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島根県 出雲市

平成21年度第5回定例会(第4号 3月 4日)




平成21年度第5回定例会(第4号 3月 4日)





 
     平成21年度(2009)第5回出雲市議会(定例会)会議録





     開 会 平成22年(2010) 2月22日午前10時00分


     閉 会 平成22年(2010) 3月23日午後 2時16分





〇議事日程第4号


          平成22年(2010)3月4日 午前10時開議


第1.市政一般に関する質問





                 会議に付した事件


第1.市政一般に関する質問





                 出 席 議 員


              1番 飯 塚 俊 之 君


              2番 板 垣 成 二 君


              3番 狩 野 正 文 君


              4番 木 佐   宏 君


              5番 西 村   亮 君


              6番 小 村 吉 一 君


              7番 大 国 陽 介 君


              8番 松 村 豪 人 君


              9番 遠 藤 力 一 君


             10番 山 根 貞 守 君


             11番 萬 代 輝 正 君


             12番 板 倉 一 郎 君


             13番 多々納 剛 人 君


             14番 川 上 幸 博 君


             15番 曽 田 盛 雄 君


             16番 福 代 秀 洋 君


             17番 高 野 成 俊 君


             18番 広 戸 恭 一 君


             19番 直 良 昌 幸 君


             20番 坂 根   守 君


             21番 板 倉 明 弘 君


             22番 萬 代 弘 美 君


             23番 勝 部 順 子 君


             24番 米 山 広 志 君


             25番 山 代 裕 始 君


             26番 宮 本   享 君


             27番 原   隆 利 君


             28番 多久和 康 司 君


             29番 荒 木   孝 君


             30番 長 廻 利 行 君


             31番 古 福 康 雅 君


             32番 珍 部 全 吾 君


             33番 杉 谷 寿 之 君


             34番 寺 田 昌 弘 君





                 欠 席 議 員


                  な   し





               説明のために出席した者


          市長           長 岡 秀 人 君


          副市長          黒 目 俊 策 君


          副市長          河 内 幸 男 君


          教育委員長        水 谷   勲 君


          教育長          中 尾 一 彦 君


          総合政策部長       伊 藤   功 君


          総務部長         児 玉 進 一 君


          財政部長         荒 木   隆 君


          地域振興部長       梶 谷 基 雄 君


          文化企画部長       吉 井 貴 史 君


          健康福祉部長       井 上 明 夫 君


          環境政策部長       児 玉 俊 雄 君


          産業観光部長       槇 野 信 幸 君


          建設事業部長       森 山 健 治 君


          都市整備部長       岸   和 之 君


          教育次長         吉 田 純 二 君


          教育次長         春 日 仁 史 君


          上下水道局長       大 田   茂 君


          消防長          板 倉   優 君


          総合医療センター事務局長 林   誠 治 君


          会計管理者        山 本 文 夫 君


          監査委員事務局長     影 山 雅 夫 君


          政策企画課長       鎌 田 靖 志 君


          秘書課長         鐘 築 健 治 君


          財政課長         板 倉 勝 巳 君





                議会事務局出席者


          局  長         永 岡 博 之


          次  長         高 橋 直 樹


          次長補佐         佐 藤 恵 子


          係  長         村 尾 幸 紀


          書  記         小 村 和 恵





               午前10時00分 開会


○議 長(山代裕始君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は32名であります。


 なお、あらかじめ欠席及び遅刻する旨の届け出のあった議員は2名であります。


 これより、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程のとおりであります。


 日程第1、市政一般に関する質問を行います。


 質問は、申し合わせの順序により、順次これを許可いたします。


 なお、質問は要旨を簡明に、答弁は簡潔にお願いいたします。


 初めに、27番、原 隆利議員。


○27番(原 隆利君) 登壇 27番、原 隆利でございます。


 今年度最後の一般質問ということで、私に与えられた持ち時間は32分ほどしかございませんので、ひとつできるだけ答弁も簡潔に明瞭にお願いをしたいということを冒頭お願いしておきたいと思います。


 私は、今回3つの問題点を取り上げるつもりでございます。


 まず初めの氷河期の建設業対策という問題についてでございます。


 近年の建設業経営が非常に厳しい現状にあることは、改めて私が言うことでもないとは思いますが、政権交代によって私たち民主党政権に対しても厳しい現状の訴えが直接にあり、かなり詳細な現状データをご提供いただきましたので、これに基づいて質問をさせていただきたいと思います。


 島根県内建設業が公共事業に大きく依存していることは一般論ではご存じでしょうが、実際に工事費比率がどのようになっているのでしょうか。


 県内建設業は、平成13年度(2001)は公共工事が77%を占めています。20年度(2008)になりますと62%にまで減少をしています。一方、全国的に平均で見ますと、平成13年度(2001)が依存率47%、20年度(2008)が34%ですから、全国平均の倍近い公共工事への依存度だと言えると思います。


 さて、県内公共事業のピークは平成10年度(1998)でございました。このとき、実に4,666億円が公共工事として発注されています。平成19年度(2007)は1,859億円、実にピーク時の40%にしか満たない額にまで落ち込んでいます。県発注の減が最も顕著で73%も落ち込んでいます。


 一方、雇用従業員数はピーク時が約4万6,000人、近年では3万4,000人台にまでなっています。減少率は74%であり、懸命に雇用の確保に各企業努力されている現状が伺えます。雇用の確保は行いつつ、持続的経営を目指すには、従業員の理解と営業努力に負うところが大きいと思われますが、総体的な仕事量の減少は利益率の減少に直結しています。ピーク時には約2%を確保していた利益率は、近年ではマイナス1.2%にまで落ち込んでいます。債務超過、借入金頼りといった目の前に倒産の2文字がちらつく会社も多数あることが伺えます。


 建設業協会の会員の推移がその実態を裏付けています。平成10年度(1998)公共工事のピーク時には851社あった県内の会員数は、現在522社にまで減っています。建設業は大変すそ野の広い業種として知られています。先ほど申しあげた雇用従業員数は、全産業従事者数の約1割ですが、影響を受ける関連業種の従業員比率は5割から6割と言われています。建設業が地元経済に及ぼす影響がいかに大きいかが、また、現在置かれている環境がまさに氷河期と言っていい大変厳しい現状に置かれていることはお分かりいただけたと思います。


 では、公共事業を増やせばいいのか、とりあえずの延命のためのカンフル剤としては作用しても、長期的展望に立った発想とは言えません。税金をじゃぶじゃぶ注ぎ込んで、その恩恵で生活を維持する構造は変えていかなければなりません。その取り組みの先駆けが新年度予算に組み入れられた建設産業新分野進出支援事業の500万円なのだと思います。


 政治力によって特定の地域に手厚い保護が行われる時代は終わりました。出雲市の平成22年度(2010)、新年度予算の歳入では、全国的には地方交付税の総額が1兆円以上増額され、平均6.7%の増額となったにもかかわらず、出雲市においては0.6%しか増えていません。これも1人あたりの交付税額が全国でも飛び抜けて高かったことの平準化がこの結果に及んだと見てよいのではないでしょうか。


 厳しい財政運営の中で、健全化を目指される長岡市長の予算編成は、昨年度は110億円近くあった普通建設事業費を半減させ、55億円にまで減額されました。緊急経済対策による上積みもいっときのものです。


 民主党政権の基本理念「コンクリートから人へ」の考えに基づく公共事業の抑制も建設業に携わる皆さんにとっては耐えがたい苦痛となっています。長い間、この業界で飯を食ってきて、他業種に転換しろと言われても頭の中は真っ白だとの切実な声をよく耳にいたします。


 3社に1社は倒産の危機にあると言われている建設業界をこのまま座視することは、あまりにも市民生活への影響が大きいと思われます。行政としての現状認識と建設産業新分野進出支援事業を中心とする異業種への切り替えをどのようにアドバイスする計画なのか。具体策をお伺いをしたいと思います。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 登壇 おはようございます。


 ただいまの原 隆利議員さんの一般質問にお答えをしてまいりたいと思います。


 氷河期の建設業対策ということでのご質問でございます。長引く経済不況の中、本市経済は低迷を続けており、公共事業費の削減の流れもありまして、特に公共事業への依存度が高かった市内建設業者の経営は深刻な状況にあるという認識をしているところでございます。


 こうした状況に対応するために、新年度、「建設産業新分野進出支援事業」を緊急経済対策として実施することといたしました。この事業は、市内の建設業者等が行う新分野進出のための調査・研究及び施設・設備の整備などに要する経費の一部を補助するものでございます。県の同様の補助制度に採択された事業を対象として、上乗せ補助をしていくというのが基本的な考え方でございまして、市の補助を上乗せいたしますと、県の補助と合わせまして調査研究などの、いわゆるソフト事業については補助率は10分の10ということになります。そして、施設設備の整備などハードの面においては、結果的に加算したことによって補助率が2分の1になるという内容でございます。新分野進出にかかる負担の軽減に寄与できるのではないかと思っているところでございます。


 このほか、建設業に限らず、企業等の新分野進出を促進するための国や県等の新分野進出補助制度の情報提供、あるいは活用に関する相談支援等を行っているところでございまして、これまでにも例えば市を経由した地域総合整備財団の補助金等の制度を活用していただきまして、建設関連産業においては建設事業の協同組合によるリサイクル土木建築資材の開発・販売やコンクリート製造メーカーによる新素材の開発に結びついた例がございます。


 さらに、それらの新製品等の販売促進販路拡大についても、市も新製品販売促進補助金制度等、その事業化につながるような支援を行っているところでございます。


 また、21世紀出雲産業支援センターと連携して、農商工、産学官連携、及び企業間交流推進にも取り組んでいるところでございまして、市の職員や同センターの専門員が企業訪問等を行う中で、製品開発や技術の活用などについてのアドバイスや他企業、他産業とのマッチングを図っているところでございます。今後は、そうした取り組みをさらに強化し、新技術、新製品の開発や企業等の新分野進出促進はもとより、新産業の創出にもつなげてまいりたいと、かように考えているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(山代裕始君) 原議員。


○27番(原 隆利君) ありがとうございました。先ほど私が申しあげましたように、この業種に対しては本当に真剣に取り組んでいかないと、大変な事態が今後起こるのではないかという危惧を私はこのデータから見て大変しているわけでございます。


 今、市長からもろもろの補助金の説明等もございましたが、こういった補助制度があるということ自体をまだよくご存じない方等もいらっしゃいまして、県並びに市のこういった積極的な他業種への転換への補助制度というものをできるだけ詳細にわたってPRをされて、活用されるような働きかけをぜひともお願いをしたいというふうに思っております。


 先ほども言いましたように、この建設業というのは本当にすそ野の広い業種でございまして、他業種に及ぼす影響も大変甚大なものがあろうかと思いますので、出雲市は倒産件数が非常に少ないなと、あるいは出雲市からは1社も出なかったと言われるような、ぜひともご努力をお願いをする次第でございます。直接業種のアドバイスということはなかなかならんかとは思いますけれども、新エネルギー都市として市長さんも積極的に新エネルギーについては関心が高いようでございますので、そういったことも含めてアドバイスをされ、他業種へのスムーズな転換が進むようにお願いをする次第でございます。


 以上、この問題につきましては、私からの質問を終わります。


 次の問題に移らせていただきます。


 観光スポットの交通対策についてでございます。


 先日、一日をかけて出雲観光の目玉である出雲大社と日御碕を観光客の目で歩いてみることにいたしました。ふだん車でしか行かない地元民には気づかない盲点があるのではないかというのがきっかけでした。一日、大社と日御碕を回り、松江温泉で泊まるという想定で歩いてみました。


 まず、出雲市駅に降り立つと、出雲大社、日御碕方面へ向けてのバス乗り場の案内が目につかないのです。このような、出雲に来てまず一番に目指すべき出雲大社、日御碕方面がほとんど案内の中に、あるいは駅舎の中の表示としてあらわれてこない。そして、よくよく探してみますと、出入り口のガラスのドアに、A3版の紙が1枚、乗り場案内として張ってありました。観光案内所は駅へ出て右折したところにあり、これもJRの待合室の中に設置してほしいものと思いました。


 ちょうどそのときに、若い2人連れがコインロッカーはどこにあるのかなと探しておりました。このロッカーの表示も実は駅舎の中にはないんです。そこで、私はそこを出て左にありますよと教えてあげて、私自身もロッカー室へ行ってみました。最近の旅行かばんはほとんどがキャスター付きの大型のものです。出雲市駅には大型のゴルフ道具が入るようなのが6個ございます。そして、キャスター付きのかばんがやっと入るようなのが4個、合計10個が備えられております。平日のこの日も半分は使用中でございました。


 隣の見守り隊の待機所はカーテンで閉じられておりまして、あまり使用されているようには見えませんでした。


 出雲市駅ではやはり最大の観光地である出雲大社の乗り場案内はすぐに目につく表示にしてほしいと、つくづく感じた次第でございます。ロッカーにつきましても、スペースのある限り、あのようなまだ高架事業のためにあいたスペースがあるわけですから、ぜひともコインロッカーの増設はお願いをしたいというふうに思いました。


 次に、大社の吉兆館に向かいました。ここが正月三が日のバス乗り場です。バスがそこまでしか行かないわけですね。あとは歩行者天国で神門通りは入れませんから。ここから出雲大社まで歩くわけでございますが、私の結構早足でも20分程度かかりました。せめて今度出雲市が設置した交通広場まで入っていくと大変便利だなあというふうに感じました。生活路線バスとしての使命もありますが、三が日の交通規制をぜひ一考願えたらと思った次第でございます。


 ちなみに、観光案内所でこのことを聞きましたところ、三が日は電車でのお参りを進めているというふうな回答でした。つまり電車で川跡を経由して出雲大社前駅まで行くと、非常に便利にお宮へお参りできますよと、こういった案内、つまりもうバスは遠過ぎますということは、観光案内所の人も認めているんですね。


 さて、出雲大社の参拝を終えて日御碕に向かおうと、神楽殿から一畑バスの大社営業所に向かおうとすると、これがまた観光案内が見当たらないんです。バスの車体すら見えませんから、多分初めて出雲大社においでになった方は、随分戸惑うんじゃないかなということを感じました。まさかあんな土産物屋の奥にあるとはよほど知った者しか分かりません。例えばあの大社管理の大駐車場の一角からそのときだけ出るようにすれば、観光客への利便性は大きく向上するんではないかと、つくづく思った次第であります。


 それと、いま1つは、とかく知らない土地に行きますと、やはり降りたところまで引き返すというのが道に迷わないための鉄則なんですね。そうすると、吉兆館で降ろされて、歩いて大社へ参って、そこから日御碕へ行くのに、また吉兆館まで引き返すというお客さん、結構おいでになるそうです。


 それと、だれに聞かれたか、出雲大社の営業所の方へ向かわれても、今言いましたように、ほとんど表示が見当たらない。確かに表示あることはあります。ところがなかなか目につかない。やはり人間、心理としてバスに乗るからバスを探すんだと思うんですね。そういった対策がほとんどとられていない。それで近くのあのそば屋や土産物屋に聞きますと、三が日はもうたくさん県外の方がバス停はどこかと言ってお聞きになるそうです、お店に入って。といった現状から、ぜひともこの日御碕へ向かうバス、つまり大社のバス営業所の位置を分かりやすいところにするとか、あるいは乗り場を別に設けて、そこから観光客を拾っていくようなシステムにされた方が、はるかに利便性は増すのではないかというふうに感じた次第です。


 さて、ここから今回、一番申しあげたいことになります。日御碕に着いて驚きました。私はてっきり灯台が見える場所で止まるものと思っていましたが、着いたところは日御碕神社の東側、全く灯台は見えない。トイレはありますが、待合所はどこにもありません。雨風の日は悲惨なものです。ついでに灯台へ行くにはどうしたらいいかと近くで聞きますと、港に沿ってあの坂道を歩くしかないと聞かされました。なぜバスが灯台まで行かないかと聞くと、途端にその方は口ごもって、何か公言をはばかられるような理由があるらしいことが分かりました。


 風もなく15分ほどで灯台の下まで歩きました。しかし、高齢者や障がい者のことなど全く眼中にない、観光以前の交通事情に腹立たしさを覚えたほどでございました。今、眺瀾荘跡地にホテル建設が進められていますが、灯台大駐車場までせめて迂回できないのかというふうに私は思いました。この灯台下の大駐車場には、コンクリートづくりの観光案内の方がおいでになる待合所まであるんです。ところがここにバスが行かない。こういった現実を私も改めて知ったようなわけでございまして、恐らく地元の方はあまりご存じでない、議員の諸氏に聞いても、大社の方はご存じだろうと思いますが、ほかの議員さんでこのことを知っていらっしゃる方はほとんどおいでになりませんでした。


 このようなバスの現状があります。日御碕神社まで行くことは決して悪いことではございません。出雲地方には珍しい権現づくりの朱塗りの社は一見の価値がありますし、また、東尋坊より見ごたえのある海岸線を歩くこともお勧めのコースだと思います。しかし、選択肢であってよいことでありまして、坂道を負担に感じる人や、悪天候のときにはバスで運んでいただける、それが出雲のもてなしの心ではないでしょうか。


 時間がありませんので、平田の生活バスにつきましては簡単に申しあげます。電車の到着、出発時間とのずれがございます。それもほとんど2分から5分以内です。これはバスの出発時間を調整することによって、十分対応が可能なことだと思いますが、今現在はそうなっておりません。このことについても対応策をご回答をお願い申しあげたいと思います。


 以上です。


○議 長(山代裕始君) 梶谷地域振興部長。


○地域振興部長(梶谷基雄君) 登壇 それでは、原議員さんのご質問にお答えをいたします。


 まず、大社路線バスの正月三が日の規制についてでございます。本市では、多くの人出が見込まれる出雲大社周辺の正月三が日において、歩行者の安全確保と交通渋滞の緩和を目的に、河内副市長を委員長とします「大社交通渋滞対策実行委員会」を設置しておるところでございます。この実行委員会では警察や出雲大社、地元関係団体、電車、バス、タクシーといった交通事業者の方々などにご参画いただきまして、車両通行止めや一方通行、大型車等の進路案内といった交通対策を講じているところでございます。その中で、神門通りの宇迦橋北詰めから勢溜までの区間は大晦日の深夜から翌日の元日早朝までを車両通行止めとし、元日から3日の昼間は宇迦橋北詰めから一畑電車出雲大社前駅北の信号交差点までを南進の一方通行、その交差点から勢溜までを車両通行止めとしておるところでございます。


 その結果、JR出雲市駅から出雲大社バスターミナルまでを運行する一畑バス大社線については、吉兆館を発着とし、吉兆館から出雲大社バスセンターの間は運行しないこととなったところでございます。


 議員ご指摘のように、神門通りは路線バスのルートとなっており、公共交通の持つ重要性や昨年3月にオープンした交通広場の活用の観点から、これらの取り扱いについても本実行委員会で検討を重ねたところでございます。


 神門通りは、近年店舗が次々にオープンし、かつての賑わいを取り戻しつつあり、特に多くの人出で賑わう三が日は歩行者による道路横断や歩道からあふれんばかりの人の流れがあり、周辺の道路も多くの車で混雑します。そういった状況の中で、歩行者の安全と車の円滑な移動を確保するためには、路線バスなどの大型車両の通行や交通広場を駐車場として開放することは困難であるとの結論に至ったところでございます。


 今後も関係機関の皆様と協議を重ね、気持ちよく新年をお迎えいただけますよう、出雲大社周辺の交通対策について検討してまいりたいと思います。


 次に、大社参拝から日御碕への接続についてのお尋ねでございます。


 一畑バス大社線及び日御碕線が運行されております国道431号の勢溜付近は幅員が狭く、歩道もないため、歩行者や路線バス利用者の安全対策について、様々な要望がされてきたところでございます。


 本市では、観光客の利便性を少しでも向上させるため、南側のバス停付近に無料休憩所を兼ねた出雲大社勢溜観光案内所を設置しており、観光客の皆様に待合所としてもご利用していただいているところです。


 なお、国道431号勢溜付近では、現在、県により歩道整備事業が進められており、本年度から詳細設計に着手され、平成24年度(2012)までの予定で車道、バスの停留スペース、歩道が整備されることになっております。


 ご指摘のバス待合所については、勢溜付近の歩道整備にあわせ、整備の可能性について県と協議をしてまいりたいと考えております。


 次に、神楽殿方面におけるバスターミナルへの案内看板についてでございますが、現在ご指摘のとおり、ちょっと離れた場所で分かりにくいところにあるものの、よく見えるところには設置されていないという状況でございます。地理に不案内な観光客の方の利便性を考えれば、案内表示は必要であり、看板を設置するスペースについて、土地や建物等、所有者の方との調整や景観への配慮など、課題はございますが、路線バスの運行事業者であります一畑バス株式会社の方に設置についての可能性を検討していただきたいというふうに、これからも働きかけをしていきたいと思っております。


 それから、次に、日御碕路線の終点でございますが、現在、一畑バス日御碕線の終点は灯台の駐車場ではなく、日御碕神社の東側にある日御碕公共駐車場となっております。灯台の駐車場は運行コースに設定されておりません。灯台の駐車場を終点に設定し、路線を延長することは可能ではございますが、現行のコース設定は地元で日々生活をしておられる地域の方々と路線バスの事業者である一畑バス株式会社との間で慎重な協議が重ねられ、観光客の利用頻度と利便性、大社中学校や大社高校への通学を含めた地元利用者の利便性、運行経費などを総合的に考慮して出された結論と伺っております。


 なお、今年予定されておりますホテル「出雲ひのみさきの宿ふじ」のオープンなど、観光客の利用状況に大きな変化もこれから出てくることが予想されます。そういったことを踏まえて、ルートの見直しについて地元と協議をしていく必要性というものを感じているところでございます。


 最後に、平田生活バスの運行時間の質問でございます。一畑電車雲州平田駅を経由する平田生活バスの路線は9路線がございます。各路線の合計便数は平日で67便、休日で28便となっております。このうち電車の到着時刻からバスへの乗り換えに必要な4、5分程度以内の前後に出発するバスの便は平日で16便、休日で4便となっております。平田生活バスは小中学生の通学時間や地元の方の利便性に配慮が必要であり、所有する限られた台数のバスを複数の路線で運行しているため、運行ダイヤの設定には制約を受けますが、利便性の向上が図れるダイヤについて精査をし、今後対応をしてまいりたいというふうに考えております。


 以上、答弁といたします。


○議 長(山代裕始君) 原議員。


○27番(原 隆利君) ありがとうございました。


 今回の施政方針演説の中でも、市長さんは観光産業というものをやっぱり最大の産業にしたいという気持ちで訴えられておったと私は記憶にあります。そういった意味からすると、先ほどの梶谷部長さんの答弁はいかにも手ぬるいといいますか、対応に対して、もっとやっぱり積極的な取り組みをお願いしたいわけでございます。特に、観光客のそういった目でもう一回検証をして、実際に自分で歩いてみて、果たしてどれだけ時間がかかり、また不便を感じるのか、そういったことをぜひご検証を願いたいと思うわけでございます。


 特に、日御碕でのバスの到着のする場所、また降りる場所、そして灯台への案内、これらはすべて不足しています。こういったことについて、ぜひとも真剣な検討を重ねられて、早急な対応をおとりいただくことをお願いをしておきたいというふうに思います。


 最後に、1分ほどしかありませんので、申しあげます。視察の対応のあり方についてでございます。実は、出雲市が取り組んでいますユニークな施策、学校事務支援センターについて、私の投稿が2月末の日本教育新聞に掲載をされました。早速反響がありまして、東京都の東村山市から、視察に来たいとの申し出がありまして、ふと頭をよぎったのが出雲市の視察対応についてでございました。これも観光行政の一環として宿泊所の紹介や観光地、また特産品、ユニークな飲食店などの紹介を一元的に市役所で行って出雲市での滞在期間を延ばし、産品の売り上げに貢献できたらと考えた次第でございます。こういった取り組みはできないものなのか、ご回答を短時間でお願いをいたします。


○議 長(山代裕始君) 槇野産業観光部長。


○産業観光部長(槇野信幸君) 登壇 ただいまの視察団の対応の一元化についてお答えいたします。


 現在、本市の行政視察者への対応につきましては、いらっしゃった当日にそういった資料をお渡しするということをしております。しかし、ただいま議員からご提案いただきました宿泊の情報も含めた観光情報を事前に送付するということは市内での宿泊や、あるいは観光地訪問、そういったものが日程に組み込んでいただくことが可能になるということもございますので、今後全庁的な取り組みといたしまして、視察の受付時に宿泊や観光、購買を促すような文章を添えて、これらのパンフレットを視察者に送付したいと思っております。


 以上でございます。


○27番(原 隆利君) もう時間いっぱいですね。ありがとうございました。


○議 長(山代裕始君) 以上で27番、原 隆利議員の質問は終了いたしました。


 次に、6番、小村吉一議員。


○6 番(小村吉一君) 登壇 6番、日本共産党の小村吉一です。通告に従って、合併の問題について、大きく2つのことについて質問いたします。


 平成の大合併は、全国的には収束期、いや検証期に入ったと考えています。この合併はもともと住民の要求から始まったものではなく、国の強い意思、要請によって進められてきました。ですから、破格の財政支援や巧みな誘導策も駆使した執行でもありました。


 まず、斐川町との合併の問題について伺います。


 市長は、かねてより斐川町との合併について、2つの基本的スタンスをとるとの表明をされています。1つは、斐川町との合併の門戸を常にあけておくということです。2つ目は、消防問題は合併とは切り離して処理するということです。この点については私も全く同感でございます。ところが、今、市長が進められようとされている方向は、この方向といささか乖離しているように思います。


 そこで、第1の質問です。市長が今議会に提出された出雲市と斐川町との合併協議会の設置についてであります。この議案の根拠となる法律は、合併特例法の第4条であります。この条項は、斐川町の有権者の50分の1以上の合併協議会設置を求める署名が合併協議会の設置を要求した市町村、すなわち斐川町ですが、斐川町議会の意思にかかわらず、合併対象市町村、出雲市議会でございますが、出雲市議会の議決がなされれば、出雲市と斐川町の合併協議会設置のための斐川町の住民投票の実施を可能としたものです。


 憲法は第92条において、地方自治の基本原則として、地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定めるとしています。地方自治の本旨とは、自分のまちのことは、そこに暮らす住民が自ら決める、いわゆる住民自治と、自治体は他の自治体から総体的に独立した自治機関とする団体自治とから成り立っています。合併特例法のこの規定は、住民自治と団体自治に基づいて決定すると憲法の地方自治の本旨から大きく逸脱した不当なものだと考えますが、いかがでしょう。


 先日、代表質問の中で、米山議員の質問に答えて、市長は、この議案を上程した理由として、合併協議会の設置を求める署名が斐川町民の民意によったものとして受理をしたとおっしゃいました。その一方では、斐川町議会の過半数の方が合併協議会の設置はもちろんのこと、斐川町合併そのものにも反対されています。集められた署名の数は1,000筆余り。議員が選挙で支持を得た数は1万を優に超えます。1,000を民意とし、1万有余の民意を切り捨て、しかも他の自治体である出雲市が斐川町の合併協議会設置の住民投票を事実上決定する、こんな道理に合わないことを法律の名で可能にする。このようなことがあっていいのでしょうか。市長の見解をお伺いします。


 2つ目は、斐川町との合併は急ぐべきではない、いや急がれるべきではないと思いますが、いかがでしょう。住民こそ主人公です。住民には行政に自らの意見を述べたり、幾つかの請求をしたりする権利もあります。中でも選挙は住民意思決定の最大、最高の機会です。斐川町は1年後は選挙です。選挙は合併の可否を直接争点とするのではありませんが、少なくともその動向、結果を見極めることを考えます。


 一方、出雲市民の声ですが、私は大方は斐川との合併の賛否はともかくとしても、急ぐ必要性を感じておられないと考えますが、市長はどのように把握されておるのでしょう。


 大きな質問の3つ目ですが、このような形の合併、すなわち合併特例法の規定による合併の推進は、例え合併がなっても、ならなくても、住民の間に大きなわだかまりを残すことになり、できる限り避けるべきだと私は考えています。市長のその点での見解を伺います。


 次には、大きな2つ目の質問です。本市の合併にかかわる質問でございます。


 2市4町の合併を決定するとき、あなたは旧平田市の市長、私は議員でした。私は、この合併に反対を貫きました。そのとき、歴史の検証を待とうと応答したことを思い出します。歴史の検証は、座して待つのではなく、歴史に働きかけて、初めて検証もあると考えています。このような基本姿勢から2つの提案をさせていただきます。


 合併して5年が経過しました。表彰もいいでしょう。しかし、このあたりで合併を検証し、さらなるステップを歩み出すことが私は必要なときと考えます。施政方針には、このことについての言及はほとんどありませんでしたが、今までも検証はなされているなら、まずお知らせください。


 私たちはちょうど今から1年ほど前ですが、旧平田市の皆さんにアンケートを行いました。七千数百戸、一軒一軒訪れ、返信封筒をお渡しし、アンケートをお願いしました。その1つを紹介いたします。このようなアンケートでして、その中に、2市4町の合併後、心配に思っていること、実際に不満に思っていることがありますかという複数回答をお願いしていますが、その回答633返りました。


 特に心配はないという方ですね、これは複数回答ですから、正確なやつはあれですが、3%でした。一番心配だというのは中心部だけ栄え、周辺が寂れた。要するに平田のまちが寂れたということですが、70%でした。その次に多いのは、市民の声が届きにくくなった、約5割。住民サービスが低下した、40%。こういう中身ですが、こういうことも含めて、今後の施策の新たな展開のために体系的な実態調査を行ってほしいというのがまず第1の提案です。


 2つ目の提案は、さきの施政方針でも市長は新たな展開には市民の一体感の醸成が不可欠だと、このようにおっしゃっていました。市民の一体感の醸成というのは、それは一朝一夕にできるものではありません。むしろそのためには今後の市政を担う子どもたちに期待すること、その育成こそ最も肝心だと考えています。市民の一体感を生むためには、その前提となる大きな要素として新出雲市を統一的に把握する地域的認識が不可欠だと思います。


 そこで、かつて東京23区と同じくらい広い出雲市を外括的に記述した、私の自称ですが、「出雲市風土記」とも言える郷土読本の作成を提案いたしたいと思います。内容は、小学校6年生から中1くらいを対象にした記述で、市民も気軽に読むものとしたらどうでしょう。そして、教育というのは先生が大事ですので、先生が読んで科学的で心をぐっと動かされ、教えたいなあというようなものであってほしいと思います。


 以上で大きな2つ目の質問を終わります。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 登壇 それでは、先ほどの小村吉一議員のご質問にお答えをしてまいります。


 斐川町との合併の問題についてのお話でございましたが、前段、この特例法の規定が憲法の地方自治の本旨に大きく逸脱するものではないかというご指摘でございますが、基本的な考え方の部分でございますけれども、この今回の斐川町における住民発議による法定協議会の設置の直接請求というのは、合併を目指す地域住民の意向を反映するために合併特例法の第4条に認められた手続でございます。


 直接請求を認めているものはたくさんございますけれども、その中の1つでありまして、住民の発議によって直接的に地方自治体に一定の行動をとらせるという参政権の1つでございます。それこそ先ほどおっしゃった憲法に定める地方自治の本旨、住民自治の具体的な1つの姿であるという認識をしているところでございまして、それが憲法の本旨を逸脱するという認識については、いささか私は違う思いはいたしております。日頃の議員のお考えからも少し離れた話ではないかと。住民の皆さんの意向を最大限尊重する、そのシステムの1つとして制度化されたものを否定するということは、それこそ地方自治の本旨にそむく話ではないかと、かように考えるところでございます。


 斐川町における住民投票については、出雲市の議決によって自動的に決まるわけではございません。あくまでも最終的には斐川の町長、または町民の請求によってこれが特例法の5条の直接請求でございますが、いずれかによって決定されるものであり、それが団体自治の尊重ということになろうかと思っております。


 それから、合併を急ぐ理由は云々という話でございますが、別に斐川町との合併を急いでいるわけではございません。今回、昨年来、いろんな動きがございますけれども、あくまで斐川町からの様々な申し入れ等があった。それを受けて、先ほど議員もお認めになりましたように、出雲市としては広く門戸を開いておくというスタンスでございまして、出雲市から働きかけて合併を云々という話をしたところではございませんので、誤解のないようにお願いをしたいと思います。


 それから、出雲市民の中に急ぐ必要はないという声があるというような話でございますけれども、私も様々な皆様との対話の中で、いろんなご意見を伺っております。現在の斐川町、特に議会における様々な動きを見ていると、いささか危惧をなさっている皆さんはいらっしゃいますが、とは言っても、総体的にこの地域において、出雲市と斐川町との合併というのは、大きな自然の流れであろうという認識をなさっている住民の皆さんがたくさんいらっしゃいます。もとより今までも申しあげてまいりましたが、歴史的なつながり、生活圏、経済圏、既に一体の地域として活動している両市町でございます。自立できる基礎的自治体の構築を目指すという思いでも、このことについて大きな反対の声はないものと思っているところでございます。


 それから、今回の合併についての検証という話でございます。2市4町が合併し5年を経過いたしました。平成16年(2004)の地方交付税が大幅に削減された、いわゆる地財ショックと言われる事態、そして国と地方の税財源を見直す三位一体改革等、こういった状況の中で互いに合併しなかった場合にどうなっているかという検証は、その時点でそれぞれの市、町がどのような行財政運営ができたか。それを比較検証することは難しかろうと思っております。


 過去の明治の大合併は別として、昭和の大合併についてもその後の歴史的評価というのは3年や5年でできるものではございませんし、今なおその昭和の大合併のいろんな様々な側面を残している、引きずっている地域もございます。そういったことも含めて少し長い目でこの検証はしていく必要があろうかと思っておりますが、先ほどのアンケートで7,000戸お歩きになったということですが、回答率で言うと633ということで、10%に満たない、その中の幾つかの声があったにしても、それはいろんな思いで回答なさったと思います。市民の声が届きにくくなった、あるいは住民のサービスが低下したというご指摘については、私もそういった側面はあろうかということで、昨年来、様々な形で市民の皆さんの声を直接伺い、またいろんな皆さんの声を地域に出かけて聞かせていただくことによって、行政課題、問題点等を整理しながら、速やかな対応に努めているところでございます。引き続きそういった方向で取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。


 それから、市民の一体感の醸成のために、歴史、郷土読本といいますか、そういうものが必要ではないかというご提案でございます。


 2市4町の合併を機に市内小学校の教員の手づくりによる小学校3・4年生の社会科の副読本「わたしたちの出雲市」を作成し、市内全部の3年生に配布、活用しております。そのことはご存じだと思いますが、内容については、出雲市の産業、地理的環境、人々のくらし、出雲の発展に尽くした先人の働きなどを盛り込んだ副読本でございます。学校現場の教員からは、子どもたちに出雲の特色、魅力を理解させることができる有効な副読本であるという評価を得ております。これまでも毎年度小さな改訂を重ね、発行してきておりますが、今年度については学習指導要領の改訂にあわせて全面改訂を行ったところであります。新年度早々に市内全部の小学校3年生に配布する予定としているところでございます。


 さらに、出雲の古代歴史学習資料集としての「タイムスリップ出雲」というのを作成しております。ご存じかと思いますが、昨年6月に小中学校、図書館、コミュニティセンターにCD版にして配布をしたところでございます。この資料集は出雲の優れた文化遺産を通して歴史と文化を学び、古代出雲への興味関心を持つこと、ふるさと出雲への誇りとふるさと出雲を愛する心を育てることをねらいとしております。子どもたちが歴史的価値の高い、古代出雲の歴史を学ぶため、平成18年度(2006)から検討を開始、このたび完成したものでございまして、この資料集については学習指導要領に沿って小学校6年生と中学校1年生の社会科の時間で活用を念頭に作成したものでございます。一方では、朝読本、あるいは読み聞かせの読本としても活用をさせていただいており、活用しやすいものとしております。


 こうした副読本や資料集を効果的に活用するとともに、実物に触れたり、本物に接したりする体験学習を通して「ふるさと出雲」についての理解を深め、「ふるさと出雲」、それこそそれぞれが自信と誇りを持って語ることのできる、そういう子どもたちをつくっていきたいと、こう考えているところでございます。


 以上、答弁を終わります。


○議 長(山代裕始君) 小村議員。


○6 番(小村吉一君) 参政権だと言ってますけど、確かに知っています。住民投票は6分の1の署名が必要です。知っていますけども、その自治体にも住民が意見を反映する仕組みがあるんですね。例えば50分の1なら条例制定はできるんです。斐川町民が斐川町の。いずれにしろ議会の議決が要るわけです。さらに請求権というのは3分の1ですね、議会解散なんかは3分の1。ここでは6分の1でできるわけですね。そういう点で、しかも他の行政が決めたことで6分の1でいけるということですので、そういう点で私はその斐川町の団体自治という問題で問題にしております。回答は要りませんので、私の考えで言っております。思いつきでありませんので。見解の相違でよろしゅうございますので。


 それから、市民の今、置かれていること、その気持ち、そういうものについてアンケートや体系的な実態する調査をする考えがおありになるのでしょうか、ないでしょうか。それはイエスかノーか。


 それから、小学校の今の読本については、私、意見を持っています。3・4年生の、これだと思いますけどね。これは市長部局と教育委員会とこれからしたらいいと思いますけども、出雲市はうんと広くなったんです。3年生の認識段階として、そういう広いのが認識できるかということです。3年生には私の自分の学校の前の地域で、例えば産地とか、そういうのを見るというのが発達段階にして当然だということです。3年生に自分たちが行政区域を広くしておいて、そこを見なさいというのは子どもを無視した、そういう表現はちょっとあれですが、子どもの発達に即していないというふうに思っていますので、それで大体小6、中1くらいでほぼ一般の大人と同じぐらいな発達といいますか、そのあたりで少し科学的な、僕は何とかスリップというのは読んでなかったんで、読ませていただいて、さらに提案をしたいと思います。読んでいないんです。


 提案をしたいと思いますが、私は、時間がないんですが、1つは、今歴史と言われたけども、斐伊川と神戸川のあの川の物語ですね、川がつくっている。それを1つの軸にする。もう1つは、私は道だと思うんです。道は1つは船、海や川の道。それから近代になって鉄道の道、この鉄道の道で今市は紡績の産業になったでしょう。その次は今の自動車の道。こういう道や川、川は二大河川ですね。それを散りばめながら、統一的に物を見る、そういうちょっと小1ぐらいの記述で、そういうものをつくったらどうかという提案をしていますので、今、回答はできないということで、それでよろしいが、また教育委員会に提案をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


 以上で終わります。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 郷土読本というご質問でございますが、現時点ではそれを実施する考えはございません。


○議 長(山代裕始君) 中尾教育長。


○教育長(中尾一彦君) 現在、資料集としてつくっております「タイムスリップ出雲」、これについてはまた議員さんにも提供させていただきますので、ご覧いただきたいと思います。


 後段でおっしゃいましたご意見等については、また今後参考にさせていただきます。ありがとうございました。


○議 長(山代裕始君) 小村議員。


○6 番(小村吉一君) ありがとうございました。どうも。


○議 長(山代裕始君) 以上で6番、小村吉一議員の質問は終了いたしました。


 次に、16番、福代秀洋議員。


○16番(福代秀洋君) 登壇 16番、真誠クラブの福代秀洋でございます。事前通告に従いまして、大きく分けて3点の質問をしたいと思います。


 まず、社会資本の整備について、市長のお考えをお伺いします。


 上下水道、電気、ガス、道路、空港、港湾、電話、通信、これらの社会資本と言われるようなものは、私たちの生活を高度で豊かなものにしてくれています。また、経済活動を行ううえにおいても、重要なものになっております。今や便利というよりは、必要不可欠なものになっておりまして、本当にこれがないと困るという格好になっております。


 また、ダム・河川改修・斜面・災害防止工などは私たちの命と財産をこういった災害から守ってくれております。ふだん我々はこれらの社会資本のありがたさというものを実感することは少ないわけでございまして、これらが一旦機能をしなくなりますと、本当に困ったことになる、生活もできない、あるいは命の危険さえあるというような状況になるわけでございます。


 「コンクリートから人へ」という民主党現政権が喜んで使っておられる言葉がございます。耳ざわりのよい言葉のようでございますが、私はこの言葉を聞くたびに憤りを感じておるところでございます。


 近年、公共事業は無駄の代名詞のように言われてまいりました。建設関連企業に勤める大多数の人は先行きが不透明の中、肩身の狭い思いをしながら、それでも文字どおり汗水をたらしながら、時には身を危険にさらしながら、よいものをつくろう、よい仕事をしようと頑張っておられます。そして、でき上がった構造物は、大なり小なり人の役に立っています。コンクリートから人へ、これではまるで公共事業が、あるいはコンクリート関連の事業が悪の代名詞みたいではないでしょうか。視野の狭い、配慮を欠いた言葉だと私は思っております。


 また、人へという言葉が国民にお金をばらまき的に配るということであるならば、この国の将来を危うくするものだと思います。


 国の財政に関する基本となる法律である財政法の第4条には、「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。」とあります。つまり、国は財源として借金をしてはいけないという原則があるわけでございます。そして、その例外として「公共事業は除きます。」としておるわけでございます。なぜ公共事業のための借金は許されるのか。これは、建設される公共施設は社会資本として後世にも残って、国民に利用できるという負担の世代間の公平という考え方があるからです。


 今、自分たちが楽をするために、お金を配ったり、あるいはいろいろな料金をただにして、借金をして、そのツケを将来の世代に回すこととは根本的に違います。先頃、衆議院を通過した2010年度当初予算では、財政法に違反する赤字国債を過去最悪の37兆9,500億円も発行することになりました。これは財政法で認められた建設国債の実に6倍にあたる数字であります。まさに異常な状況となっております。


 2010年度予算編成のスローガンでもありますコンクリートから人へ、耳ざわりのよさそうな言葉ですが、その本質には、独善的、刹那的、大衆迎合的な側面があり、私には日本の将来を危うくするスローガンに思えてなりません。


 話を本題の方に戻させていただきたいと思います。いくら負担の世代間の公平という理由があったとしても、行き過ぎた公共工事、公共事業は厳に慎まなければなりません。今、多額の債務があるということも我々はきちんととらえなければならないと思います。


 しかし、市民の利便性の向上や経済的な競争力の確保などの観点から、適正な規模で効果的な公共事業を行うことや、安全、安心、公平、相互扶助などの観点から公共事業を行うことは必要だと考えられます。


 市長は、さきの施政方針質問への答弁において、公共工事に関して今後新設から維持管理の方へウエートを移していくとの考えを示しておられます。そこで質問をいたします。下水道、道路、河川、港湾、斜面防災など、出雲市内の社会資本整備状況に関して市長の認識を伺います。また今後の方針について、基本的な考え方をお伺いいたします。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 登壇 ただいまの福代議員さんのご質問にお答えをしてまいります。


 社会資本、その設備の整備については、先ほど来お話ございますように、まだまだこの地域で立ち遅れた部分がございますし、市民の皆さんが等しく安全、安心な暮らしを保障するためにも必要なものと認識をしているところでございます。


 この社会資本整備を含めた公共事業については、平成8年(1996)頃から国の相次ぐ経済対策などによりまして、出雲市においても全会計で毎年300億円を超える公共投資を行ってまいりました。合併以降も毎年200億円から250億円規模で実施してきたところでございます。平成20年度(2008)決算においても、普通建設事業費の歳出決算額に対する比率を示す普通建設事業費比率は、23.2%となっております。全国783都市の中でも29番目に位置するなど、積極的な社会資本投資を行ってきたところでございます。


 これに伴います各施設における整備率についてのお尋ねでございますが、道路舗装率は平成21年(2009)の4月現在75.8%、それから道路改良率は54.2%で県全体ではそれぞれ75.9%、51.9%ということでございますので、ほぼ同一水準もしくは部分的には遅れている部分があるという認識でございます。


 また、下水道事業につきましては、汚水処理普及率が同じく平成21年(2009)の4月現在69.3%でございます。県全体では平均が68.5%ということでございまして、本市においては平成21年度(2009)末、この3月末では71%までになるという見込みでございます。全県的な平均値で言いますと、ほぼ同一水準と言えるかと思いますが、石見部の大きく遅れている都市等の平均値でございますので、そういった意味ではまだまだ整備が必要だという認識もしているところでございます。


 なお、漁港の整備については、平成21年度(2009)に実施しております塩津・釜浦漁港の防波堤等の改良工事をもって、ほぼ完了する予定としておるところでございます。港湾については県事業ということで、お答えは控えさせていただきます。


 今後の方針についてでございますが、昨年11月にお示しいたしました今後の財政見通しの中でも、地方交付税の合併加算がなくなる平成32年(2020)には、現在に比べまして35億円前後の一般財源の減額が見込まれるということでございまして、非常に厳しい財政状況であるということでございます。したがって、次世代に大きな負担を強いることのないよう、公債費負担を軽減するなど、財政規模の大幅なスリム化を図る必要がある。そういった状況の中でも今後の景気動向、あるいは国の地方財政対策を見極めながら、なおかつ本市の財政健全化も考慮のうえ、今後も一定規模の社会資本投資は行っていく考えでございます。


 平成21年度(2009)3月補正におきまして、国の2次補正予算に組み込まれました「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」等を活用いたしまして、街路事業、生活環境道路改良事業など、10事業で5億4,380万円の予算を前倒しで計上したところでございますし、そのほかわかあゆの里整備事業に2億3,430万円、地方道路整備事業に1億2,000万円を追加計上をするなど、建設事業予算の確保に努めているところでございます。また、河川、港湾、斜面防災事業など、主に県が事業主体として実施している事業についても、引き続きその事業推進を積極的に働きかけていきたいと考えておるところでございます。


 以上、答弁を終わります。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) 答弁をいただきましてありがとうございました。先ほどお話ございましたように、ここ数年でかなり下水道なんかも普及率が上がってきたというふうに思っております。ただ、まだ来てないところが3割ぐらいあるという格好になっておるわけでございますし、やはり不公平感というものはあると思います。また、道路なんかに関しましても、なかなか高規格の救急車が入っていけないところとか、あるいは消防車が入っていけないようなところもあるでしょうし、あるいは交通量に対して全然足らないところもまだ市内の道路としてはあるはずでございます。そういったところ、今後とも計画的に進めていただきたいとともに、やっぱり経済的な観念から言うと、国あるいは県に対して経済活動的な観念から言いますと、国あるいは県に対しまして、さらに一生懸命働きかけをしていっていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。


 それでは、次の質問の方に移りたいと思います。


 次の質問は公共工事についてということで、2点、お伺いをしたいと思います。


 まずは、発注者、請負者の対等な関係についてということで、お伺いをいたします。


 ここに工事請負契約書というもの、これ標準様式というもののようですけれども、があります。これは出雲市のホームページから引っぱってきましたけれども、今、便利でこういった契約書も、あるいはそういった設計書みたなものもホームページから持ってこれるわけですけれども、これには、ここに一番表のところに書いてあるのが「発注者と請負者は、各々の対等な立場における合意に基づいて、別添の条項により公正な請負契約を締結し、信義に従って誠実にこれを履行するものとする。」と書いてあります。何もこの出雲市の工事請負契約書だけに請負者と対等な立場であるというふうに書いてあるわけではございませんで、大体どこの契約書にも書いてあるわけでございます。これは建設業法にはっきりとうたわれておりますし、また、市は公共工事標準請負契約約款という、これに定められたものに従ってこういった書式を定めているわけですので、こう書いてあるということでございます。


 では、なぜわざわざこのようなことを契約書に書かなければならないとされているのでしょうか。このことについて市の考えをお伺いします。


 次に、賠償責任保険加入の義務化の経緯をお伺いいたします。


 昨年末ぐらいから出雲市発注の工事に関して、請負者に賠償責任保険というものの加入を義務付けるケースが多くなってきております。これには工事金額の0.6から1%程度と聞いておりますが、その程度の保険料を請負者が支払わなければならないという格好になっております。唐突に行われたというようなイメージがあるようで、業者から戸惑う声が聞かれます。これについて次の点についてお伺いをいたします。


 なぜ急に義務化が進められてきたのか。今まではなぜ義務化されてなかったのか。そして、県や他市はどういう対応をしているのか。そして、義務化にあたって、建設業協会など地元の企業の団体がございます。そういった請負者側と事前協議がなされたのどうか。あるいはどのような方法で、あるいはどの程度の期間をとってそういった団体に周知がされたのか。また、積算にどのように反映されているのか。


 以上の点、具体的にお伺いをいたします。


 次に、集落支援事業に関して、建設工事総合評価方式での加点制を導入した経緯等についてお伺いをしたいと思います。


 集落道の草刈り、水路の清掃、除雪など、共同作業が困難となっている集落を支援するため、企業、NPO、各種団体及びボランティアグループ等に広く呼びかけ、応援隊を募集するというのが、この集落支援事業でございまして、来年度から派遣が予定されております。その要綱の中に、応援隊活動を行った者には、本市の建設工事総合評価方式において加点するという一文がございます。なぜ建設業者だけに、特別このような規定が盛り込まれたのでしょうか。素直にとれば、地元貢献をした建設業者が受注しやすくなるというふうに、良いように感じることができるんですけれども、しかし逆の見方をすれば、この活動に参加しなければ受注することがしにくくなるということも言えます。これうがった見方ですけれども、うがった見方をすれば、立場を利用して建設業者に圧力をかけていると見ることもできないことはないということでございます。


 そこで、次の点について、お伺いをいたします。


 加点制を導入するにあたって、そして、こういった制度設計をするにあたって、先ほど申しあげました建設業者、建設業協会など請負業者側と事前協議がなされたのか。なされているとすれば、どういった協議がなされたのか。あるいは意見聴取といったようなものはなされたのか、お伺いをいたします。


 また、これは具体的にどのような格好で加点をされるのか。このことについてもお伺いをいたしたいと思います。


 次に、工事の年間平準化について、お伺いをいたします。


 現状では、公共工事は年度の後半に極端に集中をしております。このことは年間の安定した雇用を阻害し、季節により労働時間の不均衡を生み出す結果となっております。また、工事が集中する冬季は、我々の住む山陰地方の天候は非常に悪いわけでございまして、たびたび積雪もあり、気温も低い、こういったときに施工するわけでありますから、施工性は悪いですし、でき上がった構造物もその出来生えが悪くなるという傾向が、これはどうしてもあるわけでございます。また、年末年始、年度末には交通量も多くなります。道路工事等による交通への影響も出やすい、こういった時期に仕事が多くなっている。結果的にコストも高くなる、あるいは安全面でも危ないことも多くなる。あるいはその働いておられる方も非常に暇な時期と、忙しいときは本当に寝る間を惜しんで仕事をするというような状況になると。あまりいいことはないわけでございます。また市民にとってもできばえは悪くなるわ、あるいは交通渋滞は起こるわということで、迷惑が多いということでございます。


 それでは、なぜこういう状況になっておるのでしょうか。この施工時期が偏るこの理由をお伺いをいたします。


 そして、先ほど少し申しあげましたが、平準化のメリット、そしてデメリットというものがあれば、市の考えをお伺いをいたします。そして、今後、これに対する対策を今以上に続けていくかどうか、この点をお伺いをいたします。


 以上です。


○議 長(山代裕始君) 荒木財政部長。


○財政部長(荒木 隆君) 登壇 それでは、公共工事に関しますご質問にお答えをしてまいります。


 最初に、発注者、請負者の対等な関係についてのお尋ねでございました。ご質問の中にありましたように、工事請負におきましては、建設業法の規定を受けまして、本市の工事請負契約約款に先ほどお話のありました規定を定めておるところでございます。いわば当然のことを規定をしたものでございまして、建設工事の円滑な施工を図るためには、信義に反するようなことがないように、互いに協力をすべきという精神のもとでの記述をしているというふうにご理解をいただきたいと存じます。


 次に、損害賠償保険の経過について、お尋ねでございました。同じく建設業法の規定を受けまして、本市においては工事請負契約約款において、請負者による損害賠償を原則とし、通常避けることのできない騒音でございますとか、振動、地盤沈下、地下水の断絶等により損害を及ぼしたときは、発注者が賠償する旨の負担区分というものを定めているところでございます。


 また、同約款において請負者は設計図書の定めるところにより、工事目的物等に保険を掛けなければならないとも規定をしているところでございます。工事施工中の事故は工事の内容、あるいは施工方法等が非常に複雑、多様化した現在では、従来にも増して大きな問題となっているというふうに考えております。これらの事故が発生した場合の請負者の負担軽減のため、原則としてすべての工事において、請負業者賠償責任保険への加入を設計図書に明記をすることとしたところでございます。その積算につきましては、設計書の中の現場管理費の中にきちっと算入をするということになっておるところでございます。そういうふうなことで現在積算をさせていただいておるところでございます。


 また、集落支援事業に関してのご質問もございました。加点制を導入した経緯等についてでございます。この建設工事総合評価方式につきましては、地方自治法施行令の規定に基づきまして、価格のほかに技術提案でございますとか、工事成績などの要素を総合的に評価し、価格と技術の両面から最も優れた申し込みをした者を落札者とするという方式でございます。


 その方式の評価項目の1つとして、地域貢献制度がございまして、清掃活動、消防防災活動、雇用対策、芸術文化振興の4つの活動実績などを評価をすることといたしておるところでございます。新年度に導入をする予定としておりますと「出雲集落応援隊」につきましては、社会的共同生活等が困難な集落に住む住民の方々が安心して暮らせるように、集落の暮らしを守るための活動でありまして、さきに申し述べましたこの地域貢献活動そのものでございます。企業に対するインセンティブとして応援隊に登録し、応援活動を行った場合に、その対象とするものとしたところでございます。


 なお、このことにつきましては、出雲市の建設業協会をはじめ出雲、平田の両商工会議所、出雲商工会へ先頃説明をさせていただいたところでございます。


 次に、大きな2番目で工事の平準化についてのお尋ねでございます。


 施工時期が偏るのはどうしてかということでございますが、本市におきましても、公共工事の月別の稼働工事件数とか、それから出来高は年間を通して変動があるところでございまして、年末から年度末にかけては非常に大きくなって、また年度当初はそれが小さくなるという傾向にございます。これは、単年度予算を原則としていることから、年度前期に発注する工事の完成が必然的に年度後期に集中をするということが大きな要因として考えられますし、また、施設の休業期間に施工が限定をされることなどや、出水時あるいは農繁期などが過ぎないと期間的に施工できないことなどが原因として考えられるところでございます。


 それらのことを考慮いたしますと、平準化が仮に実現をしたとしますと、請負者側においては年間を通じて作業量の安定によって品質の向上が図られます。また、長期的な計画を立てることが可能になることによって、コスト縮減なども可能となるかもしれません。また、業務量が一定することによりまして、労働条件の改善などが期待をされるところでございます。


 一方、発注者側におきましても、工事等の品質確保、あるいは適正な価格での契約、そういったことが期待をされるところでございまして、双方にメリットが生じるのではないかというふうに考えているところでございます。


 今後の方策でございますが、本市におきましては、本年1月から実施をしております「出雲市公共事業コスト構造改善計画」の具体的施策の1つとして、公共工事の平準化を掲げておりまして、現在内部の組織であります入札制度検討委員会において、意見交換なども既に行っているところでございます。今後、公共工事の計画的かつ迅速な発注に努めてまいることとしているところでございます。


 工事の早期発注によりまして、完成時期が年末、あるいは年度末に集中しないよう、予算の組み方などにも創意工夫を加えてまいりたいというふうにも考えているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) 答弁をいただきましてありがとうございます。


 それでは、1つずついきたいと思うんですが、まず、この対等な関係ということをわざわざ私も取り上げたんですけれども、先ほど当然のことという話がありました。当然のことと言えば当然のことなんですが、何でわざわざそんな当然のことが書いてあるのかといえば、片無制ということが言われております。片無制というのは、片側だけが非常に不利な格好での契約をする、義務を負うというようなことに、この建設工事というのはなりやすいということで、わざわざ書いてあるわけでございます。これらはもう完全に当事者間の力関係が一方的なわけですから、片無契約がもう行われるのが普通だと、普通だとは言いませんけれども、そういう格好にどうしてもなってしまうということがあるので、わざわざこう書いてあるわけでございまして、これをこういうことになってはいけないと。請負者側も、あるいは発注者側もそれぞれやっぱりこのことはきちんと分かっていなければならないということで、わざわざ書いてあるわけでございまして、こうなりやすいと。あるいは事実上こうなっていることが多いということだというふうに、私は理解しておるところでございます。


 これを踏まえて、ちょっと1つずつ聞いていきたいというふうに思いますが、まず、今の賠償責任保険加入の義務化の関係ですけれども、事前協議あるいは説明の期間というようなものについては、お答えをいただけなかったわけですし、あるいは県や他市の状況、どういう状況であるかというようなことも具体的にお伺いしたところですので、これも分かればお話をいただきたいと思います。


○議 長(山代裕始君) 荒木財政部長。


○財政部長(荒木 隆君) お答え申しあげます。


 再質問でございますが、この損害賠償保険につきましては、これまでも建築工事等では設計図書の定めに基づく保険加入が徹底をしていたところでございますけれども、土木工事ではその保険加入をいわゆる特記仕様書に明記をしていなかったために、調査をいたしましたところ、およそ半数の請負者による任意加入にとどまっていたというようなことでございます。実際に工事施工中の事故等も起こってもおりますので、できるだけそうした負担軽減、そうしたことを回避するために今回請負業者の賠償責任保険への加入について、特記仕様書に明記をさせていただいた。年度中途でありましたけれども、明記をさせていただいたということでございます。


 これは県内の状況については、ちょっと調べておりませんので、また調べましてご報告させていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) 確かにこの約款にも火災保険等という格好で加入しなければならないという格好で書いてあるんですけれども、これは対象物に対するというのが普通に読めば読めるわけでございまして、第三者に対する保険という読み方はなかなかこれはできないところなんで、それは対象物がある程度少ない土木関係の工事はあまり少ないのかと。入らなくてもよかったんだろうなという私は理解をしております。


 それで他市あるいは県の状況ですけれども、私もいろいろ聞いてみますが、あるいはいろいろ調べてみますが、県外は何ぼかありますけれども、県内ではあんまりここまできちんと入れと義務付けているのはあまりないというふうに聞いております。あちこち聞いてみました。調べてみました。今、出雲市でこの間、年末から加えられるようになった一文というのが、打ち出しましたが、すみません、ちょっと資料を持ってこなかったんで、申し訳ないんですが、たしか金額まで1億とか、5,000万円とか、定めて第三者への対物、あるいは対人の保険に加入するようにという義務付けをしておるというところでございまして、あまりもう島根県内他市ではやってないことだということで、戸惑いもあっているわけでございますし、先ほど周知についてはお話がございませんでしたが、どうも聞いてみますと、文書1つ業会の方には来てないと、これからこうしますよという話は来てなくて、いきなり特記仕様書にポンと乗かっておって、それでみんなこれはどういうことだろうかということで業者さんが慌てられたという格好になったと聞いております。


 また、積算に対する説明も私は聞いて、業者の皆さん方はそういう話は多分十分ご存じではないというふうに思っております。


 それでは、特記仕様書に載っている場合と載っていない場合では、積算の金額が変わってくるというふうに理解すればよろしいでしょうか。その幾らか上乗せをされるというふうに理解をすればよろしいのか、この点お伺いをいたします。


○議 長(山代裕始君) 荒木財政部長。


○財政部長(荒木 隆君) この請負業者の賠償責任保険につきましては、ご指摘のように特記仕様書の方に一事故あたり対人10億円、対物1億円というふうに明記をさせていただいておるところでございます。


 こうした事故が実際に起こったわけでございまして、今回は地殻変動ということで、いわゆる発注者側の対応ということで、新たな工事を起こしたということで、対応ができたわけでございますが、こうした通行人のけがでございますとか、そうした施工業者側の責任があった場合には、どうしても多額の費用等を負担をすることが生じてまいります。そうしたリスクを回避するために、この請負業者賠償責任保険への加入ということを考えさせていただいたところでございますが、いずれにしましても、工事契約の請負約款には契約に入る旨の記述はしてございますし、それから昨年の10月に、実は施工業者さん、現在工事を行っている業者さんにアンケートの調査もさせていただいたところでございますが、建築工事については16件のアンケートに対してすべて、これは火災保険ということでございますが、入っておいでになりましたけれども、土木の工事についてはそうした賠償責任保険が21件の工事中12件というような形で半数程度にとどまっていたということでございます。最近は、先ほどのご答弁でも申しあげましたように、施工方法等、非常に複雑また多様化をしておりまして、いついかなるときにどういう事故が起こるか分からない安全対策には十分留意はしていただいておりますけれども、不測の事態も生じるというようなことから、こうした措置をとらせていただいたということで、ひとつご理解をいただきたいと存じます。


 また、積算につきましては、入る入らないにかかわらず、これまでも設計額の中の現場管理費の中にそれなりの保険料にかかわる部分というのは積算が算入がしてあるということでございますので、ひとつよろしくお願いをいたします。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) ご答弁をいただきまして、1つには、積算はもともと入っていたんで、特記仕様書を付けたから、皆さん方に入っていただいたからといって、その金額が増えてないということでございます。1%程度というと、かなり大きな金額でして、こういったことをやるんであれば、やはり事前にきちんとこういった方式に変えていくということを業者側にきちんと周知する、あるいは徹底するということをしてから、周知期間をとってからやるというのが通常のやり方ではないでしょうか。


 それから、確かに保険に入ってもらうことにこしたことはないわけですけれども、本当に0.何%を削って何とかしようという業界ですんで、ほんとにその辺は何と言うか、配慮をしていただきたいなというふうに思いますし、先ほど話がありました土工なんかにおいて、掘削をしたことによって家が傾いたとか、そういったのはもう完全にこういった保険ではおりませんので、もう対象外ですから、そういったことがもし理由になったということであれば、これはおかしな話だなと私は思います。このことばっかりやっておっても次に行けませんので、次に行きたいと思います。


 それから、次に応援活動の関係のことですね。それで具体的にどのように加点をされるのかということもお伺いしたんですが、それもなかったので、その点もお伺いしたいと思いますし、先ほど消防の話も出ましたんで、ついでですから消防はどのような格好で加点をされているのか、これも併せてお伺いをさせていただきたいと思います。


 そして、意見聴取とか、あるいは請負者側との協議といったことについては、先頃やったということでございましたけれども、中間の全協のときにこういった話が出たとき、聞いてみたときにはまだ全然だれも協会側は聞いてないというような話でございまして、制度設計にあたっても多分あまり意見聴取はされてないんだろうなというふうに思っておりますが、この点も何かあれば、併せてお伺いをいたします。


○議 長(山代裕始君) 荒木財政部長。


○財政部長(荒木 隆君) 大変失礼をいたしました。この地域貢献度の加点、総合評価における加点でございますけれども、地域貢献度、清掃活動、消防防災活動、あるいは雇用対策への取り組み、そして、芸術文化振興への取り組み、現在ではこの4つを掲げているところでございまして、0.5ポイントずつ、合計で2点の配分というふうにいたしておるところでございます。


 それから、事前に協議があったのかということでございますが、全員協議会の時点ではまだやっておりませんでしたけれども、その後、先ほどご答弁申しあげました両方の商工会議所、商工会、あるいは当然建設業協会が一番重要でございますので、そうしたところへもお話をさせて、説明させていただいたところでございますが、特に反対というようなお話は伺っていないというところでございます。


 それから、先ほど1つ答弁が漏れておりまして、大変失礼をしましたが、この県内でのこうした損害賠償保険の関係でございますが、資料がありましたけれども、県もそれから県内の他市も義務付けは行っていないということでございます。よろしくお願いいたします。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) 先ほど保険はもう済みましたんで、保険は置いておいて、私は総合評価方式というのはいいことだと思っているんですよね。こういったことで加点をしていくこと自体が悪いことだと私は思ってないんですが、ただ、こういうことをするにおいては、やっぱり業者側ともある程度の話をしてから発表されたり、あるいは制度設計された方がいいんじゃないかなと思うわけですわ。どうしても負担もかかってくるし、あるいは大きな企業と小さな企業でやっぱり負担の度合が違ってくるんですよ。消防なんかもそうなんですけれども、大きな企業で例えば何人か出しておっても、小さな企業で同じ人数出しておっても、同じだけの加点が来るはずです、多分。私もそういったことも併せてお伺いできればと思いましたが、そういう格好になっているはずだし、これも多分そうだと思います。制度設計については詳しくあまり言われませんでしたので想像で言うと、やっぱりそうだと思うんです。例えば100人の企業が10人出しても、10人の企業が10人出しても同じだけの加点になるんじゃないかと思います。そういったことも含めていろいろやっぱり、これは業者の生死にかかわる、ある意味ですね、問題にもかかわってくるわけですから、そういったことも含めてやはり業者側、あるいは協会側、あるいはいろいろな意見を踏まえて、簡単にやられたとは思いませんけれども、こういうことがあるから、ああちょっと加点しとけみたいなことがもしあったとすれば、これはやっぱりもっともっと慎重に、あるいはもっともっといい格好で、みんなが喜んで、あるいは出やすいような格好でやってもらうような格好の制度設計に向けては、やっぱりお互いの協議が必要であろうと思いますんで、よろしくお願いをいたします。


 それから、工事の年間平準化について、これから努力していくという話もございました。本当にこの山陰地方の冬というのは、施工にとっては向かない天気でございまして、こういったときに山陽側と同じ積算でやってもらっても困るんじゃないかというぐらい施工性は悪くなります。雪が降ったら雪かきしてから、それから施工しなければなりませんし、雪が積もっておったら施工ができないんで、みんな休みです。ただ工期は決まっているというような格好ですので、この冬場の施工というのはいかがなものかというふうに思います。できるだけその年度内、平準化をしていくということの努力をしていただきたいと思います。


 こういうことは言いたくありませんけれども、こういったことを質問させていただいたのは、先般、ある建設関連の業界の方から、そういった話があったときに、最終的には対応していただいたようでございますけれども、当初、あんたたちでできんのだったら、市外業者もあるけんねみたいな話があったという話も聞いております。そういった気持ちでおってもらっては困るわけでございまして、できるだけ平準化をして、今おる人間をできるだけ雇用を確保する、あるいは今ある会社をできるだけ存続していけるというようなことに、市としても協力をしていっていただきたいというふうに思います。


 それから、この対等な関係ということでもう1点、ちょっとこれもお伺いしたいんですけれども、契約の変更などをするときに、特にこういったことが起こりやすいんですが、よく複数の業者の方から聞くのは、市の建築関係の工事においては、いくら施工の数量が増えても増額はしないけど、数量が減ったときは減額をするというような対応をされることが非常に多いというふうに聞いております。まさかこんなことはないと思うんですけれども、市としてそういう方針でやっておられるかどうか、この点をお伺いしたいと思います。


○議 長(山代裕始君) 荒木財政部長。


○財政部長(荒木 隆君) 工事の最初の変更の件でございますが、通常、工事量が増えれば当然工事費も増えると思いますし、工事量が減れば変更減をするというのが、これはもう当然のことでございまして、減だけ見て増は見ないというようなことは決してないというふうに理解をしております。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) 安心しました。そうだと言われたらどうしようかと思いましたけれども、ただ、そういった複数の、状況が私も分かりませんから、どう言いようもないんですけれども、そういったことが行われていることが随分あるということも業者側から聞いております。市の方から聞いてないですから、一方的な話になるかもしれませんが、ただ、そういった話が出ること自体、問題でございますんで、その辺はやはり徹底をしていただきたいというふうに思います。


 先ほどの質問で原議員からもございましたように、本当にこの業界厳しい状況になってきております。そして、先ほど市長の方からも答弁ございましたように、今までのような社会資本の整備ということで工事発注を今後していくことはできないということでございます。だとしたら、新分野進出支援事業もいいですよ、いいですけれども、今やることもまだあると思うんですよ。お互いに市の職員さん、あるいは市執行部と、あるいは業者側とお互いに協力していいものをつくっていこうという気持ちでやっぱりお互いにやっていかないと、業者に任せとけというような、あるいは自分の方が施主だから、ある程度の無理は言ってもいいんだというような気持ちがもしあるとすれば、それは本当にこれからどんどん変えていっていただきたいというふうに思います。


 本当にそういった、例えばある程度利益が上がっている時期なら、何とかその辺のところも我慢して、市から言われるけん、やってあげようか、まあ我慢してやるかというようなこともあるんですけれども、今、本当にそれぞれ1円を削って何千万円赤字を出すというような企業がいっぱいですから、そういったことも十分今後配慮していってやっていただきたいということを切にお願いをいたしまして、次の質問に移りたいと思います。


 次に、地籍調査事業ということでお伺いをしたいと思います。


 昨年12月議会、曽田議員が同じような質問をなさいました。その繰り返しという格好になるわけでございますが、その曽田議員の質問に対しまして、地籍調査事業につきましては、その必要性を認めながらも、現在の市の財政状況の中でこれを最優先でやるべきかどうかということについては、いろんな角度から検討していく必要があると。そのほかにもまだまだたくさん取り組まなければならない事業もあり、全体の中での位置付けというものを明確にしながら、必要な予算は付けてまいりたいと、市長は多少、消極的ともとれる答弁をなさっておられます。


 来年度予算を見てみますと、減額されているように見えますけれども、その必要性に対する認識、そして現在の進捗率、予算の推移をお伺いをいたします。


 また、その12月議会に行われました部長答弁では、今後の調査について計画的に継続して事業を進めていく考えだとおっしゃっておりますけれども、今後の計画というのはどうなっておりますでしょうか。あと何年で完了される計画なのか、この点をお伺いをいたします。


 以上です。


○議 長(山代裕始君) 森山建設事業部長。


○建設事業部長(森山健治君) 登壇 ただいまの福代議員の地籍調査事業について、お答えをいたします。


 まず、事業の必要性についてでございますが、地籍調査事業は一筆ごとの土地の境界やその所有者、地目、面積を明らかにするということで、その成果によって財産の保全、あるいは土地取引の円滑化、公共事業の推進や迅速な災害復旧への対応が可能となるものでございます。また、課税の適正化のためにも必要なものでございます。そのため地籍調査の重要性は十分に認識をしておるという状況でございます。


 また、現在の進捗状況についてでございますが、地域ごとの進捗状況につきましては、多伎、湖陵地域の調査は合併前に既に完了をしております。他の地域の平成20年度(2008)末の進捗率は出雲地域が39%、平田が7%、佐田が46%、大社が71%でございます。出雲市全体では44%であります。


 次に、近年の予算の推移についてでございますが、合併以降の予算の推移につきましては、平成17年度(2005)は1億5,200万円、18年度(2006)が1億8,500万円、19年度(2007)1億9,200万円と年々増加しておりましたが、以前も答弁いたしましたが、市の厳しい財政状況を勘案して、平成20年度(2008)は9,900万円と、前年度と比較しておよそ半分の予算としております。本年度は若干増として1億850万円でございます。


 新年度につきましては、地籍調査事業費の25%を負担していただいております県の予算が本年度と比較して、およそ12%減となったということに伴いまして、本市も同程度減額して9,750万円という予算にしておるところでございます。国、県の予算が入っている関係で合わせてやっておるということでございます。


 また、今のペースでいくと、地籍調査はあと何年で完了するかということでございますが、ここ数年の年間平均進捗率は0.7%程度でございます。単純な計算しかできませんが、単純な計算で行いますと、未調査地が56%ございますので、およそ80年と、割り算をしたところですね、そういうことになってまいります。


 次に、今後の方針についてでございますが、山間部につきましては、土地所有者の高齢化とか、山離れによる森林の荒廃等によって境界が不明確となってきておると。その傾向が年々顕著となっておりますので、早期の調査が必要であることは認識しております。しかしながら、地籍調査は一地区の完了するまでに4年はかかります。また、一度に調査する面積も限られるため、なかなか進まないというのが実情でございます。現在の調査はこれまで要望されていた地区や調査が急がれる公共事業に関連したものを優先させて計画的に行っておりますが、今年度に予定をしております山林部の調査については、今後新たな方法を検討することも必要であると考えております。全体平均率を下げておりますのは、山間部でございますので、山林地でございますので、方法を考えていくというふうに考えております。


 例えば、本来、個人間の境界は個人で確認してもらって、杭等を設置してもらうのが一番でございますが、それが難しい場合は現地精通者等の協力を得て、その時期に分かっている境界を大まかにでも確認して、GPS機器を活用して、その箇所を記録し、本調査の際の基礎資料とする方法なども検討したいと考えております。


 いずれにしても、長い期間がかかりますので、できるだけ予算等も効率的に執行することも考えながら、早期な事業推進を図りたいということを検討してまいりたいというふうに考えております。


 以上、答弁とさせていただきます。


○議 長(山代裕始君) 福代議員。


○16番(福代秀洋君) あと80年ということでございまして、しかも全体でもまだ44%、平田に至っては7%ということでございまして、そのほかのところは土地がきちんと決まってない。所有者と土地のあるところがぴしゃっと一致するような格好になっていないというようなことになるかなあと思っております。


 先ほど山のことも答弁の中でありましたけれども、まだ人が住んでいるところはいいんですよね。ふだんみんなチェックして大体自分の土地ここの辺だというのが分かるから、いいんですけれども、山は分からないんですよね。今、山に上がる人は少ないです。そして精通者という話もございましたが、精通者なんていう方ももうかなりお年をとっておられます。80年、とても生きておられる方はいらっしゃいません。我々だって生きてないでしょう。私の家にも山ありますけれども、私ははっきり分かりません。だから、どんどんどんどん世代が変わると、もう全く分かんなくなっちゃうんじゃないかなという心配があるわけでございまして、これは本当に大変なことだと思います。


 国から、あるいは県からお金が付かないという話がございましたけれども、だとしたらどうすればいいかということをやはり考えていかなければいけない時期になっているんじゃないかなと思います。市単でやるということも1つのやり方だと思いますし、あるいは場所さえ分かっていればいいんですから、場所さえ分かって記録が残っていれば、その発注しなくてもいいんですから、何かそういった方法はないのか、地元と協力して、市の職員さんと協力して、何かやる方法がないのか、そういったことも含めてちょっと検討していかなければ、どんどんどんどん人が持っている知識というものが失われていくというような中では、本当にいろんな紛争に発展する可能性もありますし、いろんな事業を進めるうえにおいても、あるいは災害等が起こった場合においても、いろんな場合において、あるいは地域の住民の皆さん方の意識を高めるうえでも、いろんな意味において、やはりこれについて正面から取り組んでいく必要があると思います。国からお金が来ない、県からお金が来ないということではなくて、もうあと80年もかかかるんであれば、これを80年の間、もっと今の世代で何とか80年かかろうが何だろうが、ある程度、土地としてはここを確定できるような格好にするんだよというようなことも含めて、何か方策をとっていただきたいということをお話をいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。


○議 長(山代裕始君) 以上で16番、福代秀洋議員の質問は終了いたしました。


 ここでしばらく休憩いたします。


 再開は、午後1時といたします。


              午前11時57分 休憩


              午後 1時00分 再開


○副議長(坂根 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 一般質問を続けます。


 15番、曽田盛雄議員。


○15番(曽田盛雄君) 登壇 議席番号15番、雲州クラブの曽田盛雄でございます。事前通告に従いまして一般質問を行います。


 市長は、施政方針の中で、就任2年目の22年度(2010)は、新しい出雲市づくりの元年と位置付け、子どもたちや若者をはじめ、すべての市民が夢と希望を持てる五つ星の出雲市の実現を目指し、昨年提唱した出雲市の真のブランド化に向けた取組みをより見える形で進めていきたい。具体的な取組みの方向性として出雲の魅力を発掘し、再認識する取組み、出雲の魅力を見出し、高める取組み、出雲の魅力を市内外に発信する取組みなどを基本に検討してきたと述べておられます。


 そこで、海の玄関、北口の港の開発も将来のために必要ではと私は考えます。まず、河下港の整備と利用促進について、投資的な点検、費用対効果の面からも本腰を入れて取り組む重要課題であろうと思うところでございます。


 そこで、お伺いをいたします。1の将来の港の整備、企業誘致計画についてでございます。計画があるのか、ないのか、お伺いをいたします。


 2番目に、昨年の政権交代もありましたが、十六島湾整備計画の中の河下港開発は、島根県が進めている事業でありますので、県の財政難もございましょう。また、経済の不況の影響で残りの港湾整備は進められるのかということを伺います。


 3番目に、そのうえで出雲市中心部、国道9号線から高規格道路、バイパス各線と結ぶ最短、最速の経済効果が上がるルート作成も大事と私は考えますが、青写真でもあるのでしょうか。それとも全くないのでしょうか。お伺いをいたします。


 次に、5,000トンバースの利用促進ということでお伺いをいたします。


 海上自衛隊の艦艇及びほかの船舶に対する補給対策について伺うものでございます。


 上水道、下水道の施設整備、管路の整備計画は検討してあるのでしょうか。それと、船が入港した場合の観光、宿泊、地元産物産販売に対する目標とか、戦略は検討されておられるのでしょうか。そして、とりあえずの水道、トイレの整備に対する経費負担等は計算してあるのでしょうか。


 以上のことについて、市長のご所見をお伺いをいたします。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 登壇 それでは、ただいまの曽田盛雄議員さんの一般質問にお答えをしてまいりたいと思います。


 河下港の整備と利用促進についてのお尋ねでございます。


 河下港臨海工業団地は、昭和52年(1977)、県において整備をされ、これまでLPガス関連企業をはじめ3社が進出をしているところでございます。残ります分譲可能な面積は約6.8ヘクタールございます。これまで事業主体である県とともに港湾を利用する企業及び港湾関係企業を基本として誘致活動を行ってきたところでございますが、新たな進出には至っていないというのが現状でございます。今後とも県と連携し、5,000トンバースなどの係留施設や空港や斐川インターチェンジまでのアクセスの良さをPRし、誘致活動を行っていく考えでございます。


 なお、団地内分譲地の一部に残土が仮置きされている件につきましては、今後、誘致企業が決定した段階で県において撤去し、整地をするというお約束をいただいているところでございます。それまでの間、景観に配慮した適正な管理をしていただくよう県に要請してまいりたいと思っております。


 また、分譲地の一角にあります看板については、適正に管理をしていきたいと、かように考えているところでございます。


 河下港は物流、産業の拠点として期待されており、物流機能の強化には道路整備が不可欠でございます。当面は県において地区内道路であります主要地方道斐川一畑大社線の整備が進められているところでございますが、将来に向けて山陰自動車道出雲インターチェンジ、あるいは地域高規格道路への、また出雲市の中心部への最短、最速ルートの選定等についても将来的な課題として取り組んでまいりたいと思っているところでございます。


 続いて、整備と利用促進について、特に給水施設あるいはトイレの整備についてのお尋ねでございます。


 県が管理いたします河下港の垂水地区には、岸壁や臨港道路、埠頭等が整備をされておりますが、まだ給水施設あるいはトイレについては未整備の状態でございます。この件については県の方へ再三要望しておりますし、県の方においてご検討をいただいているという状況ではないかと思っております。


 それから、宿泊、観光、地元物産販売等の戦略についてのお尋ねでございますが、河下港の利用状況は、そのほとんどが石材などの貨物運搬を中心とする商船による利用でございます。不定期的な寄港として、これまでにも海上自衛隊の艦艇が寄港した実績はございますが、平田の商工会議所を中心として地元物産販売等を行っておりますけれども、その都度、寄港目的に応じた受入体制をとっているというのが現状でございます。河下港の振興策については、利用促進を強化するために、現在、平田商工会議所が中心となっております河下港利用振興協議会を発展的に改組する方向で検討しているところでございまして、海上自衛隊の艦艇や他の船舶の対応についても、新しい組織の中で検討していきたいと考えているところでございます。


 なお、水道、トイレの概算の費用としては、水道の方が約1,600万円、トイレが1,300万円程度かかるのではないかという試算をしているところでございます。


 以上、私に対する質問の答弁といたします。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) このいわゆる十六島湾の整備のことについては、前から旧平田市時代から進めてきてあったところでございますけども、私もこの間ちょっと現場を視察に行きました。驚いたことに、この看板設置、これを見て唖然としたところでございます。光中学校の向かいのところに設置してありますけれども、まだ島根県平田市としてあります。もう合併してから5年が経過しております。6年目に入っておりますけれども、まだ大きな看板が平田市になっているということは、執行部としてどのように考えているのか、ちょっとこれはいかがなものかと、私、強く思ったところでございます。あの看板くらいは書き直していただきたいです。費用はかからないと思います。


 ということは、やはりこの合併をどのように考えておられるのかと疑問になるわけでございます。私も前に、総合医療センターのことでかみついたことがありますけれども、ああいうような総合というようなことには、この前の西尾市長はやる気でおられましたけれども、前へは進んでおらないという実態があるわけでございます。ということは、西尾市長の時代に環日本海時代を訴えながらやるんだということを述べておられましたけれども、港の整備はある程度やっておられますけど、入港するような手当てがしてないということで、せっかく地元の平田の商工会議所等で自衛隊の護衛艦等を呼んできても、地元の皆さん方、その見学等にしたって、水も使えないし、それからトイレもないということで、どこで用を足したらいいかというような、市民の皆さん方からお叱りもちょうだいしておるところでございます。このことについては25年(2013)の尾原受水を受けて本格的に水道等の整備はするんだということは聞いておりますけれども、やはりそこのところ、とりあえず河下の簡易水道等のことで、利用もできるかなというような水量も伺っておりますので、そこのところも含めて進めていただきたいと思います。この船が入港したときの自衛隊の艦艇に対する水の水量等は調べてあると私思いますけれども、調べてあるのでしょうか、ないのでしょうか。これが1点。


 それから、この看板のことに冒頭お話をしましたけれども、いつまでに書き替えられるか、この2点、とりあえず伺いたいと思います。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) まず、看板についてはすぐにでも直したいと思います。


 それから、どれだけの水が必要かということについては、伊藤部長の方から答えさせますので、よろしくお願いします。


○副議長(坂根 守君) 伊藤総合政策部長。


○総合政策部長(伊藤 功君) 自衛艦等の補給についてのご質問がございましたけども、補給することについては、今議員おっしゃいますように、水道施設等がございませんので、あらかじめ寄港の前にその旨をお知らせをして、その艦艇の中で準備をしていただいているのが状況でございます。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) いずれにしたって、やはり港の整備のことについては、島根県で進めていただいております。費用も大分かかったと私も思っております。この港の整備そのものには非常に金がかかるということでございます。やはり費用対効果ということになれば、この港を利用して、それから出雲斐川圏域へ会社を誘致してくる、そして利用してもらうことが出雲市の将来のためにもなるのではないかなと思っております。


 河下港振興ビジョンにつきましては、平成14年(2002)3月に国土交通省中国地方整備局、また島根県、日本港湾協会が作成したこういうようなビジョンもあるわけでございますので、この中でしっかりうたってあるわけでございます。でございますので、やはり出雲市として、この港を利用していわゆる北の玄関口として使っていくことが、私は本市の将来のためにはなるのではないかなと思っておりますので、今回の島根県の県議会においても溝口知事も経済雇用対策に重点的に取り組むことが一番だというような表明もされたところでございますので、しっかり県と連携をとりながら協議をして、前向きに検討していただきたいと思うところでございます。


 したがって、かつて平田市時代にも、西林木の方から河下港に向かってトンネルでもつけた方が一番いいじゃないかというような夢のような話もありましたけれども、これが夢に終わってはいけないと思います。かつて田中角栄さんは、50軒ほどの集落に、かつてのお金で5億だったか、6億だったか、その当時のお金でございますけれども、今のお金に換算すれば、大分な金額になると思いますけれども、50軒のところにそれだけの金を突っ込んだということでございますので、今、出雲市は明るい未来を築くということはそういうこともやはり必要であろうかなと思います。ぜひ検討をしていただきたいと思います。このことについてはそれだけを申しあげまして、次の質問に移りたいと思います。


 次は、市民の安全安心な暮らしを守る観点から、防災・交通問題について、伺います。


 市内全体の国道以上でいわゆる県の所管、管理する9号線以外の国・県道で交通量が多く、交通対策上危険度が高く問題があり、そのうえで狭あいな交差点、15か20か所くらいは調査、把握してあるのでしょうか。


 それから、国道431号線の平田新田地内、玉木園芸付近の交差点拡幅と一畑電鉄園駅までの交通対策、新しくできる東部中学校に向かう斐川一畑大社線の交通対策はどのようにお考えでしょうか。


 3番目に、東幼稚園、湖遊館入り口から灘分外島線、また東部中学校に至る道路整備はどのように進められる計画なのでしょうか。


 それと、防災ということでございますので、宍道湖西岸に位置する斐川一畑大社線東側から国道431号線南側においては、本市でも最も低地帯で水害の常襲地帯でもあります。水害、防災の面からどのように対応なさるのか、市長のご所見をお伺いをいたします。


○副議長(坂根 守君) 森山建設事業部長。


○建設事業部長(森山健治君) 登壇 曽田議員の2番目の質問にお答えをいたします。


 まず、出雲市内の3ケタ国道等の交差点の危険箇所ということでございますが、本市では、交通危険箇所につきまして、地域住民、地区交通安全対策協議会、出雲警察署からの情報提供などによりまして、その把握に努めているところでございます。


 交通対策上問題がある3ケタ国道交差点がどのくらいあるのかというお尋ねでございますが、市内には県道以上と交わる3ケタ国道交差点が国道184号では10か所、国道431号で16か所ございます。中には幅員が狭いとか、歩道が整備されていない交差点も存在しております。現在、平田地区のお話をすれば、平田町の新田地内の国道431号と主要地方道斐川一畑大社線との交差点において、改良が実施されるところでございます。


 なお、引き続き安全な交差点確保に努めてまいりたいと思います。また、県に対しても要望してまいりたいと存じます。


 次に、国道431号平田新田地内、玉木園芸付近の交差点拡幅につきましてですが、平田町地内の国道431号と主要地方道斐川一畑大社線との交差点は、大型車が曲がりにくい変形交差点でございます。県においては本年度から測量調査に着手しており、平成24年度(2012)を目標に完成をしたいという方向で進めていただいております。


 また、この交差点から東へ一畑電鉄園駅付近まで1.8キロ区間の国道431号は、カーブ縦断勾配があり、歩道も狭あいな区間と認識しております。いずれにいたしましても、危険な箇所につきましては、地元要望を踏まえながら県に安全対策を働きかけたいと考えております。


 一方、新設される仮称平田東部新中学校周辺の主要地方道斐川一畑大社線の交通安全対策については、新中学校の整備に合わせまして、学校沿いに右折車線の新設と歩道の整備を県において施工していただくことになっております。


 また、現在、歩道が設置されていない湯谷川のいろは橋から北へ一畑電鉄の新田県道踏切までの間には歩道がございませんので、県に整備をしていただくように要望したいと考えておるところでございます。


 次に、東幼稚園、湖遊館入り口から灘分外島線、東部中学校に至る道路整備についてでございますが、外島大橋につきましては、2車線に改良を終えた前後の道路に対し、幅員が狭く大型車両等の通行には不便を来している状況にあります。


 また、この橋は昭和47年(1972)架設以来、約40年が経過しており、老朽化が進行しております。このことから、昨年度から始めている橋りょうの長寿命化のための点検作業において、対象橋りょうとして本年度調査を実施しているところでございます。今後、全市的な長寿命化修繕計画を作成する中で、外島大橋についても点検結果に基づき長寿命化を図っていく考えでございます。


 なお、橋の架け替えにつきましては、船川の河川改修の進捗に併せ実施する考えでございます。なお、時期については未定でございます。


 一畑電鉄の線路沿いの市道につきましては、松江方面からの通勤車等が国道431号の混雑を避けて迂回路として利用されている状況があることは承知しております。本市道は湖遊館新駅付近から東へ500メートル区間について、生活環境道路改良事業で整備をしておりますが、さらに東へ向けては家屋が連担しており、なかなか整備が難しい状況にございます。


 次に、宍道湖西岸に位置する斐川一畑大社線東側からの災害についてでございますが、主要地方道斐川一畑大社線東側から国道431号南側の雨水は通常県管理河川である苅藻谷川により、宍道湖に排水されております。しかし、この地域は平成18年(2006)7月豪雨後に、国、県により宍道湖岸の築堤及び苅藻谷川河口の水門補修などの対策が講じられておりますが、豪雨時には水門を閉めても依然として宍道湖への排水手段がなく、幾らかの内水被害が懸念されております。市としては、引き続き宍道湖への排水ポンプの設置や水門の抜本的改修を国及び県に対して強く働きかけていく考えでございます。


 以上、答弁とさせていただきます。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) いずれも説明の中では、国、県にお願いをするというような答弁をいただいておりますけれども、果たしてそれだけでいいでしょうか。はっきり言って、市も、もうちょっとやはりしっかりお願いするときにはお願いするというような取り組みがない限り、前へ進めないと思います。


 この間もああして船川については、宍道湖の淡水化問題ということで進めていただいておりますけれども、汐止堰も進んでおります。でありますから、私も事務所へ行っていろいろお話も聞いたところでございますけれども、この外島大橋については、非常に老朽化しておるということ。それから、私も現場を見て、非常に唖然としたところでございますけれども、はっきり言ってなぜバス等を通らせないかということは、見て一目瞭然で分かったところでございます。非常に橋脚部分については、耐震度やなんかをはかったら一目瞭然で分かるかなと思います。全く対応できないというようなこと。


 それから、この間もああして布崎の沖島については苅藻谷川の一番下流のところで樋門のことについても進めていただいておりますけれども、あそこにサイフォンがありますけれども、このサイフォンそのものがもうちょっと強いかなと思っておりましたけれども、鉄そのものが非常に弱いかなと思って、水が漏水してなかなか工事もできないというようなことも伺っておりまして、なんとかコンクリートで巻いて対応したというようなことで、また、次から次へいろいろな問題が出ております。私が言いたいのは、やはり今、非常にこの区域、玉木園芸からの交差点も含めてでございますけれども、斐川と合併など、もうちょっと延ばしてもいいかなと思いながら、やはり斐川町へ向かっての通勤、通学は非常に多いわけでございまして、行政は合併というような問題もあるでしょうけれども、経済のことについては非常に斐川町とのかかわりあいが多うございます。私どもの近所でも親子で村田、富士通へ勤めておられるところもあるわけでございます。また、松江の方から431、それから東コミセンのところを通って一畑の電車の南側を通って通勤をしておられる人、また、ああして東の幼稚園も整備していただきましたので、ここへ子どもさんを預けて通われるというようなこともあります。


 この外島大橋がもしもこの間のチリで起こったような地震で、崩壊したというようなことがあってはなりません。また、この外島大橋については、橋のことでございますので、付け替えをしなければいけないということは、これはだれもが認めておるところでございます。その場合には431の整備は進めていただきたいという地元の思いもあるわけでございまして、それから私も先取りするようで、まことに申し訳ないと思いますけれども、市長の組織機構の見直しということで、交通対策と防災を一緒にしてやるということであれば、やはりそれなりのきちっと分かった、いわゆる現場は非常になかなか大変だよということを分かったうえで、やはり進めていただきたいという思いがいっぱいでございます。このことについて市長のご所見があれば、市長の方からお伺いをしたいと思いますけど、いかがでしょうか。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 組織機構の改正といいますか、の中で、しっかり現場が分かった人間を配置しろという意味のお尋ねでございます。もちろんその任に就きますと、その所管にかかわるもろもろの案件については自らまた出かけて、現場を確認したうえで、その仕事を処理していくということになろうかと思いますので、必ずしもすべてに精通した人間だけを配置するというわけではなくて、それぞれの部署で現場の状況を把握しながら任にあたっていただきたいと思っておるところでございます。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) 今、その市長の答弁では、ほんのことにどうかなと思ったところでございますけど、ああして22日の全協の中でも説明がありましたけれども、総務部の中に総務課防災係と地域振興部交通政策課の業務を統合して防災交通課を設置し、危機管理監の指揮監督のもとに防災並びに市民生活の安全安心な体制整備を担当するということで、説明があったところでございます。それはもうちょっとやっぱりこういうせっかく組織をやっていただくなら、やっていただきたいという思いで、あえてこういうような交通対策と防災のことについて質問させていただいたところでございますので、やはりもうちょっと考えてやっていただきたいという要望ほどをさせていただきます。


 次に移ります。


 次は、やはり明るいということになれば、スポーツかなと思いますので、文化・スポーツの振興について伺います。


 出雲の芸術文化の振興、継承、人材の育成・確保、また小、中、高、若者のスポーツに対するすばらしさ、情熱、憧れへの取り組みは、人生の友達やまた絆を育むうえでも、教育、地域振興のうえからも必要不可欠と考えますが、次の3点について市長のご所見を伺いたいと思います。


 本市のスポーツ団体、学校関係者に対する財政支援策は年間幾らでしょうか。


 また、2番目の行政プラス諸団体、民間の会員募集による基金設立の考え方、進め方についても伺います。


 3番目に、子どもたちに礼儀作法を教える意味で、相撲の文化、普及も大事と考えます。14日からは大相撲春場所が大阪で開催されますが、1日には日本相撲協会から新番付が発表されました。東前頭12枚目に昇進し、新入幕を果たした隠岐の海、島根県出身の幕内入りは1992年、大正11年(1922)以来88年ぶりと伺っております。県民、私どもにとっても大変喜ばしいことであります。関取隠岐の海を応援するため、地元隠岐の島とたしか県においても知事さんを筆頭に後援会が設立されたと聞いたように思いますが、本市で後援会、または郷土力士を応援する会の設立の考えはあるのか、お伺いをいたします。


○副議長(坂根 守君) 吉井文化企画部長。


○文化企画部長(吉井貴史君) 登壇 曽田議員の文化・スポーツについてのお尋ねにお答えをいたします。


 まず、本市のスポーツ団体、学校関係者に対する財政支援策、予算も含めてお尋ねでございました。


 本市では、市内の個人や団体の文化・スポーツ活動、また小中学校の部活動などに対して財政支援を行っております。具体的には、高校生以上の個人や団体が全国大会に出場する場合に激励金を交付しているほか、小中学生が全国大会や中国大会などに出場する場合には、交通費や宿泊費等、派遣に要する経費の概ね2分の1を補助し、保護者の負担軽減を図っているところでございます。


 このほか、出雲市体育協会や出雲市スポーツ少年団本部を通じて、各種大会の事業費補助を行うなど、財政支援を行っているところでございます。


 予算につきましては、スポーツ振興事業といたしまして、全国大会出場激励等に約500万円、新年度にお願いしております。それから、少年少女スポーツ活動推進事業といたしまして、事業費補助等について1,300万円ばかし予算化をしておるところでございます。その他のスポーツ振興予算を計上いたしております。


 それから、次に、行政、諸団体、民間の会員募集によります基金設立の考え方、進め方についてのお尋ねでございます。


 芸術分野におきましては、芸術文化に関心を持つ企業や市民が出雲メセナ協会を設立し、市内の芸術文化団体の活動を財政支援しております。スポーツ分野におきましては、メセナや基金といったものは設けておりませんが、出雲陸上競技大会や出雲くにびきマラソン大会などでは、企業から協賛金を集め、子どもたちの参加費の軽減を図っているところでございます。


 本市では、島根県内でもかなり充実した財政支援を行っているところでございまして、今のところ新たな応援基金を設置する考えは持っていないところでございます。


 次に、相撲の件でございます。隠岐の海の後援会の設立等の考えがあるかということでございます。


 先般、番付発表も行われましたところでございますが、島根県隠岐の島町出身力士、隠岐の海は県内出身者として88年ぶりの新入幕を果たしたところでございます。出身の隠岐の島町では、昨年1月に隠岐郷土力士後援会が組織をされております。今回の入幕は隠岐の島町のみならず、県として大きな話題となっているところでございます。今後、隠岐の海の活躍によりさらに相撲への関心が高まり、県民挙げて応援しようという機運が醸成されるものと期待をいたしております。


 なお、本市では出雲ドームにおきまして、3年ごとに大相撲出雲場所が開催されております。前回から3年目にあたる本年も大相撲出雲場所実行委員会におきまして実施が検討されているところでございます。長い歴史と伝統を持つ相撲に直接触れ、その醍醐味を間近で体感できる絶好の機会となるものと考えております。先ほど言いました後援会とも連携を持ちながら、このイベントを今まで以上に盛り上げ、相撲の普及・振興を図っていきたいというふうに考えておるところでございます。


 以上、答弁といたします。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) このスポーツのことについては、今、部長答弁では出雲市においては企業の協賛金等でやってあって、基金ということは考えてないという答弁だったかなと思いますけれども、私は、やはりこのスポーツ、子どもたちが熱中するようなスポーツは非常にこれからも大事であろうと思います。そういう意味で、やはり有名になればなるほど、金がかかるということでございまして、陸上の方ではああして今度、土江寛裕、表彰はされているようでございますけれども、この有名になるためには家族的にも非常に家族の方は僕はよく存じておりますけれども、非常に苦労をされたということであったかなと思います。今回、バンクーバーのオリンピックには浅津このみさんも出られましたけれども、こういうようなオリンピックやなんかに出るためには、やはり苦労をしなければ非常に成績は上がらないと。成績を上げるためには財政的にその一家は非常に大変苦労しておられるというようなことで、やはり市としては諸団体、また個人的にもみんなが助け合ってあげますよという、この取り組みが大事であろうかなと思います。


 今回、バンクーバーにおかれて、このスポーツのことについては、皆様方もご案内のとおり金メダルはゼロでございました。反面、韓国チームは、長野オリンピック当時には非常に日本と韓国では差があったわけでございますけれども、メダルの数については、もう全く話にならないほど韓国は非常にようけ取ったということで、だれもが済んだときには、メダルの数等やなんかについていろいろ言うわけでございますけれども、やはりこれだけスポーツに熱中するということは、国民みんな、また市民もだれもが関心を持っておりますけれども、この財政負担のことについてはだれもそんなことはどうでもいいかなと思って、なかなかやらないという実態があるわけでございます。やはり出雲市、島根県では恵まれたところでございます。やはり使いやすいような基金を積んでおく、このことが私は大事であろうかなと思います。


 私も相撲については、平田の相撲連盟の世話もさせていただいておりますけれども、子どもたちがやはり出てこいとお願いをすれば出てきてもらっておりますけれども、やはりこのような取り組みがなければいけないかなと思います。


 それから、礼儀等を教えるにはやはりスポーツ、これをしっかり、部活も含めてでございますけれども、このことをやってきたら、中ではいじめ等も部活であるときもありますけれども、これは氷山の一角でありまして、やはり団体でやった場合には、このことをきちっと上から下へ伝えるということでは、スポーツの部活は非常に必要でございます。そのことについて改めて、こんなところに基金やなんか要らないと思っておられるか、もう一度部長答弁をお願いいたします。


○副議長(坂根 守君) 吉井文化企画部長。


○文化企画部長(吉井貴史君) それぞれの子どもたちも含めてスポーツにいそしんでおりまして、その子どもたちの成績がよければ、市代表としていろんなところへ出かけても行くと。そういった支援を先ほど言ったようにかなり本市では充実させておるということでございまして、その上のレベルになりますと、例えば国代表で行けば、先ほどおっしゃったようなオリンピックとか、国際大会等もあろうと思いますけれども、激励金というふうなわずかな制度は持っておりますけれど、そちらへの支援となりますと、また違った、もっと大きな支援が必要じゃないかというふうに思っておりますし、あるいはもっと使いやすい基金ということの提案があっておりますけれども、先ほど言ったいろんな派遣補助とか、激励金というふうな制度は持っておりますけれども、その他の支援の事業もございまして、そちらが活用できるかどうかということもあろうかと思っておりますが、今のところそういった基金も持つというふうな考えまでは持っておらないところでございます。


○副議長(坂根 守君) 曽田議員。


○15番(曽田盛雄君) 分かりました。私の質問に対しては割合に簡潔に答弁していただきましたが、時間がまだ大分余ってますけど、以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。


○副議長(坂根 守君) 以上で15番、曽田盛雄議員の質問は終了いたしました。


 次に、4番、木佐 宏議員。


○4 番(木佐 宏君) 登壇 4番、平成の世直し人、木佐 宏でございます。ただいまから通告順に従って質問させていただきます。


 先月来、施政方針につきましては、延べ16、7人ですか、本日までのところ質問がございますので、できるだけ重複しないように設問したつもりでございますけれども、そういうことで入らせていただきます。


 まず、第1問、長岡市長の政治活動支援について入らせていただきますが、この質問については、私でなければできないと思います。といいますのは、私は純粋にいかなる組織にも所属しておりません。本当の市民党で全く孤立の立場でいろんな活動をしているわけでございますから、政党色もございません、という意味でございます。


 この質問にあたって、私は従来から首長たるものは公僕としての責務をわきまえ、特定候補の先棒を担ぐような行動をとるべきではないと、遠い昔から持論を呈してまいりました。今、長岡さん、あなたは14万7,000市民の親として中立を堅持されることが何より肝要、主権者への忠誠と考えます。


 そこで、質問に入りますが、まず、透明で公平、公正な市政に対する所信を表明されておりますが、来る7月、政権交代後初の参議院選挙を目前に控えた今日、自民党を筆頭に民主党、公明党など公党主催の会合に臨席要請は日増しに高まるものと思います。公平な対応行動を信じてはおりますが、県、市、町の3月定例議会が終了するのを待ち構えたように、選挙戦が近づくにつれ、特に民主党、自民党からは強烈に応援のお誘いがエスカレートすると思われます。そこで長岡市長は、人様の選挙戦にいかようなスタンスでかかわり臨まれるのか、お伺いいたします。


 1つ目に、特定候補者へ街頭でマイクを握り応援活動行為を考えておられますか。


 2点目、昨年4月のあなたの市長選は異常なまでの自民党組織の応援を得て選挙戦が戦われ、現職市長に大差をつけて大得票を獲得、圧勝されたことは広く市民が承知するところでありますが、自民党に対する恩義は恩義としても、政権与党である民主党と対立、対決までなされる所存かどうか、あなたの本心をお尋ねするものでございます。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 登壇 ただいまの木佐議員さんの政治活動指針についてのお尋ねでございますが、私は先ほどお話にございましたように、市民の様々な皆様のご支援によって市長という責任ある立場にあるという自覚をしているところでございます。出雲市長という立場、職責等を十分考慮しながら適切な対応をしていきたいと、かように思っているところでございます。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) 第1問について、ただいま市長からご答弁いただきました。適切なという言葉を常識を持って対応されることを信じて、この質問に対して終わります。


 続きまして、第2項に入りますが、出雲神話観光大国の創造について、一畑電車を舞台とした映画「RAILWAYS」が全国200館規模で上映、平成25年(2013)には出雲大社の正遷宮を迎え、千載一遇のチャンスととらえ云々と施政方針にあります。


 そこで、お尋ねいたしますが、映画のメーン舞台とも言うべき伊野灘駅など9駅に便所が整備されておりません。先般、一畑電車の会社は女性ファンが微増傾向、リピーター増強営業指針とおっしゃっておりました。しかし、一方では、一畑電車株式会社はトイレなどの要望に対して、予算がなくて簡易トイレもすぐ整備できないと回答されております。私は簡易トイレのパンフレットも付けて市の方へ要望されるべきということで出しておりましたが、1駅に100万円もあれば立派なバリアフリーの簡易トイレができます。手洗いもついております。これだけ100万円もあれば豪華な設備ができるものを、最初から1つも取り組もうとする姿勢がありません。こういう形で映画が始まって、しかも女性の方が電車にお乗りになる。駅にトイレがない。これでは平田の木綿街道同様に、誇大宣伝で観光客に迷惑をかける。あまりにも私は無責任だと思っております。


 2点目に、踏切事故の事故防止へ、通行車両が容易に踏切の存在確認できる夜間照明の設置、1か所10万円もあれば十分整備できます。この提言に対しても予算がないの不適切な対応、私はこのような形で市の方が、はい、そうですかで終わっておることについては、非常に為政者としての責任が問われると思います。


 そこで、先般、別な形で回答を市の方からいただいた中で、「なお一畑電車株式会社は、営利を目的とする地方の一私企業であることは違いありませんが、一方で、地域全体で守るべき公共的な財産でもございます。市から一畑電車株式会社への支援は、この地域における必要な社会資本整備に対する投資であると考えております。一畑電車株式会社におかれましては、車社会の定着に長期にわたって恒常的な利用者の減少が続く中、地域住民の生活を支える社会基盤を守るためにひた向きな努力を続けていただいております。」この最後の部分が非常に私は気に入らぬところでございます。


 そこで、1、2項に併せてお尋ねしますが、一畑電鉄は昭和47年(1972)3月27日だったと思いますが、前社長の大谷社長から電車廃止を宣言されております。それから、長きにわたって国、県あるいは3市1町から相当な額の支援を受けています。そこら辺の補助金の総額も併せてご答弁いただきたいと思います。


○副議長(坂根 守君) 梶谷地域振興部長。


○地域振興部長(梶谷基雄君) 登壇 それでは、木佐議員の一畑電車の駅舎のトイレの関係のご質問にお答えをいたします。


 一畑電車全線では26の駅がございます。そのうち市内には18の駅がございます。18の市内の駅のうち7つの駅にトイレがございません。そのトイレの7つの駅は議員おっしゃいました伊野灘駅、それから美談駅、大寺駅、武志駅、高浜駅、遙堪駅、浜山公園北口駅の7駅でございます。


 駅のトイレの整備につきましては、本市が国や県の補助を受けながら年次的に進めておりましたが、平成14年(2002)にこの補助金が廃止され、現在のような形で7か所トイレのない駅が残っているという状況がございます。


 ご提案の費用をあまりかけずにということで、簡易トイレのような設置というようなこともできるのではないかというようなことでございましたが、一畑電車株式会社によりますと、今、平田の園駅の方で設置をされておりますが、この駅には水道施設がない無人駅でございます。掃除をするのもバケツで水から用意をしなければならず、維持管理に手間と費用が非常にかかるということなどがあり、その後の設置には至っていないというふうに伺っております。


 一畑電車株式会社からは駅にトイレが必要であること、利用者増を図るにはまず先んじて利便性を向上させなければならないというようなことは十分ご理解をなされておりますけれども、必要性の高いところから年次的に1か所ずつでも設置するように努力をしたいという回答を得ているところでございます。


 それから、踏切内の夜間の照明設備のお尋ねでございます。


 踏切の夜間照明について、法令等による明確な規定は設けられておりません。一畑電車株式会社からは遮断機と警報器の両方がある踏切及び警報器だけがある踏切には照明施設を設置することとし、遮断機も警報器もない踏切については設置しないという方針が車内的にあるというふうに伺っております。


 しかしながら、踏切事故防止のためには、遮断機も警報器もない踏切についても、特に必要性が認められるところにつきましては、設置をする必要がありますので、現場の状況に応じて一畑電車株式会社の方へ要望をしてまいりたいというふうに思っております。


 それから、一畑の方へ沿線対策協議会の方から今までに昭和47年(1972)以降どれぐらい助成をしてきたかというお尋ねでございますが、昭和47年(1972)から国、県、それから3市1町、今は2市でございますが、それらの累計をしますと、大体84億円になっております。


 以上、答弁といたします。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) 市長にかわってただいま梶谷部長が答弁いただきましたが、私は、まず市の姿勢が問われる、こういうことを申しあげています。この通常の狭い出雲だけの問題ではございません。これだけ全国に映画を出して宣伝するにあたって、それに対する認識が全くあなたにはありません。というのは、先般、総合交通政策の中でも話を出しましたが、昨年ですか、あれは秋鹿だったですかな。あっちの方で脱線事故が起きた。このことも陸運事務所等へ連絡もしてなかった、長い間。放置されていた。こういうことについて、やはり私は観光にあたって全国からのお客さんの生命を預かるわけですから、そういう大量輸送機関に携わる者、経営者の責任に対して、やはり当局から一方的に聞くんではなくして、市として私は現場におられるスタッフの従業員の皆さん方、組合が2つあるか、3つあるか知りませんけど、その代表を呼んでということを昨年9月議会の際に申しあげましたが、その後も何も手だてをされない。明らかに怠慢ですよ。それから、そのときに申しあげましたが、一畑に聞いてみるんじゃなくして、今80何億って、ちょっと私もこれ数字が随分違うかなと思っています、金額的に、もっと多いはずです、いろんな部分。それはそれとして、そういう形の中におりながら、市としては毅然たる態度でちゃんと言ってもらわないと、どうにもなりませんよ。


 それから、今日の原議員さんの生活バスの問題もありましたが、あのときに時間の調整も、これはなぜ出したかというとですね、結局、会社にそういう本当に住民に対する誠意がないから、何十年前からその問題は言ってあります。一畑バスが走っているときにも。2分や1分でなぜ連絡がとれないのか。なぜか言ったら、会社の一方的な意見だけで働く現場の人なんて、ダイヤの組み替え等も聞く姿勢がないからです。ここで論戦しておってもまた後のことはできませんから、これぐらいにしておきますが、はっきり申しあげまして、このような姿勢では市民に対する責任は全くないと申しあげます。


 部長答弁でございましたが、市長にもはっきりと申しあげておきます。47年(1972)からどれだけ、私は47年(1972)に廃止になってから、平田で、平田の住民の交通手段を守る平田地域協議会の副会長としてずっと闘ってきました。こういう立場からも決して電車を廃止でなくて、クリーンな交通機関として、残すためにきちっとしたお互いの対等の立場から意見交換なりをやるべき、そこの姿勢が全く今でも欠けていることを厳しく私は指摘しておきます。


 次に、3点目に入ります。


 市長は、都市・交流拠点の創造についてですが、所信表明の中で、まちづくりを進めるにあたっては、何より、市民の信頼や納得、協力を得ることが必須であり、行政が先頭に立って旗を振って進める時代ではないと考えております。そのためには、「市民が主役のまちづくり」を一層進めなければならないということがうたってあります。


 こういう中で、私は、出雲大社から一畑薬師など、宍道湖北岸、松江方面への具体的なルートを教示願います。松江市など中海圏域4市は一心同体に周遊観光ルートに取り組まれておりますが、平成25年(2013)の出雲大社の正遷宮には間に合いますか。大社から松江間の道路、数百万人の参拝客が想定されるし、観光バスも数百台ではおさまらず、位が1,000台単位を想定しなければならないと考えております。国道431号の、昨年来、議会でも何回も申しあげていますが、国富地内でのいびつな拡幅計画は、湯谷川下流市街地住民の苦痛な訴えに共感、国富地内の土地所有者は利権がらみの疑念も膨らみ、健全な土地所有者住民の心は既に強い拒絶反応を持っております。地元説明会でも歩道整備は賛同するが、湯谷川下流部を放置し、上流部からの改修と走行車線の拡幅は賛同できないと明確な意思表示がありました。


 必然的論拠もなく、私に言わせれば、えせ期成同盟会の陰謀に屈する人はおりません。健全な地域住民の心を感謝しております。こういう中で、このことが、ただいま大社の正遷宮までどういう観光ルートをお考えか、まずそこら辺の攻略がありましたら、お答えいただきたいと思います。


○副議長(坂根 守君) 森山建設事業部長。


○建設事業部長(森山健治君) 登壇 ただいまの木佐議員のご質問にお答えをいたします。


 国道431号国富地区の歩道整備につきまして、まず冒頭の出雲大社から穴道湖、松江までのルートについてでございますが、出雲大社から宍道湖北岸、松江方面への観光の周遊ルートは国道431号が基本ルートと考えております。


 また、国道431号の国富地区歩道整備事業は、平成19年度(2007)に平田地域基幹道路整備促進期成同盟会からの要望を受け、平成20年度(2008)県において事業化されておるところでございます。


 既に、自治会役員への説明を経て、本年2月4日国富下地区及び9日には美談地区で地元の皆様に基本計画案が示されておるという状況でございますが、同計画案で示されました整備計画区間は、美談神社付近から市道口宇賀西代本線との交差点付近までの約1.8キロメートルでございます。幅員は、歩道部は自転車も通行可能な3.5メートルとしておりまして、車道部は2車線で6.5メートルとするという基本計画案でございます。


 なお、西側の約1.1キロメートルでは、平行する湯谷川を断面は変えずに南側へ移設し、歩道を整備する計画であります。東側の0.7キロメートルは北側へ拡幅し、歩道を整備する計画となっております。


 両地区の説明会においては、事業期間、道路の安全対策、湯谷川の付け替え等について、いろいろご意見をいただいており、今後、事業主体である県においては、地元関係役員との協議や県公安委員会への意見照会がなされ、計画決定までの各段階では、説明会等を開催する予定と伺っており、沿線住民の皆様をはじめ地域関係者のご理解を得られるものと考えております。


 なお、歩道整備に伴います湯谷川の一部移設については、基本計画案では、下流域に影響を与えないよう断面を変えない計画でございます。


 本市としては、現在進められております湯谷川の中流域での改修計画の一日も早い実施を県に対し強く要望していく考えでございます。


 以上、答弁とさせていただきます。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) 市長に変わって森山部長が答弁されましたが、私は、この問題は長岡市長自らがお答えになるべき大事な問題だと思っております。そして、ありきたりの答弁なされてますが、正遷宮まで間に合うか、間に合いません。かつて私は、今日も出ましたが、旧平田市内の歩道関係は美談、伊野、それから新田、1,580メートル、全部私がかかわっています。そして、直接要望書を出して、県土整備へ、あるいは本庁土木部長に報道機関も入れて記事もありますが、そうしてかかわってきました。新田においても37軒全部私が同意とってやってます。それでも何年かかりましたか。要望して7、8年かかってます。それまでに10年ぐらいかかってます。しかも、今度この国富のものは、はっきり申しあげまして、突然こういうことが出てます。私は、この歩道を20年ぐらい前から何回も歩道は要望しています。


 そして、この議員さんにとおっしゃいますが、先般4日の、県も入ったところで私申しあげましたが、小委員会のメンバーすら町内自治会に対して明確にされてない。しかも、警察なんかを小委員会に入れている。私は、たとえ1人の無派閥のあれであっても、地元の議員で顧問に名を連ねている。それに市の職員が、私が来たら図面を隠す、本庁ではありませんよ、支所ですよ。そういう形で、あなた方、笑っておられますが、この間美談の説明会のときに、時間確認して本庁に電話してもらった。日程と場所を書いたものを確認してくれと、ありませんと。11時50分ね。そのことも説明会で申しあげました。そういう形が、何が地域住民の民意ですか。ここに書いてある要請を果たすというのはどこにあるんですか。大うそじゃないですか、これは。はっきり申しあげまして。


 それから、森山部長、あなたが答弁したんですが、こんなごまかしはやめてください。川幅を変えない。変えないなんてことはね、川幅は変わらなくてもコンクリートで3面を整備したら、1時間で流れたものが何分で行きます。そら15分くらいで、今の旧市街地の中町方面へ到達すると思いますよ。今までの水害20何年私見て歩いてますが、土木委員でも議員でもない私が消防や警察も知ってますが、夜中でも回って見てます。今の状態でも国富の五町内、キサ商事というところがありますが、あの辺からすぐ水に浸かる。太田医院の周辺も本当にいつも浸水する。このことによって美談のほ場整備によって、水の流れが全く違ってくる。そして、加えてこういうことをやれば、中町、本町、寺町方面のみならず、国富の美談駅方面から完全に湖になりますよ。それと併わせて、この国道431号がついたときに、西代と国富下の方面とその水がどっちに行くかということで、この道路のレベルについて本当に戦争状態が起きる。今度もそういうことが必ず起きます。これが行政のやることですか。


 しかも、その地域の代表とおっしゃいますが、私は県土整備の本庁土木部長にも、随分、報道機関を呼んで追及しました。例え首長が持ってきても、要望しても、その当事者主権である本当の地域のエリアの住民の声はどうかと、見極める気があったら変えなさいと、そこまで申しあげた。今回もこのことが全く民意の合意形成が、民主的にやられてない。もう粛々と、しかも委員会の名前まで隠してきとるじゃないですか。


 そして、長岡さんあなたも市長なわけだが、平田の時代から、平成13年(2001)から19年(2007)まで湯谷川と船川と予算を一括して、19年(2007)までは船川をやると。あと19年(2007)からは湯谷川をやるという話できとった。18年(2006)に伊藤精一工務部長が立派なリーフレットを使って、あの中町界隈の皆さん方、地権者集めて、19年(2007)、20年(2008)用地取得、建物補償するから自らが転宅先探してくださいということで動いてきとった。これを一方的に予算がないから途中まで南橋まで、曽田美容室のとこまででやめた。それから26年(2014)以降どうなるかわからんと言いながら、同じ県の管轄する事業で、なぜ上流部でこういう人的災害が、そら火を見るより明らかだとなぜ強行に進めるのか。私、今も言いました。この間、国富の五町内の道路沿いの地権者の皆さんが言われた。あなたより健全ですよ。下流部を泣かすようなことはいけんと。川というものは、きちっと下流からやるべきだと。こんな常識がない市長以下執行部だったら私はやめてほしい。市民の代表としてはっきりと申します。だから、私はもっと現場へ入って、しかも本当に当事者主権の民意が最大公約数、合意形成の手だてが全くされてないですよ。まずそこから勉強し直してください。私は、今申しあげました。私は組織はなくても、別の問題はたくさんほかのことは出てきますが、そういう民意を得ずにやっている、もう天下に恥することが出てきます。そういうことのないように、私はぜひとも、ここで論争やっていても、こういうすり替答弁しかできませんけど、改めてまたいろんな形でまた問題提起しますが、そこら辺は市長どうなんですか、もう一度ちゃんと再検証するは考えありますか、ありませんか。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 先ほどいろいろおっしゃってましたが、先般、地元の幹線道路期成同盟会の要望に基づいて、431の歩道整備ということで県が様々な調査をした結果、この案が今の段階では一番ベターだろうという案を地元へ提示した段階でございます。その段階でいろんなご意見があったと、説明会もあって木佐議員さんもご出席だったと伺っておりますが、県の方は、地元の理解がなければ当然事業はできませんので、そういった意味で、これからこの原案に基づく説明会を繰り返し開催し、地元住民の皆さんの理解を得る努力をしていくということでございますので、頭からこの事業はだめだとかいうことではなくて、早期の431国富地内の歩道整備に、どうやれば現実的に早くできるかということで、またご協力をいただけたらと思っております。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) どうも市長も理解されておらんようで情けないことでございます。なぜかと申しますと、ここの歩道区間は現況でも換地で2メートルぐらい取れるところが随分あります。それで一昨年10月に突然降ってわいたように、国富から地元要望で期成同盟会なるものが出されました。その前に私は、県土整備とほかにもやってきまして、ここもなるところは2メートルくらいで100メートル、あるいは50メートル区間ということで、進めとったやさきにこういうことが起こったわけです。そして、この大きな観光都市、大きい花火を上げているあなたですけども、今申しあげましたように、あなたは松江の市長対談でも全く道路問題が出ない、松江市は4市と中海圏域でやっています。あなたはそのことで期待しておるけど、1つも出てこない。やはりこっちの方からも協力して一緒にやっていただけないか、向こうさんもみんな来るわけですよ。そして、このことも地元からと言っても、その書いてある初めの呼びかけはどうですか、自治協会と当時の支所長が、ある事業所の出入りが危ないと書いてありますよ、はっきり言って。


 そして同じ自治協会が、私の前の国富大津線、子どもが通ります。ここの431のまだ7、8倍あいています。小学生も60人余り毎日左側通行して用水に何遍も落ちる。昔から出てる。この事業には同じ自治協会が3年余り邪魔している、妨害している。これはもう事実なんですから。こういうものがなぜのぼせて、血道をあげてこの431をこういうことをやるんですか。決して地元要望ではございません。


 それともう1つ、根本的な道路問題ですが、隣接の松江市と結ぶ道路ですが、もともと平田市議会の特別委員会でも、私は全部書いてますから、資料も持ってます。それから20年前の平面図もぼろぼろになったやつもあります。新しいものもあります。そうした中で17年(2005)に合併して、今その地域では被害がないとか、地域協議会が絶対的なということをおっしゃる。そうして17年(2005)に元議長の常松義幸議長が会長で地域協議会で決めて、私も提案しとった通称灘分ルートという431のこのルートがベストだということで答申され、そして出雲市においてはそれに基づいて、出雲の古川コンサルトさんですか、平面図を簡単に書いていただいて、県の方に西尾市長名で出してある。一昨年8月に野津副市長が別な問題で回答書持って来られたときに、私の事務所に見えられて、これは絶対にやらないけん大事なことだと、県当局もあなたの言うことがベストだと、この道路問題は。そして、さかのぼりますが、以前にも申しあげました山陰経済研究所もこのルートこそ必要だと、こういうことをわざわざ来て言っていただいております。そういう形で私だけじゃなくして、客観的にみんな言ってることがなぜある日突然、一部の方の先導によって、私も文書で県なんかにもまいてますが、えせ期成同盟会の農民の期待をつぶすような、北海道ならいいけど、一丁歩ぐらいなものをどんどんつくってきて無駄な金を使っている。そしてその大事な、県もずっと美談のほ場整備はその431のルートについて、これは止めてくれているんだ。なぜそういうことがいきなり、地域協議会あるいは旧平田市で決めたものが、突然政権交代で変わるんですか。おかしいじゃないですか。全く民意を無視しておる。


 そういうことを改めて表明して、機会あるごとに申しあげますが、今あなたもおっしゃいました同意がなければできません。そういうことで同意は取れませんから。そうするともっと真剣に、いいですか、大社から松江間の431ルートをきちっと方針を出していただかなければいけませんし、先般も新聞に出ていますが、いよいよ原発の最大の避難ルートで古浦から長江へいよいよ工事が始まります。昨年、1,100万円つけて調査が終わって、実施設計なさって、これから工事が進められます。そうしたときにみんな431へ来ます。以前から申しあげております伊野から美野本線、大野の津ノ森ですね、大野の方からのバイパスで出雲方面への避難ルート、これもずっと松江市の市長部局と出雲の市長部局と連携とって、県の今は川津充夫防災対策室長がいらっしゃいますけど、やってきた、このことも止まっている。それが進むにつれて431は大変な重要なルートです。とてもじゃないが国富の一部で地権者の反対の中でごちゃごちゃしとっても前へ進みません。これは私も地権者からも何度も反対の意向を、今少なくとも5、6人はちゃんと反対、一緒にほんとに平田の同じ町の中で、旧平田の町の人は泣かしてはいけんということの申し出がありますから、一緒になって私は大々的に反対闘争をいたしますよ。これが出雲市全体にとっても本当に大事なことでございますから、そういうことで進めさせていただきます。


○副議長(坂根 守君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) この問題については、かねていろいろ議論をさせていただいたこともございますが、要は出雲平田間の最優先でできる、また現実的に早い整備が可能なルートは何かということで、平成19年(2007)平田地域において、幹線道路期成同盟会の皆さん方が3ルートの中から、1つは県道出雲平田線、もう1つが境港出雲道路いわゆる高規格道路、それから既存の431、いずれかの路線を同時並行的に進めることはできないから、現実的に早い改良ができるものは何かということで決まったのが、現道の431の改良整備ということでございます。それを受けて島根県においては、20年度(2008)から具体的な事業の検討に入り、その結果、先ほど申しますように、湯谷川を南側へずらすと、そのずらすにおいては湯谷川の河川断面を変えずに南側へ移動させ、その移動した部分を歩道整備、道路整備にあてていくという整備の手法が、最も事業費あるいはその期間等を考えたときに最短コースで整備できる案ではないかということで、そのプランが提示されたところでございます。


 木佐議員さんはかねてから現道の431の北側の家屋の側へ、北側へ拡幅し歩道整備をすべきだという考え方をお持ちでございます。既にそういった趣旨のお話を地元の皆様になされたこともあると伺っております。そういったものが今回提示された県の案が若干、木佐議員さんの思いと違った案が提示されたということでございまして、とはいえ、現実的にそういったプランが提示されたとこでございますので、ぜひその案の、先ほどご指摘の湯谷川の排水の問題等も含めて、一緒にご検討いただけたらと、そう思うところでございます。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) どうもすれ違って困るわけですけどもね、どなたに聞かれたか分かりませんが、私はできるところから金を使わずにということでずっと、あそこも20年ぐらい前から随分陳情もしております。要望も出してます。そういう経緯があります。そこでそこの中で、この問題は歩道、川の問題、そして全体の431の隣接都市との大きな問題がございますから、ここら辺が抜けとるんじゃないですか、はっきり申しあげて。そら簡単にできませんよ。地権者も絶対に認めません、私言っときますけどね、そういう形で。だからこれにあたっては、大社の神門通りでございませんけど、まずね、皆さんに諮って、水の問題もあります、水害問題、西代から全部かかわってきます。あなた方全然分かってないですよ。今までどれだけ争いが起きておるか。そういうことをちゃんとアンケートとって、2人や3人、しかも小委員会もほとんど抜けますよ。勝手に決められたと言って、もう3月来たら町内会長が勝手にやれとか言って逃げる。そういうことではできませんよ。本当に当事者主権たる住民の声を生かさないと。そのことを再検証して。それから県の方も。


 それで私が先ほど申しあげますように、20年(2008)の8月7日に野津副市長が国富大津線の歩道の回答書、文書で自ら持って来られました。歩いてみて。そのことも話し合ってやってあげますと来ていただきました。その時にも、私の事務所に掲示した3代目か5代目ぐらいの平面図がありますが、いいのが張ってあると。これはもう絶対に市長もやらなきゃいけないと。灘分地区においてもずっと言われてます。国富はそのことについて、国富自治協会は1つも出してない。そして同じ自治協会ながら、国富大津線の500分の1の平面図も歩道の分出してあげてます。美談の自治協会長へも持って行っております。いまだに握りつぶしている。こんなことで何ができますか。


 私はこんなとこでごちゃごちゃ言うよりも、まず災害のことを真剣に考えたら絶対川幅は広げないなんて、これは素人だましですよ。3面でなくて2面やってもどれだけ流速が早くなりますか。そんなことをこの皆さん方、高度な知識持った議員さんの前で、部長さんも市長さんも恥ずかしいと思いなさい。幅を広げなくてもどれだけ早く水が出てくるか。はっきり言って、私は、今の県の土木部長にも随分、三重から来た部長がいましたが、高規格問題で。あなたがやるなら、もう印鑑証明で念書を書いてからやりなさいと。そのときに想定外では、いけませんよと。そこまで真剣に皆さんも頭冷やして考えてもらわなければできませんよ、地権者は反対しますから。


 それで私は今言ったように、そんな金をかけろと言ってません。なるところから、例えば大野から向こう東方の歩道、新しく随分やってますよ。それを3.5メートル、その土木所長もこの前、国富へ来たときに、去年のいつだったか、説明に初めて来て、前後、地権者、地元に聞かれました。太田医院から東、美談の住宅から西はどうなるか。いや、これは特別なもんですから、予算が付くか付かんかはっきりしない。私、大きいテープレコーダーでみんな録音していますから。そのことも。そういうことをここで言っとっても、後のことできませんから、市長以下執行部もしっかりと勉強し直してください。実際、人災が起こりますよ。


 それでは、次にいきます。


 次は、4番、農林水産、林業の振興について。


 林業の振興については、先般、佐田町の市有林の一部伐採を試行するとの答弁がなされましたが、問題は需要拡大が肝要と考えております。例えば、仮称ですが、平田東部中学校の新築をどういう設計にしてあるか、私は見ておりませんが、コンクリートからではなくて、県内産木材活用と、県内産石州瓦活用の指針転換を私は進言したいと思います。


 学び舎の主権者たる子どもらの良好な勉強する環境確保と併せて、地盤軟弱な造成地では重量建築はトラブルのもとであります。曽田議員でしたか、今一番の低地帯だと、ここら辺も一緒になっていると思いますが、こういう昔の沼ですよ。昔の沼のところへ、旧平田のときの場所と違って、いきなりこういうとこにするのにびっくりしたんですが、持ってこられた。この中で絶対にそういう底なし沼みたいなところへ重量鉄筋コンクリートをやったら沈みますよ。平田中学校のときにも私は島大の徳岡先生の紹介で淀江の中学校の現場を見てきました。ちゃんとそこまで調べないとだめです。そういうことも併せて考えていただかないといけませんが、これを木材に変えまして、私は県内産のあるいは出雲市内の木材の需要と併せてね、建築大工さん等々の仕事も雇用対策も随分、私は本当に有効な施策だと思っていますんで、その点もぜひご検討賜りたい。


 そして、2番目に、先般、会派の代表の方が言っていた豪雨災害などの荒廃の後始末、このことにつきましても、私は一昨年の松枯れ対策農薬空中散布の関係のときに、検討委員会も設置いただきまして、出てずっとまいりました。そこの中で17年度(2005)から出ておりましたが、危険渓流あるいは谷川沿いの枯れ倒木等について投げ払うのは、少しばかりの雇用対策で一般の人を雇っても危険が多いわけだから、自衛隊さんの日常の野戦訓練の一環として取り入れていただくようにという提言をしてまいりました。そこで西尾市長は、出雲の部隊だけでなくて、自衛隊の本部といいますか、本庁の方にも申し入れるということを確約していただいて、私はこの農薬空中散布24年の戦いを終わっておるわけですけども、その点もきっちりと会議録に残ってるはずですから、進めていただきたいと思います。


 あと何個あったかな。時間がないけん、ちらっとどなたか、あともう2つやらないけませんけん、簡潔に願いますよ。


○副議長(坂根 守君) 槇野産業観光部長。


○産業観光部長(槇野信幸君) 登壇 ただいまの平田東部新中学校の木材利用のご質問についてお答えいたします。


 昨年の9月議会におきまして、平田建築組合から提出されました平田東部新中学校の木材利用の促進についての陳情が採択されたところであります。こうしたことを踏まえまして、市としてはできるだけ多くの木材を利用するということとしております。また、石州瓦の使用についても予定をしております。


 次に、谷川沿いの倒木撤去にかかる自衛隊への要請についてでございますが、昨年の豪雪被害につきましては、県の対策事業に併せまして、緊急性の高い河川道路等への倒木の処理を中心に対応を行ったところでございます。山林の作業には議員おっしゃいますように、非常に幹折れ、根返りなどの予期しない危険がございますので、十分な経験を必要とするということから、その際の作業は出雲地区森林組合に発注したところでございます。


 なお、松くい虫被害対策地区連絡協議会での発言、自衛隊の方へのそういった訓練としての要請ということでございますが、自衛隊の出雲駐屯地へ確認したところでは、立木の伐採等は演習林では行うけれども、民間ができることについては自衛隊で取り組むことは困難であるという回答をいただきました。このことから、自衛隊への要請は行っていないという状況でございます。


 以上、答弁といたします。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) どうも積極性がございませんね。きっちりと要望してほしかったですけど、また改めて個別にあなたのとこに指南にいきますから、ちゃんとやってください。


 それから、5番目に入ります。


 総合医療センターについて、これ設問を1つにしておりましたが、どうも2つにしたらいいということで、議会事務局からありましたので、しましたが、まず高額投資事業への責任問題に苦言を呈するということでやっています。


 総合医療センターには、県内2か所しかない最新の医療機器PET−CTを導入して、島根大学医学部附属病院や県立中央病院と共同活用とのこと、まことに結構な施策指針だと思っておりますが、昨年、万全な受入準備の1つとして、雲南市、大田市、宍道町など旧平田市外からの急患緊急搬入、あるいは家族親族の方々の病院への導入看板の整備を進言いたしましたが、はっきり申しあげまして、何回も私が指摘したことを聞かずに、まさに所管の課長か部長か、1,000万もらっている人か知りませんが、うぬぼれで人の言うこと聞かずにやられた。はっきり時間と税金の無駄遣い、例えば平田支所から南に向かって、平田の農協の交差点がある。あそこの上の高いところに後からまわって催促して初めて付けたと。こんなことをしている。平田の支所から向こうに南に向かって病院に行く人がどこにおりますか。典型的な実際、愚作ですよ。そして、西代橋からおりたところ、これ分からんよ。こんな20センチくらいな看板がついておる。その回ったところにまたついている。私はすべてのだれもがオールマイティーもオーソリティーでもございませんから、やはり専門は専門で、私は病院にも言いました。中の機器のレイアウトとか、あるいは事業の経営に対しては口は出さんけど、こういう問題は看板の体裁を含めて専門に相談しなさいと。それから、消防の救急隊員の皆さん方にいろいろ知恵を借りてポイントだけはどこに置くかということだけ言いましたけど、聞かずにやった後はこの結果。はっきり言ってこれはもう答弁要りません。後から、これ時間ありませんから。皆さんも共通認識してそういうでたらめやっとるということを認識しておいてください。だれが見てもこんな無駄はありませんよ。その程度の職員は、はっきり言って要りません、市民の立場から。


 はい、次、6番です。


 学校給食の安全無視は容認できない。私は長岡市長に随分言いましたけど、10何年になりますが。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員に申します。一般質問ですから答弁をさせていただきたいと思います。


○4 番(木佐 宏君) 答弁されますか。一畑の問題で随分長々とされたけど、また次の質問できんといけませんから。


○副議長(坂根 守君) 林総合医療センター事務局長。


○総合医療センター事務局長(林 誠治君) 登壇 ご質問の総合医療センターの道路案内看板につきましては、道路管理者の協力を得まして、現在、周辺地域に4か所設置をしております。今後、より広い範囲からの来院者も検討対象としまして案内看板の増設も含め、その必要性等について検討したいと考えております。


 なお、設置にあたりましては、近隣の公共施設などとの共同設置を図るなど、効率良い、効果的な方法で取り組みたいと、そして利用者の利便を図っていきたいというふうに思っているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) 答弁していただきましたが、全く的外れでございます。残念なことでございます。


 次に入ります。6番の学校給食食器についてでございます。


 長岡市長も学校教育課長時代から、随分長年もう10何年、あなたと、このことを申しあげています。これは変わるまで私もやらないけませんので。


 学校給食の安全無視は容認できない。食育を語る前に、現在出雲市はすべての学校給食食器をポリエチレン樹脂容器を使用している。環境ホルモンの悪影響は日本男子の精子の激減を指摘している。不妊治療云々も良いですが、配慮が足りないのではございませんか。偽政者の怠慢の一語に尽きる。私は厳しく指摘いたします。市政関係者の所管の皆さんの猛省を求めます。


 これは、いろんな、議員でないときに一般市民としても、合併してからも陳情いたしました。ところが、皆さん何を考えておられるか。実際皆さん方もっと頭いいわけだから、インターネットでいろんなのを見れば、いろんな大学の総合政策部の学者の論文とか、いろんな報道機関のを見とったら、みんな私よりももっと危機感を抱いております。


 そこでちょっと時間がありませんから、ほかの文献から紹介しときますが、「精子の最新研究報告」、「10年以上前、人間の男性精子が過去50年間で半減したという衝撃的な報告が発表されました。しかし当時は研究所によって精子の調べ方に違いがあったという課題があります。そこで世界共通の調査方法を開発し、世界5か国から研究者が集まった共同プロジェクトを始動させました。その結果、日本人男性は5か国の中で最も精子の数が少なかったのであります。」という公的文書もございます。


 こういう中で、私が申しあげますように、平成18年(2006)に島根県の教育委員会の担当者で名前も入った分でもらいました、回答を、出向いてですね。そのときに文科省の調査で、今、安全な、私は強化磁器の問題をずっとしていますが、そういう形でポリエチレンとかポリカーボネイトとかいろんなのがありますが、そういうものでなくして、安全な食器にもう既に島根県内6割以上入っています。なぜ出雲だけが安全ですか。日本全国でも悪いと言って進めている。まず平田にできる、その大社を含めた5,000食の分で変えて、5,000食変えても、定価で買っても大きいボール、小さい汁物のボール、それから仕切り皿、合わせても1,500度かで焼いた、ちゃんとした分で、そういう熱湯入れても何も出ないという形の安全なものでも2,000万円も出せば変わります。プラスチックはただでもらえるんですか、こう聞きたいわけです。なぜこだわるのか。あまりこだわられると、そのプラスチックは何か裏でもありゃせんかと、市民疑いますよ。考えてみなさい、島根県の6割以上がもう既に18年(2006)に変わっている。ここは何で抵抗されますか。はい、答弁願います。


○副議長(坂根 守君) 春日教育次長。


○教育次長(春日仁史君) 登壇 木佐議員からお尋ねのございました学校給食食器について、お答えさせていただきます。


 市内6つの給食センターで使用している食器は、ポリプロピレン製食器及びポリエチレンナフタレート製食器でございます。環境ホルモン問題や健康への影響が疑われるポリカーボネートやメラミン製食器は、本市では使用しておりません。食品衛生法等によって厳しく安全性を確保されております。このことから、ポリプロピレン製食器、ポリエチレンナフタレート食器を今後も使用していく考えでございます。


○副議長(坂根 守君) 木佐議員。


○4 番(木佐 宏君) 時間がございませんが、申しあげておきますが、いかなる名称を使っても化学物質、地球の異物であるプラスチック系統は同じだということがいかなる学者からも出ています。出雲だけ安全なはずはございません。再度きちっと市長はじめみんなで勉強してください。私より皆さん方はみんな賢いわけだから、そういう市民をごまかさないでいただきたいと思います。


 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。


○副議長(坂根 守君) 以上で4番、木佐 宏議員の質問は終了いたしました。


 ここでしばらく休憩いたします。


 再開は午後3時ちょうどといたします。


              午後 2時45分 休憩


              午後 2時59分 再開


○議 長(山代裕始君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 一般質問を続けます。


 33番、杉谷寿之議員。


○33番(杉谷寿之君) 登壇 本日、私が最後になりますが、ひとつきちっと答弁の方よろしくお願い申しあげます。


 私は、このたび大社地区にあるご縁広場並びに吉兆館の有効利用と、大社海岸の飛砂の対策、この2つについて質問をいたします。


 まず、ご縁広場であります。ご承知のとおり、この広場は大社門前町の中心である勢溜、神門通りから旧国鉄大社駅の直線のほぼ中間に位置しており、堀川にかかる宇迦橋、そして大鳥居を間近に仰ぐ好位置にあります。


 この地に、平成5年(1993)5月、旧大社町ではご存じご縁広場をオープンさせたわけであります。吉兆館を中心に催し広場、スポーツ広場、駐車場、そして神話の広場を備えております。そして、その一角に今まで大社町には温泉は出ないと言われておりましたけれども、平成16年(2004)の秋に、待望の「神の湯」大社温泉第1号が出たわけであります。そして、平成17年(2005)3月の合併と同時に、神話大国の創造、大社門前町の再生整備のもとに、新たな出雲市の観光の主役としての使命を担って再スタートを切ったわけであります。それ以来、このご縁広場の有効利用は数奇な運命をたどることになったわけであります。


 まず最初は、土産品製造販売の「えびせんの里」誘致運動がありました。次には、松江にある「ホテル白鳥」の大社への誘致があり、その後、都市型ホテル「京王プラザ」の案件もありました。が、しかし、ことごとく理由はともかく、うたかたのごとく、それらは消え去り、合併前と何も変わることなく、ご縁広場は今たたずんでおります。ただ、少し変化したことと言えば、ご縁広場の中心を走る市の都市計画道路である北荒木赤塚線が半分ほど供用がなったこと。そして、5,500万円もかけて昨年温泉スタンドができたことであります。


 前置きが少し長くなりましたが、このご縁広場の有効利用と今後の方針について、次の4点について伺うものであります。


 その第1点、真の出雲のブランド化を目指す長岡市政にあって、ご縁広場は大社門前町の再生整備計画の中ではどのように扱われるのかを伺っておきます。


 第2点目、平成5年(1993)11月に、この広場は「道の駅」に指定されております。ちなみに、これは全国で115か所、指定されました。県内では7か所しかないその1つであります。このせっかくの「道の駅」、どのように活用していくのかを伺っておきます。


 そして、市の都市計画道路である北荒木赤塚線が県道日御碕線、海岸通りですね、海岸通りに連結する時期も間近く迫ってきておる今日、きっちりとした交通体系を作りあげねばならないと思いますが、いかがでしょうか。


 第3点目、合併以来続けられた市政フォーラムで、いつもご縁広場周辺地域の皆様から要望が出ておりまして、この「神の湯」温泉のめぐみを外湯としての要望が出されております。市内各地ごとに健康温泉施設があり、その恩恵に預かっている市民はまことに幸せであります。その一部を大社のほぼ中心にあるご縁広場、ここにも設置をしてもらいたいと地区民が望むのもしごく当然と考えられます。合併間際に湧出したこの泉源を今後どうしていくのか、明確にする必要があります。


 4点目、吉兆館をどうするかという問題であります。平成5年(1993)のオープン以来、18年になる今は、市の直営として無料開放し、市観光協会の事務所としての役割をしております。当初、吉兆行事をはじめ伝統文化の伝承と対流型観光の一翼を担うべく巨額の資金を注ぎ込んできた施設であります。しかし、その目的を十分に果たせず今日に及んでおります。1万7,000平方メートルあるこの吉兆館広場、そして1,100平方メートルの吉兆館を今後どのように活用していくのか、私どもには解決しなければならない責任があると考えます。持論を述べる前に、まずは執行部の見解を伺わせていただきます。


 以上。


○議 長(山代裕始君) 槇野産業観光部長。


○産業観光部長(槇野信幸君) 登壇 ただいまの杉谷議員のご縁広場の有効利用に関するご質問にお答えいたします。


 ご縁広場は、平成2年(1990)のJR大社線の廃止を契機といたしまして、鉄道に替わって観光客を運ぶ車両を受け入れる駐車場や吉兆神事を中心とした大社の歴史・文化・観光情報を提供する観光拠点である吉兆館などを整備して、平成5年(1993)から供用開始しております。


 同年には、「道の駅」の指定も受けまして、正月をはじめとする繁忙期においては、駐車場機能を十分発揮しているほか、通常期においても大社文化プレイスの催しやご縁祭りなどのイベント時の駐車場として利用されております。


 ご縁広場は、大社門前町の幹線街路が交差するまさに門前町の正面玄関に位置しております。その整備の歴史にかんがみれば、大社門前町の再整備にとって重要な場所であると認識しております。


 また、同時に、議員ご指摘の「道の駅」、吉兆館の機能強化並びに泉源の有効活用についても今後の門前町整備にとって重要な課題であります。これまでもホテル誘致や民間活用の可能性について模索してきておりますが、地元調整が困難であったり、経済情勢が悪化したりいたしまして、具体的な取り組みに至っていない状況にあります。今後も地域のご意見を聞きながら、また、ご協力も得ながらご縁広場の将来の姿について検討を続けてまいります。


 当面の方針といたしましては、山陰自動車道出雲インターチェンジの開通により、南からの観光車両の増加や平成25年(2013)に迫った出雲大社正遷宮における観光客に対応するため、ご縁広場の持つ駐車場機能を維持しながら、平成22年度(2010)に整備する出雲大社周辺の3か所の大型案内看板にご縁広場駐車場も明記いたしますとともに、吉兆館内にあります出雲観光協会の支援を行い、歴史・文化と観光情報の提供機能や観光案内機能を強化する考えであります。


 また、温泉スタンドにつきましては、地元の旅館等の情報交換を密にしながら、温泉利用の支援制度を活用していただきまして、温泉の利用促進を図るとともに、一般の利用も促してまいりたいと考えております。


 以上、答弁といたします。


○議 長(山代裕始君) 杉谷議員。


○33番(杉谷寿之君) 今、答弁いただきましたけれども、一口で言いますと、現状を維持していくという以外に答えはありませんでしたね、はっきり言って。重要な場所である。そして、温泉等も含めてこれは課題があると、重要な課題だということを認めながらも、現状のみでいくということであります。そうですね。


 そこで、市長さんに私が伺いたいのは、市長の所信表明、出雲のあらゆるものにブランド化をしていく。そして磨き上げていくんだと。あるいは企業や経済人、ネットワークを使って応援団をいただくんだと。この応援団をあてにするんだと。あるいは市長自らトップセールスでもってこのアピールをしていこうということであります。私ももちろんそういうことが大事である、私自らもそういったトップセールスはやらなきゃいけないなというふうに思っております。


 そこでですね、この重要な場所であると、先ほど部長答弁でございますけれども、この吉兆館、まさに建物自身は約9億9,000万円ぐらいかけてつくった吉兆館でありますが、この建物自身をどうしていくかと、大社で。先ほどの答弁だと今までどおり、そういった資料展示等をして、アピールに使っていくんだということです。ということは、このままにやっておくと、何も変わらない。温泉はどうかと言うと、こうして旅館、初め6軒が申し込んでおりましたけれども、今2軒しか通ってない。そして、はっきり言いまして、大多数の市民は利用していない。これをそのままずっと続けていくということになりますと、最初に私が言ったように、ブランド化はしていくんですよ。磨き上げていくんですよと。あるいは市外の企業や経済人に訴えていくんだと、こういうところが出雲にあるということで、トップセールスをやろうというときに、本当にこれを市に有効な観光施設と売り出していくということになると、全く違った視点で私はアピールをする必要があるというふうに思います。


 といいますのは、実は眺瀾荘の、日御碕の眺瀾荘ですね。あの眺瀾荘の一つの前例があるわけなんです。この眺瀾荘のときの出雲の対応、これは非常に、私、今から振り返って考えてみますと、立派な対応であったなあと。これは旧大社町時代、実は田中町政のもとで日御碕は眺瀾荘が35年の営業の幕を閉じた。田中町政のときに。そして、その後、それじゃあどうするかといったときに、日御碕マリンミュージアム構想というものがあったわけです。ということは、その当時のものを読んでみますと、これ平成16年(2004)の10月に町報が出ているんですが、この眺瀾荘の敷地と建物、そして旧シーサイドの日御碕の敷地と建物、これを前提として貸し付けるんだと、町外の方に。それで建物を取り壊したうえで利用していただきたい。いろいろ町としての条件はあるけれども、全国の皆さんにこの日御碕マリンミュージアム構想をアピールして、民間の力でもって発展させようという案ができて、それで合併するんですね。17年(2005)3月に合併する。そこで、出雲市がそれを引き継いで、平成20年(2008)に、この神話の夢舞台の観光拠点の日御碕を全国にアピールするわけでございます。


 そのときのこの立派なパンフレットがございますが、これは今、教育長である中尾部長時代につくっておられます。そして、この中身を見ますと、大社町政時代の条件が全くこのまま書かれております。例えば、この固定資産税の3年分を補助しますとか、合併浄化槽の設置費を一部補助します。あるいは土地は格安の値段でお貸ししますという条件が書いてある。ただ、1つ違ったことは、中尾元部長が付け加えたことは、ワンストップサービスの提供ということをうたっているんですよ。大社町時代になかった言葉であります。これはどういうことか。窓口一本化して、そこで対応しますと。いわゆる各部署ごとにたらい回ししないで、ワンストップサービスするんだということをここにうたっております。そこで、全国にアピールした結果、平成21年(2009)、こうしてうまく山岸旅館さんがこの後を進出されたわけであります。


 話は吉兆館に返ります。吉兆館は、日御碕とまた違いまして、先ほど「道の駅」にも指定されておる。あるいはあそこの北荒木赤塚線に入るところに神話の広場があるんですね。それは何のことかいなと思われるかもしれませんが、入った右側に縦横5メートル、14メートルのレリーフがあるんです。荒木文夫画伯がこのレリーフをつくった。これ日本一だそうですね。くにびき神話が彫ってございます。そういうような非常にもとがかかったものがある、日御碕と違って。そして、温泉がある。駐車場もある。1万7,000平方メートルもある。こういうところをやはりこの眺瀾荘の例に倣って、私はアピールする必要があるだろうと。まず、そういう企みを、企画をやってみる必要があるかどうか。このことについて、市長に伺っておきます。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 先ほどの答弁の中で、吉兆館の広場全体をそのまま放置するということは、ご縁広場を放置するとは申しあげておりませんので、地元の皆さんの声を聞きながら、将来に向けてどうあるべきかを検討するということを申しあげております。


 眺瀾荘跡地の活用のときに使った手法を同様にこのご縁広場で導入しないかという話でございますが、基本的にはそういったことも含めて、実は内部ではいろいろ検討もしております。ただ、宿泊施設等については、「ホテル白鳥」の誘致の経緯の中でも、地元旅館組合の皆さんのご意向等が大きなネックになったという事実がございます。外部からの進出について、どの程度地元地域で受け入れていただけるかどうか、その辺を見極めてからでないと、こういった手法は使えないかなという思いは少し懸念はしているところでございます。


○議 長(山代裕始君) 杉谷議員。


○33番(杉谷寿之君) 問題は、あくまでもこの吉兆館のあのご縁広場を出雲の観光、そして大社門前町の再生のために、もうそろそろきちっとした方針をまず市が打ち出すべきだろうと。要は、こうして合併しました。市内にもたくさんホテル業者がおります。別に大社だけというものでもないし、今、神門通りも15店舗ぐらいどんどん出店していらっしゃる。ほとんどが町外の方なんですね。やはり合併していいことは、外の空気、あるいは活力、これをどんどん入れていかなければなかなか地元だけの従来の思考では発展は望めないと、これはもう歴史が示すとおりだと思います。


 そういうことで、このご縁広場の有効利用をこれから市内部で協議をしていただきたい。例えば先ほど応援隊、出雲市に対する応援隊にどんどんアピールするんだと。そういったときに、ところであのご縁広場はどうなりますか、あの吉兆館はどうなりますかと問われたときに、さあどうなりますでしょうか。まだはっきりしませんわでは、いくら応援隊だ、ブランド化をするだ言ってもですね、これは難しい。まず、本尊が最低どういうことをするかということを決めておかなきゃ。


 私、先ほど日御碕眺瀾荘のお話をしましたが、当時、田中町政を褒めるわけではないですけども、そういった基本的な条件を決めておったんですよ。なる、ならんは別として。それで合併に入ってしまった。それで16年(2004)の暮れに、このご縁広場に温泉が出たわけですね。いわゆる温度が37度4分、毎分390リットル、ドラム缶2,800本だそうですけれども、そういう泉源を掘りあてたわけです。それで合併するんですよ。その温泉が出たときに、くみ上げたときに大社町では正式にこの名前をつけているんですよ。観光保養交流拠点整備事業でやっていくんだと。いいですか。よその、例えば北山温泉とか、平成温泉とか、いろいろありますけれども、観光を付けているんですよ、大社だから。ただの保養拠点整備じゃないんです。ここが他地域と違うわけです。ですから、もっと考え方によっては、他地区と違ってすばらしいものがあるよ、立場が大社だから。まさに「神の湯」であります。それをやはりどういうふうにして利用するんだと。今の温泉スタンドほどでいいのかどうか。これを我々は出雲市としては統一した見解でもって固有に利用すると。そういう定款といいますかね、ものをつくってアピールしていく必要があると思います。これについて、市長、もう一度答弁してください。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 先ほどと若干重なりますが、現在のご縁広場は当初それを設置された頃の目的を十分果たしているとは言えないと思っております。また、「神の湯」という名前は初めて聞きましたが、いつ命名されたか分かりませんけど、あの温泉については、その後の活用についてもいろんな角度から検討もしてまいっております。ただ、運営形態等、その後の運用等にも必要で、もちろん施設整備にも外湯ということになれば多額の投資が必要だと。それを果たして行政が直接やるべきものかどうか。そういったことも含めて先ほど申しますように、いろんな角度からいま一度検討する必要があると思っております。ただ、大社地域においては、あれだけのスペースと、立地条件も含めて、いわば最後のスペースと言ってもいいかもしれません。そういう貴重な広場だからこそ、将来にわたって地域にとって、あるいは出雲市にとって、本当に必要な利用というのを慎重に考えていく必要があると、そう考えているところでございます。


○議 長(山代裕始君) 杉谷議員。


○33番(杉谷寿之君) この問題については最後になりますが、まず、外部に対して非常に体裁の悪いことがあるんですよ。あそこを「道の駅」にしておるわけですね。それで、真ん中に道路を付けたもんだから、「道の駅」になければならない休憩所、あるいはトイレですね、この頃はほとんど「道の駅」と言えば物販、飲んだり食ったりするところもある。あるいは交通案内所もあるというようなことになりますけれども、あそこでカーナビで県外の人が大社の「道の駅」としてセットして来たら、トイレもない、これはどういうことか。あの道路を付けるので取ってしまったんです。それで、吉兆の館の要は催し広場にある便所を共用しているんですよ、今。


 それから、吉兆館はああして補修をいたしました、雨漏りで。雨が漏る。雨が漏ると言うより、下から吹き込んで落ちてくる。あるいは玄関先等についても雨漏りが出ております。そういうことも含めて、あれを再生利用するという方法、あるいは眺瀾荘のときのように、きれいに取ってしまうと。それで民間でどうぞということに募集をかける。そういったこともぜひとも突っ込んで議論をして、なるべく早くこれは統一見解を出してもらいたいというふうにお願いをして、次の質問に移ります。


 それでは、2つ目の質問に入りますが、大社海岸の飛砂の問題であります。


 白砂青松、くにびき神話で名高い稲佐の浜から、園の長浜の一帯は長い間流砂と飛砂、そして海岸侵食の繰り返しであったと考えられます。井上惠助、大梶七兵衛に代表されるこの砂との戦いがこの海岸部の歴史そのものであります。そして、現在に至ってもその戦いは継続しております。堀川以南、神戸川までの外園海岸では毎年継続して海岸侵食のための護岸工事や、そして離岸堤工事が営々と行われております。ところが、一方、大社漁港区域内、これは堀川から北に向かって、稲佐に向かって、堀川以北では、毎年膨大な量の砂が大社湾内に流入し、稲佐の浜の渚線はどんどん沖に移動し、かつて日御碕への観光船の発着場であった弁天島付近は完全に陸地化をしてしまっております。そこには、春から夏にかけて、南西の風が吹き、そして秋から冬にかけては北西の風が吹く、この海岸一帯には想像を超える量の砂の移動が起こっております。せっかくの遊歩道や自転車道は埋まり、県道に積もり、住宅地に侵入しております。そして、河原をくぐり、居間の天井にまで砂が堆積しておる始末であります。出雲市内では、他に見ることができないこの現状を含めて、市としてはどのようにこれを把握し、対策を打っているのかを伺います。


 以上。


○議 長(山代裕始君) 槇野産業観光部長。


○産業観光部長(槇野信幸君) 登壇 ただいまの飛砂による問題についてのご質問にお答えいたします。


 大社海岸では、海岸の侵食防止対策として設置されました波消しブロックによりまして、その背後に砂が堆積し、侵食防止に効果がありました。しかし、逆にその堆積した砂が原因となって飛砂が発生し、周辺住民の皆様の生活に支障を来しているという状況でございます。


 議員おっしゃいましたように、道路の方への砂の堆積、あるいは駐車場、そして民家の方への砂の侵入ということで、私どもも認識を同じくしているところでございます。


 このため、市ではかねてから海岸管理者であります県に対して、この飛砂の対策を要望し続けてきております。県はその対策といたしまして、平成15年度(2003)に小土地・赤塚海岸に防風林を備えた「きづき海浜公園」を整備し、平成19年度(2007)からは弁天島から南側の海岸部に砂の移動を抑えることを目的とした延長180メートルの竹柵を整備しているところでございます。この竹柵の整備によりまして、砂の飛散防止に一定の効果が確認されたことから、平成22年度(2010)も引き続き残りの区間を整備される予定と伺っております。


 今後、市といたしましては、地元の杵築地区海岸線開発促進協議会、あるいは県と連携をとりながら、砂の飛散防止に向けた取り組みを強化してまいりたいと、かように考えております。


 以上、答弁といたします。


○議 長(山代裕始君) 杉谷議員。


○33番(杉谷寿之君) 実はこの大社湾の大社漁港の区域内の飛砂、流砂について、今日も、くしくも島根県議会で議論がされるというふうに聞いております。恐らく先ほど部長が述べられたように、そういった竹柵の設置等を含めて答弁がなされるだろうというふうに思っております。


 そこで、私は、先ほどの答弁を踏まえまして、市長さんに私はこの稲佐の浜のこの飛砂の問題については、もう既に見直す必要が出てきた。ということは、従来の考え方をもう変える必要がある。といいますのは、この稲佐の浜の一番稲佐側に既に県道日御碕線の海岸部に、いわゆる稲佐の浜の緑地公園というものができております。そして旧道と新道の間には児童公園ができておる。これが非常にうまく成長しまして、これは昭和59年(1984)にこの緑地計画はできて、平成2年(1990)に完成するわけなんです。平成2年(1990)のときの、あの全体の写真を見ると、今ように松があれだけ大きくなってないんです。竹柵でずっと碁盤の目のようにしてあって、その中にまだ苗が植わっている段階。あれが今のように成長したわけなんです。それで、稲佐の飛砂はぴたっと止まったんです。これが。ところが、渚線がずっと沖に倍から出ておるんです。それがここに私、たった昨日写した写真、ここの手元にありますけれども、渚線がとんでもない前に出てしまった。私は昨日、改めて歩いて大社漁港まで海岸の縁を通って行きました。濡れないで稲佐の浜から大社漁港へ行けます。そういうことになってしまった。ですから、この昭和59年(1984)から始まったこの緑地計画は完成を得て、そして成功して、そのうえに今現況が変わってきておる。


 そして、もう1つ、この地域は、神迎えの大変な聖域であります。ですから、これも含めてどのように整備していくのか。今、稲佐川が悪臭を放っておりましたけれども、公共下水でもってきれいになりました。全くきれいになりました。かつての美しい稲佐川になっております。そこの周辺が一番この聖域となっているわけですけれども、そこの海浜のこの広さから来る北西の風で全部市街地に向かってくる。弁天島の前には波返しができております。そして、そこにはテトラポットがかつて、いわゆる波返しの近くまでかつては波が来ておったものです。それが渚線がずっと今弁天島の後ろの方まで、今こうして干上がってしまった。そうすると、波返しから80メートルぐらい沖へ出ているんです、砂浜が。だから、かつてのテトラは何も役に立ってないんです。もうごみの山になっている。砂の山になっている。そして、それを乗り越えてやすやすと今道路に飛び込んでくる。そういう状況であります。


 ですから、私は、このことも管理者である水産事務所にきちっと申しあげました。松江へ再三行っております。そこで申しあげるのは、同じことです。認識を変えてくれと。もう弁天島の後ろまで、こうして干上がっている。これをきちっと現実に目を向けて、次のこの大社湾のこの浜はどうすべきかということを次のステップに移る必要があるということを申しあげました。


 先ほど部長答弁の中に、きづき海浜公園、要は堀川の手前ですが、あれは非常にうまく機能しております。あれは平成4年(1992)から着工して、平成15年(2003)に、あそこでストップしたんですよ。そこから北に向かって、弁天島に向かってまだまだ延々とこの大社港の海岸環境整備事業が県によって行われると思っておったけれども、経済情勢が非常に悪くなったということで、中止になっているんです。そこに今回のこのような砂の被害の拡大が想像以上に進んでおる。ですから、これを改めて戦略をこの際、建て直す必要がある。


 ところが、役所というのは厄介なところでございまして、波返しのところまでは水産事務所が管轄するんですね。そこで砂が発生する、飛砂が発生するんですよ。ところが上へ上がると県土事務所ですね。そこの上から住宅地は市なんですよ。この3者がやはりきちっとテーブルに着いて、我々はこの海岸線から促進協議会をつくって、今でも草を取ったり、花を植えたり、海岸のごみを取ったりしてやってきているんです、営々と。この4者が1つのテーブルに上がって、これからのこの飛砂対策をどうするかということを考えなければいけない時期に来ているんじゃないかと。水産事務所長、いわく、いや、市から呼びかけでもあれば何とかと。何とか言わんでもあなたテーブルに着きますか言うと、着くというんですよ。ですから、そのアクションはあくまでも出雲市民が住んでおる、そこの行政府の長がやはり安全を考え、そしてこういった皆さんの塗炭の苦しみを除く必要があると考えます。市長の答弁をお願いします。


○議 長(山代裕始君) 長岡市長。


○市 長(長岡秀人君) 先ほど部長の方からもお答え申しあげましたとおり、先ほどのご紹介のあった開発促進協議会、そして県と一緒になって考えていく。まず、そういう機会を早急に持ちたいと思います。


○議 長(山代裕始君) 杉谷議員。


○33番(杉谷寿之君) 最後になります。そういうふうで、県の方では水産事務所がそういった竹柵を設けるということで、恐らく金額は1,000万円ぐらいな予算ではないかと予想されておりますけれども、それはあくまでもいわゆる鎮静剤ですわね。きちっとした手術を、あるいは改革をきちっとやっていくということを、今後、市が中心になってひとつこの問題の解決に臨んでいただきたい。我々地域住民も積極的にこの神話神迎えの舞台であります、稲佐の浜を地元の力で守ってまいりますので、管理してまいりますので、どうかひとつよろしくご理解のほどをお願い申しあげまして、私の質問を終わります。


○議 長(山代裕始君) 以上で33番、杉谷寿之議員の質問は終了いたしました。


 お諮りいたします。


 本日の会議はここまでとし、延会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。


             (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(山代裕始君) ご異議なしと認めます。


 本日は、これにて延会といたします。


              午後 3時42分 延会








 地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。








              出雲市議会議長    山 代 裕 始





              出雲市議会議員    大 国 陽 介





              出雲市議会議員    多久和 康 司