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鳥取県 境港市

平成22年第6回定例会(第2号12月13日)




平成22年第6回定例会(第2号12月13日)





12月定例会





    第6回 境港市議会(定例会)会議録(第2号)





 
平成22年12月13日(月曜日)午前10時開議


第1 会議録署名議員の指名


第2 一般質問





 本日の会議に付した事件


日程と同じ





 出席議員 (16名)


    1番  松 下   克 君      2番  岡 空 研 二 君


    3番  柊   康 弘 君      5番  竹 安   徹 君


    6番  佐名木 知 信 君      7番  松 本   熙 君


    8番  平 松 謙 治 君      9番  荒 井 秀 行 君


    10番  定 岡 敏 行 君      11番  米 村 一 三 君


    12番  南 條 可代子 君      13番  永 井   章 君


    14番  浜 田 一 哉 君      15番  田 口 俊 介 君


    16番  景 山   憲 君      17番  松 尾 好 行 君





 欠席議員


    な し





 説明のため出席した者の職氏名


市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長  安 倍 和 海 君


教  育  長  根 平 雄一郎 君     総 務 部 長  景 山 久 則 君


市民生活部長   佐々木 史 郎 君     産業環境部長   山 本   修 君


建 設 部 長  洋 谷 英 之 君     総務部次長    角   俊一郎 君


市民生活部次長  伊 達 憲太郎 君     産業環境部次長  阿 部   裕 君


                       教育委員会事務局次長


建設部次長    門 脇 俊 史 君              下 坂 鉄 雄 君


秘 書 課 長  永 井 卓 真 君     財 政 課 長  築 谷 俊 三 君


地域振興課長   田 辺 伸 一 君     福 祉 課 長  岡 田 真 樹 君


貿易観光課長   浜 田   壮 君     商工農政課長   木 下 泰 之 君


水 産 課 長  足 立 明 彦 君     管理課長補佐   灘   英 樹 君


下水道課長    山 本 雄 一 君     教育総務課主査  山 本 淳 一 君


生涯学習課長   川 端   豊 君





事務局出席職員職氏名


局     長  寺 澤 敬 人 君     調査庶務係長   武 良   収 君


議 事 係 長  沼 倉 加奈子 君     議事係主任    片 岡 みゆき 君








◎開  議(10時00分)





○議長(松下 克君) おはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。





◎日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(松下 克君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。


 署名議員に、浜田一哉議員、竹安徹議員を指名いたします。





◎日程第2 一般質問





○議長(松下 克君) 日程第2、一般質問に入ります。


 初めに、代表質問を行います。


 きょうどう代表、景山憲議員。


○16番(景山 憲君) おはようございます。


 12月定例市議会に当たりまして、会派きょうどうを代表して質問いたします景山です。よろしくお願いをしたいと思います。


 12月定例市議会に当たり、会派きょうどうを代表して、現下の市政の課題であると思われる事項について質問し、議論を深めたいと思います。


 まず最初に、4月から5月にかけて7地区で開催された市長と語る会において出された自治会要望について伺います。


 自治会要望として、側溝の改修、道路の改修、街路樹の剪定など、7地区51項目が要望されました。それぞれの地区の自治会で多岐にわたったものを調整の上、出された事項だと思います。現時点での執行状況について伺います。


 また、去る10月19日に自治連会長から今年度の要望書が提出されたものと承知をしていますが、新年度予算に反映されますことをお願いをしておきます。


 さて、来年度予算編成もかなり進んでいるものと思います。現下の厳しい経済情勢のもと、市政の貴重な財源である市税の伸びも期待できないことから、引き続き厳しい財政運営になるものと思いますが、市民福祉の充実と、市民が安心して生活を送ることができる施策の推進を念願しているところです。


 平成23年度予算編成に当たり、市長は市政概要報告で、地域活性化を図るための諸施策や喫緊課題への時宜を得た対応のほか、市民生活に密着したサービスの維持にも最大限配慮をしていくという基本的な考え方を述べられました。市長の基本的な考え方には理解できるところでありますが、そこで市長に伺います。とりわけ重点的に取り組まれる分野は、特に力を入れて配分が必要であると思われる事業は何でしょうか。


 私どもの会派きょうどうは、平成23年度予算編成に当たり、協働のまちづくりの一層の推進のため、自治会活動への助成を増額。防災の観点からも、特に必要な場所の内水排除事業の推進、生活道路・側溝改修費の増額。厳しい雇用環境のもと、県を初めとする関係機関との連携強化による企業誘致活動を促進するための予算の増額。今や全国の市町村がそれぞれの特色をアピールすることに全力を挙げる時代であります。さかなと鬼太郎のまち境港を今以上に発信するための事業費の充実。本市の基幹産業である水産業の振興のため、生産から流通、水産加工食品の開発、魚やカニを原材料とする料理の創作などの取り組みをされている関係団体等への支援の充実。子育て環境の一層の充実を図るための新規事業の取り組み、継続事業費の充実。また、障がいのある人の生活基盤の確立、自立支援のために必要な事業費の増額。以上申し上げました項目について、特に予算の増額、充実または新規事業として配分される必要があると考えているところでありますが、市長はいかがお考えでしょうか。


 次に、職員採用について伺います。


 本市の職員の現状については、これまでの議会においても質問してきましたが、予算編成の時期でもありますので、定数条例に照らして、これからの境港市政を担う人材の確保という観点から、必要な職種について本市職員としての採用が欠かせないものと考えていますが、市長の見解を伺います。


 次に、中海圏域定住自立圏共生ビジョンの推進状況について伺います。


 この定住自立圏共生ビジョンは、中海市長会事務局が取りまとめの担当となり、5年間を期間として、定住自立圏形成協定に基づき、生活機能の強化に係る政策分野(14施策)、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野(6施策)、圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野(2施策)で、平成21年度から済生会病院の診療機能強化への支援、中海産業技術展の開催、環日本海定期貨客船の安定運航に向けた支援、米子市との間での下水道事業など、具体的に実施をされているところでありますが、それぞれの事業は21年度から3年間で終える事業、5年間継続が予定されている事業と区分をされています。その事業推進に係る財源は、平成21年度分は地域活性化・経済危機対策臨時交付金であり、平成22年度、23年度は定住自立圏構想推進基金が充てられ、かつまた、それぞれの自治体の一般財源が充てられている状況であります。事業によっては来年度が最終年の事業であったり、また中間年であったりします。そこで、本市にかかわる事業の具体的な進捗状況について伺います。また、23年度以降に向けての方針についても伺います。


 次に、国の円高・デフレ対応のための緊急経済対策の本市での取り組みについて伺います。


 円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策が実施されることになり、この対策は「雇用・人材育成」、「新成長戦略の推進・加速」、「子育て、医療・介護・福祉等」、「地域活性化、社会資本整備、中小企業対策等」、「規制・制度改革」の5つの柱とされているところですが、地方自治体に交付される具体的な交付額もいまだ明確ではなく、もどかしい状況だと思います。市民にとって有効なさまざまな事業を急いで検討されていると思いますが、とりわけ自治体にとっては「子育て、医療・介護・福祉」の分野、「社会資本整備、地域活性化、中小企業対策」に力点を置くことが求められているものだと考えています。現時点での方針、具体的な事業等について伺います。


 次に、市道の整備の促進について伺います。


 平成21年度からの緊急雇用対策事業を活用した市道現況調査事業、バリアフリー化を目指し、ひとにやさしいまちづくり・バリアフリー点検事業により、障がいのある人たちによる市道等の現況調査、また市職員がボランティア活動の一環として居住周辺の緊急に修繕が必要な箇所の調査結果など、多くのデータが蓄積されたものと認識をしています。こうした膨大な貴重なデータを今後どのような形で整理され、活用されるのか伺います。また、毎日多くの車が通行する道路ですから老朽化も早いでしょう。大きな修繕から小修繕まで含めて、予算的にも大きいものがあるでしょうが、的確な対応が必要であります。今後の対応についての方針を伺います。


 次に、成人式のあり方について伺います。


 今年の3月議会において、同僚議員が本市における成人式のあり方について質問されましたが、その折の教育長の答弁は、式典の開催日について、今後は成人対象者だけではなく保護者にもアンケートをとるなど、幅広く意見を聞き、検討する必要があると考えておりますでありました。アンケート調査は既に実施されたものと思いますが、その調査の内容、対象、範囲はどうだったでしょうか。また、調査結果はどのようなものでありましたか。既に成人式の開催案内が送付されていますが、調査結果を分析されてのことだと思います。その経過についても教育長に伺います。


 次に、学校の校庭芝生化事業の進捗状況について伺います。


 本年度、児童生徒の運動の促進、けがの防止などに有効であることから、小学校6校、中学校1校のグラウンドの芝生化事業が全体で4,200万円余の予算規模で既に実施をされていますが、この事業の進捗状況、また、現在までのその効果について、どのように評価をされているのか、教育長に伺います。


 以上でありますが、予算に関する事項のうち、内水排除事業に関すること、学校の校庭芝生化事業の進捗状況については、同僚の浜田議員から関連質問いたします。積極的な御答弁を期待して、終わります。以上であります。ありがとうございました。


○議長(松下 克君) 市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 会派きょうどうの代表質問にお答えをいたします。


 初めに、自治会要望への対応状況についてのお尋ねであります。


 各地区から提出された自治会要望は、51件ございました。このうち市が実施をする意向をお伝えしたものが40件であります。現時点で実施を完了したものが30件、本年度中に実施を予定しているものが3件、来年度以降に実施を検討しているものが7件であります。自治会要望の中には、県や警察などへの要望も6件ございました。こちらも各関係機関に要望を伝えまして、これまでに実施を完了したものが1件、実施を検討していただいているものが5件でございます。残りの5件につきましては、緊急性が薄い、または実施が困難なものと判断しているものでございます。


 次に、平成23年度の予算編成についてのお尋ねでございます。


 とりわけ重点的に取り組む分野、あるいは特に力を入れて配分する必要があるという事業はどういったものか、また7点の項目について、特に予算の増額、充実、または新規事業として配分する必要があると考えるがどうかというお尋ねであります。


 私は、就任以来、徹底した行財政改革を行いまして、規律ある財政運営を心がけてきたところでございますが、一方で、これまでも取り組むべきものはできる限り取り組んできたつもりでございます。その際の判断基準としましては、市民生活において、あるいは本市の将来のために真に必要なものかどうか、こういったことを判断基準としてきたところであります。しかしながら、限られた歳入の中で新たな取り組みなどを行うためには、既存の事業を含めた取捨選択が必要となってくるわけであります。その事業の必要性や効果などを十分に精査、検証しなければなりませんが、これら一連の調整を踏まえ、予算の配分を考慮していく考えであります。また、質問の中で御提言いただきました項目につきましても、今後、編成作業が進む中で、歳入の状況や歳出の全体的なことも勘案した上で、できる限り取り組んでまいりたいと考えております。


 次に、市の職員の採用についてのお尋ねであります。


 職員採用につきましては、従来より中期職員採用計画を基本としながら、一般事務職だけでなくて、必要な職種について、採用につきましては柔軟に行ってきたところであります。本年5月に係長を対象にヒアリングを行いまして、現在の係の規模と仕事内容とを検討いたしました結果、平成23年、来年の4月1日付の採用者を当初計画より一般事務職2名、保健師1名を増員して採用することとしたところであります。


 また、保育現場につきましても、正規の職員あるいは臨時の職員が混在しておりまして、正規の職員というのはここしばらく採用がなかったわけでありますけれども、そういったことも検討した結果、来年の1月末には保育士1名につきましても採用試験を行い、4月1日に正規の職員を1名増員をしたいと、このように考えております。


 こういった採用計画につきましては、条例定数の範囲内で、今後の業務量の増加等も勘案をしながら、平成23年度から5カ年間の新たな計画を策定したいと、このように考えております。


 次に、中海圏域定住自立圏共生ビジョンの進捗状況についてのお尋ねであります。


 初めに、本市にかかわる事業の具体的な進捗状況についてのお尋ねであります。


 中海市長会では、定住自立圏を構成し、連携を強化することによって都市機能及び生活機能を確保、充実させ、圏域の活性化を通じて人口の定住化を図れるよう、定住自立圏形成協定に基づき、22の施策を推進しております。


 平成22年度の事業といたしましては、環日本海貨客船航路就航支援事業など33の事業を完了または実施中であります。本市にかかわる主な事業の進捗状況といたしましては、済生会病院の診療機能強化のために、平成21年度、人工透析機の導入に1,680万円余、平成22年度におきましては乳がん診断用の超音波診断装置の導入に440万円余の支援が決定をいたしております。環日本海貨客船航路就航支援につきましては、平成21年度、境港市が2,501万円余を、3市1町が418万円余を負担をし、環日本海経済活動促進協議会に補助金として2,920万円を交付いたしました。平成22年度につきましては、各市町村からの負担金のみならず、本市負担金2,810万円のうち、定住自立圏推進基金から本市分550万円が充当されることとなっております。


 2点目の平成23年度以降に向けての方針についてのお尋ねであります。


 平成23年度事業につきましては、去る11月24日に開催した中海市長会におきまして、おおよそ40の事業計画案と総額2億3,800万円余の予算案を協議いたしまして、概略が了承されたところであります。


 平成24年度以降に向けた方針でありますが、平成23年度が定住自立圏推進基金の使用できる最終年度となりますことから、定住自立圏共生ビジョン実現のための財源をどうするのか、こういった問題が生ずるわけでありますが、今後、協議を深めていく、そういったこととしているところであります。


 次に、国の円高・デフレ対応のための経済緊急対策の本市での取り組みについてのお尋ねであります。


 円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策として、国は補正予算を編成したところでありますが、この補正予算を活用した本市の補正予算案につきましては、国の補正予算の成立後、その内容の一部、明らかになっていない部分がございまして、このたびの定例議会での上程を見送ったところであります。その後、不明でありました地域活性化交付金の概要がある程度示されまして、現在、その内容をもとに予算編成に向けた作業に入っているところであります。時期的に平成23年度の予算編成中でありますから、新年度に確実に取り組まなければならない事業で、その事業を前倒しすることによって、より効果が高くなると考えられる事業を中心に編成する考えであります。まとまり次第、国の補正予算に伴う予算案として市議会にお諮りしたいと、このように考えております。


 次に、市道の整備の促進についてのお尋ねであります。


 昨年度、職員がみずから居住する地区の側溝や道路をボランティアで調査をいたしました結果、緊急修繕を要する箇所が343カ所ございました。そのうち特に緊急度が高いと判断をされました156カ所につきましては、既に整備を完了したところであります。また、福祉関係者の方々の御協力をいただき実施いたしました県道、国道のバリアフリー化整備の実態調査につきましては、今後、その結果をもとに管理者である国、県に対して改修を要望していきたいと考えております。


 なお、緊急雇用対策事業も含めたこれらの調査によって得られた市道の劣化状況、利用頻度、緊急修繕度など37項目の情報につきましては、すべてデータベース化したところであります。現在、この結果をもとに修繕や改修の優先性に関して一定の評価指標により客観的に判断できる解析システムの開発を行っておりまして、本年度末までにすべての市道における将来に向けた整備方法や優先性を分類することといたしております。これらの作業を終えました後、本市における道路整備中期基本計画を策定いたしまして、年次的計画のもとに順次整備していく予定としているところであります。


 私からは以上であります。


○議長(松下 克君) 教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) きょうどう代表の景山議員の御質問にお答えします。


 成人式のあり方についてでございますが、式典の開催日についてアンケート調査の内容、対象、範囲、調査結果をお尋ねでございます。


 アンケート調査は、平成21年度の成人式対象者及び保護者に対して、成人式の実施日、式典の内容、アトラクション、講演、記念品などの項目について、ことしの8月に実施いたしました。選出方法としましては、対象者から無作為に全体の5割程度の212名を抽出しております。その結果、アンケート送付者212名に対して、新成人の回答者が38名で、回答率は18%、新成人の保護者の回答者が34名で、回答率は16%でございました。


 成人式の実施日につきましては、新成人、保護者ともに現行の成人の日の前日が最も多く、次に多かったのが1月3日となっておりました。また、式典の内容、記念品等につきましても、おおむね例年と同様の考え方でよいとの回答が半数以上を占めておりました。


 次に、調査結果を分析した後の経過についてお尋ねでございます。


 今年度の式典の日程につきましては、今回のアンケート結果を踏まえ、今までと同様に成人の日の前日に開催することといたしました。来年度以降の日程につきましては、さらに今年度及び来年度の対象者にアンケート調査を実施し、それらの結果を踏まえて検討してまいりたいと考えております。


 次に、学校の校庭芝生化事業の進捗状況についてお尋ねでございます。


 現在までの校庭芝生化事業の推進状況、そして芝生化の効果についてどのように評価したのかということでございます。


 今年度実施した中学校1校と小学校6校につきましては、4月から6月までの苗づくり、6月の植えつけ、その後の水やり、芝刈りなど、9月の運動会を迎えるまで、所定の作業が予定どおり保護者、学校、市教委の連携のもとで順調に実施されました。ことしの夏の猛暑に加え、児童の少ない誠道小学校に比べ、各校ともグラウンドの使用頻度が高いため、満足のいく生育状態にはなっておりませんが、運動会では各校とも緑のグラウンドの上で競技を実施することができ、例年悩まされている砂ぼこりも少なく、保護者や地域の方々からはおおむね好評をいただきました。また、昼休憩に校庭で遊ぶ児童生徒数も増加したと聞いており、一定の成果は上げられたものと考えております。以上です。


○議長(松下 克君) 景山議員、残り時間は、あと49分ございます。


 追及質問がございましたらどうぞ。


 景山議員。


○16番(景山 憲君) ありがとうございました。


 代表質問にしてはボリュームが少ないなと思いながら、あれですけど、残り時間、頑張りたいというふうに思います。


 いろいろ御答弁いただきまして、大体かなり前進した御答弁をいただいたなと思っておりますが、私が少しずつ今考えておりましたことについて、若干追及質問にしたいと思います。


 最初に、市長と語る会のことですけど、私は職員経験者でございますので、かつて職員の側として参加もしておりますし、その際、いろんな御意見を伺う機会もあって、貴重な時間だったなというふうに思いますが、ことしになりまして、議員になりまして初めて7地区のうち6カ所は一応お訪ねして意見を拝聴する機会を得ました。その中で私が特に思いましたのは、市民がなかなか直接市長に言ってくることはできないなと思いながら、こういう機会を通じて市長が出向いていろんな考え方を述べられるということはいいことだと思いますし、ぜひ推奨していただきたいなと思うんですが、私が印象的に受けましたのは、ちょっと少ないなと、市民の方が、せっかくの機会なので、もうちょっと出ていただく機会はないだろうかということを思っておりまして、例えば今のは自治会の主催ということになっておりますけど、その中でも、やっぱり市の側としてももう少し、せっかくの機会でありますから、PRされることがあってもいいんではないかなと思ったりはしておりますけど、その辺はどうでしょうか。


○議長(松下 克君) 答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 定例的には年1回のそういった機会でありまして、なるべく多くの市民の皆さんに参加をしていただきたい、このことはいつも思っていることでありますが、今、この市長と語る会のほかに、メールで直接市民の皆さんが考えておられること、あるいは御意見が日常的に入ってくる、そういったシステムもございまして、そういったことも影響しているのかなと思いますが、議員がおっしゃるように、年に一度の機会で直接的に意見交換をする場でありますから、もう少しPRの方法等も考えてみたいと、こういうぐあいに思います。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


 景山議員。


○16番(景山 憲君) ぜひ、せっかくの機会ですから、今、市長も言われますように、市の側もPRをしていただきたいと思います。


 それともう一つ、私は逆に、伺っていて、直接いろんなことを言うというのはなかなか難しいとは思うんですが、一つ提案でございますけど、例えば来年度は市の側からこういったテーマで意見をいただけないだろうかと、例えば環日本海航路のことでもいいと思いますし、市政にかかわることについて、市の側からこんなことが今、市の側にとっては課題であると、そういうことがあるとすれば、こういうことについても御意見を伺いたいというようなことがあってもいいんではないかと思うんですけど、どうでしょうか。


○議長(松下 克君) 答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) そういった趣旨も踏まえまして、語る会のありようを、さらにまた検討してみたいと思います。


○議長(松下 克君) 追及質問どうぞ。


 景山議員。


○16番(景山 憲君) ありがとうございます。


 それはそれとしまして、次に、来年度の予算編成のことですけど、私どもの方から今、具体的にこういった方面に予算をつけていただきたい、増額していただきたいということで要望したような状況でございますけど、市長の答弁では、これからもいろんなことを考えながらやっていくということでいただいておりますが、とりわけ私が今ずっと思っておりますのは、何回も言っておりますけど、市の基幹産業であります水産業のことに関して、やっぱり新しい商品の開発とか、いろんなものが模索されておりますし、それをどうやってこれから全国的に発信していくのか、大変大きな課題だとは思いますが、水産業の振興のためにも、そういった民間の企業がされていることについての市の支援といいますか、そういうものをぜひともお願いをしたいと思っておりますけど、その辺は市長、どのようなお考えでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 本市の基幹産業であります水産業の振興につきましては、これは常日ごろからいろいろ業界の皆さんと一緒に意見交換をしながら、その将来方向等についていろいろお話をしているわけでありますが、議員がおっしゃるように、水産業界の皆さんが、その業界の将来に向けての発展策等を、いろいろ具体的にお考えになる、そういったことにつきましては支援をしていきたいというぐあいに思っております。特に水産加工業でありますが、今、水産加工大賞、これを行っておられますから、本当に私どもがふだんわからないような、そういった加工品を開発されておられるわけでありますね。本当に数が多いわけであります。例えばそういった水産加工品の新たな開発等の際には、市の方で何がしかの開発費に対する支援等、こういったことも、これは一つの一例でありますが、そういった積極的なお取り組みに対しては行政の方としてもしっかりとした支援をしていく、そういった考え方を持たなければいけないなと、こういうぐあいに思っているところでございます。


○議長(松下 克君) 景山議員、続けてどうぞ。


○16番(景山 憲君) 予算のことについてはこれ以上あれですけど、鋭意努力をされていると思いますし、よろしくお願いをしたいと思います。要は市民の生活基盤の安定とか、市民が安心して暮らせる予算づくりということで、これからもそういう姿勢でぜひともお願いをしたいというふうに思います。


 次に、中海圏域定住自立圏ビジョンの進捗状況について今伺いまして、私も質問にも述べましたように、かなりの分野で積極的に取り組まれていることは承知をしておりますし、これからも、12月号の市報に4項目追加で出ておりまして、このことも含めて、これから取り組んでいただきたいと思うんですが、最初に市報に出されました4項目の追加の件についてちょっと伺いますが、4項目の追加事業は、いつからいつまでの対象事業で今出されたんでしょうか。


○議長(松下 克君) 景山総務部長。


○総務部長(景山久則君) これは追加提案ということで、協定書に追加で載せていきたいということで中海市長会の中で話がありまして、これにつきましては、本定例会の常任委員会の方で詳しく説明をさせていただきたいというふうに考えておりますので、そのときに御質問していただけるとありがたいというふうに思いますけども。期間は、これは何年ということはございません。いつからいつまでということではございませんので、追加提案については、これはまた3月議会で議決していただかなければいけませんので、事前の段階として、今議会で御説明をさせていただきたいというふうに考えております。以上です。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) 今、総務部長から答弁いただきましたけど、この追加項目に対する、これは、市報に出ておりますのはパブリックコメントのことですから具体的にはなってないと思うんですが、内容が、極めて大事なことだと思うのは、中海の水産資源の育成と確保とか、米子鬼太郎空港の機能強化、この辺は今、まだはっきりわからないみたいな答弁だったと思うんですけど、委員会で詳しく御説明するということなんでしょうか。


○議長(松下 克君) 景山総務部長。


○総務部長(景山久則君) そのとおりでございます。委員会で詳しく御説明したいと思います。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


○16番(景山 憲君) じゃあ、わかりました。それ以上、この場ではそういうことは言いませんが、私が今思っておりますのは、定住自立圏というのはそもそも何なんでしょうかということなんですけど、総務省が出しておりますのは、3大都市圏に人口が集中しないということと、地方圏に人が住んで、安心して暮らせるまちづくりというのが定住圏の構想の大きな柱だというふうに理解はしてますけど、そこで、こうやっていろいろ事業をされておるんですが、今お尋ねしたように、5年間はとりあえずやりますよということになってますが、問題は、何でもそうなんですけど、その後なんでして、今、市長も言われましたけど、なかなか今後の財源確保について検討もせないけませんし、どういうことになるんだろうかということを非常に心配をしているとこなんですけど、文字どおり人口がふえるまではなくても、安定してそこで都市圏が形成をされるというのがその内容だと思ってますけど、この先、どういうふうにこの定住自立圏というのは構想が進んでいくんでしょうか。抽象的な言い方ですけど、ちょっと市長の考えを聞いておきたいなというふうに思います。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) この定住自立圏構想のビジョンの実現につきましては、大きい予算の伴うことにつきましては、今のおっしゃる3カ年集中的にやる。お金の伴う事業ばかりではないわけでありまして、実はこの定住自立圏が形成される以前も、中海市長会として、この4市1町の、例えば一つ例を挙げますと、これまでいろんな公共施設の使用料なんか、市外料金というような、そういったものもそれぞれのまちが持ってたわけでありますが、この圏域が一つのまちだというような考えのもとから、そういった市外料金を撤廃して、どこの市民も、よその市に行っても同じ料金で使える、そういったことも既にもう取り組んできておりまして、心配されておる予算の財源を伴う事業についてはこの3カ年で中心的にやる、24年度以降につきましては、多分ソフト事業が中心になろうかというぐあいに思いますが、この圏域の内外に発信する情報発信事業等は、これは継続的にやっていく必要がありますから、こういったものはみんなが協力して出し合って行っていくと、そういったことが基本になろうかなというぐあいに思います。財源が必要なものにつきましては、この4市1町がそれぞれ適正な負担をしながら対応していくと、そういうことであろうというぐあいに思います。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) 何回も言うようですけど、定住自立圏というのは、この地域が衰退をすることをある意味では防いで、安定的に皆さんが生活していって、人口も少しずつでもふえたらいいなと思うんですけど、片方で、地方はいつも人材の供給源といいますか、せっかく育った子供を、子育て支援等をしっかりやりながら、やったらいい子が、皆さんが本当にいい子に育って、皆さんがまちへ出ていって戻ってこれないと。そうだとすれば、地方というのは相変わらず人材の供給源でしかないじゃないかということがよく言われることなんですけど、私はその辺を非常に危惧といいますか、心配といいますか、私が心配してもしようがないかもしれませんが、思っておるところでございまして、今後とも、逆にいい人材に育った子供たちが帰ってくる環境づくりというのを進めにゃいかんなということを思っているとこなんですけど、例えばいつも言いますけど、企業誘致であったりということも一つの大きな柱だと思うんですけど、いま一つ、私が提案を申し上げたいのは、いわゆるベンチャーですね、大学等、ベンチャー企業とか、それから起業したいという方、境か松江か米子か、この辺で仕事をしたいというような皆さんが帰ってくるための受け皿づくりは何でしょうかということになりますと、今ごろの言葉でいいますと、ベンチャー企業を、どうぞ帰ってきて、こういう施設があります、こういう場所がありますから、提供しますから帰ってきてほしいということがもう一つあってもいいんじゃないかなと。例えば水産高の跡地の活用の問題がいつも話題になるんですけど、せっかくのああいう場を、どうぞベンチャー企業で使いませんかというような視点があってもいいんではないかと思っておりますけど、市長はどのようにお考えでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 若者が定住するための条件はいろいろあるわけでありますが、今おっしゃるように企業誘致もそのとおりであります。そして若い人たちが起業していく、そういった環境を整えていくということも大変重要なことであろうと思っております。これは既に鳥取県あるいは島根県でそういった起業に対する支援策を講じておるところでありますが、この中海圏域でもそういった支援ができるような環境が望ましいわけでありまして、御提言の趣旨はよく踏まえておきたいなというぐあいに思います。


○議長(松下 克君) 追及質問どうぞ。


○16番(景山 憲君) なるべくそういった場が、本当に最初は無償でもいいですよと、極端に言えばそういうことだと思うんですけど、せっかくのあいた跡地とか、いろんなことを活用して、米子市の電気自動車じゃないですけど、ああいったものがぜひとも起業していただけるような環境づくりを、できたらこの共生ビジョンの中にも入れてほしいなというふうに、これは要望をしておきたいと思います。


 次に、市の職員のことでございますけど、市の職員については何回も質問いたしておりますけど、今、前向きに御答弁いただきまして、少しずつでもやっぱりふやしていくんだということでございまして安心をしておりますが、今は例えば防災のことに関しても、どんなことが起きるかわからないということからいえば、専門的な職員とか、そういうことも今後必要だというふうに思います。いろいろ検討の上、ぜひとも条例定数内でふやしていただけるようなことを、重ねてお願いをしたいと思います。


 次に、国の緊急経済対策のことでございますけど、今、私もいろいろ資料を当たったりはしておりますけど、なかなか今のところ本当に具体的にどうなるんだろうかというふうに思います。例えば市町村に直接影響が、影響というより、市町村が本当にこれは身近な課題として取り組む必要があるなあと、取り組んでほしいなということがありますのは、やっぱり子育てや介護や医療、それから地域活性化の部分だと思います。特に医療に関しては、具体的に妊産婦健診に対する公費助成とか新型インフルエンザ対策、それから子宮頸がんのワクチン接種の促進というような事業が緊急的に対応するべきだよというふうにありますし、それから介護現場の職員に対する体制の整備というようなことが上がっておりますし、それから自殺、うつ病対策とか、そういったものがもろもろ、例示ではないんですけど、こういうことがあるというのが、柱がありまして、この辺をぜひとも取り組んでいただきたいなと思うのと、もう一つは、地域活性化で中小企業支援ということが積極的にこれからはされんといけんと思います。そういう面で、ぜひとも具体的な、これから検討されるとは思いますが、いい状況でやっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いをいたします。


 それから、次に成人式のことですけど、先ほど教育長の方から御答弁いただきましたけど、成人式は3月議会で同僚議員が質問いたしておりますが、この質問の趣旨は、正月開催も検討すべきではないかということで質問をされており、そのことも踏まえた調査をしたいということですが、調査はいつごろされたんでしょうかね。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 先ほど答弁いたしましたように、調査は8月に実施をいたしました。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) これもあれですけど、3月議会でということで、8月というのは少し時間がかかっているなと思いますし、それから8月に調査をして結果を出して、分析して、やっぱり仕方がないから来年も同じですわという、そうではないとは思いますが、もう少し早目に取り組まれた方が、より的確なアンケート調査ができるんではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 年度始めは大変な事業をたくさん抱えておりますので、景山議員がおっしゃるとおり早目に取り組むべきだとは思いながらも、実施したのが8月に至ったということでございまして、来月、1月にある今年度の式典については、このアンケートを踏まえたもので、中身等については多少なりとも改善を加えてまいりたいというふうに考えております。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) 教育長ね、こういった成人式の開催日が問題になるということは、長いこと、ずうっとそういうことで、もうちょっと何とかならんのかなあというのが課題で出ておる質問だと思うんですが、それからもう一つは、次の年に何か改善しようと思えば、次の年に成人になるであろう方の意向、それからその人の保護者ということで調査をしたらどうですかということも質問の趣旨だったと思うんですけど、今御答弁されたのは、依然としてそのときの対象者であり、今後、この次の調査では次の予定されている方についても調査をしたいという意向、考え方のようですけど、何年かもずっと同じようなことだと思うんですけど、何でいつも対象者にしか調査がされんのでしょうか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 今回、ことしの8月に実施したものは、ことしの成人式の参加者についてやったわけですけれども、来年度以降も対象者に実施する予定ではあるんですけれども、これについては出席名簿等も確保しなきゃいけませんので、そういう点で、なかなか前もって実施するというのが、全員の方にアンケート調査を実施するというのが難しいように思いますので、そのような形で今後も取り組ませてもらったらというふうに思っております。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) やっぱりね、過去の3月議会で答弁されておったのは、そのときにも、さっきも言いましたように、次のアンケート調査では、次になる人のことも対象にして、保護者等についてもアンケートをしたいというふうに答弁をされておるんですよ。そのことをお忘れのないようにしていただきたいと思うんですが、これ以上は言いませんから、ぜひともいい調査をしていただいて、保護者等が、やっぱり正月で帰ってきておって、2回も帰ってくると交通費も大変だみたいな話にならんように、ぜひお願いをしたいなあというふうに思います。それは以上で終わります。


 いろいろ前後して恐縮ですけど、最後に市道のことでございますけど、先ほど市長からもいろいろ具体的な答弁いただきまして、やや進んでいるなあというふうに思って安心をしているところでございます。今、膨大なデータを今後精査しながら、何か計画でも、具体的に計画策定をしてでもというふうに理解をしましたけど、それでよろしかったでしょうか。そうしますと、具体的には今後も、今、データをもとに向こう何年か、市道整備についても具体的に計画を策定してやっていくというふうにおっしゃったと理解をさせていただきます。ありがとうございました。


 それから、前後して申しわけないですけど、職員採用についてもう一つだけ。さまざまな職種って、私が思っていますのは、一般職だけではなくて、やっぱり今、市長も言われましたけど、今後の事業の展開によっては技師も必要でしょうし、それから極端にもっと言えば現業職だって必要になる場合もあるかもしれません。そういったことも踏まえた上で、ぜひとも採用をお願いして、定数内で市の職員が頑張って仕事ができる体制にしていただきたいものだと思いますけど、市長、その辺はどのような、追加で申しわけないですが。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 職員採用については、御案内のように境港市は319人という条例定数を持っていたわけでありますが、こういう行革を進める中で、今の319の条例定数を20年の4月1日には269に、50人減じるという相当思い切った条例定数の切り下げをしました。24年の4月1日までにこれだけ、269人の条例定数の中で行政の仕事を回していくということであります。大変厳しい定数の改正であったわけでありますが、これが、現在は240数名が実人員であります。大変厳しい削減計画を進めてきたわけでありますが、その間、業務量は増大をしてきておりますし、特に福祉の分野では本当に専門性を求められるような、そういった状況が生じてきております。したがって、職員の採用計画もあるわけでありますが、先ほど答弁をいたしましたように、これを超えて現在の各課、各係の業務の繁閑、あるいは専門性、そういったものを改めて実務者から聞き取りをして、その結果、採用計画を上回る各職種について採用を行ってきたところでありまして、今後もそういったことを基本に、改めて中期職員採用計画、今後5年間の採用計画を策定をしたいということであります。ただ、職員を採用するということは将来にわたって大変な人件費の負担をするということでありますから、このことについては大変厳しい目も一方で持って策定をしていかなきゃいけない、このように考えているところであります。


○議長(松下 克君) 景山議員。


○16番(景山 憲君) ありがとうございました。


 くどいようですけど、境港市がこのまま単独で本当に市政を継続していくには、やっぱり職員の知識といいますか、技量といいますか、こういうことが本当にこれからも発揮をされて、市民が安心して市政を任せられるということになろうかと思います。必要な人材の確保についてはぜひともお願いをして、終えたいと思います。よろしくお願いします。以上でございます。


○議長(松下 克君) 関連質問の通告がありますので、発言を許します。


 浜田一哉議員。


○14番(浜田一哉君) 会派きょうどうの浜田一哉です。同僚の景山議員の代表質問に関連して、2点について市長並びに教育長にお伺いをいたします。


 初めに、代表質問中の来年度予算編成に対しての要望の中にありました本市における内水対策について、中村市長に伺います。


 今さら言うまでもなく、安全・安心のまちづくりの観点からも、本市において内水対策は大変重要な課題であると考えます。特に潮位の差が大きくなる大潮時と台風が重なると浸水災害を受けるおそれが高くなり、加えて近年のゲリラ豪雨などの異常気象もあって、住民の皆さんにとって不安は増大しているのが現状であります。不安を払拭するためにも、災害時の緊急対応は無論、最悪のケースを想定しながら、市全域の排水計画を作成することが内水対策の骨格の部分であると考えます。また、同時に中海沿岸部の樋門、水門の整備や、特に緊急を要する排水路の整備箇所の抽出、内水排除と同時に高潮や異常気象時の際の対応策としてのポンプ施設の整備計画などについても年次的に対応をしていく必要があります。今年度当初予算、6月補正予算において調査、設計のための予算がつけられていますが、その内容について、また全体計画はいつごろできるのか、今後の工事の計画の概要について、市長のお考えをお示しください。


 現在の市内の排水整備状況を見ますと、渡・外江地区は他地区と比して整備が立ちおくれていると思わざるを得ません。最近になってようやく防衛省からの補助事業や渡漁港の港湾整備事業のおかげで少しずつ整備が進む兆しが見えてきたように思います。本来ですと市内で最も浸水の被害を受ける可能性が高い地区が内浜地区であり、優先して整備をすべきエリアだと考えます。下水道の整備事業と側溝の整備は、あわせて整備をした方が、より効率的であるとの考えから立ちおくれているのではないかと不信感を抱くのですが、今後の整備計画の考え方について、市長の所見を伺います。


 また、現在の河川、水路、側溝等の管理は、一般の側溝が環境防災課、農業用水路が商工農政課、都市下水路が下水道課、その他の水路は管理課となっており、管理委託についてもそれぞれが発注をしているとのことです。行政の効率化を図る上でも、市民にわかりやすい行政を推進していく上にも、担当を一元化した方がよいのではと考えますが、市長のお考えを伺います。また、それぞれ連携を密にとる必要のある課の配置や人数の配分についても、慣例にとらわれず一考すべきではと考えますが、市長の所見を伺います。


 次に、校庭芝生化の進捗状況について、根平教育長に伺います。


 平成20年度の誠道小学校、子育て支援センターを皮切りに、本年度は中学校1校、小学校6校で校庭の芝生化が事業化されており、初年度に比較し予算規模も大きくなり、当市の協働の理念を推進するシンボル的な事業であると認識しております。


 地域の人に指摘され、11月中旬に本年度実施された外江小学校から順番に、渡、中浜、余子、上道、境の各小学校及び中学校校庭の芝生の育成状況を見てみました。さらに11月30日にも3つの小学校の状況を確認したところです。各校とも芝生は枯れた色そのもので、ほとんど緑色の部分はない状況です。学校によっては芝生が剥離し、定着しないままの部分もありました。比較のため、一昨年、芝生化に取り組んだ誠道小学校や保育所を二、三見ましたが、冬芝が青くきれいな状況が保たれておりました。


 現在の芝生の状態となった原因を把握されておられるのか、お尋ねいたします。一昨年実施した誠道小学校の事例は、当市にとっての大きな成功体験であると評価しております。このような体験をどのように生かされたのか、お尋ねいたします。また、本年は7校の芝生化が同時期に実施されたわけですが、芝生の管理の技術指導は統一的になされたのか、どこが主体となってなされたのか、お示しください。


 この事業にとって保護者との協働が重要なポイントではありますが、それを補完する地域ぐるみのボランティアを育成することが、永続的な芝生管理には必要であると考えます。どのような取り組みがなされたのかもお聞かせください。各地区で芝生管理のボランティアが育てば、地域に支えられる園・学校となるでしょうし、同時に地域の方に利用していただけるイベント等にも活用する機運が育つのではないでしょうか。教育長のお考えをお示しください。


 以上で私の壇上よりの質問を終わります。


○議長(松下 克君) 市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 浜田議員の関連質問にお答えをいたします。


 初めに、本市の内水対策について、4項目にわたってのお尋ねでございます。


 1点目の今年度予算に計上されている内水排除対策に係る調査設計の内容、そして今後の工事の計画概要について考えを示せということであります。


 現在、本市における内水排除計画は、米川以東の地域及び境水道に面する地域につきましては、境港市公共下水道計画において雨水整備事業認可計画を策定しておりまして、雨水幹線整備を優先する形で汚水管渠整備の進捗にあわせて、改修に必要な面的側溝整備を段階的に行っているところであります。また、米川以西の中海沿岸に面する内浜地域におきましては、公共下水道計画の中で事業認可区域に含まれないことから、詳細な整備計画は策定されていない、そういった状況であります。しかし、昨今の集中豪雨による浸水や高潮等による被害が発生する中で、この地域における内水排除に関する計画策定が強く求められているところであります。そのために本年度、内浜地域において実態調査を行いまして、豪雨や高潮を想定した解析モデルによる雨水流出・浸水シミュレーションを行った上で、内水排除計画を策定するための委託費を予算計上しているところであります。今後、これらをもとに、平成23年度から一部実施設計に着手し、段階的に整備を行ってまいりたいと考えております。


 2つ目でありますが、渡・外江地区における下水道の整備と側溝の整備事業は、あわせて整備した方がより効率的である、このような考え方から、内浜地区については整備がおくれているのではないかということと、それから今後の整備計画の考え方について示せということでのお尋ねであります。


 御指摘のありました内浜地区の内水排除対策につきましては、外江地区におきましては主要雨水幹線であります外江中央都市下水路、そしてもう一つ、外渡都市下水路を既に整備をいたしまして、立派に機能して対応がされております。また、昨今の集中豪雨や高潮による浸水対策としましては、昨年度、境港管理組合によりまして外江中央都市下水路河口部に固定式排水ポンプが設置されたところでございます。市におきましても、平成23年度には外渡都市下水路河口部に同様の固定式排水ポンプの設置を予定をいたしております。これによりまして、外江地区における一定の内水排除機能は確保されるものと、このように考えております。


 渡地区における内水排除対策でありますが、平成23年度から国土交通省で進められる中海護岸整備事業に伴う渡漁港移設工事にあわせまして、樋門、排水ポンプ施設、側溝等の整備を行うこととしているところであります。


 内浜地区の老朽化した側溝等の改修につきましては、議員がおっしゃるように、下水道の整備にあわせて行った方が効率的である、そういった考え方ではなくて、これまでも同様に自治会等の要望に基づいて順次、他地区と同様に整備をしているところでございますので、この点について御理解をいただきたいと、このように思います。


 3番目でありますが、行政の効率化を図る上でも、現在の河川、水路、側溝の管理を一元化してはどうかということであります。


 本市における河川、雨水排水路、農業用水路、側溝等の維持管理につきましては、施設の構造基準や管理基準がそれぞれ異なることから、管理課、下水道課、商工農政課、環境防災課の4つの課が所管をいたしております。一方で、維持・修繕業務に関しましては、計画から現場管理まで技術職員を有する建設部の管理課と下水道課が分担して行っておるところであります。現在、維持・修繕業務に関しましては、できる限り一元化の方向に向け、関係部署間において協議を始めているところでありますが、管理業務につきましては、利用形態の所轄官庁、関係法令も多岐にわたりますことから、今後の課題として検討したいと思います。


 それから、4つ目でありますが、それぞれの連携を密にとる必要のある課の配置や人数の配分についても、慣例にとらわれず考えるべきではないかということであります。


 市民サービスの向上を図る上からも、より効率的な行政対応を行う、大変重要なことであると思っております。今後も必要に応じて適正な対応をしていきたいと、こう思っております。


 私からは以上であります。


○議長(松下 克君) 教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 浜田議員の関連質問にお答えします。


 校庭の芝生化の進捗状況についてお尋ねであります。


 まず、現在の芝生の状態になった原因を把握しているかどうかとお尋ねです。


 景山議員にもお答えしたとおり、今年度実施した中学校1校、小学校6校につきまして、9月までの夏芝の生育状態は満足できるものではないと考えております。これはことしの夏の猛暑に加え、芝生の植えつけの後、グラウンドの使用制限等を行わなかったことが主たる原因だと考えております。本来であれば、植えつけからしばらくは養生期間としてグラウンド使用に制限を加えるのがよいのでありますが、学校やスポーツ少年団関係者等との協議の結果、誠道小学校と同様に使用制限をかけないことといたしました。しかしながら、今年度実施した各校の児童生徒数は誠道小学校の2倍以上であり、スポーツ少年団等の活動も含め、グラウンドの使用頻度が非常に高かったため、全体的な密度の薄さや、定着していない箇所が生じることにつながったのだと思っております。


 これは児童の少ない誠道小学校での状況をうのみにしたこと、実施することを最優先に関係団体と協議したこと等が要因であり、反省すべき点であると考えておりますが、来年度以降、よりよい状態にしていくために、再度関係者と協議し、芝生との上手なつき合い方等について浸透させていく必要があると感じております。


 また、芝生が枯れた状態であることにつきましては、冬芝の種をまかなかったからでありますが、夏芝がこのような生育状態のままで冬芝の種まきを行えば、来年の夏まで冬芝が残り、春から夏にかけての夏芝の成長を阻害する可能性が高いとの判断でありまして、夏芝の状態としては心配することはないと考えています。


 また、今年度、耐震工事等の影響により芝生化できていない部分もありますので、その部分とあわせて、芝生が定着していない部分についても補植し、来年秋には満足のいく状態で運動会を迎えたいと考えております。


 次に、誠道小の事例をどのように生かしたのか、また管理指導は統一的にやったのかというお尋ねでございます。


 平成20年度に実施した誠道小学校につきましては、境港市にとって鳥取方式での校庭芝生化への初挑戦であり、非常に安価で校庭の芝生化を行うことができ、その効果も実感できたことは大変大きな経験でありました。しかしながら、誠道小での成功を安易にとらえ、児童の数やグラウンドでの活動状況を勘案することなく他校に取り組んだことは、先ほども言いましたとおり、至らぬ点だったと考えています。


 また、今年度実施の7校について、実施の方法、技術指導等の基本的な部分についてはすべて教育委員会がさせていただきましたが、部分部分につきましては各学校教職員、保護者、さらには地域の方々も加えて、それぞれが工夫をされて行われました。


 次に、芝生の管理における地域ぐるみのボランティア育成についてどのような取り組みがなされたのかお尋ねです。


 芝生の管理につきましては、基本的には学校、保護者、市教委で役割分担しながら実施していきたいと考えており、現在のところ積極的な呼びかけは行っておりませんが、地域の方にも緑のグラウンドを御使用いただき、自然発生的に芝生等の管理に御参加いただけるよう、雰囲気の醸成に努力したいと考えております。以上でございます。


○議長(松下 克君) 浜田議員、残り時間、あと21分ございます。


 追及質問ございましたらどうぞ。


 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) 御答弁いただきました。幾つかの点で、何点か追及の質問をしてまいりたいと思います。


 初めに、市の内水排除についてのシミュレーションをしながら、部分的には23年度から実施設計をしていきたいというような御答弁をいただきました。このシミュレーションというものは、具体的に、例えばこの10年のデータをとってシミュレーションをしたとか、そのシミュレーションをどういうふうにされたのか、少しお伺いいたします。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) お答えします。


 このシミュレーションは、これは降雨が20年、20年確率ということで、降った場合における最大の量と申しますか、それに相当するものに対応できるような、そういったシミュレーションと、対応策を考えようというものでございます。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) 20年といいますと、まだ記憶にも新しく、米川がはんらんして、外江地区もその際には床下浸水もあったと。私も余り記憶がないんですけれども、本当に側溝から水があふれて大変な災害があったということは本当に記憶に新しいところで、今、側溝の整備については、市長の御答弁もありましたけど、やっぱり先に言いましたように、もう全体の計画と、あとポイント、ポイントの小さいところ、いろんな観点で早急にやらないといけないところ、そういった部分の抽出というものも大事になってくると思います。


 内浜の整備が立ちおくれているのではないかというふうな言い方をしましたけれども、先ほどの御答弁の中で、内浜について面的な整備をしていくというようなお話がありました。一つこれを取り上げさせていただいたのは、当然のことながら斐伊川水系の河川整備計画の本市としての同意に至る要望の中で、この内水対策についてしっかりと国、県で連携をとってやることが前提条件ですよということがあったと思います。このことに触れて、この内水排除の整備計画についてどのような御見解があるのか、計画していかれるというふうにお考えなのか、市長にお伺いをいたします。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) お答えをいたします。


 内水排水対策、これは今の斐伊川水系の整備計画、これに基づきまして中海護岸につきましては国の方で樋門あるいは護岸の整備、これを行っていただく。内水といいますか、あとの河川ですとか側溝なんかのそういった排水対策につきましては、実際、米川水系というのが境の今の排水機能を担っております。この米川といいますと、御存じのとおり上流部は農業用水路、それから下流部につきましては、生活圏域になりますので普通の一般の生活家庭の排水。ただ、この米川自体が農業用としてつくられましたもので、下流部についてはすごく狭くなっております。そういった中で、農業用の水、そしてまた生活用の水、こういったものをすべて最下流部で受けておりますので、どうしてもあふれてしまうようなことになるということで、今現在、県の農林部門の職員の方、それから土木部門、市も交えてですけども、そういった方たちと、農業用水路、例えば排水機能を持たせるために放水路を何カ所か設けるとか、そういった検討を行っております。それで、市だけではできませんので、国、県、そして市と、そういった協議を今何回か設けておりますので、今後、そういったことで全体的な内水対策を考えていきたいと、こういうふうに思っております。


○議長(松下 克君) 14番、浜田議員。


○14番(浜田一哉君) ありがとうございます。


 本当に今の部長の答弁にもありましたように、懸念されるのは、深田川、米川がそれぞれ違う、管轄も今言われたように用水と農水という違うもの、1つの河川が2つの管轄になっているということで非常に難しいこともあるかと思いますし、加えて、米川と深田川が合流して支流の、本当に最下降部の方で合流をしているということで、一部はんらんするおそれが出てきているのだというふうに思います。こういったこともあわせて、先ほどありましたように、全体の計画を、しっかりとした計画をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


 もう一つ、外江の方に矢尻川という川があります。個人的に、家にも近いもんですから、大雨時に行くと、大変サポートがしてあったりとか、伺いますと、ちょっと敷地のぐあいのことで結構難しい問題があるんだなというふうなことも伺いましたけれども、これも本当に災害にならないうちにやはりきちっと整備すべきものだなというふうに考えますが、どのようにお考えになっておられるのか、お聞かせください。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) 矢尻川につきましては、これまでもいろいろと改修といいますか、そういった必要性というのは議論してまいりましたが、とにかく大きい事業になろうかと。最下流部の方は、これは市道になってますが、市道を横断しまして中海に流れているんですけども、その橋自体も、暗渠になっているんですけど、相当古くなっているということにつきまして、改修するならほとんど、下流部の方は手を加えないけんということで、ちょっとなかなか難しいなというところで、いろいろと検討しておるというような状況でございます。


○議長(松下 克君) 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) 苦しそうな答弁でございますけれども、本当に市民の安全のためにも、一刻も早くやはり整備すべきことではないかなと思います。この中海の護岸整備にあわせて、やはり市の方もそういった市内の排水の計画をしっかりしてないと、国や県に対して、どういうふうに考えているので、どういうふうなことを要望いたします、よろしくお願いしますということが言えないと思うんですね。ですから、そういった観点でしっかりとした計画を一刻も早くつくっていただきたいなというふうに思います。これは要望でございます。よろしくお願いします。


 あと、外江地区の中央都市下水路ですか、本当に市長が言われましたように、大雨のときに行ってみました。大変な能力でありまして、固定式で常設のポンプということで、大変な能力があるものだなと思って感心して見たところであります。聞くところによりますと、外江西漁港の方にも、排水の経路は外江の東側と西側とは異なった経路をたどるということで、もう1基の増設の予定もあるというふうに伺いましたけれど、そのあたりはいかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) 今、浜田議員が言われたのは、外渡都市下水路というのが西灘神社といいますか、漁港の方に水路が出ております。樋門もありますけど、そこの箇所もやはり今の内水が不十分でありまして、大雨のときにはあのあたり一帯が冠水するというような状況です。これにつきましては来年度、予算要望ということで1基、市の方で同じような常設ポンプを要望しております。


○議長(松下 克君) 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) よろしくお願いいたします。


 そういたしますと、次に、校庭の芝生化のことについて教育長に重ねて質問したいと思います。


 ことしの場合は本当に、教育長がおっしゃるように、夏場というのは本当に大変な猛暑で、恐らくは水やりもマニュアルどおりにいかない状況だったのではないかなというふうに思います。そのせいで芝生の生育がうまいぐあいにいかなかったというふうに伺ってもおりますし、そうであるというふうには思いますが、先ほどの答弁の中で、冬芝については、夏芝の成長にとってよくないのでというふうな、よからぬ影響を及ぼすことが想定されるのでということがありました。私の認識でいくと、初めて安来市の社日小学校に伺って、この鳥取方式の芝生のことに関して勉強したわけですけれど、そのときのお話の中では、冬芝というものは、夏芝が、冬場に使用した場合に傷むことを防ぐために冬芝でガードをしてやるんだと、そういうふうな、幾つか理由があって、わざわざ冬芝を植えるんだという説明を受けたのですが、この冬芝をまかなかった、まかれなかったことということのアドバイスというのは、どこからそういうことがあったのでしょうか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 冬芝をなぜまかなかったかということでございますが、これについては、先ほど申したとおり、ことしの夏場の生育状況では、夏芝がまだ根づいてない状況で冬芝をまけば、かえって夏芝の成長を阻害するだろうという判断で取りやめたわけでありますが、この件につきましては、指導を受けているグリーンスポーツ鳥取の方から助言をいただきまして、このように、まくのを中止したということでございます。


○議長(松下 克君) 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) 市内の小学校、保育園を実際に見てみますと、誠道小学校であるとか、そのほか保育園なんかは結構青づいてきれいな状態に見受けられました。伺いますと、たしか誠道小学校も冬芝をまかれているというようなことを伺いましたけれども、これは、本文中にもありましたけれど、誠道小学校の成功事例、あるいはそういった誠道小学校からのアドバイスとか、そういうものはなかったんでしょうか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 誠道小学校からのアドバイスということで取りやめたということではございません。誠道小学校の方は、私も何遍もことし実施した学校と誠道小学校と比べて、見て回ったんですが、確かに浜田議員が御指摘のように、今年度植えた分についてはちょっと赤茶けて、非常に貧弱な形でございました。どこが違うのかというところを分析しますと、やはり使用頻度が全然違うということでありまして、本来はそういうことも念頭に入れなければいけなかったんではありますけれども、児童の少ない誠道小学校と、ことし植えた小学校、それから境一中ですね、使用頻度がけた違いに違う。特に境一中の場合は、見られたと思いますが、駅伝等の練習をしているところは、本当にもうはげたままになっておりまして、当初、この夏芝はバミューダグラス、ティフトン419という品種でございますが、これは植えたはなから、もう踏みつけても大丈夫だという話を最初は聞いておりましたので、誠道小学校みたいにいくんじゃないかというふうに踏んだのではありますが、ことしみたいにやってみましたら、頻度の高いところはやはりうまくいかなかった部分が出たということでございまして、これはことしの反省点でございます。以上です。


○議長(松下 克君) 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) そういうふうな専門的な指導があったという、そのことは私、知らなかったので、どうなのかなというふうに純粋に思ったんですけれど、冬芝も当初の予算に入っているわけで、まくことがいけないというふうに言われたらそうなんでしょうけれども、仮に、何校もあるわけですから、少しずつ、じゃあそれを、予算の半分ぐらい、ちょっとまいたらどうなのかとか、今は本当に試行錯誤の時期だと思うんですね、当初の1年、2年というのは。ですからそのあたり、絶対まかん方がいいという、そういった指導でしたら仕方がないんですけれども、いろんなケースを想定して、いろいろな状況判断をされて、試験的にいろんなことをやられてもよかったのではないかなと思ったんですが、もう一回、本当に、一切まかない方がいいというふうな指導だったのか、改めてもう一度お聞かせください。


○議長(松下 克君) 下坂教育委員会事務局次長。


○教育委員会事務局次長(下坂鉄雄君) 冬芝をまかなかったのは、先ほど教育長の答弁で述べたとおり、来年春から夏にかけてティフトンが生育していくのを阻害する可能性があるということでまかなかった。


 ことしのティフトンの生育状況ですけど、伸びなかった、あるいは密度が薄い、はげているところがあるというのは、先ほど述べましたことしの夏の猛暑、これも原因ではありますけど、より比重が高いのが、各6校の小学校、第一中学校、中学校1校ですね、これの使用頻度が高かったこと。だから、誠道小学校は110名程度の小学校ですから、例えば400人近い中浜小学校で比べますと、1人の児童が踏みつける4倍踏みつけるような形になるわけですね。6月の梅雨明けから植えつけましたので、7月、8月、9月の運動会までに定着していくわけですけど、それを繰り返し児童が、あるいはスポーツ少年団の活動等でけ散らされているわけです。で、結果、密度が薄くなった。これは先ほど言いましたとおり、誠道小学校で使用制限を何らかけなかったのに、運動会のときにはかなりの密度までになっていました。ところが今回はならなかった。これはその使用頻度の違いというのを考慮に入れていなかったという、ある意味落ち度というところですね。


 この状態の夏芝であれば、先ほどグリーンスポーツ鳥取からアドバイスをいただいたと言いましたけども、相談をした中で、私たちなら植えないなということを言われたので、私どもも自分らで考えた中で、これは、ことしの秋に冬芝を植えずに、来年の夏芝の成長を待とうと。ことしたまたまこういう形で満足な状況まで生育できなかったけれども、来年度、植え残しのところもありますので、2カ年あるいは3カ年というスパンで考えて、完全なる芝生、よりよい状態の芝生というのをかち取っていこうというぐあいに考えたところであります。


○議長(松下 克君) 続けて、浜田議員。


○14番(浜田一哉君) ありがとうございます。ぜひ、これは本当にすごく予算をかけた大事業ですので、教育委員会がメーンとなって、そういった調整事も大変でしょうけれども、いろいろ調査研究を進めながら、この事業を進めていただきたいなと思います。


 もう一方の観点で、このグラウンドの芝生化というのは、皆さん思っておられると思うんですけれども、ただ単に子供たちが喜ぶグラウンドをつくるためだけのものではなくて、市長が言われます協働のまちづくりの観点からも、やっぱりこの芝生のグラウンドをみんなでつくったんだという、この愛着がこのグラウンドそのものを育てていくというふうに思うんですね。


 すごく印象的だったのが、ある保育園の先生で、この芝生を植えたおかげで一番よかったことは、地域の方々と触れ合うことができたことだというふうに言われた先生がおられたそうです。まさにそのとおりだなと思います。やはりそこに心が通うからこそ、子供たちも地域の皆さんも学校の先生も、みんなが大事に思う気持ちからいろいろ1つずつ実が結んでくるのではないかなというふうに考えるところです。


 ぜひとも、一つ、ネットで境の市役所、教育委員会のホームページの中で、ある教育委員さんで、ぜひ子供たちにもかかわってほしいということを言われた方がおられました。確かにこの事業はもどかしいところがあって、地域の人にたくさん出てきてもらうというところが、最初のポットをつくったりとか植えたりとかということを除けば、たくさんの人がかかわるというのは結構難しいことではあるんですね。子供もどうかというと、子供たちの登場する場面というのが確かに少ないというふうに、その考えはわかるんですが、例えばことしはできませんでしたけれど、冬芝の種をまくこと、これも何か機械があるようなのでできないかもしれませんけれど、あるいは肥やしをやったりですとか、何かの形で子供たちも参加、ある一定学年を決めたりとか、何か子供たちがかかわることを考えていただけないかなと思うんですけれども、何か教育長、案はございませんでしょうか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 協働のまちづくりの一環として、この事業は実施しておりますので、地域の皆さんや、あるいは学校現場の子供たちが参加をして、この事業を成功させるのがやはり大事なことだというふうに私自身も認識をしているわけでございまして、ポット苗の作成やら、それから芝の植えつけ等については、各学校ともたくさんの子供たち、そして地域の皆さん、PTAの皆さんがたくさん出ていただいて、この事業をやったところであります。


 今後につきましても、何らかの形でできるだけそういう方々がかかわっていただけることが本来の趣旨からいえば大事なことだというふうには認識はしておるんですが、芝刈りや今後のかん水事業とか、これは機械を使ってやるもんですから、そんなにたくさんの皆さんにお手伝いしてもらわなくてもいいという状況でございまして、今後、たくさんの人にかかわってもらうためにどういうことがあるのかというところは、また検討してまいりたいというふうに思っております。


○議長(松下 克君) 浜田議員。


○14番(浜田一哉君) ありがとうございます。ぜひいろいろな知恵を絞っていただきたいなと思います。


 あと、またお金のことになるのですが、もともとの誠道小学校の取り組みというものが本当に限られたわずかな予算の中で、本当にみんなで一生懸命つくったという、他校もいろいろ知恵を絞って、皆さんやるという方向で一致してスタートできたのは本当によかったんですが、やはり最初の取り組みというものを忘れてはいけないのではないかなと思うところがあります。やはり今後も、例えば安来市の社日小学校は松江の業者から肥やしは寄附をしてもらって、今はどうかわかりませんけど、その当時はそうでした。市としてもいろいろな、そういった肥やしの購入方法一つとっても、いろいろ学校がやることだからといって協力してくれるような企業があるやもしれませんし、そういったことも、微々たることかもしれませんけれど、調査をしていただいて、長く、よりよい施設になるように、市民全体で、体はあれですけれど、頭を使うことはできるわけですから、みんなで一緒に考えて、いいものにしていただきたいというふうに思います。


 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。





◎休  憩





○議長(松下 克君) ここで休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。


       (11時50分)





◎再  開(13時10分)





○議長(松下 克君) 再開いたします。


 午前中に引き続き代表質問を行います。


 港みらい代表、佐名木知信議員。


○6番(佐名木知信君) 会派港みらいの佐名木知信でございます。通告に従いまして、代表質問をいたします。


 最初に、境港市の新たな魅力創出について伺います。


 皆さん御存じのように、ことし、水木しげるロードの来場者数は、過去最高であった平成20年の172万人を一気に倍以上も上回る350万人を突破いたしました。このことは、本市にとって全国的な知名度をより高めるとともに、地域経済への大きな効果をもたらしたのではないでしょうか。今後、より多くのリピーターをお迎えすると同時に、新たな観光客の誘致にどのようにつなげていくことができるのかが課題になってきます。これまでに多くの観光地やテーマパークなどは、施設や展示のリニューアルや新たな周辺整備を繰り返すことでそのリピーターを呼び、また、新たな顧客の開拓につなげてこられたように思います。今後は当地も一過性に観光客を呼ぶのではなく、持続性のある観光地として官民が協力し、その存在を不動のものに成長させていく取り組みが必要であると考えます。


 水木しげるロードの魅力アップのためには、他の集客地と同じような取り組みをしていたのでは、今やその効果は期待できません。水木ワールドの限りない魅力を最大限に引き出すことはもちろん、訪れる観光客に対し、期待した以上の感動と心地よさを味わっていただく、すなわち付加価値的な魅力を生む仕掛けづくりが必要ではないでしょうか。


 その一つは、私が6月議会でもお尋ねいたしましたトイレの新設とロード全体のバリアフリー化構想であります。あれから約半年が経過しますが、その後の進捗状況についてお聞かせください。


 いま一つは、水木しげるロードのライトアップについてであります。新たな魅力の創出という観点から、ロード全体の夜間の演出を考えてみてはいかがでしょうか。現在、水木しげるロードを訪れる観光客は、基本的に昼間が中心となっています。今、新たにライトアップなどによる夜間の演出を行うことにより、新たな魅力創造と客層の開拓、さらには地元商店街の活性化が期待されると考えますが、市長の所見をお伺いいたします。


 次に、持続的観光地としての定着に向けた将来構想のトータルデザイン作成についてお聞きします。


 水木しげるロードにおける将来の新たな魅力づくりの取り組みについて、関係者それぞれが創意工夫をしながら展開されているように思われますが、今後、同一の方向性をもって進めていく必要性を感じます。官民がお互いに意見を出し合い、効率的かつ効果的に取り組むことでデザインやコンセプトに統一感が生まれ、それがこの地の個性として定着していけば、まさに持続性のある観光地へと成長できるのではないでしょうか。そのために、水木しげるロードにおける将来に向けたトータルデザイン(総合的な整備構想)を作成してはと考えます。この構想が完成した暁には、観光客の皆様を受け入れるための地域の一体的なコンセプトが確立され、その情報を内外に発信することで、労せずしてリピーター並びに新たな観光客への誘致戦略にもなると考えます。この提案について、市長の所見をお伺いいたします。


 次に、今後の文化振興についてお聞きします。


 まちづくりの観点から、まちの文化度によって都市の繁栄は左右されます。地元の人が地域の文化を意識して情報発信すると、地域外の人々からも必然的に魅力的なまちとしてとらえられます。また、子供たちが地域の文化を誇りに思うことにより、ふるさとへの郷土愛を持つこととなり、将来的にふるさとを生活の拠点とします。まちの文化度が上がることは、産業、教育、観光、定住など、さまざまな面に効果をもたらし、都市の繁栄につながるのです。そのためにも、この土地の風土、歴史、成り立ちを含めた文化をしっかりと学習、体感できる仕組みづくりが重要です。その仕組みづくりとしては、境港の歴史や文化を見聞できる施設、建築物の再活用、再利用が考えられます。


 その一つとして、世界的に有名な写真家、故植田正治氏の生家を整備して、訪れる方に境港の文化を知ってもらい、楽しんでいただくことはいかがでしょうか。この建物は、水木しげる記念館に隣接し、当時の植田氏の生活感がそのまま残され、愛用のカメラなど数々の遺品も保管されております。今後、水木しげる記念館を初め市内各施設や伯耆町の植田正治写真美術館ともリンクをさせ、地元の方はもちろん、境港市を訪れる観光客の方々に対する新たな魅力の創出という観点からも重要であります。


 いま一つは、現在、境港の文化を伝える施設として十分に活用されているとは言いがたい海とくらしの史料館について、そのあり方を再検討する協議会の立ち上げを提案いたします。この協議会には、市役所や現海とくらしの史料館の職員のみならず、経済界、学識経験者、中海圏域の住民、観光客代表など、さまざまな分野から参加者を募り、それこそまさに協働参画の取り組みとして進めてはいかがでしょうか。さらに、できることなら公開討論で取り組みに関して外にふれる形で進行させていくことで、市民、さらには全国の皆様への広告宣伝にもつながるのではないかと思います。境港の文化振興の今後のあるべき方向性とこの提案について、市長並びに教育長の所見をお伺いいたします。


 次に、まちづくり総合プランについて伺います。


 去る12月6日の第3回境港市総合計画審議会において、パブリックコメントに対する対応方法が示されましたが、この中でも数多くのまちづくりや産業振興にかかわる市民からの貴重な御意見があったように思われますが、結果としてパブリックコメントから採用された内容は、全24件のうち、わずか1件でありました。これは一体どういうことなのでしょうか。市民からの意見を積極的に反映させるためのパブリックコメントの募集ではないのでしょうか。その点について、パブリックコメントに対する評価、採択の基準について伺うのと同時に、このまちづくりプランそのものの意義に対して、改めてお示しください。


 2番目の項目は、夕日ヶ丘団地の構想についてであります。


 本市の重要課題であります夕日ヶ丘団地の販売促進、分譲についての質問です。


 夕日ヶ丘の分譲に関しては、個人宅地向け分譲が中心的に行われているように思いますが、法人・企業向けの販売促進活動は、現在、そして将来に向けてどのように考えておられるのか、その方針をお聞かせください。


 以前と比較して個人住宅もかなりの軒数が建ち、集合住宅も数多く建設され、自治会も2つの自治会が創設されました。これらの実情から、スーパーマーケットやホームセンター、病院、コンビニ、飲食店、その他生活関連施設の誘致も積極的に取り組むべきではないでしょうか。現在、このような生活関連施設の誘致の取り組みについてお伺いいたします。


 また、分譲や事業所誘致に関し、専門的な知識や営業能力が求められると思いますが、現在の体制について、職員のみの対応のように思われます。実際にそれで販売や分譲の促進がなされていくのでしょうか。職員の能力を問うものではなく、本来、行政機関で販売促進業務を行うことに限界があるのではないでしょうか。そこで、販売促進に関しては外部代理店など専門業者への委託導入などを検討すべきではないでしょうか。今後の方針についてどのようにお考えか、市長の見解をお伺いいたします。


 このたび、今後の当該地域における定住者増加に向けた具体的な分譲展開策として、2つの提案があります。


 その一つは、制度設計には慎重に対応する必要はありますが、定期借地権制度の法人の福利厚生施設への拡大です。現在市内にある法人や企業の従業員向け社宅にこの制度を拡大してはと考えます。市内の事業所に勤務する方のうち、住宅にお困りの方を市内に住んでいただくことで市外からの転入も期待できます。また、企業誘致戦略のオプション機能としても、本市に企業を誘致した場合、誘致企業の従業員の社宅や福利厚生施設への用地面での支援になるなど、転入人口増加も大いに期待できると考えます。


 いま一つは、周辺施設である野球場、陸上競技場、スポーツ広場、艇庫などを含めた新たな活用方法としまして、スポーツ関連施設やリハビリテーション施設、それらの伴う専修学校や介護産業への従事者を育成、教育する教育機関などの誘致はいかがでしょうか。このような学校や施設が誘致されることで、学生、従業員の生活する住居、また生活を行う上でのお店、病院などの生活関連事業所の進出が大いに期待されるでありましょう。これらの提案について市長の見解をお伺いいたします。


 3番目の項目は、港湾整備についてであります。


 今夏、現在国が進める港湾整備の選択と集中の一つにより、境港は103港の重要港湾の中から43港の重点港湾に選定されました。海とともに発展してきた境港市にとって、港湾は必要不可欠な社会基盤であり、今後も着実に整備が進められ、既存施設の機能が適切に維持、管理されることが重要であります。さらなる市政発展のために積極的な企業誘致や利用拡大に向けた取り組みを行い、港湾の一層の活用を図っていかなくてはなりません。本市の産業構造を見たときに、水産業はもとより港湾にかかわる産業は非常に多く、それをかんがみながら、港湾があることによる地域への経済効果と今後のあるべき方向性について、市長の所見をお伺いいたします。


 また、境港市として今後、港湾整備が着実に行われれば、臨海部への新たな企業立地が進み、地域への新規の民間投資や雇用創出がなされるようになります。そのため決して受け身にならず、能動的に策を講じなければなりません。今後の具体的な取り組みについて、市長の見解をお伺いいたします。


 4番目の項目は、農業及び水産振興についてであります。


 まずは、環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPについて、境港市での影響力をどう分析されているのかを伺います。


 TPPは、2006年、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイの4カ国で結んだFTA(自由貿易協定)が発端で、農林水産物を含め、原則としてすべての品目について即時または10年以内に段階的に関税を撤廃するのが特徴のようです。現在、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアの5カ国がTPPへ参加し、次いでコロンビアやカナダも参加の意向を表明しています。


 日本では、これまで参加するか否か、その姿勢を明らかにしていませんでした。しかし、ことし10月に開かれた新成長戦略実現会議の席上で、菅直人首相が参加検討を表明したことから論議が活発化され、さきの11月9日、関係国との協議を開始することを決定したと発表されました。


 参加国への輸出増加や関連産業の投資拡大が見込める一方、短期的にはアメリカやオーストラリアから安い農産物の輸入が拡大するのは間違いなく、その影響が懸念される中、関係諸団体からの反対の声も日増しに激化しています。本市におきましては、農業だけでなく基幹産業の水産業にも大きな影響があると予想されます。また、本市のような小規模・零細農家が真っ先にその影響を受けるのではないでしょうか。加えて食糧自給率の低下は地産地消を課題とする学校給食にもかかわりますし、農水産品のブランド化を進める上でも深刻な問題であるように思います。今後、国内の農業、水産業が壊滅的な打撃を受けるTPPについて、地方自治体においてもその影響力をきちんと分析し、国に対し意見、要望を伝える必要があると考えます。これらについて、市長は本市への影響をどのように考えておられるのか、お聞かせください。


 5番目の項目は、本市のうつ病対策についてであります。


 近年、社会構造の変化に伴い、社会全体にストレスが蔓延し、うつ病などの心の病が急激に増加をしています。日本精神神経学会など4学会の共同宣言によりますと、うつ病を初めとする精神疾患は、先進諸国ではがんや心臓疾患と並ぶ3大疾患で、我が国でも重大な社会的損失をもたらす国民病とも言うべき疾病であります。


 平成22年版の自殺対策白書によると、平成21年における我が国の自殺者は3万2,845人、10万人当たり25.8人であり、その中で原因、動機が特定できた人のうち、うつ病が28.4%を占め、原因の第2位となっています。また、うつ病の患者数が2008年には初めて100万人を超え、12年間で2.4倍に急増しています。このことからも、総合的なうつ病対策が重要な課題であることが浮き彫りにされています。


 先月の21日に、境港市立第一中学校PTA主催により、うつ病と自殺対策について本市福祉課の保健師をお招きし、研修会が開催されました。私も参加させてもらいましたが、会場には、約70名の参加者で教室いっぱいとなり、講師の方も参加者の多さに驚かれていました。そこで感じたことは、市民や職場の人たちのうつ病や自殺に対する意識が非常に高いということです。自分たちの身近な人や職場からは自殺者を出したくない、命を守りたいと思う気持ちがひしひしと伝わってまいりました。


 それでは質問いたします。うつ病対策としては、大きく3つの段階に分けることができます。1点目に、予防対策として、正しい知識の周知や相談窓口の設置などの環境整備。2点目に、病院に行けず悩んでいる人が早期に相談、受診できる仕組みづくり。3点目に、リハビリや復職への支援。以上について、本市ではどのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。


 また、4点目に、本市職員の状況について伺います。


 人員減による過重な職務や、過大な職責による重圧などのさまざまなストレスから来ると思われる精神疾患の現状や対策はいかがでしょうか。あわせて学校現場における教職員の状況もお聞かせください。


 最後の項目は、市役所の機構改革についてであります。


 境港市では、平成15年から他の市町村に先駆ける形で積極的な行財政改革を実施され、その効果はだれもが認め、評価するところであります。しかし、行政を取り巻く社会経済状況は依然として厳しい状況にあり、特に本市のような地方都市においては、今後、人口減少や高齢化社会の急速な進展が予想されています。そのような中で、さらに地方分権の推進による従来の補助金制度から一括交付金制度への転換であります。今後、財源は地方へと順次移管されることが加速していきます。それと同時に、その財源の活用方法は地方がみずから選択し、決定していくことが求められることとなります。


 さて、このような戦後最大とも言える国の行財政システムの転換期を迎えようとしている中で、本市はどのように対応していくつもりなのでしょうか。移譲される財源をより有効かつ市民のニーズにより対応できるよう、組織運営体制のあり方について抜本的に見直していく必要があると考えますが、市長の見解をお伺いいたします。


 また、これまでの行財政改革の柱の一つとして実施されてきた職員定数の削減に関して、将来における本市の社会環境の変化を考えますと、市民ニーズの多様化、高齢化社会へ対応していくための新たなニーズの増加が予想される中で、果たしてそれらに十分に対応していけるのか疑問を感じるところであります。


 そこで、まず現在の職員定数に関してどのような方針、また計画性の上で決められているのか、お聞かせください。加えて、さきに述べました、今後来るべき社会環境の変化や行財政システムの変革に伴い、今後の職員定数についてどのような視点や評価をもって検討されているのか、お聞かせください。


 この項目の終わりに、職員定数の削減に伴い、非常勤の臨時職員での対応が増加しているように思われますが、専門性を有する業務も数多くあると思われます。鳥取県など、他の自治体では臨時職員の採用に関して、専門性を必要とする場合の職種に対する処遇によって報酬が異なる制度を創設しているところもあると聞いておりますが、住民ニーズが多様化かつ高度化する中、特に医療、福祉、教育、建設などの専門性が求められる職場における臨時職員の登用に当たり、このような段階的な制度を導入してはと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。加えて、採用期間に関しても、雇用される側の職能修得という観点からも、半年や単年制ではなく、2年とか3年、5年といった複数年契約が可能な制度設計を行うことで、行政運営の面から、より安定性が確保されるのではないかと考えますが、あわせてお聞かせください。


 なお、農業振興と学校給食、地産地消について、同僚の永井章議員が関連質問いたします。


 以上、壇上からの質問を終わります。


○議長(松下 克君) 市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 港みらいの代表質問にお答えをいたします。


 初めに、境港市の新たな魅力の創出についてのお尋ねであります。


 1点目が、トイレの新設とロード全体のバリアフリー化構想のその後の進捗状況についてのお尋ねであります。


 トイレの新設につきましては、6月議会でもお答えをいたしましたとおり、公共下水道の整備にあわせて実施できるよう、鋭意検討を重ねているところであります。トイレの規模につきましてはおおむね計画ができておりますが、その設置位置につきましては、水木しげるロード沿線には適地がありませんので、沿線以外の近くの場所で検討を進めている状況であります。


 ロード全体のバリアフリー化構想でございますが、現在、整備計画案を作成中であります。今後、沿線の住民や事業者の方々の御意見もいただきながら、本年度末を目途に構想をまとめたいと考えておりまして、来年度から下水道整備工事にあわせ、バリアフリー化を実施していく考えであります。


 次に、水木ロードの夜間のライトアップについてのお尋ねでございます。


 ことし8月の霊在月の期間中、水木しげるロード振興会の主催によりまして夜間のライトアップやコンサート等のイベントが開催をされたところであります。市も水木しげる記念館の開館時間延長の要請を受けまして職員体制を組みかえ、これに対応したところでありますが、ライトアップしている時間帯に開店していた店舗数は限られておりました。これが現状であります。ライトアップは夜間の魅力づくりとして有効な手段と考えますが、まずは水木しげるロード振興会を中心とした地元の合意形成が十分になされることが前提であります。ことしのライトアップの結果を踏まえ、まずは水木しげるロード振興会の中で十分な議論をお願いしたいと思います。その中で、水木しげる記念館の開館時間の延長のほかに市としてかかわるべき課題が生じれば、必要な支援を検討していきたいと考えております。


 次に、水木しげるロードにおける将来に向けたトータルデザインを作成してはどうかということであります。


 トータルデザインとは、コンセプトや世界観を統一してデザインすることと、このように理解をしておりますが、そもそも水木しげるロードは、その名のとおり水木先生の世界観からつくられたものであります。妖怪ブロンズ像設置後も、妖怪イラスト列車や鬼太郎交番、各店舗の扱うお土産など、ハード、ソフトとも数多くの新たな魅力が水木しげる先生の世界観をベースに生み出されてきました。このことがミニテーマパークと称せられるゆえんであると考えます。


 水木しげるロードは、このようにトータルデザインとして統一されたコンセプトのもとにまちづくりが進められ、今日に至っているものと認識しておりますが、現在、境港市観光振興プランの策定中でございますので、水木しげるロード振興会を初めとする関係者の皆様にも十分御議論をいただこうと思っております。


 次に、まちづくり総合プランについてのお尋ねであります。


 パブリックコメントに対する評価、採択基準、そしてまちづくりプランの意義についてのお尋ねであります。


 まちづくり総合プランに対するパブリックコメントを行いましたところ、計画全般に係る内容を初め、産業、教育、福祉にかかわる分野について幅広く貴重な御意見をいただき、大変ありがたく思っているところであります。


 意見に対する対応につきましては、24件の意見のうち、まちづくり総合プランに反映した内容が1件、また、意見の趣旨は原案で対応できるとし、今後検討あるいは実行していくこととした内容が7件、このほか、このプランの性格や施策の展開方針、現在の事業の状況などに照らし合わせて反映しなかった内容が16件あったところでありまして、これらの取り扱いにつきましては、先般開催されました総合計画審議会にお諮りをして、全会一致で承認をされたところであります。


 また、まちづくり総合プランの意義についてでありますが、地方自治法において市町村の基本構想の策定義務が撤廃されようとしていることや、マニフェスト型選挙が主流となる中、地方自治体においても首長のマニフェストを市の計画に位置づけ、実現することが必要になってきております。このような中、このたび策定する境港市まちづくり総合プランは、これまでの行政の全分野を網羅した総合計画のスタイルとは異なって、5年間で取り組むべき施策を、私の公約を基本にして一定の重点項目に絞り込み、市政運営の大きな方向性を定めようとするものであります。このため、本プランでは数値目標の設定や事業費の積算は行わず、具体的な事業の実施につきましては毎年度の予算編成の中でしっかりと検討していくものであります。


 次に、夕日ヶ丘団地の分譲についてであります。


 5点にわたってお尋ねでありますが、初めに法人・企業向けの販売促進活動は、現在、そして将来に向けてどのように考えていくのかということであります。


 厳しい経済状況のもと、法人・企業向けの販売はなかなか厳しい状況にあるものと考えております。そのため当面は事業用借地制度を中心とした分譲促進に取り組んでまいりたいと考えております。


 次に、生活関連施設の誘致の取り組みについてであります。


 スーパーマーケットなどの生活関連施設の誘致に向けて、県内に店舗を出しておられる企業を訪問いたしまして協議を重ねてまいりましたが、厳しい経済状況のもと、単独での店舗出店は非常に厳しいとの理由で、今のところ出店までには至っておりません。しかしながら、急速に町並みが形成されつつある状況において、夕日ヶ丘に興味を示し、新たに夕日ヶ丘への出店について検討されている方も中にはございますので、その実現に向け、努力してまいりたいと考えております。


 3点目でありますが、販売促進に関しては、外部代理店など専門業者への委託導入などを検討すべきではないかということであります。


 分譲や事業所の誘致を進めていくために、状況に応じて専門業者を初めとするさまざまな方からの御意見やアドバイスなどをいただく必要があるものと考えておりますが、現下の経済状況の中、土地、家屋の売買がなかなか進展しない状況の中で、専門業者の方々でも、その販売に大変苦労されていると聞いているところであります。したがって、このような状況の中で新たな財源負担をしてまで外部委託をするということは、今のところ考えておりません。当面は職員で対応いたしたいと考えております。


 4点目であります。定期借地権制度の法人の福利厚生施設への拡大についての質問でありますが、昨年6月に導入いたしました定期借地権制度は、みずからが居住する専用住宅の用途に使用する個人を対象と定めております。御提案の法人の福利厚生施設への拡大につきましては、施設の種類や建物の形式、一般住宅との関係、さらには事業用借地権制度とのバランスなども考慮する必要がありますので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


 この項目の最後でありますが、スポーツ関連施設やリハビリテーション施設、それらの伴う専修学校や介護産業への従事者を育成、教育する教育機関などの誘致はどうかということであります。


 夕日ヶ丘の住民の皆様が快適に生活することができるように住環境を整えることが、まずは求められていると、このように考えます。生活関連施設の誘致に力を入れるべきものと考えておりますが、夕日ヶ丘は、健康シティ夕日ヶ丘ということを掲げておりますので、御提案のスポーツ関連施設やリハビリテーション施設など、目的に合致するあらゆる施設の誘致について検討をしていきたいと考えております。


 次に、港湾整備についてであります。


 地域への経済効果と今後のあるべき方向性、境港の港湾整備の今後の具体的な取り組みについてのお尋ねであります。


 境港は、日本海側の港湾の中で西日本の中心に位置しており、北東アジアに向けた生産拠点に適した立地環境にあるとともに、背後圏域となる中海・宍道湖圏域には既に多くの企業が進出をされております。昨年の6月には環日本海定期貨客船航路が開設をされまして、就航以来、欠航はわずか6便と安定運航を続けておりまして、航路の内外に対する信頼も高まってきております。中でも、この航路の外国人利用者はこれまでに3万6,000人を超えておりまして、着実に人的交流のゲートウェイとしての地位を築いてきております。


 さらに、この航路を活用して新たな貨物を取り扱ったり、ウラジオストクから中国東北部へのルートを開拓し、物流の拡大を図る計画もございます。また、シベリア鉄道を利用した中央アジア、ロシア、ヨーロッパへのルートなど、新たなルートを開拓し、物流の拡大を図っていくことで、物流のゲートウェイとしての役割を果たしていくことができると、このように考えております。


 このように、さまざまなポテンシャルを持つ境港におきましては、国際物流ターミナルや国際フェリーターミナルなどの施設整備に加え、リサイクル貨物の需要を実現するためのリサイクルポートの指定などが強く求められております。さらに、現在国が進めておりますが、北東アジアに向けた日本海側の拠点港の指定につきましては、北東アジアに向けた西日本のゲートウェイを目指す境港の将来にとって極めて重要な事柄でありますので、この指定に向けましては鳥取県や境港管理組合としっかりと連携をし、この指定をかち取るべく全力を挙げて取り組んでいきたいと、このように考えております。


 次に、農業及び水産業についてのお尋ねであります。


 環太平洋戦略的経済連携協定、TPPでありますが、この本市への影響はどのように考えておるかということであります。


 現在、参加が検討されておりますTPPにつきましては、国の試算によると、国全体では4兆5,000億程度、内訳を申し上げますと、農作物が4兆1,000億円、林産物490億円、水産物4,200億円、こういうことになっておりますが、農林水産物の生産額が減少し、鳥取県では、国と同様に試算をいたしますと349億円程度の農林水産物の生産額が減少すると公表されているところであります。


 農業につきましては、関税率10%以上の影響が大きい農畜産物を対象に試算を行っており、県内農業の生産額は316億円の減少となり、減少率は45%となっております。関税率が10%未満の野菜、果実、花卉などは試算されておりませんので、本市の主要農産物であります白ネギにつきましても、関税率が3%であることから、試算の対象から外れておりまして、影響額の算出は困難であります。現在参加を表明している国の中に白ネギの最大の輸入先である中国が入っていないことから、本市への影響は余りないのではないかと考えておりますが、他の安い輸入野菜が市場に出回ることなどによって、白ネギの価格にも影響が及ぶことも考えられると思っております。


 また、市内には養鶏業者、養豚業者もありますが、国や県が試算した結果によれば、少なからず影響はあるものと考えております。


 そして、水産業への影響についてでありますが、国、県と同様の条件で影響額を試算した場合、平成21年の境漁港の水揚げ高で換算いたしますと、165億円のうち16%、26億円程度が減少する可能性があるという結果になっております。ただし、これは全世界を対象に直ちに関税撤廃を行い、何らの対策も講じない、またアジ、サバ、イワシなどのうち、加工用がすべて海外からの輸入品に置きかわるなどの前提のもとの試算であります。極端な前提だとは思いますが、TPPにより関税が撤廃された場合、安い輸入水産物が国内市場に大量に流入し、国内の水産業は深刻な影響を受けるであろうと、このように考えております。


 このたびの国のTPP参加問題への対応につきましては、農業、水産業関係者を初めとして、関係業界、消費者を含め、幅広い国民的議論もない中で、唐突に参加検討の表明が出された印象は否めません。農林水産業に大きな影響が出るという試算があるにもかかわらず、具体的な対策が示されていないことなどから、十分に国民的議論を尽くした上で方針を決定する必要があると、このように考えております。


 次に、うつ病対策についてであります。


 正しい知識の周知や相談窓口の設置など、環境整備についてのお尋ねであります。


 本市では、市民のうつ病に対する知識と理解を深めていただくため、本年度はこれまでに保健師による出前講座を41カ所の会場で実施し、延べ800人以上の方に参加をいただいて、あわせていろいろな御質問も伺いながら、心の病に対する市民の関心の高さを実感しているところであります。また、8月に開催いたしました本市文化ホールでの講演会「うつ病からのメッセージ」とシンポジウムには、会場が満席になるほどの来場をいただきまして、深刻なテーマに大きな反響を呼びました。改めて心の健康、命の大切さへの市民の関心の高さを認識したところであります。さらに、市報への掲載を初め関連の図書を市内すべての医療機関と公民館へ配付するなど、うつ病の予防啓発にも取り組んでいるところであります。


 御相談の窓口は福祉課になりますが、市役所内でも各種の相談業務に当たる職員間のネットワークづくりを進め、さらに保健所など関係機関とも連携をとりながら対応をいたしております。また、精神科医師による心の相談を年に4回、臨床心理士によるカウンセリングを毎月実施し、お悩みの方への相談に当たっております。今後も市民の心の健康づくりについての啓発を推進し、市民が心身ともに健康で暮らせるよう努めてまいる所存であります。


 次に、病院に行けず悩んでいる人が早期に相談、受診できる仕組みづくりが必要だということであります。


 早期の御相談や受診につきましては、先ほどお答えをいたしましたように、講座や講演会にお出かけいただいた際、あるいは市報への掲載などにより啓発を呼びかけておりますが、身近なかかりつけの医師からでも精神疾患に起因すると思われる症状が見られる患者に対しては精神科での受診を進めていただくように、機会をとらえてお願いすることも考えております。


 また、悩んでおられる方が相談や受診につながるためには、精神疾患への偏見をなくすような周囲の理解も、これもまた必要なことであると、このように思います。本市には精神科の医療機関がないために、発症していても受診につながらなかったり、あるいは加療中の方であっても通院が途絶えて重症化してしまうケースが見受けられます。こういった方への支援の方法につきましては、現在、関係機関と協議を進めているところであります。


 次に、リハビリや復職への支援についてのお尋ねであります。


 うつ病など精神疾患のため仕事を続けられなくなったり、家に引きこもってしまわれた方への支援といたしましては、相談支援事業所や就労支援事業所などの障がい者支援を行う関係機関と緊密な連携と協力のもとに、保健師による家庭訪問や、同行して事業所を見学するなど、きめ細かな支援を行っているところであります。疾患の性質上、季節や日によって症状の変動もあり、一様に回復される方は少ないのが実態ではありますが、徐々に日常生活のリズムを取り戻される方もおられます。また、せっかく復職されても再発する場合もあるため、やはり復職後においても職場での見守りとサポートが大変重要であることは言うまでもありません。今後も関係機関と協力しながら、精神障がい、精神疾患の方が少しでも御自分の力で健全な社会生活を営んでいくことができるように支援をしてまいりたいと考えております。


 次に、本市職員のストレスから来ると思われる精神疾患の現状や対策はどうなっておるかということであります。


 毎年、3名程度の職員がうつ病等で休んでおります。比較的短期間の通院で回復する者もいれば、長引いて休職になる者もおります。原因を聴取いたしましたところ、過重な職務や職責といったことではなくて、職場の人間関係等、さまざまな要素がございました。職場等が原因と思われるケースにつきましては、人事異動等により回復に向かった、そういったケースもあります。


 また、対策といたしましては、精神科の医師などを講師に招きまして、平成20年度は係長以上の職員を対象とした研修、平成21年度より全職員を対象とした研修を行い、うつ病に対するセルフケアや周囲の関心、声かけなどが大事であるということを学んだところであります。加えて管理職員には、日ごろから職場環境や所属職員について十分把握に努めるよう指導を行ってきたところでありますが、今後もこのことを徹底させていかなければいけないと考えております。


 次に、市役所の機構改革について何点かのお尋ねがございますが、初めに、組織運営体制のあり方について抜本的に見直していく必要もあると考えるが、どうかということであります。


 組織運営体制につきましては、平成10年1月の大規模な機構改革以降、新たな行政需要等に対応するため、幾度かの機構改革を重ねてきたところであります。こうした中、平成15年度から徹底した行財政改革に取り組み、より少ない人員で市民サービスの維持、向上が図られるよう、効率的な組織の見直しを進めてまいりました。今後も国の行財政システムの転換にかかわらず、市民福祉の向上を主として、その時代に適した組織運営を心がけるとともに、必要に応じて見直しも図るべきものと考えております。


 次に、現在の職員定数に関してどのような方針、または計画性の上で決めているのか、そして今後の職員定数についてどのような視点や評価をもって検討していくのかということであります。


 現在の職員定数につきましては、厳しい行財政改革の中で、境港市の職員数としては269人が将来を考慮しても適正な上限であると、このように判断をし、平成20年4月1日より定数条例を319人から269人に見直し、少ない人員でも行政サービスの維持、向上が図られるように定めたものであります。また、この条例定数の範囲内で職員の退職や民間委託などの見込み、業務量の増加を考慮したものが現在の職員数であります。


 次に、今後の職員定数につきましては、平成25年度の保育所の民営化、平成27年度の学校の給食センター化なども踏まえながら、現在の条例定数の範囲内で業務量の増加等に対応していきたいと考えております。


 次に、臨時職員の登用に当たって段階的な制度を導入してはどうか、また複数年契約を可能とすべきではないかというお尋ねでありますが、臨時及び非常勤嘱託職員の賃金や報酬につきましては、本市においても職種に応じて異なっております。また、複数年契約につきましては地方公務員法で認められておりませんので、困難であると考えております。本市の非常勤嘱託職員の場合、任用期間は1年以内としていますが、必要があると認めた場合は更新することができ、その期間は原則10年間を限度としておりますので、今後もこの制度を活用していきたいと考えております。


 文化振興に関する質問と学校現場におけるうつ病対策につきましては、教育長の方から答弁をいたします。


○議長(松下 克君) 教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 港みらい代表の佐名木議員の御質問にお答えいたします。


 初めに、境港市の新たな魅力創出について、今後の文化振興にかかわって2点、御提案をいただきました。


 初めに、境港の歴史や文化を見聞できる施設、建築物の再活用、再利用の一つとして、写真家、故植田正治氏の生家を整備してはどうかという御提案でございます。


 今後の境港の文化振興を考える上で、地元の皆さんや子供たちが地域の歴史や文化を理解し、郷土に誇りを持つことは、とても大切なことだと考えます。議員御提案の趣旨につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


 2点目に、海とくらしの史料館について、そのあり方を再検討する協議会の立ち上げの御提案でございます。


 ことしの6月に佐名木議員にも御出席いただき、海とくらしの史料館の今後を考える会を開催し、観光協会、水産関係者などから貴重な御意見をいただきました。現在、マンボウ以来の目玉となるリュウグウノツカイの剥製を製作中であり、来年4月には除幕式を行う予定にしております。今後は御提案のとおり各分野の方々から参加者を募り、海とくらしの史料館の今後を考える会を定期的に開催し、教育・文化施設であることにとどまらず、市の活性化方策の観点から、観光施設としての活用も検討したいと考えております。また、公開討論につきましては、会の皆様方の御意見を伺いながら検討してまいりたいと思います。


 最後に、学校現場におけるうつ病対策についてお尋ねでございます。


 学校現場における精神疾患の現状や対策についてお尋ねですが、市内の小・中学校における今年度の精神疾患による休職者数は、中学校で2名となっております。2名とも来年度からの復職に向け、今後、復職訓練を行う予定にしており、教育委員会としましても支援プランの作成、復職可否の判断、復職後のフォローアップに積極的にかかわっていくこととしております。


 精神疾患につきましては、さまざまな要因が考えられますが、仕事のストレス要因の影響が大きいものと理解しております。長時間労働者に対する面接指導制度もあるわけですが、各学校長には日ごろから職員の言動をチェックし、過重負担がかかっている者に対しては業務量を調節するなどの具体的な措置を講じるなど、早期発見と対処についてお願いしているところでございます。以上です。


○議長(松下 克君) 佐名木議員、残り時間は、あと39分ございます。


 追及質問がございましたらどうぞ。


 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) 御答弁ありがとうございました。


 重ねての質問をさせていただきます。


 まず、水木しげるロードの整備についてでございます。


 現在計画されています水木しげるロード周辺の下水道整備についてでありますが、今年度、過去最高の入り込み客数の中で、その整備の時期について関係者に対して十分な説明がされ、合意形成は行われているのでしょうか、お聞かせください。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) お答えをいたします。


 水木しげるロードの下水道工事につきましては、下水道課の方でこれまで沿線の事業所の方、住民の方々に工事の内容、率直に言いますと汚水ますの場所、この確認を行ってきたところであります。ただし、工事をいつから始めるのか、どの区間かという詳細につきましては、きょう、あすにかけて御説明に回るという計画にしております。以上です。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) 私が6月議会でこの種の質問をいたしましたところ、御答弁の中に、速やかに住民の意見をお聞きし、速やかな、下水道だけではなく、バリアフリーの整備を含めた一体化の整備事業を行いますというお答えをいただきました。これに関して、今、あれから半年がたとうとしております。それで、下水道の計画の中に本町アーケード、水木しげるロードから松ケ枝町に向けてというところの整備計画でございましたけども、今でいきますと、かなりそれは縮小されますということであります。それも、6月に言ったときに速やかに実行していただければ、今、もう工事も着手できたんじゃないかなと。ようやく12月になって少しお客様は減ったんですけども、そういったところのこのおくれについてちょっとお聞きしたいのですが、よろしくお願いします。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) お答えします。


 確かに佐名木議員がおっしゃられるとおり、担当課の方の対応がとても遅かったということは私も認めております。ただし、ことしにつきましては、御質問にもありましたけど、水木しげるロード、350万以上突破ということで、これが今、土日だけではなくて、平日も相当のお客さんが来られるというところから、工事の方法を、例えば昼間行うのか、夜間に実施するのか。夜間に実施した場合、どれぐらいのスパンで工事が行えるのか、そういったこともいろいろと協議する中で、下水道工事を待っておられる方もおられるので、これはぜひとも着手したいというふうに、ちょっといろいろと計画とかが遅延しておりましたことは、おわびを申し上げます。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


○6番(佐名木知信君) 私は、計画どおりに行われなかったことを言うものではございません。私がこの議場で言うことは、私だけの意見ではなくて、市民の皆様、それから観光客の皆様、その方々の声だということで聞いていただきたいなというふうに思います。


 これも、市民の皆様にもよくわかるように説明していただいて、ロードにおられる方、行政の言葉ではなく、皆さんにわかりやすい言葉で説明を十分していただきたいというふうに思いますし、また、これは水木しげるロード、22年度から25、26年度と、3年、4年かけての計画だというふうに存じております。これをぜひ将来、ユニバーサルデザインに基づくバリアフリー整備計画、下水道計画、トイレの新設をあわせた、この3点セットですね、これをきっちり絵を見せて、この工事も大変、お店の方には迷惑はかかると思います。しかし、1カ月の工事で、その絵を見せたことによって、10年後にはこういったロードになるんだよというような絵を見せれば、1カ月の辛抱が10年の繁栄につながるんだというふうな考えで、観光客の皆さんも、それからロードの方も、市民の方も、きっちりと認識をされて、そのための工事かということで、それを逆手にとって、この境港のロード振興に、観光振興策としてつなげていけるのではないでしょうか。このことに関しまして意見をお聞かせください。


○議長(松下 克君) 洋谷建設部長。


○建設部長(洋谷英之君) まさに佐名木議員がおっしゃられるとおり、将来を見据えたまちづくりという観点から、このバリアフリー化を、やはりそういったロードのイメージを壊さないように、いろいろと検討を重ねながらまとめてみたいと思いますので、そのときにはロード振興協会の皆様にも、ぜひ御協力をお願いいたします。


○議長(松下 克君) 続けて追及質問どうぞ。


○6番(佐名木知信君) はい、わかりました。私も頑張ります。よろしくお願いします。


 続きまして、水木しげる記念館のリニューアルの計画が来年度の計画としてあるようですが、そこら辺のことをちょっとお聞かせください。わかっているところで結構です。


○議長(松下 克君) 山本産業環境部長。


○産業環境部長(山本 修君) 水木しげる記念館につきましては、平成15年の3月にオープンいたしました。平成14年度でございます。これを初年度と数えますと、来年度、平成23年度が10年目となる、こういう大きな節目の年であると、来年度はそのような年であると考えております。


 そこで、この10年目の節目の年を、ことしのにぎわいから引き続き、そのにぎわいを続けていきたいという思いもございまして、そのにぎわいを続けていく、それから10年目の節目であると、この2点から、今、部内で水木しげる記念館のリニューアルを考えておるところでございます。23年度、もうすぐなるわけですので、とりあえず調査設計、水木プロとの協議も当然必要になってまいります。その後、年度中のなるたけ早い時期に改装工事、リニューアルに着手したいと。これは今、部内での検討中のところでございます。以上です。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) はい、わかりました。企画、計画の段階よりさまざまな方の意見を聞いて、ぜひ効果的なリニューアルをして、ロード全体の魅力アップや相乗効果がなされますよう期待しておりますので、よろしくお願いします。


 続きまして、ライトアップについてですけども、これは先ほど市長の答弁にもございましたように、8月に霊在月ということで3カ所の施設をライトアップしました。私がライトアップの提案をして言いますのは、青色LEDを設置して、これでまたゆらぎを表現するなどして、これを人魂防犯灯と銘打てば、話題性と実用性を兼備したロードの新たな魅力として、これ活躍するんじゃないかなというふうに思います。こういったお考えはどうでしょうか。


○議長(松下 克君) 答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 先ほどお答えしたとおりでありまして、ことしの8月にそういったロードの振興会の方から提案があってやったわけであります。だけども、店があいてない。観光客は来られる。記念館は開館時間を延長して対応したんですが、そういったことではいけないわけでありますよね。だから、佐名木議員が発案者であるということであるならば、もう少しロード振興会の方で意思をしっかりと統一をされて、それでできる、お店の方にみんな協力をしていただけるということであれば、先ほどお答えをしたとおり、我々としてもそういった支援は積極的に行っていく、こうお答えをしたところでありますので、御理解をいただきたいと思います。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) お店ということではなくて、先ほどの整備の中で防犯灯として設置していただいて、あそこは夜間にもたくさん歩かれる方もおられますので、そういった意味合いも含めて、夜でも安心して歩ける水木しげるロードというところの私は提案でございます。よろしいですか。


 続きまして、境港市観光振興調査研究委員会について、ちょっとお伺いします。


 9月に庁内に設置された境港市観光振興調査研究委員会についてですが、今後のトータルデザインや産業振興の観点から重複していくことが多いと考えますが、この研究会の設立目的及び趣旨並びに現在の取り組み状況と今後の展開、これらのトータルデザイン作成との連携の可能性について伺います。よろしくお願いいたします。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) このプロジェクトは、本当に今年度、過去の最高の2倍を超える観光客にお越しいただいた。これからの水木ワールドの発展方向性、遅きに失した感はあるかもわかりませんが、この機会にしっかりとそういったものを議論をして、計画として策定する必要があると。これは初めから、ゼロからそういった関係者の方に寄っていただいて議論すると、これは非常に時間もかかる。私どもがこの役所の中でプロジェクトチームを立ち上げたのは、そういった、より議論を喚起するための一番のたたき台、こういったものをつくって、そこからスタートしていただこう、専門の方、あるいはロードの振興会の皆さん、観光協会の皆さん、そういったものでありまして、たたき台のたたき台という受け取り方をしていただければいいんじゃないでしょうか。これから大いに関係者の皆さんで議論をする、そういったことになろうかと思います。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) はい、わかりました。今後、いろんな連携を深めながらやっていただきたいなというふうに期待しております。


 続きまして、文化振興のところに参ります。


 ことし6月に、教育長も言われましたけども、検討会がなされました。私も出席させていただきましたが、これの意見、要望、たくさんありました。本当に長時間にわたる会議でございました。その意見や要望が、どのような検討がなされて、どういうふうに実施されていかれるのか、全くその後、連絡がないような状況でございますけども、その後、どうなったということでしょうか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 先ほど答弁でお答えしましたように、6月に海とくらしの史料館の今後のあり方について、水産関係者、あるいは観光協会の方々、佐名木議員にも御出席いただいて、さまざまな御意見をいただいたところであります。項目にすると20項目ぐらい上げていただきまして、それぞれいろいろ参考になる貴重な御意見だというふうに私自身はとらえているわけでございまして、これを今、整理をして、できるものについては、例えば8月にはタッチングプールの実験をさせていただきましたし、そのほかの点については来年度予算にもかかわることもありまして、今、鋭意分析、整理をして取り組みつつあるところでございます。そして、今後もそういうあり方の委員会を立ち上げて、年間に何回か開催をして、そこで御意見をいただきながら、さらなる利用者の増加に努めてまいりたいというふうに考えております。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) それでは、先ほど来年度予算に含まれていることもあるという御答弁だったように思いますが、どのように反映されておられるのでしょうか、お聞かせください。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) ちょっと詳細には今、予算書を持ってきていませんが、あり方検討委員会の協議会のようなものを立ち上げるための予算とか、あるいは古いレーザーディスクの映像装置がございますが、これを新しいものにかえる予算とか、そういうものを今、計上させていただいております。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


○6番(佐名木知信君) それではなかなか抜本的な改革にはならないと思いますし、とても検討会の内容がその予算に反映されているというようなことではないように思います。そういった検討会を開いて皆さんに出てきていただくのなら、きちっとした形で答えを返していくようにしないと、きちっとした会議が続くようにはならないと思うんですけども、教育長、いかがなもんですか。


○議長(松下 克君) 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 佐名木議員から毎回いろいろと御指摘を受けているところ、いろいろと承知をしているところでありまして、たくさんの御提案を前回の会でも委員さんからいただいたところでございまして、できるものから取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) ぜひともそういった会がむだにならないように、実のある会にしていただけるように、きちっと答えを出していっていただきたいなあと、今後ともよろしくお願いします。


 続きまして、まちづくり総合プランについてですけども、これは市長の公約をもとに、向こう5年間の未来予想図として実行されるということと解釈してよろしいですね、市長。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) そう理解していただいて結構であります。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) はい、わかりました。


 このパブリックコメントも、大変貴重な市民の声として受けとめていただけるよう、また、これすべてを実行することはできませんけども、今後、より多くの声、意見を拾い上げて施策に活用することが目的なら、このパブリックコメントも市長と語る会とは別に、このプラン作成に当たって市内7校区を市長と語る会と同じような感じで回っていただいて、生の声、意見を募ってやっていただいたらよかったのではないかなというふうに感じておりますが、この件に関して、いかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 市民の皆さんのよりきめ細かい、そういった御意見を伺うということについてはやぶさかでないわけでありますが、これには相当の時間、期間がかかるわけであります。その点については、総合計画審議会の委員の皆さんは、各界、各層の方に代表で出ていただいて、そこでおよそ半年間にわたって協議を重ねていただいておるわけでありますから、私は市長と語る会等でも意見をいただきますし、あるいは直接メールを入れていただいてやりとりをすることもしておりますし、この件につきましては、総合計画審議会の中で十分議論を尽くしていただく、それで私はよしとしていいんじゃないのかなと、こう思っております。


○議長(松下 克君) 追及質問、続けてどうぞ。


○6番(佐名木知信君) 今後も、より広く皆さんの声を拾っていただけるようお願いいたします。


 続きまして、夕日ヶ丘団地の構想についてでございます。


 これは当初、分譲を始めたころの絵というのがあったように私は思いますけども、しかし、これから描く絵というのは違うはずでございます。時代とともに変化していって、いわゆる公園墓地の計画もありましょうし、いろんな絵が描かれるはずでございます。皆さんにここに住んでくださいというように、それから企業誘致にもあわせてPRするには、やはりこのような夕日ヶ丘の今後のあるべき姿、絵を描かないといけないというふうに考えますが、いかがお考えでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 夕日ヶ丘につきましては、この団地のコンセプトといいますか、そういうものは当初から健康シティ夕日ヶ丘ということを掲げて、これまでも分譲促進に努めてきておりまして、私はこれが今、期間が経過したということでありますけれども、いささかも色あせていない、私はそう思っておりますので、そのコンセプトに基づいて引き続き分譲促進に努めていきたいというぐあいに思います。


 ただ、そういった中で、いろいろきょう御提言がありましたけれども、こういったものも当初からのコンセプトに全く相入れないものではないわけでありますから、含まれているものだというぐあいに考えておりますから、新たなそういった点があれば、柔軟に販売戦略の中に取り込んでいく、そういったことは当然ながらやっていかなきゃいけないわけであります。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) ぜひ健康シティ夕日ヶ丘、コンセプト、言葉だけではなくて、形、絵を見ながら説明できるようなことにすればというような私の意見でございました。


 それで、続きまして港湾整備の方に移ります。


 中村市長は、平井鳥取県知事を委員長とする境港港湾管理委員会の一員ということで、本市だけでなく、中海圏域の代表として、今にも増して積極的に今後の政策や方針を国、県に示していただきたいなというふうに思います。来年度から、まだ予算要望レベルの話なんですが、国際物流ターミナル整備事業ということで、予算規模合わせて90億円にも上る事業だというふうに聞いておりますが、本市の負担額も相当な額になると思います。ここら辺について、本市としましてもやっぱり能動的に声を上げていっていただきたいなあというふうに思います。これは要望でございます。よろしくお願いします。


 続きまして、TPPについても、本市の基幹産業、水産業についてもかなり影響はあるというふうに思います。これも、本市としましても敏感に反応していただいて、その都度対応策等を示していただいたらなというふうに思います。これも要望でございます。


 それでは、5番目の項目のうつ病対策についてに移ります。


 本市としての周知の方法等々はございますけども、これは早期発見、早期治療につなげるための手段として、全国の各自治体でもさまざまな取り組みをしています。例えばうつ病患者の90%以上に不眠の症状が見られるという点から、不眠の自己点検シートを全戸に配布したり、または市のホームページでストレス度とか自己管理の点検をパソコンで気軽に行えるということなど、有効な手段を実施されているところもございます。本市におきましても対策の一つにこういったものを活用されてはというふうに思いますが、いかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) どこの都市かわかりませんが、そういったことをやっておるということでありますが、境については、そこまできめの細かい対応はやってないわけでありますけども、全市民を対象にそういった不眠アンケートのようなものを全数調査するのがいいのか、御本人、そして家族の方、あるいは周りの方、たくさんの中でお暮らしいただいてるわけですから、まずは市の窓口、あるいは県の窓口、そういったところに御相談いただくのが一番早いんじゃないでしょうか。今初めてそのアンケートのことを承知しましたけども、ちょっとどうなのかなという感じが私はいたしますね。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) このうつ病ということは、心の病気ではなく脳の病気というふうに私もこの前、研修で初めて知ったんですけども、なかなかそういった、この病気に対してそういう知識がまだまだないということと、それから、やはり偏見とか、そういう間違った認識で見られることが多いということで、なかなか自分からこうですよと相談しにくいらしいんですよね。ですから、不眠症の相談ということで、かかりつけのお医者さんに言われたりして、そこから精神科を紹介するというような仕組みがありまして、それが早期発見、早期治療につながるということをお聞きしました。いかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) アンケートをとるのかというのは、今申し上げたように、全市民を対象にしたアンケートで、発現率がどの程度になるのか私はわかりませんが、そんなに大きくない率だと思います。それほどきめ細かな対策が必要だというぐあいには認識をしておりますが、先ほど申し上げたように、周りの方、いろいろいらっしゃるわけですから、御家族もね。まずは相談につなげるということが一番じゃないかというぐあいに思います。


 そして、市内のいろいろな開業医の先生のところにそういった方が相談に来られた場合には、先ほど答弁いたしましたように、各市内の開業医の皆さんにそういった疾患が認められる方が来院された場合には、精神科の方につなげるように、そういったことをしてくださいと、こういった働きかけもこれからも積極的に市の方としてやっていきますので、そういった体制で臨みたいということであります。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) それでは、そういった連携というところも深めていただいて、よろしくお願いいたします。


 続きまして、市の職員のところでございますが、このストレスマネジメント、ストレス管理ですね、これは、どの部署を中心に行われているのでしょうか。


○議長(松下 克君) 景山総務部長。


○総務部長(景山久則君) 市長にかわってお答えします。


 総務課で担当しております。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) その中で、やっぱり研修会等々、積極的にされているということなんですが、月1回の問診等もされているというふうに聞いておりますが、大体何人ぐらいの方が問診を受けられるというような状況でございましょうか。


○議長(松下 克君) 景山総務部長。


○総務部長(景山久則君) これは現在、中国労働衛生協会の内科医さんに来ていただいておりまして診察していただいているんですが、精神的なことを余りよく御存じないということで、今、佐名木議員がおっしゃったように、これを芽の段階で摘みませんと、なってからはなかなか職員でも大変だということで、芽の段階で摘みたいと。そういうことで、23年からは鳥大の精神科の先生に来ていただいて診察していただきたいというふうな方針を今持っております。以上です。


○議長(松下 克君) 佐名木議員、続けてどうぞ。


○6番(佐名木知信君) なかなか職員も相談しにくいところはあるかもしれませんが、そういった、先ほど相談しやすいというか、体制づくりにぜひ励んでいただいて、少しでも早いときに、この芽を摘んでいただくよう努力していただきたいなというふうに思います。


 それと、本庁舎以外、清掃センターやリサイクルセンターや浄化センター、下水道、離れている外部の機関がございますけども、ここら辺のメンタルマネジメントはいかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 総務部長。


○総務部長(景山久則君) これについて、外の職場につきましても、先ほど市長がお答えしましたように、管理職の方できちんと芽の段階から把握するように、ふだんからよく注意をしとけというふうに指示をしておりまして、今現在、外部の方からそういう声はございません。以上です。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) そこら辺もなかなか目が行き届かないところでございますし、きちっと管理職だけの声ではなくて、職員は、管理職以外の方のほうがたくさんおられますので、その職員の方々から声を拾っていただきたいというふうに感じますが、この点について、管理職には言えない方もたくさんおられますが、いかがでしょうか。


○議長(松下 克君) 総務部長。


○総務部長(景山久則君) 失礼しました。当然今、佐名木議員が言われたとおりのことは現実にやっております。実際そういうふうに、仲間からそういう声を聞いて本人を呼んで聞いたという事例もございます。そして、私の方で病院に行けということで、今、元気になっている職員もおります。以上です。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


○6番(佐名木知信君) 精神疾患には、うつ病、統合失調症、自律神経失調症、適応障がいなどなど、さまざまな疾患があります。ここら辺のメンタルヘルスに不安を持つ職員のケア体制をさらに充実させていただきますよう、よろしくお願いします。


 選りすぐりの、選ばれてこの境港市の職員になられた方ばっかりです。優秀な方ばっかりです。この方がそういった心の疾患によってこの仕事が十分できないというようなことは、やっぱり市の損失にもなりますし、非常に残念なことだと思いますので、これをしっかりやっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。


 続きまして、市役所の機構改革について伺います。


 これまでの政策担当部局のあり方は、総合計画やまちづくりなどの全体像を示す役割を担ってきたと思います。また、一方で、現在の財政課は予算編成、決算、歳出歳入管理を主な業務としています。今後、省庁間を超えた一括交付金へと転換されていくことは必至の状況であり、このことは、その使い道に関して従来のように国から補助金メニューを提示されるのではなく、地方がみずから考え、評価、判断して決定していかなければならず、国はその使い道に対して干渉はしないかわりに、執行状況については地方が全責任を負うこととなります。そのためには、本市の各政策を評価し、調整し、その優先性を判断した上で全体の政策構造を構築していく仕組みづくりが必要となります。本市もそれに伴う行政運営の組織体制の転換を早急に図っていく必要があると考えます。


 そこで、本市の行政運営組織及び政策立案システムの改革に向けた一つの案として、独立した政策調整部門の新たな設置と、縦割り組織から横断的かつ柔軟性ある行政サービスの実現に向けた機構改革を提案いたします。市長のお考えをお聞かせください。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) いろいろ国、県、それから市町村、置かれる状況は本当にこれからさらに目まぐるしく変化をしていくというぐあいに私も認識をしております。そういった中で、どういった変化が生じようとも、一番肝心なのは、しっかりと市民の皆さんに適切なサービスを行っていくということが一番肝要であるわけでありますから、その点について組織体制、そういったものもつくり上げていく、これが一番だと思います。


 私は今のところ、今の組織体制で特段の支障があるというぐあいには考えておりませんが、この組織体制というのは、もう普遍的にずうっと常に見直しの視点を持って考えていかなきゃいけない、そういったものでありますから、佐名木議員から御提言のありましたようなことも含めて、常日ごろからそういったものには留意をしておきたいということであります。


○議長(松下 克君) 佐名木議員。


○6番(佐名木知信君) 複雑・多様化する市民ニーズにこたえるために、そういうふうに行政も事あるごとに形を変えながら、市民の皆さんとともに成長していかなければならないというふうに私は感じております。ぜひそこのところを酌んでいただいて、機構改革に取り組んでいただきたいなというふうに思います。


 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(松下 克君) 関連質問の通告がありますので、発言を許します。


 永井章議員。


○13番(永井 章君) 会派港みらいの永井章です。佐名木議員の代表質問に関連して、2点、関連質問させていただきます。市長並びに教育長に誠意ある答弁をお願いいたします。


 まず、農業振興についてお伺いします。


 食糧自給から見たときの農業は、TPP等による影響を受けると思うが、我が境港市の農業振興の注目すべき点を二、三質問いたします。


 初めに、伯州綿の取り組み状況と今後の展望をお聞きします。


 本市農業公社を中心に、古くから伝わる伯州綿の栽培、販路拡大の取り組みが進められていますが、ことしの栽培状況を、まずお知らせください。


 また、伯州綿については、付加価値を高めればある程度の採算が見込めると思いますが、白ネギなど、既にブランド化をしている農産物と比較しますと不安要素も多く、産業化には苦難な道が待っているものと思います。本市で取り組んでいるものは、国が全額支給してくれる緊急雇用対策での予算を活用しているため現状では市の負担はありませんが、残念ながら平成23年度までの期間限定であり、平成24年度以降どうするかが問われているところであります。また、これまでの取り組みでどの程度付加価値を高めることができたのか、商品化に向けた販売ルートが確保されたのか、進展があればお聞かせください。また、平成24年度以降も取り組んでいくべきと考えますが、市長の考えをお聞かせください。


 次に、小規模・零細農業の振興支援策についてお伺いします。


 本市の遊休農地は、農地所有面積が小規模であったり、後継者不足、土壌改良の必要性など、原因はさまざまなことが考えられ、この解消に向けた対策が講じられてきましたが、いまだ産業中央線沿線を中心に、一面セイタカアワダチソウの畑となっています。しかしながら、この中をよく見ると、周囲の荒廃農地にもめげず、一生懸命耕作されている市民の姿も少なくありません。通常の農地とは比較にならないほど除草作業に手間がかかるはずですが、立派な農作物ができていると感心しています。市では、これまで耕作を放棄してきた人々に対して除草指導をしたり、除草費用の助成措置を考えられてきたと思いますが、まじめに耕作している人に対して支援、助成などをなされたことはあるでしょうか。市民活動団体への助成は実績があると思いますが、これも期限つきであり、取り組みの継続性を感じられません。荒廃農地対策は、あらゆる角度から講じなくてはならず、一過性のものでは効果が出ないと考えます。農業振興を本気で進めようとするなら、まじめに取り組んでいる市民や団体にもっと光を当てるべきではないかと思いますが、市長はどうお考えでしょうか。


 また、荒廃農地を抜本的に解消するには、大規模な圃場整備、基盤整備をしなくては解決しないと考えます。本市において、過去に中浜地区や渡地区で土壌改良、排水整備、農道整備など大規模な取り組みがなされ、そのおかげで、現在もその地区では整然とした農地が広がっています。これまでの市議会での答弁では、産業中央線沿いの農地はしけた農地であり、耕作には不向きであると聞き取れるような回答が続いておりましたが、歴史をひもといてもらえばわかると思いますが、過去に大規模な圃場整備に取り組もうとした経緯があったと聞いております。荒廃農地対策については、市議会では何回ともなく質問がなされてきたわけですが、これはだれが見ても目に余るものがあり、一向に解消されていないからこそ質問、提言となるわけです。市役所はまちづくりの中枢です。あきらめず、本気で取り組んでいただきたいと思いますが、市長はどのように考えておられるのか、お伺いします。


 次に、学校給食と地産地消について、教育長に伺います。


 本市では、長年にわたって学校給食問題が論議されてきました。小学校の学校給食は約50年前から実施されてきましたが、本市では愛情弁当が重要視され、中学校の給食導入はなされず、ほぼ市民の皆さんもあきらめていたのではないかと思います。


 ところが、二中の大規模改築構想に合わせたように給食センター建設、中学校給食導入の考えが示されました。私は、この考えに異論を唱えるものではありませんが、アンケート調査を実施するなど、市民の意向を尊重して実施していなかった中学校の給食であり、導入されるならば、今後、市民が納得できる説明が必要と考えます。また、市民アンケートを実施されたと思いますが、この結果をどう分析し、どう反映されるのかもお伺いします。


 さらに、地産地消のことにつきましては、前回の議会でも質問があり、中海圏域を視野に入れた取り組みをしたいとの回答でしたが、具体的にどのような農水産物を利用されようとしているのか、計画があればお聞かせください。


 市内の小学校の給食食材は、市内の店舗が注文に応じて搬入してきた経過がありますので、センター化にした場合には一本化され、影響があることも予測されます。地元の小規模店舗への影響がないような配慮もお願いします。また、給食センターの建設予定地など、現状での計画内容について、あわせてお聞かせください。


 以上で壇上からの質問を終わります。


○議長(松下 克君) 市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 永井議員の関連質問にお答えをいたします。


 初めに、伯州綿のことしの栽培状況についてのお尋ねであります。


 平成22年度は、約1.5ヘクタールの面積で栽培をしておりまして、1,500キログラムの収量を見込んでおります。収穫は1月末までを予定をしておりますが、12月10日現在で約1,200キログラムを収穫したところであります。


 2つ目の、これまでの取り組みでどの程度付加価値を高めることができたのか、商品化に向けた販売ルートが確保されたのか、24年度以降も取り組んでいくのかというお尋ねであります。


 伯州綿の栽培につきましては、国のふるさと雇用再生特別交付金により境港市農業公社が事業を行っております。これまでの取り組み状況から、製造業者へただ伯州綿を販売するということだけでなくて、農業公社が独自に職員を雇用して事業を継続していくことは困難であります。したがいまして、農業公社で商品化をして、付加価値を高めて販売することが平成24年度以降の事業継続のかぎとなると、このように認識をしております。現在、伯州綿からベビー用品やタオルマフラーなどの商品化には成功をしておりまして、今後は高価格でも販売の見込める首都圏に販路、販売拠点を持ち、伯州綿商品に関心のある販売店に焦点を絞って交渉を行っていきたいと考えております。


 次に、小規模・零細農業への支援策についてであります。


 近年、国、県の農業施策、補助制度は大規模・担い手農家を対象としたものに変わってきております。本市では、以前から独自の施策として、他市町村では余り例のない緑肥作物の種子購入費用の助成や白ネギの病害虫防除薬剤費の助成などを、規模の大小を問わず多くの農家を対象に行ってきておりまして、農家の方から喜ばれ、評価もいただいているところであります。


 荒廃農地を抜本的に解消するためには、大規模な圃場整備、基盤整備が必要だという御意見でございます。


 農業生産基盤整備のうち、圃場整備につきましては、これまで中浜地区で117ヘクタール、渡地区で21ヘクタール、上道中野地区で約6ヘクタールが実施をされております。市では圃場整備地を含めておおむね10年先を見越して、農地として保全していくべき土地を農用地区域として定めておりますが、平成20年に行った耕作放棄地全体調査では、農用地区域内の農地面積433ヘクタールのうち、遊休農地面積は98ヘクタール、率にして約23%でありました。市といたしましては、農用地区域内の遊休農地の解消を最優先で取り組んでいきたいと考えております。


 なお、昨年は国の事業で発生いたしました砂を有効活用して、国の事業で第二中学校東側交差点の南東に位置する農地、約1.7ヘクタールを水田から畑地に転換をし、これによって遊休農地の解消と担い手農家の経営規模の拡大を図ることができたところであります。遊休農地の解消につきましては、所有者に対して農地の適正な管理を粘り強く要請するとともに、優良な農地を保全、確保するために、担い手農家への利用集積など、さまざまな対策を講じてまいりたいと考えております。


 私の方からは以上であります。


○議長(松下 克君) 教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君) 永井議員の関連質問についてお答えします。


 学校給食と地産地消についてお尋ねでございます。


 まず、中学校給食導入に異論を唱えるものではないが、導入するのであれば市民が納得できる説明が必要だと考えるということでございます。


 永井議員のおっしゃるとおり、これまで長い期間を費やして議論されてきた中学校給食ですが、愛情弁当の持つ食育効果や財政面での困難さなどから実施を見送ってまいりました。しかしながら、現在実施している小学校給食が抱える大きな課題として、施設の老朽化対策と衛生的なドライシステムへの転換が上げられますが、これらに対応するため、改めて本市の学校給食全体を検討した結果、給食センター整備による小学校給食の効率化とあわせて、中学校給食を実施するという方向性を打ち出したものであります。


 また、これまで申し上げてきた愛情弁当の食育効果等については、考えが変わるものではありませんが、一方、1日3度ある食事機会のうち、平日の昼食については、朝晩の家庭での食育に加え、学校での食育機会として、適切な食材が使用され、現在の自分たちに必要な栄養素や量がバランスよく考慮された食事とはどのようなものか体験させることの方が、現在の社会情勢の中では、より効果のある食育になるのではないかと改めて考えるものであります。このような考え方をもとに、今年度末には中学校給食の具体的な実施方法等も含めた本市学校給食の基本方針を定めまして、市議会を初め市民の皆様にお示しするとともに、パブリックコメント等により御意見を賜りたいと考えております。


 次に、市民アンケートの結果をどう分析し、どう反映したのかというお尋ねでございます。


 市民アンケートにつきましては、これまでの長い議論の間に数回実施してきておりますが、このたびはアンケートを実施しておりませんので、平成17年2月に行ったものが直近であります。平成17年2月のアンケート結果について大まかに申し上げますと、中学校給食を望む者は、生徒と教員で約2割、保護者においては約8割で、三者の間ではっきりと分かれる結果となっております。また、以前のアンケート結果についても、傾向としてはこのとおりであったと聞いております。


 生徒に関しては、自分の好物が中心となる弁当を望む声が多くなるのは自然でありますし、多忙な教員については、学校生活に少なからず影響を及ぼす学校給食の導入を好まない傾向にあります。直近のアンケートから5年が経過しておりますが、現在でもこれまでと同様の理由で同傾向の結果が予想されるため、アンケートの実施は見合わせました。中学校給食の実施に際して三者で希望が分かれるアンケート結果よりも、学校給食法に学校設置者の任務として学校給食の実施に対する努力義務が定められていること、全国の公立中学校で完全給食が約8割以上実施されていること等の事実に加え、先ほど申し上げました現社会情勢における学校での食育の必要性等を重視させていただいたところであります。


 次に、地産地消について、中海圏域を視野に入れた取り組みをしたいとのことですが、具体的にどのような農産物を利用しようとしているのか、具体的な計画を聞かせてくださいということであります。


 現在の地産地消は、県単位での取り組みとなりがちなのが現状でありますが、鳥取県の最西端に位置する境港市といたしましては、子供たちのために新鮮な食材を大量に、かつ確実に確保しなければならない学校給食でありますので、しゅんな食材を新鮮なうちにとの地産地消本来の趣旨にかんがみ、中海圏域を地元ととらえた取り組みを行いたいと考えております。


 具体的な事業としましては、中海圏域の子供たちに圏域に愛着を持っていただきたいとの趣旨で、平成21年度から年1回、中海圏域4市1町の特産品、これはシジミとか白ネギ、ベニズワイガニ、タケノコ等でございますが、これらを給食で提供いたしております。


 次に、センター化になっても地元小規模店舗への影響がないような配慮をお願いしたいとのことであります。


 自校方式の現在でも、全校が統一献立でありますので、一日に使用する食材の量については給食センターで一元化された後も同様であり、状況としては変わりがございません。給食センターを整備した後も、できるだけ地元業者から購入できるものは購入していきたいと考えております。


 最後に、給食センターの建設予定地など、現状での計画内容をお尋ねであります。


 給食センターの整備スケジュールとしましては、平成26年度に建設を予定していますので、先ほども申しましたとおり、できれば今年度末までに中学校給食の実施方法等を含めた本市学校給食の基本方針を定めまして、さまざまな議論を経た上で、平成24年度には給食センターの基本設計をまとめたいと考えています。御質問いただきました建設予定地等の基礎となる項目につきましては、基本設計を発注するまでには特定していきたいと考えております。以上でございます。


○議長(松下 克君) 永井議員、残り時間は、あと10分ございます。


 追及質問がございましたらどうぞ。


 永井議員。


○13番(永井 章君) 御答弁、まことにありがとうございました。


 昨年来、伯州綿についても既に3年間の3分の2が過ぎたという状況でありますし、今後、その取り組みについて、先般の新聞にもございましたが、大正紡績の取締役営業部長が来られて評価されたというところでございますが、この方が買い付けに179カ国を回ったというような話も出ておりました。本市の伯州綿はどのような感じで販路としては見込めるのかどうなのかをお聞かせください。


○議長(松下 克君) 答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君) 大正紡績の近藤部長さん、この方は、綿の分野では本当に国内でも一番の権威者であろうという方でございまして、先般、境港市に来られまして、栽培地を私も一緒に回っていろいろお話をしたんですが、これだけ綿の栽培地が集積しているところは国内には見当たらないと。他では少しずつ綿の栽培をされておられるというような状況の中で、これだけ集積してやっておるところは、もう国内で唯一ではないかと。しかも、この伯州綿の素材、これは非常に質の高い、高品質なものだという評価もいただきました。既に大正紡績の方ではいろんな商品化をされております。私もその商品化されたものを、いろんなものを見せていただいたわけでありますが、ベビー用品からタオルから、いろんなものがございました。そういったものを日本でとれた無農薬のこの伯州綿を使ってやることについては、大変可能性のある事業であるという、お墨つきと言うと語弊がございますが、そういった高い評価をいただいたわけであります。


 御心配のように、24年度からは国のそういったお金もなくなるわけでありまして、これを何とかクリアして、ということは、つまり24年度ごろにはこの伯州綿で、ここでとれた綿を使った商品化をして、いかに販売拠点を広げて、そこで販売をしていくか、こういった取り組みが重要になるというぐあいに思います。ぜひ、かつての伯州綿の産地であったこの弓浜部で、そういった伯州綿を使った一つの産業みたいなものを、事業をしっかり立ち上げていきたいなと。このことについては、鳥取県知事も大変すばらしい取り組みだということで、応援をしましょうということもおっしゃっていただいておりまして、ぜひ御理解をいただきたいと思います。


○議長(松下 克君) 永井議員、続けてどうぞ。


○13番(永井 章君) ありがとうございます。


 特に明治時代から伯州綿、または芋、麦、時には養蚕といったような農業が現在ある姿だと思います。養蚕のときには対岸の島根県から工員さんとかもたくさんお見えになって養蚕に取り組まれたということも聞いておりますし、そういう面からいきましても、当然これから、それが産業になったら非常にいいなというふうに考えますし、耕作放棄地に対しましても非常にいいことであるというふうに考えますので、どうぞよろしくお願いします。


 続きまして、時間の都合上、学校給食についてお伺いします。


 ことしから初めて学校給食米として米を中野地区に一部つくられたというふうにお話を聞いておりますし、その後の収穫の状況がわかりましたら教えていただきたいと思います。


○議長(松下 克君) 産業環境部長。


○産業環境部長(山本 修君) かわって御答弁申し上げたいと思います。


 ことし、結論から申し上げますと、かなり良好でございました。真夏の猛暑等で大変心配した点もございましたけども、私も試食も1回させていただく機会がございました。おいしゅうございました。以上でございます。


○議長(松下 克君) 永井議員。


○13番(永井 章君) 以前から私は水田を、少なくとも自分のところで消費する分だけはつくっておりますが、まだ皆さんが感覚的にはあきたこまちだとか、あるいは広瀬米だとかというふうに固執しておられるような気がしますが、何分にも小さい農水田では手間がかかり過ぎますし、大変だというふうに思います。何か聞きますと、学校給食3回分と聞いておりますが、今後はどのようにされるのか、もし希望でもありましたらお聞かせください。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 本当にいい米ができたということで、もちろん農業、米作の専門家の方にお願いをしてつくったわけでありまして、大変質のいい、いい米がとれたということであります。今後は、特に荒廃農地、いわゆるしけ田、そういったところでそういった良質の米がとれるのかどうなのか、こういったところも研究する余地がありますが、できれば荒廃水田、これの解消と一石二鳥、三鳥のような事業が見込めれば、これからもその面積をふやしていければいいというぐあいに思っています。


○議長(松下 克君) 続けてどうぞ。


○13番(永井 章君) ありがとうございます。これも農家に聞きますと、やはりそこの土地で、例えば中浜地区の米が中浜でできればいいなとか、地域によっては、境は境とか、境では農家の方はちょっと小さいかもしれませんが、境でとれた米が学校給食に使われているんだということを非常に感謝もしておりますし、今後ともそういうので拡大していただきたいと。また、そのときには関係各位と十二分に相談され、学校給食米として十二分に踏まえていただきたい。


 また、そのときと別に、もう1点だけ、米以外の農作物も含めて遊休農地で考えてみたいというふうに3月の議会でちらっと聞いておりましたが、その考えがありましたらお聞かせください。


○議長(松下 克君) 中村市長。


○市長(中村勝治君) 米以外の野菜については、学校給食ということになりますと定期的に、安定的に大量の野菜が必要だということで、私はそういうぐあいにお答えをしたようでありますが、これもいま少し検討課題とさせてください。


○議長(松下 克君) 永井議員。


○13番(永井 章君) これから進んでいく学校給食であったり、または遊休耕作地の更生だったりするわけですが、市民の皆さんと一緒になって、これから取り組んでいただきたいとお願いをしまして、質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(松下 克君) 以上で代表質問を終わります。


 本日の質問は以上といたします。





◎延  会(15時13分)





○議長(松下 克君) 次の本会議は、明日14日午前10時に開き、引き続き一般質問を行います。


 本日はこれをもって延会といたします。





  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。











         境港市議会議長








         境港市議会議員








         境港市議会議員