議事ロックス -地方議会議事録検索-


島根県 奥出雲町

平成23年第3回定例会(第2日 9月 9日)




平成23年第3回定例会(第2日 9月 9日)





 
────────────────────────────────────


平成23年 第3回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


                       平成23年9月9日(金曜日)


────────────────────────────────────


            議事日程(第2号)


                   平成23年9月9日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


  ───────────────────────────────


           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


  ───────────────────────────────


             出席議員(16名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     4番 藤 原 友 征君


    5番 藤 原 充 博君     6番 村 尾 明 利君


    7番 若 月 忠 男君     8番 内 田 正 男君


    9番 松 ? 正 芳君     10番 吾 郷 益 已君


    11番 大 垣 照 子君     12番 景 山 孝 志君


    13番 岩 田 明 人君     14番 若 月 康 男君


    15番 福 本   修君     16番 千 原 祥 道君


  ───────────────────────────────


             欠席議員(なし)


  ───────────────────────────────


             欠  員(なし)


  ───────────────────────────────


            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 高 橋 安 典君  書記 ───── 田 辺 綾 子君


  ───────────────────────────────


          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 勝 田 康 則君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 小 倉 義 幸君


教育総務課長 ─ 植 田 一 教君  企画財政課長 ─ 藤 原   努君


農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君  地域振興課長 ─ 尾 方   豊君


病院事務長 ── 内 田 久 貴君  農業振興課長 ─ 糸 原   敬君


生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君  健康福祉課長 ─ 野 原 万寿老君


水道課長 ─── 稲 垣 和 利君  税務課長 ─── 吉 川 孝 司君


建設課長 ─── 松 島 昭 雄君  出納課長 ─── 堀 谷 智 樹君


町民課長 ─── 石 原 啓 子君  環境政策室長 ─ 津 田   昇君


健康づくり推進室長 ───────────────── 内 田 裕 紀君


観光推進室長 ─ 舟 木   長君  財産管理室長 ─ 森 長 洋 二君


  ───────────────────────────────


            午前9時28分開議


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 日程に入ります。


  ─────────────・───・─────────────





◎日程第1 一般質問





○議長(千原 祥道君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会におきまして、次の1点について一般質問をさせていただきます。


 神話博しまねとの連携についてであります。


 島根県においては、来年の古事記編さん1300年をきっかけに、県民、観光客の皆さんが島根県内各地を訪ね歩いて地域の魅力を体感するイベント、よみがえる・はじまる物語から神話博が平成24年7月21日から11月11日までの114日間の日程で開催される計画ができています。このことは、県においての神話博についての各市町村がそれぞれ連携をして取り組むことになっており、各エリアでの計画案が示されているところでございますが、最初に雲南エリアの取り組みと奥出雲町の取り組みの現状についての状況はどのように取り組まれているのか、町長の御所見をお伺いいたします。


 次に、奥出雲町内にも古代から受け継がれた神話の伝承地や史跡、名所が数多くあり、この機会に改めて町内、県内はもとより、県外からのお客さんに気持ちよく回っていただくための神話ゆかりの地を、もてなしの心の充実を図るために、町内においてはボランティアガイドの養成、研修の実施を取り入れた取り組みや神話にかかわる講演等も実施されているところであります。このように神話博実施計画に係る取り組みとして、仮称奥出雲町神話博実行委員会の設置、あるいは町内には9地区あり、各地区には観光文化協会等の団体もあるわけですので、仮称何々地区実行委員会の立ち上げの必要が大切と考えますが、町長の御所見をお伺いいたします。


 次に、巡回するのに半日コース、1日コースあるいは3日コース等の体感コースの選定や新規に選定するコース等をいま一度考えてみる必要もあると思います。奥出雲町には、滞在型に必要ないやしの温泉もあり、平成24年度には佐白温泉交流施設の完成や、またさくらおろち湖の完成、平成25年度には稲田神社改築竣工や鬼の舌震バリアフリー遊歩道の完成が計画されております。それぞれの施設や神社等の新築になった場所等での奥出雲町らしい説明・観光ガイドブックの作成が大切であると思います。町内のだれでも簡単なガイドの説明ができるようなガイドブックの配布が必要であると思います。


 次に、ボランティアガイドさんについては、1回当たりのガイドでのガイド料を徴収し、ガイドすることも大切で、必要であると思います。町内を巡回して体感されたお方が感激し、またぜひ来てみたい奥出雲町らしい古代からの神話発祥の地、農村の景観と、いずれも史跡や文化のある観光振興のためにも、だれもがもてなしの心で対応することと、一人一人がやろうとしなければならないことが大切であると考えます。


 そして次に、神話博が終了する来年11月11日以降、再度訪ねてみたい奥出雲町の魅力を引き出し、リピーターづくりやインターネット等による集客の増加をつくり出すことが大切であると言われていますが、その対策と取り組みの考えについて町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 若月議員から、来年度開催されます神話博しまね、あるいは古事記編さん1300年をきっかけとしました本町の観光振興に対する御質問をいただきました。


 御承知のように、来年は古事記編さん1300年の記念する年を迎えるわけでございます。御承知のとおり、古事記は神代編と人代編の上下の3部構成となっておりまして、その第1部の神代編は、日本の始まりの物語であり、民族の精神や文化性を象徴している極めて大切な神話であります。そして、その多くがここ出雲を舞台とする物語であります。島根県においては、この古事記編さん1300年を地域の魅力を掘り起こし、全国に発信していく大きなチャンスととらえ、県内の広域圏ごと、あるいは市町村ごとに神々のくにしまねプロジェクトとして、さまざまな取り組みが始まろうとしているところでございます。


 御質問にありました雲南広域連合での取り組みにつきましては、後ほど観光室長の方から答弁をさせたいと思いますが、我が奥出雲町は、スサノオノミコトがおり立った鳥上の峰、船通山を有する、まさに神話のふるさとでございます。今議会の冒頭にも所信の一端を申し上げましたが、議員御提案のように、この古事記編さん1300年祭をきっかけにして、観光振興についても住民の皆さんとともに幅広い取り組みをしていく必要があろうと思っております。


 御提案のありました奥出雲町の実行委員会につきましては、商工あるいは観光の関係者だけでなく、自治会やNPO法人あるいは地区文化協会などの各種の地域づくり活動団体、さらには教育関係者等幅広い参画を得ながら、11月の中旬を目途に設立できるよう、今準備を進めているところであります。


 この実行委員会では、1300年の記念すべき年を一過性のものでなく、地域の魅力や資源を最大限に生かした取り組みとして奥出雲町を全国にPRしていきたいと考えております。具体的には、所信で申し上げましたように、スサノオ降臨の地である鳥上の峰、船通山あるいは奇稲田姫を祭る稲田神社からの新たな情報発信でありますとか、イザナミ御陵であると言われる比婆山と吾妻山を結ぶ広島県との連携事業の実施、さらにはスサノオノミコトの子でありますイソタケルノミコトが我が国初の植林事業を行った紀伊の国との広域交流事業なども、ぜひ検討していただきたいと思っております。さらには、鬼の舌震や三澤池など風土記ゆかりの舞台の活用などもあります。幅広い皆さんの積極的な参画あるいは提言を期待しているところでございます。


 さらに、御提言のありました観光ガイドブックの作成あるいはガイド料がいただけるような質の高いガイドの育成と仕組みづくりということでございますが、これにつきましても、テーマ性の高いモデルコースの設定などについて、実行委員会の中で具体的に検討していただきたいと考えております。また、神話の町である奥出雲のシンボルサインとして、ヤマタノオロチのモニュメントを島根県の玄関口である三井野原地内に県の協力も得ながら設置することにも、それぞれの立場で御理解と御協力をお願いしたいと思っております。以上、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 船木観光推進室長。


○観光推進室長(舟木 長君) 雲南圏域内、また奥出雲町の取り組みについてお答えをいたします。


 雲南エリアについては、既に3市町の行政、観光協会、商工会、JA雲南、旅行業の取得業者、さらに雲南広域連合による神々のくにしまね雲南地域実行委員会が設立されております。さまざまな観光誘客に向けた推進事業が現在展開されております。今年度の取り組みについては、出雲学フォーラム、島根県子ども神楽交流フェスティバル、雲南地域宝探しの達人と称しまして雲南圏域の神話にゆえんのある地をクイズでめぐるイベントを企画いたしまして、PRのためにテレビ番組を制作します。そうしたことで山陰、山陽方面からの誘客を図る考えであります。


 広告宣言活動では、特に東広島方面への情報発信を強化いたしまして、雲南地域情報発信フェア、広島カープ市町村PR隊や島根ふるさとフェアなど、県外での取り組みも充実したいというふうに思っております。また、奥出雲町では、現在やっております神話ガイド養成講座を昨年に引き続き開催いたしたいと思っております。船通山宣揚祭モニターツアーについても開催いたしました。斐伊川サミット伝統芸能大会、奥出雲太鼓祭り、奥出雲サイクリング、米−1グランプリ、奥出雲新そばまつり、第19回大山名人杯の倉敷藤花戦など、これからさまざまなイベントを展開しながら、県内外からの誘客を図る考えであります。


 また、ハード整備につきましては、三沢城跡地に現在、要害山交流拠点施設の整備や船通山の山頂の休憩施設の整備工事についても現在着工しておりまして、来年以降からの観光客の皆様へのおもてなしの充実に努めたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 再質問をさせていただきます。


 先ほど町長から答弁あったわけでございますが、滞在型の観光が特に大切になってくると思っております。その中でも、歴史、文化、特に食、奥出雲には仁多米、そば、牛肉、そして日本酒とあるわけでございまして、そういう食、それを入れまして、またもう一つは景観、今現在、景観条例の策定中でございますが、景観というものを大切にしていかなければいけないということになるわけでございまして、地域全体でつくり上げる、先ほど町長の答弁にもございましたように、観光の実践が大切であるわけでございます。中でも、住民と来訪者との触れ合いが特に大切であると思っておるわけでございますし、また県外はもとより、外国とのいわゆる交流、連携も必要というように言われておるわけでございますが、この点について町長の御所見をお願い申し上げます。


 それと、5項目めに質問をいたしました神話博終了後のいわゆる集客が大切ということでございまして、昨年、奈良県が平城遷都1300年祭を開催されまして、その来場者数が1,740万人と言われております。その経済効果は967億円と言われておるわけでございまして、ことしの3月以降のいわゆる観光客につきましては、大震災の影響で減ってはおりますが、来年の古事記編さん1300年祭に向かっての取り組みが待たれて、またそれぞれのリピーター等々の人数もできたところで、来場者についてはふえてくるだろうというような見通しで取り組みがなされておるわけでございまして、島根県におきましても、また奥出雲町におきましても、終わった後の集客等々が非常に大切になってくるではなかろうかというように考えておるわけでございまして、この2点につきまして町長の再度御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 滞在型の観光案内を充実すべきだという御提言で、私も全くそのとおりだと思っております。本町には、斐乃上温泉あるいは亀嵩温泉、来年には佐白にも温泉施設ができるわけですが、さまざまな地域資源がまさにたくさんあるわけでございまして、そういうところで数日なり、あるいは1週間ベースキャンプにしながら、いろいろ探訪をしていただけるような仕掛けもつくっていく必要があろうと思っております。具体的には、これは宿泊施設との協議も必要でしょうが、何日以上滞在していただければ宿泊料を格段に安くしていくとか、そういうふうな取り組みをしていく必要もあろうと思っております。


 それから、継続的な取り組みについてでございますが、私は、1泊2日程度では奥出雲の地域資源を十分に味わってもらうには時間が足りないだろうと思っておりまして、やはり神話だけでなく、いろんな物語性を持たせた観光案内をいろいろ進めていく必要があろうと思っております。サイクリングも一つの資源でありますし、それからやはりスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の話ではありませんが、オロチの尾っぽからアメノムラクモの剣、クサナギの剣が出てきたということはまさにゆゆしきことでして、たたら製鉄との関連を十分うかがわせるものでもあります。そういうことも含めまして、これから交流人口の拡大のための取り組みをしていかなければなりませんが、本格的な取り組みは、私は432号線の完全改修、それから生山方面からの主要な入り口になります印賀奥出雲線の完全改良、それから横断道も26年には全通すると。大体平成26年には観光PR等に向けての基盤整備がほぼできるんではないかと。それを見越した取り組みを今から準備をしてまいりたいと考えております。以上であります。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 町長の答弁でわかったわけでございますが、やっぱり最後に一つ聞かせていただきたいのは、外国との交流、連携というのが今後ますます必要かつ大切になってくると思うわけでございまして、そこあたりのところについて再度町長の御所見をお伺いいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 外国人観光客の誘致につきましては、これまでも特に韓国からのお客さんの誘致について既に実績が出ておりますが、中国、台湾あるいはアジア圏だけでなく、ヨーロッパあるいはアメリカ等もにらんで、神話のふるさと、それから古代のハイテク技術が今に生きてる、たたら製鉄の町ということを全面的にPRしていきたいと。一方で、たたら製鉄については世界遺産登録を目指すべきだというふうなこともいただいておりまして、そういうふうなことを絡めながら、さらに情報発信をしていきたいと思っております。そのためにも、町民の皆さんのホスピタリティー精神のさらなるブラッシュアップが必要だろうと思っておりまして、みんなで取り組んでいく大きな課題だろうと思っております。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 以上で一般質問を終わります。


  ───────────────────────────────


○議長(千原 祥道君) 続きまして、大垣照子議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今定例議会におきまして一般質問の機会をいただきましたので、町長及び担当課長に質問をしたいと思います。


 まず初めに、今月初めに発生しました大型台風12号の犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、また被災されました方々に心からお見舞いを申し上げます。そして、早々の復興と、かつての平穏な日々の暮しが一日も早く再現できますよう、心よりお祈り申し上げます。


 それでは、まず最初に、奥出雲町地域防災計画と防災対策についてお伺いをいたします。


 3月11日に発生した東日本大震災と大津波、また広範囲にわたって放射能汚染問題を起こした福島原発の事故、そして今月に入って超大型の台風12号が日本を縦断し、広範囲において大きな被害が発生しました。この半年間、日本は何かにのろわれているのかと思うほどの大災害が連続しています。きょうは偶然にも救急の日ですが、本町における防災計画及び防災対策についてお伺いをします。奥出雲町の地域防災計画は策定されているのでしょうか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 地域防災計画につきましては、平成20年の3月に策定されておりますが、先ほども議員おっしゃいますように、3月11日の東日本の大震災、また先般の台風12号による甚大な被害等、いつ、どういうふうなことが起こるかわからない事態が続いております。また、昨年の庄原市の集中豪雨被害では、まさにピンポイントで、ある谷が、ある地区がやられたと。これまで想定されてないような事態がまさに頻発しております。そういうふうなことから、この地域防災計画についても、もう一度全面的にみんなで見直し作業をした上で、事前の訓練等も十分できるような防災計画を目指してまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 防災計画、20年の3月に策定したということですが、ここのところの甚大な、さまざまな被害にあわせて、もう一度見直しをしてやりたいということですが、防災計画を策定しただけではどうにもならないわけでして、要は住民の皆さんにしっかりと全体的なものを周知するということはなかなか大変だと思いますけれども、とりあえずこの地域ですと土砂災害とか、それから洪水ですね、川がはんらんするとか、この間の12号でも随分こちらの方でもそういう傾向がありましたし、大きな被害が出たところもあるようでございますから、何よりも大事なのは、住民の皆さんにそういう情報を早く伝えるということが必要ですので、策定については、やはり住民の皆さんにも知らせるということを前提に、内容を詰めていっていただきたいと思います。


 それで、私は、旧仁多町時代に、同じ地域防災計画の災害の関係について質問をしたことがありますが、その当時、防災計画の中には、災害発生時の重要な対応部分が附属資料として40数カ所ありました。そのときに私は防災計画を全部見てみましたけれども、附属資料が全く添付されておりませんでして、これでは、特に重要な部分について附属資料というふうになっておりますので、そのものがないということになると、何のためにつくったのかわからないということになりますので、この資料編の作成も必要じゃないかと思いますが、合併してから6年半もたっておりますけれども、その後について、今、平成20年に策定したとおっしゃっておりますが、その中にもしっかり盛り込まれてるのかどうか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 現在の防災計画の資料編については、危険箇所の一覧やら災害体制の増員計画など25項目について定めているわけですが、この資料編についても、今回の見直しにあわせて資料編でいいのか、本計画の中に明記しておるべきなのか、そういうふうなこともあわせまして検討をしてまいりたいと思います。また、議員御指摘のように、役場の庁内だけでなく、幅広く町民の皆さんにも参画いただきまして、オープンな中で、見直し計画を議論していただけたらと思っておるところです。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 町長の御所見では、見直しは広範囲にわたって、そして住民の皆さんも参画の中でつくっていくということでございますので、鋭意そういう面についてはしっかりと対応していただきたいというふうに思います。そして、策定するときに、計画をつくるときに大体いろいろなものをつくるときに審議会とか、いろいろありましたが、結構男性の方が多いと思います。それで、特にこの防災計画なんかにつきましては、赤ちゃんとかもいろいろおりますので、そういうことが一番大事だとわかるのが、男性の皆さんはもちろんわかっていただいておりますけれども、より女性の皆さんの方が、そういう点についてのどういうことをしないといけないとか、あるいは不備な点についてどうすればいいかとかいうことがわかると思いますので、そういう方の意見も十分に取り入れて、本当の意味での本町の防災計画というものにしていただきたいというふうに申し上げておきます。


 次に、今回の東日本大震災と大津波、福島第一原発の事故は、広範囲にわたる甚大な災害を発生させました。本町は、国の指針に示すEPZ、これは防災対策の重点的実施地域、半径10キロ圏というふうになっておりますが、この地域には指定されておりませんが、これまでは原子力防災計画は、この本町では策定をされておりませんでした。島根原発1号機は、福島原発1号機と同じ形だと言われておりますが、万が一原発事故が発生すれば、住民の皆さんはどうしていいかわからず、真っ先に脳裏に走るのは恐怖であり、大パニックが予想されます。本町の防災計画の中に原子力防災対策編も早急な策定が必要と考えますが、町長のお考えをお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 防災計画の中に原発事故対応編についても加えるべきではないかという御意見だと思いますが、まさに私も必要があろうと思っております。島根原発、本町から40キロ圏内ということですが、風の向き等によって、どういうふうな放射能汚染の広がりがあるかもわかりません。津波対応については、中国電力の方でもう早速着手をされておるようでございますが、これまで地震想定になかった宍道湖南の活断層も新たに加わったというふうなことも聞いております。原発事故とあわせて、広範囲な被害の想定を行う必要があろうと思っております。国の安全基準がどういうふうに見直しになるかということもまだ不透明なところあるようでございますが、この問題につきましては、県の消防防災課とも十分な協議をとりながら進めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) この間の東日本大震災における福島第一原発の事故によって半径10キロ圏内でも危険だということになりました。ただ、県の防災計画の中も、今まで30キロ圏が避難所の受け入れ地域というふうになってたようですが、雲南市がまさにそれの状態だったですけれども、今回、そうじゃなくて、避難地域、避難をしないといけない地域になったと、この原発事故によって。そういうこともありますので、そこのところはしっかりとやっぱり県とも相談して、原子力防災計画の方も本町の防災計画の中にしっかりと位置づけをしていただきたいというふうに申し上げておきます。


 そして、先ほどから町長おっしゃるように、島根原発から本町は半径40キロ圏内にありますが、この福島原発の事故によりまして、向こうの飯舘村ですね、40キロ圏です。ちょうど私の町と同じ圏域にございます。これがその地図ですけれども、この赤いところが一番ひどいわけですね、汚染が。その中に飯舘村もかぶさってきております。飯舘村の皆さんも、放射能汚染によってほとんどの方が移転をしないといけない、避難をしないといけないというふうになりました。この飯舘村の教訓を、町長もさっきおっしゃったように、風の向きによっては決して本町も安全圏域ではありませんで、放射能汚染というのは本当に目にも見えませんし、風の吹きようでは、どこへでも広がっていくという危険性がございますので、この飯舘村の教訓をどのように生かす考えなのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 福島原発の放射能汚染が40キロ離れた飯舘村にも襲ったと。しかも、飯舘村も40キロの圏内と、それ以外のところと地形的には結構南北に細長い村のようでございまして、村の中で避難する人、しない人、新聞報道等では、村長さん初め行政当局も相当苦悩されたというふうなことも伺っておりますが、本町、先ほど来、風の向きによってどうなるかわからないというエリアであると思っております。町内の皆さんが避難をするような事態があるということも想定をする必要もあろうと思ってます。またそして、さらには原発からすぐ近くの松江市には、本町出身の方も大変多くお住まいであります。そういう人たちの避難受け入れについても考えておく必要があろうと思っております。いずれにしても、想定外ということはあり得ないという基本的な考えのもとで、最悪の事態を絶えず想定しながら、十分な対応ができる準備を進めてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 原発事故は大変恐ろしいものでございまして、この間から放射能に汚染された稲わらを食べた牛の問題、それからつくった堆肥の問題等々、いろいろこの雲南地域でも発生をしておりますけれども、放射能という言葉を聞いただけで、やはり日本の人々は広島原爆、それを思い起こしますので、今回の事故も原爆よりも、はるかに放射能汚染が大きいというふうにデータ的にはとらえておりますから、この件についても、しっかりと防災計画の中に位置づけをしていただきたいというふうに申し上げておきます。


 そして、5月には、ここからちょっとハザードマップの件について質問したいと思いますが、5月に居住地域の土砂災害ハザードマップが全戸に配布をされました。災害発生対応時は、簡単に事故解決的な言葉が下の方に述べられておりますけれども、災害発生時には、まず個々人や家族がその対応について考え、そして地域の皆さんともどもに準備をしておかないといけないと思っておりますが、防災計画の第一義は人の命を守ること、そして計画には避難方法や避難先の明記、そして病人や障害者、女性や子供、高齢者などの災害弱者への配慮等具体的な対応を書き込むことについて、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 土砂災害のハザードマップをこの春に5月でしたか、配布しておるところでございますが、配布しただけでは不十分だということは全く御指摘のとおりでございまして、そういう声もいろいろ出ておりますので、地域防災講習会の開催等を具体的に今月の20日の布勢地区の防災講座を皮切りに、町内27カ所で開催する予定にしております。また、計画をつくれば、それで済むというもんじゃなくて、やっぱり避難訓練とか、そういうふうなことを繰り返し続けながら、高齢者の方への対応の問題あるいは子供さん、女性の方へのいろんなソフト面での細かい対応も含めて、いろんな問題がそういう中から出てくるだろうと思っておりますので、そういう人の命を守るための体制づくり、計画をつくるだけでなく、日常的に災害に備えていく、災害に強い町づくりに向けた取り組みをまさにやっていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) いろいろ町長の方も考えていただいているようでございまして、とにかく人の命を守るために、災害発生時にはどういうことをしないといけないかということでございます。このハザードマップを私、今回質問するために、もう一度ゆっくり目を通させていただきました。これは私の地域の防災計画なので、全町的なものではございませんが、これを見ますと、これをつくられた方はよくおわかりだと思いますけれども、こういうふうに私の地域も山が多いので、土砂災害警戒区域、土石流ですね、これが黄色い部分で図面の中に書き込まれております。そして、土砂災害警戒区域、急傾斜地ですけれども、これはオレンジ色の線で地域がかかれております。これを見ますと、大体黄色とオレンジ色と重なった部分がよくあります。それで、急傾斜地であったり、それから土石流は当然急傾斜地の方がよく流れるわけですので、当然図面の中で重なると思います。というのは、よほどやっぱり危険な箇所でございます、こういう地域は。


 それで、私の地域のことだけを言いますと、ここに指定避難場所というのが高尾小学校になってます。この高尾小学校を見てみますと、ここにございますけれども、赤いマークが、赤い色で着色されておりますが、これをこちらの方の説明のところで見ますと、指定避難場所、避難施設名というふうに書かれておりまして、この赤い色が入ってるわけですけれども、ここが高尾小学校が指定避難場所になっていて、このマップで見ますと、これが急傾斜地というふうになっております。そうしますと、ここにもし避難をしていた場合、土石流が流れ込んでくる可能性ってすごくあるわけなんですよね。こういうところを避難場所に指定をする。大雨とか、そういう土砂災害があるようなときに、こういうところを指定避難場所にしていたら、かえって危ないということもございます。ですので、これは地域の人も交えて、どういう場所がじゃあ安全かということをもう一度点検をしないといけないと思います。


 そして、行政サイドにだけ、どうかどうかということじゃなくて、まず住んでる自分たちが自分の身の危険をかわしていくために、どういう方法が一番いいかということを考えるということと、それから例えば私のこの地域は、真ん中に川が走ってるんですよね。そうすると、いわゆる我々が住んでるサイドの方は、大雨洪水なんかになって橋が落ちると、こちらへ避難しようと思っても行けない。そういう場合には、じゃあどこを避難場所にするかということも、地域の皆さんと一緒になって考えて、一番安全な場所を避難場所にするということもしないといけないと思いますが、そういう再検討についてはどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほど避難場所等についての見直しの御意見がございましたが、大垣議員がお感じなっていらっしゃることも私も全く同様に心配しておりまして、私の自治会でも、避難場所に行くのに橋があるわけですが、橋が落ちたらどうするんかとか、いろんな問題がそれぞれのところであろうと思っております。昭和のたしか50年代だったと思いますが、石見の方では、避難場所に集まった人たちがまさに山崩れで10人以上がお亡くなりになったというふうな悲劇も起きております。今回の防災行動等を各地区ごとにやっていく中で、皆さんの目でもう一度チェックをしていただくと。同じ地区内でも、こういう場合には、こっちの人はここ、こっちの人はこういうふうにしようと、1カ所でいいのかという問題もあろうと思います。そういうことを地域ごとで皆さんで点検、チェックしていただくと。そのためのハザードマップが手がかりになればと思っておりますので、ぜひお願いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 全町的に見ますと、この奥出雲町というのは、ほとんど山が多い。その山のすそ野に集落が点在してるというのが実態でございますので、ちょうど私は自分ところのを持ってきましたけれども、こういう状況は各地に及んでいるんじゃないかと思います。ですので、町の防災関係の仕事をなさっている皆さんにおかれましては、本当に大変な作業をまたしてもらわないといけないということになると思いますけれども、住民の意見、そして現地も見て、じゃあここだったら大丈夫だというところを住民の皆さんと一緒になってつくり上げて決めていただきたいというふうに思います。


 先ほど町長もおっしゃっておりましたが、済みません、それからもう1点ですね、緊急事態が発生したときに、電話や、それからケーブルテレビ、それから携帯電話などが不通になることが多々あります。そして、避難しなければならなくなったときに、住民の皆さんへの情報伝達、避難勧告や指示は、行政としてどのような方法を考えられてるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 住民の皆さんへの情報提供やら避難勧告の指示の出し方等についてでございますが、有線放送はありますが、災害時には線がやられる場合もあります。今、検討をさせようと思ってますのは、無線による拡声機を使った地区への情報提供なり避難指示等の出し方等についても、どのぐらい経費がかかるかはちょっとまだ未定ですが、十分に検討させたいと思っております。


 それから、避難勧告あるいは避難指示の出し方につきましても、結果として大丈夫だったというふうなことがあっても、できるだけ早いうちに、しかも日が高いうちに災害対策基本法に基づく避難勧告、避難指示は出せるような訓練もしていきたいと思っております。兵庫県の佐用町では、町の避難勧告が夜になったがために、避難所に行く途中で多くの方が犠牲になられたと。それで、今、裁判が持ち上がっているようなこともございますので、避難勧告、指示の出しようについては細心の注意をもって当たりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 電気が使えなくなりますと、さっき申し上げたものは全く用を果たさないということになりますので、私も思っておりました。町長の方からも答弁の中でございましたが、防災無線、そういったものがやはり必要じゃないかというふうに思っております。最近、特にこういう大きな自然災害が頻発しておりますので、費用も随分かかるかもしれませんけれども、ぜひ防災無線については町の方でも検討していただいて、そういう非常時に即対応できるような環境をまずつくっていただきたいと。そのことによって随分助かる人もありますので、この間の福島の津波のときも、役場の職員さんが必死になって防災無線で呼びかけた。その方は亡くなられましたけれども、そのことが大分皆さんにとって命を助けるものになったというふうに伺っておりますので、ぜひともそういうものも本町においても地域ごとに設置をしていただきたいと。町長も考えておるということですので、早い段階で実現しますように、申し上げておきます。


 それから、先ほどこれも町長の方も申されましたが、地震や火災、それから土石流、台風、豪雨、豪雪等による災害は本当にいつ起こるかわかりません。災害発生時に被害を最小限に抑えるには、やっぱり住民参加による日ごろの防災訓練が大事だと思います。各種防災訓練について、実施する考えをお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 各種の防災訓練を実施する考えはどうかということですが、これは住民の皆さんの協力が必要でございますが、できる限りすべての地区でそういう訓練ができるような取り組みを今後してまいりたいと思っております。昨年は、三成と横田地区で震度5強の地震、火災が発生をして、火事が起こったということで避難訓練もやりましたが、消防あるいは警察、いろんな関係機関の協力も必要ですが、できる限り自治会単位ぐらいでできればいいと思っておりますし、しかも1回でなくて、何年に一遍はやっていくというふうな継続的な取り組みが求められますので、御提案の件につきましては十分検討をさせたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 1回ではなくて、何度かやっぱり防災訓練を住民の皆さんとともにやりたいということですが、県下の8市においては、この9月1日から10月30日までの間で、それぞれ防災訓練を実施したり予定をされております。防災訓練をすることによって、やはりこの計画でとりあえずやってみたけれども、実際に現場でやってみたら、そのことが役に立たなかったり、あるいは新たな問題が発見されたり、それからもっと緊急を要するときにはどうするかというふうなことも見えてくると思います。訓練することによって弱点部分が明らかになると思いますので、それは被害をより少なくするために、どうしても必要なことだと思いますので、何年に1回になるかわかりませんが、とにかく早い段階のところで1回ぐらいはやっていただきたいなというふうに思います。その考えについてはいかがなものでしょうか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 身近な集落単位での訓練の積み重ねは大変重要でございます。今年度は、先ほども答弁で申し上げましたように、27カ所で開催できるという予算措置もしておりますが、できる限り多くの皆さんに自治会単位でできるような取り組み、今年度、追加でどこまでできるかわかりませんが、来年度以降も含めまして、さらには地域で自主防災組織の発足を促すような取り組みも含めまして、御提案についての取り組みをできるだけスピード感を持って進めてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 前向きにやっていただくということでございますので、私たち住民も力を合わせて頑張っていきたいと思います。


 それから、災害が発生したときに、いきなりの場合はやっぱり防災用品の備蓄がしてないとどうにもならないということがございます。まずは食料品ですね。一番必要なのが食料品、それから寒いときでございましたら、寒さをしのぐための毛布とか、そういう暖房機ですね、そういうものが必要と考えますけれども、そういうものについての備蓄、対応はどういうふうになさっているのか。長期避難所の対応についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 防災用の備品等、各地区の防災倉庫には保管はしておりますが、まだ十分ではないというふうに認識をしております。また、食料や防災用品の調達計画は、防災計画の中にはあることはありますが、実際、有事の際に本当にうまくいくかどうか、それについても点検が必要だろうと思っておりまして、第三セクターとか商工会などの協力もいただきながら、この点についても地域防災会議で十分議論をして協力体制をとっていきたいと。コンビニとの協定を結んでいる自治体も現に出ておりますし、いろんな可能性を考えながら取り組んでまいる必要があろうと思っております。その中で、備蓄倉庫の建設でありますとか、輸送ルートあるいは収集体制の整備についても、あわせて検討してまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 現在では、いろいろ業者さんも研究開発なさいまして、25年間保管が可能な食料もあるようでございますので、そういうものは長期避難の場合には即役に立つということもございますので、ぜひ頭の中へ入れて検討していただきたいというふうに考えます。


 それから次に、奥出雲病院にドクターヘリポートの早期新設をということで通告を出させていただいております。


 島根県は、本年6月13日よりドクターヘリを導入し、県内各地で多く利用され、緊急かつ重篤な患者の治療や病状回復に大きく貢献をしています。本町でも、重篤な患者さんや重大な手術を必要とする患者さんを搬送し、手術や治療に大きく貢献をしていただいております。しかしながら、町立奥出雲病院には現在、専用のヘリポートがございません。病院に近いところに早急に設置が必要と考えますが、町長の御英断をお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲病院近くにヘリポートをという御提案でございますが、ことしの6月13日に県のドクターヘリが運行開始になっております。運行状況を見ますと、雲南地区では既にもう38件ございまして、我が奥出雲町では10件出動をいただいております。このドクターヘリの着陸場所は、病院の近くにあります三成公園の陸上競技場がこのうち6件、それから横田にあります運動公園の多目的広場、これは芝生の広場ですが、ここが2件、布勢の運動公園が2件でございました。学校の校庭等におりるようなこともあるようでございますが、やはり芝生あるいはコンクリート等でないと砂が巻き上がって大変ですし、それから学校ですと騒音で授業も中断しなきゃいけないというふうなこともあるようですが、病院にできるだけ近いところ、あるいはそのほかでもドクターヘリが安全におりることができるよう、ヘリを運航するパイロットの皆さんの意見も聞きながら、おりるのに危ないとか危険が伴うとか、そういうふうなこともございますので、十分な検討をしていきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今の町長の御答弁では、病院だけではなくて、横田地域にも数カ所、そういうふうなヘリポートのかわりをするようなところを一応お願いをして、やっていただいているということでございますが、さっき町長がおっしゃいましたように、やはりヘリポートは砂があるようなところは本当によくない。患者さんの衛生面、それからドクターヘリの中には多くの精密な機器も積み込んでるわけでございますので、そういうことにも支障が起きたらいけませんから、きちんとしたところを確保してやっていただきたいですが、まず奥出雲病院を新しく建てるときに、あの屋上につくれるようにしてあればよかったなというふうに思って、私はとても残念だなという気がしております。


 今、私もちょっと構造的にどうなのかわかりませんが、それが無理だとすれば、一つはやっぱり奥出雲病院の本当に近いところに、そういう車でわざわざ患者さんを搬送して、その場所まで搬送して、そこからドクターヘリに乗せるという、今の状況はそうだと思いますけれども。そういうことをしないでも、ストレッチャーで運んで、すっと乗せてあげることができるというふうな環境下に病院の近くにつくる分はしていただきたいなというふうに考えます。そうしないと、先ほども申し上げましたように、ドクターの方も大変ですし、病院サイドも大変ですし、患者さんへの負担も大きいものがありますので、そこのところ、とりあえず奥出雲病院の分に関してどういうふうにお考えなのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲病院からストレッチャーで直接ヘリまでという御提案でございますが、これについては、可能性も含めまして専門家の意見を聞きながら、先ほども言いますように、ヘリの離発着に気流等問題はないかどうかということも含めまして検討をしたいと思っております。さらには、病院との関連もございますが、せっかくヘリポートをきちんとしたものを考えるのであれば、災害対応のための備蓄倉庫ですね、県あるいは都市部の方から物資を運んでもらえると、そういうふうなことも想定しておく必要があろうと思いますので、そういうふうなことも含めて、このヘリポート問題については対応してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) いろいろな多機能が発揮できるようなヘリポートの建設を検討したいということですので、一日も早くそういうものが実現いたしますように、関係各位の御協力のもとで対策を立てて、早急に実施をしていただきたいことを申し上げて、一般質問を終わります。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(千原 祥道君) ここで、しばらく休憩をいたします。10時45分から再開をいたします。


 なお、しばらくの間、議長を副議長にかわっていただきますので、よろしくお願いいたします。


           午前10時34分休憩


  ───────────────────────────────


           午前10時45分再開


○副議長(福本 修君) ただいまの議員数は15名であります。休憩前に引き続いて再開いたします。


 しばらくの間、議長の代理を務めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。


 次は、2番、内田勇君。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、3項目にわたりまして質問をさせていただきます。


 最初に、観光立町、観光振興策についてでございます。


 私たちの住んでいる奥出雲町は、たたら製鉄遺跡や資料館、記念館があり、名所、天然記念物鬼の舌震、また国定公園の船通山、吾妻山を初め、玉峯山、要害山、鯛ノ巣山など、親しまれている山々もたくさんございます。また、奥出雲おろちループや亀嵩温泉、斐乃上温泉など、豊富な観光資源に恵まれております。国も島根県も、観光振興に力を入れる中で、奥出雲町も観光立町を目指し、宣言並びに観光推進条例を制定し、さらに一層の観光推進体制を強化する取り組みについての考えをお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 内田勇議員の御質問にお答えします。


 先ほども若月議員の御質問にもお答えいたしましたが、古事記の編さん1300年を来年迎えるわけでございます。奥出雲町も新たな情報発信のチャンスを迎えていると認識しております。そういうこともありまして、この4月には機構改革を行いまして、今まで地域振興課内にあった商工観光係を観光推進室に昇格をさせまして、内部的な推進体制を整えたところであります。


 今後、神話の国しまね奥出雲町の実行委員会も設立する予定でございますが、観光の町を宣言することも、ムードづくりのためには有効な施策ではあると思いますが、観光地への交通アクセスのハード面など、さらにはおもてなしの仕組みなどのソフト面のさらなる充実においても、まだまだ多くの課題を抱えておると認識しております。まずは地域の資源をどう結びつけていくか、物語性を持たせていくか、町民の皆様にも参画していただきまして、この奥出雲町の観光面での潜在力がどうアピールできるかをみんなで検討していく段階であると考えております。一過性の観光振興施策とならないよう、中長期的な視点に立ちまして、息の長い観光推進施策を図ってまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 今の観光推進室の体制の中で、やはり本当に多忙といいますか、手が回らない状況ではないかというふうに私も感じております。やはりこれだけ豊富な観光資源を持ちながら、さらに外貨といいますか、観光で外貨を稼いでいく。一般会計の予算の中で、やはり1割ぐらいを占める自主財源を確保するためにも、観光の強化こそ大切だろうと思いますけれど、その点もう一度よろしくお願いします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほど交通アクセス等のハード面がまだ不十分だというふうなことも申し上げましたが、議員おっしゃいますように、まさに豊富な観光資源を持っております。平成25年の春には、鬼の舌震のバリアフリー遊歩道も完成する予定でありますし、平成26年には、道路の整備も一応あるレベルまでは行くだろうと思っております。それに向けてのいろんな準備を今していく段階であろうと思っておりまして、もちろん広島、松江、米子、近隣の都市住民を呼び込むことはもちろんでございますが、首都圏あるいは関西圏のお客様にも来ていただけるような交通アクセスの充実あるいはトロッコ列車のPR等も含めまして、さらに取り組んでいく必要があろうと思っております。町民の皆様との連携が何よりも必要だろうと思っておりまして、みんなで観光の町づくりをやっていく仕組みづくりも含めまして、考えていく課題は多かろうと思っております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 次に進みます。観光客増加の取り組みについて、基本理念や基本目標を定め、年間計画、集客目標を明確にし、各観光資源を有機的、体系的に連携して、半日コース、1日コース、1泊2日のコース等観光モデルコースを設定した観光マップを作成し、奥出雲町全体の観光客の増加への取り組みについてお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 観光振興や交流人口をふやすために具体的な数値目標を立てることも極めて重要だと思っておりますが、県の観光動態調査等でのいろんな数値もあるわけでございますが、どういう数値目標を定めて、どういう取り組みをしていくかにつきましては、先ほど来申し上げておりますような、いろんな準備が必要であろうと思っております。


 トロッコ列車とサイクリングのことも先ほどはありましたが、議員、いろいろおっしゃっていただいた観光資源のほかにも、マクロビオティックの母である久司アヴェリーヌトモコさんの顕彰碑もできておりまして、農と食の原点のふるさとであるというふうなPRも考えていく必要があろうと思っております。


 阿井地区では、中村成子先生の一味同心塾もありまして、都市部からもいろんな人が来てくださっております。そういうふうな農業でありますとか、古くからの伝統的な食を生かしたPRについても取り組んでまいる必要があろうと思っております。


 具体的にそれぞれどういう取り組みが必要であるか、今後もやっていかなければいけませんが、東京圏では今、サンライズ出雲号とトロッコ列車を組み合わせた旅行商品の開発を具体的にお願いをしておるところでございます。関西方面には、どうしても生山駅が玄関先になりますので、これは印賀線が全通する26年を目指して、大阪あるいは神戸、京都のお客様をどう誘客するか、この準備も進めてまいりたいと思っているところでございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 私も8月の末ですけれども、境港市の水木しげるロードへ行ってまいりました。平日でございましたけれども、やはり多くの観光客の方がいらっしゃいました。この水木しげるロード、やはり昨年は372万人の入り込み客があったと思いますけれども、ことしは、さらにそれを上回る勢いのように聞いております。なぜ水木しげるロード、あれだけの集客ができるのか。やはり参考にしていただきたい分がたくさんあると思っております。


 それから、鬼の舌震もちょっと8月に行ってまいりましたけれども、やはりすばらしい観光地であり、観光資源だなと改めて思いましたけれども、残念なことには観光施設のトイレが汚いとか、喫煙場所にはごみが山盛りになっているという状況もございました。やはりそういう意味で、観光客を受け入れる体制、おもてなしの心というものを大事にしていくならば、きちっとしたそういう集客目標も立てながら、また観光資源を本当に大事にしていくという取り組みが大事であろうと思いますが、もう一度御所見をお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まさに議員御指摘のとおりでございまして、受け入れ体制をどうつくっていくか、あるいはおもてなしの心をどうやって町民みんなでさらに磨いていくかというふうなことも極めて大事でございます。また、全国各地がまさに交流人口の拡大を目指して、さまざまな取り組みをやっております。そういう意味では、地域間競争の中で、それに負けない交流人口の拡大策を考えていかなければならないと思っておりますし、ほかではない奥出雲町ならではの誘客アピールポイントをどうPRしていくか。いろんな各地での取り組みも参考にしながら、この交流人口の拡大、観光振興について町政の重要な課題の一つだと思っておりますので、取り組んでまいりたいと思います。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 国定公園や鬼の舌震の中国自然遊歩道を積極的にPRし、森林資源を有効活用した森林セラピー体験等の基地を設けたらというふうに思いますけれども、この点について所見をお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 森林セラピー体験等の基地をという御提案でございますが、町内には国定公園の船通山、吾妻山を初め鯛ノ巣、猿政、いろんな山があります。そういう中で、森を歩きながら、いやしの時間をつくっていただくような取り組みもしていく必要があろうと思っておりますが、実は先般も比婆山と吾妻山との関係がございまして、私も初めて縦走をしたコースが広島県側の竜王から比婆山、それから烏帽子、吾妻と大変すばらしいコースがありまして、まさに森林セラピーの登山コースだなと実感したところでございます。そういうふうなすばらしい中国山地でも第一の縦走路であるということは、山好きの方は知る人ぞ知るというふうな資源でございますけども、もっと多くの人に訪れていただけるような案内あるいは宣伝もしていく必要があろうと思っております。


 船通山の山頂の休憩所トイレも今、工事が始まったばかりでございますが、吾妻山についてもキャンプ場等の施設はあります。どういうふうな施設をどういうふうに組み立てて、さらに登山を多くの人に楽しんでいただくような仕掛けができるか、いろいろ皆さんの意見も聞きながら検討を進めてまいりたいと思います。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 次に進みます。本年2月の松江市でのたたらシンポジウムは、大盛況でございました。来年は、いよいよ古事記編さん1300年を迎えます。ヤマタノオロチ伝説発祥の地であり、斐伊川の源流である奥出雲町でシンポジウムを開催する意義は大きいと考えます。また、日本独自の文化遺産であるたたら製鉄、この中国地方で最盛期には国内の90%を占めていたと言われております。たたら製鉄について全国に発信する絶好のチャンスであり、奥出雲を知ってもらい、奥出雲ファンをふやしていくことはすばらしいことだと考えますが、この点について御意見をお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) たたら製鉄についてのお尋ねでございますが、議員おっしゃっていただきましたように、この2月のたたらシンポジウムは大成功でございました。引き続きまして、ことしも鉄の道文化圏の事業として第2回のシンポジウムも開催する計画でございます。たまたまことしは大社の県立歴史博物館で特別展として、たたら製鉄と近代の幕あけというふうな企画展を行っていただくことになっておりますので、これは連動した、あるいは関連づけさせてテーマでシンポジウムを開催する今準備をしているところでございます。


 さらに、いろんな発信をしていく必要があろうと思っておりまして、特に皆さんからいろいろ御提言をいただいてるのは、来年、東京と京都で県が神話博を開催されます。それに合わせて鉄の道文化圏で、たたらと神話でありますとか、そういうテーマで、島根県内でなくて、東京あるいは京都で大きなシンポジウムあるいはフォーラムを開催したらどうかという御提言もいただいておりまして、これは県とも協議をしながら準備を進めたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) たたらのシンポジウム、本場のこの奥出雲でぜひとも開催していただきたい、そういう思いでいっぱいでありますけれども、東京、また京都でということでございますので、また次の年にでもできたらいうふうに思っております。


 次の質問に移らせていただきます。支え合う奥出雲の構築について。


 東日本大震災、福島原発事故を教訓に地域住民が相互に連携し、助け合い、支え合う奥出雲の構築が急務となっております。災害発生時においては、行政の素早い対応が被災者支援や復旧・復興には不可欠であり、被災者の氏名、住所など住民基本台帳や被害状況、避難先、罹災証明書の発行などを総合的に管理する被災者支援システムを平時のうちに構築しておくことが重要であります。今回の東日本大震災の市町村では、これが構築されておりませんでした。いろいろな面で大きなおくれにもつながっております。


 この被災者支援システムは、阪神大震災で大きな被害を受けた西宮市が開発しております。現在、全国市町村の3分の1に当たる500以上の市町村で導入されております。高度なIT能力を持っていなくても導入できるもので、仮に民間企業に委託しても20万から50万円ぐらいで導入できるシステムでございます。この導入について御所見をお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 被災者支援システムの導入についての御提案でございますが、現在、本町では本システムの運用は行っておりません。災害発生時において一日も早い復旧・復興を図るための有効なシステムであると考えておりますので、先ほど言っていただきました西宮市での運用状況等も参考にさせていただきながら、できるだけ早期の導入、運用に向けて検討をしてまいりたいと思います。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 一日も早い被災者支援システムの導入をお願いをしたいと思います。


 次に、独居老人や高齢者世帯の緊急時の際、迅速に的確な処置に役立つように、かかりつけの病院や緊急連絡先、また血液型、服薬情報等、また健康保険証の写しを入れた救急医療情報セットをクリアケースに入れて、マグネットで冷蔵庫に張って保管し、救急隊員の迅速な処置に役立つようにし、できれば高齢者世帯だけではなくて、全世帯への導入ができないか、お伺いをいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 救急医療情報セットについての御質問でございますが、ひとり暮らしの高齢者等の緊急時の対応の一つとして、以前、冷蔵庫に救急医療情報セットを置くというふうな方法も検討したことがあるようでございます。しかしながら、高齢者が適宜情報を更新するということも難しく、置き場所も不確実で、緊急時に第三者がそれを利用して対応するというふうなことについては、確実性に欠けるのではないかというふうなことで、実施してこなかった経緯があるようでございます。


 現在、町では、ひとり暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯には、テレビ電話を設置しておりまして、コールセンターの職員や包括支援センターの職員、民生児童委員が連携を図りながら、見守り活動を実施しております。このシステムの基本登録情報に、かかりつけ医や救急連絡先、健康状態などの必要な情報が入力、管理されております。また、担当民生児童委員は、常に同じ情報を保有、活用して、日々活動されているものと認識しております。緊急時には、テレビ電話の活用や民生児童委員がこれらの情報を提供するような体制を整えておるところでございます。


 さらに、ひとり暮らしの高齢者で希望される方には、一般電話による緊急通報装置を設置しております。このシステムは、必要な高齢者の情報を消防署に


登録しておきまして、緊急時、第三者を通すことなく、救急隊員がそれらの情報を直接医療機関等へ持ち出し、利用することができるようにしております。消防署では、このシステムの老朽化により、近い将来廃止する予定でありますので、本町ではテレビ電話システムを使用して、同様なシステムが構築できるよう消防署と連携して今、準備を進めているところでございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) でき得れば全世帯に、冷蔵庫等はございますので、テレビ電話以外にやはり二重三重のセーフティーネットと申しますか、そういうものがあったら、緊急時ですので、どうしても慌てることが多いと思いますので、検討をよろしくお願いしたいと思います。


 次に、すべての住宅に6月1日から義務づけられました火災警報器の普及率が島根県は65.5%で、全国26位という状況でした。6月1日以降の住宅火災警報器の奥出雲町における設置状況と未設置の住宅について、人命にかかわることでもあり、このまま放置できないと思いますが、対応についてお伺いいたします。


○副議長(福本 修君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 消防法の改正によりまして、本年6月1日より住宅用火災警報器の設置が義務づけられたところでございます。もとより住民の生命と財産を守る観点から、住宅用火災警報器の設置推進を図るため、昨年の12月に奥出雲町消防団の協力によりまして警報器の購入要望を取りまとめたところでございます。多くの設置がその際されまして、本年の2月にすべて配布をし、設置をいただいたところでございます。


 期限が到来しました5月、雲南消防署管内すべての町村を対象にアンケート調査が行われました。結果は、設置済みが70.2%、これは全部設置でございます。一部設置が21.1%、合わせますと91.3%が設置をされております。残り未設置8.7%、さらには一部設置のすべてで設置いただくよう、今後さらに広報、周知、消防団との連携によりまして普及促進を図ってまいる考えでございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) この未設置世帯8.7%について、さらにどういう方法で具体的に、でき得る限り100%に近い住宅に配置、つけていただきたいというふうに思いますが、この点、対策、対応をお伺いします。


○副議長(福本 修君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 8%につきましては、あくまでもアンケート調査でございまして、もっと少ない数値ということも想定をされますけれども、やはり個別の御家庭の状態がわかる消防団の皆様のお力をおかりするということが有効であると思っておりますので、今後、秋の火災予防運動、また来年の春の火災予防運動、各地区でさまざまな臨戸調査等もしていただいておりますので、引き続きそこらで実態を把握しながら進めていきたいというふうに思っております。どうしても経済的負担が伴います。もともと逃げおくれを防ぐということが目的でございますので、そこら辺も十分言葉で御説明申し上げて、御負担もいただきながら設置を進めてまいりたいというふうに思っております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) できる限り多くの世帯に警報器が設置されることを望みます。


 続いて、支え合う奥出雲として、地域の経済の活性化やコミュニティーを活発にするため、地域通貨の導入についてお伺いをいたします。


 地域通貨は、グローバル市場の投機やマネーゲームが引き起こす急激な経済原動の影響を避けるため、地域経済を部分的に分離することにより、自立的な安定成長を図ることができると言われております。高齢化がますます進む現在、福祉、介護、また森林等の環境保全、教育、育児、町づくりといった課題に対して、NPO等の活動が活発になっておりますが、収入や生活を長期的に犠牲にしてボランティア活動をするのは困難であります。こうした活動に対して地域通貨によって対価を支払っていくことにより、大きな意識改革につながるとともに、物やサービスを多角的に交換しながら助け合い、支え合うことで新たな地域づくりのツールになると考えますが、この点について御所見をお伺いします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 地域通貨についての御提案でございますが、各地でボランティア活動を促進するための地域通貨がいろいろ工夫をされておりまして、私も何例か実際に見たこともございます。本町では、昨年、一昨年と特典つきの商品券を緊急経済対策、地域内消費拡大の一環として発行してまいりました。この商品券は、商工会の全面的な協力により、買い物だけでなく、福祉・介護サービスへの使用や個人営業の大工さんやシルバー人材センターでも自由に使える地域密着の商品券として発行することができました。


 ボランティア活動と組み合わせた御提案の地域通貨については、実際うまく有効利用されないというふうな問題も一部抱えているようでございますので、先ほど申しましたように、御提案の地域通貨に近い仕組みが既にでき上がっておりますので、現在のところ新しい地域通貨を早急に取り組んでいくというふうなことは、いましばらく様子を見てからにしたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) 地域通貨につきましては、鳥取県の智頭町では、杉小判を流通させて、荒れた山林の再整備を進め、地元商店街の活性化につなげられているようであります。売れないため山に放置されていた間伐材が有効活用される地域も大変元気になっているという情報も得ておりますけれども、やはり商品券だけでは進まない、山の荒廃、また里山の状態を見たときに、やはり一つ一つ着実に整備を進めていかなければならないのではないかというふうに思います。


 智頭町は杉の町ですので、杉小判でございますけども、たたら小判でも発行したら、またいろいろな意味で地域活性につながるんじゃないかというふうに私は思いますが、もう一度お伺いしたいと思います。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 鳥取の智頭町の杉小判のお話がございました。四国の方では、モリ券というふうな地域通貨を発行してるところもありまして、これでもって間伐材の搬出を促す、あるいはみんなが山に入っていくというふうな取り組みも実際されておるようでございまして、このモリ券につきましては、現在進めております木質バイオマス構想の、バイオマスタウン構想の中で具体的に検討させたいと思っております。


 また、たたら小判というお話もありましたが、どういうことがそれでできるか、いろんなアイデアを出していただければ、これも十分検討をさせていただきたいと思います。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひとも地域通貨については、次の質問でも関連をいたしますけども、稲わら、あるいは干し草等、いろいろな意味で今の環境、どうしたら守っていけるか、環境を整備していけるかということにもつながると思いますので、よろしくまた検討をお願いしたいと思います。


 次に、地域資源の利活用についてお伺いをいたします。


 福島原発事故の影響は、私たちの想像もしていなかった稲わら汚染の問題に発展し、今後の農業、また畜産業に大きな影響を与えております。稲わらが遠く宮城の地から入荷していることに大変驚きましたけれども、稲わら、干し草などの自給体制は確立できないのか、現状と対応についてお伺いします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 稲わらの問題についての御質問でございます。この稲わらの利用や牧草の自給体制については、集落の畜産組織に対しまして、県の補助事業を活用してのロールベイラー等の購入を支援してきておりますが、畜産用の稲わらが町内で自給できる体制をつくっていくことも大きな課題であると認識しております。先ほどの地域通貨等の組み合わせも含めて、いろんな町内飼料の自給向上の取り組みを具体的に検討をする必要があろうと思っております。


 今回の東北の稲わら問題は、まさにトレーサビリティーがそこまで行き渡ってなかったと。宮城県産の稲わらだということでございますが、本当に宮城県産なのか、もっと原発に近い福島県産の稲わらもまざっておったのではないかというふうなところまでは、はっきりわかりません。そういうふうな問題もありますので、稲わら、あるいは牧草の町内自給、いろんな工夫をしながら畜産農家あるいは米づくり農家の皆さんとも協議を重ねながら検討を重ねてまいりたいと思います。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひとも稲わら、あるいは干し草等についてもう一度、例えば乾燥が不十分で牛に食べさせられないという問題等ありますれば、やはり地元で収穫した稲わら、また干し草等を乾燥設備等をつくる等しながら、雇用の拡大、また地場産業の育成ということもございます。この奥出雲の地に生えた稲わらなり、あぜ等の草を本当にうまく活用していけたら、このように思います。


 次に、現在は生産性が低いとか価格競争で他の地域に負けてしまうという理由で、地域の資源が見捨てられ、安い原材料や製品が外から入ってきております。地域資源だけで、もちろん自給自足はできませんけれども、なるべく地域資源を生かすことで地域再生は可能であります。もみ殻、米ぬか、腐葉土、生ごみの堆肥化を強力に推し進め、牛ふんだけに頼らない、もう一つの堆肥センターがあってもよいのではと思いますが、御所見をお伺いします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 地域資源の再利用等、特に生ごみ等の問題についてのお尋ねでございましたが、もみ殻は畜産農家へ提供されておりまして、牛舎の敷き料として利用され、これも堆肥化をされております。米ぬかにつきましては、菌床シイタケのほだ木の原料に利用された後に堆肥センターへ持ち込まれ、これも堆肥化されている状況がございます。また、生ごみにつきましては、本年度、肥料化する施設を、これは小規模なものですが、試験的な設備になろうと思いますが、仁多の給食センターの近くに堆肥化する装置を整備したい。今、その準備をしているところでございます。


 農業や一般家庭から発生しますバイオマスを生物、微生物の技術を組み合わせて有効活用することにより、自然循環機能を促進することは極めて大事であると考えておりまして、昨年、策定しました奥出雲町地域新エネルギービジョンに基づきまして、住民団体やNPOの民間組織や事業者の皆様とともに協働できる仕組みをつくり、その中で検討してまいりたいと考えております。


 本町の豊富な木質資源や再生可能エネルギーを有効活用することによりまして、化石燃料の削減を図るとともに、循環型社会の実現にさらに努力をしてまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) もみ殻あるいは米ぬか、腐葉土、生ごみ等の堆肥化の問題ですけど、やはり100%活用されているかというと、必ずしもそうではないようにも思います。また、腐葉土については、いつも秋になりますと落葉樹、葉っぱがたくさん落ちて側溝等をふさいで、またそれが災害にもつながるということもございます。そうしたものをやはり町内、本当にある程度支援をしながら、助成しながらきれいになっていく、また堆肥化していくということも大事ではないかと思います。また、生ごみについても、もう一度本当に各世帯が家から出る生ごみ、ごみの半分、50%が生ごみと言われておりますけれども、この点についても再度一歩進んだ施策を講じてもらいたいと思いますが、最後にお伺いをいたします。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 腐葉土も含めた生ごみ等の再利用のシステムづくりをということでございますが、現在いろんな取り組みを始めておりますが、一つは農業集落排水の終末処理場の汚泥の堆肥化の問題、これもございます。それから、腐葉土だけでいくのか、生ごみと組み合わせた方がいいのか、微生物をたくさん使った水処理による堆肥化の方法やら、杉チップによる乾燥系の堆肥化のシステム等、いろんな方法が研究開発されておるようでございます。そういうふうなことも十分研究しながら、この問題について可能なところから取り組んでまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(2番 内田 勇君) いずれにいたしましても、今の腐葉土も、また生ごみも、やはり地域の大事な資源であり、宝だということを申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○副議長(福本 修君) それでは、次、参ります。


 8番、内田正男議員。


○議員(8番 内田 正男君) 一般質問の機会をいただきましたので、3点質問させていただきます。


 最初に、農業従事者の高齢化による農地の管理について。


 秋の収穫期になり、本町第一の特産品、仁多米の将来を心配するものである。


 さて、水田1,000町歩と記入を訂正をお願いし、奥出雲町の水田面積はおおむね1,732町歩の管理方について、農業従事者の老齢・高齢化に伴う農地維持管理の方向性について伺います。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 高齢化に伴う水田あるいは農地の維持管理の方向性についてでございますが、基本的には、私は、集落営農方式でやっていただければ、既に集落営農組織、取り組んでいただいてるところはかなりございますが、有限会社あるいは農事組合等による農地の集約化も進んでおりますが、可能であれば、それぞれの地域で集落営農に取り組む機運をさらに広めていただきたいと思いますし、これは県の普及部等とも連携しながら取り組みを促してまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 先ほどの御意見でありますが、やはり奥出雲町の産地としては、今のところ農事法人等を主とする考えと御理解させていただきます。


 それでは、1点目、中山間地域等直接支払いで予算3億1,300万円、農地・水保全管理支払い交付金事業、予算2,700万円を初め、支援事業は農地管理に不可欠では。こうした農地管理支援補助金は、総額幾らになるか。


 なお、奥出雲町での米の販売総額と比較して比率は何%くらいか。また、これらの補助金は将来も継続していく見通しがあるか伺う。


○副議長(福本 修君) 農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 今定例会に中山間地域等直接支払い交付金等の補正予算案も提出をさせていただいておるところでございますが、補正後の活動組織へ交付する額ベースでは、中山間地域等直接支払い交付金が3億1,500万円余り、それから農地・水保全管理支払い交付金のうち、共同活動の部分が1億700万円、向上活動分が4,200万円余りでございますので、合計4億6,500万円余りを予定をさせていただいてるところでございます。


 米の販売が等の比率はとの御質問でございますけれども、平成22年産米のカントリーエレベーターで入庫しましたものも含めまして、JAが取り扱いました米に係る概算金がおよそ5億1,000万円程度となっておりますので、ほぼこれに匹敵する交付金額となっておるところでございます。また、農家での個別流通米とか民間の直接販売分は把握はしておりませんけれども、平成22年産米の奥出雲町における水稲の配分数量から、農家での自家消費分も含めた生産額は、およそ13億円程度、これも概算金からの計算でございますが、13億円程度と推計されますので、おおよそその35%程度になろうかと思っております。


 この補助金が将来も継続していく見通しかとの御質問でございますけれども、中山間地域等直接支払い交付金は、平成26年度、農地・水保全管理支払い交付金のうち、共同活動分につきましては本年度まで、それから向上活動分につきましては平成27年度までの事業実施期間となっております。それ以後継続されるかどうかは現時点では不明なところでございますが、しかし、これらの交付金は、農地や農業用施設の維持管理あるいは農村景観の維持等に大きな役割を果たしておりますので、あらゆる機会を通して制度の継続について要望してまいりたいと考えておるところでございます。以上でございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) これまでのこういう補助金についてですけど、ソバの生産補助金、平成21年度までは単収約6万円前後、平成22年度は単収約2万円、今年度は単収約4万円と伺っておりますが、余りにも変動がきついが、今先ほど何年にはと言われましたけど、やはり考え方は民主党のマニフェストにあった子ども手当のように変動すると理解してよいですか、伺います。


○副議長(福本 修君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 先ほどの御質問は、いわゆる水田における生産調整に係る、従前は産地づくり交付金、それから今年度は産地づくり交付金、いわゆる転作に係る交付金に対する御質問ではなかったかと思います。おっしゃるとおり、非常に猫の目行政といいますか、毎年非常に額が変動、制度名も変わっていくような状況でございます。やはり農業というのは短期的なものではなく、長期において経営試算もしていかなければなりませんし、継続していかなければならないものと考えております。そういった点では、非常に御指摘のとおり、生産農家にとりましては、毎年度額が大きく変動するということは非常に生産計画が立てにくいというような実情もございますので、今後とも、それら安定した継続的な制度となっていくよう要望してまいりたいと考えております。以上でございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 理解をせえということでございます。


 2つ目ですが、高齢化による集落営農組織や農事法人による水田の管理が進んでいるが、現在の活動している営農集団の数と動向はどうか。また、営農集団の方々、奥出雲町の水田面積、何%維持管理しておられるか、再度伺います。


○副議長(福本 修君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 本年3月末時点の数字になりますが、集落営農型の農業生産法人が13法人で、経営面積は215ヘクタール余りとなっております。また、有限会社組織によります農業生産法人が3社で、経営面積が40ヘクタールとなっております。合わせまして255ヘクタール余りで農業生産法人による経営が行われておりまして、本町の水田面積1,732ヘクタールに対しましては14.7%になります。


 このほか、これらの農業生産法人で29ヘクタール、それから任意の組織になりますけれども、41の集落営農組織で177ヘクタールの作業受託が行われております。これは全面受託であったり、あるいは期間作業のうちの一つ、例えば収穫作業のみであったり乾燥のみであったりと、それらの延べ実施されてる面積でありますが、これが177ヘクタール行われております。


 動向でございますけど、本年4月に稲原の方で従前の任意の営農組織1団体が法人化されたところでございます。現在、3地域で法人化等に向けた相談を受け、検討を進めてるところでございますので、先ほど町長が答弁申し上げましたように、基本的にはそうした高齢化等に伴う、やはり農作業は集落営農組織で展開をしていきたいというふうに考えておるところでございます。


○副議長(福本 修君) 8番、内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 営農集団の方々が水田面積何%かとお聞きしましたが、先ほど1,732ヘクタールと。その中の255ヘクタールと言われましたか。これは耕作面積と水田面積は違うと思いますが、そこんところはどうなんでしょうか。耕作面積はつくる面積、全体の面積は全体の面積じゃないでしょうか。ちょっともう一度お願いします。


○副議長(福本 修君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 先ほど申し上げました法人の255ヘクタール、これはあくまで経営耕地面積でございますので、いわゆる稲殻つきでございます。それから、奥出雲町全体の水田面積1,732ヘクタールというものも稲殻つき面積でございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 失礼いたしました。


 なお、営農集団への町としての指導や研修、さらに営農手段の農機具や格納庫などの修理に係る支援補助金はあるかないか、伺います。


○副議長(福本 修君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 営農組織等への指導等に関しましては、奥出雲町の集落営農組織連絡協議会、それから雲南地区には雲南集落営農組織連絡協議会、そして県段階では島根県集落営農ネットワークという、さまざまな組織がございまして、これらの組織におきまして農作業の安全研修会、税務の研修会、経営研修会等の開催とか、あるいは法人あたりには会計ソフトの購入助成などを行ってるところでございます。


 また、法人化されました組織や法人化を目指す組織に対しましては、農業用機械や施設の整備、それから農地の集積等に対して国や県の補助金がございます。また、認定農業者を取得されてる組織につきましては、低利の融資資金も準備されているところでございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 再度お聞きしますけど、先ほど法人にはやはりそれだけある程度の補助金があると御理解させていただきますが、自治会で集落農業者の方々は共同で農機具、格納庫など経費がかかっても、水田管理には欠かせないものと。経費、出費は大変であるが、将来仁多米づくりに期待をし、個々に多額な投資をしておられる。このような方々に支援補助金をぜひとも検討を、いかがなものか、お願いします。


○副議長(福本 修君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 担い手としての組織化、法人化ももちろんでございますが、こうした農産物の低価格の状況の中では、生産コストをいかに引き下げていくかという問題も大きな課題の一つだろうと思っております。そうした中で、組織化、法人化されて機械の共同利用を図られることも重要でありまして、現在、先ほど申しましたように、必ず法人化されてないところでも、今後そういう生産コストの低減に向けた、組織化に向けた取り組みをなされる、そういったものに対しては支援をしていく道が準備されておりますので、そういう方向で今後も取り組んでまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) よろしくお願いします。


 農事維持管理では草刈りが大変でありますが、とりわけ排水路の管理で周辺の草刈りなど難渋するが、用排水路にふたはいかがなものか。また、排水路の側面に張りコンなどはいかがなものか。経費の軽減ができればと思います。これに該当する支援補助金があるか、伺うものです。


○副議長(福本 修君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 水路本体の維持補修や、それから水路路肩の崩落したところの部分等の補修、それから農道の側溝にふたをかけることにつきましては、農地・水保全管理支払い交付金を活用していただくことができますが、単に用排水路にふたをかけることや、それから水路側面をコンクリート張りにするようなことに関します補助制度は、現在のところございません。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 先ほどのお答えはよくよくわかりますが、全く支援がないという理解をさせていただきますけど、やはり農家にとってはこれが一番大変で、農地・水保全とか、そういうものの予算で張りコン等を検討しているけど、非常に単価が違って工事面が延びないというところが非常に困難というところも考えておりますが、今後やはり農家に対して国のいろいろな設計等々でそういうことは決まっておりますが、農業を管理される中高齢者に対しては、本当に先が思いやられるところもあるということを御理解いただいて、答弁はようございます。


 そうしますと、続きまして2点目、冬季を控えて平成23年度の除雪対応について、平成22年度を振り返って。


 冬季シーズンを控え、平成22年度の災害対策の総括を踏まえて、今後の今年度の体制や計画について伺いますが、奥出雲町の除雪対応は迅速で、かつ的確な対応であり、敬意を表しているところでございます。平成22年度の決算、除雪支援総額は、委託費8,900万円、需用費などを含めて約1億円の支出であったが、この歳入の財源構成について、特別交付税を含めてどうあったか。また、県内で人口、気象状況など差異はあるが、降雪地の町村で飯南町、美郷町などと比較してどうか、伺います。


○副議長(福本 修君) 藤原企画財政課長。


○企画財政課長(藤原 努君) まず、平成22年度の除雪関係経費につきましては、道路、それから学校、公民館等の公共施設を合わせまして約1億1,000万円の決算額でございました。その財源の内訳につきましては、特定財源として国からの臨時市町村道除雪事業費補助金、これが約2,300万円、それから県道の一部区間を町の機械等で除雪をするという部分がございますので、それに伴います県からの除雪委託費約1,300万円が特定財源として入っております。残る7,400万円につきましては、これは交付税などの一般財源で賄っております。これに対しまして普通交付税で需要額算入されております除雪関係経費は約6,000万円でございます。不足する経費につきましては、特別交付税が交付されております。


 なお、本町の平成22年度の特別交付税、これは総額で約7億9,600万円でございますけども、これのうち除雪関係経費が幾らであったかということは公表されておりませんので、内訳としてはわからないということでございます。


 また、他の自治体における除雪関係経費の額につきましても公表されておりませんので、本町との比較はちょっとお答えをできる状況ではございません。とはいいましても、ちょっと昨日のところで電話で飯南町等にも問い合わせをしてみましたところ、飯南町では、道路部分だけの数字になりますけれども、6,700万円程度の経費を使ったということでございます。美郷町につきましては2,700万円だったということでございますので、奥出雲町の公共施設も含めての数字1億1,000万円ですけれども、それと比べますと、かなり大きな額であったということでございます。


 また、本町では、道路等の除雪対応につきまして、住民のライフラインの確保の面から最も重要な事柄であるというふうに考えておりまして、除雪指示の迅速化、町有除雪車両の整備などを積極的に進めておりまして、道路延長や積雪状況に差異はございますけれども、除雪対応につきまして他の市町村に劣る点はないというふうに考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) そうしますと、平成22年度の住宅被害79カ所、非住宅8カ所、農業ハウス8カ所、全部で95カ所の被害と聞いています。このうち公共施設の雪害について、市町村共済負担にかかわる雪害件数はどうであったか。また、修繕費は全部で幾らか。共済保険範囲であったかどうか伺う。


○副議長(福本 修君) 森長財産管理室長。


○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 昨年の年末から本年の2月にかけての大雪による被害のうち、本町の公共施設、全国自治共済に報告いたしました件数は38施設でございます。予定されている修繕費は約6,100万円でございます。共済の補償の限度額につきましては、それぞれの施設の当初建設費でございまして、雪害の場合は限度額内であれば全額補償をされます。また、被害を受けました今回の修繕費は、すべて限度額内でございまして、全額共済より支出をされるところでございます。以上でございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) そうしますと、町の公共施設の年間建物の共済掛金の全額は、おおむね幾らぐらいかかるか、また平成10年以降の建設物件で築年10年余りの被害割合はどうか、再度お聞きします。


○副議長(福本 修君) 森長財産管理室長。


○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 町の全体の共済掛金ということで、私、今回の38施設にかかわる共済保険金とその割合を準備してまいっておりますので、これにつきましては後ほど再度確認をさせていただきたいと思います。


 ちなみに、今回の38施設の共済年間掛金は649万円でございます。うち平成10年以降建設して、今回被害を受けた施設の数は16でございまして、その占める割合は42%でございます。大変失礼いたしました。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 10年度以降の被害は42%と先ほどお伺いしましたけど、新しいものが相当よくめげるなという感じがします。


 酒蔵奥出雲交流館、一味同心塾など、修繕費は平成17年733万円、21年度27万円、22年度は2,000万円と屋根の処理費が頻繁であるが、材料の形状、構造なども起因していると思うが、今後の公共施設や観光施設などについて、設計などの考慮すべき点はないか伺う。


○副議長(福本 修君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 御質問にお答えをいたします。


 近年、地域の気候風土に適していると思われる伝統的な工法で建築をされております木造住宅のひさしが被害を受けるなど、公共施設だけではなくて広範な建物に対する雪害が見られるようになってきたところでございます。この一番の原因といたしましては、近年の気候の変化と、それに伴う雪質の変化が大きなものではないかと考えているところでございます。


 御承知のとおり、建物を建築するに際しましては、建築確認を受けまして、これにより構造上の安全性はチェックをされるところでございますけれども、今後の公共施設におきましては、積雪荷重などの荷重を十分検討した上で、材料や下地材の寸法などを検討、決定をいたしまして、またあわせまして建物の方位あるいは屋根の向き等も考慮いたしまして、雪害を受けにくい構造や除雪作業に適したバランスのよい設計となるように進めてまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) これはやはり公共施設の指定管理者が被害発生が心配で、屋根の雪おろし、町に申請が困難と見受けられるという方々が多いです。建物共済金があるので、余り被害に関心はないかという感じがしますが、いかがか。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 昨年度は例年になく大雪でございまして、行政の各部署でさまざまな対応をしてまいりましたが、当初予算では、とりあえず平年での事業を念頭に予算編成をさせていただいておりますが、昨年度のような非常事態においては補正予算等での対応が一般的だと認識しております。いずれにしても、雪害を防ぐということも大切ですが、降ったものは何とかしないと、道路は最低のライフラインでもありますので、災害対応でもあるという認識のもとに取り組んでまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 先ほどの町長の回答でありますが、やはり人の考えはそれぞれ違います。指定管理者の方は、やはり町の建物でも人権問題、災害があったら大変だというので、そういう早く町へ申し出するけど、なかなか町の方がまだ大丈夫だ、いろんな考えがあると思いますが、今後、このトラブルがないように、ぜひとも検討していただくことをお願いして、これは回答はよろしゅうございます。


 それでは、再度また伺いますが、除雪委託費で平成23年度は例年どおり5,000万円が予算計上されておられますが、平成22年度は除雪機購入、貸し出しや高齢者宅の除雪など格別配慮された。平成23年度において、平成22年度を教訓とされて特に検討されている事柄がありますか、伺います。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 昨年の大雪対応を経験して、次に対する備えてはどうかというお尋ねだろうと思いますが、昨年は建設業界を中心に大変な努力をいただきまして、除雪についてはほぼ万全の対応ができたと思っておりますが、高齢の独居の方あるいは老人世帯だけの方につきましても、自治会長さん、あるいは民生委員さんの協力も得まして、助け合い除雪という制度も設けたところでございます。また、除雪機の追加配置をやってまいってもおります。その流れを受けまして、ことしも自治会での助け合い除雪がさらにスムーズに拡充するよう、それからまた貸し出し用の除雪機の追加配置についても予算措置をしているところでございます。


 また、除雪作業そのものにつきましても、建設業組合や大工さんの組合とも協議をしていただいておりまして、有料ではございますが、雪害防止のための対応について、町内挙げて、みんなで助け合いながらこの問題を対応していくという仕掛けづくりも必要だろうと思っております。昨年も関係者の連絡協議会のようなものも何回か緊急で開かせていただきましたが、ことしは雪が降る前の12月に、また関係者にお集まりいただきまして、昨年の反省等も踏まえながら、大雪への今年度の対応をどうしていくかというふうな協議をする場もつくってまいりたいと考えております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 降雪になると除雪は住民の足です。今年度もどうか努力をお願いして、続いて奥出雲町のふるさと祭りの振興について。


 夏祭りが終わって、これから秋祭りが始まります。夏のイベント、三成愛宕祭りを初め、他地区祭りは盛大に行われたと思います。祭りは宗教的要素でもあり、ふるさと祭事であり、歴史と伝統の民衆行事であるし、地域振興、また観光振興の立場から、祭りの位置づけとして振興支援について伺いますが、最初に、三成愛宕祭り、他地区祭りは、当家、各神社祭りは氏子など主催者、地権者の方々は資金集めが大変であるが、町あるいは観光協会から祭事として特に助成支援している祭りがあるか、伺います。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町の観光協会の方で助成支援をしている祭りは、三成の愛宕祭りと、それから横田のだんだんフェスタ、この2つであると承知しております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 他地区の祭りには、そういうものは出ないですか。再度聞きます。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほど申し上げました三成と横田は、旧町時代からの中心地だということで、祭りの規模も大きいところから、助成をしてきているところでございますが、他地区、いろいろ祭りがたくさんございます。まさに自治会単位あるいは集落単位でのお祭りもありますし、いろんな祭りがにぎやかに行われておりまして、そういう祭りを維持していただく地区の皆さん方の御努力には大変ありがたいと思っておりますが、それぞれの地区に助成するということよりも、それぞれの伝統があるお祭りでございます。


 各地区に対しまして一括交付金等も増額をしておりますので、そういうふうな経費の中で対応をしていただければと思っておりますし、また例年のいつものお祭りだけでなく、何かさらに多くの人を集めるために、こういう仕掛けをつくったとか、こういうことをやりたいというふうな取り組みをしてくださる場合には、昨年度から導入しております、きらり輝く地域活動で最大50万までの助成制度がありますので、ふさわしいかどうか、審査会も開かれますが、そういうふうな制度へ手を挙げてみられるのも一つの方法ではないかと思っております。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) そういたしますと、2つ目ですけど、三成愛宕祭り、他地区祭りの車両規制について、花火、山車、屋台は祭りを彩るイベントであり、祭りのにぎわいに欠かせない。ことしは強制車両が厳しく、山車の車はエンジンを停止され、人力で牽引するよう指導された。強制は警察、公安当局の権限範疇であり、いかんともなしがたいが、山車を人力で動かすのは興ざめの一面もあった。特例措置として、行政の側面から何かの手法はなかったものか伺う。


○副議長(福本 修君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 三成愛宕祭りを初めとしまして各地区での伝統的なお祭りにつきましては、いろいろな形で行われておりますが、特に歩行者天国と言われる車等を完全に通行どめするような道路強制は、所管する警察署長の許可を得る必要があります。歩行者天国は、伝統的な行事や各種イベント等を行う場合に許可されるわけでございますが、規制が強くなったのは、御承知だと思いますが、東京の秋葉原における殺傷事件では、歩行者天国の中へ車両を使った、車を突っ込むというふうな残虐な犯行が起こったことから、当分の間、歩行者天国が中止されたのも御案内のとおりだと思います。


 このような悲劇を二度と起こさない対策も重要であるということで、歩行者天国における安全性の確保の観点から、規制が行われたものと理解をしております。いずれにしても、所轄されている警察署の許可事項でございますので、これについて行政、町役場サイドでとやかく言う立場にはないと思っております。


 先ほど議員の方、人力で引くのは興ざめというふうな御指摘もございました、いろんな工夫をしていただきまして、かえって人力で引いて風情が出てきたというふうな取り組みもしていただければ、うれしく思っておるところでございます。


○副議長(福本 修君) 内田君。


○議員(8番 内田 正男君) 再度伺いますが、今の世は高齢化、また人口の減少はとまらない状況で、ふるさと祭りを守る少数の若者たちには本当に厳しい規制であるが、山車は時速わずか5キロ前後です。こういう規制があれば、にぎわいがやはり寂しくなると思うが、今後、行政の方で何とかいろいろ検討、頑張っていただくことをお願いして、今回、私の一般質問を終わらせていただきます。


○副議長(福本 修君) 8番議員の一般質問が終わりました。


  ───────────────────────────────


○副議長(福本 修君) ここで、しばらく休憩いたします。それでは、午後1時半から再開いたします。よろしく願います。御苦労さんでした。


            午後0時20分休憩


  ───────────────────────────────


            午後1時30分再開


○議長(千原 祥道君) そうしますと、休憩前に続きまして会議を開きます。


 一般質問です。


 次は、内田精彦議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。


 最初に、これまで同僚議員からいろいろ質問がありまして、それと重複することもあろうかと思います。どうかよろしくお願いしたいと思います。


 最初に、サイン整備事業について伺いたいと思います。


 サイン整備事業の全体計画の見直し作業の進捗状況はということでございますが、私は、これまでサイン整備事業関連に関する質問を数回行ってまいりました。これに伴う執行部からの答弁は、次のとおりであったと思っております。まず、平成21年6月議会では、町内における旧町名板について、合併4年が経過したが、その対応について質問をいたしました。答弁は、平成17年、18年度で合併特例債等により、その他公共施設は完了したと。情報提供や誘導機能等については、サイン事業により実施中で、旧町名看板等180カ所のうち149カ所が未改修で、その他は平成23年度中に完成予定と答弁がありました。


 また、その後におきまして、その他の看板等につきましては、平成19年度に新たな奥出雲町サイン整備計画が樹立され、拠点となる箇所への統一サインの新設、歴史遺産や公共施設への案内・誘導標識等の設置を基本としながら、財源については合併特例債の適用を受け、同年から工事に着手している。毎年2,000万円の事業費で整備し、平成19年度から5カ年計画で23年度までに完了する計画であるとしておられます。


 また、平成23年3月議会、ことしの3月でございますが、議会では、平成22年度当初予算で5,000万円の予算計上を平成23年3月の補正でそのまま減額、平成23年度当初予算で6,000万円が計上されたこと、また平成23年度に予定どおりサイン整備事業が完了するのか伺いました。担当者からの答弁は、平成22年度にはサイン計画に基づき、町内の設置場所の再度点検調査をしている最中であり、180カ所が変更になる可能性がある。また、デザインについても再度検討しているので、平成22年度の事業を23年度に見送ったと答弁されております。


 また、町長からは、この合併特例債は平成26年度までが使用可能な財源であり、この合併特例債が使える期間いっぱい活用していく必要があろうと思っていると言っておられます。平成22年度に執行できなかったことについては、町内にいろいろな文化財あるいは地域資源、また観光資源が多くあり、そういうふうな観光資源のサインをどうしていくかというふうなことで見直しを指示したと言っておられます。


 たたら関係もあったり、デザインについても、文化庁が国指定の文化財にはこういうデザインをという全国統一のデザインもあります。また、出雲風土記の案内サインについては、県の教育委員会の方が統一してやってほしいという要望もあり、さまざまな案内サインがあり、どう進めていくか一たん見直そうという私の指示で平成22年度はストップし、平成23年度は、そういう見直し計画も含めた計画を再策定し、議会にもお示しをしていきたいと思っていると答弁されました。


 そこで、伺いたいと思います。サイン整備事業全体計画の見直し作業は、どのような方法で、やり方で作業を進めておられるのか、そして進捗状況はどうなのか、お聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) サイン整備事業の進捗状況についてお答えいたします。


 先ほどるる過去の経過を御説明いただきましたが、3月の一般質問でお答えいたしておりますように、平成19年度に策定された奥出雲町サイン計画の具体的な実施計画について、今年度も見直しをしております。まず、サイン計画について、サインの種類を7つに分けております。ですから、この7つのものをいろいろその年度年度に整備を行っておりますので、まず7つのサインの種類を確認をしたいと思います。


 まず1つ目が施設名や建物名を表記する記名サインでございます。2つ目が観光地等の総合案内板など案内サイン、3つ目が方向指示を行う誘導サイン、4つ目が史跡等の由来などを表記する説明サイン、危険防止などを呼びかける規則サイン、6つ目がモニュメントなどもサインの範疇に入れておりまして、特殊サインとして位置づけております。7番目がベンチなどストリートファニチャー、そういったものも大きくサイン計画の中で設備するものとしております。そのサインが必要な施設を議員御指摘のとおり、およそ180カ所、現時点では180カ所と提示をしているところでございます。


 3月の議会でも御指摘いただいておりますので、4月になりましてから、私ども、改めて地域振興課の中でサイン担当の職員を、地域振興部門と観光部門との連携チームをつくりまして、地区ごとの調査、現状確認を行ってまいりました。この現状調査をもとに、要するにこの180カ所すべて地区ごとに見て歩きまして、既に設置、修繕、撤去等が終わっているもの、それから計画にはないけど、新たに設置する必要があると思われるもの、特に道標サインなどでこういうものが多くありました。それから、修繕が必要なもの、それからやはりもう撤去した方がいいのではないかという分類整理をしまして、地区ごとに複数回の検討会議を開いております。


 さらに、その後も地区要望などで出たサインをそこに書き込むというようなことをしながら、具体的な見直しを行ってまいりました。また、別途具体的なデザインや設置場所が明らかに決まっているものがかなりありまして、これは御指摘のありました文化財の表示や風土記ゆかりの地といたしまして設置箇所を39カ所、これは具体的に絞り込んでおりまして、その選定を終えているところでございます。現在のサイン計画の見直し手法について、最初に答弁させていただきました。


○議長(千原 祥道君) 内田君。


○議員(3番 内田 精彦君) ただいま課長から答弁いただきました。大分進んでおるというふうに感じたわけでございますけれども、この中で、今調査ということだろうというふうに思いますが、これをこれから実施していかなければいけないというふうにも思うわけでございますが、今後の計画、先ほどもちょっと話ししましたですが、町長は、26年、合併特例債が使用できる期間内にやろうというふうな説明をされたわけでございますけれども、今後の執行計画というのがわかれば教えていただきたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 尾方課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) 先ほど申し上げました点検をもとに、具体的に実施をしていくことになっております。今年度、現在、事務的に話し合っておる中、またある程度町長協議等も進めておりますが、優先順位をつけておりますので、御紹介したいと思います。


 まず、今年度が古事記編さん1300年を来年に控える前の年でございますので、今年度、次のような優先順位をつけて施行しております。まず第一に、風土記ゆかりの地にかかわるサインの施行を行いたいと思います。デザインとしましては、島根県が示しております統一デザインで施行をすることとしております。石の石柱のような形のデザインを主に使うようになっております。ただし、先ほど39カ所ということでございまして、風土記、文化財表示で全体的には39カ所あるわけですが、予算の枠組みの中で動いていこうと思っておりますが、優先順位をつけて、風土記のものを先行してさせていただきたいと思っております。


 2番目に、総合案内板の修繕と案内板面の統一を行いたいと思っております。ここのところに古い旧町表示が残っていたり、それから横田地域に立ってるものは横田地域だけの案内がしてありますし、仁多地域に立ってるものは仁多地域だけの案内がしてありますので、総合案内看板の板面の統一を2番目に行わせていただきたいと思います。


 それから3番目に、これは具体的な箇所がすべて洗い出してあるわけではございませんが、観光地等への誘導サインでございます。地域別の町政懇談会の中でも要望の多い事項でもございますので、誘導看板について要望の多いもの、また道路が改良などになったものの中からやっていくことになろうかと思ってます。また、誘導看板につきましては、必ずしも町が直営でやるということではなくて、道路管理者と協議をしながら、お願いをしていくものも含まれております。というような優先順位をつけて行いたいと思います。


 また、別途ダム関連事業についてでございますが、区分としては特殊サインと総合案内看板の複合になりますが、佐白地区のエントランス広場を整備をすることとしておりますので、そこにモニュメントと町の総合案内板を設置することとしております。これは新規作成でございます。新規に作成するもののデザインにつきましては、町の入り口に設置してまいりました特殊サインのデザインの統一性を持たせるため、引き続き伊藤先生にデザインを依頼し、板面デザインなども依頼し、整備する準備を進めております。以上です。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 逐次整備するということでございます。来年が古事記編さん1300年ということでございますので、早急な対応をお願いしたいというふうに思っております。


 先ほど地域振興課長からちょっと触れられましたので聞いてみたいと思いますが、町境に設置されました6カ所のアートデザイン看板、あれが終わっておりますが、町長、これも町長ですが、平成21年の12月議会で、このサイン事業の質問、私させていただきましたが、その中での話でございますが、そのときですが6カ所設置したというふうなことの中で、このアートサインを設置したところは道路照明もなく、冬期間になると夕方でも暗くなり見えにくくなりますので夜間照明が必要ではないかと、こういう御意見をいただいておりますので、今後、環境に優しく経済的な太陽光発電によるスポットライトの整備をしたいと考えておるというふうにお話がありました。このことにつきましては、今の段階ではどう考えておられるのか聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町境6カ所の看板でございますが、ことしの大雪で心配しましたが、案内ができる部分は雪の上に出ておりまして十分機能してるなとは思ったんですが、先ほど仰せになりました太陽光発電については以前検討するというふうなことも答弁したと思いますが、何せ、ことしの雪でもわかりますように、11月から3月いっぱい、約5カ月、年のうち半分近い期間が太陽光発電が余り期待できないというふうな実態もありますので、夜間照明等の方法については、さらにいろんな皆さんの意見も聞きながらもう少し検討させていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町長から答弁いただきました。もう少し検討をさせていただきたいということでございます。


 私、このアートデザイン6カ所につきまして、以前、議会で1カ所当たり幾らぐらいかかるかというふうな質問を同僚議員がしました。それに対して1カ所大体500万ぐらいだというふうな答弁があったと認識しておりますが、昨年の平成21年度決算書を見させていただきました。サイン整備事業、モニュメントも含んでおるようでございますが、4,526万3,000円かかったと、こういうふうになっております。これを6カ所で単純に割っていきますと1カ所754万4,000円かかったと、こういうことになるというふうに思っておるわけでございます。スポットライト、まことにつけてしまえばそれはいいかもわかりませんが、かなりのお金もかかるだろうということも踏まえまして、町長、先ほど今後また検討するというふうなことでございます。その辺のことも含めまして検討していただきたいというふうに思っております。


 それでは、次に入らせていただきます。


 除雪に伴う修繕等について伺いたいと思います。除雪に伴う町管理の町道、林道、農道における修繕内容、主なものでいいと思いますが、修繕内容、また箇所数、修繕費について伺いたいと思います。


 今回の大雪は、昨年末からの正月にかけての大雪となり、その後、断続的に雪が降り続き、当奥出雲町でも平成17年の大雪以来の積雪となり、町においては1月27日に奥出雲町大雪対策本部が設置され、被災状況の把握やその対策に対応されましたが、この大雪による除雪に伴い、町道、農道、林道の破損状況、主な修繕内容、箇所数、修繕費についてお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 町内の町道、農道などの除雪路線での除雪作業によります修繕内容といたしましては、ガードレールなどの路肩の構造物や路面の傷みに対します舗装修繕が主なものとなっております。これらの修繕箇所につきましては、被害の程度、あるいは原因につきまして判断が難しいところが多々ございますので、特に箇所数についての集計は行っておりませんけれども、今年度のガードレールの修繕につきましては、現段階で61カ所を早急に修繕が必要な箇所として考えているところでございます。また、舗装の修繕につきましては、都度、直営作業等で穴埋め等をやっております。箇所数については集計をいたしておりません。


 また、修繕費につきましても、原因別、除雪を原因とする修繕費というふうな形での集計はいたしておりませんけれども、先ほど申し上げましたガードレールの修繕には、450万円程度の費用を要すると見込んでるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町管理の農道、林道いうのがあると思いますが、これについてはどうでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 松島課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 先ほど申し上げました修繕の箇所数、これにつきましては建設課の方で除雪関係の作業を一手にやっておりますので、農道、林道の箇所も含んだ数でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 建設課が町道、農道、林道を一括除雪してるということでございまして、先ほど説明をいただきました。


 毎年除雪に伴う修繕が出てくるわけでございますが、修繕箇所の把握はどうされているのか伺いたいと思うわけでございます。町道延長が、聞きますと527キロ、農道延長が75キロ、林道延長が52キロということで、町管理総延長は654キロと膨大な延長であります。これが全部除雪対応ということではないというふうには思っておるわけでございますけれども、この修繕箇所の把握はどのようにして把握されておるのかお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 松島課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 町道、農道、林道を合わせまして、除雪路線の延長は、1次から3次路線までございますけども、すべてで330キロ余りの路線を計画して計画的に除雪を行っております。除雪作業によります破損箇所の修繕、この箇所につきましては、シーズン、除雪作業が終了いたしました3月になりましてから、道路パトロール、あるいは町民の皆様からの通報をもとに調査をして、その箇所について把握をしているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) この修繕でございますけれども、予算のこともあろうかと思いますが、修繕は、その年度、あるいは3月が年度末でございますので翌年度に越す場合もあろうかと思いますが、その年度、あるいは翌年度で修繕されているのかどうか。先ほどもお話がございましたが、ガードレールの破損、歩道ブロックの破損、あるいは標識等、車道舗装の損傷などが、いずれも車両の通行、交通安全上、早急に対応しなければならないことであると思っております。このことにつきましては、その年度、翌年度で修繕されているのかどうかお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) これらの破損箇所の修繕につきましては、現地箇所調査が3月ということもございまして、原則、翌年度予算での対応ということにいたしておりますけれども、中には、シーズン中、非常に緊急に直さなければいけないというものもございます。例えば作業の際に除雪車の排土板ではね上げられました横断溝などのふたでございます。あるいはマンホールが路面より若干高いところについては、時々それをひっかけるという場合もございます。そういったものについては直ちに対応をしております。あと軽微な穴埋めなども年度末にできるものはしておりますけれども、請負として出すようなものにつきましては翌年度の対応といたしております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 大体対応しておるというふうなお話だったと思いますが、場所によっては、次の冬季、雪が降る時期までに直してないところも見受けられます。先ほども話ししましたですが、交通安全上、大変危険だというところもあるというふうに思っております。早急に修繕していただきたいというふうにお願いしておきたいと思います。


 次に、町施設、たくさんあろうと思っておりますが、第三セクター、指定管理、住宅、直営施設の積雪に伴う管理について伺いたいと思います。


 先ほどと同じようなことになりますが、第三セクター、指定管理、住宅、直営施設における修繕内容、どういうとこが壊れたとか、箇所数、修繕費の状況等についてわかれば教えていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 森長財産管理室長。


○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えいたしますが、午前中の内田正男議員の御質問に対する答弁と一部重なるところがあろうかと思います。


 昨年末からことしの2月にかけての大雪による被害を受けました町有施設の主な修繕内容、これにつきましては、屋根がわらの補修、それから雨どいの補修、そういったことがほとんどを占めているようでございます。全国自治共済に報告しました件数は38施設、予定しております修繕費は約6,100万円でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 38施設、6,100万という金額というふうな説明がございました。


 ことしは大雪であったというふうなことで、いろんな修繕、屋根が折れたとかいうふうなことがあったろうというふうに思っておるわけでございますが、これらたくさんある施設の中で、積雪に対する対応はどうされておるのかいうことで聞きたいと思うわけでございます。これは、屋根に積もった雪に対する対応はどのようにされておるのか聞きたいというふうに思っておるわけでございます。最初に、この施設全体について、町としてどのような対応をされておるのか聞かせていただきたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 森長室長。


○財産管理室長(森長 洋二君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 町有の各施設につきましては、それぞれの現場の管理者に判断は任せているところでございますけれども、このたびの雪害を教訓にしまして、施設の管理者に対しては、除雪作業の方法、それから時期、例えば架設による補強でありますとか場合によっては改良等を施すなど、その対策について今回の被災原因をもとに再度担当課と検討して、今後の被害防止に努めていく考えでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今回の被害を教訓に再度検討するというふうなお話だったと思いますが、次、行かせていただきますが、例えば町営住宅、私もちょっと全部把握しておりませんが、例えば今回は中河原の町営住宅のたばねが折れたような災害が出ておったというふうに思っております。しばらくはブルーシートがかけてあったというふうに思っております。これについても補正予算か何かでたしか対応されたというふうに思っておるわけでございますが、この町営住宅一般については、入居者の方とは屋根の雪おろし等についてはどのような、契約ちゅうわけにはいかないと思いますが、話し合いになっておるのか、雪かきは入居者の人にしていただきたいというふうな話がしてあるのかどうか、雪かきは全部町が面倒見ますよと、こういうことになっておるのかどうか聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 石原町民課長。


○町民課長(石原 啓子君) 内田議員さんの御質問にお答えいたします。


 契約の内容につきましては今詳細なものを手元に持ってはおりませんけれども、住宅の管理に対しましては、管理一般、施設設備の修繕ですとかは町の方が受け持つようになっております。ただ、除雪に対しましては、住宅回りですとか身近なものについては居住者の方にお願いするようになりますけれども、屋根の管理ということになりますと、申し出をいただきまして町の方で除雪の対応をさせていただくようにしておりました。ですので、今回の中河原住宅にいたしましても、連絡をいただきまして、住民の方から、除雪の対応をさせていただきました。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) いろいろ町営住宅に入っておられる方等からお話を聞かせていただきますと、大雪が降ったというふうなことで、これは危ないというふうなことで、自分で自主的に屋根の雪おろしをされた入居者の方もあると聞いております。そして、ああいう屋根が折れたというふうな状況の後で町から来て、折れてないとこの入居者の方に除雪していただけないだろうかというふうな話もされたようでございます。それについては賃金をお払いしますと、こういう話だったと聞いております。事前に雪おろしした方については賃金はよう払いませんと、こういうふうな状況であったというふうに思っております。このことにつきましては、もう少し入居者の方といろんなお話を協議されて、適切な対応をしていただきたいというふうに思っております。


 先ほどもお話が出ましたが、中河原住宅でああいう災害が出たわけでございます。どれだけブルーシートがかけてあって、入居者の方に迷惑かけたかどうかわかりませんが、今回のことにつきまして、入居料いいますか、家賃いいますか、それの減免とか、そういうことがされたのかどうか聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 石原町民課長。


○町民課長(石原 啓子君) お答えいたします。


 今回の雪害に対しましての住宅料でございますけれども、特に減免はいたしておりません。修繕の方を町で全額見たということでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 減免はなかったということでございますが、入居者の方から見れば大変迷惑を受けたというふうに思うわけでございます。これからまたそういう面も検討していただきたいというふうに思います。


 次に、直営、町営住宅も直営でございますが、一味同心塾の災害について伺います。


 これも補正予算だったと思いますが、たしか五、六百万の補正予算だったと記憶しておりますが、これも田植え時期もあるし10周年記念いうことがあるということで、早急に直さにゃいけないというふうなことで補正予算が出ておったと思います。この一味同心塾につきましては、どのような雪かき等の対応をしておられるのかお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) 一味同心塾につきましても町有施設でございますので、必要に応じ、管理担当課の方で雪かきの発注をすることになっておると思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) わかりました。


 それでは、今回の災害について、雪かきをされたかどうか聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 尾方課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) 本日、作業日誌は持ち合わせておりません。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、次、行かせていただきますが、第三セクター、酒蔵奥出雲交流館について伺います。


 これまで同僚議員からも若干そういうお話も出てきましたですが、同じく災害で2,200万という被害が出たというふうなことで予算に上がっておったと思うわけでございますが、これも先ほどの一味同心塾と同じなのかどうか。第三セクターで契約、指定管理者みたいなことでしておると思いますが、これも同じ考えであるのかどうかお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 地域振興課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) 酒蔵ということでございますので、私の方からお答えいたします。


 指定管理に出している建物でございますので、日常的な管理業務についても依頼をしております。雪かきの発注の時期とかそういうものについても、十分現場で判断をして行うことになろうかと思っております。ただし、日常管理の中に入っておると思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 日常管理ということで指定管理の中に入っておるということでございますけれども、ああいう大きな災害が出たわけでございます。第三セクターの指導の方を町としても十分やっていただきたいというふうにお願いしておきたいというふうに思っております。


 同僚議員からの質問で、町の施設は保険が掛けてあるというふうなことでございます。建設当時の金額以内であれば全額保険で対応できるというふうな、まことにいい制度があるようでございますので、どうしてもそれに頼るというふうなことになろうかというふうに思うわけでございます。金銭的にはそれで対応できるとは思いますけれども、やっぱり町民の皆様から見ればどうかというふうなことがたくさんあろうというふうに思っておりますので、今後は指導の方をよろしくお願いしたいというふうに思います。


 それでは、次に参らせていただきます。


 雪害に対して、町の見舞金、県の災害支援関係の該当者についてというふうなことでお願いしておりますが、住宅79カ所、非住宅8カ所、ハウス等8カ所の95カ所の災害が出たわけでございます、雪害が出たわけでございますが、被害総額は1億円というふうな、ことしの3月の議会での答弁がございました。3月議会で私、質問させていただきました。住宅の半壊が1件、町の見舞金等の支給要綱に該当すると思っておりますと答弁がありましたが、その後どういう形になったのか、確定したのかどうかお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 御質問にお答えをいたしたいと思います。


 本年の大雪によりまして民家が1戸被害を受けております。当時、県の見舞金等の助成じゃなくて、いわゆる支援制度にのっかるかどうかということについて、明確に判定はなされておりませんでした。その後、県の担当者、現地も調査いただきました最終的な結論として、制度に該当するという回答をいただきました。その支給につきましても、今回の補正予算の方に所要額を計上をさせていただいておるという状況でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、総務課長から答弁いただきましたが、課長の答弁は、県の災害支援関係の答弁でございますね、今のは。じゃあ、それも次伺おうと思っておりましたが、それは大体何件ぐらい該当したのかいうことと、その流れはどういう形になってくるのか。県から町の方へおりて町から地元へ行くのか、その辺のことと、最初に質問させていただきましたが、町の見舞金等の支給に該当したのかどうかいうのが私は最初に聞きたかったわけでございまして、支給要綱に該当すると思っておりますという答弁が3月にあったわけでございます。それは該当しなかったのかどうか、それも一緒に答弁願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 大変失礼をいたしました。私ちょっと質問の内容を十分聞き取っておりませんで、町の制度につきましては該当いたしております。建物の場合、半壊以上ということで、今回は全壊でございましたので、1件だけ5万円の見舞金を支給をさせていただいたところでございます。


 それから、県の、先ほど先走って回答させてもらいましたが、その手続につきましては、本人の申請がありますと、町が受け付けまして県の方にその現地確認を依頼し、その判定によって県制度にのるかのらないかをゆだねるという状況でございまして、そのすべての手続が終わった結果、該当するということになったものが同じく1件でございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町の支援、見舞い1件、県の支援が1件というふうなことで答弁いただきました。該当になって非常によかったなというふうに思っております。


 最後になりましたけれども、この3月議会、今の質問させていただいたときに、ちょっといろいろ質問させていただきましたが、そのときのちょっと質問内容を述べさせていただきますと、山陰中央新報に載っておったというふうなことで、鳥取県でしたかね、江府町の方でそういういろんな、ひさしが折れたとかいうふうな災害がたくさん出たので、上限20万円というふうなことで助成するというふうなことが山陰中央新報に載っておったということで、奥出雲町でもそういう考えがありませんかと、こういう話をさせていただきました。それに対して町長はこのように答弁しておられます。ひさしの損壊とか軒が一部壊れたとか、そういうふうな被害が相当出ております。修復にどれぐらい経費がかかるかということもありますが、被害を受けられた方々のお気持ち等、自治会長さん方を通じて確認をしたいと思っております。他の町村での支援の取り組み等も参考にしながら今後検討してみたいと思っておるというふうに答弁されておりますが、このことについては、町長、その後検討されましたでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 雪害に対する町の支援ということでございますが、農業用ハウス等については対応させていただいておりますが、一般住宅の雪害については、それぞれ火災共済等の保険に入っていらっしゃる方もいらっしゃったかもわかりませんし、自治会長会等を通して町の方に特に支援を要求するというふうなこともなく今日に至っておりますので、農業用のハウス等のことはおいときまして、一般住宅については、そういう声も出なかったとということで対応をしておりません。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、これで一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。


  ───────────────────────────────


○議長(千原 祥道君) 続きまして、藤原充博議員。


 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) 最初に、ちょっと今回の通告した分がほかの議員さんと重複しておりますので、多少省略したり、はしょったり、まとめたり、やめたりということがございますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。


 まず、ちょうど午後の一番眠たい時期で、私の質問が眠り薬にならないようにと思っておりますが、よろしくお願いします。


 近年、大雪だとかゲリラ豪雨で異常気象が非常に多発し、その都度、各地で甚大なる被害が発生しております。ことしも3月には、ああやって記憶にも新しい東北大地震、大津波、そして原発事故、先日は台風12号による和歌山県、三重県の大雨、日本列島は一体どうなってるんでしょうか。また、日本はどうなっていくんでしょうか。天候も政治も円高も、非常に大変でございます。


 さて、昔から、天災は忘れたころにやってくると言われておりますように、自然災害を前もって予測するのは非常に難しい困難なことでございます。しかし、古人いわく、備えあれば憂いなし。ふだんから防災、災害防止の意識を持っていろんな現象や物事に対応していくべきだと思います。そして、問題が発生すればその対策を速やかに打ち、それ以上の問題に発展しないようにしなければなりません。今、日本各地で、特に東日本の災害から以降、トラブルが発生した場合の危機管理の重要性が論議されております。本町の危機管理の基本的な考えを伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 危機管理についての基本的な考え方でございますが、何よりも第一は、住民の皆さんの命を守ることが最優先されるべきであると思っております。それから2点目には、最悪の事態を想定をすると。しかも備えは楽観的に行動すると。その2点を特に大切にしながらいろんな対応をしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) 私の個人的な見解といいますか、ある本に出てたあれなんですけども、想定外の問題というふうなことが最近非常によく言われますけども、危機管理とは何ぞやというふうなことがちょっと簡単に出ておりましたので、ちょうど町長と一緒なようなお話でした。物事の状況や本質を見きわめ、想定外の問題に対処することが危機管理だというふうなコメントが載ってたと思います。


 続いていきたいと思います。


 町長の所信表明にも取り上げてありましたが、今、汚染わらの問題もあり、仁多米も大きな問題を抱えてるというふうに思っております。言葉を返せば、仁多米ブランドの危機ではないかというふうに思っております。私は米生産農家ではございませんが、仁多米と仁多のお酒は十二分に消費しておりますので、消費者の立場として若干伺いたいと思います。


 まず、仁多米とは何ぞやと。仁多米のブランドの条件とか定義、規格、消費者に対してどういうふうにアピールしていくのか、その辺を、担当課長さんで結構でございます。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 いわゆる仁多米と呼ばれておりますものは、この仁多郡区域、奥出雲町でございますけれども、この仁多郡地域内で生産される水稲の総称でございます。これの販売上の区分といたしまして、町の第三セクターであります奥出雲仁多米株式会社におきましては、化学肥料とか化学農薬を5割以上低減して栽培したものをエコ米、それから八手干し米、それから堆肥を使って生産した堆肥施用米、それから堆肥を施用しない一般米に区分しておりまして、奥出雲仁多米株式会社で扱っておりますものは、すべて1等米基準のコシヒカリのみでございます。JAにつきましては、その他のコシヒカリ以外のモチ・酒米も、あるいはウルチ米につきましてもハナエチゼン等も扱っておるわけでございますけれども、コシヒカリにつきましては、先ほど言いましたエコ米、これは農薬、化学肥料を5割以上低減したものです。それから八手干し米、一般米に区分をしております。JA系統の流通では、整粒歩合によりまして1等から3等、あるいは格外といったような分類がなされておるところでございます。また別途、全農の規格として、コシヒカリにつきましては、整粒の歩合によって特米、それから通常あるいは無印というような区分けも別途なされてるところでございます。


 したがいまして、一般的に仁多米というのは、この仁多郡地域での一般的に生産される水稲の総称というふうに理解をしておるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) よくわかりました。JAさんと、また奥出雲の仁多米とはまた違いがあるとは思いますけども、いずれにしても、だんだんにはそれを統一した見解にしていかないといけないと思いますが、消費者の時点でいいますと、仁多米とは何ぞやというと、仁多郡でつくられた米で安心でおいしい米だと、もうこれだけでございます。等級とかどうのこうのいうことはあんまりありません。安全でおいしい米、それが仁多米だと。それは仁多郡でつくられた米だというふうに思っておりますし、そういうふうなことをよく聞きます。これはA級だB級だというふうな等級米のことはあんまり言われません。


 ですから、今回のちょっと問題ですね、汚染わらとの関係とか云々という。そういうのは、仁多米のブランドへの影響が大変に消費者としては気になるところがあるわけです。この問題はどのように考えてらっしゃるか。これは町長の所信表明にありましたのでいいんですけども、それを今度は消費者にどういうふうに伝えていくかと。この前、循環型農業調査検討会の資料には奥出雲仁多米における対応についてが、平成23年度産米の荷受け時点において、もみの放射線量の簡易検査を全農家について実施するとともに、平成23年9月、24年9月までの間、玄米の放射性物質検査を行うことに決定と。8月3日付で取引先へ通知ということ。その取引先は大口の取引先なのか、一般の消費者だってたくさんおられますから、そういう方に対してはどのような周知をされるのか、あるいは説明をしていくのかいうことが1点。


 今後こういうふうになってくると、仁多米のブランドが非常に揺れ動くようなことがあってはいけません。また、より一層強い仁多米ブランドにしていかないといけないと。行政の方についても、たしか最初のときのあれに農家からの要望事項が非常にたくさんございました。その中で仁多米をいかにブランド化していって、もっと強くしてほしいとか米の単価を上げてほしいとかいう要望がずらっと出てたはずです。そういうことから意味して、今後、消費者にどういうふうに説明をしていくのか、どういうふうな理解をしてもらうか、あるいは仁多米のブランドをどうやって守っていくか、より強くするにはどうしたらいいか、その辺のとこをちょっとお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 8月5日付の取引先の通知というふうに循環型農業調査検討委員会のとき申し上げましたが、その取引先というのは、法人もございますし、それから通販等による一般の消費者、奥出雲仁多米を購入いただいておる先すべてに通知を申し上げて、先ほどありましたように放射線量の検査と、それから玄米の検査を行っていくと。当面、日にちを23年9月から24年9月となっておりますが、これは当面の期間を示しておりますが、状況によっては延長なりも検討しながらやっていくと、完全に風評被害等がなくなるまでは、必要とあらばやっていくという考え方でございます。


○議長(千原 祥道君) 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) わかりました。


 それで、今、魚とかカニとか、よくブランド化で、タグをつけてよそのと間違えないようにするというのが非常にはやっております。ひとつ仁多米も消費者に対して、例えば安全証明書をつけるとか、仁多米としてこれは間違いないです、安心、安全なおいしいお米ですというふうなタグをつけるとか、よりわかりやすい方法でやっぱりアピールしたらどうかというふうに思います。参考までにということです。


 それでは、次、防災としての治山治水対策を伺います。


 先日の台風では、本町での被害はないとは言いませんが、そこそこのことで、この前のことよりは随分少なかったですが、和歌山や三重の方では家屋の流失、多数の犠牲者が、平成始まって以来の被害じゃないかというふうに出ておりました。本町の治山のダムもかなり土砂で埋まっております。本町の治山治水対策はどのようなってるのか、これからどういうふうにするかも含めて伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 本町の治山治水対策についてお尋ねがございました。


 防災としての治山治水事業は、これは森林の維持、施業でありますとか、山地を原因とする自然災害から防災事業を行うものや、それから水資源やら緑の山を大事にしていくということで事業が実施されておりますが、基本的には国ないしは県事業で行われております。事業内容は土砂崩れでございますとか地すべり防止があるわけですが、谷部に施行しております谷どめ工、これは堰堤ですね、それから山腹工、あるいは土どめ工、または森林整備としての間伐やら本数調整伐採等も、それぞれの場所に即した形で防災事業が実施されております。本町においてもまだまだたくさんの防災対策を講ずる場所があります。引き続きまして、国、県に対して要望を行っているところでございます。住民の皆様には、各機関からの注意喚起のチラシでございますとかホームページ等をごらんいただいたり、先般配布いたしましたハザードマップで警戒区域等を把握し、異常気象時の対応の参考としていただきたいと思っております。


 また、今回の台風12号災害でも、本町も何カ所か水が出て被害をこうむっております。そういうふうなところの早急な対応についても、県の方とも連携を十分とりまして、速やかに復旧作業が進むよう取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) 住民の皆さんから、大雨になりますと裏山から異常に水が出てくると、これが今回だけじゃないと、ここのとこ大雨がふるたんびにこういうことがあると。あるいは水路が、草が詰まったこともあったりいろいろありますけども、全体の水量が水路の大きさと違うために水がどんどんオーバーフローして、水が家の方に回ってきて怖いとか、そういうふうな情報があります。たまたま現場の方へすぐ飛んでいって、いろいろ話をしたり安心してもらったりということはしますけども、当然、町当局の方にも連絡をしまして、すぐ町当局も対応はしてます。現場確認をしてもらったりいろいろしてもらうんですが、最終的には、被害がないから、災害発生してないから対応はちょっと難しいですとか、予算がないからこの先どうにもなりませんとか、そういうことをよくおっしゃるわけです。特に連絡されるのは高齢者とか独居老人の方で、若い方がおられるとこはそれなりに対応されます、水口を切ったりいろんな方法で。その辺のとこを、人が流れたり家が埋まったりなど災害が発生せんと対応ができないとかいうことではちょっといけないじゃないかなと思いますので、災害を未然に防ぐという気持ちを強く持っていただきたいと。


 自然災害はなかなか難しいです、予測が。はっきり言って、今にあそこが崩れるけんなっていってどっと崩れてくれればそれは簡単なことですけども、そういうことになりませんので。ただ、さっき言いましたように、予兆といいますかね、ちょっとした、非常に水がしょっちゅう出てきて困るとか、あるいはオーバーフローするということが出てくるわけです。その辺を、せっかくハザードマップがあるわけですから、そういうものとよく照らし合わせて、町当局の方でやっぱり専門的な知識を持って判断をしていただいた方がよりベターじゃないかなというふうに思うんです。被害が発生する前に対策なり対応してけば、何とか少しでも災害が防げたり人命が助かったりということがあります。そういうことが危機管理のあり方であったり防災のあり方じゃないかと思います。


 これは町長さんの御意見はよく聞きましたので、所轄の課長さんおられますので、ちょっと所見を伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 石原農林土木課長。


○農林土木課長(石原 敬士君) 農林土木課でございます。


 先ほど町長の方から話がありましたように、治山、地すべり対策については県事業というのが今事業で動いております。こうした防災事業、地域指定を受けながら、できるだけこうした未然に災害を防ぐというものを一つでもふやしていくということで、地元の皆さんの御理解、用地の方もちょうだいしなければならない、治山については保安林という指定も受けなければならないということで、それには若干の制約もかかるということで、皆さんとの協調をしながら事業を進めていってるとこでございます。


 それと、農業土木災害でございますが、これも国の補助金というものがございまして、先ほど議員のおっしゃるとおり、これは災害起こってからという対応でさせていただいておりますが、できるだけ早いところでの連絡をいただいて、大きくならないところでの調整を地元の皆さんと一緒に考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 建設課関係の土砂災害防止に関しましては、県事業で、砂防事業あるいは急傾斜地崩壊対策事業が行われております。町内各所におきましても相当数の箇所が危険区域に指定を受けておりまして、これまでたくさんの箇所がその対策工事を行われてきております。ですけども、先般のハザードマップなども見ますと、まだまだたくさんの危険な箇所がございますので、今後それらの対策に向けて、県あるいは国への要望を進めていきたいと思っております。


 なお、台風12号に関します道路、町道あるいは普通河川の災害につきましても、20数カ所発生をいたしております。ことしは、5月あるいは7月、8月といった小刻みに何回かの災害が発生をしております。都度、調査をして、国の査定を受けながら復旧に努めているところでございます。このたびの災害につきましても、同じように年内に査定を受けまして早期の復旧に努めてまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 藤原議員。


○議員(5番 藤原 充博君) ありがとうございました。


 独居老人の方や高齢者の家庭のとこは、大雨が降ったり大雪が降ると非常に不安がられます。そういう意味でも早い対応をよろしくお願いしたいと思います。以上です。


  ───────────────────────────────


○議長(千原 祥道君) ここで休憩をいたします。10分間、50分から再開いたします。


            午後2時37分休憩


  ───────────────────────────────


            午後2時49分再開


○議長(千原 祥道君) そうしますと、休憩前に続いて会議を開きます。


 続いて、次は、一般質問の村尾明利議員。


 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) それでは、一般質問の機会をいただきましたので、ただいまから行いたいと思います。


 きょうは非常に質問内容が重複するような内容が点々あっております。私も余り二番せんじ三番せんじはしないようにやりたいと思いますけど、せっかく準備もいたしましたので、若干お伺いをいたしたいというふうに思います。


 私は、2点ほどお尋ねをいたします。


 まず1つは、放射能汚染の稲わらに端を発した牛ふん堆肥汚染の問題でございます。


 このことは、私、6月議会の一般質問で、JA雲南の肥育センターの縮小問題に関して、本町水田に施用する牛ふん堆肥の供給不足が将来にわたれば仁多米ブランドが危ういのではないかというふうな質問を行ったとこでございます。その後、このことについては、議会においては産業経済常任委員会を中心とした循環型農業調査検討会を立ち上げて、議会で一体となって検討、協議を重ねてまいっております。


 ところが、そのやさきに、この7月中旬、突如として、JA雲南の肥育センターにおいて福島原発の汚染稲わら給与による肥育牛汚染が発覚をいたしました。このふん尿による汚染堆肥問題が浮上して、当該の稲わらを給与した肥育センターは堆肥供給が凍結され、ますますこの供給不足に拍車がかかる状況になっております。本町では、この施用堆肥の3分の2は町堆肥センターが占めているということで、これについては問題がないので、今後の供給体制は3分の1減量して対応していきたいというふうな考えを伺ったとこでございます。このことは、先般、町長が今期定例会所信表明で丁寧な説明をなされまして、この問題に至った経緯や当面の対応を伺いました。ですが、改めて何点か私の方でまたお尋ねをしたいというふうに思います。


 一つは、堆肥施用をうたった仁多米ブランドが逆効果として消費者から敬遠されはしないかというふうな懸念、いわゆる風評被害でございます。汚染堆肥あるいは汚染でない堆肥というふうな区別は消費者から見れば遠いところでのお話で、その確かめるすべもないわけでございます。一部には、堆肥を使ったというふうな仁多米ブランド施用米堆肥というふうなことが、かえって逆効果で大変なことになったなというふうなお話もあるわけでございます。このことについてどのようにお考えか、お伺いいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 汚染稲わらを食べた牛ふんの問題が風評被害をもたらしておるということについては、仁多米株式会社等でも既に若干の影響は出ております。大変心配もしておりまして、仁多米株式会社では取引先等には十分通知をして、誤解がないようにという取り組みもしておりますが、仁多米の問題は仁多米株式会社だけでなく、JA雲南さん、あるいは水田協、あるいは農業会議の皆さん等とともに、一体となって風評被害対策に取り組んでいく必要があろうと思っております。仁多米株式会社の例で申しますと、若干キャンセルが出たという報告も受けておりますが、一方では、最近になって新規取引もふえていると、汚染稲わらの報道以後も8月末までに200件近い新規取引も出ております。


 いずれにしても、堆肥施用の資源循環型の農業、水稲は仁多米ブランドの根幹をなすところでもあります。どういう影響が出るか、みんなで情報交換を密にしながら万全の風評被害対策を講じてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 今お話ありましたように、若干ふえても片一方では減ってるということで、これは、一方では東大震災の折に西日本の米が安全であるというふうなことで、一時、仁多米の方にも申し込みが、殺到といいますか、ほどでもありませんが、ふえてきたというふうな話も聞いたところでございますけども、一転してこうした堆肥汚染というふうな問題が起きて、非常に心配をしてる。特に生産者の皆さんはどうなるのだろうかというふうなことで、いわゆる風評被害。ことしの米は全く問題はないというふうなことは、生産者、あるいはこの地元地域は重々承知はしておりますが、いかんせん、消費者の皆さんは、なかなかそのように受けとめていただけないというのが非常に頭の痛いところだというふうに思っております。この風評被害をどのように払拭するかということは、本当に真剣に取り組む必要があるのではないかというふうに思っております。


 中には、いわゆる堆肥施用ということ自体が非常に不安があるので、ことしはともかく、23年度の堆肥は水稲に使わずに、完全に汚染堆肥の疑念を断ち切る意味から、いわゆる堆肥施用ストップ宣言というふうなものも出してみてはどうかというふうな、直接この地元から消費者に販売される生産者の方の一部からはそういったお話もあったところでございます。それは何としても、この奥出雲町の仁多米ブランド、根幹を揺るがすような問題にもなるわけでございますが、こういった方策が一部直接販売する生産者の方からあるわけでございますが、このようなことについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 仁多米は、これまで良質の堆肥施用というのをセールスポイントにしてブランド化を図ってきたわけでございますが、最近ではいろんな取り組みがなされております。無農薬、無化学肥料。先般も飯南町の中山間地域研究センターで不耕起栽培米を全国に広めている人を講師に呼んで、肥料等も一切やらないと。刈り取りが終わったら米ぬかをまいて水を張ると。そうするとミミズが大量発生をして、春の田起こしの時期にはもう十分いい土になっていくと。ミミズが出す物質の中に雑草を抑えるようなものも含まれていて、草取りもほとんどしなくてもいいと。そういう取り組みの事例紹介もありました。全国でいろんな形で、エコ米あるいは無農薬栽培への取り組み等も行われております。


 ただ、食味値が落ちない栽培をきちんとしていかなきゃいけません。新しい取り組みもいろいろ検討する必要はあろうと思っておりますが、いずれにしても、できたものがブランドに傷がつかない、本当にいいお米ができるような取り組みもいろいろ試みる必要はあろうと思っております。これまでやってきた堆肥施用米オンリーでいいという話ではないと思っておりまして、御指摘のありましたようなさまざまな取り組みがなされることを町としても期待をしているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) ああして、堆肥施用米ということが必ずしも今後においてはブランド化につながらないというふうなことも当然言えるわけでございます。今、町長おっしゃるように、いろんな米、いわゆる良質な米ができるのは間違いございませんが、その栽培方法等についてもっともっと町内でいろんなさまざまな取り組みや研究がなされて、この仁多米のブランドというものをやっぱり不動にするような取り組みがぜひ必要ではないかなというふうに思っております。こうした機会をとらえて、ぜひそういう方向にまた改めて取り組む必要を思うところでございます。町当局のまた御努力をぜひお願いしたいというふうに思います。


 そこで、汚染堆肥のことですけども、聞くところによりますと、いわゆる高レベルな汚染堆肥は国の方からの指示によってとどめて、この処置を後ほど指示するというふうな状況にあるようですが、低レベルなものについても今たくさん保管、管理をされている状況にあります。このものが町内にとどまっているということが、汚染堆肥というふうなお話の中にはやっぱり出てくるわけで、もう完全に奥出雲町内には、始末をして、ありませんというふうなことがいち早くできればいいわけですが、どうもなかなか国の方からの指示も十分でない、あるいは低レベルなものについては、本当に国がきちっと処理の仕方を指示し、あるいは対策、あるいは費用も全部見るというふうなことにはならないのではないかというふうな懸念もあるわけでございます。そのことについて、町としては今後どういう対応をなされるのかお伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 汚染された堆肥の処理方法についてでございますけれども、これにつきましては、7月の牛肉の汚染問題から堆肥にも波及しまして、8月の1日に農林水産省の方から、堆肥とか、あるいは飼料についての暫定許容値の通知が出ておるところでございます。その中で、国が定めた400ベクレル、堆肥でございますけれども、400ベクレルを超える堆肥の保管とか処分等についてはというくだりがございまして、これらの保管あるいは処理場所の確保等について、政府全体として検討した上で方針をお示ししたいと考えておりますという記載になっております。現在までのところ農水省サイドからは、これに対する、示されてはおりません。


 実は昨日、農林水産省の本省の農業企画課の課長補佐、あるいは中四国農政局畜産課の環境審議官でしたか、この雲南地域へ来ていただきまして、堆肥センターの実情、現場を視察を含めた後、夕方まで2時間余りにわたる意見交換、要請等を行ったところでございます。その中で示されましたといいますか、回答がございましたのが、8月の29日付に環境省の方から、一般廃棄物処理施設における放射性物質に汚染されたおそれのある廃棄物の処理についてという通知が出ております。この中で、この発端は、首都圏は公共下水等の汚泥の焼却灰から非常に高濃度の放射性物質が検出されたということで、この処理に関して環境省の方でいろいろ検討がなされ、原子力安全委員会等の見解も踏まえて、ここでは焼却灰となっておりますが、8,000ベクレル以下のものについては、管理型最終処分施設、いわゆる不燃物処理場、きちんと汚水の処理がほどこされておる施設への埋却をしてもいいよということが出ておるわけでございます。


 きのうのところで、じゃあ堆肥を焼却することがまず可能かどうかということで、大変な量がございます。この奥出雲町の焼却施設では、こういうごみを持ち上げるのがバケツみたいなものであれば飛散しなく持ち上げられますが、ちょっとそういう構造になっておりませんで、現実的に焼却というのは非常に困難かと思っております。したがって、堆肥そのものを処分することについてはいかがなものかということで、きのう私も質問いたしまして、焼却灰とはなっておりますが、要は放射性の濃度の問題で、それを環境省が定めた8,000ベクレル以下であれば管理型最終処分場で埋却処分いいよということになっておりますので、今後、きのうの会議でございましたので、県の産業廃棄物の関係課、県レベルにおいても協議をいただくようにしておりますし、今後、庁内においても担当課、町民課とも協議をしていきたいと思っております。


 なお、奥出雲町の基準値をオーバーしたものは、横田の堆肥センターの数値が556ベクレルでございました。これについてはもう完全に、国の移動制限といいますか、販売の制限でございますので、それの販売の損失、あるいは処分に係る経費については、東電の方へ賠償を求めていくという形になろうかと思っております。


 それ以下の国が定めた400ベクレル以下のものについて、きのう、JA雲南も含めて農振協で国あるいは県へ処分の要望をしたところでございます。なかなか国の方はもう、400ベクレル以下で40年間使っても、通常レベル、福島原発が起きる前の自然界、自然界といいますか、過去の原発事故であるとか核実験で存在するセシウムの平均的な値には達しない。そういうことで400ベクレルに定めてあるので、使ってくださいということの一点張りでございました。


 我々行政もJAも、いや、この雲南地域は安心で安全な農産物の生産、販売をということをうたい文句にしておるので、消費者サイドに立ってもそういうことはできないだろう、しないと。だから何とか国で責任持って、我々は被害者なんだと、政府も震災後になぜ稲わらを供給ストップもさせなかったのかというような、追及ではないですが、厳しい意見も申し上げて議論もいたしましたけれども、結果、国としても400というものを定めてるから、奥出雲、この雲南地域にもう一つの基準、いわゆるダブルスタンダードはあり得ないよということでございましたので、今後400以下のものについても処分方法を検討していかなければならない。それぞれの自治体が管理する最終処分場なり、あるいは産業廃棄物処理。ふん尿であれば確実に産業廃棄物だろうと思いますし、それから堆肥というのは、もうこれ製品でございますので、売れなくなった製品という解釈に立てば一般廃棄物という扱いもなるのか、そこらあたり、県も含めて協議をした上で最終的な一刻も早い処分、後の堆肥製造もできない状況になっておりますので、早急な対応策を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 汚染堆肥については、なかなか難しい問題がまだこれから残されてるなというふうに伺ったところでございます。一日も早い、堆肥を始末ができて、この奥出雲町のいわゆる仁多米の完全クリーンなお米というふうな宣言がぜひできるように、あらゆる努力をひとつお願いしたいというふうに思います。国、県と一体となった処理方法について、ぜひ生産者の立場からもお願いをしたいというふうに思います。


 それでは、次に質問いたしますが、消防団活動協力事業所へ事業税減税等の優遇措置をというようなことでございます。


 去る8月7日には県の消防操法大会が実施されまして、本町も、布施分団、八川分団が出場して、今春からの厳しい訓練に耐えて上位健闘されたとこでございます。


 消防団は、言うまでもなく、消防本部とか消防署とかこういった職員と違いまして、本業を持ちながら自分たちの地域は自分たちで守るという精神に基づいて、地域の安全と安心を守るために活躍をしてる集団でございます。団員は、消防、防災に関する知識や技術を習得して火災が発生したときに消火活動を行うとか、あるいは地震や風水害などの大規模な災害が発生したときには救助活動や警戒巡視あるいは避難誘導、こうした地域の皆さんの生命や財産を守るために活躍をされてるわけでございます。とりわけ、ことしの3月11日の東日本の大震災、また、この地震に伴って発生しました福島原発事故、また、先ごろ発生いたしました台風12号による風水害、こうした災害の救難活動では、自衛隊や警察あるいは消防署の専任の職員にまじって、地元消防団員の活動は目をみはるものがあったと思います。改めて、地元消防団員に対して信頼と期待を寄せる地域住民の姿が浮き彫りになったという思いがいたします。平安無事な日々を過ごすうちはとかく怠りがちな地域防災と救難活動の大きな柱に、この中核的存在の消防団をことしほどに認識した年はなかったのではないかというふうに思います。


 しかし、御承知のように、ああして社会の産業構造や就業構造は大きく変化してまいりまして、全国的に団員数が非常に減少傾向にあります。これを本町でも、機械力の充実等、特に高機能消防車などの導入等をもって補完をしようとしておりますけども、おのずとこの消防力には限界があるわけでございます。過疎、高齢化による団員の確保に本町も年々難渋をしているというのが実態だというふうに思いますが、このことについて消防庁では、平成19年から、この消防団活動に協力している事業所に対して表示証を交付して、協力事業所が地域への社会貢献を果たしていることを社会的に評価しようと、こういう取り組みをしております。いわゆる消防団協力事業所表示制度でございます。この制度は、勤務中の時間の消防活動、あるいは地域防災のための従業員への消防団へのいわゆる加入促進、こういった効果が実際あるわけでございます。このことについて伺いたいと思います。


 本町では、この消防団活動協力事業所表示制度というものは実施されているんでしょうか、お伺いをいたします。また、行っていれば、その事業所数は幾らあるのでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 消防団活動など協力事業所数についてのお尋ねでございますが、本町におきましては、昨年の2月以来、6事業所が申請をしてくださっておりまして、現在、表示板を掲げていただいております。


 ちなみに、一番先が小馬木の三沢建築でございましたが、その後、下横田、安部建設、三成の糸賀工務店、横田の横田建設、小馬木の三澤工業、それから八代のダイニ電工、この6社でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 実際、町内事業所にはたくさんの消防団員の方々がおられると思います。現在6事業所ということで、若干の登録されてるとこは少ないなというふうな感がいたしますが、一つは、社会的使命を持って事業所がそういった協力をされてるというふうな表示でもございますので、ぜひ町の方からもお勧めいただいて、該当があれば、積極的にこの表示を掲げていただくような事業所をふやしていただきたいというふうに思うところでございます。


 そこで、長野県では、こうした団員の減少とかサラリーマン団員の増加、こういったものについて消防力が非常に低下してるということで、いわゆる消防団活動協力事業所において、事業税等を減税をして支援をするというふうなことをやっております。先ごろは、静岡県でしたか、県議会の方でも検討されたようですが、ちょっと若干まだ進んでないというふうな話も聞いておりますけども、長野県では相当な取り組みがなされてるということで、具体的には、中小法人とか、あるいは個人事業主対象に、法人事業税とか個人事業税を10万円を限度として税額の2分の1を減税するというふうな取り組みで、これも一つは、幾らかでもこの事業者の皆さんがそうした誇りを持って取り組み、また、そのおかげも若干はあるというふうなことを、恩恵を受けるというようなことも大事なことではないかなと思っております。


 このことについて、本町でこういう取り組みができるのかどうか、お伺いをいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 消防団活動に対する協力事業所に対する税制上の優遇措置についてでございますが、長野県の県税の軽減措置の御紹介がございましたが、長野県では、そのほかに建設工事等の入札参加資格審査においても加点をするという制度も設けていらっしゃるようでございます。県税のことについては町として言う立場にはないと思っておりますが、本県でも、入札参加資格の審査においては一定の加点をする措置が平成20年10月より実施されていると聞いております。県税以外、町税において協力事業所への何らかの応援が可能かどうか、また、町税においてそういうふうなことをするのがふさわしいかどうかということも含めまして、仰せの趣旨は、消防団員が少なくなる中で何らかの措置を講じた方がよろしいではないかとの御提言であると理解しておりますので、税制だけでなくて、いろんな方策について検討を重ねてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) このことは県税ということで、県議会の方のお話になりますが、できればぜひ県議会の方へも働きかけて、こういう取り組みが、特に過疎地域の島根県でございます。地域消防の中核的役割を担う消防団へ、ぜひこういう取り組みを島根県からでもまたさらに発信いただければなというふうに思うところでございます。税にかかわらず、こうした消防団のいわゆる優遇的な措置等も、ぜひお考えいただけたらというふうに思います。


 そこで、来年は県の消防操法大会、本町で計画されております。ぜひこうした機会をもって、ことしのような、改めて消防団活動の重要性というのが認識されたところでもあります。ぜひこういったことも奥出雲町で大会の中で、さらに、キャンペーンと申しますか、消防の大切さ、必要性、あるいは住民のよりどころというふうなものを何かの形で大会の中で取り組んでいただければなというふうに思うところでございます。これは、お答えがございますればひとつお願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 来年の県の消防操法大会の開催もあるこの機会にという御提言でございますが、私も総務省に行った際には消防庁は必ず顔を出すようにしておりまして、来年の県大会誘致のことも言っておりますが、たまたまといいますか、不思議な御縁があるもので、一昨年の消防庁の長官は島根県出身の方でございまして、この7月からは島根県の総務部長を経験された方が次長で就任をしていらっしゃいます。町議会でも税制上の優遇措置等の質問もあったというふうな話も霞が関の方にも伝える中で、県はもとよりでございますが、国においても、消防団員の減少対策、国が率先して何か考えるというふうなことも必要であるということも伝えたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 以上、質問を終わりたいと思います。


  ───────────────────────────────


○議長(千原 祥道君) 続きまして、塔村俊介議員。


 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。一般質問の機会をいただきましたので、本日は、1点目、奥出雲町らしい教育環境について、2点目、既存施設の有効活用のその後について、この2点を質問させていただこうと思います。


 まずは、1点目の奥出雲町らしい教育環境についてでございます。


 教育環境の中でも、まずは学力について質問したいと思います。先日、昨年度行われました島根県学力調査の結果が、町の教育長の方から発表されました。皆さんのお手元にも配っておりますが、嫌がられるかもしれませんが、町民の皆様にも今の奥出雲町の学力の程度を知っていただきたいと思いますので、ちょっとあえてここで学力調査結果をまず読ませていただきます。


 小学校4年生から中学校3年生までの教科別の市町村別の学力の調査結果が出ております。小学校6年生の国語が、東部8市町村中8位、以下同様に8市町村中の順番を申し上げます。小学校6年の算数が7位、社会が8位、理科が7位。小学校5年生の国語が7位、算数が8位、社会が7位、理科が7位。小学校4年生の国語が8位、算数が8位。続きまして中学校です。中学校は県東部7市町での比較になります。中学校3年生の国語が5位、数学が7位、英語が6位、社会が4位、理科が1位。中学校2年生の国語が6位、数学が7位、英語が7位、社会が5位、理科が6位。中学校1年生の国語が6位、数学が2位、社会が1位、理科が4位という昨年度の結果が出ました。


 この結果についてどのように見るかというのは、それぞれの見方があると思いますが、私自身はこの結果を見て、非常に衝撃的だったというか、ショックを受けました。まずは、この結果を受けまして、教育委員会はどのようにこの学力調査の結果を見てるか、教育委員会の見解をお聞きします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 塔村議員の御質問にお答えします。


 学力調査の結果をどのように認識してるのかという御質問ですけども、塔村議員からも先ほど説明のありました資料にもありますように、各学校、学年、教科によってかなりの違いがあるものの、総じて県平均をやや下回る結果で、昨年に比べて特段の向上は見受けられません。経年変化、昨年どうだったのか、その前はどうだったのか、そういうことを調べてみましても平均点との差に違いは見られませんが、両中学校では格差がちょっと生じておりますので、改善を図るべき課題と認識してます。


 なお、学習上の疑問を自分で調べたり新聞などから社会問題に関心を抱いたりするといった意欲、関心の面についても、県平均よりやや低い状況であります。


 しかし、その資料等にはありませんが、睡眠や食事などの生活習慣や読書量などについては、これまでの取り組みの成果でしょうか、若干改善が見られます。以上です。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 教育長から御答弁いただいたとおり、恐らく町の方では学校別のデータをお持ちでしょうし、また、ある学年による差異があったりということもあったりすることだとは思いますが、毎年、去年に変わらず悪いということであれば、このような毎年調査の結果が出ている原因、それはどのようなところにあるというふうにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 安部教育長。


○教育長(安部 隆君) 調査結果の主な要因として考えられますのは、子供一人一人に、みずから学ぶ意欲や、みずからの資質、能力、そしてまた、場面に応じた学び方が十分に身についていないことや、家庭における学習習慣の定着が不十分であるということが上げられると思います。


 また、学校おいても、学力の本質的な課題、これは学ぶ意欲であるとか学び方であるとか、あるいは子供一人一人、十分に理解するであるとか教材研究であるとか、そういう本質的な課題をとらえた授業改善や宿題、ドリル等の点検、もう少し平易に言いますと、宿題を与えてドリルを与えて、それがどれだけできたのかということを点検するだけの取り組みが混在してるということも上げられます。


 ただ、成果が十分出てないというふうに言いましたけれども、各学校も昨年の10月ごろから一体的な取り組みに着手してきていますので、学力調査への効果ということはもう少し時間的猶予を見る必要があるかなというふうにとらえてます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 今の現状の教育委員会の教育長としての認識はわかりました。


 ただ、もう一つお聞きしたいのは、このような環境というのは今すぐできたわけではなくて、恐らくどこかの段階で奥出雲町がこのような環境になっていったということもあると思います。教育現場に長くおられた教育長の目から見られて、この奥出雲町の子供たちを見て感じることがありましたら、あわせて答弁いただければと思います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 教育環境の充実を図る上での学力ということについてのお答えでよろしいでしょうか。(発言する者あり)そうですか。いま一度御質問いただければ。


○議長(千原 祥道君) 質問の趣旨がどうもわからん。


○教育長(安部 隆君) はい。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 学習意欲が低いとか宿題に対するチェック等が不十分ということはわかりました。ただ、そこに至るまでの、なぜそういうふうになったのかという、この奥出雲町特有の原因があるのではないかと私は考えております。学校現場におられた教育長ならば、そういう環境が生まれたそもそもの原因を推察されてるところがあるのではないかということでございます。もしそのような考えがあればお答えいただければと思います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 失礼いたしました。


 これに至ったまでの原因ということですけども、一つは、非常に、この奥出雲というか、仁多というのは、教育的なレベルが高いところだったというふうに認識しております。そういう地域がなぜこういうような学力になったかということの一つは、地域の教職員としての一体感というか、そこら辺が少しずつ欠けてきたのかな、仁多の教育を何とかしよう、奥出雲の教育を何とかしようという自発的な取り組みとか自主的な取り組み、そういうものが十分にあってお互い研さんを積んでレベルを引き上げてきたということが、ここ近年のところで少し減少してきたかなというふうに思っております。


 具体的に言うと、仁多地域においても、教育を語る会というか、いろんな問題行動等の多かったときに、自分たちで何とかしようということで自発的に会を組織して、夜遅くまで、あるいは朝早くから、あるいは土日返上して取り組みがあったと。そこで随分改善されてきたというようなこともありますので、そういうものを今また復活する動きも出てきておりますので、そこの辺、注視していきたいなというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 済みません、通告からちょっと派生した質問でございましたので、教育長の準備、精いっぱいの御答弁ありがとうございます。


 恐らく教育長がおられた仁多地域というのは、多分、仁多郡地域のことでよろしいですか、旧仁多町ということではなくて。


○教育長(安部 隆君) あの仁多言ったのは仁多町、ということは特に。


○議員(1番 塔村 俊介君) 仁多町、はい、わかりました。


 学力がすべてではないと、教育を語る上でも学力がすべてではないということは私も思いますが、ただ、教育環境の成果ということになりますと、どうしてもこのような学力というものが一番はかりやすいものであると思っております。教育環境の充実を図る上で学力をどのような位置づけで考えているか、御答弁いただきます。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 失礼いたします。


 多少抽象的なお答えになるかもしれませんけれども、個々の学力を高めるためには、学校、家庭、地域社会における教育環境が総合的に整っておりまして、場に応じた的確な評価、指導、援助が保障されてることが大切と考えております。教育環境の充実を図る上で学力をどのような位置づけで考えているのかという御質問ですけれども、豊かな心と健やかな体を持ち、たくましく生きる力の育成を図る上でとても重要なものであります。学力は知育の根幹をなすものであるととらえておりまして、大切にすべき知育、徳育、体育は、個々の成長に応じバランスを保って取り組むべきものであると考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) まずは、この奥出雲町の現状について質問させていただきましたが、先ほど答弁の中にもありましたように、昨年10月からも含めていろんな取り組みをされてるというお話もありました。その取り組みについて、現在の取り組みについてお聞きしていきたいと思います。


 まずは、学校教育現場において学力充実のための奥出雲町独自の取り組みについて、ありましたら御説明いただきます。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 失礼いたします。


 奥出雲町における取り組みを4点にちょっと整理してみました。


 まず上げられますのが、毎年行われる学力調査の分析、考察を各学校ごとに行い課題を明確にするとともに、具体的な改善策を策定し、学力の向上を図ってることでございます。


 次に2つ目ですけども、各学校の分析、考察の後、私、教育長あるいは指導主事が学校を訪問し、具体的な改善策を把握するとともに、教師個々の取り組みについて評価、指導、助言を行ってることも上げられます。また、今年度は、教育委員さんにも協力いただいて学校訪問すると、学力についてのいろんな実態を把握するということも考えております。


 また、3つ目には、教職員が郡教育研究会教科部や自主的な研究サークルにおいて、教師の子供理解力、指導力向上のための取り組みを積極的に行ってるという実態もあります。


 4つ目には、図書館司書を各学校配置したり蔵書を充実したりして、図書館教育の充実を図ってるというようなことが4点目として上げられると思います。以上です。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 学校教育現場についての学力充実のための取り組みはわかりました。


 私どものころとも違いまして、学校現場を見ておりますと、すごく授業のスピードが速かったり、昔に比べたら細かいケアができにくい状況だというふうに伺ってます。また、本年度から学習指導要領の改訂もあり、また、そのサポートが難しい状況であると思っております。ましてや学校現場だけではなかなか完結しないこともあろうかと思います。学校外において学力充実のための奥出雲町独自の取り組みがありましたら説明をお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 学校外の取り組みについて、まず上げられますのが、「奥出雲の子の健やかな成長のために」と出したパンフレット、いつかの議会でもお示ししたと思いますけれども、これを町教育委員会で発刊して、子育てについて学校関係者や保護者の共通理解を図ってることが一つ上げられます。


 次に、参加を希望する中学生を対象に、放課後、家庭学習支援塾というものを開設して、役場の職員や今御質問いただいてる塔村議員等にも御協力いただいて、学習課題の解決や基本的学習習慣の定着を図ってるということも一つの特徴として上げられると思います。


 また、仁多、横田の図書室に司書を配置したり蔵書をふやしたりするとともに、学校図書館と連携した図書館運営を行い、学習環境を整備していることが上げられると思います。以上です。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 学校教育現場の取り組み、あるいは学校外での取り組みを説明いただきましたが、やはり子供が一番長く時間を過ごすところ、そして最後にかなめになるのは、家庭においてのどのような教育環境があるかということであると思います。家庭の現場において、学力充実のための奥出雲町の取り組みがありましたら御説明お願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) お答えします。


 校長会等で、時々私の方からも学校と家庭との連携のあり方に係る情報提供等を行っており、各学校は学校だよりを発行したり、それから家庭学習点検表をつくったりするなど、保護者の協力を得るいろんな工夫をしております。


 教育委員会としては、現在は、個々の創意工夫や中学校区ごとの取り組みを見守ることを大切にしているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) まず、この危機的な奥出雲町の子供たちの学力について皆さん方に御認識いただきまして、今の教育委員会での取り組みを御説明いただきました。


 私自身は、この結果にはショックは受けましたが、これが田舎だから、あるいは中山間地域だから、奥出雲だからこのような結果になったとは思っておりません。例えば教育立県を掲げます、学力調査の結果でも毎回上位に来ます福井県あるいは秋田県というのは、島根県と同じような日本海側の田舎の県でございますし、福井県においては学力が高い原因として、3世代同居であったり、あるいは共働き夫婦が多いという中で、家庭の中での教育環境が充実してる。これは奥出雲と似ているところがあるのではないかというふうに思っておりますし、もう一方の秋田県においては、30人学級であったり、主要な科目において20人の少人数学習を行うことであったり、本当に、結果的に今奥出雲町が少人数で各クラスでやれているというような状況と似ているようなものがあると思います。この辺の組み合わせがうまくいけば、奥出雲町というのは、島根県内だけに限らず全国でも、まずは学力という面でもトップに立てる可能性があるのではないかなというふうに思っております。


 最後に、今までのまとめといたしまして、奥出雲町らしい教育環境とはどのようなものと考えているか、教育長に伺います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) お答えします。


 奥出雲の教育環境、教育素材と言ってもいいかもしれませんけども、これは歴史、文化、自然、産業とも非常に豊かなものであるととらえています。奥出雲町らしい教育環境はどのようなものと考えるかとの御質問ですけれども、特徴としては、この豊かな教育環境あるいは教育素材を生かした教育活動が積極的に展開されていることが、まず上げられます。


 代表的なものには、たたら操業体験や仁多米づくり、子供が地域に触れ、地域を探索するふるさと教育や全国レベルのホッケー競技、剣道、陸上競技、各種の文化活動などが上げられます。また、地域の教育素材を取り上げた教材開発も盛んで、たたら操業の再開を題材とした中学校の道徳の教材や、玉峯山の自然を題材にした小学校理科の教材など、数多く創作されております。


 そしてまた、子供が直接御指導いただく地域の講師を初め、それぞれの取り組みに協力的な地域の方が多いこと。また、教職員が保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、一貫した指導体制づくりに意欲的なことが上げられます。現在は高校の授業に小・中学校の教員が参加したり、保育所の公開保育に中学校の教員の姿も見受けられるようになってきております。


 また、他市町村に比べインフラ整備が進んでおり、事務の共同実施会が核となった情報提供や交換が効率的に行われることも特筆すべきことであろうというふうに思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ありがとうございました。


 最後に、ちょっと話題とずれるところもあるかもしれませんが、高尾小学校の件について町長にお聞きしたいと思います。


 私たちも何回か、この一般質問でも学校再編等々について質問をしておりますが、今回の学力調査の結果が悪いから複式学級が悪いということを言うつもりもありませんし、少人数の学校だからこのような結果が出たということを言いたいわけでもございません。ただ、複式学級に関しましては、東京では逆に人数が多いとこでも複式学級をやるというような研究もなされておりますし、秋田県においては、6学級以下の学校についてはさらに県費で1人先生を派遣して、学校の人数が少ないからこそ、そこに1人手厚くしてそのリスクをカバーしようという取り組みもやっておられるというふうに聞いております。


 以前質問いたしましたが、高尾小学校について、以前出されました学校再編計画の15人を割る中で、町長は、町長の気持ちとして、できるだけこの高尾小学校というものを地域に残していきたいということをお話しになられました。そのお考えについて変わりがないか、町長にお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 高尾小学校の件につきましては、以前にも質問をいただいておりまして答えておりますが、繰り返しになりますが、小学校は地域にとって大変大きな存在でありますので、可能な限り守っていくことが重要との考え方には変わりございません。高尾小学校では、昨年度に1名減の13名でありますが、町としても子育て世代への支援や、定住対策として他市町村に先駆けて医療費の無料化や多子世帯の保育料、給食費の軽減、さらには今年度からはふるさと留学奨励金制度を設けるなど、いろんな対策を講じております。こうした制度も活用いただくことで、地域ぐるみで一人でも二人でも子供たちがふえていく取り組みをお願いをしたいと思っております。


 また、学力の問題についていろいろ質問もありました。私も、少人数の学校であるから学力が低いというふうなことはなく、現に複式学級の方が学力が向上するというふうな研究成果も承知しております。必要があれば町単独ででもチューター制度を設けるなど、教員の応援体制を充実して学力向上に向けた取り組みも検討する必要があろうと思っております。読書活動ボランティアはもう既に始まっておりますが、学力向上対策についても、教育委員会ともよく相談をしながら取り組んでまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) これまで学力中心に教育の話をしてまいりましたが、私は、教育というのは医療と似たようなところがあるのではないかなというふうに思っております。


 一つは、まずは安心、安全、最低限の医療環境と。何かあったときに、勉強ができないときでもちゃんと勉強できるような環境ができるという町に、まずはこの町を預かってる者の責任としてそういう環境をつくっていかなければならないということが一つと、一方で、医療でもあるかもしれませんが、いい先生が住んでるまちへ行きたい、あるいはいい医療環境があるまちへ行きたいという御希望があると思います。私がきょうの資料の中であえて県東部としたのは、もし県東部内でこういう学力を、どこで子供を育てれば教育的に伸びるだろうという夢を持ってるUターン、Iターンの方がいられれば、この奥出雲町の結果を見られると、どうしても教育ということになると奥出雲町以外を選んでしまうおそれがあるのではないかなというふうにも思っております。


 本当にここ最近は、子育て、出産の面では、奥出雲町は県内でも一番の町になってまいりました。あわせて教育も県で一番になることを目指して、最後、大事なのは、学校の高尾小学校についても、何回も、そしてすごく深い議論が交わされたというふうに聞いております。もしその方針でいくなら、その方針を明確にした上で、チューター制度の話もありましたが、皆が安心できて納得できる奥出雲町の教育の方針を示していただくということが、これから大事になってくるかなというふうに思っております。


 まずは第1点目の質問を終わらせていただきます。


 2点目の質問に移ります。


 既存施設の有効活用とその後について質問いたします。


 今年度は、佐白の交流施設、あるいは鬼の舌震のつり橋という新たな観光の目玉、あるいは集客の目玉になるようなものが計画されております。そちらについては恐らく、ほうっておいてもという言い方はおかしいですが、人は1年2年は必ず集まってくる。問題のないものだというふうにも思います。一方で、新しいものだけにとらわれるのではなくて、今ある施設をどのように使っていくのか、これが非常に重要になっていくことではないかなというふうに思います。


 まず1点目は、昨年、約3,000万円で購入いたしました阿井地区のナカバヤシ工場跡地の購入後の利用計画の現況についてお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 阿井地区のナカバヤシの工場跡地の現状についてのお尋ねでございますが、地元からは屋内運動場として活用できないかというふうな話もいただいておりますが、やはり私といたしましては、雇用の場の創出を第一に考え、貸し工場として利用いただくような取り組みを考えておるところでございます。工場を奥出雲に進出したいというふうなところもいろいろ出ているようにも聞いておりますが、こういう経済情勢の中ですので、投資を新たにするということは各社とも慎重になっておられると思いますので、すぐ進出企業が出るというふうには考えておりませんが、いずれにせよ、そういう工場が進出してくれることを願っておりますし、いろいろ宣伝等PRもしていきたいと思っております。


 現在は、阿井地区の誘致企業が、一時的なことでございますが、製品倉庫として使いたいという申し出がありまして、完成品なのか加工する部品なのか、そこら辺ちょっとよく承知しておりませんが、一時的な製品の倉庫として利用をいただいております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ナカバヤシ工場跡地については現況わかりましたし、私どもも安心いたしました。


 続きまして、田園倶楽部奥出雲の跡地利用の状況についてお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 田園倶楽部奥出雲のハウス農場についてでございますが、現在、破産管財人、それから抵当権を設定している金融機関ともに、競売処分ではなくて任意売却により次の農業参入者を探すと、こういう方針で取り組んでもらっております。これまでも複数、農場の視察をされてもおりますが、現在のところまでは売却措置は決定しておりません。町としましても、1社に参入を打診を続けてまいっておりますが、現在も参入についての検討を継続してもらっておりまして、先般も農業振興課長と先方に出向かせてお願いもさせていただいております。


 いずれにしても、ことしの冬までには何とかして参入していただけるところを探すと。急務であると思っておりますので、破産管財人さんとも十分な協議をしながら対応してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 私も町長と同じように、雪のおそれがあるこの冬までが勝負だと思っております。もし前向きな企業さんがありましたら、なかなか難しいかもしれませんが、新たな補助制度であったり企業立地を促進する施策を打っていただけると、いい結果に結びつくことを祈っております。


 工場用地のことを言ってまいりましたが、3点目といたしまして、ことしより始まりました空き家バンクの事業開始後の運用状況についてお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 尾方地域振興課長。


○地域振興課長(尾方 豊君) 空き家バンク制度の運用状況についてお答えします。


 6月に同様の質問をいただいておりますが、それ以降1件ふえて、現在、売却や賃貸を前提に空き家バンク制度に登録申し込みをいただいた方が7件となっております。一方、そういった空き家を買いたいとか借りたいということでの申し込みも7件となっております。残念ながら、バンクに登録していただいた方と、それから空き家を使いたいという申し込みをいただいた方とのマッチングはうまくいっておりませんで、空き家バンク制度で具体的な契約が成立したものはまだございません。引き続き、登録件数をふやすということで努力をしたり自治会長等への協力を求めてまいりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) わかりました。


 なかなか最後のマッチングになると条件面等で難しい面があると思いますが、今、島根県の空き家バンクのページを見てみますと、ごらんになられてるかもしれませんが、雲南市とか飯南町というのは空き家バンクがかなり、今の初めて見た方でも、こういう家があるんだというような見れるような状態ですが、奥出雲町のところをクリックすると、まだ何も建ってない分譲団地のところのページへジャンプする状態でございます。その辺も含めて、幅広い空き家と、きちんとした情報提供を行っていただいてマッチングのまず数をふやしていただけるように、よろしくお願いいたします。


 4点目に移ります。


 今議会でも報告がありましたが、株式会社道の駅おろちループの経営改善を念頭に置いた、交流館三国あるいは道の駅おろちループの集客対策についてお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 道の駅おろちループの経営等についてのお尋ねでございますが、一昨日、決算状況の報告をさせていただきましたように、大変厳しい状況が続いております。現場では、中四国、九州にターゲットを絞った誘客活動の実施でございますとかメニューの改善、あるいは鉄の美術館の展示室を活用した写真でありますとか書道、生け花、パッチワーク等の作品展示や音楽会の開催など、スタッフが一丸となっていろいろ努力を続けております。


 抜本的な経営改善策につきましては、平成22年の6月にお示ししております第三セクター等の改革プランにありますように、経営体の統合による一貫性のある経営が重要であろうと考えております。また、三井野原を含めまして、おろちループ一帯がさらに地域としての魅力を高めるいろんな方策も考えていく必要があろうと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 株式会社道の駅おろちループにつきましては、毎年毎年、赤字もふえる一方でなかなか難しいところであると思います。また、第三セクターの改善計画にもありますように、経営体の統合はもちろん必要ではあると思いますが、皆さん御存じのとおり、あの道の駅の側と交流館三国側を両方利用するということは、あの橋があってもなかなか難しいという現状もあると思います。去年なんかは鉄の彫刻美術館ができた当初は前年比からふえるということもあったようですが、今年度に入って大分開館から時間もたちましたので、またそこの入場客も減っていくというような状況があると思います。


 なかなか難しいかもしれませんが、一つ私から提案したいのは、冬場の奥出雲に対する誘客をどうするかというのが、この交流館、おろちループだけに限らず奥出雲町全体の課題であると思っております。314号線が中心になるかもしれませんが、やはり冬場のお客さんの減りというのは、秋に比べると本当にかなりの数が減るというのが実態であると思います。なかなか、三井野原等もありますが、それに限らず冬のイベントというのも、何か継続して訪れていただけるような仕組みをまた考えていけたらなというふうに思っております。


 続いての質問に移ります。


 これも先般の決算報告ありましたが、ヴィラ船通山のこの冬の運営方針についてお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 塔村議員御指摘のように、冬場の対策は、山陰だけに限らず裏日本全体の大きな問題でありまして、どういうふうにして冬を楽しんでもらえるような演出ができるか、道の駅のおろちループだけでなく、お尋ねがありますヴィラ船通山についても大きな課題であろうと思っております。


 具体的には、ヴィラ船通山は、印賀横田線が全面改良の予定があります平成26年度に向けた抜本的な対応も考える時期に来ておると思いますが、ことしの冬につきましては、昨年の対応も踏まえ、鳥上地区の町政座談会でもいろいろ意見もいただいております。地元の皆さんの全面的な協力体制も必要だろうと思っております。昨年度の対応を踏まえまして、ことしの営業についてどうするか、地元の皆さんとも協議を重ねながら方針を出したいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ヴィラ船通山につきましては、冬季期間の全面休業であったり、あるいは冬季期間の土日だけの営業であったりというような、いろんな経費節減策をとっていただきましたが、結果としては売り上げも減り、風評被害といいますか、全般的な通年のお客も減ってしまったということもあったと思います。私といたしましては、平成26年度のこともありますが、そこも念頭に置きながら、できるだけ、冬季の全面開業といいますか、ずっとあけていつでも行けるような環境をつくっていただければというふうに思います。


 その中で、鳥上地区の方に全面的に運営を任せるというのは難しいかもしれませんが、例えば平日の昼間は、地元の皆さんボランティアに近い形で面倒見てよということで、人件費を削ることで何とかオープンしたりというようなことも考えていっていただければというふうに思います。


 続きまして、温泉のもう一つの2つ目でございますが、玉峰山荘についてでございます。


 県の観光動態調査を見ましても、入湯税の関係を見ましても、玉峰山荘の入り込み客の減少が続いてるように思います。原因はどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 玉峰山荘の入り込み客についてでございますが、基本的には景気の低迷、あるいは消費活動の落ち込みが最大の原因であると理解、認識をしておるところでございますが、民主党政権になって高速道路が無料化になって、最近また有料化が復活しておりますが、そういうこともあって人の流れが若干変わったかというふうなこともありますし、近年では、他の地区の入り込み客等を見ておりますと、松江とか玉造温泉は若干微増をしておるということのようでございます。松江開府400年祭とか、相当大きなイベントもまちを中心に打たれておりますので、そういうふうな影響も出てるのかなという気もしておりますが、いずれにしても、いろいろ客層も含めまして、どこから来ていただいているかということも含めまして、さらに原因分析をしながら入り込み客増の具体的な対策をとってまいりたいと。


 玉峰山荘でも独自にいろいろ努力をしていらっしゃいまして、将棋の棋聖戦あるいは倉敷藤花戦も開催されるわけですが、ゴルフの関係ではクラシック島根カントリーと提携をした1泊のゴルフパックの取り組みでございますとか、最近では、布部の加納美術館との連携の宿泊パックもいろいろ売り出す努力もしているようでございます。


 いずれにしても、玉峰山荘だけということでなくて、奥出雲町全体で入り込み客の増が図れるような対策をとっていく必要があろうと認識しております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 玉峰山荘につきましては、町長がおっしゃるような現象が根底にあると思いますが、ただ、この先を見ましても、松江尾道線の開通であったり先の見えない景気回復であったりと、減少する原因だけを考えていきますと今後もずっと続いていくように思います。


 一方で、ことしの奥出雲振興の決算書を見ましても、昔の大分町へ寄附していただいてた時代とは違って、本当に、広告宣伝費も去年からまた500万減らしながら、人も少なくしながら何とかやってるぎりぎりの状態であるというふうに思っております。何とかここで手を打たないといけないというふうに思いますので、何とぞ何とかの回復策を練っていただければというふうに思います。


 一方で、来年春には、佐白地区に新しい温泉施設ができるということがございます。以前、町長がおっしゃられましたように、佐白地区に温泉があって鳥上温泉があって亀嵩に温泉があってと、その3つの温泉があることで相乗効果で奥出雲は温泉の町ということもあるとは思いますが、一方でやはり懸念するのは、今まで鳥上に行ってたお客さん、亀嵩に行ってたお客さんが布施でとまってしまわないか。布施のお客さんはすべてふえたけど、その分が2つの温泉施設から減ってしまったということも大変懸念するところでございます。


 玉峰山荘、ヴィラ船通山と新設され、佐白地区の温泉のすみ分けと相乗効果を出すための戦略についてお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 佐白の交流拠点施設の温泉は、すぐ近くにあります多根自然博物館との連携でありますとか、あるいは完成をいたしました自転車の競技コース、あるいはサイクリングコース、さらには、この秋にはボートの県営の漕艇場も完成いたします。そういうダム周辺地域の活性化策の中での活用、利用を考えていただくというのが基本的な戦略であろうと思っておりますが、ヴィラ船通山、玉峰山荘、それから佐白とも距離は相当離れておりますし、3施設ともそれぞれ特徴が違う温泉だろうと思っております。ヴィラ船通山は船通山登山との連携等もございます。玉峰山荘は、田舎にしては相当大規模な宿泊施設でいろんな大きなイベントも打てる施設になっております。佐白の方は、先ほど言いましたようなスポーツ関連、あるいはダム関連の事業の中で利用していただくと。


 いずれにしても、きょうも午前中、内田勇議員さんや若月忠男議員さん、観光振興についてのお尋ねがありましたが、奥出雲町全体で地域資源をさらに磨いて、滞在型あるいは巡回型の観光コース、案内等を総合的に、まさに3施設が、とり合いということでなくて奥出雲全体への入り込み客が伸びていくというふうな観光戦略を立てる必要があろうと思っておりまして、そのためには交通インフラのこともございます。みんなで取り組んでいくと、足の引っ張り合いにならないような仕掛けをぜひともつくっていきたいと思っておりますし、塔村議員さんにもぜひ御協力、御支援をお願いしたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ありがとうございました。


 私自身、この3温泉のすみ分けを考えるならば、玉峰山荘につきましては、町長がおっしゃられたとおり、この中におきましてもすばらしい温泉施設、あるいは料理の中で一番いいお客さんをねらっていくということが一つあると思います。


 斐乃上温泉につきましては、ちょっとお願いしたいことがあるんですが、やはり斐乃上温泉の一番の売りというのはお湯の質であると思います。一方で、そのお湯を説明するときにどうしてもなかなかうまく説明できない、あるいは学術的なところも含めて、このページを見てくれればわかるよというようなところがないのが現状でございます。この認定された温泉博士の先生、まだ御存命だと思いますので、その方のヒアリング等も含めて、あの湯のすばらしさをもう一度伝えていただけるような冊子なりページなりをつくっていただければというふうに思います。


 新設される佐白温泉につきましては、もちろん日帰り入浴等々もあると思いますが、町長も前からおっしゃられるように、あそこは松江に近いところでございまして、多根の自然博物館も結構値段が安く設定される関係がありまして、松江のホテルに泊まるお客様が、もしビジネスホテルで5,000円、6,000円払うならば、奥出雲に足を伸ばしてでも温泉がついたような施設に泊まりたいというようなニーズも聞いております。あるいは雲南市においても手ごろな宿泊施設がないというお話も聞いておりますので、その辺のところの連携も進めていただければというふうに思っております。


 以上で質問を終わります。


○議長(千原 祥道君) 以上をもちまして一般質問を終わります。


  ─────────────・───・─────────────


○議長(千原 祥道君) 本日の会議日程はすべて終了をいたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。


            午後4時19分散会


  ───────────────────────────────