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鳥取県 湯梨浜町

平成21年第 2回定例会(第 2日 3月 7日)




平成21年第 2回定例会(第 2日 3月 7日)





 
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   第2回 湯 梨 浜 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)


                           平成21年3月7日(土曜日)


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              議事日程(第2号)


                         平成21年3月7日 午前9時開議


 日程第1 一般質問


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              本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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              出席議員(17名)


      1番 福 本 幸 弘       2番 酒 井 幸 雄


      3番 平 岡 将 光       4番 光 井 哲 治


      5番 吉 村 敏 彦       6番 前 田 勝 美


      8番 浜 中 武 仁       9番 吉 田 礼 治


      10番 入 江   誠       11番 寺 地 章 行


      12番 徳 田 幸 宣       13番 竹 中 壽 健


      14番 河 田 洋 一       15番 増 井 久 美


      16番 會 見 祐 子       17番 浦 木   靖


      18番 松 本   繁


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              欠席議員(なし)


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              欠  員(1名)


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             事務局出席職員職氏名


 事務局長 ───── 秋 草 一 洋   書記 ─────── 櫻 井 尚 子


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            説明のため出席した者の職氏名


 町長 ─────── 宮 脇 正 道   副町長 ────── 西 尾 浩 一


 教育委員長 ──── 前 田 三 郎   教育長 ────── 松 本   徹


 総務課長 ───── 西 田 光 行   企画課長 ───── 仙 賀 芳 友


 町民課長 ───── 山 田 正 明   子育て支援課長 ── 前 田 啓 嗣


 産業振興課長(併)農業委員会事務局長


        ─── 戸 羽 君 男   建設水道課長 ─── 中 本 賢 二


                     地域包括支援センター所長


 健康福祉課長 ─── 浜 崎 厚 子          ─── 山 下   章


                      生涯学習・人権推進課長


 教育総務課長 ─── 米 村 繁 治          ─── 蔵 本 知 純


 会計管理者(兼)出納室長


          ─ 岩 本 和 雄   水明荘支配人 ─── 石 田 秋 雄


 代表監査委員 ─── 上 山 郁 雄   総務課参事 ──── 岸 田   智


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              午前9時00分開議


○議長(松本 繁君) おはようございます。


 ただいまの出席議員数は16人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(松本 繁君) 日程第1、一般質問を行います。


 質問は、お手元に配付の一般質問通告書の順によって行います。


 8番、浜中武仁さんの一般質問を許します。


○議員(8番 浜中 武仁君) おはようございます。議席番号8番、浜中武仁でございます。月日のたつのは早いもので、今回が任期最後の定例議会になりました。これまで、湯梨浜町になってからですけど、15回の一般質問をさせていただきましたが、今回が最後の一般質問となります。これまでの約4年間、多くの方に支えられ、これまで議会議員活動を行ってこれたこと、また、多くの勉強をさせていただきましたこと、改めて感謝申し上げます。また、今期限りで勇退される2人の議員の方、いろいろな御指導をいただきました。本当にありがとうございました。またこれからもいろいろと教えをいただきたいと思っております。よろしくお願いします。住民ニーズの多様化や厳しい財政状況の中ではありますが、一人一人の住民が納得いく行政サービスを提供することが私たちの使命であると思います。どれだけのことをやったかというよりも、やった結果がどうだったか、そういうことを考えながら、これからも頑張ろうと思いますので、よろしくお願いします。


 それでは、議長のお許しをいただきましたので、質問通告書に沿って一般質問をさせていただきます。


 きのうの町長の施政方針演説の中でも教育の充実あたりを述べられておられたわけですけど、今回は教育のいろいろな課題について質問をさせていただきます。


 初めに教育長にお尋ねするわけですけど、12月、新しく教育長になられて、2カ月余りが過ぎたわけですけど、今のこの世の中は、経済成長の豊かさ、そういった実現をした反面、社会全体がゆとりを失い、地域社会もその連帯意識を希薄にしてきた、そのように思います。また、子供たちの生活の現状でも、大人社会と同様にゆとりを失っている実態や、社会性の不足、倫理観の低下、自立のおくれなどが言われております。また、小・中学生の非行、いじめ、不登校、保健室登校等の実態も全国で報告されています。少年事件の多発は大きな社会問題となりました。また、新たな課題として情報モラルがあります。インターネット、掲示板、携帯電話のメールを使ったいじめや児童生徒にとって有害な情報、詐欺、脅迫など悪質な事件も多発しているのが現状ではないでしょうか。ほかにも教員の多忙化の問題、学校給食費滞納問題もあるかと思います。


 そういった現状の中、4月から小・中学校では新学習指導要領への移行措置が始まります。また、教育行政の中心的役割を果たす教育委員会、極めて重要なわけですけど、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が行われ、昨年4月1日から施行されました。子供たちの生活の現状と意識、社会環境、さらには少子化がもたらす影響など、学校教育を取り巻く湯梨浜町の教育の現状とさまざまな課題をどうとらえ、どう考えておられるのか、教育長の所見をお伺いします。


 次に、4月から新学習指導要領への移行措置が始まります。直ちに実施可能な総則や道徳、総合的な学習の時間、特別活動は、平成21年度から新しい学習指導要領の規定で実施されるとあります。新学習指導要領では、子供たちの生きる力をはぐくむ具体的な手だてに改正された教育基本法を踏まえた教育内容の改善を行い、学力の重要な要素である基礎的、基本的な知識・技能の習得、思考力、判断力、表現力等の育成、及び学習意欲の向上を図るために授業時間数増を図り、特に言語活動や理数教育の充実と、子供たちの豊かな心と健やかな体をはぐくむために道徳教育や体育を充実する基本的な考え方に基づき、幼稚園は平成21年度から、小学校は平成23年、中学校は平成24年度から全面実施されるとあります。新学習指導要領への移行期間の対応と完全実施に向けた教育委員会、学校現場での取り組み状況をお尋ねします。


 次に、昨年、北溟中学校、東郷中学校の将来におけるあり方を含め、幅広い観点から検討し、教育環境整備を推進するため、湯梨浜町中学校統廃合検討委員会を設置され、協議をされてきたところですけど、その中で検討されたことが、昨年末、湯梨浜町中学校統廃合検討委員会の総括意見として出されました。その中で、北溟中学校、東郷中学校の現有施設の耐震化整備を早急に取り組まれ、中学校の統廃合は町民の醸成を見きわめ、期間をかけ議論されること、また、今後の取り組みとして、町の財政事情が厳しい中ではありますが、中学校運営等を考慮し、施設の整備に要する財源の確保に取り組まれることを附帯の意見として出されましたが、この意見を受けて、北溟中学校、東郷中学校の将来のあり方について、町の方針と今後の対応をお伺いします。この中学校の方向性は、きのうもちょっと触れられたので、ダブるかと思いますけど、答弁の方、よろしくお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長に答弁を求めます。


○町長(宮脇 正道君) 浜中議員の御質問にお答えいたします。


 私の方からは、3点目の中学校検討委員会から出されました意見に対し、町としてどのような方針で臨むかというお尋ねでございます。


 昨年12月8日に、中学校統廃合検討委員会の委員長さんの方から、東郷中学校及び北溟中学校の現有施設の耐震化、この整備に早急に取り組み、中学校の統廃合は町民の意識の醸成を見きわめ、時間をかけて議論するようにという御意見をいただきました。これを受けましてといいますか、これと並行してという格好なんですが、本当のところは、12月議会で、東郷・北溟両中学校の建物で2次診断が未了のものについて、診断委託料を12月定例議会で計上していただきました。現在2校とも調査中でございます。さらに、2月の臨時議会で文部科学省に提出するための耐震診断判定取得及び耐震補強計画・設計と補強計画判定取得を行うための委託料を計上いたしたところでございます。このように、両方の中学校の耐震上の強度がどのくらいあるか、それを改修するのには概算どのくらいあるかの検討を今いたしておるところでございます。これらの検討が来年度中、21年度中には終わりますので、これらの結果を踏まえ、昨日も申し上げましたが、耐震補強をしても、その耐用年数により、すぐまた、具体的に言いますと、また四、五年で建てかえないけんようなものがあるとか、そういうあたりをしっかりと見きわめまして、また、町の大型の物件のうち、具体的に言いますと保育所の統廃合とか、そういうことが属するんですが、どちらを先にやるかというようなこともございますが、きのう申しましたように、今の私の判断としては、熟度としては保育所の方が高いということで、総合計画の中では順序を先にしてやっていこうかなという気持ちでおります。


 ただ、先ほど申しました、調査した結果あたりとどのくらいもつかあたりの議論が今年度中にできれば、そうすれば、それでもし現在の御意見いただいている耐震補強で、お金ができるのをある程度待ちながら、どのような形にするか意見交換を進めていくということが不適切、要するにもたないと、耐震してもそれは二重投資の大変町にとって不利益なことになるというような結論でも出れば、急転直下、中学校を先に着工するということも必要になるかなと思っておりますが、基本的な考えは、冒頭申しましたように、保育所、幼稚園の統廃合を先にやろうという気持ちで今のところはおります。以上です。


○議長(松本 繁君) 松本教育長、答弁。


○教育長(松本 徹君) 浜中議員の質問にお答えします。


 私が教育長に就任しまして初めての定例会、答弁の機会を与えていただきました浜中議員に厚くお礼を申し上げます。


 教育の現状と課題についてのお尋ねでございます。


 1点目の子供たちの生活意識、社会環境、さらに少子化がもたらす影響など、学校教育の課題に関する私の所見ということでございます。


 まずは教育委員会と学校との連携を密接にする必要をこの2カ月余りで感じております。学校で起きていることを教育委員会が掌握することに努めてまいります。最近は子供たちを取り巻く環境が大きく変化し、少子化問題、羽合小学校では平成25年入学児童が73名、泊小学校では平成25年入学児童が21名、東郷小学校では平成23年、33人に減少します。家庭環境問題などの影響から、自己中心的に物事を考えて行動する子供たちが少なくありません。その結果、対人関係でうまくコミュニケーションがとれなかったり、集団から孤立しがちになったりしますので、理由もなくいじめをしたり、反社会的な行動をとったりという問題につながっているのではないかと考えております。全国学力・学習状況調査におきましても、家庭では基本的な生活習慣が伴わない自己中心的な生活実態、マナーや規則を守らないというような規範意識の薄れ、自分自身に自信を持てないという自己肯定感の弱さが明らかになっております。


 そこで、価値観の多様化する時代ではありますが、基本的なルールやマナーの遵守に向けて、最大限の努力が必要であると考えております。学校におきましては、規範意識を高めるためには日常の教育活動における積み重ねが大切であり、日々の子供の言動をとらえ、繰り返し指導する必要があります。また、勉強をわかるようになりたい、公平に見てほしいなどの子供の願いを真摯に受けとめ、教師としての力量を高めていく必要だけでなく、学校の整備体制も必要になってきております。


 この点を踏まえ、平成21年度の湯梨浜町学校教育の重点施策につきましては、確かな学力を身につけるための取り組み、生徒指導を充実させるための取り組み、一人一人の教育的ニーズに対応した取り組みを掲げております。


 確かな学力を身につけるための取り組みといたしましては、各小・中学校の全学年を対象とした少人数学級、小学校1・2年生は30人、3年から6年は33人、中学校1年は33人、2年と3年は35人の導入を行っております。並びに、基本的生活習慣の定着を含めた課題解決のために、県の指定を受け、200万円の事業でございますが、教職員の研修会、保護者研修会、テキスト等の作成、その中で、私立学校との連携等の検討も行っていきたいと思います。学ぶ意欲を育む学力推進事業に取り組んでまいります。


 生徒指導を充実するための取り組みといたしましては、本年度、小・中学校の連携のもとに、不登校対策委員会を中学校区ごとに月1回開催しております。情報交換のほか、対応マニュアル、個票を作成し、不登校児童生徒の減少のための取り組みを行っておりますが、この取り組みの充実とともに、問題行動につながらないよう、子供たちの心の悩みを解消するため、臨床心理士協力のもとで、いじめ対策、カウンセリングを行います。また、教職員のメンタル面での休職者がふえておりますので、学校での授業に影響がないよう、早期発見、早期対応に努め、病休等ありました場合には、代員教員の早期配置に努めてまいりたいと考えております。


 一人一人の教育的ニーズに対応した取り組みといたしましては、児童生徒支援職員の各小・中学校への配置、並びに羽合小学校通級指導教員を町内のコーディネーターとして、ソーシャルスキル、あいさつ、依頼、交渉、自己主張などの技能、社会的スキルの研修会を各保育所、幼稚園を含めた小・中学校で行い、対人関係におけるコミュニケーション能力の基礎を養っていく所存でございます。


 そのほか、学校給食の運営に関する問題としましては、現在、週3回の米飯給食を食糧自給率や地産地消の観点からふやすべきとの意見をいただいておりまして、学校給食会等とも前向きに取り組んでいきたいと思っております。さらに、給食費の滞納問題でございますが、今年度末で200万円程度の滞納があります。従来の集金、督促では解決できない状況でありますので、裁判所を利用した滞納整理を実施することも検討をしております。


 次に、新学習指導要領につきましては、平成18年に約60年ぶりに改正された教育基本法において、知・徳・体の調和のとれた発達を基本としつつ、個人の自立、他者や社会との関係、自然や環境との関係、日本の伝統や文化を基盤として、国際社会に生きる日本人という観点から、具体的な教育の目標が定められました。また、平成19年に公布された学校教育法の一部改正により、教育基本法の改正を踏まえて、生涯にわたり学習する基盤を養われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力、その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うことにより、生涯にわたり学習する基盤が養われなければならないと定められました。


 以上の基本理念は、現行の学習指導要領が重視している生きる力の育成にほかなりません。新学習指導要領では、生きる力を育てる学力の重要な要素として、1つ目に基礎的、基本的な知識・技能の習得、2つ目に知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力の育成、3つ目に学習意欲の向上が明確に示されました。


 また、OECDが開始した学習到達度調査の結果から、読解力の向上、言語活動の充実、理数科教育の充実が図られることになりました。具体的には、国語、社会、算数、数学、理科、体育の授業数の増加が図られることになりました。


 新幼稚園教育要領は平成21年度から、新学習指導要領は小学校は平成23年度から、中学校は24年度から全面実施することになっておりますので、移行期間に伴う基本方針については、直ちに実施可能な道徳、総合的な学習時間、特別活動については、平成21年度から新しい学習指導要領の規定を先行実施することとしております。


 また、算数、数学及び理科につきましては、新課程に円滑に移行できるよう、移行措置期間中から新課程の内容の一部を前倒しして実施することとなっております。これに伴い、数学、理科教育等に必要な実験器具等の設備の整備につきましては、町としましても理科教育振興法に基づいた国の補助事業を有効に活用しながら充実を図ってまいりたいと考えております。


 移行期間中の総授業数についてですが、新設となる5・6年生における外国語活動の週1時間程度の実施もあわせ、小学校は各学年週1時間程度の授業時間の増加を予定しております。中学校につきましては、選択教科等の授業時間数を削減するため、移行期間中の総授業時間数の変更は予定しておりません。


 道徳教育につきましては、来年度からの先行実施に伴い、心の教育をさらに充実させるため、幼稚園におきましては、集団の生活を通じて規範意識の芽生えが育つよう、遊びや体験的活動をさらに推進してまいります。各小・中学校におきましては、教育基本法の改正を踏まえ、伝統文化や公共精神等を目標に追加し、幼稚園と同様、体験活動を充実させてまいります。また、各校においては道徳教育推進教師を置き、学校生活全般にわたる指導体制を充実したいと考えております。そのため、鳥取県教育センターとの連携をしながら、夏休みに研修会を実施し、町内幼・保・小・中学校共通の道徳教育の向上を図っていきたいと考えております。以上です。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) どうもありがとうございました。


 順番を前後させて、中学校の耐震化の方からちょっと質問したいと思うですけど、統廃合、保育園でも中学校でも同じだと思うですけど、いろいろ検討していく。いろんな人の、保護者や地域の人の意見、要望を聞いていく。時間がかかることだと思います。そこでお尋ねですけど、いろんな他の自治体、合併後、小学校の統廃合だとか中学校の統廃合だとか、いろんなところでそういう動きがあるわけですけど、そういったところで、学校適正配置等に関する懇談会、名前はいろいろあるですけど、研究会だとか、そういったのを設置して、そういうのに対応しておられるところもあるですけど、仮に、先ほど町長が言われました耐震化、今、診断して、結果がどうなるかで変わるかもしれないということです。ただ、耐震化でもったとしても、耐用年数って大体決まっとって、ちょっと忘れちゃったですけど、ある程度いったらまたそういう、両方残すか一つにするかという話は別問題として、そういう新しくするという課題は残ってくるわけですね。そういったときに、北溟中学校も大分たちましたね。30数年たっとるわけですけど、半分ぐらいはもう過ぎとるんじゃないかなと思います。あと10年後ぐらいにはもう検討していく体制をとっていく必要が必ず出てくると思うわけですけど、そういった中で、そういった研究会などの設置の検討とかは、具体的にはどうでしょう。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 今おっしゃいますように、この統廃合の問題は、ただ単に、今、耐震してということだけじゃなくって、将来、子供の減少が見込まれ、東郷中学校では1クラスになるというような状況を考えるときに、果たしてそれだけの規模の学校で子供たちにどれだけの教育の場といいますか、教育環境を私たちが与え得るかということと、それから、そこで過ごす子供たちにとって、その状況がいいのかということと、2つのことが本質的な問題としてあると思っております。今、浜中議員おっしゃいますように、いずれの施設も老朽化も進んでいるわけでございまして、耐用年数は60年とか申しますけれども、耐震をしてもどこかの時点でまた新築、改築、あるいは統合して一本の中学校でという、新設ということも議論していかなければならないことだと思っております。そのあたりにつきましての私の考えは、やっぱり適正な規模というのはあるんじゃないかと。小学校から中学校までずっと同じ1クラスで、そこで育っていくことが、子供の教育上いかがかということを教育の経験しておられる方々に尋ねたりしますと、やっぱりそれは交わりがあった方がいいですねという御意見、あるいは規模が小さくなることによって、先生の数が減って、クラブ活動が制限されたり、教科担任が併任というようなことで苦労されたりというようなこともあるかもしれません。そのようなことは子供たちにとっては私はよくないことだと思いますので、将来的には適正規模に向かってということを念頭に置きながら進めていく必要があると思っております。


 浜中議員おっしゃいますように、今のところ、そこのところを何か委員会でもつくってという考えはあるかということでございますが、そのあたりにつきましては、また教育委員会の方ともよく意見交換をしながらやってまいりたいというふうに考えております。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) 最初にも言ったですけど、昨年あった検討委員会の中で、期間をかけて議論をするようにという意見だったので、そういう質問をしたわけですけど、少子化あたりは多分進んでいくのかなと思うわけですけど、中学校の運動会、小学校でもそうですけど、運動会や文化祭なんかがあるですけど、昔はもっとおってにぎやかだったのになとかよく言いますし、子供たちに影響があるので、中学校ですけど、保護者の方もよく言われるんですけど、部活動、北溟中学校ですとバドミントンだとかそういうのがないので、要望とか多分、教育委員会の方はよく知っておられると思います。東郷中学校ではサッカーですか、そういうのがない。そういった部分で、子供たちに提供しにくくなっている部分もあるのも事実だと思います。ただ一方で、子供同士あるいは教師との人間的なつながりなんかあって、少人数だからできる学校運営もある。そういった小規模のよさを生かした教育もあることを指摘する人もあります。そして、地域住民のコミュニティーの場であったり、災害時はそういった避難場所でもあります。町に求められていることは、学校を中心にした子供が安心して学べる環境づくりを初め、地域の住民とともに子供を安心して育てられる環境をつくっていくことだと思っておりますので、また耐震化の結果次第でどうなるかわかりません。ただ、耐震化をして今後使っていけるものだったら、それはやっていってもらいたいというのも気持ちの中にはありますので、検討の方をお願いしたいと思います。


 では、最初の方の質問ですけど、町長の施政方針演説の中で、教育環境の充実、少人数学級だとか外国青年招致事業をこれまでどおり実施するとともに、新規の事業も進めていかれるということでした。また、教育長の答弁の中で、いじめや不登校のことを述べられとったわけですけど、この間といいますか、不登校なんかでいきますと、19年度の全国的な調査でいくと、小学生が前年度に比べて101人ふえて2万3,926人ですとか、中学生が2,259人ふえて10万5,000人というような数字も出とるわけですけど、いろいろな原因というのはあるかと思いますけど、湯梨浜町でいじめだとか不登校の実態、保健室登校等も含めながら、どういう実態なのかお伺いしたいですけど。それと、ちょっとわかりにくかったんですけど、不登校に対しての対策ですか、そのあたり、もう1回ちょっとお願いします。


○議長(松本 繁君) 松本教育長。


○教育長(松本 徹君) 不登校の対策委員会といいますか、これは20年度から実施しまして、各学校でやっとったものを、全体で掌握するがいいじゃないかということで、各中学校区ごとで行うようにしております。そのときには、各学校の校長、不登校対策の先生、教育相談員を東郷中学校、北溟中学校にも設置しておりますので、それとか臨床心理士のカウンセラーの先生にも入ってもらって、教育委員会からも出ていって、一つずつを協議するわけですが、なかなか、ならこれは何でできとるかと、不登校になったのかというのは非常に難しい問題があると思います。私が出とって、2回ほどありまして、出て感じたことでございますが、今の経済関係で、家庭の問題が一番大きいかなというのを感じておるところでございます。


 それと、不登校の方も、各学校、非常に努力していただいて、ですがなかなか減らないという状況がありますし、転入者の方もいろいろ学校の環境を変えようかというようなことで、新たに転入者の方も入ってこられるということで、ふえている状況もございます。


 人数については米村課長の方から説明をさせていただきます。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 不登校対策委員会の1月末までの状況でございますが、小学校におきましては、羽合小学校で3名、泊ゼロ、東郷小学校1名、中学校におきましては、北溟中で11名、東郷中で8名でございます。


 それから、御質問の中で、保健室登校とか、あるいは教育相談室の登校のお話がありましたが、この方は毎月数字が動いておりまして、状況によって教室に入れたりとか、あるいは相変わらず保健室であったりとか、あるいは時によっては校長室であったりとか、毎月数字が動いておりますが、そこらあたりの指導、保護者との連絡も密にとらないけんわけですが、なるべく普通教室に入れるように、そういう指導は日々行っておられます。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) いろいろな先ほども原因があると言ったですけど、先ほどの調査の中で一番多いのは、やっぱし不安などの情緒的混乱という結果が出とるようです。そんなになる理由というのはちょっとわからんですけど、やっぱりいじめがあったりとか、そういうのもあるのかもしれません。次に多いのが無気力。この無気力というのが僕にはちょっとどういうことなのか理解がしにくいんですけど、それはいいです。


 ただ、先ほども答弁の中で、教師のメンタルヘルスの部分、日本語では何というんですか、心の健康ですか、直訳したら、そういうことだそうですけど、心の健康が悪くなるというですか、メンタルヘルスの部分、そういった部分で関係してくることとして、教員が忙し過ぎて子供たちと接する機会が少ないだとか、そういうこともよく言われておるわけですけど、そこらあたりの対策あたりも今後やっていく必要があるのかなと思っております。また、メンタルヘルスなんか、ストレスの方で出てくる。不調を来す。先ほども言いました長期に休まれる職員、教員の方がおられるということで、以前、経験もあるですけど、うちの子供が中学校に入ったときに、一月ほど休まれて、あと1年間、担任の人がかわっちゃったって、ずっと出てきならん、夏休みにしても出てきならん、何でだやと聞いても全然学校の方からは何の回答もなかったということがあります。病気です、病気ですでした。なかなかそういった部分で、保護者の方に何の通知もなかったことも覚えております。子供はいろいろ考えて、何か担任の先生が休まれて、おんならんようなっちゃったって、そういうことがありました。


 そこで、メンタルヘルスに対しての対策、先ほど言われたですけど、早期発見だとか何だか、早期対処というようなことだったんですけど、よく職場の環境づくりとか、いろいろなそういう、専門医のあたりをつけてやっておられるところもあるわけですけど、普通の民間の企業なんかで、学校の職員なんかの場合は、メンタルヘルスに対しての対応とかそういうのはどうなんでしょう。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) いわゆる職場における産業医の関係だと思いますが、労働衛生安全法で、通常は1事業所50人以上の規定がございます。町内の公立学校はすべてが教職員数50人未満でございますので、今今は対象にならんわけでございますが、実は県教委の方から、つい最近ですが、そこらあたり、それぞれの設置者、いわゆる公立学校ですから町の方で、小規模の単位であっても産業医をという打診がございました。町はこれから具体的に検討を始めないけんわけですが、情報が漏れ聞こえますに、倉吉市は21年度から検討したいということですが、例えば町の職員でいいますと、町の産業医さんは内科のドクターでいらっしゃいますので、例えばそういう精神とか臨床心理とか、そこらあたりはなかなか切り込めないと思いますが、議員さんのお尋ねは多分そこらあたりにあるかと思いますので、そこは今後、21年度、検討していかないけんですけど、ただ、倉吉市教育委員会の事例を伺っても、勢いそういうメンタルな面に産業医がつけるのかというのはどうも疑問のようでして、ただ、県教委の組織の中にはそういうカウンセリングといいますか、やはり共済組合等も通じたそういう制度があるようです。ただ、そこに到達する本人の意識というですか、自分が例えば病気ではないと思われたらなかなかそこの接触機会がないと思いますので、そこらあたりが問題点として残っておりますが、ただ、最近の状況としてはそういう、50人未満の事業所でも産業医をという動きはあるように情報が入ってきております。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) 産業医のことはちょっと詳しく知らんもんであれですけど、メンタルな部分で、そういう教員がおられて、不利益になるというか、学校の子供たちですよね、どうしても、そういった部分で、そういったことも充実していただきたいなと思っております。こっちの町長部局の方にも言えることなのかもしれませんけど。


 それと、例のインターネットの掲示板やそういった部分で、いろいろと今、携帯電話の禁止措置をとる自治体等もあるわけですけど、情報モラル教育は、以前お尋ねしたわけですけど、小・中学生の携帯電話の学校への持ち込み禁止等、教育長、どういった考えを持っておられるのか。


○議長(松本 繁君) 松本教育長。


○教育長(松本 徹君) はっきりした数字はちょっと覚えておりませんが、先日の会議で、中学校でどれぐらいが携帯電話を持っとるかなという調査をやられて、13%ぐらいかなというような、もっとあるかなと思っておりましたけど、意外と少ないなというのを感じたところでございまして、中学校ではどうしても帰りがけに連絡とらないけんちゅうことになりますと、学校の方で持っておって、それをまた持って帰らせるということで、どうしてもいろいろ学校の帰りにほかに寄って帰るとかということになりますと、親御さんとの連絡等も必要になる場合もあると思いますので、意識を持った使い方で、教室内には持ち込めないということで、現在の時点は考えております。


 それと、今までいろいろ研修会等、親御さんを対象にしたり、やっておりますが、なかなか集まっていただける方が少ないというようなことがありますので、そこらを、どの機会にやれば子供さんも親御さんも余計集まってもらえるかというのも検討しながら、学校とともに進めてまいりたいというふうに考えております。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) わかりました。携帯電話とかそういうののメールでいじめだとかよくありますし、有害サイトを使った事件、悪質な事件があります。要は携帯を持っとるけえだめよとか、そういうのもあれですけど、禁止するということは、表現の自由だとか通信の自由を制約するということでして、それは最後の手段であって、上手に使うことを教えていくというのが基本だと思いますので、そこらあたりの情報モラルの教育等も今後、新学習指導要領では充実するとあります。十分に協議して進めていただきたいと思いますけど、携帯電話だとかそういう通信の分野は日進月歩で進んでいきますので、多分なかなか、勉強しようと思ったときにはもう一歩先に行っております。そういったのを素早くキャッチせんとだめなので、いろいろ対策を講じていただきたいと思います。


 最初の方に教育委員会の重要性ということでお尋ねしたわけですけど、教育委員会、いろんな分野があります。学校教育、生涯教育、スポーツや文化の振興など、幅広い範囲にわたるわけですけど、最初質問した中に少し触れたですけど、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正があったわけですけど、今年度から、所管する事務について、教育委員会みずから点検、評価を行うことが義務づけられました。そこの中で、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価と第27条に入っております。教育委員会は、毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするとなっております。この点検、評価の結果について報告書を作成して議会に提出するとともに、公表することとされておるわけですけど、この点検、評価をどのように行っていかれるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 松本教育長。


○教育長(松本 徹君) 点検、評価につきましては、現在準備を進めておるところでございまして、このたび点検、評価ということで、議会報告を考えたわけですが、現時点でやれば19年度のになりますので、20年度は9月議会を目標に、20年度、していきたいと思います。それともう一つは、半期ということで、21年度につきましても11月ぐらいまでには評価を行いまして、それを翌年度の予算等に生かしていきたいということでございますので、20年度につきましては、9月議会を予定しております。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) 点検、これからやっていかれるいうことで、その内容等、どういう形でやっていくのかというのがちょっとわかりにくかったですけど、やられた事業すべてにおいて、何か評価の仕方とか、どういう評価の仕方をするとか、そういったあたり、これは自己評価ですので、ちょっともう1回。


○議長(松本 繁君) 教育長。


○教育長(松本 徹君) 当初、いろいろ19年度やってみまして、ある程度、丸、しめ、三角、評価もあるわけですが、これじゃあちょっといけんじゃないかとなって、なるべく数値化できるものは数値化していきたいということで、今、初めのを洗い直して今現在やっておるとこでして、極力数値化で行いたいと思います。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) 今、数値化ということが出たわけですけど、わかりやすいのかもしれませんけど、ただ、学校教育とか、そういった部分に数値化をどのように入れていくのか、ちょっと問題もあるのかもしれません。入れれる部分はそういう形で入れてもらえれば、だれが見てもわかりやすいような報告書の方がいいわけで、そういったことも気をつけて、そういったことを、点検、評価、何でそういうことをするかといったら、これまでのやってきたことがどういう効果があったか、町民のためにどういうふうになったかちゅうのが重要だと思いますので、そこらあたりも行っていただけるようにしていただきたいと思います。


 最初に聞くのを忘れたですけど、中学校の統廃合のところでお尋ねせないけなんだですけど、何ていうですか、今回、泊小学校でバリアフリー化事業、取り組まれるわけですけど、スロープのあれだとか、統廃合に関係してくるので、中学校でのバリアフリーの状況ですか、仮に耐震化でやっても、そこらあたりもやらないけんやになってくるわけですけど、今の現状、バリアフリーの現状、両中学校の、どうでしょう。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) バリアフリー、それからいわゆるユニバーサルデザイン、そういう対応を本当は公共施設、押しなべてどんどん進めないけんわけですが、中学校においては、身障トイレ等は整備はしてございますが、極端に言いますと、本当は2階、3階も含めてバリアフリーなわけでございまして、そこらあたりの対応はできておりません。いずれにしてもそういうことになると、耐震と大規模改造なのかなという、そういう事業の絡みが当然出てくるものと想定されます。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) だんだん統廃合も、何かそこらあたりを聞くと、早目に検討していく必要があるのかなと思いますので、先ほど言った研究会だとか、そういうのも早目に立ち上げて、町民の意見といいますか、いろいろ統廃合の方は、何ていうですか、子供たちにもかなり影響があると思いますし、早目に検討をしていただきたいと思います。


 質問がばらばらで、前後になって、なかなかまとめの仕方がわからんですけど、一番最後に、以前にもお尋ねしただけど、教育委員会の方で不要論なんかも出てきておりますよね、話の中に。そういったことで、以前、山本町長にお尋ねしたときに、町長部局と教育委員会と十分連携をとりながら町はやっていくんだと、そういうことが町の発展につながるんだと山本町長は言われました。山本町政を引き継がれた宮脇町政ですので、多分同じような意見だと思いますし、そのときに教育委員長が、とりあえず教育委員会の方は学校教育を主に置いて湯梨浜町はやっていかれるということで、当面の間、この方針が今現在どうなのか、少しずつお話しいただければと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 今おっしゃいましたように、教育委員会はやっぱり専門的な見地から高度な判断というものももちろん必要です。それと同時に社会教育とかいろんな面で住民の皆さんとの直接かかわりも深い部分でもあります。そういったことから、今のところ教育委員会を例えば統合して一つに、町長部局にしてしまうとか、そういったことは全く今のところ考えておりません。


○議長(松本 繁君) 前田委員長。


○教育委員長(前田 三郎君) 確かに今御質問の内容で、教育委員会不要論、あることも承知しております。湯梨浜の教育委員会としましては、教育委員会不要論というのは、事務局案に教育委員会が承認行為をするだけというのが一般的な認識だろうと思います。そういうことによって教育委員会不要論が出てくるものと思いますが、湯梨浜町の教育委員会としては、何が生徒のためになるかということを基本的に置いて、事務局と一体となって学校を支えていく、こういう基本理念を持っておりますので、そういう基本理念において、町長部局ともタイアップしながら進めていっておるというのが実態でございますし、今、統廃合の問題も出ましたが、どういう規模が一番生徒のためになるかということを基本に置いて進めていくべきだと思います。もちろん財政の問題もございますが、基本的にはどの規模が一番生徒のためになるかということを基本に置いて進めるべきだというふうに思っておりますし、そういうことにつきましても町長部局の方とパイプを太くして、そして進めていきたい。それからまた、教育委員会不要論あたりはどんどん出ておりますから、そういうことも承知はしておりますが、教育委員会の位置づけというものを充実しながら学校教育を支えていくと、学校の先生は基本的には子供とかかわる時間を多くしていくというのが我々のサポートできるところでございますから、今、町ともタイアップしながら、事務職員を配置しながら、先生は基本的に子供とかかわる時間をふやしていくという方向で進めておるのが実態でございますので、御理解いただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 松本教育長。


○教育長(松本 徹君) ただいまの委員長の方針に従ってやっております。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 教育委員長、教育長の御指導のもとに動いてまいります。


○議長(松本 繁君) 浜中さん。


○議員(8番 浜中 武仁君) 力強い決意表明みたいなことをいただきました。今後の教育行政、湯梨浜の子供たちをよくしていくのも大人の務めでありますし、統廃合の方も子供のためにやっていくんだと、先ほど財政のことを言われて、問題はあると言われたですけど、お金がなくても中学校の耐震化だとか、お金がなくて、ちょっと言葉が悪いですけど、新しい学校をつくっていくこと、財政的に厳しくてもそういうことはやっていかないけません。財源を確保するだとか、いろんな努力をして、いろんな課題に向かって、教育委員会、町長部局、連携してやっていかれるということですので、今後ともよろしくお願いします。


 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で浜中武仁さんの一般質問を終わります。


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○議長(松本 繁君) 続いて、14番、河田洋一さんの一般質問を許します。


○議員(14番 河田 洋一君) 14番、河田洋一です。議長のお許しが出ましたので、質問させていただきますが、その前に、私は、平成18年の10月に補欠選挙によりまして当選させていただき、皆さんのお仲間となりました。この4月で2年と半年、2年6カ月を迎えます。まだまだ未熟者でありますが、皆さんの御指導、感謝いたしております。また5月以降、元気な顔でお会いできれば、今後ともよろしくお願いしたいと思います。


 それでは、質問に入らせていただきます。


 ことし5月開催予定の町内のトライアスロン大会の準備の進捗状況について質問させていただきます。


 皆さんは既に御存じのこととは思いますが、泳いで、自転車に乗って、最後にマラソンをするという、とても過酷なスポーツであります。現在では、トライアスロン競技を知らない方はいないくらい有名なスポーツになっていますが、ここで少し、私が昨夜一夜漬けで調べたトライアスロン競技のことについて述べさせていただきます。


 トライアスロンは、1974年、昭和49年、私が13歳のころです。アメリカカリフォルニア州サンディエゴで誕生したそうでして、その4年後の1978年以来続けられているハワイトライアスロン世界選手権が最も歴史のある大会で、有名だそうです。水泳、自転車、ランニングの3種目を連続して行うことから、ラテン語で3のことをトライ、競技をアスロンと言うそうでして、それを組み合わせてトライアスロンという名前がついたそうです。なるほどなと、今ごろになって初めてわかりました。また、過酷なレースであることから、別名アイアンレースとか鉄人レースと言われることもあるそうです。皆さんも聞かれたことがあるかと思います。


 今日では、世界五大陸120カ国を超える国と地域でさまざまな競技が行われているようです。国内では1981年、昭和56年になりますが、私が20歳のときです。鳥取県の皆生温泉で世界最初の国内大会が開かれまして、水泳で3キロ、自転車で145キロ、ランニングは42.195キロという競技が行われました。この大会は現在でも続いています。それから4年後の1985年、昭和60年ごろには、各地でいろんな国内大会が開催され、トライアスロンが一躍脚光を浴びる年となりました。その後、2000年、平成12年にはシドニーオリンピックでオリンピック競技となり、この次に行われます2012年ロンドンオリンピックでの実施も決まっているようです。国内では、2009年、ことしですね、新潟国体で公式競技となることが決まっているそうです。ちなみに私はことしで48歳になります。なぜ私が年のことにこだわっているかというと、また後ほど述べさせていただきますが、オリンピックや国体の競技は、水泳が1.5キロ、自転車が40キロ、マラソンが10キロという、少し短い距離で競技が行われるようです。


 少し前置きが長くなりましたが、ことし5月24日開催の第1回ハワイアスロンin湯梨浜大会の開催に向けて、関係者の皆さんを初め住民の皆さんも大きな関心と期待を持っておられます。風光明媚な東郷池を中心に開催予定のトライアスロン大会は、湯梨浜町にとって大きな経済波及効果がある大会であると思います。また、国体の予選会として行われるため、開催期間以外にも練習会や合宿の会場として、たくさんの人が来られることが予想されます。湯梨浜町活性化の一大イベントになる可能性を持っており、非常に期待が持たれます。町長の昨日の施政方針演説にもありましたが、町内開催の3つの全国大会、グラウンドゴルフ発祥地大会、ハワイアンフェスティバル、ベテラン卓球大会に続く本大会と、もう一つ、本年はジュニアグラウンドゴルフの発祥地大会という大きな大会を控えておられるそうですが、この大会をぜひ成功させていただきまして、湯梨浜町の活性化だけではなく、鳥取県中部の活性化のためにも、何としても成功させてほしいと望むところであり、現在の準備の進捗状況についてお伺いします。よろしくお願いいたします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長、答弁。


○町長(宮脇 正道君) 河田議員の御質問にお答えいたします。トライアスロン大会の準備状況についてということでございます。


 この大会は、鳥取県トライアスロン協会からの御提案もあり、本年5月24日に第1回ハワイトライアスロンin湯梨浜大会と銘打ちまして、東郷池及びその周辺をコースとして開催するものです。大会の規模は、選手300人、ボランティア300人、そして警備、審判員、スタッフ100名を想定していますが、そのほかにも選手の応援のためとか、多数の来町者を見込んでおります。


 準備の経過といたしましては、昨年12月16日、町内及び中部地区各界の代表者など28人の委員、監事から成る実行委員会を立ち上げました。事務局長は副町長がいたしております。その後、正月早々から2月中旬にかけ、副町長を中心に、沿線20集落へ出向き、住民の皆さんに説明し、御協力をお願いしたりいたしているところでございます。1月30日、東郷庁舎の産業振興課内に事務局を設置し、事務補助のための臨時職員も配置し、その体制を整えたところです。


 現状の認識としましては、ちょうど3月2日に実行委員会がございました。そのときの内容あたりから判断しますと、まず、予算面につきましては、県の補助金に加え、中部広域連合からも支援していただけることとなったことなどから、おおむねのフレームはできており、あとは協賛金とか広告集め、それらの努力が必要だと考えております。


 また、人員の確保という点では、2月初めから選手、ボランティアの募集を始めています。2月末時点で選手が51名、ボランティアが9名という状況です。選手の方は、実行委員会にお加わりいただいているトライアスロン協会の方の御意見によれば、締め切り前の3月末になってからどおんと出てくるでしょうというお話でしたので、それほど心配することはないかもしれませんが、ボランティア集めの方は、締め切りが4月末日ということで、選手の方の申し込み締め切りよりも1カ月先になるんですけれども、現状が3月2日時点で9名、きょう時点ではまたもうちょっとふえてるようにも聞いておりますけれども、少しねじを巻かねばいけないなというふうに考えております。


 私もせんだって、役場内の幹部会の中で、学校、企業あるいは団体等への周知徹底と依頼の活動、それをもう1回やり直すようにということで指示したところでございます。それから、ちっちゃな例ですが、ポスターと、それから選手申し込み、あるいはボランティアの申し込みがわかりやすい形で、この羽合庁舎を点検しましたが、置いてないと。ポスターはこっちに張ってある。申込書はどこかのとこへこうやって置いてあるというような格好で、それを一つのところにして、ボランティア受け付けはこちらですとかいうふうにわかるような形できちっと明示しろということで、職員に指示したところです。そのようなことをしながら、ボランティアにつきましては2月号の町報あたりでもお願いしておるところですけども、現状はそういうことで、引き続き、先ほど申しましたいろんなところへの周知徹底と協力依頼をねじを巻いてやらねばと考えているところです。ちょうどその実行委員会の場でも、実行委員長の方からも、各種団体の代表者の方も出席しておられますので、それぞれの団体できちっとボランティアを確保するようにというお話をされたところでございます。


 このような現状ですが、湯梨浜町でトライアスロン大会を開催するのはもちろん初めてのことです。競技そのものに対する知識、あるいは運営のノウハウ、持ち合わせていないことから、多少ぎくしゃくする面もあろうかと思いますけれども、毎年幾つかの全国大会を開催しており、その心といいますか、そういったものは持ち合わせていると思います。そういった心や経験を生かしながら、関係者や町民の皆さんと力を合わせて、選手、役員を初め、来町者の皆さんに満足していただける大会にできたらと考えているところでございます。それと同時に、東郷池及びその周辺のすばらしさを全国に情報発信できる大会にしたいというふうに考えております。


○議長(松本 繁君) 副町長、何か加えることはありますか。ありませんか。


 河田さん。


○議員(14番 河田 洋一君) ありがとうございました。少しねじを巻いてということを町長おっしゃられましたが、少しじゃなくて、大きくねじを巻いていただいて、大会は5月、まだ3カ月先だという考えではなくて、もう今から本当に急いで準備を整えていかないと、なかなか成功も難しいというふうに感じます。私が現在に至りましても、余り情報が耳に入ってこないというか、コマーシャルが耳に入ってこないというような状況にありまして、先ほど町長さん、いろんな事業所を回られて、お願いとかということをおっしゃられましたが、もう少し具体的に、じゃあどのように動いていくかということをいま一度お話しいただければありがたいと思いますので、お願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 幹部会で指示いたしましたのは、学校、とりわけ中学校、高校あたりですね、中部地区管内を中心に、それらに回ってポスターを掲示していただいて、ボランティアを募集しているということをやる。それから、重立った企業、これらを回ってボランティアを出していただくようお願いするというようなことを想定して、指示したところでございますが、それと同時に、例えば日本海未来ウォークあたりでは、多くの高校生がボランティアとして参加してます。そのようなことも急ぎ勉強して、どういう形で高校生の確保などをしておられるかあたりを参考にして取り組むようにということも指示いたしたところでございます。実行委員会の場でも委員長さんの方から指示がありましたと申しましたのは、例えば、はっきり言いますと、旅館組合でしたら旅館組合の委員さんがいらっしゃいますから、そこから何名ぐらいはとか、そういった強い要請という形で発言されたものでございます。少しねじを巻きたいというやわらかい表現で申しましたけれども、大会は5月ですが、ボランティアは4月末締め切りです。確保できないようになってから慌ててということになってもなかなか困難な点もあります。町内の例えば女性団体とか、いろんなグループの御協力もいただいたりしなければならないと思っております。そのようなことを今のところ想定して頑張っていこうと思っております。


○議長(松本 繁君) 河田さん。


○議員(14番 河田 洋一君) ありがとうございます。私が思いましても、3月の年度末、忙しい時期に、また、4月には選挙を控え、その選挙の前には庁舎が一つになるということで、大きな引っ越しを控えて、ほんにこの忙しい中で、そがんことしとる間がないわいやというような思いがありゃせんかいなと心配をしておりましたが、今、町長の力強いお言葉を聞きまして、安心したところでありますが、実際にお願いをしたいと思います。


 それで、今、ポスターを配布されるということが出ました。私はここに、議長のお許しを得まして、第1回トライアスロン大会in湯梨浜のポスターを持ってきました。議員各位の皆さんもごらんになっていただきたいと思いますが、既にもう御存じの方、また、初めて見られる方もあるようです。私も実際これを見たのが最近なんです。つくってあるのは、以前からつくってあったということを伺っていましたが、本当にとてもおしゃれで格好いいポスターだと思っております。これもどんどん町の中に張っていただいて、各事業所に配っていただいて、コマーシャルをお願いしたいと思います。


 それから、この大会にハワイトライアスロンという名前がついておりますが、この名前につきましては、湯梨浜町が羽合町、東郷町、泊村の合併して生まれた町で、羽合町時代より皆さん御存じの世界トライアスロンの発祥の地、アメリカハワイ郡との交流活動が行われておりまして、そのハワイのかかわりの深い地でもあり、日本のハワイとしてPRすることになったようです。また、ハワイトライアスロン大会という名前自体が参加される選手の皆さんには物すごいインパクトがあるということも伺っております。本当にやったことのない人とか、かかわったことのない人に関しましては、そんなもんかなと思われるかもしれませんが、私もこの質問に当たりまして幾つか調べていくうちに、本当に参加される選手の方は思い入れがすごいなということを感じました。県外からでも家族連れで集まってこられて練習なり大会に参加されるということは、すばらしいことだと思います。


 今後、地域の皆さんも応援及びボランティア等でかかわることによりまして、その大会で感動を受け、トライアスロンのすばらしさを実感していただき、ほかでは経験できないことがあるようです。特に子供たちに関しましては少しでも多くの応援やボランティアに参加してほしいと、私もより多く参加を呼びかけたいと思います。


 また、私もできる限りの協力をしたいと思っております。まず手始めに、先ほど町長の方からありましたが、お手元にお配りしておりますハワイトライアスロンin湯梨浜大会のパンフレットとボランティアの募集用紙、これもきょう初めて見られたというどうも議員さんもおられるようでして、議員各位御自身の参加はもちろん、あくまでもボランティアですが、御自身の参加ももちろんですが、子供さんやお孫さんに声をかけていただいて、できれば隣近所も巻き込んだより多くの参加呼びかけをお願いしたいと思います。


 先ほどから年齢のことを何度か申しました。私もことしで4回目の年男ということで、48歳になります。といいますのも、松崎在住の私の同級生も実はこのトライアスロンの選手でして、ばりばりの現役選手でやっております。聞くところによりますと、選手の年齢は30代から40代という方が多いようでして、それも経済的に安定しておられて、このトライアスロンが、自分のライフスタイルの一つとして楽しんでおられるというようなことも聞いております。そういった方たちが家族連れで大会前夜から地元に宿泊され、また、選手の職場の方も応援に来られるというようなことを聞いております。その経済効果は大きなものがあるというふうに感じます。中には60代から70代の方も出場されておられるようでして、議長もできないわけではないようです。


 そういたしまして、最後に、私の言いたいこととしましては、幾らすばらしいポスターやパンフレットをつくっていても、じっとしていては大会の成功に結びつかないということを強く申し上げたいと思います。事務局の皆さんを初め、私たち一人一人が積極的に動くことによって、大会を盛り上げ、成功させていきたいと。一度成功すれば、また2度、3度と続けられることができると思います。何としてもこの第1回目を成功させるんだということで、忙しい時期ではありますが、準備の方をしっかりお願いしたいと思います。


 最後に、町長、何かあればよろしくお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) トライアスロン大会に対します応援演説と受けとらせていただきました。ありがとうございます。実は、名前のことを今お話しになりました。私どももハワイトライアスロンin湯梨浜という名前でいったらどうかという案を最初に聞いたときに、でもこれは東郷池でやるんだし、ハワイとの交流は確かにあるけれども、いかがなものかなという思いはいたしましたが、今、河田議員御説明のとおり、トライアスロンはそもそもハワイがメッカだということで、選手たちはその大会にハワイという冠がつくことで求心力も高まるというようなことから、それならこの名前でいこうかということで決定した経過がございます。東郷地域の方たちは東郷ちゅう名前が入っとらんがなといって言われる方も正直言うとございました。でもそういう今のようなトライアスロンにおけるアメリカのハワイの歴史上の占める地位あたりを考慮していただければ、そのようなことも理解していただけるものというふうに思っております。期間がないんですが、ないゆえに一生懸命これから、いい大会にできるよう、最大限の努力は払ってまいりたいと考えております。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 副町長。


○副町長(西尾 浩一君) 先ほどポスターのことがございまして、ポスターについては一応1,000枚つくって、そのうち800枚程度は商工会の青年部を中心にして、各商店の方に、今、張っていただくような準備をしているところです。まだなかなか目に触れないような状況があるかもしれませんけども、それはなるだけしていきたいというふうに考えております。


 それから、本当に皆さんが御協力いただくということがとても大事なことでありまして、300人のボランティアを集める際に、例えば役場の職員を全部動員すればいいじゃないかというようなことをおっしゃる方もあるんです。確かに200人おりますので、それを動員するということ、それはそれでできるかもしれないですけども、そういったことではなくて、やはり地域の皆さんに支えていただくということで、広くボランティアを募集したいと。例えば給水所とかありますけども、それが、今、出雲山の駐車場あたりと、それから夢広場の駐車場あたりを考えているんですけども、例えば、ナシの作業でお忙しいかもしれませんが、宮内の地区の方でテントを出していただいて給水所を設営をしていただく、あるいは南谷の地区でそういった設営をしていただくということになれば、またそこで地域の皆さんが選手の方々を応援するというような、いい循環にもなっていくと思いますので、そういったことも今お願いしているところでございます。


○議長(松本 繁君) 河田さん。


○議員(14番 河田 洋一君) ありがとうございました。今の力強いお言葉を聞きまして安心しました。私も一緒にお願いして回りたいと思います。


 それでは、最後に、この申込用紙にメッセージを書く欄があるそうでして、これは選手の申込用紙ですが、大会参加者の方が書いておられるメッセージの一部を紹介させていただきまして、最後にさせていただきます。


 第1回ハワイトライアスロンin湯梨浜大会開催を心からお喜び申し上げます。貴大会は、地元鳥取県であり、風光明媚な湯梨浜町、フルーツに温泉と、大会以外にも楽しめそうです。これから先、この湯梨浜大会とともに、私のライフワークにしたいと思います。


 トライアスロンを始めてはや20年になります。この間に開催中止になった大会もたくさんありますが、新しくできたトライアスロン大会はとてもうれしく思います。大会関係者及びボランティアの方々に深く感謝しつつ、当日は全力で駆け抜けたいと思います。


 山陰のよき自然と人情、歴史や文化を体験し、伝承していきます。地元に生まれ、生きる喜びを支えてくださるスタッフやボランティア、声援してくださる町民の皆様とが主体と思います。昨年までは練習会として参加させていただいたこの湯梨浜も、正式な大会として開催されることを個人的にも願っておりました。コースは初心者の方々にも安心して頑張れるよう設定してあり、本大会がどんどん盛り上がっていけるものと思います。私も今後も毎年参加していき、スタッフの方々と大会を盛り上げていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げますというようなメッセージが届いております。


 本来ですと、この場に来ていただいて、本当に選手の皆さんの生の声を聞いていただければ一番よかったんですが、代読とさせていただきます。以上で終わります。


○議長(松本 繁君) 以上で河田洋一さんの一般質問を終わります。


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○議長(松本 繁君) 続いて、13番、竹中壽健さんの一般質問を許します。


○議員(13番 竹中 壽健君) 竹中でございます。議長のお許しを得ましたので、2点ほど質問をさせていただきたいと思います。


 まず、第1点でございますが、尾崎邸の文化財指定について質問をさせていただきます。


 一昨年、安楽寺を含む尾崎邸の基礎調査が行われました。鳥取県を代表するカヤぶきの古民家であります。既に尾崎邸の敷地内にある庭園、松甫園は、昭和12年に国の名勝として指定されております。建物の調査は今まで本格的にやられていませんでしたが、今回、調査によって、貴重な学術的な資料や文化的な価値などが明らかにされました。皆さん御存じだと思いますが、これが19年の3月に調査されました。その歴史的な価値と申しますと、家伝書によりますと、住宅の主要建築物は18世紀中期に再建されたとされておりますし、門徒づくりの古い間取りや桃山期以前と推定される彫刻、欄間など、歴史的にも非常に価値があると評価されております。また、芸術的な価値にも、カヤぶきの母屋と、かわらぶきの土蔵とか、みそ蔵とか、長屋門とか、全体的に芸術的な価値を持っていると同時に、先ほど言いましたように、松甫園の指定名勝庭園、その庭園の富豪性によって、建築芸術としても母屋の価値は高いレベルにあると評価されております。そのような歴史、貴重な、学術的な、文化的な価値などが明らかにされました。詳細につきましては、今、お手元にありますこの報告書を参考にしてみていただきたいと思います。


 文化財についての今までの経過がどのようになっているのか、国に指定の申請をされたのか、また県どまりなのか、明らかになっていません。手続の工程とか、現在どのような申請がなされたものなのか、現状についてお伺いしたいと思います。


 それから、2番目につきましては、町の総合計画でも文化財保存事業として数多くのすぐれた文化財や文化遺産の保存、保護に努め、次世代に継承していく方針のようですが、基本的な考えをお伺いいたしたいと思います。また、尾崎邸の文化的価値について、町はどのような評価、位置づけでおられるのか、私は、湯梨浜町の最重要文化財であると認識しておりますが、国の指定に値すると思われるのか、町の考え、また認識について伺いたいと思います。


 3番目には、今後の国の文化財指定に向けての町としての、初めに質問した経過とダブる部分もありますが、どのようなスケジュールでどのような働きかけをされる予定なのか、また、今後、国を動かし、指定されるために、どのようなアクションを起こされるのか、計画はあるのか、町の姿勢を伺いたいと思います。以上です。


○議長(松本 繁君) 教育長。


○教育長(松本 徹君) 竹中議員の質問にお答えします。


 最初に、尾崎邸の国指定に向けた取り組みの概要について説明いたします。


 文化財指定に当たりましては、その価値を明らかにする必要があるため、平成17年2月から3月にかけて、県教委が国指定に向けた資料作成の必要性について所有者に対して説明され、その後、平成17年度に鳥取環境大学の予備調査、平成18年度には町が委託して本調査が行われたところでございます。その後、平成20年2月に、尾崎氏住宅建造物調査報告書を文化庁その他関係機関に提出をしたところでございます。


 そもそも文化財の指定につきましては、申請という行為はございません。文化庁において調査報告に基づいて指定候補が検討され、都道府県または市町村教育委員会による意見具申を受けて、文部科学大臣が文化審議会に諮問をして審議され、答申を受けて指定というプロセスになっておるところでございます。


 そこで、指定候補の検討について、県教委を通じて文化庁に確認したところ、尾崎氏住宅の文化財的価値は問題ないが、地域とのつながりを重視する観点から、未指定のものをいきなり国の指定にすることは望ましくないため、例えば一たん県の指定にするなどの段階を踏んでもらいたいということでありました。したがって、この件に関し、近く県教委の担当者が所有者宅を訪れて説明すると伺っているところでございます。


 町としても指定に向けて努力はしてまいりたいと考えております。


 次に、本町には東郷池周辺の古墳群を初め、長瀬高浜遺跡の埴輪群、全国でも希少価値の高い橋津藩倉など、豊富な歴史資源に恵まれています。これらの文化財を保護、継承することはもちろん、歴史講演会や各種の講座などを積極的に取り組み、町民意識の高揚を図ることも大切だと考えております。また、各文化財保護団体で取り組まれています保存・継承・啓発活動に対しても積極的に支援をしてまいりたいと考えております。


 文化庁に対しての直接的な働きかけはしていませんが、県教委を通じて情報をいただいておるところでございます。最初に申し上げました状況でございますが、所有者の方の御理解が得られれば、国指定に向けた何らかの動きがあるものと考えております。また、宇野地区は歴史や自然環境に恵まれた地域であり、尾崎邸や庭園などを含めた案内用の看板の設置も検討しているところであります。スケジュールにつきましては、所有者の方との調整や文化庁の方針が前提となりますので、明確なお答えはできませんが、環境が整えば早急に対応をとりたいと考えております。以上です。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) ありがとうございました。実は、この調査報告書ができました時点で、これは国の指定にすぐになるぞということで、地区内でもかなり期待をしておりました。その後、どうなってるかさっぱりわからないということで、きょうこの質問をするんですが、やはりこの貴重な歴史的な文化財、これについても、文化庁が、場を踏んで、県の指定にして、それからその後に国の指定にというような話があったようですけども、そこら辺は県についても早急にやはり上げてもらいたいと思いますし、地元の皆さんも非常に期待しております。それから、尾崎邸の御主人様もかなり高齢になっておられます。そういう関係もありますし、早急に県の指定、国の指定、これをぜひとも進めていただきたいと、これはやっぱり湯梨浜町全体の財産であると思いますので、ぜひともそういう意味では早急に、本格的に進めてもらいたいなと思いますけども、それについて、具体的に県の働きかけ等、もう一度御説明願いたいと思います。以上です。


○議長(松本 繁君) 蔵本課長。


○生涯学習・人権推進課長(蔵本 知純君) お答えいたします。


 先ほど教育長が答弁したとおりでございますけれども、いずれにいたしましても、文化財指定につきましては、所有者の方の同意が大前提になります。したがいまして、先ほど教育長が申し上げましたように、近く県教委の担当者が尾崎さんのところに伺う予定にしておりますので、その状況を踏まえて、もし御同意が得られれば、県指定にいたしましても早急に取り組んでまいりたいと思っております。以上です。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) 教育長の今の尾崎邸の住宅について、町の評価といいますか、それについてもう一度お願いしたいと思います。私は、この調査報告書をずっと読ませてもらったんですけども、非常に価値の高い文化財だという評価を私自身がしてるんですけども、教育長自身の評価をお伺いしたいと思いますが。


○議長(松本 繁君) 教育長。


○教育長(松本 徹君) 非常に価値のある建物だと思っております。国指定になって当然だと思っております。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) それでは、やはり町の宝としてぜひとも早急に県の指定、国の指定にしていただくように、力強く働きかけていただきたいと思います。


 通告書にはありませんけども、町長にも同じことを質問をしたいと思いますが、やはりあらゆる機会を通じながらアクションをする、それから、例えば三徳山の世界遺産登録に取り組まれた三朝町なんかは、あらゆる機会をとらえてアピールされておりました。自治体の熱意ということを、二、三年前からの熱意を非常に感じました。そういう意味では、やはり自治体の熱意をとにかく県とか国に対してお願いしたいなと。それから、ぜひとも指定にするように、町長の考えをひとつお聞かせ願いたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先ほど来の教育長とのやりとりあたりを聞かせていただいておりまして、三朝の三徳山の分とはちょっと性質が異なるかなということを感じております。世界遺産の方は、その主張といいますか、そういったことをこちら側がきちっとつくって出して認識してもらうということが流れの前段にあるようですし、この文化財保護の場合にはそうじゃなくって、順を追って県から国へという流れになっておるということでございます。先ほどの教育長の答弁の中に、文化庁の判断としても、県の方を通じての話なんでしょうが、その価値はあるというような、文化財の指定には問題はないというようなことですので、三朝のようなやり方はとれないと思いますが、例えば担当の省庁に対して指定について御配慮をお願いしますあたりの要望は適切かどうか、ちょっとこれから勉強させていただいて、もしそういうこともあり得るということであれば、やってまいりたいというふうに考えます。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) では、町を挙げてひとつよろしくお願いしたいと思います。1番目の質問については終わります。


 2番目につきまして、質問をしたいと思います。2番目は、後期高齢者医療制度での保険料の滞納状況と今後の対策についてということでございます。


 昨年4月から、後期高齢者医療制度のもとで、保険料が年金からいや応なく天引きされます。介護保険料とともに天引きされていますので、現実に年金を受け取って初めて、こんなに引かれるのかと、改めてお年寄りの方々は口々に叫んでおられます。湯梨浜町では特別徴収、いわゆる天引きされている方が、1,000人弱の方が対象となっておるようですが、年金から天引きできない普通徴収はどのようになっているでしょうか。月を追うごとに滞納がふえていませんか。7月以降の未納者数と滞納率等がわかれば示していただきたい。


 2番目に、やむなく滞納しなくてはならなくなった高齢者の方々は年々増加するでしょう。それと、4月から介護保険料も値上げされました。お年寄りの皆さんにとって介護保険料は、値上がりばかりする後期高齢者制度によって、国保に比べて高額の保険料を支払わなくてはならなくなりました。国の社会保障抑制路線のもとで、毎年2,200億円の削減で、国保や介護保険の抑制によって、個人負担は増加されます。介護保険も3年後にまた見直しされ、負担増になるでしょう。また、後期高齢者医療においても、全国平均で現在6万1,000円から、7年後には8万5,000円と値上げが予想されております。湯梨浜町においても現在5万1,024円で、7年後には、全国的な例を参考にすれば、6万円以上に値上げせざるを得ない状況であります。それは、75歳以上のお年寄りだけで保険がもつわけがありません。今でも大変な状況です。払いたくても払えないお年寄り。医療費を払えないために病院を敬遠する。受診を控える。生命にかかわる大きな問題です。行政としてどのような対策を考えておられるのか、また、現状の認識について伺いたいと思います。


 現在の状況は、滞納は増加することはあっても減少することはありません。滞納すればいや応なしに保険証を取り上げてしまう方針でしょうか。短期保険や資格証明書では医療費の全額を窓口で払うようになります。当然病院を敬遠して、行けなくなります。滞納と医療の制限は生命にかかわる大きな問題です。行政としてどのような対応をされるのか。制度上やむを得ない措置として対応される考えなのか、何らかの救済の手を差し伸べたいと考えておられるのか、伺いたいと思います。


 罰則の規定を適用して罰則を科すなどもってのほかで、やるべきでないと思います。どうか温かい対応を切に願いたい。お年寄りや弱者を大切に、安心して生活していただく環境を整えるのが行政の仕事の第1番にやらなくてはならない仕事ではないでしょうか。


 平成21年度施政方針、町長が施政方針を昨日述べられました。各分野におきまして積極的な提案、方針、力強く感じたところでありますが、残念ながら、弱者を大切にする項目をつけ加えていただきたいと思っておりましたが、残念でおります。町長、少なくとも湯梨浜町では資格証明書は発行しない宣言をぜひしていただきたい。町としての考えを伺いたいと思います。


 3番目に、後期高齢者医療制度について、私は5回目の質問となります。この後期高齢者医療制度、町長も実感されていると思います。何回も申しておりますが、お年寄りいじめ、うば捨て山であります。医者にかからせない、医者にかかりにくい制度。75歳以上のお年寄りだけでどうして保険が賄えられますか。国民がみんなで支え合う制度にしなければならないと思います。また、社会保障費の抑制をやめさせることです。町民の、特にお年寄りの命にかかわるこの制度、やめるべきだと思います。国に対して早期に廃止するよう声を大きくして言っていただきたい。町長、立場を超えて一緒に廃止するために運動しようではありませんか。


 以上の質問です。よろしくお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 竹中議員の後期高齢者医療制度に関するお尋ねです。


 まず、第1点目の後期高齢者医療制度の普通徴収あるいは滞納の状況等についてのお尋ねです。


 後期高齢者医療制度の被保険者は、20年の7月現在で2,734名いらっしゃると伺っております。保険料の徴収につきましては、御指摘のように特別徴収と普通徴収がございまして、特別徴収は、公的年金、国民年金、共済年金、厚生年金等から天引きする形で納付いただいており、現在、21年1月末の数字でございますが、特別徴収者数は2,163名となっております。普通徴収は、納付書または口座振替による納付であり、普通徴収者は576名であります。普通徴収の条件は、年金の支給がない、あるいは年金額が18万円以下、介護保険料と合わせた保険料が年金額の2分の1を超える、あるいは所得更正により保険料の増減がある、そして高齢者医療の資格を取得したときというふうになっております。ただし、平成20年10月分の特別徴収から普通徴収への切りかえも行えるようになりました。希望者は85名あったようでございます。


 お尋ねの7月以降の滞納状況でございますけれども、滞納者の全員が普通徴収の方でございます。現在60名いらっしゃいます。徴収率は12月末時点で99.28%となっております。


 第2点目にお尋ねの、滞納者の保険証の返還あるいは条例の規定に関してのお尋ねです。


 保険料を滞納されている方につきましては、納付の御案内をいたしますが、それでも御理解をいただけず、納めていただけない場合には、条例に基づいて延滞金を加算いたします。また、その問い合わせに虚偽の答弁をされたり、あるいは不正行為で保険料の徴収を免れたりされた場合には、残念ですが、条例に定めたとおりの罰則を科さなければなりません。さらに滞納されている方で滞納相談にも応じられなかった場合などは、法律に基づいて定められた鳥取県後期高齢者医療広域連合の要綱によりまして、短期保険者証や資格証明書の交付が行われることとなっております。


 こうした規定は被保険者の義務あるいは責任として、きちんと保険料を納めていただいている高齢者の方々との公平性の観点等から見ましても、やむを得ないものだと考えております。ただし、大切なことは、このような事態になりそうなときに、画一的な考え方で条例や法律に基づいて切って捨てるようなやり方をするのではなく、滞納されている方の実情や実態など、しっかりとお話を伺い、そして納付相談という形で結びつけていくことが欠かせないことだというふうにも思っております。


 3点目の後期高齢者医療制度を早期に廃止するよう、国に対して働きかけをということでございます。


 御指摘のとおり、この制度は幾つかの課題や疑問を抱えての、何か走りながらのスタートといいますか、そういう状況でございました。そのため、中途で保険料激変緩和措置が導入され、それがさらに混乱を招いて、幸い湯梨浜にはございませんでしたが、各地で事務処理ミスの発生などもあったところでございます。こういったことが高齢者の方々や国民の皆さんの不安や怒りにつながったことは否定できないことだと考えております。ただいまの議員の制度の廃止ということも、このようなことを踏まえての御発言であろうと思います。


 竹中議員さんからは以前にも御同様の御質問をちょうだいしましたが、そのときにもお答えしたことですけれども、私は、この制度を廃止して一からつくり直していくのが必ずしもベストであるとは思っておりません。一つは、法律に基づいて創設された制度であり、従来の医療保険制度では今後において維持できないからこそ創設もされたものであるということ、そして、若年層が高齢者層を支えるというその制度の基幹にかかわる部分の設計は間違いではない、正しいことだというような認識を持っているからでございます。いつかも申し上げたと思いますけれども、見直しが必要な部分あたりにつきましては、よく御意見を伺って、前線の自治体の長として国、県にお願いしていくことが私の役割であるというふうに考えているところでございます。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) 最初の件なんですけれども、滞納、未納はどうなってるかちゅうことで、60名ということですけども、私の調べさせてもらった、広域連合からの資料を一応もらってるんですけども、普通徴収で7月から、これは7月は17名、それから8月が29名、9月が27名、10月が55名と、だんだんとふえておるんですよ。先ほど言われましたように、私も10月までしか資料ないですけども、その後、1月で60名ということで、月々にずっとふえてるんですね。そういう状況です。これからますますふえるでしょう、恐らく。そういう状況ですよね。それから、先ほど言いましたように、後期高齢者医療制度の保険料も、これから値上げせざるを得ないんですよ、どうしても。それは限られた75歳以上の方々だけで保険を賄うというのは大変なことなので、できるわけないんです。これはですからどうしても保険料が値上げせざるを得ない。ましてやそれから介護保険も、先ほど言いましたように、また3年後に見直しします。それもやっぱり同しような形で、国の政策で、要は抑制政策をやってますから、どうしても介護保険も値上げせざるを得ない状態です。そしたらお年寄りはどうするんですか。それは確かに制度はそうかもしらんけども、現実に湯梨浜町のお年寄りは本当に、じゃあ医者にかかれない、かかりたくてもかかれない、こういう状況になってしまう。そういう状況だと思うんですよ。それを今度、悪質なのは別なんですけども、払いたくても払えない状況というのは出てくるんですよね。その方々を、もう規定どおりに罰則を科すとか、それから保険証を取り上げるとかいう形、そういうものを本当にしていいのかどうか。確かに公平性というのは保たんといけませんですよね。保険料を払わないとかなんとかというのは、それはある程度は公平性を保たんといけませんけども、本当にお年寄りが病院にもかかれないという状況、こういうことをつくっちゃいけないと思うんですよ。そのためにじゃあ行政が何をやるのか、自治体が何をやるのかいうことが問われておるんですよね。そういうことを私は今の質問で言いたいんですよ。それについて、町長、もう一度お願いしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 後期高齢者医療の広域連合には、私は役員といいますか、そういう立場でもございませんし、状況ということをなかなか聞かせていただく機会はない。そのようなことを考えて、各町の議会から代表者の方も出ていただいておるというふうに思っておりますが、何か漏れ承ったところでは、ことしの場合でこの後期高齢者医療単独で見ますと、値上げをしなければならないような状況はなかったと、数字的に、そのようなことはちょっと漏れ承ったことがございます。実際上の発行状況等については、私、承知しておりませんので、担当課長の方がもし知っておればお答えしますが、経済的に弱者であるお年寄りたちの保険料については、介護保険料あたりにいたしましても、国民健康保険税あたりもそうなんでしょうが、その状況に応じて、生活保護はもとより、生活困窮者のもとにも減免規定あたりも設けられているところでございます。その辺の運用と、それから先ほど申しましたように、納付相談といいますか、分割とか、そういった話をきちんと進めていくことが救済につながるのではないかなというふうに考えております。


○議長(松本 繁君) 浜崎課長。


○健康福祉課長(浜崎 厚子君) 資格証とか、それから短期保険証発行については、ないというふうに伺っております。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) 私は、今言った、滞納の状況とか、そういうのを言いました。それから、やはり払いたくても払えない状況が出てくるということを言いました。それで、どうしてもお年寄りは病気がちです。病院に行く回数もふえるんじゃないかと思います。ですから、そういう方々をやはりちゃんと病院で診てもらう、こういうこと、安心して診てもらう形、ですから、町長として、湯梨浜町として、資格証明書を出さないんだということは、ぜひとも宣言してもらいたいなと思ってます。それで、それくらいの気持ちでお年寄りの方々を守っていくんだという強いメッセージを出してもらいたいなと思っておりますが、どうですか。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先ほど担当課長からお答えしましたように、現時点で証明書は発行していないということでございます。先ほど来、私の申しております、実際の運用に当たっては、被保険者の方々の現状をよくお聞かせいただきながら、そのような事態にならないようにするという努力をしていただくよう、広域連合あたりには申し入れはしたいというふうに考えておりますが、県下の市町村全部が集まって設けております広域連合の条例なり規約の中で決めていることを、私はそれにくみしませんと宣言することは、その権限自体も持ち合わせておりませんし、適切ではないというふうに思いますので、先ほど申しましたように、そのような事態に至らないよう、きちんと対応していただくことをお願いしてまいりたいと思います。


○議長(松本 繁君) 竹中さん。


○議員(13番 竹中 壽健君) 町長の立場からしたらそれが限度かなと思います。ですから、私は、よりこういう、これからそういう状況は起こり得る状況なので、そこら辺は十分、町長としてやっぱりお年寄りを大切にするんだという気持ちはぜひ思ってもらいたいということと、それから、こういう形になったのは、やはり国の政策。国の政策はやはり間違っているということですので、2,200億円の社会保障の抑制、これがずっと尾を引いておるということで、ぜひともこの後期高齢者医療制度、見直し、廃止すべきだと私は思っておりますし、これからも我々は住民の運動として一生懸命やっていきたいと思っておるんですが、ぜひともあらゆる機会をとらえて、やはり町民の、お年寄りの立場に立って、町長、しっかりとそこら辺を踏まえて行動をよろしくお願いしたいと思っております。


 以上で質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で竹中壽健さんの一般質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(松本 繁君) ここで暫時休憩をいたします。10分間休憩して、11時20分再開。


             午前11時09分休憩


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             午前11時20分再開


○議長(松本 繁君) 再開いたします。


 それでは、続いて、3番、平岡将光さんの一般質問を許します。


○議員(3番 平岡 将光君) 3番、平岡でございます。一般質問をさせていただきます。


 私は、予告しておりますように、湯梨浜町人口流失防止と人口の流入対策の取り組みについてを質問させていただきます。


 我が国は、世界のどの国も経験したことのない超高齢化社会を迎えたと言われているところであります。人口減少の速度が加速され、社会の活力が失われていく時代、若者の存在感が乏しくなり、高齢者ばかりが目立つ社会、経済活動の衰退が懸念されているのであります。そして同時に、社会保障の増大に対する対応も悩みの種であります。このことは大分以前から言われていることでありまして、皆さん既に御存じのとおりであります。


 そこで、我が湯梨浜町に目を向けてみますと、人口動態では、県下でも人口減少の少ない、いや、増加の町として高く評価されていることは、行政の施策が高く評価された証拠であり、これは特に羽合地区の田後地区が集中して人口が集積しているからであると思っているところであり、これはとても喜ばしいことであり、大いに歓迎すべきであります。しかし、一方、大きく目を開いて全町を観察するとき、少子高齢化は進み、限界集落の危険も押し寄せて、まさに田園荒れなんとする深刻な情勢であります。


 私は、先日、松崎の商店街の一角で午後4時ごろ、約20分ばかり、町道の片隅で、何人の方が商店に入られるのかなと観察したのであります。がしかし、だれ一人として通行される人はありませんでした。このような現象は町内農家集落はごく当たり前の現象であり、猫の子一匹通らないのが現実でございます。


 寂れゆく地域を歩くと、一つの共通した問題があるやに感じているところであります。それは、若い10代の高等学校を卒業した子供たちが地元に残らないで、また、働く場所がないので残りたくても残れないのであります。そして、県外に流出したその多くの人たちが、出生地である湯梨浜町に戻ってくることはないのであります。若者が出ていけば、結婚が減り、赤ん坊の数も減るのであります。年寄りが残されて、ますます活気が失せていくのであります。湯梨浜町が優秀な多くの人材を他の地域に供給することは、一面では誇ってもよいことかもしれませんが、社会経済の活力源となる世代が多く県外に流出することが本町の人口減少と高齢化の大きな要因となっていることであれば、見逃すことはできないのであります。町長、その件について、所見をお伺いするものでございます。よろしくお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 平岡議員の御質問にお答えします。高い高齢化率と人口減少などの対策ということでございます。


 平成19年の9月1日に鳥取県の人口が60万35人ということで、60万を超えておりましたが、その年の10月1日には59万9,830人と、60万人を割った年となりました。そして、現在の人口は21年1月で59万4,437人、約5,400人減と、60万人を回復できない状況にあります。


 それに対しまして湯梨浜の人口は、先ほど議員さんの方からもお話ございましたけれども、平成17年の国勢調査と、それから最近、21年1月の人口を比較いたしますと、まず総人口で、17年国調のときが1万7,525人、ことしの1月現在が1万7,945人ということで、420人程度の増となっております。また、高齢化率についてでございますが、65歳以上の人の数及び人口に対する率は、平成17年度の国調で4,527人、25.83%でございましたものが、21年の1月には4,684人、26.1%、数にして160人弱の増となっております。人口、高齢化率ともにほぼ横ばいの状況というようなことは言えるのではないかと思っております。


 さらに、お話ございました子育て真っ最中の20代から30代の方の数につきましては、平成15年から拾っておりますが、20代、30代の合わせた方の数で、平成15年が3,754人、平成17年が3,837人、平成19年が3,937人と、上から2けた目だけ見ていくと、100人ずつふえよるというような格好になっております。


 人口減対策ですが、今申し上げました数字で湯梨浜は大丈夫だとは言えないと思っております。湯梨浜町内でもお話にございました田後の地域、あるいはその隣の浜山団地、それらのところでは若い人が多く、20代、30代、高齢化率が10%未満というようなことにもなっている地域もございます。新しい新興住宅等に多くの若い方たちがうちを建て、住んでいただいている結果であろうと思っております。わかりやすく言えば、在来の地域では高齢化、人口減は着実に進んでいると思っております。


 定住対策を考える場合、やはり大切なことは、職場の確保であり、すぐれた住環境、そして周囲の人々を含めた地域の魅力、これらが支配するものだと思っております。したがって、今そこに住む私たちが、そこに住む人が、私はここに住みたい、こんないいところだからと言えるような地域をつくることがベースだと思っております。これを湯梨浜に置きかえますと、例えば鳥取、倉吉は通勤圏ですから、そちらに職を求めることもいいでしょうし、農業がもうかるからという形で、農業に従事されるというようなことでももちろん結構だと思いますし、そのような形での職場の確保ができ、自然は豊かで文化度も高く、子育てもしやすい、教育環境もよい、友もいる、そのような町づくりを推進していくこと、それが定住対策の王道だと思っております。近時、U・I・Jターンなど、いろんな取り組みが行われていますが、住んでいる人がいいところだと思わないところに住もうと思う人はいないというふうに思っております。よい町づくりをしながら、その情報をそのような機会をとらえて売り込んでいくというようなことが大切であろうと思っております。湯梨浜定住対策、客観的に見てどうかといえば、まだ空き家情報システム、ことしつくろうとしておりますが、稼働いたしておりません。そんなような状況ですが、インターネットあたりでいいますと、随分進んでいるとことそうでないところとあります。鳥取県におきましても平井知事が、これからは定住対策、本腰を入れてやっていくということも、そういうお話も伺ったことがございます。そのようなことを考えながら、努力してまいりたいというふうに思っております。


○議長(松本 繁君) 平岡さん。


○議員(3番 平岡 将光君) ありがとうございました。


 次に、私は、例えば一時的に出ていった若者が戻ってくる、また、新たに人が流入してくる、こういう地域づくりの視点というのは大変重要なことであるというぐあいに感じております。そういう観点から、何がまず第一に必要かといいますと、本当はやっぱり魅力ある雇用の場が、これが必須条件じゃないかと、こういうぐあいに考えるところでございますが、そのためには、例えば県内産業の高度化とか産業構造の転換であります。質の高い企業の誘致、こういうことによって雇用を創出することが求められるのでありますけれども、こういう時世でございますので、現状ではどうすることもできないのは皆さんも御存じのとおりであります。


 そこで、私は、一つ考えてみますのに、その反面として、人の意識の問題であるというぐあいに感じておるところでございまして、私が思うのでありますが、それは町内地域全体が、先ほど町長がおっしゃいましたように、魅力を持たせるような思いを持ってもらうような施策を講ずるのが必要でないかと、このように感ずるところでございます。ここで一生過ごす。そのことが何か取り残された感じを持つようなことでは困るわけでありまして、やっぱり充実感を持つような、そういう地域でなければならないと思っておるところであります。それは例えば文化であったり、芸術であるとか、伝統ですとか、これまで以上に大切にしていくことに力を入れるべきだというぐあいに感ずるところでございまして、活力あふれる、魅力ある地域であり続けるためには、流出した人たちを引き戻すとともに、流入人口の増大を図る必要があると思っておるところでございますが、町長はそれをどのように具体的に取り組もうと考えておられるのか、その点、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 続けてのお尋ねですが、議員おっしゃるとおり、魅力ある地域づくりということが、そこに住むための必要な要素、重要な要素だと思っております。その対策としましては、まちづくり創造事業による定着、住民の皆さん主体による文化あるいは産業面での振興、それからボランティア団体育成、あるいは広い意味で東郷湖活性化プロジェクトもこの周辺地域の魅力を増すための取り組みということで、これに該当する要素を持っていると思います。あるいは政策的に安い保育料や充実した子育て支援策を講ずることもその一環に上げられます。しかしながら、それよりもやはり大もととなるのは、産業あるいは生活基盤の整備だというふうに思います。湯梨浜町は農業を中心とした第1次産業、製造業を中心とした2次産業、それから商店、旅館を中心とした第3次産業、それぞれどれをとっても特色を持った町だと思っております。この自慢できる、他県に誇れる産業の強化が図れれば、湯梨浜の魅力は高まるというふうにも思っておりまして、そのあたりの支援なり努力なりを一生懸命やっていかねばと考えている次第です。


 また、今回議会に提案いたしております議会の議決に付すべき事件に関する条例、定住自立圏構想なんですが、倉吉市と周辺4町が、地域の自立、東京の一極集中型でない、そういったものをつくり上げていくという構想でございます。倉吉市ともよく話をしたりしながら、その役割分担みたいなものも考え、ある程度、今の湯梨浜の人口増のお話がございましたが、湯梨浜の人口がふえているのは、いつも申し上げておるとおり、自然増減でいいますと、亡くなられる方と生まれる方の数でいいますと、当然減です。社会的要因でふえております。それは転入、転出の数。その転入、転出の数でふえる、転入の方が多いからふえているんですが、その理由は、8割方は倉吉市からの転入者であるというふうにも伺ったりしております。その小さいパイの中で人口がふえていることですから、それが恒久的に続くというようなことも考えられないことですので、やっぱりある程度の地域でより町村の枠を超えた連携などもしながら、この湯梨浜の町、足腰の強い産業なり、そういったものを持つ町にしていくことが重要だなというふうに思っております。


○議長(松本 繁君) 平岡さん。


○議員(3番 平岡 将光君) それで、今まで、かつて東郷町の時代でもありますし、今の湯梨浜町におきましても、企業誘致というものに余り声が大きく出てこん。この弱さが、今、町長がおっしゃいましたように、農業が中心なんだ、温泉が中心なんだというような感覚が非常に強い。それで現実に生きれておった現実があるわけでございます。ところが、今現在、農業したってもうからんじゃないか。ある方が、先日、部落を回っておりましたときにちょっと話を聞いたわけですが、かなり篤農家と言われるナシつくりの名人とも言われるような方が、去年ばっかりはいけなんだと、100万円損したと、こういうようなことを話しておられた現実があるわけでございます。そうすると、恐らく篤農家でない、仕方がない、年とったけどやめるわけにならんしと、こういうような方は、まんだ100万円で、200万円ぐらい損しておられるでないかと、例年の収穫から比べて。そういう実態があれば、これはどがんならんけ、もう来年はナシやめようか、ことしやめようかと、こういうような人がふえつつある現実であるわけです。そうすると、ある意味からいったら、企業誘致というものはやはり大事なことの一面ではないかなと、こういうような感がするわけですが、今の時代に、きょうの時代にそのようなことを言うのは、平岡、おまえのようなだらはおらんわいと言われるかもしれませんけども、やはり前向きに検討していただいて、そして、例えば県やなんかと協議をしながら企業誘致に踏み切るような気持ちが大事でないかな、ある一面ではと、こういうような感を抱くものでございます。


 そのことにつきましてはまた後にしまして、とりあえず今の段階では、人口流出というものは、考えてみますと、何とか地元に戻って、また地元におらせる方法を考えるのが一番大事でないか。そのように意識の問題を考えてみたいと、こういうぐあいに考えておるわけでございます。そこで、親も子供も地域の人たちも、みんなが無意識のうちに思っておられることで、それは立身出世といいますか、都会に出れば出世したような感じをするわけでございますが、私は出たことがありませんのでわかりませんが、力いっぱい子供に勉強、勉強と言って勉強させて、そして大学に入れて、いいところに就職させるという、このいいところというのが今までのところではやっぱり東京や大阪や、そのような大都会であるわけでございますが、そうすると、みんな出ていけ、出ていけということに各家庭がしとるんじゃないか。要は勉強しろというのは、追い出す手段であると言っても過言ではないかなと、こういうような感さえするようなことでございます。そういう立身出世を望むのを改めて、やはり地域で豊かに、家族や地域の皆さんと一緒に人生を送るということがとても大事であり、大変必要なことだと私は感じているところであります。これは親も、地域の人たちも、学校の先生も、意識の改革を必要とするのではないかなと、こういうぐあいに思っておるような次第であります。そういった意味を含めて、何とか湯梨浜町に多くの皆さんが残って、家族団らんで、高齢者ばかりの家庭でないような雰囲気づくりをぜひとも行政の中で取り組んでほしいなと、こういうぐあいに感じております。


 先日、麻畑集落に上がってきました。ちょっとその前に、ここにおられる執行部の皆さんに手を挙げてもらいたいと思うですけども、申しわけないですが、課長さん以上、町長以下課長さん方で、湯梨浜町の集落全部を回って確認しておられる方、まんだおれは麻畑いうのは行ったことないだいな、十万寺には行ったことないだいなという人は手を挙げるわけになりません。全部回っておられる人、ちょっと手を挙げてみていただけませんか。


 ありがとうございます。すばらしい。ありがとうございます。こういう課長さんがおられれば、湯梨浜町はより発展していくんじゃないかなと、こういうぐあいに感じて、非常に感激しております。もう私はいつ死んでもええなという感さえする気持ちであります。


 そこで、私は先日、非常にきょうみたいなすばらしい天気の日和でございました。昼から麻畑にふらっと行ってみましたところ、村に行ったら、こんにちはと言っても戸があかん。仕方がないけえ、ポストがありましたので、ぽとっとしおりを入れてきました。というようなことで、かつて麻畑には8軒家があったようでございます。ところが現在は半分の4軒しかおられないというような実態であります。もちろん小学校に行く子供は一人もないというような実態であるわけでございますが、そういった状況の中で、水田はどうかといいますと、水田は部落の上に圃場整備をされた、かなりしっかりした水田が、恐らく2町歩ぐらいあるじゃなかろうかなと、こういうぐあいに感じて、1町半か2町歩近くあるわけでございますけども、稲を一つも植えてありません。数のうちには田んぼに杉の苗が植わっております。あとは畑をちょこちょこっと。あとは草ぼうぼうであります。管理は一切してない。なぜしてないのですかといいますと、イノシシが出て、とても稲をつくったって食べれるような米ができないというような現実もあり、また、高齢化して、そういった田んぼをつくってトラクターに乗ってくれるやな人がおらんと、こういうような状況でもございますし、一方、山の方へ向かって樹園地を探してみますけども、ナシの木が五、六本生えておるところが2カ所ほどございました。あとはゴズボがいっぱい生えとって、今は枯れておりますからきれいな畑のように見えますけども、もう春になりますと青々としたゴズボの畑でございます。そのような状況の中で、本当で湯梨浜町の人口がふえたけええなと喜んどる段階ではない、そのような気がいたします。


 また、その反面、同じような形の中で、この羽衣石の十万寺にも行ってみますと、かつて5軒あったようでございますけども、現在は2軒ございます。しかし、この2軒は健在でありまして、子供さんが小学校に通ったりしておられて、非常に明るい家庭を築いておられる実態を見まして、何とかここで息していただいてありがたいなと、こういう感じをしております。しかし、やはり水田等についても、麻畑と同じようにイノシシが出て大変なんだと、それでまた、羽衣石の本村なんかにおいても、田んぼをつくったり果樹園つくったりでも、イノシシが出て大変だ。電気さく以外の方法はない。トタン張ったって間に合わんというような状況のあるようでございまして、非常にそういった面をやはり、限界集落と言われるような場所でございますので、町の方はこの方に目を向けていただいて、しっかり何とか長らえて、そこで生活していただけるような方策を考えてやってほしいな、そういうぐあいに感ずるわけでございます。


 また、各集落を回ってみますと、必ずその集落には3軒、4軒と空き家がございます。恐らく10年したら、下手すると3分の1ぐらいは空き家にならせんかなと、こういうような感さえするような状況でございます。そういった面、町長はどのように感じておられるのか。今、定住自立圏構想の中で、倉吉市を中心とした、東伯郡の町がこの仲間入りをして、この取り組みに取り組もうとしておられるわけですが、いよいよこの活動が活発に行われることを大いに期待しておるところでございますが、その辺について、町長はどのように、これから湯梨浜町、より以上に元気になるために、またさせるために考えておられるのか、ひとつ元気な声ではっきりと表明してほしいというぐあいに期待します。お願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長、元気な声で。


○町長(宮脇 正道君) 幾つかの要素を含めた御意見でした。勉強せえ、勉強せえということが、結局は都会へ人を出す、その遠因になっているのではないかというお尋ねです。ただ、私が思いますのは、人の価値観とか、あるいは仕事につくにいたしましても、いろんな要素があります。価値観を支配することはできませんし、湯梨浜町単独で町内にいろんな仕事、どんな仕事がやりたいと考えている人、それを全部受け入れるというような、そういう業種をそろえるというようなことは到底困難なことでございます。そのような観点からいたしますと、先ほど申し上げましたように、それぞれの地域や、あるいは産業に従事しておられる方々、この方たちが元気になられることが、ひとりでに育っていくうちに、湯梨浜、いいところなんだなと、そういう価値観を身につけていただく大もとになるというふうに思っております。最近は大阪事務所あたりを通じまして、大阪の経済界の企業と自治体を交えて意見交換したりするような場もセットされるようになりました。そのような場へ出向いていって、積極的に状況を伺ったり、湯梨浜町のPRをしていくことも大変大切なことだというふうにも思っており、取り組んでまいります。しかしながら、やっぱり大もとは、地域が元気であり、住民が元気であり、そして産業も元気である、そのような町に湯梨浜をすることだと思っておりまして、頑張ってまいります。


○議長(松本 繁君) 平岡さん。


○議員(3番 平岡 将光君) 最後に、私は、今、町長の心強い発言をいただきまして、ぜひとも成就していただきたいというぐあいに考えておるところでございますが、一方、天神川を境にして西側を見ますときに、北栄町のみどり団地というのがありまして、今から20年も30年も前でしょうか、今の田後地区のように、とても元気生き生き、立派な町ができてよかったなと、こういうぐあいにうらやましく感じていた時代がございました。ところが、年を経過することによって、当時入っていた若い夫婦は、もう現在はおじいさん、おばあさんになってしまって、そのみどり団地には住む人が減ってしまっておるというような話を聞くわけでございます。


 私は先日、事務局の方に、みどり団地の人口動態を調べてほしいという調査を依頼したわけでございますけども、私の不徳のいたすところで、北栄町にみどり団地が2つあるそうでして、2つあって、どっち調べてええだかわからんけえ調べなんだと、こういうような報告をいただきまして、非常に残念に思っておるわけでございまして、その辺は当然事務局として、2つあるなら2つ出してもらってください、そう言ってくれるのが本当でないかな、それから、私が人口動態の質問をするということをわかっておるんですから、当然みどり団地だとすれば江北のところにあるみどり団地を参考までに調べてくださいというのが本意でないか、そのように感じて、非常に管理職、課長たるものは、真剣に取り組むのが本当でないかなと、こういうぐあいに意を強くしたところでございます。どうか町長、そういった意味も含めて、もっと職員が本気になって取り組めるような感じを強く持ってほしいということも感じた次第であります。


 どうか皆さん、そういったことを含めて、あらゆる場面の中で、こういった問題はこういうぐあいだからわからんわいや、わからんけ知らんわいやと、こういうようなことでなしに、あらゆる場面を勘案しながら、多分こういう質問だからこういうところを要求しとるんでなかろうかなとか、住民はこういうぐあいに要求しとるでないかと、こういうようなことを考えながら、すべてのことに行動を起こしてほしい。こんなのは我々には関係ないけ知らんわいと、こういうことのないように。


 先日、私は、ある部落の町民の方から依頼を受けまして、この前の大きな雪の降ったときに、山の木が倒れて農道をふさいじゃったということで、その家は非常に心配して区長さん方と相談されたようでございまして、それで部落の方は、何とかしてあげないけん、老人だけの家庭だからと、こういうことで心配しておられて、私も現場を見ましたところが、とても部落の人がするような作業じゃないということで、一応農林課の方に相談しました。そうしたところが、農林課が快く、それはシルバー人材センターに頼んだらええでないかと、こういうような助言もいただきまして、シルバー人材センターの方から、現場を見てもらって、これならうちがしてあげますということで、快くしていただいて、おととい、天気のいい日にしてもらいました。そうしたところが、部落の皆さんで手伝いに来られた人、もちろん山主の方も非常に喜んでいただいて、町の取り組みがすばらしかった、すぐに対応していただいたと、こういうような非常にうれしいこともいただきました。それぞれいろいろあるかと思いますけども、町民が喜んでいただいて、ええな、役場は、すぐに対応してくれてといって、私が後に話したような課長さん方になってもらわないけんし、町長もそういう指導をしてもらうことが大事だというぐあいに感じておりますので、私は、ええ面と悪い面を言いましたけども、どちらがいいのか、皆さんの判断は、私が言わんでもわかっとることでございます。どうぞ湯梨浜町発展のために、一生懸命で取り組んでいただきますことを祈念して、私の質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で平岡将光さんの一般質問を終わります。


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○議長(松本 繁君) ここで暫時休憩をいたします。再開を1時といたします。


             午前11時55分休憩


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             午後 0時57分再開


○議長(松本 繁君) 再開をいたします。


 午前中に引き続き一般質問を行います。


 16番、會見祐子さんの一般質問を許します。


○議員(16番 會見 祐子君) 16番、會見祐子でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問させていただきます。


 午前中、平岡議員が私が申し上げたいことを半分以上言ってくださいまして、いよいよ質問の番になりましたら、はて、何を言うんだろうと思うような感じでございますが、それはさておきまして、私は、住民の皆さんがどうして安全に、安心に暮らせる町になるであろうかと、常にそれを考えながら活動してまいりました。昨日の施政方針を、町長、お話しなさいましたんですが、大変心待ちにしておりました。地域福祉の充実というのが7番目に出てまいりました。やっぱり町長、福祉のことを話してくださるなと思って聞いておりましたけれども、健診率の向上を目指したとか、あるいは社会福祉協議会を初めとして多くの団体と連携を深めて、意識の改革をしていきたいというお話ではございましたけれども、具体的なお話を聞くことができませんでした。そこで、いま一度、しつこいようですけれども、高齢者に対しての福祉に対して質問をしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。


 質問の初めでございますが、選挙の投票所の減少に伴う高齢者への配慮、移送対策について考えてはおられませんでしょうかということです。川上地区、羽衣石地区の投票所の減に対しまして、各地区の高齢者は困難をきわめております。移送サービスは考えておられないのでしょうか。川上地区は湯梨浜学園へ、羽衣石地区は羽衣石の交流センターから羽衣会館へ出向くことになりました。独居老人はもちろん、日中独居者が非常に多いこの地区をもって移送サービスが必要だと思われます。


 21年4月からの選挙の投票所が15カ所から12カ所に減少しました。このうち川上地区で投票していた方たちは湯梨浜学園、羽衣石地域の方は羽衣会館で投票することになったんですが、公共の交通機関のない地域、独居の高齢者はもちろん、若い人が勤めに出ておりますと、日中独居という方がたくさんおられる地域でございます。不便な思いをしている人は大変多いと思います。ふだん買い物や、あるいは病院への通院などは、ついでに乗せていってあげましょうとか、あるいは御近所の厚意で車の送迎はできますが、選挙の投票ということになりますと、他人の送迎はなかなか難しいものでございます。投票所に行く手段がないために、国民の権利である参政権、選挙権を放棄することは、大変よくないことだと思います。しかし、21年4月以降はいかなる選挙にも、投票に行くには、行きたくても行けないという状況が出てくるのではないかと、とても心配しております。天候が悪いときには、まあ行かんでもええわいな、棄権するだわいなという方もおられます。高齢化率を聞いてみました。麻畑には65歳以上の方が11名おられまして、その高齢化率は78.6%でございました。また、川上集落におきましては65歳以上が58名おいでになられまして、高齢化率は32.8%でございます。羽衣石では29名の方が65歳以上で、高齢化率は32.6%となっております。3人にお一人は高齢者でございます。公共の交通機関のない地域、投票所まで行けない状況に対して、公共交通機関として町では移送することに考えはないのでありましょうか、お伺いいたします。よろしくお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 會見議員の選挙投票所の減少に伴う高齢者への配慮等についてのお尋ねでございます。


 町の選挙管理委員会が投票所の数を減少された経緯は、本町におきます行財政改革の実施状況、すなわちすべての事務事業について見直しを進めているというような状況から、選挙関係についても検討され、投票所のあり方について見直しをされたというふうに伺っております。決定に当たりましては、投票所ごとの有権者数を基準に作成された見直し案をもとに、関係集落との協議あるいはアンケート等の結果をもとに選挙管理委員会で協議された結果、現在の15の投票所を4月1日以降に執行する選挙から3カ所減らし、12カ所で行うとされたところでございます。


 お尋ねの高齢者の移送サービス等についてでございますが、具体的には、例えば町のマイクロバスと公用車によるサービスの提供を御想定かと思いますが、これは一つは公職選挙法の関係で、特定地域への便宜供与という点でちょっとひっかかりがあるんじゃないかということで、実施は困難でないかなと思っております。特定地域の便宜供与ということで、よその事例で、大学がそのような要請があったけども、結局断ったというような事例もあったようでございますが、特定地域のみならず、全地域でじゃあそれをやるということになれば、それは日程上大変タイトなことにもなりますし、スケジュール的に無理な状況だというぐあいに思っております。したがって、そのようなやり方は困難だと思っております。


 このたびの選挙から、同じような趣旨なんですが、期日前投票、これまで泊地域、東郷地域、それぞれの庁舎でやってたんですが、それを今度はできなくなるということから、区長会でそのようなお話をしましたときに、大変住民の選挙権というのをどのように考えるかと、民主主義の根底だからもっとしっかり対応してもらわなくちゃいけんというような区長会での多くの御意見等も踏まえまして、期日前投票期間中は、泊、東郷の庁舎から投票所のあります羽合庁舎まで、巡回のバスを運行して、期日前投票における体制を整えるということにいたしております。バスの運行計画は、町長、町議会選挙については期間中2回、1日当たり3回、国政選挙については期間中3回、1日当たり3回を運行することといたしております。


 投票所が変更になることで、川上地区、羽衣石地区の皆様、あるいは長瀬の皆様には多少御不便をおかけすることになりますが、期日前投票とか長くなった投票時間等を活用していただいて、ぜひとも投票に出かけていただきたいと思っております。


 もう一つ踏み込んで考えましたとき、これはまだどことも協議も何もしておりませんし、會見議員の御質問書を見ながらちょっと考えたことなんですが、公職選挙法上は、特定の候補者の利する目的をもってそのようなことをしてはならないということで、泊地域や東郷地域を回って期日前投票のバスをここまで運行するということは、範囲が広いというような観点から、それに当たらんだろうと。羽衣石、川上という個別な集落になるとその辺のことがまた出てきはしないかということで、その範囲の広さ、狭さによってちょっと違うんかなと思ったりしております。じゃあ逆にこれを例えば住民の皆さんの方から、例えば社協でも実施しておられますような料金を幾らか取っての形で、ああいう形のものに、投票に行くから来てよね、乗せてよねというような形はとれないかどうか、買い物に行くのと同じで、本人の意思でそういうものを利用してやるということになれば、それは選挙法上問題にならないんじゃないかなという気もいたしておりまして、そのあたりはまた今後ちょっと勉強させていただければ、できればと思っております。


○議長(松本 繁君) 會見さん。


○議員(16番 會見 祐子君) ありがとうございます。実は私もよく、買い物に行きたいとか、あるいは集会に行くんだけれども、ちょっと若い者がいなくて、交通の便が悪いというときには、快く乗せてあげて出かけたり、あるいは送ったりしているのが事実でございます。それで、私もこのたび県の選管に行きまして、このことを尋ねました。もちろん投票所の減にかかわる件のところからお話しされたんですけれども、住民の方が納得された上で投票所を減らしたんだということを言われました。でも、それは代表者の方が言われたのであって、本当に投票所に行けれない、その方からの本当の御意見、間近な御意見ではなかったんじゃないですかって、こう言いましたら、先ほど言われましたように、一部のところにのみ輸送していく機関を出すということは、余り芳しくないということをやはり言われましたけれども、それは違反ではありませんと、さる手続をして、移送のサービスを受けたいということをきちっと登録されたら、出すことは可能だと思いますということでしたので、よく調べていただきまして、後からいけなかったんだとか、それは選挙違反だとかいうことになりましたらお互いに迷惑でございますので、きちっと調べられた上で、ぜひとも移送の手だてを踏んでいただきたいと思います。


 期日前投票といいますのが、今、割合楽になりまして、ちょっとした理由がなくてもできるという状況ではありますけれども、いかにしても山の奥の方の方でございますので、出かけるということは本当に大変ですので、願わくばそういう移送機関を利用していただけるように、ぜひともお願いしたいと思います。町長の寛大な御決定をお待ちいたしますので、その点、よろしくお願いいたします。


 初めの質問はこれで終わらせていただきます。


 次に、やはり高齢者の問題でございますけれども、私は、ことしの豪雪のときの除雪の状況とか、その後の積雪の状況から、山間集落におきまして、あるいは小集落の住民や高齢者に対して、福祉がどうであっただろうかとお伺いします。


 豪雪時の孤立の集落の状況ですが、これは、道路にあります大きな木が倒れまして、その倒れた瞬間にNTTの電話の回線も切りました。雪も多かったのも事実ですが、その倒木の関係で、きょうお話がありました羽衣石の十万寺という集落が孤立いたしました。すぐに役場の方に連絡して来てももらわれたんですが、何せ大きな木が道をふさいでおりましたので、上がることもできなかったと。2軒のお家が、たまたまその日は日曜日でありまして、子供が学校にも行かなかったし、あるいはもう1軒のおばあさんが、若い人がおられたんですが、車も通らないし、お一人で大変寂しい思いをして家で過ごしたということをおっしゃいました。この問題から、本当に高齢者福祉は、独居か、同居をしておられる方か、はたまた介護認定があるのか、あるいはないのか、それらによって、行政からの視点では制約が非常にあるということがわかりました。これは、今の時代、地域での支援活動にも行政指導が必要ではないかと思ったわけです。


 勤務のために昼が留守になる日中独居者も増大しております。また、介護認定がなくても支援を求めている高齢者が非常に多いという状況も把握しております。高齢者や障害者が安心して暮らせる福祉施策、地域でどうするのか、町づくりをどうするのか、行政のしっかりした指導力が求められている時代ではないかと思います。また、孤立した集落の現状から、この問題は非常に急を要する支援対策と、地域での協働体制づくりが急がれるんではないかと感じております。


 除雪の状況を、数日後に羽衣石へ上がりましたときに、倉吉やほかの地域から応援団の若い方がたくさん上がってきておられまして、雪あけ、あるいは雪おろしをしておられる姿を見まして、私は感激いたしました。そういう面では一つは一安心なんでございますが、その中で、私は、高齢者の福祉についてということをちょっと調べてみました。昭和38年に公布された老人福祉法によりまして、老人に対して心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じ、もって老人の福祉を図ることを目的とするという法律でございます。


 3月3日付で日本海新聞に、江府町営のバスが出発したとの記事が載りました。子供たちの通学、小学校4つが合併するそうでございまして、江府町の来年度の小学校統合に合わせ、町営バスの運行が2日から始まった。これまでの路線バスより路線と便数をふやし、子供たちの通学の安全性や町民生活の利便性を確保、小・中学生が町のイメージをデザインした絵が描かれているというニュースでありました。


 私は、これを見まして、湯梨浜町でもコミュニティバスが走っていたなと思ったわけです。子供たちの通学の安全と町民生活の利便性を確保するために、通院や買い物などに便利がよいようにスタートした江府町ですけれども、湯梨浜町でも小型車でも、もしこのような公共交通機関の車が運行されたら、病院に行くにも、買い物に行くにも、助かる人は多いだろうな、また、限界集落で孤立することもないだろうなと思いました。コミュニティバスが廃止され、東郷庁舎あるいは泊庁舎が羽合町役場となり、だんだん不便さを感じる人が多くなるのではないかと思います。行政改革で浮いた予算で、老人福祉、あるいは独居老人、日中の独居老人、あるいはその移送問題などにこの費用が向けられたらどんなだろうかと思いながら、町長にお伺いしたいと思います。


 老人福祉センター東湖園で無料の開放日があるわけですが、その日に先ほどの離れた集落の方が東湖園に行かれましたら、必ず近くのスーパーまで、やっとですけれども、歩いて自由に買い物をして帰られるということです。もうこの一月に1回が何よりも楽しみであるというおばあさんの話を聞きました。その姿から、福祉の見直し、本当に広げていく必要があるのではないかと感じております。先ほどの高齢化率を調べていただいんたんですが、30%以上の集落が、羽合地区では26集落の中、7集落が30%以上でございます。泊地区におきましては、14集落中10集落が30%以上でありました。東郷におきましては、39集落中26集落が30%以上でございます。公共の交通機関の通らない地域、不自由な人がどれだけ多いのか、これを見てもおわかりになられると思います。住みよい町づくりを推進するならば、子供の福祉や高齢者の福祉、障害者の福祉など、町民全体を包み込んでの施策が求められるのではないかと思います。


 先日、女性団体が地域で高齢者と会食を行う交流会が次々と行われております。私の集落も、ボランティアの配食を受けておられる方はお二人でございます。これは独居でないといけないという一つの制約がありますので、今、2人が受けておられるわけなんですが、私たちが届けてあげたいと思った日中独居老人を含めて、20人おられました。ほかの地域でも同じような行事をなさっておられます。中には食生活改善推進委員の方が、伝達事業といたしまして習われた献立で料理講習会をして、独居の老人あるいは届けたい老人にお届けするという行事ですが、やはりそれも20人おられたそうでございます。地域でそれぞれ計画を立てて、支え合う事業、学び合う事業、世代を超えた地域づくり、交流の場で行っているのでございます。社会福祉協議会が独居老人に対してのみのボランティアの配食サービスは、本当にいろいろな制約がありますけれども、その輪をとって広げた地域全体を見てのボランティア活動は、地域全体で支えていくことで必要が起きているなと私は感じております。


 対象を拡大して見たときに、老夫婦が二人で本当に協力して暮らしておられる方もおられます。あるいは独居の、若者がお勤めで日中いないというだけではなく、親子の関係がなかなかうまくいかなくて、お年寄り夫婦が別の部屋でこっそりと暮らしておられるというお方もおられます。あるいは体が不自由で外に出ることができないと言われる方がおりますが、その方は介護認定はないというような状況の方もおられました。行政の立場からは基準を見直すことは無理かもしれませんが、安心して暮らせる町づくりや子供や障害を持つ人が安心して暮らせる町、この福祉の町づくりは町長の公約の中にもきちっとうたってあります。町長のリーダーとしてのお覚悟をちょっと聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 2点目のお尋ねです。豪雪集落の状況や積雪状況から、高齢者の福祉サービスについてお尋ねだったかと思います。


 今回の豪雪でございます。1月9日ですか。これは1月の全協の際にも申し上げましたけれども、委託業者の方たちを初め、担当課の職員などが全力で除雪作業を実施しました。特に雪による集落の孤立化を防ぐため、孤立化の可能性の高い羽衣石の十万寺につきましては、頻繁に職員が出かけていき、降雪状況を確認しながら除雪を行ったというふうに認識しております。こうした事態、やっぱり防災上の見地からも、孤立ということを、そのことを防ぐということを第一に対応しなければならないと思っております。


 なお、これに関連して、十万寺の住民の皆さんから、孤立のときの積雪で道路が通行不能になったりした場合の対応について、防災担当部局の方で相談を受けまして、町の防災無線で役場を呼び出せる施設の使用について、説明なり意見交換をしたというふうにも聞いております。


 また、高齢者は独居か同居か、あるいは介護認定があるかないか等について、支援活動にも差があったりするけれども、その辺の事柄についてのお尋ねです。


 議員の御指摘のとおり、家族がおられても勤務等により日中は独居という方もいらっしゃいます。そういう世帯も年々ふえております。また、介護認定を受けて、福祉サービスなどの支援を受けておられます高齢者でない年齢の独居の方や高齢者世帯の方々もたくさんおられるところでございます。こういった方を見守るために、町では地域の安心・安全見守り活動事業として、新聞販売事業者さん、郵便事業者さん、運送事業者さんなどとの協定を結び、配達時には何か異変があればすぐに連絡していただくと、そういう仕組みを構築しているところでございます。また、社会福祉協議会では、愛の輪協力員や福祉推進員が日ごろから見守り活動を行っておられ、地区ごとに立ち上がっている保健福祉会も地域で見守っていく機運を高めておられるところでございます。さらに、高齢者の生きがいづくりとして知恵袋バンクを立ち上げ、長年の経験や知識を発揮していただき、地域貢献していただくことを目指しておりますし、町のシルバー人材センターへの支援なども行っているところです。地域への支援活動につきましても、地区へ出かけての介護予防・健康教室なども実施しています。


 どうしても行政では目が届かず、手を差し伸べにくいという部分につきましては、社会福祉協議会の役割というのも大変重要になってまいりますので、そこいらあたりの連携を図るために、毎月、町と社会福祉協議会と関係者が集まり、情報の共有化などを図っているところですが、障害の種類や態様により、必要な支援の内容も変わってくることが想定されるという今の議員さんのお話でございます。このような場を通じて、そういった点があれば、どのように補完していくのかあたりの議論もぜひとも進めてまいる必要があるというふうに思いました。そのような点から、先ほど配食と独居の関係のことについておっしゃいましたけれども、ぜひそのような点から、困難なこと、あるいは空白になっていて欠落しているというような部分、不合理な部分等があれば教えていただければ、その空白を埋めたり補完するための努力をしていかなければならないというふうに思っております。


 ちょっと余談ですが、今年度、独居高齢者や障害の方などに、いわゆる災害時要援護者の方の避難支援計画を作成するため、登録のための台帳を整備することとしております。この台帳に登録していただくと、その方には災害情報伝達者や避難支援者がつくことになりますので、その方がつくことによって、ふだんからのかかわりも多少深まるのではないかというような、そういう期待もしているところでございます。


 最後にお尋ねのコミュニティバス等の復活絡みのようなお話です。


 運転免許試験場が本格稼働いたしまして、今、倉吉駅経由で路線バス、ここから入っていって、浅津経由でという運行をしていただいておりますが、その利用状況等を調べておるところでございます。松崎駅から直に来ていただく方法はないか、もう一つの課題だと認識しておりまして、その辺を踏まえながら、分庁方式の廃止というのもある意味一つの大きな住民の皆さんにとっては事柄でございます。その点検作業とあわせながら、どういう方法があるのか、検討してまいりたいというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 會見さん。


○議員(16番 會見 祐子君) いろいろと対応策を考え、そしてもう既に動いておられるという状況は私も把握しております。例えば健康福祉推進員に対する補助金でございますね。1人ずついただいた。何万、何万という形で私たちの集落にも入ってきております。それをいかに健康な老人が、なおかつもっと健康を保つために有意義に使っていこうという案が老人の中で生まれてくるということは、すばらしいことだと思います。町がこうしなさい、ああしなさいと言うのではなくて、自分たちで計画を立て、旅行に行ったり、あるいは講師を呼んできて会合をしたり、楽しい会を行っておられるという集落もあります。けれども中には入ってきたお金をそのまま集落の予算の中に入れてしまって、みんな一緒くたになって使ってるというところも何かあるようにお聞きいたします。私は、本当に元気なお年寄りが、自分も含めてですけれども、数多く、湯梨浜町を明るくしていくのには、そういう施策が本当に大切なことだなと思っておりますので、監視をするという意味でなしに、いかにしたらうまく使っていく、こういう事例があるんだよというようなことをお話の中に入れながら、町長からの指導もしていっていただければよろしいのではないかなと感じております。


 それから、大体福祉施策といいますと、福祉の担当課へ丸投げというような状況が以前にはありましたけれども、今は全くそういうことでは間に合わないという言い方はおかしいんですけど、課長さん、そこにおられますから言うわけではないですけれども、本当に地域が立ち上がって支えていかなければ、自分が自分を支えるような時代が間もなく来ると思います。県の老人会でもせんだって、若手の老人会というものを立ち上げるということで、ことし1年かかって人材育成するということになりました。老人が老人を支える、そういう時代になってきたということでございます。私は、湯梨浜町がモデル地区になってそれを進めていくと、すばらしい地域、組織ができるのではないかなと思いました。これは町長に進言して、町長がリーダーシップをとっていただいてのそういう組織ぐるみの体制づくりをしていただきたいと切に願うわけでございます。


 きょう、河田議員から、トライアスロンの募集の話がありましたけれども、ボランティアの募集が、女性会はもう即立ち上がりました。ということは、もう町の行政に対して、待ってるんではなくて、私たち、各種団体がすぐにでも対応できるような、そういう組織づくりが徐々にできてきてるんではないかなと感じているわけです。ですから、ボランティアをお願いします、お願いしますじゃなくて、一緒にやりましょうという、参画の段階から参加させていただいているということに対して、私たちも大いに協力しようじゃないかと。そういう体制ができてる湯梨浜町でございますので、老人福祉の問題に関しても、うまくリードしてくだされば、指導力がありさえすれば、私はそちらの方にも大きな力が発揮できていく体制ができてるなと感じております。その点、町長はどのようにお考えでございましょうか。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) お話のございました状況、それがやっぱり協働の原点だと思っております。私、このたびの施政方針の中でも一部入れさせていただきましたが、環境問題の施策を推進していくときに、やっぱり女性団体の協力といいますか、それ以前にやっぱり後押しみたいなものもあったように思っております。それが協働の本来の姿だと思っております。私たちは私たちのこの地域をどうしたい、私たちの生活をどうしたい、私たちの身の回り、自分を含めてどうしたい、そういう思いを持っておられる方が行政と一緒になって取り組んでいく、そういう形が協働の原点だと思っておりまして、まさに女性団体におかれましてはそういう点では日ごろからいろんな分野で、環境問題に限らず、後押しをしてもらっておるというふうに認識いたしております。先ほど申しましたように、福祉につきましても、いろんな方策、必要な部分というのがあろうかと思います。またぜひ女性団体との意見交換会、たしか今年度はまだようしてないんじゃないでしょうか。そういったものも開催していただきまして、意見交換をさせていただいたらというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 會見さん。


○議員(16番 會見 祐子君) ありがとうございます。町長の福祉に対する力強いお言葉を聞きまして、安心いたしました。地域の住民がなかなか声を出せれないのもおわかりだと思いますけれども、そういう場合、何を望み、何を要望しているかを本当に町長の耳でキャッチしていただきたいと思います。そしてその支援に対していくことに、全町民に、お年寄り、高齢者の問題を今言っておりますけれども、障害者の方、子供たちのこと、もうすべてに関して支援していくことを、町長のリーダーシップをとった姿で進めていっていただきたいと思います。


 私ども、よく女性会の方でワークショップというのをやるんですけど、今、たまたま私はそれをやっております。こういう紙にいろいろ、何が大切なのか、どれを言おうか、これが急ぐんじゃないだろうかとか、あれが急ぐんじゃないだろうかという、こういうものを住民の方にそれぞれ意見を出していただく場に張っていただきまして、一体何が一番大事なのか、何を早くしなきゃいけないのか、そういうものもキャッチをしていくために、こういうものの勉強会も持っていただけたらすばらしいなと感じております。


 一番大事なことは、どんな町づくりを目指しているのか、そして高齢者と障害者と子供たちも、すべての町民にとって安心な生活をするためには、湯梨浜町はどういうふうな方向でいくのかということを、町長のしっかりしたリーダーシップを見せていただきたいと思っております。


 最後になりますが、県の教育委員会の指導によりまして、昨年、「学びあい、支えあい」事業というのを委託されまして、やらせていただきました。それは、保育園から小学生、そしてPTA、保護者ですね、それと我々婦人団体、これが一緒になりまして、企画の段階から1年間の子供の行事を含めて、最後はクリスマスケーキをつくり、そしてバレンタインチョコレートをつくり、それを近所の独居老人のおじいさんにバレンタインのチョコをかわいく包装して渡しました。とっても喜んでいただきました。子供も喜びますし、老人も喜ばれますし、そういう企画を私たちもいろいろ考えてまいりますので、町長の方でもぜひそういう企画がありましたら、金銭的なものでそう御迷惑をかけるつもりではありませんが、場所的なものとか、あるいは期日的なものとか、そういうものを知っていただいて、また、そういう場面で町長の福祉に対する御意見などもぜひ聞かせていただきたい、幅広く聞かせていただきたいと思っております。最後に一言、町長からお言葉をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先週の日曜日でしたか、認知症の講演会がアロハホールでございました。そのときのお話の中で、趣味を3つ以上持ってる人は認知症にならないということと、それから、交流といいますか、周りの人としゃべったり、要するに一人でいることがそれを促進するんだというようなお話と、2つの内容を記憶いたしております。そのような意味から考えていきますと、福祉で、地域で支える福祉というのは何か、その原点にあるのは何かということになれば、それはやっぱり地域の人の和だと思っております。そのような点から、先ほどおっしゃいましたワーキンググループの中で、どのようなことが必要かあたりの議論をされたりするとき、ぜひ役場の職員も出かけていって聞かせてもらえば、また欠けている部分も発見することがあろうしなということも感じたところでございます。先ほど協働の原点と申し上げましたが、マンパワーで進めていくことは、それだけそれぞれの者がお互いに、ある意味犠牲的な部分もありながら頑張ってやるという性格も備えているものだと思っております。町としてもそのあたりについてよく認識して、しっかり支援をしてまいりたいと思います。


○議員(16番 會見 祐子君) ありがとうございました。


 私は、この質問をするときに、湯梨浜町の地域福祉計画、これをもう一度読み直してまいりました。19年につくられているこの計画ですけれども、本当に、ともに支え合う意識づくりであるとか、あるいは人権・福祉教育の推進をしながら、福祉座談会を実現しながら、地域で支えていかなければいけないということがきちっとうたってある。この湯梨浜町の先を読んだ計画に対して、大変敬意を表しました。ぜひともこれを軸に、今後とも町長がリーダーシップをとっていただいてやるということで、よろしくお願いしたいと思います。


 以上でございます。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で會見祐子さんの一般質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(松本 繁君) 続いて、11番、寺地章行さんの一般質問を許します。


○議員(11番 寺地 章行君) それでは、お許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと存じます。


 地域振興活性化への取り組みということについてでございますが、昨日の町長の施政方針演説の中で、大方理解ができたところでございますが、湯梨浜町の活性化策につきまして、質問をいたしたいと思います。


 現在、アメリカ発の不動産バブル崩壊、リーマン・ショックを契機とした金融危機がもたらした世界同時不況下に陥っております。我が国におきましても100年に一度、また戦後最大の危機と言われる経済状況に陥っている状況でございます。昨年10月−12月期の前月比マイナス3.3%、年率にいたしましてマイナスの12.7%というGDPの落ち込みでございます。この数値もまだ改定されるということで、これよりどうも上になるということのようでございます。大変な状況であります。また、1月−3月期におきましても10%前後を予想されておるということで、大変心配をしているところであります。現在まで、日本経済、外需に依存をして回復をしてきたところでございますので、今後の落ち込みにつきましても相当なものがあることが予想されているところであります。


 政府におきましては、この対応としまして、第1次補正、第2次補正、先般やっと関連法案が通ったわけでございますが、21年度予算を通じて、国民の生活支援、また経済の活性化に向けて、総額75兆円規模の景気対策を打ち出しているところでございますが、さらなる景気対応の必要に迫られているところでございます。


 我々地方経済におきましても、今後、一段の景気低迷が予想されているところでございます。1929年ですか、歴史的な反省からいたしまして、このような非常時におきましては、社会的なレベルにおきまして、各国の速やかなる財政出動による景気振興策、生活支援を通じての需要の喚起が必要とされておるところであります。鳥取県におかれましても、県税収入、大幅に減少見込みということでございます。マイナス15.3%というようなことのようでございます。また、義務的な歳費増大の中、経済、雇用、また将来の鳥取県の可能性を見据えて、昨年5月に策定されたようでございますが、今後10年を見据えた将来ビジョンという目標に向かって、これを指針といたしまして、積極的に予算計上がなされておられるようでございます。


 湯梨浜町におきましても、先般、町長、税収減見込みマイナス3.1%というふうに言われたわけでございますが、そういう状況下におきまして、一段の雇用への配慮、生活支援、また、各産業への支援や地域振興策が求められているところと思います。21年度5月に開かれる新たなトライアスロン、先ほど河田議員なり會見議員がおっしゃいましたけども、多くのイベント計画、また新たなる着地型観光への模索、観光拠点づくり、整備への展望等も予算等で計画されておるところでございます。このことがひいては商工、あるいはまた農林漁業、地域経済の振興とつながるということを大いに期待したいところでございます。


 低迷する地方経済にとって、現下、地域振興、また活性化は、現在最も重要な政策課題であろうかと思うところでございます。こうした現下における状況を踏まえまして、町長の認識、また施政方針等で述べられましたけども、湯梨浜町活性化への思い、また、地方再生に向けて政府と一体となった省庁施策横断戦略としての農商工連携への取り組みや都市と農村の共生、滞留、例といたしまして子ども農山漁村交流プロジェクト、これは相当前に私が一般質問に立たせていただいたときにも言いましたけども、これらについて、また歴史文化等を生かした町づくり、また頑張る地方応援プログラム、観光圏整備促進事業、我々のところでは山陰文化観光圏整備という格好になっておるようでございますが、これらはいずれも地方再生、また地方の活性化につながるという政策でございます。また、本町、21年度完成ということになりますが、FTTHの活用策等に対しまして、町長の考え方なり対応、そしてまた現状等について伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 寺地議員の御質問にお答えします。地域振興と活性化への取り組みです。


 昨年のアメリカのサブプライムローンに端を発した今回の経済危機、瞬く間に世界じゅうをその悪影響が波及し、今まで経験したことのない速さで実体経済が落ち込んでいるという、まさに世界経済が悪循環に陥っており、大変危惧いたしておるところでございます。当初は日本では影響は少ないであろうというふうに言われておりましたけれども、内需は頭打ち、輸出もこれほどまでに急激に落ち込むということは想像をはるかに超えるものであり、経済の底が見えないという今の現状を考えますと、大変憂慮しているところでございます。このような状況を踏まえまして、県の方でも緊急の経済対策や臨時職員の大幅な雇用など、緊急雇用対策などを推進されているところでございます。


 そのような面から、町が平成21年度の中で取り組むことについて多少しゃべらせていただきたいと思いますが、我が湯梨浜町におきましても、新年に入りましてから、生活不安に対する生活保護への相談や住宅に対する相談、緊急的な雇用対策として、新たに臨時職員の雇用にも力を注いでまいりました。2月補正で地域の振興、生活対策の経費を計上し、取り組んでいるところでございますが、21年度予算におきましては、施政方針の中では新規事業を中心に申し上げましたけれども、それまでの在来事業等におきましても、生活支援、雇用対策、または産業振興全般にわたって、町内の振興策に少しでも寄与できるようにという配慮をしながら取り組んでまいったつもりでおります。


 平成21年度予算におきましては、経済緊急対策といたしまして、緊急雇用創出、これは町有施設の美化ですとか日本語教育支援など10事業で1,400万円ほどつけております。それから、ふるさと雇用再生で、生ごみの肥料化など950万円ほどかけて実施しております。イベント関係では、先ほど御紹介のありましたトライアスロンを初め3つの全国大会、それからドラゴンカヌー大会、湯梨浜夏まつり等の経費を計上いたしたところでございます。これらは活性化や、それから地域に直接的な経済効果をもたらすものというふうに考えております。また、新たな着地型旅行商品として、野花豊後で有名な東郷湖、日本海を臨む景観を誇る野花を核といたしまして、3月中旬から下旬まで、野花梅渓散策ツアーと銘打って企画し、実施することといたしております。これまでのタケノコ料理や、それから東郷ナシ選果場見学ツアーと相まって、着地型観光の推進で情報発信や地元の活力を生み出そうという思いでございます。


 農林水産につきましては、果樹振興でナシ振興の観点から、単県事業であります次世代鳥取梨産地育成事業やチャレンジプラン事業の実施者に対し町助成を継続実施することといたしておりますほか、農業の基盤であります農業改良施設整備に対する事業として、国庫補助事業はもとより、即効性のあるしっかり守る農林水産基盤交付金事業、単県事業でございますが、これらを軸に、地元活力を生かした取り組みを21年度からすることといたしております。水産業につきましても、沿岸漁業者に資源確保の観点からアワビ、サザエ稚貝放流助成などを行うこととしておりますし、ドジョウ養殖助成の継続、内水面ではシジミ復活拡大のための覆砂事業、それから塩分濃度測定システム導入事業の実施などを行うことといたしております。林業におきましても、原木価格の低迷の中、依然として間伐が進んでいないという状況にかんがみ、単町での間伐材搬出経費助成、また、林業労働者の育成確保のために、社会保険料掛金の事業主負担分を就労年から5年間助成し、雇用機会の確保なども図ることといたしているところでございます。さらに森林の立地条件等、不利な森林を対象に行う間伐等について、定額助成方式による支援なども行っております。これらの産業への支援は、地域の活力、元気の源であろうというふうに思っておりまして、従来にも増した支援に努めているところでございます。また、道路整備など、普通建設事業にも配慮しております。これら総合的な施策を推進することにより、湯梨浜町民の方たちがそれほど痛むことなくこのたびの経済危機が乗り切れればということを願っているものでございます。


 議員お話しございました山陰文化観光圏、あるいは定住自立圏構想、これから中期的な町づくりを進めていく上での大きな考える材料といいますか、場だと思っております。これらのことを生かしながら、湯梨浜町の地域振興、活力、活性化に取り組んでまいりたいと考えております。


 なお、頑張る地方応援プログラム、それぞれ平成19年から3年間で実施しております。毎年3,000万円を上限として特別交付税を受けれるということで実施しているものでございますが、次の3つを基本目標にしております。一つは、40歳未満人口の維持ということで、18年度7,533人が19年度は7,452人ということで、81人ほど、率で1%ちょっとですか、減っております。それから、可燃ごみの焼却量、これを18年度3,265トンとしておりますが、結果は3,293トンと、48トンの増ということで、これも計画を少しだけ下回っております。それから、環境保全活動参加者数を世帯数以上の参加をやろうということで、5,881世帯に持っていこうとしているわけなんですが、19年度の結果は8,875人、2,994人増ということで、これは世帯数との対比はよういたしておりませんけれども、数からいうと、まだ達成できてないんじゃないかなというふうにも思っております。


 FTTH事業は、湯梨浜を情報に関しまして陸の孤島にしないように、それから、若い方たちにより魅力のある町にするために整備しているものでございます。5月ごろには多分、一応工事も完了するように聞いております。これらを活用しながら、湯梨浜の魅力を高めてまいりたいというふうに思っております。以上です。


○議長(松本 繁君) 寺地さん。


○議員(11番 寺地 章行君) ありがとうございました。総括的にしゃべっていただいたというふうに思います。いろいろと対策は打っておられるというふうに思っておりますし、これらが湯梨浜振興につながればというふうに思っておるところでございます。


 最初に、いろいろ特別なところで、先ほど頑張る地方応援プログラムということで、順番が違うんですが、これは全国的にやられとるんですよね。19年からスタートしておるということでございまして、全国96.4%が取り組んでおられますし、プロジェクト数が6,199あるというようなことでございます。そこの中で、具体的な成果目標について先ほど言われたわけでありますが、これは、成果が全国平均以上に向上した市町村については、普通交付税の割り増し算定を行うというようなことがあるようでございまして、これは逆に言うとクリアできてないという今ちょっと発言のようでございましたが、これはでも21年までですから、まだ挽回できる機会はあるんでしょうかね。ちょっと無理でしょうかね。


 そういうようなことで、いろいろと努力をまたしていただければと思います。あちこちのプログラムを見せていただきましたが、最初は、用紙1枚ですし、ちょっとほかと見劣るかなというふうに思ったんですが、内容を見ますと相当な内容が含まれておるということで、プロジェクトを構成する具体の事業施策とちょっと違った感じの中で成果目標がとらえられておるなということで、ちょっと奇異な感じがしたわけでございますが、プロジェクト名が「古代からの贈りものを未来に引継ぎ発展するための新たなる挑戦」ということでございますので、そういうことかなというふうに理解をしたところでございます。どうぞ達成に向けまして努力していただければというふうに思います。


 それから、FTTHの件を言われましたので、そちらに行きたいと思いますが、FTTHの活用策ということで質問をしておるところでございますが、当初は合併時の大きなこれは目玉だったわけでございます。当初は多分40億ぐらいかかるではないかというようなことで、いろんな反対意見等も出ておったというふうに思うわけでございますが、先般の21年度の総事業費については20億6,200万余ということのようでございますが、20年度の補正を見ると、18億5,100万余ということですが、これは18億5,100万余の方が正しいんですか。わかりました。20億の方がちょっと違うということですね。先般ありましたONU機器のふぐあいとは全く関係のない話ですよね。わかりました。そういうようなことで理解をさせていただきたいと思います。安くなってよかったなというふうに思いますが、これで全町に光ケーブルが張りめぐらされるということで、田舎としては画期的なことではないかなというふうに思います。今のITなりICTの環境が整うというようなことで、大変歓迎をすべきだというふうに思います。


 ただ、残念なことは、以前はタッチパネル式の双方向の告知サービスをやるというようなことであったわけでございますが、これをやった場合は双方向で、例えば住民の皆さんから役場へ直接問いかけることができるというようなこともできたやに聞いとったわけでございますが、大変ちょっとそこら辺のところが寂しいかなと思うわけでございます。できないですよね、これは、今のシステムでは。また聞きますけど。


 そこで、FTTHの活用ということでちょっと出しましたのは、例えばインターネットなりサーバー型放送サービス、あるいはテレビ電話機能つきのIP電話等を利用できるというような格好のものができるということで、その利便性は感じるわけでございますが、4月より東郷、泊庁舎というものが支所になるということで、窓口業務が主体となってくるというふうになるわけでございまして、多くのやっぱり住民の方はそれなりに心配をしておられる。サービスが低下するではないかというようなことを考えておられるのじゃないかなというふうに思うわけでございます。せっかくFTTHを張りめぐらせたわけでございますので、このFTTHと、言うなれば役場、支所と本庁との関係をどういう格好で構築できるかということが必要ではないかなというふうに思います。従前は住民がカメラつきパソコン等を活用しまして、フェース・ツー・フェースで本庁担当者とも相談できるようになるシステムであるというようなことも考えておられたというふうに思うわけでございますが、FTTH、光ケーブルを張りめぐらすことによってどのようなことができるのかということが、考えておられるならお伺いをしたいと思います。


 それともう一つは、合併協議のときもありましたが、FTTHを設置する目的といたしましては、ソーホーというようなものもできるということです。また、インキュベーションセンター、そういうものも設置するぐらいの気持ちで行いたいというようなことがあったと思うんですね。そういうことによって湯梨浜の活性化を図っていくというふうなこともあったかと思います。現時点でそこら辺のことはどういうふうに考えておられるのか、ちょっとお伺いをしてみたいと思います。


 それからもう一つは、先般、新聞等でも出ておりましたけども、ITTRですか、インド・とっとりITトップランナーという会社のようでございますが、インド人の方が起業されるということで、調印式が鳥取で行われたようであります。鳥取県と鳥取市、若桜町が協定、覚書を交わしたということでございます。市は市の学習交流センター、そして若桜町は本年3月より廃校となる池田小学校舎を提供するというようなことで、将来的には200人を雇用する一方で、IT技術者研修で、10年後に県内に2万人規模の人材を集めるIT集積地とするというような計画があるということでございます。本当にうらやましい状況だなというふうに思います。こういうものが場合によっちゃ湯梨浜に来れば、すばらしいものになると思うわけでありまして、先ほど言いましたインキュベーションセンター的なものとも通ずるとこがありますので、これらの点につきまして、どのように考えておられますか、ひとつお伺いしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) まず、最初の部分の頑張る地方応援プログラムの件です。


 3つ目標を紹介して、その現状等もお話ししましたが、一番最後の部分で、環境保全活動参加者数を世帯数以上の参加ということでございまして、5,881世帯ある中で、湯梨浜町が8,875人参加しておられますので、これは達成しておるということでございます。したがって、1番の人口、これは今から21年度末にどうこうということはもちろん困難でございましょうが、次の例えば可燃ごみ焼却処理量あたりにいたしますと、現時点では達成していませんけれども、例えば来年度の予算の中に入れております生ごみの堆肥化、これらが進めば、また一皮むけた数字になってくるというふうに思っております。そのほかにもいろんな分野、サケの放流ですとか、そういったことで、具体的には施策としては進んでいるところでございます。


 FTTH事業につきましては、足らないところは企画課長が補足いたしますが、先ほど申しましたように、情報に関しての陸の孤島にならないようにというような意味から頑張って整備したものでございます。大容量の高速ブロードバンドが使えるようになるということで、湯梨浜町内のインターネットの加入率というのは割と低いようでございます。民間に入っておられる方もあるというようなこともあってのことだろうと思いますが、料金的にも考えた料金で設定いたしますし、ぜひこのたび加入していただければというふうに思っておる次第でございます。


 それに伴いまして、地デジ対応の方にもちゃんとチャンネル数を確保したりするように、TCCあたりは努力しているところでございます。


 また、音声告知機につきましては、ゾーニングした放送という、どの区域を限ってというようなこともあらかじめ届け出をしてできるということになっておりますので、また地域コミュニティーの場でも活用していただいたり、お役に立つのではというふうに考えております。


 それともう一つ、せっかくの光ケーブルだから、もっと有効な活用をということで思い浮かびましたのが、今は申請書あたりを町のホームページあたりに載せてますが、税の関係の部分でも、e−Taxですか、直接申請、中身も込みで送れるような仕組みもつくっておられる。一度、県の情報センターがそのような事務を研究しておるということで、町の事業もありますし、電子決裁も含めて検討してもらいたいということも話したことがあるんですけども、そのようなことでできることもないか、今後研究してまいりたいというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 仙賀企画課長。


○企画課長(仙賀 芳友君) 当初の合併時において、テレビ電話機能を有したような音声告知機の活用ということで、実は内容について一時検討した経過もありますし、導入しようというところまでは行っておりました。その先進地であります島根の旧の鹿島町、ここはすべてそのシステムを導入しておりましたので、実はそちらの方にもう導入する前に、ちょっと内部の方で検討するために視察をした経過もございます。一番使いにくいなと思いましたのが、放送機能がまず部落集落で使えない、パソコンを利用した利用方法になっておりまして、親局からの例えば文字放送をするのにもパソコン機能ですべてを持っていかなければならない。となれば、非常に町民にとって逆に使いにくいという。双方向の考えなんですけども、今のテレビカメラ方式がもともとパソコン機能を有しているような機能でございまして、もとはNTTのテレビ電話なんですけれども、それにパソコン機能がついてるということで、パソコンを利用される方は便利かもしれませんけれども、普通、皆さんが使われるのにはちょっと手間がかかるというような機能でございまして、やはり湯梨浜町がすべての方が利用できるためには、今ある機能をクリアしながら、新たな機能を持っていくというようなものでないと、今後、すべてを変えたときに非常に使いにくいだろうなということで、現在の音声告知機機能のものに変えました。


 今の音声告知機自体が、それぞれ泊、東郷、羽合の中の今まである告知機と同じような機能だけではなくして、中身については非常に多機能な機能を持っております。当然パソコン機能、光ケーブルに対応できる機能をたくさん持っておりまして、告知機の中で例えば今の、何ていいますか、双方向の機能を行うために、今、グルーピングが400掛ける4、約1,600のグルーピングが実際にはできるようになっております。そうなってきますと、それは、4掛ける400といいますのが、例えば一つの機能、例えば羽合庁舎におきまして3つの中のグルーピングができる、合計で4つというような形でございまして、一つのところが主としてすれば3地域にそのまま持っていけるとか、そういう機能もあります。それと、一番光に対応できるのがインターネット機能でございまして、今ある告知機を、ほかの機能でいきますと、ルーターという一つの数万円の機能のものの部品が要るんですけれども、告知機にはそれがすべてついているというようなものもございます。それと、一極集中が実は機能にはついておりまして、まだ利用はしていないんですけれども、例えば安否確認でも、その告知機のある一定のところを放送に呼びかけて押すと、それがすべて一つのところで把握できるような機能もついております。これは緊急時に今後利用するための検討をしていくわけですけれども、まず最初に町民の方になれていただきながら、次に向かっていきたいなというふうには考えております。


 それと、やはり一番この光ケーブルで大きなメリットといいますと、インターネットであろうというふうに思っております。今回、3月の町報の中で、100メガまでのインターネットを提示いたしました。実は、当然光ですのでギガ対応も可能なわけですけれども、今、プロバイダーでありますTCCの方が2ギガぐらいの容量の中で動いておりますので、1ギガの対応はちょっと今難しいのかなと。ただ、企業誘致、これらの中で1ギガ対応しようと思えば対応は可能だということで、これも将来に向かって残していく機能ではないかというふうに考えております。以上です。


○議長(松本 繁君) 副町長。


○副町長(西尾 浩一君) 先ほどITTRのことについて御発言がありましたので、新聞等で、既に会社が設立されて、インド人のチョードリーさんという方ですか、あとは、実はもう一人、共同代表をされているのは湯梨浜の方でいらっしゃいまして、実はこの話についても以前から相談を受けたりしておりました。今回、湯梨浜に来ればよかったというのはあるんですけども、実際にはいろいろな条件のことを勘案されて、とりあえず鳥取と若桜の方で始められたということであります。先ほど企画課長からも御説明いたしましたけども、企業誘致で出てきた場合には1ギガ対応とかもできるというふうになりますので、もし今後ITTRの方が業務を拡張されて、もっとほかの方に、将来的には全県展開ができればということを考えていらっしゃるようですので、そのあたりでもしタイミングが合えば、そういったこともできるのではないかと、そのあたりのことはよく情報交換をしていきたいと思っております。以上です。


○議長(松本 繁君) 寺地さん。


○議員(11番 寺地 章行君) 今、いい話を聞きました。ぜひ、期待をしてますので、よろしくお願いします。この点につきましては以上で終わりたいと思います。


 答弁の方は、個々の答弁がなかったわけでございますが、農商工連携、これは既にいろんな形で進められておりますし、展開をされておるということでございますが、先般、20年度より始まっている農商工連携促進法というのができておるようでございます。これにつきましては、地域の基幹産業である農林水産業と商業、工業との間におきまして、連携を強化して相乗効果を発揮することによって、地域経済の活性化を図るということを目的とするというようなことでございますが、そういうことで、商品開発なり、あるいは観光と生産販売と、あるいはまた地域農産物とレストランのメニューの開発とか、いろんな形で動いておるようでございます。食農なり食育体験プログラムとその観光関係というような形でもいろいろな提案をされているところで、全国的にも相当な数が最近でも出ておるというような状況でございます。町長の施政方針にも出ておりましたけども、加工グループの方もいろいろと商品開発をされておられるようでございますね。「湯梨浜の四季」とか、そういうものですね。それと販売あるいは観光というふうにマッチングすれば、立派な連携になるだろうというふうに思うわけでございます。


 ただ、そういう湯梨浜の中にもいろんな商工業者の方もいらっしゃいますし、農業者は当然相当な数、漁業者の方もいらっしゃるわけでありますが、こういうお互いを結びつけて商品化なり共同化していくということにつきましては、やっぱりそれを結びつけるコーディネーター的な役割を持った人が必要ではないかというふうに思うわけであります。大分前の新聞でしたか、県の方からコーディネーター等も、こればっかしじゃないと思いますけども、派遣されとるのか、されるというようなことをちょっとお聞きしたことがあるわけでございますが、この点については行政としては、体制としてはどのような形が望ましいのか、どういう形でやっていこうとされておられるのか、今の状態の中でちょっとお答えをいただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 取り組みの仕方は、今おっしゃいました農商工連携、それから最近は産官学民というような組み合わせとか、いろんな物差しで取り組みが進められております。それらに積極的に参画していくことが大事だと考えております。野花の梅の散策ツアー、御紹介いたしましたけども、ちょうど県の観光コーディネーターあたりや、それから県庁の職員あたりも来てくれまして、一緒に歩いたわけなんですが、集落の方たちが梅の入ったおもち、何ていう題名でしたか、つくっておられまして、あんこと、私はてっきりもちの中のあんこの部分に梅が入ってるんじゃないかと思ってましたら、あんこはあんこでちゃんと入ってて、その外側の部分が梅で色がつけてあった、とてもきれいなおもちでした。それからかりんとうもありました。


 一つ話しておられたのが、実は最近、野花の女性の方たちが南紀白浜に行かれたそうです。あそこは梅が、南高梅は日本一ですから、そこを視察に行かれて、ジュースを飲まれたそうです。そしたら、そのジュースより、今、私らがここで出しとるジュースの方がよっぽどうまいということをおっしゃいながら出されたりしまして、そうですか、それはちゃんとそういうことをPRされないけんとかいって話したんですけども、やっぱりそのような取り組みを、「湯梨浜の四季」はそういうのをひとつパック化してみましょうよということで、行政側が多少のお手伝いをしてああいう製品につながったものです。


 町内の別の民間のところ、あるいは龍鳳閣あたりでは、別建ての、同じような町の特産品の詰め合わせセットを考えられたりしとるところでございます。昨日、ちょっと副町長の方が、ことしの課題として湯梨浜の土産品となるようなものをつくりたいということを申し上げましたけれども、それはやっぱり、「湯梨浜の四季」は例えば季節販売ですけども、そうじゃなくて、年間通じていつでも土産として求められることができるもの、湯梨浜の特徴を生かしたもの、そういうことを開発することが必要だなと考えておりまして、それは多分どこかの時点で精査していただくような形で取り組んでまいりたいと考えております。


 農商工連携につきましては、そもそも湯梨浜町役場に観光課と農林水産とあった部分を一つにして産業振興課としたのを、その横の連絡をとって、お互い相乗効果で高めたいという思いからやったものでございます。そのあたり、課長もよく自覚してくれていると思いますので、これから本格的に頑張ってまいりたいと思います。


○議長(松本 繁君) 寺地さん。


○議員(11番 寺地 章行君) ありがとうございました。そういった気持ちでそういうものに取り組まれとるというようなことを表明いただきまして、我々といたしましても大いに期待をこれからしていきたいというふうに思っております。


 問題は、これをそういう、品物をつくる、土産物なり商品を開発するに当たって、やはり販売ルートですね、これが一番どうも困っておられるようでございますので、県についてはアンテナショップですか、先般ちょっと私も行かせてもらいましたけれども、近くには香川県とかいろんなところのアンテナショップも出ておるようですね。やっぱりそういった形の取り組み、町としては難しいかもしれませんけども、もしできればひとつそこら辺のとこも考えていただきたい。特に鳥取自動車道が完成するわけですが、それにつきまして、いろんなスーベニアちゅうか、土産物を売るようなところを、近畿の方につくるのか、鳥取につくるのかという話も何か新聞等で見たような気がしますが、そうしたところにいろいろと売り込んでいくというような形の、あるいはまた紹介をしていくという形の動きを町の方に大いに期待をしたいというふうに思います。特にまた、IT関係がかなり充実、FTTH等でかなり先進的になるわけでございますので、そこら辺のとこで、例えばネット販売ですか、そういうものを仕掛けるようなこともあってもいいような気がいたしますので、ひとつそこら辺のとこを研究をしていただいて、頑張っていただければというふうに思います。


 この点につきましては、農商工連携につきましてはこれで終わりたいと思います。


 次に、子ども農山漁村プログラムですか、これは、総務省、文部科学省、農林水産省との連携ということで、これについては、モデル地区等につきましては観光庁もかんでおるというようなことでございまして、これは全国2万3,000校ですか、1学年120万人を目標というようなことで、1週間程度宿泊をいたしまして、民泊とかですね、各農家、漁家に、あるいはまた廃校となったところで宿泊をしまして、田植えなり稲刈りなり、海辺での生活、あるいは湖畔での生活を行うというようなことで、体験活動を展開することを目指しておるということで、5年間で農山漁村における収穫体験の受け入れ体制を整備していくんだというようなことのようであります。


 全国2万3,000校というのは、結局、今、調べますと、2万3,123校あるらしいですね、小学校が。ということは、全国すべての学校でやるという意気込みですね。それから、子供たちが720万人いらっしゃるわけですので、6年生まで、そうすると1学年が120万人。これもだから全員がそういうことをやるんだというような計画なんですね。恐らくこれができればかなりの地域振興策につながっていくんじゃないかなというふうに私はちょっと期待をしたいなというふうに思っておるところでございます。今後、随時拡大をしていくということでございますので、ぜひとも、これは教育委員会ですかね、考えて、検討されたことはありますでしょうか。もしありましたらお伺いしたいと思いますが。


 これにつきましては、効用といたしましては、当然児童側に対してはあるわけでございます。学ぶ意欲とか、食農とか、他人への思いやりとか、いろいろと上げておられるわけでございますが、受け入れる側におきましても、地域の活性化に大いにつながるということもありますし、それから、やはり子供たちを案内したり教えたりするわけでございますので、地域の歴史文化等の見直しにもつながる。そして都市との相互理解等が進み、また、その一環の中で商品が動いていくということもあるようでございますし、子供たちがやがて大きくなって、田舎に住んでみたいという格好になるかもしれませんし、大きな意味のある政策ではないかなというふうに思っておるところでございます。このプロジェクトにつきまして、受け入れに向けてぜひ研究をしていただきたいというふうに思うわけでございますが、どういうふうに考えておられますか、ちょっとお伺いをしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先ほどの質問で、後段にございましたアンテナショップの活用等でございますけれども、実は、町内のものでも東京のアンテナショップには、県のアンテナショップには、しょうゆとか、あるいは冷凍した東郷湖のシジミ、これらは置かれております。なるべくそういうところにいい品物を売り込んで、置いてもらうことも大切だなと思っておりまして、「湯梨浜の四季」あたりも通年販売ができるようになれば、置いてもらうことも考えたらなと思っております。


 また、そこでやります、ちっちゃいほんの2畳ほどのスペースですけども、イベントのときにはそこを借りてやるということになりますけども、金額的には無料でやったりしてくれているようですので、そのあたりでの観光大使を使ったPR活動、物販も兼ねたというようなことを申し上げましたが、ぜひやっていきたいなというふうに予算措置したところでございます。


 それから、今お尋ねの子ども農山漁村交流プロジェクトということでございます。学ぶ意欲や自立心、思いやりの心、規範意識などをはぐくみ、力強い子供の成長を支える教育活動として、小学校において農山漁村で1週間程度の長期宿泊体験活動ということでございますが、直接的に湯梨浜が今このことはやっておりませんけれども、それに似たようなたぐいのことは、例えば頑固おやじの梨つくろう会が大阪の千里、吹田市ですか、と連携してやっておられます。交流によりまして、向こうの小学生たちがこちらに来て、ナシの作業にかかわったり、御存じでしょうけども、そういうことも実施しております。それから、ジュニアグラウンドゴルフ大会で例えば来て競技を、380人ですか、子供たちの定数はそのくらいですが、来てやるわけなんですが、その際にもオプショナルとして魚釣りとか、そういういろんなことが考え得ると思っております。当然その中には、例えばナシ狩りみたいなものでもいいですし、そういうたぐいのものに触れるチャンスというものの創出はできると思っております。子ども農山漁村交流プロジェクトそのものについては、また今後よく検討してまいりたいというように思います。


○議長(松本 繁君) 寺地さん。


○議員(11番 寺地 章行君) ひとつ検討して、できるものなら受け入れてやっていただきたいと思います。


 私、以前、たざわこ芸術村というところに行ったことがあるんですが、桜小学校にそういうのができないかということで、一時動いた経緯もございます。やっぱりそこではいろいろと、劇場だけではなくして、ビール工場なりレストランなり、それから工芸館、木工工芸館でしょうか、森林工芸館、それからホテルとか、デジタルアートファクトリーですか、というようなものの経営をしておられる。そしてなおかつ近くの農家と連携をされまして、子供たちの体験学習、あるいはまた修学旅行を受け入れるというような形で、言うならば社会的な子供たちへの教育等についても非常に熱心にやっておられる。そしてかなりの規模でそういった、何でしょうか、事業展開をしておられるわけでございまして、こういう形のものが湯梨浜にあれば、これはすばらしいなという思いがしておったわけでございます。特に子供たちも生き生きとして終われば帰ってくるんだということをお聞きしまして、いろんな形でこれはできると思いますけども、今、町長が言われましたいろんな機会をとらまえて、都市との交流、子供たちとの交流をやっていっていただく。そしてまた、子供たちが大きくなってからまた訪ねてきていただければ、リピーターになれば、地域の活性化にもつながるというふうに思うわけでございますので、ひとつ一生懸命取り組んでいただきたいと思います。


 このたびは桜小学校、工芸館でしょうか、工芸室でしょうか、そういうもので展開をしていきたいということでございますが、やはりこういうものができますと、地元の方との、芸術家との交流、また子供たちとの交流等も始まるわけでございますし、場合によっちゃアーティスト・イン・レジデンスぐらいになれば、また一つ大きな観光地的なものにもつながってくると思いますので、いろいろと困難はあろうと思いますけど、ぜひ実現に向けて努力していただきたいと、これはお願いをして、終わりたいと思います。


 それから、観光圏整備促進事業というようなことで、町長も触れて、山陰文化観光整備ですか、これについては施政方針等でも触れられたやに思うわけでございますが、これにつきましては、観光圏の整備による観光客の来訪及び滞在の促進に関する法律、いわゆる観光圏整備法というもののようでございまして、これが国内外の観光客が2泊3日以上滞在できるエリアの形成を目指すと、国際競争力の高い魅力ある観光地をつくり、交流人口を拡大し、地域の発展につなげていくと、まさにすばらしい遠大な計画のもとに、先般、計画期間20年の8月29日から25年の3月31日までということで、出雲、隠岐の方から倉吉、湯梨浜まで入った計画がつくられたということでございます。昨年、全国的には16ぐらい設定をされておるということのようでございますが、補助対象メニュー等を見ますと、いろいろと使える宿泊魅力向上事業費とか、観光圏体験事業とか、いろいろあるようでございますが、こういうものを当然、町長、参加されておられるわけですし、いろいろと検討されておるわけでございますので、大いにやっていただきたいというふうに思うところでございますが、特に平井知事、非常に精力的に動いておられます。この間から新聞に出ておりますが、北東アジアゲートウェイ構想というようなことで、境港、それから東海、ウラジオストクの貨客船ですか、船が出るという形で、観光客の入り込みもかなり期待できるように思うわけでございまして、問題は、そういうところから、境あるいは米子から入ってこられた方をいかに中部まで引っ張ってくるかということが極めて重要であろういうふうに思う次第であります。この間もちょっとテレビに出ておりましたけども、宿泊はどうも中部で、三朝に泊まられる場面の方が出ておりまして、非常に残念だなというふうに思っておるところでございますが、これからは、湯梨浜町の魅力をどうアピールしていくかと、そしてそれによって宿泊をつなげていくかということが一番大切なことだろうというふうに思う次第であります。恐らくこの計画振興に当たって、町長も出かけていかれるだろうと思いますが、そこら辺のところをどのように考えておられるか、ひとつお伺いをしておきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 今、議員お話しのように、山陰文化観光圏につきましては、もともとは出雲、それから中海圏域、大山、それらの地域でされようとしていたものに、鳥取県観光連盟の場の議論などを通じて、こっちまでくっつけてもらうということで、湯梨浜までがその範囲になったということでございます。リーフレットをつくったり、いろんな有利な助成制度もあります。湯梨浜単町ではなくても、例えば湯梨浜と北栄のコナンの館とか、あるいは三朝の三徳とか一緒になったりして、そういった形でのリーフレットづくりなりというようなことも考えていかなきゃいけないなというふうに思っております。


 せんだって、ちょっとその会がありましたが、私はよう行きませんでして、副町長に出席させましたけれども、今の時点での各状況といいますか、そのあたりをちょっと話されたらと思います。


○議長(松本 繁君) 副町長。


○副町長(西尾 浩一君) せんだって、米子コンベンションセンターで、両県知事、それから境港市長などがパネリストになって、パネルディスカッションをされた。それから、実際にどういうふうに観光圏を進めていくか、事務局をどうするかというようなところの議論がありました。確かにそれで建設的な議論はされてたんですけども、私が行ってとても残念だったのは、非常に首長さんの、うちも代理だったんですけども、首長さんの出席が少なかったんです。地元の米子市ですら実は……(「聞こえへん」「もうちょっと大きな声で話して。聞こえんわ、全然」と呼ぶ者あり)残念だったのが、地元の米子市ですら実は市長、副市長、あるいは担当部課長の出席がなかった。そのほかにも、鳥取県内では私と、それから日南町ぐらいです、副町長が出席してたのが。そういうことからすると、主催が経済同友会というところであって、行政でなかったということもあるのかもしれませんが、文化観光圏についての認識が、特に自治体の方では少ないのではないかなというのがちょっと危惧されたところであります。やはり大きな固まりになってしまいましたので、なかなか思いが通じないというところもあるのかもしれませんが、やはり思いを共通にして、みんなで観光客を引っ張ってこようというような意気込みが必要ではないかと思いました。


○議長(松本 繁君) 寺地さん。


○議員(11番 寺地 章行君) どうぞそういう意気込みで頑張っていただきたいと思いますし、また、提言をしていっていただきたいというふうに思います。昔から言っておりますように、大交流時代というものが到来しておるわけでございますので、やはり地域に外貨なり、ほかからお金を入れると、動いていくということが非常に重要なことだろうと思いますので、ひとつこの点、計画をとらまえて、いろいろと地元をアピールしていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。


○議長(松本 繁君) まだあるの。時間は来たですよ。


○議員(11番 寺地 章行君) 終わりですかな。ごめんなさい。済みません。もう1点やろうと思いましたけども、どうも時間が来ておるようでございますので、ひとつこの辺で終わりたいと思いますが、経済対策等、いずれにしましても、今、国におきましても、また県におきましても非常に本気で取り組んでおるわけでございますので、我々といたしましては、田舎でいかに有効にこれらの事業を使って湯梨浜の活力を引き出すかということが求められるというふうに思います。ここ二、三年が湯梨浜の将来展望に大きくかかわってくるというふうに思っておりますので、しっかりと対応していただきますようにお願いをいたしまして、終わります。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で寺地章行さんの一般質問を終わります。


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○議長(松本 繁君) ここで暫時休憩します。再開、2時55分。


              午後2時45分休憩


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              午後2時56分再開


○議長(松本 繁君) 再開をいたします。


 引き続き一般質問を行います。


 2番、酒井幸雄さんの一般質問を許します。


○議員(2番 酒井 幸雄君) 通告いたしております今の経済危機について、町民の方も多くの皆さんが不安を抱えています。その不安に緊急的に対応されないけないこと、それと、湯梨浜町では毎年のように160人から170人が、若者が社会に旅立つわけですね。その若者の働く場所もしっかりと確保するためにも、将来的な方向をしっかりと町として、町の政治として打ち出す必要があるんじゃないか、そういう思いからと、それから、3,000人にもなろうとしておる後期高齢者、その方々が安心していつまでもこの地域で暮らせれる形、そういう方向性もきちんと示さなければなりません。今、国がいろんな施策を緊急対策として出しています。ただ、国の交付金はいろいろ制約があって、町民にしっかりとフォローできる形ができてない。それが現実じゃないでしょうか。例えば国が1次補正、2次補正で行った緊急支援策をそれぞれの地方に交付税と同じような形で配分してくれたんなら、本当に町民の方に安心が伝わる形が今までの宮脇町長の答弁からでもできるんじゃないかな、このように思っておりますが、残念ながらその部分が今まだできてない、そういう思いを持って質問をしていきたいと思います。


 昨日の所信で示された施政方針、それから予算案、21年度の、これを伺って、一般質問の総括質疑でも申し上げましたけど、町自体がまだ町民の今の危機的な現状をしっかりと把握されてない。そういう状況ですので、ここの通告しています経済危機に対する対策は検討されているのか。この部分については、先日、総括質疑で申し上げましたように、しっかりとアンテナを高く上げて、町民の今の危機的状態をキャッチし、湯梨浜町の政治として、今まで行政として町民にサービスを提供する以外の方法でも対応をとる形を求めていただける答弁を昨日いただきましたので、そのことについて、さらに確認したいのは、一つには、失業者、その失業された方々が、そろそろ雇用保険が切れて、これからの生活にいろいろな不安を抱えておられる方、たくさんおられます。もう一つには、このグローバル化した経済の中でしっかり対応されてきた企業に働く皆さん、もろに今回の経済不況をかぶっています。この湯梨浜町から勤めておられる町民の方が言われておりましたけど、私の会社では1週間に2日ないし3日しか会社に出ることができない。そのくらい仕事が減ってしまっている。当然給料も大幅にダウンしとるわけです。そこで、子育てを頑張っておられるその人にとって、大変な経済問題が出ています。保育料は去年の所得で来るんでしょうね。とても、その保育料、払えるだろうか。住民税も去年の所得で来るわけですので、その辺に対するセーフティーネット、町として提供できるかどうかが町民の安心を拡大できるのかどうか、その辺にかかってくるんじゃないかな、このように思っておりますので、緊急的な安心していただく対策について、町長の答弁を伺っておきたい、このように思います。


 それともう1点は、これから、先ほども言いましたように、若い人から高齢者まで、多くの方がこれからのこの地域で生活していく上での不安を抱えています。先ほど平岡議員が言われましたけど、就職がない、自分が求める就職先がないちゅうことで、県外とか遠くの方に出てしまわれるちゅう話をされましたけど、毎年のように160から170人が高校を卒業したり大学を卒業して旅立つわけですね、この町内の子供たちが。その子供たちにしっかりとこの地域で頑張れる姿を政治の姿勢として示さないけないのかな、そのように思っております。これまで合併して4年間、いろんな提言を住民の人から、または学者から、大学から、いろんな提言を受けてきたわけですので、そろそろその中で絞り込んで、町民と一緒になってやろうちゅう形を町長は強く発信されないけないんじゃないか、このように思っております。先ほど寺地議員の質問を聞いておりまして、いい形で答弁されていました。ただ、私が思うのは、国はそれぞれの担当で補助事業をつくってきます。湯梨浜町として基本にしっかりとした方針を持って、その湯梨浜町の方針に合った部分を国の補助事業として受け入れていく。そうでないと、あっちの補助事業に取りかかり、こっちの補助事業に取りかかりしとったら、町民の人はどこを向かっていけばいいのか迷うわけでして、その町民の方にしっかりとした方針を示して、その方針に向かって、10年かかるのかわかりませんけど、一歩一歩進んでいく、そういう形が今でこそ求められるんじゃないか、このように思っております。


 子育てについては、多くの町民の方が、町が一体になって子育てを支援しようという形が見えたと言っていただけるようになっております。よく頑張っていただいておる。その辺を評価いたします。ただ、高齢者の方々は、まだまだ多くの不安を抱えておられる。その高齢者の方々についても、安心してこの地域で暮らしていただけるメッセージをしっかりと送らなければならないんじゃないでしょうか。先ほど来、町長は答弁されておりましたが、地域の力をかりながら、行政の方針に、一体になってその方針に向かっていけれる形をぜひつくっていただきたいな、このように思っております。


 旧泊村では、まだ介護保険が始まる前に、地域福祉計画をつくりました。その地域福祉計画では、住民の人との話し合い、住民の人に対する調査、特に65歳以上、高齢者の方々に対しては、全員に対する調査を行い、住民のニーズをできるだけ酌み取って、そのニーズに基づいて方針をつくり、それを地域に持って出て、地域の人たちに、一緒になって頑張りましょう、そういうメッセージを何回も示す。そのことによって安心感が住民の人に伝わる。地域の人の力をかりることができなんだら、その安心感も崩れてしまいます。幸い湯梨浜町にはすばらしいマンパワーがたくさんおられます。泊にはドクターが1人しかおられなんだけど、そのドクターの力もかりながら、しっかりと支える形ができたんじゃないか、方向が示せれたんじゃないか、そのように思っておりますけど、湯梨浜町には泊自体より、先ほども言いましたように、ドクターもたくさんおられ、臨床心理士もおられ、PTもおられ、いろんな支える形がたくさんあるわけですので、そういう方々とも目標を一つにしながら、町民を支えていく形をしっかりとアピールされる必要があると思います。


 それと、農業者、漁業者、先ほど寺地議員が質問されていましたが、ほんにすばらしい形が育とうとしている。その部分を新しい産業としてしっかりと育てていくためにも、町が受け持つ部分、住民の方々に、事業者に頑張っていただく部分、その辺を明確に打ち出しながら、どういう形でどの人が参加してもらえるのか、具体的にしていく時期になっているんじゃないでしょうか。そのことによって新しい雇用が生まれてくる、このように考えていますので、湯梨浜町の政治として、国の下請ではないわけですので、その辺をしっかりと町民の方に示されることを求めて、答弁をお願いします。


 それと、その形をつくるためにも、私は、手段として地域通貨、物すごい効果があるんじゃないか、このように思っております。例えばボランティアに参加された方々に地域通貨を配布する。その地域通貨で買い物ができる。その地域通貨でナシの袋かけや交配の時期、人夫の賃金を払うことができる。ただし、日本の通貨は円ですので、その地域通貨は使える範囲を1割に限定してやっていけば、すべてのコストが下がる形が見えてきます。当然行政もその地域通貨を受けなければなりません。使用料や利用料、そういう部分に1割だけその地域通貨を使える。そういう形で、ともに支え合う共生の地域がつくられていくんじゃないか、このように思っております。より支え合う形、より連携する形をつくるためにも、この地域通貨を検討されてはどうでしょうか。そういう思いで今回の一般質問をしました。答弁を求めておきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 酒井議員の御質問にお答えいたします。


 失業対策や事業者支援等、町民の生活を守るため、町として今回の経済危機対策の検討、そして対応、及びそれに対する私の決意についてのお尋ねです。


 アメリカの金融危機に端を発しましたこのたびの経済危機、世界じゅうを覆い、どこまで落ち込むのかわからない深刻な状況にあるというふうに思っておりまして、湯梨浜町の企業や、あるいは町民の皆さんがどれほど痛んでおられるのか、にわかに判断できる資料を今のところ持ち合わせておりませんけれども、昨日少し申し上げましたが、昨年10月以降の生活保護世帯と人数の推移、9月末、68世帯、93人でございましたものが、2月末には76世帯、100人になっております。8世帯ふえております。2月に実施いたしました平成21年度町の臨時職員の採用試験で、昨年は応募が104人ございましたものが、今年度は127人ということで、23人、率にして22%ふえております。また、1月7日に設置いたしました生活・住宅・雇用支援の相談窓口での相談件数なども、税相談が5件、住宅相談1件、雇用相談2件ございました。このようなことから、やはり本町においても相当な影響が出ているというふうに感じているところでございます。


 また、旅館の入り込み客数あたりを見ましても、昨年の秋以降、やっぱり落ち込んでおります。はわい温泉の場合は特殊性があったので、一番直近の月のは何とも言えませんが、昨年の9月からことしの1月までで月別に申しますと、対前年84.1、91.8、11月が93.7、12月が96.0というような数字で落ち込んでおります。東郷温泉につきましても9月が対前年97.1、10月が97.6、11月こそ100.3と対前年並みだったんですが、12月はやはり90.6、1月が96.7ということで落ち込んでおります。ゆアシス東郷龍鳳閣についても担当課が拾ってくれてますが、やはり4%から13%ぐらいの落ち込みが毎月見られているというような現状になっております。


 このようなことから、湯梨浜も大変その影響が、相当の影響が及んでいると判断しておるところでございます。このたびのような大不況におきましては、国、県、市町村はもとより、世界じゅうがそれこそなし得る最大限の努力を払い、取り組むことが必要だと考えております。湯梨浜町では、平成20年度に臨時職員の追加雇用、生活・住宅・雇用支援の相談窓口の設置、中小企業の保証上限額を拡大するセーフティーネット保証制度に関する町の認定の迅速化、通常大体3日から5日、他町村ではかかるところを、これを持ち回りをするような形で翌日交付ということを徹底いたしましたし、それから、昨年11月以降、2月までにこの認定が19件ございましたが、中小企業小口融資につきましても、1件の申請でも審査会を行い、融資を行い、11月以降、5件の申請に対し1,650万円の融資を決定いたしたりしているところでございます。


 また、今月26日に支給いたします定額給付金にあわせ、商工会と連携し、総額3,000万円で発行される商品券に15%のプレミアをつけるという、その15%部分を町の方が上乗せすることといたしました。商工会の皆さんはもとより、運営に町内生産者が多くかかわっておられるお店、あるいはシルバー人材センター、あんま、はり、きゅうの診療所や小規模作業所などの福祉関係でも使えることにしていただき、なるべく町内の景気刺激、これに役立てていただければと考えている次第でございます。


 また、新年度には国が実施します緊急雇用事業やふるさと雇用再生を活用し、期間に差はありますが、新たに160人程度の雇用創出を行う予定といたしております。商工関係では、中小企業小口融資利子補給補助について、従来の町単独の保証料補助に加えまして、2分の1の利子補給補助も上乗せ実施することといたしました。さらに農業関係につきましても、果樹共済の掛金の一部の町費負担、これによってセーフティーネットの確立を進めますとともに、認定農業者の農業経営借入資金に係る利息の町負担など、新たな措置を講ずることといたしたところでございます。


 そのほか、普通建設事業費などの公共事業費につきましても、道路の維持費と道路新設改良費、一般会計分3億1,000万円以上の予算を組んでおります。これに2月補正の側溝グレーチング改修や下水道特会の管路布設がえの経費などを加えますと、優に4億5,000万円を超える予算といたしております。このように、普通建設事業につきましても最大限の努力をしているところでございます。


 いずれにしても、未曾有の事態でございます。會見議員の御質問にございました、福祉において住民ニーズのいろんな対応があると、そこのところをしっかり見て、空白の部分に手を差し伸べる対策を講ずる、そういうことが大切で、やはりこのたびの経済危機におきましても、まだ私たちが認識していない部分というのはたくさん恐らくあろうかと思っております。そのようなあたりは議員御指摘のようにアンテナを高く上げて情報収集に努めながら、何ができるか、必要性をよく吟味しながら、迅速で積極的な対応を図ってまいる所存でございます。


 3点目の地域通貨についてのお尋ねです。


 地域通貨は、国が発行する法定通貨とは異なり、地域のコミュニティーが独自に発行し、物やサービス、あるいは特定の地域の中だけを循環させるもので、地域活性化や地域コミュニティーの再構築を促進するものだと言われております。地域の中だけで通用させるものですから、地域内での相互扶助や地域資源を生かした新たなビジネス機会を生む可能性があるとされ、地域経済を支える手法の一つとして導入する動きが進んでいます。


 実際に実施しておられるところの状況あたりを見ますと、そのほとんどがNPO法人や商工会などが中心となって、海岸清掃などのボランティア活動の対価として発行した地域通貨を商店街での買い物に使ったり、棚田保全のボランティアに参加された方に棚田米1キログラムか町内の温泉施設が利用できる地域通貨をもらえると。それぞれの地域の特性を生かした地域通貨が発行されているということを理解しております。


 このような地域通貨は、お互いの助け合いの仕組みづくりから生まれたものですから、今から30年前に大阪で誕生したそうですけれども、ボランティア労力銀行、続いて東京でのふれあい切符というようなことで、地域内の助け合いが希薄になっている都市部でどんどん広がっていったものというふうに認識しております。


 福祉の分野に限定しました地域通貨の取り組みは、香川県の琴平町社会福祉協議会のボランティア交換券や、県内では南部町社会福祉協議会のあいのわ銀行などがありますが、都市部とは逆に少子高齢化が進展していく地方で、福祉の支え合いを基本にした地域通貨の取り組みが始まっております。


 本町におきましても、議員御指摘のとおり、地域福祉計画の中で、地域通貨制度を検討するということを掲げております。これらの活動状況を問い合わせたことがありますが、発足当初の活発な活動が継続されているかといえば、必ずしもそうでない状況もうかがえ、本町においては具体的な検討には至っておりませんでした。


 しかしながら、最近、4年ほど前から鳥取の城北地区では城北街づくりネットワーク「愛城」、久松山の後ろに近いからでしょうか、そういう名前をつけられて、地域通貨の発行を始められたと聞いております。その活動状況は、高齢者などを対象にした1,000円会費の会員制で、雪かきやタイヤ交換など、30分単位で1万円のチケットを支払うと、現在は2,300世帯のうち230人の会員が加入しておられるということでございました。この組織では、行政や社会福祉協議会を交えない城北地区の自主的な取り組みとしてやっておられると、立ち上げまでには区役員を含めた研究会をたび重ねて開催され、実施されているということでございます。


 このように、地域通貨の取り組みには活発なものもあれば衰退してしまったものもあり、また、福祉ボランティアだけでなく、地域振興、地域活性化とタイアップし、コミュニティー活動の原動力になっているものもあります。城北地区の愛城チケットの理念はお互いの「ふれ愛・たすけ愛・いかし愛」だそうです。身近なところで成功事例がありますので、このたびを機に勉強してみることも必要だと考えております。


 ちょうど商品券の関係で、商工会の方で、町内で買ったりするそのエネルギーや、あるいは買う場所といったものも、このたびの3,000万円の商品券の発行の中である程度分析もできると考えております。いずれにいたしましても、こういうものをやっていく際には、それを実施する側がやっぱり実施するという意識とエネルギーとを持たないと、相互の互換性といったものが担保できないというようなことなって、つぶれてしまいます。私どもも少し、きょう2回目の表現になりますけども、ねじを巻いて勉強しながら、住民の皆さんとも意見交換を行ってまいりたいというふうに思います。以上です。


○議長(松本 繁君) 酒井さん。


○議員(2番 酒井 幸雄君) ありがとうございます。


 まず初めに、緊急対策の中で、ちょっと申し上げましたけど、例えば昨年度の所得が今年度の、21年度の住民税や保育料にはね返ってくるわけなんですね。その辺の対策も当然検討していくんだちゅう受けとめ方でいいんでしょうか。その辺、ちょっと返事をいただきたいなと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 午前中の質問にもお答えしましたが、税とか、あるいは介護保険料とか、そういった部分では減免規定、所得に応じ、生活困窮に関してはございます。それから、災害が起こった場合の減免規定等がございます。それらで今回のものが対象になるかどうかあたりも含めて検討せないけんと思っておりますけども、今直ちに議員のおっしゃってるような、去年の実績がもとになって賦課されたときに、ことし払うことはなかなか困難だというような実例に関しましては、恐らくそれぞれの条例なりの根拠から引っ張って、減免規定から引っ張ってやるということは無理じゃないかとも思っております。そのあたりは午前中もお話し申し上げましたような例えば分割ですとか、そういう方法は相談に応じながら検討してまいりたいと思いますが、新たな制度としてそれを救う手だてを講ずるということは、今のところはちょっと断言できないと思っております。


○議長(松本 繁君) 酒井さん。


○議員(2番 酒井 幸雄君) 昨日も言いましたけど、当然条例改正しなければ対応できない部分になるわけですね。県や国はそれぞれ条例を改正しながら、そういう今の緊急事態に備えようちゅう形で今回の予算をつけてきとるわけですね。私、きのうちょっと間違えました。県が減債基金を取り崩して景気対策にと言ったんです。減債基金でなしに土地開発基金ですね。その目的を変更する条例改正して、それで基金を20億取り崩して雇用対策に。そのように、いろんな条例を、法律を緊急的に対応するためにつくり、そこで住民の方の生活を支えるセーフティーネットをつくっていっとるわけでして、湯梨浜町も湯梨浜町の政治としてそれをやる気があるのかないのかを私は伺ったわけで、今、町長の答弁だとないようですけど、考え方として、今、手を差し伸べなければならないこと、その部分ちゅうのは当然限定されると思います。町民が生活できる形を真っ先に確保する。国でも生活を優先ちゅうことで、かなりの予算を生活関連につけてきました。ただ、それは網かけがあるために、ここからこの範囲でないと使えませんよという限定のために、私たちの町ではそれにマッチしない部分が出てきとるのもあるんじゃないか。全協のときでしたか、臨時議会のときでしたか忘れたけど、議長も言いよったけど、生活を応援する形を何とかつくらないけん部分を優先するんじゃないか。だけどそういう交付金がない。そのために桜小学校の取り壊しとか、そちらの方に金を持っていく。今どうしてもそれをしなければならないちゅうことじゃないんだけど、その予算が縛られているために、国からの交付金が縛られているがためにそういう形になってしまう。だから、私たちは国の下請でもありませんし、国とは対等の関係で、当然国とはパートナーシップとして、同じ方向を目指す部分があるわけなんですけど、町独自の政治としてその辺を考えていく必要があるんじゃないかなちゅうぐあいに思います。


 できましたら町長の方で条例改正でも行って、暫定的にそれらの方々を救えるような形を検討していただきたいなちゅう思いでこの質問をしとるわけでして、町長が答弁で言われたように、いろんな事業を提起されて、何とかこの地域の消費を拡大させよう、その思いは伝わってきます。ただ、個々から見れば、そういう事例があっても、なかなか対応を片一方ではできてない。そういう問題があるもんですので、ぜひもう一度答弁を伺っておきたいなと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 今お尋ねになった御趣旨の個々の方々が痛んでおられる部分について、町がどういう支援ができるかということだろうと思います。先ほど申しましたような雇用の創出あたりはまさに直接的な支援になるだろうと思っております。企業や会社ですと、新たな利子補給制度、あるいは融資制度等が当面乗り越えるための方策として有効になってくるものだと思っております。また、産業に従事される方たちにとっても、共済金の一部を御支援したり、利子補助を支援することが下支えになるという思いでやっております。県の基金を崩してというお話がございましたが、まさに県が基金を崩してやろうとしているのは、そういう制度的に人を雇用したり、あるいはいろんな団体の支援をしたり、企業の支援をしたりと、そういう趣旨でやるものであって、恐らく個人の生活困難を乗り切るための直接給付的なものを想定したりしてやっているものではないというふうに認識しております。今ちょっといろいろ持ってきてないもんですから、介護保険の減免規定なんかを見てますが、生活困窮による場合の減免規定、10分の7からいろいろ、10分の3とか設けてあります。その中には生計を主として維持する者の収入が事業または業務の休廃止等、あるいは天災等によって生活に困窮する世帯は10分の5の緩和とか、そういう規定もございます。それらの規定を運用してどのくらいできるか、あるいはさらにそれを拡大してどこかに同じような並びで考えていくことができるかあたりは大至急研究したいと思います。ただ、個人の方に直に、個々人の方に町の方が融資制度を設けて直接融資を行ったりというようなことは困難ではないかなと思っております。


○議長(松本 繁君) 酒井さん。


○議員(2番 酒井 幸雄君) わかりました。国保とか介護保険とか、そういう対応ができるんですけど、ただ、住民税とか保育料というのはちょっと無理なわけでして、その辺をぜひ検討していただきたいな。融資じゃなしに、減免とか猶予とか、また働き出したり景気がよくなったら払ってもらえる、そういう形を残しながら、検討できる部分じゃないかなちゅうぐあいに思っております。そのことが一つと、それから、今、光ケーブルを各家庭に接続している最中で、今今は間に合わないかわからんけど、昨日も言いましたけど、庁舎が一本になる。なかなか相談したくても、今度は遠くになって相談しにくい。そういう住民が行政に気安く相談できる形を確保するためには、それを使って、例えば泊支所や東郷支所に行けば、テレビカメラで担当者と相談ができるとか、そういうセーフティーネットですね、ぜひこれも検討していただきたいな、このように思います。


 それと、一番頭が痛いのは、私たちの地域は今回のアメリカ発の金融危機以前から沈下してました、経済は。それは小泉改革以後、大きな国の流れの中で、地方は疲弊してしまった部分があるわけでして、そこの中で頑張っておられた方が今回のこの不況で大きなダメージを受けるちゅう格好になりました。より早くこの地域にあって頑張れる形を見せてほしい、つくってほしい、そういう思いというのは、商売をやっておられる方、特に強いものがあるわけで、私たち地域の住民が、そして行政がどういう形で支援を送れるのか、それを確認するためにも、この地域通貨というのは非常に効果があるんじゃないかなちゅうぐあいに思います。先ほど町長は、地域通貨を始めたけどだんだん下火になってしまったところや、たくさん確かにあります。NPOとか、そういうボランティア団体がやられとるところなんかは、頑張っておる方が病気になったりされると、だんだんとその地域通貨の活動が弱まってきてしまう。私が求めるのは、行政が主体者になって、この地域通貨をやっていく。町長が答弁されたように、できるだけ多くの企業にも、それから商店にも、住民にも参加してもらえる形をつくりながらやっていけば、必ず地域で支え合う形ちゅうのは生まれてくる、このように思っております。湯梨浜町がやろうとしとるのは福祉分野だけでなしに、産業興し、そういう分野までいくんだという考え方で、ぜひ町政の全体をフォローできるような地域通貨を検討していただきたいな、このように思っております。例えば湯梨浜町には味想さんとか丸合さんとか、そういう町外の資本でやっておられるスーパーもあるわけです。その方々が参加できる形をつくることによって、この地域通貨は大きく効果を発揮するようになると思っております。その辺をぜひ検討していただきたいなと。


 それと、寺地議員も言われただけど、この不況対策、緊急対策で雇用をふやすちゅう形をとられるんだったら、ぜひ産業興しのコーディネーターを本気で考えていただければ、一つの方向が見えてくるんじゃないかなちゅうぐあいに思っておりますけど、その辺についてはどうなんでしょう。地域通貨とその2つ。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 地域通貨につきましては、先ほど申し上げましたように、ちょっとねじを巻いて検討したいと思っております。なかなか恐らく、今おっしゃいましたような全町的なものでということになれば、また団体の気持ちなり、それぞれの個々の企業の気持ちもありますし、どういう目的のために設定するかあたりのコンセプトもしっかり持ち合わせていかなくちゃなりません。勉強するには時間がかかろうかと思いますけども、検討してまいりたいと思います。


 それから、もう1点は、産業興しのコーディネーターということです。確かにそういった意味で、これまでのなかなか役場の職員なり私たちの感覚では、売りにするものをつくっていくということ、なかなかつくることは容易でないと思っております。観光の企画商品あたりを今職員が考えてくれてますけれども、先ほど申し上げました土産物の開発とか、そういったことをちょっとやろうと思っておりますので、そのあたりは要するに農商工の連携したようなものでの開発ということを考えておりますので、そのあたりにそういう能力のある方の雇用も含めて考えてまいりたいと思います。


○議長(松本 繁君) 酒井さん。


○議員(2番 酒井 幸雄君) あんまり時間がないようですので、最後に、安心を確保するための高齢者対策ですね、ちょっと伺っていきたいなちゅうぐあいに思います。


 今の湯梨浜町の状況を見ていると、町長の言っておられることと現実はかなりかけ離れているんじゃないかな、このように思っております。そう感じませんか。例えば行政と社会福祉協議会が本当に町民のことを思って一緒にその課題を解決しよう、そういう姿勢がありますか。私は見えてこないんですね。例えば町長が答弁された保健福祉会についても、社協はいろいろと訴えておられるけど、行政がそういう話を部落に出てされる、そんなことは聞いたことありませんし、支え合う形がないと、高齢者をそれこそその地域で生活していただく形が見えてこないわけですので、特にこの問題というのは、国民健康保険特別会計にしても、介護保険特別会計にしても、大きく変わってくる可能性を持つ課題でして、地域で支え合うことによって、在宅で療養も受けれる、介護も受けれる、そういう形が見えてくるわけなんですね。元気なうちに皆さんが支え合う。それで病気になったり介護が必要になったときに、その延長線上で進んでいけれる。そういう形を早くつくっていく。


 先日も保健福祉会の会合があったようですね。それで、いきいきサロン、そういうなんがつくられてないとこは早くつくってほしいという呼びかけをされたようだけど、なかなか乗ってもらえなんだちゅう話を聞いてるんですね。行政として本来なら全面的にバックアップなり取り組みを進めにゃいけない課題でないかなちゅうぐあいに思いますけど、その辺ができてない。そういう地域の支え合いができりゃあ、湯梨浜町にたくさんおられるドクターや、そのほかのマンパワーも必ずその仲間の輪に入ってくれる、このように思っております。医療費を下げることができる。介護保険料を下げることができる。湯梨浜町の財政にとっても、また町民の方にとっても、非常に喜ばれる形でして、これこそ強いメッセージで町が発信されることが必要じゃないかちゅうぐあいに私は思うわけなんですけど、その辺の認識を、町長の認識を伺いながら、これからの方向を示していただきたいな、このように思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 町にいたしましても、社会福祉協議会にいたしましても、その目的とするところは公共の福祉であり、住民の福祉であります。同一の目的に向かってお互いが、役割分担はありますけれども、意見交換をよく行って、意思の疎通を図って、例えば社協が取り組んでおられることで困った点があったら行政がお助けをする。逆に行政が取り組んでおることでできないことがあれば社協のお力もかりるということもあるわけですから、そういう気持ちで取り組んでいくことが大切だと思っております。よくそのような気持ちで私も仲間に入りたいというふうに思います。


 それから、先ほどの保健福祉会のことですが、今申し上げましたような気持ちで、要するに福祉はやっぱり地域の和づくりが大もとにないと、なかなかよい形にはならないということも、私もそのように感じております。その辺、支援したり支援されたりということになりますが、よく実情を知って対応してまいりたいと、積極的に対応してまいりたいというふうに思います。


 それから、先ほどの答弁の中で1点、東郷と、それから泊地域の相談業務等について、庁舎がなくなって不便になるがという部分でちょっと企画課長の方から補足説明させたい部分もありますので、お願いします。


○議長(松本 繁君) 仙賀企画課長。


○企画課長(仙賀 芳友君) 平成14年ですか、東郷と羽合は地域イントラということで、光ケーブルは既に結ばれてて、テレビ会議システムの状況はできていたわけですけれども、旧の泊村においてはそれが構築されていなかったということで、2年前ですか、ようやく光ケーブルをつないで、とりあえずこの地域イントラでいきますと、各公共施設が結ばれる状態にはなっております。一部でありますけれども、コンピューターを利用したテレビ会議システムをできるように、東郷、羽合地域はできております。これを泊地域までどうしてつないでいくか。つなぐ方法として、今のパソコンを利用しながらするのか、またほかの方法を利用するのかについては、今後の検討課題であるかなという気はいたしておりますので、この3つの庁舎を、本庁と支所をそれでつなぎながら、どういう形ができるかを今後検討していきたいと思っております。


○議長(松本 繁君) 酒井さん。


○議員(2番 酒井 幸雄君) 企画課長じゃなしに町長から、その辺をお尋ねしたいわけですけど、きちんと羽合庁舎の中にテレビ相談できる部屋を確保しておきさえすれば、東郷、泊の庁舎に相談に行かれて、その担当者がその部屋に入られりゃ、きちんと納得される形の相談が受けれるんじゃないか、そういう方針のもとに進めていただけるのかどうなのかちゅうことが聞きたかったわけでして、それと、在宅を支える形を含めて、町として本当にどうするのかちゅう部分を強く町民にも、団体にも、ぜひ21年度は発信してください。それに町民や団体、そのマンパワーが乗れる、乗っていく、そういう形をぜひつくってください。基礎は湯梨浜町はもうあるわけですので、あとは皆さんが乗って一つになれるかどうなのか、そこだけに絞られておるわけですので、肝心な行政と社協、柱にならないけん部分がぎくしゃくしていたら、なかなかほかの町民も、企業も、そしてマンパワーも乗れないちゅう部分があるちゅうことをぜひ知っておいてほしいなちゅうぐあいに思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先ほどの保健福祉会の件、出されましたので、たしかあれは町の方からも課長補佐が出席しとったと思います。課長でしたか。その復命書を見たらいろんな意見が書いてありまして、なるほどこういう理解の住民の方もおられるんかというようなことを思ったりしたところでして、そのあたりの意識改革という点では、やはり役場の方も役に立てる部分もあるというふうにも感じたりしたところでございまして、例で申し上げますとそのように思っておるところでございます。社協と町との関係は、先ほど来申されたように、お互いがお互いを補完し合うということも必要なことであると思っております。よく連携してやってまいりたいと思います。(「それと、相談」と呼ぶ者あり)


 相談につきましても、窓口業務の充実ということで、優秀な職員を配置して、みんな羽合に、本庁舎に行ってくださいというようなことのないようにしてくれという住民の皆さんの声も聞いておりますので、職員配置に当たってはそのあたりについても配慮いたしますとともに、先ほど企画課長が申し上げましたようなものを使って、なるべくワンストップで、それぞれの庁舎でできるよう、そういう努力もしてまいりたいと思います。


○議員(2番 酒井 幸雄君) 期待して、終わります。


○議長(松本 繁君) 以上で酒井幸雄さんの一般質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(松本 繁君) 続いて、15番、増井久美さんの一般質問を許します。


○議員(15番 増井 久美君) 15番、増井です。今議会最後の一般質問となりましたけれども、最後の質問ですので、よろしくお願いいたしたいと思います。


 まず第1に、町民の暮らしを守る施策を。質問要旨といたしましては、国保税の1人1万円の引き下げをしてはどうか。また、この景気悪化の中、町民の暮らしのセーフティーネットとして、町民税、固定資産税、国民健康保険税、介護保険料等の町独自の申請減免制度をつくってはどうかというものです。これは先ほどの酒井議員の質問にも重なってまいりますけれども、質問をさせていただきます。


 この質問は、前回、18年ごろにも一度していると思いますけれども、現在の社会情勢、あるいは不況のあらし、どうやって町民の暮らしを守るか、町政は何をなすべきか、こういったことについて、私以外の議員さんからも指摘や要望がいろいろあったところですが、そしてまた町長の答弁や決意もお聞きしたところです。私は、具体的に、町民の暮らし、福祉を守るための提案をさせていただきたいと思っております。


 まず、町民の懐を温める施策をどうとるかという点で、国保税の1人1万円の引き下げをしてはどうかということを提案いたします。現在、国保の加入世帯は1月末で2,598世帯、4,841人と聞いております。そして、基金の額は1億5,426万3,454円ということもお聞きいたしました。1人1万円の引き下げをして、国保加入者の皆さんの生活を援助するということをまずは提案いたします。


 次に、こういった未曾有の景気悪化が容赦なく町民に襲いかかってくるときに重要になってくるのが、いざというときのセーフティーネットの必要性です。所得税はその年の所得に課税されますけれども、地方税、国民健康保険税など、原則昨年の所得に課税されます。これは先ほど酒井議員も言われたことですけれども、必然的に突然のリストラや農産物の販売不振等に直面した場合、容易に払えないといった深刻な事態に陥ることも考えられます。こういった場合、まじめに事情を申請することによって、町民税や固定資産税、国民健康保険税、介護保険料を減免し、深刻で不幸な滞納を未然に防ぎ、町民の暮らしをサポートする仕組みが申請減免制度です。琴浦町や倉吉市では既にこの制度が整備されております。ぜひ当町でもこの制度をつくってはどうかということも提案したいと思います。今回のように厳しい不況の波が押し寄せてきたときには何としても必要な制度ではないかと思い、改めて質問をいたします。町長の答弁をお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 増井議員の御質問にお答えします。町民の暮らしを守るため、国保税の1人1万円の引き下げを行ってはどうかということでございます。


 町民の暮らしを守る施策といたしましては、国保税の引き下げ、並びに町民税等の湯梨浜町独自の減免制度をという御趣旨でございますけれども、本町の一般会計並びに国保特別会計等の運営につきましては、大変厳しい状況にあることは御承知のとおりでございます。


 国民健康保険税の引き下げについてでございますが、20年度国保特別会計の当初予算において、主要な財源であります国保税の占める割合は22%、3億9,500万円となっておりますが、特別会計の運営に必要な財源確保が難しく、一般会計からの繰り入れ、基金の取り崩しなどをもって不足する財源を補っているというのが現状でございます。今後におきましても健全な国民健康保険制度を維持し、被保険者に充実した医療制度提供を行うには、現状の負担をお願いしていかなければならないと考えております。


 また、住民税を初め固定資産税等、また介護保険料等も、町民の生活の安定を目的に災害罹災者、生活困窮者を対象とした減免制度を整備しております。これは地方税法に掲げる減免制度の対応であり、町独自の制度ではありませんけれども、内容は比較的充実したものになっておるというふうに認識しております。


 新たに国保税の1万円切り下げというようなことはできませんけれども、先ほど酒井議員の御質問にお答えしましたように、減免規定の中で今回の事態に対応するような方策はないかあたりのことをちょっとよく早急に勉強してみたいと思います。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) 先ほどの酒井議員の質問に対して、町長は、生保世帯がふえたとか、あるいは旅館の落ち込みだとか、そういったことで大変な状況になっているんだろうと、こういうふうに答弁をされました。私は、湯梨浜の皆さんが、多くは倉吉の方にお勤めに出ておられるので、今、本当にどういう状況になっているのかということを耳で聞いているわけです。先ほど週に2日になったという、A企業としましょうか、労働が週2日だと、給料は半分だというところがあります。それから週3日というところもあります。それから、派遣はもちろん、正社員にまでも手をつけざるを得ないという企業があることも聞いております。これが今の現状です。


 こういった状況の中で、今一番大変なのは、やはり子育て真っ最中の、あるいは新しく家を建ててローンを抱えながら、子育て真っ最中、子供3人ぐらい抱えながら仕事をしている人、あるいはそのために収入が大きく落ち込んだ人、こういう人がたくさんいるわけです。それを、町の減免規則があって、それに当てはめていけばいいと、こういうふうに簡単に町長は言われるわけですが、それは非常な困難があるということは、この制度をなかなか使うことができないという、そういう状況があるのではないかというふうに思っているわけです。減免規則を読んだ限りでは、所得に関してはひっかからないのではないかと、こういうふうに思っております。


 私が言います現在つくっている倉吉市や琴浦町のセーフティーネットというのには、ちゃんと生活困窮者に対して、所得が前年の2分の1以下で、所得300万円以下の生活困窮世帯には、それぞれ町民税は30%、国保税は30%というような、そういった申請減免をつくっているわけです。これは倉吉もつくっております。ですから、湯梨浜町がつくれないということではないと思います。これは私は町長の判断一つではないかなというふうに思っておりますので、その辺についての町長の考えをもう一度お聞きしたいと思います。


 それから、各課の課長さんにお伺いいたします。例えば今回の大変な不況のあらしで、いろんな事態が想像できます。まず、給食費が払えなくなる家庭があるのではないか。就学援助制度はどうなっているのか。それから、生活保護は簡単に申請できますか。それから、失業の実態はどうやってつかんでおられますか。派遣切りの実態はわかっていますか。それから、労働相談はどこへ行けばいいのか。母子加算の廃止というのももう目の前です。そういったことに対してそれぞれの課がどのように対応をとろうとしているのかお聞かせください。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 今、ちょうど湯梨浜町の町税等減免規則が手元にありましたので見ておりますが、それによりますと、生保とか、あるいは災害とか、そういったもののほかに、次のような箇所もございます。世帯主または家族のうちの所得者が死亡または長期の疾病にかかり、もしくは病弱のため就労不可能、その他これに準ずるもので、その世帯の収入金額が生活保護の最低生活費の100分の130以内で生活が困窮と認められる世帯に属するものということで、例えば生保の最低基準生活費の1.3倍の額程度の収入の方でしたら、70%以内の減免というのがございます。そのほかにもそれぞれのランクに応じて30%とかいうのがございます。この中で読み込めるものがあれば読み込んで、きちんとその周知を図りたい。私も十分にこのことをまだ認識していませんでしたので、その辺での周知不足もあろうかと思います。そういうようなことはやってまいりたいと考えております。


○議長(松本 繁君) それでは、御希望によって順番に。


 まず最初に、米村教育総務課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 教育委員会の関係では、給食費と就学援助費の関係で御質問ございました。


 まず、給食費につきましては、もともと賄い材料のみの私会計でございまして、これは当然自分が食べたものを支払っていただくということで、減免等のことはできかねると思います、私会計である以上は。


 それから、これに連動しますが、就学援助の関係、これは実は申請主義でございまして、今の規定を素直に読みますと、そういう状況がある御家庭については、学校長並びに民生児童委員の意見を付して教育委員会に提出していただくようになっておりますので、教育委員会の方でそこの判断基準は審査をさせていただいて、家庭の状況がそうでしたら、就学援助の対象になる場合もあります。以上です。


○議長(松本 繁君) 戸羽課長。


○産業振興課長(戸羽 君男君) 失業者あるいは派遣切りの件でございます。私どもの方から直接情報を得るということができにくい分野でございます。情報を得る場合に、中部の県民局の方から、県内の状況で、今、私が知っておりますのは、1月末の状況で、県内の21社で雇用の調整があったかどうかということで、正社員の状況、あるいは派遣社員の雇いどめ、契約解除、その他のパートの解約等、解雇等、そういったことがあったかどうかということで、もちろん企業名とか、その企業がどこの町かということは不明ですけれども、そういう数字的なものは情報として県民局の方からいただいているという状況でございます。


○議長(松本 繁君) 浜崎課長。


○健康福祉課長(浜崎 厚子君) 生活保護の相談でございます。1月の中旬に1日に3件の御相談があったというような事例がございます。本当に非常に、御相談もですし、受給の決定もふえていて、ついに受給者総数が100人に達したというような状況でございます。各民生委員さん方にもいろいろと御相談の声かけがかかっているようでありますし、実は先日も夕方、晩遅くなってからお電話の御相談がありました。すぐに担当者の方がおうちの方に連絡をとって、御相談を受けるというような体制をとっております。


 それと、母子加算につきましては、これは本当にせつないところでありますけれども、国の制度でそういうふうになってしまっておりますので、やむを得ないではないかなという、非常に苦しい思いはしております。ただ、母子加算の対象者の方々というのが、本町の場合は生保の受給の方もほとんど大半が高齢者の方が多うございますので、個別に拾ったわけではありませんが、母子加算の影響を受けられる受給世帯というのはちょっとないじゃないかなというふうに今思っているとこです。


 それから、先ほど来、国保税の引き下げのお話がありましたけれども、健康福祉課サイドでいいますと、まず、これ以上国保税を上げないためにも、医療費を伸ばさないという努力を私たちの課ではやっていきたいというふうに思っております。医療費が伸びれば、それだけ国保税は必然的に上がってくるわけですので、何とか医療費の抑制に努めてまいりたいと思っております。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) ありがとうございました。それこそ町民の実態が一体今どうなっているのかということ、それから、やはり生活苦の中で、どうやってこの生活苦を乗り越えようかと思っていらっしゃる方に対する配慮、そういったものを強く要求しておきたいと思います。


 町長、先ほど、町の減免規則ですか、これにのっとって、ちょっと研究しながら周知徹底してみたいと、こういうふうに答弁されました。できるだけ早い時期に、こういう制度があるんだよということを町民に知らせていただきたいなということを思います。


 それから、国保、1世帯当たり1万円引き下げにすれば、それだけでも国保加入者の助けになるかなというふうに思っておりますので、なかなか難しいとおっしゃるところをあえて申しているわけですけれども、今、担当課長が医療費を伸ばさないように努力していると、こういうふうにおっしゃいましたので、ちょっとその辺について課長さんに聞いてみたいと思います。今、町の医療費状態はどうなっておりますか。


○議長(松本 繁君) 浜崎課長。


○健康福祉課長(浜崎 厚子君) お答えいたします。


 国民健康保険の医療費の状況でありますが、合併後、毎年1年に1億円ずつ国保の医療費が上がってまいりました。御承知のことだと思います。平成18年度、最大ピークで、それ以後、19年度からはとにかく18年度を上回らないようにしようということで、幸いにも組織改革で健康福祉課という体制を整えていただきましたので、保健師のおります健康推進係の方と年金保険の方とタイアップしながら、とにかく医療費の状況を、どういった原因で医療費が上がっているのかということをまず分析しようと、全く手作業ではありますけれども、それから取り組んでまいりました。それが功を奏したとは言いませんけれども、20年度は1カ月400万円ずっと減になっております。今現在では約4,000万から四千五、六百万、1年間で19年度に比べれば減っているではないかなというふうに思っております。


 ただ、1年に1回は、とにかく手作業でありますけども、全部の国保の被保険者の方々のレセプト1カ月分を全部分析をしております。その結果、今、手元にちょっと持っております資料を見ますと、湯梨浜町の国保の皆さん方の大きな疾病の特徴といいますのは、がんが25%ということで超えてると、非常にがんが多いということがわかりました。それと同じように精神にかかわる病気、精神疾患、これはもう平成19年に調べたときと同じように、20年に調べたときも同じように精神にかかわる病気がかなりのウエートを占めてるということであります。また、精神疾患だという病名のついた方々のほとんど大半が糖尿病になっておられるというような特徴も新たに今回見つけることができました。こういったことを健康推進係の方と年金保険係の方が毎回ミーティングしておりますので、それを今度は21年度のがん検診なり、健診なり、健康教室に生かしていきたいというふうに思ってるとこです。そういったことを繰り返していけば、楽観視はできないですけれども、20年度、下がったままの状態で21年度いけられたら、国保税にしても引き上げすることは避けられるのではないかなというふうに、気持ちとしては思っているところであります。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) ありがとうございました。大変な担当の方々の努力があったと思いますけれども、ぜひとも今後とも続けていって、言ってみれば糖尿病撲滅みたいなことをしないと精神疾患も減らないということですから、この辺にも、町長、ぜひ力をかしてあげていただきたいなというふうに思います。


 今回、こういう思ってもみないというか、本当にあっという間に景気が悪くなって、本当に個人個人の生活が押しつぶされそうな、ちょっと油断すると押しつぶされてしまうというような状況になってしまったわけですけれども、そこのとこはやはりみんなで力を合わせて乗り越えていかなくちゃいけないと思いますので、ぜひ町としてもその辺を頑張るんだという、再々先ほどからみんなが決意を、決意をと言っておりますけれども、ぜひ町長の決意をお聞かせください。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 先ほど申しましたように、医療費を減らすためには健康を維持することが大前提でございます。そのためには、かつて何回か申し上げましたように、循環器、生活習慣病はかからんようにしようと思えばできるという私の友達の医者の言うことをお話ししたこともありますが、その運動も強力に、糖尿病絡みのことですが、進めていく必要があると思っております。いろんな、どんな施策が考えられるかわかりませんけども、それらを促進していくための施策につきましては、限られた財源の中でも頑張って取り組んでいかなければならない課題だと思っております。


○議長(松本 繁君) 次の質問に入ってください。


○議員(15番 増井 久美君) はい。じゃあ1番目の質問は以上で終わります。


 じゃあ2番目の質問に入らせていただきます。米飯給食の回数をふやしてはどうかという観点で質問をいたしております。


 先回、このことについて質問をしております。そして、米飯給食への県の援助が切れたときには給食費の値上がりにつながるということの心配から、実現に至らなかったということもお聞きいたしました。県は、食のみやこ鳥取米消費拡大事業、こういう事業の予算を、平成20年は191万3,000円だったものを今年度は1,143万3,000円と大幅にふやし、県産米の消費拡大と水田の有効活用による米粉用の米の生産拡大及び米粉食品普及を図るとしております。こういった大きな予算をふやすということに県の姿勢が見てとれるなと思っているわけですが、この中のごはんを食べよう学校給食支援事業で、2市町、米飯給食の回数がふやされました。江府町では4回を5回に、倉吉市は3回を4回にふやしました。当町でもぜひともふやす努力をしてもらいたいと思いますけれども、そこで伺いますけれども、米飯と、それから麦粉パンの差額はどの程度で、もしも県の補助がないとすれば、1人当たりどの程度給食費が上がるのかと、また、米飯を週1回ふやすとどの程度米を消費するのかお聞きしたいと思います。県に助成の延長を要望するのはもちろんですけれども、町としても差額助成を考えていただきたいなと思って質問いたします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 2点目の質問は、学校における米飯給食の回数をふやしてはどうかというお尋ねです。


 私も、農業の振興あるいは農用地の保全、これらを図る上からも、米の消費拡大は必要なことだというふうに思っております。また、地産地消の観点、あるいは食育の観点からも、学校給食における米飯給食の回数増とか、あるいは米粉パンの導入など、検討すべき課題だと思っております。


 米飯給食につきましては、湯梨浜町は現在3回と伺っておりますが、他町の例あたりを見ましても、その回数をふやすようにしていただければということも思ったりいたしておるところでございますが、具体的な検討は教育委員会が行っておられますので、そちらからお答えいたします。


○議長(松本 繁君) 前田委員長。


○教育委員長(前田 三郎君) 教育長の方が所用で離席中でございますので、私の方から、増井議員の2点目の米飯給食の回数をふやしてはどうかというお尋ねにお答えいたします。


 12月議会定例会の状況とは変化はしておりません。昨年実施いたしました小・中学校保護者対象のアンケート結果を尊重しまして、湯梨浜町学校給食運営委員会が検討、協議して出された結論が、現状維持の週3回の米飯給食の継続でありました。今、町長の方からも答弁がございましたが、教育委員会といたしましても、学校給食運営委員会の結論を尊重して、きょうまでの方針に変更はしておりませんが、21年度の運営委員会に対する諮問として、米飯の回数については検討材料の一つとして、今、議員おっしゃられました鳥取県による差額助成措置、そして地産地消事例を紹介しながら諮問を行ってみたいと考えております。


 また、昨年のアンケート結果については、担当課長から補足して説明させていただきます。


 次の米飯と麦粉パンの差額、1人当たりの給食費などについても、担当課長の方から説明をいたしますので、御理解をいただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 補足してお答えさせていただきます。


 先ほどアンケートのお話がございましたが、昨年9月に全保護者、世帯に配布し、11月に集計が調ったものでございます。まず、羽合小学校ですが、米飯1回増を27%が望んでおられます。週5回全部米飯という希望が24%。したがいまして、米飯の増加傾向に51%の方が希望されております。現状維持のスタイル、米飯3回、パン2回の週5回の給食のスタイル、38%でございました。北溟中学校、米飯1回増、20%、全部米飯、23%、米飯増の傾向が43%でございました。これに対して現状維持が47%でございました。次に、東郷小学校でございます。米飯1回増、24%、全部米飯、13%、37%でございました。これに比して現状維持が51%で過半を占めております。東郷中学校、米飯1回増、18%、全部米飯、11%、29%でございます。これに比して現状維持が55%でございました。泊小学校、米飯1回増、25%、全部米飯、8%、33%でございます。これに比して現状維持が55%という結果になっております。


 それから、米飯と麦粉パンの差額についてお尋ねでございました。小学校の1年、2年、米飯については原料ベースで60グラムです。それから麦粉パンが40グラム。この価格差を申し上げますと、米飯が47.09円、麦粉パンが36.21円。次に、小学校3年生、4年生、米飯70グラム、パンが50グラムでございます。米飯の場合が50.32円、パンの場合が39.23円。小学校の5年生、6年生並びに中学生、米飯80グラム、パンが60グラムとなります。米飯の場合が53.55円、パンの場合が40.98円。これで計算しますと、平均的には11.5円の差が原料段階で生じております。


 その原料段階での差を泊小学校以外で計算させていただかないけません。泊小学校は自校炊飯でございますので、米飯に関しては、いわゆる納入時の単価は差額が出てしまいます。自前で炊飯器並びにガス等の設備を使って調理しております関係で、共同の給食センターのみの計算でございますが、米飯を週4回設定しますと、年間平均的には38回ふえることになります。これを計算で出しますと、小学校の場合437円の差額、中学校の場合が478円の差額でございます。


 それから、米の消費量をお尋ねでございましたが、小学校で3年、4年の平均70グラムと仮定しまして、米の消費、1,117食掛ける先ほどの年間38回ふやすということで2,971キログラム、中学校80グラムで562食、38回ふえるとして1,708キログラム、試算上の年間の消費拡大量でございますが、町内で4,679キログラムが1回ふやすことによる米の消費量拡大でございます。以上です。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) ありがとうございました。今、いろいろお話を聞きました。なぜ米飯給食をふやしてほしいかということを言いますと、先ほど町長が言われたのに重なりますけれども、やはり一つは地産地消、農業を守るという観点からふやしていただきたいなというのが一つです。それから、やはり米の消費を拡大しながら地元のものを食べるということで、もう一つは教育的配慮になるのではないかということを思うわけです。確かにアンケートをとられて、その結果こういうふうになっているんですけれども、そこのところは保護者の皆さんによく理解していただきながら、やっぱり地元を何とか盛り上げるというか、愛するというか、そういう観点でのお話もぜひしていただきたいなというふうに思うわけです。


 先回は、この差額が県の補てんがなくなったときに給食費にはね上がるのではないかという観点から、委員会の中ではふやすことが通らなかったというのも一つの理由としてお聞きいたしました。そこでちょっと町長にお聞きしたいんですが、今回は県が補助しておりますが、それが何年続くかわからないというようなことが理屈になってたんですけれども、県ともいろいろ話をされる機会があるでしょうけれども、県はどういう思いでおられるのか。2年ほどでこの制度を切ろうというような思いがあるのかどうか。直接聞かれたわけではないでしょうからわからないでしょうが、その辺、ちょっとわかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 補助制度につきましては、何か当初設定してからこれまで湯梨浜は受けてないわけなんですけれども、当初の3年が過ぎて、今、制度は切れてるというふうに今ここでちょっと話しして、理解したところでございます。詳しいことは教育委員会の方から答えてもらえばと思いますが、私はよう承知しておりません、その補助制度自体。


○議長(松本 繁君) 戸羽課長。


○産業振興課長(戸羽 君男君) この補助事業ですが、ごはんを食べよう学校給食支援事業ということで、20年度につきましては、県の方も補正対応でされたようでございまして、現在、21年度の予算に向かいまして、県の方は23年度まで、21、22、23のこの3年間は補助をいたしますということで、県が3分の1、それから義務負担として市町村が3分の1、あと3分の1はJAの鳥取県中央会が3分の1を負担するということで、県の方が出しております。以上です。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) 今、21、22、23年度の3年間ということで、これは先ほど私が申し上げたように、江府町と倉吉市が手を挙げたということになっておりますけれども、今年度はなかなか実現しなかったとしても、やはり米の消費拡大という点からいくと、ぜひとも手を挙げていただきたいなという思いがしております。


 昨年、給食費を5円ですか、値上げされたと、そういう事例があるために、保護者の皆さんは、また何年かたったときに給食費が上がるんじゃないかというふうに思われて、今回これを賛成されなかったということもちょっと聞いておりますけれども、その辺について、例えば去年給食費が上がったときに、教育委員会としては保護者に転嫁するよりほか手がなかったのかどうか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 私会計ではございますが、非常にぎりぎりな状態で、各学校単位の、あるいは給食センター単位の運営が行われております。それこそ1円でも検討するような内容で、非常に吟味された経過を伺っておりまして、5円の値上げでも多大な努力をされた結果だというふうに聞いておりますので、そこらあたりは大変な思いがあったということだけお伝えしておきます。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) ありがとうございます。現場は大変だったというのはもう当然聞いてるところなんですが、私がいつもここどうなのかなと思うのは、例えば教育委員会サイドというのは、予算案を持ってないわけですね。予算を持っていらっしゃるのは町長だと。そういう場合、教育委員会がこれについてぜひとも町では考えていただけませんかというような話はなさらないのかどうか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 米村課長。


○教育総務課長(米村 繁治君) 当然その状況が来れば、予算権は町長にあられるわけでして、当然教育委員会としては必要なものは積極的に予算要求はし、あるいは今回の当初予算でもたくさん復活していただいた事案もございますので、予算に関しては積極的にお願いしておる都合ではございます。ただ、個別、給食に関して中身の方を承知しておりませんので、過去にどういう経過があったのかはちょっと御説明し切れませんが、予算に関してはそういうやりとりをさせていただいております。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) わかりました。


 町長もできれば米の消費拡大に力を入れたいというようなことを先ほどからおっしゃってますので、何年か先の話になりますが、積極的にそういった面での支援はするつもりがあるかどうか、その辺についてひとつお伺いしたいのと、もう一つは、米粉パンの普及ということも先ほどからおっしゃっておりましたが、米粉パンの給食に取り入れているところは、今のところ鳥取市だけなんですけれども、これには米粉用の米というものがあるらしくて、それを使ってでないとなかなか米粉パンにならないというようなことがあるようですけれども、米粉パンについての研究についてはどう思っておられるのか、お聞きしたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 冒頭申し上げましたように、私の気持ちとしては、1回ふやしていただけたらなという気持ちはもちろん持っております。が、実際には先ほど来教育総務課長の方が申し上げているとおり、給食ということですから、給食の会の方で決められることですから、町がそれを強制することもできませんしということで、先ほど来の米飯を促進する趣旨あたりの御説明を申し上げながら、理解を得ていくということが必要ではないかなと思ったりいたしております。そのようなことで、米飯に踏ん切られるということであれば、また必要なら町の県見合いの助成というものも制度に乗っかってやっていく必要はあるというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 前田委員長。


○教育委員長(前田 三郎君) 今、いろいろるる説明があるわけでございますけども、教育委員会、学校も、給食費の集金は学校サイドでやる制度になっておりますから、学校、教育委員会の職員の人が再三にわたって、この滞納解決のために家庭訪問をさせていただいておる事実も一方では承知していただきたいなという思いがございます。例えば極端なことを言えば、職員の人と学校の先生が集金に行けば、だれも食わしてほしいと言ってないと、食わしとるのは学校が食わしとるでないかと、集金に来るなんてもってのほかだという、そういう極端なこともあるように伺っておりますから、そういったことも含めて、単価アップというのが給食委員会の方でも大変だということを理解された上での回数も一方ではあるということを御理解いただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) そういう現状もあるということで、できれば給食の食材費を一般会計に入れてほしいというような話もありました。倉吉市に行って私も話を聞きましたけれども、去年から始めたので、1年たってみないと現状わからないというお話を聞いて帰っておりますので、その辺についても私も倉吉市に尋ねてみたいと思いますけれども、教育委員会の方でもぜひ情報をとっていただきたいなというふうには思います。


 いろんな状況の中で、ぜひとも米の消費拡大に力を入れてほしいなという思いで質問いたしました。一つはやっぱり農業をどうやって守るかと、それが地域を守ることにつながるのではないかということで質問したということでありますので、ぜひ理解いただきたいと思います。以上で終わります。


○議長(松本 繁君) では、次の質問に入ってください。


○議員(15番 増井 久美君) 3番目の質問をいたしますが、妊婦健診の無料回数を5回から14回にふやすことについてという質問で、国は、来年度と再来年度の時限立法で、妊婦健診を14回まで無料化する自治体に補助をするとしていると、当町においても14回にふやしてはどうかという質問ですが、今回の予算案にこのことは通してありまして、5回を14回にどうもふやしていただけるようだなというふうに理解をいたしました。ただ、国の方は、今回、21年、22年、時限立法だと、こういうふうに言っておるようです。この健診を続けてやりたいという自治体が多ければ、今後も続けるというのがどうも国の姿勢のようですので、ぜひとも14回までずっとやるんだという、そういう思いでやっていただきたいなと。国がもしもどうですかと言われたときは、やはり子育て支援ですから、うちは14回でお願いしますよとぜひ言ってほしいなというふうに思いますので、その点についてだけ町長の答弁をお願いします。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 妊婦健康診査の公費負担拡充についてのお尋ねです。


 議員も御承知のとおり、平成20年の10月30日に、新たな生活対策に関する政府・与党会議、経済対策閣僚合同会議において決定されたもので、出産年齢の上昇等により、健康管理がより重要となる妊婦さんが増加傾向にあること、あるいは健診が保険対象外であることにより、受診回数が少ない方も見受けられる。このようなことから、母体や胎児の健康確保を図るため、平成21年度から現在の5回から14回にふやして、経済的な負担軽減を図るとされたものでございます。議員お話しのとおり、14回というのはもともとそれぞれ妊娠の期間において必要な回数として科学的に裏づけられたものだと認識しております。2年たった後、3年目に廃止するというようなことのないように、町としての姿勢は持ち続けておるつもりでおります。


○議長(松本 繁君) 増井さん。


○議員(15番 増井 久美君) 以上で終わります。ありがとうございました。


○議長(松本 繁君) 以上で増井久美さんの一般質問を終わります。


 以上をもって一般質問を終結をいたします。


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○議長(松本 繁君) お諮りをいたします。9日から12日までは議案等の委員会の審査のため、13日は議事の都合により休会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松本 繁君) 異議なしと認めます。よって、9日から13日までは休会とすることに決定をいたしました。


 以上で本日の日程は全部終了いたしました。


 本日はこれにて散会をいたします。


 なお、16日の本会議は午前9時から会議を開きますから、定刻までに御出席ください。よろしくお願いします。


              午後4時41分散会


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