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島根県 奥出雲町

平成22年第1回定例会(第3日 3月15日)




平成22年第1回定例会(第3日 3月15日)





 
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平成22年 第1回(定例)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第3日)


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            議事日程(第3号)


                   平成22年3月15日 午前9時30分開議


 日程第1 一般質問


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           本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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             出席議員(15名)


    1番 塔 村 俊 介君     2番 内 田   勇君


    3番 内 田 精 彦君     5番 藤 原 充 博君


    6番 村 尾 明 利君     7番 若 月 忠 男君


    8番 内 田 正 男君     9番 松 ? 正 芳君


    10番 吾 郷 益 已君     11番 大 垣 照 子君


    12番 景 山 孝 志君     13番 岩 田 明 人君


    14番 若 月 康 男君     15番 福 本   修君


    16番 千 原 祥 道君


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             欠席議員(1名)


    4番 藤 原 友 征君


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             欠  員(なし)


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            事務局出席職員職氏名


局長 ───── 山 根 道 人君  書記 ───── 田 辺 綾 子君


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          説明のため出席した者の職氏名


町長 ───── 井 上 勝 博君  副町長 ──── 和 泉 一 朗君


教育長 ──── 安 部   隆君  総務課長 ─── 佐佐木 幸 雄君


企画財政課長 ─ 小 倉 義 幸君  病院事務長 ── 横 田 和 男君


情報政策課長 ─ 坂 平   海君  農林土木課長 ─ 石 原 敬 士君


町民課長 ─── 植 田 一 教君  健康福祉課長 ─ 尾 方   豊君


農業振興課長 ─ 糸 原   敬君  教育課長 ─── 川 本 健 二君


企業経営課長 ─ 野 原 万寿老君  水道課長 ─── 稲 垣 和 利君


地域振興課長 ─ 堀 江 嗣 之君  出納課長 ─── 藤 原   努君


税務課長 ─── 吉 川 孝 司君  建設課長 ─── 松 島 昭 雄君


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            午前9時30分開議


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 日程に入ります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(千原 祥道君) 日程第1、一般質問を行います。


 最初に、若月忠男議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 今期定例会におきまして、一般質問の機会をいただきましたので、次の1点について質問をいたします。


 木質バイオマスと奥出雲建築材の有利生産についてであります。


 一昨年前の米国証券大手リーマンブラザーズの経営破綻に端を発した世界同時経済不況からの景気回復と雇用の状況は、依然として先行き不透明な状況の中にあります。国、県においても大規模な経済対策が打ち出され、当奥出雲町においても、経済対策を講じて地域活性化対策を強化して、切れ目のない経済対策を執行すると、井上町長の施政方針が打ち出されました。


 また、新エネルギー施策と環境対策が奥出雲町地域新エネルギービジョンを策定し、新エネルギーの導入と普及に取り組むためのものであり、奥出雲町最大の地域資源である森林資源を活用した木質バイオマスエネルギー利活用を中心とし作成されたものでございます。


 奥出雲町には、杉、ヒノキ、松材で約4,600立米の蓄積があると言われており、毎年11万8,000立米が成長するとも言われ、この造林も成熟期を次々と迎えておると言われています。


 しかし、昭和の30年代に、貿易摩擦の解消の一つとして木材の自由化が図られて以来、外国産材の輸入が大幅にふえ、現在でも国産材利用の比率が25%と聞き及んでおりますが、ここにきて地球温暖化防止対策の一環として外材の輸入が厳しくなり、国産材の利用に期待が持てるようになると考えられています。


 町内に豊富にある木材資源の有効利用と、森林所有者への還元と、主伐を進めるとともに伐採跡地への再造林を行い、循環型社会への構築に向けての努力をしていると聞いております。素材生産をしている森林組合の話によりますと、伐採木の中で建築材として利用できるものは約2割程度で、大半は合板用の原木として出荷していると聞いております。さらに、建築材に対する需要は一変いたしまして、強度と乾燥が必須条件であると言われております。町内の約8割強を占める森林の有効利用を、今後、積極的に利活用を考えていくことが、地球に優しい郷土づくりにつながると考えます。


 そのためには、豊富にある奥出雲材の積極的な活用が避けて通れない課題だと考えております。平成21年度には亀嵩小学校の体育館、坂根観光レクリエーション施設に奥出雲材が使用されており、また平成22年度には亀嵩小学校校舎、馬木小学校の体育館等にも使用される計画があり、大きな雇用の場ができ、また山林所有者の方へも現金収入もあったものと喜んでおります。


 これからは、時代のニーズにこたえ、乾燥材の生産は必要不可欠であり、木材を柱、板等製品にしていく過程では必ず端材が発生します。素材生産量を年間2万立米の目標で、この中から約20%の原木生産が予想されると聞きます。この建築材から発生する端材の量も約2,000立米と考えられておりますので、これを木質バイオマス原料として利用することによって一石二鳥の効果もあり、環境に優しい循環型社会の構築に大いに寄与するものであると考え、具体策についての考えと、農・商・工の連携と、みんなで取り組む省エネのまちづくりができ、期待するものです。井上町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 井上町長、どうぞ。


○町長(井上 勝博君) 若月忠男議員の質問にお答えいたします。


 先ほども議員の御説明にありましたように、本町における木材の蓄積量、また利用量、建築材の利用状況につきましては、先ほどの御説明のありました数量と私どもが把握しております数量は、ほぼ同様であります。


 木質バイオマスを生かしたまちづくりにつきましては、本年2月号の広報で町民の皆様にもお知らせしましたが、奥出雲町地域新エネルギービジョンを策定したところであります。ビジョンでは町内に多く賦存する森林バイオマスを燃料化する活用策を第1に掲げ、産業振興と雇用創出を目的と目指した奥出雲町らしい森林資源を活用した計画としております。


 現在、町内の製材系廃材は自社工場での熱源利用がされており、また建設廃材は県外への輸送で利用されている状況であります。今後、産業化を進めていくためには、製材系と建設廃材の町内における利用とあわせて、切り捨て間伐材と林地残材の搬出コストの低減を図る必要があります。


 さらに、竹林などの未利用資源の有効活用を図ることも検討しなければなりません。木質バイオマスを活用した取り組みを推進するためには、町民の皆様を初め、町内事業者の方々の御理解と御協力が必要であります。町といたしましても、実施体制の整備や普及啓発活動を行いながら事業化に向け、着実に取り組んでいく考えであります。


 具体的に取り組む第一歩として、公共施設へのチップボイラーやまきストーブの導入、木炭生産の推進などがありますが、雇用創出型の事業として成長させたいと考えておりますので、本定例議会に提案いたしております一般会計の当初予算には、木質などのバイオマス資源を利活用したまちづくりを実現するためのバイオマスタウン構想策定に関する事業費も計上しております。森林組合を初め、関係する皆さんと十分調整を図りながら事業を進めてまいりたいと考えております。


 次に、町内産木材の利活用についてでありますが、これまでも町内における公営住宅の建築等に利用促進を図ってまいりましたが、良質な建築材として供給するためには、用途に合わせた乾燥調製が必須でございます。議員御指摘のとおりでございます。前段の木質バイオマスの活用と連携し、木材乾燥機についても早期導入に向け、現在検討中でございます。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 先ほど町長、御答弁なりましたように、乾燥機とかバイオマス燃料を使用した、それぞれのボイラー等々の設置をということでございまして答弁あったわけでございますが、私は、奥出雲材の製品をそれぞれ住宅建築用に使用されましたお方につきましては、助成金とか奨励金とか等々のものを出すことによりまして、奥出雲材の利活用がさらに利用効果として高まるではなかろうかというように考えておりますことが1点と、また奥出雲町から、県内はもとよりでございますが、全国へ販売をするようなことができれば、さらに経済効果が高まっていくではなかろうかというように考えておるところでございますが、この点につきましてはどのような考え方なのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 利用促進のための各種の助成等については、また皆様方とのいろんな議論の中で実現可能なもの、あるいは効果が高いと思われるものがあれば取り組んでいきたいと思っております。


 また、横田地区、亀嵩地区には、木材工芸の事業者の方もいらっしゃいます。炭火鉢を安くつくっていただきまして、炭の普及にも工業と林業が連携するというふうな形でも取り組む可能性もあろうかと思っております。


 いずれにいたしましても、町内のいろんな皆さんがいろんなアイデアを出してくださる中で、失敗しない取り組みをぜひやっていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 若月議員。


○議員(7番 若月 忠男君) 答えていただきまして、ありがとうございました。


 さらにもう1点は、やはり林、農、商工の連携の位置づけというものが非常にこれ、農、商工の連携の一つの事業でもあると考えますので、そこあたりのことにつきまして、さらに進める考え方についてのお考えがあれば教えていただきたいと思います。伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 今年度策定いたしました新エネルギー計画の委員会の中には、建設業の方、あるいは福祉関係、あるいは商業関係の方、いろんな方にメンバーに入っていただいております。バイオマスタウン構想についてもいろんな業界の方が参画くださいまして、いろんな議論ができるような仕掛けをさらに充実させてまいりたいと考えております。


○議員(7番 若月 忠男君) 以上で終わります。


○議長(千原 祥道君) 若月議員の質問が終わります。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、大垣照子議員。


 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 平成22年第1回の今定例議会において一般質問の機会をいただきましたので、次の4項目の質問を行い、町長を初め、執行部の答弁を求めます。


 質問方法については、本町議会も今議会より一括質問に加え一問一答方式も導入することになりました。今回、私は一問一答方式での質問を行います。よろしくお願いいたします。


 平成22年度当初予算の編成と事業計画について伺います。


 いよいよ井上町政の2年目が始まろうとしています。平成21年度の当初予算は昨年の3月議会で決定、執行されており、今議会提案の22年度当初予算が井上町長による初めての本格的な予算編成です。


 そこで、まず初めに、佐白地域活性化拠点施設、温泉施設建設について伺います。


 現在、どこの温泉経営も厳しい状況下にある中、また町の三セクが経営する斐乃上荘も赤字経営が続き、昨年末より本年2月末まで休館し、玉峰山荘もここ数年の決算状況を見ても決して楽観できるものとはなっておりません。


 そういう現実がある中で、さらに佐白温泉を建設するということは三つ共倒れになる危険性がありますが、この計画を必ず履行する考えならば、まず議会に対し、しっかりした計画の全体像を示すべきです。


 今回、具体的なものが何もない中で予算計上されていますが、これでは不安が先に立ち、理解することは不可能で、特に後のツケを負わされる若者世代の多くが反対をしております。計画の全体像について町長の考えをお伺いいたします。


○町長(井上 勝博君) 今のは……。


○議長(千原 祥道君) 1つわてやりますか。


○町長(井上 勝博君) 1問というのはどれですか、全体像を答えればいいですか、計画を必ずやるということを……。


○議員(11番 大垣 照子君) 2つ、2つ。


○町長(井上 勝博君) 1問ですから1問ずつやってください。


○議員(11番 大垣 照子君) じゃあどうぞ。


○議長(千原 祥道君) どうぞ。


○町長(井上 勝博君) 佐白地区の温泉交流施設について必ずやるかというお尋ねでございますが、このたびは約半世紀にわたった尾原ダム事業に御協力をいただいた周辺地域の皆様の、ダムに協力してよかったと言っていただくために、国、県及び町において進めておりますの周辺整備計画の一環として、地元要望に基づき整備するものでございます。町としては地元と一体となり、必ずうまく運営ができるような施設として完成させたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと、国、県、町がダムの関連で進めてきた周辺整備、そして地元の要望に基づいてやりたいということでございますが、地元の要望とは佐白地域全体の皆さんのことをおっしゃっているのか、ただダムで移転をされた方のことをおっしゃっているのかお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。地元といいますのは、私が理解している範囲では、ダムで移転を余儀なくされた方だけでなく、佐白地区の皆さん方はもちろんでございますが、布勢地区全体としても取り組んでいくというふうに承っております。また、そういうふうに認識もしております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、布勢地区全体でということでございますので、布勢地区全体の皆様の後々の負担についても、後ほどお伺いをしたいと思います。


 次に進みますけれども、全体像を教えていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 全体像ということでございますが、施設の概要につきましては、泉源掘削ボーリングの結果を見て判断することになると思いますが、ダム湖へのエントランス広場の整備等を含めて、全体事業費は現在のところ約5億円を見込んでおります。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 全体像で今、金額のみを御答弁いただきましたけれども、例えばどういうものをどういうところにつくるかということ、それから内容的なもの、そういうものが全く議会に対しても説明があっておりません。それで、次のところのボーリングの件が出ましたけれども、一問一答ということでございますので、まずは全体像を、ただ金額で示されても困るんですが、例えば温泉施設であるならば、どういう内容のものなのか、せめて青写真ぐらいは提示をしていただきたいと思います。お考えを伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) まだ細部が固まったわけではありませんが、温泉施設、それから交流施設としての食事ができる場所、それから休憩所、あるいは地元の農産物を買っていただけるような場所、また、さらには地元の農産物の加工所あたりについても要望が出る可能性はあると思っております。大きな柱としては、金額的には泉源掘削と温泉施設、それから食堂休憩施設等の交流施設、その3点が大きなものになろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 言葉の上だけの説明でございますけれども、本来であるならば、やはりペーパーを出して、こういうような構想であるというものがまずあってしかるべきではないかと思います。


 ボーリングの件が出ましたが、じゃあボーリングの件についてお伺いしたいと思いますが、ボーリングの費用が今回2億5,700万円余ですね。それから、土地購入費が1,500万円の合計2億7,200万円、とりあえずこの温泉に関しての建設費にかかわる予算が今回出されております。ボーリングはどの程度ボーリングされるのか、そういうものによって距離とか、それから金額に大きな変化が出てくると思いますが、どのぐらいボーリングしようと考えておられるのかお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 掘削地は佐白地区の八代川に隣接する町道のり面を候補地としております。掘削深度は700メートルから1,200メートルを予定しております。


 当初計上額2億4,700万円の内訳につきましては、拠点施設分としてボーリングの工事費が約9,600万円、温泉送湯揚水ポンプ、舗装・外構工事等が約6,800万円、実施設計、測量設計、用地補償費が約3,100万円、また、このほかエントランス広場部分としては、約5,200万円としております。


 全体の図面を示せということでございますが、9月予算で本体工事費の計上をするということで審議をお願いすることになりますが、そのときには詳細な設計図、あるいは周辺配置図等もお示しできると思っておりますので、いましばらく時間をいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今、ボーリングにかかわる予算としては9,600万円、ボーリングの長さとして、深さとしては700メーターから1,200メーターということでございますが、大体普通ボーリングについてはこれまで100メーター1,000万円ということが言われてきております。その点からすれば1,200メーターですから大体そういう金額かなというふうには思いますけれども、問題は例えばこのボーリングをして当たらなかったとき、この費用というものはどういうふうになるのか、お考えをお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) この地区の泉源掘削については、既に何年か前に予備的なボーリング調査もされております。その結果を踏まえて候補地を絞り込んでおりますので、可能性としては大変高いというふうに思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 可能性が高ければいいんですが、万が一当たらなかったときのこの金額というものはどういうふうにお考えなのか。


 私たちは旧仁多町時代に、玉峰山荘をつくる前に岡山の鵜飼谷温泉というところを視察をさせていただきました。そのときに支配人さんが申されるのは、あそこの場合も温泉ボーリングしたわけですけれども、もしこのボーリングで、あのときに1億5,000万円ぐらい予算をかけておられたと思いますが、この金額で当たらなかった場合には、そのお金はどうするのかということを申しましたが、それはすべて業者に責任を持ってもらうと。だから、必ず当ててもらうということの意味だと思うんですけれども、それがどこかで予備的に掘ったから出たと。その予備的に掘ったのはじゃあどのぐらい掘られたのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) もしという想定の質問にはお答えできかねますが、予備的に以前掘ったボーリングの深度はどのぐらいかということでございますが、私の記憶に間違いなければ、たしか300メートルから400メートルぐらいではなかったかと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、次のところへ行きますけれども、土地の取得場所と面積はどのぐらい求めようと思っておられるのか、そして坪単価はどのように設定されているのかお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 土地の取得場所と坪単価でございますが、用地については温泉交流施設用地として佐白地内の奥出雲多根自然博物館付近を予定しております。近々地権者の皆さんとの交渉に入りたいと考えておりますが、買収価格につきましては、最近の町の買収事例を参考に、適正に詰めさせていただきたいと考えております。


 また、買収できる面積についても、交流施設としての機能が確保できるよう、今、この場で何平米という確定した数字は、交渉もございますので申し上げられませんが、しかるべく面積は確保したいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと、今、お答えをいただいておりますけれども、全体像もまだはっきりわからない、そして場所もきちっとまだ設定をされてない、そして建物の大きさもまだわからない、こういう中で予算だけは先行して出すということになっておりますけれども、やはりある程度、現実味のあるものを出していただかないと、予算だけを出していただいて、これを通してくださいということでは、住民の中に本当に大きな不安があります。私もいろいろ伺っておりますけれども、決して布勢地域の人ですね、佐白地域の人においても、やはり全体がそういうふうにみんなでやりましょうというふうな合意形成が図られてるというふうには、私がお伺いした中では、ありません。むしろ、今、先ほど述べましたように、こういう厳しい状況の中で、なぜ温泉施設かということがあります。


 交流施設と言われるようなものであれば、別に温泉をつくらなくてもいいじゃないかということですが、温泉は隣の雲南市におきましてもいろいろありますけれども、随分もう雲南市も困って、現実としては困っておられます。清嵐荘一つとって見ても、年間約1,700万円ぐらいの市の負担があると。いつまでこれを続けられるか、そういうこともありますし、それから、ゆとりの里もつくったものの今もう閉館しておりますが、これも壊すに壊せない、金がかかってだめだというような現実もあります。


 そういう中で、やはりどうしてもこういうものをつくらないといけないということになりますと、財政的な問題、後年度負担の問題が出てきます。それで、この間の予算委員会の審議の中では、半分は地方債の欄に金額が2億5,000万ぐらいほとんど書かれておりましたので、その中身を伺いますと、過疎債を半分考えてると、半分は県の振興資金を県とのヒアリングの中で判明しましたという答弁があっております。こういうものについて、本当に例えば過疎債が半分利用できるのか。過疎債を利用するについても、うちの町は実質公債比率は18%を超えておりますので、県の許可がなければ借りられない。振興資金においても、100%借りても100%町が返さないといけないということになりますと、後の負担についてですね、本当に後年度負担がついてきますし、町長の先日の答弁では、地元の方に運営をやっていただくというふうにおっしゃいました。地元の方に聞いてみますと、そんなこと言われてもかなわんわいと、5億ぐらいの、さっき申されました5億ほどの予算をかけてつくったものの、後の始末を地元の人にやってもらうということは、地元としてはそんなこと大変だというふうに現実としては申されておりますが、そういう財源の後の負担の問題について、どういうふうにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 質問の趣旨がいまいちわかりにくかったんですが、運営についての財源のことでございましょうか。建設についての財源のことでございましょうか。


○議員(11番 大垣 照子君) それ借金返さないといけないわけですから。


○町長(井上 勝博君) だから、一問ずつにしていただきたいということでございますが、過疎債と県の地域振興資金をお願いをしておるところでございまして、これについては確実に財源確保ができる見込みでございます。議員、御承知のように、過疎債は元利償還金の70%が地方交付税措置されるものでございます。


 それから、これはダム関連施設でございますので、どの部分ダム関連としてきちんと認定してもらえるか、これからは県の交渉で細部まだ詰めておりませんが、ダム関連部分ということで認定を受けたものは、町の実質負担のさらに半分を県が支援をすると、こういうルールになっておりますので、財政運営上、何ら支障はないというふうに思っております。


 それから、後の運営についての財源の問題でございますが、地元という意味合いは地元自治会とかそういう組織ではなくて、今、運営主体として皆さん検討を進めていらっしゃいますのは、NPO法人を組織して、単なる温泉運営だけでなくて、地域活性化のためのいろんな取り組みをやっていく、その中で温泉の運営もお願いしていこうと、そういうことでございまして、指定管理方式を予定しております。


○議長(千原 祥道君) 今、大垣さん、?番のことについて質問しておられるわけですな。


○議員(11番 大垣 照子君) ?番……。


○議長(千原 祥道君) ?のことですね。


○議員(11番 大垣 照子君) はいはい。


○議長(千原 祥道君) 今、町長言われるように、一つずつやってくださいませ。


 どうぞ。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、そういう運営の仕方を申されましたが、例えば私たちが考えておりますのは、やはり温泉経営が順調でなければ返済金も払えないということになりますし、町の持ち出しということになってきますと、今、町債、全体で申しますと470億ありますね。このうち、今の実際の町民負担と言われる部分が約200億ほどあります。この200億につきましては、住民1人当たりが130万円ぐらいの負担になるわけですけれども、こういうものをやはり削減していく方向に努力していかないと、後々、町の財政も大変になってくるということがあるので、こういう温泉施設がどうして必要かどうかということの検討もしなければならないというふうに考えます。


 それで、入り込み客との関係がございますが、入り込み客、それから入浴料をどういうふうに設定されているのか、この返済の財源としてこれがなるものなのかどうか、お伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 入り込み客と入浴料の設定、あるいは収支計画のことでございますが、運営主体の収支計画については、現在、地元の皆さん方で調査なり検討をしていらっしゃいます。町としても、地元の意向を尊重しながら、できるだけの支援をしてまいりたいと考えております。


 町財政全体にかかわる起債残高のお話については、財政運営全体の中で適正に管理をし、返済するもの、新たな投資を行うもの、きちんと見分けながらやっていきたいと思っております。


 借金を返すだけですと簡単なことですが、やはり未来に向かっての投資というのも、地元経済の活性化のためにもやっていかなければならないと考えておりますので、そこら辺は十分注意しながらやりたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 未来に向かっての投資はいいんですけれども、私は今、私の町の財政状況はそんなに猶予のある状況ではないというふうに考えております。執行部と議会がやったことだわなという住民からの批判をされるようなやり方では、私はやっぱりよくないというふうに思っています。


 それで、先ほど申し上げましたが、入り込み客と、それから入浴料の設定をどのようにお考えなのか、これは大きな、これを建設するための返済の財源としてもやはり使われるものでなくてはならないと思いますので、そのあたりをどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。はっきりと今、裁量でどの程度が見込めるかということを確定的に申し上げることはできませんが、近傍の同様の入浴施設を地元の皆さんもいろいろ調査されております。そのお話を伺ったところでは、大体数万人がここら辺では多いと。4万から6万あたりの入り込み客数が一般的ではないかと。温泉が立地する場所の立地条件にもよりますけども、そういう意味では佐白地区は、立地条件としては近傍のいろんな施設と比べましてもそんなに悪くはないと私は理解しております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 立地条件はそんなに悪くないというふうにおっしゃいますが、今までの答弁の中からしますと、多根博物館のあのあたりということになりますと、道路も近いです。面積としてそんなに広い面積もとれないんじゃないかというふうに思いますが、入り込み客が4万から6万ぐらい、近隣の同様の温泉ではそのぐらい入っているとおっしゃいますけれども、例えば入浴料を500円としますと、150円は入湯税として払わないといけない。そうしますと350円が丸々の入浴料というふうになりますけれども、このものについては、やはり燃料費から、それから人も何人か雇わないといけないでしょうから、そういう人件費とか考えますと、とてもとても、いわゆるつくり上げた、かかった借金の返済に充てるほどのものにはならないんじゃないかというふうに思います。例えば350円で6万人入ったとしても、年間約2,000万円ぐらいしかならないわけですね。


 こういうものについてやはりしっかりと計算をしてやらないと、こういう大きなものを考える場合にですね、後々のツケに、やはり若い人が大変な思いを持っております。もうあきらめにも似たような感じでございます。この町を出ていこう、それではやっぱり意味がないと私は思いますので、もっとやはり多くの住民の皆さんが本当にこういうものだったらいいよというものであればいいんですけれども、私はやはり今回のこの問題については、ちょっとというより大きい問題があるんじゃないかなというふうに思っています。


 入浴料について、それから財源の確保についてどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員さん、今、あれですか、?番に同じことが書いてありますが、今、そのことを聞いちょなったものですか。


○議員(11番 大垣 照子君) はい。


○議長(千原 祥道君) なら、もう?番のことは済んだいうことですね、質問は。


○議員(11番 大垣 照子君) ?番。


○議長(千原 祥道君) 維持、管理、運営は地元でやってもらいいうこと、さっき議論されたが、ええですね。


○議員(11番 大垣 照子君) 今、はい。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 一問について一答ですから。


○議長(千原 祥道君) はい。


○町長(井上 勝博君) 一問で何回も答弁は御容赦願いたい、一答弁ですから。


○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと議論が煮詰まらないということになりますが、一問に一答ということではなくて、私たちの解釈は一つの問題について質問し答弁し、質問がまだあれば質問し答弁、どこの議会でもそういうふうに行っております。お答えできなければそれで結構です。


 それじゃあ、次の鬼の舌震の開発計画について伺います。


○町長(井上 勝博君) 議長。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えできなければそれで結構ですということで、次、行かれますが、議論が深まるように一問一問論点を詰めていくということは大事でございますので、質問と答弁がはっきりかみ合うように、お互い明確なるように、論旨を絞って受け答えをしていきたいと考えておりますので。


 それから、先ほども大垣議員みずから温泉施設の収入やら運営費のことについても試算もしていただきましたが、地元でもいろいろ既に検討をしておられます。そういうことを十分に詰めた上で、オープンに向けて準備をしていきたいと考えておりますので、大垣議員の御心配、御忠告は十分受けとめておきたいと思います。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) では、次、参ります。


 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) それでは、通告書にも出しておりましたけれども、入浴料と入り込み客の関係、設定ですね。それから、収支計画についてということもちゃんと申し上げておりますので、もう一度お答えください。


○議長(千原 祥道君) さっき答弁されたじゃないですかいな、収支見込みと入り込み客と入場料については。答弁されたじゃないですか。


○議員(11番 大垣 照子君) 入浴料の答えは……。


○議長(千原 祥道君) 入浴料は近隣の町村との兼ね合いと言われましたけど、それが答弁じゃないですかいな。


 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) そうしますと、近隣の町村とということあれば、本当にまだあいまいな部分が多いということでございます。収支計画ついても出せないということなんでしょうか。そうであるならばそれで結構です。


 次、鬼の舌震の開発計画について伺います。鬼の舌震の既存の遊歩道の掃除や整備は、特に観光シーズン前には必要でございます。これも佐白温泉と同じことが言えます。当初計画では、辺地債、総額9億7,000万円とし、今回1億5,700万円でバリアフリーの遊歩道整備費が出されております。全体ではバリアフリーの遊歩道の計画は約2億円、つり橋は2億1,000万円と予算審議のときに答弁があっております。


 ここの開発計画は既に山林を約1億7,000万円余りで取得をしておりますが、つり橋などの整備にはやはり住民の反対が根強くありますので再考をされたいと思います。その考えについて伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 鬼の舌震の開発計画については、昨年4月には町の広報紙「奥出雲」において事業計画を掲載しておりますし、町民の皆様への周知と理解を得る努力もしているところでございます。


 新年度よりいよいよ工事着手として本議会へ予算をお願いしているところでございますが、完成いたしますればバリアフリーの遊歩道とつり橋が一体的に通行できるということになりますので、体が不自由でこれまで立ち入ることのできなかった方や高齢の方でも、巨岩、奇石の景観美を楽しんでいただくことができるんではないかと思っておりますし、また、さらに多くの皆様方にもこの自然景観を楽しんでいただくためにもこの整備を進め、次世代に継承してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) バリアフリーの道路をつくると、宇根の方から入ったあの高さで向こうの山につり橋をかけるということは前町長の時代にお伺いをいたしておりますが、そのような計画でやはりやられるのでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほど言いました昨年の4月の事業計画はそのようになっていると思います。これについては昨年秋、10月の終わりだったと思いますが、文化庁の了解も得るところまできておりまして、今後も文化庁、県教育委員会等の指導を得ながら着実に進めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 私たちが心配をしているのは、やはり財政事情が厳しい中で、今こういう形のものをどうしてもやらないといけないのかということ。それから、バリアフリーの道をつけるというのは、そのつり橋と同じ高さでつけていくわけですよね。そうしますと、下の景観は全部巨岩などが見える状態になるのかどうか、もう既に大きな木が生えておりますので、本当にその下の景観が見えるのかどうかというのは、私はすごく疑問に思っております。


 それで、これについても年間50万人、人が来るとか、現在10万人来てるとかということを言われております、これまでに。しかし、私は恐らくそういう年間10万人とか50万人というのはどこからはじかれた数字なのか、このうちの町の状況を考えて、舌震に入られた人たちの人数が本当にきちんと把握されているのか、それにも大きな疑問を持っておりますけれども。


 それと、障害がある方がそういう道をつくればそういう巨岩とか景色を見に来られるというふうに申されましたが、これについても後の返済ですね、それをどうするのかということが全く見えておりません。そういう問題について私が心配しているのは、本当に財政状況がこのままこういうものをずっとやっていっていいのかどうかということを大変心配しておりますので、そこのところを大丈夫だというのなら、しっかり大丈夫だと言っていただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 舌震の整備については、渓谷美が十分堪能していただけるような樹木等の伐採整備もあわせて行う必要があろうと思っております。現に手入れがしてなかったもんですから、樹木が茂り過ぎて、はんど岩が見えないというのが現状でございます。ここら辺も含めてきれいにしていきたいと思います。


 それから、財源についての御心配をいただいておりますが、辺地債は元利償還金の80%を交付税措置されるものでございまして、実質、町負担は2割でございます。約10億の事業を実質、町負担2億でできると。毎年2,000万返して10年で終わる事業でございます。


 財政状況についてもいろいろ御心配をいただいておりますので、あえてもう一度お答えしておきますが、22年度の当初予算案の総括表を見ていただければおわかりと思いますが、町債ですね、臨時財政対策債を除く普通建設事業等に充てる町債は、当初予算では19億5,300万を予定しております。一方、歳出の方で公債費は29億4,700万を予定しておりまして、さらに3月31日の専決補正、あるいは9月議会で認定いただく決算の状況も見ながら、繰り上げ償還もやっていきたいと思っております。私の計画では、毎年水道関係の借入金を除いてざっと278億あります一般会計の借入金残高は、毎年10億減らしていくというペースで健全化に取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) どんな事業でも、こういう大きな公共事業につきましては、やはり後の世代の皆さんがこれをやっといてくれてよかったよと、そう言っていただけるものでないと、後々皆さんはこの町に住みたくないというふうにつながってまいります。そのことを我々はしっかりと肝に銘じるべきだと思います。


 それから、舌震の問題についてはまだまだお伺いしたいこともございますが、時間的な余裕がございませんので次に進みますが、22年度の当初予算書と説明書の照合が今回とてもわかりにくかったわけでございます。したがって、予算の審議においても、予算書と説明書が絶えずばらばらに探さないといけないというような状況でございましたが、これはやはり当初予算というのは1年間ですね、向こう1年間の住民の皆さんの生活にかかわる大事な予算でございますので、よりわかりやすいものでなくてはならないと思います。


 今後につきましては、説明書は予算書と同じように、款を中心にして例えば整理するとか、そういうわかりやすいものを提示していただきたい。そうしないと、予算審議もとても時間がかかって、そしてそういうむだな時間を費やさないといけないので、そういう面において効率化も図っていただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 財政課長。


○企画財政課長(小倉 義幸君) ただいまの御質問にお答えをいたしたいと思います。


 予算書と説明書の照合をわかりやすくということでございますけれども、かねて予算書の説明資料につきましては、どういった表現とか様式がいいのかさまざま検討をいたし、他の自治体等の資料も比較しながら検討を重ねて今日まで至っております。


 このたびの平成22年度の当初予算におきましても、予算の概要を明らかにしまして、まずは資料の1、当初予算の概要、予算の数字的分析、過去からの推移を示しました資料2、各種の主要事業、主要成果をまとめました資料3、これらを作成をいたし、御説明をいたしました。資料1につきましては重点施策、これに基づきまして分野ごとに仕分けをし、わかりやすく表現をしたつもりでございます。当然視覚的にもわかりやすいものということで、グラフもつけさせていただきました。


 もとより、予算書とそれぞれの資料をその分野ごとに突合するということは非常に手間のかかることでありますし、視点によって異なってまいります。例えばこれまで主要事業をお示ししましたのは、課別にやるっていうのは当然本会議のいわゆる審査に、プラス常任委員会において課別に審議を賜る場合、わかりやすく御説明をするということから課別の分類に分けております。確かに先般の本会議では款ごとの区分、審議でありましたから、非常に逆にわかりにくかったというのが私どもも否めないと思っております。しかしながら、ことしの資料をつくるのは昨年の10月あたりから準備を進めまして、2月に全員協議会において説明をいたしたところでございますので、そこら辺の経緯も十分御理解の上で、資料の突合はしていただかなくてもいいです。それぞれの持つ資料の意味合いというものを前提にお考えをいただきたい。


 議員から款で整理されたいということでございますが、これを説明する方も皆様方にわかりやすいという資料、前提でございますので、議員皆様の総意であれば、今後そのように対応させていただくということは可能であると考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 今回の予算説明、先ほど答弁ございましたが、2月にもしていただきました。しかし、それは本当に大まかな予算の内容を説明をしていただいております。そして、それと同じ説明をこの本会議でもなさいました。これまでの予算説明の仕方とは随分変わったと私は思っておりまして、やはり議員が予算の内容について理解ができなければ、これをほんならわからないからまあいいわという形でやはり通すということは、私はやっぱりできないと思います。やっぱりまず議会で審議をしてもらわなければ何事も動かないわけですから、そういうことについて、やはりできるだけわかりやすい資料を提供して議論をしてもらうというのが、やっぱり執行部の責務だと思っています。


 ちなみに雲南市などは本当に細かい資料をつくっておりますので、今後についてわかりやすい、議員がさっと見てさっと理解ができるような、そういう工夫をした予算書、説明書をつくっていただきたいと思います。


 この件については、そのように申し述べておきますので、次回からよろしくお願いいたします。


 次に、民間のグリーンツーリズムの計画について伺います。民間でも、本町の自然を生かしたグリーンツーリズムで町外の来町希望者にこたえようとする活動的な方々がいます。しかしながら、事を起こすには法律の壁にぶつかり、諸手続に困難なことが多くあります。


 そこで、そういう手続になれていないこういった方々に対して町がその壁を取っ払う役割を果たし、相談に対応する窓口を設ける考えについて伺います。このことは本町のすばらしさを民間活力も得て発信するよい機会になり、交流人口の拡大にもつながります。まずは町長の考えをお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。近年グリーンツーリズムの内容は多様化してきておりまして、関係する法律や県条例は多岐にわたっております。


 事業内容によって適用される法律の主なものを申し上げますと、宿泊の提供を行う場合には旅館業法、食事の提供や農畜産物の加工販売を行う場合には食品衛生法や農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律、いわゆるJAS法、あるいは市民農園の設置を行う場合には農業振興地域の整備に関する法律等が関係するわけでございますが、このほか土地の取得や転用、建物の新設や増改築を行う場合には農地法や建築基準法、消防法などの規制を受けることになります。


 グリーンツーリズムの事業内容そのものは、農業振興課あるいは地域振興課に関係する場合が大半と思われますが、先ほど申し上げました法律、県条例の担当課は複数にわたっておりますので、それぞれ適切な相談に応じられますよう、役場庁舎内における窓口の一本化について検討してみたいと思います。


 また、交流人口の拡大にもつながるのではないかということでございますが、本町でも、そばオーナー制度を初めとするさまざまなグリーンツーリズムの取り組みが行われておりますので、これらの取り組みが一層活発になり、交流人口の拡大につながっていくよう、必要な支援を町としても今後検討してまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 大垣議員。


○議員(11番 大垣 照子君) 大変前向きな答弁をいただきました。本当に住民の方々の中には、みずからの力でやりたいというふうにおっしゃって、いろいろ準備を始めてみるけれども、やはり一番問題なのは財政的な問題ではなくて、財政は自分でやろうとされてるので、そういうことではなくて、本当に法律的な壁にぶつかるとにっちもさっちもいかないと。せっかくやろうとしてるのにやれないと。それでは、やはり町外の方が、来たいとおっしゃってる方がたくさんいるのに、そういう方々を迎え入れることができないと。やっぱり外からの風っていうのはすごくいい風もありますので、町長のそういう取り組みますという答弁がございましたので、さらにそれを強化していただいて、どこでそれを扱うのかということも含めて、町民の皆さんにわかるように広報なりやっていただきたいというふうに思います。


 以上、申し述べまして、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、内田勇議員。


 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 一般質問の機会をいただきましたので、2点にわたりまして質問をさせていただきます。


 最初に、たたら製鉄の世界遺産登録についてでございます。


 本年1月、石見銀山遺跡以外、島根にはもう一つ、たたら製鉄という世界遺産候補があるという記事が山陰中央新報に掲載されました。また、たたら製鉄は世界遺産として十分な条件をそろえており、世界でもユニークな技術体系として守るべきだともあります。


 日本の鉄文化発祥の地として、1400年の歴史と伝統を今に伝える日刀保たたらが世界で唯一、私たちの奥出雲町にございます。本年、島根県では、神話のふるさと「島根」推進事業も行われます。日本最古と言われる古事記には奥出雲神話が詳しく書かれ、2年後には古事記編さん1300年を迎える今こそ絶好の機会ではないかと思います。


 また、小学校においては毎年たたら体験学習も行われ、奥出雲の歴史と文化を継承されていることは本当にすばらしいことであると思っております。


 群馬県の富岡市の木骨レンガ造りの製糸場は、1872年、明治政府により設立され、130年たった今も良好な形で保存されております。日本の産業革命の原点として価値が認められ、2007年に暫定リストに記載され、世界遺産登録を目指して現在活動をされています。


 古事記よりもさらに古い時代からの文化と歴史を持つこのたたら製鉄を、何とか世界遺産登録への運動を通して町おこしを考えられないか、町長の所見をお伺いをいたします。


 2点目でございます。奥出雲町病院の医師不足、医師確保についてでございます。


 2月には奥出雲町病院のタウンミーティングが町内9地区でございました。春日院長さん初め、奥出雲病院の皆様の献身的な御努力に対し、心から感謝を申し上げるものでございます。みんなで守ろう、奥出雲の医療を合い言葉に、私たち町民一人一人の意識改革で病院を守らなければと痛切に感じました。医師は学校の教員、また警察官と同じように社会になくてはならない大切な存在でございます。奥出雲町として、この医師確保、医師不足の対策をどのように考えておられるかお伺いをいたします。


 これまで公明党としてドクターヘリの各県配備を要望してまいりました。23年度には島根県でもドクターヘリが導入される予定でございますが、奥出雲町として町民のとうとい生命を守るためにも、ドクターヘリの発着基地も必要になりますが、救急医療に対する考えをお伺いをいたしまして質問を終わります。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 内田勇議員の御質問にお答えいたします。


 初めに、たたら製鉄の世界遺産登録についてのお尋ねがございました。奥出雲町は近世たたら吹き製鉄で旺盛をきわめ、古来より伝わる日本独自の伝統技法であります和鋼製鉄技術は、今もなお日本唯一、日刀保たたらとして連綿と受け継がれております。その操業をつかさどる村下は、国の選定保存技術保持者として認定され、操業によりつくり出されます玉鋼は、日本刀の原料として全国の刀匠に供給されております。


 また、町内には鉄師頭取を務め、国の重要文化財に指定されている櫻井家住宅、登録文化財の絲原家住宅、県、町指定の多くのたたら製鉄関連の遺跡もあります。


 このように本地域の特筆すべき文化遺産を、町では地域の協力も得て適切に保存するとともに、小・中学生にたたら体験学習を毎年実施し、かつてここ奥出雲町で盛んに行われていた和鋼製鉄文化について実体験を通じて理解を深め、大切な郷土の文化を守ることの大切さを子供たちにも学んでもらっております。


 提案がございました、たたら製鉄の世界遺産登録を通じての町おこしでございますが、この世界遺産登録は恐らく産業遺跡としての世界遺産登録だと思っておりますが、日本の鉄文化発祥の地としてたたら製鉄の価値を広くPRしていく必要がありますが、まずは県の教育委員会の指導なども受けながら、たたら遺構の全町調査や資料の整理、貴重な文化財としての価値の検証等を行っていきたいと考えております。


 次に、奥出雲病院の医師不足についてであります。奥出雲病院においては、町内9地区でタウンミーティングを行う前に4月からの診療体制をどのようにするか、春日院長を初め4人のドクターだけでなく、看護師や検査技師の幹部職員、事務職員が一緒になり、奥出雲における地域医療を守り抜くために真剣な議論がなされました。また、その席には私も参加させていただきました。夕刻の5時半ぐらいから8時近くだったと思いますが、皆さん大変熱心な議論をされ、4月からの体制等の準備をされたと思っております。


 5人になる常勤医師に効率よくドクターの仕事をしてもらうために、病院職員一丸となって、これまでにない取り組みをすることもそこの場で確認されました。タウンミーティングでは、そのような春日院長先生の必死の思いが町民の皆さんにしっかり伝わったのではないかと理解しております。


 一部、そのときの町民の皆さんの声を紹介しますと、初めて病院の実情を知りましたと、先生方の御努力に感謝します。奥出雲病院の存続は必要であることを実感しています。医師、看護師確保のために私たち住民にできることは何か、もっと具体的に示してほしい。あるいは、タウンミーティングは病院だけでなくみんなで一緒になってやっていくような方法も考えるべきだと、大変建設的な意見もいただきました。


 また、早速に地元出身の県外の勤務医等についての情報も寄せていただいております。町としても医師不足対策に本腰を入れて取り組むために、新年度早々に地域医療確保対策協議会を設置し、住民の皆様とともに地域の医療を守っていく体制づくりを行います。そして、この協議会において奥出雲町ならではの病院と診療所の連携のあり方、住民の皆様とともに行う医療人材確保対策、住民啓発のあり方等、住民の皆さんとともに考え実行できるような体制をつくってまいりたいと考えております。


 次、救急医療についてもお尋ねがございました。救急医療には初期の救急医療を提供する一次救急、入院を必要とする救急患者に医療を提供する二次救急、さらに重篤な救急患者に救命医療を提供する三次救急と、こういうふうに三段階がございます。奥出雲病院では、疾病の内容にもよりますが、これまで二次救急までの対応を目指して努力してまいっております。このことは病院長の考え方やリーダーシップに基づき、常勤医師の献身的、犠牲的な頑張りによって実現してきたものでございまして、また町内各診療所の先生や消防署、救急隊との密接な連携、協力関係がなければ不可能なことでもありました。


 可能な限りこれまでの体制を維持したいと考えておりますが、これ以上、病院常勤医師の疲弊を招くようなことがあれば、即病院自体の存続にかかわります。そこでまず、救急時にはかかりつけ医への受診をお願いし、傷病の状況により、奥出雲病院やその他の医療機関を紹介、受診していただくことがよいということになれば救急隊が出動すると、そういうふうな体制をとりたいと考えております。


 現在、奥出雲町の日曜祝日の輪番制、当番診療体制をとっております、町では。この体制の再検討などを含め、前述の地域医療確保推進協議会において、さらによい方法がないか検討をしてまいります。


 また、救急医療体制は1病院のみや町単独で考えるのではなく、県域全体あるいは出雲部全体、場合によっては隣県との連携も考えていくことが今まで以上に大切になってくると考えております。救急自動車のスムーズな運行ができるよう、命の道路としての道路整備にも積極的に今後取り組んでいく必要もあろうかと思っております。


 また、ドクターヘリについても触れていただきました。今、県の方では、国からの交付金を受けてドクターヘリの導入を検討しておられます。町としても奥出雲病院の敷地内に、患者搬送がスムーズにできるような場所にヘリポートの建設を今後検討してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(2番 内田 勇君) 大変ありがとうございました。


 たたら製鉄の世界遺産の問題について、ひとつ本当に文化遺産といいますか、長い歴史の中で培われた、それが連綿として今あるということに大変な価値を感ずるものでございますけども、ぜひとも鉄の道文化保存等組織もございますが、関連の市なり町なり、それを奥出雲町から声を上げていただきたい、そのように思います。


 それから、医師確保についてございますけれども、奥出雲町独自で医師を公募していくとか、あるいは本年は過疎債もそういう医師確保等にも使えるという、ございますけれども、そういうことの試みとかですね、医学部生の奨学金、町独自で出していくというようなことは考えられないでしょうか。あわせてお願いを申し上げます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 世界遺産登録の件につきましては、まず日本国政府がユネスコに対して推薦する候補として認定するかどうかが第一歩でございますが、日本国政府に対する候補の要望は県が行うものでございます。とても一町独自でできるようなことではございません。私としては、県が全面的にこれをやろうというふうな体制を早急にとっていただくように、単にお願いするだけでなく、町としてできることは早速手をつけていこうと思っておりますし、また鉄の道文化圏推進協議会もございますが、新年度からは奥出雲町が事務局を引き受けるという方向で調整をしております。


 それから、医師確保については、公募をして医師が確保できるようであれば、また苦労はないわけでございまして、いろんな手を使っていかなければならない、いろんな人のいろんな人間関係の中でお願いをしていくというふうなことも必要であろうと思っておりますが、議員御提案ありました医師志望の若い学生の皆さんに対する町独自の手当てですね、これについても検討できるところはしてみたいと思っております。現に今でも島大の医学部に高校推薦枠で行っている人については町長の裏書きもしておりますので、そういうふうないろんな取り組みを含めて、みんなで知恵を出し合っていきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) いいですか。


○議員(2番 内田 勇君) ありがとうございました。


○議長(千原 祥道君) 以上で内田議員の質問を終わります。


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 ここでしばらく休憩をいたします。11時5分から再開をいたします。


           午前10時52分休憩


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           午前11時05分再開


○議長(千原 祥道君) それでは、休憩前に続きまして会議を開きます。


 次は、塔村俊介議員。


 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 塔村俊介でございます。本日は一般質問の機会をいただきましたので、3点質問させていただきたいと思います。ただし、大垣議員、内田勇議員と重複するところがございますので、その部分は省略させていただいて、聞かれてないところを中心にお伺いさせていただければと思います。


 井上町長が御就任されまして約1年がたとうとしております。今回の3月定例議会では、井上町政初の本格的な予算編成に当たりまして、第3子以降の子育て支援の充実、あるいは住民提案型の交付金の創設、総合福祉計画の策定等、新しい施策も並び、井上町政のもとでの奥出雲町づくりがスタートいたしました。これは大変評価できるものであると思っております。


 一方で、私は今回の予算案の中で、何点かもう少し議論が必要なものがあるのではないかというふうに思っております。


 まず第1点目は、尾原ダム、佐白温泉の計画についてでございます。尾原ダムも来年度完成に向けて着々と工事が進んでいるところでございますが、先月でございましたか、先月も松江で尾原ダムについてのシンポジウムがございましたり、各小学校、中学校では尾原ダムを使った授業等、取り入れていただく中で、尾原ダムの完成に向けて町民も機運が盛り上がっているところではございますが、まだまだ町民の方には、まだいつ尾原ダムはできるのかということ等を初め、尾原ダムはどういうふうな施設ができるのか、どういう活動方法をしていくのかということが、まだまだ知られてないように思います。


 まず1点目は、本来ならば島根県が町民に説明することであるかもしれませんが、町が知っている範囲で県計画を含め、尾原ダム、どういう施設ができるのか、今、聞いておりますのは、ボート場であったりサイクリングの関連施設であったり、そういうことは聞いておりますが、もう少し具体的にどういう利用を想定されているのかというのを、まずその点、聞きたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 県計画を含めた尾原ダム周辺計画の全体像を説明ということでございますが、毎年開催されております国土交通省主催の議会向け事業説明会の内容と重なることになりますが、申し述べます。


 国が行う事業としては、斐伊川のり面護岸工事、広瀬橋上部工事、その付近の取りつけ道路の新設あるいは舗装、並びに県道につなぐまでの工事を現在行っているところでございます。


 それから、さらには尾白山方地区、前布勢地区の残土処理場の整理が残っております。ここら辺を、国におきましては地元要望も入れながら今年度中には完成をしていただくということになろうと思っております。


 それから、県が取り組む事業としましては、ボート競技施設、自転車競技施設、岩田山展望施設、サインの整備等がございます。


 町が受け持つものといたしましては、先ほど来、議論が出ております温泉交流施設のほか、平田佐白線、八代三沢線、三津田大畑線、尾崎山方線、玉雲寺上布施線の道路改良工事、山林管理道岩田線の開設のほか、尾白山方地区の残土処理場の景観整備でございます。


 なお、県が受け持っておりますダム湖におけるボート競技施設、あるいは町道等を使います自転車競技につきましては、いずれも県のボート競技連盟、あるいは自転車競技連盟とも密接な連携をとりながら整備が進められているというふうに承っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) その中で、先ほど大垣議員からも質問がございましたが、そちらの温泉施設について、もう少し詳しくお聞きしていければと思っております。


 佐白温泉施設について、大垣議員からもいろんな反対の声があるというお話がありましたが、私は正直申し上げて、この事業自体が賛成なのか反対なのか、そういうところにまだ至っていないなというふうに思います。それはなぜかと申し上げますと、今本会議でも藤原充博議員が、佐白では温泉をつくるといううわさがありますがというようなお話もありましたが、あくまでもその時点ではうわさレベルの話ではなく、今回本格的に予算にのってきて、全町民が知れる状況になったと、布勢地区の住民の方も含めて知れる状況になったというふうに思います。一方で、全町民がこのことを知っているか、あるいは布施地区の住民の方が佐白に温泉できるか知っているかと申し上げますと、本当にまだ一部の方しか知らない状況にあります。


 私は、まずこの計画はどういう計画なのか、先ほどの大垣議員の質問を含めまして、町民の方に知っていただくことが重要ではないかなというふうに考えております。


 その中で、大垣議員の中になかった質問をさせていただければと思いますが。先ほど町長は、今後9月議会の中で、補正予算で具体的な建物等の予算を上げていくという御説明がございましたが、その後、温泉ボーリング、用地買収等々順調に行った場合、どのくらいの時期に温泉の開設を予定されていますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) この温泉交流施設、町民の皆さん、まだ住民知らないではないかという御発言もございましたが、昨年の12月議会の私の所信表明におきまして明確に申し上げておりますし、そのための準備経費も12月補正で、若干ではありますが予算計上もさせていただいておりまして、それもお認めをいただいております。


 今後、進めていくわけでございますが、ダム事業は県事業、国事業とも22年度で全部完了するということで進んでおります。したがいまして、町のダム関連事業も、一部23年度に繰り越すということはあっても、基本的には22年度中の予算にすべて計上するというふうなことになろうかと思っております。温泉交流施設の本体工事費は9月補正でお願いすることになるだろうというふうに申し上げましたが、実施設計等、あるいは入札、あるいは契約の議決等を、諸手続を経ていかなきゃいけませんので、具体の工事に着手できるのは来年の雪がなくなる3月か4月かなと思っております。多分繰り越すことになろうと思いますが、これも22年度事業分として繰り越すわけでございまして、そういうことで県のダム関連施設に対する支援も受けると、こういう予定で進めてまいりたいと思っております。


 したがいまして、23年の早ければ秋には施設を完成できるんではないかと、こういうふうに思っているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大体のスケジュールはわかりました。


 温泉をつくるに当たり、もう1点確認したいことがございます。それは、なぜ佐白地区に温泉なのかということでございます。


 この温泉につきましては、前町長時代から構想が練られる中で温泉ということが上がってきたと思いますが、今の町全体のことを考えますと、亀嵩には玉峰温泉があると、鳥上にはヴィラ船通山があると、ヴィラ船通山に至っては現状、冬季は休業している状態の中、町内に新たな温泉をつくるということは、もう少し説明が必要なのではないかなというふうに思っております。なぜ温泉なのか、その点よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) なぜ温泉が必要かということでございますが、ダム建設に御協力をいただきました周辺地域の皆様のために計画したものでございまして、自転車競技施設やボート競技施設との一体的な利活用を考えておりまして、施設は入浴施設部分及び交流施設部分を考えております。ボートや自転車競技施設を利用された方々が佐白の温泉交流施設で汗を流し、食事をし、地元の農産物を買って帰っていただきたいということから、ぜひとも必要な施設だと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ダムで利用される方を目的に利用者として見込むのであれば、先ほど説明がありました、佐白の県道近くということではなく、もっと例えばダムが見えるところで、展望もよく、ダムを利用された方も利用しやすい場所という検討もできると思います。


 ダムの方が汗流す場所がないという話であれば、佐白よりも近くに湯村温泉清嵐荘、元湯等々もございます。その点の検討はされませんでしたでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。このダム周辺整備計画は、ダムのために移転を余儀なくされた方々、あるいは人口が希薄になった周辺地域が寂れていかないように、何とか活力を維持していくようにということから計画されたものでございます。サイクリング競技場の発着場から佐白の連担地までは1キロちょっとでございます。ボートの漕艇場からも湯村温泉との距離は正確にははかっておりませんが、ダムの堤体そのものも佐白と湯村とほぼ同距離かあるいは佐白が若干近いかと、こういうふうな位置関係にあろうと思っております。清嵐荘も湯村温泉もあるではないかということであれば、佐白は寂れてもいいかという議論になりますので、そういうことにならないようにこの計画は構想されたものだと御理解いただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 私は決して佐白が寂れてもいいということを言いたいんではなくて、また後ほど質問したいと思いますが、本当に佐白の方、布施地区の方が望んで、未来永劫その地区のために役に立つことが必要じゃないかと、その中で温泉にこだわる理由をお聞きしたかったところでございますので、その点は了解、了承いただければというふうに思います。


 次の質問に移りますが、この中で6点目に上げております、維持運営費はどのくらいを見込んでいるかということでございます。維持運営費といいますと、具体的に、先ほど大垣議員の質問にもございましたように、温泉経営というのは公の施設をとりましても、あるいは民間の施設をとりましても、大変収益的に厳しいものがございます。収益が厳しいからやる、やらないということの判断だけではなく、これは地元に貢献するものなので、町からも指定管理料等を払って温泉を維持していくということは十分理解できるところではございますが、その金額が幾らなのかということがわからないまま今の建設計画が進むというのは、町民にとっても説明不足ではないかなというふうに感じております。


 先ほど資料で配らせていただきました、これは雲南市の各温泉の事務費とマネジメントシートでございますが、大体600万から2,000万円ぐらいのところで市の方で費用負担をして、温泉を維持しているというのがわかると思います。この中でも恐らく佐白の温泉に近いのは、掛合の波多温泉の事業が近いんじゃないかなと思います。運営者も地元の波多コミュニティ協議会へ指定管理を出しておられて、指定管理料が680万円余りということでございますが、現状の町の計画の中でどのくらいの指定管理料を払うおつもりがあられるのか、決まっていましたら教えていただければと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 塔村議員から大変有効ないい資料をいただきまして、まずお礼を言いたいと思います。


 NPO法人を準備していらっしゃる皆さん方も、こういうところは全部調査をしておられます。どういう指定管理料の設定が見込まれるかということについては、近傍のいろんな施設のこともありますが、まずはどういうお湯が出るかということにもかかわってくるわけでございます。泉源の温度等も維持運営経費の大きな要因になるところもございまして、今、この場でどのぐらいだったら認めるかということについて、私の方からは具体の数字は申し上げられませんが、いずれにしても、できるだけいい運営ができるよう、地元の皆さんあるいはNPOの皆さんとも協議をして、数字を詰めて、その上でしかるべき時期に議会に提案をさせていただくということになろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 現時点でなかなかその数字が出てこないということは理解できることではありますが、この温泉施設というのは、つくったから終わりということではなく、本当にこの温泉を残そうとするならば、10年、20年、30年、ずうっと長期間にわたりまして後年の佐白の皆さん、布施の皆さん、町民の皆さん、子供たちも含め、町民負担を求めるものであります。


 現実では幾らかわからない、それはもちろん理解できることではありますが、じゃあ適度の温泉の湯が出れば大体こんくらいで最少済むだろう、あるいはすごく冷たい冷泉が出ればボイラー代等もこれほどかかるので、こんくらいの予算が必要だろうということがわかるはずなんです。後々の年間の負担が数十万円なのか、数百万なのか、数千万なのか、それによっては本当にこの温泉の大きさ等々も含めてその数字が出てこないと、全く議論ができないものになると思います。幾ら赤字が出ようが町が負担してあげると、そのほどに重要なものなんだ。それももちろん理解できることでありますが、具体的な数字をなるべく早く上げていただいて、その中からできるだけ後年の負担が少ない形を検討していただければというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 佐白温泉については具体の数字は申し上げられないと言いましたが、現にヴィラ船通山は年間1,000万ぐらいの赤字が出ております。これも毎年のことであります。


 ただ、施設の運営形態によっては、いろんなところを見させていただいておりますと、利用客がふえれば収入も上がりますので、場合によっては市町村から、自治体からの持ち出しゼロでやってる温泉施設もあります。近傍のいろんなところを歩いてみますと、やはり500万から1,000万の範囲が多いというふうに理解しておりますので、私としてはできるだけ少ない委託料でやっていただけるよう、運営主体の皆さんと協議を重ねてまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長もおっしゃりましたとおり、温泉自体で利益を出すのは大変ということで、500万から1,000万の自己負担をしているところは大変多うございます。その中で、玉峰山荘等は第三セクターの中で、玉峰山荘単体に限っては、もう利益を出せる状況というすばらしい経営をしていただくことも承知しております。


 もう一つ、この佐白温泉で気がかりなことがございます。それは佐白に温泉ができることによって、現存の玉峰山荘、あるいはヴィラ船通山のお客さんが減るんではないかということでございます。


 考え方を私は2つあると思います。1つは、新しい温泉ができることによって奥出雲町は温泉の町であると、奥出雲町の温泉を目がけて行こうというお客さんが総体的にふえて、玉峰山荘にもお客さんがふえる、ヴィラ船通山にもお客さんがふえる、佐白温泉にもお客さんがふえる、そういうことも十分可能ではあると思います。


 しかし、これは希望的な憶測でしかないというふうに考えております。普通に考えれば、佐白温泉ができれば、今まで佐白から亀嵩まで行っていた方、あるいは鳥上なりに行っていた方は佐白温泉で入浴を済ませて帰ると。それは温泉だけに限らず、例えばお店であってもそうだと思います。近隣に、自分のところに新しい施設ができれば、そこにお客さんがとられるのは、商業を営まれている方であれば当然そう思われますでしょうし、あるいは、今回ヴィラ船通山が閉鎖になりましたが、隣、今、民宿でやっておられる旅館もあります。相乗効果があるのであれば、民宿たなべが、冬季閉鎖されることによって民宿の温泉客のお客さんが減るはずなんです。しかし、現状はヴィラ船通山がなくなったことによって、斐乃上温泉に入りたいというお客さんが民宿にふえているという現状もございます。町長、その点はどのようにお考えでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 完成すれば3つの温泉施設ができるということでございますが、まさに相乗効果が上がるような取り組みをするのが我々に求められておりまして、そのように持っていくのが私の務めだとも思っております。


 また、ヴィラ船通山と民宿たなべの関係は、これは隣り合わせでございますから、ヴィラ船通山が閉鎖期間中、もう既にオープンしておりますけれども、民宿たなべさんの温泉に入るしかなかったということで、これは想像ですが、民宿たなべの入湯客数はヴィラ船通山の閉鎖中はふえているんではないかと想像しております。


 そういう話と今回の話はまた違う時点の話ではないかというふうに思っておりまして、塔村議員も先ほどの冒頭の方で言われたような相乗効果が出るような、奥出雲には温泉もいっぱいあるから行ってみたいと言われるようなルート設定やら、いろんな仕掛けも今後考えていく必要があろうと思っております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長がおっしゃるように、相乗効果があって町全体の観光客数がふえるというのは理想の状況であります。私も、もし建てるのであれば、そのように向けて、それが実現するように向けて努力していきたいとは考えております。


 ただ、どちらの話が正しいかということは、堂々めぐりになりますので、これ以上は避けようと思いますが、現状の計画の中では、佐白に温泉ができるからほかの温泉施設にもお客さんがふえるという確信は余りにも持てなさ過ぎます。今回の補正予算では、その点につきましては、ソフト面で入ってるかもしれませんが具体的になりませんでした。今後の補正予算の中で、斐乃上荘の対処も含め、まずは一番の町民の正直な声は、佐白の温泉を新しくつくる前に、あるいは同時に、斐乃上荘の今後についても一緒に考えてもらいたいと、そういう声が大半ではないかなというふうに考えております。


 佐白の温泉について最後の質問になりますが、今回の温泉の計画、先ほど町長からも御説明ありましたように、総額約5億円の予算があるというふうにおっしゃいました。そしてこれを、この財源につきましては過疎債を使っていくということでございます。簡単に5億円、あるいは過疎債であれば実質の負担率は3割で済みますが、5億円という金額は町民、奥出雲町の1世帯当たり10万円、過疎債で公金で返ってくる以外の実質の負担分は1億5,000万円、1世帯当たりに直しますと3万円という負担になります。今、この時期に奥出雲町内の各世帯世帯の方々にとりあえず10万円の借金をさせてくれと、そして皆さん、3万円ずつ出して、50年もかけた尾原ダムの思いに報いましょう、そう言って納得してもらえるかもしれません。


 ただ、今現状の説明では、前から説明があったとおっしゃいますが、この5億円という金額が出てきたのは今議会でありますし、施設内容につきましても、温泉、レストラン、直売所、加工場、こういうことが明らかになったのはこの議会であります。もっともっと町民の方にも説明して、この温泉に対する理解を深めてもらうことが必要ではないかなというふうに思っております。


 地元に対しても説明をされているかと、まずその点について聞きたいと思いますが、町側から少なくとも布施地区の自治会長さんに対して、この尾原ダムの温泉計画について説明されたということはありますでしょうか。課長でも構いません。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 議会で質問に答える形でいろんなことを明らかにする前に、一方的に町や私の方からいろんなことをどんどん言って歩くと、皆さんから議会軽視というふうなおしかりも受けることもありまして、議会の方でまずきちんと御説明申し上げ、その後しかるべき方法で地元、あるいは町の皆さんに説明をしていただこうと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町民に説明するのが先か、議会に説明するのが先かというのは非常に難しいことではあります。ただ、私個人として思うのは、今このような状況でこの予算を通すことは、我々議会にとっては町民軽視といわれても何も説明することはできません。私の希望は、今回の計画についてはよくわかりました。ただ、もう少し時間をかけていただきたい。町民の間で議論されて本当にこの佐白地区の方々、それから特に私は一番恐れているのは、これがこのままの説明のまま、もう行政が決めたことだ、議会が決めたことだとなってしまって、その批判の矛先がこれから運営してくださる地元のNPOの方に行くのは一番恐れていることです。今回、予算通るかもしれませんが、できるだけ広報等も使いながら町民に説明でもしていただき、用地費、ボーリング等の予算が出てると思いますが、町民の声を反映していただく中で具体的な計画の変更も含めて考えていただければなというふうに思います。


 以上で、1点目の尾原ダムの佐白温泉計画については終わらせていただきます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 問いがありますので。説明は十分か、あるいは地元合意、町民合意は得られているかというふうな趣旨でのお尋ねだったと思います。


 地元では何回も長い時間をかけて議論いただいております。ただ、もっとゆっくりという御意見もいただきましたが、尾原ダムの事業は22年度で完了すると、ダム関連事業も22年度で何とか間に合わせなきゃいけない。こういう中で地元では本当に熱心に、何回も何回もどうしたらいいかという議論が重ねられて今日に至っていると思っております。町民合意全体については、これはダム関連施設ということで位置づけておりますので、他地区の皆様に直接合意を得ることまでは必要とは考えておりませんが、ダム周辺地域に関係のなかった町民の皆様方にも温かい御協力を得ることは必要と考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 佐白地区の皆様方がいろいろ話をされてきたということは何も否定することではありません。私は、だったらもっと早く町民の皆様に説明して議論する時間をつくるべきだったというふうに思います。それは佐白地区の皆様方の責任ではなくて、行政がこういうスケジュールで考えているという中で説明する時間を設けてもよかったんではないかなというふうに思います。以上で佐白については終わります。


 2点目、子育て教育環境の充実についてでございます。


 冒頭にも申し上げましたように、今回、奥出雲町独自での第3子乳幼児医療費、教育費無料等、妊婦の健診の無料化等ございます。大変よいことだと思いますが、ただ、そういう施策があったということではなくて、実際にこういうことが奥出雲町ではこんな有利なことが、すばらしいことが行われてるよということを町民の方にも知っていただいて、今、町の外に住んでいる町出身者の方にも、このケーブルテレビを見ているお父様、お母様、おじい様、おばあ様がいらっしゃったら、ぜひ子供さんに伝えていただきたいなというふうに思いますので、町長、できましたら今回の子育て応援施策の町民へのPRをしていただければと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町民の皆さんへのPRにつきましては、自治会長会等での概要説明、それから町のホームページへの掲載を行うほか、保育所、幼児園、幼稚園を経由し該当世帯に対し個別にお知らせをすることにしております。


 先ほど議員からも言っていただきましたように、このたび町独自で実施する3人以上を養育する多子世帯に対する経済的負担の軽減施策は、子育て支援だけでなく子供を産み育てやすい環境づくり、少子化対策、さらには若者世帯の定住推進にも役立つものと考えておりますので、町外で子育て中の奥出雲出身の皆さんにも十分PRをしてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ぜひお願いしたいなというふうに思います。子育て教育環境充実の中で、今回布勢の幼児園化に伴う改築費と横田保育所の建てかえの予算が出てまりました。私はこの幼児園化の流れというのは布勢、横田だけに限らず全町的な町長の方針であるというふうに考えておりますが、幼保一体化計画の町の全体像の説明をお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) これまで町内プロジェクトを設置し検討を重ねてきておりますが、馬木幼児園の状況を見ても、幼稚園と保育所の一体化は幼児教育の観点からも効率的であり、推進すべきと考えております。そのため、就学前の保育料の定額化を行い、子育て環境の充実を図ったことは御承知のとおりであります。今後については、それぞれの地区において幼児園の整備を進めてまいりたいと考えておりますが、このことは仁多福祉会にも説明し、御承諾をいただいているところでもあります。今後地元における合意形成など、準備が整ったところから逐次整備をすることとしております。本年度は地元から要望のありました布勢地区において幼稚園を改装して幼児園とすることとしております。


 2問いただきましたので、2問目も2答になりますがあわせて答弁いたしますが、老朽化しております横田幼稚園及び横田保育所についても、移転改築することとして用地費を計上しておりまして、幼児園化に向けた準備を進めたいと考えております。その他の地区については、現段階では何年度と申し上げることはできませんが、逐次幼児園に移行するように進めてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大体の町の全体像はわかりました。1点確認したいんですが、町長は先日の全員協議会の中で、地元要望、協議が調えば、旧町村単位であります全9地区に幼児園を設置したいというお話をされましたが、その考えに変わりはございませんでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。9地区に幼児園ができ、9地区の小学校がいつまで頑張れるかわかりませんが、仮に小規模になっても維持できるような取り組みを地区の皆さんが一生懸命頑張ってくださるならば、町としても9地区すべてを考えてまいりたいと、そういうふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 大変よくわかりました。今回の幼児園化の中で、町長は教育に関する面でよくおっしゃいますのは、財政と教育は関係ないというか別の次元で考えなきゃいけないということはございますが、今回幼稚園を保育園化していく中で、町の負担額は相当額削減されるというふうに考えております。まだこれは仮定の話でございますが、全部の幼稚園を保育園化した場合、町負担削減額はどのくらい見込まれますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 全幼稚園を保育園にした場合の町負担の削減額についてのお尋ねでございます。


 毎年の入所人員によっても異なりますが、平成20年度の決算ベースで試算いたしますと、年間約8,000万から1億円の一般財源の削減になると予測しております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 今回の幼稚園を保育園化するということは、財政面から見れば非常に有意義なことだと思いますが、一方で幼稚園を保育園化する場合には、今回の布勢幼児園化につきましても改築費用は出ておりますが、改築の費用がかかってくると思います。また、仮定の話になりますが、全幼稚園を保育園化する場合、どのくらいの改築費用が見込まれてますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 老朽化している施設もありますし、改築の内容等については地域の皆さんの要望等を聞きながらということになりますので、現段階では総額の推計はしておりません。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) わかりました。これに関してはまた小学校と同じことであると思いますが、当初、小学校の全体の改築費が幾らになるのかという答えが出てこない中で、今回の議会の中で40億という明確な回答をされました。その金額の多寡でその政策自体が決まるということではありませんが、その金額をできるだけ早く試算していただきまして、町民に示していただければなというふうに思います。


 先ほど町長は、全9地区に保育所をつくっていければ一番よいというようなお考えをお話しされましたが、今回資料も配らせていただきましたが、現状、保育所があります阿井、三成、横田、馬木等々はある程度の入所者数がいるという中で、それ以外の地区は現状を見ましても大体定員が30人から40人なり、20人から40人という少ない中で保育園経営をしていかなければなりません。現状、本当に過疎地域において小規模の運営は厳しいというふうに言われておりまして、現に美郷町では奥出雲町と同じ、町で設置をしまして地元の福祉会の方で運営していただいておりますが、今回保育所を統合するという流れも出てきております。まず、全地域9地区で保育所を設置した場合、9地区それぞれ経営をやっていけるのでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 本町における定員30名以下の小規模幼児園については、やはり町が何らかの財政支援をする必要があると考えております。児童数の変動要因もありますが、国の小規模園に対する施策も年々充実してきておりますので、こうした国の制度も有効に活用してまいりたいと考えております。


 美郷町の話も出ましたが、私も美郷町内を走りましたら至るところに保育所統合絶対反対という看板がありまして、やはり地域の子供は地域で育てていきたいという思いが強いというふうにも感じたところでございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) ちょっと保育所統合の話は今回の質問の趣旨からそれますので余り深入りはしたくはございませんが、町長、ぜひ保護者の声を聞いていただきたい。確かに統合反対という声が各地で上がっていることも確かです。一方で保護者の皆さんの中には、同学年が1人や2人しかいない環境ではなくて、もっと大きな人数の中で育てていきたいというニーズがあるのも確かです。どちらの声も殺さないような今後の運営を心がけていただければというふうに思います。


 教育長にお尋ねいたします。今回幼保を統合していく中で、今のままの計画でいきますと幼稚園はすべてなくなるということになっていくと思いますが、そういう認識でよろしいでしょうか。


○議長(千原 祥道君) どなたがやられますか。(「教育長という御指名だった」と呼ぶ者あり)


 教育長。


○教育長(安部 隆君) 幼稚園は将来すべてなくなるかというお問い合わせですけども、現有施設の老朽化や地域の要望、地区別子供数、財源面からの施設経営を初め、多様で充実した子育てサービス、保育と幼児教育が一体的に提供できる体制づくりなど将来を予測しながら教育委員会と連携をとり、実現可能なところから逐次幼児園設置に向けて取り組んでまいりたいと考えております。したがいまして、幼稚園がすべてなくなるという時期は未定ですけれども、町としてはできるだけ早期に実現できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 今の質問の趣旨というのは、なぜ教育長にお尋ねしたかというのも含めまして、将来的になくしたいということはわかりました。ただ、今まで戦後、布勢幼稚園なんか、三成幼稚園なんかも早くできて、幼稚園教育の充実の中で幼稚園の役割というのは奥出雲町にとっても大きいものがあったと思います。私が危惧するのは今のままの流れでいきますと、この奥出雲町から幼稚園がすべてなくなってしまうということを、とめることさえないんではないかと。恐らくなくなればなくなってしようがないという認識を持っておられると思いますが、その辺のことは教育委員会では議論なされなかったんでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) そのことにつきましては、幼稚園教育についての評価ちゅうのは十分にしておりまして、また後の質問等にも関係するかもしれませんけど、奥出雲町幼児教育推進協議会というものを立ち上げて今後の幼児教育の推進を図ろうというふうに考えております。ここにおきまして十分な幼児教育が保障される体制をつくるということで考えております。ですから今までの歴史ある幼稚園教育というものを、いわゆる幼児園という形になろうとも今後とも十分生かしていきたいというふうに考えております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 申しわけございません。初めての一問一答ということで時間の配分がうまくいかず最後まで行きそうにありませんが、もう少しお話を聞かせていただければというふうに思います。


 今回の布勢幼児園計画及び横田保育所の移転新築計画について、私は尾原ダムと同じように地元説明が余りにも不十分ではないかなというふうに考えております。今、布勢地区ではこのようなアンケートが回っております。布勢地区幼保一体化施設に関するアンケート、布勢地区幼児園設立推進委員会ということで、アンケートをとりながら布勢の幼児園をどういうふうにしていこうということを地元の方が考えておられます。この中でこのような一節があります。布勢地区に幼保一体化施設が設置されることを前提でお書きください。場所はどこがふさわしいでしょうかと。今せっかく布勢の皆さん方が、場所から含めて、あるいは教育内容も含めて検討されているとこであります。一方、議会に出されている予算はもう改築費ということで決定というような要素も含まれております。もしこのアンケート、どういう結果が出るかわかりませんが、新たな場所でつくってほしいという要望が出れば新たな場所へつくる計画へ変更する、そのようなお考えはありますでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 布勢幼児園の場所についてお答えいたしますが、布勢地区においては場所についてさまざまな議論がなされてきております。小学校に隣接した方がいいという意見もあれば、今の現幼稚園がまだ新しいもんですから、そこに保育所機能をつけ加えればその方が早いじゃないかというふうな議論が大きく2つありまして、これにつきましては私も、若い子育て中の皆さんも出席されておりました集会の場で十分お話も聞いた上で、現幼稚園の方に併設、隣接させていただいた方がすぐできると、それから今の環境が大変いいというふうなことから方針を出させていただいて、これは布勢地区の皆さん方も承知していらっしゃると思いますが、将来的には小学校の改築等の問題もあり、やはり小学校の横がいいのかどうなのか、そういうふうなことも聞いてみたいということからのアンケートではないかというふうに推測しております。


○議長(千原 祥道君) 塔村議員。


○議員(1番 塔村 俊介君) 町長の認識はわかりましたので、布勢地区の皆さん、そういうことでございますので、そのように受け取っていただければというふうに思います。


 同じように横田保育所移転新築につきましても地元の説明が先か議会の説明が先かという問題ありますが、地元の保護者さんたちにとっては唐突に出てきた話でもございますので、時間をかけて保護者の皆様とどういう保育所がいいのか話し合っていただければというふうに思います。


 私がこの質問を通して言いたかったことは、将来の地元負担もわからないと、いろんな説明もなされてないという中では、本当に子育て充実についての有効な施策が打てるのかということを考えたからでございます。例えば布勢幼稚園、保育所化になれば、恐らく私も自分で試算した数字でございますので間違いがあるかもわかりませんが、五、六百万円の人件費分が賄えられないんじゃないかと、町民の負担が必要なんじゃないかなというふうに思っております。20人、30人にかけて500万ということであれば保育所は、済みません、三成あるいは大東の方に行ってください。その分年間お子さん方に30万円配りますよという政策もあったのではないかなというふうに思います。


 済みません、時間がなくなりましたので今回の質問はこれで終わりたいと思いますが、議会と住民がどちらが先かということに関しましては、私は住民の方が先でもいいというふうに思っております。それはなぜかと、住民の方がきちんと理解され、要望されることであれば、議会はそれを反対する理由はなかなかないということであります。ぜひ町民の方と議論をされて、新しい奥出雲町をつくっていただければなというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 昨年の町長選挙においても、町民の皆さんのいろんな声を聞きながら施策を進めていきたいということは、私の基本的な町政運営の姿勢としても申し述べました。今回、布勢幼稚園の幼児園化については、地元からの要望に基づくものでございます。もちろんいろんな要望は町にはいっぱい来ておりますが、いろんな議論をする中である程度方針を固めたものを議会に提案するわけでございまして、議会に提案する前に町民の皆さんの話を聞かないと、あるいは方針なり考え方を説明しないというわけではありません。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 塔村君、それで時間ですよ、ほんならそれで。


○議員(1番 塔村 俊介君) 最後に一言、本年度は総合計画の策定が予定されております。その中では費用、時間等々も十分かけれると思いますので、できるだけ町民の多様な声を拾っていただいて、総合計画をつくっていただければなというふうに思います。以上で質問を終わります。


○議長(千原 祥道君) 以上で塔村議員の質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。午後1時15分から再開をいたします。


            午後0時02分休憩


  ───────────────────────────────


            午後1時12分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、休憩前に続きまして会議を開きます。


 引き続き一般質問を行います。


 次、吾郷益已議員。


 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) それでは一般質問を行います。このたびは一問一答方式ということでございまして、若干私もふなれな点があろうかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。


 通告いたしました順に沿いまして、3点についてお伺いをいたします。


 まず、奥出雲町職員の定数条例についてでございますが、この質問に対して通告の中で特別会計関連の言葉を若干加えておりませんでしたこと、おわびを申し上げますが、若干言葉について触れさせていただきます。


 本町の職員定数条例第2条におきまして、職員の定数は次に掲げるものとするということで、町長の事務部局の職員178名、議会の事務局職員2名、教育委員会の事務部局の職員41名、農業委員会の事務部局の職員2名、合計223名ということになっております。また、3条、4条を見ますと、職員定数の部内での配分、兼職等につきましては、町長の裁量権にゆだねられているというようになっているところでございます。しかし、本定例議会に提案になりました平成22年度の予算書を見てまいりますと、一般会計の予算書では135人、特別会計で12人、合計が147人になると思います。条例定数に定められた223人から平成22年度予算書にあります147人を引きますと、その差は76人となりまして、条例で定められた職員定数と予算書に示された職員定数には大きな相違があると思っているところでございます。このことについて町長はどのような御所見をお持ちかお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 現在の条例定数については、合併時において両町の条例定数をそのまま合計し、定数とされたものだというふうに理解をしております。当時両町における最大数をその当時は見込まれたということであると推測しております。その後、合併後においては奥出雲町集中改革プランに基づいて、これまで条例定数はそのままにして毎年のように退職者の不補充等により削減を進めてきております。御質問いただきました一般会計予算に上がっている135人のほか、特別会計予算で私の方は13名とカウントしておりまして、合計148名であります。議員142名とおっしゃいましたが、またその差異は後から確認をさせていただきたいと思います。今後、幼児教育の見直しによる幼稚園から幼児園への移行による教育委員会部局職員の定数の変更もあります。それから、それを行政職への移行等の課題も抱えているところでございます。しばらくは条例定数を変更せずに対応することとしたいと思っております。


 なお、条例定数上の数値はあくまでも議会や町民からこの範囲内で町政を運営、執行しておるというお許しをいただいているアッパーな数字だと思っておりまして、どの自治体も実数とは一致せず、多目に設定している団体が一般的だという現状でございますので、申し添えさせていただきたいと思います。


 また、条例定数の減については、これまた大変なこともございます。それから、条例定数を減することによって行革をよく取り組んでいるというふうな御褒美をいただくことも今後あるかもわかりません。そういう時期時期よく見ながら、議会の皆様とも御相談しながら対応してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 町長おっしゃるように、条例定数の範囲内ということが自治法の中で決定しておるということでございますが、私の感覚で言わせていただきますと、特別会計が1人ちょっと違っていたと、多分私も落としておったのは、介護関係の特別会計がありますけども、それを私入れておりませんでしたんでそこらあたりだと思っておりますが、範囲内といいましても76名ということは条例に定められた定数の約3割に値するものでございます。確かに地方自治法172条の3項の中で、職員の定数は条例で定めるということになっておりますが、しかし、この地方自治法の考え方はどういうものなのかということで若干私も中を調べていったとこでございますが、条例によって定数を定めることの意義は、恒常的な常勤職員数の枠を議会を通して住民意思によって決定するということに精神がなっておるわけでございまして、差が幾ら開いても定数はその範囲内であればいいよというような解釈とは若干私は違うじゃないかなと、できるだけ行政事務を処理するのに適切な定数ということが私は求められているんじゃないかなというように思っておりますので、これ以上は深く質問いたしませんけれども、この厳しい時代の中におきまして、私も初めてちょっといろいろ勉強させていただきましたが、余りにも地方自治法あたりがアバウトな考え方でございまして、それで私は若干提案をしておきたいと思いますが、この定数を決めるに当たりまして私は、各課の事務事業を処理する職員数、これをまず出していただいて、その課にあるものを全部まとめ上げて、それから職員さんにあります年次有給休暇、その他また子育てに関する育児休暇、そうしたものを加えながら、若干余裕のあるプラスアルファの定数を定められたらいかがかというように思っているところでございますので、これはあくまで私の提案でございますので、参考にしていただければ幸いと思いますが、町長、どのようなお考えか御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 条例定数の扱いについては、私もかつて県の市町村課で5年いまして、いろんな団体のいろんな条例定数の変更等相談に乗ってきたこともございます。先ほど吾郷議員おっしゃいました定数と実員との乖離ですね、これはこの5年間行革努力をしてきた結果がこの乖離に出ているわけでございまして、県なり国なりに奥出雲町の行革への取り組み、あるいは財政運営の取り組みを説明する際に、ここまで落としてきてますよという数値としては大変ありがたい乖離だと思っております。しかしながら、どういう状況に将来なるかもわかりません。


 例えば、現に近畿圏の都道府県では退職手当が払えないということで退職手当債というのを借りております。その場合には、貸してやるけども条例定数を落とすということが条件になっておりまして、そういうふうなことがいつ、もちろん来ないようにしなきゃいけませんが、来るとも限りませんし、先ほども言いましたように条例定数との乖離を行革努力としてカウントしていいお金が回してもらえる可能性もあるわけですので、しばらくは、自治法の考え方も承知していないわけじゃありませんが、このままでいかせていただければありがたいと思っているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) ただいま町長に答弁いただきましたが、いろんな事情があるということでございますが、これについては私も理解をすることでございますので、一段落、方向性が見えましたら条例改正はやっぱりすべきだというふうに思いますので、ひとつ御検討いただきますようにお願いを申し上げます。


 次に、人材育成についてお尋ねをいたします。


 この人材育成については、町長の施政方針の中には、行政組織機構の一部見直しもしたが、業務量や事務事業の見直しも含め不断の行政改革に取り組む、これは人材育成も入っているというふうに私は理解をしております。また、昨年行われました町政座談会における自治会長からの要望がございました。その要望の中は、管理的な立場へ登用する職員の方は奥出雲町を客観的に見る見識が必要である。また、目的意識を持って町をリードするエネルギーが必要であるということから、そうした方は他の町村へ出向していただいて外からやっぱり奥出雲町を眺めていただく、見ていただく、こういうことが必要じゃないかという提言がなされたとこでございます。また、あわせて役場は最大のサービス産業のであるということも言われておりまして、職員の皆さんは住民サービスに対して目的意識を持ってリードする力が必要であるということも言われたとこでございます。このことについて町長は、この提案はよく理解でき、職員にとって大変勉強になるということで、若手、中堅を問わず相互交流という形で実施をしていきたいと、そして、職員はできる限り自己研さんをし、町民の皆様の期待にこたえられるように人材育成を行うよう努めてまいりますというように回答していらっしゃいます。


 私もこの町政座談会に出ておりまして、私はその後、昨年、町民の皆さんから行政に対する意見をずっと聞いてまいりました。そうしたらたくさんの意見が出たとこでございますが、要約をいたしますと、一部の課を除き町民に対して職員の皆さんから積極的にあいさつがなかなかしていただけない、いうことは接遇にひとつ問題があるということでございました。特にその中で若い人のあいさつが少ないという言葉がかなり出てまいりました。


 それからもう1点は、所用があって行っても町民に対する気遣いが少ない。職員の皆さんは町民が行ってもパソコンを見て常に仕事をしておられると。もう少し、町民が来たら先に町民の方を向いていただきたいという御意見がございました。こういう意見を受けまして私もいろいろ考えてみたとこでございます。しかしやはり行政は、また我々議会、こうしたところに対して町民の皆様からの関心はますます高くなるなという感じを受けたところでございます。また、職員の皆さんを取り巻く環境も大きく変わってきているというふうに感じました。企業は人なりと言われるように、特に今日のような低成長時代になった現在、行政事務に携わる管理監督者は当然のことながら、職員一人一人のやる気、心構えが非常に重要になってまいります。人材育成は、これまで行政においては余り重要視をしてこられなかったというふうに思っておりますが、これからは非常に重要な課題だというように思っておりますので、この点について町長の御所見を伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 職員の人材育成については、行政だけでなくどの組織についても普遍の大きな課題であります。民間企業はもちろん、規模の大小にかかわらず、まさに組織は人なりでございますので、どの組織においても必死に取り組んでいるのが現状だと認識しております。


 本町においても職員の資質能力を高めるために、県の実地研修所が実施しております各種研修へ積極的な参加をさせているところでございます。また、幹部職員は町を客観的に見れるような高い見識やら幅広い視野が必要だという御指摘でございますが、新年度、平成22年度では、内閣府の大臣官房地域活性化統合事務局へ1名派遣しておりますし、今横浜市役所との人事交流をやっておりますが、これももう1年延長ということでございます。農林水産省本省との人事交流は一たん中止になりますが、先般、農林水産省に行って関係する課長、局長さん、あるいは人事担当の皆さんにお話を聞いたところ、奥出雲町から出していただいた職員は大変優秀でよくやってくれたと、できればもう1年でも2年でも農水省でやってもらいたいぐらいだと大変うれしい話も聞いております。今後とも本省との人事交流を通して、将来の町を担う職員を養成をしてまいりたいと思っております。


 また、他の町村との人事交流もやったらどうかということでございますが、現在、雲南広域の方にも職員を何人か出向させております。お互い交流をやりましょうというふうな団体が出れば、これについても積極的に取り組んでまいりたいと思っております。それから、町内においても若手の職員によるいろんなプロジェクトチームを設けまして、町政への事業提言や施策反映などを目指した活動をさせたいと思っておりまして、いろんな手段を使いながら職員の意欲と資質の向上に努めてまいりたいと思っております。研修制度の一環として、平成22年度からは3人ぐらいのグループで、これは各課横断の仲間で構いませんが、自分らでテーマを決めて、こういうことについて研究し提言をしたいというふうな職員については、その研修経費を助成をするという制度も設けております。


 また、一部の課を除いてあいさつをする職員が少ないという御指摘、それから、役場にやって来た町民への思いやりがあんまり感じられないということにつきましては、これは大変そういうふうなことであれば遺憾なことでありますので、実は昨年も全職員、相当長時間の接遇研修をさせております。感想を読みますと研修を受けて大変よかったと、町民の皆さんにこういうふうに接していかなきゃいけないというのがよくわかったと書いてありますが、実行が伴っていないというふうなことでもありますので、これは既に総務課長に指示をし、徹底をさせるように現在対応をさせているところでございます。いずれにしましても職員一人一人が自覚を持って業務に取り組むということは当然の責務でもありますし、またそのように職員を指導していくのも町長である私の大きな仕事であると思っておりますので、職員の研修、資質の向上、意欲の涵養については、今後とも十分意を用いてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 少しずつ進んでいるなというふうな思いがしたところでございます。おっしゃるように予算書を見ますと都庁から2名の地域手当が出ているところでございまして、この手当は多分出向した方への地域手当ではないかなというふうに思っているところでございますが、できるだけ今、町長のお話にあったように、見識を広めていただくためにそうした人事交流等もやっていただければなというふうに思う次第でございます。


 総務課長にちょっとお尋ねをいたしますけれども、総務課長はどういうふうなことをおやりになっているのかお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(佐佐木幸雄君) ただいまの質問にお答えしますけども、どういうふうなことをしているかということでございますけども、まず私の課で持っております人事の方で研修計画を立てます。そういう中でことしはどういうような計画をしようかというような格好で、昨年は接遇の講師の先生を2回招いて、継続したものをやっております。あとは健康管理というような格好の研修を職員にさせております。また、先ほどございましたあいさつの問題とか対応の問題、これつねがねいろんなところから私の耳に入ってまいりますもんですから、課長会合の際に課長さんを通じて特にあいさつ、そして接遇の問題は気をつけるようにという指示は常にしているところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) それでは総務課長、もう1点お伺いしたいと思いますが、OJTとかオフJTという言葉を御存じでございますか。お伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 総務課長。


○総務課長(佐佐木幸雄君) 想像はできますが、存じてはおりません。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 私がかわって答えますが、OJTというのはオン・ザ・ジョブ・トレーニングといっておりまして、日常の業務を通して研修をすると、どういうふうな施策を考えたらいいか、あるいは事業をどう進めていったらいいか、常日ごろ役場庁舎の中でみんなで議論をしながらやっていくと、そこの中でやはりみんなが研修になるようなことをやるべきだというのがOJTで、一方オフJTというのは、仕事を離れてという意味でございますから自治研での研修、あるいは何とか、たしか滋賀県にありますが全国の市町村職員の研修所における研修のようなのがオフJTだというふうに理解しております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 私もこのOJTについては、これは現職の時に若干取り組んだ経緯がございます。私も島根県がどのように人材育成について取り組んでいらっしゃるかということで、実はことしになりまして、県の人事課の方に行ってお話を聞いてまいりました。それによりますと、県は平成19年ごろからこのOJT、人材育成について本格的に取り組んでいらっしゃいます。これが県の平成19年の資料でございます。それから、20年がこういう研修ハンドブック、それから21年が研修ガイド、こうしたものでございます。


 町長、今お話がありましたので、当然町長も県におられた関係上、主となって取り組んでおられたというふうに思っておりますけども、この中にはやはりOJTの手法がきちんと書いてございます。町長おっしゃったようにOJTといいますと、職場内教育、要するに仕事を通じながら職員を育てていくという手法でございまして、やはりこれからは、さっき申し上げましたいろんな行政課題に対応するためには職員のマンパワーというものが必ず必要になってくるというふうに思います。そうしたことを受けて県もこれだけのことをやっているわけですので、奥出雲町についてもぜひ取り組んでいただきたいなという思いがするとこでございます。今町長のお話しの中に出てきたものは、オフJTに関する部分じゃないかというふうに思っておりますが、部内の仕事を通じた職員育成、こうしたものに具体的にひとつ取り組んでいただきたいというふうに思っておりますけども、この取り組みをされるかどうか、町長ひとつ所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) OJTというのは、言ってみれば常識の範囲でのことでございます。当たり前のことでございます。私も課長もそういうふうに取り組んでいると思っております。県においても職場研修の進め方という冊子を毎年印刷しなきゃならないのは、なかなか旗振っても効果が上がらない、忙しいからつい部下を指示するだけに終わるというふうなことも間々ありますので、県も毎年冊子を色を変えたりしながら印刷して配布していると思っております。印刷物は町村会も当然持っていると思いますし、印刷物を配るのももちろん一つの手でございます。職場全体でOJTが進んでいくような配慮をこれまで以上に私もとっていきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) ぜひOJTを実施していただいて、そうして職員の皆さん本当に真剣に取り組んでいただくという方は、できれば昇給とか昇格とかいう人事効果までやっぱりつなげていけば、職員の皆さんはやっぱりやる気を出して取り組んでいただけるんじゃないかなというように思いますので、ぜひともひとつよろしくお願いをいたします。


 町長おっしゃったように、企業ではOJT、オフJT、これは当然、当たり前のことで取り組まれておるところでございます。OJTを実施する中の言葉に、接遇ができないような職員は職場がつくるということさえ言われております。行政を取り巻く環境は非常に厳しいものがありますので、ひとつ対応を十分していただきたいなというふうに要望するものでございます。


 先ほど言いましたように、行政を取り巻く環境は大きく変わってきております。これまでは道路とか河川とか橋とか、または住民の必要な建物、そうしたものに主に予算が使われてきたというふうに思っておりますが、何か去年ごろから私は、行政需要、要するに町民の皆さんが言われることが違ってきたなというように感じているところでございます。それは、やはり環境についてどうなるのか、またこれからの医療をどうしていただけるのか、また介護施設はどうなるんか、子育て支援はどうしていただけるのか、また少子高齢化に対する対応は行政はどうしていくのか、そうした言葉が端々に出てくるようになったというふうに感じました。そういうことで、大変行政需要も変わってくるというふうに思っておりますので、先ほど申し上げましたOJTについては、ぜひとも進めていただきたい。


 また、私はその町民の皆さんの声を受けて、あえて職員の皆さんにお願いをしたいと思います。私たち議会もともどもでございますけれども、やっぱり自己啓発をしてみずからを変えようとしたり、またそうした意欲というものが重要ではないかというふうに思っております。町民の目線を大事にする、職員の皆さんは、あえて言えば基本的に採用されれば解雇されることがないわけでございますが、町長さんや私たち議員は4年に1回選挙という形で町民の皆さんからテストを受けているということでございます。それだけに私たちは町民の皆さんの目線を非常に大事にして活動しているという実態がございます。


 また、別な視点から職員の皆さんを見ていきますと、ことしの本定例議会に提出されました来年度予算書から見ますと、給与費を135人で単純に割ってみますと、1人当たりの給与、これが約600万円弱になるところでございます。共済費を含めますとこれはまだ100万ぐらい上積みされるという実態でございます。


 私も、奥出雲町の民間賃金、地域賃金というものはどの程度かということで私もかなり調査いたしましたけども、はっきりしたものが出ておりませんでした。けれども、概略聞いたところは150万から200万余りが大体平均賃金じゃないかということを聞いたとこでございますが、そうしますと職員の皆さんの賃金は破格の賃金だなというふうに思った次第でございます。職員の皆さんの給与は町から振り込まれるわけですが、よくもう一歩考えてみますと町民の皆さんの税金から支払われているということでございますので、この点をひとつ皆さん、そして私たち歳費をもらっている議員も含めて、よく自覚をして町民の負託にこたえていかなければならないなという思いをしているところでございますが、こうした考え方について町長、御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) ちょっと質問はいいですけど、質問ですからあくまでも、簡潔にわかりやすくよろしくお願いいたします。(「質問通告にありましたか」と呼ぶ者あり)


 今のは質問にも書いてもございませんし、なかなかあれですので……。


○議員(10番 吾郷 益已君) 今のことについては、確かに通告にございませんでしたんで、聞いていただいて参考にしていただけば結構でございます。


 それじゃあ人材育成についてはこれで終わらせていただきまして、次に伝統的技術の保存についてお尋ねをいたします。


 そろばんとか、また、たたら、玉鋼を使用した作刀技術、そして木工芸、こうした伝統的なものをつくり続けていらっしゃる職人さんが、高齢化によりましてだんだんと消えうせようとしている姿がございます。奥出雲町にとりまして、これまでいろんな産業振興の中にもこの方々が出ていらっしゃいましたし、観光という面でも町として活用した場合もございます。将来には奥出雲町で、今、鬼の舌震の整備も提案されているところでございますが、観光地としての構想もある中で、この方々は非常にこれから重要になるのではないかというふうに思っておりますが、後継者の育成、支援についてどのようなお考えをお持ちか、町長の御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 後継者の養成ということでございますが、まず玉鋼を生産するたたら吹きにつきましては、日本の物づくりの礎であるということから国の選定保存技術とされておりまして、財団法人日本美術刀剣保存協会において、技術養成員の育成が組織的、体系的に実施されているところでございます。また、国や県の指定を受けておりますそろばんとか木工芸についてでございますが、これらの伝統的な産業につきましては、物づくりの大切さが現在見直されていることから、訪問者にその価値を見学いただくことができるよう技術を継承するという意味合いも含めまして、既に横田地区においてそろばん会館等において、名工のわざを無料で見学できる回廊の整備などがされております。また、業界においても展示館の整備などが既に実施されております。御指摘のように後継者の養成は極めて大切なことであります。支援の方法、内容等につきまして、関係者の御意見を伺いながら観光面でのPRを含め、今後さらにどういう方法がこの奥出雲町にとって一番いいのか大変大切な問題でありますので、さらに検討をしてまいりたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 私も何か支援する手助けができないかなということから、島根県の方にちょっと出かけましていろいろ調べてまいりました。そうしたら、しまねブランド推進課の中でしまねの伝統工芸を支える人づくり事業というのがございました。この内容は、伝統技術の後継者育成、また新たな商品づくりと、これが骨子となっておりまして、非常に何か役に立てばいいなというふうに思っていたとこでございますけども、これまでこの事業を行政の方から直接働きかけをしたとか取り組みをしたとかいう経緯はございますか。地域振興課長にお尋ねをいたします。


○議長(千原 祥道君) 掘江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。御指摘の事業についてこれまでの実績はないと思っておりますけれども、ただ、現在奥出雲町内におきまして、経済産業大臣の指定伝統的工芸品が雲州そろばん1つ、また県の伝統工芸品の指定を受けておりますのが5品目ございます。それら国等の制度も活用しながらこれまでのところやってきたというのが実情でございます。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) 私も、これに該当するんじゃないかなという方に若干お話を聞いてまいりました。どうも聞くところによりますと、県の方も調査しておりませんが、1人だけこの事業を利用していらっしゃる方がおいでます。このことについては、これからの奥出雲町の地域振興を進める上で非常に大事な部分でありながら、本当に考えてみると難しい部分であるなというふうなことを私も思っておりますけども、かといってこれを手をつけないでいいのかということを考えますと、そういうわけにはいかないというふうに思います。今後、町単独ででもこうした方々へ対する支援をしていただきたいなという思いが私はございますが、このことについてはいかがでございましょうか。答弁をお願いいたします。


 町長にもひとつお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町単独ででもというお尋ねでありますが、国も県もいろんな支援策を高じている中で、なかなか難しい問題がある、うまく進んでいかないということは、それだけ困難な問題を抱えているからだろうと思っております。伝統的工芸ではありませんが、農業の後継者育成もまたしかりでございます。関係の皆さんの意見を聞いた上で、本当に国、県の施策では手が届かないと、かゆいところに手が届かないということであれば、こういうことを町で支援してくれというふうなことがありますれば、私としても積極的に検討してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 吾郷議員。


○議員(10番 吾郷 益已君) ただいま町長から、これからは目を向けていくというようなお答えをいただいたとこでございますので、できる限りこうした方々をひとつ大事にしていって、この奥出雲町の、この地域のにおいとか特徴あるものにやっぱり地域がならなければいけないなというふうな思いがしますので、ぜひとも御努力いただきますようお願いして、私の質問を終わります。大変ありがとうございました。


○議長(千原 祥道君) 以上で吾郷議員の質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 続いて、村尾明利議員。


 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 一般質問の機会をいただきましたので、ただいまから行いたいと思います。


 先般、第1回の定例会の開会の冒頭に、町長は平成22年の施政方針を示されたとこでございます。そこには生活インフラ整備とか雇用、あるいは地域活性化、定住、子育てなど当面の課題に対応する諸施策、また今日の経済情勢から、景気対策に係る事業を重点配分する積極財政予算とお見受けいたしたとこでございます。また、町長就任後最初の本格編成予算として、継続事業予算に加え新たな工夫を施した事業予算づけがなされました。主なものとしましては、地域活性化対策では、地域の特色ある自主的な活動を促すための包括的な交付金制度の創設、子育て支援では、3人以上の多子世帯の幼児、児童、生徒全員の医療費を中学校卒業まで無償化する。また、第3子からの保育所、幼児園、幼稚園の保育料と幼稚園給食費を無料にする、多子世帯保育料軽減施策。不妊治療、特定不妊治療に対する助成制度の創設。本町の豊富な森林資源と未利用の資源を活用すべく循環型産業構築に、奥出雲町新エネルギービジョンの基本構想策定に取り組むなど、さまざまな特色ある町政の執行に期待をするものでございます。これら町政の執行に当たっては、当初予算の総額142億9,000万円と、新町誕生以来、類似規模の他町村に比べ大幅な大型予算が維持されておりますが、実質公債費比率等健全財政指標に留意しつつ、将来においても町民が安心で安全な住みよい生活が約束されるよう期待をいたすとこでございます。


 さて、私は4項目について、一問一答方式により質問をさせていただきます。


 1つは、行政組織機構の2庁舎分散配置の弾力的また積極的な見直しについてでございます。


 町長の施政方針の中に、将来においても自立可能な奥出雲町を創造するため、まちづくり総合計画の策定を行うとされております。この中にはさまざまなまちづくりビジョンが盛り込まれるわけで、施政方針の文言にはありませんでしたが、仁多庁舎改築計画なるものも当然として表記されることと存じます。現在本町の行政組織機構は2庁舎による分庁舎方式により分割されておりますが、これは当時の旧両町間の住民意識に配慮し、仁多庁舎に管理部門、横田庁舎に事業部門と大枠が設定され今日まで円滑に運用されてきております。しかし、合併以来行政施策に準じて行政組織機構も一部改廃が繰り返され、2庁舎間で配置移動が行われているのも実態であります。私は、管理部門は仁多庁舎、事業部門は横田庁舎といった枠にとらわれず、それぞれの部署が最も住民サービスにマッチしたフットワークのとれる体制強化ができればよいのではと考えております。そういう意味では今日およそよくできているというふうには思いますが、2点について提案し、お伺いをいたします。


 ?としまして、農業振興課、これは農業公社を含むわけでございますが、これは横田庁舎に配置すべきではないか。?に農業委員会は横田庁舎配置がよいのではないか。農業振興課は当初横田庁舎に配置されていましたが、平成20年初頭のころ国営開発畑の未耕作地の有効活用。これに伴う企業参入の推進。営農基盤の強化、農業担い手支援強化等を図る目的で、島根県から強力にサポートを得る手段として三成地内にある現仁多土木事業所内に配置する案が浮上し、結果的にはそこに配置することができずに、仁多庁舎内に置かれ今日に至っていると記憶をしております。奥出雲町の産業経済の主軸をなす農業の振興は町行政の最重要課題であり、懸案であった横田地域に広がる国営開発農地の振興はさまざまな行政支援策が実り、建設事業者等の企業参入や、新たな営農参入者を呼び起こし、また振興作物のブランド化等も次第に芽生えつつあります。当然に水田農業の確立に向けてのさまざまな施策もなされ、新たに新政権が施行する農家戸別所得補償制度も22年度から行われようとしております。客観的に見て、課題である開発農地の立地、水田や家畜の面積、頭数からして、生産指導、行政執行の効率性からして、農業振興課は横田庁舎内に配置が望ましいと考えますが、これについてお伺いをいたします。


 また、農業委員会はその職務上、事業部門より管理部門に属すると思われますが、農業振興課と密接なつながりがあり、一体として配置される方が有効に思われます。


 また、私が特に感じますのは、毎月1回行われます農業委員会総会は、農業委員35人の全員総会で、事務局を含めますと40名足らずにもなる大世帯で、駐車場が確保できる三成のカルチャープラザの2階会議室を常設としております。この日の午前中は、駐車場の確保のため一般の乗り入れ車両を制限しているのが現状でございます。農業振興課に係る各種会合においても、仁多庁舎内会議には常に駐車場確保に苦労することは、私1人ではないと考えます。


 今や、庁舎間、部署間でのITネットワークシステム、情報通信システムは十分構築されておりまして、事務的作業はほとんどが解決できるものと思います。事業部門での、現場に足を立てる、直接話し合うといった現場主義には、駐車場や会議室などの十分なスペースは必須であり、現状横田庁舎が適当と考えます。所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 2問いただきましたので、私も2答をさせていただきます。


 農業部門の配置についての御意見でございますが、旧仁多普及所跡地は賃借料が高く、断念をした経緯は議員も御承知のとおりかと存じます。また、御指摘のとおり、横田地域には国営農地開発地があり、これら現場へ出かけるには横田庁舎の方が時間的メリットはあると思います。しかし、農業振興施策は多岐にわたり、課題も山積していることから、迅速、適切な判断を下すために協議、検討を要する機会が大変多うございます。こうした場合には、仁多庁舎に配置されている方がメリットはあると考えております。


 次に、農業委員会についてでございます。御指摘のとおり、農業振興課と密接な連携のもとで農業委員会は業務を遂行していかなければなりません。駐車場の不足する点は、現在御不便をおかけしているわけでございますが、いましばらく御辛抱をいただきまして、今後、現段階では庁舎建設計画がどうなるかまだ不明ではありますが、関係する皆様との連携を図りながら検討に入る必要があると考えておりますので、現状での横田庁舎への移動は考えておりません。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 農業振興課の今の配置はそれでよいのではないかというお話だと思いますが、私は、住民の一般的な考え方からすれば、行政内部の連絡、提携、話し合いはそれこそITネットワーク等、十分設備はあるわけですからできるのではないかなと、よりやっぱり現場、足立てる対応というのが見られるには横田庁舎が適当ではないかなというふうに思うとこでございますし、とは言いながら、現状また、仁多の方のそうした十分な駐車場スペースや会議室等が、今後また新たな仁多の方への庁舎ができれば、それはまた弾力的に考える必要もございますが、当面する課題についてはここのとこでそういった対応が必要ではないかなというふうには思っておるところでございます。これは、私も書きましたように、行政の施策の上での町長のお考えでございますので、今の御回答もやむを得ないとは思いますが、できれば十分また熟慮いただいて御検討いただければというふうに思うところでございます。お答えはよろしゅうございます。


 それでは2つ目に、小学校再編計画実行に向けての条件整備についてお伺いをいたします。


 施政方針に学校再編につきましても触れられております。昨年の1月の学校再編基本計画検討委員会の答申が出されております。この検討事項には、1つには、極小規模の小学校の方向性について。2つ目には、幼稚園及び保育所における幼児教育の充実についての2点であります。この幼稚園、保育所の2については、町は保育・教育環境整備は町の根幹的事業と位置づけ、子供と家族を応援する奥出雲町を実現するために、さらに強力に推し進める必要があると。そのために、今後の保育所や幼稚園等の運営は乳幼児の生活や発達、学びの連続性を大切にして、幼稚園、保育所の一体的な運営による幼児教育の充実を図る必要がある。また極めて園児が少ない幼稚園については、その存続のあり方を探るとともに、より望ましい形での統廃合についての検討をする必要があると記されておりまして、馬木幼稚園が早速昨年、開園したところでございます。


 また、町長はこの22年度当初予算にも布勢幼稚園について、幼児園としての改・増築を提案され、横田保育所、横田幼稚園についても幼児園化に向けた準備を進めるなど、検討委員会の答申に沿って遂行される決意を述べておられます。


 さて、1の極小規模の小学校の方向性についてでありますけども、学校規模によって複式学級のある小学校を小規模校、全校児童数が15名以下の小学校を極小規模校と位置づけて、極小規模校については、アとして、通学距離、通学路の安全性等の地理的条件、イとして、学校が地域で果たしてきた役割等の地域的意義と歴史的経過、ウとして、老朽化の進行及び耐震補強工事の有無等の施設の状況、エとして、良好な教育の質を担保するための財政状況等を踏まえ、学校再編を整備することと表記されております。


 また、小規模校についても、今後の児童数の減少や社会情勢の変化などにより、望ましい教育環境を確保するための学校のあり方について検討する必要があるとしています。ここに述べられております小規模校にいち早く達する見込みの小学校は、現有16名の児童生徒が通う高尾小学校であります。これは、新年度には全校生徒14名の見込みであり、平成25年度には11名と、さらに減少の予測がされております。


 町長は以前、特にイに当たる、学校が地域で果たしてきた役割等の地域的意義とか歴史的経過を重んじるとされておりますし、また、学校施設運営は、財政的には学校数、学級数、生徒数、教員数等によって交付税が施されて、学校数が多いから負担が重いとか、あるいは少ないから軽いというふうには限らないというような発言を記憶いたしております。私は、学校再編に当たっては、当然、答申に示されましたように、アからエの項目等に十分配慮し進めることが大切と考えておりますが、いずれエにありますように、良好な教育の質を担保するについては、極小規模校にはおのずと限界があると思っております。学校再編と一口に言っても、これを実現するには大変な時間と労力を要する問題でありまして、周到な準備期間を要するものと存じております。たとえ関係の地域住民との円満な合意形成がなされても、新たな通学の便等さまざまな配慮が必要です。


 私は、これら将来を見据えた条件整備の一環として次のことを提案いたしたいと思います。町道高尾線、これは下高尾、上高尾、尾白集落内でございますが、この道路改良整備をすることでございます。このことにつきましては、平成18年3月の第1回定例会に要望書として、地元自治会長連名による陳情がなされております。町道高尾線は、主要地方道玉湯吾妻山線と町道三沢山根線を結ぶ地元住民にとっては主要な生活道道路であり、高尾小学校もこの路線沿いにあり、通学や給食車両の順路となっています。学校通学路でありながら、道路幅は極めて狭隘な箇所が多く、車両の交差を困難にしており、公共バス路線にもなっておりません。平素の通勤車両や児童の登下校の危険性は、積雪、凍結時には大変高まっております。そういう中で町道はだんだん整備をされてきておるところでございますので、この際、町道高尾線の整備についてそろそろ検討するべきではないかというふうに思っておりますし、当事の要望書にも、これは議会採択もいたしておりますので、ぜひ一度、熟読いただきまして、学校再編を見越した条件整備についていかがなものかというふうに御所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 小学校再編基本計画実行に向けての条件整備についての答弁の前に、私の方から本計画に関するこれまでの経緯などを紹介させていただきます。


 教育委員会は、来年度15名以下となる高尾小学校において、これまで高尾小学校の教職員、保護者、教育振興会、自治会等、地域の皆様への再編計画の考え方や、これに関する情報をお伝えするとともに、皆様と今後の地域の姿についても話し合ってまいりました。また2月には、再度それまでの経緯等を踏まえまして、教育振興会の役員の皆様と今後の学校再編検討の進め方について話し合い、今後は教育振興会の皆様が中心となり、検討委員会などを立ち上げるなどして地区内の意見を集約してみたいという考えを伺っているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 御提案のありました町道高尾線につきましては、地元高尾地区の皆様にとっては、通勤や通学を初め、日常生活の上でも重要な生活道路であることは私も十分承知しております。この路線は、町の道路ネットワークの上からも幹線として重要な位置づけを行っておりますので、今後、優先順位を見きわめながら整備路線として取り組んでまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 小学校再編計画に基づきますこの条件整備ということで、町長のお答えいただいたところでございます。ぜひ、早期に実現いたしますよう御要望いたしたいと思います。


 次に、開発農地の生産振興に欠かせない営農指導体制の継続的な強化策についてでございます。施政方針の中にもありますように、国営農地の活用について町の積極的なさまざまな取り組み支援が功を奏し、農外参入企業6社で約35ヘクタール、農業生産法人を含めると48ヘクタールの活用が図れるとされております。国、県のさまざまな制度の活用や町単独の補助金制度など、財政面での町行政の支援は大きいものがありますが、それに並行して県からの営農指導など普及活動が大きく寄与していると、私自身、国営農地開発畑で営農している1人として実感をいたしております。


 特に、平成18年4月より、県から農業改良普及員三木企画幹の奥出雲町駐在を得て、開発畑での営農指導は飛躍的に充実してまいりました。特筆すべきは、三木企画幹自身の昼夜にわたる熱心な指導のもとで、さまざまな特産作物に農家や参入企業が積極的にチャレンジをして、その成果が今日、徐々に実っていることです。キャベツとか大根、ブルーベリー、サツマイモ、ニンニク、エゴマ、トウガラシ、タマネギ、小豆、ケール、大麦若葉、野菜種子など、数多くの品目が生産されておりますが、これらの生産販売に係る営農指導は、三木企画幹が一手に引き受けてこられたのではないかと、常々敬服しているところでございます。


 しかし、4カ年にわたる奥出雲町駐在もそろそろ終えられることを耳にしておりまして、大変頼りにし、また期待を抱いた方を失う寂しさと不安を抱くのは私1人ではないと思います。三木企画幹は大変大きな足跡を残されたと思いますが、さまざまな新興作物が成功に至るには、技術力、その他農家にとっては、まだまだ道半ばであると思います。


 そこで提案をいたします。県から引き続き開発営農に係る普及員を招請し、町駐在とすること。これらの営農指導等を引き継いでいただく方を、引き続き県から招請することについての所見をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 国営農地開発畑での営農指導を行う県の技術職員の奥出雲町駐在は、平成18年4月から当初2年の約束ということで実現したものであります。2年間の特例延長により、平成18年4月から現在までの4年間、三木企画幹が奥出雲町駐在として赴任しております。平成20年、21年度の2年にわたり特例延長が実現できたのも、前町長の熱心な働きかけの結果でありますが、今年度が最後の年になるという説明は、私も町長就任後、遅くない時期に県から受けております。また、三木企画幹の仕事ぶりは、議員からもお褒めをいただきましたとおり、私も含め、多くの町民が大変高く評価をしております。また、三木企画幹は、近い将来、県庁にあって県の農業振興部門の幹部職員としてさらなる活躍が期待されてる人材でもあります。三木企画幹の駐在が終了しました後の開発農地における県の指導体制につきましては、実は昨年秋以来、県の農林水産部と協議を重ねてまいりました。その中で、県からは、奥出雲に限らず市町村等における駐在制度そのものをなくすという説明も受けております。しかしながら、県の方からは、雲南事務所農業普及部仁多地域振興グループを中心とした農業普及部全体の体制の中で、国営農地における営農の確立を普及指導課題に設定し、指導を十分に行っていくとの回答をいただいております。県の人事異動内示前のきょう現在でございますので、具体的なことはまだわかりませんが、私としては、十分な体制をとっていただけるものと確信をしております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) ただいま町長からお答えいただきましたが、本当にこれが事実だなということでございますが、今後においては、駐在制度はなかなか県では継続できないというふうな方向のお話でございました。


 ただ、開発農地も、これは雲南の中では特殊な農地ではないかなというふうにも思いますし、せっかく軌道に乗りつつあるとこでございます。県等の強力なまた普及活動、支援をいただけるように、ぜひいろんな場面でまた要請いただきますように、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。


 次に、モチ米生産振興と、もち加工施設の一体的取り組みについてお伺いをいたします。


 通称もち加工施設、奥出雲町農産物処理加工施設についてでございますが、これは平成20年の施政方針に次のようにうたわれて当初予算に予算づけされて、21年の4月、昨年の4月に竣工いたしました。モチ米は仁多もちとして高い評価を得ておりますが、生産価格は低迷しており、近年、生産量は減少傾向にあります。本年度、国の補助事業を導入してもち加工所を整備し、モチ米の買い取り価格の引き上げを行い、高付加価値化による所得の向上と、別枠扱いによる作付面積の拡大を図りますとしております。


 その後、本格的稼働に至るまで紆余曲折を経て、実に1年を要して、本年3月からもち加工、もち粉製造に至ったと伺っており、ひとまず生産者の立場からは安堵したところでございます。紆余曲折の中には、本施工に至る関係者の責任の所在や、改良工事に伴う事業費負担の問題など、本会議でもたびたび取り上げられて議論がなされました。私は、この紆余曲折を蒸し返す考えはございませんが、趣旨としてうたわれました仁多もちとしての高い評価にもかかわらず、生産者価格の低迷、それに伴い生産の減少、これに対応すべくもち加工によって高付加価値化を実現して、ひいては生産者の所得向上を図るとされた、生産者の立場を重んじたこのことが忘れられてはならないと思っております。


 モチ米生産は、20年度には鳥上地区を中心に広がった夏の降ひょう被害により、横田地域は大幅に減収をいたしました。また昨年、21年産は、仁多地域一円でココノエモチに褐色斑点病状が発生。これまた大幅な減収要因となり、農業所得は大きな痛手を受けました。特に昨年産は、もち加工施設に期待し、増産を呼びかけ、面積を拡大してきましたが、1年間操業不能という事態に、生産者が期待したモチ米価格の引き上げには至らず、生産者メリットは全くの水の泡だったと思います。


 当然のことながら、行政が取り組むこのハード事業は、建物の完成を得てよしとせず、その建物によってどれほどの事業効果が今後生み出されるかが主眼であります。その点で言えば、1年を棒に振ったと言わざるを得ないと思います。今後は、モチ米生産の拡大と農家所得の向上に真に資するよう、ひいては奥出雲町の産業振興の一助となるよう、生産者と加工施設が一体となった取り組み方を施行していただくよう希望をいたします。このことについて、町長の所信をお伺いいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) もち加工所の問題につきましては、議員の皆様並びにモチ米生産者の皆様に御心配をおかけいたしておりましたが、3月2日、議会全員協議会で報告申し上げましたとおり、2月中旬から再開し、本格操業に入ったところでございます。この施設の建設目的は、議員御指摘のとおり、もち加工による高付加価値化により、モチ米買い取り価格の引き上げによる農家所得の向上を図ることでございます。また、モチ米生産の維持拡大を図ることもあわせて目的にしております。このためJA雲南に対し、モチ米の買い取り価格を、奥出雲仁多米が買い取るウルチ米程度まで引き上げるよう要請し、当面平成20年産米から、概算金を1斗米で1,000円引き上げてもらい、8,000円としていただいたところであります。最終的な米価は、今年度支払われます概算金の確定を待たなければわかりませんが、今後は、もち生産量の増加が図られますので、引き続き農家所得の向上とモチ米生産面積の維持拡大につながるよう、奥出雲町産のモチ米価格の引き上げにつきまして、JA雲南とも協議し、あるいは要請をしてまいりたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) このモチ米価格につきましては、町長のお考えを聞いたところでございます。まさに生産者はそこのことを望んでるところでございます。年間の生産量を、もちが145トン、粉が10トンというふうなことで、1億5,700万の生産販売を目指すというふうなことでございますが、ああして昨年あたりも、正直申し上げまして、計画では450トンの農協への出荷が350トンぐらいに終わったというふうなことでもございますし、ことしのといいますか、21年の痛手をモチの生産農家はそのまま受け取って、また減産にでも入られたら大変困るなというふうな、私は思いはしております。そういう意味で、ぜひ思いますことは、ああしてカントリーエレベーターへのコシヒカリの持ち込みが、大体従来、農家の皆さんには1万円程度にはならなくてはならないというふうな一つの目標がございました。現にブランド加算ということで、3,000円から1,000円の間で加算がされております。そういうとこを見ますと、ぜひこのモチ米についても、そういった加算措置というふうなことが考えられていいのではないかと。本当に特産品として取り組むには、ぜひそういった目標や取り組み方を行う必要があるのではないかというふうに思いますが、これについていかがでございましょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) モチ米価格については、JA雲南と協定を結ぶ中でもいろいろ議論がなされておりまして、毎年協議をするというふうな格好になっておりますが、そのことはやっぱりモチ米の市場価格がウルチ米のように安定しなくて、年度間の価格変動が結構きついというふうなこともあるように聞いております。そういうふうなことも踏まえながら、加工したもちの地産地消も含めて、奥出雲ブランドもちの提供の方法等も今いろいろ開発をしているところでございます。


 いずれにしても、いろんな方法を考えながら、ブランド加算が実現できるようなところに持っていく努力をぜひしていきたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 村尾議員。


○議員(6番 村尾 明利君) 大変、将来の希望が見えたようなお話もいただいたところでございます。ぜひ実現にお骨折りをいただきたいというように思います。


 最後になりますけど、仁多米のコシヒカリは、ああして長年にわたる強力なPRとか売り込みでブランド化が確立したということでございます。モチ米につきましても、個別流通米では松江近辺では30キロで1万から1万2,000円というような、店頭に出ております。そういうところから見ますと、若干、地元の生産者の手取りとは乖離したところがございます。そういう意味で、ぜひモチ米も同様にコシヒカリと同等のブランド化を、ぜひ町でこの確立に向けて取り組んでいただきたいというふうに思うところでございます。


 以上で終わります。


○議長(千原 祥道君) 以上で村尾議員の一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、内田精彦議員。


 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、一般質問をさせていただきます。一問一答方式ということでございまして、初めてでございます。通告にないことを言うことがあるかもわかりませんが、御容赦お願いしたいと思います。


 私は、平成21年12月8日の平成21年第4回奥出雲町議会定例会において一般質問を行いましたが、アートサイン再質問で、質問通告にない具体的で細々とした質問であるので、常任委員会で担当課長より答えさせますとのことでございました。後日、総務文教常任委員会委員長より次の趣旨内容の回答書をいただきました。これについて担当課長に伺います。


 そのときの質問は、いろいろとございましたが、簡単に言いますと、統一看板には表と裏があるのか。あるとすれば、どちらが表でどちらが裏なのかと、こういう質問をいたしました。これに対しての答弁でございます。表裏については特になく、雲をイメージした金属製パイプのある方が、町外に向けて道路の左に設置することを想定してあるということでございます。また、主要地方道玉湯吾妻山線の樋の谷に設置したパターンであるということでございます。ただし、周辺に適地がない国道314号線の三井野原集落排水の処理場の前にございますが、のように反対車線に設置したパターンもあると、こういうことでございました。


 今回、私質問させていただきますのは、今の答弁読ませていただきましたが、金属製パイプのある雲をイメージした面が、町外に向けて道路の左に設置してあるというのがもとのようでございます。これにつきましては、佐白、三沢、竹崎、この3カ所については、このとおりにしてあります。


 次に、ただし、周辺に適地がない、要するに左側に広いところがないというふうなことから、右側の方に設置したパターンもあると、こういうことでございまして、これにつきましては、亀嵩、上阿井、八川地区、この3カ所が右側に設置してございます。これをよく見ますと、亀嵩、八川、三井野につきましては、右側に設置してございますが、金属製パイプで雲をイメージした方が左に設置してあるのは、町外でございますが、この2つにつきましては、町内の方を向いておるということでございまして、最初に想定してある左側とは逆の方向についておるわけでございます。


 また、上阿井、高野町との境界のところにございます、この右側についておるこの上阿井につきましては、金属パイプで雲をイメージした面が町外の方に向けてあるというふうなことでございまして、要するに、6カ所ありますが、どういう形でそういう、ばらばら言ったらちょっと申しわけございませんが、場所によっていろいろな設置がしてあるというふうに思っておりますので、どういうお考えでそういう設定をされて設置されたのか、伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉企画財政課長。


○企画財政課長(小倉 義幸君) ただいま質問いただきました。お答えをしたいと思います。


 まず、アートサインを設置した場所についてでありますが、本アートサインは町外から訪れていただいた方に町のイメージアップを図るために設置したものでございます。その場所としては、なるべく町境に近く、視認性のよい場所ということで検討した結果ではございます。中でも反対車線に設置箇所もございます。現場を見ていただきますと、確かに雲のイメージが外を向いたり、中を時には向いている、ございますけど、これは積雪の関係を考慮して、FRPの岩を道路側に置いたり、外側に置いたり、それから道路縦断からの高さのことも考慮し、現地で最もふさわしい設置の仕方、また行く行く支障のないようにということでございます。それは現場のカーブとか、縦断勾配とか、土木事務所の方と十分協議を重ねた結果、最もいい形ということでの設置をいたしておりますので、一貫性がないとおっしゃいますけども、アートサインとしての意味合いは十分果たしているというふうに認識しておるところでございます。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今いろいろと課長より答弁いただきましたが、しかしながらアートサインというふうなことで、裏表は特にないということが前面に立っておるというふうには思います。しかしながら、あのサイン看板を見ますと、表裏という表現はどうかわかりませんが、見ればわかります。縦断勾配、土木事務所との協議、いろいろあろうかと思いますが、町民の皆様から見れば、また町民以外の方が奥出雲町に来られたときに、そこまで見る人は余り少ないかもわかりませんが、場所によってはいろいろなつけ方をしておるなというふうにとらえられても仕方がないじゃないかというふうに思っておるわけでございます。


 また、これを製作されました、株式会社モブさんですかね、がデザイン、製作、据えつけもしておられるというふうに伺っておるわけでございますが、私もこの工事が始まってから、数カ所見させていただきました。下の方の工事は地元の建設業者の方がやっておられます。看板も出ておるわけでございますが、上部の方の株式会社のモブさんの看板もないわけでございますが、これはこのデザインをつくられました伊藤隆道先生、またその子供さんであるモブの社長さん、これは当然このことは承知しておられるのか、お聞きしたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉課長。


○企画財政課長(小倉 義幸君) 御質問は、上部の向き等が製作者の意に反してはいないかという意味だと思っておりますけれども、当然のごとく、現場についてはすべて施工のデザインをしていただきました東京芸術大学の名誉教授さん、さらにはモブさんの株式会社の代表取締役についても現地を見ていただき、確認をさせてもらった上での施工でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、次に参ります。


 新聞記事では、巨岩は鬼の舌震の石を台座にとあるが、現物はFRP製で、本物の石ではないがとこういう質問をいたしました。これに対しまして、答弁は、アートサインであり、作品の原型は1つです、統一看板である以上、同じ型でなくてはなりません。また、自然河川からの石の採取は工事以外は認められませんので、岩を使用することは困難でありますと、こういう答弁をいただきました。自然河川からの石の採取は非常に難しいと思います。工事以外は認められませんということでございますので、それはそれでそうかと思いますが、私が聞いておるのは、新聞記事の舌震の石を台座にということが書いてあるわけでございます。それに対して現物はFRPであるが、それはどういうことですかと、こういうことを私は聞いたつもりでございます。このことについて明快な回答がなかったというふうに思っております。


 新聞記事はこう書いてございます。御存じのとおりだと思いますが、昨年の10月24日に新聞記事が出ております。奥出雲町がアート看板というふうなことの見出しで出ております。奥出雲町は、町外からの入り口となる国道と主要道、県道沿いに独自のアートサイン看板の設置を進めている。歴史、文化遺産である名勝鬼の舌震や、神話、雲をイメージして製作したもので、既に4基を設置した。残る2基も近く整備する。サイン看板は、東京芸大の伊藤隆道名誉教授によるアートデザイン。高さ3.5メートルで奇岩や巨岩の連なる鬼の舌震の岩を台座に据え、その上に高さ3メートル、幅1.8メートル、奥行き10センチの塗り壁状のボードを乗せた。ボードには、神話の里奥出雲町と記し、上部には、雲をイメージした金属製パイプをつけていると、こういうふうに書いてあるわけでございまして、この新聞記事と実際にはFRPというふうなことでございまして、これの違いを答弁していただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉課長。


○企画財政課長(小倉 義幸君) 先ほど新聞記事との違いについての理由ということでございますけども、先ほど記事を一字一句読み上げていただきました。中で鬼の舌震や、神話や雲をイメージしたと紹介をいただいておりますので、まさにそのとおりの現地での施工でございます。重ねて申し上げますと、鬼の舌震の原石はだれでもそれをその場から移動することは不可能でありますので、当然のごとく原石の調達は不可能。それを総合して考えますと、FRPの施工というものは、原石には何の偽りもない、現実でありますということでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ただいま回答をいただきましたが、続いていきたいと思いますが、先ほどの看板、表裏も答えていただきました。先ほどの本物の石がFRPというふうなことでも答えていただきましたが、新聞記事によりますと、先ほども読ませていただきましたが、同町は、通りすがりに見てもらうだけじゃなく、立ち寄って記念写真を撮るなどしてもらい、波及効果ができるというふうに新聞記事でも書いてございます。また、12月広報にも載せてもらいました。町外から訪れていただいた方に、通りすがりに見てもらうだけでなく、記念写真などを立ち寄ってもらい、奥出雲のイメージアップにつなげたいと考えていますと、こういうふうに12月広報にも載せていただきました。今、課長からいろいろと御説明がございましたが、説明は説明でございますが、いろいろな看板が6カ所に立っておることも事実でございますし、本物の石を使わなく、FRPを使用しているということも、これも事実でございます。先ほどもお話ししましたように、波及効果が期待できるというふうに私も期待するわけでございますが、まともに新聞を読んだ者とか、それから現場をよく見た者から見れば、波及効果が期待できる話ではなくて、逆の波及効果ができるというふうにも考えられないことはないと思いますが、もう一度、担当課長の答弁をいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 小倉課長。


○企画財政課長(小倉 義幸君) 議員御指摘いただきましたけれども、逆の波及効果ということで、私もちょっと余り推定ができないわけでございますが、現実的には、新聞に紹介いただきました、町外の方もおいでになったときに、あそこで写真撮りましたよという声も私に十分届けていただいておりますし、それなりの波及効果があったなと思っております。ただ、新聞の表現をどう受けとめられたか、それを現実見てどう照合されたか、これについては万人それぞれ受けとめ方もとらえ方も違うと存じておりますので、それが逆の波及効果というのは、私はちょっと想定ができませんが、また議員さんの方から具体的に御指摘、それから町民の皆様の御意見があったならば、また受けとめさせていただき、真摯にとらえていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) それでは、次に参ります。


 学校教育振興会についてお伺いをいたします。各学校の教育振興会につきましては、それぞれの目的により設立され、また事業計画により実施、運営されております。各振興会とも、教育振興を図ることを目的とし、活動されており、会費につきましては、奥出雲町は2つ中学校があるわけでございますが、各中学校区住民を対象に年会費1世帯1,200円をお願いし、それにより運営されていると承知しております。


 また、小学校におきましても、各学校区住民を対象に年会費1世帯500円から1,000円ぐらいだと思いますが、をお願いして運営されていると承知しております。小学校につきましては、全部の小学校ではどうもないようでございますが、そこでお聞きしたいと思います。この各振興会、そして活動内容等について、町長はどのように承知しておられるのか、御答弁をお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町内には、小学校7地区、中学校で2地区の学校教育振興会がございます。会の目的は、幼稚園、小学校、中学校における教育活動を援助するとともに、地区民も利用する施設、設備などの充実改善を図り、地域の発展と教育の向上に貢献することとされておりまして、各地区、自主的な取り組みとして私も評価をしております。


 収入は、年会費が中心であるようでございまして、今年度は1世帯当たり、小学校が500円から2,400円、中学校が1,200円で運営されておるようでございます。年会費の違いは世帯数の多寡によるものでございまして、町からの補助はしておりません。支出は、地区により多少の違いはありますが、各種競技会の選手派遣、スポーツ少年団への助成、部活動用品の購入等の活動費補助、それから樹木の剪定でありますとか、学校花壇の肥料代等の環境整備費が主なものであると承っております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 今、町長から答弁いただきましたが、ちょうど私、横田小学校と横田の中学校の決算書をいただきました。それを見ますと、横田小学校、平成20年度の地区教育振興会の決算書、私も委員をしておりまして、わかっておりますが、金額的には少ないと言えば少ないわけでございます。これは小学校単位だというふうなことでございまして、1世帯500円というふうなことでいただいておるわけでございまして、支出の決算を見ますと41万余りの決算となっております。その中で、いろいろと項目がありますが、備品整備というものがございまして、これに24万7,000円余り、これは楽器購入とか、楽器の修理とか、ちょうどこの年には液晶プロジェクターですか、これを買っておられます。全体の支出の合計の60%を占めておるというふうな金額になっております。


 また、横田の中学校につきましては、これも平成20年度の決算でございますが、これは少し大きくなりまして225万1,000円の総事業費でございます。これもさまざまなものにお金を使っておられます。この中で健全育成費、これが162万8,000円。これは何に使ったかというと、大会の派遣費、またはユニホーム代と、こういうふうになっております。これは全体からいきますと、72%の支出になるわけでございます。もう一つ、環境整備費、これが41万4,000円使ってございます。これは校舎周辺の環境整備というふうなことで、これは18%になるわけでございまして、この健全育成費、環境整備費、合計合わせますと90%の支出になるわけでございます。これをよく考えてみますと、町立の学校というふうなことから、当然、町の予算でこういうものは見てあげてもいいじゃないかというふうに私は思うわけでございます。


 平成22年度の小学校教育振興費、先日予算が出ましたが、これを見ますと、小学校の教材、備品、図書整備として810万2,000円、中学校の教育振興費、中学校の教材、備品、図書整備、363万。また中学校の備品購入費として、ブラスバンド楽器購入として400万、中学校の部活動遠征費、補助金として800万、これだけの合計で2,373万2,000円の予算が上がっておるわけでございます。かなりの予算を計上していただいておるわけでございますが、先ほどお話ししましたように、小学校、あるいは中学校の教育振興会、先ほど町長からも話がございましたが、小学校につきましては500円、2,400円ですか、会費をいただいておると。中学校につきましては1,200円の会費をいただいておるということでございます。これは強制ではございませんが、各自治会ともそれぞれ自治会の中でお話しして集金されておるわけでございますが、大方の自治会が自治会費の中へぶっ込めて、自治会費としていただいておるというふうな状況でございます。したがって、半強制的にいただいておるというふうなところが多いというふうに思っておるわけでございます。それはそれなりの趣旨をよく理解されて、寄附いいますか、されておることでございますので、それはそれでいいというふうには思いますが、でき得れば、先ほど話ししたように、健全育成費や、あるいは環境整備費、この予算につきましては、もう少し町の予算として増額できないものかどうか、町長の御所見を伺いたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 学校予算につきましては、各学校への経常経費に当たる配分額は、厳しい町財政の中ではありますが、ここ数年削減しておりません。


 また、経常経費以外の学校予算につきましては、毎年度各学校から予算要望を提出していただきまして、予算編成時に全学校の現場確認を行った上で、緊急度の高い要望を予算化しております。


 また、新年度からは各自治会、9地区の自治会への一括交付金制度も始まりますので、その中でも学校教育の充実のための経費について考えていただければと思いますが、いずれにいたしましても、私は園児、児童、生徒の活動に、しかも地域の特徴を生かした活動に直結した学校教育振興会の持つ役割は大きなものがあると認識しておりまして、引き続き地区の皆様の御協力をいただければと考えているところでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 答弁いただきました。ぜひとも、できれば増額をお願いするものでございます。


 次に参ります。奥出雲町街路灯整備事業について伺いたいと思います。


 平成21年度事業におきまして、三成地区街路灯整備工事が着手され、現在工事中であります。この工事は以前からあった施設が古くなり、これは平成5年度設置のようでございますが、今回、全面的に新しいものに取りかえる工事で、内容は亜鉛メッキの樹脂塗装仕上げ仕様のポール、これ鉄製のようでございますが、高さ5メートルのものに上部照明としてLED照明、白色と青色のようでございますが、とし、または地上から94センチの高さに足元照明としてLED照明もついておるわけでございます。


 この街路灯の電気料は以前の施設より40%削減の省エネ商品であり、これを奥出雲町が設置、維持管理とし、電気料については地元負担となっております。この街路灯整備事業が完成しますと、三成市街地は大変立派な街路灯整備、そして、景観上からもすばらし景観ができ上がるものと期待しておるわけでございます。


 そこでお聞きしたいと思います。奥出雲町街路灯整備事業の全体計画があるのか、ないのか。あればどういう計画になっておるのか、お聞かせ願いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 掘江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。現在、工事しております三成地区街路灯整備工事につきましては、平成5年に町にて整備したものを老朽化したことにより更新しているものでございまして、御質問の奥出雲町街路灯整備事業の全体計画というものは策定をしておりません。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) 全体計画はないということでございます。


 それでは次、また質問させていただきますが、三成の街路灯、もともとが町が設置されたものを、古くなったので更新するというふうな形のようでございます。これに類似したものが横田市街地、大市市街地にも同じような街路灯があるわけでございます。


 この横田につきましては、これは協同組合ニュータウンよこたというものが設置しております。これは街路灯を設置する目的によりまして、平成3年の4月に協同組合を設立されております。組合員数が140名で設立されております。街路灯の整備は同じ平成3年の7月に完成しておりまして、その当時、190基設置されたというふうに聞いております。


 あと、資金に関しましては自己資金、あるいは地元銀行借入とか中小企業高度化資金等を借りられて3,900万、約4,000万の事業費で施工されております。


 現在は街路灯数が162基、いろいろと町道改良等によりまして少なくなったようでございます。また組合員数も128名というふうなことでございまして、この維持管理につきましては、組合員数の会費、また助成金を奥出雲町等々からいただいて運営されておるというふうになっておるようでございます。


 平成3年に設置されておりますので、先ほどの三成の平成5年と大体一緒でございますが、品物が若干違うというようなことで、傷みようが少し違うようでございますが、横田、また古市にも似たような街路灯があるというふうに聞いておるわけでございますが、将来、この横田の協同組合ニュータウンよこたがされた街路灯が古くなって、もう更新しなければならないという事態が、たとえ、近いうちに来ると思いますが、そういう場合には、平成21年度に実施されました三成地区の街路灯整備工事と同じようなものができるのかどうか、考え方について伺いたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 掘江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。三成と大市の街路灯につきましては、成り立ちの経緯から整備方式は異なりますけれども、管理費につきまして、電気代につきましてはともに地元御負担ということで同じでございます。また、修繕につきまして三成地区は町で行っておりますが、平均20万円から30万円程度の修繕費を毎年執行させていただいております。


 また、大市につきましては、街路灯の維持管理として毎年21万円の補助金を支出をさせていただいておるところでございます。大市の改修につきましては、三成地区とともに本町の重要な役割を果たす地区でありますので、改修が必要となった時点で整備主体者、及び地元の皆様の御意見を伺いながら、整備方法等について検討してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) お答えいただきましてありがとうございました。その時点が来れば、また協議していただいて、ぜひとも改修時には町がつくるような形になれば幸いだというふうに思っております。


 次に参りますが、今やっております三成街路灯工事、140基と聞いておるわけでございますが、当初予算では7,569万5,000円、6月補正で7,150万5,000円。合計1億4,720万の予算だと思います。この中にはほかの事業が入ってるかどうかわかりませんが、1億4,720万のうち、繰越明許費が8,330万いうものが3月補正で出てまいります。今、盛んに工事をやっておられると思いますが、若干、工事が3月には終わらないというふうな状況で繰越明許費が上がっておるとは思いますが、大体の金額がもう出ておるじゃないかというふうに思っております。140基の事業費いうのがわかれば教えていただきたい。わかれば140基で割れば1基当たりが幾らだというふうになるわけでございます。この1億4,720万をまともに140基で割りますと、105万1,000円の、1基当たりなるわけでございます。実際にはどのぐらいの金額になったのかお伺いしたいということと、もう一つ、この街路灯、本体、どうも本体、上の照明LED全部一式のようでございますが、これは奥出雲町のイメージ、デザインが図られておるのかどうか、図られておればどなたがされたのか、いつそういうものをされたのか、お答えをしていただきたいというふうに思います。


○議長(千原 祥道君) 掘江地域振興課長。


○地域振興課長(堀江 嗣之君) 御質問にお答えいたします。現在工事中でございまして、最終確定はいましばらく時間をちょうだいしたいと思いますけれども、総事業費、これ、設計から更新すべて含みまして約1億円ということで見込みを立てておるところでございます。


 また、デザインにつきましては、平成20年度におきまして設計の方を行っておりまして、委託先は株式会社モブさんでございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(3番 内田 精彦君) ありがとうございました。先ほど、平成20年度に設計されたということでございます。相手先は株式会社モブさんということでございます。アートデザインの株式会社モブさんと同じだろうというふうに考えております。伊藤隆道先生のデザインが奥出雲町に数多くあるということは、非常にいいことだろうというふうに考えておるわけでございます。ぜひとも、これからもどんどん取り入れていっていただきたいというふうに思うわけでございます。


 以上をもちまして質問を終わります。


○議長(千原 祥道君) 以上で内田議員の一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) ここでしばらく休憩をいたします。25分から再開をいたします。3時25分から再開いたします。


            午後3時13分休憩


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            午後3時25分再開


○議長(千原 祥道君) そういたしますと、会議を再開をいたします。


 次は、景山孝志議員。


 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 私は、3項目について、一問一答方式で一般質問を行います。


 まず、幼児教育の一元化についてであります。町長は今期定例会初日の施政方針で、子育て支援、幼児教育の充実について、健やかな育ちと望ましい幼児教育を一元的に実施するため、新年度より教育委員会に新設する生涯学習課内に子育て支援室を設置すること。また、幼児教育推進協議会を設け、相談窓口の一本化、幼児教育の方針、具体策などですね、具体的な運営等について、審議、検討、評価を行うなど体制の整備を図るとの方針の表明があったところでございます。


 そこで、幼児教育推進協議会はどんな構成で、いつの設立を考えておられるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 幼児教育推進協議会につきましては、私の方からお答えさせていただきます。


 協議会は、今お話がありましたように、町内の幼児教育の方針、具体的な園の運営等について、審議、検討、評価を行う役割を考えています。構成員については、学識経験者、小・中学校の代表者、保育所、幼児園、幼稚園、また、保護者会、地域振興会等の代表者、教育委員会の代表者などを考えております。組織の立ち上げ、人選については人事異動確定後の早期を考えております。以上です。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) それでは、一応、地域から地区の教育振興会の代表であったり、あるいは保護者会の代表であったり、考えておるというわけでございますが、これはおおむね、全地区、9地区にわたるものでしょうか、お考えのほど。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 詳細につきましては、教育委員会の方でまた検討しなきゃいけないと思うんですが、できましたら、固定したメンバーでどこも同じような視点で検討させていただくということを基本にしたいと思います。ただ、地域の実情等把握するということもあろうと思いますので、そういうときはその地域のしかるべき方を御案内して御意見を伺うというようなことも考えております。以上です。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) それでは、2点目に移ります。


 幼児園の整備に逐次取り組んでいくとされております。今後の進め方、考え方について町長の御方針をお伺いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 幼児園化につきましては、既に多くの方が馬木幼児園を町内から視察に行っていらっしゃいまして、幼稚園、保育所とそれぞれの入園者が少なくなっている中で、同年齢の子供をともに扱っているという二重構造が解消できただけでなくて、保育と幼児教育の効果をともに高める一定規模の園児数が確保できます。先駆的な取り組みとの評価も得ておりますので、今後とも地域の皆様方と協議をしながら積極的に進めてまいりたいと考えております。


 具体的には、本町には幼稚園と保育所が設置されている4地区と、幼稚園のみがある5地区とがございます。各施設の老朽化の度合い、地域の皆さんの要望、地区別の子供の数、財源面からの施設経営、多様で充実した子育てサービスの提供の可能性、また、委託をいたします仁多福祉会のマンパワーのこともございます。いろんなことを十分予測しながら、教育委員会内に設置予定の子育て支援室を中心に、実現可能なところから逐次取り組んでまいります。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 町長に重ねて伺います。本町の幼児教育一元化のモデル事業等もされました。本年度から馬木の幼児園が開園となり、また、今期定例会には布勢幼児園の平成23年度開園のための予算の提出があっております。このとき、奥出雲町初として、町内すべての地区の幼児園構想を打ち出された町長の一番の要因といいましょうか、お考えでございますね。お聞かせをいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 9地区全部の幼稚園ですね、幼児園化を図りたいというのは、9地区には小学校がございます。やはり、幼児園は横田、あるいは三成で出て、小学校は地元へ帰るというふうな構図になりますと、小学校が存続できません。やはり、小学校が存続していけるためにも、幼児園は各地区必要だろうと思っております。そして、子供は地域で育てるんだという皆さん方のお考えがあれば、そういうふうにぜひとも進めていきたいと思っておりますが、私のこれは考え方でありまして、いや、小学校なくなってもいいとおっしゃる地域があれば、それはそれでそのような取りまとめもあり得ると思っております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 今後の進め方についてでございますけれども、町長に重ねてお伺いをいたします。


 このたびの幼児教育の一元化の方向が示された内容について、それぞれの地区、また、保護者の皆さんを対象とした説明会の準備をお願いしたく考えます。地区の幼児教育を大切に支援し続けています貴重な事例として、ここで出身地区でもあります三沢地区の場合をお話をさせていただきますと、少子化が現実味を帯びる中、平成13年5月に地域とPTAから成る三沢地区幼稚園教育後援会を立ち上げ、今日的将来的課題の抽出と後援活動に取り組まれてまいりました。その間、預かり保育、3歳児保育の導入など、要望活動の町内の旗頭を果たされるなど、依然として極小規模園の異年齢混合保育を支えながら、幼稚園教育の重要性をひたすら認め、求め合いながら、三沢で生まれた子供たちの地区の幼稚園を守る懸命の地域後援活動が続けられております。このような心ぬくもる活動は、他の地区も同様と思いますけれども、そうした存在も知りながら、また、そうした存在とつなぎ合わせながら、地域と一体となった取り組みを進めるため、地区それぞれに徹底した説明と交歓の場をまず準備し、開催をすべきと考えます。


 先ほど来もお話をちょうだいいたしますように、実施に当たっては地区の合意形成ができたところからとか、あるいは先ほども表現をいただきましたように、現状の幼児教育のそれぞれの地区の状況を見回した場合、1つの地区の中に幼稚園と保育所が存在するところ、またあっても隣接しない、していない、あるいは幼稚園しかない地区。さまざま条件が違う内容が確認をされるところでございます。


 地区また保護者にとって、当然のことながら今回の幼児園構想についてはこれまでも大きな関心事でございましたが、いよいよ方向性が示されますと、地区及び保護者、当事者にとっては大きな関心事であったため、若干の動揺、若干の混乱というようなことも気持ちの中では起こることも考えてさしあげなくてはならない部分であろうと思います。


 当面の方針と計画を説明いただき、あとはたくさんの話をしっかり聞いていただく形で結構と思いますが、地区説明会、この開催について町長の御所見を伺います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 各地区いろんな状況があろうと思いますが、説明会を開催してほしいということであれば積極的に出かけてまいりたいと思っております。奥出雲病院のタウンミーティングは9地区一斉に行われたわけですが、事柄が違うところもございますので、地区からの要請に基づいて説明会に出かけたいと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) ありがとうございます。希望の地区等に対する説明会の対応、非常にありがたい御返事をいただきました。


 続いて、今後の考え方についてでございますが、安部教育長さんに聞きたいと、このように思います。


 これまで総務課内にあった子育て支援室を、新年度より教育委員会に新設する生涯学習課に設置をし、保育所、幼保一元化に関する業務を行うとされ、新年度当初予算の保育所に関する一切の予算は、担当課が町民課から教育委員会へ移され、馬木幼児園を初めとする保育所運営委託事業で3億7,000万円弱が計上されております。このことは当然と言えば当然の扱いでございますが、教育委員会と福祉会の新しい直接的かかわり、また、この一連の取り扱いについての見方と効果をどのようにお考えなのかお伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 教育長。


○教育長(安部 隆君) 総務課内にありました子育て支援室は、お話しのとおり、来年度より教育委員会内に設置することとなります。これは幼保一元化を具体化する一つであり、幼児教育の相談窓口を一本化し、町民の皆様の幼児教育に関するあらゆる願いとか要望、そういうものを集中化するとともに、子育てに関する施策を他の課と連携しながら総合的に推進するためでもあります。


 ここに手にしておりますけど、これ議員さんにもお配りしたんですけども、先般こういう冊子をつくりました。幼稚園、小学校、中学校の教職員、保護者に配っておりますけれども、町教育委員会作成の奥出雲のこの健やかな成長のためにと示した、保育教育の考え方を一体的に推進するために役立つものと考えております。


 教育委員会と福祉会とのかかわりについては、今後創設を予定しております、町の幼児教育推進協議会を窓口として、幼児教育のあり方、教育環境、具体的な保育教育等について話し合い、町内において一貫した教育が展開されるよう努めていくこととしております。以上です。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) ありがとうございました。


 続いて、2点目に移らせていただきます。人に優しい安心安全な道路づくりについてであります。道路は人体の血管と等しく、町民生活を支える上で欠くことのできない生活基盤であることは言うまでもございません。


 道路の新設、改良事業には来年度も交付金事業、過疎債、辺地債事業、合併特定債事業等により、7億1,800万円余が計上され、積極的な生活道路の整備と理解をするものでございます。


 私は、今回は、道路の維持管理、環境整備の徹底による、使う人の側に立って優しい安全で安心な道路づくりについて質問を行います。


 毎日の快適な道路環境の維持管理は、管理者である町の大きな責任と義務があります。しかし、その経費は補助事業とならず、一般財源を使っているのが現状であることもよく承知をいたしておりますが、けがも浅いうちなら少ないお金で済むことから、限られた予算の中で数多くの患者に手が届き、多くの手当てを行うことができます。毎年の町政座談会にはそれこそたくさんの改善要望が寄せられております。道路維持費の増額確保、また国の臨時交付金など積極的に活用した道路維持管理、また道路環境整備が必要であると考えます。


 そこで、次の7件について質問を行います。1つに、道路維持費の増額確保による維持補修の推進を図るべきと考えます。お手元の(1)、(2)に3段の一番下、最下段でございますが、今年度予算額と表しております。訂正をお願いしたく思いますが、提案中の来年度の予算額を最下段に表しておりますので、来年度予算額でございます。提案中のものでございます。そのように見きわめをいただきたいと思います。


 道路維持費とこの費目について、限っての比較であるわけでございますが、実は本年度は生活対策、あるいは経済危機対策の臨時交付金も発動になり、合わせて1億5,700万程度のものが扱われておるはずでございますし、また来年度においては、きめ細かな臨時交付金事業等においても現在提案中の内容もございます。これは国からの交付金事業、経済対策であるがゆえのもので、あくまでも恒常的なものではないわけでございます。道路維持費の部分に返りますと、平成17年度決算、これは5,104万円というようなことが決算ベースで確認をされます。


 今年度につきましては、来年度につきましては、ホイルローダー等、3台のものがここに含まれておるということから、それを引きますと3,112万円というようなことで、約2,000万程度のこの道路維持費の部分については減額というものでございますが、何といたしましても、この維持費の増額確保、このことについてお考えをお聞かせください。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 町道の維持、補修、管理につきましては、日ごろのパトロールやら町民の皆さんの応援も得ながら、できるだけ快適な使い方ができるような水準を維持していく必要があろうと思っております。


 ただ、修理、改善の経費につきましては、投資的経費でなく、経常経費になりますので、全額一般財源でやっていかなければなりません。もちろん、交付税の基準財政需要額の中の道路費の中には維持補修費も算入されてるわけでございますが、先ほども言いますように、一般財源対応でございますので、要望がたくさんあるっていうことは十分承知しておりますが、できるだけ国の、あるいは県のお金も活用するということを前提に、当初予算は計上させていただいております。


 今後、国の補正等でまたきめ細やかな交付金等のそれに類似したような経済対策が出てくれば、そういうふうなものでも対応することを考えておりまして、昨年よりも少なくなったと、昨年というか今年度は国の緊急経済対策ということで、特別な年であったというふうな認識が必要と思っております。


 いずれにしても、できる限りの予算化をし、御要望にこたえられるように努力はしてまいります。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 次に、交通安全施設整備費の増額はできませんかいうお願いでございます。


 この交通安全施設整備費でございますけれども、そこの資料にも書いておりますように、合併年は259万、前年度決算は235万、また来年度予算の案は240万ということでございます。これはどういうことに使われるかというわけでございますけれども、毎年、奥出雲町の交通安全対策協会によりまとめられました現地実態調査、交通安全協会の9つの支部から要望が出され、また現地調査もし、町の総務課の方で、交対協の方で整理をいただいて、建設課への発注、工事、着工という段取りでございますが、今年度の9支部から寄りました総件数については、おおむね80件程度ではなかろうかと承知をしておるところでございます。内容等については交通安全上の住宅目線でございますので、さまざまたくさんのものが出ておるところでございます。


 私はここで申し上げたいのは、この240万円という数字が交通安全特別対策交付金事業ということで、来年度の予算計上の中では240万のうち212万円がこの事業見ていただいて、あとは一般財源というような見方をさせていただいておるところでございますが、交通安全協会の支部の方といたしましては、やはりこのものをいま少し増額いただいて、カーブミラーの1地区当たり1基でも2基でも多くでもつけて解決をしたい。あるいはカーブミラー等については、一年一年、先につけたものは老朽いたしますし、鏡の面だけでも一年一年、映りが悪くなる。このようなことで新規、新設ばかりでない部分も老朽しておるわけでございます。この交通安全施設整備費の増額をお願いしたい。このような内容でございます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 御質問の趣旨は、交通安全特別対策交付金だけでなくて、一般財源も含めてもっと何とかならないかということだと思います。


 交通安全対策特別交付金、これはたしか警察庁所管だったというふうに思ってますが、国土交通省所管でも使えるようなお金が何かありやしないかどうか、その他一般財源に頼らなくても何とか工夫しながらできる方法も研究してまいりますが、どうしても緊急必要であって一般財源でやる必要があると認められれば、それは一般財源でも対応していく必要があろうと思っております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) ぜひとも、増額が少しでもできるように、おっしゃっていただきますようなサイドからの検討をよろしくお願いをしておきたいと思います。


 それから、町内要所の信号機の設置実現に向けて、行政を通してのいよいよの強力な働きかけが必要となっておるように感じておるところでございます。町内でも仁多地域で2カ所、横田地域で3カ所程度、随分以前から候補として上げられる中の一つ一つの場所においては、陳情書、要望書、こういうような形でつないで、あとが久しいわけでございます。


 毎日毎日、たくさんの車の交差点往来の中で、ひやりハットの事故は非常に多くあるわけでございます。どうぞ、町、行政として、この快適なそれこそ道路の安全、交通安全施設といたしまして、信号機の念願の課題の信号機の設置が1年でも早く、また1基でも実現が可能になるよう、働きかけをお願いしたい、このような内容でございます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 信号機についてでございますが、これまでも交通安全対策協議会を通じて、県の公安委員会の方に要望してきていただいております。しかしながら、信号機については、県下での設置数がやはり枠があるようでございまして、その中で奥出雲町には何基お願いできるかということになろうと思います。これから要望してまいります際には、危険度を具体的にアピールすることも重要だと考えておりますので、各地区からいただく要望の際に、それらの資料の提供もお願いをしたいと思っております。


 具体的には近々、信号機の設置が必要になるのは上阿井掛合線ですか、橋ができますと町道と県道のクロスする部分が出てきます。それから佐白三沢線が完成しますと、利用者がさらにふえると思っております。三沢からの道路が国道とクロスする。私も毎回、危ない思いをしながら右折したり左折したりしておりますが、そういうところが今後の急ぐ課題かなというふうにも認識しておりますが、みんなで県の公安委員会に強力に要望してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) やはり、町の後押しというのは非常に大きな力になるわけでございます。これまでも毎年のようにそのことをやっていただいておるわけでございますけれども、殊さらひとつ力を入れて、町全体の利益であるわけでございますので、よろしくお願いをしたいと思っておるところでございます。


 それでは続いて、町道版の1.5車線改良による部分拡幅、つまり待避所や、道路のカーブの切り取りなどの予算の確保をいたし、人に優しい道路づくりを進めるべきではないか、こういうお願いでございます。いかがでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほどお話がありましたように、島根県では交通量の少ない県道の改良の手法として1.5車線改良を行っておりますが、町道については現在、幅員が一定の規格改良のみを行って思っております。5メートルと7メートルの規格でございます。


 町道の改良予算は、交付金や過疎債などの投資的経費を充当して事業を行っておりますが、部分拡幅やカーブの切り取りなどの工事は全額一般財源で対応しなければならないということもございます。しかしながら、多くの改良要望があるのは承知しておりますので、今後、県の1.5車改良的な手法も取り入れるなど、工法でありますとか財源についてもさらに検討してみたいと存じます。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) やはり奥出雲町の場合、1.5車線改良的な改良というもの、将来を見詰めた場合、やはり一本全線として改良していく。このようなことについては、財政上の面から年々、その改良が難しくなっていくような感じもしておるところでございます。それぞれの地区から出ました道路改良の要望等の中でも、やはり全線的な改良ができないのなら、この部分とこの部分に待避所を設置していただきたい。あるいは道路のカーブどころの切り取る。この問題あたりも、本当に少しのり下を1メーターあけるがための、こののり面切り取り。これあたりは場所によっては非常にどういいますか、安価な工事の中で解決ができる。あるいはその道路を使う人の大変な毎日の、快適な視界が確保されての運転ができる。子供たちの通学においても、運転者においても、非常な改善となるわけでございます。


 こういうことについて、一般財源の論でありましたり、それぞれ財政事情が許せばということのお話を聞くところでございますけれども、何とかそういうこの全線的な、大規模な1路線としての改良工事がなかなか計画が実現しない中では、このような形のものも一つ一つ実行、工事に着手がいただけるよう、予算がなければ末端からの要望も実現しないわけでございます。予算化の問題について重ねてお願いを申し上げます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) それぞれの町道の現場の状況を私も確認させてもらいながら、今後の対応については検討してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) それでは続いて、道路の陰切りや道路側溝の清掃作業について、今年度の場合、緊急雇用対策事業等によりまして進めていただいております。町内そうほう歩かせていただく中でも、陰切りの箇所等、散見をさせていただいたり、また道路側溝等の清掃もかなりな部分を進めていただいておるように思っておるところでございます。対策事業のおかげとも感じたり、それぞれの担当課の御努力に感謝をいたしておりますが、今後のこうした金融雇用対策事業等による対応はいつごろまで、どの程度期待ができるのか。また、その後についてはどのような対応を考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 緊急雇用対策事業は、平成21年度から国の経済対策事業として始まっておりまして、採用した嘱託職員によりまして道路の陰切りや道路側溝の清掃作業を行っております。緊急雇用対策事業は3年間継続する事業でございますので、平成22年度におきましてもこの事業により同様な作業を行ってまいります。来年23年度も続くわけでございますが、それ以降につきましては、また町の財政状況等も見ながら対応を考えてまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) ありがとうございます。


 続いて、連担地の道路側溝コンクリートの床板の車両通過時の騒音解消工事を継続実施をいただきました。また、その輪を広げるべきではありませんかというお願いでございます。


 このことについては、本年度八代町連担地、三沢町連担地等において、床板の固定工事であったり、あるいは完全な床板の取りかえ工事等、進めていただいて、本当に騒音に悩まされたそれぞれの町民の皆さんから、何十年ぶりのいい夜が送れたというようなお話が数々届けられ、久しぶりに直接喜んでいただける工事、行事を施していただいたなということを実感をいたしましたり、担当課も喜んでいただいたことについて、それなりな整理をいただいておるはずでございます。床板を上げて清掃をして、コンクリートを溝に流し込んで、また床板を落として、目塗りをしてというわけでございます。カタカタカタカタというこの音が、道路幅員が狭ければ狭いほど、床板の上が道路の部分に入れば入るほど、大変地域の、またその場のそれぞれの民家の住民の皆さんは、大変な苦痛に毎日さいなまれるわけでございます。


 このことについて、予算もこれも伴う話でございますけれども、何としてもこうした、人の心に通ずる優しい道路改修等について進めるべきであろうと考えるところでございます。床板の騒音解消工事の継続実施を求めるところでございます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 道路側溝のふたの騒音対策につきましては、原因がいろいろございますが、側溝の老朽化によるふたがかりの破損でありますとか、ふたそのものの老朽化による破損など、いろいろ要因があるようでございます。また、側溝としてだけじゃなく流雪溝として利用されている水路もあるなど、水路の利用形態もさまざまでございますが、その方を対応策も、ふたの補修から水路自体の修繕など多岐にわたっております。経費的にも通常の維持経費で対応できるものから事業導入が必要なものまで、場所により大きく変わってまいります。


 今年度は、先ほど議員から御説明ありましたように町内2カ所で行いましたが、今後もそれぞれの箇所の状況に応じた工法により逐次対応してまいりたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 時間の交替を承知しておりますけれども、最後に公共交通についてでございます。


 町長は、さきの施政方針により、来年度は道路運送法に基づく地域公共交通会議を設置して、一層利用しやすい路線バスとなるよう路線の見直しに着手するとのことですが、地域公共交通会議は、どのような構成でいつの設立を計画しておられるのか、お伺いをいたします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) お答えいたします。地域公共交通会議の組織構成でございますが、この会議は道路運送法に規定される法定の会議でございまして、設置は任意でありますが、その構成員については法の施行規則第9条の3で規定されております。地域公共交通会議の主催者は市町村長とされております。さらに、バスやタクシーなどの事業者及びその組織する団体、住民や利用者、地方運輸局長、バス事業者の運転手が組織する団体が必須構成員とされております。


 なお、必要に応じて道路管理者、警察、学識経験者などを構成員とすることができることになっております。この会議の設立につきましては、できますれば6月ごろを予定したいと、それに向けて準備を進めたいと考えております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 法の規制もあるようでございますけれども、要は私は利用者のサイドの方からそうした地域公共交通会議に向けて御選任をいただいて、加わっていただいて、公共交通のあり方等について御参画いただけば最高ではないかという考えからの御質問でございます。そういうこと等での配意が可能な限り工夫をいたしたいと思うところでございます。


 また、今回、見直しをという作業の中では、久しぶりに町民サイドに対する利用に当たってのアンケート調査等についても、やはり並行してお出しになって、地域の公共交通として本当に喜んでいただける、親しんでいただける、地域の生活の足として本当にそのことになっていただけるようなこの見直し作業が実現をいたしますように心から望むものでございますが、この点についてはいかがでしょうか。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 先ほど申し上げました会議の中で、現実にどのような公共交通が必要とされているか、またその需要にこたえるためにはどのような方策が最も適しているかなどを、行政、利用者一体となり議論をいただきまして、現状に沿った公共交通体制を整えたいと考えております。


 そのためには、現状の利用状況はもとより新設路線に当たってはアンケート調査などによる利用者見込みなど、さまざまなデータ収集が必要となろうかと思いますが、そういった基礎情報の再整理も行いながら、見直し作業に取り組んでいきたいと思っております。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 最後とさせていただきますが、小型バス13人乗り8台の現在配備中であろうかと思うところでございます。機動性を生かした真の生活交通としての路線開発に取り組んでいただきたい、このような考えがございます。機動性を生かした新路線の開発についての考え方をお聞き申し上げます。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 本町のような中山間地域におきましては、地域に必要な公共交通は必ずしも定期の路線バス運行だけでなくてもいいと、もっと弾力的なスタイルがあってもいいのではないかという御提案だと思いますが、私もそのとおりだと思っております。今までの形態にとらわれない機動的な新しい運行形態がとれるかどうか。よく言われてますデマンド型のバス等についても、これもタクシー事業者との調整等も必要でございます。いろんな意見調整等も図りながら、さらに高齢者が多い地域でもございますので、利便性の向上についてさらに今後検討をしてまいります。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 景山議員。


○議員(12番 景山 孝志君) 以上、3点について質問を終わります。


 それぞれ丁寧な御回答をいただきました。一つ一つのものが、一つ一つ前進をすることを願いまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(千原 祥道君) 以上で、景山議員の一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 続きまして、内田正男議員。


 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 一般質問の機会をいただきましたので、一括で3点の質問をさせていただきます。


 最初に、奥出雲町でのエゴマ栽培について。これについては先ほど村尾議員さんの方から質問がありましたけど、私、1点ほどさせていただきます。現在、島根県でのエゴマ栽培は、大田市、川本町、奥出雲町の1市2町と、島根県、島根大学などを支援機関と位置づけて、ブランド化への推進体制の構築をしています。山陰中央新報でもエゴマ栽培の重要性について報道されていますが、現在、奥出雲町でのエゴマ栽培は17戸で、約2.5ヘクタールです。奥出雲町のエゴマ生産量はごく少量であり、拡大するにはやはり農家の皆様たちがこれまでいろいろな作物に挑戦されておられますが、なかなかよい作物栽培の成果が出ていないような状態でありますので、補助金などの支援は必要ではないかと思いますので、このことについて伺います。いかがなものか。


 横田地区国営開発での遊休農地の利用、町内各地の畑荒廃地の利用、エゴマ栽培することによって、少しでも農業に貢献ができるものと思われますが、農業はやはり天候によって大きく生産が変わります。また、ますます高齢化が進み、生産の減少により町の支援はいかがなものか。


 また、転作調整田のエゴマ栽培には、調整田は湿気が多いので栽培労働力が多くかかります。また、ソバなどは転作補助がありますが、そこでエゴマ栽培の転作補助の支援はいかがなものか、伺います。


 2つ目、奥出雲町の公共的な事業についてですけど、現在、奥出雲町では、一般道路改良工事など、町立亀嵩小学校第2期工事を初め、町立仁多中学校屋内工事、町立馬木小学校屋内工事などなど多くの事業が発注されています。亀嵩小学校は、コンクリートから木材へと改築工事で地元木材を使用して地域に貢献するため、工事費を2割から3割増しして町当局は地域への支援をしておられます。


 奥出雲町が工事発注されてから、工事請負業者はいかに工事費を抑えるかと、職人・労働者・資材業者などを探し、経営に努力しておられます。しかし、そのために地域の労働者・職人・資材など使用することは本当に減少して、地域への貢献が少なくなると思います。


 そこで、少しでも多く地域の支援をしていただくためには、工事発注時期に、その何割か地域の職人・労働者・資材などを使用する条件とすることはできないのか、町長にお伺いします。


 3点目、尾原ダム関連周辺整備事業の先行きについて。先ほど佐白のことで御心配いただきましたが、私なりに質問させていただきます。約50年、歴史を得た県政百年の大計、尾原ダム事業も最終年度を迎えております。この尾原事業は、宍道湖、中海も含めた斐伊川流域全体の生命財産を守るなど重要な役割を果たすものであります。町内44戸の移転、2つの集落が消滅、人口が大幅に減少している、大きな影響をもたらしております。今さら申し上げるでもなく、移転に御協力いただきました皆様や周辺地域の皆様に、御協力なくして達成できない事業であります。改めて感謝を申し上げるものであります。


 この間、移転住民の生活再建関係者や地域の住民に対して、ダム建設によって地域に後悔を残すことはしない、協力してよかったと言われるダム事業を実施するという関係機関からの積極的なもとで合意されたものです。今日まで事業が進めてきていることは御承知のとおりです。


 このダム事業により、町にあっては水源地域特別対策事業として約60億円の周辺道路整備に取り組まれているところでありますが、ダム事業の公約であるダム湖周辺整備には、当初は島根県で180億円に上る県立公園構想も示されておりましたが、現在大幅に縮小されております。このたび、町当局から予算になりました佐白地区活性化拠点施設整備の計画は、こうした地元の協力と経緯が配慮された計画であり、温泉施設の経営が赤字となるとかならないとかの視点で議論されていますが、私は基本的にこの拠点施設を中心に、地域の振興や産業振興、環境保全、住民活動の取り組みなど、総合的な地域の活性化を担うとする視点が最も重要であると考えております。


 先般、2月の20日には松江のくにびきメッセにおいて、尾原ダム地域づくり推進連絡会議の設立総会に合わせ、上下流域の活性化を考えるシンポジウムが開かれるなど、上流域、下流域の住民が交流、連携することが必要性が訴えられたところであり、今後ともこのような取り組みが強化されるものを願っております。


 予算が可決しない、こうした中で布勢地区では、地元協議会を中心に、住民みずからダム湖と連携した地域活性化を図ることを目的として、地域間交流の受け皿となるNPO法人を設立準備会を立ち上げております。同時に、拠点施設が完成した暁には、施設管理、運営を担う体制づくりにも取り組んでおります。話題の中でもボランティアを取り入れたり、管理手法や地元山林バイオマスを活用した熱源交換など、これから地域の特性を取り入れながら効率的な管理運営を想定しております。これは、町と地域の住民が協働してダム周辺地域づくりを目指すものであり、これからの本町の地域づくりのモデルとなると確信をしております。


 そこで私がお伺いしたいことは、ダム完成後、ダム所在市町村への交付金があると聞いておりますが、現時点、成算があればお聞き願いたい。


 尾原ダム完成は平成22年度竣工予定ですが、活性化拠点施設整備は、やはり先ほど町長の計画もお話しになったけど、早期着工して、ダム竣工と同じ竣工はいかがなものか。また、地域住民の犠牲感を残らない、協力してよかったと言われる地域づくりは行政の大きな責任であると思います。適切な行政の対応と住民協働の地域づくりについて、これまで長い経過を踏まえた上で町長の御所見をお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 内田正男議員の御質問にお答えいたします。


 初めに、奥出雲町でのエゴマ栽培についてであります。本町では平成16年ごろより栽培が開始され、平成18年からは開発農地へ農業参入された企業も栽培を開始され、平成19年になりますと奥出雲エゴマの会も結成されるなど、栽培者、栽培面積とも拡大してきておりますが、御指摘のようにまだまだ面積、生産量とも少ない状況でございます。


 去る3月2日には島根えごま振興会が結成され、エゴマの普及振興を図るための各種事業が展開されることとなったところでありますが、本町も支援機関としてこの会に参画し、今後の振興を図ってまいる、そのメンバーの一員になっております。


 御質問の補助金等のことでございますが、本年度導入いたしました汎用コンバインでございます。これは町所有で農業公社に管理委託をし、刈り取り等で活用いただくというものでございますが、これにエゴマを収穫できるキットを備えておりますので、収穫作業の省略化を支援することになろうと思います。


 エゴマ栽培面積の拡大は、開発農地における遊休農地の利用や荒廃地の活用につながると思いますので、今後、エゴマ栽培関係者の皆様の御意見も伺いながら、必要な支援をしてまいりたいと考えております。


 また、転作の補助金についてでありますが、平成22年度から始まります国の水田利活用自給力向上事業の中で、エゴマもその他作物、10アール1万1,000円でございますが、これの対象となるよう県を通じ国に申請することとしております。


 次に、奥出雲町の公共事業における請負者の地域貢献について、発注時に条件をつけることができないかという御質問でございます。建築資材として町内産木材の利活用に関しましては、これまでも森林組合や地元製材関係者とも連携を図りながら、供給体制に向けた取り組みを行っていただいたところであり、町といたしましても、発注に際し特記仕様書に明記した上で契約を締結しております。


 しかしながら、その他の資材調達や技術者との雇用契約に関する事項につきましては、請け負われました会社からの届け出による承認事項でありますので、工事仕様に反映させることは困難であろうと考えております。しかしながら、議員御指摘の地域経済への波及効果の面から考えますと、発注者と受注者双方がこういう経済状況を認識し、企業努力の範疇で考慮いただく必要はあると考えておりまして、そのような要請も今後していきたいと考えております。


 最後に、尾原ダム関連周辺整備の先行きについてでございます。昭和44年の斐伊川治水及び地域開発の基本構想発表から、ダム周辺地域の住民の方々には長きにわたり家屋移転や生活再建など、想像を超える御苦労をおかけいたしました。その後、国において認定されました尾原ダム、地域に開かれたダム整備計画が平成17年3月に策定され、周辺住民と行政が協働して地域づくりを推進することが確認されました。私ども行政の立場の者は、地元住民の汗と涙を忘れることなく、ダム周辺の活性化策に真摯に取り組んでまいらなければならないと考えております。


 ダム本体工事も来年春に向け最終段階を迎えております。ボート競技施設、自転車競技施設などの周辺施設整備も順調に推移しております。去る2月には、尾原ダム地域づくり推進連絡協議会が設立され、住民が主体となり地域づくりを推進することが決議されましたが、地元各団体はより連携を強化され、ダム建設を周辺地域の活性化の大きな契機としたいと考えておられます。町としてもできるだけの支援をしてまいりたいと考えているところでございます。


 とりわけ、尾原ダム周辺地域の拠点地域の1つである佐白地区は、主要地方道玉湯吾妻山線から尾原ダムエリアへの入り口であり、尾原ダム、地域に開かれたダム整備計画においても、エントランス広場の整備が盛り込まれております。地域には、伊賀多気神社、元結掛の松、長者屋敷、鏡池など、神話にまつわる多くの資源もあります。また、地区の中心には奥出雲多根自然博物館があります。今後、佐白地区に地元住民の皆さんから要望の強い温泉施設を活用した佐白交流拠点施設を整備し、地元住民と尾原ダムやボート競技施設、自転車競技施設への来訪者や、奥出雲へ神話とロマンの旅を求める来訪者との交流を図る地域活性化の拠点施設としての役割も担っていただきたいと考えております。


 ダムの完成後、ダム所在市町村への交付金につきましては、まだ国からの通知がございませんので現段階ではわかりませんが、いずれにいたしましても、ダム周辺施設の維持管理等に有効に使いたいと考えております。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) 再質問といたしまして、エゴマについてですけど、先ほど回答、本当にありがとうございました。やはりこれからは、奥出雲町にとってもこのエゴマの拡大御支援については、なるべく多くの方に、我々がやはり説明して、やはり皆さんが少しでもよい収入と言っていいか、この過疎に対して役立つことを頑張っていきたいと思っておりますので、町当局の方もよろしくお願いいたします。回答はよろしゅうございます。


 公共的な事業についてですけど、これまでいろいろな方から苦情が出ております。請負業者の方に仕事をさせていただきたいお願いをすると、交渉のときには、やはり単価が合わないとか、なかなかそういうことを言われると仕事をしていただけないとか、仕事がないとか、お話の中にいろんな話が出ております。また、仕事をいたしたときには、終わったときには奉仕作業をしているような、本当に余り情けないというふうなお話が、この奥出雲町に散らばっております。こういうことは本当にいいかなと思って、私は思うわけでございます。


 昨年、奥出雲町では商品券を各家庭に発行され、町民の方または商工会の方、本当にこのことについては喜んでおられます。1回に2,500万円余り、また2回目にも2,500万余り出しておられますけど、本当にだれもが感謝しておられます。またことしもお願いしたいというふうなことを言われますけど、5,000万余りですよ。例えば5億の事業をした場合に40%、もしこの奥出雲町に支援をされた場合には2億円ですよ、2億円がここに散らばるわけでございます、奥出雲町に。何と考えても、これは大変なことだなあと。


 ただ、こうしてこのまま公共事業的なものを入札しちょった場合には、地域のためか請負業者のためかと考えるところもあります、はっきり言って。私も入札前、発注する前に、やはりこれだけ地域へ貢献するというマニフェストのようなものを作成し、なるべく地域に貢献ができることを確約して入札ができないものか、再度お願いいたします。


 また、3番目の尾原ダム周辺については、回答はよろしゅうございます。よろしくお願いします。


○議長(千原 祥道君) 町長。


○町長(井上 勝博君) 2点についての再質問がございましたので、お答えいたします。


 エゴマ栽培につきましては……(発言する者あり)よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)せっかく言い始めましたので。国営開発の農地には一番適した作物ではないかと思っておりまして、耕作放棄地の解消問題とも絡めて積極的に取り組んでまいりたいと思っております。


 それから、公共事業の発注につきましては、これもいろんな法律、規則あるいは条例の中で、可能な範囲内でいろんな条件もつけさせてもらったりしているところでございます。どこまで地域貢献を求めるか、あるいは約束してもらうかという問題は、なかなか難しい点も多かろうと思いますが、きょう、このような質問をいただいたということを私の方から建設業協会の方にも伝えまして、できるだけ町内でお金が回るような仕掛けをさらに努力してほしいということを要請したいと思います。以上でございます。


○議長(千原 祥道君) 内田議員。


○議員(8番 内田 正男君) どうもいろいろありがとうございました。これで私の質問は一切終わります。


○議長(千原 祥道君) 以上で内田議員の一般質問を終わります。


 以上をもちまして本日の一般質問を終わります。


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○議長(千原 祥道君) 本日の会議の日程はすべて終了いたしました。


 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。


            午後4時41分散会


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