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島根県 出雲市

平成20年度第4回定例会(第1号11月27日)




平成20年度第4回定例会(第1号11月27日)





 
     平成20年度(2008)第4回出雲市議会(定例会)会議録





     開 会 平成20年(2008)11月27日午前10時00分


     閉 会 平成20年(2008)12月15日午前11時53分





〇議事日程第1号


         平成20年(2008)11月27日 午前10時開議





第1.会議録署名議員の指名


第2.会期の決定


第3.諸般の報告


   (1)例月出納検査結果報告書


   (2)定期監査結果報告書


第4.議第 61号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算


第5.陳情第 9号 「出雲阿國座」建設計画の中止を求める陳情


第6.陳情第 1号 出雲阿國座建設関連予算の凍結と再考等を求める陳情


   陳情第 6号 出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情


第7.議第 62号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第5回補正予算


   議第 63号 平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第1回補正


          予算


   議第 64号 平成20年度(2008)出雲市老人保健医療事業特別会計第2回補正


          予算


   議第 65号 平成20年度(2008)出雲市後期高齢者医療事業特別会計第1回補


          正予算


   議第 66号 平成20年度(2008)出雲市介護保険事業特別会計第1回補正予算


   議第 67号 平成20年度(2008)出雲市簡易水道事業特別会計第1回補正予算


   議第 68号 平成20年度(2008)出雲市下水道事業特別会計第2回補正予算


   議第 69号 平成20年度(2008)出雲市農業・漁業集落排水事業特別会計第1


          回補正予算


   議第 70号 平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第1回補正予算


   議第 71号 出雲市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例


   議第 72号 出雲市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例


   議第 73号 出雲市立保育所設置条例の一部を改正する条例


   議第 74号 出雲市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例


   議第 75号 財産の無償譲渡について(出雲市立平田保育所)


   議第 76号 工事請負契約の締結について(佐香コミュニティセンター建築工事)


   議第 77号 工事委託協定の締結について(都市計画道路大津中央一の谷線(2


          工区)街路事業に伴う山陰線直江・出雲市間384K284m付近


          山廻架道橋改築工事委託)


   議第 78号 備品の取得について(スクールバス車両)


   議第 79号 市道路線の廃止について


   議第 80号 市道路線の認定について





会議に付した事件


第1.会議録署名議員の指名


第2.会期の決定


第3.諸般の報告


   (1)例月出納検査結果報告書


   (2)定期監査結果報告書


第4.議第 61号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算


第5.陳情第 9号 「出雲阿國座」建設計画の中止を求める陳情


第6.陳情第 1号 出雲阿國座建設関連予算の凍結と再考等を求める陳情


   陳情第 6号 出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情


第7.議第 62号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第5回補正予算


   議第 63号 平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第1回補正


          予算


   議第 64号 平成20年度(2008)出雲市老人保健医療事業特別会計第2補正予


          算


   議第 65号 平成20年度(2008)出雲市後期高齢者医療事業特別会計第1回補


          正予算


   議第 66号 平成20年度(2008)出雲市介護保険事業特別会計第1回補正予算


   議第 67号 平成20年度(2008)出雲市簡易水道事業特別会計第1回補正予算


   議第 68号 平成20年度(2008)出雲市下水道事業特別会計第2回補正予算


   議第 69号 平成20年度(2008)出雲市農業・漁業集落排水事業特別会計第1


          回補正予算


   議第 70号 平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第1回補正予算


   議第 71号 出雲市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例


   議第 72号 出雲市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例


   議第 73号 出雲市立保育所設置条例の一部を改正する条例


   議第 74号 出雲市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例


   議第 75号 財産の無償譲渡について(出雲市立平田保育所)


   議第 76号 工事請負契約の締結について(佐香コミュニティセンター建築工事)


   議第 77号 工事委託協定の締結について(都市計画道路大津中央一の谷線(2


          工区)街路事業に伴う山陰線直江・出雲市間384K284m付近


          山廻架道橋改築工事委託)


   議第 78号 備品の取得について(スクールバス車両)


   議第 79号 市道路線の廃止について


   議第 80号 市道路線の認定について





                 出 席 議 員


              1番 大 国 陽 介 君


              2番 松 村 豪 人 君


              3番 遠 藤 力 一 君


              4番 山 根 貞 守 君


              5番 萬 代 輝 正 君


              6番 板 倉 一 郎 君


              7番 多々納 剛 人 君


              8番 川 上 幸 博 君


              9番 石 川 寿 樹 君


             10番 曽 田 盛 雄 君


             11番 福 代 秀 洋 君


             12番 高 野 成 俊 君


             13番 広 戸 恭 一 君


             14番 小 汀 英 久 君


             15番 直 良 昌 幸 君


             16番 西 尾   敬 君


             17番 長 岡 幸 江 君


             18番 坂 根   守 君


             19番 板 倉 明 弘 君


             20番 萬 代 弘 美 君


             21番 勝 部 順 子 君


             22番 米 山 広 志 君


             23番 牛 尾 尚 義 君


             24番 山 代 裕 始 君


             25番 宮 本   享 君


             26番 原   隆 利 君


             27番 今 岡 一 朗 君


             28番 多久和 康 司 君


             29番 荒 木   孝 君


             30番 長 廻 利 行 君


             31番 古 福 康 雅 君


             32番 珍 部 全 吾 君


             33番 杉 谷 寿 之 君


             34番 寺 田 昌 弘 君





                 欠 席 議 員


                  な   し





               説明のために出席した者


          市長           西 尾 理 弘 君


          副市長          長 岡 秀 人 君


          副市長          野 津 邦 男 君


          収入役          田 中 雄 治 君


          教育委員長        大 谷 香代子 君


          教育長          黒 目 俊 策 君


          観光政策推進本部次長   大 田   茂 君


          政策総務部長       児 玉 進 一 君


          財政部長         伊 藤   功 君


          地域振興部長       荒 木   隆 君


          文化企画部長       板 倉   優 君


          健康福祉部長       井 上 明 夫 君


          環境政策部長       児 玉 俊 雄 君


          産業観光部長       中 尾 一 彦 君


          建設事業部長       吉 井 貴 史 君


          都市整備部長       岸   和 之 君


          教育次長         山 本 文 夫 君


          教育次長         杵 築   伸 君


          上下水道局長       原 田 恭 平 君


          消防長          永 岡 博 之 君


          総合医療センター事務局長 林   誠 治 君


          監査委員事務局長     吉 田 純 二 君


          政策課長         長 見 康 弘 君


          秘書課長         鐘 築 健 治 君


          財政課長         板 倉 勝 巳 君





                議会事務局出席者


          局  長         青 木   博


          次  長         高 橋 直 樹


          次長補佐         佐 藤 恵 子


          係  長         村 尾 幸 紀


          書  記         小 村 和 恵





              午前10時00分 開会


○議 長(今岡一朗君) おはようございます。


 これより、平成20年度(2008)第4回出雲市議会定例会を開会いたします。


 ただいまの出席議員は全員であります。


 直ちに、本日の会議を開きます。


 開会に当たり市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。


 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 おはようございます。


 ここに平成20年度(2008)第4回出雲市議会開会に当たりまして、ごあいさつを申しあげます。


 まず、先日11月18日には臨時市議会をお願いし、また議会からの要請を受けまして、この議会において「地域経済の活性化と安心な生活を実現するための緊急経済対策」に係る補正予算をご審議いただき、全員ご賛同の中で出させていただきました。まことにありがとうございます。


 現在、この経済の緊急の事態、生活困窮の方々、これを早急に救うべく我々として12月いっぱいにその予算が執行され、それぞれ関係の皆様のお手元に届くべく、急ピッチに作業を進めているところでございます。今朝もそのことで打ち合わせをしたところでございます。今後における市の経済状況等を注視しながら、新しい経済対策も講じて頑張っていかなきゃならない地方分権自治の時代がまいっとるわけでございます。


 さて、ここでいま一度この4年間、間もなく我々の任務は第一期の任期を終わるわけでございますけれど、これを振り返ってみましたときに、平成17年(2005)5月27日の最初の新議会での施政方針におきまして、新市における新たな合併の効果を発揮するためには、道路の建設、川の問題、学校問題、福祉、教育、そして、また環境、健康増進、芸術文化、科学技術等々のことは、これまでの路線上において一層充実した方向で頑張らなきゃならないという所信を明らかにしながら、大出雲市発足の年に当たって、新たな次元の新たな対策として、やはり21世紀の出雲神話観光大国をつくるのだという思いを、市政の新たな重点施策の一つと掲げ、その大国のシンボル空間として、文化創造の拠点としての大社門前町における出雲阿國座の創設、これも必要であるということをお示しし、この事業を主要事業の一つに位置づけたところでございます。


 さて、平成17年(2005)12月には、このような方針を受けていろいろご議論をいただきながら、30名の議員の皆様方から構成されます総合開発審議会の中で、21世紀出雲のグランドデザインが定められたところでございます。この中で出雲阿國座の創設、これは歴史・文化のシンボル空間の整備の主要プロジェクトとして位置づける中で、議会におかれましては平成18年(2006)3月議会で、出雲阿國座整備に係る基本設計の予算をお認めいただき、さらに平成19年(2007)3月議会と同年12月議会において、出雲阿國座整備の実施設計や用地取得に関する予算をお認めいただいたところであります。


 私は2市4町が大連立し、出雲大社、西谷墳墓群などの文化遺産、一畑薬師から鰐淵寺、須佐神社など歴史の文化資源を活用し、さらに国立公園日御碕、宍道湖、神西湖、そして、また多伎から湖陵にわたる日本海景観資源の活用、このようなものを持って、国内はもとより世界にも情報発信ができる、夢多き観光文化大国としての自治体が発足でき、これらの資源を活用したネットワークを最大限活用することによって、我々の新市の発展を図らんとするものでございます。


 先の臨時市議会でもご紹介申しあげましたけれど、中国経済連合会が中国5県の中での「観光地魅力度ネット調査」によるリピート希望ナンバー1、これは単純な設問で分かりやすい設問でございますけれど、「出雲に行ったことがある」また、「もう一度行きたいか」という2つの点で、ほかの都市と比較してどうかという結果も出まして、出雲市、中心のこの出雲は宮島あるいは倉敷を抜いて、5県の中で一番魅力度が高いという反応が出ているところでございます。


 他方、長引く諸資源の高騰・原材料の高騰、そして、世界的な金融危機の深刻化、さらには円高の影響も加わり、国内はもとより国内全体の経済が混乱の兆しを呈し、国際経済社会に依存する我が国の経済の土台も危うくなっている中で、景気減速ということが明確にされてきたところでございます。


 このような経済、社会情勢の中で、本市としては先の緊急経済対策といった応急処置もさることながら、新しい産業政策により新たな基幹産業を育てて、それこそ小さなお店屋さんから旅館、民宿、タクシー、広告宣伝媒体、そして、またお土産屋さんなどの個々の生業、経済の生業を考え、それを育てていくということが産業構造改革の中での、出雲における観光産業育成の基本方針であると考え、その重要性はいやが上にも今や高まっていると言っても過言ではございません。このような中で、先ほど来申しあげておりますような、出雲市のポテンシャルを最大限発揮できる、そして明確なる情報発信の中で、魅力度をさらに高めることによって出雲圏域、特に出雲市における観光振興、これを新たな産業経済発展の一大動力源として、頑張ろうとしているところでございます。これがまさに出雲市発展のキーポイントでございます。


 他方、先般11月21日の国の文化審議会におきまして、田儀櫻井家の「越堂たたら跡」と「聖谷たたら跡」が、国の史跡指定として追加指定されることが決定いたしました。昨日まで私も文化庁に出かけまして、そのことのお礼と今後のこうした遺跡の活用、振興策、そして出雲の持っている伝統文化、阿國座を含めて仮にこれがお認めいただくならば、文化庁としても最大限の協力と理解をお願いするということで、課長ら皆さん総立ちで私の話を聞いていただきました。


 地方分権自治の時代、自ら立ってこそこの新しい観光経済の発展でございます。でも全国的な理解も欠かせられません。これからは国挙げての伝統文化の振興の必要性、文化庁も現在はオペラとかシンフォニーとか、大都市圏にある劇団等の応援、これ努めながらも、地域における文化振興は文化財保護が中心でございます。そういうようなことについても注意喚起をしながら、世界の文化遺産たるこういう歌舞伎とか能、狂言の世界はもとより、日本舞踊、太鼓、神楽そして民謡の世界、そして新しい現代演劇の中でも古典的な人情の世界、こういうものの重要性についても喚起してまいりましたし、ご理解もいただいているところでございます。いずれにいたしましても、この出雲市における観光動態はどうなっているか。そして、こうした新しい施策を講ずることによっての経済効果はどうだということについても、本議会でもいろいろご指摘いただいてきたところでございます。


 出雲市といたしましては、平成17年度(2005)の施政方針から、新市発展10年のグランドデザイン、さらには観光大国建設の促進条例、あるいは神在月文化振興条例等でも明らかにしてまいりましたけど、我々の考え方、観光資源の活用のあり方、この議会を通じ、また市民の皆様方に対しまして、多様なメディアを通じて訴えてきたところでございます。この出雲のグランドデザインも市内全戸にわたって配布をしながら、その周知徹底にまた努めてまいったところでございますが、多忙な皆様方でございます。細かく見て、よく理解してというところまでいかない方もいらっしゃいます。毎日毎日が生活が大変でございます。でございまして、こういう議会の場で、あるいはテレビ、メディアを通じて、いろいろ訴えることに努力しなきゃならないという思いでございます。もとより市の発展は観光政策ということが脚光を浴びておりますが、私自身としては、このグランドデザインに掲げられました6つの基本方針、この基盤の整備、道路や川の整備そして教育の問題、福祉の問題、健康の問題、環境の問題等々6つにわたる重要施策、これらの中に描かれております具体的な方向づけ、これをいつも念頭に置いて、市の行政の責任は全体として総合的に、かつ限られた財源を有効に活用して、福祉や教育や経済振興、環境の問題、いつも目を配らせながら頑張ってきた今日まででございます。


 対話と交流の中での市政ということでございます。そういう意味で、この阿國座の問題につきましても、いろんな形で議員の皆様と語らってまいりました。平成17年度(2005)以来、質問件数にして50回以上にわたっていろいろご提言、ご忠告、ご賛同をいただき、そして、また昨年の12月の段階で、全体の事業計画規模が30億円台から42億円になったと。そして維持管理運営費、これが2,300万円ぐらいの赤字という形のものが、200万円強の黒字になるというようなデータが出るに当たりまして、審議の途中からのデータの公表でございました。公表という意味は新聞で報道されたという意味でございます。そういう中で我々としては改めて発表するということで、この維持管理費の問題を含めまして、新たに私の立場、考え方も述べさせていただき、2,300万円の赤字台はこれは克服するのだというような努力目標、あるいは我々の収支計画の最初にして発表させていただいたのが、今年に入ってからでございます。このような中で、さらに説明を要するという議会の皆様方の声、私の考え方も含めまして、市内12カ所でこの阿國座の経済問題、財政問題に焦点を合わせた、市民説明会を開かせていただいたところでございます。そのような中で、多くの市民の皆様方の出席されている方々の大きな声、厳しいご指摘、本当にそういう熱狂的なご意見の中で、そういう方々のお気持ち、考え方、良く分かったという思いで、以後内々の作業でございましたけれど、阿國座の建設事業費いかにあるべきか。維持管理はどうあるべきか。もう一度ずっとこの半年間、検討を重ねさせていただいたところでございます。そのような中で、本年10月28日付で議会委員長名、観光経済特別委員会委員長そして環境経済常任委員会委員長名をもって、具体的にこういうことを検討してくれというご指摘、ご提案をいただきまして、そして3つの重要事項をもってお申し越しいただきました。


 これに対しまして、私はかねてから検討、内々作業を進めておりました考えをさらに最終的に振り絞って、あらゆる工夫、あるいは施設の魅力、機能を低下させないことを念頭に、ギリギリのところまで考え抜き、誠意を持って先般お答えし、先般来の全員協議会あるいは二度にわたる環境経済委員会、あるいは観光経済特別委員会の場において、私の考え、執行部の考え、すべて出し尽してお答え申しあげ、説明申しあげ、我々からの情報発信は尽きるというところまで頑張ってきたところでございます。


 昨年の12月の議会であったと思いますけれど、阿國座の建設事業費は日程的に言うと今年の9月議会、これが一つの大きな節目でございます。このときには提案させていただきますということをもって、議会が終わったという記憶がございます。


 あれから、もう1年近くたってきましたけれど、9月議会ではまだまだ十分議論は尽くされていないという議会の皆様方のご意見、あるいはご要望等に対しまして、議会におかれてもう少し審議が必要だという思いで、これを9月議会以降で、さらに審議を尽くすというご努力をなさったわけでございます。日程的に言いますと、後ほどまた説明も申しあげることと思いますけれど、やはり、この年内のできるだけ早い段階で、もう10月ごろまでにと思っていましたけれど、11月の臨時議会でもお願しなきゃという思いがございましたが、経済対策は先行しなきゃいけないということで、今日までまいったわけでございます。この半月間、1カ月間の時間、非常に重要な時期でございます。そして、この12月議会冒頭でのご提案ということにさせていただき、議会もご了承いただいているわけでございます。


 そして、我々が議会の皆様、市民の皆様方に示しました修正案では、総事業費42億円から、12月以前の段階30億円程度と言っております水準まで、32億8,200万円まで、9億1,800万円を圧縮してご提案申しあげたところでございます。これに伴い市民が市税として負担する金額も、13億5,100万円から9億7,700万円と3億7,400万円削減する見通しとしております。9億7,700万円に合併特例債の年間の金利約1,500万円、これが当初3年間続くわけでございますけれど、今からのベースで言いますと、向こう4、5年はこの10億円前後の経費をもって市の歳出は足りると。4、5年間で10億円でございます。あと17年間をもって毎年5千、6千万円の借金返済を、4,000万円台まで圧縮してきたということでございます。


 議会の皆様、市民の皆様、財政が大変だ、運営費はどうかというご心配、このことからの私に対する反論なり疑念なり、あるいは不信感なり、あるいは注意喚起、激励、いろんなものを含めての懸念表明だと思っております。


 それに対しまして、本年4月の市民説明会が終わった以降、第4回目の市政フォーラム37回会場、延べ何千人の皆さんのご参集で討議をやってまいりました。地域ごとにテーマも立ち上げられましたし、そして自由討論の時間もいただき、その討論の中で9カ所で、それも一人ずつ、この財政問題はどうなっているかということを中心にご議論、ご質問いただきました。阿國座を単独で造るのですか。まちはどうなりますか。財政は大丈夫ですか。運営費はどうですかというようなご質問でございます。これは12会場での質問が集中しました点と同じ思いで、それぞれご発言がございましたが、それぞれに丁重にお答えしご理解を得てきとるわけでございます。その他の多くのフォーラム出席者、あるいは今日までに至る市民の大方の皆さん、合意いただける方、随分多くなっております。口元でささやかれる。私に対するアピール。そして12月までは自宅まで電話が1、2本ございました。それもございません。インターネットでの注意喚起も途絶えているところでございます。このような中で、私は必ず今の反対やご疑問、ご疑念、信念として主義としてこれを否定されることはどうにもなりません。これはもう考え方の問題、見識の問題、価値観の問題、これはやむを得ません。でも財政問題等であれば必ずこれは克服できる。それほど大きなヘビーな負担ではないし、必ずご理解いただけるという思いでこれを見ております。今日までの私の、そして副市長をはじめ各役職担当官のご努力、それぞれ手分けして資料をつくり、あらゆるところへ出かけて説明、努力を重ねていただく中で、我々のところでは静かにお待ちするという状態になっているところでございます。このような中で本議会におかれまして、我々といたしまして、一般会計第4回補正予算といたして出雲阿國座整備事業に係る予算、すなわち造成工事、修正設計業務と造成建築工事関連事前調査業務予算、そして平成21年(2009)、平成22年(2010)に係る継続予算、これのご審議をご提案申しあげているところでございます。


 この補正予算につきましては、出雲阿國座の用地取得に関する予算について、昨年度予算化したものを本年度に繰り越しておりまして、本年度末までに執行する必要がありますことから、今後の日程を考えますと、この11月末がギリギリのタイミングであります。時間的にもきちんと事業化をすべきときと考えておりまして、本日のご審議、ご決定を特段によろしくお願い申しあげる次第であります。


 次に、「出雲市・斐川町合併問題」について論究したいと思います。


 この問題につきましては、両市町間の市長・町長間、幹部職員の信頼関係の中で、広域連携が可能な事業はどうかということを検討する段階から、斐川町側からのご提案もございまして、広域連携からさらにステップアップいたしまして、合併した場合はどういう形になるかという問題を研究してみようということがありまして、今議会にもご報告しておりますとおり、このたびの「出雲市・斐川町合併問題研究会」が、これまでの広域連携研究会に発展的に解消して、今年11月10日から事務レベルでの研究会が立ち上がったところであります。この研究会では、仮に両市町が合併した場合の効果や、課題等の調査研究を行っているところでありまして、来月中旬には中間取りまとめを、そしてできれば年内に遅くとも来年1月中には、最終的な取りまとめを行う考えでございます。適時適切に節目節目では議員の皆様方、市民の皆様方にご報告を申しあげていきたいと考えているところでございます。


 なお、ここに至りまして、斐川町の有志の皆様方が「消防問題を考える会」ということで、この期限付の委託関係というのは全国に例がないということを訴えられながら、間もなく私の方にもお越しいただくことになったわけでございます。この際、明らかにしておきたいのは、そもそもこの消防問題も全国に余り例がないと言われておりますけど、任意合併協議会から法定合併協議会すべてセットして終わったと。そして斐川町側の代表もこれを了とされたということを終わって直後、この問題はいかがなものかということを町長自らが、忘れもいたしませんけど、平田市のホールで突然ご発言になって、ほかの市長、町長がびっくりするよう中で、斐川町におかれては合併問題という、総合的に市民の生活の万般に及ぶ大問題でありますので、住民投票ということをなされた結果の離脱ということでございます。


 法定合併協議会で普通問題になりますのは、市役所の位置とか、あるいは議会の定数とか、あるいは新市の名称とか、大田市においても大変苦労されました。そのようなことで途中で断念するというのがほとんどでございまして、すべてを了として突然のごとく、今まで賛同されたようなまちの執行部の皆さんが突然変異だということは、全国的にまた例をあまり見ないところでございます。その結果、この旧市の市議会、協議会でも、これはやはり合併新市は2市4町で発足、斐川町に対しましては、ごみ、し尿これは委託関係も結構と、でも消防問題というのは住民の、市民の生命、財産を預かることだと。これは当該自治体が自らの責務としてやるべきことでございまして、人に自分の町民の命を預けるという形はまことに不自然と。やはり、これは市民の住民の皆様の町民の皆様の、安心・安全をモットーとすることであるならば、出雲市として新市としてこれを自らの仕事としてお世話したいと、このことでございます。期限をつけて合併がどうだこうだということを言っているわけではございません。この問題は最初は3年間待ちますと、どうされるか。そして議員の皆様、市民の皆さんご存じのとおり、向こう3年間さらに延ばして6年間待つと。これがまあ限度ですよと。その間、出雲市として斐川町民の皆さんのお世話をしたいと、斐川町民の永遠の生命、財産を守ることを自らの仕事としてやらせてほしいと。頼まれたからやりますというような無責任なことは取りたくないと、一生懸命お世話したいと。このことをどうして断るのかというような思いでございます。何か期限のどうのこうのとおっしゃっていますが、そうじゃないのです。真意は町民の皆さんの生命、財産、永遠に補償したい。私らにやらせてほしいと、自らの仕事としてお願いいたしますということに尽きるわけでございます。


 このことは明確にしておかきゃいけないわけでございます。頼まれ仕事でやるようなことではないというような思いでいるところでございます。


 次に、松くい虫防除に係る空中散布に伴う健康被害の問題。


 このことについてはご存じのような経過で、この10月以降、出雲市松くい虫防除検討委員会を立ち上げて、それに転向いたしました原因調査委員会の結果を受けて、慎重に鋭意ご熱心に審議、検討をいただいているところでございます。この検討会議の取りまとめといたしまして、先般11月20日の第4回の会議で、その結果が取りまとめられ、間もなく来月初旬にもこの検討委員会の委員長から、私の方に報告書が提出される予定でございます。


 一方、私も11月6日には、遥堪、高浜地区に出かけまして、自治会の幹部の皆様、福代議員にもご同道いただきましたけど、約3時間かけて日暮れの暗くなるまで北山山系、弥山山地の現地調査を行い、松枯れの進行状況やシカによる被害状況をつぶさに確認、観察してきたところでございます。指定自然景観に寄与し、暴風雨や土砂災害防止など多面的な役割を果たしている松林について、先の検討委員会の報告を受けまして、いよいよ具体的に保護対策を構築していかなきゃならない。行政はその責任を全うしなきゃならない。評論で終わるのは行政ではないというところで、我々は間もなくこの検討会議を受けて、会議の皆様方のご意見に対して、北山のシカの共生の森づくりの準備も進めつつ、具体的な方針を明らかにせんとするものでございます。


 どうか皆様方、この点またよろしくご理解いただきたいと思います。


 また、トキの分散飼育につきましては、先般、環境省のトキ飼育繁殖専門家会合がありまして、その会合で出雲市がトキの分散飼育地として、基準を満たしているという意見が取りまとめられました。これを受けて年内にも正式決定の見込みであるというふうに伺っておりますが、誠に喜ばしい限りでございます。


 環境浄化、環境の世紀の先取りといたしまして、農薬を嫌う正常な環境を求める、そのトキの到来こそは、出雲市農業におけるまた新しい切り口の一つになろうかと思っているところでございますし、また環境浄化の問題がまさしく幼少時の皆様から高齢者の皆様方も含めて、市民の新たなテーマとして明確に意識され、行動に移られんことを期待しているものでございます。そのようなことになりましたのも、出雲市と中国陝西省トキ救護センターや漢中市との永年の交流や、アフリカクロトキなどの自然ふ化を成功した、市民の地元を中心とする皆さん方のご業績、実績が評価されたものと考えておりまして、このような流れの中で、本議会においてトキ分散飼育センター建設に伴う、環境型応援基本構想策定経費を補正予算として提案した次第でございます。これもよろしくご検討、ご審議お願い申しあげる次第でございます。


 さて、本議会でお諮りする案件は、予算案件として、先ほど説明した「一般会計第4回補正予算」及び「一般会計第5回補正予算」、そして、7つの特別会計の補正予算と、「病院事業会計の第1回補正予算」であります。


 次に、条例案件としては、「出雲市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例」など4件であります。単行議決案件は「財産の無償譲渡について」など6件であります。


 詳細については担当部長から説明させますので、議員の皆様方それぞれに適切なるご審議、ご決定をいただきますよう、心からお願い申しあげまして、今議会開会に当たっての私のあいさつとさせていただきます。


 よろしくお願いします。


○議 長(今岡一朗君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程のとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において、6番、板倉一郎議員、29番、荒木 孝議員を指名いたします。


 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。


 お諮りいたします。


 本定例会の会期は、お手元に配付いたしました会期日程案のとおり、本日から12月15日までの19日間といたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


             (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) ご異議なしと認めます。


 よって、本定例会の会期は、本日から12月15日までの19日間とすることに決定いたしました。


 日程第3、諸般の報告を行います。


 本日、監査委員から、地方自治法第199条第4項の規定による定期監査結果報告書及び同法第235条の2第1項の規定による例月出納検査結果報告書の提出がありました。


 いずれも写しを配付いたしておりますのでご覧ください。


 以上で、諸般の報告を終了いたします。


 ただいま、3番、遠藤力一議員ほか2名から、「出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例の件」が提出されました。


 お諮りします。


 これを日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題といたしたいと思います。


 これにご異議ありませんか。


             (「異議なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 異議なしと認めます。


 「出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例の件」を日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。


 追加日程第1、議第81号、「出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例」、日程第4、議第61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算、日程第5、陳情第9号、出雲阿國座建設計画の中止を求める陳情並びに日程第6、継続審査中の陳情第1号及び陳情第6号を一括議題といたします。


 まず、追加日程第1、議第81号、「出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例」について、提案者の説明を求めます。


 3番、遠藤力一議員。


○3 番(遠藤力一君) 登壇 おはようございます。


 出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について、市民の賛否を問う住民投票条例を提案いたします。


 はじめに、提案理由を説明をいたします。


 出雲市大社町に計画されている出雲阿國座の建設を行うことについて、住民に直接意思を確認することを目的とする、住民投票条例を制定するためです。


 出雲阿國座については、平成17年(2005)から29回にわたり観光産業振興特別委員会、環境経済委員会において議論をしてまいりました。また、その間、市執行部におかれましては、住民理解を得ようとテレビでの広報や住民説明会を12会場で開催をされてまいりました。しかし、その後も住民理解は得られず、事業凍結を求める署名運動が展開され、約4万人の方々の署名が提出をされました。私も市内を歩き、一人一人の住民の方の声に耳を傾けると、この事業については支持できない、不支持であるとの声が圧倒的に多いものでした。平成19年(2007)12月に示された、出雲阿國座基本計画での事業費42億円、これについて多くの時間を費やし議会での議論をし、そして住民への方々への説明をしてまいりました。それが本年10月28日に環境経済委員会、観光産業振興特別委員会からなされた申し入れに対し、ほんの2週間で事業予算32億8,000万円に減額され、再提案されました。


 市長は、これで住民理解が得られるから、事業を推進するとおっしゃいます。住民は、いや凍結すべきだ、やはり支持はできないと言います。どこまでいっても平行線で埋まらない深い溝ができております。市長の見解と住民との間に大きな隔たりがあることは明らかであります。住民の大多数が望むことを、あえて無視してしまうような政治、行政、果たして正常な地方自治と呼べるのかはなはだ疑問であります。観光産業こそ出雲の未来を託す産業だと位置づけ、そのシンボルともなろであろう出雲阿國座が、住民の不信の象徴であってはなりません。この際、住民投票を通じて住民の真意はどこにあるのかを明らかにして、出雲阿國座事業の今後を決すべきだと私は訴えます。


 それでは、条例の案文を読ませていただきます。


 出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例


 第1条 この条例は、出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)(以下「出雲阿國座」という。)の建設を行うことについて、住民に直接意思を確認するために投票を行うことによって、市民の賛否を明らかにし、もって市政の民主的かつ健全な運営を図ることを目的とする。


 第2条 前条の目的を達成するため、市民による投票(以下「住民投票」という。)を行う。


 2 住民投票は、市民の自由な意思が反映されるものでなければならない。


 第3条 市長は、市民の投票の判断に資するため、市が有する出雲阿國座建設事業の情報を整理した資料を一般の閲覧に供するほか、必要な情報の提供を行うものとする。


 第4条 住民投票は、この条例施行の日から3月以内に実施するものとする。


 第5条 住民投票は、市長が執行するものとする。


 2 市長は、地方自治法第180条の2の規定に基づき、協議により、その権限に属する住民投票の管理及び執行に関する事務を出雲市選挙管理委員会に委任するものとする。


 第6条 住民投票の期日(以下、「投票日」という。)は、第4条の期間内で市長が定める日曜日とし、市長は投票日の10日前までにこれを告示しなければならない。


 第7条 住民投票における投票の資格を有する者(以下「投票資格者」という。)は、投票日において、本市に住所を有する者であって、前条に規定する告示の日(以下「告示日」という。)において、本市の選挙人名簿に登録されている者及び告示日の前日において、本市の選挙人名簿に登録される資格を有する者とする。


 第8条 市長は、投票資格者について、住民投票資格者名簿(以下「資格者名簿」という。)を作成するものとする。


 第9条 住民投票は、秘密投票とする。


 第10条 住民投票は、1人1票とする。


 第11条 住民投票の投票を行う投票資格者(以下「投票人」という。)は、投票日に自ら住民投票を行う場所に行き、資格者名簿又はその抄本の対照を経て、投票しなければならない。


 第12条 前条の規定にかかわらず、投票人は、期日前投票、不在者投票、点字による投票及び代理投票をすることができる。


 第13条 投票資格者は、出雲阿國座建設事業を計画どおり推進することに賛成する者は投票用紙の賛成欄に、出雲阿國座建設事業を計画どおり推進することに反対する者は投票用紙の反対欄に、自ら〇の記号を記載して、投票箱に入れなければならない。


 第14条 投票の効力の決定に当たっては、次条の規定に反さない限りにおいて、その投票をした者の意思が明白であれば、その投票を有効とするものとする。


 第15条 住民投票において、次の各号のいずれかに該当する投票は、無効とする。


 (1)正規の投票用紙を用いないもの


 (2)〇の記号以外の事項を記載したもの


 (3)〇の記号のほか、他事を記載したもの


 (4)〇の記号を投票用紙の賛成欄及び反対欄のいずれにも記載したもの


 (5)〇の記号を投票用紙の賛成欄及び反対欄のいずれに記載したかを確認し難いもの


 第16条 住民投票に関する運動は、自由とする。ただし、買収、脅迫その他不正の手段により住民の自由な意思を拘束し、若しくは干渉する行為又は市民の平穏な生活環境を侵害する行為であってはならない。


 第17条 住民投票は、投票した者の総数が投票資格者の総数の2分の1に満たないときは成立しないものとする。


 2 前項の規定により住民投票が成立しないときは、開票作業その他の作業を行わない。


 第18条 市長は、住民投票の結果が明確になったときは、速やかにこれを告示するとともに、市議会議長に通知しなければならない。


 第19条 市長は、出雲阿國座建設事業に関する事務の執行に当たり、地方自治の本旨に基づき住民投票における有効投票の賛否いずれか過半数の意思を尊重して行うものとする。


 2 市民及び市議会は、住民投票の結果を尊重するものとする。


 第20条 期日前投票、不在者投票、点字による投票、代理投票、投票場所、投票時間、投票立会人、開票場所、開票時間、開票立会人、その他、住民投票の投票及び開票に関しては、公職選挙法、公職選挙法施行令及び公職選挙法施行規則の例による。


 第21条 この条例に定めるもののほか、住民投票に関し必要な事項は規則で定める。


 附則


 1 この条例は公布の日から施行する。


 2 この条例は、平成21年3月31日(以下「失効日」という。)限り、その効力を失う。ただし、この条例の規定に基づき実施された住民投票については、失効日以後も、なお、その効力を有する。


 以上であります。


 初めての住民投票の議案提案であります。


 どうぞ、慎重にご審議を賜り賛同をいただけますよう、よろしくお願いしまして以上で終了いたします。


○議 長(今岡一朗君) 傍聴者の皆様方にお願いをしたいと思います。


 出雲市議会傍聴規則がございまして、その第7条に、議場における言論に対して拍手その他の方法により公然と可否を表明しないこと。そのようになっておりますので、どうぞお守りいただきたいと思います。


 続いて、議第81号について質疑を行います。


 ご質疑はありませんか。


              (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって質疑を終了いたします。


 次に、日程第4、議第61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算について、提案者の説明を求めます。


 伊藤財政部長。


○財政部長(伊藤 功君) 登壇 おはようございます。


 ただいま、上程されました議第61号についてご説明申しあげます。


 お手元にございます藤色の補正予算書、2冊あるうちの薄い方でございますが、一般会計補正予算書の1ページ、平成20年度(2008)出雲市一般会計、特別会計予算総括表をご覧いただきたいと思います。


 今回の補正額は、出雲阿國座(仮称)整備事業に関する予算、一般会計3,100万円のみでございまして、特別会計はございません。


 3ページをご覧いただきたいと思います。


 議第61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算の補正として、それぞれ3,100万円を追加し、予算の総額を688億600万円とするものでございます。第1条第2項並びに第2条から第3条につきましては、次ページ以降で順次ご説明いたします。


 4ページをご覧ください。


 予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、「第1表歳入歳出予算補正」として計上しております。


 歳入からご説明いたします。


 繰越金につきましては、平成19年度(2007)決算に基づく剰余金の一部を計上しております。また、市債につきましては、出雲阿國座(仮称)整備事業の財源として活用いたします合併特例債の所要額を計上いたしました。


 歳出につきましては、後ほどご説明いたします。


 5ページをご覧ください。


 「第2表継続費補正」でございます。


 出雲阿國座(仮称)整備事業につきまして、平成20年度(2008)から平成22年度(2010)の3カ年にわたり事業を実施するものとし、今後造成工事修正設計等を行い、造成工事、建築工事などを行う経費として、総額28億1,910万円を計上するものでございます。


 次に、「第3表地方債補正」でございます。


 出雲阿國座(仮称)整備事業の財源として活用する合併特例債について、今年度分の限度額2,940万円を計上するものでございます。


 続きまして、7ページから9ページは今回の補正予算の事項別明細書でございますので、後ほどご覧いただきたいと思います。


 次に、歳出についてご説明させていただきます。


 16ページをご覧ください。


 総務費につきまして、出雲阿國座(仮称)整備事業の今年度分の経費として、3,100万円を計上しております。


 内容といたしましては、造成工事に係る修正設計業務及び造成・建築工事に係ります事業損失建物調査等の業務経費を計上しております。


 以上、簡単でございますが、補正予算についての提案理由の説明とさせていただきます。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(今岡一朗君) 続いて、議第61号について質疑を行います。


 ご質疑はありませんか。


 1番、大国議員。


○1 番(大国陽介君) 日本共産党の大国陽介でございます。


 今日のように定例会の初日にこうして議案を提案されて、採決まで行うということは、異例の事態だというふうに思います。


 市民の合意のない事業をですね、ここまで強引に進められる、その理由をここでお示しください。


○議 長(今岡一朗君) ただいまの大国議員につきましては、議第61号の議案の質疑をと諮っているところでございますので、この件については質問といたしません。


 ほかにございませんか。


              (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって質疑を終了いたします。


 ただいま、議題となっています陳情第9号につきましては、お手元の陳情書表のとおり、議第81号及び議第61号につきましては、環境経済常任委員会に審査を付託いたします。


 この際、しばらく休憩いたします。


 直ちに環境経済常任委員会が開催されますので、関係者は委員会室へお集まりください。


              午前10時53分 休憩


              午後 1時45分 再開


○議 長(今岡一朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 ただいま、議題となっており各案件につきまして、休憩中に開催されました環境経済常任委員会の審査の結果報告を求めます。


 坂根 守環境経済常任委員長。


○18番(坂根 守君) 登壇 環境経済常任委員会の報告をいたします。


 本日、環境経済常任委員会に審査の付託を受けました案件は、議員提案の条例案件1件、予算案件1件、継続審査中の陳情2件を含む陳情3件であります。


 いずれも出雲阿國座の建設に係る案件であります。


 出雲阿國座の建設については、平成17年度(2005)第2回定例会において、西尾市長より表明があり、以来、議会としては本委員会をはじめ、総務常任委員会、観光・産業振興特別委員会などにおいて調査・検討を重ねてまいりました。


 特に平成19年(2007)9月以降は、14回にわたり本委員会と観光・産業振興特別委員会との合同協議会を開催し、また、去る8月1日には、陳情提出者など市内14団体の方からの意見聴取なども実施してきたところでございます。


 今期定例会においては、継続審査中の陳情のほか、新たに提出された陳情、予算案、また本日議員提案のあった条例案について、先ほど休憩中に委員会を開催し、西尾市長をはじめ、関係職員の出席を得て詳細な説明を受け、慎重に審査をいたしましたので、ここにその結果を報告いたします。


 はじめに、継続審査中の陳情第1号、出雲阿國座建設関連予算の凍結と再考等を求める陳情についてであります。


 本陳情の要旨は、現在、出雲市大社町地内に建設が予定されている出雲阿國座関連予算の凍結と再考、並びに運営内容の見直しと1年以上の検討期間を取ることを求めるものであります。


 出雲阿國座の建設については、9月定例会以降、環境経済常任委員会と観光・産業振興特別委員会の合同協議会等においても、鋭意検討を行ってまいりました。これらの検討内容や、これまでの経過等を踏まえ、先ほどの委員会において内容を審査した結果、今後、本市において観光産業に重点を置いた施策を展開し、地域経済の活性化を図っていくためには、「出雲阿國座」は観光交流の拠点として、地域ににぎわいを創造するものであり、また、大社門前町再生のため、重要な役割を担う施設であることから、時機をとらえて早急に整備を進める必要があると判断し、本陳情は不採択すべきものと決定しました。


 なお、一部の委員からは、採択、趣旨採択とすべきとの意見がありましたことを申し添えます。


 次に、継続審査中の陳情第6号、出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情についてであります。


 本陳情は、出雲市の観光交流拠点施設として、また、大社門前町再生整備事業の中核施設として、出雲阿國座の早期建設を求めるものであります。


 内容審査の結果、本陳情は採択すべきものと決定しました。なお、一部の委員からは、平成25年(2013)の遷宮に向けて早期建設を望むという陳情者の願意については理解できるが、さらに審査を継続すべき、また、不採択とすべきとの意見がありましたことを申し添えます。


 次に、陳情第9号、出雲阿國座建設計画の中止を求める陳情についてであります。


 本陳情の要旨は、現在進められている出雲阿國座(仮称)の建設を中止し、市民が主役の市政へと転換することを求めるものであります。


 陳情第1号と同様に、出雲阿國座は建設を進める必要があると判断し、本陳情は不採択とすべきものと決定いたしました。なお、一部の委員からは、採択、趣旨採択、継続審査とするべきとの意見がありましたことを申し添えます。


 続いて、議第61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算についてであります。


 まず、第1表、歳入歳出予算補正のうち、歳出について、企画費として出雲阿國座(仮称)整備事業3,100万円が計上されております。


 一方、歳入では、これを賄うべき繰越金及び市債が計上されております。


 次に、第2表、継続費補正では、出雲阿國座(仮称)の建設工事等を、平成20年度(2008)から平成22年度(2010)までの3カ年で実施することとし、総額28億1,910万円が計上され、年割額が定められております。


 また、第3表、地方債補正では、出雲阿國座(仮称)整備事業に係る地方債の追加が計上されております。


 以上、内容審査の結果、議第61号については、原案のとおり可決すべきものと決定しました。なお、一部の委員からは、本予算が可決成立し、建設が進められるということは、民意が反映されていないことになり否決すべきとの意見がありましたことを申し添えます。


 続いて、議第81号、出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例についてであります。


 これは、現在出雲市が計画している出雲阿國座の建設について、住民に直接意思を確認するために投票を行い、市民の賛否を明らかにすることなどを目的として、新たに条例を制定するため、議員提案されたものであります。


 出雲阿國座の建設については、6月に4万人の反対署名が集められ、市長に提出されました。また、市民の皆様からも様々な意見が寄せられています。しかし、先ほども述べましたとおり、本委員会としては、出雲阿國座は観光交流の拠点として地域ににぎわいを創造するものであり、また、大社門前町再生のため重要な役割を担う施設であることから、建設を進める必要があると判断したところです。なお、一部の委員からは、可決すべきとの意見があったほか、条例の制定については一定の理解をするが、行政として住民の民意を政策に反映できる環境をつくっていくことを望むなどの意見がありましたことを申し添え、内容審査の結果、本条例案は否決すべきものと決定しました。


 以上、環境経済常任委員会の報告を終わります。


○議 長(今岡一朗君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。


 ご質疑はございませんか。


              (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) 質疑なしと認めます。


 これをもって質疑を終了いたします。


 これより討論を行います。


 討論はありませんか。


 1番、大国議員。


○1 番(大国陽介君) 登壇 1番、日本共産党の大国陽介でございます。


 日本共産党を代表して、議題61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算及び継続審査となっていた陳情第1号、出雲阿國座建設関連予算の凍結と再考等を求める陳情。


 陳情第6号、出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情。そして、今定例会に提出された陳情第9号、「出雲阿國座」建設計画の中止を求める陳情について、委員長報告に反対する討論を行います。


 大社町の出雲大社球場に建設が計画されている出雲阿國座をめぐって、圧倒的多数の市民の声は明らかにノーであります。しかしながら市長は、こうした市民の意見を素直に受け入れようとすることなく、建設計画にしがみつき、他の予算と阿國座の予算等を切り離し、定例会の初日に採決まで行ってしまうという異例の手法を取られました。圧倒的多数の市民の声を無視した、この市長の姿勢に強く抗議するものであります。


 この間、出雲阿國座の建設計画が明らかになるにつれて、市民の批判の声は高まり、批判の声を受けて開催された市内12会場での説明会は、多くが反対集会さながらの雰囲気で、参加者からの批判が集中し、市民への理解が進むどころか批判の声は増すばかりであったではありませんか。


 このほど私たち日本共産党は、出雲阿國座の建設中止を求める署名5,180筆を、寄せられた多くの意見を添えて提出いたしました。出雲市を愛する会の皆さんや住みよい大社のまちづくりを考える会の皆さんをはじめ、市民による署名運動は党派や立場の違いを超えて全市民的に広がるなど、市民を無視した市政に対する怒りと不満はかつてなく広がり、今なお日を追うごとに広がる勢いを見せています。


 当初は出雲阿國座について、私たち日本共産党のみが反対の態度を示していたものの、市民の声に押されるように今では議会の中も大きく変化してきています。オンリーワンの劇場として積み上げたとされる42億円の総事業費は、32億8,200万円へと手直しがされたものの、依然として莫大な事業であることに変わりはありません。同時に示されている収支計画も実現性に乏しく、それぞれの事業も実際にはやってみなければ分からないものばかりであり、机上の空論と言われても仕方のないものであります。建設予定地も無償で借り受ける出雲大社球場の土地にとどまらず、隣接地の用地買収も計画されています。


 このほど私たち日本共産党が行ったアンケート調査では、「数年前に比べて暮らしはどうですか」との問いに対し、78%の方が「苦しくなった」と回答され、「市政に何を望みますか」との問いには「税や保険料の負担軽減、介護施設やサービスの拡充、景気雇用対策」を求める回答が多数を占めています。書き込まれた意見には、物価の値上げで生活費が上がり、その上、税金や保険料などの負担が増えた。年金もあてにならず老後も大変に不安。健康保険、固定資産税、介護保険料、各公共料金を支払うと手元にあまり残らない。年金が目減りし生活が苦しいなど、本当に困難な生活の様子がたくさん寄せられています。


 併せて、出雲阿國座に関して「どうするべきだと思われますか」との問いに対する回答では、「現計画のまま建設」と回答した人はわずか3%、「規模を縮小して建設」と回答した人が7%、「建設計画は中止」と回答した人は実に84.1%と、圧倒的多数を占めています。書き込まれた意見を幾つかご紹介しますと、財政が苦しい中、借金をしてまで建設すべきではない。住民は望んでいない。あるいは絶対反対です。これ以上箱物は不要。市民があれだけ反対しているのに市長は何が何でもという雰囲気。建設計画は絶対に中止してください。あるいは、もっと福祉にお金を回すべき。市長の考えが分からない。住民の生活に直接結びつくことにお金は使うべき。市長、議員は市民の声をもっと謙虚に聞くべきだ。理解に苦しむなど、市政に対する不信と怒りの声が多く寄せられました。


 さらに年末年始や大型連休などの駐車場が減るが、今でも大変な渋滞は一体どうなるのか。そもそも出雲阿国は本当に出雲の出身なのかといった声も寄せられています。


 4月から始まった後期高齢者医療制度をはじめとする、医療費負担の引き上げや障害者自立支援法による応益負担の導入など、相次ぐ社会保障の切り捨て、規制緩和による派遣労働の増加などの雇用破壊、さらには世界的な経済情勢の悪化で、市民の生活は厳しくなるばかりです。


 本市においても財政難を口実に、ごみ袋の値上げや市営住宅の駐車場有料化、国民健康保険料の値上げ、各種の補助金の削減など、多くの負担増を市民に強いている状況です。今、市政に求められているのは、市民の暮らしの願いに心を寄せ、必要な施策を講じることであり、市民の合意の得られない箱物事業を強引に進めることではありません。


 よって、出雲阿國座の建設を容認し、議第61号の補正予算を可決、議第81号の住民投票条例を否決、陳情第9号、陳情第1号をそれぞれ不採択、陳情第6号を採択とした委員長の報告に反対であります。


 今、議会に求められているのは市民の声をいかに代弁し、行政運営に反映させるかであります。出雲市政が一体誰のためにあるのか、行政や議会がどこを向いて運営をされているのか。住民自治の根幹にかかわることが今大きく問われています。


 出雲阿國座の建設計画は直ちに中止、市民が主人公の市政へと大きく転換することが求められています。議会が市民の声を受けとめ、住民の代表として当たり前の判断がなされることを求め討論を終わります。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 30番、長廻利行議員。


○30番(長廻利行君) 登壇 大社クラブ代表の長廻利行でございます。


 私は、先ほど坂根環境経済委員長の報告のとおり賛成の立場で、賛成討論をいたします。


 出雲阿國座(仮称)整備事業につきましては、議会においても平成17年度(2005)から協議、検討を重ね、その都度、必要な予算を認めてまいりました。そうした中、昨年末より財政面などを心配する市民の間から、反対運動が起こり、計画の凍結や見直しの声がある中で、議会から執行部に対し、昨年の11月22日時点までの議論に立ち返って、再提案をするよう申し入れをしたところ、11月13日執行部より縮減計画についての再提案をいただきました。事業費につきましては、当初計画の42億円を32億8,200万円に縮減され、物価の高騰がある中、当初の30億円に近いところまで縮減され、なお、建物についても基本的な機能は損なわず、古典芸能の上演にふさわしく全国でオンリーワンの劇場空間を残した提案になっており、全国からの集客が大いに期待できる施設が確保できていると考えております。また、古代出雲歴史博物館の開館、石見銀山の世界遺産効果、加えて本年からの出雲大社大遷宮などにより、今、大社の門前町には観光客が急増をしております。この勢いを堅持して観光消費の一層の増額を図るためにも、静の古代出雲歴史博物館に加えて出雲大社門前町、とりわけ阿國座の整備により一過性ではなく、継続的に発展する方向に持っていく必要があります。歌舞伎の始祖、出雲阿国生誕の地である出雲にこそ、ふさわしい全国にアピールできる出雲阿國座、そして出雲大社門前町の整備により観光客の回遊性が高まるとともに、滞在時間の増加と観光消費額の増加につなげ、今後の本市の観光産業の振興による経済の発展を資するものと考えております。


 これまで執行部が、ほぼ議論は十分に尽くしてまいりましたので、こうした観光産業による大きな経済効果が期待でき、また、合併特例債、まちづくり交付金など有利な財源がある今のタイミングを失することなく、いち早く建設に向けて事業を推進すべきものと考えております。旧大社町民の積年の願いでもある出雲阿國座の一日も早い完成を願い、賛成討論とさせていただきます。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 21番、勝部順子議員。


○21番(勝部順子君) 登壇 21番、公明党の勝部順子でございます。


 本日、上程されました議第81号、出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例の制定について、先ほど環境経済常任委員会の委員長報告は不採択でした。これについて反対の討論をいたします。


 住民投票の意義とは何か、端的に言えば住民自治の実現であると思います。自分たちの住む地域のあり方を直接住民が決定できるということは、ごく当り前の素朴な感覚として受け入れるべきだと思います。現行の地方自治制度としては住民の意思を反映すべく、首長と議会の直接選挙制が取られていて、住民投票を行う必要はないとの批判もあります。しかし、全国の事例では住民投票の実施が要求されるのは、首長や議会が十分に民意を反映していないためであることが多いと思います。確かに地方議会を活性していくのも大事ですが、このような現実を無視して、形式的に議会主義を強調しても説得力を持ち得ません。むしろ住民投票がなされる場合があるというだけで、住民と議会との間に良い意味での緊張関係をもたらすことになり、地方議会の活性化にもつながると考えます。出雲阿國座建設事業については、昨年12月から市民への説明をなされてきました。しかしながら、現状は日を追うごとに建設に否定的な声が高まってきています。平成20年(2008)11月13日、環境経済委員会と観光・産業振興特別委員会合同協議会に、事業費が42億円から32億8,200万円に縮減される案が示されました。その後、開催された全員協議会では多くの議員から、住民の理解は得られていない。踏みとどまって考えるべきだ。また、十分な住民合意が得られるまで阿國座建設を進めるべきではない。また、住民と市長の願いは大きく乖離している。大きな勘違いをしているなど意見がありました。しかし、市長はあくまで建設推進の姿勢を崩さず、議論は平行線をたどっています。新たに示された案に対して、議会でも十分な議論がされたとは思いません。しかしながら本日議決をされました。


 議会も賛成、反対が拮抗している状況です。強硬に採決したことは市民の方に不信感を与えてしまうのではないかと危惧いたします。建設の是非について多くの市民が関心を寄せられる今、住民意思を尊重し住民投票を行うべきと考えます。


 本日、提案されて、環境経済員会で本日時間をかけずに結論を出されたことについて大変残念に思います。もっと時間をかけて議論すべきではなかったかと思っております。


 以上の理由から、出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)の建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例制定に対する委員長報告に反対を表明いたします。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 29番、荒木 孝議員。


○29番(荒木 孝君) 登壇 29番、河南クラブの荒木であります。


 河南クラブは山根貞守議員また坂根守議員、3人で構成をしております河南クラブでございます。代表いたしまして3人の意見といたしまして、先ほど坂根環境経済常任委員長から報告ありましたことに対しまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。


 まず、継続審査となっておりました、陳情第1号また陳情第6号そして本日、提案ございました陳情第9号並びに議第61号、平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算、そして議第81号、出雲大社町に計画されている出雲阿國座の建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例、それぞれ不採択、採択、不採択、可決、否決という結論であります。賛成の立場で申しあげたいと思います。


 さて、平成の合併をいたしまして、早いものでございまして、早くも4年が経過しようとしているところであります。今提案されてございます(仮称)出雲阿國座整備事業の補正予算は、21世紀出雲のグランドデザイン2015の中で、神話観光大国創造プロジェクトといたしまして位置づけされ、歴史、文化のシンボル空間の整備また出雲大社の門前町の整備と活性化の実現を目指し、神門通りなど出雲大社周辺の歴史街道の整備、出雲市の伝統芸能文化の情報発信をする拠点整備として、(仮称)出雲阿國座の建設整備について、平成17年度(2005)から今日まで説明を受け、そして提案をされ、また予算をそれぞれお認めをしてまいったところであります。出雲大社に代表されますように、全国ブランド出雲の持てる資源を最大限に生かし、観光拠点の整備とネットワーク化を図ることにより、国内外から多くの観光客が訪れ、観光客の集積を図り交流人口1,000万人を実現することにより、その相乗効果を発揮し市内全域の観光資源、観光ルートの開発につながり、出雲市の観光産業の発展に大きく貢献するものと考えるものであります。


 出雲阿國座の建設が目的ではありません。まさにこれからの出雲市の期待される産業として、観光産業の発展、活性化をさせる手段であるべきであります。そういう意味で、この阿國座の建設を進めるという環境経済常任委員長のご報告に対し賛成をいたす次第であります。


 また、歌舞伎の祖、阿国さんにかかわる施設の整備をはじめ、阿国ブランドは出雲市の専売であります。その情報発信は阿国さんの生誕の地、また、終焉の地である大社町であるべきであります。この阿国ブランドを生かさない手はないはずであります。苦労は買ってでも10年、20年先の大社町門前町の再興を信じつつ、議会議員としての信念を貫き賛成討論といたします。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 7番、多々納剛人議員。


○7 番(多々納剛人君) 登壇 7番、真誠クラブ、多々納剛人でございます。


 真誠クラブを代表いたしまして、議第61号 平成20年度(2008)一般会計第4回補正予算の出雲阿國座整備に関する委員長報告に対しまして、反対の立場で討論を行います。


 地方交付税の削減などによって合併後の出雲市の財政運営は、当面、厳しい運営を迫られることになると考えられます。自主財源の確保に期待が持てない状況下においては、観光を中心とした新たな産業の活性化を図ることに異論はございません。私ども真誠クラブといたしましては、歌舞伎の始祖である出雲阿国を継承し、文化遺産として観光につなげていくことは望ましいことだと期待を持って受けとめております。しかし、阿國座建設などの施設整備による観光戦略が妥当かどうか、いま一度十分な議論が必要であると考えております。


 多くの市民の皆様から示されている、阿國座建設計画に対する疑問は、今日までの提案経過が不十分であったのではないか。結果、建設計画が拙速に進められたように感ずるのは私だけでございましょうか。具体的な舞台戦略が先行し、建設費の増加から計画自体に不安を持たれ、阿國座が本当に必要な施設なのか確信が持てないでおられるのではないでしょうか。


 さて、議会では、この建設計画に対して、環境経済委員会並びに観光・産業特別委員会との合同委員会の度重なる協議を経て、今日を迎えてまいりました。現在までに執行部から提出されてきた関連予算を振り返ってみますと、主な中身は平成18年度(2006)当初予算に提出された、基本設計、実施設計委託料であります。しかし、結局、十分な審議が求められたことや新たな用地取得による計画変更などによって基本設計は遅れ、実施設計委託料の追加などを含めると、平成19年(2007)12月の第4回定例会までずれ込むこととなりました。しかも基本設計ができ上がったのは、本年、20年(2008)3月と聞いております。その間、並行して策定が進められてきた阿國座基本計画の提出は、昨年の平成19年(2007)12月でありました。少し整理して考えてみますと、本来建物の設計予算などを計上するに当たっては、出雲市観光基本計画の中で、観光戦略としての阿國座の位置づけを明示してから、阿國座基本計画策定に取り組むべきであり、事業計画内容などを具体的に検討し、果たす役割を明確にした上で、建設に必要な関連予算を計上することが求められたのではないでしょうか。議会では基本的な計画に対する審議がまだされていない。平成18年(2006)当初に予算が提出されることとなり、それ以降、常に建設関連予算を抱えながらの審議を余儀なくされました。また、提案当初から合併特例債やまちづくり交付金などの期限付財源を充てる計画であったがために、現在、阿國座建設関連予算の執行が急がれる状況になったわけであります。


 執行部におかれては、事業費の削減など縮減計画をまとめられましたが、しかし、建設関連予算を除く事業計画の中身についてはいまだ十分とは言えません。これまで阿國座基本計画についての妥当性を明示されるよう求めてまいりましたが、少なくとも出雲大社を訪れてみたいと考える観光客ができるだけ多く、また等しく観光の付加価値として享受できる事業計画にならなければ、経済効果を生むことは極めて厳しいと言わざるを得ません。また、単体での収支試算についても十分とは言えず、本当にこの計画で大丈夫なのか、その疑問を感じるのは私だけではないと思います。


 私ども真誠クラブでは、第三者から見た阿國座基本計画の妥当性などについて、民間シンクタンクへ分析を依頼いたしました。その中間報告から指摘を受けた結果について申しあげます。


 計画に当たって十分なアンケート調査など、住民の意向を取り入れる処置がないこと。もしくは取り入れる仕組みを計画してないこと。伝統芸能専門ホールを有する施設は国管理や政令指定都市管理であり、財政規模が非常に大きいこと。出雲市でその管理費用を負担し続けることが可能なのか疑問であると。同規模ホールを有し同程度の建設費用を要した施設の多くは、床面積が比較して大きく、他の機能を有している複合施設となっている。阿國座の収益事業に位置づけられている各事業の入場率が実際に事業を行っているほかの施設と比較して、非常に高く設定されているため、収入が高く、計画されている公演事業が果たしてすべて実現され、事業計画の収支が計画どおり成り立つのかが疑問であること。運営組織の体制や収支計画が不明瞭であり、運営団体職員を出向で補う計画がなされているなど、公設民営による活性化への対応に疑問が残ることなどでございました。


 私ども真誠クラブは、以上を踏まえながら議案に対し反対する理由を申しあげたいと存じます。


 平成20年(2008)1月に自民協から申し入れた3項目についての回答や、平成20年(2008)8月31日に自民党出雲支部から申し入れた内容に関する回答及び今回の常任委員会、特別委員会合同委員会からの3項目の申し入れなどに対する、執行部からの回答はいまだ不十分であり、特に管理運営面や収支試算また事業内容などに妥当性を得ることができず、さらなる検討が必要であること。


 本来、先行されるべき出雲市観光基本計画が現在策定中であり、計画内容を検討することが必要であると感じております。特に経済波及効果などは盛り込まれておりますが、戦略会議を通してこれから官民挙げてマーケティング機能の強化を図るなど、民間資本を誘発に欠かせない独自の観光動態調査を行い、阿國座基本計画にその調査結果を生かしていただきたいと考えています。


 また、今回、市民団体による署名活動の結果や無作為抽出による調査から、多くの市民が建設に反対を示しておられることは、重く受けとめるべきであり、観光基本計画の策定段階で阿國座建設など、施設整備による観光戦略が妥当であるのかどうか、いま一度市民合意を得ることが必要であること。そして、分権時代にある現在の政治環境を直視すれば、民意を政策に生かす政治姿勢が求められていると考えております。民意に反して政策を無理に遂行しようとする姿勢は、行政、議会への不信につながりかねず、行政運営に大きく悪影響を与える恐れがあります。


 よって、賢明な政治判断を求められることでございます。


 以上の理由から、阿國座建設計画を一旦凍結し、再構築されることを求め、この委員長報告に対する反対討論とさせていただきます。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 曽田盛雄議員。


○10番(曽田盛雄君) 登壇 10番、明政クラブを代表して、阿國座建設問題については私は賛成の立場で討論を行います。


 先般の合同委員会で確認をいたしましたが、21世紀出雲のグランドデザイン、本書、これでございます。それから、これは2,000部印刷、50万4,000円の経費がかかったと伺っております。


 この21世紀出雲のグランドデザインのダイジェスト版、このことについては平成18年(2006)1月26日発行の広報いずもの中で折り込みをされまして、全戸配布ということであります。議員の皆様方、いま一度この21世紀出雲のグランドデザインを出して、よく読んで再認識していただけないでしょうか。特に11ページから12ページにかけての21世紀出雲神話観光大国の創造というところ、詳しく載せてあるのをいま一度確認していただきたいと思います。


 そのほか、この出雲のグランドデザインの中身については、大体10年間これでいこうということで異議はなかったはずであります。議会も市民の皆様方も一致しておったはずであります。グランドデザインですのでみなできるものではなく、目標、玉虫色、いろいろ協議の必要なものはたくさんございます。従って昨年11月までは、阿國座関連の事業予算についてはほんの一部の議員を除いて賛成であり、基本実施設計費や用地取得費など合計5億3,000万円を可決済みで、計画策定費、設計費など約1億1,000万円分が既に執行されている経緯、議会が賛成していたからこそ事業が進んでいるわけであります。本当のところ世間はどのように見ていられるのでしょうか。むやみに時間だけが過ぎた感じがしてなりません。


 その間、大田市大森町の石見銀山の世界遺産登録を、県知事をはじめ関係者の皆様方のご努力によって実現もしたところであります。もちろん観光地それぞれ小さな点を、連携によって太いパイプでつなぐ努力が不可欠なのは言うまでもありません。そういう中で出雲大社さんについては、60年ごとに遷宮が行われるということで、昭和28年(1953)以来60年ぶり、平成25年(2013)に出雲大社大社の正遷宮、この遷宮遷座祭に合わせるべく、大社宮司さんの方から1万3,200平米の用地提供もある事実。大社町の一等地に市の買収面積4,400平米、合わせて1万7,600平米の用地確保、また、道路特定財源の一部を使ったまちづくり交付金の活用、合併特例債の利活用についても、今の時期だから活用できることであって、医療、福祉事業にはこの制度は使えないということであります。


 市議会は4年近くの環境経済常任委員会、観光・産業振興特別委員会、両方での合同委員会と合わせて30回、正式には38回ということを承っております。勉強会、研修視察と大変な労力と時間を使って審査を重ねてまいりました。


 よって、42億円の事業費は32億8,200万円、市の持ち出し負担は10億円を切って9億7,700万円と、執行部は知恵を出し事業費圧縮に努力をしていただいたということ。また、運営方法については詳細については意見の一致をまだ見ていないところもありますが、この際、早急に出雲ブランドの阿國座を建てて、市長はもとより執行部、市議会も一丸となって、市民の皆様方と出雲人が得意とする社会文化、ご縁を大切にして、おもてなしの心とお客様は神様ですというサービス精神で接すれば、出雲大社、出雲は島根はああ良かったと、一段と観光客が増えるのではと私は思います。


 出雲市のにぎわいと活性化に、阿國座はぜひ必要ということで賛成をいたします。


 その上で、仮にこの事業を凍結とか中止した場合、何が残りますか。それこそ国なり県との信用、信頼関係、出雲大社さんとの関係を考えるならば、やめた場合の損失がはるかに大きく、出雲市の将来にとって非常に悲しい事態になると思います。何もしないことが楽であり、また、とりあえず金も要らない。しかし、これからの不況を生き抜くためには、不況時代だからこそ何かを仕掛けなければ、出雲市の活性化は到底無理だと思います。阿國座建設はその仕掛け、手段だと私は認識、承知しております。


 本市、出雲市が卑下、萎縮することは、どうしても避けなければなりません。従って建設に向かってGO、前進ということであります。市民の皆様方、特に出雲市を愛し、ふるさとを愛する皆様方のご理解をお願いする次第であります。


 最後に、賛成、反対、両方で活発に議論し合えるのも何かの縁であります。ご縁はなるべく大事に丸く収めることが肝要であります。いつまでも重箱の底をつつき合うようなことは、出雲市の将来に禍根を残すだけであります。


 以上、私の意見、気持ちを申しあげまして、賛成討論といたします。


 ありがとうございました。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 22番、米山広志議員


○22番(米山広志君) 登壇 22番、米山でございます。


 私は、議第81号 出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例に対しまして、先ほど委員長報告は否決でございました。それに対して反対討論を行います。


 ちょうど1年前の12月議会、この議場で皆さん方、思い起こしていただきたいと思います。議員提案で出雲市議会基本条例について、議員から提案をいたしまして制定をしたところでございます。


 その前文を見ますと、「議員は地域の課題のみならず、様々な市政の課題とこれに対する市民の意向を的確に把握し、市民全体の福祉の向上を目指して活動しなければならない。」そして、「高い政治倫理のもとでの議会、議員などの役割を定めるとともに、議会への市民参加の取組み、議会としての市民への情報提供など議会運営の基本的事項を定め、議会として市民の負託に応えるため」に、出雲市議会基本条例を制定をしたところでございます。


 その後、多くの自治体から非常にいい条例だということで、多くの自治体から今日まで行政視察に来ていただいているわけでございます。私もそのときの副委員長として、他の自治体からの行政視察を対応をしているところでございます。自信を持ってこの基本条例の説明をさせていただいているわけでございます。この基本条例の第2章の議会及び議員の活動方針、その中で議会の役割があるわけでございます。第7条、議会は、次に掲げる事項を基本として、積極的に議会活動を行い、市民の意向を反映した効果的な施策が実施されるよう努めるものとするということでございます。第1項で政策立案機能の充実強化を図るとともに、市の施策が効率的かつ適正に実施されているかを市民の立場に立って監視及び評価すること。第2項、市民の多様な意見を的確に把握するよう努め、これを市政に反映させるよう、適切な提言を行う。ということでございます。民意とはどうでしょうか、民意とは納税者たる市民が主役でございます。


 よって、私は先ほどの委員長報告に対する否決に反対をいたします。


 以上でございます。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 24番、山代裕始議員。


○24番(山代裕始君) 登壇 24番、政雲クラブの山代でございます。


 私は、陳情第6号 出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情と、議第61号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算について、阿國座の整備を推進し、観光産業の振興を図る立場から、委員長報告のとおり賛成の討論を行います。


 振り返ってみますと、この阿國座構想は平成17年度(2005)、新出雲市長の施政方針において初めて述べられ、そして21世紀出雲のグランドデザインに登載され、翌、平成18年(2006)には21世紀大社門前町開発調査検討会議の報告により、その姿が見えてきたところでございます。


 その後、出雲阿國座基本計画の検討状況として、建物外観、配置計画、総事業費30億円などが示されたところであります。ところが、その後、出雲阿國座建築基本計画設計策定委員会から基本計画が報告され、総事業費が42億円、一気に12億円増加したところであります。ここをターニングポイントとして市民の世論が大きく揺れたところであります。この結果は皆様ご存じのとおり、不毛の対立とも思えるところでありますが、このような事態を招いた市執行部の責任は、重いものがあると考えざるを得ないところであります。議会においてもあらゆる方策により、市民の意見を聴取し、慎重に審議を尽くすこととしたところでございますが、いたずらに時間を費やしたとの感もあるところであります。こうした中、環境経済常任委員会と観光・産業振興特別委員会において検討結果を取りまとめ、去る10月28日に次のような申し入れを行ったところであります。


 すなわち、1つ、この事業の目的は観光産業振興を最重点に置くこと。


 1つ、可能な限り事業費の縮減を図ること。


 1つ、赤字運営となることのないようにされたい。との申し入れを行ったところでございます。


 これらの申し入れに対し、市執行部においては真摯に応え、事業費9億1,000万円の縮減、管理運営費の精査が行われ、総事業費32億8,200万円として再提案があったところでございます。これにより不可解な事業費増額変更の前の姿となったものと思っております。そして、当時、阿國座そのものの意義については、大方の議員の皆さんのご理解を得ていたことから、その時点に立ち返ってみても、やはりこの事業は進めていくべきものであると思うところであります。


 現下の経済情勢を考えるとき、本市発展の基礎となる産業の振興、とりわけ観光産業の振興が喫緊の課題であります。この際、出雲大社を中心とした観光客を正面に見据えながら、出雲随一の全国ブランド、すなわち歌舞伎の始祖、出雲阿国を最大限活用し、総合的な観光振興を図る上での仕掛けとなる、出雲阿國座の早期完成を目指していかなければなりません。


 以上、賛成討論といたします。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 26番、原 隆利議員。


○26番(原 隆利君) 登壇 26番、原 隆利であります。


 出雲では今、全国の神々が集まり、すべての人々の幸せを祈る会議がしめやかに行われています。この神在月に阿國座建設に一定の結論を出す、注目の会議が行われるのも不思議な縁を感じずにはおれません。


 さて、討論に当たって、ここでは代議制あるいは議会制民主主義について考えてみたいと思います。


 この1年間、この問題について市民の皆様を巻き込んで、真剣な議論が交わされてきました。その意味においては画期的な出来事でありました。阿國座問題は結果はどうあれ、市民が自発的に自主的にかつ積極的に活動し、大きく市政を揺さぶったことは、出雲市政始まって以来の出来事であります。市民が政治に関心を持つことの必要性は、古代ギリシャ民主制時代から延々と求められてきた不変の原理でありました。


 今回の阿國座建設を巡る議論は、見方を変えれば市民が直接政治に関与する直接民主制と、選ばれた者がその負託を受けて結論を導き出す、議会制、代議制とのせめぎ合いであったと言ってもよいと思います。この2つの関係は本来ならイコールであったはずであります。通常多くの問題は議会代議制で、多少の違和感はあっても結論が導き出せました。しかし、今回の阿國座問題では市民の声と市長の考えに差異が生じ、その判断を議会に委ねられた格好となりました。議会は苦悩をいたしました。民意を取るか市長の考えに同意するか、民意に従えば否決であり、市長の考えに同意すれば可決であります。


 秀明大学学頭であり、新しい教科書をつくる会の活動で知られた西部 邁氏は、日本の論点1993年版の中で、議会制民主主義あるいは代議制を次のように位置づけられております。


 「世論にそのまま沿って動くのが直接民主制なのであって、代議制を取る間接民主制は世論から一定の距離を取る。また世論の及ぶ範囲を限定するものである。選挙民は平均としては、個別の政策について、ましてや諸政策の関連について、分析したり判断したりする能力に不足している。しかし代表者の人格や見識や経験について、大まかな審判を下すくらいの能力は選挙民にも備わっている。このように考えた上で、政策の決定を議会にゆだね、選挙民の世論を政策決定においては、参考材料の位置にとどめておくのが代議制である。」と述べておられます。


 西尾市長をはじめ阿國座建設に賛同される議員諸氏は、まさにこの意見にこそ議会制民主主義の大義であるとお感じになられたことでありましょう。11月14日の全員協議会で、西尾市長は、一々市民アンケートを取って政策を実行するなら、市長は要らないと述べられました。また、ある議員は私にこうおっしゃいました。税金や水道料金といった公共料金は安いがいいに決まっている。これをみな市民に問えば全部否定され、市政は進展しない。果たしてそうでしょうか。賢明な皆さんは良くご存じのように、地方自治法には民意を直接行政に反映する、多くの制度が存在します。請願、陳情の制度はもとより、住民監査請求は住民の50分の1、条例制定直接請求は同じく50分の1、議会の解散あるいは市長の罷免を要求するリコール制度は、有権者の3分の1などがあります。


 もう少し自治法をひも解いてみますと、第94条には、町村は条例に基づき議会を置かず総会を設けることができるといった、まさに直接民主制を正面から認めた条項もあります。もちろん我々議員を選んでいただいたのも、市民の方々の意思の反映でありました。


 西部 邁氏は最後にこう指摘されています。


 「世論に対する信の過剰」、つまり過剰に信ずること「は衆愚政治を招来し、それに対する疑の過剰」、すなわち疑ってかかることの過剰「は独裁政治に帰結する。」


 私が申し述べたいのは、時代は確実に進歩しているということです。一昔前であれば黙ってただ成り行きを見守っていた市民も、たくさんの情報が瞬時にお茶の間に届く時代になって、明らかに発言する行動する市民に変化してきました。この市民の変化を議会も行政におかれても、敏感に感じ取らなければならない時代になったということであります。特に議会においては、民意を代弁する機関として存在するわけですから、なおさらのことと思います。


 あの全米を沸かせた大統領選挙を今も鮮明に覚えておいででしょう。一人一人の力で民衆の力の結集で自らの指導者を選ぼうとする、全米を揺るがした歓喜の声、ここに民主主義の原点を見る思いがいたしました。まさに人民の人民による人民のための政治が具現化されているのであります。


 いよいよ出雲にお集まりになりました、八百万の神々も諸国にお帰りになるときが近づいております。私たちのこの阿國座問題に対する議論を、どのようにお感じになられたのでありましょうか。議会と民意のますますの乖離は、信頼と希望で成り立つ負託の代議制を根底から互解させることになるでありましょう。


 討論を終わります。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 34番、寺田昌弘議員。


○34番(寺田昌弘君) 登壇 34番、寺田昌弘でございます。


 阿國座に関する問題につきまして、賛成の立場で討論を行います。


 平成17年(2005)3月、出雲市は合併いたしました。私はいいときに合併したなとつくづく感じております。そして、第1番目の仕事が庁舎建設、大変、国県の支えもあって出雲市の負担が大変安くて、今着々と建設中であります。今まで11カ所に分散していたものが、これから1か所でやれると、こういうことでございますから、大変効率化ができたなと思っています。


 いま一つは、先ほど来お話ございますように、観光産業というものを出雲市の大きな柱にしようという、これは等しく市民の皆さん、議会の皆さん方の合意であります。ただ、手段、方法が若干違うということでございます。あたかも皆さん方ご案内のように、日本はあるいは世界は大変なときを迎えてまいりました。1929年以来の不況あるいは恐慌という言葉さえ出ております。今はこういう調子でございますが、来年になりますと二波、三波のこの不況が襲ってくると言われております。また、国の方も大変な借金だから地方の方へこれからどんどん渡すものは渡して、地方は地方でやっていけるようなシステムをつくらなきゃならんと。ですから、好むと好まざるにかかわらず3,300の市町村が1,800になったところでございます。これを1,000ぐらいにしたいというのが国の方針であります。そうしますと、こうした厳しい経済情勢、また、国のそうした方法論の中で、地方は出雲市はどう生きていくかということが大きな課題になります。出雲市は永遠であります。子どもや孫たちが生き生きと、このふるさと出雲で暮らせるようなシステムをつくり上げねばなりません。我々の先人、先達は医大の誘致、あるいは水害、風水害のないようなまちづくりをしようということで、斐伊川神戸川をはじめとした、あらゆる施策を一生懸命頑張ってつくっていただきました。その上に立って我々はこれから生活をするわけでありますが、次、我々は孫や子どもたちにどういうことが成し得られるかということを、この新市合併に際して、きちっと整理すべきじゃないかなと思っているところでございます。


 先人は長浜工業団地をつくっていただきました。企業誘致もやっていただきました。7万3,000人の雇用の場もつくっていただきました。しかし、これをこのまま続けようと思うならば、かなりなこれから努力をしないと、これが維持ができないと思います。不況がきます。あるいは失業がきます。そういう中において、先ほど言いますように、皆さん方と一緒に、市民の皆さん方の中、あるいは議会の中、観光産業というものを柱にしようという合意ほどは、今回この4年の間にできたと思っています。これからそれをどういう手段でやっていくか、どういう手順でやっていくかということでございます。市長の提案は、まず阿國座を造ろうと、神迎え道路を直そう、神門通りに駐車場をつくろうと、こういう提案であります。


 一方では、そういうことよりも早く神門通りを、あるいは日御碕線を、あるいは大社の内環状線、外環状線、まちづくりが先だという意見もございます。私は、どちらが先になってもやれるところから早くやらなくちゃ、私は間に合わないと思います。従って阿國座が先行しようと、まちづくりが先行しようと、私は大社町を中心にした新出雲市の観光産業というものを、きっちりと立ち上がらなければならないと思います。


 ご案内のように、観光産業は大変なマーケットであります。国の観光白書によりますと、昨年が大体25兆円ぐらい、大体5兆円ほどが海外に行く1,800万人の皆さん方が持って出られるはず。日本国内を流通するのが19兆円から20兆円、その中で日帰りでお金を使う人が5兆円ぐらい、あと15兆円が泊まり客の落とす金だと白書は言っております。


 島根県の昨年度の平成18年度(2006)の白書が出てまいりました。


 これが2,800万人の交流人口、実質入込客が1,200万人、そして経済効果、金を落としたのが1,200億円余りと島根県は発表いたしました。それじゃ、そういう中において、出雲市にはどれだけの金が落ちたかということになりますと、至って貧弱であります。


 一方では20兆円という全国のマーケットがある。島根県においてさえ1,200億円の金が落ちている。一体、出雲は幾らだと思いますか、本当に少ない金額であります。


 それでは観光を産業として位置づけることができるかどうかということが問題になります。これも4年間の間に議員の皆さん方と一緒に勉強したり、各地区を見させていただきました。どこにも負けないだけのここには風光明媚な環境がございます。歴史があります。神話があります。従ってよそとの競合の中でも、私は決して新出雲市が負けるとは思っておりません。今言われた阿国、阿国さんという安土桃山時代、今から400年前に出られて、京都で古典芸能を新たな発想で踊りをつくった歌舞伎、これの始祖。そして、私は驚いたことに、奉納山に近衛文麿公が昭和11年(1936)に直筆が載っています。当時の松竹、あるいは歌舞伎役者、その皆さん方がみんなして金を出し合って、顕彰碑をつくっておられます。松江の内藤 伸さんがあそこの記念碑をつくっておられます。あれを見た瞬間、あるいは京都で阿国さんの銅像が立っている。これを見たときに、すごい人が出雲から出たんだな。大社から出たんだな。その歌舞伎がユネスコの無形文化財、無形の遺産に登録されました。従って、今、歌舞伎界は大変な盛況でございまして、国内、国外もひっくるめまして役者さんが300人以上、まだ足らないから国立劇場でどんどん養成をされております。そういう背景を考えたときに、私はこの阿国さんというものが観光として使えるということは、大変ありがたいことで、そうしたことを言うのも本当は阿国さん、あるいは中村阿国、こういうことを言うことほどでも、はばかられるんじゃないかなという感じがいたします。従って出雲大社そして阿國座、先般は県立博物館も造っていただきました。役者はそろったところでございます。そして、合併において2市4町が合併するまでというものは、観光産業なんて口から出されなかった。旧出雲市でさえ観光産業でいこうなんていうことは到底考えられなかった。これが合併効果であります。出雲大社さんと合併した。大社町と合併した。このことによって観光産業というものが、これからの産業としての大きな柱になるということであります。従って、これから我々が子々孫々に残すのは、観光産業というものは永遠でございます。出雲市も永遠でございます。どうか誰もが全国から、あるいは世界から来るような観光地を目指すべきではないかなと願っている次第でございます。


 そして、この阿國座あるいは今始まっている事業が、一日も早く門前町の整備、あるいは日御碕の整備、あるいは高速道路との兼ね合い、そして2市4町それぞれ歴史、文化、伝統がございます。これをまた2市4町を結ぶネットワークをつくれば、私は一大観光拠点になると思っています。


 そういうことをひっくるめまして今回、賛成をしながら、そして次のステップに上がることを切にお願いいたしまして、賛成の立場からの討論といたします。


 ありがとうございました。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


 32番、珍部全吾議員。


○32番(珍部全吾君) 登壇 32番の珍部でございます。


 私は、阿國座計画について反対という立場で討論をさせていただきます。


 当初、私ずっと言ってまいりましたが、阿國座はいいものか悪いものか、これは決して悪いものじゃない。あった方がいいかなかった方がいいか、あった方がいいということは終始言ってまいりました。ただ、なぜ我々が昨年から反対の方に回ったかと、これはですね、いろんなことがあります。まず、急速に30億円が42億円になった。これも確かに一つの原因。それと同時に、今回の阿國座問題は建てるか建てないか、建物を建てることのみが議論をされてきたわけです。私はそうじゃなくて、きちっとした中身を検討してですね、どこにも負けないソフト事業とそれから箱物が合致すれば、これは成功するだろうと。しかしながら建物だけ建てて、そこへ観光客を呼ぶと、これは無理な話だということで市民の方々と相談した結果、どうしてもこれは見送りをいただきたいということで今日までやってまいりました。そうこうするうちに議会の方で議論もされましたが、残念ながら特別委員会と常任委員会だけの議論でありまして、その他の議員を含めての議論はほとんどなされておりません。そういうことで、今回あえて40数億円を当初の30数億円まで下げたプランニングでどうかと、こういうことが提案をされました。しかし、今回、我々もそれも決して同意ができないというのはですね、1年前と今と市長さん、経済状況は完全に変わっています。先ほど寺田議員からも話があったようにですね、アメリカに端を発した経済不況が世界中に渦巻いております。それから観光振興、確かにこの話もありました。そして当時は隣の韓国からですね、観光客を呼び込もうと、こういうことで米子近辺のゴルフ場、ホテル、韓国のお客さんでいっぱいになったこともあります。しかしながら現在はこれだけの世界不況の中でですね、ウォンの価格が暴落しています。私が8月韓国へ行ったときに、1万円を変えますと大体9万ウォン、それが今1万円を変えますと15万ウォンから16万ウォン、ということは韓国の貨幣が1.5倍ぐらい価値が下がっています。ですから、今まで韓国の方が日本へ来ようと思って、10万円で来れたのが15万円かかる。もう全く今は来ない。そういう世界情勢の変化によってですね、隣の韓国ですらそういう状況が起きております。実は、大変今、出雲の市民の方でこれだけ反対があるというのは、身を持って不況感というものを非常に感じておられます。実は私の友人が、今月に入って自ら命を絶ちました。彼はもともとコンサル業をやっていた。コンサルの仕事がなくなってくる。次に土木業を始めた。土木もなかなか仕事があっても元請けから金がもらえない。そんなことで土木業もあきらめた。次に彼がたどり着いたのはリサイクル業をやろうということで、空き缶の鉄とアルミの廃品回収を始めた。これで何とか立ち直るということで、彼は一生懸命やっていました。しかしながらご承知のように、北京オリンピックが済んだあとでですね、鉄とアルミの価格は急落しています。5分の1、下手すれば10分の1になった。もういよいよ行き詰った。こういうことで大変貴重な命を自ら絶った方も、ごく最近おります。そういうことで今、市長さん、我々この出雲の住民はですね、非常に生活にあえいでいます。市民の方から見れば、この阿國座問題についてこうやって議論をやっていますが、あれらは執行部も税金で毎月給料が入ってくる。我々議員も黙っていても毎月議員報酬がもらえる。あれらは平和な非常に幸せな連中の議論だと、こういう受けとめ方しかしておられません。どうかこの現状を確かにみんなが把握していただいて、今から最終的にこの阿國座問題の決着はつけますが、個々の議員の良識ある判断を期待して、私の討論といたします。


○議 長(今岡一朗君) 15番、直良昌幸議員。


○15番(直良昌幸君) 登壇 随分と先輩方が賛成、反対行われまして、私も政雲クラブを代表してとこう言いたいんですけれども、ねじれ現象が起きていまして、最近どこの世界でもそういうことだと思っております。


 先ほど、大先輩の寺田元議長さんと、昨日の朝6時半に私お邪魔しまして、この阿國座のことにつきましてご意見を交わさせていただきました。今日のそれぞれの議案、私は今の住民投票の件につきましても、ぜひそういう時代がきているから賛成だという意見を持っておりますし、それから、今回の補正予算につきましても、ちょっとこれ間を置いた方がいいと思ってですね、これは否決ということと、それぞれの陳情に対しましても座ることに、個人的に決めているところでございます。それはなぜかと申しますと、長らくこの問題が我々議会でも、そして、また市民の皆さんの中でも話題に上った重要な問題であるということは、非常に金額が大きいということでございます。出雲市庁舎が96億円ぐらいかかります。でありますから、当初20億円台あるいは30億円台、そして、また今度は40億円台に上がったわけでございまして、この厳しい環境の中で私の金でもなければ市長さんの金でもありませんし、市民の皆さんのお金を扱う者として、よくよくこれ検討しなきゃいけないということで、それぞれの議員さんがそれぞれのお考えで、一生懸命勉強された内容でございます。今回、私が思いますのに阿國座は先ほど珍部議員さんおっしゃったように、あった方がいいか、ない方がいいか、それはあった方がいいと思いますし、阿国さんという方を地域にまた再生していただいて、そして、奥の深い山陰、この出雲の輝かしい、日本のふるさとの歴史を深めていくために必要だということは皆様と同じでございます。でありますが、今日、佐田町と旧平田市の有権者の皆様のトータルの人数、4万人を超える35%の人たちが反対をなさっておるということになりますと、ここはちょっと踏みとどまって、しっかり考えて、8億6,000万円のまちづくり交付金、これについて認めた部分がございますが、それはそれとして置いておいてですね、私は合併特例債300億円ばかり使っております。これは西尾市政の合併して最初の5年が勝負だということで、果敢に合併特例債の有効活用をされて、今きているわけでございまして、残りはわずかでございます。その中のものを一応、仮押さえをしておいて、そして今のまちづくり交付金についても、この計画がもし否決された場合にはどうするかということは、執行部がお考えになっていると思います。そういう密なる計画のもとできちんとそれぞれの事業を、具体に市民に分かりやすく伝えていくことが必要だとこう思ったからでございます。なぜならば平成19年度(2007)の決算で、本市の監査委員さんがおいでになります。会社でも監査役さんがおられます。行政にも監査委員さんがおられます。その方が監査報告をなさいました。平成19年度(2007)決算の結果、財政上の観点としてですね、平成19年度(2007)は黒字でしたよと、7億円の実収支の黒字でございましたという報告でございますが、前年度の繰り越しや9億5,000万円の財政調整基金の取り崩し、これでもっていわゆる単年度収支を穴埋めした。であるから黒字であると。ですが一般会計で6億円超の赤字であると。特別会計でも国民健康保険事業をはじめ、7会計で赤字計上であるということをご報告された上にですね、そして、またいわゆる財政力指数は0.494、経常収支比率、いわゆる会社で言うと営業費でございます。これは94.8%、まさにもう5%しか残っていませんよと。これは対前年度比、平成18年度(2006)に比べて0.6%プラスしています。そして、また起債制限比率は16.1%、前年比よりも1.3%プラスになっていますと。そして、また公債費率は18%を超えると警戒ラインですよというのが、現在、出雲市は21.6%であるというようなことで、いわゆる地方債の残高、一般、特別会計1,953億9,000万円の残高がありますよと。対前年度比の26億4,000万円の増になっています。これは平成18年度(2006)に比べて1.4%借金の持ち高が上がっていますよと、こういうことを指摘されたわけでございます。こういったことを一つの既定の事実としますとですね、これからは合併の目的は本来、行政の効率化、そして、また財政の健全化が大きな目的であると。であるがゆえに、収支の均衡を図って負担金や補助金の見直しをしていく。そういうことを重点にして支出の削減を図る。また、事業計画の延期、縮減などによって財務体質の強化を図ることが先決であると。このようにご報告があったところでございます。加えて旧平田市の病院、市立総合医療センターでございますが、これも大型プロジェクトが待っております。それから出雲市の下水道工事も、寺田議員さんともお話しましたが、何10年先になるという地域もあるわけでございます。そういう中で、そういうこともきちんとやった上で、先行投資として阿國座を造っていくということをやろうとするならば、これは住民の皆さんにしっかりと理解をいただかないと、市長さんの金でもありませんし、私たちの議員の金でもありませんので、それをきちんとやっていかなきゃいけない。こういうために時間が必要だということで、私は今回は反対をさせていただいたところでございます。そして、まず問題がございます。


 現在、出雲市も一番困っていますのは、市民税を払わない方が多いです。8億4,000万円未納金がございます。そして、また一般、特別会計を含めてですね、17億5,000万円お金が入ってこないんです。中には子どもたちの給食費が払えない人もいます。払おうとしない人もいます。変な変な時代になってきておりまして、権利を主張する、義務を果たさないというような、いわゆる都市型の傾向にも変わりつつあるわけでございます。であるがゆえに地域の大社の大社のああいう一つの神苑を含めたところで、新しいまちづくりをやっていこうということは大きなインパクトが、私は後世に残ると思います。そのためにそれが有効に働くことであれば、これは大いにやるべきことだと、こういうふうに思っております。先ほどの環境経済常任委員会でも、いわゆる新観光産業振興ですから、そこで利益を上げなきゃいけません。それが1万1,000円のチケットが800席で、年間26回開演するわけです。その収益でもって管理運営費を賄わなきゃいけない。こういうことになっていますが、最終的にトータルが120万円のプラスで、我々に数値を示されたところでございます。その120万円の内の100万円は協賛金であります。実際100万円の協賛金があれば120万円の利益が出るわけですけれども、それが少なければ20万円しか残らないとこういう説明でございます。工事期間中にたくさんの協賛金を出していただく人を集めます。こういう執行部のご説明ですけれども、本当はそんなものを当てにしないで、たくさんの方に入っていただく。地元の人にも来ていただく。そしてリピーターも来ていただく。そういうことの仕掛けをきちんとできるような、よくよく分かった、議会も分かった、大方の市民の人も分かったというような方法に、私はぜひしていただきたいというふうな思いで、このたびは意を異にしたところでございます。


 いずれにしても、これから道州制もあります。その中で出雲市だけの色づけを、きちんとしておかなきゃいけないことは間違いないわけでございます。そういうビジョンを持ったことでですね、これからの観光産業を観光を産業としていく手だてをですね、きちんと考えていく必要があると思います。


 最近よその方へ、皆さんの税金で議会も視察に行かせていただきます。そういう視察先の自治体の中で、自治体の経営基本条例というものを確立した自治体もございます。その中には住民投票をやっている自治体もあるわけでございます。時代が変わると思います。そういう思いを含めてですね、やがてこの出雲市も住民投票も視野に入れて、みんなで和やかに物事をやっていくような仕掛けをですね、やっぱり執行部は私はすべきだという思いで、この3人の方で住民投票に対する提案がされましたので、これには賛成をさせていただきたいというふうに思います。


 以上で、私のこのたびの議会についての、反対なり賛成の討論を終わらせていただきます。


 ありがとうございました。


○議 長(今岡一朗君) ほかに討論はありませんか。


              (「なし」と言う者あり)


○議 長(今岡一朗君) ないようでありますので、これをもって討論を終了いたします。


 これより採決を行います。


 まず、継続審査中の陳情第1号 出雲阿國座建設関連予算の凍結と再考等を求める陳情について採決いたします。


 本陳情に対する環境経済常任委員長の報告は不採択であります。


 委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


               (起 立 多 数)


○議 長(今岡一朗君) 起立多数であります。


 従って、陳情第1号は不採択とすることに決定いたしました。


 次に、継続審査中の陳情第6号 出雲阿國座(仮称)の早期建設についての陳情について採決いたします。


 本陳情に対する環境経済常任委員長の報告は採択であります。


 委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


               (起 立 多 数)


○議 長(今岡一朗君) 起立多数であります。


 よって、陳情第6号は委員長報告のとおり採択と決定いたしました。


 次に、今定例会に提出されました陳情第9号 出雲阿國座建設計画の中止を求める陳情について採決いたします。


 本陳情に対する環境経済常任委員長の報告は不採択であります。


 委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


               (起 立 多 数)


○議 長(今岡一朗君) 起立多数であります。


 従って、陳情第9号は不採択とすることに決定しました。


 次に、議第61号 平成20年度(2008)出雲市一般会計第4回補正予算について採決いたします。


 本案に対する環境経済常任委員長の報告は可決であります。


 委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


               (起 立 多 数)


○議 長(今岡一朗君) 起立多数であります。


 よって、議第61号は原案のとおり可決されました。


 次に、議第81号 出雲市大社町に計画されている出雲阿國座(仮称)建設事業について市民の賛否を問う住民投票条例について採決いたします。


 本案に対する環境経済常任委員長の報告は否決であります。


 委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。


               (起 立 多 数)


○議 長(今岡一朗君) 起立多数であります。


 従って、議第81号は否決されました。


 日程第7 議第62号から議第80号までを一括議題といたします。


 各議案について提案理由の説明を求めます。


 児玉政策総務部長。


○政策総務部長(児玉進一君) 登壇 ただいま上程されました議案のうち、予算に関する案件を除く議案につきましてご説明いたします。


 お手元に配付しております議案書の目次をご覧ください。


 議第71号から議第74号までが条例案件、議第75号から議第80号までが単行議決案件でございます。


 最初に、議第71号 出雲市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例でございます。


 議案書1ページ、2ページをご覧ください。


 これは新庁舎竣工に伴い、出雲市役所の位置を変更するため所要の条例を改正するものであります。なお、附則によりまして出雲市広告式条例、出雲市支所設置条例、出雲市地域自治区の設置に関する条例及び出雲市福祉事務所設置条例についても、同様の条例改正を行うものであります。


 次に、議案書3、4ページをご覧ください。


 議第72号 出雲市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例であります。


 これは地方税法等の一部を改正する法律の施行によりまして、個人住民税の税額控除の対象を市内に事務所または事業所を有する公益社団法人、公益財団法人などや、認定特定非営利活動法人への寄附金を追加することなど、所要の条例改正を行うものであります。


 次に、議案書5ページ。


 議第73号 出雲市立保育所設置条例の一部を改正する条例であります。


 これは出雲市立平田保育所を平成21年(2009)4月1日から民営化することに伴い、所要の条例改正を行うものであります。


 次に、議案書6、7ページ。


 議第74号 出雲市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例であります。


 これは平成21年度(2009)から水道事業第6次拡張事業の実施に当たり、事前に事業計画の内容を条例に反映し、厚生労働省の経営変更認可を受ける必要があるため、所要の条例改正を行うものであります。


 以上が、条例案件でございます。


 なお、条例案件につきましては、条例等関係資料に改正の要旨、新旧対照表を載せております。


 続いて、単行議決案件の説明をいたします。


 議第75号は、財産の無償譲渡についてであります。


 議案書8ページをご覧ください。


 これは出雲市立平田保育所の民営化に伴い、施設を社会福祉法人に無償譲渡することについて議会の議決を求めるものであります。


 議案書9ページ、議第76号は工事請負契約の締結についてであります。


 これは佐香コミュニティセンター建築工事の工事請負契約の締結について、議会の議決を求めるものであります。


 議案書10ページ、議第77号は工事委託協定の締結についてであります。


 これは都市計画道路大津中央一の谷線(2工区)街路事業に伴う、山陰線直江・出雲市間山廻架道橋改築工事の委託協定の締結について、議会の議決を求めるものであります。


 議案書11ページ、議第78号は備品の取得についての案件であります。


 これは現行の佐田地域で運行しているスクールバス車両を、年次計画のもとに車両の更新を行うことにつきまして、議会の議決を求めるものであります。


 議案書12ページから14ページ、議第79号は市道路線の廃止についてであります。


 これは新内藤川床上浸水対策特別緊急事業、赤川付替事業及び一般県道大社立久恵線道路改良工事に伴い、6路線を廃止しようとするものであります。


 続いて、議案書15ページから17ページ、議第80号は市道路線の認定についてであります。


 これは新内藤川床上浸水対策特別緊急事業、赤川付替事業、一般県道大社立久恵線道路改良、一般県道外園高松線道路改良工事及び出雲エネルギーセンター関連周辺整備事業に伴い、9路線を認定しようとするものでございます。


 以上、提案理由の説明といたします。


 よろしくお願いします。


○議 長(今岡一朗君) 伊藤財政部長。


○財政部長(伊藤 功君) 登壇 ただいま上程されました議案のうち、予算に関係いたします議第62号から議第69号までについてご説明いたします。


 お手元にございます厚い方の藤色の補正予算書のうち、一般会計・特別会計補正予算書の1ページ、平成20年度(2008)出雲市一般会計、特別会計予算総括表をご覧いただきたいと思います。


 今回の補正額は、一般会計8億2,400万円の追加、特別会計では7会計の補正がございまして、国民健康保険事業4億4,300万円の追加、老人保健医療事業6億3,500万円の減額、後期高齢者医療事業6,930万円の追加、介護保険事業1,520万円の追加、簡易水道事業1,020万円の追加、下水道事業及び農業・漁業集落排水事業につきましては、歳入歳出予算はございませんが、繰越明許費を計上するものでございます。


 3ページの方をご覧ください。


 議第62号でございます。


 平成20年度(2008)出雲市一般会計第5回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算の補正として、それぞれ8億2,400万円を追加し、予算の総額を696億3,000万円とするものでございます。


 第1条第2項並びに第2条から第5条につきましては、次ページ以降で順次ご説明いたします。


 4ページをご覧ください。


 予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額を、第1表「歳入歳出予算補正」として計上しております。


 歳入からご説明いたします。


 市税につきましては、個人市民税の収入見込みから1億2,000万円の追加を計上しております。


 地方特例交付金につきましては、今年度分の交付額が閣議決定したことから、追加分を計上しております。


 地方交付税につきましては、普通交付税につきまして今年度分の交付額が確定したことから、追加分を計上しております。


 分担金、負担金につきましては、保育所における入所児童数が増加したことによる、保育所保育料の追加を計上しております。


 国庫支出金につきましては、障がい者自立支援サービス給付、私立認可保育所運営費、生活保護費などの決定見込みによります国庫補助金・負担金の追加を計上しております。また、県支出金につきましては、国庫支出金と同じく障がい者自立支援サービス給付、私立認可保育所運営費などのほか、乳幼児医療費助成事業などの決定見込みによります、県補助金・負担金の追加を計上しております。


 寄附金につきましては、出雲メセナ協会への交付金の追加のための指定寄附として計上しております。


 繰入金につきましては、古志採石関連環境整備事業基金の繰入金の一部減額並びに地域福祉基金、環境基金の一部を繰り入れるための繰入金を計上しております。また、繰越金につきましては、平成19年度(2007)決算に基づく剰余金の一部を計上しております。


 諸収入につきましては、宝くじ助成によりますコミュニティ助成事業が一部不採択であったための減額及び多伎インター線関連道路整備事業に伴います、県からの補償金を計上しております。


 市債につきましては、民生債、教育債に所要額を計上いたしました。


 5ページの歳出につきましては、後ほどご説明させていただきます。


 6ページをご覧ください。


 第2表「継続費補正」でございます。


 総合医療センターと合築します、出雲市健康福祉拠点施設(仮称)整備事業について、平成20年度(2008)から平成23年度(2011)の4カ年にわたり、事業を実施するものとし、総額4億5,190万円を計上するものでございます。


 次に、第3表「繰越明許費」でございます。


 地方道改修事業ほか2事業について、占用物件の移転に不測の日数を要するなどの理由により、本年度中に支出が終わらない見込みとなりましたので、地方自治法の規定に基づき設定するものでございます。


 続いて、第4表「債務負担行為補正」でございます。


 市長・市議会議員選挙費につきましては、ポスターの掲示上の設置・撤去経費など、来年度に支出を予定する経費がございますので、平成21年度(2009)に限度額3,600万円を新たに設定するものです。


 団体営土地改良事業補助につきましては、白枝幹線用水路ほか2カ所について、出雲市土地改良区が行う工事費の補助金について、限度額900万円を新たに設定するものであります。


 漁業近代化資金利子補給につきましては、制度貸付として市の規則に基づき利子補給するものであり、限度額18万円を新たに設定するものであります。


 また、木綿街道、旧石橋酒造取得事業につきましては、木綿街道周辺地域の活性化を図るため、旧石橋酒造の建物及び用地を出雲市土地開発公社において取得し、平成23年度(2011)までに限度額2,650万円により再取得を行うものでございます。


 有線放送施設更新助成につきましては、JAいずもが運営する情報いずもの放送施設老朽化に伴う更新経費を助成するものとし、平成21年度(2009)分支出として、限度額1,000万円を新たに設定するものでございます。


 次に、7ページをご覧ください。


 第5表「地方債補正」でございます。


 出雲市健康福祉拠点施設(仮称)整備事業ほか2事業の地方債につきまして、限度額を変更するものであります。


 続きまして、9ページから11ページは、今回の補正予算の事項別明細書でございますので、後ほどご覧いただきたいと思います。


 次に、歳出についてご説明いたします。


 26ページをご覧ください。


 総務費につきましては、総合医療センター整備に伴います、不足する駐車場を確保するため、市が所有しています旧平田自動車教習所の建物解体工事費として3,100万円、新庁舎整備に伴い移転後の現庁舎を改修し、現在借りておりますテナントビルの原状回復経費として3,400万円、寄附金を受け入れ市内全中学校へ楽器購入費等に役立てていただくため出雲メセナ協会の助成金550万円、固定資産税のうち償却資産の耐用年数変更に伴うプログラム改修費125万円など。28ページでは、市長・市議会議員選挙費1,420万円、総務費合計で7,970万円を計上しております。


 民生費につきましては、同じく28ページをご覧ください。


 主に前年度の精算や今年度の実績に基づく補正を行うものでございます。


 国県返還金7,069万円、出雲市健康福祉拠点施設(仮称)整備事業費380万円、福祉タクシー事業700万円など。30ページでは、障がい者自立支援サービス給付事業1億1,640万円、乳幼児医療費助成事業3,650万円など。32ページでは、平田保育所民営化に伴う備品購入補助290万円、私立認可保育所運営費負担金2億3,500万円など。34ページでは、生活保護費1億1,800万円、民生費合計で6億4,962万円を計上しております。


 衛生費につきましては、同じく34ページに、一般予防接種事業2,620万円、簡易水道事業特別会計繰出200万円、衛生費合計で2,820万円を計上しております。


 次に、農林水産業費につきましては、36ページをご覧いただきたいと思います。


 土地改良事業補助の追加として100万円、トキ分散飼育センター(仮称)建設に伴う環境保全型公園の基本構想策定費等の経費として980万円、農林水産業費合計で1,080万円を計上しております。


 次に、商工費でございます。


 38ページをご覧いただきたいと思います。


 予定しておりました企業立地整備が延期となったことによります立地企業施設拡張促進助成金の減1,000万円、コンベンション開催支援補助金の追加250万円、商工費合計で750万円の減額を計上しております。


 次に、土木費につきましては、同じく38ページでございますが、採石関連道路改良事業、事業費の減として1,150万円の減額、多伎インター関連道路整備事業450万円、40ページでは、組合施行土地区画整理事業に対する補助金3,500万円など、土木費合計で2,208万円を計上しております。


 次に、消防費でございます。


 同じく40ページでございますが、防災情報伝達システム整備事業として2,600万円を計上しております。


 次に、教育費でございます。


 42ページをご覧いただきたいと思います。


 特別支援教室整備費として、小学校費430万円、中学校費250万円、各種大会派遣補助230万円。44ページでは、学校給食センター管理費600万円、教育費合計で1,510万円を計上しております。


 次に、特別会計についてご説明いたします。


 47ページをご覧ください。


 議第63号 平成20年度(2008)出雲市国民健康保険事業特別会計第1回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算の補正として、それぞれ4億4,300万円を追加し、予算の総額を135億1,900万円とするものでございます。


 第1条第2項につきましては、48ページの第1表歳入歳出予算補正をご覧いただきたいと思います。


 歳入は国庫支出金につきまして、老人保健医療拠出金、後期高齢者支援金及び普通調整交付金の決定見込みに基づき2,881万1,000円、療養給付費等交付金1億3,942万6,000円、県支出金につきましては、普通調整交付金401万9,000円、共同事業交付金につきましては、保険財政共同安定化事業交付金2億3,582万円、繰越金につきましては3,492万4,000円を計上しております。


 歳出につきましては、保険給付費の追加として1億3,942万6,000円、後期高齢者支援金等として3,056万6,000円、前期高齢者納付金等として74万4,000円、老人保健拠出金として3,644万4,000円、共同事業拠出金として2億3,582万円を計上しております。


 61ページをご覧いただきたいと思います。


 議第64号 平成20年度(2008)出雲市老人保健医療事業特別会計第2回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算としてそれぞれ6億3,500万円を減額し、予算の総額を16億7,016万3,000円とするものでございます。


 第1条第2項につきましては、62ページをご覧いただきたいと思います。


 第1表歳入歳出予算補正でございます。


 歳入につきましては、支払基金交付金として3億3,598万5,000円の減額、国庫支出金につきましては、医療給付費国庫負担金1億9,943万2,000円の減額、県支出金につきましては、医療給付費県負担金4,985万8,000円の減額、繰入金として一般会計からの繰入金4,985万8,000円の減額、諸収入として第三者納付金13万3,000円の追加を計上しております。


 歳出につきましては、医療諸費として老人保健医療給付費6億3,513万3,000円の減額、諸支出金として過年度の県支出金精算に伴う返還金13万3,000円を計上しております。


 73ページをご覧ください。


 議第65号 平成20年度(2008)出雲市後期高齢者医療事業特別会計第1回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算としてそれぞれ6,930万円を追加し、予算の総額を26億730万円とするものでございます。


 第1条第2項につきましては、74ページをご覧いただきたいと思います。


 第1表歳入歳出予算の補正でございます。


 歳入につきましては、繰入金として一般会計からの繰入金6,930万円を計上しております。


 歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金6,930万円を計上しております。


 次に、81ページをご覧ください。


 議第66号 平成20年度(2008)出雲市介護保険事業特別会計第1回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算としてそれぞれ1,520万円を追加し、予算の総額を111億6,920万円とするものでございます。


 第1条第2項につきましては、82ページをご覧ください。


 第1表歳入歳出予算補正でございます。


 歳入につきましては、国庫支出金について679万9,000円、県支出金につきましては340万円の追加、繰入金につきましては、一般会計からの繰入金1,339万1,000円の減額、繰越金について1,839万2,000円の追加を計上しております。


 歳出につきましては、総務費において1,830万8,000円の減額、地域支援事業につきましては1,830万8,000円の追加、諸支出金につきまして、過年度の国県支出金精算に伴う返還金1,520万円の追加を計上しております。


 次に、93ページをご覧いただきたいと思います。


 議第67号 平成20年度(2008)出雲市簡易水道事業特別会計第1回補正予算でございます。


 第1条は、歳入歳出予算としてそれぞれ1,020万円を追加し、予算の総額を18億9,920万円とするものでございます。


 第1条第2項、第2条につきましては、94ページをご覧ください。


 第1表「歳入歳出予算補正」でございます。


 歳入は、繰入金として一般会計からの繰入金200万円、諸収入といたしまして、乙立浄水場井戸築造工事に伴います県からの補償金820万円を計上しております。


 歳出につきましては、維持管理費の追加として1,020万円を計上しております。


 次に、101ページをご覧いただきたいと思います。


 議第68号 平成20年度(2008)出雲市下水道事業特別会計第2回補正予算でございます。


 第1条において地方自治法の規定に基づき、繰越明許費を設定するものでございます。


 102ページは、第1表繰越明許費でございます。


 公共下水道事業につき、その一部が今年度中に支出が終わらない見込みとなりましたので、4億7,500万円を設定をするものでございます。


 次に、103ページをご覧いただきたいと思います。


 議第69号 平成20年度(2008)出雲市農業・漁業集落排水事業特別会計第1回補正予算でございます。


 第1条において、これも同じく地方自治法の規定に基づき繰越明許費を設定するものでございます。


 104ページは、第1表繰越明許費でございます。


 漁業集落排水事業につきまして、本年度中に支出が終わらないものが一部ございました。2億1,800万円を設定するものでございます。


 以上、簡単でございますが、補正予算の提案理由の説明とさせていただきます。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(今岡一朗君) 林 総合医療センター事務局長。


○総合医療センター事務局長(林 誠治君) 登壇 議第70号 平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第1回補正予算についてご説明いたします。


 今回の補正予算につきましては、総合医療センター及び健康福祉拠点整備基本計画に基づき、これまで5月に介護老人保健施設愛宕苑の閉鎖、6月には療養病棟の廃止と進めてまいりました。8月からは回復期リハビリテーション病棟の運営を開始したところです。


 病院本体施設整備につきましては、今年5月で基本設計を完了、続く実施設計も概ね完了し、今回、施設整備予算を補正計上するものです。


 病院事業会計補正予算書の1ページをお開きください。


 今回の補正概要は、介護老人保健施設事業の終了に伴う当該企業債の繰上償還に係る補正と、総合医療センターの施設整備事業の実施に当たり4カ年の継続費を設定し、本年度事業の実施に要する経費について補正するものでございます。


 第1条は、総則でございます。第2条は収益的収入及び支出における企業債の償還利子について、会計間振替を行うものでございます。


 これは第3款の介護老人保健施設事業において、企業債の繰上償還を来年3月に精算実施することによるものです。


 第3条は、資本的収入及び支出の予定額を、収入で2,670万円増額し、支出で4,605万1,000円増額補正するものでございます。


 総合医療センターの施設整備事業のうち、本年度実施予定の工事、監理業務等に要する経費を補正し、第3款介護老人保健施設事業に係る企業債の繰上償還や、会計閉鎖時期の確定に伴う会計間振替を行うものでございます。


 今回の予算補正に伴う資本的収支不足額1,935万1,000円は、過年度損益勘定留保資金を充てる予定でございます。


 第4条は、継続費を定めるものでございます。


 総合医療センター施設整備事業の建設工事と、工事監理業務に要する経費について、新たに4カ年で30億2,910万円の継続費を設定するものでございます。


 第5条は、企業債の限度額を変更するものでございます。


 これは施設整備事業等の資金に充てるため、限度額を2,670万円増額し、1億2,040万円に変更するものでございます。


 続きまして、補正予算の実施計画を説明いたします。


 4ページの収益的収入及び支出でありますが、収入は第2款及び第3款の会計閉鎖時期の変更に伴い、当該企業債の定期償還利子に係る他会計負担金について、第1款から第2款及び第3款へ振替えるものであります。


 支出については企業債の定期償還に係る、当該支払利息について収入同様、会計間振替を行うものであります。


 次に、5ページと6ページの資本的収入及び支出は、収入では企業債の元金償還額について、会計間振替を行うとともに、建設改良事業の財源として病院事業の企業債を2,670万円増額し、収入合計を3億345万2,000円とするものであります。


 支出は、施設整備事業の実施に伴い、病院事業の建設改良費を2,830万円増額するとともに、介護老人保健施設事業に係る企業債の繰上償還を実施することにより、支出合計を9億5,307万5,000円とするものであります。


 7ページから12ページまでは資金計画、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。


 以上、平成20年度(2008)出雲市病院事業会計第1回補正予算についての提案説明といたします。


 よろしくお願いいたします。


○議 長(今岡一朗君) 以上で、各議案の提案理由の説明を終わります。


 ただいま議題となっております各議案につきましては、後日改めて議事日程に上げることといたします。


 以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしました。


 本日は、これをもって散会いたします。


              午後 3時58分 散会








 地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。








              出雲市議会議長    今 岡 一 朗





              出雲市議会議員    板 倉 一 郎





              出雲市議会議員    荒 木   孝