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鳥取県 境港市

平成23年第2回定例会(第5号 3月24日)




平成23年第2回定例会(第5号 3月24日)





3月定例会





    第2回 境港市議会(定例会)会議録(第5号)





 
平成23年3月24日(木曜日)午前10時開議


第1 会議録署名議員の指名


第2 議案第10号 議案第19号 議案第20号 議案第21号


   議案第25号 議案第26号 議案第27号 議案第28号


                          (総務文教委員会委員長報告)


   議案第11号 議案第12号 議案第13号 議案第14号


   議案第15号 議案第16号 議案第17号 議案第18号


   議案第22号 議案第23号 議案第24号 議案第29号


   議案第30号 議案第31号 議案第32号


   陳情第1号 陳情第2号


                          (経済厚生委員会委員長報告)


第3 議案第33号 教育委員会委員の任命について


   議案第34号 平成22年度境港市一般会計補正予算(第8号)


   議案第35号 工事請負契約の締結について


   議案第36号 工事請負契約の締結について





 本日の会議に付した事件


日程と同じ





 出席議員 (16名)


    1番  松 下   克 君      2番  岡 空 研 二 君


    3番  柊   康 弘 君      5番  竹 安   徹 君


    6番  佐名木 知 信 君      7番  松 本   熙 君


    8番  平 松 謙 治 君      9番  荒 井 秀 行 君


    10番  定 岡 敏 行 君      11番  米 村 一 三 君


    12番  南 條 可代子 君      13番  永 井   章 君


    14番  浜 田 一 哉 君      15番  田 口 俊 介 君


    16番  景 山   憲 君      17番  松 尾 好 行 君





 欠席議員


    な し





 説明のため出席した者の職氏名


市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長  安 倍 和 海 君


教  育  長  根 平 雄一郎 君     総 務 部 長  景 山 久 則 君


市民生活部長   佐々木 史 郎 君     産業環境部長   山 本   修 君


建 設 部 長  洋 谷 英 之 君     総務部次長    角   俊一郎 君


市民生活部次長  伊 達 憲太郎 君     産業環境部次長  阿 部   裕 君


                       教育委員会事務局次長


建設部次長    門 脇 俊 史 君              下 坂 鉄 雄 君


秘 書 課 長  永 井 卓 真 君     財 政 課 長  築 谷 俊 三 君


地域振興課長   田 辺 伸 一 君     生涯学習課長   川 端   豊 君





事務局出席職員職氏名


局     長  寺 澤 敬 人 君     調査庶務係長   武 良   収 君


議 事 係 長  沼 倉 加奈子 君     議事係主任    片 岡 みゆき 君





○議長(松下 克君) おはようございます。


 本会議に先立ちまして、一言申し上げます。


 このたびの東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波により、想像を絶する壊滅的な被害がもたらされ、幾多のとうとい命が失われました。まことに痛恨のきわみであります。ここに犠牲となられた方々とその御遺族に対しまして、衷心より哀悼の意を表します。また、負傷された方々を初め、被害に遭われ避難生活を余儀なくされている被災者の方々に、心よりお見舞い申し上げます。


 これより犠牲者の方々の御冥福を祈り、黙祷をささげたいと存じます。


○事務局長(寺澤敬人君) 御起立願います。黙祷。


                 〔全員黙祷〕


○事務局長(寺澤敬人君) 黙祷を終わります。





◎開  議(10時00分)





○議長(松下 克君) これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。





◎日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(松下 克君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。


 署名議員に、佐名木知信議員、松尾好行議員を指名いたします。





◎日程第2 議案第10号〜議案第32号・陳情第1号・陳情第2号


      (各委員会委員長報告)





○議長(松下 克君) 日程第2、議案第10号から議案第32号及び陳情第1号、陳情第2号を一括上程し、各委員会委員長の報告を求めます。


 まず、総務文教委員会委員長、永井章議員。


○総務文教委員会委員長(永井 章君) おはようございます。総務文教委員長報告を行います。


 今期定例会において、総務文教委員会に付託された議案は8件であり、3月14日と15日には平成23年度一般会計予算、17日には条例関係等7議案について行った審査の結果を申し上げます。


 なお、審査に当たりましては、中村市長を初め、担当部課長、関係職員多数出席のもとに慎重に審査したところであります。


 初めに、議案第10号、平成23年度境港市一般会計予算について申し上げます。


 平成23年度予算案は、長期化する厳しい経済情勢の影響で、歳入においては、収税率向上のため、相談室を新たに設置するなど評価できる取り組みはあるものの、自主財源の根幹である個人市民税、法人市民税や固定資産税など、市税収入は引き続き大幅な減収が見込まれる中、国の地方交付税や市債の増額、基金の繰り入れにより、一般財源の総額は増額となっております。


 歳出については、経常的経費を一律1%削減、継続的な政策的経費を5%圧縮するなど、経費の節減合理化に努める一方、子育て支援の充実、教育環境の整備、保健福祉事業のさらなる充実などに加え、地域の活性化や地域経済の振興に向けた事業への取り組みに対する予算措置となっています。


 一般会計予算の総額は138億円で、前年度の当初予算に比べ6.6%の増となっています。この主な要因は、退職手当や社会保障関連の扶助費の増と、中小企業への金融対策、夕日ヶ丘公園墓地整備事業などによるものであり、2日間にわたる慎重な審査の結果、議案第10号、平成23年度境港市一般会計予算は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の意思表示がありましたことを付言いたします。


 また、審査の過程において、本予算の執行に際して、次の事項に留意を求める意見があったことをあわせて報告いたします。


 平成23年度一般会計予算執行に際しての留意事項。


 1、市民活動センターについては、協働のまちづくりの活動拠点となるよう、一層の機能の充実を図られたい。


 2、最終年度となる緊急雇用創出事業については、その内容について十分検証しながら実施し、次年度以降への継続について検討されたい。


 3、豪雪の体験や平成23年東北地方太平洋沖地震の発生にかんがみ、自主防災組織の新規設立や強化に力を注いでいただきたい。


 4、みなとまち商店街及びさかいポートサウナの運営については、これまでの収支状況を見ながら、建設費負担終了後の計画・検討に取り組まれたい。


 5、電気自動車、電動バイクの購入、街路灯のLED照明化、市民図書館の太陽光パネル設置など、市が導入する環境負荷軽減事業については、その効果について積極的に市民に啓発されたい。


 6、第二中学校の実施設計に際しては、災害時の避難拠点としての機能も考慮していただきたい。以上です。


 次に、条例関係等の議案7件について申し上げます。


 議案第19号は、市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例制定についてです。


 市長、副市長、教育長の給与をそれぞれ20%、15%、10%減額し、その期間を平成24年3月31日まで延長するものです。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第20号は、境港市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてです。


 国の法律改正に伴い、本市の非常勤職員に育児休業の制度を導入するものなどで、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第21号は、境港市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定についてです。


 児童クラブの開設時間を、現在の午前9時から午後6時までを午前8時30分から午後5時30分までとするもので、変更に至った経緯について質疑がなされました。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第25号は、第8次境港市総合計画基本構想についてです。


 第8次総合計画の位置づけとなる境港市まちづくり総合プランの策定について議会の議決を求めるもので、委員からは、プランの実施期間と提案の時期についての整合性を問う意見や、基幹産業である水産業や中海の環境保全など、細かい施策が見えないといった意見や、プランに対するパブリックコメントの結果から、市民に対する周知不足を指摘する意見などがあり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、2名の委員より反対の意思表示がありましたことを付言いたします。


 議案第26号は、中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結についてです。


 新たに境港及び米子鬼太郎空港の機能強化及び利用促進に関する項目など4項目を追加することについて議会の議決を求めるもので、協定の内容について、より積極的な事業実施を求める意見がありました。採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の意思表示がありましたことを付言いたします。


 議案第27号は、鳥取県西部ふるさと振興基金の廃止に伴う財産処分に関する協議についてです。


 西部広域行政管理組合が設置する鳥取県西部ふるさと振興基金の本年度末の廃止に伴う出資金及び運用益金の処分について議会の議決を求めるもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第28号は、権利の放棄についてです。


 債務者の死亡により市民会館食堂使用料等の回収が困難なため、その請求権を放棄することについて議会の議決を求めるもので、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 以上で今議会において総務文教委員会に付託された議案について委員長報告を終わります。


○議長(松下 克君) 次に、経済厚生委員会委員長、浜田一哉議員。


○経済厚生委員会委員長(浜田一哉君) おはようございます。経済厚生委員会委員長報告を行います。


 今期定例市議会において、本委員会に付託された議案は15件並びに陳情2件であります。審査は、3月16日に特別会計の予算関係議案8件を、18日に条例関係等議案7件、陳情2件を、中村市長初め担当部課長、関係職員の出席のもとに慎重に審査をしたところであります。


 初めに、特別会計予算について審査の結果を申し上げます。


 議案第11号は、平成23年度境港市国民健康保険費特別会計予算についてであります。


 これは、保険給付費の過去の実績等を考慮するとともに、その他運営に必要な所要の経費を計上して、予算総額を40億436万5,000円とするものであります。委員からは、国民健康保険の納付の状況について、また、滞納問題や、負担の軽減、広域化などの質疑や、長引く不況のもと、市民の立場や状況に応じたきめ細やかな体制づくりが求められるといった意見がありました。また、市民の暮らしを支えるためには、一般会計から繰り入れてでも制度を安定させるべきといった意見があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の意思表示がありましたことを付言いたします。


 議案第12号は、平成23年度境港市駐車場費特別会計予算についてであります。


 これは、日ノ出駐車場の改修経費のほか駐車場の施設管理費や公債費など所要の経費を計上して、予算総額を6,798万4,000円とするものであります。委員からは、現在の駐車場の使用料についての質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第13号は、平成23年度境港市下水道事業費特別会計予算についてであります。


 これは、主に水木しげるロード周辺を含む境地区などで行う管渠整備費や、雨水の排水対策として、中町雨水幹線整備費などを計上して、予算総額を20億9,271万7,000円とするものであります。委員からは、今後の下水道事業の使用料の見通しについての質疑や、前納報奨金についての考え方、管渠の維持管理、修繕の考え方についてなど、活発な意見交換がありました。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第14号は、平成23年度境港市高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算についてであります。


 これは、2件の新規貸し付けを見込み、予算総額を586万8,000円とするものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第15号は、平成23年度境港市介護保険費特別会計予算についてであります。


 これは、保険給付費の過去の実績を考慮するとともに、その他運営に必要な所要の経費を計上し、予算総額を29億5,359万7,000円とするものであります。委員からは、財政安定化を図るべきとの意見、また、次期の事業計画においての質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第16号は、平成23年度境港市土地区画整理費特別会計予算についてであります。


 これは、深田川土地区画整理と境港新都市土地区画整理のそれぞれの保留地事業に係る公債費を計上し、予算総額を1億460万3,000円とするものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第17号は、平成23年度境港市市場事業費特別会計予算についてであります。


 これは、市場関係者詰所と汚水処理施設のそれぞれの施設管理に係る諸経費や公債費など所要の経費を計上して、予算総額を4,520万9,000円とするものであります。委員からは、市場関係者詰所の施設使用料や用途について、状況に応じて再検討すべきといった意見や、施設の維持管理をしっかりしてほしいとの意見、また、汚水処理施設については、今後の改修計画についての質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第18号は、平成23年度境港市後期高齢者医療費特別会計予算についてであります。


 これは、鳥取県後期高齢者医療広域連合への納付金のほか、保険料の徴収事務費など所要の経費を計上して、予算総額を3億3,953万円とするものであります。委員からは、国の制度が変わってくる状況の中で、地方自治体としての要望をしっかり上げるべきとの意見があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 次に、条例関係等の議案について審査の結果を申し上げます。


 議案第22号は、境港市駐車場条例の一部を改正する条例制定についてであります。


 これは、地権者からの要請により、松ケ枝町駐車場を本年度末で廃止とするものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第23号は、境港市高額療養費等貸付基金条例の一部を改正する条例制定についてであります。


 これは、貸し付け実績に伴い、基金の額を600万円から200万円に減額するものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第24号は、境港市子育て支援拠点施設設置条例制定についてであります。


 これは、子育て支援のための拠点施設を、既存の境港市こども支援センターに加え、旧ひまわり幼稚園を境港市地域子育て支援センターとして新たに設置するものであります。委員からは、2つの施設の性格についての質疑や、混乱のないよう市民にわかりやすく広報してほしいとの意見がありました。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第29号は、権利の放棄についてであります。


 これは、高齢者住宅整備資金貸付事業貸付金に関する請求権を、債務者の破産決定により回収が困難となったために、その権利を放棄するものであります。委員からは、返済状況についての確認があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第30号は、権利の放棄についてであります。


 これは、高額療養費等貸付金に関する請求権を、債務者の死亡、消息の不明などの理由により回収が困難であるために、その権利を放棄するものであります。採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第31号は、市道の路線の廃止についてであります。


 これは、中浜地区内の1路線を廃止するものであります。委員からは、路線の廃止時期についての質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 議案第32号は、市道の路線の認定についてであります。


 これは、同地区内において合計3路線を認定するものであります。委員からは、道路の認定基準についての質疑があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。


 次に、陳情について審査の結果を申し上げます。


 陳情第1号は、2011年度年金の引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を求める陳情であります。委員からは、最低の保障をする制度は必要であるが、財源のことを含め、仕組みができていない現状においては、実現は困難であり、今後議論を深めていくべきであるといった意見や、最低でも国が基礎年金の2分の1は国庫負担としているので、その2分の1については保障すべきといった意見、最低保障年金はつくるべきと考えるが、国の情勢を見ながら継続して議論をすべきといった意見がありました。採決の結果、賛成多数で趣旨採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択、1名の委員より閉会中の継続審査にすべきとの意見がありましたことを付言します。


 陳情第2号は、年金受給資格期間の25年から10年への短縮を求め政府への意見書提出を求める陳情であります。


 委員からは、25年から10年への受給資格の短縮は、強引さを否めない。しかし、25年未満は1円も支給されないことは極端と言わざるを得ない。資格期間の議論だけでなく、減額率等の緩和策を講じるなど議論をすべきであるといった意見や、無年金となっている最も大きな要因が、この掛金期間の問題であるので、短縮すべきであるといった意見、また、方法論は示されているが、陳情項目に若干の疑念があり、もっと継続して議論をすべきといった意見がありました。採決の結果、賛成多数で趣旨採択すべきものと決しました。ただし、2名の委員より採択、1名の委員より閉会中の継続審査にすべきとの意見がありましたことを付言します。


 また、議案審議終了後に、外江保育所、余子保育所及びわかまつ幼稚園、余子幼稚園民営化実施計画案が示され、ゼロ歳から就学前児童までの一貫保育施設に転用し、民間事業者に移管するという計画であります。主な実施計画の内容は、市内保育施設の現状と今後の推計について、また、民営化する際の計画内容、実施基準、進め方、事業者の選考について定めたもので、それぞれについての説明がありました。


 以上で経済厚生委員会委員長報告を終わります。


○議長(松下 克君) 以上で委員長報告を終わります。


 討論に入ります。


 通告により、定岡敏行議員。


○10番(定岡敏行君) 私は、ただいまの2つの委員長報告のうち、議案第10号、平成23年度境港市一般会計予算案、議案第11号、平成23年度境港市国民健康保険費特別会計予算案、議案第25号、第8次境港市総合計画基本構想、まちづくり総合プランのことですが、この3つの議案を可決との報告に反対をいたします。また、陳情第1号、陳情第2号の2つを趣旨採択にという報告に反対し、採択を求めて討論をいたします。


 最初に、議案第11号、国保会計についてですが、私はこの冬も、90円しかお金がない、あすのお米がない、500円でも欲しいと思ってテレビを売りに出たけれども、途中でガス欠、ガソリン代がない、こういう電話に応対をしてまいりました。低所得者層の暮らしの困難は募るばかりであります。こうした中で、余りにも高過ぎる国保税は、本会議で市長もお認めになったように負担の限度を超えています。


 本来、国から国保のために措置されている国保安定化支援事業費も含め、一般会計から繰り入れをしてでも国保税を引き下げるべきときです。本会議で同僚の松尾議員が要望いたしましたが、新年度の国保会計はこの点でいかにも不十分。同意いたしかねます。


 住民に一番身近な基礎自治体として当然のことですけれども、新年度一般会計予算案にもまた、市民福祉と地域活性化に役立つ多くの事業が予定をされており、私たちはそのことを十分に評価しています。


 しかし、これだけの情勢の中、例えば国保税の引き下げはしない一方で、ことしも環日本海貨客船定期航路、DBSという韓国の海運会社への2,380万円もの税金が市の負担分として計上されています。これまでも述べてきましたように、近隣諸国との交流、交易の拡大には賛成ですが、今もって先行き不透明なこの事業の一私企業への公費投入は財政規律にもとるものです。この可決に賛成ができません。


 議案第25号、第8次境港市総合計画基本構想についてですが、中海再生の課題と具体的なプランが一つとして触れられていないのは理解できません。市の基幹産業である漁業、特に沿岸漁業や内水面漁業の振興と生活環境の保全に欠くことのできない境港市政上の大問題です。中海は境港だけでできる問題じゃないというお考えがあるかもしれませんが、それほど多角的で広域的な課題であるからこそ、境港市が握って離さず、総合的な計画と方針をもって一つ一つ取り組んでいく、そういうスタンスが決定的なのではないでしょうか。他にも論点はありますけれども、この点だけでも総合計画案は重大な欠陥を持つものであり、賛成できません。練り直しを求めたいと思います。


 陳情第1号、年金の引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を求める陳情と、第2号、年金受給資格期間を25年から10年への短縮を求める陳情の2本については、それぞれ趣旨採択というものですけれども、討論は省略し、いずれも採択し意見書を送付すべきものと主張し、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。


○議長(松下 克君) 


 次に、佐名木知信議員。


○6番(佐名木知信君) 会派港みらいの佐名木知信でございます。ただいまの総務文教委員長報告のうち、議案第10号、平成23年度境港市一般会計予算案に対し、賛成の立場から討論いたします。


 我が国における経済情勢は、いまだ確かな回復軌道が見えない中、超高齢化、人口減少という急激な社会構造の変化への対応を迫られ、国や地方を取り巻く財政環境は、一段と厳しい状況となっております。


 境港市においても、市税収入が対前年度約7,600万円、率にして2.0%、それぞれマイナスとなっております。平成19年度と比較してみますと、実に約5億円の減収の見込みであり、その厳しさがより一層増していることが伝わってまいります。


 一方で、本市の行財政改革の取り組みは、平成23年度当初予算説明会に配布された資料によりますと、平成14年度と平成23年度を比較し、市債残高は約53億円の減少、基金残高は約24億円の増加となっており、着実にその成果が指標になってあらわれています。


 また、その取り組みの果実を生かし境港市土地開発公社への無利子貸付枠をさらに増額することに加え、定期借地権制度利用の好調さもかんがみ、同公社の有利子負債は8億円にまで圧縮される見込みとなっています。このことからも、市と土地開発公社、連結ベースでの財政健全化も確実に進んでいることがうかがえます。


 平成23年度一般会計予算案は、総額138億円で、対前年度8億5,000万円、率にして6.6%それぞれプラスとなっております。予算の増額及び伸び率だけで判断すると積極型と映りますが、その要因は少子高齢化社会を反映した社会保障関係費や定年退職者の増加による人件費の増など、いわゆる義務的な経費の増加に対応した部分が大きなウエートを占めているもので、私は規律ある財政運営方針のもと、堅実な予算編成がなされているものと受け取っております。


 しかしながら、歳入面に注目しますと、自主財源比率は前年度より1.1ポイント減の41.7%となっております。これは、不況の影響で市税が落ち込み、それを地方交付税などの依存財源で賄っているためであります。本市に限らず地方の自治体に共通する傾向とも言えますが、ここ数年の地方交付税への依存度の高まりを見ますと、いまだ将来にわたっての不安は払拭し切れていない状況ではないでしょうか。


 このような状況の中、限られた歳入で予算を編成するには、事業の取捨選択は当然必要になってまいります。そこで、一般会計予算案の内容を詳細に見ますと、まず市民生活に密着した現状サービスは堅持した上で、連携と共栄の理念に基づく中海圏域連携事業の実施、子育て支援の充実、また、教育環境の整備に関しての取り組み、中学校施設の改修や第二中学校改築の本格化、下水道及び市道整備事業の大幅な予算投入などの点において、評価に値すべき施策が多々盛り込まれていると考えます。


 今後、一過性のブームに終わらせないための観光振興の充実、基幹産業である水産業への支援策、荒廃農地の目立つ農業への施策、企業誘致や雇用拡大への施策、公共施設の維持補修等々、市政の抱える課題は尽きないでしょうが、社会情勢の変化に伴って喫緊の課題として取り組むべき施策、将来の展望に基づいて計画的に実行すべき施策について、市民ニーズを勘案しながら、年度ごとに市民生活がステップアップしていく姿勢を常に持ち続けていただくよう強く要望いたしまして、平成23年度一般会計予算案の賛成討論を終わります。


○議長(松下 克君) 以上で討論を終わり、採決いたします。


 まず、議案について採決いたします。


 議案第10号、平成23年度境港市一般会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、議案第10号は、原案のとおり可決いたしました。


 次に、議案第11号、平成23年度境港市国民健康保険費特別会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、議案第11号は、原案のとおり可決いたしました。


 次に、議案第25号、第8次境港市総合計画基本構想(境港市まちづくり総合プラン)について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、議案第25号は、原案のとおり可決いたしました。


 次に、議案第26号、中海圏域の定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、議案第26号は、原案のとおり可決いたしました。


 次に、ただいま可決いたしました議案を除く各議案は、それぞれ原案のとおり決することに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第12号、平成23年度境港市駐車場費特別会計予算、議案第13号、平成23年度境港市下水道事業費特別会計予算、議案第14号、平成23年度境港市高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算、議案第15号、平成23年度境港市介護保険費特別会計予算、議案第16号、平成23年度境港市土地区画整理費特別会計予算、議案第17号、平成23年度境港市市場事業費特別会計予算、議案第18号、平成23年度境港市後期高齢者医療費特別会計予算、議案第19号、市長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第20号、境港市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第21号、境港市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について、議案第22号、境港市駐車場条例の一部を改正する条例制定について、議案第23号、境港市高額療養費等貸付基金条例の一部を改正する条例制定について、議案第24号、境港市子育て支援拠点施設設置条例制定について、議案第27号、鳥取県西部ふるさと振興基金の廃止に伴う財産処分に関する協議について、議案第28号、権利の放棄について、議案第29号、権利の放棄について、議案第30号、権利の放棄について、議案第31号、市道の路線の廃止について、議案第32号、市道の路線の認定については、それぞれ原案のとおり可決いたしました。


 次に、陳情について採決いたします。


 陳情第1号、2011年度年金の引き下げの撤回と無年金・低年金者に緊急措置を求める陳情は、委員会においては趣旨採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、陳情第1号は、趣旨採択と決しました。


 次に、陳情第2号、年金受給資格期間の25年から10年への短縮を求め政府への意見書提出を求める陳情は、委員会においては趣旨採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。


                〔賛成者起立〕


○議長(松下 克君) 起立多数と認めます。よって、陳情第2号は、趣旨採択と決しました。





◎日程第3 議案第33号〜議案第36号





○議長(松下 克君) 日程第3、議案第33号、教育委員会委員の任命についてから議案第36号、工事請負契約の締結についてまでを一括議題といたします。


 市長の提案理由の説明を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 提案理由を申し上げる前に、このたびの東北関東大震災により亡くなられました方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、甚大な被害を受けられました皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。被災地の皆様におかれましては、一日も早い復興と日常の生活を取り戻されますように心からお祈り申し上げます。市といたしましても、早期の復旧・復興を願い、義援金や救援物資の募集を初めとする取り組みを行っておりますが、引き続き最大限の支援をしてまいりたいと考えております。


 議案第33号から議案第36号までの提案理由につきまして、一括して申し上げます。


 議案第33号は、教育委員会委員の根平雄一郎氏が3月31日をもって辞任されることから、新たに佐々木邦広氏を任命いたしたく、法の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。


 議案第34号は、平成22年度一般会計補正予算(第8号)でありまして、早期退職者に対する退職手当を3,074万円余、決算の見込みに基づき財政調整基金積立金を1億8,990万円余、それぞれ増額し、その財源として地方交付税を増額いたしております。以上によりまして、歳入歳出それぞれ2億2,065万4,000円を増額し、予算総額を153億23万3,000円といたすものであります。


 なお、集会所災害復旧事業につきまして、年度内の完了が困難となるため、繰越明許費を設定し、翌年度に予算を繰り越す措置をとっております。


 議案第35号は、境港市立第一中学校の耐震補強、大規模改造及び空気調和設備の建設工事について、松本組・ウオタニ特定建設工事共同企業体と契約金額2億4,885万円で工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決を求めるものであります。


 議案第36号は、境港市立第一中学校の耐震補強、大規模改造及び空気調和設備の機械工事について、株式会社シンセイと契約金額2億1,047万2,500円で工事請負契約を締結するに当たり、議会の議決を求めるものであります。


 よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。


○議長(松下 克君) ただいま説明のありました議案第33号から議案第36号までは即決といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号から議案第36号までは即決といたします。


 質疑に入ります。質疑がありましたらどうぞ。


                 〔質疑なし〕


○議長(松下 克君) 質疑を終わります。


 討論に入ります。討論がありましたらどうぞ。


                 〔討論なし〕


○議長(松下 克君) 討論を終わります。


            〔定岡敏行君・松尾好行君退場〕


○議長(松下 克君) 採決いたします。


 議案第33号、教育委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。認めます。よって、議案第33号は、原案のとおり同意することに決しました。


            〔定岡敏行君・松尾好行君入場〕


○議長(松下 克君) 次に、議案第34号、平成22年度境港市一般会計補正予算(第8号)から議案第36号、工事請負契約の締結についてまでは、原案のとおり決することに御異議ございませんか。


             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(松下 克君) 御異議なしと認めます。よって、議案第34号、平成22年度境港市一般会計補正予算(第8号)、議案第35号、工事請負契約の締結について、議案第36号、工事請負契約の締結については、原案のとおり可決いたしました。





◎閉  会(10時51分)





○議長(松下 克君) 以上で今期定例市議会に付議された議案並びに陳情の審議を終了いたしました。


 これをもって平成23年第2回境港市議会定例会を閉会いたします。





  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。











         境港市議会議長








         境港市議会議員








         境港市議会議員