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岡山県 岡山市

平成21年 9月定例会 09月24日−02号




平成21年 9月定例会 − 09月24日−02号







平成21年 9月定例会

    平成21年9月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第2号

       9月24日(木)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第175号議案〜甲第232号議案

      ──────〇──────

出席議員(51人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            4番  森 脇 浩 之

            5番  森 田 卓 司

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  鬼 木 のぞみ

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  松 島 重 綱

            18番  藤 原 頼 武

            19番  成 本 俊 一

            20番  太 田 武 正

            21番  三 宅 員 義

            22番  田 中 慎 弥

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  和 氣   健

            33番  三 木 亮 治

            34番  伏 見 源十郎

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            50番  花 岡   薫

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(2人)

            9番  井 本 文 博

            47番  垣 下 文 正

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       企画局新市建設計画推進担当局長

                高 次 秀 明

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病院事業管理者  松 本 健 五

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委  員  長  梶 田 良 雄

       委     員  若 林 昭 吾

       事 務 局 長  齊 藤 晴 雄

      監 査 委 員

       委     員  池 上   進

      人 事 委 員 会

       委  員  長  中 野   惇

       委     員  守 屋 勝 利

       事 務 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第四農業委員会会長黒 田 栄三郎

      教 育 委 員 会

       委     員  片 岡 雅 子

       委     員  佐々木 浩 史

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       調 査 課 長  中 野 真 吾

       総務課課長代理  矢 木 広 幸







      午前10時2分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより9月定例市議会第2日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は50名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に藤原頼武議員,小川議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。

 しばらく休憩いたします。

      午前10時3分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午前11時10分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第175号議案〜甲第232号議案

      ─────────────



○宮武博議長  日程第1に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第175号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第4号)について以下58件の議案についてであります。

 これらを一括上程いたします。

 なお,議案につきましては,既に市長の提案理由の説明を終わっておりますので,本日は個人質問を行います。

 個人質問に入ります前に,一言議会運営についてお願いいたしておきます。

 御通知申し上げておりますとおり,質問はお一人30分以内にお願いしたいと思いますので,御協力をお願いいたします。

 なお,当局は質問の要点を十分把握され,議員の質問の重複,引用や同じ答弁の繰り返しを避け,簡明,的確に答弁されますよう,この際申し上げておきます。

 それでは,順序に従いまして藤原哲之議員。

     〔11番藤原哲之議員登壇,拍手〕



◆11番(藤原哲之議員)  皆さんおはようございます。9月議会個人質問のトップバッターを務めさせていただきます政隆会の藤原哲之でございます。

 高谷市長には,大差での再選まことにおめでとうございます。市民の皆さんの信任をいただいたのでありますから,強いリーダーシップを発揮され,今後の4年間で,岡山市をさらに住みやすい,生活しやすいまちになるように頑張っていただきたいと思います。

 また,傍聴席の皆さんには,いつもお越しをいただきありがとうございます。また,本日は大変長らくお待たせいたしまして申しわけございません。

 私はいつも冒頭で気象状況の話を常にしておりますが,平成16年の台風が原因での大災害の数々,台風16号による高潮災害によって何千件にも及ぶ床上浸水や,台風21号による集中豪雨により,ため池が決壊しそうになり徹夜で強制排水をしたり,また台風23号のときには今まで崩れたことのないような箇所で山腹崩壊が起き,住民の方々がたくさん犠牲になったこの年の災害は,玉野市や岡山市に大変大きなつめ跡を残しております。現地でこの災害に対応していた身といたしましては,どうしても台風の状況や気象情報に敏感になっておりまして,質問の冒頭が常に気象の話になることをお許しいただきたいと思っております。

 そこで,ことしの梅雨を検証してみますと,気象庁の予報は平年並みであり,梅雨入りしても6月中旬までは雨の少ない状況が続くと予測しておりました。ことしは太平洋高気圧の勢力が弱く,梅雨前線が本州まで北上せず,6月の降雨量を見てみますと平年の65%と気象庁の予想どおりでありましたが,岡山では5月の降雨量が平年の26%と極端に少なく,6月の降雨に期待がかかっておりましたが,平年の65%と期待したほどの雨が降らず,農作物の生育が大変心配されておりました。

 7月は平年並みの天候に戻る見込みであると言われていましたが,片方ではエルニーニョ現象により,北日本は日照不足,西日本は降雨量が少なくなる可能性が高いとも言われておりました。エルニーニョ現象は7月10日に発生し,冬まで続くと見られており,夏にエルニーニョ現象が発生すると,日本では気温が低く冷夏になり,梅雨が長引く傾向が見られるそうでございます。その影響があったのかはわかりませんが,中国大陸の東岸付近が気圧の谷になりやすい状況が続き,前線が停滞し,その活動も活発化,7月21日には山口県で,また7月24日から26日にかけた豪雨によりまして福岡県で,そして7月27日は群馬県で起きた竜巻被害など,大変大きな災害が発生しました。岡山県におきましても,7月19日,美作市において竜巻と見られる突風の被害が起きております。

 また,日照時間を見てみますと,岡山市は平年の58%で,過去2番目の短さでございました。降雨量で見てみますと平年の163%と,雨量については下旬からの集中豪雨の影響で平年を上回っております。米の作況指数が岡山県では96とやや不良となっており,農家としては大変に心配をいたしておりました。

 8月に入りますと,梅雨明け宣言がなされましたが,依然として太平洋高気圧の勢力が強まらず,全国的に天候の回復は見られず,曇りの日が続いていましたが,8月8日から11日にかけて台風9号の影響により,兵庫県佐用町,また岡山県美作市で大変大きな豪雨災害が起きたことは,皆さん周知のとおりと思います。このような天候異変の原因の一つにエルニーニョ現象が言われていますが,やはり地球の温暖化が大きくかかわってきていると思われます。

 8月の下旬になって天候が平年並みになり,米の作況指数も平年並みと回復いたし,少し安心いたしております。

 気象庁によりますと,9月には日本付近が移動性高気圧に覆われやすくなり,晴れの日が続き,残暑が厳しくなる見込みであると予報されましたが,同時に気象庁は当初8月4日に梅雨明けをしていたと言っておりましたが,日にちを訂正し,梅雨明けの時期を特定しないと修正いたしております。

 このような中,中国地方の気候変動調査を見てみますと,中国4県の年間の平均気温は,過去100年当たり1.28度の割合で上昇しているとのことでございます。特に,ここ10年間の上昇が目立っており,岡山市で1.07度だそうでございます。全体的に熱帯夜がふえ,桜の開花が早まり,大雨の発生日数がふえ,中国4県での異常少雨の発生数も増加しているとのことでございます。しかしながら,年間の降水量には大きな変動は見られないということでございます。

 美作市の2度にわたる災害を見ておりますと,とても人ごとと片づけるわけにはまいりません。同じような災害が岡山市で発生しても決して不思議ではありませんし,今後とも異常気象はおさまることなく,ますます災害も多発してくる可能性が否定できないと思われます。温暖化防止対策は喫緊の課題であると思っております。当局には温暖化防止に向け,さらなる努力方をよろしくお願いいたします。

 それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 まず,大きな1つ目として,民主党が政権を担うことによる岡山市への影響についてお伺いいたします。

 財政の問題,組織の改編の問題,人員の問題など,岡山市としても早急に対策を考えていかなければならないと考えます。

 (1)後期高齢者医療制度の廃止をうたわれておりますが,岡山市の国保財政に及ぼす影響をどのように見込まれているのか,お伺いをいたします。

 (2)農業者戸別所得補償制度について,平成23年度から完全実施するとうたわれておりますが,どこが実施主体になり,また岡山市への影響はどのようになるとお考えでしょうか。

 (3)公立高校の実質無償化,そして私立高校生に対しては年間12万円の補助をすることになっておりますが,この事務はどの部署が行うことになるのか,また全額国の補助になるのか,人員配置は,また大学生に対する奨学金についてはどのようになるとお考えでしょうか。

 (4)暫定税率の廃止に伴い,国と市で受け持つようになっている外環状線の事業はどのようになるのか,そしてまた今後の道路整備への影響はどのように考えられているのか,お伺いをいたします。

 (5)子ども手当を支給とうたっておりますが,全額国の補助になるのでしょうか,またどの部署が受け持つのか,それに伴う業務量はどの程度ふえ,人員増はどの程度考えておられるのか,お伺いをいたします。

 定額給付金の問題でも,あれだけ多くの問題がございました。大変に心配をいたしております。

 大きな2つ目として,おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジの今後についてお伺いをいたします。

 去る8月20日に,合併特例区協議会の会長名で,農業公園として存続させていただきたいという要望書を提出し,また同時に生産者組合とサウスヴィレッジの存続を願う会の代表者の方々より,2万名を超える署名簿を添えて要望書を提出いたしました。市長はその席上で,農業振興のためにもこれから本当に必要な施設と思っていると,同施設の必要性については理解をしていただいたと思っております。しかし,今後どのような形で,どのような条件で岡山県から引き継ぐかについては言葉を濁しておられました。選挙前でありましたから,なかなかよい返事をいただけないのはわかっておりますが,この施設は今後の岡山市の農業振興にはなくてはならない,そして市長が言われている,まさに水と緑が魅せる心豊かな庭園都市,都市と田園の調和を図り,ともに発展していくためのシンボル的な施設であります。なおかつ,農産物の地産地消の模範的な施設でもあり,この施設が存在し,そして市民の皆様が利用されているおかげで,灘崎地区には常に活気がありますし,農家の皆さん方に,特に高齢の方々に生きがいを与えております。

 また,この施設には,市内はもとより市外及び県外から,年間100万人近い方々が訪れております。この地域の観光スポットの一つでもございます。岡山市の中にもたくさんの観光地がありますが,これだけの人が来られる観光地は数えるくらいであると思います。

 例を挙げますと,春には保育園児や小学生が大勢遠足に,また農業体験に訪れております。特に,ここのイチゴは有名でございまして,子どもさんはもちろんのこと,高齢者の方々もイチゴ狩りを楽しんでおられます。夏には,ひょうたんプールで,ここではプールの中に浮き輪を持ち込めるようにしておりますので,子どもたちは各自の楽しみ方で水に親しんでおります。

 このように,この施設はさまざまな年代の方に利用していただいている施設でございます。入園料は無料ですから,どなたでも気軽に来て楽しんで帰っていただいております。中にある広い芝生広場は各種のイベントに利用されております。夏のふるさと祭りは毎年大好評でございまして,ことしは約4万8,000人の方々が楽しんでおられました。

 ここは,小さなお子さんを連れられた御夫婦や御家族連れの方々に大変人気のある施設でもあります。小さなお子さんが安心して大自然に触れ,伸び伸びと遊び,豊かな心を育てる施設でもあります。もちろん,隣接する灘崎総合運動公園の利用者の増加にも大きく寄与いたしております。私は,今言われている少子・高齢化の時代に最も必要な施設であり,また各世代の方々の素朴で大切な夢がかなう施設であると思っております。ぜひとも岡山市に引き継いでいただきたいと考えておりますが,当局の御所見をお伺いいたします。

 大きな3つ目として,現在合併特例区事業として行っている事業について,岡山市として今後担当窓口も含め,どのように引き継いでいただけるのかお伺いいたします。

 既に,この地区の恒例事業として根づいている事業について,8月に行っているふるさと祭りがございます。ことしは花火を1,000発打ち上げ,皆さんに大変喜んでいただきました。このときに来場された方が約4万8,000人と発表されております。この地区における一大イベントでもございます。10月には町民スポーツ大会がございます。この大会は,既に21回開催され,延べ1,200名が参加する地域に根差した祭りとなっております。11月にはホッと灘崎ふれあい祭りを敬老会と同時に開催しております。この祭りは,地域のボランティアの方々が主催され,約8,000人ほどの方々でにぎわっております。2月には町民マラソン大会が,現在まで約27回開催されており,参加者500人規模で開かれております。そのほかにも,明るいまちづくり運動の一環として,さまざまな地域において,さまざまな活動が行われております。

 そこでお伺いをいたします。

 (1)ふるさと祭りは,灘崎地域のみならず周辺地域の方々からも大変喜ばれている催しであり,今後は南区の事業として存続できないのか,お伺いいたします。

 (2)ホッと灘崎ふれあい祭りはどこが引き継いでいただけるのか,お伺いいたします。

 (3)町民スポーツ大会と町民マラソン大会はどこが引き継いでいただけるのか,このような市民の健康,そして地域のきずなを育てる行事には,市としてもどんどん後押しをしていただきたいと考えますが,どのように考えられているか,お伺いいたします。

 大きな4つ目として,消防団の存続についてお伺いいたします。

 灘崎地区には区──単位町内会の数が15区ございます。最近設立された区には消防団はありませんが,昔からある区には消防団が存在しております。灘崎は現在,南第4方面隊として3分団11部あるのですが,今後合併特例区がなくなると岡山市の基準が適用され,各小学校区単位に1分団3部体制となり,灘崎では3分団9部体制になると伺いましたが,本当のことでしょうか。もし本当なら,どこの部が削減の対象になるのでしょうか。削減した後の地区の安全についてはどこが見るようになるのか,問題はないと思われているのか,お伺いいたします。

 いつも申し上げていることでございますが,各地区とも消防団の活動資金の補助をいたしております。これは,各地区の行事等に消防団の協力を仰いでいるからでもございますが,消防団は消防組織法第9条により設置が義務づけられている組織であります。当局には,各地区が消防団に助成金を打たなくても存続できるように財政措置を考える責務があると考えますが,当局の御所見をお伺いいたします。

 大きな5つ目として,灘崎地区にあるさまざまな施設,公民館,各地区にある集会所,コミュニティー施設,老人憩いの家などの施設の今後の管理運営はどこがどのようにしていくのか,お伺いいたします。

 大きな6つ目として,合併特例区が解散した後の新市建設計画の担保についてお伺いいたします。

 合併地区における激変緩和と地方分権の観点から,合併後5年間,合併特例区が設置されておりますが,御津,灘崎の特例区はあとわずかの期間を残し,解散となります。これまで合併特例区協議会を通して,地域の振興及び新市建設計画の見守りなど,特例区は合併地域の発展に大変重要な役割を果たしてまいりました。合併特例区解散後においては,地域の声の反映や,あと5年残っている新市建設計画の見守りなど,だれがどのような形で担うようになるのか,お伺いいたします。

 最後になりますが,合併特例区の解散が来年3月と迫ってきておりますので,大きな2つ目から6つ目までのハード事業,ソフト事業について,市役所また区役所として今後の所管部署の決定,対応窓口等,早急な取りまとめが必要であると考えております。なお,市民の皆様に各施設の名称の変更や所管窓口等,早急に広報に努め,市民サービスの低下を来さないように強く要望をいたしまして,1回目の質問を終わります。

 どうもありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日からの個人質問,どうぞよろしくお願い申し上げます。

 それでは,藤原議員の御質問にお答えいたします。

 おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジにつきましては,県が総工費約98億円を投じて平成9年に開園したものですが,昨年11月に県の財政構造改革プランの一環として,平成21年度末で県の施設としては閉鎖する方針が決定され,地元自治体である本市に対して協力の申し入れがありました。

 これまで,存続の可能性について県と一緒に研究をしてきましたが,県からは,岡山市が本施設を公共的施設として利用する場合には無償譲渡し,施設の修繕や撤去は県が行うとの条件が示されました。

 先般,灘崎町合併特例区協議会会長及び地元の利用者の代表の方から,存続に向けての要望がなされました。

 こうした岡山市民にも親しまれている施設として,また市内の農業者のための農業公園として機能を存続することは,心豊かな庭園都市を目指し,政令指定都市となった本市にとっても意義のあることであると考えております。

 しかしながら,本市としましては,これまで県が毎年約8,000万円を投じてきた運営方法を見直し,民間活力や市民の皆様の御協力を積極的に活用するなどして収入を上げ,運営経費を抑えた効率的な運営が必要であると考えております。引き続き,地元関係者の御意見も踏まえながら,施設の修繕方法や効率的な運営方法について検討を進めるとともに,本施設の譲渡について県との協議を行ってまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎鈴木弘治保健福祉局長  民主党が政権を担うことによる岡山市への影響についての中で,後期高齢者医療制度の廃止をうたっているが,国保財政に及ぼす影響をどのように見込まれるかとのお尋ねでございます。

 民主党のマニフェストでは,後期高齢者医療制度を廃止し,国民皆保険を守るとの方針を掲げておりますが,国保財政への影響を見込むためには,制度廃止後の具体的な姿や,それに伴う公費負担割合等の財源構成が示されることが必要でございます。今後,国の動向を十分注視しながら,本市の国保財政への影響等について検証してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  民主党が政権を担うことによる岡山市への影響についての項の中で,子ども手当は全額国の補助か,どの部署が受け持つのか,それに伴う業務量,人員増はどの程度考えているかとのお尋ねにお答えいたします。

 子ども手当の制度は新たな国の施策となるため,今後国において制度設計が行われ,内容や財源など詳細が決定されていくと思われます。国の動向を注視し,制度の円滑な実施ができるよう,担当課や業務量に応じた体制を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  民主党が政権を担うことによる岡山市への影響の項で,農業者戸別所得補償制度について,どこが実施主体となり,岡山市への影響はというお尋ねでございます。

 民主党の掲げる農業者戸別所得補償制度とは,食料の国内生産の確保と農業者の経営安定を図ることにより,食料自給率を向上させ,農業の多面的機能を確保しようとする制度でございます。

 さきの衆議院選挙での民主党マニフェストによりますと,本制度は米,麦,大豆等の主要農産物について,食料自給率目標を前提に策定された生産数量目標に即して生産を行った販売農業者に対し,全国平均の生産費と販売価格との差額を基本として補てんするとしておりますが,制度の実施主体や対象となる農産物等の具体的な内容は明らかにされておりません。

 民主党は,平成19年の参議院選挙におきましても戸別所得補償制度の創設をマニフェストに掲げ,同年10月には農業者戸別所得補償法案を国会に提出をいたしております。法案は衆議院で否決されましたが,その趣旨は今回の内容と同様と思われ,その法案では,市町村は国,都道府県と連携し,毎年農業者の意向を踏まえて,交付金の対象作物の種類ごとに生産数量の目標を設定し,公表するとともに,その達成に努めなければならないとされておりましたことから,本制度が実施された場合には,市町村も大きくかかわる可能性があると考えております。

 岡山市といたしましては,農業者の間に大きな混乱が生じないよう,国の動向を十分に注視し,適切に対応してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  民主党が政権を担うことによる岡山市への影響の項で,暫定税率の廃止に伴い,国と市で受け持つ外環状線の事業はどうなるのか,今後の道路整備への影響はどのように考えているのかとのお尋ねでございます。

 道路特定財源は,道路を整備するための財源であり,暫定税率分を含めたガソリン税などの自動車関連諸税を道路整備費に充当していました。しかし,近年の公共投資の抑制により,これらの税収が道路整備費を上回るようになったことから,平成21年度に一般財源化され,これに伴い,地方公共団体に対しては,道路を中心に関連する社会資本整備などにも使用できる交付金が新たに創設されたところでございます。

 道路特定財源は既に一般財源化されておりますが,暫定税率が廃止され財源が大幅に削減されることになれば,道路整備への影響も懸念されるところでございます。議員御指摘の外環状線など,必要な道路の早期整備は重要であることから,その整備に支障が生じないよう,財源確保を図っていただきたいと考えております。

 つきましては,今後国の動向を注視するとともに,引き続き道路整備の必要性について,国へ直接働きかける政令指定都市のメリットを生かして,積極的に国へ提言するなど,必要な道路財源の確保に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  民主党が政権を担うことによる岡山市への影響についての項の中で,公立高校の実質無償化,私立高校生に対する補助及び大学生に対する奨学金についてのお尋ねでございます。

 公立高校の実質無償化,私立高校生に対する補助等につきましては,新たな制度ということになります。今後の法制化により,財源や具体的な内容が明らかになると思われます。国の動向というものを注視して,対応していきたいと考えております。

 以上でございます。



◎藤原文法消防局長  消防団の存続について,2点のお尋ねでございます。

 まず1点目は,灘崎地区の消防団の削減と地域の安全についてでございます。お答えを申し上げます。

 灘崎地区は平成16年の合併協議の中で,3分団で組織することとし,地域が消防力の実情を勘案して,5年後までに団員数を変えることなく,1車両の削減を実施することといたしております。

 また,組織改編後の地域の安全につきましても,変わらず消防職団員が相互に連携し,防火・防災体制を確立してまいります。

 次に,各分団への財政措置についてでございます。

 消防団は,岡山市消防団の設置等に関する条例に基づき設置いたしております。各分団は限られた交付金の中で運営をいたしておりますが,みずからのまちはみずからが守るの消防精神のもと,市民の安全・安心に献身的に貢献いたしております。今後とも,消防団の活動につきましては,全市的視野に立ち,装備・処遇等の検討を重ねてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局新市建設計画推進担当局長  合併特例区事業の今後についての項で,灘崎ふるさと祭りを南区の事業として存続できないか,ホッと灘崎ふれあい祭りはどこが引き継ぐのか,町民スポーツ大会,町民マラソン大会はどこが引き継ぐのか,市として後押ししてもらいたいがとの御質問です。一括答弁いたします。

 灘崎町合併特例区事業として,区域内の住民と協働で実施している地域振興イベント,いわゆるソフト事業につきましては,合併特例区解散後におきましては,全市域の中での地域間のバランスを図る観点から,それぞれ事業の取り扱いについて検討しております。

 地域の活性化は,まちづくりの主役であります市民の皆様方との協働が欠かせないものであり,市民協働を基本としたまちづくり活動を支援する新たな仕組みについて,現在関係局室で検討しており,その中で特例区で実施している事業の取り扱いについても調整してまいりたいと考えております。

 次に,灘崎地区にありますさまざまな施設の今後の管理運営についてのお尋ねでございます。

 合併協議において,公の施設の取り扱いにつきましては岡山市が引き継ぐという基本原則に基づきまして,合併時点において市が管理する施設と合併特例区が管理する施設とに整理されております。現在,合併特例区の解散に伴い,このうち合併特例区が管理している施設を岡山市の公の施設として管理運営するため,今議会に一部の施設を除き,設置条例の議案を提出しております。

 また,市域内の集会所やコミュニティー施設等につきましては,それぞれ地元地域において管理運営されており,合併特例区解散後における灘崎地域に所在する各施設も,他の地域同様に地元での管理運営となります。

 次に,合併特例区解散後の新市建設計画の担保についての項でございますが,合併特例区解散後におきまして,地域の声の反映や新市建設計画の見守りは,だれがどのような形で担うのかという御質問でございます。

 平成17年3月22日,灘崎と御津の特例区を設置して以来,両地域の活性化と市域全体の均衡ある発展のため,合併特例区協議会と連携を図りながら,新市建設計画に記載された事業の着実な実施に努めてまいりました。

 来年3月21日に迎える合併特例区の解散後におきましても,両地域の市民の皆さんが安心し,また合併して政令指定都市になってよかったと思っていただけますように,全庁的な推進体制であります新市建設計画等推進本部のもとで,引き続きしっかりと事業推進に取り組んでまいります。

 また,特例区協議会の解散後における新市建設計画等の事業推進の進捗状況の確認や,地域の皆さん方の声の反映の場につきましては,特例区協議会の御意見も伺いながら,適切な形で対応できるようにしてまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても,特例区解散後も新市建設計画のスムーズな進行と新市の一体感の早期醸成を図り,市民の皆さんに御安心いただけますように今後とも進めてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

     〔11番藤原哲之議員登壇,拍手〕



◆11番(藤原哲之議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 主に要望になると思いますが,まず大きな1つ目でございます。

 まだ鳩山内閣が発足したばかりで,内容が詳細に示されていないのは理解ができますが,政府の考え方,組織の見直しが大胆に進められている現状を見ますと,岡山市も安穏としてはおられないと考えております。今からその準備を考え,即対応ができるように,体制を十分に整備しておいていただきたいと思って質問をさせていただきました。

 次に,おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジについてでございますが,岡山県と今後協議をしていくと言われましたが,現在はどのような状況になっているのか,お知らせください。

 次に,合併特例区が行っている事業でございますが,どの事業も既に地域に密着している,皆さんが楽しみにしている事業でありますので,よろしくお願いをいたしたいと考えております。

 消防団についてでありますが,1車両削減されると答えられたと思いますが,1台削減するということは1部がなくなるということだろうと思います。そこの部が持っておる施設やそこにある装備等についてはどのように今後されようとしておるのか,お伺いいたします。

 灘崎地区の消防団は,昔から操法大会において優秀な成績を残している消防団であります。その練習量もまた半端ではございません。今の報酬ではとても足りておりません。少しでも上乗せを考えていただきたいと考えておりますが,もう少し現状に合ったシステムに変えられないのでしょうか,お伺いをいたします。

 大きな6つ目についてでございますが,早急に合併特例区協議会と協議をしていただき,いい方向での結論を出していただきたいと考えております。

 以上で質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎難波巧経済局長  おかやまファーマーズ・マーケットサウスヴィレッジについて,岡山県との現在の交渉状況はどうなっているのかという再質問についてお答えいたします。

 岡山県との交渉につきましては,本市が公共的施設として利用する場合には無償譲渡とし,譲渡に際しては施設の修繕,撤去を県が行うという条件が示されております。このため,地元関係者の御意見も踏まえつつ,より効率的な運営のために,必要とする施設の修繕や撤去の具体的な実施につきまして,引き続きしっかりと県のほうに求めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎藤原文法消防局長  削減した施設や装備の取り扱いと,操法訓練等における報酬の上乗せについて再質問をいただきました。御答弁を申し上げます。

 削減した車両は,使用状況により配置がえ,または廃車処分といたします。また,消防施設につきましては,地元分団との協議の中で処分方法を決定してまいります。

 次に,消防団員の報酬,費用弁償等につきましては,処遇改善を図ることは必要であると考えております。しかし,現在重点施策として消防団機庫の建てかえや消防団車両の更新,さらには高齢化対策として装備の軽量化など,消防団から要望の強い事項を優先的に推進しているところでありますので,何とぞ御理解を賜りたいと存じます。

 以上でございます。



◎高次秀明企画局新市建設計画推進担当局長  合併特例区事業の今後につきまして,市民の皆さん方が大変楽しみにしている事業ですから,しっかりお願いしたいということですけれども,皆さん方の思いもしっかりと受けとめまして,できるだけ皆さん方が楽しみを継続できますように,関係局室と知恵を絞って今後とも進めてまいりたいと考えております。

 それから,合併特例区解散後のあり方につきまして,協議会と早急に協議して結論を出していただきたいという御要望でございますが,これにつきましても早急に協議会と議論いたしまして,できるだけ皆さん方が安心していただけるような体制を残してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして竹之内議員。

     〔1番竹之内則夫議員登壇,拍手〕



◆1番(竹之内則夫議員)  皆様こんにちは。公明党岡山市議団の竹之内則夫でございます。まさかの時間帯になってしまいましたけれども,どうぞよろしくお願いをいたします。

 市長,御当選おめでとうございます。継続して市政のかじ取りをされます高谷市長のリーダーシップに,市民の皆様も私も大いに期待をいたしております。

 それでは,2期目の高谷市政のスタートに当たり,1期目に申し上げた提案の経過を点検しつつ,通告に従いまして質問に入らせていただきます。

 1,行政改革について。

 行政改革は,市長同様に私が一貫して取り組んできた課題でもあります。今回も個々の事例を入り口として,その奥にある問題点を共有し,また対策を提案することで改善を図っていきたいと思います。

 まずは,組織風土の課題についてです。

 6月議会で,全部署において行政の匿名性を打破すること,つまり責任者の見える化に取り組む旨,行革局長より答弁をいただきましたが,まるでアナウンス行政の見本のように,ホームページはぴくりとも変わりません。聞けば,各局のコンセンサスが得られていないとのことです。市民の皆様に,私が確かに承ります,私が責任者ですので遠慮なくお申しつけくださいと名前をオープンにすること,たったこれだけのことにいまだ抵抗があるのです。

 行政改革とは,それを実行される職員の皆様の意識改革です。市長は1期目,全員に向かって意識改革を叫ばれました。2期目は,その浸透度合いに応じて,徐々に個別対応へのシフトが必要になります。

 そこで,市長におかれましては,課題や指示に対するそれぞれの局,課のレスポンス状況を補足する仕組み,つまり行政組織内の見える化をしておかないと,組織を刷新していけないと思いますが,この点いかがでしょうか。具体的な取り組みは始めていらっしゃるのでしょうか。

 また,今回の事例をもとに,組織としてどういう課題を抱えているのか,どう改善されようとしているのかを行革担当局長にお尋ねいたします。

 次に,縦割りの弊害への対応です。

 先月の臨時議会で,緊急経済対策である地域活性化交付金を使って,中学校への太陽光発電パネル設置が決まりました。私は,6月議会から大きく前進したことを評価申し上げる一方で,同様に新耐震基準を満たしている小学校への導入が見送られたことを残念に思っております。

 決定に当たって,教育委員会が教育上の効果を優先したことや,発電量を全国最低の5キロワットにしたことについては,本来の事業目的からすれば,やや消極的ではなかったかと思いますが,それ以上に課題があると思うのは,経済局,環境局など予算ライン以外の局,しかし事業目的から見れば,より責任のある部署がそこにきちんとコミットしていないことです。縦割りを越え,市庁舎内の意思決定を全体最適へと着地するための仕組みについては何度も御提案申し上げてまいりましたが,連携して取り組んでいくとの答弁がいつも繰り返されました。

 一方で,審議監制による仕組みづくりもしていただいておりますが,結果から見る限り,まだまだ十分機能していないように思われます。

 さて,統括審議監を指揮する副市長や企画局長は,課題をどう認識され,どのような改善が必要だとお考えでしょうか。仕組みとしてお答えをいただきたいと思います。

 次に,行政の無駄をなくせとの声をどう受けとめるのかについてです。

 事業仕分けについては高谷市政も成果を上げておられますが,意識に上らない,今まで当たり前だった組織風土や慣例をどう刷新していくのかという視点で,事例を挙げながら提案をいたします。

 例えば,A4の文書を折らないまま定型外で郵送するのは論外ですが,頻度の多い事業者等へは郵送からネットへの切りかえなどの見直しが必要でしょう。受け手である市民は,それを敏感に感じておられます。

 お役所の日常では気づきの網から漏れてしまっている無駄に気づくためには,市民に聞くべきでしょう。市政のどんなところを無駄だと感じていますか。まずは,職員の家族の御協力をいただければ,5,000人分の声が集まります。6月に提案しました市のウエブサイトで広くお聞きする手も有効でしょう。こうした情報をもとに,市民の目線で改善をしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 ちなみに,広聴機能は安全・安心ネットワークの所管とされていますが,市政に関連する情報の収集,調査,調整,いわゆるマーケティングは秘書広報室の業務でもあります。機能として秘書広報室に集約すべきだと思いますし,答弁も秘書広報室より求めます。

 次に,市民の視点での業務改善についても申し上げます。

 十日ほど前に,ある貸し会場が他都市と比べてどんなに使い勝手が悪いかという訴えを伺いました。借りる側,使う側から見ると,ここが困る,こうさせてほしいという要望がたくさんある。しかし,窓口担当者が何とか応じてあげたいと思っても,市条例,使用規則により,それはできませんと答えるしかありません。

 ただ残念なのは,そこで終わっていることです。条例を守ることは当然ですが,これからは条例をきちんと守ったこと以上に,市民のためにどれだけ変えたかが評価される行政にならなければなりません。

 市長,お役所仕事の打破とは,こうしたアクションの積み重ねですよね。新しい評価制度には,ぜひともこうした物差しを入れていただきたいと思います。そして,先ほどの無駄をなくす手法と同様に,市民に,何に困っているのか,何を変えてほしいのかをぜひ聞いてください。また,行政の最前線の窓口で,現状お断りせざるを得なかった事項を吸い上げる仕組みも検討してください。

 今は,業務改善というのはこうやらないとできにくいと思います。また,積極的に市民にお聞きし,聞いたことを具体化する統括組織と,各課でそれを受ける担当を全庁的に任命していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 さらに,実態とのずれの見直しについて,市民相談からもう一点申し上げます。

 それは小学校のトイレです。学校のトイレ研究会の調査結果によりますと,関東や関西で小学校の女子トイレの比率は,洋式3から4に対し,和式1の学校が大半で,全国的にも洋式が半数近いとのことです。

 一方,私が視察した本市の小学校の様子を申し上げれば,女子トイレでは洋式が1つで,残りの4つは和式という構成でした。おおむね他校も同様とのことです。先生にお聞きしても,洋式に並ぶ傾向があるようです。

 教育委員会は,トイレ整備の指針で,洋式の割合をふやすことを掲げていますが,厳しい財政状況もあり,結果,全国平均をかなり下回った整備の推移となっています。子どもたちは学校で学び,暮らすわけですので,学校は社会の変化に対応していかなければなりません。そろそろ集中的に整備すべきです。

 そこで,トイレルームにもう1つ洋式をふやす整備計画を提案します。具体的には,6年かけて低学年から順次切りかえをしてはいかがでしょうか,御所見を伺います。

 また,市長部局においても,予算編成時の配慮をお願い申し上げます。

 2,安全対策について。

 先月,台風9号による豪雨災害では,佐用町,美作市で死者を含む大きな被害をこうむったところでありますが,この痛ましい教訓から避難場所について伺います。

 本市の避難場所は,主に小・中学校,公民館,コミュニティハウス等でありますが,佐用町では川を挟んだ避難場所へ向かう途中で死亡者が出ています。私の地元におきましても,そういった立地の公民館があり,いざというときに不安であるといった声を市長にも直接聞いていただいております。といいますのも,特に上道・西大寺地区においては,砂川の浸水・越水対策が進まず,先般も岡山市東区超党派議員団として,石井知事あての砂川の整備促進を求める要望書を提出したところでもあります。

 さて,お尋ねをいたしますが,本市において約400カ所の避難場所のうち,避難経路に危険がないかどうか,いま一度各地域において調査や地元への聴取が必要ではないかと考えますが,この点いかがでしょうか。

 また,避難情報のあり方についても,地域住民への理解が深まるよう,いま一度徹底を図るべきだと思いますが,いかがでしょうか。

 次に,アスベスト対策について伺います。

 アスベストによる健康被害の認定を受けた方のうち,約3割がどこで暴露したか特定できないことが環境省の全国調査で判明いたしました。

 一方,国交省の調査によれば,アスベストが使われている可能性がある民間建築物は,全国に280万棟が調査対象と推計されています。単純推計しても,本市でも1万棟を下らないのではないかと思います。

 除去のおくれはさらなる健康被害につながりかねず,本市としても手をこまねいているわけにはまいりません。まずは,実態調査に乗り出すべきであると思いますが,この点どのようにお考えでしょうか。

 次に,空き家対策です。

 総務省の調査によると,住宅の空き家率は岡山県で14.8%,しかも高齢者世帯が多いため,ますます増加傾向にあります。空き家を放置すれば,倒壊の危険もあり,また不審火で全焼するケースは全国で起きています。昨年6月に指摘をした際には,3万7,000件ある空き家に対してバンク事業を提案しましたが,今回は撤去への取り組みを提案します。

 さて,管理されない空き家の増加は地域環境の悪化を招くため,一定の条件を満たせば無料で撤去する事業を始めた自治体もあります。本市においても,そろそろ危険度に応じて対応できるよう,制度を整えるべきではないでしょうか。そこで,まずは地域に協力を求めて,全市的な空き家調査に取りかかってはいかがでしょうか。御所見をお聞かせください。

 ちなみに,バンク事業はその後どのようになっていますでしょうか。あわせてお答えください。

 この項最後は,蛍光管の回収です。

 現在,蛍光管などの水銀含有廃棄物のリサイクルについては,経産省が「廃棄物処理・リサイクルガイドライン」を示していますが,法的な義務づけは示されていません。我が国においては,蛍光管の生産は年間4億本を超え,生産量にほぼ相当する古くなった蛍光管が破棄されており,ほとんどが不燃ごみとして埋立処分されております。埋め立ては水銀流出の問題を含んでおり,深刻な土壌汚染の懸念があります。

 一方,蛍光管が割れると水銀が蒸気となって飛散するので,回収は非常に難しく,食物連鎖の過程で有機水銀に変換され,食卓に上ります。また,水銀蒸気を直接吸い込む危険もあります。当然,体内の酵素で酸化された水銀は有害です。ちなみに水銀は,以前申し上げましたように,ふえ続ける発達障害等を引き起こす脳機能障害の原因の一つとして指摘がなされているところでもあります。

 現在,本市におきましては,埋立ごみとして回収されていますが,既に回収時に破砕されてしまうことから,人体への安全性や環境保全を優先して,リサイクルを実践すべきです。既に,有害ごみとして割らずに回収を始めた自治体も数多くありますので,従来よりもコスト高になっても蛍光管のリサイクル事業に早急に取り組んでいただきたいと思います。

 また,その際には事業所から出る蛍光管や,家電量販店等が自主回収してくださっている蛍光管についてもリサイクルを推進していくよう要請し,民間分野へも成果を上げていただくようお願いをいたします。

 以上の点につきまして,どのように取り組んでいかれるのかをお答えください。

 3,高谷市長のお約束より。

 さて最後に,2期目の当選を果たされた高谷市長のお約束の中から,私が今まで提案,要望してきた項目を中心に6点伺います。

 まず,地区担当員の配置についてです。

 市長は,市民協働のまちづくりへと,地区担当員を配置することをお約束されました。私も事業化に期待を寄せているところです。地域の課題を地域住民が解決するためのサポートをしていくのが,配置される地区担当員の基本的な役割だろうと思います。

 さて,地域には,子育てや介護などの分野で,行政サービスから漏れたさまざまな課題があります。これらを,地域の皆様が交流し協力することで解決する仕組みをつくるには,気軽に集まりやすい拠点や居場所をつくることです。今,多くの小学校区にコミュニティハウスがありますが,例えばそのあり方を定義し直した上で,地域のサロンとして位置づけ,使いにくければ再整備してはいかがでしょうか。人を配置すると同時に,拠点整備が必要であることを申し上げました。

 ほかにも,事業を始めるに当たっては,安全・安心ネットワークのほかに,地域のさまざまな縦割り組織とどうかかわるのか,地域独自の事業予算を持てるのかどうかといった点も気がかりです。これらについてのお考えがあればお示しいただきたいと思います。あわせて,事業のスタート時期や地区担当員は専任なのか,兼務やボランティアなのかといった職員の身分などについては,今回方向性を示していただければと思います。

 次に,保育環境の整備についてです。

 昨年2月議会で,保育希望のかなわない子どものうち,約半数が1歳児であることを指摘させていただきました際に,岡山市の3歳未満児の保育率を38%まで上げるためには,1,900人程度の新たな受け皿が必要であり,柔軟な対応を検討したいとの答弁がありました。

 まず,この1年半の間の検討とあわせ,精力的に調査されました子育てに関するアンケートの結果を受けて,今後どのような受け皿づくりに取り組むのか,お示しをいただきたいと思います。

 さて,保育園整備を検討する際に必ず出てくるのが,将来の出生人数の減少が,ここで大きな投資をした場合のリスクになるという指摘です。将来のリスクを言いわけに,今お困りの市民に知らん顔をしてはなりませんし,今出産・子育て環境を整備することが,30年先の都市の活力となるからでもあります。リスクと責任に対応する行政の工夫と熱意が試されています。その工夫と熱意の事例を御紹介します。

 人口41万人の町田市では,国庫補助制度を活用した保育所の新設は時間がかかるため,緊急策として20年間期間限定認可保育所300人分整備の予算を本年度当初予算に計上しました。来春開所予定です。土地所有者には上限3,000万円を補助し,保育所を建設してもらい,運営は社会福祉法人に委託します。社福法人には土地建物の賃借料を上限1,100万円補助します。補助の対象を,保育所の所有者とレンタルで使う社福法人に分けたのが特徴です。将来的に少子化により児童数が減少することを見越して,20年間限定の事業としています。

 しかし,さらにふえる保育ニーズに対応するために,これに加えて既存物件の改修及び賃借による改修型認可保育所200人分整備のための費用1億500万円を6月補正予算に計上されました。こちらは本年度中に開所予定です。このスピード感もぜひ参考にしていただきたいのです。

 要は,今求められている受け皿に対してこたえる努力をすべきであります。私も,重要案件として今までも5度にわたってさまざまに提案してまいりましたので,もうどの処方せんを切るかは問いません。市長,保育所整備をお約束するということは,予算をつけるということです。具体的に,来年,再来年に間に合う事業として,多様な受け皿整備を決断し,市民にお約束いただきたいのですが,いかがでしょうか。

 次に,発達障害者支援センターの創設についてですが,政令市移行後,早い段階で進めてまいりたいと考えておりますと,初めて創設を口にしていただいて,ちょうど1年になります。今の支援は,7月の市民事業仕分けでも市民満足度が低いことが指摘されているところです。急激な増加にしっかり対応するためにも,まず創設の具体的な時期をお示しいただきたいと思います。

 さて,今春オープンしたこども総合相談所に,7月1日より児童精神科医を常勤配置していただきました。現場においてさまざまなメリットが発揮されていると伺っておりますが,一方次の課題もより鮮明になってきています。それは,発達障害や虐待等についての一貫した医療支援体制が手薄であるということです。発達障害者支援センターの創設に当たっては,この点をぜひとも考慮に入れていただきたいと思います。

 さて,目指している施設はどのような機能を想定し,またどこへ設置しようとしているのかをお示しください。

 療育など多機能の総合センターの場合,一からの投資をせず,例えば深柢小学校を活用するといった選択肢もあるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。

 4つ目は,公明党岡山市議団が継続して申し入れてきました乳幼児医療費の助成拡大についてです。

 助成については,具体的にどういう拡大をお考えなのかお示しいただきたいのですが,いかがでしょうか。また,できれば来年度から拡充していただければありがたいのですが,来年度に向けて,準備等で不都合はございますでしょうか。

 次に,昨年6月に準備を要望いたしました,小学生の農山漁村での宿泊体験事業です。

 この事業は,過疎化と高齢化が進む農山漁村に子どもたちを呼び込むことで地方を活性化するねらいがあり,経済効果も見込まれています。しかし,長期宿泊滞在を行うには,現状幾つか課題があります。学校側では,教師や児童への負担が大きく,一気に4年後の全校実施は視野に入れにくいのが現状で,従来行っている1泊2日の体験学習を2泊3日へ広げるあたりが現実的だとの声が聞こえます。

 一方,農山漁村でも1学年を民宿で受け入れるのは難易度が高く,さらに年間複数回の実施となると,めどがつかない状況です。また,農家にとっても,民宿なしの農業体験のみの受け入れは,負担はふえても活性化や経済効果は乏しいものとなります。

 宿泊施設の整備,体験型のコンテンツ,もてなしや運営のノウハウなど,学校教育の受け入れだけでなく,観光資源にもなるような総合的な事業計画にしなければ,受け入れる地域のメリットも出てきにくいし,話に乗っていただけないのではないでしょうか。学校側も,自前の研修宿泊施設利用との兼ね合いもあります。両局が緊密に連携を取り合いながら,よりスケールの大きな,あるいは多様な学習ができるよう,まず市内で1カ所の整備に向けて,絵姿をしっかりと描いていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 最後に,操車場跡地を日常は市民の憩いの場,災害時は防災拠点となる総合公園として整備する旨,お約束されておりますが,恐らくこれからの議論なのだろうと思いますし,この後にも通告が幾つかあるようですので,次の1点だけ検討していただくようお願いいたしておきます。

 御存じのように,岡山後楽園といえば,当時の岡山藩主池田綱政が津田永忠に造園を命じ,当時の大庭園で初めて芝生が使用された日本3大名園であります。どうか,庭園都市岡山の拠点になる総合公園にも,初代政令市長のもと,ぜひとも芝生化を検討してくださいますようお願い申し上げまして,第1回目の質問とさせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,午後1時10分まで休憩いたします。

      午後0時12分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時12分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,竹之内議員の御質問にお答えいたします。

 まず,行財政改革についてでございますが,行政は民間と違って競争相手がいませんので,市民第一主義の姿勢で行政サービスを提供するという意識が希薄であったり,市民の要望,意見に対しての反応も鈍くなったりしがちでございます。しかし,公務員は全体の奉仕者として,全力を挙げて職務に当たるというのが基本であり,こうした悪い傾向は徹底的になくするよう努力しなければなりません。また,肥大化している官の領域をコンパクトにし,市民協働の市政を拡大していくためにも,市民本位の職員となり,市民の信頼を得ながら,一緒になって頑張るということが重要でございます。

 このためには,市民第一主義の姿勢で仕事をすることが,市職員としての喜びとなるような意識改革を進める必要があり,そのための研修も実施しているところでございます。また,市民ニーズを的確にとらえ,市民が納得できる仕事をしている職員を評価できる新しい人事評価制度を,本年度から課長級以上を対象に取り入れることとしております。さらに,来年度からは全職員を対象にすることとしております。

 加えて,各区役所や各課が受ける市民要望や意見などの情報についても全庁で共有し,効果的な改善に役立てる体制をつくることも重要なことであると考えております。

 次に,子育て支援につきましては,行政の行うべき重要な施策であると認識しております。

 そうした中で,乳幼児医療費助成の対象年齢引き上げにつきましては,大変厳しい財政状況ではありますが,引き続き一層の行財政改革を進めながら,これによって生み出した財源により,さらなる拡充を図ってまいりたいと考えております。

 その他につきましては各担当からお答えいたします。



◎繁定昭男総務局長  安全対策についての項で,避難の際に川を渡ることになるところ,あるいは冠水等のおそれがあるところなど,各地域において調査や地元への聴取が必要ではないか,また避難情報のあり方についても地域住民への理解が深まるよう,いま一度徹底を図るべきと思うが,いかがかとのお尋ねでございます。

 現在,自主防災会等を中心として,地域防災マップ作成支援に取り組むとともに,各地域への出前講座や防災まちづくり学校等を通じて,避難所や避難経路についても情報提供をしているところです。また,今後避難所について要望のある地域には出向いて,地域の皆様の御意見もお聞きしながら,行政の提供できる防災情報とあわせて情報の共有を図り,安全な避難所の確保に努めてまいりたいと考えております。

 また,洪水につきましては,重大な被害が生じるおそれがある河川については,国や県から洪水予報や水防警報が発令されるとともに水防団待機水位,はんらん注意水位,避難判断水位,はんらん危険水位等の情報が順次発表され,これらの情報をもとに,避難勧告や避難指示を市水道本部や災害対策本部から発令することになります。これらの情報について,市の広報紙,ホームページ等,さまざまな機会を通して避難情報の周知を徹底してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  行政改革についての項で,市の意思決定を全体最適へと着地するための仕組みについて,課題をどう認識され,どのような改善が必要だと考えているか,仕組みとして答えをとの御質問でございます。

 現在の行政ニーズは多様化,複雑化し,1つの局だけで解決できることは少なくなってきております。議員御指摘のように縦割りを越えた仕組みが必要であるというふうに考えておるところでございます。そうしたことから,本年度には全庁的な調整機能を強化し,新規・重点政策等を確実に遂行するため,企画局に企画調整担当審議監を各局の統括審議監・各室長・各区役所区長代理の兼務で配置するとともに,教育委員会事務局統括審議監を加えたメンバーで審議監会議を開催しておるところでございます。

 この会議では,各局の都市経営のあり方や,政令指定都市移行後の課題等の全庁で共有すべき事項や,各局間の調整等に縦割りを越えて取り組んでいるところでございます。

 市民ニーズに的確に対応するためには,各職員が全庁的な意識を持ち,市民目線で仕事を行うことが必要であり,企画調整担当審議監会議も活用しながら,そうした意識を共有し,各局間の意思疎通をスムーズに行うことにより,局をまたがる課題の解決に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 次に,高谷市長のお約束よりの項で,操車場跡地を政令市岡山の庭園都市の拠点となる総合公園として整備するに当たっては,ぜひ芝生化を検討していただきたいとの御質問でございます。

 操車場跡地の活用のうち,総合公園のあり方につきましては,多くの市民の方々が憩い,交流できる場として,また庭園都市のシンボルとなるようなものを考えてまいりたいと思っております。今後,活用方針をつくっていく中で,議員御提案の点につきましても検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎田淵薫秘書広報担当局長 行政改革についての項で,日常の無駄に気づきにくい体質について,そして無駄をなくす手法と同様に,市民が何に困っているのか,何を変えてほしいのかを聞いてほしい,また行政の最前線の窓口で現状お断りせざるを得なかった事項を吸い上げる仕組みも検討してほしいとの御質問にお答えいたします。

 議員御指摘のとおり,さまざまな市民の声をお聞きする中で,市民の目線に立ち,業務の無駄を改善していくことは重要であります。その手法として,市職員の家族などを活用してはとの提案や,今後の広聴機能の所管等につきましては,関係部局と検討してまいりたいと考えております。

 いずれにいたしましても,行政を行う上で必要なことは,市民を主体に市民の目線で物事を考えていくことであり,今後ともいろいろな御意見を参考に,市民が困っていることは何かを把握し,改善すべきものは改善してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  高谷市長のお約束よりの項の中で,保育環境の整備について,この1年半の保育需要に対する検討,子育てに関するアンケート調査の結果を受けての今後の取り組みは,また具体的に多様な受け皿整備の約束ができないかとのお尋ねに一括してお答えいたします。

 岡山市全体としては平成14年9月以降,待機児童ゼロを継続しておりますが,需要の高い地域ではあき待ちの状態の方も多数おられるところから,補助制度の活用などによる私立保育園の施設整備を促してきているところです。

 子育てに関するアンケート調査では,回答のあった就学前児童がいる御家庭では,46%の割合の方が,今後利用したい保育関連サービスとして第1位に保育園と回答しておられ,こうした結果も踏まえて,子育てアクションプランで数値目標を定めていくこととします。

 なお,平成20年度,平成21年度で,私立保育園の定員は,新園,分園の創設により90人の増加となっております。

 また,保育関連サービスの多様な受け皿づくりという御提案につきましては,まずは量的拡充ということで,定員増に努めてまいりたいと考えております。

 次に,発達障害者支援センターの創設について,創設の具体的な時期は,またどのような機能を持つ施設を目指しているのか,どこへ設置しようとしているのかとのお尋ねに一括してお答えいたします。

 発達障害者支援センターにつきましては,乳幼児期から成人期まで,生涯を通して発達障害者支援の中核を担う拠点として,必要な機能や役割,保健福祉,教育,医療等の関係機関との連携,利用者にとっての利便性等,さまざまな角度から総合的に検討を始めたところであり,他都市の状況も参考にしながら,できるだけ早い時期の創設を目指してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  行政改革についての項の中で,市民本位が優先されにくい組織風土の中,今回の事例をもとに組織としてどういう課題を抱えているのか,どう改善しようとしているのか,それから市民の求める業務改善の中で,積極的に市民にお聞きし,聞きたいことを具体化する統括組織と,各課でそれを受ける担当を任命していただきたいとの御質問にお答えいたします。

 現在,広聴機能としましては,各区役所の総務・地域振興課に相談,広聴等に関することを分掌させ,安全・安心ネットワーク推進室に広聴に関する総合調整及び分析に関することを設定しております。

 また,市民の声を受けて業務改善等を行うのは,その業務を所掌し,処遇権限を持つ各所管課において行います。

 しかしながら,今回の事例のように,市民本位で業務に当たるという考え方が十分浸透できていないという組織機能上の課題がありますので,今後今まで以上に市民第一主義に立脚した積極的な情報提供と,市民の意見にしっかりと耳を傾ける姿勢を持って,市民意見を精査し,各局室が主体的に行政サービスの改善につなげていく取り組みができるようにする必要があります。

 そのためには,職員研修を通じた意識改革,それから市民第一主義の職員が正しく評価される新たな人事評価制度,審議監特命の検討状況や結果を庁内LANに掲載する見える化,それから市民要望・意見への全庁対応状況の見える化の推進など,関係局区と密接な連携を図って,市全体として強力に進めていきたいと考えております。

 また,本年5月に業務改善運動の一環として行いました,若手職員によるチャレンジ・ザ・岡山市役所グループは,目指すべき職員像を実現するための3つのチャレンジとしまして,市民の立場で考えられる市職員になりますという方向を打ち出しております。こうした若手職員の姿勢と実践を伸ばし,その輪を広げることによって,市民が納得できる市民本位の組織風土をつくっていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  安全対策についての項,蛍光管の回収についてお尋ねをいただいております。

 コスト高になってもリサイクル事業に早急に取り組んではどうか,また事業所から出る蛍光管,家電量販店等が自主回収している蛍光管についても,リサイクルを推進していくよう要請し,民間分野へも成果を上げていただくように取り組んではどうかとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 一般家庭が排出する使用済みの蛍光管については,本市を含め多くの自治体が不燃ごみとしてステーション回収を行っていますが,自治体によっては,資源化物として家電量販店を活用した拠点回収やステーション回収を行い,リサイクルをしております。

 議員御指摘のリサイクルガイドラインにおいてもリサイクルを推進していることから,現在家庭から排出される蛍光管のリサイクルに向け,安全で効率的な回収方法や処理方法の検討を行っているところでございます。

 また,事業所から出る蛍光管や家電量販店が自主回収している蛍光管については,既にリサイクルに取り組んでおられる事業者もございますが,さらに資源化に取り組んでいただけるよう,収集事業者や家電量販店に要請し,成果を上げてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  高谷市長のお約束よりの項で,農山漁村での宿泊体験事業について,まず市内1カ所での整備に向けて絵姿を描いてほしいと思うがどうかというお尋ねでございます。

 過疎化,高齢化が進む農山漁村地域の活性化は大変重要な課題であると考えております。御質問の,子ども農山漁村交流プロジェクトによる小学生の農業体験等の受け入れ地域整備につきましては,少年自然の家などの宿泊施設に近い地域において聞き取り調査を行いましたが,体験プログラムの開発や宿泊場所の確保など,実施までのハードルが高いことや,農業者への周知が十分でないことなどから,現時点ではまだ市内に具体的な受け皿は見つかっておりません。

 今後,施設整備等の国の補助制度や先進事例も踏まえまして,農協,農業委員会等の関係者に広く本事業を周知するとともに,教育委員会等の関係部局とも連携しながら,受け皿となる地域の理解をいただきまして,受け入れ態勢の整備ができるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  安全対策についての項の中,アスベスト対策で,除去のおくれはさらなる健康被害につながりかねず,まずは実態調査をすべきと考えるが,どのような考えかとのお尋ねでございます。

 本市では,既に民間の大規模建築物や不特定多数の者が利用する建築物の吹きつけアスベストの有無について全市的にアンケート調査を行い,アスベストの含有が判明した建築物には,除去や飛散防止等の状況に応じた対策を指導してきたところでございます。

 引き続き,さらなる健康被害の拡大防止のため,小規模の民間建築物にもアスベスト調査対象を広げることとしておりますが,議員御指摘のとおり,岡山市内においても対象建築物は相当数に上ることが予想されます。このことから,まずアスベストが使用されているおそれのある建築物の把握のため,データ作成の準備として市の建築確認台帳の整理などを行い,国とも連携をとりながら進めてまいりたいと考えております。

 アスベスト対策は健康被害につながる重大な課題と認識しており,実態調査へ向けた取り組みと並行して市民への啓発活動に努めてまいります。

 次に,空き家対策の中で,空き家バンク事業はどのようになっているかとのお尋ねでございます。

 空き家バンク事業は,民間の空き家情報を集め,市のホームページや広報紙等で市内外の方々に情報提供をする事業であり,子育て世帯やひとり住まいの高齢者の方など,さまざまな理由から住居探しが困難であると思われる方々の入居支援や空き家状況の解消にも有効な施策と考え,本市におきましては本年度末を目途に,岡山県や社団法人岡山県宅地建物取引業協会などと連携して立ち上げる予定としております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  行政改革についての項の中で,小学校のトイレルームに洋式便器をもう1つ,6年間かけて順次設置をしてはどうかとのお尋ねでございます。

 身体に障害のある児童や生徒,そしてまた高齢の方の来校者等が,みずからあるいは介助者の方の手助けで安全に施設を利用できることを目的といたしまして,既存学校・園施設のバリアフリー化方針というものを定めております。必要性,緊急性の高い学校から,1トイレルーム当たり少なくとも1個の洋式便器化を今現在進めております。バリアフリー化に引き続き,家庭環境の変化に対応していくために,さらなる洋式便器化を順次進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  安全対策についての項の中で,空き家対策について,まずは地域の協力を求めて全市的な空き家調査に取りかかってはどうかとのお尋ねでございます。

 市民生活の安全・安心の確保の観点から,空き家対策の課題は認識をいたしております。御提案の地域の方々の御協力をいただく全市的な空き家調査につきましては,各地域での実情もさまざまであること,また所有者の権利との関係,作業量の膨大さなど,課題も多いと思われますが,他都市の成功事例や実現可能な手法の有無,さらには市内部の役割分担など,御提案の趣旨も含め多角的に研究をしてまいりたいと考えております。

 次に,高谷市長のお約束よりの項の中で,地区担当員の配置について,基本的考え方,また拠点,予算,地域のさまざまな組織とのかかわり,地区担当員の立場,身分,また事業内容やスタート時期についての一連のお尋ねにお答えいたします。

 市民協働のまちづくりのためには,地域活動をサポートし,地域と行政をつなぐパイプ役の存在は大きいと思っております。地域のニーズを速やかに把握いたしますとともに,市の情報を的確に提供していく役割として地区担当制は有効であると考えております。

 職員が積極的に地域にかかわることにつきましては,現在でも町内会,PTA,消防団,清掃ボランティア活動など,さまざまな地域活動に職員が参加し,行政との一定のパイプ役を担っているケースは多々見受けられますが,これを職務として全市的に位置づけるためには,効率的でなおかつより高い効果が見込める人員配置のあり方や,職員の身分上の取り扱いなどを検討する必要があると考えております。

 また,それぞれの地域の安全・安心ネットワークなどの地域活動が充実したものになるためには,御指摘のような元気な高齢者の方々の子育て支援,介護予防運動,単身高齢者の方々の居場所づくりなど,市の既存の施策との有機的な連携であるとか役割分担の検討,さらには活動拠点につきましても,コミュニティハウス,公民館,ふれあいセンターなど,既存の施設の有効活用を検討しなければならないと考えております。それに伴いまして,各種団体への補助制度などの効率性についても課題となってくるものと考えております。

 いずれにいたしましても,地区担当員の配置など一連のお尋ねの事業の時期,内容につきましては,現時点で詳細をお示しできる段階には至っておりませんが,既存事業との連携,また既存の体制,施設の有効活用,さらには職員の市民協働の意識高揚など,全市的な視点から検討していかなければならないものと考えております。

 以上でございます。

     〔1番竹之内則夫議員登壇〕



◆1番(竹之内則夫議員)  御答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。

 まず,行政改革の項ですが,お聞きしてみて,組織風土では,結局行政はサービス業である,このことがまだまだ根づいてないんだなというふうに思います。これが浸透するのに特効薬があるわけではございませんので,これをやると言ったら一つ一つ徹底してやり抜くことが大事になります。市長も徹底してやるんだというふうにおっしゃっていただいたわけでありますけれども,本当にやってもやらなくても一緒で済んじゃうと何をやってもアウトでございますので,そういった意味では一つ一つを隅々までしっかり詰めていく,そういうトップの厳しさと執念が組織を変えるんだというふうに私は思っております。市長,また幹部の皆様によろしくお願いをしたいと思います。

 それから,意思決定する仕組みでは,御答弁を一応いただきましたが,複数局にまたがる課題に対して,今までのように局長が集まろうが審議監が集まろうが,そのものは大差がないと私は思うんですね。そのうちのだれかを今のその課題の責任者にして初めて効率が出たり,あるいは出るべき成果が出るんじゃないかというふうに思います。ですから,課題ごとに,例えば審議監であれば責任者を明確にする,その仕事を副市長がなさるべきではないかと思います。会議そのものが責任者になるというやり方ではうまくいかないのではないかというふうに改めて申し上げます。

 また,示された責任者である審議監は,副市長に成りかわって局長を指揮する権限を持つわけですから,その分動きやすいように職員にも周知をしっかりしていただきたいというふうに思います。そういった意味でこの仕事は副市長の仕事だと私は思いますので,制度上の修正等,もしやるとなれば必要ではないのかどうか,御答弁をお願いしたいと思います。

 それから,無駄についてですが,市の広聴機能が大いに戦略的に機能することを期待しています。外から声を聞くことでカルチャーショックが起きるわけですので,まだ市の中では黒船が必要な領域もあるんだというふうに思います。無駄も省ける,職員も近代化する,市民も喜ぶ,要はそういうことがねらいですので,よろしくお願い申し上げます。

 それから,市民の求める業務改善ですけれども,改善すべきものは改善するという御答弁がございました。要は,その改善すべきものは改善するその仕組みを求めた質問だったわけであります。ですから,市民視点の姿勢を保つという御答弁だったわけですが,無駄な場合もそうなんですけど,外から上がってきた情報が組織の中にすうっと入って消えてなくなってしまう,こういうことはよくあるわけであります。ですから,その仕組みとしてコントロールするタワー,あるいは担当を決めていただいて,言ったものがちゃんと返ってくるようにする,よいことはちゃんと実施ができるようにする,そこには責任者がいて組織があって,そうすると機能もするし,活性化もするし,成果も出るというふうに思います。

 それともう一つ,組織の中だけではなくて,御意見をくださった方,あるいは市民に向けてしっかりとフィードバックをしていく,返事をしていく,変えたことを伝えていく,こういったことをすると市民と行政の信頼関係がぐっとよくなります。早く形にしていただくよう,もう要望にしますが,組織についても御検討ください。

 それから,小学校のトイレでございますが,必要なことと望ましいこと,岡山市の優先順位は間違ってないというふうに私は思います。だから,バリアフリーが先で,洋式は後回しになっているわけです。

 しかし,実は新しい学校には2つの洋式をつくってらっしゃるわけで,いろいろおっしゃられるけれども,2つ目までは要るよなというのが実は岡山市の本心なんだろうと私は思っています。だけど,結局予算がとれない。だから,私は今回こうやって申し上げているわけでございまして,5つのうち2つを期限を切ってやるというのと順次やるというのは,似てるようで実は天地の違いがあるわけでございます。ですから,そういった意味では,時々よその自治体も見て,差がついていたらちょっと頑張らないといけない場合もあるんではないかというふうに思っております。期待を申し上げておきます。

 それから,安全対策の項ですが,避難場所,それからアスベスト対策,対応をよろしくお願い申し上げます。

 空き家対策につきましては,バンク事業は前向きに進めていただきましてありがとうございます。それから,調査を検討するということでいろいろ課題があるようでございますが,密集地をやるとか,いずれかの区でやってみるとか,いろいろやり方もあると思いますので,前向きにこれはお願いしたいというふうに思います。

 それから,蛍光管の回収でございますけれども,取り組みを開始されるという御答弁だったんだと思います。ありがとうございます。ただ,具体的にいつから取り組みをされるのか,少しわかりにくかったので,もしはっきりしてれば事業年度をお示しいただければと思います。

 それから,民間へは法的な義務づけがおっしゃるとおりないので,どうしても協力要請にとまってしまうんですね。ただ,このリサイクルというのは単に資源を大事にということではなくて安全性の話でありますので,ぜひとも国へも義務づけの要望をしていただきたいと思います。これはもう一度御答弁をお願いします。

 それから,高谷市長のお約束の項ですが,地区担当員につきましては,今もいろいろなことを職員がしてくださってるという部分があると,ただ今のままでは十分ではないから,コーディネーターとしてきちんと派遣をしようというのが考え方だと思っています。今お聞きすると,まだこれから取り組みを検討するということなのだと思うんですけれども,高谷市政の2期目が終わるころに始まるということじゃなくて,すぐ緒につけて,2期目,4年間が終わるころにはもう自立した区ができてくる,こういうようなスピードで取り組みをしていただきたいというふうに思いますので,これは決意で結構ですから,いま一度お聞かせください。

 それから,保育環境の整備でございますけれども,今回のアンケートでも,現在家庭等でお子さんを見ていらっしゃる保護者が,保育所を利用したい理由として,働く予定がある,仕事を探している,探したいを合わせると実は54.3%,半数を超えるんですね。本当に潜在需要が大きいわけです。また,現在保育園や幼稚園に預けていない理由として,通えるところにない,あきがないを合わせるとやはり2割を超えます。曜日・時間が合わないを足すと約3割になります。こんな状況でも岡山市は待機児がゼロというふうに実は言ってるわけですね。

 市長,これらの声は遠い未来の希望ではなくて,今目の前にある,そして今までもかなわなかった,かなわないままにされてきた市民の声であります。そういった意味では,できるだけ民間に機会を提供すべきであります。要望しているということではありますが,民間で名乗りを上げないのであれば,岡山市がみずから事業を行ってでも対処するという決意を持って民間にも要望していかなければ,これはなかなか実現しないのではないかと心配をしております。再答弁をいただけたらと思います。

 それから,発達障害者支援センターにつきましては,できるだけ早い時期にということで,時期は明示がなかったわけですが,創設をせいのでやらなくても,今の保健福祉会館の中に,センターにこれから必要な機能を一つ一つ,あるいは専門家を一人一人順次配置していって,今のニーズも少しずつこなしながら,対応しながら,創設のときにはフルキャストになるような段階を踏むという手もあると思いますので,御検討いただきたいと思います。

 それから,乳幼児医療費につきましては,時期の明示がやはりなかったので,来年度当初は難しいのかなという気がしましたが,例えば11月議会では中身をお示しいただけるのかどうか,もしお示しいただけるということであれば,再度お答えいただいたらと思います。

 それから,農山漁村の宿泊体験ですが,少年自然の家に近いところという話がさきに出たんですけども,そうではなくって,まず全市的に見て,てこ入れが必要なところ,エリアをまず考慮して進めていくべきではないかと思いますので,そういった目で御検討ください。

 操車場跡地につきましては,ぜひとも芝生化の検討をいただきたいとお願いしまして再質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎村手聡副市長  市の全体的な政策を意思決定する仕組みに関して,責任者をきちんと示して調整をさせるべきではないだろうかという御質問でございます。

 今年度当初から企画調整担当審議監会議というものをつくりまして,関係する各局とまた企画,このパイプ役の役割を担う会議を創設したところでございます。創設から半年たってということでございますが,まだまだ御指摘のように課題は多いと思います。しっかりと各局における企画,また実施機関との調整,それを各局間でもしっかりしていく,そのための会議でございます。その会議において,きちんと責任者を決めて,この問題についてはだれだれと,しっかり責任者を決めて調整に当たっていく,こうしたことで会議を進めておるわけでございますが,しっかりとそういったことを徹底させていただいて進めていきたいと考えてございます。

 それから,発達障害者支援センターの関係で,時期的な明示ということでございますが,今センター開設に向けて着実に歩を進めていこうということで検討を行っておるところでございますが,発達障害児対策というのは確かに非常に喫緊の課題ということでございます。センター開設という旗を上げるかどうかにかかわらず,しっかりとその相談等の機能は果たしてまいりたいと考えてございます。

 また,乳幼児医療費の拡充ということでございますが,これのさらなる拡充については財源等の問題も絡むわけでございます。今,国全体の予算制度も大きく枠組みを変えようというときでございます。そうした状況もしっかりと見きわめながら考えていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  保育環境の整備について再質問をいただきました。

 受け皿づくりについて,民間で名乗りを上げないなら市でもつくってはというふうなことでございますが,受け皿づくりが進まないということで,特に施設整備には土地の確保であるとか多額の自己資金も必要ということで,安定的に保育園を経営していくという意味では長期的な視点で考える必要があると考えております。具体的に定員拡大につきましては,今回のアクションプランのニーズ調査に基づき設定していこうとは思いますけれども,いずれにしましても,入所の円滑化であるとか,実情に応じた定員の見直しであるとか,また先ほども申しましたが,民間の新園,分園の創設等でお願いしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  蛍光管の回収について2点の再質問をいただいております。

 まず,いつからリサイクルするのかでございますが,現在政令指定都市,中核市等の状況を調査しているところであり,来年度早い時期での実施を目指してまいりたいと考えております。

 それからもう一点,事業者から排出される蛍光管について,リサイクルを国に要望してはどうかとの御質問でございます。

 事業者が排出する蛍光管については,これまでも国に対し,全国都市清掃会議を通じて,拡大生産者責任の考え方に基づき,製造販売事業者による適正処理システムが構築できるよう,事業者指導の強化をお願いしてきたところですが,さらにリサイクルの義務づけについても要望してまいりたいと考えております。

 以上です。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  2点の再質問をいただきました。

 空き家調査について前向きにということでの再質がございましたが,これは先ほどもお答えを申し上げましたように,庁内関係部署での議論を深めまして,全国的な事例等も参考にしながら可能性を探っていきたいというふうに思っております。

 それから,地区担当員につきまして,内容もさることながら,時期のことも十分意識をして検討すべきではとの再度のお尋ねでございましたが,先ほどもお答えを申し上げましたように,検討すべき事項がかなり幅が広いものというふうに思っております。そういった中で,御指摘のスピード感も意識の中に置きまして,全市的な視野での検討をしていかなければならないと考えております。

 以上でございます。

     〔1番竹之内則夫議員登壇〕



◆1番(竹之内則夫議員)  御答弁ありがとうございました。

 1点だけ,保育環境の件で言わせていただきます。

 待機児ゼロですが,保留児はたしか約700人今年度もいらっしゃるはずでございまして,それを本当にどうするか,呼び方も本当に保留児でいいのかっていう思いもするんですけれども,そういう意味では民間にということではなくて,あくまでも何らかの整備をするという意志を持って折衝に当たっていただきたいことを改めて要望を申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして松田議員。

     〔15番松田安義議員登壇,拍手〕



◆15番(松田安義議員)  皆さんこんにちは。公明党岡山市議団の松田安義でございます。どうぞよろしくお願いいたします。公明党が2人続きますけれども,御容赦いただきたいと思います。

 まず,高谷市長,2期目の御当選大変おめでとうございます。政令指定都市岡山のかじ取りをしっかりとお願いしたいと思います。私たち公明党岡山市議団も,市長にしっかりと協力し,市民の皆様のためにという原点を外すことなく,ともに頑張っていく決意でございますので,どうかよろしくお願いいたします。

 まず,最初の質問でございますけれども,岡山市への企業誘致についてでございます。

 政令指定都市になった岡山市は,位置的には東西南北ともに交通の結節点であり,新幹線も通り,空港も都心から近く,人の移動と物の流通には申し分のない場所にございます。この利点をどうPRし,生かしていくか,これが問題でございます。

 今後は,多くの企業の本社や支店などを誘致していかなければいけません。今までは,岡山県と言えば倉敷市の美観地区が最初に頭に浮かぶといったぐあいでございましたけれども,現在ではもう倉敷市はチボリ公園もなくなりました。政令市となった岡山市を大いにPRしていかなければなりません。

 そうした中で,高谷市長が描いている今後4年間の岡山市のPR方法や企業誘致についての今後の戦略,これらを具体的にお聞かせください。企業誘致に関しては,企業側から見て,何か岡山市へ来る特別な魅力のあるメニューなどが用意をされているのか,そこら辺でもしあればお聞かせいただきたいと思います。

 2つ目の質問です。建設業と地域の元気回復事業について。

 地域の建設業は,地域経済や雇用のそれぞれ約1割を担う基幹産業であるものの,現在では建設投資の減少,価格競争の激化,景気の悪化など,地域の建設業を取り巻く経営環境はかつてない厳しい状況になっているとともに,地域経済も厳しい状況となっています。

 こうした状況の中,建設業の保有する人材,機材,ノウハウ等を活用し,農業,林業,福祉,環境,観光等の異業種との連携により,地域づくりの担い手である建設業の活力の再生,雇用の維持・拡大や地域の活性化を図ることが求められています。

 このため,国土交通省は地域における問題意識を共有した上で,建設業団体や地方公共団体などの地域関係者が協議会を構成し,地域の合意形成等を促進しながら,異業種との連携等による地域活性化に資する事業の立ち上げを支援する,建設業と地域の元気回復助成事業をスタートさせました。平成20年度第2次補正予算において,全体で35億円がございます。

 この助成事業は,建設業の活力再生と地域活性化が目的で,地域の建設業団体が保有する人材,機材,ノウハウ等を活用し,地方公共団体や農業,林業,観光,環境,福祉等の異業種団体との連携により協議会を設立して,建設業の活力の再生と地域の活性化を図ろうとする場合に,連携事業の検討や試行的実施に必要な経費を助成するものです。1協議会当たり2,500万円という金額でございます。既に第1次募集として,平成21年3月26日から5月25日までの間公募を行い,所定の審査を経て,今般104件の助成対象事業が選定されました。

 建設業と地域の元気回復助成事業の初の対象に,少し御紹介をさせていただきますと,まず観光分野として,新潟県建設業協会や魚沼市などの協議会が,魚沼市から尾瀬へ向かう観光ルートの整備や名物料理の開発事業をやったと。林業の分野として,岐阜県郡上建設協会と森林組合などの協議会が,森林保全を含めた木材産業活性化事業をした。これらが選定をされました。選定に際しての審査の観点は,事業に取り組む背景や必要性,計画の妥当性,地域の建設産業の活性化への寄与度などでございます。

 9月には第2次募集があります。募集期間は9月1日から30日までとなっております。岡山市においては,地域経済の活性化に向け,同事業へ積極的な応募を検討していただきたいと思いますが,現在どのような検討がなされているのかをお示しください。

 連携事業の具体例として紹介させていただきますと,まず林業と建設業との連携,岐阜県飛騨地方の取り組み,ひだ林業・建設業森づくり協議会の設立。2つ目に,群馬県の建設企業の取り組みとして,間伐材を活用したヒートアイランド対策として保水性平板の開発。建設業と観光分野との連携として,富山県の建設企業の取り組みで,地域交流の一環として観光農園・体験型農場事業を展開。東京都の建設企業の取り組みとして,地元資源を生かした名物サービス業の営業展開。農業と建設業との連携事例としては,北海道の建設企業の取り組みとして,連作も寒冷も何のその,得意の土壌改良技術で夢のニンニクをつくる。山梨県の建設企業の取り組みとして,遊休農地を活用した農業事業参入。観光農園と直売による参入を促進。これらがございます。

 3つ目の質問に行きます。改正農地法の成立について。

 さきの通常国会で農地法等改正法が成立,公布され,年内に施行されることになりました。言うまでもなく,食料の多くを輸入に頼る日本は,国内の農業生産を高め,食料の安定供給に努めなければなりません。

 今回の改正は,そのために農地の確保と有効利用を図ることを目的として行われたもので,農地の転用や貸し借りを初め,農業生産法人制度,遊休農地対策,税制など幅広い見直しが行われました。

 これにより,農家のほか,都市住民や関連事業者などが一緒に会社などをつくって農地を借り,農業に参入できることになります。農地の受け手が一気に多様化する可能性があることから,農水省では,従来型の集落営農や市民農園にとらわれることなく多彩な農地の利用組織の展開が考えられると,農村内部の活性化につながる点に期待を寄せています。

 一方で,国会審議の過程でも議論されたように,顔の知らない人たちが農村を訪れ,農業をするようになるということもあるため,地域においては円滑な受け入れや地域農業との調和の体制を整えておく必要があります。また,改正法の施行とともに農業委員会が担う許認可などの事務,これらは質,量ともに莫大に増大をします。

 岡山市も,市町村合併などを経て,体制の弱体化が見受けられる状況にありますけれども,農業委員会の体制強化が不可欠となると思います。

 全国農業会議所でも,都道府県,市町村段階でも改正法の趣旨,内容と農業委員会の体制強化,予算措置の確保などについて,知事,市町村長,市町村議会議長などへの働きかけに努めるとしており,新制度の円滑運用に向けて地域が一体となっての取り組みが期待されるところでございます。

 農水省では,各都道府県の農地担当者説明会を8月上旬まで開催しており,担当者への説明会が終了後,一般の方に向けた説明会を実施する予定となっております。

 岡山市での新制度の円滑な運用に向けての取り組みはどのようになっておりますでしょうか,お示しください。

 以上で1回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,松田議員の企業誘致についての御質問にお答えいたします。

 議員がおっしゃるとおり,岡山市は中四国の交通の結節点であり,健康,医療,福祉,環境,教育など,都市機能の集積や自然と共生する快適な生活が楽しめるといった強みに加え,政令指定都市岡山として,その拠点性や発展性にますます注目が集まっているところでございます。

 このような本市の魅力をホームページやパンフレットによって広くPRしているところでございますが,企業誘致を進めるためには,産業や企業の動向等に関する情報を,より早く正確に収集することが大切であると認識しております。

 その一つとして,昨年から岡山市にゆかりのある経済界で活躍されている方々に,東京において岡山市経済産業懇談会を開催しておりますが,今後は私が関係企業などに直接出向きPRをするとともに,情報を収集するなど,企業誘致をより一層推進していこうと考えております。

 また,企業立地を進めるために,初期投資額に応じた奨励金の交付のほか,誘致に関する窓口の一元化により,企業の進出意欲を高めてまいりたいと考えております。都市ビジョンに沿って,市民の皆様が安心して生き生きと暮らせるよう,また企業にとっても魅力を感じられるような活力あるまちづくりを進め,より多くの企業を誘致できるよう努力していきたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎難波巧経済局長  建設業と地域の元気回復事業について,地域経済の活性化に向け,同事業へ積極的な応募を検討していただきたいと思うが,現在どのような検討がなされているのかというお尋ねでございます。

 本市におきましては,新規就農者のための相談窓口となる就農サポートセンターを本年1月に設置しており,その活動の中で,建設業など異業種からの就農希望者に対しましても情報提供や各種施策の紹介等を行っているところでございます。

 議員お尋ねの事業等を活用し,今後建設業者が農業への参入を希望する場合にも,必要な情報を提供し,耕作放棄地の解消や地域農業の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  建設業と地域の元気回復事業について,地域経済の活性化に向け,同事業へ積極的な応募を検討していただきたいと思うが,現在どのような検討がなされているかとのお尋ねでございます。

 議員御案内の建設業と地域の元気回復事業につきましては,岡山県より岡山県建設業協会に情報が提供され,建設業界の方々は周知していると伺っております。国土交通省の事業募集要領によりますと,助成金の交付を受けるためには,建設産業団体,地方公共団体や建設業以外の団体で構成する協議会を設置し,協議会が応募することになっております。

 本事業により地域が活性化されることになれば,本市にとっても非常に有効であると考えており,今後建設業者から協議会設立等に関する問い合わせや相談があった場合には,行政として可能な限り前向きに検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎黒田栄三郎第四農業委員会会長  改正農地法が年内に施行されるが,新制度の円滑な施行に向けての取り組みはどのようになっているのかとのお尋ねにお答えいたします。

 議員御指摘のとおり,今回の農地法改正では,農地転用規制の厳格化や一般法人の農業参入など,幅広い見直しが行われました。このことに伴い,農業委員会の役割と業務は大幅に増大いたしますが,新しい農地制度を円滑に運用していくには,事務処理体制を強化するとともに,農家やその他の関係の方々にも制度の中身を周知していくことが大切であると考えます。

 8月には農業委員や事務局職員を対象とした研修を実施いたしましたが,今後とも研修を重ね,また広報紙等を通じて関係者の理解を深めていくなど,現場の不安や混乱を招くことのないよう万全を期してまいりたいと思います。

 以上でございます。

     〔15番松田安義議員登壇〕



◆15番(松田安義議員)  御答弁ありがとうございます。

 まず,岡山市への企業誘致の一層の促進につきましては,今までに私もいろいろ提案も含めて何回もお願いしてきたつもりでございます。ホームページとかパンフレット,そういったもの,それから市長さんが言われた産業経済懇談会,そういったものの開催,確かに大切なことです。

 この現在の経済不況の中で,ぜひ岡山へ来てくれということで推進をしていく,このためには今後の誘致目標といいますか,そういったものもきちんと掲げて,いろいろな方法を検討して,一定の時期になるとどの程度増加をしたのかということも検証していく必要があるんじゃないかと思うんです。ただ,声だけしっかりかけよりますよということで,じゃあ現実は数字はどうなっているんかというと,そこの数字もしっかり見ながら検証をしていくということがまず必要じゃないかなと思ってます。

 そのためには,この岡山市のPR,これを含めて現在のPRをする所管のあり方とか,それから担当部局の評価,こういったものも必要になってくるんじゃないかなと思うんです。政令市になりましたら何もかもが今までの岡山市とは違ってくるわけで,本当にここへしっかりと全国に,全世界に宣伝をして,岡山のいいところ,岡山に来ればこういうふうな営業ができるとか,いろんな魅力,そういったものを今までと同じような形じゃなくて,もっともっと爆発的に,積極的にPRをしていく必要があるんじゃないかなと,そのように思ってます。

 その部署とか担当所管,こういったところの体制も現在のままでいいのかということもまず検討していただきたいと思うんですけれども,それから一つは岡山にもうよそから来られた企業がありますよね。最近何年かでもいいですから,岡山によそから移転をしてこられた会社,そうしたところに,どうして岡山市に来たんだろうかということを逆に聞いてみてもいいんじゃないかなと思うんです。アンケートでもいいですし,そんなにむちゃくちゃたくさんの数はまだないと思うんですけれども,そういった企業に対して,岡山のどういうところに魅力を感じて進出してこられたのか,そういったことをひとつアンケート調査をぜひしてみていただいてもいいんじゃないかなと思います。そうすると,私たちもずっと岡山市に住んでますから,その魅力っていうものがあるいは盲目になっとる可能性もあります。私たちの気がつかないいい面っていうのも発見されるかもわかりませんので,そういったことも含めて,本当に高谷市政,今後4年間ですばらしい成果が出るようにより精力的に活動していただきたいなと,そのように思います。

 2つ目の建設業と地域の元気回復事業についてですけれども,確かに異業種との交流というか,コラボレートっていうのは難しい面が多いんだろうと,そのように思います。また,一緒にやるっていうときに,企業の場合はお互いの利益にならないと動かないというふうなところもあるのかもわかりません。

 しかし,そこにはかなりの情報不足っていいますか,そういったものもあるんじゃないかなあと思うんです。建設業界の方はこういったことがあるっていうのは周知しておられるんだと思うんですけれども,それ以外の方が,どういうふうにそこへ,どういうところで接点を持てばいいのか,そういうふうなところも可能であれば当局が潤滑油となって,そのコーディネーター役っていうのも果たしていかないと,建設業に投げとるからもうええんじゃというふうなことじゃなくて,当局ももう一歩前へ出て,積極的にこの話に首を突っ込んでいってほしいなと,そういうふうに思いますので,実のある事業っていうのが岡山でも展開できるように要望しておきたいと思います。

 それから,改正農地法につきましては,農業委員会会長,ありがとうございました。これから大変なことになってくると思います。それで,私も個人的には本当にこれで農業がよくなるのかというと非常に多くの疑問があるんですけれども,今後の民間の動向というものもしっかりと見据えながら,ぜひ今の段階ではスムーズな運営というものを心がけていただきたいと思います。

 それからあわせて,やはり現場でのぎくしゃくというのが大変多くなるんじゃないかなと思いますので,現場での参入者とか地域の皆さんの地元のニーズ,こういったものにより一層これから耳を傾けていくことが重要なことじゃないかなと思います。本当に大変だと思いますけれども,どうかよろしくお願いいたします。

 以上で私の質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎難波巧経済局長  企業誘致につきまして,岡山の魅力をもっとPRをしたらどうか,また推進する部署について現在のままでいいのか,体制の強化をしたらどうかという再質問でございます。

 今まではパンフレットとかホームページとか,先ほど市長が申し上げましたように,産業経済懇談会等を通じてPR,企業誘致を進めておりますけれども,今後も可能なあらゆる方法を用いて,積極的に魅力をPRしたいと考えております。

 また,体制の強化につきましては,現在経済局において企業立地推進課で進めておりますけれども,このままでいいかどうかまた検討して,さらに体制の強化を図ってまいりたいというふうに思っております。

 また,立地企業についてフォローアップというんですか,何が必要なのかということを聞いてみてはどうか,アンケートしたらどうかというお尋ねでございます。

 立地企業につきまして,そうした方法でフォローアップに努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。(「大きい声で言って。答弁聞こえないよ」と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  要望でよろしいか。(「はい」と呼ぶ者あり)

 それでは,次は順序に従いまして楠木議員。

     〔36番楠木忠司議員登壇,拍手〕



◆36番(楠木忠司議員)  こんにちは。ゆうあいクラブの楠木でございます。

 きょうは傍聴席にも市民の皆さん方お越しでございます。どうか,今の岡山市議会,高谷市長の新しい船出でございますので,皆さん方もしっかりと見据えていただきたいなと,そのように思います。

 また,高谷市長,2度目の御当選おめでとうございます。大変難しい岡山市政,そのかじ取りをこの4年間,市民の負託にこたえてぜひ頑張っていただきたいなというのが私の率直な気持ちでございます。

 そこで,まず質問の第1は,市長の政治姿勢について質問させていただきます。

 ?このたびの市長選挙に対する思いということでございます。今回の市長選の票につきまして,私なりに分析をさせていただきました。今回の有効投票数が23万8,345票ということでございまして,投票率は44.06%ということでございます。市長がとられた票が8万8,918票,全体の票からいえば37.3%,いわゆる3分の1強の票を市長は獲得されているわけでございます。ちなみに,2位の方,3位の方を合計いたしますと10万1,000票余でございます。また,その他の方を含めますと,高谷さん,まあ反高谷と言っていいかどうかわかりませんけれども,その票というものは全体の票からすれば圧倒的な数ではなかったかなと,このように思うわけでございます。そういった票の内容,十分な内容についてはわかりませんけれども,この市長の4年間の実績,市民に対するいろんな政策,そういった中のその一つのあらわれではなかったかなと,そのように私なりに分析をしているわけでございます。

 そこで質問でありますけれども,イ,市長は自分のこの得票についてどのように思っておられるのか,まずお聞きをいたします。

 ロ,この選挙戦を通じて感じた思い,市長の感じた思いがあればお聞かせいただきたいと思います。

 ?市民との対話についてお伺いをいたします。

 市長は,本9月定例市議会初日の冒頭のあいさつの中で,市民の皆様の思いを受けてということで,来期といいますか,この4年間の抱負を述べられております。具体的な内容については後で質問をいたしますが,気になるのは市民との対話でございます。1期目はほとんど地域には出向いておりません。対話を行ってるとは言えないわけでございます。市長の選挙公報,パンフレットを見ても,そのことは載っておりません。ただ,あいさつの中に,行政と市民の皆様と協力関係を深めながら,市民の皆様と力を合わせてと言っておられるわけでございます。

 そこで質問でございますが,イ,今後市民との対話を行うお気持ちはあるのかどうか,お聞かせいただきたいと思います。

 ロ,このたびの選挙戦を通し,各地区や市民の皆様からいろいろな要望を聞いてるとのことでございますが,これは必要だと思われている主な要望をお聞かせいただきたいと思います。

 ?選挙のあり方についてお尋ねいたします。

 このたびの市長選の中で,選挙期間中に大供公園に幹部職員が集まって,高谷市長の街頭演説を聞いたと聞いております。参加した職員の勤務はどうなっているのか,まただれの指示で大供公園に行ったのか,あわせてこのようなことに対して岡山市選管の見解はどうなのか,お聞かせをいただきたいと思います。

 ?の質問でございます。

 先ほどからお話もありましたが,市長選の前に行われたこのたびの総選挙で,自公政権から民主党政権に移りました。これに対して市長はどのように対応するかについてお伺いをしたいと思います。当然,政府・民主党となったわけでありますから,国との対応も今までどおりではいけないと思います。

 そこで質問でありますが,イ,民主党の岡山県連は,県内自治体のパイプ役を目指して政権移行委員会を組織し,各自治体と協議を行うとのことでございます。岡山市としては,どのようにこの委員会との関係といいますか,応じていくのか,お聞かせいただきたいと思います。

 ロ,選挙期間中に前横浜市長の中田さんが市長の応援に来たと聞いております。高谷市長は感きわまったとの記事が載っておりましたが,大阪府知事,また宮崎県知事,そして先ほど言いました前横浜市長が推進してる首長連合に加入するお考えはあるのかどうか,お尋ねをいたします。

 また,市長はことしの連合の新春パーティー,またメーデーにも参加をされております。大変結構なことだと私は思っております。

 そこで質問でありますが,ハ,市長は今後連合等の組合組織と意見交換を行っていくおつもりはあるのかどうか,お尋ねいたします。

 ?高谷市長の選挙公報,いわゆる選挙公約について質問をいたします。

 選挙期間中に,選挙公報ということで,この新聞が皆様方の御家庭にも配ってきたと思います。きょうも幾つかの方からこの公約につきまして質問がなされております。極力重複を避けまして,私のほうもこの約束につきまして質問をさせていただきます。

 まず頭に,「皆様とともに岡山市の夢実現へたかや茂男がお約束すること」と,そのような見出しでございます。当然,高谷市長がお約束したわけでございますので,やはり先ほどから答弁を聞いておりましたら,それぞれの関係局長のほうが答弁されておりますけれども,このもとをつくったのは高谷本人だと思います。そういうことになりますと,答弁のほうもやはり自分自身がこの約束をする中できちっと,例えば4年間が1期の任期でございますので,4年間のうちのいつごろにやるんだ,そして事業費はどのくらいなんだ,当然そのことは本人自身はわかってこれはつくったと私は思っているわけでございます。そういった意味も含めて質問をさせていただきたいと思います。

 イ,満足のいく行政サービスのために,さらなる行財政改革の断行ということで載っております。行財政改革につきましては,今議会でももう既にいろんな方から質問もありました。また,市長からも行財政改革の断行ということで力強いお言葉もあったわけでございます。それはそれとしていいわけですけれども,まず市長の基本理念というものをお伺いさせていただきたいと思います。

 そして,人件費の関係を減していくんだということは言われております。いわゆる出の部分についてはやはり行革の中でやっていくんだということを言っておられますけれども,入りの部分,いわゆる歳入の部分について余り触れられておりません。やはり入りの部分をきちっとしていくことも大切なんじゃないかなというふうに思いますんで,歳入の増についてはどのようにお考えか,お聞かせをいただきたいと思います。

 ロ,全国初ということで,岡山大学と連携し,24時間だれもが安心できる岡山総合医療センターの実現ということで載っております。これにつきましても,今回もいろいろ質問が出ております。簡単に質問させていただきますけれども,いつごろをめどにしているのか,実現をしていくのか,総合医療センターとはどのような内容なのか,また市民病院との建てかえの関係はどうなのか,お尋ねいたします。

 ハ,子どもを安全で健やかに育てようということで,乳幼児医療の問題,これも先ほど竹之内議員のほうから御質問がなされました。しかしながら,具体的なことについては触れられておりません。ぜひ,これもいつごろからやるんだと,そして内容についてはこういうことなんだということで,再度お尋ねをしておきたいと思います。

 ニ,操車場跡地の問題です。これも庭園都市ということで,先ほど質問もございました。それと同時に,防災公園としていくんだということを市長も冒頭のあいさつの中で述べられておりました。どのような防災公園を考えておられるのか,この御見解をお尋ねしたいと思います。

 ホ,水と緑の魅力アップや自然エネルギーの活用で,環境先進都市としてさらなる飛躍をということでございますが,具体的な内容についてお聞かせいただきたいと思います。

 ヘ,皆様方とともに,さらに住みよい地域づくりを進めるためにとして,安全・安心ネットワークの充実・発展をとのことでありますけれども,今後具体的にどのように進めていくおつもりなのか,お聞かせいただきたいと思います。

 そして,一つ気になるのが,きょうの私の前の3人の議員の方からも農業問題について触れられております。私も気になるのが,選挙公報の,少なくともこの約束の中では農業問題については触れられておりません。もちろん,農業問題を市長が軽視するという,そういう意味ではないと思いますけれども,農業問題についての御所見があればお聞かせいただきたいし,また農業委員会のほうにもあわせて農業問題,これからの農業施策についてお伺いをさせていただきます。

 大きな2番目,耐震改修の助成についてということでございます。

 現在,岡山市といたしましては,耐震診断ということで3分の2が県・市で助成をされております。また,耐震改修の補助は上限30万円,20軒分が今年度も予算化されてるわけでございます。現在の問い合わせ,申し込み状況,そういったものはどうなのか,また今後改修の助成を増額するお考えはあるのかどうか,お尋ねいたします。

 この項2番目,今年度の第1次補正予算で国土交通省は,耐震改修助成制度を有していない地方自治体にその創設を促すためとして,地方公共団体の持続的取り組みに向けた体制整備に寄与するモデル事業を創設しています。この事業は,耐震改修助成事業の創設,拡充のために必要な経費や,実際の耐震改修助成金の地方自治体負担の全額を国が補助すると聞いておりますが,岡山市ではこのモデル事業をどのように認識しているのか,お尋ねいたします。

 大きな3番目,岡山市下水道水増し訴訟についてお尋ねいたします。

 一審判決に続きまして,先日17日,二審の判決が出されております。内容は,一審に比べ,人数では17人が7人に,金額は一審が約16億円で,二審は約7億6,000万円となっております。この判決に対して村手副市長は,意図的にやっているのではない,責任がないという主張が認められなかった,これからも十分に分析したいとのコメントを出されておりますが,今後どのように対処するおつもりなのかをお聞かせいただきたいと思います。

 最後に大きな4番目,校長,教頭の昇任試験についてお伺いいたします。

 現在,校長,教頭の昇任については,昇任試験があると聞いておりますが,どのように実施してるのか。

 2つ目,教頭の昇任試験の場合,年齢制限はあるのか,あるとすれば理由をお聞かせいただきたいと思います。また,昇任試験を受ける場合は校長の推薦が必要と聞いておりますが,どうなのか,あわせてお尋ねします。

 以上で第1回の質問を終わらせていただきたいと思います。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  楠木議員の市長選挙に関する御質問にお答えをいたします。

 これまでの4年間も,さまざまな機会をとらえて,市民や各分野の団体,企業の皆さんなど,多くの声を聞きながら市政運営に当たってきたわけでございますが,とりわけこのたびの選挙を通じましては,市民の皆さんからの行財政改革をとめてはならない,また医療,福祉を初めとする安全・安心に力を入れてほしいという強い要望を改めて実感いたしました。

 私は,多くの市民,また議員の皆様の御支持を得て再選をいただいたわけでありますが,皆さんの思いをしっかりと受けとめ,さらに今後も幅広い意見をお伺いしながら,都市ビジョンに沿って,70万市民の幸せと将来にわたる郷土岡山の発展を目指して,市政に邁進してまいりたいと決意をしております。

 その他につきましては,担当からお答えをいたします。



◎村手聡副市長  民主党が政権政党になった現在,どのように対応するのかといった御質問にお答えを申し上げます。

 これまでも,地域の実情や国への要望につきましては,全国市長会の場を通し,また地元選出の国会議員の方々への説明や支援を要請するとともに,関係省庁などに対しての要望活動を行ってまいりました。本年度からは,政令指定都市移行に伴いまして,指定都市市長会のメンバーとして,ほかの17政令指定都市と連携して,基礎的自治体が抱える課題等についても提言しているところでございます。

 新聞報道では,民主党県連は政権移行委員会を組織し,県内自治体及び自治体議会と意見交換を行い,政府と県内自治体のパイプ役を担われるということであり,機会がいただければ,意見交換を通じて広く本市の状況を理解していただくことは大切なことであると考えております。

 また,さまざまな団体との意見交換についても有意義なことと考えており,その中で,連合等の組合組織との意見交換につきましても,地域の実情についての認識を共有するとともに,本市の状況を理解していただくという観点から有意義なことであると考えております。

 また,いわゆる改革派市長で組織いたします首長連合につきましては,さきの衆議院議員選挙で地方分権推進の重要性を強く発信されたというように認識しております。引き続き今後の活動を注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  市長の政治姿勢についての項で,大供公園での市長の街頭演説を一部の幹部職員が聞きに行ったことについてのお尋ねでございます。

 街頭演説を聞きに行った職員は,本人の自主的な考えで行動したものと考えております。また,勤務時間中のことでもあり,該当する職員は職務専念の義務に反しないよう有給休暇等を取得して参加しているものと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  市長の政治姿勢についての項で,総合医療センターについて,いつごろ実現を目指すのか,どのような内容なのかという御質問をいただいております。お答えいたします。

 (仮称)岡山総合医療センターにつきましては,これまでにも御説明してまいりましたとおり,市民の健康と生命を守り,安全・安心を支えるため,全国に類例のない岡山大学との強固な連携体制のもとで,24時間365日,だれもが安心して受診できる岡山ERや医療・保健・福祉の連携機能を持ったものを考えております。現在,その基本構想を策定中でございまして,その中で整備にかかる諸条件や事業スケジュール等を検討しているところでございます。引き続き検討を続けていきたいと考えております。

 次に,同じく市長の政治姿勢についての項で,操車場跡地についてどのような防災拠点を考えているかとの御質問をいただいております。

 岡山操車場跡地のあり方につきまして,議員御指摘のとおり,日常は市民の憩いの場,災害時は防災拠点となる総合公園として整備するという方針で考えておりますが,その中でどのような防災拠点かということについては,市民の安全を確保できる拠点というものを考えておりますけれども,いずれにしましても,操車場跡地のあり方につきましては,今年度中にはその機能や性格等を含む活用の方向性をお示しし,議会を初め市民の皆様方と議論を開始したいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  市長の政治姿勢についての項で,高谷市長の選挙公約に対する考えはの中で,乳幼児医療費の助成の拡大について具体的な答弁をとの御質問でございます。

 乳幼児医療費助成制度につきましては,竹之内議員に市長から,また再質問について村手副市長から御答弁申し上げたとおりでございます。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  市長の政治姿勢についての項の中,高谷市長の選挙公約に対する考えはの質問の中で,今後の行財政改革の基本理念を聞かせよ,また歳入の増についてはどのように考えているのかとの御質問にお答えいたします。

 本市がこれまで掲げてきました,市民ニーズにフィットし,最少の経費で最大の住民福祉を実現するという行財政改革の理念に変わりはございません。その上で,今後は岡山市都市ビジョン(新・岡山市総合計画)における7つの都市づくりの基本方向,それから24のプロジェクト──これは政策でございます,さらに56の成果指標の達成に沿った形で,新岡山市行財政改革大綱の各種目標を達成したいと考えております。

 つまり,市民のために今の行政サービスをどう変えていけばよいのか,またどういった新しい事務事業を打ち出していけばよいのか,そして新岡山市行財政改革大綱の各種目標達成と両立させるために,現在のどういった事務事業を廃止,縮小,再編等をしていけばよいのかという視点に基づいた積極的な行財政改革を展開し,無駄のない効率的,効果的な行政システムを実現していきたいと考えております。

 また,歳入増につきましては,岡山市行財政改革大綱で述べておりますが,都市基盤整備による民間投資,企業立地の促進や雇用機会の創出,都市型産業の集積など,人口の増加やまちのにぎわいを呼び,市全体として歳入増につながる施策や市有財産の有効活用等の施策を推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  市長の政治姿勢についての項で,水と緑の魅力アップや自然エネルギーの活用で環境先進都市としてさらなる飛躍をとのことだが,具体的にはどのような内容かとの御質問に御答弁申し上げます。

 本市は,吉備高原や都市近郊の森林,河川,用水路などの多様な自然環境,太陽エネルギー等に恵まれており,本市のまちづくりを進めていく上で貴重な財産となっています。このため,主要な道路や公園を対象に,単に樹木をふやすだけでなく,魅力的な景観づくりに配慮し,緑の見せ方の工夫をするなど,緑のボリュームアップを検討していきたいと考えています。

 また,多様な野生生物の生息環境の保全対策等を強化するとともに,太陽光発電システムの市域全体への普及拡大等を図ることにより,市民協働による本市の特性を最大限生かした魅力あふれる環境先進都市の実現を目指してまいりたいと考えています。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  市長の政治姿勢についての項で,高谷市長の公約に対する考えはの中で,これからの農業についての考えはというお尋ねでございます。

 広大な農地を擁する岡山市において,農業は主要産業であり,政令指定都市移行にあわせ,岡山市農業振興ビジョンを本年3月に策定し,当議会におきましても御説明を申し上げてきたところでございます。水と緑が魅せる心豊かな庭園都市,中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市を実現するためにも,新規就農者支援や担い手の確保・育成,耕作放棄地の解消を初め,地産地消の推進,農産物のブランド化など,さまざまな農業の課題に対し,農業振興ビジョンに沿った各施策を着実に進め,魅力ある岡山市の農業の振興に努めてまいります。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  耐震改修の助成についての項で,現在の問い合わせ,申し込み状況は,改修の助成を増額する考えは,今年度の第1次補正予算で国土交通省は地方公共団体の持続的取り組みに向けた体制整備に寄与するモデル事業を創設しているが,岡山市ではこのモデル事業をどのように認識しているのかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 まず,現在の耐震改修助成の問い合わせ,申し込みの状況でございますが,問い合わせが17件,申し込みが4件でございます。

 耐震改修の助成につきましては,引き続き支援を続け,あわせて他の政令市の助成状況も調査してまいりたいと考えております。

 次に,モデル事業は,議員御指摘のとおり,耐震改修助成制度を有しない地方自治体にその創設を促すことを目的としたものであり,耐震改修促進計画の策定や普及啓発の一環として実施する耐震改修などを対象とした事業でございます。本市では,平成19年度に耐震改修促進計画を策定し,モデル事業の主な目的である普及啓発のため,住宅・建築物の耐震診断及び木造住宅の耐震改修助成を既に行ってきており,この事業の目的は一応達成されていると認識をしてございます。今後も,本市の住宅・建築物の耐震化につきまして広報活動を行い,啓発に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  校長,教頭の昇任試験につきまして,どのように実施しているのか,教頭の昇任試験で年齢制限はあるのか,あれば,その理由は何か,そしてまた受験する場合,校長の推薦は必要なのかとのお尋ねでございます。一括してお答えをさせていただきます。

 校長,教頭の昇任につきましては,今年度から任命権者になりました岡山市教育委員会として,独自に選考をし,決定できるようにしてきております。候補者につきましては,学校現場での勤務ぶりを詳細に把握していくために校長による推薦を求めておりますけれど,岡山市教育委員会として筆記試験や面接試験を実施し,校長,教頭等にふさわしい人材を総合的に選考していくというふうにしております。

 また,教頭候補者の方には,将来校長になっていただき,そして学校経営に手腕を振るっていただく力量というものを求めております。そのために,校長として勤務をする年数を見込んで年齢制限を設けているわけでございます。

 以上でございます。



◎梶田良雄選挙管理委員会委員長  選挙期間中に大供公園に幹部職員を集めて街頭演説したと聞いているが,このようなことに対して選挙管理委員会の見解はということでございますが,公職選挙法第136条の2では公務員等がその地位を利用して行う選挙運動を禁止しております。問題は,その地位を利用してということでございますが,その地位を利用してとは,その公務員等としてその地位にあるがために特に選挙運動を効果的に行い得るような影響力とか便益を利用する意味であり,職務上の地位と選挙運動の行為が結びついている場合をいうものとされております。議員御指摘の出来事,行為につきましては,選挙管理委員会としては事実関係を把握できませんでした。

 したがって,これが公職選挙法第136条の2でいう地位利用による選挙運動であるか否かにつきましては,選挙管理委員会は判断することができません。

 以上でございます。



◎黒田栄三郎第四農業委員会会長  市長の政治姿勢の項のうち,これからの農業の考え方について農業委員会会長の見解をとのお尋ねにお答えいたします。

 農業・農村は,単に食料生産の場だけでなく,景観保全,水源涵養や洪水防止,文化の伝承など,生活に密着した実に多くの機能を果たしており,市民みんなでそうした農業・農村の大切さを理解することが重要であると考えます。

 本年3月,政令指定都市移行に合わせ,岡山市農業振興ビジョンが作成されました。現在,ビジョンに基づきさまざまな政策が展開されておりますが,農業委員会といたしましては,農業・農村の大切さを呼びかけ,また経済局との連携を一層密にしながら,ビジョンが目指す魅力ある農業の実現に向けて努力してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



◎尾崎正明下水道局長  岡山市下水道水増し訴訟について,高裁の判決が出たが岡山市のコメントは,今後どのように対応するのかとのお尋ねでございます。

 裁判では,地方自治法で住民訴訟の対象としていない一般行政上の行為を行政訴訟の対象である財務会計上の行為であるとしていることは誤りであるとの主張をしてまいりました。また,地方交付税過大交付は,交付税制度の複雑さ,市の担当組織相互の意思疎通の不十分なことが原因であり,関係職員個人に賠償責任を負わせることはできず,市長が賠償請求を怠っているという事実はないとの主張をしてまいりました。今回の判決で,これらの主張が認められず,残念であると思っております。

 今後は,関係職員の行為が財務会計上の行為であるかどうかや賠償責任に係る過失の程度などを争点として,最高裁の判断を仰ぐ方向で検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  市長の選挙公約に対する考えはの中で,安全・安心ネットワークの充実・発展をどのように行っていくのかとのお尋ねでございます。

 各種の地域団体の方々が幅広く連携し,防犯,防災,環境美化,地域福祉,健康づくりなどの地域の課題解決に向けた取り組みを充実させることが安全・安心ネットワークの役割であると考えており,既に防犯,防災の分野を初め,各地域で活発に活動を行っていただいているところでございます。今後,少子・高齢化社会が進む中,地域福祉や健康づくりの分野が地域の課題となってくると思われますことから,そうした課題解決のサポートを強化してまいりたいと考えております。

 そのため,各学区・地区の安全・安心ネットワークが保健福祉ネットワーク協議会や地域包括支援センターなどと連携をとりながら地域福祉活動を展開していくこと,また健康市民おかやま21の取り組みなどと連携をしながら健康づくりを進めることが必要になってくると思われます。既に,地域によりましてはこういった活動も始まっておりますので,そうした活動の成功事例の紹介を行うなど,全市的に広げてまいりたいと考えております。

 一方で,地域活動の推進力となるリーダー養成や,活動にかかわっていただく方々の人材育成も研修などにより充実をさせていき,ネットワーク組織を核といたしました地域の課題解決に向けた仕組みづくりを推進してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔36番楠木忠司議員登壇,拍手〕



◆36番(楠木忠司議員)  御答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。

 私は,先ほど市長の選挙公報といいますか,お約束されたことについて,それぞれの項目で質問をさせていただきました。その質問に入ります前に,これは市長が考えたことだと。ということになれば,当然市長として具体的な時期の問題,具体的な事業費の問題,そういったものが頭に入った上でこれはおつくりになっていると,そのように思ってますというふうに,まず質問の前にお話をさせていただきました。

 で,今答弁をそれぞれの局長,関係者のほうからお聞きしますと,まさに総花的な答弁でありまして,ここの「皆さまとともに岡山市の夢実現へ」というのが,実現がなくて夢で終わるような気がしてなりません。皆様方はどうですかね。(「そのとおりや」と呼ぶ者あり)

 まあそういったことで,これから4年間あるわけですから,ぜひそのことについてはきちっとした方針というものを出していただきながら,具体的なものについての計画,また事業費をお示しいただきたいというふうに思っております。

 2つ目の問題,先ほど総務局長のほうから大供公園での問題で答弁がありました。自由に参加しているんだと,そういう答弁だったわけです。選挙管理委員会のほうからは,公職選挙法の地位利用の問題が述べられました。私は,もう一つ地方公務員法第36条,これには政治活動の制限というものが公務員には規定がされております。これにもやっぱり抵触するんじゃないかなというふうに思います。

 私は実は市民の方から今のお話を聞いたわけです。幹部の人がぎょうさん大供公園へ集まっとるぞと,そこへ高谷候補が来て演説しよったんじゃと,おい,こんなことが許されるんかというふうな声を聞いたわけでございます。そういうことになりますと,やはりあくまでも公職選挙法に抵触するおそれがある,それから地方公務員法に抵触するおそれがある,そういう人たちがこういうことはすべきでないんじゃないんですかというのが,皆様方に対するそういう意味の回答が欲しかったんです。ということは,やはりこういうことは今後はやりませんというふうなことを言っていただいて初めて,自主的に参加しとんやからよかろうがというふうなことではちょっと私は納得できませんので,そのあたりにつきましてはもう少し時間を残しておきますから,総務局長,もう一度答弁をよろしくお願いいたします。関連して,選挙管理委員会から答弁があればよろしくお願いいたします。

 それから,歳入の関係で先ほど答弁がございました。先ほど松田さんのほうからも質問の中に企業誘致というお話がありました。だけど,企業誘致ももちろん大切なことだし,やっていかなければならない。じゃあ,企業誘致の場所さえ決められてないんですよ。場所がないんです,今岡山市は。だから,企業誘致するならそういう場所も必要なんじゃないかなと。だから,そういうことも含めて,今後は歳入面でふやすということで積極的に取り組みをやるんなら,そういったこともやはり,企業に来てください,来てくださいと。じゃあ場所はこういうことで確保してますということも必要なんじゃないかなというふうにも思います。これは一応質問じゃございません。

 それから,防災公園ということで先ほど御答弁がありました。きのう,おととい,三木総合防災公園というところに行ってまいりました。もし,この中で行かれて,こういう印象だな,いいな,悪いなあという,もし行かれた方があって意見があればお示しをいただきたいんですけれども,かなりの大きなスペースなんです。202ヘクタールということで,岡山操車場跡地と比べたら全く問題にならないほど大きなスペースで,それで1つ私が自分のイメージと合わなかった点があるんです。これは何かといえば,三木総合防災公園というのは,要するに市民の方々がそこに集まってるんじゃなくて,救済を行う,例えば自衛隊なり,それから消防のレスキューの方なり,それから市の方々もあるでしょう。そういう方々がそこに拠点をつくると。防災の拠点をつくって,そこからいろんな指令を出す。だから,ヘリポートが3カ所あるとか,そのヘリポートも野球場を使ってヘリポートにしとんだというふうなお話もありましたけれども,そういう意味での防災公園,要するに何かあった場合はそこを拠点にするというふうなことで,ちょっとその辺は何か市民の方が集まって,そういう炊き出しするとか,そういう意味のことを思ってたんで,そういう意味ではなしに,阪神・淡路大震災,平成7年にあったわけですけれども,それから平成21年度,今年度ですけれども,きょうまでに大体完成をしたということでこの前見に行った,参考になると思いますんで,もし関係者の方は見に行かれていなかったら,1回見に行くのも勉強になるんじゃないかなというふうに思います。

 それから,耐震の関係。ちょっと今17件の4件ということで,20件に達してないと,まだ遠く達してないということでございまして,まだ十分じゃないんじゃないかなというふうに思うわけです。これから宣伝といいますか,PRを徹底的にやっていただいて,なかなか何かあったら問い合わせが多いと。だから,去年も中国の四川省で地震がありました。そのときには物すごく問い合わせが多かったというふうなことでありますので,そうはいってももっともっと宣伝,あらゆる場を使った宣伝というものも必要ではないかと思いますので,その点については要望にとどめさせていただきたいと思います。

 それから,下水道局長のほうから先ほど上告するんだというお話がありました。これはもう上告していただいて結構なんです。ただ,先ほど言いましたように,個人に何億円,何千万円という賠償命令といいますか,お金を払いなさいよということが出てるわけです。これにつきまして,本当に自分が,例えば何か悪いことをして,横領するとか重大な過失で背任行為をするとか,そういうところで賠償問題は当然と思いますけれども,本当に日常の業務をしてて,ある日突然何千万円あんた払いなさいよと,何億円払いなさいよと,それはもうとてもじゃない払える金額でもないわけなんで,その点については市当局いろいろ知恵を出し合っていただいて,何とかうまいこと解決できるように,これはよろしくお願いしときたいと思います。これも要望にとどめさせていただきます。

 最後,教育長,先ほどの昇任試験の問題。特に,教頭先生の場合は,私が聞いとんでは,校長先生の推薦が要るんだというふうに聞いてたんです。校長先生,そんなこと言うちゃあちょっと差しさわりがあるかもしれませんが,もし校長先生がこの先生が気に入らんのんじゃというふうなことになったら,不公平が生じるおそれがあるんじゃないかなというふうに思うわけです。その辺についてはもう少し,だから校長先生の推薦が必要にしても,平等に取り扱えるような何らかの施策があれば,ぜひやっていただきたいなというように思います。

 以上で第2回目の質問を終わらせていただきます。

 よろしくお願いいたします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎村手聡副市長  市長が市長としての公約について具体的時期などについてなかなか示せないのはどうしてかと,こういうようなお話でございます。公約と申しますのは,まさに2期目の4年間で実現する,そうしたことを公約させていただいてるんだろうというように思います。

 今の時点では,選挙が終わって一,二週間ということで,まだ次の任期が始まっていない段階ではございます。さまざま,議員や市民の皆さんとの合意等のプロセスや財源等をしっかりと検討もしながら,お約束した夢といったものの実現に向けて,しっかりと歩みを進めてまいりたいという所存でございます。

 以上でございます。



◎繁定昭男総務局長  地公法,公選法に抵触するおそれのあるような行為はとるべきではないという御質問でございます。

 今回のことで,市民の方から誤解を受けたのであれば,本当に注意すべきであったというふうに考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  操車場跡地活用に関連しまして,三木総合防災公園のお話をいただきまして,防災拠点としてすばらしい機能を有しているということでございました。

 三木総合防災公園につきましては,調べさせていただきましたが,隣接する兵庫県広域防災センターと合わせますと,計画面積で約300ヘクタールと広大な規模でございまして,兵庫県の広域防災拠点の中核を担っているものでございます。

 機能としましては,平時は県民のスポーツ・レクリエーションの拠点として陸上競技場や野球場,それから屋内テニス場などが整備されており,災害時にはそれらの施設を物資の集配や応急活動要員の活動が可能な広域防災拠点となるよう整備されているものでございます。規模の差はございますけれども,公園内に防災機能を取り込むなど,操車場跡地整備に参考となる点もあるかと思います。今後研究してまいりたいと思います。

 以上でございます。

     〔36番楠木忠司議員登壇〕



◆36番(楠木忠司議員)  再々質問させていただきます。

 総務局長,さっき再答弁というんですか,誤解を受けたのであれば注意するという言い方なんです。だから,自分みずからがこの行為がどうだったのかという認識がないんですか。だから,そういう抵触するおそれがある,抵触するとは言ってませんよ,抵触するおそれがあるようなもの,例えば市の幹部がそういう選挙運動に地位利用はしていないにしても,政治活動の制限があり,そういうことには抵触していないにしても,やはりそういう公の場でやるというのは私はどうかと思うんです。だから,悪いことは悪いということで率直に言いながら,そして今後については反省をする,そのことが大切なんじゃないかなというふうに思います。

 それから,先ほど企画局長のほうから三木総合防災公園についてのお話がありました。行ったんですね,そこまで知っておられるということは。だから,本当に皆様方もどんな公園かなという思いがあるかもしれない,1回行ってみてください。高速で行ったら結構早く着きますから。そういうことで,この防災公園,特に福祉の拠点と言われているし,防災の拠点,そういう意味での岡山操車場跡地を有効活用というのは,今回の言ってみれば高谷市長の一つの大きな目玉にもなるんじゃないかなというふうに思いますので,この点については私自身も積極的に応援していきたいというふうに今思っております。

 高谷市長,この4年間大変でしょうけど,どうか間違わないようなかじ取りをしていただきたいということをお願いいたしまして,私の質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  答弁の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後3時9分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時27分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして東原議員。

     〔12番東原透議員登壇,拍手〕



◆12番(東原透議員)  皆様こんにちは。政隆会の東原透でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 議員になりまして筋目の10回目の質問となりました。ことしは今のところ台風も一回も来ず,ゲリラ豪雨もなく,農家の人も安心されております。野のほうも豊作ではないかと思われます。山のダイヤモンドと言われていますマツタケも足守のほうでぼつぼつ顔が見えるのではないかと思います。

 先日,岡山産のマツタケがデパートへ初入荷した記事が載っていました。夏場の雨,気温も朝晩下がっているきょうこのごろでありまして,ことしは豊作まではいかないが,昨年よりは期待が持てるのではないかと言っておられる人もいます。我々庶民には口に入らないのが現実であります。

 自然と歴史のまち足守が一層美しい四季折々の姿を見せてくれる季節となりました。木下利玄が愛した花ヒガンバナ──別名マンジュシャゲが田んぼのあぜ道に咲き乱れ,心を和ませてくれています。とても自然が美しい足守の季節です。足守特産のメロン,メロンまつりが10月18日の日曜日に行われます。自然と歴史のまち足守へぜひお越しください。

 それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 1,市長の政治姿勢について。

 (1)再選した市長の今後の抱負。

 高谷市長は,「夢・実現」を掲げて選挙戦に臨まれ,見事当選されました。私も微力ながら支援をさせていただきました。

 また,市長は,厳しい社会経済情勢の中でも,確固とした都市経営が行えるよう徹底した行財政改革を継続し,その成果を生かして都市ビジョンに掲げる都市像である「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」及び「中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市」の実現を着実に進め,市民の皆様が誇りに思い,心から大好きだと言える岡山を築いていくとおっしゃっておられます。

 先ほども話が出ておりましたが,先日選挙で高谷陣営の陣中見舞いに中田前横浜市長が来られました。JR岡山駅前での演説は盛り上がりました。行財政改革に取り組む市長の孤独や心の痛みを訴えて,高谷市長が号泣する場面があったそうでございます。本人は相当うれしかったようでございます。また,新聞によりますと,政令指定都市として新たな歩みを始めた重要な時期に,引き続き市政を担うことができるのは光栄であるとも言っておられました。

 そこで,市長に期待しつつ数点質問をさせていただきます。

 ?操車場跡地について。

 操車場跡地は残された貴重な土地です。市長の公約のように十分に論議した後,「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」「中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市」のシンボルの地としての活用を期待しています。そこで質問をさせていただきます。

 操車場跡地はどう整備していきますか。お示しください。

 健康・福祉の都市機能導入を検討するとのことですが,具体的には何ですか。お示しください。

 操車場跡地のビジョンはいつごろ示されますか。お示しください。

 ?岡山総合医療センターについて。

 岡山市は全国の都市に比べても医療体制が充実しています。この恵まれた環境を維持し,さらに都市の特徴として伸ばしていくことは大変重要なことだと考えます。岡山総合医療センターの整備構想をしっかりと実現してもらいたいと思います。そこで質問をさせていただきます。

 岡山総合医療センターはどこにつくるのですか。お示しください。

 岡山ERはいつごろできますか。お示しください。

 ?LRT化についてお尋ねいたします。

 人と環境に優しい公共交通機関として注目をされるLRT──ライト・レール・トランジットについてですが,岡山市においても路面電車の延伸,LRT化が話題となっています。そこで質問をさせていただきます。

 LRT化は地元やJRが前向きな姿勢を示している吉備線を想定されていますか。路面電車の環状化はどうされるおつもりですか。お示しください。

 吉備線LRT化には幾ら費用がかかるのでしょうか。また,いつから取りかかるお考えでしょうか。お示しください。

 2,定額給付金についてお伺いいたします。

 定額給付金は,景気後退での住民の不安に対処するため,住民への生活支援を行うことを目的とし,あわせて住民に広く給付することにより,地域の経済対策に資するものとして,本年3月に国において制度が決定されました。

 本市では,4月15日から受け付けが開始されましたが,申請期間は10月15日までと,あと1カ月足らずに迫っております。まだ2万世帯近くの申請がなされていないと聞いております。そこで,何点かお伺いいたします。

 (1)申請・給付のその後の状況,ここ1週間の申請等の状況はどうなっていますか。また,申請がまだの人に対して,どのように申請を促しておられますか。お示しください。

 (2)まだ申請のない方のうち,申請書自体が手元に届いていない,いわゆる郵便物が届かない人はどれくらいいらっしゃいますか。また,対応はどのようにしていますか。お示しください。

 (3)いわゆる振り込め詐欺などの被害について,定額給付金に関して本市でこのようなことはなかったのでしょうか。お示しください。

 3,中山間地域はどうなるパート5。

 今までこの質問を4回行ってまいりました。中山間地域では農業は主要な産業ですので,農業に関することについてお聞きします。

 農地法の改正がさきの国会において可決成立しております。法の施行は6カ月以内となっていますので,近いうちには法律が施行される運びとなると思います。改正の内容を見ますと,農地利用の責務規定の新設,農地の権利移動規制の見直し,農業生産法人制度の見直し,遊休農地対策,農地利用集積の推進,優良農地の確保などが改正の概要となっています。

 しかしながら,この改正農地法により本当に農業が再生されるのかと問われれば,私はまだ十分だとは言えないと思います。例えば,法の第2条の2として,所有権や使用・収益の権利を有する者は,適正で効率的な利用を確保するようにしなければならないといった内容の規定を新設しています。これはつまり,農地は農地としてちゃんと利用しなければいけないということですが,高齢化が進み,農業従事者の減少が著しい中山間地域で,法律どおりの運用を行っていくことができるのか,少なからず不安を感じます。そこで質問をさせていただきます。

 (1)今回の農地法の改正を受け,営農条件の特に厳しい中山間地域の農業を守っていくために,当局としてどのような施策を展開していくのか,お考えをお示しください。

 次に,イノシシ対策についてお尋ねします。中山間地域ではイノシシ被害が顕著ですが,最近はイノシシが住宅地に出没しているという新聞報道がありました。中山間地の農地では,年々イノシシの被害が拡大していると感じられます。せっかく育てた稲や野菜がイノシシに荒らされて収穫ができなくなり,農家の失望は大きいものがあります。このような地域に住む高齢者の生きがいをも奪ってしまい,非常に憂慮するものであります。

 先日,当局の主催により北ふれあいセンターにおいてイノシシ対策講習会があり,私も参加させていただきました。講師の江口先生のお話は,イノシシの生態や被害対策についてわかりやすく,具体的で大変参考になりました。猟友会の方々や農家の参加もあり,このような機会をふやして,もっと多くの市民の方々に聞いてほしいと思いました。

 いずれにしましても,イノシシの被害に中山間地の農地は非常に困っています。何とかならないのでしょうか。そこで質問をさせていただきます。

 (1)本市において,イノシシ被害の状況はどうなっていますか。お示しください。

 (2)イノシシ被害に対して,市はどのような対策をとっていますか。お示しください。

 4,家庭ごみ有料化後の状況についてお伺いいたします。

 今,地球温暖化により全地球の平均気温が上昇していますが,それは海面上昇,豪雨,干ばつ,大型台風など,さまざまな異常気象という形で,自然環境や私たちの生活に影響を与えております。

 この地球温暖化の要因である温室効果ガスのうち,影響度の6割程度を占めているガスが,化石燃料使用によるCO2であるとも言われております。

 鳩山首相も,首相就任に先立ち,温暖化ガスの排出を1990年比で25%削減する中期目標を設ける方針を表明しました。その後,国連気候変動サミットで演説し,2020年までに1990年度比で25%削減を目指す中期目標を表明し,国際公約をしました。

 岡山市のごみ行政も,このCO2削減に向けて,また資源循環型社会を目指し,昨年から家庭ごみの減量化・資源化推進と3R施策をやってきたのが現状であります。

 それらの施策が,雑紙回収であり,古紙・古布・ペットボトルの月2回の収集であり,可燃・不燃ごみの有料化であり,てんぷら油を回収し,ごみの収集車の燃料としてリサイクルするものでありました。

 これらの施策に対して,市民の方々,町内会等の御理解と御協力によりスムーズな滑り出しができていると感じております。

 その結果,2月から8月の可燃ごみ排出量では,昨年比で約19%の削減,不燃ごみは約35%の削減,資源化物は33%の増加となっておると聞いております。

 私もこれらのごみの3R施策が,少しでも地球温暖化防止に役立ち,住みよい地球づくりに貢献できるものと信じておりますが,まだまだ課題も多いと思います。担当されている職員の方は大変でしょうが,頑張っていただきたいと思います。それでは,質問をさせていただきます。

 (1)現時点でのこれらの施策に対しての評価はどうですか。お示しください。

 (2)可燃・不燃ごみの量が微増傾向にあるとのことですが,その対策はどうされますか。お示しください。

 (3)地域によっては,不適正排出がまだまだ多いようですが,その対策はどうされますか。お示しください。

 (4)足守のような山間地を抱えている地域の不法投棄の対策はどうされますか。先日,足守の河原地内へ2台の監視カメラが設置されたと聞いております。お考えをお示しください。

 (5)物を買えば不要な包装紙がいっぱいついてくるわけですが,販売者にも過剰な包装はしないよう,もっと協力をしていただくべきではないでしょうか。お考えをお示しください。

 これで1回目の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,東原議員の御質問にお答えをいたします。

 岡山操車場跡地は,都心近くに残された数少ない貴重な土地であることから,これまで慎重に検討を行ってきたところであります。整備の方向性については,都市ビジョンに掲げた都市像「水と緑の庭園都市」のシンボルとなるような総合公園とし,あわせて総合福祉の拠点にもしてまいりたいと考えております。

 総合公園につきましては,平時は多くの市民の方々が憩い,交流できる場となり,災害時には市民の安全を確保し,救援活動の拠点となる防災機能も備えたものを目指してまいりたいと思っております。

 また,多くの市民の方々が健康で,安心して暮らせるための健康・福祉の都市機能集積を考えており,その具体の内容は今後検討してまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  市長の政治姿勢についての項で,操車場跡地について市長が答弁いたしましたもの以外で,操車場跡地のビジョンはいつごろ示されるのかとの御質問でございますが,ゆうあいクラブ楠木議員にお答えしたとおりでございます。

 それから同じ項,市長の政治姿勢についての項で,岡山総合医療センターについて,岡山総合医療センターはどこにつくるのか,また岡山ERはいつできるのかとのお尋ねです。一括して御答弁いたします。

 (仮称)岡山総合医療センターにつきましては,現在策定中の基本構想の中で,立地条件も含め,構想を具体化するために必要となる事項について検討しているところでございます。また,岡山ERにつきましては,センターが整備されるときに合わせて始動することとしておりますが,その準備段階として,来年度から岡山大学において開設を予定している寄附講座を活用しながら,現市民病院で救急体制の強化を図る予定としております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  ごみ有料化後の状況はの項,数点の御質問をいただいております。現時点でのこれらの施策に対しての評価はどうか,可燃・不燃ごみ量が微増傾向にあるとのことだが,その対策はどうするのかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 市民の皆様のごみ分別への御協力及び資源化意識の向上等により,ごみ減量については家庭ごみ有料化による当初目標の10%を上回っております。古紙・古布・ペットボトルの回収量は,月2回収集及び雑紙回収の実施により,昨年同期に比べ古紙・古布は約160%,ペットボトルは約125%と増加しております。

 また,4月から回収を始めたてんぷら油を原料とするバイオディーゼル燃料により,現在60台のごみ収集車両が稼働しており,CO2の削減に寄与しており,現時点でのこれらの施策に対する評価は予想以上の成果を上げているものと考えております。

 次に,リバウンド対策については,市民が絶えずごみ減量について考える機会を提供すること,ごみを出さない暮らし方への転換を促すような働きかけが大切であり,9月26日から始まる有料化実施後の状況報告会,市民アンケートや町内会等への出前講座を通じて,市民との信頼関係を築くことにより,ごみ減量に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,地域によっては不適正排出がまだまだ多いようだがその対策は,また足守のような山間地を抱えている地域の不法投棄の対策はどうするのかとの御質問に御答弁申し上げます。

 不適正排出の対策につきましては,市とごみステーションを管理している町内会等との連携が重要であると考えており,早朝・夜間の啓発指導,ごみ袋の中身確認による開封指導や啓発看板の設置など,粘り強く実施してまいります。

 また,山間地域などの不法投棄への対策につきましては,これまでの監視員によるパトロール,回収,指導,町内会や警察との連携に加え,監視カメラを設置し,不法投棄者への対応をとってまいりたいと考えており,議員御発言もございましたように,先日足守地域の山間地に監視カメラを設置したところでございます。今後,監視カメラの効果も見ながら,不法投棄を許さない地域づくりに市民協働で取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,販売者にも過剰な包装はしないよう,もっと協力をしていただくべきではないかとの御質問でございます。

 議員御指摘のとおり過剰包装の抑制は,ごみの発生抑制策として重要な課題であると認識しております。店舗等の事業者につきましては,過剰包装の自粛などの活動が促進されるよう,岡山市事業系一般廃棄物減量化・資源化推進協議会等を通して働きかけており,このような取り組みのすぐれた事業者については,平成17年度より表彰制度を設け表彰するとともに,リーフレットなどを作成し,他の事業者へも啓発しているところでございます。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  岡山市の定額給付金の現状はについて,3点の御質問をいただきました。

 まず,申請・給付のその後の状況,ここ1週間の申請等の状況はどうなっているか,また申請がまだの人に対してどのように申請を促しているか,そして申請書自体が手元に届いていない人はどれくらいいるか,また対応はどのようにしているかというお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 定額給付金の申請につきましては,この1週間に約1,200件ございまして,9月11日までの申請件数は28万1,710件で,率にして94.0%となっております。

 4月13日から約30万通の申請書を一斉に送付した際には,郵便物が届かなかった方につきましても,その後転居届等の手続がなされたり問い合わせをいただいた場合には再度申請書をお送りし,今のところお手元に申請書が届いていない件数は約2,000件でございます。まだ申請されていない方々につきましては,引き続き広報紙やラジオなどでの広報を行うとともに,さらに先日には,これまで郵便物が届かなかった方を含めて約1万6,200通のお知らせはがきを送付し,期限内の申請を呼びかけているところでございます。

 次に,いわゆる振り込め詐欺などの被害について,定額給付金に関して本市でこのようなことはなかったのかというお尋ねでございます。

 本市におきましては,3月下旬に定額給付金の手続を装って個人宅を訪問したという未遂事件が1件ございました。今後も引き続き,定額給付金の給付を語った振り込め詐欺等の被害防止に向け,注意を呼びかけてまいりたいと考えております。

 次に,中山間地域はどうなるパート5の項で,農地法の改正を受け,営農条件の厳しい中山間地域の農業施策をどう展開していくのかというお尋ねでございます。

 今回の農地法改正は,担い手への集積が十分に進んでいないこと,規模拡大しても農地が分散していること,受け手が不在で耕作放棄地が増加していることなどの現状に対し,農地を貸しやすく,借りやすくし,農地を最大限に利用するために,農地の面的集積の促進,農地を利用する者の確保・拡大,遊休農地対策の強化などの項目を規定しております。

 中山間地域の問題は農業分野に限らず,地域活力の低下が著しいことにあり,地域を維持・活性化することが何よりも重要であると考えております。今回の法改正により,新規就農者等による農地の利用促進が進めば,遊休農地の減少とあわせ,農業生産活動が活発になり,中山間地域における活性化にもつながるのではないかと期待しております。

 各地域により置かれている状況が異なり,農地法改正だけで改善されるわけではございませんが,本市といたしましては引き続き担い手の育成や遊休農地対策を進めるとともに,中山間地域等直接支払制度や産地育成支援制度などを組み合わせまして,中山間地域の農業の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 次に,イノシシ対策について,本市においてイノシシ被害の状況はどうなっているのか,イノシシ被害に対して市はどのような対策をとっているのかというお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 本市のイノシシによる農作物被害につきましては,平成20年におきまして,被害面積が58.4ヘクタール,被害金額が963万5,000円であり,そのうち水稲の被害が約9割を占めております。イノシシ被害対策につきましては,猟友会等関係者の御協力を得ながら,捕獲に対する補助や捕獲おり導入への補助,またイノシシの侵入を防ぐための電気さく等の設置に対する補助などの事業を実施しているところでございます。

 本年3月には,鳥獣害被害防止特別措置法の制定に基づき,鳥獣被害防止計画を策定するとともに,新たに市・猟友会・農業団体を構成員とした地域協議会を設立し,被害防止に向けた取り組みを行っております。具体的には,議員にも御参加いただきました講演会の開催や,捕獲機材の整備,狩猟者確保のための新規講習会受講への支援,地域における駆除班の捕獲技術研修会の開催などでございます。

 今後も引き続きこの協議会活動を進めるとともに,市のホームページなどを通じた農作物被害防止のための知識の普及や捕獲に対する助成事業などの取り組みにより,イノシシ被害の防止を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  市長の政治姿勢についての項のうち,LRT化についての御質問につきまして,一括してお答えを申し上げます。

 LRT化につきましては,政令指定都市岡山にふさわしい公共交通の一つとして,現在策定中の岡山市都市交通戦略の中で位置づけることとしております。この都市交通戦略は,現在素案をお示しし,議会及びパブリックコメント,総合政策審議会都市・交通部会で御意見をいただいたところで,この御意見を踏まえて10月には交通戦略検討会議を開催し,成案として取りまとめられる予定であります。

 この岡山市都市交通戦略での位置づけを受けて,路面電車の環状化といった個別路線については,熟度に応じて具体化に向けて取り組むこととしております。

 吉備線のLRT化についてですが,議員御指摘のとおり,一部の地域ではあるものの,沿線住民から2万3,000人にも上る要望があり,さらに岡山商工会議所からも要望をいただいていることから,具体化を進める路線として鉄道事業者など関係者との協議を進め,その中で事業概要,必要性,事業費,採算性などを明らかにしつつ,沿線の皆様の御理解が得られるような案を提示できるよう努めてまいります。

 以上でございます。

     〔12番東原透議員登壇,拍手〕



◆12番(東原透議員)  御答弁ありがとうございました。

 市長,「夢・実現」を掲げて当選されたわけでございますけど,先ほどからも議員さんがいろいろ言っておられましたが,これからも岡山市政を引っ張って頑張っていただきたいと,かように思っております。

 操車場跡地,そして総合医療センター,いろいろまだまだ議論があると思いますが,これからも一生懸命頑張っていただきたいなと,かように思っております。

 1点質問をさせていただきます。

 市長,イノシシ等の被害についてどのようなお考えを持っておられるんですかというのをちょっと聞かせていただきたいんですけれど,イノシシの捕獲をした場合,岡山市から補助金が交付されているのは御存じだと思います。猟友会やわなを許可している人に対して,1頭当たり4,000円を上限に交付されることになっております。しかし,実際には予算の額は一定であるため,多くのイノシシが捕獲された場合,1頭当たりの金額は安くなっています。これでは,農作物の被害防止のため御尽力いただいた方の士気が鈍るのではないかと心配しております。

 中山間地域では,農作物被害の防止はもちろん,住民の安全を確保するためにも,適正なイノシシの駆除はどうしても必要な事業であります。猟友会などの協力なしにはできないことを考えれば,市からの財政的支援は欠かすことはできないと考えます。御協力をいただいた方には1頭当たり4,000円の支払いが確実にできるように,何らかの手だてを講じていただきたいと思いますが,お考えをお示しください。市長,できますればその辺について答弁があればお願いしたいと思います。

 それでは,質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  東原議員の再質問にお答えしますが,実際どのぐらいいるのかちょっと今わかりませんので検討してみまして,できるだけイノシシが少なくなるように(笑声)よく検討してみます。よろしいでございましょうか。(笑声)



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして中原議員。

     〔2番中原淑子議員登壇,拍手〕



◆2番(中原淑子議員)  皆さんこんにちは。公明党岡山市議団の中原淑子でございます。

 高谷市政,実質2期目のスタートとなる今回の定例市議会,市民の声をもとに私も夢の実現に向けて,安心,希望のまちづくりを目指して定例市議会10回目の個人質問をさせていただきます。

 1,災害時要援護者の避難支援について。

 岡山市は災害が少ない地域と言われておりますが,合併で市域が広くなりましたので,地域性を考慮した災害に強いまちづくりを推進していかなければなりません。特に,高齢者や障害者などの災害時要援護者の支援は大変重要と考えます。

 総務省消防庁は,このほど全国1,800市区町村を対象にした災害時要援護者の避難支援への取り組み状況の結果を公表いたしました,平成21年3月31日現在でございます。今回初めて都道府県別,市町村別の取り組み状況が発表されました。

 それによりますと,岡山市の全体計画は策定済み,災害時要援護者名簿は整備中,個別計画は未着手となっております。

 岡山市は安全・安心ネットワークが全96学区・地区で設立され,災害時,平常時の活動に力を発揮することが期待されております。

 そこで以下,災害時要援護者の支援についてお聞きいたします。

 ?岡山市は平成20年から災害時要援護者避難支援台帳の整備に取り組んできましたが,現在の整備状況についてお知らせください。

 今後,この台帳をどのように活用されますか。災害時と平常時とそれぞれについてお知らせください。

 また,対象者の拡大や情報の更新についてどのようにお考えでしょうか。

 ?地域防災マップの作成はどの程度進んでいますか。だれが,どこがリーダーシップをとるのでしょうか。

 ?災害時,実際の避難支援についての計画──個別計画ですが,どのようになっているのでしょうか。

 ?モデル地区を定めて市の担当者を配置して,具体的な支援プランに基づき防災訓練を行うなど,より一層の取り組みを推進するべきだと考えますが,御所見を伺います。

 ?西宮市が開発した被災者支援システムは導入されているのでしょうか。

 2,子育て支援について。

 (1)ファミリーサポートセンターの充実。

 1995年に設置されたファミリーサポートセンターは,14年が経過し,子育て支援の一つとして定着してまいりました。センターの利用件数がここ2年ほどで急増し,働く母親の増加でニーズが高まっていると思われます。2006年度4,029件だった件数は,2007年度は5,000件を突破,2008年度は6,388件となり,今後も増加が予想されています。利用者からセンターの環境整備と制度の充実を望む声が出されておりますが,以下の点について質問いたします。

 ?利用件数の増加の理由はどのように考えておられますか。

 ?現在の会員数をお示しください。その中に男性会員はどのくらいいらっしゃいますか。

 ?今後も利用件数の増加が予想されますが,提供会員の確保や活動時間の延長,さらに対象者の拡大などについて御所見を伺います。

 ?利用件数は増加していますが,一方でこのセンターのことを知らない方もかなりの割合でいらっしゃいます。市民への広報をどのように考えておられますか。

 (2)市民病院に授乳室の設置を。

 若いお父さんやお母さんが乳幼児を連れて外出するときに一番気になることがトイレと授乳です。子育てバリアフリー,すなわち子ども及び子ども連れの人に対して配慮が行き届き,安心して外出できる社会を目指していかなければなりません。

 昨年9月議会で公明党の松田議員が,子育てに優しいまちづくり,安心して外出できるよう「赤ちゃんの駅」──仮称──事業の実施について質問をいたしました。

 子育てを社会全体で支援していくことは大変重要であると思います。市内の商業施設などで,最近おむつがえや授乳ができるスペースを見かけることが多くなりました。岡山市でも,子ども連れでの利用が見込まれる区役所,図書館,公民館,病院などで設置すべきだと思います。

 今回は特に,市民病院の隣にある岡山市休日夜間急患診療所での授乳室設置について質問いたします。救急で行った場合,急いで駆け込むことになるので,あらかじめ授乳してから出かけることは不可能です。病院に着いてから授乳したいと思っても,授乳室がありません。市内にはさまざまな施設で授乳室が設置されておりますが,このような場所にこそ必要性が高いと思われます。ぜひ授乳室の設置をしていただきたいのですが,いかがですか。

 3,生きる力をはぐくむ教育。

 (1)キャリア教育の推進。

 少子・高齢社会の到来,産業・経済の構造的変化,雇用の多様化,流動化などが進む中,就職,進学を問わず,子どもたちの進路をめぐる環境は大きく変化してきています。また,教育を取り巻くさまざまな問題が浮かび上がっています。

 一方,若者の勤労観,職業観の未成熟や,社会人,職業人として基礎的,基本的な資質,能力の不十分さなどについても各方面から指摘されています。いわゆるニートやフリーターなどの雇用問題が指摘され,安定した就労機会が限られていることが家族形成に影響を及ぼし,結果として未婚化を促進しているというものです。このことは将来の社会保障のあり方についても大きな影響を与えるものであり,積極的な対策が必要と思われます。

 このような背景の中で,子どもたちが生きる力を身につけ,社会の激しい変化に流されることなく,さまざまな課題に対応し,社会人,職業人として自立していくことができる教育の推進が強く求められています。

 学校から就職という形でスムーズに職業生活に入っていかない人の比率は近年急激に増加しています。インターンシップや職業体験教育が重要視される理由がここにあると思われます。

 私は,就職する前の大学教育や高等学校だけではなく,もっと早い段階でキャリア教育を推進するべきだと考えています。殊に,義務教育の入り口となる小学校におけるキャリア教育は,その後の学校生活を実のあるものにするために大変重要であると考えられます。

 学習指導要領が改訂され,これまで以上に小学校におけるキャリア教育の推進が求められています。

 ここで,キャリア教育の定義ですが,文部科学省のホームページより,キャリア教育とは,「「キャリア概念」に基づいて,「児童生徒一人一人のキャリア発達を支援し,キャリアを形成していくために必要な意欲・態度や能力を育てる教育」。端的には,「児童生徒一人一人の勤労観,職業観を育てる教育」とします。これは,キャリア教育の推進に関する総合的調査研究協力者会議報告書によるものでございます。

 以上のことを踏まえてお聞きいたします。

 岡山市では,キャリア教育についてどのように位置づけられ,推進についてどのように取り組まれていますか。具体的にお示しください。今後はどのように推進していくお考えですか。

 (2)ユネスコ・スクールへの参加。

 持続発展教育──ESDを学校現場へ普及・推進するための有効な手段の一つとして,ユネスコ・スクールへの参加,活用を提案いたします。

 平成14年9月の持続可能な開発に関するサミット──南アフリカ・ヨハネスブルグ──で,当時の小泉首相が平成17年から始まる10年を国連持続可能な開発のための教育──ESDの10年とすることを提案し,これを受けて同年9月の第57回国連総会に日本がESDの10年に関する決議案を提出し,全会一致で採択されました。

 現在,ESDの10年を推進するための国際実施計画をユネスコが策定し,それに基づいて各国で国内行動計画を策定し,実施していくことになっています。我が国は,2006年3月に国内行動計画を策定し,取り組みを進めています。

 ここで,ユネスコ・スクールとはということで御紹介いたします。

 ユネスコ・スクールは,1953年,ASPnet──Associated Schools Project Network──として,ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を学校現場で実現するため,国際理解教育の実験的な試みを比較研究し,その調整を図る共同体として発足しました。現在,世界178カ国約8,500校が加盟し,日本からは2009年6月現在,79校の幼稚園,小・中・高等学校及び教員養成学校が参加しています。

 ユネスコ・スクールでは,以下の4分野を基本テーマとしています。

 (1)地球規模の問題に関する国連システムの理解。

 貧困,飢餓,失業,識字,文化理解,性差,人口問題などの世界的な問題からテーマを選び,自分の地域や国,国際的などの側面から調査を行う。

 (2)人権,民主主義の理解と促進。

 世界人権宣言,児童の権利に関する条約などを出発点として,学生みずからの経験の中から,他者の権利だけではなく,義務や責任──人種差別,偏見,民主主義,相互の尊重,市民の責任,寛容と非暴力紛争等,人権に関する問題について意識を広げさせる。

 (3)異文化理解。

 他国の学生,または両親,自国民,移民集団,大使館,他国の文化センターなどと連携をとりながら,異なる習慣,伝統,価値観に対する理解を促進させる。

 (4)環境教育。

 自分たちが住む地域が直面している環境問題──汚染,エネルギー,森林保護,海洋及び大気に関する研究,土壌侵食,天然資源保護,砂漠化,温室効果,持続可能な開発などを検討し,解決の手段を考えるとともに,科学が人類の将来に果たす役割を考える。

 少し長くなりましたけれども,以上ユネスコ・スクールについての内容でございます。

 残念ながら,我が国での教育現場では,ESDやユネスコ・スクールに対する関心は余り高くないのが現状です。しかし岡山市では,岡山ESD推進協議会が2005年に設立され,ESD教育を行う学校や団体をつなぐネットワークの構築,市民への広報啓発,研修,交流,情報交換などを行っています。また,岡山市域は,国連大学からRCE──ESDに関する地域の拠点にも認定されており,京山地区ESD推進協議会の活動もよく知られているところでございます。このような土壌のあるところですので,ユネスコ・スクールの参加によって岡山市全体にESDの活動が普及することが期待できます。

 2006年に教育基本計画が改正され,2008年3月28日,新学習指導要領案が公示され,改訂学習指導要領では,持続可能な社会の構築の観点が盛り込まれています。同年7月には教育振興基本計画が策定され,この計画ではESDを我が国の教育の重要な理念の一つとして位置づけるとともに,今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策としてESDの推進が明記されました。

 ユネスコ・スクールに登録し,ネットワークに参加することによって,世界の活動報告など,定期的に最新の情報を知ることができ,日本国内だけでなく,世界じゅうのユネスコ・スクールと交流を行う機会などが得られます。

 一つの例として,宮城県気仙沼市立面瀬小学校の取り組みを紹介しておりますが,ちょっと都合で割愛をさせていただきます。

 このほか,全国では大学や地域,NPOなどと連携して活動を展開しています。

 そこで,教育委員会にお聞きいたします。

 このような多様な活動を通じて,子どもたちの生きる力をはぐくむことができるユネスコ・スクールへの参加,活用についてお考えをお聞かせください。

 以上で1回目の質問を終わります。

 よろしくお願いいたします(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  中原議員の子育て支援に関する御質問にお答えをいたします。

 ファミリーサポート事業は,子育ての援助をしてもらいたい人と提供したい人が会員登録し,市のアドバイザーのコーディネートにより活動を行う仕組みで,地域における子育て支援の重要な活動の一つとなっていることを認識しております。

 また,この事業は仕事と子育ての両立支援策として始まり,対象を雇用労働者に限定していましたが,子どもを持つすべての家庭が利用できるように対象を拡大し,対象年齢や活動時間につきましても,事情をお聞きした上で可能な限り柔軟に対応しており,家庭的なサポートが喜ばれております。

 現状では,依頼会員がふえる人口増加地域で提供会員が不足する傾向がありますので,提供会員の拡大のために養成講座を開催するなど,さらなる充実を図ってまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎繁定昭男総務局長  災害時要援護者の避難支援についての項で,平成20年から災害時要援護者避難支援台帳の整備に取り組んできたが,現在の整備状況と今後どう活用するか,また災害時,実際の避難支援についての計画について,そして具体的な支援プランに基づく防災訓練についてのお尋ねでございます。災害時要援護者について一括してお答えをいたします。

 まず,現在の整備状況についてですが,台帳を各学区ごとに編さんし,8月26日に安全・安心ネットワーク連絡協議会総会において,各ネットワークの会長にお渡しし,各地域でだれがだれをどのように避難支援するか,おのおのの地域で話し合っていただくとともに,平常時は日ごろの見守り活動についてもお願いしたところでございます。

 更新につきましては,現在民生委員さんに御協力をしていただき,新規登録者の同意書を収集中ですが,今年度中には台帳の更新をしてまいります。

 避難訓練につきましては,各地域で実施している防災訓練への導入をお願いしているところであり,今年度1学区において合同訓練をしていただくよう協議しているところでございます。

 次に,地域の防災マップの作成はどの程度進んでいるかとのお尋ねでございます。

 本市では,自主防災会を中心に市民の皆様が,危険箇所などの防災情報を確認し,緊急時の避難に活用できる地域防災マップの作成を支援しているところでございます。昨年度までに56の自主防災会で作成されておりますが,今年度からはICTを活用して学区ごとの地域避難計画基盤図を作成し,既に配付を行っております。また,この基盤図をもとにして,町内会単位でICTを活用した地域マップ作成の支援を実施し,これまで説明会を20回程度,対象団体は自主防災会や各町内会など計131団体に上っております。引き続きこの説明会を継続しながら,地域防災マップ作成を支援してまいることといたしております。

 次に,西宮市が開発した被災者支援システムは導入されているかとのお尋ねでございます。

 議員御提案の被災者支援システムについては,初めてお聞きしたところであり,今後その内容について情報収集を行い,検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  子育て支援についての項,市民病院に授乳室の設置をの中で,休日夜間急患診療所に授乳室の設置をしていただきたいとのお尋ねでございます。

 休日夜間急患診療所は小児科の患者さんが多いところでございます。現在,あいにく授乳室を新規に設置するためのスペースがなく,御不便をおかけしておりますが,今後各スペースの利用方法や配置を検討する中で,授乳室の設置についても検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  子育て支援についての項で,ファミリーサポートセンターの充実をということで,市長答弁以外の数点のお尋ねにお答えいたします。

 まず,利用件数の増加の理由は何かとのお尋ねでございます。

 ファミリーサポート事業の利用件数が増加している理由につきましては,近年夫婦共働き,核家族化など子どもや家庭を取り巻く社会環境が大きく変化していることから,保育園,幼稚園の送迎とその後の預かり,放課後の児童の預かりなどのニーズがふえていること,またこれまでさまざまな広報活動等を行ってきたことが功を奏して,会員の増加につながっているのではないかと考えております。

 次に,現在の会員数とその中に男性会員の数はとのお尋ねでございます。

 平成21年8月末時点の会員数は,依頼会員1,619人,提供会員525人,両方会員315人,合計2,459人でございます。このうち男性会員は,依頼会員61人,提供会員20人,両方会員3人の合計84人でございます。

 次に,今後の提供会員の確保や活動時間の延長,さらに対象者の拡大についての所見を,またセンターの存在を知らない方への広報についてのお尋ねにつきまして,一括してお答えいたします。

 ファミリーサポートセンターの広報は,チラシを区役所や地域センター等の窓口に置くとともに,妊娠中の方に配付する子育てのしおりに記載したり,市の広報紙やホームページ,また民間の子育て情報誌,子育てのイベント等も利用してPRに努めているところでございます。今後とも積極的に地域への普及啓発等,会員拡大に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  生きる力をはぐくむ教育の項の中で,まずキャリア教育につきまして,どのように位置づけ,そしてどのように取り組みをしているのか,また今後どのように推進をしていくのかとのお尋ねでございます。

 現在各学校では,各教科や道徳の学習,そして係活動や委員会活動などの特別活動等の教育活動全体の中で行っているわけでございます。例えば,社会生活を円滑にするための礼儀であるとか言葉遣い,豊かに生きるための相互理解や協力,助け合い,未来への夢や希望を持つための自信や自己肯定感,そういうものもはぐくんでいくということでございます。そして,発達段階によっては将来の社会的自立に向けた勤労観や職業観等の育成に取り組んでいるわけでございます。

 また,このような学習と連動して,小学校では職場見学を実施し,個々の仕事に携わる方の思いや考え方に触れ,そして社会の仕組みについて学習をしているわけでございます。

 小学校までの取り組みは,中学校での職場体験学習,高等学校でのインターンシップ等のキャリア教育につながっていくものであります。発達段階に合わせた系統的な取り組みを進めていくことが重要だというふうに考えております。

 今後,学校で進められている個々の取り組みをキャリア教育という視点から改めてとらえ直す,そして子どもたちの認識とか視野というものを広げていく指導ということが大切であるというふうに考えております。

 次に,ユネスコ・スクールへの参加,活用についてのお尋ねでございます。

 持続発展教育の具体的な内容であります環境教育とか国際理解教育につきましては,小・中学校の総合的な学習の時間であるとか,社会科,理科の時間などで意図的,計画的に指導が進められております。例えば,魚の生息であるとか海水の浄化に有効なアマモの再生などの実践を通して自然の大切さを実感し,日々の生活において自然保護活動やESD活動を実践するなどの成果が上がっています。

 本年度,市内23の小・中学校を含む88の各種組織が岡山ESD推進協議会から重点取組組織の指定を受けまして,58の小学校区において実践を進めております。

 新学習指導要領におきましては,持続発展教育が明確に位置づけられております。今後,持続発展教育の取り組みを一層充実させることとともに,ユネスコ・スクールについても周知を図っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

     〔2番中原淑子議員登壇〕



◆2番(中原淑子議員)  御答弁ありがとうございました。幾つか再質問させていただきたいと思います。

 災害時要援護者の支援台帳でございます。議会の中でいろいろな方が質問されて,ようやくここまで進んできたということを実感しております。いよいよこれから活用が始まるわけですけれども,何事も最初が肝心です。個人情報が渡されるわけでございますので,その名簿の管理などは特に注意をしていただきたいと思います。

 更新の方法なんですけれども,定期的にこれからなされるのかどうかということが1点。それから,今回同意した方がこの名簿の中に掲載をされているわけですけれども,不同意の方をこれからどのようにしていくのか,これが1点です。それから,民生委員さんを活動の中心といいましょうか,それに考えられているわけですけれども,民生委員さんの力が結構地域によりましてはちょっと温度差があったりということもあって,民生委員さんだけにこの名簿の更新とか,そういうことを任せるというのもちょっと無理があるのではないかなと思いますので,そこら辺をちょっと確認をしておきたいと思います。

 それから,被災者支援システムの件なんですけれども,総務省のホームページを見ますと,被災者支援システム全国サポートセンターというのがございます。そのホームページを見ておりますと,ことしの1月にシステムのCD−ROM,これを各自治体の防災担当ではなくて情報担当のほうに届けているということも情報としてありましたので,これも確認をしていただいて,ぜひ早急に取り入れていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 それから,ファミリーサポートセンターの充実です。男性会員の方もやはりいらっしゃいまして,需要があるのだなと思っております。広報の結果もあってふえてきているということではありますけれども,そういう子育て,子どもさんがいっぱい行くところもそうなんですけれども,やはり事業者,企業,会社,そういうところへも周知をしていただけたらいいのではないかなと思っております。

 それから,全国のいろいろなファミリーサポートセンターを見ておりますと,育児支援だけではなくて,妊産婦を対象にした家事支援,簡単な洗濯・掃除・買い物など,それから介護支援,もちろん専門的なものではないんですけれども,高齢者の食事の世話とか洗濯とか通院の付き添い,そんなこともやってるところもあります。

 事業の主体が行政ではなくて,NPO法人に委託するとか,社会福祉協議会が主体となってやっているという事業もありますので,そういうこともございますので,一度ニーズを掌握していただいて,またそういう事業といいましょうか,対象者の拡大についても考えていただけたらと思いますので,御所見を伺います。

 それから,授乳室の設置ですけれども,前向きな答弁をいただいたと思っております。今スペースがないということでございますが,スペースを考えていただいて,ぜひとも授乳室の設置を早期に望みたいと思います。これは要望にしておきます。

 それから,キャリア教育の推進でございます。今,教育長さんがおっしゃってくださったように,いろんな側面でキャリア教育につながることは既にされているということでございますが,個々の取り組みについては,やはり個々の取り組みでしかないと思うんです。やはり教員の熱意とか,そういう意識とかによって左右されるということでありますので,岡山っ子育成条例の中にも,子どもの適切な勤労観を育成するための教育を推進するということも明記されておりますし,岡山県では教育振興基本計画を策定するということで,検討委員会が設置されました。その中で,キャリア教育についてもESDのことについてもしっかり議論をされるということを聞いておりますので,岡山市もより一層の取り組みをお願いしたいと思います。

 それから,ユネスコ・スクールですが,これも本当にこれからの取り組みであろうと思うんです。いろんな話を聞いておりますと,小学校,中学校だけではなくて,地域のいろいろな大学と連携をしているという地域もございました。

 気仙沼市では,教育委員会が主導して取り組んでいこうという流れになっているということを聞いております。岡山市でも,就実学園がエコ先進学園の宣言をしたりとか,それからこの間新聞に載っておりましたが,岡山理科大学が統括となって進めていく,県内15大学共有で岡山オルガノン事業をするということもございます。そういう地域のいろいろな資源を活用して,ぜひユネスコ・スクールへの参加というのを一つ加えていただきたいと思いますし,これは教育委員会だけではなくて,ぜひとも校長先生,それから園長先生,それから一般の教員の方にも,ぜひとも周知をしていただけるような対応をしていただきたいと思いますので,御所見を伺います。

 以上,よろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。(拍手)

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○宮武博議長  この際お諮りいたします。

 議事の都合により,本日の会議時間を延長しておきたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

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○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  要援護者支援台帳について3点の御質問をいただいております。

 まず,更新について定期的にやるのかという御質問でございますが,将来的にもやはり安全・安心ということからも,定期的には実施をしてまいりたいというふうに考えております。

 また,不同意の方はどうするのかというお尋ねでございますが,これはやはり個人情報ということもあり,現在同意方式,あるいは同意手挙げ方式を採用しておりますが,当然,支援台帳には載っていなくても災害時には支援の対象というふうに考えております。

 また,民生委員の方に温度差があり,ちょっと無理があるんではないかというお尋ねでございます。この調査方法につきましては,今後関係部局とも協議をして,できるだけ確実にそういった援護者の方が確認できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 また,被害者支援システムについての御指摘でございます。我々としても情報担当にも確認をし,早急に検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  ファミリーサポート事業について,事業者,企業等への周知を考えてほしいということでございますが,さまざまな場を活用して周知に努めてまいりたいと考えております。

 また,妊産婦への家事援助も含めた支援や,高齢者への支援等へのニーズを掌握して,対象者の拡大をしてはどうかという御質問でございますが,これにつきましても今後他都市の状況等を把握して,市内の状況も一部そのようなものもあると掌握しておりますので検討し,この制度になじむかどうかも含めて検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,キャリア教育につきまして,議員の御指摘のように,このキャリア教育という考え方につきましては,これまでそれぞれの学校の中で取り組んでいたものをどのようにキャリア教育という視点から見直し,とらえ直して,系統化を図っていくかということが大切であろうというふうに考えております。そのことによって,このキャリア教育を小学校,中学校,高等学校を含めて,系統的に学習を進めていけるというふうに思うわけでございます。

 生きる力そのものと言っても構わないだろうというふうに思っておるわけでございまして,そういうことから御指摘もありましたが,教職員がそのような意識を持つということも大切であろうというふうに思っておりますから,研修等を通しまして,しっかり浸透を図っていきたいというふうに思っております。

 そしてまた,ユネスコ・スクールでございますが,これにつきましても岡山市,岡山の地域というものは,このESD活動そのものについては先進的な活動を取り組んでいる地域ではないかなというふうに思っております。先ほども申し上げましたように,各小学校区において,多くの小学校区が活動の推進を今図っておりますので,このユネスコ・スクールそのものにつきまして,もう少しこういうものがあるんだというものを学校に周知を図っていく必要があろうというふうに考えておりますので,そのような取り組みを教育委員会として行っていきたいというふうに思っておるところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後4時44分散会