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鳥取県 岩美町

平成13年 3月定例会 03月14日−04号




平成13年 3月定例会 − 03月14日−04号







平成13年 3月定例会



       平成13年第2回岩美町議会定例会会議録(第4号)



 平成13年3月14日(水曜日)

            出  席  議  員(19名)

 2番 藪内 秀男君     3番 澤田 俊夫君     4番 廣谷 直樹君

 5番 船田 爲久君     6番 岡野 正春君     7番 米村 洋一君

 8番 岸  龍司君     9番 竹内  肇君     10番 足立 義明君

 11番 田中 清一君     12番 武田 耕一君     13番 山口 政信君

 14番 田中 孝一君     15番 瀧山 昌男君     16番 本田 英樹君

 17番 田中 克美君     18番 博本  暁君     19番 森本  嵩君

 20番 津村 忠彦君

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            欠  席  議  員( 0 名)

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            説 明 の た め 出 席 し た 者

 町長      榎 本  武 利君    助役      吉 田  好 一君

 収入役     野 澤  健 二君    教育長     大 黒  啓 之君

 総務課長    澤    貴 志君    企画観光課長  川 上  寿 朗君

 財務課長    西 垣  英 彦君    福祉課長    宮 本  晶 夫君

 住民生活課長  上 田  繁 人君    建設課長    福 美    操君

 農林水産課長  村 松    豊君    水道課長    河 上    進君

 下水道課長   仲 山    学君    教育委員会次長兼学校教育課長

                              飯 野  幸 義君

 生涯学習課長  武 田  厚 子君    岩美病院事務長 向 山  忠 孝君

 保健センター事務長

         野 澤  洋 子君

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            事 務 局 職 員 出 席 者

 事務局長    太 田  頼 雄君    書記      池 内  ちえ子君

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            議  事  日  程 (第 4 号)

                    平成13年3月14日(水)午前10時開議

 第1 一般質問

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            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件

 日程第1

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            午前10時0分 開議



○議長(津村忠彦君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。

 日程に入るに先立ち、諸般の報告をします。

 本田議員、博本議員は遅参する旨の届け出がありました。

 以上をもって諸般の報告を終わります。

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△日程第1 一般質問



○議長(津村忠彦君) 日程第1、昨日に引き続いて一般質問を行います。

 田中清一議員の一般質問を許します。

 田中清一議員。



◆11番(田中清一君) 議長の許可を得ましたので、通告の順に従って一般質問を行いますので、町長の明快な答弁を期待いたします。

 まず初めに、新病院の建設位置についてお尋ねいたします。

 私は、この問題については昨年の9月議会、また12月議会においても新病院の建設位置はJA岩美町支店には反対であり、現位置がよいという、適当であるという立場から質問してまいりました。今回も6点について質問をいたします。

 1点目は、町民の中には、既に町も議会もJA岩美町支店用地に新病院を建設することを決定しており、反対しても仕方がないんだというような考えが流布しております。町長は、新病院建設にかかわって、議会の決定をいただいているんだと発言されておりますが、それはどういう意味なのか。少なくとも、JA岩美町支店用地に新病院を建てることを決定していないことは明らかであると思いますが、お尋ねをいたします。

 2点目に、町長は昨年10月以降、町民への説明会を開催する中で、12月定例議会において町民の皆さんの御理解をいただいたと発言されておりますが、多くの近隣の反対者が出る中で、本当に町民の理解が得られたことになるのか、私は得られていないと断言いたしますが、町長の考えをお尋ねいたします。

 3点目に、今までに出されている新病院の隣接住民の反対陳情書、駅前住民反対陳情書等をどのように理解されておりますか。

 4点目に、昨年12月議会から今日まで、反対者に対しどのように理解を求める努力がなされてきたのか。また、反対されている人の理解は得られたのかどうかお尋ねをいたします。

 5点目に、町浦富自治会から出されている、新病院場所は現病院位置がよいという陳情書を、町長はどのように受けとめられているのかお尋ねをいたします。

 6点目に、現病院位置は、長年なれ親しんだ場所であり、保健センターが隣接しており、医療と保健の連携が密に保たれ、環境もよく地質もよいと、現位置がふさわしいと思うが、町長の考えをお尋ねいたします。

 2点目に、駅前のまちづくりと活性化についてお尋ねをいたします。

 1点目は、町民の中には、JA岩美町支店用地の活用方法としては、新病院を建設するよりももっとよいまちづくり活性化の方策があると考えている人がたくさんおります。新病院ありきで進めるのではなく、まずどういうことが駅前のまちづくりになるのか、活性化につながるのか、住民の意見をよく聞くとともに、専門家の意見も聞き、まさに住民参加のまちづくりを進めるべきではないのかお尋ねをいたします。

 2つ目でありますが、岩美町の第6次総合計画は、平成13年度最終年を迎えますが、その中で岩美駅前周辺は、町の顔となる複合核の形成となっております。駅前地区は、言うまでもなく商店や工場、金融機関、学校や役場、郵便局など多くの機関が集中しており、経済的にも社会的にも文化的にも岩美町の中心をなしております。若者や子供たち、お年寄りや多くの町民の集える活力のある文化の漂う中心として整備していく、今が絶好のチャンスではないでしょうか。町長の考えをお尋ねいたします。

 3点目に、住民参加のまちづくりについてお尋ねをいたします。

 町長は、今回の施政方針の中でも、また去る1月7日付の日本海新聞「21世紀への展望」の中でも、事あるごとに町民参加のまちづくりの推進について語られております。21世紀こそ、本当に住民が主役の地方の時代にしていかなければなりません。地方自治は、住民と行政の一番の接点であり、住民が本当に今何を求めているのか、何を考えているのか、何を喜んでいるのか、まさに一番身近にいて感じるところにあります。だからこそこれらの住民の喜びや痛みを共有し、その共感をそのまま行政に反映することこそ大切であります。町長、あなたは今日町政に山積する重要課題に取り組むことを通して、具体的にどのように住民参加のまちづくりを実現してきたのでしょうか。新病院の建設位置をめぐっては、ことしに入って駅前の近隣住民から提出された反対陳情に対し、陳情書を突き返すような対応はなかったのか。また、提出者に対し、訴訟をすることもできるんだというような脅しともとれるような対応はなかったのか。さらに、町浦富自治会から出されている陳情書に対し、陳情書を出さないようにと、町内会の声を圧殺するような行為はなかったのか。公共下水道浦富処理区の処理場の位置決定をめぐっては、処理場の位置が二転、三転する中で、住民参加の話し合いをどのように実現してきたのか。また、下水道整備計画の変更によって、不利益を受けたり供用開始のおくれる地域の方たちの理解をどのように求めてきたのか。さらには、学校建築に伴う通学路の確保についても、地元住民と何度となく話し合いをする中で、地元との話し合いを踏まえた約束を誠実に行ってきたのかお尋ねをいたします。

 4点目の、平成12年度町税不納欠損については、質問を取りやめさせていただきます。

 5点目の、下水道整備計画についてお尋ねをいたします。

 計画変更によってどのように経費が削減されるのかという点でありますが、平成11年12月3日開催の議会全員協議会で、岩美町下水道等整備構想の見直しについての資料が出されておりますが、この資料を見ますと、見直し前の計画では、公共下水道浦富処理区は47億700万円、事業費がであります。一方、公共下水道岩井処理区は12億7,300万円であり、農業集落排水恩志処理区は4億4,170万円で、3つの処理区を合計しますと64億2,170万円となり、計画の見直し後も、拡大した浦富処理区では102億4,000万円となっており、その差し引きは36億7,800万円高くなっております。町は、今までに処理区を一つにすることにより経費が安くなると言ってまいりましたが、以前の計画より高くなっていることをどのように町長はお考えでしょうか。

 2つ目でありますが、水道水源保護条例にかんがみ、上流の岩井、恩志地区を早急に整備すべきであると思いますが、町長の考えをお尋ねいたします。

 この点に関しては、昨年の12月議会でも私は質問をさしてもらいましたが、岩井、恩志処理区は、水道水源の上流に位置しております。公共下水道の目的の一つが、公共水域の水質保全にあることは明らかであります。今日、河川の汚れの多くが生活雑排水であります。命の水であり、町民の大切な水道水源があるその上流から生活排水が流れてくる、そういうようなことに対して、公共下水道整備計画の中で早急に上流域を整備していくことは緊急の課題ではないでしょうか。さらに、住民の生活、快適な生活環境の整備の点からも、岩美町では平成元年に供用開始を行った網代処理区と比べて、さらに岩井、恩志処理区に至っては平成30年までの計画ということでありますから、その開きは相当な開きになってまいります。

 このような中で、一刻も早く住民の要望にこたえていくということが大切であると思います。私は、今の下水道計画の中で、岩井、恩志処理区を切り離して、浦富処理区と並行して着手すべきであると思いますが、町長の考えをお尋ねいたします。

 以上で私の一般質問を終わります。

 御静聴ありがとうございました。



○議長(津村忠彦君) 答弁を許します。

 町長。



◎町長(榎本武利君) 田中清一議員さんから4項目にわたって御質問をいただきました。

 まず1点目は、新病院の建設位置についてでございます。

 最初に、新病院建設についてJA岩美町支店敷地に建設することを、議会としてまだ決定をしていないことは明らかであるというふうに申されましたし、さらに議会の決定をいただいていると私が発言をしておる点についてただされました。

 この問題については、議会の皆さんとその都度御相談をさせていただきながら、執行部の対応、町の考え方を申し述べさせてきていただいております。それについては田中議員も御承知のことと思いますけれども、昨年の12月開催の全員協議会では、議会の御協力をいただくことをお願いをいたしましたし、協力も約束をしていただいたと思っております。そして、周辺の住民の皆さんのさらなる御理解をいただくための努力を議会とともにしていくというふうに、岩美町議会として了解をいただいたものと考えておるところでございます。

 さらに、近隣の反対者が出る中で、本当の町民の理解が得られたことになるのかというお尋ねがございます。2月22日、28日に新たな反対陳情書が出されましたように、地元の近隣の住民の皆様の中には、病院を生活環境を悪化させる施設として反対される方もおられますが、陳情書に記載されておる反対の理由の日照権の問題、それからプライバシーの問題、この問題については専門的な立場にある業者に基本的な設計を委託をしまして、業者とともにいろいろ住民の皆さんと話し合っていくことが必要であるというふうに、12月の議会においてもお話し合いをさせていただき、その取り組みに向けて今進めておるところでございます。専門的な知識や能力が必要であるということの中から、そういった取り組みをさせていただくことについても理解をいただいておるところでございます。我々も住民の皆さんに理解をいただく努力を引き続きしていかなければならんというふうに思っております。

 また、反対陳情に対する私の理解についてでございますけれども、この反対の趣意書を拝見をいたしますと、町が説明をしてまいりました内容と異なる部分もございます。基本的には、先ほどの御答弁の繰り返しになりますけれども、日照権、プライバシー、こういった問題を被害が起こらないように、力いっぱい努力していくことであるというふうに考えておるところでございます。

 また、反対者に対してどのように理解を求める努力をしておるのかと、そしてその理解を得られたかという御質問がございました。行政が戸別に反対者の皆様のところを歩くのは、質問の中にもありましたようにいろいろ御批判を受ける点もあります。しかしながら、本当にその署名をされた皆さんの真意を伺いたい、そういう立場からお訪ねをし、お考えを伺う努力をいたしてきております。これまで約130人の方に町の職員が出向きまして、お考えを伺ってきております。そういう中では、反対の陳情の趣旨ということではなく、やはり近所のつき合い、そういったことで反対の署名をしましたよとおっしゃる方もたくさんおられるのが実情でございます。繰り返しになりますけれども、反対をされる方の多くの方の中には、やはりそういった日照権、プライバシー、これらの問題を解決する努力をしてくださいとおっしゃる方がたくさんおられるというふうにも思っております。

 それから、町浦富自治会から提出された病院は、現位置がよいという陳情についての私の見解も求められたところでございますけれども、要望書に記載されている現在位置に建設を要望する理由としては、町浦富が寂しくなると。2点目が、現在位置が人口の集中している浦富地区の中心であり、徒歩、自転車、車いす、松葉づえ等による病院に通院するに便利である。この2項目については、非常に地域意識の強い要望であるというふうに私は考えております。それから、現在位置は、地盤が堅固で建設費も安く安全性も高いと。それから、現在位置での再建設費、特に土地取得は低額に見積もられており、経済的に有利であるというようなことも理由に上げられておるところでございます。これらは、いずれも不確定要素が多い事業費比較の中で判断がなされておる部分がございまして、この点については駅前と現病院位置を比較する際にも、議会でも御説明をいたしてきておるところでございます。

 また、保健センターとの密接な連携の点、さらに環境もよいという点がございました。このことについてもやはり明らかにする中で、議会の皆さんとは御相談をさせていただいたと思っております。保健センターの問題は、新病院の中に人的な配置もする。また、福祉部門も病院の中に入れていくことも検討したいということにしておりますし、保健センターの施設利用についても考え方を述べさしていただいておるところでございます。

 また、環境については、これまでから申し上げてまいりました。決して山すそということの中では、JAの跡地も十分環境的に恵まれておるというふうに考えております。

 2項目めで、駅前のまちづくりと活性化について御質問をいただきました。この中で、駅前の活性化につながるべくもっと住民の意見をよく聞くべきだと、病院ありきではなしに住民参加のまちづくりにしろという御提案でございます。町の方も、これまでから申し上げてきたように、農協の土地利用という点では決して病院ありきでなかったということを申し上げております。現在、岩美町が置かれておる財政状況、そして行政課題、さらには総合計画を上げての岩美町の町の顔となる複合核の形成の話も次にはございましたけれども、今岩美町が置かれておる財政状況や行政課題を考える中で、まず何を岩美町として取り組むべきかということにおいて、病院を建築する方向で御議論をいただいてきたと思っております。

 病院については、これまで申し上げてきたように、町民の安心の拠点でなくてはならん。そしてまた、保健・医療、この中核拠点施設でなくてはならない。なぜに岩美病院が駅前であるのがふさわしくないのかという点について、私は大きく疑問を持たして聞かしていただいておりました。当然に、駅前地区の複合核の形成の中心施設となり得る施設であるというふうにも考えております。多くの町民の方々が、世代を超えた交流も含めて使っていただく施設でなくては、病院の役割は果たせないというふうに考えております。

 さらに、住民参加のまちづくりについて、3項目めでただされました。地方分権の中で、当然この事柄については最重要課題として位置づけながら、住民の皆さんの考えや意見が行政に反映されるように取り組まなければならんというふうに思っております。

 そういう中でこの病院問題についても、多くの場をとらえながら町民の皆さんに議論をしていただきたい。まず、行政懇談会について提案をしてまいりましたし、それから病院の建設に当たっての考え方の説明は、延べ16会場持たせていただきました。また、何よりも住民参加のまちづくりで重要視しなければならんのは、一つには町議会の皆さんと相談をしながら進めていくということであるというふうにも思っております。

 これまでの住民参加のまちづくりという標榜に十分であったかと言えば、不十分な点も多々ある中でこういった事態にも至っておるというふうに考えております。一昨日の廣谷議員の一般質問でも、同様の姿勢がただされました。残念ながら、町民の方々の行政に対する関心というのは、非常に低くこれまでございました。それは、住民の皆さんの責任というわけにはまいりません。行政の不足しておるがゆえに、不足がある部分があるゆえにそういったことであろうというふうにも考えております。そして、先ほど申し上げたように、行政だけでなく議会も責任を負っていただく中で、住民のまちづくりを支援をしていただかなくてはならんことだろうというふうにも思っております。

 下水道整備計画については具体的な事業費も上げられて、決して浦富処理区に岩井処理区や恩志処理区を統合していくことが事業費を軽減することにもならんということがございましたけれども、事業費の比較についてはこれまでお示ししたように、その時点、時点、同じ時点でのとらえの比較をお願いをすべきだと思っております。また、ランニングコストについても、処理場の数が多ければやはり多くの経費が必要なことにつながっておるのは現実でございます。

 また、水道水源保護条例、岩美町の水道と下水道との関係の中で、上流部を先にすべきだという御指摘もいただきました。この点についても再三にわたり下水道整備計画を見直す中で論議をしてまいりましたし、浦富処理区として一帯的整備を進めていく上で、できるだけ各年度の事業進捗を高めていく取り組みによって整備の促進を図っていく考え方であることを今回も御答弁さしていただいて、回答にかえさしていただきたいと思っております。

 以上です。



○議長(津村忠彦君) 11番田中清一議員。



◆11番(田中清一君) 質問ではないんですけれども、再質問ではなしに、私が最初に質問をしたことに対しての答弁がなかった部分がありますので、再度その点についてまず答弁を願いたいと思います。

 住民参加のまちづくりの中で、具体的に新病院の建設をめぐっての反対陳情に対する取り扱い。それから、下水道整備の中での処理場をめぐっての住民参加のまちづくりをどのように具体的に実現してきたかという点。それから、学校建築をめぐっての通学路の問題、地元との話し合いの中でどう住民参加のまちづくりを実現してきたのか、この3点について答弁がなかったと思いますので、お答え願いたいと思います。



○議長(津村忠彦君) 町長。



◎町長(榎本武利君) 駅前に病院を建設することについての反対陳情についての対応でございますけれども、まず1点目の駅前の方が陳情を持ってこられたときの対応については、私の不在中におみえになった際の出来事というふうに思っておりますけれども、反対の陳情に添付をされた図面、平面図に病院の位置を想定をする中で、駐車場の記入をした資料がついておった関係で、役場は住民の考え方を無視して設計を既に進めておるということで反対陳情が取り組まれたというふうなことのいきさつがあったようでございまして、それは非常に正しい判断を揺るがせる中身ではないかというようなことから、再度検討していただきたいというやり取りがあったようでございます。翌日には、私がその陳情書について受け取らせていただいた。

 それから、浦富の要望書といいますか、これについてはどのような中身で取り組まれておるのかということで、自治会長さんのところにお話を伺いに出させていただいたと。そしてまた、区長さんのところに反対の陳情という形でなくて、住民のそれぞれの区長さん方の町内会ごとに話し合いをしていただきたいというふうなことで話をさせていただいたというふうに承知をしております。

 それから、下水道について、学校の通学路についての住民の意見を聞くという点についてどのように対応してきたかということでございます。

 下水道については、全体的な事業を推進していく順位の実施場所についての住民に対する相談ということは十分になされておらんと、これについてはどの手法でどういった事業で整備を進めていくかということを、行政サイドで検討させていただいてきたというのが実態でございます。

 通学路については、PTAなり、それから地域の方々と、再三にわたってお話し合いをさせてきていただいておるものと理解をしております。

 以上です。



○議長(津村忠彦君) 11番。



◆11番(田中清一君) 再質問をさせていただきます。

 初めに、今町長から答弁がありましたが、私の質問に対して的確に答えていただいていないという点について非常に残念であり、遺憾に思います。

 再度質問をさせていただきますが、まず初めに、新病院の建設位置についてであります。

 1点目の、議会の決定をいただいてるという点についてでありますが、まだ具体的に新病院の位置をJA岩美町支店に決めたということではないわけなんですね。もちろん購入するというようなことも決めていないわけですから。町民は、議会も町の方ももう購入することに決めているんだというような認識を持っているんです。今町長の答弁では、議会の了解を得たんだと、協力の約束を得たというようなことを言われましたけども、明確に答えてもらいたいと思うんですけども、新病院の位置をJA岩美町支店に決定したわけではないんです。そのことを明確に答えていただきたいと思います。

 それから、2点目に町民の理解を得られたという町長の認識なんですけども、JA岩美町支店周辺の方から大変な反対が出ている。私は、陳情書を見さしてもらいましたけども、昨年の12月に反対陳情が出されて、議会では不採択ということになりましたが、このときに208名の反対陳情が出されてるんです。それから、2月に入って、駅前4区近隣住民の方から57に上る反対陳情が出されております。それから、2月28日には、駅前周辺の方184の反対陳情が出されております。これ合計しますと、450近くの反対署名が出されておるんです。私、今ここに地図をつくってまいりましたが、この赤いところがJA岩美町支店なんです。この黄色でマークしてあるところ、これが4区の近隣住民の方であります。それから、緑色で塗ってあるところ、これは1区から3区までのJA岩美町支店周辺の方の反対された方です。このJA岩美町支店周辺の方のほとんどが反対署名を行っているんです。あるいはまた、町浦富自治会からは現位置がよいという陳情が出されている。こういう状況の中で、本当に町民の納得を得られたことになるんですか。私は、12月議会のときに9会場で250人の説明会が開催されたということがありましたが、この説明会に出られた方よりも倍以上の方が反対署名をなされているんです。そういう中で、本当に町民の理解が得られたことになるんですか。陳情書の中で、日照権の問題やプライバシーのことが解決されればあたかも問題がないというような聞こえ方がしますが、そういう問題ではないと思います。あなたの認識を問いたい。本当に町民の納得がこれで得られとるんですか。行くところの人が反対しとるのに、どうして町民の納得が得られてるんですか。

 それから、3点目に反対陳情書について、これは4区建設住民の方からの反対陳情、それから駅前周辺の方からの反対陳情、これは町長は答弁の中では何か具体的な問題をそれぞれをクリアすりゃあ了解が得られるというようなニュアンスのことを答弁されましたけれども、具体的なことが陳情書には書いてありますけども、根本的に病院が来ることを反対しとる方がおられるわけなんです。日照権の問題やプライバシーの問題が解決すれば賛成なんだということにはならないわけなんです。

            (「そんなことない」と呼ぶ者あり)

 いや、あんたがそうやって認識しとるんだ。だれも認識しとりゃへん、そんなこと。

 それから、私は、町浦富から出されている現位置がよいということについては、これは町浦富だけがこの地域的な意識だっていうようなことを町長答弁されましたけど、議会の中でも2年近くにわたって委員会でも議論してまいりました。議会では、一昨年の11月に現位置がいいって決定したんです、いろいろな角度から。町浦富の自治会から出されているような中身で、私も当時委員長でしたから委員会でいろいろな角度から検討さしてもらいました。その中で、現位置に決定したんです。議会でも決定いたしました。それが、1カ月もたたないうちに、農協が買ってくれと言われたらじゃあそれで検討しましょうというような、余りにも唐突なやり方で流れがそういうぐあいになったのが現実ですがな。何もこれは地域のエゴということじゃないです。私は、町浦富から出されている要望、あるいは今まで議会でもいろいろ議論してきた中身、まさに同じような中身だと思います。私は、現位置がよいと考えますけども、再度議会で今まで議論してきたことと、それから町浦富から出されている要望書を踏まえて、町長の答弁をお願いしたいと思います。

 それから、2点目の駅前のまちづくりと活性化についてですけれども、私はなぜ駅前に病院を持っていこうとするのか、どうしてもあそこに持っていかなければならないって言ってるのは、町長あんたのように、あんた一人のように私は思うんですけど、回りの人は反対だと言ってるんです。今のところがよいって言ってるんです。どうしても何であそこに持っていかんないけんのかというのが、町民の疑問なんです。

            (「そうだ」と呼ぶ者あり)

 そういった中で、周辺の方からは、あるいは多くの町民からもですけれども、JA岩美町支店のまとまった土地、駅前のまとまった土地があるんだから、もっと岩美町の顔になるようなまちづくり、病院よりももっとよいまちづくりがあると、多くの方が言ってます。病院ありきでなしに、まず立ちどまって本当にあそこがどのようなまちづくりができるのか、活性化につながるのかということを、今立ちどまって考えるべきじゃないんですか。あなたがやろうとしていることは、実施設計をやりたい、専門家のコンサルを頼みたいというようなことを言っておりますが、あそこに病院を持っていくということを前提でなしに、まとまった土地をどのようにしたらまちづくりにつながるのか、もっと住民の知恵をお借りすることによって、町の顔となるようなすばらしいものができていくんじゃないですか。町民の希望や願い、そういうものをまちづくりとして実現していくのがあなたの立場じゃないんですか。

 私は、JA岩美町支店の土地に関しては、病院を持っていこうとするんでなしに、まず立ちどまってみんなの知恵を借りて、本当に岩美町の中心としてどういうまちづくりを進めていかないといけないのかということを今考えるときじゃないんですか。岩美町は、中心がない町だとよく言われます。しかしながら、岩美駅前というのは、そうは言っても政治、経済、文化の中心であります。中心をつくる、まちづくりの活性化を行う、今だからこそやれるんじゃないんですか。住民参加のまちづくりとは、そういうことなんでしょう。住民が今何を考えているんですか。何を望んでいるんですか。それが住民参加のまちづくりだと思います。

 それから、岩美町の第6次の総合計画、これはことしが、13年度が最終年を迎えますが、命輝く町、バイオニクスの町というんですか、そういう総合計画の中で町長も一生懸命取り組まれてきたと思うわけですけども、その総合計画の中では、岩美駅前を岩美町の顔となる複合核の形成ということを総合計画の中ではうたっております。病院が本当に複合核ということになるんですか。あなたは、9月の私の一般質問の中で、病院が行けば400人の患者さんが移動するから、それが活性化につながるんだと、駅前の核にしたいという答弁をされましたが、私は必ずしもそういうことにはならない、中心にはならないと思っております。町というのは、いろいろな施設で構成されます。病院もその一つでしょう。しかし、町の中心に、病院が町の核になるということはあり得ないと思います。もっと若者や子供たちやお年寄りや町民の皆さんが集まって、本当に岩美町にはすばらしいもんがある、そういう中心をつくっていくべきじゃないんですか。その場合にも、やはり駅前の方がいろいろ病院よりもよい活性化の方策があると言っとられるわけですから、そういうことに十分耳を傾けて、今だからこそまちづくりに取り組んでいくということが大切だと思いますが、再度町長の考えをお尋ねしたいと思います。

            (「議長、整理してもらって、質問になってない」と呼ぶ者あり)

 いや、答弁になってないから質問をやってるんだ。

 それから、下水道計画についてでありますが、私はこの下水道計画については何度となく取り上げてまいりましたが、町長の答弁の中で、下水道計画の変更によって経費が削減されるということをその理由に上げております。しかし、私が質問でも行いましたように、当初平成6年の下水道計画の中では、浦富処理区というのは雨水も含めて、これは下水だけでなしに雨水排水の事業費も含めて47億700万円だったんです。それで、平成10年9月には80億円という数字が出てまいりました。しかし、この80億円にしたって、例えば岩井処理区が12億7,300万円、恩志の農業集落排水が4億4,170万円、これを足したところで98億円という数字です。今の102億円の数字よりも4億円も低い数字になるじゃないですか。一緒にすることによって高くなってるんです。何でこれが経費の削減になるんですか。当初の浦富処理区変更前の47億円の工事が、変更後に80億円になった。下水道処理区を拡大し、契約人口がふえることによって膨大な事業費がふえてくる。経費の削減と言われるときに、ただ処理区をひっつけたら削減になるというようなことは、この数字からもあり得ないことなんです。そこの説明が全然なされていないわけです。あなたは、変更前の下水道計画の中で、浦富処理区と、それから岩井処理区、恩志区を一つにすれば経費の削減が図れると言われましたけども、当時の計画変更前の浦富処理区80億円に岩井処理区、恩志処理区を一緒にしても4億円も高くなってるんです。なぜこれが経費の削減につながってるんですか。

 それから、私が何度も言うように、下水道計画の中で、これは一つにするのではなくして、やはり最小限の処理区の中で処理をしていく、その方が経費も削減できるし、それから供用開始の時期、住民のニーズにこたえていける。さらに、岩井、恩志処理区に関しては、水道水源の上流にあります下水道整備をする中で、本当に公共水域の水質保全を図っていかなければならない。水道水源の上流にあって、まさにそのことを一刻も早くやっていかなければならないという緊急の課題があるじゃないですか。平成6年のときの計画では、岩美町の下水道計画、平成23年までに行うと議会で決定したんです。それが計画の変更、平成10年の計画変更によって平成30年までになってしまった。さらに7年長くなったじゃないですか。

 いや、ばかな話じゃないですよ。今まで議論してきたわけですから。

 それと、やはり計画変更することによって、やはり供用開始の時期がおくれたり不利益をこうむる住民も出てくるわけです。そういうところに対して、どのような理解を求めてきたんですか、下水道計画を変更することによって。

 それから、私は、町長が町民参加のまちづくりということをいろいろなところで言われております。この施政方針の中でもありましたし、あるいはことしの1月7日の鳥取県下各市町村の首長の21世紀への展望の中でも、町長は町民参加のまちづくりの推進ということで大きく取り上げておられます。しかし、あなたが4年間やってきた町政の重要課題を取り組む中で、本当にそういうことを実現してこられましたか。私は、今回の病院の問題あるいは下水道の処理場の位置決定についても、住民の声というのは二の次になっているんじゃないですか。そういう中で反対陳情が出てきて、どうにもいかなくなって位置を変えたりしなければならなくなったというのが実情じゃないんですか。町民参加のまちづくりを標榜しながら、やっていることは町民の意見を封じ込めるような、そういうやり方になっていないか、そのことを私は非常に感じるわけなんですけれども、そういう点について質問をさせていただきました。

            (「議長、暫時休憩」と呼ぶ者あり)



○議長(津村忠彦君) しばらく休憩いたします。

            午前11時7分 休憩

            午前11時18分 再開



○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。

 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。

 答弁を許します。

 町長。



◎町長(榎本武利君) まず最初に、住民参加のまちづくりという点について答弁をさせていただきたいと思っております。

 岩美町は、県下の町村の中で、先駆けて住民参加のまちづくりに現在まで取り組んできておると思っております。行政懇談会もそうですし、それから女性の行政懇談会、あるいは老人クラブの皆さんの行政懇談会、中学生の模擬議会、インターネットのホームページ開設、そして岩美まちづくり委員会、いろいろな審議会においても自主的な参加を求めて、現在まで取り組んできております。

 そして、この病院の問題について、決まっておらんじゃないかとおっしゃる。この議場におられる議員の皆さんは、そう思っておられるでしょうか。位置については、JAの跡地ということで議会にまとめていただいたというふうに私は認識をしております。

 それから、一つお伺いしたいのは、るる御提案なり意見を述べられますけれども、田中議員は反対の立場でおられることは認識をしております。なぜあなた御自身が反対をされるのか、そして私はまちづくりの核に病院がふさわしくないとは、先ほども申し上げておるように思っておりません。一番大事なことだと思っております、病院の施設というのは。さらに、病院でまちづくりを活性化を図るんだという言い方はしておりません。1日400人近い外来の患者の方がある。250日にすれば10万人の人の流れになる。それは、やっぱり病院でなくてもすべてのまちづくりに通ずることですけれども、住民の皆さんが立ち上がっていただく、創意工夫をしていただく、そういうことがなくてはできんと思っております。繰り返しますけれども、病院をまちづくりの中心的な位置づけを町民の皆様にしていただくことが、岩美町が病院を持つということの基本であるというふうにも思っております。

 下水道については、下水道の整備計画の見直しで目標年次が動いたわけではありません。そしてまた、それが住民の利益、不利益につながるという考え方では行政はあってはならんと思っております。やはり、全体的に整備の率を高めていく努力を、行政も一生懸命今日までやってきておるわけでございます。事業費の比較等については担当課長から説明をさせます。

 それから、反対陳情の数も実数をお上げになって話されましたけれども、反対された方の重複もございます。そういった点も、そしてまた、担当職員がお伺いをして意見を聞いた点についても担当課長から話をさせたいと思います。

 通学路の問題についても、教育委員会は再三にわたって地元と、そしてPTAの皆さんと話し合いを重ねてきております。教育長の方から答弁をさせたいと思います。



○議長(津村忠彦君) 下水道課長。



◎下水道課長(仲山学君) それでは、先ほど町長の方が基本的な答弁をされましたが、浦富処理区と恩志、岩井処理区との建設費の比較について補足して答弁さしていただきます。

 経費を対比してみますと、全国的な下水道事業の実施例を関数化して、それぞれの最大処理量に関数値を乗じて積算しますと、浦富処理区の中に岩井、恩志も含めた方が建設費は約5,500万円程度安くできます。また、維持管理費につきましても、一体化で処理する方が年間約1,400万円ほど安くなりますし、なおかつ処理場用地の面積も2,300平米ほど少なく済むというふうなことで、経済的な効果が大きいということでございます。

 以上でございます。



○議長(津村忠彦君) 企画観光課長。



◎企画観光課長(川上寿朗君) 田中議員さんの御質問に対しまして補足して説明さしていただきます。

 田中議員さんは、反対陳情の署名人数のことで全体で450名近くの反対があるということを申されました。その中には、12月6日には245名、2月22日に55名、それと2月22日に浦富自治会と、2月28日には4区以外の駅前ということで183名の署名がございましたが、この署名の中には、2月22日と28日に出された部分の署名者、12月6日に出された245名と重複しておられる方がございます。重複しておられるのは、それぞれ2月22日は42名、2月28日は108名ということで、この重複分を除きますと337名でございます。それとあわせまして、4区以外の駅前の住民の方の陳情が出ております。

 それで、田中議員さんは、駅前のほとんどは反対だということをおっしゃられておりました。この中で、駅前4区につきまして報告さしていただきますと、陳情の署名者数が57名です。これは、駅前4区の選挙人名簿の登録者数で言いますと、約50.9%に当たります。署名の世帯数で申しますと30世帯、これは駅前4区の選挙人名簿の世帯数の63.8%、2月28日に出ました4区以外の駅前地区の住民の方からの陳情書でございますが、署名者数が184名、これが4区を除く全体の21%です。世帯数で申しますと79世帯と、これは4区を除きまして駅前全体の21.6%です。これを総計いたしまして、駅前全体で考えますと、駅前の選挙名簿人の登録者数990名おりまして、人数的には241名の反対者数、率にいたしまして24.3%、世帯数で申しますと109世帯での陳情者、全世帯で400、500世帯ありまして、26.9%という反対陳情の中身でございます。

 以上、終わります。

 このうち、反対されとる方のどういう御真意で反対なされとるのかと、その反対なされとる方の反対理由をお聞きして、町もできるだけ反対者の意向に沿いたいということで御意見をお聞かせいただいた中では、当然日照権やプライバシー、感じておられる方もございましたが、近所の方が来られるということで、つき合いで署名したという方もかなりおられたということを、歩いた実感で感じております。

 それとあわせまして、昨年12月の議会の中ですが、田中議員さんも、我々も各地区に出かけて説明会をしております。その中で、本庄の説明会に参加していただいております。12月の議会のお話の中にも、田中議員さんは私も本庄地区の説明会に参加さしていただいたが、その中では賛成という意見が多かったと自分も思ったということも申しておられましたので、つけ加えて報告さしていただきます。

 以上です。



○議長(津村忠彦君) 教育長。



◎教育長(大黒啓之君) 田中議員さんから、住民参加のまちづくりに関しまして、具体的に通学路を取り上げて御質問をいただいております。

 住民参加のまちづくりということにつきましては、先ほどから町長も申し上げておりますように、私どもも町の行財政課題だとか、あるいは行財政事情を踏まえながら、町民に積極的にかかわっていただいてアイデアを出していただきながら実践活動をしていただくと、そして一緒に施策の方向づけや推進を図っていただくことだと考えておりまして、議員さんが言われましたように、南小に関しましては4地区の皆様はもちろんのこと、岩美町民全体の夢と希望を乗せてあの南小は建設していただきました。そして、通学路に関しましては、町長もお答えしましたが、統合4校区の皆様や、それから自治会、そして地元のPTA、それから町民の代表であります議会の皆様、そして周辺地区の皆様と本当に本当に何回も何回も話し合いを持たせていただいてきました。

 長くなりますが、その経過も含めて具体的に申し上げますと、まず通学路として決めたのは、どのように決めたかと申しますと、住民の、あるいはPTAと学校とがこの道を通って南小に行きたいのだという要望を、そういう希望を決めていただきました。それを決めていただいたものを教育委員会はいただいて、その通路を通学路と指定をするわけでございます。そういうふうにPTAからの要望をいただき、通学路を決定しておりました。ところが、本庄地区の上部の方々が希望をして決定しました文化センターの西側の通路を通って南小に行く通学路、これについて、あそこの農道は狭いので拡幅しなければ危険であるという要望が出ましたので、昨年の12月議会におきまして議会の御協力をいただいて、一番狭い部分の拡幅をするために520万円の予算を計上していただきました。ところが、一番狭い部分だけでなくて全線を拡幅しなければそれを通学路として認めることはできないと、それよりも新しい200メートルに及ぶ道路を新設して、そこを通学路とするようにという地元からの要望が出たわけでございます。したがいまして、議会の方はこっちも通学路として設置するし、こちらもまた通学路として新しく設置するということはおかしいでないか、地元と十分話し合いをして、そして了解がついたら設定した520万円の予算を議会と相談して執行するようにという御指示をいただいたわけでございます。

 したがいまして、何とかその地元の方々とも、その後も話し合いを重ねてまいりました。何とか今拡幅の予算を取っていない場所も、教育委員会としては一生懸命に努力をしてそこを拡幅するように努力しますから、予算をいただいておる部分の道を拡幅させてくださいと、そしてこちらのまだ予算をいただいておらんところも将来一生懸命に努力するので、この道を通学路と認めていただいて予算執行をさせてくださいという話し合いをしてきたわけです。しかし、教育委員会の努力がいつ実るのか、期限をきちんと設定しなければそれを認めないという話し合いの結果になりまして、それで部分着工となる、現在予算をいただいておる工事はできない状況になりました。

 したがいまして、本庄地区の上部の保護者や学校が、文化センターの横を通って、そして学校に行きたいと希望しておったその通路は、どうも通学路として設定することが困難になりましたので、したがって本庄PTAの役員と話し合いをし、どうも現状では申しわけないけども、国道9号線の歩道を通って、現在新しくつくっております歩道橋を渡って、そして新しくつくった進入路を通って学校に大回りになっても行っていただかんちゅうといけんでないか、そこのところをもう一度PTAで話し合っていただきたいとお願いをして、本庄PTAではPTA総会を開いて、そしてそのことを話し合いをしていただきました。そしたら、そのPTAの話し合いの結果、関係地区のPTAでもう一度地元と話し合いをしてみたいという話になって、そして話し合いを持っていただきました。その結果、地元と、それから関係PTAとの皆様との話し合いでは、危険に対して十分いろいろな留意をするならば、その通ることは困ると言っておられた道も、子供の安全に留意するならば通るって言われりゃあ仕方がないというふうな了解を得るところまで来ております。

 今後は、その関係地区で言いますのは、本庄地区の上部のPTAの皆様が、それぞれの部落ごとに相談をされまして、そして子供は危険に留意しながら文化センターの横を通って南小学校に行くのか、それとも大回りになっても歩道橋を通る通路を通って南小学校に行くのか、そこのところは各部落のPTAや学校や子供さんで決定をしていただいて報告していただく、そういうふうなところまで今進めさしていただいております。

 決して住民の希望やPTAの皆さんや、そういう方々の願いや要求を無視しとるわけではなくて、一緒になって一緒に考えさしていただき取り組ましていただいてきた、そういうふうな経過でございますので、改めて御報告させていただきます。



○議長(津村忠彦君) 町長。



◎町長(榎本武利君) 1点、先ほどと申しますか、冒頭に申し上げるべきことを大切な点を落としておりましたので、発言をさせていただきます。

 反対の署名を何回かいただきました。私としても、そしてまた町役場全体としても真摯に受けとめなくてはならんと、そして本当に反対をされる理由というのは何であろうかということと、さらにはその反対理由を解消する取り組みや、理解を得る努力をこれからも続けさしていただくということについては、これまでから申し上げてまいっておるところでございますので、再度この点を申し上げて答弁にかえさせていただきます。



○議長(津村忠彦君) 11番。



◆11番(田中清一君) 町長が今住民参加の、町民参加のまちづくり、鳥取県で一番取り組んでいるんだということを言われました。いろいろ上げられましたが、この1月7日付の日本海新聞、これには町民参加のまちづくりの推進ということで103委員会、岩美の委員会のことが出ております。いろいろな町民の団体から意見を聞いたりして、町民参加のまちづくりに取り組んだというようなことを言われますが、しかし町政の山積する課題、先ほども言いましたが、病院建築あるいは下水道の整備、学校建築等におきまして、町長、あなたがとってきた行動、町民と一緒に考えてきたというようなことになっておるんか、私は非常に疑問を持っております。言葉はきついですが、羊頭を掲げて狗肉を売るのごとく、看板には町民参加のまちづくりと言いながら、実際にやっていることは町民の意見を封じ込めるようなことをやってきたじゃないですか。

 病院の位置決定については、反対陳情がこれほど出されておるにもかかわらず、町民の理解が得られたというようなことを、本当にあなたは認識されとるんですか。今担当課の課長がいろいろ言われましたが、このJA岩美町支店の周辺の人をとってみたら、まさにほとんどの方が反対なんです。駅前は11区までありますが、全体の中のことを言っておるんじゃないんです。このJA岩美町支店の周辺の1区から4区までの、それも近接の方ほとんどの方が反対されとるんじゃないですか。あるいは、現位置のところの自治会であります町浦富の自治会からも、今のところがいいって要望が出とるじゃないですか。

 さらに、議会の御理解をいただいたと言われますが、議会は当初正式に現位置に決定した経過があるんです。あなたは、私に対して駅前に行くのにどうして反対するんだというようなことを、わからないというようなことを言われましたが、私の方があなたがどうしても駅前に行こうとすることがわからないんです。町民の方も、何であそこに固守するんだということを、多くの方が疑問を持っております。

 今やられることは、実施設計を行うとか専門家に頼んで図面をかいてもらうとか、そういうことをやる前に、本当に岩美町支店のところをどういう利用の仕方を、まちづくりを考えていくのか、立ちどまってそのことを考えることが先じゃないんですか。周辺の方も多くの町民も、そのことを望んでいるんです。あなたのやり方は、病院がありき、実施設計に入らしてください、議会が同意してもらっとります、そういう前提に立っての話じゃないですか。それじゃあ町民は納得しません。

            (「議長、かみ合ってないぞ」と呼ぶ者あり)

 考えが違ってるのにかみ合うはずないやん。

 まず、この反対署名を踏まえて、やはり町民の意見を聞くっていうことをやっていくことが大切じゃないんですか。あなたは、病院ありきのレールの上に乗っかってどんどんどんどん進めようとしているが、今ここで立ちどまって反対される方の意見を聞き、岩美町支店の周辺の方の意見を聞き、どうすることがいいのか、まちづくりのことを言うんだったら、専門家に意見を聞いたり、あるいは地元の周辺の住民の方にも意見を聞いたり、そのことをやることが先じゃないんですか。

            (「議長、整理しようで、進まんで、これだったら質問になってない」と呼ぶ者あり)

 反対されている方の署名をどう受けとめるんか。そして、そのことを踏まえて、あなたは今一体何をしなければならないのか、住民が何を望んでいるのか、そしてまちづくりをやっていくために住民参加のまちづくりをどうやっていくのか、今問われているんでしょう。

            (「質問者がどういう質問しなきゃならんのか言ってやって」と呼ぶ者あり)

 地方分権の試金石であります。あなたは、住民参加のまちづくりだと言いながら、反対される方を無視して進めようとするんですか。



○議長(津村忠彦君) 質問者に申し上げますが、簡潔に質問してください。



◆11番(田中清一君) それから、2月24日でしたか、駅前の4区の方、岩美町支店近隣住民から出された陳情書のことですけども、このときには助役が対応されて、陳情書を突き返すようなことをやっておられるが、これは本当に町民参加のまちづくりなんですか。陳情や請願は、町民に与えられた当然の権利じゃないですか。町政に対する権利じゃないですか。憲法の三大原則である主権在民、16条に請願権が規定されておりますけども、請願することによって何人も差別や不利益を受けないって書いてあります。国会では、請願法というのが制定されておって、速やかに陳情を処理しなければならない、規定されています。あなたのとった行動は、まさに門前払いじゃないですか。それが本当に町民参加のまちづくりなんですか。

 それから、下水道の整備に関しても、処理場の位置決定をめぐって二転、三転やる。やっと決まったと思ったら、突然ほかのところに行く。四転、五転です。いや、そうでしょう。その中で、反対陳情が出されたからどうにも行き詰まってしまって、またもとに戻る。全く恥ずかしい。行政の主体性もない。住民の意見をどう受けとってそういうことがなされたんですか。全く住民無視のやり方じゃないですか。今回も同じやり方なんです、あなたのやっていることは。

 私は何度も言いますが、やはり今あなたがやられることは、まず立ちどまって反対陳情をなされている方の意見を聞き、そして駅前のまちづくりをどう行っていくのかということを今考えるべきときじゃないですか。それから、それが私は住民参加のまちづくりを具体的に実現することだと思います。

 それから、下水道に関しては、経費の節減にはなっていない。具体的な資料もない中で、48億円が80億円になり、さらに102億円になっている。一つの処理区にまとめても、経費の節減にはなってないんです。かえって、供用開始の時期がおくれて、行政の住民に対する不公平を招くことになりはしないんですか。何度も申し上げますが、私は岩井、恩志処理区を切り離して並行して実施すべきだということを再度言いまして、再質問にかえさせていただきます。

            (「質問じゃねえが、意見じゃが」と呼ぶ者あり)



○議長(津村忠彦君) 助役。



◎助役(吉田好一君) 田中議員さんの先ほどの質問に対してお答えいたします。

 2月22日だったと思いますけども、駅前の4区の代表の方2名が来られました。そのときちょうど町長が不在だったものですから、私がその陳情者、代表者の2名の方にお会いしまして、その2名の方が言われますのは、町長は各説明会で説明したきたのは、専門家による設計ができてから、それに基づいていろいろレイアウトの問題とかプライバシーの問題につきましては話し合いましょうと言ってきたのにかかわらず、もう既に図面ができてるんじゃないかと、その図面が陳情書の中にありました、レイアウトの図面が。それで、私は、この図面は違いますと、町はまだ設計には出しておりませんと、そういうことで、反対署名された方についてもう少しこれは町ではまだ設計に入ってませんから、そういうことで進めるわけじゃありませんからということで、反対署名された方にもう一回御理解をいただくように持って帰っていただけませんかと、別に突き返したわけでございません。それによって御理解をいただいて持って帰っていただいたということでございますので。反対に署名持って来られました2名の方も、町はもう既にこの図面のとおり行うというふうに思っとったと、助役さんの言うことを聞いてよくわかりましたということで、持って帰っていただいたんです。決して門前払いしたわけじゃございませんので、その辺は御理解賜りたいと思います。

            (「名誉にかかわる問題じゃけんな」「陳情書の扱い方はよう勉強しとかないけんわい」と呼ぶ者あり)



○議長(津村忠彦君) しばらく休憩いたします。

            午前11時53分 休憩

            午後1時0分 再開



○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。

 休憩前に引き続いて一般質問を続行します。

 答弁を許します。

 町長。



◎町長(榎本武利君) 3回目に及んで御質問をいただきましたけれども、まず病院の建設位置については、既に現位置ということが決まっていたにもかかわらず、あたかも私一人が住民の考えを無視して強引に進めようというふうにしておるんではないかというふうにおっしゃられました。

 この問題が、農協の土地の問題が生じてまいりましたときから、当初から、議会の皆さんによく相談をさせていただきました。当然に、現病院位置ということが決まった折には選択肢にはなかった話でありますから、当然なことでございます。議会と何回となくこの対応については相談をさせていただいて現在に至っておると、そしてきょうはたくさんの傍聴の方もお見えでございますけれども、本当に岩美町にとって病院を駅前につくることがふさわしくないのか、そういうことの私の考え方を少し述べさせていただかなくてはならんと思います。

 中心市街地あるいは駅前の活性化、先ほど来申し上げておるように、施設や環境整備、そのことばかりでまちづくりは成功するもんではないと思っておりますし、何よりも岩美町の高齢化が進む中で、病院整備を長年検討してきて、整備をしようという現段階に至っとる中で、岩美町として本当にいろいろな核となる施設もあろうかとは思いますけれども、病院は何に優先しても劣らん拠点な施設であるはずだと思っております。

 また、これまでの下水道の取り組み等についても御批判がありましたけれども、主体性がないとおっしゃる反面、私一人で二転、三転させてきたような御意見でございました。議会の皆さんの意見を聞きながら現在に、処理場の位置にしても全体の事業計画においてもここまで来ておるということを、重ねて町民の皆さんにも御理解をいただきたいと、私は思っております。

 その中で、先ほども反対理由の受けとめ方について再三ただされました。いろいろな御意見や御要望、あるいは中には理由の明確でない部分で反対される方もあるやもしれません。それから、署名の親書の中には、本当に真摯に受けとめて真剣に取り組まなければならん課題も当然あります。しかしながら、基本的に、迷惑施設ということがあってはならん施設だという認識を私は持っております。そしてまた、いろいろな不確定な要素や住民の不安をあおる中身があってはならんというふうにも思っております。

 これまでから申し上げてきておりますように、不安やいろいろな心配の部分を、今後も御意見を伺う中で解消に努めていくという姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。



○議長(津村忠彦君) 特に簡潔なという条件で。

 11番。



◆11番(田中清一君) 町長は、町民参加のまちづくりを高く掲げておられるわけですけれども、私はこのたびのさまざまな重要課題を取り組むに当たって、町民の声をどう行政の中に、町政に取り入れていくかという中において町長は、何度も議会の御理解をいただいて進めているんだということを事あるごとに言われます。しかし、現実に起こっている問題は、あなたが進めてきた重要課題が町民の反対陳情、そういう中で変更せざるを得なんだという経過がございました。今回もまた、多くの反対意見が出てきています。これに対してあなたはどう耳を傾けて向き合っていくのか、そのことが町民参加のまちづくりを実現していく具体的な取り組みじゃないんですか。そのことを私は何度も申し上げておるわけであります。

 それとともに、陳情書の中にも出ておるように、実施計画をつくっていく、あるいは専門家に頼んでレイアウトを作成してもらう、そういう前提に立って進めるんではなくして、まず立ちどまって町民の声に耳を傾けていく、そして何がまちづくりとしてふさわしいのか、そういう点に立って今町民の声を聞いていくときじゃないですか。私は、町長が今行おうとしている実施計画等については、やはりそういうことを進めるんではなくして、一たん立ちどまって反対署名の意見にもあったように。



○議長(津村忠彦君) 田中議員、発言の途中ですが、同じことの繰り返しですので、特に許したのは。



◆11番(田中清一君) そういう視点に立って、今回署名が出された中で、やはり提案者に対して町がとってきた態度は、うその図面をもって署名をとった、そういうことは間違いなんだから、町民に対して、署名をとったところに対して訂正をして回れっていうようなことを言っているし。

 あるいは、訴訟を起こすというような発言をやっている。そういうことが本当に町民参加のまちづくり。



○議長(津村忠彦君) 暫時休憩いたします。

            午後1時17分 休憩

            午後1時30分 再開



○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。

 休憩前に引き続いて議事を、一般質問を続行いたします。

 11番の田中清一議員の発言の中途でありますが、質問内容が同じことの繰り返しであるように判断をいたしましたので、以上をもって田中清一議員の一般質問を終了いたします。

 続いて、山口政信議員の一般質問を許します。

 山口政信議員。



◆13番(山口政信君) ただいま議長の許可をいただきましたので、通告順に従い一般質問を行います。

 まず、私は、新世紀を迎え、厳しくとも活力のある明るい本町の未来を願い、変えなければならないとわかっていても、変革することの難しい世情を強く痛感するものであります。今世紀は、願わくば、景気回復により生活基盤の飛躍的発展と輝かしい希望を期待し、経済社会情勢を見守ってまいったところであります。しかしながら、現状の景気は、依然として減速傾向にあって、国民は政府の経済施策や財政施策の対応の甘さや国際情勢の即応への見通し、手おくれについて新聞、テレビ等を通じて論評していることは、町当局を初め、町民の皆様の御承知のとおりであります。一日も早い強力な景気回復を強く要請してやまないところであります。

 その実現への重要な国会審議のさなかにあって、国会議員が関係するKSD疑惑問題や外務省官房職員による外交機密費、官房機密費等の巨額の横領詐欺疑惑問題等の発生や、去る2月10日発生した米国原子力潜水艦グリーンビルと愛媛県立宇和島水高の実習船えひめ丸が、ハワイ沖合において衝突事故により、えひめ丸は衝突の瞬間海底深くに沈没し、指導教官を初め、実習生の9名の方々が行方不明となる大事故の発生は、関係者、御家族の心労は大なるものがございます。本件について、政府を挙げてこの重大事故の対応が図られておりますが、その対応をめぐって総理の政治姿勢には、与・野党問わず大きな批判があり、いかに最高責任者としての責任の重大さは言葉で説明できるものではなく、いつでもどのような事態にも即応できる体制を発動すべきと強く痛感し、国民の負託への姿勢を堅持してこそ、為政者と言えるものであり、確信しておるものであります。

 特に、私は、米国原子力潜水艦グリーンビルとえひめ丸の衝突事故に対し、海にかかわり合いを持つ関係者の一人として、被害を受けられた関係者皆様の御心痛に、心からお見舞いを申し上げますとともに、いまだに9名の行方不明の方々の御家族の胸中をお察しするとき、深い思いをいたし、海を恐れず海を愛し、海の男として、ただただ生きていてほしいと願うばかりであります。

 ついては、町長の政治姿勢についてであります。

 榎本町長、町政の未来への飛躍的発展を強く望んでいると思いますが、今回の事故対応の国の不手際を見て、どのような感性を覚えたでしょうか。できれば、コメントがあればコメントを求めたいと存じます。

 最近、各町村とも財政の健全化に伴って、財政基盤の確立について私が今さら申し上げるまでもなく、自治体ともに税収による財源確保について、執行部はもとより議会においても調査研究がなされ、自治体独自の新税の導入につき議決を見ている都道府県もあるやに聞いております。

 当町においても、固有財源と申しますと町民税、固定資産税、軽自動車税、そのほか国民健康保険税であります。これらの税は、毎年度予算編成の財源として賦課徴収され、新期ごとに納税組織等の協力を得て徴収確保が図られておりますが、その財源によって福祉の向上や教育、地域産業の基盤及び生活基盤等々の事業執行によって、民生の安定に大きく寄与しております。

 近年、特に不景気による企業倒産や企業生産の減少により、リストラ等々によって町民からの財源は、次年度はふえる傾向にあるやに財源構成では説明を受けておりますが、何分景気の動向は不透明であり、先行き困難な状況を深め、私は財源は減少傾向にあるやに考えております。まことに残念であり、心を痛めておるところであります。

 町当局にあっては、予算執行に当たり節減に留意され、対処されており、まことに的を射たものであり、御同慶にたえないところであります。

 しかしながら、去る2月19日全員協議会が持たれ、協議事項に平成12年度不納欠損税額見込みの件について、自己責任において自分なりに町民の皆様に、本件について説明責任を痛感するものであります。よって、執行部におかれましては、その点を御理解賜りたいと存じます。私は、昨年12月定例議会で、私の一般質問の中で、一般会計を企業会計手法に近い方程式で、バランスシートを解析していただきたいと質問した経緯がございます。

 そこで、担当課所員は現在、ソフト、ハード両面にわたり、一丸となって懸命に取り組んでいるやにお聞きしております。その努力姿勢は、県下の町村に先駆けまさると申し上げても過言ではございません。担当課長の心労を思うとき、変わらずして残る富には変えなければならない、不退転の決意と勇気ある決断に対し、高い評価と敬意をあらわすものであります。

 説明資料によりますと、滞納額の推移、平成2年度より平成7年度までの不納欠損見込み額1,470万5,005円と見込んでおりますが、今日までに至るプロセスを再度御説明を求めたいと存じます。本件については、過去同僚議員も一般質問なり質疑の中で指摘している経過もございます。それを踏まえて、研究不足なのか、担当職員が未熟なのか、それとも行政への熱意が欠いていたのか、理由は不明でありますが、地方税法18条に基づく徴収権の消滅を余儀なくされていることは、財政税務に非常に明るい榎本町長としての対応が甘かったのではないのか、指導、指示は可能であったと私は考えておるところであります。本件のごときの場合は、民間企業会計であれば未収金で処理し、貸し倒れ引当金をもって取り崩し処理すべきものと考えますが、執行権者である町長として、責任を十分に痛感されていないことは、善意の納税者に対する背信行為で、まことに残念と言わざるを得ません。事務組織機能が十分に活用されていなかったというのであれば、町長としての責任は重大であり、この責任の重大さをどう受けとめているのか伺いたいのであります。

 以上をもって私の一般質問を終わります。

 御静聴まことにありがとうございました。



○議長(津村忠彦君) 答弁を許します。

 町長。



◎町長(榎本武利君) 山口議員から、現在国政の場で大きく取り上げられておる諸問題、特にえひめ丸の事故に関連して私の所感を求められましたけれども、まことに痛ましい事故であり、心からお見舞いをこの場をおかりして申し上げたいと思います。

 さらに、長期的な財政運営を踏まえながら、今年度の年度末において町税の不納欠損処理を、近年になく多額な処理を見込まなくてはならんという点についての責任を追求されました。この点については、本議場のこの場で皆様に、そして町民の皆様にもおわびを申し上げたいと思います。

 税は、御存じのように5カ年を経過をすると時効ということになります。その時効を中断をする手続というのが3つの方法があるわけでございますけれども、滞納の税については1期当たり1税目、そして1人ということの中で全体の手続が行われなくてはなりません。今回の不納欠損に当たって、いろいろ点検をいたしましたところ、5カ年を上回って時効の到来をしてしまっておる部分がございました。これは、まことに遺憾なことでございまして、深く陳謝を申し上げるしか私としても御答弁の言葉がないというのが実情でございます。今後は、こういったことがないように、そしてまた、御質問にもありましたように、税は行政サービスを町民の皆さんに還元をする、そしていろいろな行政運営を行う最も重要な財源の一つであります。もちろん町民の皆さんに公平な税負担、この考え方のもとにお納めいただくということにならなくてはなりません。今後は、時効の停止をできるだけ頑張って、徴収努力に努めたいというふうにも思っておりますし、滞納の税金にならないような取り組みを一生懸命やらしていただきたいというふうにも考えております。

 先だっての全員協議会でも、るる今後の対応等にも及んで御理解をいただいた経過がございますけれども、やはりそれぞれの納税者の実情や実態をよく掌握をする中で、法的な対応も含めて今後は臨まなくてはならんというふうにも考えておるところでございます。余り言いわけがましいことをするわけにはまいりません。特に、今回については、重ねておわびを申し上げて、御理解を賜りたいと思います。大変申しわけございませんでした。

            (「担当課長の説明はええだか」と呼ぶ者あり)



○議長(津村忠彦君) 13番。



◆13番(山口政信君) 今町長から御答弁をちょうだいしました。

 私は、去る2月19日全員協議会でこの件が協議なされたということを聞いております。その当時遅参をしておりまして、えらいまことに申しわけないと思っております。

 まず、私は、町長の先ほどの答弁を聞きまして、何となく本町の責任者として余りにも陳謝の言葉が私のハートには響いてきません。過去同僚議員も、これは平成11年5月24日の議会で、同僚議員がこのような質問をされております、老婆心ながら。滞納処分は、過去適正に行われておりますかと、滞納の原因は何か、徴収は厳格になされておるのか、欠損理由は何であるのか等々の質問もあったように記憶しております。時の課長いわく、滞納処分は適正になされていると、このようにも答えられております。さらには、平成10年9月24日の同僚議員の質問にも、あたかも地方税法18条の徴収権の消滅が待っているかのような発言もございます。こういうことが言われております。特に、滞納の繰越分の執行率というものは、物すごい悪いんです。昨年が仮に町民税を見れば、8年度が17%、9年度が12%、固定資産税は8年度が19%だったのが、9年度は11%というように、当初予算では40%と見るところが11%、極端に悪くなっておるんですというような発言もございます。さらには、多くの町村が5年を経過すると、ほぼ自動的に不納欠損処分によって滞納額を年次的に整理しておる実態があるようでございますと、このようにも申した。岩美町の場合には、不納欠損はそれ相当の理由を持って、本当に所在が確認できない案件であるとか等々の理由によって不納欠損処分という手続をとっておるのが実態でございますと。さらには、町村の段階で強制執行というのは非常に困難があって、どの町村ともやっていない。広域連合の事務の中で徴収という事務を行うことによって、強制執行等を対応する事例が県内にも出てまいっておりますと、広域事務の中でよく検討させていただきたいということで御答弁をさしていただきますというような経過もございます。

 私も経験がございます。払いたくても払えない一時期もございました。ですから、よく理解はわかります。しかし、町長の先ほどの陳謝は余りにも、私をして言わしめれば私の胸に打つものがない。もっとこういう問題は深刻に受けとめて、責任ある答弁をもう一回してもらわにゃ困る。町長、もう一回ひとつ私のハートに響くような陳謝をひとつしてもらいたい。詳細なことは申し上げません。



○議長(津村忠彦君) 町長。



◎町長(榎本武利君) 山口議員の心に響くような陳謝になっとらんということでございます。

 余りその理由を申し述べると、本当に失礼な話でございます。町民の皆さんの税負担の公平ということを基本理念に置きながら、引き続き事務体制の整備や、さらには納税者の方との今まで以上のお話し合いをさせていただく中で、滞納にならん努力と、それから滞納分についての時効中断をして、納税をしていただくような取り組みを一生懸命やらしていただきたいと考えております。まことに本当に申しわけございませんでした。



○議長(津村忠彦君) 13番。



◆13番(山口政信君) 町長、えらい例えが悪いですけれども、町長あなたは1万四千五百うん十名の乗組員の生命財産を管理する岩美丸の船長さんなんです。その船長のもとには、ファーストもあればセカンドもあり、サードもあるわけです。私は、願わくば、岩美丸の船長としてどうあるべきか、私は少なくとも責任において私の与えられた特別報酬を、厳格の条例改正でもしたいぐらいの責任を感じておりますんだと、なぜに言えないんですか、そのことを。済まない、済まないでは町民は通りませんよ。それだけの重みがあるということを認識してもらわなきゃ困る。私はそう思うんですが、どうですか、町長。せえとは言わない。それほどの重みのある責任を感じているんだと、なぜ言われんですか。

            (「せえって言よるのと一緒だがな。何を言よるか」と呼ぶ者あり)

 せえとは言わない、それだけの重みがあるということを感じてもらわなきゃ困るということです。



○議長(津村忠彦君) しばらく休憩いたします。

            午後2時4分 休憩

            午後2時22分 再開



○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。

 休憩前に引き続いて、一般質問を続行します。

 答弁を許します。

 町長。



◎町長(榎本武利君) 重ねての陳謝になりますけれども、不納欠損処理について重大な責任を痛感をいたしておるところでございます。重ねて陳謝申し上げさしていただいて、御答弁にかえさせていただきます。大変申しわけございません、どうも。



○議長(津村忠彦君) 13番。



◆13番(山口政信君) 先ほど町長から45度をもっての深い陳謝の言葉をちょうだいしました。私の本当に何と申しましょうか、感性に訴えるものがございましたので、これをもって私の質問は終わります。



○議長(津村忠彦君) 以上をもって山口政信議員の一般質問を終了します。

 これをもって一般質問を終結します。

 以上で本日の日程は全部終了しました。

 本日は、これにて散会します。

            午後2時25分 散会



 前記会議の経過を記載してその相違ないことを証するためにここに署名する。

  平成13年3月14日

            岩美郡岩美町議会議長







               〃   署名議員







               〃   署名議員