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島根県 出雲市

平成20年度第6回定例会(第4号 2月27日)




平成20年度第6回定例会(第4号 2月27日)





 
     平成20年度(2008)第6回出雲市議会(定例会)会議録





       開 会 平成21年(2009)2月23日午前10時00分


       閉 会 平成21年(2009)3月13日午後 4時38分





〇議事日程第4号


         平成21年(2009)2月27日 午前10時開議





第1.市政一般に関する質問


第2.議第 87号  平成20年度(2008)出雲市一般会計第8回補正予算


   議第 88号  平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第


           2回補正予算


   議第 89号  平成20年度(2008)出雲市後期高齢者医療事業特別会計


           第2回補正予算


   議第 90号  平成20年度(2008)出雲市介護保険事業特別会計第2回


           補正予算


   議第 91号  平成20年度(2008)出雲市簡易水道事業特別会計第2回


           補正予算


   議第 92号  平成20年度(2008)出雲市下水道事業特別会計第3回補


           正予算


   議第 93号  平成20年度(2008)出雲市農業・漁業集落排水事業特別


           会計第2回補正予算


   議第 94号  平成20年度(2008)出雲市浄化槽設置事業特別会計第1


           回補正予算


   議第 95号  平成20年度(2008)出雲市風力発電事業特別会計第3回


           補正予算


   議第 96号  平成20年度(2008)出雲市ご縁ネット事業特別会計第1


           回補正予算


   議第 97号  平成20年度(2008)出雲市高野令一育英奨学事業特別会


           計第1回補正予算


   議第 98号  平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第2回補正予算


   議第 99号  平成21年度(2009)出雲市一般会計予算


   議第100号  平成21年度(2009)出雲市国民健康保険事業特別会計予


           算


   議第101号  平成21年度(2009)出雲市国民健康保険橋波診療所事業


           特別会計予算


   議第102号  平成21年度(2009)出雲市診療所事業特別会計予算


   議第103号  平成21年度(2009)出雲市老人保健医療事業特別会計予


           算


   議第104号  平成21年度(2009)出雲市後期高齢者医療事業特別会計


           予算


   議第105号  平成21年度(2009)出雲市介護保険事業特別会計予算


   議第106号  平成21年度(2009)出雲市簡易水道事業特別会計予算


   議第107号  平成21年度(2009)出雲市下水道事業特別会計予算


   議第108号  平成21年度(2009)出雲市農業・漁業集落排水事業特別


           会計予算


   議第109号  平成21年度(2009)出雲市浄化槽設置事業特別会計予算


   議第110号  平成21年度(2009)出雲市風力発電事業特別会計予算


   議第111号  平成21年度(2009)出雲市ご縁ネット事業特別会計予算


   議第112号  平成21年度(2009)出雲市企業用地造成事業特別会計予


           算


   議第113号  平成21年度(2009)出雲市駐車場事業特別会計予算


   議第114号  平成21年度(2009)出雲市住宅新築資金等貸付事業特別


           会計予算


   議第115号  平成21年度(2009)出雲市高野令一育英奨学事業特別会


           計予算


   議第116号  平成21年度(2009)出雲市廃棄物発電事業特別会計予算


   議第117号  平成21年度(2009)出雲市水道事業会計予算


   議第118号  平成21年度(2009)出雲市病院事業会計予算


   議第119号  出雲市個人情報保護条例の一部を改正する条例


   議第120号  出雲市一般職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び出雲


           市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例


   議第121号  出雲市手数料条例の一部を改正する条例


   議第122号  出雲市国民健康保険条例の一部を改正する条例


   議第123号  出雲市介護保険条例の一部を改正する条例


   議第124号  出雲市移動通信用鉄塔施設設置及び管理に関する条例の一


           部を改正する条例


   議第125号  出雲市児童クラブ条例の一部を改正する条例


   議第126号  出雲市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例


   議第127号  出雲市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正す


           る条例


   議第128号  出雲市ご縁広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正


           する条例


   議第129号  出雲市みせん広場の設置及び管理に関する条例の一部を改


           正する条例


   議第130号  出雲市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正す


           る条例


   議第131号  出雲市特定環境保全公共下水道施設の設置及び管理に関す


           る条例の一部を改正する条例


   議第132号  出雲市漁業集落排水施設の設置及び管理に関する条例の一


           部を改正する条例


   議第133号  出雲市公立学校教職員の服務の宣誓に関する条例及び出雲


           市公立学校教職員の職務に専念する義務の特例に関する条


           例の一部を改正する条例


   議第134号  出雲市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例


           の一部を改正する条例


   議第135号  出雲市病院事業の設置等に関する条例等の一部を改正する


           条例


   議第136号  出雲市山村住宅の設置及び管理に関する条例等の一部を改


           正する条例


   議第137号  公の施設の設置及び管理に関する条例の整備に関する条例


   議第138号  出雲市労働者福祉事業基金条例を廃止する条例


   議第139号  「日本の心のふるさと出雲」応援基金条例


   議第140号  出雲市庁舎会議室の市民利用に関する条例


   議第141号  出雲市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例


   議第142号  出雲弥生の森博物館の設置及び管理に関する条例


   議第143号  出雲市レジ袋削減の推進に関する条例


   議第144号  すぱーく出雲の設置及び管理に関する条例


   議第145号  出雲市神門通り交通広場の設置及び管理に関する条例


   議第146号  出雲地区ふるさと市町村圏協議会規約の変更について


   議第147号  出雲市・斐川町南神立橋区間管理協議会規約の変更につい


           て


   議第148号  出雲市及び斐川町斐伊川用水対策協議会規約の変更につい


           て


   議第149号  辺地に係る総合整備計画の策定及び変更について


   議第150号  公の施設の指定管理者の指定について(多伎文化伝習館)


   議第151号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市平田B&G


           海洋センター、宍道湖公園湖遊館)


   議第152号  公の施設の指定管理者の指定について(平田体育館)


   議第153号  公の施設の指定管理者の指定について(平田スポーツ公


           園)


   議第154号  公の施設の指定管理者の指定について(平田愛宕山野球場、


           平田愛宕山プール)


   議第155号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市立木綿街道


           交流館)


   議第156号  公の施設の指定管理者の指定について(宍道湖市民農園)


   議第160号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市タラソテラ


           ピー(海洋療法)施設)


   議第162号  公の施設の指定管理者の指定期間の変更について(出雲市


           里家センター)


   議第163号  土地の処分について(一級河川斐伊川改修工事用地)


   議第164号  出雲市公有林採石契約の締結について(株式会社共栄採


           石)


   議第165号  出雲市公有林採石契約の締結について(新宮採石有限会


           社)


   議第166号  工事請負契約の締結について(出雲市立総合医療センター


           及び(仮称)健康福祉拠点施設建築工事のうち、(仮称)


           健康福祉拠点施設建築工事部分)


   議第167号  工事請負変更契約の締結について(出雲市新庁舎建築工


           事)


   議第168号  工事請負変更契約の締結について(出雲市新庁舎電気設備


           工事)


   議第169号  市道路線の廃止について


   議第170号  市道路線の認定について


第3.仮議長選任の件


第4.議第157号  公の施設の指定管理者の指定について(大社文化プレイス


           うらら館)


   議第158号  公の施設の指定管理者の指定について(大社健康スポーツ


           公園)


   議第159号  公の施設の指定管理者の指定について(漆原体験学習セン


           ター等)


第5.議第161号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市いちじくの


           里)


第6.請願第13号  脳脊髄液減少症に関する請願


   請願第14号  公的保育制度の堅持・拡充と子育て支援予算の増額を求め


           る請願(意見書案提出)


   請願第15号  後期高齢者医療制度の廃止法案の衆議院での審議入りを求


           める意見書採択を求める請願


   陳情第18号  遥堪小学校・幼稚園改築の早期実現についての陳情


   陳情第20号  議員関連企業は入札参加、物品納入、業務委託排除の議員


           政治倫理条例の制定を求める陳情


   陳情第21号  クアハウス湖陵の存続についての陳情


   陳情第22号  政治倫理改革第2弾、自民党所属議員が立候補届け政党欄


           に無所属記載は主権者を欺きかつ、経歴詐称に該当と推認


           される、所属政党の明記を求める陳情


   陳情第23号  明らかに公費無駄遣いの海外視察(1人40万円助成)制


           度の廃止を求める陳情


   陳情第24号  市民サービスの公平を期し、遠隔地コミュニティセンター


           に専用室を設け印鑑証明書、住民票、所得証明書の交付機


           能と福祉相談を兼ね備えた人員(1人)の配置を求める陳


           情





会議に付した事件


第1.市政一般に関する質問


第2.議第 87号  平成20年度(2008)出雲市一般会計第8回補正予算


   議第 88号  平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第


           2回補正予算


   議第 89号  平成20年度(2008)出雲市後期高齢者医療事業特別会計


           第2回補正予算


   議第 90号  平成20年度(2008)出雲市介護保険事業特別会計第2回


           補正予算


   議第 91号  平成20年度(2008)出雲市簡易水道事業特別会計第2回


           補正予算


   議第 92号  平成20年度(2008)出雲市下水道事業特別会計第3回補


           正予算


   議第 93号  平成20年度(2008)出雲市農業・漁業集落排水事業特別


           会計第2回補正予算


   議第 94号  平成20年度(2008)出雲市浄化槽設置事業特別会計第1


           回補正予算


   議第 95号  平成20年度(2008)出雲市風力発電事業特別会計第3回


           補正予算


   議第 96号  平成20年度(2008)出雲市ご縁ネット事業特別会計第1


           回補正予算


   議第 97号  平成20年度(2008)出雲市高野令一育英奨学事業特別会


           計第1回補正予算


   議第 98号  平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第2回補正予算


   議第 99号  平成21年度(2009)出雲市一般会計予算


   議第100号  平成21年度(2009)出雲市国民健康保険事業特別会計予


           算


   議第101号  平成21年度(2009)出雲市国民健康保険橋波診療所事業


           特別会計予算


   議第102号  平成21年度(2009)出雲市診療所事業特別会計予算


   議第103号  平成21年度(2009)出雲市老人保健医療事業特別会計予


           算


   議第104号  平成21年度(2009)出雲市後期高齢者医療事業特別会計


           予算


   議第105号  平成21年度(2009)出雲市介護保険事業特別会計予算


   議第106号  平成21年度(2009)出雲市簡易水道事業特別会計予算


   議第107号  平成21年度(2009)出雲市下水道事業特別会計予算


   議第108号  平成21年度(2009)出雲市農業・漁業集落排水事業特別


           会計予算


   議第109号  平成21年度(2009)出雲市浄化槽設置事業特別会計予算


   議第110号  平成21年度(2009)出雲市風力発電事業特別会計予算


   議第111号  平成21年度(2009)出雲市ご縁ネット事業特別会計予算


   議第112号  平成21年度(2009)出雲市企業用地造成事業特別会計予


           算


   議第113号  平成21年度(2009)出雲市駐車場事業特別会計予算


   議第114号  平成21年度(2009)出雲市住宅新築資金等貸付事業特別


           会計予算


   議第115号  平成21年度(2009)出雲市高野令一育英奨学事業特別会


           計予算


   議第116号  平成21年度(2009)出雲市廃棄物発電事業特別会計予算


   議第117号  平成21年度(2009)出雲市水道事業会計予算


   議第118号  平成21年度(2009)出雲市病院事業会計予算


   議第119号  出雲市個人情報保護条例の一部を改正する条例


   議第120号  出雲市一般職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び出雲


           市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例


   議第121号  出雲市手数料条例の一部を改正する条例


   議第122号  出雲市国民健康保険条例の一部を改正する条例


   議第123号  出雲市介護保険条例の一部を改正する条例


   議第124号  出雲市移動通信用鉄塔施設設置及び管理に関する条例の一


           部を改正する条例


   議第125号  出雲市児童クラブ条例の一部を改正する条例


   議第126号  出雲市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例


   議第127号  出雲市簡易水道事業の設置等に関する条例の一部を改正す


           る条例


   議第128号  出雲市ご縁広場の設置及び管理に関する条例の一部を改正


           する条例


   議第129号  出雲市みせん広場の設置及び管理に関する条例の一部を改


           正する条例


   議第130号  出雲市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正す


           る条例


   議第131号  出雲市特定環境保全公共下水道施設の設置及び管理に関す


           る条例の一部を改正する条例


   議第132号  出雲市漁業集落排水施設の設置及び管理に関する条例の一


           部を改正する条例


   議第133号  出雲市公立学校教職員の服務の宣誓に関する条例及び出雲


           市公立学校教職員の職務に専念する義務の特例に関する条


           例の一部を改正する条例


   議第134号  出雲市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例


           の一部を改正する条例


   議第135号  出雲市病院事業の設置等に関する条例等の一部を改正する


           条例


   議第136号  出雲市山村住宅の設置及び管理に関する条例等の一部を改


           正する条例


   議第137号  公の施設の設置及び管理に関する条例の整備に関する条例


   議第138号  出雲市労働者福祉事業基金条例を廃止する条例


   議第139号  「日本の心のふるさと出雲」応援基金条例


   議第140号  出雲市庁舎会議室の市民利用に関する条例


   議第141号  出雲市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例


   議第142号  出雲弥生の森博物館の設置及び管理に関する条例


   議第143号  出雲市レジ袋削減の推進に関する条例


   議第144号  すぱーく出雲の設置及び管理に関する条例


   議第145号  出雲市神門通り交通広場の設置及び管理に関する条例


   議第146号  出雲地区ふるさと市町村圏協議会規約の変更について


   議第147号  出雲市・斐川町南神立橋区間管理協議会規約の変更につい


           て


   議第148号  出雲市及び斐川町斐伊川用水対策協議会規約の変更につい


           て


   議第149号  辺地に係る総合整備計画の策定及び変更について


   議第150号  公の施設の指定管理者の指定について(多伎文化伝習館)


   議第151号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市平田B&G


           海洋センター、宍道湖公園湖遊館)


   議第152号  公の施設の指定管理者の指定について(平田体育館)


   議第153号  公の施設の指定管理者の指定について(平田スポーツ公


           園)


   議第154号  公の施設の指定管理者の指定について(平田愛宕山野球場、


           平田愛宕山プール)


   議第155号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市立木綿街道


           交流館)


   議第156号  公の施設の指定管理者の指定について(宍道湖市民農園)


   議第160号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市タラソテラ


           ピー(海洋療法)施設)


   議第162号  公の施設の指定管理者の指定期間の変更について(出雲市


           里家センター)


   議第163号  土地の処分について(一級河川斐伊川改修工事用地)


   議第164号  出雲市公有林採石契約の締結について(株式会社共栄採


           石)


   議第165号  出雲市公有林採石契約の締結について(新宮採石有限会


           社)


   議第166号  工事請負契約の締結について(出雲市立総合医療センター


           及び(仮称)健康福祉拠点施設建築工事のうち、(仮称)


           健康福祉拠点施設建築工事部分)


   議第167号  工事請負変更契約の締結について(出雲市新庁舎建築工


           事)


   議第168号  工事請負変更契約の締結について(出雲市新庁舎電気設備


           工事)


   議第169号  市道路線の廃止について


   議第170号  市道路線の認定について


第3.仮議長選任の件


第4.議第157号  公の施設の指定管理者の指定について(大社文化プレイス


           うらら館)


   議第158号  公の施設の指定管理者の指定について(大社健康スポーツ


           公園)


   議第159号  公の施設の指定管理者の指定について(漆原体験学習セン


           ター等)


第5.議第161号  公の施設の指定管理者の指定について(出雲市いちじくの


           里)


第6.請願第13号  脳脊髄液減少症に関する請願


   請願第14号  公的保育制度の堅持・拡充と子育て支援予算の増額を求め


           る請願(意見書案提出)


   請願第15号  後期高齢者医療制度の廃止法案の衆議院での審議入りを求


           める意見書採択を求める請願


   陳情第18号  遥堪小学校・幼稚園改築の早期実現についての陳情


   陳情第20号  議員関連企業は入札参加、物品納入、業務委託排除の議員


           政治倫理条例の制定を求める陳情


   陳情第21号  クアハウス湖陵の存続についての陳情


   陳情第22号  政治倫理改革第2弾、自民党所属議員が立候補届け政党欄


           に無所属記載は主権者を欺きかつ、経歴詐称に該当と推認


           される、所属政党の明記を求める陳情


   陳情第23号  明らかに公費無駄遣いの海外視察(1人40万円助成)制


           度の廃止を求める陳情


   陳情第24号  市民サービスの公平を期し、遠隔地コミュニティセンター


           に専用室を設け印鑑証明書、住民票、所得証明書の交付機


           能と福祉相談を兼ね備えた人員(1人)の配置を求める陳


           情





                 出 席 議 員


                 出 席 議 員


              1番 大 国 陽 介 君


              2番 松 村 豪 人 君


              3番 遠 藤 力 一 君


              4番 山 根 貞 守 君


              5番 萬 代 輝 正 君


              6番 板 倉 一 郎 君


              7番 多々納 剛 人 君


              8番 川 上 幸 博 君


             10番 曽 田 盛 雄 君


             11番 福 代 秀 洋 君


             12番 高 野 成 俊 君


             13番 広 戸 恭 一 君


             15番 直 良 昌 幸 君


             16番 西 尾   敬 君


             17番 長 岡 幸 江 君


             18番 坂 根   守 君


             19番 板 倉 明 弘 君


             20番 萬 代 弘 美 君


             21番 勝 部 順 子 君


             22番 米 山 広 志 君


             23番 牛 尾 尚 義 君


             24番 山 代 裕 始 君


             25番 宮 本   享 君


             26番 原   隆 利 君


             27番 今 岡 一 朗 君


             28番 多久和 康 司 君


             29番 荒 木   孝 君


             30番 長 廻 利 行 君


             31番 古 福 康 雅 君


             32番 珍 部 全 吾 君


             33番 杉 谷 寿 之 君





                 欠 席 議 員


              9番 石 川 寿 樹 君


             14番 小 汀 英 久 君


             34番 寺 田 昌 弘 君





                 説明のために出席した者


          市長           西 尾 理 弘 君


          副市長          野 津 邦 男 君


          収入役          田 中 雄 治 君


          教育委員長        大 谷 香代子 君


          教育長          黒 目 俊 策 君


          観光政策推進本部次長   大 田   茂 君


          政策総務部長       児 玉 進 一 君


          財政部長         伊 藤   功 君


          地域振興部長       荒 木   隆 君


          文化企画部長       板 倉   優 君


          健康福祉部長       井 上 明 夫 君


          環境政策部長       児 玉 俊 雄 君


          産業観光部長       中 尾 一 彦 君


          建設事業部長       吉 井 貴 史 君


          都市整備部長       岸   和 之 君


          教育次長         山 本 文 夫 君


          教育次長         杵 築   伸 君


          上下水道局長       原 田 恭 平 君


          消防長          永 岡 博 之 君


          総合医療センター事務局長 林   誠 治 君


          監査委員事務局長     吉 田 純 二 君


          政策課長         長 見 康 弘 君


          秘書課長         鐘 築 健 治 君


          財政課長         板 倉 勝 巳 君





                議会事務局出席者


          局  長         青 木   博


          次  長         高 橋 直 樹


          次長補佐         佐 藤 恵 子


          係  長         村 尾 幸 紀


          書  記         小 村 和 恵





               午前10時00分 開会


○議 長(今岡一朗君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は31名であります。なお、あらかじめ欠席または遅刻する旨の届出のあった議員は3名であります。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程のとおりであります。


 日程第1、市政一般に関する質問を行います。


 質問は、昨日に引き続き、順次これを許可いたします。


 なお、質問は要旨を簡明に答弁は簡潔にお願いいたします。


 まず、はじめに、12番、高野成俊議員。


○12番(高野成俊君) 登壇 おはようございます。


 12番、市民・新生クラブの高野成俊でございます。


 通告順に従って伺ってまいります。


 1項目目は、年明けからの雪害の対応と将来の安全対策について伺います。


 1月9日に出雲地域に大雪、風雪、着雪注意報が発令され、約1週間にわたり断続的に降り続け、出雲市南部の中山間地域に人的被害や停電、倒木により道路が通行止めになるなど、ライフラインが遮断され、多くの方が生活に支障を来しました。また、杉や竹など林業被害、農業用ハウスや農作物被害など多くの被害がありました。


 このたびの大雪での雪害の対応と将来の大雪対策、また、このたびの大雪の対応について質問をいたします。


 1点目は、このたびの大雪による最終的な被害状況と被害金額について伺うということでありましたが、一昨日また昨日の質問で農業施設では90件、8,000万円の被害、森林被害では35ヘクタール、推定4,900万円のほか、停電被害は3,700世帯近くの多くの被害であったということで、昨日伺いいましたので、この質問に対しての答弁は結構でございます。


 2点目は、このたびのまれに見る重雪による倒木や、根倒れによる法面崩壊など、事前通告した時期にはまだ通行不能な路線が数多くあったわけでありますが、復旧が長引いた原因は何だったのかということで、これも2項目目に質問として挙げておりましたが、これも昨日答弁がありまして、市保有の除雪車が2台しかないことや、また、市内の建設会社の不況の折、重機台数が不足していて、対応ができないなどを挙げられたわけであります。


 そこで、3点目の質問をいたします。


 このたびのように、道路が長期に遮断をされていると、火災時のときや救急の対応に障害が出る恐れがあります。また、高齢者や障害者の方の介護や福祉サービスにも対応できないなどの現実の問題がございました。速やかに復旧する施策、方法についてですね、今後のことを伺ってまいります。


 4点目は、このたびの大雪や、そのことに起因する倒木による道路封鎖を速やかに撤去するには、行政として限界があるのではと感じております。地域で行う組織の立ち上げはできないのか伺います。


 危険が伴うということもありますが、危険の少ないところでそういった市民が除雪をしたり、また、倒木の撤去をしたりということは可能であります。その観点で伺いたいと思います。


 それぞれの地区には、林業関係者や除雪作業を行う建設事業者のプロがいらっしゃいます。地域で復旧するための柔軟な予算の措置と権限を、各地域で持てないものか伺います。


 5点目は、このたびの大雪で森林にも大きな被害をもたらしていることはご承知のとおりであります。そして、この状況を放置しておきますと、二次災害につながりかねないといったことが挙げられます。今の山林の状況をどのように受けとめておられて、今後の対応をどのようにお考えなのか、これは昨日も質問がございましたけれども、お答えをいただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 吉井建設事業部長。


○建設事業部長(吉井貴史君) 登壇 ただいま高野議員から、このたびの雪害の対応と対策についてのご質問にお答えをしたいと思います。


 まず、1点目、道路が長期に遮断されると火災時や救急対応、あるいは介護サービス等にも影響が出るが、これの速やかな復旧に対する施策についてでございます。


 倒木等により通行止めを行った箇所につきましては、警察署、消防署へも手続を行っており、緊急時に備えるとともに、迂回路を確保しているところでございます。また、地域の皆様とも協議をしながら、除雪依頼業者だけでなく、森林組合、木材業事業者等との連絡体制を強化し、速やかな対応をしていく考えでございます。


 次に、大雪やそのことに起因する倒木による道路封鎖、これの防止のための地元の組織というふうなことでございました。


 倒木などによる道路封鎖の防止を目的とした、新たな組織の立ち上げは考えてはおりませんけれども、日ごろから道路の維持管理に関し、連携を取っております土木委員会との連絡を密にし、迅速な情報収集に努めるとともに現場対応にも協力を求めて、速やかな対応に努めていきたいというふうに考えているところでございます。


 次に、森林被害に関してのお尋ねもございました。


 これも一昨日、昨日とお答えをしたところでございますけれども、まだすべての被害が判明しておりませんので、4月以降の緊急雇用により被害調査を行うとともに、被害のあった山林につきましては、県に対して支援策を強く要望していきたいというふうに考えているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 高野成俊議員。


○12番(高野成俊君) 答弁をいただきました。


 昨日、一昨日とそのような立場で質問しておられまして、私の方もこの大雪の際、地元の稗原地区のコミュニティセンターでありますとか、また、乙立、朝山というところで伺いながら、状況を確認しておったわけでありますけれども、やはり道路が封鎖をされたことによって、昨日もお話がございましたけれども、高齢者の方がその家から出られないといったような状況がありました。私は本当に速やかに対応することが、今後の皆さん方の期待に応えることではないかというふうに思っております。そういう意味で、一つお伺いしたいのですけれども、先ほど警察や消防というようなお話がございましたが、これもこのたびのようにですね、あれだけドッと降る大雪の場合には、災害といっても過言じゃないわけでございまして、そういったときに自衛隊の方の出動が図れなかったのかと、私もそれ以降いろいろ地域の方を歩いておりますと、あの林業で使うちょっと名前忘れましたけれども、あの木をがしっとつかんで、撤去するような機械でやっておられましたが、そういったことも含めますと、この林業業者という方たちでは速やかに対応できないこともあると思います。やっぱりそこはプロとしてのですね、こういった災害においての緊急出動という意味で、自衛隊の方の出動要請ができなかったのかということを、一点お答えいただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 吉井建設事業部長。


○建設事業部長(吉井貴史君) 大変このたびの雪は雪質が重くて、木が倒れて、あちこちで道路を封鎖したということで、災害というふうな言葉でございましたけれども、大変大きな被害を受けたところでございますけれども、自衛隊となりますとですね、やっぱり地域と言いますか、地元だけでは対応し切れないですね、大きな大きな災害と言いますか、そういったことになるんじゃないかというふうに考えているところでございまして、地元の方とよく協議しながら、こういった雪に対する除雪、それから安全面の確保につきましては、速やかな対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。


○議 長(今岡一朗君) 高野成俊議員。


○12番(高野成俊君) 分かりました。


 よほどの被害があったときにはですね、昨日もお話がありましたけれども、災害と言っても過言ではないと思いますので、先ほどの救急対応の際にですね、やはり速やかに道路の倒木など撤去しておかないと、危険な状況の方は一秒たりとも猶予がならないわけでして、そういうことを考えますと、先々にわたっては自衛隊の出動などもですね、災害として考えておいていただく必要があるのではないかというふうに思っております。


 それと、一昨日の質問と絡めて伺いたいのですが、今回の除雪作業で佐田町も大変な被害が、一番被害があったように聞いておりますけれども、佐田町は佐田支所というのがありまして、昨日からもお話がありましたけれども、佐田の支所から指令が出て、うまく機能したということで伺っておりますが、朝山、稗原、乙立は支所というものはなくて、やっぱり本庁からの指示体制になるわけであります。職員さんがコミュニティセンターの方に出かけて行かれましてですね、本当に一生懸命やっておられました。ですが、やはりいろいろな佐田、朝山、乙立というようなところから電話があったり、その対応に、広域な地域を対応していかなければなりませんので、その辺についてはですね、やはりコミュニティセンターが軸になるのか、災害本部をそれぞれの地区に設置していただくような形で、単独で業者にお願いができたり、また、その災害対応を図られるなどのことも、公平に地域を見てやっていただきたいなというところでありますので、これは今後の検討課題としてお持ちいただきたいなというふうに思って、次の質問に入らせていただきます。


 2項目目は、緊急雇用対策に係わる臨時職員の雇用について伺います。


 アメリカ発の金融危機に端を発する、世界同時不況の波はとどまることを知らず、日本全土に影響が出ておりまして、出雲市におきましても、機械、金属製造業では通常の仕事量の半分以下であったり、また、1月以降には20%台しか受注がないなど大変厳しい状況であり、深刻な影響を及ぼしております。また、12月議会の環境経済委員会でも、私も委員会でお話をしましたが、正規従業員の人員整理や非正規職員、特に派遣労働者における中途解雇や雇い止め、新規採用者の内定取消しなどの問題が、現実に出雲市でも起こっております。こうした中で国の緊急経済対策からですね、出雲市においても2回にわたり地域経済対策の措置を取られました。本当にこのことについてはですね、敬意を表します。


 そこで、以下の問題について伺っておきたいと思います。


 1点目は、市として133名の臨時職員の雇用を確保することが決定をされました。他の自治体でも同様な対策が取られているところでありますが、この臨時職員の雇用は、各自治体ではマスコミでも報道されていますようにですね、採用数に対して応募数が少ないといったような、ミスマッチが起きていることも言われております。これは専門職であるといったようなこともあるかも分かりませんが、出雲市も臨時職員として雇用されるわけでありますけれども、その雇用形態は6カ月の期限付であるということになっております。6カ月の期限付ではですね、その後また失業ということになってしまいます。


 市としては、そのようなことがないようにですね、次の就職先として十分な情報提供をしたり、また、あっせんをする必要があると思いますが、その辺の対応について一点伺っておきたいと思います。


 2点目は、懸念される他の自治体で起きているような、臨時雇用のミスマッチの打開策として、市外や県外ほか都会地に勤務している、出雲市出身の方を募集するということも考えられると思います。出雲で就職してもらえるような工夫をしてはどうかということでございます。また、臨時雇用ではですね、雇用された方々は次の就職先を見つけてもらうことになると思います。しかし、現実問題としては40歳以上の方は、やはり企業も採用しにくい状況があります。そこで、市としては40歳以上の方々、もしくはUターンして就職していただける方については、やはり就職が見つかるまで、雇用期間を延長するなどの柔軟な対応が求められるのではないかと思っているところでございます。


 その2点についてお伺いをいたします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの雇用問題、特に緊急雇用対策についての、高野議員のご質問にお答えいたします。


 まず、今回、2回にわたって地域経済対策の措置を講じまして、特に後半では雇用問題が大きな関心事になり、これに対して迅速・的確に対応して、現実的に実際に雇用して差し上げて、そして効果が上がる雇用環境ということを考えて、措置を講じたところでございます。このような中で、現在、山の管理、古損木等の管理で、6人の方が本当に適職ということで、能力をいっぱい発揮していただいて頑張っていただくことについて、まず敬意を表します。


 そして、この新年度の当初予算に総額1億6,570万円の事業費を計上して、緊急雇用創出事業を行うわけでございます。この中で今考えておりますのは、失業者の大量発生が懸念される中で、離職を余儀なくされた非正規労働者、中高年者等の失業者に対する手当でございます。


 これは考え方としては、次の雇用までの短期のつなぎの雇用を創出するものだという考え方があります。本市が実施する事業内容といたしましては、松くい虫の被害木の除去やティームティーティング、複数の先生が一緒になって教える、そしてパワーアップ、教育の学習力の向上を図るという事業、そして、また主要な文化財遺跡の環境整備事業で、トータル15事業で133人の雇用を予定しているところでございます。


 国が規定しております6か月未満という短期間の中で、再就職活動を効率的に行ってもらうため、ジョブステーション出雲において、求人情報の提供や期限後の再就職あっせんを行っております。これにとどまらず、やはり個々のケースについて、働いていただいた方の要望とかニーズを把握して、さらに可能なことについては対策を講じて、円滑に再就職の道がひらかれるように、努力してまいりたいと思っているところでございます。


 次に、都会地に勤務している出雲市出身の労働者を、臨時雇用として受け入れ、出雲で就職してもらえるような工夫をしてはどうかというご質問でございます。


 労働者の募集につきましては、公募によることとしておりまして、募集方法についても、ジョブステーション出雲やハローワークへの求人登録はもとより、県外にいらっしゃる方や、その方たちが出雲に帰って来られることを望んでおられる家族の方にもお知らせできるように、ホームページや広報誌への求人掲載など、様々なニュース媒体を使って広報していきます。


 募集対象については、居住地による制限を設けず、全国どこからでも失業者が応募できるようにするということでございます。UターンとかIターンとか、この地元の方がまた帰ってくる。あるいは都会地から帰って来られるというような、こういう方の就職をお考えの方には、この機会にぜひともご応募いただきたいと、こういうことでございます。なお、40歳以上の中高年者やUターン希望者に対する雇用期間の延長については、国の実施要領に雇用期間6か月未満と定められており、制度上の制約もございますけれど、先ほどお答えしておりますように、再就職活動のための求人情報の提供、さらには個々のご事情を考えて、雇用の継続的な確保について最善の努力を払って、働いていただいた方の安堵感というか、安らぎ感を実現していきたいと、こういうふうに決意しているところでござます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 高野成俊議員。


○12番(高野成俊君) 今期定例会は20分しかありませんで、あともう数十秒しかございませんが、一点だけ問題をちょっと提起させてください。


 緊急雇用対策ということでですね、出雲市の緊急雇用奨励金というのがございますけれども、実はこれ私もいろいろ見させてもらったり、ある企業の方に伺ってみますと、この緊急雇用奨励金が大変ちょっと使いにくいと、融通が利かないということが言われております。これちょっと委員会の方でまた私、協議をしていきたいと思いますけれども、このことだけちょっと申し述べておきたいと思いますので、また次の機会によろしくお願いいたします。


 以上で終わります。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、12番、高野成俊議員の質問は終了いたしました。


 次に、30番、長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 登壇 議席番号30番、大社クラブの長廻利行でございます。


 私は、本定例議会に事前通告いたしております3点について質問をいたしますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。


 それでは、第1点目であります、旧大社駅の活用整備についてをお伺いいたしたいと思います。


 大社駅は明治45年(1912)に国鉄大社線の開通により開業された。現在の駅舎は大正13年(1924)に改築されております。


 門前町大社の表玄関にふさわしい和風造りの駅舎で、全国でも珍しい切妻屋根の中央に千鳥破風を設けるなど、風格のある全国でも数少ない貴重な木造建築であります。長い間、建築界の第一人者である伊東忠太が設計したと言われておりましたが、屋根裏から偶然見つかった棟札から、設計者は当時の鉄道管理局の職員であることが分かりました。しかし、当時、伊東忠太が出雲大社の勅使館などの設計にかかわっていたことから、この駅舎の設計にも何らかのアドバイスをしていたのではないかとも言われております。伊東忠太が関与したと思われるデザインが随所にあり、特に屋根の下がり棟の先端に、亀のいろいろな動きを模した瓦が使われているのは建築的にも大変珍しいとのことです。このように全国でも数少ない木造建築の旧大社駅は、平成16年(2004)に国の重要文化財に指定され、全国から鉄道ファンはもちろんのこと、多くの観光客が日々訪れております。大変前置きが長くなりましたが、大社線駅は平成2年(1990)3月末をもって廃止となり、この駅舎は当時の大社町に譲られることになり、合併以降も引き続き市の管理となっています。


 この旧大社駅舎も建築から既に80年以上がたち、随所に傷みが目立ち始めております。抜本的な改修は国との協議も必要であり、かなりの費用、時間も要するとは思いますが、毎日のように観光客が訪れ、子どもたちの遊びの場となっている現状の中で、危険な個所も多々あるように見受けられます。応急的な修繕はできるだけ早く対応していただきたいと思います。


 先に、旧大社駅の利活用を考える意見交換会も開催され、修繕箇所の総点検を望む意見があったとも聞いております。その点検はされましたのでしょうか。また、修繕についてはどのように考えておられるのかお伺いをいたします。


 次に、現在、地元の方を中心に、喫茶店やイベントなどで活用されておりますが、今後の活用については具体的な計画はあるのか、お伺いをいたしたいと思います。


 平成2年(1990)の廃止以来、この駅舎はコンサートやフリーマーケット、喫茶など、様々なイベントなどで今も幅広く活用されております。この活用整備については、旧大社町時代からも様々な提言がなされてきましたが、いまだこれといった整備は実現はしておりません。


 先の意見交換会でも様々な意見があったかと思いますが、この駅舎の管理も含めた活用策を考えていかなければならないと思っております。


 大社門前町整備では3期ということになっており、整備計画はこれからのことではないかと思いますが、今後の取り組みについてお考えをお聞かせをいただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 長廻議員の、旧大社駅の活用整備についてご質問いただきました。この問題については議員ご指摘のとおり、私自身もこの1月に地元の関係の皆様方、両団体の皆様方と、全員が集合していただいて、大討論会と言いますかいろいろ意見交換をして、また、その前に実地に調査もして、大体の状況を把握したところでございます。


 ご指摘のとおり、旧JR大社駅は建物を含む敷地全体が、平成9年(1997)に島根県指定有形文化財に指定されまして、平成16年(2004)には駅の本体、本屋が国から重要文化財の指定を受けたところでございまして、本市の宝物として後世に残すべき貴重な建造物でございます。


 島根県は文化財が多いというふうに思われる方も多いでしょうけれど、指定物件は割と少ないんです。国宝も重要文化財も。国宝は建物としては2点しかございません。重要文化財の建物は本当に少のうございまして、松江のお城、そして、この大社駅、大変ありがたい文化財ではなかろうかと思っているところでございます。年間を通じての鉄道ファンなどの観光客の訪問はございます。先に定めました出雲市観光基本計画、これに掲げますところの出雲大社門前町歩き空間の整備には、欠かせない観光拠点の一つとなっております。


 文化財としての抜本的な修理につきましては、現在、島根県と協議を行っているところでありますが、今後その傷み具合等については、素人がやってはなかなか難しいところもございますので、重要文化財でございますので、文化財建造物の専門家、私も東京で打診しているところでございますけれど、この専門家による詳細な調査を進めまして、修理方法や時期等を協議検討していく考えでございます。ただ、プラットホームの雨漏りについては、早急に応急修繕を行うということが必要でございます。建物全体の調査は本年度に行いまして、緊急を要するものから現実的に必要なということで、対応してまいりたいと考えております。また、文化財ではない蒸気機関車、いわゆるD51についても、平成20年度(2008)、平成21年度(2009)の2か年事業として、修繕、塗装を行う考えでございます。


 施設の日々の開閉や、あるいは植栽、除草作業などの日常管理については、地元の協力を得ながら、引き続き適切な管理を行っていく考えであります。


 次に、現在、地元の方を中心に喫茶やイベント等で活用されておる、この施設の内部空間、今後の活用について、具体的な計画はあるかというご質問でございます。


 旧JR大社駅は文化財であることから、火気、火の使用が制約されておるわけでございますが、建物を保存継承するためには利活用も必要で、そして利活用しながら管理していくということが重要でございます。


 現在の駅舎を開放した利用・活用の事業につきましては、平成11年(1999)に旧大社町において、町民の皆様に利用・活用の団体を公募し始まったものであります。


 本年1月に利用・活用の団体及び周辺の関係団体等と、維持管理を含めた今後の利活用のあり方について、先ほど申しあげましたように、意見交換を行ったところでございます。その場でのいろんな発想の中で、鉄道ライブラリーとか鉄道に関する情報資料を集めて、お子さんから高齢者の方まで、他の読み物、読書も含めて時々立ち寄っていただくということも、常時これが賑わいの場になる、一つの方法ではなかろうかという話も出ているところでございます。いずれにいたしましても、この数少ない本県の重要文化財、建物としての旧大社駅舎の活用、これから本格的に取り組むべき思いでいるところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 答弁ありがとうございました。


 先ほど、市長さんのお話のようにですね、数少ない国の重要文化財である、当時、大社町時代にはね、これをたき木にしてしまえというような話もあったようなこともございましたけれども、まさに国の重要文化財になるようなものをですね、今おっしゃった2つしかない、島根県のというようなこともございまして、私はまさに本当にこの数少ない国宝級の重要文化財のものをですね、たき木にせいなんていうことも言語道断なことでございます。それはそれといたしまして、今おっしゃったようにですね、県と協議していくとのことでございますので、やはりこういう貴重な数少ない木造建築物の場合は、風雨にさらされて80年以上もたっているわけでございますので、どうしても傷みやすい。そして特に木造の場合はまだそれでも若干、風雪には強いんですけれども、特にプラットホームは先ほどのお話のように、鉄で造ったものが先に壊れると。そして、これは非常に見苦しいというようなことの、一体感が全くそぐわないというようなことにもなってまいりますので、やはり、もちろん先ほどのお話のように、専門家による調査も必要だと思いますし、当然時間のかかるものもございます。しかし、応急的な急がれるものを早くやっていただきたいと、特にプラットフォームの件は、これはなかなか大変予算的にも掛かるだろうと思いますし、いろいろな問題もあろうかと思いますけれども、やはり一日も早くこれもしなければいけませんし、そして、先ほどのD51の点につきましても、これもほんに数少ない、貴重ななかなかもう再び購入というか、手に入らないようなものだと思います。私申しあげまして。だから、そういうものを平成21年度(2009)、平成22年度(2010)に、塗装を行うということでございますので、できるだけこれも速やかにですね、塗装をしていただきたいというふうに思っているところでございます。


 そして、現在この旧大社駅の利活用についての件は、「夢を紡ぐ会」とか、「野の花の会」とか「大黒市」とか、駅通り一区町内の方々、地元の方々、あらゆることで現在使っていらっしゃるわけなんですけれども、これといった決定的なものが現在ないということでございますので、これから日常的な管理も含めて、そういう活用策も地元の方々、こういう団体の方々と協議をしていただきながら、国の重要文化財である旧JR大社駅舎の利活用についてもですね、また一緒になって地元の私らも協力をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。この点は、以上で終わります。


 それでは、次、第2点目に入ります。


 ご縁広場の温泉活用についてお伺いをいたします。


 合併前の平成16年(2004)、ご縁広場に待望の温泉が湧出し、美人の湯とも言われる大変泉質のいいお湯ということで、その活用を心待ちにしておりました。この合併後以来の4年間、大変に地元の大社の方々は待ち望んでいましたが、このたび旅館などの業務用と一般家庭が利用できる温泉スタンドが、いよいよ完成することになり、地元としても大変喜んでいるところであります。


 現在、旅館は2軒から3軒ほど利用の手が挙がっていると聞いておりますが、待望の温泉旅館が誕生することで、宿泊者の増加につながるのではないかと大いに期待をしているところでございます。しかし、温泉を導入するためには多額の経費が掛かるということで、なかなか手が挙がらない旅館が多いと聞いておりますが、できるだけ多くの温泉旅館ができることを期待をしております。そのためにも、市としてもできる限りの応援をしていただきたいと思っております。


 さて、この温泉活用については、温泉スタンドのほか足湯という計画も聞いております。一方で、地元では気軽に入れる外湯を望む声がたくさんあります。


 新出雲市の中で大社地域以外には、どこも外湯があります。合併したことにより新出雲市には多くの外湯があることになり、市全体で考えれば、もう外湯はいいのではないかという考えもあろうかと思います。しかし、地元は足湯よりも外湯を望む声が高く、その声は、市長さん、あなたも施政フォーラムなどで直接に聞いておられると思います。市長さんの方からも、足湯よりも外湯がいいかもしれないという発言があったやに聞いてもおります。地域住民だけでなく、観光客も入ることができ、地域住民と観光客が触れ合うことのできる外湯の整備については、どのように考えておられるかお伺いをいたします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまのご縁広場の温泉活用についての、長廻議員のご質問にお答えいたします。


 ご縁広場の泉源を活用することにつきましては、今年度、温泉スタンドの工事に着手し、本年4月から供用開始に向け整備を進めております。一部の旅館におかれまして、この温泉スタンドの工事完成とともに、これを通じて温泉のお湯を旅館に持ち帰り、そこで活用するという試みもなされようとしております。


 この外湯の施設の問題について、先ほど長廻議員が問いただされました、昨年の荒木地区での市政フォーラムでも、吉兆館などを活用した整備提案や、早期整備を望む声がたくさんありました。今後の泉源活用につきましては、現在、足湯の整備について検討しているところでありますが、地元の皆さんのお声、あるいは市全体の整備の方針等々、こうした既存施設の活用の可能性、あるいは民間開発等も含め、21世紀の大社門前町再生整備事業の中で、総合的に検討していく課題だと思っております。


 一方、ご縁広場、すなわち吉兆館については道の駅に指定され、市内の観光情報の発信や、地域の文化を広く来訪者に紹介されております。しかし、これまでは通常の観光コースから多少外れていたこともあり、十分その機能が発揮されていたとは言い難い状況もございます。


 今般、出雲市の観光戦略会議から提案された、出雲市観光基本計画では、出雲大社への回遊性を高めるためにも、今後このご縁広場の整備が必要であるという報告をいただいたところであります。


 市としても、出雲大社神門通りと、日御碕へつながる東西に延びる都市計画道路、北荒木赤塚線の交差点にございますこのご縁広場、吉兆館の優れた立地性を最大限に活用し、情報発信機能を充実させるとともに、物販販売機能の整備、あるいは泉源の活用について、民間活力を入れながら、いい方法はないのかと検討を強めていく必要があると思います。今後、多様な考え方というものが出てくると思います。そうしたものを総合的に検討して、ベストな利活用の方法を確立するということが、大きな課題であると受けとめているところでございます。いずれにいたしましても、住民の皆さんの願い、あるいは要望、これをベースにしながら、観光の交流の促進に役立つようにという思いからの、具体的な方策を定めていく必要があると、こういうふうに思っているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 先ほど申しあげましたように、長年、大社にとりましてはですね、平成17年(2005)の温泉が出てから以来、4年間というものはまさに放置されておったという中にあって、昨年度の当初予算で5,500万円の予算をつけていただきまして、この大社にも温泉の香りがするのが、この4月からそういうことができるということによって、いわゆる市民向けと旅館向けということで、大変、私はホップ・ステップ・ジャンプで、取りあえず温泉を出すことがまず一番大事だということで、この温泉スタンドを要望したことによってですね、この4月からそういう温泉が出るということになったことに対しまして、本当に感謝をいたしております。しかし、片方ではですね、やはり先ほど申しあげますように、2市4町が合併いたしましてから、大社が一番最後の温泉が出たということで、これまた当初、昭和40年代の終わりか50年のはじめだったと思うんですけれども、今、現在の歴史博物館、あそこは元日交駐車場でございました。そこに日本交通が温泉を掘削するんだということで、約1,000メートル近くまでは確か掘ったと思うんですけれども、その当時は何分30年以上前の、しかも本格的なそういう技術を持っている業者でなかったがためにですね、なかなか温泉が結果的には出なかったということで、当面この大社では、温泉はなかなか難しいだろうなと言っておったのが、ああして平成17年(2005)のご縁広場のところから温泉が出たということで、大変皆さん心待ちにしておったのが、ようやくこうして4月から温泉が使えるということに対して、喜んでいるわけでございまして、もちろん感謝をいたしております。


 その上で、できましたら先ほど申しあげますように、地元の意向としてはですね、足湯もそれは誠に結構でございますけれども、やはり外湯の方法を何らかの格好で今後この温泉旅館を、この門前町の再生整備の一端としてですね、旅館と一体となった温泉の供給がですね、またそういう観光客と触れ合いのできるような施設もですね、ぜひとも、もちろん行政の方の力も取っていただきながら、また以前の民間ホテルの誘致ということも承っております。そうした中にあっても、やはりそういうふうな施設を1つ造らないことにはですね、これまたなかなか業者もそういうところに応募と言いましょうか、なかなか出かけていただけないということもあろうかと思いますので、何はともあれ温泉が出たということによって、これから広くPRをしていただきましてですね、また全国的な温泉にも、そういう温泉が出たよということをPRしながら、外湯もまた検討していただけたらというふうに思っておりますので、この分はいろいろな問題もあろうかと思いますので、要望といたしておきますので、よろしくお願いしたいと思います。


 最後に、遙堪小学校・幼稚園の改築についてお伺いをいたしたいと思います。


 遙堪小学校は、昭和51年(1976)に現在地に移転新築され、もう32年が経過をしております。また、遙堪幼稚園は、昭和54年(1979)に現在地に移転新築され、29年が経過をしております。両施設ともかなりの年月が経過し、施設の老朽化が進んでおります。教育活動に支障を来す状況にもあります。小学校の現状から言いますと、鉄筋の腐食によるコンクリートの剥落や壁の亀裂が数多く見られ、また、児童用トイレは市の監査委員さんからも、これは学校のトイレではないという指摘を受けるほどの悪臭が教室にまで届き、出入り口の扉も設置できない構造となっております。加えて学級数に対して、教室数や延床面積が不足しており、一教室を区切ってパソコン室と印刷室、調理室と保健室など、改造して使用している現状であります。教育活動や学校運営に様々な不都合が生じている現状と聞いております。また、空き教室もなく、出雲市放課後子どもプランも実施できない状況にあります。


 また、幼稚園はと言いますと、園舎の外壁の剥落が進み、検査の結果、約90カ所が確認されました。また、園舎内の壁にも多くの亀裂があり、2階のベランダは傾き、地震のときには落下するのではないかと思うほど、危険を感じているということでございます。こうした状況を憂慮し、昨年12月には地元遙堪小学校・幼稚園期成同盟会が、遙堪小学校・幼稚園改築の早期実現についての陳情をされ、その回答が本年7月29日付であったようでございます。その回答によりますと、現況調査の結果、小学校体育館の雨漏りや床の段差、幼稚園の雨漏りなど、修繕の必要な箇所が一部見受けられ、この修繕については、校舎、園舎リフレッシュ事業で、早急に修繕するということでございました。また、耐震診断については来年度から実施し、その結果を踏まえ、改築計画を検討するというものでした。子どもは地域の宝であります。その子どもたちに何かあってからでは手遅れであり、市長さんは文部科学省の出身であり、教育には誰よりも熱意を持っておられることは、皆が認めているところであります。人づくり、まちづくりはソフトとハードがそろって、初めてその効果が発揮できるものであります。全国のどこよりも、地域からの教育改革を進めておられる市長さんでありますから、その基盤となる施設の大切さは誰よりも認識しておられると思います。


 こうしたことからも、一日も早い施設整備をお願いしたいと思いますので、改築計画についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 黒目教育長。


○教育長(黒目俊策君) 登壇 ただいまの長廻議員の、遙堪小学校そして幼稚園の改築についてのご質問にお答えをさせていただきます。


 議員からのお話もございましたが、遙堪小学校の校舎は昭和51年(1976)の建築ということで、32年が経過をしております。屋内運動場はその1年後の昭和52年(1977)の建設となっております。


 また、遙堪の幼稚園につきましては、昭和54年(1979)の建築で、29年が経過をしたということで、いずれも経年的に老朽化が進みつつある状況にございます。


 そういう中で、昨年12月に遙堪小学校・幼稚園改築期成同盟会から、遙堪小学校と幼稚園の改築の早期実現についてという要望があったわけでございます。早速、西尾市長とともに現地の小学校、幼稚園を確認と言いますか、状況を見にまいりましたが、その際には長廻議員さんをはじめ地元の大社町出身の議員さん、そして期成同盟会関係の皆さん方の説明を受けながら、詳細に調査をさせていただきました。


 陳情書の中にもございましたけれども、小学校の屋内運動場の雨漏り、そして床の段差、あるいは幼稚園の雨漏り、そうしたものの修繕の必要な箇所が見受けられたところでございます。また、学校が非常に狭隘だというご指摘もございまして、保健室やパソコン教室が狭くなっているということ。また、特別な支援を要する子どもたちが在籍することから、二クラスを特別教室に振り分けたということで、図工室や会議室等が不足しているという状況も確認をさせていただきました。


 こうしたことから、直ちにできることから実践するということで、今年度の校舎リフレッシュ事業によりまして、直ちに先ほどご指摘ございました、児童用トイレの臭気改善のための、換気扇を新たに設置をいたしました。また、スチーム暖房が十分に行き届かないというご指摘もありましたので、2階の教室へのストーブの設置と、6年生の教室の室内機の取り替え、また、自転車小屋の建て替え、そして電気系統もちょっと増設する必要があるということで、電気工事も行っております。また、屋内運動場の床の一部張り替えも直ちに実施をし、水銀灯もすべて取り替えを行いました。


 今後の予定としまして、体育館屋内運動場の屋根の全面改修ということが必要になっておりますので、今期定例会に提案をさせていただいております第8回補正予算の中で、園舎・校舎のリフレッシュ事業ということで、1億2,910万円を計上いたしたところでございまして、直ちにこれらの屋根の全面改修に向けて、実施を進めてまいります。そして、子どもたちのより安全で安心できる教育施設と、より良い教育環境の整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。


 一方、耐震対策の面でございますが、市内の小・中学校49校の中で、昭和56年度(1981)以前の新耐震基準以前の施工のものにつきましては、既に平成18年度(2007)、平成19年度(2008)の2か年をかけて、どの程度の耐力度があるか、どういう順番で詳細の診断を行うかという実施をしておりまして、遙堪小学校につきましては、比較的耐震度があるということで、今期の平成20年度(2008)の22棟には入っておりませんで、平成21年度(2009)の耐震診断で、この2次診断を実施する予定にしているところでございます。


 議員ご質問の、遙堪小学校と幼稚園の改築につきましては、こうした第2次耐震診断の結果を踏まえ、そして、それ以前に建築された教育施設とか、そういったものが、市内49校の中にはたくさん存在するのもまた事実でございます。そうした施設等の建設年度、あるいは老朽度などを総合的に考慮しながら、市全体の財政計画の中で整合を図って、改築を進めてまいる考えでございます。何よりも改築に至るまでの間は、学校現場が本当に安心で教育に専念できる環境ということは、当然のことでございますので、今後とも適宜適切に万全を期して対処してまいる考えでございます。


 以上、お答えとさせていただきます。


○議 長(今岡一朗君) 長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 教育長さん、ありがとうございました。


 先ほどのお話のようにですね、応急的な今の件につきましては、校舎とか園舎リフレッシュ事業で早急に対応していただけるということで、ましてや、また今、遙堪小学校の体育館の屋根は全面的に改修するということで伺いまして、本当にありがとうございます。


 そうした中にありまして、もう一点、なぜこの年数の割り方、新しいのにですね、これだけ傷んでいるかということは、そもそもがあそこは田んぼのあとにですね、あの当時の埋め立てもどうだったかちょっと分かりませんけれども、いわゆる造成が私は悪かったのではないかと。そうした中にあって、西から大社は特に潮風の強いところでございますし、どうしても遮へい物がありませんから、もう直接この校舎に当たるということもありましてですね、傷みが非常に激しいと。ですから街中にある校舎と、またちょっと若干違っているのではないかということも想定もされますし、ましてや今緊急的なことについては、取りあえず当面対応するということでございますので、もちろん今耐震化の問題になりますと、先ほどお話のように、この出雲市の中にはたくさんの学校がありまして、そういうふうな状況も承知いたしております。ただ、そういう中にあってもですね、そういう地盤の今までの沈下の問題とかいろんな問題で、あそこはそういう関係で特殊なプールも使っております。そういう地盤の悪いところだということでですね。そういうことも踏まえて施設のことにつきましては、これから今後耐震化の調査もされるということによりまして、また、これからその点についてはまたいろんなことが出てくるだろうと思いますけれども、当面、いわゆる学級数に対して教室数や延床面積が不足しておると、先ほど申しあげましたように、あらゆる場所を併用しながら使っているというふうなことは、私はこれはいかがなものかなというふうなこともありますので、そういうことも私も今この都合3回、この遙堪小学校に行くような、今度、常任委員会でも視察されますので、そのときに私も同行しようと思っておりますので、恐らく都合3回見るわけです。今までも現場を2回見ております。やはり、そうした中にあって、先ほども申しあげましたように、トイレの問題等々すぐ応急的なものも、なるのことは換気扇等はしていただきましたですけれども、ドアの問題等々いろいろな問題もあることも分かっておりますけれども、全体的にはやはり教室数が私は不足しているのではないかということになってくるとですね、同じ市内におってですね、子どもたちがそういう不便を感じているというようなことは、私は平等な機会の場が与えられているのだろうかという観点から見てもですね、やはりこれは増築なり何らかの格好で、優先順位の問題とか、先ほどお話のように、耐震化の順番の問題もあることは承知いたしております。その中で、やはり現実的に教室が不足していると、そういう併用しているというふうなことは、そして、これから子どもさん方の放課後の児童クラブの問題等もですね、これだけ景気が悪くなってまいりますと、どうしても子どもさんを預けたいという方も出てくるだろうということになると、そういう要望もいずれ出てくるだろうと思いますので、そういうことも考えていただきましたらですね、ぜひとも教室の増室というのですかね、増築というのですかね、これも急がれることではないかと思いますので、そこら辺についてちょっともう一度、どのようなお考えを持っておられるのか、お答えいただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 黒目教育長。


○教育長(黒目俊策君) 遙堪小学校のクラス数としては6クラスなんですが、特別教室が今議員ご指摘のように、ほとんど機能していないということもまた事実でございます。私も先般現地を見たときに、これは少し不足というのもいろいろあるんですけれども、何らかの形での対応が求められるなということで、現地が非常に北方に寄っておってですね、どこへどう建てるかという工夫も必要ですが、早速そういう状況があるということは認識しておりますので、検討を進めてまいりたいと思います。


 以上、お答えといたします。


○議 長(今岡一朗君) 長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 前回も確か昨年の12月25日、暮れも押し迫ったときにですね、西尾市長さんはじめ黒目教育長さんも、現地をつぶさに見ていただいたと思いますので、今の答弁を聞きまして一応一安心いたしましたので、ぜひともよろしくお願いしますということを申し述べて、私の質問を終わります。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、30番、長廻利行議員の質問は終了いたしました。


 次に、17番、長岡幸江議員。


○17番(長岡幸江君) 登壇 17番、長岡でございます。


 通告に従い質問をさせていただきますので、よろしくお願い申しあげます。


 今回は、大項目2点につきそれぞれ伺ってまいります。


 はじめに、安心・安全の暮らしを確保する、消費者行政全般について伺います。


 ご存じのように、自然災害、犯罪、食品問題など、暮らしを脅かす事件や事故が増えて続けています。


 内閣府は国民の安全を守り、安心できる暮らしを確保するための対策や、法律を次々に打ち出しています。2009年度から発足予定の消費者庁の設置は、食品の消費基準、製造物責任、悪徳商法の予防や、被害者保護などが含まれる、事業者の保護育成の観点から派生する、縦割りテーマの寄せ集めだった、これを一元化し、自治体との一元化を目指すという案です。


 この法案は、昨年9月政府に申し入れ、本年4月設置ということでしたが、先日、内閣府の担当官にお尋ねしましたら、まだ未定という回答でした。いずれにしましても、消費者の安心・安全の暮らしの確保対策は不可欠です。知ることは力なりと申します。まず賢い消費者になるための対応策が、喫緊の課題かと存じます。


 当市の消費者問題への取り組み姿勢、現状、課題、今後の動向につきまして、次に申しあげる件につきまして、簡潔にご答弁をお願いします。


 はじめに、命をつなぐ食を原点に置いての消費者問題からお尋ねをしてまいります。


 ご存じのように、BSE問題、食品偽装、中国冷凍餃子、事故米の食品への横流し事件等、食を取り巻く事件や事故が相次ぎ、消費者の食品への不安や不信が高まってきています。当市の食品安全行政への取り組みをいかにお考えでしょうか。現状、課題、今後の動向についてお聞かせください。


 次に、消費者問題の解決、防止を目的とする、消費者運動についてですが、一般には消費者問題の解決、防止を直接な目的とする社会的運動です。


 日本では、戦後のインフレ化に大阪の主婦連の運動、米寄こせ運動に始まり、大企業の責任を追及する告発型の運動が、日本消費者連盟等で行われるようになってきました。


 70年代からは資源エネルギー、環境、健康と安全、農業などに問題領域が広がっています。当市も消費者問題の解決、防止対策の一環としての、市民運動の展開を検討されてはいかがでしょうか。


 次に、消費者の権利、利益を擁護する消費者団体の実践活動についてですが、当市の消費者団体は、従来の婦人会活動の中の、生活学校に所属する会員の皆様で組織された、消費者問題研究会でささやかに活動されているのが実態ではと存じます。


 市民の皆様には、団体の存在すら分からないのではと存じます。消費者団体、消費者活動のグループづくり及び育成についての、取り組みについてのお考えをお聞かせください。


 次に、生産者と消費者との提携についてですが、有機農業と無添加食品や牛乳、卵の共同購入活動の出会いから始まった消費者が会をつくり、有機農業生産者グループから、じかに継続的に農産物を購入する、生産者と消費者は互恵の精神で話し合って価格を決め、食品の安全や環境問題などの学習、農作業の手伝い、自主的な配送で交流を深める「日本有機農業研究会」では、そうした方法を提携10箇条にまとめ提唱しています。


 地域の消費者が支える、農業CSAの導入・支援についてのお考えはないでしょうか伺います。


 次に、全国消費者団体連絡会への加入、また、全国大会への参加についてですが、消費者の権利と暮らしを守り向上を目指すために、全国の消費者組織の協力と連携を図り、消費者運動を促進することを目的に設立され、消費生活に関連する諸問題や制度、消費者運動の進め方などについて、調査研究、情報の交換を行っています。また、連絡会でテーマ別に検討会、意見交換に取り組み、消費者としての意見をまとめ、行政や関係各方面に要請を行っています。


 毎年11月には、幅広い消費者問題を取り上げる「全国消費者大会」が開催されています。当市も当然加入されているとは存じますが、全国大会の情報提供は、当市の消費者行政に生かされていますでしょうか。消費者問題の積極的な取組み姿勢が見えてきません。


 年々悪質化する「おれおれ詐欺事件」電話を利用して親族、警察官、弁護士などを装い、交通事故の示談金、借金の返済等、また、架空請求、還付金等を現金で預金口座に振り込ませ、だまし取る。07年の認知件数は1万7,930件、被害総額251億4,242万円にも上ると聞いています。この事例一つ見ても、いかに消費者問題への早急な取り組みが重要不可欠か、よくご理解できると存じます。


 当市の消費者被害の実態は、把握されていますでしょうか。電話を利用しての詐欺事件などを見るとき、我が子の声すら判断できない家族のきずなの希薄さに、ただ唖然とする現実に、どう対応すべきかか先決課題です。いかような取り組みを講じて、安全確保をしていくお考えか伺います。


 続いて、消費者教育についてですが、経済社会における消費者としての自覚を高め、自主的な意思決定ができる消費者を育てるために、小学校では1992年度、中学校では93年度から消費者教育が全面実施され、高校でも94年度から、学年進行で実施されていますが、その充実を図るため現内閣府、文部科学省の肝いりで、副読本教材集の作成や教師のためのセミナー、シンポジウムが行われていると聞いています。出雲市の現況はいかがでしょうか。成果、概要についてお聞かせください。また、これと並行した市民、社会を対象にした、消費者教育も不可欠だと考えます。


 食品添加物は危険だと騒いでも、食品製造の舞台裏を知らない消費者には理解できないし、知りようもないのが現状です。今、科学する食育でなければと言われるのもそのゆえんでしょうか。賢く消費し賢く生きる消費者教育の必要性を感じます。いかがお考えでしょうか。


 次に、消費生活アドバイザー、消費生活専門相談員の養成についてのお考えは、また、当市においての資格認定者はどの程度で、その活動状況はどうでしょうか伺います。


 最後に、消費者問題対策室の設置について伺います。


 続発する食品偽装、食品安全問題、製品事故、振り込め詐欺や悪質商法などの背景に、国は消費者、生活者の視点に立つ行政への転換を目指し、消費者行政の一元化を推進するため、消費者庁を創設し、悪質業者の不当利益の没収、省庁への是正勧告など、強い権限を盛り込むとしています。これを踏まえ、当市の行政においても、消費者問題対策の拠点としての対策室なるものは、必然と考えますがいかがでしょうか。


 改めて申しあげるまでもございませんが、消費者行政への取り組みは、市場経済の前提となる考え方で、自由で公正な競争のある市場機構の下では、究極的には消費者の選択が生産のあり方を決定し、社会の自然配分の最適化をもたらすと言われております。また、政治における主権在民に倣い、経済社会における主権者は消費者であるとする。価値規範を示し、増大する企業の力に対抗し、消費者の権利の確立を目指すとされています。このことを根幹に置いての消費者行政への取り組みを望みます。


 ポイントを得た概要、要旨を一括されましたご答弁をお願いしたいと思います。さらに市民の皆様にご理解できる簡潔な答弁、よろしくお願いいたします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの消費者行政全般にわたる、長岡議員のご質問にお答えするところでございます。


 まず、安全・安心の暮らしを確保する、基本としての消費者行政の重要性は、今日ほど高まっているときはなかったのじゃなかろうかと思っているところでございます。特に食は命、消費者の目線に立った食品安全行政ということが重大でございます。


 本市では、消費者行政として悪質商法、振り込め詐欺、多重債務問題などの相談窓口として、平成20年(2008)4月に「出雲市生活消費相談センター」を設置したことは、ご案内のとおりでございます。


 本年1月までに566件の相談案件が寄せられ、それぞれ適切に対応しているところでございます。このような中で、食品安全行政については、基本的に食の安全・安心の取り組みとして、地産地消を推進しておりまして、学校給食でも地元の食材をできる限り使用しているところであります。このような中で、昨日もちょっと触れましたけれど、これからはお米を活用したパン、要するに地元産の材料を使ったパンというものも導入してはどうかということも、荒々検討を進めておるところでございます。


 さて、食の安全を含めた総合的な消費者行政については、様々な分野にかかわることから、「出雲市安全で安心なまちづくり条例」に基づくネットワークにより、関係各課で連携を図っているところでございますし、内部の各課だけではなくて、関係の機関、市全域にわたる関係機関との連携、協力をネットワーク化することによって、一層密度の高いものにしようということで、定期的な会合も開いているところでございます。


 今後、市では、特に消費者の立場に立って地産地消を進めるとともに、政府において検討されている消費者庁設置を受けて、新たな消費者行政への展開について、検討するということでございますけれど、こうした全国的な動きに先立って、先手先手と手を打っていきたいと考えているところでございます。


 次に、消費者問題の解決、防止を目的とする消費者運動、あるいは消費者の権利、利益を擁護する、消費者団体の実践活動についての問題にお答えしたいと思います。


 出雲市における全域的な消費者団体として、出雲市消費者問題研究協議会がございます。悪質商法を見抜いたり、食品の安全性や表示を的確に判断できる、賢い消費者となることを目指し、全市的な啓発活動をするとともに、各地域ごとの支部において、後援会や研修会などの活動をしております。


 今後とも市では、参加者が増えるような方策について、ともに考え、これを支援していきたいと考えております。また、このほかにも自主的に消費者活動をしている消費者団体がいらっしゃいまして、そうした団体での活動が一層活発になるよう、市としても協力支援を惜しまないところでございます。


 次に、消費者と生産者の提携の問題についてお答えいたします。


 生産者と消費者の連携は、食の安全・安心の上で非常に重要な視点であると認識しております。


 生産者は、安全な作物を消費者に届けるため、農薬や肥料の安全な使用を心がけ、基準を厳守して栽培するとともに、エコファーマー、環境を重視するファーマーの認定を受けて、農薬や化学肥料を半減する取り組みも増えております。現在133人、申請中の方19人を合わせますと、151人がエコファーマーとして着実に活動を強化されているところであります。


 また、生産履歴(トレーサビリティー)、過去にさかのぼって、どういう生産過程でこれが生まれたかということを示す生産の履歴、これを消費者に示すことで、安全性を伝える手法も広がっているところでございます。


 一方、消費者もこれらの情報を的確につかむとともに、産地はどこであるかとか、どのような栽培方法であるかなどに関心を持つことで、生産者と消費者の間に信頼感が生まれ、食の安全・安心につながるものと考えております。


 これらの動きを別々のままで終わらせないために、また、これらの取り組みを一層推進する取り組みの一つといたしまして、平成20年(2008)、昨年10月には、アグリビジネススクール、出雲市の主催する農業関係の学校ですけれど、アグリビジネススクール主催による、特別集中講座「地産地消食と農が地域をつくる」を開催いたしまして、これを受けて11月には、産業見本市で「干柿作り教室」を、2月には「出雲圏域地産地消研修会」を開催したところであります。また、JAいずもと食育推進室の連携による「調理実習、そば打ち体験」、島根県による料理教室、講演会など、様々な形で取り組みを行っているところでございます。


 農業農産について、生産者と消費者が互いに理解し合うことにより、農村環境の保全や食料自給率の向上にもつながるものと考えております。


 次に、全国消費者団体連絡会への加入の問題、全国大会への参加の問題についてお答えいたします。


 全国消費者団体連絡会への加入によって、情報収集してはどうかというご提案でございますが、基本的に消費者関係団体が中心に入会するものと考えております。市としてもこの団体の活動の意義を十分認めておりまして、今後とも関係団体との連携の中で、この連絡会への協力を惜しまないところであります。


 なお、市が情報を収集する方法といたしましては、国民生活センターや国県の関係機関との連携によって、行うということが重要だと思います。県におかれても総合的な県民の生活センターの役割、消費者相談センターとしての役割を構築されておりまして、出雲市が立ち上げました生活消費相談センターとの協力を大いに期待されているということで、私も直接協議にまいったところでございます。今後とも県との連携の中で、出雲市における消費者行政の確立、あるいは充実について努力すべきと考えているところでございます。


 次に、消費者教育の問題についてお答えいたします。


 小・中学校における「消費者教育」は、児童・生徒の発達段階に応じて、社会科、家庭科、特別活動等、様々な時間に計画的に実施しております。


 その主な内容は、小学校では、金銭の計画的な使い方や買い物の際の商品の選び方など、消費生活全般について学習し、中学校では、消費者問題や消費者としてのあり方について学んでおります。これらの報道について、さらに実際に現場感覚を持って、児童・生徒の皆さんが消費者としてグッドマナー、正しい行動、適切な行動を取れるように、実践的な学習活動にも今後力を入れていかなきゃならないと考えているところでございます。


 次に、消費生活アドバイザー、専門相談員の養成についてお答いたします。


 消費生活アドバイザー並びに消費者専門相談員の養成につきましては、基本的には個人の資格取得に関することでありますが、県においては、消費者専門相談員などの養成の支援と地域の消費者リーダー育成のため、「消費者リーダー育成講座」を毎年実施しておられます。昨年6月から8月にかけて、本市のビッグハート出雲を会場に合計6回にわたる講座が開催されまして、多数の参加者があったわけでございます。本市では、参加呼びかけなどの広報支援活動を行ったところでございます。


 次に、消費者問題対策室の設置の問題についてお答えいたします。


 消費者問題対策室の設置については、架空請求、振り込め詐欺、多重債務問題などは、生活消費相談センターの相談窓口を中心に対応しておりまして、食の安全・安心などに関してましては、「出雲市安全で安心なまちづくり条例」に基づく、関係各課、関係機関によるネットワークで対応しているところでございます。なお、消費者行政の充実については、先に述べた消費者庁設置を受けて体制を検討するということでございますが、国が地方の消費者行政強化のために創設いたしました「地方消費者行政活性化事業」の活用も視野に入れて、充実を図る考えでございます。


 以上、長岡議員の質問に対する答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 長岡幸江議員。


○17番(長岡幸江君) ご答弁ありがとうございました。


 消費者行政全般にわたっての活動状況、取り組み状況をお聞かせいただきましたけれど、今いち私の周辺、私どもの活動の限りの中では、消費者行政への取り組み、そういったものの内容が分かっていない皆さんがたくさんいらっしゃいまして、残念ながらこうした悪徳商法に引っかかっていらっしゃるケースがたくさんあり、相談も受けたりいたしておりますので、消費者行政の窓口すら分からない、そういった皆さんがたくさんいらっしゃいますので、そういった市民に対しまして、今回の質問も市民の皆様に分かっていただけるための質問でございます。だから今少し市民への啓発、そうしたことに力を入れていただきたいことを申しあげまして、この質問は終わります。


 続いて、大項目2点目、市立総合医療センター及び健康福祉拠点施設整備について伺います。


 ご存じのように、日本の医療は制度的に大きく揺らいでいます。まず国民皆保険制度の空洞化が起き、本来の加入対象者である、自営業者や農業者が減少する一方で、他の保険を退出した退職者、つまり高齢者が半分以上を占めるようになり、さらに失業者、非正規雇用者も増え、国民健康保険の滞納世帯数が増え、2006年には48万6,000世帯に達し、資格証明書を交付された世帯数も35万世帯を上回ったと提示されています。当市も類似した状況ではないかと懸念します。加えて医療制度改革関連法が成立し、新たに後期高齢者医療制度が創設され、他方、医師不足、偏在も深刻になってきている中、06年の医療制度改革関連法では、入院日数が一定期間を過ぎると診療報酬が下げられる。慢性期患者が入る療養病床を削減、そのために病院は入院患者をやむなく早期退院させることになり、いわゆる医療難民が発生するなど、また、一方、病院における医師の労働環境も悪化し、救急患者のたらい回しなどが起きている。医師不足の原因として、86年の医学部定員10%以上の削減で、これまでの医師数の絶対数の不足に加えて、臨床、研修医師制度の自由化により研修医が大学病院から民間病院に流れ、大学の医局体制が崩れ、地域の中核病院に医師が派遣できなくなりました。さらに小泉政権下の骨太の方針、2002年以降に取られた相次ぐ診療報酬のマイナス改定によって、地方の公立病院の赤字が膨張し、医師不足と相まって公立病院の赤字倒産、民営化、診療所への格下げが起きています。加えて平成19年(2007)6月において、社会保障改革の一環として、公立病院改革に取り組むことを明記し、総務省の示す公立病院改革ガイドラインを踏まえ、平成20年度(2008)内に公立病院改革プランを策定するよう要請されています。


 当市の市立総合医療センター及び健康福祉拠点施設整備の建設も、当然この改革プランを踏まえた施設整備と建設であると考えます。市民のニーズと信頼に応えた医療、健康福祉拠点整備を期待するところですが、いかなる運営形態、運営体制、財政運営計画の基に整備を推進していくお考えか、その取り組み姿勢を伺います。


 まず、はじめに、市立総合医療センターの設置、整備についてですが、当市の現状と時代背景をいかに分析し、改革に臨むお考えでしょうか。


 次に、改革整備の主旨と基本計画の概要。


 次に、施設整備に伴う財政運営計画・財源構成。


 次に、目指すべき運営形態について、概要を伺います。


 次に、健康福祉拠点整備についてですが、健康は一番の宝であり財産であると言われます。先日、議会の研修会で、日本で一番平均寿命が長く死亡率が低く、老人医療費は全国一低い、長野県の佐久総合病院長の夏川先生から、病院の取り組み姿勢を伺うことができました。


 予防は治療に勝るという信念のもとに、保健予防活動には積極的に取り組んできた。また、すべて医療は住民のもの、健康は住民自らつくり守るものとの信念に基づき、健康管理活動に取り組み、健康増進、医療費減少効果を目指し、活動が展開されてきています。健康で安心・安全な地域づくりは、住民、行政及び医療機関が一体となった、保健医療、福祉の包括的な実践活動にあると、自身の貴重な体験談を話されました。参考までに申し添えます。


 当市の健康、福祉拠点の整備、方針概要について伺います。


 最後に、市民の皆様が一番懸念されていますのは運営体制です。医師及び看護師と職員の確保対策、職員の人材育成と意識啓発、患者及び市民に対するサービスの向上についての検討課題があります。どのように取り組んでいくお考えか伺います。中でも一番市民の期待と関心の高いことは、職員の接遇です。それには、まず職員同士の温かいコミュニケーションづくりが基本となり、豊かな人間性が育まれることと考えます。


 運営体制については、リーダーの力量にかかっているとよく言われます。部下が上司を知るには3日で十分だが、上司が部下を知るには3年かかるという言葉があります。人を使うことがいかに難しいことかを端的にあらわす言葉ではと受けとめています。一人一人の能力を見出し、その力に合った働きについてもらうことは、リーダーに求められる不可欠な要素であること。リーダーは何よりも、まず部下の可能性を見抜く目を持つ人であるべきと聞いております。


 以上、参考までに人づくりの一端を申し添え、この質問を終わります。市民の皆様にご理解できる簡潔、明解なご答弁をお願いします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの長岡議員の、市立総合医療センター及び健康福祉拠点施設の整備の問題について、幾つかの切り口、角度からご質問いただいたことについてお答えいたします。


 その切り口は、時代背景の問題とか改革整備の基本計画、あるいは運営形態、財源問題、あるいは運営のかなめとなる、人の問題にまで及ばれたわけでございます。


 まず、総合医療センターの施設整備については、平成18年度(2006)に「出雲市立総合医療センター及び健康福祉拠点施設整備計画基本計画書」を作成いたしまして、社会の環境や医療の需要を分析した上で、これからの運営の方針などを取りまとめたところでございます。


 平成19年度(2007)に総合医療センター対策特別委員会での8回にわたる審議を経まして、基本設計の実施、本年度に入って実施設計の実施と進めてきたところであります。そして、平成20年(2008)12月議会において、この整備費の予算をご承認いただきまして、今月、平成21年(2009)2月上旬に入札実施と工事業者の決定、現在は本年度内の着工に向けた整備を着々と進めているところでございます。なお、この新しい病院棟の整備完了は、平成23年度(2011)中ということでございまして、平成23年(2011)の遅い段階、あるいは、遅くとも平成24年(2012)の4月に本格稼働を予定しているところでございます。また、整備を進めるに当たっては、厳しい経済情勢や少子高齢化といった時代背景がある中、医師、看護師をはじめとする医療スタッフの確保が困難な、厳しい病院経営環境に対応すべく「市立総合医療センター改革プラン」を策定したところであります。職員の意識改革を含めた経営改善を図っていくことが、極めて重要であるという観点からの経営改革プランでございます。


 今後の総合医療センターの担うべき役割といたしましては、5つの目標があると思います。


 1つは、回復期のリハビリ医療の提供。2つ目には、充実した予防医療の提供。3つ目には、高齢の方の急性期の医療の提供。そして、市立診療所への支援の体制への整備等、地域の医療の充実。5つ目といたしまして、1次・2次救急医療の提供、とりあえず駆け込む、そしてよく診てもらう。この医療の提供でございます。この上に3次医療がございまして、これは本当に難しくなったものを中央病院とか島根大学付属病院という、3次医療センターで診てもらうという役割分担でございます。


 そういう意味で、この1次・2次の医療の提供とか、あるいは診察、診療、そして、またリハビリの問題、含めて地域の中心的な医療機関としての発展、これを担っていくということが、この出雲市立の総合医療センターに求められております。


 総合医療センターの施設整備の予算につきましては、実施設計までの間で経費の縮減に努めたところでございまして、備品を含めた総予定額は約39億円であります。財源といたしましては、主として病院事業の債権、病院事業債によって借り入れを予定しているところでございます。


 運営の形態につきましては、引き続き地域の要望に応える地域医療が守れること。医師、看護師等の人材が確保できること。経営改善のための機動性、柔軟性を確保できることを最優先に、施設整備が完了する平成24年(2012)4月に向けて、望ましい運営形態の意向を積極的に準備していくということでございます。


 次に、この総合医療センターと併設して稼働、動き出します健康福祉拠点施設の整備の問題についてお答えいたします。


 健康福祉拠点施設の整備に当たりましては、地域に密着し、地域に根差した事業を行うとともに、市立総合医療センターと連携し、市全域の住民を対象とした、予防から医療、福祉まで一貫したサービスを提供する機能と役割を果たしていくべく、障がい者福祉事業、健康教育事業、介護予防事業など6つの事業を実施する施設として整備いたします。また、健康福祉拠点施設は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積1,700平方メートルで、総合医療センターの南館の西側に建設することとしております。


 1階に障がい者福祉事業部門、受付機能を持つ事務部門、2階には健康教育の事業部門、介護予防事業部門、生活リハビリ事業部門、会議室などを配置し、生活リハビリ事業部門では、障がい者の機能訓練事業と病院のリハビリ事業を連携して実施いたします。


 このように施設の面では、市立総合医療センターと一体となる施設として整備すること。2つ目は、機能面では、総合医療センターにおける健診等の予防医療や、健康福祉拠点施設での要介護状態防止のための筋力トレーニングを行う介護予防事業などの予防。そして、総合医療センターにおける医療、身体機能の維持向上のための支援が必要な、身体障害者を対象とした生活リハビリの提供など、福祉の各事業を行うこととしております。


 こうした施設の面や機能の面の特色を最大限に発揮し、予防から医療、福祉まで一貫したサービスを提供すること。これが多くの住民の皆様に喜んでいただける施設となることを確信し、健康・医療・福祉の連携・ネットワークの総合センターが、この平田の地の総合医療センター、そして健康福祉拠点施設によって実現せんとするものでございます。


 最後に、健康・医療・福祉、いずれをとっても人が中心、人が役割の中心体でございます。既に我が国でも看護師さんとか、あるいはリハビリ等の両方に当たられる方々の資質の向上、教育の充実については随分進んでまいりました。もう諸外国では看護師さんとか、こういう施設の療法士さんの立場では大学、あるいは大学院の過程がどんどん設けられているところでございます。そのような目的は何か、単に知識、技術ではなくて、専門職としての意識、経営改善への努力、経営感覚を持った実践者、これを養成せんとするものでございます。我が国においては、まだまだこの面での教育研究体制は立ち遅れていると、短期大学部でも十分だという意識もありますけど、その上に選択性として4年、さらには大学院を設ける形での人材養成が必要だと思います。


 そして、もう一つは、学校とか病院の経営というのは、学問としてまだまだ成り立っておりません。ビジネスの経営は随分いろんなコースがございますけど、学校運営とか病院運営、こういう施設の運営についてのノウハウ、経営感覚を持った、知識を持った技術者の不足ということが指摘されているところでございます。意識の改革は個人個人の生活面での努力、上司のご指導、あるいは仲間同士の勉強会、このことが極めて重要なことは分かっております。そのことは病院長さんにも、今度の医療センター長、あるいは拠点福祉センター長さんにも伝達していくべきことでございますけれど、やはり、その中で一番の問題はやはり知識、技術を絶えず磨いていく。こういう分野については日進月歩でございます。日進月歩のこういう分野についての勉強、これをして差し上げるという努力は必要でございます。


 本市といたしましても、この総合医療センターの先生方の海外留学の制度を今実践したところでございます。およそ市立の病院でこういうことをやっているところはないと言われていますけど、海外にも出かけて知識を広め見聞を広めて、実践的な本当に心のケアを持ったこの医療福祉の人材養成に、今後とも向かう必要があると信じているものでございます。


 以上、この問題についての長岡議員の質問に対する答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 長岡幸江議員。


○17番(長岡幸江君) ご答弁ありがとうございました。


 先ほど、知識、技術、そういった面で力強い取り組みをおっしゃっていましたが、それにもまして私のお願いしたいのは、心を育てる豊かな人間性、そういったものが一番基本になると思いますので、その点に力を入れていただきたいと存じます。


 簡潔に本当に要旨を得たご答弁をいただきまして、さすが市民の皆様にもよくご理解がいただけただろうと思いますが、先ほどの取り組み姿勢を完璧に成就させるような体制をもって、すばらしい病院の構築を目指し、さらに頑張っていただきたいことを申しあげておきます。


 最後になりましたが、私もご縁があって市民の皆様方のご支援をいただきながら、今日を迎えることができましたことに感謝いたしております。最後になりましたが、私の心に残る思いを少し申しあげ、今後の円滑な市政運営の参考にしていただければ幸いに存じます。


 それは、出雲市の経済的な自立のために、全市民を挙げ魅力ある地域づくりのためにと、観光振興の拠点づくりとしての阿國座建設を目指した議論の流れを見てきて、なぜこんなにも複雑化したのかと思わざるを得ません。一体、議会、行政、市民の責務、権限はどうだったのだろうかと疑問が残ります。本来なら、それぞれの立場においての役割が適切に果たされ、合意に至るものですが、何が要因で歯車がかみ合わなくなったのか懸念するところでございます。


 円滑、公正な市政運営を目指し、議会、行政、市民、それぞれの立場においての義務と権限を、責務と権限を適切に果たしながら、神話大国出雲の国づくりを目指していかねばならないと存じます。このことはどの事業にも共通するものです。豊かな自然資産、資源にも恵まれ、また神々の集う神話の聖地に住まいをし、命をつなぐことができる幸せを誇りとして、この財産をどう生かし明日に明るい元気な地域づくりを、未来に希望の託せる出雲の国づくりを望みます。市民と協働できる体制づくり、環境づくりが肝要かと存じます。


 市長様におかれましては、市のトップリーダーとして未来に誇れる出雲の国づくりを目指し、さらに努力を重ね、市民の皆様のご期待に応えていただきますよう念願いたしまして、私の最後の質問とさせていただきます。


 ありがとうございました。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、17番、長岡幸江議員の質問は終了いたしました。


 ここでしばらく休憩いたします。再開は午後1時15分といたします。


              午前11時45分 休憩


              午後 1時15分 再開


○議 長(今岡一朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 一般質問を続けます。


 6番、板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) 登壇 6番、市民新風会、板倉一郎でございます。


 事前通告に従いまして、2点について質問します。


 まず、出雲阿國座建設について伺います。


 出雲阿國座については、昨年11月27日の12月議会初日の、異例とも言える当日に提案、採決の結果、15対18の僅差において、出雲阿國座整備に関する予算は可決され、また、当日、議員提案のありました出雲阿國座建設事業について、市民の賛否を問う住民投票条例については否決されました。


 私は予算に反対し、住民投票条例に賛成しましたので、非常に残念でなりませんでした。そうしたところ、2月4日に市長が住民の意見に配慮し、出雲阿國座の建設事業は凍結を含めて再検討をする。そのために入札の延期をするという発言の報道が翌日にあり、私はその記事を読み、市長が市民の意見に配慮されたのだと喜んでいました。ところが、そのあとに開かれた2月13日の全員協議会での説明、また、今議会での他の議員の一般質問に対する答弁を聞き、私としては改めて残念な気持ちになっております。


 そこで、今回の入札延期について、次の質問を行います。


 まず、1点目、現在の市長の考えと経緯については、他の議員の質問で分かりましたので省略いたします。


 次の質問ですが、市長は他の議員の答弁の中で、市民は阿國座建設計画については理解をして認めているが、運営費について理解をいただいていないので、運営費について十分な理解を得るための努力をするとの主旨で答弁をされました。私は、市民の大多数の皆様は、建設計画と運営経費の両方について反対をしていると認識しています。市長が入札を延期し、運営費が問題であるという世論というのは、どういう方の意見なのか伺います。


 次に、市長は、運営経費等の理解を求めるべく説明の努力をされると述べられていますが、昨年3月以降、精力的に多くの会場で住民説明会などを開催されながら、今の状況があるわけですから、そんなに簡単に理解を得ることはできないと考えていますが、どのような取り組みを行うか伺います。


 次に、現在の計画が市民の理解を受け、入札を実施できるという判断について、私は2月13日の全員協議会の場で質問をし、住民投票の考えはないか伺いましたが、その考えはないということでした。市民の理解を得たという判断はどのように考えているのか伺います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 再びこの出雲阿國座の問題について、板倉一郎議員が若干新たな角度からご質問いただいたわけでございます。


 この阿國座の事業のことについては、この前の平成20年(2008)11月27日ですか、この議会で運営事業費についてお認めいただいたと、大変重要なご決定をいただいたと。その後の世論として、だんだん建設の工事の時期が近づいてくるということもあって、私に対するいろんな方との出会いの中で、これまでにない形の発言が多くなったんです。それは建物は建てても赤字になる。赤字が累積する。それはどうなのかねと、その最後の財源はどういうふうに処理できますかと、あるいは増税になるんじゃないですかというふうなこと、あるいは、これは歌舞伎座だと、歌舞伎だけだったら必ずうまくいかないというご指摘、このようなことがいろんな方からの発言として直接私に訴えられたり、あるいは忠告されたりということが起こってきたんです。率直に言いまして、この住民投票という、なかなかいろんな条件が整わない形じゃなくて、アンケート調査、このデータは知っていたんです。でもアンケートはいろんなまた前提を抜きにした、イエス・オア・ノーというアンケート調査も多いわけでございまして、やはり、そこには定性的と言いますか、中身についてのご議論はあまりいただかなかった。そして、あのアンケート調査の段階では、ほとんどの方は私に対しては、直接的にはあまりおっしゃらない状態が続いていたんです。直接的には。もちろん愛する会とか、これを主張される方々は直接訴えられておりましたから、そのことは分かっていました。今度は個人的にそういうふうなことをご忠告いただいたり、あるいは要望をいただいたりしてくる向きが多くなったと、それは個々の名称、名前を挙げるまでもないことで、私の体感として、あるいは接触の中で、そういうことが急速に12月以降増えてきたという事実がございます。でございまして、これは私は建設自体にまだ反対だという声はもとよりあります。でもそれ以上に建設はもう予算として認めたと、でも運営に入ったときに大丈夫かと、このことが心配だという声が圧倒的に多くなったということでございます。そういう観点から私は、ここはいま一つもっと分かりやすく率直にデータを出して、お互いに意見も交換する。一方的な通告で伝達するだけではなくて、ご質問いただいたり情報を分かりやすくご説明して、コメントもいただくという場が必要じゃないかと、そしてもう一度、大分やりましたけど、やはり阿國座というのが歌舞伎座だと、歌舞伎演劇劇場という位置付け、このことはメディアを通じて、あるいは、いろんな機会で私自身も語らせていただく中で努力はいたしましたけど、いま一つ十分周知されてないということが判明したところでございます。そういう意味で、いま一たび説明をさせていただくというやり方といたしましては、やはり各地に出かけて懇談会ということもございますけれど、その集大成のときを迎えておりますので、やはり反対の立場の方、懸念される方々、賛同する方々、あるいは外部の専門家の皆様をお招きして、そこで集中的な勉強会を開くと。そして、そのときにはデータを一方的にお示しして、こうこうこういうことだから、これは収支トントンでいけますよとか、一方的なやり方ではなくて、内訳をまず示して、データを示して、そして、この算定方法についてご意見を伺うというような積み上げた意見を集大成して、改めて全体の必要経費について論じ合うというやり方で、本当に双方向のコミュニケーションで、この問題を集中的に勉強していくという場が必要ではないかと。それをメディアで適切にご報道いただくと、ご紹介いただくということが必要ではないかと思っております。今度こそこれだけ議論が盛り上がった課題でございますので、そういう情報が出てくれば、特に反対として懸念表明されている方々のご意見も入れての発表になりますので、メディア等におかれても丁寧にご報道いただくことになるじゃないかと思います。また、手法等、市のメディアでも積極的にこれをお伝えするということが、当然の前提になってくるわけでございます。


 そのような中で、この運営の問題、あるいは今まであまり論じておりませんけれど、運営の仕組みの問題、どういう仕組みで運営するかというところもご紹介し、またご意見いただいて、助言もいただいて、こちらも謙虚にこれを受けとめて、今の考え方を改善すべきところがあれば改善すると、運営の仕組み等について。あるいは、この活動の内容ですね、歌舞伎だけやるということじゃないと、なるほど年間を通じての歌舞伎の上演日数は10日前後、あるいは場合によっては2週間、場合によっては1週間というふうな限られた期間で、なおかつ余韻を持ってこの劇場が市民の、あるいは外部からの専門家のいろんな日本の伝統芸能を演出する。あるいは上演する場としての活動、その中で市民が実践の喜び、あれだけの舞台に上がれば、やはり三味線一つ、あるいは太鼓一つでも随分この演奏の効果は違います。感動ひとしおのものがあるわけでございまして、そういう喜びも分かち合っていただくと。なるほどそういうものでございますかというご理解を、必ず得られるという確信を持っております。そのような努力をもう一度やらせていただきたいという思いから、工事の執行議案については、それを得た段階でお願いしてみたらという思いが募ったがゆえに、このたびのような提案を申しあげているということでございます。


 いずれにいたしましても、世論を集約する方法では、こういう討論会とか説明会とか、あるいはアンケート、さらには住民投票といろんなやり方がありますけれど、こういうプロジェクトについては、前提条件としてどういう演目を誰を対象にどれだけのコストでどういう効果をねらってと、その財源の仕組みはどうのこうのという条件も懇切に説明した上で、なるほどそうですか、じゃそれについての判断はという形にしないと、一方的な択一的な住民投票、あるいはアンケート調査では、的確な反応は得られないという思いもありまして、やはりここは情報公開、懇切丁寧な情報公開を徹底することによっての中身のご理解を深めていくことが、肝要だと思っているところでございます。そういう意味で、やはりこのたびは各地を巡っての討論会もやりました。でございまして、この上はそのような成果は当然あったわけでございますので、その上はお互いにひざを交えて、代表となられるべきオピニオンリーダー、あるいは、この問題に関心の深い方々のお集まりの中で話し合う。それを公開し是非を問うという形の方がよかろうというような思いで、次の段階を考えているものでございます。


 以上、板倉議員のこの問題についての質問にお答えします。


○議 長(今岡一朗君) 板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) 市長が考えを見直した世論という、今の考え方を聞きましたが、私自身はやはりこれだけ混乱した中では、建設計画にも反対した世論というのが私は強いと思っております。そういった中では、なぜそれが12月議会までで今回のようなご決断を、一旦はされなかったのか残念でなりませんし、何か聞いていますと、市長を信じて応援している方、支持している方、そういった方からの懸念で、今回動いているように私は聞こえました。そうではなくて、いろいろな多種多様な市民の皆様の意見を聞いて、判断をしていただけたらと思っておりますが、とにかく私自身は建設計画についても反対している方が多いという思いでおります。この点については見解の相違ということになりますので、置きまして、再質問といたしまして、先ほど討論会や説明会、そういったものをもって説明をしていきたいということではございますが、反対運動の中心となられました出雲市を愛する会というのは、昨日、今日と新聞報道を見ましたが、もう明確に中止を求めておられます。こういった方を交えて説明会、討論会をやったとしても、私は結果としてそこで合意が得られたと、そういう形には絶対ならないと思っております。どうしても理解が得られない場合にどうするのか、再度お伺いします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) まず、最初にお断りしておきますが、私が意見をいただいたり質問を受けた方は、不特定多数の方でございます。特定の集団ではないんです。そのことは明確にしておきます。であるがゆえに、余計に私も驚きであったわけでございます。


 そして、もう一つ、もちろん反対意見を強く持っておられる愛する会、あるいは、その他のしかるべき代表の方もお招きして、議論をお互いにやるわけでございます。それを前もって、これは必ず難しいだろうと議論は歯車は合わない、一致点は見つからないということではなくて、現に愛する会の方々も、あの計算の例えば単価の取り方、公演料の取り方、これはおかしいというふうな議論もされておりますので、そういうことをやはり議論しとかないけないと。やはり、その基本的なところで考え方の違いがございますので、じゃそれはどうしてかと、我々はこういうものを考えている、こちらはこの程度のものを考えている、ギャップがある。やり方としてはこの辺の真ん中のところでやるとか、いろんなやり方があって、最終的には私は反対であるけどやむを得ないというところまでいかなきゃいけないというふうに思っております。ああ、これは全く同意でございますということは、板倉議員さんおっしゃるようになかなか難しいかも分かりません。でも最後努力をすれば、反対だけれどもうやむを得ないというところまで行き着くと私は信じております。そのぐらいに徹底的に議論をしてみたいということがございますので、ご理解いただきたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) ちょっと視点を変えて再質問したいのですが、私は、この春の市長選挙や市議会議員選挙が、阿國座の賛成や反対だけが争点になるのは反対です。しかし、市長が仮に新しい議会での判断がずれ込めば、まちづくり交付金がもらえなくなるからとの判断から、新しい議会に十分な検討時間を与えずに、6月議会に工事発注の執行議案を提案される考えがあれば、否が応でも新しい議会を目指す立候補予定者に対し、市民の皆さんから阿國座に対する態度をはっきりさせることを求められることによって、今回の選挙の争点になってしまうと私は考えています。


 今議会をもって勇退される議員もおられます。そうすると新人議員にも私たちこの議会の議員が、1年以上かけて議論し結論を出したと同様に、十分な検討時間が必要と考えます。また、12月議会で議決を受けながら、市長が自らの判断で入札の延期を決められたように、12月議会で一度は結論を出した現職の議員も、再度考えを見直すことがあっても、私はおかしくないと考えます。そこで、新たな議会に検討する時間を与えるためにも、今回、予算を修正し、時間をかけてする考えはないか伺います。


 ここで東京日野市の例をちょっと紹介したいと思います。


 これは11月29日、日経新聞の記事ですが、「日野市、税収減でホール建設を中止市長ら給料減額」東京都日野市は28日、同市日野本町に建設を予定していた「市民の森ふれあいホール(仮称)」の建設工事の休止を決めた。併せて馬場市長ら市幹部4人の給料を減額する。金融危機、不況の影響で大企業が多い同市は税収が大きく減る見通しになり、今回の措置を決断した。2009年度市税などの収入見通しは、法人市民税が今年度に比べ約12億円減収になるなど、約25億円減る見通し。市内にある日野自動車、コニカミノルタ、東芝、セイコーエプソンなど大企業が景気減速の影響を受けることが要因。来年度予算編成が困難になった。このため今年度末にも着工を予定していた市民の森ふれあいホールについて入札最終日の28日に工事の休止を決めた。同ホールは鉄筋コンクリート2階建ての地域交流施設で建築工事や空調、電気、給排水工事など総工費約25億円を見込んでいた。再入札の予定は当面ない、としている。


 自治体によっては、もう入札当日に中止を決断すると、そういった事例もあるわけでございます。再度、先ほど述べたような理由で、十分なもう一度検討時間を与えるために、今回の予算を修正する考えはないかお伺いします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) もとより議論は長くやれば成果がある、短ければだめだということではなくて、いかに密度を高く集中的にやるかという問題もあるわけでございます。そういうことを含めての十分な論議は必要だと思います。なお、この予算の扱いについては、この議会でも何人かの議員の皆様からそういう主旨のご発言もいただいております。私といたしましては、やはり素直な気持ちでこの予算の制度、制度は制度としてあるわけでございますので、その制度との関係をよく見極めて、考えておかなきゃいけないと受けとめております。現段階で継続費というのは、計上しておくというのが継続費の性格、制度でございまして、それをいかに使うかは別の問題でございます。そういうふうなこともありますが、皆さん方のご意見はご意見として今謙虚に承っておきます。


○議 長(今岡一朗君) 板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) この質問の最後に、少しばかり意見を述べさせていただきたいと思いますが、私自身も何もすべての公共事業を否定するわけではございません。人に喜ばれる公共事業、市長もやっておられます、学校の耐震化の問題とか生活関連の環境整備事業、こういったものは積極的にやっていくべきだと思っております。住民の皆様と私自身、様々接する中で意見を聞きましたが、例えばこの完成しました新庁舎、私は結構贅沢過ぎるという批判がたくさん聞くのかなという心配をしておりましたが、皆さんから言われたのは、子や孫の代にまで続く立派な庁舎を造ってもらった。これは私たち市民の誇りになると、そういった意見を言われます。すべての公共事業について批判をされているわけではございません。ただ、そういう人たちが、ひとたび阿國座の問題になりますと、失業して生活が苦しい中で何で阿國座を、何で自分が納めた税金で阿國座を、自分の家の前の道路が直らないのに何で阿國座を、障がい者の家庭の方に伺いますと、もっと福祉を充実してほしいのに何で阿國座を、子育てで苦しんでおられる家庭の方も同様に言われます。高齢者を介護している皆さんも言われます。本当に何か自分たちが要望することがたくさんあるのに、全部阿國座のせいでできないと、今、何かそういう市民のやり場のないような怒りが、すべて阿國座に集中しているような気がしております。そうした中、私自身歩いている中で、すべての方が阿國座を反対するわけではございませんでした。60代、70代の男性の方、女性の方と会って話をしましたら、板倉さん「私は歌舞伎が好きなんだ」そして、「阿國座をぜひ造ってもらって見てみたい。」だけど、今そういうことを世間に出て自分たちは言えないと、そんな阿國座を賛成だなんて言えるような雰囲気じゃないと。皆さん言われるのは、その方は私は賛成だけど、ぜひ市民の皆さんが喜んでいただいた中で造ってほしいと、そういったことを言われました。今、市民の意見が二分している中で、市長が言われる「和文化の象徴」である阿國座を、これ以上問題にすべきでないと私は考えております。一旦白紙にすることが必要であるとの意見を述べて、この質問を終わります。


 次に、緊急雇用対策について伺います。


 12月議会でも同様の質問を行いましたが、その後の景気状況については、ますます悪化の一途をたどっていることは皆が認識を一致するところです。


 そこで、次の点について伺います。


 1点目、12月議会の私の質問の答弁において、市長は早急に雇用状況について調査をすると答弁されましたが、その調査の状況について伺います。


 2点目、今回は長く勤めていた製造業から解雇される人が多い現状があります。そうした人たちは同じ製造業に就職先を求められますが、世界同時不況の今の状況では、なかなか見つからない実態があります。


 他方、福祉、介護分野では人手不足状態にありながら、なかなか人手が見つからない状況にあります。そうした中、製造業から福祉、介護の現場など、他の職業へ替わることが不安でできない人もいます。そこで、そうした不安を解消し、スムーズに職業の移動ができるように、行政の支援が必要と考えます。


 そこで再就職支援の取り組みについて伺います。


 次に、失業などにより生活が困窮している方や、住宅が必要な方に対する支援の状況について伺います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 出雲市の緊急雇用対策等の問題についての、板倉議員のご質問にお答えいたします。


 まず、現在の雇用状況についてでございます。


 平成20年(2008)12月に市内金融機関及び信用保証協会へ出向き、意見交換を行ったところでございます。主だったところは全部回りました。それぞれ支店長、あるいは場合によっては役員の方がご対応いただいたわけでございます。各金融機関では相当額の貸し付けが実行されておりまして、いわゆる貸し渋りの状況はなかったように思いました。国のセーフティネット、安全ネット及び島根県の制度融資の機能も発揮しており、中小企業の経営状況は厳しいが、その段階で融資に関しては対応できているというお話でございました。


 一方、1月の出雲市商工会議所管内の経済動向では、受注の低迷が大きく影響し、建設業、製造業を中心に、前月比、前年同月比の状況が大きく悪化してきております。卸売業、小売業、サービス業では年末年始の需要期の反動から、売り上げが減少し、状況も悪化しております。向こう3か月では、ほぼ全業種で売り上げは減少傾向が続き、状況も悪化すると予測している非常に厳しい状況が続いております。こうした景気状況の中で、ハローワーク出雲管内の一般職業紹介状況を見ますと、平成21年(2009)1月の有効求人倍率は0.71倍となっており、前年同月を0.43ポイント、前月を0.11ポイント下回ったところでございます。0.71、100人職を求める方がいるのに対して、71人の職を提供する企業のお申し出があるというような状況でございます。10月以降、有効求人倍率が1倍を切ってから、雇用情勢は急速に悪化しております。


 今年2月のデータはまだ発表されておりませんが、情報を総合的に勘案いたしますと、状況は1月時点よりもさらに悪化していると予想されるわけでございます。これでも島根県の中ではデータとしてはまだ良い方でございまして、全県的に言いますと、もっと厳しいものがあるように聞いております。


 さて、次に、再就職支援の取り組み状況についてでございます。


 再就職支援の取り組みについては、大国陽介議員に答弁しましたとおり、平成20年(2008)12月17日、産業観光部長を委員長とする緊急雇用対策庁内連絡会議を設置し、庁内の連携協力体制を整備したところでございます。同日、ジョブ・ステーション出雲の中に緊急雇用相談所を開設し、離職者に対する再就職支援、生活支援、住宅支援などに関する、相談窓口の一本化を図ったところであります。12月17日以降2月16日までの、2か月間におけるジョブ・ステーション出雲の利用状況は、来訪者が652名で、前年同期と比べて1.7倍、相談された方が367名で、前年同期に比較して1.8倍と大幅に増加しました。離職を余儀なくされた人の中には、極端に自信を失った人も多く、そういう人には、今まで一生懸命働いてきた職業人生を一旦客観的に見つめてもらい、職業の棚卸しをすることを促したり、これしかできないと思い込み、自ら職業選択の幅を狭めている人には、こういうこともできるのではありませんかと窓口を広げることを助言したりし、自信を持ってキャリア、職業生活が生かせる仕事に結びつくような支援に努めております。


 また、国、県が行う合同就職面接会の開催や、介護分野などでの離職者訓練の情報提供についても積極的に行っております。さらに企業の協力が得られる場合、面接前に職場見学の調整を行うなど、職場環境や仕事内容の理解の促進を図っているところであります。


 次に、生活支援の問題についてお答えいたします。


 生活支援、住宅支援の状況でございます。


 経済・雇用情勢の悪化に伴い、離職を余儀なくされている人に対する、生活・住宅支援策とその窓口については次のとおりです。


 生活保護の場合は、生活に困窮した場合に必要な保護を行う、最低限度の生活を保障するとともに、自分で生活していく力をつけるための援助を行う制度で、これは福祉事務所が窓口です。


 次に、生活福祉資金の貸付。これは低所得者、高齢者、障がい者世帯の方に対し、資金の貸付と必要な援助指導を行い、経済的自立から生活の安定を図る制度でございます。これは社会福祉協議会が窓口でございます。


 3番目に、離職者支援資金の貸付。失業により生計の維持が困難となった世帯に対し、再就職までの間、資金を貸し付け、失業者世帯の自立を支援する制度でございます。これも社会福祉協議会が窓口でございます。


 4番目が、就職安定資金の融資。解雇等によりそれまで入居していた社員寮などからの退去を余儀なくされる方々に対し、住宅入居初期費用などを融資する制度です。これはハローワークの担当でございます。


 そして、最後に、雇用促進住宅の入居。解雇などによりこれまで入居していた社員寮等からの退去を余儀なくされる方々に、雇用促進住宅の入居をあっせんするものでございます。これもハローワークが担当しております。


 以上のうち、生活保護の相談件数については、平成20年(2008)11月までほぼ横ばいで推移しておりましたが、12月以降増加傾向にあり、今後もこの傾向が続くと思われます。また、12月以降、稼働年齢で疾病、障害のない世帯の開始が目立ち始めており、経済状況の悪化による影響が顕在化しております。また、雇用促進住宅の入居については、廃止決定していない雇用促進住宅、塩冶、西出雲の緊急入居あっせんが、平成20年(2008)12月15日から開始されたところでございます。その後、新規入居停止の措置が取られていた松寄、白枝、雲州平田の3宿舎を、本市が平成21年度(2009)に購入する方針を決定したことから、これら3宿舎についても新規入居措置が解除され、1月26日から緊急入居あっせんが開始となりました。2月23日現在、市内5宿舎において、空き家31戸が非正規労働者などに向け開放され、内20戸について入居あっせんが成立しております。


 以上のような状況でございますが、関連した発言で申し訳ございませんけど、こうした雇用環境の激化、悪化、これも私は当面のムードとして、私に対するいろいろな思いの中で、阿國座についても語られる方が多くなったというふうな感覚を私は持っております。早くこの世界的な景気大変動を止めて、向上に向かわせるきっかけをつくる。アメリカ大統領の指導の下で、アメリカという金融危機の本家本元の改善、これがざっと広がることを期待してやまないところでございます。


 以上、答弁とさせていただきます。


○議 長(今岡一朗君) 板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) ありがとうございました。


 私もジョブ・ステーションのホームページの方から、どういった求人情報があるのかというのを確認しましたが、やはり介護の職場というのがほとんどであります。歩く中で、やはり製造業で大きい会社に勤めていたんだけど、離職を余儀なくされたけど、介護の現場というのはやったことがないから不安でしょうがないと、せっかく失業手当をもらって受給している中で、介護の職場へすぐに就職するというのは、なかなか決断ができないというお話もよく聞きます。そういった中で、この製造業に就かれた方を、例えばそういった介護現場へ体験入学というか、学習というか、職場体験というか、そういった仕組みを行政として橋渡しということで、一点は積極的にできないかということをお伺いしたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 介護のサービス産業と言いますか、この職場については、報酬の改善ということが大きな課題でございまして、政府もあげて報酬改善に向かっておられますので、今後この介護という新しい社会サービスの、新しいと言いますか、最近多くなりつつあります社会サービスの提供という職業、この分野への勧誘、あるいは実践的なオリエンテーション等の努力は、強力にやっていかなきゃいけないと思っております。


 ありがとうございます。


○議 長(今岡一朗君) 板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) それと、もう一点、再質問というか、こういう仕組みはできないかということで、提案を兼ねて質問させていただきます。


 現在、就業はしているが手取りは激減したというようなお話をよく聞きます。また、ある会社では来週からもう週5日休みであったり3日休みであったりと、そういう状況であると。昨日もある電気工場の会社に勤めている方とお話しましたが、もう受注量は50%ぐらいでしかないと、そして好調であった自動車産業の関連部品の工場の方にも聞きましたが、リーマンブラザーズのショックのときは、自分たちには関係ないと思っていたんだけど、今本当に自分たちの工場がどうなるんだろうかと、そういった心配があると。そういった中で手取りが5万円減った、10万円減ったと、もう大変その生活が厳しくなったということで、そういう状況の中で、とても民間のアパートで暮らすことができないが、市営住宅も今待機状態というか、自分はなかなか入居の資格に当てはまらないようなことを言っておられる方がおられました。そうしたことで困っておられる方がいれば、例えば農業に見切りをつけてアパートを建設したはよいが、ああやって外国人労働者とか派遣労働者の方がかなりやめられましたので、非常にアパートの入居率が悪くなって、老後の生活の足しになるどころか、そのアパートを建てたローンの返済に追われて、逆に生活が苦しくなっているとの話もよく聞きます。


 そこで、両者の間に行政が入り、例えば、ローン返済分に維持管理費を上乗せして、緊急的に市営住宅としてアパート経営者から借り上げて、そして逆に生活に苦しんでいる方に安い家賃で貸し出す方法が取れれば、両者の生活が楽になりますし、その分が市内の消費に回り、市内の商業関係者も潤うのではないかと思います。また、行政も新たに市営住宅の建設をする必要がなくなるというような、今回は百年に一度の不況であります。なかなか難しいところはあるとは思いますが、このような仕組みをぜひできないか、市長として検討してみる考えはないか伺いたいと思います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 民間のアパートを市営住宅として借り上げて、提供するということは随分試みてきています。結果において、結局その市営住宅をどんどん建て替えて、また古い住宅は短期的には利用可能な状態、そして、また今回のような雇用促進住宅のような空き部屋も出てくるという中での調整努力はまだ必要だと。全部満杯でどこにも行く場がないということであれば、それはいろんなことを考えなきゃいけませんけど、民間におけるアパートの多くが、データははっきり申しあげませんけど、空き部屋で大変苦しみ悩んでおられると、じゃどこのアパートから借り上げていくかと、というところでまた公平性、バランスの問題、なぜそちらからだというような議論もまた出てくるというようなこともあって、いろいろ考えてはいますけれど、そこまでまだ追い込まれていない市の住宅状況、市営住宅の活用度を満杯にまずしていかないけない。雇用促進の住宅もそうでございますが、そう言えば、市営住宅をかなり待機者がいるんじゃないかというお話もあろうかと思います。私としては、間もなく建て替えて壊すというような住宅も、本当に厳しくなれば活用しなきゃいかんという思いで今申しあげているところでございます。当面は雇用促進住宅の活用ということが言えるわけでございます。でも、また再度、板倉議員ご指摘いただきましたので、これを部内でも検討してみたいと思います。


 どうもありがとうございます。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、6番、板倉一郎議員の質問は終了いたしました。


 次に、2番、松村豪人議員。


○2 番(松村豪人君) 登壇 議席番号2番、松村豪人でございます。


 市長の政治姿勢につきまして、特に阿國座問題につきまして、私からも一言申しあげたいと思います。


 この問題をめぐりましての、市長さんの一連の言動を目の当たりにするにつけまして、阿國座建設はこの際、先送りということではなくて、一旦白紙とすべきではないのかとこう思うわけであります。


 私自身、昨年の6月議会でしたか、阿國座建設については、今は建設の時期ではない、このように申しあげたところであります。しかし、12月議会では結論を急いだにもかかわらず、2月4日の記者会見で、市長さんからは突然、阿國座の入札延期の表明がございました。私自身唖然としましたし、脱力いたしました。昨年の12月議会のあの騒ぎは一体何だったのかと、また、自分自身が12月議会の冒頭の採決に臨むに当たり、西尾市政に協力するという立場から、観光振興のためにどうしても必要なんだ、これからは必要なんだと、いろいろな場で理解を求めてきたこの努力と労力、あるいは、あのとき賛成したことに対する私自身が今まで受けてきた批判、失ったものもございました。


 私も西尾市長の施策を支えてきた者の一人として、市長さんが観光振興に情熱を持って取り組むその姿勢、それを見て、市長さんがそこまで言われるんだったら、分かりましたと、誠意を持って受けとめて、しかも、まちづくり交付金事業の関係で、できる限り早く入札を執行する必要があるのだということで、急がないとさらに市の持ち出しが増えるという説明も執行部からございましたし、それならばと批判は覚悟で協力したんです。


 入札延期の理由としまして、世論が厳しくなったということを挙げておられますが、これは今に始まったことじゃございません。ずっと前から世論は厳しいわけであります。


 12月議会以降、確かに市長も言われるように、厳しさは増していると私自身も思います。阿國座というものが本当に良いものであれば、早期に建設すべきものであれば、こんな状況が起こるだろうかと。また、不況を反映して観光客も減っていると言います。ましてや市長さん自身が世論に揺らいでいるではありませんか。そういうことで本当に市民のための良いものができるわけないじゃないですか。先送りではなくて、ここで一度白紙に戻してはどうか、私は今はこう考えておりますが、いかがかお考えを伺います。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 松村議員のこの阿國座問題に対する思いが良く分かりました。


 この阿國座問題については、もう既に私何度もこの壇上で申しあげておりますけれど、これは、やはり今まで挑戦してきたことのない若干の文化の領域なんです。歌舞伎は見たことない。行く気もしない。これで産業や観光が起こるはずがないというご認識、多くの方がお持ちだということも分かっております。しかしながら私のこれまでのキャリアからして、必ずこれは文化が人を呼び、人がまた文化をつくる。この流れをつくるんだと、東京の高校生、東京の方だけがこの文化に浴することはないという信念を持っております。これができるところは全国どこにもない。この出雲阿國という中世日本が生んだ、出雲が生んだ最大の文化遺産、目に見えない価値、この方を顕彰するところのいわゆる古典的な日本の文化の再興、いわば出雲ルネッサンス、これこそ新しい出雲の力であると、厳しいがゆえに元気を出していかなきゃいけんだないかというアピールでございますし、また行動であるわけでございます。このような思いでこの問題を語れば尽きないわけでござますが、経済が厳しい状況なればこそ観光という面に着目して、それを取り上げ、そしてこの面において観光戦略会議でもご提言がございましたけど、1億、2億、それ以上の税収効果もあると、所得効果は大きいと。これが皆さん方の本当に零細なお土産物一つずつ売っているおばさんたち、本当に狭いところでレストランをやっておられる方々、あの方々のお姿を見るにつけて、何とか少しでもお客さんの数を増やしてあげたいと、ただこれだけの思いが観光の中に込められているわけでございます。雇用も少しは増やしてあげたいと、この思いなんです、これは。この思いがどうして分かっていただけないかというところが私にはあります。私もお店で働いたことがあります。人が来ないときは大変なんです。半日待っても客が来ない、兄貴大丈夫かい、大変なんです。この思いを何とかやわらげてあげたいという、私の原体験から出た思いでございます。そのことは何とか理解できないのかと、これは贅沢ではなくて、やはり今の出雲の経済、出雲の産業の構造からして、ここで賑わいと所得の効果を上げていく道は、これがあるじゃないかと、建設、産業も大変、あるいは土木も、あるいはサービス産業、その他も既存のものは目いっぱい、商品の方も大変でございます。でもこれを外部から新しい所得が入ってくる形に生かせないのかと、その点の着目、観点、このことは切々にまた訴えていかなければいかんところでございますけれど、他方、文化の価値観としての論争を深めておかないけないと。でも今までの論議ではその辺の論議よりも今生活が窮迫だと、でございまして私は、観光、経済の面を特に力を入れて説明してきたわけなんです。一つの事柄には両面がございまして、その両面のところを全部論じれば、ここで論ずる立場ではございませんけれど、そういうものもあるというご理解をいただきたいと思うわけでございます。


 あとは、この状況下でやっていいか悪いかということでございます。よくこの金があれば福祉に、この金があれば教育に、この金があれば学校にというお話も聞きます。でも、国土交通省のこのまちづくり交付金というのは、街並み、街路を豊かにして景観を潤し、駐車場をつくり、こうした地域交流センターを建てると、こういうことに限定されたファンドなんです。まちづくり交付金。これをギブアップすればほかに回せるかと、そういうことはないんです。それはよそのまちがこれを利用するということになるわけでございまして、そこのところはご理解いただいて、この財源は限定的だと、これを節減すれば福祉の施設が豊かになる。あるいは福祉の補助金が充実するというものじゃないんです、これは。新市のまちづくりをハードの面から街路の形成、駐車場、交流センター等を含めて、パッケージで応援する財源であるということがあるわけでございます。また、特例債の方もいろんなものに使ってまいりました。有利な財源であるがゆえに学校から幼稚園、コミュニティセンター、道路等々いろいろ活用してまいりました。全部は完成しておりませんけれど、この4年間で大多数のところの基盤が立ち上がってきたんです。そのことはそのこととしてやりながら、このようなことについても若干これを活用して所得が生み出せる、少しでも阿國座の直接的な効果だけじゃないですよ、阿國座が建つことによって評判が出てくる。周りに人が集まってくる。そういう意味での経済効果も考えて、こういう財源を考える。毎年の税収効果もこの維持費以上のものが期待できるというこの思い、そして、その所得効果によって少しでも市の財源を豊かにして、100円でも1,000円でもそれぞれの手当の増額、お子さんの学校教育を支援するヘルパーさんの増員とか、いろんなところに使えるわけなんです。そのことについてもご理解いただきたいと思うわけなのです。厳しいがゆえにこういうことも、新しい経済の政策として打っておかないけないということでございます。


 私の思いは、愛する会の人も愛しておられますけれど、この出雲を何とか良くしたいと愛する心は、出雲を愛する会の人には負けないぐらいの熱いものを持っています。そのために私は毎日毎日頑張ってきたわけでございます。うそ偽りなく私の思いの一端を申し述べまして、松村議員さん、これを白紙はできないんです。これまで営々としてやってきて、あの誠実な設計業者の方々が本当に文字通り何百時間を使って、基礎設計、実施設計すべてやってきて、なお建設事業そのものについてはご裁可いただいたわけなんです。白紙ということではなくて、よくよく議論して、そして事業の立ち上げについて動かしていくという方向で、次なる議会におかれても最大限のアピールをし、また、議員さん方はそれぞれ選ばれた立場上、住民の皆様のご期待に応えられる。1回の選挙だけではなくて、その選挙を得たあと住民の皆様との対話と交流の中で、ともどもにご理解得られるよう努力し、また情報を提供してご協力をお願いする次第でございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 松村豪人議員。


○2 番(松村豪人君) 市長さんの思いは良く分かります。


 白紙撤回はできないということで、業者さんのお話が出ましたけど、それは業務の範囲の中かなと思いながら聞いていましたが、どうあっても無理なんですね。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 今、私の論ずべき立場は白紙ということではなくて、十分時間をかけてご理解いただく、特に運営の面、金だけではなくて運営の仕掛け、仕組み、ああこれだったら市民がみんな参加してやるんだと、喜んで参画いただけるような状況をつくっていくこと、このことが私に課された使命ではないかと思っております。


○議 長(今岡一朗君) 松村豪人議員。


○2 番(松村豪人君) 私も大方の民意を今こうして申しあげております。市長さんへの助言というか忠告と言いますかですね、今まで本当に現職として頑張って来られたと思います。多くの人がそれは認めているところです。特に産業振興、とりわけ漁業の燃油対策の問題は、この対応の早さってすばらしいものがありました。教育、文化、本当に一生懸命、市立総合医療センターの整備の問題、頑張って来られただけに残念でなりません。


 阿國座に関しては、市長さんが民意を良く聞かれたということですが、私も同じように大方の民意、それから世論を率直に言わせていただくとすれば、こういうことだと推進には協力できかねると、今はこう思っております。


 以上で、私の質問を終わります。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、2番、松村豪人議員の質問は終了いたしました。


 次に、32番、珍部全吾議員。


○32番(珍部全吾君) 登壇 大変光栄なことにですね、今議会と言いましょうか、今期最後の一般質問をさせていただくということで、大変光栄に思っております。


 市長さん、私いつも選挙に当選させていただいてですね、初めて議席に座ったときに、これから4年間頑張ろうと。4年間と言いますと年に4回定例議会で16回ありますね。16回質問をするんだな、今日が16分の16回目の質問になります。本来、3カ月に1回の質問ですから、結構質問を探すのがなかなか難しい状況なんです。何を言っていいか分からない。どういう質問をしようかと。ただ、市長に大変感謝することはですね、西尾市長におかれては、質問をする材料をたくさん与えていただいて、そういう心配を全くせずに毎回毎回事前通告の前の日でも質問ができる。そういう環境をつくっていただいたということには、感謝を申しあげたいと思っております。


 まあ、例えて言えば市長がですね、今のような性格じゃなくて大変無口な方で、そして謙虚で手堅い方であれば、果たして質問することがあったんだろうかと、大変16回質問するのにですね、苦慮したんじゃないかなと思って、これは私だけじゃないほかの議員もそう思えばそうだなと、今日ずっと聞いていますが、阿國座問題なども、これも全部、市長さんが投げかけていただいた質問でございましてね、市長の行動によってこれだけ質問させていただいたということに、何か皮肉っぽいですが感謝を申しあげます。


 最後の質問でございますので、4月に選挙がある。私もこの場にいるかどうか分からない。市長さんもいらっしゃるかどうか分からない。こういう中でですね、将来の話をしてみてもしょうがないので、最近ちょっと私が現況をバタバタ歩いてみた感想を述べながらですね、市長の所見をお伺いしてみたいというふうに思っております。


 題目の大きいところに、不況下における地域の現状とお渡ししていますが、今回の議会でも百年に1回の大不況だと、こういうふうな話が多々出ています。私、違った観点から見ますとですね、果たしてそうだろうかなという気が実はするんです。というのは私、今年58歳、今年の5月で59歳になるんですが、百年前のことは分かりませんけれども、50年前のことは良く覚えています。例えば、市長さんも覚えておられると思いますが、50年前の市役所、高瀬川のところにありましたね、私たまたま御茶屋町におばあさんがおったもんですから、塩冶からよくあそこへ遊び行ってですね、昔の市役所の前で遊んだことを良く覚えています。50年たってですね、今日こんな立派な市役所の中でですね、こうやって質問させていただいている。あの50年前の出雲の市役所と今の出雲の市役所と比べたらですね、当時想像をした人はいないんじゃないかと思うんですね。それと同時に生活そのもの、私もよく覚えていますが50年前はですね、母親が早く起きて、まきをたいて御飯を炊いてくれた。トイレももちろん水洗トイレなんかなかったですよ。テレビもない。裸電球が一つ、そういうところでみんなが生活してました。しかし、楽しい時代でもあったんですね。それに比べればね、今の生活は天国みたいなもの。だから私は決して生活そのものはですね、百年に一回の大不況の中の生活だと思ってない。大変いい生活を我々はしているなと。ただ、今回、なぜ百年に一回の不況かと言いますと、あまりにも今まで良過ぎた。いわゆる急降下で落ち過ぎましたから、短期間の中で不況がぼおんときたから、こういうことを感じていますけれども、これをバネにしてですね、決して暗いことだけじゃなくて、前向きにこれからゼロからのスタートだという気持ちでやればですね、私は日本人は知恵も勇気も努力もありますから、何とかなるというふうに思っていますしですね、やっぱり出雲市民の皆さん方も前向きに物事を考えて、やっていくべきだなというのが私の実感でございます。


 実は、最近感じることについて申しあげますと、ご多分に漏れず今年の4月に選挙がありますから、バタバタバタバタ歩いております。そうしますとね、本当に私らもよくないと思うんですが、4年に1回しか顔出さない。そういう家庭もたくさんあります。行きますと向こうは良く知っておられましてですね、顔を見るなり、あいさつする前に「また選挙かいね」とこうおっしゃる方もいる。そういうことでずっと歩いていますが、非常に私いい勉強になるなと思いますのはね、いろんな家庭にお邪魔します。「ちょっと上がれ」と「いや、ちょっと時間がないけん」「いいけん上がれ」と、こう言われまして、上がってこたつの中でですね、家族の方2人、3人といろんな話を聞かせてくれます。これが非常にいい勉強になりますね、そうだ、こういうことだ、これは究極のミニ集会みたいな形でですね、皆さん方の意見を聞くと、市民の方は我々以上に物事を良く知っておられます。我々以上に真剣に生活のことも考えておられる。非常に勉強になるなという気がします。そうした中では最近、感じることを少し述べますとですね、どこの地域を歩いても、まず子どもの姿が見えなくなった。昔どこかの団地に行きますとですね、夕方になると帰った子どもたちが外でわいわいがやがや遊んでいましたね、ああいう姿がもう見えなくなってしまった。子どもは果たしてどこにいるんだろうかと、こういう気がまずすることが一つ。


 それから、以前10年ぐらい前はですね、どんどんどんどん歩いて、あいさつ回り行きますとね、大体平日の昼間だったら、10軒歩いて1軒か2軒人がおられたんですね、今は逆に8軒、9軒必ず人がおられる。ご多分に漏れずご年配の方ばっかり。「こんにちは」言うと、奥の方から「はい、誰ですかいね、もう足が立たんでこのまま座ってごめんなさい」みたいな、そういうことで非常に少子高齢化が進んでいるのがですね、歩いてみると確かに実感として感じます。そうした中で、市長にずばりお伺いしたいのはですね、まず、少子高齢化というのは、以前からこれからの日本の大きな課題だと言われてきましたね。これについて、あなたはこの14年間の間にどういう施策を打たれて、またこういう具体的にどういう成果があったか、こういう施策をやったおかげで、こういうふうに皆さん方の考え方が変わってきて、これだけ子どもが増えたというものを、具体的にまず出していただきたいというふうにまず思います。


 それから、2番目にですね、これもあるところへお邪魔をしたときのお話なんですが、実はお邪魔しましたらですね、そこはおじいさんとそれから娘さんと言っても私らぐらいの娘さんですから、まあ娘さんと言わないでしょうね、初老のおばちゃんと言いますかね、2人暮らし、そこも上がれ上がれということで上がりました。コーヒー飲め言われたからコーヒー飲んでました。そこは古志の宇賀団地です、ズバリ言いますとね。そこでお茶飲んでいましたらね、そこのおじいさんが、「いや困ったもんだ、この間、連れ合いが病気になって、ついに救急車で運ばれた。今、中央病院に入院したと」、「具合はどうですか」と言うと、「いや、もう植物人間みたいなもので意識がない。それでものう、わしも長年連れ合って向こうは全然意識がないけれども、毎日顔ほど見に来てやらないけん、今からお前がいんだらの、中央病院まで行かないけんだ」と、こういう話です。「おじいさん、おじいさん、中央病院に行くはいいけど、おまえ足はどうして行くの」という話になった。どうやって交通機関で行くんですか、車もない、何もないですから、それが宇賀団地から、宇賀団地からですよ、とことことことこ歩いてですね、あそこの古志の大橋のところまで行く、あそこからバスに乗って医大の前で降りるちゅうんですね。医大の前に何か循環バスが通っている。それから中央病院へ行く。これはもう半日仕事だねと言ったら、もう大体大変なんです。この間まで自転車で行っとったけど、自転車だともうふらついてですね、ふらふらふらふらこうなるから、もう自転車は怖くて乗れないと。私そのときにこれはかわいそうだなと思ってですね、決して選挙前だからその仏心を起こしたわけじゃなくて、「いや、そりゃおじいさん今から私送ってあげましょうか」と、「中央病院まで連れて行ってあげますよ」と言ったら、そのおじいさん疑り深くなっとって「それ本当のことかね」、「本当も本当、中央病院に連れていくのにうそなんか言いませんわね」と、連れて行ってあげましたけれども、私この間からバスの問題はね、福祉バスの問題とか勝部さん、遠藤さんおやりになっていましたが、まさにそのとおりでね。私、じゃ果たしてね、私も長年行政に関係していましたが、福祉バスの需要が果たしてどこにあったのかちゅうのがね、それでやっと分かったんですね。今の宇賀団地それから下沢団地、中野団地、荻杼団地と団地がありますね。思い起こせばね、下沢団地、あれはね、確か私が中学校か高校ぐらいのときにできたんですよ。あの当時はほとんどですね、今市の方が下沢へ出られて大体、次男とか三男さんですね、長男は今市、次男、三男が下沢団地。当時の下沢団地というのがね、輝いていましたね、今市の都会的な人が移ってきて、非常に明るいムードで運動会なんかやったら、もういつも塩冶町で一番ですわ、そういう地域だったんです。今行ってみてください、もう年寄りさんばっか、若い人はもうほとんどいない。中にはですね、私の友人のところもそうですが、結局おじいさん、おばあさんがおられて、じいさん一人になって、奈良の娘さんのところへ行って空き家、そういうところがたくさんあるんです。老人の方が一人ぐらしか、せいぜい2人暮らし、それから宇賀団地もそうですね、中野もそう荻杼、まぁいっぱいあると思いますよ。本来は福祉バスというのはね、ああいう団地を巡回してあげる、そして、例えば八の字型に中野、荻杼、今市の駅経由をぐるっと回りますとね、私はやっぱりああいうね、どこに本当の福祉バスの需要があったのかちゅうのがですね、この間、私、初めて認識してね、これは拠点、拠点、今市の駅前、医大の前とかそういうところじゃなくて、本当に老人の一人ぐらし、2人ぐらしの人が、住んでいるようなところの拠点を回ってあげる、こういうことに初めて気がついたんですね。残念ながら私もあとわずかしか任期がないですから、もし万が一また議席を与えていただいたらですね、こういうことをもっと具体的に声高々にやっていきたいですが、そういうことに初めて気がついてですね、反省をしています。


 そういうことで老人福祉に対してですね、本当に今まで老人福祉、老人福祉と言っていましたが、本当に今までの老人福祉が、本当に地についておったものかどうか、やはり本当にその年寄りの方が、ああ市長さんのおかげだ、市のおかげだ、ああ良かったなということが本当にやっとったんだろうかなというのがね、実感としてこの間から感じているんです。今さら遅いと言われても仕方がないですが、やっぱりいろんなところへ行ってみるといい勉強になるなと、いうのが実は実感として感じましてですね、そういうことについて果たして市長さんがどういうお考えをお持ちなのか、これもお伺いをしてみたいと思います。


 それから、今回の議会もですね、阿國座、阿國座でほとんどの方が阿國座でしたね。阿國座問題、これは市長のおっしゃることも良く分かる。いろんな意見があることは確かです。ただ、私たちはあくまでも基本的に今の経済状況、こういうときにやるべきじゃないと。やっぱりさっき松村氏が言ったようにですね、白紙に返すやっぱり勇気も私は必要だという気がしています。ただ、そのときにこういう問題が起きましたね、市長、税金の問題、税金の問題とおっしゃる。阿國座を建設するがために身近な補助金とかですね、身近な予算がカットされるんじゃないですかという、懸念をたくさんの市民は持っているんですよ。そのたびに市長はですね、いやそういうことは一切迷惑はかけない。そういうものはそのままにしておいて阿國座をやるんだと、終始一貫しておっしゃっている。私も変だなと思ってね、実はちょっとある、これ簡単な資料なんですがね、ちょっと用意してもらいました。


 これは、出雲市社会福祉協議会の資料なんですが、これ旧出雲市だけの資料なんですね、というのはほかの地域とはちょっと事情が違う面があるけ、これ旧出雲市だけの資料ですよということでもらったのですがね。市から社会福祉協議会への委託費、サロン事業外出支援の委託、これが平成17年度(2005)、平成18年度(2006)、平成19年度(2007)、平成20年度(2008)と出ていますが、平成17年度(2005)は1,831万円なんですよ、それが平成20年度(2008)には1,260万円、何とこれだけで600万円ぐらい落ちているんです。1,800万円の内の600万円ですから3分の1カットなんです。それから、市の社会福祉協議会から地区の社会福祉協議会へ助成していますね、これが平成17年度(2005)が3,680万円、これが平成20年度(2008)は3,327万円に減っているんです。これ見ますとね、市からのいわゆる委託費は3分の1に減っているんだけれども、社福から地区社協への助成はそんなに減ってないんですよね、これは社福の今度は経費がかなり今まで以上に使われているということですね、出されているということです。例えば赤十字の予算とかね、そういうこと、香典返しとかね、こういう実態が実はあるわけなんですわ。実はこの間からですね、クアハウスの存続をお願いしたいと、こういうことで要望が出たりですね、ありましたね。あれもそうなんです。結局、自分たちも確かに市のいわゆる予算を使って、4,000万円からの予算を使っていることについては認識をしていると。ただ自分たちはあくまでもこれ健康管理のために、いわゆる何百人の方が集まって、そこで健康管理をして、自分たちが健康管理するがために、国保とか社会保険の金を減らしてますよと、だから何とか現状のままでですね、いわゆるこれを続けてもらえませんかと、私たちも利用者も負担すべきことは負担しましょうと、ボランティアで清掃しようと言えばしましょうと、だからもっと利用者と市と管理者が話し合いをしましょうよという話なんですね。この間ね、夜電話がかかってきて、土曜日だったな、クアハウスの利用者の奥さんから電話で、何と今日、市長さんが来られました。市長さんがわざわざクアハウスまで視察に来ておられたとですね。市長さん、これもね、ちょっと私ね、苦言を呈しておきますが、クアハウスというのは水着以外の方は立入禁止なんです。水着でお入りくださいと書いてある。市長さん堂々と背広で入って来られた。いわゆるプールの方へも行かれて、何かうそか本当か知らんけど、サウナの中までスーツを着て入って来られた。これは熱心さが余ってと言えばそれまでなんだけど、本当はこの行為そのものもですね、禁煙と書いてあるところでたばこを吸うと同じことなんです。水着でお入りください。それはそれでいいんですが、これもうそか本当か知りませんが、皆さん方から聞きましたら、プールサイドに何人かおられた。みんなが市長さん何とかこのまま残してくださいと、お願いします私たちも努力をいたしますと、こういって言われたと。市長はどういったかと言うと、これ聞いた話だからうそだったらうそだと言ってください。


 このプールは何メートルですか、15メートルプールです。これじゃ短い、25メートルにしましょう、こうおっしゃった。その人たちはね、それは市長はリップサービスで言っておられるかも分からんけれども、違和感を感じるんですね、自分たちは現状のままでいいから残してほしいと言っているのに、経費をかけちゃいかんから。それが15メートルを25メートルにしてくれると、幅を広げましょう、今3人ぐらいしか泳げんけど5人ぐらい泳げるようにしましょうと、こうおっしゃった。


 それやると何億金がかかるんでしょうか、私たちは今までも年間4,000万円余りの持ち出しがいけないと聞いているのに、7,000万円ほどのいわゆるリフォームもできない。25メートルにあそこのプール広げて長くして、幅も5人がばあんと泳げるようにする、へたすら億じゃ利かんじゃないですか。これどうなるんでしょうかと言ってですね、せっかく市長がおやりになったことがね、皆さん逆に不信感を持たれているんですね。本当だろうかな、多分うそだろうなというふうな感じで。その辺を市長さんもっとね、私はあなたの良さも本当に良く分かって、上手を言っているわけじゃない本当なの、分かっていますから、その辺を本当にもっと身近な住民の立場でね、本当に皆さん方何を願っているかということを、きちっと把握していただいてやっていただきたいなという気がしています。


 今申しあげました、まず、1点目は、少子高齢化、それから2番目は、本当に地についた老人福祉対策であったかどうか。3番目、各種助成金が減ってはいないと言いながら、これだけ現実に減っている。


 この3点について、市長の方から具体的なご答弁をいただきたいと思います。


 最後、また言いたいことがありますから5分ぐらい時間を残していただくように。あなたの答弁だけで終わらないようにひとつお願いいたします。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 珍部議員から、高齢化と福祉の問題、この問題を具体的な例を引きながらご質問いただいたわけでございます。


 まず、この高齢化の問題について、「いきいきこどもプラン」あるいは「いずも次世代育成支援行動計画」というようなことで、子どもさん方に対する改善策はどういうことがあっかと、具体的に言えということでございます。かいつまんで言うと、やはり一番大きな対策として養育費、保育料を総体的に抑えながら、3人目のお子さん以上は無料にしますということで、これは大変歓迎されてきとるわけでございます。また、それぞれの地域における児童クラブの創設、申請があったものは全部つくるんだということで、やってまいったところでございます。あるいは、そのような中で、子どもの健全育成、サッカー少年、野球少年、数がもう何倍にも増えてきました。これはものすごい勢いで今増えて、これもすべてジュニアを教えていただく、ボランティアの指導者の方々のおかげでございます。あとは音楽、これは吹奏楽団だけでなくて、弦楽器も含めて大変愛好するお子さんが多くなって、それに連れられておじいさん、おばあさんも喜んでいただく。市民会館もほっといてもジュニアオーケストラが満席になるような盛況ぶり、このような具体的な姿を見て、私は出雲の青少年、特に子育ては安心して出雲でいいと思っていただく方が多くなっていると思っています。とりわけ学校教育、データを発表しておりませんけれど、やはり全県のトップレベルの成績も収めていただいていると、これは安心して出雲で生活しようという思いが募っておられるというようなこと。数え挙げればきりがないことでございますけれど、これ以上はですね、例えば、3歳未満の医療費をほかの市に先立ってどんどんやってきて、ほかの市町におかれてもこれをやっていただいてきとるというようなこと。そして保育園増設、増設また増設、これも国の目いっぱいの財源を確保しながら、この審議会のご答申に沿って受け入れ人員が少ないところは増設ということで、あるいは古い保育園の改築ということでまいったわけでございます。もとより幼稚園についても改修、改修ということでございますし、また、このような中で、児童クラブを含めて子どもの養育の中身、読書活動、読み聞かせ活動、読書ヘルパーさんの動員等々、心の健全育成、愛読書のシリーズの創設等々、数だけではなくて中身についての配慮、努力、ブックスタートも行い、要するに中身のことについても努力してきたというような思いがあります。


 さて、次に、高齢者への支援の問題、私の方で今、平成19年度(2007)から平成20年度(2008)にかけまして、行財政改革の一環としてセットした事柄がございます。おっしゃるように今市地区を中心とする手当の問題はございましたけれど、実は、3つの要素がございまして、合併のときの調整の問題、高いところ低いところ真ん中に調整して、統一的な基準を出したということ。そして、県の補助金がどんどんカットされたと。県で支えていただいた分がなくなったと、このことが大きく響いております。そのような中で、市内の均一化を図った結果、見た目というか、データとしては議員のご指摘のような形になっておりますけど、それはそのときの調整であって、これでも変えないで今後改善の努力こそすれ、これ以上、下げるということはないということをこの前も申しあげて、調整させていただいたということでございます。


 これ以上に改善するには、自ら財源を得ると。先ほど来言っておりますように、観光経済でも少しでも潤うように、それが財源にはね返って、より豊かな福祉の手当ができるようにということで、頑張ろうということでございまして、阿國座があるからこれができない、あれができない、全く逆のことでございまして、そういう話にはなっておりません。その辺のご理解をいただきたいと思います。また、クアハウスの問題も何とか維持してほしいということの中で、いろいろ悩んでいるわけでございます。今申されたようなことは一つの案で、まだ3つ、4つのいろんな案を頭の中に描いております。そういうふうなことも現在、審議会でご検討中でございますので、予断を持って私がオリエンテーションというか、方向付けをしないと、ただ、ああいう場で実際に自分も見てみようと。お叱りを受けますけれど、もちろん管理者のご了解を得て入ったところでございます。やはり実際に見る、合併最初の年には見に行きましたけれど、現在の状況、大変たくさんの方がたまたま休みだったから、体力増進、健康増進、これが一番ですと訴えれている姿を見て、なるほど議員さんもこの壇上で自分も会員で楽しんでいるとおっしゃっていたことを、目の当たりに確認できたという喜びでございます。物事はいろんな対案、いろんなアイデアを考えながら、落とすところはじわっと現実的に落としていくという、行政手法ということもあるわけでございます。今後ともせっかくの検討会議も開かれております。その場で十分ご検討をいただくということで、現状の中で皆さんの喜んでいただける施設の整備という方向で、進められたらなあと念願しているところでございます。


 以上、答弁といたします。


○議 長(今岡一朗君) 珍部全吾議員。


○32番(珍部全吾君) そうしますとですね、少子化問題についてお答えいただきましたが、これは子どもが生まれてからの話ですね、子どもが生まれて保育園。そうじゃなくてですね、やっぱり子供をいかにつくるような意欲をみんなに持ってもらう。やっぱりこれはね、ある程度悩みがあっても、あまり子づくりできないですね。市長さんも子づくりはもう大分昔だから忘れたかも分かりませんが、やっぱりストレスもたまらない、悩みごともない、じゃ、今夜は子づくりというふうな格好になる。だから、やっぱりもうちょっとゆとりのあるまず社会にならないと、じゃ、子どもをつくろうという気にならないと思うんですね。実際、私も経験がありますが、子どもがいるとね、金はかかるんですよ。学校へ行かす、大学へ行かせる、大学は卒業して済んだかなと思ったら、今度は結婚しますだ、やあなんだ、そういうこともあってだと思いますが、やっぱりそういうもうちょっと子どもを3人でも4人でもつくりたいというふうなね、何かムードづくりと言いますかね、なかなか難しいんですがね。そういうものもしなきゃいけない。


 それから、一つ私も孫が1人おるんですが、見ていると非常に子育てに敏感なんですね、今の若い人たちが。何か子どもを育てるのが恐ろしいみたいなんですね。何か知りませんが食物アレルギーだわとかね、昔の子どもなんか何でも食べたものです。うちもまた息子に叱られるか分かりませんが、孫が食物アレルギーで卵を食っちゃいかん、牛乳飲んではいかん。じゃ何食わすんかいと思っておりますが、たまたまうちへ遊びに来ているときにですね、私が何かまたそういうものを食わしたんじゃないかと思ったんでしょうね、家に帰ったらぶつぶつが出て、アレルギーじゃないか。すぐ皮膚科へ連れて行ったみたいですが、何も言ってこない。どうだったかなと心配になって朝電話して、「あれどげだった、アレルギーは。」と言ったら、お医者さんに診てもらったらアレルギーじゃなくてダニにかまれとったとかね。そんなこともありますが、それぐらい過敏になっているんですよ。だから何かその辺をもうちょっとお母さん方にもですね、もっと優しく子どもを育てる方法みたいなことをね、享受していくとか、そういうことも大事だなと思います。


 それから、高齢者の方、さっき私言ったように、あと我々も任期わずかだから、これ要望してもしょうがいないんですが、本当に今までの老人福祉対策が本当に地に足がついとったかなということをね、やっぱりみんなで見直す時期が来ていると思いますので、これは今さら言ってもしょうがないので、改めてもうお互い、もし帰ってくれば議論をしたいなというふうに思います。


 それから、社会福祉等の助成金ですがね、これは現に本当に減っているんですよ。例えば、細かいところを見ますとね、1,740万円から1,358万円に、平成15年度(2003)から平成20年度(2008)減っているんです。そうしますとね、高齢者外出支援事業というのがある。これは84万円が50万円にどおんと減っているんですね、平成19年度(2007)、平成20年度(2008)ね、この高齢者外出支援事業の中で、お年寄りの方々がバスに乗って半日いろんなところへ行かれるわけですよ。それが1回のバス代が50,000円だったのが40,000円に減らされてね。それから、これは誰が指示しとうか知らんけどね、今までは例えば仁多の方へ行ったりですね、それから大田の方へ行ったりしていた。これは地域振興だから地元へ行きなさいと、出雲市以外から出るなという市役所からのそういう指令が来てですね、このバス事業で出る場合は出雲市から一歩も出ちゃいかん。出雲市の中でこれを消化しなさい。こういう何かもうね、昔の悪代官が住民をいじめるような行政はやめてですね、4万円なら4万円でもいい、5万円なら5万円でもいい、もう好きなようにそげん、例えばもう遠くへ行きたければ自分が1,000円、2,000円手出ししても遠くへ行けば、その分は充てられていいですよと。そんな年寄りさんに金を4万円出してやるから出雲市内以外は行くな、その中で何とか勉強してこいなんてなとこまでね、行政が何でそんなことを、私ね、強制されるのか。せっかくの補助金がね、こんなことをしているともう悪代官のイメージですわ。誰がやっとるか知りませんよ、部長さんがやっとるか次長さんがやっているか、全部市長さんの責任になる。西尾市長さんがこういうことをやっている。何でこんな制限をつけてですね、せっかく私たちは大田の三瓶山行こうと思ったんやけど、もう今年から行けなくなった。こんなことはやめてほしいと、もっと自由おおらかに、せっかくお年寄りの方が喜ばれることにあれば、そういうことに制限をせずにですね、おおらかにやっていただきたいと思っております。


 その2点について、簡単に所感があれば述べていただきたいですが、もう一回しゃべりたいので、少し時間を残しておいてください。


○議 長(今岡一朗君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) まず、老人の外出活動の手当50万円というところまで落ちたという、52万5,000円ですか、これは合併のときの調整だけではなくて各種統一料金、そして県の負担分を支えて、税源を全部調整して、これでももっともっと、これ以上は変えないという決意の下に、この水準にしたところでございます。決して何かほかの方に財源を使うために、これを圧縮したということではなくて、むしろ外から入ってきた財源がなくなったということが大きな調整の原因です。ここでストップをかけるということ。そして、若干上になるかも分かりませんけれど、老人の皆さんの、あるいは我々の医療のセーフティネットの問題も、県や市や地元の皆さんのご協力を得て、あれだけの大病院ができたと、大変大きな前進なんです。出雲市民は本当に私は幸せだと思っています。ただ、そこへ至る交通の手段としての、バスサービスはどうなるかという問題でございますので、それはそれで改善をしていきゃいいわけで、私の方でいじめなんて感覚は全く100分の1も私はないんですよ。それはもう皆さんのご快適なように奉仕するというのが、私の心からの偽らざる気持ちでございます。細かい内訳については、また部長が言いますけれど、資料を持って対応させていただきますが、そんな制限的な形で抑えたという思いは全くございませんのでご理解ください。


○議 長(今岡一朗君) 珍部全吾議員。


○32番(珍部全吾君) もうおっしゃることは分かりますがね、終始言って来られたのは、市民というのはね、そんなに細かいことまで分からんのですよ、事実が。それで市長さんが阿國座やります、皆さん方のいろんな補助金等については迷惑かけません。これをずっと言ってこられた。ただ細かいところを見るとね、現実にこういう問題は出ているんですね、そうすると、あれ市長さんは我々に一切そういうことでは不便かけないとおっしゃっているんだけれども、不便がかかっとるじゃないかという気になるんですよ。これは当然。一々お年寄りの方に個々に今では県の予算が減ってどうとかこうとかなんて説明もできない。その辺はやっぱり誤解が生じてくるので、ひとつせっかくの年寄りさんの楽しみでね、考えてみれば全部で1,700万円とかの金ですが、それは大金は大金ですけれども、出雲市全体からいったら、そんな大勢に影響があるほどの話でもないし、ますます私がいらん話をしますが、何か近々トキが来ると、2千数百万円かかる、そうすると何かトキ2羽よりも年寄りさんの方が大事じゃないかいちゅうような話にね、即なるんでね、その辺はひとつ気をつけていただきたいと思っております。


 答弁はいいですが、最後にさっきも今の長岡議員も述べられましたんで、少し所感を述べて、最後の議会ですから終わりたいと思いますが、ちょうど今から14年前にね、私、市長選挙で市長さんと一戦交えさせていただいて、それから今日あるわけですが、あのときの経験を私は本当に良かったなと、落選して良かったなと思うのは私ぐらいのもんか分かりませんが、ほかの議員の皆さん方にも落選もいい経験だから、あなたたちもやってみるだわねと言うけど、そうですねという人は誰もおらん。やだやだっておっしゃいましたが、あのときの経験、私本当にその後の人生においてはですね、大変貴重な価値があったと思っています。我々選挙の洗礼を受ける人間ちゅうのは、これはもう当然市民の審判受けるわけです。私、今回、誰がいいとか悪いとかではなくて、どうも市長さんも14年ぶりの選挙が行われそうだと。ついこの間ですね、大田の方のある結構有名なお医者さんが、私に、何と珍部君、今度おまえ出雲は市長選挙が14年ぶりにあるらしいな、やっと民主化された出雲市になったのう。何か今まで出雲市はフィリピンのマルコス時代みたいな、そういうどうもイメージがあったようですが、私、14年前やって、それからその後ずっと思ってきたことはですね、よく建設業者の談合の話が出る。建設業者の談合は良くない。それからずっと私も、今日初めてこういう公の場所で言いますがね、出雲市というところほどね、政治が談合してきたところはないと私は今でも思っている。出たい人があったら引きずりおろす。何でもかんでも円満に円満に、とにかく争い事をしないように、そして民意には問わない。今回、実は長岡氏、菊池氏が勇気を出して出馬をする。私、これも大変な勇気だと思う。それに受けて立ってやろうという市長さんの勇気もすばらしい。だからね、勇気ある3人が堂々と論戦をされてですね、14年ぶりに市民が直接ですね、市民の手で選ぶ市長さんが誕生する。私はどなたがなられても結構ですが、そういう意味で大変貴重のある今度の市長選挙であり、我々議員の選挙もそうです。そういうことでですね、ぜひとも万全を尽くされて頑張っていただきますように、上手ではございません本音で言っておりますので、ひとつ体に気を付けてお互いに頑張りたいと思っております。


 執行部の皆さん方も、本当に私も4年間好き勝手なことばっかり言っておりまして、ご迷惑をかけたと思いますが、大変4年間ありがとうございました。市長さん、ひとつお互い頑張りましょう。よろしくどうぞ。


 終わります。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、32番、珍部全吾議員の質問は終了いたしました。


 これをもって一般質問を終了いたします。


 ここでしばらく休憩いたします。再開は3時5分といたします。


              午後 2時49分 休憩


              午後 3時04分 再開


○議 長(今岡一朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 日程第2、議第87号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第8回補正予算から、議第156号、公の施設の指定管理者の指定についてまで、議第160号、公の施設の指定管理者の指定について及び議第162号、公の施設の指定管理者の指定期間の変更についてから、議第170号、市道路線の認定についてまでを一括議題といたします。


 これより議案に対する質疑を行います。


 まず、議第87号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第8回補正予算について、歳入歳出を一括して質疑を行います。


 補正予算書3ページから68ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第87号についての質疑を終了いたします。


 次に、議第88号、平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第2回補正予算から、議第97号、平成20年度(2008)出雲市高野令一育英奨学事業特別会計第1回補正予算までについて、一括して質疑を行います。


 補正予算書69ページから181ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第88号から議第97号までについての質疑を終了いたします。


 次に、議第98号、平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第2回補正予算について質疑を行います。


 病院事業会計補正予算書について、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第98号についての質疑を終了いたします。


 次に、議第99号、平成21年度(2009)出雲市一般会計予算について、歳入歳出を一括して質疑を行います。


 予算書3ページから270ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第99号についての質疑を終了いたします。


 次に、議第100号、平成21年度(2009)出雲市国民健康保険事業特別会計予算から、議第116号、平成21年度(2009)出雲市廃棄物発電事業特別会計予算までについて、一括して質疑を行います。


 予算書271ページから572ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第100号から議第116号までについての質疑を終了いたします。


 次に、議第117号、平成21年度(2009)出雲市水道事業会計予算について質疑を行います。


 出雲市水道事業会計予算書について、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第117号についての質疑を終了いたします。


 次に、議第118号、平成21年度(2009)出雲市病院事業会計予算について質疑を行います。


 出雲市病院事業会計予算書について、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第118号についての質疑を終了いたします。


 次に、議第119号、出雲市個人情報保護条例の一部を改正する条例から、議第156号、公の施設の指定管理者の指定についてまで、議第160号、公の施設の指定管理者の指定について及び議第162号、公の施設の指定管理者の指定期間の変更についてから、議第170号、市道路線の認定についてまでを、一括して質疑を行います。


 議案書1ページから100ページまで、104ページ及び106ページから124ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第119号から議第156号まで、議第160号及び議第162号から議第170号までについての質疑を終了いたします。


 お諮りいたします。


 ただいま議題となっております各議案のうち、議第99号、平成21年度(2009)出雲市一般会計予算から、議第118号、平成21年度(2009)出雲市病院事業会計予算までの20件については、お手元に配付いたしております予算特別委員会議案付託表のとおり、同特別委員会に審査を付託したいと思います。


 これにご異議ありませんか。


           (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 異議なしと認めます。


 よって、議第99号から議第118号までについては、予算特別委員会に審査を付託することに決定いたしました。


 お諮りいたします。


 ただいま議題となっております各議案のうち、議第167号、工事請負変更契約の締結について及び議第168号、工事請負変更契約の締結についての2件は、お手元に配付いたしました庁舎建設特別委員会議案付託表のとおり、同特別委員会に審査を付託したいと思います。


 これにご異議ありませんか。


           (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 異議なしと認めます。


 よって、議第167号及び議第168号については、庁舎建設特別委員会に審査を付託することに決定いたしました。


 ただいま議題となっております各議案のうち、議第87号から議第98号まで、議第119号から議第156号まで、議第160号、議第162号から議第166号まで、議第169号及び議第170号につきましては、お手元に配付いたしております常任委員会議案付託表1のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。


 日程第3、仮議長選任の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 議第157号から議第159号までを議題とするに先駆けて、あらかじめ地方自治法第106条第3項の規定に基づき、本日の会議における仮議長の選任を議長に委任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。


           (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 異議なしと認めます。


 従って、本日の会議における仮議長の選任を、議長に委任することに決定いたしました。


 議長において仮議長、31番、古福康雅議員を指名いたします。


 ここで議長を交代いたします。


○仮議長(古福康雅君) ただいま仮議長に選任されました古福康雅でございます。


 地方自治法第106条第2項の規定により仮議長の職務を行います。


 よろしくお願いいたします。


 日程第4、議第157号、公の施設の指定管理者の指定についてから、議第159号、公の施設の指定管理者の指定についてまでを、一括議題といたします。


 地方自治法第117条の規定により、18番、坂根 守議員、25番、宮本 享副議長、27番、今岡一朗議長の退席を求めます。


       (坂根 守君、宮本 享君、今岡一朗君 退席)


 議第157号から議第159号までについて、一括して質疑を行います。


 議案書101ページから103ページまでについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○仮議長(古福康雅君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第157号から議第159号までについての質疑を終了いたします。


 ただいま議題となっております各議案につきましては、お手元に配付いたしております常任委員会議案付託表2のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。


 以上で、宮本 享副議長及び今岡一朗議長の除斥を解除いたします。


          (宮本 享君、今岡一朗君 着席)


○仮議長(古福康雅君) これで、仮議長の行う議事が終了いたしましたので、仮議長を解任させていただきます。


 ありがとうございました。


○議 長(今岡一朗君) 日程第5、議第161号、公の施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。


 引き続き、坂根 守議員は除斥となります。


             (坂根 守君 退席)


○議 長(今岡一朗君) 議第161号について質疑を行います。


 議案書105ページについて、ご質疑はありませんか。


            (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって、議第161号についての質疑を終了いたします。


 議第161号につきましては、お手元に配付いたしております常任委員会議案付託表3のとおり、所管の常任委員会に審査を付託いたします。


 以上で、坂根 守議員の除斥を解除いたします。


             (坂根 守君 着席)


○議 長(今岡一朗君) 日程第6、請願第13号から請願第15号まで、陳情第18号及び陳情第20号から陳情第24号までを一括議題といたします。


 ただいま議題となりました請願及び陳情につきましては、お手元の請願、陳情書表のとおり、各常任委員会に審査を付託いたします。


 以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 なお、3月3日は予算特別委員会、4日は総務常任委員会、5日は文教厚生常任委員会、6日は環境経済常任委員会、9日は建設水道常任委員会が開催されます。


 また、常任委員会の開催に合わせ、予算特別委員会の各分科会がそれぞれ開催されます。10日には庁舎建設特別委員会が開催されます。


 本日は、これをもって散会といたします。





              午後 3時18分 散会





 地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。








              出雲市議会議長    今 岡 一 朗





              出雲市議会議員    古 福 康 雅





              出雲市議会議員    川 上 幸 博





              出雲市議会議員    原   隆 利