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島根県 雲南市

平成18年12月定例会(第5日12月14日)




平成18年12月定例会(第5日12月14日)





 
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   平成18年 12月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第5日)


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              議事日程(第5号)


                       平成18年12月14日 午前9時30分開議


日程第1 一般質問


日程第2 議案各委員会付託


日程第3 請願・陳情所管委員会付託


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              本日の会議に付した事件


日程第1 一般質問


日程第2 議案各委員会付託


日程第3 請願・陳情所管委員会付託


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               出席議員(37名)


      1番 藤 原 政 文       2番 足 立 昭 二


      3番 景 山 隆 義       4番 加 藤 欽 也


      5番 細 田   實       6番 藤 原 信 宏


      7番 山 崎 正 幸       8番 堀 江   眞


      9番 村 尾 晴 子      10番 周 藤   強


     11番 堀 江 治 之      12番 光 谷 由紀子


     13番 岡 田 盛 行      14番 小 林 眞 二


     15番 石 川 幸 男      16番 福 間 義 昭


     17番 吉 井   傳      18番 深 田 徳 夫


     19番 景 山 源 栄      20番 板 持 達 夫


     21番 岩 田 隆 福      22番 松 浦 保 潔


     23番 田 中   ?      24番 青 木 幸 正


     25番 金 山 寿 忠      26番 阿 川 光 美


     27番 安 原 重 隆      28番 高 尾   肇


     29番 深 津 吏 志      30番 内 田 郁 夫


     31番 日 野   守      32番 渡 部 彰 夫


     33番 加 藤 一 成      34番 星 野   智


     35番 佐 藤 嘉 夫      37番 深 石 広 正


     38番 吾 郷 廣 幸


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              欠席議員(1名)


     36番 伊 原 重 雄


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              欠  員(なし)


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             事務局出席職員職氏名


   議会事務局長 ──── 景 山 英 好  書記 ──────── 板 持 順 子


                        書記 ──────── 山 根 史 朗


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            説明のため出席した者の職氏名


   市長 ──────── 速 水 雄 一  助役 ──────── 内 田 孝 志


   助役 ──────── 影 山 喜 文  教育委員長 ───── 永 瀬 豐 美


   教育長 ─────── 土 江 博 昭  政策企画部長 ──── 渡 部 彰 夫


   総務部長 ────── 大 谷   忠  市民部長 ────── 堀 江 正 治


   健康福祉部長 ──── 本 間 良 一  産業振興部長 ──── 細 木   勝


   建設部長 ────── 福 間   昇  水道局長 ────── 片 寄 邦 良


   教育部長 ────── 藤 井 信 弘  大東総合センター所長  堀 江 善 彦


   加茂総合センター所長  岸 本 邦 夫  木次総合センター所長  高 橋 幾 雄


   三刀屋総合センター所長 名 原 圭 治  吉田総合センター所長  藤 原 隆 弘


   掛合総合センター所長  土 山 幸 延  政策企画部次長 ─── 新   一 幸


   総務部次長 ───── 坂 本 武 男  市民部次長 ───── 周 藤 喜 好


   市民部次長 ───── 須 山 哲 好  健康福祉部次長 ─── 安 部 幸 治


   産業振興部次長 ─── 小 林 健 治  建設部次長 ───── 鳥 屋 耕 次


   水道局次長 ───── 奥 田   武  教育部次長 ───── 杉 原 佳 林


   財政課長 ────── 長谷川 和 男  代表監査委員 ──── 谷 戸 邦 夫


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              午前9時30分開議


○議長(吾郷 廣幸君) ただいまの出席議員は37名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。


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 ◎日程第1 一般質問





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第1、一般質問を行います。


 質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。


 26番、阿川光美君。


○議員(26番 阿川 光美君) おはようございます。26番、阿川でございます。


 一般質問の最後の日でございますが、皆様方、大変お疲れでございましょうが、私は一括方式で3点について質問をいたしますので、明快なる答弁を期待いたします。


 まず第1点は、速水市長後半2年の抱負と澄田県政への評価についてであります。


 新市が誕生いたしまして丸2年が経過しました。この2年間、生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくりの実現に向けて各事業の推進に取り組まれました。また一方では、来年秋完成します神話のまちを舞台とする「うん、何?」の映画は青春ストーリー映画で、観光ボランティアガイドの皆さんや全国各地のふるさと会などを通して全国にアピールをする絶好の機会であり、全国に発信されますが、しかし、この映画には、監督のストーリーに関する考え方もありましょうが、木次、大東、加茂町では第一弾として26カ所、また来春、第二弾として2カ所の撮影を控えています。一方、三刀屋、吉田、掛合町の3町では5カ所、特に三刀屋町では三刀屋高校が雲南高校に、平成記念病院は雲南病院の外観として撮影されておるということでございます。三刀屋のボランティア会の皆様や各地でこの映画を期待されておりますふるさと会の皆様は、確かに寂しいことではないでしょうか。以前より三刀屋は大国主神話ロマンの里づくりを基調に、スローガン、神話に薫る花の街として多くの歴史、文化遺産があり、皆様に親しまれており、三刀屋の市民としては撮影に公正公平を欠き、まことに遺憾であるとの声が多くあることを承知おきください。


 市長は、これまでの2年間は雲南市創造の土台づくりであると言われており、また本会議の行政報告でも、この2年間は国の三位一体改革により極めて憂慮すべき状況に置かれており、あるべき行財政運営を求め、行財政改革の断行に取り組んできたところである。見直しや改革は時には大きな混乱をもたらすこともあると言われていますが、まさに最近では、三刀屋の明石緑が丘公園のパークゴルフ場、薔薇園、大東のかもめ保育園、加茂の固定資産税税率の激変緩和措置の問題等々、大きな混乱をもたらしました。これらを踏まえて残る2年、市長の政治姿勢、また抱負について伺います。


 また、1987年就任以来5期20年の澄田知事は今期限りで引退を表明され、いよいよ肩の荷がおりることでしょう。基盤整備等ハード整備を時代おくれとして軽視し、ソフト政策を重視した恒松前知事、また、澄田知事は積極投資で交通網を初めとしたインフラ整備を進め、県債残高は1兆円を超え、県民1人当たりの借金は平成16年度末現在142万円に達し財政破綻寸前に直面しており、恒松前知事と就任の順序が逆であったならばなどと言われております。現在、三位一体改革が進み、地方分権の流れの中で税源移譲と国庫補助金、地方交付税の削減で地方の自立が求められていますが、市長はこれまでの澄田県政についてどのように評価をされ、また来春誕生されます新知事に何を期待されますか、お伺いいたします。


 それでは2点目の質問でございます。三刀屋中学校改築についてでございます。


 旧三刀屋町では昭和43年に教育の町を宣言して、永井隆博士の顕彰など人づくりを町是として、教育優先の観点から町づくりを推進しながら学校施設の整備が順次進められており、中学校の改築は以前より用地拡張等の検討がなされ、屋内体育館は平成10年に改築が完了いたしております。昭和33年9月、町内3中学校が統合し、34年6月に開校され、御承知のとおり既に築後48年が経過しております。合併前の三刀屋町議会、平成16年の9月定例会において、雲南市発足に伴う三刀屋町の主要事業の推進に関する要望書に、新市において継続的に推進いただきたい重要事項として総務関係で4項目、文教厚生関係で6項目、経済建設関係で21項目について決議し、そのうちの文教厚生関係のトップに中学校改築を決議し、提出いたしています。決議文が届いているでしょうか、お伺いいたします。


 また、ことしの3月定例会の一般質問で、34番、星野智議員より三刀屋中学校の建設計画について質問があり、執行部答弁では、教育委員会も十分理解をしており、19年度から21年度にかけて基本実施計画、新校舎の建築及び既存校舎の解体撤去を本市実施計画に計上するよう要望したが、総合的な学校編成などの理由で実施計画への計上は見送られております。委員会としましても、生徒が安全で快適な学校生活を送ることができるよう施設整備の推進に努めたいと答弁をされていますが、その後どのように進展していますか、お伺いいたします。


 また、本年5月25日付で、陶山後援会長、市場PTA会長、高橋自治会連合会長連名で、市長、議長、教育長あてに三刀屋中学校の校舎改築の要望について陳情があり、本議会で採択をいたしております。生徒が安全、安心な環境のもとで学習ができ、また住民の災害時の避難地としても早急に改築すべきであると思いますので、見解を求めます。


 それでは3点目の質問に入ります。これまで3名の皆さんがいじめ問題について質問をされていますので、私は少し視点を変えて質問をいたします。


 家庭は教育の出発点ではないでしょうか。人づくりには家庭、学校、社会が一体となり、その一つを欠いても成り立たないと思います。しかし、現在はその重要な一角である家庭教育を怠っていないかという疑問が投げかけられています。近年、荒れる学校、いじめ少年による殺傷事件などが毎日のようにテレビや新聞で報道され、我々国民に大きな衝撃を与えています。しかし、これら事件の背景を見ますと、子供らの行動よりも家庭教育はどうであったか、親の責任がはるかに私は大きいと思います。子供たちは親の背中を見て育つと言われ、その日常の親の背中、行動に問題がなかったかを検証する必要があると思います。


 戦前までは産めよふやせよの時代で、私の母や妻の兄弟姉妹は7人8人と多子家庭でした。一般的に多くの家庭では、粗食、お下がりの着物、雑居部屋、雑魚寝、家事の分担、兄弟げんか、弟、妹の世話等を繰り返して、そこから身につけたのは、自立心、いじめに屈しないたくましさ、協調性、不屈の精神、集団への適応力などでありました。これが現在の少子化時代になると、飽食、個室の勉強部屋兼寝室、高価なおもちゃ、親の過剰な愛情、干渉、学習塾通いなど、そこから養われるものは、すぐれた知的能力、自己中心で協調性に欠け我慢のできない性格、他力本願な依頼心、利己的な自尊心、傷つきやすい貧弱な神経、集団生活への不適応などが上げられています。これらは少なくとも大人が残した社会の遺産の中で子供たちが成長し、その責任のすべてを親が負うべきではないでしょうか。それだけに利害得失を敏感に受けとめ、家庭は教育の出発点であるという自覚をどれほど持っているのでしょうか。


 これまでの行政も学校教育に力を入れ、家庭教育を怠っていなかったではないでしょうか。社会教育の場やPTAの集会を通して家庭教育の重要性をもっと周知徹底すべきではないかと思います。子供たちは、大人、親たちがつくった社会に生まれ育っています。よく教育は知育、徳育、体育の3つを上げ、これを育てるためには愛情、敬愛、信頼の3つが大切であると言われています。親のしつけもこの3つが必要で、どれ一つ欠けても子供は育たないと思います。今日のいじめ問題もこの3つのうちの何かが欠けてはいないか。反省から始めなければならないと思いますが、いかがでしょうか。御所見を伺います。


 最後に、島根の子供たちが荒れると9月25日の山陰中央新報の論説に掲載されておりました。その中の文面でございますが、島根県内の小・中学校で先生が子供たちから暴力を受ける事例がふえている。ちょっと注意をすると暴言を浴びせながら先生に襲いかかる。複数で先生を取り囲み暴力をちらつかせて恫喝する。一部とはいえ、そんな光景が県内の学校で繰り広げられている。統計が残っている最近4年間では昨年が最多であった。昨年の対教師暴力の70%以上を中学生が占め、高校生は横ばいだが、小学生も昨年を上回り、低年齢化が進んでいる。ざっとこのような記事が新聞紙面に次々と数字を上げて書かれております。我々の時代では全く考えられない衝撃的なことでございます。これまでにこの雲南市内の小・中学校で先生に対する暴力事件の報告がありましたでしょうか。それを伺いまして、私の質問を終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 速水市長。


○市長(速水 雄一君) 阿川議員の方からは、平成19年を迎え、市政後半2年を迎えての抱負はということと、澄田県政についての感想をということでございました。


 平成16年11月1日に雲南市が発足して以来、10月末で丸2年が過ぎたわけでございますが、市政を運営させていただくに当たりまして3つの基本方針を掲げました。徹底した情報開示、健全財政の確立、地域の一体化でございます。そして職員には4つの基本的な職務姿勢を求め、5つの主要施策を掲げてまいりました。合併当初から大変な地方財政をめぐる厳しい状況がございまして、合併協議会のときも建設計画を変更せざるを得ない、そういう荒々しい船出であったわけでございますが、しかし、市民の皆様の御理解、御協力をいただき、新市建設計画に盛った事業につきましては何とか進めてくることができた2年であったわけでございますが、スタート当初から財政非常事態宣言もしなければならない状況下でございました。それほど地方財政を取り巻く状況、そしてその荒波の中での雲南市であったわけでございます。


 先ほどこの2年間にさまざまな問題が生じてきたという事例が御紹介あったわけでございますけれども、やはり合併というものは本当に究極の行財政改革であったわけでございますが、その究極の行財政改革である合併がなし遂げられた、それが目的ではなくてそれがスタートであるな、そういう思いを新たにしたところでございます。したがって、このスタートに立ってからの2年間、さまざまな取り組みをやってきたわけでございますけれども、合併特例法の期間が10年というふうに設定してあるのは、やはり合併ということに伴ういろいろなあつれきが生じ、それが均斉化するいうのに最低10年はかかる、そういうことなんだろうな、そういう思いもしてきた2年でございます。


 したがって、19年を迎え新しい2年目に突入するに当たりましての心構えといたしましては、引き続き徹底した行財政改革に取り組みまして健全財政の基礎を確立する、これがまず第一番であろうというふうに思っております。そしてまた、産みの苦しみを伴いますことは地域の一体化の難しさでもございます。したがって、地域の一体化を目指していくということも後半2年の大きな課題でございます。そしてせっかく雲南市が発足したからには、市民の皆様に、雲南市に住んでいてよかったな、そういうこの郷土に対する愛着、そして自信、誇りをはぐくんでいかなければならない。そのためには雲南市ならではこその魅力あるまちづくり、これが求められるであろうというふうに思っております。そのためには、総合計画にのっとってあれかこれかの選択を勇気を持って果敢に進めていく、このことが必要であろうというふうに思います。


 以上が後半2年を迎えるに当たりましての私の所感でございます。


 次に、澄田県政の評価についてでございますが、澄田知事におかれましては、このたび来年の改選期を迎えるに当たり引退表明をされました。5期20年間の御苦労、大変だったと存じますし、心からそのこれまでの御尽力に敬意を表し、感謝申し上げる次第でございます。


 就任されたときの県の道路予算は年間30億であったわけでございますが、これがピーク時には300億というところまで上りました。道路知事と言われるゆえんでございますけれども、そうした状況と、そしてまた島根県は東西に長く、東部を出雲部、西部を石見部と言っておりますけれども、この東西の地域間格差いうものがかなりのものがあるということで、これを埋めるのにも努力された20年であったというふうに思います。


 ですが、今の島根県を見ますと、まだまだこのインフラ整備につきましては、都会と比べますと、澄田県政、この20年間のインフラ整備があったにもかかわらず、一般道路、それから高速道路の整備率においては格段の差がございます。そうした御努力をぜひとも新しい知事には継承していただきたい、インフラ整備に努めていただきたい、高速道路の完成、そしてまた一般国道を歩道等の整備された道路にしていただきたい、そうした地域間格差の解消、都会との格差の解消、これに努めていただくことを熱望する次第でございます。


 重ねて澄田知事の20年間の県政に心から敬意を表し、私の所感といたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 土江教育長。


○教育長(土江 博昭君) 阿川議員の御質問にお答えいたします。3点あったかと思いますが、1点目の三刀屋中学校における改築に伴います御質問にお答えしたいと思います。


 議員おっしゃいますように、この三刀屋中学校でございますけども、昭和33年から34年にかけて建築され築後48年が経過いたしておりまして、御存じのように老朽化が進んでるという実態でございます。そこでこの改築が急がれるところでございますけれども、これまでも各議員の方から御質問をいただいているところでございます。また、この校舎の改築につきましては、ことしの5月でございました。三刀屋中学校後援会、同PTA、そして三刀屋町連合自治会の連名によりましてこの改築に対しての陳情がなされ、6月の定例議会で採択されたところでございます。


 そこで、御質問の1点目でございますけれども、この文教厚生関係の要望に対して決議されたものがどう引き継がれたかという御質問でございますけども、三刀屋町議会の主要施策のこの議決事項でございますが、三刀屋町長から合併に当たっての引き継ぎ事項として、新市の職務執行者に対し引き継ぎがなされているところでございます。また、教育委員会といたしましても引き継ぎを行ったわけでございますが、重点事項として引き継ぎを受けました。それをもとにいたしまして私どもも鋭意努力してまいったところでございます。


 この三刀屋中学校の校舎の改築事業でございますが、合併後の新市主要施策には登載しております。しかしながら、御案内のように今大変厳しい財政状況から、整備年度等具体的なことは示していないのが状況でございます。教育委員会といたしましても、生徒の快適な生活、そして安全な生活を送ることができるように、今後も整備に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。


 次の御質問、家庭教育に対しての御質問でございますが、先ほど阿川議員の御意見を伺いながら、物の豊かさの中で本当に大人も子供も大切なものを忘れてきたんじゃないのかなというふうなことを思いながら、大人、子供が本当に自分自身を振り返り、また教育の不易流行、そうしたものを感じさせていただいたところでございます。


 議員おっしゃいますように、家庭教育はすべての教育の原点であるということを再認識する必要があろうかと思っております。今この少子化あるいは都市化、また核家族化と、こうした社会変化によりまして地域の教育力、家庭の教育力が低下してるということは、先ほど議員御指摘があったとおりでございます。私どもも、この地域、特に家庭の教育力の向上につきましては大きな課題としてまた取り組んでいるところでございますが、御指摘ありますようにまだ十分とは思いません。しかしながら、鋭意努力し、1つでも2つでもこの課題解決への取り組みをしてまいりたいというふうに思ってるところでございます。


 この家庭教育は親が子に対する私的な教育でありまして、学校、行政が立ち入ることができない部分もございますけれども、子供たちのよりよい育ちにつきましては、学校教育の場、社会教育の場で助言、支援、また時には指導してまいりたいというふうに考えているところでございます。そしてこの家庭教育に対しましては、これが家庭教育だというふうな押しつけではなくて、ともに育つと、家庭を支援していくと、こういう観点に立ちながら、これまで教育委員会、そして健康福祉部を中心として行政が取り組んでるところでございます。


 具体的な現在の取り組みを御紹介したいと思いますけれども、教育委員会といたしましては、家庭教育の総合推進事業の中で、市内すべての幼稚園、小学校、中学校を対象とした、子育てでありますとか、あるいは家庭教育をテーマとした講座を開催してるところでございます。また、子供たちが感謝の気持ちを持ち心豊かに育ってくれるようにと、市内で日本一短い感謝の手紙を実施しておりますし、子供たちの生活実態をもとにして雲南子ども朝から元気プロジェクトの開始、また、さらには来年2月の25日、26日の両日、三刀屋町のアスパルにおきまして、島根県、そして島根県教育委員会、私ども三者が共催いたしまして、子どもの生活リズム向上全国フォーラムin島根を開催いたしまして、子供たちの規則正しい生活リズムの向上を図り、次代を担う子供たちが安心して健やかに育ってくれるように、学校、家庭、地域が一丸となりましてこの事業を成功させたいというふうに思っているところでございます。また、健康福祉部におきましては、子育てサロンあるいは子育て相談等さまざまな子育て支援の事業を行っているところでございます。特に来年度、19年度は、これまで健康福祉部が行っております放課後児童クラブ、そして教育委員会の子どもの居場所づくり、この事業を連携いたしまして、家庭、地域の教育力と、そして子育て支援の観点から、放課後子どもプランとしてより充実させたいというふうに考えているところでございます。


 いずれにいたしましても、まだ十分とは言えません。御指摘ありましたように、家庭教育を学校教育、社会教育の場でしっかりと推進してまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。


 次に、子供たちの暴力行為の中で対教師暴力の現状はということでございますが、先ほど議員もございましたように、島根県の教育委員会の義務教育課がまとめた状況でございますが、平成17年度におきましては、小学校における問題行動、これはいじめを除く問題行動でございますが、小学校で総延べ人数が355人、そのうちの暴力行為が37人、そのうちの対教師暴力が7人となっております。中学校でございますけれども、総延べ人数が1,156人、そのうちで暴力行為が225人、中で教師に対して暴力を振るったのが46人という報告がございます。


 そこで雲南市内の状況でございますけれども、平成18年、今年度の状況でございます。小学校が8件の15人でございます。これは問題行動ということになります。その中で小学校の暴力行為はございません。したがいまして、対教師暴力はないということでございます。中学校でございますが、問題行動2件、そのうちの2件が暴力行為、対教師暴力はございません。したがいまして、現在受けてる報告の中では、小・中学校とも市内では教師に対する暴力というものは報告されていない現状でございます。以上で終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 阿川光美君。


○議員(26番 阿川 光美君) それでは再質問をさせていただきますが、先ほど市長より、これからあと2年、行財政改革やら、あるいは地域の一体化ということでこれからも進めていくということでございますが、これからの2年、きのうもありましたが、行財政改革大綱及び集中改革プランに基づきながら期待しておるところでございます。それで、来年からは2人の助役が副市長ということでなってまいられますが、収入役のそこのあたりの関係はどうなるものか、まだ私のところでわかりませんけれど、2人の副市長さんの力量を十分に期待をいたしまして、市長は大所高所に立って余り焦らずにじっくりと意見を聞きながら、ひとつあと2年頑張っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。


 それから中学校の改築の問題でございますが、先ほど具体的なことはまだ示されてないということでございますが、決議文は届いてるということで一つ安心したところでございますけれど、本会議で全会一致で議決したもの、いわゆる三刀屋の議会ですね、それから先般の陳情採択等、すべて議会議決したものでございます。できればなるべく早いうちに、できればことしのうちにでも実施計画に組み入れていただき、進めていただきたいものであると思っておるところでございます。決して学校は私は箱物ではないと思っておりますので、その点十分認識してお願いしたいと思います。その点について、また何かございましたらお願いいたします。


 それからいじめ問題等のことでございますが、教育長よりるる答弁をいただきました。地域では、子育て支援あるいは子どもの居場所づくり、子どもサポーターズ等を通じていろいろ対応しておられることは十分理解をしております。その点、今後もそれに引き続きしっかりと教育をしていただきたいと思っておるところでございます。


 けさの新聞とテレビを見ましたら、政府主催のタウンミーティングで9月、青森県の八戸市で400人が参加し、このやらせ問題についての記事がありました。主婦に指名し、教育の原点は家庭教育にありとありました。私が先ほど質問したそのことが、けさ、やらせ問題で出ておりましたが、私は決してそういったつもりで言ったことはなく、以前からの通告でございましたので、ひとつその点、文科省のやらせではございませんのでよろしくお願いいたします。


 それから大変申しおくれましたが、永瀬教育委員長には、このたび再任まことにおめでとうございます。今後ともよろしく御指導のほどお願いいたします。


 そこで、先ほどのいじめ問題あるいは家庭の問題等につきまして何かございましたら、教育委員会へ私は通告いたしておりますので、教育委員長さん、何かございましたら後でコメントをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 内田助役。


○助役(内田 孝志君) 三刀屋中学校の改築問題でございますが、先ほど教育長、御答弁がございましたように旧三刀屋町議会において議決をされ、重要事項としての引き継ぎを教育委員会として引き継いでおります。このことは承知をいたしております。現在、19年度からの向こう5カ年間の実施計画の策定作業に入っているとこでございます。来年度の予算編成につきましては、さきの全員協議会で御説明申し上げたとおりでございます。


 来年度からの実施計画には、旧三刀屋町におきましては、これまでの取り壊しました通称メインセンター、構造改善センター、それから総合センター、今の市役所の支所でございますセンターでございますが、総合センター、そして三刀屋公民館、この3つの機能を統合した新しい施設を今造成をいたしております畑田地区に建設をするということで御報告いたしておりますが、19年度からこれの事業に着手をする予定でございます。この建設費もまだ総額出ておりませんけれども、予想といたしておりますのは6億円から7億円の建設事業費でございます。あわせまして今の中学校の改築をいうことになりますと、概算でも9億あるいは10億の建設事業費がかかる予定でございます。したがいまして今私どもは、これまでお話を申し上げましてるとおり、この畑田地区への3つの施設の機能の建設を急ぐという考え方でおります。これは旧三刀屋町から総合センター建設資金としての基金も持ち出しになっております。そういうことも考慮いたしまして、この建設を急ごうということでございます。


 したがいまして、今、中学校の改築につきましては、築後48年をたってるということは十分承知をいたしておりますが、この改築計画についてはいましばらく慎重な検討をさせていただきたいというふうに考えております。


○議長(吾郷 廣幸君) 教育委員会、どうですか。


 永瀬教育委員長。


○教育委員長(永瀬 豐美君) いじめ問題と家庭教育という観点でちょっと答弁をさせていただきたいと思います。


 御承知のように、いじめという現象は、わかりやすく言うと三極構造になっているというふうに思っています。いじめる子がいる、いじめられる子がいる、そしてそれを見ている傍観者がいるという三極構造になっております。


 このたびの教育再生会議における緊急提言というのは、特にいじめる子供に対してどうするかということが非常に強調されていますが、それはそれとして大事な点でありますけども、一つ、いじめられる子が、いじめられることによって例えば命を絶つ、それから人間不信に陥る、あるいは生きる力や学ぶ力、将来展望を失う、場合によってはいじめられる子が逆にいじめ返しをすると、こういうことも考えてみますと、まさにいじめられる側のそういう状況を考えてみますと、いじめというのは人権侵害であり、差別であり、また、私は犯罪でもあるというふうな認識を持っております。そういうふうないじめられる子が人間不信に陥ったり、学ぶ力、生きる力、将来展望を失うということになればこれは大きな損失であるわけですから、そういうことを生み出すいじめの問題、特にいじめっ子については、十分にこれは考えていかなきゃならないだろうというふうに思います。


 それで、じゃあなぜいじめるのかということは、さまざまな、いじめる子供の心情といいますか、内的な問題があろうと思います。これは、かつて学校現場におりまして現在教育評論家になっておられます尾木直樹さんという方がいらっしゃいますが、その方が「子どもの危機をどう見るか」というふうな書物を書いておられまして、ちょっと最近私それ読んでみましたら、その尾木さんが大学生にいろいろそういう意見を求められたわけですが、その大学生が述懐として言ったことの中に、ふざけ、ジョーク、ムカつき、いらつき、嫌い、ストレス、そんなことが背景にあっていじめたんだというふうなことを述懐しているとか、憂さ晴らしというか、何かばあんとやっつけると非常に自分はすかっとするとか、学校生活がつまらないけれども、いじめぐらいしかおもしろいことがなかったとか、そんなふうなことを大学生がかつていじめた経験として述懐してるというふうなことを尾木さんが述べておられます。


 これは私自身がまだ学校現場におるときにもいじめという事象があって、たまたまそのいじめた側の子供たちの指導の過程の中で、その子供たちは、やっぱりいじめはおもしろかったと、すかっとしたと。いじめたら相手は泣いたけども、それを見て何か自分はストレスが解消になったというふうなことを言った私自身の体験もございますので、まさに今の子供たちが心の中にさまざまなフラストレーション、例えば欲求不満ですね、それからストレス、何かそんなものをいっぱい抱え込んでいて、そしてそのはけ場がいじめという一つの姿になってるということを考えたときに、じゃあ子供たちのそういうストレスとかフラストレーションといったようなものは何がそういうものを生み出しているのかということを考えてみなきゃならんだろうと、そんなふうなことを思っています。


 さまざま考えられることは、やっぱり一つは、できる子とかいい子という価値評価だけで子供に迫る、教師もそうでしょうし、家庭でもそうです。そうしますと、そういった単一尺度で子供に迫っていきますと、もうそういうことにこたえ切れない子供たちというのはだんだんにストレスがたまるという面もあろうかと思います。それから今、遊び型生活とか、トレンディーな、流行を追うようなトレンディーを追う生活というのがかなり定着してますが、そういうことにこたえ切れない家庭もありますと、そういうことに対する不満が出るとか、それから今の子供たちというのは、大人もそうでしょうけど、違いを認めない。横並びの価値観しかないと。違ったものを認めない。異質性を認めないという、そういう硬直性がありますが、だからちょっとした服装の違い、言葉の違いは、あんた、違うやないかと、こう言ってそういうものを受け入れない子供たちの自己中心性といいますか、硬直性といいますか、何かそんなふうなものがいっぱいあって、今の子供たちの中にそんな精神構造があるんじゃないかと。そこらあたりを学校も家庭もともどもに考えていく努力が求められるんじゃないかと、そんなふうなことを思っているところであります。


 長くなって申しわけありませんが、先般、山陰中央新報に島根県の臨床心理士会長の大西さんという方がこういう記事を載せておられましたが、その中で、いじめられておる子供が母親に相談しようと思って何か言いかけたら、母親が、めそめそしないのと、こう言ってぽんとはねつけてしまったと。それで母親にもついにその子供は口をつぐんでしまったと。その子供が今度は学校へ行って担任に何か言おうと思ったら、担任が余りそれを受け入れてくれなかったと。もっとだれもが、親も教師もそういう子供の発するシグナルに敏感になっていく、そういうやっぱり感性を親も教師も持つべきだし、話してくれるだけの関係も構築すべきだし、もっと子供の枠組みの中で物をとらえてやる、そういう姿勢がやっぱり大事じゃないかというふうなことを書いておられましたが、まさに私はそのとおりだというふうに思っております。


 お答えになったかどうかはわかりませんが、以上で私の回答とさせていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 阿川光美君。


○議員(26番 阿川 光美君) どうかひとつ、これからまた任期中しっかり頑張ってやっていただきたいと思います。


 先ほどの内田助役の答弁を聞きましたけど、ちょっと私聞き漏らしましたが、19年度より5カ年の実施計画には入っていないということですか、後でまた答弁を。


 5カ年間ありますので、計画を立てるということは、差し向きこっち2年3年先ということでもわかれば、計画立てるだけには金はかかりませんので、その点ひとつ、いつごろ建設ができるかぐらいなことははっきりとしていただかないと、子供のことや雨も漏りますし、そういったことがありますので、いま一度ちょっとわかるように答弁をお願いしたいと思いますので、これで私の再々質問になりますか、どうかひとつよろしくお願いします。


○議長(吾郷 廣幸君) 内田助役。


○助役(内田 孝志君) 今の向こう5カ年間の実施計画につきましてでございますが、一つはちょっと先ほどの答弁で漏らしておりましたけれども、今教育委員会で、小・中並びに幼稚園の適正規模適正配置検討委員会が設置されまして、2年をかけてそういう検討をされるということになっております。したがいまして、一つには今後の雲南市の小学校、中学校、幼稚園がどのように配置されるかということも重要な検討事項になってまいります。したがいまして、その結論を待ってこの検討をしてまいりたいというふうに考えております。


 失礼いたしました。それと同時に財政問題も含めて、両方含めての慎重な検討が必要だというふうにも考えております。


○議員(26番 阿川 光美君) 議長、終わりました。


○議長(吾郷 廣幸君) 阿川光美君の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) 次、18番、深田徳夫君。


○議員(18番 深田 徳夫君) 18番、深田徳夫でございます。


 私は、農地・水・環境保全向上対策事業と、7月豪雨による小規模土木災害の事業実施の2点について伺いたいと思います。


 第1点目の、農地・水・環境保全向上対策事業についてでありますけれども、昨年示された経営所得安定対策大綱は戦後農政の大改革とも言われ、米政策改革推進対策、品目横断的経営安定対策事業とともに車の両輪として、農地・水・環境保全向上対策事業が導入されました。雲南市においても伊萱地域をモデルとして取り組まれ、19年度からいよいよ本格的に全市で行うことになるわけでございます。


 現在の状況を聞くところによりますと、方針としてまだ出てないということもありまして遅々と進んでいない。それは、雲南市の方針が国、県の財政状況や市の財政等にも起因しているのではないかというふうに懸念をいたしております。先般の答弁で、具体的なことはこれから決めていくということでもありました。新年度までわずかな期間となりましたけれども、地元での取り組みは調整に時間を要し、容易ではありません。この制度は単なる環境美化事業ではなくて、農地や水路、河川などを守り、施設管理をすることによって後世の人たちにすばらしいふるさとを残し、永住、Uターンを促し、ひいては中山間地域の営農活動を積極的に推進する目的に合致するというふうに理解をいたしております。


 そのために伊萱地域の活動実態などをいろいろ聞く予定にしておりましたけれども、昨日、32番議員と全く同様な重複質問となりました。既に答弁があっておりますので具体的な質問は省略いたします。でもせっかくの通告をいたしておりますので、2点だけお尋ねいたします。


 ある国会議員さんが、全国的に70%程度の現在取り組みであるということで国の予算は確保できるんだということでございました。昨日の答弁にありましたように、島根県内では4万4,800ヘクタールのうち2万ヘクタール、そして雲南市が180組織が2,300ヘクタールの希望をされてるということでもございました。そして1億円の総事業で2,500万円の一般財源の充当を想定をしてるということでもありました。かなめは県なり市の対応であるということでございます。そういう中で、県、市の交付金についてはどうも特別交付税でこれが対応されるというような、この国会議員さんのお話でもございました。


 特別交付税となりますと多少色はつきますけれども、100%とは言い切れないのではないかなというふうに思うわけですけれども、執行部はこれから財務省等へ働きかけていくということでもございました。そういう中で、結果的に一般財源になるのが交付税で欠ける場合があったとすればどういうふうなお考えなのか。しっかりこの事業を推進していくという立場に立って一般財源を確保するという認識でいいでしょうか。そのことを伺いたいと思います。


 そして、地域の施設を守るためにも取り組みを推進する説明会は現在開かれておるわけですけれども、先ほども申し上げますような市の基本方針が早急に地域の皆さんに示されまして、全地域での取り組みを推進すべきではないかというふうに思っております。質問が重なっておるかと思いますけれども、もう一度お聞かせください。


 次に、本年7月の豪雨災害は近年まれに見る未曾有の大災害でありました。とうとい命も失い、被害総額も、行政報告で市道が135カ所、市の管理河川が114カ所など、公共土木災害が357件で約30億円、農林土木関係が676件で約19億円、そして農作物被害が約3,000万円と推定されるという9月の報告があっておりました。その後、災害査定が進みまして被害額が変わったということで、現在時点での査定結果は公共土木災害復旧事業が274カ所の約11億6,000万円、農地関係や治山、林道関係がまだ確定が残っているようではございますけれども、約400カ所の約12億円の復旧事業費と伺っております。当初はもちろん概算でございますが、農林関係の箇所数が当初の676カ所から、約確定してきた4カ所を引きますと276カ所の差異があるわけです。これが小規模土木災害の箇所数であるか否か、最初に伺っておきたいと思います。


 そこで、小規模災害復旧事業についてでございますけれども、先般、農業委員会から次のような文言で建議書が提出されているようでございます。読んでみますと、農業においては、さきの経営所得安定対策事業を前にしての災害であり、生産意欲の衰退が如実にあらわれてきている。農地・水・環境保全向上対策は、市の基本方針のおくれもさることながら、農地、農業施設の復旧扱いに対し、市当局から厳しい査定基準が示されたことへの影響が大であるとされ、この査定基準には激甚災害指定の運用が細部にわたって活用されていないように思われ、単なる大災害の補助率増嵩のみにとどまっているのではないかと懸念していると、こういうふうに表現をされております。


 雲南市も激甚災害の適用を受ける中で、国庫負担率のかさ上げは査定決定額と標準税収入との比較ですから、大きな災害から採択していくというのは当然であろうと思います。その中で小災害を見捨てているのではないかという疑問からこういう建議書になっておると思いますけれども、この疑念に対しての見解を伺っておきたいと思います。


 そして、せっかく農地・水・環境保全向上対策事業に取り組む時期にこの小災害対策を講じないということになりますと、特に被災農家の高齢化や後継者不足と相まって、自力復旧の意欲、労力、資金力に乏しい農家にとりまして、中山間地地域の荒廃農地をつくり出してしまい生産意欲を衰退させると同時に、中山間地直接支払い制度の条件が満たされなくなるのではないかというふうにも心配をするところでございます。


 そこで、先ほど申しました小災害の被害箇所数は、建議では250カ所以上にも達していると言われているようでもあります。先ほどお尋ねをした数とも一致するわけですが、現在、小災害をどのように把握されているのか、そのことについて重ねて伺います。この小災害につきましては新市の判断で発生年度において起債によって取り組むことができるわけでございますが、なぜ取り組まれていないのか、あわせてお答えください。


 9月議会で、8番議員が小規模災害にぜひ取り組んでほしいとかなりしつこく要望をされました。しかし執行部は、考えていないとの答弁でもありました。私はそのとき、激甚災害の指定がまだ認定されていないからそういうことかなというふうに思っておりました。しかし、今に思えば認定も9月にあったということですから、早期に激甚災害土木復旧事業にも取り組んでいただきたく、また、強力な英断をもって、小災害の受益者負担を最小限にとどめながら農地の荒廃防止に努めるべきと思いますけども、その考えは今もないのか伺っておきたいと思います。


 あわせて、ちょっと話を変えますが、イノシシ被害についてこれまで多くの議員が質問をしてまいっております。今回の補正予算の中に、たしか700頭のことしは捕獲があったと、その補正が650万円ぐらいでしたかね、計上されておりました。現在までさまざまな施策は講じていただいておりますけれども、抜本的な対策をとらない限り、ますますイノシシはふえ続け、これも荒廃農地をつくり出すということになろうかと思います。19年度に向けてどのような施策を検討されているのか伺ってみたいと思います。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 深田議員の質問にお答えをいたします。


 まず、伊萱地区の取り組みにつきましては、先ほど32番、渡部議員にもお答えしたとおりでございまして、この地区につきましては初めての取り組みということでいろいろと戸惑いもあったろうとは思いますが、現在のところ順調に活動を進めていただいてるところでございます。


 また、この農地・水・環境保全向上対策支援事業についての交付金の削減等についての質問でございますが、この事業の交付金額について削減があるか等のお尋ねでございますが、この制度の交付金が削減されるといったことは、島根県に問い合わせをしましたところ、現段階ではそのようなことはないとの回答を得ております。今後、農業農村地域、特に雲南市のように中山間地域を多く抱える地域におきましては、地域資源を保全する面からもこの事業は有効な事業でございますので、雲南市といたしましても積極的に取り組んでまいりたいと思っております。


 また、県あるいは市の交付金の裏づけということで特別交付税措置があるのではないかということでございますが、私ども、中四国農政局あるいは島根県の担当者の方が雲南市へお見えになりましたときにも、市長、助役がこのことに対しまして執拗にお願いをしてるところでございまして、先ほど国会議員さんからそのようなお話があったということでございましたが、まだ確定をしておりません。したがいまして、現段階では雲南市としては1億円の総事業費で2,500万円が市が持ち出す金になるわけでございますが、その財源確保のために、19年度、現在予算査定中でございますけれども、担当部局としては一生懸命確保していきたいと考えております。


 また、小災害箇所についてのお尋ねでございます。18年発生の災害につきましては約550カ所の要望がありまして、このうち約300カ所につきまして、国の査定を12月2日に完了させていただいたところでございます。特に農地関係の災害でございますが、この復旧箇所が290カ所で事業費が6億2,000万円となっております。今後この復旧につきまして、これからは実施設計を組み、工事を発注し、早期の完成を目指したいと考えております。


 また、お尋ねの小規模災害箇所につきまして、当初、各総合センターからの数値でございますけれども、550カ所程度と判断をいたしておりまして、先ほど議員御指摘の276カ所程度ではないかということでございますが、推測的には大体250カ所から二百七、八十カ所程度が推測として残っております。この小規模災害の取り組みにつきまして、先ほど御指摘いただきましたように9月の議会でもお答えしておりますように、雲南市といたしましては、農地農業用施設災害の小規模被災箇所の復旧については、非単独予算を投入することはこれまでの対応を根本から変更することとなりますので極めて困難でありますので、御理解をいただきたいと思います。


 続きまして、農地の荒廃防止ということで農業委員さんからもそうした御指摘があったということでございますが、19年度から実施を予定しております農地・水・環境保全向上対策事業の交付金を利用して共同活動で実施することも有効であるということを県の担当者からも受けておりますので、この農地の荒廃防止についてもそうした取り組みに使っていただきたい。また、災害復旧や鳥獣害被害の防御等、中山間地域の農地保全については各地域におかれまして共同で被害を防止することが求められているところでございまして、現状においても地域での共同活動として実施することが効果的と考えております。改めて申し上げますと、今後、中山間地直接支払い制度や農地・水・環境保全の交付金を有効に利用いただきまして、これら中山間地域の農地保全に利用いただくことを進めてまいりたいと考えております。


 19年度に向かってのということでございますが、12月の26日にこの農地・水・環境保全向上対策の実施要綱が参りますので、その後、各総合センターごとに担当課から出まして詳細にわたりまして御説明を申し上げ、できるだけ多くの方に参加いただくように進めてまいりたいというように考えております。以上です。


○議長(吾郷 廣幸君) 深田徳夫君。


○議員(18番 深田 徳夫君) 今の農地、水の関係ですけれども、交付金の削減はないということでございました。それと一般財源確保を、これから農地を守るために担当部局としてはぜひ予算に確保したいということでございます。財政当局におかれましては、担当部局、一生懸命でございますので、ぜひ確保をされるよう努力されるようお願いをしておきたいと思います。


 農地、水につきましてはとりあえずそれで終わりますが、小災害につきまして実際のところそれだけの数があるということでございまして、今の中山間地支払い制度の交付金や、あるいは農地、水の関係の金を共同で持って災害復旧に充てたらというお話でございました。実際のところ、本当にその施設、公共的な施設だったらいいわけですが、小災害の中には個人の農地等も含んでおると思うんですけども、そういうものが実際に共同でできるのかどうかちょっと疑問を思うわけですけれども、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。


 それと、これだけの小災害の数があるわけですけれども、そうしますと、どれだけの方々がこの農地というようなものを復旧することが可能だろうかということ、投げ出してしまうんではないのかなと、ずっと不便なところについては特に投げ出してしまうんではないかなという気がしますけれども、その辺のお考えはどうでしょうかということをお尋ねをしてみたいと思います。


 それと、やっぱり、これに取り組む判断というんですか、やめられたということにつきましてはこれまでの政策的に判断をされたということなんですけれども、過去の旧町村でこういう大災害のときに取り組まれたまちとそうでないまちがあるんではないかなというふうに思います。たまたま私、加茂町のところでは、大きな災害、47災とかそういうところでは小災害にも取り組まれたというふうに記憶をしておるんですけれども、全くほかのところの旧町村では取り組まれがなかったでしょうか。それだから今回の結論になってるというふうに、でしょうかね。その辺はどうでしょうか、お聞きしてみたいと思います。


 それから、農業委員会におかれましては荒廃防止をするためにこういう建議を出されて、この人たちが一生懸命農地を守るんだということの建議であるわけですが、これについて、できないよというだけで本当に大丈夫なのか、農業委員会の皆さん方に対してもどういうふうな答弁ができるのか、ありましたらお願いをしたいと思います。


 それと、先ほどありました中山間地支払い制度そのものに影響はないのかどうか。もし復旧されんで荒れてきた、どうしてももう手をつけられんというやなことになって、そこが計画区域であった場合に、これはやむを得ないよ、支払い制度は継続しますよということになるのかどうか。そうしますと5年間という期限があるわけですが、さかのぼってもだめになるようなことになりはしないかという心配もするわけですが、その辺はいかがでしょうか。


 もう一つ、イノシシが今年度700頭、たしかそうだということでございましたけれども、このイノシシがとれた数から想定をして、来年度はどのぐらいふえていくんでしょうか。想像として、どういう……。いや、といいますとね、何でそういうことを言いますかというと、本当に抜本的な対策を講じなければあのイノシシ数はどんどんふえるんではないかなというふうに思うわけでして、ハンターの方々にお願いしてとるにしても、非常に数がふえて人間が負けてしまうというようなことになってもならないという懸念がするわけでして、お聞きをしてみたいと思います。以上です。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) ちょっと4点ほど質問があったと思いますけれども、確かに小規模災害で個人の農地、畦畔等が少し崩れたということに対しては、この農地、水とか、あるいは中山間直払いのお金で直すことは難しいと考えております。あくまでも農道とか水路、そうした共同でお使いになる、どうしても直さざるを得ないというところは、集落の皆さんの御理解を得てそこへ使うことはできるというように考えております。


 また、農業委員会から、おっしゃいますように建議書をいただいておりまして、この小災害、小規模災害をぜひとも市の方で直していただかないと農地が荒廃して大変なことになるという趣旨の建議書をいただいておりまして、そのことはそのこととして大切にしていきたいと思いますが、具体的にそれだからといって、小規模災害が直らないからといってすぐに農地を荒廃させていくということにはならないと思っております。


 3点目の、先ほど質問の中山間地域の直払いに影響があるんではないかということでございますが、これも少し災害があったからといって、水を張る田んぼの作付はできなくても何かほかの方法を考えていただいて、5年間は荒廃させたらいけませんので、ぜひとも農家の方、頑張って取り組んでいただきたいというように思っております。


 また、今年度は大変たくさんイノシシが捕獲をされております。これはベテランの駆除班の方が一生懸命けもの道を見つけて頑張られた成果ではあろうと思いますが、来年度これだけまたイノシシが捕獲されますと、雲南市の農地を荒廃させないいう意味では大変うれしいですけれども、一方では財政的にも大変厳しいこともございますので、一生懸命駆除は駆除としてやっていただくようにはお願いをしておりますが、どの程度とれるかということはちょっと予想がつきません。よろしくお願いいたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 深田徳夫君。


○議員(18番 深田 徳夫君) 小災害については、当初のところで申し上げましたように、たしか今年度に限りその起債発行で復旧することができると思うんですけども、小災害についてですね。細かいところまでは無理かもしれませんけれども、財政的なこともとおっしゃるわけですけども、できれば手を挙げられるとこについてはぜひ、期間がないわけですけれども、これから先ですからね、ぜひ取り組んでいただきたいなという希望を持ちながら、ほんならこれは終わります。


 それとイノシシは、とってくださいもですけれども、根本的な対策が何がいいのかをやっぱり考えていかないと、それこそハンターの皆さんには大変な御苦労をかけるわけですけれども、何か対策がないのかなという、私にももちろん被害、今はございませんけれども、いい方法をぜひ模索していただきたいという希望をしておきたいと思います。


 以上で終わります。質問終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 深田徳夫君の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) ここで15分間休憩をいたします。


             午前10時46分休憩


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             午前11時01分再開


○議長(吾郷 廣幸君) 本会議を再開いたします。


 次、16番、福間義昭君。


○議員(16番 福間 義昭君) 16番、福間義昭でございます。


 12月定例会一般質問も本日4日目となり、最終日となったところであります。私の順番は23番目であります。これまで多くの議員から当面する問題についての質問があり、それに対する議論の展開が行われました。今回私は、通告どおり一括方式にて質問をさせていただきます。


 新聞報道などの国の発表では、日本の景気が上向きに回復してきたとのことであります。本当にそうでしょうか。最近の市内の様子を見れば、各町の商店街の閉店された空き店舗や、まち全体が暗くなったような街の明かりなど、昔の年末のにぎわい風景を思い出し重ね合わせてみるとき、そのさま変わりに、地方に住む多くの方は景気の回復を信ずることはなく、何か重苦しい現実に対し、格差を実感としてその思いを強くされているのではないのでしょうか。改めて地域に活力と明るさを求めての対策と取り組みの必要性を感じております。


 私の今回の質問項目は6点であります。1点は、19年度市政運営方針について、市長からその考え方について伺いたいと思います。2点目は、防災及び災害復旧対策について、3点目は、公の施設の維持、また施設補修の考え方について、ゆとりの里の実情を中心に伺いたいと思います。4点目は子育て支援、5点目は、繰り返される大きな社会問題であります飲酒運転の防止について、最後は、伝統を守り伝えなければならない文化芸術、芸能などの後継者の育成について、状況や支援についての現状や、今後行われようとされる対策を伺いたいと思います。


 雲南市が誕生し、はや2年が過ぎたところであります。11月27日の臨時議会において、後半に向かっての議会の構成がえがありました。心新たに市民の負託にこたえていかなければと思います。合併前からの問題でありました税の一元化や水道料金を初めとする公共料金などの平準化も、年を重ね、市内一元化の方向へと向かっているものと思います。このことは、同じ市民としての認識を一つとして市のさらなる発展としなければなりません。


 今回、19年度予算編成についての説明がありました。近年の社会情勢は先の予測が全くできないほどの不安定な財政の危機状態ではないでしょうか。雲南市も早々財政の非常事態宣言が出され、現在継続中でもあります。対策としては、これこそ事あるたびに聞きます行政、市民協働の力をもって非常事態からの脱出を図らなければならないものと考えます。議会開会日の市長発言にもありましたが、見直しや改革は、我慢すべきは我慢をし、また、あすの雲南市に花を咲かせるためには、やることはやると、それが大切だとのことでありました。


 そこで、さらに市民の皆様へ理解をしていただくために、いま一つ、19年度施政方針についての説明をいただきたいと思います。財政の苦しさもわかりますが、特に福祉や教育関係の予算の削減には特に慎重に考えていただきたいと思います。今回市長から、市民の総力の結集するまちづくりが訴えられました。市長の考え方をいま一度伺いたいと思います。


 次に、防災及び災害復旧対策について通告をいたしております。この件につきましては、私が本年6月議会一般質問の中で、自然災害など災害防止に対する市の防災体制について伺ったところであります。間もなくその後、忘れることのできない7月の人災を含め、被害の大きかった大雨、豪雨の発生があったところであります。その点から、今回記憶に新しいところでもありますし、体験や受けた教訓を今後に生かす上にも、いま一度質問をさせていただきます。


 今回の災害を通しながら、今後早急に災害防止対策として考えていかなければならない問題はどのようなことが考えられますか、お聞かせください。危険箇所と思われるところの平素からの点検の実施、地すべりや土砂災害が発生を予想される地域の再点検と確認、早期危険箇所の対策工事の実施、土砂災害警戒情報の有効活用、避難場所の周知徹底、消防団との連携、防災行政無線の活用、また今回、携帯電話の不感地帯が災害に対する与えた影響など、多くの問題があったと思います。備えあればの言葉どおり、予防施策の充実が望まれます。


 次に、厄介な冬の降雪時期を迎えようとしております。田中議員の方からも質問があったところであります。広い雲南市では除雪量において地域差があるわけでもありますが、市民一体となって安心生活の確保と交通安全対策に取り組まなければなりません。前回の雪のシーズンは大変な豪雪でありました。予想はつきませんが、これからの除雪を含め雪対策について伺います。市民の方からの要望が多いのも除雪についてであります。


 次に、災害復旧工事の現状について伺います。災害を受けられた市民の皆様は、一日も早く災害復旧工事に期待をかけておられることと思います。現在までの状況をお聞かせください。


 次に、地元温泉施設として長年町内外の皆様より親しまれ、これまで多数のお客様に利用されてきました健康ランドゆとりの里の施設の現状と今後の施設活用について質問をいたします。雲南市の公の施設のうち温泉グループは市内6カ所であり、大なり小なり同じような問題があるものとは思いますが、その中で私は、今回ゆとりの里について伺いたいと思います。内容の中には他の施設も含めた点もあるかと思いますので、関連事象と考えていただきたいと思います。


 ゆとりの里は平成2年の開館であります。当時はまだ他に余り少ない施設であり、地元の方、また町外より多数の利用客がありました。その後、類似施設が各地にも開館されたために、その競争の中で、ゆとりの里は今日まで多くの皆様の理解と協力の結果、現在を迎えておられます。近年は指定管理制度の導入もあり、また企業努力がなされ、市民憩いの温泉としてその役割が果たされております。平成2年の開館であり、かなりの年数がたっております。当然ながら施設器具の老朽化は避けられず、サービスの維持のため、そのたびたび応急手当てがなされてきたようであります。今後の施設自体の問題もあろうかと思いますが、今のところ温泉施設において一番大事な心臓部でもありますボイラー設備の老朽は、あすにもパンクをするような状態ではないでしょうか。今のところ何とか持ちこたえ、利用者へのサービスに不便を与えないよう努力はなされております。そこで、今後どのような計画と考え方で維持と管理がなされようとしているかについて伺いたいと思います。


 このほど海潮温泉では新しい泉源が確保され、湯量の豊富さに加え、45.9度という湯の温度は今後の温泉活用に大きく期待も高まるところであります。県と松江市に一番近い雲南市の温泉施設であり、入り込み客の増加も取り組み次第では夢ではなく、市の観光振興にも大きく役立つことと考えております。


 次に、保護者負担を軽くする子育て支援対策として、これまでに伺った件ではありますが、再度、幼稚園において放課後児童預かり制度としての支援が考えられないかについて、一部実例を取り入れながらを質問をいたします。


 昨今の厳しい社会情勢は地域の経済活動の伸び悩みとなり、自然、家庭においても家計のやりくりは大変なことであります。少子化が叫ばれる中、少子化対策に若い人たちに期待と理解を求めながらも、子供を産み育てていくための支援はまだまだ不足をしているのが現状であります。子育てに経済的負担増は頭の痛いところでもあります。働きやすい環境づくりに幼保一元化の早期実現が待たれるところではありますが、まだまだ不透明でありますので、今保護者の負担減と地域の幼稚園施設の活用も考慮して、対策としての取り組みでもある振興会活動を紹介しながら、この問題についての考え方、また方法がないのかを伺いたいと思います。


 これまで新聞報道などで取り上げられました海潮地区では、以前より幼保一元化への取り組みとして、考え方の運動が進められてきました。大きな目的の一つには、保護者負担を軽くするとの考え方からでもあります。海潮地区振興会の事業として、新しく移転をされた新園舎にあります子育て相談室をこのたび活用され、ことしの入園対象者から希望の取りまとめを行い、希望された子供さんは去る9月より、名称うしおっ子ランドとして、終園後2時から6時までの児童放課後預かり保育が誕生したところであります。当面は19年3月31日までとなっております。低料金での預かり保育は好評であり、都合によっての一時預かりもあります。保護者の負担減に助けとなっておるとこであります。現在、保育士さんを初め振興会、また多くのボランティアの活動で成り立っておりますが、将来にわたっての活動は不安定であります。また、年間を通した保育が今後の大きな課題でもありますが、安定した保育ができれば今後、海潮幼稚園へ入園の希望もふえることになり、保護者負担を考えると同時に地域の施設の有効活用となるものと考えます。有効な考えと支援がないかを改めて伺いたいと思います。


 次に、大きな社会問題となっております飲酒運転の防止について質問をいたします。


 この件につきましては、私がここで改めて伺うことでもなく一般の常識であります。だれもが飲酒運転は絶対してはなりません。ところが昨今の新聞報道などによりますと、その常識が簡単に崩され続けております。近いところでは、本年、福岡市職員による考えられないような痛ましい飲酒による交通事故が発生をいたしました。その後も各地にて公務員による飲酒による事故が起きております。人的災害の悪質な問題でもあります。公務員だからというわけではありませんが、公務員は、まずは手本とならなければなりません。ただいま県、また各市町村において、起きてはならないことではありますが、それぞれ対策もなされているものと思います。雲南市にも今後の防止策としての厳しい処分基準があるとは思いますが、飲酒運転等の処分基準の現状をお聞かせください。大きな犯罪を犯さないためにも、しっかりとした考え方で取り組んでいただきたいと思います。年末を迎え、飲酒も多くなる時期でもあります。十分注意をしなければならないと考えます。


 最後の質問となりますが、伝統文化として、市内にある文化芸術、芸能を今以上に発展、継承をしていくためには、伝えゆく後継者の育成へ努力をしなければならないものと考えます。現在、後継者育成に対してどのような取り組み、また対策と支援がなされているかについて伺っておきたいと思います。


 市内各地においては、同好会の皆様方によって各分野で活躍をされていることと思います。また、全国大会を開催され、市を全国へとつながれております出雲追分節を初めとし、それぞれ雲南市のPR、また町おこし、地域おこしなど、その活動は人々の触れ合いとともに市の地域間交流として、文化、芸能を通し観光客の入り込み客の増加などへの大きな力を発揮していただいているのが現状ではないでしょうか。


 一つの例を挙げますと、数ある神楽社中の中でそれぞれ事情も違うわけではありますが、私が聞いた神楽社中では後継者の育成へといろいろと努力がなされております。なかなかその育成へとつながらないということでありました。多くを自己負担での活動には、それぞれ問題があるのではないでしょうか。守り伝えなければならない伝統文化活動は、神話が息づく日本のふるさとづくりが理念の雲南市にとっても、将来にわたって安定して継承していける体制づくりが重要であります。後継者対策についての今後の考え方をお聞かせください。


 何を信じてゆけばいいのかわからなくなるような各地の談合事件、県知事の逮捕など、社会を取り巻く環境は決してよくありません。一日も早く安心して生活できる社会実現を願いながら、1回目の質問を終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 速水市長。


○市長(速水 雄一君) 福間議員からは、19年度の市政運営についてお尋ねでございます。詳しくは3月議会の所信表明で開陳したいと存じますが、先ほど阿川議員から後半2年の市政運営の考え方をという御質問がございました。その答弁と重複するところもあろうかと思いますが、御容赦いただきたいと思います。


 これまでの2年間、生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくりをいうことで、議会の御理解、御協力をいただき、市民の皆様の御理解もいただきまして取り組んでまいりました。そうした2年間の経緯を踏まえ、平成19年度、臨んでいかなければなりませんが、極めて厳しい財政状況下でございます。


 したがって、これまで一般質問において答弁もしてきましたが、今のところ平成19年度の一般会計予算規模、275億を予定しているところでございます。これの財源確保に当たりましては、入りをはかって出るを制す、この考え方に基づきやっていくわけでございますが、入りをはかるにも、限られた財源、自主財源をどうやっていくかということであろうと思います。そのための施策として、5つの施策を引き続き19年度も取り組んでいきたい。すなわち市民が主役のまちづくり、定住環境の整備、安心生活の創造、人が輝く教育、文化の振興、そして産業振興でございます。特にその自主財源の確保につきましては、産業の振興を図ることによりまして税財源が上昇するような、そういう対策が望まれるところでございます。そしてまた一方、出るを制するということもやっていかなきゃなりません。これについては徹底した行財政改革をやっていく、そして地域財政計画をはみ出さないようにやっていくいうことが肝心であろうというふうに思います。そのためには、果敢な事業の見直し、それに伴いますいろいろなあつれきあろうかと思いますが、それはしっかりと説明責任を果たすことによって御理解をいただきながらやっていく、そうした過程を踏まえれば必ず御理解をいただける、かように思っております。


 そして、せっかくスタートした雲南市でございますので、徹底した行財政改革、歳出の削減はやっていかなければなりませんが、あわせて、せっかくスタートした雲南市であればこその魅力もつくり上げていかなければなりません。したがって、歳出削減と魅力づくり、いろいろせめぎ合いあろうと思いますが、これもしっかりと説明責任を果たし、お互いが理解し合える市民の皆様と行政の協働によるまちづくりを実現していく中で進めていくことができるものと、かように思っているところでございます。そうした取り組みを相互理解のもとに進めていけば、必ずや目指す地域と一体化も実現しつつ市政運営が可能というふうに考えております。


 以上、申し上げたわけでございますが、再度申し上げますと、徹底した健全財政確立のための努力と、そのために行財政改革を進めていく、そのことによって地域の一体化も実現しつつ、そしてまた魅力づくりをやりつついう、この3つが大きな観点であろうというふうに思っております。詳しくは3月議会に所信表明で開陳したいと存じますので、どうかよろしくお願いをいたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 大谷総務部長。


○総務部長(大谷 忠君) 私の方から、福間議員の質問のうち総務部関連事項について答弁をさせていただきます。


 まず、防災対策についてでございます。7月豪雨災害を教訓とした災害防止対策、あるいは市民との連携はという項でございますが、現在、御承知のように地域防災計画の策定を進めているところでございます。議会へも総務委員会あるいは全員協議会で素案を説明いたしました。また、9月議会でたくさんの議員の皆様から御意見を伺ったところでございます。この計画には7月豪雨災害の教訓を十分に反映させていく考えでございます。


 御質問の、急がなければならない対応は非常に数多くございます。まず市役所の内部的に、職員の初動体制の確立、あるいは役割分担の明確化がまず大事だというふうに考えております。また、市役所はもとよりでございますが、住民の皆さんの防災意識を高め、平素からの備えが重要でございます。危険箇所の周知を図るとともに、日ごろから防災に関する情報を広報紙あるいはホームページ等で提供し、地域での防災学習の機会を設けていただくように積極的に働きかけてまいりたいというふうに考えております。


 さらに、地域自主組織が各地で立ち上げられております。この組織において地域内の自主防災活動に取り組んでいただけるよう、これも働きかけていくことが大切だというふうに考えております。自治会または自主組織におきまして自主防災活動に取り組まれまして、地域防災の防災計画の作成、あるいは学習会や訓練の実施など、先進的な取り組みが行われている事例もたくさんございます。これらの事例を参考として、この取り組みを全市へ広げていきたいというふうに思っております。また、危険箇所の防災につきましては、各関係部署におきまして、ふだんからの点検、確認を行って備えてまいりたいというふうに思っております。


 それから次に、雪害対策でございます。大雪対策につきましては、市道の除雪につきましては昨年度から原則として積雪が15センチに達したときに実施することにしております。交通の支障状況、あるいは降雪、積雪の状況、気象状況を考慮いたしまして、除雪の必要を認めたときには除雪作業が開始できるよう適切に対応してまいりたいというふうに考えております。


 また、高齢者の皆様の安否確認につきましては、社会福祉協議会等の御協力を得まして、健康福祉センターにおいて情報の収集を行うよう体制を構築しております。さらに、高齢者世帯を中心としました雪害防止対策といたしまして、雪おろし相談等に対しまして地元の自治会あるいは隣近所の対応を第一義に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますが、なおそれでも困難な場合にありましては、依頼に応じまして総合センターから森林組合、建設会社など関連業者等をあっせんし、適切に対応するようにしてまいります。


 いずれにしましても、昨シーズンの豪雪を教訓としまして、迅速な適切な対応ができるように再確認を行って今シーズンを迎えたいというふうに思っております。


 次に、職員の飲酒運転に対する処分基準の現状でございます。雲南市では、合併と同時に安全運転管理及び道路交通法違反者に対する処分基準に関する規定を定めておりまして、飲酒運転関係の処分につきましてもこの規定に基づいて対応をしております。この内容は、人事院から示されている懲戒処分基準よりも厳しい基準を定めております。飲酒運転はすべて懲戒免職、酒気帯び運転であっても免職、あるいは物損事故等の場合で一部停職としております。島根県内でも益田市に次いで厳しい基準となっておりました。ただ、御指摘のように全国的に公務員の飲酒による事故が発生する中で、各自治体では処分基準の見直しが進んでおりまして、県内7市において基準を厳しくするところがふえてきております。こうした状況を踏まえまして、本市におきましても規定の見直しを行いまして、この12月10日から飲酒及び酒気帯び運転については原則免職、また、このほか同乗した場合や飲酒の教唆あるいは幇助を行った場合も同様な厳しい処分とすることにいたしました。


 いずれにしましても、あってはならないことでございます。職員には日ごろから、飲酒運転に限らず安全運転を心がけるよう注意喚起しているところでございます。こうした注意喚起を継続して実施してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 福間建設部長。


○建設部長(福間 昇君) 7月豪雨災害の復旧工事の現状はという御質問でございます。


 災害復旧工事につきましては、公共土木災害は11月17日に国の査定が完了いたしました。道路、河川合わせまして274カ所、約11億6,000万円の災害復旧事業として確定をいたしました。また、農地関係、治山、林道関係災害につきましては12月2日に災害査定が完了しまして、農地関係、治山、林道関係合わせまして、災害箇所数400カ所、約12億円の災害復旧事業がこれも確定をいたしております。


 発注時期につきましては、公共土木災害は12月中に30%の発注を行います。国の予算配分もございますが、年度末までには80%程度の発注を予定をいたしております。また、農林災害につきましては既に農地関係、林道関係の発注を行っておりまして、年度末までに、農地災害につきましては100%、農道、林道災害につきましては80%の発注を予定いたしております。そのほか公園災害、教育施設災害につきましては発注済みでございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 堀江大東総合センター所長。


○大東総合センター所長(堀江 善彦君) 健康ランドゆとりの里の現状と今後の施設維持についての御質問でございますけども、議員御指摘のとおり、ゆとりの里の現状から見えてまいります課題は、大きく分けまして、一つとして、建物、ボイラー、空調機器等、施設及び設備の老朽化にいかに対処するか。2つとして、行政改革を実施します雲南市におきまして、他の施設と同様なことが言えますけども、入場者の数をふやすことで収入の増大を図り、ゆとりの里に対します実質的な市の負担であります運営経費をいかに圧縮できるか。そして今後さらなる客の獲得を目指した方策をいかに講じるか、この3点にあると考えております。


 ゆとりの里の施設の更新時期は参ってきておりますけども、一方、旧大東町におきまして新市建設計画におけるオンリーワン事業としまして、市民が憩う健康増進の場づくりと医療の充実が上げられており、具体的な施設としまして湯の駅温浴施設整備構想が打ち出されております。これは市民の皆さんの健康づくりや、あるいは体力づくり、憩いの場などの公立雲南病院と連携する健康増進拠点施設として、海潮天然温泉を利用した温浴施設の整備を目指すというものということでございます。しかしながら、現在の雲南市における財政状況では慎重な事業導入を検討せざるを得ない、そういった状況であろうというふうに思っております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 土江教育長。


○教育長(土江 博昭君) 福間議員の、幼稚園に保護者負担軽減につながる放課後の預かり保育についての考え方、また、子育て支援としての対策はという御質問にお答えしたいと思います。


 幼稚園での預かり保育でございますけれども、これは地域の実態や保護者の要請に応じまして、通常の幼稚園の教育時間の前後、あるいは土曜日、日曜日、また長期休業において、希望する対象者を対象として実施する教育活動であるということは御存じのことだと思っております。以前は、通える範囲内に幼稚園がないような地域に預かり保育として幼稚園が行ってきた経緯というものがありますけれども、現在では職業等を持っていても子供を幼稚園に通わせたいと、こうした支援対策についても行われているのが現状でございます。御存じのように、現在雲南市では幼稚園での預かり保育を行っていないところでございます。


 こうした中にありまして、先ほど福間議員にもありましたように、この9月には大東町の海潮地区で振興会が中心となられまして、うしおっ子の子育て支援事業、うしおっ子ランドが開設されました。こうした自主的な組織団体によります子育て支援活動につきましては大変敬意を払うものでございますし、また、すばらしい支援活動だと高く評価してるところでございます。


 こうした中で教育委員会といたしましては、今、この幼稚園が地域の子育て支援センターとしての役割を果たすという大きな課題がございます。こうした課題等を受けまして、現在、うしおっ子ランドの今後のあり方、そして雲南市としての預かり保育のあり方、また幼児の教育の振興、そして保育に関するニーズの把握等の調査研究を間もなく始めたいというふうに考えております。


 具体的には、この11月でございますけれども、文部科学省のモデル事業として幼児教育力総合化推進事業が雲南市を含めて全国5カ所で採択されました。この事業によりまして、預かり保育の実施状況のヒアリングでありますとか実施体制等について健康福祉部との連携の中で鋭意進めてまいりたいと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 渡部政策企画部長。


○政策企画部長(渡部 彰夫君) それでは、6番目の、伝統文化、芸術、芸能等の継承についてお答えをいたします。


 生命と神話が息づく日本のふるさとづくりを掲げています雲南市といたしまして、この地域に伝わる文化、伝統芸能等を継承し、後継者を育成していくことは大切なことと考えております。また、新しい文化、芸能を創造していくことがこの地域の活性化につながっていくと考えております。


 雲南市といたしましては、雲南神楽フェスティバル、出雲追分全国優勝大会開催補助金や太鼓保存会、文化協会など、活動団体補助金により支援を行っているところでございます。このほか、地域自主組織やまちづくりグループでは19団体が地域振興補助金を活用しまして、神楽、盆踊り、郷土史、コーラス等に取り組んでいただいているところでございます。


 このように、伝統文化、芸術、芸能等の継承につきましては市民の皆さんと行政の協働による取り組みが大切であります。この考え方に基づきまして今後とも対応してまいりたいと思います。


○議長(吾郷 廣幸君) 福間義昭君。


○議員(16番 福間 義昭君) ただいまそれぞれ答弁はいただいたところでございます。


 追加質問をさせていただきたいと思います。質問が内容上、端的な質問になるかと思いますので、その点御理解をいただきたいと思います。


 19年度の市政運営に対する市長からの考え方を伺いました。言葉だけで終わるようなではなくて、市民のためになる財政運営が進められますように、さらに努力をいただきたいと思います。その中で、予算編成の基本的な考え方の中で重点施策が5点にわたって示されました。そのうち2点の具体的な内容をお聞かせいただきたいと思います。子育て支援の充実と行財政改革において公共施設の統合が上げられておりますが、この具体的な内容はどのような状況でしょうか。公共施設、例えば19年度にもう実施できるものがあるかというようなことも含めてお願いしたいと思います。


 次に、災害防止・復旧対策について何点か伺います。7月の大雨は島根県でも戦後5番目の大規模な災害だったようであります。体験を通した中で、先ほど部長の方から答弁ございました。その中で何点か追加でお聞きしたいと思います。先ほどお話があったと思いますが、災害時に携帯電話の使用、例えば不感地帯で不能のために影響があったというようなことがなかったのかお聞きをしたいと思います。平時でも携帯電話につきましては非常に不感地帯がまだ多いということで、これが災害にどうだったかということでございます。


 それと、県では確保されているようでありますが、緊急時の非常食に対して、その必要性がなかったかということでございます。従来、炊き出しとかいろいろあるわけでございますが、市において非常食を確保しておくという考え方いうか、必要性はないのかということでございます。


 それと、消防団に対して新たな要望がないかということであります。


 また、除雪についてでありますが、通学路等の歩道の除雪対策はどうなってるかということであります。子供に安心して学校へ通学していただくためにではありますが、ほとんど地元の皆さんの負担になっております。こういったところで行政ではどのような考え方で取り組みがなされているかということであります。


 それと、先ほども答弁でございましたが、危険防止ということで、例えばひとり暮らしの高齢者家庭の方の屋根の除雪等について、すべてが個人負担であるのかを伺いたいと思います。


 それと、災害復旧工事の現状は伺いました。大きな予算がかかることでもありますし、今後適切な処理によって、今後早期回復への取り組みを期待をいたしておきます。その中で1点、絞った言い方で申しわけありませんが、山王寺の的場ため池の災害復旧についてお聞きをしておきます。これは全国棚田百選にも選ばれた場所の農地の水源でもあります。これは大変老朽化をし、災害にも見舞われ復旧が急がれておりますが、その後の現状はいかがでしょうか、お願いをいたします。


 次に、ゆとりの里についてお聞きをしておきます。ゆとりの里が平成2年のオープンであり、かなりの年数がたってきております。温泉施設でもありますので老朽化が早いものと考えます。今考えられます今後の耐久力、耐久年数はどのように見られておられますか、お聞きをしておきます。


 また、循環器設備の保証期間は、聞くところによりますと10年ぐらいだということであります。補修をする場合には財政上の先ほど問題もあると言われましたが、一括補修になるのか、故障したのが部分的に補修となるのか、全く補修の考えがないのかについて伺いたいと思います。例えばボイラーなどが故障をして機能しなくなった場合、利用客への影響を考え、どの程度の閉館見込みが考えられるかということについてお聞きしておきたいと思います。


 また、現在の老朽化等に向かっての危険な状態ながら、今後このまま市の管理で維持が可能なのか、ゆとりの里でございますが、お聞きをしておきたいと思います。


 また、ゆとりの里が公の施設を外れることが考えられることはありませんかということ。例えば、民間活力の導入で一括民間譲渡されるというようなことの考えがないのかということもあわせてお聞きをしておきたいと思います。


 それともう一つ、ゆとりの里でございますが、オンリーワン湯の駅構想ということとゆとりの里とのかかわり合いが今後考えられるのかということでございます。


 次に、幼稚園についてでございますが、こういった形は幼稚園での放課後保育は他の園の関係もあろうかと、前回も教育長さんの方からお話がございましたが、こういった特異な形となるかと思いますが、幼稚園での放課後保育について、教育長さんの今後の考え方があればお聞きしたいと思います。これはどうかということですね。


 それと最後ですが、飲酒運転については厳しい対策ということでございますので、でき得ればそれが支えとなるような状態でなければいけんと思いますので、厳しい基準を当然遵守をしていっていただきたいなと思っております。


 それと、最後の伝統文化、芸術等のことでございますが、先ほど対策等の説明もいただきました。一つ、1点だけですが、こういった例えば神楽の同好会というですか、組織が雲南市全体的に連携をとって、組織づくりという形ができれば、振興にもいい方向に向くだないかと思いますが、そういった指導いうですか、リーダーという行政の考えがないかということでございます。以上、よろしくお願いします。


○議長(吾郷 廣幸君) 速水市長。


○市長(速水 雄一君) 再質問にお答えをいたします。


 具体的に子育て支援対策あるいは公共施設の統合いうことについてどうかということでございましたが、重点施策、先ほどの答弁で5つ申し上げました。人が輝く教育、文化の振興、まさに子育て支援をどうするかということでございまして、19年度施策別枠配分予算を採用するということでございまして、そういったその中であれかこれかの選択をしていくわけでございますが、そうした子育て支援対策につきましては、重点的な取り組みをしていかなければならない、かように思っております。


 これまでも子育て支援に、本議会で光谷議員の方からも不登校児対策どうするかというような御質問もいただきました。対応していかなければならないというふうに思っているところでございまして、そうした施策を進めていく中でも、とかく縦割りになりがちな施策を、施策別ということで横割りに見直すことによって、さらに効果的な対策がとれればというふうに思っております。具体的には、3月議会で申し上げたいというふうに思います。


 それから、公共施設の云々ということでございましたが、今、具体的にはどことどこいうものは持っておりませんけれども、青木議員の方から、空き箱物についてどう対応するという御質問もいただき、答弁もさせていただきました。そういったことを含めて、行財政改革の立場から19年度中に具体的な構想をまとめていく、あるいは実際に対応していくいうことをやっていきたいというふうに思っております。


 それから、一番最後の文化芸術の後継者づくりいうことでございますが、やはり大変大切なことでございまして、生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくりを実践していくためにも、積極的に取り組んでいかなければならない、かように思っております。そのためには、その後に続くものを育てる意味で、今、一生懸命まちづくりに、あるいはこれからの市政をいうことで一生懸命頑張っている大人が、まず積極的ないろいろな事業へののめり込み、そういったものを一生懸命やる、それを、そういった背中を後に続く世代がちゃんと見ているわけですから、私たち自身のそうしたいろいろな芸術文化へのかかわりいうものが大切であろう、改めて思った次第でございます。


 また、今、神楽の後継者ということでございましたが、先般たまたまある神楽社中さんと情報交換会をやりました。雲南には17社中ございまして、3月の4日には、うち10社中の神楽が参加されます神楽フェスティバルがございますけれども、ぜひそういった取り組みをなさっていかれるのであれば、ぜひ17社中、いろいろ意向はあろうと思いますけれども、雲南神楽協会とか、そういった組織、つくられたらいかがでしょうかという進言もしていたところでございまして、ぜひいろいろなそうした団体が一致団結して、一層の事業展開、そしてそのことによる後継者づくりに努めていただきたいというふうに思います。


○議長(吾郷 廣幸君) 大谷総務部長。


○総務部長(大谷 忠君) 再質問の防災の関係でございます。


 携帯電話の不感地帯で障害はなかったかということでございますが、9月議会にもありましたように、おっしゃいますように、不感地帯がまだたくさんございまして、例えば吉田町の杉戸地区というところでございます。孤立をいたしましたが、不感地帯でございまして、非常に支障を来しております。公衆電話で職員が10円玉を使ってやったり、個人の家の電話を借りたりするという状況がありまして、非常にこの問題は連携をとっていく上で大きな問題でございます。今後、どういうふうな形で連絡をとり合うかということを十分に検討を重ねてまいりたいというふうに思っております。


 それから、緊急時の非常食の関係でございますが、ことしの災害につきましては、島根県等の関係機関へ要請をいたしまして、配布をいたしました。その時点でございます。こうしたことも引き続き島根県等へもお願いをしていかなければなりませんし、非常食を含めた毛布あるいはそのほかの物資については、雲南市においてもふだんから配備する必要があるということで、順次ではございますが、今年度も若干そうした準備をさせていただいたというところでございます。緊急時に支障のないように確保をしてまいりたいというふうに思います。


 それから、消防団との連携でございますが、これもことしの災害の場合には、団長、副団長に災害対策本部に加わっていただいておりまして、方面隊長ほか方面隊の幹部の方には、各総合センターへ詰めていただいておりました。おおむね対策本部と消防団との連携、あるいは消防の本部と方面隊の連携がとれて、適切な対応ができたと思っておりますが、まだどの時点で出動し、実際に作業に当たっていただくのか、あるいは非常に危険な中の作業もございますので、そうしたとこへどう対応をしていくかというようなところですね、そうしたものの基準といいますか、そうしたものをきちんとしておいて、二次災害が出ないように対応していくことが必要だろうというふうに思っております。


 それから、高齢者の屋根の除雪の関係でございますが、先ほどの最初の答弁で申し上げましたように、基本的には自己責任でございます。ただし、高齢者あるいはひとり暮らしとか、そうした方で、いわゆる災害弱者といわれる方々が除雪、雪おろし等の作業ができないということもありますので、そうした場合には要請に応じて、総合センターなりで業者とか森林組合さんですとか、そうした方に雪おろしのあっせんをしていただくと。また、どうしても避難場所的な、一時的に避難しなければならないというようなこともありますので、大雪の場合にも、ことしみたいな大雪が降りますと、そうした避難についても検討が必要ではないかというふうに思っております。


 それから、飲酒運転防止の徹底でございますが、これはおっしゃいますように、なるべくこの厳しい基準が、なるべくといいますか、絶対に適用することがないように、ふだんからの注意喚起が必要であろうと思いますので、重ねて継続的に職員に一応呼びかけて、違反のないように対処をしてまいりたいというふうに思っております。


 それから、通学路の歩道については、建設部の方から答弁させていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 福間建設部長。


○建設部長(福間 昇君) 歩道の除雪でございますが、除雪計画におきましては、車道を基本的にかくということにしておりますが、必要に応じて主要な通学路については除雪するということにしております。しかし、雲南市内では、大東総合センターと吉田の総合センターしか、今、歩道の除雪機がございません。島根県や国交省から借りまして除雪したいと思っておりますが、非常に除雪車そのものもなかなか速度が出ないということで、全体をなかなかかくということができませんが、各関係機関の協力を得まして、必要に応じて主要な通学路については除雪したいというふうに思っております。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 山王寺の的場ため池でございます。これはその後の現状ということでございましたが、先般、災害査定が通っております。特に、島根県の御指導、それから市長が直接、査定官にお願いに説明をしまして、先般査定が通っておりますので、御報告申し上げます。


○議長(吾郷 廣幸君) 堀江大東総合センター所長。


○大東総合センター所長(堀江 善彦君) 何点か御質問いただいてますけども、まず、ゆとりの里ですね、予想される耐久あるいは年数だということでございますけども、御指摘のように、ゆとりの里は平成2年のオープンでございまして、既に16年目を迎えておりまして、施設、機械等、全体的な老朽化に進んでおります。建物につきましては、鉄筋コンクリートづくりでございまして、相当の耐用年数はございますけども、これまでにも内部の浴槽、壁、床、そうしたものを部分修繕を行ってきております。また、機械の設備につきましてはいろいろな機種がございますけども、おおむね15年の耐用年数を超えるものが多くなってきております。これまでにも逐次部分的な修繕を行っておりますけども、全体的に更新の時期が来てるというふうには認識をいたしております。


 それから、循環機施設等の保証期間ということでございますけども、これにつきましても、耐用年数を超えておりまして、事前の更新あるいは大規模な改修を行うことが望ましいことは重々承知をいたしておりますが、しかしながら、多額な経費がかかるということで、現在のところ至っておりません。仮に修繕を行うとした場合には、やはり一括に行うべきというふうに思っております。


 それから、取りかえた場合の閉館期間ということでございますけども、空調あるいは浴槽、それからボイラー等ございますけども、一緒に同時施工した場合は、おおむね1カ月ぐらいはかかるだろうというふうに思っております。


 それから、このまま市の管理で維持できるかということでございますけども、現在、(株)ダイトーに指定管理をお願いしておりますけども、指定管理以前から従業員の皆さん方には本当に日々丁寧な維持管理をしていただいておりまして、感謝をいたしております。建物、機械等、いささか年数は召しておりますけども、まだまだ元気だというふうに思っております。部分修繕におきまして、当面の運営維持を図っていきたいなというふうに思っております。


 それから、ゆとりの里が公の施設を外れることは考えられないかということでございましたけども、今後、行財政改革を断行して、いわゆる雲南市の財政体力を強化する立場から考えますと、民間活力を導入いたしまして、当地域の活性化を模索する必要があるというふうに思っております。


 それから、オンリーワンの湯の駅構想との関係でございますけども、前段のところで申し上げましたけども、老朽化が進みますゆとりの里にかわる施設として、旧大東町から、オンリーワン事業の一つとして湯の駅構想を新市建設計画に引き継いでおります。こうした時期でございます。民間活力を生かしての実現を望むものでございます。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 土江教育長。


○教育長(土江 博昭君) 福間議員の再質問にお答えいたします。


 幼稚園での放課後預かり保育について、教育長としての考えはということでございますが、私はこの多様な保育ニーズ、そして子育て支援、さらには幼児教育の充実という観点から、幼稚園での預かり保育は必要だというふうに思っているところでございます。


 ただ、以前にも申し上げましたように、この幼稚園での預かり保育につきましては、保育所との関係もございます。今後、先ほど申し上げました幼児教育力総合推進事業の中で、研究会を立ち上げまして、鋭意検討してまいりたいと思います。


○議長(吾郷 廣幸君) 福間義昭君。


○議員(16番 福間 義昭君) 大変それぞれ答弁いただきましてありがとうございました。


 1点、災害とも関連しますが、携帯電話の早期の不感地帯解消に向かっての取り組みを進めていただきたいと思います。以上で終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 16番、福間義昭君の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) ここで暫時休憩をいたします。午後1時15分から本会議を再開いたします。


              午後0時04分休憩


    ───────────────────────────────


              午後1時15分再開


○議長(吾郷 廣幸君) 本会議を再開いたします。


 次、30番、内田郁夫君。


○議員(30番 内田 郁夫君) 30番、内田郁夫でございます。今回、38番くじを引きまして、名実ともに一番最後の一般質問者となりましたが、どうかよろしくお願いいたします。


 まず、財団法人三刀屋農業振興センターについて伺います。


 三刀屋農業振興センターは、新しい農業の振興と地域農業者の経済的、社会的地位の向上を目指し、財団設立以来、バイオテクノロジー、バイオ施設を導入し、ランを中心とした花卉の研究と普及に取り組んでおります。新品種ドリテノプシスミトヤ、つまり愛称がみとやの舞ですが、イギリスのRHS、つまりランの協会へ登録され、花言葉を愛、平和の祈りとして売り出されております。このほか、山菜の栽培、山野草の栽培、菊の栽培なども手がけていますが、山菜栽培は遊休農地や転作田の活用対策として、バイオテクノロジーを利用した山菜の特産品開発に取り組み、約30名の会員で山菜研究会も発足し、山菜の知識や栽培技術の向上を図り、会員にはコゴミやオオバギボシ、ギョウジャニンニクなどの苗を配布しております。山野草は180種類程度のものから発芽させ、鉢上げをして、ランまつりや道の駅で販売し、かなりのファンがおると聞いております。小菊は栽培農家20戸に対し、栽培現場にも出かけて指導に当たり、30万本以上を販売し、菊のコンクールでも2戸の農家が最優秀賞と優秀賞をとったとのことで、熱心な栽培がなされております。


 ランについてですが、これは年々ファンが多くなってきておりまして、NHKテレビでおなじみの富山昌克先生の講習会で、16年に4回開き、350名、17年が3回開いて320名が受講されており、年2回のランまつりでは、16年度夏、1,100名、17年度夏に2,500名、16年度の春といいますのは冬を越して次の春、16年の越えた春に4,000名、17年に5,000名の来客が明石を訪れており、広島、松江、鳥取方面からも多くのランファンが来ております。このほか、農作業受託処理事業とか園芸体験普及事業等々やっておりますが、注目したいもので、水田、畦畔の草刈り対策あるいは休耕地の景観保全にグランドカバープランツ、つまり草を刈らなくても、草刈りをしなくてもいいといいますか、芝のような根を張らせて、それで他の雑草が大きいものが芽を出さないような、そういうものの研究に今着手しておられます。


 そこで、市長に伺います。農産物価格は落ち込み、高齢者農業で意欲の落ち込み、したがって荒廃農地の増加と、農業を取り巻く環境は悪化する一方です。こんなときに、財団法人を解散させ、振興センターを雲南市営でやるのであれば、明石は雲南市のほぼ中央に位置しており、海抜もほぼ中ほどにありはしないかと思います。これからの農業を守るために、この施設に常時何人かの職員、技師を配置し、雲南市の中核研究研修地点とし、今やっていることを継承しながら、雲南市農業発展のための研究をしていく施設として維持するべきと考えますが、御所見を伺います。


 昨日、市長は13番議員の木の国文化館の質問に対し、うれしい答弁をなさっておりました。町村が尊厳を持って取り組んできたものは、合併後もきっちり引き継いでいかなければなりませんとのことでした。


 次に、財団法人が解散し、市がこのまま事業を継承していかなければならない場合は、直営でする事業と他の機関に継承する事業に分けるとのことですが、今までここで研究されてきたものの大方を捨てますか。みとやの舞など世界に1種類よりないランは、いつまでも咲かせ、普及もしたいものと思いますが、御所見を伺います。


 また、通告書には千鉢と書きましたが、千の鉢と書きましたが、これは間違いで、5,000からのランが春を待っているとのことですが、これはどうされますか。対応を伺います。


 また、吉田、木次、掛合、三刀屋など、各方面から野菜のつくり方相談などに来る人たちもあるといいますが、この人たちへの対応はいかがされますか、伺います。


 次に、ハンターが少ないのではと通告書を出させていただきましたが、7日のニュースで、最初の部分を聞いていなかったのでどこの県かはわかりませんが、ハンターが高齢者で、害獣駆除ができておらず、猟期を1カ月延ばしたい、今後、ハンターを養成する必要があると言っておりました。イノシシは山奥の空き家を利用して、旺盛に繁殖すると新聞で読んだことがあります。雲南市には何人のハンターがいられますか、伺います。


 高齢者で人数が少ないようであれば、銃所持の講習をしてでも、若い人に猟師をしてもらう必要があると思います。といいますのは、銃を使う猟師になるには、狩猟免許、銃刀法の所持免許が必要で、これは3年ごとに更新し、銃は毎年検査があるとのことですが、それよりもきついのが散弾銃で、10年間の経験を積まないと、ライフル銃の所持ができないということだそうです。言いかえれば、銃を手に入れても、10年間はイノシシをとれないということになるかと思います。幸い、雲南市は場所に恵まれております。三刀屋振興センターで講習をし、山王寺のクレー射撃場で訓練をしたらいかがでしょうか。御所見を伺います。ただし、これは法的にできるかどうかということはわかりませんので、その点、ちょっと調べてみないと。


 平成18年も終わろうとしていますが、ことしは災害、加害、被害と、やたら害の多い1年だったかと感じております。わけても、弱い者いじめと申しましょうか、児童虐待、老人虐待、小・中学校のいじめ、不登校、殺人、談合、弱い者いじめとは言えませんが、岐阜県、鳥取県、長崎県と続く裏金づくり、日本という国はどうなっとるのでしょうか。島根県の不登校は、全児童生徒に対する比率が1.62%、昨年が1.59%ということで、昨年を上回ってことしも全国一とのことですが、全体的には少なくなっておるといいます。文部科学省の9月13日発表では、いじめも前年度比12%減で、児童生徒の自殺も126人から105人に減ってきたということで、全体としては減少傾向にある中で、小学校における教師への暴力は38.1%と急増し、生徒間の暴力が4.1%減、器物破損が7%増だと言っております。


 ただし、この統計は、新聞にも書いておりましたけれども、余り当てにならないと言っております。といいますのは、少年の暴力行為が東京で出しておるのが900何件、埼玉県が出しておるのが4,000何件、それから大阪が3,000何件ということで、余りにもばらつきがありまして、いじめというのもどこからどこまでがいじめなのかということをやっぱり各地区でまちまちではないかなあということで、あんまり当てにはならんということではございますけども、何でこうなるまで手がつけられなかったかと残念な気がしてなりません。


 私は学校のことだけでなく、世の乱れといいますか、暴力による犯罪あるいは言葉による犯罪がもうしばらく今の状態が続くか、もう少し悪くなっていくのではないかと懸念しております。それは戦後の教育の間違いあるいは考え方の間違いが今出てきていると思うわけでして、私は昭和20年、終戦のとき、国民学校1年生でした。このころは食べ物がない中で、ここに住む者たちみんなが協力し、なかなか手に入らない塩あるいは岩塩など、貸したり借りたりしながら、まためったに見ることのない卵、生卵でも見つけると、おまえとこのおばば、寝とらいけん、食わせてあげらっしゃい、ええや、うちはいいけん、おまえとこ、こめ子供がおおに食わしてあげらっしゃいというふうに思いやりのある時代でした。国民すべてがそういう気持ちでいたのではなかろうかと思います。


 といいますのは、多くは広島で原爆に遭われた人だったようですが、多くの着たきりの人が、いわゆる職をなくし、物ごいを余儀なくされた人たちが、来る日も来る日も国道54号を東進して行かれました。わけても、足で歩くことができないといいますか、ひざをついてしか前進ができない人が、両手につえをつきながら、ひざにぼろを巻き、ここまで来るのは並大抵のことではなかったでしょう。ですが、あの時代、ここまで来られたということは、人々が少ない食べ物を分けてあげ、軒先や小屋などを貸してあげていたということでしょう。ですが、あれだけ多くの人が食べ物を求めて歩いていたのに、どこの家に行っても、かぎなど一つもかかっていたものではありません。みんなが日本人という誇りを持っていたからでしょう。


 だが、私ども小学3年になったころからでしょうか。遊びの中でもデモクラシーとか自由とかいうような言葉が出てくるようになったと思います。このころから、私どもは日本人の愛国心を恐れ、解体しようというアメリカの施策にはまり出していたのかもしれません。そして、民主主義とか自由主義とかいうのが履き違えられたかどうかはわかりませんが、自分中心に物を考え、言論の自由とは何を言っても構わない、そういう人が出てくるようになってきたのではないかと思います。


 高度成長ということで、食べ物の心配がなくなると、子供たちは手伝いをしなくてもよくなりました。親たちは、子供は大事に育てなくてはと、けんかをさせない、けがをするからとナイフは持たせない、学校の帰り、道草、遊んではいけない。子供は怒らず、教えて育てるなどが私らが子育てをする時代の失敗だったかなあと思っております。かわいい子には旅をさせを忘れてしまい、次の子育て時代に引き継いだかなと思います。そして、今の時代、金さえあれば何でもできるとは言いたくありませんが、生身の臓器まで売買するものが出てくるようになりました。子供たちの心がすさんでくるのも無理からぬことで、保育所で育てられた子供が3歳くらいになると、言うことを聞かず、手に負えない子も出てくるといいます。親の愛に飢えているからではないでしょうか。と私は思いますが、それは保育所の教え方が悪いという人も多いと思います。いじめにしても、校内暴力にしても、ここらあたりから考えていく必要があると思います。


 しかしながら、不登校も含め、今起きていることに対しては、早急に的確な対応が必要だと考えます。いじめに対しての早期発見、いじめる児童への教育というか指導、いじめられる児童への的確な対応、いじめ等が起きないための生徒指導等々、学校の対応は本当に大変だと思いますが、現在の教員数で対応できるのか、お伺いいたします。


 私も児童生徒のことにつきましては、いま少し考えるところがありましたけれども、この4日間で答弁に質問、大分聞かせていただきました。これについては終わります。


 次に、9月21日、日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう義務づけるのは憲法違反という判決が東京地裁で出ました。私もそのとおりだと思います。どこの国を見ても、自国の国旗に敬意を払わない国民はいないだろうし、どこの国の国旗、国歌に対しても敬意を払うのは国際的にも常識だと考えます。判決の中でも、式典での国旗掲揚、国歌斉唱は有意義なものだ。生徒に国旗、国歌に対する正しい認識を持たせ、国を愛する心を育てるとともに、国際社会で尊敬、信頼される日本人として成長させるため、国旗、国歌を尊重する態度を育てることが重要だとしております。結局、国民というか国を愛する人間として、国旗とか国歌に対し敬意を表するのは法律以前の問題だと思います。ただ、東京のこととはいえ、これから卒業式や入学式が来ます。みんなで国歌を歌おうというときに、座っている人がいたら、子供たちがかわいそうだと思います。


 そこで、教育長に伺います。教育長は、国旗、国歌に対する思いやりといいますか、国旗、国歌とはどのようなものかとお考えかを伺います。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 内田議員の質問でございますが、三刀屋農業振興センターにつきまして、解散という方針の考えでございます。役場につきましては、先ほど議員のおっしゃったとおりでございまして、この農業振興センターの施設は、設立目的を達成するため、国の補助事業を導入し設置をされました。そのため、今後においても農業者を対象とした研修や各種生産組合の会合など、地域農業者の情報研修の場として、施設の活用を図っていく考えでございます。


 バイオ技術を利用した洋ラン栽培を行ってまいられましたが、専門的な技術を要する栽培研究は、今後は島根農業技術センターと連携を図ってまいります。ランのオリジナル品種でございますみとやの舞につきましては、島根農業技術センターに遺伝子の保存をお願いするとともに、地元の生産者の方に栽培を行っていただきたいと考えております。


 また、約1,000本のフラスコで培養中でございまして、またランの苗についても、5,000本とおっしゃいましたが、これも意欲ある地元生産者にお引き受けを願いたいと考えております。現在、実証中で普及が見込まれる優良苗がございますが、これにつきましても引き続き実証を行い、普及を図っていく考えでございます。


 また、技術相談につきましては、野菜の作付指導、あるいは先ほどおっしゃいました山野草につきまして、農業普及員やあるいは専門の方々と連携を図り、対応をしていく考えでございます。詳細につきましては、これから三刀屋農業振興センターと協議をしてまいりたいというように考えております。


○議長(吾郷 廣幸君) 速水市長。


○市長(速水 雄一君) 農業振興センターの今後の役割につきましては、その施設が果たす役割につきましては、先ほど部長がお答えしたとおりでございます。また、私がこれまでの一般質問で、合併前の町村のまちづくり事業、これらはしっかり継承していかなければならないというふうに申し上げました。この農業振興センターが果たしてきた役割、まことに重要なものでございます。そうした考えのもと、この施設の利用につきましては、先ほど部長が答弁したとおりでございますので、しっかりその精神を受け継ぎ、今後の雲南市の農業振興、発展に役立てていきたい、かように思っているところでございます。


 さて、ハンターの養成についてでございますけれども、今、雲南市の猟友会の駆除班には172名登録いただいております。そのうち、猟銃免許を取得されている方は77名でございます。その中でも45歳以下で猟銃免許を持っていらっしゃる方は3名ということでございます。したがって、猟銃免許取得者の平均年齢が62歳ということでございます。今いろいろ活躍いただいてるハンターの方、大体50歳代から60歳代の方々に献身的な努力をいただいておりまして、今後もそうした皆様の円滑な活動が不可欠でございます。したがって、新たな免許取得者の養成を含めた取り組みにつきましては、関係機関の連携のもとで進めていきたいと、かように思っております。


 この鳥獣被害、これを根本的に解決していくためにはどうしたらいいか、さきに深田議員からも御質問ございましたが、対症療法としては、こうした猟友会の皆様の御協力をいただきながら、被害が最小限になるように取り組んでいかなければなりませんが、やはりイノシシを含めた鳥獣が里に出てくる原因としては、山にそうした、今まで山で過ごしていたほどの食料、えさになるものが少なくなってきたと、山が荒れているからだということも大きな要因だと思います。したがって、農業が発展していくためには、そうした鳥獣被害をこうむらなくてもいいように、鳥獣が山で過ごすことができるような、そういう林業いうものが求められる。昭和30年代以降、特に針葉樹が主に植えられてきた結果、木の実とか、えさになるその広葉樹、こういったものが少なくなってきているいうのも大きな要因でございます。したがって、今後、林業の施業施策を講じていく場合に、例えば山頂にはそうした木の実がなるような広葉樹、落葉樹を植える、そういった施策が必要であろうというふうに思います。したがって、これからの雲南市の林業のあり方を考える際に、そうした鳥獣被害対策いうようなものもしっかりと意識しながらやっていく必要がある。これが根本的な対策とはなかなか言いがたいわけでございますけれども、長期的な展望を持って、しっかり迅速に取り組んでいかなければならない、かように思っているところでございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 土江教育長。


○教育長(土江 博昭君) 内田議員の御質問にお答えいたします。


 議員の御意見にもございましたように、今、子供、大人をめぐるさまざまな問題、課題があるわけですが、これは教育問題、そしてまた大きくは社会問題というふうに私自身とらえているところでございます。さっきおっしゃいましたように、私どもが育った時代、確かに地域の中で家庭を育てるそうした力もございました。そういう意味では、今、家庭の教育力あるいは地域の教育力の低下ということが叫ばれておりますけれども、いま一度この子供たちの支援のための家庭教育、そして地域の教育力が大切かなというふうに考えているところでございます。


 そこで、いじめ、不登校に対する学校の体制はということでございますが、先ほども申し上げましたように、近年、家庭、地域の教育力が低下が叫ばれておりますけれども、それに相まって、学校に求められてる役割というのは非常に大きくなっているところでございます。本来、家庭で子供のしつけをしなきゃならない、そうした面につきましても、学校で指導しなければならない、そうした現実もあるところでございます。


 こうした中で、学校では学力の向上、生徒指導、また次から次と起こってまいります問題行動への対応などなど、本当に学校現場は多忙感が漂っているといっても過言ではなかろうかなというふうに認識してるところでございます。また一方、学校への教員の配置でございますけれども、これは学級数に応じた配置ということでございまして、少子化が進む中では、以前より教職員の配置は減少してきてるという実態がございます。したがいまして、不登校に限らず、いじめ、その他、問題行動につきましては、起こるたびに臨機応変に教職員が一丸となって協力して、その対応に奔走してるという状況がございます。拠点校としてスクールカウンセラー等も配置されておりますけれども、いずれにしてもこの十分な対応がなかなかできてないという面も現実にはあるところでございます。


 こうした中で、雲南市といたしましては、少しでも学校現場への支援ということで、この4月から各中学校に教育支援コーディネーターを配置したところでございます。学校を支援しながら、教育委員会との連携のもとで、行政の各部局、関係機関、団体とのネットワークづくりに努めているところでございます。


 次に、国旗、国歌に対する考え方ということでございますけれども、小学校及び中学校の学習指導要領におきましては、その意義を踏まえて国旗を掲揚し、国歌を斉唱するよう指導するものとするというふうに示されているところでございます。そこで、国歌、国旗に対する考えでございますけれども、国際化の進展の中では、先ほど議員もおっしゃいましたように、日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てるとともに、児童生徒が将来、日本人として国際社会において尊敬され、自信を持って日本人として成長していくためには、国旗、国歌の正しい認識を持たせ、それを尊重する態度を育てていくということは大切なことだと思っております。


 特に、学校で大きな、そして重要な行事の中で、入学式、卒業式があるわけでございますけれども、この行事は、大変学校においては意義ある、そしてまた節目のある大切な行事でございます。こうしたときに、学校、社会、そして国家への集団の所属感を深めていくという意味で、この国旗、国歌については、よい機会となるではないのかというふうにも思っておりまして、こうした入学式、卒業式の意義を踏まえて、国旗を掲揚し、国歌を斉唱するように指導するということについては、適当な対応であるというふうに考えているところでございます。以上です。


○議長(吾郷 廣幸君) 内田郁夫君。


○議員(30番 内田 郁夫君) 1点、オリジナル、みとやの舞の遺伝子を保存するということですけども、保存というのはどういう方法、例えば急冷冷凍保存するとか、そういうことでしょうか。


 それから、今のセンターの建物そのものは、どういう方向で使われていくかということがわかりません。それをちょっと聞かせてください。


 それから、あと、鉢とか、それからみとやの舞を地元の方で育てていかせるとのことですけれども、ハウスなんかがないとできんことないですか。そげに簡単にできるもんですだあか。そのことがちょっと心配ですし、その今のあれなんかでも、遺伝子なんかでも、どういう方法で保存されるのかわかりませんけども、一遍、保存してしまったらもう出てくることはないでしょうね。やっぱり今まで8年間かけて研究して、世界に1つよりもないものをつくって、それがただとりあえずと言っていいかもわかりません。保存だいうことで、金庫か何か知らんけども、冷蔵庫か知らんが、入れてしまって、いつ出てくるかわからん。自然消滅してしまうでしょう。もうちょっと今までこの建物とか、こういうものを一生懸命で育ててやってきた人たちの気持ちになって考えてもらうことはできないでしょうか。


 それから、今のハンターの件、養成をということで、やっぱり必要だと思います。


 それと、それからもう一つ、山の植林といいますか、あれは絶対大切なことと私も思っております。今、これちょっと話が出たから言いますけども、杉の木が大体30センチ、急傾斜地で30センチ以上になったところが、大体山崩れ、崩土が起きております。杉の木がひっくり返っております。今までも言ったことがありますけども、杉の木というのは非常に根張りが悪いから、雨なんか降って、この間の7月の豪雨のときでも、根波であれが砂防堰堤が3つに折れておりましたけども、それなんか行ってみましたけども、それも杉の木は何ぼかなあ、五、六十センチぐらいなったのかな。もとはそれです。それがひっくり返って、下まで押し出しております。


 こうして雲南市を見ましても、山の急傾斜地が物すごくあって、造林をしたばっかりで、手当てがしてない。今度、あれがひっくり返ると、もし川へでも飛び出すと、橋なんかにひっかかると大変なことをしてくるかなと思って心配しておりますけど、これはあれしとりませんで、余分な話です。


 それと、今の鉢なんか、ほんに地元でつくるいって、されますか、5,000も。まだ全然話ししてないことですか、もう話はしてありますか。そこんとこちょっと教えてください。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 私も専門的なところはよくわからないわけですけれども、通常、ランは、最低気温15度以上でないと枯死すると言われています。本種、最低は五、六度、最低でも2度までは耐えることができる、大変耐寒性を持った花であるというように言われております。これまでの低温に耐えるランは、通常の花が小型化しまして三、四センチ程度の花茎になるものが多いわけですが、この本種は、6センチから7センチ程度の中輪花を咲かせるということでございまして、耐寒性に耐えるものでございます。先ほど御質問がありました、具体的にこの遺伝子保存につきましては島根農業振興センターの方で話し合いをしておりますので、これは十分保存が可能と考えております。


 それから、センターの施設あるいは今後の利用方法ですが、基本的にはこれまでどおり直営という形で考えておりまして、先ほど御答弁をいたしましたように、研修あるいは各種生産組合の施設利用、活用を図ってまいりたいと考えております。


 それから、いろいろな鉢物がございますけれども、それは当然ハウスがないとできないと思います。ですから、そのハウスをこの鉢とともに地元の愛好家の方に管理をしていただくという話をしてるところでございます。それから、5,000本の鉢も同じようなことになろうと思いますけれども、その辺は地元のコチョウランのランの愛好家にお話をしてるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。


 それから、8年間やってきた職員の気持ち、それから三刀屋農業振興センターの役割でございますが、先ほど市長答弁にもございましたように、この精神はしっかり引き続いて継承していきたいというように考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願いしたいと思います。以上でございます。


○議員(30番 内田 郁夫君) あともう一つ、跡地利用はどういうぐあいに。


○議長(吾郷 廣幸君) 内田郁夫君、ちょっともう一回質問して。


○議員(30番 内田 郁夫君) あの建物から、内容物なんかだんだん持って逃げてしまって、それで後、どういうぐあいに利用されていかれるかということが決まっておれば、あの建物。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 建物につきましては、直営で、先ほど申し上げましたように、農業者の方の研修あるいは各種生産組合の会合等に使っていただきますし、それから具体的には野菜の、あるいは山野草の研究グループの研修の場にしていきたいというように考えております。


○議長(吾郷 廣幸君) 再質問、2回、いや、もう終わりです。再質問2回やったでしょう。答弁漏れがあった、わかりました。


 それじゃあ、質問どうぞ。


○議員(30番 内田 郁夫君) 今、管理を、あの人を、これ継承するというか、管理をしていくということですけども、引き続いて。あそこで常駐といいますか、毎日何人かが勤められますか、それとも月に1遍とか2遍とか来る程度のことですか。もし、毎日あそこで人が来てということになれば、今のランのみとやの舞の10鉢や20鉢ぐらいはあそこで管理することはできんですか。それだけ聞いて、終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 細木産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 施設を管理する職員の関係でございますが、現在は身分は別といたしまして、1人置くように考えております。


○議員(30番 内田 郁夫君) 終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 内田郁夫君の質問を終わります。


 これで一般質問を終わります。


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 ◎日程第2 議案各委員会付託





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第2、議案の委員会付託を議題といたします。


 お諮りいたします。議案第212号から議案第245号までの議案34件について、会議規則第37条の規定により、お手元に配付しました議案付託表のとおり、各委員会に付託したいと思います。これに御異議はありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第212号から議案第245号までの議案34件について、議案付託表のとおり、各委員会に付託することに決定をいたしました。


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 ◎日程第3 請願・陳情所管委員会付託





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第3、請願・陳情の常任委員会付託を議題といたします。


 お諮りいたします。請願1件、陳情2件が提出されております。この内容は別紙請願・陳情文書表のとおりであります。会議規則第133条及び第137条の規定により、お手元に配付した請願・陳情文書表のとおり各常任委員会に付託したいと思います。これに御異議はありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、請願1件、陳情2件については、請願・陳情文書表のとおり各常任委員会に付託することに決定をいたしました。


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○議長(吾郷 廣幸君) これで本日の日程は全部終わりました。


 本日はこれで散会といたします。御苦労さまでした。


              午後2時01分散会


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