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島根県 奥出雲町

平成23年第2回定例会(第2日 6月10日)




平成23年第2回定例会(第2日 6月10日)





 
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平成23年 第2回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


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            議事日程(第2号)


                   平成23年6月10日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


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           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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             出席議員(15名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     4番 藤 原 友 征君


    5番 藤 原 充 博君     6番 村 尾 明 利君


    7番 若 月 忠 男君     8番 内 田 正 男君


    9番 松 ? 正 芳君     10番 吾 郷 益 已君


    12番 景 山 孝 志君     13番 岩 田 明 人君


    14番 若 月 康 男君     15番 福 本   修君


    16番 千 原 祥 道君


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             欠席議員(1名)


    11番 大 垣 照 子君


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             欠  員(なし)


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            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 高 橋 安 典君  書記 ───── 田 辺 綾 子君


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          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  教育長 ──── 安 部   隆君


総務課長 ─── 小 倉 義 幸君  教育総務課長 ─ 植 田 一 教君


企画財政課長 ─ 藤 原   努君  農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君


地域振興課長 ─ 尾 方   豊君  病院事務長 ── 内 田 久 貴君


農業振興課長 ─ 糸 原   敬君  生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君


健康福祉課長 ─ 野 原 万寿老君  水道課課長 ── 稲 垣 和 利君


税務課長 ─── 吉 川 孝 司君  建設課長 ─── 松 島 昭 雄君


出納課長 ─── 堀 谷 智 樹君  町民課長 ─── 石 原 啓 子君


環境政策室長 ─ 津 田   昇君


健康づくり推進室長 ───────────────── 内 田 裕 紀君


観光推進室長 ─ 舟 木   長君  財産管理室長 ─ 森 長 洋 二君


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            午前9時30分開議


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 それでは、日程に入ります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(千原 祥道君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会に次の2点について一般質問を行います。


 最初に、空き家対策についてであります。


 近年、過疎化の傾向がますます加速して限界集落等と言われる集落が多数発生し、全国の中でもこの中国・四国地方が最も過疎化になる傾向が高いと言われております。島根県内においては西部地域が高齢化比率が高く、過疎化が多いとも言われております。近年、奥出雲町内を見ましても、空き家が多く散見されるようになってきております。その対策が必要になってきています。空き家の適正管理と有効活用を促進するためには、条例の作成が必要ではないかと考えています。特に建物の倒壊のおそれのある建物や景観上公益に反する状態のものが放置された場合には所有者への過料や勧告に従わない場合等には、問題もあると思いますが、行政代執行も必要であると考えます。


 奥出雲町においては、平成19年度過疎地域集落等整備事業、空き家促進活用事業でございますが、総事業約8,000万円で空き家5件を田舎暮らしの本に記載、掲載で5世帯14名の定住ができており、平成20年度は総事業約5億1,090万円で3世帯6名の定住があり、平成21年度は総事業4,230万円で、ゆーあいしまねホームページ掲載で2世帯3名の定住ができ、事業の成果ができています。


 このように空き家活用事業の継続的な取り組み対策と空き家の所有者に対しての賃貸などじよる空き家の有効利用に努める指導や、所有者や倒壊、悪臭等発生しないような適切な管理を指導することが大切ではないかと思います。今後は、空き家の発生が加速する傾向にあり、空き家適正管理がさらに必要になってくると考えます。また、奥出雲町の景観もよくなり、景観条例作成における整合性にも適合し、さらによくなると考え、空き家対策条例作成について、町長の御所見をお伺いいたします。


 続きまして、2点目の小・中学生の体力向上対策についてであります。


 島根県教育委員会は、平成23年度から子供の体力向上を強化した取り組みを発表しています。積極的に体力向上に取り組む学校を体力向上推進モデル校に指定し、また県内のすべての全公立小学校に学校独自の課題や目標を定めた体力向上推進計画の策定を義務づけて、子供の運動に対する動機づけを高めることを決めていると新聞報道があります。


 奥出雲町内には、小学校11校、中学校2校の合計13校があり、すべての学校で策定する体力向上推進計画には、学校が抱える課題とか目標や実践方法が必要であると言われています。


 体力づくりには、各スポーツを通した体力づくりもありますが、町内でも学校はもとより各家庭、PTA等で毎月日時を決めて、仮称ではございますが、体力向上デーや奥出雲町らしい元気太鼓等による演奏にあわせた体を動かす体操や踊り等を創造することが必要と考えます。このことは、ことしの3月までNHKで放送していた「てっぱん」のテーマ曲にあわせた踊りで、子供さんからお年寄りさんまで、体を動かす運動で体力向上と笑顔の取り組みができた事例の一つであるではないかなと思っております。また、松江市の方では、シジミダンスができており、いずれも体を動かすことによって体力の向上に一役担うことができると思います。


 さらに、先月5月15日に着工しました、さくらおろち湖自転車競技施設も竣工しましたので、小学校、中学校ともに全校、春・秋季の1日自転車競技コースを使用した体力の向上を目指すことも奥出雲町らしい体力向上と自転車の安全運転走行につながり、両面で効果が出るものと考えます。


 この体力向上推進計画は、全県下で体力の向上を考え直す機会でもあると言われております。このように町内全域での取り組みを展開することによって、子供さんからお年寄りさんまで体を動かすことで体力の向上で健康な体づくり、健康な町、笑顔と語らい、元気あふれる町づくりができると考えますが、町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 若月忠男議員の御質問にお答えをいたします。


 まず初めに、空き家対策のことについてのお尋ねでございます。


 一昨年より自治会長会などの協力を得て、空き家について調査を進めておりますが、現在、町で把握してる空き家は35件でございます。そのうち所有者との合意が得られ、売却や賃貸を前提に空き家バンクに申し込みをいただいたものが6件となっております。ただ、しかし、現に空き家として確認ができても、所有者と連絡がとれないものや複雑な権利関係により空き家として利用できないものもあります。さらに、把握できてない物件もまだまだあると思っております。引き続き実態把握のために、関係の皆様の御協力をお願いをしたいと思っております。


 次に、空き家の有効利用や適正管理指導と空き家対策条例制定の考えについてでございます。


 本町では、議員も言っていただきましたように、平成19年度から空き家を活用した定住住宅を整備してきております。これまで10世帯の皆さんの方々に住んでいただいておりますが、やはり定住住宅を整備するということがなかなか難しいと。総務省の方でも3戸そろえば補助対象にするというふうなこともありますが、なかなか毎年3戸見つけて調整をして補助事業を導入するということが困難な実情でございます。そういう場合、補助事業でなくても、1戸でも2戸でも単独の過疎債事業で整備をしてきてるというところが実態でございます。


 空き家につきましても、空き家の定義そのものも結構難しいところがございまして、年に一遍帰ってくるとか半年に2回とか、まだ仏さんがいらっしゃると、いろんな問題がありまして、実情把握やら町がどこまで相手をしていけるかというふうな個々具体のいろんな問題がございます。ただ、空き家にしておきますと傷むことは間違いないことでございまして、そのためにシルバー人材センターの方でも、風を入れるとか、そういうふうなことをして空き家の管理をするというふうな取り組みも考えていらっしゃるところでございます。


 ただ、老朽化をしてしまって景観上も問題があると。言ってみれば廃屋状態のものも結構ございます。それにつきましてどういうふうな対策をとっていくかということは、これは景観上もいろんな問題がございますので、それは今年度策定を予定しております景観計画の審議の中でも考えていただきたいと思っております。議員御提案の空き家対策条例につきましては、先ほどもるる申し述べましたが、いろんな問題がありますので、少し慎重に検討をする必要があろうと思っております。


 次に、体力づくりについてのお尋ねでございます。


 体力づくりは、健康で豊かな暮らしを支えるということだけでなく、特に子供にとっても学力向上の基礎になる極めて大事な事柄であると認識しております。小・中学生あるいは青年期あるいは中年、高齢者の体力づくり運動は、いろんなステージで年齢にふさわしい取り組みがそれぞれ必要であろうと思っております。具体的な取り組みについては教育長の方から後答弁をさせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 引き続きお答えさせていただきます。


 まず、町内の小・中学校につきましては、現在も毎年行ってる体力・運動能力調査等の結果から、それぞれの学校の課題を明らかにし、学校の実態や教育環境、そういうものに応じた独自の体力向上策を策定し、実行しております。中でも町内特徴的なのは、校内マラソンとかロードレースとかいった名称でやっておりますけども、長距離走、これは取り組んでおります。これは県内でも非常に特徴的なことかなというふうに思っております。このことは、児童生徒の健康づくりや全国トップレベルにありますホッケーや陸上等の競技力の向上にも役立ってるというふうに考えております。


 議員御提案の体力向上デーの策定や町独自の体操の策定ということですけれども、これは島根国体時も、しまねの体操というようなものがつくられて、音楽つきでやろうというようなことがありましたけども、現在、ほとんど消滅しております。こういうことにつきましては非常に綿密に企画、実践しないと継続、浸透が図られないというのが現状であるかなというふうに考えており、現段階のところでは、そういう構想はしておりません。ただ、各自治会における健康推進員の取り組みであるとか、町内に非常にたくさんございます軽スポーツクラブあるいは体操教室等の活動を支援していくことが非常に大事かなというふうに考えております。


 なお、さくらおろち湖自転車競技施設を利用しての取り組みということについてですけども、これについては、議員御指摘のように、さまざまな取り組みが構想できると考えております。実現可能なものだというふうに考えておりますので、近隣の学校であるとか関係団体、また奥出雲町健康づくり推進協議会、こういう団体等とも連携をとりながら検討したいというふうに考えております。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 再質問させていただきます。


 最初の空き家対策についてでございますが、非常に町長言われるように問題もあろうかと思います。私は、特に国道沿線とか町中で景観または公益に反するもののいわゆる空き家というものが非常に見受けられまして、撤去等の処理等々につきましては、行政の指導なくしてはできないと考えておるわけでございまして、再度この点について町長の御所見をお伺いさせていただきたいと思います。


 2問目の健康づくりでございますが、非常に近年、歩くことが少なくなってきておるわけでございまして、中高年齢者の方等々も健康のためにジョギングとかウオーキング等々をされており、よく歩いておられるのを見受けるわけでございますが、都会の子供さんと比較して中山間地の子供さんの歩く時間は少ないとも言われております。そういう中で、いわゆる子供さん等々に学校を通じまして万歩計を渡しまして、やはり歩く回数等を計測するというようなことも大切ではないだろうかなというように思っておりまして、やはり子供さんだけではなくて、地域を挙げた取り組みというものが必要ではないかなというように思っておるところでございまして、笑顔ということは元気が出るということだと私は解釈しておりますので、そういう中での取り組みにつきまして、再度町長なり教育長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まず、国道沿い等の空き家のことでございますが、議員御指摘のように、重要な問題だと私も思っております。特に国道、それから主要地方道でも、交通量の極めて多い玉湯吾妻山線でございますとか印賀奥出雲線、それともう一つ、トロッコ列車の沿線ですね。町外からいろんな方が奥出雲を訪れてくださっておりますが、景観というのは極めて大事で、見た目というのは、「人は見た目が9割」だというふうな本がベストセラーになったこともありますが、地域にとっても同じだと思っております。やっぱり地域の風景、景観を磨いていくということは極めて大事でございまして、町として、どこまでの対応ができるかについて、これは景観計画の審議会の中で、撤去命令とか罰則規定等のことも含めまして十分な御審議をしていただきたいと思っております。


 それから、2点目の体力づくりで歩くことについての大切さの御指摘でございますが、私も東京に出張しますと、いつも感ずることでございますが、地下鉄の駅やら東京の街を歩きますと、1日で大体ゴルフの1ラウンド以上の距離を歩いております。ただ、田舎ですと車での移動ということで、歩く機会が少ないというのも実態でありますので、ウオーキング、いろいろしていらっしゃる方もございます。スポーツセンターには2階にウオーキングコースも設けてありますが、私は、やはりせっかくの奥出雲の地でございますから、お父さん、お母さん、天気がいい休みの日には登山をするという運動をぜひ広めていきたいと。


 船通山、吾妻山だけでなく、阿井には鯛ノ巣山がありますし、亀嵩は玉峯山があります。それぞれの地域に子供時代から親しんだ山があります。私の地元には大人山とか城山もありますし、三沢には要害山もございます。そういうふうな山におじいさん、おばあさんも一緒に、お孫さんと手をつないで登る。それで、地域の歴史を勉強するというふうな運動を進めていけたらいいなと思っております。ぜひ取り組んでいきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 以上、町長がそれぞれ答弁されましたことについて、執行できますように願うところでございます。


 以上で私の質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 次は、6番、村尾明利議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 一般質問の機会をいただきましたので、1件だけ御質問させていただきたいと思います。


 きょうは、JA雲南女性部の皆さんが傍聴ということでございますが、若干私、JA雲南にかかわるような御質問をするところでございます。お気にさわるようなことがありますれば、お許しを願いたいというふうに思うところでございます。


 私の質問といたしますのは、JA雲南が和牛肥育センターを2カ所に集約、縮小する問題についてでございます。


 今春、JA雲南の和牛肥育事業について、経営の収支状況が悪く、抜本的な経営改善策が求められているとの情報を得たところであります。これには行政支援が不可欠で、早晩何らかの要請が町に届くといった情報も耳にしたところでございます。また、定かではありませんが、4月の子牛競り市にはJA雲南は1頭も購入しなかったといった、また以後、相当に購入頭数が減っているといった話も話題となってきております。


 先月25日付の新聞、山陰中央新報に、JA雲南では和牛肥育、大幅縮小を検討、拠点センター6カ所を2カ所にとの報道がなされました。JA組合員にとって、いきなりのこの報道には唐突感は否めないものがあります。その後、27日のJA雲南理事会で、約1,200等の肥育頭数を約500頭に縮小する方針が決定されたと聞いております。1市2町の雲南圏域JA内6カ所の肥育センターのうち、奥出雲町内2カ所、仁多、横田両肥育センターのうち、仁多肥育センターは残して、横田肥育センターは向こう2年間のうちに廃止するとしております。


 ここで唐突感は否めないと申しましたのは、私はJA雲南の組合員の一人でもありますが、昨年、平成22年6月の26日に、加茂の文化ホール・ラメールで開催されましたJA雲南の総代会に提出された22年度事業計画書には、畜産全般及び肥育事業の事業方針が述べられております。この中には、肥育センター事業の縮小、廃止など、その文面には少しもかいま見ることはできません。むしろ積極的な事業展開が述べられており、肥育センター利用計画数値は、前年の21年度実績よりも販売金額で10.9%増の5億7,570万円、年間導入頭数も8.2%増の741頭、また年間出荷額も5%増の710頭、そしてことしの3月末飼養頭数、この数値も2.5%増の1,283頭と明記しております。


 横田肥育センターは、当初、横田町が事業主体となって設置した施設で、和牛子牛の生産から肥育牛肉の販売に至る地域内での生産・販売一貫経営による高付加価値化を目指した畜産振興の飼養拠点施設でありました。旧横田町は、しまね和牛の里づくり事業として、この肥育センター、また肉の加工所、販売所、そしてステーキハウス・ピオニ、また繁殖育成牧場などを町営事業で取り組むなど、地域内一貫経営体制の基盤確立を目指しましたが、そのトータルメリットが生かせず、結局赤字経営がかさんで肥育センターはJA雲南に譲渡し、引き継がれたものであります。また、加工所、直売所、ステーキハウス・ピオニは、2町合併前に閉鎖をいたしました。その中でも、馬木地区内にある繁殖育成牧場は、厳しい環境の中にあって合併後も引き継がれ、優良繁殖雌牛の生産基地として町内の和牛繁殖農家に子牛を提供し、本町の畜産振興に大きな役割を果たしています。


 このような歴史を経た横田肥育センターがいよいよ消滅の機にあることについて、経営体はJA雲南にありますが、直接的なかかわりは町にはないというふうにも言えますけども、本町の基幹産業である農業への影響は極めて大きいと思います。こうした動きについて、本町の農業政策への影響度や、これらの対応策について、以下お伺いをいたします。


 1つ目は、本町の農業施策の中でも、耕畜連携、循環型農業あるいは有機的栽培農業等で肥育センターとのつながりは大変深いものがあります。JA方針は本町にとっても唐突感が否めないところであると存じますが、本町へのこのような方針の伝達はどのようにされてきたのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問のJA雲南の肥育事業の縮小問題につきましてですが、本年1月の13日に1市2町と、それからJA雲南営農マーケティング部の部課長で構成をいたします雲南農業振興協議会幹事会というものが開催をされまして、そこで初めて肥育事業の問題について話があったところでございます。2月2日には1市2町の市長、町長、JA雲南組合長、常務で構成されます役員会が開催をされまして、この席上において現状維持、増頭あるいは縮小などの案が示されたところでございますけれども、縮小は地域の畜産振興あるいは堆肥利用に大きな影響があることから、今後、雲南農業振興協議会において検討していくと確認されたところでございます。


 JAの執行部におかれましては、2月の14日にJA雲南経営検討特別委員会へ肥育事業の運営のあり方について諮問をされております。3月の24日に答申を受けられました。答申の内容としては、事業総利益が確保できる規模に縮小すること、事業総利益が見込めない場合には廃止するというものでございます。この答申を受けられまして、JA雲南執行部でさまざまな検討がなされたようでございます。4月の上旬には、1市2町の和牛改良組合の組合長あるいは各肥育センターの職員に縮小の方針が説明されたようでございます。


 この答申の内容とか和牛改良組合等への説明に関しましては、事前に行政への相談とか、あるいは説明がないまま行われましたので、JA雲南に対し、経過の説明を求めましたところ、4月の19日以降、1市2町順次組合長以下が来訪され、説明がございまして、本町へは4月27日に組合長以下来庁されまして、答申書の写しと、それから今後の規模縮小方針については口頭での説明を受けたところでございます。5月9日には、雲南農業振興協議会幹事会において、経営試算等の資料をもとに縮小の方針が示されたところでございますけれども、今後の畜産振興施策が十分でないということで、5月14日には1市2町の市長、町長にお集まりをいただきまして、それと我々担当部課長で協議をいたしまして、雲南農業振興協議会の臨時会を開催をして、JAから詳細説明を受けようということで、5月の24日に臨時総会を開催をいたしまして、資料に基づく説明を受けたところでございます。


 なお、この臨時総会の確認事項といたしましては、JAの経営上の観点からの規模見直しということに関しましては、経営改善が必要であるということには一定の理解は示されたところでございますけれども、規模の縮小による奥出雲和牛のブランド化、雲南地域のみならず、しまね和牛全体の振興に大きな影響を及ぼすものであることから、県を加えて雲南農業振興協議会で肉用牛産地の維持拡大に向けて対策を検討していこうということが確認されたところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) ただいまこの本町への通知といいますか、伝達の経過を話していただきましたけども、私が思うような、まさに唐突感が否めないな、また昨年の6月の総代会では、拡大に向けたような事業方針の中で突然にこういうお話ということで、本町においても非常に意外といいますか、懸念が隠せないというふうなところだと思います。この肥育センターは、仁多、横田両町ありますけども、また雲南圏域全体の6カ所の子牛販売農家にとっては、雲南圏域での地域内の一貫経営の一役を担うという農家の誇りとともに、安定的な価格維持機能によって農家経営の安定化が生産意欲を保ってきたいというふうに思っております。


 このたびのJA雲南の方針は、地元和牛繁殖農家の生産意欲に大きく影響し、意欲喪失の感は否めないところであります。本町の今後の畜産振興について、大変懸念が生じると思っております。このことについての所感を町長、お願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 御心配、御指摘のとおりでございます。私も、特に繁殖農家の皆さんに与える影響は大変大きいものがあると思っておりますが、ただ、裏を返せば、この間、JA雲南の方で子牛を高値で引き受けてきたと、そういう御努力があっての雲南地域での子牛の繁殖あるいは肥育の取り組みであったと思っております。ただ、私は、この問題はJA雲南だけで議論するような話ではないと思っておりまして、そもそもしまね和牛のブランドで肥育をやろうと旗を振ったのは県の農林水産部であります。私は当時、県庁におりまして、実は心配しました。島根の優秀な子牛が松阪牛、神戸牛になって出ていくと、皆さん悔しいではないかと。島根の子牛を島根で育てて、しまね和牛のブランド化を図ろうと県が旗を振ったわけですが、ブランド化はある程度はできたとは思っておりますが、やはり和牛についても全国大変な激戦でございます。これまでのブランド牛だけでなくて、今や米沢牛とか佐賀牛とか、鹿児島、宮崎、いろんな産地が一生懸命努力してる中で経営が維持できていくかと、こういう問題もあります。


 それから、もう数年来一貫して枝肉価格が下げどまっておると。こういう中で、じゃあ雲南地域の今後の肥育事業をどうしていくかということについては、私は、1市2町、JAだけでなくて、県庁も巻き込んで議論をすべきであるということから、JAの組合長さんには、まず県の対応、支援策あるいは指導はどうかと、そういうふうなものを待った上で我々は議論していこうと。そういうことで県ともこの問題を議論をするというところで、今始まったと伺っております。何としても肥育事業、繁殖農家のことも含めまして、後退するようなことがあってはならないという基本的な認識は持っているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 町長のお話、大変本町の畜産振興あるいは雲南圏域あるいは県のそうした畜産振興へ向けての大変な問題だというふうに認識をいただいてるということで、私も少しほっとしているところでございますが、この肥育センターの肉牛のみにかかわらず、仁多米ブランドというのが奥出雲町では定着をしてまいりましたけれども、この仁多米ブランドは堆肥施用米ということで、耕畜連携あるいは循環型農業と、有機栽培等非常に評価を高めてきて、確立もしてきたところでございます。この和牛飼育に係る副産物の牛ふん堆肥は、まさに仁多米ブランドには欠かせません。


 また一方、開パイの畑地へのああして耕作放棄地等が随分問題になりましたが、おかげさまで町の積極的な推進方策によって地元企業の参入が図られまして、生産が随分伸びてまいりましたけども、これには堆肥による土壌改良、これが欠かせないということで、大変牛ふん堆肥の需要があっております。昨今は、この需要に追いつかない状態ではないかというふうに思っておりますし、今春には、いわゆる供給不足ぎみというふうにも聞いておりました。


 私も、開パイの方で約8反ばかり、あるいは水田で1町余りの田んぼ、畑を堆肥が要っておりますが、それこそ堆肥施用米あるいは有機的な栽培ということで、約20トンぐらいを予約いたしましたが、それだけいただきましたけども、その後の追加についてはちょっと勘弁してほしいというようなお話もあったところでございます。結果的には、不足のところは大東の方の養鶏場にちょっと電話をしまして、8トンばかりまた鶏ふんをいただいたというようなことでございますが、こうした問題がおきますと、早速に仁多米ブランドとしての堆肥施用米、これには支障があるのではないかなというふうに思うところでございます。


 あたかも本年は当初予算で約1億7,000万ばかりですか、堆肥センターの改修が予定されておりますけども、そういうやさきの中、今後、こういった問題が起きますと、これらの対応が円滑にできるのか大変心配でございます。現状でも不足ぎみというふうなことでございますが、頭数が縮小あるいは廃止というようなことになりますと、大変懸念されるところでございます。この対応が円滑にできるのか、ひとつ伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 議員御指摘のとおり、和牛の頭数の減少というのは、即仁多米の米づくりにも影響するような、あるいは開パイの畑作にも影響するような大変大きな問題でございます。牛と農業はつながってるわけでして、それを堆肥が取り持つということでございますが、これのいい循環関係が何としても維持できるよう、いろんなことを検討してまいる必要があろうと思っておりますが、ただ、JA雲南さんの説明によりますと、横田の肥育センターは、いきなりでなくて、今後2カ年程度かけて経営化措置を設けながら少しずつ減らしていくと、そういう若干時間の余裕もございますので、あの肥育センターをどう有効活用するか、関係の皆さん方とも協議をしながら、牛がいなくなったということがないような取り組みをぜひともしていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) それでは、最後になりますけども、本町は、町長おっしゃるように、地元畜産農家とともに、しまね和牛の本場あるいは仁多牛の発祥地として県下の和牛飼育農家を牽引して、しまね和牛のブランド確立に貢献してきた実績を持っております。そうした中、このたびのJA肥育センターの縮小方針は大変残念で遺憾に思われますが、JAの経営体のことでございます。しかし、何としても対応策ができればなというふうに思うところでございます。


 そこで、来年は第10回の全国和牛の共進会が長崎県で開催を控えております。また、このことについて、去る2日には、全国共進会を目指して本町の出品対策協議会設立総会も開かれました。和牛飼育農家生産諸団体の意欲発揚が一層求められる中、今、本町において、これへの打開策、畜産振興に向けた効果的な方策ができないか、若干先ほど町長所感の中でお話もいただきましたけども、最後、もう一度この畜産振興に向けた意欲、方針を述べていただきたいというふうに思うところでございます。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 全共への取り組みが極めて大事であるということは、議員御指摘のとおりでございます。ここんところの何回かの全共で、いい成績がとれてないということがやはりしまね和牛の評価が、かつての栄光が今ほとんど地に落ちた状況になっておるというのが実態だろうと私は認識しております。やはり全共で好成績をとるということは必須の要件だろうと思っておりまして、先般も奥出雲町出品対策協議会を設立をいたしまして、出場権をまずかち取って、さらには本番で好成績を上げられるよう、関係者が一丸となって頑張ろうというふうな意思統一もしたところでございます。


 和牛の関係の皆さんといろいろ協議をしながら取り組みを続けていきたいと思っておりますが、補助事業も合わせまして畜産関係でも毎年千数百万円の事業を組んできております。効果的な使い方あるいはもっとこういうところに支援が必要ではないかというふうなこと、福本組合長さんを初め、いろんな皆さんと取り組みについての議論をする場合ももっとふやしながら、農家の皆さんが意欲を持って牛飼いをやっていくというふうな地域づくりを進めていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 以上で終わります。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、2番、内田勇議員。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、3項目にわたりまして質問をさせていただきます。


 まず最初に、災害対策の強化についてでございます。


 世界最大級の東日本大震災から、あすで3カ月を迎えましたが、依然として10万人以上の方が不自由な避難所生活を余儀なくされ、福島第一原発の事故も終息する見通しがいまだに立っておりません。一刻も早い復旧、復興を祈るばかりですが、地域防災計画の見直しについてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 地域防災計画についてのお尋ねがございました。さきの東日本の大震災は、過去に例を見ない甚大な被害をもたらしました。日本経済全体にも大きな影響を及ぼしております。これを受けまして国の方では、秋を目途に防災基本計画を見直すということにされておるようでございますが、都道府県は国の方針を待たずに、地震や津波の被害想定を独自に検証する動きが広まっております。


 本町におきましても、地域住民の安心・安全を確保するために、平成20年3月に奥出雲町地域防災計画を策定しておりますが、本計画の全面的な見直しや各種行動マニュアルの再点検を早急に行う必要があろうと考えておりまして、担当課には指示をしているところでございます。また、計画の見直しに当たりましては、昨年から島根県において地震被害想定調査の見直しが行われておりまして、鳥取西部地震の発生を受けて、これまでなかった地震被害想定の中に宍道湖南方地震が加わっていることや、広範囲な被害想定が予測されます原発事故にも対応する必要があると考えておりまして、国の安全基準の見直しとともに、島根県消防防災課とも協議をしながら見直しの具体の作業を行っていきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) どうか速やかな防災計画の見直しが行われますことを祈りたいと思います。


 次の質問に移ります。東日本大震災では、多くの学校が避難場所となっております。政府も先日、15年度までに公立の小・中学校の耐震化を完了すると発表いたしました。いつ起こるかわからない大地震に対して学校の耐震化を急ぐとともに、地震による天井の落下防止策が大切になっております。特に学校は、地域住民の避難場所となる拠点施設ですので、天井の耐震化も重要であると考えます。また、個人の木造住宅が震度6強の地震で倒壊するおそれのある住宅の割合が島根県は35%と、全国でワーストワンと聞いておりますが、町内の木造住宅の一層の耐震診断の促進をお願いをしたいと思います。以上。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 耐震のことについて、公共施設と個人住宅と2つのお尋ねをいただきました。まず、文教施設の耐震化につきましては、本年3月の一般質問において景山議員から御質問がありまして、担当課長から進捗状況について答えたところでございます。お尋ねの耐震化に当たって、建物自体以外の天井や壁、照明、ガラス窓など非構造の部分の耐震対策、落下防止対策については、これまでも横田中学校の大規模改修工事など耐震化にあわせて改修工事を行った折に、これに備える対策をとっております。また、現在発注をしておりまして工事中の阿井小学校の屋内運動場及び仁多中学校の普通教室棟の改修工事についても、天井落下防止等、横田中学校で取り組んだと同様な施行をしているところでございます。


 今後の計画につきましては、耐震化あるいは大規模改修、改築が必要な建物は、布勢小学校の教室管理棟、三成小学校の普通教室と高尾小学校の屋内運動場及び渡り廊下、八川小学校の普通教室棟及び屋内運動場、そして仁多中学校の管理教室棟と横田中学校の技術教室棟、全部で7棟でございます。すべてを実施していく上での問題は、国の補助金等のこともありますし、町の毎年度の公共事業への取り組みのこともあります。この文教施設だけでなくて、耐震改修あるいは古くなったものの建てかえについて、公共施設、仁多庁舎の問題もあります。横田のコミセンの老朽化対策の問題もあります。もろもろ公共施設全体を見ながら、財源の問題も含めまして総合的に隔年度判断しながら、皆さんとも御相談、協議しながら進めてまいりたいと思っております。


 それから次に、個人住宅の耐震診断でございますが、今年度から国の補助事業である住宅建築物安全ストック形成事業というふうなものが創設されました。これを導入いたしまして木造住宅の耐震改修等促進事業という町の制度もつくっております。これは国から2分の1、県から4分の1の補助を受けまして、木造住宅の耐震診断や耐震補強計画の策定、さらには耐震改修や耐震性能に劣る住宅の解体に対して、その費用の一部を補助するというふうなものでございます。町の広報等でも周知をしていきたいと思っておりますが、それぞれ補助金の限度額があるようでございますが、補助率は耐震診断と補強計画策定が費用の3分の2以内、耐震改修と危険家屋の解体が費用の23%以内ということになっております。今後、この事業を利用していただき、木造個人住宅の耐震診断や耐震改修の普及促進に努めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 学校の耐震化につきましては、大変横田中学校に続いて仁多中学校と進んでおりますけれども、まだ7校あるということでございますので、どうかできる限り早い校舎の耐震化をお願いをしたいと思います。


 次に移ります。先月末、土砂災害ハザードマップが完成し、各世帯に配布されました。大変すばらしいものができ上がっておりますけれども、それによりますと、阿井地区だけでも土砂災害警戒区域の多さに驚いておりますが、町全体では何カ所ぐらいあるのでしょうか。また、ハザードマップ活用について周知徹底をお願いしたいと思います。


 東日本大震災の大津波で、釜石市では1,300人の犠牲者が出ましたけれども、小・中学生の犠牲者は1人も出ませんでした。避難指示が出たら、すぐ高台に逃げるという日ごろの防災教育が釜石の奇跡として語られております。自分の命は自分で守るという防災意識の高さが求められ、防災教育とともに防災訓練は重要と考えますが、対応についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 土砂災害についてのお尋ねでございますが、町内にあります土砂災害危険箇所は現在、急傾斜地が85カ所、土石流危険箇所が381カ所でございます。防災計画の見直しに合わせ、再確認するようにしたいと思っております。


 先般、土砂災害ハザードマップを全戸にお配りをさせていただいたところでございますが、危険箇所の把握とか避難所や避難路の防災情報の周知を図りまして、災害発生のときに人的被害が出ないような対応を進めていく必要があろうと思っております。このためにこのハザードマップを活用しながら、町内9地区及び自治会ごとに町部や山間部で防災講座と訓練を今後開催をして、みんなで対策を考えるということに努力したいと思っております。


 やはり昨年の庄原の豪雨災害もでしたが、最近の梅雨末期の豪雨はピンポイントで襲ってきます。そういう意味で、情報、テレビの気象の番組は雨雲の動き等も流しておりますので、大雨が予想されるような時期、あるいは時にはみんなで気をつけようと、事前の対策はどうしようというふうなことを町の方でも有線放送等をして、降り始めの時間雨量が何ミリになったとか、今後の雨量が心配される、そういうふうなこともNHK等の気象予報だけでなく、みんなで危険回避をしていくソフト面での取り組みについても、さらに充実をさせていきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 特に私は防災教育が大変重要ではないかと思います。現在、小学校あるいは中学校の子供さんが10年たてば大人になり、またさらに10年たてば親として社会に育っていかれるわけであります。そうした意味でも、やはり小さいときからの防災教育が特に重要と考えております。


 次に質問いたします。今回の福島第一原発の事故は、半径20キロ圏内を住民の立ち入りを禁止する警戒区域、30キロ圏内を計画的避難区域に指定されましたが、40キロから50キロ圏内であるにもかかわらず、飯舘村や川俣町は放射線量の値が高いとして、計画的避難区域になっております。また、郡山市は、50キロから80キロ圏内にもかかわらず、一時は3マイクロシーベルト以上の放射線量が報告されております。もし仮に島根原発で今回のような事故が発生した場合の40キロから60キロ圏内にあります奥出雲町はどうなるのか、対策についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 島根原発で万一事故があった場合についての対応でございますが、本町は40キロエリアになっております。今回の福島原発で飯舘村がごく一部が20キロエリアにひっかかっていたと。村では大変難しい対応を迫られたようでございますが、いずれにしましても、この原発事故対応の問題は、あってはならないことではありますが、これもやはり考えておく必要があろうと思っております。


 しかしながら、まだ今回の福島原発の事故が終息したわけでもありませんし、いろんな問題がいろいろ検証されたわけでもありません。しっかりとそういう結果検証を踏まえた上で、この奥出雲町、原発から40キロの地域でございますが、どう対応していくかというふうなことを考えてまいる必要があろうと思ってます。また、放射能の直接のことだけでなく、松江、出雲、我が町出身の方がいっぱい現に住んでおられます。そういう方々の避難の受け入れ等についても、やはり準備をしていく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 確かに島根原発での事故は絶対にあってはならない、このようにも思いますけれども、やはり想定外のことが起こるかもしれないということも想定したまた対応なりをお願いをしたいというふうに思います。


 次に、世界最大級の福島第一原発の事故は、原子力中心のエネルギー政策のあり方を世界に問いかけております。ドイツは、早くも2022年までに原発の廃止を表明しております。いつになったら終息するかわからない原発事故を見て、今こそ自然エネルギーへの大転換を図るべきだと痛感いたします。太陽光、風力、水力等を活用し、環境に優しい町として平成21年度策定されました新エネルギービジョンに沿った取り組みについて、お伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 新エネルギービジョンについての取り組みのお尋ねでございます。ドイツの原発廃止の方針決定については、世界的にもいろんな評価がございまして、ドイツは、フランスの原発を輸入すればいいと。ただ、値段が高くなるよと。ドイツの経済がもつのかという議論も行われております。電力の問題は、新興国だけでなく、今後、発展途上国においてもいろんな問題を引き起こしていくだろうと思っておりますが、私は町長に就任以来、一昨年度、新エネルギー計画をNEDOの補助金をもらってつくりまして、昨年はその流れの中で、木質バイオマスタウン構想も策定いたしました。


 我が町の一番の資源は、やはり森林だろうと思っております。ヨーロッパ、北欧が中心ですが、すさまじい勢いで木質バイオマスの実施を行っております。私もフィンランドの現場を視察したこともありますが、皆さんが言うには、環境とかCO2?;のことは一つも言わないんです。一にも二にも三にもコスト、コスト、コストなんです。4、5がなくて、6に環境が出てきますが、ということは、いずれ地下資源である油や天然ガスは値段が上がるということが目に見えておるわけでして、私は、油でなくて木質、木を燃料にしてエネルギーをつくっていこうと。そういうことで、木質ボイラーの導入の調査やら、そういうことも昨年度策定にあわせて取り組んでまいりましたが、今年度、これらの結果に基づきまして、佐白の交流拠点施設と玉峰山荘へのチップボイラーの導入を予定しております。佐白は、当初予算で予算計上を認めていただいておりますが、玉峰山荘は、この6月議会で予算計上をお願いをしているところでございます。


 今後も、この豊富な森林資源を活用して、できるだけ油をたかない、化石燃料を使わなくても再生可能で循環できる地元の資源の活用を図っていきたいと。水力についても、小水力発電の可能性等について、いろいろ検討をしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) できる限り奥出雲町でエネルギーの地産地消ができるように、ひとつよろしく取り組みをお願いしたいと思います。


 次に、今回の震災で支援物資に活用されました奥出雲の天然水は、大変被災地の方に喜ばれたことと思います。奥出雲町にはすばらしい山々があり、ここで蓄えられた豊かな天然水が私たちの生活と暮らしを支えております。冬の大雪は大変ですが、これも豊かな水資源となっております。


 大阪市水道局が販売する水道水「ほんまや」が国際的な食品品評会、モンドセレクションで金賞に輝いたそうであります。ほんまかと思うわけでございます。けれども、かつてはまずい、くさいと酷評された大阪の水道水がオゾンなどを使った高度浄水処理施設で水質改善を図り、これまで86万本を売り上げ、東日本の支援物資としても4万5,000本が無償提供されております。先日も、山陰中央にミネラルウオーター工場の鳥取進出が報道されておりましたが、企業誘致を図り、奥出雲のおいしい天然水を活用した製造、販売で雇用創出を図り、ミネラルウオーターで町おこしを図ることはできないのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) ミネラルウオーターによる町おこしはどうかということでございますが、現にもうやっていらっしゃいまして、これ以上行政の方でとやかく言う必要はないだろうと私は思っております。吾妻山のふもとの奥出雲龍神水が3月の15日には2万4,000本届きまして、自衛隊のヘリコプターで被災地に届けていただいております。その後も、いろんな注文が殺到してるようでございますが、まさにこの奥出雲は斐伊川の源流地域でございまして、内田議員おっしゃいますような、非常に天然のわき水もいろいろあろうと思います。それが商売になるかどうかは、それぞれ取り組まれる方々の御努力に負うところが多うございます。


 延命水、福寿水は無料でお持ち帰りをいただくというふうな仕掛けにしておりますが、やはりミネラルウオーターは、私が聞くところによりますと、pH値が大事であると。仁多米もおいしく炊くには、アルカリのイオン水が一番いいと。というのは、pHは7.0が中性ですから、馬木の龍神水はpHが8.4の極めて高いアルカリイオン水でございます。そういう水で仁多米を炊くと、やはり食味も違うというふうなことでございますが、延命水や福寿水はpH度が6.9で弱酸性ですね。やはりどういう水が売れて商売になるかということもございますが、私は、町おこしの広い活用という意味では、福寿水も延命水も遠くのお客さんにくみに来ていただくような仕掛けになっております。岡山や広島の方の方々が大きなタンクを持って、温泉に入って、そばを食べて、水をくんで帰ってくださると、またマイタケも買っていただけるというふうな取り組みがまさに町おこしの一環だろうと思っております。


 これ以外にも、いい水があちこち出れば、それぞれの地域でさらに独自の取り組みをして、水源の町あるいは天然水の町ということでPRができれば大変結構だと思っておりまして、議員の御提案の御趣旨は、町当局というよりも地域の皆さんにも伝えていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 今の水の問題でございますけれども、お隣の中国は既に水が不足して、北海道の方では山を買い占めているという報道もあったところであります。本当においしい奥出雲の水を、やはりすばらしい地域資源を財源としていくということも今後重要になってくるではないか、このようにも思っております。


 次に、2番目の道路改良整備の促進についてお尋ねをいたします。


 島根県の大型観光キャンペーンの実施に伴い、雲南圏域は、おろちとたたらと食で観光客誘致に力を入れるとの新聞報道がされました。そこで、気になるのが県道38号、吉田から上阿井、福原へ抜ける道路であります。また、県道51号、温泉平田から鴨倉、河内を通るこの2つの主要地方道でございます。松江尾道道路が吉田掛合インターまで今年度開通予定ですが、県道38号を先日走ってみましたが、梅木から福原間は50年前とほとんど変わらない狭い道路であります。


 同じように県道51号も、冬は雪崩や倒木で通行が困難になったり、車の交差も思うようにできません。下鴨倉に葬儀に参列される方が温泉平田から入り、しばらくしてこの道は里道ではないかと不安になり、途中から引き返して、国道314号から大きく迂回をして葬儀に出席されたと伺いました。笑えぬ本当の話でございます。2つの県道とも、かつては定期バスが運行されておりました。狭い道が舗装道路になっただけで、半世紀も改良整備をされておりません。たたら製鉄や尾原ダム関連で観光客を呼ぶためにも、雲南市や島根県に働きかけ、道路改良整備を図っていただきたいと思います。そして、奥出雲町へ至る、よくわかる道路標識の設置も大切であり、初めて奥出雲町を訪れられる方の視点でお願いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 県道の改良問題と道路標識についてのお尋ねでございます。まず、県道掛合上阿井線でございますが、これはインターチェンジの吉田掛合インターに向かう道路として構想されたと承知しておりますが、大変な難工事をしなければいけないと。福原までは改良が終わりましたが、ストップしております。県は、その向こうはやる意思はどうもないようでございます。といいますのも、林道が活用できると。やっぱりインターチェンジへのアクセスという問題では、我が奥出雲町は吉田掛合インターに行く人はいないわけでして、松江方面に向かえば木次三刀屋インターに出ますし、広島方面に向かえば高野インターでいいわけでして、奥出雲から吉田掛合インターに向かうということを構想されたということが私にはよくわかりません。


 ただ、この掛合上阿井線は、鉄の道文化圏にとりましては極めて大事な道でございます。櫻井家から田部家に向かう道、途中には吉田の鉄のフィールドミュージアムもあります。これをどう活用するか、今後、県の土木部の方とも改良やら、いい案内、アクセス等について協議をしてまいりたいと思っております。


 それともう一つ、県道の出雲奥出雲線でございますか、雲南市の平田から鴨倉−河内間の道路でございます。議員御指摘のとおり、私も時々通って様子を見ておりますが、ほとんど改良の意思がない道路だというふうに思っております。今すぐというわけにはいきませんが、まだ重要な印賀奥出雲線も改良が終わってません。国道の432も終わってない状況でございます。逐次、大事なところから優先順位をつけまして、県の方にもしっかりと要望をしてまいりたいと考えております。案内標識についても、土木部あるいは土木事業所の方と十分協議をしてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 財政事情のこともあるとは思いますけれども、本当に今申し上げました県道は、主要地方道として昔からある道路をこのままさらに手をかけないということはないのではないかというふうにも思います。下鴨倉2車線に一部なっておりますけれども、温泉平田まで2車線でつながるという話で土地を提供も私もいたしました。地元の皆さんが協力された道路でもあります。もう少し立ち木を切ったり、そして拡幅できるところを手を加えていければ、もうちょっといい道路になるんじゃないかというふうに思います。2車線とは言いませんけど、現状の県道をできるところから手を加えれば、県外からのお客様が来ていただける、呼んでも恥ずかしくないという道路であってほしい、このように思います。


 次に移ります。遊休施設の有効活用について。


 21年11月、井上町長発案で奥出雲町内遊休施設の有効活用をテーマに、20代から40代の若手の町職員15名がプロジェクトに参加され、すばらしい提案書ができました。こういうあれでございます。このことに対しまして敬意と感謝を申し上げたいと思います。若者の視点でとらえた努力と汗のたまものである貴重な提案が有効活用されるよう、できるものから取り組んでもらいたいと思いますが、現況をお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 遊休施設の有効活用についてのことでございますが、遊休になったというのには、それなりのやはり理由がありまして、それを再利用する、活用していくということは、若手職員もプロジェクトでいろんな議論をしながら苦労をしたと思っております。そういう取り組み自体は、私も大変うれしいことでございますし、ありがたいと思っております。一番よかったのは、カルチャープラザの1階の喫茶室がけやきの郷の皆さんがやってくださったと。「おんぼらーと」という喫茶店になっております。軽食もできる場所でございます。皆さんにさらに活用していただければと思っております。それが一番よかった事例であろうと思っております。


 そのほかにも、横田公民館の跡地については駐車場として整備をいたしましたし、またガラス工芸館でありますとか食の文化館のピオニについては、常時ということではありませんが、何かあったときにイベント利用ということで活用いただくような道も出てきております。先では、この週末、たしかあす、あさってだと思いますが、ブックカフェをピオニで行うと。そういうふうな企画も予定されておりまして、常時の利用だけでなく、町民の皆さんがいろんな形で活用していただくというふうなやりようもあってもいいんではないかというふうにも考えております。ピオニのブックカフェは、内田議員さんもぜひ見てやっていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひともこの施設を有効に活用していただきまして、奥出雲がにぎやかになるようにお願いをしたいと思います。あえてどうしても不必要だというものについては、やはり勇気を持って処分するなり、そういうことも考えていただきたいなというように思っております。


 最後に、斐乃上荘は、冬期間の休館をやめて、ひとり暮らしの高齢者のホームに活用して、一般の入浴客とのコミュニティーの場になるような取り組みをしたらと思います。温泉は、高齢者の健康増進につながり、雪の下の長い冬を楽しく過ごしていただけるよう提案をいたしますが、考えをお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 斐乃上荘についての御提案をいただきました。現在、冬期間は土日しか営業しておりません。指定管理制度によりまして奥出雲振興の方に管理運営を委託しておりますので、御提案の趣旨を奥出雲振興の方にも伝えまして、そういうことが可能かどうか、大変私自身も魅力的な御提案だと思いましたので、実現に向けての検討をさせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。10分間だけ休憩をいたします。20分から再開をいたします。


           午前11時08分休憩


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           午前11時20分再開


○議長(千原 祥道君) では、休憩前に続きまして会議を開きます。


 次は、塔村俊介議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。一般質問の機会をいただきましたので、エネルギー・経済の地域内循環の促進について、奥出雲らしい景観づくりについて、多様な農林特産品の開発、生産者支援についての3点質問させていただければと思います。


 まずは、エネルギーについての質問でございます。


 先ほど内田議員の質問にもありましたように、先般の東日本大震災以後、大きな原子力発電の事故が起こりました。先ほども町長からドイツの話等々ございますが、恐らく今後は原子力を2分の1にするという計画どおりにはいかずに、その分を自然エネルギーで賄っていかなければならないということは間違いないことであると思っております。


 この奥出雲町にとりましては、火力あるいは原子力といいますと、どうしても海岸沿いでないと発電できないという事情がございましたが、自然エネルギーということになりますと、この自然豊かな奥出雲町というのはエネルギー施策にとっても重要なチャンスをいただけるというふうに思っております。そのような中で、自然エネルギーの中で太陽光発電でございますが、先ほど先般、亀嵩小学校の方に奥出雲町で初めて中規模と言える太陽光発電設備が完成いたしました。まだ稼働間もない状況で、なかなかデータがないかもしれませんが、亀嵩小学校に設置された太陽光発電の稼働状況は計画に比べてどうか、お伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 植田教育総務課長。


○教育総務課長(植田 一教君) それでは、第1点の御質問に私の方からお答えをさせていただきます。


 亀嵩小学校太陽光発電施設につきましては、準備期間を経て6月から稼働を開始したところでございますので、具体的なデータにつきましては今後と思っております。稼働状況につきましては、天候、日照時間や日射量などの自然条件や立地条件により効率等が変わりますので、今後、年間を通じて検証をしてまいりたいと考えております。


 12月の議会の折にも御説明を申し上げましたが、当初におきまして学校が使用する電力のおおむね50%相当量を太陽光発電でカバーできるものと見込んでおりましたが、校舎屋体の改築、蓄熱暖房機の導入など使用量も多く、30%程度になると予想いたしております。


 本施設の建設に当たりましては、文部科学省所管の補助金を導入しておりまして、このたびの新施設は、子供たちにとりまして環境教育のまたとない実物大の教材となります。亀嵩小学校のみならず、町内小・中学校の児童生徒が学習活動、生活体験を通じて環境問題の理解を深めるなど、新エネルギー活用にかかわる理解や環境教育の充実にさらに役立つものと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 山陰という名前ぐらい、なかなか日照時間が少ないところであり、雪が降るところでもありますので、今後の状況を見きわめた上でということもあると思いますが、今後、太陽光発電施設の他の町内の公共施設での普及についての考えを伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 学校施設への太陽光発電については、先ほども教育総務課長がお答えしたとおり、環境教育の一環としてという意味合いもありまして、今後、可能なところはやっていきたいと思っておりますが、その他の公共施設につきましては、まさに議員御指摘のとおり、この山陰の気候の中でのことでございます。コストと効果がどうなのかということを十分検証した上で、取り組むべき課題だと思っております。いろいろデータを持っておりますが、11月から翌年の3月まで、これは稼働効果が極めて悪い。4月から10月までは太陽光パネルで完全に受給ができるような、規模にもよりますけども、家庭での電力消費については、そういうふうなデータも聞いておりますので、公共施設についても、今後いろいろ検討してまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) もう少しちょっと具体的に詳しくお聞きできればと思うんですが、今の町長の答弁ですと、小学校あるいは学校教育施設についての太陽光発電は、費用対効果が少々得られなくても、環境教育の面から設置をしていくというお考えなのだと思います。それ以外については、費用対効果、もうかればやるのか、あるいはとんとんぐらいであれば、環境という側面からやるのか、あるいは赤字でも太陽光発電設備をつけていくのかというお考えについては、小学校以外のところについては、どういうお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 太陽光発電については、山陰の気象条件からしまして大変厳しいと。もちろんとんとんだったら、やる必要があろうと思います。費用対効果はとんとん以下であれば、やりたくないと。むしろ太陽光よりも奥出雲で可能性があるのは、私は、小水力発電等の方がより地域の実情に合った発電エネルギーだと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 費用対効果という側面は、先ほども町長がコスト、コスト、コストとおっしゃられたように、非常に大事な側面であると思っておりますので、今回、亀嵩小学校ということで、なかなかその辺のコスト、費用対効果については事前に御提示いただけなかったこともありますが、亀嵩小学校以外につきましては、ある程度の具体的なデータを持って、事前にどのくらいの費用対効果が得られるのかということを提示した上で計画を進めていただければというふうに思います。町長からは、太陽光よりも小水力というお話がありましたが、もう少しだけ太陽光について質問をさせていただきます。


 先般、ソフトバンクを中心といたします自然エネルギー協議会というものが設立され、全国でメガソーラー級の太陽光発電所を建設するということが発表されております。鳥取県が一番初めに手を挙げましたが、島根県もちょっとおくれましたが手を挙げて、県内の場所選定に移ってるというふうに聞いております。もし奥出雲町でメガソーラーの開発をするとしたら、私は、国営開発農地というのは、もともとのソフトバンクの計画でも休耕田を利用するということもありますので、最適ではないかなというふうに思っております。


 また、ソフトバンクに限らず、中国電力では、先般、福山市で3メガワットのメガソーラー発電所が建設されたということもございます。また、1メガワットの太陽光発電を得るためには、奥出雲はもう少し広い面積が必要かもしれませんが、3ヘクタールぐらいあれば1メガワットのメガソーラー発電所が建設できるというような試算もされております。メガソーラー計画に対し、国営開発農地の有効利用というお考えはないか、町長の所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 結論を先に言わせていただきますと、国営開パイでのメガソーラーということは不可能だと思っております。北向きの斜面が多いとろが多うございまして、このメガソーラー、今、話題になってるようでございますが、鳥取県も米子が手を挙げたと聞いておりますが、米子も松江も出雲も不可能です。日射量が全然足りません。日射量の年間を通しての全国データもありますが、島根県で唯一可能なのは益田です。益田というところが日射量は山陽側よりも多いというデータもあるんです。したがいまして、私は、益田にも国営農地開パイもありますが、益田でやれば大きな可能性があるんではないかと思っておりまして、大変残念ではありますが、奥出雲町では手を挙げるというふうなことは考えておりません。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大変よくわかります。一方で、不可能なことであるならば、ほかの小学校に太陽光発電を設置されるのは、やめられた方がよろしいんではないかと思いますが、町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほども言いましたように、学校に設置するというのは、環境教育ということもありまして、文部科学省の補助金もあるということで、ほかの話とチャンポンにした議論ではないと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) わかりました。町長のお言葉は大変よく覚えておきたいと思います。


 続きまして、太陽光に続きまして木質チップの話に移りたいと思います。先ほども説明がありましたように、佐白温泉施設あるいは本会議に予算が計上されてますが、玉峰山荘において木質チップボイラーの検討、導入が予定されております。昨年来にわたる新エネルギービジネスあるいは木質バイオマスタウン構想において、木質チップボイラーの導入がふさわしいという結論からの動きだと思いますが、現状を申しますと、木質バイオマス計画で上げられていたチップの単価1キロ当たり7円というのは、理想で目指すべき数字かもしれませんが、今年度3月の島根県の木質チップの流通価格は15円から19円と、2倍から3倍という開きがございます。


 長期的に見ますと、さらにこれは工場出荷時の売り渡し価格でございますので、ここから運送費がかかれば、これに2割、3割と運搬費がかかってくるものと思います。長期的に見れば、7円という価格を目指しながら、かつ運送費がかからない町内での木質チップを生産するということが不可欠であると思いますが、現在の町内の製造の現況と見通しについて、お聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町内における木質チップの製造についての御質問でございます。議員おっしゃいますように、現在キロ当たり15円から19円というのが相場のようでございますが、これもチップの含水率によりまして値段が安くなったり高くなったりもすると聞いております。将来的には町内でこの木質チップを生産するシステムを構築する必要があろうと思っておりますが、そのためにも森林組合や森林所有者の皆さんとのいろんな協議とか検討が課題であろうと思っております。


 チップ製造ラインを設置するだけでなくて、山に入って切削チップになる木をどう安定供給していくかと。これは奥出雲の林業全体に関する問題でもあろうと思っておりまして、余り拙速な対応でなく、少し時間をかけて取り組みたいと。森林法もかなり思い切った改正がされておりまして、平成25年度以降、林業の施業とか、いろんな取り組みがこれまでとは大きく変わるという情報も得ております。そういうふうなこともにらみながら、関係者の皆さんと協議を進めてまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 木質チップの製造につきましては、町の方でも開発者に補助金を出す等々、生産業者の育成に強く取り組まれてるところでありますが、何としても1社だけでも育成していただきたいと強い思いでおりますので、補助金の増額等々も含めまして、きちんと持続的にもうかるような仕組みをつくっていただければというふうに思っております。


 続きまして、自然エネルギーの3点目でございますが、小水力発電の普及について、お考えをお聞きします。


 この奥出雲町といいますのは、皆さん、なかなか御存じではないかもしれませんが、県内でも屈指の水力発電でもって電気の自給ができる町でございます。県営の三成発電所におきましては、約3,000世帯分の電気が賄えると言われておりますし、あるいは町と農協さんで持っております三成発電所においても、人件費を除けば毎年1,000万以上の町への貢献をしていただいてる優秀な発電所でございます。あるいは河内の阿井川におきましては、阿井川ダムをもって北原発電所の方に供給しているというように、水力発電を今でも結構有効に利用しており、また今後も有効に利用できる発電所ではないかなというふうに思っております。


 さて、小水力発電となかなか耳なれない言葉でございますが、今もダムをつくって水を引くということももちろんありますし、あるいは上水道、上下水道の管の途中に通すといったことであったり、奥出雲町も多数あります農業用水の途中にモーターをつける、あるいは砂防ダムのところに設備をつけて発電をすると。今現在あるよりも小型で安易に設置できるものが小水力発電と言われております。その小水力発電について普及の考えはないか、町長にお聞きします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 水力発電につきましては、鬼の舌震の下流のダムから発電所に水道でやってますが、議員言っていただいたように、年間1,000万以上稼いでおります。この小水力発電の可能性調査は、既にいろいろ取り組んでおりまして、例えば坂根ダムの水が活用できないか、あるいは議員もおっしゃったような砂防ダムですね、そういうところが活用できないか、いろいろ今既に可能性調査をやっているところでもあります。ただ、効果とコストのこともありますので、財源にも留意しながら積極的な導入を図ってまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) どうやら来年度は庄原市高野町に小水力発電が中国電力によってできるようでもございますので、奥出雲町も検討を進めていただいて、少しでもそのような取り組みができればというふうに思っております。


 エネルギーについて最後でございますが、先般、第1次の募集が終わったようでございますが、新エネルギー機器、具体的には太陽光発電設備であったりまきペレットのストーブであったりというものの補助金が奥出雲町に創設され、5月末の現在では太陽光発電が8件、まきペレットストーブが2件申請があったというふうに、きのうの委員会で報告を受けております。もちろんそういう環境に優しいものを普及させようということでお金を出すことは大事だと思うんですが、奥出雲町が県や国の補助金に上積みして出すからには、やはり太陽光の発電設備をつくれる、あるいは売れる奥出雲の業者を育てる、あるいはまきペレットの設備をつくれる、売れる業者を町内で育てるという観点が必要だと思っております。その上でも、リフォーム事業では補助金の対象が町内の建築業者に限るというふうにうたってありますが、同じようにこの新エネルギーの補助金についても町内事業所からの購入に限るということを要綱に加える考えはないか、所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 津田環境政策室長。


○環境政策室長(津田 昇君) 今年度から太陽光発電施設や木質の暖房機器の施設整備を推進するための助成制度を創設したところでございます。議員さんがおっしゃるとおり、5月9日から6月3日までの募集期間に10件の申請がございました。御提案の購入先を町内業者に限ることは、商業活動の自由や競争を制限することにもなりますので、今後慎重に対応したいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) おっしゃられるとおり、価格競争の自由と町内の業者のどちらを守るかということは難しい問題ではありますが、今後、国の方針等々もありますが、さらにこの分野は大きくなることが予想されております。ぜひ町内事業者の育成を担っていっていただければというふうに思います。


 次に、2点目、奥出雲らしい景観づくりについて質問いたします。


 先ほど若月議員の質問にもありましたが、空き家対策も含めてでございますが、昨年度、奥出雲町は景観行政団体に指定されました。ただ、これは指定されただけでございますので、今後、景観計画をつくり、そしてその強制力を持たせるために景観条例の制定が不可欠だというふうに思っております。先日、第1回の会議が行われたようでございますが、今後の景観計画、景観条例の制定計画についてお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 景観計画やら景観条例についての御質問でございますが、先般6月3日に第1回の景観計画の策定委員会を開催いたしました。私も途中までは議論を聞かせていただきましたが、委員の先生方、皆さんおっしゃいますのは、やはり地域の住民の皆さんの理解と協力がないと、この景観問題は前進しないと。そこに十分配慮しながら、みんなで議論していきましょうというふうなお話を聞きまして、私もなるほどなと思ったところでございます。


 今後のスケジュールでございますが、来年の1月を目途に素案を作成していただきまして、パブリックコメントを実施することはもちろんでございますが、都市計画法による2週間の縦覧を経て、2月に町の都市計画審議会に諮って、3月の町議会に条例を提案し、来年4月からの施行を予定をしております。また、たたら製鉄、鉄穴流しなど、たたら吹き製鉄ではぐくまれました本町の文化的景観を後世に継承するための重要文化的景観についても並行して推進してまいる予定でございまして、あす、これも文化庁から担当官も招聘いたしまして、第1回の委員会を開催する予定にしております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 景観計画につきましては、今後話し合い、あるいは町民の方を巻き込まれて立派なものができると思いますが、一方で景観計画をつくってる間にも、さまざまな新しい新築の建物が建っていっております。最近ですと亀嵩小学校でありましたり、あるいは坂根駅でありましたり、また今年度計画に入ってるものでいいますと、佐白の交流施設であったり、あるいは八川幼児園、横田幼児園等々の建物が建ってまいります。景観計画がまだ話し合いをされてる中での建築ではありますが、そのような建物についての景観の意匠についての形状あるいは木造なのか鉄骨なのか、あるいは色、かわら等々の考え方はどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 景観計画なり景観条例というのは、やはりふるさとの自然景観が主体になろうと思っております。それにうまく溶け込んだ建造物、町並み、あるいは集落の散居村の景観、景観計画の策定とは別に、いろんなものが現に動いてるわけでございますが、いずれにしても、周りの景観を損なわないような配慮をしながら、当然公共施設については取り組んでまいるつもりでございますし、町民の皆さん方も住宅等新築あるいは改築等をされる場合も、やはり同じような配慮をしながら取り組んでくださっているものと思っております。計画づくり等現に進めてることについては、そのように御理解いただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長おっしゃるとおりで、なかなか動きながらのもので難しいとは思いますが、間に合わないものについては町長の見識でもって判断していただく、あるいは少し待てるものがあれば、例えばかわらの色一つとってもそうだと思いますが、景観計画ができた段階で、オレンジにするのか黒にするのか、あるいは緑にするのかというところを待っていただけるような施行計画を進めていっていただければというふうに思います。


 景観計画と並びますが、現在、昨年度予算から繰り越しましたサイン計画の整備計画が進んでおります。景観計画は、田舎のよさ、あるいは農村風景のよさを生かした景観計画という一方で、例えばでございますが、サイン計画がモダンな現代的なサインであっては統一性がとれず、せっかくの景観計画も、せっかくお金をかけたサイン整備計画も、どちらもむだになってしまうということも考えられると思います。その辺の景観計画とサイン計画の整合性、どのようにとっていくのか、お伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲町のサイン計画全体につきましては、東京芸術大学の名誉教授の伊藤隆道先生に全体グランドデザインをしていただいておりまして、これまでも進めていっているところでございます。景観計画との整合性がどうかというふうな話ではない問題と思っておりまして、当然景観の中に溶け込む、あるいはマッチしたいろんなデザインを既に考えていただいておりまして、今後とも伊藤先生の指導を得ながら取り組んでまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ということは景観の委員会の中にも伊藤隆道先生に入っていただいてるという認識でよろしいでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 名誉教授御本人ではございませんが、御子息の和光大学教授の伊藤、ちょっと下の名前があれですが、参画をいただいておりますし、あと庭園の方では日本の第一人者であります重森先生にも参画をいただいております。これもまた広報等で、どういう議論があったか等も紹介してまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) わかりました。全体の景観につきましては、著名な先生方に協力を得ながらつくっていくということであると思います。立派なものができることを期待しておりますが、一方で、町長が冒頭におっしゃられたように、景観というのは、ある方の持ち物であって、私有財産であったり、あるいは自然景観であれば地元の方々の全面的な協力が必要であると思います。そのためには、町民参加型の景観計画の策定が不可欠であるというふうに思っております。


 ただ、私が危惧いたしますのは、先般の副町長の人事もございましたが、正式な説明が議会にも町民にもなく、決まったことだけが新聞報道され、町民は後から知るということが、同じようなことが景観計画でも起こってしまい、勝手に計画ができておったわと、人ごとだけん勝手にせえということが起こらないかということを危惧しております。町民の皆さんの協力を得るには、本当の町民参加型の景観計画が必要であると思っております。そのような景観策定の考えはないか、町長の御所見をお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 一言申し述べますが、人事のことと計画づくりのこととをチャンポンにして言っていただきたくないと思います。景観の計画づくりについては、御指摘のように住民参加型をできるだけ取り入れていきたいと思っておりまして、現地型の講演会の開催でありますとか、景観写真の募集あるいはタウンウオッチングやワークショップなども計画策定委員会の先生たちとの協働で、町民の皆さんも積極的に参加できるような仕掛けをつくっていきたいと思っております。景観かいかに大事であるかということの御理解もいただきながら、環境意識の向上にもつなげてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 副町長の人事につきましては質問事項と関係ありませんので、これ以上の深追いはやめようと思いますが、チャンポンとおっしゃられましたが、最低限の礼儀と常識というものがあると思います。会社の取締役あるいは監査役で副社長の人事を新聞で知ったら、どのようにそこの社員あるいは取締役が思うのか。それは法律上のことだけではありませんが、その点の考慮もいただき、町政運営に当たっていただきたいと町長には申し上げます。


 町民参加型の景観計画について、一つだけ御提案がございます。計画をつくっていくわけですが、現在、町では、ふるさとカレンダーというのをつくっておられます。折々の景観が出ておりますが、どうか町民の機運を盛り上げる意味でも、ふるさとカレンダーに町民の皆さんの応募参加を願って機運を盛り上げていくということも考えられるのではないでしょうか。


 では、3点目、多様な農林特産品の生産者支援について質問いたします。


 奥出雲町には、仁多米、先ほどの仁多牛であったりシイタケ、マイタケというものもございます。本来ならば、残念な結果でございますが、高糖度トマトも計画どおりいけば、奥出雲町を代表する農産物になったのではないかというふうに思っております。ただ、高糖度トマト、田園倶楽部奥出雲の跡地利用について現況と今後の考えについて、まずお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 田園倶楽部奥出雲の跡地利用についてでございますが、現在、破産管財人あるいは抵当権を設定している金融機関とも任意売却によって参入者を探そうということで、どうも合意が得られておるようでございます。町としても、現在、1社に対しまして打診をしているところでありますが、どういう企業が、あるいは事業者が入ってくださるかということは大変大事な問題でもありますし、住民の皆さんも注目をしておられると思いますが、やはりきちんとした雇用と、きちんとした生産と、きちんとした経営ができる方にぜひとも参入していただきたいと思っておりまして、そのためのいろんな働きかけも町としてもやっていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 田園倶楽部奥出雲さんにつきましては、町には金銭的な被害はございませんでしたが、雇用のことであったり、あるいは先ほどもありました景観等もあります。また、冬場になって暖房が入ってない状況で積雪をいたしますと、ハウス倒壊のおそれがあるのではないかということも聞いております。引き続き努力をしていただきたいとともに、この4月1日には長野県の安曇野市の第三セクターが経営してきたトマト工場、トマトハウスが田園倶楽部北海道の引き継ぎ先と同じエア・ウオーターさんに4億円で譲渡されたというニュースも入ってきております。何とぞ町長のトップセールスで引き続きこの跡地の利用について促進していっていただければというふうに思います。


 2点目でございます。トマトが残念な結果ではございましたが、仁多米、シイタケあるいはマイタケに続く特産品開発を進めていく必要があるのではないかというふうに思っております。それについての長期ビジョンをお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 農業の特産品開発の長期ビジョンということでございますが、現在、特産品の振興については奥出雲町の地域水田農業ビジョンにおきまして、ソバとか花卉とか野菜などの生産目標を定めておりますし、開発畑につきましては、ソバを初め、現在モーグの皆さんを中心に出雲おろち大根でありますとかエゴマ、トウガラシなどに取り組んでいただいております。これの加工による付加価値化も含めまして、新たな特産品として成長するよう、私もいろいろトップセールスに努めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長がおっしゃられるように、奥出雲町にはもともとたくさん優秀な農産品あるいは農家がいらっしゃると思います。町長がおっしゃられたほかにも、キャベツ、大根、ホウレンソウ、ソバ、ブドウ、サツマイモ、トマトといった野菜栽培も盛んに行われて、その加工も盛んに行われているところでありますが、なかなかシイタケあるいは仁多米といったホームラン級の農産物振興は難しい中、細かくヒットを飛ばすためには、特色ある農家に対する流通支援と加工品開発支援をしていくことが必要だと思いますが、町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 頑張っていらっしゃる農家に対する流通、加工も含めた、もっときめ細かい支援をということでございますが、なかなか個別農家における販路開拓とか加工品開発は難しい問題がいろいろございます。そういうことから、雲南農業振興協議会におきます地域地産流通システムの推進、このプロジェクトは尼崎市のスーパーに月に1回、奥出雲の農産品の日をつくりまして、農家の皆さんが直接出て、売っていらっしゃいます。私も一遍参加したことがありますが、大変盛況でございます。そういうふうなことやら、あるいは県の農業普及部によります加工品研究会の開催などによりまして、後押しをしていきたいと考えております。


 また、国営農地に参入された企業につきましては、国、県の補助事業を活用されて、いろいろ取り組んでいらっしゃいます。昨年はエゴマの搾油機も導入されましたし、いろんな販売努力もしておられます。いいものができたというだけでは、なかなか商売にならないと。やはり流通をして、しっかりと売れるというふうなシステムづくりもぜひとも必要だろうと思っておりまして、これについては皆さんのいろんなアイデアもいただきながら、私も先頭に立って頑張っていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) そのような農家の加工品販売を助ける意味でも、特産品販売を助ける意味でも開設されたのが、今では奥出雲ごこち内にあった奥出雲ショップ、そのインターネットの販売ショップであったように思います。現在は、奥出雲ごこち内からそのショップは消え、奥出雲酒造の経営に移ったようでございますが、この奥出雲ショップ、計画に対して売り上げ、利益、取扱品目、反響、システム開発費等々について、現況と計画についてどうだったのかということをお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲ごこち、これインターネット上のウエブサイトでございますが、これの中に奥出雲ショップを設けております。ただ、通販の奥出雲ショップでございますが、これはやはり生ものについては相当慎重に考えないと、ノウハウもありませんので、当初は遠慮をしようということで、シイタケ、マイタケも外しております。それで、現在は仁多米あるいは天然のミネラルウオーターとか甘酒、それからトウガラシ等の地元建設業の農業参入により開発された品物が中心でありますが、売り上げが残念なことに期待していたほど伸びておりません。昨年の8月にオープンしてから、ことしの5月末までの10カ月間で約120万ぐらいの売り上げで、上がり率は約30%ぐらいでございます。


 もともとこの奥出雲ごこちは、奥出雲の観光宣伝あるいは地域宣伝をして、あわせてグルメ情報も載せてあると。奥出雲に行って食べてみたいけども、時間もないし、遠くで行けないという人は、取り寄せて奥出雲を試してもらおうということで、ショップについても私の指示でつけさせましたが、奥出雲ごこちのヒットは結構な件数あるようで、毎月六、七千件ぐらいのヒットがあるようですが、なかなかショップまでのぞいてもらえる方が少ないということもありまして、今後、いろんなさらに努力をしていく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) この取り組み自体を批判するつもりはございませんが、奥出雲ごこちも今いいサイトになってきておりますが、奥出雲ショップについては10カ月で120万の売り上げで3割の上がりですから、30万程度しか利益が出なかったということに対しては、現時点では1,000万、2,000万突っ込んでの結果でございますので、大失敗と言わざるを得ないというふうに思っております。


 ただ、このこと自体の取り組みは私は必要だと思っております。私自身の考えでは、奥出雲ショップの役割としては、各お店がインターネット通販をやっておりますので、それを総合的に集めて総合商社のような役割を持って多額な広告宣伝費を投入することができる媒体としてか、あるいは今、奥出雲町でインターネット販売したいけど、なかなかできないといった商品、あるいはもっとインターネットで売ったら売れるだろうなというような細かい商品を町内から拾い上げて売っていくというような機能が求められているというふうに私は思います。今後の奥出雲ショップの展開について、どのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲ごこちそのものは開発に相当お金もかかっておりますが、ショップはそれだけでやってるだけでなくて、奥出雲ごこち全体の取り組みの中での奥出雲ショップでございます。大失敗であったという御指摘は当たらないという理解をしておりますので、今後とも、さらに皆さんが検索してくださるような仕掛けをつくっていきたいと思っております。


 具体的な改善のことでございますが、検索していただくためには、やはり魅力ある商品をいかに多く並べるかというふうなこともあります。それから、クレジット決済機能の追加など、ユーザーの皆様にとって使いやすく便利なサイトにする必要もあろうと思っております。運営コストの圧縮も必要だろうと思っておりまして、ショップの運営につきましては現在、道の駅の酒蔵奥出雲交流館の売店へ委託をしております。ネット販売、全国いろいろ取り組まれておるわけでございますが、ここの奥出雲ショップに持っていけば売り上げが伸びるというふうにも思っていただくことも必要ですが、それぞれの皆さんが既に独自でネット販売、一生懸命取り組んでくださっております。そういうふうなところとの兼ね合いのことも含めて、今後充実をさせていきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大失敗だったか失敗だったかというところは判断が分かれると思いますが、1年、鳴り物入りで誕生して、年間の売上高が120万円しかなかったということは、私は失敗であったというふうに思います。


 最後に聞きますが、この状態でもう一度奥出雲ショップを立て直し、もちろん奥出雲酒造、交流館にも委託料を払っていると思いますが、奥出雲ショップを立て直し、奥出雲町の資源としていく考えはあるのかということを町長にお聞きいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほども言いましたように、奥出雲ショップは奥出雲ごこちの中の一つでありまして、単体としてやってるものではありませんので、当然ながら今後とも継続してやっていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) それでは、また1年後、同じ質問をしたいと思いますので、1年間楽しみに待っております。以上で質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。午後1時15分から再開をいたします。


            午後0時15分休憩


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            午後1時15分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、休憩前に続きまして会議を開きます。


 次は、内田精彦議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。


 まず、新年度機構改革につきまして質問をいたします。


 平成23年1月24日に開催されました平成23年第1回臨時会におきまして、町長より提出されました来年度における役場組織機構を改革するための行政組織条例の一部改正条例制定を提案され、可決となりました。4月から、そうされております。その内容は、総務課内における財産管理室、健康福祉課内における健康づくり推進室、地域振興課内における観光推進室でありますが、ほとんどがそれまでの係としていたものを室に昇格した形になってると思いますが、それぞれの室の業務内容、室にした理由、そしてまだ2カ月足らずではありますが、どのような効果が出ているのか、また今後考えられるのか伺います。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) ただいまの質問につきまして、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。


 機構改革の内容でございますが、先ほど御案内がありましたような形でございまして、係間の壁を取り払い、業務の硬直化、縦割り行政の弊害を排除いたしまして、組織の活性化、弾力的な業務の遂行を行うために、一部を係からグループ制にしたということも含んでございます。


 その理由でございますけれども、機構改革の実施につきましては、町民の皆さんによりよいサービスを提供するという目的を持って行ったわけでございます。本年度、各課内に設置しました3室につきましては、それぞれに室長を配置いたしまして、特定の業務に特化し、多様化する行政サービスにスピーディーに対応できる体制を整えることを目的として設置をいたしました。


 まず、財産管理室でございますけれども、土木建設工事などをするさまざまな公共事業における入札及び審査を一元管理をするということで、事業部署から分離をしてチェック機能を強化することといたしました。また、普通財産も含めました公共財産を一括管理をすることで、遊休した公共施設、土地の再活用などを積極的に行ってまいる考えでございます。


 それから、健康づくり推進室につきましては、きめ細やかな健康づくりを推進していくことで、検診活動や保健活動を一層充実させることによりまして、町民の皆様に健やかで明るい暮らしを行っていただくために設置をしたものでございます。


 さらに、観光推進室でございますけれども、平成24年、古事記編さん1,300年を迎えるに当たりまして、島根県内で開催される大型キャンペーンとの連携を図り、観光事業を強力に推進し、奥出雲の魅力を県内外に紹介してまいりたいと考えて設置をしたところでございます。


 そして、その効果ということでございますけれども、特定の業務に特化し、多様化する行政サービスに専門的にスピーディーに対応するということが実施できていると思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 説明いただきましたが、専門的にスピーディーに物を進めるということでございます。ぜひそうあってほしいものだというふうに思っております。


 次に、先ほど説明いただきました、それぞれの室長には、課の中に室ができておるというふうなことでございますけれども、課長と同等の権限、職務があるのかどうか質問いたします。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えをいたします。


 課長と室長と同等の権限があるかということでございますけども、もとより内室でございますので、課長と室長との密接な連携というものは当然存在するままでございます。ただし、室に特化した業務については、裁量もしくは執行もしくは施策についての提案については室長が発案をし、課長と協議をして、町長の方に決裁を求めるという形でございますので、全く同じということではございませんが、必ず室で事柄を進めようとするときには、町長と協議をした後、課長にそのことの連絡、報告は常に行っていくという形でございますので、なかなか表現が難しい面もございますが、基本的には課長職として室長を位置づけておりますが、全く同列かというと、少し、内室でございますので、課長との常に協調を図るという意味での全く同じだということではございません。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 課長と室長が全く同じだということではなく、少しだけずれておるというふうなことでございました。しかしながら、職務内容は一緒だということだろうというふうに思います。


 それでは、次に行きますが、今お話、説明がありましたことは、どこにどういうふうなことで記載といいますか、あるのかということを聞きたいと思っております。私どもが使っております奥出雲町例規集の中に、奥出雲町行政組織条例を記載しております。その中身は、先ほどの臨時議会、1月24日に可決になりました条例改正が載せてありますが、附則に、この条例は平成23年4月の1日から施行するとなっております。新年度から実施されております。そして、第3条に、この条例の施行に関し、必要な事項は、規則で定めるとしてございます。奥出雲町行政組織の事務執行規則を見ますと、先ほどの条例改正に伴う規則改正が見当たらないと思いますが、附則の最終には、平成22年4月1日からの施行とするとなっております。したがいまして、まだこの条例改正に伴う規則の改正はしてないのか、あるいはされるのか。するのなら、いつされるのかということでございます。今お話をいただきました新しい室長については、どのような職務、権限なのか、この条例、規則上では、今のところわからないのではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 条例の一部改正並びに規則については改正をしておりますけども、先ほどの課長と室長の関係については、規則ではなく、細則の中で、いわゆる少しのずれというものをわかるように明示しておりまして、その中で運用してるということでございます。条例とか規則ではないですから、住民の皆さん、すべからく見るということはできませんけども、内部の細則の中では明文化をして行っておるというところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 細則に載せてあるのでわからないということでございましたが、規則には載っておってもいいじゃないかというふうに私は思いますけれども、条例に従って規則ができております。規則の中に室長、室の中身のことについては規則に載っておってもいいじゃないかと思いますが、総務課長がそう言われるのであれば、細則でいいかというふうに解釈はしておきます。


 次に行きますが、出納課の異動について伺います。


 平成23年4月から、これまで横田庁舎にありました出納課が突如仁多庁舎に移動されました。どのような経緯でされたのか。平成19年ごろだったと思いますけれども、農業振興課が横田庁舎から仁多庁舎に移動になっております。今回、出納課が移動したことは、新しい、そして広い横田庁舎から老朽な手狭な仁多庁舎に移すことは理解できないと考えますが、どうでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えをいたします。


 出納課の移動の経緯についてということでございますが、建物の老朽化、経年についての御指摘もございましたけれども、もとより業務を効率的に進めていくという観点での出納課の移動でございまして、通常の企画財政課と出納課というのは、非常に財政、金銭の出納に関して密接な連携を持っていることでございまして、仁多庁舎から横田庁舎へ、また横田庁舎が仁多庁舎へという分署の往復がかなり頻繁に行っております。そういった同庁舎内で迅速に取り扱うということが非常に効率的にはいいわけでございますし、また出納課が移動したことによるデメリットというのは、町民の皆さんにはさほど現実的にはないだろうという推定のもとで、現実的にも出納課の業務は現税務課の方で取り扱っておりますので、町民の皆様に御不便をおかけすることのないように、現実行っているというように思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 横田庁舎にあったものを仁多庁舎へ移すために業務上はその方がいいということ、また町民の皆様には、横田庁舎の税務課で対応するので、特別なデメリットはないというふうなお話でございました。合併いたしまして6年がたっておると思いますが、これまで横田庁舎に出納課があったということでございます。その間は、今の話でいきますと、仁多庁舎で決裁したものが支出は横田庁舎でやるというふうなことで、大変不便をしておられたというふうには思いますけれども、これまで6年間、横田庁舎に出納課があったということは事実でございます。なぜ今、仁多庁舎へ移さなければならないかということでございます。


 総合計画は、ことし3月に作成されましたが、その中で仁多庁舎の改築問題も取り上げてあります。それには、公共施設の耐震化、防災拠点の整備ということがございまして、その中の基本方針、両庁舎の機能連携による防災機能による防災体制のため、仁多庁舎の改築整備に当たっては、これまでの分庁舎方式の継続を基本に検討を進め、この経過を踏まえ、仁多庁舎を改築しますと。また、庁舎整備の方向性につきましては、耐震性、老朽化など多く問題を抱える仁多庁舎について、これまでの分庁方式の継続を基本とし、財政上有利な合併特例債を活用し、改築することは、将来の町財政の負担軽減と地域基盤の構築のため妥当な措置と考えますと書いてございます。


 町長も、これまで仁多庁舎の改築につきましては、合併特例債を使用し、改築する旨発言されております。この時期に出納課が横田庁舎より仁多庁舎に移すことは、仁多庁舎改築に関係しているのかどうか、伺います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えをいたします。


 先ほどの仁多庁舎の建設、改築といいますか、それと今回の出納課の移動がどういう関係があるかということでございますけども、もとより庁舎は老朽化をして、耐震性を伴っていないので改築をするという固有の公共施設の改良計画でございます。今回の出納課の移動は、行政業務を執行する上で、より効率的に町民の皆さんにサービスが低下しないように求めていくというのが行政の責務でございますので、それはそれとして進めていく一つの手法として出納課を移動したということでございますので、直接的なつながりはないというふうに解しております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 直接関係はないということでございましたが、町民のサービスが低下しないように、横田庁舎から仁多庁舎へ出納課を移したというふうなことを今お話しされたと思いますが、それは具体的にはどういうことなのか。今まで横田庁舎に出納課がありまして、住民サービスが低下しておったのかどうか、伺います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 今の御質問でございますけども、サービスの低下を来したから移動したのではなくて、現実ある業務状態の中で、よりいい効率性を求めるために、そういった同じ庁舎に出納課も企画財政課も存在していた方が種類等のスピーディーな対応、結果的には町民の皆さんに支出が伴うものについての早い執行ができると。そして、チェックも当然複数のチェックがかかってまいりますので、同じ庁舎におりますと。そういったことの効率性がより高まっていくということを考えてのことでございますので、デメリットがあったから、それを理由にということではございません。よりいい姿を求めての今回の移動であるというふうにお願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今説明いただきましたが、そういうことであれば、そういうことだろうというふうに思いますけれども。


 それでは、次に参りますが、このことに関連しますけれども、先ほどの機構改革もあわせますが、町民への周知方について伺います。


 このことにつきましては、広報4月号に次のように紹介してございます。平成23年度機構改革により、課、室を異動しましたと。内容は、配置変更、出納課は仁多庁舎1階で、健康福祉課保健衛生係、保健師は健康づくり推進室へ、これは奥出雲病院健康センター内のようでございますが、そこへかわったと。配置が総合政策室、新設が財産管理室、これは総務課内、健康づくり推進室は健康福祉課内ということになっております。観光推進室は地域振興課内と、こういうふうに説明文が載せてございます。また、横田庁舎玄関には、お知らせとして、出納課は仁多庁舎へかわりました。各収料金等のお支払いは、税務課でも承ります。そして、ジョーホー奥出雲でも、この内容のことが放映されたと思っております。これだけで町民の皆さんへの周知は十分と思っておられるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えをいたしたいと思います。


 御案内いただきましたように、町民の皆様へは4月の広報仁多、それから自治会長会で総務課及び各課から異動内容についてお知らせをさせていただいたということでございまして、今のところこれに伴って皆様に御不便をおかけしているという現象は発生しておりませんことをここで申し述べさせていただきたいと思います。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 私が思うには、要するに機構改革をした理由等も入れまして町民の皆さんに周知されるべきではないのかというふうに思います。広報にも載せた、ジョーホー奥出雲でも放送した、自治会長会でも話ししたということではございますけれども、特に出納課の移動につきましては、議会への説明、連絡もありません。これは議会の了解を得る事柄ではないのでありますけれども、数年前に農業振興課の突然の移動等、町民の皆さんから見れば、どうして、なぜ今というような問い合わせがあるわけでございます。そういう現実をどのように思っておられるのか。町執行部へ直接そういうお話はないかもわかりませんが、私どもへはそういうお話がありますが、この点についてはどう思っておられるのか、伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 機構改革につきましては、1月議会で条例改正を提案いたしまして、4月1日に実施したわけでございますが、特に出納課の移動については、これは行政改革の一環として、より効率的な執行体制を組もうということで庁内での議論がありまして、今のような形にさせていただいたところでございます。結果はともかく、おっしゃいますように、なぜかということについては、もう少し丁寧な説明をした方がいいという御提案だろうと思っておりますので、今後そこら辺も気をつけて、十分な説明をさせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ぜひそうお願いしたいと思っております。


 次に参りますが、ちょっと小さいことになるかもわかりませんが、一応質問させていただきます。奥出雲町行政組織条例の一部改正資料をいただきました。1月の議会でございます。議会に提出された文書をもって物を言うわけでございますが、それでいきますと、総務課内に財産管理室、地域振興課内に観光推進室、健康福祉課内に保健対策室を新設する旨の資料をいただき、そういう説明をいただいたと思っております。町広報、また実態は健康福祉課内にあるのは健康づくり推進室でありますが、議会での説明とは違うと思いますが、どうなのか、伺いたいと思います。


 要約いたしますと、1月24日の臨時議会の資料には、健康福祉課内に保健対策室を設けると、こう書いてございました。ただし、総務課長の説明では、ほかの説明をされましたが、それはちょっと間違いで説明されたのかなと私は聞いておりましたけれども、実態は健康づくり推進室が4月から稼働しております。これは先ほどの条例に載せてあるわけではございませんので、余り突っ込んだことはできないかとは思いますが、議会での説明した保健対策室を新設する説明が健康づくり推進室にかわったのはどういうことなのか、お知らせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えをいたします。


 1月24日臨時議会での条例改正に伴います附属説明資料として、課室の名前をいわゆるペーパーで御説明をしたと記憶しております。ただ、その課室名については、町長の管理運営事項の中で名称というものは定めてまいっておりますので、それが字句が変わった、内容が変わったのかということで、意味は全くないわけでございますが、町民の皆さんによりわかりやすい名称にした方がいいということでの最終的には健康づくり推進室に名称を決定したということでございまして、1月の段階ではまだ案の段階であったというふうに御理解をいただければと、間違ってということではございませんで、その時点においては、その名称であったということでございます。以上、よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 名称については、その時点はそうだったけれども、実態はいろんなことがあって変わったということのようでございますが、それはそうでしようがないかとは思いますけれども、やはり議会で説明したということは、それだけの責任を持っていただきたいというふうに思います。変われば変わったと、こういうことで後で通知でもしていただければ、私どもも納得ができるじゃないかというふうに思っております。


 また、同じようなことを言いますが、新しい室はいずれも課内に設けるというふうな説明もされました。今はっきり言いますが、健康づくり推進室ができたわけですが、これは別棟、奥出雲病院の隣にあるというふうに聞いておりますが、これは課内の中にはありませんと、こういうことであろうと思いますが、この辺のことについてもどうなのか、伺います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えを申し上げます。


 課の中にあるという、いわゆる物理的な建物の中という位置づけと、組織の中にあるという、機構の中に存在するということの見解の違いだと思いますが、我々としては、組織機構の中に課を配置するという意味合いでの表現を一貫しておりまして、場所はいろんな経過があって健康センターの中に実質的には配置をしたということでございまして、課内にあることには間違いはございません。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 課内にあるのは間違いないということでございますので、それはそうだろうというふうに思います。


 次に、道路行政の責任についてというふうなことで通告は申し上げておりますが、若干ずれるかとは思いますが、質問させていただきます。


 まず、通告しております奥出雲町総合計画に記載されております道路網の整備の欄のところの町道整備状況、平成21年4月1日現在の数字が一覧表に上がっております。これが現在どのような数字なのか、対比できる数字を伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 町道路線の状況についてお答えをいたします。


 町道路線の最新整備状況ということでございますけれども、平成23年4月現在の数字につきましては現在集計中でございますので、22年4月の数字でお答えをさせていただきます。町道の総延長は527キロメートルでございます。そのうち1級・2級町道、幹線の町道は延長が約101キロメートル、改良率は91.6%、舗装率は97.2%、それぞれ前年に比べまして1%ほどふえております。その他の町道につきましては、延長が約426キロメートル、改良率は52.3%、前年に比べまして1.7%増です。舗装率は60.6%、対前年3.8%の増という数字になっております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、平成22年4月1日現在の数字を承りました。1級・2級町道につきましては90%台、改良も90%台、舗装も90%を超えておるというふうなことでございます。その他町道につきましては、いろんな問題もございましょうが、まだ半分、52%、舗装にして60%というふうなことで、まだまだ改良舗装が必要だというふうな数字が出てまいっております。


 町道は、住民の生活に欠かせない道路でございまして、利便性の向上や集落間の連絡、生活環境の改善等を目的とされて整備されてると考えております。今後の町道の整備、長期、中期、いろいろございましょうが、また年度別、そういうものがございましたら、伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町道の今後の整備計画についてのお尋ねでございます。町道の改良については、各地域からの町民の皆さんの要望も大変多うございます。議員おっしゃいますように、道路はまさに生活道路あるいはライフラインでもあるわけでございまして、できるだけ早く整備を進めたいという気持ちは私も強く持っているところでございますが、現在、過疎計画等では若干の計画等も載せておりますが、個々具体にどの路線をどういうふうに進めていくかということは、現在継続している路線はともかく、今後、新規着手するような路線につきましても、町財政の状況も見ながら改良の効果あるいは地域の要望等を踏まえながら総合的に判断をし、進めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 財政事情もございましょうし、効果も検討しなければならないというふうなことでございます。全くそのとおりだろうというふうには思いますけれども、これに関係する町民の皆様から見れば、早く改良していただきたい、舗装もしていただきたいというのが実態でございます。そのところをよく町長、お考えいただきまして、なるべく早い改良なり舗装なりをお願いしたいというふうに思うわけでございます。


 次に、これは直接町道関係ではございませんが、質問させていただきます。国道、県道、町道以外の道路について伺いたいと思います。これらの道路は、町内に数多くあると思います。補助制度等によりまして農道、林道等はできたものもありましょう。また、それ以外に自動車の通行が可能な公共的な作道といいますか、赤線といいますか、そういうものもあろうかと思います。そういうものの町内全体の把握はされているのかどうか、その辺について伺いたいと思います。


 それから、それら道路、例えば農道とか林道とか、その他今のお話ししました公共的な作道、そういう通常管理体制はどのようになっているのか、伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 松島建設課長。


○建設課長(松島 昭雄君) 初めに、国道、県道、町道以外の道路の把握ということでございます。御承知のとおり、町内の国道、県道につきましては、島根県が管理をしていらっしゃいます。町道並びに町道以外の道路につきましてですが、一部の農道は県が管理しておりますけれども、それ以外の農道、林道、法定外公共物でございます里道につきましては、町が管理をいたしております。それぞれの道路につきましては、それぞれの管理者が台帳をつくりまして管理をしております。国道、県道につきましては、島根県のホームページから道路台帳が閲覧できるような形にもなっております。里道につきましては、台帳というものはございませんで、地籍図をもとに管理をしております。一覧できる図面でございますけども、町道、農道、林道につきましては、路線の網図をつくっております。これで把握並びに管理をしているところでございます。


 また、道路の管理についてでございますが、それぞれの管理者によりまして維持管理をなされているところでございますけれども、県並びに町、町の中でも建設課と農林土木課、それぞれの管理者が連携を持って管理するように努めております。特に冬期間、除雪の問題でございますけれども、これにつきましては、先ほどの冬の豪雪にも見られますように、連携を持ってやらなければ町民の皆様の生活に大変な御不便をかけるということもございますので、効率的な作業ができますように、常に連絡をとりながら指令を出すようにしております。また、里道につきましては、関係する利用者の皆様で日常的な管理をしていただいております。町は、境界確認あるいは里道であれば、その占用、形状変更等についての手続について行っているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それぞれのところが管理しておるというふうなことだったと思いますが、例えば自動車が通行できるような公共的な作道、一般的な作道、赤線とは違って、それのもっと大きい公共的な道路があろうかと思います。町道、県道、国道、そういうもの、農道、林道以外のところであると思いますが、そういうものを利用してる住民から見れば、町道であろうが赤線であろうが住民の生活道路としている状況であれば、改良、舗装要望等があれば、どのような対応を町はされるのか、伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 道路につきましては、先ほど建設課長が道路法に基づく国道、県道、町道、それ以外に農道も里道も入ります。道路としての公共の用に供するという、それぞれの目的を持って整備されたものでございますが、先ほどおっしゃいましたような農道でも林道でもないが、皆さんが使っていらっしゃると、そういうふうな道路は、一般公共交通の用に現に供されてるということであれば、それはまずやはり議会の議決をいただくということが必要だろうと、町道認定をしていただいた上で整備計画も考えさせていただくと、そういう手順を踏んでまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) そういうところの改良、舗装の要望があればどうするのかというふうな質問に対しまして、町長から、それは町道認定するのが一番だということだと思います。それは全くそのとおりだと思います。それを踏まえまして、実は私は昨年12月の定例議会、一般質問におきまして、広報登載、町長への手紙についての質問をいたしました。一般的なお話として、地元からの要望事項について行う約束をした場合は、一般的な話ですが、いつごろまでにする考えなのかという質問をしたところでございます。町長の答弁は、町長も任期がありますので、任期中にできるもの、中期、長期で対応するもの、またすぐにできるもの、それぞれケース・バイ・ケースで対応すると答弁されました。全くそのとおりだと思います。


 町長は、一昨年の5月に就任されましたが、それまでの町の約束事というのがなるのではないかと考えます。地元から約束してあるのに、いまだ施行してもらえないなど苦情があるわけでございます。直接町の方へはなかなか言いにくいというふうなことだろうというふうに思っておりますが、町長は、これまでに約束事があれば、どのような約束なのか。職員から把握され、早急に対応していただくことをお願いしておりますが、これまでに把握されたのかどうか。これは町長が進めなくても、職員が自発的に報告するのが職務であると思っております。この点について、伺います。


○議長(千原 祥道君) では、町長。


○町長(井上 勝博君) 各9地区の自治会長さん方とのミーティングも7月からまた始まるわけでございます。地域に担当課長とともに出かけますと、まさにさまざまな御要望を聞くわけでございます。私も、直接皆さんがいらっしゃれば、一緒に現場を見たりもして確認をしておりますが、先ほども言いますように、要望が大変多うございます。どういう順番で、どこからやっていくかというふうなこともありますし、それと財源の問題があります。昨年、一昨年の緊急経済対策のような自由に使えるような交付金等があれば、要望にもいろいろ弾力的に対応できるわけですが、そういう財源がない場合、小規模改修やら舗装については一般財源で対応しなければいけないというふうなこともございまして、以前からの約束かどうか十分に把握してないところもありますが、要望には可能な限りこたえたいという気持ちは大変強くは持っておりますが、どこをどういう手順でやっていくかということは、またことしも9地区自治会長さん方と、あるいは地域の方とひざを交えて意見交換する場もありますので、そういう中で地域の皆さんの声を十分拾い上げていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、町長から、そういう要望はたくさんあるし、費用のこともあるしということでございましたが、昨年でしたか、何かいいお金を国からいただいたというふうなことで、私はそれを期待しておったわけでございますけれども、具体的なことは申しませんが、合併して各地区におきまして公共施設がいろいろできました。新築、改築はされました。これら施行するに当たりまして、地元要望として周辺の道路舗装の要望があっております。町は、舗装する約束をされた地区がございます。いまだ施行されておりません。既にもう5年がたとうとしておるわけでございます。地元関係者は、行政に対する不信感を抱いておられます。


 私も、このことを、2年ちょっとでございますが、再三、当時の担当者、また現在の担当者に要望といいますか、お話しして、早くしてあげるようにというふうなことをお話しするわけでございますが、今、町長言われました……(発言する者あり)お金もかかるしというふうなことでございまして、なかなかしていただけないというふうなことも説明があっておりますけれども、そういうことがずっと行くというふうなことになれば、町民が不信感を抱くことが多くなるというふうなことになろうかと思っております。こういうことがぜひともないように、町長はこれから町政運営をしていただきたいというふうに思うわけでございます。この点について町長、もう一度お願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) ここでちょっと議運の委員長から発言がございましたので、これを許します。


○議会運営委員会委員長(藤原 充博君) ちょっと今、不適切な発言があったと思います。役場について議員の方から口ききをしたような発言があったように感じましたが、その辺を確認願います。


○議長(千原 祥道君) ほんなら、ちょっと休憩をします。


            午後2時04分休憩


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            午後2時06分再開


○議長(千原 祥道君) 再開をいたします。


 それでいいですか。ほんなら、町長は何か今の質問、答えることはありませんな。


○町長(井上 勝博君) はい。


○議長(千原 祥道君) ほんなら、どうしましょうかね、内田さん。まだ答弁が必要でございますか。


○町長(井上 勝博君) いや、私の気持ちはもうこれ以上よう答えません。


○議長(千原 祥道君) ということでございますが。


 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、申しわけございませんでしたが、これで質問を終わりますが、今回、私の質問は、機構改革に関する理由とか効果とか、道路行政の計画あるいは地元との約束等々、いろんなことを申し上げましたが、いずれも町民の皆様方からすれば聞きたい事柄であったろうというふうに思っておるわけでございます。今後、これらを参考にされまして、行政に携わっていただきたいというふうに思うわけでございます。以上で終わります。


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○議長(千原 祥道君) 以上をもちまして本日の会議日程はすべて終了をいたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。


            午後2時08分散会


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