議事ロックス -地方議会議事録検索-


島根県 奥出雲町

平成24年第3回定例会(第2日 9月 7日)




平成24年第3回定例会(第2日 9月 7日)





 
────────────────────────────────────


平成24年 第3回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


                       平成24年9月7日(金曜日)


────────────────────────────────────


            議事日程(第2号)


                   平成24年9月7日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


   ───────────────────────────────


           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


  ───────────────────────────────


             出席議員(16名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     4番 藤 原 友 征君


    5番 藤 原 充 博君     6番 村 尾 明 利君


    7番 若 月 忠 男君     8番 内 田 正 男君


    9番 松 ? 正 芳君     10番 吾 郷 益 已君


    11番 大 垣 照 子君     12番 景 山 孝 志君


    13番 岩 田 明 人君     14番 若 月 康 男君


    15番 千 原 祥 道君     16番 福 本   修君


  ───────────────────────────────


             欠席議員(なし)


  ───────────────────────────────


             欠  員(なし)


  ───────────────────────────────


            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 高 橋 安 典君  企画員 ──── 難 波 輝 彦君


  ───────────────────────────────


          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 勝 田 康 則君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 石 原 敬 士君


教育総務課長 ─ 糸 原   敬君  企画財政課長 ─ 藤 原   努君


病院事務長 ── 内 田 久 貴君  生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君


健康福祉課長 ─ 野 原 万寿老君  水道課長 ─── 稲 垣 和 利君


税務課長 ─── 吉 川 孝 司君  建設課長 ─── 松 島 昭 雄君


出納課長 ─── 堀 谷 智 樹君  町民課長 ─── 石 原 啓 子君


環境政策室長 ─ 津 田   昇君


健康づくり推進室長 ───────────────── 内 田 裕 紀君


農業振興課長 ─ 舟 木   長君  地域振興課長 ─ 森 長 洋 二君


財産管理室長 ─ 森 山 正 人君  農林土木課長 ─ 若 月 勝 久君


観光推進室長 ─ 本 山 宏 人君  子育て支援室長  若 月 ゆかり君


  ───────────────────────────────


            午前9時27分開議


○議長(福本 修君) 4分ばかりまだございますが、おそろいですので、会議を開きたいと思います。


 ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 これより日程に入ります。


  ─────────────・───・─────────────





◎日程第1 一般質問





○議長(福本 修君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、7番、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会におきまして、次の1点、4項目について一般質問を行います。


 たたらシンポジウムについてであります。今年度のたたらシンポジウムが平成24年11月10日から11日の2日間の日程で開催され、1日目は、基調講演が東京国立博物館と、2日目は、たたら操業体験が東京藝術大学で開催されると聞いております。


 このたたらシンポジウムの第1回目は、平成22年度に松江くにびきメッセで開催され、第2回目は出雲市の出雲古代歴史博物館で開催されております。いずれも入場参加者が多く、たたら製鉄への関心の高さがうかがえ、講演をされた講師の先生からも、世界遺産登録を視野に入れた取り組みが必要との意見もあり、盛会に開催されると思っております。今回が第3回目の開催であり、今回は、東京の国立博物館と東京藝術大学での開催であり、地方から中央での発信になり、より多く関心のある方の聴講が多数見込まれると思っております。


 このシンポジウムのねらいとしては、日本において1,500年以上の歴史を持つたたら製鉄が今でも連綿と中世から数百年に及ぶ日本国有の鉄づくりのシステムとして営まれてきております。また、江戸時代から明治時代前半にかけては、この圏域が日本列島随一の鉄の生産量を誇っていました。この圏域のたたら製鉄の価値を再認識し、その価値を広く発信していくために開催されると聞いておるところでございます。


 奥出雲町内にある日刀保たたらでは、毎年たたらを吹かなければ生み出せない鉄が存在している奥出雲町であります。この貴重なたたら製鉄の保全と価値を広域的に進めるために、奥出雲町から発信し、国内はもとより世界へ発信すべき鉄文化と考えております。


 次の4項目について一般質問をさせていただきます。


 1項目めといたしまして、東京で開催されるたたらシンポジウムに地元からの応援、協力、支援が大切で必要と考えますが、地元からの参加者人数と参加者への経費一部負担についての考えは。


 2項目めといたしまして、平成23年度に一般の方を対象にしたたたら操業体験が開催され、150人からの参加者があり、安全でかつ盛大に終了したと聞いております。地元のお方の参加体験が少なかったとも聞いておりますが、今年のたたら操業体験の開催計画と地元参加者への要請への参加指導についての考えは。


 3項目めといたしまして、鉄の道文化圏の2市1町と県内の開催であり、今後はさらに島根県はもとより、鳥取県、日野町、日南町、広島県庄原市、三次市、岡山県新見市等の参加による広域圏での開催計画検討の考えは。


 4項目めといたしまして、今後の開催計画としては、国内のみでの開催から鉄が日本へ、中国で高度に発達した製鉄技術、鉄器政策技術が、直接または朝鮮半島を経て日本へ伝わったと言われておる、そのルーツの中で西アジア、東アジアの鉄の道として栄えた地での開催で、さらに世界にアピールすることの必要性が大切であると考えますが、開催計画の検討についてお伺いいたします。


 以上、鉄の道文化圏推進協議会の会長でもあります井上町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 若月忠男議員のたたらシンポジウムについての御質問にお答えいたします。


 東京でのたたらシンポジウムへの地元からの応援・協力・支援についてでございますが、今回の東京での開催目的は、たたら製鉄を保全する意味や価値を、シンポジウムやたたら体験を通して認識を高めていただき、遺構調査などを広域的に進める機運を全国的に盛り上げたいということでございます。


 また、たたら製鉄が人間の生活活動と自然との共生あるいは環境に配慮した生産過程を持っているという点など、新たな意義を見出し、その実例として日本の中心である東京で情報発信をしていくことも目的にしております。これは、東京国立科学博物館の鈴木先生の強い御意向もございまして、地元だけでなく、やはり東京で情報発信すべきであるという御指導をいただいた上で、実現させるものでございます。


 今回の内容は、島根県の神話博しまねの県外巡回展と連動しながら、11月10日に東京国立博物館を会場に、4人の講師を招き、たたらの「技と美」「地球と宇宙」といったテーマで基調講演をいただくことになっております。


 また、翌11日には、東京藝術大学のグラウンドに場所を移しまして、たたら操業体験を行い、地域の宝であるたたらを全国的に発信してまいりたいと考えております。


 お尋ねの開催に対する応援や協力体制につきましては、遠方での開催であることから、島根県東京事務所あるいは島根県人会などの御協力をいただき、鉄の道文化圏推進協議会の構成市町である安来市、雲南市と連携しながら開催することとしております。


 地元からは、講師として、国選定保存技術保持者で日刀保たたら村下の木原明氏に講師として協力をいただくことになっています。地元参加者の募集やそれらに対する参加助成などについては現在考えておりませんが、地元の皆様方には、東京でのシンポジウムの内容等が御紹介できるような印刷物等の作成について検討したいと考えております。


 次に、本年3月に行ったたたら製鉄体験事業につきましては、日刀保たたらの操業が、伝統技術の保存、継承を目的とし、原則非公開であることから、見学機会の提供と、たたら体験による製鉄文化の普及啓発を目的に実施したものであります。


 御指摘のとおり、全国から150名を超える参加者がございましたが、幾分か町内の方の参加が少なかったように感じました。そこで本年度は、前回のアンケート結果等を踏まえまして、奥出雲町芸術文化祭にあわせ、横田コミュニティセンター前の横田児童公園での体験操業を計画しております。これにより、多くの町民の皆様に気軽にたたら製鉄を体験・見学していただけるものと考えております。また同時に、たたら製鉄に裏打ちされた文化的景観や文化遺産についても展示を行い、本町の製鉄文化の普及啓発を推進してまいりたいと考えております。


 次に、広域圏での開催計画についてでありますが、山陰各地には、たたら製鉄の繁栄を示す数多くの製鉄遺跡が残っております。言うまでもなく山陰の鉄は、江戸時代後期以降、海運・流通の発展により、日本海沿岸から北九州、大阪方面まで広範に流通し、製鉄産地でさまざまな製品に加工され、全国各地の産業・文化を支えました。御承知のように、安来市、雲南市、奥出雲町が取り組む鉄の道文化圏や、鳥取県日野町・日南町のたたらの里奥日野の事業など、各地でたたらをテーマにしたまちおこしも行われております。博物館・資料館も整備等も進んでおります。今後は、鳥取県日野町・日南町、さらには岡山県新見市なども含め、中国地方のそれぞれの団体との連携・協力体制を図ることも重要と考えております。


 4点目に、アジアを初め、世界へのPRについてのお尋ねがございました。これは、かなり大きな展開力が必要でありますが、幸い最近、愛媛大学に東アジア古代鉄研究センターという組織も設立されております。そういうふうなところとも連携しながら進めてまいる必要があろうと思いますが、まずは、県境を越えた広域的な連携から取り組んで、議員御提案の世界的、あるいはアジアを含めた取り組みについては、次の課題として準備を進めてまいりたいと考えております。


○議長(福本 修君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) それぞれお答えいただいたわけでございますが、最初のたたらシンポジウムの東京での開催について、さらに町長の方からありましたように、全国的にさらに広めていくということについては、非常に大切なことではないだろうかなというように思っておりまして、例えば町内から参加が今回の場合なくても、ビデオで撮ったものを情報テレビの方ででも流すとかというようなこともさらに必要ではないかなというように思っております。


 それと、やはり地元でのたたら体験操業の開催については、地元のお方のやはり参加・協力というものが非常に大切になってくるんじゃないかなというように思っておるところでございますので、ぜひともこういうことについてさらに参加要請の強力な指導をお願いをさせていただきたいということ。


 それと、やはり広域的な観点からの取り組みというものは、今後非常に必要になってくるんじゃないかなと思っておりまして、今、広島県の庄原市になってきたわけですが、広島県の庄原とか三次の方にもそういった場所があるわけでございまして、そういうところも入れた中での広域圏的な取り組みのお願いが必要ではないかなと思います。


 それと、もう1点でございますが、4点目の、やはり世界への発信ということになりますと、国内もさることながら、国外から出た、今先ほど言われました東アジアの愛媛大学にございます研究室等々を通じまして発信をしていくということも、非常に大切なことではないかなと思っておるところでございます。


 それと、もう1点は、町内の水田耕作の6割から7割は、たたら製鉄の原料、真砂とかこがねの採取による副産物として造成されたものであると言われておるわけでございまして、仁多米もまた、鉄穴流しによる耕地造成に起因する歴史的な私は特産品であると思っております。この特徴ある背景をもっと大切にいたしまして、たたらと西の横綱と言われる奥出雲米の仁多米をさらに不動のものにするためにPRを強化すべきだと考えますが、再度町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 地元の皆さんへの情報、テレビでの放映等も当然考えていきたいと思っております。また、これは東京での情報発信も必要ですが、地元の皆さんに御理解をいただく、あるいは認識を深めていただくために、同じような内容のものを地元でもぜひやってほしいという意見も、雲南市あるいは安来市からも聞いておりますので、会場をどこにするかということもありますが、地元開催についても今後検討していきたいと思っております。


 それから、広域的連携につきましては、新見市は言いましたが、庄原市のことは言いませんでしたが、実は庄原市にもたたらの遺構とかいろんな大事なものが残っております。特に庄原市の比和町には、全国的にもまれなたたら残丘といいますか、鉄穴流しを盛大にやった地域もございまして、そういうふうなところとの連携も今後見据えていかなければならないと。御案内のように、司馬遼太郎先生の砂鉄の道は、安来から始まって奥出雲に入り、吉田を経て、最後は岡山の津山で終わっております。中国山地全体で古代からたたら製鉄をやってきたという事実もありますので、どこまで広域連携ができるかわかりませんが、御指摘のように十分配慮してまいりたいと思っております。


 それと、世界的規模での取り組みにつきましては、日本書紀ではスサノオノミコトが韓国の新羅の曽尸茂梨(そしもり)にいて、それで鳥髪の地にやってきたという記述もあります。韓国における古代のたたら製鉄の遺構等との関連のこともございます。先ほど御紹介しました愛媛大学には東アジア古代鉄文化研究センターという組織もありますので、そこの先生とも連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。ありがとうございました。


○議長(福本 修君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 最後に、先ほど言った中でも、やはりたたらによるところのいわゆる仁多米という一つのブランドの産物があると思いますので、結びつけた中での宣伝の、PRの強化が必要ではないかなと思っておりますので、再度町長の御所見を伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 大変一つ落としてしまって申しわけございませんでした。仁多米の食味値がこれだけ高いというのは、実は鉄分が豊富である土壌であるということもいろいろ指摘をされておりまして、実は三陸のカキ養殖業者であります、畠山さんという大変有名な方がいらっしゃいます。森は海の恋人運動を提唱された方でございますが、その方の著書であります「鉄は魔法つかい」と、鉄と農作物との関係等もいろいろ皆さんに興味・関心を持っていただくために、畠山さんには奥出雲に講演に来てくださいというふうな依頼も実は既にしておりまして、来年度になるとは思いますが、鉄と仁多米、あるいは鉄と農作物についての勉強会等も、今後行っていきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) それぞれ町長から、強いそれぞれのシンポジウムとか、また講演とか等々の意見をいただきましたので、これが達成できますように願いまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) 次に、11番、大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 本定例議会におきまして、一般質問の機会をいただきましたので、教育問題、そして職員採用問題、そして先日除幕をされましたミロのビーナス、ダビデ像の設置問題について質問をいたします。


 まず初めに、教育問題関連についてお伺いをいたします。滋賀県大津市の中2男子生徒の自殺を発端に、いじめについての関連や真相究明のためにさまざまな取り組みがクローズアップされています。つい最近に至っても、札幌の中学生が遺書的なものの中に、いじめを想定するようなことを書き残して自殺。命の大切さが言われる中で、本当にもったいないなと思うのは私だけではないと思います。本町においては、どのような状況があるのか、いじめの実態があるのか否かについてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 大垣議員による本町におけるいじめの実態についてお答えいたします。


 平成23年度のいじめ事案は、小学校2校で3件、中学校2校で4件認知しておりますけれども、いずれも解消したり、一定の解消が図られ、再発防止のために継続支援をしたりしているものであり、深刻なケースに至った事案はございません。なお、平成20年度、21年度はそれぞれ2件、平成22年度は1件のいじめ事案が認知されております。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今、教育長から御答弁をいただきました。平成23年度で、小学校でも2校で3件あったと。そして中学校で2校で4件あった。そんなに深刻な状況に至らずして解決をされている、あるいは一定の解決が見られているということについては、大変皆さんの御尽力に敬意を表します。


 いじめがエスカレートしますと、本当に深刻な状況が発生します。いじめは、子供たちの世界ばかりではなく、大人の世界でもままあります。そもそもいじめはなぜ発生するのか、私なりに考えてみました。そこには、いじめをする側に自分が好意を持てない人や意にそぐわない人に対する嫌悪感や人権意識の欠如、人の命への尊厳が薄くなる。そして理性が働かなくなって事件に発展していくのではないかと存じます。


 しかし、いじめをする側、される側、ともにそのときの心理状態は他人にはなかなか理解ができないのかもしれません。そこで、学校教育の中で人権教育も随分されていると思いますが、不幸なことにつながらないために、いじめの早期発見や発生させないことが必要です。そのためには、児童生徒間の円滑なコミュニケーションのとり方や命の大切さの教育、人への思いやりの心をはぐくむ教育、家庭の中での生活のありよう、また教師と家庭、地域社会との協力体制の構築等が必要と考えますが、自治体としてはどのような対策を立てられるのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) いじめに対する対策について御質問いただきました。


 現在、学校でどういうことを大事にしているかということについてお話ししたいと思います。


 いじめの発生を防止するため、各学校では職員会議等で、いじめ問題について教職員間で共通理解を図ると。それとともに、道徳や学級活動の時間にいじめに係る問題を取り上げ指導を行っております。また、児童会活動・生徒会活動等を利用して、いじめの問題を考えさせたり、またスクールカウンセラー、相談員、養護教諭を積極的に活用して相談に当たったりするなど、校内における指導や相談体制の整備、充実を図ってきております。


 なお、学校におけるいじめへの対応方針や指導方針等を公表し、保護者や地域住民の皆様の御理解を得るよう努めるとともに、PTAや地域の関係団体等とともに、いじめの問題について話し合う機会を設けるなど、地域の関係機関と連携協力した対応を図ってまいることが必要だと考えております。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今、教育長が御答弁されましたように、学校、家庭の中だけではなくて、地域の皆さんにも協力をいただくということが十分大切だと思います。


 私も近くに小学校がありますので、時折、学校に行ったり、あるいは先日、夏休みには我が家へ来て、半日ほど子供たちが家の中でかくれんぼをしたり、本当に楽しく遊んでくれて、こういう機会がやはり私も時間があれば時々かかわりを持っていきたいなというふうに思っています。そういった中からやはり子供たちに、第三者になりますけれども、命の大切さだとか遊んでいる中でのけがをさせない遊び方だとか、そういうこともやはり地域の連携のもとにやっていきたいというふうに私も思っていますが、学校の方でもそのような対応を考えて取り組んでいただいているということですので、今後に至っても我が町の子供たちに、こういった危険なことがないように、そしていじめが発生しないように、さらなる努力をお願いをしておきます。


 そして、次に進ませていただきますが、不登校は必ずしもいじめが原因ではないと思います。その要因の一つとして考えることも必要と思います。本町内の小・中学校における不登校児童生徒数と、不登校の原因把握と対応についてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 御質問の不登校のことについて、お答えいたします。


 まず、不登校の定義、国がしておりますのは、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況により30日以上不登校の状態が継続しているものを言っております。病気や経済的な理由によるものを除くというふうになっております。


 こういうことから、本町における不登校のことについて情報を提供いたしますと、本町における不登校の児童生徒数は、平成20年度が小学校2名、中学校16名の合計18名。平成21年度が小学校5名、中学校28名の合計33名、平成22年度が小学校2名、中学校13名の合計15名、平成23年度は小学校がゼロとなっております。中学校のみ11名という状況でございます。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 不登校は、やはり年齢を重ねるといいますか、中学生となると、やはり情緒の問題もあるでしょうが、いろいろと成長する中でその考え方も成長してくるわけで、その中でいろいろな問題を抱えて学校へ行きたくないとか、今、教育長おっしゃいましたように、行きたいけど学校へ行けないと、その心理状況というのはなかなか大人でも理解はできないと思います。徐々にやはりそのお子様に接していくことによって、子供さんが学校の方に行きたいと思うようになってくれるのではないかというふうに思います。


 結構、数字をお伺いいたしまして、我が町にもたくさんいらっしゃるなと思っておりますが、現在、23年度では11人ということで、今までからすると随分人数は減っていますので、それぞれ御家庭とか学校とか、本人の考えもあったりして、人数が減ってきているのかなというふうに思います。不登校に至らないようにこれからも家庭、学校の方での御協力体制をいただいて、一人でも多くの子供たちが本当に学校へ行きたいよというふうな環境をつくっていただきたいというふうに申し添えておきます。


 そして、いじめによる自殺は絶対にあってはなりませんが、考えたくもありませんが、万が一の場合ですけれども、政府は被害者家族の求めによって、第三者委員会の調査での実態把握と必要性も指摘をしています。さきの大津市においても、この第三者委員会を設置されておりますけれども、この第三者委員会についてはいろいろな御意見もございます。賛成の御意見、反対の御意見もございます。そういった中でございますが、本町としてもしこういうような事象が発生した場合にはどのように対応されるのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 今、議員の方から第三者委員会のことがございました。学校だけで解決するとか、それから市町村教育委員会と連携しながらということだけじゃなかなか解決できないということもございます。法的な問題もございましたり、そういう意味ではいろんな形での専門家の御支援も仰ぎながら対応していけたらなというふうに思っております。具体的な中身ということについては、まだ検討はしておりません。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 先ほど、教育長の方から、スクールカウンセラーの配置等も答弁の中にございました。文科省は、公立中学校は全校、それから公立小学校は65%の配置をすると、先日報道をされております。また、いじめ問題に関して、学校や児童生徒を支援する専門家の組織を全国200地域に設置する等の総合的ないじめ対策を一昨日発表しております。


 これは、来年4月以降希望する自治体により計画を募って選定するとしていますが、これらについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) お答えいたします。


 今、このことについても、教育委員会内でいろいろ意見を聞いております。都市部において、いじめ問題とかあるいは不登校問題、そういうことに特化した指導主事が必要なところもあろうと思いますが、本町の場合、こういうような支援が国から得られる、あるいは県から得られるとなれば、不登校とかいじめ問題もいろんなことが背景になってあるわけですから、そういう特化した指導主事というよりも、生徒指導とかいろんなことにかかわって、それぞれの市町村の実態に応じて支援あるいは活動をいただける人を得たいなというふうに話し合っております。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 本町に合う、実態に沿ったものにということですので、全くそのとおりだと思います。こういう事象があってはなりませんけれども、そういう場合には、町としての問題の把握と、そしてそれに対処できる人材の配置を求めたいというふうに申し上げておきます。


 そして次に、教育施設の問題についてお伺いをいたします。


 教育施設の耐震改修は順次進められてきましたが、老朽化した教育施設の修繕や不備な点について、今後の方針と対策についてお伺いをしたいと思います。


 このことは、7月11日の第4回臨時会にも申し上げましたが、鳥上小学校の2年も改修されない水漏れプールや、先日は馬木小学校へ伺い、現状を見させていただきました。水の循環ができず、アオコの発生はもとより、プールの内壁塗装やタイルのはがれた箇所もあり、また幼児園児用プールのプールサイドには陥落部分もあり、コンクリートがむき出しになっており、このような状況のプールで今年も利用はされたようですけれども、すり傷を負う子供たちが多いとの話もお伺いをいたしました。


 教育施設で子供たちがけがをするということは、あってはならないことです。また、今、改修中の仁多中の通級教室のエアコン設置について、この前、課長、町長にもお話をしておきましたが、どのようになったのか、この2点について今後の方針と対策についてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お答えをしたいと思います。


 教育施設、特にプールのことについてのお尋ねがございました。先般も、教育委員会の方で答弁申し上げたかもわかりませんが、旧横田町内のプール、馬木、八川、鳥上の3地区の小学校プールですね、いずれも老朽化が進んでいて、議員御指摘のような子供が安全・安心で泳げるというふうな状況にはないということは、私も現場も見て承知はしております。


 ただ、この改修につきましては、財源の問題等もございます。それから、相当大きな金額も必要であるということから、旧横田町内における小学校プールのあり方については、将来的にどうしていくのかということを教育委員会の方で今、検討を始めてもらったところでございます。将来的な児童数の推移等も見ながら、どういうふうな整備が一番いいか、もう少し時間をいただきましてしっかり議論をしていただきたいと思っております。


 それから、2点目の仁多中学校の通級教室のエアコンのことでございますが、私も議員と御一緒に現場も見させていただきましたが、中学校の方では、今回の改修について、校内でいろいろ議論をしたと。私は追加工事も検討するからということは校長先生にも申し上げておりますが、まだ学校側から最終的にこのようにしてくれという要望は出ておりません。現在のところはそういう状況でございます。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 横田地区の小学校のプールの問題につきましては、本当に八川小学校もそうですが、先生の方にもお話をお伺いをしておりますが、いわゆる老朽化です。年数がたって、いろいろなところの欠陥部分が出てきておりまして、教育委員会の方で検討を始めたということでございますけれども、子供たちはやっぱり夏休みとか、あるいは暑くなってきますとどうしてもプール、水の中に入りたいということがございます。ですので、もう今年は終わりましたけれども、来年のこういう時期が来るまでのところで、町としての考え、そしてそれは地域の住民の皆さんとの協議もしないといけないと思いますので、そういったことも意見反映を十分にしていただきたいというふうに申し上げておきます。


 そして、通級教室のエアコンについては、まだ学校の方からきちんとした返事がないということですが、私は話を伺ったときに、ちょうど今、改修中ですので、こういうときにはやはり学校サイドの方からも町の方に改修していただけるんでしたら、こういう場面も、こういうところも、莫大なお金がかかる場合は別ですけれども、エアコンの1台、2台ぐらいはそんなに大したことではないと思いますので、そういうことも伺いながら設計を考えていただいて、学校で子供たちがよりよく住める、勉強ができる環境をつくっていただきたいというふうに町長にも申し上げておきたいと思います。


 続きまして、職員の採用と人員配置についてお伺いをいたします。今年の4月以降、20人ほどの職員採用が行われていますが、病院の看護師さん等はもちろん少ないですので、十分に確保していただくということは当然のことですけれども、これまでにない多くの職員採用されたのはなぜなのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 職員採用についてのお尋ねでございますが、職員の採用については、旧仁多町、横田町とも合併を見据えて控えられてきたと承知しておりますが、合併後、いわゆる団塊の世代等の退職により、平成20年度から計画的に採用をしてまいっております。しかしながら、近年、福祉事務所に代表されるよう、権限移譲による業務の増加、新規に採用した職員の離職、あるいは採用内定後の辞退が続いておりまして、当初予定していた職員の確保ができなくなってまいりました。また、合併前後に採用を控えていたために、20代後半から30代前半にかけての職員が不在となり、年齢構成にゆがみが発生したことから、昨年は経験者を中心に採用試験を実施したところでございます。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 合併時からしますと、職員も随分減ったというふうに思っておりますが、世の中厳しくてなかなか採用ができないというところが多いですけれども、住民の皆さんの要望ですね、サービスを十分にしていただくという面においては、やはり人がそれなりにいないとそれは果たせないということがございますので、今、町長おっしゃいましたように、年齢のゆがみとか、順次毎年コンスタントに何人というふうに採用されておれば、これまでそういうことがなかったので、今回もこういうふうにしなくてもよかったという答弁だと思いますが、そのことはよく理解はできます。


 それで、本年度採用の採用試験は、これまでとは異なっておりまして、いわゆるこれまでやっていた1次試験をしないで2次試験のみ、人物試験と作文試験になさったということでございますけれども、これについての理由は何なのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 試験方法でございますが、実は昨年の町村会が合同で行う試験でも、内定を何人か出しておりますが、いずれも県庁とか、あるいは他の市町村との併願をしておりまして、内定辞退の申し出がありまして、採用がゼロになるというふうな状況が生じましたので、昨年の採用試験は急遽、正月を挟んで募集をかけました。帰省が予想される年末から年始にかけて募集の周知を行いまして、たしか1月の末に試験をしたと記憶しておりますが、申し上げましたようにU・Iターンをむしろねらって募集をかけましたもので、一般職で9名の中で7名が民間経験のある方でございます。短い人で2年、長い人で10年ぐらいの民間経験があると。きちんとした就職先を得て勤めていたけれども、田舎に帰りたいとか、Uターンをしたいというふうな方がいらっしゃいました。一般的に学力試験をやりますと、どうしても新卒の方が有利になりまして、民間歴がある人が不利になるというふうなこともあります。既に最低の日本人としての教養、一般常識はお持ちであろうということで、いわゆる教養試験は除外いたしました。


 ただ、論文試験はやっておりまして、作文能力あるいは論理構成能力等、作文試験の方で十分判断できるということから、作文試験と面接試験のみにしたということでございます。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 私がなぜこういう質問をしたかと申しますと、いろいろ町民の皆さんの中で、そういう今、町長がお答えになったような内容ですね、皆さん御存じございません。ですので、どうしてなのということをよく聞かれますので、今回このように質問をさせていただきました。なかなか内定が決まっても辞退されるということになりますと、町長がおっしゃいますように、こういう採用の仕方もやらないといけないかなというふうに、今、お話を聞いて初めて私も理解ができましたが、今後に至ってもやはりこれまでのような試験のやり方をやっても内定辞退ということになりますと、想定していた人員確保ができないと採用ができないということになりますが、今後に至ってもこういう形での採用試験をお考えになっているかどうか、お伺いいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) このたびの採用試験は、ある意味では例外的な措置で人員を確保しなきゃいけないということで行ったわけですが、民間経験、社会経験のある大変優秀な本町出身者が、それなりに帰ってきてくれたということで大変喜んではおります。


 ただ、今年も町村会の合同試験もやっておりまして、もちろん面接試験も行うわけですが、そういうふうな新卒対象とした試験も今後も続けていこうと思っておりますが、場合によりましてはUターン希望の方も相当多数いらっしゃるということが今回わかりましたので、状況に応じていろんな組み合わせで優秀な職員を何とか確保していきたいと思っております。


 それと、職員数の多さ、少なさですが、住民100人当たりの職員数は、島根県の町村では奥出雲町が最低でございます。隣の雲南市と比較しても、住民100人当たりの職員数は、まだ一般行政職9人採用しましたけれども、まだ奥出雲町の方が雲南市よりも少ない職員数で業務を担っておるという状況についても、御理解をいただきたいと思います。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 若くて将来を担っていただける、そういう方がたくさん本町に帰っていただけるということは、町民にとりましても大変ありがたく、うれしいことだというふうに思っております。それで、県内最低の職員数で日々業務をやっていただいておるわけですけれども、そういうことは私も過去からいろいろお伺いをしておりまして、うちの職員さんは大変だなという思いも持っております。そういう考えから、さっき町長、答弁されましたけれども、来年度採用については募集もかけられておりましたが、その内容を見ますと、大卒程度じゃなくて高卒程度というふうになっておりますけれども、それも今、これまでに答弁いただきましたようなことを想定されてこういうふうになさったのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お答えしたいと思いますが、私も募集要項をこの場に持っていないのでちょっと確認できないので正確かどうかわかりませんが、たしか大卒、高卒、あるいは短大卒、学歴は問わないと。ただ、能力的には大卒程度というふうな表現はしていたかもわかりませんが、もし違っておりましたら総務課長が追加の答弁をいたします。


○議長(福本 修君) 課長、追加答弁がありますか。


 総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 先ほどの御質問でございますけど、正確な書類を今日は持ち合わせしておりませんので、また正確なところをお話ししますが、本年度は一般職、そして技術職ということで、そうしたところへも募集をかけております。そして、看護師というところでかけておりますことで、ぜひとも内定あった方はぜひお勤めいただきたいというふうに考えております。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 採用試験の難しさといいますか、試験を受けていただいて入っていただけると思っとったら、内定辞退というようなことがあるということで、試験についてはいろいろ苦労されていることも今お伺いをしてわかりました。ただ、これからもですけれども、行政運営というのがなかなかいろいろな複雑な要素がたくさん出てきておりますし、高度で専門的な知識を有するやはり大学卒程度の職員というのも必要だというふうに思いますが、鋭意努力をしていただいて、そういう職員さんの獲得に向けて力を発揮していただきたいと、これは質問しようと思いましたけれども、今まで状況をお伺いをいたしまして、それなりに私なりに理解をしたこともありますので、これにとどめさせていただきます。


 そして、私はこれまでにもいろいろ申し上げてまいりました、本当にこれからの環境整備ですね、バイオマスエネルギーばっかりではなくて、やはり人が住む住環境についても考えていかないといけないというふうに思っております。と申しますのは、一番住民の皆さんが、あちこち行って伺ってみますと、やはり町道沿いの樹木が随分大きくなって、どんどんどんどんいわゆる道路の方に覆いかぶさってくるような状況があちこちで発生をしております。景観もよくありませんけれども、このままほうっておけば通行に危険が伴う事態も発生しかねないと考えます。高齢化の中で住民のあらゆるニーズにこたえるために、行政職員については、デスクワークのみでなく、現場対応職員の増員が必要ではないかと思いますけれども、このことについてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お答えをいたしたいと思います。


 常日ごろから職員には、町民の皆様のニーズにできるだけ即おこたえできるよう、現地に出て、現場を見て対応するように指導はしてきております。その上で、直接の現場対応につきましては、業務委託による対応や、国・県の緊急雇用対策事業を活用した臨時職員・非常勤職員により対応しているところであります。できるだけ即対応できるような体制はとってまいらなければなりませんが、いずれにいたしましても、行政運営の簡素化、効率化ということも、いつも念頭に置いておかなければならないことでございます。自治法の方でも、自治体は住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を上げるようにしなさいというふうな地方自治法の規定もございます。今後とも可能な限り、住民の皆さんの御要望に応えることができる体制づくりについて、十分意を尽くしてまいりたいと思います。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) こういう問題については、町内回っていますと、あちこちでそういう声をかけられます。少子高齢化が進む本町において、町道沿いの大きく繁った樹木の扱いは、一般的な住民にとっては、自分でもどうすることができません。このままほうっておけば、鳥獣害による被害も多発し、人身災害等危険な箇所が増加して、通行もままならなくなり、今から少しずつでも手をつけなければますます状況は悪化すると思います。住民の皆さんが、ここは本当に安心して安全に暮らせるよい町と実感できる町にするために、町長おっしゃいましたように、最小の費用で最大の効果を上げるということはなかなか大変ですけれども、こういうことも頭に入れていただいて、これから行財政運営を行っていただきたいということを申し上げておきます。


 それから、みなり遊園地のミロのビーナス像と、町営プールに設置されたダビデの像についてお伺いをいたします。


 この2つの像は寄附をいただいたものですが、ミロのビーナス像はみなり遊園地の大型滑り台に隣接して設置をされています。ダビデの像は、町営プールの入り口に設置をされました。これらの像は、芸術品のレプリカですけれども、ミロのビーナス像は女性の上半身裸体で、両腕がない像です。ダビデの像は、男性の全裸体像でございます。小さい子供たちが遊ぶ遊園地に、なぜミロのビーナス像を設置されたのか、また子供たちが多く利用するプール入り口のど真ん中に設置をされましたダビデ像、私も行ってみましたが、ちょっと度肝を抜かされました。小さい子供が利用する施設にこのような像の設置は違和感がございます。設置場所については、もっと考慮が必要ではなかったのか、これらのことについて町長はだれかに相談されたのか、独自の判断で設置されたのか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) ミロのビーナス像とダビデ像につきましては、亀嵩の御出身の若槻一夫様が寄贈されたものでございます。鑑定評価によりますと、制作して1体が3,500万、イタリアからの輸送費500万、1体ざっと4,000万ぐらいのものだそうでございます。


 設置場所については、実は若槻様の申し出があった以降、私も大変悩みまして、若槻さんの御意向のこともありましたが、なかなか我々では判断いたしかねるということで、東京の専門の美術商の方にお願いをしまして、候補地をいろいろ探してまいりましたが、最終的に今のみなり公園、あるいは児童公園の方に落ちつくまでに1年近くいろいろ検討の時間がかかっております。


 これについては、専門家のアドバイスあるいは若槻一夫様の御意向に沿う形で設置をさせていただきましたが、ミロのビーナス像については、優しい姿でございますので、遊園地に訪れるたくさんの子供たちを優しく見守ってほしいということから選定をいたしました。


 また、ダビデにつきましては、原作はミケランジェロだそうですが、これは模造品でございますが、ダビデはギリシャ神話の中では戦いの神様というふうなことから、スポーツの場である陸上競技場、野球場、ホッケー場を有する運動公園の中心地で、競技するアスリートを励ます、あるいは見守るという意味からふさわしい場所ではないかということで、判断をさせていただきました。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 最初にお伺いしていたのは、1体1,000万円というふうに町長の方からお伺いしておりましたが、いろいろ含めますと1体4,000万という専門家の皆さんが見られたときには、そういう評価をされたということでございますけれども、なかなか設置場所に困った、困ったと言ったら失礼ですけれども、設置場所をなかなか悩まれたということがあったと思いますが、やはりこれについては、いわゆる台座の部分は町の方で行われたのか、そのものについての設置費用もかかったわけですが、議会の方には何もありませんが、どのぐらいのものがかかったのか、どのような工事をされたのか、それについてもお伺いをします。


○議長(福本 修君) 森長課長。


○地域振興課長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 台座と、それから像の据えつけ費用、これについては、町で請負工事として発注をしております。かかった金額が約1,570万円程度でございます。


 それから、あとその像が来たときのとりあえずの囲った費用が、ざっと50万円程度ございます。それを合わせたものがかかった費用でございます。


 なお、工事につきましては、サイン計画の中の特殊サインの中にモニュメントというものがございますので、そのいわゆるモニュメント的なものの設置費用として、サイン工事の中で23年度の繰越事業として、本年度設置をさせていただいたところでございます。以上でございます。


○議長(福本 修君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 2つで、今お伺いしましたら、1,600万余りということでございますね。なかなか大変な像をいただいて、町の方もこれぐらいの費用がかかったということでございますが、やはり町民の皆さんは、なかなか評価というよりも、なぜここにこういうものがという思いが町民の皆さんの中にはありまして、大体どこへ行ってもそういうことを聞かされるんでございますけれども、町長も恐らく悩まれたと思います、随分。ということでございますが、やはり政治や行政運営は、執行についてはやはり住民の皆さんに税負担をお願いするということで行われるわけでございますので、今後に至っては町民の皆さんの意見にも耳を傾けていただいて、住民の皆さんが求められていることに情熱を注いでいただきたいということを町長に申し上げまして、終わりたいと思います。


 これらの問題については、また後で同僚議員の方からも質問があるようでございますので、これにて私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) 次、13番、岩田明人議員。


○議員(13番 岩田 明人君) それでは、一般質問に入りたいと思います。このたびは一括質問といたします。


 5日の日に、町長の提案理由説明の要旨ということで、それと兼ね合うところがございますけれども、一般町民の皆さんにはやっぱり何回でもお知らせをするという部分があろうかと思いますので、その辺ひとつよろしくお願いしたいと思います。


 では、最初に、平成23年度決算終えての財政状況と今後の見通し、財政計画などについての質問をいたしたいと思います。平成23年度決算は、歳入が約170億円、自主財源が42億円、依存財源、非常に多いわけでございますけれども、128億円、そして歳出の方が167億円で、差し引いて3億円のうち1億円が繰越財源になり、2億円が実質収支繰越金となった。また、この2億円の財源として、今回24年度の予算補正(第5号)では、6億4,000万円の繰上償還が計上されているという状況でございます。24年度当初予算は148億円でも、自主財源の町税収入は12億円ばかりであります。依存財源の非常に比率の高い本町では、事業の実施において地方交付税や国・県補助金、町債の効果的な利用や、また起債残高の管理が適切になされているかどうかということだと思います。


 ひとつ実質公債費比率は、23年度決算は20%未満になった。これまでの繰上償還額と今回の補正5号の繰上償還額が6億円を加えて、21年から24年度繰上償還の総額は幾らか。また、今後の公債費比率の見通しはどうかということ。とりわけ、27年度以降は地方交付税が6億円、聞くところによりますと、雲南市あたりは31〜32億ということのようでございますが、その影響はどうかということでございます。


 そして、2つ目に、繰上償還の必要性は何かということでございますが、これについてはメリット、そしてデメリットがあると思うんですけれども、その目標とされる起債残高と繰上償還の目標額についてはどうかということでございます。


 そして、投資事業については、事業額のいわゆる大小もだが、財源構成の補助金、そして町債、一般財源、特に交付税の充当分を除く町の実質負担部分の割合が非常にこれが大切になってくるんじゃなかろうかなというふうに思っておるところでございます。そして、23年度決算の投資的経費の支出が38億円の財源構成はどうかということでございますね。


 それから、個別的な事案でございますけれども、例えば三沢の要害山交流拠点施設の財源内訳、特に町の実質負担額、もちろん県、国等々あると思うんですけど、その実質の負担額はどういう形になっておるかということでございます。


 それから、同じく空き家対策、これもかなりあちこちにできてきておるところでございますけれども、このことについての財源、国あるいは県云々の絡みでございますけど、この内訳。そして起債事業を行う際に対しまして、交付金の充当額の差し引いた実質負担部分について、計画性ある運用がなされているかどうか、基金の積み立て等の計画はどうかということでございます。


 次に、平成23年度実施事業といたしまして、1つ、事業に関しまして、現在の経営、運営状況についてのちょっと説明をしていただきたいと思います。1つ、幼児園化ということであちこちできたところでございますが、特に横田幼児園、そして八川幼児園に伴い、運営母体である社会福祉会ですね、いわゆる財政支出と運営の状況について、お聞きをしたいと思います。特に、福祉協議会への運営委託費の総額は今現在幾らぐらい出されておるなのか、それから各幼児園運営状況についてでございますが、これの人数のあんばい、平均年齢、賃金等の、あるいは労働条件等についてのお尋ねをしたいというふうに思います。


 それから、次に木質ボイラー、木質チップボイラーということで、整備後の状況について、玉峰山荘のチップボイラー、そして佐白温泉のチップボイラーの採算性はどのような状況になっておるかということをお尋ねしたいと思います。


 それから、佐白温泉の運営状況にございますけれども、かなり入館数の多いということでございますけれども、現実に温泉あるいは食事、売店等々の状況としてお尋ねがしたいというふうに思っておるところでございます。よろしくひとつお願いします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 岩田議員の御質問にお答えをしたいと思います。


 まず、財政計画について、特に繰上償還の実績と今後の実質公債費比率の見通しについてということでございますが、まずお尋ねのありました平成21年度から24年度、4年間の繰上償還の総額でございますが、町長に就任以来、毎年約6億円を繰上償還をしてきておりまして、このたびの補正(第5号)に予算計上した今年度の予定額を含めまして、約24億9,000万円でございます。


 次に、今後の実質公債費比率の見通しでございますが、平成24年度の3カ年平均値は、まだ確定版は決算をしないと出ませんが、今のところ19%を切るような数字が出ればいいなと思っております。そして、今後も継続的な、あるいは計画的な繰上償還を行いまして、できるだけ早い時期に起債発行に許可を必要としない18%以下にできるよう取り組みたいと考えております。


 次に、普通交付税の一本算定に伴う6億円の基準財政需要額の減額のことでございます。平成23年度決算の数値をもとに単純計算をいたしますと、地方交付税が6億円減れば、実質公債費比率の単年度数値は約2.5%上昇いたします。しかしながら、この6億円の減額は経過措置がございまして、平成27年度から5年間で漸次減額されていくと。平成27年度は0.9、28が0.7、29が0.5、30年が0.3、31年が0.1でございます。32年度以降は全くその措置がなくなっていってしまうというものでございます。今後も繰上償還の実施だけでなく、起債の発行も徐々に抑制していかざるを得ないというふうに考えております。


 2点目に、繰上償還の必要性やらメリット、デメリット等についての御質問でございます。


 まず、必要性ですが、新たな事業の実施が求められたときに、地方債の残高が大きいと、その事業計画を中止する、あるいは後年度に先送りせざるを得ない状況になります。このような事態に陥らないよう、必要な事業を適宜適切に実施できるようにするためだと認識しております。


 また、近年は地方公共団体の財政の健全化に関する法律によりまして、実質公債費比率などの指標を公表することが義務づけられております。これは財政が悪化する前に、繰上償還の実施など自主的な改善努力を促し、早期に財政の健全化を図ることが目的とされております。本町におきましても、繰上償還等により各種の財政指標が適正な範囲におさまり、財政の健全化が保たれるよう努めているところでございます。


 次にメリット、デメリットということでございましたが、メリットの1つは、銀行からの借入を繰上償還すれば、それ以後の利息が不要になりますので、公債費総額の抑制が図られるということが一番大きいと思います。ただ、国等からの借入、国の財政投融資資金でございますが、これは繰上償還しても利息と同額程度の保証金を支払う必要がありますので、経費の節減効果は少ないということがございまして、いわゆる縁故債と言われる市中の金融機関からの借り入れを優先的にやっていこうと思っているところでございます。


 また、交付税措置のある起債を任意に繰上償還した場合は、繰上償還した後も毎年償還があるものとしての交付税措置が継続することになっております。繰上償還は、町が工面した一般財源により一括して立てかえ払いをしておりますので、繰上償還後の交付税措置分は自由に使えるお金となりまして、さまざまな事業の財源に活用できると思っております。繰上償還できる一般財源が確保できるならば、基本的にはデメリットというものはないと考えております。


 なお、起債残高と繰上償還の目標額ですが、本町のように一般会計の起債残高の7割以上が交付税措置されている場合、他の市町村より起債残高が多くても何ら問題はないと考えておりまして、残高の具体的な目標値は設定をしておりませんが、全体としては将来負担比率の数値も189ポイントぐらいまで下がってきております。コントロールできる範囲内、いろいろ議論はありますが、私は150から170ぐらいまでのラインであれば、将来目標としては適当ではないだろうかというふうにも思っております。


 ただ、いずれにしましても、国の地方財政対策がほとんど毎年毎年の勝負となっております。来年度も今年の交付税総額が確保できるかどうかも見通しが不透明でございます。いずれにしても、財政状況については、慎重の上にも慎重に対応してまいりたいと考えております。


 それから、次に投資的事業の財源構成と基金の状況についてでございます。まず、投資的事業の財源構成につきましては、3点ほど議員の方からお尋ねがございました。皆さんのお手元に資料をお配りをしておりますので、ごらんいただきたいと思います。23年度における投資事業費約34億2,000万円のうち、国庫支出金が5億7,000万円、県支出金が1億9,000万円、起債が22億3,000万円、受益者負担金などのその他財源が1億9,000万円、一般財源が2億4,000万円です。


 起債のうち約7割の15億2,000万円が交付税措置をされる見込みでございますので、起債償還に要する町の実質負担額は、差額の7億1,000万円でございます。


 最終的な町の実質負担額は、当該年度に負担した2億4,000万円と、起債償還で将来的に負担する7億1,000万円を加えました9億5,000万円でございます、表でいいますと一番右の欄の数字でございます。三沢の要害山交流拠点施設の事業費は4,800万円。実質町負担額は1,100万円でございます。空き家対策事業の事業費は5,600万円、実質町負担額は1,600万円でございます。議員御指摘のとおり、各種事業を実施するに当たっては、その財源にできる限り一般財源を使わないようにする、他の財源有利な補助金でございますとか起債を積極的に活用していく必要があろうと思っております。


 次に、基金の状況についてでございますが、私が町長を担当することになった平成21年度当初の基金残高は、特別会計分を含めて20億8,000万円でしたが、平成23年度末には一般会計、特別会計分を合わせまして36億6,000万円と、15億8,000万円を新たに積み立てたところであります。


 今後見込まれます交付税の一本算定を見据えて、財政健全化のための繰上償還、都度必要になる補正予算等の財源確保に配慮をしてまいりたいと思っております。引き続き、必要な事業は実施しつつも、基金残高や財政指標等にも十分留意し、計画的かつ健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。


 あとの質問については、それぞれ担当課長の方から答弁させます。


○議長(福本 修君) 若月室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 平成23年度運営状況につきまして、福祉会への運営委託費の総額でございます。平成23年度運営費、運営委託費、いわゆる措置費分の総額でございますが、3億7,723万7,740円でございます。また、運営委託費とは別に、地域の実情に応じた子育て支援事業に補助金や委託料を支出しています。子育て家庭の保護者や子供に対する相談、指導や、また子育てに係る情報の提供を行う地域子育て支援センター事業、また家庭において一時的に保育を受けることが困難になった就学前の児童を預かる、一時預かり保育事業なども実施しております。


 次に、各幼児園運営状況についてでございます。各幼児園の職員総数は、平成24年9月1日現在、保育士、看護師、調理員等含めまして126人でございます。職員の平均年齢は、これは平成23年度決算時においてでございますが、36.3歳でございます。


 なお、御質問のございました賃金等の労働条件についてですが、独立した法人がそれぞれの規定により支給されているものであり、お答えする立場にありません。町においては、幼児園の運営は仁多福祉会にお願いをしており、職員の皆様は、仁多福祉会の管理規則、就業規則のもとに、労働環境が整えられている中で勤務をいただいております。


 また、今年度は、安定的な保育士確保と職員の園内研修の充実のために幼児教育充実事業として福祉会に新たな補助を行うとともに、子育て支援室も随時、職員の派遣をしたり、福祉会本部との連絡調整を行うなど、保育・教育内容の充実や職員の資質向上に努めております。


○議長(福本 修君) 津田環境政策室長。


○環境政策室長(津田 昇君) 木質バイオマスチップボイラーの整備後の状況についてという御質問でございます。


 まず、玉峰山荘では、今年4月末から本格稼働しておりまして、8月末までの4カ月間の運転経費の総額は約550万円で、うちチップの消費量は274トン、金額に直しますと約230万円となっております。これを前年の同期と比較いたしますと、約374万円、率にしますと40%の経費削減効果があらわれております。


 また、佐白温泉長者の湯では、同じく4月末から本格稼働しておりまして、8月末までの4カ月の運転経費は約134万円で、うちチップの消費量は約94トン、金額に直しますと79万円となっております。仮に重油ボイラーで運転する場合に比べ、約58万円、率にしますと30%の経費削減効果があらわれております。


 引き続き、これらの導入効果を十分検討いたしまして、他の公共施設や農業施設への導入を図ることを検討してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(福本 修君) 森長地域振興課長。


○地域振興課長(森長 洋二君) 佐白温泉の運営状況についてお答えをいたしたいと思います。


 1つ目の入館者数の状況でございますけれども、4月末のオープン以来、町内外から多くの方の御来館をいただいており、8月末までの総入館者としまして、入浴者数をカウントしておりますけれども、約2万1,000人の方に御利用をいただいておりまして、6月には入館者が1万人を突破して、NPO法人布勢の郷で記念行事を行っていただきました。


 2つ目の御質問でございます、NPO法人の運営状況、温泉、食事、売店等、また運営スタッフの数はどうか、また経営・運営指導は行われているかということでございますけれども、運営状況につきましては、先ほどお答えをいたしましたとおり、予想を上回る皆様に御利用をいただいております。これに伴いまして、食事、売店についても多くの方に利用していただいております。NPO法人布勢の郷も、利用者の意識調査などを実施して、サービスの向上に努めていただいておりまして、また奥出雲多根自然博物館と連携したイベントの開催など、さらに利用者の増大を図っていただいております。


 また、現在、現場のスタッフは社員、パートなどを含めまして19名で対応をしております。経営・運営指導につきましては、町に定期的に経営状況につきまして御報告をいただいております。必要に応じて町の方として協議をしておる次第でございます。以上でございます。


○議長(福本 修君) 岩田議員。


○議員(13番 岩田 明人君) 町長から御回答いただいた財政の関係ございましたが、この奥出雲町というのは、やっぱり依存財源が非常に多いということでございまして、今、国がああいう状況で、どっちへ転ぶんかいなという状況だものですから、この依存財源というのがいかに動くことによって、下手をすると大変なことになるというところがあるかと思います。


 かなり町長の方、細かくやっておられまして、このままでいけば何とかいけるんじゃないかなという感じも持っておるところでございますが、1つお願いをしておきたいのは、何かというと、繰上償還の関係でございますが、先ほど17年からと申し上げておきましたんですが、合併前の10年から13年、14年、ここあたりの繰上償還はどうなっとったかいなということを若干知りたいと思うんですけど、ちょっと、今日でなくても結構でございますので、一遍また書類でお知らせを願いたいなというふうに思います。よろしくひとつお願いしたいと思います。


 それから、もう一つは、いわゆる20%を超えるとやれんということでございますけど、今、町長のお話で聞きますと、いわゆる20%弱と、多くても19%ぐらいまでで何とかやっていくということのようでございまして、何せ実質公債比率は20%を超えるとだめだということでございまして、それ以下に何とか抑えていただけるということでございますが、これをひとつ守っていくということでございますね。


 で、もう一つ聞きたいのは、夕張が倒産したというのは一体何だったかいなということを若干思い出すところでございますけれども、その辺の絡みも町長、若干の御承知のところがあれば、またお知らせを願いたいというふうに思います。


 それから、もう一つ、教育の関係でお話をちょっといただいたところでございますけれども、いわゆる幼児園化に対しまして3億7,000万だ云々ということをおっしゃっていただいたところでございます。前は幼稚園という形で、それが幼児園にかわったということで、当然そこで差額、いわゆる町からの支出についての差額がどうなっているかいなという感じがするんですけど、幼児園化にしたがために少なくなったのか、全体としてですね、あるいは多くなったのか、その辺はどういうような状況になっておるかということですね。その辺をちょっとわかれば知りたいなというふうに思っておるところでございます。とりあえずその辺ちょっとお尋ねします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 3点について追加で御質問がございました。


 まず、公債費のことにつきましては、財政健全化法では、危険ラインと言われる水準を25%としております。今年度初めて20%を切りましたが、先ほども御答弁申し上げましたように、私としては将来的には18%以内に抑えていきたいというふうに思っております。


 それから、夕張市のことについてもお尋ねがございましたが、私も詳しくつまびらかに承知しているということではありませんが、夕張市の財政破綻の引き金は、やはり第三セクター等の隠れ借金が膨大であったと。それが議会等の皆さんにも十分知らされていなかったいうことが原因ではなかったかなと理解しております。そういうことも含めまして、最近では財政健全化法によりまして、第三セクターも含めまして市町の将来負担比率の数字をはじくというふうなこともなされておりますので、今後は夕張のような事例はなくなるだろうと理解しております。


 それから、幼児園化にして経費が全体としてどうなったかというお尋ねでございますが、日本の地方財政制度、法律も含めまして、いわゆる幼稚園というのは法律上、やってもやらなくてもいいというふうな位置づけがされておりまして、したがいまして地方財政措置も極めて不十分だと。義務教育は、地方財政制度上すごく手厚い措置がされておりますが、幼稚園については、いわゆる町の実質持ち出しが大変大きかったというふうに思っております。


 それを幼児園化をする、あるいは法律的には保育所化でありますけども、保育所経費については、児童福祉法による措置費ということで、利用者負担以外は国費を初めとして十分な財源措置がなされておりまして、幼稚園に比べるとこれも大変手厚い財源措置がございます。したがいまして、まだ詳しく分析したわけではございませんが、経費的には、いわゆる町の実質負担は若干でも軽減はされているのが実態だろうと思っております。


○議長(福本 修君) 岩田議員。


○議員(13番 岩田 明人君) 話が前後しますが、そうしますと幼児園化の分について大体どのぐらいかということを、また後でも結構ですのでお知らせを願いたいというふうに思います。


 それから、今の最初にちょっと申し上げました繰上償還の分で合併前の10年ぐらいからこっちの分についての繰上償還、後でこれはちょうだいできますか。よろしくひとつお願いしたいと思います。


 それから、あとこれは当初予算だったかちょっと覚えておりませんが、佐白温泉に対してのNPO法人に対して、これは500万円でしたか、560万円でしたかいね、手伝ってあげるという金額があったと思うんですけど、その辺ちょっとまた教えていただきたいということですね。以上、ちょっとお願いしたいと思います。


○議長(福本 修君) 森長地域振興課長。


○地域振興課長(森長 洋二君) ただいまの指定管理料の金額だと思いますが、本年度の指定管理料は550万円でございます。


○議員(13番 岩田 明人君) もう一遍やってもいいですか。


○議長(福本 修君) はい。


○議員(13番 岩田 明人君) ちょっと細かいところで申しわけないんですが、いわゆる補助金の関係で、名前もちょっと申し上げますけれども、野津邸という古い家を直した分についての絡みでございます。これが、古い家を直すための補助金がいくら、トータルがいくら、それから県がいくら、それから町がいくら払って、今、本人に幾らで貸し出ししておるかという、ここら辺がちょっとわかればいいと思うんですけど、わかりますか、どうですか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 野津邸についてのお尋ねでございますが、皆様にお配りしております資料の?が野津邸でございます。もう一度見ていただきますと、財源構成が国庫支出金、県支出金、起債その他一般財源となっております。町の実質負担が1,580万円ばかしと。家賃は後ほど正確な答えを確認してからですが、私の記憶では月たしか5万円ではなかったかと思います。


○議長(福本 修君) 岩田議員。


○議員(13番 岩田 明人君) もうちょっと聞きたいですけど、どうもこれで回数が終わるということでございますので、終わりにしたいと思います。最後のところで、やっぱり本人の払う金がいくらかということによって、その事業というのは生きているとか死んでいるとかということになろうかと思いますから、その辺もひとつあわせてお願いしたいということと、それからまだ時間が大分あるようですけど、ちょっとまとめが悪くて、次回にまた質問したいというふうに思います。どうもありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) ここで10分間休憩をいたします。休憩。


           午前11時15分休憩


  ───────────────────────────────


           午前11時26分再開


○議長(福本 修君) それでは、議会を再開いたします。


 2番、内田勇議員。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、4点にわたりまして質問をいたしたいと思います。


 まず、最初に地域主権改革整備法についてでございます。


 国においては、地方分権改革推進計画に基づき、地域主権改革整備法が昨年4月には第1次の一括法が、同じく8月には第2次一括法が成立し、本年4月より施行されております。いわゆる義務づけ、枠づけの見直しにより、町民の生活にかかわる主要な改正点と条例等の改正についてお伺いをいたしたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 内田勇議員の御質問にお答えします。


 先ほどお尋ねありました一括法ですが、正式な法律名は大変長いんですが、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」と大変長い名前の法律でございます。要約すればこういうことだと理解しておりますが、これまでの国の法律により定められていましたそれぞれの基準、例えば公営住宅法に規定されていた公営住宅への入居基準でございますとか、道路法に規定されていた道路標識の大きさの制限を自治体独自で定めることができるなど、地域のことは地域に住む住民が責任を持って決めることができるよう、地方自治体の自主性と自由度を拡大したものでございます。


 この法律制定後、条例等を整備するための経過措置期間、法律によってそれぞれ経過措置期間は違うようでございますが、大体1年程度としていることから、現在、本町におきましても関係条例等の改正を順次行っているところでございます。


 対象となる条例等は37件、うち改正を要するものは22件でございます。現在まで5件の改正が終了しておりますが、残り17件につきまして、今年度中の改正を予定しております。


 また、改正点につきましては、先ほども述べましたとおり法律に定めていた基準を条例等で定めることとした改正でございますので、現在までに改正を終了したものにつきましては新たに基準を設けるということでなく、各法に規定されていた基準について、これをそのまま条例等に入れ込む作業を行ったところでございます。


 また、これらの改正により国から地方への事務、権限が移ることから、国の出先機関の廃止、補助金等の一括交付金化なども行われることが予定されております。特に国の出先機関の廃止につきましては、地方整備局、地方法務局、地方運輸局など国の責任と役割を果たすための全国に配置された機関でございまして、今後とも県、町村会を通じまして、慎重な対応を図っていただくよう働きかけてまいりたいと考えております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 条例等改正、1年程度かけてということで、まだ17件がこれからということでございますけれども、例えば公営住宅の入居基準あるいは道路の構造、標識等、そういう基準も具体的にはどのように変わるか。本当は国から県、あるいは県から市町村への権限が移譲され、規制緩和が進んだということが言えるとは思いますけど、その点もう一度具体的によろしくお願いします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 御質問にお答えをいたします。


 今年3月の本年度第1回の奥出雲町議会の定例会におきまして可決をいただきました公営住宅の入居基準につきましては、これまでの公営住宅法に規定されていた入居基準をそのまま条例に規定したところでございます。全国的には、同居要件を取りやめ、単身でも入居を可能とするなどの規定を設けた事例もございますが、本町は過疎地域であることから、以前より単身での入居が可能であるというふうにしておりまして、今回の新たな入居基準の改正としては盛り込まずに、これまでどおりとしたところでございます。


 また、道路の構造、標識に関する道路法の改正に伴う条例等の整備につきましては、平成25年3月の議会定例会へ提案する予定としておりまして、今、内容を検討しているところでございます。市町村道の構造の基準でございますとか、道路標識の寸法や文字の大きさなどを規定いたしますが、町民の皆様の生活が後退することがないよう、法の趣旨を踏まえながらも本町独自の基準を設けるなど、必要に応じた整備を行ってまいりたいと考えております。


 なお、これまでに地方独自の基準を定めたものにつきましては、先ほどございました公営住宅の入居基準を単身でも可としたもの、また所得制限を引き上げたもの、保育所の1人当たりの面積を緩和した事例がございます。


 なお、保育所の基準につきましては、島根県において整備をされるということでございますが、基準については変更しないという情報も得ております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) できる限り、道路の標識等はわかりやすい標識にしていただきたいというふうにも思います。


 次に、高齢者の健康増進について質問いたします。


 厚生労働省の推計によれば、今年介護が必要な認知症の高齢者が300万人を突破すると発表しております。また、5日の夕方のテレビでは、8年後には400万人を超えると報道しておりました。認知症患者は10年前の149万人から2倍になり、65歳以上の10人に1人が認知症と言われております。増え続ける認知症対策について、町内の状況と予防対策についてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 認知症についてのお尋ねでございます。


 医療機関で認知症と診断された方についての把握は困難でございますが、要介護認定者のうち認知症ランク?a以上の方、つまり認知症状が多少でも見られる方は、平成24年4月1日現在で529人と把握しております。5年間で46人増加しておるという状況でございます。


 今年度、本町における認知症対策の基盤づくりを目的といたしまして、認知症施策総合推進事業に取り組んでいるところでございます。既に認知症についての町民アンケートも実施しておりまして、今後、認知症支援協議会を設置し、認知症を正しく理解してもらうための普及啓発、認知症の方や家族が気軽に利用できる相談窓口の設置でありますとか介護サービスの充実、徘徊する方への見守り体制の構築など、具体的に事業を進めていく予定でございます。


 認知症の早期発見、早期治療など、専門医療機関やかかりつけ医との連携体制づくりや認知症予防事業に力を注ぐのはもちろんのことでございますが、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指していく必要もあろうと思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 要介護者にならないための介護予防教室あるいは講習会等、どのように、また年何回ぐらい実施されているでしょうか、お伺いします。


○議長(福本 修君) 野原課長。


○健康福祉課長(野原万寿老君) 私の方からお答えをいたします。


 介護予防は、元気な高齢者がなるべく要介護状態にならないようにするための取り組みでございます。要介護状態の原因として多いのは、脳卒中などの脳血管疾患ですが、年をとるにつれ加齢による衰弱や骨、関節系の疾患など、不活発な生活による全身の心身機能低下対策が必要になってまいります。


 本町では、機能低下を把握する目的で、毎年要介護認定者を除く65歳以上の高齢者全員に25項目から成る基本チェックを行っております。その結果、必要な方には運動や口腔機能の向上、栄養改善、認知症やうつ病予防などを目的として実施しております通所型介護予防事業に力を入れ、参加をしていただいております。この事業では、プログラム別に保健師、看護師、介護福祉士、理学療法士、管理栄養士、歯科衛生士等の専門家が対応し、週に1回実施をしております。半年を1クールとして、再評価を行っております。最近は利用者が増加しまして、毎年約100名の高齢者が利用されております。


 そのほか、身近に参加できる事業としまして、社会福祉協議会が実施しているふれあいサロンでは、交流やレクリエーション、運動等により介護予防や認知症予防を図っており、約250人の高齢者が参加をされております。


 また、啓発活動としてパンフレットの配布や講演会の開催、保健師による自治会など集団での健康教室、健康相談、また個人を対象とした訪問指導など、さまざまな実践活動にも取り組んでおります。特に、最近は介護予防を目的に自主的に交流活動や軽スポーツ、運動、体操などを行う地域や自治会もありまして、このように小地域での自主活動が増加していくことを願っております。以上でございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 介護を受けたり寝たきりにならず健康に生活できる期間の健康寿命が、平均寿命と比較すると男性が9年、女性が12年以上の開きがあることを6月に厚生労働省は発表しました。それによると、2010年の数値で健康寿命は男性70.42歳、平均寿命は79.55歳、女性は健康寿命73.62歳、平均寿命は86.3歳と、健康寿命と平均寿命の開きが意外と大きいことがわかります。


 そこで、健康寿命を延ばすための生活習慣として歩け歩け運動、てくてく運動でウオーキングの推進とウオーキング体験発表の場を設けて、なかなか歩きたくてもすぐ三日坊主で終わるということもありますけども、そういう歩くことがいかに健康寿命をアップさせることにつながるかという証拠でもあると思いますので、この点についてお伺いしたいと思います。


○議長(福本 修君) 内田健康づくり推進室長。


○健康づくり推進室長(内田 裕紀君) 私の方からお答えさせていただきます。


 ウオーキングは、御存じのように生活習慣病予防に有効であると同時に、有酸素運動により脳血流を増やし脳を活性化させ、認知症の予防に効果があると言われております。


 本町におきましても、奥出雲町げんきプラン21の第2条の「日常生活に運動をとりいれよう」のスローガンにおいて、1日10分以上歩こうと具体的行動目標を掲げて、地域の公民館活動や各自治会での健康づくり推進員、雲南保健所の主催のまめなウォーカーが中心となって、ウオーキングを推進しております。


 本町のウオーキング等の運動習慣の現状は、平成23年度げんきプラン策定時のアンケート調査によりますと、島根県の平均に比べて運動習慣のある人の割合が低いとの結果も出ており、より一層ウオーキングを促進してまいりたいと考えております。


 また、本日、今日なんですけれども、島根県雲南保健所主催の雲南地域まめなウォーカー養成研修会が三刀屋のアスパルで開催されておりまして、雲南地区でも本町が一番多い19名の参加があったところでございます。


 今後は、CATVで放送しております「こんにちは健康づくり推進室」等におきまして体験者の発表や、そして10月、11月にかけましても雲南圏域での健康長寿しまね推進会議主催のウオーキング推進月間にあわせて啓発、促進してまいりたいと考えます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 夕方等、多くの皆さんが歩かれていて、大変すばらしいことだなというふうに認識もしておりますけれども、大体に歩く歩数は減っているという報道もあっております。そうした意味でも、やはり歩くことの大切さを痛感するものでございます。


 特に健康寿命アップということで、てくてくというのは歩くことですが、かみかみ、よくかむということ、また、にこにこ、笑いは百薬の長とも言われている。よく笑ってる。また、どきどき、芸術、美術等を見ていろいろ感動していくということ、この4つが大事だという専門家の表現もございます。そうした意味で、健康寿命アップを町としてもどうかさらに取り上げて進めていただきたいと思います。


 奥出雲町の場合は農業もありますので、畑仕事、田んぼ等いろいろ体を動かされますから、女性の場合で12年間ぐらい寝たきりとか、男性でも9年寝たきりという状態はないとは思いますけれども、それでもよくぴんぴんころりと言われるように、本当に元気で健康で長生きをしていただきたい、このように思うものでございます。


 次に、町内の温泉施設を活用し65歳以上の高齢者の健康づくり講座を開催し、認知症予防、介護予防のための講習やウオーキング体験などを行い、終了後、参加者はできれば無料で入浴でき、閉じこもりを防ぐとともに元気な高齢者が増えることで医療費の抑制にもつながれば、このように思いますが、御所見をお伺いします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 温泉を活用した健康づくりということでございますが、御承知のように3月には温泉学会を開催しておりまして、また4月の健康づくり推進員の総会におきましても、ドクター・スリー医科学研究所所長の堀泰典先生に3月の温泉学会と同様に講演をいただいております。改めて、本町の3つの温泉はアルカリ性で泉質が似通っており、疲労回復、美肌、血行促進の効果を示す数値が高い、健康増進との高い相関があると言われておる温泉でございます。


 現在、奥出雲町のげんきプラン21推進計画の健康教室をこの3つの温泉で開催するなど、今後とも町民の皆さんに健康づくりについて活用していただければと思っております。


 特に佐白温泉は朝の6時から入浴できるようになっておるようでございますので、回数券等も販売されております。ぜひ健康にも効果があると言われる朝ぶろについて、さらに多くの方が利用していただけるようお願いをしたいと思います。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひとも温泉を活用して、高齢者が本当に楽しく過ごせるように配慮をお願いをしたいと思います。


 次に、3番目、いじめの問題についてでございますが、先ほど大垣議員からも御質問がございましたので重複する部分もあると思いますけれども、滋賀県の大津市の中学2年生がいじめ苦に自殺した問題は大きな社会問題となっております。学校、教育委員会、警察が幾つものサインを見逃したことが、最悪の事態に至ったと見られております。一番安心で安全であり楽しいはずの学校現場で若い命をみずから絶つほどの苦しみを思うと、やりきれない思いでいっぱいであります。


 文部科学省は、全国の公立の小・中学校を対象にいじめの有無や内容について調査し、結果を8月中に報告するよう求めておりましたが、どのような報告になったでしょうか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 糸原教育総務課長。


○教育総務課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 文科省が緊急に実施しましたアンケート調査につきましては、現在まだ調査中でございまして結果がまだ出ておりませんので、改めて集計が終わりましたら何らかの機会に御報告申し上げたいと思います。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) このいじめの問題、いじめ防止対策は学校任せにするのではなく、家庭や地域での連携を密にしていじめの早期発見、早期対応が重要になると思います。他人はもう一人の自分であるという思い、またいじめる方が100%悪い、こうしたことを基本にして、毅然たる態度を教育委員会の方ではとってもらいたい。そういうふうに思いますが、この点どうでしょうか、よろしくお願いします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 御質問にお答えいたします。


 いじめ問題につきましては、この予防対策をしっかりするということが非常に大事でありますが、それ以上に大事なのはいわゆる早期発見、適切な初期対応であろうというふうに考えております。これを教訓として、いじめた方もいじめられた側の方も大きく人間として成長していく糧になればなというふうに思っております。


 そのために必要なことは、よく何かが起きたときに、いや、常日ごろ相談してほしいとか、困ったことがあればここへ来なさいというふうなことをよく言うわけですけども、いじめられている側の子供にとってはみずから担任の先生にこんなことで困ってますとなかなか言いにくい状況もあろうと思います。この間も校長会がありまして話しましたけれども、ぜひとも教員の方から、また家庭においては親の方から、困ったことはないのか、何かいつもと様子が違うけどどうなんだろうかということを能動的というか受動的、受け身じゃなくて、教職員の方から、あるいは親の方から子供たちからそういう前兆を読み取るような取り組みをしてほしいというふうに思っております。


 教育委員会の方も同じことでして、何か学校から協力依頼があれば動くということじゃなくて、指導主事を初め教育委員会の職員がどんどん学校の方へ出ていって、いろんな情報が入りやすい状況をつくろうと。具体的には、朝のところ、町内いろいろ読み語りで指導主事等が出かけてくれています。そういう機会があると、学校の方もちょっと先生こんなことがあるけど、あの子ちょっとこんなんだけどどうですかねということを声をかけやすいというようなこともありますので、教育委員会自体もどんどん働きかけをして、子供たちの状況を把握するということをしていきたいというふうに思っております。


 もちろん、いじめについては、議員御指摘のように絶対許せないことであるということが伝わるように取り組んでいきたいというふうに思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) このいじめの問題、根が深いわけでありますけれども、やっぱりいじめがあるかないかというのは案外子供同士が一番よく知っているんではないか。こういうふうに思いますので、そうした意味で先ほど教育長の答弁ありましたように先生方が本当に子供の中へ入っていろいろなことを聞いていく、そういうことも大事だと思います。


 また、学校の図書室へ子供がたくさん集まって、いろいろ図書司書の方の目線からも案外そういういろいろなことがわかる部分もあると思いますので、いずれにしましても早い段階でいじめの芽を摘んでいくということは重要だと思います。


 いじめ相談ダイヤルの活用を24時間できるはずでございますけど、0570−07−8310、「悩み言おう」という番号でございますけれども、こういうのは学校で生徒の皆さんによく徹底していただいては、いじめられたり悩んでいたらすぐに電話するような方法等もあるんじゃないかというふうに思いますが、この点お伺いします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 失礼いたします。


 このことにつきましては、いろんなもうそういうカードが出ておりまして、いつどういう形で出たか把握しておりませんけども、それぞれの子供たちには手渡しになっているはずですので、それが議員御指摘のように活用できるように、また学校の方に働きかけていきたいなというふうに思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) それでは、最後に国民年金納付について質問いたします。


 国民年金保険料の未納分をさかのぼって納められる後納期間を、現行の過去2年間から過去10年間に延長する年金確保支援法の改正による時限措置として、10月1日から3年間に限り後納ができるようになります。先月、8月10日に3党合意により成立いたしました社会保障と税の一体改革関連法には、無年金者を減らすための対策として2015年10月から年金受給に必要な加入期間が25年から10年に短縮になります。65歳以上の無年金者は約42万人で、このうち約60%の人が加入10年未満と言われております。今回の後納制度を利用すれば、10年に満たない人も年金受給の道が開かれ、現行の25年に届かず年金が受けられなかった人も無年金が解消できるほか、現在受給している人も、後納付で加入期間をふやせば年金額をふやすことができる制度であります。町としても十分に周知徹底を図り、無年金者、受給資格に届かない人への対応についてお伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 石原町民課長。


○町民課長(石原 啓子君) 国民年金の後納制度の周知についての御質問にお答えいたします。


 先ほど内田議員も説明がございましたとおり、後納制度が今年10月から平成27年9月までの3年間、時限立法として開始になります。この制度の周知に対しましては、厚生労働省及び日本年金機構では対象となる方に対して今年7月末から順次個別に後納可能期間延長のお知らせの送付のほか、金融機関等へのポスター掲示やホームページでの手続の御案内、また後納制度専用の相談窓口の開設や専用電話の設置など実施されております。


 本町でも、仁多、横田両庁舎にポスターの掲示やチラシを配備しているほか、町の広報紙やホームページ、またジョーホー奥出雲の文字放送にて周知をいたしてまいりたいと思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) どうか未納の方に十分にわかるように、徹底をしていただきたいなというふうに思います。


 次に、保険料を後納するためには、10年の人でおよそ180万円ぐらいのまとまった金額が必要になりますが、若者や非正規の労働者、また大変厳しい雇用環境の中で、無職の人にとっては大変厳しい金額ではないかというふうにも思われます。せっかくのよい制度が絵にかいたもちにならないような支援策はないものか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 石原町民課長。


○町民課長(石原 啓子君) 後納される方への支援策ということでございますが、現在、資金助成の制度や融資制度など現在のところはございません。社会福祉協議会での生活福祉資金など、一部の方に限定されて利用できるものもございますが、広く一般の方に御活用いただける支援制度というのは現在のところございません。今後、情報収集に努めまして、また相談などで皆様に情報提供をしてまいりたいと思っております。


 また、町ではねんきんネットなどを利用いたしまして、納付記録の確認や後納した場合の年金見込み額の試算などのほか、各種御相談にも対応してまいりたいと思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひとも何かいい方法、方策はないのかというふうに思いますので、また御検討をお願いをしたいと思います。


 若者を中心に、どうせ年金はもらえないとか年金はやがて破綻するなど悲観的な声が聞かれますが、間違った思い込みで国民年金の保険料を納めず、本当に年金がもらえなくなれば困るのは本人であります。ましてや思わぬ事故で障害者になっても、保険料を納めていなければ障害者年金はもらえません。こうしたことを考えれば、2分の1の税金が投入されておりますので、保険料を納めないのは損であるということの周知徹底を図り、若者の保険料未納を防ぐため、年金制度に対する誤解を招かない対策について町長にお伺いしたいと思いますけど、よろしくお願いします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 若者に対する国民年金保険料の納付の促進をということでございますが、この保険料の収納事務は平成14年度から国の事務となったようでございまして、現在、松江年金事務所職員による未納の方を対象とした戸別訪問による納付相談や、20歳になられた方へ年金資格取得勧奨時にパンフレットを送付するなどのことをやっていらっしゃるようでございます。


 町では、保険料納付について広報紙への掲載や年金相談所開設のほか、各種年金の手続の際に口座振替、学生納付特例、免除申請などの制度の説明をこれまで以上に丁寧にするなど、年金事務所などとも連携をして、特に若者の納付促進に努めてまいりたいと考えております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) いずれにいたしましても、未納で年金がもらえない状態であるということは本人にとっても本当に不幸なことであり、また年金が受給できるようになるということが一人でも多くの町民がいらっしゃることが奥出雲町にとっても、また町の経済的な面からも本当にいい傾向ではないかと思いますので、いろいろな大変な部分はあると思いますけど、どうか粘り強く未納を防ぐ意味でひとつ御努力をお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) ここで休憩といたします。再開は、1時15分から再開いたしたいと思います。よろしく御参集をいただきますようお願いします。


            午後0時06分休憩


  ───────────────────────────────


            午後1時13分再開


○議長(福本 修君) ただいまの出席議員は15名であります。休憩前に引き続き議会を再開いたします。


 続いて、3番、内田精彦議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。


 今日は4項目について伺いたいと思っております。


 最初に、役場の封筒についてというふうなことにしておりますが、現在役場が使用しておられます公用封筒の件でございますが、私のところにも役場からいろいろな通知文書などが入った封筒が来ております。私は何かまた後で使うことがあるからというふうなことを考えまして、大体大きさ別にできる限り保存してとっております。


 最近になってちょっと気づいたことがありまして質問させていただくわけでございますが、それは封筒の大きさで分別いたしますと、私のところへ来たものでいきますと約3種類ございます。また、表面に記載してある差出人といいますかこういうところへ書いてあるわけですが、これでいきますとまたこれいろいろございまして、奥出雲町の記載のもの、また奥出雲町役場と記載してあるもの、そして仁多庁舎、横田庁舎が記載してありまして、その中には各課の名前が入ったもの、また電話番号入りのもの、仁多庁舎と横田庁舎が記載してあって、それぞれ住所が記載してあるものといろいろあるわけでございます。大体大きさ、記載名、また色など、約10種類ぐらいの公用の封筒があると思うわけでございますが、この多種多様なこのような封筒を各課どのように使い分けをされているのか、伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 堀谷出納課長。


○出納課長(堀谷 智樹君) 内田議員の役場の封筒についての御質問にお答えをいたします。


 封筒は、一般文書を発送する際に使用する白色の封筒が3種類、納付書などを発送する茶色の窓あき封筒が2種類、そのほかに税務課において税などの納税を促すための黄色い窓あき封筒、また差し押さえ通告に赤色の窓あき封筒を使用しております。以上です。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) いろいろな用途があって、それに使っておるというふうな答弁であったと思います。


 先ほどの答弁の中にあったかどうかわかりませんが、最近、黄色の封筒、この封筒でございますが、これには重要というふうな封筒、また大切なお知らせです、内容を十分に御確認くださいと、こういうことが書いてあるわけでございますが、これはどのようなときに使っておられるのか。今、答弁がありました中に入っておるのかどうか、ちょっと聞きたいと思います。


○議長(福本 修君) 堀谷出納課長。


○出納課長(堀谷 智樹君) 先ほど黄色い封筒ということで簡単に説明をさせていただきましたけれども、黄色の窓あき封筒につきましては、主に税務課の方で税に関しての督促、催告、差し押さえ予告などに使っておりまして、納付の促進のためにほかの郵便物などより目につきやすい色、あるいは印刷の文言というふうなことで使用させていただいております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 色を分けておるということは、督促状なんかのものに使っておるというふうな答弁であったというふうに思いますが、それはよくわかるとは私は思いますが、役場でいえばそれは区別してよくわかる状態にしておられると思います。


 逆に、住民から見ればこの封筒が来たときには、例えば督促状が来た、こういうことになるじゃないかというふうに思うわけでございますが、その辺のことにつきましては出す方と受ける方とは若干受け取り方が違う面もあろうかと思いますが、ちょっと大げさに言いますと、こういうものが来れば督促状、そのほかにもありますが、督促状が来たということ。そこの家の人もそう思うかもわかりませんが、側の一般の人が見てもあれがあれば督促状が来たなと、こういうことになろうかと思うわけですが、その辺のことは、ちょっと言葉は悪いですが、ちょっと差別的なことにならないのか伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 吉川税務課長。


○税務課長(吉川 孝司君) 御質問の内容が、黄色い封筒についての御質問でございます。黄色い封筒を主に使っております税務課、私の方からお答えをさせていただきます。


 この黄色い封筒でございますが、実は平成21年度の中途から採用しております。県の課税庁でつくって使っておられた封筒をほぼ準用して作製をしたものでございます。使用目的は、当時は税の催告、それから差し押さえの予告というふうな形で使っておりました。目的は、先ほど議員おっしゃいますように他の一般行政文書とは違う目につきやすいもの、よくわかるものということで、これは何かいなということで、督促かということで御理解をいただいたようでございますが、まさしくそのとおりでございまして、逆に言えば使用の目的は果たしているかなという気はしておるところでございます。


 これが他の方の目に触れて云々という御意見、御指摘ございましたが、これを送らせていただく納税者につきましては、期限内に納税をいただけなかった方でございます。なおかつ、昨年度までは督促状を発しても一定期間内に納付をいただかなかった方に対して、この黄色い封筒で目につきやすくお支払いくださいということを目的にしたものでございまして、差別というよりも、むしろ目につきやすく、一刻も早く納税をいただく目的で使用しておるものでございます。以上でございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 税務課長から答弁いただきましたが、特に問題はないという考え方であればそれでいいかとは思いますが、私が感じるところではやっぱりちょっとおかしいなというふうに思ったところで、今回の質問にさせていただいたというふうなことでございます。


 今後また検討されまして、これでいいということであればそれでいいわけですが、やはりちょっと少しでもおかしいということであれば御検討をお願いしたいというふうに思います。


 先ほども質問して、出納課長の方からいろいろと種類のことを聞きましたですが、私もここへ持ってきておりますが、要するに封筒の差出人いいますかね、ここに書いてあるものがさっきも言いましたが奥出雲町役場、またその下の方に横田庁舎、仁多庁舎が書いてある、書いてないもの等いろいろあるわけです。それから町章ですか、このマークいいますか、こういうものがあるものとないもの、いろいろあるわけでございますが、これはどうしてこういうことになっておるのかちょっと疑問に思うわけですが、こういう封筒を作製、どっかへ外注してつくっていただくというふうなことをされておると思いますが、これはどういう形でだれが起案して、だれの決裁を受けてこういうものをつくってこういうたくさんな種類の公用の封筒ができておるのか、伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 堀谷出納課長。


○出納課長(堀谷 智樹君) 封筒の作製などの担当課というふうなことでございまして、各課で共通で用いております封筒につきましては出納課の方で作製をしております。それから、先ほどのるるお話がございました窓あきの封筒につきましては、税務課の方が多く使用することから税務課の方で作製をしております。


 なお、先ほどいろいろな種類があるというふうなことでございましたが、この封筒につきましてはおおよそ1年程度の使用枚数を勘案いたしまして、ほぼ1年程度もつ数量をつくっているということで、お手元のものがいつのころのかはわかりませんけれども、それぞれのつくるときによりまして、以前は各課の課名、電話番号等も入れておりましたが、組織機構の柔軟な改編等にも対応するために、現行におきましてはそちらの方をあけておりまして、使用する課が課の名前、連絡先を入れるような形に改めてもおりますし、それぞれ時期時期によりましてつくる時期で最適なものをつくっているということで、結果、封筒をためられますとさまざまな種類がということになることかと思いますけれども、現在、出納課において集中管理をしておりますものは、封筒につきましては大きさ別の白色については3種類ということでしておりまして、そのつくるロットによって若干の表現の違いがあるというふうなことも、ただいまの御指摘のことにつながっているのかなというふうに思っております。以上でございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 一般の封筒は出納課、あと税務課等が使う分についてはその課でやっておるというふうなことで、大体1年で使用できるものを発注してつくっておるというふうな答弁であったというふうに思うわけでございます。


 今の課長の話でいきますと、大体3種類ぐらいに統一してあるというふうなことでございますので、私が先ほど質問したことにつきましては3種類ぐらいになるというふうなことでございますので、今後はそのようにひとつしていただいてもらいたいというふうに思うわけでございます。


 それでは、次に入らせていただきますが、放課後児童クラブについて伺います。


 奥出雲町には、放課後児童クラブを利用されております御家庭がたくさんあると思いますが、この内容について伺いたいと思います。


 まず、放課後児童クラブは何に基づいてしておるのか、だれが設置し、だれが実施運営しているのかお伺いをしたいと思います。


○議長(福本 修君) 若月子育て支援室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 放課後児童クラブにつきましては、児童福祉法第6条の3第2項に基づきまして、本町が定めております奥出雲町放課後児童健全育成事業実施要綱によりまして、実施主体は奥出雲町、そして仁多福祉会に委託しております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、町内の放課後児童クラブを実施している地区名いいますか場所等、またこれらの利用する児童者数、また利用料金があると思いますけれども、その利用料の状況はどのようなものなのか伺います。


○議長(福本 修君) 若月室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 町内の状況でございます。


 この放課後児童クラブの目的は、保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校の児童を対象に、放課後の安全安心な居場所の確保や児童の健全な育成を図ることを目的として開設しております。利用形態は、年間利用と一時利用がございます。


 現在、町内の児童クラブは保育所、幼児園に併設されており、実施地区は布勢、三成、阿井、横田、八川、馬木の6カ所です。9月1日現在で年間の登録者数は79名、一時利用者数は172名となっております。


 なお、利用料金につきましては、年間利用料は月額5,400円、ただし夏休み中の8月は6,600円です。一時利用料は半日利用で300円、一日利用は500円となっております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほど説明、答弁いただきましたが、これらの使用する場所、例えば横田の幼児園の中にはこういう場所があって、一つの部屋があって、そこを利用して児童クラブの方がそこで勉強なりいろんなことをしておられるというふうなことを聞いておるわけでございますが、そのほかの幼児園等につきましてはどのようになっておるのか。要するにそれ専用の個室いいますか、そういう部屋があるのかどうか。話を聞きますと、一つの部屋の一角を借りて児童クラブの方が使っておるというふうなことも聞くようでございますが、その実態はどのような形なのか伺います。


○議長(福本 修君) 若月室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 実態についての御質問でございますが、児童クラブの活動場所は三成は三成児童館、横田は横田幼児園内の放課後児童クラブ室、また布勢、馬木においては主としてそれぞれの園の遊戯室、八川は相談室を主として保育所、幼児園全体を使っているという実態でございます。


 なお、各児童クラブにおきましては、児童が伸び伸びと遊べるように工夫されており、場合によっては園舎内の遊戯室や園庭を初め隣接する公民館、それから小学校の体育館も利用し、さまざまな工夫がなされております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、答弁いただきましたが、横田の幼児園につきましては専用のお部屋があるということだろうと思いますが、そのほかのところにつきましては、いろいろ使わせていただいておるというふうなことであろうというふうに今ちょっと聞いたわけでございますが、このことにつきましては児童クラブの人数にもよりますが、やはり狭いというふうな意見が保護者の方からも少しは出ておるというふうに聞いておるわけでございますが、教育委員会としてその辺のことをどのように考えておられるのか。例えば児童1人当たりどのぐらいの面積があればいいのか、こういうふうなことを考えておられるのかどうか、その辺のことについて伺いたいというふうに思います。


○議長(福本 修君) 若月室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 先ほどの面積の質問でございますけれども、この放課後児童クラブにつきましては児童の修学日数や地域の実情を考慮した開設日数、それから開設時間には定めはございますが、広さについての基準はありません。ただ、先ほど答弁をいたしましたように、利用実態といたしまして各児童クラブで公民館、小学校、それから幼児園、保育所の園舎内外を利用して広々と、子供たちが伸び伸びと活動できるように工夫されていると思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) この間、横田の幼児園と八川の幼児園、また馬木の幼児園へお邪魔して内容のことを聞かせていただきました。ちょうど私がお邪魔したときには、ちょっと早い3時半ごろでしたかお邪魔したために、子供の数が非常に少ないというふうな状況でございまして、十分な広さがあるというふうには感じたわけでございますが、先生に聞きますと、6年生は6時間ありますか、それが終わってから来るのでこの後また来ますと、こういうようなお話でございまして、面積、広さについては実態がわからなかったわけでございますけれども、できれば広いところで勉強等もしていただきたいというふうに思うわけでございますが、この放課後児童クラブにつきまして、教育委員会としては今後どのようなことを考えておられるのか。また、どういうふうなことをしたいとか、また指導、対応等についてはどのように考えておられるのか伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 若月室長。


○子育て支援室長(若月ゆかり君) 教育委員会の対応でございますが、今後も引き続き放課後児童クラブを開設し、子供にとって安心安全な居場所づくりの場の提供を進めてまいる考えでございます。


 また、先ほど答弁いたしました利用料につきましては、本町独自の減免措置を平成23年度から設けておりまして、年間利用の兄弟加入については2人目から減免を行うなど、利用される皆様への利便性を高めるよう配慮しており、併設されている保育所、幼児園の園児との交流を図ったりしながら、児童の健やかな成長により寄与するものとする考えであります。そしてこれからも連携を密にしながら、さまざまな形で子育て支援に協力をしていきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ありがとうございました。教育委員会として、また放課後児童クラブと連絡を密にとって実施していっていただきたいというふうに思います。


 次に、3番目でございますが、豪雨による三成ダム放流について伺いたいと思います。


 7月の6日から7日の豪雨に伴いまして、約2時間50分にわたってダム本体の水門を超えてあふれ出たと新聞報道されましたことについて質問をいたしたいと思います。


 皆さん、新聞報道で御存じだろうと思いますが、こういうものが新聞で出てております。大きく出たわけでございますが、三成ダム貯水あふれ出る、7日未明、豪雨で2時間50分間、奥出雲の県営、水門操作のおくれ、国交省が立入検査と、こういう大きな見出しで出たわけでございます。ちょっとこの中を読んでみますと、島根県企業局は19日、今月6日から7日の豪雨で斐伊川上流の奥出雲町三成にある県営三成ダム、発電砂防用の貯水が約2時間50分にわたってダム本体の水門を超えてあふれ出ていたと発表した。豪雨で水位が上昇したものの、職員の水門操作がおくれたのが原因。ダム本体や下流域に被害はなかったが、水門が損傷して制御不能になる可能性がある。国土交通省は、同日、河川法に基づき立入検査を実施するとともに、県企業局に対し再発防止策の提出を求めたということで、この後まだずっとあるわけでございますが、こういう新聞報道が出たわけでございます。


 このダムの下流域には、湯の原自治会ですか、そして三成の市街地があるわけでございます。非常時には大変心配する、また懸念するものがあるわけでございますが、新聞報道によりますと水門を開くということを周辺の自治会、警察、消防などに連絡したとあるわけでございます。どのようなマニュアルがあるのか、そして今回は連絡があったその対応について伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 石原総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 先ほど御質問いただきました三成ダムの放流について、新聞報道に関することでございます。


 7月の6日の夜半から7日にかけての豪雨、大雨警報が発令になっておりまして、役場の方にも職員待機の上、警戒態勢をとっていたところでございます。


 三成ダム放流につきましては、島根県企業局より操作規程に基づきまして放流1時間前には通知等を受けており、消防、また警察も同様な通知が行われておりますが、オーバーフローに関する連絡はございませんでした。よって、消防、警察等の相互連絡はとっておりません。以上です。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ただいまの答弁でいきますと、オーバーフローするというふうなお話はなかったので、連絡を受けたということだけに終わってほかへの通知はしなかったと、こういうことであるというふうに思うわけでございますが、実際にはオーバーフローしたというふうなことであったようでございます。


 このことにつきまして、県の企業局の方から今回の放流に至った経緯、対応等について、この奥出雲町に説明があったのかどうか。新聞報道と同じなのかどうか。そして対応する担当課、今、総務課長が答弁されましたので、担当する課は総務課なのか伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 石原総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 放流の関係につきましては、総務課の方で連絡を受けております。


 ダム放流は、出水時において通常行われておるものでありますが、今回、流水がゲートを超えた放流に至った経過については、県企業局施設課東部事務所より国土交通省への報告された内容で次のように説明を受けております。


 7月6日22時30分に7日0時からの放流を決定し、放流開始の1時間前に奥出雲町を含めた関係機関に通知されました。その後も豪雨は続き、ダムへの流入が急激に増加したが、操作規程に従って通常の放流操作が行われました。その結果、ダム水位の上昇に追いつかず、常時満水位を超えて流水が貯留され、洪水吐ゲート天端からオーバーフローした。本来であれば、このような場合には、操作規程のただし書きにより、ダムの安全を最優先としたオーバーフローをさせない放流操作を行うべきであったという説明を受けております。


 島根県企業局は国土交通省からの指導を受け、減水後、直ちにダムの堤体の外観点検及び貯水池の点検を実施され、異常がなかったことが確認されております。


 また、上流及び下流河川への影響についても調査され、いずれも異常がないことが確認され、さらに国土交通省による立入検査が行われております。


 今後、状況については逐一説明を受けることとしております。また、下流住民の安全に配慮したダム管理を強くお願いをしたところでございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 報告を受けたというふうなことのようでございます。


 この三成ダムにつきましては、私もちょっと行ってみたんですが、あそこに書いてあることを見ますと、日本で最初のアーチダムということのようでございます。昭和27年から28年度につくったと、こういうことでございますし、また県営で最初の発電所というふうなことも書いてございまして、高さが42メートルあるというふうなことのダムであるようでございます。


 今回のこういう対応につきまして、企業局の対応について町はどのように考えているのか。また、その後、町の担当課あるいは担当職員、三成ダムはどういうダムで、どういう形になってこういう結果が出たのかなというふうなことを研修ではありませんが、行ってみられたのかどうか伺います。


○議長(福本 修君) 石原総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 再発防止策の説明を受けております。その対応については、再発防止策については県が国土交通省との協議を踏まえて、当面の対策が立てられております。


 その内容につきましては3つございまして、1つが円滑に放流対応ができるよう洪水期である10月31日までの間、全部の洪水吐ゲートを開放し、自然越流方式とするということ。2番目が、職員に対して今回のような事態が生じないよう周知徹底及び教育を行う。3番目が、流量予測システムを有効活用して、放流予測精度の向上を図るという旨の説明を受けております。


 現場の方は私どもは確認はしておりませんが、企業局東部事務所の方から写真等を添付いただきまして、説明を受けておるところでございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほどもお話ししましたが、こういう新聞報道で出まして、テレビでも出たような話を聞きましたですが、住民から見れば非常に不安を高ずるような形になったじゃないかというふうに思っておりますので、先ほど総務課長からもございましたが、こういうことがないようなやり方を県企業局の方へお願いしておいていただきたいというふうに思うわけでございます。


 次に行かせていただきます。新仁多庁舎建設について伺いたいと思います。


 本年度予算2億8,000万円の進捗状況について伺いたいと思います。


 町長は、今年の3月定例議会において、私の庁舎に関する質問で次のように答弁されております。総事業費としては約25億円程度、これは建物の建築費ほか敷地造成あるいは駐車場の整備、倉庫などの附帯施設、さらには用地取得費や建物補償費など一切を含めて、約25億円程度と見込んでいると言っておられます。今後のスケジュールについては、平成24年度に基本計画、実施設計あるいは用地取得及び補償に着手し、平成25年度に庁舎建設に着手し、平成26年度中に完成を予定していると答弁されております。本年度も4月よりスタートいたしまして、はや6カ月、半年となりましたが、本年度予算2億8,000万円の進捗状況はどうなのか伺います。


○議長(福本 修君) 石原総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 新仁多庁舎の建設の本年度の経過ということの御質問でございます。


 仁多庁舎建てかえに伴う用地購入と補償費等については、現在補償物件の調査中でございます。10月末に調査を終了する予定としております。その後、用地購入等の手続を行ってまいりたいと思っております。


 また、庁舎の基本設計業務については、設計者の柔軟な、かつ高度な発想力、設計能力、豊富な経験を求めるため、プロポーザル方式による受託者を選定することとしておりまして、先般、9月の4日に選定委員会によりプレゼンテーション及びヒアリングを実施したところでございます。今後、最優秀者と業務委託契約を締結し、今年度中に基本設計を実施したいと思っております。


 現在、用地補償調査業務にかかわる約1,800万円の契約を行っております。今後この基本設計業務契約、また調査業務の成果によりまして、用地購入また物件補償の契約を進めるよう運んでおるところでございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 次に、建設計画は総合計画の基本と変わらないのか伺いたいと思うわけでございます。


 平成23年3月定例会におきまして、同僚議員からの仁多庁舎の規模25億円程度などの質問に対しまして執行部からの答弁の中で、面積については現在の横田庁舎と同程度の規模を見込む。当然、この中にはタウンホール部分等も含む。横田庁舎については、これまでどおり議会と事業部門を置くということのほか、仁多庁舎の防災機能の強化にあわせて横田庁舎の防災機能を強化する計画である。そして、平成23年3月議会、議決いたしました奥出雲町総合計画書の中に、仁多庁舎の改築整備に当たってはこれまでの分庁方式の継続を基本に検討を進め、この結果を踏まえて仁多庁舎を改築しますとありますが、今でもこの基本は変わらないのか、これは町長にお聞きしたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 基本計画の内容は現在も変わらないかという御質問でございますが、奥出雲町の総合計画を基本として現在も計画を進めているところでございます。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ありがとうございました。


 次に、合併特例債利用期間が5年間の延長についてということでお聞きしたいと思います。


 これまで合併し、合併特例債利用対象の自治体は利用期間が10年間であったわけでございます。したがって、奥出雲町も平成17年の3月31日に合併いたしましたので平成26年度末がこれまでの利用期限でしたが、今年の6月に施行となりました延長法が成立いたしまして、5年間の延長となったわけでございますが、この仁多庁舎改築計画はこれまでどおりの平成26年度中の完成予定なのか伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。


 確かに、合併特例債の利用期間が5年間延長はされましたが、後年度の財政運営等のことを考えますと、余り先送りしないでできるだけ計画どおりにやっていきたいとは基本的に考えております。


 ただ、基本設計がこれからでございます。基本設計ができ上がった段階では、議会の特別委員会の方の皆さんにも図面を見ていただいた上でいろんな御意見も賜り、基本設計を完成版を仕上げるのが恐らく今年度いっぱいかかるんではないかと。議会の皆さんだけでなく、いろんな方の意見も幅広く聞いた上で基本設計を固めようと。


 実は、佐白の長者の湯もNPOの布勢の郷でありますとか地元佐白地区の人に何回も図面を見てもらっておりまして、設計事務所には恐らく5枚以上図面をかきかえてもらった経緯もございます。そういうふうなことを考えますと、仁多庁舎についても基本設計段階でできるだけ多くの皆さんの御意見もちょうだいしながら、最終的に固めてまいりたいというふうに思っておりますので、場合によっては若干27年度にずれ込む可能性も否定はできないところもありますが、できる限り後にずれないように処理してまいりたいと考えております。


○議長(福本 修君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 新仁多庁舎の建設につきましては、基本的には26年度中に完了する。場合によっては少しずれるおそれもあるということでございましたので、ひとつ基本計画が立った時点でまたいろいろ御相談させていただくということでございます。どうかこれからもよろしくお願いしたいと思います。


 以上で終わります。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) 続いて、6番、村尾明利議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 私は、質問の機会をいただきました中で、3項目について御質問いたしたいと思います。


 まず、最初に島根県消防操法大会での輝かしい成績達成を通じて得たもの、今後につなぐものということでお伺いをいたしたいと思います。


 去る8月5日、第56回の島根県消防操法大会が本町で開催され、小型ポンプの部あるいはポンプ車の部いずれも優勝、また小型ポンプの部準優勝、ポンプ車の部4位入賞と、出場隊4チームで輝かしい成績を上げられたところでございます。これは大会当日に至るまでの厳しい訓練期間において、町執行部あるいは消防署、そして消防団本部、また出場隊員はもちろんのこと出場隊を擁する各分団の分団長以下団員の方々、地元後援会、出場隊員の家族や職場等、多くの方々の御理解と御協力があったからこそこの輝かしい栄冠をかち取られたものと、関係方々に深く敬意を表する次第であります。


 当日、大変な炎天下の中、横田公園陸上競技場において県下各地から出場隊員や応援の団員、家族、約2,000人が集まった大会は、熱戦が繰り広げられるも大変スムーズに進行し、盛会裏に終えたところでございます。


 本町での本年の一大イベント開催は、まさに成功したと言ってよいのではないかと存じておりますが、開催地を提供した本町として、大会を振り返っての総括は必要に存じます。


 そこで、何点かお伺いをいたしたいと存じます。


 初めに、本町での大会で得られた町としての意義、評価を伺います。


 また、消防団は郷土愛護の精神に基づいて組織された公的機関であります。町民から頼られる消防団、ひいては構成員である団員の士気の高揚は常に求められるものであります。町民の期待と信頼はより醸成できたのでしょうか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 消防操法大会についての総括ということでございます。


 今回の島根県消防操法大会につきましては、今、村尾議員からも言っていただきましたように両部門での優勝を初め3本の纏獲得や、出場隊すべてにおいて入賞を果たすなど、栄えある成績をおさめていただきました。このことは、地元開催の意義を団員一人一人がよく理解され、各分団長の指揮のもと、立派な大会運営ができた上でのことであります。このことは今後の消防団活動における大きな糧になったものと考えております。


 また、地元受け入れ体制として、奥出雲町商工会、建設業協会などの御協力により、地元食材や宿泊施設の提供、大会会場整備など、奥出雲町の魅力を県内参加者に広く発信できたものと確信しております。


 したがいまして、消防団員の士気の高揚はもとより、町民の期待と信頼のさらなる醸成もできたものと認識しております。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) それでは、次に操法大会に見られるような団員の実践的訓練は当然必要不可欠であると認識しております。私も、かつて小型ポンプの部で指揮者として県の操法大会に出場した経験がございます。出雲市での開催でしたけども、残念ながら入賞はかないませんでしたが、この経験をした者でなければわからない大変なプレッシャーの中、貴重な経験を得て自分自身大変大きな成長の一助になったというふうに思います。


 一般的には、消防の夏季訓練の操法競技や分列行進、あるいは定期的に行われております模擬火災訓練など、実践的訓練と言っていいのではないでしょうか。火災発生時、駆けつける消防団員はその役割、任務と、他方、使命感、責任感で少なからず動揺するわけでございますが、この日ごろの訓練が沈着冷静を保ち、万全の消火活動が行われるものと考えておりますが、あえてお伺いをするところでございます。


 この操法競技には、夏季訓練を控え練習するものと、またこのたびのような県の操法大会を目指すものがありますが、それぞれの達成度と申しますか、競技としての熟達度の兼ね合い、これはどのように認識すればいいのでしょうか。ヒートアップすれば、どこまでもこの熟達を目指して厳しい取り組みというようなことにもなるわけでございますけども、そこの辺の本町での今後こうした取り組みについてどのようにお考えか、お伺いいたしたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 議員おっしゃっていただきましたような出場分団の選手諸君は、大変なプレッシャーの中で暑い中、訓練を重ねていくわけでございますが、たまたま今回3本の纏一遍に獲得できましたが、どの出場隊も家族の理解、職場の理解のもとで必死になって訓練を重ねるわけでございますが、よく言われますように県大会は本当に一本勝負でございます。ちょっとした思わぬミスも出ることもあります。昨年、一昨年、纏は獲得できませんでしたが、やはり思わぬミスも競技大会ですのでつきものでございます。それがなくなるためには、精神的な訓練も必要だといつも安部団長は言っておられますが、結果は結果として受け入れるということで、町民の皆さんの期待は大変高いものがあるということは承知の上で、それぞれ選手諸君頑張るわけでございますので、今回はたまたま大変好成績でしたが、纏がとれないこともこれからもあると思います。そこら辺については町民の皆さんも十分御理解をいただきながら、消防団の団員が郷土を守るという強い意思のもとでいろんな訓練を重ねてくださることを私としても期待しておりますし、そのようにみんなで消防団を守り育てていくということについても、町民の皆様のより一層の応援、御理解を賜りたいと思っております。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) ただいまの町長の御意見を聞きまして、当然これからも操法大会、本町の期待を背負うて頑張っていただくのが当然でございますけども、その中でも町民のさまざまな場面での理解というのは当然あってしかるべきというふうなお答えもいただきました。団員の皆さんもこれからもひとつ頑張って、こうした大会にも積極的に取り組んでいただければというふうに思うところでございます。


 次に、東日本大震災を経験をいたしまして、消防団員の献身的な活動が大きくクローズアップされ、消防団の地域における役割と信頼は大きく高まったと思います。


 しかし、多くの活躍の陰で、使命感に燃えて人命救助に当たった多くの消防団員が、特に津波にのまれて犠牲になりました。東北3県、岩手、宮城、福島では、253名の団員が犠牲になられたところでございます。


 これを踏まえて、今、全国の各地の消防団では、その活動について見直し点検が始まっております。多くは今回のような津波に対する住民への避難誘導、救助、これに対応する消防団員の行動といったものがメーンではございますが、本町は海岸に面しておりませんので、直接の該当はございませんけれども、火災あるいは台風等の風水害、こういうことに対応することは当然ございます。特に震災の後の検討される中で、本町メニュー、こういったものが検討されているのかお伺いをしたいと思います。


○議長(福本 修君) 石原総務課長。


○総務課長(石原 敬士君) 震災後における消防活動の見直し点検ということで御質問をいただきました。


 消防団活動につきましては、日々の機械器具点検を初め、先ほど議員がおっしゃった春、秋に実施しております訓練の実施など、予防消防の徹底を図っているところでございます。


 震災後につきましては、防火水槽を初め、消火活動における施設などの修繕箇所の把握やハザードマップ活用による危険箇所及び避難所等の把握により、災害発生時における安全な避難を団員さんも含めながら確認をして、協力が得られるよう努めておるところでございます。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) それでは次に、本町の消防団の士気の高揚といいますか、熟達、達成度は県下で最優良に入ると聞いております。それは他の市町村にまさる夏季訓練とか模擬火災訓練など、質の高い実践的訓練の積み重ねが功を奏しているというふうに伺っておるところでございます。それは私たちが消防団員として経験した時代と、内容はともかく、変わっていないのではないかというふうに思います。しかし、これからは団員の精神的、肉体的訓練から防災知識や消防機器の熟達、あるいは予防消防に精通した各種訓練の機会を増やすべきではないかというふうに思います。現在でも恐らく消防学校での幹部訓練など、学習の機会はあるというふうに思っておりますが、中でも初心者から中堅に至る団員の消防知識の熟達は、特に団員の安全衛生の面においても必要に思うところでございます。このことについてお伺いをしたいと思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 団員の精神的、肉体的訓練だけでなく、防災知識や消防機器の熟達、予防消防に対する精通などの取り組みはどうかということだったと思います。


 先ほども総務課長が説明したとおり、予防消防の観点から、消防団におかれてはさまざまな取り組みもされておりますが、本年は、例年行っております消防団幹部訓練に、奥出雲消防署を講師に、小型ポンプの効果的な運用方法を習得するための座学及び実技講習を実施しました。このほか各分団においては、AEDの使用方法など、基礎的な救急救命講習を定期的に受講していただくなど、防災意識の向上を図っているところでございます。


 今後もいろんな取り組みを重ねながら、技能向上が図られるよう、町としても支援をしてまいりたいと思っております。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 消防に関しては以上で終わりますが、2項目めの小学校の水泳プールの現状と今後の対応についてお伺いをいたしたいと思います。このことは午前中の質問にもございまして、重複することもあろうかと思いますが、ひとつお許しをいただきたいと思います。


 小学校の水泳プール、特に横田地域のプールの中で、馬木小学校、鳥上小学校、そして八川小学校のプールは損傷が大変著しいという状況にあります。


 鳥上小学校のプールは、今期6月から8月の間、水泳の期間でございますけども、夏休みを通して使用できなかったというふうな状況でございます。原因としては、プールの漏水が激しくて、平常の注水量では60センチ程度しか水が満たないというふうなことで、多量の注水をいたしますと付近の鳥上住民の家庭に水不足が及ぶと、水道水の不足が及ぶというようなことで、今年は使用されなかったというふうなことのようでございます。


 また、馬木小学校では、お話ありましたように、アオコの発生がたびたびで、1週間ぐらい使用しては使用を中止して、その防除、対策に、先生方、大変悪戦苦闘されたというふうなことのようでございます。特に今年は炎天下で、大変水温が著しく上がって、非常にアオコの発生がひどかったようでございます。この防除につきましては、教育委員会からも応援を得られて、いろいろ対応をして、何とか休み休みでも取り組んだというふうな状況のようでございます。


 また、プールの側壁とか、あるいは底の方は、ほとんど塗料とかモルタルがはげて、粗いセメント地がむき出しになっているというようなことで、足の裏とか腕とか、その他肌をいろいろすりむくというふうなことが常態化しているというふうな状況にございます。


 馬木小学校はそうした状況で、いろいろ苦労されて、何とかプールも夏休み期間、使用したというようなことでございますけど、これもいわゆるだましだまし何とか本年を乗り越えたというふうなのが状況のようでございます。


 また、八川小学校も同じような状況ですけども、ここは水は非常にきれいに何とかなっておりましたが、それでも今期1回はアオコの発生防除をしたというふうなことで、正直、親御さんからいえば大変悲惨な状態だというふうなお話でございました。


 そもそもプールの改修問題というのは、たびたび議会、委員会や本会議でさまざまな形で発言がされて、執行部に対応を求めてきたところでございますけども、そういった経過がございますが、本町におけるさまざまな行政執行の中で、優先度とか、あるいは緊急性等を考慮して、今日まで確かな改善策というものは示されてこなかったのではというふうに思っております。特に教育関係においては、学校の施設、この整備の中で、耐震強化とか、あるいは老朽化の復旧、こういったものが急がれて、本校舎、教室棟とか管理棟、あるいは屋内運動場、こういったものの整備が、改築が急がれたということで、合併以来、なかなか整備が行き届かなかったというふうな現状にあると思います。


 そういうところの辺を見ますと、合併したときには、旧町合併が始まってすぐ、横田中学校は大規模な改修をしていただきました。これも早くいえば合併前、旧町の持ち越した課題を合併後の新町で整備されたというふうなことでもございます。これの何番目かがまさにプールであったというようなことで、これがいまだ手をつけられていないというのが状況ではないかというふうに思っております。正直、合併前の旧町は非常に厳しい財政状況だったというふうに伺っておりますし、さまざまなソフト事業とか、あるいは助成事業が合併前は本当に1割カットということで、これも徹底されてやられたというようなことも私も承知しておるところでございます。


 そういう中でのプールの改修は到底及ばないというふうなことで、議員の中でもいろいろ認識をしていたところでございますけども、ああして合併も7年、8年と参りましたので、さまざまな財政の、厳しい財政の中でもございますけども、いろんな形で財政の健全化が今図られる中で、ぜひこの対応を真剣に取り組んでいただければなというふうに思うところでございます。


 そういう中で、最初に町内の小学校の今期の使用実態、これをちょっとお伺いをしたいと思います。


○議長(福本 修君) 糸原教育総務課長。


○教育総務課長(糸原 敬君) 今期の町内小学校のプールの使用の実態についての御質問にお答えをいたします。


 まず、水泳の授業での使用につきましては、一番早い学校では6月15日から、遅い学校でも7月の初旬から使用されております。児童数の多い学校では学級ごとの授業でありましたり、それから児童数が少なかったりプールが設置されてない学校では学校全体での使用等で、延べ日数にはばらつきがございますけれども、多い学校では20日間、それから少ないところでも5日間、子供たち1人当たりの授業としての時数というものは確保されている状況でございます。また、一部の学校につきましては、今月、9月の上旬まで授業の使用が予定されているところもございます。


 それから次に、夏休み期間中のプールの開放でございますけれども、これは夏休みに入りましてから開放が始まりまして、終わりは早いところでは8月の10日まで、長いところでは8月の24日まで行われておりまして、開放の期間は10日間から33日間、平均しますと約20日間の使用となっております。この使用日数が少ないところには、先ほどの馬木の、予定はしておったけれども、アオコの発生等で使用できなかったという期間も含まれております。


 また、小学校だけでなく、近くの幼児園、幼稚園の方も小学校のプールを利用されている実態がございます。以上でございます。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) ただいま今期の使用の実態、お話しいただきましたが、これにどのように対応されたかというふうなことでございます。鳥上は完全に使えなかったということで、横田の方の公園プールを使用するというようなことで、定期バスで行ってはどうかというようなことも御提案いただいたりしてあったようでございますけども、実質なかなかバスの運行時間がうまくかみ合いませんで、お昼過ぎに出て夕方5時、6時に帰るような状況ではとても利用ができないというようなことで、余り活用ができていなかったのではないかなというふうに思っております。


 ほかにこうした実態に教育委員会としてはどのような対応をされたのか、伺いたいと思います。


○議長(福本 修君) 糸原課長。


○教育総務課長(糸原 敬君) 今期自校のプールが使用できない事態等に対しての対応でございますけれども、まず、御質問にありました鳥上小学校、それから馬木の小学校のプールにつきましては、大規模な改修が必要であると、小規模な修繕ではなかなか対応ができないということで、昨年度、専門家による見積もりも徴取しております。しかしながら、それぞれ改修には五千数百万から六千数百万という巨額な費用が必要ということで、今年度の改修は、耐震化等の優先順位から見送らざるを得なかったところでございます。


 とりわけ鳥上小学校のプールにつきましては、プール躯体そのものが傾いておる、それから水漏れがひどいということで、使用そのものが不可能ということでございましたので、急遽、横田小学校あるいは横田公園プールの利用をしていただくためのバス代等を予算措置して対応いたしましたが、先ほど質問にございますように、横田公園プールにつきましては、お昼過ぎのバスで出て夕方6時の帰宅までには帰れる通常ダイヤで利用が可能でございましたけども、PTAといろいろ相談される中で、利用はしないからという御返答をいただいたところでございます。


 それから、馬木小学校あるいは八川小学校のアオコの発生の問題でございますけれども、原因といたしましては、7月の中旬、海の日を挟むところで土日、海の日と3連休がございましたが、その間非常に高温になったと、それから3日間の休みで学校も先生方がいらっしゃらない。塩素の濃度の調整ができないということで、県下でも相当数発生したという、専門業者を呼びましたので話を聞きますと、聞いております。


 そうした中で、アオコが発生いたしましたので、教育総務課からも担当が出向きまして、まずはプールの中へ入りまして攪拌をいたしまして、浮遊させたアオコを除去する薬剤の投入、それからそれらを凝集させて循環器で除去する薬剤の投入、これらの指導、それから実際にプールの中に入って協力して作業を行うといったような対応をとらせていただいたところでございます。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 今、お話を聞きますと、大変いろんな努力や対応もされてきたというふうには思うところでございますが、何せプールそのものが非常に壊れているというふうな状況でございますので、なかなか抜本的なことにはつながらないということでございます。先ほどこれに対応する修繕その他、改装には相当なお金がかかるというふうなことでございますが、現実的にこの対応をどのように進められるのか、あるいはどの程度進めようとしておられるのか、まだまだお話では十分進めてないというような感触も受けたわけでございますが、そこの辺をひとつ対応方、御返答いただきたいというふうに思います。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 旧横田町地区におけるプールの改修問題のいろいろ御心配をいただいておりますが、議員もおっしゃっていただきましたように、優先順位としては、夏の間の一月半から長くても2カ月のことでございまして、今、優先順位上としては、年間を通じて使用する教室本体を優先的にやっているところでございます。そうはいいましても子供たちが楽しみにしている夏のプールでございます。さまざまな対応努力をしていく必要があろうと思っておりますが、一方ではPTA会員数も最近減っていると、夏休み中のプールの監視等が保護者の方にとっても結構負担になってきているという声もあります。それから、学校におけるプール管理も大きな労力が必要だという話も聞いております。こういうふうないろんな声を聞きながら、教育委員会に設けました学校プールのあり方に関する検討委員会でプールの改修・設置について十分な議論をしていただきまして、整備方針を検討していただく予定にしております。そういう検討の経過等も議会や住民の皆さんにも、保護者の皆さん等にもお返ししながら、どのような方法が最適かということをみんなで議論していただきたいと思います。


 昨年度は八川幼児園、それから横田の保育所、幼稚園の老朽問題が優先だということから、まとめて実施したわけでございますが、まだまだ町内には小学校校舎の耐震改修も残っております。そういう中での議論ではありますが、プール問題についても一生懸命対応をしてまいりたいと思いますが、少しの時間は御猶予をいただきたいというふうにも思っております。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 一口にプールの改修と申しましても、大変いろんな問題を抱えている中でございますので、そう一朝一夕なことでは終わらないというふうには思うところでございますが、特に保護者の皆さんは大変心配をしておられるところでございます。町執行部の方の真剣な取り組み状況をぜひ都度お話しいただきながら、コンセンサスをとっていただいて、よい解決方法が導かれますように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。


 次に、3つ目ですが、公道沿線の松枯れ立木の撤去処理についてお伺いをしたいと思います。


 秋の台風シーズンを迎えております。自動車で公道を走行しますと、沿線の松枯れの立木が、これが倒壊というふうなことが懸念されるわけでございます。ああして夏場を越えて緑が繁ってまいりまして、だんだん松枯れの状況は見えにくくなっておりますけども、一方ではそうした中に松枯れが潜んでいるというふうな状況もございます。これが倒壊しますと、倒木に乗り上げるとか、あるいは直接車に落ちるというふうなこともあるわけでございます。特に強風のときには大変な心配が必要だと思います。


 これらの沿道の処理対応、これはだれの責任になるのか、また、事故が発生した場合、この対応とか、あるいは責任問題というようなものは現実どういう状況に処理されるわけでございましょうか、お伺いをいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 議員御指摘の松枯れの木が倒れるという心配は、私も絶えず町内を歩きながら心配しているところでございますが、道路用地内に既に倒木が倒れておると、道路の上にですね、町道であれば管理者である町が撤去すると、伐採をするという責任があります。国道、県道であれば県の土木の方で対応されるということでございますが、基本的には民地にあるものについては個人の財産であるという観点から、伐採は行っていないというのが実態でございます。


 事故が発生した場合の責任のことについてもお尋ねがありましたが、それぞれの状況に応じさまざまであると思いますが、基本的には所有者にあると考えているところでございます。


○議長(福本 修君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 正直申し上げまして、松枯れの方も処理は進んでおるというのが現状ではございますが、それでも点々と目につくところでございます。自治会単位とか、あるいは集落単位というようなことで、十分ひとつ把握をいただいて、町としての指導強化をぜひ、民地でございますので、その処理については所有者、地主が対応するというようなことにもなろうかと思いますが、そこの辺の相談窓口等もぜひ取り組んでいただいて、万が一にも事故がないような対応をひとつぜひお願いをしたいと思います。


 以上で終わります。


  ───────────────────────────────


○議長(福本 修君) 次、1番、塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。一般質問の機会をいただきましたので、本日は、尾道松江線開通による商業観光振興戦略について、そして教育資源を生かした地域振興についての2点を質問させていただきます。


 1点目の尾道松江線開通による商業観光振興戦略についてでございます。


 早いもので、尾道松江線の工事も順調にいっているようでして、来年3月には三次ジャンクションから吉田までの間、そして再来年の3月には尾道までの全線開通が予定されております。


 本日の新聞報道にもございましたが、奥出雲町は沿線自治体というわけでもないので影響はございませんが、飯南町の方ではバス等の路線変更等々、さまざまな影響があるというふうに伺っております。奥出雲町の場合は高速道路が通るというわけではございませんが、少なからず、そして大きな影響があると思っております。


 奥出雲町は、県の観光実態調査によりますと、平成23年、観光客数が延べで77万9,998人と約78万人、これは延べでございますので、実態はもう少し少なかろうと思いますが、80万弱の人数がおると、そして宿泊者数も2万8,817人と、これは雲南市よりも大きいという数字で、かなり観光も一つの産業となっているという現状がございます。


 ただ、来年3月に迫ったものの、町民の皆さんは、そして私たちも含めて、余り実感がないのが現状でございます。まずはその実感を、どのくらいな影響があるのか確かめていきたいと思いますが、まずは交通量の影響について聞きたいと思います。


 その前に、もっと身近に実感を持っていただくために、今度、吉田掛合インターから三次ジャンクションまでできた場合、最寄りのインターは吉田インターあるいは高野インターになると思いますが、できた場合に、三成、横田、各地点から広島市内方面へ向けて、どのくらいの時間短縮になるのかお聞きします。そしてそもそも時間短縮の効果を把握されておるのかということをお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 時間短縮については質問項目にありませんでしたので、資料を今持ってきておりませんが、旧仁多町地内からですと、恐らく、今、広島まで2時間半ぐらいかかっておりますが、それが2時間程度には短縮できるかなと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村君。


○議員(1番 塔村 俊介君) 資料のない中、ありがとうございます。恐らく私もそのくらいの感覚ではないかなというふうに思っております。ただ、横田に関しては、少し短縮になるがほとんど影響がない状態かなと、あるいは岡山、大阪方面に関しても、余り時間短縮という効果は期待できないかなというふうに思ってます。


 それを踏まえまして、尾道松江線開通に伴いまして、奥出雲町内の交通量がどのように変化するのか、そしてそもそもその調査をしているのかということをお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) まだ開通をしておりませんので、そもそも調査ができる話ではないと思っております。奥出雲町の方は、広島方面に向かっては高野インター、松江方面に向かっては三刀屋木次インターから乗ると、吉田掛合インターの方には余り皆さん向かわれないだろうなという予測はしております。今、沿線町村で一番問題となっておりますのは、国道54号線の交通量の激減、これについてはさまざまな推測値等もされておるようでございますが、奥出雲町にとりましては、これも推測でございますが、広島方面からは高野インターで降りて奥出雲に入っていただけると、むしろ432号の交通量は増えるというふうに予測しておりまして、県の土木の方にも、上阿井地区の432号の線形改良についてのお願いも既に開始しているところでございます。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 交通量がむしろ432号線は増えるという見解をお聞きいたしましたが、それは町長個人の見解でしょうか。あるいは調査機関に基づく見解でしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたしますが、これも全く私の個人的な推測でございます。後から議論が出ますが、交通量が増えるような仕掛けをつくっていくということも必要だと、そういう前提で増えるのではないかというふうに予測しております。といいますのは、これまで高速を使って奥出雲に入るルートは、庄原からは314、それから東城インターからもおろちループを通って皆さん入っておられますが、広島方面からは高野インターでも降りることが可能になりますので、広島の皆さんは奥出雲により短い時間で来ていただけるようになるものと推測しております。全く推測でございます。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ありがとうございます。


 私の個人的な見解で申しわけないですが、個人的には私は減るというふうに思っております。その理由といたしましては、現在、広島方面から松江へナビを設定いたしますと、高速道路ができる前は東城インターあるいは庄原インターで降りて奥出雲を通るというルートが出ております。個人のお客さんはかなりそれで奥出雲町を通っていただいていると思いますが、今、ああやって高速道路が通りますと、恐らく高速道路で全部松江、あるいは境港、米子方面、大山方面へ行けという表示が出ると思いますので、減ることもあろう、あるいは町長が言われるように増えることがあろうというふうに思いますが、大事なのは、町長がおっしゃられるように、増えるのであれば最大限増えるような対策を、そして減るのであればなるべく減らないような対策をすることが大事だというふうに思っております。先日も雲南3市町を対象とした高速道路開通に伴うセミナーがありまして、雲南圏域、雲南3市町に関しては、ほぼプラマイ・ゼロと、効果があるところもあるし、マイナスのこともあるという結果が調査機関によって出ておりました。


 そんな中、奥出雲町では、手をこまねいて見ているわけではなくて、県境を相越えました庄原市高野町内に地域活性化インターを計画されております。そのねらいと現在の進捗状況についてお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 高野町地内の地域活性化インターについてのお尋ねでございますが、皆さん御案内のように、県境を越えて高野町に入りますと、二、三キロ走るとすぐ高速道路が目に入ってきます。432号としばらく並行して走ると。それを見ながら庄原市に入って十二、三キロ向こうの高野インターまで行くのは、何としても、どういう表現がいいかわかりませんが、すぐ高速に乗れたらいいなというふうな気持ちを持ちながらしばらく走らなきゃいけないと。そういうふうなことから、町長就任当時からいろいろ考えてまいりましたが、和南原地内に地域活性化インターをということで、昨年の秋、庄原市長さんの方に協力方を要請しましたところ、快く検討については一緒にやっていいという御返事もいただきました。


 現在、国交省の整備局、あるいは県の土木部、庄原市、それから奥出雲町、担当者レベルでの検討会を設置しまして、先般、第1回の勉強会を行っております。今年度は整備効果の分析評価でございますとか関係機関との調整を行って、可能性を見きわめた上で次の段階に進みたいと思っております。


○議長(福本 修君) 1番、塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 今年度検討を行って、その状況を踏まえて整備をするということでございます。今さら言っても遅いかもしれませんが、一度できてしまって、新しい道路を使って、なれた道を使われると、やはりその道路を使われるというのがドライバーの心理だというふうに思います。ベストであれば来年3月同時にというのがベストであったかもしれませんが、それはなかなか難しい状況の中では、なるべく早い段階で費用対効果を見きわめていただいて、工事も終わるように進めていただければというふうに思います。


 さて、高速開通によりまして、大きなプラス面だったりマイナス面、それぞれあると思います。一つずつ検証していきたいと思いますが、開通に伴いまして、具体的にマイナスの影響というのはどのような影響が考えられるとお考えでしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) マイナス面の影響については、これは浜田道ができたときにも随分心配されましたが、やはり便利になりますと、生活圏が広がっていくと、特に消費活動等が山陽側の都市への流出が一番懸念されるのではないかと。これは奥出雲町だけでなく、山陰側全体にとって言えることだと思いますが、やはり中国地方の中核都市は広島でございます。広島での購買活動に流出するというふうなところが一番懸念されるところだと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長おっしゃられるように、購買活動の町外への流出というのは一番懸念されるところだと思います。そして先ほどの話とまた堂々めぐりになるかもしれませんが、具体的にはやはり吉田まで開通して、それが直接な影響かはわかりませんが、314号線沿いの交通量も減っているというお話も聞きます。そういうことに対しても対策を立てていかなければならないなというふうに思っております。


 マイナスばかりではなく、プラスの影響ももちろんあるというふうに思います。開通に伴う具体的なプラスの影響はどのようなものがあるというふうにお考えでしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) プラスの点では、やはり期待される効果としては、山陽側の人口集積地から、広島、福山、相当の人口規模がございます。そういうところから山陰に向かわれる人が多くなるということが期待されると思っておりまして、交流人口の増大による地域経済へのプラス効果や物流費などの軽減が図られるということもあろうと思いますし、企業誘致や施設誘致の後押しとなることも期待をするというよりも、そういうことが実現するような取り組みもぜひ考えていかなければならない課題だと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) おっしゃられますように、時間が短くなることによって、特に今回、あるいは来年の全線開通になりますと、2時間圏内のところに広島市内、尾道、福山、あるいは愛媛の松山ぐらいまで入ってくると思います。そうするとまた、これまでちょっと遠いというイメージが日帰り圏内に入って、それに対する、そこから人を呼び込む戦略というのもまた変わってくるというふうに思います。


 そこで、開通効果を生かし、広域から人を呼び込む具体的戦略について、何かお考えがありますでしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 具体的な戦略というお尋ねでございますが、やはり高速道路の開通に伴いまして、今整備を進めております鬼の舌震への誘客、あるいはおろちループへの澄川喜一先生のヤマタノオロチ像の設置、そういう神話のふるさとという切り口も一つでありますし、温泉、あるいはそばやらお米、食材の里というふうな奥出雲ブランドを活用した農業振興等についても切り口の一つとしてPRをしていく必要があろうと思っております。以前から言っておりますが、高速道路は26年に完全につながります。そして今、県の方にお願いしております印賀奥出雲線も26年にはほぼ全線2車線改良が終わると。それを見越した交流人口の拡大のための具体の戦略を、皆様の御意見やお知恵もいただきながら、みんなで議論をし、考えていきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 道路がよくなるということは、先ほどから申し上げてますように、広域から人を呼び込めるというメリットがある反面、人間の心理として、どうしても道がよくなると、より遠くへ、あるいはより早くそこを通り過ぎたいという思いも出てまいります。このままほっとくと、今以上に奥出雲町が観光あるいは商業の通過地、通るだけという場所になってしまう懸念があります。


 そのためには、観光客の皆さんに奥出雲町内を目指して、目的地として来てもらうような戦略が必要だというふうに思います。その具体的戦略についてのお考えをお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 既に山陽方面から奥出雲には多くの人に来ていただいていると思っておりますが、私も町内の土日の状況を見てみますと、福山ナンバー、あるいは岡山ナンバー、水をくみに来てくださる方が大変多うございます。そしてそばを食べて、奥出雲の野菜を買って帰っていただくと。そういう意味では、高野インターに近いところでは、上阿井の福寿水もございます。きれいなおいしい水が無料でくんで帰れる町というふうな切り口もありますし、先ほども言いました温泉もある。また、稲田神社、あるいは伊賀多気神社、船通山等の古事記の物語、さらには可部屋集成館でありますとか絲原記念館のたたら関係のこと、さまざまな地域資源が数多くありますので、それらをどう組み合わせていくかということをみんなで考えていく必要があろうと思っておりますが、いずれにしても、先ほども言いましたように、22年には道路網もほぼ終わると、鬼の舌震も完了する時期が参りますので、山陽方面からの誘客だけでなく、関西方面への観光PRも本格的に行ってまいりたいと考えております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 奥出雲町、たくさんの資源があります。本当に観光戦略についても物すごい可能性があるところだと思っておりますが、一方では、まだ奥出雲町だけを、奥出雲町を目がけて来ていただけるお客様というのもそんなに多くはないかなと。足立美術館へ行ったり、あるいは松江方面も含めて、その周りも含めて来てくださるお客さんが多いと思います。そのためにも奥出雲町を目的地としてもらわなければいけませんが、やはり私は、目的地としてもらうためのキラーのコンテンツは、一番の目玉は温泉と食だというふうに思っております。今、町長が進められております美肌温泉郷、あるいはそばを含めたおいしいものを見ましても、奥出雲に行きたいというお客様を増やす格好の材料だというふうに思っております。鳥取の方でも高速道路、どんどんどんどん開通しておりますが、成功例としては、鳥取県琴浦町で琴浦グルメストリートというのを展開されまして、やはり高速道路が通って本当に素通りの町になってしまいましたが、何か食べたいという思いで高速道路から降りていただくという戦略が功を奏しております。ぜひ、この面には今ももちろん力を入れておりますが、もっとわかりやすく、そしてより戦略と費用をかけてでも何か対策を打っていただければというふうに思います。


 そしてもう一つ、今は奥出雲町の訪ねていただけるところを御紹介いただきましたが、お水をくんでいただいたり、あるいは鬼の舌震へ行っていただくのは大変ありがたいことなのですが、いかんせん、そこだけではないですが、無料の箇所ばかりでございます。そこだけ訪れて帰るということはないと思いますが、そこだけ訪れて帰っていただくと、何も奥出雲町にとっては、車が増えただけで、なかなか恩恵がないということがあると思います。潜在的な箇所を生かすためにも、奥出雲町内で観光客の皆様にお金を使ってもらえる仕掛けが必要だと思いますが、その辺についてのお考えをお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) お金を使ってもらえる仕掛けづくりについての御質問をいただきましたが、これはどちらかというと、行政が考えるよりも、商工会や宿泊施設の人、民間の方の人に頑張っていただく分野かなとは思いますが、最近の成功事例でいいますと、稲田神社の姫そばといいますか、ゆかり庵ですね、ここもそばを食べに多くの人が訪れるというふうなことで、大変にぎわっているとも聞いておりますし、佐白温泉の農家レストランも卵かけ御飯を中心に、安い料金設定で多くの人に楽しんでいただいているようでございます。やはり奥出雲といえばそばだということで、新そばまつりや奥出雲そば街道等もいろいろやっていただいております。また、さらにはやらこい奥出雲の皆さんたちや米−1グランプリで米を主体にした食の開発という取り組みもしていただいております。そういう取り組みの中からより魅力のある食の里奥出雲がさらにバージョンアップした形でできれば、魅力度はさらに上がると思いますので、そういうふうな取り組みも町としては促したいと思っておりますし、御支援申し上げるところは可能な限りの支援をしていきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長おっしゃられるように、本来であれば民間が主体となってやるべきことかもしれませんが、一番いい形は民間、第三セクター、町が一体となっていろんなことを、いろんな戦略をつくっていければというふうに思います。


 一つちょっと具体的に御提案したいと思いますが、今ちょっとはやりの雑誌がありまして、大手の本屋、あるいは地元の本屋でも平積みになっているほど今人気が出てますが、「工場見学中国・四国」という旅行雑誌会社が出してる本ですが、中国地方のいろんな、これは酒屋の工場見学であったり、あるいはジーンズの工場見学であったりというふうに、今まではどちらかというと、この農業バージョンはよくあったと思うんですね。農業を一日体験して帰っていこうというようなツアーあるいは旅行はあったと思うんですが、今、非常に工場見学というのも一つの旅行のカテゴリーというふうになってきております。


 これを見て感じたことは、これを見てますと、ほとんどが結構奥出雲にある業種であったり工場であったり、そして逆に言うと奥出雲はそういういろんなおもしろい工場の集積地であるなというふうに思っております。具体的に申し上げますと、ここにも出てきますが、しょうゆの工場が2つある。お酒の工場も2つ。そんな町はなかなか、まずその時点でないと思います。そろばんもある。豆腐もある。シイタケもある。木工もある。マイタケもある。ドライフラワーもある。焼き物もある。かばんもある。包丁もある。たたらもある。デザイン学校もある。そばもあると。本当に二、三時間、あるいは1泊2日で体験していただくような事業が大変多くあるかなと。ぜひ、奥出雲振興さんだけではないですが、旅行業の免許も取られたので、なかなか各単体ではそういうことの受け入れ、あるいは宣伝をしていくことは難しいと思います。そういう旅行商品の開発も考えていただければなというふうに思います。


 今、奥出雲町内ではないですが、雲南市さんの第三セクターでありますキラキラ雲南さんによって、名工探訪という企画がこの9月の3連休、3回目になりますが、企画されておりまして、今言ったしょうゆの井上醤油さん、森田醤油さん、簸上清酒さんだったり、いろんな包丁かじさんだったり、そういうのをめぐるパンフレットというか、企画を考えておられます。ぜひそれも1回回っていただきたいですし、その延長線上にいろんな旅行商品の開発もできるのではないかなというふうに思いますので、三セク、町、民間問わず、また検討いただければというふうに思います。


 1点目の質問を終わります。


 2点目、教育資源を生かした地域振興について質問いたします。1回目の商業観光戦略振興ともつながるところがあるかもしれませんが、質問させていただきます。


 まず、教育資源、いろんなまた教育資源があると思うのですが、第1はホッケーだというふうに思います。ホッケーを教育資源と、地域振興の資源とするかということはなかなか議論があることかと思いますが、先般もロンドンオリンピックが開催されまして、本町からは3名の関係者が出て成績を残していただいたという本当に世界に誇る、日本を代表することであるというふうに思います。


 ただ、ちょっと残念というか、もう少しやはり工夫しなきゃいけないなというのは、ホッケー、あるいは町外の方は奥出雲すごいな、ホッケーすごいねと盛り上がっていただいたんですが、町民の皆さんの関心、あるいはどういうふうに応援していいのか、どういうふうにかかわっていいのかというのがやはりまだちょっと浸透してないなというふうに思います。


 それは、一つは、壮行式もやりましたが、壮行式に出ていいものか出て悪いものなのか、あるいは家で応援していいものか悪いものなのか、パブリックビューイングも行ったけど、見に行こうか見に行かないかというような町民の皆さんがおられたり、あるいはそもそもホッケーというものを知ってるけど、生で、あるいはビデオで、テレビで試合を見たことがない、ルールがわからないという町民の皆さんが多いのではないかなというふうに考えておりますが、ホッケーを生かしました地域振興について、今後の展開をお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 塔村議員からは、ホッケーに絞った地域振興ということでございましたが、もう少し広くスポーツを通した地域振興について、あわせて答えさせていただきたいと思いますが、ホッケーは、高校生、横田高校男女ホッケー部とセルリオ島根が日本リーグで活躍してくれております。そのほか、毎年、中国小学生のホッケー交流大会もやっておりますし、県の選手権大会、日本リーグ、それから中学、高校、大学等の練習試合等もたくさん行われておりまして、町外から多くの方がホッケーをするために来町してくださっております。全国各地からの応援者を除きまして、選手、役員の皆様だけで毎年1,000人以上の方が奥出雲町へお越しいただいております。そして剣道では、陰陽の剣道大会もやっておりますし、そろばんの大会も多くの子供たちが来てくれております。保護者も入れますと相当数の皆さんが来てくださっている実態が既にあるわけでございますので、議員御提案のように、全国レベルまで行っているホッケーの競技力を落とすことなく、ホッケーの町奥出雲が今後も継続していけるような取り組みもぜひみんなでやっていく必要があろうと思っております。競技力の向上はもとより、各種大会の実施や合宿の招聘もさらに進めてまいりたいと考えております。


 御紹介しておきますと、昨年は神戸大学、その前は東大ホッケー部、さらにその1年前は防衛大学のホッケー部もサイクリングターミナルで1週間ぐらいの合宿をしてくださっております。そういう動きを今後も大事にしていきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ホッケーに限らずスポーツ全般についてお答えいただきましたが、一番地域振興、地域に影響を与えるのは、合宿で来ていただいたり、実際に泊まってお金を落としていただくことで、地域経済に対してもプラスがあるということが具体的なところだというふうに思います。


 ホッケーについては、一つの提案は、まず、町民をやっぱりもう少し巻き込んでいただきたいという中での提案は、なかなか、年配の方もおられる中、難しいかもしれませんが、年1回か2回かぐらいはセルリオの試合でも高校生の試合でも重要な試合でも構いませんので、スポーツ中継のような形で、かなり解説をつけて、ホッケーというものを実際に見ていただけるような機会をつくっていただきたいというのが一つの要望と、合宿も大学に来ていただいたりということがあると思いますが、高校生は相変わらず外の高校を回っているという現状がありまして、もうちょっとこっちへ来ていただけるような工夫ができるのではないかなというふうに思います。


 御存じかもしれませんが、福井県の越前町という2万5,000人ぐらいの町がありまして、そこも奥出雲町と並びホッケーの町というのをうたっております。越前町の取り組みとしては、今度開かれますが、中学生の11人制のホッケー大会というのを全国持ち回りで昔はやっていたそうですが、越前町の努力によって毎年福井県の越前町で開くということで、選手だけで毎年600名の方が来られて、泊まっておられるという現状もございますし、その大会のすばらしいところは、毎回300人の町民のボランティアで運営されているという町民を巻き込んだ運動をされております。


 そして、ホッケーだけに限りませんが、奥出雲町でも地域総合型スポーツクラブというのができましたが、越前町でもできまして、越前町の場合はどっちかというとホッケーとかサッカーとかテニスとか野球とか、そういう子供からあるようなスポーツを地域総合型スポーツクラブに発展されてやっております。現状としては、町から70万円の補助金を入れられて、会費、国から委託費等も含めて600万円をスポーツクラブで運営されて、スポーツの充実に努めておられるというような取り組みもしておられます。


 全国に誇るホッケーの町となりつつありますが、まだまだできることはあると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。


 2点目は、また全国に誇る宝だというふうに思いますが、たたら製鉄を生かした地域振興について、今後の展開をお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) たたら製鉄を生かした地域振興策についてのお尋ねでございます。


 これは、午前中にも若月議員さんの御質問にも答えた内容と重なりますけども、今年は11月10日に東京国立博物館を会場にシンポジウムを行います。翌11日には、これは初めてでございますが、東京の地で、東京芸大のグラウンドで実際のたたらを体験していただくということもやる予定にしておりまして、既に9月の2日にありました東京島根県人会でもチラシを入れてPRをさせていただいたところでございます。そのほか文化庁の重要伝統的景観地区の選定、中国地方で初めてでございますが、たたら製鉄の町、あるいは鉄穴流しの跡の田園風景、それの指定を受ける準備も今やっておりまして、いろんな取り組みを続けながら、そう簡単にいく話ではないと思っておりますが、世界遺産登録に向けて息の長い取り組みをやっていく必要があろうと思っております。


 いずれにしても、神話とたたら製鉄の里奥出雲でございます。せっかくの地域資源でございますので、議員御指摘の地域振興につながるような形で今後も取り組みを進めてまいりたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) たたら製鉄についてはいろんな取り組みをしていただき、文化の面からは、たたらというのも高まってきたように思います。ただ、たたらが操業がない時期、あるいはふだんの時期に訪れていただいた方にとっては、恐らくたたらと刀剣館を訪れていただくことが一つにたたらに対する理解を深めることだと思いますが、たたらと刀剣館、おもしろくないことはないですが、かなりマニアックというか、かなり興味のある方じゃないとなかなか理解、楽しめないという面もあると思います。ただ、一方で、刀かじを小林刀匠にやっていただいているときは、たたらというものとはちょっと違うかもしれませんが、たたらの玉鋼の息吹を感じていただけるいい機会になっているなというふうに思います。なかなか難しいかもしれませんが、土日だけでも、刀かじじゃなくてもいいと思うんですね。包丁かじでも何でもいいと思いますので、何か見せるような、もっとたたらを身近に感じてもらえるような取り組みをまた考えていただければなというふうに思います。


 3点目、これもまた全国クラスの資源だと思いますが、そろばんを生かした地域振興の考えについてお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) そろばんを生かした地域振興の考えはというお尋ねでございますが、皆さん既に御承知のように、奥出雲はそろばんの町です。国の伝統的工芸品にも指定されております。旧横田町時代はタイ王国とのそろばん交流事業も継続して進めてこられました。今でもそろばんの全国の生産量の70%は奥出雲でつくられているということも聞いております。一時期、そろばんが落ち込んだ時期もありましたが、関係の皆さんに聞いてみますと、近年、少しずつ注文が増えてきているという話も聞いておりますし、ここ近年はそろばんの教育効果も見直されてきておるようでございます。今、今年からということでございますが、雲州そろばんの伝統産業会館内にそろばん塾も移行されて、読み書きそろばんの一体となった教育効果を再現すべく、子供論語塾とセットにした運用も計画されていると聞いております。このようにそろばんの教育効果をアピールしていくと、さらに海外との交流の復活も視野に入れながら、日本国内だけでなく、そろばんの普及について、世界を視野に入れた取り組みも今後必要になってくるのではないかと思っております。


 今年に入りまして、オーストリアの日本語学校から中古そろばんを譲ってほしいという問い合わせが来ておるようでございまして、6月に70丁を1校に送付して、9月には200丁を4校に送付をするという予定も入っておるようでございます。日本の伝統文化のそろばんが海を越えて活躍するということが、町の活気や職人の皆様の励みにもつながりますし、町の地域経済効果にもいい結果をもたらすものと考えておりますので、議員の御提案につきましても、これもみんなでいろんな知恵を出しながら、取り組んでいきたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大変すばらしい点かなというふうに思います。町長おっしゃられますように、そろばん人口は18万人ぐらいまで減っていたそうですが、近年20万人ぐらいまで復活しているようで、また徐々に増えているという傾向がございます。これを生かさない手はないなというふうに思うんですが、ちょっとホッケーと似てるかもしれませんが、そろばんに関しても、そろばんの一大産地でありながら、我々町民は年1回でもそろばんに手を触れる、あるいは子供たちがそろばんについて造詣を深めるという機会はなかなか少なくなっているように思います。外向け、中向け、両方やらなきゃいけないと思うんですが、もう一つの全国的なそろばんの産地である播州そろばんの産地である兵庫県小野市では、そろばん特区ということでさまざまな取り組みをされておりますが、例えば新生児、生まれたらそろばんを贈る。あるいは全校児童、週1回15分のそろばんタイム、小学校3年生は週1時間そろばんタイムがある。あるいはマイそろばんをだれも全員が小学校の段階でつくるというようなさまざまな内向けのそろばんを生かした教育を取り組みをされています。


 また、雲州そろばん大会も今年もありまして、200人強の方においでいただいたんですが、そろばんも全国で、先ほど申し上げましたように20万人の競技人口がいる中で、全国大会というようなものをさまざまな団体で開かれております。一番大きな大会が全日本珠算選手権大会というのが全日本珠算連盟の主催でございまして、毎回500名から600名の大会を全国順繰りやられているようですが、島根県の開催はまだ1回もないというような現状もございますので、そのような、ぜひそろばんの町をアピールできるような、そして外からもお金を呼び込めるような取り組みもしていただければというふうに思います。


 4つ目に移ります。4つ目、自然豊かな教育環境、奥出雲町はたくさんあると思いますが、それを生かした地域振興の考えはございませんでしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 自然豊かな教育環境を生かした地域振興ということでございますが、皆さん既に御承知のように、本町には吾妻山、船通山、鯛ノ巣山などの中国山地の山々がございます。さらに鬼の舌震に代表される斐伊川やその支流の渓谷、三成、横田の運動公園や尾原ダム周辺の体育施設、三井野原スキー場など、大変多くの教育環境があります。


 今年からは、小学校の5年生でしたか、町内の全校の子供たちが吾妻山のキャンプにも登ってくれております。この秋には古事記1300年祭で、庄原市と連携をして、比婆山から烏帽子、吾妻を縦走するような合同イベントも計画しております。私も先般の「湖都松江」という松江市の広報誌に吾妻山と船通山の宣伝、紹介をさせていただきましたが、多くの人が奥出雲を訪れて、自然体験をしていただくと、そういうPRもしてまいりたいと思っておりますし、何よりも町内の小学生、中学生たちがふるさとの自然に誇りを持って、生涯忘れることなく大事にしていくようなふるさと教育にも教育委員会も力を入れて今取り組んでいただいておりますので、さらに進めていただきたいと思っております。以上でございます。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) おっしゃいますように、奥出雲町内にはたくさんの自然環境がありまして、町内の子供たちの皆さんにも使っていただいている施設がたくさんあるというふうに思います。ただ、もう少しアピールの仕方、あるいは活動の仕方を考えれば、外からも人が呼び込めるものがあるのではないかなというふうに思っております。


 具体的には、1つ目は、三井野原周辺の環境でございます。といいますのは、この間も何かの報道かテレビで見ましたが、毎年、神伝、出雲の駅伝がありますが、その前後には結構大学チームが広島県の北部、庄原、三次あたりで駅伝のトレーニングをやられております。それは庄原でいえば道後山のすそ野であったり、かなり年間を通じてたくさんの方が合宿を行っておられます。奥出雲町も同じような環境、あるいはそれ以上、標高でいいますと高いですので、それ以上の環境がある中で、もう少し高地トレーニングといいますか、三井野原の環境を生かした取り組みができるのではないかなというふうに思います。


 もう一つは、キャンプ場、吾妻山キャンプ場もありますが、先ほども出てまいりました高野町を越えました大鬼谷のキャンプ場というのがありまして、これは広島県内で物すごい人気で、3カ月先まで予約がとれないというようなキャンプ場でございます。しかも冬も雪中キャンプというのが最近あるそうで、雪の中でキャンプをするという年間を通じた利用がされております。


 また、吾妻山、あるいは玉峰山のキャンプ場、大きくはないですが、一つ、オートキャンプ場であるという点と、周りに温泉や露天ぶろ、あるいはちょっとした遊具があるということぐらいの違いでございますので、広島あるいは山陰方面もなかなかいいオートキャンプ場というのはないそうなので、ぜひこれの具体的な展開も図れたらなというふうに思います。


 続きまして、同じように自然を生かしたわけとはちょっとまた違いますが、遠くから多くの人が訪れる三成遊園地を生かした地域振興の考えについてお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 三成遊園地につきましては、特に5月の連休、あるいは秋の行楽シーズンの連休と、町外から大変たくさんのお客様が来てくださいます。町外の保育所あるいは幼稚園の子供たちの団体利用等もあります。先ほど冬期間も通じたというふうなお話もありましたが、ゴルフ場のところでそりの、ウインタースポーツの一つで、子供さんたち、小さい子供さんは、スキーとまではいかなくても、お父さん、お母さんとそりで滑るというふうなことも計画したらという話も出ております。いずれにいたしましても、無料で楽しんでいただける仕掛けがつくってあるわけでございますので、さらにいろんなPRもしていき、結果として経済効果が少しでも出るようなことに今後とも意を注いでいきたいと思います。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) おっしゃるように大変人気があるところでございますが、いかんせん無料でございまして、現状、土日にはちょっとお店を出すような取り組みも始まっているようですが、せっかく来ていただいたお客様に何かお金を使っていただく、あるいは町内のほかのところへ訪ねていただけるような仕組みも必要ではないかなというふうに思います。


 続きまして、町内の唯一の高校である横田高校に対する町としての支援体制、施策についてお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 横田高校に対する支援とか、さらにてこ入れの施策はというお尋ねでございますが、現在、横田高校に対しましては、高等学校後援会を通じまして、毎年250万円の負担金を交付しております。進学、就職の補習指導などの経費や寮費の軽減を図る寄宿舎対策などの費用として活用していただいておりますし、図書の整備費でありますとか、部活動の遠征激励金や備品購入費、施設整備費などに対する財政支援に実態としてなっております。


 また、昨年から高校魅力化・活性化事業が横田高校で始まっておりまして、横田高校の魅力化・活性化協議会の会長を安部教育長が務めさせていただいております。だんだんカンパニーや企業家養成セミナーの実施に対する地域振興課や町の商工会等による人的支援、地域一貫教育の構築に向けた教員交流等のさまざまな取り組みに支援もしております。


 今後とも横田高校の生徒数確保、あるいは活性化に向けた支援をやっていきたいと思っております。


 一つには、海士の島前高校でありますとか邑南町の矢上高校、県の教育委員会の寮でなく、町が、最近のことですので、一人部屋の個室の寮を整備するような取り組みも県内でも始まっておるようでございまして、ホッケー留学に対応するためにも、寮の魅力化、充実整備について、高校あるいは県の教育委員会とも相談しながら、どのようなことができるかさらに検討してまいりたいと思っております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長おっしゃられましたように、県の高校の魅力化・活性化事業が始まりました影響で、いい意味でも悪い意味でも、町も一体となって苛烈な応援合戦が始まっております。例えば川本町、島根中央高校であれば、隣の町までバスを走らせようかというのを町で企画したり、あるいは矢上高校、邑南町であれば、寮を1.2億円かけて町で建てたという取り組みもありました。隣の飯南町では、県外の生徒募集の窓口は町の産業振興課が窓口となってやっているというような体制もございますし、先ほど250万円補助するという話もありましたが、町長も御存じだと思いますが、県内の高校に対する町の支援額ではほぼ一番少ない金額というふうになっております。それが多いのがいいのか悪いのかというのは議論があると思いますが、教育長には会長になっていただいて、そして町長も応援団長としてまた前面に立っていただきまして、人、金、物を含めた応援を高校と一緒に、県と一緒になって、何としても横田高校を盛り上げていきたいという思いで質問させていただきました。


 最後になりますが、先ほど大垣委員の質問にもありましたが、三成公園にダビデ像、三成遊園地にビーナス像が設置されました。ごらんになったことない方がおるかもしれませんが、紹介しますと、これが三成遊園地に設置されたビーナス像です。これはビーナス像。ここの奥にありますのがブランコという状況です。もう一つは三成公園の、野球場の横になりますが、ダビデ像が設置されて、奥に見えるのはリハビリテーション学院であったり、あるいは奥出雲病院、陸上競技場の裏というところに設置されております。設置された経緯につきましては、先ほど大垣議員の質問のとおりだと思いますが、お聞きいたします。最終的にこの三成公園、遊園地を選ばれたのは、場所を決定されたのはどなたでしょうか。


○議長(福本 修君) 井上町長。


○町長(井上 勝博君) 全国で彫刻の設置等を手がけてこられました東京のアール・プランニングの山根社長様の御意見を、寄贈された若槻一夫さんも了とされて決定をしたということでございます。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 済みません、もう少し詳しくというか、わかりやすく聞きます。それを踏まえて、最終的な決定権者といいますか、決定する権利を持っていたのは町長ということでよろしいでしょうか。


 町長ということでございます。


 その両像の設置につきまして、教育的見地からどのように評価しているのか、教育長にお聞きいたします。


○議長(福本 修君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 御質問にお答えいたします。


 寄贈いただいた像は、複製ではありますけれども、イタリア産の大理石を使った世界に有名な美術作品であります。人それぞれの感性に訴えかけるものであるというふうにとらえております。


 2体の像は、御寄贈いただいた方のふるさとへの熱い思いや将来への期待、そういうものが込められた、教育的に価値のあるものであると評価しております。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 教育長の見解はわかりました。


 教育長のもとに保護者やPTA、あるいは住民からこの像に対する声は届いていませんでしょうか。


○議長(福本 修君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) まだ私の方には届いておりません。


○議長(福本 修君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 届いていないものを議論するつもりはありませんが、恐らくもうすぐ届くと思います。町民は皆さん反対です。保護者もPTAも、女性の方も、老若男女問わず、この方の、寄贈された方の思いは重々承知されてますが、この場所に置かれたことは大変怒っておられまして、反対されております。声は届いてないということですので、これを移動すべきではないかという議論は避けたいと思いますが、今回の件にいたしましても、あるいは先ほどの庁舎の設計の話にしましても、この話については1,500万円のお金が町から出されたということを公式には議会も町民も今日初めて聞きました。設計者が委員会が開かれて決まるということも今日初めて聞きました。法的な手続上は問題ないかもしれませんが、それだけにこだわらず、政治は結果責任でございます。結果が悪ければ、それは政治に責任があります。議会も住民ももう決まったと、後戻りができない状態でいろんなことを知らされるという町政ではなく、もっと住民の意見を真摯に聞いていただけるような町政であることを願いまして、質問を終わらせていただきます。


  ─────────────・───・─────────────


○議長(福本 修君) 以上をもちまして本日の会議日程はすべて終了いたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。


            午後3時38分散会


  ───────────────────────────────