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鳥取県 湯梨浜町

平成18年第 9回定例会(第 2日12月13日)




平成18年第 9回定例会(第 2日12月13日)





 
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   第9回 湯 梨 浜 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)


                           平成18年12月13日(水曜日)


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              議事日程(第2号)


                         平成18年12月13日 午前9時開議


 日程第1 一般質問


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              本日の会議に付した事件


 日程第1 一般質問


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               出席議員(18名)


      1番 會 見 祐 子       2番 吉 村 敏 彦


      3番 浜 中 武 仁       4番 入 江   誠


      5番 徳 田 幸 宣       6番 酒 井 幸 雄


      7番 光 井 哲 治       8番 前 田 勝 美


      9番 浦 木   靖       10番 吉 田 礼 治


      11番 竹 中 壽 健       12番 増 井 久 美


      13番 河 田 洋 一       14番 福 本 幸 弘


      15番 平 岡 将 光       16番 寺 地 章 行


      17番 村 中 隆 芳       18番 松 本   繁


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              欠席議員(なし)


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              欠  員(なし)


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             事務局出席職員職氏名


 事務局長 ───── 小 谷 栄 一   書記 ─────── 櫻 井 尚 子


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            説明のため出席した者の職氏名


 町長 ─────── 宮 脇 正 道   助役 ─────── 西 尾 浩 一


 教育委員長 ──── 前 田 三 郎   教育長 ────── 西 山   登


 総務課長 ───── 松 本   徹   税務課長 ───── 西 田 光 行


 企画課長 ───── 仙 賀 芳 友   町民課長 ───── 神 崎 勝 治


 子育て支援課長 ── 山 田 正 明   産業振興課長 ─── 米 村 繁 治


 建設水道課長 ─── 中 嶋 重 幸   東郷地域振興課長 ─ 伊 藤 義 人


 福祉企画課長兼泊地域振興課長


         ── 石 原 清 弘   高齢者健康福祉課長  浜 崎 厚 子


 教育総務課長 ─── 福 山   保   生涯学習課長 ─── 戸 羽 君 男


 人権・同和教育課長  三ツ田 和 久   出納室長 ───── 岩 本 和 雄


 水明荘支配人 ─── 河 本 清 廣   総務課参事 ──── 山 下   章


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              午前9時00分開議


○議長(松本 繁君) おはようございます。ただいまの出席議員数は18人です。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。


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◎日程第1 一般質問





○議長(松本 繁君) 日程第1、一般質問を行います。


 質問は、12日に引き続き一般質問通告書の順により行います。


 9番、浦木靖さんの一般質問を許します。


○議員(9番 浦木 靖君) おはようございます。9番、浦木でございます。ただいま議長のお許しが出ましたので、通告に従って質問をさせていただきます。


 質問内容は、まず初めに町の文化財の保護活用についてでございます。もう1点は、町の行財政ということで、ざっぱな質問事項になっておりますが、一応そういった格好での通告しておりますので、それに従って質問させていただきたいというふうに思います。


 まず初めに、町文化財の保護活用について伺います。


 町の総合計画の中にも、歴史的文化遺産が豊富に点在していることから、今後これらの資源を利活用することはもとより、新たな文化財を創造し、県内外に発信していく必要があるとうたっています。このように、これからの湯梨浜町の教育、観光といった面においても、文化遺産は大変重要であると思われる。その文化遺産の中でも、国の重要文化財に指定されてもいい、鳥取池田藩32万石、灘御蔵、橋津藩倉について伺います。


 橋津藩倉については、私自身五、六回本会議場の中で質問させていただきました。そうした中、当時の行政、そして議員の皆様の深い御理解により、一部買い取りされ、そして県指定の保護文化財となりました。これに対して、地元住民はもちろん、多くの町内外の人が感謝しているところです。


 橋津藩倉が全国的に見ても大変貴重な建築物であるということは、私が言うまでもなく、当時の奈良国立文化財研究所の主任研究員であり、現在鳥取環境大学教授の浅川教授が調査され、北海道で発表された論文の中でも、建築年代を示す棟札の残る全国唯一の遺構であり、絵図や文献資料が多く保存してある面においても、現況を残している面でも、全国的に見ても大変貴重な遺構であると発表されています。このような大変貴重な遺構が我が湯梨浜町にあるのですから、これをまちづくりのために大いに活用すべきだと思い、次の何点かについて伺います。


 まず、国の登録有形文化財、これは建築物になりますが、の登録についてであります。登録有形文化財は、国の重要文化財ほど評価は定まっていませんが、貴重な建築物であると文化庁が認め登録されるものであり、ことしの12月8日に本年度の登録分が発表になりました。その中で、商業新聞に「守るぞ!わが町お宝建築」といった大きな見出しで載っていました。そうした中に東京の歌舞伎座、あるいは大阪の通天閣等がことし仲間入りしたこともあり、大変話題を提供しています。


 私は、有形文化財に登録することによって、地元の人の藩倉に対する意識の高揚につながると同時に、県内外に発信し、大きな宣伝効果になると考えられるが、橋津藩倉を国の登録文化財へ、どのような取り組みについて町は考えておられるのか伺いたい。


 次に、橋津のお倉を考える会、これはボランティアで民間団体で組織している団体でございますが、平成13年の11月、町長へ要望として、整備に関して、古御蔵に関しては不都合修理箇所の再補修、片山蔵については購入及び修理、補修、三十間北蔵については購入及び移築、これは古御蔵の南側の空き地へということでのことでございます。


 活用に関して、関係資料類、これは藩倉、あるいは千石船、あるいは現在非常に地元で積極的に取り組んでおられます湊神社の祭礼関係の常設展示、そして橋津藩倉に関するビデオ上映設備の設置といった内容で要望書を提出しているが、その後この要望書をどう検討されたのか。また、当時町が堂計画室に依頼され作成された「橋津藩倉保存活用計画書の策定に向けて」といった内容について冊子が出ておりますけども、その内容についてどう検討されたかもあわせて伺いたい。以上です。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長、答弁。


○町長(宮脇 正道君) 浦木議員の質問にお答えいたします。


 文化財につきましては、いわば町の宝として大切に保存して、その価値をみんなが共有することが大切だと思っております。そのことが地域を支える仕組み、あるいは観光の振興などにも寄与すると思っております。


 平成13年の町の方に要望されました文化財の保護、橋津の藩倉に関する取り組みでございますけれども、その答弁自体は教育委員会の方にお答えさせますが、卑近な例ですが、実は私は橋津の藩倉というのがあるというのは知っていましたけども、見て、正直どうと、無意識のうちに見ていたときには思わなかったんですけれども、一昨年ですか、水明荘の方で、江戸時代の全容のレプリカみたいな格好で出していただいているときに、こんな立派なものが町内にもあったのかということで、改めて認識した記憶がございます。そのような意味からも、きちっと、先ほど申しましたように郷土の宝として保存なり、必要な対応をとっていく必要があるとは思っております。以上です。


○議長(松本 繁君) 教育長、答弁。


○教育長(西山 登君) 浦木議員の質問であります町文化財の保護活用についてということでございます。


 まず、現在のこの湯梨浜町におきましては、町指定の文化財を含めて全部で78件の文化財がございます。これら東郷湖周辺をめぐる豊かな歴史文化遺産は、本町の貴重な財産であります。これを守り伝えていくため、資料展や講演等により啓発活動を通じ、文化財保護思想の普及を図っております。また、生活の中に受け継がれてきた有形無形の文化遺産を次世代へ伝えていくため、文化財保護団体の育成、文化財見学会やふるさと再発見事業などの各事業を展開しながら、町民の意識高揚に努めているところです。


 まず、第1点目の橋津藩倉を国の登録文化財指定についてということでございますが、国の登録有形文化財のことを指していることでありまして、この制度は、国宝や重要文化財等の指定に該当していないものを対象に、届け出制で、指導、助言、勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので、補助事業もなく、特段のメリットがない制度であります。国が登録するものではありますが、県指定文化財の方が格付としては上であるため、あえて登録される意義がどれほどあるものかということは疑問であるとの県の見解でもあります。現時点では、国の登録については考えておりません。


 それから、2点目の橋津のお倉を考える会の要望書に対する取り組みについての質問でございます。


 まず、整備関係についてでありますが、古御蔵につきましては、不都合修理箇所の再補修ということですが、平成17年度に県補助を受けまして、総工費260万円余りをかけまして、北側壁の補修を実施しました。この工事は平成16年10月の台風被害復旧にあわせて実施したもので、県教委の指導も受け、材料、工法等厳選し、文化財価値を保つ配慮をして施工したものです。こうした文化財の復元には、通常工事とは異なり多額の金額が必要です。残りの部分につきましては、今後の課題として補助金制度等を最大限活用していきたいと考えております。


 次に、片山蔵につきましてですが、旧羽合町で平成14年度に購入し、既に町有化しているものであります。


 三十間北蔵については、移築の提案ですが、県指定である以上、県と十分協議のもと保護していくことが必要です。今後方法につきまして、所有者を初め、地元の方、それから県教育委員会や町の文化財保護委員会等の意見を聞きながら、保護の道筋を探ってまいりたいと考えております。


 なお、この活用に関してでありますが、関係資料の展示、ビデオ上映設備の設置等については、橋津藩倉を中心とした橋津の歴史文化を紹介する展示会、講演会などを毎年開催しております。


 また、常設展示について、状態が最も安定している片山蔵を展示施設に検討しているところでもあります。


 なお、展示会、講演会とあわせて藩倉内部、展示資料の公開等を行うことで、より一層の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。以上です。


○議長(松本 繁君) 前田委員長、ありますか。ないですか。いいですか。


 浦木さん。


○議員(9番 浦木 靖君) ただいま町長あるいは教育長の方から答弁がございましたけども、町長はちょっと勘違いしとられたんかなと思いますけど、初めにミニチュアつくって最初あれしたのは、私が町長と最初お会いした県の総合事務所の中での展示の中でした。あそこが県庁、それから総合庁舎という2回目の展示会場でした。そこでも結構好評を博したというふうなことを私は聞いております。そういったことにおいて、結構中部地区管内においては、橋津藩倉というのをかなりのことが知っていただけたんではないかなというふうに私は理解しております。


 次に、教育長の方の答弁のあれですけども、登録有形文化財というものは県の指定よりも格付からいったら低いと、だからそういったことは考えておられないということの答弁であったようですけど、メリットとしては全くないということを言われましたけども、公共的な建物においてはメリットは確かにありません。ただ、民間の建築物とかそういったものに関しては、税制面において2分の1あるいは4分の1の税的なあれがしてもらえるという制度でございます。それは認識しとっていただきたいというふうに思います。


 それと、利用価値がないということについて、私はこれはちょっと少し異論を挟みたいというふうに思います。やはり国の指定、登録文化財の指定を受けるということにおいて、国なりなんなりがそれなりの宣伝はしていただけます。確かに税制面、あるいは資金面においてはメリットはございませんけども、そういった、また別の意味のバックアップといいますか、宣伝効果というのは、私は大いにあると思っております。そういった意味で、もう一度この登録については考えていただきたいというふうに思います。


 それと、要望書についてですけど、答弁漏れがちょっとありましたけども、もう一つ私があわせて伺ったのは、堂計画室が出した「策定に向けて」という内容のところのあれを検討されたんかどうかということも質問の中でちょっと言いましたけども、そのことは全く触れてない答弁であったかというふうに思いますので、再度この件に対しての答弁をお願いしたいというふうに思います。


 それと、考える会が提出しておりました整備に関して、確かに今言われたように古御蔵あるいは片山蔵ということについては、積極的にそれなりの対応はしていただいているというふうに私も評価しております。ただ、三十間北蔵、これは現在も民間の方が所有しておられて、かなり傷んでいる状態であります。


 この三十間北蔵というのは、3戸前、御蔵にはありますけども、歴史的に見て一番古い年代の建築物であるといった面において、大変貴重なものであるということが指摘されております。そういった中により、一番古い建築物であるということは、それなりにやっぱり傷んできているということが言えると思うんです。そういった中において、我々が13年に提出してから、今18年、5年たちますか、その間どのような取り組みをされたんか。


 私が最初聞いとったのでは、この北蔵の建築物そのものは無償で提供しますと。ただ、その土地のところに物置小屋等をしてくれたら幾らでも提供しますよということを、私は所有者の方から聞いておりました。それが、その後の対応はどういうふうになされて、現在までどのようにされてきておるのかと。これは早急に取り組まないといけない問題だと私は思っておりますけども、その点について伺いたいというふうに思います。


 それと、先ほどもちょっと言いましたけども、我々といいますか、地元のボランティア団体、組織が、ミニチュアの藩倉を製作し、何カ所、学校とか公共的な場所において展示したというようなことと同時に、浅川教授も指摘されておられますように、やはり地元の盛り上がりも大変必要だということは指摘されておられます、当時から。それに対して我々も、町と一緒になって、あるいは独自に講演会を3回なり4回なり開く、あるいはそういった御蔵に対しての内容をきちんと説明したチラシをつくり、全戸配布すると、これも3回か4回やっております。こういったことをやりながら、我々はずっと取り組んでまいりました。そういった経過の中において、少し行政の歩みがちょっと緩いかなあというふうに考えております。


 それと、活用の件でございますけども、私は活用という意味において、以前、三、四年前ですか、羽合東小学校だったと思いますけども、児童が藩倉の写生会を開き、その作品を藩倉の中に展示して展示会が開かれたということがありました。そのときには、多くの保護者の方、あるいは地元の方、参加されておられました。そうすることによって、私は大変本当に、藩倉というものを見ていただく、あるいは理解してもらう面においても非常に効果的だったというふうに思いますし、また、子供たち自身も、やはり地元にこのような大切な、貴重な遺構があるんだということを認識することによって、郷土に、自分の生まれた土地に誇りを持つ、そういった子供、生徒に成長していく。あるいは教育面においてもプラスであったというふうに私は考えております。


 それと、地元の活用ということで、福祉的な面において、私は以前、認知症のことにおいて回想法ということを申し上げたことがあると思います。私はこのような施設、回想法というのは、なるべく古い、皆がよく知っている施設の中で集まっていろんなことを話をする、昔話をやっていくというようなことも回想法の一つの手法でありますけども、藩倉とか、そういった古い建物、そこの中でやはり話をするということ。住民の方も落ちついて話ができる。そういった回想、認知症のそういったことに対しても私は活用することは十分可能だというふうに考えておりますけども、その辺どう考えておられるか、再度町長なり、あるいは教育長、教育委員長の考えを伺います。


○議長(松本 繁君) 教育長、答弁。


○教育長(西山 登君) ただいまの件でございますが、確かに今現在の町の文化財保護委員会、これ2カ月に1回程度開いておると思いますけども、そして、現在町内の文化財を見て回ったりということもやっていますが、この「橋津藩倉保存活用計画書の策定に向けて」という、こういうすばらしい冊子ができているということについては議論しておりません。これから委員会等でこれを再度検討させていただけたらと思います。それで、そこの中において税制面での国の措置がどのようなものがあるかというようなことも検討しながら、これの保存については考えせていただけたらと思います。今後また委員会等で検討をさせていただきます。


○議長(松本 繁君) 町長、答弁。


○町長(宮脇 正道君) 大変失礼いたしまして、確かに初めて拝見しましたのは、県民局にいた時代に、明るい総合事務所をつくろうということで、玄関あたりに絵を展示したり郷土の産品を展示したりということで、その中の一環で、皆さん方ボランティアグループの浦木さんお見えになっていて展示していただいたと。そのときが初めてでございまして。


 お尋ねの認知症への活用ということでございます。回想法というのは、確かに認知症の患者さんといいますか、方にとって有用な手だてであるということは、私も何かで拝見したことがございます。多分、デイサービスを行っておられる範囲の中で、釣りをしたり、あるいは地域の子供たちと何かで出かけたりと、そういう形のことは実施しておられるように存じておりますので、そういったものの中の一環として、場所的に可能かどうかといったことあたりも含めて、検討させていただきたいと思います。


○議長(松本 繁君) 浦木さん。


○議員(9番 浦木 靖君) この「保存活用計画書の策定に向けて」というところの存在が認識されていなかったということのようですので、今後それを、この冊子は本当に、今言われたように大変貴重なものだと私は思っています。このものを十分に参考にされながら取り組んでいただきたいと思います。


 その中でも、何ページになりますか、一番最後の方のページの保存活用のスケジュール、あるいは藩倉周辺の修景の具体的な方針というようなことで、町が行う修景というようなことで、案内板の設置だとかカーブミラーの検討だとか、あるいは消火栓の色の再検討だとか、7点か8点ぐらい指摘してあります。これはそんなに費用のかかるものでもありませんし、割とスムーズにできることかなというふうに思いますので、このことに関しては、早急にできることからまず取り組んでいただければというふうに思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。


 次に、私は活用という意味において、先ほども観光とか教育ということを言いましたけども、やはり教育の方も、子供たちにも積極的に藩倉の理解を深めていただけるような教育をぜひやっていただきたい。私も一遍東小に行って、先ほども言いましたけど、ミニチュアを展示させていただき、30分ぐらい説明させてもらう機会を得ました。そのときの子供たちの目というのは、やはり現物を知っているから、なるほど、あそこにあるものだ、ああいうものだということで、割と理解がスムーズにしてもらえたのではないかというふうに思っておりますので、やはりその辺を考えて取り組んでもらえたらというふうに思います。


 また、観光といった面においてですけども、これ町長の方の範囲内に入っておりますけども、現在三朝では、投入堂を世界遺産としての登録を積極的に取り組まれている状況があります。また、町の中でも、私が知っとる範囲においては、歴史的な背景を尊重しながらのまちづくりといった意味での、一番取り組みがすばらしいなあと思っているのは、私は鹿野町だと思っております。そうした鹿野あるいは三朝、そしてまた倉吉では赤瓦等が積極的にその辺の蔵を活用しながらの観光に力を入れておられる。こういった鹿野、三朝、倉吉、これに湯梨浜の藩倉、こういった一つのルート、私はこういった一つの観光ルートというのを関係町村が協議しながら、早急に手当てしていく必要があるんじゃないかというふうに考えております。


 そのために、観光のルートの一つにしようと思うならば、それなりの設備なり、そういったことが必要かと思いますけども、今現在で、確かに藩倉に来られて、見られて、10分ぐらい見られたら、もういいかなというふうな状況だと思います。これはあくまでも藩倉だけしか見ることができない。周りの、周辺の景観とかそういったところを整備してきちんとしながら、その辺も見てもらって、当時の橋津藩倉、あるいは橋津の町の復元というようなところを思い出してもらえるような観光拠点にしてもらえたらというふうに思っています。


 そういった中において、以前は、正木さんというおうちなんですけども、ここもかなり古くて、歴史的に価値のある建物です。そこは貸し家で、以前までは住んでおられましたけど、今はその方も転居されて、だれも住んでおられない状況にあります。そういった家というのはやはり荒れるのが早い。そういったところの手だてというところもぜひ考えていただきたいというのと同時に、町が主体になってやられたのか、ちょっと私もこの辺がよくわからないですけども、ガイドヘルパーというのが登録されて、橋津にも何人かガイドヘルパーの方がおられます。ただ、このガイドヘルパーの方が、今現在、どういうときに出られて、どういう取り組みをされているかというのを私はちょっと理解してないんですけども、本当にガイドヘルパーというのは私はすばらしい制度だというふうに考えておりますが、ただ、さっきも言いましたように、藩倉に来られて10分ぐらいしか見ることができない。それは周辺を見ることができないというのと同時に、案内をする者がいない。それから、藩倉の中に入っていくことができない。そういったことが私は考えられる思いますけど、そういったことへの対応の仕方ということもやっぱり考えるべきではないかというふうに私は思いますけども、その辺についても再度お願いしたいというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 三朝、鹿野あたりとの連携してということでございます。広域観光につきましては、梨の花温泉郷あたりで中部全体の取り組みということはいたしておるわけでございます。その中で橋津の藩倉も、そのコースなり、要するに価値のあるものとして共通認識を持っていくためには、やはり今、浦木議員おっしゃいましたような、一つは、建物を見て10分で帰ってしまうということじゃなくて、場所によっては観光語り部というような表現使っているようなところもあるようですけれども、要するに説明できる人がその地域におられて、例えば何かの団体が見学に行かれたり回られたりするときには御協力いただけるとか、そういったシステムをつくっていくことも必要かなと思っております。


 また、その10分でということで、先ほどの回想法との関係もございますけれども、要するに建物を外側から見て、それで、ああこれ懐かしいな、こんなものが今でもあったの、昔はみんなこんなだったなあとか、そういう話が弾むようにするためには、やっぱり中に入って見るということも大切なことだと思いますし、観光の面からいいますと、せっかく見に行って中に入れないという状況は確かに不適切だと思います。語り部の関係と含めて、地域の方と連携して、そういった体制でもとれるようになればということで、また教育委員会とも検討してみたいと思います。


○議長(松本 繁君) 教育委員会の方、ありますか。いいですか。


 浦木さん。


○議員(9番 浦木 靖君) 周辺の整備ということをちょっとお尋ねしましたけども、こないだも、かなりちょっと私自身考えても大切な建物だなというふうに思っとる建物がありましたが、それはかわらの墜落とかそういうことが考えられるということで、廃家になってしまって、取りつぶされた家が1軒、近くにありました。やはりそういうことにならんためにも、さっき言った正木さんのところなんかを、やはり教育委員会として1回でも2回でも行って、見られて、きちんとすべきところがあるんやったら、所有者の方と相談されながら、やっぱりそういった対応をとられる必要もあるんじゃないかなというふうに思いますので、その辺の検討についてはどういう考え方しとられるかということをお伺いしたいと思います。


 それと、先ほど、ちょっと今、町長の方が語り部ということで言われましたが、私がさっきガイドヘルパーと言いましたのは、そういった説明するための要員であって、そういった方が橋津の方でも二、三人おられます。そういった方は勉強されて、橋津の藩倉についても説明される能力なり知識は持っておられます。ただ、要請がない。観光で来られても、見に来られても、何をどういうぐあいにしていいか全くさっぱりわからない状況が今あるわけです。それをやっぱりきちんと、地元にはこういったガイドヘルパーがおりますというようなことを何かで案内するとか、あるいはもう一つ、私は御蔵の中に入っていただくためには、現在、教育委員会の方でも資金的に出しておられる公民館主事の方ですか、あれは週20時間ですかいね、いうようなことでの取り組みされとって、この前に橋津公民館があり、1週間のうち、今言ったように20時間はおられると思います。そういった方にも協力願って、倉庫のかぎの管理をしていただくなりして、来られた方には入ってもらうとかいうようなことも可能だと私は思いますけども、その辺についても再度ちょっと答弁いただきたいというふうに思います。


○議長(松本 繁君) 教育長、答弁。


○教育長(西山 登君) ただいまの古民家等の保存についての件でございます。これ旧羽合町だけでなしに、東郷町の方にもそういうような家がございまして、いろいろ検討はさせてもらっとるわけですけども、ここの中で今、保護委員会としてやっていますのは、尾崎家の、今現在庭園だけが国指定になっていますので、尾崎家の住宅の方も国指定というような形で進ませてもらっているところです。これは、きのう竹中議員の方から質問ありました件です。


 それで、それにつきましても、今後町の今度は費用ですね、それを保存するための費用、これが何百万かかるかなというようなこともちょっと算定しとるところですけども、一般家屋にいたしましても、年に100万円はかかるんじゃないかなと簡単に言えば考えております。ただ、その程度が非常に難しいものでして、それで、単純に、例えば一般の方が、町民の方が町に寄附したるぞと、ただし、保存してくれというようなことについては、現在、ちょっと待ってくれと言っているのが現状でございます。ただ、そういう、今の正木さんですか、この方のお宅の方は調査させてもらっとらんと思いますので、また委員会の方と相談しながら、一回見せていただきたいと思います。それで、その結果、やはりこれは必要であるということがあれば、やっぱり保存にかからねばならないと思います。その部分、今後検討させていただきます。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) ガイドヘルパーのことですが、実は私、ガイドヘルパーというのを承知しておりませんでして、ただ、これから町の観光ビジョンなりを策定していこうとしておりますけれども、その中で恐らく、観光客に満足して帰っていただくためには、必ず地域の人のもてなしとか、そういったことも要素になってくると思います。その中で、先ほど申しました、私は語り部という言葉使ったんですけれども、そのガイドヘルパーのようなものも同様の内容のものが、きちっと検討して盛り込まねばならないと思っております。ガイドヘルパーにつきまして、その状況等につきまして、担当課長が承知しておりましたら、そちらから答えさせます。


○議長(松本 繁君) 担当課長、戸羽課長。


○生涯学習課長(戸羽 君男君) 橋津藩倉の公開といいますか、件でございます。今、地区公の主事云々ということで、それが使えないかという話だったと思いますが、今ここで地区公の主事がどうのこうのということは私の方からは言えませんけども、これは公開するといいますか、これは常時公開するというのは大変難しいと思いますので、例えば期間を限定して、春とか秋、あるいは連休の間するとか、そういったことは今後考えていかなければならないと思っております。


 その中で、橋津の中でいろいろと毎年地元の方に協力いただいて、橋津の地区公民館の中で講演会とか、あるいは展示会などもしております。今年度も2月、3月にはまたあるわけですけれども、そういったときに、やはり公開するということになりますと、地元の方の意向といいますか、いろんな考え方を持っておられると思いますし、その辺も考え方、意向を聞きながら、今後の対応をしていきたいというぐあいに考えております。


○議長(松本 繁君) 暫時休憩します。


              午前9時38分休憩


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              午前9時39分再開


○議長(松本 繁君) 再開します。


 浦木さん。


○議員(9番 浦木 靖君) 再度私は、やはり貴重な町の血税を使って買い取りということをしていただきました。そういった意味においても、やはり大いに、先ほども言いましたような観光の面においても、あるいは教育の面においても、大いにこの藩倉というのを活用していただきたいということを最後にお願いして、この件については終わります。


○議長(松本 繁君) では、続いて次の質問をしてください。


○議員(9番 浦木 靖君) 先ほども言いましたけど、町の行財政ということのざっぱな質問でございましたけども、それは御勘弁願いたいというふうにまず思います。


 まず初めに、財政について伺います。5年先、10年先、町の予算編成はどうなっているのか。このことについては、総合計画の基本構想なり基本設計にうたってあるが、少し具体的に伺ってみたいと思います。


 まず、医療費についてですが、全体に関しては、昨日の吉村議員が深く質問されましたので、私は少し控えたいと思いますが、答弁の中でもありましたが、検診後のフォローといったことは、私は非常に大切なことであると考えております。ぜひ今後も検診率のアップと同時に、取り組みを強化していただきたいというふうに思います。


 さて、我が町も老齢化が進み、老人医療費は増大してくると考えられるが、10年先の年齢階層別人口で、老齢人口はどう推移し、老人医療費がどう予算の上でウエートを占めていくのか。また、その対策はどうとられようとしておられるのか伺いたい。


 また、逆に年少人口は減り、本来ならば対象人口が少なくなれば費用は少なくなるというふうに考えられるが、これからの教育に対する要望は多くなってくると思われるが、宮脇町政として、教育に対する施策を考えられた場合に、教育費がどのような形で推移していくのかも伺いたい。


 次に、きのうの入江議員の質問の中でもあったように、今後、交付金のあり方として、人口といったことも加味されるということでありますが、それ以上にやはり町の活性化のためにも人口増は求め続けていかなくてはならない。そこで、07年問題とも言われている団塊の世代の定年退職者に対する取り組みであるが、都市に住む団塊世代の約4分の1の人は地方に移住したいとの思いがあると聞くが、この世代の人々の定住してもらうための取り組みは、他町村ではいち早く取り組んでおられるが、我が町ではどうなっておるのか伺いたい。


 次に、数値目標をといったことであるが、さきの人口問題でもあるが、総合計画による人口推計は、2015年には約1万8,000人になると推計されておるが、これは現状のまま推移したものであって、これに、さっきも質問しました団塊世代の都市からの呼び込み、あるいは行政の努力等によって人口が増加する、そういったところを目標数値として定め、これを毎年チェックしていくといったことも必要ではないかというふうに私は思います。10年先の目標を定めてチェックし点検していく、あるいは振り返っていく、そういったことの必要性ということを私は考えますが、そのことについて町長はどのように考えておられるのか伺いたい。


 また、まちづくり計画全体に対して、数値目標による目標計画を立て、その達成度を毎年数値でチェックしていく。達成できなかったら、なぜ達成できなかったのか、その理由。また、達成するための具体的な取り組みを示し、それによって住民の人たちが5年先あるいは10年先の町の姿が見え、納得でき、理解し、希望の持てるような、わかりやすく説明する責任があると私は考えるが、町長の考え方を伺いたい。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長、答弁。


○町長(宮脇 正道君) 町の行財政に関するお尋ねでございます。


 まず、第1点目が、入り口部分で検診の充実ということをおっしゃいました。検診は、せんだって、昨日の吉村議員の御質問とのやりとりでもございましたように、早期発見、早期治療に役立つほか、疾病予防の基本となるものということで、老人医療費はここ数年、検診率の増加と反比例した動きとはなっておりませんけれども、検診によりまして増加する医療費に歯どめをかけるということはできるのではないかと思っている次第でございます。先日も申しましたように、国は医療制度改革大綱に基づき医療制度の改革に乗り出したところでございまして、その内容は、治療重点の医療から疾病予防を重視した保健医療体系の転換を図るということでございます。健康診断の推進の方もさらに進めてまいりたいと思っております。


 第2点目の5年後、10年後の住民の年齢構成についてでございます。今後5年、10年の間に大きな社会的要因は見込めず、本町においても確実に少子高齢化は進行していくものと予測されており、人口は若干増加傾向を示すものの、平成17年度の国勢調査結果から推測いたしますと、総人口が1万7,500人余、老年人口(65歳以上)は4,500人、約25%、生産年齢人口(15〜64歳)が1万300人程度、59%程度、年少人口(15歳未満)は2,600人程度、約15%ということが見込まれております。団塊の世代が老齢者に移行する5年後、10年後の老齢比率は、5年後、約4%、10年後、約7%、1,128人の増加が見込まれます。また、15歳未満の人口は、子育て支援対策を積極的に行うことにより、現状人口を維持していくことを目指していく必要があるのではと思っております。


 現状で、たまたま、余談ですけども、この機会に触れさせていただきますと、実は湯梨浜は、せんだって県の県勢要覧ちょっとのぞいてみましたところが、社会的要因による人口増。人口増減の原因は、自然増減、死亡と出生ということと、それからもう一つは社会的要因、転入転出とかあるわけですけれども、その社会的要因による増は、増減の結果の増の数というのは150人ちょっとだったと思いますけれども、その数は実は県下で一番多いという実情がございます。私が驚いたのは、それが市よりも多いというようなことがあって、湯梨浜はなかなか、そういうことになれば、それとリンクしてかどうかはあれですけども、15歳から65歳までのいわゆる働く世代、その人口の占める割合も、湯梨浜は県下でもかなりいい位置におります。そういった意味では、少子高齢化という大きな波はもちろん避けて通れませんけども、傾向としては、比較的元気な町を維持できているんじゃないかなという認識を持っております。このままさらに努力していくことが大事だと思っております。


 教育費についてでございますが、時間がありませんので短くしろということです。15歳未満の年少人口横ばいの中で、教育費の増加は、新たな施策というようなものとも関連はございますが、現在実施しております教育は、これからの次代を担う子供たちのための施策であります。力を注いでいかなければならないことはもちろんでございますが、例えば耐震補強とか幼保連携、中学校のあり方など、多額の金額がかかる面での検討しなければならない課題も多いと認識しております。優先順位をつけて、緊急度なり必要性の高いものから的確に対応していこうと思っております。


 それから、7年問題と関連してのお尋ねでございます。人口増を求めなければならないということでございます。団塊の世代が退職しまして、新たな就業問題等が顕著化してくることは予測されます。平成7年、12年、さらには17年の国勢調査から、我が湯梨浜町の人口ピラミッドは、その上を年少の方で見ますとひょうたん形になるというふうに考えております。年少人口、特にゼロから4と、生産年齢層の20代が少なく、50代の層に多く集まってくるような格好というぐあいに思っております。この構造が長く続いていきますと、一層の高齢化が進行していくことは明白であります。そのため、総合計画の基本構想に3つの理念を掲げたところでございます。


 団塊の世代の退職に伴ったりします対策につきましては、重要な課題の一つでございまして、湯梨浜町に住んでおられる、あるいは町外に出ておられる方たち、あるいはもともと町外で生まれ育った方たちが、こちらの方にまた目を向けて帰っていただいたり、そういった促進策も進めていく必要があると思っております。9月議会で會見議員の御質問にもお答えいたしましたけれども、そういう地域参加をできる、しやすい、そういう組織、基盤づくりといいますか、そういうこと、あるいはいろんな人材、能力をお持ちの方がございます。それらを生かすための方策。あるいはもっと言えば、ちょっとこれは時間がかかるかもしれませんけれども、遊休農地、あるいは空き家、それらをリンクさせたUターン施策みたいなものも考えてみたらと思っている次第でございます。


 最後になりますが、総合計画の重点課題の数値目標についてでございます。湯梨浜町の総合計画では、基本構想を3分野に分けております。平成23年度におけます数値目標をそれぞれ示しているところでございます。例えば人づくり分野でいいますと、農業担い手づくりで認定農業者数を、健康づくりでは、例えば先ほどお話の出ました検診受診率に関しましては5%のアップですとか、環境分野でごみを減らす生ごみ総量5%減とか、そういう具体的な数値を示しているわけでございます。


 総合計画は、そもそも基本構想、基本計画、実施計画から成っておりまして、基本構想は10年を一応スパンに考え、基本計画は5年、実施計画は毎年検証いたしていくこととしております。また、これより下位にございます、健康づくりですとかいろんなプランニングにおいても数値目標を設定しているところでございます。これらを数値目標をきちっと毎年検証していきながら、適切な措置を講じたいと思っております。以上です。


○議長(松本 繁君) 浦木さん。


○議員(9番 浦木 靖君) 完全にもう時間切れになるかと思いますが、時間いっぱいだけ質問させていただきます。


 これ以外にも、資料提供というような格好ではなくて、ちょっと情報という格好で職員の方にお願いして、現在1人当たりの老人に対する医療費がどうなのかというところを出していただきました。大変ありがとうございました。これを見ますと、75歳以上、老人1人当たり、健康な人、あるいは病院通いしておられる人、すべてをあれした平均のあれですけども、我が湯梨浜町では1人当たりが約75万7,000円。それに比べて県の場合が78万7,000円、中部地区が78万3,000円と。確かに湯梨浜町が県下では医療費が少なく済んでいるというふうなデータだと思いますけども、それにしても、やはり老人1人当たりで75万もかかっているということ、非常に財政的に見ても厳しい状況がこれから続いていくというふうに思わざるを得ません。そういった意味においても、さっきも言われました検診、あるいはその後のフォローといったところを積極的に進めていっていただきたいというふうに思います。


 それと、出生率ですよね。これもこの総合計画の中に載っておりますけども、これはいつになるか、平成14年でいくと羽合地区が2.01の出生率、泊が1.96、東郷が1.51と。言われているのは、2.03ぐらいを下回ったら人口は減っていくという状況になるということが言われておりますけども、この3地域とも出生率が低い状況にあるというふうに思わざるを得ませんので、やはりその辺も考えられた施策ということも私は必要になってくるんではないかなというふうに思います。


 団塊の世代の定住ということにおいて、私はPRが足らないんじゃないかと。先日もNHKで約1時間半ぐらいのドキュメンタリーのあれがありました。それを見ておって、その中で言っておられたのが、定住をしたい人、あるいは受け入れる側の方が出ておられましたけども、近くでいくと智頭の方が、受け入れられる方が出ておられたんですかね。そこの中でやっぱり問題になっておったのが、まず今言った都市あるいはそういった人たちに対するPRが足らない。ぜひ湯梨浜町に来てもらいたい、湯梨浜町にはこういったいいことがあるんですと、湯梨浜町に定住してもらいたい。そういったPRがまず足らない。それと、来てもらっても、居住の問題、どこに住むんだと。空き家はいっぱいある。けども、その空き家が全部貸してくれるんかと、その辺きちんと調べてありますかと。行ったはええが、どこに住んでいいかわからない。そういったこともきちんと調査して、我が湯梨浜町でこういった受け入れ態勢をとっておりますと、ぜひ湯梨浜に来てくださいというような積極的なことが私は必要ではないかというふうに思います。


 それと、予算の方のことで、順位をつけてということを言われました。私も、あれもこれもというような予算のつけ方というのは間違っとるというふうに思います。今よく言われる選択と集中というようなことを考えながら予算編成、あるいは実績等も見ながらやっていかれる必要があるんじゃないかと。特に私が言いたいのは、以前、旧羽合町で、皆様も御存じのように、湯村町長のときからずっと井上町長も引き継いでこられた、保育料が県下で一番安い。これはあくまでも若者に定住してもらうためにそういった施策をとられた。やはりそういったことが私は宮脇町長にも必要であって、あれもこれもということではないというふうに思いますが、その辺の思いというところを。だから、私が言いたいのは中長期的に見た予算編成のあり方、これは町長の政策なんかも含めて、どういうふうな思いをしておられるかということを最後にちょっと伺いたいと思います。


○議長(松本 繁君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) 団塊の世代が退職を迎えたりする際のUターン促進策という点についてでございますが、先ほど時間がかかりますけれどもと申し上げましたのは、実は今おっしゃいましたように、空き家があって、その空き家を提供していただけるかどうか、あるいは農地を提供していただけるかどうか。あるいは提供していただくとすれば、その金額ですとか、契約形態ですとか、そういったものを実際上、住民の方たちとともに詰めなければならないと。そういったものができてから初めて他県に、県外にもPRなりアピールなりができるというふうに考えておりまして、その作業を進めていかねばと思っております。


 それと、あと財政面のことですけれども、やっぱりあれもこれもみんなにいいことをやっていれば、とても、できっこありませんし、もちろん、パンクもしてしまいます。必要性をよく吟味し、効果もよく吟味し、やはり我慢していただくところは我慢していただくという姿勢も持ちながら進めてまいりたいと思います。


○議長(松本 繁君) 浦木さん、許可しますから、手短に、簡単に。時間が来ましたので、よろしく。いいですか。これでよければこれで終わりますけど。


○議員(9番 浦木 靖君) ちょっと1点だけ。


○議長(松本 繁君) 手短にお願いします。どうぞ。


○議員(9番 浦木 靖君) 数値目標のことですけども、先ほどもちょっと言われました、総合計画の中にも認定農業者だとかいろんなあれだとか数値が設けてあります。あの部分を、例えば10年なら10年で、職員の数でもいいですよ、50人減らすと。そしたら毎年何人ずつ減らしていくんだと。そういう目標の数値を立てて、ことしは何人だ、この年は何人だったというところを検証しながら、それで、もし達成していなかったら、なぜ達成していなかったかというところもきちんと明示して、それを住民の人に説明しながらやっていく必要があるんじゃないかと。そういった意味において、数値目標を立てて検証していくということは大切ではないかということを言っておりましたけど、その辺のところを簡単にちょっと答えていただければというふうに思います。


○議長(松本 繁君) あんただけに手短に許可したんだから……。


○議員(9番 浦木 靖君) 休憩時間があったけんな。


○議長(松本 繁君) いや、時間来とるんよ。


○議員(9番 浦木 靖君) そんなんは後でするから。


○議長(松本 繁君) 以上で浦木靖さんの一般質問を終わります。


    ───────────────────────────────


○議長(松本 繁君) ここで暫時休憩をいたします。再開を10時15分といたします。


             午前10時02分休憩


    ───────────────────────────────


             午前10時14分再開


○副議長(平岡 将光君) 再開いたします。


 17番、村中隆芳君の一般質問を許します。


○議員(17番 村中 隆芳君) おはようございます。17番、公明党の村中です。議長の許しが出ましたので、通告に従って質問させていただきます。


 最初の質問は、19年度予算についてでございます。


 昨年、山本町長は、全事業予算1割カットを打ち出されて、今までの事業をなるべく旧3町村すべて継続していこうということで18年度予算を組まれました。その反省として、執行に協力された町民の多くの方が窮屈な思いをされ、将来の事業継続に不安を持たれたと聞きます。19年度予算については、宮脇町長は初めての予算ですが、税収、交付金ともに減額の方向にある厳しい財政状況の中での町長の19年度予算方針を伺いたい。


 また、昨年より公明党が提案している予算の見直し方法の一つに、既に御存じかと思いますが、事業仕分けという方法があります。現場の視点、外部の視点で、すべての事業を、実施する必要があるのかないのか。実施しなければならないとするなら、民間がするのか行政がやるべきものか。行政がしなければいけないとするなら、国や県が行うべきものなのか、我が町が主体にやるべきものなのか。また、町がやるべきものなら、いつまで継続しなければいけないとか、そういうような、すべての事業を見直して仕分けていくという方法で検討した結果、歳出ベースで13%は民間が行うべき事業、16%は他の行政機関が実施すべき事業、残り71%が、実施機関を検討するとしても、引き続き町行政が行うべき事業というように、事業を仕分けていく事業仕分けという方法もあります。


 宮脇町長の19年度予算の方針は、宮脇流集中改革プランとなるものはどういうものなのか伺いたいと。また、選択と方法、先ほど言いましたように事業の選択の方法と方針について伺いたい。


 次に、その中で、選挙当時のパンフレットを持ってまいりましたが、こういう公約をされました。町長選の公約の5つの政策、これを19年度予算にどう反映されるのか、これを伺いたい。その中で、湯梨浜の素材を生かしたまちづくりの中の観光ビジョンはいつつくられ、19年度予算にはどう反映するのか伺いたい。


 次に、19年度予算の執行に当たってでございますが、当町にはどんな奨励制度、表彰制度があり、また、予算を執行するに当たって、新たな奨励制度、表彰制度の考え方がないのか、その辺も伺いたい。お願いします。


○副議長(平岡 将光君) 宮脇町長、答弁。


○町長(宮脇 正道君) 村中議員の御質問にお答えします。


 19年度予算の編成方針ということでございます。冒頭おっしゃいました、18年度予算に3町のあるものはそのまま残してということはございませんでして、17年度予算が基本的にそのような考えで編成されて、18年度予算で初めて基本的に1割カットを目安に、補助金等の見直し、それから町費の削減を図ったということでございます。


 御案内のとおり、我が国の経済は、生産活動の拡大や、雇用拡大が個人消費に波及するなど、回復の基調は国としては顕著だと言われておりますけれども、原油価格の上昇や輸出の減速懸念など、まだ先行きは予断を許さない状況。まして、地方におきましては、景気回復という実態が感じられない状況が続いているというふうに認識しております。国においては、せんだってちょっと地方交付税の見直しのお話なんかも申し上げましたけれども、相変わらず地方への出す経費は削るということが基本に進められるのではないかと思っております。このような観点から、非常に厳しい財政状況が続くものと認識しております。


 このため、12月4日に、実は平成19年度の庁内の当初予算説明会というのを開催しまして、各課職員を集め、各種事務事業の必要性、緊急性、あるいは費用対効果、それらを各事業ごとに精査した上で、取捨選択、柔軟な見直し等を行って、最少の経費で最大の効果を上げるようにということを念頭に予算要求するよう指示したところでございます。また、それに当たりましては、庁内の横の連絡はもとより、関係諸団体、補助金なんかですと、そういったところとの意見交換、そういったものをしっかりした上で要求するようにということも申し伝えたところでございます。


 ちょうど湯梨浜町が誕生して2年たちました。3年目のいわば正念場といいますか、そういう予算組みをせないけんと思っておりまして、第1次総合計画などを踏まえて、行財政改革集中プランとの整合性などを図りながら、一つは、新たな町の発展基盤、そういうものの構築につながるような、そういう種も組み入れた予算を組みたいと思っております。そのためには、町民の皆さんと対話したり、その辺の施策としての必要性を役場職員がしっかり把握していくことが大切だと思っております。


 2点目の、私の選挙の際の5つの公約の来年度予算への反映ということに関するお尋ねです。私は町長選挙に際しまして5つの公約を申し上げました。今、村中議員がおっしゃいました、湯梨浜の素材を生かしたまちづくり。湯梨浜にいろんなすぐれた素材がありますので、これらを生かし、相互に結びつけながら、素材を磨き、結びつけながら、農業を含む産業と観光の振興を図りたいという思いと、それと住民との協働によるまちづくり、住民の皆さんと一緒に支え合い考えよう、そういうまちづくりをしていかなければいけないということでございます。それと、せんだって吉村議員の御質問にもございました、健康を維持し、町民の負担を減らすための取り組みということです。あとは総合的な行政改革の推進、子育て支援と若者にも魅力のあるまちづくり、この5点を公約させていただきました。これらの具現化のために、それぞれ、例えば行革ですと、その行革の集中改革プランにのっかった形で組織を変えればそこにお金は要るようになるかもしれませんし、それぞれ必要な対応はその都度組み込んでいくという格好になろうかと思っております。


 お尋ねの、湯梨浜の素材を生かしたまちづくりの関係で、観光ビジョンの策定と当初予算への反映ということです。湯梨浜の素材を生かしたまちづくりは、農林水産物を初め、温泉、東郷湖周を中心とするすぐれた景観、燕趙園、龍鳳閣等の観光施設、これらを結びつけ、農業を初めとする産業や観光の振興を図り、町の活性化を図ろうとするものでございます。


 これを推進するため、今年度当初予算で計上しております湯梨浜観光ビジョンの中で、その具体的な内容、町の目指すべき観光施策の方向性、それから努力して取り組んでいくべき項目、それらのほかに企画商品的なものも視野に入れた検討を行ってまいりたいということを考えているものでございます。


 現在、担当課の方で策定委員会のメンバーを人選中です。早急に立ち上げ、観光資源の保護、発掘、育成、食の魅力など、そういうものを生かした取り組み、地域の産業との連携など、いろんな角度から検討しまして、ある程度の全体像と、その方向性みたいなものがまとまれば、それに応じて予算を組んでいくという格好にしたいと思っております。小さなものでも大きなものでも、全体枠が決まって、その線の上にのっているものであれば取り組んでまいりたいと考えております。


 それから、3点目の奨励制度、表彰制度に関するお尋ねです。町には、湯梨浜町表彰条例というのがございます。町政発展のために長年御尽力された皆さんや多額の寄附をされた方に議会議決を経て表彰を行います功労表彰と、それから、いろんな分野において特に功績があった個人や団体を表彰する、この場合は町長の一存でできるわけですが、善行表彰がございます。また、奨励制度としましては、例えば郷土芸能の伝承や、地域づくりを推進するための元気なまちづくり事業、あるいは企業に対しては湯梨浜町がんばる企業応援条例、さらには、消防施設の整備を促進する消防施設整備事業、これらも奨励の施策の分野に入る、補助事業でそういった形で奨励しているものもあるということでございます。


 新たな奨励制度や表彰制度の創出についてでございますけども、例えば奨励制度につきましては、地域づくり団体ですとか、あるいは緑のまちづくり、廃棄物の減量化、地元産品使用、そういったことに対して地域で取り組まれたり、一定の方々が一緒に取り組まれたり、そういうことがあれば、やはりそれを誘導するために奨励制度の検討というのも必要になってこようかと思っております。その形態や内容によって、奨励制度の内容自体も変わってくると思いますけれども、予算編成作業の中でどういう施策を織り込んでいくか、その必要性をよく吟味する中で、奨励制度というものも多分出てくるものと思っております。以上です。


○副議長(平岡 将光君) 村中隆芳君。


○議員(17番 村中 隆芳君) 丁寧に説明をしていただきましたけど、それが宮脇流なのかどうかわかりませんが、やっぱり私が期待したのは、ここは私としてはやりたいと、はっきりと、こういう事業はやりたい、この事業については申しわけないけど凍結させてもらいますよと、だけどこれはやりたい、そういうことはないのかなと。例えば、私はすべて健康事業を中心にしてやると、だからグラウンドゴルフも推進しますよ、健康のために、医療制度の推進もしますよ。いろんな何かの一つの方針、そういうものを持ってされたらということをちょっと期待したものですから。申しわけございません。


 それから、そこの中に企画商品ということがございましたが、そのことについてちょっと具体的に説明がしていただきたいということと、3番の奨励制度、表彰制度というのについて御質問をしたのは、私の認識不足なのかもわかりませんが、今まで住民の方は、町行政にやってもらうという考え方が多々あるんではないかなというふうに思っております。だけど、これから厳しい予算を迎えるに当たっては、これから地域の方、住民の方が、昨年、山本後援会長のですね、会長であられた寺地さんが、これからの予算執行、合併してからは、大変厳しい財政を迎えるんだと、みんながそこのとこを辛抱せないけんというようなことを新年のあいさつでしておられました。私も、ああ、すごいそうだなって思いました。なかなか今まで、トップに立つと、または応援者の方に行くと、いい話はするけど、だんだんにきちんとしたことを伝えないけん時代が来ておるわけです。その中で、住民の方に応援をいただくというためには、私の認識不足かもわかりませんよ。ですが、そこの誘導施策として、奨励制度なり表彰制度なりを、または、例えばここに、具体的に申し上げますと、予算執行するに当たって、例えば医療費が増大する可能性が大きい。その対策として一番歯どめをかける方法は何ですかということになると、健康診断の受診だというようなことがきのうの話でありました。そうすると、行政はそれについて努力をしなきゃいけません。受診率を上げるためにですね。だけど、各区にも、保健師というような方もおられますけど、各区としても、どうしてもそれに向かってやってほしいというために、しゃべるだけでなしに、例えば奨励制度なり、それから、3カ月に1回議会があるわけでして、議長さんの表彰をするとか、そういうような形で、何らかの形で予算をスムーズに、また、住民の方の協力をいただくような方向性を何かないものかなというふうに思ったものでして、提案と、それから、きっかけになればと思って言わさせていただきました。その点についてちょっとお答えをいただきたいというふうに思います。


○副議長(平岡 将光君) 宮脇町長。


○町長(宮脇 正道君) これだけは私の責任においてしっかりやりたいというようなことを言えということでございました。まさに選挙の際、それから、この議場で、就任させていただきましたときに所信表明演説で触れさせていただきました5点の施策が私がやりたいことです。


 中で、例えば健康を維持して医療費を減らすという取り組みなど、恐らく一朝一夕にはできんと思います。総合的にいろんなことを組み合わせてやっていって、それが何年後かに、ああ成果として出てきたかなと確認できると、そういう内容になろうかと思います。


 そういったことでございますし、それから、例えば医療費だけ、じゃあ健康づくりだけやりますといって、ほかの分野をないがしろにしていいかといえば、そうは世の中は待ってくれんと思っております。ですから、5つは私の公約でございますので、政治家として町民の皆さんにお約束したことですので、これは一生懸命取り組んでいって、その進行状況なり経過、具体的にどういう政策として出てきたかあたりにつきましては、住民の皆さんにきちっと説明してまいりたいというふうに考えております。


 それと、2点目の企画商品についてでございますが、実は産業振興課の方で、別建てでちょっと着地型の観光について検討する予算も当初で設けておりまして、その検討を進めてきたところで、今月、12月8日でしたか、「地域提案型のツアー企画を売り込め」というので、こういう、日本海新聞に載りました。中に「ワカメの収穫とワカメ料理」というのが、これは鳥取県のメニューオーディション採択事業というので、鳥取県がいろんな地域や団体や観光協会、それらから案を募集して、13事業採択して支援していこうというものです。それで、その中に「ワカメの収穫とワカメ料理」というのが、気多の岬を考える会、これ気高町の会ですが、それから「竹の子掘り体験」ということで風土資産研究会、こういうもの、あるいは倉吉の町におきます「遥かなまち倉吉昭和レトロ探訪」とか、そういったものが13ほど上がっております。


 この新聞見たときに、何で湯梨浜上がっとらんだいやとまず朝思いました。産業振興課長に確かめましたところが、うちのは、具体的にこれに上がってくるとすれば滝床料理ですね、11月に行いました。あれが本当はこれにも上がってくるべきものだったようです。ただ、湯梨浜町のそれは、これを、これから取り組むべきものを決めておるわけでして、湯梨浜町のはもう既に動き出したということでこの表には上がってこなかったということで、産業振興課長の方から説明受けまして、ああなるほど、それなら仕方がなかったのかなというふうに思ったところです。


 イメージとしては、このようなものを企画商品として、ですから、例えば旅館で地産地消の観点から、これはどこどこの何々ですよといってちゃんと紹介しながら食べていただいたりですとか、あるいは町内に、先ほど藩倉の話が出ていましたけれども、そういった素材がありますと。それと、例えばいさり火ですとか、魚釣りですとか釣り舟ですとか、そういったものをつなぎ合わせた商品の創出、農業の体験型のものもその範疇に入ると思いますけども、そういったものを企画商品として考えてみたいということでございます。


 それから、奨励制度につきましては、確かに今後の、公約の一つであります協働という観点から、みずから地域づくりを行ったり、先ほどちょっと申し上げましたけども、そういった取り組みをされる団体なりに対しては、やっぱりそういった形で支援の気持ちなりをあらわして助長していくということは、大切なことだと思っております。以上です。


○副議長(平岡 将光君) 村中隆芳君。


○議員(17番 村中 隆芳君) 先般の議会の中で、企画課の方で19年度にはボランティアの条例等を考えておられるということでしたので、そういう、今、町長の答弁の中にありました協働という観点から、そういう部分が本当に織り込まれるような条例にしていただきたいというふうに思っております。


 それから、先ほど返答いただきました企画商品。これから、あるものをきちんと把握していただいて、そして伸ばしていただきたいと、御協力をいただきたいというふうに思います。以上で1番目の質問を終わらせていただきます。


 もう一つ最後に言っておきます。先ほど言われましたけど、予算のことで、厳しい予算状況の中で、言う方は簡単です、私ね。宮脇流をちゃんと出してみいと言われても、本当にみんな住民のいろんな要望にこたえていかないけんわけですので、なかなか難しいと思います。そういう中でやっぱり出していただきたい。よろしくお願いします。


○副議長(平岡 将光君) 続いて、次の質問を許します。


○議員(17番 村中 隆芳君) いじめ問題についてということで質問をさせていただきます。


 最初にお断りしておきますが、このいじめ問題というのはデリケートな問題でございますので、今回質問するに当たって、どこの学校でいじめがあるかとか、そういうようなことを想定に質問するわけではございませんので、そのことはあらかじめ、聞いておられる方が不安を感じられたりすると困りますので。


 昨今のいじめの問題、マスコミ等に上げられとるいじめの問題がございますが、親として大変つらく悲しい思いをしております。


 6年くらい前、長男が北溟中学校の生徒であったころ、本当に学校が荒れておりました。そういうときを思い出します。現在、北溟中学校は、1階が3年生の教室になっています。以前は3年生は3階でした。いじめはもちろんですが、3階から消火器が降ってきたり、いすが降ってきていました。けが人がたまたまなかったからよかったけど、思い出すだけで震えがきます。また、不登校の人数は、各クラスにほとんど2人平均はいたように記憶しております。授業時間中徘回する生徒がいて、その生徒の後を先生が追いかけて授業になりません。クラスの崩壊です。廊下の掲示物、それは見たことがありませんでした。PTAの役員として、ほとんど毎晩のように学校に行っていたように思います。ある日、長男に「やめいやって言えんだか」って言うと、「何言っとる、お父さん、何も知らんけそんなことが平気で言えるだ。もしもそんなこと言ってみいな、今度は僕にみんな集中だあぜ」と、本当にえらいことになっているなと実感しておりました。


 次に次男が入学しました。入学したその日に、2日目でしたか、上級生6人ぐらいにリンチを受けたりもしました。それから、その次の娘であります長女のいじめ事件もありました。次男のときに役を受けたわけでございまして、何としてもこの子が卒業式を迎えるときは、普通の卒業式が迎えられるようにみんなで頑張ろうというふうにして、保護者の方に言ってまいりました。学校全体、親同士の連帯や先生たちの何とかの必死で乗り越えてきたように思いますが、あのころを思い出されて心配されます。


 今回の質問ですが、11月の常任委員会で、教育長はいじめに対して、湯梨浜町の小・中学生全員に、現状いじめがあるのかないのか、どうなのか、こういう調査をすると発言しておられましたが、実施されたかどうか。そして、その結果はどうだったのか。そして、それを教育委員会としてどういうふうに受けとめておられるのか。


 それから、昨今のいじめ問題に対して、自殺の問題に対して、11月29日に国の教育再生会議が、いじめ問題への緊急提言として8項目提言されました。これについてどう受けとめておられるのか、教育委員会としてどういう受けとめ方をされたのか、そして今後の取り組みはどう展開されていくのか、この点についてお尋ねしたいと思います。以上でございます。


○副議長(平岡 将光君) 西山教育長。


○教育長(西山 登君) 村中議員の質問にお答えいたします。


 まず初めに、アンケート調査結果の件でございますが、11月の段階で、全国的に非常に多くのいじめ問題が起きまして、アンケートをとる必要があるということまでは考えていましたが、これを専門家にまずお願いして、臨床心理士などのプロジェクトチームをつくるということで取りかかりました。したがいまして、11月の段階で行いましたのは、各学校がそれぞれ独自にやっております。それで、全部の学校がやりました。したがって、このアンケートにつきましては、教育委員会としては直接にはタッチしておりません。ただ、その結果は聞いておりますので、そのアンケートの調査結果について報告させていただきます。(発言する者あり)


○副議長(平岡 将光君) 村中隆芳君。


○議員(17番 村中 隆芳君) 発表されるときに、心配のない程度でお願いします。


○教育長(西山 登君) まず、学校は集団生活の営みです。したがいまして、学校内において、いじめはないということは言い切れないと考えております。


 町内の各小・中学校のアンケート調査結果においても、「現在いじめられている」、「過去にいじめられたことがある」と回答した児童生徒が多くありました。その中で対処が必要だなと考えられた生徒としましては、町内全部で6名、この6名については対処が必要だなというようなことを考えました。


 それから、一つの学校では、49人の生徒がいじめを受けたと回答しています。したがって、至急その49名については、それぞれ面接調査をしております。そこの中で特に深刻ないじめというようなものはありませんでしたが、やはりとる方におきましてはいじめられたということを考えたものについては、全部いじめだという形で集計いたしました。


 それらのアンケート調査結果をもとに、子供たちの心の問題、早期発見、対応の手だてとして、今後、随時アンケート調査を実施する必要があると感じております。特に、いじめられている本人は、まず先生、保護者に対しても真実を語らないと。それから、いじめている方も、これを話さないというようなことがありまして、どうしても保護者、教師側にもその実態がつかめないということがありますので、これは随時アンケートをする必要があるなと感じております。年間を通じて今後アンケートをやっていきたいなと思っています。


 それから、一人一人の個性、特性を伸ばす教育が十分行われているか。それから、児童生徒への指導が柔軟性に欠けていないかなど、学校体制、それから指導内容等の見直しを学校へ指示しております。


 今後、教育委員会、学校とも、集団生活の中でいじめは起こり得るものということを念頭に、子供たちの様子に細心の注意を払いながら、保護者との連携をより密接にしながら、いじめ対策に取り組み、充実させていかなければならないと考えております。


 具体的には、臨床心理士という専門家の方を5名お願いいたしまして、これでプロジェクトチームをつくっていただき、アンケートの設問、そして、この集計は各担任にお願いしようと思っていますけども、設問、そしてその後の検証、それから、その後、特別にこの生徒、児童には必要であるなと思われるようなカウンセリング、これらをまとめて一連として、年に数回はやっていきたいなと考えております。


 アンケートにつきましては、もう既にできていますので、全体、今月中に実施。それから、冬休みの間に集計という形を考えております。小学生用、それから中学生用、それから教師用、それから保護者用という形で。ただ、保護者の方については、希望者というような形で各学校から、希望される保護者の方へアンケート用紙をお配りすると。そして、それの検証につきましては、プロジェクトチームで専門家に見ていただいて、やはりこれは必要であるという方におきましてはカウンセリングを、保護者の方も含めて、継続実施していきたいと考えております。


 それから、2点目の教育再生会議の緊急提言についてでございます。11月29日、教育再生会議がいじめ問題への緊急提言という形で発表しておりまして、私たちのところに12月の3日の日に届いたと思います。そして、その中で私たちがずっと考えていますのは、いじめをした児童生徒に対して、まず学校が毅然とした態度をとるということ。そして、教育再生会議では、そこの中の一つとして、いじめた子の出席停止ということも議論されたようですけども、最終的には、義務教育であるから出席停止はできないということで決着をしていますが、やはりそこの中でのいじめた子への毅然とした態度。これは保護者等も含めて、教師にそれだけの気持ちを持っていただきたいということを考えております。


 このいじめ問題に関しては、非常に多くの要素があって、本質的な解決というのは非常に難しいではないかというふうに感じていますが、今回、再生会議が打ち出した8項目につきましては、大体こちらの方でも考えていたような内容が羅列してあるというような感じを持っています。ただ、そこの中で私たちよりも強く出てきているのが、家庭の責任が重大であるということを再生会議では言ってきております。ただ、家庭の責任ということをいいましても、教育委員会の方といたしましては、まず、助長した教員の懲戒処分等も含めて、やはりもう少し学校と教育委員会、そして、その次に保護者の方にお願いするというような形で、この緊急提言について、やはり非常に8項目についてはすばらしい問題、羅列がしてあるなというふうに感じております。


 常にいじめは起こり得るものということを認識しながら、子供たちにとりまして、まず基本的には児童生徒間での言葉遣いを正しくすること。これによって相手を思いやる意識、これを育てていきながら、いじめというものを取り除けていけないものかと考えております。


 今後の取り組みということにも入ってしまうわけですけども、まず、先生方の方で、いじめ問題に対しての毅然とした態度、すなわち一人の生徒の言うことだけでなしに、堂々とそれを全員の前で話ができるというような形の子供をつくっていこうという気持ちです。


 また、保護者、これの理解、協力が必要です。特に家庭内での様子をしっかり見守っていただく必要があると思っております。学校で教師サイドにも盛んに生徒をよく見ておくようにということを言っているわけですけども、なかなかこれが気がつかないと。特に小学校の方では、朝、あいさつ運動という形で、校長以下、担任等が交代で校門で指導しているわけですけども、そのときにもいつもにこにこしていたと、そのような子供が現実にはいじめられていたというような実態もございます。したがって、見ているだけでは非常に、この子がいじめられているというようなことはわからないというようなことが出ています。しかし、そこの中で、やはり一日じゅう、特に小学校は一人の先生が見ているわけですので、わずかの変化でも見逃さないという形で、子供を見守るということを積極的に行っていただくということを考えております。それにあわせまして、やはり学校外での生活ですね。特に保護者の方を中心として子供をよく見守っていただいて、わずかな変化があった場合でも、すぐに学校と連携をとりながら、連絡をし合って一人の子供を多くの目で見ていくという形をとりたいと思っています。


 いじめ問題につきましては、非常に重要な課題であると考えております。ただ、本町におきましては、まだ自殺というようなところまではいってないわけですけども、全国の状況からいきますと、専門家の話では、自殺する場合は、本人が1つの要因で死ぬることはないと。複数の要因があって、そのうちの1つが何かのきっかけがあったときに自殺につながるというようなこともあります。したがいまして、このいじめられたことだけで死ぬるということはないというような専門家の話もありますが、具体的なことは、本人はいませんので聞くことはできない、周囲の状況から調べるしかないということですので、非常に重要な課題であると考え、まず本人のことを聞くということから、アンケートをしっかり、年に数回はとっていって、それぞれ分析していきたいと考えております。以上です。


○副議長(平岡 将光君) 村中隆芳君。


○議員(17番 村中 隆芳君) 相当踏み込んだところまで説明をいただきました。そこの中で、私も二、三思ったことを申し上げたいというふうに思っております。


 アンケートについては、そういう慎重な行い方を実施をしたいということで、理解できました。ただ1回、2回というような程度では、変化はなかなか見取れないところがあろうかと思いますので、その辺も配慮いただきたいというふうに思います。


 それから、今まで、現況の中でだろうと思いますが、私らの、前の子供たちのときには、いじめというものは、なかなか教育委員会、そして学校が認めないというような雰囲気があったように思います。きょうは、いじめは起こり得るもの、ここは私も同感でございます。いじめはなくならないと、いじめは起こり得るものだというふうには私も思っております。ですから、それが大きい範囲であらわれるのか小さい範囲なのかということがあろうかと思いますので、小さいときに早く芽を摘んでいただきたいというふうに思いますので、そこのところを思います。


 それから、教育再生会議、拘束力はないようですが、今回のいじめ問題に対して8項目上げております。この提言を見ますと、インターネットとかいろんな新聞とかの反応を見ますと、この提言が賛否両論ありました。いろんな方が投書しておられまして、私も1日ぐらいかかって読ませていただきました。ただ、この提言について私が評価できると思うのは、いじめというのは100%いじめる側が悪いということがはっきり明示してあると、うたわれとるということを評価したいと思っております。今まで、いじめられる側に原因があるじゃないかと、いじめられる側が原因があっていじめられるんだというような風潮がまかり通っておったように思います。いつも腹立たしく思っておりましたけど、このことがきちんとうたわれたということについては評価しております。


 ただ、先ほど教育長の答弁の中にもありましたけど、8項目のうち7項目までが学校関係者に対してでありまして、唯一7番目に家庭、保護者の責任というのが書いてありましたが、8つのうち7つまでは学校関係にというふうに書いてありましたので、そこはちょっとどうかなというふうに思いました。それを逆にとりますと、学校に、いわゆる子供に一番近くにおられる学校関係者に期待してるんだ、お願いをしているんだという意味を込めてなのかなというふうにも思いました。


 先ほども言いましたけど、私もいじめはなくならない、いつでも起こり得る要素を持っている問題と思いますので、この提言が、いろんな方ありました、こがな提言なんかせえでもええとか、いろんな意見もございましたけど、こういう提言を政府が出したということをきっかけにして、教員の立場、保護者の立場、教育委員会、また、いろんな地域の方で話し合っていただきたいし、情報交換もしていただきたいなというふうに思いました。


 そして、その立場の中で、私たち、じゃあ村中、おまえはどがにするだいやという、地域の人間としてどうかかわっていけるかということについて感じましたので、一つ言います。子供に対して、いろんな方が現在通学の応援をしておられます。通学を支えていただいております、ボランティアで。本当にそのことはいいことだなと、いじめを少なくすることでもあるし、いろんな方が子供に声をかけながら一緒に通っておられるように見受けます。やっぱりそのことが、ああいいことだな、ありがたいなというふうに思います。私も、私のハウスの前を子供たちが朝通るんですね。帰りにも通るんです。そのときに「おはよう」って声をかけるようにしとるんですけど、不審者と思っておられるのかどうかわかりませんが、なかなか返事を返してくれません。でも、最近、ずっとそれを続けておりましたら、あいさつをしてくれる、返してくれる子供ができるようになりました。まだまだ全面的に認められとる百姓のおっつぁんではございませんが、そういうふうなことでございます。


 それから、再生会議の意見の中で毅然とした態度というのは、本当にこれは大賛成です。先生がですね、相手は中学生ですので、やくざではありません、びびっとったってね、話になりませんから。私も、子供が、本当にもう何ていうか、顔じゅうはらして帰ってきたことがありましたけど、それについては本当に腹が立ちましたから、もうキレておりましたから、必ず仕返しでも何でもしてやるというつもりで各家を回りました。見た途端に、やっぱり、ああ、これやくざでないだなと、チンピラじゃない、中学生だと。入った瞬間に、もう子供の方がこういうふうにしてびびっておりましたから、やはり毅然とした態度というのが、その態度のとり方、暴力がいいとか悪いとかって、悪いに決まってますから、ありますけど、毅然とした態度をとっていただくということは、やはり皆さんで話をしていただきながら、本当に毅然とした態度で子供に対応していただきたいというふうに思います。


 それから、子供のいじめを経験した私たちが本当に大変だったころには、先ほども言われたことの中を参考にしながら、私らが感じていたとき、そのころ本当に必死で、どういうふうにしたらいいかというふうにして思っておりましたけど、一番感じたのは、親として、自分の子供はどんなことがあっても自分で守るという、その気構えを持っていただいて、そしてそれを子供に伝えるということをしないと、子供が安心感を持って、自分のお父さんが守ってくれる、お母さんが守ってくれるという安心感がないと、子供は物すごく不安に思いますし、相談もしませんし、このことが1点。


 それから、親として、みんな強い親ばっかりじゃありません。それから、方法もわかりませんし、素人ですから。だから、一人で抱えずに、とにかく親の友達をふやしていただいて、とにかく、必ず理解してくれる人がおりますし、経験のある人もおられますので、その方と仲よくなっていただいて、一人で抱え込まないということをお願いしたい。


 それから、先生にひとつお願いしたいことは、こういう大変なとき、今アンケートをとられたりいろんなことをされて、あっと思われたときには、そういうときこそ、私たちもいつも言ってたんですけど、子供に何かあったときに先生が電話をかけてこられるんですね、電話を。電話で済まされると、親の対応が見えないんですね。やっぱり直接顔を見ながら、反応を見ながらしゃべっていただいて、自分が担任の教師だよということを親に理解してもらっておくと、何かあったときにすぐ対応できるんですよね。ちょっと自分の子供のことを言われると親はキレて厳しい意見を言うと、先生の方が今度びびってしまうんですね。そういうのがあったりして、とにかく、それから先生も悩んでいただきたくないと思いますので、一人で悩まずに、保護者に、また同僚の先生にぶつけて、ふだんからとにかく保護者に会っておく。できれば保護者と、男親と飲んでとかですね、飲みニケーションでも何でもいいからしておくというようなことをしていただきたいし、それからもう一つお願いは、先ほど言われましたけど、若い先生、若い保護者、年配者の方は気がつくことですけど、子供の変化の気づき方というのをやっぱり教えていただきたい。そこのところがわかっていないので、ふだんから子供をちゃんと観察してくださいよと言われても、何を見たらいいのか、どこを見たらいいのか、どんな話をしたらいいのか、その辺がわからないところがあるんですよね。わかってるだろうと思っておっしゃっておられると思いますけど、わかってない、はっきりと。その辺をお願いしたいと。


 要らんことをたくさん述べましたけど、何とかこの湯梨浜町の小学校、中学校の中で学級が崩壊しないように、そして学校がいじめ問題が起こらないように。起こらないでなしに、起こり得るんだけど、適切に対応していくんだという方向で行っていただきたいというふうに思いまして、蛇足ですけど、言わせていただきました。また参考意見がありましたらおっしゃっていただきたいと思います。


 あの当時は、教育が未来を開くというような言葉は想像もつきませんでした。本当に大変でしたので、そういうことが二度と起きないように早目に対応していただくようにお願いして、答えをいただいてから質問を終わらせていただきます。


○副議長(平岡 将光君) 前田委員長。


○教育委員長(前田 三郎君) 今いろいろ村中議員さんがるるおっしゃいましたけども、今、北溟中学校も非常に落ちついた学校になっておりますことを、まずもって伝えておきます。荒れたという学校では現在ではありませんので。


 けども、いじめということについては、いつどこでということは、すべての学校で起こり得るということでございますから、そういうことについて教育委員会としては、学校に対してサポートしていけるスキルを上げていくというのが、教育委員会の最も重要な仕事ではないかなというふうに思っておりますし、最終的には、今言われたような一時荒れておったような状況であれば、最終的には、これもう最後の最後だと思いますけども、いじめによる転校という制度もあり得るということも含めて、教育委員会としてはしっかりと対応していきたいというふうに思います。


○副議長(平岡 将光君) 村中隆芳君。


○議員(17番 村中 隆芳君) よろしくお願いします。その子供の視点に立って、その子供を、学校の体面じゃなく、子供を中心にお願いしたいというふうに思います。


 それから、委員長は教育関係に専門でないかもわかりませんけど、委員長に期待しておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。


○副議長(平岡 将光君) 以上で村中隆芳君の一般質問を終わります。


 以上をもって一般質問を終結いたします。


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○副議長(平岡 将光君) お諮りいたします。14日及び15日には、議案審査のため休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。


            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○副議長(平岡 将光君) 異議なしと認めます。よって、14日及び15日は、休会とすることに決定しました。


 以上で本日の日程は全部終了いたしました。


 本日はこれで散会します。


 18日の本会議は、午前9時から会議を開きますので、定刻までに出席ください。終わります。御苦労さまでございました。


             午前11時07分散会


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