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島根県 奥出雲町

平成22年第3回定例会(第2日 9月 7日)




平成22年第3回定例会(第2日 9月 7日)





  
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平成22年 第3回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第2日)


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            議事日程(第2号)


                   平成22年9月7日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


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           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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             出席議員(15名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     5番 藤 原 充 博君


    6番 村 尾 明 利君     7番 若 月 忠 男君


    8番 内 田 正 男君     9番 松 ? 正 芳君


    10番 吾 郷 益 已君     11番 大 垣 照 子君


    12番 景 山 孝 志君     13番 岩 田 明 人君


    14番 若 月 康 男君     15番 福 本   修君


    16番 千 原 祥 道君


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             欠席議員(1名)


    4番 藤 原 友 征君


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             欠  員(なし)


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            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 高 橋 安 典君  書記 ───── 田 辺 綾 子君


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          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 和 泉 一 朗君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 小 倉 義 幸君


企画財政課長 ─ 藤 原   努君  地域振興課長 ─ 堀 江 嗣 之君


町民課長 ─── 野 原 万寿老君  健康福祉課長 ─ 尾 方   豊君


税務課長 ─── 吉 川 孝 司君  教育総務課長 ─ 植 田 一 教君


生涯学習課長 ─ 川 本 健 二君  水道課長 ─── 稲 垣 和 利君


農業振興課長 ─ 糸 原   敬君  農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君


建設課長 ─── 松 島 昭 雄君  出納課長 ─── 山 根 道 人君


病院事務長 ── 内 田 久 貴君  総合政策室長 ─ 堀 谷 智 樹君


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            午前9時30分開議


○議長(千原 祥道君) ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 日程に入ります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(千原 祥道君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、7番、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会に一般質問の機会をいただきましたので、次の1点3項目について町長、教育現場における教育長の御所見をお伺いいたします。


 農山村交流を通した地域活性化についてであります。


 このところことしの夏休みも終わり、各学校では2学期が始まっています。少子高齢化社会がますます加速し、奥出雲町にあっての高齢化比率は36%強で推移しており、反面昨年の出生率は78人と、毎年のごとく減少し、人口も自然減が続いております。小学校、中学校、高校ともに児童生徒数も減少しておりますが、児童生徒たちが短期、長期に中山間地の農山村に滞在し、農家民泊や町内の施設で都市部からの留学によっての学習、農林作業体験等で自然との触れ合い体験をすることで児童たちの学ぶ意欲や自立心、思いやりの心をはぐくむ教育効果が高いと言われております。


 この留学の歴史は、昭和43年に東京の小学校教師が夏休みにふるさとの長野県で行った教育キャンプが発端であると聞いております。生活の方法としては、農家やセンター併用方式あるいは山村留学住宅方式等が多くとられていると聞いていますが、いずれにいたしましても地元の学校に通い地元の子供たちと一緒に学校生活と地域の人との交流と生活を送ることにあります。


 1項目めといたしまして、このように意義も大きく、奥出雲町に児童生徒の農山村交流をどのように考え、対応されるのか、町長と教育現場の教育長に御所見をお伺いいたします。


 2項目めといたしまして、奥出雲町内には県立横田高等学校がありますが、年々入学生の減少が続いており、クラス数も現在は4クラスと聞いておりますが、その要因はいろいろあると考えます。生徒たちは学校に魅力があれば県内はもとより県外からの生徒さんを呼び込むこともできると思います。普通クラスだけでは生徒数が減少する中ではますます生徒数を確保することは厳しいと思います。(仮称)総合学科等のクラス設置も地域の実情を考え取り入れることも大切であると考えます。同時に、教員の体制も強化できると考えます。また、地元中学校からの入学率のアップをしなければならないことは基本であるということを、また地域を挙げての入学率アップをしなければ生徒数の確保は難しいと考えます。いずれにいたしましても地域の学校で学級数が減少することは地域の活性化が衰退することに結びつくと考えており、横田高等学校の教育環境整備で特に生徒数増員計画についての協議状況と対策等について県、関係機関等への連携による取り組みの考えについて、町長と教育現場での教育長の御所見をお伺いいたします。


 3項目めといたしまして、児童生徒の農村交流によって地域外からの個人や地域との交流が始まり、都市と奥出雲町との交流が活発化することで経済効果や地域活性化が向上すると思います。この究極の目的は、定住者の増加であると考えます。また、これからは国際交流に力を入れた交流の活性化だと思います。町内には国際交流協会もあり、それぞれ活動されており、その成果といたしましてホームステイ等を通した交流人口の増加につながっています。また、国際結婚されたカップルも町内には26組あると伺っております。今後も増加する傾向にあると思います。


 このように町内の民泊での交流や町内での観光や宿泊等の交流は活発化しています。中でも韓国からの来町者数は昨年からことしの8月末現在で230名からの人数と聞いており、今後もふえると聞いています。今やこのように地域間交流や国際交流は全国的に取り組まれており、この経済効果から来る地域活性化に結びついていると言われております。このように積極的な国際交流についての取り組みが必要と思いますが、町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 若月忠男議員の御質問にお答えをいたします。


 初めに、都市部からの児童生徒の農山村交流についての御提案をいただきました。


 町内でも既に他地区との児童生徒の交流については、例えば亀嵩地区においては公民活動の一環として毎年2回安来の島田地区の児童生徒との交流活動を行っていらっしゃるようでございます。こういう交流活動がさらに広がっていくことを期待してるところでございますが、御質問をいただきました農山村留学につきましては全国的に取り組まれるようになってから既に長い年月が経過しております。少子化による希望者の減、都市部と受け入れ側の思惑の違いなど厳しい運営状況、減少傾向にあるとも聞いております。


 こうしたことから今日では、子供だけでなく家族も含めて家族留学方式に転換する動きが広まっているようでございます。町の空き家活動制度も利用しながら自然あふれる魅力ある環境のもとで交流が深まり、これがU・Iターンにつながっていく、子育て環境、教育環境、奥出雲はすばらしいところだというのが広がっていきまして、それがU・Iターンにつながっていくような取り組みをしてまいる必要があろうと思っております。


 また、新たな取り組みとしてもたたら製鉄体験やそろばんづくりの産業体験、斐伊川を利用した清流遊び、雪を利用しての自然体験、田植え、稲刈り、しめ縄づくりなどの農業体験など伝統産業と農林業を通した児童生徒の農山村交流など、今後取り組むべき課題は多々あると認識しております。


 さらに先般の町政座談会でも各地区で訴えましたが、お孫さんが松江や出雲あるいは都会の小学校、中学校を卒業すればお父さんとふるさとが違ってしまうと。お父さんは退職すれば奥出雲に帰ってくるかもわかりませんが、小・中学校をこちらで卒業しない子供さん方は奥出雲が既にふるさとでなくなるわけでございます。そういうふうなことからも3世代住宅の改修への助成なども今後検討していくべき事柄だろうと思っております。


 なお、このような各種取り組みが成果を上げるためには、地域住民の方々のいろんな御支援、御理解が必要だと思っております。町民の皆様の御意向を伺いながら関係機関と連携し、地域に子供たちの元気な声が響く町づくりにつながるよう取り組んでまいりたいと考えております。


 次に、横田高校の生徒増員確保についてのお尋ねでございます。


 先般も関係者協議を行いました。私を初め町の教育委員会の委員長、教育長、担当課長、横田高校からは校長先生、教頭先生、そして仁多・横田両中学校の校長先生により会合を持ったところでございます。この中で中学校における進路状況や進路指導、横田高校の4学級維持に向けての取り組みなど現状についての共通理解や課題について協議を行い、早急に対応していくこととしたところであります。既に具体的な取り組みにつきましては、できるところからということで中学校における進路に係る三者面談の充実を初め高校から中学校への出前授業や中高連絡会など中高連携の充実、高校説明会、オープンハイスクール、さらには公開授業の実施などできるところから対策を講じていくということにしております。


 特に横田高校で学びたいと思える魅力ある学校づくりの推進に向けましては、総合学科という御提案もいただきましたが、こういうふうなことは県教委とも協議が必要だろうと思いますが、そういうふうなことも含めまして関係機関と連携しながら横田高校への志願者がふえるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。


 3点目は、国際交流についてであります。


 市町村が行う国際交流は、人と人との交流、心と心の交流を通じてお互いの歴史、文化、伝統の違いを認めた上で双方が刺激を与え合うことで地域の活性化につながると言われております。住民主体の交流が広がり、より多くの方々が身近なところで交流に参加できるようになることが大切であると考えております。


 また、近年外国人の定住化が進んでいることから、異なる文化や習慣を尊重し合う多文化共生の町づくりを進めていく必要もあると思います。現在奥出雲町の外国人登録者数は8月末現在で118名、国際結婚をされ奥出雲町に在住されている御夫婦が26組ございます。言葉や文化の違いを乗り越えて同じ町民として幸せに暮らしていただけるサポート活動の大切さも認識しながら取り組んでいく必要があろうと思っております。


 また、町の国際交流協会においても積極的な活動を展開いただいております。特に韓国からの来訪交流は昨年度は160名、今年度既に125名が来訪されております。先般の三成愛宕祭りやホームステイなどを通して交流の輪が徐々に広がっているものと認識しております。今後とも外国人住民に対する情報提供の充実などの多文化共生の町づくりを進めるとともに、島根県が進める韓国を初めとする海外からの観光客の誘致事業を積極的に推進してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 第1点目の1項目めでございますが、農山村交流につきましては、新潟県の上越市、十日町市では年間60団体から5,000人からの交流人口が受け入れられておるわけでございます。その地域は、当然教育、地域活性化ができていることが報じられておりまして、地域も元気であると言われておるところでございます。


 仁多中学校には安来市の西比田からの生徒さんも通学されておると聞いておるわけでございまして、奥出雲町は子育て支援も充実している町ではないだろうかなと思っておるとこでございます。奥出雲町においても関西奥出雲人会とか広島奥出雲人会等々ございまして、そこにおられます奥出雲町出身の県外で生活をされておる親御さん等々に呼びかけまして、日本の原風景を満たしていると言われております奥出雲町での農村交流事業を取り入れることについてはぜひ取り組んでいただきたいと思っておるとこでございます。


 それから2項目めといたしまして、よく御承知のとおりでございますが、隠岐島前高校には地域外からの定員がふえております。一定の効果が出ておるとも報じられておるとこでございます。横田高校には以前から安来市西比田や鳥取県日南町とか阿毘縁の方からいわゆる学生さんが過去通学されておられたわけでございます。町内学生に対しては通学の経費の助成とか、両地区からの横田高校への通学生の呼び込み等に当たってのいわゆる通学助成等とか冬期間の寄宿舎、寮等への経費の負担等々の助成も必要不可欠ではないだろうかなと考えていますが、いま一度答弁を願います。


 3項目めといたしまして、国内の交流を基本とすることはもちろんでございますが、これからの国際交流を強化すべきであると言われております。中でも奥出雲町から近い韓国との交流は昭和57年7月に当時の島根県知事、恒松知事さんが慶尚北道をされたのが始まりと聞いております。現町長でございます井上町長も平成16年10月には当時の島根県の環境生活部長時代に県の代表として韓国を訪問されているところであります。島根県と韓国は、竹島領土問題では良好な関係ではないことはわかっておりますが、この交流は別の角度から必要であると考えております。


 先般、東京のあるカメラマン、プロデューサー氏が来町されまして、撮影後に手紙をいただきました。今回訪ねてみて忘れていた日本がいっぱいあることに驚かされたと。今思い出さなければならない。奥出雲の日本をもっともっと映像を使ったりインターネットでユーチューブなどに発信することで国内はもとより世界からの反応が返ってくることの手紙をいただいて意を強くしたところでございます。国際交流の強化で地域の活性化がより強固になるものと考え、交流人口の増加にもつながると考えますが、再度町長の御所見を伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) さらに踏み込んだ積極的な御提言等いただきまして、ありがとうございます。


 小・中学生の農山村交流の取り組みにつきましては、島根県内では山村留学では大田市の北三瓶中学が有名ですが、先ほど御紹介のありました上越市等については我々も今後勉強して参考にさせていただきたいと思っております。


 それから高校の学生確保ですが、隠岐の島前高校も20年前からこれは実はレスリング留学ということで松江市の武道館でやってるレスリング教室の子供たちを隠岐島前高校に留学させると。寄宿舎もきちんと整備して取り組んできたと。それで隠岐島前高校をレスリングの島根県の国体の指定校にして長年やってきたわけですが、これもやはり少子化の影響で苦戦をしておるようでございまして、海士町においてはレスリングだけでなくてもっと違う意味合いの島への留学を取り組んでいるというふうにも聞いております。


 横田高校においてもホッケーについても十分留意することはもちろんでございますが、いろいろ御提言いただきました比田地区とか阿毘縁地区からの生徒の通学の便の向上あるいはバス通学費の助成等も高校側と一緒になりまして今後検討する課題だろうと思っております。


 それと国際交流協会については、議員御紹介いただいたように大変韓国からの皆さん喜んでくださっております。私も必ず玉峰温泉で歓迎のあいさつを町民を代表してするようにしておりまして、二言、三言はハングルで行います。ホームステイをされる人との対面式とかいろんな諸行事があるわけですが、皆さん一様にこの奥出雲の自然とか歴史、文化だけでなくて、皆さんが本当に温かいと、何回も来たいと、そういうホスピタリティー精神が伝統としてあるからそういう交流も続いていくだろうと思っております。これについても特に韓国の場合には日本書紀の一書にはスサノオノミコトが唐の国から船を仕立てて鳥上の峰に着いたと。そしておろち退治をしたというふうな記載もあります。そういうふうなことも含めて古来からの朝鮮半島と出雲との交流について、たたら製鉄のことも含めましてさらにアピールをしていけば、こういうふうな交流あるいは観光交流がさらに広まっていくものと考えておりますので、何分今後とも御支援、御協力いただきますようにお願い申し上げます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 以上、お願いをいたしまして、一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 次は、2番、内田勇議員。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、3項目にわたって質問させていただきます。


 まず最初に、新たな過疎対策についてでございます。


 本年4月、過疎地域自立促進特別措置法が改正され、いわゆる過疎債の対象範囲が大幅に拡充されました。これまでの過疎債は、施設整備などに限定され、とかく過疎対策を進める際には使い勝手の悪さが指摘されておりましたが、今回の改正で地域に応じた過疎対策をより柔軟に進めることができるようになりました。


 そこで一番の問題が交通弱者対策でございます。奥出雲町内にも自動車運転できない高齢者は、日常の買い物や病院に通院するために多くのタクシー代がかかることがあり、交通弱者のために乗り合いタクシーやバス運行に過疎債の活用が可能であると思いますが、どのようにお考えであるか、お伺いをいたします。


 さらに人口流出に伴う空き家や荒れ地の増加は、農山村維持、景観にとってマイナスになるだけでなく、そこに暮らす人々の治安対策の面からも早急な対策が求められます。地域住民らによる景観保全活動への支援や空き家の利活用にも過疎債は利用できるはずでございます。


 また、地域の特性を生かした新産業の創出や地域の人々が将来にわたって安心して暮らしていくための諸施策にも過疎債は活用できますが、積極果敢な取り組みをされるのかどうか、また財政指数による過疎債の上限額は幾らぐらいになるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 新たな過疎対策について何点か御質問いただきました。お答えをしたいと思いますが、法律改正によりまして、6年間の期間つきでありますが、延長されました過疎地域自立促進特別何とか措置法ですか、につきましては、過疎債という、これ借金ですが、町民の皆さんはおわかりにならない人もありますんで、内田議員は御承知であると思いますが、もう一度説明しておきますと、例えば1億円起債を起こす。それを過疎債で借りると元利償還金の70%ですから7,000万分、これは地方交付税措置で手当てをされると、ただ30%だけは自前で払っていくと、こういう日本の田舎にとりましては地域振興を図る上で大変有利な、また重要な制度でございます。これが延長され、しかも従来はハードだけでしたが、ソフト対策にも使っていいというふうな制度改正がなされましたので、これについては十分な活用ができるようしっかりと検討し、また皆さんの意見も聞きながら個別事業案を詰め、起債充当の適否について県、国とも協議を進めてまいりたいと考えております。


 一般的には行政運営に通常必要とされる人件費などの内部管理経費は使えないということでございますが、きめ細かな事業を積極的に展開する、そういう中で地域が将来にわたって維持できると、住民の皆さんが安心・安全に暮らすことができる地域を何とかして守っていけるような仕掛けをつくっていく必要があろうと思っております。


 今回の過疎法の改正に伴います新しい奥出雲町過疎地域自立促進計画につきましては、今後いろんな御意見なり要望等も聞いた上で12月に町議会へ提案させていただきたいと思っております。


 それからそこの中でも特に交通弱者のことをまず最初に触れられました。このような中で交通弱者対策は極めて大事でありますが、一方で町道の整備との兼ね合いもある。奥出雲交通の路線バスダイヤでの運行方式だけでは限界があると。路線バスをどんどんふやせばそれだけ経営にも影響受けますので、それについては慎重に考えたいと思っておりますが、御提案ありましたデマンドバスとか複数の人の乗り合いタクシー的な運行でありますとか、他の有償輸送、低廉な必要性についても地域公共交通会議もことし設置しておりますので、そこの中で具体に詰めまして、年度末には具体的な対策を策定をしたいと考えております。検討結果を踏まえまして可能なことは来年度からやっていきたいというふうに思っております。


 それから空き家対策にも言及がございました。空き家バンク制度を創設するということはこれまで町独自ではやっておりませんでしたが、空き家の利活用図っていくという、これまでの町が買い取って改修をして貸し出すという方法だけでなくてバンク制度についてもこの創設について検討をする必要があると考えておりますので、これについても取り組んでまいりたいと思っております。


 それから景観保全にも触れられました。景観保全対策も極めて大事であります。山が荒れ、農地が荒廃するというのは、いかにも地域がすさんでいるというふうな印象を与えるわけでございますので、これについても重要事項として取り組んでいく必要があろうと思っております。


 最近でございますが、県の方から10月から景観法で定められている景観行政団体の指定をするというふうな文書もいただく予定にしておりまして、今後、景観形成基準の策定等を行うとともに、奥出雲らしい良好な景観形成が図られますよう住民の皆さんと一緒になりましていろんな景観スポットを探り当てる、あるいは掘り起こしながら景観の保全整備あるいはサイン整備等の事業をハード・ソフト両面から過疎債を活用しながら取り組んでまいる必要があろうと思っております。


 それから新産業創出についても新しい過疎債のソフト部分で活用できるところはどんどん取り組んでまいりたいと思いますが、現在木質バイオマスタウン構想の策定の委員会を9月の2日にスタートさせておりますので、そういうところでの議論の動向も見ながら山林の維持や山林資源を活用した新産業の創出に向けて計画づくりを行い、この過疎債の活用にもつなげていけたらと思っております。こういうことを行いながら新たな雇用の創出にもつながればと思っているところでございます。


 それから新たな雇用の創出というところでは、奥出雲振興を中心にいろんな取り組みを行っておりますし、建設業の農業参入についても加工品等いろいろ支援もしているところでございます。トロッコ列車も人気が高うございますので、町の駅長を任命するなど観光分野でも新たな雇用の創出を目指した取り組みをしているところでございます。先ほど言いましたようなところは現在は緊急雇用対策の経費でやっておりますが、24年度以降は新しい制度を考えていかなきゃいけないという課題もあります。過疎債を活用したこういうふうな雇用創出のソフト事業について積極的に検討を進めてまいりたいと考えております。


 それからソフト対策で使える過疎債の上限の額はというお尋ねもございました。おっしゃいましたように、普通交付税の基準財政需要額や町の財政力指数を用いながら算定をするということになっておりますが、今年度の奥出雲町の上限は今のところおよそ1億8,000万ぐらいだろうというふうに聞いております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 大変ありがとうございました。


 公共交通協議会のことについてちょっと交通弱者対策の関連で再度お尋ねしたいと思いますけども、本年5月に1回会合開かれたのみで、それ以後開かれていないようでございます。秋までにそういう結論が出たとしても実質いろいろな面で交通手段を持たない方のバス運行なりいろいろな交通弱者に対する実施されるのはいつごろになるのかということをお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 今の段階で明確なことは申し上げられませんが、できるだけ早く地域公共交通会議を立ち上げるようにという私の指示で5月には第1回をやったわけですが、担当してるところが地域振興課ということもありまして、5月、6月、7月と奥出雲町発足の式典やら記念イベント、盛りだくさんにいろいろな行事をこなすというところに追われておりまして、正直言いましてこの地域公共交通会議をどう回していくかというところまで手が回らなかったというのが正直なところでございます。若干落ちついてきましたので、早急に議論のスケジュール、あるいは来年度目指すべき課題、そういうことを整理して精力的に議論をさせまして、できるものからでも来年4月1日間に合うものは間に合わせたいと、そういうふうに思っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。それでは、来年4月1日できるようにひとつよろしくお願いをしたいと思います。


 それでは次に、2番目の質問に移ります。新しい福祉についてでございます。


 公明党は、年金、医療、介護の充実に加え新しいリスクに対応できる新しい福祉を提案しておりますが、そのうちの5項目についてちょっとお伺いをしたいと思います。


 まず、うつ病対策についてでございます。うつ病対策について、4月から認知行動療法には保険の適用ができるようになりました。この普及体制整備をどのようになっているのか、お伺いをします。


 さらに児童虐待は、新聞、テレビ等で報じられるように全国で起きております。このような悲しい事件が起きないように幼い命を守るための防止対策はどのように考えられるのか、お伺いをします。


 さらに、いじめ、不登校、引きこもりは近年ふえているように伺いますが、早期発見、早期対応に努めるとともに、教育相談体制は充実しているのか、お伺いをいたします。従来の社会保障の考え方では対応し切れない課題に対処していくのが新しい福祉でございます。


 次に、障害者福祉の向上について、障害者の就業と生活支援は重要と考えます。現在ありますけやきの郷やふきのとうの施設サービスだけで十分なのかどうかをお伺いをしたいと思います。


 さらに、きのうの山陰中央でも報道されておりましたけれども、島根の障害者賃金を来年度中には2万5,000円に引き上げるという目標を掲げていらっしゃいますけれども、現実には工賃倍増計画は昨年度の平均工賃をさらに下回るという倍増どころか減額となっていて、1万円少々の状態であるように私は聞いております。こうした障害者福祉の向上についてお伺いをしたいと思います。


 さらに高齢者の孤独死対策も奥出雲町内でも起こり得ることを想定して高齢者が安心して暮らせる体制をつくらねばなりません。


 また、現在問題になっています100歳以上の高齢者の生死の不明のことがきょうの新聞報道でもございました。奥出雲町でも48名の方がわからないというふうに載っておりますけれども、どうしてこういうことが起きたのかということをお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 福祉関係について何点か御質問いただきました。


 まず、うつ病対策でございますが、うつ病につきましてはいつだれでもかかる病気というふうな認識をお互いに持つことが必要ではないかと思っておりまして、町としてもいろんな啓発活動を行っております。例えばことし4月には、すべての世帯にまめなかホットラインという小冊子を配布しております。いずれにしても精神科医のところに行けば保険適用はされるだろうと思っておりますので、お話ありました認知適応障害がどういう症状なのかよくわかりませんが、基本的にはうつ病として保険適用がされるものと認識しております。


 それから児童虐待防止対策についてでありますが、こういうことが我々の国で頻繁に報道されるということは日本国民として大変残念な気がしていっぱいであるところでございますが、児童福祉法では児童虐待を発見した場合は児童相談所への通報がすべての国民に義務づけられております。奥出雲町から出雲の児童相談所へ相談した件数は、平成20年度においては34件で、児童虐待に関するものはそのうち1件あったようでございます。21年度は、全体件数は56件でございますが、児童虐待に関するものはなかったと聞いております。町では、平成19年度に要保護児童対策地域協議会を設置しておりまして、児童相談所、雲南警察署、保育所、幼稚園、小・中学校、教育委員会、民生児童委員など関係機関による連絡会議を開催しております。こういう問題はいずれについてもケースごとに極めて慎重な対応をしなきゃいけないデリケートな問題抱えておりますので、関係機関と今後とも十分連携をさせまして早期の発見、早期の対策に努めてまいりたいと考えております。


 それからいじめ、不登校、引きこもり等についてでございますが、この4月からは教育委員会が作成しました奥出雲町生徒指導にかかわるサポート計画に基づきまして具体的な取り組みも進めているところでありますし、そういう中でこの4月からは県教育委員会から指導主事の派遣を受けるなど体制づくりも行っておりまして、諸問題の対応と解決を図っているところでございます。


 それから障害者福祉につきましては、基本的には障害者年金等含めてベーシックな部分では国の法制度においてきちんと手当てがされるべき問題だと思っておりますが、就労機会の確保あるいは障害者の方々が生まれ育った地域で地域の皆さんとともに生活ができるような支えは町としても積極的にやっていく必要があろうと考えております。最近ではカルチャープラザ1階のコーヒーハウスといいますか、おんぼらーとというところもふきのとうの方で開設していただきまして、町民の皆様が多く利用してくださっております。こういうことも支えることの一つであろうと認識しておりまして、国、県との役割分担もちろんございますが、町としてできることは積極的にかかわっていきたいと思っております。


 それから高齢者の孤独死の問題についても言及がございました。奥出雲町では、本年の4月1日現在65歳以上のひとり暮らしの高齢者が585名となっております。そのうち75歳以上の方が420名いらっしゃいます。75歳以上の高齢者人口は3,338名でありますので、75歳の高齢者のうちひとり暮らしをなさってる人の割合は約12.6%に上がっております。地域での見守り活動あるいは民生委員さん等の見守り活動に加えまして社会全体で見守りをしていくというふうなことが求められているわけでございますが、こういう中で光ファイバー網を利用したテレビ電話を75歳以上の高齢者世帯を中心に設置しておりまして、コールセンターから定期的に声かけ、安否確認等を行っております。町外に暮らす家族の方からも日々の見守りに参加していただく方法としておはようタッチのメール発信サービスなども行っておりまして、今後こういうふうな取り組みもさらに充実させていきたいと思っております。


 それから高齢者の方の除籍等の問題につきましては、戸籍担当の町民課長の方から答えさせます。


○議長(千原 祥道君) 町民課長。


○町民課長(野原万寿老君) 御質問にお答えいたします。


 先ほど除籍といいますか、戸籍の中で生存をされておりまして、住所が不明な方が町内で48名おられました。この方は、住民票がない方でございまして、生存がもちろん確認ができない。100歳以上の方が実は町内に18名、調査時点が少し前ですけども、おられまして、この方については健康福祉課、福祉事務所の方で生存確認ができておりますので、全国的に住民票があって生存が確認できないという方は奥出雲町内にはいらっしゃいません。


 戸籍上生存されていて生存が確認できないという事例につきましては、私どもおられるということは承知をしておりましたけども、何人おられるというのは、今回電算化をしておりまして、即座にわかったということでございますが、これが電算化してなければなかなか一枚一枚戸籍をひもといて確認しなくちゃいけないですので、その点は確認できたということですけど、戸籍事務につきましては基本的に法務局の事務でございまして、市町村は委任事務ということで法務局の監督のもとで行っている事務でございます。48名というのがわかりましたので、少しずつなぜ現住所、戸籍の付票というのが現住所書いてあるものでして、現住所がないのか、最後の住所地でどうなってるかという確認はしなくちゃいけないですし、町外転出をされてその後わからないという方については転出先の市町村へ照会をして生存確認をしていただくということでかなり時間がかかることでございます。基本的に戸籍については、本人あるいは家族の届け出で記入をするものでございますので、行政の方では特に一々住所、生存を確認して記載をするということではございません。ただ、住基のように事件性とか年金問題のように実質の問題性はございませんので、どこの市町村も後回しになってるというのが現実でございます。今後、私どもの方も少しずつ調査をいたしまして、まず家族等に調査をすると。それから転出された方についてはその市町村に照会をするということでございますけど、全国的に問題になっておりますので、すぐにすぐそれじゃあできるかいったらなかなか難しい問題もありますし、今後、法務局の指示を待ちまして調査に移りたいと思っております。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


 うつ病の対策については、毎年全国で3万人以上の方が自殺をなさってるという状況もございます。ますますストレス社会になって、どうしてもうつ病等なりやすい環境もございますので、どうか少しでもそれを食いとめるためにひとつ努力をお願いをしたいと思います。


 それでは、最後の質問に移りたいと思います。定住促進のためのふるさと回帰運動についてでございます。


 奥出雲町の人口も毎年200人以上の方が減っております。10年後の奥出雲町の人口は、1万1,000人から1万2,000人ぐらいになるのではないかと予想されますけども、団塊の世代と言われております昭和22年から24年までの3年間に生まれられた世代の人口は約670万人と言われております。順次定年退職を迎えられる年代となっております。


 そこで今こそ団塊の世代にUターン、Iターンを呼びかけ、地域の再生を図るときではないかと考えます。生まれたときから人口が多いということで進学、就職、会社にあっても競争にさらされ続けた年代と言えます。こうした団塊の世代の人材を確保するか否かで今後の地域づくりは大きく変わると言われております。


 私は、先月、岡山県笠岡市の瀬戸内海にある笠岡諸島6島の中の北木島と真鍋島を視察する機会を得ました。真鍋島というのは、瀬戸内少年野球団の映画でも有名になったところでございます。笠岡諸島6つの有人、人が住んでいらっしゃる島で今現在は2,800名ぐらい。高齢化率は62%で、限界集落の中でNPO法人が32世帯73名の移住を成功させたり、過疎地有償運送事業、介護保険事業など島民の生活をサポートするためには島おこしのためには何でもやるとの熱い思いで頑張っておられました。


 今、田舎暮らしのブームもあります。今が絶好のチャンスであり、今の時を逃してはならないと思います。団塊世代が元気な今がチャンスであり、5年後、10年後では遅過ぎるように思います。どのようにお考えか、お伺いをいたします。


 次に、奥出雲町内での同窓会に助成金の支給を考えてはどうでしょうか。少しでもふるさと奥出雲での同窓会の開催を支援することでふるさと回帰につながり、交流人口の増加になればと思います。


 さらに最後に、わかりやすい奥出雲を本にして発刊できないかということです。奥出雲をどのように説明したらよいか知らない世代、また奥出雲がわからない。私もその一人でございます。何とかわかりやすい、この本を読めば本当奥出雲がよくわかるという本が発刊できないものか、そのように思います。多くの遺跡も発見され、奥出雲の歴史、文化、伝統が町民に理解され、多くの人に読まれて、奥出雲の魅力を全国に発信し、また町民のだれもが奥出雲を誇りに思って帰ってこいよと呼びかける足がかりになればと思いますが、お考えをお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) ふるさと回帰運動ということでございますが、今、私自身も団塊の世代でございますが、多くの者がふるさとを後にして都市部で働くような時代でございました。そういう方がこの際、帰ってくるということについてはぜひともいろんな支援をする必要があろうと思っております。特にお父さん、お母さんがいい年になったから介護のためにも帰らなければならないと、そういうときにいろんな話を聞きますけども、配偶者の方の協力がないとなかなか一緒に帰ってこれないと。ですから都会の家はそのままにしといてダブルのハビテーションをやるというふうな形の田舎に帰ってくるというふうな方もいらっしゃいます。何よりも、おまえも帰ったかと。じゃあ、おれも帰ると、そういうふうな動きが広がっていくということが大事であろうと思っておりますし、何よりもそのためにはこの奥出雲の地域が明るくて元気だと、皆さんが楽しく生活していらっしゃると、そういうふうな地域の雰囲気といいますか、ムードも極めて大事であろうと思っております。例年のように東京仁多会、関西奥出雲会等もことしの11月には開催されます。そういうふうなところでは積極的なU・IターンをPRしたいと思っておりますし、いろんな機会を通じましてこれは町民挙げて取り組んでいく事柄だろうと思っております。やはり全国でいろんな取り組みがなされております。海がなければ行きたくないとか、もっと広々とした高原のような町がいいとか、いろんな好みがありますが、奥出雲町トータルとして十分にいろんな人にアピールできるすばらしいふるさとだと思っておりますので、積極的に取り組んでまいりたいと思っております。


 それからこのブームは絶好のチャンスということは我々も当然認識しておりまして、既にこの4月からは奥出雲ごこちというウエブサイトも流しておりまして、奥出雲町の紹介やらいろんなことをやっておりまして、多くの方から見ていただいております。いろんな感想もいただいておりまして、こういうウエブサイトにもU・Iターンの情報等も載せております。


 また、10月の初めだったと思いますが、このウエブサイトの奥出雲ごこちを通じて定住お試しの募集をしたところ定員を上回る応募ももう既にいただいております。特にUターンの方はともかくIターンの方はいきなりというわけにもなかなかいきませんので、定住お試し住宅等の整備も一方で図りながら、この奥出雲のよさをPRをしていきたいと思っております。


 それから何よりもここで田舎暮らしをしてみようという気持ちになられた方への行政はもちろんですが、地域挙げてのやはり支援も大事であろうと考えております。


 それから同窓会に助成金をということでございました。既に全国の自治体ではUターンを呼びかけるというふうなことで取り組んだある市町村もあるやに聞いておりますが、そういうふうなところの制度も十分研究しながらやっていきたいと。特にここら辺では41の厄落としとか60の還暦のときには同窓会が盛大に開催されてるというふうなこともあると認識しておりますので、今後の検討課題にさせていきたいと思います。


 それから丸ごと1冊わかりやすい本にして発刊しろということについてもPR媒体、情報媒体が今印刷物からインターネットとかいろんなものに移ってるような時代ではありますが、これも神話の時代から現在に至るまでのこの奥出雲の地域資源を十分魅力あふれるような形で伝える印刷物も可能だろうと思っておりますので、費用対効果等のことも含めましてこれも検討させていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 大変ありがとうございました。どうか人口が年々200人以上減っていくことは年々さらに数がそれ以上に減っていくということでございますので、1万人ちょっとの人口にならないように一人一人が頑張っていかなければならないと思っております。以上で私の質問終わります。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、1番、塔村俊介議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。一般質問の機会をいただきましたので、今回は消防団についてと雇用確保・産業振興についての2点をお聞きしたいと思います。


 まず1点目は、消防団についてでございます。


 この議会においても私が調べました限りここ何年か消防団について取り上げられることがございませんでしたので、本日は消防団の議論を通じて町民の方にも消防団の役割を知っていただいたり、あるいはまだ入っておられない若者の方にぜひ消防団に入っていただけるような機会にできればというふうに思っております。


 さて、その消防団でございますが、私が今回聞きたいのは持続可能な消防団をつくるために必要なことは何であるかということでございます。


 今回の町長の所信表明演説の中でも夏にありました夏季総合特別訓練でありましたり、また先月ありました県の操法大会についての健闘の話も出ておりました。私自身も消防団三成分団に入らせていただいて2年弱がたちますが、入る前に思ってたイメージと入って実際に自分が活動してみて違うというところもございました。ただ、言えるのは消防団の方々には本当に、給料は多少は出ますが、ボランティアに近い中、仕事がある中ふだんの活動していただいて、この奥出雲町を守っていただくということは町長がおっしゃるように本当に頭が深く下がる思いでございます。


 ただし、その消防団さまざまな役割があると思いますが、町長が消防団に期待してる役割というのをまずお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 塔村俊介議員の御質問にお答えします。


 まず、消防団に期待している役割はということでございますが、最近の社会環境や自然環境の変化は以前に比べまして変化のスピードそのものが速くなってきておるのが特徴だろうと思っておりますが、災害の形態につきましてもそういうふうな中で複雑化、大規模化あるいは局地化等いろんな傾向がございます。このような中で消防署とともに地域に最も身近な防災の機動力である消防団の活動は、ますます重要になっていくものと思っております。団員の皆さんが仕事を持ちながら地域の防災リーダーとして幅広い活動を行っていただいておりますことについて改めて敬意と感謝を申し上げる次第でございますが、今後とも地域に密着した消防団は、災害に強い町づくりを担うことはもちろんのこと消防団活動を通じて団員の皆さんが友情と信頼を深められ、地域の活性化のためのリーダーシップも発揮される存在に成長されるだろうと思っております。いずれにしても必要不可欠な存在だと思っておりますので、団員の確保等いろいろ難しい点もあろうと思いますが、町としてもいろんな支援をしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) その消防団でございますが、本当に昔からここにおられる課長の方々あるいは議員の方々も消防団は1度は通った道であると思います。


 ただ、その消防団でございますが、社会情勢、もちろん気候変動等で予期しない災害が出てきたということもございますが、それとともに先ほどの内田勇議員の質問の中にもありましたが、人口減少というのが本当に大きな課題となっております。人口減少、特に子供も減っておりますが、その後に続く若者の数の減少というのは待ったをかけない状況、またこの奥出雲町が発足して5周年たったこの5年の間にでも急激に変化している情勢であると思います。まずその辺の消防団の現状について概要あるいは定員のどのくらい足りているのか、どのくらいの現実おられるのかということを総務課長からお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) 御質問にお答えをいたしたいと思います。


 本町の非常備消防の概要でございますけれども、団員数は定員615名に対しまして現在599名、うち女性団員が6名でございます。


 機動力につきましては、機械的には普通積載車でございますが、19台、それから軽の積載車が17台、次に自動車ポンプが12台、指令車が2台、広報車が1台であります。


 定員充足率につきましては、97.4%でございます。


 現団員の平均在団年数は10年と3カ月、合併後に退団されました団員の皆様の平均在団年数は14年でございました。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 現状はよくわかりました。


 今後どのようにその数あるいは、定員がこのまま推移していったとして消防団に入っていただける団員の数どのように推移するのか、推計がありましたらよろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(小倉 義幸君) お答えいたします。


 まず、統計から見ましても若年層の人口や少子化によりまして担い手となる対象者数は減少をいたしております。しばらくはこのような状態が続くものと見ております。こうした課題を早期に解決するためにもさまざまな観点から定住施策、少子化対策等を講じているとこでございます。


 団員の推移予測との御質問でございます。現段階での奥出雲町人口予測では、10年後の平成32年には合併時を100といたしますと指数で10年後には82と予測されております。これを単純に消防団員定数に当てはめますと550人となりまして、現定数から65名の減少が推測されます。ただ、人口推移のみでこのように語ることはさまざまな問題が含んでおると思いますので、今後とも消防団や消防署と密接な連携のもとで消防体制についての検討をする必要があると考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 今の現状、今後の推移よくわかりました。


 さて、消防団についてですが、町長にお聞きしたいと思います。消防団について本当に毎年毎年操法大会へ向けて頑張っておられたり、日々の消防活動頑張っておられると思いますが、団員は消防団についてどのようなイメージを持っておられるというふうにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 団員自身の皆さん方がどうイメージを持ってるかというのは私は推測の域を出ないわけでございますが、町長として期待をするところのきれいごとばっかり言ってもしようがないとは思いますが、いろんな御苦労があろうと思います。ただ、職場や家族の理解や協力を得ながら組織として団体行動やら規律を重んじてみんなでやっていくというのが消防団活動の原点だろうと思っております。また、自分たちの地域は自分たちで守るという使命感も当然お持ちだろうと思っております。そして近年失われつつあります地域内のきずなを何とか大切にしようというふうな思いも持ちながら幅広い活動ができる、あるいは将来的にも地域のリーダーとしてやっていこうと、防災を通じてそういうふうな地域リーダーとしての成長を皆さん方で一緒になってやっていこうというふうな頑張りを皆さんされているだろうと理解しております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 本当に町長がおっしゃるとおりであると思います。今消防団員のイメージというのをお聞きしたのは、町長がおっしゃることはもっともでもあると思います。ただ、この人が少なくなる中、消防団への負担が大きくなっていることも事実であります。本当に一生懸命やっていただける方というのは消防に思いを持って、のぼせもんと言われながらも消防団命で地域とのかかわりも大事にしてやっておられる方もいらっしゃいます。


 一方で、この消防団、本当にじゃ消防署ができたからといってなくしてもいいというようなものではありません。何としてもこの地域にとって消防団を残していかなければなりません。


 消防団の現状でございますが、私の部を例にとりますと、ふだんの活動としては月1回集まって消防ポンプの点検をしたり、あるいは水路点検をしたりというのがふだんの活動です。火事があれば出動していくということでございますので、月に1回、2回、3回ということでありますので、そんなに負担になってない部分もございます。よくあと町の方がおっしゃられる消防団は飲んでばっかおるわみたいな話もございますが、それも会費を出し合って点検が終わった後、飲み行くとかいうことでございますので、御容赦いただければというふうに思います。


 いつも消防団員と話をするとき、火を消すのはわかると。そのための訓練もわかると。予防活動もわかる。災害が起こったときもわかると。それはなくてはならないもんだと思うと。


 ただ一方で、ことしも操法大会は夏季総合訓練でしたが、県大会操法訓練というのがございまして、それが非常に負担という言い方はあれですが、時間をかなりとるものになっております。本当に思いを持ってやっていただける方に練習もしていただいて、もう長い時間、本当に毎日、土日もほぼない中やっていただけるのは確かなんですが、一方で、出るということはいいことだとは思いますが、ちょっと1回ここで消防団の本音を聞いていただければなというふうに思います。例えば町の操法大会であればもう廃止した町もありますし、県の操法大会であっても全市町村が出ているわけではありません。出るにしても飯南町などは小型ポンプのみ1台、1チームだけ出すというようなこともございます。これで今ここで結論を出すということではなくて、1回消防団についての意識調査を全団員に対してやっていただければと思いますが、町長のお考えをお聞きします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 歴史と伝統のある奥出雲町消防団の極めて大事なことについての御質問でございますので、もちろん町長の一存でできるような話ではないと思っておりますが、御提言のありましたようないろんな声を広く聞きながら、今後の対応を考えていくということについては消防団本部の皆さんとの協議も含めていろんな場で町長としても考えさせていただきたいと思っております。


 ただ、操法大会が負担になってるということは十分承知しております。昨年三成消防団が小型ポンプで優勝候補と言われながらまといを逃したというふうな結果もありましたが、最後皆さんの話を聞いてみますと負担も大変だし、家族にも迷惑かけるが、最後までやったということは操法大会の準備を通してやはりみんなで力を合わせて目標に向かって頑張るという中からいろんな貴重なものが得られたというふうな声も聞いておりますので、いずれにしても御提言いただきましたことは消防団本部の方にもしっかりと伝えたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 確かにおっしゃるように、操法大会についてはいい面、悪い面もあると思います。操法大会の検討会、私は亀嵩分団の会に出席させていただきましたが、惜しくもまといは逃しましたが、本当に一体感があって団員全体で、部員全員で喜んだ会でございました。そういうところも必要かなというふうに思いますが、今の私が言いたいのは、いい面ばっかり取り上げられてるところもありますし、その期待ばっかり大きくなっているところもありますので、1回いろんな意見を吸収して話し合う機会を持っていただければというふうに思います。


 もう一つ、操法大会とまた違う面でございますが、消防の定員あるいは再編についてでございます。小倉課長がおっしゃったように、例えば定員については97%という高い充足率を誇っていると思いますが、その部員の中には奥出雲町内に住んでおられない方、あるいは消防団というのは基本的には担当自治会が決まって、その中から部員は出していくということでございますので、自治会ごとによって担当が割り振られて、1回消防団に入ってやめましたと。したら自治会内に若いもんがおらんのんでもう一回ある程度高齢になってから入りましたというような例もございます。あるいは三成分団で申しますと三成分団で7部ございますが、高尾地区だけで今2分団あるような状況です。戸数で割りますと本当に大変厳しい、仲よく2分団やっていただいてるなという思いがございます。


 ただ定員を減らせばいいということではなくて、まずは町長、課長がおっしゃるようにその対象の方をふやすというのが1番であると思います。


 そして2番目には、その操法大会のことも整理して、やっぱりできるだけほぼ全員の若い方には消防団に入っていっていただけるような環境づくりをしていかなければならないと。ただ、その上でどうしても不公平感、負担感があるところについては定員の見直しも含めて今後5年、10年後でも構いませんので、その将来性を示していただければというふうに思います。本当に30過ぎで消防団入って50歳過ぎまでやめれないというような部もございますので、できるなら入ってもらって10年間はびしっと働いて、後は後輩に任せるような体制ができれば入る際も納得感が出るんではないかなというふうに思います。これはお願いでございます。1点目の質問を終わらせていただきます。


 2点目については、雇用確保・産業振興策の具体的施策をということで質問させていただきます。


 現在総合計画がつくられておりますが、総合計画のアンケートの中でも働く場所の確保あるいは産業振興という分野は重要度が物すごく高いというふうに町民が思われているにもかかわらず満足度が低いという項目でございます。現状は確かにそうかもしれません。そして同時に、非常に難しい分野でございます。これをどのように町長がトップとして切り開いていくのかというのをお聞きしたいと思います。


 まずは現在の全国的な景気の悪さがございますが、町内の雇用情勢に対する見解をお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 現在の町内の雇用情勢に対する見解といいますか、私の認識をということでございますが、町長選挙に立候補を表明したのが昨年の3月でございまして、誘致企業、本社がある企業全部状況を聞かせてもらうために歩きました。リーマンショックの直後、日本経済も最悪の時期でございましたので、主なところでも最盛期の4割というふうなところもありましたし、6割、7割というところが多かったと思っております。最近もいろんな機会を通じまして状況を把握しておりますが、七、八割までは回復してきていると。業種によっては計画以上の実績を上げておるというふうなところもあります。いずれにしても町内にある雇用機会を提供していただいております企業は、日本経済、社会経済にある意味ではいろんな意味で直結しているような時代になっております。この秋にもまた企業連絡協議会も開催する中で、経済状況の勉強会やら、あるいは関係の企業の雇用主あるいは工場長の皆さん方との意見交換の場も近々持ちたいと思っております。いずれにしても最悪期からは抜けているが、予断を許さない状況が続いてるというふうに認識しております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 本当に町長おっしゃるとおりではあると思います。


 ただ、もう一つつけ加えたいことございまして、確かに景気の波というのはここ10年、20年クラスで見て今が景気の底であるかもしれません。ただ、この奥出雲町で言えるのは、今のまま景気が回復したとしても昔のいいような時代というのはなかなか望めない状況になっております。


 それは一つは、人口が1年単位で見ても150人単位で減ってるというのを見ますと、10年たてば今の一つの小学校区がそのままなくなるというような情勢であります。そう見るとそもそものこのお金の動きというのがなくなってまいりますので、雇用する場も厳しくなってくるだろうというのがございます。


 もう一つは、建設業についてでございます。この島根県、奥出雲町にとって最大の産業は、公務員にかかわる産業あるいは第三セクターに関する産業、もう一つが建設業、この3つの柱でほとんどと言いますと言い過ぎですが、半分近い常時雇用者を雇っている現状がございます。その建設業が厳しくなっている現状は、今後も民主党政権が続く限り、あるいは自民党政権になったとしてもなかなか小渕政権の時代のような建設業をフル活用して雇用を守っていくという格好にはなりにくいのではないかなというふうに思っております。ここ数カ月でも奥出雲町内2社の方が建設業から撤退したという現状ございます。そういう現状も踏まえて、また政策を打っていただければというふうに思います。


 そこで産業振興、建設業だけに限りませんが、町長、この後どのように重点的な分野で取り組んでいかれるのか、御見解をお聞きします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 産業振興につきましては、これが一方で安定した雇用の場の確保、あるいは安定した所得の提供というふうにもつながっておりますので、最重要課題として取り組んでいく必要があろうと思っております。先ほども塔村議員が御指摘になった状況認識については私もほぼ同様の認識でおりますが、やはりいろんな情報交換をしながら、あるいは技術連携・提携をしながらいろんな取り組みをしていく。


 その中で一つ私が提唱しておりますのは、奥出雲ブランドでいろんなものがさらに成長産業としてやっていけないかというふうなことでございます。農林商工が連携したような産業振興は、さらに進める必要があると思っております。農業所得の向上にもつながるような取り組みが必要ですし、さらに新エネルギービジョンの策定委員会でお願いしております木質バイオマスタウン構想づくりによるところの新たな環境に配慮しながら豊富な森林資源を活用した雇用の場の創出でありますとか、さらには福祉あるいは観光など福祉の中には広い意味では子育て教育等も入れてもいいかもわかりませんが、この奥出雲町の地域資源や豊富な人材を利活用した取り組みがあらゆる産業分野で求められていると思っておりまして、困難な時代ではありますが、みんなが知恵を合わせて取り組んでいけるような仕掛けづくりについても、いろんな御提言なり御意見拝聴しながら町としても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) もう少し詳しくお聞きしたいと思いますが、先ほど町長がおっしゃられた1つ目、農業所得についてでございますが、農業所得少しずつ各農家で上げていくという考え方は根底にはあると思いますが、町長がイメージされてる農業の産業のイメージというのは、もう専業農家で食べていけるイメージというのを想像されているのか、あるいは今の兼業農家という状態の中で働きながらでも田んぼでももうかるから田んぼをこれからもやっていって残していこうというイメージをされてるのか、まず1点目そこお聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 農業につきましては、専業農家でやっていらっしゃる方もいっぱい知っておりますが、大変な業界だと認識しております。米の専業ではコスモ21さんのような成功事例もありますし、そのほか野菜農家、花農家、すさまじい努力をしながら農業一本で生活を維持していらっしゃる方もおられます。ただ、私は、中山間地域の現状を見ておりますと、やはりこの地域農業を守っていくのはそういう方たちの御活躍、頑張りも必要ですが、ベースは1次兼業、2次兼業ではないかと思っております。そうした方々が集落営農でありますとか農業経営法人等の組織化を図りながら地域全体で農業守っていくと、そういう取り組みが必要であろうと思っておりますし、それとこの恵まれたふるさと奥出雲でとれる農産物を付加価値化をつけていくと。既にそういう取り組みも始まっておりますが、そういうことで素材としての農業生産物でなくて奥出雲ブランドをつけて所得の安定、向上につなげていく取り組みが今後とも必要だろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 農業については安心いたしました。それはなぜかと申しますと、昨年町長に商工会青年部との懇親会、意見交換会においでいただいて、私どもはびっくりいたしました。町長が目指される農業の姿として今の奥出雲町の農業、中山間地の農業は効率が悪過ぎると。17日あれば農業は田んぼ、米つくりはできるんですよということをおっしゃいました。覚えておられないかもしれませんが、それに青年部員みんな驚いて、本当にそんなことでやっていけるのだろうか。中山間地の農業を知っていただきたいという思いがございましたので、ぜひ農業で専業で食べていくということも必要ですが、いかに棚田を初めとする条件不利地域の農業大変かということを、またそこに対しても施策を打っていただければというふうに思います。


 2つ目、福祉でございますが、民主党もさきのバイオマス含めて環境、福祉が重点分野だと言いますが、私はどうも福祉の雇用の拡大のイメージがなかなかつきにくいところがございます。町長がおっしゃられる産業振興分野面においての福祉産業というのはどのようなものをイメージされてますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) やはり老人福祉施策の中からサービスに従事するような場をつくっていく必要があろうと思っております。現在の介護保険法等も含めまして老人福祉施策については、私はまだまだ改善する点がいっぱいあるんではないかと、そういうすき間でありますとかニッチな部分を見ながら本当の需要があるところにすぐ対応できるようなことが求められていると、私の個人的な事情も含めましてつくづくそういうふうに思っております。


 また、子育て支援あるいは環境レンジャー等のこともございます。せっかくの我々は奥出雲のこのふるさとですから、さらにこの地域を磨きをかけていく、あるいはさらに住みやすい町にするという取り組みの中から新たな雇用の場が幾らかでも創出できるような取り組みをみんなで取り組んでいく必要があろうと思っております。そのためにも町は、戦略本部機能を十分に発揮しなければならないと絶えず考えております。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) お考えはよくわかりました。


 ただ、まず子育て分野については、もう御承知のように子供の数が減っていく中でどうしてもその分野にサービスを充実させていったとしても従事する人間は少なくなっていくと思います。既に幼保一元化の中で幼稚園、保育所が一体化されればその分職員の方は少なくなると思います。


 そして老人福祉分野ですが、全国的な日本の課題としての老人福祉産業がこれから大きくなるということはわかるんですが、島根県、奥出雲の現状見ますと、ほぼあともう数年後に対象老人数のピークが来るという現状がございまして、なかなかその老人の対象の福祉施設もふやしにくいという現状もあると思います。単なるニーズの中からこたえる老人福祉だけではなく、例えばホスピスであったり、あるいはまだなかなかないと思いますが、都会型ではなくて畑がついたような有料の老人ホームをつくっていって雇用を拡大していくようなこともまた考えていただければというふうに思います。


 今いろいろの重点分野おっしゃっていただきましたが、私は昨年の一般質問でもそのようないろんなことをしていく上で現状の地域振興課に置かれました商工係だけでは産業振興を一番の重点分野にしていくのは難しいんではないかという提言をいたしました。そして産業振興課をぜひつくっていただきたいという提言をいたしました。今回の4月の再編大変期待しておりましたが、結果から言いますと地域振興課が大きくなるというよりはさらに企業経営課の業務が地域振興課に参って、人数もほとんどふえないという現状がございました。なぜ産業振興課を創設されなかったのか、町長の所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) なぜ産業振興課をつくらなかったかということでございますが、一般的に市は部制をしいておりますが、町村は課制でございます。県下の町村の組織機構、私もいろいろ見ておるつもりでございますが、産業振興課では賄い切れなくなるから農業振興課が独立したり、そういう動きが一般的でございます。ですから塔村議員御指摘のような町の組織横断的な取り組みができるようなものを考えようと思いますと部制にする必要があろうと思います。今観光振興あるいは三セク担当あるいは町内誘致企業等地域振興課の方で所管をさせておりますが、町長部局の中で、もちろん財政的なこともありますので、企画財政課あるいは総務課等もろもろのところが連携しながら産業振興を図っていくと、そういう取り組みを現在しているところでございます。地域振興課については、御指摘のようにさらに増員等も検討し、充実させる必要があるのではないかという認識は私も持っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長がおっしゃるように、ほかの市町村見ましても産業振興課という単独の名前といいますか、課でやっているとこは少ないと思います。私が言いたかったのは、産業振興課をつくるということ自体にこだわるのではなくて、明らかに今の地域振興課を見ますと業務範囲が広い中で商工係、課長除きますと3人という体制の中ではなかなかその地域振興課商工係だけでは産業振興ということは担うのは難しいのではないかなというふうに思います。


 一方で、この4月に環境政策室もできましたし、農業振興課につきましては本当に農業の奥出雲にふさわしい陣容がそろっていると思います。課単位だけではなくて、産業振興というくくりの中で町長もおっしゃいました農商工連携というのは非常に大きなキーワードでございます。どうか課だけにとらわれず今回若手職員による遊休施設プロジェクトチームをつくられたような産業振興プロジェクトチームというような柔軟な考え方も持ちながら、ざっくばらんな奥出雲町の産業振興どうするという会をつくっていただければというふうに思います。


 さて、産業振興につきましては、すぐできること、あるいは時間かかることあると思いますが、この春卒業した高校生、大学生あるいは来年春高校生、大学生については一年一年が奥出雲に就職できるかという瀬戸際でございます。現在の高校生、大学生などの町内就職希望者の就職状況について地域振興課長にお尋ねいたします。


○議長(千原 祥道君) 地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。


 来年の春卒業予定の横田高校生のうち雲南管内の就職希望者に対する求人率は現在のところ100%と伺っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 100%なら安心いたしましたと言いたいところでありますが、ぜひもう一回校長先生とも話し合っていただきたい、あるいは大学生の本音を探っていただきたいというふうに思います。結果的には100%であったと思いますが、本当は町内に就職したかったのに高等技術校に行ったとか専門学校に行ったという生徒も何名もおるというふうに聞いております。ぜひそのような意見も拾っていただければというふうに思います。


 さて、産業振興課のところに戻りますが、町では事業者に対してどのような面を行政として支援していただけるのかということお聞きしたいと思います。こういう支援制度があるよという情報であったり、その会社に成りかわって外に営業に行く人材であったり、あるいはお金の面であったり、こういう企画があるけどやってみたいかというような面が考えられると思います。町としては事業者に対し行政として支援する気があるのか、あるいは町はあくまでも町としてであって、本当に町内で何かやりたいという人がおれば県や商工会を頼ってほしいということなのか、町長の所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) どのような支援が可能かということでございますが、制度的なことについては国、県、市町村それぞれ役割分担があります。そこら辺のことも踏まえながら町としてできることは最大限の支援をしていきたいと。例えば昨年から言っておりますように、私自身が東京、大阪でトップセールスをして歩くというふうなことも三セクの商品だけでなくいろいろ行っております。エヌ・イー・ワークスさんのお菓子でありますとか、大馬木の龍神水等のPR、宣伝活動も私自身が営業部長のつもりでやっておりますし、新規参入しようと、あるいは起業家を目指したいうふうな方がいらっしゃれば町内の方であれば身近なところは町の方で一緒になって県に行ったり商工会に行ったりするような支援は当然のことながらやっていく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) なぜこのような質問をしたかということでございますが、私は結局いろんな起業家の方がいらっしゃいます。あるいはどっかへ工場を出したいという方がいらっしゃいます。そのときに何で奥出雲町を選んでいただけるか。そういう場合に今の奥出雲町は、なかなか売りになるところが少ないなというふうに感じております。確かに自然の中で過ごせます。土地も余ってます。ただ、それはどこの市町村、田舎の市町村に行けばあることであります。どうか奥出雲町ならではの、何が奥出雲町に来る決め手になったのかというような人でも構いません、お金でも構いません、物でも構いません、そういったものがないと奥出雲町に雇用の場はなかなかできていかないだろうなというふうに思います。


 手元に京都府の与謝野町の産業振興施策のお知らせというペーパーを配っておりますが、ここまでする必要があるかということは置きましても少なくとも与謝野町にはこういうメニューがあって、企業経営する方を大事にしているなという姿勢はこの1枚を見ただけでもわかります。どうか奥出雲町に行きたい、起業したい、あるいは奥出雲町にこういう進出したいという方が気軽に、あるいは目を引く相談窓口をつくっていただければというふうに思います。


 そしてお金の使い方に関してもこの厳しい情勢の中でなかなかこういう支援をしていくというのは大変だと思いますが、今回の補正予算にも上がっております、例えば商工業支援のプレミア商品券が2,000万円の予算であったと思います。去年までのプレミアム商品券というのは、国からの補助で賄われておったと思います。今回のプレミアム商品については町の一般財源から2,000万円使うということでありますが、そういう底辺からといいますか、広く薄く商業を発展させることも大事かと思いますが、例えば2,000万円あげるから事業プランコンテストをするということであればそのうち10人、20人という雇用も集まってくるのではないかなというふうに思います。厳しい財源の中でございますが、何とかいろんな知恵を出していただいて、この奥出雲町に少しでもいろんな会社ができるように努力いただければというふうに思います。


 最後になりますが、雇用確保・産業振興の具体策の中で第三セクターの方向性をどのようにするか、お聞きしたいと思います。


 これまで奥出雲振興あるいは仁多米、シイタケを初めさまざまな第三セクターがつくられてまいりました。そして大きな雇用の受け皿となっております。


 ただ、一方で、今後この第三セクターと民間のすみ分けをどうするのか、あるいは今後バイオマス等の事業が出てくると思いますが、バイオマスをつくったときはまた第三セクターでやっていくのかということがあると思います。第三セクターの今後の方向性のイメージについて町長の所見を伺わせていただければと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 第三セクターの今後の方向性についてでありますが、現在でもパート等を含めた従業員数は8月現在で約330人近くとなっております。町内労働人口の約4%を占めておりまして、重要な雇用の場となっておりますので、今後も引き続き健全経営のために努めて雇用を維持してまいりたいと思います。


 新たな雇用の場の創出についても民間資本がこの厳しい経済状況の中でこの奥出雲町にすぐ導入できるようなことは難しい面もあろうと思っておりますので、第三セクター方式による雇用の場の創出については今後とも、健全経営を旨としながらもですが、可能性については幅広に検討をしてまいる必要があろうと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 現状の中で現状維持をしながら新たなところにも取り組んでいくという方向性はよくわかります。


 ただ、町長も就任2年目に入られまして、町長独自の考えを発揮されていかれてもいいのかなというふうに思います。


 例えば奥出雲振興でありますが、玉峰山荘、サイクリングターミナル、斐乃上荘と3つの施設を抱える中で、斐乃上荘につきましては去年の議会から冬季休館ということで、現在も赤字経営が続いております。町政座談会の中でも出てまいりましたし、町職員の遊休施設プロジェクトの中でも出てまいりましたが、そういうなかなか同じ町内の中で3つの宿泊施設を運営していくというのは難しいと思います。町の職員の提案にもありましたように、斐乃上荘のリフォームの際に「ビフォーアフター」という番組を使って宣伝をするとか、あるいはリフォームをした後、今の会社という組織形態では運営ができないというのであれば夫婦2人のような組織経営体でやっていけば斐乃上荘も何とかやっていけるのではないかというような提案もございました。いつも課長クラスともお話しいたしましても出てくるのは、そうは言ってもなかなか手を挙げる人はいないというお話がよく出るんですが、決してそういうこと、出なかったときは申しわけない、奥出雲振興お願いしますということになるかもしれませんが、1回ぜひ意欲がある方々を募集していただきたいというふうに思います。


 玉峰山荘についてもやりたいという経営者の方は何人かあったことございますし、ほかの施設についてもやりたいということをおっしゃった経営者の方はいらっしゃいます。道の駅、おろちループ等々もあると思いますが、今経営がいい中では第三セクターでやっていくということは何も問題ないと思いますが、今後情勢が変わる中で何とかこの、私は大きくなり過ぎた第三セクターだというふうに思いますので、できるだけ民間にソフトランディングしていくということも考えていっていただければというふうに思います。以上で質問を終わらせていただきます。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。40分から再開をいたします。


           午前11時30分休憩


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           午前11時40分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと休憩前に続きまして会議を開きます。


 次は、6番、村尾明利議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 一般質問の機会をいただきましたので、私は2つの案件についてお伺いをいたします。


 まず初めに、鳥獣被害の実態とその対策についてお伺いをいたします。


 農業は、本町にとって大変重要な基幹産業であることはだれもが承知してることでございます。


 その中でこうして近年農作物の鳥獣被害が急速に拡大してきております。かつては山沿いの集落において奥まった田んぼや畑に出没するという程度でございましたが、ああして近年野生動物の食害、イノシシ、タヌキ、ウサギ、アナグマ、こういったものが限られた地域と動物ということでありましたけども、今や町内の平たん地にもイノシシが出る、出没するというふうな状況にございます。とりわけイノシシについては、山沿いの田んぼをどんどん防護さくで囲んでおりますので、だんだん里へ里へと広範に拡大してきているというふうな状況にございます。


 また、近年カラスのほかにサギとかヌートリアなど新たな鳥獣の出現もありまして、被害の詳細は定かではございませんが、ことしになってまたシカとかクマの出現が報告されております。


 鳥獣被害がさらに拡大して農作物の生産に影響が広がれば、今盛んに耕作放棄地の解消に努めておりますけども、この解消方策はおろか拡大につながるようにも思います。ここで本当に本腰を入れた鳥獣被害の対策が必要ではないかなというふうに思っております。


 そこで何点か質問いたしたいと思います。


 本町において農作物の被害報告における加害鳥獣はどういったものがあるのか担当課長にお伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 御質問にお答えをいたします。


 本町における加害鳥獣といたしましては、イノシシ、タヌキ、アナグマ、ヌートリア、カラス、ウサギ、カワウ、キツネ、ドバト、それからツクノワグマなどでございます。


 なお、先般県の中山間センター農作物被害の対策を現地協議いたしました際、アライグマの食害とおぼしき残渣がございました。島根県西部、益田市周辺では盛んに出ておるようでして、奥出雲町でのまだ目撃情報はいただいておりませんが、今後可能性があるものと考えております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 今、課長さん何点か鳥獣被害、やはり食害をする鳥獣の種類等お話しになりましたけども、この被害状況ですね、重立ったものでいいと思いますけども、鳥獣被害の状況と、あるいは被害の換算金額ですか、前年度あたり、あるいはことしになってわかる範囲でひとつお答えいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 平成21年度の被害状況でございますが、ほとんどがイノシシによるものでございます。これにカラスとかサギの鳥類の加えた被害額でございますけれども、水稲で27ヘクタール、約125万円、雑穀類が2ヘクタールで16万円、飼料作物7ヘクタール、15万円、果樹1ヘクタール、4万円、野菜3ヘクタール、8万円程度。金額につきましては詳細な算定が難しゅうございますので、概算の金額でございます。


 本年度でございますけれども、現在までのところ農済へ被害報告出ておりますもの、コシヒカリはまだ出ておりませんが、もち・酒米でイノシシの被害が水稲で11ヘクタールの共済換算金額で18万円、クマの被害がブドウ13アール、58万円程度ございます。そのほか共済ではございませんが、クマによりスイートコーンが25ヘクタールの畑のうちの一部が荒らされておりますし、それからみつをとります養蜂の箱、これが20箱程度被害に遭っておる状況でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 今被害状況お話しいただきましたが、面積的には非常に広い面積にわたっているなというふうには思いますが、被害の金額からすると思ったほどでもないということでもございますが、ただ生産者としましては非常にこれに対する防衛といいますか、防除、あるいは復旧といったようなことが大変な負担になるということがあると思っております。


 先ほどクマの出没でブドウ園が荒らされたというようなことしの被害状況お話しなりましたが、8月16日に放送によってクマの出没が町内流れたとこでございますが、その後そういったその経過あるいは対策といったことがどういったことになってるのかちょっとお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 本年は、2年置きにクマがよく出没しておりますが、その出没年に当たるということで、町内各所で7月あたりから目撃情報があるようになりました。8月の14日に八川地区の雨川地内で農作物が荒らされたと。それから8月の16日は阿井地区の内尾谷地内で養蜂箱が荒らされたという通報ございまして、いずれも現地へ調査をしました結果、クマによる被害であることは確認をいたしました。農作物が荒らされるようになりましたし、また近隣に観光施設がございますので、8月の16日に県知事に対して有害鳥獣駆除の申請を行い、同日島根県からクマ捕獲用のおりを借りて出没地点へ設置したところでございます。


 内尾谷地内につきましては、8月の19日朝捕獲が確認されました。非常に暴れておりまして、放獣が困難な状況でございましたので、県立ち会いのもとで殺処分を行ったところでございます。しかし、その後も別の個体による被害が発生をしておりますために現在も引き続きおりを設置しておるとこでございます。


 それから雨川地内につきましては、開発の団地内、出没地点が非常に広範囲でございまして、現在まで捕獲はできておりません。引き続きおりを設置して捕獲に努めたいと考えておるとこでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 今クマの出没の経過お話しいただきましたが、具体的には阿井と雨川で、阿井の方では8月の19日に捕獲できたというふうなことでございますが、雨川の開発地においてはまだ捕獲ができてないというふうな状況のようでございます。


 私は、ちょうどその開発地の実態を見たとこでございますが、ブドウハウスの1棟はほぼ全滅というふうな状況になっておりますし、ちょうど2棟目に今入って3分の1ないし半分ぐらいは食害で非常に収穫が困難な状況に陥りつつあるというふうな生産者の話も聞いたり、また実態を見たところでございます。特に地元の皆さんが心配されるのは、ああしてクマの特に人をめった襲うことはありませんが、せんだって山口県の下関の方ですか、イノシシで亡くなられた方もございますが、クマはもっとある面では凶暴というふうなことで、非常に危険があるというふうなお話でもございますし、また鳥獣保護動物というふうなことでなかなか捕獲の許可がおりないために捕獲といっても即見つけたら殺処分するという、いわゆる鉄砲でも撃つというふうなことにはならないそうでございまして、おりの捕獲というふうなことのようでございまして、生産者の皆さんからすれば非常に手ぬるい対応が続くというふうな状況で、農家の皆さん大変困っておられたというふうな状況でございました。


 このハウスのブドウの被害、あるいは近くにスイートコーンの畑もございまして、これにもかなり丈夫な囲いをしてありましたけども、トタンを破って入るというふうな、クマの力は恐ろしいなというふうにも見たわけでございますが、相当な被害が出ておる現状をつぶさに見たとこでございます。これについての共済制度、いわゆる救済はどういったことがあるのか、ひとつお伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) ブドウ、スイートコーンの共済制度による救済はあるのかという御質問でございますけれども、被害程度は先ほど御質問にお答えしたとおりでございます。ブドウにつきましては農業共済の対象作物となっておりますけれども、スイートコーンにつきましては対象作物とはなっておらないところでございます。


 なお、先ほど人的被害のお話も出たところでございますが、クマに山林等でばったり出会ったときが一番危ないというふうにされております。ラジオとか鈴等音の鳴るものを身につけて入るということが対策でございます。絲原記念館、可部屋集成館あるいは鬼の舌震等観光客が訪れられるような周辺には現在立て看板を設置して音の出るものを携行いただくというふうな注意を促してるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 雨川の開パイ畑地でのクマの出没の被害については、ハウスブドウは農業共済、こういったもので救済が幾らかはできるというふうなお話でございましたが、他の野菜等については、特にスイートコーン等についてはないというふうな現状をお聞きしました。ああして開発地でいろんな作物をこれから意欲的に取り組んでる方々多いわけでございますが、こういった事態が各所に広がりますといわゆる耕作放棄地の拡大と申しますか、今再生事業を盛んに緊急雇用対策の中でやっておられるようでございます。非常にいいことだなというふうにも思っておりますし、期待もしておるとこでございますが、こういったことに今取りかかっているさなかこういった実態がどんどん発生いたしますと生産意欲は大きく減退するのではないかなというふうにも思っております。


 何か、特に水稲は共済制度ございますが、強制加入というんですか、ですが畑についてはごく一部の果樹あるいはハウスといったものにしかないということだそうでございますが、一般的な露地野菜等についてもぜひこの災害補償制度と申しますか、救済制度が町においてできないのか、町長にお答えをお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。


 鳥獣害による農作物の被害というのは、議員御指摘のとおり、これ耕作意欲にダメージを与えるというところは一番我々としても懸念をするところであります。しかしながら、このような被害に対してある程度の防止対策がとれるもの、また被害が広範囲であっても被害の程度が軽微なものですね、そういうふうなものすべてについてあらかじめ事前に補償制度を設けておくと、制度自体をあらかじめ設けるというのはなかなか難しい点があるんではないかと思っております。いずれにしましても農作物被害につきましては、被害の額あるいは範囲、もろもろケース・バイ・ケースで町としても対応していく方針でやらせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) なかなか補償制度といいますか、そういった取り組みは条件的に厳しいというお話をいただいたとこでございますが、町長おっしゃるように本当に生産意欲をなくすというか、特にブドウなんかは相当な年数を経た立派な成木になっておる中でそういった事態をどんどん招き入れるというふうなことで大変ショックを受けておられる状況にもございます。それからああして野菜生産に励んでる中でなかなか、特にクマなどは簡単に見つけたら次第殺傷するというようなこともできない動物でございまして、本当に困っておられるというのが実態だと思っております。


 そこで安心して取り組める制度の確立が必要ではございますが、なかなかならないとすれば今、町長おっしゃるようにケース・バイ・ケースで対応していきたいというお話でございました。過去鳥上地区においてひょうの被害がございました。水稲とか野菜とかソバとか甚大な被害をあったわけでございますけども、この時点においてもそういったお話をいろいろ町において対応策を問うた中で、それこそケース・バイ・ケースで被害者の皆さんに幾らかの補償といいますか、見舞金というようなものを出された経過もございます。今回はそういったことに該当するのかどうかわかりませんが、ぜひ検討いただきたいというふうにも思うとこでございます。


 それから私この鳥獣被害対策について考えますことは、情報の共有化といいますか、もうちょっと、なかなか町の方も苦労されてると思いますけども、全体的な取り組みといいますか、集落ぐるみとか自治会ぐるみといった対策チームといいますか、何かやっぱり具体的なものをもっと広げて取り組まないと本当に大変なことになるんではないかなと。猟友会とか、あるいはこういった動物への学識のある方、あるいは農家の皆さん、JAとか担当の町の行政の職員とか、そういった者が一堂に会してもうちょっと具体的な対策をこれから強めていっていただきたいなというのが私の提案でございます。町長にこのことについて御回答お願いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 御質問にお答えをいたしますが、私も中山間地域研究センターで2年間各地の取り組みをいろいろ見てきておりますが、やはり議員御指摘のように猟友会やら一部の関係者だけでなく、地域住民挙げて情報を共有しながら、目撃情報、被害情報等を迅速に情報を共有しながら地域挙げてこの問題に対応するためには、どういうエリアがいいかは検討の余地があろうと思いますが、対策協議会のようなものをイノシシ、クマ等の出没状況、被害の状況等も勘案しながら検討をするように指示をしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 町長からそういった対応策をいろいろお話がいただきましたので、鳥獣被害対策については以上で終えたいと思います。ひとつそういった対策を強化いただくようお願いをしたいと思っております。


 次に、町民憲章の制定をということでお話をしたいと思います。


 合併5周年迎えてさまざまな記念行事が計画されて実行に移されております。また、合併時に策定された新町建設計画、これをまた発展的に見直して、今度新たな奥出雲町総合計画が策定されようとしているとこでございます。この総合計画のもとに行政とか町民・企業・団体などが、あらゆる町づくりのこういった主体となって活力ある奥出雲町への思い・夢を共有して参画できる町づくりを目指すとしております。


 旧仁多町には、合併30周年記念として昭和60年に「みんなの誓い」町民憲章が制定されております。合併後、旧町のものとして今、顧みられない状況にあるのではないかというふうに私思っております。私は、この町民憲章のことにつきましては、合併の年の平成17年の12月の定例議会一般質問において新町が発足したのでひとつ町民だれもが心を一つにして町づくりに取り組む、そうした心意気を町民憲章といった形で制定してはどうかと前町長に問うた経緯がございます。まだ合併後1年というふうなことでございましたので、実現をできませんでした。


 実は私は町民憲章に関心を持ちましたのは、旧両町が合併論議ににぎわうさなか、ある研修会において合併が成就した新町の町長さんの講演で大変大激戦の町長選挙を終えて、これが大変なしこりとなって引きずって新町のスタートに困難に出くわしたと。しかし、この町の新しい町民憲章といったものが制定された中で、これを心に常に思い起こして根気よく町民と対話をして心を広くして理解を求めて今本当に行政に自信と誇りを持って取り組んでいるといったお話を伺ったとこでございます。


 また、旧横田町には町民憲章はありませんでしたけども、旧仁多町の公民館を回りました際にはある公民館の研修室に「みんなの誓い」町民憲章が掲げてございました。ここで公民館にお勤めの女性の方に尋ねましたところ、私たち公民館事業を行う者はこの町民憲章「みんなの誓い」を指針に活動をしておりますと。この言葉の一つ一つの中に活動のすべてがうたわれていますでしょう。合併しましたからには今度は新しい町民憲章がここに掲げられますでしょうねというふうなお話をされました。それがこの皆さんの手元に旧仁多町の町民憲章「みんなの誓い」ということでございます。これを見ますととても平易な言葉でお年寄りから子供までわかりやすく町づくりの指針が表現されていると思います。先ほど御紹介しました女性もまさに大激戦の町長選挙のしこりに苦労したという町長さんのお気持ちと全く同じような町民憲章への思いを持っておられたなというふうにも今でも思っておりますが、ひとつ合併5周年を迎えたということで、この時期にこれまで仁多地域で親しまれてきました町民憲章をベースに新たな奥出雲町町民憲章を制定する考えはないのか、町長の所信をお伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町民憲章をつくることについてどうかというお尋ねでございます。御承知のように、町民憲章は、町民が生活する上において規範、指針などを定め、目標として示すもので、日常生活の中で生かして、日々これを実践していくことが重要であります。県内の他の市町村等見てみますと、合併時にこの町民憲章を策定したところがほとんどだと見ております。新町町づくり計画の中においても議論はされたかもわかりませんが、時間もないことから当面はなくして、町民の歌はできておりますが、いわゆる町民憲章そのものがまだだということでございます。議員御指摘のように、日々の生活を行う、あるいはいろんな活動を行っていく上で精神的なよりどころになるものであり、その意義は私も十分理解をするところでございます。この策定をするかどうかについても議会の皆さんとも十分議論をしながら、あるいはすり合わせをしながら今年度策定をする予定にしております奥出雲町総合計画の内容も踏まえながらこの町づくりの主体である町民一人一人がふるさとに誇りを持ちながら果たすべき役割や責任を自覚することができるような町民憲章をつくるかどうか、この総合計画の策定過程においても広く皆さんの意見も聞いてみたいと思っております。その上でやはりつくろうという意見が大方であればどのような策定過程がよろしいかも含めてあるところでは議会提案、議員提案というふうな形をとっておられるところもあるやに聞いております。執行部提案がいいのか、そこら辺のことも含めて御提案をいただきました問題についてふさわしい町民憲章ができるよう前向きに考えていきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 非常に前向きなお話をいただいたとこでございます。奥出雲町は、やっぱりいい町だなと、こういうふうな、住みよい町だなというふうな思いをぜひこの町民憲章という形で込めて制定ができればなというふうにも思っております。ぜひ御検討いただきたいと思います。以上で終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。午後1時15分から再開をいたします。


            午後0時13分休憩


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            午後1時13分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと休憩前に続きまして会議を開きます。


 次は、11番、大垣照子議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、平成22年第3回の定例議会において一般質問の機会をいただきましたので、佐白地域活性化拠点施設(温泉)整備にかかわる問題と、そして奥出雲病院の救急体制についての2点について質問をさせていただきます。


 まず最初に、佐白地域活性化拠点施設(温泉)整備にかかわる問題について。


 この問題につきましては3月議会から連続して今回3回目の質問になり、一つの問題についてこのような質問戦は初めてでございます。6月議会の一般質問で温泉施設建設について地元要望の内容を文書化したものの閲覧を求めましたが、最終日に町長と地元有志の方の連名による県へと思われる要望書が提出されました。しかしながら、この地元要望とする要望書の中に温泉施設建設を要望する文言は全くありません。昨年6月議会に出された要望書にも温泉施設建設の要望は何も書かれていません。したがって、何をもって地元要望とされるのか、再度お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 大垣議員の御質問にお答えします。


 まず、佐白の地域活性化拠点施設についての地元要望は何をもってそう言うのかというお尋ねでございますが、この佐白地区の活性化拠点施設につきましては、尾原ダム周辺対策事業として島根県が整備する漕艇場あるいは自転車競技施設、雲南市が整備する活性化施設とともにダム湖利用者の受け皿施設として、また周辺地域の活性化施設として町において整備を進めていきたいと考えてるものでございます。


 地元要望がどうかということにつきましては、去る6月議会でも答弁させていただいておりますが、かねて尾原ダム水源地域等整備事業計画では共同利用施設として農産物処理加工施設が位置づけられております。これは佐白地区だけでなく雲南市分についても同じ表現で、私も県の計画を見ましたら農産物処理加工施設と両方同じ表現になっておりました。ただ、それについては時間もない中で何らかの活性化施設は必要ということで、雲南市側と歩調をそろえてそういうふうな表現で開かれたダムづくり計画に盛り込まれたのではないかと推測しております。


 一方、平成19年8月に布施地区自治会長会及び布施地区尾原ダム周辺整備活性化対策協議会より温泉を活用したダム湖の開発、20年8月には布施地区自治会長会、布施地区尾原ダム周辺整備活性化対策協議会、佐白地区活性化協議会より多目的交流館の建設、それから昨年の6月でございますが、議会にも要望がなされておりますが、21年の6月には多目的機能を持った民俗資料館と、地元においてもこういうふうに表現が揺れ動いてきた経緯がございます。といいますのも当初から温泉交流施設が望ましいという気持ちは地元ではありながら、財源的な問題、いろんな調整の問題から温泉交流施設という表現が変わってきたという経緯があると思っております。ただ、具体的にどういうふうな内容の活性化施設、交流施設にしていくかと。私も昨年5月就任以来時間がない中で地元の方とかなり精力的にこの問題突っ込んだ議論をしてまいりました。これまでの経緯等も踏まえ地元の皆さんといろいろ議論を重ねた中で、やはり当初から望んでいた温泉を活用した交流拠点施設が最もふさわしいものではないかという判断をしたところでございます。地元ではこれに対して8月4日に布施地区尾原ダム周辺整備活性化対策協議会、同月の11日には布施地区自治会長会、17日には佐白地区活性化協議会をそれぞれ開催されるなど地元としての合意形成の手順を踏まれたところでございます。こういうふうな地元における合意形成を受けまして、町としても昨年11月に温泉施設を含む交流拠点施設の整備について地元の皆さんと一緒に県へ要望をしてまいりました。その後、NPO設立準備委員会も設置されましたので、交流拠点施設の基本方針等についての協議をして、本年5月21日には佐白地区交流拠点施設整備事業の地元説明会を町としても開催しておりますし、地元の自治会内の前向きな取り組み等についてお願いもしているところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) いろいろ経過があって動きがあって変化をしてきてるという御答弁だったと思いますけれども、ただ、こういう県への要望にもそういうものがきちんと文書化されてない。文言が入っていない。


 それで私は、この件についてダム関連ということで国交省の方にもお話を伺ってみました。ダム関連である方から伺ったのは、ダムのこの問題が発生したときから、最初のときからこれはつくっていただくという約束事があったのでつくっていただかないといけないという方もいらっしゃいましたので、私は国交省の方に伺ってみました。そのときにおっしゃったことは、私はダムの話が出てからずっと議員をやってるわけではございませんので、最初のことが経過がわからないということで伺ったわけですけれども、その方のお答えはダムと、それから温泉は全く目的が違うということで、ダム関連ということではそれは位置づけてはありませんと、そういう約束事はございませんということを明確にお答えになりました。


 これが今私がなぜ問題にするかというと、本当に温泉事情が最近よくない状況があって、これから先これの維持管理というものが物すごく大変になってくるんじゃないかということで、これまでの質問の中でも町長の方から赤字が出れば500万から1,000万、年間補てんしますよというような御答弁もいただいておりますが、こういうことについても住民の皆さんの理解は得られていないというふうに私は思っております。ですので地元の方もこういうふうに会合、会合を持たされて意見集約をするように進められると、そこに参加しないといけないから参加しとったら何かそういうふうになっていくというようなところもあるんじゃないかと思うんです、実際に。


 私も個人的にいろいろ伺ってみますと、佐白地域の活性化拠点施設ということであればいいですよ。温泉がなければいいんですよ。この温泉が今ボーリングも始まってますけど、あそこから温泉を建てると言われてる場所までの距離、それから高低差を考えたときにたとえあそこで温泉がわいてもかなり長距離のポンプアップ、パイプラインを引かないといけないんじゃないかと。そういうこともやはりこういうものをつくるときにはきちんと考えてやったがいいんじゃないかというふうに私は思っておりまして、住民の皆さんからもやっぱり何でそういうものつくるんだ、つくるんだということばっかり言われます。ですのでそういうことについて収支計画についても示されてない中で、やはり赤字というものが皆さんとってもシビアになってまして、こういう時代になって経済情勢も悪くなって、そして個人所得がそれぞれやっぱり上昇しないという状況、現状がある中で、一般的な住民の皆さんはやはりちょっとでもそういう赤字の経営するようなものはやめていただきたいというふうにおっしゃっておりますので、この収支計画についても早く示していただきたい、お答えいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 国交省の方のお話を出されましたが、これは国交省関係ない話でございます。島根県と地元奥出雲町あるいは地元のダム対策協議会の中での議論の話でございます。当初ダムに協力していただくために、島根県は180億の県立自然公園計画をもってダム周辺地域の皆さんの協力を仰ぐというところからスタートしております。それが県の財政危機もありまして60億になったと。最終的には県は、漕艇場と自転車、それから町道に対する支援あるいは地元が行う活性化施設に対する助成、合わせまして20数億まで事業が縮小されてきております。そういう長年の経緯の中での話でありまして、確かに国交省の人は地元調整については県と市町村がするわけですから余り関係ない話だろうと思います。しかもそういう経緯がある中でいろいろ議論がなされてきた話であります。


 それと赤字のことをおっしゃいますが、公の施設として町が事業を行って、運営を地元なりNPOに任すと、そういうふうな構想で今考えております。最初から株式会社のように赤字は出しちゃいけないというふうなつもりはありません。例えば斐乃上温泉のヴィラ船通山のような施設も同じでございます。公の施設で毎年500万から1,000万赤字が出るけども、じゃあ赤字が出るからあそこ閉ざしていいかと、そういう話ではないわけです。確かに株式会社方式できちんと経営ができるものであればそれは議員おっしゃるような赤字を出さないでやっていくような仕掛けはぜひ必要だろうと思っておりますが、この佐白の地域活性化施設は形態として地域資源の一つとして温泉も活用できるというふうなことがありましたので、今のような形態をとってるわけでございますが、赤字に確実になるからやらない方がいいと、そういうふうな性格のものではないと思っておりますし、ただいずれにしてもできるだけ町の財政負担が将来にわたってもふえないように、できるだけ少なくて済むような運営を地元の方にはお願いをしていきたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) いろいろな経過がある中で、どうしてもこのものは地域の方にとって必要であるという御答弁でしたけれども、私はほかの例えば農産加工施設とかそういうものについては別にいけないというふうには思ってないんです。地域で皆さんが頑張っていろいろなものつくって、また特産市のようにああいうふうに活力あってにぎわうようなそういう場所になればいいなというふうに思ってますが、ただ温泉という部分がすごくネックになっております。それで今も申し上げておりますが、収支計画についてどのようにお考えになってるのか。この前近隣のこういうふうな施設では年間4万から6万人の入場客があるというふうにお答えはなっておりますけれども、この施設としての収支計画というものはまだ出されておりませんし、そのことについて早く出していただきたいと。例えば過疎債借りるにしてもそういうことは十分に大事なことじゃないかというふうに思います。ですのでどういうふうになっているのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 収支計画についてでございますが、現在温泉のボーリング作業を進めております。地元では去る8月29日にNPO法人奥出雲布勢の郷の設立総会がされております。まだ施設金も細部詰まったわけではありません。それからどういうお湯が得られるか。ただ単に温泉ということだけでなくて、先ほどおっしゃいますような農産物加工施設機能もどう付加していくか。いずれにしても交流人口の拡大等地域の皆さんが元気になれるようなものにしていきたいと思っておりますが、そこの中で収支計画をお示しできるのは、恐らく実際にこの施設がオープンするのは24年の早くて春か秋だと思っております。23年度、24年度予算の中では予算を審議いただく中では収支計画も詳細を明らかにし、それに対する財政支援等についても議会で御審議いただくような細部にわたるものは示していく必要があろうと思っておりますが、まだしばらくどういう施設にするかについても地元でワークショップ方式等で議論していかれるという話も聞いておりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) じゃあ、収支計画は平成24年ぐらいにならないと出ないということなんですね。


 これで私は、県の方にも、多分皆さん御存じだと思いますが、県の方からも連絡があったと思いますが、財源について3月議会の質問のときに県の振興資金と過疎債を各50パーずつと答弁なさっておりまして、6月議会では工事全体を過疎債適用で要望して県との協議の結果、過疎債充当の了解をいただいてるというふうに御答弁をなさってますが、この3月と6月議会の答弁は食い違っておりますし、私は6月議会後に県の方に出向いてお話を聞きました。過疎債の適用には整備内容や採算がとれることが前提の収支計画などきちんとしたものを出してもらわないと過疎債の適用は不可能というふうに御答弁なさいます。


 そしてまた、政権がかわりました。過疎計画の見直しを行うことになっておりまして、きのうのだったか、先ほどの同僚議員の質問の後でしたか、御答弁の中にもありましたが、過疎計画をつくり直さないといけないと、見直しかけないといけないということで、町長の答弁では12月議会に過疎計画新たに議会の方に提出をいたしますというふうにおっしゃっておりましたので、この計画をつくり直す、見直さないといけないということですから、これができて初めてこの中に盛り込まれておれば県はオーケーを出すかもしれませんけれども、原則採算がとれることを最重視したと。これは国も言ってるというふうにお答えになっております。ですので県が今工事全体の過疎債適用について許可をしているのかどうか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。


 財源の問題でありますが、3月議会ではボーリング経費については過疎債は適用が困難であろうということで、少なくとも無利子の振興資金をというふうなことでお願いをしてまいってきておりまして、そういう答弁をしたと思います。


 食い違いではなくて、6月議会では前進をして、ボーリングについても過疎債の適用を考えるということから全額過疎債適用で今協議を進めているところであります。


 県の担当者の何のだれべえが赤字が出ちゃあ過疎債適用許さないというふうなお答えをしたかどうかわかりませんが、少なくとも町行政の責任者である私はそういう話は聞いておりませんので、一担当者が何言ってるかわかりませんが、そういうふうなことはむしろ採算というよりも事業効果としてきちんと完成後もそれがうまく活用され運用されていくものかどうか、そういうところのチェックは当然かかるだろうと思ってます。過疎債について赤字、黒字を言われたというふうな話は寡聞にして初めて聞きます。この問題は総務省の過疎対策室長にも上京のたびに状況を報告をして、過疎債が適用になるよう県の方も指導してほしいとお願いもしております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 私との話の中では、整備内容や採算がとれることが前提の収支計画をというふうにお話しになりました。ですのでそういうことがやはりきちんと出さないと恐らく、今私とこの町は、この間、きのうも決算の監査報告の中にもありましたけれども、実質公債比率18%超えておりますから、過疎債の適用には県の許可も必要ではないかというふうに思っておりますので、やるやると言っても自分ところで判断してやれるという状況に今なってはないんじゃないかと思います。ですのでやはり過疎債といっても先ほどの同僚議員の答弁の中にも町長説明されましたけれども、30%分は自前で生身で払わないといけないということもございますので、できることならこういう、私がずっと心配してるのは、住民の皆さんが心配されてるのは温泉経営が成り立っていくのかということです。それで皆さんが言われるのは、先ほど斐乃上荘の話も出ましたけれども、今ある施設をあれをもっときちんとして、斐乃上荘は泉質がいいので、あそこをもっと充実させた方がいいんじゃないかと。それでお客さんに来ていただけるような広報宣伝活動もしながら、新しくこうやってつくるんじゃなくて、それをやっていけばいいというふうに皆さんが言われる方が多いです。ですので温泉についてはどうしても、今ボーリングが始まっておりますから今言っても遅いのかどうかわかりませんが、しかし私はやはり住民の皆さんの意向をきちんと把握をしていただくことが大事だないかというふうに思います。


 そして運営についてもNPO法人立ち上げられたようですけれども、これもNPOの加入ですね、これが自治会を通して行われているということの御相談も受けておりまして、なかなか個人的に入るとか入らないとかいうのが言いにくいということもおっしゃる方があります。ですのでやはりこれはどういうふうにNPOの会員を集めていらっしゃるのか、それについてもお伺いしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 反対の皆さんがいらっしゃるというのは私の説明がまだ不十分だということだと思いますが、何回も言いますが、佐白の活性化拠点施設、温泉施設も含めての話はあくまでもダムで大きな犠牲を払われました、あるいは大きな犠牲を払うことになった地域の活性化のための事業でございまして、ヴィラ船通山があるからそっちを充実すればいいと、そういうレベルの話ではないというふうなことを町民の皆さんもぜひとも御理解をいただきたいと思います。


 それとNPO法人への加入については、佐白の具体的なことはわかりませんが、もちろん一般論としては自由であるというふうに理解しております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 自由であるのがNPO法人の加入だと思います。


 それで皆さんにNPOへ加入していただくということについて、NPOというのは非営利団体ですので、余りもうけを出してはいけないということもありますが、これに加入されますと要するにボランティア活動やっていかないといけないと。地元の皆さんに運営していただくということですんで、いろいろな作業があると思います。建物の掃除とか、それから外の草刈りとか草取りとかそういうことも含めてきちんとこういうことが、こういう仕事もしていただかないといけませんよというようなことも含めて加入のときに説明をされているのかどうか、そういうことについてもやっぱりしっかりやっておかないと後でまた問題が起こってきたりするんじゃないかというふうに思います。そのことについてきちんと皆さんに話が伝わってるのかどうか、もう一度お伺いをしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) NPOというのは、Nはノン、ノン・プロフィット・オーガナイゼーションですが、特定非営利団体といいますか、いろんなNPO法人がありますが、介護事業等行っているNPO法人はもうけを出してるところも現にあります。そういうところは税金も払っておりますが、ただあくまでも利益を出すのが目的ではないと。いろんな活動の結果、利益が出ることもそれはありましょう。そのときにはそのときで税金の方もお支払いになるというふうな性格の団体だと思っております。そういうNPOは、一つの目的だけでなくて地域のために、公益のためにいろんな活動やっていこうというふうなのを定款といいますか、そういうところでお定めになっているのが一般的であろうと思っております。そういうふうなNPO法人の性格も十分理解していただいた上で強制にわたるようなことがないということも含めまして担当課長の方から佐白のNPO法人の方に指導をさせたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) ちょうどこの佐白地域活性化拠点施設整備だけじゃなくて、NPOというのもいろいろありますけれども、そういうところに本当にしっかりと皆さんにこういう作業がありますよ、こういう仕事がありますよ、こういうことしていただかないといけませんよということもきちんと伝えていただかないと後で問題になったらいけないと思いますので、課長の方からきちんと説明させるということですので、それはそれでよろしいかというふうに思いますが、それともう一つ、ちょっとさきに質問しました財源の件について、町長、この前の答弁で県の方にダム関連として認定が受けられるか協議をして財政支援が受けられるようしたいと。それで5億の30パーを1億5,000万だから県に1億円の支援を要望するとおっしゃっておりましたが、県の方はこれをオーケーとされましたでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 県との財源負担問題についてお答えしますが、現状ではまだ不確定なところがほとんどでございます。木次の方も同じく農産物加工場ということで、雲南市部分では聞くところによりますと国道沿いに道の駅をというふうな構想で今話が進んでいるやに聞いておりますが、いずれにしても県との負担割合といいますか、県の支援内容ですね、これについては今後、町の実質的な負担額がある程度確定する中で、その中でじゃあ県はどれだけを見てくれるのか今後協議をしていく必要があろうと思っておりますが、原則的には実質町負担分の半分は県が見るというのがルールでありますが、私としては、いろんな経緯がある問題です。それからいろいろ地元の皆さんに言わせれば県が地元支援に手を抜いてきたという経緯もこれあるようなところもあります。50パーがどうかという一応のルールはルールとして、できる限り県から多くの支援が得られるよういろんな努力はしてまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) これほどの金がかかることを100%自前でやるということはなかなか大変なことですので、もちろん県の協力体制をいただくということはこの問題だけじゃなくてやっぱり必要だというふうに私は思っておりますが、ただそのお話をしに行ったときに県の方で言われたのは、ダム関連としては平成22年度事業として農産加工施設がありますと。財政支援をするにしてもこれについては上限6,000万円だと。しかも過疎債の適用をすると。ですのでそのうち30%分、1,800万円ですね、これを県と町の折半でそれぞれ900万円ということだったです。ですので県が幾ら多く出しても900万円しか出せませんというお話を伺っておりますけれども、ここのあたりとちょっと町長のお考えになってる金額とは大分違うんじゃないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 島根県庁のどういう立場のどういう人が言ったお話かわかりませんが、最終的には知事と町長の私とで最終決着をさせるような話だと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、県の方も900万だけではなくてもう少したくさんの予算をつけてくれるというふうに思っていらっしゃるということだと思います。


 それで、この事業に対しては、先ほどから申し上げておりますけれども、多くの皆さんがなぜ温泉なのかということをやはり申されます。総額5億円の規模だという御答弁をなさっておりますが、過疎債にしてもこんだけのものをもっと住民生活に密着したものに使ってほしいと。例えば高齢者の方が病院行くのにタクシーに乗っていかなくてはいけないとか、あるいは行きたくてももうお金がなくて行けないとか、病院にかかれないとか、そういう方がいらっしゃったりするんですね。そういう方にもっと財政支援をやっていただきたいというふうな話がたくさんあります。ですのでもう一度こういう問題について町長としてはどうしてもやるという気持ちの上でなさってるので、やめるという話は、考えはないかもしれませんが、住民の意向ですね、意見も聞いていただきたいなというふうに思いますが、もう一度お答えお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町民の方の気持ち、議員のおっしゃることはわからないわけではありませんが、ここで財政額の講義をするわけにはいきませんが、投資的経費と経常的経費というのは基本的に違うものでございます。将来に向かって投資するものは借金をしてもいいと。ただ、日常のサービスの向上に使うようなお金、これは全額一般財源です。しかも恒常化するもの、毎年毎年かかっていくものでございます。いずれにしてもそういうふうなところにも町民サービスの充実のためにしっかりと目を向けていく必要はあろうと思っておりますが、財源の問題等も含めてバランスのとれた町財政の運営をしていく必要があろうと思っております。いただきました御意見は御意見として参考にさせていただきます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) しっかりと住民福祉の充実についても考慮するということですので、そのことには期待いたしますが、やはりこういう大きなことをする場合には本当に住民の皆さんの上の方にいらっしゃる方と言ったら語弊があるかもしれませんが、そういう方の意見がどうしても通っていくという傾向にあると思いますので、やっぱり本当に下っ端という言い方はよくないですが、一般的な住民の皆さんの意見もしっかり受けとめていただきたいというふうに思います。ちょっと時間の調整がありますので、次に回らせていただきます。


 次に、奥出雲病院の救急体制についてお伺いをいたします。


 現在病院経営は、どことも大変な状況がございますけれども、奥出雲病院もドクター不足から救急病院の指定を外されました。救急搬送に対する患者への対応についてはどのようになさっているのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奥出雲病院の救急体制についてお答えします。


 奥出雲病院の救急体制は、この4月から常勤医師が5名の体制になっておりまして、島根大学医学部附属病院の非常勤医師の先生方の協力も得ながら現在休日も含めた当直体制をとっております。この4月からは奥出雲消防署と連携をしながら当直医師の判断で患者さんの容体によっては受け入れができないということを状況を聞きながら当直医師が判断をする。そして雲南病院や、さらに松江、出雲等の高次の救急機能を備えた病院に直接搬送すると、そういうふうな体制をとっております。


 また、特に夜間時でのそういう体制については、町内の医師会の先生方とも連携をとりながら間違いのない判断ができるような対応を消防署の協力も仰ぎながらやっているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 私がなぜこういう質問をさせていただいたかといいますと、これまでにも夜急に赤ちゃんの容体が悪化して奥出雲病院に連れていったと。ところが今小児科の先生がいないのでということで診察してもらえなくて、親御さんにしたらもうどうしていいかわからない状態が起こったわけですね。


 今回もちょっとそれに似たようなことがあったようです。手をけがをなさってたので自分で車を運転することもできないと。兄弟さんが、夜でしたけれども、夜勤の仕事だったんでしょうが、もう仕事に通勤に出られてた後だったようでして、もうどこにも頼めないからその方にとにかく連絡をとって帰ってもらって奥出雲病院に連れていってもらったと。そしたら後でお聞きされた話のようですが、先生はいらっしゃったようですけど、急患の方がいらっしゃったのか何か、夜だったそうですが、手術中だったようでして、この先生を手術室から出して手当てをするなんていうようなことはもちろん不可能なことだと思いますので、そういうことを私は申し上げてるんだないんですけれども、例えばそういう場合に、お医者さんがどうしてもいなかったとかいう場合にはやはり次の病院ですね、ここではよう診まれせんので、次の病院をちょっと当たってみますとか、手配をしますとか、そういうことが必要だと思います。さっき町長の答弁の中には消防署とも相談してというふうなことおっしゃっておりましたが、それができてたかどうかということが今回の件でちょっと疑問に思うところがあります。


 それでこの方は病院の方に強く求めて救急車呼んでもらって次の病院へ行かれたわけですけど、自分の意思で、ところがそこも外科の先生がいなくて、そばにいた先生がとりあえず軽い処置をして、そしてそこの病院は今度3番目の病院にきちんと連絡をとって、そしてここでちゃんと治療が受けられますからということで救急車も呼んで、そして看護師さん1人つけてその病院まで連れていってくれたと。


 やはりこういうことが人が少ない中で大変ではありますけれども、ついていくまではしなくてでもその次の病院を探して次、救急車ぐらいは呼んであげて、そういうふうなことをやっぱりやっていかないと住民の皆さんが頼れる病院、安心して任される病院というふうな思いにならないんですよね。なので私は、そういうことについて、これは本当に少ない例だったかもしれません。こういう例がたくさんあってはいけませんけれども、この間も奥出雲町の地域医療確保推進協議会も立ち上げられましたけれども、やはり病院サイドからの思いとかたくさん語られております。ですけれども患者側からの、患者サイドからの意見もやはりこういうふうに十分こういう協議会の中に活用していただいて、よりよい病院経営、地域医療を守るということにしていかないと、こういうやり方だと患者さんがどんどん逃げていくということにもなりかねませんが、どのようにお考えか、もう一度お答えお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 救急対応については、患者さんの容体のこと、それからけがの状態、何よりも命にかかわるような状況かどうかというふうなこともまずありますし、夜間かどうか、あるいは昼間で手術中だということであれば恐らく奥出雲病院は昼間だったろうと思います。夜間に手術するようなことはあんまり聞いたことはありませんけども、土日は1人の、これは応援部隊も含めて1人です。夜間も基本的に1人でございますから、そういう中でどこでどういう治療を受ければ一番その患者さんにとってベストかということはそれぞれ一生懸命皆さん対応しているだろうと思います。そういう中ですべて100%完璧にいくというふうなことはあり得ません。都会では何カ所もたらい回しにあって、そのあげく命を落としたというふうな悲惨なことも耳にするわけですが、幸いこの奥出雲病院ではまだそういうふうな事例は発生していないわけでございますので、いろんな要望等も聞きながら病院の方で適切に対応していただくよう、これ以上頑張っていただくというのも本当はドクターの皆さん方の話を聞くとみんなぶっ倒れていいのかというところまで頑張ってくださってる中での話ではありますが、可能な限りの対応をしてほしいということは設置者である私の方からもまたお願いをしてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 私も奥出雲病院の先生の勤務環境というのは物すごいハードだというふうに把握をしてるつもりです。ですのでこの間はたまたま夜の8時ごろだったそうですが、何か緊急な手術でもあったのかもしれませんけれども、必ずしも、先生に診てもらったがいいんですけれども、診れない場合もあるわけですので、そういった、この方はちょっと筋も切れとったようですけれども、先生ではなくて、例えば看護師さんでも、あるいは受け付けをされた方でもそういうことに対しての対応を速やかにやっていただいて患者さんが不安にならないような状態をつくっていただくことを申し述べて、この分については終わります。


 次、車いす利用の高齢者の送迎についてですけれども、これまで通院限定で行われておりましたけれども、どのぐらい車いす利用で通院なさってる方がいらっしゃるのか、大体月平均どれぐらいいらっしゃるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 病院事務長。


○病院事務長(内田 久貴君) ただいまの御質問にお答えいたします。


 奥出雲病院への車いすの送迎車両の利用状況でございますけども、病院で独自に行っております4階の療養病床病棟がございますけども、そちらへの短期入所、いわゆるショートステイと言われるものですが、このショートについての送迎を病院の方で行っております。これにつきましては今年度4月以降利用件数が延べ87件、月の平均にいたしまして17.4件の利用となっております。日数につきましては、1週間とか土日を挟んで利用される方とかさまざまですけども、これについて送迎を行っております。


 それとまた健康福祉課の事業で実施しておられます外出支援事業、これが病院の方で受託して実施しているわけですけども、これにつきましては今年度4月以降延べ206件、月平均にいたしますと41.2件の利用となっております。


 そのほか健康福祉課の方では、タクシーチケットとか、あるいは障害者の方々への利用される車、車両を保有しておられる民間のタクシー会社さんの方への利用、これにつきましてはちょっと私手元に資料持っておりませんけども、そうした町内での事業がなされております。


 もちろん議員さんのお話がありますように、車いす利用の高齢者がふえる傾向にございますので、保健・医療・福祉、もちろん連携しながら、在宅医療もこれまでもいろいろと町政座談会とかでも要望があっております。そうした在宅医療とか介護の充実がより望まれるところではないかと思っておりますので、今後とも病院としてもできる限りの対応していけたらと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) この高齢者の足の確保という問題については、病院、通院される方はそういう形のちょっと特質的なものもあると思いますが、ちょうど病院のところで質問するので病院関係みたいになってしまうんですが、そうじゃなくて、先ほども質問ありましたようにこの間の町政座談会の中でも話がありましたが、やはり高齢者の方々の足の確保という意味において自由に本当に外出ができるというデマンド型ですね、デマンドバスとか、あるいはタクシーとか、そういうことについてもこれからどんどん充実させていかないと高齢者の方が外出ができにくいと、買い物にも行けないというふうなことにもなりかねませんので、これからはやっぱりそういう面にも配慮をしていただいて高齢者の皆さんの足の確保という部分についていろいろな施策を展開をしていただきたいことを申し述べて終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、10番、吾郷益已議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 一般質問をさせていただきます。通告しておきました項目につきまして順次質問をしたいと思いますが、先ほど大垣議員の質問と若干重複した分があろうかと思いますが、どうかよろしくお願いをいたします。


 まず初めに、佐白地域の活性化拠点施設の運営体制についてということで質問をいたします。


 NPO法人の結成につきましては、ここでお願いをしたとこでございますが、昨日町長からこの件について結成をしたとの説明がありましたんで、この点につきましては省略をさせていただきます。


 次に、この施設は現在のところ約5億という数字が出ておりますが、すべて本町の財源で建設を進めるというようになっているとこでございますが、完成後、奥出雲町として運営にどのようにかかわっていかれるのか、お伺いをいたします。町長の御所見をお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 完成後の運営にどのように町としてかかわっていくのかということでございますが、この施設はすべて奥出雲の町の財源で建設が進められるということでございましたが、実質的な町負担の半分は県も助成をするという制度の中でやるものでございますので、全く100%町ではなく、島根県も応分の負担をしてくださるというものでございます。


 完成後は、できるだけいい運営をしていただきまして、町が支援をしなくてもいいぐらいのところまで行くのが最も望ましいだろうと思っておりますが、必要な支援はしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 先ほども質問があったところでございますが、たしか3月の定例議会において地域振興課長から入り込み客が4万人から6万人というような答弁があったというように私記憶してるところでございます。4万人から6万人ということになりますと、例えば4万を1年間の数字で割ってみますと1日が100人を超える数字になるわけでございまして、若干この数字には私もどうかなという思いがあるとこでございますが、このNPO法人の運営についてこうした考えならば若干将来問題が発生するんじゃないかなというふうに思っておりますが、地域振興課長、この根拠というものはどういうもんでしょうか、お尋ねをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) たしか入り込み客が年間4万から6万というのは、近傍の類似の施設等を地元の皆さん方がいろいろ調査をされて把握された数字ではなかったかと思います。ちなみに亀嵩の玉峰山荘が今16万人ぐらいで年間推移しておりますし、ヴィラ船通山はその半分ぐらいではなかろうかと思っております。ここら辺の近傍の中山間地の中の入浴施設では一般的にそのぐらいは年間の入り込み客があるというところで御紹介を申し上げたんではないかと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) このことについてはもう少し、計画を立てられるわけでございますから、根拠のある数字を出して将来ひとつ運営をしていただきたいというふうに思うとこでございます。


 次に、この財源については、町長、県からも支援を受けるということでございますが、大きな財源を投入してこの施設をつくるわけでございます。この施設の目的と手段がやはり私は適合していないとこの行政効果のある施設建設とは言えないというように思っているとこでございます。布施地区の方から出ましたNPO法人をつくるための要望書、この添付書類の中に布施地区地域づくりNPO法人ということでイメージ図として書類が添付されておりました。こういう形でこれから運営をされていくのかどうなのか。先般設立総会がなされたということでNPO法人が結成されておりますので、ちょっとお尋ねをいたします。町長、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) それについてはNPO法人に直接聞いてやっていただきたいと思います。私も詳しくは、総会に行ってお祝いのあいさつはしたような気がしますが、詳しいところまでも勉強しておりませんので、役場の担当課では十分把握してると思いますので、私の方から詳しい答弁は差し控えをさせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) このイメージ図を参考にいたしますと、内容を見せていただきましたが、非常に緻密でしっかりとした計画が立てられているところでございます。私がこうしたことを申し上げるのはなぜかといいますと、これまでは行政が施設を建設する場合、建てるときには本当に一生懸命汗を流してしっかりとした計画を立てられるわけでございますけども、建てた後の活用についてはいまいち余り目を向けられないというように私は感じられるとこでございます。したがって、この拠点施設がやはりつくることが目的であってはいけない。これを地域のために、また奥出雲町のためにどう生かしていくのかということが私は大事ではないかというふうに思っておりますが、これからの活用について町としてのかかわり合い、または指導、そうしたことについてどのようにおやりになるのか町長の御所見を伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まさに吾郷議員が御指摘のとおりでございまして、施設ができたときがスタートであるわけでございます。NPO組織を中心にダムの下流域の住民の皆さんも応援するような施設運営あるいは事業の展開が期待されるところでございまして、斐伊川の上流から下流域まで結ぶ活性化協議会も設立されております。そういうふうないろんな住民組織、団体とも連携をしながら、さらにまた町内のいろんな皆さんにも健康づくりに活用していただけるよう受け入れ体制も含めて皆さんの期待にたがわないような経営をNPO法人には求めていきたいと思っておりますし、必要な助言、指導も行っていこうと思います。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 町長答弁いただきましたように、活用についてはひとつ十分目を向けて有効な施設利用をしていただきたいというふうにお願いをしておきます。


 次に、毎年補助金を出して経営支援をしていくということは先ほどの町長の答弁にもあったところでございますが、現時点で大体想定していらっしゃる補助金というのはどの程度なのか、町長にお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 運営費の補助といいますか、支援の程度でございますが、これも近傍の温泉交流施設等いずれも調査をされておるようでございますが、少ないところで500万、多いところで1,000万、そのぐらいの幅でやっていらっしゃるんではないかと。


 ちなみにこの数字は、ヴィラ船通山も指定管理方式も検討しなきゃと思っておりますが、これについても同じぐらいの額になるんではないかというふうに思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 補助金を出して経営支援をしていくという方向でございます。ヴィラ船通山のことにも触れていただきまして、大変ありがたく思っているとこでございますが、もし経営に赤字が出て累積債務が膨らんだ場合には奥出雲町としてどのような対応をなさるのかということを伺いたいと思います。といいますのは合併前に旧横田町においていろんな農業施設が赤字が膨らんで累積債務が発生して新町に対して大変な御迷惑をかけたところでございますが、その処理はいまだ済んでいないという状況でございますが、要するに同じような経緯をこの拠点施設がたどってはいけないなというふうに私は思うところでございます。したがって、できれば健全な運営をしていただきたいと思うとこでございますが、この累積債務が仮に膨らんだ場合の処理について、また考え方について町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 累積債務問題でございますが、これは周辺地域の活性化のための公共施設でありまして、町の方がNPO法人の方に管理を委託するという方式でございますので、もとより累積債務が発生するというふうな性格のものではございません。御安心いただきます。以上です。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) それじゃあ、もし仮に運営がうまくいかないということになった場合には、そこらあたりがちょっと私は聞きたいというふうなところでございますが、これまで先ほど旧横田町のことを話しましたけども、若干それは性格は違う部分もございますけども、財政面で考えて累積債務発生したやつ奥出雲町が負担していくよということではこれからの時代になかなか問題があるじゃないかというふうな思いがしているとこでございますので、もう一度町長、その点についてお尋ねいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 経営の形態等によって、あるいは委託のやりようによっては受けた団体の赤字といいますか、累積債務が膨らむというふうなことはあろうと思っておりますが、指定管理方式では基本的にはそういうことはあり得ないと思っております。一般的には3年契約でやりますので、続けてやるか、あるいは運営をかわるか、それぞれの指定管理者がその段階で判断できるようになっておりますし、そういう問題は生じないはずでございます。


 横田のいろんな累積債務問題について言及がありましたので、私の認識を申し述べておきますと、合併後いろんな累積債務はいろいろ整理されたものも多々あると理解しております。ただ、今後の課題として大きく残ってるものが例の土地開発公社の債務負担行為で町が処理していくものが大きかろうと思っております。それと国営開発農地の負担金の言ってみれば未償還額も毎年膨らんでいる状況にありまして、そこら辺については心配しておりますが、そのほかについての旧横田町時代における累積債務は現在ではほぼ処理がされて解決がされてるというふうな認識でおります。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) それじゃあ、次に、温泉の活用についてお尋ねをしたいと思います。


 計画をされている温泉施設だけではなくて、私はせっかくボーリングをするわけですから、この湯を町民の健康づくりに活用されたらどうだろうかというふうに思うところでございます。温泉は昔から健康回復というふうなことで全国各地で利用されているとこでございますが、高齢化社会になりまして近年ではいろんな話をしてみますとひざが痛くて大変困っていらっしゃる方がたくさんおられるわけでございます。こうした方々が例えば温泉水をプールのような形でそこへためて歩行訓練をして若干回復訓練をされるとか、またはそのようなものができるならば奥出雲病院、また特別養護老人ホームなど体の機能回復訓練の施設として活用できるのではないかなというふうに思うところでございます。


 ちなみにちょっとひざのことで資料を私も求めたとこでございますが、なかなか資料を見つけることが難しいわけでございまして、人工関節、ひざが痛くて、を手術して入れられた方、平成19年には11人いらっしゃいますが、21年度には21人ということになっております。なぜこういうこと申すかといいますと、少しでもこの施設が役に立てば、この人工関節を入れることについてはかなりの医療費がかかるようでございますので、国保会計にも若干プラスになるじゃないかというようなことを思うところでございます。また、平成20年度の特定健康診断、この結果についてもちょっと資料をいただいたとこでございますが、血圧の異常、また血糖値、また悪玉コレステロールとかそうした成人病絡みの数値が大体悪いのが50%超えておりまして、こうした方々の健康管理、そうしたことにも役立つんではないかいうように思っているところでございますが、こうした附帯施設をつくるお考えがあるのかないのか。できれば私はつくっていただいて、せっかくのことですから町民が活用すればなというふうな思いがするとこでございまして、町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 温泉施設と健康増進機能ということでございますが、それぞれ玉峰山荘もヴィラ船通山も入浴をして体を温める中でいろんな機能回復のための若干の訓練ができるような機器も用意しております。佐白温泉の場合には、佐白温泉が出るかどうかもまだはっきりしませんが、サイクリングコースができます。これは県道、国道を通らない町道、市道だけのサイクリングコースとしては画期的なものだろうと思っておりますが、サイクリングとひざとの関係は私もよくわかりませんが、温泉での温浴効果といろんな運動による機能回復効果等もあわせたものができるよう、きょう御提言があったこともワークショップで議論される皆様にも伝えながら、どこまで対応できるかはともかく少しでも御提案の趣旨が生かせるような取り組みも促してまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 大変前向きな答弁いただきまして、ありがとうございました。ひとつぜひともそういう形で検討いただけるならば、やはりこの施設に対する町民の見る目も違ってくるんじゃないかなということを思うわけでございます。どうかひとつできるだけ実現するように御検討いただきますようにお願いをしておきます。


 次に、人材育成についてお尋ねをいたします。


 ことしの3月の定例議会におきまして人材育成について質問をさせていただいたとこでございますが、その後の対応についてはどのようになっているのか、町長にお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 3月議会後の今年度に入りましてからの人材育成の取り組みについてのお尋ねでございます。


 本年度は既にいろんな研修に派遣をしたりもしておりますが、新たな取り組みとして職員みずからがみずからの行動を振り返り、今後の行動の参考にするような仕掛けとして、11月1日を基準日として人事評価制度を実施することとして準備を進めております。あくまでも自己評価を基本としながら、上司評価あるいは上司との意見交換も含めてこれまでを振り返りながら、さらにいい仕事ができるいい地方公務員を目指しての具体の取り組みにつながるようなそういう制度も導入するよう準備を進めております。もちろん職員団体との協議、理解等も得ながらということになろうと思いますが、そういうこともやっておりますし、これまで同様島根県の自治研修所において行われます各種研修会への参加にも積極的に毎月3名ぐらいの割合で派遣しております。県の自治研修所でも従来の研修だけでなく、いろんな研修を準備しておられまして、人・物づくり研修でありますとか段取り力向上研修でありますとか、新しい研修開発もいろいろやっていらっしゃっております。そういう自治研修所の主催の研修に可能な限りの職員数も毎月のように派遣をしております。そういう研修を受けた職員の復命は私の方にも直接報告が来るようになっておりまして、効果が確実に上がるような取り組みをさらに促してまいりたいと思っております。


 9月に入りましては、全職員を対象にしまして職員としての心構え研修を9月の1日から、全職員一遍というわけにはいきませんので、9月の8日まですべての職員がいつの日かには必ず参加できるようなことで今やらせております。延べにしますと今年度は実施研修四百数十名の職員が何らかの形の研修を受けるということになっております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 少しずつ前向きに取り組んでおられるようでございますが、私はこの人材育成は奥出雲町の町づくりであるというふうに思っているとこでございます。これまでは国や県の方を向いて仕事をしておれば何ら大きな問題はなかったと思っておるとこでございますが、これからは地方もやはり個性のある施策を掲げながら自分の足で歩む時代がもう目の前に来たというように思っているとこでございます。3月議会の中では町長は派遣職員を出しているということで、外から本町を見ていただいて気がついたことがあれば仕事に生かしていただきたいというふうなお話もいただいたとこでございますが、これも大事でございますけども、これだけでは人材育成とは私は言えないというふうに思っております。先ほど話もありましたように、島根県でも本当に真剣にこの取り組みをやっておられるわけでございますので、本町においてもこれからの行政を担う人材育成について真剣に取り組んでいただきたいと、ひとつよろしくお願いをいたします。


 次に、伺いますが、町民への接遇についてでございます。


 行政は、最大のサービス産業だというように言われているとこでございます。先ほども申しましたように、ことしの3月に私は一般質問の中で町民の皆さんから接遇についての苦情を聞きましたので、率直にそのことについて質問をさせていただいたとこでございますが、この改善への取り組みについてどのように行われたのか町長にお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 接遇研修についてのお尋ねでございます。


 昨年は全職員悉皆で接遇研修をやったところでございますが、先ほども吾郷議員御指摘のようにまだまだ町民の皆様からいろんな御指摘が役場に参ってるのも事実でございます。改善を重ねてきてはおりますが、やはりこれは職員の意識の問題であろうと思っております。1回やればいいということでなくて、人権研修がなぜ大切かというのもやはり相手を思いやる、相手の気持ちを酌むというふうなことは繰り返し繰り返し訓練していかないと1回や2回の研修でそう簡単に身につくものではないと思っております。繰り返しやることも必要でありますが、何よりも幹部である私を初め課長が職員への指導の前にみずから率先して姿勢を見せることが大事ではないかと思っております。いろんな取り組みを課長会を行う中で私の方からもアドバイスをしたりもしながらやっておりますが、町民の皆さんから大変よくしてもらったと、うれしかったと、苦情だなくてそういう評価が飛び込むようになるまで継続して取り組んでいく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 今、町長答弁いただきましたように、人材育成にしてもこの接遇改善にしてももうすぐに言ったからといってできるものではないと私も思っているとこでございます。おっしゃるように、やはりその都度その都度繰り返し繰り返しひとつそういう思いで改善をしていただくということが町民の皆さんにとっていい方向に向かうというふうに思っておりますので、今後ともこのことをしっかりと続けていただきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 次に、旧横田幼稚園跡地の活用についてお伺いをいたします。


 旧幼稚園の跡地が、要するに今、横田小学校の後ろになるわけでございますが、ひじょうにきれいに整地がされております。この土地は永生クリニックに隣接しておりまして、私は本当に貴重な場所だなというふうに思っているところでございます。これから高齢化社会が急速に進行してまいりますが、今独居老人さんとか高齢者の方々、そうした皆さんの見守り活動は自治会の皆さん、また社会福祉協議会なり民生委員さん、それぞれが手を携えて地域の中で活動していらっしゃいますが、これからは自治会自体が高齢化を迎えまして、なかなか地域でそうしたお年寄りを支え切れないという実情もこれから出てくるように思っております。そういうことのために今の空き地に将来はやはり高齢者専用の住宅を私は建てる用地として確保しておくべきではないかというように思っておるとこでございますが、町としてこの土地の活用について何か計画があるのかないのか、お尋ねをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 旧横田幼稚園跡地の活用についてのお尋ねでございます。


 現在古い建物を撤去しまして整地をしておりますが、今後、舗装もした上で当面駐車場化を考えております。ただ、場所としては議員御指摘のように大変いい場所でございます。いつまでも駐車場でいいのかという議論も将来出る可能性は高いところだと思っております。御提案にありました高齢者専用住宅がふさわしいのか、あるいは可能なのか、事業主体はどこがするのか、いろんな課題はあろうと思いますが、単なる駐車場で終わらせるにはもったいない場所であるという認識は持っておりますので、将来に向かっては幅広な検討、議論を役場だけでなくこういった町の皆さんもしていただきたいと期待しております。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) この場所は、先ほど申しましたように非常に貴重な場所だというふうに思っておりますので、駐車場ならまたいろいろと建物も建てられるわけでございますが、この土地への建設についてはひとつ先ほど申しました高齢者の専用住宅、そうしたものを頭に入れていただいて今後検討いただきたいというふうに思っているとこでございます。


 いろいろ質問をさせていただきましたけども、これからの奥出雲町がひとつ町民のために役立つように御尽力いただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。午後3時から再開をいたします。


            午後2時45分休憩


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            午後3時01分再開


○議長(千原 祥道君) そうしますと休憩前に続きまして会議を開います。


 次は、3番、内田精彦議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。


 まず、コイヘルペスウイルス病について伺います。


 山陰中央新報に次のような記事が載っておりましたので、ちょっと読ませていただきます。8月25日に見出しとして、奥出雲町の3民有池コイヘルペス疑いと、こういう見出しでございまして、島根県水産課は24日、同県奥出雲町の個人宅3軒の池でコイヘルペスウイルス(KHV)病の疑いがあるマゴイとニシキゴイの死骸が見つかったと発表した。三重県の研究機関で確定診断を行い、26日に結果が出る予定。同課によると3軒は、いずれも観賞用で、計85匹コイを飼育し、同じ水路から池に水を引いてるという。23日に奥出雲町からコイが死んでいるとの連絡を受け、県松江水産事務所の担当者が同町職員と6匹を回収。1次検査の結果、すべてKHVの陽性反応が出た。盆明けごろからこれまでに約60匹が死んだという。県は、3軒に対しコイの移動自粛を要請するとともに、他家の池や同町内の川のコイに異常がないか調べていると、こういうふうに載っております。


 続いて、27日の山陰中央新報には、これは見出しがコイヘルペスと確認ということで奥出雲町いうふうな見出しでございまして、島根県農林水産課は26日、同県奥出雲町の個人所有の池で死骸で見つかったコイ6匹に関し三重県の検査機関で診断した結果、コイヘルペス(KHV)病と確認されたと発表した。同課によると死んだコイは、当初3軒の個人所有の池でKHVと診断された6匹を含む85匹が確認されたが、その後11軒107匹に拡大。県は、同日この11軒の池の所有者に対し持続的養殖生産確保法に基づくコイの移動禁止命令を出した。また、同町を通じて住民に対して履歴のわからないコイの入手、譲り渡しの自粛徹底を呼びかけていると記事があります。


 そこで伺います。コイヘルペス病の疑いがあると県の水産課は24日に発表したわけでございますが、町は地元からの通報等に対する発生状況とそれに対する対応はどのようにされたのか伺いたいと思います。担当課長にお願いします。


○議長(千原 祥道君) 糸原農業振興課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) コイヘルペスウイルス病の発生状況と対応についての御質問でございます。


 最初に、コイのへい死、へい死というのは動物が突然死ぬことで、今回のコイヘルペスで死んだコイをへい死と言っておるようですが、最初にコイの死亡の連絡がありましたのが8月16日でございます。同日すぐ県庁水産課へ連絡をいたしまして、対応を協議したとこでございます。この時点ではコイが死んだ池は一つだけの報告で、死んだ数も3匹ということで、県の方からはしばらく様子を見るようにとの指導を受け、池の所有者に対しては続いてへい死が続くようであれば連絡をいただくよう伝えたところでございます。


 その後その池の所有者からは連絡がなく、8月の22日に別の池の所有者からへい死の連絡がございましたので、総務課、町民課、農業振興課で現地調査を行いましたところ周辺の4つの池でへい死が確認されたため、先ほど新聞記事を読まれましたとおり検体を県に持ち帰っていただき、8月の23日のことでございますが、県の水産技術センターへ鑑定を依頼したところであります。


 8月の24日に県の検査では陽性反応が確認をされましたため、県の方から国の検査機関である三重県の施設へ検体が送付されて、8月の26日にコイヘルペスウイルスと確定をされたところでございます。


 8月の24日、25日には、県庁の水産課、松江水産事務所とさらに周辺を調査をしました結果、合計11の池で確認をされまして、その後、お留守等で電話等で調査したものを含め現在14の池でへい死を確認をしております。


 また、コイヘルペスウイルス病の発生した池の排水が斐伊川へ流れ込むことから、8月の27日には斐伊川漁協、河川課を初めとする県の関係機関、町の関係機関において現地連絡会議を開催し、情報の共有と今後の対応について協議をしましたが、現在のところ斐伊川本流でのへい死情報はあっておりません。


 また、コイヘルペスウイルス病は、持続的養殖生産確保法により特定疾病に指定されておりますので、8月27日にはコイがへい死した池の所有者、管理者に対し県知事から同法に基づくコイの移動禁止命令がなされました。今後は、コイのへい死は発生していないものの、発生水系近隣の池の所有者、管理者に対しても移動禁止命令がなされる予定となっておるとこでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 22日の別の通報者から町の方へコイが死んだというふうな通報がありまして、早速、先ほどもお話がございましたが、日曜日だったと思いますけども、3名の方が現地調査されたようでございまして、休みにもかかわらずしていただいたというふうなことで大変よかったなというふうに思っておるわけでございますけれども、このコイヘルペス病については一般の町民の方なじみが薄いわけでございますが、簡単に言ったら、申しわけないですが、どのような病気なのか説明をお願いしたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) コイヘルペスウイルス病でございますが、これはマゴイとニシキゴイのみに発生する病気で、発病いたしますと行動が緩慢になったりえさを食べたくなったりするようでございますが、目立った外部症状はほとんどなくて、えらの退色とかただれなどが見られるとされております。発症した場合、非常に死亡率が高く、現在有効な治療法はないとされております。


 感染したコイから水を介する接触により別のコイに感染をするようでございますが、コイ以外の魚や人には感染しませんし、感染をしたコイの肉を食べても人体には全く影響はないというふうにされておるとこでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) そういうコイヘルペス病のことでございますけれども、私ども初めてこういう病気が発生したというふうに認識しておるわけでございますが、時たま新聞等で、近年ですか、安来の方で発病したというふうなことが新聞記事に載っておったと思うわけでございますが、このコイヘルペス病のこれまでの県内あるいは県外の発生状況についてわかれば教えていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) コイヘルペスの発生状況でございますけれども、平成12年にイスラエルやアメリカでコイの大量死があって、後に、平成14年になってからですが、これが新しいウイルスによるものであるということが発表され、コイヘルペスウイルスとされたところでございます。


 その後、世界的にはヨーロッパやインドネシア、台湾などでも発生が確認をされてるところでございます。


 国内では、平成15年に霞ヶ浦ですか、茨城県で発症したとされておりますが、後にそれより少し前に平成15年に岡山県の吉井川水系で死んだコイから検出されたものが最初とされておりまして、現在では全国47都道府県すべてで発生をしております。


 県内では、平成16年に出雲市で発生したものが最初で、以後毎年数件発生し、今回本町での発生を含め県内では23件目が確認をされております。最近は発生件数が減少してきておりまして、今年度は本町の発生のみという状況でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 続きまして、このコイヘルペス病発生による今後の対策等はどうするのかというふうなことを聞きたいわけでございますが、一部で吹聴による不見識な発言等がありまして、迷惑を受けられている方もあると聞き及んでおるわけでございます。移動禁止命令が発令されてから町、県からのその後の状況について関係者、コイウイルス病が発生した関係の家の人は何ら報告はなくて非常に不安を生じておるというふうな方があるわけでございます。早急に正しい情報の公開、啓発等すべきではないかと思うわけでございます。一昨日からですか、情報、奥出雲の文字放送にこのコイヘルペス病について載っておりますが、今後の対策等含めまして町はどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 先ほどの御質問にお答えいたしましたとおり、コイヘルペスウイルス病に対する有効な治療法というものは現在ございません。したがいまして、死んだコイに関しましては河川等に流すことのないよう焼却または埋却処分してもらい、鎮静化をするのを待つしかないという状況でございます。


 なお、コイヘルペス病は、コイのみにしか発生をしないために口蹄疫における殺処分と違い発症していないコイについてまでの殺処分命令は現在のところ出ておりません。


 なお、発生農家に対しまして県知事からの移動禁止命令書は単に送付ではなく、県職員と私どもが当該世帯をすべて回りまして、説明の上で交付をしております。今後、生き残ったコイについての先ほどの殺処分命令等はないということを御説明申し上げ、コイが生きている間は飼っていただくと。万が一そのコイも死んだ場合には先ほどの焼却なり埋却なりの処分をしていただくようにということで回らせていただいております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほどの話では関係者には移動禁止命令等直接渡していろいろ説明しておるというふうなお話でございましたけれども、どうしても先ほどの話でいきますと14戸ですか、関係しとるというようなことでございまして、川でございますので、上流の方から来たじゃないかというふうなことが思われるわけでございまして、さっき話しさせていただきましたように不見識な言い方をされる、上流の方が悪いじゃないかというふうなことを言われる方もあるようでございます。その辺のことにつきまして町としてももう少し関係者の方に御理解をいただくような説明等していただければというふうに思うわけでございます。どこの範囲がどうかというふうなことは、このコイヘルペス病につきまして情報公開いいますか、どこまでできるかいうのがなかなか難しいようでございますが、できる範囲内でそういう処置をとっていただきたいというふうにお願いしたいと思います。


 それでは、次に入らせていただきます。認定農業者と町の農業行政について伺いたいと思います。


 認定農業者は、農業経営基盤強化促進法に基づきまして町村が農業者の作成した農業経営改善計画を認定する制度と認識しております。


 そこで伺いますが、認定農業者あるいは認定就農者、農業士、仁多郡農業士会があるようでございますが、について制度と現状についてお聞きしたいと思いますが、人数、協議会等があれば教えていただきたいというふうに思います。担当課長にお願いします。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 認定農業者等への現状についての御質問でございますが、認定農業者につきましては先ほど議員おっしゃったとおりの法律に基づき町長が認定をするものでございます。この認定農業者に認定をされますと、低利融資制度や農地流動化対策、担い手支援のための基盤整備事業などの支援を受けることができます。現在本町では、66名の方が認定をされてるところでございます。


 それから認定就農者は、青年等の就農促進のための資金の貸付け等に関する特別措置法という法律に基づきまして新たに就農しようとする青年等が農業技術や経営方法を実地に修得するための計画を作成し、県知事が県の定める就農促進方針に照らして適当である場合、認定することとなっております。認定をされますと就農計画が達成できますよう、期間としては最長で1年間、金額では最大120万円の就農支援資金の貸し付けを受けることができます。なお、この資金は、5年間就農すれば返還が免除となるものでございますが、本町では現在2名の方が認定をされております。


 それから農業士につきましては、県が定めました共同農業普及事業の実施に関する方針というものがございますが、これに基づき農村青少年の活動促進を通じて農業者の意欲の高揚と地域農業の振興に寄与するために設けられた制度でございます。これも県知事が認定することとなっておりまして、現在15名の方が認定されておりますけれども、同時にほとんどの方が認定農業者でもあるところでございます。農業士に認定されている皆さんは、奥出雲町農業士会を組織され、行政、JA等との意見交換会の開催あるいは先進地視察研修や新規作物栽培への取り組みなどの活発な活動を行っていただいてるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 先ほどの答弁でいきますと農業士会、県が指定しまして、交換会等実施しておるというふうなお話でございましたですが、認定農業者あるいは認定就農者、認定農業者は66名、認定就農者が2名いうお話でございましたが、この方等につきましては意見交換会とかああいういろんな協議会というのが普通あるわけでございますが、そういうものはあるのかないのか聞かせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 糸原課長。


○農業振興課長(糸原 敬君) 認定農業者のみの組織化されたものは現在ございませんが、認定農業者の方は奥出雲町内農業を営む皆さんの農業の担い手、それからいろんな作物分野での先導的農家としていろいろな農業関係の協議会等には参画していただいておりまして、その都度いろいろ御意見なり御指導なりをいただいたりしてるところでございます。先般、鳥上地区の町政座談会におきまして認定農業者であり農業士である方から組織化をしたらというお話も意見、要望もいただいております。現在県の他の組織も調査をしながら組織化を進めるよう準備をしてるとこでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 認定農業者につきましては、そういう組織がないいうことで、鳥上の地区の町政座談会にそういうお話が出まして、今その計画をしておるというふうな答弁であったかというふうに思うわけでございます。この認定農業者は66名いうことでございますが、農業経営基盤強化促進法に基づきまして5年間というふうなことのようでございまして、町が定めた経営改善計画に照らし合わせて、それに合格すれば認定していただく、認定農業者となるいうふうに思うわけでございますが、5年間たって、また次、5年間そういうまた計画を出して、また認定農業者となるというふうなことになろうというふうに思っておるわけでございますが、私はこの認定農業者の方、先ほど鳥上の地区の人が言われたというふうなことを答弁ございましたが、認定農業者の66名の方が奥出雲町でだれだれが認定農業者だというふうなことを知らないというふうなのが実態のようでございまして、今質問させていただいておるわけでございます。農業経営改善計画を出して、それを実行しておられる認定農業者の方でございます。町の農業行政にとりましてもこの認定農業者の人の意見、要望等を聞くことも大変重要ではないかというふうに思うわけでございます。先ほどの課長の説明では認定農業者の方はいろんなことに入っておられますので、そういう面でいろいろ町農業行政と関係しとるというふうなことにもとれるわけでございますが、認定農業者の方、先ほどもお話ししました、一応プロというふうなことになろうかと思っておるわけでございますので、今後、認定農業者あるいは認定就農者、農業士は交換会等があるというふうなことがあったわけでございますけれども、今後、認定農業者等そういう方と町の農業行政について話し合い等される考えがないのかどうか、これは町長に答弁いただきたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町の農業行政との連携についてということでございますが、先ほども農業振興課長が答弁しましたとおり、組織化に向けた準備も今させているところでございます。議員御指摘のように、多くの人がいろんな取り組みを行ってる中でお互い何やってるか情報交換もできないというふうなことではよろしくないと思いますので、今後できるだけ速やかに農業士会の皆さんとも連携しながら、どういう形で認定農業者の皆さんがさらに元気が出るような仕掛けづくりができるか、できるだけ早い取り組みを検討させてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町長からも発言ございました。早急にそういう会を設けていただきまして、これからの町の農業行政に役立つようなことをしていただければ大変ありがたいなというふうに思うわけでございますので、よろしくお願いしたいと思います。


 次に参ります。定住支援対策拡充について質問させていただきます。


 将来の奥出雲町を担う若者の定住を促進するため助成措置と定めることにより地域の活性化を図ることを目的として奥出雲町若者定住対策事業が実施されておりますが、近年の就職奨励金の実施状況はどうなのか聞かせていただきたいと思います。担当課長、お願いします。


○議長(千原 祥道君) 堀江振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。


 U・Iターン者の近年の利用状況、定住奨励金の交付件数で申し上げますと、平成19年度が5世帯の8名、20年度が10世帯14名、21年度が10世帯18名、ここまでがIターンの状況でございます。本年は、4月よりUターンを加えております。4月から8月末現在は、11世帯21名の利用となっております。


 移住元を地区別で見ますと、県内からの移住が15件と最も多くなっております。次いで関西が9件、関東が7件、中国地方が3件、信越と東海が1件ずつとなっております。近年の傾向見ますと、東京、大阪、広島などの大都市から単身でお越しになられる方が多い傾向でございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) IターンとUターンの実施状況を答弁していただきましたが、私は、Uターン、要するに若者定住対策事業の奨励金につきましては世帯者の場合は20万円、単身者の場合は10万円、新規学卒者は10万円となっておりますが、少子高齢化により人口減が急激に進んでおる奥出雲町でもあり、世帯者の20万円の奨励金について夫婦どちらかが町外出身者であれば幾らかの上乗せができないか。当人はもちろん喜ばれると思いますが、子育てするなら奥出雲町のスローガンでさまざまな施策を実施しています当町であります。少しでも若者の定住支援対策の強化とよい意味でのアピールになればと考えますが、そのような考えはどうでしょうか、町長お願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 奨励金の上乗せについて御提言をいただきました。この4月からも充実しているところでございますが、どういうところをさらに充実すればさらにアピールできるか、議員御提案の点も含めまして検討をさせていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ぜひとも検討して実施していただきたいというふうにお願いしておきます。


 次に、出産祝い金制度創設についてお伺いさせていただきます。


 出産祝い金につきましては、県内大部分の市町村で廃止されているのが実態と承知しております。安心して子供を産み育てることのできる環境づくりとして奥出雲町は、3人以上の多子世帯の幼児、児童、生徒の皆さん全員の医療費を中学校卒業まで無償化とする多子世帯医療費助成事業、また第3子から保育所、幼児園、幼稚園の保育料と幼稚園給食費無料にする多子世帯保育料軽減事業など盛り多くの子育て支援を奥出雲町は実施しておりますが、当町は出産祝い金につきましては実施していない状況であります。少子高齢化が進み、奥出雲町は高齢化比率が36.02%となっております。今後も少子高齢化が進む中で、今後、奥出雲町に若い定住者がそう多く望めない状況であります。しかし、先ほども述べましたが、多子世帯医療費助成事業、多子世帯保育料軽減事業などさまざまな第3子以降の子供への支援事業をされております。


 そこで伺います。第3子以降の出産に対し出産祝い金を交付する考えはないのか。ある若いお母さんたちに聞いたところ2人から3人になると、家庭環境にもよりますけれども、多くの面で大変であると聞きました。しかしながら子供が減少する今日、3人、4人あるいは5人と出産される夫婦の方もおられます。この人たちを大事にしなければなりません。子育ても3人目が焦点となっております。ぜひとも第3子以降の出産に祝い金制度を望みますが、その考えはないのか、町長に伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 第3子以降の出産祝い金についての御提言にお答えしたいと思います。


 内田議員からは町がねらっております第3子以降の出生に対する政策目的を縛った各種取り組みについて大変よく御理解をいただいております。2人でいいやというところもう一人頑張っていただくと。子供の教育にとっても3人以上の方が子供の社会化を促すのにいい効果があるというふうにも一般的に言われております。


 第3子以降の出産祝い金につきまして、財政負担の問題等ありますので、そこら辺は慎重なシミュレーションもしながら前向きに検討させていただきたいと思います。ありがとうございました。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 町長、前向きな答弁いただきまして、ありがとうございました。


 奥出雲町では昨年度78名の子供さんが生まれたようでございますが、それの20%が3子あるいは4子のようでございます。2人から3人あるいは4人となれば、先ほどもお話しさせていただきましたが、育てる親からすれば大変だというふうに思うわけでございますけども、それだけ大事にしなければならないというふうに思っておるわけでございます。旧横田町時代、少しの間だったと思いますけれども、出産祝い金制度があったように思っております。3子が10万円、4子が50万円、現金じゃなかったというふうに思っておりますが、そういう制度もあったように思っております。ぜひとも早急に3子以上の子供さん出産に対しまして制度を設けていただきまして実施していただくことをお願いを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。以上です。


○議長(千原 祥道君) 以上で一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 以上をもちまして本日の会議日程はすべて終了をいたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。


            午後3時38分散会


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