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島根県 出雲市

平成18年度第4回定例会(第3号 2月23日)




平成18年度第4回定例会(第3号 2月23日)





 
     平成18年度(2006)第4回出雲市議会(定例会)会議録





    開 会 平成19年(2007) 2月20日午前10時00分


    閉 会 平成19年(2007) 3月19日午後 2時52分





〇議事日程第3号


        平成19年(2007) 2月23日 午前10時開議


第1.市政一般に関する会派代表質問





会議に付した事件


第1.市政一般に関する会派代表質問





                 出 席 議 員


              1番  大 国 陽 介 君


              2番  松 村 豪 人 君


              3番  遠 藤 力 一 君


              4番  山 根 貞 守 君


              5番  萬 代 輝 正 君


              6番  板 倉 一 郎 君


              7番  多々納 剛 人 君


              8番  川 上 幸 博 君


              9番  石 川 寿 樹 君


             10番  曽 田 盛 雄 君


             11番  福 代 秀 洋 君


             12番  高 野 成 俊 君


             13番  広 戸 恭 一 君


             14番  小 汀 英 久 君


             15番  直 良 昌 幸 君


             16番  西 尾   敬 君


             17番  長 岡 幸 江 君


             18番  坂 根   守 君


             19番  板 倉 明 弘 君


             20番  萬 代 弘 美 君


             21番  勝 部 順 子 君


             22番  米 山 広 志 君


             23番  牛 尾 尚 義 君


             24番  山 代 裕 始 君


             25番  宮 本   享 君


             26番  原   隆 利 君


             27番  今 岡 一 朗 君


             28番  多久和 康 司 君


             29番  荒 木   孝 君


             30番  長 廻 利 行 君


             31番  古 福 康 雅 君


             32番  珍 部 全 吾 君


             33番  杉 谷 寿 之 君


             34番  寺 田 昌 弘 君





                 欠 席 議 員


                  な   し





               説明のために出席した者


          市   長        西 尾 理 弘 君


          助   役        長 岡 秀 人 君


          助   役        野 津 邦 男 君


          収 入 役        田 中 雄 治 君


          教育委員長        嘉 儀 裕 行 君


          教 育 長        黒 目 俊 策 君


          政策企画部長       荒 木   隆 君


          総務部長         渡 部 英 二 君


          財政部長         伊 藤   功 君


          地域振興部長       岸   和 之 君


          文化観光部長       板 倉   優 君


          健康福祉部長       児 玉 進 一 君


          環境事業部長       永 岡 博 之 君


          産業振興部長       中 尾 一 彦 君


          建設事業部長       吉 井 貴 史 君


          都市整備部長       田 中 敬 耕 君


          教育次長         荒 木 光 延 君


          教育次長         杵 築   伸 君


          上下水道局長       原 田 恭 平 君


          消 防 長        大 田   茂 君


          総合医療センター事務局長 布 野 勝 己 君


          政策課長         井 上 明 夫 君


          秘書課長         福 間   浩 君


          財政課長         板 倉 勝 巳 君





                議会事務局出席者


          局   長        青 木   博


          次   長        吉 田 美智子


          次長補佐         佐 藤 恵 子


          係   長        村 尾 幸 紀


          書   記        曽 田 浩 司





               午前 9時58分 開会


○議 長(寺田昌弘君) おはようございます。


 これより、本日の会議を開きます。


 ただいまの出席議員は32名であります。


 なお、あらかじめ欠席または遅刻する旨の届出があった議員は2名であります。


 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程のとおりであります。


 日程第1、施政方針に対する会派代表質問を行います。


 質問は昨日に引き続き、順次これを許可いたします。なお、質問は要旨を簡明に答弁は簡潔にお願いします。


 はじめに、31番、古福康雅議員。


○31番(古福康雅君) 登壇 おはようございます。


 31番、大社クラブの古福でございます。


 このたび大社クラブの3人とともに、私のために日夜、今日の私の代表質問に対して、余りミスがあってはいけないと、ひとつ3人で協力しながら代表の質問をしたいということでございます。


 それで、私もいろいろと年に似合わず、よく反省しながら勉強しました。そこでいろいろと考えたわけですが、やっぱり3人が大社町のために、オール出雲市のために頑張るということになりますと、失礼しました。実は、協力しなければいけないと、原点に返ってですね、合併して3年にもなれば、ひとつ大いにやらなくてはということをひしと思ったわけでございます。その中で、また、例えば3人寄れば文殊の知恵、あるいは毛利元就の三本の矢などなど、古い昔のことを思い出したわけでございます。


 それで、今日は私の通告どおりの5問に対して質問を行いますが、実は、昨日の牛尾議員の質問あるいは坂根議員の質問、私が一番目玉にしておりました、大社町の水産関係あるいは阿國座関係、道路関係等々が全部言われて、私が再質問をするような状態でございます。ですから2番手、3番戦術の言いにくうございますけれども、そこは皆様とよくご理解いただきながら、質問に入りたいと思います。よろしくお願いします。


 2月20日開会の、第4回出雲市議会本会議におきまして、市長から表明された平成19年度(2007)施政方針に対して、大社クラブを代表して質問をいたします。


 西尾市長は、市政の基本姿勢である対話と交流の実践として、市議会議員と論議、あるいは各地域での市政フォーラムの開催などに、積極的に取り組みを進めておられます。このような取り組みの折につけ、いろいろなお尋ねや質問には簡潔にかつ明朗、親切に、答えるべきとの持論と姿勢を貫いておられるところであります。ですから私の質問に対しましても、有言実行、簡潔、明朗なお答えを求めるものでございます。


 まず、市長は施政方針の冒頭に、「出雲ルネサンス」を巻き起こすとの決意を持って市政運営の先頭に立ち、創意と工夫の出雲方式の行財政改革を定着させつつ、全市に渡り利便性を高く、画竜点睛を欠くことない生活基盤を充実させると。創造性と文化性のあふれる産業活動の振興を促し、洗練された生活感覚や豊かな芸術文化、やすらぎと潤いのある出雲ならではの伝統文化に輝く、心豊かな市民生活の創造たる出雲ルネサンスを標榜し、一層グレードの高い市政の発展に邁進するとおっしゃっております。


 そこで、私、画竜点睛を欠くということをですね、なかなか思いを浮かべることはできなくて、物事ことわざ辞典をひも解いてみました。次のようなことが書いてありました。


 画竜転生を欠く、物事の最も肝心なところ、また、物事を立派に完成させるための最後の仕上げ、転じてちょっとした言葉や行為が、全体を引き立たせることの例えという意味合いでございます。だから画竜点睛のせいは晴れという字ではございません。目偏でございます。もう一度、施政方針の1ページをごらんになってください。


 画竜点睛、これは中国の梁の時代に張僧ヨウという医師が、金陵の安楽寺の壁に竜を描きました。ところが瞳が入れてなかった。人々はなぜ目を入れないかと言いますと、もし目玉を入れたときには、天に飛び立ってしまうということを本人が言ったわけでございます。しかし人々はそれは信じない。そこで瞳を描き入れてみせると、竜はたちまちにして天に昇ったと。これは歴代名画書の中にある、画竜点睛を欠くということになっています。ですから私は、西尾市長の強い決意のほどをひしと感じたわけでございます。


 さて、平成17年(2005)3月22日に旧2市4町が合併し、新しい出雲市が誕生して、早いもので2年が経過したところでございます。新出雲市は伝統ある歴史と豊かな資源、地域の特性を生かした出雲の国づくりを標榜し、その指針となる設計図とも言われる「21世紀出雲のグランドデザイン」を策定し、具体的な事業の推進に取り組んでいるところであります。しかしながら、昨今の社会、経済情勢は、東京オリンピックや大阪の万博開催の1960年代から1970年代の、いざなぎ景気を超える戦後最大の景気拡大とは言え、地方では景気回復を実感できず、今なお厳しい状況が続いております。


 一方では、地方分権改革もいよいよ本格化をする中、経済の低迷に端を発した構造改革や財政健全化など、成長力強化とバランスの取れた経済財政運営が求められる現状であります。このような中、国、県と同様に本市を取り巻く財政状況も、予断を許さぬ状況が長く続くものと、予測されているところであります。このように厳しい環境と言えども、合併3年目の今年は、合併の生死を決する勝負の年としての位置付けや、厳しい局面と言えども、夢と希望を求め続けていく市長の基本姿勢に、私も同感をするものであり、また、賛同するものであります。このような基本姿勢の基で表明のあった施政方針では、最優先の重点施策として、「21世紀産業都市の創造」が上げられております。


 そこで、私の質問のまず1点目でございますが、その中でも大社漁協での整備建設が予定されている、出雲水産交流プラザについてであります。


 二番せんじでございますが、この整備目的として魚価の安定、所得の向上、水産観光の振興などが上げられているところであります。これらの実現には何をさておき、産地市場と消費市場への水揚げ量の集積であり、その集積ルートの確立が不可欠であります。このことに対してJFしまねと、いろいろ話し合いがなされたものと推察をいたしますが、その折衝経過など基本方針をお聞かせいただきたいと思います。


 次に、この事業の計画概要及び新年度の基礎調査の具体的内容を、明らかにしていただきたいと思います。また、この事業の今後の年次整備計画についても併せてお示しをいただきたい。


 次に、第2点目の質問に入ります。


 「21世紀出雲神話観光大国の創造」については、特に新市の最重要施策として、既に観光大国の建設促進条例をいち早く制定し、また、大社門前町開発調査検討会議からの提言を踏まえ、庁内には関係プロジェクト推進本部をいち早く設置され、既に積極的な取り組みが進められているところであります。その中で、ご縁広場の整備事業についてであります。


 産業都市の創造とも関連します企業誘致、あるいはホテル誘致への取り組み状況。また、これらに伴う駐車場増設計画の進捗状況をお伺いします。


 次に、門前町整備の中核施設として進めている、出雲阿國座建設の基本設計作業も、ほぼ終わったと聞いているところでございますが、基本的な整備方針あるいは規模、機能など、早急に市民に対し公開すべきときであります。今なお一部には、その整備概要が知らされず、建設反対の声も一部では側聞するところでございます。これらの声に対し、早く基本的な基本方針とビジョンを示し、理解と賛同を得る努力を強く求めるものでございます。また、今後の年次整備計画については、先般、出雲地区経済同友会での市長講演で、平成21年(2009)秋、開場オープン、事業費約30億円との話が出たとの報道があったところでございますが、このことについても、確認の意味を含めて改めてお答えをいただきます。


 次に、国立公園日御碕の活用についてであります。


 ご承知のように、この地区は国民宿舎眺瀾荘やシーサイド日御碕など、遊休施設の解体撤去もほぼ終了したところであります。今後は跡地の一部公園化など早急な整備が必要でありますが、一方では、これ以上に地域の地盤沈下を防ぐためにも、また、地区民上げて、悲願でもあります跡地利用策を、早急に取りまとめていく必要があります。例えば、地域の観光拠点集客施設としてのリゾートホテルの誘致などにも、積極的な取り組みが必要不可欠であると考えておりますが、市長の見解をお伺いいたします。


 第3点目に入ります。


 出雲神在月文化月間(仮称)を定め、産業、文化、観光など、心豊かな出雲文化を全国、世界に発信するとのビジョンが示されましたが、具体的にはどのようなことをしていくのか。また、どのようなプログラムをお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。


 続いて、第4点目の質問に移ります。


 21世紀都市交流拠点の創造についてでありますが、大社門前町の再生整備計画を推進する上で、その根幹となり、また、それぞれの整備事業の成否をも左右すると言っても過言ではないものとして、大社観光に対する交通アクセスがあります。観光車両の受け入れ、あるいは通過交通の排除、生活交通の確保等、総合判断の上での交通ネットワークの構築が喫緊の課題となり、そのための大社門前町道路網計画策定委員会での議論も、進んでいるとのことでありますが、現段階での基本的な方針、方向付けについてお伺いいたします。


 具体的路線としては、国道431号北荒木からお宮通りまでの、車両交互通行不能な狭あい区間解消のための、新たなルート案の検討など、国、県への強力な働きかけをすべきであると考えます。また、関係する地元では事業促進のための、期成同盟会設立の動きも加速化をいたしております。昨年の市政フォーラムでも質問がありましたように、新たなルート案を市側から提示するなど、積極的な取り組みを求めるところでありますが、市長のご見解を伺います。


 もう一路線であります。都市計画道路神門中筋線(通称・神門通り)の拡幅計画に対する地元住民の意見集約、聴取が進められております。しかしながら、意見も多種多様な中から、集約には至らないのが現状でございます。一定のたたき台と申しますか、市あるいは県当局から1ないし2案程度の計画案を示し、地元での意見集約を進めるべきと思慮するところでございますが、この手法についても見解をお尋ねいたします。


 最後の質問になりました。


 学校教育活動の進展、その中から、大社の学校給食センターの今後についてお伺いいたします。


 もとより給食センターの使命は、園児・児童・生徒に安心、安全な給食を提供するものにあり、その責任は設置者である市長に帰属するものであります。しかしながら、大社給食センターは昭和45年(1970)建設、築後37年が経過し老朽化が甚だしく、安全面、衛生面からして放置できない現状にあり、喫緊な対応と対策が求められるところであります。配送時間、児童・生徒数などの増加を含め、配送学校の再編等、早急な検討と方針、決定を求めるところでありますが、市長のご見解をお伺いいたします。


 また、当出雲市におきましては、一般職員が約1,150人を有するこの市役所が団結し、また、市長がその陣頭指揮で統率することが、難局を乗り切る原動力でございます。出雲市に生まれ出雲市に育った市長が、我が出雲をこよなく愛し出雲の土に返るとの決意と覚悟、この2つが備わればこそ平成の出雲の国づくり、といわれる大業をなしえるものと、確信をいたすところであります。


 以上、市長の施政方針から、5項目にわたってお尋ねいたしました。


 私の質問に対し、簡潔かつ明朗なご答弁を期待し、質問のすべてを終わります。


○議 長(寺田昌弘君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの古福議員のご質問に、お答えをいたします。


 冒頭、画竜点睛のお話もいただきましたが、何が画竜点睛だと、この出雲の今の状況の中で。抽象的な表現だけではなくて、私の思いも若干言わせていただきますと、例えば、大きく言えば新出雲市発展の画竜が描かれているけど、点睛があるだろうか、点睛こそ出雲大社門前町、これを再興すること。これを光らせば全出雲市は飛び立つ。雲竜のごとく飛び立つ。あまり高く飛び立ち過ぎてもいけませんけれども、これこそ大社門前町振興こそ、画竜点睛の最たるものでございます。これを描かなければ目を入れなければいけない。魂を入れなければいけないと、こういうことでございます。小さな話では、例えば、このコミュニティセンターと小学校が隣接していると、もうそこわずか200メートルだと100メートルだと、この道路を連結すればお互い乗り入れは簡単になるんです。あと、例えば、保育園ができたと、保育園と市道の間にアクセス道路がある。それは狭いと。お子さん方が車の車輪に巻き込まれる恐れもある。わずか10メートル、20メートル拡幅すれば、その危難を逃れられる。この20メートル拡幅する、これが保育園の生活環境、通園環境の点睛であると。わずかなことで全体が生き上がる、生きる。燃え上がる。これが画竜点睛を欠くことのない市政という思いで、述べさせていただいているわけでございます。そういうような思いで、この出雲大社も門前町という形で、とかく神門通りのことを意識いたしますけど、やはり、この海岸から稲佐の浜から日御碕まで含めての、一体的な日本のふるさとをつくる。これはオール出雲の発展、あるいはオールジャパン、日本全体の活力の増進になると、伊勢神宮境内だけではいけないという思いから、これを立ち上げなければならない。これが全国民が我々に寄せる、我々出雲市政に寄せる大きな期待ではなかろうかと思っておりまして、そういう覚悟のもとに、このたびの大事業に向かわなければいけないという決意でございます。そういう意味で、まず冒頭、この門前町の海岸域における経済発展の点睛事業。この水産交流プラザなるもの、またご質問いただいたところでございます。山代議員等にもお答えしているところでございますけれど、これはあくまでもJFしまねができ上がりまして、島根県の漁業協同組合一本化の中で、マーケットが集約されると。出雲地域におけるマーケット拠点がなくなると、こういう状況はやはり新出雲市の発足とともに、適切ではないという見方をしたわけでございます。早速、検討会議も立ち上げていただきまして、やはり、この多伎から湖陵、大社あるいは平田もありますけれど、そういう生産現場、漁港における生産活動を支えるマーケットを、この大社の漁協、漁場に集約するということからの計画でございます。現在、JFしまねとも協議の最終段階でございます。そういうことを念頭に置きながら、まず新年度においては、この基本計画に基づきまして、基礎調査として地質の調査とか、用地の測量等を実施する考えでございます。できますならば平成20年度(2008)には着工し、平成21年度(2009)には水産交流プラザを立ち上げ、稼働させたいと考えているものでございます。


 このプラザの概要については、昨日も申し述べておりますが、皆様方におかれまして、やはり心配なのは採算性、こういうマーケットというものは果たして採算の面から見て、大丈夫かという思いがあろうかと思います。生産者の皆様から大都会地等に向けての販売、この卸売り販売のことについては、JFしまねが責任を持ってやるという体制の中で、この地域の消費者に直結するマーケット、産直市場、あるいは消費者の皆様方がそこで魚という、新しい漁業資源の開発を目指して、食されるレストラン等の場の提供等は、市の方が民間の有志事業者の皆様にお願いして、店も開くという二段構えでやっていこうということでございます。あまり大胆に大きく出ないで、着実に現実的に可能な範囲を見極めながら、立ち上げていきたいということでございまして、その具体的な姿、もう少し時間をいただければ、明確にしていけると思っておりますので、少し時間をいただきたいと思います。新年度中には明確にして動き出すということでございますので、どうかよろしくお願い申し上げたいと思うわけでございます。


 大社観光もやはりここまで伸びて、そして、この先に日御碕という、大きな神話交流の舞台が広がっているわけでございます。ここはそののど元の玄関口でございまして、非常に重要なマーケット拠点として意識しております。この5月の連休には大きな客船、巡航船も入ってくるわけでございます。これがうまくいけば、毎年定期的に入ってきたいというようなお話もいただいておりまして、いよいよ日本海交流、北前船の時代が再来するのかと、その時代に備えての第一歩であるということも、またご理解いただきたいと思うわけでございます。


 次に、門前町再生整備の問題として、更にいろいろご質問いただきましたので、この機会にまたご答弁申し上げたいと思います。


 ご縁広場の総合開発事業といたしまして、吉兆館を中心とするこの一帯を、観光交流の新たな拠点として蘇らせるということが、現実に迫った大きな課題となっております。門前町再生整備の中核の1つと考えているものでございまして、現在、集客性の高い物販販売のサービス業とか、地元の皆様も含めて、外湯の機能を備えたホテルの誘致が可能かどうか、これらの誘致に必要なご縁広場周辺での駐車場の拡張、確保、これをどう考えるかということにつきまして、まずもって地権者をはじめ地元の関係の皆様方と、鋭意協議を毎日のごとく進めているところでございます。地元でも期成同盟会もそれぞれできておりまして、大変心強いことでございますが、今までは総論でございまして、現在各論に入っているところでございます。何事も考え方はよしと、各論に入るとなかなか難しくなって頓挫したり、あるいは延期になるというようなこともございますので、やはり、これからが重要だという思いで、個々の地権者の皆様に誠心誠意、我々もご説明申し上げ、将来の発展をともどもに考えるという方向で、何とかこの用地の問題については、この年度内には決着をして、いよいよ具体の事業に入っていきたいと、こういうふうに考えているところでございます。関係の企業もやはりこちらの受け皿が十分でないと、なかなか決断しにくいというような話も聞いておりますので、これからが正念場、毎日が正念場でございますけれど、本当に今一生懸命やっているところでございます。まずもって連休明け前後に向かって、更に前進を図っていかなければならないと思っているところでございます。


 議員におかれましては、またよろしくお願い申し上げる次第でございます。


 それから、次に、阿國座の問題、もう少しはっきりわかりやすく説明しないと、具体的なイメージも沸かないし、その必要性とか、その魅力の度合いとか分かりにくい。したがって話ばかりあったけど一体大丈夫かということとか、施設、箱物という意識が先行することによって、やはり、この採算性の問題も心配する声も出てくるということも分かるわけでございます。したがって我々としては、この阿國座の設計あるいは立ち上げについては、これからいよいよその図面を明らかにし、その姿も明確な絵の形に落として、皆さん方に分かりやすくしていくということと、何よりも今年肝心なのは、この施設の活用でございますね、どういう舞台芸術をどういう形で全国に向かって発信するか、何よりも地元の皆さんが喜んでいただける形でやっていくかということは、非常に重要でございます。それと、この阿國座の運営の仕組み、管理の仕組み、これがまた重要でございます。こうしたソフトの中身こそ建物を建てること以上に難しいし、また重要だと思っております。おかげさまで国立劇場あるいは松竹等、全面支援という形に今なっているところでございまして、私は民における松竹とのご縁は10年間続いておりますけど、何といっても国立劇場が全面的にサポートするという形で、これを全国に輝く日本の古典芸術の、発信の場にしていかなければならないと思っているところでございます。


 そういう意味では、歌舞伎ということだけではなくて、国立劇場も小劇場も含めて文楽とか、あるいは能とか、あるいはこの伝統的な芸能の世界もやっておりますので、そういうものを含めての発信の可能性、あるいは舞台の運営の仕方ということについても、いろいろご支援いただきたいと思っているところでございます。松竹におかれましては、この10年来の長年の実績を持って、出雲大社こそ日本歌舞伎が21世紀に向かって、新たに新境地を開く決戦場であるという意識のもとにご支援いただくべく、我々も事あるごとに連絡を密にして、協議を重ねているところでございます。そのような中で、運営の仕組み等については、いよいよ具体的にやっていくわけでございますけれど、どうしても市が存知しない関知しない、民間任せというだけではなくて、やはり全市上げての、もてなしの交流拠点であるということからの仕組みを、考えなければならないと思っているところでございます。そしてハードの面では、この平成19年度(2007)には実施設計、進入路用地の買収等を進めまして、その後、建築工事に着手するわけでございまして、私の今の考え方としては平成21年度(2009)の秋、この春には金比羅歌舞伎の大祭もある。平成21年度(2009)の秋には、やはりオープンすべきじゃないかと。遅くなって平成22年度(2010)という話もございますけれど、私はやはり平成19年度(2007)の冒頭に、いよいよ県の歴史博物館も動くわけでございますので、あまり間を置かないで連動させて、この大社門前町の賑わいを創出し、活力を上げていく必要があろうかと思っております。静かに待っているだけでは、何のこの新市だということになりますので、新市の勢いを示すためにも、その辺のスケジュールで頑張らなければいけないという決意でございます。いずれにいたしましても、地元におかれまして、後ほど述べます道路問題も含めて、それぞれの地区で期成同盟会もできた。商工会もあげて応援ご支援をいただくということで、地元の協力の輪、人と人との輪が整っていることにつきましては、心から敬意を表する次第でございます。今後とも市も全面的に門前町再興について、画竜点睛ということで頑張りますので、どうか地元、自治会、商工会、あるいは住民の方々上げてのご支援、ご理解、よろしくお願い申し上げる次第でございます。


 次に、大社門前町の一角をなす日御碕周辺の開発の問題、特に夕日の丘公園の整備事業の問題でございます。


 ご承知のとおり、日御碕は灯台と美しい海岸線などの、観光資源に恵まれた国立公園でございまして、年間100万人の方も訪れて来られるということ。出雲大社、島根ワイナリーに次ぐ、県で3番目の入り込み客のある重要な観光拠点であるということは、論を待たないところでございます。平成17年度(2005)から、日御碕地区の交流人口の拡大と活性化を目的に、灯台周辺をシンボルエリア、象徴的な場所と位置付けまして、夕日の丘公園整備を行っているのが現状でございます。具体的には今年度、灯台南側にポケットパークを整備いたしまして、また、合併前より懸案事項でございました、この老朽化の進んだ旧国民宿舎眺瀾荘、旧日御碕シーサイドを撤去し、更地化したところでございます。これを受けて新年度は、この跡地の活用として、まずもってこれを緑の休憩のスペース、緑化を図るということをやりながら、灯台周辺の散歩道について、漁業集落環境整備事業で実施する下水道整備事業に合わせまして、修景舗装を行って、安らぎと潤いを楽しめる空間となるよう整備をし、全体のイメージアップを図っていきたいと、こういうことでございます。この更地化された緑のスペースとなります眺瀾荘、日御碕シーサイドの跡地の、その後の開発の問題があるわけでございます。このことについては、地元関係の皆様方とも十分な協議を行いまして、この変化に富んだ、何といっても神話の夢舞台が広がる、大海原の中の日御碕景観地区の利活用は、考え方によれば無限の可能性があるわけでございます。その外、この地においてホテルの誘致という問題もございますが、まずもってこの地元における地区の組合の皆さんとか、土産物のお店の組合の皆さんとも協議を行って、どういう形の宿泊施設の整備がいいのか、具体に検討をしていかなければならないと、思っているところでございます。いずれにいたしましても、このような日御碕における、あるいは日御碕の玄関口における水産交流プラザの整備を含めての、一番大きな課題はアクセスの確保でございます。日御碕に至るあのトンネル、第一、第二トンネルとございますが、第二トンネルの中の方から整備され、玄関に近い第一トンネルがあの状態でこれでいいのかと、そしてぐるぐるぐるぐる回っているうちに、頭が何か痛くなったり重くなったり、ちょっと私も目がくらむとは言いませんけれど、高齢者の方、特に90歳、100歳の方は、なかなか日御碕まで拝みに行けないかなと思ったりしておりまして、何とか曲がりくねったところ、2箇所ぐらいちゃんと目を付けていますけれど、あれを橋とトンネルで一気にばっと行くようにできないのかというような思いで、もう本当に胸の中は張り裂ける思いで、いつもあそこを通るわけでございます。これをやって、なお弾丸で美保関神社まで行けたら、もう日本最高のシーサイドフェアウエイパークということで、全国に輝く大交流ランドを間違いないという思いで、先は明るいということを信じながら、今、前進しているところでございます。


 ビジョンは尽きないわけでございます。実現するための手だてを手に入れなければいけないということで、日夜苦闘するわけでございますが、更に頑張らせていただきたいと思うところでございます。


 さて、次は、神在月文化月間についても、ご質問いただいたところでございます。


 昨日もご答弁申し上げておりますけれど、出雲における神在月、これは何といっても伝統的な文化にいそしみ、学習された方は、神無月があって神在月があると、全国でも神在月というのは、この出雲の地域のことを言うんだという感覚と、知識はまだ残っている方が多いんです。でも、いろいろ聞いてみますと30歳以下の若い方々、特に、日本史を高校で学ばないような方々、国語の世界でもこういうものを取り扱われなくなっている方々、もうこの方々の意識の中では、昔の暦としての月の呼び方、葉月とか文月とか言っても全然分からないでしょうな。ましてや神在月、神無月も分からないということになると、まずいわけでございまして、弥生ぐらいは分かるかなと思うんですけど、これも分からなくなっている方もいらっしゃいますから、今こそ神在月、神無月、弥生も含めて、きちんと国民の皆様の脳裏に刻んでいく。そして、この時期が来れば出雲の方を拝んで、全国民が魂のふるさととして出雲に行きたい。一生に一度は出雲に参ろうという、文化を育てるというきっかけづくりのために、この文化月間といっていますけど、望むらくは9月、10月、11月、3カ月間にわたっての文化発信、出雲から発信していくということを、強力にやっていきたいと思うところでございます。具体的には既に立ち上げているもの、ご存知のとおり大学マラソンや、そば祭りもございますけれど、更に出雲のこの文化発信、先ほど申し上げておるような、この阿國座における新しい芸術の都づくり、これは神無月における出雲の神在月に花咲くものだということで、毎年全国民が等しくお待ちいただくと、地元の方もなかなか切符が手に入らないというぐらいになることを、願ってやまないところでございますが、しかし、観光というのは、私はあくまでも住民主体なんです。とかく観光というと外部からお客さんを呼ぶ。誘客のことばかり言って、住民の方がどこを見ているかということが手薄になるんですね。やはり隣の松江市のことを言うわけではないですけど、誘客、外から来る方をどうやって集めるかということよりも、地元の人がどうやって楽しんでいただき、これを喜びとして受け入れていただくか。地元優先でなおかつ全国民が評価する。地元が燃えないのに全国民が評価しません、これは。まず地元の皆さんがこの神在月における出雲文化、これをたたえる。これについて学ぶ。これを楽しむ。これが定着しているまちについては、全国民も評価してくるということがございまして、お客様だけを考えて、地元の者は、ということではいけません。おうちでは漬物を食べて、外から来るときはお客さんにご馳走を出す。これはいけない。おうちでもいつもご馳走を出す。そして外からもご馳走と、こういうのが新しいあり方ではないかと思っていまして、そういうような感覚で、まずもって神在月文化月間は、出雲市民から立ち上がろうということで、運動を盛り上げていきたいと、こういうふうに思っているところでございます。具体的には観光協会を含め、先般、島根経済同友会出雲支部の皆様からご提言いただきましたが、全市一体となった総決起大会、総決起の仕組みをつくってほしいという、要望をいただいておりまして、それはいいと言って、支部長さんとも同意しておりまして、観光協会が核となって、出雲市民上げての観光大キャンペーンのための総決起集会、こういうものも催しながら、毎年この神在月文化月間に向かっての、出雲の観光文化発信の活動を推進していきたいと、こういうふうに思っているところでございます。


 次に、門前町の整備のことで、道路、街路、駐車場等の整備の問題についてもご質問いただきました。


 大社門前町再生整備計画の一環としての道路、街路、駐車場等の整備については、総力を挙げて着実に整備推進しているところでございます。その一つである「都市計画道路北荒木赤塚線」については、第1期整備区間(吉兆館入口から山内団地付近まで)のうち、国道431号から山内団地までの整備が、本年度で完了する予定であります。残る区間については、平成20年(2008)春の完成に向けて、引き続き整備を進めてまいります。


 一方、第2期の整備区間であります「山内団地付近から大社日御碕線交差点まで」については、本年度中に事業認可を受ける予定でありまして、平成19年度(2007)には道路詳細設計、用地測量及び建物調査を行い、平成24年度末(2012)の完成を目標に進めていきます。また、神門通り中ほどに交通拠点として、観光バス等が乗り入れ可能な、交通広場の整備及び初詣、阿國座興行、その他、イベント時に不足する駐車場としても利用できる、イベント拠点広場としての「神門通り広場」の整備については、本年度から調査設計に着手したところでございます。この平成19年度(2007)には、地権者をはじめ地元の皆様の協力を得ながら、用地取得、建物補償を行い、平成20年度(2008)の完成を目指して、この広場の整備を進めていく予定でございます。さらに観光客の回遊性を高めるため、「神迎えの道」や「阿国通り」など、歴史的な町並みや神話にちなんだ通りの、道路美装化景観修正についての準備につきましては、平成19年度(2007)に測量設計に着手し、順次進めていきたいと考えているものでございます。


 さらに現国道431号の狭い区間の解消と、国道431号バイパスの復活または代替案についてもお答えいたします。


 現国道431号の北荒木からお宮通りの区間は、道路幅員が狭く民家が密集していることから、歩行者と車両が輻輳し危険な状態であることは承知しております。しかしながら、現国道431号を整備するには、多数の家屋移転を伴いまして、また多額の経費が必要でございますが、いずれにせよ現段階では、まだ困難な状況だということでございます。県における財政難の問題もございまして、容易にはこれは動きませんが、しかし、そういう状況の中で、市としても神話の夢舞台、出雲のシンボル空間である大社門前町において、今後、県立古代出雲歴史博物館や阿國座など建設が進む中、道路ネットワークの構築の重要性は十分認識しておりまして、昨年11月に大社門前町道路網計画策定委員会を立ち上げて、検討を始めたところであります。この策定委員会では、幹線道路としての機能を有する国道431号の重要性や、都市計画道路出雲平田大社線が現在様々な事情により、休止の状況に至っているということでございます。こういう状況を踏まえた中で、我々がつくりました策定委員会では、将来の観光客増加を見込んだ交通予測調査等を行って、代替案を含む道路網の検討を現在進めたところでございます。


 さらに都市計画道路斐川出雲大社線、いわゆる神門通りの整備方針についてお答えいたします。


 都市計画道路神門中筋線(通称・神門通り)と言われていますが、これにつきましては、昭和40年(1965)に幅員16メートルに拡幅する、都市計画決定となっておりますが、沿線には建物が多いことから、旧大社町時代には、地元から現況幅員での整備の意見もあったところでございます。現在の幅で整備をしてほしいという意見もあったと。しかしながら、将来の大社門前町活性化のためには、極めて重要な路線であることは、議員もご承知のとおりでございます。今回、整備方針を定めるため、大社門前町道路整備計画策定委員会を立ち上げたところは先ほど言いましたけど、この委員会では、この神門通りについても検討を始めたところでございます。委員会の中では、現道での整備は歩行空間が確保できない問題や、拡幅整備との意見もあると。そして整備には多数の家屋、松並木の処理の問題も絡むということでございますが、今後、地元の意見を十分聞きながら、問題はこれが県道であるということでございますので、県において本当に画期的な決断を、求めなければならないと思っているところでございます。いずれにいたしましても、これも大社門前町における中での画竜点睛に当たるものでございまして、この点を描くことによって、門前町全体がまた生き返るという極めて重要な路線であります。今後、更に頑張っていくことを、この場で答弁させていただきたいと思います。


 最後のご質問で、大社学校給食センターの今後と、給食対象校の再編問題について、ご質問いただいたわけでございます。


 昭和42年(1967)建設の平田給食センター、昭和44年(1969)建設の大社給食センターは、いずれも老朽化が著しく、早急な改築が必要となっております。そのため両センターの統合改築を視野に、出雲給食センターを含めた給食対象校の再編について、検討を進めてきたところであります。給食センター再編の考え方としては、現在の大社給食センターの給食対象校を、出雲給食センター、長浜にございますけれど、この出雲給食センターに取り込み、旧出雲北東部の一部の学校、幼稚園を、現在の平田給食センター対象校に取り込んで、平田地域に新給食センターを建設する方向が、良いのではなかろうかという考えを持っているところでございます。この方針の基に新年度においては、新学校給食センター、すなわち平田につくる新学校給食センターの規模、建設用地の選定、具体的な給食対象校への配送計画など、新センター建設のあり方について、再編整備計画を策定する考えでございます。どうかご理解いただきたいと思います。


 以上、古福議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。


○議 長(寺田昌弘君) 古福議員。


○31番(古福康雅君) 市長、答弁ありがとうございました。


 再度、ご質問ですけれども、水産交流プラザのですね、私は大社クラブ、水揚量の集積ルートの確保と対策と、それについて今一度お尋ねしたい。


 それから、2つ目がですね、出雲阿國座の事業はおおむね30億円相当というふうに聞いておりますが、その財源の内訳ですね、それから整備手法、一般財源、どの程度の持ち出しがあるかということです。


 それから、3点目で、国民宿舎の跡地利用でですね、ホテルの誘致等々について、地元関係者と協議をしておりますけれども、いろいろご意見はちょうだいしておりますけれども、地元と。いつごろから、もし地元から要望書なりが出た場合には、行政としてもどの程度、協力要請がしていただけるかということですね。


 それと、もう一つ、神門通りの改良整備について、ただ単に地元の意見を聞くということだけではなくて、道路網の整備策定委員会の政治方針を踏まえて、1ないし2案ぐらいのものを、ひとつ市の方から出していただいたらという気持ちがしております。


 市長のご見解をお願いします。


○議 長(寺田昌弘君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) まず、魚場からマーケット、いわゆる大社につくる交流プラザなりの、生産者マーケットへの集約、配送のルートでございますが、あれ多伎から湖陵の魚をどう運ぶかと、これはコストがかかるんですよ、コストが。一箱幾らとか。コストについてはこちらも支援するというぐらいな気持ちで、大体いろいろ算定して、JFしまねもこれをやろうとされていますので、だから特別追加コストなしに、多伎で揚がったものが1時間後には大社のマーケットに並べているという状態にすると、湖陵からも揚がってくる場合。大社のものは大社に。現在は平田の魚につきましては、松江市場でやるということでございまして、当分これは静観するというか、そういう仕分けで当分お願いしますという、JFしまねのご意見もございますので、それはそれでやりますが、これもマーケットの有効性、あるいはマーケット価格の推移、あり方、生産者としての有利性、こういう点はおのずと決まってくることでございまして、まずもって実績を上げること。すべて私はそういう決断でございまして、論より証拠、とにかく実績を上げると、そこに成果を上げると。必ずこれを道を拓いていくという思いで、この問題に対処せんとしているところでございます。


 阿國座建設の財源については、いろいろ検討しておりまして、できるだけ市の持ち出しがないような形ということは当然でございますので、更に詳細のことは追ってまた検討の上、ご答弁できることを期しております。ちょっとお待ちいただきたいと思います。


 それから、ホテルがいいのか、あのロッジングみたいなものがいいのか、いろんな意見があります。それに先立って、何としてもトンネルの整備を、県の方でやってもらわんことにはいかんじゃないかと思っていましてね、あれをあのままにしておいて、ドッと観光バスとか、最近はマイカーでも大きな車、ワゴン車を乗り入れられますけれど、お孫さんとかお子さんが頭の中を、お父ちゃん、あそこ何か目が回りそうだなんて、言われないようにしておかなければいけませんでしてね、そんなことを待っていてもちょっと時間がかかるということであれば、より現実的な道も取らなきゃいけないということではなかろうかと思っております。神門通りに限らず道路設計については、1案だけではなくて2案、場合によっては3案、いろいろなオルタナティブを出して、ご意見も拝聴したいように頑張っていくべき課題だと思っております。


 以上、答弁といたします。


○議 長(寺田昌弘君) 以上で、31番、古福康雅議員の質問は終了いたしました。


 次に、32番、珍部全吾議員。


○32番(珍部全吾君) 登壇 32番、新生出雲の珍部でございます。


 今回、代表質問ということでございますが、改めて施政方針に対する質問というのは、非常に難しいなという気がしております。


 一応、箇条書きにして出すのは出してですね、あとほとんど皆さん方とかち合うわけですから、かち合ったところは消しながら、それなりの疑問点について、市長さんにお伺いをしたいと思っております。


 まず、冒頭に「出雲ルネサンス」を巻き起こす決意だと、こういう一文がございます。ルネサンスというのは私も調べてみますが、高校時代もちろん社会科で習っていますけれども、14世紀末から16世紀にかけてイタリアに起こり、ヨーロッパ全土に広がった文芸思潮であると。古代ギリシャ・ローマの文化を再現し、キリスト教の束縛によって失われた人間性を、復活させようとしたもので、人間中心の学問、芸術が著しく交流したルネサンスとも言うと、こうなっています。一体このルネサンスをですね、出雲でどういうふうに巻き起こすのか。これは単純明快にひとつお答えをいただければというふうに思っております。


 2番目に、道州制について、この議論も先般からあってますが、私はこの道州制の中で、市長の考えをお聞きしたいのは、道州制というのはあくまでも県をなくすということがあるわけです。県の存在をなくして州の下に市がくると。県といっても、島根県でも今6,000人からの職員さんがおられます。その県がなくなるということになると、どういう形で今の県の職員さん、それから仕事、仕事はそれは各市に振り分ければいいわけですけれども、職員さんのいわゆる関係、そういうことについては、どういうふうな今基本的にお考えになっているのか。これをお伺いしたい。


 それから、3番目に、河下港の玄関口として、隠岐との交流をしたいと、こうなっていますね。私、実はこれを見てびっくりしたんですが、以前、実は平田の園山県議がですね、隠岐航路をやろうということで、彼は一生懸命、純真にそれに打ち込んで熱心にやってきたと。しかしながら、途中でやめざるを得ない状況になったと。せっかく河下と隠岐との運行を、やろうという気が市長さんにあったならば、なぜ彼が計画したときにですね、もっと協力をしてやれなかったのか、もっと彼のやり方に同調すべきことはされるべきではなかったか。それをされなかったということであれば、あの計画のどこがいけなかったのか。その辺を率直にお伺いをしたいというふうに思います。


 2番目、21世紀都市の創造で新ビジネスパーク、これは何十年前から言われておる実は計画でございます。なかなか具体的にならない。ずっとこのままきているわけですが、いよいよ出雲インターも間もなく開通の見込みが見えてきたという中で、やはり、これから具体的にこれは動き出していただきたいというふうに思いますので、いつまでもお話だけではなくて、そろそろ具体的な形で、市民に示していただきたいというふうに思います。


 それから、次に、2番目としてですね、中心市街地の活性化基本計画の具体的な考え方。これは大変全国的にも中心市街地へ人を帰そうと、昨年も青森へ行ってまいりましたが、青森は主要施設をどんどんどんどん町中へ帰しております。そのために一番効果があったのは、目に見えて効果のあったのが除雪費だそうですね、郊外の施設へ除雪をする必要がなくなってきた。それを売って莫大な経費が浮いてきたと。どんどん集めて図書館、老人住宅、診療所、ほとんどの施設が今、中心地へ中心地へということで、まちが活性化を蘇ろうとしています。ですから私も、今市に代表されるこの中心市街地、ここをいわゆる活性化をするにはですね、まず人をどんどんここへ帰さなきゃいけない。人が帰って来て初めて中心市街地の活性化はあるわけです。人間が住まずに中心地だといってですね、施設ばかりあったって、これは何もならないと。こういう気がするわけですが、いかんせん具体的にちょっと一例を示しますけれども、中心市街地を利用しようとすれば、実はこういうことがあるわけです。今、申し上げたように、これから中心市街地へ人が帰って来る。ずばり申し上げまして、なかなか若い人は帰って来ない。お年寄りが多目に帰って来る。お年寄りはなぜ中心市街地へ帰るかと、便利がいいんですね、歩いて何でもなる。食事も行ける、買い物も行ける、だから中心市街地へどんどんどんどんこれから帰るだろうと思います。しかし、ここで私も経験したんですが、こういうことがあります。例えば、用途地域で5ヘクタール未満の商業施設を造ろうと思えば、6.0メートルの道路に接続してはだめなんです。6.5メートル以上ということが県の方の条例にあります。となるとですね、6.5メートルの道路に面する中心市街地の道路なんていうのはほとんどないわけです。塩冶町でも北本町でもいろんなところで区画整理されていますね。あの一帯へ商業施設を持ってこようと、6メートルなければだめ、こんなことをやっていたらですね、せっかく中心市街地に商業施設、しかも、これからのお客さんというのは、歩いてお見えになるのか自転車で来られるのか、そういう方をターゲットにしたスーパーなんていうのは、これからどんどん出ようとしているわけです。出ようとしてもですね、これがあるから農地変更はできないわけです。こういう具体的なところを細かくチェックしていただいて、言葉だけの中心市街地活性化ではなくて、実務的に本当になるようなことも、深く踏み込んで考えていただきたいということを要望を兼ねてですね、市長さんの方に申し上げておきます。


 それから、3番目、認定農業者、農業法人以外の小規模農家についての紹介。これはどういうことかと言いますと、私は既に地元の会合ではいつも言っていますけれども、農業は業として成り立たなくなったと思っています。農業で食えるなんてことは、もうこれはほとんど無理な話です。特に今度ですね、いわゆる個人は4町歩、集団では20町歩という足かせができましたよね。4町歩以下の農家なんていうのはですね、これはもう業としては100%成り立たない。私はいつも塩冶の方で言うんですが、成り立つはずはありませんでしょうと、皆さん方のところは坪10万円だ20万円だの土地で、一反の田んぼといったら何千万円、何億円のところで、一生懸命農業をやっておられる。それは計算したって合うはずがないと、だから私は市長さん提案ですが、出雲の場合は、大規模農家も大規模農家で農業としてやってもらう。それ以下の小規模農家、これは夫婦で例えば老後を農業をしておられると、もうこれは業の関係ではなくて、これはもう福祉行政なんです。だから小規模農業は福祉の対象にしたらいい。だから、いわゆるデイサービスに行くんではなくて、一生懸命畑をやってもらうと、これはデイサービスへ行くのも、畑をやるのも一緒ではないかと、そうなるとですね、農業でいろんなしんができなければ、これは出雲市は福祉の考えで、いろんな意味で支援していくと。こういうふうなことも、私は独自色でぜひ考えていただきたいという要望と、それからご意見をお聞きしたい。


 それから、4番目、21世紀の出雲産業支援センターにおいて、新たなブランド発信、逆に聞きますが、今、市長さんの頭の中で出雲の新たなブランドになる物産とは何ですか。2、3あれば具体的にお伺いしたいです。


 3番目ですが、これはさっきも古福議員の質問で出ていましたね、阿國座、神在月、実際、阿國座については市民が全くイメージが沸いてこないと、先般、金丸座へ行ってきましたが、あそこなんかは、あれはあれでまたすばらしいですね、昔の芝居小屋がそのままになっている。まさに時代劇の映画に出てくるような、あそこで非常に歌舞伎の皆さん方、意に感じて公演をして帰られるそうですが、あれはあれで価値があるという。今さっき古福議員の質問に対して、何となく劇場的イメージというのが沸いてきたんですが、まだ、こういうものだよというのがですね、すんなり受け入れられてないんです。いわゆる、これからとおっしゃるのはいいんですが、もう既に設計は発注しておられるわけでしょう。設計を発注しておいてですね、これからどういうものか示すということでは、設計もある程度、市長さんの考えで、こういうものをつくってくれというものがあるから設計に入るわけで、全くどうぞお任せで、あんた方好きなように設計してくださいではないと思うんです。この辺は何回も今出ていますから別にいいわけですが、ひとつ早目に具体的なイメージを市民にご提示いただきたい。それから、この神在月について一言言っておきますが、私いつも東京の石原知事が出て大きなこと言っていますね、あの人は別に私嫌いな人物ではないんですが、あの人が幾ら逆立ちしても、この神在月だけは絶対に東京ではできない。あの人が幾ら言ったって。これは出雲に与えられた一つの宝みたいなものです。それは1カ月間の間、すべての日本の神様がお集まりになるなんていうことは、これはだれが金払ったってできるものではない。だから、これを大いに、もっともっといろんな意味で利用すべきだという気がしています。私、去年の年末、京都の清水に行きましたが、清水さんあのお寺一つで年間観光客が400万人ですね。出雲大社の倍ですよ。この間、金丸座へ行った、琴平、あれが300万人から350万人とかいう、なぜ、これだけ神様が全国から全部集まる出雲大社が、清水さんの2分の1しかないのか。それは交通の便の問題もありましょう。いろいろあるんだけれども、いかにこれからもっとソフトを考えて、全国的に売り込みをしていかなければいけないと、この辺は要望をしておきたいというふうに思います。


 4番目のですね、第3章「21世紀都市・交流拠点の創造」。


 まず、河下の5,000トン岸壁、昨日も話に出ていましたが、今、港というのはコンテナ施設のない港というのは全くほとんど機能してない。物を運ぶのは全部コンテナ、バラ積みで積む物と言えば、よくニュースに出てきますが、北朝鮮へ持っていく自転車とか古タイヤとかね、ああいうのはバラ積みです。今はほとんどのものがコンテナなんですよ、今。ここの河下が5,000トン岸壁やっても、もちろんコンテナ施設なんかないわけです。市長さん、バラ積みで何をどこへ持っていこうと、これは市長さんに言わせば県の港ですから、県は考えているんでしょうか。市長さんのあれになければ県にですね、あなた方このバラ積みの船でどこへ何を持っていくんですか。もうちょっとエネルギーセンターでも余裕があればね、全国からごみでも集めてですよ、あそこで燃やすということにもなるんだけれども、あそこも今ああいう状況だ。であれば何を積んでいく気、何を受け込む気なのか。コンテナ施設。それをぜひ県とも、きちっと私は打ち合わせをしていただきたいと思います。


 次に、一畑電車の問題です。


 これは一畑電車というのは、非常に自治体も補助を出していますね。私は、あそこの社長の大谷氏とは高校時代同級生なんですが、このままだと一畑はもう廃止だわというようなことで彼も時たま言います。そうだろうなと思います。あのままの形でいけばね。行政はどんどんどんどん補助金を出す。儲けは出ない。また赤字が広がる。また行政へお願いする。私はいつも彼にも言うんですが、今現在、一畑電車というのはですね、そういう観点から言うと、これは非常に邪魔者扱いなんです。もう困ったものだと、こういうのが市民の実感だと思います。ただ、私はこれはですね、逆に宝に活用すべきだというのは私、前からの考えです。これはなぜ、どういうふうに宝にするかと言いますと、さっき申し上げましたように、これからは少子高齢化しますと、年寄りがどんどんどんどん増える。今でも私一番懸念していますが、年寄りさんが何とかマークを付けておられますね。大体、大変失礼な言い方ですが、100%元気な人はもういらっしゃらない。中には片目が見えない人でも運転しておられる。耳は両方聞こえないと、そういう人でも現実に運転しておられる、しょうがなく。どうなるかと言いますと、このまま進めばですね、せっかく少子高齢化に大事な子どもがいるのに、お年寄りさんの運転ミスのために事故が起きたりする。こういう時代が間もなくもう迫っているんです。私は、この一畑電車がいわゆる通っているということが、各駅を拠点に老人向けの住宅を建てて、足の確保をしてあげれば、老人としてはあれを活用していろんなところへ行けるわけです。例えば、出雲から川跡まででも平田まででもいいですよ、その駅、駅にいろんなものがあって、川跡駅には図書館があります。あの電車を利用して図書館へ、大津には回転寿司があります。それから、例えば、武志には焼き鳥屋があります。川跡にはカラオケボックスがあります。こういうふうな沿線のまちづくりができれば、これはまたちょっと大変年寄りさんは、住みやすいところではないかと。現に西尾市長さんも免許持っておられないと思うんですが、もし年を取られたらですね、そういうところで生活をされたら非常に楽しくて、カラオケを歌って前進前進でやればですね、ますます長生きされる。そういう気が私はしていますので、ぜひともこの一畑電鉄を、根本的にもっとみんなで資産として活用する方法を、これはもう我々も含めて考えていかなければいけないと思っておりますので、提案をしておきます。


 第5番目、「21世紀環境先進都市の創造」。


 まず、私は、市民一体でごみを出さない運動を推進すべきだと。確かにおやりになっている団体もあります。しかし、私よく矛盾に感じますが、本屋さんへ行きますね、週刊誌1冊買っても袋に入れてくれる。私、まだたばこを吸っていますから、たばこを買いに行きます。たばこ1つ買ってもビニール袋に入れてくれる。非常にむだなことなんですね。ただ、こういうものを小売店でもっと、こういうなるべくごみをなくす運動、これは消費者も含めてやっていけばですね、私はかなりの減量になると。そういうふうなことをですね、これからソフト面のいわゆるごみ対策として、考えていただきたいという気がしております。


 それから、2番目、治水事業で大橋川改修工事についての市長の所感、これはばかの一つ覚えで、私は毎回言っていることですが、いよいよ放水路も開通してですね、間もなく3点セットで大橋川だけが残ってしまう。これは前から何遍も言いますように、昭和57年(1982)の同意時点にですね、いわゆる大橋川の河川改修に着手していなければ、放水路には水を流させませんよと、こういうことが現実にあるわけです。たまたま今度4月には新しい知事さんにかわります。それをきっかけにして、ぜひとも市長と松江の松浦市長と知事さんと、早急にお会いになって、この問題をどういうふうに解決していくか。当面ですね。これを私は急いでやっていただきたいということを要望と同時に、そのことについては簡単な市長の所感を述べていただきたいと思います。


 次に、グリーンステップの活用計画。


 これは一時、基地を持ってこようと、えらい元気を出されて、普通化連隊を持って来るんだということで、大いにやられました。その後、基地の声もどんどん何か聞かなくなったと、かといってもグリーンステップもですね、もうあと数年でほとんど完了します。あれだけべらぼうな土地です。あれだけの土地をなかなか確保しようと思っても無理なんですね。あれをどういうふうに持っていくかと、これからが大きな問題なんですが、そろそろこれから活用を考えないとですね、いけない時期に来ていると思いますので、もっと突っ込んだ形で、いわゆるグリーンステップのことについては考えていただきたいと思います。


 4番目、防災対策についての市長の所感です。


 これは、たまたまこの間、橋波の三島さんがお見えになって、亡くなられた三島さんのご親戚です。あの人が言われました。とにかく自分がこの間、橋波で会合があったときに市長さんに怒鳴った。今度の災害の被害者が出た責任は、あれは出雲市だと。何で夜中の1時、2時にですね、いわゆる家を退去しようというような命令を出したんだと、あれが出てなければ水がもし入ってきたとしても、山の上に逃げたらみんな助かったと。なぜそんなね、いわゆる誘導もせずにやったんですか。確かに中電も悪い。県も悪い。しかし、それが一番私は今回の死人を出したという、直接の原因はそれなんだということを、この間つくづくおっしゃっておられまして、ぜひとも、今更この問題をああだこうだ言ってもですね、これはもう仕方がない問題かも分かりませんが、それに応えるためにも今後の、これは山代議員だったかな、ありましたね、防災については自治体も含めた、きめ細かい対応をするような施策を、持っていただきたいということを要望しておきたいと思います。


 第6番目、「21世紀人材育成都市の創造」です。


 少子化対策については、経済支援等具体的に述べられておられますが、もっと基本的な問題を議論すべきであると。どういうことかと言いますと、少子化はもっと子どもをつくれという話でね、どんどんどんどん頑張ってつくってほしいと、こういうことなんですが、子どもというのは何もせずにできるものではないんです。よくコウノトリが子どもをつってきますというような話がありますが、あれは皇太子さんとか一部の宮さんの話でね、一般ピープルはコウノトリなんか赤ちゃんなんか連れてこない。やっぱりそれをつくる行為をしなければいけない。それには、やっぱり心身が安定しなきゃいけない。心配事があったり明日の生活がどうなるだろうかとか、そういう不安とか悩みとかあればですね、子どもをつくる行為なんてできないんですよ。だから3番目の子どもは保育園、幼稚園無料にします。これも確かに画期的なことなんですが、それよりももっと自主的にみんなが将来明るいと、子どもを2人、3人つくってもいいじゃないかという気持ちにさせることが大事なんです。現に我々の同級生なんか見ますと、大体2人から3人ですね、うちが2人。あのころはどうだったかと言いますと、景気が非常にいいころでね、給料なんか毎年上がるのが当たり前だと、給料が下がるなんていうことは100%考えられない。こういう時代だったんです。いけいけどんどん、借金は幾らしても大丈夫だと、それ以上に給料が上がるから、子どももどんどんつくっても大丈夫、借金もどんどんしても大丈夫、こういう時代だったんです。それがこういう時代になると、何よりもかによりも皆さん、いわゆる先行き不安ばかりです。先行き不安があるような状況の中でですね、どうして子どもがつくれますか。だから、もっと基本的に国も県も市も、少子高齢化に対してあれだけ熱心に取り組まれるんであれば、もっとこの社会そのものを基本的に鎮静化しないことには、少子高齢化なんかね、こんなものは止めることはできないんです。それについて市長のお考えをお聞きをしたいと思います。


 それから、2番目、市職員をスクールマネジャー、ありますね、これははっきり聞きますが、教員でもない学校事務職員でもない、これはどういう立場になるんでしょうか。これをお聞かせいただきたい。


 次、出雲市独自の教育行政についての考え方、これはどういうことかと言いますと、たまたま日本の教育のよくなかったのは、いわゆるひとつ同じ人間をみんなつくろうという教育ですね。私はよく思いますが、平均点より上か下かという話ばかりです。中にはある先生はですね、みんなが平均点以上を取りましょうなんてなことを、平気で言われる先生がいますね。平均点というのはいいのと悪いのがあって初めて平均点ができるんです。みんなが平均点を取れるわけがないんです。そういうことを平気で言う。私は、せっかくアメリカ帰りの市長さんでございますので、ちょっとお話したいことはですね、私も本職でなくて申しわけないんですが、教育というのはエデュケーションと英語で言いますね、市長さん。ちょっと発音が悪くてあれかも分かりませんが、いいですか。このエデュケートという意味はですね、ここにも書いてあります。能力を導き出すという意味もあるんです。だから私の友達で慶応を出た先輩がおりまして、その人と一緒に萩の松陰神社へ行ったら、その人がおもしろいことを言ったんです。私は慶応大学の出身だけれども、尊敬する福沢諭吉が過去に犯した1つの大きな誤りがあったと、それは何かというと、エデュケーションを教育と訳したことです。これが彼の一番残した最大の悪であると、福沢諭吉が一番した悪いことだと、こういうふうに言うんです。エデュケーションというのは、いわゆる教えはぐくむ。だから学校の日本の教育というのは、同じことを教えて同じように育てていけばいいと、教えてやる。育ててやる。そういう感覚なんですね。アメリカなんかそうではなくて、こう人間が10人いると、どこかの一人ひとりからいいところを抽出してやるんだ。この間、市長さんいいことを言われましたね、将棋の今の中学生の彼女、ああいうところで目覚めて将棋の道へ行く。大変すばらしいことなんです。みんなが平均点以上を取らなくていいんですよ。だから平均点よりも上の子がいて下の子がいて、その下の子は社会科では平均点より下だけれども、ほかのことをやらせたらですね、この点数の高い子にははるかに勝てると、みんなそういう個性を持っているはずです。我々でもそうだと思うんですよ、みんなだめな人間はいないと、みんなできる人間もいない。よく見たらどこかみんないいところがあるんですね。副議長喜んでいるから副議長にもあるような気がします。これからの出雲市はやはりそういう教育を、せっかく西尾市長という、教育行政にたけた市長さんを我々はいただいていますので、出雲市独自のそういう教育をそろそろやらなければ、ただの学習の点数だけの全国で張り合うようなことをしておれば、いずれまた、だめな地域になってしまうというふうな気がしています。


 それから、第4番目、定住支援策について具体的な政策はと、今、全国各地で団塊の世代を、何とか呼び込もうということで運動が始まっています。はっきり言って出雲市なんかは全く手おくれ。北海道の伊達市なんかも積極的にやって、かなりの人を受け込んでいます。このあと出てくる、ゆうプラザ、クアハウス、マリンタラソ、こういうすばらしい施設があるわけですから、そういうところと高齢者住宅とセットにして、よその地域にはないすばらしいものが出雲にはできるはずなんです。ぜひとも、そういう総合的なものを加味したことを考えていただいて、何とか一人でも多くの人がこの出雲へ住み着くということを、私は検討していただきたいという気がしております。


 その次の、ゆうプラザ、クアハウスについては、今そういう利用方法、それから、よく私言いますが、こういう施設はなかなか黒字が出ることはありません。黒字が出る施設であれば民間がとっくにやっております。赤字が出るのが当たり前とは言いませんが、出ない方がいい。しかしながら出てきた場合は、これはあくまでも計算上、幾らの経費がかかって、幾らの入場料があって、これだけ赤字だと、こういうふうにすぐ出るんですが、もっともっと私は福祉として利用してね、例えば、デイサービスに行かれるんだったら、こういうところへ行ってもらう。だから、もちろん入浴料は無料だと、お昼ぐらい出しますよと、介護保険でも100億円でしょう。それをですね、どんどんどんどんもっとこういうところで私は利用してもらって、なるべく医療保険とか介護保険とか、そういうものを高齢者の方が使わずに、こういうところで利用して健康を保っていただくと。そういうことを私はぜひとも考えていただきたいということを思っています。


 最後、結びに3点ほど言っておきます。


 まず、入札制度について、これは今のはやりでございまして、全国一般競争入札にすべきだと、こういうことで電子入札だわ、一般競争入札だわ、談合禁止だわとおっしゃっております。私は基本的にですね、やはり出雲市の仕事は出雲市の業者にやってもらいたい。やっぱり地元がやるべきです。ただ、今までのやり方だと地元に出して、そこで競争をさせるから、いわゆる話し合いが出てくる。だから競争をさせなきゃいいんです。簡単にはこういうことができるかどうか分かりませんが、例えば、1億円の仕事があります。出雲市は設計をやってみたら大体9,800万円だ、これを今までどおり入札にかけますと、この設計単価の95%だか96%で落ちているわけです。これはもう話し合いだと言われても仕方がない面が多々あります。であれば出雲市としてはこの1億円の仕事を85%でやってもらいたいと、ということは8,500万円でやってもらいたい。やっていただける業者は手を挙げてください。全くなければもう一般競争入札でよそへ出せばいいんです。出雲市内の業者の方には4社手が挙がった。どうするかといったらくじ引きでやっています。例えば、4つのうち1つが取られたとします。その1つはその仕事が半分以上済まない限りは、次の仕事には立候補できない。これだけやっても話し合いはできませんしね、価格は下がると。だから私はすぐ全国の流れで、はい、一般競争入札、電子入札と、さっとそっちへ流れるんではなくて、出雲市独自でですね、今のは、たまたま私が考えた一例ですよ。何とかこの地元の業者に、いわゆる出雲市も得をする価格で、いかに仕事をしてもらうかと、こういうことが私は真剣に業者も、それから市の方も考えるべきだというふうに思っております。この辺についてのお考えをお願いします。


 それから、2番、市民が持っている財政不安。


 これは何回も今まで出ました。今まで市長さんの話を聞くと、借金はあるけど大丈夫だということですので、このことは常に私は市民の方に明快に明るく出されて、市民に納得を得られるべきだというふうに思っています。


 最後、市長の前進政策について、あえて最後に言わせてもらいますと、市長ご承知のように、当選当初から前進前進と言ってこられた。ある我々の大先輩でもある市長さんの先輩でもありますが、こういうことをおっしゃったんです。


 西尾市長は前進前進とばかり言っておるが、あれは私と違って戦争にいった経験がないからだと、戦争にいって前進前進前進ばかりやっていた部隊は、ほとんど自分が見る限り全滅してしまうと、やっぱり戦争というのは進んでちょっと止まって、時たま一歩引いて、それからど〜んといくと勝てると。前進前進前進前進では勝てるんじゃないと、こういうことをおっしゃっておりましたが、なるほどな、これも一理あるなという気がしました。合併して2年たちました。今回も前進前進、それ以上に百尺竿頭という、これはいろんな意味がありますが、工夫を尽くした上に、さらに向上の工夫を加える。いわゆるやるだけやって、まだやるんだと、逆に言うとしつこいような気もしますね。そういう意味です。そこまで前進に力を入れておられます。いわゆる合併して2年たちましたが、その先輩がおっしゃるように少し前進前進一休み、前進前進一歩後退、前進前進一休み、これぐらいのペースでゆっくりといくのも、ひとつの市政運営ではないかという気がしますので、そのことを申し上げまして、私の質問を終わります。


 ありがとうございました。


○議 長(寺田昌弘君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 いつもながらの珍部議員の、ユニークないろんなご質問をいただいたところでございます。


 まずもって、この出雲ルネサンスのところから入っていただいたわけでございますが、ルネサンスということは、議員はまだ十分ご理解いただいてないところがあって、文芸論とか文学の世界ではないんですよ。これは人間の精神の高揚のことを言っているんですよ。その中でたまたま文芸復興というところが一番大きかったから、ああいう翻訳をしたものだから何か文芸の世界と、違うんですよね、これ産業から建築から、あらゆるものを含めての人間精神の解放。出雲という、とかく閉鎖的な昔ながらに自給自足でやってこられたこの地域社会、大きく言えば日本、あるいは全世界とつき合っていかなければいけない時代に入ったと、オープンでいきましょうと、これの中で新しい文化を求めましょうと、出雲の精神の高揚、これをルネサンスという言葉で働きかけて頑張ろうと、縮み込み志向ではなくて、もう冒頭から言いますけれど前進志向で、前進というと何か前へ動いているばかりと、前進というのは止まりながらの前進。私も今回のことは分かるでしょう。前進だったら突入していますよ。でも止まりながら更にジャブを加えて、更にパンチを利かせる意味で前進するんだと、じっと我慢する。これが前進なんです。次の作戦を考える。次のステップを考える。次の出雲市政はどうあるべきか、出雲の発展はどうあるべきか、絶えず考えているんです。止まっているように見えているけど、前進の気概を持っていく。小さいときからの努力もそういうことでございますが、絶えず先は明るいと、今は苦しいけど頑張る。止まっている、後退している、でも前進だと、これは。前進のための後退である。それを前進といっていることでございまして、先輩のおっしゃるということはございますけど、ちょっと私の考え方をまだ十分ご理解いただいてない。まことに残念でございます。申し上げておきます。


 さて、次に、道州制の問題。


 これは、おっしゃるように形の上では県がなくなる。県の職員さんはどうしますか、その前に市の職員の問題もございますけれど、いずれにいたしましても、それ以上に問題なのは、国の職員はどうしますかというのは大変な障害なんです。国の職員は今の一般的な論客が言っておられますのは、外交と防衛と通貨制度、あるいは警察の全体の仕組みとか、とにかく限られてくると。あとは全部、道州に任せようということだから、これはもう国の機構の大変革ですね。明治、太政官制以来の大変革。これをどう乗り越えるかということは、もっと深刻にもっと難しい仕事でございます。国の霞ヶ関の役人はほとんど各道州政府に分散させなければいけない。そして霞ヶ関ではほとんどもう仕事はないわけです。政策的な集団だけになると。防衛、外交、それについて理解できるのか、踏み込むことができるかどうか、これが一番大きな課題でございます。道州の中の県の職員はどうするかという、もう二次的な話ですよ。それはだって例えばキャピタルシティーができると、首都ができると。あとはその中に4つか3つか分かりませんけれども、支庁をどうせ置くんです。支庁を。旧出雲市と新出雲市になって支所を置いているごとく、当然、支所が必要になるわけで、その中で役割分担をしていくということでございまして、仕事は今以上に多くなるんですよ。もう本当に大学まで道州でやれと、広島大学や島根大学まで道州政府が経営するというようなことになると、これは大変な業務量でございまして、島根県の職員の皆様が行くところはどうするんだということ、全く心配は要らないです。今以上に忙しくなるんです。そういうことはご理解いただきたいと思います。


 さて、もう端的にご質問いただいたところだけ取り上げていきます。


 河下港、おっしゃるとおりでございます。まさしく今、積む物がない。輸出する物がない。浜田港がもう本当に大変な苦境に立ち至っているわけですね。立派な岸壁は整っているけれど、島根県5県の中で最弱の輸出入貿易を誇るぐらい、浜田港の利用度は低い。出す物がない。受け入れる物がない。全部瀬戸内から入ってくる。出す物はといったら、浜田港から東洋工業の車を一斉に浜田港専用で出すのかと、そういうルートはなくて向こうから出した方が仕事は早いと。このことですよ、おっしゃるとおりです。あまり大きなことを言ってはいけませんので、やはり、これからの貿易を考えたときに、今は鋳物とか石材みたいなものが中心でございますけれど、直近の例でいけば石州瓦なんかも、あそこから運び出してほしいというような話も聞いていますけれど、でも年間を通じて静隠域が確保されて、あの港がいつも自由自在に貿易港として、活用できる状態にはすぐにはなっておりません。5,000トンバース、これをつくるといっても、その外に防波堤をきちっとやっていかなければいけない。次なる沖防波堤という課題をどう克服するか、これをやることによってぎりぎり地方の重要港湾として指定されておりますけれど、その機能を果たせることになります。今回ではまだ道半ば、もっと手前か分かりません。私は、市の仕事というよりも県と一緒になって、市もサポートいたしますけれど、まずもって県、道州政府がないから国ですね、国土交通省に何度も出かけますけれど、国、県との連携の中で、我々もパートナーとなって頑張っていくということで、早くこの港の利用度が高まるように努力をするということの中で、目先にある隠岐の島、海士港との連携もございました。県議さんのご努力もいただいているわけでございますけれど、現在ではなかなか静隠域が確保できない。年間を通じて安定的な航路サービスが難しい中で、お互いに苦闘しているわけでございます。そういうことについて見通しを持ちながら、現実的な計画にしながら県のご努力、県のご尽力、これをまず待たなきゃいけないと。その上に足らざるところを市も支援するという方向で、県に向かってもさらにこの問題を注意喚起していきたいと思っているところでございます。


 次に、新ビジネスパークの問題について、10年と今おっしゃいましたけれど、確か7年ぐらいなんです。10年とまではいっていませんけれど、いずれにいたしましても、最初は軟らかなソフトな極めてアバウトな言い方しながら、だんだんだんだん積み上げてきたわけでございます。何といっても山陰自動車道のインターチェンジができないことには、この新しいビジネスは集積しません。あの山の中、中腹、里山のようなところでございますけれど、いよいよインターチェンジの完成が近づきつつあるということで、これから具体化に向かってどうするかということでございますので、また議員におかれてもご協力いただきまして、我々は一生懸命頑張っていただきたいと思うところでございます。


 次に、中心市街地、現在、中心市街地として指定されたところが、青森と富山ですかね、指定されたところでございますが、青森はおっしゃるように雪の問題。中心市街地、アクセスを確保すればそちらの方がいいと、郊外で雪に閉ざされた生活はまずいという、特殊な環境下における中心市街地の動きでございます。この富山については、これは画期的な考え方でして、路面電車を活用しようと。市内乗り入れ路面電車に限ると、路面電車でずっと入っていくんだと、景観の問題も克服しながら、自動車ではなくて路面電車だということに切り替えることによって、中心部の活性化を図るという提案でございますよ、まだうまくいくかどうかは分かりませんけれど。この2つが今認められたところでございまして、全国各都市それぞれ中心市街地の活性化協議会を開いて、今、計画を策定中でございます。出雲市においてもこの中心部と東部拠点地区、2つについて今格闘しているところでございます。素案づくりから具体的な計画づくりに向かっているところでございます。来週また内閣府に出かけまして下相談もしなければいけませんけれど、とにかく一生懸命これをやっていかざるを得ないということでございます。


 道路の幅のこともおっしゃいましたが、我が中心市街地の区域については、これまで幅員25メートルの駅前矢尾線や、16メートルの北本町南本町線や、国道9号有楽町線などの街路整備を進めておりまして、街路が接続先となることが想定されることから、この商店街形成についての影響はないと。これは十分できるということでの、中心市街地の活性化ということに取り組んだところでございますので、ご理解いただきたいと思います。


 それから、農業の問題、確かに、認定農業者あるいは農業法人以外の小規模農家についての国の考え方は、やはり国際競争力を強化するというところで、選択的に助成しなければいけないということで、直接的な助成の道は開いていません。中山間地は特別でございますけれど。そういうような中で、この基準面積も緩和されておりまして、個人400、法人で11ヘクタール前後でございますが、そこまでの規模まで緩和されております。それ以外の小さなところについても、それぞれのご家庭のご事情があって、やっぱり長年農業にいそしんでおられると、これの経営をぎりぎりまで応援するということの中で、人によっては園芸とたしなまれるところもあろうかと思いますが、やはり個人個人それぞれの立場での兼業農家、これを応援していくと。産業としてこれも応援していくという立場を、堅持したいと思っているところでございます。


 それから、21世紀出雲産業支援センターでの新たなブランド発信は何かと、まさしく珍部議員もおっしゃいましたが、出雲といえば神在月、これは偉大なるブランドの新しい商標なんです。電通の方でしたかね、博報堂か、出雲という名前だけで何兆円の価値があると。出雲の国を廃止して自分の方にこれをいただければ物すごい価値があると。それだけ無体財産として商標としての出雲ブランド、これはそのものが物すごい価値があるということをおっしゃったことがあります。それだけにこのブランドの名前、出雲と神在月、このブランドをまず定着させる。これを発信する。これが新たなブランド発信の中核。この中で、どういうものを新たにアピールしていくかということでございます。新しいこの21世紀歌舞伎を、阿国歌舞伎の伝統の上において築いていくということも、新たな出雲のブランドでございますし、出雲フィルハーモニー交響楽団、全国に輝く楽団、オーケストラとして今急成長でございます。子どもさん方の実力は合唱とか、あるいは、この吹奏楽を含めて、全国最強と言われておるまちでございます。これが出雲ブランドなんですよ。たくさん身近にあるんです。もう東京都の公立学校の先生方がうらやましがっております。満都の小・中学生全員かかっても出雲の中学生には勝てないと、このことでございます。なぜかと、やはり里見さんのごとく誠実にひたひたと努力する。教えを受けて、従って一生懸命自分らで努力する。まとまって行動する。この力、この心、これは出雲が全国最強とならしめている力であるということでございます。この出雲ブランドをさらに上げなきゃいけない。しかし、このブランド推進協会ではそういうものだけではなくて、新しく出雲のそばも、まだ全国ブランドになり切っておりません。まだまだまだまだ。東京でそばといえば必ず信州そばと言っていますね、まだ出雲そばという言葉は限られたところでしか使われていない。これを早くもっともっと強力に発信するとか、あるいはイチジクの問題、先日も申し上げました。昨日ですか、この新宿の伊勢丹というデパートでございますけれど、大変な人気でございます。もっとブランド力を上げるには、生産力を強化する。品質を確立するというような努力。最近ではぜんざい、出雲のぜんざい、神西湖に発するところのぜんざい、神西がぜんざいとなった。これ大変評判よろしくて、この間も国引きマラソンで、もうふうふういって帰られた方々がフウフウいって食べていましたけれど、物すごいですね、このぜんざい人気ですよ。これは出雲のお餅かということ。あのときは焼お餅までいかなくて団子を入れたんですけれど、団子とお餅と間違えたのか、皆お餅だと思って食べていましたけれど、それぐらいおいしい。これをアピールするとかね、いろいろあるんです具体の商品は。まだまだ頑張っていかなければいけません。


 さて、次の阿國座の問題で、確かに金丸座は先行しておりますけれど、金丸座は高齢者にとって大変窮屈なところ。足のところもすくむように狭いし、それから冷暖房がない。4月になりますけど花冷えなんですね、私も確認しましたけれど、物すごい寒さ。ブルブル震えながらも、なおそれでもいいというところで頑張っておられる。役者さんは踊っておられるからね、別に寒さは余り感じないか分からんけど。じっと見ている中高年の女性の方々は大変な感じでしたよ。ここはもっとカンファタブルにいける。もっと気持ちよくいける。出雲の阿國座がいいじゃないかということで、名声が届くよう努力しなければならないと思っているところでございます。頑張らなきゃいかんことは多いわけでございますが、前進前進でございます。


 神在月のことは先ほど言いましたので、これはもう出雲ブランドの最たるものとして、さらに頑張っていかなければならないところでございます。


 河下港のことも先ほど申し上げたとおりでございます。


 一畑電車の問題、おっしゃるとおり、この運営の赤字補填というのは大変でございますけれど、やはり年間150万人を輸送しております基本的な公共交通となっておるんですね。交通弱者の方々あるいは中学生、高校生の皆さん方、たくさんお乗りご利用いただいているところでございます。地球温暖化防止ということは、最近の世界的な大きな課題となっておりますけれど、電車こそ21世紀型交通手段として、必ずもっともっと愛用され愛着されるときが来るという思いで、これは継続支援ということでいかざるを得ない状況でございます。ただ、会社におかれましても上下分離方式という方式で、県と出雲市、松江市が応援して、基盤の方を応援するということで、上の方の経営については、人件費の問題も含めて、今も一生懸命やっておられますけれど、あまりケチることによってかえって衰弱するということではなくて、要所要所をキャンペーンなり宣伝なり、力を入れるときは力を入れてアピールしていただき、利用者にもっと存在感を高めていただくという努力と、それから、これは我々も応援しなければなりませんけれど、車両の改良ないし取り替えですね、あの車両の形だけでいいのかと、新しい新型車両を入れたときにもスピードを上げなきゃいかん。そのときの基盤はどうなるかという問題もございます。そうは言っても、あの電車に頼らざるを得ないということでございます。私も立場上、慣用詞が多くてすみませんけれど、私自身免許を持っていますよ、アメリカでも有名な話、ニューヨークからワシントン、バージニアからウイリアムズバーグ、1日で2,000キロ走ったんです。新記録。前進前進また前進、たったたった、それ以来ね、深夜のドライブでニューヨークへ、どうしても朝仕事があるということで帰ってきましたワシントンから。目はくらくら眠気はさすけど、女房は水タオルで拭いてくれながら、ざっといったんですけどね、平均時速120キロ、ドライブ免許は持っているんです。でもそれは日本の道路では使えないと。これは乗ってはいけないということで控えておりますが、今後ともその考え方で電車利用も含めて、将来は頑張っていかなければいかんと思っているところでございます。


 申しわけございません。こんな個人的なことを言いましたのですみません。


 さて、ごみの出さない運動、これはいわゆるリデュースということで、ごみの減量化、これは大変重要なことでございまして、市においても今ごみを増やさないということで、マイバックのあり方についても検討をいただいております。杉並に始まりましたレジ袋の有料化、あちらへ行きますとレジ袋といいますと5円取ります。今年から5円取って私も払っていますが。この5円でもレジ袋という方もいますけど、随分少なくなりました。マイバックが多くなりました。ひとつの実践例として出雲でもこれができないかどうか、さらに検討をお願いしてみたいと思っているところでございます。いずれにしても、環境団体の皆さん方は、それぞれ自主的な活動も行っていただいております。ごみの減量化の取り組みも一層徹底していきたいと思っているところでございます。


 大橋川改修の問題での水害時において、斐伊川放水路をどう活用するかという問題がございます。大橋川改修工事がならなければ、あの放水路を一切使えない、使わせないという考え方というのは、この事業を始まるときの、出雲市側からの確認事項として出されておりますが、現段階で既に大橋川については、松江市内における住民の皆様方の協議も大分進んでおりまして、国土交通省出雲河川事務所も、いつも先頭に立って頑張っていただいております。1日も早い工事着工、これが待たれるところでございまして、その上はやはり我々として、そういう実情を見ながら対応していくべきではないかと。全くこの大橋川は動きませんという状態では困るわけでございます。これだけの約束もあるわけでございます。私といたしましては、この大橋川拡幅工事の進捗を一刻も早くという思いから、片山知事にももう5年ほど前でございますけれど、出かけまして協議した経緯もございます。あれ以来、両県間の協議、国土交通省の動きも加速されたわけでございます。何とか大橋川工事着工、これを待っているところでございます。そういう心境でこの問題を見詰めているところでございます。


 グリーンステップの問題は、私どもも提案しておりましたが、県当局、県議会も含めて県当局がはっきりしないし、議会から懸念する声もあったし、出雲市の用地じゃないじゃないかというような話まで、聞いたりなんかいたしましてね、そうじゃないと、ほうっておけばどうなりますかという思いで、私はこれを訴えているんです。グリーンステップの活用。駐屯地としての活用とか皆さんから全くあまり見向きもされていませんけれど、鹿のサファリパークをつくったらどうかとか、いろいろなことを言ってみているんです。ただ現実味を帯びてきましたね、イノシシのサファリとか鹿のサファリをあそこへ全部集めると。いろんなことも考えられますけれど、今後、金のかからない形で有効利用はないかということを、現実に模索していかなければならないと思っているところでございます。立場は立場で思い切ってやれないところは残念でございますけれど、そういう状況でございます。


 さて、防災対策について三島様ご一家のことについては、本当にお悔やみ申し上げてずっときておりますし、ご冥福を祈るばかりでございますが、市といたしましても防災本部の諸君、全力を挙げて避難勧告も実は早い段階、前日の7月18日、午後11時10分には出しているところでございますが、なかなかこれが周知されなかったと、ネットワークが強化されてなかったというようなことで残念でございます。したがって、本年度の段階で各地域における防災ネットワークの強化ということで、それぞれまとめていただきつつございます。また、緊急のときにご避難のときにお手伝いすべき高齢者の方、不自由な方のリストアップも大分進んでおります。このような中で、今後、安心、安全のまちづくりの具体策として、現実にそういう事態になったときに大丈夫だという形にまで成熟されていくことが、三島様ご三人に対する我々の報いだと、我々の思いの圧縮だと思っております。そういうことでご冥福を祈りながら頑張っていこうというところでございます。


 それから、人材育成としての教育問題、その前に少子高齢化の問題がございましたね。


 昨日もお答えいたしましたけれど、やはり国として地域自治体として、やはり、そういう環境を整備すると、経済的な支援ということも重要でございます。それはやっぱり基本的なことではないかと思いますし、それだけではなくて交通安全の問題とか、学校でのいじめの問題とか進学で苦労する問題とか、やはり子育てにかかわる心配事、不安というのは多いわけでございます。特に都会地で子どもを育てていますと誘惑も多くて大変なんですよ、繁華街も近くて。本当に毎日が心配なんです。行くときに気をつけて行けよと言わなきゃいかんぐらいですね、ときには渋谷の方に連れて行かれて、何か電話がかかってきたようなことがあって大変でございますがね、とにかくそういうことを乗り越えていかなければいけないということもございます。やはり私は金銭のこともさることながら、社会全体の健全化というか子どもを育てていこうという努力、これが重要だと思っております。おかげさまでこの出雲の地においては、心ある方々が多くて、ボランティアの皆様も含めて、大変ありがたいことでございます。青少年健全育成活動も充実しております。このような中で、「いずも次世代育成支援行動計画」(いきいきこどもプラン)これを策定して、事業を進めているところでございます。男女共同参画の問題、あるいは家庭、地域社会の子育て支援の問題、あるいは企業の皆様方におけるご努力もいただかなきゃいけませんけれど、スクールマネジャーの問題、人材育成の問題、私の思いは昨日も申し上げておるところでございます。よろしくご理解いただきたいと思います。


 定住支援はこれから、昨日もお答えしたとおりでございます。


 ゆうプラザ、クアハウス等、デイサービスの立場でそれぞれの施設からのご来訪も実現しております。よろしくお願いします。


 入札制度はご指摘のとおりでございますが、今後ともその適正化に向かって具体に改善努力をしていくと。


 それから、財政不安の問題については、昨日もお答えしたとおりで、一生懸命頑張っていきたいと思います。


 前進の問題は、絶えずどんなに停滞、止まらなきゃいけない、ちょっと待たなきゃいけないときも、前進の思いで止まっているという思いで言っているところでございます。誤解のないようよろしくお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。


○議 長(寺田昌弘君) 以上で、32番、珍部全吾議員の質問は終了いたしました。


 ここでしばらく休憩いたします。


 再開は午後1時といたします。


               午前11時49分 休憩


               午後 1時00分 再開


○副議長(荒木 孝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 施政方針に対する会派代表質問を続けます。


 21番、勝部順子議員。


○21番(勝部順子君) 登壇 21番、勝部順子でございます。


 公明党を代表いたしまして、市長の施政方針に対する質問をいたします。


 はじめの質問、国立公園日御碕や立久恵峡の整備について伺います。


 この質問につきましては、昨日とそれから今日午前中にも答弁がありましたので、やめようかと思いましたが、思いだけを伝えさせていただきまして、答弁はもう結構でございます。


 合併後、出雲阿國座や門前町の整備についての議論が、熱心にされてこられた一方で、出雲を代表する風光明媚な日御碕や立久恵などの整備が遅れているように思っております。観光地にふさわしい活用策を検討すると述べられています。市長はどのように考えていらっしゃるでしょうか。今までにも立久恵に温泉をなどの発言をされていますが、実現可能な活用策を示してください。また、わかあゆの里は昨年7月の災害で大変な被害を受けました。地域の人やまた市内各地からの多くの子どもたちに利用されにぎわっておりましたので、1日も早い復旧する日を楽しみにしております。


 それでは、2点目の質問。


 公共交通ネットワークの構築について伺います。


 合併時から多くの市民の方々から交通手段の確保、特にバス便について要望を聞いています。市ではバス交通について、いろいろと検討されていることは承知しています。昨年実施されましたデマンドバスの試行についての検証と今後の考え方について伺います。


 交通の便の悪いところは、市内中心地域にもあることはご存知だと思いますが、詳細な調査をされて、市民の毎日の生活手段として便利に使えるようなネットワークを、ぜひとも構築していただきたいと思います。市長は施政方針で3月にオープンいたします歴史博物館やワイナリーなどの、新たなバスルートを検討すると述べられておりますが、観光地への対策も必要なことではございますが、まずは市民の交通手段の確保が急がれます。そのために路線の柔軟な見直し、例えば、平成温泉行きの便の利用者が少ないようですが、1便だけでも古志の宇賀の里やサニーハイツなどの、昼間お年寄りが中心の住宅地を経由するなど、考えられないでしょうか。また、佐田町から旧出雲市内の高校に通学する高校生たちは、以前は乙立経由でバス通学をされていましたが、今、才谷トンネルが完成した後は、江南駅からJRで通学している子がほとんどだと聞いております。江南駅までは保護者が送られています。朝夕の通学時間のバス便なども、柔軟に対応できるような取り組みは考えられないでしょうか。例えば、出雲市内の温泉施設が持っております、バスの空いている時間帯を使っての活用など、いろいろなことを検討していただきたいと思います。バスに乗ってもらえるための施策を、いろいろと検討していただきたいと強く願っています。


 3点目の質問。環境先進都市の創造から2点伺います。


 1点は、交通安全活動について伺います。


 近年、高齢者による事故の多発や、高齢者が被害に遭われる交通事故の報道が大変多く聞かれます。島根県内でも被害が増えています。出雲市では交通事故から市民を守るために、どのような取り組みがなされているのでしょうか。富山市では高齢者運転免許自主返納支援事業に取り組まれています。この事業は運転に不安を持つ高齢者に、かわりの移動手段となる公共交通機関の乗車券などを助成し、免許を返納しやすい環境をつくり、高齢者同士の交通事故や高齢者が加害者となる、悲惨な事故の減少を目指すものです。我が市でも工夫をして、こうした施策に取り組まれないでしょうか、ご検討ください。


 次に、新たな住宅政策として、民間住宅の有効活用の方策を検討すると述べられています。これは民間が建設されたアパートなどを、市営住宅として借り上げる方法なのでしょうか。現在、市営住宅に入居を希望して待機されている方は大変多くいらっしゃいます。本年10月には大社地域に上分住宅が完成、新年度からは、待たれていました有原住宅1期の建設が始まりますが、快適な市営住宅への入居を希望される方は後を絶ちません。市として市民の皆さんの住宅確保は重要な課題だと考えます。新たな方策に期待するものですが、詳細について伺います。


 4点目の質問。少子化対策、子育て支援について伺います。


 1点目は、2007年度から創設されます「放課後子どもプラン」の策定に向けた取り組み状況について伺います。


 現在、実施されています放課後児童対策との関連性、事業計画についてそれぞれどのようにお考えか伺います。この事業については、平成16年度(2004)から平成18年度(2006)にかけ、国が先行的にモデル地域などを指定し、実施されてまいりました。市内でもそういったところがあるようですが、そこらとの連携はどのようにされているのでしょうか。この事業は一番に人材確保が大変に重要だと考えます。人材確保についての市の考えをお聞かせください。


 2点目に、幼稚園長時間の預かり保育の実施について伺います。


 地域に保育所がないなどの事情を考慮して、稗原幼稚園や平田の東幼稚園、湖陵幼稚園での長時間の預かり保育を実施されます。今までにも幼稚園での預かりについては要望がありましたので、大変喜ばれる事業だと思います。今年度からの事業ですから、今後の状況を見ての判断になるでしょうが、市として今後、他地域にも拡充される考えはないのかお聞かせください。


 5点目の質問。母子保健について伺います。


 国の予算において、妊産婦無料検診費用が平成19年度(2007)に、大幅拡充されることになりました。公費による妊婦の無料検診、市町村が実施主体ですが、この回数は現在、全国平均で2.14回、平成16年度(2004)実績です。費用は地方交付税措置ですが、これまで国の予算に計上されてきた妊産婦検診費用の助成は、おおむね2回分として130億円が財政措置されてきました。これが平成19年度(2007)には、子育て支援事業、これはこれまで200億円でしたが、これと合わせて約700億円になります。厚生労働省は全額を国の予算で賄う検診回数を、5回以上に拡大することを決めました。公費負担の回数や給付方法などは、実施主体で決めることになります。平成16年度(2004)の調査では、秋田県で県内自治体の平均回数が8.16回、香川県では4.11回、富山県では4回など、国の助成を大きく上回って実施している市町村も少なくありません。私は昨年12月議会でも、この点について取り上げましたが、市長はその際、妊婦検診の拡充について、今後、ニーズや予算、現状など、勉強すると答えていただいております。国が拡充を決めたのですから、あとは市の拡充をどのように考えられるか検討し、早く実施を決めていただきたいと思います。市長の前向きの答弁に期待をいたします。


 6点目の質問。出雲市総合医療センターの、今後の取り組みについて伺います。


 公明党では、昨年11月に自治体病院の実態や、病院改革の取り組みについての研修会に参加いたしました。全国から自治体病院を抱える自治体の議員が多く参加されており、夕張市の病院改革などに取り組まれている、城西大学助教授伊関友伸さんから、実態について講演をいただきました。全国の自治体病院では累積する債務や医師の不足など、存続の危機にある自治体が大変多くあることを伺ったところです。しかし、一方で公設民営化などの経営改革を断行し、危機を乗り越えて再生した病院もあり、講師の方からは改革は市民の視点からと強調されていました。出雲市の医療センターもこの数年は厳しい経営状況だと聞いておりますが、経営の健全化、医師、看護師の不足の状況と、今後どのように取り組んでいかれるのか、考えを伺います。


 昨年12月議会に、施設整備の計画案が示されましたが、全国の自治体病院では病院の建設費が多額で、赤字運営になっているところも多くあります。1月22日から23日にかけて、地域医療福祉協議会の視察で訪問しました泉大津市立病院でも、愛知県東栄町国保東栄病院でも、市長、町長、事務長さんから、病院の建設は慎重にしなければ必ず負担になりますと助言していただきました。泉大津市も新設したことが原因で経営が厳しくなったようです。東栄町では改修にとどめられています。次世代の人たちに負担がかかることは避けねばなりません。外部からの専門家の意見を取り入れて改革を進めるべきです。昨年末、地域医療福祉協議会で講師として招きました、前総務省地方公営企業経営アドバイザーの長 隆さんなど、適任者ではないかと考えます。市の考えを伺います。


 最後の質問。行財政改革について伺います。


 新年度から公立保育所、老人保健施設の民営化、環境センターの民間委託に取り組まれます。民間でできるサービスを民間に行っていただくことは、重要なことだと思います。官から民へ移行するのに重要なことは、サービスの低下が起きないことです。また、職員の処遇についてどのように対応されるのか重要な問題です。また、民間に移行することで期待できる効果とは、どの程度を考えられていますでしょうか。そして実施時期はいつごろでしょうか。合わせて伺います。


 以上で、質問を終わります。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 勝部議員のただいまのご質問にお答えいたします。


 まず、交通問題でございますが、バス交通に対するタクシー交通の重要性からみて、デマンド型バス、タクシーですね、実験的にやってみて、その検証をして今後の考え方ということで、今、具体的な行動に移さんとしております。昨年10月から3カ月間、上津、稗原地区の一部、交通不便地で行った、このデマンドバスのサービスの実験、実証の結果でございますが、利用状況は稼働率が39%、1台当たりの利用者は1.7人と、利用が少なかったという結果となっております。地域の要望に応えて運行しましたが、現実の行動パターンとしては、家族や親戚、知人の車を利用されるケースが多く、乗り合いバスの利用に結びつかなかったということでございます。この結果を踏まえまして、稗原地域においては、デマンド型乗り合いタクシーの本格運行は、難しい状況だという判断に今なりつつございます。現在の根波線や福祉バス路線の再編を検討していくという中で、対応をしていくことも必要かなと思っております。また、他の交通不便地域においても、デマンド交通を含め地域に適した交通形態を、考えていかなければならないと思っているところでございます。ご指摘の宇賀の里等についてのニーズは感じられますが、今までのバスサービスの設置も図りながらも、実際には主張されているほどお乗りにならない。実際に乗られる乗られるとおっしゃるけれど、実際にお乗りにならない。これは本当に事実でございまして、このところのギャップをどう考えるか、一般的に世論の感覚としては必要だと、じゃそこを発車してみると乗られるかと、なかなかそうはいかない。どうもバスというのがやっぱりバス停に立って待たなきゃいかん。寒さ暑さもある。その感覚で、それだったら隣近所で助けてもらう車があれば、それに乗ってしまえと。こういうところもあるのかなと思ったりして、どうもバスサービスではどうなのかなというような思いもございます。でも必要なところはやっていくということで、観光サービスも含めた大社、ワイナリー経由のサービスも、バスで対応するということで今度立ち上げます。これは新たなサービスでございますが、生活の福祉の観点からのバスサービス、これは重要だということで、本当にバスサービスの利用が実現すると、期待できるというところを探りながら、さらに改善工夫をしていきたいと思っているところでございます。


 そういう意味では、路線の柔軟な見直しということが必要なことでございまして、佐田町から江南駅までの朝夕の高校生の動き、温泉バスの活用、こうしたニーズについてはよく分かっているところでございます。このようなニーズを受けたバス路線については、見直しも必要と考えておりまして、例えば、大社の宇竜地区への昼ダイヤの新設とか、ダイヤ改正による乗り継ぎ待ち時間の短縮など、とにかく実情に合った形でやっていかなければならないと、ワンパターンでどんどん入っていくという、それはなかなか利用者が期待できないということも分かってきております。そして、この佐田と江南の間の高校生のバス運行の問題でございますが、佐田地域の高校生は一畑バス須佐線を利用して通学されていますが、平成16年度(2004)の才谷トンネル開通後は、一部高校生、ご指摘のようにJR江南駅までおうちの方の車で送迎してもらっている。列車利用をされているという事実がございます。多くの高校生が利用されている一畑バス須佐線は、佐田地域のみならず乙立、朝山地区の住民に、欠くことのできないバス路線でありますが、才谷トンネル開通後、利用者が減少し収支が悪くなってきております。このため国、県及び本市で支援を行いながら、運行を継続しているということでございます。仮に佐田地域から江南駅までバスを運行した場合に、須佐線の利用者数の減少に拍車がかかり、さらに収支の悪化も懸念されるというようなことでございます。このバス路線新設はいろいろ考えておかなければいけない問題があるということでございます。


 次に、平成温泉や北山健康温泉の送迎バスを活用できないかとのこともありましたが、このバスは温泉利用者の送迎に限られておりまして、一般旅客輸送への活用については、いわゆる白タク行為になるということで禁じられているんですね制度上、そういうような問題もございます。いろいろ制度の問題もくぐり抜けながら、皆さん方の需要にできるだけ目いっぱい、対応していかなきゃならないところでございます。


 あと、もう一つ、交通安全の観点からの、高齢者等運転に必要な、身体的機能の衰えの自覚があったりした場合に、運転免許の返納制度、これはご指摘の地域でなさっているということは知っておりますが、今後、増加する高齢者の皆さんの交通事故等、あるいは高齢者の免許取得者の状況等を見ながら、その実効性を考えていく中での解決策だと思っております。高齢者の交通安全対策は、市の交通安全対策協議会として、活動の重点に位置付けておりまして、地区交対協や各種団体が行う、高齢者を対象とする事業に対する、財政支援も行っております。


 次に、快適な居住空間の整備ということで、民間住宅の有効活用の方策も検討するという問題がございます。市営住宅は現在238人の入居先を待っておらえる。待機者がいらっしゃいます。一方、民間アパートでは空き家が多い状況でございます。これらの民間住宅や、あるいは持ち家の中での空き家を有効に活用して、待機者の減少や情報ネットワーク化など、定住促進につなげていくことができないかという課題があるわけでございます。


 次の問題として、「放課後子どもプラン」の関係のご質問をいただいたわけでございます。


 これは山代議員にもお答えしていますが、現在、市内の地域事情を踏まえた中で、出雲市の放課後子ども対策事業計画ではございます、出雲市放課後子どもプランの策定に取り組んでおります。この中で、現状の放課後子ども対策について、実情を調査しながら、さらに安心、安全な放課後対策、これを講じられるよう検討していきます。


 人材確保の問題もございまして、この放課後子どもプランの中の、放課後子ども教室については、地域の皆さんのボランティアの立場からの、ご協力がなくしてはできない仕組みになっておりまして、こういう面での地域あげての教育力が、問われているところだという問題もございます。本年度すべての小学校で地域学校運営理事会が立ち上がったところでございまして、地域・学校・家庭の連携、協力のもと、地域の子どもは地域で育てようという機運の中から、この放課後子ども教室の運営についても、努力していきたいと思っているところでございます。


 それから、幼稚園における長時間預かり保育の問題についても、ご要望いただいたわけでございます。


 本年度、平成19年度(2007)から、保育所がない出雲の南部地域とか平田等の地区において、幼稚園において保育機能ということで、長時間預かり保育を実施するという事業でございます。新年度には稗原幼稚園において実施する外、保育所が近隣にない平田の東部地域、檜山、東、伊野地区でございますが、そういうところにあります東幼稚園において、これを実施すると。また、保育所入所待機児童のある湖陵地域では、湖陵幼稚園において預かり保育を実施するということを計画をしております。今後の計画については、いわゆる近場に近隣に保育所のない地域で、幼稚園はあるというような場所において、幼稚園における長時間預かり保育の体制、さらに具体的に前向きに検討をしていきたいと思っておるところでございます。必要があればやはりやっていかなければいけないということでございます。


 それから、妊婦検診の助成制度の問題についても、ご質問いただいたわけでございます。


 ご承知のとおり、このたび平成19年(2007)1月19日付で、国から妊婦健康診査の公費負担の望ましいあり方について、経済的理由などで妊婦検診を受けないことがないように、最低限必要な妊婦健康診査の時期及び内容が示され、公費助成の回数を現在の2回から5回に拡充する方針を打ち出されたところでございます。本市においても、この方針に沿って対応してまいりたいと思いますが、現在のところ2回分の公費助成を予定しておりまして、さらに今後、地方財政措置の中で国の支援も明らかになる中で、拡充についても検討していきたいと、こういうことでございます。


 それから、市立の総合医療センターの運営、改革の問題でございます。


 現在の状況については、既に何度もお答えしているとおりでございます。専門の先生の数が岡山大学から島根大学への移管期でございまして、若干、今、調整中でございますが、この本年4月から急速にまた立ち上がる予定でございます。このような中で、建物も古くなった病棟については改修するということでございますが、できるだけこれを合理的に、コストも抑えた形で的確にやっていくという中で、一部の公立病院にありますような、この厳しい状況の中での多額の経費をかけた形での経営難ということがないように、しっかりやっていきたいと、こういうことでございます。


 それから、行財政改革の問題もあるわけでございますが、これは追加的に私もさらにコメントしておきたいと思いますが、この中で特に民営化、民間委託の問題、これは公務員の数は抑えていくという合併の基本方針がございますけれど、でも、サービスを減じてまで抑えるということではなくて、サービスは改善していく。そして民間に雇用を生んでいくという方向での、行政改革ということを基本にしたいと思っております。公立保育所、民営化されても、そこにおける保育士の皆さん方の雇用の場を確保していかないけませんし、さらにはそれ以上に利用されなければいけないというようなこととか、環境センター等においても、民間の皆様にさらに参画していただくとか、いろいろ民において雇用を拡大するという方向での行政改革で、サービスは現状以上に確保されるという方向で、頑張ってまいりたいと思っているところでございます。これからいろいろ行財政改革、議会においてもいろいろ強い要望をいただいております。そういうものをこなす上においても、以上のような哲学の中で、サービスの継続、拡大あるいは充実を基本としながら、民営化とか合理化とか、そういうものをやっていかなければいけないと思っているところでございます。


 いずれにいたしましても、私どもも議員の皆様方におかれて、いろいろ各地に出かけられまして調査された結果、ご報告、ご提言いただいております。我々もそういう結果を大事にして、せっかくいただいた情報、これを貴重な我々の政策立案の資源といたしまして、改革努力をさらに重ねていきたい。でも基本的には自ら考え、自ら行動をする。人まねではない自分があるというところで、頑張ってまいりたいと思うところでございます。


 よろしくお願いします。


○副議長(荒木 孝君) 勝部議員。


○21番(勝部順子君) デマンドバスのことについて、1点伺いますが、稗原地域では難しいということで、今、ある根波線とかそういったことの再検討をされていくということですが、このデマンド方式をほかの地域でもやるというお考えには変わりはないでしょうか。その辺の調査を今年度また新たなところで、私も前回もちょっと提案をいたしましたけれども、中山間地域という、どっちかといったら人が比較的少ないところではなくて、もっと住宅密集地でも、昼間だけ高齢者のみになるところも結構ありますので、そういったところも調査をされて、デマンド方式を取り入れることはいいのではないかなというふうに私は考えておりますので、この点については答弁をいただきたいと思います。


 それから、今、佐田町から江南駅までの朝夕の高校生のためのバス運行についても、市長もよくご存知だということでお話いただきました。確かに片方がよくなれば片方のバス便の利用が少なくなるといった、そういったこともありますので、そういった乙立経由の須佐線のバス便の利用も、どうしたら皆さんに使っていただけるかということも含めて、この窪田地域の多分高校生さんたちだと思うんです。私も実際に会ってお話しましたけれども、そういった方たちはバス代のお値段と、それからJRでの値段とを比べた場合に、やっぱりJR江南駅まで送ってでも、この方が私たちにとっては助かるといったことで、今は送り迎えをされていますけれども、これも何かいい方法がないのかなと、私は本当にあまり法律的なことも言わずに、今あるそういった温泉バスなんかが、あいているときなんかに使えるものではないのかなと、いろいろな選択肢を考えていただきたいなということだけ。これは佐田のそういった子どもさんをお持ちのお母さん方から、強い要望をいただいておりますので、ぜひとも検討をしていただきたいと思います。


 それから、交通安全活動について、本当に今高齢者の人が、先ほどの珍部議員さんの中にも少し出てまいりましたけれども、高齢者の方が自分のちょっとしたミスで、自分のお孫さんなんかを被害に遭わせてしまったりとか、そういった痛ましい事件、事故も今ごろ多く起こっておりますので、私も私の父がもう75歳を超えますので、もう早く運転をやめさせなければと思っておりますけれども、それでも元気で何か運転しているのを見ると、止められないというところもありますけれども、そういった人が進んで返納ができて、安全対策に結びつくのであれば、非常にいい取り組みではないかなと思っておりますので、ここ出雲はまだ公共交通がそんなに発達していませんので、そういった券を差し上げるということ、この富山市の場合は2万円分をプレゼントをするということで、非常に今拡大をしているようですので、こういったことがなかなかできないかもしれませんが、何かいい方法を考えていただきたいと思います。


 それから、快適な居住空間の整備について、先ほど市長の方は市営住宅を待っていらっしゃる方は、238人の方が待機者でいらっしゃって、片方、民間は空き家があると、その辺にはやっぱり家賃の違いがあって、なかなか民間の方の利用ができないのではないかなというふうに思います。ですから、今回、新たな有効活用の方策を検討されるという中身ですね、これはもう少し詳しくお示しはしていただけないものでしょうか。どういったことを考えていくということなのか。例えば、家賃補助をするとか、全国ではいろんな取り組みをしておりますので、そういったところまで踏み込んだことを考えて、これからいかれるのかどうなのか、その辺についてもう一度答弁をお願いします。


 それから、2007年度から創設されます「放課後子どもプラン」について、昨日の山代議員さんの答弁にあって、大体中身については分かりましたけれども、今やっぱり子どもたちに本当に遊びを通じた、異年齢児間の交流を促進することなどを、国の方は取り組まねばならないということで、この平成16年度(2004)から平成18年度(2006)まで取り組んでまいりました。私たち公明党では昨年の春に横浜市に、このモデル事業でやっております「浜っ子ふれあいスクール授業」というのを、勉強に行かせていただきましたけれども、本当にここは子どもの数もすごい人数いますので、児童クラブとそれから放課後子どもプランにあります子ども教室、それから、またもう一つ、同じようなものですけど、多少違うような形式のものが3通りやられておりました。そこの中に全くの無料ではなくて、夕方から少し遅くなれば2,000円程度の負担をしていただくとか、いろいろな方式を取られてやっておられました。国が言うとおりのやり方ではなくて、少しそこの自治体に合わせたやり方でやっていらっしゃいましたので、そういったことも検討の中に入れていただいて、何かいい出雲方式を考えていただきたいと思います。それに今、子ども教室をやっていらっしゃる方の中には、大変子どものことを心配をされて頑張ってやってくださっている方もいらっしゃいますので、そういった人たちとの意見交換も進めていただきながら、せっかくの人材がたくさんいらっしゃいますので、そういった方をこの際に掘り起こして、今回の放課後子どもプランの策定に、ぜひとも活かしていただきたいと思います。


 それから、国の妊産婦無料検診のことについては、今、市長からそういった案内は来ているということで、国から来る交付、それを見ながらやっていくということですので、ぜひとも5回はやっていただきたいと思います。国からせっかく5回分を公費で出すということで決めておりますので、ぜひともこれはやっていただきたいと思います。


 それから、出雲市総合医療センターの今後の取り組みについて、先ほど市長の方からお話がございましたが、これからの施設についても合理的にやっていくということですけれども、前回、私たちに示された金額が大変驚くような金額でしたので、もっと詰めるところは詰めて、本当にあとの人たちに負担を残さないようなやり方をしていただきたいと思います。


 それから、今度4月からはお医者さんがきちっと来られるということも、昨日の答弁で聞いておりますけれども、本当に今、全国の自治体でも医師が必ずずっといらっしゃるという保障は全くありません。私たちが去年、文教厚生委員会で、大分県の中津市民病院を訪れましたが、あそこは九州大学と大分大学から、大変そこの市長さん等も一生懸命お医者さんの確保には力を入れておられまして、そこからの先生たちがたくさんいらっしゃいますけれども、最近のニュースでは、今年の3月30日で院長先生はやめられますし、それから、今、産婦人科7名を募集されておりますけれども、今は確保の目途が立っていないということで、1年前に視察をしましたときには、本当にお医者さんの確保にすごく頑張っていらっしゃって、確保ができているという状況を聞いておりましたのに、この1年もたたないうちに、こんな状況になっているということに、いつでも起き得る今の自治体病院の実態ではないかなということを、すごく感じましたので、医大を信じてないというわけではありませんが、医大から来られるということに甘んじることなく、やっぱり市長もトップセールスで、医師の確保には常に出かけていっていただきたいと思いますし、それから、先ほどの答弁の中には、看護師さんのことについても伺いましたけれども、このことがございませんでした。このことについての答弁をいただきたいと思います。


 それから、行財政改革の中の実施の予定時期ということが、答弁ございませんでした。それから、今現在の職員さんの対応、処遇をどのようにされるのか。このことについて答弁をお願いします。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 女史から再質問をいただきましたが、まず、デマンドバスは更にニーズ、どこにどういう形でやるかということを、見極めるためにトライをやっていきます。試行をやっていきます。いいところでやっていきますということで、努力させていただきたいと思います。


 民間家賃の問題で、市営住宅はどんどん建てるのに時間がかかると、他方は待機者がいらっしゃると。そして民間にも空き家もあると。アパートはあいていると。このギャップを埋める方策としてはいろいろありまして、例えば、民間のアパートを借り上げるとか買い上げるとか、それを市営住宅にするとか、そういうやり方も考えたときに、やはり当市の財源と償還、それから上がってくる家賃収入等を考えますと、これは相当大変なんですね。いま一つ考えられるのは、この家賃補助、さっきおっしゃいました、この民間と市営住宅の家賃、ギャップがあるからなかなか民間に入れないと、どこにいるかというと家族のところへ同居していたり、親の元で狭いところでじっとされているという方を、救うことが必要だと思います。でも一般にみんながそういう家賃補助を受けて民間の住宅に入れるかと、それの限度とかケースはどういう形で整理するかと、公共でやる以上は必ず公平性ということが問題があります。思いつき的にはできませんので、そのところの研究も更にやってくれということを、今指示しているところでございます。可能性があるならば、限定的な形での家賃補助ということも道があろうかなと。市が民間のアパートを借りたり買ったりして、それを運用するのはなかなか難しいという、今、財源的なことも考えて、そういう結論は出てきておりますので。今言ったような方向での研究は更にさせていただきたいと思います。


 それから、子どもさんを預かるボランティアの人材、たくさんいらっしゃいます。珍部議員の質問にもあったんですけれど、スクールヘルパーさん、仮にこの学校支援団体、支援の人材、学校というのは子どもと免許のある先生の居場所だけではないんです。いろんな方が手伝いに来ていいんですよ。給食、昔は各学校で単独校方式で給食をつくっていましたよね、地域のおばさんたちが集まって給食もつくっていただいた。いろんな方がやっぱり学校に参画して応援すると、その姿のひとつとしてスクールへルパー等もございましたし、このたびは文科省が今回打ち出した、空き教室を利用しての放課後子ども教室は、運用はボランティアの皆様を募って、そういう方々に委託してやってほしいということでございます。預かられるお子さんは別途経費が求められないと、そういう中で、やはりボランティアで頑張っていただく方を、十分ご協力いただかなくてはなりませんので、今後ともまた協力願うという面ではよろしくお願いしたいと。我々も人材の結集について更に努力をしていきたい。こういうことを含めた準備委員会、検討委員会を今、立ち上げたところでございますね。先日、私もその立ち上げに出させていただいたところでございますので、ああいう場を通じて、その仕組みを検討していきたいと、あるいは、していただきたいという思いでいるところでございます。


 それから、大学と地域自治体との関係は、私はもう平成7年度(1995)、こちらへ来ましてからもずっと考えていることで、全国のどの市長さんよりも先立って、トップセールスよろしく、総務省、自治省挙げて反対するのを押し切って、市から国立大学に財源補填をしているんですよ。大分、中津市とおっしゃいましたかね、そういうところはできませんよ、こういうことは。その市長さんの決断では。絶対やっていませんよ。それは文部省を突破しなければいかんから、文部省の大学課の皆さんを説得したんですよ。財団というものを立ててやりなさいと、なるほどということで認めていただいたのは、全国唯一我が市ですよ。今日のこの事態をもうそのときから想定しているんです。だから今回も議会から、あれだけの立派な条例を出していただきましたし、それに先んじて、乙立里家センターはじめ診療所がございますね、ああいうところを助けてほしい、そのためには市長さん財源はどうしようかと、文部省からそういう追加配分がございませんという、医科大学の皆さん方の要望あるいはご指摘で、私どもは別途財源を補填をしましょうということで、500万円、700万円と積んできたんです。今回はがんの重要性、研究のためには講座が必要だと、教授の人件費がないと、どうしますかと、それでは2,000万円すぐ出しましょうということで今回4,000万円、大分の市長さんが聞いたらびっくりしますよ。出雲市長は大したものだと、4,000万円も国立大学に出すと、この信頼関係のパイプがあれば絶対大丈夫なんです。ご心配なく、完全にやっているんです。人材供給を。そしてお医者さんが集まったら、間違いなく看護師さんも確保できます。病棟もきれいになればもっと看護師さんの応募も増えます。これは間違いないところでございますので、元気いっぱい医療センターの運営に取り組んでいきたい。こういう決意でいるところでございます。


 また、建設費については若干、最初の案が少し多目に出ていましたので、それを圧縮してですね、もう現実的にこれぐらいまではいいかというところまで、今抑えるように検討しておりますので、またご理解いただきたいと思います。更に具体の案が出たら、また議会の皆様にご説明してお諮りして、ご了解いただけるよう、努力していくという考えでございます。


 行財政改革、これはもういつというよりも、この10年間、合併新市になったら、その中でどんどんやっていかなければいけないと。例えば、255人定員削減ということもございますけれど、それを10年ということではなくて、できるだけ早くやっていくと。目標年次を明確に立てることなく今やっておりますけれど、できるだけ早く5年、6年ぐらいで、できればいいじゃないかというような思いもございます。今後さらに努力していかなければなりません。職員の皆様の人件費については、私はもうこの考え方はちょっと何回もいったような気もしますし、まだ十分徹底してないと思いますけれど、何とか職員の皆様にモラルを持って、やる気を持って、この難局、日夜いろんな工夫に工夫、さらに工夫、百尺竿頭一歩を進める。本当に工夫、改善努力をしていただいていると。そういう努力に報いる。そして士気を上げていくための給与水準、合併当初は下げました。そしてラスパイラス、国家公務員より若干下げてきております。この水準を維持しながら、人の面では精選されますよと人数は多くなりませんよと、そのぐらいカバーしてください。そして与えられた9時から5時という時間帯の中での、残業なしできちっとまず仕事をやると。どうしても難しいときは残業で補填しますけれど、その密度の高い精選された仕事ぶり、これを求めているところでございます。そういう意味では、おのずと昨年は一昨年に対して、また、来年は今年に対して、間違いなく残業手当のコストは下がります。こういうことも行政改革の一環で、財政改革の一環になるのではなかろうかと思っているところでございます。なお、大社立久恵線の問題については、答弁は要らないとおっしゃったところがございましたのですが、あの大社立久恵線があるないということが、乙立・立久恵景観環境の基本的に重要なことです。あの路線があればこの線が動くんですよ、あの線が県がつくってくれなければ温泉開発はできません。あの苦言しておきます。だから私の思いはお分かりいただけますね。県道大社立久恵線をどうつくるかと、これにかかっております。追加的に答弁しておきます。


○副議長(荒木 孝君) 勝部議員。


○21番(勝部順子君) 質問していないことも答弁いただいたかなと思いました。立久恵線のことは言っておりませんので。


 これは観光の活用策については質問をいたしましたけど、ちょっと先ほど市長さんの方、ちょっと勘違いかなと思いましたが、行財政改革のこの民間委託される実施の予定時期、これを伺ったところですけれども、それと、それから、今実際に働いていらっしゃる公立保育所や老人保健施設、それから環境センターの職員さんの処遇はどうなさるお考えかなということをお聞きしましたので、この点についてお願いします。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) この民営化のスケジュールは、ちょっと若干弾力的に考えなければいかんと思っていますけれど、例えば、保育所の民営化、これを平成20年度(2008)からお願いしますということは言っていますけど、更にこれは地元の関係の皆様方との意見調整、協議をしておかないといけませんので、ちょっとこれは弾力的でございます。


 あと、環境センターはもう内部からの方、職員の方は今までの処遇、外の方は、ほかにいろいろ民営化でお世話になっている方もいらっしゃいます。学校給食センターで外部から入っている方もいらっしゃいます。嘱託員として入っておられます。そういうような方との調整の中で、おのずと規模が決まってくるということでございます。


 ちょっと誤解しました。立久恵の整備、観光はどうなったのかとおっしゃったから、そのためには大社立久恵線は基本的に重要だと、ここにかかっていると、立久恵観光戦略はということでございます。


○副議長(荒木 孝君) 以上で、21番、勝部順子議員の質問は終了いたしました。


 次に、1番、大国陽介議員。


○1 番(大国陽介君) 登壇 1番、日本共産党の大国陽介でございます。


 日本共産党出雲市議団を代表して、市長の施政方針に対する質問を行います。


 今、社会的格差の拡大と貧困の増大が、かつてない状況で広がっています。ワーキングプアーと呼ばれ、まじめに働いても豊かになれず、生活保護基準以下の収入での生活を余儀なくされている人が増加し、社会問題にもなっています。そして、それに追い討ちをかけるように、各種控除の縮減、廃止による所得税、住民税の増税や、雪だるま式に値上げされる介護保険料や国民健康保険料など、甚大は負担増がもたらされています。今、地方自治体に求められるのは、国の悪政に乗っかり住民負担を引き上げることや、市民合意のない事業に熱中するのではなく、自治体本来の役割である、住民の福祉と暮らしを守ることにこそあると考えます。


 質問の第1は、株式会社イズミによる超大型店の出店についてであります。


 市長は施政方針で、イズミによる出店を単なるショッピングモールではなく、映像芸術等の集積により、21世紀の市民生活に大きなインパクトを与える一大文化産業として、地域発展の牽引力が期待されると述べられました。地元住民や商店街、協同店舗組合などをはじめとする地元小売業者の多くは、今でもイズミによる超大型店の出店に反対をしておられます。このほど私ども日本共産党が行ったアンケートでは、イズミ出店について「プラスになる」と回答された方は16.6%、「影響はない」と回答された方が7.2%、「マイナスになる」と回答された方が48.6%、「分からない」と回答された方が26.9%という状況です。そしてアンケートには、老人は近くの店に困ります。高齢者や乗り物に乗れない人、周辺部の人は困る。元の商店街はすっかりさびれ、イズミができれば現在の店も倒産して、出雲の中心部は裏町になってしまう。小規模店でも暮らしができる政治をしてほしいなどの書き込みが寄せられています。


 市長はこれらの声にどう応えられるでしょうか。私たち日本共産党は、この間ほぼ毎回の議会で、この問題を取り上げていますが、市長はいまだに地元小売業者とイズミとが、共存共栄できるということの根拠をお示しになったことはありません。近隣住民の間では人権侵害ともいえる住環境悪化が懸念され、この解決策も十分な理解があるとは言えません。市長の所見を伺います。


 質問の第2は、品目横断的経営安定対策についてであります。


 この制度は中小規模の農家を、農業政策の対象から外してしまうものであり、到底容認できるものではありません。この品目横断対策の対象となるためには、原則として戸別経営の認定農業者で4ヘクタール以上、集落営農組織で20ヘクタール以上の規模が必要とされていますが、出雲市では特例基準が適用され、集落営農組織が中山間地域で10ヘクタール以上、一般地域で12.8ヘクタール以上、認定農業者が全域で2.6ヘクタール以上となっています。これは要件に満たない多数の中小零細農家や、山地を政策対象から排除するものであり、関係者からは戸惑いや不安の声が聞こえてきます。農業政策は大規模化や農家選別を押しつけるのではなく、意欲のある農家すべてを大事にすることこそ必要であります。同時に自治体に求められているのは、規模の大小にかかわらず農家の意欲を引き出し、農業をこれからも続けていくことができるような施策であります。この品目横断対策に対する市長の所見を伺います。


 質問の第3は、大社町で建設が計画されている「出雲阿國座」についてであります。


 日本共産党は、芸術文化の振興や観光振興を否定するものではありません。大社町をはじめとする観光振興やまちづくりは、大きな課題であると同時に、住民自治に対して行政がいかにかかわるかという、自治体の本質が問われる問題です。観光振興やまちづくりは、あくまで住民が主体となって進められ、関係者の理解と納得が得られてこそ、初めて成功へ向かって動き出すものです。日本共産党はこのほど全市を対象に行ったアンケートでは、昨年の夏に大社町で行ったものと同様に、9割を超える方が必要ないと回答されています。そして、書き込まれた意見を幾つか紹介しますと、私たち市民は税金の大切さを感じ取ってほしいのです。感じてください。市民の代表の方たちです。もっとしっかり考え直してください。あるいは、いろいろ事業を計画されるのはいいですが、そのツケが結局住民に回るのが常です。箱物ばかり、老人、子どもたちのために使ってほしい。はっきり言って税金のむだ遣いとしか思えない。市民の生活に何が必要か考えるべき。議会では私たち住民の声を生かしてほしい。箱物ばかりつくっては第二の夕張になりかねません。


 市長、これではとても住民が主体とは言えず、理解と納得は、はるかかなたの、更に向こうにも見えてこないという状況ではありませんか。事業費が30億円前後と言われるこの事業に、地元住民をはじめ市民の合意は全くといっていいほど得られていません。このまま進めるのなら将来のまちづくりや観光振興、そして行政への信頼に大きな影響を与えかねません。本事業の中止を含む見直しを求めますが、いかがですか伺います。


 質問の第4は、健康文化のまちづくりについてであります。


 この間の構造改革のもとで行われた住民負担増は、格差の拡大と貧困の増大に更に拍車をかけています。2006年1月に所得税の定率減税の半減、4月に介護保険料の値上げ、6月に住民税の定率減税の半減、65歳以上の住民税の公的年金控除の見直し、同じく老年者控除の廃止、10月に70歳以上の医療費自己負担アップ、今年に入ってからは、1月に所得税の定率減税の廃止、6月には住民税の定率減税の廃止など、大幅な負担増がもたらされ、さらに今後も予定されています。これはまさに市民の健康文化を脅かす、大増税の連続ではないでしょうか。これらの負担増が出雲市民に与えた影響額は、総額で一体幾らになるのか伺います。


 日本共産党が行ったアンケートでは、数年前に比べて暮らしはどうなりましたかとの問いに、「苦しくなった」と回答された人が45.8%、「やや苦しくなった」と回答された人が38.2%、「変わらない」と回答された人が15.4%、「楽になった」と回答された人は、わずかに0.6%という結果です。そして、この質問で苦しくなった、やや苦しくなったと回答された方に原因を聞いた質問では、「失業や転職」「賃金の引き下げ」「経営の悪化」と回答された人が25%、「医療や介護、税金などの負担が増えた」と回答された人が51.6%に上りました。住民税の増額分やそれに伴う介護保険料の引き上げなどは、少なくとも住民税の低所得者に対する負担軽減や保険料の引き下げ、福祉施策の充実など、市民の暮らしや福祉を充実させるために使うべきだと考えますが、いかがですか所見を伺います。


 質問の第5は、行政の効率化についてであります。


 第1に、市長は施政方針で、民間で行うことがより効率的である業務は、民間にゆだねるとの観点に立って、官から民への移行を進めると述べられています。行財政の効率的な運営は当然のことでありますが、単に数字合わせのための行財政改革では何の意味もありません。行政の効率化と称して住民の福祉の増進を図るという、自治体本来の使命を放棄しては本末転倒であります。市長の所見を伺います。


 第2に、同じく施政方針で、公立保育所や介護老人保健施設の民営化、環境センターの民間委託を進めるとされていますが、これら保育所や介護老人保健施設は、極めて公共性の高い施設であり、行政が一番責任を持たなければならない施設であり、民営化すべきではありません。撤回を求めますがいかがですか、市長の所見を伺います。


 また、使用料等の受益者負担の適正化と、補助金等の見直しに取り組むとされていますが、適正化の名のもとに住民負担の引き上げや、必要な補助金が削減されることがあってはなりません。この具体的な内容を伺います。


 以上で終わります。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの大国議員のご質問にお答えいたします。


 まず、大型ショッピングセンターの問題についての、この中心部における商業主の皆様のお困り、あるいは市全体の活力が減ずるというような観点からの憂慮のお声、よく聞いておりますし、議員からも何度もこの問題の指摘がございます。イズミ出店によって影響が憂慮される声、私も痛切に感じるところがございますので、中心部は中心部なりに中心市街地の新たな国家認定を受けて、助成の道を開こうとしているところでございます。


 他方、イズミにおいてもいろいろ地元の皆さんとの協力、発展、お互いに支え合うということの重要性に鑑みて、テナント等についても広く門戸を開かれんとしているところでございます。昨年11月には、地元参加企業160社のうち、4割が市内の企業であったというこの入店説明会、あるいは、納入商品の商談会、80社を超える市内の事業者、団体のご参加。他方、中心街における商業戦略としても、新しい産直のお店を開いたり、新しい食品カードの導入をしたり、あるいは中心街において、ビジネス等とともに芸術の薫り豊かなギャラリーストリートをつくるとか、あるいはフードショッピング街、レストラン、飲食店あるいはドリンクス、こういうものを出す店、こういうものに切り替えていくということが、今必要とされている状況下において、更なる前進をやっていけば、やはり両立は可能という思いで頑張っているところでございます。証拠を示せとおっしゃれば、もう実践してみる以外にないという今状況でございます。


 それから、品目横断的経営安定対策、これは、やはり最初はもっともっと大規模の生産ユニット、20ヘクタール以上とか、厳しいことを言っていましたけど、この西日本、特に山陰地方は激しく抵抗されまして、我々も強く抗議いたしまして、かなり具体的日程、現実可能なところまで下りてきております。この上は農林水産省、これの国家戦略としての国際的貿易に対応できる、農業の生産性といっていますが、そういうものよりも身近な食育の環境、生涯長寿、健康の基としての食生活の安定のための、産直市場とか地産地消の問題、これをどう考えるかということで、今後とも全国市長会挙げて戦っていかなければならない課題だと思っております。出雲市は出雲市なりの農業助成策を持って、対応していきたいと考えているところでございます。


 それと、阿國座の問題、再三ご指摘いただいているところでございます。


 自治協会挙げて総決起大会等も開催していただき、この春にはまたお呼びいただいているところでございます。大国議員さんのお調べになっている声も住民の声。自治協会長さんを通じて吸い上げられたところの、決起集会等の声もまさに住民の声。そして大社地区から選出されております市議会議員の皆様の声、これはまさしく地元の代表としておっしゃっている声でございます。その声に私は対して頑張っていくと。そして心配の皆さん方はいろんな事情があって心配なんですよ。今までそういう話があったけど、全く話ばかりで終わったとか、本当かいな、今回もやるのかいなというようなこと、等々のご心配があってのこともありまして、今回こそ実践していかなければならないというような思いで、必ず大社地区の皆様も含め、全市民の皆様のご期待に応えていくべきだという思いで、頑張っているさなかでございます。


 それから、住民負担の問題で、確かにご指摘のとおり介護保険料、あるいは医療保険の医療費の問題等々、上がってくるものは多いわけでございます。そのような中で、市民税の影響額についてのご指摘もいただいたわけでございます。


 税制改正による市民税の影響額については、平成18年度(2006)は定率減税の半減、老齢者非課税措置の廃止、老齢者控除の廃止、公的年金控除の見直しが行われ、平成18年度(2006)は、市民税への影響額は約4億6,000万円の見込みでございます。また、平成19年度(2007)の市民税の増額は、定率減税の廃止による影響でありますが、その額は2億4,000万円と予測しておるところでございます。これらの住民税の増税分については、貴重な財源として福祉、教育などの諸施策に、有効に活用しているところでございます。国税としての所得税は、その分だけ下がるわけでございますので、そういうことも念頭に置きながら、いただいた住民税については、本当にご心配の向きに応えられるように、活用しているということでございます。


 また、介護保険料は介護サービスの給付費を見込んだ上で、必要額を保険料として算定するものでありまして、他の事業の財源に充てることはできない性格のものとなっているところでございます。


 以上、答弁とさせていただきます。


 次に、行財政改革の問題でございます。


 この行財政改革はあくまでも民間でできるものは民間で、そして、官が独占しているサービス、本当は民間の企業でもやれるのに市役所が全部やられると、我々には雇用の場もない、ビジネスのチャンスもないという声もあるわけなんです。で、ございましてそういうお声にも対していかなければいけないということで、給食センターなども、現業部門は大体民間でやっていただいておりますが、これとて更に民営化の道も開かれなければならないと、もう世の中の常識は給食をサービスするということについては、民間で結構という動きもございます。また、環境センターの仕事も、民間の力でできるということでございます。市によっては上水道の管理も委託をして、受託してやっていますよね、水道事業も。それぐらいにこの民においてビジネスを増やすという方向が、私は新しい日本の経済活力を上げていく道ではなかろうかと思っているところでございます。そういう中で、公共サービスの安全性、安定性が失われないように、努力していくことはもとよりでございます。今後ともその方向で更に頑張っていきたいと思っているところでございます。


 公立の保育所あるいは老人保健施設、愛宕苑の問題もございますが、保育所については、新年度に民営化検討委員会を更にしっかり設置して、この検討を深めていただこうということでございます。


 老人保健施設の愛宕苑、旧平田市においては民間での受け皿がないことから、市の責任においてやってこられたわけでございます。しかし、現在では市内でも愛宕苑を除いてすべて民営機関で行われているということで、県内でもほとんど民営で行われているということでございます。こういうことを踏まえて、適切に対応をしていきたいと思っているところでございます。


 行政の効率化、もとよりこの効率的な行財政運営を行っていく上で、やはり、この度上下水道使用料の統一もございましたが、我々はこのいただいた財源を本当に市民の皆様のことを思って、これを活用していくという方向で、頑張らなければいけないと思っているところでございます。


 そして、最後になりますけれど、この暮らしを守る、生活の重要性を守ると、福祉と暮らし、これを行うにも何をもってもやはり財源でございます。財源は経済行為、所得、生産活動、経済の発展を目指すものでございます。経済の発展に促されるような基盤整備、これもやっていかないといけない。そのための街路とか道路の整備とか川の改修とか、そして、また大学や高校、小・中学校、幼稚園の教育活動とか、こういうことは基本的に重要なことでございまして、それをもって、やはり活力あふれる経済国家としての福祉、あるいは暮らしの安定化という道が開かれるということを、改めて申し上げまして私の答弁とさせていただきます。


○副議長(荒木 孝君) 大国議員。


○1 番(大国陽介君) 再質問いたします。


 イズミの出店についてですが、私なかなかその市長の出店いいですよという判断がですね、今まで私納得することができません。こればかりはすれ違いになると思いますが、そこに住んでおられる方、非常に環境が変わるということで、まだイズミの方との調整もうまくいっていないという状況で、市長、先ほど実践してみないと分からないということを言われましたが、出てからでは遅いということも私あると思います。


 それと、阿國座について、市長が言われること全く私違うと思います。今、市民が望んでいるのは、毎日の生活にかかわることをもっと応援してほしいと、これだけの負担増に耐えられないというのが市民の声です。この間、ずっと先ほど申しました、たび重なる増税、介護保険料の値上げ、医療費の値上げなどで、本当に大変なところにきている中で、貴重な税金を使って住民合意のない事業をやっていいのかということが、私は問われていると思います。そして、先ほど答弁ありましたが、市民の負担増が幾らかとお聞きしたんですが、市税の市民税の増収分のみのお答えしかありませんでしたので、最後、その数字をはっきりとお示しいただきたいと思います。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) これは見解の相違ではなくて、私自身、具体的にいろんなところに出かけて、まさしく対話と交流で市政フォーラムを含めて、厳しい話も随分聞きながらの感覚で申し上げておるんです。市民の皆様方、それは最低限の生活、食生活は満たされるだけでいいのかと、食生活プラスアルファーもほしいと、そのための阿國座も必要ではないかということ。出雲ドームの議論もあったでしょう。当時ね。60億円、80億円。でも、あれがあったからこそ、出雲の市民における経済の交流、所得のパイの拡大、今日の発展はあれは大きな存在なんですよ。私も構造物の実態いろいろ、もっとああすべきこうすべきという思いがあるけれど、あの物自体はいいんじゃないかと、科学館だって、これは21世紀のお子さん方の理科教育に、大変な貢献をしているんですよ。こういうものをやはり大変だ、だめだだめだと、かねてからおっしゃっているけれど、やっぱりこれはやっておかなければいけないと、そういう振りつけというものは最低限必要なんです。そんな華美なものはないんですよ。今回のものも、やはり観光交流といっても、何もないでいらっしゃい、いらっしゃいだけでなくて、住民の皆さんがパワーを持ってやりたいと、やる意欲もありますと、顕彰会等、皆さん方頑張ってこられたと、そして佐田の地歌舞伎も含めて、実演をする団体も育っていると。あるいは神楽から太鼓から、そして日本舞踊から、最近では能もやられる方も出ていますけれど、そういう方々への道も開いていくことは、全体の活力になってくると。


 そして、介護保険料等上げておるのはね、介護保険料を上げた金で阿國座をつくるんじゃないですよ。先ほど言いましたね、介護保険料は介護保険の方へ出すんですよ。そのために出すんですよ。こっちが増税でこれで阿國座をつくっていると、それは大変な誤解になりますからね、ちょっと市民の皆様に誤解のないようにですね、この辺ははっきり申し上げておかなければいかんと思っております。


○副議長(荒木 孝君) 財政部長。


○財政部長(伊藤 功君) 登壇 ご質問のありました、税関係の増分ということでございますが、所得税の増額につきましては、出雲税務署が所管する対象者は、出雲市民に限定されておりませんので、現時点では把握できないというのが実情でございます。なお、先ほど申し上げましたのは、市民税分だけでございますけれども、県民税の増額分を申し上げますと、平成18年度(2006)、平成19年度(2007)合わせまして、約2億9,000万円の増額になっているということでございます。


○副議長(荒木 孝君) 大国議員。


○1 番(大国陽介君) 昨年の確か6月議会か9月議会だったと思いますが、出雲阿國座について質問を行いました。6月でやったときに市長さんはアンケートをやってみろと私に言われました。それを基にアンケートを行いまして、9月でアンケート結果を公表して、そのときに市長が言われたことは、全世界でアンケートをやったらどうか、あるいはアンケートをしなくても私は大体の雰囲気で分かるんだと、こういうことをおっしゃられました。私どもの調査では、明らかに今は必要ないという声が圧倒的多数です。この間のいろんな負担が上がりました。何回も言いませんが、市民は負担が上がっているのにもかかわらず、税金を合意のないところに使うという市長の姿勢が、私は間違っていますよということが言いたいです。


 それと、先ほど財政部長答弁ありましたが、私ここで聞いたのは、この間の市民の負担増が、総額で幾らになるかということを聞いたのであって、市民税、県民税の増額分が幾らかということは聞いておりません。所得税の増収分が分からないというのは分かりますが、それ以外の部分の総額ならば分かると思って、事前の打ち合わせも行ったつもりですが、お答えいただけないのは非常に残念です。私、本当に今、西尾市長、市民から見て税金の使い方がどういうふうにされるのか、非常に注目を浴びております。そして大社の観光振興やまちづくりも非常に注目されています。住民合意の基で進めなければ、これは将来のまちづくりに大きな禍根を残すし、今、市民が求めているのは、暮らしや福祉の分野を充実させることだと思います。


 以上、申し上げて私の質問を終わります。


○副議長(荒木 孝君) 以上で、1番、大国陽介議員の質問は終了いたしました。


 ここでしばらく休憩いたします。


 再開は午後2時25分といたします。


               午後 2時10分 休憩


               午後 2時25分 再開


○副議長(荒木 孝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 6番、板倉一郎議員。


○6 番(板倉一郎君) 登壇 6番、市民新風会、板倉一郎でございます。


 市民新風会を代表して、市長の施政方針に対し質問します。


 なお、市長には既に各会派から質問された項目と重なる点があり、事前通告した質問の一部は省略しますが、もう少し聞きたいところは再度質問しますので、よろしくお願いします。


 まず、大きな項目1点目は、出雲ルネサンスの決意について伺います。


 大切な合併直後のこの2年間、市長は実直な人柄により市民の団結と連携の醸成に努められ、また、積極的に各地域に出向かれ、市民との対話に取り組まれたことに敬意を表します。合併3年目となれば市民の皆様を含め、旧市町単位の意識から同じ出雲市との認識に立ち、まちづくりを進めていかなければならないと考えます。


 1点目、合併後2年が経過した現在、市長が目指す出雲市とはどのようなものか伺います。


 2点目、出雲ルネサンスを巻き起こすとの決意について、午前中の珍部議員さんへの答弁で、市長の出雲ルネサンスの思いは分かりましが、私は、市民を巻き込んだ大きな運動ととらえていました。再度、出雲ルネサンスとは具体的にどのようなものか伺います。


 次に、大きな項目2点目、市政フォーラムについて伺います。


 昨年、一昨年と、市内38箇所にも及ぶ各地域で、市政フォーラムを開催されました。市民の皆さんに市長の考えを直接訴える、また、市民の皆さんの意見を直接聞く市政フォーラムは良い取り組みであり、引き続き実施すべきと考えます。しかし、毎年毎年同じ方法で各地域での実施となると、市政フォーラムがマンネリ化、形骸化する恐れがあるとともに、各地域に限定された意見、要望ばかりになるなどの心配があります。


 1点、市政フォーラムの運営方法について、地域別に毎年実施するのではなく、例えば、出雲市の将来像や観光、教育、福祉など、テーマ別に実施するなど、運営方法を変更してはどうかと考えます。市長の考えを伺います。


 次に、大きな項目3点目、21世紀都市の創造について伺います。


 地域内経済を公共事業主導型から民需主導型へ、どのように転換するかが課題であり、新産業創出の重要性は皆が認識するところであります。


 1点目、新ビジネスパークについて伺います。


 長浜工業団地の分譲がほぼ終わる中、企業誘致の起爆剤として、新ビジネスパークの整備が待たれるところであります。


 私は、新ビジネスパークへの企業誘致は、誘致する産業を絞り、日本の中でも特色のあるビジネスパークにしていかなければ、自治体間の企業誘致競争には勝てないと思います。出雲市は新エネルギー産業へ積極的な取り組みを実施しており、新出雲風力発電事業や出雲バイオマスエネルギープラントなどの企業誘致に成功しており、全国でも注目を集めています。そこで、新しいビジネスパークは、エネルギー関連企業の集積地にしてはと考えます。


 1点、新しいビジネスパークへは、どのような企業に対し働きかけを実施していくのか伺います。


 次に、情報ビジネス特区について伺います。


 JR出雲市駅周辺に誘致された、りそな銀行コールセンターは、優秀な人材により順調に業務が推移し、新たにインターネットバンキングのサポート業務を行うため、雇用を増やしており、誘致企業の大きな成功事例になっています。


 駅周辺地区にIT関連企業の集積を進めるため、行政のコールセンターの誘致について質問します。


 行政のコールセンターは、市民の方が暮らしの中の身近な質問、ごみの出し方から様々な届け出の方法、また、花火大会などイベントに関する問い合わせなどを電話で受け付け、ワンストップで対応するもので、札幌市、静岡市、世田谷区などをはじめ、多くの自治体で民間委託により取り組まれ始めています。情報ビジネス特区に民間事業者を募り、出雲市をはじめとする自治体向けのコールセンターを誘致してはと考えます。市の考えを伺います。


 農業振興についての質問は省略いたします。


 次に、水産業の振興について伺います。


 大社漁協で整備予定の出雲水産交流プラザは、出雲市内に魚市場を存続されるため、取り組んでいく必要があると考えます。出雲市の漁業者、消費者のみならず、出雲市の重要産業となる観光にも役立つものとして期待をします。


 水産業の振興について1点質問します。


 魚市場の施設が充実しても、魚の入荷がなければ意味がなく、いかに地元出雲市の漁業者を育てていくかが重要であります。漁業所得の向上や担い手漁業者の育成について、その現状と対策について伺います。


 次に、大きな項目4点目、21世紀出雲神話観光大国の創造について伺います。


 1点目、観光大国となるためには、出雲のブランドを高めることが必要であります。出雲の国ブランド情報戦略を、どのように考えているのか伺います。


 2点目、施政方針にある神話の夢舞台出雲展とは、どのようなものか伺います。


 3点目、民間企業、行政の取り組みにより、出雲阿國座や新出雲風力発電などが、新しい出雲の魅力、ブランドとして加わります。施設が完成する前から、その活用策について検討をしていく必要があると考えます。市がどのように考えているのか伺います。


 4点目、出雲市民一人ひとりに、出雲のブランドの魅力を知っていただくことが大切であります。市民への啓発活動はどのようにするのか伺います。


 次に、大きな項目5点目、21世紀交流拠点の創造について伺います。


 1点目、新庁舎の建設は多くの市民が興味を抱いている事業であります。設計段階においても市民に対し、逐次情報を提供する必要があると考えます。市民への情報提供について、どのように考えているのか伺います。


 2点目、現庁舎用地は出雲市の中心にある、極めて重要な土地であり、中心市街地の活性化を考える上でも、慎重に跡地利用について検討をすべきと考えます。結論が出るまでの当面の使い方として、行政機関や金融機関が近いという立地条件を生かし、新規にビジネスを立ち上げようとする人に対し、事務所として提供してはと考えます。当面の活用策を提案し、将来の跡地利用の活用方法について、どのように検討していくのか伺います。


 次に、大きな項目6点目、21世紀環境先進都市の創造についてのうち、快適な居住空間の整備について伺います。


 1点目、来原住宅跡地において、民間の技術や資力を活用した分譲住宅とは、どのようなものか伺います。


 2点目、民間施設における吹きつけアスベスト等の除去の補助制度は、どのような制度か伺います。また、出雲市内の民間施設で、アスベストを使用している施設がどのくらいあるのか伺います。


 次に、大きな項目7点目、21世紀人材育成都市の創造について伺います。


 放課後児童対策の質問については省略をいたします。


 出雲式小中一貫教育について伺います。


 会派として小中一貫教育導入を求めてきたものであり、積極的な取り組みを期待しています。


 そこで、次の点を伺います。


 1点目、現在のモデル校での実施状況と成果について伺います。


 2点目、実践的な取り組みが進むように支援するとありますが、どのような支援か伺います。


 次に、芸術・文化のまちづくりについて伺います。


 1点目、出雲市の積極的な支援により、音楽芸術がますます盛んになっています。今後、全国に先んじた芸術・文化のまちづくりを、より一層進めるとのことですが、どのような具体策を考えているのか伺います。


 2点目、青少年の心の潤いと修養のオアシスとして、青少年文化センターと呼ぶにふさわしい活動の場を、検討していきたいとありますが、具体的にどのようなものか伺います。また、施設は青少年だけでなく高齢者へも開放し、高齢者と青少年が触れ合う場にしてはと考えますが、市長の考えを伺います。


 次に、大きな項目8点目、21世紀健康文化都市の創造についてのうち、出雲総合医療センターについて伺います。


 出雲総合医療センターを将来どのようにしていくか、市民の中でも大きな関心が寄せられています。出雲市総合医療センターの出雲市の医療に果たす役割を明確にし、出雲市民に欠くことができない、他の医療機関ではできない医療があるとすれば、私は存続させていかなければならないと考えます。しかし、その場合でも、少ない費用で最大の効果を得るためには、どうすべきかを検討していく必要があります。


 そこで、2点質問します。


 1点目、医療機能の特化はどのように考えているのか伺います。


 2点目、経営形態の見直しはどのように考えているのか伺います。


 次に、大きな項目9点目、行政改革について伺います。


 市の実施する公共サービスのうち、サービスレベルを低下させることなく、経費が抑えられる業務は、積極的に民間委託をするべきと考えます。


 そこで、次の点を伺います。


 1点目、既に指定管理者制度導入により、公の施設で民間へ管理委託された業務について、どのように評価されているのか伺います。また、金額的な効果はどの程度であったか伺います。


 2点目、民間への委託の場合、企業が利益を確保するために、施設の安全管理やサービスレベルなどを、低下させるのではないかという心配があります。特に、昨年7月31日、埼玉県ふじみ野市市営プールで、吸水口から小学2年生の児童が吸い込まれ、死亡するという痛ましい事故が発生し、大きな問題となりました。施設の安全管理やサービスレベルなどを、市はどのようにチェックしているのか伺います。


 次に、財政運営について伺います。


 平成18年(2006)3月に策定された中期財政計画の中で、人件費の抑制をはじめとする行財政改革を強力に推進することにより、経常経費の削減を図る。また、公債費償還の負担が財政運営を非常に困難にすることが予想されることから、将来見通しに立った起債借り入れと償還のバランスに配慮し、少子化時代における、後年度負担の適正化を図るため、徹底した公債コントロールが必要になっていると述べられています。しかし、国の財政状況をはじめ、先行きはますます不透明になっており、また、北海道の夕張市の財政破綻などがあり、市民の中に財政を不安視する声があるのも事実です。


 そこで、次の点を伺います。


 1点目、国の交付税の見直し、地方への税源移譲などの本市への影響額と、今後の出雲市の財政見通しについて伺います。


 2点目、自主自立の財政運営を目指すためには、自主財源の確保が重要であることから、どのように考えているのか伺います。


 3点目、使用料等の受益者負担の適正化と補助金の見直しは、どのようなものを考えているのか伺います。


 最後に、組織機構の拡充、改組について、次の点を伺います。


 1点目、新市民の受け入れ態勢を強化する観点から、新たに設置される定住支援センターとは、どのようなものか伺います。


 2点目、全市へのコミュニティーセンター制度の導入、また、新市庁舎の建設などの現状を踏まえ、本庁舎と各地域の距離などを勘案しながら、今後、場合によっては、支所の役割を住民窓口業務に絞り込むなどの、見直しが必要ではないかと考えます。支所のあり方を検討していく考えはないか伺います。


 以上で、私の質問を終わります。


○副議長(荒木 孝君) 西尾市長。


○市 長(西尾理弘君) 登壇 ただいまの板倉一郎議員のご質問にお答えいたします。


 まず、この出雲ルネサンスの決意についても、改めてお述べいただいたわけでございます。この問題については、新しい文化の解放感、活力の外延的というか、外に広がっていく意気とか意欲とか、そういうものを総称したつもりでございますが、そのためには市民が団結しなければいけないわけで、団結したパワーがないと外に発信できないということでございますので、そういう意味では同じ思いでございます。板倉議員のこのご意見を受けて、更にルネサンスの精神で頑張ろうと決意を改めたところでございます。


 さて、市政フォーラムについて、テーマ別というのは今回また市民協議会とか少子化問題、男女共同参画の問題、そういうテーマごとにどんどん委員会とか集会をつくっていくんですよね。あるいは中学校教育の支援協議会とか、テーマ別にはいろいろあります。全市民が一丸となって出雲ドームでもやるのかと、そういうテーマ別は難しいわけで、やはり、それは横断的なものはやっていくと。でも、縦型の各地区のフォーラムを減らして、それをやることはありません。38地区はきちんとやっていきます。なお、プラスアルファーで更に念には念を入れてやるということも、考えてみたいと思うわけでございます。ご助言ありがとうございました。頑張ります。


 次に、新ビジネスパークの問題、これは出雲ならではのものはどうかという、確かにそうです。特色あると簡単に言いますけれど、その特色を出すための苦労もしているわけでございます。ここでですね、新ビジネスパークについて情報は外すとか、あるいは福祉、医療関係に絞るとか、そういう考え方はとっておりません。やはり、この情報を含めて高速ネットワーク、高速自動車道のインターチェンジのまちであると、そこにおいて企業採算性とかニーズとか、よく勘案していただいて、出雲の観光市に結びつくようなことも考えながらの企業興しということで、さっきも担当課長にも指示しましたけど、早速3月議会明けから企業回りもしていくということで、動こうとしているところでございます。今後においてはいろいろな要望が出てきますので、あまりかたくなにですね、こういうものにするんだと、それ以外はいけませんという言い方はやりません。弾力的に考えていきたいということでございます。


 また、エネルギー関係はですね、やはり東部工業団地といいますか、平田の東部工業団地エリアに集積したいと思っていまして、もとより、あそこよりこっちがいいというお客さんがいらっしゃれば、それはウエルカムでございまして、いやいや、そうは言っても、うちのエネルギーは高速道路の脇でやりませんとか、そういうことはございませんので、その辺もまた弾力的に考えていくということでございます。


 それから、情報ビジネスで公共のコールセンター、りそなは大変な営業成績で、出雲圏域を中心の職員の方々も頑張っていただき、会社の社長さんはじめ深く感謝していただいております。更にこの出雲の駅南には新しいソフトウエアの会社が入ってくる。これはどういうことをやるかと言いますと、システムの開発とメンテナンスです。だから、一般の消費者にはあまり目立たないところでございまして、例えば、銀行とか大手商社とか、システム構築を委託を受けて自分でつくったり、そのシステムを維持管理する。そういうサービス業務をやっていこうということで、大学を出たソフトエンジニアの方を中心に50人ぐらい雇用して、出雲の南でやっていこうということでございます。こういう企業がどんどん集積していかなければいけないと思っておりまして、特定エリアだったらこうしますよということをうたい文句にして、企業集積をやってみようと、どこまでいけるか分かりませんけれど、やはり、やらないことにはしょうがないということでございます。そのような方向での努力だとご理解いただきたいと思います。


 また、公共によるコールサービスは、情報サービスは私も経験的で言えますけれど、東京の杉並とか世田谷に住んでいるとか、あるいは、札幌、静岡はじめ政令指定都市、100万人以上のまちに住んでいるとか、こうなりますとね、やはり公共サービス、あるいは日々の催し、なかなか分かりにくいんですよ。それはもう1本電話をかければ分かるところがあればいいと、ところが、そういうものを出雲でやったときに、費用対効果ということで見ますとね、そんなこと知っちょるがね、隣のおっさんから聞いたわいねというようなことが多くてですね、一の谷公園のテニスの予約なんか、そんなコールセンターでやる必要ないんですよ。とんとんとんと言っておけばいいんですよ。いうようなことで、コールセンターという大げさなものは、出雲にはまだ必要ないと思います。そういうお金があるんだったら、先ほどの話ではないけど、もっと情報ビジネスのいいところへ使っていかなければいけないわけで、費用対効果という問題で、まだ15万都市ではそれを考えていないということは、ご理解いただきたいと思います。


 それから、農業の問題はもう既にお答えしたというふうなことで、省略されましたが、水産交流プラザの問題がございます。


 漁業所得を上げ漁業者の育成を図ると、こういう面から漁業振興が今は遅しと待たれているところでございます。水産業を取り巻く情勢は、農業以上に厳しいものが今あるわけでございます。


 さて、平成16年度(2004)の島根県農林水産統計年報によりますと、島根県の漁業者一人当たりの漁業収入は、平成16年度(2004)で359万1,000円となっております。支出分を除いた準所得は204万2,000円という厳しい状態でございます。年間204万円、一人当たりの漁業収入、大変でございます。また、本市における漁業就労者は現在545人でありますが、そのうち65歳以上の方が約50%であると、半分ぐらいは65歳以上だということでございます。次いで50歳から65歳未満では約40%、50歳以下の就業者はわずか10%にすぎないと。若い方といって私も横を見たら、若くなくて50歳ぐらいの方、漁業ではこれは若い方なんです。私なんかもう若い方なんですよね、この間一緒に大敷という船に乗って出かけましたけど、若い方が1人いると言ったら30歳ぐらいの、稗原出身の方がいらっしゃいました。あれは塩津の港かな、稗原の山から魚取りに来ていますといって、ご紹介いただきましたけどね、この方は30歳で唯一若いですよ。30代だと物すごい若い。50歳で若いと言われていますから、漁業の先行き大変でございます。何とか儲けの出る割の合うビジネスとして確立してあげないと、あとからついて来る人がついて来られないということでございますので、この辺のためにいろいろな手だてを講じなければいけない。その一環としての水産交流プラザの創設でございます。


 本市では、これらの対策として漁業協同組合、JFしまねと協調いたしまして、平成18年度(2006)から水産業総合対策事業、いわゆる水産3F事業を実施しております。たまたまこれもFでございますが、フィッシャリー・フロンティア・ファイティングということでございます。これが3F。3F事業、水産版でございます。具体的な事業内容といたしましては、新規漁業就業者の初期経費の軽減化のための支援や、若い漁業者や企業経営体などといった、漁業の担い手が行う所得向上のための取り組みに対する支援をはじめ、水産資源の増大や魚価向上のためのブランド確立などを行っております。また現在、整備しようとしております、(仮称)出雲水産交流プラザ内の水産市場においては、衛生管理型の市場として、安心で安全な水産物流通を行うための、拠点としての整備と運営を行って、漁価に反映すべく市場評価を高めて、漁業所得の向上に結びつけんとするものでございます。


 次に、出雲ブランドのことについても、またご質問をいただいたわけでございます。


 この出雲の国ブランドの情報戦略は、あらゆる機会を通じていろんな情報チャンネル、新聞、ラジオ、テレビ、その他、いろいろ通じて、最近ではホームページ等が流行でございますけれど、出雲というブランドネームを全国の若い方々も含めて、PRに努めていかなければいけないと思っております。出雲大社も60年ぶりの正遷宮を迎えるわけでございますので、この機会に全国に誇るこうした歴史的資源、遺産や、そして自然景観、芸術文化やスポーツイベント、そして、おそば等の特産品等の観光資源、効果的に情報発信して、何とか交流人口1千万人の神話観光大国の実現を、図っていきたいものだと思っているところでございます。なお、神話の夢舞台出雲展とはいかがなものかというご質問をいただいたところでございます。神話の夢舞台出雲展は、本市の観光資源を全国に情報発信することを目的に、人口と情報が集積しております大都市圏、特に東京圏において開催を目指すものでございます。昨年は4月に京王プラザホテルを会場に、古代出雲雲太の展示と旅行エージェントやマスコミ関係者など、トップセールスやプレゼンテーションを私自らも行ったり、出雲の文化と神楽と島根ブランド味覚を楽しむ会なども、催したところでございます。大変な活況でございまして、その後、このエージェントあるいはメディア等からの問い合わせも随分多くて、関係課も出かけていっているところでございます。今年度も引き続きこの情報発信の効果を考えて、この京王プラザにおいて、夢舞台出雲展の開催をということで、現在、鈴木社長とも私も随分懇意になっておりますが、社長をはじめ幹部の皆さんと打ち合わせをやっていきたいということで、来週火曜日にまた私出かけさせていただいて、更に詰めの協議を行います。果たしてどういう形のものが今年度、平成19年度(2007)実現できるか、これからの詰めにかかっておると思っているところでございます。


 そして、出雲阿國座、出雲風力発電これについては、この活用策はいかにということで、確かに阿國座についての活用策は随分言っていますが、新風力発電の活用策はいかにという問題がございます。


 あの世界に名高いオランダの風車群、あるいは観光資源として大変なお客さんを呼び込んでいますが、あの風車とチューリップ畑がね、観光のメッカ、何とか出雲風力発電も、あの山の上で神話のふるさとにたたずみ、大日本海の海に浮かぶ白い船を見ながら、あるいは、航行する中で沈む太陽、昇る太陽を拝みながら、何とかここにお客さんを集めていくということも、考えられないかということでございます。私自身この国立公園に近いこの場所におきまして、何とかこの風力発電のいわば学習館とか情報センターとか、あそこへ行ってみないと新しい世紀におけるエネルギー産業の姿は分からないと。肌で感じて実際に目で確かめてくださいというような、アピールもしていかなければいけないというふうな思いがございます。今後のこの活用策、検討課題でございます。こうしたことを含めて、この出雲観光についての啓発活動は、もとより人材、そういうボランティアの方を含めて、その技量の向上、理解度の向上ということが重要でございます。そのための出雲文化観光学院という研修機関もつくったところでございますので、こういうところも続いて更に努力していきたいということでございます。


 それから、庁舎建設のことについて、またご質問いただいたところでございます。


 庁舎の建設の姿については、随分また報告もしてきましたが、現在のこの庁舎はどうなるんだというところに、今度は関心が向いてきております。慎重にというお言葉をいただいたわけでございます。この庁舎は平成20年度(2008)が本格化いたします、この県道のシンボルロードの拡幅整備がバイパスまで進むところにありまして、この庁舎をどういう形で縮小して、その道路用地を確保するか、そのこともありますので、それとセットとして、残った庁舎について有効活用を図らなければいけないということでございます。議員のご指摘なさったことは、ちょっと私もどの程度この古い庁舎でニーズがあるのかなと、会社、金融機関等は借りていただくようなことがあるのかと、ビジネスレンタルオフィスとして活用できるかと、そういうことも考えていかなければいけないなと思ったところでございますが、現在、市のいろんなサービス活動の中で、あるいは民間の皆様が見本市を開きたいと、ドームも広過ぎると、体育館はちょっと施設が窮屈だと、冷暖房もないという中で、そういうお客さん向けにも、この見本市会場として市も提供するようなこと、ビジネスの振興のための活用、あるいは芸術とか、あるいは観光とか、そういった市が行っている活動の舞台が限られていると。そういう場の確保もすると。いろんな用途が考えられます。これから文字通り慎重に検討してまいりたいと思っておるところでございます。


 それから、快適な住空間の整備ということでございますが、来原住宅跡地、民間の技術や資力を活用した、分譲住宅というようなことも言っているところでございます。来原住宅につきましては、平成18年(2006)10月に入居者の退去がすべて終わりまして、その用途を廃止したところでございます。跡地については、旧出雲市で策定した出雲市住宅マスタープランで、戸建て住宅地として整備分譲する方針としております。その具体的方法として、市が直接開発するのではなく、宅地建物取引業の皆さんに開発計画の提案を求め、優良な分譲地として開発していただきたいと考えております。現在、募集要項をまとめつつあるところでございまして、良好な住宅地づくりに民間の発想、アイデアを期待しているところでございます。また新しい住宅施策として、民間住宅の有効活用の方法ということがございます。これは勝部議員のご質問にお答えしたところでございまして、今のところ家賃補助というような形のものを含めて、少し検討してみたらというような思いでございます。


 それから、民間施設における吹きつけアスベスト等の除去の補助制度、また、出雲市内の民間施設でアスベストを使用している施設は、どのくらいあるかという問題がございます。民間施設の吹きつけアスベスト等による健康被害の未然防止及び住民不安を払拭するため、国土交通省と島根県の吹きつけアスベスト等除去の支援事業を活用し、市が民間施設の吹きつけアスベスト等の除去に対して、補助をするということでございます。対象となる建物は多数が利用されます民間施設、例えば、店舗、ホテル、病院等で、露出して吹きつけアスベストが施工されているものでございます。補助対象事業費の限度額は750万円でございまして、負担割合は国が3分の1、県と市がそれぞれ6分の1、事業者が3分の1ということでございます。事業実施期間は平成19年度(2007)から平成20年度(2008)までの、2年間を考えているところでございます。市内の現状においては、昭和63年(1988)以前に建築された100平米以上で、多数の人が利用する314施設を聞き取り調査をいたしました結果、アスベストが確認されたもの、分析調査はしていないがアスベストが使用されている恐れがあるもの、合わせて4施設ございました。その他の施設でも使用されている可能性があり、今後、支援制度を周知徹底し、実施に持っていきたいと思っているところでございます。


 それでは、この問題はこういうことにいたしまして、あと、居場所づくり事業の問題、放課後児童対策でございます。


 このことについては、もう既にいろいろ質問、答弁をしておりまして、触れなくて結構ということでございます。


 今までのところでご理解いただきたいと思います。


 それから、小中一貫の教育体制の問題。


 現在のモデル校の実施状況でございますが、この問題は中学校へ行くときにいろいろ不安でギャップがあって、不登校等になりかねないというようなことで、この問題に対応するため、本年度は大社中学校区、湖陵中学校区、第一中学校区をモデル校として、指定したところでございます。そこでは小・中学校合同での交流活動や、小・中学校の教員合同でのチームティーチング、TT方式による事業などが行われたところでございます。活動後のアンケートの結果によれば、このような取り組みによりまして、中学校生活への希望を感じたという小学生や、先輩としての誇りや自覚を新たにしたという中学生が、多くいたという報告を受けております。何よりもこのような取り組みによりまして、どの中学校区においても、9年間を通しての一貫した教育の重要性について、教職員の皆様の意識改革が進んだことが、大きい成果であったと考えております。


 これらの実践的な取り組みが進むための支援でございますが、どういう支援が考えられるかということでございます。


 以上のようなことがございますので、具体的な支援策としては、市の職員が学校にそれぞれ配属されて、この学校の中、あるいは、その配属先の中学校と、最寄の小学校間の間での事務処理、連絡、調整等の庶務事務等、校長先生と学校の経営者、先生方の労が緩和できるように、そして、そうした業務が適切に行われるように支援していこうというようなことが、また支援策として考えられると思って、平成19年度から(2007)早速、職員4人を張りつけてみたいと、これがうまくいけばですね、この制度を拡大することも考えておりますが、とりあえず4箇所でやってみようということでございます。


 それから、芸術・文化の都づくり、まちづくりについてでございます。


 本市が音楽芸術が盛んで、小・中学校における成果、あるいは近年における出雲フィルハーモニー等、市民の皆様方の活動の実態については、板倉一郎議員、よくご存知のとおりでございます。事あるごとにお出かけいただき、ご意見をいただき、まことにありがとうございます。


 さて、この出雲フィルハーモニーの誕生でございますけれど、このフィルハーモニーが近年、市内各地であるいは市外で、そしてエビアン、フランスまで出かけて関係の市民の皆様に感動と喜びを与えていただいたわけでございます。このフィルハーモニーが開かれるときは、最初のうちはいろいろお集まりいただくべくアピールに窮したわけでございますけれど、最近は本当に市民会館いつも満席となります。このクラッシックファン、この古典音楽の世界、こういうものに対する市民の皆様の共感を呼ぶところが大きくて、これを支援する声は広がっております。こうした成果として、このたびこういうオーケストラが市民一般の皆様と一体となってつくり上げる、本格的な総合的な現在の舞台芸術であるオペラをやることになったわけでございます。本年7月8日、今改装中でございますけれど、改装後の立派な出雲市民会館で7月8日開催とするところでございまして、最初ですからとっつきやすいものといたしまして、出雲オペラ、カルメンでやっていこうということでございます。どうか議員の皆様方、市民の皆様方、挙げてご支援いただき、また直接に確認していただきますよう、心からお願い申し上げ、ご案内申し上げる次第でございます。


 その他、この芸術アカデミーと称する、小・中学生への、あるいは幼稚園の段階から、こういう文化・芸術の道に親しんでもらうという、学校が開催されているところでございます。あえて学校と言います。セカンドスクールでございます。平成17年度(2005)の10月からですね、このアカデミーは動いておりまして、約500名を超えるお子さん方を中心に、たくさんの方が学んでいただいているところでございます。あすの出雲の芸術文化のまちづくり、都づくりは安泰でございます。次々あとの世代が育っております。よろしくまたご理解、ご支援、お願い申し上げる次第でございます。


 そして、次に、この青少年を意識した文化センターの問題も取り上げていただいたところでございます。


 この文化センターはご指摘のとおり、青少年とうたっているけど高齢者は対象外です、ではなくて、高齢者のご指導、高齢者のご参画を得て、青少年がこの活動は盛り上がっていくということで、高齢者の皆さん含めた触れ合いの場としての利活用を、大いに歓迎したいところでございます。地元における皆さん方の運営での参加、協力もお願いしながら、立派に次世代に向かっての日本文化の伝統、心の文化の伝承、これを説いていきたいと思うところでございます。


 それから、総合医療センターの問題についても、ご質問いただいたわけでございます。


 この医療機関の特化ということでございますが、具体的な計画の内容については、現在256床あるベット数を190程度まで適正化して、病院の機能も、1、回復期リハビリ医療、2番目として、健診事業を強化し予防医療の充実、3番目として、高齢者の急性期医療の医療政策上必要な役割と、4番目として、過疎地域に所在する市立直営診療所、里家センター、塩津診療所等ですね、こういったところの支援と地域医療の充実と、5番目として、出雲市東部の一次、二次救急医療体制の堅持、市民病院としての義務をこうして果たしていこうというところでございます。これら5つの役割については、既に答弁もいたしておりますけれど、再度この機会に申し述べておきたいと思います。


 この医療センターの経営状況についても、お答えしているところでございますが、現在の医師数、お医者さんの数、新年度早々は4人の増加を見まして、15人体制、追って20名体制以上のものに持っていくという見通しを立てながらの、島根大学医学部との協力体制も構築したところでございます。


 さて、この病院の、あるいはセンターの整備計画、経営形態の問題をご質問いただきました。


 最終的には、複数の構想案が出てこようかと思います。その中で、この予算等については、その段階で更に明らかにしていきたいと思います。より現実的、具体的にしていきたいと思います。


 さらに議員からご指摘いただきました、この経営形態の問題がございます。


 運営の形態といたしましては、中期目標等による管理、適切な実績評価、積極的な情報の開示など、病院として主体性が発揮できる、運営形態の見直しということでの方向付けでございます。独立行政法人というようなことも言われていますけれど、いずれにいたしましても、市がそこの中核に座っていて、安全、安心の経営の確立という方向で、そして、それが合理的あるいは適正な管理経費の基で行われるように、頑張っていくということでございます。


 次に、官から民への移行の問題についても、ご指摘いただいたところでございます。


 指定管理者制度の導入によりまして、指定管理者の有するノウハウを広く活用して、多様化する住民の皆様の必要性、ニーズに効果的、効率的に対応することが可能になったところでございます。このため市の事務量の軽減が図られたほか、行政コストの縮減にもつながっております。平成17年度(2005)と平成18年度(2006)を比較いたしますと、指定管理者制度の導入によりまして、約3,800万円の経費節減となっておるところでございます。


 指定管理者の管理に対するチェックについては、指定管理者と取り交わす基本協定書のほかに、毎年度、市に提出していただきます業務計画書及び業務の報告書により実施しております。また、必要に応じて随時、確認及び指導を行うために管理物件、市の職員が立ち入ることができるようにしているところでございます。立ち入りチェックについても配慮しているところでございます。


 次に、公立保育所、介護老人保健施設の民営化、環境センターの民営委託実施の問題、これについては、もう既に関係議員の皆様のご質問にお答えしているところでございます。公立保育所の問題、これから具体に更に詰めた委員会審査を経て、設置形態、移行時期等について、検討を具体化していきたいと思います。老人保健施設愛宕苑の問題も、答弁させていただいたところでございます。環境センターについても、現在、平成16年(2004)4月の供用開始から、8人の職員体制で直営でやっております。新年度は供用開始から3年を経たところで、いよいよこの処理施設の運転管理実績がある、民間事業者も明確になってきましたので、その能力を活用して、今年度9月を目途に処理設備業者の協力を得て、民間による運転管理部門という形に持っていきたいと、こういうふうに考えているところでございます。


 それから、財政運営についても、またご質問いただいたところでございます。


 極めて重要な課題でございます。国の交付税の見直しによって本市の影響額、全体額の1割とされる新型交付税分、まだ詳細は決まっておりませんけれど、現時点では最初に見積もったほど、大きい影響はないという形のものが見て取れます。しかし、この新型交付税も初年度を始めてずっとやっていくわけでございまして、今後における影響額も見極めていかなければいけません。また、税源移譲の影響額について、この税源移譲と言いますのは、地方には地方財源を与えなければいけないということでの税源移譲、市税において10億円程度の増を見込んでおりますが、地方譲与税、特例交付金、地方交付税などの主要一般財源全体で見ますと、ほぼ前年並みと見込んでいるところでございます。そして、歳入不足を基金の繰り入れで賄わないといけない状態が続いておりまして、国に対しては地方への交付税を含めた、財源の削減がこれ以上進まないように、強力に働きかけを続けていかなければならないということでございます。今後の本市の財政見通しについては、牛尾議員あるいは山代議員にもお答えしたとおり、防災負担が前年を上回る状況が続いておりまして、財政の硬直化も心配されます。歳出全般にわたる徹底した経費節減と起債発行額の抑制、安定的な財政運営ということが重要でございます。いずれにいたしましても、分母にある歳入の動向を見極めながら、歳出についてはこの年度年度、思い切った措置も講じていかなければならないということでございます。また、自主財源を確保する観点から、観光振興や新産業の創出、地場産業、振興への取り組み、流通産業の強化等々、就労対策も強化していかないけないと。充実していかないといけないということでございます。


 使用料、補助金の見直しについては、この出雲市の行財政改革実施計画に沿って、具体的に検討を進める考えでございます。


 今議会における財政問題のご質問、代表質問としてはこれは最後でございますので、若干補足しておいたところでございます。


 さて、最後に、組織改革の問題として、支所、定住センターはこれまでお答えしているとおりでございますので、ご理解いただけたと思いますが、支所のあり方、これは本庁と支所のあり方、これは合併以来ずっと継続的な課題でございます。合併協議のセッティングでそういう了解のもとに発足したこのシステム、これは尊重していかなければいけないと。でも実際に転がしていく、運営していく中で、ああいうふうに思ったけど、そうじゃなかったとか、これよりもこういう形が便利だとか、いろいろ分かってきている面もございます。したがいまして、この問題については、具体には私は新庁舎が立ち上がって、この組織、業務部隊が全部移ると、その段階で更にもう一度見詰め直していかないけないと。急激なことはできません。適切にやっていかなければいけません。その段階でまた主要な改革案があるとすれば、また議会にお諮りし住民の皆様にご理解をいただきながら頑張っていくと。いずれにいたしましても、支所の役割は支所長をはじめ支所の皆さん方の活力、実践力、そして成果、これにかかっているところもございますし、本庁からの支所に対する応援の仕組み、バックアップの仕組み、これにかかっているところではなかろうかと思っているところでございます。


 向こう1年間、大変重要な時期を迎えますので、どうかよろしくお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。


 ありがとうございました。


○副議長(荒木 孝君) 板倉議員。


○6 番(板倉一郎君) 答弁ありがとうございました。


 再質問ではございませんが、最後に聞いたのは、やはり行財政改革、ひとつは出雲市が発展をするためには、やはり民間企業が投資したくなるように、行政が呼び水をする必要があり、しっかり投資するところには投資すると。出雲にとって大社のまちづくりが重要であれば、きちっとそれはやっていかなければならないと私は思っております。


 ただ、実際に行政が投資したことが民間の活力につながり、それが税収増というふうに返ってくるには、時間差がありますので、種をまいて実が成るまでには時間がかかりますので、その間は経常的経費を削減するために、やはり様々な工夫を、先ほど市長もおっしゃられましたが、取り組んでいかなければならないと思います。そういった中では、市でこの行財政改革にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。


 あと、水産業の振興について、たまたま私と同い年の人間が漁業をやってみようかと、今様々な検討をしておりまして、いろいろ話をしてみるんですけど、船を1つ準備するにも大変なお金がかかると、それから、先ほど市長が言われましたように、実際にそれで家族が生活をしていけるかというと、本当に厳しいものがあると。私と同い年なんですが、先ほど市長も言われたんですけど、もし自分がやれば一番地区で若い漁師になると、そういうことも言っておりまして、中にはそういったことで頑張っていこうという者もおりますので、ぜひ、この水産業総合対策の中で、この人づくりについては農業と同じく、また力を入れてやっていただきたいと思います。


 以上で、私の質問を終わります。


○副議長(荒木 孝君) 以上で、6番、板倉一郎議員の質問は終了いたしました。


 これをもって、通告によります施政方針に対する、会派の代表質問はすべて終了いたしました。


 以上で、本日の議事日程すべて終了いたしました。


 本日は、これをもって散会といたします。


 ご苦労さまでございました。


               午後 3時15分 延会








 地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。








          出雲市議会議長    寺 田 昌 弘





          出雲市議会副議長   荒 木   孝





          出雲市議会議員    広 戸 恭 一





          出雲市議会議員    米 山 広 志