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島根県 江津市

平成10年 3月(第1回)定例会 03月13日−03号




平成10年 3月(第1回)定例会 − 03月13日−03号







平成10年 3月(第1回)定例会



               平成10年第1回議会定例会

                 議事日程第3号



平成10年3月13日(金)午前10時開議

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 本日の議事日程

第1 一般質問

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 会議に付した事件

本日の議事日程のとおり

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 出席議員(19名)

1 番  森 脇 洋 二 君           2 番  森 脇 弘 子 君

3 番  坂 本 照 良 君           4 番  藤 代 昌 希 君

5 番  深 野 政 勝 君           6 番  盆子原 良 英 君

7 番  佐々木 廣冨美 君           8 番  室 安 延 博 君

9 番  河 野 貴 雄 君           10 番  城 山 勝 吉 君

11 番  高 橋 次 郎 君           12 番  桑 原 祥 瑞 君

13 番  山 藤 道 弘 君           14 番  野 海 治三郎 君

16 番  奥 田 松 司 君           17 番  松 田 千鶴廣 君

18 番  田 中 良 雄 君           19 番  小 林 弘 敬 君

20 番  佐々木 忠 且 君

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 欠席議員(1名)

15 番  古 川 忠 光 君

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 説明のため出席した者

市長      牛 尾 一 弘 君        助役      砂 田   忠 君

収入役     小 林 憲 弘 君        参事(総務課長) 浅 田   覺 君

参事(保健福祉課長)                民生児童室長  寺 本 光 雄 君

        横 田   等 君

参事(都市建設課長)                企画振興課長  三 浦 賢 士 君

        有 田 康 人 君

人事課長    西 川 幸 三 君        財政課長    浅 野 芳 友 君

税務課長    森 田   實 君        市民課長    笠 藤 充 宏 君

生活環境室長  大 村   昇 君        清江園長    宮 田 茂 樹 君

用地課長    植 田 茂 忠 君        農林水産課長農業委員会事務局長

                                 二 上 忠 幸 君

商工振興課長  近 重 信 也 君        会計課長    森 脇 一 郎 君

教育長     野 上 公 司 君        教育管理課長  近 重 靖 夫 君

生涯学習課長  佐々葉 牧 生 君        水道局長    西 谷   茂 君

監査委員・選挙管理委員会事務局長         総務課長補佐  横 山   豊 君

        有 田 博 政 君

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 出席した議会事務局職員

事務局長    山 藤 晴 夫

事務局次長   河 野 将 司

議事係長    森 脇 芳 樹

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              午前10時0分 開議



○議長(小林弘敬君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事は、お手元に配付いたしております議事日程により、これを進行いたします。

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△日程第1 一般質問



○議長(小林弘敬君) 日程第1、一般質問を続行いたします。

 順次発言を許します。

 4番藤代議員。

              〔4番 藤代昌希君 登壇〕



◆4番(藤代昌希君) おはようございます。正友クラブの藤代でございます。通告しております教育現場、教育環境の今日的課題について4点質問します。

 第1点目ですが、人間が地球上に人間社会を形成してより人としての生き方についてどうあるべきかを考え、倫理を確立し、長い年月をかけ生きる上での人としての道を、尺度を決めました。しかし、日本では戦後の教育の中で自由、平等、権利、義務といった言葉の解釈が正しく理解されなかったのか、親子、兄弟の信頼関係、年配者に対するヒューマニズム、友達との友愛、先生に対する尊敬の念とか感謝の念とかは一歩ずつ後退していき、双方ともに何か大きなものを失ってきたように思えるのです。今日殊に親が子供に何を教えるべきか、親の生きざまはどうあるべきか、子供が見て育つ親の姿が示されず、子供が学ぶことを忘れた親子関係ができ、友達との信頼関係も築くことのできない現状になってきていると思います。親の役割や教師の役割が明確でなく、社会の乱れの中で子供は道を、人間性を見失うという状態です。子供に一貫して教育すべきしつけをどうあるべきか問われます。どうお考えでしょうか、お聞かせください。

 2点目として、昨年11月に「教師の処分、過去最悪」の見出しで公立校の教師の教え子らへの体罰やわいせつ行為で1996年度中に懲戒処分を受けたり、訓告諭旨免職となったりした教員は、それぞれ393人と66人に上り、過去最悪と報道がありました。教師としての誇りが、自覚が欠如しつつあるのでしょうか。体罰についての受けとめ方は、子供、保護者ともそれぞれ受けとめ方の問題もあると思いますが、学ぶべきことに反省する機会を与えられ、子供にとってありがたいことである場合もあるのではないか。保護者も感謝すべき場合もあるのではないかと思えることも考えられます。教師の処分を考えると、度の過ぎた体罰があったのか、先生の質が下がったのか、教育者でなくなったのかと迷います。こうしたことをどう考えて教師を指導されておられるのか。教師が教育者としてのプライドを失ってはおられないと信じます。見解とどう受けとめておられるか、お聞かせください。

 3点目として、「1996年度の公立中・高の校内暴力1万件超す」との記事があり、文部省の生徒指導上の諸問題の現状調査でわかり、憂慮すべき状況と報じられています。調査によると、校内暴力の発生件数は中学校が前年度比37.2%増の8,169件で、1件でも発生した学校の割合は17.7%とされています。また、非行は戦後第4の上昇局面にあり、中学生の補導も大幅にふえ、また性非行で保護、補導された少女も最悪だった前年よりもさらにふえているとされています。江津警察署の「ザ・白書」によりますと、江津市内でも不良行為少年の件数が平成4年の132人、うち女子37人、平成8年には238人、うち女子20人と大幅な増加のまことに憂うべき事態となっています。学校に対する不信感が保護者の中に強くあるのではないか、学校側は保護者の協力が得られていないと感じておられるのではないかといったお互いのはざまの中で、子供の情緒の不安定となり、存在の主張としての行動、進むべき目標も見失っているとも思います。

 21世紀を託す子供に教師も保護者もともに親密に接し、情緒の安定を確立し、信頼を取り戻す方策を立てるときではないか。教師は教えることより育てることへと移行する時期となってきているのではないか。保護者は教師が安心して働くことのできる環境をつくるべきとも思います。対処すべきこと、原因をどのように把握されているか、お聞かせください。

 4点として、子供は人格を持った一人の人間として法的に守られ、社会的にも尊重されています。しかし、一方では成長過程にあり、親の愛情、社会の愛情、市の愛情、そして自然環境の中ではぐくまれ、成長していく途次にあります。したがって、子供の行為の責任は、おのおのが全体として受けとめなくてはならないと言えます。子供が成長するにつれ、自我、他我意識が芽生える中で、成長の区切りが幾つかあり、その節目の部分の一つ一つの成長時に、これはあなたの責任ある行動、行為としてみんなが認めますということを子供自身に自覚させることが必要であると言えます。この自覚を持たせる方法が古くから成長過程でお祝いをし、みんなが心を込めてその日からの子供の自覚を教えてきました。現今の子供はそれにどうこたえてきているのでしょうか。これが今日あいまいになってきているのではあるまいか。このことをお互いに認識し、今後に対処すべきと考えますが、どう受けとめておられるのか、お伺いいたします。

 以上、壇上からの質問を終わります。



○議長(小林弘敬君) 野上教育長。

              〔教育長 野上公司君 登壇〕



◎教育長(野上公司君) おはようございます。藤代議員の御質問にお答えいたします。

 4項目の御質問をいただいておりますが、まず最初に、全項目に関連する部分もございますので、総体的なことを申し上げましてから個別の答弁をいたしたいと思います。

 教育は、あらゆる社会システムの基盤をつくるものでありまして、国においては教育改革を行財政改革や経済構造改革と並び6大改革の一つとして位置づけられ、精力的に改革の取り組みが進められているところでございます。本市におきましても、21世紀に向けた江津市の教育のあり方、江津市の学校教育の課題の見直しについて、市校長会に対して昨年、諮問を行いました。そして、鋭意検討を重ねておられまして、近く答申をいただく運びにいたしております。

 第1点目の子供への一貫としてとるべき教育、いわゆるしつけの内容及び考え方についてでありますが、しつけにつきましては、子供を一人前の大人に育てるために礼儀作法や生活習慣の形を身につけさせることと言われております。いわゆる以形整心と申します。我が国では伝統的にしつけは就学前でなく、一人前の働き手として認められるか、結婚して親になるまで続けられてきました。大別しますと、幼児期、少年期、青年期に分けられ、家庭だけでなく、地域社会も参加して行われていました。しつけは親だけが行ったものではなく、祖父母を初め地域社会が一丸となって大人になるまで続けられたのであります。今日、都市化と核家族化の進展によって伝統的な村社会や町意識が崩れ、家庭や地域の教育力の低下も否めない事実であろうかと存じます。高名な教育者であります森信三先生の言葉の中に、しつけにつきまして次のような3大原則を述べておられます。

 まず第1に、朝のあいさつをする子に。それはまず親の方から誘い水を出すこと。2番目に、「はい」とはっきり返事のできる子に。それには、母親が主人に呼ばれたら、必ず「はい」と返事をすること。3番目に、席を立ったら必ずいすを入れ、履物をぬいだら必ずそろえる子供に。子供は親の姿を見て育つと言われますが、この3つの言葉を私たち大人がきちんと認識し、子供たちにしっかりしつけていくことが大切ではないかと思っております。

 学校教育につきましては、発達段階に即応した規範意識の定着を図ると同時に、望ましい基本的行動様式が身につくように指導を学校教育のすべての場において実践されるように指導いたしております。

 一方、文部省においては、昨年中央教育審議会に対して幼児期からの心の教育のあり方について諮問を行い、豊かな人間性の育成を目指した心の教育の充実方法について近く答申がなされるものと思っております。

 命を大切にする心、他者への思いやりや社会性など、豊かな人間性を育成する、いわゆる心の教育をあらゆる教育の場において一層推進していく必要があり、学校、地域社会、家庭が連携して取り組んでいかなければならないと考えております。

 学校教育における生きる力や心の教育とともに、生涯学習におきましても、一層の充実強化に努めていきたいと存じます。

 2点目の教員の処分についての見解と根源をどうとらえているかについてでありますが、教職員の懲戒処分等につきましては、処分の事由別に見ますと、大きく分けて交通事故に係るもの、争議行為に係るもの、その他に係るものがありますが、教師の問題行動につきましては、特に教師は将来の日本を背負う児童・生徒の教育に携わっていますことから、責任と自覚が強く求められているわけでございます。教師の問題を一言で申しますと、教育者としての信用を失墜させる行動であります。教師の門題行動の中で、近年特に目立つのが体罰でありますが、体罰は学校教育法により明確に禁止されております。子供に及ぼす体罰の影響は、心理面や学習面のみならず、子供と教師、子供同士の対人関係にも影響を及ぼします。だからといいまして、児童・生徒が他人の心を傷つける暴言を吐いたり危険な行為をしたときには放置してはなりません。教師は毅然とした態度でしかり、いさめることが絶対的に必要であると思っています。興奮して感情的に怒るのではなく、冷静に状況を把握して、子供の心を打つ具体的な指導をすることが大切で、「怒ることでない厳しさ、甘やかすことでない温かさ」が生徒指導の根幹であると考えております。

 また、教師に求められる資質といたしまして、使命感、教育的愛情、専門的知識、豊かな教養、実践的な指導力が上げられますが、人間性、専門性及び社会性を持った教師として現状に満足することなく、絶えずみずからを高める努力が必要であると考えます。これらのことにつきましては、校長会等を通じて指導いたしておりますが、今後一層の努力を傾けてまいりたいと存じます。

 3点目の校内暴力、また社会性非行が急増している中で対処するべきことと原因をどのように把握しているかについてでありますが、本市における校内暴力等につきましては、極めて少数の状況でありますが、最近、中学生の刃物による殺傷事件が連続して発生しており、大きな社会問題になっておりますことは御承知のとおりでございます。このような一連の事件に関連して、教育関係者はもとより、すべての大人が命の大切さや物事の善悪の判断など、人間としての基本的な倫理観や規範意識を改めて子供たちに体得させることが必要であると考えております。

 このような観点に立ちまして、先般の校長会で生徒指導等について、児童・生徒理解の深化、学校教育相談等、より一層の充実強化に努めてもらうよう指導いたしております。市内のある学校におきましては、生徒、保護者を対象といたしました防犯教室をPTA研修にあわせ開催し、命のとうとさを親子で考えるということも行っております。

 これらの問題は、いろいろな要素を含む大変難しい問題でありますが、子供の健全育成を図るためには、家庭、学校、地域のそれぞれが積極的に役割を果たし、適切な連携を推進していくことが重要であると考えます。

 あわせて、児童相談所や関係機関との緊密な連携充実に今後も一層努めていきたいと存じます。

 4点目の子供の尊重されるべきところと子供の義務関係についてどう認識されているかについてでありますが、御質問の第1点目、しつけの問題のところで触れさせていただきましたけども、議員が申されますように、我が国には古くから成長過程の段階で節目ごとにお祝いを行い、家庭、社会を通じて幼児期から一人前の大人に育っていくというよき伝統がありました。また、少年時代には低学年から高学年が一緒になって遊び、縦関係の遊びを通してルールやおきてを自然に身につけることができました。家庭におきましては、親だけでなく、祖父母も一体となって子供のしつけが行われてきたことも事実であります。今日、社会経済の伸展に伴い、これらよき伝統的なものが次第に崩れつつある現状でございます。

 このような観点から、先ほども申し上げましたけども、文部省におきまして幼児期からの心の教育のあり方が大きく取り上げられておりますように、心の教育についてさらなる充実強化に努力を払ってまいりたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 4番藤代議員。



◆4番(藤代昌希君) ただいまは丁寧な、そして毅然とした心構えなど、地域とのつながりなど、いろいろな御意見、御返答いただきましてありがとうございました。教育問題をここで論議するようなことはございませんので、その点は置かしていただきますが、市長さんにお伺いしたいことがございます。市長さんの議会での最後の御答弁になるかとも思いますが、よろしくお願いいたします。

 さきの中央教育審議会の第1次答申に示されておる、ゆとりの中で生きる力をという教育の方針の観点で、ゆとりを考察しまして、空間的ゆとりと精神的ゆとりの2点をお話しし、見解をいただきたいと思います。

 1点目の空間的ゆとりは、子供たちの地区での遊び場です。さっき教育長さんも地域との連携を強調されておりました。公民館単位の17地区ともそれぞれ自由に伸び伸びと大自然の中で創造力を生かした遊び、運動のできる場所がぜひ必要と考えております。

 2点目は、精神的ゆとりです。江津市にはほかの市にない、17地区にそれぞれの17の公民館があります。この市の財産である公民館を活用し、子供たちが地区との交流をする、すなわちお兄さんお姉さん、そしてお年寄りの方々と接し、社会を知り、人間性を培うのには絶好の場とも考えます。子供たちに精神的に地区とのつながりの持てる教育を、また思いやりのある心を育てていただきたく思います。今日的課題として取り組む必要のあることと思います。ぬくもりのある行政で、ゆとりのある教育を引き続き願うものでございますので、お考えをお聞きかせいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(小林弘敬君) 牛尾市長。



◎市長(牛尾一弘君) 日常生活の範囲内での御質問でございますので、それなりのお答えを申し上げておきたいと思います。

 例えば、昔で言うならば我々のよりどころとするのは、学校校舎であり、校庭であったわけです。ところが、最近になりまして、公民館もでき、あるいは保育所もでき、それぞれ親の目の届かないところでも教育の広範な範囲で諸施設が完備をされました。その中でそれぞれの分野で生活の根拠を求めて、それぞれの子供たちが大人になってくる過程が非常に広く求められて今日存在しておるわけでございまして、これらはやはり私は公民館、地域の父兄あるいはPTAの皆様方がそれぞれの機関に相互連携プレーを取られて、私は子供の将来を見詰めていく方法をお見つけになることが、私は一番大事じゃないかと。それぞれの親に思いがあり、違いもあろうと思います。それはそういう施設、あるいは多くの諸団体と手を取り合っていくことによって、私は立派な子供のしつけがその場で行われることができるんではなかろうかと思います。

 先ほど藤代議員もおっしゃいましたように、子供は親の背を見て育つということを言うておりますけれども、親の背中にあって親がどの人と対話をしとるかということを目で見て育つわけでございますけれども、最近のお子さんを見ると、おなかの方に置いて、親の顔を見て育つという社会情勢も来ております。これは旅行が広がったということの一つのあらわれであろうかと思いますけれども、やはり本当に親の背中を見て他人の行動が見られる社会をお互いがつくることが私は一番肝要ではなかろうかなと、こういうふうに自分の感想でございますので、答弁になるかどうかわかりませんが、御理解をいただきたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 藤代議員。



◆4番(藤代昌希君) 教育に関係あることでちょっとお尋ねしたわけですが、所信を表明していただきましてありがとうございました。

 以上で質問を終わります。

              〔17番(松田千鶴廣君)「関連」と呼ぶ〕



○議長(小林弘敬君) 17番松田議員。



◆17番(松田千鶴廣君) それじゃ、ちょっと具体的なことで学校の先生の配置についてお尋ねをしたいと思います。

 ただいまは、公務員の皆さん、先生を含めまして間もなく大変な異動が起きようとしておるさなかではありますが、お尋ねしたいのは、特に各小・中学校の学校に地元の先生が配置されているかどうかということであります。というのは、私たちが子供のころには、大方の先生がほとんど地元の先生のような感じがしておりました。そのことが非常に教育の効果をある面では上げていたんじゃないかなと思っております。特に校内暴力とか不登校とか、大変な問題が起こっておりますが、そういう原因、あるいは家庭のことを知るためにも、あるいは解決をするためにも、各学校に特に中堅どころ、あるいは定年を迎えられる校長先生や教頭先生あたりが地元の出身の先生であれば、非常にそういうことに役に立つんじゃないかと思っておりますが、そういうことも含めまして、そういう配慮が、地元の先生が配置されているということが配慮されているかどうか、そういうことをお尋ねしたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 野上教育長。



◎教育長(野上公司君) ただいまの関連質問についてお答えいたします。

 教職員の配置につきましては、平成9年度末人事異動を現在進行中でございます。先ほど議員御指摘のように、地元の出身、特に江津市出身の教員をできるだけ各学校に配置しようという努力はいたしております。特に管理職につきましては、できるだけそういう方針で臨んでおりますけれども、はっきり言いまして教員の絶対的な数が足りません。今年度末の人事異動につきましても、江津市から松江、出雲の方へお帰りになったり、あるいは僻地中堅を希望しておられる教員の数と、それから江津市の小・中学校を希望しておられる数とがかなり大きく開いております。したがって、そういう中でできるだけそれぞれの学校に地元出身者がおるようにという配慮はしますけども、現状ではどの学校にも必ずというわけにはなかなかまいりません。しかし、こちらから教育事務所の方へその要望は伝えて、できるだけ実現するようにお願いはしております。

 もう一つ、今度はお願いでございますけども、私も今年度末人事異動でかなりリターン・コールというのをさせていただきました。江津市に帰ってこいという呼びかけでございますけども、それにこたえてくれる教員がまだまだ少のうございます。できるだけそういういろんな方々から江津市出身の教員は江津市に帰ってくるようにという呼びかけをできればお願いいたします。どうも失礼しました。

              〔16番(奥田松司君)「関連」と呼ぶ〕



○議長(小林弘敬君) 16番奥田議員。



◆16番(奥田松司君) 教育の問題については、今関連がございましたけども、私は教育現場の実情について少し教育長にお尋ねをしてみたいんですけども、教育長、御存じかどうか、最近とみに江津中学、特に東部の2中学校においては、大変な行為がなされておる。器物の損傷、意識的な損傷ですね、こういったことが教育長の耳に入っているかどうかお尋ねをしたいわけでございます。ちまたのうわさでは、大変な行為をやってると聞いております。これは御存じですかどうですか。

 それともう一つ、こういったことからしても、私は江津市の教育行政そのものがどうも理解しかねない。いろんなことがあるにもかかわらず、私らは耳に入ってこない。こういった点から、教育委員会での会議録、こういったものは今公開されているのかどうか、これが非公開制になっているのか、それとも公開制になっているか、これができなきゃ閲覧ができるかどうか、そういったこともあわせお聞きしておきたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 野上教育長。



◎教育長(野上公司君) 奥田議員の関連質問に対してお答えいたします。

 まず、第1点目の市内の特に東部の中学校における器物破損等を含めた問題行動の多発につきましては、これは校長からその都度報告を受けて、私としての指導は現在まで続けております。したがって、学校でありました事柄が教育委員会の方に全く届いていないというようなことはございません。その都度報告がありますし、そしてその後の報告も、事後指導についての報告もきちっと受けております。

 それから、教育委員会の会議録でございますが、一応会議録は現在までまだ公開はいたしておりません。

              〔16番(奥田松司君)「閲覧は」と呼ぶ〕

 閲覧は、今現在までさしておりません。



○議長(小林弘敬君) 9番河野議員。

              〔9番 河野貴雄君 登壇〕



◆9番(河野貴雄君) 私は、公民館のあり方といわゆる身近なごみ問題について、2つの点からまず質問をしたいと思います。

 最初に、公民館のあり方についてを質問いたしたいと思います。

 今定例会の初日の全協で懸案事項でありました連絡所のあり方について次のように報告がありました。基本方針としては、連絡所を廃止し、業務を市内郵便局及び公民館で取り扱う。ただし、一部地域の連絡所については当分の間残すというような基本方針がなされ、その間の中にいろいろな協議の中で、各地区の公民館の連絡所の中において問題点がありまして、次のように処理方針として、今年度1年かけていろんな問題を検討せよと、そして平成10年度中に教育委員会と十分連絡を取りながら行財政改革部会で公民館のあり方について検討する。連絡所が扱っている地域のコミュニティー事業の整理を行うというような報告が私たちになされました。大変この連絡所のあり方について端を発して、ちょうどいい時期に来たと思います。公民館について十分1年間ぐらいかけて検討をされると思いますけど、常日ごろ私も公民館のあり方について若干いろいろ思っとりました。たまたま平成7年度の3月12日付の山陰中央新報に「公民館は今のままでいいか」と題するような非常に建設的な提言の社説がありました。ちょっと御紹介申し上げながら一考を要していただければと思います。

 住民にとって一番身近な交流と学習施設というものは、まず私たちは公民館を思い浮かべると思います。そして、公民館は戦後間もなく教育基本法や社会教育法によって設置を求められ、全国平均で人口1万人当たり1.53館、これは平成5年度、島根県は3.8館、1市町村当たりは15.79館で、いずれも全国第2位にランクされております。そして、総数は300館、ほぼ小学校の校区に1館ある勘定であります。そして、翻ってみますと、当江津市においては17地区にあり、それぞれの地区に公民館があって、大変この公民館の設置については模範的な当市だと言えるのだと思います。その中で、この新聞はこう書いてあります。「島根県内で公民館の設置が進んだ理由としては、特に小学校校区の範囲で住民の交流が盛んに行われている事情によるものと見られる。最近では、広域的な利用目的の社会教育施設が盛んに建設されるようになったが、公民館が地域唯一の集会所だった時代は長らく続き、今も実態はほとんど変わらない」と、いろんな面で指摘をされております。

 そこで、戦後50年経過をいたしました。その間、活用の仕方が人も変わり時代も変わり多様化し、また世代も青少年から高齢者まで大変幅が広くなると、事業内容もいろいろと細分化され、質的に高度なものを要求する時代になってきたと思います。ところが、残念なことには、一部を除いて住民の多様な要望にこたえるだけの体制整備が十分なされてはないのだと私は思っています。

 そこで、質問の1点目は、公民館のあり方について検討される主要な課題は何なのか、まずお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

 次に、市政モニターさんの意見の中に、「VOICE」の冊子から貴重な提言がありました。ちょっと紹介してみたいと思います。

 公民館館長並びに主事の任期制度と選出方法についてでございます。これは地区の人であればだれでも利用できる。また、地区の中核的役割、すなわち行政とのパイプ役を務めるなど、地区民のためにあるものと思う。いかなるときでも、この2大原則は破られてはいけないことだと思う。公民館の運営や活動等は、地区の自主性に任されており、ややもすれば個人、あるいは少数の人の意見でこの原則が曲げられていることを目にし、公平を期すため、公民館長と公民館主事の任期制度や選出方法について最小限の行政の関与、あるいは規約等を見直していただきたいと思う。それに対しまして、回答がございます。公民館館長、主事の任期制度と選任については、館長及び主事の任命は、運営審議会の推薦により教育委員会が任命し、任期は2年間ですと。参考に申し上げます。運営審議会委員とは、公民館地区内の小・中学校長及び団体機関を代表する者で、学識経験者の6名を公民館長が推薦し、教育委員会が委嘱する。任期は2年間。

 以上のようなモニターさんからの声であります。そして、この質問をするに当たり、現場の公民館長に直接聞いてみました。大変公民館の抱えている問題は、特に公民館には温度差があると思いますけど、忙しいところの公民館では、主事さん1人体制では大変限界があると。主事さんの補佐、つまり非常勤の職員というか、そういったような主事さんの配置等々を非常に望むと、そして館長には報酬をもらっているけど、その半分あたりをぜひ主事さんの次に、今言いました補佐の配置などに向けられるんだったら、ぜひそういうような制度をしていただきたいと。ちなみに、このことに関しまして、浜田市さんの公民館の運営状況についてお聞きいたしました。大変配置、設置の仕方、報酬等大いにこれから検討されるために参考になろうかと思います。ぜひ浜田市さんの方も調べていただきたいと思います。

 公民館の行財政改革の視点から考えまして、人員の配置、報酬等活性化を図るには、私は公民館運営規則を一部変更、または改正して弾力的な効率ある運用を図る考えが必要であると思いますけど、検討の対象とするのかについてお考えをお聞かせしていただきたいと思います。

 最後の3点目でございますけど、これからの公民館の重要な役割は、私は学習の援助機能の充実であると考えます。何を重要視されようとされてるか、時代は50年たちました。これからの新しい公民館像についてぜひ御見解をお聞きしてみたいと思います。

 以上が公民館についてであります。

 次に、通告しておりましたごみ処理対策について若干お伺い申し上げます。

 ごみ処理に関する問題は、現代の大きな社会問題の一つとして近年クローズアップされてきております。特にごみ焼却に伴うダイオキシンの問題は、私たちの生活環境との関連において深刻な社会問題となっております。各都道府県においては、小規模焼却施設の廃止や改善が大きな課題となっております。また、市町村段階ではごみをリサイクルし、再資源化を図るための分別収集を大きな課題として取り組んでいるところもあります。ごみ処理に関する問題の中でも、紙、プラスチック、鉄くず等のごみはある程度処理に関しては目が向いてる感はありますが、生ごみに関してはまだ意識が薄いのが現状ではないでしょうか。特にこの生ごみを考えるに当たりまして、3月6日のこれは朝日新聞の掲載でありますけど、松江市の障害施設の持田寮におきまして、給食の残りを資源化するということで、松江市の市立の小・中学校から出る給食の残飯が4月より堆肥として再利用され、その知的障害者施設持田寮が要望していたのが実現するというもので、このごみの減量化と資源リサイクル化が一度に図れて大変すばらしい資源化にしているという、こういうニュースがありました。そこで、今回はごみの中でも生ごみに焦点を絞って6つから成る項目について質問をいたします。

 現在、学校や養護老人ホーム等の市が設置主体となっている団体から出される生ごみは、1カ月当たりどのくらいの量になっているのか。そして、その生ごみの焼却に要する燃料費等の必要経費はどの程度になっているのか。また、一般家庭、病院、旅館、食堂から出される生ごみの量は1カ月どのくらいなのか。

 2点目、焼却施設(可燃物)の改良新設等生ごみ処理に伴う方策に何か構想があるのか。

 3点目、生ごみ処理に伴う問題で、焼却施設の改善については早急に着手されたいところですが、生ごみを出さない、つまり焼却に回さない方向で費用の出費を考えることはできないものか。例えば、コンポストの助成だけでなく、生ごみを発酵させ、有機肥料に変化させるごみ容器への助成などの考えがあるのかについて。

 4点目、市では、これから生ごみを肥料や飼料への活用を図ろうとする事業を実施するような団体が出た場合、市の方から助成するような考えは、あるいは検討の余地があるのか。

 5点目、ごみの現状について、可燃物、不燃物も含めて、次のことについて資料の報告をしていただきたいと思います。

 イは、ごみ排出状況。ロ、ごみ処理費。ハ、ごみ排出量に占める容器包装廃棄物の量。その他。

 以上について、資料の報告と、今後のごみに対する執行部の見解を述べていただきたいと思います。

 最後に、ごみ問題や、とりわけ「あなたにもできる地球環境保全」、これは県から出されました学校教育について、身の回りの非常にごみを考える問題について、わかりやすい冊子でございます。こういった中で、私たちの身の回りについて、特に学校現場の教育は大事だろうと思います。子供たちにどのような指導をしておられますでしょうか。お伺いいたします。

 以上、壇上からの質問を終わります。



○議長(小林弘敬君) 佐々葉生涯学習課長。

              〔生涯学習課長 佐々葉牧生君 登壇〕



◎生涯学習課長(佐々葉牧生君) ただいまの河野議員の公民館のあり方についての御質問にお答えいたします。

 第1番目の、主要な検討課題は何かについてでありますが、まず公民館の位置づけを申しますと、公民館は社会教育法の中にその目的、設置者、事業運営方針等がうたってあります。公民館の目的は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することであります。

 また、公民館の職員の位置づけ、事務内容等も記してあります。

 質問の内容であります主要な検討課題についてでありますが、市の行財政改革推進を図る中で、基本計画実施計画に伴う検討委員会が設置されました。その中に、公民館を含む連絡所、集会所、保育所等の施設について検討する公共施設等管理運営検討委員会が組織され、これらの施設を今後どうするか検討が重ねられてきました。今回、連絡所が平成11年度を目途に廃止の方向で検討されるところでございます。現在、公民館と連絡所は同一建物の中で、同一室での執務が行われております。連絡所が廃止になりますと、公民館に事務負担がかかるのではないかということでございますが、これらを含めて連絡所問題は検討をされたところでございます。公民館といたしましても、本来の業務に集中する方向で検討する時期であろうと思います。連絡所と公民館の仕事の違いがあり、混乱を招く要素があるように思われますが、今後公民館におきましては、検討を重ね、住民サービスが低下しないように業務の推進を図りたいと思います。

 公民館の基本的な位置づけといたしましては、生涯学習時代に対応し、その期待される役割を十分果たしていくために、学習需要に積極的にこたえ得る施設の整備、運営のあり方の検討が今後の課せられた課題であろうと思われます。

 また、住民の実際生活の変化を的確に把握して、多種多様な要求に適切に対応できる体制がとられなければならないと思います。

 市内に17館あります公民館の役割といたしましては、多様な学習活動の推進としまして、地域における社会教育の中心的施設として、住民生活に直結し、地域住民の学習ニーズに役立つ活動を促進するとともに、地域の総合センターとして位置づけ、活発な活動を展開していくことにあります。そのために、年度当初各公民館におきましては、地域の状況に即した活動方針、重点目標、主な事業等を掲げて推進しております。

 2番目の御質問であります、現在の公民館運営規則を検討する考えがあるかでございますが、基本的には現在制定されております運営規則を改正する考えはありません。その理由といたしましては、それぞれの項目につきましては、妥当性を持っておりますので、現時点で改正をしなければならない問題点はないと考えております。

 ただ、御指摘の公民館の職員の任命についてでありますが、地域の交流の場、地域に根差した生涯学習の場として、住民の方々とともに推進していきます公民館活動の業務を担当する館長、主事の任命につきましては、各地区公民館運営審議会の推薦をいただくことにしており、地域の実情がわかります方が、より事業推進に寄与するのではなかろうかと考えております。職員の推薦方法につきましては、現在の方法を継続していきたいと考えております。

 3番目の御質問であります公民館の重要な役割は、学習の援助機能の充実であると考えるが、何を重要視されようとされるか、これからの公民館像についての見解でございますが、御教示のとおりでありまして、先ほども述べましたように、公民館の役割は地域の生涯学習活動の中心的存在の施設であり、地域住民の方々と職員、教育委員会が一体となり、その業務にかかわっていくものであります。学習機会の提供、地域活動の拠点、自主的学習活動、体育、レクリエーション活動への援助、学習情報の提供、学習相談への対応、関連機関団体との連絡調整等がその主な役割と、活動種目であろうかと考えておりまして、それに即した業務推進を引き続き図ってまいる所存でございます。公民館がみずから企画して運営する事業活動と、教育委員会が事業として取り組みます生涯学習活動であります家庭教育、青少年教育、成人教育、高齢者教育、女性教育、同和教育、社会体育等、両立させながら運営をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 教育管理課長。

              〔教育管理課長 近重靖夫君 登壇〕



◎教育管理課長(近重靖夫君) 河野議員の御質問のうちごみ処理関係の1点目、学校給食の残飯の生ごみ関係についてお答えをいたします。

 学校におけるごみ処理関係につきましては、昨年10月から実施されました市の方針に基づきまして、可燃物につきましては、一般家庭と同様に、業者の回収にゆだねております。また、不燃物につきましては、各学期ごとに業者委託による回収を行っております。学校給食に伴います生ごみにつきましては、月当たりの排出量が小学校で約180袋、中学校におきましては約7袋程度の状況でございます。このうち大規模校であります津宮小学校と高角小学校分が約130袋で、小学校全体の7割を占めておりますが、この2つの学校には、現在生ごみ処理機を設置いたしまして、処理を行っております。処理後は、堆肥に利用するなどいたしまして、自然へ還元をしております。なお、学校におけるごみ処理につきましては、環境保全の見地から、昨年10月から学校の焼却炉の使用を原則廃止といたしまして、市の回収にゆだねておりますが、これを契機といたしまして、ごみの分別等を行い、ごみの減量化に向けて一層の努力をいたしております。

 次に、6点目の環境保全に関する学校教育についてでございますが、小・中学校におきましては、県教育委員会作成の副読本ふるさと島根の環境などを利用いたしまして、子供たちが身近な自然に直接触れ合う活動を通して、人間と環境とのかかわりや自然の大切さについて学習を行っております。

 また、市のごみ処理施設の見学や、実習田による作物の栽培、あるいはボランティア活動を通しての環境美化活動に取り組んでおりまして、ごみ問題に対する意識の高揚や、環境保全の大切さなどを学んでおります。今後も、環境に関する法令の趣旨を踏まえまして、児童、生徒が体験を通じて環境の現状や課題を正しく認識し、思いやりのある豊かな心を持つ子供の育成に一層の努力をしてまいりたいと思います。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 大村生活環境室長。

              〔生活環境室長 大村 昇君 登壇〕



◎生活環境室長(大村昇君) 河野議員の御質問の2点目から5点目についてお答えをいたします。

 2点目御質問の、現在の焼却場の改良、新築等生ごみ処理に伴う方策に何か構想があるのかということでございますが、昨年6月議会において、森脇洋二議員の御質問に市長がお答えいたしておりますが、御承知のとおり松川町太田の江津市桜江町環境衛生組合ごみ焼却場は、築後27年を経過いたしておりまして、これの大きな改良工事を加えることは困難でございます。今後は、県が進めようといたしております広域化の方向で検討を重ね、また現施設におきまして必要とする補修は早目に取りかかりまして、市民の皆さんに御迷惑のかからないよう最善の努力をいたしたいと思います。

 3点目の、生ごみ減量化の方策でございますが、平成10年度におきましては、従来のコンポストのあっせんに加え、生ごみ分解処理器のあっせんを江津市衛生組合協議会の協力をいただき実施をいたしまして、あわせて市民の皆さんの御理解と御協力をいただきまして、生ごみ減量化に努めてまいりたいと思います。

 4点目の、生ごみを肥料化等への活用を図ろうとする事業を実施するような団体についての助成でございますが、仮にこれを実施した場合、大きくごみの収集量が変わるようでありましたら、検討に値すると考えております。

 5点目の、ごみの現状についてお答えをいたします。

 松川町のごみ焼却場における近年の処理状況でございますが、江津市分といたしまして、焼却数量は平成4年度4,473トン、5年度4,294トン、6年度4,248トン、7年度4,581トン、平成8年度は4,763トンでございます。なお、8年度で申しますと、市民1人当たり1日約480グラムを排出したことになっております。また、島の星のクリーンセンターで取り扱ってます不燃ごみでございますが、平成7年3月完成でございまして、平成7年度は1,238トン、8年度は1,347トンでございます。市民1人当たり年間約50キロでございます。

 次に、処理いたす経費でございますが、ごみ焼却場は、平成8年度で申しますと、約4,400万円、島の星クリーンセンターでは約5,690万円でございます。

 次に、容器包装リサイクル法に伴う江津市の対応については、昨年の6月議会で申し述べましたとおり、平成12年度より対象物10品目のうちガラス製容器について分別収集を実施いたす計画にいたしております。

 なお、島の星クリーンセンターに搬入されました瓶類等は、平成8年度で275トンでありました。

 以上、ごみ処理の現状を申し述べましたが、近年の社会経済活動の拡大やライフスタイルの変化に伴い大量生産、大量消費、大量廃棄という、主として私たちの日常生活や通常の事業活動により、環境への付加が加わることにより、地球環境問題が生じています。このようなことから、私たちは健康で文化的な生活環境を確保するためにも、市民一人一人が御理解をいただくため、PR活動等を積極的に展開してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 9番河野議員。



◆9番(河野貴雄君) それぞれ2つの項目について質問しましたもので、まず公民館の分で、佐々葉課長の御答弁の中で、大変模範的な答弁をいただいて、よくわかるわけですけど、ただ一つ公民館運営規則は、従前どおり、変更をする気は、考えはないと言われましたですけど、この中におきまして、主事さんというのが公民館運営規則では、多分あの中では1人配置だというように、私は認識しておるわけですけど、そのあたりの部分で、事務量によっては一生懸命やるとか、地域ニーズの多いところによっては、おのずと主事さんの仕事の限界があろうかと、そういうような声が痛切に聞いておるところです。そういった中で、その運営規則の中で十分それが対応できるのか。そして、もう一つは私は江津は模範的な各地区に17館あるのは大変すばらしいんですけど、箱物はいっぱいあるけど、実際のもんがいろいろ機能、いろいろな面で制度疲労しているように私は認識しておるわけです。これからの効率的な行財政改革の中で、公民館職員の配置の仕方とか、報酬等とか、そういった基本的なことにまでついて言及されるのかどうか、ちょっとはっきりわからなかったもんですから、検討をこれからの部会で十分そのあたりも考えていただきたいと。そして、佐々葉さんには、この3月をもっておやめになるわけですけど、地域に、1地域の住民として活動なさるわけですけど、大いにこの何十年間市役所で培ったノウハウを今度は地域生涯学習の場におきまして力を発揮していただきたいものであります。

 佐々葉課長には、肉声の、これからの地域学習の場の、私はこうしたいという自分の御意見がありましたら、最後でございますから、述べていただきたいと、かように思います。

 次に、大村室長、そして宮田清江園長に、お二人に聞きたいと思います。

 まず、大村課長の答弁では、大変予想していたとおり、ごみの認識についてまだまだだなと思いました。しかし、足元の養護老人ホーム清江園では、実際に生ごみを優良肥料化に変化させる機械を得て、実施されているということで、その処理の状況、そして経費、リサイクルの方法、処理機のあっせん、ぜひこの場でやっぱりいいことはいいと、PRしていただきまして、今最後に大村課長が言いました、市民に広く御理解をいただいて、PR活動を積極的に展開してまいりたいというようなことをお述べになっております。まず、清江園の宮田園長さんにお聞きしたいと思います。

 以上、お願いいたします。



○議長(小林弘敬君) 佐々葉生涯学習課長。



◎生涯学習課長(佐々葉牧生君) それでは、ただいまの河野議員の再質問にお答えしたいと思います。

 まず、公民館の主事の関係でございますが、これにつきましては私の方は公民館主事取り扱い規定を定めておりまして、これに基づきまして若干御説明をしたいと思います。

 まず、公民館の主事の配置につきましては、各館1名、それ以上はございません。館長1名、主事が1名でございます。これにつきましては、非常勤の職という形で配置いたしております。

 それから、1カ月の勤務日数が20日以内といたしまして、1週間の勤務時間を33時間以内、30時間以上ということで設定いたしておりましての勤務をしていただいておるところでございます。こういった中で、確かに昨今の生涯学習、社会情勢の多様化から、生涯学習活動におきましても、いろんな形で内容が多様化してまいっておるところでございます。これらに対応するためには、今の公民館運営規則、それから主事の取り扱い規定の中で十分であろうかということにつきましては、今後検討を重ねなければならない点は多々あろうかと思います。私たちも、実態といたしまして、若干33時間以上の場合もあろうかということが、話が出ておりますが、これはやはり1週間の中で調整していただいて、やはり規定の中の時間で業務を消化していただければというように、各地域の方々の理解も得ながら、公民館長さんを初めとしまして、できるだけ現状の中で業務を推進していただければというふうにお願いしているところでございます。

 それから、先ほど最後に御質問がありました、私の考えといいますが、これは公的な立場でございますので、私見は差し控えたいと思います。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 宮田清江園長。



◎清江園長(宮田茂樹君) 河野議員の清江園の生ごみ処理の件についてお答えいたします。

 清江園は、生ごみ処理は現在平成7年度に購入いたしました生ごみ処理機によって処理いたしております。毎日10キロ余りの生ごみが出てまいりますが、これを1週間連続してこのごみ処理器に投入いたしまして、週に1度インスタントコーヒーみたいになりました肥料を取り出しておりますが、これが約10キロから15キロぐらいが出てまいります。この肥料は、園内の畑はもちろんですが、いろんなボランティアの方が来られますので、その人たちにお持ち帰りを願いまして、大変に喜ばれておりまして、まだまだ需要が不足しておるような状況でございます。

 それから、この経費ですが、菌を投入しますが、大体月に800円ぐらいと思っております。

 それから、この機械でございますが、購入前にいろいろ調査をしました機械でございますので、私としては大変に立派な機械だと思っておりまして、園に来られる業者の方にもいろいろと宣伝をいたしまして、現在市内の2軒の飲食店業者の方が、清江園の機械よりまだ随分大きいものですが、2軒の方が購入して使用されている状況でございます。

 以上です。



○議長(小林弘敬君) 9番河野議員。



◆9番(河野貴雄君) 大変市の施設の中で誇れるようなごみ処理についてやっとられるのは、大変高く評価するところであります。ただ、御答弁の中で、焼却施設が改良が大変困難で、これから県が進めようとする中で、広域化計画の中で焼却については検討を重ねていきたいと、これは当然わかっていることでありまして、これは多額な金がかかるわけでございまして、そしてすぐにもできるわけじゃあないです。そういったところで、あえてこの生ごみを出さないという発想ですか、発想の転換が今一番求められるところでもあり、あえて松江市の小・中学校においてごみを資源化するという、こういった発想こそ、これから行政の一つの大きな大事なようなところかと思います。

 そこで、人口3万2,000人、江津市より少し多い山形県の長井市の取り組みなんですけど、市役所が中心になり、レインボープラン推進室を設け、全市を挙げて生ごみリサイクルプラントをつくり、生ごみをすべて有機質肥料に加工し、市内の農家に提供し、有機野菜の栽培に取り組んで、全市を挙げてこれはやっているということでございます。それと、もう一つは、お隣りの浜田市で聞いたことなんですけど、今江津市においては生ごみの減量化を図る努力として、コンポストの購入を各家庭にPRされて、助成事業を行っておられて、それはそれとして効果があると思いますけど、ただ若干夏においては虫がわくなどの問題があり、余り十分に成果を上げていないと思われるところであります。助役さんに、最後にちょっとお聞きしたいんですけど、この発想の転換を図る意味で、まず足元から意識改革の中でごみの減量が図られるような先進地の長井市とか浜田市で行われているような生ごみを発酵させ、有機肥料にさせるようなごみ容器の導入をすぐにでも図られるのかどうか。

 そして、またもう一面では鎌倉においては、ちょっと鎌倉市を紹介したいと思います。生ごみの処理器の全戸普及を目指し、購入費の助成をして、助成金は4万円を上限に、購入費の半額、ポスト容器、電動式を問わないと、各市でいろいろな地区において、ごみを出さない分に行政は手をかし、金も出しているというような実例があります。基本的にこの処理に対する江津の取り組み、発想を踏まえまして、これからのごみ処理に対する基本的な考えがありましたら、お聞かせいただければと思います。

 ちょっと、急々に言いましたけども。



○議長(小林弘敬君) 砂田助役。



◎助役(砂田忠君) 生ごみの減量対策につきまして、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。

 ただいま河野議員が申されましたような先進事例を参考にさせてもらいながら、十分部内で研究をさせていただきたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 2番森脇議員。

              〔2番 森脇弘子君 登壇〕



◆2番(森脇弘子君) 私は、保育所再編整備についての問題など、3つの問題について質問を行いたいと思います。

 初めに突如浮上という感じで出されました江津市保育所等再編整備について、また高齢者及び児童福祉施設整備中期計画についてでございます。

 これらの策定については、1、児童数に見合った施設の適正配置、2番目に、統廃合、民営化の推進、3つ目に、保育ニーズに合った効率的運営を基本的考えとして策定されたものとあります。その結果が具体的には今回の中期計画であり、東部地区保育所の統廃合、または民営化案として出されたものであります。

 私は、このこともですけれども、この中期計画を策定するに至るまでには、前段として東部地区のことだけではなく、江津市全体の保育所を将来的にどのようにするのかの議論が行われているはずだと思っております。江津市の保育行政ビジョンについてはどのようなことが話し合われたのか。基本的考え方として、適正配置が言われておりますが、具体的にはどの地区にどれぐらいの規模の保育所を設置するのが適正配置とされているのか、またその保育所にはどんな機能を持たせることが効率的と考えられたのか。

 例えば、0歳児保育は、母親の送り迎えの利便性を考慮したので、この保育所で行いたいといったものなのですけれども、また実施主体は公立なのか、民営の法人なのか。これらのことが東部地区だけではなく、江津市全体の保育所をどう進めていくのかについて、青写真をぜひお聞かせいただきたいと思います。

 次に、今回出されました計画案では、東部地区保育所はすべて公立から法人へと民営化にするとされております。公立にする、法人にするということの基本的考え方については、どんな線引きがなされているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 そして、統廃合とされる東部地区については、その理解を得るための話し合いが各地域でなされていると思いますけれども、地区の人たちの反応はどうであったのか、どんな意見が出されたのか、今回は白紙撤回と陳情書も出されておりますけれども、それらの声を受けて、今後どのように進められるのか、お聞かせいただきたいと思います。

 次に、介護保険制度における基盤整備について、お尋ねいたします。

 平成12年4月から実施される介護保険制度が、保険あってサービスなしという状況にならないために、私は毎回質問を繰り返しているわけですが、基盤整備期間もいよいよタイムリミットに入ったことで、再度確認を含めて伺いたいと思います。

 デイサービスセンター設置につきましては、計画どおり、東、中、西の3カ所に、平成12年までにできるということで、一応目標達成となるわけですが、東部、西部も実施主体は法人ということについて、経営面も含め、円滑な運営となるのだろうか、懸念いたしております。

 そしてまた、訪問看護ステーションですが、その後どのように進んでいるのか、また一番問題となるのがマンパワーの確保だと思いますが、昨日の全協では、介護保険係の新設も提案され、いよいよ具体的にスタートするのだなという思いがいたしますけれども、サービス提供者としてのホームヘルパーや保健婦、看護婦、栄養士などスタッフの確保についてはどのように進んでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。

 最後に、水道未普及地域解消対策について質問をいたします。

 最近では、自然環境の変化に伴い、山間部地域でも水質が年々悪化の傾向にあると聞きます。水道未普及地域での井戸水が、今まで飲料水適用とされていたものが、大腸菌や有機物質の検出などで、飲料水不適用となっているケースが少しずつ広がりを見せていると聞きます。飲料水を毎日親戚の家から運んでいる人もめずらしくないと聞きます。言うまでもなく、水は私たちの暮らしの中では、なくてはならないものであり、健康、命に直結しているのも水であります。私たちが日ごろ何げなく使っている水道水が、水道のない地域の人たちにとりましては、宝の水に思えると言われたことがあります。本当に実感として理解ができます。市民が安心して暮らせるための水を供給することは、行政の役割でもあります。そのための水道施設普及については、一日も早い実現を望んでおるものでございます。

 1年前の昨年3月議会では、松平簡易水道の給水区域拡張を図るための江津市水道事業給水条例の一部改正が議決され、上河戸や下河戸地域の水道普及を図るために、厚生大臣の事業認可申請がなされたものと記憶いたしておりますが、その後この事業の進展はどのようになっているのでしょうか。お尋ねいたします。

 また、平成7年度に策定されました江津市水道未普及地域解消基本計画につきましては、その後どのように検討されているのか、この基本計画によりますと、未普及地域34地区の解消を図るためには46億690万円の資金が必要だと積算されております。きのうも、水道事業の厳しさについてお聞きしたところですけれども、このことは当然水道局という一企業ではなし得るものではなく、江津市としてどう考えているのか、お聞きしたいと思います。

 反面、この厳しい財政状況の中づは容易に実施できないだろうことも推測いたすわけですが、かといって何もしないということでは、余りにも無責任なことだと思えます。

 水道普及の実施に至るまでの間、少しでも安全な水を供給できる方法はないのか、例えば井戸をつくる世帯への援助、滅菌装置を設置する人への援助など、少しでも市民の負担を軽くして、安全な水を飲んでいただく方法はないのかと考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたしまして、壇上からの質問を終わります。



○議長(小林弘敬君) 寺本民生児童室長。

              〔民生児童室長 寺本光雄君 登壇〕



◎民生児童室長(寺本光雄君) 森脇弘子議員の1点目の、保育所再編整備についてお答えします。

 保育所の適正配置とは、具体的にどのように考えているかについてでございますが、対象児童数に見合った適正規模、集団保育のできるようなクラス編成、年齢別のクラス編成等できるような施設の配置を考えております。国の保育所定員の認可基準は、一般的には60人以上について認可基準となょております。小規模保育所の基準は30人以上60人未満となっております。本市には、公立保育所として30人定員が3カ所、45人定員が1カ所、60人定員が3カ所、90人定員が2カ所の、計9カ所で、定員の総数は495人であります。社会福祉法人としましては30人定員が1カ所、60人定員が1カ所、120人定員が1カ所で、計3カ所で定員210人となっています。

 平成9年4月1日現在では、公立9カ所の定員495人に対しまして、入所児は343人で、法人立につきましては定員210人に対し207人の受け入れとなっています。公立9保育所につきましては、すべて定員割れを生じて、これら対応について指摘をされております。このような状況の中で、中央部にあります60から90人定員の4保育所につきましては、渡津90、江津60、嘉久志90、和木60の定員でございますが、大きく定員を割れたものにつきましては、今後見直し等検討し、老朽化している江津保育所につきましては、移転改築にあわせて、3歳児未満児を中心とした子育て支援センターの機能等を持たせた多機能施設の整備計画の方向性を12月に示したところであります。

 東部3保育所の統合問題につきましては、先日全協におきまして説明いたしました高齢者及び児童福祉施設整備中期計画によりますように、高齢者福祉施設と児童福祉施設と、新設予定の同一法人で運営することが効果的であることから、都治保育所を社会福祉法人に譲渡として、保育ニーズに対応するよう計画しているものであります。

 浅利保育所の改築計画につきましては、社会福祉法人が設置主体となって、施設の改築を行う場合、国・県補助を初め社会福祉医療事業団からの借り入れや、その借入金の償還に対して、島根県の利子補給金制度の適用を受けて、法人の負担の経減となることや、施設運営につきましては、民間施設給与等改善費の助成が受けられます。また、社会福祉法人に委譲することにより、今まで市の正規職員に受け入れることが困難な嘱託保母等の、法人として新たな雇用の道が開け、雇用の拡大が期待できるところであります。

 次に、東部保育所統合についての地域住民の反応と今後の進め方についてでありますが、3月2日から4日にかけて、波積、都治、黒松の3公民館におきまして説明会を開催しましたところ、いろいろな御意見をいただいております。中でも、保育所のあり方、児童の通所の方法、保育所跡地の利用方法、地域活性化の問題等々であります。今後検討しながら協議を進めていく中で、御理解と御協力をいただくよう努力する考えであります。

 次に、江津市全体の保育所等のあり方についてでありますが、少子・高齢・核家族化等を踏まえ、時代を担う子供の健やかな育成に向け、第4次江津市総合振興計画を柱に、本市にふさわしいエンゼルプラン、児童育成計画でございますけれども、の策定に取り組み、子育て支援や環境整備等総合的に推進してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いします。

 次に、陳情に対しましては、議会の審議を最大限尊重しまして、十分検討いたしていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 横田保健福祉課長。

              〔保健福祉課長 横田 等君 登壇〕



◎保健福祉課長(横田等君) 森脇弘子議員の介護保険制度における基盤整備についてお尋ねがありましたので、お答えを申し上げます。

 まず、東部デイサービスセンターの設置の考え方でございますが、当初の考え方として、東部3保育所の統合保育所との関連で、複合施設として機能する施設を視野に入れ、検討いたしてきたところでございますが、統合保育所の新設が困難となったために、介護保険の受け皿でありますデイサービスセンターを単独施設として先行して建設をいたしたいと存じます。建設については、保育所運営も可能で、社会福祉に理解が深く、またその運営に強い意欲を持っておられる新設法人が建設主体となって実施していただきたいと存じておるところでございます。

 なお、デイサービスセンターの運営に当たり、経営面での不安についてでございますが、健全経営をしていくことは、経営者の創意工夫と熱意ある努力が必要であろうかと存じます。市といたしましても、健全運営に向けて十分指導をいたしてまいりたいと存じます。

 次に、訪問看護ステーションについてでございますが、高砂病院において開設に向けて準備を進められておりまして、今まで市といたしましては浜田保育所の御協力を得て、江津市医師会へ開設に向けての説明及び御協力を得る努力をいたしてまいったところでございますが、おかげさまで新年度から訪問看護婦3人体制で、対象者を30名ぐらいを目標に、週1回、月4回の頻度で開設の運びとなっておるところでございます。

 次に、マンパワーの確保についてでございますが、まずホームヘルパーにつきましては、11年度末目標、常勤換算で21人としておりますが、平成10年度において常勤換算で18.5人と、88%の充足率となっておるところでございます。このホームヘルパーの国庫補助制度がこのたび人件費補助方式から事業費補助方式に変更になりまして、江津市の場合におきますヘルパーの活動時間では、従来の人件費方式に比べて約30%の補助金の減額となる計算になっておるところでございます。

 介護保険制度を視野に入れ、サービス提供業者が独立採算を図っていく上では、サービス提供実動時間の確保が必要となってまいりました。これにより、現行のヘルパー活動の見直しを図る必要がありまして、ただいま社会福祉協議会と協議をいたしておるところでございますが、今後継続して協議を重ね、早い時期に方針を出すよう努力をいたしたいと存じます。その動向を見きわめ、さらには平成11年度策定予定の介護保険事業計画に基づいて、ヘルパーの確保を図ってまいりたいと存じます。

 最後に、介護保険導入に向けての人員の配置等の問題でございますが、新年度におきましては、保健婦1名の増員を図り、また保健福祉課に介護保険係を新設いたし、介護保険導入に向けて対応してまいります。

 また、介護保険制度の中で重要な役割を担う介護支援専門員、ケアマネージャーでございますが、この介護支援専門員の養成につきましても、新年度から養成に入りたいと存じます。今後、関係課と十分協議をいたし、市職員の中にケアプランのチェック機能を持たせるために、ケアマネージャーを養成し、介護保険の適正かつ公平なサービス提供に努めてまいりたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 西谷水道局長。

              〔水道局長 西谷 茂君 登壇〕



◎水道局長(西谷茂君) 森脇弘子議員の御質問、3点目、水道未普及地域解消対策についてお答えをいたします。

 松平簡易水道給水区域拡張について、その後どうなっているかという御質問でございますが、この事業実施につきましては、事業の手法、財政対策等を今検討しているところでございます。

 次に、江津市水道未普及地域解消基本計画について、今後どのように進められようとしているかについてでございますが、御存じのように、江津市の未普及地域は、地理的条件が非常に厳しく、この解消に当たっては、多額の事業費が必要でありますので、基本計画に基づき事業手法、事業費等をいろいろな角度から今検討しているところでございます。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 2番森脇議員。



◆2番(森脇弘子君) それぞれ御答弁いただきましてありがとうございました。

 最初に保育所の再編成の問題です。

 適正配置というのが一応30人から60人未満の小規模保育所で、集団保育ができるものというようにお聞きしたわけですけれども、江津市の場合は、それに該当しない。30人未満の保育所は、東部地区だけでございますか。まず、それを1点。もう一度再確認の意味でお尋ねいたします。

 それから、今回出された東部の統廃合なんですけれども、これの基本的なものは、やはり行財政改革の中にあると思うんですね。特に経済運営がその主眼にあって、こういうことが出されたと思うんですけれども、これから少子化に向けて年々子供の数が減ってくることが予測されるわけです。そうすれば、皆こういうふうに統廃合して、法人化されるのか、厳しいようですが、そこら辺はもう一度お尋ねしておきたいと思います。

 それから、法人化すれば、雇用の問題、それからいろいろ多機能的な分野が開けてくるというようにおっしゃっておりますけれども、どうしてこれが公立ではできないのか。経済運営においては、やはり公立の方が優位だと思うわけですね。優位というのか、法人の場合と公立の場合にするとすれば、やはり公立の場合は優位に立ってると思うわけです。その優位に立ってる公立保育所で、どうして今まで言ってきましたエンゼルプランの策定ができなかったのか、こういった保育所ができてこなかったのか、そのことの上に立って法人化という方向で進めようとされるのか、何かそこら辺がもう少しすっきりしない思いがいたします。

 それから、今回の東部保育所が、具体的にいろいろ出されてきたわけで、先ほども申しましたように白紙撤回の陳情書が出ております。これは、議会の意向を尊重してということですけれども、市としてはどうしても地元で理解が得られなかった場合ですね。平成12年から実施したいという、もう年度が限られているわけですけれども、このあたりはどういうふうにお考えになるのか。はっきりさせておきたいと思います。

 それから、介護保険制度についてでございますが、デイサービスセンターはよしとしても、そのほかのマンパワー、これでやっていけると自信をお持ちなんでしょうか。特に、ホームヘルパーの場合は88%の充足率ということですが、私は実際にこの介護保険制度が実施されると、今までの老人保健福祉計画で算定されたマンパワーの数は到底及びもつかないほどの必要数がわいて出ると思うわけですね。そのあたりでどういうふうにこれを整理しようとしとられるのか、介護保険制度のサービスが十分やっていけるという御自信があるのかどうなのか。ないとすれば、どこら辺が一番問題点なのか、もう少し明確にしていただきたい。

 それから、水道の問題でございます。最後につけ加えたんですが、すぐすぐ水道の未普及地域の解消ということにはならないということを踏まえながら質問したんですけれども、少しでも住民の負担を軽くするためには、井戸を掘る場合の補助金だとか、滅菌機を設置する場合に、少しでも補助金を出して、安全な水を確保するのが、市の行政としての努力じゃないかと思うんですが、そのあたりの御回答が得られない。よろしくお願いしたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 牛尾市長。



◎市長(牛尾一弘君) これは大変な大きな課題でございますので、私の方から答弁させていただこうと思います。

 未普及地域の調査については、私が在職中に担当事務局にお願いして、あれを調査をしていただきまして、というのは、これほど広範に未普及地域を抱えておる江津市でございますので、省庁のいろんな定住対策にかかわる生活上水の確保については、各省庁にまたがって金が出ておるわけです。そのことを、私は、例えば自治省なら自治省、あるいはどこの省でもいいですから、1カ所に集めていただいて、その金を有効に使わせていただきたいということを国に陳情しようということから、あれをつくっていただいて、既に口頭ではそれぞれの省庁に出向いたときにお願いをいたしておりますし、国会議員の先生方にも大変恥ずかしい話なんだが未普及地域を非常に残しておると、このことをひとつ救済してもらうためには、江津の財政事情ではどうしようもないんだと。特に、未普及地域というのは経費が非常にかかる地域、ローカルなところに民家が点在しておるわけですから、これを救済するとするなら、1軒当たり200万円出しても水道は引かれないという地域が多くあるわけでございますので、これらの解消のために、今水道局にもさらに綿密な計画を立てて、私の方に出してもらえんかということもお願いをいたしておる状況でございますので、すぐすぐこれが解決には向かわないと思いますけれども、非常に私が心配しておりますのは、最近叫ばれておる酸性雨が予測されるという実態がございますので、これは教育長にまだ連係プレーをとっておりませんけれども、各学校で酸性雨の調査をしていただこうと、そしてそういう資料ができたならば、県を通じて国にやっていただきたいと。特にこの前の渇水期のときに、市は助成金を出して、井戸を掘ってもらえんかというたんですが、自己負担がちょっと高くつくということから、1軒か2軒ぐらいしか掘る意思を表示されなかった地域もあるわけでございますので、そういう意味で、給水タンクを各地区に手早く手回しをして、生活用水だけは確保したという実態もございますので、この問題は非常に大きな課題を抱えておりますし、将来にわたって江津市の大きな課題が残っておるということをこの際自覚をしていただくと同時に、私の最善の努力をして、これの道が開ける方向で努力をさせていただこうと、こう思っておりますので、私の気持ちを申し述べて、御理解をいただきたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 寺本民生児童室長。



◎民生児童室長(寺本光雄君) 再質問に対してお答えします。

 東部の保育所、小規模保育所のみが定員を大きく割っておるのかということでございますけれども、30人定員の保育所が3カ所で、あと1カ所西の跡市にあります。これは、現在24人で、東部の2園に比べますと、まだ児童数は多いということでございます。

 それから、法人に移管するということは、公立の方がいいんではないかということでございますが、では法人が公立より悪いとか、低位なのかということになろうかと思いますが、決して法人だから低位とかいうことはございません。やはり、先ほど定員に対する児童の受け入れ方を説明しましたように、法人の方が公立の保育所より定員に近い受け入れをしているとこでございます。

 次に、この統廃合については行財政改革がすべてかというような御質問でございましたけれども、平成2年、ちょっと古い話でございますけれども、保育所問題研究会、民間を混じえた組織で、以前保育所問題検討委員会でございますが、これにはやはり民間の活力を導入するために法人の育成等をして、民間移譲をするような考え方も必要ではないかというふうな指摘をされております。

 それから、少子化になれば、すべて法人化にするかという御質問でございますけれども、現在のところ東部について計画を示したところでございまして、それからは先ほども申しましたように、エンゼルプランを策定して、保育所のみでなしに、子育て支援や環境整備の具体的なものを取り入れ、エンゼルプランの策定に努力したいと思っております。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 横田保健福祉課長。



◎保健福祉課長(横田等君) それでは、介護保険に関連する再質問でございますが、まずマンパワーの確保でございます。

 マンパワーの方は、これで十分であるかということでございますが、決して我々といたしまして今後この介護保険導入に向けての状況を見ますと、決してこれで十分とは考えておりませんで、今後やはりこのマンパワーの確保につきましては、関係課と十分協議をしながらやっていくつもりでおります。そして、特に今御指摘がありましたホームヘルパーの問題でございますけれども、ホームヘルパーの常勤換算で21名、これは老人保健福祉計画に定めておるものでございますが、この老人保健福祉計画、御存じのように、当初平成7年の国勢調査を踏まえて、途中で見直しをするという国の方針でございましたが、途中あのように介護保険制度というものが出てきまして、その途中での見直しがいまだにされていないということでございますが、今国の方針としましては、この平成11年度末に介護保険事業計画を策定することになっております。10年度から取りかかって、11年度末にはこの介護保険事業計画を策定することになっております。これを踏まえて、老人保健福祉計画も平成12年度を初年度として見直していこうという今国の考えでございます。これはまだ正式に届いておりませんが、そういう考えで国の方は考えておるところでございまして、やはりこの介護保険事業計画を策定して、そしてそれに基づいてこの老人保健福祉計画の見直しがあるものと思っておるところでございます。そのときに、当然このホームヘルパーの人数等々も必要量、これも今の数字よりか大きく変わってくる可能性があるわけです。そのように今考えておるところでございまして、今後国の指導によりまして、今後これ12年以降のものにつきましては、また計画を見直しをしながら対応していこうと思っておるところでございます。

 そういうことで、このマンパワーの確保につきましては、今後庁内体制につきましては、今後関係課と十分協議をしながら進めていくということと、それからホームヘルパーの問題につきましても、今申し上げましたような介護保険事業計画の策定ということがございますので、それにあわせてまた老人保健福祉計画の見直しをして進めていくというように考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(小林弘敬君) 2番森脇議員。



◆2番(森脇弘子君) 御答弁ありがとうございます。

 続いて、保育所の問題です。少し誤解を生じているのではないかと思い、発言いたしますけれども、法人だから低位だという意味ではないんです。この低位だというのは、経営的に低位になるんじゃなかろうかという思いの言葉です。特に、私は法人にする、公立にするといった場合ですね。公立には公立のやはり責任があると思うわけです。採算がとれないから、これはもう切り捨てるんだとか、法人にするのだとかということじゃあなくて、採算がある意味では採算がとれてもとれなくても必要であれば、やはりそこは公立が抱えざるを得ない責任があると思うわけですね。そのあたりの認識をどういうふうにお持ちなのかということが聞きたかったわけです。

 それから、今からまた西部地区の方の保育所がいろいろとまた検討されるようですけれども、この問題が提示される前に、12年のデイサービスとの複合施設ということが前提にあって、東部地区の保育所統廃合ということも急がれたのかなという気がいたしますが、基本的にはやはりそうじゃなくて、江津市の保育所をどういうふうに進めていくのかという全体的なビジョンの中で、では東部をどうするのだ、西部をどうするのだ、それから郷田地区の3歳児未満を対象とした保育所というのは、どういう状況にあるからそこに江津保育所がそれに該当するんだというような検討がなされ、そういう細かい説明があって、この東部の統廃合の問題が出されるべきではないかと思います。そこらあたり、12月議会から繰り返し質問するのですが、なかなか私の納得のいく質問には答えていただいていないということは非常に残念に思いますが、もう一度そこらあたりをしっかりお考えいただきたいと思います。

 私が議員になりました当時、ある先輩議員から、執行部が検討しますとか、善処しますという言葉は、検討しません、何もしませんということだけえねというようなことを教えていただいたことがございます。反信反疑きょうまでまいってきましたけれども、何だか、やっぱり先輩は余りうそを言われないなという気もいたします。今期の最後の一般質問者といたしまして、もう次会皆さんにお目持ち願えるかどうかわからないもんですから、つい苦言を呈してしまいましたけれども、この4年間執行部の皆様には大変な御指導とそれから御協力をいただきましたことを心から感謝いたしまして一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

              〔16番(奥田松司君)「関連」と呼ぶ〕



○議長(小林弘敬君) 16番奥田議員。



◆16番(奥田松司君) 少し時間が余っているようですので、一言だけ関連させていただきます。

 ああして2番議員のように、自分の一地域の問題だけでなくて、大所高所からこの江津市全般を見て判断していただくと、議員はすべてこうありたいものだと私も反省いたしまして、本当にありがたいことでございます。こういう議員こそトップ当選ができるわけでございまして、私らは地元において絶えずあの議員は何もできないんだと、絶えず私はこの議場でも凍結だとか、あるいは放置だとかいう言葉を、学校問題あるいは水道問題でお話をしておりますけれども、この水道問題について、先ほど局長の方から、いとも簡単にさらりと言葉をかわされたわけでございますが、いささか市長の方から具体的にいろいろな、懇切丁寧な説明をいただきましたので、安心をいたしましたけれども、ただ1つ、やはり未給水地区の人々にとっては、2番議員が言いましたように、水は宝でございます。こうしたものが依然として放置されてると、まことにこの言葉自体を使うことが残念に思っております。私どもの、この水道決算認定委員会でも再三お話に出ますように、非採算地区へは福祉対策の一環としてでも、この事業の推進を図っていかなきゃあいけないということが、もう何年も前から言われておるわけでございますが、一体この推進はどういうふうに考えておられるか、市長の今の言葉でいささか不安はございましたけれども、理解をさせていただきました。

 ただ、今後の対策について、一言だけ、どういうふうになるのか、いつごろできるのか、考えておられるのか、それだけをお答えいただきたいと思いますが、どうでしょうか。



○議長(小林弘敬君) 牛尾市長。



◎市長(牛尾一弘君) これは、きょう言うてあしたできる話なら、私は非常に楽な話だと思っておるんです。きょう言って、あしたの日にできない法律を抱えた分野の中での、金を集めてくださいということを言わざるを得ないという実態を認識していただく以外には方法がないだろうと。例えば皆さん方が政党政治でございますから、自民党こぞって担当大臣にそれぞれ押しかけていって、こういうところはこうしてくれるかと、あるいはその他の政党もそれぞれのところへ行くぐらいな私は勇気がある大きな問題を抱えておるというふうに私は解釈しております。ですから、先ほど言いましたように、非常に悲しい現実はありますけれども、これの解消のために、私は給水タンクを持って、日常生活は不便であろうが、生活を守っていくための諸手当ては今日までさせていただきました。特に、私は議会の議員もそうであったと思うんですが、地域の皆さんも、まさかこれほど清水と言われた、水が枯れるという生活をするとは夢々思っていなかったと思うんです。それが枯渇をして、ようやく水のありがたさがわかったと。それで、上水をつけてくださいと議員さん方が随分運動されたと思いますけれども、金まで出して水を飲むんかやという時代があったわけでございますから、それを今これから解消していこうという努力を皆さんとともに私は江津市挙げてやらせていただこうという決意を申し上げておるわけで、ひとつ御理解をいただきたいと思います。



○議長(小林弘敬君) 砂田助役。



◎助役(砂田忠君) ただいまの2番の森脇弘子議員の方からいろいろお話がございました中で、森脇議員の言葉でなく、先輩の言葉という形で、それをかりられまして、研究とか検討という執行部の答えは、やらないための言葉だと、こういうような御意見があったわけでございますけれども、それが事実とするならば、昨日からの一般質問で私どもが誠意を持ってお答えしたことは何だったんであろうかと、こう思う次第でございます。

 また、この4年間一緒にこの議場で議論したことも、水泡に帰すんではないかというふうにも思う次第でございます。確かに、いろんな難しい課題や大きな問題があるために、慎重に研究なり検討をさせていただきたいということで、誠意をもってお答えをしているわけでございますので、その点をぜひ御理解をいただき、その先輩の方に、今私が申し上げましたことをぜひお伝えをいただきたいと思います。

 よろしくお願いします。



○議長(小林弘敬君) 一般質問を終わります。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



○議長(小林弘敬君)  以上をもちまして日程の全部を議了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

 御苦労さんでした。

              午後0時2分 散会