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島根県 雲南市

平成17年6月定例会(第5日 6月16日)




平成17年6月定例会(第5日 6月16日)





 



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    平成17年 6月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第5日)


                           平成17年6月16日(木曜日)


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               議事日程(第5号)


                       平成17年6月16日 午前9時30分開議


日程第1 一般質問


日程第2 議案各委員会付託


日程第3 請願・陳情所管委員会付託


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               本日の会議に付した事件


日程第1 一般質問


日程第2 議案各委員会付託


日程第3 請願・陳情所管委員会付託


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                出席議員(38名)


      1番 藤 原 政 文       2番 足 立 昭 二


      3番 景 山 隆 義       4番 加 藤 欽 也


      5番 細 田   實       6番 藤 原 信 宏


      7番 山 崎 正 幸       8番 堀 江   眞


      9番 村 尾 晴 子       10番 周 藤   強


      11番 堀 江 治 之       12番 光 谷 由紀子


      13番 岡 田 盛 行       14番 小 林 眞 二


      15番 石 川 幸 男       16番 福 間 義 昭


      17番 吉 井   傳       18番 深 田 徳 夫


      19番 景 山 源 栄       20番 板 持 達 夫


      21番 岩 田 隆 福       22番 松 浦 保 潔


      23番 田 中   隆       24番 青 木 幸 正


      25番 金 山 寿 忠       26番 阿 川 光 美


      27番 安 原 重 隆       28番 高 尾   肇


      29番 深 津 吏 志       30番 内 田 郁 夫


      31番 日 野   守       32番 渡 部 彰 夫


      33番 加 藤 一 成       34番 星 野   智


      35番 佐 藤 嘉 夫       36番 伊 原 重 雄


      37番 深 石 広 正       38番 吾 郷 廣 幸


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               欠席議員(なし)


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               欠  員(なし)


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              事務局出席職員職氏名


   議会事務局長 ──── 景 山 英 好  書記 ──────── 森 脇 徳 江


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             説明のため出席した者の職氏名


   市長 ──────── 速 水 雄 一  助役 ──────── 内 田 孝 志


   助役 ──────── 影 山 喜 文  教育委員長 ───── 永 瀬 豐 美


   教育長 ─────── 土 江 博 昭  政策企画部長 ──── 家 島 保 夫


   総務部長 ────── 藤 井   勤  市民部長 ────── 大 谷   忠


   健康福祉部長 ──── 周 藤 寛 洲  産業振興部長 ──── 細 木   勝


   建設部長 ────── 福 間   昇  水道局長 ────── 三 原 英 男


   教育部長 ────── 高 橋 文 男  大東総合センター所長  堀 江 善 彦


   加茂総合センター所長  日 野   勲  木次総合センター所長  高 橋 幾 雄


   三刀屋総合センター所長 名 原 久 雄  吉田総合センター所長  堀 江 正 治


   掛合総合センター所長  土 山 幸 延  政策企画部次長 ─── 渡 部 彰 夫


   総務部次長 ───── 本 間 良 一  市民部次長 ───── 周 藤 喜 好


   健康福祉部次長 ─── 藤 井 信 弘  産業振興部次長 ─── 末 次 忠 三


   建設部次長 ───── 鳥 屋 耕 次  水道局次長 ───── 片 寄 邦 良


   教育部次長 ───── 杉 原 佳 林  財政課長 ────── 長谷川 和 男


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               午前9時30分開議


○議長(吾郷 廣幸君) ただいまの出席議員は38名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


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 ◎日程第1 一般質問





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第1、一般質問を行います。


 質問の通告があっておりますので、順次発言を許します。


 6番、藤原信宏君。


○議員(6番 藤原 信宏君) おはようございます。自席番号6番、藤原信宏でございます。通告に従いまして、今回は道路問題と観光振興の取り組みについての2項目に絞って一般質問を行わせていただきます。


 まず1点目の道路問題につきましては、一般54号改築(三刀屋拡幅)第2期工事の事業推進の精力的な取り組みに対する市長のお考えをお伺いいたします。


 一般国道54号は、広島市を起点とし、一部9号と重複して県都松江市に至る総延長171.8キロメートルのまさに陰陽を結ぶ大動脈であります。四季折々の美しい自然と調和した島根県内の本路線は、八雲立つ天地創造の源郷として出雲神話街道の愛称で親しまれ、壮大なスケールのロマンあふれる歴史とともに古代から現代まで人々の暮らしを支え、そして地域の未来を創造する新たな国づくりの道として今なお発展を続けております。


 このうち沿線に多数の大規模小売店舗が立地しているにもかかわらず、国道314号や主要地方道出雲三刀屋線を初め多くの県道、市道が交差する三刀屋町三刀屋地内は、通過交通と域内交通がふくそうして、その日交通量は平成11年度の道路交通センサスでは1万5,973台、混雑度は1.56となり、慢性的な交通渋滞が発生して、平成14年12月の調査においては、下熊谷交差点で上り下り両方向に最長400メートル、里方交差点では最長600メートルの渋滞長が確認をされております。昭和38年に1次改良が完了した本地区でありますが、近年の沿線市街化や周辺開発に合わせ、平成15年3月の中国横断自動車道尾道松江線、三刀屋木次インターの開通により、さらなる交通量の増加が見込まれることから、交通渋滞の緩和と中国横断自動車道からの円滑な交通流の確保並びに交通安全を目的として4車線拡幅事業が計画されたところでございます。


 本事業は、三刀屋町三刀屋を起点として、木次町里方を終点とする延長4.1キロメートルの全体計画で、平成5年に事業認可を受け、あわせて都市計画決定されました。さまざまな議論を経て本格的に平成12年度より始まった第1期工事は、平成14年度末の高速道路三刀屋木次インターの開通を目途に、インター線交点から314号交差点までの約300メートルを完全4車線とし、現道とのすりつけ区間前後200メートルを合わせた計700メートルを事業実施したものであります。しかしながら、生活道路でもある本路線の改築事業の地元説明、用地交渉は難航をきわめました。当初より工事区間に商業施設が多く、営業の継続や代替地の確保に困難を強いられておりましたが、さらに国土交通省の方針変更により中央分離帯の設置が避けられなくなって、300メートル区間の右折が不可能となり、地域が南北に分断されて、地域住民の日常生活や商業活動など多大な影響が出ることになったからであります。


 折しも周辺地区では集客可能な地の利を生かして平成4年から官民一体となっての商業集積事業を実施中であり、4車線化による商業ゾーンの分断は、まさに事業にとって致命的でございました。その唯一の解決策として、国土交通省並びに公安当局は区間が短いとして難色を示しましたけれども、300メートル区間の中間地点に交差点を設置し、それに続く背面補完道路の新設によってすべての沿線民家や商店に国道からの車両の双方向の出入りを可能にする案、これを町当局は強硬に主張し、円滑に流れる交通シミュレーションの結果などを粘り強く説明をして、何とか関係機関や関係住民に理解と協力を得ることができました。これにより懸案の商業集積事業も、平面交差による2核ワンモール化を実現し、発展に大きな道筋をつけることができまして、ふるさとづくり事業等を導入した関連公共施設基盤整備事業も順調に進捗しており、魅力ある商業地域として核店舗いないを初め、町内外からの出店も進んでいるところでございます。


 長い変遷を経て第1期工事は、一般住居や店舗など計18戸の家屋移転を含めた多くの関係者の御理解を得まして、総工費46億円を投じ、昨年12月に供用開始に至りましたが、今、里熊大橋を渡り、あるいは三刀屋連担地から下ってきて4車を目の当たりにするとき、スムーズな交通の流れと壮観な都市的景観にさまざまな思いがよぎります。困難をきわめた4車線改良が実現した喜び、御協力いただいた地元の皆様や地権者、商工業者の方々への感謝の思い、そして新市の交流、物流の中核拠点として沿線がますます発展を遂げますように、この54号改築第1期事業の完成によって右折レーンを備えた4車線となり、間違いなく下熊谷交差点の渋滞が著しく緩和し、通過時間が短縮されると同時に、自転車・歩行者道の整備によって歩行者等の安全も確保されました。しかしながら、この4車線化事業は、主要ポイントの一つである里方交差点の渋滞を解消してこそ当初の目的が果たされます。1台の右折車が後続の停滞を招く右折レーンのない片側1車線の現況里熊大橋、歩道はマウンドアップ方式で、縁石、地覆を含めても90センチ、実質60センチの実に歩きにくい幅員であり、夜間の自転車や歩行者の往来には、まさに決死の覚悟が必要でございます。


 現在、国土交通省におかれましては、本路線の三刀屋から赤来に至る区間の5カ所の歩道の未改良トンネルについて順次改良を計画されており、しかも通行量の多い三刀屋トンネルを真っ先に19年度完成を目途に施行していただくということで、この財政難の中での御尽力に対しましては心から感謝をいたしておるところでございます。されどそれはそれでございます。この4車拡幅につきましては、1期工事の地元説明において引き続き松江方面に向けての第2期工事を進めていくとの国土交通省からの説明がなされており、行政サイドも含めまして地元住民、商店主など、すべてその方向での理解をいたしております。


 それ以来、何ら今後の工程や方針が示されない中で、支障移転となる沿線住民は移転先や移転費用を懸念し、一部市道の国道取りつけ部は着工を見込んで未改良のまま放置されていて危険きわまりなく、新田川の国道沿い並びに横断部の改修や進展する下熊谷地区の街路計画、さらには本区間の下水管布設も国道の整備の動向待ちでございます。国道54号三刀屋拡幅は、里方交差点の渋滞解消と安全確保が主要目的の一つであり、里熊大橋の改良を含めた木次町里方までの完成によって、さらにその真価を発揮し、大きな事業効果が得られます。


 平成5年に策定されました島根県長期計画で位置づけられている地域の核としての機能を形成し、新生雲南市の中核交流拠点としての都市基盤整備発展の礎を築くためにも、当初の計画どおり継続して第2期工事に着手することこそ、本市に課せられた喫緊の課題であると考えます。市長の強力な事業推進に向けての取り組みに期待するものでありますが、現在の状況とお考え、決意のほどをお伺いいたします。


 次に、2点目は観光振興についてであります。


 長い間、低迷の続く今景気も回復傾向にあると言われますが、山陰に住む私たちにはなかなか実感できないものであります。来年の大学新卒者の地元企業の求人も乏しく、私もその情報に心を砕く父親の一人でありますが、圧倒的に多くの皆さんが大変な不況感と将来不安を抱える中にあると私は感じております。反面、こんなときだからこそ、どこかに遊びに行きたい、どこかを観光してストレスを発散したい、そう考える皆さんも大変多いのではないかと同時に思うところでございます。なるべくお金をかけずに、自然や歴史、文化に触れ親しみ、人と交わる無理のない旅、心の洗濯といいますか、いやしてくれる時間と場所を求めていると思います。


 とかく松江や出雲の大観光地の陰に隠れがちですが、この雲南地域は名勝、名物、温泉などの一過性のもののみならず、歴史、風土や文化の真の観光資源にすぐれ、そうしたニーズにこたえるに十分な悠久の歴史ロマンあふれる観光の宝庫でございます。穏やかな低山に抱かれて、古来たたら産業の中心地として物質的に恵まれていただけでなく、自然と隣り合わせの生活を送ってきた美しい山里の心の豊かさが伝わってまいります。神話の里、神々が繰り広げる壮大な物語には、美しく厳しい自然と豊かな風土、そして古代の人々の暮らしや願いが描き出されており、古跡をたどり、今でも神話の世界をほうふつとさせる神々の国を旅すれば、日常の煩わしさから解放され、きっと心いやされることでありましょう。


 まずは古代にタイムスリップし、やまたのおろち退治にまつわる和歌発祥の地、須賀神社や神楽の宿を見学して、出雲風土記に名立たる由緒ある海潮温泉で1泊、次の日は日本最多の銅鐸39個が出土した加茂岩倉遺跡へ、そして全国で2枚目となる三角縁神獣鏡が発見された神原神社古墳、大国主命が埋葬されているとの説もある三刀屋町の大型古式古墳、松本古墳群、そしてみことを祭る三屋神社を経て、たたら製鉄の吉田町へ、国の重要民俗文化財指定の国内に唯一現存する和鋼製錬所・菅谷高殿、そのそばに建つ山内生活伝承館と当時の村下を中心とした山内の面影を今に残す周辺地域、鉄の歴史博物館や未来科学館でかつての雰囲気を肌で感じ取りましょう。また、栄えた当時をしのばせる田部家土蔵群、あわせて伝統のツル、カメや宝船が見事な稲わら工房も必見でございます。


 体育系や家族連れなら、大自然がいっぱいのアウトドアスポットで楽しみましょう。広大なふれあいの里奥出雲公園、木次健康の森、バラ園も誕生した明石緑が丘公園、神話の森・峯寺森林公園、吉田グリーンシャワーの森などなど、遊んだ後の一汗流す日帰り温泉にも事欠きません。おろち湯ったり館、波多温泉「満壽の湯」、みとや深谷温泉「ふかたに荘」、まだまだございます。掛合町には、染織工房「夢楽佐綺」に開館間もない酒蔵資料館、景勝ならともに日本の滝100選に選ばれている八重滝の渓谷美と龍頭が滝の水の躍動、雄大な回遊式庭園なら木次の石照庭園、三刀屋には松平不昧公作庭の庭園で有名な古刹峯寺、宿泊施設「遊山荘」からの眺望は見ごたえがございます。さらに三刀屋には、平和の使徒、永井博士の偉業と人間性をたたえる永井隆記念館、国の重文に指定され、南北朝時代に朝鮮から伝わった貴重な銅鐘を保存する加茂の光明寺、季節には日本桜100選の斐伊川堤防桜並木、三刀屋川には世にも珍しい緑の桜「御衣黄」、また山合いを走るトロッコ列車に乗って「砂の器」の舞台、奥出雲町に足を伸ばしてみるのもいいでしょう。切りがございません。


 最後に、女性に一番関心の高い食文化の紹介をしておきましょう。まずは、低農薬、有機農法をコンセプトに食事や体験が楽しめる複合施設、食の杜内のワイナリー、山海の幸をふんだんに使った会席料理が自慢の奥出雲湯村温泉郷「清嵐荘」、道の駅「掛合の里」、お土産には風味豊かな松笠味噌や島根和牛カレー、道の駅さくらの里きすきの産地直送野菜にレストランのわりごそば780円の食べ放題、大東かみくの桃源郷の山菜お食事どころ清流の館、芦谷峡・やまめの里、これ以上は個店の宣伝になりますので申し上げられませんが、雲南伝統の焼きサバのうまい店、肥沃な奥出雲の大地が生んだ高品質の乳製品、日本棚田100選に選ばれた山王寺の米のみを使用するこだわりの山の幸を提供する店、最高級香辛料を使った本格化中国料理専門店、田舎料理を掘りごたつで味わえる店、創業50年以上の歴史を誇り、和菓子の伝統を営々と伝える店などなど、まさに枚挙にいとまがありません。総面積553平方キロメートルの雲南市は実に広大で、市民の多くがまだ新市のよさを理解しておりません。外からの入り込みを図るのも無論大切でありますが、まずは雲南市民みずからがもっと我がまちをよく知って、訪れ、触れて、そのよさを口から口へ伝え、親しめていくことこそ観光振興への大きな一歩ではないかと考えます。


 大変前置きが長くなりました。ほかの議員の皆さんの質問にもありましたが、要は名勝、温泉はもとより、この豊富な歴史文化や食材、観光の宝の山が果たして十分に生かし切れているのでありましょうか。今、市当局におかれても、商工観光課を中心として広域連合との連携のもとに観光協会の設立や施設の機能、観光資源の充実、観光ルートの設定や情報発信など、宣伝に誘客活動に懸命の観光振興の道を模索中であると思います。また、グリーンツーリズムやエコツーリズムと呼ばれる豊かな自然、個性あふれる伝統文化や人情味あふれる日常生活に触れて、ゆとりと安らぎを求めて農村にゆっくりと滞在してもらう体験交流型の観光も主流にお考えとも伺いました。


 広島を中心に雲南地域を訪れる観光客も増加し、入り込み客数もこの5年間で約40万人増加し、年間160万人を超えるということで、その成果と御努力に心から敬意を表するものでございます。歴史、文化、自然などの資源を総合的に利用する、活用する観光産業の振興は、その効果があらゆる産業に波及して所得と雇用を拡大し、地域経済の活性化を促す、まさに21世紀の成長産業であります。今後も行政が連携して情報発信に努めるのは無論でありますが、各産業や関係団体との連携を図りながら、いかに民間活力を喚起し、観光客を満足させる受け入れ体制を整えるのか、斬新なアイデアが求められるところでございます。


 そこで、2点の提案をいたします。


 1点は、もちはもち屋、商売は道によって賢しと申します。ここはひとつ宝の山を生かす道を専門家にお手伝い願ってみてはいかがでしょうか。旅行会社勤務経験者などの観光業界に精通した専門家の中から、観光コーディネーター(調整者)あるいはプロデューサー(制作者)と呼ばれる人を登用して施設の活用策や旅行企画、県内外へのPR展開、各種観光団体との連携策などを専門的立場で企画立案していただき、全市的な観光振興体制の構築を図るべきと考えます。財政難の折、軌道に乗る一定の期間あるいは事務委託でも結構だろうと思います。地域再生のかぎは、地域に人材を誘致することであるとも言われます。観光協会など民間と連携した観光プロジェクトチームを結成し、その推進部隊のトップとして観光客のニーズにプロの目でこたえ、雲南ならではの魅力ある観光地の創出と誘客に大いに貢献していただけると期待するものであります。


 あわせてもう1点は、島根県で行っておりますふるさと案内人といいますか、観光ボランティアガイドの養成、組織化であります。やはり満足できる観光は、一期一会のもてなしの心に触れることであり、一方で急がれるのは人づくり、心づくりだと思います。現代の日本人の観光キーワードは、いやし、次にゆっくりで、特に都会の人々が失い、求めているものであります。非日常性と郷愁を求めてこの地にやってくる観光客にとって、落ちついた家並みや人情が魅力です。そうしたふるさとを誇りに思い、また来てみたいと感じさせる、来る人に愛を、去る人に幸せを提供できる情熱と人間味あふれる自然や歴史に詳しい人、一芸に秀でた人たちに観光ガイドをお願いし、観光振興に一役買って出てもらってはいかがでしょうか。


 文化、歴史、地域に伝わる民俗行事や伝統工芸などを観光客に紹介し、雲南の魅力を伝える人材を登録して派遣する制度でございます。既に合併前の複数の旧町でそういった取り組みがあると伺っていますが、果たして有効に機能しているのでしょうか。依然として主流である団体旅行、小ぢんまりとした親子、友人などの自由気ままな個人旅行、グルメや温泉目当てのこだわり型、その時々の要請に対応できるように雲南市全体で世代を越えた人材を登録、養成し、組織体制づくりをしていただきたいと思います。多様化する観光ニーズに観光ガイドの皆さんが必ずやこたえてくださるものと思いますし、市民との協働により観光産業を発展させていきたいと願うものであります。


 先般、吉備路に古墳を中心とした視察に行ってまいりましたが、ボランティアガイドの方の説明は自信に満ち、微に入り細に入り、実に興味津々で、何よりも親しみが持て、本当に楽しい満ち足りた一日を過ごさせていただきました。例えば住民参加で観光客の大幅増を実現した北海道ニセコ町や、独自方式による農村民泊の試みが成果を上げ、国、県の規制緩和へと日本のグリーンツーリズムの新たな1ページを切り開いた大分県安心院町など、例に出すまでもなく近隣でもさまざまな挑戦が行われております。


 昨年12月、島根・鳥取両県の20の神社仏閣が神仏の垣根や宗派を越えて手を結び、出雲の国に古くから残る御縁をたっとぶ心、和の心の大切さを世界に発信していこうという趣旨のもとに出雲の国「社寺縁座の会」を結成され、4月23日に出雲大社において厳かに世界平和祈願祭並びに出雲の国神仏霊場開きが挙行され、私も参列させていただきました。不安定で不安な時代、まことに時宜を得た壮大な取り組みであり、宍道湖、中海を抱き、八の字を描いて回る日本の新しい心の旅の巡拝ルートは、今後必ずやこの地に多大な文化的、経済的波及効果をもたらしてくれるものと確信しております。ちなみに雲南市では、須賀神社と峯寺が参画しておられます。


 また、中海・宍道湖・大山圏域が大同団結して県境を越えた観光推進組織を旗上げし、玉造温泉と松江宍道湖温泉がタッグを組みました。市内では、吉田町、ツーリズムの宿「若槻屋」や山里カフヱはしまんを運営する地元有志で立ち上げた株式会社鉄の歴史村のまちおこしの必死の取り組み、たくみのわざを東京で披露する三刀屋町工芸5人展、また随所で行われる松本古墳など地域住民による文化財の整備、清掃奉仕作業等々、地域、民間においても協力、連携して観光振興や地域の活性化に懸命の努力がなされております。観光作業は、住んでよし、訪れてよしの現代の国づくりであり、市民の生きがいとやる気を喚起して新たな就業を生み出すことも可能であると考えます。


 以上、十分に御承知のわかり切った未熟な2つの提言を行いましたが、住民参加により幅広い観光資源、地域の魅力を官民一体となって高め、長引く不況の中で商工会や観光協会とタイアップし、地域自然を最大限に生かした産業としての観光振興をいかに図っていくのか、当局の懸命の挑戦に期待し、改めてぜひとも御検討いただきたいと思いますが、御見解を伺います。今回は、大きく2項目について質問をいたしました。どうかわかりやすい積極的な御答弁のほどよろしくお願いをいたしまして、1回目の質問を終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、速水市長。


○市長(速水 雄一君) 藤原信宏議員から一般質問をいただきました。最初の一般国道54号線関連につきましては私の方から、観光振興の取り組みにつきましては、私並びに担当部長から答弁をさせていただきます。


 最初に、一般国道54号線改良の精力的な取り組みについてということでございますけれども、一般国道54号線下熊谷交差点から南側につきましては、平成11年度に事業着手して以来、住民の皆様の、先ほど藤原議員、御指摘ございましたように、一方ならぬ御協力によりまして一部歩道のすりつけ工事等を残して、おおむね完成しているところでございます。これからの4車線事業を含め、国、県、市町村事業を実施するため道路特定財源の確立が絶対的に必要であるというふうに思っております。新聞等で報道されておりますけれども、首相が経済財政諮問会議で、これら揮発油税や自動車重量税など使い道を限定しない一般財源化の検討を指示されております。このことにつきましては、未整備路線の多い雲南市や地方にとりまして重大な問題であり、議会におかれましても御協力をお願いするところでございますし、道路特定財源の一般財源化には重ねて強く反対しておきたいというふうに思います。


 さて、今後の三刀屋拡幅への取り組みについての御質問でございますけれども、御指摘のとおり、国道314号線交差点より松江方面につきましては、三刀屋地内市道下熊谷1号線及び2号線との未改良交差点、あるいは新田川の国道横断部の改良、沿道の下水道未整備等国道54号に関連しまして、ますますこれから事業が展開されようとしております。また、里熊大橋につきましては、現在の橋の下流側に歩道専用の側道橋の計画がありまして、今後具体的な調査設計が行われると聞いております。国道の拡幅事業は国土交通省が事業実施するものでございますが、市といたしましても沿線の皆様の意向を伺いながら、事業計画づくりの段階から参画し、国に対して事業の推進の取り組みを強力に進める考えでございますので、今後とも御理解、御協力のほどをよろしくお願いを申し上げます。


 それから、観光振興の取り組みについて貴重な御意見をいただきました。まさに立て板の水の観光案内でございまして、雲南市観光ボランティアガイドコンテストがこの秋に開催されるというような話は全く聞いておりませんけれども、もし出場されれば、断トツ1位の藤原議員の御意見でございました。一層磨きをかけられますように願うものでございます。


 御指摘のように、この雲南地域にはさまざまな地域資源がございます。これまで各議員からも雲南の隠れた資源、そしてまた文化的な資源をぜひとも観光に生かすようにということでございます。まさにおっしゃるとおりであろうと思います。先ほど御意見の中にありました古代出雲文化発祥にかかわるお話は、まさにこの雲南の地域ならではこその資源でございます。これらを生かさない手はございません。島根県の観光動態調査によりましても、島根県のこの雲南地域への流入人口のうち、どの地域が、どの県が一番多いかという結果につきましては、広島県から見えられる観光客が一番多いという結果も出ております。これはこの地域が100万都市の広島市に一番近いということもございますが、これまで雲南広域連合で取り組んでまいりました年に1回のこの雲南10カ町村の特産品を紹介するフェア、あるいは島根県が毎年1月から2月にかけて取り組んでおります島根ふるさとフェア、こういった取り組みが成果を生んでいるものと思っておりますけれども、こういった状況をより一層高めるためにも、この雲南市の文化資源、地域資源を生かした観光振興はぜひとも必要でありましょうし、御意見にございましたような観光ボランティア、観光コーディネーターにつきましても必要不可欠のことであろうというふうに思っているところでございまして、具体的には担当より答弁をさせていただきますけれども、今後とも貴重な御意見、取り組みをお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 私の方から観光振興の取り組みにつきまして、御質問のとおり、この雲南地域には歴史ロマンや豊かな自然を感じさせる観光地や安全・安心にこだわった食材、郷土色豊かな料理等が豊富に存在していると認識しています。また、現在の観光客の動向は団体から個人へと推移し、内容も個々の嗜好に合った体験的なものを求めるなど多様化をしており、雲南市が持つ素材は、小規模ながらこれまで以上に評価をされている状況にあると考えています。こうした時代の移り変わりに対応し、誘客の向上を図るため、雲南市では合併協議会において県の観光トップブランド事業への応募も行いましたが、結果として、残念ながら県下3カ所の重点地区には選定されませんでした。しかし、県においても雲南市は観光資源の宝庫との認識は高く、県観光振興課としても今後誘客を図っていくべき地域との認識を持たれており、現在連携を密にとり、今後の雲南地域の観光振興について検討を行っているところであります。


 また、観光のプロである旅行代理店とも協議の場を持っておりまして、誘客に当たっての不足している部分等に対し、具体的案も受けているところでございます。観光振興については、時代の流れや観光客の動向に造詣の深い専門家の皆さんからのアドバイス等が不可欠であり、今後もこうした皆さんにお力添えをいただくとともに、市独自のアドバイザーの設置につきましても検討していきたいと考えております。


 2点目の島根県が呼びかけられているふるさと案内人制度は、郷土の自然、歴史、文化を愛する島根県民全員がお客様を率先して案内することを目指して創設されたものであります。本年5月1日から6月30日までの期間で募集され、審査の後、平成18年1月にふるさと案内人登録制度が交付されることとなっています。平成18年度から第1期生1,000人が活動を開始する予定になっており、雲南市からも応募されています。この事業は、来年度以降も引き続き実施されるものであり、雲南市としましても自分の特技を発揮できる、例えばササ巻きづくりの体験ガイド、そば打ち名人、町並み案内人など、また郷土史の研究や郷土料理の研究家、陶芸家など専門分野を生かした活動を展開していただけるよう協力したいと考えています。市内にも観光ボランティアをそれぞれの分野で行っていらっしゃる方があり、今後こうした団体のネットワーク化についても検討してまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 6番。


○議員(6番 藤原 信宏君) 再質問をいたします。


 観光振興につきまして積極的な御意見ありがとうございました。魅力ある観光づくりあるいは住んでみたい地域づくりというのが地域再生のかぎを握っております。特に文化と産業は、まちづくりの両輪でございます。まずは自分のまちを見直し、歴史、文化、人材と産業を再認識する。その上で地域の資産と特徴をより生かすために、あるいは地域内だけではできない物流や集客をより広げるために、文化と物流の歴史的ネットワークを再構築して活用しなければならないと思います。それには、体験型交流やボランティアガイドのような住民のやる気に支えられ、住民を交えたネットワークづくりが不可欠であって、それこそ観光による地域の自立を支えていく原点であると思います。観光を通じて改めてみずからの地域を見詰め直し、今求められております産業としての観光の持続性や地域の自立に持ちこたえる体力づくりに、あの手、この手の仕掛けなり、あるいは振興策を懸命に模索、挑戦いただきますようお願いするものでございます。


 次に、国道関連についてであります。先ほどの道路特定財源の確保や事業推進の強力な取り組みについて、何とぞよろしくお願いをいたします。


 先般、国が新直轄方式で整備することになりました中国横断自動車道尾道松江線の三刀屋木次インターチェンジ南側に整備される上熊谷トンネルと雲見トンネルが年内にも一部着工されて、用地買収も県境まで来年度末までの完了とのうれしいニュースも伺いました。この自動車道と並びまして雲南地域を横断する国道54号は、地域連携交通ネットワークの根幹であって、その4車拡幅も今後の雲南市の発展を左右する21世紀初頭の極めて重要な大事業ととらえておりますし、市長も所信表明で同様に述べておられます。


 先ほど申し上げましたとおり、差し迫る問題は4車拡幅事業そのものの遅延のみならず、そのことが周りに多大な影響を及ぼしているということでございます。国道拡幅を見込んでこの間の下水道管はいまだ布設をされておりませんし、拡幅予定部分であります市道下熊谷1号線の国道取りつけ部は未改良のまま放置され、実際に事故も発生して、まことに危険でございます。また、その後、整備の計画予定が沿線住民にはっきり知らされていないために、特に支障移転となっております民家や商店からは、構内移築や移転先の対応をどうすればいいものか困っているという声をしきりに聞きます。国道を横断する排水路事業整備や分離帯による南北の分断を防ぐための交差点設置を含む沿線地区の街路整備も定まりません。動向によっては対応の仕方が異なり、仮に4車整備が遅延する、あるいは中止されるということになれば、そのことを早期にはっきりと沿線関係者に周知しなければなりませんし、このような多くの事業を市独自で早急に進めていかなければならないという大変な事態も発生してまいります。財政難の中で効率的に多くの事業を進めるためにも、ぜひとも早期に4車拡幅第2期工事に着手していただくための懸命の努力を重ねて強く要望するものでございます。沿線の方々は本当に困っておられます。話し合われた結果、要望された結果の国土交通省の回答、今後の方針を関係住民、商店主の方々などに早々に説明会を開催し、御報告いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。その1点だけを再度確認いたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間建設部長。


○建設部長(福間 昇君) 藤原議員の4車線のこれからの事業展開について御質問でございます。


 先ほどもございますように、三刀屋地区内一部完成をいたしましたが、これから松江に向かってどうしていくかということが課題でございます。国交省の方も、御多分に漏れず厳しい財政事情でございまして、先ほども議員の質問にもございますように、トンネルを今さばりかけております。そういった意味で、すぐ松江の方面へ向かって着工をするということがなかなかできないということでございますけど、市長の答弁にもございましたように、歩道の整備をやるということをまず第一に掲げております。市といたしましても、沿線の皆さんの意向をいち早く酌みたいということで今、国県事業課の方で一部話し合っておる段階でございます。これから先どういった展開になるかわかりませんが、早く里熊の交通渋滞も緩和をして進めていきたいというふうに思っております。


○議長(吾郷 廣幸君) 6番。


○議員(6番 藤原 信宏君) いろいろな事情で、なかなか思うたように第2期工事が進捗しないということもあろうと思います。それならそれで、現段階ではこういうふうに考えているというような計画を地元の方に知らせてあげないと、今、自分とこやなんか来年ぐらいには移転をいって言われとったですけど、後何だや話もありませんが、どうすらいいですかいねというような御相談も受けておりますので、とにかく現段階での国土交通省の考え方を全員寄せて説明会されるか、あるいは沿線の住民の方、そういった方に早い段階に説明をいただきたいなと思うところでございますので、まずその辺についてよろしくお願いをいたします。


 今回は制限時間が30分ということで、つたなくも思いのたけを十分に述べさせていただき、ありがとうございました。最後に、国道関係で2件、観光関連で2件の点検なり要望を申し上げて質問を終わりたいと思います。


 まず、国道54号についてでございますけれども、1つは案内看板の点検、整備についてであります。気をつけて見ていますが、それだけ事象のある看板は多くありませんけれども、一つだけ吉田町への案内看板がいまだに吉田村のままになっているのが気になっております。特に吉田村が宣言された、工夫された大きな「鉄の歴史村、吉田村」との表示看板は、314号も含めて早急に吉田町に変更整備していただきたいもんだなと思うところでございます。合併してはや半年以上が経過しました。新市の一体性を図るためにも、改めて一度全域の案内看板のチェック、整備をお願いをいたします。


 もう1点は、なれるとそうでもありませんし、異論のあるところでもあろうと思いますけども、主要地方道出雲三刀屋線から国道54号4車線交差点を三刀屋側に右折する際の中央分離帯の延長にあります赤いセーフティーポールの位置であります。ポールの位置が長過ぎるといいますか、交差点中央に向かってはみ出し過ぎているために、余りにも急角度での右折になり、ポールにぶつかりそうになったという話をよく伺います。私もそうです。そしてまた、いつぞやは恐ろしや、三刀屋側から木次方面に向かうべき本線の右折車線に入った私の運転する車に向かって、曲がり損ねて反対車線を逆走して向かってきた方もいらっしゃいました。中央付近のポールを一、二本減らすか、あるいは右折誘導の白線表示をもっとわかりやすくするなどの現地での立会、検討の必要があると思いますので、一度国土交通省と御相談していただきますよう、よろしくお願いをいたします。


 次に、観光振興に関することで2件の要望をいたします。


 1つは、先ほど話しました出雲の国「社寺縁座の会」に参画された神仏霊場第17番、峯寺に関連してであります。この試みにより、峯寺並びに遊山荘への参拝、訪問客がふえてくるものと期待しておりますが、昨年度まで継続して拡幅工事を施工しておりました市道峯寺線の給下線からの入り口部分が未改良で、まことに不便を強いられております。観光バスが入るようにとは差し当たり申し上げません。当面支障移転のある取りつけ部分の本当に数メートルでございます。これを早期に完成させていただきますよう、行政サイドでの御協力をよろしくお願いをいたします。


 2つ目は、文化財の保存継承の観点から地元有志の懸命な整備、清掃活動にこたえていただき、4世紀後半ごろの極めて古い時期の築造であり、県下でもその大きさが顕著で、ごくまれな畿内型古墳として注目されております第1号墳を含む松本古墳群に連絡する、既に設計済みでございます松本古墳線の舗装改良について、少しずつでも年次的整備の計画をお願いいたします。


 以上4点、いずれも途方もない無理難題を要望しているとは思いません。実施いただけることを確信し、よろしくお願いをいたしまして、私の再質問を終わります。


 なお、下熊谷交差点につきましては、ぜひとも早急な現地での査察のほどをお願いをいたします。すべて答弁は結構でございます。ありがとうございました。


○議長(吾郷 廣幸君) 6番、藤原議員の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) 次、28番、高尾肇君。


○議員(28番 高尾 肇君) 28番、高尾肇でございます。先ほどは藤原議員、さわやかな質問がございましたが、私は私流にしばらくの時間をいただきたいと思っております。雲南市議会6月定例会の一般質問の出番がようやく回ってまいりました。くじは3番目に引きましたが、引いた番号が33番ということで、今回初の登壇でございます。これから市民の皆様の代表者として、代弁者として、その声を市政に伝えてまいりたいと思っております。市長様初め執行部の皆様方の御理解と御支援のほどをよろしくお願いいたしまして、質問に入らせていただきます。通告しました市長の政治姿勢、税金、猿と、3つの項目につきまして市長並びに部長に答弁を求めます。


 まず最初は、市長の政治姿勢についてであります。


 昨年の11月、新しく雲南市が誕生して、はや7カ月がたちました。市民にとりまして新しい1ページが文字どおり刻まれまして、この7カ月間、市長にもいろいろ御苦労も多かったかと思っております。平成17年度も3カ月がたちまして、市政懇談会を初め地域委員会とか、あるいは地域自主組織など市民が主役の速水市政が各地で動き出してまいりました。行政と市民の信頼あるいは相互理解なくして、市政の円滑な発展は望めないと思っております。その意味で、先月から今月にかけまして市内34会場で開催されました市政懇談会はとても重要な場であって、その成果を今後の市政にきちんと生かしていかなければならないと思っております。市民の皆さんの思いは貴重でありまして、その声をどのように生かされるのか、皆さんは大変注目しておられます。


 今議会、これまで多くの議員がこの市政懇談会の結果、成果あるいは行財政改革を取り上げてまいりました。これまでの答弁で、私の求めておりましたものはよしとしますが、要望の中には、国あるいは県につなぐこと、予算を伴うもの、あるいはその地区独自の事柄など、いろいろございました。それは今整理されているということでございますが、これらに属しないこと、私流に言いますと、いわゆる雲南市独自のことで、別に予算も伴わなくて済み、すぐにでもできること、これはなるべく早く実現、実行することが肝心であろうと、こう思っております。いろいろ出た中で、要望に基づき実施されたものはどのようなものがありますでしょうか。ございましたらお答えいただきたいと思っております。このほか市長としてのこの7カ月間の素直な御感想も御披露いただければと思っております。


 2番目の質問事項は、市税についてであります。


 合併して大きく変わった事柄の一つが税金の扱いであります。まず、この2月から3月にかけ実施されました市県民税、国民健康保険税の申告相談についてであります。三刀屋町の事例で恐縮ではございますが、従来、三刀屋町では17カ所程度、いわゆるほぼ選挙の投票所に準じて開設されておりましたものが、ことしは一挙に総合センターだけということになりました。そのため、まず高齢者の方あるいはバイクしか乗ることのできない御婦人の方、今までは投票に行くような気持ちで申告に出ていらっしゃったものが、ことしはそういうわけにはいかなくなりました。まず隣近所の方に乗せて出てもらう段取りから始まり、出かけても順番待ちもあったりして、総合センターの前庭は役場がなくなって以来の満車状態ということが続きまして、がらんとしておりましたこれまたセンターの庭もパニック状態でございました。後半には若干お互いになれもございまして、改善はされましたですが、あの状況を見てますと、市民が主役の自治のまちと本当に言えるのかと。市役所が主役と言われても仕方がないと思いました。納税者である市民の方を思う心が少し足らなかったではないかと。合併して初めて出くわした市民の皆様の苦痛でございました。


 また、5月に通知が参りました固定資産税納税通知書によりまして、旧町村ごとの税率が明示され、それまで関心のなかった人も、ああ、これかという税率の差に関心を高くしました。殊に斐伊川を介して隣接している木次町と三刀屋町あるいは吉田町は、土地の所在によって税率が違うということが明白になり、いわゆる税で一番大切な公平性を欠く事態が発生しております。これまでは町村が違えばということである程度あきらめもあったわけですが、合併して壁が取り払われますと、そうはいかないのが市民感情であります。自治体にとりまして住民税とともに基幹の自主財源である固定資産税の税率の一本化がなくして市民の一体感は生まれないと思っております。吉田町と三刀屋町は同じ料理をいただいても、高い割り勘を払わされたということにもなります。ことしは我慢するしかないとしても、これはほっておけない事柄でございます。また、前納報奨金制度もなくなりまして、これまでこの制度を利用してささやかな努力をしておられた方々にとりましては、これまた冷たい仕打ちと映っております。


 そこで伺いますが、1つ、総合センターだけで行われた税金の申告相談を、せめて公民館まで広げていただけないものか。できないならば、その理由をお知らせいただきたいと思います。


 2つ目が固定資産税の税率はどのようになってますか。県内の近辺の他市町ではどのようになってるのか、お知らせいただきたい。


 3つ目が税率の統一について、市長はこれまでも3年間は待つようにということをおっしゃっております。市民感情としては3年間は待てないと。来年からなぜできないのかと、やればできるではないかということにつきまして、市長のお考えを伺います。


 それから4つ目、前納報奨金がなくなったわけですが、その理由が何なのか。これまでこの制度を利用していた方には、はがきで通知出すぐらいの配慮があってもよかったではないかという声も聞きます。市の広報に3行だけ出ていたようですが、なかなかそこまで全員読むのはまずないと思っております。納税通知書が来て、あれっと思った人が多かったかと思っております。


 それから、5つ目が郵便局での講座引き落としにつきまして、他の市ではできる場合が多いようでございます。雲南市では窓口となっておりません。やる考えはございませんでしょうか。以前、三刀屋町議会でこのことにつきまして質問しましたら、間もなく合併するんだと、合併後はできるようにしたいと、こういう返事もいただいたことがございます。以上、税金につきまして5点を伺います。


 合併して一つもよくなかったという意見がこの3日間ですか、議員の質問の中にも何回か出ておりましたですが、市民の財布にストレートに入り込む税金でございます。まさに最もよくなかったのが税金の扱いではなかったかと私は考えます。市長のこの3日間の答弁の中で何度か口にされました言葉、それは地域の一体化でございました。私は、税負担の均一化なくして地域の一体化はあり得ないと思っております。一刻も早い対処を願うものでございます。


 3番目の質問事項は、猿の被害対策についてでございます。


 イノシシ、猿などの有害鳥獣に近年、雲南市内でも熊に関する情報が報道されるようになり、農作物だけでなく人への危害を心配しなくてはならない事態となってまいりました。熊は置いときまして、私は今回、猿に限定してお伺いをいたします。猿は一つの集団の数が最近ふえてまいりまして、中には100匹を超える集団が出たという話も聞いております。その行動は非常に統制がとられまして、彼らはやりたい放題でございます。お年寄りさんが自分の健康と家計の足しにということで、庭先でつくっておられる野菜畑を見る影もないような格好にしたと、そして嘆いておられるという話を何回か私の地元でも聞いております。イノシシは、トタンあるいはメッシュとか捕獲おりという、手間とか金をかければある程度防止というか、予防、対策はとれますが、猿につきましては、とにかく捕獲しか有効な手段がないと考えます。


 そこで伺いますが、1つは、雲南市における猿捕獲対策は現状どのようになっておりますか。2つ目が、その課題とか問題点はどのようにお考えでございますか。いわゆる駆除システムといいますか、ソフトな事業をつくることが私は必要だと思っております。いわゆる住民参加型の猿作戦を提案したいと思っております。それは、まず1つは、猿が出たのを発見したら、総合センター、いわゆるそれが猿作戦本部として、そこへとにかく電話を入れると。センターの職員さんは、まず有線あるいは無線でどこどこ集落に猿の群団が出ましたよということを知らせると同時に、別に組織した駆除隊といいますか、駆除班、鉄砲を持った人を指すわけですが、この人に出動を要請すると。その関係地元の住民は、猿の行動を絶えず監視して、そして中には自分の畑を守る人もあるかもしれませんが、要は出たよという情報を共有することによって、それに対する猿との作戦をやるということはいかがかと思っております。御検討いただきたいと思っております。


 以上、市長の言葉をかりますれば、市民の目線の高さで質問をいたしました。市長並びに関係部長の明快な御答弁を求めまして、質問を終わります。よろしくお願いします。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、速水市長。


○市長(速水 雄一君) 高尾議員の質問にお答えをいたします。市長の政治姿勢につきましては私から、市税につきましては私と担当部長から、猿の被害対策につきましても担当部の方から答弁をさせていただきます。


 まず、市長の政治姿勢についてということでございますが、就任させていただきまして以来7カ月がたったわけでございますけれども、これまでも御質問にも答弁してきているところでございますが、市民が主役のまちづくりの手段として、地域委員会の発足あるいは地域自主組織の早期立ち上げ、また総合まちづくり計画を策定するためのまちづくり委員会の発足等、その緒につけることに腐心してきたところでございます。また、市民の皆様との現状認識を共有するために、2月と、それから5月から6月にかけての市政懇談会2回開催したわけでございますけれども、いろいろ御意見がございましたが、本当に徹底的な情報開示をということで基本方針に掲げているというふうに申し上げておりますけれども、その姿勢にのっとって財政状況の厳しさをしっかりとお伝えし、御理解いただけたのではないか。また、いろいろ御意見がありましたが、それをしっかり伝えなかったとしたら、この後どうなるかということを皆様の意見を聞いて、改めて感じていたところでございまして、やはりこれからも包み隠さず、何事も話し合うことが大切だなあというふうに思っているところでございます。


 また、市政懇談会で出された意見をどのように集約、整理したかということでございますけれども、まだすべては整理し切っておりません。すべて整理終えた段階で、このことについてはこう考えますというような考え方を速やかに広報あるいはホームページ等に掲載したいと存じますので、市民の皆様におかれましても積極的な参照をいただき、また御意見もさらにいただければと、かように思っているところでございます。その中で要望を聞き、実施したものは何かということでございますが、まだ今申し上げましたように、全部整理し切っておりませんけれども、少なくとも市政懇談会あるいは本議会でも再三出ておりましたが、職員の資質向上につきまして思いを新たに役職員挙げて取り組んでいかなければならないということで、きのうの朝は全館放送で市政懇談会あるいは議会を踏まえて、職員に対する目がまことに厳しいと。したがって、朝のあいさつの連呼も、ただそれが義務感で終わるのではなくて、毎日の日常の業務に生かすようにという再確認をしたところでございます。そうしたできることから一つずつ積み上げて、本当に市民の皆様と行政の協働によるまちづくり、それらに役立てていくべき市政懇談会でなければならないということを改めて思っているところでございます。


 それから、市税につきましてでございますが、特にこの中でも固定資産税の税率を来年度から統一できないかということでございますが、市税の約半分を占めております固定資産税でもございますので、雲南市の重要な自主財源でございます。それだけにこの均一化につきましては、できるだけ早くという思いはありますけれども、やはり負担の公平性というようなことが考慮されながら取り組まれねばならないいうことは申し上げるまでもないことでございまして、したがって、税率の均一化に合わせて固定資産評価額の見直しというようなものも伴ってくるというふうに思っております。したがって、3年というのは最短で、地道にそうした目指す取り組みは懸命に進めてまいりますけれども、最短3年はかかるかなというふうに思っているところでございまして、御理解いただきたいと思います。


 詳しくは担当部から答弁させていただきますし、猿の被害対策につきましても担当の方から答弁をさせていただきます。以上で終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、大谷市民部長。


○市民部長(大谷 忠君) 高尾議員の市税事務についての5点の質問にお答えをいたしたいと思います。


 まず最初に、申告相談の会場の件でございますが、答弁に先立ちまして、本年の市民税の申告に当たりましては、会場数を集約したことによりまして皆様に御不便をおかけしたにもかかわらず、御理解、御協力をいただきまして、無事申告相談事務を終えることができました。改めて厚くお礼を申し上げたいと思います。


 答弁の方でございますが、平成16年度、昨年度ですが、旧町村での申告相談は6町村で42カ所の会場で行っておりました。本年の申告相談は、議員の御指摘のとおり、各町1カ所から2カ所程度にしまして、合計9カ所で行わせていただきました。特に三刀屋町、加茂町が大幅に会場数が減りまして御不便をおかけすることになりました。来年以降の公民館単位でとの御意見でございますが、今、雲南市では、納税申告事務を適正に、かつ効率的に処理するためにパソコンで業務を行っております。来年度からは会場の端末パソコンと市役所のホストコンピューターを接続しまして、さらに効率的で相談者の利便性を高めていきたいというふうに考えております。このために会場は電算システムが接続できます総合センター等に限られると、現在のところそういうことになりますので、何とぞ御理解をいただきたいというふうにお願いをいたします。


 したがいまして、来年以降の申告相談も会場が遠くなるということの解消はできかねますが、本年の経験を十分に生かしまして、総合センターとの連携のもとに適切な職員配置あるいは電算システムの改善によりまして、1人当たりの相談時間をできるだけ短縮して待ち時間を短くするというふうに努めたいと思いますし、御指摘がありました適切な地区別の割り振りももう少し精査をしまして、駐車場等についても配慮をして、御迷惑ができるだけかからないように総合的なサービス向上に努めたいというふうに考えますので、御理解を賜りたいと思います。また、遠方の方、どうしても高齢者等で出向くのが困難な方につきましては、郵送による申告の受け付け等も検討してまいりまして、できるだけ便宜を図っていきたいというふうに考えますので、あわせてお願いをいたしたいと思います。


 2点目の全国県内市町村の固定資産税の税率はどうなっているかということでございますが、平成15年度の実績でございます。全国では、標準税率1.4%が標準でございますが、標準税率が91.4%、超過税率が8.6%でございまして、1.45から1.8%の超過税率を適用しております。そのうち人口5万人未満の市、雲南市と同程度ですが、27.5%、63団体が超過税率でございます。島根県の場合でございますが、合併しましても合併前の市町村数で集計をしておりますが、標準税率が24市町村、超過税率が35市町村でございまして、島根県の方が超過税率を適用してる町村が全国より多いという状況です。


 固定資産税の税率の統一は、先ほど市長から答弁をしたとおりでございますが、総合計画の策定作業も始まっておりますので、現在、税務課を中心に税率の見直しの検討を既に始めております。できるだけ早くその対応をしていきたいというふうに思っております。


 それから、4点目の前納報奨金がなくなった理由、また前納者に通知をすべきではという件でございますが、初日の質問で藤原議員の質問にございました。そうしたことも踏まえまして、改めて説明をさせていただきたいというふうに思います。前納報奨金制度は、戦後の市町村の財源確保の一端として、また納期前に納付していただくことで、その金利の側面を考慮してつくられた制度でございます。ですが、現在では全国的に廃止の傾向にあります、先般も新聞に載っておりましたが。その理由でございますけど、ちょっと順は不同でございますが、最初、納税意識の高揚あるいは財源を早期に確保する目的がほぼ達成されたと。これは藤原議員御指摘のように、一般的に言われてることです。それから、住民税の場合、特別徴収はこの制度が適用できないということでございまして、いわゆる給与天引きの方ですね、そうした方がふえたということで、不公平感も指摘され出したという点がございます。それから、一番素直なとこが報奨金に要する財政確保がなかなか難しくなったということです。雲南市始まる前、6町村合計が約2,700万円程度の報奨金を出していたということでございます。それから、金利の低下によりまして前納の意義が薄れてきたということ、それから金利による財源捻出ができなくなったという点でございます。最後に、当時は手で納付書をつくっとったわけですが、電算化に伴いまして、それが先に納付していただかなくてもそう事務負担がかからなくなったというようなことで、報奨金の意義がまたこれも薄れてきたという、主にこの5点でございます。このような状況を踏まえまして、合併協議会に基づきまして雲南市では平成17年度から前納報奨金制度を廃止するということにさせていただきました。


 また、前納者への通知でございますが、議員御指摘の市民全体への通知としては、雲南市の広報の創刊号と本年6月の広報で連絡周知をしております。また、前納者への直接の通知でございますが、固定資産、市民税の全期前納者のうち口座振替で前納しておられた方につきましては、事前に本人へ直接通知をしまして、全期前納か期別納付かの意向を伺っておりますので、御理解をいただきたいと思います。


 それから、5点目の郵便局への口座振替ができないかという件でございますが、郵便貯金口座による口座振替は雲南市全域で合併と同時にできるようにしておりますので、御利用をいただきたいというふうに思います。ただ、郵便局で窓口で納付される方ですね、口座でなくて。これはちょっと金融機関との間の連携等の課題がまだ残っておりまして、窓口納付につきましては郵便局では現在のところ実施しておりませんので、御了解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 私の方から猿の被害対策につきまして、先般、乙加宮の市民の方のお話をお聞きしますと、先ほど議員おっしゃいましたように、春先にできましたシイタケや、あるいは畑の作物がごっそり被害に遭ったと。しかもお昼に御飯を食べて昼寝をして出た間にやられたということで、非常に切実なお話がございました。現行雲南市の有害鳥獣駆除につきましては、雲南市内管内の猟友会の皆さんで編成される雲南市有害鳥獣駆除班の皆さんに全面的に協力をいただいているところでございます。猿の捕獲駆除につきましては、住民の皆様より猿の被害の報告が各総合センターにありましたら、各センター単位の駆除班の班長さん、または被害地周辺の駆除班員さんに駆除のお願いをし、現場に急行してもらって駆除をしていただいてるところでございます。昨年の雲南市におきましては、26頭の猿の駆除をしていただいたところでございます。内訳といたしまして、木次が6頭、三刀屋が2頭、吉田町が13、掛合町が5頭ということでございます。このようにかなりの成果を出していただいてるところでございますが、猿の被害を発見し、通報をいただいてから駆除班の皆さんが現場に行き、現場へ着かれたときには猿がもう既にいない状況がよくあります。この問題につきましては、システムの簡素化として、センターを通さずに直接住民の方々から駆除班の皆さんへ猿の被害の報告があっても、すぐに現場に急行してもらえるようお願いしてるところでございます。


 また、雲南市猿駆除大作戦につきましては、雲南市有害鳥獣駆除班の皆さんとこれから相談してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 28番。


○議員(28番 高尾 肇君) ありがとうございました。


 1つだけ、税金の統一化に私は3年待てばできると思ってましたら、市長の答弁は3年が最短期間であると、最長は5年かと思いますけども、また2年延びるんかという感じを持ったところでございます。さっきも申しましたように、やはりなるべく早く同じ割り勘を払わないと、この5年間にかなり高い割り勘を払うことになろうかと思っております。私ごとでなんでございますけども、我が家にも参りまして、私の方は1.6%でございます。一番低い加茂町さんで計算してみましたら、あの表に自分の計算機で掛け算してみました。年間9,600円ぐらい差が出まして、これが5年間いけば何ぼになるんだと、さっきあそこで聞いとったんですけども。そのようにかなり大きいものがある。


 それから、けさインターネットであれしておりまして、広瀬、伯太と安来が一緒になったわけですね。広瀬、伯太が安いわけです、1.4ですね。安来が1.6、17年はその差、18、19、20、この3年間が1.4を1.5にしましょうと。21年から1.6にそろえましょうと。結局高い安来市へ持っていったような格好になってます。それぐらい時間をかけるといいますか、段階的な手を踏みながらやってもおるわけですね。この雲南市がどういう形で仕組まれていくのか、そういう点がこれから市民の皆さんは非常に気になるところだと思いますけども、そういう事例もございますので、上げるのか下げるのか真ん中辺へいくのか、そこら辺も含めましてこれから大変重要な着地点になろうかと思っておりますが、市民の声を尊重した形で、できますものならばやっていただきたいと、これを要望しておきます。


 それから、猿の話でございますけども、駆除、いわゆるこれからはストレートに猟友会の方へ連絡する方法もあるようでございますが、その辺の広報といいますか、チラシとか、あるいは猟友会のこの地区の方はこの人に連絡しなさい、その人の電話は何番ですとか、あるいは携帯は何番ですとか、そういう細かいサービスが必要であります。出た出たと言って騒いでいても知らん人は知らないわけでして、なかなかみんながみんな、これこそさっきの税金の話じゃございませんけども、知らないのが実態でございまして、おばあさんやおじいさんが多くなっております。家におるのは大体おじいさん、おばあさん。若い人たちは夫婦連れで仕事に出てると。猿が出かけて暴れ回るというのが実態でございます。ひとつそこら辺につきましても、今後仕組みを仕組まれる上におきまして再度心ある仕組みを考えていただきたいと思っております。よろしくお願いします。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、大谷市民部長。


○市民部長(大谷 忠君) 税率の統一の時期でございますが、3年、ちょっと解釈はどうかわかりませんが、3年以内にするということで間違いありませんので、総合振興計画も3年以内にできる予定ですので、あわせてやるということでございます。


 それから、税率をどの程度にするかということをちょっと言われましたですけど、非常に雲南市の場合は1.45から1.6まで範囲が広うございます。ほかの先ほど安来も1.4から1.6でかなり広いんですけど、合併した町村は比較的差が少ないところが多くて、16年度はそのまま、17年度からという市町もあります。雲南市の場合、税率も低いですので、現在のところどの程度にするかということはまだ白紙状態でございますので、本日のところは答弁することができません。


 それから、順次調整していく方法がございますが、これも安来市もそうですし、松江市も、これは固定資産税ではございませんが、どうもそういう方式のようでございます。雲南市の場合も3年以内ということでしておりますし、また税率を変えることによって間違いが出てもいけませんし、事務も非常に煩雑になってまいりますので、一気に開始をしていきたいというふうに現在のところ考えております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 猿の被害対策につきまして先ほど御提案がありましたことにつきまして、これから検討させていただいて、できるだけ住民の皆さんの負託にこたえるようにしたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 28番、高尾議員の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) ここで10分間休憩をいたします。


             午前10時58分休憩


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             午前11時10分再開


○議長(吾郷 廣幸君) 本会議を再開いたします。


 次、22番、松浦保潔君。


○議員(22番 松浦 保潔君) 22番議員、松浦保潔でございます。私は、行政改革についてお伺いいたします。


 雲南市において行財政改革推進プロジェクトチームを編成し、行財政改革に取り組みたいという方針であると伺っております。私も行財政改革には早急に取り組むべきであると考えております。国の三位一体改革、不況等の影響を受け、大幅な税収削減となり、平成19年度には基金がなくなり、赤字が発生するとされております。このまま改革をしなければ大変な事態になることが予測されるわけでございます。これまで行財政改革について他の議員の皆様から質問がございました事務事業の見直し、人材の育成、職員の削減、給与の削減、総務省の行革との関連、議会での特別委員会の設置、本庁舎の早期建設、第三者機関の助言の授受、一般行政経費の節減策、福祉の向上、地域再生との関連、職員への能力主義の導入と適材適所の人材の配置、福祉厚生部分の高遇の度合い、行財政改革プロジェクトの成果目標の計画書、民間企業から管理職への登用、行財政改革に対する全職員への教育、行政評価システムの導入、プロジェクトチームへの民間人の登用など多岐にわたっておるわけでございます。


 そこで、私は、なるべく重複しない部分についてお伺いをいたします。私は、行財政改革は住民の皆様のために行うものでありまして、公務員の都合で行うものではないことを肝に銘じて実行することが大切であると考えております。それには、住民の皆様の考えを把握することが大切でありまして、このたび市政懇談会を開催し、意見を聞かれたことは非常によいことであったと評価しているところでございます。しかし、残念ながら発表によりますと、若い人、または女性の方の意見が非常に少なかったということでございます。そこで、これだけの意見では十分ではなくて、年齢、性別、職業等に偏らない、もっと多くの人の意識調査を行い、住民の皆様の考えを把握して、最も適した対処、対応をすることが望ましいと考えております。


 先進的な実態の中には、定期的に住民に対する政策全般の意識調査を行い、常にそれに基づいた行政を実行し、成果を上げているところがあります。それは、意識調査をもとに今どのようなサービスをしているのか、そのサービスをどのように向上させるのか、それに幾らかかるのか、住民のニーズは果たしてあるのか、サービスはほかと比べて何がすぐれているのか、サービスのメリットはほかの手段では得られないのか、自治体以外では、もっと品質が高く、安い価格で提供できないのか、できるとすればどのように幾らでできるのか、もっと住民の満足を高めることができるのか、もっとコストは下げられないのか、コストを少なくしても同じ満足が得られるのか、行政が提供すべきサービスなのか、または民営化すべきなのかと徹底した十分な検討を加え、政策を決定しているということであります。


 このことは、政策全般にわたる基本的な住民の意識調査がいかに大切であるかということでありまして、行財政改革をするため、また将来の雲南市の行政のあり方に対応する一つの手段として、今後定期的に実施をし、問題が発生してから慌てて対応するのではなく、常に住民の意識を把握し、改革に役立てる考えはないか、お伺いをいたします。


 次に、職員の能力主義について他の議員からも質問がありましたが、私も賛成でありまして、能力の高い職員の方が優遇されるのは当然であると考えております。能力を最大限に発揮していただくのには、能力主義評価をシステム化することが雲南市の将来のために最もよいのではないかと考えているわけでございます。そして、職員だけのプロジェクトチームではどうしても改革が消極的になることが考えられまして、懸念されるわけでございます。そのため、チームに民間人を登用するのがベストであると考えておりますが、他の議員の質問の答弁で、民間人は登用しないとのことでございましたが、なぜそうなのか理由をお伺いをいたします。


 また、プロジェクトチームに積極的な改革案が出ることを期待をして、私の最初の質問を終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、速水市長。


○市長(速水 雄一君) 松浦議員の質問にお答えをいたします。行財政改革についての御質問でございます。私の方から答弁をさせていただきます。


 行財政改革あるいは施策の決定の際に、さまざまな視点からの御提言をいただきました。大変貴重な御意見と承らせていただいたわけでございますが、その中で住民アンケート調査は市民の意見を反映させる有効な手法の一つだということで、これの導入を定番化する考えはないかということでございますけれども、確かに市民の皆様の意向を反映するのには、男女、そしてまた年齢にかかわりなく期待できる手法であると思っております。したがって、適宜そうした手法は取り入れていくべきものというふうに思っているところでございますが、しかし、一番は議会制民主主義にのっとった市政運営をということが旨とされるわけでございまして、議会の皆様からの御意見、そしてまた市政懇談会等を通じての直接的な対話による意見の把握いうようなことがまずは充実させられるべきではないかなというふうに思っております。それに加えてそのアンケートによるいう手法が考えられるべきなのではないかなというふうに思っております。御意見しっかり承りまして今後に生かしていくことができれば、かように思います。


 それから、行財政改革プロジェクトに民間人の登用をする考えはないかという御質問でございますが、これまでの他の議員の方からの御質問に対して既にお答えしておりますけれども、当面このプロジェクトに民間の方に入っていただく考えは現在のところ持っておりません。といいますのも、もう既にこのプロジェクト、スタートしておりますし、それからまた行政機構の6町村が一体となって雲南市になった、その経緯が合併協議会を通して雲南市発足に至っておりますので、このプロジェクトチームを構成する職員につきましては、その辺の流れをよく熟知し、今後あるべき組織・機構につきましても、見識を持っている職員に参加をしてもらってるということでございますので、せっかく緒についたこのプロジェクトチームでございますので、迅速決断、実行、報告を旨として取り組んでもらえたらというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。


 ただ、このプロジェクトチームが職員だけで話をするということではなくて、第三者機関として市民の皆様あるいは学識経験者等で構成されるさまざまな組織、機関からの意見は積極的に徴取して、それをプロジェクトで出す展開に生かしていく、そういうことは当然必要であろうというふうに思っておりますので、御理解いただくようお願いを申し上げまして答弁とさせていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 22番。


○議員(22番 松浦 保潔君) ただいまの御答弁で現在の体制にアンケート調査を加えて充実させたいということでございますので、前向きにお答えをいただいたと思っているところでございます。例えば5年間の目標を立てて改革の目標を定めまして、それに対する意見を1年間に1回以上は必ず住民の皆様の意見を徴集しまして、果たしてうまくいってるかということを常にチェックをしながら行政を運営していくということになれば、非常にスムーズにいくのではないかと思っておるところでございますので、ぜひとも実行していただきたいと思っておるところでございます。


 実際に計画を立ててやっておるところは、自治体の理想的な将来像と達成に向けての戦略目標を立てまして、行政サービスの現状を分析し、過去及び他自治体の比較もしているわけでございます。その上に効率的なサービス改善のプランを十分に持っておりまして、サービス達成の目標をきちっと上げているわけでございます。ですから、それに基づいて常に調査を行って進めていくということは非常にいいことではないかと思っているわけでございますので、どうかよろしくお願いしたいと思っているところでございます。


 それと、住民の皆様をスタートしているので登用するのは無理だということでございますが、ぜひとも、住民の皆様の意見いうのは非常に大切であると思っているわけでございますので、第三者機関でもよろしいですが、早急に立ち上げられまして、そういうお方の意見を取り入れて参考にしていただくということをぜひ実現していただきたいと思うわけでございます。どうかよい案が出ることを期待しておりますので、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。


○議長(吾郷 廣幸君) 要望ですか。答弁されますか。


○議員(22番 松浦 保潔君) 答弁をお願いします。


○議長(吾郷 廣幸君) 速水市長。


○市長(速水 雄一君) 再質問にお答えをいたします。


 改革スケジュールを立て、逐次評価を行って進めるべきだという御意見でございますけれども、まさに御指摘のとおりであろうというふうに思っております。プロジェクトで立てます行財政改革は当然スケジュールが伴ってくるわけでございまして、また一方、これまでもいろいろ御意見、ほかの議員の方からもいただいておりますが、事業評価もやっていかなければならない、かように思っておるわけですけれども、総合まちづくり計画は平成19年から26年までということでございます。立てたらそれで終わりかということではなくて、毎年それを見直ししていくことになると思います。例えば向こう3年間の事業をどうしていくとか、昨年1年間はどうだったのか、そういう見直しをしながら、また向こう何年かの先行きを見通す。そういう見直しを常に毎年行いながら、まちづくり計画の実践をやっていくということになろうと思います。


 また、毎年、市政懇談会も開催いたしますし、またまちづくり懇談会も開催いたしますし、おっしゃいますようなアンケートも時宜をとらえやっていくことになりますでしょうし、さまざまな意見を拝聴しながら改革スケジュールを進めていくことになるものというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。


 それから、プロジェクトチームに積極的な第三者機関の意見をいうことでございますが、今申し上げておりますとおり、積極的にやっていくことによって、プロジェクトチームの立てる行財政改革は市民の皆様に受け入れてもらえることをより可能とするというふうに思いますので、御意見しっかり拝聴して今後に対応していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。


○議員(22番 松浦 保潔君) 終わります。


○議長(吾郷 廣幸君) 22番、松浦議員の質問を終わります。


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○議長(吾郷 廣幸君) 次、29番、深津吏志君。


○議員(29番 深津 吏志君) それでは、お疲れだと思いますが、いよいよ6月定例会の最後の質問者となりました。先ほど28番議員は、3番目にくじを引いて20番目だったということでございますが、私は一番最初に引きましたのに一番最後を承るということになりまして、私も町議会時代から大体早く早くということでやっておりましたけども、こういう大トリを務めさせていただくということは初めてでございまして、大変光栄に存じておりますけども、皆さん方いろいろこれまでに御質問なさっておりまして、毎日帰っては原稿の練り直しをせないけんというような状態でございまして、大変な経験をいたしました。というようなことでございまして、これから質問させていただくわけでございますが、私は5項目にわたって質問をさせていただくわけでございます。


 まず、市政懇談会についての質問でございますが、これはたくさんの皆さんから御質問が出されておりました。私は私の思いを語らせていただきまして、答弁は求めないつもりでございます。よろしくお願いいたします。


 昨年11月の6町村合併によりまして雲南市が誕生してから既に7カ月がたちました。市民の皆さんも合併当時の緊張感から市政そのものに対する関心も大変高まってきたのではないか、このように思っておるところでございます。速水市長は、合併後初めての12月定例議会の所信表明の中で、施政運営方針の第1に情報の公開の徹底を上げられ、市民に信頼される行政運営に努めるとされております。市報の発行とか、あるいはホームページ、パブリックコメント制度などとともにこの市政懇談会を上げられました。今年2月の市政懇談会に続きまして、5月には市内34カ所で開催をされたところであります。ある人に言わせれば、財政難に陥った断り行脚だというような人もございますが、少なくとも市民の皆さんが市長と顔を突き合わせて物が言えるということは大変意義のあることではないかと思います。


 この市政懇談会の状況につきましては、これまで多くの議員から質問がありましたので、私が質問をしようとした中身については理解をすることができました。執行部の説明に対する市民の受けとめ方も、それぞれではなかったかというふうに思います。これまでの答弁にあるように、地域の一体化と行政改革が市民の最も求めるものではないかと思います。これまでの質問にあったように、地域が寂れる、末端が切り捨てられる、こういう思いは周辺の市民からは切実な思いであると思います。そのためにも、市長はしっかりとした行政改革を早期に行い、周辺地区が寂れることなく、総合センターの強化と末端への目配り、気配りをした行政を行っていただくことが、市民の皆さんが本当に合併してよかったと言っていただくようなことになるのではないかと、こういうふうに思うわけでございます。1回や2回の懇談会ですべてがわかるということは困難でありますけれども、市報やホームページではなく、顔を突き合わせて繰り返し話し合うことによって理解が得られるものというふうに思います。積極的な話し合いの中で強力に行政改革を進めることを強く要望して質問を終わりたいと思います。


 次に、JR福知山線の列車脱線転覆事故についてお伺いをいたします。


 去る4月25日、朝でございますが、JR福知山線で580人の通勤通学の客を乗せた7両編成の快速電車が9階建てのマンションに激突をした。170人の死亡者と460人の負傷者を出す鉄道史上4番目の大事故となったものであります。この事故で死亡された方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、けがをされた皆さんに対してお見舞いを申し上げるとともに、早期に回復をされることを心から願うものであります。


 この事故は、前の駅、伊丹駅で40メートルのオーバーランにより1分30秒のおくれを出した、実質的にはもう少し大きいようでございますけども。これを取り戻すために直接的にはスピードアップの上にカーブで急ブレーキをかけた。そして、車体が浮いて脱線転覆をしたというふうに言われております。この事故は直接的には運転手のスピードが原因であるとされておりますが、しかしながら、この事故が起きるべくして起きた、その大きな要因は、国鉄民営化による収益優先、安全二の次の経営がもたらしたものであると思います。


 超過密ダイヤの中でATS、列車自動停止装置でございますが、これも従来型のもので、スピードを制御するというものではなかったわけでございます。したがって、新型のATSは6月につける予定だったというふうに弁解がされておりますけども、そして列車は効率のよい軽量化がされ、スピードは出るものの衝撃には弱く、安定も悪いものになっておるわけであります。また、運転者には過酷なノルマが押しつけられ、それができない場合は日勤教育と言われ、反省の小論文や草むしりというようなお仕置きがあり、降格人事や減給処分というようなところまであったという状況でございます。


 また、駅は新しく新設するが、運行時間は変更しなかったというふうにも言われております。この路線は、JR西日本のドル箱路線として、山陽新幹線とともに、この路線を阪急、阪神、近鉄など大手私鉄に勝つため電車の高速化を進めた。新駅の新設や新線の連結などを行う反面、人員は大幅に削減をされ、危険だとの指摘は内部からも出ていたと言われております。2004年の社員数は、旧国鉄時代の3分の2弱、3万2,850人に減少しており、中でも熟年社員が減少して、経験豊かな運転者が不足していたということも指摘をされております。また、宿直続きで体調に影響もあったのではないかというふうにも言われておるわけでございます。このように過密ダイヤの中で後続列車や乗り継ぎへの影響に対するプレッシャーや日勤教育に対する恐怖などを焦る中での事故と言っても過言ではないと思います。市長は、今回の事故について何を感じられたのか、お伺いをいたします。


 また、このように今回の事故を考えてみますと、病院の医療や消防署の防火・防災あるいは救急業務、上水道事業、あるいはバスの運転業務や道路の維持保全、そういうような面で自治体の日常行政の事務事業の中でも、こういう危険性をはらんでいるものもあるのではないかというふうに思うわけでございます。市政運営の中で教訓とすべきことがあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。


 また、今、社会全体で見ますと民営化が進められ、すべてが合理主義、利益追求が強まり、社会面でも命とか安全とかが軽く置かれている傾向が非常に強くなったのではないかと、こういうふうに思います。JR西日本の今回の事故も、そのよい例ではないかと思います。私は、すべて合理化や民営化がいけないとは思っておりません。今の財政状況の中で、サービスと負担の関係は当然考えていかねばならないことであると思います。しかし、命にかかわる問題や安全確保が必要な問題については、決して目を背けてはいけないと思います。私は、この機会に生命を大切にし、そして安全第一の思想と世論あるいは風潮を確立することが必要ではないかと思いますが、市長のお考えをお伺いをいたします。


 次に、観光振興についてお伺いをいたします。


 鉄の道文化圏の計画は、昭和年代の終わり、昭和62年だったかと思いますが、地域振興と観光のリーディングプロジェクト事業として、旧安来市、旧広瀬町、旧横田町、旧仁多町、旧大東町、旧吉田村の6市町村で鉄の道文化圏をつくり、鉄をテーマにこれにまつわる諸文化を集約して、これを観光に結びつけていくという遠大なプロジェクトが計画をされました。これは広域観光のはしりであり、これにより日本全国はもとより外国からも客を呼び込む計画であったと思います。そして、今日まで安来市の和鋼博物館や広瀬町の金屋子神話民俗館、横田町のたたらと刀剣館あるいは仁多町のたたら角炉伝承館、吉田村の鉄の未来科学館、大東町の古代鉄歌謡館や神楽の宿などの施設が整備をされてまいりました。これを結んだ鉄にかかわるイベントをしながら全国に発信をして、全国の鉄道ファンや神楽ファンを呼び込むという計画であったと思います。基金の造成も行われたわけでございます。そして、これらの施設を結んで観光バスを通す計画も考えられておったと思います。旧6市町村の連携としての鉄の道文化圏推進協議会というのは毎年開かれて、検討がいろいろされておるようでありますけれども、必ずしも当初の計画の成果が上がってないのではないか、このように思うわけでございます。今日の状況はどのようになっておるのか、お伺いをいたします。


 また、ことしの春には、先ほど質問にもございましたように、出雲大社や一畑薬師など出雲地方を中心とした20の社寺仏閣が集まって、出雲の国「社寺縁座の会」が結成をされ、人の御縁と和の心を大切に出雲の国神仏霊場として連携を図りながら観光に結びつけるということで、去る4月の23日、先ほど話がございましたように、出雲の国神仏霊場開きと、それから世界平和祈願祭の式典が行われておるわけでございます。その20社寺の中に、雲南市では三刀屋の峯寺とともに須賀神社が加わっております。この須賀神社はスサノオノミコトが祭られておりますが、古事記によりますと、スサノオノミコトは出雲の国、簸川の上流でやまたのおろちを退治をして、手名椎・足名椎、稲田姫などを助けられ、そして稲田姫とめおとになられ、八雲山のふもとに住居をつくられたと言われております。そして、我この地に来て我が心すがすがしと心のうちを語られ、そして「八雲起つ出雲八重垣妻籠に八重垣作る其の八重垣を」と歌を添えられたと言われております。


 須賀神社は、領民を助け、植樹、殖産を進められた日本の開拓人であります。スサノオノミコトが初めてつくられた日本初の宮とも言われております。そして、この宮は、夫婦円満、子授かり、出産の守護神として崇敬をされておるわけでございます。また、須賀の地は和歌発祥の地とも言われ、これより上約2キロの八雲山の山腹には須賀神社の奥の宮として山神を祭る岩倉、通称「夫婦岩」と言っておりますけども、これがあります。八雲山の山頂まで続く文学碑の道となっております。毎年、全国短歌・俳句大会も開かれ、全国からたくさんの作品が寄せられ、短歌や俳句のすそ野を全国に広げておるわけでございます。このように貴重な文化・観光資源を持つ本市としては、この資源を生かす必要があると思います。もともと須賀神社は鉄の道文化圏の計画の一翼にもあったと思います。この際、一層連携を深め振興を図るべきと考えますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。また、その具体策があればお伺いをしたいと思います。


 次に、青少年の環境美化活動についてお伺いをいたします。


 今年も田植えが終わり、本格的に草刈りの時期に入りました。山間地での農業は、草刈りとの戦いであると言っても過言ではございません。農畜産物の価格は低迷し、耕作放棄地が拡大をする中で、莫大な田畑ののり面や市道ののり面などの草刈りも毎年3回ぐらいは行っております。これも昔のように草が必要で刈るというのではなく、病虫害防除と地域の環境を守っていくためやむを得ず行っているのが実情であります。私も、毎年この時期になると大変不快になることがあります。それは必ずと言っていいほど空き缶や空き瓶、弁当殻などが捨てられているということでございます。以前よりも幾分少なくなったとはいえ、まだまだマナーは回復をしておりません。これはモラルの問題でありますが、私は、いつもこの不法投棄物を拾うときに、捨てた人がどのような気持ちで捨てたのだろうか、だれかが拾ってくれるということを思ったのだろうか、それとも無意識に捨てたのだろうか、こういうふうに思います。捨てた人は、恐らく自分が拾ったことのない人であろうというふうに想像をいたしております。


 このように考えてまいりますと、やはり子供のときから体験を持つことが必要であると思います。青少年育成会議での報告を見ますと、各自治会で6月や11月取り組まれていると報告がされております。また、駅周辺の環境美化や清掃などが行われておりますが、この間、新聞を見ますと、雲南市でも吉田中学校では生徒会で環境委員会をつくって、5月18日には町内でごみ拾いを行いながら、地域の自然のすばらしい環境を守っていこうということで頑張っておられ、本当にすばらしいことだと思っております。拾った経験を持つ者がごみや空き缶、空き瓶などを捨てないというふうに思います。そのためには、学校での生徒会活動や地域の環境美化の活動に青少年を参加させることは大きな意義があるものではないかというふうに思いますが、取り組みの現状はどのようであるのか、お伺いをいたします。また、今後の取り組みをどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。


 最後になりますが、未収金対策についてお伺いをいたします。


 長引く不況の中で、市税あるいは国保料、国保税もありますが、水道料、住宅使用料あるいは保育料などなど住民負担は重くのしかかっており、年々未収金が多くなっていく傾向にございます。平成16年度も5月末出納閉鎖をし、決算への準備が進められていると思いますが、16年度中の未収金はどのくらいなものがあったでありましょうか。また、5月末現在の累計でどのくらいのものが残っているのか、お伺いをいたします。


 また、その徴収対策については、これまでの答弁でも収納月間を設けるとか、あるいは滞納処分を行う、あるいは各項目横断的な徴収を行う、あるいは多重債務にならないように生活相談等に応じるというようなことが言われておりますが、計画と実行はどのようにされているのかお伺いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(吾郷 廣幸君) ここで暫時休憩をして、午後1時10分から本会議を再開いたします。


             午前11時55分休憩


    ───────────────────────────────


             午後 1時10分再開


○議長(吾郷 廣幸君) 本会議を再開いたします。


 番外、速水市長。


○市長(速水 雄一君) 深津議員の質問にお答えをいたします。


 市政懇談会について御質問いただきましたが、これは答弁必要ないということで、それじゃあ私の方からも割愛させていただきます。JR福知山線脱線転覆事故については私の方から、観光振興、青少年環境美化活動、未収金の対策について、それぞれ担当の方から答弁をさせていただきます。


 JR福知山線脱線転覆事故についてでございますけども、4月25日に発生いたしましたJR福知山線脱線転覆事故につきましては、多数の死傷者が発生し、安全性の確保が大切である鉄道事業者が重大な事故を起こしたことはまことに遺憾でございます。亡くなられた皆様には、心から御冥福をお祈りする次第でございます。


 雲南市におきましても、市民バスという交通事業を行っております。輸送の安全性確保につきまして一層その徹底を図らなければならないと改めて思った次第でございます。今回の惨事につきましては、安全確保、危機管理体制、情報の共有化、職員の一体化等、鉄道運行を行う事業者として安全システムに大きな問題があったと推測いたしております。雲南市といたしましても、重大事故発生時における危機管理体制について現在、暫定的に定めております初動体制につきまして、地域防災計画及び初動マニュアルの作成の中で十分検討を行うことといたしております。


 行政は、市民の皆様の生命、財産を守り、安全・安心の確保に十分留意することが肝要であります。行政、民間関係、市民がそれぞれの立場立場で安全第一を基本とすることは当然でございまして、雲南市といたしましても啓発活動を行ってまいりたいと存じます。以上申し上げて、私の答弁とさせていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、産業振興部長。


○産業振興部長(細木 勝君) 観光振興につきまして、1点目、鉄の道文化圏の当初計画と現状はどうか、鉄の道文化圏推進協議会は旧安来市、広瀬町、大東町、吉田村、横田町、仁多町の6市町村がかつて鉄の生産と輸送の道筋に当たり、鉄にかかわる文化や独特の神話を共有していることから、昭和62年に自治省が奨励するリーディングプロジェクト事業の指定を受け、たたらに関する文化遺産の保存及び公開と新しいまちづくり、地域づくりに生かすために結成した協議会であります。結成以来、たたら、和鋼和鉄、神話をキーワードに安来市・和鋼博物館、広瀬町・金屋子神話民俗館、大東町・古代鉄歌謡館、吉田村・鉄の未来科学館、横田町・奥出雲たたらと刀剣館、仁多町・たたら角炉伝承館の展示公開施設の建設や情報発信事業、学術調査研究事業を推進してきております。


 当初、協議会の運営経費につきましては、6市町村で積み立てた基金2億4,000万円の利息を利用し、事業を行ってきましたが、経済情勢の変動により平成13年度にはその基金を構成市町村に返還し、現在は構成市町村からの負担金のみで事業展開を行っています。各展示施設も建設以来10数年を経過し、リピーター確保の観点から展示内容等の見直しの必要性が出てきたことから、本年度検討委員会を立ち上げて検討を行う予定となっております。市町村合併により構成市町村が1市4町1村から2市1町へと変更になり、圏域の規模が大きくなりましたが、これまで構築された鉄の道文化圏のイメージをさらに発展させるべく情報発信事業を初めとした各種事業を引き続き展開し、圏域への誘客につなげていくこととしています。


 また、2点目の出雲の国神仏霊場としての須賀神社と文化圏との連携による振興はとの御質問でございますが、これまで鉄の道文化圏推進協議会では、広島県の旅行業者との連携によりスサノオ伝説の残る旧跡をめぐるツアーを企画し、須賀神社にも誘客を図ってきた経過があります。鉄の歴史に語られるスサノオ伝説は雲南市内にもたくさん残っており、圏域が広がったことにより、今まで協議会として取り上げることができなかった地域にも光を当てることができるようになったため、今後はより一層神話にまつわる各施設等とも連携し、圏域への誘客を図っていきたいと考えております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、大谷市民部長。


○市民部長(大谷 忠君) 深津議員の青少年の環境美化活動について、それから未収金の対策についてお答えをいたします。


 最初に、青少年環境美化活動についてでございますが、そのうち環境美化活動で小・中学校の参加はどの程度あるかということでございます。市内のすべての小・中学校において、学校、PTAあるいは公民館活動によるさまざまな活動が行われております。その活動の範囲は、学校内、公園、道路、河川あるいは公共施設と多岐にわたっておりまして、内容も先ほど議員のおっしゃいました5月18日をゴミいやの日というふうに名づけましたり、クリーンデー、それからクリーン作戦、ごみゼロ作戦というような名前をつけられまして、ごみ、空き缶拾い、清掃、草取り等がどの学校でも行われています。そのほか、花いっぱい運動、それから緑の少年団活動、斐伊川クラブ、四葉スクールというふうなところと連携しまして、どんぐりの森づくり等を通じまして緑化を通した環境教育あるいは廃品回収、古紙回収、それから神戸川流域環境マップづくり、それから蛍の生息調査、それから宍道湖流入河川の水質調査というような活動も行われておりまして、これらの活動が子供たちの環境学習に資することはもとより、地域の大人に対する環境問題の啓発の役割を果たしているというふうに考えております。


 今後どういうふうに進めるかということでございますが、議員がおっしゃいました美化活動を体験することがモラルをつくり、不法投棄をなくす道だというのは同感でございます。そうした意味で、環境教育を通じまして豊かな環境が人間の生態にとって不可欠であること、またそのことが価値があるもので、これを大切に思う気持ちをはぐくんでいくということが必要であると思っております。具体的には、従来のことを続けることはもちろんでございますが、本年度から来年度にかけて策定いたします地域省エネルギービジョン、環境基本計画あるいは地球温暖化行動計画の中で、市民、事業所、行政の役割を明らかにいたします。保護者、学校はもとより、関係団体のパートナーシップを形成し、青少年が自発的に環境保全や環境美化に取り組む意識を醸成していくということにしております。また、こういう環境保護に対する子供たちの素直な思いが年齢や地域を越えて幅広く共有され、環境保護の取り組みが市内全域に広がっていくように願っているところでございます。


 次に、未収金の対策についてでございます。16年度の未収金はどのような状況か、累積ではどのくらいになるかということでございます。16年度末における未収金の見込み額は、いずれも概数でございますが、市民部関係で、税、国保料でございますが、現年度1億1,050万円の未収でございまして、累計が2億8,000万程度になります。特に大きいのが固定資産税の1億830万円、国保料の1億1,530万円が大きいところでございます。それから、健康福祉部関係では、保育所の保育料でございますが、現年が290万円、累積で960万円。建設部関係は、住宅使用料、下水道等の使用料ですが、現年1,470万円、累積3,730万円でございます。教育委員会関係では、幼稚園の保育料、現年130万円、累積290万円です。水道局関係では、上水道使用料、簡易水道使用料、現年が1,180万円、累積が3,040万円でございまして、今申し上げたものを合計しますと、累積で3億6,000万円程度になろうかと思っております。


 近年、納付組合がすべての町村で廃止されたというような影響もありまして、総じて金額、件数ともに増加してきております。ちなみに島根県全体の市町村税の滞納額でございますが、平成10年が約30億でございました。15年の決算で43億にふえております。このように全国的に滞納がふえているという状況でございます。


 対策の計画はできたが、実行できるのかという点でございます。市税、国民保険料の収納対策は市民部で取り扱っておりますが、合併以来およそ900人の繰り越し滞納者に電話、催告書あるいは訪問による徴収作業にあわせまして、個別の滞納事情の把握あるいは分納等によりまして納付促進に努めておりますが、何しろ数が多いということで、すべての人にまだ接触できないような状況でございます。それと、滞りの原因が大部分が経済的な事情であるというようなことから、回収が極めて難しい状況にあります。


 今後の徴収対策につきましては、現在担当部局で検討中でありますが、滞納額がこれ以上多額になるまでに徴収をしていくと、いわゆる現年分の滞納を抑えていくということを基本にしまして、先ほど議員のおっしゃいました関係法令に基づきまして滞納処分、ほとんどの町村で滞納処分を行っていなかった状態ですが、滞納処分、それから法改正によりまして県民税、市町村税を県が徴収できることになりました。そうした意味で、島根県もその体制を整えてあります。島根県の徴収・市町村支援室との協働あるいは収納強化月間の設定とその取り組み、それから法令に基づきますペナルティー措置の適用等の対策を具体化していきますとともに、滞納整理に向けた推進体制を早期に確立していきたいというふうに考えております。以上でございます。


○議長(吾郷 廣幸君) 29番。


○議員(29番 深津 吏志君) 一通り答弁をいただきましたが、再質問をさせていただきたいと思います。


 まず、JR福知山線の問題でございますけれども、大変安全が脅かされた今回の事故であるということについては市長の認識も同じだというふうに思います。そこで、やはり今、市民バスを初めとする地域バスの問題をお話しになりましたが、私はもちろんこのバスの問題もあると思います。それから今、病院の医療ミスの問題が非常に大きくなっておる。これも肝心なミスということもありますけども、やはり人手不足の中で起こるべきというものもこの中にもあるわけでございまして、そういう面を私は十分に考えていただきたい。例えば深夜に手が足りない中で事故が起こるというようなこともあっております。そういうような面もございますし、それから救急車だって、非常に都会ではもう御飯も食べられんほど次々出て、大変過労になっておるというような事実もございます。そういうような面が行政の中で、いろいろな面が私はあるというふうに思っております。そういうような面についても、やはりこれ十分考えていただかないと、ただ行政をスリム化していくというだけの問題でとらえてもらってはいけないということを私は思っております。


 それから、例えばこの間、何番議員でしたかの質問がございましたが、海潮の南1号線の落石の問題ですね。これらも非常に管理が行き届いておらないところに、そういうふうなことが起こっておるという面もあります。というのは、国鉄が民営化された時点で、いわゆる山の保守点検が例えば30メーターのものが15メーターぐらいまでの管理ができないというようなことが言われたということも聞いておりますけども、それと同じような問題がこういうところにもはらんでおります。県道玉湯吾妻山線の大東町川井地内で以前に仁多の方が事故に遭って亡くなられたと。あれらも結局は十分に前の管理ができなかったというところに問題があったわけでございまして、そこに来て車で通りかかって亡くなられた経緯がございます。そういうような面も考えますと、本当に行政の中にそういうような面でのものがたくさんにあるわけでございますから、そういうような面についてもやっぱり目を向けてもらう。ですから、命にかかわることは何を置いても大事にしていくという風潮を行政の中でも私はつくっていただきたいと、そういうふうに思っておるところでございます。その点をもう1回ひとつ御答弁願いたいというふうに思います。


 それから、命を大事にするという風潮なり、それから気風といいますか、そういうふうなものをつくっていくために、やっぱり住民の理解も十分得るという必要もございましょうし、あるいは職員の教育という問題もあるというふうに思います。そういう面で、先ほど行革の面で、今のプロジェクトチームは職員の中でつくられておりますけども、十分に民間、一般の市民の意見、意向というものを踏まえた形でやっぱり進められていただきたいと、こういうふうに思うところでございます。その点についてもひとつもう一度お願いをしたいというふうに思っております。


 それから、観光の面でございますが、きょうになって大変6番議員が名調子でやられまして、非常に感心をしておるところでございますけども、やはりいわゆる文化圏も、きょうはそこまでのあれはございませんでしたが、当初の計画から見ると、ずっと後退してるんじゃないかという私は思いがございます。したがいまして、そういう面でやはりこの際もっとそれを強固にしていくという、今こそ連携をとっていくということが非常に大事な点でございます。幸いにして今の神仏霊場というものができましたし、それから今、中海圏の観光の問題もございますが、これとはどうも一緒にならんということではあるようですが。しかし、そういうふうなものもやっぱり含めて、それからいわゆる先ほど6番議員が言われたように、資源としてはたくさんにあるわけですから、これをどう結びつけていくのかということが私は重要だというふうに思います。


 そういう面で、先ほど観光コーディネーターの話がございました。アドバイザーについて検討してるということもございましたが、やはりコーディネーターとかは、もともとの計画は大学の先生に頼んでつくったものでございますけども、ここへ来ますと現実にどうして広めていくかということですから、現場で活躍された方がそこへ入ってやっていくという、そういう形が私は必要だというふうに思いますので、その点についてもひとつお願いをしたい。どういうふうな方をコーディネーターあるいはアドバイザーに迎えるという考え方なのかということもひとつお聞きをしたいというふうに思います。


 それから、須賀神社は、私この間ちょっと電話をして、よう行くことができませんで、知った人がちょうど当番しとられましたけども、あそこは今かわり番に社務所へ務めておられます、氏子の皆さんが。ボランティアですから、全員の皆さんというわけじゃないですけども。その人が言われるのには、やっぱり観光客といいますか、そういうふうな皆さんが多くなったということは言っておられます。ということは、いわゆる縁座の会の20社寺の結びつきというものがあったからこそ、そういうことだというふうに思います。そういうぐあいになりますと、そこへもうだれかがおらないけんということですから、一定の肝心な手間賃が出るというわけではないですけども、多少のものはなけにゃいけんということもあって、なかなか苦労しとられるということでございます。ですから、これがやっぱりもっと伸びてきて、お互い連携がとれてやられるようになれば、もっともっと発展をしてくるんじゃないかと。それがいわゆる結びつき、連携ということになるわけでございますので、コーディネーターの役割もそこで大きいものがあろうかというふうに思います。


 それから、青少年の美化問題でございますが、これは恐らくここにおいでの皆さん方も大変思われたことがあると思いますけども、私は毎年そういうふうなことを思いながら収集をしとるわけでございますけども。旧大東町のときに、地元の皆さんが収集をされた分がポイ捨ての看板の前へ置いてあったのを間違えてあれをやりまして、大変地元へ断りなりしたことがございますけども。それほどに拾う者は本当に気持ちが何としたことだと言いたい気持ちになるわけでございまして、そういうような面をやっぱり体験をさせてやることが私は重要だというふうに思っておるところでございます。


 それから、滞納の問題につきましては先ほどございましたが、なかなか難しい問題がございますけども、差別化をして、ほとんどが経済的な問題だということですから、そうすると難しい面はございますけども、ほんに払われんのか払わんのかというところをやっぱりきちっと押さえてきて処理をしていただきたい。なかなか難しい問題ではあろうと思いますが、これだけたくさんのものが未収になりますと、また不公平の問題も出てまいりますので、その点もひとつ見詰めながら進めていただきたいというふうに思います。これは要望しておきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 番外、速水市長。


○市長(速水 雄一君) 再質問にお答えをいたします。


 JR福知山線事故について、行政のスリム化だけでとらえないようにという御指摘でございます。おっしゃるとおりであろうというふうに思います。もとより行政が目指す目的は、住民サービスのさらなる向上でありましょうし、わけてライフライン、そうした交通公共機関等にかかわる業務については、市民の皆様、地域の皆様の生命財産を守り、安全・安心を確保することを第一として取り組んでいかなければならないというのは言うまでもないことでございます。したがって、常にそうした姿勢を職員挙げて持ち、わけてそうした業務にかかわる職員につきましては、特にそうしたことが必要であろうというふうに思っております。


 また、最近、この福知山線事故だけではなくて、ゆうべもテレビ等でやっておりましたが、飛行会社のいろいろな航空機にかかわる整備不良の問題だとか、あるいは車輪が脱輪したとか、いろんなことが散見されております。これは単なる整備不良とか組織の問題を超えて、人の心の問題ということもあるのではないかということが言えると思います。そういった認識も持ちながら、職員一人一人が資質の向上に努めまして職場意識というものを強く持って、住民の皆様の負託にこたえる姿勢を今まで以上に持つことが必要ではないかなと。それがこの福知山線事故を一つの教訓として取り組んでいくいうことではなかろうかなと、かように思う次第でございます。議員御指摘の点十分にわきまえて、今後業務に取り組んでいく所存でございます。


 それから、観光振興について、今こそ連携強化をということでございますが、まさにこれもおっしゃるとおりの御指摘であろうというふうに思います。また、わけてこれまでの構成町村がそれぞれ合併をしておりますので、新しい自治体となった上では、なおのこと今までのそうした連携強化が図られるよう、その取り組み、対策を講じていく必要があろうというふうに思っておりますので、御指摘十分に受けとめて取り組んでいきたいというふうに思います。


 それから、どういうコーディネーター、アドバイザーをというお尋ねでございますけれども、今具体的に人名を上げてお答えするまでの用意はございませんが、産業振興センターの立ち上げも申し上げておりますけれども、そしてまたこれまで合併協議会のときからいろいろ相談も申し上げている先もございます。そういった方々に相談をしながら、この雲南市の観光をどういうふうにしていったらいいのかということと、それからやはり持っていなくてはならない視点としては、この地域だけではなかなか大きな観光施策ということにはつながっていかないのではないか。やはり島根全体あるいは東部全体、そういった中での雲南地域、雲南市の観光を考えていく必要があろうというふうに思います。そういった意味で、今までの鉄の道文化圏のネットワークにとどまらず、さらなる広域的なつながりが必要であろうというふうに思った次第でございます。


 それから、青少年の環境美化活動について、体験させることが必要であるという御指摘でございました。これまたそのとおりだと私も思います。して見せて、言って聞かせてということわざがありますけれども、まず大人が示すことが必要だろう。それは地域、学校、家庭でいうのが本当にそうした活動を行っていく単位になると思いますけれども、わけて家庭でのそうした親としての子供に対する姿勢いうのが肝心ではなかろうかなと、かように思っているところですが、雲南市といたしましても、大人が子供に対してそういう姿勢で臨んでいくという姿勢を一層強く持ちましてこの環境問題にも取り組んでいきたい、かように思っておりますことを申し上げて答弁とさせていただきます。


○議長(吾郷 廣幸君) 29番、深津議員の質問を終わります。


 これで一般質問を終わります。


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 ◎日程第2 議案各委員会付託





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第2、議案の委員会付託を議題といたします。


 お諮りいたします。議案第71号から議案第84号までについて、会議規則第37条の規定により、お手元に配付しました議案付託表のとおり委員会に付託したいと思います。これに御異議はありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(吾郷 廣幸君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号から議案第84号までについては、議案付託表のとおり委員会に付託することに決定をいたしました。


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 ◎日程第3 請願・陳情所管委員会付託





○議長(吾郷 廣幸君) 日程第3、請願・陳情の常任委員会付託を議題といたします。


 お諮りいたします。請願2件、陳情3件が提出されております。この内容は、別紙請願・陳情文書表のとおりであります。会議規則第133条及び第137条の規定により、お手元に配付した請願・陳情文書表のとおり各常任委員会に付託したいと思います。これに御異議はありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、請願2件、陳情3件については、請願・陳情文書表のとおり常任委員会に付託することに決定をいたしました。


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○議長(吾郷 廣幸君) これで本日の日程は全部終わりました。


 本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでございました。


              午後1時43分散会


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