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鳥取県 境港市

平成23年第3回定例会(第5号 6月27日)




平成23年第3回定例会(第5号 6月27日)





6月定例会





    第3回 境港市議会(定例会)会議録(第5号)





 
平成23年6月27日(月曜日)午前10時開議


第1 会議録署名議員の指名


第2 議案第43号 議案第44号


   陳情第3号 陳情第5号


                          (総務文教委員会委員長報告)


   議案第45号 議案第46号


   陳情第4号


                          (経済厚生委員会委員長報告)





 本日の会議に付した事件


日程と同じ





 出席議員 (16名)


    1番  松 下   克 君      2番  岡 空 研 二 君


    3番  柊   康 弘 君      5番  竹 安   徹 君


    6番  佐名木 知 信 君      7番  松 本   熙 君


    8番  平 松 謙 治 君      9番  荒 井 秀 行 君


    10番  定 岡 敏 行 君      11番  米 村 一 三 君


    12番  南 條 可代子 君      13番  永 井   章 君


    14番  浜 田 一 哉 君      15番  田 口 俊 介 君


    16番  景 山   憲 君      17番  松 尾 好 行 君





 欠席議員 


    な し





 説明のため出席した者の職氏名


市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長  安 倍 和 海 君


教  育  長  佐々木 邦 広 君     総 務 部 長  下 坂 鉄 雄 君


市民生活部長   佐々木 史 郎 君     産業環境部長   角   俊一郎 君


建 設 部 長  洋 谷 英 之 君     総務部次長    角 田 卓 三 君


市民生活部次長  伊 達 憲太郎 君     建設部次長    山 本 雄 一 君


                       教育委員会事務局次長


建設部次長    門 脇 俊 史 君              木 下 泰 之 君


秘 書 課 長  永 井 卓 真 君     総 務 課 長  築 谷 俊 三 君


財 政 課 長  清 水 寿 夫 君     地域振興課長   柏 木 頼 文 君


生涯学習課長   川 端   豊 君





 事務局出席職員職氏名


局     長  寺 澤 敬 人 君     調査庶務係長   武 良   収 君


議 事 係 長  沼 倉 加奈子 君     議事係主事    深 町 仁 美 君





◎開  議(10時00分)





○議長(松下 克君) おはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。





◎日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(松下 克君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。


 署名議員に、柊康弘議員、平松謙治議員を指名いたします。





◎日程第2 議案第43号〜議案第46号・陳情第3号〜陳情第5号


      (各常任委員会委員長報告)





○議長(松下 克君) 日程第2、議案第43号から議案第46号及び陳情第3号から陳情第5号を一括議題といたします。


 ただいま一括上程いたしました案件について、各委員会委員長の報告を求めます。


 まず、総務文教委員会委員長、永井章議員。


○総務文教委員会委員長(永井 章君) おはようございます。


 これより総務文教委員会委員長報告を行います。


 今期定例会において総務文教委員会に付託されました議案2件、陳情2件についての審査結果を申し上げます。


 審査に当たっては、安倍副市長を初め関係部課長、担当職員出席のもと慎重に審査したところであります。


 初めに、議案第43号、平成23年度境港市一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。


 歳出の主な内容は、総務費において夕日ヶ丘地区の定期借地契約の締結に伴い、境港市土地開発公社などから用地を取得するための経費7,122万円余、東日本大震災の際の支援として提供した災害用備蓄物資を補充するための経費660万円余など。民生費において、要介護者の在宅生活継続のため、定期的な巡回訪問と通報システムによる随時対応を組み合わせた24時間対応の新たなサービスを試験的に先行実施するための経費1,734万円など。衛生費において、新型インフルエンザ対策に備蓄していたマスク等を東日本大震災の際の支援に提供したことに伴う補充経費117万円余など。農林水産業費において、農業者戸別所得補償制度の普及推進や申請受け付け事務などを行う地域水田農業推進協議会に対する助成金69万円余など。商工費において、鳥取県で来年度開催される国際マンガサミットのプレイベントとなる妖怪そっくりコンテストのグランドチャンピオン大会への助成金44万円余、開館10周年を迎える水木しげる記念館の展示内容等の大幅リニューアルのための経費5,250万円など。教育費において、第二中学校のグラウンド整備費8,463万円余、社会教育施設の子育て環境整備として公民館や市民体育館などにベビーベッド、ベビーチェア等を整備するための経費206万円余など。災害復旧費において、1月の豪雪により破損した市民体育館の通路天井の改修費1,391万円余をそれぞれ増額するもので、歳入については歳出に伴う県支出金などを計上するほか、財源として基金繰入金と繰越金を増額しております。


 以上、歳入歳出それぞれ2億6,627万4,000円を増額し、予算総額を140億6,627万4,000円とするものです。


 委員からは、被災地への職員派遣の状況や第二中学校グラウンド整備の予算計上が補正で出された理由、先行実施されている24時間巡回サービスの委託事業者の選定について、また水木しげる記念館のリニューアルの具体的内容についてなど、活発な質疑がなされました。


 本補正予算は妥当なものと認め、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 続いて、議案第44号は境港市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定についてです。


 これは地方税法の一部改正に伴い、住宅ローン控除の適用を受けていた住宅が東日本大震災により居住できなくなった場合においても、引き続き控除の適用を受けることができる特例を創設するものです。


 境港市における制度の適用例を確認し、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 次に、陳情2件の審査について申し上げます。


 陳情第3号は、中学校で使用する新しい教科書の採択に関する陳情です。


 陳情者の趣旨は、鳥取県西部採択協議会に対し歴史及び公民の教科書に関し、改正教育基本法及び新学習指導要領の趣旨を十分に踏まえた公正かつ適切な教科書採択の実施を要望するものです。


 審査に先駆けて、教科書の選定、採択の手順について説明を受け、質疑を行いました。そのことから、現在においても当然に指導要領等を遵守した公正かつ的確な調査研究の上で適正な教科書が採択されていることが認められているという意見があり、採決の結果、賛成多数で不採択にすべきと決しました。


 ただし、1名の委員より、陳情者の趣旨はもっともであり教科書採択の考え方に念を入れるためにも採択し、教育委員会委員長に送付すべきとの意思表示がありましたことを付言いたします。


 陳情第5号は、境港市男女共同参画推進条例の制定に関する陳情です。


 陳情者の趣旨は、男女共同参画推進条例を制定することは市の基本的な施策やそれぞれの分野の責務を明確にし、社会全体が積極的に取り組んでいくための共通の基盤をつくるものであり、実効ある施策の推進や市民の意識を高めるためにも極めて意義深いものである。ついては、市長その他の執行機関に対し、男女共同参画推進条例制定に向けて議会としての対応を求めるものです。


 委員からは、男女共同参画推進というものは多岐にわたる漠然としたテーマではあるが、理念については市民の中にも違和感はないのではないかという意見や、条例が制定されることにより男女共同参画社会の推進につながり、その基本となり得るという意見などがあり、採決の結果、全員異議なく採択し、市長送付とすべきものと決しました。


 以上で総務文教委員会に付託された議案、陳情についての審査結果報告を終わります。


○議長(松下 克君) 次に、経済厚生委員会委員長、浜田一哉議員。


○経済厚生委員会委員長(浜田一哉君) おはようございます。


 経済厚生委員会委員長報告を行います。


 今期定例市議会において、本委員会に付託された議案は2件、並びに陳情1件であります。審査は、6月22日に安倍副市長を初め担当部課長、関係職員の出席のもとに慎重に審査をしたところであります。


 初めに、議案について審査の結果を申し上げます。


 議案第45号は、境港市企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。


 これは企業立地事業計画の認定基準となっている投下固定資産総額及び新規雇用者数を緩和し企業立地の促進を図るとともに、あわせて企業立地事業計画の認定や支援措置について、新設、増設、移設の区分や中小企業者かどうかの区分により決定していたものを、投下固定資産総額及び新規雇用者数に応じて決定するもので、より設備投資がしやすく雇用の拡大にもつながるよう、制度のハードルを下げるものであります。


 委員からは、制度の改善だけではなく、今まで以上に積極的に誘致活動を行うべきとの意見や、行政担当者はこうした変更内容については迅速に伝達し、制度を生かすようにすべきであるといった意見などがあり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第46号は、市道の路線の認定についてであります。


 これは外江町内の1路線を認定するものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 次に、陳情について審査の結果を申し上げます。


 陳情第4号は、最低賃金の引き上げと制度の抜本改正を求める意見書採択の陳情であります。


 委員からは、現在の社会状況においては中小零細企業は特に大変苦しい経営が続いている。経済と雇用は表裏一体であり、国による活性化策が求められているところであり、最低賃金の引き上げは現況において困難であるといった意見や、低賃金は社会の一番の問題であり、結婚ができない状況をもつくっている。個々の会社では対応できなくとも、社会的に解決していくことが大切であるといった意見などがあり、採決の結果、賛成多数で趣旨採択すべきものと決しました。


 ただし、1名の委員より採択すべきとの意見がありましたことを付言します。


 また、議案及び陳情の審査の後、当委員会の所管事項である下水道会計の推計について、また本市における福島第一原子力発電所事故を受けた原子力防災対策の取り組み状況について、各担当課より説明を求めました。説明を受けた後、それぞれについて活発な意見交換がありましたことを御報告いたします。


 以上で経済厚生委員会委員長報告を終わります。


○議長(松下 克君) 討論に入ります。


 通告により、竹安徹議員。


○5番(竹安 徹君) 私は、無所属の竹安徹でございます。


 先般の総務文教委員会で、中学校で使用する新しい教科書の採択に関する陳情が審議されました。委員会の審議では不採択となりましたが、私は採択すべき案件であるとの立場で討論を行います。


 1947年に教育基本法が制定されて以来、半世紀を経過しました。平成18年、我が国の未来を切り開く教育の基本を確立し、その振興を図ることを目的として改正教育基本法が制定されました。現行憲法の改正問題と並び、戦後一貫して議論が行われてきた政治の重要なテーマでもありました。


 この間、科学技術の進歩や情報化、国際化と少子高齢化の進展など、我が国の教育をめぐる状況は大きく変化するとともに、さまざまな課題や問題が生じてきたことも事実であります。


 こうした中、改正教育基本法はその目的の中で、これまでにはなかった個人の尊厳と公共の精神の育成、伝統と文化を尊重し、それをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことなど、新たな項目が盛り込まれています。


 学校教科書の選定については、改正教育基本法及び学習指導要領の趣旨を踏まえた検定基準が示されたことから、改正教育基本法が掲げる教育の目標と教科書が一致していなければならないとされています。また、文部科学省においても、教科書の内容について綿密な調査研究のほか、公正、適正な採択を求めております。


 陳情者の願意は、これらの法と手続に基づく選定基準を遵守するとともに、公正適切な教科書の採択が行われることを求めるものであります。


 したがって、陳情者の陳情理由は当然のことであり何ら疑問はなく、率直に採択すべきものであります。


 以上、陳情第3号に対する委員長報告に反対の意を表明して討論を終わります。議員各位の良識ある賛同をお願いいたします。


○議長(松下 克君) 次に、定岡敏行議員。


○10番(定岡敏行君) 私は、ただいま反対討論のありました陳情第3号について、総務文教委員長報告に賛成の立場から討論をいたします。


 この陳情は、ありましたように来年度から使用する教科書の採択に当たって、改定教育基本法、改定学校教育法及び改定学習指導要領等の内容を教育委員、学校関係者に周知徹底し、その立場で最も適した教科書を採択せよと求めるものです。


 一見、法律どおりにちゃんとやれという陳情に見えて、どこに問題がと、こう思わせますけれども、委員会の議論では今さらどうしてという意見が大勢で不採択となったものです。


 私は、なぜ陳情者たちが殊さらこの改正教育基本法を持ち出すのかを考えることが大切だと思います。


 そもそも教育基本法は、かつての天皇絶対の専制政治が子供たちにお国のために命を捨てよと教え込み、若者たちを侵略戦争に駆り立て、アジア諸国民と日本の人々に多大な犠牲を生んだあの痛ましい経験を根本から反省し、平和、人権尊重、民主主義という憲法の理念を実現する人間を育てよう、こういう決意に立って制定されたみずみずしい理念に満ちたものでした。


 例えば教育基本法第1条は、「教育は人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身とも健康な国民の育成を期して行わなければならない」、このように教育の目的が一人一人の子供たちの人格完成、発達の可能性を最大限に伸ばすことにあると述べています。


 しかし、改正された教育基本法は、法の前文から平和を希求する人間の育成といった理念を削除する一方で、第2条で教育の目標として国を愛する態度など20の徳目を列挙し、その目標の達成を学校や教職員、子供たちに義務づけたのです。上げられている徳目それ自体には当たり前のものもありますし、私たちも市民道徳を培う教育の重要性を否定するものではありません。しかし、それは人格の完成を目指す教育の自主的な営みを通じて行われるべきものであって、法律によって義務づけ、強制すべきものではありません。そうなれば、時の政府の意思によって特定の価値観を子供たちに事実上植え込むものになってしまうのではないでしょうか。


 改正教育基本法が意図するのは、教育勅語のあの時代の教育、戦前と同様の国家が上から国民の心に介入し、体制に従順な人づくりをしようとするものです。この精神をたっとんで検定を行えという陳情団体、教育を考える鳥取県民の会や代表者たちの意図は、まさにここにありではないでしょうか。


 私は、市立図書館に展示してある今回の教科書検定にかかる教科書も見てまいりましたけれども、陳情者たちの思惑の延長線上にある教科書出版社の例えば育鵬社や自由社、この公民教科書では大日本帝国憲法下で天皇は元首で統治権の総覧者ではあったけれども、例外的に実権を行使した以外は直接政治を行ったわけではないと、昭和天皇があの侵略戦争を推し進めた事実は欺かれ、その深刻な戦争の反省の上に立って新しい日本国憲法が20歳以上の男女による普通選挙で選ばれた国会で審議、議決されたという事実は無視をされ、GHQによる押しつけ憲法との立場ばかりが強調されるといった調子です。


 私は、この年になって2人の孫を持つ身になりましたけれども、孫子の世代にこんな間違った歴史観を教え込もうとし、近隣諸国とのあつれきを拡大するばかりの教科書を手渡したくはありません。


 この陳情を不採択にとされた総務文教委員会の多くの皆さんに敬意を表し、委員長報告に賛成するものであります。同僚議員の皆さんの御賛同をお願いし、私の討論を終わります。


○議長(松下 克君) 以上で討論を終わり、採決いたします。


 まず、議案について採決いたします。


 議案第43号、平成23年度境港市一般会計補正予算(第1号)から議案第46号、市道の路線の認定についてまでは、それぞれ原案のとおり決することに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号、平成23年度境港市一般会計補正予算(第1号)、議案第44号、境港市税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について、議案第45号、境港市企業立地の促進及び雇用の拡大に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第46号、市道の路線の認定については、それぞれ原案のとおり可決いたしました。


 次に、陳情について採決いたします。


 陳情第3号、中学校で使用する新しい教科書の採択に関する陳情は、委員会においては不採択であります。


 これに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、陳情第3号は、不採択と決しました。


 次に、陳情第4号、最低賃金の引き上げと制度の抜本改正を求める意見書採択の陳情は、委員会においては趣旨採択であります。


 これに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、陳情第4号は、趣旨採択と決しました。


 次に、陳情第5号、境港市男女共同参画推進条例の制定に関する陳情は、委員会においては採択、市長送付であります。


 委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、陳情第5号は、採択、市長送付と決しました。





◎閉  会(10時30分)





○議長(松下 克君) 以上で今期定例市議会に付議された議案並びに陳情の審議を終了いたしました。


 これをもって平成23年第3回境港市議会定例会を閉会いたします。





  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。











         境港市議会議長








         境港市議会議員








         境港市議会議員