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鳥取県 伯耆町

平成24年12月第 6回定例会(第2日12月12日)




平成24年12月第 6回定例会(第2日12月12日)





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    第6回 伯 耆 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)


                           平成24年12月12日(水曜日)


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                         平成24年12月12日 午前9時開議


日程第1 一般質問


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              本日の会議に付した事件


日程第1 一般質問


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               出席議員(14名)


      1番 篠 原   天        2番 渡 部   勇


      3番 勝 部 俊 徳        4番 幸 本   元


      5番 遠 藤 俊 寛        6番 細 田   栄


      7番 影 山 辰 雄        8番 小 村 公 洋


      9番 野 坂 明 典        10番 大 森 英 一


      11番 中 田 壽 國        12番 幅 田 千富美


      13番 入 江 正 美        14番 長谷川   盟


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              欠席議員(なし)


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              欠  員(なし)


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             事務局出席職員職氏名


事務局長 ───── 小 村 恵 吾   副局長 ────── 乾   さとみ


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            説明のため出席した者の職氏名


町長 ─────── 森 安   保   副町長 ────── 森 田 俊 朗


教育委員長 ──── 伊 藤   浩   教育長 ────── 後 藤   弥


総務課長 ───── 阿 部   泰   企画課長 ───── 小 原 章 信


商工観光課長 ─── 岡 田 安 路   住民課長 ───── 上 田 博 文


健康対策課長 ─── 小 林 寿 子   福祉課長 ───── 谷 口 仁 志


地域整備課長 ─── 井 本 達 彦   分庁総合窓口課長 ─ 足 澤 秀 基


産業課長 ───── 舩 橋 俊 幸   教育委員会次長 ── 斉 下 正 司


総務課総務室長 ── 岡 本 健 司


植田正治写真美術館事務局長 ───────────────── 森   道 彦


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              午前9時00分開議


○議長(長谷川 盟君) おはようございます。


 ただいまの出席議員は14人であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付してあります別紙のとおりであります。


 伯耆町有線テレビジョン、中海テレビ、八郷小学校の撮影の許可をしておりますので、報告いたします。


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◎日程第1 一般質問





○議長(長谷川 盟君) 日程第1、一般質問を行います。


 休憩いたします。


              午前9時00分休憩


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              午前9時00分再開


○議長(長谷川 盟君) 再開いたします。


 通告の順序に従いまして、6番、細田栄議員の質問を許します。


 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) 6番、細田でございます。


 私は、本日3点の一般質問をさせていただきます。1点目が学校給食会計のあり方について、2点目が市町村合併の成果と評価について、3点目が森安町長の次期町政への抱負についてお尋ねをしたいと思います。


 1点目の学校給食会計についてでございますが、平成24年3月、9月、ことしの3月と9月に全員協議会で学校給食のあり方について説明がございましたが、資料不足等の指摘を受けてほとんど審議には至りませんでした。この問題につきましては、平成23年3月、23年度当初予算を審議する過程の中で、議員全員で構成します予算審査特別委員会、ここの附帯意見についてるわけでございます。附帯意見をつけて、当初予算に賛成をするという採決までさせていただいた意見書でございます。これが大方2年たとうとしているんですが、いまだにその方針というか結論が見出せない。まず、この意見書をどのように受けとめておられますのか。


 もう1点、私どもが当時から問題にしておりましたのは、現状役場の職員が学校給食会計5,000万円余りの歳計外の事業をしているわけでございます。これはその職員にどのような職務権限を与えて仕事ができているのか。まずはこの2点をお聞きして、次の質問に入りたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 細田議員からは、学校給食会計について、そのあり方についての御質問がございました。


 議員御指摘のとおり、平成23年3月の予算審査特別委員会審査意見の中で給食会計のあり方について検討されたいという意見をいただいております。


 若干それまでのことにも触れますと、平成20年の9月の決算審査特別委員会、同じように審査意見書の中で、給食会計の見直しをされたいという御意見を議会の方からいただいておりまして、その折から検討をしてきておるところでございます。当初は公会計と私会計との比較を行った上で、私会計で運営するというようなことで行っているわけでございますけれども、また先ほどありましたように再び給食会計のあり方について検討されたいという御意見をいただいておりますので、現状給食会計の滞納もふえていく現状を踏まえながら、改めて給食会計の公会計化に関する調査でありますとか検討を行う必要があるということで、現在いろいろと検討しておるところでございます。


 そのように、2回にわたりまして議会から審査意見書をもらっていただいていますので検討しておるところなんですけれども、学校給食といいますのはそもそもその意義、目的から考えてみましても、町の責任として実施していくべきものであるというように考えておりますし、公会計化をすることによりまして会計の透明性が担保できるというぐあいにも思っております。また、学校給食物資の安定的な供給も確保できるというようなこともございます。そういったことを踏まえながら、議会の皆様方に先ほどありましたように検討の過程、検討状況を説明し、御協議をしていただいているというところでございますけれども、今議会におきましても13日、あすの全員協議会におきましてもきちんと整理した資料を提示させていただいて説明し、御協議をお願いしておるところでございます。以上です。


 済みません、答弁漏れがございました。


 学校給食会計の事務の職務権限ということにつきましてでございます。これにつきましては、次長の方から答弁をさせていただきます。


○議長(長谷川 盟君) 斉下次長。


○教育委員会次長(斉下 正司君) お尋ねの職務権限ということでございますけれども、議員御指摘のとおり学校給食センターの職員が現在給食費を扱いまして、会計の管理運営を行っているところです。これにつきましては、伯耆町立給食センター管理運営規則というのがありまして、その中で給食費及びその他の会計に関することを取り扱う学校給食運営委員会を設置するように定めてございます。


 また、この給食費の徴収に関しまして、同じくその規則の中で学校給食センターが指定する金融機関の口座に保護者が振り込むということで徴収方法を定めてございます。そういうことがございますので、給食センター職員が学校給食運営委員会の事務局として給食会計の管理を現在行っているところです。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) 一応、学校給食の条例に基づいてその職員をその職に当たらせてるというのが根拠のようでございますが、私が少しきちっとしてほしいなと思いますのは、やはり5,000万ものその予算、それと発注、支払い、一連の通常ですと公会計ですと公金として予算の審議を私ども議会もさせていただいたり、決算の状況も全部チェックをさせていただけるわけなんですが、私会計となりますと遠くそれが及ばない。しかし、それをこの役場の職員として税金で給料を払ってる者が担当している。


 そこで問題になりますのは、この任命権者、給食センターに配置されているこの業務に当たっている職員の任命権者、この場合教育長になられると思うんですが、それはこの会計にまできちっと首を突っ込んでその管理、監視監督していらっしゃるのか、または通常の勤務条件だけしていらっしゃるのか。要は、お一人で全部処理するというのはやっぱりまずいんじゃないかなと。その教育委員会としての管理監督体制がどうなっているのか。この2点、もう一回あわせてお尋ねをしたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) おっしゃいましたように、大変多額の給食費を扱っているというところでございます。確かに先ほど申しました学校給食本来の意義、目的から考えてみても、町が責任を持って実施していくべきものであるというぐあいに考えますと、本当に公金的な扱いをしていかなければいけないものだろうというぐあいに思っております。


 この管理、責任につきましては、次長の方から答弁をさせたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 斉下次長。


○教育委員会次長(斉下 正司君) 先ほどお答えしましたとおり、規則で徴収というのを定めてございますので、一応これは公務扱いということで現在考えております。


 したがいまして、給食センターの扱う職員については教育委員会の指揮監督下にあると考えておりますし、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第20条に基づきまして権限等の移譲がありまして、教育長がその職員を指揮監督するということになります。


 ただ、議員が御指摘のとおり、この会計の監査等につきましては学校給食運営委員会が監査委員を設けて行っておりますので、そのあたりで専門性とかというところでは多少足りない部分があるのかもしれないという危惧は持っているところです。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) あすの全員協議会で詳しく説明したいということですので、その具体的な内容には入りませんが、これは先ほどから23年度当初予算、または20年の決算審査、こういったところからずっと検討いただいているわけなんですが、いまだにその方向が見えてこない。現状を変えなければ来年もこのままということにならざるを得ないわけなんですが、給食会計ソフトの費用は一般会計の中でことし予算措置がしてあります。一体いつごろを目途に結論を出されるのか、その目標だけお聞かせいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) この学校給食会計のあり方について、いつごろを目途に結論を出されるのかというようなお話でございます。


 先ほど来申し上げておりますように、今までも十分ではなかったところもありますけれども議員の方々にもいろいろと説明、協議をさせていただいているところでございます。私どもといたしましては、公会計化の是非につきまして本年度中に何とか結論をお願いしたいというぐあいに考えておるところでございますので、また13日の全員協議会の折にも説明をさせていただきたいというぐあいに思っております。


 なお、給食会計ソフトのことにつきましては、次長の方から詳しく答弁をさせていただきます。


○議長(長谷川 盟君) 斉下次長。


○教育委員会次長(斉下 正司君) では、システム、ソフトの関係について若干説明をさせていただきます。


 本年度予算計上しております給食費の管理システムですけれども、これは公会計移行には必要なものということでございますが、本年3月の議会の当初予算説明で行いましたとおり、私会計の場合であっても事務の効率化、あるいは会計の正確性や安全性を向上させるということで、今の個人がワープロを使いながらやっている作業をより安全なものにしていくということでは、大変寄与するものだということで説明をさせていただきました。実際に給食費を私会計で運営している県内の他の市町村におきましても、同様なシステムを導入いたしまして私会計を運営しているところがございます。そういった面で、事務の効率化とか会計の正確性、安全性ということに関しまして、本年度中にシステムについては導入をしたいと考えているところです。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) わかりました。あすの全員協議会で詳しい説明があろうかと思いますが、私はできるだけ早く改善をしていただきたいというふうに思います。


 次の質問に入らせていただきます。町村合併の評価についてでございます。


 町長は、合併2期目の町政を担当されたわけでございますが、合併後8年を経過いたしました。合併効果のあった点と至らなかった点はどういうものなのか。そして、合併後に新たに気がついた問題点はなかったのか。


 それと、8年を経過いたしまして我が町もすっかり落ちついてまいりました。合併に対するアンケートとかそういったことはとっていないわけなんですが、町民の皆様の評価とか声はどのようなものでありましたのか、お聞き及びでしたら御紹介をいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) それでは、合併の評価ということでお答えをしたいと思いますけども、もともとこの市町村合併というのが進んだ経過というのが、もう一回振り返ってみないとこの評価もできないなということがあろうかと思います。一つは2000年に施行された地方分権一括法というのがありまして、これはもともとは95年ごろの法成立だったと思います。これが地方自治体の機能の権能の拡大ということを目的に法が施行されるということがあり、今のままの、その当時の3,400ありましたですけども、市町村数と規模ではなかなかその機能強化が危惧されるということがあり、1999年には合併特例法、従前あったものを一部改正をして合併に向かったということが一つは一番大きな根底にはあったと思います。


 それから、平成10年前後、もう少しそれぐらい前でしょうかね、社会資本の整備が下水道とかいろんな公共施設を中心にですけど随分進んで、市町村財政というものに対して若干黄色信号がともり出した時期もありましたので、そういったことから、ある意味合併による効率化というのも非常に強い要請があったんだろうなと思います。


 当時、鳥取県内でも、もちろん伯耆町もその中にあったわけですけども、いろんな区割りが、これ県が示すことになってましたので示して議論をされ、中には住民投票までいって合併を行う、行わないというのを決めたようなところもある。いわゆるその地域の大きな争点になったという経過が思い起こしてみるとあります。


 そこで、効果のあった点と至らなかった点ということで、これ本当に多岐にわたるだろうと思います。表面上あるものないもの、いろいろあります。ある意味合併を財政問題としてとらえれば、組織がスリムになって人件費が節約された。もちろん議会の皆さんにも協力をいただいたというのはありますけども、これを振り返ってみると、平成16年当時の決算額でいえば合併前時点で約13億3,000万、人件費を費やしております。職員数171名。23年度決算でいくと11億まで減っていて、職員数は143名。ここは行政のスリム化ということで出ていると思います。


 それから、機能アップということでいえば、福祉事務所を去年から立ち上げてますけども、こういったものというのは合併後のその行政機能の強化という点である意味誇り得るべきものの一つになるんではないかなと思います。それから、ディマンドバスが全町で充実してきたとかいろんなことが上げられようかと思いますし、財政的にも随分改善はいたしました。


 それから、合併特例債という非常に高率の財政措置のある起債措置がありますので、これに基づいて公共施設、これは特に合併前の岸本地域に多いわけですけども、保育所、それから学校の耐震化とかそういったものが進んできたということはあろうと思います。


 ソフト面ということでいえば、私が一番これは合併の効果があったなと思いましたのは、大方2年前になりますけど、実は年末年始の豪雪でした。実は。豪雪のときにこの辺でも1メートルぐらい積雪がありましたので、平場で1メートル近い積雪というのはなかなかあったこともない。皆さん経験されたことがない雪だったと思いますけども、あのときに本町の場合は対策本部を立ち上げて、私はその当時、ちょっと家に閉じ込められてましたのでね、全然道がだめで。それで副町長を本部長にとりあえず1日はやってくださいよということでお願いをして体制を組んだわけですけども、やっぱり旧溝口町地域というのは積雪の多い地帯を抱えてましたので、機動力も含めて、それからソフト、スキルも含めてやっぱり充実してました。2日以降、私も出れましたけども、除雪の体制をミックスして行ってもらいましたので、この平場にも随分除雪が早くできて、本町の場合はあのときたしか1月4日からごみの収集も通常どおりできた。若干時間はかかりましたけどもそういったことがあって、これは随分やっぱりその効果が、合併という意味で本当その効果があるなと身にしみて感じたような事案もあったところです。そういったことを改めて質問をいただいて振り返ってみたようなことがありました。


 新たに気づいた問題点とか至らなかった点というのは、これも実は多々あると思います。地域の活性化とかいうお題目に対してはやっぱり人口が減っているとか、これは全国的なことではありますけども、そういったことについてはなかなか合併をてこにというわけにもならないなとか、それから一筋縄ではいかないことが非常に多くて、例えば2つ同種の施設があったとして、それを一つにしましょうよという非常に表現上はきれいなんだけども、でもそこを打ち出したり具体的手順に入るときに、なかなかやっぱり難しいなと、ありますね。これはいい例か悪い例かは別に全然他意はありませんのでね、聞いていただければいいんですけども、例えば花火大会やっております。桝水、それからこちら盆踊りのときに。これに町として協賛をしたり出しているわけですけども、本当は一つでやってもいいんじゃないかという話もあれば、だけどもやっぱりそれぞれ歴史があるので、なかなかじゃどっかにまとめましょうよといってもそう簡単にまとまる話ではない。感情のところにも起因するでしょう。そういった幾つかやっぱりそうそう簡単にすぱっと割り切れない問題も随分あるなと思っております。


 そういったことを感じながらやっております。時間をかけながらでも、レベルアップしていくというのがやっぱり一番の合併の効果じゃないのかな。これはすぐにできることとできないことがありますけども、やっぱりちょっとずつレベルアップしていって、数年かかれば随分やっぱりよくなったなというような感じていただけるような方向性というものを、これは職員も私もですけども執行部として持っていきたいものと思っております。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) 町村合併の評価については、たかが8年で効果が出ないというふうに思うんですが、それぞれ約50年、旧岸本町、旧溝口町と別々に歩んできたものが縁あって一緒になりまして、ようやく8年たったわけでございます。私は、当面の間はそれぞれ文化の違いも承知をしておるつもりでございます。その文化の違いを認めながら、残すべきものは残していく。しかし、一つの町になったわけですから、統合していくものについては一体感を持つためにやはりお互いが努力をしなければいけない。抽象的なんですが、それに尽きると思います。


 だから私は決して今回の合併を後悔しているわけではなくて、せっかく縁あって新しい町が生まれたわけですから、できるだけ早く一つの一体感のあるような町につくっていただきたいなというふうに希望するところです。


 次、3点目の質問に移らせていただきます。森安町長の次期町政への抱負についてお尋ねをいたします。


 森安町長は、1期目4年間、合併前やバブル期の大規模投資によります膨大な借金体質から脱却するために、課題でありました合併まちづくり計画、これは両町が合併する前にそれぞれの思いで思い思いに積み上げた計画でございますから、必然的に膨大な希望的な事業になっておったということでございます。これを見直して、身の丈に合った総合計画の第2次基本計画を策定されました。これは財政規模に合わせた財政の裏づけのある計画でございます。これに基づいて、過疎債や合併特例債など後年度にこの元利償還金、元利の7割も国の方で交付税で見ていただけるというような適債事業に特化をして、いわゆるその当時は非常に借金が多くございまして、そういう起債しか財源がなかったと言っても過言ではなかったと思うんですが、そのように選択的に実施をしてこられました。窮屈な財政状況の中で、積極的に国や県の財源を活用しながら過去の高金利の繰り上げ償還にも努めました結果、実質公債比率、いわゆる借金の比率なんですが、平成19年度が最悪でございました。21.1%。これが23年度決算では14.6%に改善されてるわけです。国の起債とかのガイドラインは18%ですので、それを下回って許可を受けないで伯耆町が独自に起債の借り入れが可能となったということでございます。18%を超えてるときには、いろいろ起債に制限があったというふうに思います。


 それから、旧溝口にあります福島の伯耆町清掃センターを4年後に廃止するという目標を掲げられまして、可燃ごみの30%削減に取り組まれたわけです。その一環として、紙おむつのペレット燃料化に日本の自治体では初めて取り組まれたんではなかろうかと思いますが、その成果が全国から注目をされているところです。


 それから、少子化対策として保育料の軽減や65歳以下の町民の皆様のインフルエンザの予防接種に助成制度をつくられた。これは本当に西部の管内でもインフルエンザの若年者の補助は伯耆町だけだというふうに思います。ことしで2年目のシーズンを迎えたわけなんですが、結構な事業だと思います。


 それから、本年度から健康ポイント制度を他町村に先駆けてスタートされた。非常に皆さんの関心も高く、加入者が多くなったというふうに聞いております。


 このほか、桝水高原ホテルの解体はアスベストが使用されておりまして、2億数千万かかるというふうに言われておったわけなんですが、全額国の費用で撤去していただいて、公衆トイレや駐車場に整備をしていただきました。


 また、土地開発公社が保有しておりました上野工業団地の用地は約3億円の塩漬け土地、不良資産でございました。これを町民の森として過疎対策事業でやるという計画を立てられて、その道筋をつくられました。


 このように、非常に厳しい地方財政の中で国や県の財源をうまく活用するすぐれた力量と財政の健全化、新しい視点での斬新なアイデアなど、私は森安町長がやってこられた4年間を評価をしたいというふうに思います。


 森安町長、いまだ公式の場で2期目の出馬表明をされておりませんが、任期も残すところ1カ月余りとなりました。これから実を結ぶもの、やり残した課題などを上げて、力強い出馬表明と2期目の抱負を聞かせていただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) いろいろ過分な評価をいただいたところもあります。


 この問題について、私の任期に対して6月には野坂議員から御質問いただきましたし、9月には入江議員からもその意思を問われ、ある意味態度を保留してきております。本日の答弁は細田議員だけの答弁ではなくて、先ほど御紹介をした、さきに質問いただいた2人に対しても補足答弁をさせていただくというような意味合いでお聞きをいただけたらと思っております。


 結論として、来年1月末の任期、1月22日に告示されます伯耆町町長選挙に対し立候補し、町民の皆さんの御審判をいただく、そういう準備を進めることといたしました。随分長い間ちょっともやもやした状態といいますか、時間を費やしてきたことに対して、これはおわびもしないといけませんし、若干そういった余裕をいただいたということに対しては私としては感謝を申し上げたいと思っております。


 と同時に、この4年間そういう考えをまとめるに至ったことも若干御紹介した方がいいと思うんですけども、どういうことをやってきたのかなということを考えながらある時期しておりました。よくなったのか悪くなったのかという基準が一つありますので、これは私も一住民として見たときによくなったのか悪くなったのか。よくなったところもあれば悪くなったところもあるんだろうなと。ある意味、プラス・マイナスとしてはプラスに持っていけたんじゃないかと私は評価は自分なりには、ちょっと甘いかもしれませんけどもこれはいたしました。


 最初、町長に就任する以前に外からというか外形的に見ていた本町の姿に対して、現時点、私も一町民として住んでいて、この状態というのはまずまずの水準に持ってこれたんではないのかなと思っております。行財政改革の課題とかいろいろありましたけども、その間にはもちろん議員がおっしゃったような地域の課題というのもありました。幾つか、例えば他団体とか関係機関などからのサポートがあったものもあります。先ほどおっしゃったような環境省が桝水の整備に着手されたとか、それからハイウエーの関係ではこれは県とNEXCOで整備をいただいたとか、いろんな関係機関のサポート、それも多大なサポートがあったことがありますし、それから本町の場合、民間機関の活動が、企業さんを中心にですけども、相当活発に行っていただいたなと思っております。これも感謝しています。企業の設備投資も少なからずありましたし、それから本町の今の姿にこの近年の姿、幡郷地区を中心に随分変わってきましたけども、そういったところで企業の活動、そういうのが誘因となって新しいビジネスが手がかりをつくられた方もありましたし、そういったことがあったり、あと若い方がベンチャーというんですかね、そういったことで起業を広げられて、地域の若い方の雇用などが出てきているというのは、やっぱりある意味行政主導だけではない活発な活動といいますか、経済、それから地域づくり、そういった活動が行われる、この4年間見ております。そういったふうに見ました。これもある意味町の行財政、それから議会も含めたいわゆる執行といいますかね、ガバナンスがある程度落ちついているというのが最大の要因だろうと私は思います。


 そういったことはぜひ続けていかないといけませんので、これから、今、総選挙の真っ最中ですけども、今後その政権の構造がどうなるのか、これはわかりません。ただし、少子高齢化、いろんな問題を抱えながら今よりも甘くなるということはこれはないわけで、そのような中で今の水準、行財政の安定とかそういったこと、それから行政サービスの水準を維持していくためにじゃどうすればいいのかという知恵をこれから絞る時代が恐らく来ると思います。今よりも難しくなる中で、今よりも落とさないにはどうしたらいいのか。そういったことを考えながら、自分なりにもうちょっとやらないといけないのかなと。それは私のスタイルがいいかどうかというのは別問題ですけども、少なくとも私のスタイルでやっている、この難しい間を乗り切っていけば、少なくとももうちょっと例えばアグレッシブなスタイルのガバナンスを必要とする時期が来ても、それはそれでできる可能性があるだろう。ただし、こういう難しい時代だからこそやっぱり持続性とか、そういったことを重視しないといけないというのが今の私の一番のベースであります。


 そういったことを念頭に、1月22日に告示をされます本町の町長選挙に対し、立候補という姿勢で臨むことにいたしましたので、この場をかりましてといいますか、答弁としてお話をいたします。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) 既に新聞紙上では2期目出馬の意向が伝えられておったわけなんですが、きょう公式の場で本人から初めて出馬の意向が示されました。


 せっかくの機会ですので、町長、先ほど4年間におやりになったことは私もるる述べましたし、民間の力もかりてフレスポ伯耆とかああいう大がかりな商業施設ができて、そしてそういった生活基盤が整備されることによって人口の流入、そういったことも考えられるんじゃないかということでございますが、せっかくの機会ですのでもう少し具体的に、やはり伯耆町の一番今苦しいのは少子高齢化と過疎化が同時に進行しているということでございます。これは地方都市ではすべてそうだと思うんですが、とりわけ顕著にそこが進んでおります。そのあたりで、地域デザインの部分と町民の皆様の暮らしの視点からどのような町を目指していくのかということ、簡単で結構なんですが、そのあたりと、主要な施策を何かお考えでございましたら御紹介をいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 地域のグランドデザインをどうするのかということ、これは難しい話ですけども、私の場合はどちらかというとそこに住んでいる人に生活の満足感があったり、それからある意味笑顔が出るようなというのを念頭に置いてますので、その地域をどう設計するかということについて若干ちょっと弱いのは弱いんですけども、ただし本町の場合はこの県の西部の地域でいえば米子市を中心とする経済圏の中での居住の地帯ですので、その居住の条件というものを上げていかないとこの地域の発展は、発展といいますか地域力の維持はできないわけです。その居住地帯としての要素をどうやって上げていくかというと、これは行き着くところはやっぱり生活基盤の充実とか、これは当たり前のことですけども、それからあとはやっぱり子育て、教育に尽きると思います。ですので、また来年度以降ということでいえば、やっぱり充実させていくべきなのはインフラなどをしっかり維持していく、行政サービスを維持していくことと、この周辺で教育がしっかりして、やっぱり子供たちの育ちが十分その能力が発揮できるような教育が提供できる、そういった町にやっぱりしていかないといけないなと思っています。


 もちろん本町の場合、細かいことに入っていくと通過交通がまだ多いとか、その居住地帯としてもうちょっと備えるべき要件というのは現実的にはありまして、今、県を中心に整備が進んでいる国道バイパスがありますけども、こういうのが開通してくる暁にやっぱり居住の条件がアップしてきますので、そういったことをにらみながら、じゃインフラはどう再配置していくのがいいのか、そういったことは考えていかないといけないこれは課題の一つになるだろうと思います。


 それから、過疎、高齢化の問題というのもこれはもう非常に深刻ですので、もちろん伯耆町の場合には老人福祉の施設などは充実はされています。されていますけども、やっぱりこれがいろいろ窮屈になる。それは国の財政もそうですし、その中でじゃ地域でどう支え合っていくのかとか、それから施設に頼らない高齢者福祉のサービスの姿をどうすればいいのかとか、これは多分チャレンジといいますかね、いろんな可能性を求めてチャレンジしていくことになるんじゃないかなと思います。


 あと、大きな要素が、ここは町民というか一般的にはあんまり気づいてないことなんですけども、外から見るとこの地帯というのは非常にやっぱり観光地であるし、それからリゾート地なんですよ。そういうことがあって、本町の場合には世帯数とか、それとか人口の割には税収が多いわけです。これはこれまで両町で進められてきたいろんな施策があって、交流人口が非常に多いですし、それから別荘地などから随分ちょうだいする固定資産税とかそういったものが随分入ってくるという要素があります。


 ですので、今度は逆にその方々というのは住民ではありませんのでね、やっぱり本町の印象が悪ければ、このグレードが落ちれば当然冷たい視線を向けられるのは間違いありません。ですので、今、本町にセカンドの住宅を構えられるような方々がやっぱり思っておられるような環境がいいとか、それから微妙にといいますかね、知的な感じがあったり、人に笑顔がある、穏やかなとか、もちろん荒れていない、暴力とかそういうのと全く無縁であるとかそういう要素は非常に大事なんですけども、そういう本町に求められる、今、別荘などを本町に構えられる方々が抱かれるようないいイメージというのをやっぱりこれからも持っていかないといけないと思います。それは文化的にももちろんそうですし、そういったことを抱負というわけではありませんけども、私としては、今現在もそうなんですけども、そういったことを考えながら実施しております。やっぱり一番重視するのは何かと言われれば行政サービス、特にインフラ、基礎インフラについてしっかり長寿命化を図ったりそのサービスを維持することと、やっぱりとりわけ教育の問題については今よりもさらに上を目指して頑張っていくべきものと思っております。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 細田議員。


○議員(6番 細田 栄君) ありがとうございました。


 それでは、1月の選挙の御健闘を期待して、私の一般質問を終わります。


○議長(長谷川 盟君) 以上で細田議員の質問を終わります。


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○議長(長谷川 盟君) 次に、2番、渡部勇議員の質問を許します。


 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 私は、1項目の質問を行いたいと思います。


 植田正治生誕100年記念事業の概要について、10月の11日に開かれました全員協議会で100年記念事業の概要について説明がありました。そこで、事業概要、概算事業費の内訳を伺いたいと思います。


 初めに、教育長に伺いますけど、この記念事業の概要について説明をまずお願いしたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、教育長。


○教育長(後藤 弥君) 植田正治生誕100年の記念事業の概要についてということでお伺いがありました。


 植田正治生誕100年記念事業につきましては、鳥取県が生んだ世界的な写真家、いわゆる植田調と言われる写真家、植田正治の生誕100年に当たりまして植田正治の業績を顕彰いたしますとともに、植田正治が生前語っておられました「写真することは楽しい」ということをテーマにしたイベントを開催いたしまして、写真文化を振興していくことや写真美術館の町内外へのPR、情報発信を目的といたしまして、植田正治生誕100年記念事業を開催したいと思っております。


 現在、その実行委員会を町あるいは町教育委員会、そして美術財団、さらに関係機関の方々と一緒になって実行委員会を組織しておりまして、具体的な準備を進めているというところでございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) それでは、事業概要の内訳について、ちょっと順番に質問をしていきたいと思います。


 まず、初めにプレイベント、2012年、ことしから始められておりますけど、PRホームページの立ち上げとか大山自然歴史館でのPR、写真展「“PHOTO IS”1万人の写真展」、これはイオンの日吉津店で行われておりますが、この内容としていわゆるプレイベントとしてPRしておられるんでしょうけど、写真展、一番下の項目にありますイオン日吉津ではどのような内容でやられたのか伺います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) おっしゃいましたプレイベントにつきましては、議会からも御承認をいただいた予算の中で本年度から実施してきておるところでございます。


 詳細につきましては、館長の方から詳しく説明をさせていただきます。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 事務局の森でございます。よろしくお願いします。


 プレイベントのイオン日吉津店での「ボクのわたしの植田調写真展」でございます。9月28日から30日までの3日間開催をいたしまして、株式会社富士フィルムとタイアップをして開催をいたしました。この内容といたしましては、出品者それぞれがイメージする植田調作品約230点を出品いただきまして、期間中約8,000人の来場がありました。概要は以上でございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 今、来場人数が8,000人ということなんですけど、プレイベントとしては成功してるんじゃないかと思うんですけど、私もあちこち行ってみますのにポスターも製作しておられますよね。ポスターは大体どのくらい製作しておられますか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) ポスターにつきましては、イオンのイベントのときに展示をしたり、それぞれのイベントで一部展示をしておりますが、まだ本格的な展示というのは年を明けてからというふうに考えております。製作部数は、たしか100部程度だったと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) ポスター製作に関しては100部ということなんですけど、その経費というのはどのくらいかかっておりますか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 現在詳細な資料を持っておりませんので、正確な数字をお答えできません。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) ポスター製作に関してでもお金がかかってると思うんですよ。それでここに出ているお金というのは、大体1,500万を取り崩したお金なんでしょうかね。その辺をちょっと。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 今のポスターについてというか、全体1,500万の基本財産を使用したというところでございますでしょうか。


○議員(2番 渡部 勇君) そうですね。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) そういうところですと、4番目の項目として上げていただきました財源の見通しというところでお答えしてよろしいでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) いわゆるプレイベントに関してでも、やはり予算を使ってると思うんですよ。そうですよね。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) はい、使っています。


○議員(2番 渡部 勇君) ということになりますと、この緊急雇用事業だけでは足らないと思うんですけど、そこには財源の見通しでなくてどのように、今もう使っておられると思うんです、現状で。その辺の詳細はわからないでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) ポスターの数字というのは持っておりませんが、このプレイベントで使ったお金というのが皆さんに出品をいただく台紙を御提供しております。これが8万円程度だったと思っております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) ポスター製作にお金はかかっておりませんか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) ポスターには経費をかけております。そこの数字は把握しておりません。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) それでしたら、プレイベントというのを一生懸命やっておられるんですけど、その内容、お金がどれだけかかったかわからないということではちょっと何か、答弁はそうなんですけど。


 それと、ポスターを見させてもらいましたけど、詳細に関して書いてないんですよね、まだ決まってないわけですから。そうですよね。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) そのとおりでございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) ということは、またポスターを再度作成するということですか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) ポスターは再度作成の予定でございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) それでは、プレイベントに関してはこのぐらいにいたしまして、2番目の生誕100年記念企画展、来年、2013年の3月から11月までに企画展を3回一応案として説明がありました、概要が。そこで、概算事業費、これも兼ねてなんですけど、財源見通しと一緒なんですけどね、2,800万というものがありますよね、そうですね。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 議会の資料で御提示したところでそのとおりでございます。その後、精査を行っております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) ということですと、3回の企画展で2,800万を一応概算では使うという事業費になってるわけですね、説明では。そうすると、3回というと1回目は幾らで2回目は幾らで3回目は幾らになっておりますか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 御提示した数字というのが2,800万円になっておったと思いますが、その後精査をしまして、現在のところ2,400万円程度を予定しております。その800万円程度ということで御理解をいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) いや、3回の企画展を計画しておられるわけです。そうすると、3月から7月の精神展、7月から9月の展覧会、10月から11月の植田正治・ドアノー展というぐあいに区切ってあるわけですよね、期間も。そうすると、最初の企画展には幾ら、2回目の企画展には幾ら、3回目の企画展には幾らという計画はなされてないんですか、概算で。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 今、予算案を編成するために検討を進めておりまして、1本当たり800万ということで御理解をいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 1回当たり800万ということですね。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) はい。


○議員(2番 渡部 勇君) 1回当たり、概算で。ということは、3番目の植田正治とドアノー展という企画展を企画しておられますよね。ここに関しては私は理解ができないのは、私がです、ドアノーさんという方がどなたかもわかりませんし、それで交渉はどなたがされたかわかりませんけど、ここに上がってるわけですよね。そうすると、これを進めておられると思うんですよ。そんな右左に1カ月や2カ月ですっと決まるもんじゃないと思うんですけど、そういう方のお金というのはわからないんですか。800万でいいんですか。どうなんですか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 現在、見積もりを徴したりをしておりまして協議を進めておるところで、概算のくくりとしては800万ということで現時点では御理解をいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) そうであるならば、そのドアノーさんという方はどのような方なんでしょうか、ちょっとその辺を説明していただけますか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) ロベール・ドアノーという写真家で、1912年にフランスで生まれた写真家でございます。非常に演出等の写真が有名でございまして、子供をテーマにした作品もたくさん残しております。そういう意味で植田正治との共通点というところも多々あろうかということで、世界で初めて、もちろん日本でも初めてでございますが、2人展を開催したいというふうに考えております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) このドアノーさんという方は、ちょっと聞いてみますけど、館長が情報を仕入れられたということなんですね。それとも植田事務所の方からそういう推薦があったとかという、これはどちらなんですか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) これは学芸員の方からプランを上げてまいりまして、美術館の事務局の方で検討し、素案として上げさせていただいております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 大変企画としては大きな企画になってると思うんです。ただし、皆さんが、町民の皆さんでもフランスの巨匠かどなたかわからないようなドアノーさんという方が理解できないんですよね。私も町民の皆さんにいろいろ聞いてみました。そしたら、ドアノーさんって知ってると言ったら、知ってる方はまずおられません、はっきり言って。そのドアノーさん呼ぶんだったら、福山雅治を呼んだ方がいいじゃないかという声がほとんどです。そういう計画はなかったんですか、案としては。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) これは住民からの貴重な御意見ということで伺って、検討させていただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 検討するということは、じゃこの企画展が変わるということもあり得るわけですか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) これ100%確定ということではなくて、あくまでも御提示した時点での概要ということでございます。これからの予算案に向けて、検討を深めていきたいと思っております。より住民の皆様に御理解いただけるような、おいでいただけるような内容にブラッシュアップをしていきたいというふうに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) それでしたらこれからも努力していただきますようにお願いして、この生誕100周年記念の項目は終わりにしたいと思います。


 それで、3番目にありますフォトフェスティバルという項がありますけど、来年2013年5月の3日から5月の6日、4日間で概算事業費が700万というように説明がありました。


 そこで、私、上からずっと見てみました。こういうフリーマーケットという項がありますよね。こういうものは今まで植田正治さんの顕彰をしながら本当に合う項目なんですか、ちょっとその辺を聞いてみたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) まず、基本的な生誕100年記念事業の目的というのは議員のおっしゃったように顕彰、あるいはもう一つの目的といたしまして写真の楽しさをやっぱり知っていただくというところだと思います。


 御指摘のとおりフォトフェスティバルにつきましては5月の3日から6日の4日間、植田正治写真美術館、伯耆町立写真美術館を主会場といたしまして開催をいたしますが、内容といたしましては「写真家植田正治を語る」というシンポジウム、そして植田正治の撮影地を訪ねる撮影地バスツアー、さらには野外映像投影イベント、ワークショップ、野外の写真館、植田正治クイズ、そして協賛いただくカメラメーカーの写真講座などを予定しております。


 御質問にありましたフリーマーケットについてでございます。現在、野外の芝生の広場がありますので、そちらの方で出店希望者の方においでをいただいてフリーマーケットを開催したいと思っております。これはもちろん美術館の鑑賞に来られた方に対してもですが、それ以外に館内に入られない方にもやはり来て楽しんでいただけるような、日ごろ美術館に足を運んでいただくことが少ない方にも美術館においでいただくきっかけにしたいというふうに思っております。そういう意味でフリーマーケットを開催をいたしまして、地域の商業者の方にも御出店をいただきまして、イベントを盛り上げていただきたいというふうに考えております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) そこでも700万という概算事業費が上がってるんです。それで最後の項目の事業費合計が、今、400万、生誕100年記念展では2,800万が2,400万となったということになると、400万少なくなると3,700万ぐらい使うわけですよね。その辺はちょっと確認したいと思いますけど、そうですね。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 4番目の財源見通しというところでお答えをさせていただきたいと思います。


 まず、実行委員会の事業費といたしまして、改めてそれぞれの項目ごとに整理をいたしました。プレイベントが28万9,000円を予定しております。そして企画展3本の概算事業費が2,400万、先ほどお答えしたとおりでございます。さらには、フォトフェスティバルが精査をいたしまして600万程度。また、平成7年開館以来からあります図録のリニューアルの費用、これで約500万を予定しております。それから生誕記念のフォトコンテスト、こちらで200万。その他PR、式典あるいは事務局費を加えまして、平成24年、25年、両年度で全体で4,000万程度を予定しております。


 年度別の財源といたしましては、24年度、今年度が約1,500万、そして来年、本番の25年度が2,500万という予定でございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) 1,500万というのは、基本財産を取り崩したものと理解してよろしいでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) そのとおりでございます。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) そうすると2,500万という、来年度ですか、使うわけですよね。1年間に。そうですね。それが平成25年の3月の予算案に上がってくるわけですね。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 現在精査を加えておりますが、現時点では2,500万を予定しております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) あのね、私、されること自体には反対しませんけど、この取り崩し以外に2,500万というものを生誕100周年記念事業に使うこと自体が町民の皆さんの理解を得られると考えておられますか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 御理解いただけると思っております。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) もうちょっと館長、町民の皆さんの声を聞いてみてください。大変厳しい声が上がっておりますよ。1年間に1,500万は基本財産を取り崩す。それは財団の基金ですからいいでしょう。ほかに2,500万使うということになると、それは大変な金額ですよ。そう思われませんか。どうでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 御指摘がありますように、やはり金額的には非常に大きい金額だろうというぐあいに私も思います。ただ、この生誕事業というのを先ほど、私、最初に概要を申し上げましたように、やはりこの生誕100年を記念して顕彰するとともに、やはり写真に親しむ方々の振興ということもございますし、さらには今本当にカメラを持っておられる方々も非常にたくさんふえてきているというところもございます。町民の方々にもぜひ親しんでいただけるような、そして写真に興味のない方も一緒に楽しんでいただけるようなそんなイベントにしていきたいなというぐあいに思っておるところでございますし、これをやはり一つの町のイメージアップにつなげていきたいという気持ちも持っておるところでございます。


 先ほどの財源の話の中で、やはり基金の取り崩しという、基本財産の取り崩しということがございますけれども、それ以外にも例年使っております写真美術館に関係する経費、これとダブって使うようにしておりますし、また先ほどからありますようにカメラのメーカーでありますとかそういったところの企業からの協賛金もいただく、あるいはそのほかにも助成していただけるようなお金もそれぞれの団体に申し込みながら、できるだけ町費を削減していく方向で今努めておるところでございますので、そのような形で今の概算でしかありませんけど、これを精査しながらぜひ縮減に努めていくということで御理解いただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 渡部議員。


○議員(2番 渡部 勇君) なかなかこの2,500万というのを、今、教育長が言われたように精査して縮減していくように考えているということは大変結構なことなんですけど、本当に今、町民の皆さんの声を聞くと、こんなお金を今使うのということが大多数の皆さんの声があると思うんです。その辺を聞いていただきまして、またこれからも、まだ半年、3カ月あるわけですから、予算案のときにまた審議したいと考えておりますので、これで私の質問は終わります。


○議長(長谷川 盟君) 以上で渡部議員の質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(長谷川 盟君) ここで休憩いたします。


              午前10時05分休憩


    ───────────────────────────────


              午前10時15分再開


○議長(長谷川 盟君) 再開します。


 3番、勝部俊徳議員の質問を許します。


 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 3番、勝部でございます。よろしくお願いいたします。


 まず初めに、後藤教育長さんにお伺い申し上げたいと思います。


 後藤教育長さんは、去る昨年の4月に教育長に新しく御就任されまして、6月定例会においていろいろと学校の改革、あるいは教育現場の取り組み、それから内部の意思疎通の問題とかお取り組みになるというふうな所信を私どもに表明をしていただいたところでございます。その点について、その後約1年半の経過を見たところでございますけれども、教育長さんなりのいわゆる今までの内部の調整会議のあり方、あるいは町の町長部局との意思疎通のあり方、あるいは各小学校さん、中学校さん、それから文化センターあるいは各公民館さん、あるいは海洋センター、いろいろと施設がありますけれども、そういったところの意思疎通のあり方の問題、どのような今認識で現状把握をされているかお伺い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 勝部議員からは、昨年の6月で御質問をいただきましたことについて、現状はどうかということでございます。そのことは、一つ、私の対応がどうなっているのかというあたりのことにも関係してくるんではないかなというぐあいに思っています。


 おっしゃいましたように、昨年の6月の議会でも教育委員会部局には本当にたくさんの学校や各機関、施設があるということで、やはり教育行政を預かる者としてそれぞれの学校や施設が一つのベクトルといいましょうか、1方向に向いていくように、そういう連絡調整を行うことが必要だろうというぐあいに思っておりまして、連携を密にしていくため、情報の共有化を図ることは重要だというぐあいに申し上げたというぐあいに思っています。


 そこで、まず教育委員さん方とそれから町長さん、副町長さんとの意見交換会を昨年から実施して、本年度も実施いたしております。学校問題でありますとか、そういったことについてしっかり意見交換をさせていただいているというところでございます。


 さらに、御紹介ありましたように毎月各小・中学校の校長会を学校持ち回りで開催をしておりまして、それぞれの学校の状況を見ながら、校長先生方との連絡調整を図っておるところでございます。


 そして、公民館あるいは図書館の関係も毎月連絡調整会を開いております。場合によりましては私もその場に参加させていただきながら、課題等を把握して連絡調整を図っておるところでございます。


 さらに、今まで町の管理職の会が毎月1回あったんですけれども、その折に教育委員会の各施設の所属長にも御参加いただいて、教育委員会部局内の管理職全員の会を持ち、その月でありますとか今後の予定を共有化したり、あるいは課題は何かというあたりで出し合ったりしながら、打合会を設けているということも昨年から実施を新しくしておるところでございます。


 教育委員さんの中から、学校の計画訪問はやるんだけれども、各公民館とかにはなかなか行く機会がないということを昨年お話がありまして、昨年度から毎月の定例教育委員会は今まで1カ所でやってたんですけれども、それを各公民館とか文化センターとかそういった施設を持ち回りしながら月々にそれぞれの施設の状況を聞いて、その館長さんなり所属長さんから課題であるとかそういったことについて、教育委員さんにもお話をしていただくような機会を設けました。こういったことを通じながら、それぞれの施設の状況を把握するように努めてまいっておるところでございます。


 このようにさまざまな機会を通じて現場の声を聞かせていただきながら、教育行政に反映できるように、そして各施設が一つの方向性を同じくするような形で連絡調整を図ってまいりたいと思っておりますし、さらに町長部局とも意思疎通を図り、より密な連携ができるように今後とも努めてまいりたいということでございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 後藤教育長さんには、昨年6月におっしゃったことはかなりそれぞれ実行なさっているというふうに今お話を承ったところでございますが、その中で特に現場の皆さんとの御意見、あるいは教育現場の皆さんとの御意見、あるいは児童生徒からの要望等の御意見、そういったいろいろな問題とかはどんなものが具体的に上がってきたのか。また、その対応策はどのようなものがあったのか。もし具体例があれば、お述べいただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) ちょっと今準備をしてきておりませんので、このことということがぽっと浮かんできませんけれども、たくさんのさまざまな状況を聞いています。


 例えば、今、ぱっと思い浮かびましたのは日光公民館で定例の教育委員会を行ったときには、やはり今、日光公民館そして管理しております旧日光小学校の施設あたりは非常に老朽化してきておるところで、フェンスでありますとかそういったことについても今ちょっと課題になってるというようなお話を聞いておりましたし、それをどう改善していくかということも予算づけなんかの話についてもしたようなこともございます。そんな本当に細かな点が出てきます。それぞれ回ってみますと、それぞれの館でいろんな課題を抱えておられるということがございますので、そういったところで聞き取りながら、できるところからきちんと対応していくというようなことに努めていきたいというぐあいに思っています。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 教育長さん、その点非常になかなか具体的には難しい面も現場との対応はあろうかとは思いますが、一つ、私のこれは要望、御提案でございますけれども、例えば児童生徒さんが必要なものの教育備品とか、それの充足度の問題、あるいは学校の例えば雨どいが壊れてるとかそういうささいなこととか、そういう落下の防止の問題とかいろいろありますよね。それから学校のいろんな面での人的な体制、それから例えば学校給食センターで申し上げますと、給食センターに関する衛生管理の問題は非常に子供さんの安全性で重要でございます。その点について、いわゆる文部省等の衛生基準等が変わった場合には、例えば人的措置の要因がいわゆる加配、いわゆる人員がたくさん配置して対応しなければいけないとか、そういったいろんな問題が出てくると思います。そういった点について、今後踏み込んでいろいろと御検討して現場との今後は会議を重ねる考え方はないか、改めてお伺い申し上げます。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 再度の質問でございますけれども、本当にそういう点はいろんな話の中で出てくることでございます。それぞれの所属で、まずそれぞれの所属の所属長がその内部の職員とコミュニケーションを図っていくことがまず必要だろうというぐあいに思っています。そういう中で、先ほど上げられたような問題点も多々出てくるんではないかなというぐあいに思います。そういうことを所属長の会議で出していただきながら私どもが集約し、できるところから対応していくというパターンになるんじゃないかなと思いますので、まず所属内でしっかりその課題を出し合うような会議、話し合いができるように、私どもも指導していきたいなというぐあいに思っています。


 場合によりましては、そうはいってもなかなかすっと上がってこないということもあるのかもしれません。私も、実際のところはその所属長や校長先生方との話をする機会というのは先ほど申し上げましたようにたくさんあるわけでございますけれども、職員の方々と実際生で意見交換するようなところは今まで持っておりませんので、先ほど御指摘がありましたそういった職員の声というあたりが聞けるような場というものを今後また検討していきたいなというぐあいに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 教育長さん、その事務的な各校の職員さん方は教育長がみずからではなくても結構だと思います。例えば担当課長がやっぱり直接一回現場に足を向いて、直接現場の職員と話をされて現状を把握して、問題点あるいは人員の不足の問題とかそういうものは確固たる信念でもって上に上げていくような体制を御指導を求めることをお願いしたいと思います。


 もう1点、教育委員長さんにも通告はいたしておりませんけれどもお答えいただければ幸いかと思いますけれども、教育委員会さんとしても各学校さんの内部の問題、あるいは生徒会長さん、子供会の会長さんとか、学校の教育備品の問題とかいろいろまた意見を今後聞いていただくようなお考えはないのか。通告はいたしておりませんが、お答えいただければ幸いかと思います。よろしくお願いします。


○議長(長谷川 盟君) 教育委員長。


○教育委員長(伊藤 浩君) ただいまの質問ですが、委員会としましても今言われましたような児童生徒の皆さんと話し合いを持つというようなことは考えたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 御答弁ありがとうございました。次に問題を移らせていただきます。


 今、重要な課題であります教育現場におきましては、あるいは地域等の活動におきましてもコミュニティースクール、いわゆる学校運営協議会あるいはスクールカウンセラーさん、それからソーシャルワーカーさんの問題、いわゆる学校と地域にかかわってどう学校を活性化させよりよい方向に発展させていくか。ひいては児童生徒の皆さんがよりよくすくすく育っていただくということにつきまして、現状と、それからもし課題点等、あるいは成果等あったらお述べいただきたいと存じます。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) この御質問につきましても、昨年6月の定例会の折に御質問いただいて、私も所感を述べて方向性をお示ししたというぐあいに思っています。その後じゃどうなのかというあたりで、少し話をさせていただきたいなというぐあいに思っています。


 まず、以前の質問のときにも子供たちの個性を伸ばすことを頑張ってほしいということや、今おっしゃいました地域に開かれた学校づくりを進めてほしいということのお話もいただいています。


 まず、子供の個性を伸ばすということについて、その折に私は教員の指導力の向上が一つ、そして一人一人の子供に教員が向き合うための環境整備をしていきたいというお話をさせていただいたんじゃないかなというぐあいに思っています。先ほどおっしゃいましたスクールカウンセラーでありますとかスクールソーシャルワーカーの配置というのも、これも一つのことだろうなというぐあいに思っていますし、それから少人数学級編制、いわゆる40人の定員ではなくてそれを少なくする少人数学級編制の実施も取り組んでおります。さらに、町の方の御配慮で学習支援員であるとか、あるいは学校図書館職員も配置をしていただいているというようなことになっています。そういったところを通しながら、子供たち一人一人の個性を今後とも生かしていくような教育を実践していきたいと思っています。


 具体的に少し申し上げますと、先ほどのような方々の人員配置によりまして、あるいは少人数学級編制によりまして本当にきめ細やかな教育環境が整備されつつあります。先ほど、町長さんも教育ということを非常に大事にしていきたいということのお話もありました。やはり今後とも一人一人の個性が引き出せるような、そういう教育を推進していきたいと思っていますが、今、少人数学級編制につきまして少し課題として思っていることがございます。


 それは、現在、岸本中学校、溝口中学校におきまして学級編制を見ますと、少し人数的に開きがございます。といいますのは、本年度から鳥取県が実施しております学級編制の弾力化、少人数学級編制によりまして、中学校の1年生は40人定数のところを33人以下学級、そして中学校2年、3年生につきましては35人以下学級というような学級編制を実施してきております。こういたしますと、本年度県のそういった基準どおりに本町でも編制をしておりますので、各中学校、2つの中学校ともに1学年は2学級編制になってきております。通常、40人でしたら溝口中学校あたりは1学級になるわけですけども、2学級編制になってきています。


 1学級当たりの平均の生徒数を見ますと、岸本中学校の場合には31.7人です。溝口中学校の場合には18.2人というぐあいに1学級の人数はなってきています。特徴的な例を申し上げますと、現岸本中学校の3年生は34人の1クラスと32人の1クラスというクラス編制でございます。溝口中学校の場合の同じ3年生は19人と19人というような、ちょっとこの学級の人数に開きが出てきているというのが現状でございます。これを来年度も県の基準をそのまま適用してまいりますと、同じような開きが今後数年続いていくという状況になってまいります。しかも、溝口中学校の場合、来年度、溝口中学校新1年生につきましては33人ちょうどですので、これは2学級になりません。1学級で33人という1クラスになります。


 このように、学級編制基準について少し開きが中学校において出てきているということが課題として思っておりますので、学級編制基準といいますのは国や県に準じてもいいわけですけれども、町独自で学級編制基準を定めることができるわけでございますので、町の考え方で定めることができますので、ぜひまた13日の全員協議会の折にもそういったことを少し詳しく説明させていただきながら、議会の皆さん方と一緒になってこの学級編制基準につきましては検討させていただきたいというぐあいに考えておりますので、よろしくお願いをしたいというぐあいに思います。


 さらに、もう1点の地域に開かれました学校づくりということにつきましては、私もたびたび地域に開かれた学校、地域とともにある学校づくりに努めていただきたいということは申し上げてきておるところでございます。これに関しましては、学校支援地域本部事業というのと、それから御指摘がありましたコミュニティースクールの推進というところの2点を上げながら取り組んでおるところでございます。


 学校支援地域本部事業につきましては、おかげさまで非常にたくさんの町民の方々にボランティアとして学校に入っていただいています。現在約400名の方に登録をしていただいておりまして、これを7名の各学校の学校支援コーディネーターが調整を図りながら、学習活動に地域の方々にボランティアとして参加していただいているということでございまして、昨年は延べ1,200名の方に350回にわたりまして活動に参加していただいているというような実績がございます。


 昨年、こういったことについてアンケート調査をいたしました結果でございますけれども、そういった地域の支えによって子供たちの学ぶ意欲が高まったというような非常にいい結果も出てきています。こんなようなことがありまして、今年のちょうどこの12月ですけれども、文部科学大臣表彰をその学校支援地域本部は受けておりますので、国内的にも評価いただいているということでございます。


 とはいいましても、まだまだこの活動を広げる余地というのは残っております。さらに、登録はしていただいているけれども、まだ活動に参加してないというボランティアの方々もいらっしゃいますので、ぜひこういったことを課題としながら、コーディネーターを中心として学校と地域の方々十分連携をとりながら、子供たちとともに活動できるように取り組んでいきたいなと思っていますし、コミュニティースクールにつきましても、御承知のように八郷小学校と岸本小学校につきましては指定をしておるわけですけれども、現在溝口小学校におきまして本年度から研究指定ということでコミュニティースクールの指定を目指した研究に入っていただいております。要は活動をどうするかではなくて、それぞれの学校の強いところはどこなんだ、逆に弱いところはどこなんだ。それから、地域としての学校の支援が何ができるのか、どうなのかというあたりをしっかり熟議といいますけれども、地域の方々と一緒に話し合いながら、よりよい学校をつくっていくという取り組みを今後とも進めていきたいなというぐあいに思っています。以上でございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 非常に御丁寧な御答弁をいただきましてありがとうございました。どうぞ今後ともそれなりの御発展を遂げていただきます、画策いただきたいと存じます。


 次の問題に移らせていただきます。2番目に、溝口中学校におきます部活動の部屋、いわゆる部室というものにつきまして、例えば来年度予算に対しまして教育委員会として町長部局の方に予算要求をされるべきではないかと私は考えますが、その点につきまして教育委員会さんの現状についての御認識を伺いたいと存じます。よろしくお願いいたします。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) この件につきましても、勝部議員からこの3月の議会の折に質問をいただいておるところでございまして、その際には現場の声を聞きながら、必要性でありますとか利用方法、既存施設の有効利用など、そういったことを検討していきたいというぐあいに答弁をさせていただいております。


 現在、この件につきましていろいろ学校の方やPTAの方々のお話も聞きながら検討しておるところなんですけれども、溝口中学校につきましてはプールが御承知のように50メートルプールがございまして、そのプールが非常に老朽化が進んできておりまして、これを改修しなければいけないということが一つ課題となっております。場所を御承知のように見てみますと、ちょうどグラウンドの上の部分にプールがございますので、部活動の活動エリアの近くにプールがあるということもございます。そういったことですので、このプールの改修の折に、現在、更衣室でありますとかあるいはトイレでありますとか、そういった附帯設備がプールにございますので、そういったプールの更衣室やトイレ、器具庫などを更新する際に、このプールの施設とあわせて部室がつくれないだろうかというあたりを少し具体的に検討しておりますので、そこらあたりを少し検討してまいりたいというぐあいに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 50メートルプールの改修の話は今初めて出てきた話なんですけど、これもともとは多分旧溝口町さんが国体のときに想定されてつくったのかどうかちょっとわかりませんけれども、50メートルプールそのものはなかなか現実には使いがたい距離だと私は認識しておりますけれども、そのプールの改修そのものについてはちょっと今言及はできませんけれども、私はその問題はかなり50メータープールそのものを改修するかどうかという話と同時に検討していくという、今、御発言だったというふうに承った場合には、非常にこれは時期が延びるんじゃないかと思いますね。50メータープールそのものをそのまま改修して使うかどうかという議論はまた非常に賛否両論あると思いますので、私は改めて教育長さんに御提案申し上げますけれども、やはり部室は部室で単品で早くお考えになって、やはり今現在の中学生さんの供用に改修をさせていただく方が私は普通の考え方じゃないかと思いますので、改めてその点、再度教育委員会内部ででも御検討いただきますように私は御要望したいと思いますけども、再度御質問申し上げたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 先ほどありましたように、50メートルプールというのが本当に今現在学校体育の水泳の授業としてはなじまないといいましょうか、非常に長過ぎる、広過ぎるというところがございます。学校の方からの要望といたしましては、ぜひ25メートル、半分にしてほしいというようなことでございますので、そこらあたりもあわせて検討していきたいなというぐあいに思っております。御要望はお聞きさせていただきます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 教育長さん、そのプールの問題とはある程度は一体感はいいんですけれども、迅速に早急に委員会内部で御検討賜りたいと存じまして、この問題は切り上げさせていただきます。


 次に、学校統合の問題はるる数年前から言われておりますけれども、少し話の火が学校の耐震化事業も含まったりいろんな話が、いろんな各地区ごとのPTAさんのお考え、あるいは地域の皆さんのお考えを取りまとめたりされまして少し話が途切れているような、私、感じを受けまして、今ちょっとその認識を改めて現状の教育委員会での学校統合問題、当初の一番最初の3年前ぐらいの話では、来年、平成25年の3月に統合してスタートするというのが一番のもと、原案だったんですけれども、それは多分消えたんだろうと思いますけれども、今の現状の小学校あるいは中学校統合の問題等につきまして、今の現状の御認識を伺いたいと存じます。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 学校統合の問題につきまして、現状認識ということでございます。


 当初、先ほどおっしゃいましたように25年にという話も小学校はありましたですけれども、私が参りましてから皆さん方にも学校統合の実施計画案を一部修正するという形で御提案をさせていただいています。その折には、やはり町の議会の方からじっくり時間かけてしっかり説明し、そして納得を得るようにというようなことが条件としてございましたので、そういったところで一部修正し、時間をかけて理解を得るようにしていくということでございますので、一部修正の場合には小学校統合につきましては、平成28年ごろに新しい小学校の配置を完成するということを目指しているということでございます。そういった目標を持ちながら、じっくりと今取り組んできているというのが状況でございますけれども、皆さん方からの御指摘がありましたように保護者の皆さん方に対して十分な説明、理解を得るよう合意形成に努めているというのが今のところでございます。


 具体的に申し上げますと、昨年度も実施いたしましたが、本年度も各小学校や保育所の保護者の方々に対して統合に対する意見の集約をし、そして課題となっておりますことについて、議会の皆さん方にもお示ししたようにまず課題を解決する道筋、あるいは課題が解決できるかどうかというあたりを検討していくようなことが必要だということで、現在スクールバスの関係の運行計画でありますとか、あるいはそれぞれの学校の特色をどう新しい学校に継承していくかといったようなことにつきまして検討をして、その検討結果を今それぞれのPTAあたりでありますとか保護者の方々に説明させていただきながら、新しい学校づくりというのはこんなことだということのイメージを共有しながら、協議を進めているということでございます。


 来年の1月20日ごろを目途に、今、各学校の保護者でありますとか保育所の保護者の方々に、今回説明させていただきましたスクールバスの運行計画でありますとか、あるいは学校統合についての進め方につきまして意見を出し合っていただくようなことをお願いしておりますので、一応1月の20日ごろに各保育所、小学校の保護者の方から意見が上がってくるというぐあいに思っています。


 それを受けまして、2月からそういった意向をもとにしながら関係の住民の方々に対する説明をしたいというぐあいに思っています。小学校統合の今後の進め方でありますとか、あるいは地域の方々に課題となっております学校の後利用の問題とか地域の活性化等についてもまた意見を伺うような、そういう住民説明会の機会を2月以降に設けていきたいというぐあいに思っています。計画的には28年ごろということでございますので、やはり議会でも説明させていただいておりますように統合準備協議会、具体的なその校名でありますとか具体的な準備を進めていく準備協議会は少なくとも2年前には立ち上げなければいけないというぐあいに思っていますので、その立ち上げを目指しながら、今、保護者の方々に説明し、そして今後住民の方々にも説明するというような状況が今の現状でございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) この問題は、単純にスイカを真っ二つに割るような議論にはなかなかならないと思います。ただ、その点、教育委員会としても御苦労があるとは私どもも承知をしております。


 私どもは、地元の方にもやっぱりよく意見を聞きながら、必ず28年にこだわることなく、やはりその点は御理解を求めながら、それはやっぱりどこかでいずれかは結論をお互いに町民の皆様も我々議会の方も結論を出さざるを得ないときが来るかとは思いますけれども、その点は慎重に事を構えていただきたいというふうにお願いを申し上げて、この場は切り上げたいと思います。


 それともう1点、教育長さんにお伺いしますけど、来年度予算の話ですけれども、統合関係についての新年度予算は新たに何か出てくるものはお考えなんでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 当面、予算的に必要なのは統合準備協議会を設置する際の予算になっておるわけですけども、これはまだ意向が集約されていませんので、現在、今、お話ししましたように保護者の関係の意見集約をしておるところですし、それをもって住民説明会もさせていただきたいなと思っておりますので、そういったような意向を踏まえながら、果たして今、準備協議会はどうなのかというあたりをまた議会とも相談させていただくような形になると思っていますので、その結果をもって予算をお願いするという形になってくるんじゃないかなと思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 以上、了承します。


 次の問題に移らせていただきます。御通告をしておりますけれども、その中の一つの項目でありますけれども、各学校の耐震化とか整備等の関係の今の進捗状況、ほぼいろんなものは完成に近づいたと思いますけれども、どのような状況、あるいはまた今後の課題等、御認識はいかがなもんでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 学校の校舎等の耐震化の整備状況、今後の課題ということについて御質問でございます。


 これはたびたび議会の方でもお話をしております整備計画をもとにしながら、すべての工事の完成が26年度に完成するように着々と進めておるところでございます。


 詳細につきましては、次長の方から御答弁を申し上げます。


○議長(長谷川 盟君) 斉下次長。


○教育委員会次長(斉下 正司君) それでは、現在の進捗状況、それから今後の見込み等について御説明いたします。


 最初に、小学校の整備状況ですけれども、溝口小学校につきましては平成23年度に着工いたしました。23年10月に校舎の耐震補強、大規模改修を完了いたしまして、特別教室棟増築工事につきましては本年6月に完了しております。体育館につきましては現在改築工事中ですが、来年2月に完成する予定でございます。


 それから、岸本小学校につきましては、本年10月に後ろ校舎の耐震補強と大規模改修、それから新たに渡り廊下、児童玄関の設置、これらの工事を完了しております。現在、エレベーターの工事を行っているところです。前校舎につきましては、来年度に工事発注で来年度中の完成を考えております。


 八郷小学校につきましては、本年10月に校舎の耐震補強等の工事を完了しております。


 それから、二部小学校につきまして、体育館は現在工事中でございますが、来年3月にこれは完成する予定でございます。


 次に、中学校ですけれども、中学校につきましては溝口中学校が25年度に体育館の耐震補強等の工事、それから26年度に校舎の耐震補強等工事を実施したいと考えておりまして、現段階では体育館につきまして詳細設計を進めているところです。


 それから、岸本中学校につきましては、耐震性につきましては問題ありませんけれども、老朽化等がありますので、この改修やバリアフリー化、そういった工事を平成25年度に実施したいというところで、現在詳細設計を進めているところです。


 先ほど教育長が申し上げましたとおり、平成26年度中にはすべての工事を完了するという目標を持って今進めているところです。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) かなりの工事を発注されて設計もされていることはお伺いして、私どももある意味承知しておるところでございますが、一つ、これも去年の東日本の大震災を受けて、いわゆる文部補助の3分の1の耐震とかいろんな整備を2015年度までたしか延びたと思うんですよね。今のトンネル事故でばっかり言うわけではありませんけれども、天井板の落下とか照明器具の落下防止とか、そういうふうな施設整備等とかの必要性は今後ないのでしょうか、お伺い申し上げたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、斉下次長。


○教育委員会次長(斉下 正司君) 御指摘のありましたところにつきまして、建物本体、天井ですとかそういったところについては設計の段階で検討はしておりますけども、ただ、東日本の大震災とかで問題になりました部分で備品とかこれらが揺れて、それが人に危害を加えるんではないかというようなことも一応対象にはなりますけれども、これについては今後検討していきたいと考えております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) この際、2015年度までが国庫補助の3分の1適用があると思いますので、非常電源とか一つの学校ぐらいに備蓄倉庫を入れるとか、それから今の天井板の落下とか照明器具の落下防止とか、ある程度は町の財源でもって積極的に整備されるように改めて考え方を教育委員会としてもしていただくように、教育長さん、どのような、検討をいただくようにお願い申し上げたいと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 子供たちの安全安心ということについては非常に大事な点だと思いますので、そこらあたりの整備につきましては今後も検討してまいりたいというぐあいに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) よろしくお願いいたします。


 次に、最後の御質問でございますが、植田正治写真美術財団に関する質問でございますが、先ほど渡部勇議員さんからも2番目に御質問がありましたことと関連をいたしますけれども、お許しをいただきたいと存じます。


 まず、植田正治先生の100周年の生誕記念事業が植田正治写真美術財団におきまして計画されているということで、総額は約4,000万円とか4,100万円の事業費というふうに先ほど答弁があったことは伺いました。これの運営母体となります100年事業の実行委員会というものがあるのだと思いますけれども、それの実行委員長とか役員体制、どうなるものかまずお伺いしたいと存じます。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、教育長。


○教育長(後藤 弥君) 100年記念の事業の実行委員会でございますけれども、メンバーといたしましては森安町長、さらに私、教育長、それから植田正治事務所、それから西部総合事務所所長、そして県立博物館長、さらに山陰放送代表取締役社長、そして新日本海新聞社の常務取締役、山陰合同銀行の常務取締役、鳥取県写真家連盟会長、島根県写真作家協会理事長ということで構成をしております。


 その実行委員会の会長には森安町長になっていただいておりますし、それから副会長には鳥取県写真家連盟会長の渡里さんになっていただいているという、こういう構成でございます。


 ただ、これは実行委員会でございますので、その下に企画運営委員会という形でそれぞれの企画を担当し運営を担当していただくようなそれぞれの委員会を設けながら、実際のプランを練っているという状況でございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) まず、この問題点は、きょうの一般質問には基本的に私は一般質問のルールとして植田正治写真美術財団の役員様、あるいは理事の皆様、そういう方に御質問する権限はこの場、私にはありません。議会にはありません。それである程度これは言うところがないので、植田正治写真美術財団というのは別の法人格ですので、議会の一般質問にはこれはなじみません。でも、しかしながらそれを管轄する教育委員会にこの場をおかりして御質問申し上げるよりほかに方法、すべがありませんので、教育委員長さんなり教育長さんに御質問申し上げるという形になったということはお断り申し上げておきます。


 まず、この問題点を指摘いたしますと、これはいわゆる先ほど渡部勇議員に答弁がありましたように去ることしの10月11日に議会の方から要求いたしまして、いわゆる4,100万円の100周年記念事業の経費説明があっております。この経費説明というものは、やはりもとは植田正治美術財団が幾ら計画されたとしても植田美術財団にはそういう金はないはずです。ということは、町の税金が当てにされているわけです。皆さんの税金で黙って出してこいというふうな決定が既になされております。それも1年前の昨年の12月からそういう協議がなされているのが現状でございます。


 それで4,100万という金額は多額かどうか、少額かどうか、これはまた議論は別といたしまして、いわゆる町の財源そのものをもう既に当てにした議論がどんどん別の財団で、議会とか町民の皆さんが手の届かないところで御議論されること自体が私は非常に問題があることかと、1点御指摘申し上げたいと思います。


 それから、もう1点、先ほど渡部議員にもありました植田正治写真美術財団というものは財団法人でございます。これはいわゆる民法で認められた法的な団体。これについての、これは財産で成り立っているものでありまして、基本財産は3,000万円。現在どのような形で、定期預金かと思います、これ現在の3,000万円の基本財産のあり方は定期預金かと承知しますけれども、間違いないでしょうか、確認します。


○議長(長谷川 盟君) 答弁できますか。


 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 記念事業につきまして、その概算の経費の中に町費も含まれているのではないかというお話でございます。


 先ほどの渡部議員さんにもお答えしたとおり、やはり町費も含んだ上で計画を練っていくという形になってきておりますが、先ほど来申し上げておりますようにまだまだ概算の費用でございまして、具体的な金額までの提示できないというのが今の状況でございますので、これから先ほど答弁申し上げましたように町費の縮減というあたりをいろいろと検討していくということの作業が入ってくるだろうなというぐあいに思っておりますので、その経費の中で積み上げましたものの中で、また議会の方に提示させていただきながら御議論いただくという形になるんじゃないかなと思っています。


 したがいまして、概算としてのある程度のフレーム、記念事業のフレームというものについて示しておるところでございますので、具体的な経費についてはこれからまた煮詰まったところで議会の方に提案させていただくような形になろうかというぐあいに思っていますので、あくまでもフレームを示させていただいたというような認識でいただければというぐあいに思っております。


 また、3,000万のことにつきましては、館長の方から答弁させます。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 御指摘のとおり、植田正治写真美術財団の基本財産3,000万でございます。


 これの経過を整理いたしますと、この財団立ち上げの際に山陰地方の企業、具体的には山陰合同銀行あるいは山陰放送、大和ハウス工業、そして坂口合名会社などから寄附を岸本町にいただきました。それを町からの出捐金ということで、財団の基本財産を立ち上げております。


 御指摘のその預金管理の形態でございますが、御指摘のとおりで定期預金で管理を行っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 事務局に聞きます。その3,000万円のいわゆる一般企業等からの寄附金と、旧岸本町からの出捐金の割合は幾らか承知されておりますか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 岸本町からの寄附の額が2,100万円、残りが企業からの寄附でございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) いわゆる財団法人の場合は定款が寄附行為とその当時申し上げておりましたので、それは当然寄附ということで、いわゆる3,000万のうちの約8割は旧岸本町の町民の税金で、町議会の議決を経て植田正治写真美術財団をつくるために出資したもんであります。


 ただ、先ほどの渡部勇議員さんへの答弁を聞いていますと、その3,000万のうちの約半分の1,500万を取り崩して、この100周年生誕記念事業に充当しよう、いわゆる使ってしまおうという考え方だと思います。これは法的には別に問題はないと私は思います。ただ、道義的、倫理的に私は非常に問題があるかと思います。旧岸本町の税金で2,400万出したものを、それをただもう財団法人に出したから何に使ってもいいというそんな考え方は、私はこれは財団の人に今この場では聞くところはありませんのでそれはあえて申し上げませんが、教育委員会の認識としてはどういうふうな認識をお持ちになるんでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、教育長。


○教育長(後藤 弥君) 基本財産のうちの1,500万を生誕事業の財源としているということについての道義的にはどうかというお話でございます。


 現在、植田正治の作品のみを収蔵、展示する美術館でございますし、またその美術館を主体的に運営しておりますのは事実上は町でございます。その植田正治の顕彰、あるいは功績を広く知らしめるということ、PRしていくということは、美術館を主体的に運営しております町にとりましてはこれは重要なことではないかなと、町の施設として重要なことではないかなというぐあいに思っています。作品自体も町の方のものでございますので、そういったことを広くPRしていくことも重要なことだというぐあいに思っております。


 生誕の事業につきましては、その主体は先ほど申し上げました実行委員会でございますけれども、先ほどのメンバーをお話ししたように実行委員会を主体的にやっているのは実は町長であり、私、教育長でありますので、町がやっぱり主体でこの実行委員会も行っているということであるというぐあいに考えております。


 したがいまして、この生誕事業につきましてはやはり町を挙げて成功させなければいけない、そういったような必要性があるというぐあいに教育委員会としては認識しておりますので、そういった点でこの財団の基金の取り崩しということについても御理解をいただかなければいけないじゃないかなというぐあいに思っておるとこです。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 広い意味では、確かに教育長がおっしゃるように植田先生の100周年記念に使おうが何に使おうが、それは法的にも道義的にも問題はないかとは思います。ただ、純粋理論で考えると、この財団法人というものは財産でもって成り立っている財団、いわゆる組織なんですよね。それの基本財産の3,000万のうちの半分の1,500万を食いつぶして100周年に当たるというのは、これは非常にいかがなもんかと思います。私はそう思います。財団の運営に係る経費に直接的に使うんならまだ納得ができますけれども、この植田先生の100周年記念だけに1,500万も使うということは、非常に私はこれは個人的にはいかがなもんかと思います。私はそういう通常感覚で今後も植田正治写真美術財団とか美術館の運営がなされるなら、非常にこれはやっぱり厳しい判断を迫られるような状況が来ると思いますので、いろいろとまた内部でも御相談はこれはしっかりと賜りたいと思います。


 もとは旧岸本町民の税金であります。8割はそのうちの税金であります。それは出したからといって、あとは財団の今の現役員の人、あるいは植田先生がその金を出したものでも、総額の8割を出したものでもありません。ということは、使うことについてはこれはやっぱり基本財産ですので、慎重にかかるべきだというふうに重ねてこれは申し上げたいと思います。


 それから、もう一つは対議会との調整関係の仕方、この100周年記念式典に関するものでも対議会、ということはすなわち町民の皆さんの対話、これは非常に今の段階ではあんまりいい対応はされてないというふうに私は思っております。もう既に昨年の12月にいわゆる美術館の理事会でこういう話が、100周年記念がもう既に出ております。その点について、まず初めに今の財団の現有理事の総数、それから実際に美術財団の理事会に御出席可能な人は現実的にどのような人数体系になっているか、お伺いを申し上げたいと存じます。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 現在、理事の総数は9名でございます。すべて出席は可能かと思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) それでは、去年の例えば平成23年から、あるいは平成24年度、理事会を何回開いて、その総数9名のうちどなたがどれだけの実際に御出席になって理事会の決定を見たか述べてください。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 年間の理事会の開催回数は2回でございます。


 出席の状況については、現在資料を持っておりませんのでお答えできません。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) その答弁は非常にまずい。なぜかと申しますと、先ほど森事務局長は総数が大体出席できると言っておられたはず。その事務局長は森局長ではないかと私は思います。その方が何名来られたかどうかわからないという答弁は、私は、議長、非常におかしいと思います。再度確認します。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 現在の理事の総数というのは9名ということは記憶にございますが、それぞれの方がどの理事会に何回来られたかということは記憶にありません。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 私は、そういう質問をしておりません。例えば、その9名のうちで大体通常何名が出席できて、実際の理事会の構成メンバーは何人で審議をしておられるかということを聞いているだけであります。


○議長(長谷川 盟君) 調べますか。


 休憩します。


              午前11時04分休憩


    ───────────────────────────────


              午前11時05分再開


○議長(長谷川 盟君) 再開します。


 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 大変失礼いたしました。


 会議録をちょっと確認をさせていただきました。23年度に5月27日に開催をしております。その当時は、理事の方10名でございます。そのうち、委任状の理事が5名。ということは5名出席、5名は委任状ということでございます。


 その次、23年の12月、同様に10名、うち委任状が5名ということで、理事さんとしては5名出席ということでございます。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) ついでに、時間の関係で早く答えてほしいんですけど、今年はどうですか。24年度はどうでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 森館長。


○植田正治写真美術館事務局長(森 道彦君) 会議録は手元にございませんが、同様の状態だと思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 要するに、実際には来れない人が理事構成をやってる。そしてその中のせいぜい半分の人が集まって、こういう大事なことを、町の税金も伴うことをいわゆる簡単に決めていらっしゃる。ここが私は非常に問題だと思います。ここで町民がかかわらないところを全部決めておいて、そこであとは町民が税金を何千万と出せというふうな、こういう構造はやっぱりこれは非常に問題かと思いますので、この点につきましてはこの場をかりまして今後かなり町民の皆さんに御説得なさるか、あるいは議会も通していると御審議なさるか。この点は非常にお金の使い方は鋭意今後工夫していただきたいと思いますけれども、教育長さんなり教育委員長さんなり事務局当局、いかがな御意見でしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 理事構成につきましては、出資されましたそれぞれの企業とかというところからの選考という形でなってきておりますので、当然町としても町長、私、2名がこの理事として入っております。したがいまして、町民からの税金を使っていくということをただ町外の方々の出資団体だけで相談されているということではございませんので、御理解をまずいただきたいなというぐあいに思っております。


 それから、この事業につきましての経費、予算等につきましては、今申し上げておりますように現在精査をしておるところでございますので、それはまた議会の方にも御説明するような機会をつくっていきたいというぐあいに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 教育長、私が申し上げているのは、いわゆる美術財団という別の法人格で、町民からの多額な数千万という単位のものを持ち出すような事業計画を町民の皆さんには全然御説明なくて、もうすべて決めていかれるということですよね。これが非常に問題だと言うんですよ、私は。財団法人の中で、もう事業計画を去年12月に考えろというんだったら、もう既にその時点では町民の皆さん、あるいは議会等に対しまして並行して説明していって、数千万という単位のお金は私は決してたやすい金だとは認識しておりません。


 ただ、幾ら植田先生の顕彰を高めるかといいましても、何千万単位で、おまけに貯金の基金まで食いつぶしてやるほどのことかどうかという議論は非常に分かれると思いますので、今後この点につきましては慎重な御配慮を賜ってやっていただきたいと思いますが、再度その点については御注意をしていただくようなお考えはないのか、伺いたいと存じます。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 先ほどの渡部議員さんにもお答えしたんですけれども、町費負担部分につきましては縮減をということで現在考えておるところでございますし、また詳細煮詰まりましたところで議会の方にも説明をさせていただきたいというぐあいに思っています。


 この100周年記念の事業につきましては、本当に唐突に提案しているということではなくて、以前から何回かの議会の折にこういった事業をするということを私が就任する以前から話をさせていただいているということでございますので、その点も御理解いただきたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 勝部議員。


○議員(3番 勝部 俊徳君) 時間の関係もありますので、残り時間少ないので、はしょって申し上げます。


 教育長さんに、ちょっとそれは教育長さんの御就任になってから日が浅いので誤解があろうかと思いますけれども、我々議会としましても、生誕100周年ということは森安町長から事業をやりたいということは何度か伺いました。しかし、その内容たるや、金額なんかは一度も示されたことはありません。ふたをあけてみたら4,100万円ですよ。そのうちの1,500万円は貯金を崩してやるというわけですよ。


 例え話をしますと、家庭の子供が中古の自動車を買いたいよといって、買ってきたら2,000万円のベンツだったというふうな話におよそ等しいと私は思っています。ただやりますやります。100周年記念のイベントをやります、フォトコンテストもやります、それから顕彰事業もやりますと言われたって、それについては反対するすべはなかなか議会としてもないと思います。ただ、中身のやり方、金額、お金の調達の仕方、それは非常に問題だと思います。この点だけは私は異議があるというふうに申し上げておりますので、議会としてはただその大筋は了解したけれども、内容が4,100万という話はこの9月に我々が要求して初めて出てきた問題であり、非常にその点は教育長さんも日が新しいから御認識がなかったと思いますので、その点は認識を改めていただいて、また財団当局あるいは町当局も今後鋭意町民が御理解を得られるような内容にされることを希望申し上げまして、質問を終わりたいと思います。以上で終わります。


○議長(長谷川 盟君) 以上で勝部議員の質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(長谷川 盟君) ここで休憩します。


              午前11時12分休憩


    ───────────────────────────────


              午前11時20分再開


○議長(長谷川 盟君) 再開します。


 ただいま、執行部から緊急の報告のため発言を求められたので許可します。


 総務課長。


○総務課長(阿部 泰君) ただいま1点だけお許しいただきまして、北朝鮮による人工衛星と称するミサイルの発射について皆様に御報告申し上げます。


 先ほど、発射時刻が9時49分ごろミサイルの発射が確認されました。発射数は1発でございます。1基のみでございます。


 経過といたしまして、10時1分ごろに沖縄地方の上空を通過したことを確認されております。その間、落下物といたしまして最初が9時58分ごろに海上、北朝鮮半島の西約200キロに落ちております。次に9時59分、朝鮮半島の南西300キロの東シナ海に落ちております。最終的には10時5分にフィリピンの沖、東約300キロの太平洋上にすべて落下したという報告を受けております。


 鳥取県、国、日本ですけれども、別に被害はないということでございます。先ほど、町といたしましても、防災無線及びCATVで町民の皆さんにこのことを周知しております。以上でございます。


○議長(長谷川 盟君) 以上で報告を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(長谷川 盟君) 次に、12番、幅田千富美議員の質問を許します。


○議員(12番 幅田千富美君) 通告に基づきまして、町長並びに教育長、教育委員長に4点質問いたします。大きく言いまして、社会保障の制度改革推進法について、2点目が妊婦健診、3ワクチンの公費接種の継続について、3点目が豊かな保育のために、4点目が小・中学生、高校生の支援のために、この4点でございます。


 先ほど、町長は立候補の表明の後に、子育て支援、教育充実ということをおっしゃいましたので、いい答弁が返りますことを願いまして質問いたします。


 社会保障制度の改革推進法についてお尋ねをいたします。


 社会保障と税の一体改革関連法案審議の最中に、民主党、自民党、公明党の3党が密室協議で合意して、社会保障制度改革推進法案、十分な審議のないままに6月の26日には衆議院、8月の10日には参議院、可決成立しております。この推進法は憲法25条を否定し、社会保障解体、国民の生存権を左右する重大な問題、このような指摘がございます。本町では、福祉事務所を設置しております福祉事務所長としても、この本町の福祉行政にどのような影響があるのかを町長の見解をお尋ねいたします。


 公的年金制度、医療保険制度、介護保険制度、少子化対策、生活保護制度、この点についても言及されていますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。


 改めて憲法25条、これは「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」、これが規定であります。


 そして26条では、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする」、この立場でお尋ねをいたします。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 非常に大事な問題というお話、そのとおりだと思いますが、まず前段で引用されたこの推進法が憲法25条を否定している、いわゆる憲法に違反しているということになると法律として成立しませんので、それはないだろうということで前段としての認識をまず示さないといけないなと思いますが、その上で幾つか論点としておっしゃった年金制度以降の5項目、これがこの法律の重点にあるということは疑いもありませんし、それから税の問題、消費税の課税の問題がありまして、それを再来年4月に8%、1年半後に10というところに持っていくということがこの改革の一体性であるわけです。


 その中で、いろいろそれぞれの段階、それから政党間によってもこれ国会で成立した中でいろいろな考え方があったんだろうということは、これは否定はいたしません。そうはいっても、基本的に今回の改革というのは社会保障費が当然膨れていくわけです。医療もそうですし。そこで、その安定財源をどこに求めるのかということが結局社会保障制度の水準を一定以上で維持していこうとしたときに、じゃ財源をどうやって安定的、持続的に確保しようかというのが今回の改革でありまして、そこを消費税に求めるということであります。そもそも消費税の導入時の議論からやっぱり直間比率を変えていって、高齢化社会になっても安定財源が見込めるようなものというのが消費税導入時の論点としてありましたので、改革というのが大きく道をそれたものではないと私は思っております。


 今回特徴的なのは、結局その増税部分を社会保障分野、4分野と言われていますけども、そこに集中投入するということですので、恐らく税の負担がそれだけ特定分野に投入されるということになれば、その投入される分野については制度の持続性、または充実度というのはこれは高まるという方向で見るのがこれは普通でありますので、今回はそこまで推進法の中では決めてませんので、これらの課題に対処するために社会保障制度改革国民会議が設けられて、来年の8月21日までに結論を出すということになっております。去る11月30日ですか、その第1回会合が開かれておりますけども、課題を確認し、座長さんを選出されているわけです。この流れを見ると、ようやく中身の議論が始まったんだろうというぐあいに見ざるを得ないと思います。本町への影響を判断する判断材料というのは、まだまだないんじゃないかなと思います。


 先ほど申し上げたように、少なくとも増税分については社会保障分野に集中投入するという改革でありますから、この分野の充実に向けた議論、検討というのが進められるということを大いに期待をしたいと思っております。


 さらに、町側から言うと、関西学院大学の神野直彦先生、地方制度、地方財政に非常に詳しい方ですけど、現場も随分いろんなところで講演しておられますけども、そういった方が委員の中に入っておられるので、現場に根差した議論という点でいえば、非常に評価すべき点が多いと私は思っております。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 町長は評価する点が多いと、このようにおっしゃったわけでありますけれど、本来、社会保障は国の責任ということで、先ほど言いました憲法でうたわれております。


 日本弁護士会の会長が6月25日に声明を発表されました。この推進法について、このように指摘していらっしゃいます。まず、安定した財源確保と受益と負担の均衡、持続可能な社会保障制度ということで、国の責任を家族、国民の相互の助け合いの仕組みに、そして通じて個人の自立支援に矮小化しているものであるということ。そして、国による生存権の保障や社会保障制度の理念そのものを否定している内容であるということです。2点目は、年金、医療、介護の主たる財源を国民の社会保険料に求めて、国、地方負担は補助的、限定的に大幅に公費負担割合を低下させるものであるということ。3点目が、社会保障給付に要する公費負担の費用、消費税と地方消費税で充てる、このことを先ほど町長もおっしゃいました。このことは憲法が想定しております応能負担の原則、所得再配分、資産税の課税の強化、いわゆる負担能力のあるところから税金を取って国民の幸福追求のために使うという、この制度そのものを大もとから崩す内容であるということです。


 現在、大企業や富裕層には260兆円の大きな内部留保がたまっている。これを一部回していく。それから、大企業は19%であるけれど、中小企業は25%、26%の法人税と、こういった逆進性のことを改革するのではなくて消費税に頼る。しかもその消費税はそれに充てるとおっしゃいますけれど、既にもう公明党が100兆円、自民党が200兆円の大きな公共事業を提起して、来年度の予算にはそれがもう組み込まれるというような状況に至っているということであります。


 そして、4点目は新設の社会保障の制度改革の国民会議、先ほどいい人が入っているというふうに言われましたけれど、本来国の根幹を決めるのに国会議員が、今、選挙が行われておりますけれど、国会であらゆる会派も入って、そして十分に国民に見えるところで議論していく。これを保証していくことこそが揺りかごから墓場までの制度を改革する基本的な姿勢でなければなりませんけれど、これは議会制民主主義も根本から崩すことになる、民主主義の崩壊にもつながる問題であるということを指摘していらっしゃるわけです。たった内閣総理大臣が20名の委員を任命して、そこで審議して決める、とんでもないことだと。民主主義の観点からも非常に大問題。


 それから、5点目は生保制度の見直しということを言っていますが、不正受給者の厳格な対処ということで給付水準の適正化、必要な見直しと言っておりますけれども、生保受給者の増加は不正受給によるものではなくて、無年金者、低年金者の高齢者が増加していること、非正規雇用に置きかえられた不安定雇用、就労、低賃金労働の増大によることから生まれてきているわけでありまして、ヨーロッパと比べまして日本の生活保護の水準といいますのは本来受けるべき水準の人たちが受けていない、そのことの方がむしろ問題。スイスやフランスやそしてスウェーデン、そういったところはもうほぼ90%の人が生活保護を受給して生活を守りながらやっている。就労へ向けての努力をしている。日本は1.5%から20%にも満たない。ここにこそ重大な問題があるわけでして、この点を指摘していらっしゃいます。本町が福祉事務所を持っていますから、そういった点での視点をぜひ持っていただいて今後の成り行きを見ていただきたい。これが住民サイドの視点です。


 2点目、お尋ねをいたします。妊婦健診の14回の公費助成とHib、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防の3ワクチンの公費助成、これは本町にとりましては国の制度が成立しない前から町独自で助成をしてきた点もあります。母と子の健康と命を守る大きな役割を果たしています。けれども、来年度以降も継続するお考えがあるでしょうか、その点についてお尋ねいたします。


 そして、2点目は、現在国の方では支払い基金、それから後追いでHib、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防のワクチン接種の緊急促進臨時特例基金、これを利用して実施されてきましたから、先んじてやっていた事業に対して国が後から支援をしてくるというような状況が生まれてきました。けれども、昨年末、内閣官房長官と総務大臣、財務大臣、厚労省の大臣の4大臣の合意によりまして、来年度以降の子どものための手当などの取り扱いについて、それぞれが13年度から一般財源化の方向であるというふうに聞き及んでおりますけれども、これに対して議会の方では継続して国の支援を求めるという意見書を国に上げましたけれども、町長のこの同水準の財政措置を国に求めるお気持ちがありますか。この2点についてお尋ねいたします。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 健診それからワクチン、いずれも大事な事業でありまして、そのため国に対しては全国町村会を通じて要望を上げておりますし、県には来週早々に県町村会として継続を財源措置も含めて要望する予定としております。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) ありがとうございます。


 そして3点目ですけれども、豊かな保育のために、現在保育園児の給食の地産地消率の向上と現状、その対応についてということです。


 本町の場合、非常に優秀な学校給食の実施を行っておりまして、保育園のお子さんを持っておられるお母さんから保育園は一体どうなってるのというような質問を受けます。保育園では、旧溝口町時代、農協の女性会と提携しまして保育給食についても地産地消を豊かなものにしてまいりましたけれど、引き続いてこの伯耆町になりましてからもそれが広がっているというふうに私は認識しておりますが、その現状についてまずお尋ねいたします。


○議長(長谷川 盟君) 森安町長。


○町長(森安 保君) 現状について、担当課長から御説明をいたします。


○議長(長谷川 盟君) 谷口課長。


○福祉課長(谷口 仁志君) 保育所給食の食材調達について、現状を申します。


 保育所の給食の食材については、町内の小売業者さんを通して市場などから仕入れられたものをその日の朝に納入してもらって、検品した上で調理に使用しております。業者の方には、なるべく地元の産品をお願いをしておるところですけれども、すべてがそういうことにもなかなかなりづらいということもあります。ただし、その場合でも、中国産などの外国産は避けるということにしております。


 それから、言われたように溝口保育所にありましては、季節的に野菜が豊富な時期にはJA溝口女性会と連携して町内産の野菜を使用しているということはあります。また、肉類などについても、JA西部を通して県内産、国内産を調達をしております。


 私どもも、なるべく安心安全な地元の食材を使いたいという希望はもちろん持っているわけでございますけども、どんな課題があってどんなことができるのかということについては改めて現場などと相談してみたい、そのように思っております。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) パーセントはどのようになっているのか、わかりませんでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 谷口課長。


○福祉課長(谷口 仁志君) 割合がどの程度かという調査までは行っておりません。学校給食については相当な高い割合で地産消費がされてるように伺っておりますけれども、調達量等も保育所の場合、非常に大きな保育所とか小さい保育所いろいろさまざまでございまして、省令によりまして施設で調理しなければならないという縛りも実はあるわけで、それらも含めて調査もした上で、どんなことができるのかということについてちょっと相談してみたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) ぜひとも検討していただきたいと思います。といいますのが、やっぱり食の教育というか味の味覚を覚える、そういった点ではもう本当に幼いときからのゼロ歳児、3歳児ぐらいまでに大体できると言われておるんですね。そういった点からすれば、12月の8日でした、全国の保育園児の給食についてというので全国集会が開かれまして、そこでは専門家や大学の先生や園児の担当の調理師なども全国的に集まられて、研究発表が行われているところです。ぜひともこれを機会に、確かに学校給食は1カ所のところでどんということがありますけれど、保育園の場合はより地域の皆さんと農家の方と密着していくという点ではよりいいかなと。保育園の時代から、御苦労はあるかと思うけれども、そこのところをぜひ。農家の皆さんの収入にもなり、そして園児との交流も含めて、保母さんとの助け合いやら協力体制も含めて構築できていくような、地域の中で育てていこうというところに立脚していくいい機会でありますので、ぜひともその点について御検討、推進していただくことをまず求めておきたいというふうに思います。それは非常に大きな父母の皆さんからの御期待の声であります。


 2点目は、保育士の加配についてでございます。


 1歳児は既に県の支援も受けて加配していますし、障害児加配も今実施されているところでございますけれども、2歳児が6人対1人に対しまして3歳になりますとどんと人数がふえて、1人の保母さんが子供さんをちゃんと見て成長を見守っていくということになりますと非常に御苦労が多いんです、20対1ということになっておりますから。そういった点では、幼い小学校、保育園の時代から小中一貫ということでなくて保育と小学校と中学校の一環の教育というふうな視点で今取り組んでいるところでありますので、その点での早い時期から問題のあるお子さんについては早い対応をしていくというようなことからも含めまして充足した体制が必要というふうに思いますが、10人に1人にしていただきたいわけですけれど、とりあえず15人に1人ということでふやしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。


 2点目は同じくですが、非正規職員の方が非常に多くて、6割を上回るんでないでしょうか、非正規の方々の体制というのが。本当に保育の現場では幼いときからずっと継続的に卒園するまで見ていくということが非常に大事でありますから、その点でも正規職員の配置をお願いしたいと思うんですが、それへのお考えについていかがでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) まず加配ということですけども、職員の配置というのは基本的には現状を分析して、それで予算の段階で検討を加えるというのがこれが筋ですので、現在の配置状況などについては担当課長から、ある程度担当課長がとらえているような状況、そういうのも含めてお話をしたらと思います。


 次に、非正規職員の正職員化への対応ということですけど、これもこれまで何回も話題としては出ました。臨時の保育士の待遇については月額賃金とするなど、逐次改善はこれを図ってきたということは認めていただかなければならないだろうと思います。


 出生数の減少というのがこれはありますので、例えば職員数を今の数と大きく変えないというような運営を行っていくのであれば、これは長期というよりも中期的に見ると恐らく割合は上がってくるだろうと思います。これを一挙に解決しようとすれば、近隣の団体で行われたような民営化、こういった手法にするしかないんだろうなと私は思います。


 ただ、これは本町の場合、現在の公的保育に保護者の期待というのは非常に厚いものがあるというか、大きいものがあると私は思っていますので、選択としてはどうなんだろうなという気持ちで見ております。


 このような中ではありますけども、長期の臨時的な労働者の雇用環境の改善を目的とした労働契約法の一部が改正となり、来年からこれ施行されます。内容は御承知かもしれませんが複数年契約を可能として、それで一定年限経過後、再契約の場合に条件の充実を期するというものでありますが、多様な働き方を担保する上ではこれは非常に重要なポイントといいますか、お互いにというか、実用性がある内容になるんじゃないかなと見ています。それらを念頭に、これは処遇ということにならないのかもしれませんが、いわゆる就業の安定とかそういうのに資するように研究というのはこれは続ける。続けるといいますか、これはその題材として、材料の一つとして研究に値するだろうと今見ております。


○議長(長谷川 盟君) 谷口課長。


○福祉課長(谷口 仁志君) 私からは、3歳児の保育の現状なり考え方についてお話をしたいと思います。


 3歳児の保育配置につきましては、厚生労働省令で定められた配置基準、言われたように20対1を基準として配置を行っております。12月現在での本町の3歳児に対する配置状況を申します。


 ふたば保育所では17人に1人、それからこしき保育所では14人に1人、児童数は28人です。それから溝口保育所では16人に1人、あさひ保育所では3歳から5歳までの混合での保育ですけれども、必要な基準保育士数1.1人に対して3人の配置、それから二部保育所も3歳から5歳までの混合保育でございますけれども、必要な基準保育士数0.4人に対して1人を配置している、このような状況になっております。


 3歳児の保育については、いわゆる未満児クラスから3歳以上児のクラスに移行したということで、特に6月ごろまでの年度の初めには給食やトイレ訓練などの生活訓練について苦労があるという事実はあります。月齢によって成長に非常に差がある低年齢児でございますので、年度初めの時期には3歳児の保育には特に所内で職員が協力しながら当たっているということでございます。


 また、一方で、この時期の子供というのは著しい成長を遂げます。したがいまして、次第に保育所、保育も安定していくということも事実としてあります。12月のこの時期になりますと、かなり安定した保育が行われているということでございます。


 御指摘の発達上、気になる児童についてでございます。この3歳という時期は、いろいろな症状が見えてくるそういう時期であります。そういうことでありますから、保育士も特に注意を払って子供を見ております。


 また、そういう気になる児童に気づいたとき、そういうときには保健師や教育委員会の方に県から派遣されておりますLD等の専門の先生がおられますので、そういう方々と連携しながら適切な対応ができるように配慮をしているということでございますし、さらに児童の発達支援のために必要と判断した場合には、専門の機関の先生や保護者の方などと相談しながら、特に診断書を求めることなく保育士の加配を行っております。


 実際、先ほど申しました配置に追加して、現状でふたば、こしき、溝口、3園では1名加配を行っております。そういうことでありますので、気になる児童も含めた追加配置での保育を行っておる。例えて言いますと、ふたばの場合は17人ですけども、実質2人で保育しているというような実情です。


 気になる児童への対応といいますのは、そういう配置基準、20対1、15対1という観点だけではなくて、個別適切な支援が必要であるというふうに考えております。本町の保育現場では、先ほど申しましたように所長以下保育士がしっかりと一人一人の子供を見ながら、大切な人格形成の時期の幼児期の保育に当たっております。20人に1人だからということで、対応がおろそかになるというような保育は行っていないというふうに考えております。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 現場の保母さんたちが本当に臨時職員の方も含めて真摯に向き合ってやっていただいている、そのことは承知しています。しかし、専門職の目というのは非常に大事でありますし、たくさんの目があるということもとても大事なわけでありまして、本町の場合は看護師も配置していただいておりますから、その点には感謝しているところでありますけれども、年齢構成が非常にアンバランスになっておりまして、中堅どころの方々が退職なさった後のことはどうなるのか。そういった点なんかも長期的視野も含めてそういった人的配置、安定した保育の体制が確保できるようなものも視点に入れていただいて正規職員を配置していただきたい。このように思うんですが、いかがですか。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 職員の採用については、先ほどお答えしたとおり考えていきたいと思っております。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 考えていきたいという答弁をいただきましたので、ぜひともその対応をしていただきたいというふうに思います。


 4点目は、小、中、高生の支援のために、第1点は学校給食費の無料化をされないかというお尋ねであります。


 現在、ことしの3月議会でも学校給食の問題についてお尋ねをし、それから就学援助の問題についてもお尋ねをしたところでありますが、現在、公会計化するということと同時に、未納の滞納の場合、子ども手当から引き落とさせていただきたいという申し出というか、PTAの協力も得ながら学校給食委員会の委員長の名で全家庭に配布されているというふうに伺っております。


 そして、9月議会での全員協議会の方では、教育長さんの方から半分の御家庭からその申込書をいただいているという現状であるというふうな御報告もございました。


 私が問題にいたしますのは、この公会計の問題については一般会計で給食費を取り扱い、そして給食の内容についても議会が吟味していくという、これは本来あるべき姿ではないのかな、本来学校給食法ということになったわけでありますから、教育の一環ということにとらえますれば当然そういったことも慎重に検討してかかるということであります。


 がしかし、今問題にいたしますのは、5,100万からの年間の給食費の未納の方々が10数名あるのか、100万ほどの数名の方々のために大変な苦労をしているんだよというようなチラシでありますもんですから、もう非常に肩身の狭い気持ちになっていらっしゃるわけですよ。払いたくても払えない、あるいは就学援助を受けられるか受けられないか、そのすれすれの方々であったり、そういった人たちが。


 この運動を進めていく場合の視点といたしましては、教育委員会としてはやはり学校給食法でなくて食育基本法の視点に立ってどうなすべきなのかということを真剣に検討して、そして方針を定めていくということが必要であると思うんです。


 私、この点で今の本町の場合の子供さんを教育なさっている御家庭の家庭状況というものをかんがみますれば、やはり戦後最大の不況の中で本当に非正規であったりパートであったり母子家庭もある、父子家庭もあるというような状況の中で子供さんをお育てになっている。そういったときにどうした視点を持って臨むのかという点でありますけれど、私はこの機会に整理をしていただいて、学校給食は本町は先んじて3カ月間無料にしたという経緯があるんですけれど、これは町長さんの判断でそうされましたが、県下でも給食を半額にするとか30%にするとか、あるいは全国では学校給食を無料にしているというようなところも多々出てきているわけでありまして、そのような検討はなさったのかどうなのか、これについてのお考えをお尋ねいたします。


○議長(長谷川 盟君) だれに質問ですか。


○議員(12番 幅田千富美君) 教育委員長さんにお尋ねをしております、提案いたしております。


○議長(長谷川 盟君) 教育委員長、答弁。


○教育委員長(伊藤 浩君) 議員の質問に答えたいと思います。


 学校給食の無料化についての質問だと思いますが、御存じのとおりに学校給食法に定める学校給食の目的は、栄養摂取だけではなくて食育の推進も目的としています。本町でも、各小・中学校では児童生徒に食の栄養や安全性、地産地消、食文化などを指導しております。指導も給食時間だけではなくて各教科や学級活動を利用しており、給食は教科の一つとも言える重要な活動になっております。


 この学校給食の費用負担についてはやはり学校給食法に定められておりまして、学校給食の実施に必要な施設設備や学校給食の運営に必要な人件費などの経費は、学校の設置者の負担であります。それ以外の経費、例えば食材等は保護者の負担とされております。


 なお、経費に関する詳細につきましては、教育長から答弁をさせます。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 先ほど委員長が申し上げたとおり、費用負担が発生しております。詳細申し上げますと、本町の給食の食材費につきましては保護者負担となっておりますけれども、小学校が1食272円、中学校が1食318円となっております。


 町の方としましては、保護者の負担軽減という意味から小・中学校ともに1食当たり10円の補助を行っておりますし、また本年度9月議会でお願いをいたしました米が今高くなってきておりますので、その高騰によります影響分を保護者負担としないで町産の米を米飯給食で提供できるように、この白米の購入についても町が補助しているというような状況をお願いして、御理解をいただいたところでございます。


 これらの負担軽減後の給食費の総額といいますのは、先ほどおっしゃいましたけれども5,400万ぐらいになるということになります。先ほど来、全国的にはさまざまな地方自治体の取り組みがあるわけですけれども、本町ではその給食費の総額から考えてみますと財政的な負担というのがやはり大きいのではないかということで、以前にも3月議会でお話ししましたように、現段階で無料化というのはなかなか困難だというぐあいに私どもは考えておるところでございます。以上です。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 私、ここにいろいろ町内の御家庭の状況はいかがなものかな、公的な資料が出ている中での数値で申し上げますと、昭和32年にお生まれになったお父さん、そしてお母さん、そして小学校の5年生、中学校の1年生、この4人家族で収入が300万、要するに所得が267万。そして固定資産税が10万円かけられている家庭で、これは国保家庭でありますけれど、国保税が42万3,900円。これに国民年金が1万5,100円でお2人分ですから、これが1年間に36万2,400円。そして、学校教育費の負担というのは、2008年度の数値で前回の3月議会でお示しした内容です。小学生が年間30万7,723円、それから中学生が48万481円。現在のトータルも文科省が出しております。インターネットに載っておりますが、もっと上がっているということで、この金額だけで157万4,000円。それに自動車の維持費、携帯電話の維持費、さまざまなことでこの子育て最中の御家庭の経済的な状況というのは深刻な状況がある。仮に子ども手当があったにしても本当に焼け石に水という状況の中で、学校給食費の未納があるということについては公会計にするとかしないとかの以前にやはり個々の家庭の訪問をして、そして手のひらに乗せて、御家庭の就労状況、御家族の病気の状況、家庭の環境、このようなことを手のひらに乗せて就学援助への道を進めるとか、さまざまなことがそのことが大事なんだということで、教育長さんもそのような御答弁をなさったわけでありまして、やはり未納の問題と公会計の問題についてはミックスした話ではなくて、きちんと位置づけた方向を定めていただきたいと思いますが、先ほど言いました、今、子供を育てる御家庭の父母の皆さんの経済状況についてどのようにお考えでしょうか。


 私は、この状況ならば学校給食も、戦後最低の状態に今なっておりますから、その中での子育てでありますから御検討をする気はないのか、もう一度お尋ねしたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) 今の状況の認識はどうかというようなお話でございますけれども、そういった点につきましてはさまざまな援助制度がございますので、トータルでやっぱり生活支援を行っていくということが必要になってくるというぐあいに思っておりますので、この学校給食の無料化という話ではないんじゃないかなというぐあいに思っております。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 今進められておられる公会計と子ども手当からの天引き、これについては本当に御苦労なさっている御家庭の子供さんや御父兄が惨めな思いにならないような取り組みをまずお願いしたい。そして、トータル的な視点で考えていただきたいということを申しておきます。


 それから、2点目の就学援助制度の充実についてですけれど、前にもお願いいたしましたが、小学校に入るときの算数セットだとかさまざまな学校に上がると教育資材が要るわけです。校外学習とかさまざまな社会見学、卒業記念品とか水着だとか修学旅行の支度金、製図のセット、さまざまなものが要るわけでありまして、それへの援助を就学援助の中に加えられないか、充実させられないのかということと、それから2010年から実施されておりますPTAの会費、それからクラブ活動費、生徒会費、これについての通達が新たにこの9月には来てると思いますが、それの実施についてのお考え。前回の場合には検討してみたいというふうな教育長さんの御答弁があったんですが、いかがでしょうか。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) この件につきましても、前回の議会の折にも幅田議員の方から御質問があって、その際には先ほどおっしゃいましたように近隣市町村の動向や財政的な負担など考えた上で、検討したいというぐあいにお話をさせていただいたところでございます。


 現在、県西部の市町村の状況でございますけれども、御質問の新たに補助対象となったPTA会費でありますとかクラブ活動費、生徒会費といったようなことにつきまして、その経費を対象としている市町村についてはない状況でございます。


 また、このトータル、就学援助制度の経費につきまして、前回もお答えしたとおり本町の対象の経費につきましては他の市町村に比べて遜色のない充実した経費となっておりますので、現在のところ他市町村の動向でありますとかあるいは財政負担などを踏まえた上で、やはり引き続き検討してみる状況じゃないかなというぐあいに思っておるところでございます。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) この就学援助、準要保護、これにつきましては国の方が財政需要額の交付税に算入するというふうにはっきり明言しているわけでありまして、それは町の方で具体化しなければ、国は最初からおりてくるものではありません。だからこの地域の事情をよく勘案して、手のひらに乗せていらっしゃる現場の方でそういったものを実施しなければ実らないわけでありまして、先ほど言いましたように御家庭の状況というのはこの不景気の中で仕事が首切られたり、また2つも3つも仕事したりというような状況があったりするような中で、PTAの総会があるけど来なさいと言ったってなかなか来れないというような御家庭の方々もあったりというような状況の中で子供が育っているというところをかんがみますれば、日野町なんかは生活保護基準の2.2倍というところまで救うというような先鞭をつけていらっしゃいますし、西部町村ということを言われなくて、もう国からまた通達がこの9月に来てると思うんですけれど、それについての通達があるのかどうなのか、その点についてはいかがですか。


○議長(長谷川 盟君) 答弁、教育長。


○教育長(後藤 弥君) その9月の通達ということについては、まだ承知してないところでございます。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 県にはもう届いていると思いますので、尋ねてみてください。その上で、早急に実施していただくことを求めておきたいというふうに思います。


 それと、3点目は学校進学奨励金制度、就職支度金制度、これは同和対策で現在条例化しておるところでありますけども、実際には数人しか使っていないというような実態もあったりするわけでありますけれど、これを利用しまして先ほど言いましたように子育て中の御家庭の御苦労に支援をしていくという。しかも子供が一人一人育つ権利を保障していく。この立場から一般施策に拡大していただいて、そしてこれをその該当の人たちに支援するおつもりはないのかということをお尋ねしたいと思います。


○議長(長谷川 盟君) だれに質問ですか。


○議員(12番 幅田千富美君) 町長です。


○町長(森安 保君) 制度は教育委員会ですけどね。


○議長(長谷川 盟君) 制度上の問題ですか。


○議員(12番 幅田千富美君) 一般施策にする考えはあるかということです。町長にお願いします。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 同和対策は所管事務は教育委員会ですので。


○議員(12番 幅田千富美君) じゃ投げっ放しにしないで、そちらの方で答えられればこっちにします。


○議長(長谷川 盟君) 教育長。


○教育長(後藤 弥君) それでは、制度を所管しております教育委員会の方からお答えをしたいというぐあいに思います。


 おっしゃいました伯耆町の学校進学奨励金制度の目的及び対象につきましては、御承知のとおり町内の同和地区に居住されておられる方で、高等学校及び高等専門学校並びに大学に進学する能力を有しながら、経済的理由により就学が困難な方に対して就学に必要な経費の一部を支給するということでございますし、また国とか県で実施されています育英資金でありますとか、あるいは就学資金、奨励資金へのいずれかの貸与または給付を受けているという限定もございますので、高等学校等につきましては月額3,000円、大学生については月額4,000円の支給をしております。


 平成24年度は、高校生3名の方に実績として給付しておるところでございます。


 また、伯耆町の就職支度金制度の目的及び対象でございますけれども、伯耆町部落差別をはじめあらゆる差別をなくする人権尊重に関する条例に基づき、就職を容易にし職業の安定を図ることを目的として、町内の同和地区に居住されている方で新規に中学校及び高等学校等を卒業された方に対して、就職決定後に2万5,000円の就職支度金を支給するということでございまして、昨年度は高校を卒業されました2人の方の支給しているということでございます。


 この制度の趣旨というものにつきましては、先ほど来申し上げておりますように同和地区在住の方で就学等の意欲がありながらいまだ経済的理由等によって就職、就学の困難な方がおられる状況の中で、本町におきましてもこれらの制度を活用していただきながら就学、就職の支援をしていくというそういう趣旨でございますので、そういった形で今後とも続けていきたいというぐあいに思っておるところでございます。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 同和対策としてそういった事業を推進していくということでありますが、先ほど言いましたようにその制度を一般の高校生に広げていただけないのかということであります。そして、就職をなさる方への支援に広げていただけないかということであります。いかがでしょうか、町長さん。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 意見として別に大きく否定するものではないんですけども、高校の無償化とかいろんな施策が講じられてきたいう背景もお考えにならないといけないだろうと思いますし、そもそも制度の成り立ちは教育長が先ほど答弁されたとおりであります。私もそう思っております。同和地区におけるこれまでいろんな課題があって、その相当部分課題解決が図られてきたということは認めた上でですが、それでもなおかつやっぱり解消し切れてない課題、格差というのがこれは残っているというそういう認識の上に、これは施策を残しております。


 これは制度を見直す、議員は拡大とおっしゃいましたが、制度を見直すという議論になれば、恐らくこれは拡大ではなくてゼロベースから考えることになるだろうと思います。ただ、私としては、現時点見直す必要性というのを先ほど申し上げたとおり、やっぱり格差の残っているという認識の上に施策を残しているという認識を持っておりますので、この制度を見直すという必要性を強く認識しているわけではありません。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 私が申したいのは、確かに制度発足当時の問題はありますが、現在といたしますれば同和地区の指定だけではなくて、今、全般的なこの時代の流れの中で多くの家庭の方々が格差と貧困の中であえいでいる。それこそ格差と貧困、この中でのその制度を広げていただく。あるいは同和事業ということだけでなくて、一般施策としてそういった事業をつくっていく。そして、その対象の児童生徒を支援していく。といいますのが、確かに高校の授業料は無償化になりましたけれど、伯耆町の方から、そして日光や奥の方から高校に通うといいますと、本当に御家庭の御苦労は大きいんです。汽車の定期代とかさまざまな通学への支援とか、大変な御苦労が多いわけでありまして、そういった点での御支援を検討していただきたいということです。


 もう一つ、私が子供さんを育てる実態についてお話ししておきたいというふうに思います。


 私、調べてみまして、本当に就園助成制度というのが国の制度であるんです。それを言いますと、所得税が18万、この方々への就園支援をするという制度になっているんですね。保育園でも当然そのような状況にあります。所得税が年間18万円以下の子弟については助成をしていくという。このことからいいますと、本町の御家庭の父兄の所得とはいかなる状況にあるのか。もうあらかたの方々が支援の対象になっている。そういう状況の視点にあって施策を展開していただきたい。特に子育て支援、それから教育の充実ということをおっしゃいましたので、その点についてぜひとも検討いただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。その視点から。町長です。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 任期をまたがることについては、毎回申し上げておりますけどもお答えする今は時期ではないと思います。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 任期をまたがることって、先ほど立候補を決意して表明されて、公約もある程度された。そういう状況の中で、いかなる答弁でありましょうか。私は、先ほど子供が育つ家庭実態というものをお知らせしましたので、その点についてどのような視点で臨むという点について、再度御答弁願います。


○議長(長谷川 盟君) 町長。


○町長(森安 保君) 議長でさばいていただけませんか。


○議長(長谷川 盟君) 町長、答弁してください。


○町長(森安 保君) 先ほど申し上げたとおりです。


○議長(長谷川 盟君) 幅田議員。


○議員(12番 幅田千富美君) 子供の生活、子供が育つ伯耆町の生活実態の中で、どのような環境の中で子供たちが育っているのか。その中で、行政は何をしなければいけないのか。この点については現場で働いていらっしゃる公務員の方々が真摯に向き合っていただいて、そして政策化していただく、このことを求めて私は質問を終わります。


○議長(長谷川 盟君) 以上で幅田議員の質問を終わります。


 これにて一般質問を終結いたします。


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○議長(長谷川 盟君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。


 本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでございました。


              午後0時15分散会


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