなか管理ができていない。岡山市にとっても,市営の墓地ではないから手を出しづらい部分があるんでしょうが,今後ですね,きのう,きょうも質問が出ましたが,空き家の問題であったり,雑草の問題であったり,これらは何らかの解決の方法があると思います。ただ,このお墓の問題は今はたまたま町なかになく,そんなにも不便は感じてないかもしれませんが,今後町なかにお墓ができて,そこを管理する人間がいなくなったらどうなるんでしょうかね。やはり,一緒の問題が起こってくると思うんですよ。今からでも,やはりもう少しお墓というものは,行政として考えなければいけないんじゃないのかなというところでありますんで,質問をさせていただきます。

 1,市営墓地以外の管理について,行政として責任を持つべきだと考えますが,いかがでしょうか。

 2,現在,組合の数はどれぐらいあって,どのような内容のものを申請させ,どこまで強制させているのでしょうか,お示しください。

 5番目,ごみ有料化後の現状と今後についてでございます。

 私は,昨年からになりますが,ごみの有料化の問題が出てきて,ずうっと毎回この議場で質問させてもらっています。少しずつですが不法投棄であったり,ルールを守らない方は減ってきてはいるんですが,まだまだなかなか直っていかない現状もあります。今でも市民の方によく言われるのが,岡山市はごみが10%減ったとか,20%減ったというふうに新聞報道等でされておられますが,ごみが減ったんであれば,もう有料化をやめてもいいんじゃないんですかというような言葉も出ますし,袋代ですね,45リットル50円の袋代をもう少し下げてもいいんじゃないんですかというような意見がやはり出てきます。収益の一部を環境のために今後,来年度以降になりますが活用していくんで御理解いただきたいというような話をするんですが,それでは今のところごみ袋が幾ら出て,どれぐらい利益が出たんですかというような,結構細かいことを市民の皆様も気にされておられて,やはり根強い反対意見や疑問を受けることもあります。やはり,まだまだルールを守らない住民,不法投棄が起こっている地域もありますので,再度質問をさせていただきます。

 1,まだまだ共同住宅密集地域──例えば学生街や繁華街になりますが──においては不適切な排出が多いようです。将来的な対策をお聞かせください。

 また,共同住宅等のごみステーション設置基準を今回変更されるようですが,その基準をお示しください。

 2,ごみ袋の出荷量はどのくらいで,現時点での利益はどのくらいあるのかをお示しください。

 6番目,今回の衆議院議員選挙と岡山市長選挙を振り返ってということで質問をさせていただきます。

 この夏に,岡山市が政令指定都市になって初めての選挙がありました。区ごとに選挙管理委員会を設け,区の総務・地域振興課が中心となって実施されたと思います。また,期日前投票も以前の選挙に比べればふえたということで,会場設営も含め大変だったと思います。本当にお疲れさまでございます。しかし,やはり私が気になるのは,選挙をやってみて,まだまだ自分は1回しか選挙をやったことがないんですけど,やはり投票率っていうものを非常に気にするんです。もっともっと選挙権のある方に審判をいただかなければおかしいんじゃないんかなという気持ちは,もう常々持っておるんですが,先日このような相談を受けました。

 我が地域の投票所,私は津島のほうから出ている議員なんですけど,津島小学校が投票所になるんですが,皆さん御存じだと思いますが,山の中腹にあるんですよ。やはり,坂を上っていかなきゃいけないんですよね,車がなかったら。そこの方から,高齢になって車にも乗れないんですと,中腹まで行くのに本当に苦労するんですと,投票所を何とかかえることはできませんかねえというような御相談をやっぱり受けるんです。この会場をかえる,そしたら投票しに行きやすくなるとかっていうのは,高齢化社会がますますこれから進むんでしょうから,絶対もっともっと出てくるような問題の一例だと思うんですよ。やはりもっと投票率を上げるためには有権者の皆様に投票しやすい,期日前投票がしやすくなったとは言いますが,しやすい会場にかえるであるとか,もうちょっとしやすい方法があるんじゃないんかなというふうに思いますので,そのあたりの御見解をいただきたいと思いますし,有権者にはもっと審判をしていただくことが行政としても必要ではないかなというふうに思いますので,質問をさせていただきます。

 1,このたびの選挙,2つの選挙があったと思います。補欠選挙も入れれば3つでしたが,投票率はどうだったかをお示しください。

 2,岡山市が投票率を上げるためにした活動を説明してください。

 3,これだけの情報化時代です。もっと投票所を有権者が選べるような仕組みはできないでしょうか,お示しください。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  緊急時の安全・安心なまちづくりについての項の中で,もしもが起こる前に一度は避難訓練などをして備えるべきと考えるがいかがかとのお尋ねでございます。

 要援護者の方の避難訓練につきましては,さきの中原議員に御答弁したとおりでございます。



◎内村義和財政局長  下中野・平井線の入札についての御質問にお答えいたします。

 下中野平井線(旭川工区)道路橋梁詳細設計業務委託につきましては,最低価格での応札者の入札価格が許容価格の37.59%でしたので,低入札調査の対象となり,岡山市において調査班を設置して調査を実施したところでございます。

 調査におきましては,対象の業者から各種書類の提出を求め,あわせて聞き取り調査を実施し確認をいたしました。対象業者につきましては,同種業務の実績は十分あり,実施体制も確保されていました。また,諸経費も大幅に圧縮することで入札価格を抑えており,人件費等の直接業務費につきましては市の設計金額の9割以上が確保され,市としましては履行可能と判断したところでございます。この結果を岡山市入札参加資格等審査委員会に報告した上で,落札者と決定されたものでございます。

 続きまして,市内中小企業の育成も考えて仕事ができる仕組みをつくってはどうかとの御質問にお答えいたします。

 現在,本市におきましては工事,コンサルタント,物品,それぞれに基準を設けて,市内業者が履行可能な一定金額未満の契約につきましては,原則として市内業者に限定した入札を実施しております。今後とも市内業者を優先した入札の仕組みを堅持するとともに,議員御提案のさらなる市内業者への発注につきましては検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  墓地管理についての御質問にお答えをいたします。

 まず,市営墓地以外の管理について,行政として責任を持つべきではないかとの御質問でございますが,本市が管理するもの以外の墓地といたしましては,宗教法人墓地を初め,地元組合管理墓地及び個人墓地等,多くの墓地が存在しております。これらの墓地の管理につきましては,墓地,埋葬等に関する法律に基づきまして,墓地を経営するそれぞれの管理者が適正な墓地の経営及び管理をみずからの責任において行うものとなっております。

 また,古い時代から組合管理となっている墓地につきましては,地元関係者が長年にわたって管理者として維持管理を行っておりまして,それぞれの組合において墓地の使用条件や管理料,及び使用者の権利の譲渡方法等が異なることなどから,行政が積極的に関与することは困難でございまして,従来からの一貫性を保った地元管理が望ましいというふうに考えているところでございます。

 次に,組合数はどれくらいあり,どのような内容を申請させ,どこまで強制しているのかとの御質問でございますが,現在宗教法人等を除く地元組合墓地としては18団体から届け出がなされております。主な届け出内容といたしましては,墓地名,所在地,団体名及び代表者氏名等でございます。本市といたしましては,今後ともそれぞれの墓地管理者を尊重しながら,生活環境や公共福祉の見地からも,経営及び管理が適切に行われますよう,必要に応じまして相談や助言等の対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  ごみ有料化後の現状と今後についての項,まだまだ共同住宅密集地域においては不適切な排出が多いようだが,将来的な対策を聞かせよ,また共同住宅等のごみステーション設置基準を変更するようだが,その基準を示せとの御質問に御答弁申し上げます。

 不適正排出の対策につきましては,東原議員への答弁のとおりですが,議員御指摘の学生街や繁華街など,転入・転出が多い地域については分別方法などを丁寧に説明することも必要であると考えており,学校や家主等に協力を依頼しているところでございます。

 また,共同住宅等のごみステーションの設置基準の変更につきましては,不適正排出を防止し,まちの美化の推進を図るため,現在の20戸以上の基準から8戸以上へ変更することとし,来年4月1日以後の建築物の確認申請または開発行為の許可申請から適用してまいります。

 次に,ごみ袋の出荷量はどのくらいで,現時点での利益はどれくらいあるのかとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 有料指定袋の出荷量は,平成21年1月から8月末までで45リットル袋が688万枚,30リットル袋が623万枚,20リットル袋が499万枚,10リットル袋が387万枚,合計2,197万枚であり,総売上額は6億6,935万円でございます。また,有料指定袋の製造費,保管配送費,販売手数料の総額は3億4,552万円余であり,これまでの実収入は3億2,383万円余でございます。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  うらじゃ祭りについて,ことしのうらじゃの感想についてのお尋ねでございます。

 ことしのうらじゃは,8月1日,2日に開催をし,初日には開始直前に雷雨に見舞われたものの,うらじゃ踊り連参加者数は過去最高の138連,約6,200人となり,市を代表する祭りの一つとして年々盛り上がりを見せていると感じております。

 さらに今回は,政令指定都市である大阪市や広島市を初め,他の交流都市からも出展参加していただくとともに,市役所筋沿道への大型ビジョンカーの配置,地元テレビ局による生放送や特集番組の放送など,うらじゃを魅せる工夫と情報発信につながったのではないかと考えております。

 また,祭りに合わせまして近畿,中四国の旅行代理店の商品造成部門の方など8社,12名をお招きしたところ,活気あふれる躍動感に満ちた祭りであると,踊り手と観客の一体感がある,全国へ向けての強い発信力がある,この祭りが地元の方々の協力によるものであることを参加者みんなが理解していることに驚いたといった印象とともに,次回は旅行商品パンフレットに観光素材として加えたいなど,旅行商品造成につながるきっかけとなったと感じております。

 今後も,こういった祭りを通じまして政令指定都市岡山をより一層全国に向けて情報発信し,あわせてより多くの観光客の方々にお越しいただけるよう,おかやま桃太郎まつり運営委員会の中で取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  緊急時の安全・安心なまちづくりについての項で,民民の問題だが,山など被害が拡大することが予想される特殊な場合は市長,区長の権限で指導するようにしてはどうかとのお尋ねでございます。

 議員御指摘の民有地につきましては,民事上の問題として当事者間で解決を図るべきものと考えております。しかしながら,当該箇所ががけの角度や高さなどが一定の基準を満足し,かつがけ崩れによる災害から住民の生命を保護する必要があると認められる場合は,急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づき,当該箇所について区域指定した後,土地の所有者等に対し,県が災害の防止に必要な措置を勧告することができるようになります。

 なお,この区域指定につきましては市町村長の意見を聞いて都道府県知事が行うものであり,今後とも県など関係機関と協力しながら,安全・安心なまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎梶田良雄選挙管理委員会委員長  御質問は,今回の衆議院議員選挙と岡山市長選挙を振り返って,このたびの選挙の投票率はどうかと,それから岡山市が投票率を上げるために行った活動は,さらにもっと投票所を有権者が選べるような仕組みはできないかと,この3点であったと思いますが,一括して御答弁させていただきます。

 まず,投票率でございますが,投票率につきましては岡山市での衆議院小選挙区では投票率が67.47%です。衆議院の比例代表区では67.43%でございます。また,岡山市長選挙は44.06%でございます。なお,これは御質問とは直接当たらないかもわかりませんが,岡山市議会議員の補欠選挙,これは43.40%でございます。

 次に,選挙の啓発でございますが,これにつきましては市と区の選挙管理委員会の委員,並びに明るい選挙推進協議会と連携いたしまして,投票率の向上に向けた取り組みを実施いたしました。各種メディアを利用しての目に触れ,耳に届く啓発を行って投票の呼びかけに努めました。具体的に言いますと,本庁舎,それから区役所,支所,地域センターへ懸垂幕を掲げました。公用車,広報車に啓発用ボディーパネルを掲出しました。さらに,市長選挙では市内の路線バス,路面電車にも啓発用ボディーパネルを掲出しました。そのほか,市内の企業とか,路線バス,路面電車やJR岡山駅など11の駅構内に啓発用ポスターを掲示いたしました。

 それから,FMラジオなどでのスポット放送や投票日の周知と呼びかけ,広報車による啓発を実施するとともに,衆議院選挙では北区,南区の選管職員が独自に公用車を用いまして,期日前投票所の周知について広報活動を行いました。さらに,市・区選挙管理委員会,明るい選挙推進協議会委員など三十数名によりまして,街頭啓発も実施いたしました。今後とも投票率の向上に向けた啓発活動については,創意工夫をしていきたいと考えております。

 次に,投票所についてでございますが,政令指定都市移行後は期日前投票所を含め,投票所の設置については,各区において選挙ごとに各区の選挙管理委員会が決定することになっております。有権者数,地勢等の事情を考慮して,投票事務管理能力の許す範囲内において,選挙人の投票の便宜を図って,区の区域を分けて数投票区を設け,その投票区ごとに選挙人名簿が編製され,投票区ごとに1カ所の投票所を設けることになっております。この中には,議員が御指摘の投票所もあったということでございます。選挙人は,選挙人名簿に登載された最寄りの投票所で投票することとなります。今回は,4区で134カ所の投票所を設置いたしました。

 さらに,期日前投票所についてでございますが,今回は4区で各区役所,御津支所,建部町公民館,瀬戸公民館,各地域センター,そしてこれは新たに設けたんですが,中区では岡山ふれあいセンター,それから南区では岡山中央卸売市場の20カ所に期日前投票所を設置いたしました。投票率の向上は大切なことでございますので,今後とも投票しやすい環境整備に努めるとともに,期日前投票所につきましては新たな地域センターの設置状況等といったこともありますので,これを見ながら検討していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  緊急時の安全・安心なまちづくりについての項で,この夏も数回程度大雨が降ったが,岡山市の雨水対策は進んだのか説明をとのお尋ねでございます。

 雨水対策は,安全・安心のまちづくりを進める上で重要な施策であることから,浦安地区や瀬戸地区などにおいて順次整備を進めているところでございます。しかし,都市化が進む中,遊水機能が減少していること,さらに各地でゲリラ豪雨が発生している状況も認識しており,今後も継続的な対策が必要と考えております。

 また,総合的な雨水対策の観点から,保水機能や貯水機能を付加して安全性を向上させることも有効な対策と考えております。これらの対策につきましては,現在も民間の地下貯留施設へ補助するなどの取り組みを行っているところでございます。今後は,今年度創設されました雨水排水対策マトリックス班とも連携をとりながら,効果的,効率的な雨水対策に取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎藤原文法消防局長  緊急時の安全・安心なまちづくりの項で,火災時における出動指令から消火作業までの平均時間は幾らか,また消火栓などの点検はどうしているかとのお尋ねでございます。お答えを申し上げます。

 出動指令から放水開始までの平均時間は,昨年10.0分でありましたが,ことしは9.4分で推移いたしております。また,消防水利は消火栓のほか,防火水槽,河川,池,プールなどがございますが,これらの点検につきましては月に1度実施することといたしております。

 以上でございます。

     〔3番吉本賢二議員登壇〕



◆3番(吉本賢二議員)  御答弁のほうどうもありがとうございました。

 幾つか再質問をさせていただきたいんですが,2つ目の,やはりきのうと同じ質問だったんで,お答えしたとおりですと返ってきたあの例の安全・安心ネットワークの災害時要援護者支援台帳の,避難訓練の件でございます。私は常々,前にも述べさせてもらったとおり,安全・安心ネットワークっていうのは各区に1名配置でいくべきじゃないかなあというふうに,専任でつけてもいいんじゃないんかなあというような考えを持っております。それがやっぱり今以上の安全・安心,地域の安全・安心を守れる方法じゃないかなと思います。今1カ所で訓練的にやっていますというような感じだったと思いますが,これを少なからず,やっぱり4つの区があれば地域が違いますので,区ごとに避難訓練を実施するような形で進めていただければなというふうに思いますので,御答弁をよろしくお願いします。

 それから,雨水対策でございます。

 正直なところ,そんなにも進んでいるんだろうかというふうに疑問を持ちました。瀬戸や浦安のほうではされておられるという対策がありました。よくテレビとかでもやっております。アスファルトの材料を変えて吸収するんであったり,もっともっと公園の下に貯水庫をつくるとかというのを,もっと明確に岡山市は大丈夫なんだというのを掲げていただきたいなというふうに思いますので,まださらに御答弁をいただけるのであれば,下水道局長よろしくお願いをいたします。

 うらじゃについてでございます。

 うらじゃ,約6,200人ということで年々ふえていると,非常にうれしいことでございます。今回は,旅行会社ですかね,8社,12名をお呼びして来年につなげるような活動をしたというふうに言われました。先日あったシルバーウイークですかね,私はやっぱり思うんですよ。後楽園であったり岡山城に,せっかくあれだけの5日間の休みがあって,どれぐらい岡山市に人が来てくれたんだろうかという,高速道路が安くなったということで本当に岡山市も恩恵を受けているんだろうか,受けてないんであれば,やはりこういううらじゃであったり,別のいろんな食べ物をもっとアピールするような面もありますので,お願いをしたいというふうに,これはもう要望で結構でございます。

 それから,入札に関してでございます。

 財政局長,約38%ということだったと思います。今いろいろ対策を練っていると言われますが,今後入札の仕組みをまた変えるつもりがあるのかどうか,それは例えば年ごとに変えるおつもりなんか,まだまだ今のところは様子見ですよという,特に深い考えがないのかをお示しください。よろしくお願いします。

 墓地管理について,やはり同じような答えが返ってきたなあというのが正直なところでございます。法律にのっとってみずからの責任で,やはり地元の管理が望ましいということでございました。私も,やっぱりそうしかないのかなというふうに思いますが,今は先ほど言うたように空き家や,それほど雑草の問題のように大きな問題にはなってないと思いますが,これは岡山市としても十分,まあ頭の片隅にと言うたら変なんですけど,そう思いますので,今後の課題としては思っといてはください。

 ごみの有料化の件で,環境局長,こういうようにごみステーションの設置基準を20戸以上から8戸以上に,来年4月1日以降変更しますと言っていただきました。ぜひともこういうようなこと,要はどういうところで,不法投棄じゃないですが,起こっているんだろうかというのを十分に検証していただいて,それに対する対策を練っていただきたいというふうに思います。これからもよろしくお願いします。

 1点,質問ですが,その次の純利益のところで3億2,000万円余というふうなお話をされたと思います。これは予定どおり行っているんでしょうか。それとも,実を言うと多いんです,少ないんですというようなところだけ1点お願いをいたします。

 選挙についてでございます。

 投票率,今御説明をいただきました。衆議院小選挙区67%,市長選挙が44%と,2週間後であったらこれだけ,23%下がるのだろうか,市民の皆様の関心というのはやはり,有権者の皆様という言い方がいいんですかね,やはりこれぐらい変わるのだろうかというふうに私は改めて今の数字を聞いて思いました。いろいろ各選挙管理委員会で御苦労されたと思います。やっぱり,ここは逆に言えば市長にお伺いをしたいんですけど,民間であればですね,少ないお金かもしれませんが,広告,宣伝費を打って,それに対する売り上げがなかったらやめたり,そういうこともやっぱり検討しなければいけない。先ほど懸垂幕の件であったり,FMラジオの件であったり,街頭啓発,ティッシュペーパー配りだったと思いますけど,そういうことをやられました。でも,結果的には50%を割っていると,50%というのはやっぱり少ないと思うんですよね。少なからず半分以下というものは少ないと思います。

 私の考えとしては,もっともっとお金をつぎ込んでCMを打つんであったり,ちょっと投票が怪しい大学のところへ行って案内のチラシを配るなどもあるでしょうし,根本的に教育の部分から,小学校,中学校,高校のあたりから選挙というものは岡山市というか,行政にとっては大切なんだ,皆さんの生活にとっては大切なんだというようなことを教えるような方向に行くべきなのか,もしくはもう一切こういう啓発に関してはお金をかけないと,これは行財政改革なんかと言われると何とも言えないんですが,もうお金の無駄かもしれませんので,そういうことは一切やめるんだというような,高谷市長の個人的な見解で結構でございますので,投票率に関してのお考えがあれば,最後によろしくお願いいたしたいと思います。

 今回は,市民の皆様が困っているようなことを中心に聞かせていただきました。本来であれば市民病院の件であったり,操車場跡地の件,合併特例区の解散の件,行財政改革,農業支援だとか,いろいろ聞きたい部分がありますが,やはり市民の皆様から見ると,今生活をしていて生活の中で困っているんだ,こういうことで困っているんだ,何とか行政してくれないかなというような無理難題を大分この質問でぶつけさせていただいたと思いますが,やはりこれを解決していくのも行政の一つであり,我々市会議員の仕事じゃないかなということを思いまして質問をさせていただきましたので,よろしくお願いいたします。

 以上で第2回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎佐古親一副市長  選挙の投票率に関する御質問をいただきました。

 選挙は,言うまでもなく民主主義の基本でございます。選管におきまして,啓発は重要なことと考えておりますので,選挙管理委員会におきまして費用対効果を考えながら,投票率の向上に努めるべきであるというふうに考えております。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  災害時要援護者の方について,各区ごとに訓練をすべきと考えるがとのお尋ねでございます。

 今年度,1学区で合同の避難訓練を協議しているところでございます。こうした訓練の成果を踏まえ,さらに各区における訓練についても検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  入札制度の仕組みを変えるつもりがあるのかとの御質問にお答えいたします。

 入札制度につきましては,公平,公正な入札,また適正価格での入札といった観点から,これまでも制度の改正を行ってきております。現在の入札制度におきましても,現在いろいろ御意見をいただいているものもございます。これらの点につきましては,変える必要があるものについては変えていくべきというふうに考えております。



◎松田隆之環境局長  ごみ有料化の現状と今後についての項,実収入は予定どおりかとの再質問をいただいております。

 当初計画と比べますと,有料指定袋の売上額が予想を下回っております。当初,1カ月約1億円を見込んでおりましたが,ここ数カ月の実績では1カ月当たり約7,000万円程度となっております。その分,実収入が減っているところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして近藤議員。

     〔37番近藤昭議員登壇,拍手〕



◆37番(近藤昭議員)  個人質問もきょうで2日目になりました。私が本日ラスト,5番目の登壇でございます。がらがらぽんの一番初めになりまして,幸か不幸かようわかりませんが。

 傍聴においでになりました市民の皆さん,大変御苦労さまでございます。市政に御関心をいただいたこと,心からお礼を申し上げますとともに,最後までおつき合いをいただきますよう,お願いを申し上げておきたいと思います。

 さて,今回は事前通告どおり,今市民の皆さんのお手元にもこの式次第というんかな,発言通告受付表というふうになってますが,11番近藤昭というところでございまして,1930年代との近似性ということと民主党・政権交代の意味するもの,要するに民主党が政権が交代をされてどういう政治が行われるのかということと,それが民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の中で,具体的に民主党のマニフェストに書いてある課題が岡山市政とどう直接影響を持つのかという,今がしゅんの話題でございまして,3カ月ぐらいたつともうぼろぼろになってこの質問ができなくなるかもしれませんので,(笑声)今回少し頑張ってやろうと思いまして上げさせていただいたわけです。ただ,個人質問は30分だけです。3回までしか質問できません。こんなにぎょうさんできるんかという御心配を公明党の則武議員からいただいておりますが,(笑声)実は新型インフルエンザなどの問題については再質問まで用意をさせていただいてますので,御安心をいただきたいと。

 それでは,質問に入らせていただきます。

 まず,1930年代との近似性について,民主党・政権交代の意味するもの,単なる権力奪取なのかという,そういう問題です。

 2009年8月と9月,岡山市民にとって暑い夏が過ぎました。8月は,鳩山民主党を中心にした社民党,国民新党との民・社・国連立政権のスタート,9月は政令市になって事実上初めての首長選挙でございました。投票者総数の37.3%の投票数ではありましたが,総体的多数の結果を受けた高谷市長の当選,勝利でございました。私は,天野候補を支持し,一敗地にまみれた12名のうちの一人でございますが,ともあれ市長にはまずおめでとうございました。御苦労さまでございましたと述べさせていただきます。

 そして,マニフェスト・選挙公約はきちっと守ってください。期限は4年間ですと。これ,4年のうちにお約束をされたことがすべて履行されるということは,これがマニフェストでございますので,ぜひこれはお守りいただきたい。私ども民主党も,そういう意味ではこの政権交代に唱えられることは,4年間ですべてやる,こういうお約束をしてますから,社長もいろいろなんていうことはないようにお願いをしたいと思います。市民や議会との対話をこれまで以上に,事務方に任せず心がけてくださいと注文もつけ加えさせていただきます。

 さて,民主党政権交代の意味するものについて,私はこういうふうに思います。3つあります。1つ目,今回第45回衆議院議員選挙は,これまでの地元への利益誘導型や地縁・血縁や会社のしがらみ,あるいは人物本位という従来型の選挙にかわって,マニフェスト,政策による政権交代が日本で初めて試みられたということでありました。日本の民主主義の成熟度の一歩前進,私はそう思ってます。2つ目,さらに1955年から54年間続いてきた自民党,お金持ちや財界による政治委員会,コミテチキというふうに言うわけですが,つまりブルジョア独裁の爛熟から崩壊を結果したということであったんです。そして,現在の鳩山連立政権は,今政府の形というのは5つの政府形態があると言われてますが,その中でまず最初の形態であります。最初の取っかかりの形態,その政府の形態は保守・ブルジョアジーと良心的民主主義者との連合による政府形態であります。まだその段階であります。ブルジョアジーと良心的民主主義者との連立政権。3つ目,最後に今回の政権交代を根底から支えてきた原動力は,一体だれだったのか,何かということをちゃんとつかまなきゃならんと思います。

 半世紀以上に上る自民党の一党支配,ブルジョア独裁によって全国で病める都市と沈みゆく農村があらわれてまいりました。病める都市の中小企業者やインテリゲンチャの反乱と沈みゆく農村の豊穣なる大地や水,空気,すなわち自然から切り離された農民の反乱を媒介とした資本制生産様式を桎梏と感ずる,直接的には小泉・竹中路線の新自由主義経済政策による格差の拡大,非正規労働者の大量の暴力的産出など,都市を中心にした労働者,つまりプロレタリアートの本格的な政治的登場,反乱が政権交代の主たる原動力であったと私は思っています。したがって,私は鳩山連立政権がこの事実をしっかりと見詰め,自民党から民主党へ総理大臣がただ単にかわっただけ,さらには官僚的統治機構はそのまま利用するという単なる政権交代,権力の移譲,奪取だけではないことを望んでいる次第です。

 さて,ファシズムについての教訓で市長にお尋ねをしたいと思います。

 ファシズムとは,全有産階級の利害を代表する最も醜悪で,最も暴力的で最終的なテロリズム独裁と言われてます。さて,ファシズムの登場する政治的背景,時期はいつ出てくるのか,それは時の政権が国民への統治能力を喪失したときです。今の自民党は,まさに国民の統治能力を喪失したという結果で,しかしいまだ政権交代ができる,政治勢力が未成熟なときなんですね,こういう時代。すなわち政治的カオス,混沌とした二重権力的な政治状況の中で,この2つの状況下でファシズムが誕生する措置を持ってるということは1930年代のファシズム,イタリアやドイツや日本のファシズム政権の誕生によって証明をされているわけです。今般の衆議院選挙の中で見られたということなんです。

 その登場の仕方は,ファシズム大衆運動を組織して議会を通して登場してくると再三言ってますが,ドイツのナチズムではユダヤ人の絶滅と外国人労働者の排撃の主張とナチズム大衆運動の形成であったんです。かつて日本では,大政翼賛会運動を形成しつつ天皇制の政治的強調と比例した朝鮮人,中国人への民族差別に基づいた排外主義の展開であったことは当然です。今般の衆議院選挙の中で,私だけかもしれませんが,私はこう感じます。北の核攻撃,ミサイルから日本を守るなどの主張は,宗派主義とともにファシズムをも想定される主張であったように思います。これが今回の総括だと,衆議院選挙の特徴的な私のとらえ方であります。

 そして,質問をしなきゃいけません。そういうファシズム勢力の登場を許さない,一層の施策が市長さんに求められておりまして,平和行政のさらなる推進がそうですが,市長の御決意を改めてお尋ねしたいと,こういう質問でございます。

 2点目,民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題,これは本会議の個人質問中,初日に藤原哲之議員より民主党のマニフェスト関連の質問がございました。同じような質問でございますので,配偶者控除廃止と戸別所得補償制度については割愛をさせていただきたいと思います。

 さて,このマニフェストには官僚政治から政治家主導の政治へと訴えています。高谷市長は,官僚ではなく私は政治家そのものだと思うんです。あなたは選挙で選ばれてくる人でございますので,首長は70万市民の暮らし,政令市となった本市の行政のすべてに責任を持つ存在です。いわば首長は,自治体行政のオールマイティーであり,かつオーソリティーであるべきであります。したがって,具体的に第1質問は事務方のつくった答弁書を上げることは1回目ではやむを得ないとしても,再質問,再々質問は官僚任せや事務方任せではなく,政治家である首長から御答弁をされるべきだというふうに思います。ただ,今回初めて市民ネットへの答弁を再々質問までお答えをされました。極めて歓迎をされることだと私は思ってます。その割には,1回も答弁されない議員もいらっしゃったわけですが,そこは丁寧にされたほうがいいのかなというふうに思いますので,その御所信をお尋ねしたい。

 2つ目には,無駄遣いの禁止。

 平成25年ですから,4年間で16.8兆円を生み出すということを書いてます。国家の予算は,総額で207兆円です。これ以外のお金が天から降ってきたり地からわいてくるわけではありません。したがって,民主党マニフェストでは207兆円の予算を改めて,国民生活にとって必要なものは何か,必要なものはふやし,そうでないものは削ると述べています。予算の全面組み替えによる無駄遣いの禁止から,4年間で総額16.8兆円を生み出すというものでありますが,各論の質問に入ります。

 イ,天下りの禁止。

 本市の公社,補助金・助成金対象など岡山市にかかわる市職員退職者の再就職先の数と人数をお尋ねしたいと思います。

 ロ,これはアイウエオで書いてほしいというふうに事務方から指示があったんです。いや,わしゃあイロハで行くんじゃというて,イロハでやっております。

 ロ,公務員の労働基本権の回復。

 鳩山政権では,公務員の労働基本権を回復し,民間と同様労使交渉によって給与を決定する仕組みをつくると,この中に書いてございます。この間,国,地方の公務員は労働基本権,すなわち団体交渉権,団結権,そしてストライキ権──争議権というふうにも言うんですが,この3権を原則認められていませんでした。民間労働組合と同様,労働基本権が付与されるとすれば,1つ目,人事院勧告制度がなくなるため,全国的な給与水準を示すメジャーがまずなくなるんです。2つ目,労使の団体交渉が長引きます。3つ目,妥結に至らない場合,ストライキも地方公務員がすることができるんです,今度は民間労働組合と一緒ですから。そうすると4つ目,正当な争議行為である場合には処分ができません,地方公務員であれ国家公務員であれ。そして5つ目,労使の力関係によって結果が大きく異なってくる。力の強い組合はいい勤務労働賃金を取るが,力の弱い労働組合は賃金がいつまでたっても上がらんということが続くということもあるんです。6つ目,その結果,当然給与,勤務労働条件のよい自治体に職員が集中し,行政のアンバランスが発生をしてまいります。これは当然なわけであります。しかし,それがこの民主党のマニフェストで付与をするというふうに書いてあるんです。などが考えられます。今後の労使のあり方について人事委員会委員長の御所見を求めたい。

 ハ,市有財産未利用地。

 マニフェストでは,政府の保有する財産,資産ですね,一つは未利用国有地,それから国の宿舎,国の官舎,民営化した会社の株式,この4つを上げてますが,などを計画的に売却するというふうに言われてます。これはマニフェストに書いてある民主党の,国の方針です。それと同じように,岡山市で同じことが起きていないのか,どう考えるのか。本市の未利用地の数,総面積,時価総額をお尋ねしたい。

 ニの配偶者控除は割愛。

 3点目,子育て,教育。

 イ,出産時55万円までの一時金支給,これは2,000億円積むという予算を上げてます。少子化傾向に歯どめをかけなければ,日本の人口の衰退はおろか,労働力すなわち20歳から60歳までの労働者,働き手が将来いなくなってしまうという大きな問題を起こすんです。同時に,だから外国人労働者を雇わざるを得ないという,この相矛盾する問題になってくるわけであります。そうすると,国力が衰退をするというのはもう当然であります。したがって,子どもを産み育てられる社会的環境の整備が求められています。新政府は,まずマニフェストの第一に,安心して子育てと教育ができる政策を最大政策として取り上げています。子どもがたくさん生まれるような社会をつくらなけりゃ日本は滅んでしまうということを,まずイの一番に上げてます。それはもう地域主権とか,ほかよりも最も大事だと,子育て,子どもを産み育てる社会環境をつくるということがまず一番なんだというふうに書いてます。これはもう特徴なんです。これが特徴です。今回の民主党のマニフェストでは,それが特徴です。さて,出産一時金はこの10月から42万円となっていますが,本市の対象人数や総額,55万円までの一時支給になったときの手続などについてお尋ねをいたします。

 ロ,子ども手当,5.3兆円を予算計上するということになってます。

 子ども手当は,子ども1人当たり月額2万6,000円,年額で31万2,000円を義務教育終了まで支給することになります。経済的な理由で十分な教育が受けられない,教育格差が広がっているからです。チャンスを子どもたちに平等にが目的なんです。本市の児童・生徒の経済的理由による例として,修学旅行の就学援助を受けている人数や,給食費の未払いなどの現状について教えていただきたいと思います。

 ハ,公立高校,私立高校の助成,これは9,000億円を積んでます。

 県立・私立高校とも,これは岡山の県費でございまして,本市にかかわるのは市立後楽館高校のみでございます。授業料の無料化が打ち出されました。後楽館高校授業料について,生徒数,額について示してください。

 ニ,生活保護の母子加算復活,これ500億円です。足りるのかなと思うんですが,500億円の予算措置です。

 保護家庭の切実な要求です。国が4分の3,市が4分の1の負担になっていますが,父子も含めて何世帯で,総額幾らになりますか。10月中にも行うと長妻昭厚生労働大臣が述べておられますが,岡山市の現状はどうなっていますか。

 ホ,教育委員会制度の抜本的見直し。

 教育行政全体を厳格に監視する教育監査委員会を設置するというふうに書いてるんです,教育の中で。との方針があります。聞くところによると,教育財政はこれまでは首長でありました。任命権者などは教育委員会の権限,これ二元制であったわけですから,これを現行制度に新たに,もう首長に財政も任命権も全部与えると,市長に,首長に与えると。一元化をして効率化を図ろうということが,実はマニフェストに書かれてるんです。これがどういうことなのかということ。私は,教育とは時の政治権力からの独立性が担保をされなければ教育の中立性が侵され,再び子どもたちが戦場に送られることになると憂慮をしています。しかも,教育監査委員会の設置も戦前の帝国主義憲法下の教育監制度の復活につながると考えられますので,国家権力の教育の統制,一元化については反対であります。たとえそれが民主党政権であっても,私は反対をするつもりであります。教育委員会委員長の御答弁を求めます。

 4点目,年金・医療。

 この後期高齢者については,イが藤原哲之議員とのバッティングで,これ割愛であります。

 ロ,新型インフルエンザ対策,これ3,000億円を積んでます。

 ここは再質問まで用意をしてあるところでございますが,ワクチン接種についての体制,準備は進んでいますか。接種する基準,順番,ワクチンの数,医療機関への連絡などを示してください。まず,対応についてお伺いをしたいと思います。前回は松島議員からも,対応のところではあったんですが,その後についてお示ししていただきたい。

 ハ,介護労働者,ヘルパー給与の増額,これは8,000億円。

 草?剛君の「任侠ヘルパー」というのが終了したんです。うちのかみさんが草?さんのファンでございまして,ずっと見られておったんですが,例えばドラマであり,えせであったとしても考えさせられる点も多々やっぱりあったんです。時々つき合いで,テレビが1台しかございませんから,我が家は。チャンネル権は,もちろんかみさんが持っておりますので,無条件で見ざるを得ないという,どこの御家庭も大体そうでございましょうが,本当に勉強になった点もありました。

 政府統計では,全国の介護ヘルパーさんのおよそ4分の1が1年間で入れかわるそうでございます。その原因は,低賃金と労働条件の劣悪さによるものだそうでございます。したがって,人間として暮らしていける賃金と労働条件を確立しないことには,人材確保もままなりません。ひいては高齢者,お年寄りにそのしわ寄せが来ることは自明の理であります。本市では,介護関係労働者の人数,平均給与,休日の実態などをどう把握されておられますか。

 5点目,地域主権。

 イ,国と地方の協議の場の設定。

 協議の場を法制化するというふうになってます。国が直接地方の自治体と一緒になって,ひざを交えて今度は協議の場をつくる。それを法律化するということでございまして,法制度化になるんですから,地域のことは地域で決めることが目的であります。そこでは,首長と地方自治体職員の能力が試されるということになります。制度の評価と決意をお示ししていただきたい。

 ひょっと再質問できんようになると困りますので,ちょっと言うときますが,先日民主党岡山県連は全国に先駆けて岡山版政権移行委員会を立ち上げて,既に先日赤磐市,きのうが真庭市,きょうは倉敷市と政権移行委員会がお話し,国会議員,県会議員,市会議員,町村議員が全員そろっていってるわけです。ただ,お間違いのないように後で言いますが,10月20日に予定されてる国会開催までの間,県下,県も含めて28自治体すべてを国会議員を初め訪れる予定でございます。念のため申し上げておきますが,この委員会は地方と中央の太い利権のパイプをつくるものではありません。したがって,首長の陳情とか要望とかというたぐいを聞く委員会ではないということでありまして,そうするとそれはすべて,かつてつくった利権構造の自民党と同じシステムになってしまうからです。そういう会ではないということをまず述べておきます。私たちは,金権政治を批判し,古い自民党的利権政治の打破を求めておりますので,そういう陳情のたぐいを聞くということではないということをまず申し上げておきます。いずれ岡山市にもお願いに上がるだろうと思います。

 ロ,ひもつき補助金の廃止。

 地方の自主財源に転換し,一括交付金となります。評価をお聞かせいただきたい。

 最後の項,雇用と経済。

 イ,中小企業の法人税率の引き下げ,2,500億円を積んでます。

 法人税率を現行18%から11%に引き下げるというふうにあるんです。本市の現行18%の会社の数とか,11%に引き下げた後の額とか影響は一体どうなるかということをお示しください。

 ロ,最低賃金の引き上げ,これは2,200億円を積んでます。

 まじめに働いてる人が生計を立てられるようにし,ワーキングプアからの脱却を支援するのが目的であります。最低800円を当面目指すことになります。本市の最賃額を示してくださいということでありまして,現在は669円から,ことし670円,1円積み増されたということですが,まだまだ私どもの目指すところと130円の差がございますので,その差をどう考えるのかということの御答弁をお願いします。

 4分残して,第1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,近藤議員の民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題についての御質問にお答えをいたします。

 地方6団体が9月16日に発表した新内閣発足に当たっての共同声明の中では,「新政権においては「地域主権」の考え方の下,国と地方の役割分担を積極的に見直し,地方への大幅な権限移譲,地方税財源の拡充,国と地方の協議の場の法制化を実現し,国全体の活力を取り戻す真の地方分権を確立されることを強く期待する」と表明しているところでございます。法律に基づいて政府と地方の代表者が対等の立場で協議する場を設置することは歓迎すべきものであると考えております。

 その際,この協議の場が単なる形式的なものではなく,国と地方の間の実質的な協議を行える場とすることが大切であると考えております。このためには,この場の構成メンバーに基礎自治体のモデルである指定都市を入れるなど,その仕組みづくりが重要であると考えております。具体化に当たっては,よりよい仕組みとなるよう指定都市市長会等を通じて,しっかりと働きかけてまいりたいと考えております。

 また,議員御指摘のとおり,地域主権のもとでは地方の能力も試されることとなりますので,私を先頭に各局が市の経営・企画能力を高めていかなければならないと考えております。議員の皆様も勉強していただいて,当局と一緒に頑張ってくださるようお願いを申し上げます。

 次に,ひもつき補助金の問題につきましては,これまでも地方公共団体からは地方が自由に使える一般財源の拡充を求めてきたところであり,このため基本的には地方が担うべき分野については,所要額を国から地方へ全額税源移譲し,国が担うべき分野については必要経費全額を国の負担とすることが必要であると考えております。

 一括交付金につきましては,いまだ制度設計が示されていないために評価できませんが,導入される場合には必要な財源がきちんと確保され,地方の自由度の拡大につながるような制度となることを期待しております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の項の中で,第1回の質問はやむを得ないとしても,再質問,再々質問は事務方任せでなく市長からとのお尋ねでございます。

 市議会での質問に関しましては,議員の事前の通告に基づき,主として大局的な市政の方向性,新規の政策に関するものなどについては市長から答弁申し上げ,その他につきましては各局長等がお答えしているところでございます。また,第1回目の御質問を掘り下げたものである再質問,再々質問につきましても,同じく当局として,市長を初めとするおのおのが答弁いたしております。いずれにいたしましても,各局長等は市民に選出された市長の意を体して政策を実行し,またそれに関する御答弁もさせていただいているところでございます。

 次に,天下りの禁止について,本市の公社,補助金・助成金対象など,岡山市にかかわる市職員退職者の再就職先の数と人数をとのお尋ねでございます。

 平成20年11月1日現在で,本市が出資,出捐もしくは財政支出をしている66団体のうち,16団体に60人が再就職をいたしております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  本市の市有財産の未利用地の数,総面積,時価総額についての御質問にお答えいたします。

 市有財産のうち,売却処分可能な未利用地につきましては平成21年7月現在で74カ所,総面積約4万5,000平米と把握しておりますが,時価評価額については算出をしておりません。

 続きまして,中小企業の法人税率の引き下げにつきましての御質問にお答えいたします。

 本市に法人市民税を申告納付する中小企業は,約2万社ございます。御質問の法人税につきましては国税であり,法人税率を現行の暫定税率18%を11%に引き下げることにより,恩恵を受ける企業数及びその総額につきましては把握しておりませんが,これが実施されれば該当する企業にとっては減税となり,負担が軽減されると言えます。

 一方,本市の基幹税目の一つである法人市民税は,国税である法人税額を課税標準としていることから,何らかの調整措置が講じられない限り減収となるものと考えられます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  まず,1930年代との近似性についての項,ファシズムについての教訓の中,ファシズム勢力の登場を許さない平和行政のさらなる推進へ決意をとのお尋ねでございます。

 本市におきましては,毎年戦没者追悼式を行い,遺族の方だけでなく,ことしも小学生から高校生までの方々に参列していただきました。また,岡山戦災の記録と写真展などのさまざまな平和祈念事業にも取り組んでおり,多くの市民の方にごらんいただいております。さらに,戦災資料の収集や展示のあり方についても,現在内部で検討を重ねているところでございます。市といたしましては,特に次の世代を担う若い方々に戦争の悲惨さと平和のとうとさを語り継ぐ努力が大切であり,これからもこのような施策に地道に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の項で4点御質問をいただいております。

 まず,出産一時金はこの10月から42万円となっているが,本市の人数,総額,55万円の一時支給となったときの手続を示せとのお尋ねでございます。

 国民健康保険加入者における出産育児一時金の年間支払い人数は約900人と見込まれ,42万円の場合は約3億7,800万円,55万円の場合は約4億9,500万円となります。また,10月からは保険者が医療機関へ直接支払う仕組みとなり,その支払い後に差額が生じた場合には本人が受け取ることができるようになります。55万円の支給手続につきましても,この方法と変わらないとすれば,本人が医療機関の領収・明細書等を加入している医療保険者に持参,国保加入者の場合は市の国保届け出窓口に持参し,出産育児一時金の支給申請を行っていただくことになるものと考えております。

 次に,生活保護の母子加算復活について,生活保護の母子加算の対象は父子も含めて何世帯で,総額幾らになるのかとのお尋ねでございます。

 生活保護受給中のひとり親世帯数は,24世帯の父子世帯を含めまして,平成21年7月時点で695世帯となっております。母子加算の復活による財政的な影響につきましては,母子加算にかわる手当として導入されたひとり親世帯就労促進費の扱いがどうなるか等,不明確な点はございますが,10月から現行制度のまま母子加算──父子世帯を含めますが──が全額復活された場合,年度末までの概算で約1億円の保護費の増額が見込まれるところでございます。

 次に,年金・医療の中,新型インフルエンザ対策について,ワクチン接種について体制,準備は進んでいるか,接種の基準,順番,ワクチンの数,医療機関への連絡等を示せとのお尋ねでございます。

 新型インフルエンザのワクチンについては,10月下旬から国内産の供給が開始され,年度内に約2,700万人分が供給される予定であり,国内産ワクチンが不足した場合に備えて,海外からのワクチンについても確保の予定と伺っております。現在,国において医療従事者や妊婦,基礎疾患を有する方等を優先接種の対象者とすることや接種費用等を検討しております。

 なお,接種については国と委託契約を結んだ医療機関で実施する予定であり,契約可能な医療機関を調査中でございます。いずれにいたしましても,医療機関等と連携しながら,ワクチン接種を含めインフルエンザ対策について広報に努めてまいりたいと考えております。

 最後に,年金・医療の中,ヘルパー給与の増額ということで,介護職員の人数,平均給与,休日の実態などをどう把握しているかとのお尋ねでございます。

 県内の介護職員数は,平成20年3月末時点で3万4,573人となっております。また,財団法人介護労働安定センターが昨年行った全国での介護労働実態調査の結果によりますと,平均給与は21万6,500円,1週間の平均労働日数は5.0日となっております。いずれにいたしましても,介護職員の処遇改善のために,ことし4月から介護報酬が3%アップされ,さらに9月からは賃金改善に充当する国の介護職員処遇改善交付金の申請受け付けが県において開始されております。こうした取り組みが介護職員の処遇改善につながることが期待されており,国の新たな取り組みも含めて今後の動向にも注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の項で,雇用と経済のうち,最低賃金の引き上げについてのお尋ねにお答えをいたします。

 岡山県におきましては,昨年から1円引き上げをされて670円となります。民主党がマニフェストで掲げております800円との差は130円ありますが,現在の経済状況を考えますと,急激な引き上げは中小企業の経営に多大な影響を与えるものと考えられますので,緩やかながら,しかし着実に引き上げされることが望ましいものと考えております。

 以上でございます。



◎柳原正文教育委員会委員  民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の中で,教育委員会制度についてのお尋ねにお答えいたします。

 教育委員会制度については,教育における継続性,安定性の確保,さらには地域住民の意思の反映という観点から,教育委員へ保護者を選任することや教育委員会みずからが活動状況の点検,評価を行い公表することなど,法改正が平成20年4月に図られたところでございます。岡山市教育委員会といたしましても,政治的中立性の確保については今後も維持していかなければならない重要な点であると認識し,社会的要請に的確に対応した教育行政の一翼を担ってまいりたい,このように考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  民主党マニフェストと地方自治体の現実的課題の中で,経済的理由による給食費の未払い,それから修学旅行の就学援助を受けている人数の現状についてとの2点のお尋ねに,まずお答えをさせていただきます。

 平成20年度の給食費の未納率は0.5%でございました。そのうち,経済的な理由による未納者の割合は4割程度と考えております。また,平成20年度の修学旅行の就学援助支援の対象者は,小学校1,143人,中学校1,073人となっております。

 次に,後楽館高校の授業料について生徒数,その額についてのお尋ねでございます。

 岡山市立後楽館高校の生徒数は,平成21年5月現在で482人,平成21年度授業料は月額2,700円,年間総授業料は1,558万6,800円ということになります。

 以上でございます。



◎中野惇人事委員会委員長  公務員の労働基本権回復についてのお尋ねにお答えします。

 本日,人事委員会は議会及び市長に対し,本市として初めての職員の給与等に関する報告及び勧告を行ったところです。この勧告は,労働基本権制約の代償として,職員に対し,社会一般の情勢に適応した勤務条件を確保することを目的に,地方公務員法に規定する諸原則に基づき,地域の民間給与水準との均衡を図ることを基本に行うものです。言うまでもなく労働基本権は,「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は,これを保障する」という憲法第28条で保障された権利です。しかし,公務員は全体の奉仕者として公共の利益のために尽くすという公務の特殊性から,その一部──団結権,団体交渉権,争議権──が制限されているところです。御指摘の労働基本権の回復につきましては,国においてさまざまな議論がなされており,国家公務員制度改革基本法では「政府は,協約締結権を付与する職員の範囲の拡大に伴う便益及び費用を含む全体像を国民に提示し,その理解のもとに,国民に開かれた自律的労使関係制度を措置するものとする」とされております。また,民主党のマニフェストには公務員制度の抜本改革の実施として,「公務員の労働基本権を回復し,民間と同様,労使交渉によって給与を決定する仕組みを作る」と掲げられております。

 現時点では,詳細な制度が明らかになっておりませんが,いずれにしましても全体の奉仕者として公務,公共のために全力を尽くすという公務員の使命が,市民の利益によりよい形で生かされることを期待しつつ,人事委員会としても今後の法改正など,国等の動向を注視してまいりたいと考えております。

 以上です。

     〔37番近藤昭議員登壇〕



◆37番(近藤昭議員)  それでは,再質問を行わせていただきます。

 当局の皆さん,御答弁ありがとうございました。

 まだまだ民主党のマニフェストは十分ではありませんし,時期的にもこれが担保できるのかということ,極めて不確定な要素があることも事実でありますが,しかしいずれにしても4年間で,この政権交代マニフェストであらわした文言については,完全実施をするということが選挙公約でございますので,そういう方向で全力で突っ走ることだろうというふうに思いますし,私どもも全力で支えていきたいなと,そんなふうに思います。どうぞ御協力のほどもお願いを申し上げます。

 一つは,通告をさせていただいたように,新型インフルエンザの問題です。新型インフルエンザの問題が,今ちょっとやっぱりまたぶり返すというのか,極めて大きな問題になりつつある。お子さんをお持ちの親御さんから結構お話があって,これはもう民主党とか自民党とかという,セクト主義的な枠を越えて,本当に率直にお父さん,お母さんの御意見としてあるんですが,というようなことを言うと時間がなくなりますので,したがって実はこの新型インフルエンザというのは10月中旬がピークだっていうんですね,流行のピーク。もう間もなくですよ,あと一カ月ぐらいがもうピークだという,山。その間,ワクチンは足りるのかということが一つは問題ありますね。

 国産ワクチンが今できつつあるというふうに言ってんだけど,国産ワクチンの奪い合いが起こる可能性があるという,こういう可能性,これは報道もされてます。本当に足りるのかという,5,400万本を準備するというふうに言ってんだけれども,今保健福祉局長の答弁では少し数が落ちてますね。で,2回接種をやって1回が6,000円から7,000円,保険はききません。保険はきかない,この今度の新型ワクチンというのは。何か国民保険でみんな無料でちゅっとしてくれるんかなというふうに思うお母さん,結構いらっしゃるんですが,保険はきかないということですから,親子4人がかかれば結構これ要るんですよ。新型ワクチンでさえ六,七千円でしょう,1回分が。4人やれば3万円近くになる。これに新型ではない通常の季節型ワクチンというのが,従来のワクチンを打つとすれば結構お金がかかってしまうという,そういう経済的な問題。

 そして,順番なんですが,これ今おっしゃいました医療従事関係者,妊婦,持病をお持ちの人,子どもさんからずっとこういって,果たして私らみたいな,市長もそうなんですが,65歳以上には一体いつごろ来るのかなと。3ランク目だというんですよね。これはなかなか通らんなということなんで,したがって今学校でも大変な問題になってますが,そういう新型インフルエンザ対策について,もう少しワクチンは足りるのか,順番はどうするのか,初期症状はどういうふうに見立てをつくっているのか,それをどうお父さん,お母さんにお知らせするのか,学校教育関係者にどう連絡をして,どこを手厚くするのかということを再度御質問をし,再質問にかえさせていただきます。

 御清聴大変ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  新型インフルエンザについての対応ということで再質問をいただきました。

 先ほど御答弁させていただきましたように,新型インフルエンザワクチン2,700万人分というのも,実は先ほどまでは1,800万人分というようなこともございまして,情報というのがなかなか十分なスピードで伝わってきてない面もあるということで,我々自体も国からの情報等について注視しておるんですけども,なかなか確定した情報がどれかというのがわからないような部分がございます。そういった中においても,市民のそういった不安であるとか,具体的な対応というのは進めていかなければならないということで,例えば先ほど御指摘がありましたワクチンの接種順序等につきましても,きょうの報道なんかで見ますと小学校低学年なんかを優先順位の高いほうに入れてみようとか,さまざまな検討が国においてもなされております。そういった情報を的確に,素早くつかみながら,あらゆる手段を講じながら市民に伝達していく努力をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  以上で本日の個人質問を終わります。

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○宮武博議長  この際御報告申し上げます。

 お配りいたしておりますとおり,市長から報告の一部訂正について申し出がありましたので,御報告申し上げます。

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△日程第2

 報第57号〜報第61号

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○宮武博議長  日程第2に入ります。

 日程第2は,報第57号平成20年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について以下5件の報告についてであります。

 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,ただいま御上程になりました報告について御説明いたします。

 まず,報第57号は,平成20年度健全化判断比率及び資金不足比率について報告するものです。

 平成19年6月に公布された地方公共団体の財政の健全化に関する法律では,健全化判断比率及び資金不足比率が基準を超えた場合には,財政の早期健全化や再生並びに公営企業の経営の健全化を図ることを目的としており,各自治体においてはこの比率を平成19年度決算から公表しております。

 本市の平成20年度決算における実質赤字比率及び連結実質赤字比率については,いずれも赤字額がないため該当なしとなります。また,実質公債費比率は17.6%,将来負担比率は154.0%で,これら健全化判断比率の財政4指標は,いずれも早期健全化基準をクリアしております。なお,昨年度,平成19年度決算において130.1%と報告しました将来負担比率について,算定の錯誤により166.8%と訂正させていただきますが,早期健全化計画をクリアしているという結果に影響はありません。

 次に,資金不足比率についてですが,いずれの特別会計,事業会計も資金不足が生じていないため該当なしとなり,経営健全化基準をクリアしております。

 報第58号から報第61号までは,平成20年度の御津,灘崎町,建部町及び瀬戸町の各合併特例区の一般会計歳入歳出決算について報告するものでございます。

 何とぞよろしくお願い申し上げます。



○宮武博議長  以上で日程第2の報告を終わります。

      ──────〇──────



△日程第3

 決第1号〜決第19号

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○宮武博議長  日程第3に入ります。

 日程第3は,決第1号平成20年度岡山市一般会計歳入歳出決算について以下19件の決算についてであります。

 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  ただいま御上程になりました平成20年度の一般会計,14特別会計及び4事業会計の決算について,その概要を御説明いたします。

 まず,平成20年度普通会計の決算状況などから見ました本市の財政状況について申し上げます。

 財政状況を示す指標のうち,経常収支比率は93.6%で,前年度より1.0ポイント改善しております。これは,職員の採用凍結による職員給の抑制や平成19年度に一時的に増加していた退職者数が減少したことによる人件費の減,また下水道事業の使用料の見直しなどにより,公営企業会計への繰出金が減となったことなどによるものでございます。

 次に,実質公債費比率は17.6%で,前年度より0.5ポイント改善しております。これは市債の発行額を抑制したこと,下水道使用料の見直しや低利借りかえにより市債の償還に充てた繰出金が減となったことなどによるものでございます。今回,実質公債費比率が18%を下回ったことにより,市債の発行に関して許可制から協議制に移行し,自立的行財政基盤を確立できる状況にまで改善いたしました。将来負担比率は154.0%で,前年度より12.8ポイント改善しております。これは,市債残高や土地開発公社に係る債務負担行為額,職員数の減に伴う退職手当支給予定額の減などにより,一般会計が将来負担すべき額が減となったことによるものでございます。

 貯金である財源調整のための基金について,取り崩した額は,46億円と前年度より10億円少なくなりましたが,残高は76億円で24億円減となりました。なお,現時点での平成21年度末の残高見込みは,平成20年度の剰余金26億円の積み立てを加え105億円となっており,前年度同期83億円と比べると22億円の増となっております。

 一方で借金である市債残高は,一般会計,特別会計,事業会計を合わせますと5,976億円で,この市債残高に債務負担行為に係る764億円を加えると市全体の借金は6,740億円になり,前年度の6,995億円より255億円の減,平成16年度末の旧岡山市及び合併4町を合わせた総額7,422億円からは682億円の減となっております。

 このように平成20年度決算では,これまで進めてきた行財政改革の効果により,財政健全化への道筋は徐々に見えてきております。しかし,100年に一度という深刻な経済危機に見舞われ,依然として厳しい経済・雇用情勢が続いている中で,今後予想される社会保障関係費の一層の伸びに対応しつつ,政令指定都市にふさわしい,夢と活力に満ちたまちづくりを進めていくためには,引き続き行財政改革に力を傾注する必要があります。

 政令市の中で最も高い水準の人件費の抑制や不要・不急の事務事業の見直しなど,新行財政改革大綱に掲げる目標達成に向けて,徹底した行財政改革を断行し,都市ビジョンに掲げる2つの都市像である「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」「中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市」の実現に向けて取り組んでまいります。

 以上,平成20年度の決算に関連して,本市の財政状況について述べさせていただきました。

 続いて,会計別に決算の概要を御説明いたします。

 初めに,一般会計の収支についてでございますが,歳入総額は2,326億円余,歳出総額は2,272億円余で,収支は差し引き54億円余となっております。これから翌年度へ繰り越すべき財源4億円余を除いた実質収支は50億円余となっており,このうち26億円を財政調整基金に積み立て,残り24億円余を平成21年度へ繰り越しております。

 次に,歳入については,前年度に比べ11億円余,0.5%の減となっております。歳入の主なものは,歳入総額の48.7%を占める市税で,1,134億円余と前年度に比べ8億円余,0.8%の増となっております。これは,税源移譲などによる市民税所得割の増加や家屋の新増築による固定資産税の増加などによるものでございます。

 また,地方交付税は286億円余で,前年度に比べ5億円余,2.1%の増となっております。

 一方,国庫支出金は262億円余で,全国都市緑化おかやまフェアの会場整備や岡山駅西口広場の整備などの進捗による事業費の減により,前年度に比べ6億円余,2.3%の減,また市債借入額は216億円余で,国営土地改良事業負担金の減などにより,前年度に比べ13億円余,5.8%の減となっております。

 次に,歳出につきましては,前年度に比べ16億円余,0.7%の減となっております。歳出の主なものを申し上げますと,総務費は219億円余で,政令指定都市移行に係る準備経費の増加により,前年度に比べ5億円余,2.8%の増となっております。民生費は726億円余で,歳出総額の32.0%を占めており,生活保護費や障害者自立支援法関連事業の訓練等給付費の増加などにより,前年度に比べ16億円余,2.4%の増となっております。土木費は322億円余で,全国都市緑化おかやまフェアの会場整備や岡山駅西口広場の整備などの進捗による事業費の減により,前年度に比べ73億円余,18.5%の減となっております。

 続いて,特別会計について,主なものを御説明します。

 まず,下水道費特別会計については,歳入509億円余,歳出506億円余で差し引き2億円余となり,全額を繰越事業の財源として翌年度へ繰り越しております。歳入は,前年度より77億円余,17.8%の増,歳出は前年度に比べ77億円余,18.2%の増となっております。なお,一般会計からの繰入金は126億円余となっております。

 次に,国民健康保険費特別会計については,歳入616億円余,歳出636億円余で,差し引き19億円余の赤字となっております。これは,平成19年度までの累積赤字分9億円余に加え,後期高齢者医療制度創設の影響等で保険料収納率が低下したことなどにより,歳入が見込みを下回り,平成20年度単年度で10億円余の赤字となったことによるものです。なお,一般会計からの繰入金は38億円余となっております。

 次に,介護保険費特別会計については,歳入434億円余,歳出423億円余で,差し引き11億円余となり,全額を翌年度へ繰り越しております。なお,一般会計からの繰入金は59億円余となっております。

 次に,平成20年度に設置した後期高齢者医療費特別会計については,歳入,歳出とも60億円余で,差し引きは500万円余となっており,全額を翌年度へ繰り越しております。なお,一般会計からの繰入金は11億円余となっております。

 続いて,事業会計について,主なものを御説明いたします。

 まず,病院事業会計については,収益的収支においては3病院の合計で収入額86億円余,支出額85億円余で差し引き1億円余の黒字となっております。また,資本的収支においては3病院の合計で収入額13億円余,支出額14億円余となっており,収支不足額1億円余については,損益勘定留保資金などで補てんをしております。なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入においては約8億円,資本的収入においては5億円余,合わせて13億円余となっております。

 次に,水道事業会計については,収益的収支においては収入額150億円余,支出額143億円余で,差し引き7億円余の黒字となっております。また,資本的収支においては収入額44億円余,支出額101億円余で,収支不足額56億円余については,損益勘定留保資金などで補てんをしております。なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入においては1億円余,資本的収入においては2億円余,合わせて3億円余となっております。

 次に,市場事業会計については,収益的収支においては収入額9億円余,支出額8億円余で,差し引き7,200万円余の黒字となっております。また,資本的収支においては収入額9,300万円余,支出額1億1,500万円余で,収支不足額2,200万円余については減債積立金などで補てんしております。なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入においては1億5,700万円余,資本的収入においては3,700万円余,合わせて1億9,400万円余となっております。

 以上をもちまして平成20年度の一般会計,特別会計及び事業会計決算の概要説明を終わらせていただきます。

 何とぞ厳正に御審議をいただき,御承認を賜りますようお願い申し上げます。



○宮武博議長  以上で決算についての説明を終わります。

 これに対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承願っておきます。

 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は9月28日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後3時28分散会