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島根県 奥出雲町

平成28年第2回定例会(第2日 6月13日)




平成28年第2回定例会(第2日 6月13日)





 
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平成28年 第2回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


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            議事日程(第2号)


                   平成28年6月13日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


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           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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             出席議員(13名)


    1番 内 田 雅 人君     2番 石 原 武 志君


    3番 藤 原 和 範君     4番 川 西 明 徳君


    5番 塔 村 俊 介君     6番 内 田   勇君


    7番 内 田 精 彦君     8番 藤 原 充 博君


    9番 村 尾 明 利君     11番 松 ? 正 芳君


    12番 大 垣 照 子君     13番 景 山 孝 志君


    14番 岩 田 明 人君


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             欠席議員(なし)


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             欠  員(1名)


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            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 若 月 勝 久君  局長補佐 ─── 安 部 陽 子君


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          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 勝 田 康 則君  副町長 ──── 松 浦 士 登君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 川 本 健 二君


教育総務課長 ─ 糸 原   敬君  企画財政課長 ─ 藤 原   努君


建設課長 ─── 松 島 昭 雄君  税務課長 ─── 堀 谷 智 樹君


町民課長 ─── 石 原 啓 子君  農業振興課長 ─ 舟 木   長君


病院事務長 ── 森 長 洋 二君  子育て支援課長  若 月 ゆかり君


債権管理課長 ─ 森 山 正 人君  観光推進課長 ─ 本 山 宏 人君


水道課長 ─── 安 部   誠君  会計管理者 ── 和久利 民 男君


健康福祉課長 ─ 江 角   啓君  地域振興課長 ─ 杠   康 彦君


農林土木課長 ─ 千 田 嘉 久君  福祉事務所長 ─ 荒 川 佳 史君


社会教育課長 ─ 高 尾 昭 浩君  財産管理室長 ─ 中 西   剛君


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            午前9時26分開議


○議長(岩田 明人君) ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 これより日程に入ります。


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 ◎日程第1 一般質問





○議長(岩田 明人君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、8番、藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) おはようございます。


 久しぶりの一般質問で非常に私、緊張しております。ゆうべも、どうも熊本のほうでは震度5ぐらいの地震があったみたいで、4月の17日から5以上のは初めてだそうですが、その当時から比べると、ずっと地震が、いまだに4月14日からの熊本地震は終息宣言というのが出てなくて、ずっと続いてるというふうなことです。被災された方々の心労、特に心労のために夜寝られないというふうなことなんかがあって大変だと思います。心からお見舞いを申し上げます。


 昔から地震、雷、火事、おやじというふうな言葉がございます。非常に怖いものだということですが、どうも私、思いますに、怖いものじゃなくて予測がつかないものだというふうに思います。地震、雷、火事、これらもみんな、ただ、おやじの場合も予測がつかないような形で怒り出したり、腹を立てたりということで、そういうふうになってるんじゃないかと思います。


 ちょうど私は、この4月の14、15日、九州におりまして、震源地ではなかったんですけども、体感しました、14日、15日の地震を。最初、14日は9時半ごろですか、湯布院で泊まっておりまして、かなり揺れました。揺れたのは、もちろん震度5ぐらいの経験はあるんですけども、一番あれだったのは、大体15分から30分置きに揺れが続くんです。4度ぐらいになりますと、携帯のアラームが鳴るんですね。ですから、非常に夜寝られないと。最終的には寝ましたけどね。震源地から離れてたということもありますし、くたびれて寝てしまったということです。ですから、今の被災者の方が夜寝られないというのは、体感して私もわかるわけです。


 15日になりますと、今度は湯布院を出て、九重連峰のほうやら阿蘇のほうへ行きました。九重のほうも、さしたる被害のあれはなかったですし、阿蘇山はかなり噴煙が出てましたけども、阿蘇神社というのは、まだ何ともなかったです、15日は。南阿蘇のほうの隣の高森町ですかね、そこを経由して高千穂のほうへ行きましたけども、高千穂のほうはボートの観光等は中止になってました。翌日の16日は、完全に入山禁止になってましたそうです。途中、さしたるまだ15日は、14日の地震における被害は余りわかりませんでした。ただ、点々と石塔がない墓があるんですよ、走ってますと。今になって考えると、どうも地震の揺れで石塔の上、この真っすぐな部分です。それが、ここら辺の墓はああいう墓かななんて思いましたけど、どうも揺れで落ちたんじゃないかというふうに思ってます。それぐらい場所によっては非常に厳しいところもあったみたいです。


 ラジオでいろんな情報を聞きながらあれしまして、本当は宮崎、そして熊本へ回って帰る予定だったんですけども、どうもよくないということで、15日、延岡のほうで泊まりました。これは宮崎県の海岸端のほうです。何にもないようなところです。ところが、その晩というか、15日の夜というか、16日の1時半ごろですか、それは今の結構南阿蘇からは大分離れてますけども、かなりの地震でした。そして、すぐ市内中に防災放送がありました。落ちついて行動してください、ガスをとめてください、電気を切ってください、落ちついて行動してください。何遍もそれを市内中に放送がありました。


 奥出雲町なんかは、どういうふうな形でそういうふうな形をするのかなという。電気がもしとまってしまえば、有線の防災放送なんかはどうなんだろうかと、そういうのをそのときに思いましたけども。ああやって延岡というのは海岸端ですので、南海トラフとか、そういうことの関係もあって、そういう対応がきちんとなされてるんじゃないかなというふうにも感じました。それで、そういう地震を二晩にわたって体験しましたから、5度以上のやつを。


 恥ずかしい話ですけども、帰ってから、すぐ奥出雲町地域防災計画というのと避難所運営マニュアルを初めて見ました、頭からけつまで。非常にそれを見て思ったのは、きちんと書かれており、整理整頓されてるなというふうに思います。特に奥出雲町の防災というのは、風水害が中心で書かれてました。ただ、ああやって原発の廃炉、それから地震の問題がないわけではないわけです。廃炉がありますし、平成12年に鳥取西部地震、これで隣の日南町も大被害を受けたし、本町でも震度5強を感じてるはずです。ただ、地震に関しては、熊本の地震と違うのは余震が一、二回ほどあって、それで終息してるというのがこちらの地震の当時の特色だと。今回のように非常に長い間地震が続いてると。まだ続いてるような状況ですか。こういう状況の中で、どういうふうな対応をするかというのは非常に難しいと思います。


 でも、今の計画の中でちょっと気になることがあります。特に総則の中で、計画の周知、習熟というのがあります。ちょっと本文を読みますと、本計画は、町及び防災関係機関の職員に周知徹底させるとともに、特に必要と認める事項は、町民にも広く周知徹底する。このことがどうなんでしょうかね、今、奥出雲町では。ちょっと聞いてみたいところですね。


 また、各防災機関は、ふだんに危機感や地震防災に関する調査研究に努めるとともに、所属職員に対する災害時の役割などを踏まえた実践的な教育・訓練の実施などを通して本計画の習熟に努め、風水害及び事故・災害等に関する災害対策の対応能力を高める。この辺の教育・訓練、その辺のところです。


 あるいはまた防災の基本理念のほうにも、これはちょっと抜粋なんですが、町民一人がみずから行う防災活動や地域防災力向上のために、自主防衛組織や地域の事業者等が連携して行う防災活動を促進するというふうなこともあるんです。その辺のことが奥出雲町のほうではどういうふうな対応をなされてるかというのをちょっとお聞きしたいというふうに思います。


 そして、その中で特にあるのが要配慮者、要配慮者というふうな言い方は非常に難しいかもしれませんけど、簡単に言うと高齢者、障害者、その他特に配慮を要する被災者というふうな感じですね。その辺の方に対しての対策とか安全確保、その辺のことはどういうふうな形になってるかというふうなことを確認したいと思います。担当課長さんでも結構です。町長からでも結構です。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 質問にお答えをさせていただきます。


 先ほどは本当にわかりやすく熊本での14日から16日まででございますか、いろいろなさまざまなところを御説明いただきまして、本当にまずもって厚くお礼を申し上げる次第でございます。


 まず、私のほうから計画の周知、習熟についてお答えをさせていただいて、詳細については、また担当課長のほうから御説明をさせていただきたいというふうに思います。


 まず、現状についてでございますが、奥出雲町地域防災計画を平成27年6月に策定をいたしました。そのほか関連する諸計画・マニュアルとして避難所運営マニュアルを26年5月に、避難勧告等の判断・伝達マニュアルを26年7月にそれぞれ策定済みでございます。


 地域防災計画に係る具体的な対策に係る部分等が不足している箇所もございます。本年7月開催の町防災会議において審議、修正を加える予定でございます。今後も年次的に改訂作業を進め、より実効的な計画にすることが非常に大切であると考えております。


 なお、災害や事故などの不測を想定して、業務が継続し、あるいは中断しても短期間に再開できるような災害時業務継続計画については、今年度から策定作業に入ることと現在しております。


 また、住民への周知については、特に町民の皆様に承知していただきたいことをまとめた地域防災計画概要版を今年度作成し、周知を図ることといたしております。


 以上、御説明をいたします。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 担当課からのほうの説明は後ですか。それでいいです。


 あと、次は、土砂災害の予防についてちょっとお聞きしますけども、奥出雲町では、この土砂災害というのが一番発生する確率が高い。これは広島市のほうで大規模なものが発生しましたけども、当然ハザードマップなどで町としては把握されてると思いますが、治山ダムの中には土砂で埋まって役に立たないというか、だめだというところがあります。


 たまたま私、魚釣りをしますので、この5月に治山ダムがあるようなところへ魚釣りに行きました、渓流釣りに。そうしましたら、浅く表面ざっと水が流れてるだけだなと思って、深みのないというところですので、平気な顔をしてどんどんどんどん進んでいきました。何とそうしましたら、股下まで、私の場合、足が短いので、そう深くは入りませんけども。股下まで埋まりました。抜けんようになったんですわ、足が、土砂で。ヘドロといいますかね。ただ、それが草なんかがかぶってるからわからないという状態で、そういうふうなものが治山ダムの中にはあるわけです。そういうところへ土砂災害が出れば、非常に後ろのほうへ土砂が、下のほうへはきついやつが出てくるというふうに私は思いました。一遍そういうこともちょっと注意する必要があるんじゃないかなというふうに思います。


 風水害対策の予防計画の中にも、河川及び治水施設等の整備、特に斐伊川など中小の河川があり、氾濫の危険性があるというふうに計画のほうでも指摘されてるわけです。あるいは急傾斜対策工の実施、急傾斜のところを工事をしなさい、あるいは治山事業の実施というふうなものがあります。この辺が現状はどうなのかということと、今後はどういうふうなことを考えているのか。


 あるいは道路の整備というのも、一つそういう災害が起こる前に整備をしておかないと、前これ島根半島でありました。海岸端への道が1本しかないために、その道が冬、雪のためにとまってしまったら孤立になってしまったと。そういうふうな現象が発生する場合もあるわけです。その辺の災害、そういうものに対してのどういうふうな対応をしていくか。これは町のほうでもちゃんとやらないといけないというふうに防災・交通施設の安全化計画なんていうのは出てますので、その辺の対策はどのようになされてるか、お聞きしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 山崩れ、崖崩れ、地すべり、土石流、落石等による土砂災害に遭わないためには、日ごろから危険箇所を把握することが本当に重要でございます。土砂災害のおそれがある箇所については、土砂災害警戒区域に指定されており、この区域は全世帯に配布をいたしましたハザードマップ、14年度に全国配布をいたしております。また、町のホームページにも掲載をして、周知をいたしているところでございます。


 また、5月に邑南町で発生した落石事故を受け、先般、建設課、農林土木課において町内の落石危険箇所の緊急点検を実施いたしました。このうち、落石防止対策工事が必要な箇所については、所要の経費を今回の補正予算に計上いたしたところでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) なるべく早目に対応していただかないと、発生してからの対応はよくないですので、危険な箇所は早急に直してもらうと、あるいは対策をとってもらうというふうにお願いしたいというふうに思います。


 そうして災害が発生しますと、どうもどこも一緒なんですけども、多量の廃棄物が発生してくるわけです。これはとりあえず学校のほうのグラウンドで置いておくとか、ちょっとあいたところへ置いておくとかいうふうなあれがありますけども、実際に場所の確保あるいは予定地、そういうものはどういうふうに考えていらっしゃるか。特に現状の今のごみ捨て場というのも、かなりもう満杯状態になって、今の雨川のところへ捨てにどんどんどんどん来られると、逆にどうにもならなくなってくるということがあります。だから、仮置き場、そういうものを踏まえて、どういう対策をとってあるかということ。これをしておいてもいいんじゃないかと思います。その辺のところは現状はどうかと、また今後どうかと。


 それから、あとトイレですね。この地震災害、いろんな災害のときに問題になってくるのがトイレの処理、これは仮設トイレをつくっても、要はどうやって今度はくみ取っていくかと。いっぱいになったときにどうするかという問題が出てくるわけです。その辺のこともちゃんとしてあるとは思いますけども、現実に発生したときに、どうも後手後手というのが今までの災害時のぐあいだというふうに思います。その辺のことも踏まえて、ちょっと御回答を願いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをさせていただきます。


 災害後において、特に倒壊家屋、浸水家屋等から発生をいたします災害廃棄物が大きな問題となります。これらについては、被災者みずからが町指定の場所へ搬入することを原則といたしますが、緊急性を要する場合には町等が処理を行うことが地域防災計画で定められております。先般の熊本地震のような大規模災害の場合には、町の最終処分場の処理能力を超えることも予測されます。こうした事態に備え、広域的な協力体制の構築も今後十分検討していかなければならないと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) 先ほど議員御質問の廃棄物の処理につきましては町長のほうから答弁がございましたが、トイレ等についての回答は私のほうからお答えさせていただきます。


 簡易のトイレ等については備蓄品でも用意しておりますが、数的には少のうございます。また、奥出雲町では、災害時にさまざまな例えばガスとか、あるいは食料品等々が不足した場合のために、関係団体と協定を結んでおりまして、いざというときには、そういったところからもいろいろ援助をしていただくというような考え方もしております。


 また、最近では、非常にこういった防災についての関心も高まりまして、新聞とか雑誌でも仮設といいますか、簡易のトイレも非常に多く紹介されております。もちろん町で全てを確保すれば、それにこしたことはありませんが、そうはいっても全部を確保するというのは非常に難しい。したがいまして、最近では、住民の皆さんの中でも防災のグッズについてどんなものが必要なのか、そういったものを購入したいがというような方もいらっしゃいまして、町としては、この商品ということではなくて、災害時にはこういったものが必要ですよというような話はさせていただくようにしております。若干広がった話もさせていただきましたが、トイレについては、そういったような状況でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) そうしますと、続いて防災教育ということもテーマに入れてます。これは町職員の方、町民、学校、病院、特に町民の場合、先ほど言いました要配慮者、いわゆるひとり暮らしの方とか障害者の方とか、そういう方に対しての防災教育の実態はどうなのか、また今後どういうふうに対応していくのか、お聞かせ願います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 今年度は、先ほど述べました地域防災計画概要版を作成しますので、これにより自治会や自主防災組織等に対して啓発、防災教育を強化していきたいと考えております。特に近年は、教育現場でも防災教育に本当に力を入れていただいております。昨年度は、馬木小学校5年生の授業に担当職員が参加させていただいており、今年度も八川小学校に訪問する予定といたしております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) お答えいたします。


 防災教育につきましては、先ほどは自治会あるいは学校の全般の防災教育について町長のほうから答弁がございましたが、議員御質問のひとり暮らし、あるいは高齢者の皆さんへの防災教育といいますか、どういうふうな手だてがあるかということについてお答えをしたいと思います。


 冒頭、1点目の質問のところで、要配慮者等々の御質問がございましたが、最近は要支援者という表現をしておりまして、そういった自分で例えばいざ災害が起こったときに、どういうふうな形で避難していくのかという皆さんについては、申請といいますか、自分がこういったときには助けていただきたいというようなことをあらかじめ町のほうへ申し出をしまして、それを自治会の皆さんとか、あるいは民生委員の皆さんに、こういった方は手を差し伸べてほしいということで話を伺ってますというふうな情報は出させていただいております。


 具体的に高齢者の皆さん方一人一人に防災教育というのは、なかなかできかねるところもありますが、ふだんのやっぱり自治会あるいは隣保の中の声かけ、あるいは民生委員さんの活動の中で、そういった共助、自助といいますか、それぞれ助け合っていくというとこが一番大切ではなかろうかと思っております。いずれにしても、民生児童委員会の皆様には、福祉事務所を通しながらいろいろなお願いもさせていただいておりまして、今後、いろいろな災害が考えられるわけですが、奥出雲町の場合、特に風水害、それから雪害等々については、そういったような配慮が特に必要ではなかろうかというように思っております。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 風水害対策計画、予防計画の中に、防災教育というふうなものがあります。この中に、基本的な考え方、それから第2番目に町職員に対する防災教育というものがあります。まず最初に、教育の方法というのが上げてあります。1、講習会、研修会の実施、2、各種防災訓練への積極的参加の促進、3、職員用防災活動マニュアル、活動手引や啓発資料の作成・配布、3番は恐らくやられてると思います。一番私が聞きたいのは、4番目に過去の災害現場の現地視察・調査の実施、これはどうなんでしょうかね。今、現状はどうでしょうか。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) 防災計画から防災訓練の個々の内容につきまして議員のほうからお話をいただきましたとおりでございますが、過去の災害に学べということで、具体的には研修会等で行うか、あるいは災害が起こったところへ直ちに出かけてみるというのが一番大きなことではなかろうか思っております。過去、東北の震災には、保健師、それから水道の関係で水道課が救援に行ったことがございますが、直接的に現場を見ながら、帰って職員間でのお互いの学習会というのはなされていたところでございます。


 今後、こういったことにつきましても、職員についてはまた研修も近々予定しておりますが、いずれにしても、こういった災害のやっぱり一番身近なところ、百聞は一見にしかずといいますか、そういったことが一番大切なことだと思いますので、議員お話しいただきましたように、職員も早い段階でそういったことをしていく必要があろうかというふうに思っております。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 百聞は一見にしかずと言いますので、ぜひ体験していただきたいというふうに思います。


 あと、町民に対する防災教育の中で云々とありますが、地域において避難行動要支援者等を支援する体制が整備されるよう努めるとともに、災害時の男女のニーズの違い等、男女双方の視点に十分配慮するよう努めるというふうなものも書いてありますが、その辺の対応はどういうふうな形で今検討されてますか。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) 2点目は男女のことですか。


○議員(8番 藤原 充博君) だから、これは地域において、さっきおっしゃった避難行動要支援者等を支援する体制が整備されてるかどうかです、どういうふうな形で。いいですか。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) 御質問にお答えいたします。


 支援者等に対する支援でございますが、先ほどの御質問のときにお話しさせていただきましたように、自治会の皆さんへのそういった支援者からの要請、それから民生児童委員の皆さんへ災害時の早急な対応についても、民生委員会の席でも総務課の担当が出かけまして、お話をさせていただいております。民生委員さんの皆さんにも、独居とか、いろいろな地区での暮らしで御心配な町民の方もいらっしゃいます。日ごろからそういったことについては、福祉事務所等とも連絡を密にしながら進めていきたいというように思っております。


 それから、ちょっと御質問のあれが、こっちが勝手に理解したところですが、例えば避難所においての対応についても、男女についても非常に今回の熊本地震についても多々課題があったように聞いております。国自体も最近になって男女の避難所での対応について、こういうふうにしなさいというようなのが出るような状態でございますので、今後、非常にそういったようなことについても十分に配慮していく必要があろうかと思います。これは具体的に、そういった避難所を開設する上での役場の職員での事前研修あるいは備蓄品についても、そういったことも含め、考慮していく必要があろうかなというふうに思っております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 今のこれには、あっさりと男女のニーズというふうな書き方でしてありますけども、実際に東北の地震あるいは熊本の地震でも、セクハラ的なものがかなり発生してるという話を聞きます。これは余りマスコミが騒ぎませんけども、いろんな意味で、そういうふうなことが発生してるというふうなことは聞いております。その辺のところの配慮を十分にしていただきたいというふうに思います。


 続いて、防災訓練です。これについて現状どういうふうな状況であるか、今後どういうふうに対応していくかということをお話しください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 住民参加型の総合防災訓練としては、昨年6月に地震を想定した避難訓練を消防団の皆様により実施したところでございます。今年度は、個別訓練として風水害の被害を想定した図上訓練を役場管理職を対象に実施する予定でございます。また、自治会等から具体的な災害を想定した訓練の要望があれば、関係機関と連携をとりながら対応するとともに、広報等でも周知してまいりたいと思っております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) これもこの計画には基本的な考え方の中で、不測の事態を想定した各種防災訓練を継続的に実施し、災害に備えるとか、町としては初動活動の訓練や各防災機関の連携訓練など、災害応急体制の実践的、実効性のある総合的な防災訓練を実施する。これにより各機関相互の緊密な協力・連携体制を確立する。町単独では、防災訓練に必要な組織及び訓練実施法に関する計画を定め、防災関連機関、自主防災組織及び住民の協力を得て、総合訓練を反復して実施するというふうに、非常に訓練を何遍もしないといけないと。


 これは消防の方が一番御存じだと思います。ちょうどもうすぐ操法の大会がありますけども、操法の大会に毎年、各分団がいかに時間を使って、いかに訓練をして立派な成績をおさめられている。まことに感服する次第ですが、こういうふうな訓練をしょっちゅうしてないと、有事のときには何にも役に立たないということなんです。これだけ防災訓練にいろいろ継続的に実施、連携して訓練をする。そういうことが各項目全部、訓練を実施、訓練を実施というふうに書いてあるわけです。机上の訓練じゃなくて、実施訓練というものをもう少し町自体も取り入れていかないと、有事の場合にはどうにもならないというふうに思います。


 立派な計画や防災計画やマニュアルをつくって、ああ、いいやつができたな、よかった、よかった、毎年、いけんところは直すだけんということでの計画やマニュアルは何にもならないわけです。要はそのマニュアルを利用して、きちんと訓練をしていく、きちんと対応できる、有事のときに行動ができるということをしていただかないと意味がないじゃないかというふうに思います。これは、町なんかがつくられる何とか計画、さっき言われました、いろいろな計画やあれをつくられますけども、つくったのが終わって、それ以降は結果を余り見直さないというところもあります。その辺のことが、防災計画とか避難所マニュアルについてはきちんと訓練実践をするということが大事じゃないかと思いますし、やはり避難所マニュアルは、実際に災害現場のほうへ町の職員がボランティアででもいいですし、あるいは出向という形でもいいですから出かけていって、体験をして帰ると。そして、初めてその実態がわかるんじゃないでしょうか。机上では、なかなかこれはわからないと思うんです。今度あったところといって、案外奥出雲町であるかもしれませんけども、今度あるのは。ぜひともそういうことを今度は入れていただきたい。


 一番大事なのは、部分的に訓練をするんじゃなくて、年に1回あるいは2年に1回でもいいですから、総合的に学校を含め、あるいは病院、住民含めた総合的な訓練をやっぱりやる必要があるんじゃないかと思います。昔は葬儀なんかも自治会のほうでやっておりましたので、たくさんの食事をつくる、そういうことも自治会のほうでやっておりましたけども、今はそういう風習もなくなってしまいまして、炊き出しをするということなんかは、住民の方には意味がわからないという方もふえてきてると思います。そういうふうに地域がちょっとそういうふうな防災からずれたような動きをしてますので、ぜひともそういう訓練を通じて、きちんとした対応をしていただきたいというふうに思います。時間がないので先に行きます。


 さて、コンパクトビレッジというのを出してますが、先般、日南町に視察に行きましたら、こういうことをおっしゃってました。日南町は、御存じのように鳥取の西部地震で多大な損害を出して、また本町と一緒のように高齢・少子化で人口も減少してる。その中で、どういうふうなことをやったらいいかということで、コンパクトに村づくり、まちづくりをしてみたらということで対応されてます。これは十津川村いって三重県ですかいね、奈良県ですね。奈良県のほうでも、川の氾濫で町が大変壊れまして、その災害対策のために、そういうふうなコンパクトビレッジというふうな考え方をしていらっしゃるということですが、町長としてはどういうふうなお考えがあるか教えてください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 商業、医療、福祉、行政などの施設を集約させ、そのエリアをコンパクトで効率的な地域拠点となるように整備することをコンパクトビレッジと呼び、近くでは、先ほどお話がございました鳥取県の日南町などで行われております。奥出雲町としては、既存施設の集約などコンパクトビレッジと呼べる施策は現時点、計画はいたしておりませんが、町内9地区に今後も継続して住み続けていただける施策として、公民館を中心とした住民自主組織と協働し、運営する小さな拠点づくりについて、住民の方へ情報を提供しながら進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 公民館を中心とした小さな拠点づくりということですが、亀嵩公民館、阿井公民館は非常に古くなっておりまして、耐震化もままならないというふうな状況であります。そういうところを地域の拠点というふうに考えてもらってはちょっと困るんじゃないかというふうに思います。ぜひともそういう拠点になるような、あるいは防災に強い、地震に強いという建物を建てていただかないと、これはそこを拠点にする、拠点にすると言っても、拠点にならんところを拠点にしてもらっては、これは困ると思いますね。ぜひその辺も頭の中へ入れておいていただきたいというふうに思います。


 ことしの春からですか、小・中一貫教育というのが認可されて、全国で約170校ばかりですか、そういう小・中一貫教育という形で取り組んでいらっしゃるということですが、この奥出雲町も、阿井小学校もいまだかつてない複式学級になるというふうな少子化でございます。1クラスなんですけども、少子化が進んでおります。奥出雲町においても、私が思いますのに、横田地区、仁多地区に1校ずつ、現在の横田中、仁多中に小・中一貫教育を取り組んでいくことが必要じゃないかと思います。また、こういうことは、きょう言って、あしたなるというふうなものじゃないわけですから、計画を立てて、きちんと、年寄りに説明する必要はないと思うんです。若い子育ての方にちゃんと説明してやっていくべきじゃないかと思います。


 どうしても年寄りに説明、私も年寄りです。65歳になりましたので高齢者になりました。年寄りに言っても、年寄りは、子供がおらんと寂しくなるというふうなことしか言いませんので、余り年寄りじゃなくて、若い子育て世代にお話をしていただいて、小・中一貫教育を取り組むべきじゃないかというふうに思いますが、町長、また教育長の考えをお伺いします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 奥出雲町においても、幼児園、小学校、中学校において行われる保育・教育の方針や具体的なあり方に一貫性が非常に大切だと考えております。


 なお、小・中一貫校については、これまで研究開発校の指定や特区開発校制度を活用し、全国で平成12年以降、少なくとも98団体で実施されてきました。議員御質問の趣旨は、仁多、横田両中学校区内の小学校を統合し、両中学校に併設する施設一体型小・中一貫校の設置についての考えはどうかということを推察いたします。


 このような考えのもと、学級編制等を構想してみますと、平成34年度、6年後でございますが、仁多中学校区は、中学生が6クラス、小学生が12クラス、横田中学校区は、中学生が6クラス、小学生が7クラスとなります。両中学校の既存の施設では、いずれも対応ができません。現在のところ施設一体型の小・中一貫校の設置は不可能ではないかと思っております。


 小・中一貫校の教育のメリット等につきましては、教育長からお答えをさせていただきます。私は以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 引き続いて、お答えさせていただきます。


 小・中一貫教育の一番のメリットは、小学校から中学校へ進学したときに、学習内容や生活リズムの変化になじめず、いじめが増加したり不登校になったりする、いわゆる中1ギャップを緩和することと言われております。


 本町におきましては、このようなギャップを少なくするため、小学校における連合体育大会や水泳大会、吾妻山合同キャンプや合同修学旅行をするなど、小学校段階で各校の交流を積極的に進めてきております。また、両中学校区内ごとに幼・小・中の全教職員が一堂に会して開催する中学校区の教育を語る会を組織しております。ここでは、校種間の滑らかな接続や教育の効率化を目指した取り組み、学力観、児童観、指導観などの共通理解を深めるとともに、授業改善や学力向上に励んでおります。


 一般的に成長の過程を考えますと、年齢が低いほど身近な人、身近なもの、身近なこととの触れ合いが大切でありまして、幼児園、小学校の子供は、それぞれの地域の人や自然、行事などとの触れ合い保障することが大切と考えております。しかしながら、幼児園、小学校とも極小規模となり、集団としての教育機能が果たせなくなった時点では、統廃合ということも真剣に考えなければならないと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 中学校一つの施設でというのは難しいということですが、既存の施設があるわけですから、クラスも結構あいてますし、増設すれば、新しい学校を1つや2つ建てるよりは安くつくんじゃないかというふうに思いますが。それはともかくとして、教育長にちょっとお聞きしますけども、小・中一貫教育を実践している学校へ視察か何か行かれたことがありますか。


○議長(岩田 明人君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) まだ私は行ったことはございません。


○議長(岩田 明人君) 藤原充博議員。


○議員(8番 藤原 充博君) 教育長さんが行っておられんけん、ほかの役場職員の方が行っておられるわけはないというふうに思いますが。ぜひどういうふうな形でやっているか、行政のほうも、あるいは教育部門のほうも行ってみて、もしよければ取り入れるというふうな形をしないといけないと思います。そんなに余裕がある状況じゃないと思います。今の小学生が6クラス、7クラスだというのは、ちょっと逆におい、おい、そうかいというふうになります。その辺のところをきちんとしていただきたいというふうに思います。終わります。


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○議長(岩田 明人君) 次に、3番、藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 一般質問の機会をいただきましたので、3点について質問をいたします。


 最初に、日本遺産認定に伴う取り組みについて伺います。


 地域の歴史的魅力を通じて、日本の文化・伝統を国内外に伝える日本遺産第二弾として鉄の道文化圏推進協議会から申請していた「出雲國たたら風土記〜鉄づくり千年が生んだ物語〜」がこのたび日本遺産に認定されました。大変に喜ばしいことでございます。この認定をきっかけに島根県は新たに日本遺産の魅力発信事業に取り組み、国内外への情報発信を強化して、観光振興、地域振興を進めるとされています。町長も初日の所信表明で、たたらの文化遺産について、次のステップとして世界遺産登録を目指すと決意を述べられました。


 そこで、2市1町の鉄の道文化圏推進協議会を中心とした広域連携事業として、報道によりますと日本遺産プロジェクトチームを立ち上げ、取り組むとのことですが、今後の取り組みについて伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 雲南市、安来市、奥出雲町の2市1町で申請をいたしました「出雲の國たたら風土記〜鉄づくり千年が生んだ物語〜」は、たたら製鉄と、これによりもたらされた文化的景観、有形・無形の華やかな地域文化などが織り込まれ、これが織りなすストーリーがこのたび日本遺産に認定されたところでございます。これを受けて、3市町で構成する鉄の道文化圏推進協議会として、文化庁の日本遺産魅力発信推進事業に取り組む予定でございます。


 今年度は、たたら製鉄の持つ価値、たたら製鉄により芽生えた文化のすばらしさを国内外の方々に知っていただくための情報発信事業として、出雲の國たたら風土記のブランドデザイン構築のため、協議会作成の情報発信媒体に使用するロゴマークの作成やホームページ、パンフレット等の他言語化、たたら製鉄とその風土記を伝えるプロモーション映画を制作し、各種イベントで放映することなどを予定しております。


 また、これと連動した普及啓発事業として、首都圏において物産展や郷土芸能を交えたフォーラムを開催し、新たなたたらファンの掘り起こしを行うことといたしております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 具体的な取り組み、基礎的な取り組みになろうと思いますが、続けるということですが、日本遺産魅力発信推進事業に取り組んで、地域の魅力であります「たたら文化」を都市等でフォーラムを通じながら、広く国内外へ情報発信して、積極的な観光振興や地域振興につなげていってほしいと思います。


 次に、たたらに関する文化財登録30件のうち登録文化財の最も多い奥出雲町として、半数の15件が登録されていると聞いています。また、世界で唯一たたら吹き操業による玉鋼の生産をしている本町として、今後どのようにして奥出雲町の独自性をPRしているのか、お聞きをします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 御指摘のとおり、奥出雲町には建造物や史跡・名勝など本当に多くのたたら製鉄に関連した多数の文化財が点在をいたしております。また、私たちが暮らしの中で日常的に見える景色でさえ、たたら製鉄の歴史を刻んだ地域固有のすぐれた景観として国の重要文化的景観に選定されておりますように、本町は、たたら製鉄を抜きにして語ることはできません。たたら製鉄で栄えた町として独自性のPRにつきましては、これまでも一般向けのたたら体験事業を実施し、本年度も実施計画を検討しております。


 また、たたらシンポジウムの開催やたたら景観学習会など、町内外の多くの皆様の参加のもと普及啓発を継続し、観光客の増加にも成果を上げてきたところでございます。


 一方で、昨年度に策定をいたしました奥出雲町の総合戦略において、たたら製鉄は重要な地域資源として位置づけております。また、先日、認定をいただきました日本遺産は、まさに地域に点在するこれらの文化財を面として活用し、発信することで地域活性化を図ることを目的とした制度でございます。


 こうした総合戦略の策定や日本遺産の認定など、機運が高まりつつある今こそ、これまで以上に本町のたたら製鉄が持つ多様な価値について調査研究し、仁多米や、そばを初めとする固有の資源として有機的に結びつけて、たたら製鉄の原点は奥出雲町にあることを積極的に情報発信することが何よりも必要であると考えております。


 また、近年では、たたら製鉄の重要文化的景観で育まれた仁多米として、さらなる付加価値を図る取り組みなど、住民の皆様自身の力でたたら製鉄という地域資源を使った地域の活性化の動きも現在盛り上がりを見せつつあります。


 このように今後のPRに当たっては、行政による発信だけではなく、住民の皆様お一人お一人がたたら製鉄に裏づけされた地域資源のすばらしさを発信していただくことも本当に大きな力を生み出していくものと考えております。


 本町といたしましては、たたら製鉄の本物は奥出雲町にあるとの認識のもと、住民の皆様と連携しながら、引き続きこの価値ある資源の調査研究と情報発信を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) たたら製鉄の原点は奥出雲町にあることを積極的に情報発信することが必要とのことですが、答弁のように、より多くの広報媒体を通じてのPRはもとより、これまでも実施されている、たたら体験事業等の継続実施や、先ほども御答弁の中にございましたように、追谷源流米のように、たたら製鉄の重要文化的景観で育まれた仁多米あるいは特産品としての付加価値化などの取り組みが広がることを私も希望をいたしたいと思います。


 次に、日本遺産たたら製鉄を生かした観光振興策について、具体的な誘客戦略等があればお聞きをいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 本町において現在、平成27年度末に国の採択を受けた地方創生加速化事業において、町独自の事業に精力的に取り組んでいるところでございます。その概要を御紹介をいたします。


 まずは、観光資源の魅力化に関する事業ですが、絲原記念館、鬼の舌震エリアを対象にEV、電気自動車でございます、などの二次交通手段を活用した周遊ルートの構築について調査研究したいと考えております。


 また、観光客の皆様にたたらをよりわかりやすく理解してもらうために、ICT技術を使ったシステムの構築や、先ほど申し上げましたように、他言語化によるインバウンド対策にも取り組んでいきたいと考えております。


 そのほか、たたら製鉄によって生産される和鉄やそろばんなどを活用した新たなお土産の開発にも、若干時間はかかると思いますが、取り組んでまいります。


 こうした観光資源の魅力化とともに、重要なのが誘客対策でございます。島根県における観光の拠点である松江市と出雲市身辺の観光事業者を対象とした説明会を開催したいと考えております。この説明会において、たたら製鉄や奥出雲町の魅力を十分PRするとともに、広域観光の視点からの連携を訴えていきたいと考えております。


 こうした広域観光を進めるに当たって、観光客の移動手段を確保する必要があるため、JRやバス、レンタカーなど、さまざまな交通手段を使ったモニターツアーを行いながら検証し、旅行商品化につなげていきたいと考えております。


 このように観光振興による地域経済の活性化に向けた、たたら製鉄のストーリーを生かしながら戦略的に取り組んでまいります。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) いろいろな戦略は実施、検討されていますが、今後の積極的な取り組みによりまして、さらに交流人口の拡大につながるよう期待をするものでございます。特に答弁の中でございました誘客対策として、公共交通に恵まれない本町として、全体に言えるかどうかわかりませんが、広域観光を進めるためにも出雲空港やJRを利用された方々の二次交通の検討が急がれると考えるものでございます。ぜひ検討を進めていただきたいと思います。


 最後に、世界遺産登録を目指すと所信表明で述べられましたが、今後どのように取り組まれるお考えか、改めて伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 昨年度に策定いたしました奥出雲町の総合戦略においても、世界遺産登録の推進が盛り込まれております。たたら製鉄は世界に誇り得るものであり、高く評価されてしかるべき文化遺産であると考えております。


 世界遺産は、顕著な普遍的価値の証明と国内法で保護の措置が講じられていることが必修条件となっています。したがいまして、世界遺産登録に向けては、さらなる調査と研究を通じて、たたら製鉄が持つ世界的な価値を証明していかなければなりません。


 奥出雲町においては、これまでも、国の重要文化的景観の選定などを通じて、たたら製鉄の顕著な普遍的価値を明らかにし、保護の措置を講じてきたところでございます。


 本年も重要文化財櫻井家住宅に所在する庭園を調査し、国の名勝指定を目指すほか、その後も、近代化遺産である角炉など、まだ価値証明されていない文化財の調査研究を引き続き実施し、たたら製鉄が持つ顕著な普遍的価値を証明し、着実に蓄積してまいります。


 また、世界遺産登録に向けては、鉄の道文化圏推進協議会はもとより、国や県、他市町村など関係団体と広く連携をしていくことが欠かせません。さらに、広く一般にたたらのすばらしさや奥深さを知っていただき、世論の支持を得ることも必要でありますので、日本遺産の認定を一里塚として、さらなる機運の醸成を図ってまいります。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 町長のほうから、今後とも関係団体との連携を強化といいますか、図りながらということでございますけども、私のほうからは、いわゆる役場庁内の推進体制を強化されまして、世界遺産登録に向けて歩みを進めていただきたいと思います。


 次に、再生可能エネルギーの地産地消推進について伺います。


 この4月から電力の小売が全面的に自由化されたことから、本町においても小水力発電などの再生可能エネルギーの地産地消を推進し、地域を活性化させるとのことですが、改めてその目的と意義についてお尋ねしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 本年第1回議会所信表明において、4月より電力の小売が全面自由化されることから、本町においても小水力発電などの再生可能エネルギーの地産地消を推進するとともに、安価な電力供給による地域の発展を目指して、新たに電力小売会社を設立すると表明をいたしたところでございます。


 これまで本町では水力発電を中心に地域資源を活用した再生可能エネルギーの生産に取り組んできましたが、そのエネルギーは一度地域外に売買し、再度、地域内で使用するエネルギーを買い戻すことから、エネルギーの購入コストを地域外に支払っている形となっておりました。


 この地域外へ流出するコストを地域内で循環させることができれば、地域経済に好循環をもたらすことができるため、電力小売会社の設立により、地域で生産された再生可能エネルギーを地産地消する仕組みを構築するところです。


 また、自治体が設立する電力小売会社のため、利益を過大に追求することなく、安価な電力供給により地域が発展していくことも目指しております。低炭素社会の実現に向け、町内の再生可能エネルギーである水力発電でできたクリーンエネルギーの利用ということで差別化を図っていきたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) これにつきましては、委員会でも説明をいただいたところでございますけど、初めての事業でございますので、改めて説明を求めたところでございます。


 お話がございますように、町単独での事業展開は困難であり、パートナー企業と新しい電力小売会社の設立が必要とのことですが、その設立準備状況と今後のスケジュールについてお伺いをしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 千田農林土木課長。


○農林土木課長(千田 嘉久君) お答えをいたします。


 電力小売会社は、5月に共同設立者にパシフィックパワー株式会社を選定をし、会社の設立に向け、6月7日に発起人会を開催したところでございます。今後、会社設立の手続を進めてまいります。


 新会社の概要は、会社名、奥出雲電力株式会社、資本金、町出資2,000万円、パシフィックパワー出資300万円、町の出資比率は87%でございます。会社の設立は6月下旬を予定をしてございます。会社設立後、売電に向け数カ月間かけ法的手続や関係機関との協議を行い、本年秋から公共施設への供給を皮切りに、高圧電力を使用する町内事業所への供給も行いたいと考えてございます。


 なお、一般家庭等の低圧電力利用家への供給につきましては、来年度以降、電力小売業を取り巻く環境や新会社の経営状況等を総合的に勘案し、検討してまいりたいと考えております。


 新会社は、町が設立する第三セクターとして町民の皆様の立場に立った事業展開をしたいと考えており、会社の健全経営に全力で取り組んでいく所存でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 新会社の設立の準備については順調に進んでおるようでございますが、新しくできる会社は、町が設立する第三セクターであるわけでございますけど、今後の経営見通しといっても、まだ発足してないのでわからないかとは思いますけど、経営見通しはどのように予測しておられるか、よろしければお聞かせをいただきたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 千田農林土木課長。


○農林土木課長(千田 嘉久君) 御質問にお答えをいたします。


 奥出雲電力の経営計画につきましては、会社設立後、詳細を整理していくところでございますが、現時点におきまして想定しております販売計画をもとにした、あくまで概算ではございますが、説明をさせていただきます。


 供給会社1年目では8,700万円の売り上げ、税引き後の当期純利益を300万円、2年目に売り上げ1億2,000万、当期純利益を700万円、3年目に売り上げ1億5,000万、当期純利益を800万円を目標に事業展開を図りたいと考えております。


 なお、本年秋ごろの供給開始を予定をしておることから、奥出雲電力の会計年度は10月から9月とする予定であり、設立から本年9月まで、初年度においては売り上げがなく、設立及び供給準備に要する経費約250万円の赤字を計上することとなりますこと、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 経営見通しについては、大変いい数字ではないかと素人なりに思うところでございます。幾らもうかりますかという御質問もどうかと思いますけど、順調に運営が進みまして、町民の皆様に十分な還元ができるように、ひとつ会社経営をお願いをいたしたいというように思います。


 次に、島根リハビリテーション学院の魅力化についてお尋ねをいたします。


 以前にも同僚議員からの質問がございましたけど、島根リハビリテーション学院は、平成10年に島根県で最初に設立された4年制の医療技術者養成専門学校で、今日まで約800人の卒業生を送り出し、その4割以上が県内の医療機関等に就職し、人材養成校の役割を果たしてきていると伺っております。


 また、島根デザイン専門学校とともに、本町の専修学校として地域の活性化にとって大切な教育機関であります。しかしながら、近年、少子化や4年制大学志向等により入学生が減少、そして県内の養成校の競合化など、学院を取り巻く環境は厳しい状況と聞いております。


 そこで、学院の学生数の推移と学校運営といいますか、経営状況についてお尋ねをいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをさせていただきます。


 私も当学院の理事長を仰せつかっておりまして、非常に頭の痛い経営状況でございますが、簡潔に申し上げたいと存じます。


 10年前にこの学院の入学者が66名、5年前が65名であった両学科の入学者数が今年4月、定員60人に対し、30名でございました。本当にこれは過去最低の入学者となったところでございます。


 経営状況につきましては、ホームページ等で公開されるわけでございますが、まだ27年度の公開はされてないと思います。今年度、27年度は、学院始まって以来の赤字となりました。そして、平成28年決算においても、相当な赤字が見込まれるというふうな状況でございます。


 このような赤字ということには、1学年50名でいって、4年間の学校でございますので、やはり200人の学生が必要であるというふうなことで、学院を運営するためには200人を目指して、今年度からさまざま東京方面へ向けて入学生の募集に力を入れていく考えでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 具体的にお答えをいただきましたけど、実質の赤字額がわかれば教えていただきたいと思います。


 また、今の答弁によりますと、赤字解消にはおおむね200人ということですが、そこのほうももう一度お願いをいたしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 小出しで申しわけございませんでした。27年度が決算も終わりました。1,624万5,000円の赤字となりました。来年度の赤字が今のところ2,953万3,000円という予測をいたしております。現在のことしの入学生が30名、学生の生徒数が、ちょっと今資料を持っていませんが、154名ではなかったかなというふうに思っております。あくまでも採算ラインの200名、かれこれ50名ばかり少ないというふうなことが大きな要因でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 学院の魅力化につきましては、地方創生総合戦略では、専修学校の魅力化として、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の創設に向けた検討を進めるとされています。そんな中にありまして、先般は新聞報道がございますように、国において審議されていました質の高い専門職業人養成のための実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関、専門職大学の制度化について、5月末に中教審から文部科学省に答申があったところでございます。


 ついては、中教審における専門職大学制度創設への答申概要と学院の専門職大学の創設移行への考えについて、理事長である町長にお尋ねをしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 中央教育審議会は5月25日、企業で即戦力となる人材の養成を目的とした職業教育に特化した新たな高等教育機関の創設を求める答申案をまとめました。これを受けて、文部科学省は2019年度開設を目指し、必要な法改正を行うことといたしております。


 新たな高等教育機関は、大学と同じ位置づけで、学士などの学位を与えることができるものとなります。昨年11月でございますが、絲原県議会議長、町の三役、そして財政課長等々と大学化に向け、県知事へ専門的支援の要望を行ったところでございます。専門職大学への移行は、入学者へのアピールになると思われますので、本当に十分に検討して、実現をさせていきたいというふうに思います。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 理事長である町長のお答えとしては、専門職大学への移行については、入学生のアピールにもなるので、移行について検討をしていきたいということでございますが、希望でございますが、今後、新たな高等教育、専門職大学への創設、移行への実現に向けて、また県への移管も含めて検討委員会を設置し、学院のさらなる魅力化を積極的に推進してはいかがでしょうか、伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 御提案のありました検討委員会の設置につきましては、本年度設置予定でございます。現在、既に学院の先生方を中心に魅力を高めるための企画立案と実践を重ねられ、県内高校の運動部とリハビリ学園で得られた知識、技能を活用したトレーニングサポートを行うなど、東京オリンピックの合宿地誘致にあわせたトレーナー協力など、現場での経験を生かした提案、魅力的な取り組みも見られるほか、ああして一味同心塾で田植えから刈り取りまで、現在は一部授業の一端として農業体験も行われております。先般、1年生の生徒が全員田んぼの中に入って田植え作業もやっておられました。


 今後も、さらに本当にこの学院の魅力化を推進することに支援をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。


○議長(岩田 明人君) 藤原和範議員。


○議員(3番 藤原 和範君) 検討委員会を予定をするということでございますし、冒頭にも申し上げますように、リハビリテーション学院は専修学校として地域活性化への大切な教育機関でもあります。引き続き学生公募の支援策として、奨学金の助成、また住宅補助の見直し助成など、学生の確保に向けた魅力化への支援、さらにはそのような助成等の支援を要望し、一般質問を終わります。


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○議長(岩田 明人君) ここで、しばらく休憩をいたします。11時10分から再開をいたします。


           午前10時55分休憩


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           午前11時08分再開


○議長(岩田 明人君) それでは、再開をいたします。


 ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。


 それでは、12番、大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) それでは、今定例議会において一般質問の機会をいただきましたので、行政の危機管理について、低所得・低年金高齢者の生活維持の2点について質問をいたします。


 最初に、町行政のあり方と危機管理について質問をいたします。


 町長は、先ごろ町税徴収後における公金の不明問題を明らかにされました。このような事件は本来あってはならないことであり、このようなことが起こると、真面目に町業務を遂行している職員にまで疑念の目が向けられ、職員の士気の低下につながらねばと危惧し、情けなさと憤慨という複雑な思いを内包しつつ質問をいたします。


 このような質問は、本来本当に私にとってもつらい質問でございます。しかしながら、多くの町民の皆さんから行政に対する大きな不信と不安、不満が寄せられていることから、このような疑念を持たれる行政であってはならず、質問をすることといたしました。


 議会に対しては、事件発生から3カ月後の5月20日、町長は初めてその事実を明かし、説明。その後、町民の皆さんにはメディアを通し、公表し、今議会冒頭、提出議案の提案理由説明の中で、これまでに明らかになったことの説明と報告が遅くなった理由を述べられました。説明と公表がおくれたのは、当該職員が納税者から預かった町税現金の所在不明の事実は認めているが、それ以上は答えないということが理由とされております。


 町行政の執行は、町民の税金を初め全てが税金によって賄われており、税金を預かる以上、このようなことは絶対にあってはならないことです。なぜこのようなことが起こったのか、どこに問題があったと考えているのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 当該事案の原因につきましては、2点であると思っております。


 1つ目でございますが、組織としてのチェック機能の不備が上げられると思います。その中で、1つ目といたしまして、出納事務処理の不備、2つ目に、徴収・管理体制の不備が上げられると思います。


 大きな2つ目でございますが、当該職員の公務員倫理の欠如でございます。その内訳でございますが、公金意識の希薄さ、そして2つ目でございます。極めて不適切な事務処理の2つの大きな原因があると考えたところでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 町のほうでの今回の事件に対しての原因というもの、そして対応がよくなかったということを今、町長のほうは答弁をなされました。まさに公務員倫理の欠如というのは、本当にそれもあるでしょうが、もう一つは、やはり公金、いわゆる税金を納めていただいている町民の皆さんを裏切るという行為にももちろんなっておりますので、その徴税後の処理と管理監督はどのように行ってこられたのか、またその責任についてはどのように考えられているのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 訪問して徴収する場合には、その場で現金預かり書を交付し、帰庁後に、時間内であれば納付書を再発行し、収納後、領収書を送付いたします。時間外等の対応は、即日の収納が困難でございます。施錠つきの専用書庫で保管し、翌日に収納処理を行うことといたしておりました。


 これまで徴収から収納までの一連の事務を同一職員が行っていたほか、2枚1組の現金預かり書の管理を担当するおのおのの職員が行うなど、事務処理及び管理監督が十分でありませんでした。引き続き、速やかに本人への事情聴取等適切な事実確認を踏まえて、当該職員及び関係者については厳正な処分を行うところでございます。


 先ほど申し上げました預かり書というものは、本当にぺらぺらの紙の複写式になっておりまして、これが1枚つづりになっておりません。それを利用していたというふうなことで、そこらも4月以降、きちっとした事務処理体制を構築しております。以上です。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 一般的には、給料をいただかれる方は会社から天引きの形で納税をしているわけですけれども、それでも滞納の部分もあるでしょうから、今回こういうことが起こっておりますが、徴税に行かれる体制ですね、それについても今回ちょっとお伺いしましたところは1人で行ってたということでございますので、必ず複数で行くと。そして、複数で行って、きちんと帰ってきて上司に報告をすると。そして、上司が預かり書、それから現金、それらをきちんと確認した上で確認書的なものをつくって、それを預かり書と現金とあわせて税務課のほうに届けると。1人で物をやらせると、こういうことが起こりかねない。普通はなかなかこういうことはしないですけれども、たまたま今回こういうことが起こりましたので、やはり徴収体制、徴税に行くその体制については、もう少しきちんとしていかないと、またこんなことが起こる可能性もあるのではないかと。そういうことを思いますので、それでは信頼される行財政というものは執行できないというふうに思いますので、今後の徴税のやり方ですね、それについてはどのようにお考えなのか、ちょっとお聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 今回のような事案に関する明文化したマニュアルはありませんが、常日ごろから現金等の取り扱いについては、定められたルールによる取り扱いについて注意喚起を行い、指導もいたしておりました。


 今後、再びこのような事態を引き起こさないよう、次の4項目に対して取り扱いを行うようにいたしました。1つが現金取り扱い課における事務処理の再確認及び改善でございます。その内訳でございますが、公金を含む私債権等事務処理の再点検を実施いたしました。2つ目に、事務処理要領、そしてマニュアル等の作成をいたしております。


 大きな2つ目でございますが、出納事務処理の見直しの強化ということで、これも3点ばかり申し上げます。現金預かり書の変更でございます。これは先ほど申し上げました通し番号つきの冊管理を行うようにいたしました。それと、徴収から収納までの一連事務を同じ職員が行わず、別の職員が行うよう見直したところでございます。3つ目でございます。徴収事務完了後、課長の検印を受けるということでございます。


 3つ目といたしまして、徴収管理体制の徹底、これも2項目の内訳でございます。訪問徴収時の2名体制の徹底を図ってまいります。それと、課長への事前事後報告の義務化というところでございます。


 大きな4つ目でございますが、職員の意識改革の実施、これについては公務員倫理の再確認、的確な事務執行の確保、3つ目といたしまして、継続的な職員研修の実施、職場内のコミュニケーションの活性化を図っていくよう指示をするなど、万全の対策を今後講じて、二度とこのようなことがないように、しっかり業務を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) マニュアルについて、やり方について、ちょっと質問よりも答弁をもらったような感じでございますけれども、まさにチェック体制をきちんとしないと、またこういうことが起こるということで、今いろいろな事後対策にはなりましたけれども、今回のこういったことを逆に教訓にして、もちろん職員の倫理についてもきちんと、公務員としての倫理を守るということ、それから何よりも今回問題だと思ったのは、やはりちょっと滞納されていた方の納税をされたものについて、こういう事件になってしまったということが、納税された方の気持ちを考えてみても、すごくつらいものがあったんじゃないかなというふうに思います。


 今回のこの問題について、しっかりとこれからはチェックをしていただいて、担当課の中でまずはきちんと管理監督、責任を持って、それぞれの皆さんが業務をやっていただくということを申し添えておきたいと思います。


 町民の皆さんは、やはりお金の問題については特にシビアでございまして、このような行政のあり方に大きな不信感を抱いていらっしゃいます。町政の主人公は、町長や職員、我々議員ではなくて、町民の皆さんです。その信頼回復のために何をどのように行おうとされているのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 町行政の執行に当たっては、町民の皆様との信頼関係が何よりも重要、不可欠でございます。今回の不祥事は、職員一人一人がその信頼を大きく損なう事態と重く受けとめ、町行政への信頼回復のために最大限の努力をすることが求められます。


 職員には、綱紀粛正に関する通知を行い、全体の奉仕者として職責の再確認、さらなる服務規律の確保等、その趣旨を全職員に改めて徹底したところであります。また、危機管理意識や倫理観を高めるための職員研修も今後実施してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 今回のことで職員の皆さんも、恐らく町民の皆さんからもいろいろなことを言われたり思われたりされて、随分つらい思いをなさっていると思います。もちろん全てこのような職員さんではなくて、真面目な職員さんばっかりですけれども、たまたまこういうことがありますと、全体がそのように見られるということなので、おのおのそれぞれやはりそういうことを肝に銘じて職務に当たっていただきたいというふうに思います。


 先ほど町長のほうから、私が質問する前に答弁的なものをいただいておりますが、危機管理の対応というのは、先ほど防災対策についても質問がありましたが、そういうものばかりが危機管理ではなくて、まずこういったことも重大な危機管理の一つになります。ですので、マニュアルがあるからいいわということではなくて、そのマニュアルをいかに自分のものとして、そして判断を迷う場合もあると思うんです、いろいろ仕事をしていく中では、そういったときには必ず上司と相談をするとか、あるいはそばで仕事をしているほかの職員さんに相談するとか、悩みも聞いてもらうとか、そういう体制をやはりつくっておくということが大事ではないかと。こういうことを起こさないことにつながっていくんじゃないかと私は思っております。


 先ほど来から申し上げておりますが、公僕というのは、公の奉仕者ということでございます。私の上司は町民、そのことを絶えず心に置いて公務に当たっていただきたいなというふうにもう一度申し上げておきます。


 それから、5番目に入りますけれども、税金の徴収について、町民の皆さんからは、ほかにもあるのではないですかなどという声がささやかれております。これ以外はどうなのか。調査や検証は行ったのか。行ったのであれば、それはどのような方法で行い、どのような結果であったのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 不明金発覚後でございますが、今回の事案以外の不明金の有無について、当該職員の事情聴取を直ちに行うほか、関係書類等の確認をした結果、他に訪問徴収しているという方はいないことを認めたところでございます。また、本事案以外の現金預かり書、役場の控えでございますけれども、収納状況を確認し、全て収納されていることを確認をいたしたところで、今のところ他には一切ないということを私のほうから御報告をさせていただきます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 今、私が質問したのは、当該の職員の方のみということではなくて、全体的にそういうことはなかったのかということをお聞かせいただきたかったんです。それで、23年から26年までの4年間で11回ということでございますけれども、この4年間、全くこういうことがわからなかったというのが私から言わせれば、とても不思議でございまして、本当にチェック体制というのはどういうふうになされてたのかなというのがどうしても頭から離れません。そこのところは、やはりやってたのか、やってなかったのか、チェックを。聞かせていただきたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 森山債権管理課長。


○債権管理課長(森山 正人君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 チェック体制はどうなっていたかということでございますけれど、先ほど町長のほうからも今後の対応策というところでも申し上げましたけれど、これまでは訪問徴収をしたときに、出かける前、出かけた後、上司への報告等はございませんでした。ですので、今後は、出かける前、それから徴収を終えて帰ったときに課長に報告をするように徹底をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) チェック体制が不備であったというような答弁だったと思いますけれども、今後に至っては、こういうことは恐らく発生しないだろうというふうに思っておりますので、さらなる徹底をしていただきたいというふうに思います。そのことを申し上げておきたいと思います。


 それから、6番目です。一般的な社会では、例えば借入金の返済、滞納額というものは全額返済が常識とされております。本町の平成26年度決算で見ると、26年度までの税金等の総滞納額は2億6,500万円となっております。町税等滞納額の過年度分について徴収制限の有無はあるのかないのか、どのような扱いになっているのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 今の過年度分徴収制限の有無ということの言葉がちょっと私、わかりづらくて頭を悩ますわけでございますけれど、これは時効というものでございましょうか。ちょっと逆質問で申しわけないです。


○議員(12番 大垣 照子君) 時効的なものです。


○町長(勝田 康則君) それでは、お答えをさせていただきます。


 滞納金の徴収は、議員御指摘のとおり全額徴収することが原則でございます。滞納者との納付相談の折、あくまでも一括で納付を依頼をしております。消滅時効の有無というものは、これは地方税法第18条の第1項により、地方団体の徴収金の徴収を目的とする地方団体の権利は、法定納期限の翌日から起算をいたしまして5年間行使しないことによって時効は消滅します。


 ただし、督促、交付要求、差し押さえ、租税債務の承認等がある場合には、時効が一応中断するということで、中断時効がとまったときから改めて時効の期間が進行というふうなことが一応消滅時効でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 時効の問題、それから滞納金のいわゆる回収について、ちょっとこれ仄聞をした話ですけれども、滞納しておりました、私はということで、町のほうと相談をして、その滞納額の返済計画を立てて、それに基づいて毎月きちんと納めてたと。ところが、あとわずか残ったところで、もう今後の分についてはいいですよというお話があって、払わなくてもよくなったんだけれども、これってどういうことなのということをちょっと尋ねられました。それも口頭だったようでして、もしまともなルールでなさっておれば、きちんとペーパーでも書いて、こうこうこうですという説明があった上でこうなりましたと。ですので、今後の分についてはよろしいですということであれば話もわかりますけれども、こうなってくると、じゃあ今までずっと真面目に納めてた分はどうなのよと、それについては払い過ぎなんですか、納め過ぎなんですか、そうじゃないんですか、どうなのですかと、そういうふうにちょっと聞かれたものですから、ちょっとそこらあたりのことについてもきちんとやっぱりそうであるならあるようにペーパーで示して、その人にわかりやすい説明をしてあげると。そういうことが大事じゃないかと思うんですけれども、ちょっとそのあたりのことについてもお聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 森山債権管理課長。


○債権管理課長(森山 正人君) ただいまの御質問にお答えいたします。


 消滅時効の件になろうかなと思いますが、やはり5年で時効は消滅するわけですけれど、今現在、滞納状況といたしましては5年以上のものもございます。ですので、その滞納者の方といろいろ折衝をしているわけでございますけれど、時効につきましては日々進行してるといいますか、5年間というのがございますので、折衝の中では、その時効が来る前の折衝をしてるわけでございますけれど、実際納めていただくということになると、時間がたっておりますので、そこら辺のところの説明が十分でなかったかなというふうに考えておりますので、今後につきましては、そこら辺は丁寧に説明をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 答弁いただきましたけれども、納税計画を本人さんと立てたときに、そのことはわかってるんじゃないかなというふうに思いますので、始めてやりかけてちゃんとやってたのに、途中でぽんとそう言われると、何でかなというのを思いますので、そこらあたりはきちんとやはり口頭説明だけじゃなくて、文章にあらわして、こうこうこうですのでということをちゃんと告げていただかないと、逆にまた不信を持たれるということになりますので、今後に至っては、そのような形でちゃんと、きちんとわかるように説明、口頭ももちろんですが、ペーパーでもしていただきたいというふうに申し上げておきます。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 余りこの時効を一般の町民の方に全部アナウンスをするといったときに、5年間税金を払わなかった。これは税はこうですと。私債権はまだ期間があるから、2年間で。これらを全部措置しますと大変なことが起こる。払わにゃそれで時効消滅で、税は請求ができません。そこらできちんと対応をして、滞納者の方にはさまざまお話をして、ああして多額な滞納がございました。井上前町長のときに、そういう管理課をつくったわけでございます。きちっと対応をして、各家庭の御事情もいろいろあります。減免の手続もできます。やはり納付相談に来ていただいて、先ほど冒頭でお話ししたように、できるだけ過年度分は一括してお支払いいただきたい。中には本当に何百万の方もおられます。今回の対象者の方、私も直接家に行って、深々とお断りをいたしました。今後、そのようなことで、処分関係のことも話をいたしました。そんなことはやめてくれ。ただ、今回、その方が担当者が発行した領収書とか預かり書の控えを持っておられたからこそわかったんです。これが全くそこらが私どもでは、担当者以外には機能が不十分でございましたので、今後、より以上にして、ただ、私のほうからは、余りこの消滅時効、払わんこにおって5年間なり2年間なりで時効になりますということを私としては、町長としては、それは控えさせていただきたい。それは真摯にお話はさせていただきます。そういうことを御説明で、追加でお話をさせていただきます。


 ことしも、このようなことで、税に関しても5年経過をいたしたもので不納欠損も何件か行っております。これは徴収することができないわけです。罰せられるというところで御理解をいただきたい。こういう議会の場で本当は話したくありません、私は。以上です。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) ですので、滞納額については過年度分から計算をしてやっていくと。経過が、それ以上に時効にならないような形でやっていくというような形でやっぱり対応していただきたいというふうに申し上げておきます。


 それから、職員の人事異動について、どのような考え方で行っておられるのか伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 職員の配置がえにつきましては、業務に必要な人員を確保することと職員の能力開発の2つの観点から、組織体制、業務内容等を踏まえ、適材適所に努めつつ、有資格者はその資格が活用できるよう、若い職員についてはより多くの職場を体験し、スキルアップを高めるよう、在籍年数のほか、これらの内容を総合的に勘案した上で、住民サービスの充実が図られるよう実施しているところでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 人事異動については我々の知るところではございませんで、町長の専権事項、特権事項でございますので、私たちがどうのこうの言う問題ではないかもしれません。しかし、ちょっとこのところ見てますと、確かに町長がおっしゃるように、専門的な資格を持ってるとか、そういう方については、やはりそういうところで仕事をしてもらうと。それはそれで私はいいと思うんですけれども、ちょっとここ五、六年見てますと、余り人事異動で動かさないというような傾向があるんじゃないかなというふうに感じております。こういうことが一つは、それでモラルが悪くなるということはないんでしょうけれども、なれがあったりマンネリ化したり緊張感が欠けたり、こういったこともあるのではないかなと。そういうことで、このようなちょっと質問をさせていただきました。専門職として、そういう方は徹底した教育と研修を受けて、その職務のスペシャリストとして町の行政に貢献していただくことをお願いしたいと申し述べておきます。


 それから、最後のこの質問でございますが、ちょっと今までの質問内容と違って、とんちんかんのような質問になっておりますが、町民の皆さんが幸せを感じることができる町とは、どういう町だとお考えなのかお聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 平成23年3月に策定された奥出雲町総合計画の目指すべきまちの将来像、心豊かで潤いと活力のある奥出雲、笑顔と語らい、元気あふれるまちづくりそのものであると考えます。ということは、一人一人仁多米がおいしいとか、お酒がおいしい町とか、本当にさまざまな幸せを感じること、いろいろさまざまお持ちであろうと思います。このようなことで、本計画の基本理念の実現に向けて目標を掲げ、各施策の展開を図り、積極的に事業を現在進めてきたところでございます。


 今後も、町民の皆様が本当にお一人お一人幸せを感じることができる町づくりに努めて参りますので、一層の御理解と御協力をお願いをいたします。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 私も、町長と同じ年になりますけれども、本当に山の中で暮らしております。今、田植えも終わって、田んぼの草刈り、あぜの草刈りが大変だなという思いで暮らしておりますが、しかし、本当にこれって変わったものもないし、ぜいたくな生活をしてるわけでもないんですけれども、本当に心から、ああ、ここに住んでてよかったなと、ここに住ませてもらってよかったなという気持ちがすごくあります。景色にしても、それから夜の星空、月のきれいな夜、そういうものが本当に都会では見れないし、ここでしか見れないし、ここに住んでて、そんなにぜいたくはできないけれども、それで質素に暮らしていければ、それが本当の幸せじゃないかなって、最近すごく思うようになりました。


 物理的な豊かさはなくても、心の豊かさを持てるような、そんな町が本当に幸せを感じることができる町につながっていくんじゃないかなというふうに思っております。町長のお気持ちを聞きたくて質問をさせていただきました。


 続いて、次の質問に参りますが、低所得・低年金高齢者の生活維持の対応について質問をいたします。


 このような高齢者の方は、藤田孝典聖学院大学客員准教授によると、下流老人と言うそうです。現在、日本の高齢者は、団塊の世代を含み3,400万人となり、そのうちの700万人は働いていて、またそのうちの70%は非正規労働者だと言われ、また全体の3分の1、1,130万人が低年金生活者だと言われております。


 そこで、本町も高齢化が進み、実態把握が必要だと考えます。このような高齢者は本町に幾らぐらいいらっしゃるのか、お聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 荒川福祉事務所長。


○福祉事務所長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 低所得、それから低年金高齢者ということの基準でございますけども、一般には低所得で年収300万ということも言われておりますですけども、しかしながら、世帯の構成人数でございますとか世帯年収等、さまざまな点を考慮するということが必要でございますので、基準もこういういろんなケースによりまして違っているのが現状でございます。


 明確なこのような定義はございませんですけども、町のほうで本年度高齢者向け給付金の支給対象者の要件に用いております住民税の非課税対象者、なおかつ課税対象者の扶養親族になっておられない方、そういう方という定義でお答えを申し上げますと、町内におきましては、おおむね2,000人程度の高齢者の方がいらっしゃいます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 2,000人の方といいますと、随分大きな数字じゃないかなというふうに思います。このようないわゆる下流老人と言われる生活困窮高齢者の方は、今後も増加すると思います。私も、そのうちの一人になりそうな予感がしておりますけれども。このような方々の多くは、セーフティーネットを失うと自立解決は不可能に近く、現実を見据え、貧困対策ではなく、社会問題としての対策を講じなければ生きていけない高齢者が出現をします。


 そして、このことは、その姿を目の当たりにし、低賃金で働かざるを得ない若者の生活不安、将来不安にもつながります。本町では、どのようなセーフティーネットを講じているのかお聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 日本において、2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となります。セーフティーネットに影響が出てくるものと見込まれておりますが、基本的なセーフティーネットである社会保障制度は、国全体の仕組みであり、国においてしっかりと対策を講じるべき課題であると思っております。


 一方、奥出雲町の老年人口の推計によると、今後、減少していく傾向にあり、高齢者がふえていくという状況にはありませんが、一方で、団塊の世代を中心とした後期高齢者、75歳以上が増加することが予想されます。また、住民税非課税の高齢者数の推移を見ますと、特にひとり暮らしの高齢者において住民税非課税者となる割合が本当に急速に伸びている状況がうかがえるところでございます。


 このため、奥出雲町では、多くの高齢者ができるだけ元気で活躍できるよう、各種健康診断の実施等による健康管理への支援はもとより、高齢者が長年培ってこられた技術や技能を活かして所得につなげることができる、シルバー人材センターなどの取り組みを今後も支援してまいりたいというふうに思います。


 また、Uターンの促進や三世代同居を推進することにより、高齢者も含め家族が支え合いながら、元気で活躍できる社会を目指してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) 誰もが元気で、死ぬまでピンピンコロリでいきたいと、私もそのように思っておりますが、こればっかりはわかりません。このような生活に困窮されている方が例えば病気や介護が必要になった場合に、経済的な理由によって必要な医療を受けられない、受ける機会が制限されることがないように、無料・低額診療制度というのがあります。これは、もちろん町が単独でできることではなくて、県との事前相談やもろもろ対応要件がございますけれども、命にかかわる問題でございますので、福祉事務所を初めとして、そういう方があれば相談に応じ、適切な対応をしてあげていただきたいと思いますが、ちょっとお考えをお聞かせいただきたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 荒川福祉事務所長。


○福祉事務所長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 議員の御指摘のように、さまざまな状況によりまして、急な疾病になられますとか入院を余儀なくされるとか、そういったケースはあるわけでございまして、福祉事務所のほうに生活相談支援員、そういった者を配置いたしておりますので、お気軽に御相談をいただければ、また県内他の課のほうにおつなぎをさせていただきまして、対応させていただければと思っております。よろしくお願いいたします。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) そういった方、恐らく余りこういうことを御存じない方が多いのではないかと思いますので、本当に生活に困られた方については、こういう制度もありますということをコマーシャルしてあげていただきたいというふうに、これはお願いをしておきます。


 最後になりました。本町の生活保護基準についてお聞かせください。


○議長(岩田 明人君) 荒川福祉事務所長。


○福祉事務所長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 生活保護制度におきます基準生活費というのは国のほうが定めておりますですけども、世帯を単位として算定をいたしておりまして、この基準生活費は、世帯の構成員の年齢ですとか人数ですとか、そういったことによって異なってまいるわけでございまして、本町の場合の一例ということで申し上げますと、自宅で在宅で生活をしておられます70歳以上のひとり暮らしの方の場合、1カ月の基準生活費というのが6万310円でございます。また、70歳以上の夫婦2人世帯の場合、8万8,950円でございます。1カ月の収入及び預貯金、それから保有金額、これがおおよそ先ほど申しました金額を下回った場合に、その差額分なり費用が生活保護という形の対象になるものでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 大垣照子議員。


○議員(12番 大垣 照子君) ということは、ひとり暮らしで1カ月6万310円ということでございますが、例えばこの方が国民年金があると。60歳でもらわれると、今、何だかんだ引かれると3万ちょっとしかないと思うんですけれども、それのいわゆる6万310円から3万円なら3万円を引いた3万310円という形になるということでございますね。わかりました。


 なかなか厳しい状態だと思いますけれども、できるだけいろいろな施策を活用して、生活困窮者の方の生活を守っていくということに尽力いただきたいということを申し上げて、一般質問を終わります。


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○議長(岩田 明人君) ここで、しばらく休憩をいたします。再開は13時10分から行いますので、よろしくお願いします。


            午後0時00分休憩


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            午後1時07分再開


○議長(岩田 明人君) お集まりでございますので、再開をいたします。


 ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。


 一般質問、次に、2番、石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) 2番、石原でございます。質問のお許しをいただきましたので、私は、選挙について、また地震対策という問題につきましてお伺いをいたしたいと思っております。


 まず最初に、選挙制度についてでございます。


 直接町政にどうこうとかかわるわけではございませんが、いろんな意味でつながってまいりますので、町長の御意見をお伺いしたいというふうに思っております。以前にも同様の質問をしたことでもございますが、いよいよ間近に参議院選挙が迫ってきております。これに対して若干思うところもございます。お伺いをいたしたいと思いますけれども、今回、ああして合区という問題、そしてさらに18歳以上の未成年でございますが、選挙ができるということでございます。


 まず、この合区という問題について、町長の御認識といいますか、御意見をお伺いしたいというふうに思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをさせていただきます。


 ああして島根県及び鳥取県を1つの選挙区とする合区は、7月10日執行予定の参議院議員通常選挙にて適用されるわけでございます。全国的にも、鳥取県と島根のほかに徳島県及び高知県の合区があるのみで、非常に特殊な選挙区形態であると認識をいたしておるところでございます。


 該当県の関係者のみならず、国会議員の中からも既に合区解消への動きが見られるところでございます。地域の代表を選ぶ方法に改善されることを私は期待をいたしているところでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) この選挙制度の改正でございますが、4増4減とか10増10減、いろんなことを言われながら、今回のこうした施策でございます。行政区割りと人口密度といったようなことから発生するのかなというふうな思いもするわけでありますが、一方では、1対5、1対4.5とか、いろんなことを言われながら、そういうふうな形になったんだろうと思いますが、片方では地方創生、これを推進する一方で、この地方をいかにも疎んじるような今回の選挙というものは、私は納得がいかないところでございます。町長におかれましては、先ほどの御意見にもございますように、首長として、ぜひ地元の、あるいは地方の是正のために活動賜りたいというふうに思っておるところでございます。


 さらにもう1点、18歳以上の選挙ということでございます。


 また、高校生、大学生の者も対象になるわけでございますが、本町にはああして横田高校もあるわけでございます。その高校生に対して何か対策といいますか、指導とでも申しますか、そうしたことがなされておるのかどうか、お伺いをいたします。あわせて、人数も、対象数もわかれば教えていただけたらと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 奥出雲町選挙管理委員会にて、5月の広報にあわせ投票啓発チラシを全戸配布いたしたところでございます。まずは、御家族の中で投票への本当に意識を高めていただければというふうに思っております。


 高校生への指導については、総務省、文部科学省が共同で作成をいたしました副読本が全国の高校に配布されていますので、学校にて活用をいただいていると思います。


 模擬投票などについては、島根県教育委員会と島根県選挙管理委員会が連携し、各高校の要望に沿った支援を行っているところでございます。


 奥出雲町選挙管理委員会も高校の状況にあわせ、できる限りの協力をすることにしているとお聞きをいたしているところでございます。


 現在、対象者数については調査しておりませんので、ここで発表は省略させていただきます。必要があれば、また数的なところはお知らせいたします。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) この18歳以上ということの意味でございますけれども、本来成人式ということで20歳以上というふうなことで現在まで来ておったのでございます。18歳、2歳繰り下げて選挙権を与えるということでありまして、先ほども言いましたように未成年でもあります。納税義務もないわけであります。そうした中で、今後どのように進めていかれるかということについては大変な関心も持っておりますけれども、年齢が下がるということについては私は反対ではもちろんございません。大いに結構なことだというふうに思うところでございますが、やはりそれに伴う社会的な義務等々について、当然のこととして進めていくべきことであろうというふうに思います。


 18歳を成人として成人式を行うといったような方法等も考えられるようなこともあるわけでございますので、若干認識の違うところもあるいはあるかもしれませんけれども、こうしたことに対してもまたいろいろと推進をしていただきたいというふうに思うところでございます。


 次に、地震対策ということでお伺いをいたします。


 本日も同様の質問もあっておりますけれども、重複しないようにお伺いをしたいというふうに思いますけれども、現在、熊本、ああして4月から本当に何カ月も未曽有の大地震といいますか、大きな地震が繰り返して発生しているところでございます。やはりこうした地震というものに対して、当の熊本県の方々はもちろんでございますけども、ニュースを聞く私どもにおいても深い関心と、別の意味で不安を抱くところでもあると思っております。


 まずもって身近なところで災害が、地震が発生したら、とりあえず駆け込むところは公共施設になろうかというふうに思うところでございますが、町内のこうした施設においてのそれなりの対策というものはどのようになっているのか、お伺いをいたしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 熊本地震発生後、今も余震が続いているわけでございますが、今、新たな耐震対策はございませんが、これまでも学校施設を中心に、公共施設の耐震改修を実施しておりますので、今後も引き続き取り組む考えでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) 災害と申しましても、地震あるいはけさほどの質問ではございませんが、土砂崩れ、川の氾濫といったようなことも当然想定されるところではございます。しかし、大きく違うところは、本町の場合においては、川の氾濫等で一度に大多数の方が避難といったようなことは恐らくなかなか考えにくいというふうな気もいたすところですが、地震ということになってまいりますと、非常に広範囲の地域が一度に避難をするということでもあるわけであります。少しずつその対策を進めていくというふうな御返事でございましたので、どうか変わらず進めていただければと思うところでございますけれども、まず一番身近な公民館あるいは小・中学校ということが駆け込みやすい場所という気がいたします。


 昨今、ああして小学校においては小・中一貫教育とか、あるいは統廃合とかいったような意見もあるところでございます。小・中学校に、いわゆる教育施設と申しますか、随時進められておるわけでもございますが、小学校の耐震化、先ほどの町長の御意見ではございませんが、熊本があって、わずか2カ月余り、さらに今現在も続いているわけでありまして、行政の指導なり、あるいは制度がそんなに簡単にかわるものでもないとは思います。しかし、やはり一番身近なこうしたものに対して、考え方というものをそうした流れに沿って、さらに工夫していかなくてはいけないのではないかというような気もいたすところでございますが、学校の耐震化ということについて、具体的にはどのような進行ぐあいなのか、この点をお聞かせいただきたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 文部科学省では、今回の熊本地震の発生を受けまして、文教施設の構造的な被害状況等を詳細に調査し、今後の文教施設に必要な耐震性能等に関する検討を行う調査研究の実施を4月28日に決定されたようでございますが、現時点では具体的なものは示されていない状況でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) 早急なことを申しても、なかなかすぐにどうこうという問題でももちろんないというふうに思います。震度6で崩壊の危険性があるという小・中学校、三成小学校、布勢小学校は、その問題提起の中にあったように思っておるところでございます。この小・中学校の耐震化に対して、大都市においてはほぼ99%、地方においても81%以上の改修がなされているというふうに聞いております。全体平均でも95%を上回るというような状態の中で、さらにこうした熊本の事態が追い打ちをかけるということで、背中を押すわけであると思いますけれども、どうか一日も早い具体的な対策というものを御検討いただきたいということを思っておるわけでございます。


 私の勝手な思いですが、ああして亀嵩小学校が木造で大変すばらしい建物になり、八川においては現在も既に工事が進んでいるという状況であります。将来子供たちが今の数の倍になるとか、あるいはそれに近い数がふえるとかいったようなことは当然なかなか考えにくい状況であります。しかし、先ほども言いますように、やはり地元のそれぞれの9つの地域がまず身近に感じる場所というのは公民館であり、小学校であるというように思うところでございます。この学校の改修ということについても、そうした災害時の避難場所となるには一番のところであるということから、こうした耐震化ですか、これも言われているところではないかという気がするところであります。


 当然生徒数の少ない地域においては、合併あるいは廃校といったようなことも、大人からのみの意見ではなく、子供たち、あるいはPTAの考えを待たなくはならないというふうに思うところでありますけれども、ああした大きな災害を目の当たりにすることによりまして、さらに一般の者としては大きな不安を抱くところでありまして、少なくともこの2つの仁多地域の小学校においては早急にそれなりの方向性というものを見出していただくべきではないかというように思うわけであります。


 先ほど亀嵩小学校の木造のことを申しましたけれども、今の1教室を例えば半分に割って、前と後ろに黒板をつけて真ん中に可動式の仕切りをすれば半分の教室で済むわけでありまして、亀嵩小学校は、たしか長さが七、八十メートルですか、あったように思っておりますが、今の生徒数、各地域の、三成小学校はいろんな意味で同じというわけにはいかないかもしれませんが、地区の学校は、こうしたような考え方でいけば、ちっちゃな木造建築というふうなことで取り組みやすくといいますか、将来そうした仮に方向性が変わったとしても、利用がしやすいのではないかというような気も、単純ではありますが、思うところであります。


 そうしたことに対して、一日も早い行動といいますか、方向性をお示しいただいて着手いただけないものかという気がするところでございまして、大変同じようなことを何度も申して恐縮ではありますが、再度、この点について、ぜひ明確に、明らかにして、問題を(聴取不能)というようなことでお示しをいただければ、大変意味があることだと、申し上げたことに対する意味があるかなという気もいたすところでございます。御検討いただきまして、御返答いただけたらと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 今後、耐震対策が必要な施設は、三成小学校の教室棟984平米、そして布勢小学校の管理教室棟1,257平米となっております。いずれも施設の建築から50年以上経過をいたしており、耐震補強ではなく改築しなければならないと現在考えております。


 しかし、三成小学校で約5億から6億、布勢小学校で6億から7億の事業費が必要というふうなことを教育総務課のほうからもお聞きをいたしておるところでございます。3月の議会の一般質問で小学校の統廃合も視野に入れた検討が必要との御指摘も受けておりますので、これらを踏まえた建築計画を策定して、できるだけ早急に耐震対策を実施してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 石原武志議員。


○議員(2番 石原 武志君) 町長の前向きな御返答をいただきました。大変たくさんのお金が、高額なお金がかかるわけでございます。教育総務課の見積もりがどのような経緯で、そうした金額になるのかというのは、まだ私も勉強不十分ではございますけれども、今、ちょっと話がずれますけれども、伝統的な建築物、職人のいわゆる仕事がない状態というのが随分続いております。特に建築大工に至っては、非常に大きな変動のもとに、時代の流れとともに様相が一変しておるという状況もあります。私は、コンクリートばかりではなくて、こうした伝統的な技術といいますか、職人たちのわざを後世にある意味で伝えるといったようなこと、そうした総合的な観点からも、先ほど亀嵩の小学校のすばらしい校舎のことも例に出しましたけれども、そうしたことをいろんな意味から検討し、またあわせてそうした職人といいますか、そういう方々の技量なりといったようなことも考えながら、広く再確認なり再設計といいますか、そうしたことに鑑み、御努力をいただけたらいうように思うところでございます。


 どうか、いろんなことを言いますと、さらに時間がかかるわけでございますので、なるべく早いうちに着手いただきますことをお願いを申し上げまして、私の一般質問はこれにて終わりたいと思います。ありがとうございました。


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○議長(岩田 明人君) 次に、7番、内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。


 今回は3点について伺いたいというふうに思っております。


 まず、道路の落石等の危険箇所についてでございます。


 平成28年5月の4日に邑南町の県道ののり面から直径約1メートルの石が落下して、広島の会社員の軽自動車にぶつかり、左側面が大破し、助手席の方が死亡され、同乗者の方が頭にけがをされるという痛ましい事故が発生をいたしました。現場は、降雨時、要するに雨が降った後には道路に小石が落ちているところであったようでございます。これらの落石事故を受けて、島根県は県が管理する道路で落石の危険性がある約1,350カ所について緊急点検して、危険箇所には速やかに対策をしたいと話したというふうなことが5月5日の山陰中央新報に載っておりました。


 そこで、初めに、町が管理する町道、林道、農道の数と距離について伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 建設課長と農林土木課長に説明をさせます。


○議長(岩田 明人君) 最初に、松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 御質問の町が管理をしております道路のうち町道につきましては、平成28年4月1日現在の数値で路線数が851路線、延長は、総延長ですけれども、約54キロメートルでございます。


○議長(岩田 明人君) 千田農林土木課長。


○農林土木課長(千田 嘉久君) 農林業についてお答えをいたします。


 農道につきましては108路線、延長が約7.1キロメートル、林道につきましては42路線、延長が約5.4キロメートルでございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦君。


○議員(7番 内田 精彦君) ありがとうございました。


 先ほど、町道、林道、農道の路線数等非常に多くございました。平成25年の6月議会も私はこういう質問をさせていただきまして、その数字と比べますとあんまり町道につきましては、少しだけ路線数が11路線延びておるようになります。林道につきましては、少なくなっておるんですかね、ちょっとわかりませんが、でございます。


 そこで次に伺います。平成28年5月の20日に、また中央新報に載っておりました。「落石事故 市町村道27件」という大きな見出しで報道がございました。県内の市町村道で2006年から15年度に落石による物損事故が27件起きていたことが全市町村への取材でわかったということで、奥出雲町では物損事故はなかったようでございますが、中山間地での事例が多く、最多は美里町の7件、他に8市町村で発生し、走行車両のフロントガラスや車体が損傷したと。人身事故はなかったようでございます。5月に邑南町内の県道で起きた落石死亡事故を受け、各市町村は緊急点検の実施や注意看板の設置など、対応を強化している。大半の市町村は、大型連休明けから危険箇所を再点検する緊急調査を始めたとあります。奥出雲町も危険箇所の再点検・調査を実施したのかどうかということございますが、これは所信表明でも町長が申されました。調査した結果、8路線9カ所の対応が急がれるというふうなことも申されておりましたですが、この再点検・調査のことはどのような方法で実施したのか、そして実施した結果についてはどういう結果なのか、伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 提案説明において御報告させていただいたとおりでございますけれど、町道につきましては、邑南町での事故発生を受けまして、これまで落石の事例が発生した箇所25カ所について建設課職員において緊急点検を行ったと報告を受けております。この点検は5月の11日、12日でございます。点検は目視で行い、のり面の状況や付近の落石状況及び浮き石などの状況について調べたということを御報告を受けております。その結果、落石の危険が大きいと思われる箇所9カ所について応急的対応を行うよう、今議会の補正予算に所要の経費を計上いたしたところでございます。


 また、農林道につきましても、5月の6日、農林土木課職員が、危険と思われる箇所13カ所について、これも目視でございますが、点検の目視を行ったという点検報告を受けております。その結果、異常は確認されませんでした。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 町道につきましては、建設課の職員あるいは農道、林道につきましては農林土木課の職員が点検したということで、その結果については今申されたところでございます。邑南町での事故が発生してこういう点検をされたわけでございますが、通常の点検いうのは1年に1回、例えば点検しているのかどうか、そういうことについてちょっと伺ってみたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 町道の点検につきましてお答えを申し上げます。


 町道の点検につきましては、落石に特化した点検業務は行っておりません。通常の道路パトロール、これも業務としてのパトロール業務というのはございませんけれども、職員が現場間の移動あるいは嘱託職員の修繕業務の過程において、逐次道路のパトロール業務を行っているところでございます。


 落石につきましては、その他のパトロールで発見をする、もしくは住民の皆様からの通報により、適時対応箇所をさせていただいているところでございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 落石等についてでございますが、各町道、林道がたくさんあるわけでございますが、中山間地の道路でございまして、ほとんどが山の中を走っておるというような道路がたくさんあるわけでございますが、松枯れ等によって倒木といいますか、倒れる寸前の木がところどころで見受けするわけでございますが、これらの処理については、そののり面、普通のり面いいますと道路の敷地内ということでございますので、管理者、町が管理するところになると思いますが、そうでなくて山の道路付近の松枯れ対策といいますか、倒れる寸前の木がたくさんあるわけでございますが、これのことについては誰が監督管理いいますか、するのか。当然、例えば町道のほうへ落ちてくる危険があれば、下の通行する者に対して影響があるという危険防止から町が伐採してもいいのかどうか、その辺のことについてちょっと伺いたいと思います。誰が管理すればいいのか、伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 道路の状況といいますか、のり面にございます松枯れ木などにつきましては、官地にあるものにつきましては道路管理者でございます町のほうで対応をいたします。民地にあるものにつきましては、あくまでも個人の財産でございますので、その所有者の方にその対応をお願いをしているところでございます。


○議長(岩田 明人君) 千田農林土木課長。


○農林土木課長(千田 嘉久君) 御質問にお答えをいたします。


 基本的には町道と同じような考え方でやっております。農林土木課のほうに松枯れ撤去の予算を組みまして、所有者さんと御相談をさせてもらって、危険な木については事前に撤去も可能でございます。以上です。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 皆さん御存じのとおりでございまして、松枯れで枯れて今にも倒れるというふうな箇所がたくさんあります。今の話でいきますと、農林土木課のほうで対応ができるというふうなことでございますので、ぜひとも相談があれば町のほうも積極的に協力してあげて、そういう木を除くというようなことをしていただきたいというふうに思います。


 先ほど町長から危険箇所、8路線9カ所が対応が急がれるというふうな結果だったというふうなことだったと思いますが、ちょっと具体的なお話しいたしますと、町道大曲下線いうのがございます。町長行っておられるかわかりませんが、ここの危険箇所について町はどのように思っておられるのか。これは邑南町の事故よりかも、東日本大震災よりかもずっと前からのところで、劣化からそういう状況のところだというふうに認識しておりますが、私も町長も御存じかもわかりませんが、大曲のことですから御存じだと思いますが、これは本当にいつ落ちてもおかしくない、時々落ちておるようなところでございます。ここの住民の人に聞きますと、朝起きて、落ちているかな、落ちていないかなというふうな状況が毎日のようでございます。落ちているときには、建設課のほうへ連絡してとっていただくとかいうふうなことを対応しておられるようではございますが、こういう今のところ事故がないからいいわけなんですが、もしか車で通っておったときに落石あるいは倒木等があって事故があるというふうなことになれば、また大変なこと、邑南町と同じようなことになります。ぜひとも大曲下線、ほかにもあるかと思いますが、対策していただきたいと思いますが、先ほどの調査した結果の中にこの路線が入っておるのかどうか。入っていればどういう対応をされる計画なのか、伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 大曲下線につきましては、このたびの補正予算により応急的対応を行うよういたしておるところでございます。この箇所の落石対策は、次年度、平成29年度以降に詳細調査を行いまして、所要の対策工事を行いたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) それではよろしくお願いしたいと思います。そのほかにもたくさんあるわけでございますので、早急な対応をしていただきたいというふうに思っております。


 次に、町道名と集落名、看板の設置についてというふうなことでお話しさせていただきます。


 町道の路線名の看板の設置についてでございますが、建設課等から町道の通行どめ規制等があるときに、有線放送等で使用される町道何々線を通行どめします、何々線を迂回路として御利用くださいというふうな放送をされるわけでございますが、この放送された町道名につきまして、町民は誰一人言ったらオーバーかもわかりませんが、誰一人どこの町道かわからないというのが現実だと思います。私もこれまでいろいろそういう立場におったわけなんですが、全部が全部わかるわけでもありませんし、ほとんどがわからないというふうなことだと思います。先般も町民の方とお話ししたときに、ああいう迂回路にどこの町道を迂回してくださいというふうなことを言うことは言うけども、誰もがわからんじゃないのと、こういうお話がございました。このことにつきまして、私も全くそのとおりだというふうに思っておりまして、このことは以前にも質問させていただきましたが、看板をつけるお考えはないというふうなこと、また八百何十カ所ですか、路線数がありますので、それを全部つけると大変な金額になるというふうな答弁も伺ってはおりますが、再度伺うわけでございますが、そういう看板設置する考えはないのかどうか、伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 先ほど課長が質問にお答えしたとおり、現在、管理している町道の路線数は851路線でございます。その路線全てに町道名あるいは路線番号の看板を設置するには、本当に多額の経費を必要といたします。現在、設置する予定はございません。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) この前の質問と同じような答弁を町長からいただきました。それはなかなか大変だろうというふうに思いますが、私が今お話ししましたように、町民としては何々路線を迂回してくださいと言われてもどこかわからないということは住民言っておられます。言い方が悪いかもわかりませんが、自己満足じゃないかと、こういう言い方もあります。八百何十カ所の路線があるわけでございますので、それを全部してくださいと、こういうことを私は申し上げるわけではございませんので、少しでも進めていただきたいというふうに思います。


 例えば、新しく町道を改良、新設する、それを例えばするときには、2カ所ぐらいつけるとかいうようなことをやっぱりしたほうがいいじゃないかというふうに思うわけでございます。その後にまた1基幾らぐらいというようなことをちょっと伺うようにしておりますが、これは大曲の、これは国道なんですが、こういう立派なもんでなくても、もう少し簡素化した看板でもいいわけなんですが、再度伺いたいと思いますが、新しく新設される町道につきまして看板を設置するお考えはないのかどうか。そしてつけたとしたら1基当たり幾らぐらいかかるのかいうふうなことを伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 新たに町道に新設した道路にもいうことでございますが、あくまでも設置する考えはございません。そして、1基当たりの設置費用額でございますが、これについては道路の名称などを表示する一般的な案内標識を単独で設置する場合、その設置費用は1基当たり概算で申し上げますが、10万円程度必要であるというふうに思います。851路線全部全てを10万円かけますと、1億7,000万経費がかかるということを御理解を、これを今の町財政規模では全く私は不可能であると。まだまだ先行するものがあろうと思いますので、御理解をお願いをいたします。以上です。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 再度設置する考えはないという町長の答弁でございましたが、1基約10万というふうなお話でございました。先ほど私が言ったように、新しく新設する道路につきまして例えばつけるということであれば、前後2カ所いうことであれば20万円で済むわけでございます。道路改良する、道路新設する場合には何千万、また何億とかかるわけでございますので、ぜひとも今後考えていただきたいというふうに思っております。


 それでは次に行かせていただきますが、同じようなことでございますが、今度は地区名あるいは集落名入りの標識看板を設置する考えについて伺いたいと思っております。平成23年の3月議会におきましての定例会におきまして、奥出雲町自治会マップの作成を提案したところでございます。これがその後、実現いたしまして、各家庭に配布されており、非常に重宝されておると思います。これが自治会マップでございますね、仁多町と横田町が合併したために、奥出雲町が広範囲になったというふうなことで、わからないとこがたくさんあるというふうなことでお願いをさせていただきまして、マップをつくっていただきました。私どもこれをいつも家に張っておりまして、何かあるたびにどこの辺かなということをこれで見当をつけさせていただいておるわけで、これは本当にいいなというふうに思っておるわけでございますが、これは地図上でございます。


 現地のほうへ行きますと、それはどこだったかなというふうな、その図面を持っているわけではありませんので、なかなかわからないというふうなことでございます。ぜひとも住民サービスというふうなことからも、この集落名、地区名といいますか、入りの標識看板を設置できないのかどうか、伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 自治会名の標識看板につきましては、合併前に旧仁多町区域に整備されていたようでございます。地区名の標識は、年月の経過により本当に腐食が進み、倒壊の危険がありましたので、平成25年度に撤去させていただいたところでございます。


 今後、標識看板を設置する考えがあるかということでございますが、現在、自治会数は116自治会と相当の数でございます。設置には、これも本当に多額な費用がかかりますので、本当に費用対効果の面から現在のところ整備する考えはございません。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 設置する考えはないということでございます。費用対効果と言われましたが、何を考えて費用対効果言われたのかよくわかりません。金額のこと等だと思いますが、住民の皆さんから見れば、ああ、ここがどこどこ地区だというふうなことを本当によくわかりますので、本当に助かります。先ほどお話しされましたが、横田地区にもあっておったと思います。あれを見たら、本当にここは、例えば私は馬場でございますので、馬場ですよと、こういう感じの標識があったと思います。ほかにもあったと思いますが、いつのころか見えなくなったので、本当に寂しく思っておったところでございますので、今の町長の答弁では、設置しないというふうなことでございますが、これも考えようだということを思っております。ひとつ御検討をしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。


 次に行かせていただきます。まず、奥出雲町の幼児園についてでございます。


 奥出雲町内の保育所と幼稚園を一体化する幼児園化構想によりまして、町内全ての保育所と幼稚園が幼児園となったわけでございます。平成28年4月1日現在の各幼児園の概要、また定員とその現状について伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) それについて課長に答弁させます。


○議長(岩田 明人君) 若月子育て支援課長。


○子育て支援課長(若月ゆかり君) 御質問にお答えいたします。


 まず、町内幼児園の概要については、奥出雲町では平成21年4月、馬木幼児園をスタートに、全町幼児園化を進めてまいりました。それ以後、平成23年、布勢、24年、横田・八川、25年、阿井と鳥上、26年、亀嵩、27年、三成・三沢幼児園と、順次開園いたしました。


 次に、定員と6月1日現在の園児数についてですが、布勢40名定員に39名の園児、三成100名に97名、亀嵩35名に35名、阿井55名に53名、三沢20名に17名、鳥上20名に10名、横田80名に77名、八川55名に52名、馬木40名に38名という現状です。


 各園ともに地域の特色を生かした保育活動を行うとともに、小学校と連携を図りながら園の運営を行っています。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) ありがとうございます。早いところで馬木幼児園が平成21年に開園で7年が経過いたしました。遅いところで三沢幼児園が平成27年開園で1年が経過したところでございます。それぞれの各幼児園を社会福祉法人仁多福祉会が経営を委託されております。奥出雲町として町内全部が幼児園となったわけでございますが、最後の三沢幼児園が開園して1年が経過したこの時点におきまして、どのように感じておられるのか伺います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 幼児園化は、平成21年4月から27年4月までの6年間にわたり進めてまいりました。幼児園化を進めた背景としては、少子化の進行や保護者の就労等による保育ニーズの多様化、そして幼稚園舎の老朽化による耐震問題があります。このような中、幼児教育の充実と各地区活性化の観点から、地域の子供は地域で育てるということを大切にしてまいりました。幼児園化を終えた今、先ほど答弁いたしましたように、各園において本当に地域に伝承されている行事や農業体験などふるさとに根づいた保育活動が展開をされております。また、地元小学校への入学を意識した小学校との連携も積極的に行われております。このような状況から、少人数の幼児教育に対しましてさまざまな議論はございますが、保育所を運営の基盤として幼稚園教育のよさを本当に大切にした幼児園は、地域の子供たちにとって大切な場であるというふうに考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) ありがとうございます。


 それでは次、行きますが、鳥上幼児園の保育について伺いたいと思います。鳥上幼児園は、ゼロ歳児から2歳児の子供さんを横田の幼児園へ入れておられます。3歳児から5歳児は10名で、週の半分は横田の幼児園へ入れて保育されていると聞いております。週の半分は横田、週の半分は鳥上の幼児園は誰もおらないと、こういう状況のようでございますが、それはことしからではないかというふうに思っております。なぜこのような保育になっているのか、伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 鳥上幼児園において、平成28年度は弾力的な運営を行っております。先ほど議員申されましたように、0歳児から2歳児までは本園である横田幼児園に入園、3歳から5歳児は鳥上幼児園に在籍しながら、必要に応じて横田幼児園との交流保育を行っております。交流保育は、本当に地域や小学校、幼児園行事等により変則的に実施されておりますが、このような弾力的運営に至った理由は、保育士の確保が困難な状況になったためでございます。


 毎年、園児募集は12月1日から行っております。その結果を受けて委託先の仁多福祉会において保育士配置等、新年度への組織体制に着手をされておるのが現状でございます。今年度の開園に向けても同様に進めてまいったところ、全国的に発生しています保育士不足の状況が本町でも発生をいたしました。


 そこで、町と仁多福祉会で昨年の12月末でございます、このとき私、初めてこのお聞きをしたところでございますが、12月末から協議を行い、2月末に協議を終え、弾力運営の内容で実施する運びとなったところでございます。その後、保護者、自治会関係の皆様へ説明を行いましたが、4月入園が本当に間近であったため、皆様は不安や本当に御心配をおかけしたところでございます。弾力的運営が始まって2カ月余りがたちましたが、ワゴン車タイプの乗用車を移動手段としながら、鳥上・横田の3歳から5歳の園児による交流保育が行われています。幼児園では、園児に当初不安や疲れが見られましたが、今は落ちついて日常生活をしているとのことでございます。保護者の皆様方の声をお聞きすると、本当に賛否両論さまざまな声がございます。何よりも子供たちが安心して生活できる環境で成長することが大切であるという声が多く、これは幼児園の保護者も共通するものであると思います。今後も幼児園や鳥上地区と連携しながら、安心できる環境づくりに努めてまいりたいと思っています。今後も幼児園の開園を維持していく考えであり、この方針をもって鳥上地区関係者の皆様との意見交換も行ったり、仁多福祉会と運営方法について今後協議を行ったりしていこうというふうに思っております。


 なお、町といたしましては、本当にこのような保育士不足が発生をいたしております。何らかU・Iターンで支援策を検討したいというふうに今、保育士の確保に検討しておるところでございます。今回、鳥上分園が横田幼児園とちょっとタッグを組んだわけでございますが、これは今、まだほかの分園もこのような交流事業をやりたいというのは福祉会から話がございまして、私も教育長あるいは子育て支援課長も関知して委託いたしておりましたこと、それは町単位として今後そういう保育士不足のことでいろいろまた議論することがあろうと思いますが、今のところ現在の8園そのまま引き続いて事業をしていただくお願いをしてまいる、そういうつもりでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) ただいまは町長から今後のことにつきましても答弁いただいたというふうに思っておりますが、保護者、自治会のほうへも説明をしたというふうなことを今、答弁されたと思います。私どもいろいろ保護者の方等からお話を聞かせていただいております。なるほど保護者の方の中には、横田の幼児園へ入れて、たくさんの中で子供を預かっていただいたほうがいいという方もいらっしゃるようでございますし、また、鳥上の幼児園でやってもらいたいというふうなことを言われる方、この説明会があったようでございますが、その福祉会からの説明会に町の行政としても誰か行ってその説明会に参加されたのかどうか、ちょっとその辺のことを聞かせてください。


○議長(岩田 明人君) 若月子育て支援課長。


○子育て支援課長(若月ゆかり君) 御質問にお答えをいたします。


 福祉会の説明に町行政のほうから誰かが参加したかという御質問でございましたが、4月4日、新年度が始まりましたとき、横田幼児園、そしてそこへ鳥上幼児園の保護者も一緒に集まりまして、そちらのほうへ仁多福祉会の理事長のほうから福祉会の運営方針、それから今後についていろいろるる説明がございました。その席上に私も同席をいたしておりまして、いろいろと説明をお聞きしましたし、保護者からの意見、要望も同じ場でお聞きしております。以上です。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) 4月に入ってからのどうも報告いいますか、説明があったようでございますが、保護者の方はそういうある一部いいますか、保護者の方については、もっと早くそういうことであればそういうお話も明かしていただいてもよかったじゃないかというふうなことを言っておられる保護者の方もたくさんいらっしゃると思っております。先ほどの話ではございませんが、鳥上の幼児園ができまして3年でございますね。ことしが4年目、この3年たって4年目に入ったところでこういう週の半分は鳥上幼児園に誰もおらないと、交流の取り組みというのはわかることはわかるんですが、1週間のうちの半分も横田の幼児園へ出て交流をしておるというのはちょっと異常じゃないかというふうに私は思うわけでございます。その辺のことについても再度お聞きしますが、このような状況を町としてどのように思っておられるのか、もう一度聞きたいというふうに思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 鳥上幼児園だけじゃなくて、三沢の幼児園に対しましても、本当にこの話を決める1年前に、また幼児園化に踏み切って1年後のときにも、三沢もこのように本当はやりたいという話も出ました、事実。ただ、それでは困ると、行政として幼児園化全町やったわけでございますので、やはり地域の子供は地域で育てたい、そして小学校に上がるというふうなことの建前で、私は先ほども申し上げましたように、当面は地区で幼児園化をまだまだ継続していくというふうな考え方で、また近々福祉会も、松本理事長でございますが、また話し合いの予定もございます。しっかりと説明をして受けていただくように頑張ってまいりたいというふうに思っております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) いろいろお話を伺ったところでございますが、今までは保護者の方での話を重点的にお話しさせていただいておりました。これで鳥上幼児園がなくなるというふうな話ではないと思いますが、今の状況を見ますと今後どうなるだろうというふうなことを非常に心配しておられます。子供さんもたくさん生まれるというふうな状況ではどうもないようでございます。自治会あるいは鳥上地域全体として、鳥上幼児園を存続していただきたいという意見はたくさんあると思います。これについては町としてはどのような対応いいますか、されるのか伺いたいと思います、最後に。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 先ほど若月子育て支援課長が説明いたしました、今年度本当に0歳児から5歳まで児童数10名でございます。鳥上地区の連合会の会長、副会長等も私のほうに直接直訴をこのように上げられております。1人になってもやってくれと、幼児園を持つべきだというお話も賜りましたけれども、それは無理であるということは申し上げましたが、できるだけ残せるようには努力いたしますと。やはり福祉会もやっぱり保育士が本当に不足をしているというふうなことで、先ほど冒頭にもお話をいたしました、何らか福祉会のほうで対応ができなければ私どもが本当に保育士を真摯に、採用は福祉会のほうの採用になりますが、そういう何らかの支援策は講じて、何とか保育士確保を目指して、できるだけ窮地にある幼児園をできるだけやるようにしたいと思いますが、ただ、しかしながら要望のあった1人でも残してくれとか、ほんなら5人だったらいいですよとかいうふうなことは申し上げられませんが、やはりそこらは幼児園と小学校もございます。そこらを具体的にまた検討する時期に来ておりますので、御理解をお願いを申し上げます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田精彦議員。


○議員(7番 内田 精彦君) いろいろ町長から今、お話がございましたが、1人でもというふうな極端なお話ではございませんで、先ほどもお話ししました幼児園化を奥出雲町が進めて、幼児園化が全部終わったというふうなことでスタートいたしておる鳥上につきましては、開始して3年と、まだ3年というふうな時期でございます。4年目に入ってこういう状況だというふうなことは余りいい話ではないというふうに私は思っております。これから子供の数が少なくなって、いろいろな諸問題とかが出てくるかとは思いますが、何とか存続して、今お話しされたように、9園ですかね、幼児園全部で、町内9園が存続するように願うものでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。以上で終わります。


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○議長(岩田 明人君) ここでしばらく休憩といたします。2時45分から再開をいたします。休憩。


            午後2時22分休憩


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            午後2時42分再開


○議長(岩田 明人君) それでは再開いたしたいと思います。


 ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。


 一般質問、次に、1番、内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 内田雅人でございます。本日、6人目となりまして、重なる質問もありますけれども、通告に従いまして一般質問させていただきます。


 今回は、大きく3点、耐震化の促進、日本遺産となったたたらを生かした観光戦略、事故防止、防犯についてです。


 まず、住宅の耐震化促進についてです。


 4月の熊本・大分で発生しました地震は、震度7が2回ということで、大変に大きな被害が出ました。特に建物の被害が多く、今の耐震化基準を満たさない住宅の倒壊が非常に多かったということです。今回、地震そのものによって亡くなられた方が49人ということですが、そのうち建物の倒壊によって亡くなられた方が37人ということです。ただ、そのうち今の基準を満たした住宅の倒壊による死者は2人にとどまるということを聞きました。やはり耐震化によって明暗が分かれたということが言えると思います。


 熊本で震度7クラスの地震というのはなかなか想定されてなかったということで、耐震化率は全国平均を下回っていたということですが、今や日本のどこでこのような大きな地震があるかわからない状況です。奥出雲町でもできる限りの備え、準備をしていかなければならないということは言うまでもありません。


 奥出雲町だけの耐震化率を担当課に聞きましたが、ちょっと把握できないということでした。島根県全体では、去年の平成27年10月のデータ、そのときの耐震化率が70%ということで、全国平均の82%を大きく下回っている状況です。全国の中でも耐震化が最も進んでない地域の一つと言わざるを得ないと思います。また、都市部よりも中山間地域のほうが耐震化率が低いという傾向を考えますと、奥出雲町は島根県の中でもさらにまた低いのではないかということが予想されます。


 そういった町内の状況ですけれども、実は、奥出雲町独自の木造住宅に対する耐震化促進の補強改修の事業があります。これは住民の命、財産、暮らしを守るという行政の一番の役割として大いに評価できるものだと思います。内容を申し上げますと、まず耐震診断に対して限度額6万円補助、そこで耐震性がないということで判断・診断されれば、設計と実際の改修ということになってきますが、設計に対して限度額40万円補助、そして実際の耐震改修に対して限度額80万円補助という内容です。非常に評価できる町独自の事業ですが、昨年は2件申請にとどまったということで、さらにやはり促進を図る必要があると思います。この事業に対して町長に拡充の考えはないか、お聞きをいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 民間の木造住宅については、奥出雲町では耐震診断、改修等に一部助成制度を設けておりますが、本人負担もかなりあることから、利用者が少ないのが現状でございます。先ほど議員御質問のとおり、この奥出雲町木造住宅耐震化等促進事業費補助金交付要綱は、平成23年の4月に制度化をいたしております。そのやはり本人負担も多いというふうなことから、数年間全く事業もございませんでした。さまざま町内の建設業者あるいは一般の新築住宅の皆さん方にも説明は都度しておりませんが、先ほど議員御説明のとおり、27年度は2件の252万の補助金を支給をいたしているところでございます。この木造住宅耐震化促進のための補助金を拡充することにつきましては、他市町村や国・県の動向を見ながら検討していきたいというふうに思います。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) やはり耐震化を進めていきたいということは同じだと思いますが、財源的なところもありますけれども、何点か提案をさせていただきたいと思いますが、まず耐震診断に対する補助をふやせないかと思いますが、まずその耐震診断がないと設計も改修もいかないわけですけど、そのやはり入り口を入りやすくするという意味で、耐震診断、現在は限度額を踏まえ3分の2以内の補助ということですが、この診断に対しては100%にしてもいいのではないかという、金額的な提案です。


 あと、制度的な拡充というのもできないかというふうに思いますが、今この制度は、家屋全体の改修が対象になっているようでございますが、例えば寝室だけ耐震補強する、リビングだけを耐震補強する、よくいる場所を耐震補強する、そういった部分的な改修ですね、総費用を抑えられて利用がしやすくなるのではないかという気がいたしますが、そういった点、金額的な拡充あるいは制度的な拡充、その2点提案させていただきたいと思います。町長のお考えについてお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 一部の例えば寝室の改修だけでも補助金の対象にならないかというふうなことでございますが、補助金の拡充については、財源確保も考慮しながら今後検討してまいりたいというふうに思っております。最初の質問のときにも、やはり事業主体の各市町、この耐震診断の金額ベースにいたしましても、奥出雲町の条件を6万円といたしておりますけれども、他の市町とそんなに遜色はないというふうに判断しておりますが、冒頭でお話もいたしましたように検討はしてまいりたいというふうに思いますので、御理解をお願いいたします。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 最初町長おっしゃったように、個人負担がどうしても多くなるということで利用が少ないという状況です。検討するとおっしゃいましたので、また何らかの進展があればフィードバックしていただきたいと思います。安心できる暮らしをできるだけ町が自治体としてサポートするということで、そういうことをPRすることで、例えばU・Iターン者をふやすPRの一つにもなんでくるのではないかという、そういう面もあると思います。よろしくお願いします。


 島根県では、先ほど申し上げましたように全国と比べて耐震化が非常におくれている状況です。そういった中で、県の制度としては、現在この木造住宅耐震化促進の補助金の事業はないと。以前はあったようですが、今はないということで、もし県でもこれがあれば、町と併用してできるのであればという思いもします。また、国のほうは補助事業ありますけども、金額的に低いという状況です。県や国に対してやはり拡充を強く働きかけていくべきではないのかと考えます。町長の考えをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 現在、国、そして県からの一般民間住宅への直接的な補助制度はございませんが、町の助成制度に対し一部補助金が交付される現状でございます。今後は他市町と連携しながら、自治体への助成制度を含めまして拡充に向けて働きかけを行っていく考えでございますので、御理解をお願いします。以上です。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 県によってかなりこれは差があるのかなという気がしています。地震、非常に起こり得る可能性が高いと言われている地域では、全ての自治体でこういう助成制度は金額的にも大きいみたいだし、島根県は非常におくれている地域の一つということが言えると思いますので、ぜひ働きかけをお願いしたいと思います。この耐震化の補助事業、利用者が広がっていないという状況ですので、拡充とともにやはり住民周知のほうもあわせてしっかりやっていただきたいと思います。


 そして、今回の熊本地震で問題となったことの一つに、指定避難所の倒壊もしくは危険な状態になって、実際避難できなかったと、入れなかったということが上げられます。ニュースでも新聞でも報道されました。ぜひやはり教訓にしないといけないと思いますが、我が奥出雲町の各地区の指定避難所は耐震化が図られているか、今現在のどういう状況かをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 指定避難所は、町内に31カ所ございます。うち耐震診断を行っていない6カ所を含め指定をいたしているところでございます。これらの6つの施設は、耐震診断の必要性もありますが、いずれの施設も建築後相当の年数が経過をいたしております。場合によっては、他の施設も指定するなど、地域の皆様と議論をする必要があるというふうに考えております。ちなみに耐震性未確認の、あるいは不足している施設でございますが、三成中央公民館、町民体育館、三成小学校屋内体育場、上阿井の交流センター、ヴィラ船通山、横田コミュニティセンター、この6つが耐震性未確認でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 町内31カ所ということで、そのうち6カ所が診断をしていないということで、これは診断をしたらもしかしたら耐震性があるという可能性もあるんでしょうか。


○議長(岩田 明人君) 川本総務課長。


○総務課長(川本 健二君) 質問にお答えいたします。


 耐震性の問題でございますが、昭和56年以前の建物につきましては、新耐震といいまして、関西で起きました地震の大部分が来た場合はかなり問題があるということで、昭和56年以前の分については、基本的には調査の結果、耐震の必要性が出るというのが今までの学校等では出ております。ただ、先ほど町長のほうが答弁いたしました三成中央公民館、町民体育館につきましては、昭和54、55年あたりですので、調査の結果、意外とそういったものについては大丈夫ということもあろうかと思いますが、実際、診断をしておりませんので、ほかの施設におきまして診断等、あるいは先ほどお話がありましたように他の施設を利用するとかということも含めながら、検討が必要ではなかろうかというふうに考えておるところでございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) その6カ所、町民体育館と三成公民館、三成小学校、上阿井の公民館、ヴィラ船通山、横田コミュニティセンターでありますが、その6カ所、該当の自治会、住民の方とやはり話し合って、町長おっしゃいましたけど、照会なりして、やはり早急な対応が必要だと思います。よろしくお願いします。


 過去の震災において、所有者のわからない空き家の倒壊などによって、これによって救助や撤去作業が非常に進まない、支障を来すという事例が多かったということを踏まえて、去年制定されましたが、空き家対策特別措置法でございますが、その中で市町村の責務として、所有者の特定を進めるということも含まれております。空き家の活用とか管理という面ではなくて、そういう災害の対応のためにも所有者の特定というのは必要になってきていると思います。法で定められております、現在これが進んでいるのかということをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 特定空き家、空き家の所有者の特定を含む空き家対策の推進に関する条例については、現在、原案を策定中でありまして、細部の調整と確認作業を現在行っているところでございます。また、関連する空き家等対策計画についても原案づくりを進めており、条例及び対策計画、いずれも今年度、28年度中に原案策定する予定でございます。いましばらくお待ちをいただきたいと存じます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 所有者の特定に関しては、法で、この空き家対策特別措置法の中で、空き家等に関する必要な措置を適切に講ずるように努めるという文言で示されております。条例がなくても進めることはできるのではないかなという気がしております。条例に関しては、私も京都市と八鹿市の盛岡市の条例をベースに条例案を作成して、総務課の担当の方と話もさせていただきましたけども、ある程度ベースはできていて進んでいると思っております。ぜひ9月議会には間に合わせていただければと思っております。


 今の状態で言えば、この法がありますので、例えばの話ですけど、もし今、危険な状態の空き家に絡んで人身事故などあった場合、措置を怠ったということで町の責任が問われることになる。法が施行されている今は、そういうリスクをはらんでいる状態が今だと思います。そういう意味でも一刻も早く空き家の管理に関する条例の制定をしていただきたいと思います。


 それでは、次の質問に移ります。先月、たたらが日本遺産に認定されたのは、奥出雲町にとって、また島根県にとっても大変喜ばしいことでございます。今後の観光振興に大いに期待するものです。


 さらに、町長の施政方針にもありました、今後世界遺産に向けて積極的な取り組みの表明がありました。その実現に向けて大いに期待し、応援をするものであります。世界遺産となれば、観光面での効果ははかり知れない。合掌づくりの白川郷、白川村だけで年間170万人の観光客と聞きます。インバウンドも多いということです。世界遺産の登録基準というのをちょっと調べてみましたけれども、ユネスコの定める10の基準があるということです。その10の基準の中に、その中の1つ以上に当てはまらなければならないということです。その10の基準の中に、1つに、現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統または文明の存在を伝承する物証として無二の存在という基準があります。たたらは十分にこれに当てはまるのではないかと思います。


 近年、非常に登録厳しくなっておりまして、富岡製糸場は暫定リスト掲載から7年、平泉は10年かかっております。まずその前の文化庁の暫定リスト、登録する計画のある物件をまとめたものですけども、その暫定リスト入りを目指すことになろうかと思います。県を挙げての体制強化など越えていくハードルは高いと思います。今現在でも、その実現に向けてのビジョンと課題をお聞きしたいと思います。


 午前中に、藤原和範議員からこういった質問あったと思います。同じであれば同じで構いませんし、また追加があれば教えていただきたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 世界遺産登録は、まず先ほどお話がございましたように、まず大前提として、パリのユネスコ本部に設置されているユネスコ世界遺産センターに登録推薦することを予定している、いわゆる暫定リストに掲載されることが最も必要でございます。つまり原則として、文化遺産については、このリストに掲載されていないものを、世界遺産委員会に登録推薦することは認められておりません。このリストに掲載していただくためには、たたら製鉄が世界に誇れる顕著な普遍的価値をある程度証明して、日本国内において暫定リストに掲載されるに十分と認めてもらわなければなりません。このためには、午前中、藤原和範議員の御質問でもお答えいたしましたとおり、奥出雲町においては、たたら製鉄及び棚田の文化的景観の国重要文化的景観の選定などを通じ、たたら製鉄が持つ顕著な普遍的価値を明らかにし、保護の措置を講じてきたところであります。また、今後も櫻井家庭園や近代化遺産である角炉などの調査・研究を引き続き実施いたしまして、顕著な普遍的価値を一つ一つ着実に証明し、蓄積を行っていくことが最も重要と考えております。


 しかしながら、本町だけで世界遺産へ向けての推進は困難でありますので、鉄の道文化圏推進協議会はもとより、国や県、他市町村など関係団体と大きく連携をしていく必要があると考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) そのとおりだと思います。国、県と連携、それと午前中もおっしゃいました世論のやはり理解というか高揚、意識の高まり、そして一番大事なのは、町長おっしゃいましたけれども、普遍的な価値の証明、これが一番できるかどうかということが大きな課題であると思います。


 石見銀山の場合、当初ユネスコの諮問機関にやはり遺跡の顕著な普遍的価値の証明が不十分であるということを理由に登録延期という勧告がされまして、世界遺産の登録は非常に難しいというふうに思われていたわけですが、石見銀山の特徴である山を崩したり森林を伐採したりせずに、狭い坑道を掘り進んで採掘するという環境に配慮した生産方式ということを積極的に委員に紹介をして、21世紀が必要としている環境への配慮、自然と人間の共生が既にこの場所で行われていたということが委員の反響を呼んで、結果世界遺産としての登録は満場一致で決定されたという背景があるようです。自然に対する配慮の歴史と銀山周辺に実際に残る自然が逆転登録の決め手となったということをおっしゃっていました。


 たたら製鉄は、切り崩した山を棚田として再生して、また約30年周期の輪伐をするという工夫もされていたわけです。まさに自然と人間の共生、堂々と積極的に進めていただきたいと思います。また、世界遺産となることで、やはり今までの登録の場所を文化的施設見てみますと、日本人が日本のよさを見詰め直す機会、教科書でしか知らなかったことが実際に登録されることで見詰め直す機会にもなるというふうにも思います。ぜひ実現をしたいと思います。


 たたらに関して、次に、世界で唯一本物のたたらの炎が上がる奥出雲町で、提案させていただきたいと思いますが、たたらを見る、あるいはたたらを聞くということだけじゃなくて、やはり体験できるというオプションができれば大きな魅力になると思います。よくわかったとか、よかったという反応ではなくて、いや、すごかったと、感動したというレベルで観光客に伝えることができるのではないか。観光協会主催、講演いただいた高野さんのおっしゃる、オンリーワン、ベストワンの観光資源になり得ると思います。


 午前中の答弁の中で、町長はっきりとおっしゃいました。本当に心強く思いましたが、それはたたら製鉄の本物は奥出雲町にあるということで、本当にそのとおりだと思います。菅谷たたらのほうでは、たたら体験と刃物づくりの体験もできます。たたら体験は、テレビでちょっと紹介されたのを見ましたけども、夜を徹して行うような本格的な体験で、料金も12万円いただくような体験だそうですけども、本物がある町、奥出雲町としてやはり負けていられないではというふうに思います。この体験、午前中の答弁の中で、体験もあるということで答弁ありましたけども、細かいところもお聞きできればと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 本町では、奥出雲たたら刀剣館で刀づくりの鍛錬実演を行っておりますが、刀匠の御好意により、安全面に配慮しながら見学者に一部たたいていただくような体験も行われておるようでございます。体験されたお客様には、本当に好評を得ているところでございます。このたびの日本遺産に認定されたことを契機に、再度一般向けのたたら体験事業の本年度実施を計画、検討しているところでございます。しかしながら、これまでたたら体験事業については、木原明村下を初め、村下養成員の皆さんの本当に全面的な御協力により実施できているのが現状でございます。年間を通じて定期的に実施することもできないし、また、材料代等ある程度の経費もかかります。したがいまして、本格的なたたら体験事業の実施は難しいかもしれませんが、今後、簡易で誰でもできるような方法がないか検討してまいりたいというふうに思っております。


 なお、たたら体験だけではなく、かんな流し体験、今、鳥上の小学校の生徒が、鳥上のみどり会のメンバーでございますが、そういうことを体験もしております。そのほか、砂鉄を使ったナイフづくり体験などにも関係者の御意見を聞きながら検討していきたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) わかりました。日本遺産認定を契機に、そういう体験、ぜひ奥出雲町でも実現していただきたいと思います。


 ちょっと時間がありませんので、最後の質問に移ります。先月、公金の不明金が発表されました。今後の事故防止、防犯について町長にお聞きをいたします。


 そういった不明金が出たということは、チェック体制が不十分だったと言わざるを得ないわけですが、金融機関のほうではそういった事故防止あるいは防犯のために二重、三重のクロスチェックが行われています。担当者任せにせず、上司がチェックに入る。また、3年以内で配置転換が必ず行われると。それもそういう事故防止、防犯のためだということです。行政においても、お金を扱う部署においては、しっかりとそういう抑止力を発揮するシステムが必要だと思います。具体的な変更点をお聞きしたいと思いますが、午前中の大垣議員への答弁、対策4点上げられましたが、同じであれば同じでいいと思います。よろしくお願いします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 先ほど大垣議員の再発防止対策の御質問にお答えしたとおりでございます。このたびの本当に事務管理のマニュアルが正式に策定してなかったというようなことで、今後はきちっとしたチェック体制、機能を発揮して対応してまいりたいというふうに思います。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) 対策4点上げられましたけれども、その中で、出納事務処理の見直しということで、課長の検印ということもおっしゃいました。あと通し番号の適用ということもおっしゃいましたですが、ちょっと細かいとこですけど、今まではその用紙というのは、課長の検印の欄というのはなかったということでしょうか。また、通し番号もなかったということなんでしょうか。


 それともう1点、配置転換については、総合的に人事で話すということを午前中の答弁でしたけれども、3年以内でということはやはり設けないで臨機応変に、今回の事故もかなり同じ部署に長かったというところが要因だと思いますし、金融機関に聞いてどういう対策が一番いいでしょうかというのを聞きましたが、やはりその3年以内で配置転換というのが一番よろしいようですということを支店長おっしゃいましたけども、ちょっとその2点についてもう一回確認をしたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 配置転換につきましては、やはり今の職員で長い職員は8年、9年という道を歩んでいる職員もございます。しかしながら、ここはスペシャリストとしてやはり必要不可欠というふうなことであったりするので、行っているのが実情でございます。私も以前には金融機関に、ちっちゃな金融機関でございましたが、やはり目指すは3年としておりますが、やはり長いものは5年程度努める職員も多々あったというふうに思います。


 それと、再発防止策の中の課長が検印をしていたかというふうなことでございますが、これについては従来、以前は検印等は行っておりません。


 それと、預かり書に関しましても、大垣議員さんに御説明したときに、2枚の複写式の場合、それをきちっと今回は1冊50枚つづりだったと思います。それを通し番号をつけて、書き損じた場合には理由等もつけて課長のほうに検印をするチェック体制も行ったところでございます。以上、策について御説明を申し上げます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) わかりました。用紙が変わったということだと思います。通し番号にすることで、簡単に使えないというか、抜けないということもあると思います。しっかり再発防止、チェックが必要だ、監視が必要だと、お互い疑心暗鬼になりそうだと、職場の信頼関係築けないと。そういうふうな考えじゃなくて、やはり職員を信頼し、信用する中で、お金を扱うという面ではやっぱりそういったしっかり厳しいチェック体制をつくることで、結果的にそれが職員を守ることになると。その家族を守るということになると、そういう考えのものでやはりそういう仕組みと考え方を構築していただきたいと思います。


 もう1点、危機管理という面で、発表の時期に関してはどう考えられますでしょうか。今回はちょっと3カ月後に発表となったわけですが、もっと早く公表すべきだったのではないかなと思います。金融機関では30日ルールというのもあるみたいですが、たとえはっきりしない段階でも30日以内に発表するということだそうです。おくれると、やはり余計な疑念を抱かれかねないという面もあると思います。その辺についてお考えをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 議員の皆様方を初め、発表がおくれた原因につきましては、再三申し上げておりますけれども、やはり事実確認を行った上で、処分も決めて発表しようというふうな当初からのそういう計画でございました。言うなれば、私も2月の21日にこの事案が発覚をいたしましたので、4月の半ばごろには職員等に記者発表するように当初は担当課とも十分協議をして行ったところでございますが、その後、当事者が入退院を繰り返す、そういうふうなことでなかなか事実関係が確認できず、今も毎日のように事実確認を行っておるところでございます。まだ現在その事実確認が定かでないというのが実情でございます。おくれた理由といたしましては、その件で3カ月以上経過したということについては、本当に深くおわびを申し上げる次第でございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 内田雅人議員。


○議員(1番 内田 雅人君) またこういうことがあってはいけませんが、発表に関しては、やはり遅くなると余計いろいろ、いろんな面でマイナス面があるのかなという気がしております。ぜひしっかり再発防止し、本当に町民の信頼を失うことになりますので、個人の問題ということではなくて組織の問題ということになってきますので、しっかり再発防止、チェック体制と職員の意識アップをぜひやっていただきたいと思います。


 以上で私の一般質問を終わります。


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○議長(岩田 明人君) 続きまして、本日最後になると思うんですが、5番、塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。本日、7人目となりましたが、もう少しおつき合いお願いしたいと思います。


 一般質問の機会をいただきましたので、1点、産業としての観光振興への具体的取り組みについて質問をさせていただきたいと思います。


 観光については、いつの議会でも一般質問の中でも、あるいは歴代町長の所信表明の中でもたくさんの問題点もありましたが、ここ数年本当に流れが大きく変わってきたなというふうに考えております。それは、日本への外国人旅行者が2,000万人突破しようというのが目に見えてきたことによって、国内全体の観光産業というものが産業としてはっきりと位置づけられまして、またそれにまつわるいろんな、宿泊業のみならず、観光あるいは都会だけのみならず、田舎というのも観光について戦略を立てていかなければならないという時代になったというふうに思っております。


 この奥出雲町におきましても、この春の観光文化協会が新たに特筆というか、事務所を持ち、そして専任スタッフを置くということが長年の懸案でもございましたが、その体制が一つ整ったということがあると思います。また、地方創生加速化交付金事業の中でも、たたらと関連させながら観光産業を振興し、独自の手法をつくっていくという大きな目玉になっているというふうに思います。観光産業、物すごく可能性があることと思っておりますが、まずは現況の奥出雲町の観光産業の概要について、お聞きをいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 県が実施します平成27年度の観光動態調査によりますと、奥出雲町の主要観光施設の入り込み客数は約81万人であります。その中で、日帰り客数につきましては、大変申しわけございませんが把握できておりませんが、宿泊客数は3万1,000人程度でございます。


 また、観光関連の消費額でございますが、奥出雲町の独自の調査では、第三セクターなど町が所有する観光関連施設で約7億円余りでございます。宿泊可能客数は、町内の旅館、そして玉峰山荘、サイクリングターミナル、斐乃上荘、民宿たなべ、多根自然博物館等を合計したもので、パイとしては約400人余りでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 御答弁ありがとうございました。


 また、一番最後に申し上げようと思いますが、産業としての観光を捉える上では、まずこの具体的な数値というのか、どのくらいの観光の産業として可能性があるのかというのが非常に重要になってくると思いますし、捉えるべき数字だというふうに思っております。


 奥出雲町全体ではかなり難しい計算というか、調査と計算をしなきゃいけないと思いますが、基礎観光関連消費額ということで言うと、お隣同士ですが、飯南町では約10億円、庄原市では42億円だというのを調査された中で出されているというのを報告書でも上がっております。日帰り客数について、入り込み客も81万人というのも、延べ81万人というふうに認識しております。例えば、吉田へ行かれたら1人、その同じ方が玉峰山荘の風呂へ入っておられても1人。1人、1人と数えて、2人であっても実際は1人ということの中での81万人だというふうに思いますので、これもいろんな計算でできると思いますが、企画財政課長、いろんな数字とか根拠数字がそろってくれば、入り込み日帰り客数や観光関連の消費額というのは計算できると思いますが、いかがでしょうか。


○議長(岩田 明人君) 藤原企画財政課長。


○企画財政課長(藤原 努君) 突然の指名でございますけれども、私、観光の専門家でございませんで、あいにくちょっとお答えする根拠を持ち合わせておりません。ただ、理論的にはそういう条件設定をし、計算は可能だというふうに思います。以上です。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 済みません、突然振って申しわけなかったと思いますが、私も専門的な計算は大変だと思いますが、専門家でなくても、そうない中でも統計を初めとして、優秀なスタッフがおられますので、いろんな計算はできるというふうに思っておりますので、また今後の中でまた詳細いただけると思います。


 そのような中で、旅行に関しましても、昔は、大分昔でいえば温泉地に1泊でバスで旅行するという時代から、個人で車でそれぞれの旅行をしていくというのが第二段階であったと思います。そして、最近は泊まるところでさえ正式な施設というか、旅館であったりホテルだけではなくて、民泊であったり、あるいは最近はAirbnb(エアビーアンドビー)という会社も出てきまして、個人対個人の中で泊まる場所を契約して決めていくというような、さまざまな目的、宿泊方法が出てきたというふうに思います。


 奥出雲町でいえば、旧来からの制度であります農林漁業体験民宿、いろんな農作業をしながら、あるいは地元の農家の方のつくられた食べ物を食事で出していただくような民泊スタイルというのが地域的にはマッチすると思いますが、この民泊の実施の考えについてお聞きいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 民泊に関する資料につきましては、現在、全国的に本当に注目を集めておるところでございます。私も認識をいたしておるわけでございますが、本町ではしまね田舎ツーリズム推進協議会が主体となって実施します体験型民泊事業は、本町でも数軒の方が事業登録を行い、都会地などから民泊希望を受け入れていただいております。


 そのほかに、民泊という形態ではありませんが、農業体験、そろばんづくり体験、しょうゆづくり体験ができるツアーを観光文化協会が窓口として事業化をしています。現在は、民泊の受け入れ者が少ない状況にありますので、今後は県等とも連携しながらできるだけ多くの民泊事業ができるよう関係とも協議をしながら推進していく考えでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 民泊の話をいたしましたが、私は産業としての観光を考えた場合に、一番やはり効果が、お金を落としていただくということが目的になってくると思います。地域にお金を使っていただくのは、一番お金を使っていただくのはやはり宿泊ではないかなというふうに思っております。料理でも3,000円、5,000円使っていただくことはあると思いますし、お土産でも使っていただくこともあると思いますが、安定して必ず落としていただけるのは、1人当たり5,000円だったり6,000円だったり3,000円だったり、いろいろあるかもしれませんが、必ず使っていただける金額だと思っております。そういう意味では、奥出雲町へいかに宿泊機能をそろえていくかというのは大きな課題というか、産業としての観光を考えた場合には外して通れない施策であるというふうに思っております。


 近隣でいえば、雲南市さんは、おとといも質問内容にございましたが、雲南市長は三刀屋にビジネスホテルをつくると。それはもう8割進んでいると。あるいは、清嵐荘についても、当初10億円ぐらいの予算を考えておられたのが、最終的には十五、六億円というふうに聞いておりますが、玉峰山荘をかなり意識した施設をつくられるというふうに思います。この宿泊をどうするかというのは、奥出雲町にとって今後の大きな分かれ道であるというふうに思っております。


 そのような中で、いろんな宿泊形態を整えるというのが一つあるというふうに思いますが、一方で奥出雲町はたくさんのスポーツ関連含めて大会があったり、合宿があったりという中で、たくさんの方に現状も来ていただいております。ことしでいえば、来月、インターハイ、インターハイはなかなか盛り上がっておりませんが、さくらおろち湖のボート競技のインターハイが行われます。ただ、インターハイに来た役員の方、選手の方はできるだけ泊まっていただいていると思いますが、役員の方は全員、玉造温泉に泊まって、そこからバスで会場に来て、また玉造温泉に帰るというのが現状あると思います。あれほど大きな大会はなかなかないと思いますが、来年全市のホッケー大会を控える中で、せっかく奥出雲町に来ていただける、あるいは周りに来ていただけるなら奥出雲町で泊まっていただきたいというふうに思いますが、最大、一番できるだけ多くの方が泊まっていただくためには、既存の旅館、ホテルだけではなくて、空き家であったり、あるいは単身者用の住宅を、アパートを一時期ホテルとして使う。あるいは、高田小学校を泊まれるような施設にするというような考えもあると思いますが、その辺の活用の考えについてお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 先ほどの奥出雲の観光産業の概要の答弁で、本町の宿泊可能客数は約400人余りであるとお答えしたところでございますが、本当に大勢の観光客の受け入れや大規模なイベント・スポーツ大会等行う場合は、宿泊キャパがどうしても不足をいたします。そのため松江市あるいは出雲市の宿泊施設に頼らなければならないのが現状でございます。4月に開催した第2回のウルトラマラニックでも、500名余の方が本当に北海道から沖縄までお越しいただいたわけでございますが、中には車で来られて、中で寝られて当日この大会に参加したといった声もございますが、本当に旅館の方々にお聞きしますと、2日間滞在していただいて非常に喜んでいただいたところでございます。


 このようなことで、空き家につきましては、現在かなりの物件がございます。しかし、宿泊施設として利用するためには、所有者の同意や修繕などが必要で、それを行うための所有者負担が大きくなります。公社単身住宅の簡易宿泊所としての活用にも用途に制限がございますので、現在その公社単身住宅のところは現在困難であるというふうに考えます。ただし、例えば町が県の住宅供給公社から建物全体を買い入れて、簡易宿泊所としての活用も検討できると考えます。また、旧高田小学校の利用については、旧小学校校区内で実施されたアンケートにも高校、大学などのスポーツ合宿あるいは各種団体の合宿施設として活用との意見も多々あるようでございますが、この高田小学校は今後どのように有効活用していくか、早急に検討してまいりたいというふうに思うところでございます。高田小学校のアンケート結果によりますと、やはり一番アンケートで活用方法はというところは、企業の誘致が一番格差がございました。そのほかには交流の場、教育・学びの場というふうなのが上位を占めているというところでございます。旧高田小学校につきましても十分検討してまいりたいというふうに思います。またさまざまな御意見、御要望を聞きたいと思います。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) この件については2点申し上げたいと思いますが、1点は、そのいろんな活動の中で、先ほど単身住宅については用途という話もありましたが、宿泊所として利用するにはかなりやっぱり公営のところが難しいというか、かなりややこしいことが出てくるというふうに思います。旅館業法についても毎年のように改正、あるいは施行が続いているところであると思いますし、消防法の絡みも出てくるというふうに思います。これについて個人でどうこう解決するのはなかなか難しいと思いますので、そこの相談窓口というか、どこになるかわかりませんが、これについて観光協会になるのか、あるいは担当課になるのかわかりませんが、近くに相談できる体制をまずは整えていただきたいというふうに思います。


 単身者住宅についても、買い取らなければ難しいということがありましたが、私も不動産の元専門家でございますので、それは県との交渉次第ではないかなと。県が対応として認めれば、その規約以外のところの法令はクリアできるというふうに思いますので、また御検討いただければというふうに思います。


 もう1点、このことに、宿泊については一番の産業というふうに申し上げましたが、必ず3,000円でも4,000円でも落としていただけるということが一つと、泊まっていただければ必ず御飯を食べていただけるはずだというふうに思っております。例えば、高田小学校であれば、泊まるところは行政である程度準備して、費用がかかるかもしれませんが、でもその後、その小学校で御飯を食べるということについては地元の方々の収入になると思いますし、違うところで泊まられる方もウルトラマラニックやほかの大会のときもそうですけど、町中の飲食店にはそれ関連の人がかなり行っていただいているというふうに思います。3,000円のところをいただきながら、それにプラスアルファ、3,000円なり4,000円なりという収入はそこに落ちると思いますので、費用対効果という町長のきょう何回も言っていただいているワードの中では、効率や経済性のところでいい計算ができるというふうに思っておりますので、それも含めてまた御検討いただければと思います。


 そのような状況を整える中で、1つは、団体側からいうと教育・研修旅行の積極的な誘致だというふうに思います。教育でいえば、学校関連の旅行、修学旅行も含めた旅行になると思いますし、研修でいえば、会社の研修も含めた研修の旅行ということになりますが、そのあたりの積極的な誘致についてお考えをお願いします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 奥出雲町には、本当に美しい自然はもとより、「古事記」「日本書紀」「風土記」に登場する神話のゆかりの地も有し、歴史・文化を色濃く残す地域でございます。また、たたら製鉄によりつくられた棚田などのすばらしい風景を残す文化的景観もあります。教育旅行や企業等の人材育成のための研修の場として本当にふさわしい地であるというふうに私見をいたしております。


 そのようなすぐれた地域資源・観光資源を活用し、教育旅行や研修の場として県の観光連盟や関連する施設等の意見を伺いながら十分検討してまいりたいと考えております。以上です。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 検討いただきたいと思いますが、これまでもそれに感発されますいろんな方が、会社の研修だったり、教育関係で来ていただいたりということはあると思いますが、満足度は非常に高いというふうに感じております。やっぱりそれは奥出雲の特性で、本物があると。島根県には本物があるという「たたら侍」も始まりますが、奥出雲の本当に本物の人、文化、仕事、産業があるというのが大きなアピールポイントになると思いますので、今後も積極的な実施についてよろしくお願いします。


 もう一つ、奥出雲町の利点としては、ホッケー関連施設を初めとしたさまざまな整備された競技場、体育館というのがたくさんあるというふうに思います。それを生かしたスポーツ合宿の誘致、受け入れ環境の整備について伺いたいと思います。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 御存じのとおり、2020年東京オリンピック開催が決定をいたし、ニュースなどで大会開催へ向けた環境整備等が報道されておる現状でございます。


 町といたしましても、東京オリンピックホッケー競技の事前キャンプ地誘致へ向け、昨年7月に招致委員会を発足をいたしまして、現在誘致活動を積極的に行っているところでありますが、それと同時に、町内のスポーツ環境を生かした合宿誘致の推進を行ってまいります。


 町内には、ホッケーのほか、第3種の公認陸上競技場やテニスコート、野球場、またさくらおろち湖周辺の自転車・ボート競技施設等は、本当に多くございます。また、整備されております。今後、県内外の大学、社会人チームなどのスポーツ合宿を誘致し、これらを本当に有効活用し、また町内のスポーツ振興につなげるため、専門誌への関係情報掲載、そしてまたスポーツ合宿の助成等について検討するとともに、三成公園ホッケー場の成否計画についても現在、準備を進めているところでございます。


 なお、スポーツ合宿については、宿泊先はもとより、本当に町民の皆様の温かいおもてなしなどの御協力も必要ですので、連携協力して推進していきたいという考えでございます。ちっちゃな町でございますが、おもてなしは日本一というキャッチフレーズのもと、頑張ってまいりたいというふうに思っています。以上です。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) スポーツ合宿については助成制度も含めてというお話もいただきましたが、御存じだと思います、島根県内でいえば、浜田市が現状、1人1泊当たり1,500円で、上限が35名というのがございますし、ホッケーのまちといえば、富山の小矢部市というところがありますが、富山は結構これに対して県としても1人1泊700円、プラス市として1,000円、上限が50万円というような制度もある中で、多分それが今、当たり前になってきているので、選ぶ際はある程度の助成がないと来てくれないよということも1つあると思います。


 もう一つは、どういうチームを呼ぶかというのもあるんですが、やはり大きなターゲットは大学生だなと。大学生については、8月、9月、3月が丸々休みで、大会に来ていただく、土日で来ていただくのもありがたいんですが、やはり平日とか、現状として一番お客さんがいないときに来ていただける客というのがありがたいと思いますので、大学生をぜひ一番のターゲットにしていただきたいのと、私も大学時代はスポーツしていて、合宿は、京都にいましたが、福井に行ったり、奈良に行ったり、長野に行ったり、京都から長野までで、奥出雲でいえば広島から来るか関西から来るかというところがターゲットになると思いますが、その辺の近くにいっぱいいろんな合宿場がある中でなぜ遠くへ行くかというと、やはりキャパが大きければ大きいほど近隣にはないので、一度に受け入れる人数が大きいというところは遠さのハンデを埋めるアドバンテージになるというふうに思います。先ほどの最大可能客数、泊まれるところと連関するところでもありますが、たくさんの人数が一遍にできると。出雲でいえば球場も実際に使えますし、球技でいえば人工芝も使える競技もある、陸上競技場もあると。三成へは3面コートが今のところなかなかございませんので、それも含めてまた計画をつくっていただければと思います。


 宿泊ももちろん大事なところでございますが、この奥出雲周りでいえば、出雲たたら村の「たたら侍」に関連したオープンセットを使った施設が掛合町に間もなくオープン予定でございます。1日2,000人のお客さんが60日か70日ずっと毎日となっていると。2,000人のお客さんが来てどこで御飯を食べるんだろうと。もちろん中でも食べられると思いますし、その周りでも食べられることと思います。あるいは今、足立美術館というのがいろんなメディアに掲載されたこともあって、今まで含めて過去最高の客が来ているという現状があります。足立美術館周りでは食べるところは少ししかございませんので、当然その前後で、安来方面なのか奥出雲方面なのかを通る中で御飯を食べるという機会があると思います。そのような大きなきっかけがある中で、奥出雲の飲食店の食事というのは、夜もおいしいですが、ランチも今でもサラリーマンの方が奥出雲でランチよく食べるよと言われるぐらい、いろんなおいしいランチもありますし、旅館の方でも夜しかやってないよと。でも、ランチ、例えば10人、15人の予約だったらやるよというような、おいしいランチを提供してくれる店もたくさんあるというふうに思います。このような大きな人が来る機会でもありますし、これを機会にランチの金を落としていただくような誘客体制の考えについてお聞きいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 現在、奥出雲町内でランチを提供しているお店は30軒前後で、あるというふうに伺っております。観光文化協会では、ランチカタログの冊子をつくり、訪れた観光客などにPRいたしまして、町内での滞在時間を少しでも長くすることにより、地元経済に効果があるよう取り組んでいるところでございます。議員御指摘の雲南市掛合町地内にある出雲たたら村は、映画「たたら侍」のメーンロケ地として使用され、テーマパーク化され、首都圏などから本当に2カ月間で20万人の来場者があるというふうに見込まれているところでございます。これを絶好の機会と捉えて、本町への誘客にも取り組みたいというふうに考えているところでございます。


 議員御指摘のように、ランチを生かした誘客については、現在のところ具体策はありませんが、観光文化協会が奥出雲ご縁スポットめぐりを企画し、玉峰山荘でご縁ランチを食べるというイベントを開催をいたしました。このように、ランチを取り入れた企画は女性を中心に人気がありますので、今後はエゴマ等ヘルスケアビジネスとも絡めて企画したいというふうに考えております。


 ランチとは別に、奥出雲へ本当にそばを食べに来る方も非常に多くございます。そしてまた、先般の議会でも御説明をいたしました本年度は4月、5月に岡山県より年金受給者の方が2カ月間で2,000人来ていただいたところでございます。本当に今、玉峰山荘でのお食事も味がよかったというふうにお聞きいたしておりますし、また秋の紅葉時期には、またランチを、グルメと申しますか、そういう日帰りのグルメ旅行にもまたお越しいただけるというふうにお聞きいたしているところでございます。


 何はあれ、本町には地域資源が多うございます。できるだけ奥出雲町にお越しいただいて、町内を一日観光していただくようにプラン等も作成して誘客に努めてまいりたいというふうに思います。


 私、ちょっと残念なことは、やはり日本遺産になって、やはり本町へのたたらに関するお土産がございません。これに関しても業者の方にも試食の開発等ぜひお願いをして、やはり奥出雲町に来られたお客さん、何かしらのたたら的なところへ行ってですが、商品開発をやっていただけたらなというふうに思うところでございます。以上です。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) お土産についても、前々回にありましたが、大変重要な要素ではあると思います。ランチについても、先ほどお話ししたように、玉峰山荘にどれほどのお客さんが来ていただける、この御飯を食べに、目的でさえ来ていただけるところだなというふうに思っております。ランチカタログもつくっていただきましたが、あれは今いいと思うんですが、あれは奥出雲町に立ち寄っていただいた方がたまたま手にとれば、あれを見た中で決めていただけると思うんですが、やはり私ども車で旅行している中で、どこで御飯食べようかなと、今はもう50代、60代の方も含めてスマホを持たれるようになったので、「奥出雲 ランチ」と検索されると思います。その中では、まあまあ旅行についてはリクルートさんと組んでやられているところもあると思いますが、ランチといえば間違いなく食べログ、奥出雲、ランチとやれば、ほとんどの食べログの情報でひっかかって、それもおいしい情報、あるいは情報提供でそこからお店が出てくるというところがあると思います。広報誌の中にも説明するところもありますが、その辺とのすみ分けというか、強化もしていただくだけでも違うと思いますので、また具体的なところは戦略を練っていただきたいと思います。


 そのような中で、御飯を食べると。例えば、横田に行く、三成へ行く、昼ぐらいに今度はどこに行こうかといったときに、じゃあ横田周辺でちょうど御飯になったけえ御飯食べようかといった中で、今まで唯一食べれてた、日曜日とかでございますが、日曜日、唯一食べれたところがサイクリングターミナルのレストランでございます。町長の説明の中にもあったように、それが休業になる中で、そうしますと、じゃあ日曜日に御飯食べるとこ、どこで食べると。もちろんそば屋さん等もありますが、普通の御飯食べようと思ったときになかなか横田あるいは木次まで出ないとないというような状態になっております。このままではいけないということです。サイクリングターミナルのレストランの今後の活動についてお考えをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 サイクリングターミナルのレストラン休業につきましては、本当に多くの利用者の皆様に多大な御迷惑をおかけしておりますこと、おわびを申し上げます。


 このたびの休業は、退職した調理師の補充ができなかったためでございますが、現在、レストランの再開も含め、あらゆる角度からサイクリングターミナルの利活用について再度見直すため、町内に検討会議を立ち上げ、先般、第1回目の会合を開催いたしたところでございます。


 今後は、早急に関係者の皆様方と懇談の場を持ち、意見をお伺いし、町の活性化につながる利用方法を検討してまいりたいというふうに考えております。サイクリングターミナルは、町民にとって大事な交流の場であるとともに、重要な観光拠点施設であるという認識は考えておりませんので、もうしばらくお時間をいただきたいと存じます。


 なお、昨日でございますが、本当にサイクリングターミナルの料理の味、質、非常によかったと私に報告をされて、ぜひともまたあの味が食べたいというふうなお客様も私に話をされたところでございます。それはさておき、あらゆる角度から再開について検討してまいりますので、いましばらくお時間をいただきたいと存じます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 先ほどの答弁の中で「考えておりません」というふうに報告したようでございますが、「変えておりません」ので、訂正をさせていただきます。以上です。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) サイクリングターミナルは重要な施設だと考えておりませんと言われたときはどきどきしましたが、その考えは今も変わりなく、いろんな可能性を捉えていち早い復帰に向けて、活動に向けて調整、努力していただいているところというふうに受けとめました。


 あれほど昼御飯を食べる、昼御飯で利用することにおいてあれほどいい場所はないと思います。そして、かなりたくさんお客様も利用いただいていたというふうに思います。看板となる奥出雲の食を決める看板となる施設だというふうに思っておりますので、今までの方式にとらわれず、最善の答えを早く見つけていただければというふうに思います。


 続いて、インバウンド観光の可能性についてお伺いいたします。


 インバウンド観光といいますといろいろありますが、今、今回の趣旨でいいますと、外国人の観光客の可能性について考えをお聞きいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 国では、外国人旅行者の増加を目指すインバウンド観光を積極的に推進しているところでございます。島根県でも、平成27年度の外国人宿泊者は延べ5万2,000人で、対前年比較75%の増でございました。奥出雲町では、昨年4月から3月までの外国人来訪者は把握しているものでは、全日本マスターズレガッタ大会でオーストラリアから30名来町され、町内観光をしていただきました。そのほか、町内の観光施設、宿泊施設へアメリカを初め、ヨーロッパや中国・韓国等からお越しをいただいております。また、昨年秋には、広島空港から山陰へ移動する台湾の観光客が、可部屋集成館へ約100名余り来訪されたと伺っております。


 このように、本町へも外国人旅行客が増加すると見込まれる中、町では地方創生加速化事業により、近隣にお住まいの外国人の方を対象に、奥出雲の観光と食をセットしたモニターツアーを実施する考えであります。本当に奥出雲のすぐれた自然や物づくりという観点で、たたら製鉄、そろばん産業、さらには食といった地域資源を活用したインバウンド観光を関係者と一緒になって検討する考えでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) インバウンド観光についても、ここ数年というか、ここ1年、2年の中で流れが変わってきたようなところが、一番初めでいうと、皆さんもテレビで毎回やっているように、東京から京都を回る、神戸ルートを回られる爆買いのイメージ、山陰でいえば境港から入って日吉津のイオンで買い物をして帰るというようなイメージから、もう一周回り始めて、先ほどの可部屋集成館の話もありましたが、この日本の田舎を見たいというようなニーズも高まってきているというふうに思います。


 モニターツアーで寄っていただいたというのもあると思いますし、隣の、毎回飯南町には申しわけないですが、飯南町ではリンゴ狩りとしめ縄体験で、もう台湾からの旅行会社が売り込んで、昨年度で延べ200人に食い込んだと、それはまだまだ伸ばす計画というのもあると思いますので、今、観光協会の体制でいえば、県内屈指のインバウンド観光に向けて体制が整っているというふうに思いますので、今後の計画、展開に期待をいたします。


 次に進みます。その中で、奥出雲の最大の価値といえば、私はたたらだというふうに思っております。たたら自体を見ていただく、あるいはたたらが醸し出した文化・産業を見ていただくというのも大事だと思いますが、国内で唯一となっている観光地は、そのメーンとなるものがありながら、それをメーンとしたものに付随する風景というのが大変美しいというふうに見受けられます。奥出雲も、棚田を含めた風景を含めて参加して見ていただきましたが、たたら、日刀保の周辺の雰囲気を含めて、それを町内全体で醸し出すようなことが大事だと思いますが、たたらを核とする、その全体での景観整備について考え方をお聞きいたします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 本町は、平成24年4月に奥出雲町景観条例を施行し、奥出雲町景観計画を策定をいたしました。この景観計画では、奥出雲町の豊かな自然、農業を初めとする産業、暮らし、歴史・文化、そしてたたら製鉄などの地域特性により、景観地域区分を定めております。その中でたたら製鉄による景観は、文化的景観区域に鉄の景として位置づけております。この文化的景観区域は、御存じのとおり、平成26年3月に文化庁より奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観として重要文化的景観に選定されておりますので、この景観を保全するため、建築物、構造物の建設に当たっては、形態、規模、色彩などに配慮することとなっております。


 御質問では、たたらを核とする町全体での景観整備ということでございますが、公共建築物を例にとりますと、文化的景観区域以外の地域におきましても、それぞれの地域の歴史・文化などの特性があり、これを考慮し、周りの景観に調和した意匠、色彩などにするよう心がけているところでございます。


 しかしながら、このたび、たたら製鉄とこれに伴う文化財等が日本遺産に認定されたところでございますので、今後たたらを意識した広域連携的な景観ガイドライン等の整備について、さまざまな方面の意見もお聞きしながら研究してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 公共施設の外観というか、風景については、時代それぞれにおいて戦略があったと思うんですが、それは首長がかわることに対して何でもいろんな建物が建ったと思います。それはそれに左右されないような、根本的な奥出雲町をどうするのかと、これは10年、20年、30年、50年、全部の建物がかわるまでやることだと思いますので、時間をかけて根本的に有効な戦略の執行をお願いします。


 最後でございます。一番初めの観光産業の観光関連消費額のところでも申し上げましたが、奥出雲町としてどのような観光戦略を立てて、産業としてどのように育てていくのかということは、そもそも今どういう状態にあるのか、あるいはどういう場所を目指しているのかという大きな考えがないと、全てが単独、散発の事業に終わっていくというふうに思います。観光振興の計画等の方法を含めて観光戦略の方針が必要だと思いますが、お考えをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。


 奥出雲観光文化協会では、観光振興プランの策定に現在取りかかっております。このプランは、本町の観光振興の取り組みをより具体的に示すものでございます。現状を調査・分析した上で、前向きに調査を行い、議員御指摘のように観光振興のための戦略を構築していく考えでございます。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) 観光振興プランについては、今も会議が開かれながらつくられているところだというふうに思います。そこでつくられるプランは、地元の人としては大丈夫だと思います。そしてもう一つ、町長といいますか、町としての思い入れもぜひ入れていただきたいと。1つは、稼ぐ。産業として稼ぐ。いい観光をしてもらうということには、ちゃんと稼ぐという観点。例えば、DMO、山陰DMOがあって、デスティネーション・マネジメントあるいはマーケット・オーガニゼーション、観光をどうやって稼ぐものにしていくかという組織体でございますが、島根、鳥取でつくっているのは結構周辺的には有名でございますが、3度目の登場で申しわけないですが、飯南町は飯南町観光協会を主体としてDMOのいつでも指定を受けれる状態に持っていっている。それはKPIを含めて、きっちりと目標と評価をできる体制を整えているというのが一つというのと、やはり広域連携、これまで議論されてなかったことはないと思います。例えば、雲南広域連合であるとかいうようなところはありますが、そこだけではなくてというか、具体的には何も連携がないなと。例えば、飯南町の観光計画の中に奥出雲町の話は出てまいりません。それは一個雲南市が間にあるということもあると思います。あるいは庄原市の中にも松江城の話は出てきますが、隣の奥出雲町との連携については全く話がない。でも、私どもとしたら、飯南あるいは庄原、例えば庄原の高野でリンゴ狩りをしてもらうところでおりて、奥出雲町へ入ってもらうような可能性とかというのは十分にあると思います。鳥取も含めて広域連合と、連携という視点を入れていただければと思います。その辺、鳥取と島根との連携について最後お考えのほうをお聞きします。


○議長(岩田 明人君) 勝田町長。


○町長(勝田 康則君) お答えをいたします。


 観光振興計画でございますけれども、やはり雲南広域として連携できるものは連携をしてまいりたいというふうに思っております。まだ隣の鳥取県の日南町様とは、一度もこのようなお話をしたこともございません。ただ、先般、吾妻山の山開きも広島県と島根、2つの山開きに庄原市の木山市長も、両方の山開きに参加されました。私も両方、どちらも参加したわけでございますが、木山市長とはやはり高野あるいは庄原、当町等のインターチェンジも抱えておられます。できる限りお隣の庄原市とタッグを組みながら、確かな地域間入り込み客関係の強化を図ってまいる約束もいたしたところでございます。今後できるだけ真剣に努力をしてまいりたいというふうに思います。以上でございます。


○議長(岩田 明人君) 塔村俊介議員。


○議員(5番 塔村 俊介君) それでは、以上で一般質問を終わります。


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○議長(岩田 明人君) 本日の会議はこれにて散会といたします。


 なお、あす14日9時30分より開会をいたします。よろしくお願いします。終わります。


            午後4時24分散会


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