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岡山県 岡山市

平成21年 6月定例会 06月23日−05号




平成21年 6月定例会 − 06月23日−05号







平成21年 6月定例会

    平成21年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第5号

       6月23日(火)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      ──────〇──────

出席議員(49人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            5番  森 田 卓 司

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  鬼 木 のぞみ

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  松 島 重 綱

            18番  藤 原 頼 武

            19番  成 本 俊 一

            20番  太 田 武 正

            21番  三 宅 員 義

            22番  田 中 慎 弥

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  和 氣   健

            33番  三 木 亮 治

            34番  伏 見 源十郎

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(3人−欠員1)

            9番  井 本 文 博

            49番  有 井 靖 和

            50番  花 岡   薫

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病院事業管理者  松 本 健 五

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委     員  三 村 俊 隆

       事 務 局 長  高 橋 義 昭

      監 査 委 員

       委     員  広 瀬 慶 隆

      人 事 委 員 会

       委     員  新 村 容 子

       事 務 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第四農業委員会会長黒 田 栄三郎

      教 育 委 員 会

       委  員  長  佐々木 浩 史

       委     員  片 岡 雅 子

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時1分開議



○伏見源十郎副議長  皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第5日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は38名であります。

      ─────────────



○伏見源十郎副議長  会議録署名議員に升永議員,林議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○伏見源十郎副議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第91号議案から承第3号までの78件の議案についてであります。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      ─────────────



○伏見源十郎副議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第91号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下78件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして楠木議員。

     〔36番楠木忠司議員登壇,拍手〕



◆36番(楠木忠司議員)  皆さんおはようございます。

 また,傍聴者の皆さん,朝早くから御苦労さまでございます。どうかきょう一日が,議会始まりましたので,また6時からoniビジョンで再放送もされますからごらんいただきたいと思います。

 きょうは,伏見副議長にとってデビュー戦でございます。初めて議長席に着席をされております。その初めてで,私がトップを切りまして,初めての質問ということでございます。私自身も大変光栄に思っておりますし,(笑声)また伏見副議長におかれましても岡山市・政令市のかじ取りとして宮武議長ともども頑張っていただきたいなと,そういう思いでございますので,どうかよろしくお願いいたします。

 また,昨今梅雨入りをしたわけでありますけれども,なかなか雨が降りません。きょうの私の質問にも関係する事項がありますけれども,これもやはり地球温暖化の影響が幾らかあるんかなと。まあ大変危惧しておるわけでございます。雨が降らなくて心配されるのが水の問題でございます。水道事業管理者,水のほうは岡山市大丈夫なんですかね。はい,まあ首を縦に振られたんで,当面は大丈夫だと思います。

 実は,この前日曜日に道後のほうへ,松山のほうに行ってまいりました。あそこは伊予西条というところがありまして,ここは大変わき水が豊富なところでございます。一方,隣の松山市はもう既に水不足,また高松市も水不足ということで,松山市と西条市は隣同士の市ということもあるんですけれども,なかなか隣の市といえども水を供給してもらえない,そういう状況も聞いておりますし,そういった意味では水というのは大変貴重なものでありますので,市民の皆様方におかれましても,どうか節水に心がけていただきたいなと,そのように思ってるわけでございます。

 それでは,前の話ばっかりしてたら時間が幾らあっても足りませんので,早速質問に入らせていただきたいと思います。

 1番,どうにかならぬか。

 今回は,ジャンボタニシの関係,それからカラス対策について質問をさせていただきます。

 もう岡山市内全域で,大体田植えも終わっておりますけれども,目立つのがジャンボタニシ,私も先日田植えをいたしましたが,用水にはもうタニシがうじゃうじゃしてる。また,側溝,横のコンクリートにはあのピンクな本当に気持ちの悪い卵が張りついている。そういう状況,そして田植えが済んだら,今度はジャンボタニシが今の稲にまくわりつくといいますか,そして稲を食うというふうな状況が今岡山市全域で見られるわけでございますけれども,やっぱりジャンボタニシ対策,どうにかならぬかということでございます。

 まず,質問の1つ目は,被害の状況はどうなのか,また発生してる地域はどういう地域なのか。

 2つ目には,具体的な駆除対策はどのようなことが考えられるのか,この点につきましては農業委員会会長さんのほうからの御答弁をよろしくお願いいたします。

 次に,カラス対策。今回もカラスの問題,ネットを2,000枚用意したけども,600枚ぐらいしか出てない。ごみの関係については,そのような答弁もなされておりました。で,今黄色の袋,これは一つにはカラス対策だと聞いておりますけれども,その効果というのはどうなのか。まず,お尋ねをいたしたいと思います。

 それから,カラスの被害といいますか,発生状況はどうなのか,あわせてお尋ねいたします。

 2番目,農作物に対する被害,これも今カラスに,まあこのイチゴのシーズンも済みました。桃も今袋がけも終わりまして,だんだん大きくなっておりますけれども,イチゴを軒並みカラスが食べると,それから桃も袋をかける前のちっちゃいときに食べてしまうというふうな被害が起こっているわけでありまして,ちょっとお聞きしますと,先ほど言ったごみの関係についてのカラス対策については,なかなか駆除できない。まあ状況がどんなんかよくわかりませんけれども,ただ農作物については駆除できるということでございますので,その辺の被害状況についてお尋ねをしたいと思います。

 次に,これもどうにかならぬかということで,公園等の公共施設のいたずら対策及び迷惑行為についてお尋ねいたします。

 私の町内にも大きな公園が2つございます。本当にもういたずらといいますか,例えばトイレに物を詰め込む,また蛍光灯,そういったものを割る,またこの前なんかは倉庫がございまして,それをあけて中の物を引こずり出して,そしてその辺にまき散らすとか,いたずらも本当に度が過ぎるようなことが多発しているわけでございます。

 そこでまずお尋ねするのは,いたずらがあれば当然修繕をしなければなりません。直さなければなりません。その経費というものも年間を通せば結構かかっているのではないかと思いますけれども,いたずらに対しての被害の状況,あわせてどのくらいな年間修繕費が要っているのかお尋ねをいたします。

 それから2番目は,先ほど言いましたように度が過ぎたいたずらが結構ございます。そういったものについては警察に告訴する,そういったこともやっぱり必要なんじゃないかなというふうに思いますが,その辺の御見解についてお尋ねいたします。

 それからもう一つ,やはりいたずらの対象といいますか,いたずらをしてるというのがやっぱり小学校の高学年,それから中学生,そういった人たちがその中ではいたずらの中心ではないかというふうに思います。教育長にお尋ねいたしますが,学校に対してどのように,学校の中では生徒・児童に対してどのように指導されているのかお尋ねいたします。

 先日実は,小学校の子なんですが,私の家に放課後といいますか,下校時に家に寄りました。どしたんでえと言うたら,実は先生に謝るように言われたんじゃと。何したんならと言うと,家に石を投げたんじゃということで,そういう謝りに来るのはいいんですけれども,なかなかそういうことはまれでございます。ぜひ学校からのそういったいたずらに対する指導といいますか,しないようにということをより徹底していただきたいなというふうに思います。

 それからもう一つは,次の質問は監視カメラ,ごみの問題でも監視カメラをつけてということで,いろいろプライバシーの問題とかありますけれども,やはり余りにもいたずらのすごいところについては,やっぱり監視カメラなりを設置する必要もあるんじゃないかなというふうに感じているわけでございまして,そういった対策というものが考えられるものかどうなのか,お尋ねをいたします。

 この項,最後になりますけれども,これから夏休みに入ります。そうすると,先ほど言った公園なんかで,やはり夜,どういいますか,たむろするといいますか,若い人たちが,一見して中学生,高校生ぐらいの人が夜中まで公園の中をうろうろしてる。そして,その中でちょっと問題になるのが,まあおとなしくしてる子はいいんですけれども,花火をするわけですね。それも打ち上げ花火というんですか,ぽんと飛んでかなり上空へ上がって,民家なんかに落ちるような,そういう花火を夜な夜なしてる光景を見るわけでございまして,こういった花火の問題とか,それから夜公園で騒ぐとか,そういった迷惑行為に対する対策というものが考えられないものかどうなのか,これについてもお尋ねをいたしたいと思います。

 それからもう一つは,犬のふんとか猫のふん尿対策,これも砂場等でいろいろ幼児が遊んでる,そういう砂場に対する問題,今までも数多く指摘をされておりますけれども,そういった対策というものが講じられないものかどうかをお聞きしたいと思います。

 次に,大きい2番,もったいない運動パート7ということで質問をさせていただきます。

 今回はバイオディーゼル燃料,まあ要するにバイオディーゼル燃料の工場が最近稼働いたしました。あわせて廃食油,てんぷら油の回収も進められておるわけでございます。そういったことで,以下数点にわたりまして質問をさせていただきます。

 まず,全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会への加入はどうなのかということでございます。この問題につきましては,私が昨年の11月議会で質問をいたしました。当時の環境局長のほうから前向きに検討すると,加入に向けてやっていきたいというお話がありました。これがどうなっているのか,まずお聞きいたします。

 それから,バイオディーゼル燃料工場で生産される燃料1リットル当たりのランニングコストというのがどのくらいになるのか,また岡山市の購入価格,岡山市のごみ収集車約100台分ぐらいを購入するというお話でございますので,その値段は幾らぐらいで買う予定なのかお尋ねをいたします。

 それから,先ほど言いましたように,岡山市では100台ちょっとのごみ収集車に使用するということでございますけれども,それには車のタンクの中をある程度いろわにゃいけんと,修繕せにゃいけんと,改修といいますか,そういう部分があるやに聞いております。どのくらいかかったのかお尋ねいたします。

 そして,既に試験走行といいますか,つくったバイオディーゼル燃料を使った試験走行は,今もう現在してるのかどうなのか,そしてその中で何か,もししてるとすれば何か問題が起こっているのかどうなのか,あわせて本格的に走行するのはいつごろなのかお尋ねをいたしたいと思います。

 それから次に,どうしても油ということですから,給油スタンドが必要になるわけです。で,今は1カ所の工場で生産されてるということでありまして,すべての車があそこまで行くというのは大変なことでありますから,要するに給油スタンドを設けるということが必要なんではないかと思いますけれども,そのあたりの御見解,何カ所ぐらいが必要と思われとんかお聞きいたしたいと思います。

 それから,今は岡山市で言えばごみ収集車ということでありますけれども,岡山市の中にもバスが,議会のほうにもバスがありますけれども,バスとかいろんなディーゼルの車がございます。そのあたりの利用はどのように考えているのか,あわせてもう1回目に聞きますけれども,消防車も結構ディーゼルですね,大体が。それはこの廃食油を使って,ディーゼル車については,消防自動車については使うお気持ちがあるのかどうなのか,これもあわせてお聞きしときます。

 それから次に,廃食油の関係なんですけれども,既に家庭からの廃食油の回収も始まっております。大体今までに20キロリッターを回収してるということでありますけれども,ことしの目標数はどのくらい,予定の数量はどのくらいを見込んでいるのかお尋ねいたします。

 2番目に,現在は資源化物の収集,ペットボトルで出すということで収集がされとりますけども,他の方法,例えば今スーパーでトレーとかペットボトルとか,いろんなものが回収をされております。そういったところで廃食油,てんぷら油も回収するとか,それから公共施設,公民館とかいろんな公共施設があります。そういったところに廃食油専用の箱を設けて,そこへ市民が持ってきて,そこで回収をするとか,いろんな方法もあろうかと思います。今後の回収方法については,どのように考えているのかお尋ねをいたしたいと思います。

 大きな3番,岡山城内堀の浄化対策についてであります。

 この問題につきましては,私も何回か議会の中で質問もいたしました。緑化フェアももう既に終わりました。緑化フェアがあるからということで,プロポーザル方式で公募もいたしました。そういったこともありましたけれども,最終的には緑化フェアについては清水を導入する,いわゆる旭川の水を導入して,まあお茶を濁すといいますか水を濁すといいますか,そういった状況に終わってると。本格的な浄化対策,これはまだされていないわけでありまして,そういったことでこれからの岡山城の内堀浄化に向けた対策ということで,以下の点について質問いたします。

 先ほども言いましたが,緑化フェアで旭川の水を注入したわけですけれども,どのくらいの水を導入したのか,また導入すれば当然それだけの水位が上がるわけですけれども,その水位が上がった分についてはどのように処理したのかお尋ねをいたします。

 それで,あわせて2番目で,現在では堀の汚れというものは一体どうなっとんか。

 3番目として,これから暑い時期を迎えます。具体的な浄化対策というものは考えているのか,お尋ねいたしたいと思います。

 4番目といたしまして,浄化対策として岡山城内堀の水質改善に対する工法,技術等の提案を公募し,12件の応募があったと聞いております。先ほど言いましたプロポーザル方式によって12件の企業なり,またグループの方々が応募されたわけでございます。その結果はどうなっているのか,これについてもお尋ねいたしたいと思います。

 次に,JRの問題は後回しにいたしまして,世界遺産のほうから入らせていただきたいと思います。

 世界遺産につきましては,岡山市も予定があったわけですけれども,現在のところは岡山市内の施設,例えば後楽園とか,そういったところについては登録ができなかったということで,現在岡山県内で和気の閑谷学校,それから茨城県でしたかね,茨城県の弘道館というもの,まあ水戸市にあるらしいんですけども,それから足利学校,これは栃木県の足利市にあるんですけど,その三史跡による近世の教育資産として登録を目指しているというふうなことをお聞きしております。

 そこで質問なんですが,なぜそのようになったのか。また,岡山市にも世界遺産登録が予定候補として,先ほど言いましたように後楽園とか,それから旧岡山藩の藩学とか,それから百間川の大水尾が含まれていましたが,現在は先ほど言いましたように外れております。なぜ,そうなったのか,その理由をお聞きするのと,あわせて現在三史跡の世界遺産登録はどこまで進んでいるのかお尋ねいたします。

 2番目として,現在どのような取り組みがなされているのか。まあこれは岡山市だけじゃございません。もちろん県の関係がございます。そういった中で,お尋ねいたしたいと思います。

 3番目として,共同提案した岡山市,それから備前市,赤磐市,和気町の3市1町は今後どのように協議していくのか,あわせてお尋ねいたします。

 4番目,吉備中山の関係について少しお尋ねいたします。

 吉備中山は,吉備路の吉備中山一帯や吉備路の神社仏閣,古墳群など,世界遺産に登録してもおかしくないようなものがたくさんあると思います。世界遺産ということになれば,なかなか登録は難しいと思いますけれども,この項につきましては地元出身でもございます難波経済局長のほうから,吉備中山に対する思いというものがあればお尋ねしたいと思います。

 最後の項,JR津山線への土砂崩落にかかわる償還請求のその後ということで,いわゆる平成17年2月に崩落事故が玉柏でございました。これは皆様方も記憶に新しいと思います。それの復旧費といいますか,工事費といいますか,それをJRのほうから岡山市に対して,岡山市の市有地の場所が崩壊したんだからということで,応分の負担ということで,かかった経費が8,000万円余ということでありますけど,そのうちの2,889万円,まあ3,000万円弱のお金を岡山市に請求してまいりました。岡山市は,そんな金は払えんということで,JRが提訴したのが平成18年10月26日ということになっております。

 で,一審判決が平成20年に出ております。その内容は,岡山市はJR西日本に対して2,692万2,420円を払えという内容でございました。で,岡山市はそれは納得いかんというふうなことで,控訴をしたということで,現在二審で争われているというのが今の実態でございます。

 近い将来,二審のほうの判決も出されるんじゃないかなというふうに思っております。やはり,和解という道は探れないもんかなというのが私のきょうの質問の主な内容なんです。そういったことで,もし判決の前に和解の提案がなされた場合,それに応じるお考えはあるのかどうなのか。

 2つ目として,また平成18年11月に同様の事故,これはもう列車転覆までいったわけでありますけれども,事故が発生をしております。けが人もこれは出ておるわけであります。ここは民地でした。民地で,それでこれももちろんJRのほうも復旧工事をして,現在復旧工事もできて,もちろん走ってるわけですけども,この場合は既にJR西日本として,個人に対して応分の負担ですね,だから岡山市に対しては先ほど言った金額を払いなさいよと,裁判のほうも一審ではこれだけの金額を払いなさいよという判決が出てる。しかし,民有地については一体どうなのか,それについてお聞きしたいと思います。

 以上で第1回目の質問を終わらせていただきたいと思います。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,楠木議員のバイオディーゼル燃料に関する御質問にお答えをいたします。

 バイオディーゼル燃料地域利用事業につきましては,パートナー企業であるバイオディーゼル岡山株式会社の製造プラントが完成し,現在市のごみ収集車での試験運転等を実施しているところであり,事業開始のめどが立ったため,7月1日に市役所玄関前において出発式を予定しているところでございます。出発式後は,環境に優しい燃料として市のごみ収集車で使用することで,地球温暖化防止の一翼を担い,環境先進都市岡山の実現を図ってまいりたいと考えております。これから,この事業が継続できるよう市民や事業者の皆様に御協力をお願いいたします。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎松田隆之環境局長  どうにかならぬかカラス対策の項,ごみ被害の発生状況は,また黄色い袋の効果はどうかとのお尋ねでございます。

 カラスによるごみの被害については,路上及び屋根のないごみステーション等で,特に残飯等の生ごみが多く排出されるごみステーションで発生しております。今回の有料化をきっかけとして,カラス等防護用ネット貸与制度を始めており,これまで町内会等の要望により約700カ所のステーションで利用され,効果を発揮しているところでございます。現在,カラス被害のあるステーションでは,この制度を活用していただくよう周知に努めているところでございます。

 なお,本市の黄色いごみ袋は特殊顔料を用いたごみ袋の中身が,カラスに見えにくくしたカラス対策袋ではないため,カラスへの効果はないものと考えております。

 次に,もったいない運動パート7の項,バイオディーゼル燃料に関する質問のうち,市長答弁以外の部分につきましてお答えいたします。

 全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会へは加入したのかとのお尋ねでございます。

 全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会への加入については,来月開催予定の岡山市バイオ燃料地域利用協議会総会に諮ることといたしております。

 次に,生産される燃料1リットル当たりのランニングコストは幾らになるのか,岡山市が購入する価格は幾らを想定しているのかとのお尋ねでございます。

 1リットル当たりのランニングコストについては把握しておりませんが,本市が行った事業性評価の調査時においては,施設整備費を除き約50円程度と試算しており,その後の原料価格の上昇と施設整備費の償却費等が加算されるものと思われます。本市の購入価格については,市内の軽油の一般小売価格より安く設定してまいりたいと考えております。

 次に,車の改修費はどのくらいかかったのか,既に試験走行はしているのか,問題は発生していないのかとのお尋ねでございます。

 ごみ収集車に使用する際の改修費については,特段の車両改造は不要であり,今後定期点検時に燃料フィルターや燃料ホースを点検し,必要に応じ交換することとしており,現在までに費用は発生していません。

 また,ごみ収集車2台で試験走行を実施しており,使用上の問題は発生しておりません。今後は,順次バイオディーゼル燃料へ転換してまいります。

 次に,今年度の家庭からの予定量はどのくらいを見込んでいるのか,スーパーや公共施設拠点での回収は今後考えていくのか,給油スタンドは何カ所ぐらい設けるのか,岡山市所有のバス等への利用は考えているのかとの御質問に一括して御答弁申し上げます。

 一般家庭からの廃食用油回収については,4月1日から6月19日までに約26キロリットルを回収しており,このペースで推移すれば今年度120キロリットル程度の回収量が見込まれます。拠点回収につきましては,現在市有施設等での回収方法等について検討しているところであり,今後回収に向け取り組んでまいりたいと考えております。

 本市の給油施設については,当新田環境センターと東部クリーンセンターの2カ所に約2,000リットルの保管タンクを有する給油スタンドを設置済みでございます。バス等への利用については,今後関係部局へ呼びかけてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  どうにかならぬかの項で,ジャンボタニシ対策について,被害状況はどうなのか,発生している地域は,具体的な駆除対策はどのようなことが考えられるのか,またカラス対策で農作物に対する被害状況はというお尋ねでございます。一括して御答弁申し上げます。

 ジャンボタニシにつきましては,市の北部を除く地域で広範囲に発生が確認をされております。農作物の被害状況は,暖冬であった平成19年度は26ヘクタールの水稲被害が発生しておりますが,平成20年度は大きな被害は報告されておりません。これは冬季の最低気温が0度を下回る日が多く,越冬する個体が少なかったためと思われます。本年度も冬季の気温が低かったため,5月15日の県の農業試験場の観察では個体数は少ないとの報告がされておりますが,注意が必要と思われます。具体的な駆除対策といたしましては,ジャンボタニシに大変有効なスクミノンという防除剤が昨年から販売されております。

 また,用水の取水口へ金網を設置して侵入を防いだり,田植え後20日間の浅水管理を行うことで,ジャンボタニシの移動を抑える方法がございます。また,用水路では薬剤が使用できないため,地域ぐるみで水路壁の卵塊を水中にそぎ落としてふ化できなくしているところもございます。

 次に,カラスによる農作物の被害でございますが,平成20年度は麦や果樹を中心に被害面積で約122ヘクタール,被害金額で710万円余となっております。カラスの対策といたしましては,農作物を防鳥ネットで囲んだり,糸を張ったり,防鳥テープを設置して防ぐ方法がございます。また,農作物被害の相談を受けた場合,必要に応じ岡山県鳥獣保護員とともに現地を確認して,駆除実施が可能かどうか検討し,猟友会の協力のもとに駆除を行うこともございます。

 本市といたしましては,引き続き地域の皆様方の御協力をいただきながら,国,県等の関係機関とも協力し,ジャンボタニシやカラスによる被害防止に努めてまいりたいと考えております。

 次に,世界遺産登録の取り組みについての項で,吉備中山に対する経済局長の思いはというお尋ねでございます。

 吉備中山は,その名のとおり古代吉備の国の中心地と言われておりまして,のどかな里山といった風情で,散策にも適していて,また吉備津神社,吉備津彦神社を初め古墳が多く点在しておりまして,歴史ファンには魅力いっぱいの地域というふうに認識をしております。

 今地元には吉備中山を守る会というボランティアグループがありまして,自分たちで取材してガイドブックをつくるなど,熱意と行動力にあふれた取り組みを行われております。市といたしましても,こうした地元の自発的な取り組みを高く評価しておりまして,吉備路の観光振興のために今後とも密接な連携を図ってまいりたいと考えております。

 次に,JR津山線への土砂崩落にかかわる償還請求のその後ということで,2点のお尋ねをいただいております。

 まず,判決の前に和解の提案がされた場合,応じる考えはあるのかというお尋ねでございます。

 本裁判は,JR西日本から提訴されたものでありますが,一審では大変遺憾な判決が出されまして,全国の山林地主や鉄道・道路開設等に対し,極めて深刻かつ重大な影響を及ぼすなどのため,控訴を決意したものでございます。現在,控訴審中でありますため,和解という仮定の話につきましては答弁を差し控えさせていただきたいと思います。

 次に,平成18年11月に同じ地域で崩落事故が発生したが,崩落箇所が民地で既に防護工事も行われているが,JR西日本として個人に対し応分の負担を求めているのかというお尋ねでございます。

 平成18年11月の個人の山林における落石事故に関し,JR西日本が地権者に対し工事費用の請求をしたかどうか等につきまして,平成19年2月にJR西日本に釈明を求めました。これに対し,JR西日本からは平成19年4月に,現在崩壊,落石の原因を調査中であるが,緊急に事故防止対策をとる必要があることから,現在の段階ではみずからの費用負担で事故防止対策をとっているとの回答がされたままになっております。このため,本市から本件の山林地権者に連絡をとり確認をいたしましたところ,この方はJR西日本から費用請求を受けているとのことでございました。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  まず,どうにかならぬかの項のうち,公園などの公共施設のいたずら対策及び迷惑行為についてのうち,公園被害の状況は,修繕費が幾らかかっているのか,それからいたずらとしては度が過ぎているが,刑事告発などの手段は考えているのか,それからいたずらのひどい公園では監視カメラなどの設置を検討したらどうか,それから夏休みになると公園などでの花火などの迷惑行為が問題になるが,その対応は考えているのか,犬猫のふん尿対策をどのように考えているのかにつきまして一括して御答弁を申し上げます。

 公園においてのいたずらなどによる被害につきましては,愛護委員の方々を初め地元から連絡をいただき,その都度被害状況を確認の上,修繕を行っております。いたずらした者を特定するのは困難なことから,悪質性の度合いが高い被害については警察への被害届を出すなど,再発防止に努めております。この修繕費につきましては,過去3年間で約180万円を要しておりますが,ちなみに昨年度は38件で約100万円の修繕費用がかかり,10件の被害届を出し,警察による巡視の強化をお願いしております。これらの公園につきましては,地域の皆様への注意喚起や啓発に努めておりますが,現時点ではカメラの設置までは考えておりません。

 また,公園内での花火などの迷惑行為,犬猫のふん尿対策につきましては,看板の設置などで啓発を行い,公園利用者の方々のマナー向上に努めており,公園の砂場にふんを発見した場合には早急に砂の入れかえなども行って,利用者の安全を図っているところです。今後も愛護委員や周辺にお住まいの町内の皆様と連携を図り,被害防止や迷惑行為の防止に努め,安全で安心な公園となるよう図ってまいりたいと考えております。

 続きまして,岡山城内堀の浄化対策についての4点の御質問に一括してお答えを申し上げます。

 岡山城内堀の浄化につきましては,平成19年度から岡山理科大学に状況の把握及び浄化対策も含めて調査を依頼しているところですが,平成20年度までに堀の水質状況やアオコの発生,水質に影響を与えている要因の把握がされてきたところです。

 また,岡山理科大学とともに,内堀における浄化対策として悪臭対策,アオコの発生抑制,透明度の改善について技術募集を行ったところ12件の提案があり,岡山理科大学に技術的特性の評価を行っていただいたところですが,その結果,技術を幾つかの種類に分類し,その特性について評価されましたが,現時点ではすぐに適応可能とまでは至っておりません。

 一方,全国都市緑化フェア開催に向けた緊急対策として,旭川から約8,000トンの表流水を注入し,あわせて堀の水を下水道に排水して堀の水の一部を入れかえました。その結果,注水前と比べ注入後のCOD──化学的酸素要求量でございますが──の数値が下がったことから,一定の水質改善効果があったものと考えております。

 なお,お堀におけるにおいやアオコに関する苦情が平成18年度に4件寄せられているところでございます。

 今後,引き続き岡山理科大学に依頼し,堀の中の水,燐,アオコなどの水質に影響を与えている物質の因果関係など,効果的な浄化対策を検討するために必要な分析調査や水の入れかえ後の追跡調査も行い,水温が上昇するこの夏においても水質が保たれるかどうか,注意深く調査をしていくこととしています。

 岡山城内堀浄化対策につきましては,引き続き岡山理科大学の調査研究の結果や市民ニーズ,費用対効果などを踏まえ,堀の現状にふさわしい対策について岡山理科大学と連携しながら検討してまいります。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,どうにかならぬかの項の中で,公園等の公共施設のいたずら対策及び迷惑行為について,学校ではどのように指導をしているのかとのお尋ねでございます。

 子どもたちが社会生活を送る上で必要な規範意識を確実に身につけていくためには,まず大人が子どもに与える影響の大きさを自覚し,みずからの行動を律することが大切であろうと思っております。そしてまた,子どもの発達段階に応じたさまざまなかかわりを行っていくことが大切であろうというふうに思っているところでございます。

 学校では,道徳の時間を中心に,社会生活を営む上で必要とされるルールであるとか,マナーの学習をしておりますが,それだけではなく日々の清掃活動や校内の草取りや修繕などの奉仕作業を通しまして,公共物を大切にする心を育てる指導というものを行っておりますが,これを引き続き強く進めていきたいというふうに思っております。

 一方,やはり家庭,地域社会におきましても,身近な地域行事などに子どもと一緒に参加をし,活動することなどによりまして,子どもたちに社会の一員としての自覚を植えつけていく必要があるというふうに考えております。

 次に,世界遺産登録の取り組みについての御質問をいただいております。現在,どのような取り組みを行っているのか,どうして近世の教育資産を掲げることになったのか,また後楽園などが外されたのはなぜか,関係自治体は今後どのように協議をしていくのかとのお尋ねでございますが,一括してお答えをさせていただきます。

 岡山市は,平成19年9月に岡山県,備前市,赤磐市,和気町と共同で「近世岡山の文化・土木遺産群−岡山藩郡代津田永忠の事績−」と題した世界遺産登録を目指した提案書を文化庁に提出いたしました。国の世界文化遺産特別委員会は提案を審議いたしまして,昨年9月に今回の提案は登録が難しいとの判断が下されました。備前市の閑谷学校は,足利学校や弘道館と合わせて近世の教育資産として,後楽園を外して再編する道筋が国の特別委員会によって具体的に示されたことを受けたものでございます。

 共同提案を行いました岡山県と3市1町は,津田永忠の遺産群は世界遺産登録は困難としても,世界に誇り得る貴重な文化財として保存,活用,情報発信に努めていくことを申し合わせ,津田永忠の遺産を紹介したガイドブックを今年3月に発刊するなど,引き続き連携した取り組みを行っているわけでございます。

 以上でございます。



◎黒田栄三郎第四農業委員会会長  どうにかならぬかという御質問の中で,ジャンボタニシの駆除対策はどのようなことが考えられるのかとのお尋ねにお答えいたします。

 ジャンボタニシは,寒さに弱く冬場は土の中に潜って越冬するので,冬季に丹念な耕うんを行い,貝の密度を低下させることで被害を抑えることができます。

 また,夏場に大豆などの畑作物を栽培することが可能な地域では,水田の転作により貝の密度は著しく低下するので,計画的な転作を行うことも効果があります。取水口への金網の設置,田植え後の浅水管理,さらに卵塊の駆除など,経済局長から答弁がございましたことも含めまして,農家は被害防除に苦労しております。農業委員会といたしましては,関係の機関,団体と連携しながら,情報提供などを通じて農家の支援に努めてまいりたいと思います。

 以上でございます。



◎藤原文法消防局長  バイオディーゼル燃料の消防車への使用についてお尋ねがございます。お答えを申し上げます。

 バイオディーゼル燃料は,新たな燃料として有効と考えております。しかし,従来のディーゼル燃料に比べ若干の出力不足があると聞いております。したがいまして,消防車におけるエンジンの出力低下は緊急走行や一刻を争うポンプの性能に支障を来すおそれがあることから,使用につきましては今後他の利用車両のデータ等の推移を見守りたいと考えております。

 以上でございます。

     〔36番楠木忠司議員登壇〕



◆36番(楠木忠司議員)  御答弁ありがとうございました。

 何点かについて再質問をさせていただきます。

 どうにかならぬかの項でジャンボタニシの関係,カラス被害の関係,これについては経済局長,また農業委員会会長さんのほうからも御答弁がありました。被害があるのは事実でございますので,やっぱり的確な指導といいますか,相談といいますか,乗っていただきたいなと,そのように考えておるわけでございます。

 公園の関係,これも本当に困ったもんで,昨年の実績が38件,100万円,僕はもっと多いんじゃないかなというふうに思っておりますけれども,そういうお金がそれだけ要ってると,これも税金でございます。警察のほうにも被害届を出してるということでございます。監視カメラは,つけないということでありますけれども,せめて監視カメラ,本当のカメラじゃなしに,あれデコというんかね,そういったカメラでもつけたらどうかなあと思いますので,このあたりについては再度の答弁をよろしくお願いいたします。

 それから,もったいないの関係,バイオディーゼルの関係,市長からも御答弁がありました。私も大変期待してた事業でございますし,それが一歩も二歩も前へ進んだと,聞くところによりますと全国でも優秀な規模を誇るということで,まさに市長の言われた先進都市岡山,このことが言えるんではないかなというふうに思いますので,これをいかに今後は有効に活用していくか,また大体年間には1,200キロリットルぐらいが生産可能というふうに聞いておりますので,できる限り岡山市の車に,先ほど消防局長のほうから,消防車というのはこれはもちろん出力が低下したら困りますから,そのあたりについては十分検討といいますか,経緯を見ながら使用していただきゃあいいと思うんですけれども,やっぱり関係課に聞きますと,かなり自信を持った軽油ですね,バイオディーゼル燃料というのは自信を持ったお話でございますので,ぜひよりよいものにしていただけたらなというふうに思います。これは別に再質問ではございません。

 あと,廃食油の関係,回収,まあ拠点も検討するということでございますので,特にどういいますか,今は先ほど言いましたように資源化物の収集ステーションに出してるのみということ,家庭からの廃食油を回収するということが,これがやはり啓発運動にもなりますので,ぜひそういったことを早急に検討していただき実施をしていただけたらなと思います。

 それからもう一つ,例えば考えてるとは思うんですけれども,バイオディーゼル燃料を使ってる車には横にBDFを使ってるよというステッカーなんかを張ってる車をたまに見受けます。そういったことで,市民への宣伝,PRのためにも,使ってる車についてはぜひそういったステッカーを張ってもらいたいと思いますけれども,何か御見解があればお聞かせいただきたいと思います。

 浄化の問題,これも喫緊の課題でございます。私が聞いた範囲ですと,何でやれんのんかと,プロポーザルが12社,まあ12グループが提案してる,いろいろ理大のほうで分析はしたというのが先ほどの答弁でございました。で,一番の理由は,私の聞いてる範囲では財政的な問題なんです。ということで,なかなか難しいということを聞いてるんです。財政的な問題は,もう当然最初からわかってたことでありまして,何でそんなのにからプロポーザルなんか,要するに公募してやるんかというんがようわからんのです。そのあたりについて,なぜプロポーザルをして,それで結論が結果的に出なんだ,その原因は私は財政的な問題というふうに理解しておりますので,この点について再度お尋ねをしておきたいと思います。

 それから,津山線の関係です。2回崩落事故が起こっております。今度は,下の道も岡山市が政令指定都市になったということで管理するということでございますので,よりJRとの連携というものを強めていかなければならないんじゃないかなというふうに思います。先ほどの話ですと,民間の方にも工事費の金額が来たという話でございます。裁判までは当然なっておりませんけれども,もしこれで負けたら,そういった問題が次から次へ起こってきて,あの沿線の私有地を持ってる人は本当に安心しておれんのんじゃねえかなというふうな気がいたします。そういった意味では,本当にもうJRと話をして,それで和解をして,そういう地域住民の皆様方の,安心して財産を守っていく,そういったことも必要じゃないかと思いますので,いま一度の見解をよろしくお願いいたします。

 それから,世界遺産の問題,実はこれが先ほど言った津田永忠の遺産をめぐる旅ということであります。こういった広域的なことも必要だと思います。これにつきましては,後で小林議員のほうから質問がなされるというふうに聞いておりますので,そちらのほうに譲っておきたいと思います。

 あと一つ,吉備中山のお話がございました。これがパンフレットでございます。これにつきましては,1部300円で販売しておりますので,鷹取議員のほうもこれには十分関与しております。本当に物すごくいい本なんです。そういった本も販売しておりますから,皆様方で御入り用の方がおられましたら,御連絡をいただければと思います。

 以上で再質問を終わります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎松田隆之環境局長  バイオディーゼル関係について2点再質問をいただいております。

 まず1点目,バイオディーゼル車について市民へのPRのため,ステッカーを張ってもらいたいがとの御質問でございます。

 PR用のステッカー,60センチ掛ける25センチのマグネット式で,この車はてんぷら油で走っていますというような標語を書いたものを準備しております。市民へのPRをしていきたいというふうに思っております。

 それから,廃食用油のスーパー等の拠点を検討してはということにつきましては,今後事業者,店舗等にも協力をお願いしてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



◎難波巧経済局長  JR津山線の土砂崩壊にかかわります訴訟につきまして,再質問をいただきました。

 地域住民,民間地主のためにも和解をするべきではないかというお尋ねでございます。

 本件は,一審では市が敗訴をいたしまして,現在控訴審での手続が進んでいるところでございますけれども,鉄道管理者であるJR西日本と山林地権者である本市との主張には大きな隔たりがあるということでございまして,このためにはまずは本市の主張が十分に認められることが重要であるというふうに考えております。和解につきましては,現在控訴審中であるため答弁を差し控えさせていただきたいと思います。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  2点の再質問に順次お答え申し上げます。

 まず,公園等の公共施設のいたずら対策及び迷惑行為についての項で,監視カメラをダミーでもいいからつけてみることは考えられないかという御質問にお答えを申し上げます。

 議員からの今の御質問の中でもございましたけども,やはりカメラをつけるということになりますと,公園を使う方がどう感じるかとか,いろんな問題もあるというのも事実かと思います。ということで,現時点ではカメラをつける考えがないということで答弁をさせていただいたわけでございますけども,これから個別ケースの話を,愛護委員初めいろいろ地域の地元の皆様と,もしそういう話があったとき,まあいたずらはないことが望ましいわけですけども,そういうようなことがあったときに,いろいろお話をする中で,そういう個別ケースの中で可能性があるかないかを検討すると,そういう性格の課題かなというふうに考えている次第でございます。

 続きまして,岡山城内堀の浄化対策について,なぜプロポーザルなのかと,それで選べない理由は財政的なものなのかという御質問にお答えを申し上げます。

 先ほどから少し経緯を御説明申し上げましたとおり,岡山城の内堀の浄化対策というのは非常に技術的にも難しい問題でございまして,そういう意味で岡山理科大学にもいろいろ調査をお願いしているとともに,ちょっといろいろな知恵をおかりするということで,プロポーザルの提案もいただいて,それをさらに技術的な評価を行っていただいたといういきさつがございます。

 それで,議員の質問の中で財政的なものかという話がございましたけども,当然こういう話というのは費用対効果みたいなことも考えないといけないというのは事実であろうかと思います。そういう意味で,内堀の浄化対策につきましては引き続き岡山理科大学の調査研究の結果,それから市民ニーズ,そしてそれを踏まえた費用対効果というのを踏まえて,どういう対応策がやはり堀の現状にふさわしいのかというのを考えて対応していく必要があると考えておりますので,御理解を賜りたいと思います。

 以上でございます。



○伏見源十郎副議長  楠木議員,いいですか。

 次は,順序に従いまして小林議員。

     〔7番小林寿雄議員登壇,拍手〕



◆7番(小林寿雄議員)  皆さんおはようございます。

 ゆうあいクラブ2連発ということで,ゆうあいクラブの小林寿雄,2番目をやらせていただきます。

 それでは,早速ではありますけれども,通告に従いまして質問をさせていただきます。

 まず最初に,行財政改革について質問したいと思います。

 岡山市の抱えている7,000億円の借金を何とか減らさなくてはいけない。しかし,借金を減らすために市民サービスの低下をさせてはならない。むしろ,行政サービスに対する市民満足度は上げていかなくてはいけない。こうした二律背反の要素を含んだ大きな命題にどう答えを出していくのか,これが高谷市政の4年間であったと私は思っております。この間の取り組みに対して,心より敬意を表したいと思います。その上で,この4年間の取り組みがどうであったのか,またこれまでの取り組みを踏まえて,今後4年間どういう取り組みを進めていくのか,丁寧な説明を市民にしていただきたい。また,市民の皆様にも正確に理解をしていただきたいと思います。

 市長は,今議会の所信表明の中で「市長に就任当時,市全体の借金が約7,000億円あることを明らかにした上で,行政サービス棚卸しを初め,精力的に行財政改革に取り組んでまいりました」と述べられました。平成19年5月には,NHKスペシャルで夕張市破綻の放送の次週に,岡山市の7,000億円の借金とそれに対する行革の取り組みが報道され,岡山市民はもとより全国的な大きな波紋が巻き起こったことは記憶に新しいところでございます。

 そこで質問いたします。

 7,000億円の岡山市の借金を減らすために,市長はこれまでさまざまな努力をされてきたわけですが,どのような取り組みをされてきたのか,主なことについて改めて市民にわかりやすく御説明をいただきたいと思います。

 次に,市長はこれからさらに借金を減らすために頑張っていくことを所信表明の中で述べられておりますけれども,具体的な取り組みとして主にどのような取り組みをしようとされているのか,これもまた市民にわかりやすく御説明ください。

 さて,7,000億円の借金を減らすために無駄を省く行革を進める一方で,市民満足度を向上させるために市長は就任以来,縦割り行政,慣例,法令条例主義の打破,たらい回しなどのいわゆるお役所仕事からの脱却を明確に打ち出され,組織のフラット化や職員の意識改革に向けての取り組みなどを実践されてきました。

 そこでお尋ねをいたします。

 これらの取り組みに対して,どのような成果が上がってきているのか,また課題としてどのような点が残っているのか,今後その課題についてどのような取り組みが必要と考えられているのか,御所見をお聞かせください。

 また,岡山市で幾ら縦割り行政の打破を実行しようとしても,国は相変わらず縦割りのままであります。この点について,日々の仕事の中で国の縦割り行政のために困っている点を具体的に改めてもらうよう,国に働きかけることも必要なのではないかと思いますが,いかがお考えでしょうか。

 また,今後一層行革を進めていき,その実を上げていくためには各局,各課の主体的な取り組みが重要だと思います。やらされる改善から主体的に行う改善にしていくことが重要ということであります。こうした転換を図るためには,改善の成功事例,結果だけではなく改善のきっかけ,改善のプロセス,具体的な取り組みなどを職員で共有することが大切だと考えます。こうした取り組みに対して,どのようにされていますでしょうか。

 さらに,市民満足度を高めていくためには,まずは市民ニーズの的確な把握が必要です。そのために,難しい意識調査などではなく,市民に一番近いところで仕事をしている職員の声を聞くことから始めてはどうでしょうかと,そういう提案をこれまでもさせていただいたところであります。先般行われた市長と若手職員の意見交換会などは,一つのよい実践例ではないかと思いますが,職員の声や思いから市民ニーズをつかむ取り組みについて今後どのようにされるのか,お考えをお聞かせください。

 行革の項の最後,市民満足度を高めていくためには,職員満足度を高める取り組みを進めていくことが重要だと考えます。公務員における職員満足度というのは,例えば給料が上がるとか,仕事が楽になるということではないと私は思います。公務員の満足度というのは,自分のしている仕事が市民のため,社会のために役立っているという自信と誇りにほかならないと思うのであります。その意味において,職員満足度を高める取り組みについて,これまでどのように取り組んでこられたのか,また今後どのようにされるのか,お考えをお聞かせください。

 次,2点目としまして,環境先進都市を目指した取り組みについてお伺いをしたいと思います。

 本年2月から家庭ごみの有料化が実施され,同時に新たな資源化物として雑紙の回収が実施をされました。家庭ごみの有料化については,議会でも時間をかけ慎重な審議が行われたわけですが,懸念されていた大きな混乱もなく,当局の皆様の御努力はもとより,岡山市民の良識,市民力に改めて敬意を表したいと思います。

 2月以降,可燃ごみは約23%,不燃ごみは約41%の減少,資源化物は34%増加ということで,おおむね満足できる結果と言ってもよいのではないかと思います。しかし,これでよしという問題ではありません。一層のごみ減量化を進めていく必要があることは市民の共通した認識であろうと思います。今後,可燃ごみをさらに減量するということになれば,廃プラスチックと厨芥類をどう減らすのかということになろうかと思います。

 そこでお尋ねをいたします。

 廃プラについては,現時点で技術的な問題やコストの面からもすべてをリサイクル──サーマルリサイクル以外ということでありますけれども──するのは困難であろうと思われますが,例えばペットボトルのキャップであるとか,白色トレーなど,品目を限定すればリサイクルも可能ではないかと思われます。廃プラのリサイクルについて,今後どのようにされるのか,現時点でのお考えをお示しください。

 次に,家庭ごみの約4割を占める厨芥類,いわゆる生ごみでありますけれども,これをどう減量させるか大きな課題であります。各家庭での生ごみ処理を進めるのも一つの方法でありますが,また市全体の生ごみを堆肥化する,あるいは酵素式の生ごみ処理機で消滅させることも技術的には可能であります。生ごみ処理について,現時点でどのようにお考えでしょうか。今後の展望も含めお答えいただければと思います。

 大きな3点目として,安全・安心ネットワークについてお尋ねをしたいと思います。

 安全・安心ネットワークの構築は,高谷市政の取り組みの柱の一つだと認識しております。しかし,その必要性や具体的な将来像は市民にとっていま一つわかりにくい,十分腹に落ちているという状況ではないというのが私の現状認識であります。

 そこでお尋ねをいたします。

 まず,この安全・安心ネットワークの構築について,そもそもの発想の出発点,そして安全・安心ネットワークの必要性と将来の可能性,将来像について市民にわかりやすく御説明をいただきたいと思います。

 また,今後これまでの取り組みに加え,地域福祉,健康づくりなどの分野に,さらに活動が広がるよう推進していくとのことでありますが,具体的にどのような活動を想定されているのでしょうか。

 これからの少子・高齢化社会の中で,周辺地域においては高齢者を対象とした地域生活交通の確保が大きな課題となることは必至であると思います。そうした中で,地域によっては安全・安心ネットワークを使って過疎地有償運送を行うなどの取り組みも展望したいと思いますが,御所見をお伺いいたします。

 大きな4点目として,観光振興についてお尋ねをいたします。

 岡山市は,歴史,文化の宝庫でもあり,観光資源はしっかりある。さらに,交通の便もすこぶるよい。観光地としては,大変大きなポテンシャルを持っていると言えます。しかしながら,交通の便がよいという強みは逆に弱さでもあるというふうに思います。というのは,交通の便が悪ければ滞在型の観光が主流になると思われますが,交通の便がよいばかりに,なかなか滞在してもらえないという悩みが生まれます。こうした中,何とか滞在型の観光振興にシフトしていこうということで,さまざまな工夫や取り組みが進められてきたところであります。

 さて,そうした中,後楽園がミシュランに格付をされて,外国人観光客がふえたという報道がありました。都市ビジョンにも載っております。

 まず,こうした外国人観光客の受け入れ体制について,岡山市はどのような取り組みをされているのでしょうか。現状と課題についてお伺いしたいと思います。

 次に,備中県民局ではたたらの道,あるいは酒蔵の道などの観光ルートをつくっております。なぜ県民局ごとにするのか不満の残るところでありますが,岡山市も備前県民局等と連携して,備前の観光ルートを開発してはどうかと提案したいと思います。

 先ほどの楠木議員の質問にもありましたけれども,閑谷学校,倉安川吉井水門,後楽園などを世界遺産へという動きが出て,活発に動いております。また,そういう動きとともに,姫路城などとセットにした広域観光ルートの開発もできるのではないかと思います。また,姫路市,鳥取市,岡山市,池田家つながりでHOTトライアングルというのができておりますけれども,このHOTトライアングルを念頭に置いての観光ルートの開発も想定されるところであります。いずれにいたしましても,備前県民局等と連携しての観光ルートの開発を進めてはどうかと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 さて,観光振興ということで,2006年に長崎市において「長崎さるく博」というイベントが開催をされ,長崎市の観光が大きく変わり,入り込みの観光客数がV字回復をしたということは,観光の関係者はよく御存じのことと思います。この「さるく」というのは,長崎の方言でぶらぶら歩くと,悪い意味ではほっつき歩くというふうな意味があるそうですが,長崎のまち全体をテーマパークに見立て,長崎のまち歩き自体を観光あるいはイベントにするという取り組みでありました。長崎市は,まちのそこここに特有の歴史や伝統文化が息づいているまちで,観光資源として一級のまちと言えます。それにしても,なぜ212日間の開催期間中に1,000万人もの人が参加をするという大成功をおさめたのか,しっかり検証してみる必要があるんではないかというふうに思います。

 その原因としまして,市民の多くが市民プロデューサーや市民ボランティアとして活躍したこと,その背景には「のぼせもん」,これはお祭り男とかお祭り女という意味のようでありますけれども,悪い意味だったらお調子者と,そういうふうなことも言われているようでありますけれども,「のぼせもん」と言われる市民気質や,市民自身が自分たちのまちに誇りや愛着を強く持っていること,さらに専門家の協力のもとにコンセプトの設定から周到な準備を進めてきたことなどが挙げられると思いますが,私はもう一つ伏線があるように思います。

 長崎のまちは,修学旅行で多くの中高生が訪れます。その多くは,事前に独自に作成したマップをもとに小グループでまち歩きをしていました。そのことが「さるく博」の原型になったのではないかと私は思えてなりません。

 そこでお尋ねをいたします。

 「長崎さるく博」から何を学ぶべきか,一つには岡山市民が岡山のまちをもっとよく知り,好きになってもらうこと。また,校外学習で中高生に岡山のまちを歩いてもらうこと。そして,生活交流都心創生プロジェクトにある「歩いて楽しいまちづくり」を進めていくということではないかと思います。そうした取り組みを総合的に,できるところから,力まずに進めていく必要があると思いますがいかがでしょうか,御所見をお伺いしたいと思います。

 最後に,教育の創造ということでお尋ねをいたします。

 項目の通告をした後,えらい大仰な項目にしてしもうたなあというふうに後悔をしたわけでありますが,質問をいたします。

 本年4月に政令市移行にあわせ,岡山市都市ビジョンが策定されました。表題には,「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市おかやまをめざして」とあります。

 まず,私は「心豊かな」というところに着目したいと思います。心豊かな岡山市になるためには,市民一人一人が心豊かになっていかなければなりません。それも,まず大人から。そして,子どもたちには心豊かな大人たちの背中を見せながら,心豊かな人間に育ってもらえるような教育を展開していく必要があると思います。

 また,都市ビジョンのそれぞれのプロジェクトを見ると,子どもたちの活動している写真が多く載せられております。また,岡山っ子育成プロジェクトはもとより,自然との共生プロジェクトあるいは環境先進都市プロジェクト,資源循環社会構築プロジェクト,ユニバーサル社会プロジェクト,安心の子育てプロジェクト,安全で豊かな食産業プロジェクト,そういったプロジェクトに教育は大いに関連していると私は感じているところであります。

 都市ビジョンはこれからの岡山市をつくっていく羅針盤であります。そして,そこに掲げられているそれぞれのプロジェクトは岡山の地域課題であると言えると思います。そして,それを支えていくのはやはり教育だということを改めて感じます。

 そこでお尋ねをいたします。

 近年,特色ある教育ということがよく言われます。しかし,特色ある教育とは何か,岡山ならではの教育とは何かを考えたとき,都市ビジョンに示されている岡山の地域課題を教育課題に昇華させ,展開していく取り組みが必要だと思いますが,御所見をお伺いいたします。

 最後に,都市ビジョンを着実に形にしていく上で,教育委員会と市長部局が有機的な連携を深めていく必要があると思いますが,具体的にどのようにお考えでしょうか。また,具体的にどこから,どのように連携を進めていかれるおつもりでしょうか。お考えをお示しいただきたいと思います。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。

 御清聴ありがとうございました。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  小林議員の御質問にお答えをいたします。

 まず,行財政改革についての御質問でございますが,私は行財政改革の断行を掲げて市長に就任し,直ちに特別会計などを含む市全体の借金が約7,000億円あることを公開し,岡山市の将来の負担を危惧して必死に行財政改革に取り組んできました結果,この4年間で約600億円の借金を減らすことができました。そのための努力として,第1に市債の発行については元利償還金の全額が交付税算入されるものを除き,150億円程度に抑えました。第2に,土地開発公社の保有土地の減少に努めてきた結果,平成17年度と比較し100億円超の圧縮ができるまでに減少しました。第3に,市全体の債務負担行為の残高の約3割を占める土地改良事業の優先順位を明確化し,事業費の抑制に努めました。第4に,高金利債の補償金なしでの低金利への借りかえについて国に働きかけを行った結果,新制度を創設していただき,この制度の活用により約80億円の節減となる見込みでございます。

 次に,市民の皆様の目線や民間の経営経験を生かした視点から,ゼロベースでの見直しをする行政サービス棚卸しによって,この4年間で平成17年度当初予算に対し,年間ベースで約231億円の財政効果を実現しました。その主な内容としましては,第1に3年間の職員採用凍結などによって,4年間で職員を659人削減し,臨時職員の賃金を含めて約56億円の縮減ができました。第2に,民間活力の積極的活用や事務事業の見直しなどにより,約62億円の縮減ができました。第3に,土木,農林などの投資的経費等の選択と集中による約74億円の縮減などがございます。

 こうした行財政改革を進める一方で,改革で生み出された財源を使って乳幼児医療費の対象年齢の引き上げ,妊婦一般健康診査の全額公費負担,特別支援教育補助員の拡大,西消防署・消防防災センターの新設などによる福祉・教育・消防における市民サービスの充実を進め,また浦安南町・築港栄町線の4車線化など,都市基盤整備も着々と進めております。

 また,今年度においては下中野・平井線の旭川工区,藤田・浦安南町線の測量設計,水防センターと中区の消防署の設計に着手するなど,将来に向けたまちづくりに投資しております。

 このように,市民生活に密着した行政需要にしっかりと対応しながら,全国的に税収が落ち込む中でも,財源調整のための基金を取り崩さずに平成21年度当初予算の編成ができました。これも4年間の行財政改革の成果があればこそと考えております。

 しかしながら,100年に一度と言われる世界的な景気後退の中で,今後は大幅な税収不足が予想されており,これからも市民生活をしっかりと守りながら,都市ビジョンに掲げる2つの将来都市像を実現していくために,新岡山市行財政改革大綱における各種目標値の達成に取り組み,これまで以上に徹底した行財政改革を断行してまいりたいと考えております。

 次に,安全・安心ネットワークについての御質問でございますが,少子・高齢化が進む中で,すべての市民が安心して生き生きと暮らすことができる地域づくりのキーワードは,安全・安心だと考えております。このためには,自分たちの地域を自分たちの力でつくり,守り,育てていくことが必要だと思います。これまでも町内会,婦人会,民生委員,児童委員,消防団など,各種団体がそれぞれの目的で活動されております。しかし,地域課題を解決するためにはこれらの方々の横のつながりが大変重要であり,安全・安心ネットワークの活動にその役割を期待しているものであります。

 現在,小学校区を単位とする安全・安心ネットワークが防犯,防災,環境美化,地域福祉,健康づくりなどを活動テーマとして,全市域96学区・地区で構築されております。これまでの活動は,防犯パトロールや登下校中の児童の見守り,防災訓練,一斉清掃などを中心に取り組まれてきておりますが,今後高齢化が進む中で,ひとり暮らしの高齢の方を身近な地域の皆さんが見守り,支えるといった地域福祉や健康づくりなど,幅広い分野へ新たな活動の輪が広がってほしいと考えております。

 また,今年度立ち上げました保健福祉ネットワーク協議会や地域包括支援センターと,この安全・安心ネットワークが連携することにより,地域福祉を一層向上させ,すべての市民がお互いに認め合い,支え合い,安全で安心して暮らせる地域社会の実現を目指してまいります。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  行財政改革についての項の中で,職員満足度を高める取り組みについて,これまでどのように取り組んできたか,また今後どのようにされるのかとのお尋ねでございます。

 議員御指摘のように,市民満足度を向上させるためには,まず職員の仕事に対する満足度を高めることが重要であると考えております。多くの場合,職員は困難な仕事をやり遂げたときや市民から信頼され,感謝されたとき,あるいは成果だけでなくプロセスも含めて褒められ,認められたときなどにみずからに誇りを持ち,自信が得られ,自分に好感を抱いてモチベーションが高まり,さらなる目標に向かってみずから進んでいくものとされております。そのため,所属長にはこのように職員個人の活性度を高めるようなOJTややりがいが生まれる職場環境づくりが求められているところであり,毎年各職場の所属長を対象としたOJT支援研修を初め,職員みずからのやる気を引き出すコーチング研修,そのほか人材マネジメントを主眼とした研修などを実施しているところでございます。

 また,困難な仕事をやり遂げたり,他の模範となるような行為を行った職員等に対しましては,これを表彰し,その功績をたたえることにより,職員のモチベーションの高揚を図っております。今後も,こうした取り組みを積極的に実施して職員満足度を高め,市民満足度向上につなげてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  観光振興についての項で,長崎さるく博から何を学ぶべきか,市民が岡山のまちをもっと知り,好きになってもらうこと,校外学習で中高生にまちを歩いてもらうこと,歩いて楽しいまちづくりを進めていくこと,そうした取り組みを総合的に進めていく必要があるのではないかとの御質問でございます。

 400年前の城下町の形成期から発展し続けた岡山のルーツとも言える岡山城,後楽園,旭川,そしてカルチャーゾーン等の魅力を市民の皆様に知っていただき,郷土への愛着と誇りを持つことがまちの魅力アップと観光客へのおもてなしの心を醸成していくものと考えております。本市では,これまで本市の資源に磨きをかけ,広くその情報発信に努めるとともに,人に優しい歩道整備を初め,観光ボランティアガイドによる岡山まちなか歴史・文化探訪ウオーク,学校校外学習を通じて岡山のまちを知る取り組み等を実施しているところでございます。

 今後とも岡山城,カルチャーゾーン,西川緑道公園など,本市の歴史,文化の資産を回遊しながらつなぐ,歩きたくなるみち空間の整備など,観光客にとっても魅力があり,また市民にとっても愛着の持てる歩いて楽しい都市づくりに努めてまいりたいと考えております。

 次に,教育の創造についての項で,都市ビジョンを着実に形にしていく上で,教育委員会と市長部局が有機的な連携を深めていく必要があると思うが,どのように考え,どのように進めていくのかとの御質問でございます。

 都市ビジョンの岡山っ子育成プロジェクトでは,これからの岡山を築いていく上で,自立する子どもを育成することが重要であり,そのためには家庭,地域社会の教育力の向上とともに,保健・医療・福祉などが連携した教育支援が必要としておるところでございます。本市では,これまで就学前教育から小・中の連続性を大切にした岡山型一貫教育や放課後児童対策の推進,本市の豊かな自然環境を生かした体験型の環境学習や食育,食農教育の充実,また地域こども相談センターへの子ども相談主事の配置など,関係部局と教育委員会との連携による総合的な施策展開に努めているところでございます。

 さらに,今後は議員御指摘の点も踏まえまして,市長部局で展開される施策が学校教育の生きた教材として取り上げられることも意識しながら,教育委員会との情報共有に努め,連携を強化してまいりたいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  行財政改革についての項の中,お役所仕事からの脱却を実践してきた成果についての中,市長答弁以外の点について,加えて改善のきっかけ,プロセス,具体的な取り組みなどを職員で共有することが大切,こういった取り組みはどのようにされているかとの質問にお答えいたします。

 成果につきましては,市長が述べられたもの以外に部制を廃止し,組織のフラット化を進めるなど,意思決定の迅速化と組織のコンパクト化を図りました。また,市民に徹底的に奉仕できる市職員となるべく,意識改革を行うため,北川正恭氏などを招いての行政改革公開講座を行うとともに,職員が自主的に市民サービスを改善するための業務改善運動を推進し,若手職員によるチャレンジ・ザ・岡山市役所の取り組みや契約課が入札参加資格申請手続の見直しを行うなど,着実にその成果が出てきているところであります。

 今後の課題としましては,各局,各課及び職員一人一人の主体的な取り組みが重要です。そのため,業務改善職員提案制度を今年度からリニューアルして,実践中心の「カイゼンジッセン制度」に改めたところであります。

 また,改善のきっかけ,プロセス,具体的な取り組みなどを職員で共有することについては,若手職員によるチャレンジ・ザ・岡山市役所の取り組みなどを通じても,情報の共有化が必要だという声が出ております。

 このため,それを受ける形で改善運動に取り組もうとしたきっかけやプロセス,具体的な取り組みなどを発表する意見交換会を先般行い,あわせて契約課の改善事例である入札参加資格審査登録の改善事例を紹介するなど,情報の共有化に努めているところであります。今後,この改善運動が現場を中心に活発化するよう,さらに工夫していきたいと考えております。

 次に,国の縦割り行政のため困っている点を具体的に国に働きかけることも必要ではないかとの御質問にお答えいたします。

 行政サービス棚卸しにおいて,市が実施している事業が国の縦割りの壁によって効率的,効果的でないものが多々見受けられ,これまでも内部検討はしてきましたが,県を通じての要望ということ,また全国的な問題ということでなかなか解決されませんでした。例えば,放課後児童対策では文部科学省所管の放課後子ども教室と厚生労働省所管の放課後児童クラブの2つの事業について,受益者や場所要件などの面で考えが異なっていたり,LRT化の支援窓口が国土交通省の各局に分かれているなどの縦割りによる問題点がありますが,これらについては国へ政策提言,要望を先般行ったところであります。

 しかし,今後の行財政改革においては,この縦割りの無駄が非常に大きく,これを解消しないと行財政改革も前進しないことから,市長が言われている地方から国を変えていくという基本方針に沿って,政令指定都市市長会等を通じて,国に対して積極的に縦割りの無駄,無理の解消を働きかけていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  環境先進都市を目指した取り組みについての項,ペットボトルのキャップや白色トレーなど,品目を限定すればリサイクルも可能ではないかと思うが,現時点での考えはとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 白色トレーやペットボトルのキャップについては,現在市の処理施設での処理方法や引き取り先の検討を行っているところであり,今後市有施設等を利用した拠点回収の拡大等に向け取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,家庭ごみの4割を占める生ごみ処理について,各家庭で生ごみ処理を進めることや市全体の生ごみの堆肥化など,現時点でどのようにお考えかとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 本市では,これまで家庭から出る生ごみの減量化,資源化を推進するため,発生抑制であるエコクッキングや水切りの推奨,さらには本年1月より家庭用生ごみ処理容器購入費補助金制度を開始し,これまで電気式2,055台,コンポスト容器2,120台を助成しており,今後も多くの市民に活用していただくよう啓発するとともに,利用者アンケート等を実施して,使用実態等を把握してまいりたいと考えております。

 また,家庭から出る生ごみの分別収集による資源化については,活用先などの課題もあることから,他都市の調査,研究を行うとともに,関係部局と協議してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  観光振興について2点のお尋ねをいただきました。

 まず,外国人観光客の受け入れに関する本市の取り組みについて,現状と課題はというお尋ねでございます。

 ミシュランガイドでは,後楽園を初め岡山城や夢二郷土美術館,林原美術館が格付されるとともに,オリエント美術館や犬島も紹介されるなど,本市の持つ歴史,文化,芸術等の魅力が海外からも高く評価されたものと認識をしております。こうしたミシュラン効果もあり,本市を訪れる外国人観光客数が年々増加していることから,これまで以上に受け入れ面での充実が急務であると考えております。そのため,平成21年度におきましては,ニーズの高い英語,中国語,韓国語(ハングル),台湾語の観光パンフレットをそれぞれ計4種類作成するとともに,4カ国語併記の観光案内板の整備などに取り組む予定としております。

 今後,受け入れ研修会の実施による意識啓発なども図りながら,外国人観光客が快適に過ごせる受け入れ環境づくりに,より一層努めてまいりたいと考えております。

 次に,備前県民局と連携して観光ルートの開発を進めてはというお尋ねでございます。

 議員御提案のとおり,備前地域には歴史,文化,芸術,自然などの質の高い観光資源が点在をしており,これらをルート化し,広域なエリアを回遊させるということは周遊型・滞在型観光を推進する上で重要な取り組みであると認識しております。そのためには,ストーリー性やテーマ性を持たせた付加価値の高いルートづくりを行い,観光客の多様なニーズにこたえていくとともに,旅行商品化を促進していく必要があります。

 備前地域におきましては,平成20年度,備前県民局や各自治体などが連携をいたしまして,スイーツをテーマに御当地ソフトやジェラートを食べ歩く「BIZENおかやまスイーツラリー」また,まち歩きをテーマに地元の方お勧めの「まちあるきコース」を取りまとめたガイドマップの作成などに取り組んだところでございます。今後とも,備前地域に限らず,さまざまなエリアにおきまして関係自治体や民間事業者と連携を図りながら,魅力的な観光ルートづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  教育の創造の項の中で,岡山の地域課題を教育課題に昇華させて展開していく取り組みが必要だと思うがどうか,それから都市ビジョンを着実に形にしていく上で,教育委員会と市長部局はどのように連携を深めていくのかとのお尋ねでございます。一括してお答えをさせていただきます。

 岡山市の学校では,これまでも環境教育や福祉の問題,それから人権の問題など,さまざまな課題に対しまして,地域の教育財産を活用しながら,各学校ごともしくは中学校区を単位として学習を今進めてきておるわけでございます。都市ビジョンを着実に形にしていくためには,既にこのように取り組まれていることの実践と都市ビジョンとのかかわりを明らかにすることや,そしてまた教育委員会が積極的に実践そのものを広く周知し,またつながりを持たせていくことが必要であるというふうに考えております。そのためにも関係部局とも連携を図り,また地域の方や専門家の方などとも一層連携を密にして充実を図っていく必要があるというふうに考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  まず,行財政改革についての項の中で,職員の声や思いから市民ニーズをつかむ取り組みについて,今後どのようにするかとのお尋ねでございます。

 市民の方々から各担当課に直接寄せられる御意見,御提案また御要望であったり,苦情であったり,こういったものにつきましては相談内容,また件数等を全庁的に把握する仕組みは現在のところできておりません。しかし,御指摘のとおり,市民ニーズの的確な把握は行政にとって大変重要な課題であると認識をしておりまして,今後各現場で市民の方々と直接対応する職員が入手をしました市民の声や,これに対する職員の対応,また職員の思いといったものを職場内,あるいは関係する部署間で共有をし,活用していく仕組みについて研究をしてまいりたいと考えております。

 次に,安全・安心ネットワークについての項で,市長答弁以外の項につきましてお答えをさせていただきます。

 地域福祉,健康づくりなどの分野で活動の輪が広がるようどのような推進をするのか,もう一点はネットワークで過疎地有償運送を行うなどの取り組みの展望はどうかというお尋ねでございます。

 安全・安心ネットワークの活動といたしましては,今後さらに心豊かで生きがいのある生活のために,一人一人が健康で,ともに支え合う地域づくりが大切であると考えております。例えば,これは一部の地域や各種団体で取り組まれているものもございますが,地域における世代を超えた交流や,健康増進を図る行事,また高齢者や障害のある方が楽しく気軽に集える場をつくる活動など,こういった取り組みがさらに全市的に広がるよう進めてまいりたいと考えております。

 また,過疎地有償運送につきましては,道路運送法等に規定されております制度,基準等との整合性や既存のバス,タクシー事業者等との関係,また各地域におけます実態やニーズについて,さまざまな角度からの情報を把握いたしますとともに,安全・安心ネットワークを主体とした運行の可能性等も研究をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔7番小林寿雄議員登壇,拍手〕



◆7番(小林寿雄議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 行財政改革について,しっかり丁寧に説明をしていただきました。行財政改革ということになると,なかなか地味な話ですよね。借金を減らしていくと。市民一人一人のところへ毎年督促状とか,借金残高表みたいなんが来れば,見た瞬間にどないなっとんなあという話ですけれども,7,000億円の借金と言われてもなかなか,督促状が来るわけでもないし,それを一生懸命減らしていってるというのは非常に地味な取り組みでありますけれども,実は先ほどお話があったように借金払いにきゅうきゅうしとったんでは何もできないよということでありますし,行革のほうについても職員の意識を変える,あるいは内部的な無駄を省く,これは言うてみたら人間の体で言えば内臓脂肪をとるような話で,外から見てもなかなかこう,そうなんじゃみたいな話にはなかなかわかりにくい話ですね。しかし,そういうところをやっぱりしっかり取り組んでいくことによって,初めてその効果がじわじわじわじわあらわれていくんではないかなと。岡山市民にとって,本当に満足していただける,ああ住んでよかったなという岡山市の基礎をつくる,そういう取り組みなんだなということを改めて思うわけであります。

 国のほうでは,何か官僚主導からの脱却とか,まあいろいろ言われておりますが,政権交代したらいろんな無駄を省くんだみたいな話もあったりしますけれども,アメリカでは「チェンジ」とか言ってオバマ大統領が出てきましたけれども,私はチェンジは岡山市では4年前に始まっているんではないかなと,そんな思いもするわけです。行革ということであれば,職員の意識改革とか仕事のやり方,無駄を省く,これなかなかすぐには効果が出ない。ちょっとやったらぷっと上がる,そういう性質のもんではなくて,ずうっと低空飛行をしながら,あるところでぽおんと効果が出てくる,そういう性質のもんではないかなというふうに思いますし,今いろいろ御紹介がありましたけれども,いろんなところでやっぱりそういう改善の芽がボトムアップという形で出てきてる。そういう点を大いに評価したいと思いますし,より一層それが進んでいくようにできたらなというふうなことを,御答弁を聞きながら改めて思ったところです。

 特に行革ですね,縦割り行政の打破ということで,中央集権国家のあり方,あるいは行政官僚機構,そういったものにかかわるわけですが,例えば幕藩体制から明治維新で近代国家をつくっていく上で,やっぱりそういうシステムっていうのは非常に重要な,大きな意味があった。また,第2次世界大戦のあの敗戦の後,廃墟から立ち上がって復興していくためには,やっぱりそういう今の行政機構,そういうシステムっていうのは非常に有効だったことはこれはもう間違いないというふうに思うんです。

 ところが,高度経済成長が進んで,その後いろんな課題が出てきたときに,やっぱりいろんな矛盾点とか課題が出てきてる。これもまた確かだろうと,制度疲労を起こしてる。あるいは根本的に変えていかなきゃいけない部分もあるんではないかなと。木箱の中に積み木を入れていく,前はそこに積み木が10個入ったらそれでええんじゃという話だったのが,今ではその積み木と積み木の間にあるすき間,この問題をどうしていくのかというあたりが,例えて言うなら問題になっている。それを解決していかなきゃいけない。そういう転換点が来てるんじゃないかなというふうに思うんです。そうした意味において,やっぱり行革,公務員の仕事,市役所のあり方,あるいは国の省庁のあり方っていうのはそういう視点でもう一度,一人の市民の目線で変えていく,そういう必要があるんではないかなということを改めて思います。

 この中で,再質問ということでさせていただきますけれども,市民ニーズの把握と改善のきっかけ,これを共有していくんだということでありますけれども,これはもうたびたび申し上げているんですが,余り難しく考えることはないだろうと思うんです。特に市民ニーズの把握で,市民から寄せられてる苦情とか,困ってる点をきちっと集めて共有をしてと,これはもう絶対にしていかなきゃいけないと思うんです。これはクレーム対応ですから,絶対しなきゃいけない。だけど,市長が当選されて最初に言われた自治体経営法の考え方でいうと,苦情が寄せられて対応するということでは私はだめなんじゃないかなと思うんです。前もって,みずからがやっぱりこうじゃないかっていうことを考えて,先回りしてやっていくぐらいの発想がやっぱり必要なんじゃないかなと。そのために,苦情が寄せられる前の対応をやっぱりすべきだろうと,そのためには余り難しいことは考えんほうがいいのかなというふうに思うんです。

 例えば,こういうところで困っとるんじゃなかろうかなというふうな気づきのメモとか,あるいは市の職員6,000人いるというけれども,全部が全部ということじゃないと思うんですけれども,市民サービスを受ける立場を持ってらっしゃる方もいらっしゃいますよね,岡山市民の方が。そういう市民が職員の側から見るんじゃなくて,一市民から見てどうなのかということもやっぱりあるのかなと思うんです。ですから,クレームはクレームとしてきちっと整理をして対処できるような方法を考えていく。それはもう一点当然のこととして,そういう職員として,あるいは職員が一市民として感じたこと,気づきメモみたいな,あるいは改善メモみたいな,そういったことをやっていく。

 もう本当に,これはもう11月議会で言わせていただいたんですが,難しい改善報告じゃなしに,3行か5行ぐらいで,箇条書きでいいと思うんです。こういうことをやったらどうかと,市民は今こういうふうなことで困ってらっしゃるんじゃないかとか,こういうことをやったらもっと市民のためになるんじゃないかっていうメモですね,そういうところからやられてはいかがかなと。それをどこでどういうふうに処理をしていくかというのは,また考えればいいことじゃないかなというふうに思うので,余り難しく考えずに簡単にできるところから取り組んでいく,そうしないとなかなか大きな改善というのは進んでいかないのかなというふうに思いますので,御見解,御所見をお伺いしたいなというふうに思います。

 それから,国との関係なんですけれども,市長は地方から国を変えていくんだと,国民の8割がどっかの市に所属してるんだと,だからそれぞれの全国の市からいろいろ提言をしていくんだと,やっぱりこれはしっかり進めていただきたいなというふうに思います。上から変えていくよりも,下から実際にこうなんだよというほうがやっぱり説得力があると思うので,そういう提言をしっかり進めていっていただけたらというふうに要望しておきたいと思います。

 それから,環境の問題なんですが,廃プラについて白色トレーとペットボトルのキャップの拠点回収をということなんですが,少し前進したかなというふうに思います。

 それから,生ごみの関係なんですけれども,いろいろな角度から考えていくんだということで,本当にいろんな角度から検討していただければというふうに思います。家庭の生ごみ処理機で「くうたくん」というのがあるんですけど,好気性の酵素を使った,前はラワンチップだったんですけど,今は竹のチップで虫もわかないということなんですけれども,私も1年近く使ったんですが,信じてもらえないんですけども,ごみがなくなるんです。見た目になくなるんです。物質的には,多分全部が全部なくなってるわけじゃないと思うんですけれども,本当になくなるんですよ。10カ月ぐらい使って量がふえないんですから。見た目にも,ごみの形は全然してないですからね。

 これ補助対象にもしていただいてるんで,そういったものも含めて家庭で適切な処理,その家庭のライフスタイルに一番応じた処理をしていただければいいかなということと同時に,そういうのをでかくしていったらいろんな可能性が出てくるんじゃなかろうかと,ちょっと万トン単位になるとなかなかどうかなというのもありますし,まあ消えてなくなるわけですから,そうすると肥料にする必要もないっていうことで,食物残渣を肥料にする,堆肥にするっていうのはそれだけでは現時点では非常に難しい課題もありますので。

 それから,JA福岡と福岡市が協力して,牛ふんなんかとその酵素とをまぜて,それに食物残渣を入れて堆肥化してると,これJA福岡主導でやられてるみたいなんですけど,そういったいろんなところの取り組み,いろんなところでいろんなことに取り組まれてると思いますので,そういったあたりをしっかり研究していただいてですね,大学であるとか,県の農業試験場であるとか,JAであるとか,そういうところといろいろあの手この手で連携しながら研究を進めていただけたらなというふうに要望しておきたいと思います。

 そういういろんな研究,検討をして進めていくことが,例えばほかの市町村でごみ処理について困ってらっしゃるところもある。そういうところに対してのヒントになったりということにもなっていくんじゃなかろうかなというふうに思いますので,御検討のほうをよろしくお願いしたいと思います。

 それから,過疎地有償運送のお話があったんですけども,現実的には非常にいろいろ大きな課題がある。これからいろいろ連携をしながらということなんですけれども,交通政策の中で一番最後に問題になって出てくるのが地域生活交通だろうと思うんです,周辺地域の。そういったあたり,ディマンドバスであるとか,ディマンドタクシーとか,そういうふうなこともあるわけですけれども,市だけでやろうと思うと非常にコスト的な問題とか,いろんな課題が大きい。そうした中で,例えば安全・安心ネットワークなんかを使ってそういうことをやっていくというのは,一つの大きな可能性を秘めてるんではなかろうかというふうに思うんで,引き続き精力的に交通対策の関係のところなどとしっかり連携をとってやっていただきたいというふうに思います。

 それから,教育の創造のところなんですが,情報共有を進めるということなんですけれども,具体的に言うと例えば農業振興ビジョン,この中で地産地消のために消費者教育をするとか,あるいは農業体験をとか言ってるんですけども,農業体験で小学生が田植えだけやるとか,お田植えじゃあるまいし,それから稲刈りだけやってみたいな,で,途中の作業は全部農家の方がやっててね,それで何になるんかなと思うんですけれども,農業とか,あるいはそれの消費ということになると,例えば技術家庭科っていう教科があるんです。その中で食物領域,家庭科では食物を扱いますよね。技術家庭科の中では,技術の中では栽培領域っていうのがあるんですわ。だから,そういうのを例えば農業振興ビジョンを担当してる課は,小・中学校をずうっと通してどういう教育をされてるかっていうのは余り御存じないんじゃないかなと思うんです,具体的に。だから,まずこういうことについて学校現場ではどういうことをされてるんですかっていう問い合わせをしていただいて,いやいやこれについてはこういうことをずうっとやってるんですよっていう情報を出してもらって,それをもとに,じゃあ地域教材としてこういうのを岡山でつくったらおもしろいんじゃないかとか,こういうところをコラボできるんじゃないかとか,教育のほうにこういうふうにやってもらったらどうかと,そういう具体的な話が出てくるんじゃないかなと思うんです。

 だから,そういう意味で情報共有の前に,やっぱりそういう提案というか,聞いていただきたいなあと思うんです,学校でどうやってるのっていうことを。そういったあたりから有機的な連携ができて,しかも着実にいろんなプロジェクトなり計画がありますが,具体的に進展していくんではないかなというふうに思いますので,よろしくお願いしたいと思います。

 以上で終わります。(拍手)



○伏見源十郎副議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  教育委員会と市長部局の連携につきまして再質問をいただきました。

 先ほど答弁いたしましたとおり,教育委員会との情報共有に努めたいと先ほど答弁させていただきましたけれども,その中で実際に小・中学校で何をやってるか知らないところがあるんじゃないかと,その点についてもう少し市長部局のほうから聞いてみると,で,聞いてみることによって何をしてるのか,またこういうのがいいんではないかという発想が出てくるんではないかという御指摘をいただきました。まさにそのとおりだと思います。

 ちょっと前にも実際に,例えば政令指定都市になったときにも,政令市について学校ではどんなことをやってんだろうかということで教育委員会にちょっと相談しまして,余り政令市については語ってないなということで,教育委員会と連携して一つペーパーをつくりまして,ホームルーム等でちょっとやってもらうとかということも今までやったこともございます。そういった,やはり一度こちらから聞いてみるということは非常に重要だと思いますので,議員御指摘のとおり今後も一層連携を深めるということからも,いろいろこちらから聞いてみて,施策に生かしていきたいというふうに思います。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  小林議員の,再質問じゃございませんけれども,行革についてのお話がありまして,私が4年間取り組んできたことをある程度評価いただきまして,本当にうれしく思いました。

 行革というのは,まあ市長というのは4年の期間でございますから,限られておりますけれども,やはり将来のこれから10年,20年先に岡山市が困らないようにしていくのも市長の役割だと私は思っておりますし,これは会社でも何でも一緒なんでありますけれども,市長の時代に行革をやらずに,多少大盤振る舞いをやっても,それは後にまた禍根を残すわけで,そういうことはやらずにちゃんと行革をやって節約して,我々の孫やひ孫たちが困らないということを考えて私は4年間やってまいりました。

 その中で,やはり安全・安心まちづくりもそうでありますけれども,実際今の国と地方のあり方,地方分権と言われながらも,必ずしも分権ができてない,そして自治法ができて六十数年たっております。その自治法の中でやっておるという,限られたやはり制約もあるわけであります。本当は,やはりここで六十数年前にできたものを,このままやっておる自治体というものは,これ日本じゅうが困っていくのは間違いないと私は思っておるわけで,大変偉そうなことを言うかもわかりませんけれども,私はそういう思いで今の国と地方のあり方,国が今何をしなきゃいけないかということを,中央が地方のことを考えてもらわないといけない,そういう次元に来とることを考えて4年間やりました。

 だから,本当にその折の市長というのはあれもやれ,これもやれということをやればいいんでしょうけれども,市民と,それから行政のあり方もここらで考えていかなきゃいけないという,そのために安全・安心ネットワークというものをつくって,自分らでできるものは自分らでやろうと,やはりコンパクトな自治体をこれから10年,20年先にはつくっていかなければいけないと私は思っております。そして,市民サービスはどんどん福祉とか,そういうものは上がっていくでしょう。それはちゃんと確保する。そのためには,やはり無駄遣いをせずに,要るものにはどんどん使っていく,まちの活性化のための都市づくりもやっていかなきゃいけない。そのお金を捻出するために無駄なことを省こうということがねらいでありますから,そのことを皆さんにわかっていただければ私の4年間がわかってもらえると思いますし,この安全・安心ネットワークが完全にできたら,市政がコンパクトになっていきます。市民ニーズもちゃんとそこから出てくる。それに対していろいろやっていくと,それを議会の方がまたチェックしてもらえればいいわけでありますので,そういうことを考えて,この安全・安心ネットワークというのは日本の中でも岡山市が一番だと言えるようにしていきたい。今こそ安全・安心というのは,各地区で言うておりますけれども,このネットワークがちゃんとできたら本当にすばらしい岡山市になると私は思っておりますので,小林議員の評価に対しまして,私は本当に感謝を申し上げました。

 ありがとうございました。



◎水野博宣行政改革担当局長  改善のきっかけの共有に関して,3行程度の改善メモを使ってやってはとの再質問にお答えいたします。

 改善運動を現場でより広め活発化するためには,やはり気軽に改善運動に加わることができるというのが大切だと思います。福岡市の改善運動でも,できるところからだれでも,何げないことから遊び心で改善を図っていこうということで取り組み,成果を上げられてきております。そういう点で,現在の改善報告書はA4の大きさで目的,内容,費用対効果等々を記載してもらうようになってますんで,議員御指摘の点を踏まえて,より気軽にだれでもできるように改良を図っていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  市民ニーズの把握について,取り組みやすいことから取り組んでみてはどうか,実践してみてはどうかという再質問をいただきました。

 まず,こういった情報をどういうふうに整理するか,活用するかということでございますけれど,係や課や局であるとか,こういった組織内で日常的に,いわゆる報・連・相の徹底をするとか,そういった情報の共有をしていくということが非常に大切ではないかと思います。その中で,情報が整理されれば関係部局間,または全庁的な情報交換が必要な事項,こういったものも見えてくるのではないかと思っております。そういったことからも,平素から職員個人個人,また組織としてそういうことが習慣づけられるような,何かそういう仕組みについて研究をしてみたいと思います。

 それから,過疎地有償運送について再度のお尋ねがございました。

 これは御質問をいただきまして,幾らか調べてみましたが,過疎地有償運送につきましては自家用有償の旅客運送という,陸運支局への登録をして行う有償運送の一つの項目となっているようでございますが,市町村が行うか,もしくはNPO等が実施をするときに許可がおりるという仕組みでございます。そういったこともございますので,先ほどお答えをいたしましたように,安全・安心ネットワークが主体となってできる可能性がどこまであるのか,こういったことを,いわゆる市の交通政策関係等ともよく連携をしながら,研究をしてみたいと思います。

 以上でございます。



○伏見源十郎副議長  答弁の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。

      午後0時5分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時11分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして羽場議員。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  午後一番となりました羽場頼三郎でございます。

 先ほど議席のほうから議長席を見ておりましたら,昔の,もう何年前になりましたか,伏見副議長のお父さんの伏見昇男議員が最年長議員ということで議長席に座っておられました。それを思い出したところです。伏見昇男議員には,私も議会初当選当時,大変お世話になりまして,本当に温厚な人柄でありましたし,また非常に正義感の強い方でございました。まさに,その伏見昇男議員の後を引き継いで伏見源十郎議員が頑張っておられる姿を見まして,そのころを思い出したところです。

 どういう思い出があるかといいますと,まあ今はもう問題は片づいておりますが,岡山市にギャンブル場があちらこちらにできるというときに,伏見昇男議員も一緒に反対してくださった。本当にありがたかったです。非常に勇気づけられました。そんな昔の思い出に浸りながら,きょうの質問に入っていこうと思います。

 これはちょっと質問通告の中に入ってませんが,最近の新聞の中で大変気になってることがあります。これはもう市の当局の皆さんもわかればと思いますが,市と県との負担金の問題です。これが最近特にクローズアップされた。というのは,国の直轄事業に対する県の負担というのが大変問題になりまして,国のほうから県のほうへストレートに来てる。説明もなしにお金だけ負担を求められてると,まことにけしからんという話を県のほうから国へされてるんですが,実はもう皆さん御存じのように,同じことが県から我々市のほうにも来ておりまして,これはもう改善しなくちゃならないということは,以前から申し上げてまいりましたし,当時全会一致で県のほうにも申し入れをしたことが,たしか3度ぐらいでしたね,当時土肥啓利議員が代表してこの件についておっしゃられました。もうあのときもそうだったんですが,なかなかそれが改善されなかった。やっと県が自分の身に降りかかってきて,そのことが自分の問題として出てきたときに,やっとこれも見直そうかなという機運になってるんでこの機を逃さず,ぜひ県と市の,市に対して負担が重過ぎるという,しかも負担の割合がもう一方的に決められてる。特に,事業によっては50%の負担を市に求めるなんてことがありますので,これはもうぜひ改善をするために力を尽くしていただきたいと,これは要望にしておきますが。

 質問に入ろうと思います。

 私の今回の質問につきましては,もう表題のとおりでございまして,市の鳥選定につきましては中原議員さんのほうから大変いい意見が出されておりまして,私も傾聴しているところなんですが,私調べましたらですね,今岡山市もファジアーノを応援しようということなんですが,ファジアーノというのはイタリア語でキジのことらしいですね。キジも岡山市の鳥としてもいいんじゃないかという意見もありましたし,また自然環境を守るという意味でも,この御津のオオタカが問題になったりしております。まあいろんな意見が出てるところですから,やはり市民の一体感を醸成するという意味からすれば,余り急いで結論を出す必要はないんじゃないかなという,慎重にしたらどうかなという思いが私もしておりますので,これはもういろいろ意見も出ておりますから,もう質問から外させていただこうと思います。

 2番目の市外局番の件です。

 これも藤原哲之議員のほうがおっしゃってくださいました。私に言わせれば,藤原議員のところは御自宅からかけるにしても市外局番は要らないんですが,私のところからかけると市外局番が要るんですね。そういう意味では,ぜひ早期に解決してもらいたいと思うんですが,早期解決に向けて努力をされてるということでございましたから,これも特別お聞きすることはないんですが,そうはいっても市民の皆さんがやはり不便を感じていらっしゃるということは事実でございますので,その辺について市の当局で何かお考えがあればお聞かせを願いたいと思います。

 それでは,順序に従いまして3番目,御津の産廃処分場について質問をさせていただこうと思います。

 これは御津虎倉の産廃処分場の許可が保留されているということでございますが,これは私はいいことだと思います。当然だと思います。ただ,保留の理由いかんによってはこれは不安が残ることになります。これはこの理由が,その業者が別の処分場で許可を超えた産廃の処分があったということが理由とされてるわけですが,それを片づけさえすればいいのかということになりかねない。

 これは御存じのように,箕島の処分場ですが,私もこの場でたびたび箕島の処分場のすぐそばにある小松露池の件についてただしてまいりました。これは産廃処分場と小松露池の汚染とが,いまだにはっきりしないんです。原因が不明なままだけど,小松露池は汚染してると。その汚染してる小松露池を市が,もう金額は忘れましたが,1,000万円とか2,000万円とかかけて水の処理をしてる。いまだにまだこの処理を続けなくちゃいけない。私はこれを見てると,そういうことをあいまいにされると,市民にとっても大変不安のもとになるし,また市にとっても負担が残ることになるので,この辺のところを,こうした処分場について市はどういう考えで臨むのかと,こういう問題をぜひとも掘り下げてお聞きをしたいと思います。

 こうした許可は,業者の申請が信頼に足るものであれば,これはもう認められてもいいと思います。ただ,業者の姿勢,特にその業務の進め方に不安があるのかないのか,これを市民にかわって判断するのが行政の役目だと私は思います。当局は,今回の事態をどのように受けとめておられるのか。軽微な法律違反と認識しているならそれでもいい。しかし,信頼できる企業であって,未来にわたって事故の可能性すらないと言うんならそれでもいい。市が全面的に責任を持つと言うなら許可をすればいいかもしれない。しかし,一抹の不安があると言うんなら,これは許可ができない,許可をしない。これは未来の市民に対して責任を持つということじゃないかと思いますので,この件について御所見をお伺いしたいと思います。

 この問題については,たびたびこの本会議でも議論をされましたが,私も実はこれまで環境消防水道委員会に所属をしておりましたから,この問題を真正面から取り上げることができませんでしたが,このたび委員会の所属を変わりましたので,改めてこの件についてお聞きをする次第です。ぜひ明快な答弁をお願いしたいと思います。

 さて,4番目,給与凍結の専決処分についてお聞きをしたいと思います。

 職員の夏季ボーナスを0.2カ月分カットすることが専決処分でなされましたが,なぜこの専決になったのか。私は,これは十分な説明が必要だろうと思います。確かに,条例を制定するいとまがなかったときには,これは地方自治法によって専決処分をしてもよいという規定はあります。しかし,それはあえてそれをしなければならないときにすると,どうしてもこれをしなくちゃいけないというときにするというのでないと,これは規定の乱用になると私は思います。

 まず,そうしなければならないほどの緊急性があったのか,重要かつ必要なものだったのか。重要だと言うんであれば,これを決めなければ岡山市にとってどれほどの悪影響が出たのか,これをお伺いしなくちゃいけないと思います。

 そして,これによって岡山市は幾ら出費が減ったのか。その減った額はどこに使われるのか。これを明らかにしていただかないと,これは市民も納得しないでしょうし,もちろん職員の皆さんも納得ができないんじゃないかと思いますので,これを明らかにしていただきたいと思います。

 もともと市長は,職員の給料には手をつけないということを議会でもたびたび明らかにされております。言ってみれば公約です。これを変えたわけですから,十分な説明責任があるのじゃないかと思います。いつの時点でこの方針を変えるということを決断されたのか。また,それはどのような理由に基づくものだったのか明らかにしていただきたいと思います。この4年間大切にしてこられた市長の公約を変えざるを得なかった理由が明らかにならなければ,専決処分が正しいとは,これは私は言えないと思います。さらに,その決断がなされてから,本来条例改正の手続に至るわけですが,時間的余裕がない理由を明らかにしていただきたいと思います。

 給料の減額は何もボーナスカットだけに限られません。本当に必要で,それをしなければ岡山市の財政に決定的な穴があくのであれば,これから条例の改正をしてもいいわけですから,その意味で私は緊急性があったとは思えません。このような重大な決断をするには,独断でやるべきでないことは明らかだと思います。そのために,市民の代表でつくられてる議会があるわけですから,議会の判断を求めない,まあよく使われる言葉ですが,議会軽視というよりは,もう議会を無視したという形になる,そういう判断はいつ,だれがしたのか,その責任はどのように感じておられるのか,これをお聞きしたいと思います。

 ということで,第1回目の質問を終わらせていただきます。ぜひとも明快な答弁をお願いしたいと思います。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,羽場議員の給与凍結についての御質問にお答えをいたします。

 地方公務員の給与は,国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与,その他の事情を考慮して定めるべきであるという均衡の原則に基づいて定められております。今回は,景気の急速な悪化に伴い,民間企業における本年の夏季一時金が大幅なマイナスになることがうかがわれるため,民間の状況を反映させることが望ましいことから,人事委員会からいただいた人事院勧告の内容に準じた特別措置を講ずることが適当との意見書のとおり,暫定的な措置として本年6月に支給する期末手当,勤勉手当のうち,0.2カ月分を凍結したものでございます。

 このように,今回の凍結は均衡の原則に基づくものであって,岡山県のように,厳しい財政状況を理由として,行財政改革の一環として給与の切り下げを行うものではありません。先ほど羽場議員が,職員の給料には手をつけないということを議会でもたびたび明らかにされている,いわば公約だと言われましたけれども,私は公約はしておりません。行革のやるべきことをやって,その結果でもってまだだめなら,そういうこともあり得るということを言っただけで,今のところそういうことをやってないだけのことでありまして,これはここで申し上げておきます。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  給与凍結の専決処分について,市長答弁以外について御答弁をいたします。

 幾ら出費が減ったのか,その減った額はどこに使われるのかとのお尋ねでございます。

 平成21年6月15日に支給した期末手当,勤勉手当について,暫定的な措置として凍結した0.2カ月分の額は約4億4,000万円となります。また,この凍結分に相当する支給割合の期末手当,勤勉手当の取り扱いについては,岡山市の人事委員会が5月から実施している職種別民間給与実態調査において,一時金の支給実績を正確に調査した上で,本年秋に行われる給料表等の勧告と同時期に必要な勧告が実施される予定でございます。

 次に,時間的余裕がない理由につきましては,長井議員に御答弁したとおりでございます。

 その責任をどのように感じているのかとのお尋ねにつきましては,地方自治法第179条に規定されているとおり,議会の議決すべき案件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がない場合に専決処分をさせていただいております。議案は,すべて重要なものでありますので,今後も同様なことがありましたら,慎重に判断してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  南区役所の市外局番に関する御質問にお答えいたします。

 合併地域の市外局番の統一につきましては,南区役所も含めまして,現在企画局において鋭意取り組んでいるところでございます。

 なお,南区役所が市外局番であることにつきましては,本庁の代表電話にダイヤルしていただければ,区役所にもつながるようになっておりますので,こちらのほうも御利用いただきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  御津の産廃処分場についての項,当局は業者の別の処分場の事態をどのように受けとめているのか,また一抹の不安があるなら許可をしないというのが未来に責任を持つということではないのかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 御津虎倉産廃処分場計画者が所有する別の処分場の容量超過につきましては,理由にかかわらず不適正なことと認識いたしております。このため,法に定められた基準に基づく厳正な審査はもちろんのこと,箕島の最終処分場の改善を行うことが,最終処分場を適正に管理できる能力を有するか否かの重要な判断材料になると考えており,その改善状況を見きわめてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  それでは,再質問をさせていただきます。

 先ほどのボーナスの凍結の件ですが,私は市長が公約じゃなかったと言われたのは,これちょっとびっくりしたんですが,それはお考えですから,そういうこともあるかもしれません。ただ,先ほどの午前中の質問の中で,職員の満足度を求めると言われてたんだけど,そういうような言い方をすると,職員の満足度は本当にあるのかなという気がしてなりません。やはり,職員の皆さんがほかの市と比べても頑張っているということがあれば,その頑張っているところを評価するということが必要なんじゃないかなあと思います。だから,言ってみればほかのところが大して仕事しないんやったら,うちも仕事しないでいいだろうみたいなことにならないように,ならないようにしていくのが当局の皆さんの責任だろうと私は思ってるところなんですが,この辺について特に心配なのは,横並びだからいいじゃないかという均衡論みたいなことを言われました。しかし,そうなると,市役所もカットしたんだから,うちもいいだろうというような,そういう企業があらわれてるというふうに私もお聞きをいたしました。そっちの方向に,マイナスの方向に働くんじゃないかというのが心配なんです。ですから,この件については職員の皆さんの気持ちをどう考えておられるのか,そしてそうしたマイナスの方向の動くことについてどう考えておられるのか,これをお聞きしたいと思います。

 それともう一つ,総務局長がおっしゃられました,長井議員にお答えしたとおりということですけど,私は答弁を聞いてると,議会がよかったからいいじゃないかみたいなふうに聞こえるんです。自分たちに責任がないというふうに思われてるような,そういう感じに受け取れましたんで,これはちょっとおかしいんじゃないかなと。先ほども申し上げましたけれども,何のために条例を議会で決めるのかという,ここの基本のところを大切にしなければ,これは我々のまちが本当にいいまちなのかどうかという大事なところにもかかわってくるわけですから,議会がそれを認めたというような言い方,もしくはそういうふうに感じさせるというふうに我々なんかは受けとめてしまうわけですから,そうでないならそうでないとはっきり言ってもらいたいと思います。

 さて,問題の産廃処分場ですが,産廃処分場については全国どこでもこのことは問題になってるんです。それぞれの首長さん,市長だったり,町長だったり,村長だったり,知事だったり,そういう方々がそれぞれいろいろ苦しい判断をされてる。で,先ほどの市長さんの答弁でしたか,この市長時代に何をやったかということがいずれ問われるんだという話がありました。これ私は,同じことがこの問題についても言えるんじゃないかと思います。この問題について,市長以下当局の皆さんがどういう判断を示されるのか。それこそ業者のほうからいろいろ圧力があるかもしれない。先日の河田議員の質問の中にも,何かそういう話がありました。何か業者から文書を送りつけられたというのがありましたね。前にも私お話ししたことがあるんですが,私にも来てるんですよね。反対してる者をそうやって何らかの形で押さえ込もうという,そういう姿勢をとってる会社に対して,岡山市がどういう姿勢で臨むのか,私はこれが一番大切だと思います。

 その意味で,先ほど松田局長のほうからはきっちりとした態度で臨むということを言われましたので,安心していいんだろうと思うんですけれども,これはやはり我々のみならず,未来の市民にとってもこの問題は非常に大切な問題ですから,これは責任ある立場である市長のほうから,この辺は明快に答弁をしていただければいいんじゃないかなと思いますので,改めてお聞きをしたいと思います。

 それから,それに関連して,これはまあこの件は,ここまで市長に聞くわけじゃないんですが,先ほど箕島の処分場なんかにしてもそうなんですけれども,これはもしどこもおかしいところがない,やましいところがないというんだったら,立入調査なんかはどうぞ自由にというような姿勢をとっていて当たり前だと思うんですが,その辺のところはこれはちょっと局長のほうにお聞きしたいんです。そういう姿勢でいるのかどうか。市のほうは,そういうところをちゃんとチェックしてるのかどうか,これをお聞きして2回目の質問とさせていただきたいと思います。

 よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎村手聡副市長  産廃処分場の件について再質問をいただきました。

 御津虎倉の産廃処分場計画者が,箕島の処分場について容量超過ということが判明をいたしたわけでございます。このことについては,理由にかかわらず不適正なことと認識しておるわけでございまして,市長の判断といたしまして,この箕島の処分場の改善状況をしっかりと見きわめるまで,虎倉の判断を留保させていただくということを表明したわけでございます。しっかりと箕島の改善状況を見きわめてまいりたいと思ってございます。



◎繁定昭男総務局長  給与の凍結について2点の御質問をいただきました。市内の事業所がマイナスの方向に行くことについて,また職員の気持ちについてのお尋ねでございます。

 地方公務員の給与につきましては,先ほど市長が御答弁申し上げましたとおり,やはり生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与,その他の事情を考慮して定めるべきという均衡の原則がございます。そういった中で,岡山市では本年4月より政令市移行に伴い,岡山市人事委員会ができ,その人事委員会から御意見をいただいたところでありまして,その御意見を尊重するということで今回の凍結という措置をとらせていただいたものでございます。

 また,議会が認めたのでないなら,そう言ってもらいたいというお尋ねでございます。

 専決処分につきまして,時間的余裕があるかないかということにつきまして,最終的には首長の裁量がございますが,これには客観性がなければならないということになっております。そういった意味で,議会の御意見もお聞きした上で,最終的には市で専決処分の判断をいたしたものでございます。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  立入調査について,ちゃんと受けるべきという御質問をいただいております。

 箕島処分場につきましては,これまでも行政においてたびたび立入調査に入っておりますが,拒否されたことはございません。

 以上です。

     〔51番羽場頼三郎議員登壇〕



◆51番(羽場頼三郎議員)  3度目の登壇になりました。これから後はありませんので,最後の質問になろうかと思います。

 専決処分になぜしたのかということは,幾ら言ってももうこれはなかなか平行線かもしれませんが,少なくとも,今後のためにも言っておきますが,条例をちゃんと決めるという手続は,これは大切にしてもらいたい。そうしなければ,だって条例がよいか悪いかという判断を示すことができませんから,そういう意味では私は,まあ今から言ってもいけませんが,これはもうちゃんと議会で条例としてかけていただきたいと,その後で物事を決めたって,そのときに十分な説明をしていただいて,こういう理由があってどうしても0.2カ月分凍結しなくちゃならないんだという理由が,その時点で納得できればそれでいいとするかもしれませんし,そうでなければ別の判断があるかもしれませんけれども,そういうことが私は必要だろうと思っております。これは水かけ論になりかねませんので,答弁は結構でございます。

 それから,今回私が一番お聞きをしたいと思っておりました御津虎倉の産廃処分場の件ですが,なぜこれこんなに私が,まあしつこくと言うとおかしいんですが,言うことになるかといえば,例の容量超過,この容量超過についての説明の際に,業者の錯誤があったと言われたんです。そうでしょう。錯誤というのは,これは法律的に言えばというか,間違いというか,間違いといっても過失といいますか,聞きようによればうっかり間違ったという意味なんですよ。ここが,過失なのか故意なのか,これ大事なんです。うっかりしたものなら,それはある意味じゃあ,そんなこともあったかなあということで済ませるかもしれませんけれども,そうじゃない,単なる錯誤じゃないというのであれば,これはもう業者として本来とるべきやり方ではありませんし,それを認めるということにはならないと思います。

 今回の問題は,そこなんです。つまり,先ほどもちょっと言いましたけれども,その程度のものとして見てるのか,これを重大なものとして受けとめているのか,ここですから。これを明らかにしていただきたいと,先ほど市長さんにお願いいたしましたら,かわりに副市長のほうでお答えいただいたんで,それでもいいんですけれども,先ほども申し上げましたように私としては,何か「生麻生」というのがあるらしいですが,生高谷と,生のお言葉を聞きたいなと思いますので,私の希望を聞き入れて答弁してくださるかどうかわかりませんが,一応希望としてはぜひ市長のほうの口から直接この件については明快に答弁をしていただきたいと,このことをお願いして3回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  羽場議員の再々質問にお答えします。

 羽場議員のおっしゃることはよくわかります。そして今の箕島の問題,いろいろ台風とか大雨とかで非常に見にくくなったとして,業者は業者でいろんな理屈がありまして,今その整理をしております。だから,私も御津の産廃問題というのは非常に重要なことだと思って,先般も直接関係者のところへ行ってお話をしました。これから我々も本当に真剣に取り組んで考えていきたいと思っております。そのために今やらせておりますので,その結果どういうことをやるかということも一つの参考にしたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

 ありがとうございました。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして高月議員。

     〔31番高月由起枝議員登壇,拍手〕



◆31番(高月由起枝議員)  皆様こんにちは。公明党の高月由起枝でございます。

 暑い季節になりました。また,平和を願う季節だなあというのを実感しております。それにいたしましても,くしゃみ,せきを隣で聞きますと,異常に反応する私がいるなあというふうなことを思ったりもいたしました。

 では,通告に従いまして質問させていただきます。

 女性の健康,乳がん・子宮がん検診についてお伺いをいたします。

 6月議会の補正予算に乳がん・子宮がん検診の無料検診実施予算が組まれております。女性の健康と命を守るこの事業は,乳がん検診は40歳から5歳刻みに60歳まで,子宮頸がんは20歳から5歳刻みに40歳までの女性を対象に,本人に乳がん受診の無料クーポン券と子宮頸がんの検診無料クーポン券が各1枚と,そして女性のためのがん検診手帳が本人に送付をされます。岡山市で受診目標を50%としたときの対象の人数ですが,子宮頸がんが1万1,743人,乳がんは1万1,948人と,このようにお伺いをしております。

 日本におけるがんの現状を少しお話しいたします。3人に1人ががんで亡くなっている現状です。65歳以上では2人に1人ががんが原因で亡くなっております。この割合は世界一だそうで,日本が世界一のがん大国と言われるゆえんです。こんな世界一は,早く返上しなければならないと思います。

 女性特有のがんの乳がんと子宮がんですけれども,乳がんは食の欧米化,また出産回数の減少など,女性ホルモンの影響でかかるというふうに言われております。増加傾向にあります。女性のがんで一番多くって4万人ぐらいの女性が発症をしております。特に,40歳代後半が多くかかっておりまして,日本の女性の20人に1人が乳がんを発症するというふうに言われております。

 一方,子宮がんですが,子宮頸がんと子宮体がんがあります。体がんのほうはホルモンの関係でかかると言われておりまして,子宮頸がんは子宮にできるがんの7割を占めております。この子宮頸がんは,性体験によってヒトパピローマウイルスに感染することによって発症いたします。感染して約5年以上経過してがん化すると,このように言われております。これも若い方に大変ふえておりまして,30歳前後がピークになっております。

 子宮頸がんは,がんそのものが増加しているとともに,20歳代,30歳代の若い女性にふえております。乳がんと子宮がんを合わせますと,年間約2万人の女性が亡くなっていることになります。この子宮がんですけれども,浸潤がんで重篤になってまいりますと,子宮を全摘しなければならない,このようになります。そうしますと出産は望めませんので,少子化がさらに進むということも懸念をされているところです。しかし一方,がんが早く発見されれば円錐切除だけの簡単な手術で済みます。体への負担も少ないということです。

 そこで,この検診事業についてお伺いいたします。

 実施に当たり,県下の医療機関はどこでも岡山市民が受診できるのでしょうか。クーポン券の有効期限は,どのように設定をされるのでしょうか。

 現行の検診の現状をお伺いいたします。

 まず,昨年度の検診費用の総額と乳がん・子宮がん検診の費用をお教えください。

 岡山市での検診受診者の年齢別受診者数がわかれば,乳がんの触診,マンモグラフィー,子宮がんの体がん,子宮頸がん別にお教えください。

 岡山市における平成19年度の死亡者は,5,556人ですが,いわゆるがんで亡くなった方が1,674人とお伺いしております。男女別の数と乳がん,子宮がんで亡くなった方の人数をお教えください。

 がんに対する正しい情報と早期発見で90%以上治る病気であることも周知に努め,この機会に受診率を上げなければなりません。啓発はどのようにするのか,お考えをお伺いいたします。

 若い女性が産婦人科を訪れるだけでも勇気が要ることです。まして内診,触診においては抵抗があることが予想されます。当局は,どのような認識を持っていますか。計画策定の過程で,女性職員の意見などは十分反映させておられますでしょうか。

 岡山医師会と懇談をされるとお聞きしております。該当者全員が受診をした場合,岡山市の医療機関での対応は可能でしょうか。また,学生さんとか,仕事をしていらっしゃる人たちのために利用しやすい診療時間の延長とか,夜間,土曜日の診療について医師会はどのような見解をお持ちかを早急に確認していただきたいと思います。

 健康増進法に基づくがん検診との調整やクーポン券の広域利用の調整に時間を要することも想定されますが,スピーディーに対応することが求められます。国は基準日を6月30日としております。岡山市では,7月1日の今議会終了のときに予算が通るとすれば,8月上旬には検診手帳や無料クーポン券の交付ができているものと期待をしてよろしいでしょうか。

 また,検診手帳や無料クーポン券の配布対象者名簿でありますがん検診台帳の作成が急務ですけれども,どのくらいできておりますでしょうか。

 検診料が無料っていうことは,利用者の方にとっては大変インパクトのあることだと思います。そして,全国で実施するのですから,実施後の結果が公表されると思います。しっかりと取り組んでいただきたいと思います。

 次に,少し観点が変わりますけれども,過日出雲市の島根県立中央病院を訪ねまして,岩成婦人科医学博士と懇談をさせていただきました。島根県は,HPVウイルス検査を実施しておりますが,その状況をお尋ねしてまいりました。当市では,がん撲滅対策推進条例を制定しておりまして,子宮頸がん検診を細胞診と併用しております。併用検診は,100%子宮頸がんが陰性ということがわかるのです。陰性であれば3年に1度の検診で十分なので,費用の軽減につながりますし,また女性への負荷も少ないというふうに思います。今後,岡山市での実施を考えるべきと思いますが,御所見をお伺いしておきます。

 次に,住宅改修償還払いについてお伺いをいたします。

 介護保険による住宅改修費支給制度を実施しております。償還払い制度を今採用しての実施です。市民の声は,償還払いによる支出は一時的ではあるけれども負担が大きいと,可能であれば自己負担額のみを業者に払い,差額は市に請求が行く委任払いにできないかと御相談を受けております。年金など,限られた収入で暮らす市民の利便性が上がります。倉敷市,津山市は実施をしておりますので,岡山市での実施は可能と考えます。いかがでしょうか。

 次に,学校給食費の未納についてお伺いをいたします。

 景気の低迷もあり,学校給食費の未納がふえる傾向にあるのではないかと思います。岡山市立の小・中学校の給食費の未納の現状は,平成19年度滞納者が639人,滞納額は1,363万円とお聞きをしております。この数年の傾向は,どのようになっておりますでしょうか。

 集金に関して,未納保護者への督促に,先生方に負担が重くのしかかってきているのではないかと仄聞いたしますが,どのように対応されておられますでしょうか。

 また,未納解消のために,例えば納金の方法など工夫をされておられましたらお教えください。

 給食費です。他の子どもさんたちが未納の生徒さんの給食費を負担しているのであれば,栄養の面もあり,健康・成長への影響が大きくなっているのではないかと懸念をいたします。給食費の確保──材料費ですね,栄養量の確保,また材料の工夫など,調理面でどのように工夫をされておりますでしょうか。

 未納者の方の給食費を学校長が個人負担しているというようなことはないことを望みますけれども,いかがでしょうか。

 給食費は学校納付金です。で,徴収が厳しい現状に,他都市では徴収を市の徴収職員に委託をしたり,差し押さえまで対応しているところもあると聞きます。岡山市の今後の未納,特に払えるのに払わないケースへの対応策についてお聞かせください。

 次に,男女共同参画社会推進と少子化対策についてお伺いをいたします。

 男女共同参画社会基本法が平成11年に策定されまして10年がたちます。久しぶりに基本法を出してみまして,ちょっと長くなりますが,引用させていただきます。基本法には,「少子高齢化の進展,国内経済活動の成熟化等我が国の社会経済情勢の急速な変化に対応していく上で,男女が,互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い,性別にかかわりなく,その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は,緊要な課題となっている」と,また「男女が,社会の対等な構成員として,自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され,もって男女が均等に政治的,経済的,社会的及び文化的利益を享受することができ,かつ,共に責任を担うべき社会を形成することをいう」と,「男女共同参画社会の実現を二十一世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置付け,社会のあらゆる分野において,男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていく」と,そのためには積極的改善措置として,「男女間の格差を改善するため必要な範囲内において,男女のいずれか一方に対し,当該機会を積極的に提供する」と,このように書かれております。

 すなわち,男女共同参画とは男女の人権の平等を認めながら,すべての分野での格差を是正し,また女性を積極的に訓練し,登用する機会を与えると。家庭における男女の役割も同じくそうするのだというふうに言われております。そして,21世紀はこれは一番大事な柱だと,こういうふうに言われております。20年ぐらい前から始まっております人口の減少,すなわち少子化対策のために制定された法律と言っても,ある意味過言ではないと,このように思っております。

 そこで質問をさせていただきます。

 岡山市男女共同参画推進本部について。

 岡山市においても男女共同参画は市長を本部長にして,全庁で取り組み,すべての政策を男女共同参画の視点で見直し,少子化解消につながる施策を実施することになっております。どのような議論,協議がこの会でなされているのでしょうか。他都市の事例,海外の先進的政策などを研究するようなこともあるのでしょうか。男女共同参画は,市民意識の変革と市の政策すべてを牽引する,こういう力の位置づけになっておりますでしょうか,男女共同参画課がですね。全市民とともに,岡山市の男女共同参画実現に十分な予算が男女共同参画課に配分されているとお考えでしょうか。

 出生数の増加のために。

 岡山市の合計特殊出生率は全国平均より高いと聞いております。岡山県よりも高いというふうに聞いております。しかし,全国的な傾向で少子化は続いております。岡山市についても歯どめがかかっているとまでは言えないと,このように思います。昨年は,このような状況の中,市長は若者の出会いの場を設けられましたが,結果はどうだったのでしょうか。

 私,個人的には出会いの場の提供も必要と思っております。他都市のことですけれども,ボランティアで女性たちが出会いの仲介をしております。岡山市婦人会の方々のお力をかりて,ボランティアで活躍していただいているというふうにお聞きをしておりますが,成果はどのようになっておりますでしょうか。

 日本の女性は,結婚しなければ出産はしないという傾向にあります。そして,晩婚,非婚がますます進んでおります。なぜ結婚しないのか,できないのか,岡山市民の市民意識を的確につかむ必要があると思います。結婚する,しないというのは経済活動にも影響しますし,住居の問題など,岡山市ならではの課題もあるというふうに思います。学生さん,若者,親御さんたち,企業の人等と直接会っていただいてしっかりと実情を把握しなければ,的確な対応はできないと思います。このような話を聞く会などを実施されてはいかがでしょうか。御所見をお伺いいたします。

 また,教育が大変大事です。性教育が大事と,このように思います。東京都の渋谷区では,命の大切さを知る「誕生学」というのを助産師,またお母さんたちが小・中学校で出前講座をなさっております。誕生学というのは,健康な自尊感情をはぐくむ,ライフスキル教育プログラムと,このように言われております。性教育に対して反対するというか,アレルギーを持っていらっしゃる方がまだまだいらっしゃいます。

 そこで,ストレートな性教育ではなくって,自分がどんなふうにお母さんのおなかの中で成長してきたのか,どんな力を使って生まれてきたのかなど,そのようなことを年齢に合わせた表現と内容で伝えていく。また,赤ちゃんをだっこするなどの貴重な経験を通して自己肯定感を高める,このような誕生学ですけれども大変好評でして,実施をされております。岡山市としても研究をされてみてはどうでしょうか。

 次に,育児と仕事の両立支援について。

 景気の低迷で妊娠・出産リストラが起こっていると聞いております。先日,21世紀職業財団の元の同僚にお会いいたしました。こういう相談が実際に来てるということでした。また,少子・高齢化で企業は女性の労働力は欲しいけれども,また女性も働きたいけれども,育児と仕事の両立に悩む女性がふえています。NTTは,メンターと言われるアドバイザーを置いて相談に乗っているとお聞きしております。社内にこのような制度がなくって,また先輩,同僚がいない人が相談する既存の窓口はどこになるのでしょうか。お教えください。

 次に,不妊治療助成事業についてお伺いをいたします。

 不妊治療費の助成額が1回10万円から15万円に増額になりました。これは1年に2回使うことができまして,通算5年間利用が可能です。岡山市は,いつからこの不妊治療助成事業を実施されるのでしょうか。治療費は,体外受精で30万円,顕微鏡授精で40万円ぐらいかかると言われております。大変自己負担が大きいので,途中で治療を断念する夫婦が多いというふうに聞いております。それだけに,この治療費助成金に対しては朗報だと,このように思います。

 日本産婦人科学会によりますと,2006年のデータですが,誕生する赤ちゃんの2%が不妊治療により生まれているという現状のようです。このような不妊相談が受けられて,また心の悩みの相談にも乗っていただいて情報も提供していただいて,不妊の治療も受けられる不妊専門相談センターはどこにあるのでしょうか,お伺いをいたします。

 次の質問は割愛をさせていただきます。

 男女共同参画を阻む要因の排除,防止に努めなくてはなりません。2月議会で,私は岡山市職員倫理規程の改正について質問をいたしました。2月から今までの間にも,製薬会社の静岡営業所に勤めていた男性の自殺が上司からの暴言,嫌がらせによるパワーハラスメントが原因であるとして,東京地裁は労災認定をしなかった静岡労働基準監督署の処分を取り消すように国に命じました。そして,パワーハラスメントを自殺の直接原因として労災認定をいたしました。このようなことが起こっております。児童虐待,パワーハラスメント,DV加害行為を処分の対象の内容に明記することがますます急がれる状況になっていると感じております。いつ改正をなされますでしょうか。

 最後に,お伺いいたします。

 街角ウオッチング。

 岡山女性フォーラムのメンバーの方々が,市内の公園などに置かれております各種像,これを男女共同参画または青少年健全育成の観点で点検をなさいました。それによりますと,女性の裸像,親子の像であっても不自然な姿勢の像も多くって,少し見るのに抵抗があると,このような指摘をされております。公共の場への設置について,まちの風景にマッチするよう作品を選び,設置場所を決定する,このような条件があるのでしたらお伺いをいたします。

 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  高月議員の男女共同参画社会推進と少子化対策についての御質問にお答えいたします。

 本市は,都市ビジョンにおいても子育て,子育ちを社会全体で支える安心の子育てプロジェクトを推進すべき政策に位置づけ,家庭,地域,事業者の皆様と協働して取り組んでいるところでございます。

 また,未婚化・晩婚化対策としましては,自然な出会いの機会を提供する出会いの事業を実施しており,多くの人と知り合いたいという若者のニーズもあり,引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 この出会いの広場でございますけれども,もう3年前から続けておりますが,いろいろ形を変えてやらないと,何歳になって結婚してない,またお互いが,男女とも結婚してない同士が集まるというのは非常に抵抗があるというようなことも若者のそういう人から聞いておりますので,自然に音楽会をやるとか,料理を一緒につくるとか,そういうまだ結婚してないとか,しとること関係なしに若者が寄れるような,そういうことをやらなきゃいけないということで,婦人会なんかもそういうやり方を今考えておるところであります。

 本市の合計特殊出生率は,全国平均を上回って推移しておりますが,将来にわたり豊かで活力ある都市として発展していくため,今後も仕事と家庭の調和や子育て支援を総合的に行うなど,少子化対策に力を入れてまいりたいと考えております。

 まあ昔は,仲人さんなんかがおったんですけれども,そういう人もいないし,少なくなっておりますので,ホテルとかいろいろ場所も変えて,民間のいろいろな方と一緒になってそういうものを,もう岡山市全体でそういう御縁をつくっていくということをやらないと,なかなか難しいと。

 先般も市長室へ5人ほど未婚者の方を男女五,六人呼んで聞きましたら,なぜしないんかなというて聞いたら,早くした人が離婚してるから,もうしたくないんだというようなことを言う若者もおりました。これは私は違うと思いますので,たまたまそういうニュースが広がっていて,そういうことになるんだと思いますけれども,そういうムードがいけないと思います。やはり,できるだけ早く結婚して家庭をつくっていくのが正しいと私も思っておりますので,そういうことを若者にもいろいろ指導していくといいますか,教えてあげることが我々大人としての責任だろうと思いますので,あらゆるニーズにこたえて,どういうことをやったらいいかなと思うことも議員の皆様とも相談しながら,できるだけ早く結婚ができるように,そして少子化対策になるようにやっていきたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  男女共同参画社会推進と少子化対策についての項で,市職員がDV加害者になった場合の処分等について,いつ改正されるのかとのお尋ねでございます。

 市職員がDV加害者になった場合の処分等についてでありますが,DVは人権侵害行為であり,犯罪となる行為であります。DVの行為が認定された段階で,暴力行為の有無に限らず適切に対応できるよう,他都市の事例等も参考にしながら研究し,岡山市懲戒処分の基準に関する要綱の見直しも含めて,時間をちょうだいしたいと考えており,年内もしくは年度内には一定の方向性を見出したいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  男女共同参画社会推進と少子化対策についての項のうち,岡山市男女共同参画推進本部に関する御質問に一括してお答えいたします。

 本市におきましては,男女共同参画の基本計画である新さんかくプランの中で各種の活動と方針を定めており,岡山市男女共同参画推進本部におきまして,男女共同参画社会の形成に関する施策の総合的な調整や企画,またその取り組みについて協議しているところでございます。

 新さんかくプランの中に重点項目の一つとして掲げている多様なライフスタイルに対応した子育て支援策の充実などを推進することにより,少子化解消にもつながると考えておりまして,議員御指摘のように継続して全庁的な取り組みを行うことが重要であるというふうに認識しております。こうした認識のもと,他都市や海外の先進的な事例や取り組みを参考としながら,男女共同参画課を中心といたしまして,それぞれの担当部局が緊密に連携する中で,その施策に必要な事業費の確保に努めることなどによりまして,今後とも男女共同参画社会の実現に向けて強力に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に,同じく男女共同参画社会推進と少子化対策についての項の中,街角ウオッチングについての御質問にお答えいたします。

 公共性と塑像や彫刻などの美術の分野に関しましては,時代とともにその価値観も変わり,美術関係者ばかりではなく,一般社会でもジェンダーの視点も含めまして,いろいろな議論の対象となっているところであり,その動向を見守っていく必要があると考えているところでございます。

 なお,公共空間への芸術作品の設置基準等につきましては,それぞれの管理者の定める基準に基づきまして,所定の手続を経て設置されているものというふうに考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  女性の健康,乳がん・子宮がん検診について,数点御質問をいただいております。順次お答え申し上げます。

 県内であれば受診可能か,クーポン券の有効期限は,昨年度の検診費用の総額と乳がん・子宮がん検診の費用について,年齢別受診者数を乳がんの触診,マンモグラフィー,子宮がんの体がん,子宮頸がん別にとのお尋ねでございます。

 県内の他市町村での受診については,医療機関との契約の問題等があり,現在検討中でございます。なお,無料クーポン券の有効期限は6カ月を予定しております。

 がん検診費用の総額につきましては約9億円で,そのうち乳がん検診は約1億2,000万円,子宮がん検診は約7,400万円となっております。年齢別受診者数につきましては,乳がん検診の触診が30歳代3,259人,40歳代3,655人,50歳代3,323人,60歳代4,881人,70歳以上は8,452人,マンモグラフィーが30歳代ゼロ人,40歳代18人,50歳代991人,60歳代976人,70歳以上124人となっております。

 また,子宮がんの体がんが20歳代ゼロ人,30歳代197人,40歳代834人,50歳代705人,60歳代424人,70歳以上227人,子宮頸がんが20歳代4人,30歳代3,784人,40歳代4,177人,50歳代4,076人,60歳代4,450人,70歳以上3,497人となっております。

 次に,平成19年のがんによる死亡者数を男女別に,乳がん,子宮がんでの死亡者数を,また事業を推進するに当たり女性職員の意見は反映されているのかといったお尋ねでございます。

 本市の平成19年──年度じゃなく,年でございますが──のがんによる死亡者数は男982人,女692人で合計1,674人となっております。

 なお,乳がんによる死亡者数は54人,子宮がんによる死亡者数は24人となっております。

 なお,事業の推進に当たっては女性の保健師の意見も踏まえ,イベントや乳幼児健診等の場を通じて,女性特有のがんに関するリーフレットの配布や,フリーペーパーへの検診情報の掲載等,若い女性への啓発を進めてまいりたいと考えております。

 次に,検診の該当者が全員受診したとした場合,岡山市の医療機関で対応可能か,また診療時間の延長等を医師会と協議してはどうか,8月上旬には検診手帳や無料クーポン券の交付ができるか,がん検診台帳の準備はどの程度できているかとのお尋ねでございます。

 視触診による乳がん検診と子宮がん検診については,市内の医療機関での受診が可能であると考えておりますが,マンモグラフィー検診については検診機関が19施設であることから,対象者全員が受診することを想定した場合には,検診体制に課題があると考えております。診療時間の延長等については,医師会と協議してまいりたいと考えております。

 検診手帳や無料クーポン券は,対象者の確定や印刷等の作業がありますが,なるべく早く発送できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。

 なお,がん検診台帳は6月30日を基準日として作成することとなっており,現在内容等を検討しているところでございます。

 この項最後になりますが,しっかりと取り組んでいただきたいがどうか,子宮頸がんの検診を細胞診と併用する予定はないかとのお尋ねでございます。

 本事業は,平成21年度の単年度の事業とされておりますが,事業の継続については大変重要でありますので,国への要望を検討してまいりたいと考えております。子宮頸がん検診でのヒトパピローマウイルス検査と細胞診の併用については,その効果等の検証が必要であると考えております。

 次に,住宅改修費の償還払いについての御質問をいただいております。

 住宅改修費の償還払いについては,本市では工事終了後申請をいただくと,二,三週間程度で利用者への振り込みを行っており,利用者の利便に努めているところでございます。議員御指摘の受領委任払いにつきましては,政令市においては12市で既に実施しているところであり,その手法や実施後の課題等について,今後研究してまいりたいと考えております。

 次に,男女共同参画社会推進と少子化対策についての項で数点御質問をいただいております。

 まず,誕生学の出前講座が好評だが,研究してみてはどうかとのお尋ねでございます。

 本市におきましては,御紹介の事業と同種のものとして保健所,教育委員会の共催で,平成18年度から思春期対策モデル事業「いのちを育む授業」を中学校を対象に公募し,実施しているところでございます。自他の命や存在を大切にした生き方をしてほしいとの趣旨により,岡山市愛育委員協議会やおやこクラブ等に協力いただき,乳児期の育児について学習したり,乳児との触れ合い体験,命の誕生にまつわる講話等を行っております。平成20年度は3校で実施し,今年度は4校で実施を計画しております。

 次に,不妊治療の補助額が1回10万円から15万円に増額されるが,岡山市ではいつから実施になるのか,不妊専門相談センターはどこに設置されているのかとのお尋ねでございます。

 特定不妊治療の助成につきましては,国の方針に基づき平成21年4月1日以降の申請分について,助成額限度額を15万円として支給する予定でございます。

 また,不妊治療の相談や情報収集ができる場といたしましては,岡山県不妊専門相談センターが岡山大学病院内に設置されており,面談や電話,Eメールでの相談もできるようになっております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  男女共同参画社会推進と少子化対策についての項で,出生数の増加のためにの中で,出会いの場の成果はどうだったのか,婦人会にボランティアで活躍してもらってはどうか,出会いを求めている人等の実情を把握してはどうかとのお尋ねに一括してお答えいたします。

 本市の出会い事業は,出会いのきっかけづくりを目的としており,平成19年度1事業27名,平成20年度6事業217名の参加をいただき,各事業はほぼ定員いっぱいで和やかな雰囲気の中で交流が行われました。出会いの場で知り合い,その後もグループで交流しているという情報も入ってきておりますが,事業を最初のきっかけとして知り合いの輪が広がっていくことを願っております。岡山市連合婦人会の皆様には,平成19年度及び平成20年度のクリスマス料理による交流事業に御協力いただきました。本年度からは,全面的に共催という形で3つの事業を市とともに行っていくこととなっております。出会い事業の際には,参加者にアンケート調査を行っておりますが,今後も幅広い層の方々の御意見をお聞きして分析し,本市の少子化対策に役立ててまいりたいと考えております。

 次に,育児と仕事の両立支援で市民が相談したいとき,窓口はどこになるのかとのお尋ねでございます。

 子どもや家庭に関する身近な地域での相談窓口として,市内6カ所の福祉事務所に地域こども相談センターを設置し,女性相談員がDVや福祉制度に関する利用の相談だけでなく,人間関係や経済関係に関する相談も受けております。しかし,雇用や職場環境等,仕事に関する相談は,必要に応じてハローワーク等の専門機関を紹介することにとどまり,十分に対応し切れていない状況もあることから,他部局と調整しながら検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  学校給食費の未納につきまして,ここ数年の給食費の収納状況はどうなのか,未納者への督促についてはどのようにしているのか,納金方法の工夫は,給食の調理面での対応はどのようにしているのか,学校長個人の負担になっていないか,今後の未納対策についてという御質問に一括してお答えをさせていただきます。

 学校給食費の収納率につきましては,平成16年度が99.7%で,平成17年度,平成18年度が99.6%,平成19年度,平成20年度は99.5%と微減の傾向にあるというのが現状でございます。

 学校給食費は,学校が徴収し,会計を管理する学校徴収金の一つとして位置づけられており,徴収事務につきましては岡山市学校校納金等取扱の手引に基づきまして,学校長を初め教頭,担任等による電話や文書による督促,訪問徴収を実施しております。また,分納交渉などにも取り組んでおりまして,未納の解消に努めていただいておるわけでございます。受益者の適正な負担という観点から,対策の強化に向けて検討が必要であるというふうに考えております。

 なお,未納金を学校長個人が負担しているということはございませんし,また学校給食の献立等への影響もございません。

 以上でございます。

     〔31番高月由起枝議員登壇〕



◆31番(高月由起枝議員)  御答弁いただきましてありがとうございました。

 まず最初に,岡山市の職員の倫理規程の中に加害行為の処分を対象に入れてほしいというお訴えを何度かさせていただきました。年内または年度内にと期限を切ってお答えくださいましたので,とてもうれしく思っております。

 少しお伺いをいたします。

 乳がん,子宮がんの検診のところですが,今年齢別の受診者数を言ってくださいましたが,やっぱり30歳代の乳がん検診,とても少ない,マンモグラフィーについてはゼロ人です。それからまた,子宮がんのほうにいたしましても,体がんは20歳代でゼロ人,子宮頸がんも4人という現状でした。で,大変失礼とは思いますが,かなり高齢の方に実施をしてたくさん費用をかけて,実は本当に必要な若い人たちの受診がなされてなかったということがわかったと思います。でも,私申しましたように未婚の方で,なかなか検診に行くということへの抵抗があるものですから,これをどう受診をするという行動に結びつけるかっていうことは本当に至難のことだというふうに思います。という意味でも丁寧に対応していただきたいというふうに思います。命がかかっているということだと思いますし,病気になりますと家族などにも大変な負担がかかるものですから,何としてもこれを成功に導いていただきたいというふうに思っております。

 そして,竹之内議員も質問いたしましたが,マンモグラフィーの機械が少ないんですね。聞きますと,1基2,000万円ぐらいするということですけれども,これによって受診がふえるということですから,その辺の費用も相殺できるのではないかというふうに思いますので,導入を考えていただきたいと,このように思いますが,いかがでしょうか。

 それから,私,ある女医さんとお話をいたしました。市内にあります受診の機関ですが,産婦人科,婦人科,産科ですけれども,お聞きしますと7時ぐらいまで診察をされてる病院もありますので,この辺の情報もしっかりとこのがんの検診手帳のほうに書いていただいて利用していただきたいと,このように思います。

 住宅の改修に関してですが,いろいろと課題があるんだろうというふうに思いますけれども,その課題はまた別に解決するとして,市民の利便性を考えることが先だというふうに思いますので,早急に実現していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。

 それから,男女共同参画社会推進と少子化対策のところで,女性が何でも相談をできる相談窓口というふうに聞きました。岡山市も大変窓口が充実しておりまして,それぞれの窓口では大変いい相談ができてるというふうに思います。職業であったり,生活のことであったり,DVであったり,けれども今独居で一人で暮らしてる男女も多いわけで,そういう人たちが何かわからない不安を相談したいというふうなときに利用するところがありません。広島県とか愛媛県などでは,女性センターの中に女性総合相談窓口っていうのを設置しておりまして,心身の悩み,仕事上の問題,人間関係の悩みなどに乗っております。岡山市のさんかく岡山を見ましたら,DVに特化した御相談のようです。ここに併設ができないかと,このように強く思いますが,いかがでしょうか。

 そして,街角ウオッチングに関してです。

 局長は,それぞれの局といいますか,部署で管理者の定める所定の条件があるというふうにお伺いいたしました。その一例を少しお伺いしたいと思いますし,その中に男女共同参画の視点とか,青少年健全育成の視点が入ってるのかどうかお伺いをして2度目の質問とさせていただきます。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎片山伸二市民局長  まず,男女共同参画の関係で,さんかく岡山のほうのDVの相談窓口に女性の総合相談窓口を併設できないかというふうなお尋ねでございました。

 そこら辺につきまして,今初めてお聞きしたような形でございますので,そういうふうなことが可能かどうか,スペース的なものもございますし,人事的なものもございますので,関係先と十分協議,検討をさせていただきたいというふうに考えております。

 それからもう一点,街角ウオッチングに関して,それぞれの設置の基準,一例を挙げてというのがございましたが,基本的にはそういった公共空間に設置することによって,その交通の障害になるとか,そういった危険性がないといったようなものが基準でございまして,お尋ねにございましたような,例えば男女共同参画の視点であるとか,青少年健全育成の視点というふうな具体的な条件が定められているものは,私の知る限りないというふうに考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  高月議員のほうから数点の再質問をいただいております。

 まず,乳がん・子宮がん検診について,若い人の受診率が非常に低いということで,いかに受診行動に結びつけるか,丁寧な対応をしてほしいということでございます。

 愛育委員会なんかの協力もいただきながら,さまざまなことをやってるわけなんですけれども,こうした関係団体の協力も仰ぎながら,若い世代の受診行動に結びつくような啓発は引き続き行いながら,力を入れていきたいというふうに考えております。

 それから,マンモグラフィーが少ない,導入を考えていただきたい,それから医療機関によっては7時まで診察しているところもあると,そういった情報を検診手帳に書いたらどうかといったことでございます。

 受診率向上のために,あらゆる方策を検討しなければならない受診の状況にございます。いずれにいたしましても,受診しやすい体制づくりに努めながら,そのために必要な医師会等,関係機関との協議をしっかりとしてまいりたいというふうに考えております。

 それから最後に,住宅改修について,受領委任払いを導入して利用者の利便性をもっと高める必要があるのではというお尋ねでございます。

 先ほど御答弁申し上げましたように,政令市においても12市が既に実施しているということで,現在岡山市の場合は償還払い,二,三週間でお手元に振り込むということで,余りそれ以上の要望というのはこちらには伝わってきてないという実情はあるんですけども,いずれにいたしましてもそういった受領委任払いでさらなる利便性の向上が図られるのであれば,そのあたりについて検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして近藤議員。

     〔37番近藤昭議員登壇,拍手〕



◆37番(近藤昭議員)  改めましてこんにちは。

 6時からoniビジョンでごらんになる方もいらっしゃると思います。きょうは6月23日です。きょうは,ちょうど1945年,今から64年前に最後の本土決戦,地上戦が唯一日本で戦われた沖縄戦が終結をされた日でして,4分の1の県民が亡くなる,oniビジョンを通して,関係者の方もたくさんいらっしゃると思うんですが,心から御冥福をお祈り申し上げますとともに,改めて反戦と平和を誓いながら,時の沖縄戦を遂行した軍部主導者に対して激しい憤りを持って質問に,市長,入らせていただこうと思います。(笑声)

 今回は,1930年代との近似性について,帝国主義とは特殊な発展段階に達した資本主義であるという項を起こしてみました。

 最近の我が国の,バブル崩壊以降の今の状況について,資本主義一般ではなくて,もう既に帝国主義の段階に入っているのではないのか,そうお尋ねになる方もいらっしゃるんです,その道の方,まあ極めて少数でございますが。メジャーな論議ではありませんが,マイナーな論議としてはそういうふうにお尋ねになる方も実際いらっしゃいます。したがって,今の資本主義を超えて帝国主義といったら,どういう段階,何が本質なのか,何が特徴として今あらわれているのかということを少しテレビを通し,そしてマスコミなどを通しながら,本当に今大変な時代に入ってるんだ,一歩間違えばとんでもない世界になっていく可能性も含まれるということを含めて,市長にお尋ねしたいなというふうに思ってます。

 まず,現状の認識であります。

 原稿を配っておりますが,あっち行ったり,こっち行ったり,消したりしておりますので,お目を通してみていただければよろしいんですが,現状の認識でございまして,まず市長さん,我が国は土地神話に基づくバブル経済が崩壊をいたしましたね。1980年代の中ごろでございましたが,当時の平均株価は最高値3万8,000円をつけてたのが,今は1万円弱という,4分の1の株価に下がってるというのが現状であります。

 さらに,2000年から小泉・竹中改革というのが登場しました。2000年ですから9年前にしかならないんですが,小泉・竹中政権によるアメリカ型新自由主義経済システムの登場は,社会的現象としては,ある一面では正規・非正規の労働者の格差を拡大して,ワーキングプアを大量に輩出し,蟹工船というのを,前回プロレタリアという言葉を含めて御説明をした蟹工船状況の労働者を暴力的に産出するという状況が今生まれてます。これはもう小泉・竹中路線の結果でありますが,そういうことだと思うんです。

 一方,アメリカの状況ですが,帝国主義本国と言われるアメリカは,サブプライムをきっかけに経済恐慌が金融恐慌へと拡大をして,電気,自動車,銀行,証券産業などの倒産から,120年の歴史を持っていたというGM──自動車産業なんですが,もう実質的に国営化,国がもう買い取るという状況にまで行きましたね。これ,もう資本主義では考えられない国営化でありますから,むしろ逆行する社会主義化に一歩アメリカは踏み込んだということに端緒になるのかなという感じもするわけですが,アメリカでは資本の集中と独占が始まってまして,日本でも資本の集中と独占が行われてます。どういうことなのか。

 銀行資本を中心にした集中と独占も,あらゆる産業分野で始まっております。例えば,第一勧業銀行と富士銀行と日本興業銀行の3つの銀行,その資本が集中されてみずほ銀行というのができたんです。これは日本最大でありますし,世界のビッグ3の中に入る,そういう資本の集中と独占という企業形態が,今日本にどんどん出現をしてる状況です。もう五大銀行で集約をされるのではないのか,そういう状況に今入ってます。それは単なる銀行業を超えて,証券とかサービスとか物流などの関連企業の巨大な集中独占企業,つまり帝国主義の段階に入っているのではないのかと言われる一つの証左であります。

 銀行の基本的業務は,決済の仲介ですが,銀行はその際,不活動資本を活動資本,つまり利益を生む資本に変えます。あらゆる貨幣収入も一たん手元に集めることができるわけであります。やがて全国に張りめぐらせた大手銀行の支店の数,これはもう国内外を通して資本というのは海外進出を行うわけですが,大手銀行の支店の数や支店の口座数から企業のプライマリーバランス,収支の実態を把握する銀行は,大手企業への取締役会に銀行から役員を送り込みます。結果として,産業資本の従属と支配への転化が始まるわけであります。それは資本一般にかわって金融資本が支配的立場を占めることを意味します。金融資本とは,銀行の管理下にあって,企業経営者が運用する資本のことであります。

 また,一方では「恐慌」という言葉が出ます。恐慌は,資本主義の結果であると同時に原因でもあり,恐慌のうち最も多いのは経済恐慌ですが,経済恐慌に限らず,あらゆる恐慌は集中と独占に向かう傾向を著しく助長することになります。乱暴な言い方ではありますが,自由競争は生産の集中化を生み,そしてその集中化は一定の段階に達すると独占へとつながっていきますので,帝国主義とは資本主義の独占段階のことであり,特徴的なのは産業資本ではなくて金融資本であるということです。今まさに経済恐慌から金融恐慌へという,帝国主義の本質のところの恐慌が起ころうとしてるわけです。

 現在の我が国の状況は,国有鉄道──国鉄や,郵便局──郵政を解体し,民間の金融資本のもとに集中させていくという一つの形態,資本の集中と独占の形,これは小泉・竹中改革の路線の結果であります。1900年と1929年の大恐慌,さらに2006年のアメリカ発の世界大恐慌の中で,我が国では現在的に進行している銀行を中心にした金融資本への集中と独占が如実に示されています。

 帝国主義からの教訓として,1つ目,資本主義体制のもとでは農業は発展を遂げられない。農業委員会の会長がおられますが,資本主義体制のもとでは農業は発展を遂げられないというふうに,そういう教訓であります。そして,いかなる点でも工業からおくれをとる,農業政策は。そういうこと。

 2つ目には,一般大衆の国民の生活も改善をされない。それどころか,目もくらむような技術進歩にもかかわらず,食べ物にも事欠くような赤貧状態に置かれるということであります。蟹工船状況。ワーキングプアという状況が進行する,これも帝国主義の教訓。

 3つ目,その原因は過剰資本,資本家の利潤,もうけを資本家は利益としてため込むことが資本主義であるということであります。

 4つ目,そして同時に帝国主義は後進国への資本輸出として過剰資本を振り向ける。なぜなら資本が少なく,土地が値ごろで,賃金も低く,原材料価格が安いからという理由です。日本企業の海外進出,インドや中国,東南アジアへの資本の輸出というのはそういう理由なんだということが帝国主義の特徴であります。

 帝国主義論を書いてる人はたくさんいらっしゃるんですが,最も有名なのは今から93年前の1916年,これ46歳のときに帝国主義論というのを書いたウラジミール・イリイッチ・レーニンという人──本を持ってくるの忘れました──でありますが,帝国主義論ということであります。かつて40年ほど前に一生懸命読んだ本で,改めて読み返してみたわけであります。ここに書いてあること,今述べましたことのほとんどはレーニンの帝国主義論からの引用でありまして,そういうこともあるんかなと言われる方はもうレーニン主義者であるわけでありますが,改めて93年前,レーニンというのは46歳のときにこの帝国主義論を書いたということですが,本当に現在と通底するような歴史的,客観的な洞察力ということについては,改めて読み返してみて感服をする以外にはないんです。

 そこで市長,質問に入らせていただきますが,現在直下進行する金融資本による企業合併,売買収などによる独占に向けた経済形態は,既に資本主義の高度に発達した段階,帝国主義と呼べると思うんですが,今現在の資本主義の状況を市長としてはどうお考えでしょうか。

 2,帝国主義は資本の独占と市場拡大という属性を持ちます。それは必然的に戦争という結果を招きます。70万岡山市民の代表としての首長は,今回新たに政令市の首長として,中央政府や総理大臣や各大臣に直接に語りかけ,説得または反対の意思を表示する機会を市長は得たんです。それが政令市の格なんです。市民の安全,生命,財産を守ることを前提に,市民の思いや平和行政の推進に向けて,積極的に中央政府に働きかけ,またはノーと言う勇気を持つことがこれまで以上に,中核市の市長以上に政令市の市長としては求められています。政令市の市長としての中央政府に対する御決意とお考えをお伺いいたします。

 次に,承第2号及び第3号についてであります。

 きのうの長井議員,きょうの羽場議員への答弁,総務局長が答弁をされました。くしくも市民ネットの3名の議員以外には今のところ触れられとらんという,この承第2号,第3号でありますが,私も極めてこれは大きな問題だなあというふうに考えている次第なので,事実としては議会を招集する時間的余裕があったのではないかというふうに思います。

 で,はしょって質問に入りますが,実は5月1日に人事院が国会及び内閣に対して勧告を行い,岡山市人事委員会が5月22日に意見の申し出を行ったことは,いかに未曾有の経済危機にあるとはいえ,これは当局が述べられましたが,みぞうゆうではありません,未曾有の経済危機にあるとはいえ,時の政府の政治的圧力に屈服をした異例な結果だと私は思うんです。通常は,人事院の勧告制度というのは春闘というのがありまして,賃金,賃上げ,何じゃったかな(笑声),正式名称は賃金獲得諸要求貫徹春季闘争という名前だったと思うんですが,それを縮めて春闘というふうに言ってきたんです。

 春闘で民間労働者が,まず3月期にだっとストライキをやって,団体交渉をやって賃金を上げる。で,地方公務員,国家公務員というのはシャウプ勧告によって,政令によってストライキ権も団結権も交渉権も,労働三権と言われる権利というのは奪われてまして,シャウプ勧告から公務員にはそういう権利は与えてはいけんというふうに言われてまして,これはもう憲法違反だというふうに私は個人的には思ってるんですが,いずれにしてもありません,何にもない,公務員には。しかし,民間の労働者には労組法上の身分の固定,確約をされています。そういうことによって,公務員の賃金,給与の引き上げなどについては,人事院を新たに設けて,そこが勧告しますよという制度なんです。それは7月期,8月期なんです。人事院が勧告をして,さらにその上に政府の給与関係閣僚会議が決定をして,国会に送って,12月に議案として賃金法案が可決をする。そうすると,4月にさかのぼって差額が支給されるという,そういうシステムになってるんですが,ことしに限ってなぜか人事院勧告が5月に出たんです。これが一つは異常でしょう。何でそんなふうになるのかということが,まず質問。

 人事委員会委員長にお聞きをしたいんですが,労働基本権の代償措置としての人事院勧告制度の歴史的役割と政治的圧力に負けた人事院のあり方について,私は人事院及び人事院勧告制度に対する信頼性を大きく損なわせることになったというふうに思います,5月1日に出したということは。その所見をお伺いしたい。

 次に,議会を招集する時間的余裕がなかったためという,これは総務局長が御答弁されました。この経過と事実関係については,もう改めては言いません。そのとおりだと思います。私は,間違いないと思います。ただ問題は,言いたいのは人事委員会委員長がいつ,どこで,だれに対して報告及び意見を申し出られたのか,まず事実関係を2つ目には明らかにしてほしいということ。

 3つ目に言いたいのは,実は専決処分に岡山市は決めたということになってるんですが,5月1日に人事院が勧告をしたっていうのはどこも一緒なんです。1,800自治体,みんな一緒にわかってんです。で,6月1日の在職者というのは,職員の身分に関することですから,ここもみんな知ってる。しかし,何で岡山市だけおくれたのか,岡山県下で15の市があるんですが,専決をかけたのは岡山市,瀬戸内市,美作市,津山市だけです。あと臨時議会を開いたところ,11の市,倉敷市,備前市,玉野市以外全部,11の市は臨時議会をともあれ開いてるんです。内容のいい悪いは別にして。そして,0.2月の凍結を認める,可決をするということに結果的にはなってるんですが,結果としては一緒なんですが,専決は15市中のわずか4市,岡山市,瀬戸内市,美作市,津山市のみなんです。

 何で岡山市が臨時議会を開催できなかったのか。22日に人事院が意見を申し出する。そうすると,1週間要りますから,次の金曜日の29日には臨時議会を開こうと思えば開けたのではないのかというのが言いたい点なんです。総務局長からは,いやいや団体交渉があったからという答弁があったわけですが,理由としては。そこまで職員組合を重要視されてるのかなと,改めて感心もしてるところではありますが,やろうと思えばできたんではないのかという,そういうふうに僕は思うからでありまして,時間的余裕があったにもかかわらず,専決処分で事を済ます行為は,羽場議員も言いましたが,議会軽視と私は思います。

 さらに,職員の給与の決定は重大な事項であり,軽易な事項では決してない。これは地方自治法第180条に書いてあるわけであります。だれがいつ専決処分を決めたのかを含めて,事実関係をお答えいただきたいと思います。

 甲第166号議案について。

 きのう有井議員も触れられておりました。きょう,土肥議員からも頑張ってよというふうに激励の声を受けて登壇をさせていただいておりますが,今おりませんね,席上には。(笑声)議員報酬の引き下げの結果で,今後の岡山市議会はどうなるのということなんです。市民の皆さんは,議員の報酬っていうのはどういうことで,どういうふうに決まって,一体中身はどんなふうになってんの。議員はたくさんお金をもらってんじゃないのというふうに思ってる方,たくさんいらっしゃると思うんです。したがって,今回ここに──これ結構重いんですが,軽くてええやつを議会事務局に次からつくってほしいなと思うんですけれども──月例支給明細書,近藤昭というふうに,これは個別私の給料明細書でありますので,基本的にはこれと同じなんですが,議員さんによっては幾らか違う点がございます。これは見覚えございますね。職員の給与報酬とは幾らか違いますから,形態が。こういうのが私どもに配られてるわけでございます。通常は帯というふうに職員時代には呼んでたやつでありますが,まずこの質問は私個人にかかわる実例でございまして,ほかの議員さんがどうのこうのということではないわけでございますので,唯一私にかかわる,個に所属をする質問というふうに御理解をいただければと思います。

 さて,ちょっと解説を申し上げますが,月例支給明細書,給料報酬は71万円であります。去年の4月から旅費日当がなくなりましたから,もう71万円ぽっきりであります。共済長期っていうのが9万9,200円と,何か左上に載ってます。9万9,200円,ほとんど10万円が共済で取られる。それから,所得税が4万1,650円,住民税が6万6,500円,高いですね市長,結構これもね。(笑声)ということでございまして,この3つの控除を,これは義務的経費,必ず引かれるもんですから,税でございますので,引かれるということ。控除計が24万2,512円になりまして,71万円からまずこの控除を引くと46万7,488円になるということなんです。これが実はもらって帰る,銀振りにされる支給総額でありますが,ところが家に帰るとまた税がかかってきます。これはもう市民の皆さんもおわかりのように,国民健康保険料が私の場合は5万2,366円かかってます,約5万2,000円。国民年金が1万4,660円かかってます。で,控除額としては6万7,026円がかかってまして,この控除を全部71万円から引くと40万462円というのが実は可処分所得,我が家の,私の実際使える金というのが約40万円になります。71万円から40万円であります。ここで私と私の家族が生計を営むわけでありまして,さらにその中には,まあもちろんおわかりのように,議員というのは何期勤めようとも退職金はありません。甲第163,164,165号議案に出てますが,特別職の方はこれは退職金をお持ちで,退職金が安い,高えという論議はまた後ほどだれかがされる予定なんですが,(笑声)退職金はいずれにしても終わりなんです。まだ不確定なんですが,多分水道事業管理者や病院事業管理者,ここに市場事業管理者もいらっしゃいますが,退職金は市長ほど高いか安いかは別にして,一応額としてはついとると思うんです──ふんと言うていただけませんか。(笑声)間違いないようでございますが,したがって議員が何期勤めても退職金というのは全くないということでありまして,その結果としてどうなるのか。

 私及び私の家族の生活は,大変困った状態になるということです。選挙がありますからね,なおかつ。選挙費用があります。法定選挙費用は660万円でありまして,まさか大半の議員さんが660万円以内で選挙を終わってるという方は余りいらっしゃらないんではないのかなと思いますが,(後刻訂正)選管の事務局にも聞いてみたいところなんですが,こんなんで本当に足るのというふうに。

 実は,そういうことになってるわけでございまして,2点には,議員になっても生活が厳しいという現実が明らかになると,地方議員のなり手が少なくなると予測をされる。私は元岡山市の職員であったんですが,少なくとも公務員が中途退職をして,選挙に出る若者は,これはもう皆無になるんじゃないかなということ。

 3つ目には,それが反面経済的に困らない,つまり議員報酬が第一生計費とならないお金持ちの人に偏っていくんではないのか。そうすると,今後の市議会は各階級,各層から選出された多様な意見とバランスのとれた議会構成ではなくなる可能性が起こり,議会が特定の階級,階層の特定の利害を持った人たち,議員による議会へと変質をする可能性が否定できないということです。変質した議会は,決して当局にとっても,ましてや市民のために役立つことはありますまい。総合政策審議会の答申の愚劣さに怒りを込めて批判するとともに,改めて甲第166号議案について,議会とはそもそも何のために,だれのために,どういう意味であるのかという出発点の論議を期待し,改めて御見解を求めます。

 ことし限りの事業の持つ意味,子育て応援特別手当,女性特有のがん検診。

 高月議員が今詳しくお述べになりましたので,質問の1項だけ割愛をさせていただきます。要するに,質問はですね,子育て応援も女性特有のがん検診も切実な市民の願いであり,ことし限りの,しかも5歳刻みの限界のある施策からサステイナビリティーのある通年的な施策としてのスタートとしてほしいと望んでいます。そうでなければ,選挙目当てのばらまき予算のそしりや対象から外れた多数の市民の不公平感の助長につながると思いますが,どうお考えですか,本音としてないよりはましというお考えでしょうかというのが伺いたい点で,ぜひこれは継続をした施策として打ち出してほしいということを質問といたしまして,第1回目の質問を終わらさせていただきます。

 御清聴大変ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  質問の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後3時1分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時20分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,近藤議員の御質問にお答えいたしますけれども,1930年代との近似性についての御質問にお答えをいたします。

 現下の経済情勢は,グローバル化の進展とともに実体経済と乖離した形で国境を越え動き回り,全世界の経済,財政に影響を及ぼすまでに大きくなった金融バブルが崩壊し,その調整段階にあると考えております。改めて物づくり,実体経済を基礎とした経済の大切さを感じております。

 続いて,政令指定都市移行により,国に直接意思を表示する機会が得られたが,決意をとのお尋ねでございますが,県と同等の権限を有する政令指定都市においては,地方分権の進展や地域の発展を力強くリードしていくという大きな役割も期待されており,現下の危機的な経済情勢の中,市民生活者の実態を肌身で感じることができる自治体として,さらにその責務は増大していくものと認識しております。したがいまして,本市の発展はもとより,地域の発展に貢献する責務を担う政令指定都市岡山として,他の政令指定都市と連携しながら,国の制度のあり方等につきまして地方から国を変えていくという気概を持って,しっかりと政策提言や要望活動を行ってまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  承第2号及び第3号についての中で,臨時議会が招集できた時間的余裕が可能だと思うが,まただれが,いつ専決処分を決めたかを含めて事実経過と考えをとのお尋ねでございます。

 5月22日に本市人事委員会から報告と意見が提出されました時点では,職員団体との協議も残っており,職員団体と十分な協議なしに勤務労働条件の変更を行うことは不当労働行為になることから,その協議が26日に調った後,議会事務局と協議し,29日に会派代表者会議において説明させていただいた上で御意見をお聞きし,専決処分とすることを判断いたしました。

 事実経過につきましては,長井議員に御答弁したとおりでございます。

 また,考えにつきましては羽場議員に御答弁したとおりでございます。

 次に,甲第166号議案について,議員報酬についてのお尋ねでございます。

 明るく住みよい地域社会を実現するために,市民が代表者を選び,その代表者が集まって市民のためにいろいろなことを話し合って決めていくのが議会であると考えております。

 また,議員報酬の改定につきましては有井議員に御答弁したとおりでございます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  ことし限りの事業の持つ意味の項,女性特有のがん検診について,サステイナビリティーのある通年的な施策としてスタートしてほしいと思うがどう考えているかとのお尋ねでございます。

 今回の無料クーポン券は,検診の受診率を向上させるために,まずは節目年齢の方に働きかけていくものでございます。事業の継続については,国への要望を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  ことし限りの事業の持つ意味の項で,子育て応援特別手当について,サステイナビリティーのある通年的な施策としてスタートすべきではとのお尋ねでございます。

 子育て応援特別手当は,経済状況の悪化に伴い,平成20年度の国の緊急措置として実施されたものでございます。さらに,全体の個人所得が減少しつつあるなど,厳しい社会経済情勢が現在も続いていることから,平成21年度に限る措置として,就学前3年間に限り対象児童を第1子まで拡大し実施することが国の補正予算として決められたところでございます。

 本市としては,子育て応援特別手当を通年的な施策とすることは考えておりませんが,今後の国の動向を見守ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎矢野有哉人事委員会事務局長  承第2号及び承第3号についての項のうち,労働基本権制約の代償措置としての人事院勧告制度のあり方についてのお尋ねにお答えをいたします。

 人事院は,中立公正な人事行政に関する専門機関として,職員の給与,勤務時間,その他の勤務条件に関し講ずべき措置について,国会及び内閣に勧告する権限などを有しており,労働基本権制約の代償機能を果たすという重要な役割を担っていると認識しております。人事院の給与勧告は,労働基本権制約の代償措置として職員に対し,社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり,公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させることを基本に,必要な勧告を行うものとされており,今回の夏季一時金に関する勧告は,こうした情勢適応の原則,また民間準拠を基本とする考え方など,公務員法の趣旨を踏まえて行われたものと考えております。

 次に,人事委員会委員長はいつ,どこで,だれに対して報告及び意見を申し出たのかというお尋ねでございます。

 平成21年6月に支給する期末手当及び勤勉手当に関する特例措置につきましては,5月22日に市長室及び副議長室において,市長及び市議会議長あての報告及び意見の申し出を行ったところでございます。

 以上でございます。

     〔37番近藤昭議員登壇〕



◆37番(近藤昭議員)  再質を行う前に,私の質問の発言訂正を述べてみたいと思います。

 法定選挙費用660万円では大半の人が超えてるんではないのかという発言をしたわけですが,これは公職選挙法に抵触をする可能性がありますので,(笑声)660万円以内で皆さん選挙をおやりになっているというふうに思いますと,ただやろうとすれば大変だなあということはありますが,そういうふうに訂正を一つさせていただきたいと思います。(笑声)

 再質問であります。

 帝国主義について,市長さんのお考えが,金融バブルが破裂をしてという御認識をお述べいただいたんですが,今の資本一般から超えて金融資本が支配をする。その属性として集中と独占,それから市場の獲得という,当然そういうふうに持つわけですが,改めて今の資本主義の段階が,高度に発達をした資本主義の段階を超えて帝国主義の段階になっているという,そういう御認識について,今の金融経済をどうお思いになるのかという質問でございますので,やっぱりもう資本一般を超えて,グローバル化というのも表現としては出てたんですが,まさに資本というのは,帝国主義というのはグローバル化,市場の獲得ということになるわけですから,したがってその市場の獲得に向けてグローバル化をしていってということなんで,もう一度お願いをしたい。

 がん検診については,国に要望する,お願いをしたい。子育て応援特別手当については,国の動向を見守るということであったんですが,これはやっぱりサステイナビリティー,継続性の問題があるんで,もう一度やっぱり奥田局長に,ぜひ継続性の問題をどういうふうに局長としてお思いになるのかということを含めて御答弁を願いたいなと思います。

 ということで,再質問を終わらせていただきます。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  近藤議員の再質問にお答えといいますか,私の考え方でありますが,まあ議場で長く話ができませんので,私の思いを言わせていただきますと,帝国主義が,本当に日本が歩んだものが帝国主義かどうかもはっきり私はわかりませんけれども,私もダウ式平均株価が500円の折に入社いたしまして,証券会社へおりました。それが近藤議員がおっしゃったように,4万円近くまで行きました。その間に1,829円,ダウが500円のものが1,000円になるというたら大変なことでありましたけれども,1,829円までいって,山一の日銀特融の問題が出まして,それからまた株が下がっていって,そういう経過の中でバブル経済を見たわけであります。

 それからまた,バブル崩壊後は1万円を割って,今の株価になっておるんですけれども,アメリカ型の資本主義経済のようなものを我々も追い越せ,追い抜けということで,アメリカと一緒になって日本もそういうことに乗っておった。あけてみたらアメリカは,まあ極端に言えばマネーゲーム以外の何物でもなかったというような経済というものがあからさまになったわけでありまして,それに乗った,まあこれはもう日本だけじゃありませんけれども,全世界が乗っていったわけでありますが,日本にも優秀なそういう経済学者も評論家もおられたんでありますけれども,ほとんどの方がやはりそれを夢見ていっておった。ふたをあけてみたらこういう,サブプライムローンが発端になりましたけれども,あけてみたら本当にマネーゲームであったということがわかったわけであります。

 日本は,やはり技術力が高い日本でありますから,これから新しい日本の経済というものを構築して,世界と一緒になって経済発展をしていけばいいわけで,今までの反省の中でこれから日本は力強い日本になれるんじゃないかなと思っております。多少景気もよくなっておるようでございますから,国民がみんな団結してやらなきゃいけない,そういうことを私は思っております。資本主義経済,それから帝国主義がどうであるかというのは,またいろいろ,昨晩も近藤議員のそういう質問でありましたから,帝国主義とはというのをいろいろ勉強しましたけれども,なかなかこれはいろいろ議論がありまして,ここではちょっと簡単に近藤議員に私の思いを説明することはできませんけれども,また来期私が市長になりましたら,ゆっくりお話をしたいなあと思っております。(笑声)

 どうぞよろしくお願いいたします。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  子育て応援特別手当の継続性についての考え方について,再度のお尋ねでございます。

 先ほども御答弁申し上げましたけれども,社会経済情勢が大変厳しいということで,特例の措置として幼児教育期の負担に配慮をする観点から,幼稚園,保育所に共通して通う年代である就学前3年間の子どもを対象にしているということで,継続性につきましては今後の状況を見守ってまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして田畑議員。

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  近藤議員,質問御苦労さまでございました。

 それでは,私はバランスをとる側の階層から通告に従い質問させていただきます。

 大きい1,市長は6月15日,定例市議会の開会に当たり所信を表明されました。お聞きしておりまして,あれっと思いましたので,質問をさせていただきます。

 1,まず第1は,「(仮称)」という文字が議場に配付された所信表明文書にはあったのですが,お読みになる際にはすべて省かれました。これは「(仮称)」が要らなくなったという意味でしょうか。

 また,中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市を実現したいので,来期は岡山総合医療センターの整備に着手したいと考えておりますと述べられました。読み違えも相変わらず多かったんでありますが,それはそれとして3点お伺いいたします。

 (1)この所信表明は,市長御自身が書かれたのでしょうか。それとも部下のどなたかが書かれたのでしょうか。

 (2)「(仮称)」を省かれたのはどういう意味なのでしょうか。というのは,「(仮称)」を省くということは議会に諮らずにそのままでやりますよということになるわけですから,もう議会を通さないという結果になりますので,お聞きをしております。

 (3)「市民の皆様の御支持がいただけるならば,来期は」との表現は,この秋の市長選を意識されたものと思いますが,来期はとの表現は9月定例議会より前に,というのは9月議会があるわけですから,6月議会で来期はとおっしゃるのは9月議会より前に市長選挙が行われると受け取れますが,それでよろしいのでしょうか。

 2,「(はじめに)」の項について。

 (1)市長は,岡山市が全国で18番目の政令指定都市に移行し,4つの行政区で順調に滑り出すことができたと,自画自賛とまでは言いませんが,評価されておられます。しかし,市の中心市街地である市役所や岡山駅前が北区という,また人口がとてつもなくアンバランスな区割りが最適な状況とお考えなのでしょうか。市役所や駅前あたりこそが中央区ではないんでしょうか。

 (2)5月13日には全国の指定都市の市長が岡山に一堂に会したと自慢されておられますが,総務委員会には報告さえありませんでした。議員の指摘を受け,前期最後の総務委員会で報告されましたが,議会軽視ではないかという声も聞かれました。こういう議会対応でいいのでしょうか。市当局だけが浮かれている政令市が市民の暮らしにとってよいものかどうかは,今後の施策とその具体化にかかっています。今評価できる段階ではないと思います。合併地区の住民は,市が政令市になって幸せになったのでしょうか。岡山市民は,何がどう変わって幸せになったのでしょうか。

 (3)先ほど近藤議員からも御発言がございましたが,きょうは沖縄戦の終了した日であります。ノーモアウオーの思いを強くいたします。さきの大戦の敗戦の教訓から,政治を教育行政に関与させないようになりました。ですから,教育行政のお考えが所信に示されないのは当然であります。そこで,政令市移行を機に,教育委員会の所信表明を議長及び市長はお認めになってはいかがかと思いますが,教育委員長の御見解もあわせてお聞かせください。

 (4)政令市移行を機に,岡山市小・中PTA連合会が岡山県PTA連合会を脱退すると報道されています。今月3日の岡山県PTA連合会の総会も岡山市小・中PTA連合会は途中退場し,分裂のまま県PTA連合会は市小・中PTA連合会の会費500万円を計上したまま予算を承認したとのことでありますが,市教委はどうされようとしているのか。教育長,経過も含めて御報告ください。

 3,水と緑の豊かさを実感できる都市づくり。

 その(1)は,長井議員の御質問と答弁がありましたので,割愛いたします。

 (2)安全・安心のまちづくりについて,防犯・防災活動など,さらに活動を推進するとのことであります。近く発生が想定されている東南海・南海地震を思われてのことかと思いますが,そこでお尋ねします。

 ア,岡山市は国土交通省の都市公園事業採択基準における防災公園設置の対象都市となるのでしょうか。

 イ,大規模地震が起こったとき,危険地域に該当しない地区は市内ではどこでしょうか。

 ウ,市内中心部での帰宅困難者を何人と想定し,その対策はどのようにしているのか。居住人口と帰宅困難者と,その合計人口を連合町内会ごとに明らかにしてください。

 エ,人口集中地区──DID地区において,歩行500メートル以内で避難圏域内人口1人当たり2平方メートルが確保されていない町内会はどこでしょうか。確保しているとする地区の施設名もあわせて明らかにしてください。

 オ,未整備地区において,中心市街地活性化広場公園及び防災公園・市街地一帯整備の検討はされているのでしょうか。状況をお知らせください。

 カ,消防庁震災対策指導室の「市町村地域防災計画(震災対策編)検討委員会報告書」によれば,避難場所等の定義を明確にした上で避難場所,避難路,避難所の指定または整備の基準を示しています。例えば,広域避難場所は1人1平方メートル確保,避難所の収容基準はおおむね3.3平方メートル当たり,つまり坪2人でありますが,それぞれ基準どおり確保されているのかどうかお示しください。これは市民,国民の命にかかわる問題であります。

 4,環境先進都市を目指して及び総合交通体系の整備。

 (1)太陽,風,水などの自然エネルギーの活用,実践,教育は,地球温暖化時代の今,地球を守る課題としてとても大切です。教育長はどう思われますか。

 (2)ところが,西川緑道公園の水車を取っ払ってしまいました。この水車を生かして自然エネルギー活用の学びの場所とするべきだったと考えますが,再築されるお考えはありませんか。

 (3)市長は,安全で快適な道路ネットワークとして環状道路建設とJR岡山駅西口整備を総合交通体系の整備だとして表明されました。しかし,これでは環境先進都市を目指すことになりません。環境先進都市を目指し,総合交通体系の整備をされるのであれば,公共交通の整備,充実が語られなくてはなりません。ところが,何もありません。

 そこでお尋ねをします。

 ア,岡山市都市交通戦略(素案)は,いつ案として議会に上程されるのか。

 イ,高齢者や子どもたちなどの交通弱者が移動する手段としての交通権をどのように認識されているのか。また,交通権の保障を地方自治体の責務と受けとめられているのかどうかお答えください。

 ウ,環境先進都市を目指すならば,公共交通機関をどうされようとしているのか。岡山市の公共交通の現状を述べた上で,交通戦略素案の具体性のなさをどうしようとしているのかお示しください。

 エ,岡山市はJR岡山駅西口開発等に約550億円もの税金を投入したと,さきの2月議会で御答弁をいただきました。しかし,この費用は交通権保障や地球温暖化阻止のための費用ではありません。その逆効果さえある費用でありますが,岡山市は大型開発優先のこういう税金の使い方を再検討すべきではないかと考えます。市長もいろいろお考えであるのは知っておりますが,重ねてお伺いをします。いかがでしょうか。合併,政令市移行により大規模事業は増加し,今後5年間でおおむね1,160億円と見込まれておりますから,なおさら必要だと考えます。

 5,行財政改革の推進。

 市長がこれまで公債費の縮減や利息の軽減の努力をされてきたことは大いに評価をしております。

 (1)岡山市の財政状況(第11版)を概略しますと,財政指標は他都市より低く,財政状況は一部改善するも,なお厳しい。ゆえに人件費をさらに抑制するとなっています。新岡山市行財政改革大綱の内容も中心は人件費の削減であります。これで政令市移行後の市民サービスが十分に行えるのか,不足している技術者を確保できるのか,多くの議員が不安に思っています。お答えください。

 さて,財政でありますが,借入額の大きなものを見てみますと当新田環境センター,4つのふれあいセンター,保健福祉会館,操車場跡地公園,東部クリーンセンター,山上最終処分場,ママカリフォーラム,デジタルミュージアムなどでありますが,借入額の多い市長名を言えば断トツ安宅氏でありまして,松本氏,萩原氏の順と続きます。高谷市長は,先ほど言いましたように今後5年間で1,160億円の大規模事業に係る借金をつくることになってまいります。また,三位一体改革で政府は100億円も岡山市に対する交付税を減らして,市財政に打撃を与えました。とすると,高谷市長は歴代市長の失政と政府の交付税削減の責任を職員に,3年採用凍結を初めとする人件費の削減で職員に苦難を押しつけたということにならないでしょうか。御所見をお聞かせください。

 (2)市長は,市全体の借金が7,000億円であることを明らかにしたと自慢されましたが,私は萩原前市長が数字を隠していたとは思いませんが,いかがでしょうか。

 (3)国は,交付税削減に直轄事業負担金です。県は,チボリ公園や吉備高原都市開発のツケを岡山市に押しつけております。市長は,頑張っておられますが,これから先どうされるかお伺いします。

 県支出金が県民税徴収取扱費交付金の単価見直しなどで,岡山市の収入が5年間で60億円減るとのことでありますが,どういうことでしょうか御説明ください。

 (4)繰越明許費がふえていますが,状況を御説明ください。

 (5)富山地域センター及び福浜地域センター開設費の予算計上はおかしいと思います。賃貸借契約ができていないのに,改装費を計上していいのかどうか。契約はできているのか。JAからの賃借料は幾らなのか御明示いただきたいと思います。

 (6)国民投票人名簿等システム構築費は全額国庫負担のようでありますが,内容を御説明ください。予算額2,120万円と債務負担行為の限度額722万7,000円とあわせて御説明ください。

 6,その他。

 (1)小規模工事問題について,収支及びそのてんまつはどうなったのかお示しください。

 (2)シルバー人材センター育成費を400万円,今議会の補正予算でも計上しております。しかし,シルバー人材センター破綻の全容解明はできたのか,約2億1,000万円の債務超過額はだれが何に使ったのか,だれがどう責任をとったのか,多額の補助金を支出している公益法人でありながら,補てんできない差額は幾らでどうするのか御明示ください。

 大きい2,農業振興について。

 1,鹿児島市に農業振興策の視察に行かせていただきました。飛行場のあたりには大きな白い屋根が機内から見えました。何だろうと思ったので,市の担当者にお伺いすると,畜舎,いわゆる牛とか豚とかを育てるところでありますが,ここ最近養豚業者が経営難で自殺をされたお話をよく聞いて,本当に胸が痛んでまいります。

 次に,目にしたのが小型の扇風機のような風車があちらこちらにありました。景観としてはすばらしいなあと思いました。これはお伺いしますと,お茶の畑の換気扇でありました。霜でお茶の葉がやられないように対策を施しているとのことでありました。防霜扇というそうであります。栽培面積は252ヘクタール──そのうち88%が松本地域──で,年々栽培面積をふやし,生産量も栽培戸数もふえていました。この不況時代にすごいなあと思いました。

 鹿児島市は全体として軟弱野菜が中心ですが,その成長の原因は手厚い農産物の生産流通の指導にありました。5課21係,112人という体制です。岡山市なら人が多過ぎるとカットされたでしょう。農業センターで生産技術の改善,普及推進を図るとともに,伊敷とか吉野とかの7地区に農林事務所を設置して営農指導をしております。谷山地区では,農林課を出先事務所として設置し,林業を含めて現地を指導されているとのことでありました。

 なぜ,このように手厚い体制をしているんですかとお聞きしますと,JAが営農指導をされなくなったからだとのことでありました。私は,なるほどと思いました。市長はどのようにお考えですか,お聞かせください。岡山市はこのような体制をとっておりませんが,どうしますか,どう営農指導をされていますか。

 2,政府は骨太の方針2009の原案を決定しましたが,減反見直し先送りと聞きます。これでは農家の不公平感が解消されません。市長はどのようにお考えですか。

 その一方で,農地の権利取得に企業が参入できるように農地法改悪案が国会で可決をされました。このことにより,岡山市のように小規模農家が多い都市では打撃が大きいと思いますが,農業委員会会長はどのようにお考えですか。また,これに対する対策をどうされますか,お伺いいたします。

 大きい3,教育行政評価報告について。

 岡山市教育委員会の事務に関する点検・評価報告書が2月定例市議会に間に合わず,今議会で質問することになりました。お許しをいただきたいと存じます。

 1,学校教育の充実──教育内容。

 ア,学校教育の質は何がどのように達成されたのか。評価と今後の課題は,余りにも抽象的過ぎてわかりづらいので,わかりやすく教えてください。

 イ,また,岡輝中学校で実践されている協同学習の成果はどのように評価され,今後どうされようとしているのか御明示ください。

 ウ,崎本議員も御質問なさいましたが,特別支援教育についてでありますが,御努力されていることは評価できますが,政令市になっても県教委の判断に左右されるのかどうか。状況及び市教委の決意と方針をお聞かせください。

 2,学校教育の充実──教育環境。

 ア,学校・園の耐震化事業は,体育館については平成23年度までに全体育館の耐震化工事が完了する予定でありますが,校舎についてはどうなっているのでしょうか。計画をお示しください。御奮闘されてはいるものの,耐震化率が全国平均の67%,県平均の58.2%より低い状況を早急に改善しなければなりません。

 イ,まだ耐震化優先度調査が終了していないものはどこの何かお示しください。

 ウ,倒壊の危険が予知される建物はありますか。あれば,どこの何か御教示ください。

 エ,通学区域の弾力化について,教育行政審議会も問題提起をされておりますが,見直しをするお考えがありますか。あれば,その内容をお示しください。

 3,スポーツ振興計画の策定がいまだにできていません。いつ完成されますか。

 4,発掘された埋蔵文化財で,まだ報告書のできていない30件についての報告書はいつ発刊されますか。御計画をお示しください。

 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,田畑議員の行財政改革の推進についての御質問にお答えをいたします。

 歴代市長の失政と政府の交付税削減の責任を3年間の新規採用凍結を初めとする人件費の削減で職員に苦難を押しつけたことにならないかとのお尋ねでございますが,まず行財政改革はしておりますが,私は職員に苦難を押しつけるような考えは全くなく,一生懸命に仕事をしてほしいと考えて,これまで厳しい財政状況を理由とする給与の引き下げも行っておりません。しかし,本市は他市と比較して人件費比率が高く,効率的な市政運営と人件費の削減は避けて通れない課題として取り組んでおります。今後の地方行財政を取り巻く環境からは,税収の伸びが期待できない一方で,扶助費等の増に対応しつつ,都市ビジョンに掲げる都市像を実現する必要があり,そのために一層の行財政改革を断行していかなければならないと考えております。

 次に,市の財政状況につきましては,私が市長に就任する前から市民の皆様に対して公表していました。しかし,従来自治体の財政状況は普通会計をベースとして話をすることが多かった中で,普通会計単体だけでなく,全体的な財政状況を連結的,実質的に把握する必要があると考え,これらをすべて合わせた市の全体の借金が約7,000億円であるということを市民の皆様にきちんとお知らせしたものでございます。

 議員御指摘の交付税の削減や直轄事業負担金,また県への対応などについては,安定的な財政運営や地方分権の観点から,言うべきことは言わないといけないと考えております。

 直近では,交付税削減については平成21年度政策提言・要望により,国に対して財源保障機能の堅持と総額確保を要望しております。

 また,国直轄事業負担金についても,地方分権の基本に沿って縮減する等,そのあり方を見直すことを指定都市市長会を通じて訴えるとともに,先日行われました中国地方整備局長との懇談会でも要望いたしております。

 県に対しても,昨年度の財政構造改革プランに関して,市として主張すべきことは強く意見を述べ,岡山県市長会とともに見直し案の再考を求めたところであり,影響は最小限にできたと考えております。

 現在,経済情勢を含め,財政を取り巻く環境には厳しいものがありますが,少々のことではびくともしない強固な行財政基盤を確立し,安定して持続的に市民サービスを提供できるよう,今後も努力をしてまいりたいと思います。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎繁定昭男総務局長  市長所信表明についての項で,安全・安心のまちづくりについて,大規模地震のとき危険地域に該当しない地区はどこか,市内中心部での帰宅困難者を何人と想定し,その対策は,また居住人口と帰宅困難者とその合計人口を連合町内会ごとに,人口集中地区において歩行500メートル以内で避難圏域内人口1人当たり2平方メートルを確保されていない町内会はどこか,確保している地区の施設名も,また未整備地区において中心市街地活性化広場公園及び防災公園・市街地一帯整備の検討はされているか状況を,消防庁震災対策指導室の市町村地域防災計画検討委員会報告書には,避難場所,避難路,避難所の指定または整備の基準を示している,それぞれ基準どおり確保されているかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 国土交通省の都市公園事業採択基準によると,東南海・南海地震防災対策推進地域に岡山市は指定されており,市内全域が危険地域と認識いたしております。帰宅困難者は,大規模災害により交通機関の運行が停止し,自宅が遠隔なため帰宅をあきらめる人や,一たん徒歩で帰宅を開始したものの途中で帰宅が困難になり,保護が必要となる人々のことと認識しております。連合町内会ごとに集計したものはございませんが,概算で約五,六万人と想定いたしております。

 帰宅困難者の対策としましては,広域避難場所等の確保が重要となってまいります。小・中学校等の公共の避難場所だけでなく,民間施設も一次避難地や避難所として災害時における協定の締結を進めているところでございます。

 人口集中地区において歩行500メートル以内での1人当たり2平方メートル確保については,集計いたしておりませんが,避難所の確保は重要な課題であり,民間施設や公立・市立高等学校等とも協定を締結し,災害時における避難所の拡大を図ってまいります。

 中心市街地における公園は避難地としてのみならず,火災発生時における延焼の防止効果もあり,地域防災計画での広域避難地や防災公園としての位置づけ,またどの公園にどういった施設が要るか,未整備地区における防災公園や市街地の一帯整備等を含め,今後関係課と協議を進めてまいりたいと考えております。

 なお,避難所となる小・中学校の体育館や運動場の待避可能人員は,消防庁震災対策指導室の報告書の基準を参考に算定いたしているところでございます。

 次に,行財政改革の推進について,政令市移行後の市民サービスが十分に行えるのか,不足している技術者は確保されているのかとのお尋ねでございます。

 現在,採用中期計画を早期に策定するため,関係局と協議を開始したところでございます。計画の策定に当たっては,事務事業の縮小や見直しによる再配分,行政と民間との役割分担の見直し等を推進しながら,業務量に見合う職員を確保することが必要であると考えており,持続可能な岡山市づくりと人事の安定にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  市長所信表明についての項で,はじめにの項について,議会軽視という声も聞かれたが,こういう議会対応でいいのか,政令市が市民の暮らしにとってよいものかどうかは今後の施策とその具体化にかかってくると思うがとの御質問でございます。

 本市は,4月の政令指定都市移行により,県並みの権限と財源を与えられ,市域内のことは自己決定,自己責任のもとでまちづくりを進めることができる,最も自立した基礎自治体になりました。現在は,移譲された権限と財源を活用し,移行と同時にスタートした都市ビジョン(新・岡山市総合計画)に示す都市像の実現に向けて,地域の実情を踏まえながら政令指定都市岡山として取り組みを始めたところでございます。

 地方自治体を取り巻く環境が大きく変化する昨今の状況下にありましても,市民の皆さんが住みよい,住みたい,住み続けたいと感じていただけるよう,市民の代表であります市議会の御意見もちょうだいしながら,市議会と緊密な連携のもとに政令指定都市という手段を活用し,しっかりと取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎田淵薫秘書広報担当局長  市長の所信表明についての御質問にお答えさせていただきます。

 所信表明は,市長自身が書いたのかという御質問ですが,所信表明につきましては,まず市長の意向をもとに各局・室と内容などを調整した後に,秘書広報室で原案を作成し,最終的に市長へ確認しております。

 次に,「(仮称)」を省いたことにつきましては,読み上げの際に聞きやすくするためであり,内容については正確を期するために市長提案理由説明要旨に「(仮称)」を記しており,仮称は当然のこととしてあえて読み上げをしなかったものです。

 また,来期はとの表現につきましては,高谷市長の2期目を想定したものです。

 なお,市長選の時期につきましては,選挙管理委員会が決定するものと認識しております。

 また,教育委員会の所信表明についてでございますが,御承知のとおり教育委員会は独立した機関ではあるものの,議会への議案提出権や予算の調製権は市長に属しているものであります。教育委員会の所信表明につきましては,今後教育委員会の御意見や他の政令指定都市の状況を見る中で研究をしてまいりたいと考えております。

 以上です。



◎内村義和財政局長  まず,市長所信表明について,環境先進都市を目指して及び総合交通体系の整備の中で,大規模事業が今後5年間でおおむね1,160億円と見込まれるなど,大型開発優先の税金の使い方を再検討すべきではないかとの御質問にお答えいたします。

 今回,財政状況の公表(第11版)にお示ししております今後5年間の大規模事業につきましては,合併に伴います事業の推進や政令指定都市移行に伴います国・県道に係る道路関係の事業費等の増により,進度調整を加味しない段階で1,160億円と見込まれるものでございます。これらの事業につきましては,当然財政状況や財政見通しを踏まえ,事業の選択と集中,平準化等を行う必要がありますが,お示しした見込みにおきましても,市債の借入額は償還額を下回る形となっており,市債残高の減少が見込まれますので,借金だけが積み上がるようなことはないと考えております。

 いずれにいたしましても,今後の財政状況におきましては,平成21年度から平成25年度までの5年間で188億円の財源不足が見込まれることから,今後とも健全な財政運営を念頭に,必要な投資はきちんと行い,政令市にふさわしい活力あるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 続きまして,市長の所信表明,行財政改革の推進の項で市長答弁以外の部分をお答えいたします。

 県支出金が県民税徴収取扱費交付金の単価見直しなどで,岡山市の収入が60億円減るとの御質問にお答えいたします。

 今回の岡山市の財政状況(第11版)における平成21年度から平成25年度までの県支出金の推計は,財政状況(第10版)と比較すると60億円の減になると見込んでおります。これは県民税徴収取扱費交付金,市街地再開発促進事業費補助金,合併支援特別交付金,心身障害者医療費補助金や乳幼児医療費等の単県医療費の段階的な減額等の県からの交付金等が,制度変更や政令指定都市移行によることなどにより,単年度当たり10億円強の減額となることから推計したものでございます。

 このうち,県民税徴収取扱費交付金につきましては,市町村が個人市民税と合わせて個人県民税を賦課徴収するため,その費用を県から交付されているものでございます。この交付金につきましては,地方税法施行令により,原則個人県民税の納税義務者数に3,000円を乗じた金額となっておりますが,平成20年度におきましては税源移譲によるシステム改修費用のため,特例により4,000円とされておりました。これが,平成21年度は3,300円となったことにより減となるものでございます。

 続きまして,同じく行財政改革の推進の中で,繰越明許費がふえている理由はとの御質問にお答えいたします。

 一般会計では,前年度と比べて繰越額が121億円の増となっております。これは主に平成20年度の1月及び2月補正で実施しました定額給付金110億円並びに子育て応援特別手当4億円と,経済対策として前倒しした岡山駅交通結節点整備事業及び学校耐震改修整備事業などによるものでございます。

 なお,下水道費特別会計におきましては,施設整備費で前年度と比べて繰越額が2億円の減となっております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  市長所信表明についてのうち,はじめにの項のうち,市の中心市街地である市役所や岡山駅前が北区という,また人口がとてつもなくアンバランスな区割りが最適と考えているのかとのお尋ねにお答えいたします。

 区の編成に当たりましては,行政区画等審議会での御意見や,市民代表である市議会の皆様から御意見をいただきながら,それぞれの区で,都市部と周辺部が一体となってお互いの特性を生かし合う地域づくりを推進することを基本といたしまして,現在の北区,中区,東区,南区の4つの行政区とすることとしたものでございまして,まずはこの4つの行政区をもとにしっかりとまちづくりを進めてまいりたいと考えているところでございます。

 次に,同じく市長所信表明のうち,行財政改革の推進の中から,富山地域センター及び福浜地域センター開設費の予算計上に関する御質問にお答えいたします。

 両地域センターの開設につきましては,昨年の市議会におきまして富山中学校区並びに福浜中学校区にそれぞれ整備する方向としてお示しし,検討を進めているところでございます。候補場所といたしましては,JA富山支所及びJA福浜支所を考えており,両施設の使用についてJA岡山と事前の協議を行っておりますが,現段階ではその手法につきましてJA内部での検討の最中と伺っておりまして,引き続き協議を進めているところでございます。本来ならば,すべての協議が調い,一括して予算を御提案すべきと認識いたしておりますが,両地域センターともできるだけ早期の開設を目指し,新たな拠点として稼働させたいと考えていることから,契約後,速やかに施設整備に取りかかれるよう,またシステム等の設置準備やNTT等への申請等の不測の期間も踏まえた上で,開設準備のために必要となる経費を見込んだ予算をこの議会にお諮りしたものでございます。

 なお,契約条件等につきましては,正式な協議が調った後に,改めて提案させていただきたいと考えているところでございます。

 次に,教育行政評価報告についての項のうち,スポーツ振興基本計画の策定に関する御質問にお答えいたします。

 本市では,都市ビジョンにおきまして,市民スポーツの推進による健康増進,生涯スポーツの推進,プロスポーツを岡山のシンボルにという3つの目標を掲げておりまして,市民スポーツの振興を推進していくための基本方針となるスポーツ振興基本計画につきましても,この3つの目標に沿った形で策定していきたいと考えているところでございます。

 マスコミ報道等によりますと,国レベルではスポーツ振興法の改正であるとか,スポーツ振興政策のためのスポーツ省設置等の動きがあるように聞いております。

 これら国の動向も見据えながら,関係部局やスポーツ団体との連携のもと,平成22年度末のスポーツ振興基本計画策定を目指し,現在鋭意作業を進めているところでございます。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  市長の所信表明についての項,その他の中で,シルバー人材センターについて御質問をいただいております。

 破綻の全容解明はできたのか,債務超過額はだれが何に使ったのか,だれがどう責任をとったのか,補助金を支出しているが,補てんできない差額は幾らでどうするのか,以上一括して答弁させていただきます。

 現在,財団において不正経理事件を看過した元理事長及び元幹部職員など4名に対し,被害額1億2,500万円について民事訴訟を提起しております。

 また,元経理担当主幹が業務上横領の罪で起訴されていることから,今後裁判の審理を通じて,破綻の全容,責任の所在,債務超過額が,だれが何に使われたかなどについて解明されていくものと考えております。

 なお,補助金により補てんできていない科目として,基本財産5,100万円,退職給与積立金約3,500万円,減価償却積立金約1,100万円など,当初差額が合計約9,700万円ありましたが,基本財産については寄附金や平成20年度剰余金など,約1,500万円を充当したところでございます。今後,事業収益の拡大,損害賠償請求金の充当などにより,できるだけ早くこれらの回復を図る方針でございます。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  農業振興について2点のお尋ねをいただきました。

 まず,岡山市はどう営農指導をしていくのかというお尋ねでございます。

 JA岡山では,各地域の特色を生かした農業生産の振興を図るため,昨年4月に営農経済センターを市内14カ所に設置し,それぞれの地域に密着した営農指導をされるとともに,より高度な営農指導を行う専門営農指導員も任命されております。JA岡山東でも,瀬戸基幹支店に営農指導員を配置されており,本市管内のいずれのJAも生産者への営農指導に力を入れられているところでございます。

 また,県の農業普及指導センターにおきましても,作物,果樹,野菜等専門の技術職員によりまして,産地や生産者への技術指導や営農指導が行われております。岡山市といたしましては,JA,県等と連携をし,それぞれの機関で役割を分担しながら,引き続き本市農業の振興に努めてまいりたいと考えております。

 次に,政府の減反政策の見直し先送りについてどう考えるかというお尋ねでございます。

 米の生産調整につきましては,経済財政諮問会議で6月16日に示された骨太の方針2009の原案では,現在の水田農業の構造改革がおくれていること,生産調整の実施者に不公平感があることを踏まえ,自給力の向上のための米政策・水田農業のあり方について検討を進める,世界的な食料需給の逼迫の可能性も踏まえ,大豆,麦,米粉,飼料米などの定着,拡大が進むような思い切った生産振興策を検討し,早期に実施に移すとなっております。

 また,生産調整を含む米政策・水田農業政策のあり方につきましては,政府全体としてあらゆる角度から検討し,夏を目途に取りまとめられると聞いております。

 現在の米の生産調整につきましては,農家の間に不公平感があり,さまざまな意見があると承知しておりますが,本市といたしましては引き続き国の検討を注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  市長所信表明についての項で,小規模工事問題の収支及びそのてんまつはとのお尋ねでございます。

 平成15年2月の監査要求に端を発した小規模工事問題は,その後岡山市小規模工事賠償問題調査委員会で調査し,損害総額8,420万円余りとしました。調査委員会では,市側の責任については2割相当分,約1,700万円であるとされ,そのため組織を管理する者の道義的責任から,職員有志による小規模工事問題を考える会を立ち上げて寄附を募った結果,1,702人の職員から総額2,220万円余りが集まり,そこから1,700万円を平成17年12月に市へ寄附をいたしました。平成18年4月には8社1個人に対し,市職員からの2割相当分の寄附を除いた6,720万円余りの損害賠償請求を行い,そのうち5社から,請求総額1,240万円余りのうち,現在2社からの分割支払い中のものを含め,5月末現在で合計380万円余りの支払いがなされております。残りの850万円余りにつきましては,引き続き2社の分割による支払いが行われます。

 一方,残りの3社1個人に対する5,480万円余りの損害賠償請求につきましては,平成18年10月24日提訴し,有限会社神興は平成19年12月6日に判決が確定し,また有限会社デムラ土木,有限会社ショウダ工業及び嘉崎和則氏に対しては,被告側が認諾したことにより,平成20年4月7日に認諾調書が作成され,損害賠償請求額が合計5,360万円余りに確定されましたが,各社は会社の清算中や廃業状態で資産もない状態であり,また嘉崎氏については平成20年9月に自己破産が決定されたため,現在損害額の回収はできていない状況にあります。

 提訴した3社1個人は社会的な制裁は受けたことにはなりますが,今後も状況を逐次調査し,可能な限り損害額の回収に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  市長所信表明についての幾つかのお尋ねに逐次お答えを申し上げます。

 まず,水と緑の豊かさを実感できる都市づくりの項で,安全・安心のまちづくりということで,岡山市は国土交通省の都市公園事業採択基準における防災公園設置の対象都市となるのかという御質問にお答えを申し上げます。

 防災公園のうち,岡山市の公園が対象となり得る地域防災拠点・広域避難地・一次避難地につきましては政令指定都市などにより,国土交通省の防災公園の補助対象要件のうち,対象都市の要件を満たすものです。

 続きまして,環境先進都市を目指して及び総合交通体系の整備についての項に順次お答えを申し上げます。

 まず,西川緑道公園の水車を取っ払ってしまったが,再築される考えはないかという御質問にお答え申し上げます。

 西川緑道公園の水車は,平成2年に市制施行100周年記念事業の一環として整備をされ,当時は緑道公園のスポットとして市民に親しまれていました。その後,平成14年の秋に水車本体が腐食により自然崩落を起こし,その際に,水車の動力はモーターがメーンであり,本来の水力で回すものではなかったこと,既に製作者が亡くなっていたこと,及び費用などの面から修繕を断念し今に至っており,現時点での再築は困難と考えております。しかしながら,西川緑道公園は自然エネルギーを学ぶ場所としてふさわしいことから,西川緑道公園に見合うような形の自然エネルギーの活用について,可能性を検討してまいります。

 続きまして,岡山市都市交通戦略,総合交通体系についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 まず,岡山市都市交通戦略(素案)はいつ議会に上程されるのか,それから交通権についての認識など,さらに公共交通の現状を述べた上で,交通戦略素案の具体性のなさをどのようにしようとしているのかの3点につきまして,一括してお答えを申し上げます。

 都市交通戦略で取りまとめた岡山市の交通の現状と課題では,自動車交通への依存が進み,自動車交通の割合が著しく増加した一方で,バスにおきましては利用者数が年率2.3%の割合で減少するなど,減少傾向にあります。JRの各路線や路面電車においても同様な減少傾向が見られます。

 また,自転車利用は岡山市の地形の平たんさや晴れの日が多い気候のため,通勤・通学時の交通手段の割合では他の政令市の平均と比較して1.5倍もの高い水準を示しております。御指摘の交通権につきましては,交通権学会の提唱によりますと,人はだれでも平等に交通権を有する平等性の原則や,連続性と経済性にすぐれた交通サービスを快適,低廉,便利に利用できる利便性の原則,行政の責務など,多岐の項目にわたっています。

 岡山市都市交通戦略では,岡山市にふさわしい交通として「誰もが利用しやすい公共交通」「人と環境にやさしいLRT」「岡山の気候や地形に適した自転車」の3つを掲げておりますが,この都市交通戦略の方向性に従い,関係機関と鋭意調整を図り,これまでも取り組んできている低床車両導入やバリアフリー化など,だれもが利用しやすい交通施設整備に引き続き取り組むとともに,今後岡山市にふさわしい交通手段であるLRTや自転車について必要な検討や調整を進め,この戦略の具体化に取り組んでいくこととしています。

 その際に,厳しい財政状況の中で取り組むためには,まず公共交通の利便性の向上を図る施策を実施し,公共交通の利用増を図り,公共交通の足腰を強くし,公共交通への投資の理解に努めながら,さらに施策を推進し,政令指定都市にふさわしい交通体系を構築するよう取り組んでいきたいと考えています。

 一方で,生活交通については現在も足守などでさまざまな手法で取り組んでいますが,現実的には交通戦略とは別に各地域ごとの必要性を個別に判断して実施すべきと考えております。現在は,本年3月に実施したパブリックコメントで寄せられた市民の皆様の御意見を踏まえ,関係機関との調整を行っているところでございますが,できるだけ早期に取りまとめを行い,議会に御報告をしたいと考えております。

 引き続きまして,同じく総合交通体系のところで,岡山駅西口開発などに約550億円もの税金を投入したが,この費用は交通権保障や地球温暖化阻止の費用ではない,大型開発優先の税金の使い方を再検討すべきではないかについて御答弁申し上げます。

 岡山駅西地区では,岡山大学を初めとした多くの学校施設,済生会病院を初めとした医療福祉施設,総合運動公園などのスポーツ・文化施設を擁しており,岡山駅西口はこれら施設の玄関口として,市民を初めとして多くの来訪者に利用されているにもかかわらず,都市基盤整備はおくれておりました。

 このため,駅西口地区全体の活力向上の起爆剤となることを目指し,情報発信機能やコンベンション機能を備えた駅元町地区第二種市街地再開発事業を行ったもので,施設建築物は省エネルギー,またバリアフリー化に配慮して整備を行ってきたところです。

 また,東西連絡通路の新設及び西口広場の拡張整備は,交通弱者への対応を初め,駅西地区にあるさまざまな施設利用者はもとより,岡山市の玄関口として訪れるすべての方々が安全,円滑,快適に利用できるよう改修を行っているものであり,これによりマイカー利用から鉄道,バスなどの公共交通利用へ転換することが期待でき,地球温暖化阻止にも寄与できるものと考えております。

 以上でございます。



◎佐々木浩史教育委員会委員長  市長所信表明についての項で,はじめにの項につきまして,政令指定都市移行を機に,教育委員会の所信表明をしてはどうかというありがたい御質問をありがとうございます。答弁いたします。

 議員御指摘のとおり,教育委員会制度というものは政治的中立性を維持し,保護者や地域住民の多様な意向の反映を図るものとして導入されまして,地方における教育行政の基本的な制度として機能しております。我々教育委員も,その制度趣旨を踏まえ努力していく所存であります。

 岡山市におきましては,教育委員が連日市議会に出席させていただき,本日のように意見を求められた際に答弁もいたしております。折々の教育課題につきましては,その機会ごとに所信を述べさせていただいているものと考えます。

 以上です。



◎山脇健教育長  まず,市長所信表明の中で,岡山市小・中PTA連合会の岡山県PTA連合会からの脱退について,経過と市教委の対応についてのお尋ねでございます。

 岡山市小学校PTA連合会,中学校PTA連合会は,政令市移行を機に市独自の活動に力を入れたいとの意向で,岡山県PTA連合会に脱会届を提出したとお聞きをしております。PTAは独立した任意の社会教育団体でございますので,その活動の主体性を尊重しているところでございます。県PTA連合会と市の小学校・中学校PTA連合会とで,円満に解決をしていただきたいというふうに考えております。

 次に,自然エネルギーの活用,実践,教育は地球温暖化時代の今,地球を守る課題としてとても大切である,どう思うかとのお尋ねでございます。

 無数の,本当にもう地球には多くの生命があるわけでございまして,そこに生きる人として,やはり地球温暖化を初めとする環境問題の解決に取り組むことは,最重要課題であると考えておるわけでございます。学校では,社会科や理科,総合的な学習の時間などで,子どもたちに人間のエネルギー消費と環境や自然とのかかわりについて考えさせ,また環境に優しい生活の工夫をしようとする実践力の育成に努めているところでございます。

 次に,教育行政評価報告についての御質問でございます。

 まず,学校教育の質は何がどのように達成されたのか,評価と今後の課題についてのお尋ねでございます。

 教育委員会の事務に関する点検・評価は,教育行政につきまして広く周知を図るため,平成20年度から毎年報告することが義務づけられたわけでございます。そのため,平成21年2月議会で平成20年度の中間報告を提出させていただきました。平成21年9月議会には,平成20年度の最終報告を提出させていただく予定にしております。

 御質問の学校教育の充実の項につきましては,子どもたちの豊かな心と確かな学力,健やかな体をはぐくむことを目的とする施策を体系的に示したものでございます。具体的には,いきいき学校園づくり事業であるとか,小・中学校体育・保健体育の充実などの事業を実施しております。報告書をできるだけわかりやすくするという思いから,数値ではあらわれにくい事業ではねらいと執行状況がかみ合わないものもございます。ねらいと評価のあり方を十分検討し,今後とも市民の皆様にわかりやすい点検・評価の報告となるように工夫をしていきたいというふうに考えております。

 次に,岡輝中学校で実践をされている協同学習の成果はどのように評価をし,今後どうするのかとのお尋ねでございます。

 岡輝中学校では,グループでお互いに力を合わせて,助け合いながら学習を進めていく協同学習を実践し,学習意欲の向上であるとか,クラスの人間関係づくりに成果を上げているとお聞きをしております。

 また,岡輝中学校区にある小学校におきましても協同学習が実践をされており,このことは岡山市が進めている中学校区で子どもの学びを考えていくという,岡山型一貫教育の一つの実践例とも考えております。他の学校でも,それぞれの実態に合わせまして,中学校区で連携しながら授業づくりの工夫や改善に取り組んでいくことを期待しておるわけでございます。

 次に,特別支援教育につきまして,政令市になっても県教委の判断に左右されるのか,状況及び市教委の決意と方針をとのお尋ねでございます。

 特別支援学級につきましては,政令指定都市であっても県の同意を得るということが必要でございます。市独自で設置をすることができません。市教委の考え方については,さきの崎本議員にお答えをしたとおりでございますが,新設が認められない場合,必要に応じて市独自に特別支援教育補助員を配置するなど,特別支援教育の充実に努めていきたいというふうに思っております。

 次に,学校・園の耐震化につきまして,校舎の耐震化の計画はどうなのか,耐震化優先度調査が終了していない建物は何か,倒壊の危険がある学校・園はどこかとのお尋ねに一括してお答えをさせていただきます。

 校・園舎につきましては,平成22年度までに耐震化優先度ランク1,2の棟の耐震診断を実施しまして,より危険度が高く,速やかな耐震改修が必要とされるIs値0.3未満の棟から順次耐震化を進める計画でございます。

 さらに,本会議にお諮りをしている補正予算で,校・園舎8棟の耐震改修設計を前倒しをして計上させていただいており,校・園舎棟につきましても耐震化を促進していきたいと考えております。

 なお,耐震化優先度調査が終了していない施設は,今年度新たに文部科学省の調査対象施設に加わりました給食場や武道場でございます。

 次に,通学区域の弾力化につきまして,見直しをする考えがあるかとのお尋ねでございます。

 通学区域制度の弾力化につきましては,保護者の方からは学校の選択幅が広がったとの評価を得ておりますが,一方地域の方や学校から,地域との関係が希薄になったという声が寄せられてきております。

 また,この制度も5年がたちました。教育行政審議会から見直しの意見もいただいておるところでございます。こうした意見を踏まえまして,平成22年度以降の受け入れ枠につきましては,施設の条件など従来の条件に加えまして,学校と地域とのつながりという観点からも見直しをしていくことを考えております。

 最後に,埋蔵文化財の発掘調査報告書で,いまだ刊行されていない30件の発刊計画についてのお尋ねでございますが,発掘報告書は毎年2冊から3冊の作成を計画し,速やかに刊行できるように今後も努めていきたいと考えております。

 以上でございます。



◎高橋義昭選挙管理委員会事務局長  市長の所信表明の中で行財政改革の推進について,その中で国民投票法の関係で御質問をいただいております。

 国民投票人名簿等システム構築費の内容説明をということと,それから予算の関係で予算額と債務負担行為の関係の説明をという御質問でございます。

 平成22年5月18日に施行される,いわゆる憲法改正国民投票法に定められた国民投票を円滑に実施するために,現行の選挙人名簿システムや期日前投票システムを国民投票に適合するように改修をし,満18歳以上が対象となる投票人名簿の調製や国民投票の期日前投票に対応できるように,今回新たなシステムを構築しようとするものでございます。予算につきましては,国からの交付金が2年度にまたがって交付されるため,債務負担行為をお願いしているものでございまして,今年度は今回の補正予算で2,120万円,来年度722万7,000円と,総事業費の合計はその2つを合わせた数字2,840万円余でございます。

 以上です。



◎黒田栄三郎第四農業委員会会長  農業振興について,今回の農地法改正は岡山市のように小規模農家が多い都市では打撃が大きいと思うがどうか,またどのような対策を考えるのかとのお尋ねにお答えいたします。

 今回の農地法改正では,農地の有効利用を促進する趣旨から,農地の貸借に関する規制が緩和され,御指摘の企業の農業参入が可能となりましたが,地域農業の調和が阻害されるのではないかとの声も聞かれています。農業委員会といたしましては,関係の政省令が示されておりませんので詳細は不明ですが,改正法の中で,周辺の地域における農地の農業上の効率的かつ総合的な利用の確保に支障を生じるおそれがある場合には許可しないことが明記されておりますので,地域農業と調和した農地の有効利用を図る観点から,企業参入に当たっては厳格な審査を行うとともに,許可後においても適正な利用の確認を行ってまいる所存でございます。

 以上でございます。

      ─────────────



○宮武博議長  この際お諮りいたします。

 議事の都合により,本日の会議時間を延長しておきたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ─────────────

     〔42番田畑賢司議員登壇,拍手〕



◆42番(田畑賢司議員)  御答弁ありがとうございました。それでは,再質問させていただきます。

 先ほど御答弁をいただいたんですが,繰越明許についてはとても多いんです。結局,下水も減ったと言うんですけど,半分残っとんですよ,予算の。ということは,半分消化できてないということでしょう。それで,なおかつまだ予算を組んでいってるわけですから,これが結局何が原因かということをはっきりさせていただきたい。稼働能力がないということでしょう。で,これから先,大きな橋やトンネルの整備があるわけで,どうするんですかということですよ。

 今度の繰越明許のこれを見てください。例えば,土木の関係で道路橋りょう費は14件ですよ。河川費が2件,それから港湾費が1件,都市計画費が12件ありますよ。だから,こういう状況で次に国・県道や橋が来てどうなるのかなあということなんですから,ここはほんなら繰越明許はちゃんと解消して来年からやりますと言うんじゃったら,そう言うて返事を下さい。

 さて,2つ目,合併して政令市になって,本当に市民に何が幸せだったのか,何をもって順調だったのか,明らかにしていただきたい。市民は,政令市になってごみ有料化で負担がふえたことが市民の幸せですか。職員は,政令市になって今度の承第2号,給料が下がることが幸せなんですか。「市民のひろば おかやま」の4月号,まちづくり推進事業費の60万円の控除のおわびと訂正を入れたことが順調だったんですか。中国新聞の1月21日号,御津の合併に賛成してきた元町議が,失敗だったと思うと,心底思うというこの記事は合併政令市がよかったんですか。岡山日日新聞4月8日号,岡山市の施設維持管理は本庁か区役所か,整合性がとれない事態になってるという報道ですよ。順調だったんですか。よろしいですか。ちょっと一つ一つ答えてください。

 3つ目,選挙がもし9月13日に行われたとすると,市長はそりゃ現職でお強いです。当選されると思います。そうなってほしいと思いますが,万一,(笑声)市長がかわった場合には9月議会は市長の任期中です。市長,御出席なさいますか。それとも村手副市長が代理をなさるんですか。選挙管理委員会は,選挙日程をどう判断していますか,お答えください。

 そしてまた,幸せ論ですけど,今議会への御提案で区の選管委員と市の選管委員の報酬が逆転しますよ。区の選管委員のほうが高くなる。それは幸せなんですか。市長は,市選管委員の報酬を改善されるお考えなんですか,お聞かせください。

 防災公園と避難所の確保の検証です。

 命を大切にする市政へ,これが必要です。で,岡山市全市域が危険地区だということで御答弁がありました。

 さて,例えば岡山市地域防災計画はそれではどうなっているのか。皆さんのお手元に配付をさせていただきました。当局の方にも配付をさせていただきました。ごらんいただきたいと思います。

 まず,計画避難者数4万2,100人と想定される。ところが,帰宅困難者が5万人から6万人いらっしゃる。昼は,よそへ住んでらっしゃる方も,商売しにお見えになる方もこれに含めると大変ですよ。倍以上に膨れ上がりますよ,昼間は。そうすると,それは除外されてるんですよ。岡山中央小学校区が1万7,875人,出石が3,502人,これだけでも七,八万人。そうすると,いわゆる国土交通省の基準からいくと,少なくとも16ヘクタールは必要なんです。ところが,見てください,ここで都市計画決定済みで備考のところ。

 烏城公園22.6ヘクタールで,うち旭川水面13ヘクタールですよ。旭川に飛び込んで助かりますか。(笑声)ねっ,そうでしょう。残り9.6ヘクタールですよ。こんなことにならんでしょう。16ヘクタールというのに9.6ヘクタールですよ。ところが,計画では計画避難面積17.5ヘクタールで,有効避難面積10.5ヘクタールになっとんです。これだけでも足りないことは明白ですよ。そうすると,この石垣部分は幾らなのか,お堀の面積,お城の面積は幾らなのか。石垣が崩落をして,危険部分面積は幾らなのか。そうすると,差し引きしたら6ヘクタール以下ですよ。一体どうするんですかということです。お答えください。

 さあ,そうすると,もう10ヘクタール以上,20ヘクタールぐらい要るようになるんですよ。さて,そうすると一体どうするのか。

 4つ目,岡山市の地域防災計画で,広域避難場所の収容人員を1平方メートル当たり1人としておりますが,とすれば20ヘクタール必要になりますが,どうしますか。昼間人口は幾らと見ていますか。区域内で輻射熱による後退線,これ見てください。この烏城公園一帯の地図の中で,点線がいわゆる輻射熱の線ですよ。ところが,この輻射熱の線で民間が入っとんですよ。木造家屋ですよ。僕行ってみましたよ。燃えますよ,ここ。輻射熱でここで切れるということはあり得ない。この図面そのものがおかしいんです。これやり直しをしなきゃいけません。ねえ市長,おかしいでしょう。市長,旭川の水面に逃げたらおぼれるよ,本当。(笑声)で,そういうことになります。ですから,これはちょっとどうするのか。

 丸之内中学校は,県立図書館になりましたよ。そうすると,計画地と事情が変わってきます。見直しをせにゃいけません。岡山県庁の耐震化はどうなっているのか。これで市の対策が万全と言えるのか。もう一つ,例えば表町三丁目付近で被災に遭った方は,どうやって烏城公園に逃げますか。天満屋で買い物中に被災に遭った方は,どうやって烏城公園に逃げますか。一次避難地はどこか。避難所はどこか。烏城公園のルートはどこか。火災から逃れて,どうやって逃げるのか御説明ください。

 さて,あっ時間がなくなったな。公共交通でちょっと言いたいんだけど,一つにします。結局,交通戦略は当局決定されるんだけれども,交通権と交通弱者の足の確保は岡山弁護士会も意見を出してます。どうされるのかなあということですので,今の局長の御答弁だったら,言うてることはええんじゃけども中身が足らんよということじゃから,ここはちゃんと具体性を持った説明をしてください。

 環境先進都市と言うんなら,まずは鉄道,バス,タクシーですよ。CO2の削減をするんなら,車より公共交通なんです。そうすると,道路と公共交通の関係の見直しが必要なんですよ。そこをもう一遍踏み込んで見直しをお願いしたいと思いますが,いかがですか。

 農業振興,岡山市には農業指導のできる技術者はいないと聞いとんですが,何人おるんか教えてください。これではやっぱり政令市の農業振興はできませんよ。

 さて,行革と財政です。1回目の質問で私どもの市の借入金の若干の推移を説明した。で,7,000億円にこだわっていますから,借入金に絞って言いますけども,90年代から借入金がふえました。よろしいですか。これは国の政策でふえてきたんですよ。一番大きなのは,アメリカとの約束で630億円の公共事業費なんです。これをどんとしたもんだから,それぞれの国がやれ,やれ,やれということで,やってきたから今現在なっとんですよ。ここをはっきりさせなんだら,岡山市の財政で借入金がふえたということについてはわかりませんよ。ここのところを市長,認識してほしいんですよ。

 そこの認識をして,私は4つを掲げて財政再建,私の案ですが,住民の命,暮らし,人権を守ることを大前提にして,住民参加で,職員参加で財政計画を練ること,これがまず1つ目。

 2つ目は,地域内の経済循環の活性化,地域内の再投資能力をアップさせること,これが2つ目です。

 3つ目は,地域や集落を土台にした共同社会の再活性化を図る,これが3つ目ですよ。

 4つ目は,財政計画は元気が出るもんじゃなくてはいけません。ですから,仕事がみずからの課題として頑張れる財政計画にするということが必要です。よろしいですか。550億円は役に立ってませんよ。よろしいですか。14秒残します。

 再質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  この資料に基づく烏城公園周辺について,避難についての御質問でございます。

 避難所あるいは避難場所については,随時拡大ができるよう努めているところでございますが,先ほど議員が御指摘のように,順次避難場所等についても変わるといいますか,学校等が廃校になるというような状況もございますので,そういったことにつきましては順次手直しをしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。(「いやいや,そりゃ答弁になっとらん。10項目挙げて質問しとんのにから,それだけか。なあ,10項目挙げて言うとるのにから,1項目も答えてない。そういうことにはならんで」と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  把握できてないんか。ちょっと後からじゃ,ほんなら。

 企画局長,ええか,合併,政令市で市民が何が幸せか。



◎進龍太郎企画局長  政令市に移行しまして,何をもって順調かというところでございます。

 政令市移行後,現在3カ月……。(「わし1個ずつ聞いとんじゃけん,1個ずつ答えて。まとめて答えるな」と呼ぶ者あり)

 ちょっと……,後にします。



○宮武博議長  ちょっと,質問項目に答えてくれるか。休憩するか。



◎田淵薫秘書広報担当局長  9月定例に絡みまして,市長の出欠をお尋ねされておりますが,任期中であれば定例市議会,基本的に市長が出るものと考えております。

 以上です。



◎内村義和財政局長  まず,繰越明許なんですけれども,総論的な部分を申し上げます。

 繰越明許につきまして,先ほど対前年度との比較での増額部分をお答えいたしました。来年度につきましても,今回事業量の確保ということで追加の事業を計上させていただいております。したがって,繰越明許費をゼロにすることは困難だと思いますけれども,繰越明許が多いことがいいというふうには思っておりませんので,そこについてはできるだけ適正になるようにやりたいと思っております。

 それと,最後に財政計画につきまして,4点を念頭に財政計画を立てるべきということで御意見をいただいております。

 財政計画,何をもって財政計画というところからちょっとあれなんですけれども,一応これまでも財政状況また予算,今後の財政収支見通し,すべてにおきましては議員から御指摘のありました住民の命を守るとか,住民参加,また地域,集落の再活性化,または地域内での再投資,循環,それらについてできるだけそういうものの事業化が図れるように意は用いてきたつもりではございます。今後も,これらがきちんとその事業の中に織り込まれるように,各局と連携,相談しながら予算等は立てていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  農業振興について,営農指導ができる技術者は何人いるかというお尋ねでございます。

 本市には,現在営農指導ができる技術職員はおりません。しかしながら,県,JA等関係機関との連携のもと,農業振興に取り組んでいるところでございます。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  施設管理について,本庁と区役所の役割分担が整合性がとれていないという,岡山日日新聞の報道について見解をということです。

 大規模または全市的利用がなされている施設については本庁で管理をすると,それから地域的利用がされているものは区役所でするという役割分担をしております。ただし,都市整備局等,執行権を区役所に全面的に移した施設につきましては,当然実行部隊が区役所に移っておりますので,区役所で管理をするということでございます。ただし,施設を通じてどういう政策を実現するかということについての企画立案,これは本庁で行うという整理をしております。

 なお,この新聞報道につきましては,岡山日日新聞のほうに口頭で私のほうから事実と違うということで説明をいたしました。結果としては,見解の相違ということですが,我々としては整合がとれてないとは思っておりません。ただし,やってみて,実際区役所に移したのがよかったのか,また本庁でいいのかというような,実行してみての疑問というのは出てきておりますので,100%絶対正しいという考えは持っておりませんので,その辺についての微修正というんですか,修正は今後現場とよく話をして行っていきたいというふうに考えております。

 以上です。



◎白神利行都市整備局長  繰越明許費につきまして,今年度は土木関係で道路橋りょう費で14件,それから河川費で2件,港湾費1件,また都市計画費で12件と非常に多い,この上に国・県道が来たらどうなるんだと,なくせるのかという再質問でございます。

 都市整備局といたしましても,繰越明許の解消というのは非常に重要なものだと考えております。今回の補正予算におきましても,緊急雇用対策ということで工事の監督補助,また緊急経済・雇用対策ということで各区役所へ設計の補助等も考えております。そういう中で,しっかり区役所とも相談しながら,いい方法を見つけて明許の解消に努めてまいりたいというふうに考えております。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  交通政策に関する再度の御質問にお答えを申し上げます。

 今回のパブコメを行いました中で,弁護士会のほうから提出されました提言,御意見といたしましては,政策目標としての岡山市交通戦略の素案ということは,公共交通を重視する方向に大きく踏み出しているということで評価いただいているものの,一方で現況分析ですとか,具体的な施策体系ですとか,そういうところについては幾つかの問題点が提示されております。これは先ほど議員から御質問があった内容とも軌を一にするところかと考えているところでございますけども,私どもといたしましてはこの交通戦略で,先ほど言いました今後の岡山市にふさわしい交通体系とか,それから例えばトラフィックゾーンの構築ですとか,できるだけそういう自動車から公共交通へ転換するような取り組みを今回提示させていただいて,ただ一方でそれをやっていくためには,民間のいろいろな関係者との調整があったり,それから逆に市民の皆様にも公共交通はいいものだということで提供することによって,少しずつそちらにシフトしていくということを講じることが必要であろうと考えておりますので,今後具体化の作業を通じまして,これらの御質問にも,いろいろなところにもできるだけ答えていきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



◎高橋義昭選挙管理委員会事務局長  市長選並びに市議補選等の日程についてのお尋ねがございました。

 現在,我々を取り巻く諸状況を総合的に勘案しながら,早急な結論を得るべく努めておるところでございまして,決定次第お知らせをいたしたいと思っております。



◎尾崎正明下水道局長  繰越明許費に係る御質問に対してお答えいたします。

 下水道費特別会計につきましては,平成19年度から平成20年度への繰越率が51.6%でございまして,半分を超えている状態でございました。これにつきまして,平成20年度から平成21年度への繰越額につきましては,46.9%と現時点で4.7ポイント減少をさせてきたところでございます。直ちに繰越明許費を清算するというのは難しいとは考えてございますが,今後とも早期発注,また面整備を工夫したり,地下埋設物の移設について早期協議を行うなど,繰り越しの減少に向け今後とも努力してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○宮武博議長  総務局長,わかったか。



◎繁定昭男総務局長  昼間人口につきましては,把握をいたしておりません。

 また,一次避難地については中山下公園あるいは西川緑道公園等を考えてございます。

 また,20ヘクタール以上の避難地が烏城公園だけでは確保できないのではないかという御質問ですが,市内中心部の避難につきまして,烏城公園だけでは確かに収容できませんが,岡山大学あるいは総合グラウンド,操車場跡地などに分散して収容をしていきたいというふうに考えてございます。(「そんなことにはならんて」と呼ぶ者あり)

 また,避難ルートにつきましては京橋から烏城公園を考えてございます。

 それから,お堀の面積,あるいは石垣の崩落面積についてのお尋ねですが,お堀の面積は約1万4,000平米,石垣の崩壊の可能性があるというふうな面積については把握をいたしてございません。

 以上でございます。(発言する者あり)



◎進龍太郎企画局長  田畑議員からの再質問で,政令市移行後の現状といたしまして,例えばごみの有料化を例に出された,負担がふえたという話,また御津地域でのお話,それからまちづくりの補助金関係で広報紙での訂正のお話がございました。本庁舎と区役所のお話は,先ほど行政改革担当局長のほうから答弁させていただきました。それらにつきまして,一括で御答弁させていただきます。

 政令市移行から3カ月たちまして,その間大きな混乱はなくこれまで過ごしてまいりまして,政令市としての活動,ほかの政令市と協同した活動でありますとか,また市での新たな権限を移譲されての活動,これらにつきまして現在大きな混乱もなく,順調にスタートしているということで発言をさせていただいておるところでございます。

 なお,行政改革担当局長のほうからも御答弁申し上げましたけれども,今後また実態を踏まえまして,しっかりとしているという認識ではありますが,またよりよい形がある場合にはそれに沿った形で直していくと,柔軟な体制でまた今後も政令指定都市岡山として市民の幸福度を一層上げるべく,施策に取り組んでまいりたいと,このように考えておるところでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  総務局長,今市の対応策が万全か,火災の場合やこうどうするんなという質問をしとると思うんじゃ。抜けとる思うんじゃけど,ちょっと答えてあげて。火災やこうが起きたときにも万全になっとんかという。(「抜けとんじゃ,ぎょうさん。ようわけがわかっとらんことはようわかったから,選管のことと,どうやって逃げるんかということをちゃんと言え。あとは,もうええわ」と呼ぶ者あり)

 万全なら万全ですと言うてくれりゃええんじゃ。(笑声)



◎繁定昭男総務局長  選挙管理委員会の報酬につきましては,市選管と区選管の報酬についてはお示しいたしておりますとおり,委員長同士あるいは委員同士では逆転はしているというふうには考えてございません。(発言する者あり)

 また,火災が起きた場合の対策については可能な限り万全を尽くしてまいりたいというふうに考えております。(「命からがら逃げよんのに,可能な限り万全の体制って……,ばかなことを想定しとんだな」と呼ぶ者あり)



○宮武博議長  よろしいか。

     〔42番田畑賢司議員登壇〕



◆42番(田畑賢司議員)  市長,基礎データもようわからんということじゃし,答弁もきちっとようできんわけじゃ。じゃから,そこは見直しをせにゃいけませんので,ちゃんと見直しをするということについて御答弁をお願いします。市長,よろしく。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  田畑議員の再々質問,本当に問題点,たくさんありました。我々,特に防災については真剣に考えないといけないことでありまして,やはりこれからの公共用地といいますか,学校跡地なんかはそういうことを考えてやらなきゃいけない。禍根を残すようなことも今までありましたから,これからはやはり議員の皆様と真剣にそういうことを考えながら,公共用地というのは限られておりますから,大切にしなきゃいけないというふうに思いました。我々のほうも,これからしっかりと勉強しまして,旭川の中へ飛び込まないような安全なところを求めてやりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いします。

 ありがとうございました。



○宮武博議長  本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 大変御苦労さまでした。

      午後5時8分散会