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平成23年_農水商工委員会(8月31日)  本文




2011.08.31 : 平成23年_農水商工委員会(8月31日)  本文


◯池田委員長
 ただいまより農水商工委員会を開会いたします。
 このたび、東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質による影響は、本県の畜産、米等にも大きな影響を及ぼしており、食の安心・安全に関する重要な課題となっております。
 つきましては、本日午前中に開催されました全員協議会におきまして報告がありました農畜産物の放射性物質検査等について、また、あわせましてきぬむすめ圃場による異品種混入の件につきまして調査を行っていきたいと思います。
 それでは、まず最初に農林水産部長のあいさつを受けたいと思います。
 原農林水産部長。


◯原農林水産部長
 農林水産部を代表しまして一言ごあいさつ申し上げます。
 池田委員長を始め委員の皆様には、本県の農林水産行政の推進に当たりまして格別の御理解、御協力をいただいておりまして、厚くお礼を申し上げます。
 さて、福島県の原発事故によりまして放射性物質が本県の農畜産物に与えている影響並びにその対応につきましては、大変関係の皆様に御心配をいただいているところでございます。本日の委員会では、午前中の全員協議会で御説明しました事項に関連する項目を中心に、担当課長のほうから説明させていただきます。
 なお、放射性物質の検査費用など当面に必要となる経費につきましては、現在のところ予備費で対応させていただいているところでございます。
 今後も本県農林水産物の安全を確保するために、必要に応じて適時適切に対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上で冒頭のあいさつとさせていただきます。


◯池田委員長
 ありがとうございます。
 では、まず先ほど全員協議会で農畜産物の放射性物質検査等について報告があったところでございますが、それ以外の関連事項につきまして執行部から説明をお願いいたします。
 なお、質疑につきましては説明の後一括して受けることといたします。
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 本日の農水商工委員会資料の5ページをお開きいただきたいと思います。福島原発事故に伴います農畜産物の損害補償について御説明いたします。
 まず、農家が被害をいろいろ受けているわけですけども、その損害賠償のスキームについて、これはJAグループのほうで現在進めておられますが、まず下の図を見ていただきたいと思います。この図はJAグループの東京電力原発事故農畜産物損害賠償対策に係る進め方という資料から抜粋したものでございますけども、県段階におきまして、関係JAや県の中央会で構成いたします損害賠償対策県協議会を設置されることになっております。この中で、風評被害等を受けられました農業者の皆さんが、まずはJAに対してその損害を、被害を申し立てられます。そのJAにおきましてはそれを、組合員のそういう申し立てをまとめまして、県の中央会が事務局を持つことになっておりますこの県段階の損害賠償対策県協議会に申し立てるということになっております。連絡調整、事務取りまとめ、そういったものを中央会が事務を受け持つということになっております。それで、県段階のこの協議会からさらに国段階で中段のほうにあります損害賠償対策全国協議会、これは全国中央会が事務局を持っておりますけども、ここへまとめて県段階のものを申し立てます。最終的に国全体のものが全国中央会に集まってまいりまして、申し立ての代理人である弁護士から東京電力に対して被害額の請求が行われるというスキームになっております。この請求の中で和解が必要な場合には、さらに下の原子力損害賠償紛争審査会の中で和解勧告を行い、仲介を行うということになっております。
 県としましては、ちょっと右側に県行政という空白の丸が置いてありますけども、島根県においてはオブザーバー的にこの協議会に参加するというような今位置づけになっております。
 なお、島根県の協議会につきましては、一番下のところにありますが、9月2日、あさってでございますけども、JA組合長会において承認後立ち上げ予定と聞いております。
 6ページへ移っていただきたいと思います。これまで申し上げましたのは農家における損害賠償でございますけども、公共団体の損害賠償についてはまた別なスキームといいますか、考え方がございます。字ばかりで申しわけないんですけども、これは「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定に関する中間指針」の中に書かれているものでございますけども、この中間指針については8月5日にこの審査会で策定をされました。これによりますと、四角い枠の中の3行目ですけれども、この原子力発電事故、本件事故と相当因果関係が認められる限り賠償の対象となるとともに、地方公共団体等が被害者支援等のために加害者が負担すべき費用をかわって負担した場合も賠償の対象となるとされております。
 このため、想定される賠償の対象となる経費(例)といたしましては、本県の場合は畜産物の検査関係、稲わらとか牛肉、堆肥、牛ふんなどの検査を県の費用を用いてしておりますし、農産物関係では先般も公表いたしました玄米、稲わらについて検査をしております。そういったものが賠償の対象になるというふうに考えております。以上です。


◯池田委員長
 曽田課長。


◯曽田農業経営課長
 次に、私のほうから肉用牛経営緊急対策資金について御説明いたします。資料は7ページをごらんください。
 今回の事故によりまして県内畜産農家の経営にも影響が出ております。このため、これらの農家の当面の経営に必要な資金につきまして、既存の農業経営等緊急対応資金の枠を活用いたしまして新たな制度資金を創設するものです。
 資金の概要は資料の表にあるとおりでございますが、主なものとして金利はゼロ%、無担保・無保証人の対象資金となっております。また、償還期間は3年据え置きの10年でございます。また、融資枠については補正後4億円としておりますが、このための債務負担行為の枠拡大を9月議会で上程させてお願いしたいと予定しております。
 なお、今回の被害につきましては、本来東京電力の原子力損害賠償金で対応するべきものでありますので、賠償金支払い後はこの資金の弁済に充当をしていただくということにしております。以上です。


◯池田委員長
 ただいま説明があったところでございますが、ここで質疑を受けたいと思います。先ほどの説明に関しまして質問のある方、挙手願います。
 浅野委員。


◯浅野委員
 福島の稲わらを買っておいたのを食べさせた島根牛だということで、大阪市場のだれが言ったか知らんが、流されて値段が下がったというのに端を発してるわね。そこで、風評被害なのか、それで島根牛の価格が下がったようなものに対しては、これは県が仮にその後ほんならそれを大阪市場、しゃんこと言うとこへ出さんてって、東京市場かどっかへ出いたっていうならまた話は別でしたが、そういうことによって値段が下がったものに対して、出荷した農家が気の毒だから県が何ぼか補助をしたと。県が価格補償をしてやったということにした場合には対象になりますか。今、おっしゃったやつはこの6ページか、これは県が支出した、そのために損失になったものに対してはどっかが補償することだ。今何だいしなきゃ何だいならんわな、農家は泣き寝入りということ。その点はどうですか。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 先ほど申し上げました農家損害賠償のスキームでございますけども、これまでももう既に東北の各県は風評被害を申し出て東京電力から賠償金の仮払いを受けております。その受け方としては、農家のほうから先ほど申し上げましたJAに申し出て、先ほど浅野委員おっしゃったような被害を受けましたと、これまでの値段よりもこれぐらい下がりましたということをJAのほうに申し出て、きちっと、どうもそういう申し立ての様式がもうできているようでございます。そこへJAのほうで記入して、県中、全中を経て東電へ請求していくと。スケジュールとしましては、毎月中ごろに各県で取りまとめて全国段階へ送る、全国段階では全国のものを取りまとめて月末に弁護士さんから東電に請求するというような、毎月毎月のスケジュールができているようでございます。
 島根県におきましても、先ほどおっしゃいました大阪の事例なども、今後JAのほうへ農家のほうから申し出をいただきまして、そういう全体の被害額の中に入れ込んでいくと、そういう中で東電から賠償が受けれるものというふうに考えております。


◯池田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。
 和田委員。


◯和田委員
 6ページの賠償の対象となる経費、そこに挙がっておりますが、直接的な損害賠償の経費だと思うんですが、人件費だよね、県の職員がごたごたしたり、その辺の金はどうだかね。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 ちょっとまだそこまで、申しわけないですが我々も手が回っておりません。今後、農林水産省とそういったここに書いていない経費については、協議の上、もし賠償の対象になるのであれば請求したいというふうに考えております。


◯池田委員長
 和田委員。


◯和田委員
 東北の被災地にボランティアとか県の職員なんかもいろいろ行っとるのなんか全部交付税で見たり、そういう格好で国は面倒を見ると、こういうことをやっとるわけですが、こういった問題も、そりゃ直接の経費じゃないようなところもたくさんかかっとるわけだから、えらい迷惑受けとるわけだから、しっかり出すように言ってください、それは国へね、しっかり。以上です。


◯池田委員長
 要望でよろしいですか。


◯和田委員
 はい。


◯池田委員長
 絲原委員。


◯絲原委員
 まずもって、連日御苦労さんでございます。
 2ページでございますけども、JA雲南管内の堆肥というようなことが今出荷自粛を要請されてるようなわけでございますが、現実に毎日たくさん出るわけでございますわね。今、そこら辺、どういうふうな処理をしておられますか。


◯池田委員長
 酒井課長。


◯酒井食料安全推進課長
 現在、JA雲南の肥育センター、それぞれの堆肥処理施設を持っております。その中へ貯蔵といいますか、蓄えているような状況でございまして、特に半年に1回、あるいは年に1回の農家への供給というふうなことを計画して上げとる関係で、今のところまだ若干の余裕はあるというふうな状況にあると報告を受けておるところでございます。


◯絲原委員
 わかりました。


◯池田委員長
 絲原委員。


◯絲原委員
 きのう、東電の賠償基準発表があったわけですけれども、いわゆるこの出荷停止や風評被害による損害賠償の取り扱いは検討中というようなことで、まだ基準公表は見送られたようなわけでありますが、東電を含め国に対していろいろ要望活動を行っておられるわけでございますけど、国等のその後の動きについて何か進展があるかどうかをお聞きしたいと思います。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 実は先般、23日だったと思いますけども、国のほうから生産局長に来ていただきまして、県内の市町村、JA、畜産関係者にも説明をしていただきました。
 そういう中で、ちょっと国の施策について申し上げますと、国が例えば出荷遅延をした農家、牛に対して1頭当たり5万円の貸付をするとか、そういった新しい事業を今回組まれております。そういったものをきょうも実は出雲で市町村、JA、あるいは農家の方を集めた説明会をやっておりますけども、そういう中で国のいろんな対策をわかりやすくこれから県内に周知していきたいというふうに思っております。


◯池田委員長
 よろしいでしょうか。


◯持田農畜産振興課長
 説明会は18日でございました。申しわけありません。


◯池田委員長
 石原委員。


◯石原委員
 これは確かな情報かどうかということが私も整理がついてないんで、そういう前提で御質問をさせていただきますけれども、島根米がこの牛の騒動で少し買い手が、消費地から敬遠されるようになって、多分、恐らく推測では予約が取り消されたということなんだろうと思いますが、私、そういうことがあり得るんだろうかなちゅうふうに思いますが、現実にはどうなんですか。仮にあっとるとしたらそれも賠償の範囲内に入ってくるものなのか。まさしく風評の問題なんですね。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 詳しくそういった今状況は私のほうには入ってきておりませんけども、ことしの場合は全国的にはまず去年の米、古米が先に売れてもう全くないような状態、それから、西日本についてはかなりなもう予約が逆に入っているというふうに聞いております、西日本の米については。
 今おっしゃいました、もしそういう事態が県内にあるとすれば、当然この国の賠償、国が示している風評被害の中に営業損害というのがございます。売れると思っていたものが売れなかったという場合には損害を算定して請求するということになっておりますので、その対象になるというふうに思っております。


◯池田委員長
 石原委員。


◯石原委員
 ということは、現段階で特にそういう、まさしく風評に値するような問題は県は承知はしておられないということですね。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 現時点ではまだ聞いておりません。


◯石原委員
 わかりました。


◯池田委員長
 浅野委員。


◯浅野委員
 牛を買いに行くげなという話は聞いとった。福島原発事故があった後だ。福島の牛はいい牛があるということだな。この際、買いに行こうということで、買いに行かれるということは事前に聞いておって、ほほうと思って、いい牛をこの際、向こうは放すんだからということは思っとったけど、その買った牛の堆肥が問題になったわね、どんどん県内でも。
 わらだけども、あれからわらをどこを経由……。そりゃあ店の名前なんか言っちゃいけんのかいな。大体どげな格好で島根県へ、雲南とかその他にわらが入ってるか。宮崎の口蹄疫の韓国からのこともあったわけだから、再三出たわけだから、宮崎は物すごくこれから稲わら生産に頑張るということだった。
 そこで、この島根県の稲わら、牛に食わせる稲わらっていうものが、繁殖和牛、まあ肉牛もだが、乳牛ちゅうことでないようだが、それどこから、どういう業者からどげなやな格好でどこの業者が入れとるかということをこの際オープンにして、そぎゃん業者を、何ぼで入っとるか、それが。それだったら島根県で稲わらをつくるためにどげするかというようなことも、それでないと対策ができんわけだから。その辺はどうなっとるかね。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 まず、最初の御質問のわらの購入の経路でございますけども、東北・関東産の稲わらにつきましては、これまで報道があっておりますようにJA雲南の肥育センター以外は入っておりません。このJA雲南の肥育センターにどういう経路で入ったかと申しますと、具体的に言うと宮城県の農家から、22戸という報告を受けておりますけど、22戸の農家が生産した稲わらを現地の仕入れ会社がまず購入し、そこから全国展開をしている飼料販売会社に……。


◯浅野委員
 名前はわからんの。


◯持田農畜産振興課長
 いや、名前は……。


◯浅野委員
 言えんのか。


◯持田農畜産振興課長
 はい。名前は公表しておりませんが、その会社を通じてJA雲南が購入したというルートでございます。
 それから、聞いておりますところの値段は、キログラム当たり60円前後で買われたと聞いております。かなり高いものです。全国の稲わらの流通というのが、我々もちょっと調べたところでは九州産と東北産がほとんどのようでございまして、流通わらの中で。大体半分ずつぐらいというふうに聞いております。ということで、島根県ではそのJA雲南だけだったわけですけども、島根県以外の農家の方はかなり東北産の稲わらも、どこということは調べておりませんが、東北近辺の県では使われていたのではないかというふうに考えております。
 あと、県内のその稲わらについては、これまでも機械の導入、稲わらの収集の機械の導入とかそういったことで進めてはきておりますけども、十分な形になっておりません。実際に県の畜産農家に使う稲わらの自給率、県内産の率ということで言いますと、62%ぐらいでございます。畜産農家が使う稲わらの中で県内産が占める割合は62%ぐらいでございますが、逆にその県内の田んぼに稲わらがいっぱいあるわけで、それの利用率という面で見ますと12%ぐらいでございます。つまり、残りの9割弱は田んぼですき込まれて堆肥化されているというような状況でございます。ということで、これまでも先ほど申し上げておりましたように機械の導入とかを助成しながら進めてはきましたが、今言ったような状況でございますので、今後さらにこれを、今回のこの稲わらのもしかしたら供給不足になるかもしれないということを契機といたしまして、さらに利用を高めていく必要があるというふうに考えております。


◯池田委員長
 ほかに。


◯浅野委員
 雲南だけが買っとったわな。まあ運が悪かったわな。何ぼ買っとったの、雲南は。例年でしょう、多少雲南は牛が多いわな。何ぼ買っとったか。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 6つの肥育センターで約80トンほど購入しています。


◯浅野委員
 毎年、大体。


◯持田農畜産振興課長
 ここ二、三年は買ってたというふうに聞いております。九州の稲わらを以前は買っていた時代もあったようですが、九州で口蹄疫騒ぎが10年前に起こったということで、今回、去年の口蹄疫ではないです、10年前の口蹄疫なんですけども、そこでどうも他の国産ということで東北産に一部切りかえられた。JA雲南はその東北産の稲わらだけじゃなくて一部中国産の稲わらも使っているというふうに聞いております。


◯浅野委員
 東北、東北と言ったって、原発の影響がどこまで放射能が飛んどるかわからんけども、福島県等だわな、仙台のほうまで飛んどらんと思うから、そういうことは聞いてないんだから。だったら、そこの辺の稲わらなら何だいいいわけだ、今度は。稲わらっていうのは、大体福島県とどこだ。宮城県も全部稲わらになっちょうかや。それと、青森とか岩手のほうならいいとか、東北産というのは一体どこの県の部分かいなと。もうちょっとほんならせっかく、雲南御苦労さんなことだが、雲南でその80トンの稲わらつくると何反の田のわらをつくらせりゃええだ。風干しせないけんのか。そぎゃん機械を入れて、この際もう入れちゃって早稲米の、雲南買っとらへんがな、今度は、農協が。農家も買っとらんようだが。県が、このWCだかっていう、あの梱包する分で。その辺は県は指導はどうする。放射能調べで御苦労さんだということはわかるよ。だけども、もう稲は出てしまう、わらは出てしまうが、それはどげになっとる。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 まず、どこの県かということでございますが、今回問題になった雲南の稲わらというのは宮城県の北部から導入した、仙台よりも上の地域から導入した、どうも風とか雨とかの関係でそこら辺まで放射性物質が降り注いだのではないかということでございます。ですので、岩手なら大丈夫かとか、そういったことはちょっと我々今十分わかりませんけども、基本的には、言い方は悪いですが、東北の稲わらは今後余り、多分お使いにならないのではないかと、県内の方はですね、思っております。
 それから、機械等の導入についてでございますが、これまでも御承知のとおりがんばる事業という地域主体型の事業がございますけども、それで10台以上、その事業を使ったものだけで雲南地域も含めてかなりな数が稲わらの収集の機械が入っております。これらの機械を今回十分に使っていただいて、なるべく多くの稲わらをJAを中心に収集していただくような仕組みを考えていただきたいというふうに今考えてるところです。


◯池田委員長
 和田委員。


◯和田委員
 さっきの説明で、全国へ出回ってる稲わら、東北と九州産ということでしたが、今回汚染地区が、全国の地図の中で島根県がぽつっと離れたとこに挙がっていると。ちょっと異常だない。ほかの県でも東北のほうから稲わら買ったところもあると思うだが。そがんことは検査しとらんけえわからんぐらいなことだないだかい、どげだかいな。いや、ちょっとうがった見方だよ。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 全国調査の中では、東北産の稲わらが西日本に来ている県としては岐阜、三重、島根というふうに聞いています。


◯池田委員長
 和田委員。


◯和田委員
 岐阜、三重は検査して出なかった。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 岐阜も三重もいずれも牛から、許容値以上ではなかったかと思いますが、牛から出ておりますので、使っておられるということは確認されています。また、三重も岐阜県でも全頭検査を、島根県と同じような全頭検査を始めています。


◯和田委員
 1点、関連してよろしいでしょうか。


◯池田委員長
 福田委員。


◯福田委員
 今の稲わらですけど、以前から県内産の稲わらを地元でつくって地元の畜産農家に供給したらという話があって、いろいろされてるけれども、結局なかなか広がらん。やっぱり乾燥が悪いんですかね、要するに食べないんだそうですね、牛は。結局食べないからやせる、食いが悪うなって、といって畜産農家は言いますが、これからそれを克服して、できるだけ稲わらをつくって、それを地元の畜産農家に供給をするという課題を何か解決する方法があるもんですか。まあ金かければあるんでしょうけども、それを金かけないで、東北や九州のほうは、行ってみると遅くまで天気いいからずっと稲置いてありますわね。不思議な光景ですわ、こっちと比べると。だから、金かけてやるよりもそのままコスト安く収穫できるその流通の差があるのかもしれませんし、味も違うかもしれませんけど、牛だないけんわかりませんが、どういうふうにすればいいもんですか。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 今、実は県内でも稲わらを収集して畜産農家へ供給するという取り組みをやっていらっしゃる地域がございます。例えば安来ですと70ヘクタールぐらいのもう既に収集実績があるわけですけども、これはやはり収集される方が畜産農家でも水稲農家でもなく第三者、安来の場合は公社がございまして、そこが請け負ってやるような仕組みをとっておられます。それから、大田でも同じように、任意組織ではありますけども、別組織で収集して畜産農家へ持っていくというやり方をとっておられまして、なかなかその水稲、稲刈りの作業中に稲わらを収集するような水稲農家というのはなかなか多分難しいだろうと思ってますし、畜産農家もなかなかそこまで手が回らないという状況があると思っておりますので、委員おっしゃったように時期も限られております。そういう中でそういった取り組みをしていくには、やはり第三者の手をかりたような体制づくりというのが必要ではないかと思っておりまして、そういったことを今JAとも相談をしているところです。


◯福田委員
 前、県会議員だった倉井さんという人が、自分は牛飼っちょうと。牛に農薬を使ったえさと、それから無農薬で育てたえさを、葉っぱを2つ並べると、牛は利口なもんで無農薬のもん食べるといって言っておられたことありまして、鮮明にそれを覚えてますが、本当かどうか知りませんよ。本当かうそかわかりません。まあそれぐらい畜産農家の専門家がおっしゃるわけですから多分本当だろうと思いますが、やっぱりその、ちゃんと牛が食べるようなものも一方では開発ちゅうんですか、努力をしないと、つくればいいというもんでもないだろうと思いますわね。全国にそれこそ島根の稲わらが、牛が喜んで、好んで食べるよというものをつくり上げるためには、やっぱりそれなりの研究といいますか、努力といいますか、おっしゃったようにね。ぜひいろんな観点からすべきだろうと思いますので、要望申し上げておきます。


◯池田委員長
 浅野委員。


◯浅野委員
 わしは前に百姓をしちょって牛を飼っとった。牛を飼うと、今は2回だが、三度三度わらを切らないけん、面倒くさいに。そこで、最近口ばっかりでだめだが、その田んぼを、今、手で刈る者はおらへんだから皆機械だが、昔はわらを、もみほど落といてわらをぽんぽんぽんぽんすいた機械があったわな。今ごろはわらも細かく小さにして田ん中ばらまいて、それでわらを、長いやつを、もみほど落といて長いやつってのはもう一つ収集機械だかして、集めて畜産農家がまたこん包して持って帰る。あの切った分、ばあっと田ん中へまいた分は焼くか何かぐらいなもんで、使ってないわね、現実。
 そこで、牛の場合、あんた方も牛飼っちょらんだけんわからんかもしらんけども、牛の、乳牛はまた別だよ、和牛の場合は、肥育牛であれ繁殖牛であれ、稲わら食わせるわけだが、そのときに、刈り取り機でぱっぱっぱっぱこのぐらいのわらにしてぱっぱっぱっぱ、あのものは切らでもええわね、本当、牛に。それを収集して帰って、発酵させりゃあまた別だが、乾燥させて出すなんていう機械はないと思うんだが、そうすると、それを牛が、水分が何%、40%に乾燥すりゃあ食べるのか、3カ月も5カ月も半年もたっても食べるのか、その辺のことをわしら、おまえだれも知らんと思う、自分でやっとらんだけんな。だけども、本当のことどげんなっとるかちゅうことをまずやって、三菱農機もああもんだわね。ほんなら手間かけんがええわけだから、こぎゃんわら買ってきて、また押し切り、こぎゃんことしよったが、あぎゃんことせでもええわけだから、田んぼで機械でこまに切ってもらって、それでもみは出いて、それをまた何かふうっと集めて、乾燥はどげなようにしてどうするてやなことを、そげしゃ牛が、雲南の田のやつで十分使えますてやなことに、そういう技術体系っていうだかな、そぎゃんことは具体的に今やっていないと思うが。畜産試験場があるわけだから、本当にやったことないと、牛飼ったこともない、稲刈りをしたこともねえってやな者に何ぼ話してもしょうがないだが、その辺はどげな格好だ、本当は。具体的に。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 稲わらの収集につきましては、現在でもコンバインで細かく切ったものをそのまま収集する機械というのを導入していただいております。それをこん包して飼料にするという形をとっております。
 ただ、先ほどお話が出ておりましたように、しばらくやはり田んぼで乾燥させなければいけない。それを機械で拾い上げてこん包するという今はやり方をとっておりまして、今その生のままを収集して乾燥機にかけるというようなことまでは現在はやっていないというふうに考えております。


◯浅野委員
 そこんとこの作業体系を、今9月や10月といったら25%ぐらいの水分量、もみの場合で、今、飼料用もみで水分の問題が問題になっとるわけだから、そぎゃんものを田んぼへやっといて、からっから乾燥なんか、この辺ならならへんで、しょっちゅう雨が降って。だけん、そのままとって、二十五、六%の水分のものをとってどげなようにするかという作業体系できとらんと思う。そういう機械が、どげな機械があって、本当のこと12%の利用量っていうやつはその程度のものにしかなっちょらん、実際は。その手間と生産にかかわるわけだから。そういうことも含めて総合的にどげするかということをやっぱり、せっかくいい機会だから、この際体系立てて。どんどんどんどん牛飼わんやになるがな、みんな。


◯池田委員長
 要望でよろしいですか。


◯浅野委員
 はい。


◯和田委員
 関連で、飼料米をああして乾燥しなくてもこん包して中に菌を入れて保存しますわな。あれは乾燥させんでしょう、こないだも石見町でもそげな話があった。そういう手法でやれば乾燥させなくても発酵させて飼料で使えるみたいなことはできると思うんだよ。だから、先ほど浅野委員が言うように、そういう技術的な体系を整えればできそうな感じがするんだけど、どうだ。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 今、和田委員がおっしゃったのは、ホールクロップサイレージという、実も一緒に刈り取って、生のまま密閉して発酵させるということでございまして、それは先ほどおっしゃいましたように邑南町ではかなり面積をふやしております。機械が、稲わらを収集する機械とホールクロップサイレージの機械というのが異なるもんですから、地域ごとにやはりそういう、例えば邑南町であればホールクロップサイレージの機械を入れて今やっていらっしゃるということでして、先ほど申し上げました稲わら収集についてはまた別途の機械を導入している地域がありますので、そこでしっかりやっていただくというふうにしたいというふうに考えております。


◯池田委員長
 岡本委員。


◯岡本委員
 基本的なことをもう一回聞くけど、一体島根県で、飼料用に使うその稲わらが何ぼ要って、敷きわらに使う稲わらが何ぼ要るんか。それから、現実に福島の分が600トンか、何ぼだったかいな、入った量と、それからこれ地元で使うとるもんがおるわけだ、中国産なんちゅうのは本当わずかだけん。あとはほとんど地元で調達しとるんだ、現実には。その辺のこと、今この議論の中にも何にも出てきやせん。その辺はどがに把握しとるか、まずそれが一つ聞きたい。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 ちょっと平成18年の資料でございますけども、食べさせる粗飼料としての稲わら、これが1万5,300トンでございます。それから、敷料に使っている稲わらが約6,000トンでございます。


◯岡本委員
 そんな18年の、この騒ぎになってまだ18年の資料しかとれんのんかのう。何でそがいなことになっとるん。比較できんじゃないか、そんな。そのうちで、そんなら18年の中で敷きわら、そんなうちで当時地元のもの使うたんは何ぼあったん。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 先ほど敷料は18年の資料ということで説明をさせていただきましたが、食べるものだけでありますと22年の実績は1万6,855トンでございます。そのうち、県内産が1万408トンでございます。


◯岡本委員
 ということは、2,000トンぐらいしか外からは入ってないちゅうこと。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 1万6,855トンから1万408トンですので、6,500トンばかしは外から入ってると……。


◯岡本委員
 6,000トンか。何や。現実にその食べるもんだけでいうと6,000トンという稲わらを差し向きうまいぐあいに計画つくってやりゃあできるちゅうことは、そんなに難しい話じゃない、現実に。その辺の把握しとる、敷きわらちゅうのはほかで対応できるもんも十分あるということが現実にあると思うんだよなあ。だから、さっき話出とるように、現実にその雲南さんだけが買うてやったわけだから、そんなに難しい話じゃないんで、早いこととにかく、今まで我々がこの委員会でどがな話をしたかいうたら、耕作地の利用の問題とか、あるいは中山間地域の活性化の問題とかいろんなことを、その中においちゃあ、浅野先生の持論である牛を放牧しちゃあどうかとかいう話もいろいろ出とるけども、結局耕作地をいかに利用して活性化するかということがこの議論の中でいっぱい出てきたんだ、議論が。そのことを何もしてない、我々議論しとるけども。放牧地のことも調べたと。現地によっちゃあ、例えば三瓶山のような、あの放牧地の山の草刈りゃあ何ぼでも、この代替の敷きわらぐらいのことは何ぼでもできる。あるいは浜田市でよけりゃ、50ヘクのこないだの畜産事業団の跡地なんかもそのまま残って、幸い今は機械までが残っとるで、あれ。邑智郡の農家が何ぼかは下さいって持って帰っとるとこも現実あるんだ。そがなことで対応すりゃあ、こがな解決は何ぼでもできるんだけえ、早いこととにかくそのことをやるということを、基本的にそのことをやらんにゃあ、結局、はっきり言って農協さんが中心になってそういうことをせんかった、一番やらないけん農協さんがよそから買うてくる。こんなことになった原因が、その原因だ、結果的には。だから、そのことを早急にとにかく取り組んでもらうということをやってもらって、早いことその計画をつくって、そういうものにならんよう。島根県の3倍も4倍も牛飼うとるようなとこである九州なんか一つも入ってないでしょう。そういうことをやっとるとこも現実あるんだけえ、できるはずなんですよ。だから、早急にそのことをやってもらいたいということをお願いしときます。
 それからもう一つは、堆肥の問題だ。堆肥の問題は、今7頭分が危ないもんが出て、結局まだ生きとるけえそれが出すの全部たまっていくわけだが、方向性とすりゃあどこまで、いつごろまでを見込んでやらないけん状況にあるわけ。それはまだ国のほうは全然動かしちゃいかんっていう、それ動かされせんわけだから。今一体その堆肥はどのぐらいたまっとるの。概略でええわ、そがに詳しいことは言わんでもええけ。


◯池田委員長
 酒井課長。


◯酒井食料安全推進課長
 堆肥の現在の堆積量といいますか、量でございますけど、約5,000トン余りというふうに農協のほうから報告を受けておるとこでございます。
 もう一つ、今後どうするんだというお話だったと思うんですけども、残念ながら400ベクレルを超える堆肥について国は、その後指示がまだ来ておりませんので、どういいますか、国の指示を待って、農林水産省は環境省と調整中というふうなことでございますので、処理方法についてはまた指示を受けて対応したいと思っておるところです。


◯岡本委員
 全然見通しは立ってないという……。


◯酒井食料安全推進課長
 まだ立っておりません。


◯岡本委員
 それからもう一つ。この最後の肉用牛の経営緊急対策資金の問題だけど、ここに書いてあるように風評被害と枝肉の価格が下落したというこの文言があるんだけども、現実にどれぐらいの被害が出とるのか。風評被害と合わせて、あんたらの調査の中でどれだけ被害が出とるんだ。


◯池田委員長
 把握してるところでわかりますか。


◯岡本委員
 わからにゃあこがんこと書かにゃええじゃない、ここ書いてある。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 現在、いわゆる風評被害というのが、先ほどもお話が出てました大阪市場での価格がもうこれまでの平均価格よりかなり落ちたということが中心でございます。あと、東京市場、大田の食肉市場についても若干下がったというような、日によってでございますけども、大きな値下がりというのが今のところございません、価格については。これから農家のほうからJAのほうでそういった被害額を集計されるということですので、そういった中でそういった被害額は明らかになっていくというふうに考えています。


◯岡本委員
 どうも後追い、後追いの話になって、現実に一体、ここに書いてある、被害、影響が出ておりと書いとるわけでしょう。出とったんなら何ぼ、大体概略、この間の市場で今、要するに大阪かどこか知らんが出したものが、頭数が何ぼあってその額は何ぼなったとか、あるいは風評被害でその分の牛出したらそういう被害があって何ぼ売れんかったとか、それぐらいのものは資料としてとっとかないけんのんじゃないの。そんなもん、ありもせんのにこんなことしたってしようがないと思う。部長、それどうかね、今のわし聞くことに対して、全然そんなこと何も、今からですというような話なら、そがなことを先に、こんなことをする前にせないけんのんか。本来ならこういうものっていうのはそういうことがあって、ある程度こういうことで、今現在これだけあってこういうことが予想されるからこういうことについてやりますというのが本来のこの資金のつくり方でしょう。


◯持田農畜産振興課長
 実際にそういった枝肉の……。


◯岡本委員
 そんなことも担当課長がわかりませんっていうようなことを言うようなことはおかしいじゃない。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 失礼しました。その際の価格自体は大体1頭当たり4割ぐらい下がっているということなので、平均的に、1頭当たり大体30万ぐらいではないかというふうに考えております。


◯岡本委員
 1頭。


◯持田農畜産振興課長
 1頭当たり、価格として、販売価格としてですね。


◯岡本委員
 それで何頭売ったの。何頭売って、総額で言やあ何頭になったの。


◯持田農畜産振興課長
 700万円ぐらいの、全部で、その日の減収といいますか、販売価格の下落……。


◯岡本委員
 今わかっとる、その日の大阪市場であったものについての額が700万ぐらいあったと、こういうことだな。


◯持田農畜産振興課長
 はい、そうです。


◯岡本委員
 こういうふうに把握しとるわけだな。


◯持田農畜産振興課長
 はい。その後、しばらく大阪市場については、この方だけではなくてほかの方も出荷を見合わせていらっしゃいます。そこら辺でどれぐらいの飼い増し費用といいますか、余分に飼わなければいけなかった費用というようなものが出てきているのか、ちょっと今時点で細かい数字承知しておりませんけども、そういったことがこれからどんどん明らかに、JAのほうへ出てくるもんだというふうに思っております。


◯岡本委員
 それで、こないだの新聞では、風評被害は一回このことが、東京市場にあったというのは聞いたけど、その後については、おかげでおさまりましたという新聞報道がわしは見とるけど、あっとるわけだな。そうすると、これまでの被害いうのは、今さら調査せえでも、実際に出そう思うた、出荷しよう思うた頭数なんちゅうのはわかるはずだろうや。その把握ぐらいはしといて、それでこういうことをやればいいのに、今から調べます、今から調べますって、被害があるやらないやらわからんようなものを、こがなものそがな早うつくらないけんほどの緊急事態なんか。その辺が、あんまり厳しいことばっかり言って申しわけないが、そういうことを含めてちゃんと我々に説明できるようなことをしといてから言うてもらわんと、やることに対して別に反対じゃないけど、仮定の話ばっかりでこういうことをやっていっても、大切なことじゃあるかもわからんが、基礎ちゅうもんが全然ありもせんこにおいてどんどんどんどん進んでいくちゅうような仮定になると変なことになるよ。つくっときゃあ安心だちゅうてやるつもりなら、それではっきりそういうて言うたほうがええのう。


◯池田委員長
 曽田課長。


◯曽田農業経営課長
 直接的に把握できていた被害につきましては、今、持田課長から申し上げたとおりでございます。ただ、先ほど申しましたとおり出荷自粛等、この時点でさらに資金繰りが困るということが想定されたこと、さらには農家のほうからこんなことで資金繰りが大変困ると、東電の賠償がいつ出るかわからないからそれまでのところの資金繰りが困る可能性があるので資金要望をというような要望があったということから資金を創設したところでございます。


◯岡本委員
 余り言いませんが、だから、こういうのをやるときにはできるだけ把握するということと後追いにならんということが大切なんで、現状をできるだけ把握してそれに合うように、それはしてあげないけんことは当然だけども、そういうやっぱり基礎データというものはわしらに説明してもらうことは大切なもんなんだよな。ただ販売自粛したちゅうのは、農家がそんなに5,000戸も8,000戸も1万戸もおるわけじゃない、聞きゃあ何ぼでもわかることだ、こんなこと。その自粛しとる、確かにそう。それが規模がどれぐらいあって、どれぐらいのとこでこれだけの金額ぐらい今現在なると。このままずっと続きゃあ一体こうなりますけえというようなことがあってこそ初めてそのことができてくるはずなんで、ほかのものとは違う、現実な問題だから、そういうことを十分踏まえた上で我々の委員会にかけていただくように私も要望しときますわ、これ。委員長、どうですかいね。


◯池田委員長
 要望で。はい、わかりました。
 そうしますと、今までたくさん御意見いただきましたが、まずは今度原発に対する農家損害のスキーム、これから立ち上がるわけでございますけど、それに対してしっかりした情報開示もよろしくお願いしたいと。状況についても逐一御報告願いたいと。また、国に働きかけなきゃならない部分がたくさんあるかと思いますけど、その辺につきましてもしっかり働きかけていただきまして、早急に、特に今、福島から購入した牛に関しましては国のほうから全然資料が出てないという状況でございますので、早急な対応をしていただくように働きかけをお願いしたいというふうにお願いします。
 それでは、この件につきましては以上で終わりたいと思います。
 続きまして、きぬむすめの圃場における異品種混入について、執行部から説明をお願いします。
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 資料の8ページをごらんいただきたいと思います。きぬむすめ圃場における異品種混入について御説明いたします。
 まず、経過並びにその後の対応状況についてでございますけども、7月の26日に全農島根県本部からJA島根おおち管内のきぬむすめ圃場で異品種の混入が発生との報告がございました。その際、異品種の混入状況や配付された種子の状況を確認するよう指示したところでございます。その後、8月3日に全農島根県本部、島根県農業振興協会、それから県で検討会議を開催いたしまして、発生状況の確認なり発生要因の検討なり、あるいは発生圃場における異品種除去についての方針決定をしたところでございます。異品種除去の決定につきましては8月4日に各JAあてに通知をいたしました。
 また、4つのJA、やすぎ、石見銀山、島根おおち、いわみ中央管内で採取いたしましたこの異品種について農業技術センターでDNA鑑定を行いました。8月9日に結果が判明したわけですけども、混入していた異品種は、コシヒカリ、ハナエチゼン、ヒメノモチの3品種と判明いたしました。
 昨日現在、異品種混入が確認されたJAは、やすぎ、くにびき、雲南、斐川、石見銀山、島根おおち、いわみ中央、西いわみということで、JA出雲と隠岐を除く8JAとなっております。現在、異品種混入総面積につきましては精査中でございます。
 現在の対応状況についてでございますが、県の農林振興センターの農業普及部、それからJAが協力いたしまして、農家と一緒になりまして異品種の除去作業に取り組んでまいりました結果、8月20日まで、土曜日ですけども、8月20日までのところで各地域ともおおむね終了したということでございます。
 こういったことで異品種の除去作業はおおむね完了しておりまして、きぬむすめの他品種の混入による等級の低下等につきましてはつながらないものと現時点で考えております。
 推定される発生要因でございます。現在詳細な分析を継続しておりますけども、1つには、本年の種子の場合、一般種子用の出荷用のもみから種用、種子用に一部転用したものがございます。そういったもみにおいて混種の可能性があるのではないかというのが1つございます。それから2つ目としまして、全農島根県本部が所管しております種子選穀センターにおいて種子用のもみの選別、調製あるいは袋詰めの作業中での混種の可能性があるものと考えております。それから3つ目としまして、一般の農家の栽培圃場で昨年コシヒカリをつくっていてことしきぬむすめに変えた圃場、品種転換圃場と申しておりますけども、その圃場において前年のコシヒカリのもみが田んぼの中で越年をしてことし生えて出てきた可能性もあると考えております。4つ目としましては、これは種子を専門的に生産している農家のところで種用のもみを収穫、乾燥する段階での混種の可能性も考えられると思っております。
 現在、県としても関係機関とともに原因究明を行っております。来年度の作付において同様の事態が二度と起こらないように対応を厳しくやっていきたいというふうに考えております。以上です。


◯池田委員長
 それでは、この件につきまして質問を受けたいと思います。委員の方、何か質問ございましたら挙手をお願いします。
 福田委員。


◯福田委員
 大体おおむね除去したとの報告ですけども、発生圃場で違った米が生えたと。混入したと。現実にそれを田んぼに入って除去いうたら抜き取りでしょう。抜き取りした農家があるんですか、現実に。そりゃあ、昔よく子どものころ種まぜてしかられて、生えてしまった、まあそのまま刈ってしまえって刈ったことも覚えてるんですわね。抜き取り作業なんて……(発言する者あり)ねえ。みんなされたんですか、それは。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 先ほど申しましたように、まざっていた品種がコシヒカリ、ハナエチゼン、ヒメノモチというきぬむすめよりも早い品種でして、田んぼを見れば、きぬむすめがまだ穂が出てないところにそういったものが穂が出ているということで、わかりやすい形ではあったと思っております。今回、先ほど申し上げましたように農家を中心に普及部やJAの職員も動員いたしまして、田んぼの中へ1枚ずつ入って抜き取るか下からかまで刈り取るか、そういった作業をやっていただきました。


◯池田委員長
 福田委員。


◯福田委員
 大変な作業ですが、それは一応その被害額については出ますわね。その除去作業代ちゅうのかな、結構な金額になりましょう。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 現在これを、ちょっと原因が最終的にわかってどこにその原因があるのかが判明してからにはなりますけども、農業団体のほうで現在その農家への作業労賃の補償的なものは検討をしておられるというふうに聞いております。


◯池田委員長
 浅野委員。


◯浅野委員
 農協の育苗センターで苗つくってもらわんといけんといって合理化する、稼がないけんから。回転率のことを農協言われるそうだから、補助金の手前。農協が育苗センターにどんどんどんどんなにして、そこできぬむすめの場合は。これは、きぬむすめの採種圃場というのは斐川町でしょう、今のところ。どこどこですか、採種圃場というのは。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 きぬむすめの採種圃場は雲南市吉田町と、それから松江市鹿島町、それから松江市東出雲町です。その3カ所といいますか……。


◯浅野委員
 斐川町は。


◯持田農畜産振興課長
 斐川町には採種圃場は今はございません。


◯浅野委員
 もともときぬむすめは斐川町じゃなかったの。


◯持田農畜産振興課長
 斐川町では栽培面積は非常に多いですが、採取は現在、斐川町ではやっておりません。


◯浅野委員
 このきぬむすめ、山形県だったかいな、これ。


◯岡本委員
 島根県産。


◯浅野委員
 県産だども、これを早く普及して来年までは全部が……。


◯池田委員長
 つや姫。


◯浅野委員
 つや姫の話か。これは違うか。あれはつや姫か。姫でもいろいろ違うな。


◯池田委員長
 石原委員。


◯石原委員
 原因が4つ挙げてあるんですが、ここまで絞り、もう少し、2つぐらいに絞り込めるんじゃないかちゅうふうに思うんですが。つまり、異品種が混入した苗はJAの育苗センターから皆さんが買って植えられたものなのか、みずからが植えられたものかなんて、もうこの段階で分かれてしまいますよね。なおかつ、これ全県的に出てるとこを見れば個人で育苗されたものではないんじゃないのかなという推定で出ますけど、そうするとかなり絞り込めるような気がするんですがね。


◯池田委員長
 持田課長。


◯持田農畜産振興課長
 そういったことも含めて、現在、今絞り込みをやってる最中でございます。


◯池田委員長
 いいですか。
 岡本委員。


◯岡本委員
 きぬむすめは去年からできるだけふやしていこうちゅうことで、我々も会合出てからつくれつくれちゅうことで、面積本当、つくるまでには、去年の暮れぐらいまでには面積決まっとったですね。そこで、その種子センターはそれに従ってもみをちゃんと段取りしてもらわないけんかった。それが基本なのに、それでどうも言いわけ聞いてみると、ことしは不作だったんでもみが足らんかった。もみが足らんかったけえそれができんかったから減りましたっていうんなら、その段階で本来であればこれだけのものを今から島根県が売り出していくという考え方であれば、農協だって全農だって種子センターだって、これはこれだけ大切な米なんだから飯米から引っ張ってきてやるようなことをすべきじゃなしに、もう一遍話をして、これだけ足らんかったけえことしはこれだけ面積減らそうやないかちゅう会議があってもよかったと思う。そこの辺が種子センターも全農も甘過ぎるんですよ、この取り組み体制。
 それから、種子センターの考え方というのも、これはわしらにしたら種子センターは本当に信用できるもんかちゅう、それはたまたまこれが約1カ月間きぬむすめが遅いから穂が出たのがわかったわけだけども、これが逆に言やあ、ハナエチゼンやコシヒカリがまざった場合はこれは穂がわからん、DNAとかやらにゃあ。ということになれば、我々が本当に疑おうとすれば、種子センターは本当にええかげんなことばっかりずっとやってきたとしか思えんようになってくるわけ、これ。それで、そりゃあ言いわけ、言いわけっちゃ言いわけとして、法律上は種子として初めからとったもみじゃなくても、例えて言うと足らんときには飯米から使うても違反にはなりませんということもそりゃああることもわかっとるよ。でも、それじゃあ島根県がここまで出てきてこれがわからんちゅうことになりゃあ、あれだろう、DNAでもやろうと思やあできるのに、何で島根県は2カ月、あれからいうたら8月の10日ごろからあったが、12日ごろあちこちわししかられたわけだけえ。そうすると、その期間がある。聞くことによっちゃあ、飯米の中でまざったんだろういうことはあるJAなんかはそう言うわけだが、現実に。そりゃあ飯米だけ、別に何ぼか量的に数%まざったけえいうたって別に関係ないと思うあれがあるけえ、そりゃあそのサイドで入れた可能性はあるんだよね。それだけど、そのこと自体が、種子センターが、そりゃあ農協さんがみんな集まって話したかも知らんが、そういうことを基本的に考えてやるということになりゃあ、種子センターなんかには任されりゃせんということになるわけだ、極端なことを言うと。基本が間違うとるわけだ、これはもう、これ。相当全農さんもこのことに対しては、農家も始めとして、今から売っていくきぬむすめというものに対する、わしら、本当に大変な汚点をつくった。おまけには、ことしは確かに米が少ないから売れることは確かだろうと思うよ。売れることは確かだろうと思うが、その辺をうやむやにせんこと、ちゃんとやってもらわないけんことと、大体原因はわかっとるのに、なして発表せんかいうことなんだ、わしゃあ。発表せんかいうか、言うべきだ、これは、何らかのことを。わしはそういうことを県からも重々言うてもらわんといけんと思うよ。
 それからもう一つは、抜いたというのは、皆さん方も汗かいてるのわしも見とった。何しよるんか思うたら、田んぼのへりに20台ぐらい車がとまって、東京や大阪帰った人間らも全部田の中に入っていろいろとりどりだ。着とるものが青から赤、皆とりどりのもんが一挙におるけ、何かイノシシでも入って大暴れしようるのかと思うたけ行ってみたら、違うわけ。そういう光景だった。だけど、普通だったらこのきぬむすめが花を出す時期は本当なら中入ってがさがさやったりしちゃあいけん時期なんだ、あの時期いうのは。ちょうど水を張って今からどんどん花咲かせて、今からのときだから、本来ならあれ、風が吹くと、本当だったら中に入ってがさがさすることは収穫が落ちる可能性だってあり得ることなんだ。それを中へ入ってみんなやったわけだな。取ったけええわちゅう問題ではないんだ。そういうことから含めてみて、もう一遍種子センターちゅうもんはどういうもんかちゅうことをやってほしいし、本当にこのままずっと伸ばすんだったらDNA検査でもやってから全部調べえや、何ぼでもできるんだ、こりゃあ。どこが原因だったって、こっちが調べたってええじゃないか。わしに言わしゃあ、コシヒカリも何も全部やってほしいわ。同じ時期だけわからんかったかもわからんけども、実際やってみたら今までろくなことしとらんかったいうことも出るかもわからんようになった、厳しいことを言うとね。
 しかも、このきぬむすめちゅうのは今から島根県の一番大事な米として売り出すんだちゅう、この一番大事なとき。最後に、これ集めて米は全部売れるかもしらんが、今度はこれが風評被害、島根の米はまざっとるって、これ必ず業者ちゅうのはそれやるんだ、安う買うちゃろうと思えば。さっきの牛と一緒の話だ。それやられたときに、そんなんどうするかいうことだ。抜きましたけええわで済む話じゃない問題もまだ後に残っとるいう問題も私はあろうと思うんですな。だから、そういうことやって、もっと全農さんが、もうやったことっちゃしようがないっちゃしようがないが、もっと早いことちゃんとやってもらうということと、後のことをどうするかちゅうことを早いことちゃんと報告ぐらい出してもらわにゃあ。そういうことを、あんたらばっかり言うてもしようがない話だけども、農家が一番かわいそうなわけだ、農家が。全農さんは売ってしもうて手数料やっときゃ、何ぼで売ろうが関係ないのは全農だ、農協だ、それは。下がったら農協さんより農家が一番その被害をこうむるわけだから、そこのところをやっぱりちゃんとしてやってあげるということが大切だろうと思うんで、それはちゃんと早いことやっぱり言うてもらわんとやれんし、対策をどうするかちゅうこともやって、この種子センターのあり方というものをもう一遍どうするかということもちゃんとやってもらわんと私はだめだと思う。部長さん、これはちょっと部長さんのほうからこの決意なり方向を考えてもらいたいが、どう思われる。今わしが言うことはどうかね。


◯原農林水産部長
 大変なことが起こっているということは事実ですので、JAとよくその辺は今後の再発防止も含めて検討をしていかないといけないと思います。


◯岡本委員
 ひとつよろしくお願いします。要望ということで。


◯池田委員長
 大変時間が過ぎておりますので、ほかにだれか、あと1人、もしあれば。
              〔「なし」と言う者あり〕


◯池田委員長
 よろしいですか。
 それでは、この件につきましては、先ほど岡本委員のお話がありましたとおり、しっかり原因究明していただきまして対応をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 そうしますと、これによって、以上で農林水産部の所管事項の調査を終了いたします。
 執行部の皆さん、そして委員外の皆さん、ありがとうございました。御苦労さまでした。
 委員の方はちょっとお話がございますので。そのままお待ちください。
                〔執行部退席〕


◯池田委員長
 それでは、協議に入ります。
 先日、県内調査大変御苦労さまでした。
 終わったばかりでございますけど、私、9月の定例会と11月の定例会の間に担い手育成・確保等の県外調査をやりたいというふうに考えております。
 詳細につきましては、今、案でございますが、こういうところがあるということで、石川県をちょっと考えておりまして、調査先の調整等が必要でございますので、時期等を決めさせていただきたいと思います。
 時期は、1案、2案ございますが、10月18日から20日、あるいは19日から21日でございますが、私としましては10月18日から20日、この3日間で行いたいと思いますが、こういう形で調整させていただいてよろしいでしょうか。
             〔「異議なし」と言う者あり〕


◯池田委員長
 それでは、こういう形で調整したいと思います。場所、それから内容につきましては、我々正副のほうでこの内容に沿った形で考えさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
             〔「異議なし」と言う者あり〕


◯池田委員長
 では、そういう形で我々のほうで考えさせていただきます。今、農水の担い手育成のことしか入っておりませんが、せっかくの機会でございますので、商工のほうでも何かいいものがありましたらということで今調べておりますので、詳しいことが決まり次第皆さんにお伝えしたいと思います。
 次回の委員会は9月定例会中に開催しますので、よろしくお願いいたします。
 開催予定日は10月3日月曜日の予定でございます。
 その他、この機会、何かございますでしょうか。
              〔「なし」と言う者あり〕


◯池田委員長
 きょうの委員会、本当に皆さん御苦労さまでございました。皆さんの意見を踏まえまして、執行部のほうでしっかり対応していただくようにこちらからも厳しく対応したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 本日は大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。

               午後3時15分閉会