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島根県 奥出雲町

平成22年第4回定例会(第2日12月 7日)




平成22年第4回定例会(第2日12月 7日)





 
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平成22年 第4回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


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            議事日程(第2号)


                   平成22年12月7日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


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           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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             出席議員(15名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     5番 藤 原 充 博君


    6番 村 尾 明 利君     7番 若 月 忠 男君


    8番 内 田 正 男君     9番 松 ? 正 芳君


    10番 吾 郷 益 已君     11番 大 垣 照 子君


    12番 景 山 孝 志君     13番 岩 田 明 人君


    14番 若 月 康 男君     15番 福 本   修君


    16番 千 原 祥 道君


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             欠席議員(1名)


    4番 藤 原 友 征君


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             欠  員(なし)


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            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 高 橋 安 典君  書記 ───── 田 辺 綾 子君


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          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 和 泉 一 朗君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 小 倉 義 幸君


企画財政課長 ─ 藤 原   努君  地域振興課長 ─ 堀 江 嗣 之君


町民課長 ─── 野 原 万寿老君  健康福祉課長 ─ 尾 方   豊君


税務課長 ─── 吉 川 孝 司君  教育総務課長 ─ 植 田 一 教君


生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君  水道課長 ─── 稲 垣 和 利君


農業振興課長 ─ 糸 原   敬君  農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君


建設課長 ─── 松 島 昭 雄君  出納課長 ─── 山 根 道 人君


病院事務長 ── 内 田 久 貴君  総合政策室長 ─ 堀 谷 智 樹君


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            午前9時30分開議


○議長(千原 祥道君)そうしますと、ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 日程に入ります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(千原 祥道君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、7番、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会に一般質問の機会をいただきましたので、次の2点について質問をいたします。


 最初に、景観条例制定計画の考えについてであります。


 平成15年7月に美しい国づくり大綱が発表され、今後は景観施策への取り組みを積極的に行うこととされ、平成16年6月に景観法が公布をされています。


 この景観法では、都市や農山村、漁村における美しく風格のある国土の形成などを目的として、基本理念や、国、地方公共団体、事業者、住民の責務として、景観計画、景観地区等について規定された景観行政団体という新しい概念が導入されています。


 景観行政団体とは、景観法に基づいて良好な景観形成のための具体的な施策を実施していく自治体であり、知事の同意を受けまして、市町村は景観行政団体となり、奥出雲町におきましては、平成22年10月1日に認定を受けたところであります。県内には、松江市、出雲市、大田市、津和野町、海士町に次いで6番目の認定でございます。


 これからは景観法に基づき景観計画を定めることが重要になるわけでございますが、次の項目の1項目めといたしまして、景観条例制定の計画についての考えと、神話発祥の地と現農村風景を見ることができ、私たちの暮らしや地域の発展と調和を図りながら、過去の世代から受け継いだ貴重な景観を守り、育てることによって、奥出雲町らしい制定必要性の考えについてと、2項目めの、いつまでに制定される考えなのでしょうか、3項目めといたしまして、策定審議会の人数と構成メンバーの構成はどのように考えておられるのか、町長の御所見を伺います。


 続きまして、町有施設用地賃借料の見直しの考えについてであります。


 平成17年3月31日に新町奥出雲町が誕生いたしまして、早いもので6年目を迎えており、ことしは節目の満5周年の記念式典や関連行事が盛大に開催されたところでございます。


 さて、健全な施設運営の観点からも、調整も必要な項目もあると言われております。このことは、経常的な歳出をどれだけ節減して、財政の健全化を確保して維持するかが大切であると考えます。このことは、少子高齢化が急速に進む社会の地域課題や要望に積極的に取り組むための財政確保が必要であると考えています。


 3年前にも土地賃借料の見直しについて質問をいたしましたが、その見直しの状況について伺いたいと思います。


 中でも、町有施設用地賃借料の一般会計、特別会計を含んだ平成21年度決算額は2,528万4,000円のうち、対象物件は258件です。また、平成22年度予算は2,486万8,000円で、対象物件は257件となっています。


 しかしながら町内においての賃借料の単価に相違があります。特に幼稚園、小学校、公民館等の教育施設をとらえてみましても、借地面積と借地料においての差が大きいと思います。このことは長い間の経過があると思いますが、新町になり6年目を迎え、次の2項目について伺います。


 1項目めといたしまして、町有地の用地の賃借料の見直しと賃借契約等の見直しや、2項目めといたしましては、教育施設の賃借料見直し等の考えについて、井上町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 若月忠男議員の御質問にお答えをいたします。


 まず初めに、景観条例制定についてであります。


 本町は、記紀神話にあるスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の舞台の地であるとともに、出雲國風土記に記された神話の里であります。また、古来より連綿とたたら製鉄が行われているなど歴史的な産業資源と、水田や山並み、町並みなどが一体となった固有の歴史的・文化的景観がございます。また、国指定名勝天然記念物である鬼の舌震や比婆道後帝釈国定公園の船通山、吾妻山などの恵まれた自然景観や、さらには日本一のトラストアーチ橋である奥出雲おろちループ、また、鉄の歴史を今に伝える可部屋集成館、絲原記念館などの多くの地域資源を持っております。これらの豊かな神話や歴史に彩られた景観を整備、保全していくため、景観法に基づき、知事の同意を得て、10月1日付で景観行政団体となったところであります。


 景観条例につきましては、景観法及びふるさと島根の景観づくり条例及び現在策定中の町の総合計画など関連計画との整合を図りながら、奥出雲町らしい良好な景観づくりを進めていきたいと考えております。このため、景観計画の策定とあわせて、条例の制定もぜひ必要であろうと考えております。


 条例の制定時期につきましては、来年度、県、地域住民、各種団体などと連携しながら、景観計画策定委員会を設けまして、平成24年3月を目途に景観計画、景観条例を制定したいと考えております。再来年の3月議会には景観条例を御審議いただくよう準備を進めたいと思っております。


 策定委員会につきましては、住民の意見を反映させ、地域の実情に合致した計画になるよう、自治会代表、都市計画審議会、文化財保護専門委員会、学識経験者など、おおむね15名程度でお願いをしたいと考えております。


 次に、町有施設用地の賃借料の見直しについてのお尋ねでございます。


 賃借料の見直しについては、契約の算定方法に基づき、地価の変動に伴い契約金額を下げさせていただいたものや、利用状況や必要性を調査し、今後必要がないと判断した物件については処分し、賃貸契約を解除した施設もあります。平成19年以降、何件か解約あるいは売買の方で処理させていただいたものもありますが、まだまだ数は少なく、大半の物件についてはこれまで同様の契約内容となっております。引き続き売買等も含め、貸借契約の見直しに努めてまいりたいと考えております。


 特に教育施設につきましては、借地面積及び借地料も多いことから、売買等も含め、賃貸契約の見直しは大きな課題であると認識いたしております。


 最近では、横田幼稚園と保育所の移転に伴う事業用地について、新しく予定地が確保できましたので、これにつきましては建設が終わりましたら解消をしていきたいと思っております。


 このようなことを契機に、来年度以降、庁内にプロジェクトチームをつくりまして、各課連携のもと、積極的な取り組みを図ってまいりたいと考えておりますので、より一層町民の皆様の御理解と御協力をいただきたいと思います。


 議員御指摘のとおり、健全財政のためにも重要な課題であると私も認識しております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 再質問をさせていただくわけでございますが、最初の景観条例制定計画のことについてでございますが、景観地域内は奥出雲町全域でございます。中でも重点計画区域と準計画区域とはどのような考え方をされて計画されるのか、わかれば教えていただきたいなと思っておりますし、景観農業振興地域で整備計画地域はどのように考えておられるのか、教えていただきたいと思います。


 2点目の町有施設用地借地料の見直しの考えでございますが、先ほどの答弁のように、大変かと思いますが、長い間の経過があると思っておりますので、借地料や契約の見直し等もあわせまして、今後の購入等についての検討の要望をお願いするところでございます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 景観区域につきましては町内全域を考えておりますが、景観地区でありますとか景観形成地区、これは、景観地区の場合は、景観法によりますと、都市計画区域内で指定することができるというふうになっておりまして、指定に当たっては区域内の土地の所有者及び使用者の同意が必要でございます。制定後の問題になろうと思いますが、調整等が必要な部分であります。


 また、景観形成区域につきましては、町が独自に設定する地区でございまして、例えば鬼の舌震の玉湯、吾妻山沿線とか、あるいはトロッコ列車の周辺、そういうふうな特に良好な景観を形成していくところを形成地区に指定すると。本町は水田農業をやっておりまして、棚田の水田風景も、これは極めて重要な景観資源でございます。


 いずれにしても、どういうふうな地域指定をしていくか、委員会において十分議論をしてもらいたいと考えております。


 それから、土地の賃借の問題でございますが、これも庁内でプロジェクトチームをつくりたいと先ほど申し上げましたが、何よりも所有者の皆さんの御理解をいただくことが特に重要だと思っております。いろんな経過もあるわけでございますので、御理解いただけるところから逐次取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) それぞれ大切なことでございますので、速やかにできますことを要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、内田正男君。


○議員(8番 内田 正男君) 一般質問の機会をいただきましたので、3点ほど質問させていただきます。1点目は現在の農業情勢について、2点目は鬼の舌震の観光整備について、3点目は定住促進事業、空き家購入について、一問一答式で伺います。


 最初に、農業情勢についてですけど、現在、環太平洋連携協定TPP関税は、全国ニュースで、またメディアなどに報道がされ、既に多くの国民が注目しておられます。11月14日には、政府はTPP加入を先送りの決定をしておりますが、次の機会では参加・不参加は現在のところ未定であります。TPP参加による関税障壁撤廃は農家にとって大きな痛手であり、この奥出雲町は農業が第1産業であります。町長は、政府のTPP農業関税問題をどのような考えておられるか伺います。


 また、これから先、山間地は本当に冷たい風、追い風です。農業をやめる方が続出します。


 そこで、町長は、市町村会合でTPP関税について会談をされておられたら、内容をお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 内田正男議員の御質問にお答えします。


 まず、TPP問題でございましたが、この環太平洋連携協定、トランス・パシフィック・パートナーシップというそうでございますが、これへの参加問題は、農林水産業だけでなく地域経済への大きな影響がある、本当に大きな事柄だと思っております。農村の多面的機能を維持していくため、集落を守っていくためにも、大変な問題であると認識しておりまして、当然対応は慎重を期してまいらないとならないと思っております。農業分野への影響につきましては、当然ながら細かな分析をした上で、国の十分な保護対策が論議されるべきことでございます。


 町村会等の対応はどうかというお尋ねがございましたが、島根県の町村会も総会におきまして、11月の30日でしたか、12月の1日でしたか、反対決議をしております。全国町村会も12月の1日に大会がNHKホールでございまして、TPP、拙速な参加は断固反対するという決議をして、早速町村会長以下、役員の皆さんは、政府関係者に対して要望活動もしていただいております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田正男議員。


○議員(8番 内田 正男君) 先ほど町長のお話を聞いておりますけど、今の政府は何か「コンクリートから人へ」ということを打ち出しておりますけど、これも農業は外国からということにならへんかと思うわけです。


 そこでやはり農業に対しては、農政同盟もありますけど、今現在こういうことになって、奥出雲町の町長として、奥出雲からでも環太平洋連携協定の反対署名運動なんかはどう考えておられますか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 私がTPP問題で心配しておりますのは、最終的に参加・不参加の結論を出すに至るまでの間にきちんとしたデータを出して、米の場合にはどういう影響があるかとか、ほかの作物ではどうかとか、単に農業が壊滅的な影響を受けるとか農村がなくなってしまうという抽象的一般論でなくて、もっときちんとしたデータを示していただきたいと思っております。


 といいますのも、先般の松江市で行われました米の食味鑑定のコンクールでは、実際売れるいいお米をつくっている方の発表がございましたが、そういう人たちはTPPはむしろ歓迎だと。そういう農業者も中にはいらっしゃるわけでございまして、ただ、それはごく一部の議論だろうと私は思います。米の場合にはどうか、あるいは野菜はどうかと、根菜類はどうかと、それぞれの作物について、本当に日本の食糧、そして食の安全が守っていけるかどうか、詳しい議論をした上で、どういう影響があるからどういう対策を打たなけりゃいけないかと、そこまで詰めた議論をして、最終判断をしていただきたいというのが私の率直な気持ちでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 回答はよくわかりますけど、何としても農業には大きな痛手を感じているところでございます。


 続いてですけど、戸別所得補償制度の効果についてお伺いします。


 今年度は、農業に特例として戸別所得補償事業が、1反当たり1万5,000円を支払うということが決定しております。


 ところで、今の現状、農業は採算が合わない状態になっておりますが、米の値下げについて伺います。


 政府の見解は、全国的に米の貯蓄が大量にあるためと報道されていますが、政府は米価の値下げを予想、予定していたのではないかと思われます。現実に米の価格が暴落していますが、全国的平均的に60キロ当たりが約15%大きく下がっております。面積で見ますと1反当たりが平均約1万4,838円値下がりになりますが、戸別所得補償額の1反当たりは1万5,000円は農家の所得になっておりますが、米価の値下げを引くと、戸別所得補償額と同じです。今後、戸別所得補償は、今度出る戸別所得補償は、米の削減か、または大幅な減反か、先が見えないのです。


 この戸別所得補償制度の効果について、町長の御所見をお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) この水稲の10アール当たり1万5,000円の所得補償、怒りを禁じ得ないというのが率直な気持ちでございます。なぜかといいますと、全国一律のばらまきで、政策目的がわからないわけですね。日本の農業、農地は、まさに日本列島さまざまに風土も地形も違います。そういう中で、それぞれの地域で農業を営んできた歴史があるわけですが、また、この間における生産調整、減反率についても、そういう地域の実情を踏まえて行われてきたわけですが、この一律ばらまきの1万5,000円のおかげで、そういう過去のいろんな経緯や関係者の努力を無視して、平等にばらまけというふうな議論が今出ておりまして、来年以降の米の生産調整、今、島根県内でも大変大きな問題になっております。


 先月の下旬、雲南市長、飯南町長、それから奥出雲町長、3人で知事に、今検討されてるような考え方はやめていただきたいという要望に出かけました。きょうの山陰中央新報によりますと、邑南町もやはり同じような要望を昨日、農林水産部長にしたようでございます。


 この一律ばらまき型の所得補償モデル対策の実施は、弊害以外の何物でもないというふうに思っております。いろんな意味で農業への所得補償は必要であろうと思いますが、やはりどういう形の所得補償なら日本の農業を守っていけるか、より安全・安心な農産物が生産できるかと、そういう視点を交えながら、あるいは地域の実情を加味することができるような形での制度設計を考えていただかないと、乱暴な全国一律なんかで、選挙で票をとるのはいいかもわかりませんが、実際にやってみると、ひどい話であります。怒りを禁じ得ないというのが率直な感想でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 次に、農業助成事業の先行きについて。


 中山間地域直接払い、農地・水・環境保全事業は、主な管理として、畦畔等の草刈り、水田の清掃管理、農道の補修管理、堆肥の購入などの事業がありますが、高齢化で集落の皆さんには迷惑をかけています。集落の書類づくりが大変だとかいうことですけど、この事業は当町にとって必要かつ効果的な事業であるが、一方、各事業参加者自体、減少が見受けられますが、加入状況はいかがなものか。


 また、中山間地直接支払い、農業・水・環境保全事業は、もし中止となった場合に、今の農業では収入はありません。労働力に投資だけで、農機具の投資、農業に魅力がないような状況になります。農地の急速に耕作放棄、農地荒廃が危惧されますが、これから町としての対応を課長はどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 先ほどの御質問にお答えをいたします。


 中山間地域等直接支払い制度につきましては、今年度から第3期対策が実施されることとなったところでございます。9月末までに新たな協定書の認定を行ったところでございますけれども、第2期対策でありました昨年の最終年と比較いたしますと、協定数におきましては集落協定が3カ所増の116協定、それから個別の協定が1人減の14協定となったところでございます。また、面積的には41ヘクタール弱減少いたしまして、全体で2,900ヘクタール、率にしますと2%ぐらいの減となったところでございます。この取り組み面積に対しまして、本年度の交付金の総額は3億1,280万円余りを予定をさせていただいております。


 また、農地・水・環境保全向上対策事業は、今年度、4年目を迎えておりますが、本年度は2,603ヘクタールで、いわゆる基礎活動という共同活動の取り組みが行われておりますし、それから、エコロジー農産物を生産を行います営農活動につきましては、今年度は19地域、212ヘクタールで取り組んでいただいておりまして、1億2,355万円余りを交付する予定となっておるところでございます。


 この2つの事業は、本町にとりましては、農地とか農業用施設、あるいは農村環境の維持、保全に大きな効果を発揮していると認識しております。また、地域外住民との交流事業等、地域の活性化にもつながっております。こうしたことから、今後とも制度の継続を要望してまいりたいと考えております。


 なお、先ほど書類等の作成で大変高齢農家等、困難というお話もございました。事務的な制度の改善についても引き続き要望してまいりたいと考えておるところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 先ほどの説明を聞きますと、余り数字が長くて、ちょっと早うにぴんときませんけど、この中山間地、農地・水の事業は、2つともよく似ておりますよ、事業が。そして中山間地域は非常に長期的になっておるわけです。そうすると、今、私が聞きたいのは、政府は今のように戸別所得とか米価の値下げ、ぱっと出した場合には、考えることがなかなかできないですよ。だから中山間地域は恐らく、更新する、変えるとか言われたけ、余裕がないじゃないかと、農家にとっても。そういう、今後、やめられても、中止にされてもどうしようもないというのが一番我々が心配してるところでございます。これから先、やはりこれは大事な事業ですから、どのような方向で持っていくかいうこと、ある程度検討をいろいろしてこれからやっていかにゃあ、上からの国の指示ばっかりでは、本当に山間地はだめになっていくというのが私の気持ちでございます。どうかその点を今後一層検討していただくようお願いさせていただきます。


 それでは、仁多郡カントリーエレベーターの出荷についてお伺いします。


 仁多郡カントリーエレベーター受け入れ米についてですけど、奥出雲町の仁多米、カントリーエレベーターに入荷された方から伺いましたけど、仁多郡カントリーエレベーターは、もみ殻米を入荷すると、もみすり後、玄米単価計算の目減りが大きいということ、計算方法は水分量で決められているようですが、自宅でお米を仕上げる量とカントリーの量が違いが大きいと聞きます。いかがなものか。


 また、カントリーエレベーターは、もみ殻を入荷されたら米を生産し、市場へ出荷されますが、最終的に入荷時期と出荷時期の水分量を計測鑑定基準に基づいて確認している監査員はおられますか、伺います、課長さんに。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 お手元にカントリーエレベーターでの玄米重量を計算いたします資料を配付させていただいておりますけれども、非常に複雑な計算方法でもって、最終的な、資料の計の欄でございますけど、推定玄米重量というものを計算することとしております。


 御承知のようにカントリーでは出荷直前までもみのままで保存をしておりますので、集荷したもみをすべてもみすりをいたしませんと、最終的な玄米重量というものは確定をいたしません。


 したがいまして、資料にございますような複雑な計算を行いまして、集荷いたしました年の12月に農家ごとの出荷もみの重量から、この段階ではあくまで推定玄米重量というものを計算をさせていただきまして、個々の農家の持ち分の確定を行っておるところでございます。


 通常、個々の農家で玄米出荷される場合には、乾燥後のもみの重量の大体80%位が歩どまりと言われておるところでございますが、農家の段階では色彩選別もございませんので、この中には乳白粒でありますとかカメムシ等の被害粒が含まれたすべての重量ということになります。カントリーでは御承知のように玄米の段階で色彩選別を行いますので、これら被害粒がはじかれるために、もみから玄米への歩どまり率を現在76%で計算しております。したがいまして、個々の農家の皆さんでもみすりされた場合と、カントリーでは76%でやっておりますので、若干少なく感じておられることがあろうかと思います。


 最終的にこの76%の歩どまり率では計算をしておりますけれども、これ以上の歩どまりとなった場合には、出荷農家の皆さんへ精算金という形でお支払いをしているところでございます。


 また、もう1点、カントリーでは品位係数というものを用いております。出荷されたお米の被害粒等が多い場合には最終的な重量が減りますので、この被害粒の状況によって、品位係数を用いて重量計算を行うということで、推計玄米重量が若干少なくなる可能性もございます。


 なお、色選等ではじかれましたくず米等もすべて販売をし終わった段階で、12月に行います持ち分確定重量に応じて農家の皆さんへ精算、バック金としてお支払いをしているところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) そういたしますと、カントリーのエレベーターへ出荷した仁多米、30キロは1万円、これはどうなっているか確認せにゃいかんと。もし下がったなら下がったということが先に我々にあってもよいと思うわけでございますが、そこのとこを確認。それからもう一つは、JA雲南へ出荷した場合の30キロは幾らか、現在のところ、お伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えいたします。


 カントリーで一番最高ランクのお米につきましては、本年度も30キロ1万円をお支払いするよう準備を進めておるところでございます。


 それから、JA雲南では、現在は仮渡金ということでございますが、コシヒカリ30キロのA地域、特別A地域では、今年度の仮渡金は5,600円という現在の状況でございます。これはすべて全農、JA等で売り切って、あと精算金が支払われる見込みでございますけども、現在、島根米の全農あたりの相対取引価格が60キロで1万3,000円程度という状況を得ております。したがいまして、30キロでは6,500円ぐらいまでになるのかなというふうに、今、推測しているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) そういたしますと、カントリー30キロは1万円は1万円、間違いないですね。普通、農協なんかに出荷するのは6,500円と言われましたけど、これだけカントリーが頑張っているのに、なぜ出荷した量が違うとか、そういう悪い宣伝といったらいいか、そういうものが奥出雲町に広がっているということが一番心配しているところと、それからもう一つ言っておきたいのは、やはり入荷水分量鑑査員、農協関係の方がもしやっておられたら、若干疑問点があるようなとこもあります。どうしても奥出雲町を守るのは農地ですので、農業を生かすよう御尽力お願いさせて、この農業情勢の質問は終わらせていただきます。


 2番目に、鬼の舌震の観光整備についてですけど、県立鬼の舌震遊歩道から景観が映えるため、急流、巨石、急斜面の山に囲まれた、自然は本当にすばらしい地形です。そこで、観光として、急斜面の山々、川端、遊歩道の周りなどに四季に合わせた例えばスイセン、ヤマユリ、アジサイ、ナツツバキとかモミジ、ヤマナシとかいうものを植栽したらいかがなものか、種をまいてはいかがなものかお伺いします。この事業はやっぱり10年後成果があらわれると思いますので。


 また、鬼の舌震バリアフリーの歩道などの事業に備えて、既に山林を取得されておられますが、これからの渓谷内の周辺整備、鬼の舌震バリアフリーの歩道事業は3年計画事業です。前回の山林取得額等を含めた総事業はいかがか、また、町の費用は幾らか、町長にお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 鬼の舌震への植栽の御提案でございますが、自由にできれば鑑賞する側にとっては大変ありがたいことになると思いますが、ただ、文化財保護法及び保存管理計画の現状変更取り扱い基準というふうなものがございまして、新たな植栽は認められないと。極端なことを言いますと、大きな岩を一つ構うのにも文化庁への届け出と許可が必要だと、大変厳しい保存管理、要するに現状保存が基本であるということでございます。ただ、これも自然がなすことでございますので、苗が風に乗って飛んでくるとか、そういうふうなことは、人為的なことじゃない限りには許されるというふうに理解をしております。


 それと、バリアフリー遊歩道整備の事業計画と事業費についてでございますが、22年度、本年度から、3カ年で遊歩道が844メートル、つり橋160メートルの整備を行う予定にしております。事業費については、現在のところ5億円弱かかるのではないかと思っておりますが、何せ岩盤に遊歩道を整備する大変難しい工事になろうと思っておりまして、時間もかかりますことから、最終的な事業費は若干変動する要素もあろうと思っております。


 なお、これまで購入した土地代については約1億7,000万かかっておりまして、全体の総事業費が仮に7億と想定しますと、財源は全額辺地債を充当させていただくことになっておりまして、80%が地方交付税措置される。元利償還金は交付税で見てもらえるということでございますので、実質の町負担は残りの2割部分、辺地債は過疎の30%よりもさらにいい起債でございますので、そうしますと、仮に全体7億ということであれば、実質の町の負担は1億4,000万ということになろうと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 工事費が7億ということでありますが、やはりこれからの事業でありますので、どうか立派な事業ができることを、鬼の舌震が栄えてくることを期待して、舌震の質問を終わらせていただきます。


 3番目ですけど、定住促進事業、空き家購入について伺いますが、個人的に町当局へ空き家を提供する申請書を提出要望された場合に、町として空き家と土地購入はいかがなものか、町長に伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 定住対策での空き家の購入の件でございます。


 これまで空き家を定住住宅として10戸ほど整備したところでございますが、物件の選定に当たりましては、地理的状況や家屋の状況など、定住住宅としての機能を果たせるかどうかを検討した上で事業実施を行ってきておりまして、今後も一方で需要のことも考えなければなりませんが、空き家があるということ自体よろしくないという面もございます。住民の皆さんからの情報提供等、いろんな御協力もいただきながら、個別に調査検討してまいる事柄だと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 空き家購入についてですけど、やはり入居15年後の方には、売却については、お伺いしますけど、Iターンの方が約15年以上入居されたら売却する考えはいかがなのか。また、Iターンの方が入居され、居住する場合に、家賃を一括支払いされたら、15年後の売却の考えはできるのかできないものか。これはやはりいろいろな交付金とかの問題があるんじゃないかと思いますけど、奥出雲町にもこれから空き家が多発してくるような状態じゃないかと思います。やはりIターンの方を受け入れるには、そういう自分のものになるなら魅力があって来りゃせんかという気持ちがありゃへんかと思いまして、その点をどのように考えてるかお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 定住住宅の入居者への売却についてのお尋ねだったと思いますが、これまで整備してきた定住住宅は、いずれも国の補助金やら過疎債を財源として整備をしてきたものでございまして、やはり起債の償還、あるいは補助金がつけば適化法で定められた制限期間内等の問題がございます。それを経過したものについてはどういうふうな提供ができるか、ケース・バイ・ケースで検討が可能だと思いますが、いずれにしても、Iターンをしてくださる皆様方の気持ちを十分大事にしながら、いろんな御要望も伺いながら協議を進めていく事柄だと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 今後、奥出雲町も活性化人口の増に恐らくつながると思いますので、空き家住宅については一層の拡大の事業にしていただくようお願いして、これで一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここで10分間休憩をいたします。35分から再開をいたします。


           午前10時23分休憩


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           午前10時35分再開


○議長(千原 祥道君) そうしますと、再開をいたします。


 続きまして、塔村俊介議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。きょうの夕方からあしたにかけて、奥出雲では雪が降るようですが、その寒さに負けない熱い議論でまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 本日は、2点質問させていただこうと思っております。1点目は子供たちを一番に考えた教育環境について、2点目はさらなる仁多米振興について、2点質問させていただきます。


 まず、1点目の子供たちを一番に考えた教育環境についてでございます。この件につきましては、小学校再編の観点と幼保一元化の観点から質問させていただこうと思っております。このことにつきましては、私も当選以来、何回も質問させていただいておりますが、本当に質問していたことが現実目の前に迫る中で、いま一度、教育長、町長の考え方を問わせていただこうと思います。


 まず、小学校再編についてでございます。


 小学校再編については、3年前から2年間かけて学校再編委員会の方で、今後の奥出雲町の小学校あるいは幼稚園、保育所はどういう姿であるべきかということを議論いただきました。その再編委員会の中では、小学校については、特に極小規模の学校、15人以下の小学校については再編を考えていこう、幼稚園、保育所については幼保一元化を進めていこうという結論が得られております。また、昨年は、その答申に沿って、教育委員会の皆様からも改めてその2点につきまして進めていくようというような答申をいただいております。


 そのような中で、極小規模の学校、15人以下の学校が現実に出てまいりました。それは高尾小学校ございます。本年の高尾小学校の生徒数が14人という中で、今後、もう現実に迫った今、本当に考えなければいけない時期に入ってきていると思います。


 そんな中で、行政当局も、町の方でも地元との話し合いを進めていただいていると聞いております。その現状についてまずは御説明いただこうと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 失礼いたします。塔村議員の御質問にお答えいたします。


 高尾小学校統廃合については、昨年度、学校再編検討委員会の答申を受けた後、総計7回か8回になろうかと思うんですが、地元教育振興会、PTA、学校、自治会と、学校再編並びに全児童数15名未満の極小規模校についての情報提供や意見交換を行いました。


 こうした経過を踏まえ、今年度、地元においては再編に関するアンケート調査の実施、再編検討委員会の設置がなされております。現在は、地元の検討、協議を踏まえ、検討委員会を中心に、意見集約の作業がなされていると聞いております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) それを受けましての教育委員会の考え方は後ほど伺いたいと思いますが、まずは学校再編に対する考え方、町長、そして教育長のそれぞれの御意見を聞きたいと思っております。


 そう申しますのは、教育長も何回も御説明いただいている中で、これまでの再編委員会の流れの説明がある一方で、町長にも一般質問でお聞きした考えがございますが、少し差異があるように私自身思っております。


 今回は高尾小学校ということでございましたが、高田小学校も17名となり、ほかの学校でも起こる可能性があると思っております。まずは基本的な学校再編の考え方について、町長のお考えを伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 小学校の再編についてでございますが、私は、小学校は、教育機関ではございますが、それだけにとどまらない、地域にとって大変大きな存在であるわけでございまして、可能な限り小学校を守っていただきたいと。以前にもお答えしたかもわかりませんが、消防の分団も旧村の小学校単位が基本になっております。


 教育委員会の学校再編検討委員会の答申では、一応15人というところで線引きのような形で答申を受けておりますが、やはり地域の皆さんが何としても小学校を守っていく理由は、今、都会の方に出ている、出雲の方に出ている子供たちをふるさとの小学校で学ばせたいと、そういうふうな動きが、あるいは空気が出てくることを期待しております。お父さん、お母さんは奥出雲町の小・中学校を卒業しても、子供さん方が松江や出雲の小学校、中学校を卒業されますと、彼らにとってはもはや奥出雲町はふるさとではなくなる。やはり義務教育を学んだところというのはそれだけ大きい意味があると思っております。そしてまた、小学校については、地方交付税上も大変手厚い財政措置がなされております。生徒数が落ちたから単に再編に向かって議論が進むということは、私といたしましては好ましい方向ではないと、地域を守る、小学校を守るというふうな形で、何とか15人以上、将来にわたって確保していただけるような取り組みをお願いしたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長のお考え、まことによくわかりました。


 では、もう少し具体論に踏み込みたいと思いますが、町長のお考えからいうと、高尾小学校は、今後何人になろうとも、できるだけ残していきたいというお考えでよろしいでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 教育委員会の方で出されました答申も尊重しなきゃいけませんが、何人になってもということ、教育上の問題もあろうと思います。ただ、この高尾小学校の問題につきましても、やはり地域の皆さんがどうお考えになるかということが一番大事であろうと思っております。5人以下になればなかなか難しいでしょうが、15人というところでもう簡単に線引きをするのではなくて、12、13でも維持できるのであれば、地域の皆さんがそういう形でも守っていきたいということであれば、私はそういう地域の皆さんの気持ちを尊重して、教育委員会とも協議をしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長のお考えは、基本的には地元の方に決めていただく、それは何人になったときということも含めて、地元の方の考えを一番に尊重したいという考えであったというふうに理解しております。


 仮の話で申しわけないんですが、例えば高田小学校が今後15人以下になることが想定されます。同じように地元で話し合いをされることになると思います。もし高田小学校の地元の方が、14人になったらば、これはどうもやむなしという考えがあられた場合は、高尾小学校よりも先に高田小学校を統廃合するということはお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 同じく小規模の高田についてもお尋ねがございました。


 高田地区は、地区を挙げて子供を守っていくという大変熱い気持ちがある地域だと思っておりまして、地元の人は何とかして守りたいという大変強いお気持ちをお持ちだと私は理解しておりますので、いずれにしましても、高尾小学校同様、子供を連れて帰るというふうなことも含めまして、地元での取り組みを期待したいと思っております。


 しつこくなりますが、地方交付税の基準財政需要額の小学校費では、学校数割、学級数割、生徒数割で必要経費を算定するようになっておりますが、学校数割では1校500万です。三成小学校も高田小学校も地方交付税上は一つの学校としてきちんと財政措置をしていただいておりますので、そういうことからも、何としても守っていただく方が私にとってはありがたいという気持ちでおります。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 先ほどの町長の答弁を踏まえまして、教育委員会の考え方を教育長にお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 高尾小学校の統廃合については、個別の再編問題として、これまで関係者といろいろ話し合ってきております。現在は一定の結論を出す時期というふうに認識しております。


 教育委員会の立場ですけども、教育委員会は子供の教育の充実、そういう立場から学校再編をすべきであるというふうに考えを持っております。ただし、最終判断は地元の意向を尊重して行いたいというふうに考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) このことにつきまして、町長のお気持ち、私は同じ政治家としても、まことによくわかるところがございます。ただ、一方で、私はこれに関しては2点の問題点を含んでいると考えております。


 一つは、教育委員会制度の点についてでございます。今、執行部の三役として、町長、副町長、教育長の3人がいらっしゃいます。また、役場の部署内にも町長の部局、そして議長の部局、教育長の部局と、わざわざ分けて設置してあります。これは戦後にできた教育委員会制度でございますが、政治家の交代とか、あるいは政党の考えとかが入らないように、わざわざ教育部門を分けて創設された制度でございます。そのような中で、これまで長い間かけて結論づけられた極小規模は再編していこうという考えが、今、この瞬間に変わろうとしているというのは、どうしても違和感を覚えてなりません。町長がかわれば、トップがかわれば、教育長がかわれば考え方が変わるということもあると思います。それならもう一度再編委員会をして、今の再編委員会の中でも地元の合意を得てと、理解を得ながらということは書いてございますが、今の再編委員会の皆さんが託されたメッセージは、その地元の合意の上位には、再編をしようと思うと、再編をしていかなければならない、そのためには地元を全く無視して勝手に進めるのではなくて、地元の理解を得るように努力しながら進めていきなさいという思いが託されているように思います。


 この問題につきましては、まだここで結論が出る問題ではございませんが、ぜひ教育長、教育委員会のトップとして、意識を持って、今後の取り組みを進めていただければと思います。


 そしてもう1点目の問題点は、私は、その結果、今の学校再編の方針が変わることがあっても、ちゃんとした手続を踏めば変わることがあってもいいとは考えております。しかし、それがはっきりしないままこうやって進んでいる状況で、刻一刻と、一年一年時間は過ぎてまいります。9月の総務文教委員会の中でも教育長にお尋ねしました。それは、教育長が来年度から再編に向けて動くためには、12月ぐらいにはあらかたの方針を出して、4月の人事異動のときにはそれに対する先生の措置をしていかなければならないだろうということをおっしゃったからでございます。今、この状態ですと、恐らく来年度から、高田小学校を残すという結論が出るにしろ、これから統廃合に向けて動くという結論にしろ、来年度から動き出すということはもう難しい時期に入ってしまったんじゃないかなというふうに思います。子供たちにとっての一年一年は、私どもにとっての一年一年よりも大きいものがございます。ぜひ再来年度は、できれば来年度から、来年度に向けて結論を出していただきたいですが、そういった立場も考えて、子供たちのことを一番に考えて、教育行政を進めていっていただければなと思います。


 そして、今回の高尾小学校の反省を踏まえて、なかなか現実的にならない状態では難しいかもしれませんが、できるだけ時間をかけるためにも、高田地区でも説明を、あるいは住民の方々との話し合いを進めていっていただければというふうに考えております。


 高尾小学校については以上でございます。


 続きまして、幼保一元化について質問したいと思います。


 幼保一元化についても、これまで何回も質問しておりますが、私が問題点として上げてましたのは、幼稚園がなくなる、そして保育所化されてる中で、これまで培ってきた幼児教育の思い、ノウハウをどういうふうに新しい幼児園に受け継いでいくかということが課題であるということを申してまいりました。教育長は、それに対しては、幼児教育推進協議会で話し合いを進めていくというような御説明をいただいております。


 それでは、その幼児教育推進協議会ではこれまでどのような議論がなされているのか、教育長に伺います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) お答えいたします。


 本協議会は、学識経験者、保育所・幼稚園・小学校の代表、仁多福祉会、そして幼稚園、保育所の保護者代表など、8名の委員から成る組織であります。10月8日に第1回を、11月15日に第2回を開催しております。


 第1回の協議会においては、事前にいろんな配付資料を渡しておりますので、事前に配付した各園の経営方針や重点施策を記した、要覧と言っておりますけども、これや教育課程、指導案等をもとに、幼児教育の現状についての意見交換や、全国的に進む幼保一元化の中、奥出雲の子供をどう育てるかというビジョンについての話し合いがなされております。


 第2回においては、町内の幼稚園、保育所の現状を把握するために、鳥上幼稚園、馬木幼児園の視察を行いました。


 来年度は実態把握のための視察とともに、今後の奥出雲町の幼児教育の理念、基本方針、具体的な研修のあり方などについて審議いただくことにしております。以上です。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) それでは、今はまだ話し合いの途中というふうに理解いたしましたが、とりあえずのところは、では来年度、開園の布勢幼児園については、まだ幼児教育推進協議会の考え方は、反映できる部分もあると思いますが、基本的にはまだ結論が出ていないので、これまでどおりの方針で幼児園運営を行っていくという考え方でよろしいでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 個々の委員さんからは非常に貴重な意見をいただいております。ただ、これを協議会の意見という形にまだなっておりませんので、そのいただいた意見等を皆さんにお示ししながら、委員会としてこうあるべきじゃないかということが出てくれば、それを逐次生かしていくということで、いただいた意見は、今、事務局で話しておりますのは、いろいろすみ分けをして、これはすぐに対応できるということについてはすぐ対応したいと思いますし、少し時間をかけて、基本にかかわることだから精査していこうというようなことも話し合っておりますので、すぐ実現できることと、それからしばらく時間を置いてから実行していくことというふうに分かれると思います。以上です。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) これからちょっと運営形態についての質問をしてまいりたいと思いますが、前提として、私は運営形態のあり方自体に根本的なこだわりを持っているわけではございません。教育長がおっしゃられたように、例えば幼児教育推進協議会の場で奥出雲流の、今進めている幼児園化の中でどうやって奥出雲ならではの幼児教育を進めていくかということが根本的なことだとは思っております。しかし、運営形態について質問させてください。


 まず1点目、幼児園化が進められてまいっておりますが、なぜ幼稚園廃園、保育所新設による幼児園化なのか、その1点についてまず伺います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 国と同様、本町においても少子化というものは進行しておりまして、このような中にあって、各地区の皆様、就学前の子供を持つ保護者の皆様から、幼児園化要望の声が寄せられております。また、幼稚園、保育所の園舎の老朽化と耐震問題、幼稚園園児数の激減、保育所入所児童の増加などの現状を踏まえ、幼児園化を推し進めています。


 この幼児園化に当たり、保育所型を選択したのは、平成20年に幼稚園教育要領と保育所保育指針の整合性が図られたこと、また、町内においても働く保護者が多くなり、保育所入所児童が増加したため、保育所機能の施設を求める社会のニーズへの対応、仁多福祉会の保育実績等により、幼児教育が担保され、幼児教育が保障できると判断したからであります。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 教育長がおっしゃられることはまことに正論であると思います。ただ、一方で、民主党が進めておるこども園についても、国の審議会の中ではさまざまな激論が交わされている中で、なかなか一筋縄にはいかないというのが現状であると思います。これは別に国だけの問題じゃなくて、奥出雲町においてもさまざまな思いの保護者さんがいらっしゃる。あるいは幼稚園、保育所運営者の方がいらっしゃると思います。その点がまず欠けていることを問題に思いますが、その中で、保育所を新設するという結論を出された。幼稚園型、また保育所型認定こども園検討の考えはないか、教育長に伺います。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 平成18年10月にスタートした認定こども園の制度は、少子化の進行、教育・保育ニーズの多様化に伴い、都市部を中心に保育所の待機児童が増加している現状等を背景に生まれた就学前の教育、保育を一体としてとらえた一貫した総合施設であり、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つの形があります。


 しかしながら、こども園と保護者の直接契約にかかわる課題や、幼稚園在籍、保育所在籍園児が混在し、煩雑な事務処理が生じる等の課題が多く、認定こども園の認定件数は、平成22年4月1日現在、全国で532件にとどまっています。


 現在、厚生労働省の幼保一体化ワーキングチームの審議の中では、一体化施設に移行するための5案が示されているなど、いろいろと検討されている段階であり、町教育委員会としても今後の国の動向を注視してまいりたいと考えています。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) この問題に対する私の考えを最後に述べさせていただきますが、町の幼稚園廃園、保育所新設という流れの中で、私は一番すぐに問題になるなと思っとるのは、保育に欠けない子供に対する問題でございます。


 基本的には、教育長、よく御存じのように、幼稚園、保育所の役割の中で、保育所はどちらかというと共働き世帯、家ではなかなか保育ができない子供に対してどうやって保育を、児童福祉を行っていくかという考えで設置されたものでございます。一方、幼稚園は、幼児教育の中で、どのような子供にも小学校前の教育をどうやってしていくかという考えで生まれたものでございます。もし仮に奥出雲町から幼稚園がすべて消えて全部保育所化されますと、いわゆる現存の国の基準におきますと、保育に欠ける子供でないと保育所に通うことができないということがございます。


 具体的に言いますと、例えば両親がおられまして、共働きの家は、家で保育することができませんので保育園に預けることができる。でも例えば専業主婦の、だんな様だけが働いておられて、母親は家におるという状態では、現状では幼稚園に通わすことはできますが、保育所に通わすことはできません。また、両方共働き状態であったと、ある一方が失業してしまったと、失業して職がずっと探してもないという状態においても、保育に欠けないというふうに判断されますので、また保育所から出ていってもらうということになってしまいます。


 その保育に欠けない子供に対する対応をどのように考えておられるのか、教育長の所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 幼児園は、保育所型で進めていますので、入園要件として保育に欠けることがお話のように条件となります。本町としては、ゼロ歳から2歳までは従来の保育所と同様とする考えでありますが、3歳以上の保育に欠けない子供に対しては、入園が可能となるように町長部局と協議してまいります。


 また、保育時間については、子供が家庭で過ごす、こういう時間も非常に大切であります。これまでの幼稚園の保育時間を希望される御家庭につきましては、生活時程、指導計画等も含めて配慮していきたいというふうに考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 教育長の言葉を聞いて安心いたしました。恐らく、保育所の交付税というのは国の判断でございますので、奥出雲町独自で財政的な支援を行っていくということになろうかと思いますが、幼稚園をすべてなくそうというお考えならば、その点もあわせてお考えいただければというふうに思います。


 また、保育所、幼稚園につきましては、先日も総務文教委員会で兵庫県、鳥取県へ視察へ行かせていただきましたが、全国の自治体が、国の方針がいろいろ変わる中で、非常に苦労されているというのが実感でございます。奥出雲は保育所でやるんだということであれば、最終的には恐らく同じことになりますので、いいことであると思います。


 ただ、町長にも教育長にも一つだけお願いがございます。一つは、教育長は見られておるかもしれませんが、ぜひ現場を見ていただきたいということでございます。私も正直、例えば小学校再編の問題につきましては、残したいという思いを当初は持っておりましたが、高尾小学校に授業を視察させていただいて、その考えはがらっと変わりました。それがいい悪いという判断はおのおのだと思いますが、どういう授業が行われて、子供たちが休み時間、どういう遊びをしているか、ぜひ見ていただいて、その上でまた住民の方との話し合いを進めていただければというふうに思います。


 もう一つは、町長にお願いでございますが、町長は、私が教育について一番初めに質問したときに、教育についてはお金の問題とは別の問題だとおっしゃいました。私ども、その言葉には非常に納得いたしました。しかし、今、町長から出てくる答弁は、どうしてもお金の問題が出てまいります。高尾小学校を残しといた方がお金的には有利なんだよ、そこまでの気持ちはなくても、恐らく町長の本心は、財政的な負担がないんだから、高尾小学校を残すということもあるんじゃないかという思いかもしれませんが、こちらから見ると、高尾小学校が残っとると町的にはもうかるから残すんだよというふうにとらえかねないこともございます。ぜひ町長の本当の思いをもう少し丁寧に伝えていただければというふうに思います。


 済みません、もう1点、保育所についても同じでございます。私も幼稚園の交付税制度、保育所の交付税制度、知っておりますが、物すごく差がある中で、幼稚園をそこまでお金をかけて維持することが、あるいは保育所になれば財政的負担が減るということは重々承知しておりますが、余りにも財政論が出過ぎておるように思います。町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) いつの議会でしたか、事教育の問題については、お金の問題ではないということを私も答弁した記憶がございます。越後の長岡の米百俵ということも、以前、小泉元総理大臣もおっしゃったことがございます。次世代を育てていくというのは極めて大事なことであるわけでございまして、ただ、誤解がないようにということで、塔村議員、言ってくださったと思いますが、島根県、鳥取県、いろんな学校、再編問題等、新聞を見てますと、維持が大変だと、小規模校の、町内でも私が就任以来いろいろ話を聞いたところ、財政が厳しい中で学校を維持していくのは大変じゃないかというふうな町民の皆さんが結構いらっしゃいましたので、あえて私は心配されないようにという意味で、小学校についてはきちんとした財政措置がありますと。


 そうはいってもこれはバランスの問題がありまして、どんどん一般財源をふんだんに教育につぎ込むというふうなことも野方図にやっていいという話でもございません。皆さんといろんな議論をしながら、よりいい教育環境をどうつくっていくか、今後とも最善の努力を重ねてまいりたいと思いますので、御理解をいただきますようにお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長、まことにありがとうございます。


 済みません、もう1点だけお願いがございます。それは、町長部局と教育委員会部局の意思の疎通をきちんとやっていただきたいということでございます。


 具体的に申しますと、教育現場におきまして、教育委員会から出されておる情報と町長部局から出されておる情報が違うというような話を聞いております。例えば申しますと、幼児園化に関しては、町長部局からは平成27年度までにはすべて幼児園化になるというようなお話を聞いたという話がある一方で、教育委員会からは、まだ検討中なので、そのようなことは決まってないという話は具体的にもございます。また、今回の過疎計画の中でも高尾小学校の管理教育棟の耐震化がもう計上されております。思いは恐らく違うところにあると思いますが、そのようなことがのると、高尾小学校の存続が決定したというようなとらえ方もできると思います。ぜひその辺、教育委員会、町長部局と丁寧な意思の疎通をしていただければというふうに思います。


 子供たちを第一に考えた教育環境についてはこれで終わらせていただきます。


 2点目、さらなる仁多米振興策についてお聞きしたいと思いますが、今回、一般質問、7名質問に立たれますが、実に5名の方が仁多米についての質問をされておりますので、その方と重複はできるだけしないように、私が一番思いがあるところに質問を限らせていただければと思います。


 TPPの問題もありながら、あるいはことしは凶作がありながら、あるいはごぱんの登場で米への関心が非常に高まっている昨今でございます。


 幸いながら、奥出雲の仁多米につきましては、前日は奥出雲仁多米が米食味コンクールで金賞を受賞されるなど、うれしいニュースも続いておりますし、凶作についても最小限の被害といいますか、1等米品質も高く推移しており、ここ何年かの米の買い取り価格であったり、あるいは耕作面積についても、全国の流れから見ますと驚異的に、奇跡的に横ばいで、何とか押しとどまっているという現状がございます。


 ただ、仁多米についても、さまざまな課題、これからのビジョンがないと、生き残っていけないと私は考えております。


 まず1点目、今後、これも全国的な問題でございますが、担い手の、仁多米をつくれる奥出雲農業の担い手の確保の対策について、どのように思っておられるか、町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まず、担い手の確保についてのお尋ねでございます。引き続きまして、集落営農組織、認定農業者の育成を進めていくことが大切であろうと思っております。そして、これらの担い手への農地の集積、農作業受委託を推進することも必要だと思っております。さらには新規就農者や企業参入の促進、兼業農家による営農の継続など、多様な担い手確保対策を進めていく必要があろうと考えております。


 いずれにしても、高齢化が進んでおりますので、U・Iターンの促進なども含め、新たな担い手の確保については最重要課題として取り組んでいきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ぜひ担い手の確保に取り組んでいただきたいと思います。私の同級生でも兼業の農家もまだ、出雲の帰ってきた人間はやっておりますし、専業については同級生の中で1名しかおりませんが、頑張ってやっております。恐らく、これは農業だけではなく、後継ぎがない家、空き家もそうかもしれませんが、そのような家に対して、田んぼに対してどのようにアプローチをしていくかということが大事になってくると思いますので、ぜひ奥出雲にいろんな、多様な方が農業で帰ってこられるような政策を期待しております。


 2点目については、気候変動の問題でございます。


 ことしは本当に何年ぶりかの全国的な凶作に見舞われたという年でございます。これは単なる米ができる、できないということを通り越して、恐らくコシヒカリの仁多米というところから、コシヒカリに適している奥出雲地域ということが、あと10年、20年もしていくと変わっていくのかなという思いも持っております。気候変動への対策について、町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 気候変動への米づくりの対応でございますが、ことしは大変な猛暑で、米のできについて、皆さん、心配されたと思いますが、おかげさまで奥出雲町仁多米は、1等米比率が約9割のレベルを確保できております。農家の皆さんのいろんな御努力があったからこそだと思っております。


 温暖化については、さらに進行するというのが一般的な見方でございますので、本町でもコシヒカリの栽培がこれまでどおり続いていけるかどうか、十分に注意をする必要があろうと思っております。


 県においても全国においても、高温化に耐える、しかも良食味米のいろんな新規品種が開発されております。島根県ではきぬむすめを進めておると、耐暑性もあるということでございますが、そういう全国あるいは県内のいろんな状況についても十分目配りをしていく。情報収集、調査は進めながら、当面はコシヒカリの栽培を行っていきたいと。ただ、コシヒカリに安住することなく、どういう場合にも対応できるような準備だけはしておく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 本当に町長のおっしゃるとおりであると思っております。恐らく島根県内については、町長がおっしゃられたように、きぬむすめの普及を進めるという段階に来ておりましたが、ここ最近の本当流れを見ておると、きぬむすめの耐暑性が余りすごくないということもわかってきたようで、最新の米屋さんの情報を聞いておると、恐らく島根県ではかなりの農家がつや姫に移行するのではないかなというような話も出ております。


 お願いといたしましては、そのような考えの農家さん、奥出雲町内にもいらっしゃると思いますが、ぜひ、どこまでをコシヒカリで頑張ると、それぞれのお米をつくるのは自由かもしれませんが、この奥出雲のブランド米を守るためにも、品種の管理も含めて、目を向けていただければというふうに思います。


 そんな中で、先ほども申し上げましたが、奥出雲町、水稲の生産額も作付の面積も買い取り価格も全国的に下がる中で、横ばいで何とか踏ん張っております。ただ、一方で、横ばい以上の結果を残せていないのかなというような思いもいたします。10年前の仁多米、今の仁多米を比べれば、知名度も違うし、評価も変わってきているというふうに思います。このまま横ばいでいくというのも手かもしれませんが、この奥出雲の農業を残していくためには、全国的な流れの中ではさらなるブランド化が必要であるというふうに考えます。


 さらなるブランド化への戦略、目標について、町長にお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) ブランド化への戦略、目標ということでございますが、やはり農作物、米はもちろんでございますが、今、目指すべきはやはり減農薬、減化学肥料栽培、いわゆるエコ栽培といいますか、いろんな定義があって、私も専門ではありませんので詳しくはわかりませんが、有機JAS栽培というふうな取り組みもなされております。


 この奥出雲町は斐伊川の源流域でございます。環境には大変恵まれております。豊かな森林、きれいな水、そういうふうなものを守ることによって、そういう環境がすばらしい地域でとれた米、農作物だということを売りにしていく必要があろうと思っておりまして、全国食味鑑定士協会の方で進めていらっしゃいます環境王国という町村単位で認定をいただく制度がございまして、奥出雲町が12番目ぐらいだったと思いますが、全国で、先般の全国大会で奥出雲町環境王国という認定もいただいたところでございます。そういうふうな制度も活用しながら、さらに環境を守りながら、奥出雲仁多米、奥出雲産農産物は、品質はもちろんですが、安全・安心ないいものであると、しかも今後の戦略としては、私は、つくり手と消費者の顔の見え合うような販売戦略もさらに拡充していく必要があろうと思っております。既にそういう取り組みをなさっている農業者が町内にもいっぱいいらっしゃいますが、そういうふうなことを地域ブランド戦略としても進めていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) では、そのような戦略を進めていく上で、今の仁多米振興の現状の課題はどのようにお考えになってますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 仁多米振興、仁多米全体といいますと、やはり課題としては、塔村議員おっしゃっていただきましたように、全国で米価が下がる中で、仁多米は横ばいを何とか維持できてるというふうな評価もいただいておりますが、今後ともこの水準をどうしていくかと、農家所得が低下しないような対策をどうしていくかということは、やはり先ほども言いましたように、消費者に納得して買ってもらえるような、安全・安心で高品質のいい米をつくっていくと、これは米の栽培履歴管理でありますとか、いろんな取り組みを既に先進的にやっていらっしゃる方もありますので、そういうふうな取り組みをみんなでやっていく体制づくりも今後必要かなと思っております。集落営農等でおやりになっているところはいいですけども、やはり仁多米のここまで皆さんが育ててこられましたブランドを落とさないと、傷をつけないと、今後はそういうことにも気をつけていく点の一つであろうと思っております。仁多米というブランドがついてたけども、食べてみたら何だというふうなことがないように、ブランドをつくるのは大変ですが、何の商売も同じですが、傷がつく、信用を失うのは一瞬のことでありますので、そういうふうなことにも生産者の皆さん、みんなで問題意識として共有しながら取り組んでいく体制をつくっていくことも大きな課題だろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長おっしゃるように、これからも本当に仁多米へのさらなる戦略、あるいは現状の課題があると思っております。


 最後に、私自身が感じている課題と、それに対する提案をさせていただきまして、町長の御所見を伺わせていただければと思います。


 私は、仁多米の振興への提案について、4点提案がございます。


 1点目は、農地についてでございます。


 先ほど内田正男議員の答弁の中で町長もおっしゃられましたが、奥出雲の農地をどう流動化させていくかというのは、奥出雲の農業を残していくキーポイントになると思っております。一方で、農地に関しましては農地法という壁で、全国一律の単位で、なかなか自由にできないということがございます。かつて奥出雲、旧横田町でございますが、農業特区をとる中で、株式会社参入を実現させたという歴史もございました。ぜひ農地の移動緩和について、奥出雲流の特区をとってでも発信をしていっていただければというふうに思います。


 一つの例として、極端な例でございますが、私は、例えば奥出雲町内にある農地を一たんすべて町が借り受けて、その上で整理した上で自分で耕したい人には返す、耕さないという人に関してはほかの人にあっせんするというようなことが最終的にできたらなというふうに思っております。


 2点目は、農地とも関連しますが、圃場整備についてでございます。


 圃場整備は長い間、農政の失策だとたたかれてまいりましたが、私は、今の農業を残していく上では非常に重要な政策であったなというふうに考えております。全国でこれほど耕作放棄地が進む中、奥出雲町内の耕作放棄地は非常に低い水準で進んでおります。それは、仁多米の買い取り価格が高かったということもあるとは思いますが、県内でも屈指の圃場整備率を誇っていた奥出雲町だから、割に合わない農地が、田んぼが少なかったといいますか、これからもやっていきたい農地が多かったということがあると思います。幸いに、石見部ではなかなか難しいかもしれませんが、この奥出雲の地形というのは、西日本の山の中でも屈指ののどかなというか、緩やかな地形でできております。ずっと耕したい田んぼはこれからもつくっていけると思いますので、圃場整備あるいは環境整備により一層の充実を図っていただければなというふうに思います。


 3点目は、町長も最後におっしゃられました米の販売管理についてでございます。


 町長おっしゃるように、さまざまな方がおかげさまで仁多米を売ってくださる環境になってきたと思います。一方で、町長、恐らくパソコンを使われると思いますので、「仁多米」とグーグルで打ってみていただければと思うんですが、物すごい数の仁多米の販売業者が出てまいります。恐らく我々が知らない仁多米業者もいます。変なパッケージのとこもあります。そして値段もさまざまです。倍以上、恐らく、ことしの新米でももう違いが出ております。そして、今回は奥出雲仁多米が金賞を受賞しましたが、あくまでも奥出雲仁多米の米が金賞を受賞したと、じゃあすべての仁多米が金賞を受賞したかと言われると、なかなか返答に困るところもあると思います。おっしゃられるように、一番困るのは、金賞の米を買ったのにまずいじゃないかとかいう話も恐らく出てくると思います。さまざまな販売される方が出るのをよしとするかというのは難しいところもございますが、せめてこれは仁多でつくられた米だよというような認証を町でできるような制度もまた考えていっていただければと思います。


 最後に、4点目でございますが、米の販売にもかかわりますが、ぜひ海外への戦略を考えていっていただければなというふうに思います。


 幸いながら、米の輸出についてはJA西いわみさん等が台湾に輸出している例はございますが、中国本土を含めて、まだまだ先進的な取り組みがないというようなラッキーな状況でございます。


 一方で、きょうは筒井農水副大臣が中国へ米の買い取りというか、販売の外交へ出かけておられます。それは余った米を買えということではなくて、日本の流通価格で中国に米を買ってくれという交渉をされていると思います。恐らく中国人が買われるのは、日本の中でも高品質な米を買っていかれることになるんだろうなということを感じております。ぜひ、中国に1人駐在員を置けとは言いませんが、まだ魚沼も果たせていない中国での日本米のブランド化、中国人に日本でどこで米がうまいのと聞かれたら仁多米と言われるような地位にぜひ行ってもらいたいという思いがございます。


 以上で質問を終わらせていただきます。もし、町長、答弁ございましたら、よろしくお願いをします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 最後に4点、積極的な御提案をいただきました。


 まず、1点目の農地の問題ですが、私は、水田のことよりも、御提言いただいた農地の流動化問題については、まず開発農地、国営の、耕作放棄地も含めて、それから手をつけるべき課題かなと、まず御提案の趣旨はそこら辺から取り組んでいきたいと思っております。


 2つ目は、圃場整備の問題ですが、現在、農地・水・環境の事業でいろんな取り組みがされておりまして、これの継続については、23年度で切れるということでございますが、それ以降についても継続をしていただけるような要望をしてまいりたいと思っております。


 それから、3点目の販売管理の問題です。これも最終的には御提案あった認証制度まで行けばパーフェクトかもわかりませんが、まずは、やはりいい米をつくってる方は自分たちで独自の販売ルートを持ってお売りになっております。そういう人たちの意見も聞きながら、いきなり認証制度まではなかなか難しいかもわかりませんが、みんなで仁多米ブランドを守っていこうというふうな取り組みはやっていきたいと思います。


 それから、最後の海外戦略でございますが、できればやる必要はあろうと思いますが、やはり商売ということになりますと、ボリュームでしっかりと利益が出るようなところまで行かなければならないと思っております。運送の経費で利益が飛ぶようなことがあっては元も子もないわけでして、私はまず、中国も大市場でございますが、まず韓国からでもやりたいと。幸い、毎年200人ぐらいフェリーで韓国の方が山荘に泊まってくださいます。そういうふうな韓国からの観光客に対する仁多米をまずはアピールしていきたいと。そういうのが広がって、中国にでも展開できるようになれば一番理想的かなと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員、30分が経過しております。質問ですか。


○議員(1番 塔村 俊介君) 29分じゃないですか。


○議長(千原 祥道君) そうですか。ほんなら。


○議員(1番 塔村 俊介君) 済みません。町長にまだお話ししたいことがあるので。最後に1つ雑誌を紹介して終わりたいと思いますが、「Discover Japan」という普通の文芸誌でございますが、今月号の特集は「日本一うまい米を探せ!!」ということでございました。各地で新ブランド米が続々登場、お米戦国時代を制するのはどれだ。ぜひこういうところに仁多米が登場するような新たなチャンネルもつくっていただければなというふうに思います。海外戦略も含めてそのように考えております。


 以上で質問を終わらせていただきます。


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○議長(千原 祥道君) ちょっと休憩をします。


           午前11時35分休憩


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           午後 1時00分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、会議を再開をいたします。


 次は、大垣照子議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、今定例議会におきまして、一般質問の時間をいただきましたので、町長に質問をさせていただきます。


 まず最初に、仁多ブランド米の政策についてお伺いをいたします。


 この仁多ブランド米の振興等につきましては、先ほど来、同僚議員からたくさん質問があっておりますので、ダブらないようにしたいと思います。


 まず最初に、本県における本年産米の1等米比率は10月末現在で50.5%と報道されておりまして、前年度産米と比較すると34.5ポイントも低いということが発表をされました。本町においては1等米の比率はどのようになっているかという通告書を出させていただいておりました。こちらの方に資料を提供していただいておりますが、22年産米の上位等級比率というものが、仁多地域ではウルチ米、コシヒカリ、酒米、モチ米と、全体で仁多地域において75.2%、横田地域において85.5%ということで、前年度と比較しますと仁多地域では約15%、それから横田地域では6%程度落ちております。今年は春から寒かったということ、それから夏は大変な猛暑でございましたが、去年よりは少し悪かったけれども、本年産米について、この地域ではそんなに県の平均までは行かなくて、いい結果が出ているというふうに思っております。


 この件につきましては資料をいただいておりますので、これで終わらせていただきますが、次に、仁多米株式会社の出荷米、コシヒカリ玄米の価格について、先ほど来の質問の中にもありましたが、開業当初、1袋30キロでAランク1万円を補償をしておりました。この分につきましては現在も1万円の補償をしているという答弁があっておりますが、JAへ出荷する分につきましては、コシヒカリで特米が5,850円、それから通常米で5,600円、無印で5,400円となっておりまして、カントリーに、いわゆる仁多米株式会社に出すものとは大きな価格のずれがあります。これはまだ概算金ですので、最終的にはもう少し加算をされると思いますけれども、通常、仁多ブランドと言われる米の値段がほかの地域と同じような状況でございまして、これではちょっとブランド米としての地位が余りにも下がっているのではないかというふうに考えますが、町長のお考えについてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 米のJAの買い取り価格、あるいは最終的に仁多米株式会社の30キロ当たり1袋の買い取り額の今後についての御質問でございます。確かに全国的な傾向で、JAを通す集荷レベルでは、15%ぐらい全国的に落ちてるという状況でございますが、仁多米カントリーで集荷する米につきましては、最終的な生産段階におきましては、これまでどおり30キロ1袋1万円程度を予定しております。ブランド加算金等も十分使いまして、何とか価格を維持していきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 農家にとっては価格というのは大変農業を続けていく上で重要なことでございまして、ことしの場合はやはりかなり昨年度と比べても価格が落ちておりまして、生産費も出ないというような状況になっております。それにつきまして、町長はこれ以上落ちないように努力をしていきたいということですが、JAの分について、JA出荷前についての引き上げというか、価格補てんというか、そういうものについてはどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 最終生産レベルでは先ほど御答弁を申し上げたとおりでございますが、例えばその前の段階ででも何とか補てんするような考えがないかというふうなことではなかったかと思いますが、これにつきましては、JAあるいは仁多米株式会社、さらには生産者の皆さん方の御意見も十分聞きながら対応してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今後、対応を、仁多米、JA、それから生産者と、意見を聞きながら検討したいということですけれども、これについてちょっとまた、もう少し後でもう一度質問をさせていただきます。


 そして、モチ玄米について、1袋30キロで9,000円程度を生産者に支払いたいとして、昨年、大型もち加工場を建設をされております。その経過があっております。本年産のモチ玄米の1トン米価格は、加算地区で6,500円、それ以外の地区では6,000円となっております。かなりの差がありますけれども、このモチ米についてもどのようにお考えか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) モチ米の価格については、先ほど大垣議員がおっしゃっとおりで、1等米価格が6,500円ぐらいで集荷されているようでございますが、あくまでもこの価格も全農の概算払いの金額でございまして、最終的にどれだけ多くの精算金が支払えるようになるか、今後、全農あるいはJA雲南にモチ米の販売面での御努力をさらにいただきたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 米の価格について、JA出荷前につきましては概算金払いということになっておりますが、昨年は8,000円ぐらいを概算金でいただいたと思っております。ちょっと今回も、コシヒカリももちろん下がっておりますが、モチ米についても下がっておりまして、これでやはり農家の人としては、コシヒカリにしてもモチ米にしても、酒米はちょっとまた別だと思いますけれども、なかなか、今度作付するのに考えなくてはならないというようなことになってきますが、そういった場合に、モチ米に関しては、もち加工場に出荷をして、そこでもちをつくって販売するということで、こういう価格を決められた経過がありますけれども、実際には、今、どのぐらいのものがもち加工場の方に出荷されているのか、どれぐらいのものが生産されているのか、お伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 平成20年度に建設しましたもち加工場におきましては、もちの製造を145トン、それとモチ米の粉、これを10トン生産する予定にしております。


 それで、これはあくまでもちの加工所が直接買い取りをするというのではなく、モチ米を扱いますのはJAの米穀課の方でございます。もちをつくりますのは加工の方でございます。したがいまして、JA内部で加工の方が米穀の方から仕入れると。それらの仕入れ値段が最終的に生産者へのモチ米の精算金になっていくということでございますので、直接御質問にありました9,000円で買い取りということではございませんので、御理解をいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) おっしゃるとおりだと思っております。


 ただ、余りにもことしの場合の生産者米価が低いものですから、これへのやはり価格補てん的なことを考えていただけないかというふうに思います。よその県とか、あるいは自治体とか、ちょっと島根県内では聞いてないんですけれども、JAさんと、それから自治体とが負担をして、合わせてコシヒカリ、いわゆるウルチ米ですけれども、これはJA出荷前ですけれども、700円ぐらいの価格補償をしたり、それから、個別流通米でも検査をしたものについては、これが自治体が220円ぐらいを価格補てんをしたというふうなところも出ておりまして、こういったことの考えがないのかお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 今年度の米の大幅な価格の下落の補償のことについての御質問だったと思います。


 島根県におきましても稲作経営安定緊急資金でございますとか、JAにおいても県制度資金の補完として、JAの災害緊急対策資金が創設されたところであります。本町におきましても、これらの資金を借入される際の債務保証料につきましては補てんをしたいと考えておりますが、申し込みが始まったばかりでございます。先ほども1等米比率のところでお答えをしておりますが、奥出雲町では、ことしの異常高温の中でも他地域に比べて極めて高い1等米の比率を維持しております。農家の皆さん方の大変な御努力があっての結果だろうと思っております。そういう意味で、大幅な1等米比率の低下を招いた地域のような状況は本町では起こってないと認識しておりますが、いずれにいたしましても、今、スタートしたばかりでございますので、精算金がきちんと補償される過程を十分注視しながら、先ほどのお尋ねの件につきましても、必要があれば検討してまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 必要があればということですけれども、現実、今、こういう状況でございますので、今始まったばかりで、12月末ぐらいにならないとちゃんとしたことがわからないと思いますけれども、農家の皆さんが意欲を持てるように検討の方を進めていただきたいと思います。


 それで、続きまして、ことしはああして暑くて、本当に米づくり、私も農家でやっておりますけれども、本当に大変でございました。また、今年はおかげさまで台風も余り襲来しなくて、そういう意味では倒伏の可能性が少なくて、作業にも大変いい思いをしてやらせていただいたところですけれども、先ごろ山形県が開発した、先ほども塔村議員の中にも出てきましたが、山形県が開発したウルチ米、つや姫ですね、山形97号というそうですけれども、これや宮崎県の南海166号という品種改良がされておりまして、これは耐暑性があって、そして草丈も短くて倒伏にも強いと、そして食味もいいと、コシヒカリに匹敵する、あるいはそれ以上ではないかというふうな好評を得ている品種でございますけれども、こういう品種を、今、ウルチ米についてはコシヒカリ、それからきぬむすめがこの地域ではほとんどじゃないかと思いますけれども、こういったものの導入についてどういうふうにお考えか。食味としては、コシヒカリのもともとの元祖、亀の尾という品種があって、これのDNAを引き継いでいるお米でありまして、そして10年の開発期間をもって10万分の1の確率でできたのがこのつや姫だというふうに言われておりまして、今、私の町ではコシヒカリが仁多ブランド米として位置づけをされておりますけれども、こういう農家としてはつくりやすい品種について、導入をされる考えが今後に至ってあるかないかいうことについてお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほどのつや姫という品種の御紹介もございました。十分将来的な可能性については注目していかなければならない品種だろうと思っております。コシヒカリで今来ておりますが、維持できる間は維持していきたいと思っております。といいますのも、やはり市場評価があっての仁多米、コシヒカリのブランドでございます。そういうふうなことも勘案しながら、御提案のありましたつや姫等についても十分検討してまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 特につや姫の導入については、斐川町の方も県の方に申し入れをしたということも報道されておりまして、特に斐川町なんかはこの辺と違って気候は温暖なところですので、特にそういうことを言われると思うんですけれども、できれば、コシヒカリもブランド米としての位置づけがありますので、これはこれで捨てがたいなという思いもありますが、ただ、品種的にも、それからつくりやすさとか食味とか、そういう環境がコシヒカリに似通っているし、要は草丈が短くて倒伏の可能性が少ないということですので、町長も将来的にいろいろなことを勘案しながら検討していきたいということでございますので、今後について期待をいたしております。


 次の質問に入らせていただきます。


 栄養管理士の配置についてお伺いをしたいと思います。


 まず最初に、本町における栄養管理士は、現在、正職、それから嘱託さん、臨時さん合わせてどのぐらいいらっしゃるのか、ちょっと人数を聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 健康福祉課長。


○健康福祉課長(尾方 豊君) 御質問のありました管理栄養士の配置についてお答えします。


 まず、町長部局では、健康福祉課の保健衛生係に嘱託職員の管理栄養士を1名配置しております。また、町立奥出雲病院では栄養科がございまして、正規職員2名、嘱託職員2名を配置しています。また、病院には一般の栄養士1名も配置しているところです。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 嘱託職員さん、町長部局の方では嘱託の方が1名ということですけれども、ああして食生活が多様化しておりますし、そして健康について、メタボリックシンドロームとかいうのも言われるようになりましたし、そういった中で、医療や福祉、それから健康、食育の問題など、多くの分野にわたる健康を維持していくための指導とか、そして住民が気軽に体と栄養について相談できる環境が必要だと思っております。病院の方はこうして全体では5人の方がいらっしゃるということで、百何十床もの入院患者さんの食事をきちんとしていただくわけで、これはこれで大変なことだと思いますが、町長部局としては、他の自治体と比べても、嘱託職員でやってるところは東出雲と奥出雲と、そして斐川町、そしていないところが3自治体ぐらいありまして、あとはきちんと身分保障した中で栄養指導に当たっていただいているということがありますけれども、そのあたりについて、今、嘱託さん1人で実態的に賄えてるかどうか、そういう点についてお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 尾方健康福祉課長。


○健康福祉課長(尾方 豊君) 御質問のとおり、健康課題に対応するために、管理栄養士の果たす役割には大きなものがございます。本町でも嘱託の管理栄養士が積極的な活動をしておりますので、せっかくの機会ですので、健康福祉課に所属します管理栄養士の活動と、その量について御説明をしたいと思います。


 初めに、町内の自治会や健康づくりグループ、保育所、学校等での直接指導があります。この直接指導につきましては、奥出雲げんきプランや昨年策定しました奥出雲町食育推進計画に基づき、関係機関との連携のもと行っているものでございます。また、指導の統一性を図るために、町内の学校、保育所などに配置されている栄養士の皆さんと定期的な専門委員会を開催し、情報交換や協議を行っております。


 この健康づくりグループでの直接指導が、昨年の場合34日間あっております。それから、保育所、学校で20日ほどの指導をしているところです。


 次に、健診の際の栄養指導や特定健診の結果に基づく特定保健指導、そして町が主催します生活習慣病予防教室などでの直接的な指導があります。これらの教室においても直接指導をしておるわけでございますが、必要に応じ在宅の管理栄養士の協力を得たり、運動と食生活をセットにした指導を行うようにしております。


 こういった教室での指導が一般的に52日程度、高齢者においては25日程度の指導をしておるところでございます。


 また、医療との連携も行っておりまして、管理栄養士のいない開業医の先生方と連携を図り、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の患者さんについて、それぞれの主治医の指導指示書に基づく食事指導なども行っているところです。


 それぞれ行政に配置しました管理栄養士が積極的な活動を行っているところです。


 実施状況における全体的なマンパワーの確保、あるいは身分の確保についての御質問もありましたが、今後も在宅栄養士の皆さんや、それから現在整備が進んでおりますNPO法人島根県糖尿病療養支援機構、あるいは栄養ケアステーションの派遣栄養士の協力を求めながら、事業実施に努めていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) いろいろ在宅の管理栄養士の皆さんに協力をいただいたり、NPOとかいろいろの中で賄っていくということですけれども、それについては十分な対応がやっていけるのかということと、それから、やはりきちんとした身分保障をしながら住民の健康管理、維持管理について指導していただくことが必要だと思いますけれども、他の自治体と比較してもそういう部分がちょっと欠けているのではないかというふうに感じますが、その点、いかがでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 健康福祉課長。


○健康福祉課長(尾方 豊君) 先ほど申し上げましたように、指導量とかも適正に確保されていると思っておりますし、何よりも食育計画など立案しまして、一つの指導の統一ということが大きな課題になろうかと思います。複数の管理栄養士を置くとか、それから身分がどうこうというよりも、どういった奥出雲町としての指導の統一性を図るかということになろうかと思っております。


 現在、指導の統一性の部分では、42.2日間にわたりまして、関係機関との協議とか情報収集をしております。そういった中で適切な指導がなされているものと思っておりますし、町内に先ほど申し上げましたようにさまざまな分野に配置されております栄養士、管理栄養士等の連携が保たれていると考えております。


 また、在宅の管理栄養士の参加につきましても、昨年度の場合、50数日間の雇用といいますか、指導をいただいているところです。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) ということは、今の現状で、とりあえず本町における健康管理、栄養指導については現状のままでいくということでございますね。できるだけそういうところも今後に至っては考えていただかないといけないという点があると思いますので、鋭意考えていただきたいというふうに申し上げておきます。


 次に、温泉問題についてお伺いをいたします。


 来年4月からヴィラ船通山を指定管理者で経営するということのようで、現在、その公募がなされておりますけれども、かつて指定管理から奥出雲振興にした経過があります。今になってまた奥出雲振興から切り離して指定管理にするということですけれども、これはなぜこういうふうにされるのかお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 切り離すかということでございますが、たまたま指定管理の期間も満了するということでございまして、新たにどういうふうな管理運営者をお願いするか、ヴィラ船通山も担い手の一つかもわかりませんが、株式会社という組織でもございます。また、さらには管理運営についてよりよい提案、あるいはサービスの向上が図られるようなアイデアを出してくださる方々が公募に手を挙げていただく可能性もあると、そういうふうなことも期待しながら、今回、改めて公募をさせていただいたところでございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) ヴィラ船通山の経営については、本当に二転三転、四転五転という形で、合併して以来、いろいろな経営状態を経過をされてきております。私が思うのは、やはり玉峰山荘と、そしてヴィラ船通山、この2つが現在のところ、うちの町の温泉施設になっておりますけれども、これをやはり十分にうまく活用して、観光客の方、あるいは町民の方、いろいろな方を対象に、利用していただけるような誘導策をやはり町の方で持たないと、何か片方はお客さん来るけど片方はお客さん来ないよというような形の中で、経営がなかなか大変だという部分があるのじゃないかというふうに思っております。いい提案という町長の御答弁の中にございましたけれども、いい提案、サービスの向上のアイデアを出してくれる人というふうに言われておりますけれども、過去に指定管理でやられた方の部分についても、赤字が多くてちょっとやっていけないからということでこちらに返されたということがあります。いろいろなやり方はあるとは思うんですけれども、やはり観光を一緒にしたマネジメント的なもの、この町全体を一つの観光エリアとして、そういうものを築いていって、そこに人が来てもらえるような状況をつくっていかないと、全部が全部だめになっていくという可能性もなきにしもあらずというふうに思います。


 万が一、この指定管理の応募者がなかった場合には、ヴィラ船通山の扱いはどういうふうにされるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 万一なかったらどうするかということですが、現在公募中でございまして、締め切りが12月の20日までとなっております。私が聞いているところでは、3社か4社か、資料の請求もあったとも聞いておりまして、応募があることを期待しているところでございます。


 ヴィラ船通山も奥出雲町にとっては大変重要な資源でございます。こういう地域資源が十分に生きていくためにも、交流人口がさらに拡大するためにも、やはり何といっても一番インフラであります道路がまだ十分でないわけでございまして、そういうことで、印賀奥出雲線の早期全線整備完了に向けて取り組んでいきたいと思っております。


 それともう一つは、奥出雲町に限らず、日本海側の地域全体に言えることでございますが、冬期間の入り込み客数の落ち込み対策、そういうふうなことについても住民の皆さんといろいろ知恵を出し合いながら、観光振興にも取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 冬期間の道路の環境もよくないという部分もあると思いますけれども、本来、温泉というのは、どちらかというと冬場に行きたい場所の一つではないかというふうに思いますが、ここで、これまでもいろいろ、奥出雲振興の中にあってもなかなか大変な経営状況だというふうには思っておりますけれども、ヴィラ船通山については指定管理に出す。そして一方では佐白温泉を新たに建設すると。きのうの町長の所信表明の中にも34度ですか、お湯が出たというふうにお話がありましたですけれども、片方でこういう、ヴィラ船通山の泉質は本当にファンが多い中で、早く言うと寂れるような状況。そして片方ではまたそういう状況の中、新しく温泉をつくるということ。やはり今、本当に温泉の事情というのはどこもが厳しい環境下に置かれておりまして、新しくつくるということも大事かもしれませんが、まずはやはりここの温泉をきちんと整備をして、たくさんお客さんに来てもらえるような環境をつくることも一つの選択肢だと思っておりますが、多くの住民の皆さんは、新しくつくるなら、ここをちゃんとして、今あるものを大事に有効活用していただきたいというふうに多くの方がおっしゃいます。ですので、まずはそちらの方を、今あるものを大事にすべきじゃないかというふうに思いますが、町長、どのようにお考えか、もう一度お伺いをします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 今あるものを大事にする方が先ではないかという御提言でございますが、ヴィラ船通山は確かに船通山のふもとにお湯が出る、大変いいロケーションにあります。ただ、先ほど来言いますように、何としても道路事情が悪い。大垣議員おっしゃいますように、冬だから温泉に行きたい。けどもああいう道路では、いつ川の中にスリップして落ちるかわからない。そういうふうな道路事情でございます。冬場でも安心してヴィラ船通山の方にファンの方が足を運んでもらえるような努力をまずしっかりとやっていく必要があろうと思っております。


 また、佐白温泉も、最終的な泉質等の調査結果はまだ報告を受けておりませんが、速報的な話ですと、かなり高いアルカリ温泉で、泉質はヴィラ船通山に近いお湯が出るのではないかというふうなことも聞いております。


 いずれにしましても、新しく出る佐白の温泉も含めまして、奥出雲地内の、温泉に限らずでございますが、いろんな施設が多くのお客さんを引きつけるような、奥出雲の地域ブランドとしての魅力をみんなしてつくり上げていくと。黒川温泉のような例もありますが、一温泉街の中でもそういうふうなことが言われております。さらに広域的に考えれば、奥出雲町全体、温泉もおそば屋さんも、あるいはグルメを提供する施設も一緒になって、多くのお客さんを迎えるような取り組みを何としても進めてまいりたいと思っております。基本的な考えは以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) これまでも、合併以前は横田町で、これは社会福祉協議会が中心となって経営をされていたと思うんですけれども、その当時はもっと道路事情も厳しかったと思います。今、かなり改良はされて、いい道路にもなっておりますが、冬場の道路事情につきましては、除雪も当然なされるであろうし、この辺の人以外の方はなかなかそういう冬期間の道路の状況にはなれられないということもあろうかとは思いますけれども、これまでもかなり客が入っていた状況もあるわけですので、やっぱり私はここを大事にして、使っていくべきだというふうに思っています。


 先ほどの答弁の中では、応募者が三、四件、資料提供も要望があったということでございますので、全く応募がなかったということではありませんが、これは完全に皆さんが、どなたかがやっていただけるという結論が出ないといけないわけですけれども、例えばそういう方がやってくださった場合に、赤字が出た場合、これについては、かつて、これまでのところで、佐白温泉でも赤字が出れば年間500万から1,000万を町が補てんをしますよと、そしてヴィラ船通山についても同じくやりますというふうな答弁をこれまで町長はなさっておりました。指定管理になった場合には、例えばこういう状況が出たときに、その補てんはどういうふうにされるのでありましょうか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 指定管理制度については、赤字が出たから補てんをすると、そういうふうな管理委託契約ではないと私は理解しております。あらかじめこれだけの予算で管理をしてほしいと、じゃあいただいたお金で、自分らで収入努力もしながら、これだけのサービスを提供していこうと、じゃあわかりましたと、そういうことで指定管理者が最終的に選定されると思います。ですから、安い指定管理料でよりいい管理運営をプレゼンされたところが恐らく選考委員会では高い評価を受けるのではないかと思っております。赤字が出たから補てんをするというふうな形ではありませんので、あらかじめ指定管理契約をする段階で金額ははっきりすると、その範囲内で赤字が出れば、請け負った人が損をすると、そういう性格のものでございます。経営努力をして入場料収入を上げて、黒字が出れば、それは請け負われた指定管理者のもうけになるというふうなものでございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) ですので、私があえて伺ったのは、そういうことでございます。指定管理に出して、赤字が出たら町が赤字補てんをするというようなものではないことぐらい、私もわかります。


 じゃあどのぐらいの費用、どのぐらいのものを、指定管理でやっていただくという方がいらっしゃった場合に、どのぐらいの指定管理料を払われるのか。考えていらっしゃるのか。500万とか1,000万とか、そういう感じで考えていらっしゃるのか。もう一度お伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 公募で複数の候補者が手を挙げてくださることを期待しているわけでございますが、あらかじめこのぐらいということは、今のところは想定しておりません。それも、こういう考え方で、こういう経費で指定管理を受けたいんだという方が提案をされると。そこの中から町の方は選考すると。最終的には議会の議決もいただかなきゃいけない事柄だと認識しておりますが、町からのお金はもらわなくてもやりますと、そういうふうなことが一番望ましいわけですが、これまで実際赤字を出してきた施設でありますので、きょうからは一切出さないというスタンスでも説得力なかろうと思ってますので、どういう金額を提案される方が出していらっしゃるか、それも選考の一つの判断材料になろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと、今まで申されてきた500万とか1,000万ということは、ここでははっきりは出さない。いわば取り消すというような格好でございますね。


 おっしゃるように、指定管理者になられた方、一番いい条件の方がこちらの方としても選考されるだろうと思いますけれども、その方がやられた場合には、その方の、一生懸命やられれば、黒字が出れば、当然もうけになりますからいいわけですけれども、それはそれでいいとして、民間の方にやっていただくわけですから、一応指定管理料というものもどのぐらいかということがあってしかるべきだと思いますが、相手がこれだけというものを言われれば、それは全額出していかれるのか。それともこちらの方であえて考えを持った上で管理料を出していかれるのか。そこはどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 以前500万とか1,000万近くとか申し上げましたのは、方針としてそういうふうなことを言ったつもりはありませんで、近傍の温泉施設、あるいはヴィラ船通山の実態を見ておりましても、大体500万から1,000万ぐらいの範囲内で指定管理をお願いしている、あるいは指定管理料を払っているところが多いというふうに承知しておりまして、そういうふうなつもりで申し上げたと私は思っております。取り消すとか取り消さないという話ではございませんで。


 今回のヴィラ船通山の公募につきましては、今の段階では白紙で対応していきたいと。いろいろ選考委員会の中で検討される中で、幾らでお願いするか、あるいは出さなくてもやっていただけるのか、そこら辺の金額のことも具体的になっていくものと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 問題は、やはり冬場の開館ということになるんでしょうけれども、そこがやはり収入のよしあしを決めると言ってもいいんじゃないかと思います。去年もそのようでしたけれども、ことしもまた冬場は年明けから3月ぐらいまでは閉館をされるようですけれども、やっぱり閉館をするとお客さんが、御存じの方は来られませんけれども、遠くから来られた方は、あると思って来たのに閉館だったということが、冬場のお客さんを逃がしていくということにもつながりかねないかなというふうに思います。


 それで、今後は、公募で応募された方で、選考された方が経営されるわけですから、そこら辺のことも十分考えた上でやられると思いますけれども、やはり1年を通して開館をしていただける環境をつくっていただくように、そのことを公募の指定管理者の方にもお話をしていただきながら、温泉経営というものをやっていただきたいというふうに思います。


 片方で新しくつくって片方ではそういうことをするということは、住民の感情としてはなかなか受け入れがたいということがございますので、そこらあたりも十分考えていただいて、今後について、新しい温泉についても、やられるんだったらそういうことを考えた上でやっていただきたいというふうに思います。


 ただ、私は、住民の皆さんからは、どうしても佐白温泉については考え直せということがまだまだ皆さん多く言われます。北海道の仁木町というところがございますけれども、ここも近隣の自治体がすべて温泉を持っているということで、住民要望から温泉を掘られました。40年かかったそうです。今、38度のお湯が出ているそうですけれども、この間に2億円をかけたとおっしゃっていますが、町長は、採算がとれないということで、現町長は温泉建設をしてもどうにもならないのでやめたというふうなことがございます。ですので、うちの町の場合も、温泉は出たようですけれども、そういうことはやっぱり十分に考えてやっていただきたいなと、そして佐白温泉については、過疎債でやるというふうにおっしゃっていますが、そこのあたりもやはり住民にとって本当に必要なものかどうかいうことを考慮の上で判断していただきたいというふうなことを申し添えて、終わらせていただきます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) いろいろ御心配いただきまして、ありがとうございます。佐白温泉については、やはり尾原ダム関連の地域活性化の事業という位置づけの中で、長年地元で議論されてきた経緯もある話でございます。いずれにしても、町内のいろんな施設がうまく機能するよう、みんなで知恵を出していく必要もあろうと思っておりますが、特に温泉施設は交流施設というだけでなく、住民の健康増進のための施設でもあると思っております。なかなか御理解いただいてない方もいらっしゃるという御指摘でございますが、何回でもさらに詳しく説明を申し上げ、地域のためにできてよかったというふうな運営を地元の皆様とともに考えてまいりたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 尾原ダムの関連ということでございますが、地域の皆様は、佐白地区、あるいは布施地区の皆さんのことをおっしゃっているかもしれませんが、全体的な町民としては、余りいい感情を持っておりません。そのことを伝えて、終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、村尾明利議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 一般質問の機会をいただきましたので、私は、2項目についてお尋ねをいたしたいと思います。1つは、本町における来年度、23年度の米づくり方策についてでございます。2つ目には、来年の米づくりについては、大幅な減反が強いられるのではないかというふうな報道もございます。こういったことに対する畑作転換に伴う本町の特産品の再構築の考えはないかということを、2点お伺いをしたいと思います。


 去る11月の27日付で山陰中央新報において、戸別所得補償制度導入で、本県の市町村別の米生産調整、いわゆる減反は、配分方法を2011年度以降、見直す方針ということで、島根県の水田協議会、こういった見出しが報じられております。


 先ほど来、ことしの22年度産米の価格の低下、いわゆる下落について、各議員、いろんなお話がございました。中には価格の補てんをやるべきではないかと、こういったお話もございましたが、そもそも価格低下に至った経過を私なりにひもといてみますと、本年、国は、土地改良を初めとする従来の農業予算を半減させ、その財源を新たな戸別所得補償制度に移行して、本年は水田耕作についてモデル対策事業として試行し、今月から逐次、所得補償に名をかりた農業補助金のばらまきが全国に始まろうとしております。10アール当たり1万5,000円の所得が上乗せになるとの稲作農家の淡い期待をよそに、ことしの出来高は、戸別所得補償制度で米の需給バランスは締まると言っていた政府見通しは全く逆に作用して、過剰作付は解消されず、需給バランスは崩壊、米価は大幅に下落しています。


 JAが示しております米の概算金の設定額は、既にこの所得補償の定額部分、この金額では補えないまで低下をしております。また、それ以上のものについては変動部分ということで所得補償を言っておりますけれども、明らかな財源不足の中では、到底、農家が満足できる対応は現政府には不可能であり、一部畑作にも範囲を広げ、本格実施が来年度以降、想定をされてきておりますが、この米をとってみても、来年はさらに米価の下落、所得の減少、こういったことに対する不安は、来年度以降の営農意欲を大きくそぐことが懸念されております。


 そうした米情勢の中で、配分方法見直しのこの新聞報道は、中山間地農業を営む本町の個別農家や営農組織、農事組合法人にとってはさらなる不安と脅威を抱かせるものであります。このことについては、井上町長は、全国紙の農業共済新聞11月10日付コラムの「ズバリ直言」で所感を述べておられますが、改めてこの島根県の水田協議会の方針についての所見をお伺いいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 全国農業共済新聞のコラムも紹介していただきましたが、今もそこに書いたとおりで事態が推移していまして、大変遺憾だと思っております。


 これまでの生産調整のシステムも、長年にわたって関係者の協議、あるいは産地間の理解のし合い、あるいは転作作物への所得補償、いろいろなものを勘案しながら、本当に多大な努力の積み重ねで今日があるわけですが、それを全面的にひっくり返そうというような議論が全国で出るのも、全国一律であります。平場も中山間地も、いい米がとれるところもとれないところも、そういうふうな荒っぽい制度を導入したがために、今回、いろんな問題が生じていると思っておりまして、何としても、今、県の水田協等で議論されてる方針についても、関係市町と、仲間になるところと一緒になりまして、最後まで、議会で言うのは適当かどうかわかりませんが、闘っていきたいという気持ちでいっぱいでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) お答えいただきましたけども、まさにこれまで長年生産調整を非常に県下農家が、それぞれの地域等の努力、あるいは生産地の状況等を十分に認識して、島根米の成果を上げ、あるいは奥出雲町においては奥出雲町ブランド米としての取り組みを一生懸命やった、まさにその努力がここのところで崩れようとしているのではないかというふうに思っております。


 県下、島根県、広いわけでございまして、平場については正直申し上げて、かつての島根米としての評価が、こうした気象の温暖化等によって、だんだん平場の米はいわゆる2等、3等というふうなものが多く出て、何としても中山間地域のいい米、いわゆる適地適作をやって島根米の評価を上げると、こういうことが一つの基本方針として、ずっとその努力が続けられてきたというふうに思っておりますが、戸別所得補償で、公平性の確保というふうなうたい文句で、平場も中山間地も同じような減反比率を持つべきだと、こういうふうなお話でございます。これには私も大変憤慨はしておりますが、いよいよ先ごろ、来年度の米の数量目標が795万トンと、こういうことに設定されたようでございます。別に20万トンの棚上げ備蓄というようなことも一方ではあるようでございますけども、昨年よりも少なくなったのではないかというふうに思っておりますし、まして今のような配分方法の見直しというふうなことで、大変な打撃がこの奥出雲町に参ろうとしております。


 そこで、お聞きいたしたいと思いますが、本町における23年度産米の数量目標は既に発表があったのかどうか。あるいはこれについての面積増減は幾らなのか。また、それに対する生産調整率というものはどういう状況にあるのか。現況でよろしゅうございますので、お聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 島根県内における生産数量の配分というものは、米政策改革推進調整会議という会議が今月の中旬を予定されておりますが、そこで最終的に示されるわけでございます。新聞等で報道されておりますのは、その調整会議に諮る案をつくる幹事会というのがございますが、その幹事会で検討案をつくるために、各地域水田協の代表であるとかJA等を委員として意見の徴集がなされたところでございます。したがいまして、現時点では数量的なものは決まってはおりません。しかし、検討会議で示されたたたき台というものは、とても容認できるような内容ではございません。島根県全体の水稲生産をどう考えているのか、先ほど御質問ありました適地適作という問題も含めて、我々、良質米産地としては、県全体を考えてやるべきだということで反対をしておるところでございますので、本日段階では決定もしておりませんし、数量の公表は控えさせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) まだ具体的な数値目標、出てないというふうなことでございますが、あそこで新聞報道等、いろいろお聞きいたしますと、特に従来用途別の優先配分ということで、中山間とか平場といった産地間格差ということも一つですが、用途別の水稲種子とか酒米とかモチ米、こういったものについての従来から優先配分といいますか、優先算定ができておったわけでございますけども、このことについては、次年度の計画状況がわかればお伺いをいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 現行の配分方法では、水稲の採取、それからモチ、酒米の生産実績、あるいは試験研究機関での栽培分につきましては、生産数量をする前段で、別枠でまず配分を行うと、それからあと残る生産数量分について、70%部分につきましては、これまでは平成18年、19年からこの現行制度がスタートしておりますので、18年産米の作付実績による面積案分、そして残る30%分につきまして、中山間地域等の条件不利地域の配慮とか、それから売れる米づくり、これは1等米比率でありますとか環境保全型農業の取り組み面積等々の要素によって配分がなされておったものでございます。


 これに対しまして、先ほど申しました検討委員会の中では、水稲採取については別枠優先配分を行うが、あとのモチ、酒米については、配分要素の中では勘案をするけれども、比率を大きく下げるというような提案がなされておるところでございまして、とても容認できる内容ではございません。


 したがって、本町といたしましては、従来どおりの配分方法を求めて、再考を求めているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 課長の説明によりますと、水稲種子については従来の優先配分と、しかし、酒米、モチ米、他のいろんな1等米比率等々の要素はまだまだ未確定だと、こういうふうなことでございまして、非常にこのことは地域間格差と、加えて水稲種子、酒米、モチ米の、本町のいわゆる特産振興作物の中で非常に重要な問題だというふうに思っております。ぜひ従来の方針が踏襲できるようなひとつ御努力をいただきたいというふうに思いますし、たとえそういうふうなことがなったにしましても、全体平均では、昨年あたりの数値を見ますと37%ぐらいな減反比率というふうなお話でございました。そうしますと、昨年は奥出雲町は大体18.5ぐらいですか、ただ、ダム対策とか、あるいは圃場整備とか、あるいは既に適地でない耕作放棄地等で、皆さんがこの田んぼはぜひ米をつくりたいというものについてはほぼ満たしているというような状況があったわけでございますが、ただいまのお話を聞きますと、到底そのようなことにはならないというか、厳しい状況にあるだろうというふうに思っております。


 いきなり奥出雲町でそういった平均37というふうなことが起こり得るとは思いませんが、いずれにしても、激変緩和の措置とか、あるいは地域間調整の取り組みとか、ひとつ十分な対策をぜひとっていただきたいというふうに思うところですが、このことについてお伺いをいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 まだ、先ほど申しますように、新たな生産調整ルールが決まったわけではございませんが、けさほどの邑南町のきのう要望されたという新聞報道の中にも、激変緩和を行うというような農林水産部長の回答も載っておったわけでございます。確かに激変緩和を行うよという話は出ております。一応ある一定のルールを設けて個別の市町村ごとの数量を算定をする。しかしながら、その結果として生産調整の率が高くなるところについては、ある一定のところまでの上限を設ける。逆に従来よりも生産の調整率が上昇していくところについては、上昇する率についての一定の限度を設ける。さらに、その数値はいきなり23年産米から実施するのではなくて、23、24、25年度で最終的にそこへ持っていくような段階的な調整を行うというような案が提案はされておりますが、これをもってしても本町に及ぼす影響というものは大きいものがございますので、本町といたしましては、これも納得できるものではございませんので、再考を求めていきたいと考えております。


 それから、地域間調整のことの御質問もございました。従来から、一応各JA管内へ配分された。それを各JAを飛び越えて、いわゆるJA間調整ということがなされてきたわけでございます。ですが、これが従来は無償で、私どもの管内はこれ以上はつくれないから、ほかの管内でつくってくださいよということで、無償で数量の増減が行われてきたわけでございますが、これについても戸別所得補償の実施に伴いまして、有償でなければ出さんよというような、あるいは有償でくれとか、そういったような論議もなされたところでございますが、こうしたことは、従来からのやり方も踏まえ、そしてまた県1JA構想もある中で、将来的にも禍根を残すのではないかということで、反対意見が相次いだところでございまして、この件については、JA間調整は残りますが、あくまでも無償で行うべきということで決定するのではないかというふうに考えているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 基本的には、ただいま課長がおっしゃったようなことで、ぜひ進めていただきたいなというふうに思いますけども、ただ、今回、これまで非常に円満に県下でそうした仕組みが構築されていたにもかかわらず、まさに戸別所得補償制度、こういったものが突如として出た。その影響によって、平場と中山間地と争いを起こすような状況になりはしないかというふうなことを私も心配しますし、また、特に私が申したいのは、今度、JAが1県1農協というふうな取り組みもうたっておりますけども、果たして1JAが島根県の隅から隅までこのような問題が起きたときにうまく調整がとれるのかと、こういう一抹の不安といいますか、本当に1JAがその辺の采配ができるのか。特にJA経営者の皆さんには十分に今回の状況について取り組んでいただきたいなというふうに思っておるところでございます。


 そこで、ともあれ全国での米の消費は年々減少しており、幾ら戸別所得補償でも、いわゆる減反、生産調整はうまく整わないということがはっきりしたわけでございます。そうしますと、これから本当に大変な時代が来るのではないかと。米はどんどん下がる。そういう中で、下がれば、特に中山間地域は米生産をどうするかということが一番懸念されるわけでございますし、これまで中山間地域制度を設けて、組合法人あるいは営農生産組織をつくり上げた。それがまさに崩壊の危機にあるようにも思っております。


 この間ちょっとお話を伺った中では、戸別所得補償は、法人においては一括その団体におりるわけですけども、これもこのたびの1万5,000円はぜひ法人の個々に配分いただきたいと、こういうふうな言葉も出てくるようになったと。さらには、中山間地域の今度の新たな仕組みについては、新聞報道にもありますが、これまで交付金は2分の1以上を共同取り組み活動、これに充てるとしておりますけども、来年度からの概算要求の中では、2分の1以上は個人に支払うことを原則をすると、こういうふうなことでございまして、まさに共同取り組み活動が崩壊寸前というふうに思っております。こういったことについても、町行政当局は十分にひとつ対応、取り組みをして、これまで営農組織や法人等を、せっかくここまでつくり上げた体制をぜひ崩さないように、さらに推進できるように、ひとつ、これはお願いでございますが、やっていただきたいというふうに思うところでございます。


 さて、2項目めでございますが、こうした減反がまた大きく出てまいりますと、いわゆる畑作転換ということでございます。何事も全くつかないというわけにはいきませんが、こういったものについての特産品の再構築の考えはないか、お伺いをしたいと思います。


 今度、大幅な米生産調整で、昨年から水田利活用自給力向上事業、これが新たにできたところでございますが、こうした大幅な減反が生じますと、これまでのような個々の農家のいわば捨てづくりとかは、それでは農家収入は向上いたしませんし、これが高じれば、耕作放棄地の増大、あるいは農家はやめたわと、こういうふうなことも起きるやに思っておりますし、本町農業の衰退が懸念されております。


 また、先ほどの質問等にもありましたが、菅政権が放ちました環太平洋戦略的経済連携協定TPPなるものの政府方針の動向についても大変な大きな懸念材料と言わざるを得ません。


 そこで、水田転作に有効な作物選定あるいは生産方法、集団化も含めてですが、こうした確立が急がれるところでございますが、このことについて、町の農業方策、所信を伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 水田の県の生産調整部分の変更分のことは別にいたしましても、今後、畑作も含めまして、農業振興をどう取り組んでいくか、極めて大きな問題でございます。農業の6次産業化というふうなことも言われておりますが、たまたまきょう、お昼のNHKの番組でも、京都のお寺の大根をいただくお祭りが、大根が何千本でしたか、大根がこういうのを3切れと、それから揚げが1枚、漆のおわんに入って、1杯たしか1,000円で振る舞っていらっしゃる。1万5,000食、2日間で用意すると、そういうふうなイベントが50年来続いているようでございます。町内には大根農家も花の農家もいろいろいらっしゃいまして、それぞれ一生懸命取り組んでおられるわけでございますが、できたものをそのまま市場に持っていく、あるいは特産市に出すということもあるわけですが、やはりどう付加価値を高めていくか、付加価値をつけるのに何がいいかというふうな作物づくりも取り組んでいく必要があろうと思っております。


 ことしの予算の中では、ゴマの栽培の拡充と、それからエゴマの油の搾油機あるいは搾油施設等も、これまで川本町でお世話になっていましたが、奥出雲町内でできるような整備もしてまいるようにしております。


 水田だけでなく、畑作も含めまして、この奥出雲ブランドを活用するような取り組みを今後ともさらに力を入れて取り組んでいく必要があろうと思っておりまして、そのために、JA、関係団体、あるいは作物のそれぞれの生産組合等の皆さん方ともいろんな協議をしながら、農業振興に取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) そこで、昨今、地産地消のうたい文句と申しますか、産直市は非常に活況でございます。少量多品目生産ということで、特にお年寄り等、出荷を盛んに行っており、非常に盛況でございます。


 しかし、一方では市場出荷というものが非常に少なくなってきておるのが現実でございます。特に本町では、三井野原のキャベツとか大根、あるいは一時減反が強化されたときには、下の方でもトマトとかキャベツとか、さまざまな野菜をつくっていた経過がございます。市場出荷については、ある程度生産量が確保できないと、運送、共同出荷が非常に難しい。ましてやいいものを大量にというふうな規格も厳しゅうございます。そういう意味では、産直の絞られた品目が非常に有効だなとは思いますが、これとてそれが本町のブランド、あるいは特産と言えるかどうかはちょっと疑問でございます。ぜひ先ほどお話ありましたような開発地の畑作の産品、あるいはまた新たにこうした減反に伴う畑作転換作物、こういったものの特産の掘り起こし、あるいはブランド産品の再構築、こういったものをぜひ考えていただきたいなと思いますが、そのことについてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 畑作についてのブランド化、大変いい御提言もいただきました。昨日も実は、奥出雲の野菜を使った野菜レストランを都市部で展開したらどうかというふうな話を持ってきてくださいました事業者もいらっしゃいます。また、11月には、東京の世田谷区の方でございましたか、島根、そしてしかも奥出雲産を中心に、野菜を中心とした食のふるさとフェスティバルのようなことをやるから、奥出雲産の野菜等を提供してほしいという申し入れがありまして、横田小そばも含めまして、送ったところでございます。横田小そばはひいたものを送ったんですが、いわゆる日本でいうそばにするんじゃなくて、ヨーロッパではそば粉のクレープ、そばクレープがフランスのノルマンディーの方では地域の名物料理になっているというふうなことから、そういうふうなものも日本で広めたらどうかというふうなことで、そば粉も送りました。


 いずれにしましても、いろんな販路の多チャンネル化も考えていく必要があろうと思っております。そして、なかなか議員御指摘のように、市場に出すためには量の確保のことが一番難しい点でございます。いわゆる一般の市場を通さないで、出前産直もJA雲南さんの先駆的な取り組みで、尼崎でずっと続いております。高付加価値化、あるいは販路の多チャンネル化を進める中で、奥出雲ブランド産の野菜、農産物と、これをさらにアピールしてまいりたいと思っております。既にいろいろ引きがあるというのは、奥出雲産の野菜だというブランドが都会地では相当いい評価をいただけるようになってきていると。そういう取り組みもこれまでの地道な努力があってからこそだと思っております。今後とも議員御指摘のようないろんな取り組みを、現状に満足することなく、いろいろチャレンジしていく必要があろうと思っておりますし、私としても先頭に立ってまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 町長の力強いいろいろお話をいただきました。いろいろ農業情勢、非常に厳しい中でございますが、このことに嘆いていても、すぐさま政権がかわるわけでもございませんので、そこまでの辛抱だなというふうに私自身は思っておるところでございます。ぜひこういった、今、七難八苦の農業情勢でございますけども、ぜひ乗り越えて、奥出雲がまさにこれをまた契機に、1次産業復活の足がかりにしていただければというふうに思うところでございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。


 以上で終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。10分間休憩をいたします。


            午後2時33分休憩


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            午後2時45分再開


○議長(千原 祥道君) そうしますと、続きまして会議を開きます。


 次は、内田勇議員。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、3点にわたって質問をいたします。


 最初に、農業の問題について、先般来、各議員が質問されまして、5番目になりますけれども、それだけ農業の問題がいかに重要であるかということでもあると私は思います。


 食は命、食は農と言われるように、農業は私たちの命を支えてくれる産業であり、農業を守ることは私たちの命を守ることでもあります。すべての産業の根幹をなすのが農業産業であると思います。


 自然と向き合い、寄り添って生きていかなければならない農業にとって大変な猛暑となった本年、お米を初め、畑作農家やハウス栽培農家は大変な被害をこうむっておられます。こうした自然災害に対して、今のところ国も県も支援してもらえない中で、最後の頼みの綱は、やはり奥出雲町であると思います。特に野菜農家にとっては、本年、ある農家は、ホウレンソウは本当は4作つくられる中で、3作しかできなかった。したがって、2,000箱の出荷が1,500箱で終わった。100万以上の損害をこうむっていらっしゃいます。また、キャベツ農家にあっては、猛暑のために結球しない。そのために出荷ができない。また、最初は根腐れを起こした。そういう大変悲惨な状況であります。100万から200万の年間の収入が減るという大変な危機の状態の中で、何とか奥出雲町で温かい手を差し伸べることはできないのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 自然災害の影響についての対策でございます。議員おっしゃいますように、ことしの夏は大変な猛暑でございました。私も奥出雲で何十年も生活しておりますが、昼間の温度はともかく、奥出雲で25度を上回るような高温が続いたというのは初めての経験でございます。そういう中で、いろいろ作物に被害が出ているということは私も聞いております。トマトも大きな影響を受けたようでございます。


 これらの異常気象に対する農作物被害については、私も実は県庁に出た際にも農林水産部に、米だけでなくて、他の作物についても補償対象とするよう検討してほしいというふうな要望はしておりますが、いろんな品目がありまして、どこまでを補償すればいいか、なかなか難しい問題もあるようでございます。例えば一昨年の8月に発生したようなひょうによるハウス被害等、こういうふうな異常気象災害でも目に見えて、しかも対策が打ちやすい、あるいは被害が定量化しやすいと、そういうふうなものについては対策も打ちやすいということもあったと思いますが、町でも単独で要綱を制定して、損害補償等をやったという実績もあるようでございます。


 議員御提案の、まさに所得補償だと思いますが、被害補償について、どこまで町が行政として単独で対応できるか、いろんな問題もあろうと思っております。JAさんの問題もあります。それから、議員もおっしゃいましたように、まさに農業は自然相手の営みでございまして、いろんな影響が作柄に及ぶということはある意味で、台風とかそういうふうなことを除いては、覚悟しながら農作業等に取り組まなければならない点もございます。そういうふうなことも含めまして、十分に調査をさせまして、必要が本当にあれば、町単独でというふうなことも最後には考えなきゃいけませんけども、やはりこれは国、県、市町村、あるいはJA、それぞれの役割分担がある世界で行政というのはやっているわけでございますので、そこら辺の連携のことも含めまして、対応を検討してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 私も公明党の県の議員総会で、斉藤政調会長もいらっしゃいまして、懇談会の折で、猛暑における大変な農家の状況を話して、国で何とかならないかという要望もいたしました。また、三島党代表も三井野原へ一緒に行きまして、この畑作農家の状況もつぶさに見て、県でも何とかならないかという要望もいたしましたけれども、まだ現状のところないようであります。そして、例えば緊急支援の融資といいますか、畑作に対しては至って冷たい今の農政の中で、町独自で何か手を差し伸べることもないのかどうか、もう一度お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町独自でもということの再質問でございますが、私もいろんな話は聞くわけでございますが、具体的にどういう作物で、どの地域でどういう被害があったかと、いろんな生産組合もあるし、JAもありますが、例えば要望書の形でこういう対策を打ってほしいというふうなものは、まだ受け取った記憶がございません。町としても独自ででも調査をさせまして、対応すべきことがあれば今後検討してまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 三井野原地区においては、今、イノシシの被害も出ております。今までは手をつけなかった大根であるとか、またキャベツにも被害が出ております。そうした意味でも大変厳しい状況の中で、何らかの支援策を考えていただきたい、このように思います。


 そして同じく、次の米価の下落の問題、たくさんの問題がある中で、この下落の問題は、先ほども話がありましたように、60キロ当たりのJAの買い取り価格はマイナス2,100円減るということであります。また、せっかくの戸別所得補償制度も吹き飛んでしまう金額であります。こうした中で、仁多米ブランドを守っていく、また農家の生産意欲の低下を招かないよう、米についてももう一度何らかの施策を考えてもらえないか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 米についての御質問でございます。


 この米の価格下落問題につきましては、先ほども大垣議員の御質問にもお答えしたわけでございますが、現在、米については、JA雲南の緊急資金を借入される際の債務保証料については、町の方で補てんするということにしております。それ以外のことにつきましては、大垣委員の御質問にお答えしたとおり、今後の推移を見ながら対応策を検討してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ぜひともよろしくお願いを申し上げます。


 次に、耕作放棄地の現状と拡大防止対策についてお伺いをいたします。


 現在、水田と畑の耕作放棄地はどのようになっているのかお伺いをしたいと思います。


 先般、阿井地区でございました中国四国農政局長の講演の中でも、日本の農家の1人当たりの耕作面積は相撲の土俵のようなものであり、欧米は野球場のようだと例えた講演もございました。奥出雲町においては、土俵よりもさらに1人当たりの耕作面積は少ないのではないかと思いますが、この奥出雲町の耕地率はわずか7.2%しかありません。全面積の84.3%が山林であると言われております。にもかかわらず、耕作放棄地は拡大している現状は、大変悲しい限りであります。拡大防止対策についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 耕作放棄地の現状と拡大防止策についての御質問でございますが、耕作放棄地の解消に向けて正式な国の方の調査が始まりました平成20年度以降についてでございますが、国営農地開発地を除きます既存の水田、畑の荒廃状況につきましては、原野化したもの、復旧のためには相当な基盤整備が必要であるもの、これらを合わせますと、平成20年度が160.3ヘクタール、平成21年度が189.6ヘクタールと増加しております。平成21年度の農業センサスですか、にも大体ほぼ同じような数字となっているところでございます。


 こうしたことから、平成20年度には、島根県の耕作放棄地の利活用促進対策事業、また、平成21年度には国の耕作放棄地再生利用交付金を活用いたしまして、不在地主の水田80アール余りを復旧したところでございますが、非常に谷合いにあって狭隘な農地でありましたり、排水不良など生産困難な土地が多くて、これらを復旧する場合、相当な事業費も必要とします。また、復旧後は地主さん以外の第三者による耕作が必要なことから、大幅な解消には至っていない状況でございます。


 農業委員会でも耕作放棄地の解消は重要な委員会活動の一つとしておりますので、今後とも国、県の補助金等を活用しながら解消に努めてまいりたいと考えておるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 耕作放棄地は、ある雑誌では、宝の山であるとも言われております。何年か前まではつくってた田んぼであり、畑であります。ちょっと手を入れれば、やはりおいしい作物がつくれる。そういう意味でも、やはり私は宝の山だ、このようにも思います。


 そうした意味で、耕作放棄地なくし隊とか、いろいろな面で、雇用の創出をする意味でも、そういう若い力を入れて、何としても奥出雲の農地を守っていく。このことをもう一度伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 議員御指摘のとおり、議員、宝の山とおっしゃいましたが、これは非常に貴重な地域の資源であり、財産であると思っております。できるだけ復旧して耕作して、そしてそこから食糧を生産するということが非常に大切なことと思っておりますので、今後ともいろいろな、最近は国の緊急雇用事業等もございます。いろんな形をもって、できるだけ復旧して、農地として活用できるよう努めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 それでは次に、開発農地の現状についてお伺いをいたします。


 近年、建設業者等の新規に農業分野への参入もあり、徐々に利用拡大が進んでいると思われますが、栽培の面積、栽培作物、販売状況等、また、今後の対応についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 横田国営農地開発地は、植栽可能面積が272ヘクタールございますが、農産物価格の低迷、後継者不足、それから地力不足や排水不良、石れき、石等がまじった農地など生産基盤の不良などから、作付の休閑でありますとか耕作放棄地、これらを要活用農地と呼んでおりますけれども、これはピークでありました平成18年度には植栽可能面積のおよそ3分の1に当たる90ヘクタールに達しておったところでございます。


 こうしたことから、平成16年度に横田国営農地開発再生プロジェクトといたしまして、農外企業の参入を可能とする特区の申請、土地利用型作物でありますソバ振興などをスタートさせたところでございます。


 また、企業参入にあわせまして、平成19年度からの耕作放棄地関連の国、県の交付金や補助金による農地の再生、また、平成20年度からは国の交付金による再整備、そして昨年からは緊急雇用創出事業による再整備などを実施し、参入企業等への農地集積を進めてまいったところでございます。


 こうした結果、農外企業の参入は、平成17年度に最初の企業が参入いたしまして、今年度までに7社で43.1ヘクタール、農業生産法人が6社で15.8ヘクタールの参入となりまして、合わせますと開発農地の20.2%に達しているところでございます。


 こうした状況で、本年度の9月時点で作付調査を行いましたところ、要活用面積は51ヘクタールまで減少したところでございます。栽培品目につきましては、飼料作物、ソバ、小麦、小豆、エゴマ、サツマイモ、ケール、トウガラシ、ブルーベリー、トマト、醸造用ブドウ、花卉、スイートコーン、出雲おろち大根など、大変多岐にわたっている状況でございます。また、放牧酪農にも利用されておりますほか、これらで栽培作物を利用した各種の加工品の開発など、徐々に成果をあらわしつつあります。


 販売金額につきましては、農外企業の参入分のみでございますが、昨年度2,400万円という状況で、まだまだ各社とも赤字状況を脱しておりませんが、加工による高付加価値商品の開発や販路の開拓など、徐々に成果が見えているところでございます。今後もこうした加工品の開発やら販路の開拓等により、有効利用に努めてまいりたいと考えておるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 今の開発農地の問題については、今、明るい兆しといいますか、徐々に進められているということで、希望が持てるわけでありますが、耕作放棄地と同じく開発農地についても、やはりエゴマの栽培をさらに強力に進めていくとか、また、ソバ、先ほど話もありました横田小そばをきちっと特産品化していくというふうに、団地化をしながら細かく開発農地を拡大して、利用を進めていただきたい、そのように思います。


 さらに、開発農地、耕作放棄地も含めた中で、土地の信託銀行といいますか、土地銀行というようなものをやはり設置して、うまくつくる人、また借りたい人、貸せてあげる人、そういう仕組みづくりがやはり必要ではないか。また、栽培作物についてもきちっと販売先を確保していくような後押しを町の方でもしていく必要があるように思いますけど、この点についてお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 土地銀行といいますか、土地を集約化して、生産意欲のある方に貸し出しするとか提供すると、これについては、きょうも塔村議員からも同じような趣旨の御提案があったと思いますが、開発農地の要活用農地、まだ50ヘクタール残ってるという農業振興課長の答弁もございましたが、やはりうまく活用できる仕掛けは、土地改良区の皆さん方とも協議しながら考えていく必要があろうと思っております。といいますのも、開発農地の自己負担金の焦げつき、未償還問題も大きな問題になっております。そういうふうな問題もあわせて解決していくという中で、先ほどの御提案には今後積極的に取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 開発農地等については、いろいろな方法をしながら、例えば市民農園的に開放していくとか、また、近隣の市町村に、つくりたい人に貸し出しをしていく等のやはり方法を考えて、利活用をお願いしたいと思います。


 続いて、次の質問に移ります。結婚問題についてでございます。


 最近、若者の未婚化が進んでいると言われております。雇用環境の悪化や価値観の多様化など、結婚しない理由はさまざまですが、奥出雲町における結婚適齢世代の結婚率と、年間の結婚カップルは何組ぐらいございますでしょうか、お伺いします。


○議長(千原 祥道君) 野原町民課長。


○町民課長(野原万寿老君) 内田議員さんの御質問にお答えいたします。現状ということですので、私の方から答えさせていただきます。


 結婚率というのをちょっと調べましたら、人口1,000人当たりの婚姻届け出数ということでございますので、本町在住者の場合、平成17年度は届け出数が28件でございました。率としては1.7ということでございます。21年度は、年間届け出数35件でございます。率としては2.3でございます。島根県の統計を見ますと、平成21年度における結婚率は4.5でございますので、県よりもやや下回るということでございますが、年間で比べますと上向く傾向であるということでございます。


 それから、結婚率の低い原因として考えられますのは、町外の方との結婚、あるいは婚姻後、生活拠点を町外に求められるというような要因が考えられます。あわせて、初婚年齢というのを調べてみますと、島根県の統計によれば、平成21年度、男性が29.8歳、女性が28.1歳で、年々わずかながら高齢化しております。本町では統計はございませんが、県と同様に初婚年齢は高くなっていると考えられます。


 それから、結婚適齢期ということでございますが、統計上、日本では20歳から34歳までが適齢期ということを通常言われているようでございますが、未婚者の割合を調べてみますと、平成17年の国調では、男性が、全体の対象は969人のうち未婚者が659名、率としては68.0%、女性が、総数が899人のうち未婚者が433人でございます。率としては48.2%。その以前の国調、ことしはまだ国調の数字は出てませんので、12年、さかのぼりますが、国調を見ますと、男性が942人のうち602人が未婚者、率としては63.9%、それから女性では922人のうち422人が未婚者でございますので、45.8%ということでございます。年とともに未婚者が増加するということです。適齢期の人口としては減少傾向、人口が減っておりますので減少しておりますけど、未婚者数は率としては上昇しているということでございます。


 また、結婚適齢期以外の年齢においても調べましたところ、未婚者の率が高くなっているという現状でございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 今、やはり少子化という問題、結婚問題が大きくかかわっているように思います。現在、行政が婚活を全面的に応援する市町村がふえております。結婚したい人を応援する町として、ブライダル支援センターを設置し、男女の出会いを提供するパーティーを活発に開催したり、ファッションや会話術など、恋愛や見合いに必要なノウハウを身につけられるセミナーを開催したりと、大変プライベートであり、難しい問題であるからこそ、安心・安全で信頼の置ける行政が先頭に立って旗振りをすべきではなかろうか、このように思います。


 結婚できない方の多くは、どうしても若い人にはコミュニケーションの苦手な方が多いというふうに言われております。会話能力を向上するようなセミナー等を開催していくことはできないのか、お伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) ブライダル支援といいますか、婚活支援について、行政がもっと先頭に立ってもいいではないかというお尋ねでございますが、やはりこういう男女の出会いの問題は、適齢期の人たちの価値観もございますが、働き方についても一定あるのではないかと。最近ではワーク・アンド・ライフのバランスとか、そういう議論も言われております。デートしようにも仕事が忙しくて土日も休めないというふうな中では、なかなか出会いの場も少なくなっているだろうと思っております。従来、旧町時代には、それぞれブライダルセンターとか縁結びセンターなんかもありまして、相当な努力もされたようですが、十分な効果が上がらないということです。やはりこういう問題は、私は、行政が前面に出て旗振りをするよりも、行政の方は、いろんな皆さんがそういう婚活支援に参加できるような、言ってみれば条件整備をやっていく、後方支援をしていくのがまず何よりも大事ではないかと思っております。


 私が以前に聞いた話ですと、もう既に3歳のお母さんになっている女性の話ですが、結婚の出会いは、夕方とか休みの日のテニスのクラブというんですか、集まられた中で、テニスを大勢の若い人たちがやる中で、ビールを飲みに行こうとか、そういうふうな日常のいろんな活動の中で出会いがいろいろ実現するようなことが、イベント的な婚活よりも、日常の中からそういうふうなチャンスが生まれる場をつくっていく努力も広い意味での婚活であるといえばそうでありますので、いろんなところとも相談しながら、町として、行政として支援できるところは御支援申し上げていきたいと思っております。


 本当に深刻な状況になってきていると思っておりまして、役場の若い職員も土曜、日曜、残業していると、本当に心配になることもありますが、できるだけ仕事は早く切り上げて、いろんな出会いがある活動ができるような条件整備は企業経営者の皆さん方にもお願いする必要もあろうと思っております。いずれにしても地域全体を挙げて若い人のそういう出会いが実現できるよう、婚姻に結びつくような支援を地域挙げてやっていくと、そういう取り組みは御指摘のように必要だと思っておりますので、町としてもできることはやりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 町長申されましたように、やはり町民一人一人がそういう意識を持って、ぜひとも我が地域に、我が町にという思いで取り組んでいかなければならないことも当然であろうと思います。そうした意味で、ひとつ町の方でもさらにいいあれがあれば施策をお願いしたい。


 それで、最後ですけれども、めでたく結婚されることになった場合、町でお祝いをしていく、お祝い金を支給していくということをやってはいかがかと思います。先般の阿井地区での講演会でも話がありましたが、地区で年間2組の若いカップルが誕生すれば、少子化、高齢化は食いとめられる、こういう話もございました。そうした意味で、あわせて取り組みの方をよろしくお願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 結婚祝い金の支給についてのお尋ねでございますが、確かに結婚があれば本当にうれしいことで、私もポケットマネーでもというふうな気持ちになることは確かでございますが、最近の状況を見てますと、結婚してもすぐ離婚するというふうなこともあります。こういう町のお金の支給については、もし考えるとすれば、やはり私は出産の方でやりたいと。子供が生まれますと、夫婦そろって子育てをしていくと、そういう中からやはり夫婦愛というふうなものも徐々に強くなっていくだろうと思っておりますので、結婚祝い金は、気持ちとしてはわかりますが、少し様子を見てからというふうな取り組みでもいいのではないかという今気持ちがしております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。それでは、できる限り前向きに検討を願えればというふうに思います。


 最後の質問に移りたいと思います。街路灯及び防犯灯設置についてでございます。


 浜田市で痛ましい事件から1年が経過いたしました。いまだに犯人逮捕に至っておりません。


 こうした中、7月ですか、防犯灯設置の要望取りまとめが行われ、自治会から多数の希望が寄せられたと伺っておりますが、しかしながら、設置ゼロ回答を受けた自治会は大変ショックを受けております。事件が起きてからでは遅いと思います。最優先されるべき事業であると考えますが、今後の対応についてお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) それでは、街路灯及び防犯灯の中で、私の方は防犯灯のことにつきまして、経過について御説明をいたしたいと思います。


 これまでも町内多くの箇所で、自治会、また地元の皆様の御協力によりまして、防犯灯はたくさん設置をされておるところでございます。しかしながら、集落と集落の間についてはまだまだ未設置の箇所がございます。


 そうした中で、島根県では、防犯灯の環境づくり支援事業がことし制定をされまして、早速学校側への調査も教育委員会の方から行ってまいりました。また、町の方からは、自治会の皆様にその設置箇所についての御要望についてお伺いをしたところでございます。その結果、学校からは216カ所の要望がございました。それから、自治会からは270カ所の要望がございました。この中で、自治会と学校と要望箇所が同じであったというのは、中でも88カ所ございました。


 これを受けまして、本町としては、この88カ所のうち、県に要望しましたところ、33カ所の内示をいただきまして、先般来、予算化もし、今、実施に向けて取り組んでおるところでございます。


 同事業は島根県としても来年度引き続き予算化がなされるというふうに伺っておりますので、本町としては、すべてこの270カ所が設置できるように要望をいたしているところでございます。


 さらに、国の経済対策でもこの事業が取り組めないかと考えておりまして、これについても実施に向けて、年度内か、もしくは繰り越ししてでも経済対策で取り組めないか考えておるところでございますので、御報告をいたしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 防犯灯につきましては、自治会もやはり後の電気料、あるいはいろいろな経費は出してでもという熱い思いで要望があったはずであります。どうか本当に前向きに、速やかに事業化されることを念願いたします。


 次に、三成町内の街路灯が新しくなって、大変、私、よかったと喜んでおりますけれども、三成本町設置の街路灯は歩道の前方部に設置してあるため、大型バス等の交差が、行き違いが厳しいように聞きました。確かに実測いたしましたら、道路幅の幅員は5メートルしかございません。大型バスはやはり7メートルぐらいはないと行き違いは厳しい状況であります。そうした意味で、センターラインもなくされております。また、冬季の除雪も困難をきわめるのではないかというふうにも思いますけれども、やはり冬は道路がどうしても雪のために狭くなる。こういうふうに思われますけれども、こういうことになった経過といいますか、お伺いをしたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 三成の町内の街路灯の設置についてのお尋ねでございます。


 この三成地区の街路灯の整備については、三成地区の皆さん、まちづくり委員会というふうな組織もつくられまして、玉湯吾妻山線の三成の町内の区間、県道ではありますが、都市街路という性格を持つ区間でもあります。


 そこで、やはりもっと人に優しい、町に優しい、あるいは環境に優しいというふうな、大型のダンプとかバスがどんどん走るという道路ではなくて、やはり都市景観の中で、あるいは都市機能が十分に発揮できるような道路にしたいというふうな考え方の中で、県の土木事業所、あるいは警察、町も入りまして、1カ所1カ所、どういう設置の仕方がいいか、ワークショップ方式で計画をされたものでございます。したがいまして、大型バスが楽に交差できるというふうなことは最初から想定がされてない。逆に交差するようなことがあれば、少し待って、広いところで譲り合って、優しい走り方で運行していただくと、基本的にはそういう考え方で街路灯を設置されております。


 今後、玉湯吾妻山線の三成の町内地区については、一般県道の整備事業じゃなくて、都市計画街路事業として取り組んでいくということになろうと思っておりますので、先ほど申しましたような三成地区のまちづくり委員会の皆さんの意見を十分尊重しながら、みんなで、車が主役ではない都市街路ができるように、安心して買い物ができるように、そういうふうな街路にしていく。そういう基本的な考え方については、町としても建設課を含めて基本的に了解しているところでございますので、経緯の御説明ということでございましたので、以上、遅くなりましたが、申し述べさせていただきました。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 三成町内、本町通りの今の問題、バス路線でもございます。本当は、広いところなら今の歩道があれだけの幅になっても、それは何とも思わないわけでありますけれども、車道を狭めて結局立てられた街路灯には、衝突防止のポールは立てられているという、また、歩く人にとっても本当にどうだろうかと、ちょっと首をかしげる部分もございますが、今後、いろいろな場面で、本当にこれがいいのかということを検討していただきたい、このように思っております。


 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) そうしますと、続きまして、内田精彦議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきますが、これまで同僚議員からの質問等々、重なる部分がございますけれども、御理解いただきたいというふうに思うわけでございます。


 最初に、斐乃上荘の営業等についてというふうなことで質問させていただきます。


 まず、先ごろ公募されました指定管理者の応募状況について、どのような状態なのか、お答えをお願いしたいと思います。


 また、現場説明会があったのかどうか、その辺のことにつきましてもお答えを願いたいと思います。これは担当課長でお願いします。


○議長(千原 祥道君) 堀江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。


 町長の答弁にありましたように、斐乃上荘の指定管理者につきましては、12月20日までを募集期間としております。現在、応募の受け付け中でございます。


 なお、応募要綱の請求件数が現在4件あっております。また、現場説明会については開催をしております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 応募があって、指定管理者にだれかしていただければ、それが一番いいわけでございますので、そのように願っております。


 次に参りますが、今年度の休館日について質問させていただきます。


 この斐乃上荘は、旧横田町と旧横田町社会福祉協議会により昭和49年に建設され、また、平成4年にヴィラ船通山が増築され、今日に至っております。管理は平成16年8月から横田建設株式会社が初の指定管理者となり、平成20年3月31日までの3年と8カ月、来館者が年々少なくなる状況下の中、献身的な管理をしていただきました。平成20年4月から平成23年3月31日まで、3年契約により株式会社奥出雲振興に指定管理者として管理いただいております。


 しかしながら、平成21年度には、冬季のお客が少ない赤字を理由に、平成21年12月14日から22年3月18日まで休館するとの張り紙が突如玄関口に張られました。これにより、斐乃上荘を休館しないで引き続き営業するよう、有志の方が署名3,700名を集め、町長に陳情されましたが、赤字を理由に休館となりました。


 本年も11月に昨年と同様な休館のお知らせのチラシが来館者、またジョーホー奥出雲により放映されております。今回は昨年より少しましで、平成23年の1月と2月は正月三が日と毎週土日、祝日の営業になっております。


 この斐乃上温泉は、御存じのとおり、泉質はアルカリ性単純温泉、源泉温度は26度、湧出量は毎分800リットル、源泉数3本であります。肌に対する効能があるとされ、その泉質は中央温泉研究所と温泉旅行認定藤田聡博士によって、栃木県喜連川温泉、佐賀県嬉野温泉とともに日本三大美肌の湯に選ばれる貴重な温泉であります。この三大美肌の湯温泉を1月と2月に休館することは、奥出雲町にとって、町内はもとより、県内外の斐乃上温泉湯のファンも多いことからしても、平日休館は得策と言えないと考えますが、町長の考えを伺いたいと思います。


 また、この休館の理由は何なのか、日本三大美肌の湯をどのように思っておられるのかお聞きしたいと思います。町長、お願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 冬期間、雪の中のヴィラ船通山の景色は大変すばらしいものでありまして、私も松江からヴィラ船通山に向かいますと、松江では雨ですけども、横田に入ると徐々にみぞれになって、船通山の下まで行くと、もう真っ白な雪の中だと。そういう中で入浴ができるのは大変すばらしいことでありますが、実際問題として、冬期間、特にウイークデーはお客さんの数がほとんどないという実態があったからこそ、残念ながら冬期間、閉めなきゃいけなかったと。冬期間の客数の減は、多かれ少なかれ、どことも影響を受けている問題でございますが、特にヴィラ船通山は、中国山地の一番奥まったところの温泉であります。よほど宣伝をするとか、あるいはイベントを考えるとか、そういうふうなことをしないと、お湯を沸かして待っててもお客さんが全くないというふうなことも実態としてあったと聞いておりますので、残念ながら、経費だけはふだんどおりかかって収入がないというのは、やはり経営上、大変マイナスになることでありますので、思い切って去年は休館をさせていただいたと。土曜、日曜、祝日については、平日に比べれば皆さんがいらっしゃる可能性が高くなる日でもありますので、ことしの場合には、1月、2月も土日、休日、祝日は営業するというふうなことで対応をさせていただいたところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 答弁いただきました。全くそのとおりかもわかりませんが、今回の休館につきまして、指定管理者というふうなことでございますので、奥出雲振興から休館について、協定書があると思いますが、協定書に基づく協議はいつあったのか。昨年は9月ごろにしたというふうなことを聞いておりますが、いつ協議があったのか。また、協議内容につきまして、どのような内容だったのか。それに対する対応、また、結論は現在のものだろうというふうに思うわけでございますが、昨年の先ほどお話ししました休館よりことしは幾らか改善されておりますが、改善されておるのか。お客の減、赤字対応等について、また企業努力、先ほども町長が言われましたが、PRとかそういうものを実際やって、今回もこういう状況にならざるを得なかったというふうなことがあったのかどうか。これは担当課長にお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 堀江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。


 奥出雲振興からの協議につきましては、ちょっと今手元に詳細なものを持ち合わせておりませんけれども、ことしの秋に照会があっております。その後、種々いろいろと検討しました結果が現在の状況だということでございます。


 また、利用者数につきましては、これはヴィラのみならず、全般的に特に高速道路等の影響もございまして、奥出雲町あるいは近隣地域の動向を見ましても、ことしについては若干ちょっと落ち込みがあってるというのが全般的な状況でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほどの質問の中で答えていただいたかどうか、ちょっとはっきりわかりませんでしたが、町長、この日本三大美肌の湯温泉、日本の三大いうことでございますが、この湯をどのように現在思っておられるのか、お答えを願いたいというふうに思っております。


 それから、これも先ほど同僚議員からの話の中で出たように思っておりますが、これまで、町長、佐白温泉のことにつきまして議会で、経営に関しまして、町の施設だから500万から1,000万ぐらいの補助はしてもいいよと、こういう考えでおるというようなことを申されておられました。その中で、ヴィラ船通山も同じだと、こういう話をされたと思っておりますが、今回、斐乃上温泉に補助されないと思いますけど、補助しないいうことは、佐白温泉にもそういう形になろうかというふうに考えますが、その辺はどのような考えでしょうか。町長、お願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まず1点目、日本三大美肌の湯ということについての私の感想ということですが、大変ありがたいことでございまして、今後、宣伝をしていく大きな材料になろうと思っております。


 ことしはある製薬会社の商品開発の担当者2人が町を訪れてくれまして、日本三大美肌の湯の入浴剤の商品を開発したいということで、ヴィラ船通山も直接行ってくださいました。そういう入浴剤が全国で出回ることによって、ヴィラ船通山、斐乃上温泉の宣伝効果も上がろうと思っておりまして、これについては今後とも大事にしていきたいと思っております。


 それと、指定管理料につきましては、今後のことでありますが、私は、指定管理料を、つまり町からはお金は一切見ないからやってくださいということは、ヴィラ船通山も佐白も不可能ではないかと思っております。といいますのも、近傍のいろんな施設を調査してみますと、やはり大きいところでは1,000万、それ以上の指定管理料を払ってるところもありますし、条件がいいところでは、例えば交通の便もいい、人もいろいろ動きがある、たしか多伎のキララ多伎の温泉ですか、あそこの方はほとんど指定管理料を払わなくてもやっていっているような施設であると聞いておりますが、奥地の施設については、先ほど言いましたように、それぞれ温泉の規模、施設等ありましょうが、多かれ少なかれ指定管理料は、これだけ用意するからお願いをするというのが一般的だろうと思っております。これは指定管理者を選ぶ際の判断材料ということですが、仮に町が指定管理をお願いする方が、500万とか1,000万とか用意をするということで出しても、自分のところは300万いただければやります、やっぱり500万いただかないとやらないと、そういうふうなプロポーザルがあれば、指定管理料の多寡についても、大垣議員への質問にも答弁したように、だれにお願いするかという判断材料、しかも大きな判断材料になるものと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 日本三大美肌の湯温泉、斐乃上温泉のことにつきましては、今、町長からお話がございましたので、今後ともひとつよろしくお願いしたいというふうに思っております。


 次に参らせていただきます。奥出雲交通のことにつきまして、新車両、3台入ったわけでございますが、このことについて確認をさせていただきたいと思います。


 平成22年6月18日に議会に提出されました議案第72号では、公共交通用として路線バスを購入するためとの提案理由で、大型バス74人乗りワンステップ1台、島根日野自動車株式会社を取得の相手方として提案され、議決になりました。また、同じく議案73号では、同じく公共交通用として路線バス購入するためとして、中型バス58人乗りワンステップ2台をいすゞ自動車中国株式会社山陰支所を取得の相手方として提案され、議決になりました。


 ここで伺いたいと思います。車両の納期は契約上、平成22年9月30日だったと思いますが、実際にはいつ納車があり、そして検査、受け取りはいつされたのか、また、だれが検査されたのか伺いたいと思います。


 また、中型バス2台は58人乗りと説明があったと思いますが、これは60人乗りではないのか、58人乗りなのか、確認させていただきたいというふうに思います。これは担当課長でいいですかね。


○議長(千原 祥道君) 堀江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。


 町では、公共交通の充実を図るために、昨年度から5カ年計画で路線バスの購入を進めております。本年度につきましては、御案内のとおり、3台の更新を完了しました。納車が行われましたのは、10月の8日に納車式を行っております。車両検査につきましては、担当課長であります私の方で車両検査を行ったところでございます。


 また、中型バス、何人乗りかということにつきましては、58人乗りということで確認をとらせていただいておるところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほど答弁いただきましたが、これもちょっと確認でございますが、契約上、平成22年9月30日までいうことでございましたが、納期、検査は10月8日にされたということでございますが、これは別に問題ないでしょうか。もう一度答弁願います。


○議長(千原 祥道君) 堀江課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) お答えいたします。


 車両納入につきましては、契約の方を実態に合わせて10月8日ということで変更させていただくということで、このたび10月8日の納車ということで行わせていただいたところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、次に参ります。この車両の新デザイン決定の経緯について伺います。


 この新しいデザインにつきましては、島根デザイン専門学校の生徒が考案し、デザインを施した新車両3台の記事が、ジョーホー奥出雲、山陰中央新報、また広報11月号にそれぞれ放映、掲載されました。伺いますが、新しいこのデザインはどのような経緯で行われ、そして決定されたのか伺います。担当課長、お願いします。


○議長(千原 祥道君) 堀江振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) お答えいたします。


 当初は現行の車両デザインとしておりましたけれども、発注後、複数の町民の方から、明るく、奥出雲町らしいデザインへという要望が出されたこと、また、奥出雲交通と協議をし、納入業者とも協議を行いまして、その時点からであれば納期に間に合いますというふうなことから、7月中旬に島根デザイン専門学校へ依頼をさせていただいたところでございます。


 その結果、5件のデザイン案を作成していただき、その中から、お客様と接することの多い奥出雲交通の乗務員さんに選考していただきまして、結果として神話の里をイメージしたおろち、それから仁多米をイメージした稲穂のデザインということになったところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 複数の町民の皆様等からデザインを変えた方がいいじゃないかというふうなことで計画されたようでございますが、島根デザイン専門学校の方へ7月中旬に発注いいますか、お願いしたということでございますが、私は、この車両、先ほどのですが、6月議会にかかったわけでございますが、この新しいデザインにつきまして、議会で同僚議員から次のような発言があっております。実は私もこの同僚議員が発言された後、しようかと思っておったんですが、しなかったわけでございまして、今回質問するわけでございますが、こういうことを言われております。新しく買われる、3台のことですが、新しく買われるわけでありますので、ボディーペイントをもう少し明るい色のきれいな色にボディーペイントしていただけないかと、小学生、中学生より余り好まれていないようなので、もっと明るい感じのものにされたらいかがかと思うという発言があったわけでございます。これに対しまして、担当課長から、現段階では現状のままということを想定していると答弁がありました。


 これは、6月18日にそういう発言がありまして、7月の中旬にデザイン学校の方へ発注されたということでございまして、約1カ月ぐらいですか、期間があるわけでございますが、これは余りにも同僚議員の発言に対しての答弁と現実が違ってるじゃないかというふうに思っておるわけでございますが、この発言に対して、まことに失礼ではないかというふうに思っております。このことについてどう考えておられるのか伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 6月の議会では担当課長が先ほどのような答弁をしたということでありますが、その後、いろんな話が入る中で、6月での議会での議員さんの発言が町民の方に与えたインパクトもやはりあったのではなかろうかと思っております。いろんな声が私の方にも入りまして、そういえば6月でもこの際変えたらどうかというふうな御質問もいただいてたなというふうなことから、それもやはり弾みになったと思っております。ただ、その段階で、質問された議員さんには、6月ではああいう答弁をさせていただいたが、こういうふうにしたいという御報告をやはりきちんとしておくのが礼を失しない対応であったと思っておりまして、もしそこら辺が飛んでいたのであれば、この場をおかりしましてお断りを申し上げたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町長からお断りしていただきました。まことにありがとうございます。


 私は、このことにつきましては、いろいろ運転手さんとかほかの人からそういう話を聞いておりまして、6月にそういう質問をされた同僚議員がおったけれども、今のままで、変える考えはないというふうなことを言われましたと、こういう私も報告をしたこともございまして、ただいまのような発言をさせていただきました。


 それで、先ほども担当課長から話がございましたが、今後3年間で9台の更新を予定されてると聞いたわけでございますが、今後の車両もこのデザインでいくのかどうか。きのうもそういう話が出たわけでございますが、これまで合併したときの車両を持ち合わせて一緒になっておるわけでございまして、いろんなデザインがございます。できれば新しい3台のデザインを今後、9台更新をされてる車両についても引き続いてやっていただけたらというふうに思うわけでございますし、現在の車両のペイントも変更する考えはないのかどうか、聞かせていただいたらというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 今後更新する車両のデザインについては、今の段階でこうだということを奥出雲交通の方とも協議をしているわけではありませんが、幸いにも今回採用させていただいたデザインが好評をいただいておりまして、これをまた変えるというふうなことはないだろうとは思いますが、こういうデザインをベースに、幅広くいろんな御意見も伺いながら、奥出雲町をイメージさせるようなモチーフがあれば、今回、選には漏れましたが、そろばんをデザイン化したようなものもありまして、今後の9台の更新についてはいろんな意見を伺いながら考えていきたいと思っております。


 それと、現在のデザインのバスの塗りかえについては、経費の関係上、更新まで現状のままでやらせていただくというのが経費節約という意味からも妥当ではないかと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ありがとうございました。バス、たくさんあるわけでございまして、どうしてもやっぱり奥出雲町の顔になるわけでございますので、何とか統一したデザインにしていただきたいというふうなことをお願いしておきたいと思います。


 次に参ります。子宮頸がんワクチン接種について伺いたいと思います。


 まず、実施状況と今後の予定について伺いたいと思いますが、この子宮頸がんワクチン接種事業は、中学3年生女子を対象に、全額町負担で子宮頸がん予防ワクチン接種及び健康教育を実施し、20代から30代の若年層に増加傾向がある子宮がんの発病を予防するとして、ことし9月議会、一般会計補正予算(第3号)に報酬費31万2,000円、報償費2万円、旅費4万4,000円、材料費が317万6,000円、計355万2,000円を提案され、議決にされたところでございます。この接種は3回行うとされておりますが、これまでの対象者、実施者、実施日、今後の予定、また保護者、子供たちへの説明はどのようにされたのか伺います。担当課長ですかね。


○議長(千原 祥道君) 尾方健康福祉課長。


○健康福祉課長(尾方 豊君) 子宮頸がんワクチン接種の実施状況についてという御質問でございます。


 まず、子宮頸がんワクチンの接種については、中学3年生の女子83名を対象に、各中学校を会場にした集団接種の方法で行っております。9月と10月に2回の接種が終了しており、来年の3月に3回目を終了することとしております。


 具体的に接種の期日等ということでございましたので、まず、実際に事業に取り組み出しましたのは7月から取り組んでおりまして、まずはワクチンの接種をする予定であると、9月議会に提案してする予定であるのでという形で希望調査をとっております。事業に対する理解を求めていく形をしております。また、8月中には奥出雲病院の友塚医師の協力を得て、それぞれの学校で1回ずつワクチン接種に向けた健康教育などをして、それぞれ希望の判断材料にすることにしております。


 第1回目の接種を9月8日、補正予算前でございます。2回目の接種を10月13日と10月14日、3回目接種を3月に実施する予定でございます。この1回目の接種が補正予算成立前になりましたのは、日本産婦人科学会のガイドラインに沿って実施をしておりまして、全体で6カ月の接種期間をとることがガイドラインで定められております。最終的に3月の上旬に行うためには9月上旬の接種をしなければならないということになりましたので、当時、予防費全体でのワクチン購入費を持っておりましたので、現行予算の中で対応することを決定し、先行して実施したものでございます。


 最後に、今後の予定ということでございますが、今回、第1回目を中学3年生にさせていただきました。実際に担当していただきました学校医の方からは、案外中学2年生での実施が実情に合っているのではないか、あるいは中学1年生ぐらいからする必要があるのではないかといったような意見が寄せられております。また、学校からもやや声が出ているところでございまして、今後につきましては、それらの必要な調整を図らせていただきたいと思っております。調整といたしましては、現在3年生が済んでおりますので、今度の3年生をやめて2年生にというわけにいきませんので、単年度に複数学年を行うというような形での調整になろうかと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、課長の方から答弁いただきましたので、次、することがないようでございますが、最初、第1回目が9月の8日に実施されるということでございまして、補正予算が9月の17日に議決になったというふうなことを私は言おうと思ったんですが、ほかの予算があったのでそれで行ったということでございます。これは決していいことではないかもわかりませんが、そういう説明でございます。よくその辺のことは、やっぱり議会の議決を受けてからするものはする、それができないときは専決処分というふうなこともあろうかと思いますので、今後、そういうふうな形にしていただきたいというふうに思っております。


 次に参ります。町有財産の管理について伺いたいと思います。


 私、昨年とことしの決算特別委員会に出席させていただきました。その中で、財産に関する調書を拝見しますと、膨大な土地、建物等が登載されております。これらは、旧仁多町、旧横田町が平成17年3月に合併しましたので、旧両町分であり、したがって膨大な数となります。これらはそれぞれ必要なものと考えますが、これらの財産管理は、複数あるかと思いますが、何課で担当されているのか、そして日常的にはどのような管理をしておられるのか、例えば台帳管理だけなのか、現地確認等もされておるのか、例えば異動で担当者がかわれば引き継ぎして現地確認するのかどうか、その辺のことについて、担当課長、お願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 町有財産の日常の管理についてのお尋ねでございます。


 このたくさんの町有財産については、基本的には台帳については総務課で一元管理をいたして、台帳整備を行っております。しかしながら、現地におきましては、指定管理であるとか、管理委託であるとか、業務委託であるとか、さまざま施設ごとにそれぞれ管轄する主管課を定めておりまして、維持管理を行っておるところでございます。例として挙げていただきました学校施設の場合におきましては、教育委員会の主管課と各学校で管理をしているということでございます。


 また、中の詳細にわたりましては、建物や施設の場合、法令で義務づけられております各種点検、それからその実施については、それぞれの主管課を超えて、契約に当たってはより有利な契約を締結するために、一括契約という手法を取り入れまして、経費の節減にも努めております。


 日常の管理の中で、毎日でございますけども、特に庁舎につきましては、防火管理者は税務課長、仁多庁舎は総務課長ということで、そこら辺の防火管理についての日々の点検等はそれぞれの職員が行っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、答弁いただきましたが、現地確認等をするのかということについてはなかったと思いますが、実は、ことしの決算特別委員会は9月10日に開催されたわけでございます。そのときにいろいろ質問させていただきましたが、2つだけございました。仁多地域に町有林いうのがございまして、122万1,639平米、約122町歩の町有林がございます。これは余りにも大きいというふうなところで、ここはどこなのかと、1つでこういうことなのか、何カ所もあってこういう数字なのかと、同じ台帳の中で、旧横田町の町有林もございますが、旧横田町は6カ所で34万4,193平米でございます。これに比べて余りにも大きいがどこかという質問をしたわけでございます。また、もう一つ、仁多地域砂取り場3,318平米の場所はどこなのかと、こういう質問をさせていただいたわけでございますけれども、これは今すぐわからないというふうなことで、当然後で答弁があろうかというふうに思っておったわけですが、きょうまでないわけでございまして、担当者は仁多地域の町有林122万1,000平米のもの、仁多地域の砂取り場3,318平米の場所がわからないのかどうなのか、答弁していただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 御質問にお答えをいたします。


 先ほど町有林の例、それから砂取り場の例、具体的にお話があったわけでございますが、総務課の管財の方で台帳を持ってはいますけれども、それぞれの主管課というものを定めておりますので、管財の職員一人がすべての財産を細やかに承知しているというところではございません。したがいまして、施設の目的、用途につきましては、主管課の方で現実把握し、担当者がかわるときには当然引き継ぎ行為を行い、時には現場での確認というものも脈々と今まで続けられておるという状況でございます。


 ただ、きょうも土地賃借料の中でも町長の答弁がありましたように、財産の有効利用、むだなものについてはやっぱり処分する、また民間への譲渡等、全庁を挙げて、今後、プロジェクトの中できっちりときょう御提示いただいたことについて取り組んでいく必要があるというふうに認識しております。


○議員(3番 内田 精彦君) 回答がなかったいうのは、わからなかったいうことですか。


○総務課長(小倉 義幸君) いや、それが、各主管課でそれぞれ目的、用途について管理しておりますので、総務課の方ですべて何百という施設を、現場に応じてすべてを把握しているということではないということでございます。ですので、また予算委員会等で具体的に主管課がお答えできる範囲でお答えしたいというふうに思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 主管課から連絡がなかったということでございますが、次に、先ほどもちょっとお話が出ましたが、学校施設関係の管理体制は一般的にどうなっているのか、これは教育長ですかね、課長ですか、答弁願いたい。一般的に管理はどうされておるのか。


○議長(千原 祥道君) 植田教育総務課長。


○教育総務課長(植田 一教君) それでは、お答えをいたします。


 学校管理施設につきましては、教育委員会の方で台帳を整理いたしまして、教育委員会の方で管理をいたしております。具体的には、それぞれ学校の方で直接の管理はしていただいております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それぞれは各学校で管理しておるということでございますが、余りあれでございますが、一般的に、例えば学校内での事故あるいは事件があったときにはどのように処理されるのか、答弁をお願いしたいというふうに思います。教育委員会の方まで、要するに学校からそういう報告が、事故、事件等があれば教育委員会の方に上がってくるのかどうか、上がってくればどうするのかと、町長の行政の方へまで連絡が行くのかどうか、その辺のことについて答弁願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 植田課長。


○教育総務課長(植田 一教君) 御質問にお答えをいたします。


 学校の中で起きた事故、それぞれございますけども、報告をいただいております。それにつきまして、子供たちの教育の関係もございますので、そうしたことを考慮しながら対応させていただいております。以上でございます。


○議員(3番 内田 精彦君) 行政へも連絡するか。


○教育総務課長(植田 一教君) それは中身によりますので、行政というか、いわゆる町長部局でございますか、それには報告することもございますし、しないこともございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、次に参ります。旧横田幼稚園、これははっきりとわかりませんが、旧横田幼稚園跡地なのか旧横田公民館跡地、多分横田公民館跡地だと思いますけれども、永生クリニックの隣のとこにございます。このことについて、9月議会で同僚議員から跡地利用について質問があったところでございますが、この横田公民館跡地、1,822平米あるわけでございますが、現状は、これはどうなっているのか、報告をしていただきたいというふうに思います。登記書でいきますと、1049番の1、宅地、1,821.6平米と、こういう数字が載っておるところだろうというふうに思っておりますが、現状についてお聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 旧公民館跡地並びに旧幼稚園の跡地、同じ箇所になるわけでございますが、先ほどありました9月議会にも同様の趣旨の御質問をいただきまして、お答えしたところでございます。行財政の効率化の一環ということで、町が保有している駐車場、もしくは借りている駐車場、こういったものについて見直しを行い、できるだけ町の所有している土地の中に駐車場を移行していくということが維持管理経費、行政経費の節約になるということで、とり行ったところでございます。


 建物を、老朽化しておりましたので、除却いたしまして、跡地については、その当時も御説明いたしましたが、職員の駐車場として使いたいということで、アスファルト舗装を残地についてはかける予定でございまして、先般発注も準備ができたところでございます。ただ、町民の皆さんにも有事の際の避難場所として御活用いただくというふうなことも申し上げております。


 それから、その中でも一部、院外薬局の敷地にも利用したいという申し出があって、本年の3月31日に一部薬局の方にお貸ししているという状況でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) この横田公民館跡地の中の一部を院外薬局に3月31日付ですか、貸せてやっておるということでございますが、これは賃貸契約されているのかどうか、賃貸契約されているのであれば、その内容はどういうものなのか、お知らせしていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 御質問にお答えをいたします。


 賃貸借契約についてでございますが、今般の一般会計補正予算に予算計上をさせていただいておりますけれども、1,821.6平米のうち383.75平米を医療関連施設として、平成22年3月に契約をしております。今、供用しておられまして、年額使用料は12万1,779円、所要額を補正予算に計上をさせていただいております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、答弁いただきましたが、平成22年3月31日付いうことでございまして、今回の12月補正に上げておるということでございますね。私、3月31日付いうことでございますので、当初予算には間に合わなかったかと思いますけれども、6月補正、また9月補正がこれまであったわけでございまして、そのときになぜこの12万1,779円ですか、これが上がってこなかったのか。現場の方はどんどん建物は建てておる。8月からは営業を開始しておる。予算上は上がってこない。これは非常におかしいことだと。その年の年度に上げればいいと、こういうお話ではないと思います。支出じゃないから、歳入の方だからいいじゃないかと、こういう考えになろうかと思いますけども、それはおかしい話ではないかと思いますが、この辺のことについてどう考えておられるのか、答弁をお願いしたいと思います。これは財政のこともございますので、企画財政課長にお願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 藤原企画財政課長。


○企画財政課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。


 駐車場の用地として民間に貸してるもの、これについて予算計上がおくれたのではないかということでの御質問だと思いますが……(「院外薬局」と呼ぶ者あり)院外薬局の方に貸してるということで、これにつきましては、おっしゃるように、当初予算ではもう間に合いませんでした。したがいまして、6月なり9月に計上すべきところであったというふうには私も認識をいたしております。ただ、このことにつきましては、9月の予算特別委員会の方でも若干御説明をさせていただいたところですけれども、3月のとこで契約は結んでおりましたけれど、この額について再度協議をしたいということでございましたので、今回、その協議の結果、今回補正の方で計上させていただいたということでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) いろんな事情があろうかと思いますけれども、なるべく早く予算計上していただきたいというふうにお願いしておきます。


 最後になりますが、広報に登載してありました町長への手紙について伺いたいと思います。


 広報10月号に町長への手紙が掲載してございましたが、どのような考えで計画されたのか。また、今日までの状況について伺いたいと思います。これは担当課長ですかね、お願いします。


○議長(千原 祥道君) 小倉総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 先ほどの御質問にお答えしたいと思います。


 町民の皆様の御意見、御要望を町政に反映するため、毎年1回、町政座談会を開催し、本年は各地区ごとに座談会を開催をさせていただいたところでございます。この中で、自治会の御意見というのがほとんどなわけでございます。ここらあたりの枠にとらわれない幅広い年齢層の皆様の御意見、細部にわたりお聞きする機会を今後さらにふやしたいという考えのもとに、新たな試みといたしまして、町内全戸に配布しております広報奥出雲の1ページに町長への手紙の掲載を計画したところでございます。


 いただきました御意見、御提言については、町長が直接拝読いたしまして、関係各課と協議の上で町政に反映してまいる考えでございます。また、夢のある御提案やアイデアについては、匿名により広報誌やらホームページやらで概念を紹介、公表することも考えております。


 今後も町政に対する御意見、アイデアを積極的にお寄せいただきたいというふうに考えておるものでございます。


 なお、これまでの状況はということでございまして、10月広報に掲載したところ、現在までに2通の貴重な御意見をちょうだいをいたしております。御提案の内容につきましては、ただいま関係各課で対応を検討をいたしておるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) この町長への手紙につきましては、昨年でしたか、同僚議員から町長への手紙の制度化というふうな質問もあったと思っておりますが、この制度化ではございませんけれども、町長への手紙ということでございまして、非常にいいことじゃないかというふうに思っております。


 先ほど総務課長からも話がございましたが、広報を見ますと、内容を見ると、いただいた御意見、御提言は、町長、担当課と協議の上、町政への反映をもって回答にかえさせていただきます。いただいた御提案については、匿名により町の広報誌やホームページなどに概要を公表することがあります。こう書いてあります。私はこれを、全部の意見、提言者に回答はできないのかどうか、そうすれば、町民と役場との信頼関係が、それに伴いましてより濃い提言とか意見が出るのではないかと考えるわけでございますが、そういう考えはないのかどうか、答弁願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 回答についてでございますが、先ほども総務課長が答弁したとおり、提案やら御意見の内容によって一つ一つ検討してまいりたいと思っておりますが、もちろん中には私が直筆で返事を書いた方がいいというふうなものがあれば、そういうふうな対応もとらせていただくと。すべてが私の直筆で対応できるというものでもないと思っておりますが、内容によってはそういうふうなこともする必要はあると思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町長の直筆で回答でなくても、できれば全部の意見、提言者に対して回答がしていただければ、それが一番いいじゃないかというふうに思っております。


 なお、意見、提言を受け入れる場合に、向こう何年間、何年ぐらいまでにできる意見を提言等に採用するかどうかいうことがあれば教えていただきたいと思いますし、一般的に町行政と町民との約束、いろんなことがあろうかと思いますが、こういうものはいつまでに実施しなければならないものなのか、その考えはどんなもんなのか、わかれば教えていただきたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町長への手紙というのを広報誌の方で用意させてもらって、そのまま使っていただけるようなスタイルは、これは県の広報誌では知事への手紙ということでもう既にやっていらっしゃいます。私も、手紙に限らず、いろんなところで町民の皆さんの生の声をできるだけ多くお聞きするような機会は今後もつくっていきたいと思っております。提案いただいた内容、意見等について、これは町に対するというよりも、奥出雲町長、井上個人に対する町民の皆さんの率直な御意見を私が謙虚にお聞きしようというつもりで始めたものでございます。役場として対応できること、あるいは町長の気持ちを伝えること、まさにケース・バイ・ケースだろうと思っておりますが、積極的で前向きな提言、あるいは役場の庁内組織挙げて検討していかなきゃいけないような問題については、役場としての対応方針も関係課で協議をしてお答えをしていくと、そういうふうなことを考えたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほどもちょっとお話ししましたですが、一般的に町行政の方が町民とのいろんな会合、いろんなことについたときに、いろいろ要望が出てくるわけだと思います。それに対しまして、町行政が何々をするよと、こういう約束した場合に、いつまでにしますよと、こういうお話じゃなくて、やってあげますよと、こういうお話があった場合に、それは大体どのぐらいの、例えば3年とか5年とか、そういうことがあるのか。どのような考えを統一的に持っておられるのかどうか、聞かせていただきたいというふうに思いますが、どんなもんでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) いつまでにかということでございますが、私も町長職を預かってはおりますが、任期をいただいている職でございます。任期内でできること、中・長期で対応しなきゃいけないこと、すぐにできること、もろもろあろうと思っておりますので、そこら辺はまさにケース・バイ・ケースで対応させていただきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) まさに任期がありますので、その中で対応していただくことだろうというふうに思うわけですが、最後のお願いでございますが、任期中だということでございますが、町長も私どもと一緒で、昨年の5月から町長に就任されました。それまでの町の約束事等がたくさんあろうかと思います。それが全部町長に通じておるかどうか、ちょっと私は疑問に思っております。いろんなことを地元の人から聞かせていただきます。それを町の方へ出かけて、こういうことが約束してあるようだけれども、実施できないのかと、こういうお話をするわけですが、なかなか実施してもらえないというふうな現実がたくさんあると思います。そういうことがありますので、町長は職員から、そういうものがあれば、どういう約束をしておるのかどうか、そういうものも全部把握していただいて、事業仕分け、約束しておりますから事業仕分けということにはならないというふうに思いますけれども、対応をしていただくようにお願いをさせていただきまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。


○議長(千原 祥道君) 以上で本日の一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 以上をもちまして本日の会議日程はすべて終了をいたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでございました。


            午後4時40分散会


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