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岡山県 岡山市

平成21年 6月定例会 06月22日−04号




平成21年 6月定例会 − 06月22日−04号







平成21年 6月定例会

    平成21年6月定例岡山市議会

    議 事 日 程  第4号

       6月22日(月)午前10時開議

第1

 個人質問

 甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      …………………………………

会議に付した事件

 日程第1 個人質問

      甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      ──────〇──────

出席議員(50人)

            1番  竹之内 則 夫

            2番  中 原 淑 子

            3番  吉 本 賢 二

            5番  森 田 卓 司

            6番  升 永 市 郎

            7番  小 林 寿 雄

            8番  長 井 孝 介

            10番  鬼 木 のぞみ

            11番  藤 原 哲 之

            12番  東 原   透

            13番  林     潤

            14番  河 田 正 一

            15番  松 田 安 義

            16番  酒 見   寛

            17番  松 島 重 綱

            18番  藤 原 頼 武

            19番  成 本 俊 一

            20番  太 田 武 正

            21番  三 宅 員 義

            22番  田 中 慎 弥

            23番  田 原 清 正

            24番  下 市 香乃美

            25番  北 川 あ え

            26番  小 川 信 幸

            27番  礒 谷 和 行

            28番  崎 本 敏 子

            29番  松 岡   茂

            30番  藤 井 義 人

            31番  高 月 由起枝

            32番  和 氣   健

            33番  三 木 亮 治

            34番  伏 見 源十郎

            35番  若 井 達 子

            36番  楠 木 忠 司

            37番  近 藤   昭

            38番  鷹 取 清 彦

            39番  浦 上 雅 彦

            40番  安 井   聰

            41番  竹 永 光 恵

            42番  田 畑 賢 司

            43番  則 武 宣 弘

            44番  田 尻 祐 二

            45番  磯 野 昌 郎

            46番  柴 田 健 二

            47番  垣 下 文 正

            48番  土 肥 啓 利

            49番  有 井 靖 和

            51番  羽 場 頼三郎

            52番  田 口 裕 士

            53番  宮 武   博

      …………………………………

欠席議員(2人−欠員1)

            9番  井 本 文 博

            50番  花 岡   薫

      ─────────────

説明のため出席した者

       市     長  高 谷 茂 男

       副  市  長  村 手   聡

       副  市  長  佐 古 親 一

       秘書広報担当局長 田 淵   薫

       行政改革担当局長 水 野 博 宣

       安全・安心ネットワーク担当局長

                岡 村 ? 敬

       総 務 局 長  繁 定 昭 男

       企 画 局 長  進   龍太郎

       財 政 局 長  内 村 義 和

       市 民 局 長  片 山 伸 二

       市民局人権担当局長宮 前 保 典

       東  区  長  川 野   豊

       保 健 福祉局長  鈴 木 弘 治

       保健福祉局こども・子育て担当局長

                奥 田 さち子

       環 境 局 長  松 田 隆 之

       経 済 局 長  難 波   巧

       都 市 整備局長  白 神 利 行

       都市整備局都市・交通・公園担当局長

                中 村 健 一

       下 水 道 局 長  尾 崎 正 明

       水道事業管理者  酒 井 五津男

       病 院 局 長  新 田 佳 久

       市場事業管理者  龍 門   功

       消 防 局 長  藤 原 文 法

      選挙管理委員会

       委     員  若 林 昭 吾

       事 務 局 長  高 橋 義 昭

      監 査 委 員

       委     員  広 瀬 慶 隆

       事 務 局 長  西 本 直 美

      人 事 委 員 会

       委  員  長  中 野   惇

       事 務 局 長  矢 野 有 哉

      農 業 委 員 会

       第二農業委員会会長沖   高 明

      教 育 委 員 会

       委  員  長  佐々木 浩 史

       委     員  岡 崎 優 子

       教  育  長  山 脇   健

      ─────────────

出席した議会事務局職員

       局     長  渡 辺 博 重

       審  議  監  小 倉 茂 子

       次     長  鈴 木 康 義

       総 務 課 長  佐 藤 佳 昭

       調 査 課 長  中 野 真 吾







      午前10時0分開議



○宮武博議長  皆さんおはようございます。

 これより6月定例市議会第4日目の本会議を開きます。

 ただいまの御出席は43名であります。

      ─────────────



○宮武博議長  会議録署名議員に森田議員,東原議員のお二人を指名いたします。

      ─────────────



○宮武博議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第91号議案から承第3号議案までの78件の議案についてであります。

      ──────〇──────



△日程第1

 個人質問

 甲第91号議案〜甲第166号議案,承第2号,承第3号

      ─────────────



○宮武博議長  日程に入ります。

 日程第1は,個人質問並びに甲第91号議案平成21年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下78件の議案についてであります。

 これらを一括上程し,個人質問を行います。

 それでは,順序に従いまして長井議員。

     〔8番長井孝介議員登壇,拍手〕



◆8番(長井孝介議員)  皆さんおはようございます。その日のトップバッターって実は初めてでして,すごい緊張してますが,どうぞよろしくお願いいたします。

 夏本番を前にこんなに真っ黒な顔をしてて,ちょっと恥ずかしい気もするんですが,きのうは日曜日,実は私,個人的にはサッカー漬けの1日でして,午前中は自分の所属する社会人サッカーチームの公式戦で汗をかいてまいりました。そして,午後は岡山のプロチームのファジアーノ岡山の観戦じゃないんですけど,運営の手伝いで桃太郎スタジアムへ足を運んでまいりました。ということで,いつもよりさらに顔が黒くなって,個人質問の前日に何をしとんかなあと思いながらも,しかしこういったところも大切にしていかなきゃいけないかなという思いでやってきました。個人質問の準備は日が暮れてから夜中にやってきましたので,最後の詰めは記憶に残っているので,きょうもどうぞよろしくお願いいたします。

 ちなみに,つい先ほどですけども,田中議員から,おい,ファジアーノきのうもゼロ点じゃったのうって言われたんですが,幸いなことに勝ち点1はゲットしましたので,これからも応援していこうと思っております。

 それでは,時間も限られてますので質問に入ります。

 まず初めの項で,市長の所信表明よりということで7項目あります。

 1つ目に,緑化フェアについて伺います。

 メーン会場,サブ会場,協賛会場を合わせて約92万人の入場者数,目標を大きく上回る大盛況であったとのことです。

 3点伺います。

 1,金額,収益ベースにおいては目標に対してどの程度の成果であり,本市にもたらす利益はどの程度になりそうなのでしょうか。県と市の割合も含めてわかる範囲で教えていただければと思います。

 2,また黒字であった場合ですけども,黒字だと思ってるんですけども,その収益は今後どのように扱われるのでしょうか。つまり,市のどこの財産,財布に入って,どのような使われ方をされていくのかというようなプランがあれば教えてください。

 3,今後の都市緑化フェア推進課やあるいは都市緑化おかやまフェア実行委員会事務局などのスケジュール,準備・実行が終わりまして,後始末の段階に入っているかと思いますが,そのスケジュールもお示しください。

 所信表明2点目といたしまして,公共空間への植樹のことが示されています。

 緑のボリュームアップを計画的に進めるために,今年度約4,000本,そして今後約10年間で6万本を超える植樹を目指すと示されております。すばらしい取り組みであると思いますので,より具体的に伺いたいと思います。

 2点お伺いします。

 1,市全域の公共空間に展開していくとのことですが,具体的にはどのようなプランといいますか,イメージを持たれているのでしょうか。お聞かせください。

 2,環境先進都市を訴えている本市といたしましては,景観の美化に寄与することはもちろんですが,温室効果ガス排出抑制にも寄与させるものだと思っております。現在の本市の二酸化炭素の排出量は幾らなんでしょうか。その上で,今後10年間6万本の植樹により,どの程度の排出抑制が達成される見通しなんでしょうか。ただやるだけでなく,環境先進都市を目指す本市として,具体的数値を上げて取り組むべきだと思いますのでお伺いします。

 3点目のごみ有料化については,重複しますので割愛します。

 4点目に行きます。

 道路整備についても触れられています。都市機能の向上のための環状道路整備等の大規模事業の推進も重要であると思います。西バイパス,いわゆる外環状や南道路が今回着工されるとのこと,頑張っていただきたいなと思いますが,一方で市民生活に身近な市道,県道などの整備も同等かそれ以上に重要であると思っております。生活道路の改修や拡張など,従来よりの課題に対してもきちんと対応されていますか。土木費予算の裏づけも含めてお示しください。

 5点目,行財政改革の推進の項に触れます。

 今月中に策定される新たな短期計画編では,主に義務的経費で今年度からの6年間で170億円の財政効果を目指すとあります。また,通常市債の発行を200億円に抑えるともあります。

 一方で,さきに示された財政状況(第11版)では,平成25年度における収支不足が188億円になるとも示されています。

 3点お伺いします。

 1,この188億円の収支不足は,短期計画の内容を加味せずに上げられた数値なのでしょうか。

 2,加味せずに上げられたとしたら,平成25年度188億円の収支不足と示されておりますが,この収支不足はどの程度に改善される見通しでしょうか。

 3,ちょっと視点が変わるんですが,この項を受けて行財政改革の推進の項で示されておりましたので,包括外部監査からの指摘を受け,事務事業の効率化を指摘され,それを真摯に受けとめ早急に改善を図ると表現されております。

 包括外部監査の意義を認め,指摘を真摯に受けとめていく姿勢には賛同いたします。ただ,これは執行部が積極的に進めてきたことを是とする内容の指摘です。時には自分たちに都合の悪い不都合な内容に対しても真摯に対応していく姿勢こそが包括外部監査の意義を認め,真摯に受けとめていくということですと思いますが,いかがでしょうか。

 例えば,建設公社に対して廃止すべきとの指摘も出ていたように記憶していますが,いかが対応されますか。

 6点目,経済・雇用対策についてです。

 この項は,ちょっと問題が複雑なので概念的な聞き方になりますが,国の対策に追随せざるを得ない部分が濃いため,余り無理は言えないとは思っておりますが,そうは申しましても,もう少し個性ある特色ある意思の感じられる予算組みはできなかったものかなあと疑問です。特に環境,教育に重きを置いた事業に集中させる努力や工夫はあったのかなと思いますが,改めて御所見をお伺いします。

 7点目,専決処分の妥当性についてです。

 このたび,承第2号及び第3号で重要案件が専決処分として上げられております。要するに,職員の方々の報酬といいますか,ボーナスの金額削減についてですけども,専決処分にされた理由といたしまして,地方自治法第179条第1項による時間的余裕がなかったためとされています。

 疑問点を3つに分けて伺います。

 1,国の人事院勧告が5月1日,それを受けての市の人事委員会勧告が5月22日,そしてそれを受けての条例改正の期限が6月1日です。時間的余裕がなかったという言葉の説明をもう少し詳しくお願いいたします。

 2,他の自治体で同案件に対する臨時議会を開催できている実例もあります。本市の取り組みとどこが違ったのでしょうか。お伺いします。

 3,6月1日までに改正をしなければならなかった理由は何でしょうか。他の自治体もすべて改正を済ませたわけではないと伺っておりますので,重要案件でありながら専決処分にしてでも6月1日に改正をしなければならなかった本市なりの御説明をお願いいたします。

 大きな2点目に入ります。

 スポーツ・文化振興財団のスポーツ振興についてです。財団への質問という角度なので,当局の方も第三者的見解にならざるを得ないとは思いますが,2点お伺いします。

 経済状況説明書をいただきました。驚いたのですが,昨年度の報告についても,また今年度の計画についても,予算組みを含めてスポーツ事業が著しく小規模であるように思います。

 ちなみに,今年度からはおかやま国際音楽祭の事業を引き受けることも含めて,文化振興関連予算はそこそこ立派なものになっています。

 1,受託事業の中でのスポーツ関連は,競争入札等の経緯によって縮小していったことは聞き及んでおりますが,スポーツ振興という根本理念に立った自主企画事業がこれほどまでにお粗末な現状をどうお考えでしょうか。

 2,財団のスポーツ振興の大義から,例えば地元のプロスポーツチームのファジアーノ岡山への支援策や,またこのチームとのタイアップ事業の立案などは考えられないものでしょうか。

 以上,2点お伺いします。

 大きな3点目,懸案事項というくくりでお伺いします。

 2項目ありますが,1項目め,表町周辺の諸課題についてです。

 この懸案事項という言葉は,特に私も議員にならせていただいてからよく聞くようになったんですが,高谷市政においても6つの懸案事項というふうに上げられています。すなわち,操車場跡地の問題と市民病院,市民会館,三丁目劇場,全日空ホテル保留床,デジタルミュージアム,これが6つの懸案事項として上げられてますが,私は数ある問題の中であと4点ぐらいは足させていただきたいなと思っています。すなわち,都市交通戦略,観光コンベンション,中心市街地の空洞化解消策,そして旧深柢小学校跡地,内山下小学校跡地の利活用問題,このあたりも含めて私なりには懸案事項だと考えております。

 そういった懸案事項についての考え方,取り組み方についてこの項では触れます。

 まず1つ目は,表町周辺の諸課題とくくらせていただきました。

 三丁目劇場,旧深柢小学校跡地,さらには内山下小学校跡地,これらの今後の将来ビジョンと,東西・南北両商店街のにぎわい創出策,そしてそれらをフォローする周辺地域を一つの面・エリアとしてとらえた憩いと活力の回復策,この3点の要素をあれこれと個別に吟味し議論を重ねるのでなく,同時に同等にタイアップさせる観点で取り組まなければ,岡山の宝である表町が望まれるレベルにまで魅力を取り戻すことは難しいと考えます。

 そういった考え方から,5点質問いたします。

 1,高谷市政の約4年間で,表町問題に対しての具体的取り組みや具体的成果があれば教えてください。

 2,先ほど概念的に申しましたが,三丁目劇場,旧深柢小跡地,内山下小跡地のそれぞれの将来ビジョンを示してください。

 3,東西・南北両商店街のにぎわい創出策を教えてください。

 4,表町エリア,表町だけをとらえるのでなく,その周辺の地域,住んでる方々,営まれてる方々すべてを含めたエリアとしての憩いと活力の回復策を述べてください。

 5,個別案件への個別対応でなく,表町全体を考えていくような担当をつくるべきだと考えます。その担当はおられますか。おられないのであれば,あったほうがよいと考えますがいかがでしょうか。

 懸案事項2つ目,観光コンベンション戦略としてまとめました。

 観光コンベンションの重要性を認識されている現市政でありながら,いまだ具体的なプランや戦略が見えてきません。もちろん,そのためには先ほども上げました都市交通戦略も密接に関係してきますが,この都市交通戦略はさきの2月議会で取り上げさせていただきましたので,今回は関連づけを控えます。

 4点聞かせてください。

 1,先ほどと同じですが,高谷市政の約4年間で,観光コンベンション施策で具体的取り組みや具体的成果がありますか,教えてください。

 2,例えば観光客の皆さんが岡山城や後楽園を観光された後,また遠出をして備前の窯元を訪れたり,あるいは戻ってきて吉備路,国分寺のすてきなところを回ったりですとか,そういった岡山を満喫してもらえるようなツアーの有無,あるいは今の状況など過去の実績も踏まえて教えてください。

 また,それに対して本市の担当課はどのようにかかわっておられるのでしょうか。そのツアーの誘致ですとか,最終的に岡山に宿泊してもらうための努力や工夫はありますか。

 3,コンベンションですが,コンベンションと類される成果の実績を過去5年間の件数で示してください。

 4,ファジアーノ岡山のホームゲームの際には,相手チームの何百人もの,あるいは1,000人を超えるときもあると思いますが,何百人ものサポーターが前日に泊まったり,あるいは当日に泊まられたりするケースがあります。その宿泊状況をどのように把握されているのでしょうか。そして,そのようなチャンスに対して,担当課の取り組みはいかがなものでしょうか。現状を教えてください。

 大きな4点目です。

 教育関連についてお伺いします。

 2項目ありますが,まず1つ目に教員採用予算についてお伺いします。

 3点答えてください。

 1,30人学級の実現,これは岡山市に限らず,全国的に提案されてる施策であると思っていますし,私自身は非常にいいことだと思っています。ぜひ進めていただきたいと思っていますが,30人学級の実現を目指していくこと,これは本市の教育行政を進めるに当たって取り組むべき課題だと思っておられますか,どうですか。まず最初にお答えください。

 2,現状から岡山市全域での30人学級を実現するとしたら,あと何人の教員の方が必要ですか。つまり,何人足りませんか。また,そのために必要な予算は幾らになるでしょうか。教えてください。

 ちなみに,過小規模校等をざっくりと全部足しちゃって,後割り算をするっていうような数値ではなくて,地域地域の実情の枠組みに沿った形でお答えください。

 3,市の予算での教員採用のための予算要求の権利は教育長にあります。ちなみに,政令市移行前でも理屈上は市費での教員の採用は可能でした。さて,実績としてこの市費採用の教員の予算を要求されたことはありますか。そして,政令市に移行し,市の教育委員会の権限が増し,より強い自主性も求められるところです。今後の市の予算での教員採用のための予算要求をしていくお考えがあるかどうか,お伺いします。

 教育関連の2点目,図書館建設予算についてです。

 4点お伺いします。

 1,今,政令市で4区に区割りされましたが,その中で中区での公立図書館の建設は,過去からずっと引き継がれている喫緊の課題だと思っております。いかがでしょうか。まだ建てたいと思っておられるのか,建てる意思があるのか,まず教えてください。

 2,具体的に過去に予定地に上がったことのある場所を例に,建設のためには幾ら予算が必要ですか。答えてください。

 3,この建設に対して,一気に一発で予算を計上するのが困難であるならば,例えば建設のための特定基金を創立するなどの手だてもあるのではないかと思いますが,これは可能でしょうか。教えてください。

 4,予算要求の権利は教育長にあります。今後,その必要性,つまり中区での公立図書館の建設の必要性を再認識され,改めて企画を立案し,建設のための予算を要求していくお考えはありますか,ないですか。お答えください。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

 それでは,長井議員の御質問にお答えいたします。

 まず,経済・雇用対策につきましては,厳しさを増す経済・雇用情勢にきちんと対応するため,本年1月に緊急経済・雇用対策本部を設置し,4度にわたり対策を講じてきました。しかしながら,依然として厳しい経済・雇用情勢が続いているため,国の経済危機対策に歩調を合わせ,新たに総額51億円余の経済・雇用対策のための補正予算を編成し,今議会にお諮りしているところでございます。

 今回の補正は,先日成立した国の経済危機対策に呼応して,現時点で制度,財源が明らかになっている事業を中心に編成したものであり,緊急雇用創出事業の拡充や子育て応援特別手当の支給,新型インフルエンザ対策用マスク等の備蓄や消防車両の整備,市立保育園の改修や3歳児以下の保育室全室へのエアコン設置,その他学校図書や理科教材の購入等,安全・安心や市民生活に密接に関する事業にきめ細かに対応していたものであります。

 国の経済危機対策の中には,今後制度の詳細が明らかになってくるものもあり,経済・雇用情勢も注視しながら,さらなる対応も必要に応じてしっかりと行っていくつもりでございます。

 次に,表町周辺についてのお尋ねでございますが,表町エリアは400年前の城下町の形成期から発展し続けた岡山のルーツとも言えるエリアであり,岡山城,後楽園,旭川,そしてカルチャーゾーンとも接する,岡山の歴史,文化,伝統の中心地であります。

 私は市長就任以来,都心を都市ビジョンに掲げる水と緑の庭園都市のシンボルとして魅力ある空間にしたいとの思いを持っており,表町エリアもその中の取り組みとして進めてまいりたいと考えております。

 これまでの具体的な事業としては,岡山城上の段・下の段の歴史的環境整備のほか,表町地区での芸術祭や音楽祭の開催,販促イベントの開催や定期市の支援,商店街における歩行者と自転車の共存の促進など,ソフト事業による活性化を地元商店街の商店主の皆様とともに進めてまいっております。

 今後は,商都岡山の顔である表町商店街をカルチャーゾーンなどとともに歴史,文化,伝統という面からの活性化を図る視点も重要と考えております。

 したがいまして,表町エリア周辺の施策や跡地の活用についてもその方向性の中で進めていくべきと考えており,企画局,経済局,都市整備局を中核とした全庁体制で進めてまいりたいと考えております。

 次に,観光コンベンション戦略についての御質問にお答えいたします。

 観光施策につきましては,従来からの情報発信に加え,平成20年度からは新たに旅行業者,マスコミ関係者等に働きかけを行うなど,ターゲットを絞った情報発信に重点的に取り組んでおり,私自身が直接関係者と意見交換する中で,トップセールスも実践しているところであります。

 こうした取り組みを通じて,本市の魅力を全国へ情報発信し,観光の振興により一層努めてまいりたいと考えております。

 また,コンベンション施策については,平成20年度において岡山市観光協会にコンベンション推進機能を付加し,おかやま観光コンベンション協会に組織改編をすることで,まず推進体制の整備を図りました。それ以降,開催決定に大きな影響力を持つキーパーソンへの働きかけを初め,今年度からの開催補助金の増額,また岡山城,瀬戸内海,地元食材などを活用した岡山らしいコンベンション開催提案を行うなど,積極的な誘致活動に努めているところでございます。

 こうした中で,参加者1万人規模の大会を初め,数々の大規模な大会が本市で開催される運びとなっており,これまでの誘致活動が実を結びつつあり,また政令指定都市岡山で大会を開催しようという機運が高まっているものと実感しております。

 今後とも,コンベンションシティー構築に向けた取り組みを全力で行ってまいりたいと考えております。

 そのほかにつきましては,各担当からお答えいたします。



◎繁定昭男総務局長  市長の所信表明よりの項で,専決処分の妥当性について,時間的余裕がなかったきちんとした説明を,他の自治体と本市とどこが違ったのか,6月1日までに改正しなければならなかった理由はとのお尋ねでございます。

 5月1日に人事院の勧告がなされ,22日に本市人事委員会から報告と意見が提出されました。さらに,26日に職員団体との協議を終え,議会事務局と協議し,29日に会派代表者会議において説明させていただいた上で御意見をお聞きし,専決処分といたしました。

 また,他の政令市の状況につきましては,定例議会で,臨時議会で,あるいは専決処分でとさまざまですが,これらは議会の日程,人事委員会の意見の提出状況,職員団体との協議状況などさまざまな理由からだと考えております。

 いずれにいたしましても,昨今の景気の急速な悪化に伴い,本年の民間企業における夏季一時金が大幅なマイナスになることがうかがわれることから,民間と本市の職員の夏季一時金に大きな乖離があることは適当でなく,可能な限り民間の状況を反映させることが望ましいこと,12月期の一時金で1年分を清算しようとすると大きな減額となることが想定されることから,人事委員会からいただいた意見書のとおり,暫定的な措置として本年6月に支給する期末手当,勤勉手当のうち0.2カ月分を凍結することといたしました。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  市長の所信表明よりの項で,公共空間の植樹について,市全域の公共空間とは具体的にどこをイメージしているのですか,計画案をお示しくださいとの御質問でございます。

 本市の目指す都市像である水と緑が魅せる心豊かな庭園都市の実現に向けて,緑豊かな美しい町並みをつくるため,緑のボリュームアップを計画しております。この計画の対象となる空間ですが,岡山の玄関である岡山駅東西駅前広場を初め,主要な道路や公園,市庁舎の敷地などを想定しており,単に樹木をふやすだけでなく,魅力的な景観づくりに配慮し,既存の樹種の見直しや緑の見せ方の工夫も検討していきたいと考えておるところでございます。

 続きまして,懸案事項の項で,表町周辺の諸課題,旧深柢小跡地の将来ビジョンをとの御質問でございます。

 岡山中央南──旧深柢小学校跡地は,公園等公共空地の少ない都心に残された市民にとって貴重な財産であり,防災上重要な機能も担っていることから,その活用は慎重に検討する必要があると考えております。「岡山中央南(旧深柢)小学校跡地活用についての提言」におきましては,地域活性化,安全・安心,地域コミュニティーの維持,地域のコンセンサスが提言されており,地元住民や関係団体と意見交換を続けておるところでございます。

 今後とも,表町エリア全体の地域活性化に資する活用はどのようなものなのか,また市民の安全・安心のため,防災上どのような機能を確保していくかなどを引き続き検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  市長の所信表明より,行財政改革の推進についての中で,収支不足額への行財政改革大綱(短期計画編)の内容の反映及び反映した場合の収支不足の改善状況についての御質問にお答えいたします。

 今後5年間の収支見通しにおける収支不足額につきましては,行財政改革に積極的に取り組んできた結果,平成17年度には400億円と見込まれていた5年間の不足額が,今回財政状況(第11版)でお示ししましたとおり,平成21年度から平成25年度までの5年間では188億円と見込まれ,収支不足額は大幅に改善する見込みとなっております。この今回の収支見通しにおきます188億円の収支不足額につきましては,行財政改革大綱(新・短期計画編)に基づく取り組みのうち,将来目標や水準を設定している人件費,公債費等一定の財政効果を反映したものとなっております。

 新・短期計画編におきましては,平成27年度までに170億円の財政効果を目標としておりますけれども,収支不足に反映していない財政効果分を単純に年割りで反映させますと,計算上では平成25年度までの収支不足の累計は38億円に減少いたします。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  スポーツ・文化振興財団のスポーツ振興に関する御質問に一括してお答えいたします。

 スポーツ・文化振興財団の財政は,近年の低金利により基本財産運用収入が非常に低下しており,また従来受託していた岡山市有施設の管理委託業務が指定管理者制度導入に伴う公募に移行した影響等もありまして,事業収入が大きく減るなど極めて厳しい状況にございます。これを踏まえまして,財団において事業見直しを行った結果,議員御指摘のとおりスポーツ関連の自主企画事業にも影響が出ているものと思われます。

 市といたしましても,財団の創意工夫によりスポーツ関連事業が強化されることを期待しているところでございまして,今後財団と協議してまいりたいと考えているところでございます。

 次に,財団のプロスポーツチームへの支援策やタイアップ事業についてでございますが,財団理事会において,本年度事業計画や予算が既に決定されているところであり,また財団の財政状況も非常に厳しい状況ではございますが,予算の範囲内で何らかの形で地元プロスポーツチームを支援することはできないか,検討をお願いしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎水野博宣行政改革担当局長  市長の所信表明より,行財政改革の推進についての項で,包括外部監査の指摘で不都合な内容に対しても真摯に対応していく姿勢が肝要ではないかとの御質問にお答えいたします。

 包括外部監査制度は,公正かつ効率的な財政運営を確保するため,従来の監査委員の監査に加えて平成11年度から導入されたものであります。したがいまして,監査結果は市として重く受けとめるべきものと考えており,住民の福祉を増進し,最少の経費で最大の効果を上げるとともに,組織及び運営の合理化を図る立場から,市民第一主義の観点で適切に対応していかなければならないものと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  市長の所信表明より,公共空間への植樹の中から,現在の本市の二酸化炭素の排出量は幾らか,その上で6万本の植樹によりどの程度の抑制が達成される見通しかとのお尋ねをいただいております。

 2005年度に環境省が推計した結果では,現在の市域全体の二酸化炭素排出量は約464万6,000トンで,これに対する6万本の植樹の二酸化炭素の排出抑制効果は,国土技術政策研究所の研究結果に基づくと約258トンとなり,これは当時の全家庭から排出される二酸化炭素排出量の約2.5時間分となります。このような地球温暖化防止効果に加えて,まちの緑をふやしていくことには,地域大気環境の浄化やヒートアイランドの抑制,身近な生き物の生息地の確保など,多様な環境保全効果があり,環境先進都市を目指す上で極めて重要なことと認識しております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  懸案事項の項で,表町周辺の諸課題について2点の御質問をいただいております。

 まず,三丁目劇場の将来ビジョンについてでございます。

 三丁目劇場は,平成22年までの起債償還や平成27年までの交付税算入の問題があるため,当面は利用者ニーズを的確に把握して利用促進を図り,使用料金の増加や経費の削減など,収支の改善に努めてまいりたいと考えております。将来につきましては,当該施設が表町商店街の活性化,ひいては中心市街地の活性化にとって重要な位置にあることから,その拠点性を重視した活用策について,地元商店街などとともにさまざまな角度から検討してまいりたいと考えております。

 次に,東西・南北両商店街のにぎわい創出策についてでございます。

 表町商店街におきましても,空き店舗の増加や買い物客の減少などの課題を抱えておりまして,空き店舗対策事業による店舗の出店支援など,商店街の活性化に努めてまいったところでございます。また,商店街におきましては,昨年末に表町商店街全体の活性化計画といたしまして,表町商店街区域中心市街地活性化事業構想を策定されまして,その中では農商連携による「表町まちなか道のバザール」などの事業も予定されております。こうした商店街主体の事業が実現するようサポートし,商店街のにぎわい創出を図ってまいりたいと考えております。

 次に,懸案事項の項で,観光コンベンション戦略について4つの御質問をいただいております。市長答弁以外の項目について答弁させていただきます。

 まず,高谷市政の4年間における観光コンベンション施策の具体的取り組みや成果はというお尋ねでございます。

 観光コンベンション戦略のうち,まず観光面では,県人会機関紙への記事掲載や緑化フェア開催に合わせた東海岡山県人会の里帰りツアーの実現に加え,県人会会員と協働で取り組んだ札幌,名古屋での観光PRや物産販売など,郷土ゆかりの方々と連携した新たな事業展開も生まれてきているところでございます。

 また,招請事業では,昨年度,延べ34人の観光関係者をお招きいたしまして,5社で計6回の記事掲載や番組放映,3社で計8回のツアー実施につながったところでございます。

 次に,コンベンションにつきましては,おかやま観光コンベンション協会が誘致活動を行う中で,向こう3年のうちに本市での開催が決定または内定したものが,現在のところ医学系の大会で3件,福祉系の大会で5件,その他の大会で12件ございまして,計20件が開催実績につながるものと考えております。

 次に,岡山を満喫してもらえるようなツアーはあるか,ないのであればやっていないだけか,やれない理由があるのか,それは旅行会社の判断か,バスなどの業界の問題か,それに対する担当課のかかわりはというお尋ねでございます。

 岡山へ来られました観光客が気軽に利用できるツアーとして,予約制の定期観光バスがございます。以前には岡山市内を中心としたコースや吉備路コース,倉敷や鷲羽山,瀬戸大橋を渡り高松までのコースなど10コースが運行されておりましたが,団体旅行から自家用車による個人旅行へと大きく旅行形態が変化する中で,現在では岡山駅発着で岡山城・後楽園を中心としたコースと,瀬戸大橋・倉敷美観地区を含むコースの2コースだけとなり,当日空席があれば予約なしでも利用することが可能でございます。

 また,旅行代理店等の企画による,県外発着で岡山の歴史,文化や食,季節の見どころ等がセットになった日帰りバスツアーなども商品化されております。

 さらに,おかやま観光コンベンション協会では,岡山市民等を対象に,岡山の魅力をもっと知っていただくための日帰りバスツアーを実施しており,平成20年度では19回開催し,延べ942人の方が利用されております。

 次に,過去5年間のコンベンション実績件数はというお尋ねでございます。

 本市におきます参加者100人以上のコンベンション開催件数につきましては,施設への聞き取り等による推定値でございますが,平成19年度で169件程度と把握しております。なお,コンベンション開催事業補助金の対象となりました件数は,平成16年度で54件,平成17年度が48件,平成18年度が59件,平成19年度が43件,平成20年度が52件となっております。

 次に,ファジアーノ岡山のホームゲームにおける相手チームサポーターの宿泊状況の把握についてはどうかというお尋ねでございます。

 平成20年にJ2昇格を果たしましたファジアーノ岡山は,本年3月8日のヴァンフォーレ甲府の初戦から6月7日のセレッソ大阪戦までの11試合を桃太郎スタジアム,うち1試合は津山陸上競技場で行っております。この11試合の観客総数は約7万1,000名,そのうち相手チームサポーターの総数は約6,800名,約9.6%と伺っており,遠く札幌や仙台,富山などからもサポーターが約1,100名来られております。

 なお,岡山市内への宿泊状況についてでございますが,日曜日のデーゲームが多いため,相手チームサポーターの宿泊者は若干見られる程度というふうに聞いておりますが,今後桃太郎スタジアムでのナイトゲームがふえることもありまして,サポーターの方々に対する観光情報の提供等につきまして,ファジアーノ岡山などとも協議しながら実施してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  市長の所信表明より,生活道路の改修や拡張など従来よりの課題に対してもきちんと対応されているか,土木費予算の裏づけを含めてお示しくださいとのお尋ねでございます。

 市民の暮らしに密着した生活道路につきましては,市民生活や地域活動を支える重要な施設であることから,これまでも市民の要望を踏まえて計画的な整備を進めているところでございます。今年度,政令指定都市への移行に伴い,より一層生活道路の整備を推進するため,新たに約4億円の事業費で暮らしの道づくり事業を立ち上げ,南区西市地区でJR宇野線の踏切に歩道を設置する設計に着手するなど,この事業において市民の安全・安心を確保するため,危険な踏切の改良,狭隘な道路の拡幅,カーブミラーの設置などを重点的に実施することとしております。今後とも区役所と連携し,市民の要望にこたえられるよう,生活道路の整備を着実に進めてまいりたいと考えております。

 次に,行財政改革の推進のうち,指摘を真摯に受けとめていく姿勢が肝要だが,建設公社廃止に対していかが対応されるかとのお尋ねでございます。

 建設公社は,包括外部監査の提言や本年2月の建設公社理事会での意見もあり,見直す時期を迎えていると認識しております。本年4月の政令指定都市移行により,607キロメートルの国・県道の管理や,倉安川ほか2河川の管理等の膨大な事務事業が県から移譲される中,市民ニーズが複雑多様化するなどの状況を踏まえて,政令指定都市の公益法人として建設公社が今後岡山市に貢献できるかどうかを改めて検証する必要があると考えております。このような検証を行った上で,今後の方針を定めてまいることとしております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  市長の所信表明よりの項目のうち,緑化フェアの項目について,金額,収益,今後のスケジュールなど3点についての御質問をいただいておりますが,これらに一括してお答え申し上げます。

 緑化フェア実行委員会の収支決算につきましては,現在作業中ですが,メーン会場の入場券販売収入につきましては,当初,来場者目標30万人のうち12万人が有料入場者で3,840万円の収入を想定しておりましたが,結果は約18万8,000人の有料入場者で約6,900万円の収入となる見込みでございます。年内には収支決算が確定する予定であり,県と市で同額負担をすることになっておりますが,事業全般において余剰金が生じた場合の扱いについても,金額の確定にあわせて関係部署と協議してまいります。

 県,市で構成する実行委員会事務局は年内に解散することとなりますが,それまで随時体制を縮小しながら撤去・復旧工事,収支の精査,報告書の作成等を行い,市では(仮称)西大寺南ふれあい公園の来年春の供用開始を目指して,駐車場の整備や体験学習施設の仕上げ工事,また協賛会場の西川緑道公園の市民提案協働事業の検証などを行ってまいります。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  まず,懸案事項の項の中で,内山下小学校跡地の将来ビジョンについてのお尋ねでございます。

 旧内山下小学校は,国の史跡候補地であります岡山城西の丸に立地し,敷地内には国指定重要文化財の西手櫓がございます。また,学校建築としましては,昭和初期の市内初となる本格的鉄筋建築物であるわけでございます。いずれも歴史的文化財として価値のあるものでありますので,保存も視野に入れまして,また教育施設としての活用も含めて幅広く検討していきたいと考えております。

 次に,教育関連の項の中で,まず教員採用予算につきまして,30人学級の実現を目指していることは本市の教育行政を進める上で望ましいのか,望ましくないのか,市全域での30人学級を実現するとしたら何人の教員が必要なのか,またそのために必要な予算は幾らなのか,市費での教員採用のための予算要求の権利は教育長にあるのか,また政令市移行前に予算要求したことがあるのか,今後の市費教員採用のための予算要求をしていくことへの考えをとのお尋ねでございます。一括してお答えさせていただきます。

 学習する集団につきましては,学習内容によって,少人数で構成をするほうが子どもの理解に効果的であったり,また多くの人数で構成するほうが多様な意見が出てくるというような効果的な部分もあるわけでございます。学級という集団は,集団生活のルールを学んだり,コミュニケーション能力を育成したりする生活の場としての役割を担う面もあるわけでございます。一律30人学級にしたとしますと,31人であれば16人と15人の学級に分けられることになります。生活の場としては,適切な人数ではないと考えております。

 なお,仮に30人学級が認められるとしますと,小学校で約320人,中学校では約110人の増員が必要となります。人件費だけでも35億円以上かかることになります。また,中規模以上の学校を中心に教室不足が予想されます。そのため,校舎建築等で対応する必要も出てくるわけでございます。

 岡山市教育委員会としましては,これまで効果や課題,必要経費等を勘案し,30人学級実現のための市独自に教員を採用するための予算をお願いしてきてはおりません。しかし,特に対応が必要な課題に対しまして,特別支援教育補助員であるとか,習熟度別サポーターなどの配置をして対応してきております。

 今後とも,限られた財源を有効に活用するという観点からも,重点的な人員配置を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。

 次に,図書館建設予算につきまして,中区の図書館建設は過去から引き継がれた課題であるがどうなのか,予算要求の権利は教育長にあるのか,建設のためには幾ら必要なのか,予算措置が困難であれば建設のための基金を創設することは可能か,必要性を再認識し改めて予算要求をする考えはあるかとの一連の御質問にお答えさせていただきます。

 公明党の中原議員の御質問にお答えしましたとおり,ソフト面での図書サービスの一層の充実を図ることがまず必要と考えているところでございます。その上で,ハード整備の方向性,必要性については検討を行い,図書館建設の必要性が認められる場合には整備計画の再構築をしてまいりたいと考えております。その後,庁内での政策協議を経た上で,教育委員会として予算をお願いすることになります。建設費用につきましては,整備計画を再構築する時点で,図書館にどのような具体的機能を持たせるかともあわせて検討することになるものと考えているところでございます。

 以上でございます。

     〔8番長井孝介議員登壇〕



◆8番(長井孝介議員)  それでは,再質問させていただきます。

 まず2項目め,スポーツ・文化振興財団について御答弁いただきました。

 本当に言える範囲で最大限言っていただいたと思うんですが,改めまして要望とさせていただきますが,スポーツ振興という本分に対する取り組み自体が困難であるような財団なのなら,その存在,存続意義が著しく低下すると思うんです。残していきたい,残っていきたいと思われるのであれば,今後その事業本分への取り組みをきちんと果たしていただくことを望みます。

 ちなみに,こちらの席にも当財団の理事長もおられることです。個人的には非常に熱心にファジアーノを応援されてる理事長ですので,今後の取り組みにも期待し,要望にとどめます。

 戻りまして,1項目めの所信表明について,特に7番目の専決処分の妥当性についてお答えいただきましたが,ちょっと改めてもう少し聞かせてください。

 僕は,疑問点を3点に分けて質問したというのは,専決処分というのはそもそも執行権者に与えられた権利ととることもできるんですが,一方で承認権者としての議会としてはそれを許可してるにすぎないというふうにもとれるんです。結構あいまいな判断でありまして,だからこそ何でもかんでもよしわかったというわけにはいかないので,特に重要案件に関しては極力専決処分は避けていただきたいという観点から,もう少し詳しくお聞きしたいなと思って質問に取り上げました。

 国の人事院勧告が5月1日なんです。この自治体としての岡山市が,仮に6月1日に条例改正をするのだという意思を持っていたとするならば,帰納的にスケジュールを組まないと議会の承認,この本会議での承認は得られないということは自明の理なんです。だからこそ,演繹的にこうだったからこうなんです,こうだったからこうなって,だから仕方なかったんです,時間的余裕がなかったからになるのかどうか。

 5月1日に人事院勧告が国から出ている。それに対して,市の人事委員会勧告は5月22日までかかってしまった理由ですとか,あるいは市の組合との妥結になったのが26日ですね。そこから代表者会議に諮ったのが29日,ここにも少なくとも3日間の空白があるわけです。ですから,まず専決処分ありきでやられたのであればこの演繹的な説明でいいんですけども,できることなら議会に承認を諮りたいと思われてるんであれば,もう少し努力できたんじゃないかと思うんですが,お答えいただいた担当課にもう一度お伺いしますけども,このスケジュールでは結局専決処分にしかできなかったという主張であるならば,この市の人事委員会が悪かったのか,あるいは当局の段取りが悪かったのか,あるいは29日に諮られて,仕方なかろう,専決処分でええがと言った議会が悪かったのか,どのようにお考えなんですか。そこをもう一度,ちょっと観点を変えてお伺いします。

 次に,教育関連の問題で教育長にお伺いしましたが,ちょっと僕の聞き方が単純過ぎたので教育長に迷惑かけたのかもしれませんが,もう少し簡単に答えていただきたいんですよね。教育委員会のトップとしていろんな事情が見えてるから,いたし方ないというような角度で答弁いただいたと思うんですが,そもそも論で,できることならいいことなのかどうなのか,そしてできることなら30人学級という形にこだわらずとも,31人の学級はそのままでもいいと思いますし,ただマンモス校になってるいろんな小学校があります。過小規模の学校についての取り組みは最近始められてるのは知ってますが,もう少し理想の人数に近づくような,そういった意味での教員採用という意思がおありなのかどうかです。教育行政のトップとして,そもそものところで,できたらこういうことをしていきたいなという意思があるのかどうか,それを教員採用の件でお伺いしています。

 そして,中区での図書館建設に関しても,厳しい財政事情からとか,まだ先に手がつけられるところがあるからという説明,るるあるんですが,そもそもです,これも。あの中区に公立図書館が必要であると時の教育長が思っておられるのかどうかをお伺いしてます。予算の要求権者の教育長が思ってくださらなければ,予算の執行権者の市長はできないはずなんですよ。ですから,あなたの意見を先にお伺いしたいというふうに聞いています。もう一度答弁をお願いいたします。

 懸案事項について,意外と言ったら失礼なんですが,市長が物すごい時間を割いてこの懸案事項を答えてくださって,うれしいんです。理念的なところもすごい前向きといいますか,将来ビジョンも含めて説明いただきました。なるほど表町かいわい,私もちょっと見落としてました,文化ゾーンも含まれますよね。確かに重要です。それらも含めてエリアとしてどのように活性化していくか,市長には思いがあるという答弁をいただきましたが,一方で担当課の方々のこれまでの取り組み,状況や成果という部分に落とし込んで担当課に答えていただくと非常に乏しいんです。

 例えば三丁目劇場は,市長がつかれてもう約4年ですけど,懸案事項に掲げられてるんですよ。懸案事項というのは,ほうっておけない喫緊の課題であるはずで,さらに早急に手だてが必要だったりビジョンやプランニングが急がれる事柄のはずなんです。懸案事項に掲げておきながら,その話し合いとか有識者の方々からの意見集約というものに4年間もの間を費やして,成果としては何の進捗も見られていないのでは,いかがなものかなと思ってるんです。要するに,こちらの場での市長の思いを述べられたところと,担当課から成果,報告をいただいたところに非常に開きがあるなあというふうに思います。懸案事項として掲げられることには非常に大きな意味があると思うんです。

 さらに,もう少し間近に,次の市長をだれにするんだっていう岡山市民にとって非常に大切な選挙が控えている中で,この懸案事項,当局側から上げられてる6つ,もう一度言いますが操車場跡地の問題,市民病院の今後のあり方,市民会館の建てかえを含めた問題,三丁目劇場の今後,全日空ホテル保留床,デジタルミュージアムの今後,この6つだけでも非常に大きな選挙の政策テーマになってくると思うんです。争点になると思います。私は,つけ加えさせてもらいましたが,例えば旧深柢小学校跡地,内山下小学校跡地,そういった財産をどのように活用するかっていうのは非常に重要な案件だと思います。これを懸案事項として述べられるのであれば,今まで4年間あった市政でどのような具体的成果があったのかなという観点でお伺いしました。

 市長の思いは4年前から変わっていない。しっかりやっていかなければいけないと思ってらっしゃる。それの成果としては,残念ながらまだ具体的には見えてこない。

 例えば,点在はあるんですよ。先ほど市長からもありました。歩行者と自転車のですとか点在するもの,あるいはいろいろ挙げていただいたんですが,表町エリアとしてどういう絵をかくか,今表町だけ聞きましたが,例えば奉還町でもいいんです,田町,中央町でもいいんです,旭川の東のエリアでもいいんです。そのエリアとして見たときに,ここをどういうふうにするのか,ここをどういうふうなまちにするのかっていうような絵をかいていく,市長がかくのか,プロジェクト担当チームがかくのか,そういったものは別として,提案していただかなければ私たち議会としてはその是々非々を議論できない。これは,操車場跡地の問題,この間触れましたが,それについても言いました。まず,こういうまちにしたいんだけども,こういう戦略を打ちたいんだけども,あるいはこの土地をこういうふうに使いたいんだけども,どうかねっていうふうに提案をしていただかなければ,重要なものだと思っているんです,意見を聞いているんですっていうその丁重な姿勢だけでは,私たちがそれを受けて議論できないと思いますので,ぜひこの懸案事項についてはいま一度お伺いしたいと思うんですが。

 市長,すごい答えていただいたんですが,もう一度この懸案事項について,私は今回表町周辺の問題と観光コンベンションとくくって聞きましたけども,この項に対してでもいいです。あるいは,先ほど上げた6項,10項の懸案事項でもいいんですが,これらについてもう少し具体的な,あそこは実は私はこうしたいんだとか,そういったある意味でリスクを負ってもいいですから,この議会の場に示せるものがあればぜひ示していただきたい,懸案事項についてそのように思います。

 以上で再質問を終わります。

 よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  専決処分についての再度のお尋ねでございます。

 岡山市では,本年より政令市となりまして,岡山市人事委員会ができたところでございます。市としては,岡山市人事委員会の勧告,意見というものは尊重していかなければならないと考えております。

 その中で,5月22日に市の勧告が出たのが遅いんじゃないかという点もございましたが,これにつきましては,4月22日から5月13日まで実態調査を行われたという中で,5月22日に意見が出されたというふうにお聞きしております。

 また,5月26日に交渉が終わって,5月29日の代表者会議までは3日間ある,遅いんじゃないかということにつきましては,やはり議会事務局と協議をする中で,代表者会議が5月29日に開かれて,その中で御説明させていただいたということでございます。

 また,最初から専決処分という意思があったのではないかというようなお尋ねでございますが,これにつきましては,執行部といたしましては議会の招集を前提に努力していくというふうに考えております。

 そういった中で,専決処分につきましては首長に裁量権はありますが,その中でやはり認定には客観性がないといけないとされておりまして,そういった中でこれまで議会と協議し,御意見をいただきながらその判断をしてきたところでございます。今回の場合も議長を初め議会側の御意見をお聞きしながら,専決処分というふうに判断したものでございます。

 以上でございます。



◎村手聡副市長  懸案事項についての市長の対処ということで再質問をいただきました。

 さまざまな懸案事項がございます。それについて,この4年間で全力を挙げて,いろんな形で取り組みを行ってきたわけでございます。市民病院についてもさまざま取り組みを行ってきて,総合医療センター構想というものが出てきたということでございます。

 いずれにしても,さまざまな制約や条件がある,そうしたことで懸案事項ということになっているわけでございます。残念ながら,その制約や条件を解決していくためには時間がかかるものもございます。しかしながら,そうした制約,条件をしっかりとクリアしてその利活用を考えていくということは必要だというように考えておるわけでございまして,その活用方法はやはり都市のビジョンに沿った方向できっちり仕上げていかなければならないと考えておるわけでございます。都市ビジョンができまして,そして総合計画にも位置づけられました。しっかりと次期4年間においてこのビジョンに従った懸案事項の処理というものを高谷市政でやっていかれることを期待しております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  2点の再質問でございます。

 1点目は,30人学級についてどう考えているのかと,それからもう一点は,中区の図書館,かつての東部図書館と言っていたものについてそもそも必要であると考えているのかどうなのかという2点の御質問でございます。

 まず,1点目の30人学級につきましてですが,私も小学校で1年生40人のクラスを担任したことがございます。その中で,やはり1年生であれば本当にまだ学校生活になれないという状況もございました。その中で,本当に40人というのは大変だなあという感覚的なものも持っております。

 その中で,今岡山県のほうでも小学1年生を中心として,今だんだん3年生まで広がってはきておりますが,35人学級の実現ということを行ってきつつあるわけです。ある一定の条件はございますけど,そういう方向も進んでおります。

 また,国としましても今加配といいますか,チームティーチングを行うような,少人数指導を行うとか,そういう加配の中でもまた学習集団というものを小さくしていくと,可能なところ,効果があるものについては小さくする学習集団にしていくようなところも取り組んでおるわけでございます。

 そういうことも受けながら,岡山市としてはことしつけていただきました習熟度別サポーターと言われるような,学習において少人数で学習していくような形というものも考えていくわけでございまして,今後も一律にということではなくて,やはり多いところをどうしていくかと,議員御指摘のようなところですね。それについてはしっかり取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。

 それから,もう一点の図書館につきまして,これはまずは子どもたちに,教育の面から考えれば当然,人の人格形成からしましても本の果たす役割というものは大きいと考えておるところです。

 その中で,市民を取り巻く図書環境というものをきちっと充実させていくこと,それが必要であろうというふうに思っているわけでございます。この前も申し上げた公民館のものであるとか,公共施設の中の図書コーナーであるとか,そういうものについてのまず充実を図っていくということをしていきたいと思っているわけでございます。

 その上で,先ほどのこの整備計画の再構築というものについては考えていきたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

     〔8番長井孝介議員登壇〕



◆8番(長井孝介議員)  再質問に御答弁いただきました。

 時間がないので早口になるかもしれませんが,まず教育長,最後に答えていただきましたが,教員の話は難しい話であると思いますし,ルールもあると思います。一方で,岡山市では実は教員を今ふやそうと思っても人材確保が困難だというような実情もあります。非常に難しい問題ではあると思いますので,今後前向きに考えていっていただきたいなという要望にとどめます。

 図書館についてですが,これちょっと観点を変えましょう。

 教育理念っていうものももちろんですけども,岡山市は政令市になって4区に区割りされたんです。その地域間の格差というか不公平さっていう観点で見たらどうですか,中区だけ公立図書館がないっていう。そこに住んでる方々,一定数おられるわけですよね。市長もぜひ聞いていただきたいんですが,その方々が自分が住む地域だけないなあっていう不公平感を持ち,市に対して訴えるというのは真っ当じゃないですかね。これは図書館だけじゃないんですよ。例えば,消防だって地域格差を埋めるために行政がやるべきことをやっていく,学校もそう,いろんな場面で行政っていうのはそういう不公平感をなくしていく努力をすることが第一義的な仕事だと思うんですよ。

 それに対して,いやそれよりも公民館や移動図書館やというところは,それは順序がちょっと違うと思う。お金がなくても,やる努力をしなければいけないと思うから私は聞いてるんです。教育長はそう思わないんですかね。で,そう思う教育長が執行権者の市長と戦う姿を私はぜひ見たい。教育長は私はつくらなきゃいけないと思うんだ,でも市長がやってくれないんだ,これなら私たちだっていろいろ議論できるじゃないですか。でも,教育長がまず打ち出さないんであれば,私たちは何もできないんです。だから,お伺いしてます。

 いま一度聞きます。その地域格差,不公平感という観点から,中区の公立図書館要らないですか,要りますか,教育長どう思われますか。お答えください。

 あと,1項目めの専決処分について,また総務局長から答弁いただきましたが,ちょっとはぐらかされてる感があるんですね。違うんです。事情は僕もよく聞いて,調べて知ってます。その上で,人事委員会に当局が物申すことができなかったかもしれない。22日になったのを遅いじゃないかと言えなかったかもしれない。だから,客観的にでいいんですよ。人事委員会が遅くてお粗末だったと思ってらっしゃるのか,あるいは私たちの段取りが悪かったなあと反省してらっしゃるのか,あるいは私たちは29日に代表者会議を招集して,31日でも開きたいんですとお願いしたけども,まあえかろうと言った議会が悪いと思われるか,客観的にでいいんです。総務局長,お願いします。

 あともう1分切りましたが,懸案事項について私は次期選挙に出馬される現職の市長にぜひ答えていただきたかったんですが,なぜか副市長が代弁されましてちょっと寂しかったんですけど。懸案事項は,副市長の答弁ではなかなか難しい問題が絡んでましてって,それは懸案事項とは言わないんです。問題の難しさとかそういうことを言うんじゃなくて,市民感覚で早くしてほしいこと,大事なこと,あるいはこれはほうっておいては税金ばっかりかかるけども,何か工夫すれば銭を生むものになる,そういったチャンスを掲げているのが懸案事項だと思ってるんですよ。そういったものに対してトップがどのようなビジョンを持つか,それに対して私たちは,いやもっとこうじゃないか,市長賛成,そういった議論をするのがここなんですよ。だからこそ,懸案事項に対して市長の思いを,選挙前の最後の議会になるかもしれないこの場でお伺いしたかったんです。

 再々質問を終わります。

 答弁よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  長井議員の再々質問にお答えしますけれども,懸案事項はいろいろ別個に全部違います。操車場跡地,これはまたエックススポーツというのがありまして,旧深柢小学校の跡地は川崎とかいろいろ地元もあります。それぞれ違います。また,表町の三丁目劇場,これはまだ起債が残っております。私個人とすれば,ああいうものを我々がつくるということはいかがなものかと思っておりますから懸案事項にしておりますけれども,それぞれ違いますので,これはこっちは民民のあれもありますから,それぞれ条件が違いますからこれを解決しながら,だけどそれが解決したらどういうふうな都市ビジョンに基づいたまちづくりをやっていくかというのはもう既に考えております。今すぐここでどうするということは発表できませんけれども,ちゃんとやっていきますので,そういう意味で懸案事項でありまして,デジタルミュージアムも今,あのデジタルミュージアムが非常に利用者が少ないですね。いろんな催しをやってるのはあるんですけど,五十数億円かけてやって,毎年2億円ぐらいの損失になっているという。だから,これからそういうプロジェクトがある場合というのは本当に真剣に考えないと,コンサルタントにだまされないようにしないとだめだと私は思っております。私の率直な意見でございますので,懸案事項それぞれ解決していきます。

 終わります。



◎繁定昭男総務局長  専決処分について再度のお尋ねでございます。

 今回のような,人事院におきましても異例の調査ということでございます。そういった中で,タイトなスケジュールの中で人事委員会を含めて我々最善の努力をしてきたというふうに考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  図書館整備につきまして再度の御質問でございます。

 合併という新しい社会状況というものが生まれたわけでございまして,今それが区ごとの市民サービスがどうなのかということにつきましても検討しておるわけでございますが,そういう中でやはり図書館というものについて必要かどうかというものは考えていくべきものと考えておるわけでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして有井議員。

     〔49番有井靖和議員登壇,拍手〕



◆49番(有井靖和議員)  皆さん御苦労さまでございます。

 6月議会でどうしてもこれは聞いとかねば議会としても問題があると,残るんじゃないかということで,今回は行財政改革,そして雇用対策,無理・無駄,そして病院問題についてお尋ねいたします。

 行政改革と前副市長の更迭についてお尋ねいたします。

 1,市民の数人の方から,前副市長は金銭的にも何も岡山市に迷惑をかけていないのに市長に首を切られたと聞くが,議会としても聞き捨てならない。真実はいかがか。

 2,前副市長が関係した団体の借入金とその利子の書きかえ公債が,市長を先頭に,また当時の片山総務大臣のお力もいただきまして書きかえ,岡山市は改革に頑張っとるということで,それを認めてくれたということをこの本会議でも市長のほうから報告もあったところですが,前副市長が関与していた外郭団体はどこどこで,個別の金額として書きかえの金利,年度別にお知らせください。

 3,そして,市長が先頭になって一生懸命書きかえとともに金利の交渉をして銀行との話し合いが行われましたが,右腕とも言うべき前副市長はどのように努力され,市長の御期待に沿ったのか明らかにされたい。

 4,どうして議員の報酬の減額なのかということでお尋ねしておきたいと思います。

 先ほども人事院勧告とかというようなんがありましたが,私は岡山市の議員としての26年,総合政策審議会の総務・社会部会に値下げをすることを出したというのは,当時はまだ政令指定都市じゃありませんから人事委員会とかそういうものはなかったんですが,政令指定都市になったらそういうことになるんかなあと思ったんですが,値上げとかというような問題についてはそういうところへ,まあ昔はそういう報酬審議会とかというものがあって,そこへかけておったわけですが,値下げに関してそういうところにかわるもんが総合政策審議会,そういうところに提案されるもんかなあと思いましてお尋ねをしておるところです。

 私どもは,御案内のように2期以上の議員さんは再三報酬とか手当,費用弁償などもすべて廃止したわけです。ここでは,総合政策審議会総務・社会部会のほうから4万円減額をしろと,市長さんのほうもそうですが,昨今の私どもの周りでは車がすべて,市民の皆さん方の声を聞く。そういう上では,特に北区は建部から非常に広いもんですから,電話がかかってくれば行く,現場も見る,お話も聞く,それの往復を何回かするようなことで,特に燃料が月々変動するんです。いわゆる値上げという現状の中で,先般オンブズマンのほうからそれは半額しか見ない,あるいは携帯電話も3分の1しか見ない,さらに今回提案されておりますようなことで4万円も減額してくださるようなことでは,一体我々は特別職と言いながらも議員としてそれはもう生活はないんだろうか。私は,そういうことをふと,生活設計というものは議員はもうないんだろうかなということをお尋ねし,当局のお考えをお聞きしたい。総務局長,通り一遍の返答じゃあ,こりゃあおえりゃあしませんぞな。(笑声)

 雇用対策創出事業について。

 私は今回,積極的に雇用対策について趣旨とすれば大賛成なんです。事務職以外では,私は技術職のほうはなかなか集まらんのじゃないかなと,市の今考えておるような御期待に沿うぐらい,行列ができるぐらい来てくださらんのじゃないかという懸念を持って,一生懸命そういうものは頭へ入れながら頑張ってもらいたい。特に,一例を挙げますと,最近建設業界などに短期で必要なときにということで募集しても,技術を持っとる人はプライドがあるから,2カ月じゃ3カ月じゃというような雇用のところへは行かんのです。現実に,業者の皆さん方から聞いたら,来てくれんと。まあそういうような実態もあるんで,相当ここら辺には力を入れていっていただいて,せっかく国のほうもそういうものに力を入れようということで補助金もあるようですので,特にその点について心配がありますので,頑張っていただきたいな。

 次は,無理・無駄についてです。

 国民宿舎おかやま桃太郎荘が,平成14年4月に民間委託されました。その後,毎年水道管の漏水修理,まあ水道管が傷んどんでしょうな,何遍もここで水道管の大規模な,それから屋根の雨漏りが激しい。これも相当修理費をかけておりますが,決定的なのは平成19年1月に大規模な雨漏りがしてきた。根本は,御案内のように老朽化の対策が屋根のほうまで行ってなかった。そして,施設の安全・安心を維持するために多額の資金が投入されております。そういうことから,どねんもこねんもならんということで3月末に施設の休館となったんですが,そこで平成17年4月に指定管理者というものを設けて,平成19年には先ほど言ったように休館に追い詰められた。そっからさまざまな問題が発生しておるわけですが,ちまたではもう過去のもんとして葬られようとしている。

 こういうようなことも現実にあるわけですが,私はもう一つは今当局の皆さん方,局長を中心に一生懸命指摘したものについては動いておるようですが,例えばの例を言いますと,高松駅前の道路上に自転車があります。この間もけがしたんです,あれ。その前は,中村局長も現地を見て,こりゃ何とかせにゃあならん,事故が起きにゃあいいがなあ起きにゃあいいがなと思ようりゃあ,やはり事故した。ほんで,あれはどねんなりょんでというようなことで,もう無駄な時間をかけ過ぎる。JRとの詰めた話し合いもせにゃあならんのんじゃろうけど,岡山市が屋根ぐれえつぶすぐらいのお金を出したからというて,全体の命より重てえようなもんじゃないと思うんよね。例えばの例を挙げれば,そういうような。まあそういうことで,私はもうちょっと,せっかく来られて危ないものを見て,その後はやりましょうやりましょうと言うて一向に,そういうことじゃあ余りにも無駄過ぎりゃあせんかな。

 それから,先ほどの問題へ返りますが,桃太郎荘の問題については,指定管理者を設けたばっかりに3,000万円から補修しとるわけです。あるいは,予算以上のものを備品の取りかえに使う,工事費として使う。何と7,470万円余の修理費を屋根以外で使っとるような,まさに無駄の典型的なもんじゃと思うんです。

 その後,新しいものがあそこへ相当入っていっとんですが,あれがどねんなりょんかなあ。備品とするならば,早く何らかの方法でお金にかえていく方法はないんじゃろうかな。

 平成14年以前の公社の備品は,管理者がやめる上で持って帰ってしもうとん。どこへ持って帰ったかわからんのんでしょ。管理者のところが持って帰っとんか,あるいは前の建設公社のほうの財産として持って帰っとんか。そのように思えんのんじゃなあ,あれ。公社がそねえなもの,皿持って帰ったり……。私は,そういうような時間がたっていけば,まあこれはまた再質問でしますから,これはここまでにしときましょう。(笑声)

 次は,病院についてお尋ねをしておきます。

 私は,市長さんが再三ここで決意を申し述べられておりますように,市民病院については現在,建てかえるということについては慎重にし,利用される皆さん方にとって不安がないように医師,施設整備を充実していきますと,こういう新たな決意を何遍か聞いております。

 そこで私がちょっとお尋ねしたいのは,市民病院を,複数の利用者の方から耳にしたんですが,高谷市長はなくしてしまうんじゃないか,そういうデマが私の耳に入ってきました。私はこれは誤っとりますから違いますよと,しかしながらそこを私が聞いたところだけで終わっとんならいざ知らず,私はこれは無視ができんのじゃないかということで,市長さんみずからの声で,もう一度市民の皆さん方にお訴えをお願いしたいなと思っとります。

 金川病院の問題につきましては,熱心な担当者が私の意見をよく聞いてくださって,いろいろと動いてくれましたので,これはしばらくちょっと様子を見ながら,国立病院の一施設として利用していただけるように頑張っていただきたいなと,このように思っております。

 第1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  有井議員の天野前副市長の退任についての御質問にお答えいたしますけれども,天野前副市長は,私自身が市長に就任しまして,その当時は助役ということでありましたけれども,助役に任命し,そしてそのまま副市長になったわけでありますが,その退任の事情につきましては,御質問にもある借入金の問題とか,あるいは事業における判断など今後の市政運営に支障を来すと考え,私から後進に道を譲るべく交代してほしいと申し出たものでありまして,天野氏がこの申し出に応じ辞任されたものであります。

 このたび市長選に出馬されるとのことでありまして,首を切られたとかなどという話が出ているのであれば,大変残念であると思っております。首を切ったわけではありませんけれども,そのようにお願いをいたしました。

 それから,市民病院につきましては,私は当初から市民病院が要らないとかということではなくて,そのまま操車場跡地に建てかえるということがいろいろ話題になっておりましたから,今の公的病院のあり方というもの,また今の岡山市の病院力の現状を踏まえて,市民病院の役割をもう一回考えてやろうということで,その中で今岡山大学との岡山型ER,岡山大学と連携して総合医療センター構想という中で市民病院のあり方を考えていこうということになっておりますので,どうぞ御安心をいただきたいと思います。それまで松本病院事業管理者も全力で,職員,お医者さん一緒になって救急場のところも多少お金をかけてこぎれいにして,市民病院を存続させるように今頑張ってくれておりますので,市民の皆様の利用がいよいよふえておることは大変いいことだと思っておりますので,御安心いただきたいと思います。

 以上で私の答弁は終わらせていただきますが,その他につきましては各担当からお答えをいたします。

 よろしくお願いします。



◎繁定昭男総務局長  行財政改革についての項の中で,議員報酬についてのお尋ねでございます。

 特別職の報酬等につきましては,平成8年から改定していなかった等の現状を踏まえ,平成20年7月10日に総合政策審議会総務・社会部会に諮問をいたしました。今の岡山市が置かれている厳しい財政状況の中,他都市の状況等も参考にしながら,当然のことながら市民の方々に理解と納得をいただけるというようなことなどを踏まえた上で,特別職の報酬等について御審議をいただいたところでございます。計4回の御審議の上,8月13日に答申をいただいたところでございます。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  前副市長が関係した団体の借入金や借りかえの金利につきましての御質問に,岡山市土地開発公社の関係につきまして市長答弁以外をお答えさせていただきます。

 天野前副市長は,平成17年10月19日から平成20年3月31日まで岡山市土地開発公社の理事長の職にありました。

 次に,岡山市土地開発公社の各年度当初の借入状況でございますけれども,平成18年度当初に借入総額が414億5,600万円,平均の金利では0.421%となります。また,平成19年度は403億1,700万円,平均の金利が2.029%となります。また,平成20年度につきましては365億5,200万円の借り入れで,平均の金利が1.515%となっております。

 平成19年度当初の金利が高いのは,借り入れたものの中に2.875%のものが含まれていたためでございます。当時,借り入れている他の金利と比較して高いと思われた高谷市長が,みずから他の銀行と協議しまして1.85%で借りかえをいたしました。借りかえ後の平均の金利につきましては1.709%まで低下し,この金利差を年ベースに置きかえますと,約1億2,000万円の違いとなります。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  行財政改革の項のうち,前副市長が関係した団体の借入利子,金利についての御質問のうち,市民局関係についてお答えいたします。

 天野前副市長は,平成17年12月1日から平成20年5月30日まで,財団法人岡山市スポーツ・文化振興財団の理事長の職にございましたが,財団法人岡山市スポーツ・文化振興財団の借入金はございません。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  行財政改革についての項で,天野前副市長が関係した団体の借入金と利子,借りかえと金利についてのお尋ねについて,保健福祉局関係についてお答えいたします。

 天野前副市長は,平成18年1月31日から平成19年4月21日まで,財団法人岡山市勤労者福祉サービスセンターの理事長の職にありましたが,財団法人岡山市勤労者福祉サービスセンターの借入金はございません。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  行財政改革の項で,前副市長が関係した団体の借入金と利子はについて,経済局関係についてお答えをいたします。

 天野前副市長は,平成18年7月14日から平成20年3月31日まで,財団法人岡山市水産協会の理事長の職にありましたが,当該協会の借入金はございません。

 次に,無理・無駄についての項で,国民宿舎おかやま桃太郎荘についての一連の御質問がございました。

 昭和50年に開業いたしました国民宿舎おかやま桃太郎荘は,平成19年1月の大規模漏水事故を契機にさまざまな検討を総合的に行った結果,国民宿舎事業といたしましては一定の成果を上げており,市としては,今後国民宿舎継続のための新たな大幅な公費投入は行わないという方針のもとに休館をいたしているところでございます。

 この桃太郎荘の施設についてでございますが,平成16年秋の台風や平成18年6月の集中豪雨による雨漏り,平成19年1月の給湯管からの大規模な漏水などがあり,予想外に施設の老朽化が進み休館することとなったものでございますが,特に施設の老朽化等について十分な対応ができていなかったものと思われます。

 この桃太郎荘の備品など再利用が可能なものにつきましては,他の市有施設に呼びかけて再活用あるいは売却等も含め検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  雇用対策創出事業についての項で,成功してほしい短期雇用計画の中,短期雇用は特に建設関係者は望んでいないようだが,頑張っていただきたいとのお尋ねでございます。

 建設関係の業界におきましては,長引く不況の上,さらにさきのリーマンショックにより雇用状況が一層厳しさを増しております。

 現在,岡山市内のハローワークにおいても大勢の失業者が職を求めて登録をしていると伺っております。これらの方々は,当然長期の雇用を望んでいるものとは思われますが,国の緊急雇用創出事業の制度から短期雇用とならざるを得ません。そのため,ハローワークでの求人のみならず広く広報し,一人でも多くの方々から応募していただけるよう努力してまいりますので,市議会議員の皆さんにおかれましても,該当の方がおられましたら御紹介いただくなど,御協力をお願い申し上げます。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  無理・無駄についての御質問のうち,高松駅の駐輪場ということで御質問をいただきましたので,お答えを申し上げます。

 吉備線備中高松駅の駐輪場でございますが,これは地元の方から要望をいただいていたという経緯がございまして,御要望いただいたところがJRの用地だったということもありまして,JRのほうに無償で貸してもらえないかという話をしておりましたら,その旨の意向が示されたもので,事務的にいろいろ協議を進めていたわけでございますが,このほど事務的な協議がおおむね終了いたしましたので,これから具体的な用地の使用契約とか工事に入って,一日も早く完成させるよう努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔49番有井靖和議員登壇〕



◆49番(有井靖和議員)  再質問させていただきます。

 何か借り入れはありませんじゃ何じゃというんだけはよう聞こえたんじゃけどな。私は,市長さんの御答弁の中で,支障を来すというようなことがあったんでやめていただきたいということでした。そこで,今のようなんだけではない,この公社の借り入れ以外にも,私は先般,高裁の判決が出て,自治組織に関する検討委員会の要綱の中の,実際にはそういうような問題,あれが29万……。いけないということで判決があったところです。どうしてあんなんが,あれは萩原前市長のときじゃなかったかなと思うんです。それで,一審で負けて高裁へ控訴した。それから,高谷市長さんの出番があったと思うんです。したがって,決裁された,高裁へしても負けますよというような声もあったはずなんです。私は,市長に迷惑かけとんじゃないかなというような,その当時も耳にしとるところです。

 あるいは,リットシティの減資の問題についても,当然この議会に報告して判断を,議会の議決をいただかにゃあいけんのに,私は何かそれもできてなかったような感じがしております。ただ,副市長の天野さんだけの判断では,しかしこの議会の本会議でそれを指摘される声も聞かなかった。あるいは,デジタルミュージアムの喫茶店で,岡山市のOBの人が後はわしここをするんじゃという,名前はまあちょっと上げんほうがよろしいんで,当時の助役さんが非常に安く貸そうとされておるということも耳にしておったところですが,それで市長には非常に心配をかけたといううわさも聞いておるが,こういう真実ですね,これについて。また,一番決定的なのはこの議会へも報告しないという,これが市長さんが言われとる運営上に支障を来して,いろいろ問題があったからお引き取りをお願いしたいという意味かなあというように思っとんですが,そこら辺を再度お聞かせください。

 それから,議員の給与の減額,総合政策審議会に何で特別職の市長さんや副市長さんのを出す必要もない,みずから自分が減額しますと言やあ終わりなん。私どもは,何遍となくこれはいろいろな手当なりあるいは報酬の本給も,当時の議長のあれで下げたこともあるんです。そういうようなことで,私はその判断に誤りがあったんじゃないんかなと。物価も上がり,これで報酬を上げにゃいけん,あるいはそのほかのいろいろの問題で上げにゃならんとかというんなら,そういうこの政策審議会へかけてというのも理解はできんことはないんじゃけど,下げることに対してそういうような総合政策審議会に我々議員の,今まで建設的にやってきたものが,余りにも無視されてきとんじゃないことでお尋ねしとんです。

 それから,無理・無駄のところで,基本が正しかったんじゃと言われたら,もう息ができんのです,私は。これは,当時私が経済局関係へおったときに,平成何年,ずっと年度があるんですが,修理修理修理修理で,修理というよりもうかえにゃあいけんと,これはもう修理してもいけんということで,当時10万円超えたら岡山市がそれをせにゃあいけんということに契約上なっとるわけですね。そしたら,不思議なんですわ。10万円でぎりぎりはないんですよ,10万5,000円とか。湯沸かし器をかえるのに10万5,000円とか,あるいはそっから上へ上へですわ。それでもうどんどんどんどんそれがかえられていっとる。今,東京のほうへ当時の担当者が行かれとりますけど,それで私は委員会で物すごくこれを厳しく指摘したんです。業者が言うたからというてすぐしょうたんじゃあかなわんぞということで。そういう中で,平成14年1,313万2,000円,あるいは平成15年はぐっと下がって376万円,平成16年には1,749万3,000円。これはこの修理費なり工事費の予備費が足らなんだんです。補正組んだんです,これ。それでずっと調べりゃあもう業者の言いなり。そういうようなことで,私はここで厳しく指摘したんです。そんなことじゃったら担当者にかわってもらわにゃいけんぞいうことで。

 それから,平成17年300万円以上,あるいは平成18年もそういうものを取りかえたり工事が残って,それを何とかしますと先ほども答弁がありましたが,今あっこの屋根の下へあるんです,そういうかえたもんが全部。ほんなら,僕が指摘せなんだらまだ置いとるはずなんです。あれはひょっとしたらのうなっとるかもわからん。

 さらにつけ加えて言うと,あそこへエレベーターつけると言うた。部長以下,議員も必要なとこう言うた。私はもう大反対したんじゃ。何がエレベーターやこうあねんなところへ要りゃあということで。しかも,あそこは岡山市のだけじゃなしに,国の指定になっとるわけじゃから,周辺が。そういうようなことで,最後私は本当にこんなに無駄なお金を使う必要ないということで取りやめた経緯があります。そういうようなことで,あそこへまだエレベーターやこうつけとったらどねえなるんですかな。

 そういうようなことがあったということを報告しながら,もうちょっと真剣に,高谷市長は1円を大切にしていこう,無駄なお金を使うまあということで頑張られておるんですが,引き続きそれは大事にしていただきたい。一方で,こういうようなこともある。そういうようなことで,私はまだまだ言いたいことはたくさんありますが,こういうような中でやむを得ず,やむを得ずと言うけど議会も承認したんじゃから,これを忘れちゃならんということを重ねて申し上げておきたいと思います。

 無理・無駄のところで,中村さんもよう頑張られたなあ。JRとくだらん……。JRの土地じゃ言うけど,あれは高松町時分,岡山市と合併する以前にあそこはちゃんと買っとったんよ。そして,高松の町の時分のものは,手続をとらなかったらそのまま岡山市にとこうなっとる。これはもう手続とらなんだら町のものでも岡山市のものになってしもうた。したがって,ここはもうJRから無償でして,あっこの自転車預かるあれへ町がお金を入れて有料でしとったんよ。したがって,今さらJRへ聞くじゃ何じゃという必要はないんよ。それで私が残念ななあと思うのは,けがをせなんだらおえんのんかなと,こう言よんじゃ。危ないぞ,危ないぞと言ようったらとうとうけがした。ことしは新入社員がふえた,それから学生さん,まことに道路の真ん中へあるんじゃから。けがをするなというほうが無理で。まあ亡くならなんでよかったなあという思いをしておるところですが,そういうことでこれは答えんでもいいから,一日も早くあれをしてください。お願いをしておきます。答えは要りません。

 市民病院の問題はよくわかりました。しかしながら,こういう時期ですから,そういう宣伝というか,悪いほうへ悪いほうへ行く医者の車じゃありませんけどな,悪いほうへ悪いほうへ言われ,現職はそりゃあなかなか聞き捨てならんことを,私もちょろちょろせにゃあいけんで,あっちこっちちょろちょろちょろちょろしょうりゃあ聞くんで申し上げたところですが,発展的に市民病院をしていただいて充実させていただきたいなと思っとります。

 雇用対策については,一番そういうところを心配しとるところです。技術者というのはプライドを持っとるから,短い期間はなかなか行かれません。事務職系は行かれますけど。その点を十分気を使って雇用ができるような方法で,岡山市のこれからの雇用177億円,こういう予算が使えるようにしてくれにゃあいけん。そしたら,また景気がようなるんじゃないかな。残りましたぞなというて決算委員会やこうで言わさんようにお願いをしたいと思います。

 以上,何点かお聞きしました。これについてお答えをお願いしたいと思います。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  議員報酬について,総合政策審議会に出すべきではなかったのではないかとのお尋ねでございます。

 議員報酬の額の決定に当たりましては,第三者機関としての公正な意見を聞いた上で条例を議会に提出すべきとされていることから,総合政策審議会に諮ったわけでございますが,その理由としましては,先ほども御答弁いたしましたように,前回からの改定から12年を経過していること,その間の社会情勢も変化していることなどから審議会にお諮りしたものでございます。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  まず,リットシティの問題で減資の問題につきまして,議会報告もせずに判断したという御質問でございます。

 この点につきましては,先般総務委員会のほうで御報告いたしましたとおり,当時の天野助役において最終的に判断されたものというふうに承知しております。

 また,市民病院の建てかえにつきましては,先ほど市長が御答弁しましたとおりでございますが,今後(仮称)岡山総合医療センター構想を具体化する中で,適宜にまた市民や議会の皆様に丁寧にしっかりと御説明していきたいというように思っております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  デジタルミュージアムに関する御質問にお答えをいたします。

 平成18年10月当時,デジタルミュージアムの売店並びに喫茶店,これの経営者の公募に際しまして,市内部での意思決定に不十分なところがございまして,混乱を招いて御迷惑をおかけしたという事実がございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  あとは要望でよろしいか。(発言する者あり)



◎難波巧経済局長  国民宿舎おかやま桃太郎荘について,修理がこれまで市の負担でかさんだ状況,それから現地にある備品についての状況についてお尋ねをいただきました。

 国民宿舎おかやま桃太郎荘につきましては,平成14年度が1,313万円,それから平成15年度が376万円,それから平成16年度が1,749万円,平成17年度が321万円,それから平成18年度が342万円というふうに各年度市負担での修繕工事を行っておりまして,この間の工事費の合計が約4,000万円超ということになっております。

 現在,この中にございます備品につきまして,再利用が可能なものについては先ほども申し上げましたが,他の市有施設に呼びかけて再活用,あるいは売却等も含め検討してまいりたいと考えておりまして,また指定管理者あるいは岡山市建設公社の中にある備品につきまして,一部撤去したものもございますけれども,市の設置したものはこの国民宿舎の中に休館前と同様の状態にあるというふうに確認をしてございます。

 以上でございます。

     〔49番有井靖和議員登壇〕



◆49番(有井靖和議員)  時間もありませんのでお昼にやめたいと思います。

 再々質問をさせていただきます。

 企画局長,ちょっと僕は病院のことについては聞いとりゃへんのよ。検討するや何じゃというて,それはもう市長が前向きにやろうということで,今は時期尚早と,中を充実したいということじゃから,もう理解したんじゃ。

 リットシティの問題で,総務委員会へ言うたと。言うたら本会議で言わんでも,そんなことはみんなにちゃんと言うべきではないんかな。言うただけでその責任は免れるんかな。あるいは,喫茶店のスペースの問題,そんなもんじゃないじゃろう。それなりのそれに対する報酬というか,あれは我々以上の者が責任があるから,市民の税金をお支払いしとるんだから,そんなもんじゃないと思うよ。あるいは検討委員会の問題。慎重にそういうものを上げて,わしは何も悪いことしとれへんのに,間違うたことしとれへんのに,高谷市長に首を切られたんじゃというようなことがあったとして,私は本人から直接じゃないが,ずっと回っとったらそういうことを,有井,こういうことを聞くんじゃがどねえなんならとこう言うから,それは聞き捨てならんなということで聞きょうるんだからな,そういうことで。

 それから,国民宿舎についてはやっぱり議会へ報告してもらいたい。これは経済局関係では委員会の中で詳細にやっても結構ですから。それでもいいですから,やっぱりこれは我々もきちっと聞かせてもらって,無理・無駄のないように,税金を大切にしていただきたいなということを言っておきたいと思います。

 最初のリットシティと,あるいは喫茶店の問題や,あるいは検討委員会の問題,こういう点で責任はないんかということを聞いておりますので,それだけちょっと答えて。



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎進龍太郎企画局長  リットシティの問題につきまして再々質問をいただきました。

 先ほど御答弁申し上げました,総務委員会で御報告したと私申し上げましたけれども,この2月議会でこの件について議論いただいたということで前置きをさせていただきましたけれども,御質問の点,当時の天野助役がこのリットシティの減資の問題を議会報告せずに判断したという点については,そのとおりであるというふうに承知しております。

 以上でございます。



○宮武博議長  責任はあるんかねえんかと聞いとるが。責任はあるんかねえんか。喫茶店のスペース,責任あるんかねえんか。



◎進龍太郎企画局長  このリットシティの問題につきましてですけれども,最終の判断を天野助役がしたということでございますので,最終判断の責任というものは出てくるものというふうに考えてございます。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  デジタルミュージアム内の喫茶店に関する再々質問にお答えいたします。

 岡山市デジタルミュージアム条例におきましては,ミュージアム内の喫茶店並びに売店等の使用料につきましては,岡山市財産条例の規定による額の範囲内で市長が別に定める額というふうに規定されております。

 当時,天野前助役のほうで市場に比べて安価な額でこれの公募を決定されておりますが,その際に市長のほうの判断を仰いでなかったということでございます。

 以上でございます。



○宮武博議長  答弁の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。

      午後0時1分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後1時11分開議



○宮武博議長  午前中に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして崎本議員。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  それでは,通告に従いまして質問を始めさせていただきます。

 まず,今求められる経済・雇用対策について質問します。

 まず,現状認識についてです。

 6月16日,日銀総裁は6月月例報告で下げどまりつつあるとしながらも,景気の先行きについて個人消費など最終需要の動向に大きく依存すると指摘し,個人消費の回復を注視しています。その点では,景気の回復力は弱いとの判断です。政府は底打ち宣言をされましたが,市民の実感とは違うんじゃないでしょうか。

 岡山市は1月に対策本部を設置し,現状を踏まえながら対応策を講じているとのことですが,本当にそうなっているのか質問をさせていただきます。

 1,市長は所信表明で雇用情勢が急激に悪化しているとの認識を示されましたが,岡山市の状況をより詳しくお示しください。底打ち実感をお持ちでしょうか。

 5月29日開かれました対策本部資料をここに手にしております。この資料の中には日銀岡山支店の動向報告がつけられております。個人消費は弱い動き,県内企業の設備投資は減少,住宅投資は低調,公共投資は低調,雇用者所得は減少,企業倒産は倒産件数,負債ともに大幅に前年比を上回ったとのことでございます。

 中小企業振興室の相談資料を見ますと,平成20年度は前年比で7倍とふえておりまして,今つなぎ融資で懸命にしのいでいる,そんな状況が見えております。

 非正規労働者の雇いどめ等の状況では,全国では21万6,408人が雇いどめされ,そのうち13万5,065人──全体の62.4%が派遣労働者です。さらに,そのうちの約半分の人の調査で3%の人が住宅も奪われています。岡山県では4,215人が雇いどめされ,うち派遣労働者は3,301人です。住宅のない3%というのは約100人ということになるのでしょうか。

 有効求人倍率は平成21年4月岡山管内で0.73倍,西大寺管内では0.51倍という数字を見ますと,再就職の厳しさがわかります。完全失業者数は4月でついに5%に悪化しています。この資料を対策本部では共通認識をされ,対策が議論されたと思いますので,以下質問します。

 1,個人消費の拡大が必要なのに,政府は消費税増税──8年後には12%とこういう内容ですけれども──を方針で打ち出しておりますけれども,内需拡大を抑制するとお思いになりませんか。国に対しては増税でなく,せめて食料品非課税を進言するお考えはありませんか。ばらまき一瞬,増税一生,このことに市民は不安を感じていると思います。

 2,雇用創出事業で今回雇用計画が出されていますが,福祉事務所や介護保険課などの業務は正規雇用できちんと対応すべきではありませんか。正規雇用という雇用対策については対策本部では議論されていないのでしょうか。

 福祉事務所のケースワーカーの数ですけれども,社会福祉法第16条第2項の定める基準に対しまして,この4月1日でマイナス14,14人足りない,こういう状況です。御所見をお聞かせください。

 3,公共事業の前倒し執行について,平成21年度の上半期の契約率8割を目指し,最大限努力すると決定しているわけですが,そのためにとられる対策は何ですか。発注事務を手がける職員をふやすんですか。対策本部の議論内容をお聞かせください。

 さて,有効求人倍率,岡山県で0.59倍のもとでは,失業しますと再就職が困難な状況が続きます。自治体はセーフティーネットをつくって,再スタートのサポートをしなければなりません。

 そこで質問。

 4,派遣切りに遭った人々の住宅確保,相談事業について,対策本部ではどんな真剣な議論がなされているのでしょうか。5月29日開催の本部会議の討議内容をお聞かせください。

 5,大供地区にあった民間銭湯が廃業をいたしました。夏場にふろもない空き住宅をそのまま提供するのではなく,ふろないしシャワーの設置をすべきではないでしょうか。

 6,住宅を失った人のために,市立青年の家などを活用してシェルターをつくることを,5月27日に派遣・労働者支援センターが求めておりますけれども,そのことは5月29日の対策本部で検討されたのでしょうか。

 7,シェルター設置の担当課はどこですか。所管を明確にしていただきたいと思います。

 8,国の派遣労働者保護対策や住宅・生活支援費の活用というのはできないのでしょうか。

 9,市がシェルター設置をしないのであれば,市民団体が実施しているシェルター運営に実績に応じた補助はできないのか。野宿生活者を支える会の情報では,30代から40代の野宿者が増加しているとのことをお聞きしておりまして,市の対応が問われていると思います。御所見をお聞かせください。

 この項最後に,小規模修繕契約登録制度(仮称)の提案をいたします。

 かつて,楠木議員も取り上げられたと記憶しております。我が党市議団は毎年予算要求をしていることですが,この間各地の調査をいたしまして,経済対策として有効だと確信をいたしました。小規模事業者登録制度の実施は,46都道府県411自治体──全市町村の23%──に広がっております。政令市では,広島市,千葉市,横浜市,新潟市,京都市が実施をしております。県内では,笠岡市,倉敷市,玉野市が実施している状況です。

 工事金額の上限は50万円,100万円,150万円などさまざまですが,学校,保育園,住宅などの修繕が素早く対応でき市民にも喜ばれており,不況のもとでの仕事がない小規模業者への支援となると思います。登録しても仕事がないとの不満はあるけれども,指定業者との関係でトラブルというのもないようです。岡山市もぜひ制度導入を検討していただきたいと考えます。御所見をお聞かせください。

 次,感染症についてです。

 2月議会で私は新型インフルエンザ対策について取り上げ,必ず流行は起こる,起こったときの被害を最小限に抑えることが対策の中心だという観点で質問しました。

 現在,H1N1の弱毒性の新インフルエンザについて,WHOはレベルフェーズ6として世界的大流行の状況でございます。南半球では流行が拡大をしています。国内でも,もう毎日毎日,県も広がってますし人数もふえているんですが,6月19日現在で32都道府県729人の感染という状況です。そのときから本日までに2県広がっております。岡山市でも必ず流行が起こるでしょう。秋から予想される二次,三次の流行への対策と強毒性を含めた対応の行動計画が早急に必要です。

 そこで質問は,1,今回の弱毒性新型インフルエンザへの今日までの対応を踏まえ,?命を守るに十分な体制となっているか,?社会活動への影響についての対応の必要性,?自治体業務の継続計画の策定,この3つの視点から岡山市の現状と課題についてお聞かせください。行動計画はいつ示されますか。

 2,感染拡大を防ぐためには,症状が出たら速やかに受診できるよう,医療費負担を軽減するなどの超法規的な対応が必要ではないでしょうか。国に求めるべきだと思いますが,いかがですか。

 3,地方衛生研究所の必要についてどのようにお考えでしょうか。ないのは政令市で岡山市だけですよね。御所見をお聞かせください。

 次に,細菌性髄膜炎の予防について質問をいたします。

 先日,竹之内議員が詳しく質問をしてくださいましたが,少し角度を変えて質問をさせていただきます。

 細菌性髄膜炎は,死亡率は5%近く,完治例は8割未満,Hibウイルスにより発症しますが,ワクチンで予防できるんです。Hibワクチンというのは,細菌性髄膜炎だけでなくて,喉頭蓋炎などの重傷の,特に赤ちゃんから3歳までの子どもたちが対象ですけれども,Hib感染症から守ってくれる画期的なワクチンです。

 1993年にHibワクチンを導入したデンマークでは,2007年には発症がゼロになったと報告されております。竹之内議員御指摘のとおり,任意接種で100%自費の現在,1回7,000円から8,000円ですから4回接種が必要なので約3万円かかるわけです。大垣市,荒川区,渋谷区など一部自治体で補助制度をつくっています。岡山市もHibワクチン接種補助制度をと,これは強く要望しておきます。

 そこで質問ですけども,1,現在当局が実施自治体の状況で調査しておられることがあればお知らせいただきたいと思います。

 2,国に対して,ワクチンで防げる病気はワクチンで防ぐべきと求め,定期接種の制度化とワクチンの供給不足解消のため取り組むよう要望していただけませんか。御所見をお聞かせください。

 次,市民病院の建てかえ充実についてです。

 午前中,有井議員が質問なさいましたけれども,私は内容がわからないことも多いので質問させていただきます。

 市長は,前市長が計画していた北長瀬への市民病院の移転建てかえ計画を中止なさって,新たな公立病院のあり方を検討中とのことでございます。

 そこで質問1,自治体病院の存在意義は,新型インフルエンザの流行の時期にあってますます明確であります。名前をたとえ(仮称)岡山総合医療センターに変えようとも,市民病院は400床の病床つきで建てかえ充実がされると,そのように考えてよろしいでしょうか。

 2,あり方についてです。このセンターには今と同様,いや今以上に断らない救急,小児科の充実,福祉との連携では乳児院不足への対応,産科体制の確保とともに,現在の病床数の確保がどうしても必要です。どのようにお考えですか。新しいあり方には何がこれに加わるのでしょうか,お聞かせください。

 3,感染症病床は何床をお考えですか。新型インフルエンザへのこの間の市民病院の対応も含めてお聞かせください。

 4,看護師確保のために院内保育園も設置されますか。

 5,所信表明で,岡山大学からの初期臨床研修医とは,正確には私は岡山大学病院の研修医が救急の研修,地域医療の研修に市民病院に来る,こういうことかなと受け取りましたけれども,正確にお知らせください。

 次,特別支援学級設置についてです。

 特別支援の必要な子どもたちがふえておりまして,市内の幼稚園,保育園,小・中学校等では懸命の対応に努力しているところです。

 市教委は,たとえ一人であっても必要との考え方で,特別支援学級の新設要望を県教委に対して求めておられます。しかし,県教育委員会は1人での設置を認めず,全県で見ますと平成19年度末に,小学校で全県で89の申請に対して48の設置,中学校でも50の申請に対して27の設置しか認めておりません。平成20年度末では,小学校で77の申請に対し46の設置で前年よりマイナス2,中学校では60の申請に対し26の設置しかされませんで,前年比マイナス1となっています。

 県教育委員会の対応はひどいと私は思います。岡山市の平成20年度末を見ますと,小学校で3校の設置が認められず,中学校では6校が認められなかったため,やむを得ず地元学校に行けず近隣の学校に変わらざるを得なかったり,情緒学級がふさわしいのに知的学級での対応をしたり,特別支援補助員でサポートしたりなどの苦労が続いているわけです。人間関係をつくることが苦手な児童・生徒にとって,サポートしてくれる友達と離れてしまう,全く違う環境に置かれるハンデははかり知れません。

 そこで質問は,1,国も市も,たとえ一人でも必要ならば特別支援学級の設置をするべきと考えていると認識しておりますけれども,県教委はどのような見解なんでしょうか。教育長は県教委に直接かけ合ってくださっていますので,どんな説明があったのかもお聞かせください。

 2,学級設置がされなかったことによる子どもの状況について,把握している現状を具体的にお知らせください。

 次,中区福祉事務所の充実を願っての提案をさせていただきます。

 本年度,当初予算で中区福祉事務所が建てかえ充実されるための設計予算が可決されております。そろそろ設計の発注がされる時期だと思います。住民は,プライバシーも守れない現在の劣悪な福祉事務所が改善をされる,本当にうれしい,よかったと期待していると思います。

 福祉区単位の保健福祉ネットワーク協議会が立ち上がり,福祉事務所は今後ネットワークの拠点施設としての機能が求められます。4月から,こども総合相談所やこころの健康センター,障害者更生相談所の開設に伴い,その地域の窓口の一つが福祉事務所であります。

 私は,生活保護申請や精神保健,児童虐待などの増加を肌で感じております。そこで,昨年とことしの4月時点の相談数を調べてみました。

 例えば生活保護,全体では相談件数が222件だったものが362件へ,中区だけとってみますと56件だったものが77件へ激増しています。

 新規の子ども相談は,4月,5月の2カ月のデータの比較ですけれども,全体では44件だったものが151件へ,中区では12件だったものが28件へと,これまた激増しているんです。相談体制が充実すればもっとふえていくと私は思います。きちんと相談に乗ってくれる,そう市民が信頼を寄せれる福祉事務所であってほしいと願っております。

 中区福祉事務所は,保健センターや地域包括支援センターとの連携は不可欠です。市民サービスセンターも併設をされる予定です。現在の市民サービスコーナーの利用数は,平成20年で月平均2,363人です。1日に直すと78件ですけど,愛育委員さん,民生委員さん,児童委員さんの出入りもふえることは間違いありません。市民のニーズにこたえるために相談室も駐車場も利便の確保をお願いします。

 そこで質問します。

 1,相談室は何室確保されますか。最低7室は必要と思いますが,どうお考えでしょうか。

 2,駐車場は夏休みのプール開設時期の不足が言われています。テニスコートの利用もふえているので,相談件数の増加や職員,市民サービスセンターの利便を考え合わせて,可能なスペースの確保をすることがベターだと私はそう思っています。

 そこで提案したいのは,桜橋地内にある市所有の未活用用地と,中区福祉事務所予定地の隣接している民間駐車場との等価交換をしてはどうかということです。市民局,保健福祉局,人権担当局が関係してきますが,もしこれが実現すれば,市としては未活用用地の解消ができることとあわせて市民の利便を確保することができ,一石二鳥だと思います。もちろん相手のあることですが,関係地権者と協議して可能性を探ってみてはいかがでしょうか。市長にお願いいたします。

 最後に,江並地域の産廃施設問題を考えるです。

 現在,江並地域では,産廃処理施設反対の署名運動が連合町内会挙げて取り組まれております。

 準工業地域となっているけれども,建設予定地周辺はまさに住宅地であり,安心して住めるまちづくりのためには計画を変更してほしいとの願いのこもった取り組みであります。

 業者の開いた説明会では,中間処理ではなく積みかえ保管場所とのことでしたが,騒音,ほこり,振動,排水など生活環境への影響は必至であることを確信させるものでした。業者側も,住民の皆さんの声を無視して強行することはしないとの態度を示していますけれども,この問題を通して幾つか質問をします。

 1,中間処理は近隣同意が要るが,積みかえ保管場所は必要ないと,こういうことになっていますよね。このケースでも確実に生活への影響が出ると思うんです。そう思うんですが,現在の岡山市の条例,施行規則,指導要綱のいずれでも積みかえ保管場所は事前協議の対象から外されております。その理由をお聞かせください。

 2,積みかえ保管場所も事前協議の対象とすべきではないでしょうか。

 3,江並地域は準工業地域です。しかし,実態は大半が住宅地域です。かつて,住宅のど真ん中にあったリサイクル施設が大爆発を起こしたとき,鉄骨が民家の屋根に突き刺さっていた光景を私は今も忘れることができません。けが人も死亡者も出なかったのはまさに奇跡でした。

 江並地域の住民は,準工業地域を住宅地に変えたいと願っている人が少なくありません。私は,一定の地域の地権者同意で地区計画などを活用して,良好な住環境を守ることは可能だと考えております。どのような条件のもとでそれが実現できるのか,当局の見解をお聞かせください。

 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  それでは,崎本議員の御質問にお答えいたします。

 新型インフルエンザ対策についてのお尋ねですが,このたび流行したインフルエンザは弱毒性だったために,国が策定した行動計画の想定と,結果として相違していたこともありました。幸い,これまでに岡山市内,県内で発生は確認されておりませんが,引き続き県や医療機関と連携しながら,医療体制の整備を進めてまいります。また,市民の方に正しい最新の情報を速やかに発信し,不安の解消に努めてまいりたいと考えております。

 そのほか,岡山市内医師会連合会に協力をいただき,市内の70医療機関からインフルエンザ様疾患の疾患数を毎日報告していただき,市内での流行の動向や集団発生の迅速把握に努めてきましたが,今後も早期把握に努めてまいります。

 これまでの対応における課題等をしっかりと分析しながら,防護服などの備蓄や,外来・入院両面の医療体制を整えて,秋から冬にかけて発生が予測されている第2波に備えてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えをいたします。



◎進龍太郎企画局長  市民病院の建てかえ充実について数点御質問いただいております。順次お答えいたします。

 まず,市民病院は建てかえ充実がされると考えてよいかとの御質問です。

 市民病院の建てかえにつきましては,ゆうあいクラブの田中議員にお答えしたとおりでございます。

 続きまして,乳児院や小児科の充実,産科体制の確保とともに,現在の病床数の確保が必要だが,どのような考えか,また感染症病床について何床考えているか,それから院内保育園も設置されるのかとの御質問に一括して御答弁いたします。

 (仮称)岡山総合医療センターは,各医療機関の役割分担と連携による,新たな地域医療ネットワークの確立に貢献する医療機関として構築することを考えております。こうしたことから,センター構想では市民病院の現有許可病床を勘案しながら,求められる機能を発揮できるように運営することを目指しており,現在策定中の構想の中で診療科,感染症病床を含む病床数,整備内容などについて検討をしております。なお,院内保育につきましては,既設の保育環境やスタッフのニーズも踏まえ検討すべきものと考えております。

 次に,岡山大学からの初期臨床研修医とは岡山大学病院の研修医が救急の研修に市民病院に来るということか,正確にお知らせくださいとの御質問でございます。

 岡山大学との初期臨床研修に係る連携事業は,地域医療を担う医師の人材育成を推進するため,(仮称)岡山総合医療センターに岡山大学病院からの研修医を受け入れ,研修を行うものでございます。具体的には,2年間の初期臨床研修のうち一定期間について,救急外来や各診療科でさまざまな症例を指導医のもとで経験できるものとして受け入れを予定しております。

 なお,(仮称)岡山総合医療センターが設置されるまでの間は市民病院を活用することとしておりまして,平成22年度からの受け入れ開始に向け,今年度必要な施設の改修等,準備を進めているところでございます。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  消費税についての御質問にお答えいたします。

 消費税につきましては,持続可能な社会保障構築とその安定財源確保に向けた中期プログラムの中で,社会保障給付と少子化対策に充てられることを予算,決算において明確化した上で,消費税の税率を検討することとされております。市としましては,こうした国の動向を注視してまいりたいと考えております。

 次に,小規模修繕契約登録制度(仮称)の導入についての御質問にお答えいたします。

 本市におきましては,工事については建設業許可業者のうち入札参加を希望する者からの申請を受けまして,審査の上,有資格者名簿に登載しており,原則としてこの名簿に登載された者を契約の相手方としております。

 議員御指摘の小規模修繕契約登録制度の実施につきましては,その運用方法によっては競争の激化を招きかねないなど課題も考えられることから,引き続き他都市の状況も参考にしながら,中小零細事業者への発注方法としてどのような対応が可能か早急に検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  今求められている経済・雇用対策とはの項で4点御質問いただいております。

 まず,福祉事務所や介護保険課などの業務は正規雇用できちんと対応すべきではないかとのお尋ねでございます。

 緊急雇用創出事業の福祉事務所分は,生活保護の各種調査に伴う発送業務や医療扶助レセプトの整理等の事務補助を行う臨時職員を配置し,増加しているケースワーカーの事務負担を軽減しようとするものでございます。また,介護保険課分につきましては,介護保険事業を運営する上で必要となる分析作業のためのデータ整理や入力等の事務補助を行う臨時職員を配置し,作業の効率化と担当職員の事務負担の軽減を図ろうとするものでございます。正規職員につきましては,今後とも適正な職員数が確保できるよう担当部局に要望してまいりたいと考えております。

 次に,シェルター設置の担当課はどこか,所管を明確に,国の派遣労働者保護の住宅・生活支援の活用はできないのか,市がシェルターを設置しないのであれば,市民団体が実施しているシェルター運営に実績に応じた補助はできないのかとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 このたびの経済・雇用対策にかかわるシェルターの設置の所管課については,現在のところ設けてはおりません。

 国の補正予算では,住宅手当緊急特別措置事業(案)として,住居を失った失業者に対して最長6カ月間住宅手当を支給すること,また生活福祉資金貸付事業の見直しにより連帯保証人なしで生活費を貸し付けることなどが盛り込まれ,現在実施に向け詳細な検討が重ねられているところとお聞きしております。

 また,シェルター運営への補助につきましては,今後の課題であると考えております。

 次に,感染症対策の項で,市長答弁以外について御答弁申し上げます。

 まず,新型インフルエンザ対策の現状と課題,また行動計画はいつ示すのか,受診しやすくするための超法規的措置が必要では,国に要望してはどうかとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 新型インフルエンザ対策として,保健所内に発熱相談センターを設置し,市民の方からの相談に対応するとともに,蔓延国からの帰国者の健康観察等を行ってまいりました。また,県や医療機関と協議,連携し,医療体制の整備にも努めてきたところでございます。今後,流行の予測される新型インフルエンザの毒性や発生状況を適切に把握し,比較的恵まれている岡山の医療資源を活用できるよう,県や医療関係者等と連携しながら,医療体制の整備を進める必要があると考えております。

 今回の各地での対応状況を踏まえ,国や岡山県などと連携を密にし,感染拡大防止を図ることを最優先としながらも,学校等の休業で発生する社会活動への影響を最小限に抑えるような対応が必要であると考えております。

 また,市役所業務については,市民の安全・安心を確保するために必要な業務を中心に,人員を適切に確保することが必要であると考えております。そのような点を踏まえた行動計画が必要であると考えており,県の行動計画の策定状況も見ながら早急に策定してまいりたいと考えております。

 また,今回発熱外来を受診しやすくするため,資格証明書を交付されている国保の被保険者について,特例的に3割の自己負担で受診ができるように取り扱われることとなったところでございます。

 次に,地方衛生研究所の必要性についてのお尋ねでございます。

 地方衛生研究所の役割は,ウイルス検査だけでなく,保健,衛生,環境など公衆衛生分野での調査研究,試験検査,研修指導及び情報の収集,解析,提供を行うものとされております。本市ではその機能を果たすべく,名称や組織にこだわらず,保健所を中心とした現行組織で機能の充実強化等も含め,柔軟に検討してまいりたいと考えております。

 なお,新型インフルエンザの検査等については,本市と岡山県及び倉敷市で健康危機発生時の相互支援に係る合意書を締結しており,引き続き岡山県の地方衛生研究所である岡山県環境保健センターや国の検査機関等と広域的な連携により対応してまいりたいと考えております。

 次に,Hibワクチンの接種補助制度をつくりませんか,他都市の状況は調査されましたか,国に定期接種化とワクチンの供給不足解消のための取り組みを要望してはどうかとのお尋ねでございます。一括御答弁申し上げます。

 Hibワクチン接種補助については,公明党の竹之内議員にお答えしたとおりでございます。他都市の状況ですが,ワクチンが昨年の12月から発売されたことなどから,東京都の幾つかの特別区や鹿児島市,宮崎市等で導入されており,1回の接種に3,000円から4,000円の公費による助成がされております。国への要望については他都市の状況も見ながら検討してまいりたいと考えております。

 次に,市民ニーズにこたえる中区福祉事務所の充実へ向けての提案ということで2点いただいております。

 まず,相談室は最低7室は必要と思うが,何室確保するのかとのお尋ねでございます。

 整備計画案では,相談用の面接室を1階の福祉事務所スペースに5室,2階に2室の合計7室の設置を予定しておりますが,実施設計の中でさらに必要数の精査,検討を行ってまいりたいと考えております。

 次に,夏休みのプール開設時期の駐車場の不足が言われているが,利用者の増加も見込まれ,市民の利便性のため可能な限り駐車スペースを確保したほうがよいと思うがどうか,桜橋地内にある市所有の未活用地を中区福祉事務所予定地に隣接している民間駐車場と等価交換をしてはどうかといった御質問でございます。

 中区福祉事務所の駐車場につきましては,施設利用者の増加が見込まれる中,できる限り市民の利便性の向上を図るため,建物の実施計画と並行して敷地内において駐車スペースを最大限確保できる配置レイアウトについて,十分精査,検討してまいりたいと考えておりますが,土曜,日曜日,お盆週間を中心に不足が見込まれます。

 整備計画では,夏季のプール開業期間の駐車場対策として,近隣の公有地の活用を検討しているところでございますが,隣接地において駐車場の確保ができれば,利用者の利便性の向上につながるものと考えております。

 等価交換につきましては,財産管理上の制約条件などもございますので,関係部局と協議してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  江並地区の産廃施設問題を考えるの項の中で,積みかえ保管場所は事前協議の対象から外れているがその理由は,次に積みかえ保管場所も事前協議の対象とすべきではないかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 積みかえ保管場所では,産業廃棄物の積み下ろし及び選別行為のみ認められており,破砕,焼却等を行う中間処理に比べ周辺環境への影響が少ないことから,事前協議の対象としていません。しかしながら,本市においては積みかえ保管場所の設置計画の相談,申し立て,申請があった場合には概略についての説明を求め,積みかえ保管場所設置に伴い他法令が関係する場合には,岡山市産業廃棄物処理施設設置等指導要綱に規定する事前協議同様に,関係部署の指示に従うよう指導しているところでございます。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  今求められている経済・雇用対策とはの項で数点御質問をいただきました。

 まず,雇用情勢が急激に悪化しているとの認識を示されたがより詳しく,また政府が底打ち宣言をしたが,その実感をお持ちかというお尋ねでございます。

 岡山ハローワーク管内では,本年3月から4月にかけて有効求人数は1万2,100人から1万251人と1,849人減少し,反対に有効求職者数は1万2,906人から1万4,066人と1,160人増加したため,有効求人倍率は0.94倍から0.73倍となり,実に0.21倍もの大きな落ち込みとなりました。したがって,足元の経済・雇用情勢は実感としてはまだ底は打ったと言えない状況というふうに考えております。

 次に,市の正規雇用については対策本部で議論されないのか,派遣切りに遭った人々の住宅確保,相談事業について本部会議の議論内容についてお聞かせを,シェルターの設置について対策本部で検討されたのかというお尋ねでございます。

 対策本部におきましては,最近の経済動向,雇用情勢,また市の経済・雇用対策について報告をし,今後の岡山市全体の経済・雇用についての施策について協議をいただいたところであります。

 また,解雇等により住居の退去を余儀なくされた方々に対して,岡山市はシェルターの設置ではなく市営住宅の提供を第一と考えておりまして,既に20戸の市営住宅が提供されているところでありますが,新たに2戸の追加提供が提案され,了承されたところでございます。相談業務につきましても,窓口設置後の状況について報告をしたところでございます。

 次に,公共事業の前倒し執行について,上半期に8割を目指すと決定したが,そのためにとられる対策は何か,発注事務を手がける職員をふやすのかというお尋ねでございます。

 岡山市におきましても,国及び県と同様に,上半期に8割の契約率とする公共工事の前倒し発注を決定したところであります。

 このため,執行方針を定め,関係課へ方針の周知を図るとともに,進行管理の仕組みを新たにつくりまして,それを実行することにより目標を達成すべく努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  今求められている経済・雇用対策とはの項で,大供地区にあった民間銭湯が廃業したことから,市は離職退去者に提供している住居にふろかシャワーの設置をすべきではないかとのお尋ねでございます。

 離職退去者に提供している市営住宅では,既に入居されている方にも自己負担によりふろ等を設置していただいており,公平性を保つ観点から離職退去者の方へのふろやシャワーの設置はしておりませんので御理解を賜りたいと思います。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  江並地区への産廃施設問題を考えるの項のうち,一定の地域の地権者同意で地区計画などを活用して良好な住環境を守ることが可能だと考えるがとの御質問にお答えを申し上げます。

 地区計画は,良好な市街地環境を形成または保持するため,昭和55年に都市計画法に創設され,岡山市では昨年都市計画決定した湊地内のサンディスク操南台地区など,現在17地区を定めております。

 この制度は,住民が主体となって,一定の区域において目指すべきまちづくりの目標や方針,そして建築物の用途や高さ,壁面の位置などの具体的な整備計画など,その区域にふさわしいまちづくりのルールを地区計画として定め,住民一人一人が守っていくという都市計画の制度でございます。

 この地区計画制度は将来のまちづくりにおいて寄与するものと考えており,地区住民の合意形成が図られれば,市では所定の都市計画決定の手続を進め,目指すまちづくりに向けて協力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎新田佳久病院局長  市民病院の建てかえ充実についての項,新型インフルエンザ流行の時期の間の対応はとのお尋ねでございます。

 市民病院は,岡山県南東部の保健医療圏で唯一の第二種感染症指定医療機関であり,岡山県新型インフルエンザ行動計画では協力医療機関に位置づけられております。今回の新型インフルエンザへの対応では,発熱相談センターからの依頼を受け診察し,疑似症患者や臨床上必要と判断された患者は別館の感染症病床への受け入れを行っているところでございます。

 ちなみに,昨日現在で発熱相談センターからの紹介と直接来院された患者を合わせ259人を診察し,うち4人の方が入院されました。患者が急増した時期には,発熱患者を一般の患者と完全に分離して診察できるよう,通常の救急体制に加えて医師1名,看護師2名,検査技師1名を増員するなど体制を強化し,職員一丸となって乗り切ったところでございます。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  特別支援学級の設置につきまして,県教委はどのような見解かとのお尋ねでございます。

 岡山市教育委員会としましては,特別支援学級の設置は個々の状況に応じて1人でも設置をすべきと考えておりまして,県にも要望をしてきておるところでございます。岡山県教育委員会の見解も,児童・生徒の数にかかわらず,個々の状況を総合的に判断するということでございました。

 次に,学級設置がなされなかったことによる子どもの状況はどうかというお尋ねでございます。

 学級設置がなされない場合は,近隣の学校の特別支援学級へ入学をされたり,通常学級で特別支援教育補助員の支援を受けたりしてきておるわけでございます。それぞれの学校の支援体制により,子どもたちの様子は現在お聞きするところによればおおむね適応しているとお聞きをしているところでございます。

 以上でございます。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  再質問をさせていただきます。

 教育長,本当に特別支援学級の設置については大変御苦労をいただいていると思うんですけども,県教委は言葉では個々の状況で判断するというふうに言われているわけですけども,実際に個々の状況で判断されてないわけですよね。で,倉敷市のほうでも随分議論になっているわけですけど,県教委の姿勢というのは市が持っている就学指導委員会の存在意義を否定しているものだと私は思うんです。もうこれをもってしても本当に許せないなと思うんですけども,特別支援を必要とする子どもたちの人権侵害だと言うこともできますので,引き続き強力に県教委に働きかけていただきたいと。もう十分わかってくださってると思いますので要望にしておきます。よろしくお願いいたします。

 それと,中区福祉事務所のかかわりですけれども,今さっき保健福祉局長が答弁をくださったんですけど,実は関係しているのは保健福祉局だけでなくて,市民局,人権担当局なんかもかかわっているんです。市民局長はどう思ってられるのか,人ごとだとは思ってないと思うんですけども,さっき答弁で近隣の公用地を不足するときは使うんだと言われたけど,近隣の公用地って三,四百メートル離れとんです。暑い夏に,かかわる人たちが,プールなんかもそうですけど,子どもたちや障害者や高齢者が多いわけですので,ぜひ先ほど御答弁がありましたように前向きにというふうに思うんですが,これでこの件については前向きに動いていくと,このように理解してもよろしいでしょうか,確認させてください。

 それと,つくづく私この件を通じて思ったんですけど,岡山市は大きい市で,複数の局がかかわって解決しなければいけないそういう全庁的な視野,全市的な視野,そういうものに立たないと解決がつかない,そんなときに一体どういうふうに取り組むのか。企画局は調整機能というのをどういうふうに果たすのか,本当に思うわけです。当局の,全市的に幾つもの複数の局がかかわるときどう解決していくのか,そのときの取り組みの考え方を教えていただきたいと思います。あわせて,市は操車場跡地以外にもいっぱい未利用地を持っとるわけです,抱えとるわけ,塩漬け土地と言われたりもしますが。本気で解消について考えてくれないといけないと思うんです。行革は人を減らすことだけじゃないですから,この解消について改めて取り組む決意について明確に教えていただきたいと思います。

 それでは,景気対策です。所信表明でも一番最後に出てくるわけです。私は深刻に思っているんです。毎日市民相談とか受けますけれども,本当に景気は大変です。岡山市は中小零細のまちですから,本当に必死で持ちこたえておられる,そういう状態です。それで聞いたんですよ。財政局長ね,景気対策として私は聞いたんです。今の岡山市内の中小零細の企業が消費税12%になって持ちこたえれるんですかと聞いたんですよ。市民の暮らしが,年金生活者が持ちこたえれるんですかと聞いたんですよ。それについてお答えください。

 消費税1%というのは,月平均ですけども1人で1,700円です。意識するとせざるとにかかわらず,平均したら今5%ですから8,500円一人一人が払っているわけ,赤ちゃんから高齢者まで。12%と言ったら一月当たり平均して2万400円ですよ,2万400円。すごい負担なので,その意味からお聞かせいただきたいと思います。いま一度答弁を。

 それと,公共事業の執行率です。先ほど何かやれるんだ,やるんだみたいにおっしゃったけど,私は岡山市の現実,現場の声,実情,しっかりと本当に踏まえてますかと。手だてもとらずに高い目標を掲げて,職員を過労に追い込んでいくのか,そういう状況じゃないですかと言うたんです。例えば,経済局でできますか,8割。もう用水期に入っとんですよ。私,絶対無理だと思います。答えてみてください。

 それとケースワーカー,保健福祉局長がお答えになって,保健福祉局のことはいいんです,保健福祉委員会でやらせていただきますからいいんですが,本会議で,じゃあ担当局と連携しながら不足分をやりますと言われた担当局,総務局ですか。いや,市長のほうがいいと思うんだけど,どうなんですか。社福法の第16条第2項で決められているケースワーカーの基準数に今14人足りませんよ。その責任をどう果たすんですか,配置できるんですか。このことについては,担当局にお答えいただきたいと思います。

 それと,さっき経済局,執行率難しいよと言いましたけど,都市整備局でもそうですよね。昨年,平成20年度の実績,建設委員会でよく議論しましたけれども,年末でも8割いかないんですよ,去年。それが実績ですからね。それが何でことし9月末にいくのかというのは明確に,都市整備局長,お答えをお願いしたいと思います。

 それと,シェルターです。担当課がない,これじゃ絶対に進まないです。何のために対策本部があるのか,何のためにあるんですか。総務委員会でこれを議論したら,いや経済委員会ですと。経済委員会で議論したら,保健福祉委員会ですと。これじゃあ,絶対いかないです。こういうふうに複数の局がかかわるとき,譲り合ったらいけんのです。交通事故は譲り合えばなくなります。譲り合う心と心で事故はゼロというんだけど,岡山市政は譲り合ったら棚上げです。これは担当課,担当局はどこなのか,現状を踏まえて議論はどこでさせていただいたらいいのか聞かせてください。

 この間,民間の派遣労働者支援センターがずっと,やむにやまれず相談に来られる方に対して相談に乗り,シェルターで対応してきました。この間の相談件数は22件あって,シェルター利用は10人あったそうです。ほとんど,3部屋の確保が90%稼働だ,このように言われています。倉敷市のほうではもっと深刻でして,80人の相談で20人のシェルター利用だとこういうわけです。この事実に岡山市が何の関心も示さないのか,そういうわけにいかないと思うんです。御答弁をお願いいたします。

 小規模修繕契約登録制度の問題ですけども,これは早急に検討するというふうに言ってくださったんですけれども,経済局長,岡山市内の中小零細企業の支援策として有効だとお思いになりませんか。答弁をお聞かせください。

 次,感染症の問題です。

 これも保健福祉の部分については委員会で議論をさせていただきたいと思いますので,本会議で聞くべきことだけ聞かせていただきます。

 行動計画,早急につくっていくということですよね。もう早急にと言ったってもう8月中には出るんじゃないかと,そう思いますけど,時期についてお考えがあれば教えてください。

 それと,この行動計画の中に先ほども市役所業務の人員確保はしていきますとあったんですけど,じゃあ例えば帳簿,救急活動の業務継続計画というのはもう既につくられているでしょうか,ちょっとお答えをいただきたいと思います。大変ですよ。弱毒性とはいえ,御存じのとおりやっぱりリスクの高いところは重症化するんですよ。だれも免疫を持ってない。だから,5歳以下,妊娠中の人,糖尿病などのそういう疾患を抱えている人はリスクが高いと言われていますよね。油断はだめなんですよ。だから,きちんとそういう重症にならないということは,やっぱりきちっと適切に緊急時の対応ができるということなんです。ぜひ,その一点だけお聞かせをいただきたいと思います。

 最後に,江並の産廃処理施設ですけれども,申請があれば指導しているんだと,事実上事前協議のように環境局長が言われたんですけど,ならば条例や要綱で定めたらいかがですか。そのお考えについてお聞かせください。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  ケースワーカーの定員についてのお尋ねでございます。

 各福祉事務所の問題については,福祉事務所あるいは保健福祉局を通じまして御要望はお伺いしております。こういった問題について,総務局といたしましてはできるだけ柔軟な対応をしていきたいということから,年度中途の再配置ということも考えながら,また作業事務の効率を図りながら対応してまいりたいというように考えております。

 以上でございます。



◎進龍太郎企画局長  まず,複数の局にまたがるときに,市としてどのように話を進めていくのかという御質問をいただきました。

 本年度より,企画局には各局統括審議監を企画局付と人員配置をしておりまして,各局間の連携をさらに進めていくという意識のもとで施策等に取り組んでおるところでございます。この審議監を有効に活用するとともに,日ごろより各局間の連携を密にしながら,複数の局にまたがるがために話が前に進まないということのないように取り組んでおるところでございまして,今後とも意識を強くしながら,全庁的な意識を持って施策に取り組んでまいりたいと,このように考えておるところでございます。

 それから,未利用地の解消について本気で考えるべきということで,例として操車場も挙げられておりましたけれども,未利用地につきましては幾つかございますが,市に残されておる貴重な土地ということで,早計に早く解決すればいいということではないというふうに思いますけれども,さまざまな制約条件も勘案しながら,ビジョンに基づいて本気で取り組んでおるところでございますので,その点御理解をいただきたいと思っております。

 なお,議員御提案の福祉事務所の件で,桜橋地内にある市有地の未活用地との等価交換というお話もございました。この件につきましては,未利用地の解決の一環として重要な課題であるというふうに認識しておりまして,今後条件が整うならば整理を検討していくということで考えておりますので,御理解いただければと思います。

 以上でございます。



◎内村義和財政局長  消費税の引き上げに持ちこたえられるのかという御質問でございますけれども,先ほどもちょっと答弁させていただきました,持続可能な社会保障構築とその安定財源確保に向けた中期プログラムの中で,消費課税についての方向性が示されておりますけれども,その中で歳出面もあわせた視点に立って複数税率の検討と総合的な取り組みを行うことにより,低所得者の配慮について検討するということもうたわれております。市としましては,このような状況も注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎片山伸二市民局長  中区福祉事務所の建設に伴います駐車場の問題についての再質問にお答えいたします。

 議員御指摘のとおり,中区福祉事務所の建設に伴いまして,福祉事務所ですとか,これに併設される予定の市民サービスセンター,さらにはプールですとかテニスコートを御利用の方々の駐車場のニーズ,これが高まるということが予想されます。したがいまして,こういった施設を利用される市民の方々の利便性の向上という観点から,今後関係部局間で協議してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  崎本議員の数点の再質問にお答えさせていただきたいと思います。

 まず,新型インフルエンザの行動計画の策定時期についてでございます。

 やはり,内容的に県等との連携をとる必要があるという事項もございます。そういうこともありまして,県の策定動向を眺める必要がどうしても出てくるんですけども,聞くところによりますと県は8月中には策定される予定のようでございますので,市としても頑張って時期を合わすように努力していきたいと考えております。

 それから,シェルターの担当課がないと私が答弁したんですけども,あくまでこのたびの非正規雇用の雇いどめ等に係るシェルターの設置ということについてお答えさせていただいたわけでございまして,このたびの非正規雇用の雇いどめに関する対応とすればシェルターよりか市営住宅の活用を第一に考えてきたということもございますでしょうし,幅広くシェルターについて,低所得者対策というような意味で言うんであれば,従来からホームレス対策等を行っております保健福祉局の管轄下になろうかと考えております。

 それから,ケースワーカーの充足ということなんですけど,我々の説明不足の点もあるのかとも思いますので,精いっぱい訴えていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  事前協議を条例等で定めたらどうかとの再質問をいただいております。

 積みかえ保管場所の設置については,農地法など他法令との調整が重要と考えておりますので,先ほど御答弁いたしましたように,他法令に関係する場合には関係部署の指示に従うよう,今後指導をより徹底していきたいというふうに考えております。

 以上です。



◎難波巧経済局長  公共事業の前倒し執行について,上半期に8割を目指すことについて,経済局でできるのかというふうなお尋ねでございます。

 このたび岡山市におきましても,国及び県と同様に上半期で8割の契約率とする公共工事の前倒し発注を決定したところでございまして,これは景気後退期には景気浮揚を図るということで,従前にも行った対策でございます。岡山市では,各局におきましては執行率に多少の差が出てくるということも考えられますけれども,全市を挙げてこの8割という目標達成に向けまして努力してまいりたいと考えております。

 次に,小規模修繕契約登録制度(仮称)の導入につきまして,中小企業支援策としてはどうかと,有効ではないかというお尋ねでございます。

 議員御提案のこの小規模修繕契約登録制度(仮称)は,小規模零細事業者等の受注の機会を拡大し,経済の活性化に一定の効果がある制度というふうに認識をしております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  都市整備局で9月末に80%いくのかという再度のお尋ねでございます。

 上半期80%の契約を目標として,局では現場担当と連絡会議を持ち,進行管理をしっかり行うよう考えております。目標を達成するためには多くの努力と工夫が必要であり,現場の担当者と十分に協議を進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎藤原文法消防局長  消防において,緊急時における行動計画は策定しているのかとのお尋ねでございます。

 消防における救急など,出動計画は策定いたしております。

 以上でございます。

     〔28番崎本敏子議員登壇,拍手〕



◆28番(崎本敏子議員)  再々質問をさせていただきます。

 経済局長さん,発注事務ができませんよ。用水期は工事できないですもんね。みんな知ってるのに,どうしてそんな適当な答弁を本会議場でやられるのかわかりません,私は。

 都市整備局長もおっしゃったけれども,今もう土木技術者と建設技術者がおらんのですから,3年間凍結して減っただけです。どうやって,どんな努力と工夫でこの80%が可能になるのか,責任を持った答弁を市長さんお願いします,対策本部長ですから。対策本部で決めているんですよ,適当なことを決めてるわけじゃないでしょう。

 それと環境局長さん,さっきおっしゃったけど,岡山県は指導要綱で積みかえ保管場所も対象にしているんですよ。県の指導要綱でできていることが何で岡山市でできんのですかということを申し上げたいと思います。明確な答弁をお聞かせください。

 よろしくお願いします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎村手聡副市長  発注事務について8割の目標はなかなか難しいのではないかというような再々質問でございます。

 経済対策として公共事業を極力前倒しして執行する,これは重要なことでございます。また,今補正予算にも大きな公共事業の追加ということもやらさせていただいておるわけでございまして,こうした事務も執行していかなければならないということで,やはり早期にしっかりと,市民の経済対策ということですので執行していかなければならないという必要性をかんがみて,国,県が執行を前倒しして8割程度を目標としています。この状況におきまして,市もしっかりとそれを踏まえた対応を行っていきたいと考えております。全庁一丸となって取り組みますので,支援方よろしくお願いいたします。



◎松田隆之環境局長  県でできていることがなぜできないのかという再々質問をいただいております。

 現在の指導内容で目的は達成されているとは思いますが,県,他都市の実態などを調査研究してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。



○宮武博議長  それでは,次は順序に従いまして則武議員。

     〔43番則武宣弘議員登壇,拍手〕



◆43番(則武宣弘議員)  それでは,最初に地球温暖化防止設備の導入助成制度について御提案いたします。

 政府はこの10日に,2020年までの日本の温室効果ガス排出削減目標──中期目標を2005年比15%減を決めました。まず,本市の温室効果ガス削減目標が政府の目標と合っているのか,市長の地球温暖化防止対策の考え方と今後の対策についてお伺いいたします。

 私はこの4月,東京都墨田区の地球温暖化対策について調査をしてまいりました。墨田区では平成18年に環境基本条例を施行し,環境基本計画を策定いたしました。平成20年7月から地球温暖化対策として太陽光発電装置等への助成事業の取り組みを始めました。区内にある建築物の所有者──個人,マンションの管理組合,中小企業者,学校法人,社会福祉法人,医療法人等──に対しても温暖化防止設備を導入する費用の一部を助成しています。予算は当初1,000万円を計上していましたが,補正でもう1,000万円の計2,000万円となったようであります。平成21年度は当初で1,942万円を計上しております。

 助成対象設備としては,墨田区地球温暖化防止設備導入助成制度としてあるので,太陽光発電システムのほか,遮熱断熱塗装,断熱リフォーム,太陽光温水器,高効率給湯器──エコキュートとかエコジョーズ,エネファーム,エコウイル──であります。

 そこでお伺いいたしますが,墨田区のように太陽光発電助成対象者を,個人の建築物の所有者だけではなく,事業者や共同住宅向けに拡大してはどうかと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 太陽光発電システムは1キロワット当たり10万円か工事費用のいずれか少ない額で,戸建・事業所で限度額50万円,分譲集合住宅で125万円です。例えば墨田区では1キロワット当たりの太陽光発電装置の設備で考えると,区で10万円,東京都で10万円,国で7万円の計27万円であります。本市では3万円,岡山県がこのたび7万円,国が7万円の17万円となります。

 また,そういった意味では本市も政令指定都市となり,県と同格の権限を有する都市ならば,助成額を7万円に引き上げるべきではないでしょうか。国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金の地域グリーンニューディール基金を活用して積み増すことはできないのでしょうか,御所見をお伺いいたします。

 墨田区では太陽光発電装置以外にも,先ほども申し上げましたが,遮熱断熱塗装から高効率給湯器まで補助制度を設けています。また,それら以外にも雨水利用促進助成制度,緑の壁の助成制度,屋上緑化の助成制度もありました。本市でも本格的に取り組んではどうかと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 続いて,子育て支援策についてお伺いいたします。

 先日,合計特殊出生率が1.34に改善され,3年連続で出生率の改善がなされました。少しずつではありますが,少子化対策の効果が出てきているのではないかと感じます。ここで安心をする状況ではなく,さらに子育て支援を進めていかなければなりません。私は杉並区の子育て応援券を4月に視察をしてまいりました。やはり,子育てについての経済負担と子育ての悩みは大変のようであります。それを少しでも解消し,区民全体で子育てを支えるシステムをつくり上げてきているのが子育て応援券であります。

 まず,子育て応援券について説明をしたいと思います。杉並区の子育て応援券は,子育ての経済的負担の援助,子育て相談,子育て支援,教育支援など幅広く使える応援券として支給しています。子育て応援券事業は杉並区子ども・子育て行動計画の中に組み込まれ,すべての子育て家庭を対象に有料の子育て支援サービスに利用を限定したチケットを交付し,サービスを利用しやすくすることで子育て家庭が地域の中でいろいろな人とかかわりながら子育てができるような仕組みをつくり,安心してゆとりを持って子育てできる地域をつくることを目的としております。

 応援券の種類として,ゼロ歳から2歳までの2年間の有効期間で,500円券というつづりが入ってまして,それが120枚6万円分を支給しています。3歳から4歳になると,この2年間で60枚つづりで3万円,5歳児が60枚つづりの3万円で1年間となっています。その受けられるサービスとしては,親子参加のプログラムとして,?コンサート,観劇など親子で鑑賞できるもの,?ふれあい遊び,料理など親子での体験ができる講座,?つどいの広場など親子の集いの場,?遠足とかバスハイクなど親子参加のイベントなどがあります。

 親子サポートプログラムとして,?産後のフィットネス,ベビーマッサージなど産後のお母さんを中心としたサポート,?家事援助,?子育て相談,?子育て講座。また,子どもの預かりサービスとして?ひととき保育,?自宅での託児サービス,?イベントなどの託児サービス,その他インフルエンザの予防接種なども利用できます。

 応援券の利用できるサービス事業者は区のほうに登録をするようになっていますが,事業者も区民の利用者から利用ができるように登録を促されているようなことも多いようであります。

 まず,この応援券が平成20年度で8億円の決算見込みだそうです。利用券の交付率は97.7%で多くの方が申請をしており,有効に利用しているのが実態であります。子育て支援の経済的な負担の解消となるばかりか,区民がみんなで利用できるサービスを探したりつくったり,バリエーションある利用をしています。本市でも子育て応援券を導入してはどうかと考えますが,御所見をお伺いいたします。

 大きな3番目に,高齢者向けの優良賃貸住宅の供給促進について質問いたします。

 今国会で高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部が改正され,5月20日に成立いたしました。その改正の内容は,1つ目として都道府県で高齢者居住安定確保計画を定めることができ,その計画の中では高齢者向けの優良住宅と高齢者居住生活支援施設──デイサービスセンター等──の整備や住宅のバリアフリー化の推進,公的賃貸住宅団地内の高齢者生活支援施設──デイサービスセンター,交流施設──の整備を推進することとなっています。2つ目として,高齢者居住生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅の供給を促進すること。3つ目には,高齢者円滑入居賃貸住宅の制度改善として登録基準の設定などが柱となっています。

 今回の法改正では,高齢化の進展,要介護認定者の増加等が背景にあり,本市においても高齢者の住宅供給の整備は大変重要な課題であります。国立社会保障・人口問題研究所の調べでは,2030年には65歳以上の高齢者世帯ですが,そのうち単独世帯が37.7%,また夫婦のみの世帯が29.9%となる推計があり,高齢者世帯の7割近い世帯が単独または高齢者夫婦のみの世帯となります。

 今後こういった単独,高齢者の夫婦の世帯がふえていくことは,経済的にもまた介護の面でも負担が大きくなりますし,不安を抱える方が多くなります。また,高齢者になると身寄りの方がいなくなり,保証人で困る場合もふえてまいります。高齢者の皆さんの居住を確保することは大変厳しくかつ大変重要であります。

 そこで,最初に高谷市長にお伺いしますが,高齢者の住居についてどのような御認識をお持ちでしょうか。要は,市か県が責任を持って整備するのか,それとも民間が整備していくのか,お考えをお聞かせください。

 高齢者の入居を拒否しない賃貸住宅の情報提供はどのようになっていますか。また,高齢者の入居実態はどのような状態なのか,お聞かせください。

 今回の法案の中には,高齢者生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅──高優賃の供給促進が盛り込まれています。平成13年に法律ができ,高優賃を11万戸目標で国は取り組みを進めてきていますが,本市ではどのくらい整備されていますか,現状をお示しください。

 私の調査では,平成21年3月末時点で全国で3万159戸が整備されていて,内訳は都市再生機構が1万9,715戸,地方住宅供給公社が1,723戸,地方公共団体みずからが27戸,その他民間が8,694戸であります。民間でも8,000戸程度しかできておりません。その原因に,民間の事業主体に対する補助制度を地方自治体が持っていないということが挙げられます。市町村では288団体しかありません。これは財政的に厳しいため補助制度を設けていないというのが実態であり,国では地方住宅交付金を出していますがそれでも不十分で,地方の財政負担の軽減を図るため,今後,特別交付税措置を考えているようであります。本市も国の支援は大切でありますが,積極的に高齢者向けの優良賃貸住宅の整備を推進してはどうかと考えます。そのためには補助制度を設けてはどうかと思いますが,御所見をお伺いいたします。

 民間の賃貸住宅ではバリアフリー化した住宅が供給されていますが,本市ではどのくらい把握されているのでしょうか。また,市営住宅は現在どのくらい整備されていて,今後はどのように整備をしていくのか方針をお聞かせください。

 次に,高優賃の供給を加速させるためには,既存住宅,空き家を活用していくことが大変重要であります。また,統廃合で閉校した学校なども改良して高優賃として供給しているようです。先日も私見てきたんですが,品川区の「ケアホーム西大井こうほうえん」は小学校を改造して高齢者の住まいとして,60歳以上の要介護高齢者を対象に,できるだけ家庭に近い介護を目指して42戸を整備していました。全室特定施設入居者生活介護をしており,自分の住まいで生活しながら24時間365日介護支援を受けられます。ここはまた高優賃だけではなく,保育園やふれあい広場なども一緒に併設をしております。本市の考えでは民間の空き家または学校施設などを利用して高齢者向けの住宅供給を考えてはどうかと思いますが,御所見をお伺いします。

 続きまして,視聴覚障害者への情報バリアフリー化について質問いたします。この質問は平成19年2月議会に我が会派の松田議員が質問をされています。

 全国には31万人以上の視覚障害者が存在して,その87%以上が点字を読めないのが現状であります。活字文書への情報アクセスが非常に困難で,不利益をもたらすことになる場合もあります。平成15年に厚生省から音声コード活用の活字文書読み上げ装置が日常生活用具に指定され,視覚障害者に音声情報を紙で提供できる環境整備が整いつつあります。しかし,プライバシー情報の税金,預金,年金,公共料金等の生活情報の入手については,現時点では全く情報提供がされていません。

 視覚障害者本人が自分自身で確認できる情報バリアフリー化を進めるため,情報を取得する活字文書読み上げ装置の普及促進と,データベースから音声コード化した情報提供システムの整備が急務の課題であります。

 ここで音声コード,SPコードとも言われるんですが,これ説明いたしますと,約800字の情報を記録できるバーコードで,専用の活字文書読み上げ装置を使えば,音声で文字情報の内容が読み上げられ,視覚障害者は耳でその内容を知ることができます。バーコードは2センチ四方の大きさで,専用ソフトを使ってパソコンで文書を作成すると自動的に添付されるものであります。

 そこで質問です。

 本市では,区役所,福祉事務所等の公的窓口に活字文書読み上げ装置はどのくらい設置されておりますか,窓口ごとの数をお示しください。

 次に,視覚障害者は日常生活用具に指定されていますが,現在まで59件の利用実態しかありません。音声コードの普及が進まないことが原因ではないかと思いますが,当局は音声コード,活字文書読み上げ装置の普及を進めていくべきであると思いますが,御所見をお聞かせください。

 次に,音声コードの特徴は,データベースの個別データをコンピューターで音声コードを使って作成し,印刷帳票と同一紙面上に印刷ができることです。つまり,コンピューターで処理ができることです。点字や音声テープ等の従来の情報媒体はコンピューター処理ができず,人手による処理のため,限定した情報に限られます。つまり,年金,電気,ガス,水道料金の請求書,銀行,郵便貯金,各種税金等の請求書はコンピューターで処理され,個別に郵送されているわけですから,これを音声コード化することは簡単にできるわけです。そこで住民票,印鑑証明,謄本など各種証明書の発行と税金や選挙通知など各種通知文書を送付する行政基幹システムを音声コード化によって視覚障害者に対応できるシステムにすべきであると考えますが,御所見をお伺いします。

 音声コードを導入促進するには,職員を対象に,音声コードの作成,利用方法,読み上げ装置の使い方などの研修が大切になってきます。国の平成20年度補正予算では,視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業として,市町村に対し音声コード普及のための研修費や広報費として30万円の補助金が出ています。国の10分の10であります。これらを使って研修を行うべきであると考えますが,本市の御見解をお聞かせください。

 次に,選挙でありますが,選挙通知は先ほど質問いたしましたが,投票する権利を行使するための情報はだれでもひとしく保障されるべきであり,次の選挙からでも選挙公報の音声コード化をすべきであると考えますが,御所見をお伺いしいます。

 最後に,市民病院の薬の処方せん等を音声化して,正確な医療情報,薬剤情報を視覚障害者の方が確認できるシステムを構築すべきであると思いますが,御所見をお伺いします。

 最後の大きな項でありますが,放課後児童健全育成事業,すなわち児童クラブについてお伺いいたします。

 皆様御承知のとおり児童クラブは,放課後,保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学校低学年児童に対し,適切な遊びや生活の場を与えて指導,援助を行う事業であります。本市では,地域運営委員会等によって現在82クラブが運営されております。

 平成14年度に児童クラブの見直しを行いましたが,ここ数年,働く女性の増加に伴い,児童クラブに対する市民のニーズは一段と多種多様になり,希望者が多く,児童クラブ自体に入れない状況にもなっています。また,施設の不備や老朽化,実施主体の運営委員会における責任のあり方,今後の実施主体の体制など,現在の岡山市の制度ではこのようなニーズに対応できない状況となっております。児童クラブの取り組みについて再度検討を行い,抜本的な改善を行い,一定の方向性を出すべきであると思いますが,高谷市長の御所見をお伺いいたします。

 児童クラブと放課後子ども教室の違い,この2つの事業の目指す方向性についても御説明ください。2つとも地域住民,ボランティアの協力を得て行っています。これらはすばらしいことでありますが,一方で負担が過重になること,また事故などの管理責任の問題も発生いたします。社会の方向性としては管理責任の問題は深刻かつ厳しい方向に向かっています。どのような対応をしていかれますか,御所見をお伺いします。

 次に,地域の特徴,個性を伸ばす観点から,運営委員会方式で児童クラブを運営してきていただいておりますが,私はこの運営委員会方式での運営については一定の評価をしております。しかしながら,昨今,NPO法人や保育園,幼稚園など新しい場所や運営など新しい取り組みも出てきております。この際,大規模児童クラブの定員の問題も含め,運営主体のあり方についても検討してはどうかと考えますが,御所見をお伺いします。

 次に,児童クラブの運営内容について,仕事と家庭の両立支援,子どもたちの遊びと生活の場の確保,大規模・小規模クラブの適正な運営を図り,地域の実情や保護者,運営委員,指導員の協議のもと,土曜日の開設,時間延長,障害児の受け入れなどについて柔軟な対応をされてきていると思いますが,現在どのくらいのクラブで実施をされているのか,現状を御報告ください。

 最後に,児童クラブ施設についてお伺いいたします。

 放課後の児童を集めておくだけの施設から,家庭の雰囲気を持った温かい施設とするため,総合的に施設の充実,改善が必要です。今回国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金の安心こども基金を利用して,施設などの整備にも利用すべきであると思いますが,御所見をお伺いいたします。

 以上で第1回目の質問を終了いたします。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  則武議員の児童クラブの見直しについての御質問にお答えいたします。

 放課後児童クラブと放課後子ども教室は,ともに活力ある岡山市の未来を担う子どもたちの心豊かな成長のために実施している事業であり,地域の方々の愛情と熱意に支えられ,多くの方の御協力のもとに運営されております。関係者の皆様には心から感謝を申し上げます。

 しかしながら,両事業は所管が厚生労働省と文部科学省に分かれていることから,市町村にとっては両制度を有効に連携させることが困難であり,国に対して両事業を統合し国の所管及び予算を一体化するなど,地域の実情に合わせて両事業を一体的,効果的に実施できるよう制度改正を働きかけているところでございます。

 また,就学前の問題においても,幼保一体化など国の省庁の垣根を取り払うべきだと考えております。これらの制度改正の要望とあわせて,御指摘の問題点の検討も行いながら,岡山らしい放課後児童対策を進めてまいりたいと考えております。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎鈴木弘治保健福祉局長  障害者への情報バリアフリー化対策について4点御質問をいただいております。

 まず,区役所,福祉事務所等の公的窓口に活字文書読み上げ装置はどのぐらい設置しているか,また音声コード,活字文書読み上げ装置の普及を進めていくべきではないかとのお尋ねでございます。

 活字文書読み上げ装置は障害福祉課に2台所有しております。福祉事務所等の窓口では,職員との対面により必要な説明を行っているため設置はいたしておりません。この装置は,視覚障害者の方が自宅で使用することが一般的でございます。障害福祉課では,障害者のしおり等の冊子を発行するときは音声コードを入れるように努めており,その際は職員がパソコンで文字原稿と音声コードを作成し,装置でコードを読み上げて確認,修正等を行っております。

 活字文書読み上げ装置は,視覚障害者の方への有効な情報提供手段の一つとして平成15年度に日常生活用具として認められて以降,本市では59台交付しております。今後は関係課に音声コードの添付をお願いするなど普及に努めてまいりたいと考えております。

 次に,住民票,印鑑登録証明書などの証明書の発行や税金,選挙等の各種通知文書の作成について,音声コード化に対応できるシステムにすべきではないかとのお尋ねでございます。

 音声コードは,ワープロソフト「ワード」で作成した文書の内容をコード化して印刷し,それを読み取り装置で読み,音声化するという仕組みになっており,主に各種冊子やパンフレット,チラシ等で利用されていると承知しております。証明書や大量の通知書はワープロソフトとは全く別の仕組みで作成されていることなど技術的な制約もありますので,メーカーによるこれからの対応状況等を見ながら,また障害者のニーズ等を調査しながら,積極的に税務,住民票業務等を扱っている関係部局などへ導入の検討を働きかけてまいりたいと考えております。

 最後に,音声コード導入促進のために職員研修を行うべきではないかとのお尋ねでございます。

 全庁的な音声コードの普及状況を見ながら,音声コードを活用し複数の職員が活字文書読み上げ装置を使用する場合には,音声コード開発業者や機器取扱業者からの研修講師派遣も可能であると考えているところでございます。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  子育て応援券について,本市でも子育て応援券を導入してはどうかとのお尋ねでございます。

 議員御提案の子育て応援券の目的は,安心してゆとりを持って子育てできる地域をつくるということで,本市の目指す子育てのビジョンと同じ方向であると考えております。

 今後,子育て支援のニーズも踏まえながら,家庭,地域,事業者,学校・園,行政が密接に連携し,お互いに子育てを応援し合うことができる支援のあり方について,他都市の状況を参考にしながら研究してまいりたいと考えております。

 次に,児童クラブの見直しについて,市長答弁以外の項についてお答えいたします。

 児童クラブと放課後子ども教室の違いとこの2つの事業の目指す方向性について,また管理責任の問題についてどのように対応していくかとのお尋ねに一括してお答えします。

 国の要綱によりますと,放課後児童クラブは保護者が昼間家庭にいないおおむね10歳未満の児童を対象とした生活の場,また子ども教室は全児童を対象としたさまざまな体験活動や交流活動を行う社会教育の場となっており,参加方法や年間開設日数,保護者負担の有無などに違いがあります。

 しかしながら,放課後における児童の健全育成を図ることにつきましては共通しているため,教育委員会と連携をとりながら実施をしているところでございます。なお,児童クラブでは安全面のため保険に加入していただいており,万一の場合に備えているところでございます。

 次に,NPO法人や保育園,幼稚園など新しい場所や運営などの取り組みも出てきている,大規模クラブの定員の問題も含め運営主体のあり方を検討してはどうかとのお尋ねでございます。

 大規模クラブにつきましては,地域の実態に応じて余裕教室,プレハブ室などに加えて,敷地外の幼稚園の教室や民間施設等,さまざまな場所を活用して実施しているところでございます。なお,地域の保育園による児童クラブが補完的な形で実施されていることから,運営委員会方式の児童クラブを基本としながらも円滑な運営ができるよう,多方面から見直しをしていきたいと考えております。

 次に,土曜日開設,時間延長,障害児の受け入れについて,どのくらいのクラブで実施しているのか現状の報告をとのお尋ねでございます。

 児童クラブの現状は,運営委員会方式の児童クラブ82クラブの中で,土曜日を40日以上開設予定のクラブは18クラブ,5時以降も時間を延長して実施しているクラブは53クラブ,障害児を受け入れているクラブは65クラブで,障害児の数は全クラブの児童4,302人中209人でございます。いずれも保護者のニーズを考慮し,運営委員会やクラブの保護者会,集いなどで話し合い対応しているところでございます。

 次に,児童クラブの施設の充実,改善のため,地域活性化・経済危機対策臨時交付金の安心こども基金を利用して施設の整備をすべきだと思うがどうかとのお尋ねでございます。

 安心こども基金の放課後児童クラブ設置促進事業補助制度は,小学校内等において教材等の保管場所として使用されている教室などを放課後児童クラブ室として使用するために必要な建物改修,倉庫の設置を実施する等使途が限定されております。従前から,クラブ室建設など創設の場合には児童厚生施設等補助金,余裕教室改修の場合は放課後子ども環境整備事業の補助がございまして,今回の安心こども基金の制度を含め,どの事業も補助率は国3分の1,指定都市3分の2となっております。

 今回の安心こども基金は,もともと予備教室にあった教材等の倉庫の設置ができるのが特色でございます。今後,大規模クラブの分割などを実施する際,この補助が適用できるものにつきましては当然利用していくことを考えております。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  地球温暖化防止設備導入助成制度の創設についての項,本市の温室効果ガス削減目標が政府の目標と合っているか,市長の地球温暖化対策の考え方と今後の対策はとのお尋ねに御答弁申し上げます。

 議員御指摘の本市の温室効果ガス削減目標値や今後の地球温暖化対策につきましては,現在策定予定の岡山市地球温暖化対策新実行計画において,国全体の目標や広域的な取り組み状況等を踏まえながら設定する方針としております。

 なお,平成20年度に策定いたしました岡山市地域省エネルギービジョンでは,2025年の市域のエネルギー使用に伴う二酸化炭素排出量の削減目標について,2006年比30%削減することを設定しておりますが,この数値は国の長期目標である低炭素社会づくり行動計画での削減目標値と同レベルで設定いたしております。

 次に,事業所,共同住宅向けの太陽光発電システムの補助制度を設けてはどうか,本市も助成額を7万円に引き上げるべきではないか,地域グリーンニューディール基金を活用して積み増すことはできないのか,本市でも太陽光発電装置以外の助成制度に本格的に取り組んではどうかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 地域グリーンニューディール基金は,主に太陽光以外の自然エネルギーの導入と省エネ改修等が複合的または一体的に行われる事業が対象と聞いており,現在の家庭用太陽光発電システムの助成額を引き上げるために本基金を活用することは難しいと考えております。本市では,現在本基金を最大限活用して,議員御提案のような事業所向け等の太陽光発電システムの助成制度,太陽光発電装置以外の助成制度の導入等を含め,本市の特性に適した効果的な地球温暖化対策を精査し,新たな取り組みを進めてまいりたいと考えています。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  高齢者向け優良賃貸住宅の供給促進について数点のお尋ねでございます。順次お答え申し上げます。

 高齢者の住居については市や県が責任を持って整備するのか,それとも民間が整備していくのか,考えをとのお尋ねでございます。

 議員御指摘のとおり,高齢者が真に安全で安心して暮らせる住宅の確保は大変重要な課題と認識しており,平成19年度に策定しました岡山市住宅基本計画において,多様化する住宅困窮者に対して的確かつ柔軟に対応するため,従来の市営住宅と岡山市独自の視点や経営感覚を取り入れた新しい市民住宅により,高齢者世帯を含め,民間市場で住宅の確保が困難な方々に対する住のセーフティーネット機能の強化を図ることとしたものでございます。今後,高齢者の住環境整備につきましては,本市の施策とあわせ,民間と協働して進めていくことが肝要であると考えております。

 次に,高齢者の入居を拒否しない賃貸住宅の情報提供はどのようにされているか,また高齢者の入居実態はどのような状態かとのお尋ねでございます。

 高齢者の入居を拒否しない高齢者円滑入居賃貸住宅につきましては,岡山県や本市のホームページにおいて情報提供を行っております。市内における高齢者円滑入居賃貸住宅は現在1,847戸ございますが,高齢者の入居実態につきましては把握をしておりませんが,今後とも民間事業者の方々とも連携を図り,実態の把握や情報提供に努めてまいりたいと考えております。

 次に,本市での高齢者向け優良賃貸住宅の整備状況について現状を,本市も積極的に高齢者向け優良賃貸住宅の整備を推進してはどうか,そのための補助制度を設けては,民間の空き家や学校施設などを利用して高齢者向け住宅供給を考えてはどうかとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 高齢者が安全に安心して居住できるようにバリアフリー化され,緊急時の対応サービスが受けられる高齢者向け優良賃貸住宅は,現在本市においてはございません。議員御指摘の高齢者向け優良賃貸住宅の整備を推進するための補助制度等,高齢者向け住宅への公的関与のあり方につきましては,本市独自の市民住宅を検討する中で整理してまいりたいと考えております。また,既存の民間空き家等を活用しての高齢者向けの住宅供給につきましても,あわせて研究してまいりたいと考えております。

 最後に,民間賃貸住宅でバリアフリー化した住宅の供給戸数は,また市営住宅では現在どのくらい整備されていて,今後の整備方針はとのお尋ねでございます。

 バリアフリー化した民間賃貸住宅の供給戸数については把握しておりませんが,平成15年住宅・土地統計調査によれば,65歳以上の方が住んでいる賃貸住宅において,高齢者等のため何らかの設備がある住宅は26%あり,1,150世帯の方が入居されています。また,市営住宅においてバリアフリー化を行っているのは,西市・芳田団地のシルバーハウジングで68戸ございます。今後の市営住宅の整備につきましては,エレベーターの設置,段差の解消,手すりの設置や車いすに対応した廊下幅の確保など,ユニバーサルデザインの視点も取り入れながら,高齢者を含め入居者にとって安全で優しい住宅の整備を努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎新田佳久病院局長  視覚障害者への情報バリアフリー化対策についての項,薬の処方せんの音声化についてのお尋ねでございます。

 市民病院では,薬剤師が患者さんと対面方式で薬剤の正確な情報を伝えることとしております。議員御指摘の処方せんの音声化につきましては,今後研究してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  児童クラブの見直しの項の中で,放課後子ども教室での管理責任の問題にどのように対応しているかということのお尋ねでございます。

 安全な運営につきましては大変重要なことだと考えておりますが,放課後子ども教室におきましても,安全面のために指導者,参加者に保険加入をお願いしてきております。また,各実行委員会に安全管理マニュアルを配付させていただいて,安全な実施に努めていただいております。

 今後も,担当者会や各実行委員会において,必要な研修ということも進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎高橋義昭選挙管理委員会事務局長  視覚障害者への情報バリアフリー化対策の項の中で,選挙におきまして選挙公報の音声コード化のお尋ねでございます。

 公職選挙法における選挙公報は,候補者からの掲載文の申請があったときは,その原文のまま掲載をしなければならないこととなっておりまして,現状では困難と考えております。

 視覚障害者の方々への選挙情報の提供につきましては重要なことと考えておりまして,今後とも研究してまいりたいと考えております。

     〔43番則武宣弘議員登壇〕



◆43番(則武宣弘議員)  どうもありがとうございました。それでは,再質問をさせていただきます。

 まずは,地球温暖化防止策についてお聞きしたいと思います。

 太陽光発電の3万円の助成については,私が質問した状況では拡充ができないという御返答だったと思います。これはごみ袋を有料化することによって今回新しく設置した助成金なんですけれど,まずはごみ袋の有料化の財源は使えないのかどうか。

 それから,聞くところによると,3万円の助成金は人気がよくてもう底をついたと,今手当てをしてるという状況ですが,その状況についてちょっと御説明を,今後はどうするのかということについてもお聞かせください。

 晴れの国おかやまとよく言われるので,庁舎,学校等も,国のほうもスクール・ニューディールという政策を出して推進しようとしております。今後の太陽光発電の考え,庁舎,学校,いわゆる公的施設についてどうお考えなのか,お聞かせください。

 それで,先ほどの中では,地域グリーンニューディール基金が,この間松田議員が質問して,5億円ほど積み上げるというお話がありました。この中で,先ほど遮断断熱塗装とかエコキュート等の高効率給湯器も含め検討していきたいというふうにお話がありました。これは,そういう方向でいつまでに実施を皆さんに御提示できるのか,ちょっと今後の時期について教えていただきたいと思います。

 私,墨田区へ行って非常に感銘したのが,墨田区は太陽光発電のことでお聞きしに行ったんですが,環境政策というのが整ってまして,区役所の庁舎の屋上に上がらせていただいたら,2メートルぐらいの屋上緑化のモデルを各企業がずっと展示してるんです。1つずつ,いっぱい,たくさん。それで,庁舎の屋上緑化もそれでできてるんです。で,これはどうするんですかと言ったら,市民に見に来てもらうんです。見に来てもらって,ここのどこどこのAという会社のこの屋上緑化をうちもやりたいと言ったら,屋上緑化をお勧めして,自分の家でもやっていただけるような仕組みをしてました。非常にこれはすごいなあと。で,この水は雨水利用で使ってるんです,庁舎の。何から何まで感心することばかりで非常に感心したんですけれど。そういったことで,こういった取り組み,今回西大寺でも緑の,緑化フェアでやったようなことを生かして,ぜひともこういった取り組みも岡山市が。これは企業も喜んでいただける。自分のところの商売にもなるし,庁舎も屋上緑化ができるというようなことで,非常にすばらしいなと思いました。そこら辺もぜひ御検討をいただきたいと思います。

 それから2番目,子育て応援券ですが,研究はどんどんしてください。ただ,これが非常にすばらしかったのは,まあ皆さんにこういうお話をするとまたばらばきだと,こういうふうに言われるのかもしれませんが,いわゆる支援策としてお金を使っていただくのもそうなんですけれど,区民の皆さん方が自分も子育てを応援しようということでいろんな取り組みをしていただいて,それを扱っていただける。区民の皆さんも参加をしていける,自分たちが供給する,また使うほうを含めて,両方になっていけれるという取り組みが私は非常にすばらしいなと思いました。

 ですから,例えば子ども劇場なんかの観劇を見に行くのにも500円だけですけれど使えるとか,こういったものに費用が使われていくというのは非常に大事だし,あの取り組みにもこの子ども応援券を使わせてくださいなんていうようなことがどんどん,いわゆる区民の側から出てきているということが非常に感心だなあと思いました。これはぜひ研究して,新しい子育て支援策に取り組んでいただきたいと思います。

 次に,高齢者向けの優良賃貸住宅でございますけれど,今この優良賃貸住宅を導入しないのであれば,該当住宅に相当するような民間の賃貸住宅の供給促進,誘導促進,こういったことはどうやってやっていくのか,何らかの措置を講じれないのか,ちょっと御見解をお聞かせください。

 それと,あとよく我々も壁にぶつかるのが保証人です,連帯保証人。入っていただこうと思っても,これがいないとか,そういったことが非常に多いわけで,こういった支援策というのは何かないのか,そこら辺についてもぜひ御検討いただきたいと思いますが,お考えをもう一度お聞かせください。

 それから,音声コードと活字文書読み上げ装置の件ですが,有効な手段というふうに認識をしていただいてる割には窓口にほとんどないという状況なんです。窓口にもないからなかなか普及もしないと。そういったものを,音声コードを利用した書類をつくってないので利用する機会もないということだと思うんです。国のほうも一生懸命促進していこうとしている,また支給もされるわけですから,やっぱりこういったところは市がそういった文書をつくっていくということも含めて,また窓口にも設置するという方向で,全部の窓口に設置しろとは言いませんけど,福祉事務所あたりはやはり設置すべきではないのかなというふうに思いますが,再度の御見解をお聞かせください。

 それから,選挙管理委員会事務局長,これは公報ではなかなかもうできないんだと断言をしていただいたんですけれど,公報の中にこのバーコードを組み入れたものをつくれば,これは読み取れるんでしょ。それも読み取っちゃいけないのかどうか,御見解をお聞かせください。

 それから最後でございますが,児童クラブ。私も平成14年のときには,いろいろと放課後児童クラブについて皆さんと御協議をしてきました。あの当時はなかなか設置してるところが少なくて,設置する条件が難しくて,それでそれを促進することということが非常に大きな理由だったと思うんですが,現在は82まで設置されて,そういった意味では非常に普及してきたなあと。普及してきたら今は大きな問題が,大規模であったり,今度はまた運営の問題であったりというところにきているんですけれど,やっぱり今ある,例えば先ほどもありましたけれど,保育園とか幼稚園とか,幼稚園はどちらかというと今子どもさんが少なくなってきてらっしゃいますし,学校の近くのところに併設をされてる幼稚園も非常に多いと思います。そういったところの教室や人材というのも使って対応できないだろうか。

 それと,安心こども基金の使途は限定されてるんですか。これをもう一度ちょっと確認をさせていただきたいのと,私が知るところによると基金は各自治体でいろいろ自由に使えるんではないかというようなこともあったんですが,これは限定されているのかどうか,再度ちょっとこれ確認をさせてください。

 以上をもちまして2回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  音声コードの導入あるいは活字文書読み上げ装置の普及,もう少し積極的にということなんですけど,先ほど御答弁申し上げましたように,普及に向けて努力したいという思いはございます。どのあたりが課題になっているのか。音声コードを添付するのに印刷代がかかるとか,いろんな課題はあると思うんですけども,そういうことを克服すべく,課題を整理しながら積極的に福祉事務所等への設置につきましても検討してまいりたいと思います。

 以上でございます。



◎奥田さち子保健福祉局こども・子育て担当局長  児童クラブについて2つの御質問をいただきました。

 まず,大規模クラブの運営とか保育園のクラブについて今後考えてはというふうなことだと思うんですけれども,先ほども申し上げましたけれども,本当に82というクラブで,ほぼ全学区にできております。そういった意味で,今年度総括的に見直しをしていこうという中で考えてまいりたいというふうに思っております。

 また,国の安心こども基金につきましては,県のほうにも確認しましたけれども,使途はやはり限定しているというふうに聞き及んでいるところでございます。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  太陽光発電の補助にごみ袋の財源は利用できないかとのお尋ねでございます。

 地球温暖化対策費として今後とも確保してまいりたいというふうに考えてございます。

 それから,太陽光発電の補助の状況についてということでございますが,既存の予算の枠内で対応しており,残り100件程度は対応可能というふうに考えてございます。

 それから,スクール・ニューディール政策に関して,太陽光発電の考え方,またその実施計画,今後の時期についてはというお尋ねでございます。

 早急に事業計画を策定し,7月中ぐらいには一定の方向性を出していきたいと考えております。

 それから,市庁舎等への自然エネルギーの導入については,今後も財源の確保に努めながら随時導入していきたいと考えております。

 それから,屋上の緑化等についても,議員御提案の墨田区等を含めて他都市の事例も調査し,有効であればこれも考えてまいりたいと考えております。

 以上です。



◎白神利行都市整備局長  再質問2点いただいております。

 1点目は,本市において高齢者向け優良賃貸住宅制度を導入しないのであれば,ほかの制度,何らかの措置をしてはどうかという御質問でございます。

 先ほども御答弁いたしましたが,本市独自の市民住宅供給事業により,高齢者向け住宅の確保等を図っていくことで,民間における同市の賃貸住宅整備意欲を刺激して,民間住宅の供給拡大につながることも期待をしているところでございます。

 次に,高齢者が賃貸住宅の入居に際して連帯保証人を立てることが困難なケースも多いと。連帯保証人を立てることのできない高齢者に何かできないか,対処はないかということでございますが,連帯保証人を立てることが困難な高齢者の方々を支援する制度の一つとして家賃債務保証制度がございます。この制度は,高齢者円滑入居賃貸住宅の中で,貸し主が高齢者住居支援センターと基本契約を締結した賃貸住宅に対して適用されます。したがいまして,この賃貸住宅に入居を希望される高齢者の方は家賃債務に係る連帯保証人を立てる必要がないこととなります。

 以上でございます。



◎高橋義昭選挙管理委員会事務局長  ただいま則武議員のほうから選挙公報に関しまして,本人が掲載文の申請をした場合に,その掲載文の中にバーコードがあった場合にそれがどうなのかというお尋ねだろうと思います。

 本来的に,我々のほうで原文のまま掲載しなければならないという考え方を申し上げておりますのは,背景の中で選挙に求められる一番の要件であります公正さを確保するということがございまして,そういう若干の縛りがかかっておるという現状であろうと考えております。

 お尋ねの,我々がそれを,また原文をコピーした場合に読み取りが可能かどうかについては不明でございますけども,いずれにいたしましてもしっかりと研究してまいりたいと思っております。



○宮武博議長  答弁の途中でありますが,しばらく休憩いたします。

      午後3時10分休憩

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

      午後3時31分開議



○宮武博議長  休憩前に引き続き会議を開きます。

 次は,順序に従いまして竹永議員。

     〔41番竹永光恵議員登壇,拍手〕



◆41番(竹永光恵議員)  皆さんこんにちは。空席が目立ちますが頑張って質問したいと思います。

 まず,1,障害があっても安心して暮らせるために,重度障害者のコミュニケーション支援についてです。

 重い障害のある方が入院を余儀なくされた場合に,ヘルパー制度が使えず,完全看護といっても看護師との意思疎通ができず,入院時に大変な思いをしているとの御相談を何件か受けました。今までは,個別対応が困難な場合,善意のボランティアや家族の援助等でサポートし,仕組みとして確立していませんでした。しかし,身内がいない単身障害者など,入院のときには本当に困ると言われています。特に,入院時は通常では考えられない体の硬直や筋肉の拘縮などで言語障害のある方など,通常よりうまくしゃべれない状態になることが多く,だからこそ日ごろからコミュニケーションのとれているなれたヘルパーさんに入院中もいてほしいというのは当たり前の願いではないでしょうか。

 今,こういう声にこたえて,大阪市,神戸市,京都市などで前向きな取り組みが始まっています。大阪市の制度は重度障害者等入院時コミュニケーションサポート事業という名称で,意思疎通の困難な重度の障害者が医療機関に入院する場合に,本人の希望によりコミュニケーションサポート事業従事者を派遣するという内容です。対象は,障害者支援区分6で,居宅介護,重度訪問介護あるいは重度障害者等包括支援を利用している方となっています。現在実施している大阪市や神戸市は,障害者自立支援法に規定する地域生活事業として実施していますが,ことしの10月から開始を予定している京都市では,単市事業として行うか,地域生活事業とするか今検討中ということです。報酬単価は,大阪市の場合は1日当たりのサービス提供の時間数が4時間以下であれば1時間は1,500円,4時間を超える場合は7,000円とし,利用者の利用料はその1割負担となります。

 この制度のいいところは,コミュニケーションサポート事業者を,現に在宅生活においても障害福祉サービスを行っているところに限るとしているところです。重度の障害者の多くは言葉だけではなく,本人独自の表現方法を用いた意思表示などのコミュニケーション方法で意思疎通を行っておられる場合もあるわけです。余儀なく入院をされるようなことがあっても,病院での治療やリハビリ等でのコミュニケーションサポートができると,より入院生活もスムーズになると,関係者からは画期的な制度だと喜びの声が上がっています。

 (1)岡山市でも実施に向けて研究,検討していただきたいがどうでしょうか。制度の必要性をどうお考えでしょうか。

 (2)現在区分6に該当する重度障害者の方は岡山市で364人で,そのうち在宅で生活をされている方は254人だそうです。そのすべてが入院されるとは限りませんので,私としては単市事業としても可能な数字だと思いますが,予算シミュレーションの結果をお示しください。

 次に,2,緑化フェア後の西大寺のまちづくりについてです。

 まず,(1)西大寺「元気な新拠点」整備事業について。

 全国都市緑化おかやまフェアは,目標を大幅に突破し,メーン会場である西大寺は期間中本当ににぎわい,会場付近は久々に活気あふれるまちとなりました。しかし,終了後はまたいつもどおりのまちに戻っています。そこで,提案された西大寺「元気な新拠点」整備事業に注目も高まっており,期待の声と不安の声と両方聞こえているところです。

 そこで伺います。

 ア,計画条件にある,早期に実現可能であり,かつ事業運営期間中継続的に安定した事業運営が行われる計画とありますが,地元住民が一番不安に思っているのはこの部分だと思います。何を根拠に判断し,何を担保に継続的運営にするのか,具体的なお考えをお聞かせください。

 イ,事業実施体制を4つ挙げています。特に,3番目の複数の事業者が共同出資会社を設立し,その会社により本件土地を借り受け,事業施設整備及び事業運営を行う方法や,4番目の新たに特定目的会社を設立し,そこから委託を受けた事業者が事業運営を行うという複雑な実施方法になると,どうしてもASPOなどのあしき前例を思い出してしまいます。この複雑な方法をなぜ実施方法に挙げているのか,他都市の成功例等はあるのでしょうか。具体的にお答えください。

 ウ,民間の自由な発想と言いながら,地域との協働や周辺環境との整合性など,留意点がたくさん挙げられています。もし,公募に手を挙げるところがなかったらどうするのか。引き続き,民間公募による商業施設というコンセプトでこの場所を位置づけるのでしょうか。

 エ,公募案の評価は,西大寺「元気な新拠点」整備事業検討専門委員会を立ち上げ,進めるということです。各分野から9名の委員ということですが,選出方法を具体的にお示しください。また,この委員は評価終了まで公表しないとのことですが,岡山市全体にとっても注目される事業です。公開が原則ではないでしょうか。

 次に,(2)(仮称)西大寺南ふれあい公園についてです。

 緑化フェア終了後も,多目的広場,原っぱ広場,せせらぎ等はまちの顔の核となる公園として残すということです。地域住民に愛される公園となるよう早く開放してほしいと期待の声が高まっています。

 そこで伺います。

 ア,公園の管理の方法,開放の時期など,どのようにお考えでしょうか。

 イ,花と緑の豊かな公園を維持するために,緑化フェアで培った市民力をどう生かすのでしょうか。

 ウ,名称や公園の特色等,市民に愛される公園とするためのお考えを具体的にお聞かせください。

 (3)体験学習施設の今後の使い方についてです。

 せっかくできた施設です。東区だけでなく全市民的に,できるだけ多くの方に使いやすい施設としていただきたいと思います。

 ア,全市民に愛される施設としてのこの施設のコンセプトをお聞かせください。

 イ,以前,教育長が私の質問に議会で,図書館,公民館としての機能が加えられるか関係部局と連携を図りながら今後検討していきたいと答弁されています。その後の検討の進捗状況をお聞かせください。

 ウ,関係部局と連携を図るというのがこの間の答弁です。市民の意見,声はどう生かされるのでしょうか。

 (4)この間,公共用地の使い方について全く触れられていません。いつごろまでにどうするのか,計画をお示しください。また,図書館基本計画では,西大寺に地区図書館をとはっきり明示しています。公共用地のこの場所に,老朽化した区役所の建てかえと地区図書館をと考えますが,御所見をお聞かせください。

 次に,3,家庭ごみの有料化その後についてです。

 家庭ごみ有料化が実施され5カ月がたちました。家庭系可燃ごみ量は前年同時期と比較し23%の減,不燃ごみの量は41%の減少と報告されています。この数字をどう見るのかということですが,今までされていなかった啓発が進み,雑誌回収,古紙・古布回収などが取り組まれているのですから当然の結果だと思います。

 そこで伺います。

 (1)ごみ減量は,そもそも資源循環型社会の構築が目的です。発生抑制,再使用,再生利用を行い,その順番を間違えてはいけません。減量だけではなく,改めて循環型社会の構築への方向性をどのようにお考えでしょうか。

 (2)既に有料化を実施している自治体でも初年度は減量できています。しかし,同じ政令市の北九州市では,3年過ぎると減量数字の倍以上のリバウンド結果となっています。1996年にいち早く有料化された埼玉県秩父市とその周辺の9自治体を調査研究された報告でも,初年度から減量効果のない自治体が2自治体,ほかはすべて減量効果は3年と数字で出ています。市民のモチベーションを継続させるためには,意識向上の不断の働きかけが重要とまとめられています。

 我が党市議団は,有料化導入のときの議論で横浜G30プランを紹介し,有料化しなくても市民協働でごみは減らせると提案していました。市民説明会1万回以上,実際にごみ収集にかかわる現場職員もしっかりと説明会に参加し,市民の細かい疑問に答えながら減らすことを啓発していました。市民だけではなく,ごみを出す側の事業者にもG30プランの徹底とごみ減量の目標設定を求めるなど,市民,行政,事業者が一緒になってごみ30%減の目標に向かって進んでいると紹介してきました。それに比べると,まだまだ岡山市は啓発が足りないし,発生する側の事業者への指導もおくれているのではないでしょうか。今までの取り組みの経過と今後の対応をお聞かせください。

 (3)有料化の実施後,私どもに直接御要望として多く伺ったのは,ひとり暮らしの方用に5リットルの小さいごみ袋はできないか,やはり草も花も無料に,町内等へ配布されるボランティア袋が足りないなどです。市民の声を聞き,改善する仕組みをどうお考えでしょうか。

 (4)100年に一度の経済危機のもと,岡山市民の生活も大変です。有料袋を買えない世帯が,ごみ屋敷,不法投棄など大変な事態になっているのではないかと心配の声も上がっています。有料化されてからの不法投棄の件数の推移,スーパーやコンビニなどからの苦情,ごみ屋敷などの相談等,有料化と関連し,実態はどうなっているのでしょうか。

 (5)さて,有料化の市の報告には,「家庭ごみの有料化により「エコ」が進んでいます」という大きな見出しが躍っています。もちろん雑紙回収やてんぷら油の回収等に取り組んでいるので全く進んでいないとは言いませんが,エコイコールCO2削減という世界的な目標を前に進めるためには,やはりサーマルリサイクルの見直しが必要です。今でさえ,4つの焼却場から9.5万トンの温室効果ガスが排出されており,そのほとんどがプラスチックごみの焼却が発生源です。本当にエコと言うなら,プラスチックごみ分別回収をしてください。いかがでしょうか。

 (6)25%の減量で数年後には岡南焼却場の廃止はできると以前にも答弁してくださっています。岡南焼却場の廃止で11億円の維持費を削減できます。今回の瀬戸町クリーンセンターの廃止とあわせて,岡南焼却場の廃止を具体的に決め,コスト削減することが環境先進都市への近道です。具体的計画を改めてお示しください。

 (7)改めて,ごみは無料に戻し,市民協働で減量していくことを提案します。いかがでしょうか。

 (8)は割愛します。

 最後に,4,職員のメンタルケアについてです。

 政令市移行に伴う仕事量の増加,また職員減による一人への仕事の負担増など,それだけが理由ではありませんが,健康を害する職員がふえているとお聞きし,とても心配をしています。今現在,メンタルが理由で休んでいる方は35人です。そのうち27人が30代,40代という世代です。

 (1)まずこの現状について御所見をお聞かせください。

 (2)また,過重労働が認識される前に予防することが大切です。市長はずっと,職員はサービス残業がないと答弁されていますが,実態はどうなのでしょうか。時間外勤務の状態の具体的把握と対処方法をお答えください。

 (3)休職中の復帰プログラムは一応確立していると伺っています。しかし,そのプログラムを実行するには職場の協力なしには困難です。具体的にどのようにしているのでしょうか。

 (4)具体的に復帰支援をするのは所属長なのでしょうか。専門家はどのような体制ができているのでしょうか。

 (5)管理職のメンタル対策はどう行われているのでしょうか。

 以上で1回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  竹永議員の緑化フェア後の西大寺のまちづくりについての御質問にお答えいたします。

 全国都市緑化フェアは大変好評であり,西大寺地区の活性化にも大いに貢献いたしましたが,今後その成果も生かしながら西大寺のまちづくりをしっかりと進めてまいりたいと考えております。

 このため,緑化フェア会場の一部につきましては市民の憩いの場となる都市公園として,また体験学習施設は市民の皆様に有効に活用していただけるよう検討し,来年春からの一般開放を目指して,公園,体験学習施設の再整備を行ってまいります。また,民間活用エリアにつきましては,かねてより準備を進めておりましたけれども,フェア終了に伴い,西大寺元気な新拠点の事業化に取り組むことにしております。この事業は,西大寺地域中心市街地の活性化に資する,にぎわいを創出する事業として,また地域の新拠点形成につながる事業として,地域の多くの方々に期待されております。民間活力を導入し,早期に事業の実現を目指すものであり,緑あふれる環境とにぎわい創出機能が調和した事業提案を求めるものであります。

 その他につきましては,各担当からお答えいたします。



◎繁定昭男総務局長  職員のメンタルケアについて,メンタルが理由で休んでいる方が35人,うち27人が30代,40代という世代である,この現状についての所見をとのお尋ねでございます。

 市民協働の健やかなまちづくりに向け,職員は市と市民にとって大切な財産であり,また職員が健康であることはその能力が最大限に発揮されるための大もとであると考えます。メンタルを理由とする休職,休暇はさまざまな原因が考えられますが,官民を問わず増加の傾向であり,大変憂慮すべきことだと考えております。

 次に,過重労働が認識される前に予防することが大切です,時間外勤務状態の具体的把握と対処方法についてのお尋ねでございます。

 市は,平成19年7月から過重労働対策を実施しておりますが,これは長時間労働による健康障害を防止するため,所属長が職員の時間外勤務の状況を把握し,必要な職員は産業医等による面接指導を受け,必要な事後措置を講じることとしているものです。また,サービス残業はあってはならないという認識の上で,平成21年4月から導入した内部管理システムにおいて,所属長が所属職員の時間外勤務を日々具体的に把握し,特定の職員に負担が偏ることがないように適切な業務の配分に努めてまいりたいと考えております。

 次に,休職中の復職プログラムは職場の協力なしには困難である,また具体的に復帰支援をするのは所属長なのか,専門家はどのような体制ができているのかとのお尋ねでございます。

 市は,メンタルヘルス対策についても平成19年7月から実施し,職場復帰訓練について要領を定めております。具体的には,訓練を希望する職員からの申し出により,精神科医の産業医,保健師,人事課長,職員課長,所属長などで構成する復職等調整会議を開催し,訓練の適否,実施計画の審議等を行い,結果を所属長にお知らせします。所属長は,復職等調整会議の助言,並行して行う産業医と本人との面接の結果などを受けながら訓練を実施し,終了時に調整会議に報告します。調整会議は,本人の訓練時の状況の報告,産業医の意見などを受け入れ,復職する場合は職場全体として,配慮事項など,受け入れ体制について所属長へ依頼するものでございます。

 次に,管理職のメンタル対策はどう行われているかとのお尋ねでございます。

 管理職員につきましても原則は同じ扱いになりますが,各所属において職員の心身両面の健康管理を担う立場であり,みずからの健康についても自覚を持って十分留意されるよう周知を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  障害があっても安心して暮らせるためにの項,重度障害者の入院時のコミュニケーション支援実施に向けて研究,検討をしたらどうか,制度の必要性をどう考えるかとのお尋ねでございます。

 これにつきましては,他都市の状況も参考にしながら,対象者数や今後の障害者自立支援法を初めとする法改正,制度改正に関しての国の動向等を注視しつつ,必要性も含めて研究してまいりたいと考えております。

 次に,重度障害者の入院時のコミュニケーション支援実施時の予算シミュレーションの結果を示せとのお尋ねでございます。

 大阪市を例にいたしますと,その利用条件は,障害程度区分6の方,現に居宅介護,重度訪問介護,重度障害者等包括支援のいずれかを利用している方,市内在住の単身生活者またはこれに準じる世帯の方,障害程度認定調査項目で「意思の伝達」等が「できる」以外の方,対象者につきましてはこれらすべてを満たしている方となっております。対象期間は,入院初日から連続した14日目まで,報酬単価は1日4時間を超える支援の場合1日当たり7,000円で,1日4時間以下の支援の場合1日当たり1,500円掛ける対応時間となっております。

 障害程度区分6で,現に居宅介護,重度訪問介護,重度障害者等包括支援のいずれかを利用している方は,本市では126人おられます。市内在住の単身生活者またはこれに準じる世帯の方で,障害程度認定調査項目の「意思の伝達」等が「できる」以外の方まで絞り込むことは,現状では困難でございます。仮に,年間10人の方が1人当たり1カ月間入院されたと想定いたしますと,1人分が1日当たり7,000円,14日分支給され9万8,000円となり,1割の本人負担額を差し引けば8万8,200円が公費負担となるため,年間10人ですと88万2,000円の公費負担となります。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  家庭ごみ有料化その後についての項の中,減量だけでなく,改めて循環型社会の構築への方向性をどのように考えているか,次に市民や事業者への啓発,指導については,今までの取り組みの経過と今後の対応はとのお尋ねに一括して御答弁申し上げます。

 循環型社会を構築するためには,まず廃棄物をできる限り発生抑制や再使用することが重要であると考えております。そのため,本市では昨年度より400回程度の市民説明会や出前講座等を実施し,発生抑制を初めとする3Rの推進について市民への啓発を行っております。本年度についても,引き続き出前講座等を通じ,さらに啓発を行ってまいります。

 また,事業者に対しては,これまで減量化・資源化の手引きの作成,優良事業者の表彰制度,大規模事業者への減量計画書の提出や研修会の開催,さらには岡山市事業系一般廃棄物減量化・資源化推進協議会を通じて,スーパーなどへ過剰包装の抑制やマイバッグの推進を働きかけております。本年度については,さらに現場に出かけての啓発,指導やマイバッグ推進への取り組み強化などを実施し,成果を上げてまいりたいと考えております。

 次に,市民の声を聞き,改善する仕組みをどうお考えかとのお尋ねでございます。

 市民の声を聞き改善する仕組みについては,出前講座や説明会を実施し,さらに市民アンケートなどを通じて市民ニーズを把握し,制度の評価や改善等を行ってまいりたいと考えております。

 次に,有料化されてからの不法投棄の件数の推移,スーパーやコンビニなどからの苦情,ごみ屋敷などの相談等,有料化と関連した実態はどうなのかとのお尋ねでございます。

 有料化実施後の不法投棄件数は1,315件で,2月から5月期の対前年度比で約29%減少しております。また,スーパーやコンビニなどへの持ち込みごみの苦情に対しては,市内60店舗の聞き取り調査を実施したところ,おおむね市に苦情を言っていくほどではないとの回答でございました。なお,ごみ屋敷などの相談については,有料化実施後新たな相談はございません。

 次に,本当にエコと言うならプラスチックごみ分別回収をしてくださいとのお尋ねでございます。

 プラスチックごみの分別回収については,異物の混入や汚れが付着していることで再生利用できない残渣が相当量発生するなどの課題があり,また再利用コストや環境への負荷が低減される効果的なリサイクル方法が確立されていないなどの理由から,現時点ではサーマルリサイクルを実施しています。今後,リサイクル技術の動向を注視しながら検討してまいりたいと考えております。

 次に,岡南焼却場の廃止の具体的計画をとのお尋ねでございます。

 岡南環境センターの停止については,今回の有料化の減量効果を見きわめた上で,ごみ処理基本計画の見直しが必要と考えており,その中で検討してまいりたいと考えております。

 次に,改めてごみは無料に戻し,市民協働で減量していくことを提案するが,いかがかとのお尋ねでございます。

 家庭ごみの有料化は,ごみの減量化,資源化の推進と排出量に応じた負担の公平性の確保の2つの目的で導入しており,市民の皆様に御協力をいただいて,順調に減量化が進んでいるところでございます。今後も,この効果を持続できるよう,市民協働で取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  緑化フェア後の西大寺のまちづくりについての御質問に順次お答えを申し上げたいと思います。

 まず,(仮称)西大寺南ふれあい公園についてで,公園の管理の方法,開放の時期などについて,それから緑化フェアで培った市民力の活用,それから市民に愛される公園とするための考えということで3点の質問をいただいておりますが,これにつきまして市長が答弁いたしました内容以外につきまして,一括してお答えを申し上げます。

 緑化フェア会場の一部として使用した(仮称)西大寺南ふれあい公園は,現在緑化フェアの撤去・復旧工事を実行委員会事務局が行っておりますが,この工事が終了した後,市が来年春の供用開始に向けて再整備工事などの取り組みを行ってまいります。

 また,緑化フェア開催中,花の手入れや会場の清掃などで御協力いただいた多くのボランティアの方々には,積極的に公園の管理に参加していただきたいと考えておりますので,本年度にはワークショップを開催するなど,御意見をお伺いする場を設け,ボランティアを含む市民協働による公園の管理のあり方について検討してまいりたいと考えております。

 また,公園を市民の皆様に親しみと愛着を持ち気軽に利用していただけるよう,市民の方々にも参加いただき,愛称などの制定も行ってまいりたいと考えております。

 続きまして,体験学習施設の今後の使い方についての項目のうち,この施設のコンセプトについての御質問にお答え申し上げます。

 体験学習施設は,公園内の緑豊かな環境の中で,体験学習活動などの参加型レクリエーションを行うことや,緑のまちづくりの拠点,だれもが使いやすい施設,地域の防災拠点とすることなどを基本的なコンセプトとして整備しております。緑化フェア期間中には,当該施設で花緑体験教室や市民の方々の作品展示など400を超える事業が実施されましたが,今後も多くの方々に気軽に御利用いただき,市民の皆様に愛される施設にしたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  緑化フェア後の西大寺のまちづくりについての中で,体験学習施設の今後の使い方について,図書館,公民館としての機能の検討の進捗状況について,そして市民の声はどう生かされるのか,公共用地内に地区図書館をと考えるがどうかとの御質問について,一括してお答えをさせていただきます。

 体験学習施設が図書館,公民館の機能を持つということにつきましては,施設のコンセプトにも合致をし,市民ニーズを高めていくことにもつながるものと考えておりますので,関係部局と協議をしているところでございます。このことは,合併等に伴う図書館を取り巻く状況の変化の中で,まずは既存施設の活用やソフト面での図書サービスの向上を図るという取り組みにも合致するものと考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎川野豊東区長  緑化フェア後の西大寺のまちづくりの項の中で,西大寺「元気な新拠点」整備事業について,市長答弁以外についてお答え申し上げます。

 1つ目は,早期に実現可能であり,かつ事業運営期間中継続的に安定した事業運営が行われる計画とあるが,何を根拠に判断し,何を担保に継続的運営をするのかについてお答えいたします。

 提案事業者に資金調達計画,収支計画などの事業計画を提出させ,その内容から事業の実現性,安定性などを判断いたします。また,定期的に収支内容を含む事業運営の状況報告の義務づけを公正証書に盛り込み,随時業務内容の点検,確認を行う枠組みとしております。

 2つ目は,事業実施体制を4つ挙げています,3番目の複数の事業者が共同出資して会社を設立し,事業施設整備及び事業運営を行う方法や,4番目として新たに特定目的会社を設立し,事業者が事業運営を行うという複雑な方法をなぜ実施方法に挙げているのかについてお答えいたします。

 複合的な集客事業は,単独企業または複数の企業がそれぞれの得意な分野でのノウハウを持ち寄って,共同して事業を運営することも,事業の安定,継続等の面からも有効であると考えており,より多くの事業者からの多様な提案を受けることを可能とするため,4つの事業実施方法を取り入れております。

 3点目としまして,もし公募に手を挙げるところがなかったらどうするのか,引き続き民間公募による商業施設というコンセプトでこの場所を位置づけるのかについてお答えいたします。

 現下の厳しい経済環境ではありますが,こういう環境の中で,真に自信と意欲を持った事業者からの提案がなされるものと期待しているところでございます。

 4点目は,西大寺「元気な新拠点」整備事業検討専門委員会の9名の委員の選出方法,また委員は評価終了まで公表しないということだが,公開が原則ではないかという質問にお答えいたします。

 西大寺「元気な新拠点」整備事業については,中心市街地活性化事業としての適性,地域への波及効果,資金計画,リスク対応などの事業計画,景観・デザイン,ユニバーサルデザインなどの施設計画,環境負荷低減への配慮,価格などを総合的に評価する必要があることから,法律,経営,財務,建築,まちづくりなどの専門的知識を有する方に加え,地域関係者等の方々に御就任をしていただいているところでございます。

 なお,委員の公表を控えておりますのは,事業者から委員への接触を避けるためで,提案者の評価を行う際の検討専門委員会は公開を原則としております。

 最後に,どうなる公共用地ということで,公共用地の使い方について,いつごろまでにどうするのか,また老朽化した区役所の建てかえを公共用地にしてはどうかという御質問でございます。

 現在,民間活用エリアの事業化に最優先で取り組んでいるところで,公共用地の活用につきましては,政令指定都市となり,また新たに区制がしかれたこともあり,議論を深めさらに検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。

     〔41番竹永光恵議員登壇,拍手〕



◆41番(竹永光恵議員)  御答弁ありがとうございました。

 まず,重度障害者のコミュニケーション支援についてですけれども,入院時のコミュニケーションサポート事業ということの必要性も含めて考えるということだったんですが,このサポート事業ということが必要性という点では,まだこれから研究なんだということなんですが,今までも多分障害者団体から要望もあったことですので,今ごろ必要性を考えるのかとがくっときたんですけれども,やっぱり必要というところをもう一回再確認をしたいと思います。

 特に,入院されて一番困るのは,ナースコールが押せないんです。体が硬直していると顔の向きも変えれませんし,廊下を通った看護師さんなんかも呼びとめられません。私は以前,重度の障害児の施設で働いていました。施設の子どもさんが病院に入院されることがありましたけれども,そのときも目は開いて意識はあるんだけど,何を言いたいのか,何を伝えたいのかわからないということで看護師さんから呼ばれることが多くありました。特に,その方独特のコミュニケーションの方法というのがあります。その内容というのは,例えば舌を出してイエスとか,あと指1本でイエスとかというようなことで,なれない環境だとか,知らない看護師さんとかに話しかけられると体が本当に緊張して,いつも出せる舌が出ないとか指が動かせないとかというふうになってくるんです。それだけならまだ我慢できるんですが,緊張がストレスになって体が硬直してしまうと本当に心臓発作とか,あと通常の脳の発作とかが起きてしまいます。命にかかわるというところで,やっぱり必要ある事業だと思っていますので,そこのところをぜひよろしくお願いします。

 もちろん,自立支援法の改正は無視はできませんけれども,神戸市のように国がどうなろうと自分たちでやろうというのを今一生懸命考えてるんですというふうに言われてる自治体もふえてきてるんです。よく福祉都市岡山というふうに言われますが,その割にはというところがありますので,その辺も含めて本気で検討していただけたらと思いますので,再答弁をよろしくお願いします。

 それから,西大寺元気な新拠点のところですけれども,期待と不安というふうに最初に言ったんですが,期待してる人っていうのは,ここがそんなふうに動いてるんだというのを知ってる人なんです。不安というのはどうなるんかも知らない人たちのほうが多いということで,一応パブリックコメントも求めて,市民の意見も聞いて,市民と一緒に,地域と一体になったにぎわいの創出の事業なんだというふうに進めているということなんですが,パブリックコメントでさえ350件なんです。そこで,本当に市民の関心がまだまだ高まりが低い中,どんどんどんどん進めていいのかというところも含めて,ちょっと聞かせていただいたわけなんです。まず,今までの市民の関心度という点ではどうなのかというのを聞かせてください。

 それから,周辺の商業都市機能との整合というところで,今隣接している天満屋とかダイキとか,そういう地域の商店街とかもすべてひっくるめて連携というふうにお考えになってるのか,御所見をお聞かせください。

 それと,先ほど収支決算や報告もちゃんと出してもらいますし,提案事業者の計画も事業内容もしっかり公正証書に盛り込んでもらうので大丈夫なんだという答弁だったわけなんですけれども,今までの失敗した事業もそういう段取りをきちんと踏んでいるのにもかかわらず今問題になっているわけですから,この事業がそういうASPOとかとは違うんだというところで,本当に大丈夫なんだというところがもう一つ踏み込んで答弁いただけたらと思います。20年間ですから本当に長い,5年のスパンとかではないですから,その辺をきちんと,大丈夫なんだよというのが市民にもわかるように説明していただけたらと思います。

 それから,20年間に市民ニーズとか社会情勢でいろいろ変わってくるとは思うんですが,その事業の内容を変えるとかというときはどうなるのかというのもお聞かせください。

 それから,あと特別会社というところで新たな4つ目の提案というところで,SPCですか,特別目的会社を設立するというふうにありましたが,この目的会社という中身が,建物の資産を運用する責任者と資産管理者等の共同体とかというふうに聞いています。その共同体というのが,きちんとリスクも責任も負えるような仕組みになっているのかというところがちょっと不安ですので,もう一度お聞かせ願えたらと思います。

 それから,(仮称)西大寺南ふれあい公園についてですけれども,これはボランティアが管理にしっかりと参加しますよということでは,本当に今まで毎日あの会場に行ってた方が寂しがっているんです。そういう意味も含めて,みんなの公園というふうに早くしてほしいなという声もありますので,それはとてもありがたい答弁だなと思ってます。

 それから,市民参加での愛称も考えてるというところでもありがたいなと。西大寺南ふれあい公園というのが,もう南がついてたら西大寺じゃないとか,金岡の人はうちの公園かみたいな感じですごい狭いところで言い合いがあったりもしますので,やっぱり愛称があったらいいなと思ってましたので,ありがたいなと思います。

 それから,早く,春には開放ということなんですけれども,公園と施設が一体となった管理運営ということなんですが,その方法をどういうふうに考えておられるのか,いつごろそういうのが発表できるのかというスケジュールをもし今答えれるようであれば,お願いします。

 それから,体験学習型施設の使い方ということで教育長が答えてくださっているんですけれども,関係部局と協議というところではまだ余り変わってない中身なんだなと思ってますので,それぞれが今ある既存施設,例えば公民館とか図書館は暫定利用としてその体験型の中に入るのかという声もありますけれども,今ある施設と共存できるような中身にしてもらえたらなと思いますので,これは要望にしておきたいなと思います。

 それから,この公共用地の使い方というのは,まずは民間エリアを考えるから公共用地はこれからなんだという答弁だったんですけれども,この公共用地というのは,先ほど元気な新拠点のパブリックコメントでも皆さんの声が多かったところなんです。早急に何をするかちゃんと出してほしいという声が一番多かったので今回取り上げさせていただいたんですけれども,やっぱり地区図書館をとか,区役所をという御要望があります。そのことは踏まえてもらえたらなと思いますので,ぜひできるだけ早くスケジュールを示していただきたいなと思います。

 あと,このことをみんな注目はしてるんだけど,どこに言えばいいのか,皆さんと一緒に考えていきたいということであれば,やっぱり東区だけではなく,東区ももちろんそうなんですけれども,全体として考えてる機関,ずっと言ってるようにまちづくり協議会とかそういう組織も必要なのではないかなというふうに思いますので,その点も含めてお答えしていただけたらと思います。

 それと,まだ何をするかわからないところがあいているわけですから,その決まるまで何に使えるのかという考えが,どう有効活用するのかという考えがおありでしたら,ぜひお聞かせください。

 それから,家庭ごみの有料化です。

 まず,循環型社会構築そのものを聞かせていただいたんですけれども,私たちは有料化の議論になったときに,やっぱり市民の合意形成が先だろうというところで一生懸命議論させていただいたんですが,そこが有料化になってしまったら,有料化がもう到達点のように思われてしまってもいけないなと思ったので,改めて今回聞かせていただきました。で,ごみを減らすことへの市民合意の形成というのが,やっぱりまだなかなかではないかなというふうに思っています。ずっと横浜市の例を出していますが,先ほど400回出前講座をしましたよと言われてますけど,横浜の場合は先ほども言いましたが,市民説明会は1万回,出前講座は4,000回,けたが違うんです。そこで市民が本気に一緒になって減らそうよという,一人一人の意識改革ができたというのが横浜市と岡山市との大きな違いだと私は思うんで,そこのところはどうなのかというのをもう一回お答えください。

 それから,スーパーやコンビニというのは,60軒回っていただいたというのは本当に御苦労だったなあと思いますけれども,それはいつごろ回っていただけたんでしょうか。ごみ有料化されてすぐのことだったのかなあと思いますが,私はこの間のお休みを使ってコンビニを回らせていただきました。全部ではありませんけれども,東区を中心にですけれども,やっぱり県道沿いのコンビニというのは本当に困ってましたよ。何が困ってたかというと,家庭ごみという,あの袋に入っているものだけではなく,何とまくらや座布団,あと家電も置いてかれましたみたいなことを言われてました。じゃあ大体どのくらい来ますかというふうに聞きましたら,1日1人や2人じゃないんです,2けたの日もありますよというようなことを県道沿いのところは言われてました。場所によってそれは違うんだけれども,あと東区のちょっと奥に入ったようなところでも,「いやあ,やっぱり有料化されて2割はふえてますね」という店長さんの声だったわけです。

 今,岡山市はコンビニは約300軒ぐらい,スーパーを合わせると500軒ぐらいだそうですので,ぜひちゃんと調べて,有料化との関連というのは数字であらわしていただきたいと思います。足を運べるはずです。市民も減ることで無料になるんだったら協力はすると思いますので,その点も踏まえて,ちゃんとデータとして残していただきたいと思いますので,御苦労だと思いますが,ぜひやる気になっていただきたいと思います。いかがでしょうか。

 それから,市民アンケートや声,もう一回説明会をして市民の声を生かすということでしたので,ぜひそれはやっていただきたいと思います。

 それから,リサイクル技術の問題というところなんですが,具体的にどういうふうに研究するのかというのも年を追って,で,ここまでの研究をして,次にプラスチックをリサイクルするために何年かけてやるとかという具体的な計画はじゃあどうなってるのかというところをお聞かせ願えたらと思います。

 それから,負担の公平性というのを有料化の議論のときによく言われますけれども,本当に市民の生活は大変です。また,これから消費税が増税されたりとか,いろんなもので福祉の分野はこの何年か自己負担がどんどんふえていきました。その辺も含めて,本当に負担の公平さの一言で片づけていいのか,市民生活はどうなのかというところをしっかりと把握していただきたいと思います。そのために市は一生懸命減らしていくんだよという姿勢が見えたら,やっぱり市民も協力すると思いますので,私は本当に無料化に戻して,もっともっと減らしましょうというのを呼びかけるべきではないかなと思いますので,これは意見として申し上げます。

 それから,最後に職員のメンタルケアですけれども,30代,40代が多いというのは,先ほどの答弁にもありましたが,やっぱり全国的な問題なんです。

 財団法人の社会経済生産性本部というところが,自治体のメンタルヘルス実態調査というのをされています。全国の自治体1,874組織を対象に実施して,半数近くの自治体でこの3年間に心の病がふえている。特に大きな自治体,1,000名を超える自治体は一般企業を上回っているということですから,本当に深刻な,企業の問題ではなく自治体の問題としてきちんと扱っていただけたらなと思います。

 年齢別に見ても30代が34%,そして40代は30.8%,これは全国です。で,9割以上の自治体で,その理由として1人当たりの仕事量がかなりふえて,7割の自治体において個人で仕事をする機会がふえたというふうになっています。

 あと,共通の意見として出たのが,住民の行政を見る目が厳しくなっているというのも感じていて,そしてその厳しさの中で,5割の自治体で職場のコミュニケーションの機会が減って,職場の助け合いが少なくなっているというふうに回答しています。職場での助け合いが減った自治体や,コミュニケーションが減少している自治体というのがどんどんどんどんメンタルヘルスの不調者の方が出ているということで,この全国データと岡山市はどうなのかという研究をぜひしていただけたらと思います。政令市になって仕事量もふえている,そして職員も減っているというところで,1人当たりの負担の量と病気の関係とかというのは,どこがどういうふうに把握するのかというのも改めてお伺いします。

 それから,これは別のある自治体が行ったうつ傾向についてのアンケートなんですけれども,そこで5,000人を対象にやったアンケートで,回収率83.1%で,回答者の42%が何らかのうつ傾向が疑われるという結果となっているということなので,今回35人がうつで休んでますよということだったんですが,やっぱり予備軍もたくさんいると思うんです。そこもちゃんと把握できてるのかどうかというのをお聞かせください。

 京都の舞鶴市職労が行っている「職場ギスギスアンケート」というアンケートでは,人間関係で神経をすり減らしている,そして職場の忙しさ,コミュニケーションの欠如,チームワークのなさも嘆く記述がかなり記入されていたということですから,ぜひ職員の実態調査をしていただきたいというのと,こういう記述方式の実態調査をしていただけたらと思いますので,その点はどうでしょうか。

 あと,出てきてからの復帰プログラムのことを今回聞かせていただいたんですが,復帰プログラムはできているということで,産業医がちゃんと入ってやってるんだということですが,実際職場に復帰されてから,皆さんそれぞれ自分の仕事に追われて大変な状態です。ですから,有資格者に任せるということがとても大切ではないかなと思いますので,そういうところは私はもうプロの民間に任せてもいいんじゃないかなって。奈良市なんかは,年間350万円ほどでそういうメンタルケアのサポート体制をプロを入れてとってるということです。一人一人の個別プログラムをきちんと確立して,ちゃんと元気になって,人一倍の仕事をしていただこうというふうになっているというふうに聞いていますので,その点を研究していただけたらと思います。

 以上で2回目の質問を終わります。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎繁定昭男総務局長  まず1点目が,30代,40代の方々が特に多いということで,先ほど財団法人社会経済生産性本部のアンケートの事例をもって御紹介がありましたが,ぜひ研究を,またそういった部分をどこが把握するのかというのをお尋ねでございます。

 このことにつきましては,基本的に職員課のほうが担当をいたしております。また,この原因については,他都市あるいはこういった研究機関等,どういったところに原因があるのかということについては研究調査をしてまいりたいと思います。

 次に,現在35人の方が休んでいるが,予備軍は把握できているのか,あるいは実態調査をしてもらいたいがというお尋ねでございます。

 メンタルケアの相談につきましては,昨年度も57件程度の御相談がありました。そういった意味で,それがすべてかどうかということについては明らかではございませんので,どういった形での実態調査ができるかということも研究をしながら,その調査に向けて研究してまいりたいというふうに思います。

 次に,復帰してからが大変,サポート体制でこういった分については民間委託もいいんではないかというお尋ねでございます。

 現在,岡山市においても職員課の中に保健師さんを常駐して相談に当たっているわけでございますが,先ほど御紹介いただきました他都市の事例についても,まず調査をしてみたいというふうに考えております。

 以上でございます。



◎鈴木弘治保健福祉局長  竹永議員の再質問にお答えいたします。

 コミュニケーションサポート事業,今ごろ必要性も含めての研究ですかと,本気で検討してほしいといった再質問でございます。

 これにつきましては,障害者自立支援法が改正途上でございます。こうした動向も見きわめる必要もございます。議員御指摘のように,その制度の必要性が,明確な意思伝達の方法,そういうのを確認できるヘルパーさんが周りにおられる方もおるでしょうし,いずれにいたしましても,大阪市,神戸市の中でも,岡山市の中では対象要件を満たす方にどういった方がおられるかというのが,まだ把握し切れてないような部分もございます。いずれにいたしましても,本気で研究,検討してまいりたいと思います。

 以上でございます。



◎松田隆之環境局長  ごみ有料化に関して数点の再質問をいただいております。

 まず,ごみを減らすことへの市民への合意形成ができているのかとのお尋ねでございます。

 これにつきましては,現状の状態の情報公開あるいは今後小まめな説明会を実施するとともに,現場へ足を運んで合意形成を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

 それから,店舗への持ち込みごみの,60軒回ったのはいつかということについては,2月下旬でございます。

 それから,今後データとして残してくださいとのことですが,これは店舗等へ調査することも考えておりますので,データは残してまいります。

 それから,リサイクル技術の研究なんですけれども,具体的研究はどうするのかということでございます。プラスチックの再商品化につきましては,現在いろんな手法がございます。これの割合等も変化してきているところでございます。今後,プラスチック処理促進協会等との連携も図りながら研究してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上です。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  (仮称)西大寺南ふれあい公園についての再度の御質問にお答え申し上げます。

 スケジュールに関しての御質問でございますが,現時点でまだワークショップの開催時期とかが決まっているわけではございませんけども,先ほど御答弁申し上げましたように,この公園が来年春から供用開始をする予定でございますので,それに向けましてワークショップの開催とかを含めて開催して,そこでいただいた意見を吟味いたしまして,ボランティアを含む市民協働による公園管理のあり方について検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎川野豊東区長  西大寺「元気な新拠点」整備事業について数点の再質問をいただいております。

 まず,市民の関心が低いがという御質問でございます。

 この事業につきましては,従来から町内会とか商業事業者,各種団体への説明会等も開催してきているところであり,またパブリックコメントの350件が多いか少ないかということについては議論があるところではございますが,この中で民間活用事業の中の項目について皆さん7割以上に関心を持っていただいて,御意見をいただいてるところでございます。

 次に,周辺のエリアはどこまでかということでございますが,この事業そのものが中心市街地活性化計画に基づくものでございますので,その中心市街地の活性化のエリアにある中のことは一応想定の中に入ってると考えております。

 それから,事業の安定性について,特別目的会社あるいは今まで計画書の提出とかいろんなことで事業の安定性の確保を図るということだが,それをもう少し踏み込んで答弁が欲しいということでございましたが,先ほども御答弁申し上げましたが,事業の安定につきましてはしっかりとモニタリングをするとともに,事業者から保証金等の徴収も考えておりまして,そういう中で市側のリスクをできるだけ減らすような計画を立てております。

 それから,20年間の期間は長いが,その間市民のニーズの変化にどう対応するのかということでございますが,当然事業者としましても,市民のニーズが変化するに合わせて事業の内容等についても変化があらわれてくると思います。そこにつきましては,市としてもしっかりとモニターをしながら,どの事業がいいかということは当然議論をしながら監視を進めてまいりたいと思っております。

 それから,最後になりますが,公共用地の活用の件でございますが,まちづくり協議会等をということでございますが,市の内部にも市全体での関係部局との調整をする会議を設けておりますし,また当然地元の方たちにも説明をしながら,しっかりと情報を提供する中で事業を進めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

 以上でございます。

     〔41番竹永光恵議員登壇,拍手〕



◆41番(竹永光恵議員)  御答弁ありがとうございました。

 職員のメンタルケアのところで,前向きな御答弁でしたので,ぜひ研究をしていただけたらと思います。

 それと,職員はメンタル,メンタルと言いながら,環境局は頑張れ,頑張れと言うのは,私もちょっと矛盾をしているなと自分では思ってたんですけれども,環境局だけで地元をどんどん回れというのも限界があると思います。横浜市は,そういう市民団体と一緒に情報交換やニュースを隔週で出しながら,ごみを減らしていこうというところで一致をして取り組みを始めてるんです。だから,もっと市民を頼っているんです。そこも含めて御紹介をしておきますので,これは意見として聞いておいてもらえたらなと思います。

 以上で3回目の質問を終わりますが,結局看板ははっきりしていますけれども,中身がどうなのかというところでいろんな問題で不安がありましたので,きょう取り上げさせていただきました。

 ありがとうございました。(拍手)

      ─────────────



○宮武博議長  この際お諮りいたします。

 議事の都合により,本日の会議時間を延長しておきたいと思います。

 これに御異議ございませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○宮武博議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。

      ─────────────



○宮武博議長  次は,順序に従いまして和氣議員。

     〔32番和氣健議員登壇,拍手〕



◆32番(和氣健議員)  久しぶりに風邪を引きまして,ちょっと熱っぽくて美しい声も失ってしまいまして,長くは頑張れないというような思いでありますが,しばらくの間おつき合いをいただきたいと思います。

 質問に入る前に少しだけ御紹介をしておきたいと思います。

 映画の紹介であります。「大地の詩」という映画をこれからつくろうとしておるわけであります。これは,明治時代,北海道家庭学校をつくり,非行少年の更生のためにすべてをささげた社会福祉の先駆者留岡幸助の心の開拓史と,こういう物語でありまして,御承知の方もおられますが,留岡幸助というのは岡山県高梁市の出身でございまして,石井十次より年が1歳上ということであります。

 石井十次の映画もそうでありますし,私,石井十次の功績も大変大きなものがあったんですが,この留岡幸助という方も大変な立派な方でありまして,私は前回,いつだったか忘れましたけれども,現地の北海道の学園に,北海道の遠軽というところにあるんですけれども,そこに視察に行って,帰ってから質問をこの場でしたこともあったんですけれども,そういうことで,この映画をぜひ皆さん御協力をいただければなあというふうに思っております。

 この映画も石井十次と同様,映画監督が山田火砂子さんという方で,これをつくったいきさつを書いておられるんですけれども,今なぜ留岡幸助と聞かれたら,余りにも子どもたち,親たち,そして学校との関係に何か欠け落ちているものがあるのではと思われるからです。現代は昔に比べて一般的に生活水準も向上し,一応家庭的には恵まれているのではないでしょうか。しかし,昔のように貧しくてもその生活に満足をし,喜びも悲しみも分かち合い,親子がもっと真剣にぶつかって,家庭が寄り添いながら暮らしてきた姿は減りました。昔のように何もない時代と違い,支出が大変多く,親たちは普通に暮らすだけで共稼ぎをしなければならない。そんな中で,母もして職業婦人もしなくてはならない,現代社会に生きる厳しさの中で女性の大変さはわかりますが,何とか子どもを立派に育てるのに母の愛が必要。留岡イズムにスポットを当てて,お母さんと子どもの教育のお役に立てればと,この映画をつくろうと思いましたと,こういうことであります。

 また,留岡幸助の語録の中にこんな言葉もあります。学校に行ったからといって,英雄,豪傑ができるわけではありません。君子になるのか,盗賊になるかは家庭の空気,陶冶によるのです。それなのに,今の家庭は下宿屋にすぎません。これは明治時代のことですけれども,こういうふうにおっしゃっておられます。

 また,教育上一番大切なのは家庭である。次に大切なのが学校と社会である。人の子を教育する最も適当な場所は地球上どこか,オクスフォードか,ハーバードか,エールか,人間をよくする基本は家庭にあると,そういうふうなことで,家庭のあり方を大変強調されておられる,そんな映画になるのではないかなというふうに思います。

 今まさにこういうことを見直す必要があるのではないかなというふうに思っておりますけれども,ただ私は女性問題,男女共同参画の推進なんかのことを見ておりましても,何回もこの場で申し上げておりますけれども,今私は児童養護施設の理事をやっておりますけれども,そこの子どもは親からの虐待でありまして,こういう実態が私はひずんだ社会をまさに映した鏡ではないかなというふうに思っておりまして,その子たちは要するに親の虐待ということですけど,原因はほとんどが夫婦間の離婚,あるいは未婚の母というような状況でありまして,だから簡単に夫婦は離婚してはいけないという運動を少し男女共同参画の推進の中でも強調していただければなあというふうに思っておるところであります。ちょっと長くなりましたが,時間がなくなりますし,頑張れなくなりますので質問に入ります。

 2009年おかやま桃太郎まつりの開催についてお伺いをいたします。

 いよいよ夏になりまして,おかやま桃太郎まつりが近づいてまいりました。ことしは政令市移行記念と打ち出し,少し力を入れた祭りになりそうなのかなというふうに期待をしているところであります。

 この祭りは,御承知のように年々にぎやかになってきております。出場する踊り手といいますか,踊る人もそうでありますが,見物人も大変ふえているように思います。大変うれしいことではないかと思っております。いよいよ岡山を代表する祭りに成長したなと喜んでおるところであります。特に,最終日のフィナーレを見ておりますと,踊り子と観客が本当に一体となった総踊りで大変盛り上がっている様子は,いい祭りの雰囲気を醸し出しておるところであります。今後ともこの流れを本当にとめることなく,さらに発展をさせていただきたいなというふうに思っておりまして,幾つか質問をさせていただきます。

 1,ことしの計画の概要,特に例年と変わっておるところを,あるいは強調しているところを,あるいは目標としている点は何なのかについて御説明をいただきたいと思います。

 2,昨年のこの祭りを総括されて,どのような課題があり,そしてことしはその課題をどのように解消されようとしているのかお答えください。

 3,ここ数年間,参加の踊り連の数,踊り子の総数,観客数はどのように推移をしているのかお尋ねをしたいと思います。

 4,県外からの観光客誘致に努めるという旨の発言は,この議会でも答弁があったように思います。この実態を把握しているのかどうか,具体的にお聞かせください。

 5,私の地元の小学校の5年生の有志がこの祭りに大勢で参加をしていたことがありました。多分連の中でも最も数の多いグループであったように思いますが,子どもたちにとっても,親たちにとってもいい思い出となっていたようですが,学校の負担が大き過ぎることもあり,参加をあきらめざるを得ないということになったように聞いております。こんなケースがほかにもあるのではないかなというふうに思っております。子どもたちが元気にこの祭りを盛り上げてくれるのは何よりもうれしいことではないかと思うんですけれども,何とかこうした団体が参加しやすいような方法を考えていただきたい。また,教育委員会にも知恵を出してもらうよう相談をされてはいかがかと思うわけであります。

 6,今後さらにこの祭りを大きく成長させようとするならば,場所の変更を真剣に考えたほうがいいのではないか,つまり桃太郎大通りを使うべきではないかと申し上げたいというふうに思います。というのも,そもそもこの祭りは桃太郎大通りを使って始まったように記憶をしておりますし,道路幅が広く,大きな祭りの受け皿としては市役所筋よりはるかに適しているように思うからであります。桃太郎大通りは中心街で最も広い道路であります。政令市になった本市がこの県道を管理することになったこの場所で行うことの意義は大きいものがあるのではないでしょうか。場所を変更するのはそんなに難しいこととは私は思いません。岡山県や商工会議所や地元マスコミの構成する運営委員会でこのことが否定されるようなことはないのではないかというふうに思っております。ぜひ御検討いただきたいというふうに思いますが,お答えをいただきたいと思います。

 次に,オープンカフェと公共空間についてお伺いをいたします。

 欧米の都市では,オープンカフェが当たり前のように見られております。広い道路や広場の一角を道路沿いの店舗が店の一部として使っています。休憩のために立ち寄ったり,しばらく行き交う人を眺めたりできる。都市景観に調和するよう統一されたパラソルの群れは,無機質で単調になりがちな都市景観に人間味を醸し出し,回遊性の向上やにぎわいの創出にも大いに寄与しているように思うのであります。

 欧米におけるこのオープンカフェにはさぞや長い歴史があるのだろうと思っておりましたが,調べてみますと意外にも歴史は浅く,パリなどの例外を除くと,おおむね20年から40年ぐらいだということであります。つまり,欧米といえどもオープンカフェは歴史的,自然的に発生したものではない,にぎわいを創出するための意図を持った施策として実施をされているということであります。

 一方,我が国でも1970年代から同様の試みがなされておりますが,なかなか法的なハードルを越えられておりませんでした。しかし,ここ数年,全国各地でこうした試みがされ,にわかに盛り上がりを見せているところであります。

 効果として期待ができるものが,1,道路空間で人間が滞留することでにぎやかなまちになり,エリアとしての魅力が増す。にぎわいの創出。2,歩き疲れたときに休憩できる施設があるとさらに歩き回り,より遠くまで買い物に行くようになる。回遊性の向上。3,人間が直接目にする部分を飾り立てることで,簡単に景観にアクセントを与えることが可能になる。また,見る対象である広場の中に腰をおろすことで,みずからが見られる対象,すなわち景観の一部になる。景観の向上。4,公共空間の管理者は,使用者から収入を得ることができる。公共資産の有効活用による収入増。

 こういったことがあるわけでありまして,オープンカフェの公益性として語られることが多いのはにぎわいの創出でありますが,それ以外にもこうした幾つかの無視できない効果があるということが理解をされ出したのであります。言うまでもなく,商業地において最も重要な要素は公共空間の豊かさであり,多くの商店街では補助金を得て歩道に石畳を入れたり,アーケードをかけております。さらに,歩道を使ったオープンカフェやイベントを実施すれば,商業地の活性化,ブランド化に大きな相乗効果が出せることに気がつき始めたようであります。

 こうした前向きな自治体の取り組みによって実績がつくられた結果,国交省のガイドラインと警察庁の通達が相次いで出され,明確に「オープンカフェは禁止すべきものではなく,推進すべきものである」という意思を示したのであります。

 そこでお尋ねをいたします。

 1,本市において,公共施設,例えば道路,公園といったところでありますが,この場所を利用したオープンカフェについて基本的にはどのようにお考えなのでしょうか。公共施設の管理者の立場,まちづくりの立場から,あるいは商店街振興の立場から,あるいは市民協働の立場からそれぞれお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 2,本市においてこうしたオープンカフェをしようとするとき,障害となるものは何なのでしょうか。それぞれのお立場からお答えください。

 次に,小学校における課外活動についてお伺いをしたいと思います。

 小学校における放課後の課外活動授業は,その位置づけがあいまいな中で行われているようであります。スポーツに限らず,音楽などの文化活動においても積極的な活動がなされ,高い評価を得ているケースも少なくありません。放課後に異なる学年や学級の児童が一つの集団となって課外活動を行うことは,コミュニケーションの発達の上でも大変望ましいと言えます。しかし,指導員の確保は大変難しく,教員の力だけでは十分対応できない場合はふえておるようであります。地域の教育力の低下が叫ばれる現在,保護者と児童の現実を守るには,教員の積極的なかかわりが必要不可欠であります。初等教育においては,校長の指導のもとに教員が課外活動運営の基盤となるべきと思います。なかなか行き届かないことも多いと聞いておりますが,また問題は法的裏づけや制度的な保障や規制がないことにあるように思います。今後どのように取り組んでいこうとされるのかを含め,以下数点質問をさせていただきます。

 1,本市における放課後の課外授業は,その位置づけはどのようになっているのか。

 2,例えば音楽活動ですばらしい成果を上げている学校もある。例えばNHKコンクールで優秀な成績をおさめたりするのは並大抵のことではないと思いますが,これらの学校においてはどのような手法を用いて立派な成果を上げておられるのか教えていただきたいと思います。

 3,指導者にかかる課題が大きいのではないか。すわなち,課外活動の指導者が教員の場合,余分な仕事をするようなことになるわけであります。ただ単に子どもたちに対する情熱とか愛情とかでは片づけられないのではないでしょうか。課外活動の指導に熱心に取り組めば,どうしても周りの同僚に負担がかかることもあるでしょう。こうした理解が得られなければなかなか成り立たないように思うところであります。しかし,少なくともこうした指導者に対応するため,課外活動指導を校務として明確化し,業績評価制度を,あるいは休日の指導に係る規定の整備,こういった最低限必要な制度は整えるべきではないかと思いますが,どのようになっているのでしょうか。

 4,学校の教職員だけで対応できない現場も多いと思われます。こうした場合,PTAなど外部指導員にお願いをしているケースも多いと思われます。こうした場合において,適任者を選出,任命する仕組みはあるのか。雇用に係る財源と事故補償などを含めお答えいただきたいと思います。

 5,中でも問題になりやすいのが,競技大会等の引率者規定と責任問題であろうかと思われますが,その実態はどのようになっているのでしょうか。

 以上,1回目の質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。

     〔高谷茂男市長登壇〕



◎高谷茂男市長  和氣議員のおかやま桃太郎まつりについての御質問にお答えいたします。

 三十数年前からこの桃太郎まつりのもとでありますお祭りがいろいろ各マスコミによって行われておったんですけれども,最近本当に一致団結して夏の恒例行事となりましたこのおかやま桃太郎まつりでございますが,各社が一緒になってやり出して第9回を迎えました。若者を中心に市民の間にも着実に根づいてきており,今回も踊り連の募集をしましたところ,昨年を上回る約6,200人の応募がありました。また,今回は県下市町村はもとより,全国の政令指定都市や交流都市へも呼びかけ,大阪市,福岡市を初め,遠くは鹿児島市からの参加も予定しておりまして,郷土岡山の歴史,文化を題材にした躍動感あふれるうらじゃおどりを中心に,政令指定都市に移行した岡山の魅力を全国に情報発信してまいりたいと考えております。

 これを契機に都市間の交流をふやし,市民はもとより一人でも多くの観光客に見ていただくよう,プレイベントの実施による機運の盛り上がりや回遊性を配慮した演舞場の配置などさまざまな工夫を凝らすとともに,祭りが終わっても岡山のまちを楽しんでいただけるような雰囲気づくりにも努めてまいりたいと考えております。お祭りについては以上でございますけれども,オープンカフェの必要性については,全く和氣議員のおっしゃるとおりで私も同感でありまして,これからは特に西川緑道公園の再整備もやっておりますけれども,あらゆるところでオープンカフェが盛んに,そしてまちが本当に人間のいやしになるようなまちにしていきたいなあと思っておりまして,全く和氣議員の今の御質問は私も同感であります。

 それから,これは質問じゃございませんけれども,最初に今度の映画のことをお話しされました。たまたま私1週間前に岡山市立の善隣館と新天地育児院,石井十次のやられたところで,両方をこども・子育て担当局長と一緒に回らせていただきまして,そこの子どもたち本当に生き生きと,そこにいらっしゃる先生が本当にいいように教育をしとられるなと思って,関係者の皆さんに本当に感謝をしたわけでありますが,少しでも,我々の生活を切り詰めてでもあそこがよくなるようにと心の中で思いました。そういうことで,この和氣議員の言われた映画については私も非常に同感でございますので,ぜひ見せていただこうと思っております。よろしくお願いいたします。

 以上をもちまして私の答弁にさせていただきます。

 その他につきましては,各局長からお答えをいたします。

 よろしくお願いいたします。



◎進龍太郎企画局長  公共施設の有効活用とオープンカフェにつきまして,オープンカフェについて基本的にどのように考えているのか,オープンカフェを支援しようとするとき,障害となるものは何かという御質問をいただいております。まちづくりの立場の観点からお答えをいたします。

 議員御指摘のとおり,近年国内でも道路や河川などの公共空間において,歩行者が気軽に立ち寄れるオープンカフェ等を展開し,まちのにぎわいづくりに貢献している事例がふえてきております。

 オープンカフェ等の公共空間の活用を進めていくには,地域住民や施設管理者,交通安全面での警察等,関係機関の理解と協力を得ることが必要だとは思われますが,風格と魅力あふれる都心のまちづくりを進めていく上で,歩いて楽しい公共空間の整備,活用は有効と考えております。

 以上でございます。



◎難波巧経済局長  2009年おかやま桃太郎まつりの開催につきまして6点のお尋ねをいただきました。市長答弁以外の項目について答弁させていただきます。

 まず,ことしの計画の概要,特に例年と大きく変わっている点,強調しようとする点,目標としている点は何なのか,昨年の祭りの総括としてどのような課題があったのか,そしてことしその課題をどのように解消しようとしているのかというお尋ねでございます。一括して御答弁申し上げます。

 昨年から,親子連れで参加しやすいよう花火大会を金曜から土曜に変更し,2日間に集約して実施することとしているところでございますが,ことしにつきましては,政令指定都市に移行した岡山市の魅力をより伝えるため,市内各地区で活躍されている郷土芸能団体に参画していただくこととしております。

 祭りの実施に当たりましては,にぎわい創出の効果があった反面で,雑踏による混乱,暑い中での実施による熱中症対策が反省点として挙げられるところでございます。今回の実施に当たりましても,各会場の配置やスタッフ,警備員による誘導の徹底,また日本赤十字社や市民病院にも御協力をお願いし,看護スタッフを増員するなどして対応に努めたいと考えております。

 次に,ここ数年間,参加の踊り連の数,踊り子の総数,観客数はどのように推移しているのか,県外からの観光客誘致に努める旨の答弁もあったと記憶しているが,実態を把握しているのかというお尋ねでございます。

 踊り連の参加数は毎年増加をしており,その各年度の踊り連数及び人数につきましては,平成19年度が123連,約5,200人,平成20年度が134連,約5,600人,平成21年度の見込みですが139連,約6,200人の応募でございます。人出につきましても,平成19年度は3日間で約80万人,平成20年度は2日間で約78万人で,今年度も約80万人の人出を見込んでおります。

 また,県外からの観光客数につきましては,会場内で実施したアンケートによりますと,平成19年度は全体の13.4%で約10万7,000人,平成20年度は16.5%で約12万9,000人と増加傾向にあります。JR西日本や旅行代理店等へポスター,チラシを送付するなど周知に努めているところでございますが,より効果的なPRを行うため,各地の岡山県人会や交流都市など,岡山にゆかりのある人や地域に的を絞った宣伝活動にも取り組むとともに,祭り開催に合わせまして市内宿泊施設に特典つきの宿泊プランをお願いするなど,工夫を凝らしているところでございます。

 次に,地元小学校の子どもが,学校の負担が大き過ぎることもあり,参加をあきらめざるを得ないことになった,何とかこうした団体が参加しやすいような方法を考えるべきではないかというお尋ねでございます。

 おかやま桃太郎まつりは,単ににぎわいを創出し,地元への経済波及効果を生み出すだけでなく,踊り連への参加などにより,さまざまな世代,地域の方と交流を深め,地域コミュニティーの醸成や郷土愛をはぐくむことにもつながると考えております。未来の岡山を担う子どもたちに祭りに参加してもらうためにも,地域の皆様方による盛り上がりを期待しておるところでございます。

 次に,今後さらにこの祭りを大きく成長させようとするならば,場所の変更を真剣に考えるべきではないか,桃太郎大通りを使うべきではないかというお尋ねでございます。

 桃太郎大通りにつきましては,第1回のおかやま桃太郎まつりを開催しており,ロケーションや会場の広さから祭り広場としては適していると考えておりますが,一方で商業ビルやマンション,公共交通機関への影響などの諸問題があるものと認識をしております。今後も開催に向けての条件が整った段階で,会場の一つとして検討をしてまいりたいと考えております。

 次に,公共施設の有効活用とオープンカフェについての項で,公共施設を利用したオープンカフェについて基本的にどのような考えなのか,それぞれの立場で,オープンカフェを支援しようとするとき障害となるものはというお尋ねでございます。

 商店街振興の立場から申し上げますと,商店街の周辺においてオープンカフェが実施されることにより,商店街への回遊性が生まれ,また商店街でこれにあわせてイベントなどを開催することで相乗効果が見込まれるなど,商店街への集客力の向上に寄与するものと考えております。なお,実施に当たりましては,商店街との連携などに配慮をしていただきたいと思います。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  公共施設の有効活用とオープンカフェについての項で,公共施設を利用したオープンカフェについての基本的な考え,またオープンカフェを支援するときの障害となるものは何かとのお尋ねに道路管理者の立場から御答弁申し上げます。

 道路が公共の財産であることから,路上への物件の設置が一般交通の支障となるおそれがあるかどうかの視点から,公共性,公益性への配慮,地域における合意形成などを確認して,妥当ならば道路占用許可を行えるものと考えております。

 また,オープンカフェ開催の障害となるものは,安全で円滑な歩行者等の交通確保や,沿道の店舗や住民の方々からのごみ,騒音,営業妨害などの苦情であり,開催者においてこれらの条件を整えてもらうことになります。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  公共施設の有効活用とオープンカフェについての御質問につきまして,オープンカフェについての基本的考え方,それからオープンカフェを支援するときの障害につきまして公園の立場から一括して御答弁申し上げます。

 オープンカフェは,市民団体などにより,都市緑化おかやまフェアにおける西川緑道公園での市民提案によるイベントの一環として開催されるとともに,これまで烏城公園において開催されており,まちの活性化や公園のにぎわい創出に寄与しているものと認識しております。公園管理の観点からは,緑化フェアの成果を生かしていくとともに,公園が公共の財産であり,広く市民の皆様に平等かつ喜んで利用していただく施設となるなどの観点に配慮しながら,オープンカフェについて検討を進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  小学校における課外活動について数点のお尋ねでございます。

 この課題活動の位置づけはどのようになっているか,音楽活動で成果を上げている学校ではどのような手法を用いているのか,課外活動を教員が指導する場合,最低限の制度を整える必要があると思うが,どのように今なっているのか,外部指導員の選任の仕組みはあるのか,競技大会等の引率や規定について実態はどのようになってるのかとの御質問でございます。一括してお答えをさせていただきます。

 御指摘の課外活動は,教員の校務としては現在位置づけられておりません。そのため,教育委員会として具体的な制度等というものは設けていないわけでございます。勤務時間外の指導や休日に行われる競技大会等の引率について,教員はボランティアで行っているのが現状でございます。

 音楽活動等で成果を上げている学校では,保護者の方,地域の方などが協力体制を組んで指導してくださっていますし,あくまでも保護者の方や地域の方などが主体となって行っている自主的な活動ということでございます。外部指導者についても,各活動団体において財源確保等を行っているわけでございます。

 今後とも,各活動団体の取り組みに負うところが大きいということには変わりはありませんが,新しい学習指導要領で放課後を活用する体育的活動について言及がされてきております。教員が校務として臨める環境は整うような動きもございます。

 この活動は,子どもの成長にとって意義ある活動と考えておりますので,岡山市教育委員会としましては,指導する教員や外部指導者の役割が大きいことから,教員等が安心をして意欲を持って指導できるような制度が整備できますよう,国に対して働きかけをしていきたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



◎岡村?敬安全・安心ネットワーク担当局長  オープンカフェと公共空間活用の項で,市民協働の立場からどう考えるか,また障害となるものは何なのかというお尋ねでございます。

 公共空間を活用したオープンカフェにつきましては,市民が創意工夫をされながら運営をされることで,市民主体の地域づくりが促進され,その地域の資源や特色を生かしたまちづくりを進めることにつながり,ひいては地域の活性化や市街地のにぎわいづくりにもつながるものと考えております。

 また,こういった取り組みが定着をしていくためには,運営をされる方々と市民,地域団体や各種活動団体などとの連携,協力の輪がさらに広がっていくことが大切になってくるものと考えております。

 以上でございます。

     〔32番和氣健議員登壇〕



◆32番(和氣健議員)  再質問をさせていただきます。

 市長には積極的な答弁をいただきまして,ことしの桃太郎まつりはちょっとは期待できるかなと思います。ただ1点,会場については,先ほどの課題の中で混雑ぶりがちょっと激しゅうてどうのこうのという話もあったので,やっぱりそれから広げて大きな祭りにするという受け皿としては,場所の変更は本当に考えたほうがいいのではないかなというふうに思います。そりゃあ,マンションもありますよ,商業地域もあります。しかし,何日も何日もするわけじゃないし,夜中にするわけじゃないんで,そりゃあ協力が得られるような仕事はやっぱりだれかがせないけんというふうに思うんです。それは,抵抗勢力と言われる人が本当は協力勢力になるんですから,そういう思いでこういうことを取り組んでほしいなというふうに思います。

 それから,オープンカフェについてですけれども,余り問題になるような話がないんですけど,実際はなかなか難しいようなところがあるようです。ただ,一番つらいのは管理者だろうと思うんです。例えば道路の管理者であったり,公園の管理者であったり,そんな新しいことをして,私のところは人が少のうて困りょうるんでもう管理ができんのに,またややこしい話をしてから,そんなことで何かあったら自分らがまた文句言われるのにから,もう面倒くさいやめたやめたというような話にどうしてもなりがちなところがあるわけです。それはそれとして,オール岡山市として中心市街地が本当に疲弊をしておるというようなことがあるわけですから,これを何とかしようという,オール岡山市でそういう発想を持つ必要があると思うんです。

 例えば,このオープンカフェを社会実験して,うまくいっているところは,もう全部ほとんどがにぎやかな都市です,大きな都市です。にぎわっているところです。もう既ににぎわっているところがこういうことをするわけですよ。何が言いたいかということは,要するににぎわいをつくる方法を彼らは知っとるからにぎやかなんです。ほっとって,都市がにぎやかになってない。だから,こういう仕掛けをどんどんどんどんしていかないと岡山市の市街地はにぎやかになっていかないというのも明らかなわけです。だから,少しにぎやかにできる手法があると,頭を柔軟にして取り組んでいこうというその発想です。特に,管理をする側は大変なのはわかりますが,やっぱりそうではなくて,余分な仕事かもわかりませんけれども頑張ってほしいなというふうに思う。もう一遍前向きな答弁をいただけたらなと。市長は前向きなんですから,管理者のほうが足を引っ張るようなことのないようにお願いしたいと思います。

 それから,3番目なんですけれども,小学校の課外活動について,ちょっと私もいささか厳しくなり過ぎてはいけないなという思いを持ちながらやったんですけれども。

 ただ,教育長の答弁の中で,国に対し要望をしていくということは,今の学校教育法の中ではもうしちゃいけんというようになっとるように思われるような答弁なんです。私はそうではないというふうに思いますし,岡山市教育委員会独自で条例を設けることもできますし,そういうふうな手当てをすることもできますし,やっぱり少しその制度ができる範囲で,岡山市の中でできる範囲があると思うし,そういう形でもう少し前向きに取り組んでいただけたらと,課題が大きいのはようわかっていますけれどもそう思います。ぜひ,そういう取り組みに前向きな姿勢をもう少し打ち出していただきたいと思うんです。

 それから,元気に,例えば立派な成果を上げているところは,教員の人がかわるとこれがもうしぼんでしまうわけです。しぼんでしまったら地域が困るからずっとおってもらおうとするわけです。こういうことが果たしていいのかどうかということも大きな問題だろうと思うんです。

 それから,その人が退職するとこれが急にしぼんでしまうということにもなるわけですけれども,また逆に言いますと,義務教育ですから同じようなチャンスが同じような学校にあって当然だというような議論も当然出てくるわけで,そういうふうなことも私はやっぱり平等に考えるのが公教育の務めではないかなというふうに思いますし,大変大きな課題,難しい課題を言いましたけれども,少し子どもたちに向けて,予算がないのなら予算,あるいは制度としてこういう制度まではできるということでいうたら,やっぱりしっかりとした方針を述べていただきたいなというふうに思いまして質問を終わります。

 ありがとうございました。(拍手)



○宮武博議長  当局の答弁を求めます。



◎難波巧経済局長  おかやま桃太郎まつりの会場として,桃太郎大通りを会場として取り組んでいただきたいという再質問でございます。

 確かに,桃太郎大通りは道幅が広うございまして,祭りの会場としては適していると考えられます。ただ,一方で路線バスとか高速バスなどの発着場が集中しているとか,あるいは踊りの参加の面からは,西川の交差点あるいは柳川の交差点部分でパレードが中断されるというふうなこともございます。

 また,一方で市役所筋での開催のほうも市民に定着をしてきておるということがございますので,これらの諸問題を踏まえまして,この祭りの運営委員会でも慎重に検討をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



◎白神利行都市整備局長  オープンカフェについての再度のお尋ねでございます。

 道路につきましては,国土交通省のほうから道を活用した地域活動の円滑化のためのガイドラインというものが出てございます。先ほども御答弁申し上げましたが,道路は公共の財産であることから,路上への物件の設置が一般交通の支障となるおそれがあるかどうかの視点から,公共性,公益性への配慮,地域における合意形成などを確認して,それが妥当であれば道路占用許可をしてまいりたい,行えるものというふうに考えております。

 以上でございます。



◎山脇健教育長  小学校の課外活動につきまして,その位置づけ,さらに前向きな取り組みというものはないだろうかというお尋ねでございます。

 この課外活動につきましては,私は教員の今本当に熱意であるし,そしてまた保護者の方の取り組んでいこうというそういう熱い思いというものに支えられた活動であるし,そしてまた子どもたちにとってはそれはとてもいい,お互いに自分が持っている特技といいますか,よさというものを出し合って,そしてまた学年の違う中で取り組んでいけるというようなすばらしい活動であると,切磋琢磨できる活動であるというふうには考えております。

 しかしながら,先ほど言いました現在の制度の中ではなかなか難しいことであります。大変大きな今課題であろうというふうに思っております。

 中学校の部活動につきましても,これも教育課程外という位置づけでございますけれど,しかし国の動きとしても少しまた新たな動きが生まれつつあります。

 そういう中で,この小学校の課外活動につきましても,当然先ほど言いました学習指導要領の中で少し言及されてきつつあるようなところもございます。

 そういう中では,市として国にも働きかけていきたいというふうにも思っておりますし,市として何ができるのか,これはなかなか難しい問題だろうと思いますけれど,研究はさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。

 以上でございます。



◎中村健一都市整備局都市・交通・公園担当局長  オープンカフェにつきましての再度の御質問にお答え申し上げます。

 議員御指摘のとおり,当然公園管理者としての課題というのはないわけではございませんけども,実際に今回の緑化フェアの期間中に20回を超えるオープンカフェ的なものを西川緑道公園などでもさせていただいておりますので,こういう経験を生かしながら,できるだけ市民の皆様に円滑かつ喜んでオープンカフェをやっていただけるような環境づくりに努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○宮武博議長  それでは,本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さまでした。

      午後5時20分散会