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島根県 大田市

平成21年第 3回定例会(第3日 3月10日)




平成21年第 3回定例会(第3日 3月10日)





 
平成21年3月定例会





            大田市議会会議録





             平成21年3月10日(火曜日)


          ――――――――――――――――――――


                議事日程(第3号)


平成21年3月10日(火)午前9時開議


 第1 一般質問


            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


                会議に付した事件


 日程第1


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            出  席  議  員  (21名)


    1番  林     仁       3番  三 浦   靖


    4番  石 田 洋 治       6番  小 林   太


    7番  松 葉 昌 修       8番  河 村 賢 治


    9番  林   茂 樹      10番  中 西 義 昭


   11番  内 藤 芳 秀      12番  大 西   修


   13番  月 森 和 弘      14番  木 村 幸 司


   15番  塩 谷 裕 志      16番  有 光 孝 次


   17番  熊 谷 直 道      18番  吉 原 幸 則


   19番  福 田 佳代子      20番  福 田   実


   21番  石 橋 秀 利      22番  松 井 東司彦


   23番  清 水   勝


            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


            欠  席  議  員  (2名)


    5番  松 村 信 之      24番  石 原 安 明


            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


            地方自治法第121条による出席者


市長        竹 腰 創 一     副市長      蓮 花 正 晴


会計管理者     畑     誠     総務部長     渡 邊   誠


市民生活部長    富 田 正 治     産業振興部長   和 田 和 夫


建設部長      大 野   晃     上下水道部長   岩 谷 正 行


消防部長      松 本 和 広     市立病院事務部長 川 上 佳 也


総務部次長     松 村   浩     市民生活部次長  白 坏 正 道


産業振興部次長   嘉 田 志 信     秘書広報課長   海 塚 祥 二


財政課長      船 木 三紀夫     地域政策課長   森 山 祐 二


上下水道部管理課長 岡 田   稔     教育長      小 川 和 邦


教育委員長     岩 根 是 重     教育部長     大 國 晴 雄


温泉津支所長    森 脇 公二郎     仁摩支所長    弓 場 広 明


監査委員      丸 山 浩 二


            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


             事 務 局 職 員 出 席 者


事務局長      大 野 繁 樹     事務局次長    小 林 公 司


事務局次長補佐   和 田 政 人     庶務係長     小 谷 直 美


               午前9時00分 開議


○副議長(林 仁) おはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 ただいまのご出席は21名であります。定足数に達しておりますので、議会は成立しております。


 本日の議事日程はお手元に配布のとおりといたします。





◎日程第1 一般質問





○副議長(林 仁) 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。


 順序に従い発言を許します。


 初めに、7番、松葉昌修議員。


              [7番 松葉昌修 登壇]


○7番(松葉昌修) おはようございます。


 私は、先に通告しております大きく分けて2点についてお伺いいたします。


 執行部の皆さんにおかれましては、誠意あるご答弁をお願いいたすものであります。


 まず、1点目の産業振興についてであります。


 6項目についてお尋ねいたしますが、産業振興について直接関係のない項目もありますが、関連してということでご了承をお願いしたいというふうに思っております。


 竹腰市長におかれましては、就任以来、一貫して産業振興なくして、自立的発展はないと強い決意で臨まれておるところでございます。


 その優先施策として、この遂行に努められたことについて、大変、敬意を表するものであります。


 当市も石見銀山遺跡の世界遺産登録という画期的、歴史的な出来事を得て、他の自治体にない財産、資源を得ることができております。


 この2年間の観光客の増大を見るにつけ、その功績は多大なものがあったと、改めて、竹腰市長、大國教育部長を初め、関係各位のご尽力、ご努力に敬意を表するものであります。


 世界遺産としての普遍的価値をさらに立証するために、今後も研究、調査、発掘、維持、保全に全力を注いでいただきたいと思っているところでもございます。


 遺産の保護、観光振興、住民生活の保護等、バランスを取るには大変難しい局面があろうかと思います。


 観光に過度に期待、依存すべきではないと思いますが、一方では、外貨獲得の千載一遇のチャンスでもあります。


 受け入れ体制については、さまざまな問題、課題を抱え、必ずしも万全ではないものがあろうかと思います。世界遺産効果として、多くの市民が期待したこととして、その経済波及効果による大田市の活性化もその1つではなかろうかと思っているところでございます。


 そこで、お伺いいたします。


 まず、(1)の大田ブランド認証制度についてであります。


 世界同時不況という大変経済環境が厳しい状況に置かれております。そうした中、この2年間で24品目が大田ブランドとして認定をされました。


 世界遺産のあるまち、大田として、そのブランドづくりの本格的なスタートを切ったというふうに言えるかと思います。


 そこで、マーケティングも含めて、具体的にどのようなルートに販売し、育て拡大するのか、この点についてお伺いをいたします。


 次に、(2)の石見銀山遺跡の世界遺産登録後の本年度の経済効果についてであります。


 昨年、3月議会でも質問いたしました観光消費額を基準として推計された数字で結構でございますが、平成18年度の74億円を5年後は250億円を目標とする予測値が出されたところであります。


 その予測値に対して、現在の推計値、これはまだ3月終了しておりませんけれども、推計値で結構でございますので、お伺いをしたいと思います。


 次に、(3)石見銀山遺跡の世界遺産登録後の市財政に対する貢献についてであります。


 石見銀山遺跡が世界遺産に登録になりまして、2年が経過しております。その間、大田市に経済的波及効果も併せて、財政において、市税及び税外収入等に目立った変化が見られるのかどうなのか、お伺いをしたいと思います。


 次に、(4)の石見銀山基金の現状と見通しについてであります。


 この石見銀山基金は、石見銀山の保存管理の活動資金の受け皿として設立されたものでございます。


 その資金の調達方法として、観光客を含めた多くの方の協力を得ると、その理念にうたわれております。


 5年で3億円の積み立て目標に対し、現在高と寄附をされた方の内訳、これは個人、企業、団体、行政、それぞれあろうかと思います。分けてわかりましたら、お願いをしたいというふうに思います。


 そして、今後の見通しについても併せてお願いをいたします。


 次に、(5)世界遺産センター駐車場の駐車場料金の徴収方についてであります。


 このことについても、昨年3月議会で質問をいたしたところでもございます。


 その時点での答弁では、世界遺産センターがフルオープン時に併せ検討するということでございました。職員の皆さんは限られた人数で一生懸命仕事に励まれていることは十分承知しておるつもりでございますが、この駐車料金の徴収の結論を出すのに8カ月もかかっていらっしゃるということでございます。


 遅くとも、当初の答弁から逆算すれば、8月には一定の結論が出ていなければおかしいというふうに思っているところでございます。


 私も質問し、答弁もいただいた手前、大変気になりまして、9月、10月、11月と、職員の方にその進捗を尋ねたところでございます。


 いずれの時期においても、徴収の方向で検討しているという旨の返答をもらっていたところでもございます。ただ、難しい問題もあるということは聞いておりましたが、そこは知恵の出しどころというところで、その旨のお話をしていたところでございます。


 しかし、12月の初旬に、突然のごとく、新聞記事に見送りということが出ておりました。大変残念でございますけれども、何か空手形をつかまされたなというふうな思いを強く感じたところでございます。


 経済情勢も悪い、観光客も減少傾向にある等の状況はありますが、長い目で見た場合、この徴収見送りというのは、私はいかがなものかというふうに思っているところでもあります。


 観光客にも理解してもらえる徴収方法、徴収額、初期投資の仕方、路線バスとの兼ね合わせ等、知恵を出せば可能であるはずでございます。今後、検討の余地があるのかどうなのか、また、8カ月もかかって結論を出した経緯について、お尋ねをいたします。


 次に、(6)の山陰文化観光圏における大田市の位置づけであります。


 国、県を挙げて、観光による振興、外貨獲得を目指し、国においては観光庁も設置されたところでもございます。


 そうした中、宮脇島根経済同友会代表幹事様も始め、大変ご尽力により、山陰文化観光圏協議会が立ち上がっております。その中で、宮脇氏は、明確に観光は大きな産業価値があるというふうに述べられております。東は鳥取県の湯梨浜町から、西は島根県隠岐の島を含みますが、大田市までの大変広いエリアを圏域とするものでございます。


 各自治体、圏域の知恵比べになるというふうにも思われます。


 大田市は、西から見れば起点、東見れば終点に地理的に位置することになります。スタートしたばかりではございますが、この構想に取り組む大田市の基本的な考えがあれば、お聞かせを願いたいというふうに思います。


 次に、大きな2点目の災害対策についてであります。


 近年、予期せぬ災害が全国で発生しております。市民の安全、安心を確保するためにも、官民挙げて備えなければならないところでもございます。


 そこで、以下の2点についてお伺いいたします。


 まず、1点目の自主防災会についてであります。


 この自主防災会については、5年ぐらい前だと思いますが、地域は地域の人で守ろうを基本に組織から進められてきたものと理解しております。近年、ますますその必要性が高まっているというふうに認識もしているところでございます。


 そこで市内の組織率、これは自治会単位でも結構でございますけれども、組織率が現状どうなのか。また、さまざまな課題、問題、そして、地域間の取り組む温度差もあろうかと思いますが、そうした状況を踏まえて、今後、どう取り組まれるのか、お伺いをいたします。


 次に、2点目の除雪対策についてであります。


 今年は、昭和38年の豪雪の再来かと思われるような状況がこの1月にありました。


 私の住んでおります山間部におきましても、短期間に1メートル前後の積雪があったということでございます。


 大変重たい雪ということもございまして、竹が折れ曲がったり、倒木による道路の通行が困難になったりというふうな状況がありました。


 また、水路への倒木、倒木による農道の法面崩壊というような被害も発生しております。


 来年度より現業職から一般行政職への職変更に伴い、除雪、道路パトロールが民間委託になるというふうにも聞いております。


 特に、除雪については、機械オペレーターの確保も含め、従来どおりの体制が取れるのかどうなのか、お伺いをいたします。


 以上、2点について、執行部の皆さんの責任ある答弁をお願いいたしまして、登壇しての質問を終わります。


○副議長(林 仁) 蓮花副市長。


              [副市長 蓮花正晴 登壇]


○副市長(蓮花正晴) 7番、松葉議員からご質問のありました2点のうち、1点目の産業振興全般につきまして、私の方から丁寧にご答弁を申し上げたいと思います。


 まず、市の産業振興についてでございます。


 ご案内のように、平成18年度に策定をいたしました大田市産業振興ビジョンにもとづきまして、4つの柱を軸に、産業活力みなぎる大田の実現を目指して、現在、全市を挙げて、これを推進しているところでございます。


 この4つの柱と言いますのは、ご承知のように、地域の外から外貨を獲得する産業の育成、2つ目に、新たな交流人口の拡大を促す産業創出とその育成、地産地消による徹底した地域内消費の推進、さらに、企業誘致の促進等の新たな外部資本の導入、この4つを柱としているところでございます。


 このような考え方のもとに、以下、6点にわたりまして、ご質問をいただいたところでございます。


 まず、1点目の大田ブランドの認証制度でございます。


 これは、先ほど申し上げました地域の外から外貨を獲得する産業の育成と、地産地消によります徹底した地域内消費の推進を目指すことをその目的とするものでございまして、大田市を代表する商品を生み出し、重点的にそれを支援することで、売れる、誇れる商品づくりを進めまして、認証商品の販売の拡大を通じまして、大田市全体の産業振興につなげる取り組みでございます。


 この制度につきましては、平成19年度から実施しているところでございまして、加工食品を対象に、昨年度は13の商品、今年度は11商品を認証をいたしたところでございます。


 市といたしましては、このブランド認証商品の支援策といたしまして、今年の2月補正、緊急経済対策で前倒しをいただきました大田市産品販路拡大支援事業により、積極的に販路拡大支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。


 具体的には、各種フェア、商談会への出展はもとより、島根県との連携によりまして、にほんばし島根館でブランド商品のPRイベントを予定しているところでございます。


 なお、また、平成19年度より取り組んでおります市場開拓コーディネーターの活動支援事業の実績を踏まえまして、広島県では地域のこだわり商品を取り扱うスーパー、あるいは百貨店等の小売店市場をターゲットに活動をしてまいりたいと考えているところでございます。


 なお、また、全国の産品であふれております首都圏におきましては、産地間競争が厳しいところでございますけれども、輸送コストの価格転嫁が必要な小売ではなく、ホテルや通信販売業界をターゲットに、一点突破の販路開拓に努めてまいりたいと考えているところでございます。


 また、市内小売店での大田ブランド紹介コーナーなどの設置要請も行うとともに、ポスターなどの配布、広報、ホームページなどの各種媒体を使って、認証商品の情報発信に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。


 2点目以降のご質問につきましては、新たな交流人口の拡大を促す産業創出と育成の視点から、石見銀山遺跡を核といたしました観光産業の振興の取り組みについてのご質問であろうと思っているところでございます。


 そこで、2点目の石見銀山遺跡の世界遺産登録後の本年度の経済効果についてでございます。


 以前からこのことにつきましては、ご質問をいただいております観光の消費額の推計に伴う状況でございます。


 平成17年の市内の観光消費額を日帰り、宿泊合わせまして、約74億円、5年後には250億円と推計をいたしているところでございます。


 観光客の入り込み実績といたしましては、平成17年に対しまして、20年では宿泊で35%、日帰りについては、48%伸びているところでございまして、全体では46%の伸びとなっていると推計しているところでございまして、金額に換算いたしますと、約106億円の観光消費額と見込んでいるところでございます。


 この状況から見ますと、先ほど申し上げました5年後の250億円には、まだまだ厳しい状況ではないかと予測しているところでございます。


 この推計値を目標といたしながら、石見銀山の受け入れ体制づくりに、今後とも万全を期すとともに、周辺観光資源を生かした周遊型観光、滞在型観光を目指していかなければならないと考えているところでございます。


 続きまして、質問の3点目でございます。


 石見銀山遺跡の世界遺産登録後の市財政に対する貢献についてのご質問でございました。


 まず、石見銀山への入り込みの状況についてでございます。


 登録前の平成18年には40万人、登録年の19年が72万人、20年につきましては、ご案内のように、龍源寺間歩線のバスの廃止、あるいは全国的な経済不況も重なりまして、秋以降は、対前年度より減少をしているところでございますが、1年を通じてみますと、82万人で、過去最高の入り込みの状況と推計いたしているところでございます。


 また、仁摩サンドミュージアムにつきましても、映画「砂時計」の効果があり、前年を26%上回る13万人の入り込みでございます。


 こうした観光客の入り込み増加により、関係する業界での営業所得にも影響しているものと推測をされまして、市におきましては、入場料収入を登録前の18年度と比較いたしますと、19年度、20年度で平均いたしまして、約3倍近く増加しているところでございます。


 次に、4点目の石見銀山基金の現状と見通しについてのご質問でございます。


 議員ご承知のとおり、石見銀山基金につきましては、各方面からのご提案、ご提言を受けまして、昨年3月、石見銀山基金募金委員会が設置をされたところでございます。


 この基金は、世界遺産、石見銀山遺跡を未来に引き継ぐがため、保全活用などの活動に活用するものでございまして、平成20年3月から5年間で民間から1億5,000万円、県、市合わせまして1億5,000万円の総額3億円をその目標といたしまして、スタートをいたしたところでございます。


 現在、地元はもとより県の内外で募金委員会事務局を中心に、募金活動中でございます。現時点では、およそ430件、3,030万円余りのご寄附をお寄せいただいているところでございまして、毎日のように、個人募金につきましては、お寄せいただいているところでございますが、昨今の経済情勢によりまして、民間企業からのご寄附が伸び悩んでいる状況でございます。


 また、市民に対しましては、募金委員会の理事会を構成しております市内各種団体を通じまして、基金の趣旨をご理解頂き、寄附のお願いをさせていただているところでございます。


 引き続き、募金活動を続けるとともに、継続性のある取り組みを考えていきたいと思っているところでございます。


 次に、ご質問の5点目の世界遺産センター駐車場の駐車料金の徴収方についてのご質問がございました。


 このことにつきましては、3月議会でもご質問をいただいたところでございまして、その時点では、10月の世界遺産センターのフルオープンに併せまして、パークアンドライドの見直しの検討がされておりまして、駐車場料金につきましても、検討し、実施するとすれば、10月の世界遺産センターのオープンからとの見通しを申し上げていたところでございます。


 駐車場料金徴収の基本的な考え方といたしましては、パークアンドライドの一連のシステムと位置づけておりまして、駐車場料金によって、世界遺産センターから大森地内、また、龍源寺間歩行きのバスは、無料での送迎とし、バス運行経費、料金徴収経費、駐車場警備員経費などが賄える料金設定を念頭に置いていたところでございます。


 ご承知のように、昨年のガソリンの高騰の影響を大きく受けまして、8月以降、入り込み数が減少傾向に転じたところでございます。


 こうした状況の中では、先ほど言いましたことを前提といたしますと、高額の料金設定が必要となるため、やむを得ず、再考することとしていたところでございます。


 その後、10月からの龍源寺行きバスの廃止、秋以降の経済不況などの影響等々によりまして、8月から12月までの龍源寺間歩の入り込み数は、対前年の7割弱と大きく減少をいたしているところでございます。


 こうした先行き不透明な状況から、駐車場料金の徴収は行わないことと判断をいたしたところでございます。


 松葉議員には、登壇して申されましたように、種々、ご心配をいただいているところでございますけれども、こういう諸事情から、今日的な判断をいたしたところでございまして、ご理解を賜りたいと思うところでございます。


 続きまして、産業振興の最後の6点目でございます。


 山陰文化観光圏におけます大田市の位置づけについて、お答えをいたすところでございます。


 昨年10月に新設されました観光庁の新たな施策といたしまして、観光圏整備事業が取り組まれたところでございまして、全国16の地域を認定をいたしまして、2泊3日以上の滞在型観光を促進するためのこれは事業でございます。


 山陰文化観光圏は、登壇して言われましたように、島根、鳥取両県の自治体、あるいは経済団体など、官民が連携をいたしまして、広域観光を進めるものでございまして、鳥取県の三朝町から当市まで28市町村が対象となっておりまして、昨年8月にこの協議会も発足をいたしたところでございます。


 山陰文化観光圏の整備計画にもとづきまして、協議会の共通事業、また、加入団体による個別事業の2つの事業があるところでございます。


 共通事業は、圏域内にある観光素材を広くPRするためのホームページの作成や二次交通マップの作成、観光地をめぐる周遊バスの運行などが予定をされているところでございます。


 なお、個別事業といたしましては、この圏域で51団体が事業の申請をしているところでございまして、当市におきましては、三瓶山の再生事業を提出をいたしまして、これが事業として取り組む予定としているところでございます。


 基本的に、ここに参加することに意義があるのではなくて、参加することによって、大田市の主体性を持って、どういう戦術戦略を描いていくかということが肝要になるところでございまして、市といたしましても、これに参加する中で、積極的に広域観光の素材といたしましての大田市の資源について、この中で検討してまいりたいというふうに思っているところでございますので、引き続きのご支援をよろしくお願いするところでございます。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 渡邊総務部長。


             [総務部長 渡邊 誠 登壇]


○総務部長(渡邊 誠) 7番議員ご質問の2点目の災害対策関係に関するご質問に私の方からお答えを申し上げます。


 まず、最初の自主防災組織の現状についてでございます。


 平成19年4月1日時点で、14組織、528世帯、構成率3.2%でございましたけれども、自主防災マニュアルに続き、ハザードマップを策定し、市内全戸に配布を昨年、一昨年と行いました結果、いろいろとその地域や諸団体に積極的に出向きまして、説明を行うなどの育成などの活動を行いまして、今年2月末現在では、これらが27組織、2,599世帯、16.9%に増加をいたしたところでございます。


 また、現在、設立に向け準備中のところもございまして、21年度中にも新たな結成、これは3地区と現在、推測をしておりますが、行われるものと考えておるところでございます。


 松葉議員さん、登壇しておっしゃいますように、自主防災組織につきましては、地域住民が自分たちの町は、自分たちで守るという意識にもとづきまして、自主結成する組織でございます。災害発生時の迅速な避難、救出、初期消火等、効果的な防災活動を行う役割を担っておるところは、ご承知のとおりでございます。


 また、災害時には、行政だけではすべてに対処できない現状を考えますと、自主防災組織の役割は極めて重要であると、このように考えておるところでございます。


 今後の取り組みにつきましては、自治会連合会においても、自主防災組織の必要性が強く認識されている中、市といたしましても、関係諸団体と連携を図り、特に高齢者の多い中山間地の集落を初め、市内全域での自主防災組織の結成を目指して、引き続き、育成に努めていきたいと、このように考えておるところでございます。


 また、自主防災組織の規模につきましても、現状は自治会単位から旧町単位で設置しているという、このようにさまざまでございます。大田市は海岸部から山間部まで、大変幅広い地域を有しておりますので、それぞれの地域の実態に応じた組織化がしていただければと考えておりますが、最終的には、自主防災組織連絡会等を結成いただくなど、応援協力を含め、横の連携が図れるような体制が望ましいと考えております。


 一方、自主防災活動には財政的な支援も必要でございまして、各種防災資機材の整備に当たりましては、自治総合センターの自主防災組織育成助成事業による助成金の活用を図っていく必要があると考えております。


 また、今年4月から新たなまちづくり体制がスタートいたします。各町のまちづくり活動への財政的支援として、まちづくりセンター活動支援交付金を助成することといたしておりますので、地域が行う各種の防災事業などにも活用いただけるものではなかろうかと考えておるところでございます。


 次に、2点目のご質問の職種転換による道路除雪作業への影響についてお答えを申し上げます。


 平成20年度の除雪指定路線につきましては、直営路線が45路線、約55キロメートル、業者委託路線は28社で237路線、延長は約251キロメートル、全体で282路線、延長約306キロメートルになっております。


 現在、直営路線につきましては、三瓶山周辺が主流でございますが、職員7名で5台の除雪車により、志学、池田、山口、多根地区の一部の除雪を行っておるところでございます。


 今後は、市が所有する5台の除雪車を島根県と同様に業者へ無償で貸し付けまして、除雪作業を行う予定といたしております。


 委託業者につきましては、現在、委託をしております28社を含めまして、新たに数社加えてお願いをしたいと考えておるところでございます。


 除雪実施の連絡につきましては、これまでと同様に、午前5時半から6時半の間に委託業者へ出動依頼を行いまして、円滑な除雪業務実施に努めてまいりたいと考えておるところでございます。


 なお、現在、建設業協会の大田支部、島根県、それから、大田市の3者で県道も含めまして、県道、市道の除雪業務が円滑に行えるような協議を行っているところでございます。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 大國教育部長。


             [教育部長 大國晴雄 登壇]


○教育部長(大國晴雄) ご質問いただきました石見銀山基金の直近の状況について、補足してご答弁申し上げます。


 直近の金額でございますが、現在、435件でございまして、議員ご質問の個人、企業、団体という区分をいたしておりませんので、少し区分にずれが生じようかと思いますけれども、おおよそということでご理解いただきたいと思いますが、個人等ということで、300件、350万円、企業団体等ということになろうかと思いますが、74件で2,900万円、そのほか、市内等に募金箱を設けておりまして、募金箱は月単位で集計をしているものが大半でございますが、募金箱等で40万円ということで、合計3,300万円というのが直近の数字でございます。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 7番、松葉議員。


○7番(松葉昌修) 大変、丁寧なご答弁をいただきまして、ありがとうございます。


 丁寧でございますので、再質問が何点かカットになりました。


 それでは、ちょっと何点か再質問をさせていただきたいというふうに思います。


 まず、1点目の大田ブランド認証に関する販路拡大の中でございますが、大変、スタートしたばかりで、これからいろんな問題、課題等が出てこようかと思います。全力で取り組んでいただきたいというふうに思っております。


 これ、大田ブランドということで、市内、市外を問わず、ブランドとして確立される必要があろうかと思います。


 その中で、その販路につきましては、大変、的確な形で捉えていらっしゃるというふうに考えております。


 1つ、気になりますのが、例えば、こうして大変な観光客がたくさん入り込む状況が来ております。若干、減少傾向にあるとは言いながら、この先も多くが見込まれるという状況がございます。


 そういった観光客に対して、この大田ブランドのいわゆる認知といいますかね、そういった売り場というものをどこでどういうふうに考えていらっしゃるのか、改めて、お聞きしたいと思います。


 市内には、アンテナショップ等もあろうかと思います。また、先日は、遺産センターにおかれまして、JAのふれあいの森店という売店もでき上がっております。


 そういったところで、今後もひっくるめて、この大田ブランド品というものをどういう形で販売促進していくのかということも併せて、お聞きしたいというふうに思います。


 それから、4番目の石見銀山基金の件でございます。


 これ、石見銀山行動計画の中で、その基金のお金の調達手段として、観光客からも協力を得るということが理念の中でうたわれております。


 先ほどのご答弁の中では、この観光客の方から、どういう形で協力を得るかというふうな内容がなかったかと思います。


 これ、幅広く世界に誇る遺産という位置づけでございまして、やはり観光客の方からも何らかの形では協力を願うという方法を考えるべきだろうというふうに思っておりますが、その点については、どのようにお考えなのか、ご答弁をお願いしたいというふうに思います。


 それと、駐車場の料金の関係でございます。


 確かに、パークアンドライド方式との兼合いの中で、料金設定を考えた場合には、現状では大変厳しい数字といいますか、シミュレーションになるということは十分理解をしております。


 これ、常々、竹腰市長もおっしゃっていますように、やっぱり意識を変えるということと、それとやはり経営的発想を持って、事に当たった場合と、それから、駐車料金の取る目的、先ほど副市長の方が登壇してご説明をされました。


 そうは言っても、年間の維持費がこの駐車場関係だけでも人件費もひっくるめて、おおよそ1,000万円ぐらいかかっているというふうに聞いておりますけれども、そうした金額を回収と言ったらおかしいんですけれども、周辺整備もひっくるめて、観光客の方から何らかの格好で協力をいただくこと、その中での駐車料金の位置づけというものがあろうかというふうに思います。


 なかなか大きな金額では難しいけれども、そういった最低限の周辺整備に係る費用的なものは回収といいますか、協力を得られるということはあろうかと思います。


 ここは、やはり知恵の出しどころというふうに、私は先ほど登壇して申し上げたわけですけれども、1,000万円、2,000万円という数字が、大きな投資をしなくても、または関係機関との調整もなくてもできる方法はあるはずでございます。


 そういった点を考えられるのかどうなのか、いま一度、お聞きしたいというふうに思います。


 それと併せて、直接的に遺産センターの駐車場ではございませんが、現状は、代官所前の駐車場と銀山公園駐車場がございます。ここは、本来は、観光客が増大することによって、大森地内の町並み保存地区の方が車の通行に安全性に問題があるということで、車の乗り入れを控えるということから、その駐車場確保ということで、特に銀山公園駐車場というのは位置づけられて、観光客の車はここには入れないというのが当初のお話だったろうと思います。


 でも、現実は、今、大変観光客の車が入っております。整理員さんの方に聞きますと、いろいろそういう面では苦情も出てきておるというふうにお伺いしております。


 遺産センターの駐車場に止めて、バスで来たけれども、この銀山公園の駐車場なり、代官所前の駐車場で車をとめてるのではないかと、なぜ、とめさせてくれないんだというふうな苦情も現実には出ておるということでございます。


 そこら辺が大変、せっかく来ていただいても、観光客に不評を買うような場面もこういった駐車場関係についても出ておるということでございます。


 ここら辺は、駐車料金を徴収することによって、ある程度の不公平感も解消できる部分もあろうかと思います。


 併せて、そういうふうなお考えがあるかどうか、お聞きしたいなというふうに思っております。


 それと、大変、私自身はここにこだわるわけでございますが、駐車場もやはり観光客から見ましたら、この石見銀山遺跡全体から見たら、1つの施設というふうなとらえ方をしております。


 したがいまして、これは関係されます部長さんで結構だと思いますけれども、お聞きしたいと思いますが、こうした駐車場も施設として位置づけることによって、有料化をする必要があるのか、それとも、もう必要はないというふうにご判断をされているのか、お聞きしたいなというふうに思っております。


 まず、遺産センターの第1、第2駐車場、これは教育委員会の所管だというふうに聞いておるところでございます。教育委員会として、そういう必要性があるのかないのか、ここら辺のお考えをお聞きしたいと。


 第3駐車場につきましては、これは産業振興部の所管ということでございます。産業振興部の方でお答えをお願いしたいというふうに思っております。


 それと直接的にはかかわりませんけれども、財政を扱っていらっしゃいます総務部の立場から、こういった必要性というものをどう考えるかということで、お考えをお聞かせ願えたらというふうに思っております。


 それと大きな第2点目の除雪対策でございます。


 大変、自主防災組織の組織化に向けてはそれぞれの地域事情があって、難しい面があろうかと思います。これについては、地道に組織化を進めていく努力をぜひお願いしたいなというふうに思っております。


 それと、大変、渡邊部長さんには前向きなご答弁いただきまして、ありがたく思っております。


 地元の方で私も自主防災会について、いろいろ働きかけたんですけれども、どうしてもネックになりますのが、やっぱり財政的な支援がどこかでないと前に進まないというふうなことがございました。そういう面では、ぜひ、地元のそれぞれの事情に応じて、可能な限り、支援をお願いしたいなというふうに思っております。


 また、雪害というところまでいっているかどうかというのはわかりませんけれども、この1月におきましては、志学地区では連合自治会を中心に自主防災会組織を立ち上げられる中で、その雪害対策本部を地元でつくられて対応をされたというふうに聞いております。


 また、池田地区におきましても、連合自治会長さん中心に、公民館と連携をとりながら、雪害対策本部をとられたというふうなことがございます。


 そういう面では、一過性のものだったと思いますけれども、大変、大雪になったときには、行政と地元との連携を取れるような仕組みもぜひ、この機会に考えていただきたいなというふうに思っております。これは要望でございます。


 以上、何点か再質問としてお願いいたしますので、ご答弁の方、よろしくお願いいたします。


○副議長(林 仁) 和田産業振興部長。


○産業振興部長(和田和夫) 松葉議員さんの方から、ご質問をいただきました。


 まず、1点目のブランドの販路の拡大についてでございます。


 そのブランド商品、これの認知につきまして、観光客に対して、どのような取り組みをするのかということでございました。


 先ほど、議員さんの言葉の中にも、先般、世界遺産センターの隣にJAさんのふれあいの森、大森店が開店をされました。実はこの中には、大田ブランドのコーナーを設置していただきまして、特に、ブランド商品ということがわかるような形で、販売もしていただいております。


 こういった取り組みをもちろんロード銀山、あるいは温泉津のふれあい館も行っておりますけれども、今後は、市内の小売店等にもこういったコーナーの設置についてもお願いしていこうという考えでおるところでございます。


 次に、駐車場の関係でございまして、世界遺産センター、駐車場、当然、整備を行っておりまして、これの施設の整備費等の回収を考える上でも有料化というのは、必要であるということでございまして、この駐車場の有料化を見送りましたことにつきましては、先ほど副市長、登壇しても申し上げました。もちろん、そういった施設整備にかかった費用を回収するということでございますけれども、こうして多くの来訪者の方に来ていただいております。


 そうした中で、この駐車場、400台余り、駐車できるわけですけれども、こういった駐車場を整備したことによりまして、誘客が増える、あるいは、滞在もしていただけるということで、大森地内の龍源寺間歩を含めまして、他の市の有料施設、これにやはり滞在時間も長くなるということで、入場者の増にもつながっておるところでございます。


 こうした入場者の方からいただきます入場料等におきましても、一部はそういった施設の整備費に回収ができるというふうに考えておるところでございます。


 それから、町並み周辺の駐車場でございます。


 この件につきましては、実は地元住民の方、町並み周辺では、どういいますか、個人的に有料駐車場をしないというような申し合わせをされておりまして、私どももそういった不公平感がありますので、この銀山公園、あるいは代官所前の有料化というのは、いろいろ検討もしておりましたけれども、地元の方との話し合いの中でも、一部、地元の方のどういいますか、中に車が入れないということで、優先的にとめていただくようなこともしているわけでございますけれども、そういった地元との協議の中で、今現在、有料化にしていないというのが実態でございます。


 それから、特に、世界遺産センターの第3駐車場、産業振興部所管でどういうふうに考えているのかということでございますが、これにつきましては、先ほど申し上げましたような全体的なパークアンドライドシステムの中の一連の駐車場という考え方で、有料化をしないというふうな判断を行ったところでございます。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 大國教育部長。


○教育部長(大國晴雄) 石見銀山基金につきまして、幾つか関連につきまして、ご質問いただきましたので、お答えいたしたいと思います。


 まず、ご質問いただきました行動計画の中で、観光客からも負担をもらって、あるいは応援してもらってというご趣旨でございます。行動計画、私もかかわった立場から申し上げますと、そのとおりでありまして、現状で申し上げますと、先ほども登壇してご答弁申し上げましたように、石見銀山基金、先ほど申し上げましたのは、民間基金、民間募金でございますけれども、ご存じのように、石見銀山基金につきましては、考え方として、同額を県と市で負担をして出していくんだということで、いわゆる行政と民間の協働でということでございます。


 したがいまして、大田市が基金に対して出していきます金額の中には、当然、観光においでになった方々の直接的にご負担いただいた。これまでもそうでございますが、龍源寺間歩の入場料でありますとか、さまざまな有料施設の入場料を収入をもって、それを直接、あるいは間接になる場合もあろうかと思いますけれども、基金の方に出していただいている。すなわち、直接間接に負担いただいているということは、当然、その中に含まれているものと考えております。


 また、先ほども申し上げました募金の中には、私どもが通常承知しておる市内の個人、団体、企業ではなくて、明らかに観光においでになったと思われる方、全くこれまでそういった方が地元出身の方でもなく、何かの事業をやっていらっしゃる方でない方からの募金が参っております。


 個人募金でございますが、そういった方も観光においでになって、石見銀山の現状を見て、応援したいということで、募金を寄せていただいておるというふうに考えておりますので、それはそれで観光客に負担をいただいているということだと思います。


 3点目といたしましては、各施設、市の施設等でございますけれども、自動販売機を設置いたしておりますが、自動販売機の販売収入の中から、基金の方に出していただいているものもございますので、それはこれも同様に間接的な形になりますが、観光においでになった方、見学においでになった来訪者の方々から、石見銀山基金を応援いただいているというふうに考えております。


 そういった事柄も含めまして、ご指摘の点、どのようにすれば、持続可能な石見銀山基金なり、未来に引き継ぐ石見銀山遺跡をどう保全していく、あるいは、活用していくのかということについては、持続可能という観点で、引き続き、検討してまいりたいと思います。


 ご質問の2つ目でございますが、石見銀山世界遺産センターの駐車場、第1、第2駐車場でございます。この件につきましては、石見銀山世界遺産センターの附属、あるいは附帯施設ということでございますので、私の方からお答えしたいと思います。


 ご存じのように、石見銀山世界遺産センターは、遺跡全体のガイダンス、インフォメーションセンター、あるいはビジターセンターとも言っておりますけれども、とにかく、まず、石見銀山に訪れていただいた方には、石見銀山世界遺産センターに来ていただいて、十分な予習をしていただいて、あるいは情報を得ていただいて、見学に出ていただくということで、世界遺産センター、無料の場所と有料の場所とございます。


 有料の場所につきましては、いわゆる観覧料をお願いいたしておりますので、通常その施設の運営について、観覧料をいただき、さらに、駐車場料金をいただくということについて、あるいはそのあと、パークアンドライドでバスに乗っていただくということになりますので、全体としてどう負担いただくのかということについては、ご指摘のとおり、引き続き、検討することが必要だと思います。


 現時点で、ずっと無料で決めたということでもなく、一方で何年から有料にするということでもなく、先ほど申しましたように、持続可能なあり方について、引き続き、検討してまいりたいと。これは、石見銀山世界遺産センターの場所を含めまして、石見銀山協働会議の場で種々ご議論をいただいた形の1つの延長線上、あるいは到達点として、世界遺産センターの場所で、あるいはパークアンドライドも進んでおりますので、引き続き、協働会議の場で県と市、協働会議にかかわっていただく、あるいは、今後、かかわっていただく民間の皆さんと一緒に検討してまいりたいというふうに考えております。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 渡邊総務部長。


○総務部長(渡邊 誠) 私の方にご質問ございました点、3点につきまして、お答えを申し上げたいと思います。


 まず、1点目に、駐車場料金につきまして、財政的な立場からどう考えるかということでございました。これにつきましては、先ほど産業振興部長、あるいは、教育部長申し上げましたとおりでございます。


 駐車場料金で多額の収入が得られるということになれば、大変、市の財政的な立場を預かっておる者としましては、喜ばしいことではございますが、そうは申し上げましても、龍源寺間歩の入場料の1億円以上のものに対しまして、銀山の関係の事業のいわゆる歳出での充当率は10億円程度、毎年、約投資しておるわけでございまして、私どもは、決して、料金によって、財政的に豊かになることだけを考えることではなくて、やはりそれによって、おいでいただく観光客の皆さん方のニーズ、あるいはそこの施設自体の有効的な活用が図られるというこういう観点で物を考えておるということでございます。


 詳細につきましては、先ほど両部長が申し上げましたので、そこら辺については、なお、私どもも一緒に入りまして、検討を重ねていきたいと、このように考えておるところが1点目でございます。


 2点目の自主防災組織の財政的な関係につきましてでございますが、登壇して申し上げましたように、新規の自主防災組織につきましては、今の宝くじの関係でございます。コミュニティ育成助成事業でございますが、これは最高30万円から200万円までというような制度もございます。これは、ただし、件数が限られております。そういう制度もありますし、まちづくりの交付金というふうなことも冒頭、申し上げたところでございます。


 いろんなことを考えながら、ご相談に応じたり、ご相談をさせていただいたりと、このように思っているところでございます。


 それから、最後にご指摘がございましたように、雪害対策ということでございます。


 今年1月には、大変例年にない重い雪といいますか、降りまして、市民生活にも多大な影響を与えたと思います。特に、道路における立木につきましては、雪の質自体が重いために、倒木等が非常に多かったというふうに聞いておりますし、報告も受けておるところでございます。


 こういう状況があるわけでございますので、いわゆる生活弱者とでも申しますか、そういう方々に対する救援につきまして、行政、消防、あるいは警察等、そういう関係機関との連携を図りまして、情報をいち早く共有できるような体制を、これまでもいろいろととってはきておったんですが、さらに、充実させていきたい。このように思っておるところでございます。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 7番、松葉委員。


○7番(松葉昌修) ありがとうございました。


 ちょっと時間の方も迫ったようでございますので、手短に再々質問させていただきたいというふうに思っております。


 また、石見銀山基金について、大國部長の方からご答弁をいただきまして、おおよそ、その方向だろうなというふうには思っておりますが、どうしてもやっぱり1つの目標を持ったときに、官民協働ということでございますので、どうしても、市民の理解を得るということが前提になろうかと思います。


 そういう面では、現在、いろんな施設の入場料等から基金の方にというふうなお話でございますけれども、やはりこの市民の協力を得るためにも、目に見える形で来訪者といいますか、観光客の方からも、こういうご協力をいただいているというふうな形がないと、なかなか市民の理解も得にくいということもあろうかと思います。


 そういったところも勘案しながら、これから進めていただきたいなというふうに思っております。


 それと駐車場の料金でございます。


 大変、私、こだわるわけでございますけれども、実際には、駐車場に車で来られた方が反応といたしましては、私も数は少ないんですけれども、駐車場に立って、来訪客がどういうふうな反応があるかということで、見ておりますと、やっぱり駐車料金をどこに払ったらいいのとか、駐車料金が要らないんだねというふうな声も聞いております。


 ガイダンス施設の観光協会の受付の方なんかに聞きましても、駐車料金はどこで払ったらいいですかというふうな問い合わせもあるというふうなお話も聞いております。


 これが割合がどの程度かというのはわかりませんけれども、そういう面で決して、その駐車場の料金を徴収をお願いするという、観光客にお願いするということは、無理なお願いではないというふうに思っています。ただ、その金額のあり方については、精査しなきゃいかんだろうというふうに思いますが、少なくとも、保全協力金という形で、低額料金であれば、理解が得られると。設備投資も必要、最小限の投資で可能性はあるだろうというふうに思っておりますので、これはぜひ、ご検討をお願いしたいというふうに思っております。これは、要望でございます。


 それと、あと1点ですね。これは大変、行政の職務の遂行のあり方にもかかわってこようかと思います。


 最後に、副市長さんにお願いをいたしまして、質問を終わりますけれども、やはりこの駐車料金の結論を出すために、8カ月もかかっていると。この辺はやっぱり仕事の進め方も含めて、改善の余地があるのではないかというふうに思っておりますので、その点をお聞きいたしまして、私の質問を終わります。


○副議長(林 仁) 蓮花副市長。


○副市長(蓮花正晴) 19年に世界遺産登録になりまして、観光協会、あるいは会議所、地域の皆さん、いろいろ調整をいただきながら、事を進めているところでございます。


 産業振興部、大きく見まして、先ほど登壇して申し上げましたように、大田市の産業をどういうふうに前へ進めていくかということでございまして、スピードが要求されるのはもとよりでございます。承知はしておりますけれども、こと、産業界、あるいは観光を含めまして、地域の皆さんとの交渉、折衝の中で、方向づけをしていくということで、私もどういいますか、体壊せへんかいなというほど、今、種々雑多な仕事をしてくれております。


 そういう中で、ご指摘いただきましたこと、大きく経済状況が変わる中、いろいろ結論を出すのに時間がかかったということは、実は結果としてはそうでございますけれども、あの状況の中での判断でございますので、地域の皆さん、自治会の皆さん、観光協会、いろいろ協議する中で、やむなくこういう時間がかかったというふうには思っているところでございますけれども、市民感情といたしまして、もっと早く結論出せんかいということも、議員のお言葉の中にあろうかと思います。


 したがいまして、その辺につきましては、よく言うことですけれども、仕事の段取りも含めましてね、スピーディに何とか迅速にできるような体制含めまして、今後、一緒に、私も入り込む中で、調整をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。


 ご心配をいただいていることは、重々、承知しておりますけれども、その辺の事情もご理解を賜りまして、ご了解をいただきたいというふうに思います。


 以上でございます。


○副議長(林 仁) 続いて、21番、石橋秀利議員。


              [21番 石橋秀利 登壇]


○21番(石橋秀利) おはようございます。


 新生会の会長をしております石橋でございます。


 先に通告しておいた課題1点に絞ってご質問を申し上げますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。


 さて、平成17年10月1日に新生大田市が誕生しました。早いもので約3年が経過をしました。多くの課題を抱えての出発でありましたが、市長は何よりも、新市の融合一体化を基本に事業を推進され、今、その取り組みは多くの成果を生み、花開きつつあるところでございます。


 また、市長は、市がどのような状況にあるのか、また、どのような施策を展開しようとしているのかを自ら足を運び、直接、市民に語りかける「市長と語ろうまちづくり ブロック懇談会」を開かれてこられました。


 だれにもわかりやすい市政、市民に開かれた市政を実践するこの取り組みは、市民のみならず、職員の意識改革にも大きく貢献したものと思っております。


 市長は、この3年間、市長選挙で約束されたマニフェストにもとづくものと、合併時の約束事と、大田市総合計画にもとづく主な事業に全力で取り組まれ、着実に成果を上げられました。


 中でも、石見銀山遺跡の世界遺産登録は、特筆に値するものであり、登録の過程で、登録延期から2ランクアップの登録と劇的な展開となり、その瞬間の感動と興奮は、今でも忘れられません。


 世界遺産センターの建設により、石見銀山、温泉津、仁摩、三瓶山をめぐる観光体制も確立し、参画と協働によるまちづくりを進めるため、市内を7ブロックに分け、それぞれまちづくり支援センターとまちづくりセンターをつくり、市民の皆様と一緒になってまちづくりを進めることができ、乳幼児医療費、保育料の軽減処置、子育て支援等の充実が図られたのは、新市の特徴的な取り組みであり、合併による大きな成果であったと思います。


 平成18年7月、豪雨災害が発生したとき、いち早く状況を把握し、現地に出向き、スピーディな対応を出され、住民より感謝をされました。


 これも常日ごろから現地現場主義を信条として、自ら先頭に立ち、現場に足を運び、直接目で見て、現状を把握しているからできたものであります。


 また、国の事業にも特に力を注がれ、山陰自動道仁摩温泉津道路の建設は、工事が着々と進行しており、大田市民の悲願となっている出雲仁摩間についても、一部分、田儀・朝山道路として、事業に着手しております。


 また、地域間の情報格差を解消するために、ケーブルテレビ網を全市地域へ整備している状況でありますが、一部完成した地域は7月から放送予定であります。


 産学官連携による特産品開発や石見銀山を核として大田ブランドの創出など、産業振興の将来にも明るい兆しが見えつつあります。さらに、生活基盤に必要な下水道整備も大田、仁摩、温泉津と3地区にわたり、急ピッチで整備しております。仁摩、温泉津は一部供用を開始しており、大田も新年度から一部供用開始されます。


 そして、竹腰市長が就任されて以来、特に力を注いでこられたのが、財政の健全化であります。地方分権社会の到来を見据え、地方が自立した運営を行っていくためには、財政基盤の確立が急務であると考え、地道な努力を重ねてこられました。


 これからの市政の置かれた現状を展望するとき、国の地方分権改革は一層進み、地方交付税の削減等が今後も予想され、厳しい環境下の中での行財政改革のスタートでありました。


 地道な取り組みが実を結び、今日では、平成19年度に4.8億円、平成20年度3.5億円の行財政効果を生み出すまでに至っております。


 しかし、依然として大田市の中期財政見通しは厳しい状況ではありますが、市長が財政需要を見据え、確固たる財政基盤を確立してこられたことを高く評価するものであります。


 竹腰市長の強いリーダーシップのもとで、この3年間で多くの事業を実現され、市政は確実に進歩しているところであります。しかしながら、合併時やマニフェストで約束した各地域の事業など、これから取り組んでいかなければならない重要課題が残されております。


 例えば、大田市保養施設管理公社の処理の問題、新不燃物処理場施設整備の問題、学校給食センター整備施設の問題、学校再編の問題、雇用創出の問題等がありますが、これからは合併のメリットを最大限に生かし、さらに、市民生活の向上を図り、市政を発展していかなければなりません。


 新生大田市の初代市長として、舵とりをされてこられた竹腰市長には、引き続き、市政を担当していただき、懸案となっている諸問題解決に全力を尽くすとともに、今、実施中の事業の早期完成に全知全能を傾け、新生大田市に合併して本当に住んでよかったと思われるまちづくりに取り組んでいただきたいと思います。


 以上、来る市長選挙について、市長のご決意をお伺いいたし、登壇しての私の質問を終わります。


○副議長(林 仁) 竹腰市長。


              [市長 竹腰創一 登壇]


○市長(竹腰創一) 石橋議員のご質問に対しまして、お答えをいたします。


 私は、平成17年10月、合併後の市長選挙で、市民の信託を得て、新しい大田市の初代市長を務めさせていただくようになりました。


 はや3年と4カ月が経過したところでありますが、振り返ってみますと、合併後、初めての新年度であります平成18年度をまちづくり元年、改革元年と位置づけをいたしまして、向こう10年を見据えた新しい大田市の総合計画を策定をいたしまして、その計画を基本にいたしまして、行財政改革、定住対策を初め、あらゆる分野の個別具体の計画をつくり、その計画を踏まえながら、まちづくりを推進してきたところであります。


 常に、私自身、市民の皆様にお約束をいたしましたマニフェストを念頭に置きながら、総合計画に掲げました「自然・歴史・ひとが光り輝く だれもが住みよい 県央の中核都市」この実現に向けて、全力を挙げて取り組んできたところでございます。


 先ほどは、石橋議員さんより、これまでの取り組みに関しまして、身に余る評価のお言葉を賜りまして、大変恐縮いたしているところでございますが、成果のありましたことに関しましては、ひとえに関係各位のご尽力、あるいはご支援、ご協力のたまものでありまして、衷心よりお礼を申し上げる次第であります。


 おかげさまで、地方行財政をめぐる情勢、極めて厳しい中にもかかわりませず、総合計画に掲げました事業を位置づけをしながらも、財政運営におきまして、一定のめどを立てることができました。


 しかしながら、地方行財政をめぐる情勢、第2期地方分権改革、一層本格化してきておりまして、さらに厳しくなってくるであろうと。そのことを前提にしながら、引き続き、この行財政基盤の確立を図っていかなければならない。そのことに対処していかなければならないと思いますと同時に、また、私自身、マニフェストに掲げました産業活力みなぎる大田市の実現、あるいは、子育て理想都おおだの実現を初め、環境問題、医療問題、あるいは教育、福祉の問題、まさに計画の実現に向けてはやっと緒に就いたところであります。


 おかげさまで、市民の悲願でございました石見銀山は世界遺産登録となりました。しかしながら、この石見銀山の奥の深い魅力をさらに掘り起こし、そして、育み、守り、世界遺産にふさわしい整備を進めながら、活力ある大田市づくりにつなげていく。そのことにおいても、まだまだこれからであります。


 加えまして、先ほどご指摘いただきましたような保養施設管理公社の整理の問題、あるいは新不燃物処分場建設の問題、あるいは学校再編の問題、給食センターの整備の問題、さらには、緊急経済対策など、残された課題も山積いたしております。


 また、新年度からはまちづくりセンターを核に、新しい体制でまちづくりがスタートするわけでありまして、これからの数年はまさに新しい大田市づくり、極めて重要な段階になってくるわけでございます。


 こうした状況の中で、私自身、再び、市民の信託を得ることができるならば、引き続き、この新しい大田市づくりに全力を傾注しようと決意をしたところであります。


 この上とも、皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いをいたしまして、ご質問に対してのご答弁とさせていただきます。


 どうもありがとうございました。


○副議長(林 仁) 21番、石橋議員。


○21番(石橋秀利) 今、竹腰市長には、次期市政担当へ向けて、力強い決意を表明していただきました。市政の継続性を願う者の1人として、大変ありがたく思っておる次第でございます。


 初代市長としての経験を生かされ、今まで以上に市民の皆さん、市職員の皆さんの声を聞き、自立発展する大田市として、さらに前進していただきたいと思います。


 これから、大変お忙しい公務を遂行しながらの選挙戦に挑まれるわけでありますから、時間的に、体力的にも大変だとは思いますが、健康に留意され、堂々と選挙戦を勝ち抜かれ、2期目の竹腰市政が実現されることをご祈念申し上げまして、私の質問を終わります。


○副議長(林 仁) 以上で、通告のありました質問はすべて終了しましたので、これをもって一般質問を終結いたします。


 明日は、定刻に会議を開きます。


 本日は、これにて散会いたします。


               午前10時12分 散会