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鳥取県 境港市

平成21年第5回定例会(第2号12月10日)




平成21年第5回定例会(第2号12月10日)





12月定例会





    第5回 境港市議会(定例会)会議録(第2号)





 
平成21年12月10日(木曜日)午前10時開議


第1 会議録署名議員の指名


第2 一般質問





 本日の会議に付した事件


日程と同じ





 出席議員   (16名)


    1番  米 村 一 三 君      2番  南 條 可代子 君


    3番  佐名木 知 信 君      5番  柊   康 弘 君


    6番  浜 田 一 哉 君      7番  荒 井 秀 行 君


    8番  渡 辺 明 彦 君      9番  長 谷 正 信 君


    10番  岡 空 研 二 君      11番  定 岡 敏 行 君


    12番  松 下   克 君      13番  松 本   熙 君


    14番  永 井   章 君      15番  平 松 謙 治 君


    16番  田 口 俊 介 君      17番  竹 安   徹 君





 欠席議員


    な し





 説明のため出席した者の職氏名


市     長  中 村 勝 治 君     副  市  長 安 倍 和 海 君


教  育  長  根 平 雄一郎 君     総 務 部 長 景 山 久 則 君


産業環境部長   山 本   修 君     建 設 部 長 佐々木 篤 志 君


総務部次長    角   俊一郎 君     市民生活部次長 荒 井 祐 二 君


産業環境部次長  阿 部   裕 君     建設部次長   門 脇 俊 史 君


教育委員会事務局次長


         下 坂 鉄 雄 君     秘 書 課 長 佐々木 史 郎 君


税 務 課 長  中 村 直 満 君     地域振興課長  寺 澤 敬 人 君


子育て支援課長  浜 田   壮 君     環境防災課長  藤 川 順 一 君


貿易観光課長   伊 達 憲太郎 君     商工農政課長  木 下 泰 之 君


管 理 課 長  岡 嶋 利 行 君     下水道課長   山 本 雄 一 君


生涯学習課長   川 端   豊 君     教育総務課主査 坂 井 敏 明 君





 事務局出席職員職氏名


局     長  洋 谷 英 之 君     局 長 補 佐 山 口 隆 道 君


議 事 係 長  沼 倉 加奈子 君     議事係主任   片 岡 みゆき 君





◎開  議 (10時00分)





○議長(米村一三君)  おはようございます。


 これより本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。





◎日程第1 会議録署名議員の指名





○議長(米村一三君)  日程第1、会議録署名議員を指名いたします。


 署名議員に、松下克議員、田口俊介議員を指名いたします。





◎日程第2 一般質問





○議長(米村一三君)  日程第2、一般質問に入ります。


 各個質問を行います。


 初めに、柊康弘議員。


○5番(柊 康弘君)  おはようございます。


 会派かいゆうの柊康弘です。12月定例市議会に当たり、質問させていただきます。


 まず、現状道路の改善について伺います。


 境港市は、面積のほとんどが平地で占められています。人口密集地は、市道外浜線と内浜線沿線がともに密集しており、主線より一歩中に入れば道幅は狭く、車のすれ違いも困難な箇所が多いため、特にはまループバスが来れば民地の庭先や駐車スペースとなっているところで待機することを余儀なくされている現状をよく見かけるのは私ばかりではないと思います。


 以前、議会質問の折、車のすれ違いができるための待避所や曲がりにくい角の隅切り用地の確保を検討してまいりたいと市長が答弁されておいでになります。消防車等の緊急車両が円滑に通行できるようぜひ実行していただきたいと思いますが、市長のお考えをお示しください。


 次に、次世代育成支援行動計画について伺います。


 少子化の急速な進行は、我が国の経済社会に深刻な影響を与えています。そのため、平成15年7月に次世代育成支援対策推進法が成立、公布されました。これに基づき、境港市でも平成17年から21年度の5年間を計画期間とする境港市次世代育成支援行動計画が策定されたところです。この計画には、特定14事業として保育事業など具体的な目標数値が明記されておりますが、目標に対する達成度はどのようになっていますでしょうか。計画期間の最終年度となった現在の状況と、計画全体についての所感をお尋ねいたします。


 また、この法は10年間の時限立法であり、平成22年度から26年度までの5年間を計画期間とする後期行動計画を策定することとなっております。今年度がその計画策定の年となっておりますが、現在の策定作業の進捗状況と今後のスケジュールについてお聞かせください。


 次に、境港市の子育て支援策の展開について中村市長にお伺いいたします。


 10月に開かれた平成20年度決算審査特別委員会の席において、当市のブックスタートと関連する事業について、担当課長から日本一のボランティアによる日本一のブックスタートという説明がありました。事実、全国各地の市議会を初め数多くの視察団体が当市の子育て支援策に視察に来られています。中村市長の英断により実施された保育料の大幅な値下げを太い幹として、これにさまざまな施策が大きく実り、一本の大木がそびえ立ったように思います。


 今後は、これを子育て支援以外の分野に波及させることが大切ではないでしょうか。視察団体の受け入れ一つを見ましても、経済波及効果にもつながります。赤ちゃんと小学生の触れ合いなどユニークな事業として注目を集めていますが、市のホームページにもそれらが見当たりませんし、子育て世代以外の方には当市の特色であるこのような事業が案外知られていないのではないでしょうか。当市の子育て支援を、ホームページなどの充実でもっと広く大きく広報してはと思います。


 行政を縦割りに業務遂行しては、施策の効果は半減します。子育て支援策を若者定住化の促進につなげ、担当と分野は全く異なりますが、夕日ヶ丘の定期借地権制度などと組み合わせて子育て世代の若い人たちにも大きく紹介すれば定期借地権制度の推進にもつながり、境港市の大きな課題である夕日ヶ丘団地の解決に大いに役立つと考えます。市長のお考えをお示しください。


 不審者対策について、教育長に伺います。


 不審者の情報があると、子供たちは学校から注意を呼びかけるチラシを持って帰ってきますが、近ごろその頻度が増しているように思えます。また、その内容も直接子供に危害を加えようとしたものもあり、未遂に終わってよかったとほっとするような内容のものも少なくありません。池田小学校の事件を教訓に、全国で子供たちを守る活動が展開されましたが、時の経過により危機意識も低下してきているのではないかと危惧いたします。


 境港市では、児童が下校する時間になるとその旨を伝え、地域での見守りをお願いする放送が流れます。この見守り活動を形骸化していては放送が児童の下校を不審者に知らせる結果となり、かえって危険なものとなります。地域社会の一員として、子供たちを取り巻く環境はぜひ把握しておきたいと思いますが、不審者情報等は子供のいない家庭には十分に届きません。市民に対して、現状の周知と継続的な見守り活動への協力依頼が必要であると思います。


 教育委員会では、本年度何件の不審者情報を把握しておられるのか。また、地域の見守り活動の実態と市教委として何か対策をとっておられましたらあわせて教えていただきたいと思います。


 また、不審者対策は教育委員会のみでは限界があります。痴漢注意の看板が立てられている場所、清掃センターの西側にありますが、荒廃地で見通しがきかなかったり公園も周囲のフェンス沿いに低木が茂り道路から中が見えないなど、死角が多数あります。犯罪心理学の専門家によると、公園一つにしても諸外国では配置や色彩などさまざまな工夫がなされていると聞きます。不審者の情報を早く伝達することも大切ですが、発生させないことはもっと大切です。市の公園、農地、防犯灯など関係各課がともに十分協議する必要があると思いますが、教育長はいかがお考えでしょうか。


 以上、壇上からの質問を終わります。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  柊議員の御質問にお答えをいたします。


 初めに、道路の改善についてのお尋ねであります。車のすれ違いができるための待避所や曲がりにくい角の隅切り用地の確保を検討したいということを過去の議会で答弁をしておると。消防車等の救急車両が円滑に通行できるよう、ぜひ実行すべきだというお尋ねでございます。


 道路の隅切り等の整備につきましては、土地の協力が得られた箇所で順次整備を行ってきておりますけれども、なかなか用地の確保が非常に難しい箇所が多くございまして、円滑に進んでいるという状況にはございません。大変用地の確保は難しいわけでありますけれども、今後も引き続き土地の所有者の皆さんの理解をいただいて進めていきたいと、このように思っております。


 次に、子育て支援についてであります。


 次世代育成支援行動計画の特定14事業の目標に対する達成度と現在の状況、そして計画全体についての所感についてのお尋ねでございますが、まず前期行動計画の特定14事業の達成度でありますが、病児・病後児保育を開始いたしました平成20年度には目標に掲げた全事業を実施をして、計画より早く達成することができております。


 次に、計画全体についての所感ということでありますが、御質問にもありましたように保育料の大幅値下げを初めブックスタート事業の充実や小学生と赤ちゃん、保護者の触れ合い交流、また過度にメディアに依存せず家族の触れ合いを促す事業など、親子のきずなを深める施策を中心に予算を重点的に配分し、計画を上回る子育て支援策を展開できたと、このように考えております。このことは行財政改革の成果と、そしてボランティアや関係する皆様の御協力のたまものでありまして、深く感謝しているところであります。


 次に、今年度は後期行動計画の策定年であるが、現在の策定作業の進捗状況と今後のスケジュールはということであります。


 現在の策定状況についてでありますが、今年度4回予定しております策定委員会は既に3回を終え、現在は計画の素案ができ上がった状況となっております。今後はこの素案をもとに市報やホームページ等で広く市民の皆様の声をお聞きをして、必要な修正を加え、予定どおり本年度中には後期計画ができ上がるものと、このように考えております。


 次に、当初の子育て支援をホームページなども充実してもっと大きく広報すべきだと。また、子育て支援策を夕日ヶ丘の定期借地権制度などと組み合わせて子育て世代の若い人たちにも大きく紹介すれば、夕日ヶ丘の分譲の促進にもつながるということであります。


 柊議員の御質問のとおり、現在、市が取り組んでいることは広く市民に広報していく必要があると考えております。子育て支援策の紹介は窓口や健診会場でも行っておりますが、今後はホームページも充実をしていきたいと考えております。


 また、子育て支援策を若者の定住化促進につなげるよう御提案をいただきました。


 子育て支援課では、子育て支援策の紹介に加えて夕日ヶ丘の定期借地権制度を紹介するチラシを幼稚園、保育所の園長や保育所保護者会長、幼稚園のPTA会長、子育てサークル代表などの皆さんが集まる場で配付をさせていただいて、魅力のある内容を紹介してまいったところであります。今後ともあらゆる場を活用して、継続して広報を行っていきたいと考えております。


 私の方からは以上であります。


○議長(米村一三君)  教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  柊議員から不審者対策について御質問いただきましたので、お答えさせていただきます。


 今年度の不審者情報の状況、地域の見守り活動の実態及び対策についてお尋ねでございます。


 学校関連の不審者情報につきましては、今年度は11月末現在で25件の報告がございました。内訳は、市内小・中学校からのものが12件、高等学校の事案が13件となっております。


 教育委員会が得た情報につきましては、直ちにファクシミリにより各小・中学校へ連絡し、児童・生徒及び保護者への注意を喚起するとともに地域振興課へも連絡し、青色防犯パトロールで情報のあった地域を重点的に回っていただいているところでございます。


 各学校におきましては、通学路の点検はもちろんのこと必ず複数での下校を指導する、管理職を初め教員が見回る、安全連絡協議会等を設置し地域の方に見守り活動をお願いする等の取り組みが行われております。


 また、青少年育成境港市民会議においても、不審者情報があり次第、各公民館長、地区部会長に情報を伝え、地域の防犯パトロールの強化に努めてもらっておりますし、市報及び公民館報にも不審者に関する記事を載せ、住民への注意喚起を呼びかけております。


 犯罪が起こりやすい場所は、入りやすいところ、見えにくいところであると言われております。これまでにも各担当課と連携しながら防犯灯の設置や草刈り等を行ってきておりますが、今後もそのようなすきをつくらないことが不審者事案の発生防止や抑止につながるものと考え、関係各課との情報の共有や連携を進めていきたいと考えております。以上でございます。


○議長(米村一三君)  追及質問がございましたらどうぞ。


 柊議員。


○5番(柊 康弘君)  御答弁ありがとうございます。


 それでは、何点か追及させていただきます。


 まず、現状道路の改善についてですが、用地買収は難しいということで、またその地権者の方に理解をいただいて進めていきたいという御答弁でした。確かに民間の個人所有の土地でありますのでなかなか難しい面もあるかと思いますが、引き続き努力していただきたいと思います。


 それで子育て支援の不審者対策のところについて、ちょっと質問させていただきたいと思います。


 先ほど教育長の答弁でも各課と連携して、また青少年育成市民会議の皆さんとも協力を得ながら、不審者情報を公民館長であったりまた地区部会長に情報提供されているということですが、実際子供が帰る時間、見守りで出てきてくださる方、地域の方々なんですが、そういった情報がその方たちに届いているのか。自治会の方には届いてないのかなというような心配をしておりますが、その辺はいかがなものでしょうか。


○議長(米村一三君)  教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  先日もある会で、関係者には不審者情報は流れているけれども、一般の地域の皆さんになかなか流れてないというような実態があるということを聞きましたので、自治会長さんには少なくとも連絡をすべきだということで、ちょっと今調整中でございます。以上でございます。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 柊議員。


○5番(柊 康弘君)  今調整中だということで、ぜひとも、やはりその地域の代表である自治会長さんの方にも情報を流していただくと、また地域の住民の方に広く情報が行き渡ると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


 それと、現在、この件と関連するんですが、毎日小学校の下校時の見守りの放送をされていると思います。お願いするばかりではなくて、年度末に一度ぐらい校長先生の方からお礼の放送があってもいかがかなと思うんですが、いかがお考えでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  ちょっと急な御提案でなかなかそういう発想がなかったもんですから、校長会等でまた検討させていただきたいと思います。


 本当に地域の皆さん、特に老人クラブとか地域の皆さんはいろんな形で見守り活動をしていただいておりますので、本当に感謝を申し上げる場もないといけないなというふうに思っておりますので、検討させていただきたいというふうに思います。


○議長(米村一三君)  続いて追及質問どうぞ。


 柊議員。


○5番(柊 康弘君)  ぜひ検討して実施していただきたいと思います。


 それで、私の住む高松町では老壮クラブの皆さんが長らく小学生の下校時の見守り活動をしてくださっております。本当に大変な御苦労があると思いますが、そのような活動、ほかの地区でも多数されていると思いますが、その辺の実態と、また実施に当たっての御苦労がかなりあると思うんですが、その辺の調査などされてるようなことはないでしょうか、もしあればお聞かせいただきたいと思いますが。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  見守り活動の実態については各小学校から報告は聞いているところでありますが、老壮クラブ等の皆さんの御苦労の状況とか、そういうような細かい点については私の方もそこまでは把握はしておりませんが、どういう内容、どういう形でパトロールしていただいているとか、あるいはかけこみ110番ですか、こういうマップの作成等の報告等は聞いておるところでございます。今後また各学校の方から、そういう細かい点についてもまた聞いてみたいというふうに思っております。以上です。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 柊議員。


○5番(柊 康弘君)  ぜひ実施に当たっての大変な面とか、こういうところが困っているよというような意見を聞いていただいて、またそれをやりやすい、快くボランティアで出ていただけるような体制づくりをしていただきたいと思います。


 不審者対策を早急に進める上でも、質問の中でもちょっと触れましたが防犯灯の設置は必要であると考えております。特に環境に配慮した太陽光発電式の防犯灯は最近開発も進んで、値段もかなり抑えられてきております。また、配線も不要でありますので速やかな設置が可能であると考えますが、子供たちの安心安全を確保する上でも通学路に導入してはいかがかと思いますが、教育長はどのように考えておられますでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  防犯灯の設置については、前回の議会でも柊議員から御質問を受けたところでありますが、PTAの方の会でも要望が出ておる箇所、それから先日、管理課の方では市内の防犯灯の状況について点検をされたということでございますので、それとあわせて管理課の方と詰めをさせていただきながら、防犯灯の設置については考えてまいりたいというふうに思っております。


 ただ、その防犯灯の設置につきまして、太陽光発電を活用してはどうかという御提案でございますが、当然ながら太陽光発電については今度市内の小学校に導入をすることになっておりますし、環境教育について非常に役立つというふうに思っておりますので、できるものならそういう太陽光発電の防犯灯の設置ができればというようには思いますけれども、どのぐらいの予算が必要なのかというような細かい点については私も認識不足でございますので、今後研究してまいりたいというふうに思います。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 柊議員。


○5番(柊 康弘君)  今後また検討していきたいということで、ぜひとも早期に実施していただきたいと思います。


 市長さんは、先ほど教育長の話にもありましたPTAとの会での席、11月13日の中学校PTA連合会の席上でこの防犯灯のことについてもPTAが、また関係の課と調整をして現地調査をしたいと。確認後すぐに対応可能だと考えるというふうに発言をされておりますので、ぜひとも早期に子供たちの安心安全を守るためにも、教育委員会だけではなく担当課とも連携しながら進めていただきたいと強く要望して質問を終わります。ありがとうございました。


○議長(米村一三君)  次に、浜田一哉議員。


○6番(浜田一哉君)  おはようございます。


 会派かいゆうの浜田一哉です。12月定例市議会に当たり、私見を交えながら市長に伺います。


 平成18年2月に初の市議会議員の議席を得ることができ、以来、境港市におけるさまざまな諸問題、課題について壇上にて質問あるいは提案をさせていただきました。本日は与えられた任期の壇上での最後の質問となるわけですが、これまで何度か質問させていただきました公共下水道事業について再度お尋ねをしたいと思います。


 公共下水道事業の進捗状況は、平成元年に供用開始となり、平成20年度末において約47%の普及率とのことです。住宅の集積の度合いによって多少の違いはありますが、年間約2%ずつ普及率が上がっていくという計算でいきますと、あと25年ほどで完工することが推測されるわけですが、事業が認可された昭和58年当時は約60年かけて市内全域を整備する計画でありました。実際に、工事完了はいつごろを目途に定められておられるのか。また、未整備地区の事業計画が発表されていない弥生、清水、外江、芝、森岡、渡町はいつごろどのような順で整備をされる予定なのかお聞かせください。


 次に、下水道使用料について伺います。


 使用料の算定は、おおむね3年ごとに見直すこととされています。これは境港市下水道等審議会にて審議され、決定されていますが、メンバーはどのような構成となっているのかお聞かせください。


 また、使用料の推移を見てみますと、供用開始から20年間、常に約10%から30%の値上がりとなっています。このたびの下水道使用料の見直しについても、現行より平均で約58%の引き上げの答申がなされましたが、一般家庭における負担割合については約13%の引き上げとなっています。こうした伸び幅は想定の範囲のことなのでしょうか。未整備地区の方にとっては、大変不安に思う人もおられると推察いたしますが、使用料について、試算しておられるように平成28年度以降使用料は下降していくのでしょうか。平均的一般家庭におけるピーク時の使用料はどのくらいになるのか、またその時期についてもお聞かせください。また、供用開始当初の使用料もあわせてお聞かせください。


 公共下水道事業の計画の設定に際しては、当初、市内の人口は完成時において5万人を想定して進められました。完成時を現在より25年後と仮定すると、本市の人口は約3万人と推計されており、計画時の設定とは大きな隔たりがあります。そうした状況の変化によって、事業そのものへの影響も当然あるのではないかと思います。施設設備等の事業、また管理運営上の変更、影響についてお聞かせください。


 また、事業には毎年一般会計より下水道会計に約9億円が繰り入れられております。ひとしく税を納めているのにもかかわらず、余りの長期にわたる事業のためにその恩恵にあずかることなく亡くなってしまう方も多数おられます。事業の性質からいたし方ないこととはいえ、法のもとにおいて平等であるとは到底言えない現状があります。そうした観点からも、未整備地区においては合併浄化槽の補助は継続すべきですし、加えて改修のみならず新築に対しても補助をすべきだと思うのです。


 これまで、市長は一貫して新築物件については当然トイレは設置するものとして、それに対する補助についてはノーの回答でありました。米子市も近年この制度が廃止されたことも承知はしておりますが、私はいまだにこのことについて納得がいかないのです。少子高齢化の波が今後ますます押し寄せ、家計への圧迫から高齢者の家庭では接続を拒まれることも考えられます。合併浄化槽の普及率が高まっていけば、公共下水道への接続率も低くなることが予想されます。事業の効率化を考えれば市長のお考えもわからないわけではありませんが、例えば新築が建ち並ぶ郊外地区においてエリアを限定し補助することは考えられないのでしょうか。


 未整備の周辺住民からは、下水道はもう要らない、それよりも河川や側溝の整備を早急にしてほしいとの意見をよく耳にします。未整備地区が着工となる予定の平成29年度までにはまだ時間があります。これまでもさまざまな観点から排水処理方法について手法の優位性を調査、研究されてこられたことに一定の評価はしておりますが、今後についてもさらにさまざまな角度から事業計画をチェックし、未整備地区の住民にも十分理解を得られる計画と説明責任を果たすことが必要不可欠であると考えます。市長の御所見を伺います。


 以上で壇上からの質問を終わります。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  浜田議員の御質問にお答えをいたします。


 公共下水道事業について何点かお尋ねでございますが、初めに事業の完成はいつごろか、また未整備地区の工程、順番についてのお尋ねでございます。


 下水道の整備状況につきましては、平成21年度末で普及率は50%になるものと、このように見込んでおります。年間約25%普及率が上がると考えますと、おおむね20年後の平成41年度に渡、外江地区の未整備地区が完了するものと、このように見込んでおります。


 未整備地区の工程、順番についてでありますが、境地区周辺の整備が完了いたしますのは平成28年度と見込んでおります。その後、平成29年度から処理場に近い渡地区の面整備に着手するわけでありますが、あわせて外江方面に向けて汚水幹線の整備を進めまして、芝、清水、森岡、弥生町と順次整備をしていく計画でございます。


 次に、下水道料金等審議会のメンバーはどのような構成かというお尋ねであります。


 下水道料金等審議会につきましては、15名の委員で構成をいたしております。学識経験者から6名、自治連合会から5名、経済界と水産業界から各1名、一般利用者から2名の方に委嘱をさせていただいております。この内訳でありますが、男性が10名、女性が5名であります。下水道の認可区域の方は14名、認可区域外は渡地区の方1名に参加をいただいております。


 なお、公募委員につきましては市報等で2名公募いたしたわけでありますが、今回は応募がございませんでした。


 次に、平均的一般家庭におけるピーク時の使用料はどのくらいになるのか。その時期はいつかと。また、供用開始当初の使用料は幾らぐらいであったかというお尋ねであります。


 下水道事業の市債の償還金でありますが、平成27年度の10億円超をピークにそれ以降は減少へ転じる見通しであります。これに伴う資本費の減少と下水道の普及に伴う使用料の増収によりまして、使用料で賄うべき汚水処理費に対して収入不足を解消できる時期は推計では10年程度先を見込んでおりまして、これが使用料のピーク時のめどとなります。


 また、市の中期財政計画に沿って今後の使用料改定を見込んだ場合、一般家庭の標準的な使用水量40立米の使用料はピーク時で2カ月分で7,000円程度になる、このように考えております。


 なお、平成2年度の供用開始当初の使用料は、2カ月分40立方メートルで2,822円でございました。


 次に、当初設定していた人口が減少したことによる施設設備等の事業、管理運営上の変更あるいは影響についてはどのように考えておるかということでありますが、下水道事業につきましては将来を見据えた規模で施設を建設しておりまして、その当時の計画人口で建設いたしました管渠施設は、御質問の人口減少によって一部の路線では過大な施設となっておるところであります。


 処理場の建設につきましては、これは汚水の流入実績に応じて施設を増設していきますので影響は少ない、このように考えております。


 管理運営につきましては、人口減少に伴う水量の減少によって使用料収入が減るために、下水道事業全体の費用対効果を考えますと下水道経営に影響はないとは言えない、このように考えております。


 次に、合併浄化槽について、エリアを限定して新築についても補助する考えはないかということであります。


 本市の生活排水処理方式は、ほぼ市内全域を公共下水道の計画区域と定めておりまして、浄化槽への補助はあくまでも公共下水道整備までの暫定的な補完措置である、このように考えております。公共下水道との二重投資を極力避けるためにも、新築についてまで補助を拡大するということは適切ではない、このように考えているところであります。


 次に、未整備地区の住民に理解を得られる計画と説明責任についてのお尋ねでありますが、浜田議員も指摘をされておられますが、私もこれからの行政運営というのは情報公開と説明責任というのは非常に重要だと、このように考えております。


 下水道事業の計画につきましては、市民の皆様に広く理解を得るためにも年度当初に今後の事業計画と整備状況等を市報、ホームページなどを通じて情報提供していきたい、このように考えております。以上です。


○議長(米村一三君)  追及質問がございましたらどうぞ。


 浜田一哉議員。


○6番(浜田一哉君)  御答弁をいただきました。


 幾つか重ねて質問をさせていただきます。


 ただいまの御説明、よくわかりました。外江、渡、まあ工事の順番ですね、これ一番住民の皆さんが気にしておられるわけで、ただいまホームページあるいは市報でということでしたけれど、そういうことがまだ私の知る限りでは載ってないというふうに思うわけですけれど、これも細かく決定された事項について順次そこに掲載されるべきのことだと思いますが、その点についてはどのようなお考えでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 建設部長。


○建設部長(佐々木篤志君)  市長にかわって答弁させていただきます。


 今まで余り事業計画とか下水道計画を、非常に長期にわたるものですから変動等もありますけども、今後その事業認可、こういう今年度拡大するわけですけども、そういうような計画も含めまして一応渡地区はいつごろから入ります、予定とかいうそういうのは変わる可能性があることを念頭にしながら市報とかホームページで公開していきたいと思っております。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 浜田議員。


○6番(浜田一哉君)  ありがとうございます。ぜひ、作業的に大変かもしれませんけれど、未整備地区の方々のことを考えれば少しでも不安を軽減されるように、そういった情報を提供していただきますようにお願いをしたいと思います。


 それと、あと使用料のピーク時、おおむね10年後大体7,000円ぐらいになるのではないかというふうなことが先ほど市長の方からお答えがありました。これ初めに2,822円からスタートして、これまで与えられた資料の中では平成6年に204%上がり、平成9年に10%上がり、平成15年に287%、19年にも146%という各3年間の間にすごくばらつきが大きいというふうに私感じるんですが、どういった理由でこういうふうにばらばらに上がっているのかをお聞かせください。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  平成15年度に287%という大きな率の改定がなっておりますけども、これは平成9年から改定予定としては平成12年改定予定をしておりましたが、これ御案内のように鳥取県西部地震がございまして、その関係で、計画では3年ごとの使用料の改定ということをしておりましたが、そういったことがあって平成12年の改定は見送ったということでございまして、あとは10%から20%、今回の改定につきましては58%でありますが、これは将来のそういった事業量も見込みながらその時点での適正な引き上げを行ってきている、そういったことであります。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 浜田議員。


○6番(浜田一哉君)  3年ごとに10%、20%上がっていくと、やはり単純に先ほどの287%の理由はわかるのですが、当初供用開始をされた方とこれから10年後、20年後に接続された方との物すごく不公平感を私は感じるんですね。本来であれば、初めその価格の設定が低いところから初めにそういう恩恵をあずかっている人が安くて、後から接続される人はいきなり高い料金設定にされるというのがどうしても私はちょっと納得いかないんですが、この右肩上がりのカーブが本来ですとなるべく、いろいろ時代の影響も反映されるわけですのでなかなか予想も難しいのかもしれませんが、本来ですとこのカーブというのはなるべくなだらかな形で推移をしていくべきものだというふうに私は思うんですが、そのことについてどのようなお考えでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  この使用料というのは、大まかに言いますと汚水の処理費用、これに見合うような形で算定をしていく。これが常でありまして、当初はですから汚水の処理量というのは少ないわけですから、それだけ金額もかからない。それに応じた使用料の設定、こういうことになるわけでありますね。


 したがって、例えばピーク時2カ月分で7,000円ぐらい見込んでおりますけれども、そのときにつないだ方も7,000円、当初からつないできた方もその時点では同じ使用料になるわけでありますから、これは公共下水道の性格からいって私はそんな不公平という形にはならないのではないのかな。下水処理費用が年々上がっていくわけですから、それに応じて使用料をいただいていくということでありますから、当初は2,000幾らであったものが10年後に7,000円の使用料を払う人とのバランスが不公平であるとかということには私はちょっとならないのではないのかなと。


 そして中期財政計画では、3年ごとに汚水の処理量から計算して処理経費がどのくらいかかるかということを計算して大体使用料を3年で10%程度引き上げていく、そういった考え方になっているところであります。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 浜田議員。


○6番(浜田一哉君)  そういった考え方もあるかとは思うんですが、やはり当初おおむね10%ずつの引き上げというふうに見込まれたものが、それが20%になっていたり15%になっていたりというところのこの不安定さというのが、今の未整備地区の方にとっては一体我々のところに来るまでには幾らになっているのかいなという、そういった説明を聞けばある程度、本当は納得してなくてもまあそういうこともあるのかなと。やはり後からつける人にとっては、要は本当に欲しい今の時期に段階にないから不公平感が残るというわけでして、価格設定に際しては十分未整備地区の方の意見も取り入れながら、ぜひやっていただきたいなというふうに思います。


 あと先ほどの答弁の中で、市報とかホームページでいろいろと紹介をするということがありましたが、やはり私も議員としていろいろとこういうのを見てるからああいう説明を見てもある程度はわかりますけれど、一般市民の人があれを見ても、ほとんど何のことやらわからないというような数字やデータが並んでると思うんですね。


 前回も私、質問をしたときに、ぜひ地元に出向いて地元の方がどういうふうに思っておられるのか、そのヒアリングをぜひしてくださいというふうに言いました。前向きにそういった住民の皆さんにも説明してまいりますという御答弁だったと記憶いたしておりますけれど、このことについてはどうでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  毎年1回の各地区で市長と語る会も開催させていただいておりますが、そういった席でもそういったお声はお聞かせいただくことはできますし、少人数であってもそういった御要望があれば我々その場に出向いていって、詳細な説明は幾らでもさせていただきたいというぐあいに思います。


 特に浜田議員が御指摘のように下水道のこれは宿命のようなものでして、一度に全部整備できれば、今、質問がありましたような、御指摘がありましたようなことは解消できるわけですが、どうしても処理場側から管を延ばしていく、そういった事業の性質上、避けられないというか、カバーし切れないというか、そういったところがあるのも事実でありますけれども、そういったことも含めて地元に出向いてよく説明をさせていただきたい。そういった機会があれば、いつでも出かけていきたいというぐあいに思っています。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 浜田議員。


○6番(浜田一哉君)  やはりそういったお気持ちがあるわけですから、ぜひともやはり境港市側から、今後事業計画がこういうふうになりましたので皆さんに御説明をしたいというふうに市の側からそれぞれのまち単位なりその地区単位ででも、私はそういった説明をするのはやっぱり市としての責任ではないかなと思いますので、今後ぜひ、あと着工までに10年近くなるのかもしれない、供用開始まで、今の未整備地区10年ぐらいたってからというような形になると思いますので、それまでにぜひ計画をしっかり立てていただいて、それぞれの地区への御理解を得られるように十分地元住民の皆さんとのコミュニケーションをとっていただきたいなというふうにお願いをして、質問を終わらせていただきたいと思います。


○議長(米村一三君)  次に、松本熙議員。


○13番(松本 熙君)  無所属、松本熙です。4項目について質問をします。


 初めに、大橋川改修事業と中海護岸整備について市長にお尋ねします。


 昭和57年9月に、斐伊川・神戸川治水計画に伴い大橋川拡幅は中海の水量の増加、水位上昇に影響があることは避けられないとして、当時の市議会で大橋川拡幅の反対決議をしました。10月には議長が鳥取県知事に決議文を送付しています。


 以来、平成13年には境港市民の願いを込めた決議文として、治水防災上の不安や中海の水質改善がなされていないことに心を痛め、大海崎堤と森山堤の開削は市民の強い願いであると鳥取・島根両県知事などへ決議文が送付されています。


 さらに、平成17年には両堤の開削要望と要請が米子・境港市議会から鳥取県知事に提出されています。この間、大橋川の改修事業は漁場環境、水質環境、護岸堤整備などに関して国交省中国地方整備局出雲河川事務所を中心に刻々と進展してきました。


 市長は、今議会に先立ち、このような経過から斐伊川水系の最下流部に位置する本市としては市民の安心安全が確保されるものとの考えに至ったと、改修事業の着手に同意の表明をされました。個人的な考えとしては大海崎堤も開削の必要性を感じていますが、ここまでの経過をたどり、市長と地元住民の方向性には大きな相違がないものと考えております。


 先日、鳥取県知事へ回答された5項目には、市議会全員協議会の席上で私が意見を述べた主旨も同意の条件として記されたことに謝意をあらわします。この上は、5項目の同意条件が担保され、地元住民の声を最優先に、市民の安心安全が確保されるよう改修事業の実施について誠実かつ確実に住民の先頭に立って処していただきますことを期待しております。


 せっかくの機会ですので、市長より2点についてお答えください。


 1点は、大橋川改修事業が動き出すこのとき、市長として境港市の治水防災上の今後の展望を可能な範囲で市民に説明をしてください。


 もう1点、短期整備箇所の渡漁港については、背後地に民家が密集しています。道路整備事業や内水排除などの計画には、横断的な視点を持つことが必要です。過疎化防止や定住促進の観点と、その地に住み続ける若者の発想が不可欠です。漁港整備にとどまらず、地域住民に夢と希望を付加することが積極的価値に変わります。市長のお考えをお聞かせください。


 続いて、市民バス運行事業及び整備事業について市長にお尋ねします。


 10月に実施した20年度決算審査特別委員会で、利用状況及び成果と課題をお聞きしました。同時期に松江市で開催された全国の定住自立圏構想シンポジウムの交通部会では、市民バスの運行問題が中心に取り上げられました。そこの議論を踏まえ、以下の点について質問をします。


 21年度予算の説明資料によると、運行事業は路線バスの廃止に伴い公共交通手段の確保、市民生活の利便性向上を図るとして4,672万円余、整備事業は市民バス車両を更新し、運行事業の安定、安全を確保するとして1,819万円余が計上されています。20年度予算でも同様に、運行事業で4,637万円余と整備事業で1,758万円余が計上されています。現行の市民バスが利用者の中心である高齢者のニーズに合った運行形態になっているのか、広く市民生活の利便性の向上になっているのか、また省エネやエコ対策とも聞きますが、運行経費と搭乗者数の実態は費用対効果としてどうなのか、お答えください。


 続いて、主要地方道米子境港線の街路樹の落ち葉や根上がりについて市長にお尋ねします。


 この季節になると、渡町から外江町に至るケヤキ並木の落ち葉の処理が大変だと道路沿いの住民から苦情が寄せられています。県の道路維持管理課が担当すべきことと思いますが、ケヤキ並木の落ち葉や歩道の根上がりについて、市内で同様の苦情が届いているかどうか、車道または歩道と自宅の敷地に舞い込む落ち葉の処理区分はどうか、市と県の連携がどのようにできているのかお答えください。


 最後に、児童クラブの運営事業について教育長にお尋ねします。


 以前にも児童クラブについては質問で取り上げました。利用希望者と児童の保護者の現状は、現下の社会的背景、経済状況、家庭環境など幾つかの課題があると感じています。22年度から校区ごとの運営にかわり、教育委員会が直接管理をする今後の運営方法について、指導者、場所、指導内容は事業目的を達成するためにいかなる検討もしくは工夫がなされ、4月からどう変わるのかお答えください。


 以上で壇上からの質問を終わります。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  松本議員の御質問にお答えをいたします。


 初めに、大橋川改修事業と中海護岸の整備についてのお尋ねであります。


 大橋川改修事業が動き出すこのとき、境港市の治水防災上の今後の展望を可能な限り市民に説明をすべきということでございます。


 本市における治水上の問題といたしましては、護岸の未整備や高潮による外水位の上昇時及び短期的な大雨のときの内水排除対策が大変重要な課題であると、このように認識をしております。


 現在この対策といたしましては、樋門操作と側溝の末流端に仮設ポンプを設置をして雨水を排水する対策を講じているところでありますが、今後着手される中海の護岸整備にあわせて、新たな樋門や側溝の整備、機動性に富む排水ポンプ車の導入を検討しておりまして、これらにより治水上の問題も解消されていくものと、このように考えております。


 また、防災対策として、本年度、市民の防災意識の向上を図り災害時に的確に行動できるように、洪水、津波の自然災害について避難に必要な情報を記載したハザードマップ、これを作成をし、全世帯に配布することとしております。


 今申し上げたようなことは、適時市報やホームページに掲載をして市民の皆さんにお知らせをしていきたい、このように考えております。


 次に、渡漁港の整備では、道路整備等の計画には横断的な視点を持って過疎化防止や定住促進の観点で若者の発想が不可欠だと。漁港整備にとどまらず、地域住民に夢と希望を付加することが積極的価値に変わる。市長の考えをということであります。


 渡漁港の移設や道路整備等につきましては、渡地区治水対策協議会を窓口として国や県と一緒になって協議を進めているところであります。この協議会には、各区長を初め漁業関係者などいろいろな方が参加をいただいております。その中で若い人の考え方も意見集約していただければと、このように考えております。


 次に、市民バスの運行事業についてのお尋ねでございます。


 利用者の中心である高齢者のニーズに合った運行形態になっているかというお尋ねでございますが、本年6月に行った市民バスの利用実態調査では、利用者の約62%が60代以上という結果であります。運行形態につきましては6割を超える方に満足いただいておりまして、やや悪いと回答した方につきましては7%と、こういう数字になっております。


 高齢者の利用につきましては、例えば自宅から病院まで朝の便に乗車し診察後に昼の便で帰宅するなど、うまく活用していただいているのではないのかなと、このように思っております。


 次に、広く市民生活の利便性の向上につながっているかということであります。


 市民バスにつきましては、通院、買い物、通勤等を中心に年間11万8,000人余り、1日当たり327人の市民の方々に御利用いただいておりまして、市民の皆さんの交通手段として定着してきている、このように認識しております。


 バス停につきましては、市内全域に113カ所設置してございます。歩く距離には差がありますけれども、どの地域においてもバス停まで徒歩で行ける、そういった状況になっているところであります。


 また、利用者からの御意見やアンケート結果をもとに地域公共交通会議で御検討いただきまして、生活コースの日曜日運行や光洋の里経由便の設定など、運行コースやダイヤの改善にも取り組んでまいったところであります。今後も引き続き利便性の向上を図ってまいります。


 次に、運行経費と搭乗者数の実態、そして費用対効果はどうなっておるかということであります。


 市民バスにつきましては、市民の皆様の市内の移動手段を確保するとともに、だれもが利用しやすいように、そして料金は1回100円という低料金を設定しているところであります。これは市内を訪れる観光客の皆さんにも御利用いただいているところであります。


 平成13年の運行開始以来、効率的な運行、年次的な車両更新等に努めて経費の節減を図っているところでございます。


 運行経費につきましては、平成20年度決算で4,750万円、対する運賃収入は1,140万円、県補助金収入568万円であり、支出超過額の8割が特別交付税で措置されますので、一般財源は約600万円、そういった状況でございます。


 そして、次に街路樹の落ち葉や根上がりについてのお尋ねであります。


 主要地方道米子境港線の渡町から外江町に至るケヤキ並木の落ち葉の処理が大変だと沿線の住民から苦情が寄せられているが、街路樹の落ち葉や歩道の根上がりについて、市内で同様の苦情が届いているかどうか、車道または歩道と自宅の敷地に舞い込む落ち葉の処理区分はどうか、市と県の連携はどのようになっているかというようなお尋ねでございますが、落葉樹の落ち葉の処理につきましては道路清掃車による定期清掃作業は実施しておりますが、日々の対応については沿線住民の方々の御協力によって処理がなされているというのが実態でございますが、松本議員御指摘のようにそういった苦情というものも私どもに届いております。


 この落ち葉の処理につきましては、市としても清掃作業の回数をふやすように考えたい、このように思っておりますけれども、その地域の美しい自然景観が保全されていくよう、市民活動としての取り組みに発展ができないものなのか、関係者の皆様を交えて御相談をしてまいりたいとも考えているところであります。


 歩道の根上がりにつきましては、その都度補修をしてきておりますが、来年度市内全域の調査設計を予定しておりまして、この調査結果を踏まえ、順次補修対応を図ってまいりたいと考えております。


 街路樹の管理業務に関する県と市の連携についてでありますが、本年度から県と市町村との業務連携に関する検討の場が設けられたところであります。今後の検討課題の一つとして提案してまいりたいと思います。


 私の方からは以上であります。


○議長(米村一三君)  教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  松本議員から、児童クラブの運営について御質問をいただきましたので答えさせていただきます。


 22年度から校区ごとの運営にかわり教育委員会の直営となるが、事業目的達成に向けていかなる検討、工夫がなされ、指導者、場所、指導内容が4月からどう変わるのかお尋ねでございます。


 放課後児童クラブにつきましては、夕日ヶ丘児童クラブを除き市が設置しておりますが、これまで地域の子供たちは地域で育てるの理念のもと、各小学校区において地元の方々で新たに運営委員会を組織していただき、運営を委託してまいりました。運営委員会は、会長、運営委員、指導員で構成され、直接児童と触れ合う指導員以外は無報酬となっております。地元の運営委員会を主体としてスタートした放課後児童クラブですから、入会基準や安全面の基準以外はそれぞれの特色を持って運営されてきたところですが、ボランティアにもかかわらず各会長さんの御努力等で学童保育の目的は十分達成され、役割を果たしてきたと思っております。


 しかしながら、年々増加する利用者数に伴い、安全面の再確認やサービスの拡充などが求められるとともに、運営委員会の中で会長あるいは指導員への負担が非常に大きくなってきたこともあり、検討した結果、市の直営による事業の再構築が妥当として、来年度からの直営化を決断したところであります。


 直営後、初年度となります平成22年度の運営方法につきましては、施設は現在の施設を使用いたしますし、指導員等につきましても移行期間として必要数を補充する以外は現指導員で運営していく方針でございます。


 ただし、平成23年度以降は地域の子供たちは地域の人でとの基本は踏襲しつつも、改めて全指導員を全市的な範囲で募集してまいりたい、このように考えております。


 指導内容につきましては、現在の各地区でのよいところは生かしながら、学童保育本来の目的に立ち返り、保護者の就労等により放課後安心できる居場所のない子供に対して生活の場を提供し、保護者のいる家庭と同じように子供の健康管理、安全の確保、情緒の安定が図れるような指導内容としていきたいと考えております。


 また、サービスの拡充策としては、開設時間を30分延長し、閉所時刻を午後6時30分までにしたいと考えております。以上でございます。


○議長(米村一三君)  追及質問がございましたらどうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  それでは、順次項目に沿って追及をしてまいりたいと思います。


 大橋川の改修事業あるいは中海の護岸堤整備について、このところ新聞、テレビで毎日のように報道されておるわけで、先ほど浜田議員の質問にもありましたように、我々は委員会なりいろんな場所で必要な情報は基本的に知り得ているわけですけれども、それが市民にどう伝わっていくのかということでの視点に立つと、先ほどの下水道と同様にまだまだ伝わってないなという気がします。それで限られた場ですけれども、市長さんから治水防災上の今後の大まかな、大まかなと言うと失礼ですが、お聞きしたかったと。


 これはあわせてやっぱりこれから時々に可能な地域に出向いての説明なりというものがぜひ必要だろうと思いますので、きょうはそういうことをお願いして、この点については終わっておきたいと思います。


 2点目なんですが、常々私は渡町に住んでる住民として発言をしておるところですけれども、渡は短期という整備箇所になっておるわけですが、外側の護岸を国交省、内側の漁港を埋め立てて整備していくというようなことに関しては境港市が中心になって進んでいくんだろうと思いますが、このことに関しても県なり国なりに可能な要望をしていかなければならんと思うんですが、先ほどのお答えで渡町の治水協議会の構成をお話しいただきました。基本的にはそれでいくことに異論はないわけですけれども、何度か立ち会わせていただいたり、そういうとこでの話し合いというのは聞いておるわけですけれども、もう一つ、やっぱり最初の質問に含めましたようにこれから例えば整備が終わって10年というようなスパンを考えると、現況を見るとお年寄りがかなり住んでおられる状況がある。若者がそういう状況を見て、地域にこれから住んでいこうと思うのかなという不安も一方あります。そういうことを考えていくと、やっぱり治水対策協議会に出ていらっしゃる方々が不適当だということではなしに、やっぱり子供たちが自分たちのまちがどう変わっていくのかというところに参加できるというのはとっても、この漁港整備ということだけにとどまらず地域に愛着を持つ、あるいは地域に根差した生活をするというようなことにとても大事な気がするんです。そのために、治水協議会と別個にそういう意見集約ができるようなものを考えていただくというようなお考えは、市長さん、ありませんか。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  答弁でお答えいたしましたように、この治水協議会には各区長さんもすべて入っておられる、直接関連する漁業者の方も入っておられる。ですから、整備計画というものについてはおおむね皆さんとの合意がなってこの形でやろうと、今そういう状況になっているわけですね。その漁港の整備にあわせて埋め立てもいたしますから、そういったところの活用というのは役所がこうするああするということでなくて、今、松本議員がおっしゃるような視点があればその地域で大いに議論をしていただいて、可能なものは私どもの方が対応していく、そういったことであろうと思いますよ。まずはその地域で、地域の皆さんでいろいろ議論されるというのがよろしいんじゃないのかな、こういうぐあいに思います。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  時間が限られておりますので、話はここだけで終わってもいけませんが、要するに渡の治水協議会の中の問題と言えばそれまでですけれども、やはり行政として何がしかの方向性、アドバイスみたいなところでそういうものが生かされる、住んでよかったまちづくりというのはすべてが思っているわけですから、そこに若者の視点が入るということが今非常に大事だと。65歳以上の人口割合だけがふえていって、渡も同様な過疎化が進むということでは寂しいなという気がしますので、ひとつよろしくお願いします。


 2点目の市民バスの運行事業及び整備事業についてですが、このごろ市民アンケートの結果というのがインターネットで見れるようになっておりますが、せっかくですので二、三その項目を読んでみたいと思いますが、公共交通機関についてというところで、高齢者の多い境港市なので、駅へ行くのも不便な状態を何とかしてほしい。交通をもっとよくするべき。もう少し公共交通機関が充実するようになればいい。市内をバスが巡回しているが、全く乗客がいないときがありもったいない。高齢者の交通手段の確保。外江付近にスーパーがなく、お年寄りは車がないので歩いて買い物に行くことができないので不便。はまループバスをもっと小型にしてほしい。高齢者の日常の買い物について、利便性を求めているということですね。交通、買い物の不便さに将来の不安を感じている。はまループバスのコースが細々しているといったような項目がありました。少数派の意見だと言ってしまえばそうなんだろうと思いますけれども、先ほどお答えいただいた数値を見ますと、運行回数と搭乗者数で1台当たり幾らかということを出せば数字は出てきますけれども、再三質問したのは、やっぱり利用ニーズに合っているのかなというところに考えを絞ると、僕はなってないような気がしますね。当然、足に困るお年寄りやもろもろの人がいらっしゃるんですから、廃止をすることを訴えているわけではないんですね。もうちょっとさまざまな、全国津々浦々でどういう取り組みがなされて、それは境に導入したらもっと利用率が上がると。


 ちなみに、ダイヤで私が渡から市役所あるいは済生会に行くというようなことを想定して調べてみると、そんなに使い勝手がいいのかなと思ったりもします。そのはまループバスはそれはそれとして、何かやっぱりここに出てきてるようなものに今後引き続き利便性の向上を考えたいといったような言葉でお答えはいただいたんですけれども、だれもが利用しやすいという観点でもう一回、真剣と言うと怒られますけれども、真剣でなかったような気がしますので。


 僕は、隣の松江でシンポジウムがあったときの全国の情報交換を聞いてきたんですけれども、その中に空気を乗せて走ってるという言葉を聞いて、朝晩を除くとそういう実態だなという気がします。ぜひやっぱりそこら辺に行政として、今、費用対効果の報告もありましたけれども、例えば我々だって1人が1台車を走らすようなことをしなくても、市役所にそれで行ける、それで帰れる、そういう実態に合った形態にすべきではないかと思いますが、もう一度そのことについてお答えください。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  答弁いたしましたとおり、このアンケート調査の結果を見ても大方60%を超える方が満足いただいておるという結果になっております。松本議員がおっしゃるように、それはいろいろ御不便を感じる方というのは必ずあると思いますよ。我々もそういったところを満足するような形で、これまでにもいろんな運行回数、コース、そういったものを変えてきておりまして、100%の人にすべて満足いただけるというものはこれはないわけでありまして、大方のところの皆さんに満足いただけるもの、これを目指していくというのが我々の考え方でございまして、そういったいろいろ御指摘の点があるわけでありますから、今後もそういった協議会を通じていろいろ協議をして、少しでも利便性が上がるように努めていくことはこれは当然なことであります。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  利便性向上に向けて続いて御検討いただきたいということで、この点は終わりたいと思います。


 街路樹の落ち葉のことに関してですが、もうそのピークは過ぎたのかなと思いますが、先ほど最初の質問で取り上げましたように相当の量がありますね。掃除をしておられるところに立ち会ったこともありますけれども、これは高齢者の方でした。自分ちのへいと歩道の辺は比較的掃除がしやすいけれども、宅地内のきれいな庭園を築いておられましたけれども、そこら辺になると本当に大変だということをおっしゃっておりました。


 それから、これは初めて聞いたんですけれども、その自分のところの空き地の中に車をとめておりそこに樹液が垂れてきて、大事な車にその樹液がついてそこにほこりや落ちた葉っぱがつくというような苦情も聞くと、もっともっとそういう実態を聞いて可能な手だてをせねばいかんなと思うわけですけれども、クリーナーのついた清掃車の周回頻度も増していかないけんだろうと思いますけれども、何か県との話し合いの中でもう一つそういう人たちにこういうぐあいに改善策を講じてますよというようなことをお聞かせ願えないと、これだって定期的な清掃車の回数をふやしていくようなことを今後取り組みたいといったようなことではなかなか、私が2軒の方からそういう苦情を聞いたわけですけれども、1軒はお孫さんと一生懸命、市からもらった袋の中に詰めておられました。なるほど大変だなと思います。そういうことからいえば、そういう落ち葉を収集するボランティアなどの仕掛けづくり、あるいは小・中学生が何らかの形でそこに協力ができて地域を愛する、地域の美化につながっていくといったようなことでもう一つ踏み込んだ案が欲しいように思いますけれども、何かそういう県と市の間で本当にここを何とかしようというようなことになってないのかどうか、もう一度お聞かせください。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 佐々木建設部長。


○建設部長(佐々木篤志君)  市長にかわって答弁させていただきます。


 これ本当にケヤキなんかも一時期、秋に大量に落ちてきますので、その沿線の住民の方に本当に落ち葉拾い、清掃作業に大変お世話になっております。ただ、これもその沿線に住んでおられる方だけでやろうと思うとかなりの負担になろうと思いますので、市としても今後清掃作業を行いたい、回数をふやしたいと思いますし、その地域で周辺の環境美化、そういう取り組んでいただけないものか。あるいは今度は県としてもその辺について協議はしていきたいと思いますけども、地域の環境美化で緑を守っていただけるような、そういう方向でちょっと検討していきたいと考えております。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  周辺の景観からすれば、私はケヤキ並木は気に入っておりますし、時期的には木陰もあり緑化の一環としても大変喜んでおるものです。問題は、やっぱり今お答えいただいたようなことをもう一つ踏み込んで、困っておる人たちに配慮してあげるということが大事だろうと思いますので、よろしくお願いします。


 時間は何分ありますか。


○議長(米村一三君)  残り10分です。


○13番(松本 熙君)  児童クラブの運営についてですが、おおむねこう変わるのだなというお答えはいただいたわけですけれども、例えば時間が30分延長されるといったようなことは、そういうお子さんをお持ちの保護者にとっては大変ありがたい配慮だろうと思っております。


 この運営について、もう少しそこに在籍をしている1年生から3年生までの児童たちの活動内容というものに目を移してみたいと思いますが、今後4月からその活動内容に何らかの統一的な基準みたいなものは示されるのかどうか、その辺はいかがでしょう、教育長さん。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  当然4月から教育委員会からの直営ということになれば、活動内容についても基準は設けて徹底をさせていかないといけないというふうに思っておりますが、今のところ今ここでお答えするような内容はまだ協議をしておりません。今後そういうものを基準を設けて、徹底をさせていきたいというふうに思っております。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  いわゆる低学年の子供たちが放課後そういう場でどう過ごすのかというのは、学校の6限、7限までの時間とまた違った意味でのとっても大事な時間であり、その時間の中でできることというのはかなりのことがあるんだろうと思うんですね。単に放課後からその6時、6時半まで子供を預かればいいということでなしに、私はそういうところに細かい配慮をすることが長い目で見れば子育て支援が発展していって、子供の数がふえるということに僕はなっていくんだろうと思うんですね。


 一つ、国が示しておるものがあるんでちょっと触れてみます。その中で、国の具体的方策のところでこういうぐあいに書いてあるんですね。学校教育において、子供たちの学習、多様な体験の機会を地域ぐるみで提供する仕組みをつくる観点からも重要である。つまり、そういう放課後の子供を支援することは重要だと。具体的な取り組みのあり方は、各地域の実情に応じた創意工夫が期待される。この創意工夫ですよね。それから、このような取り組みに地域の人材が幅広く参加すれば、地域社会全体の教育力の向上も期待できる。子供の安全な居場所を確保することは、同時に保護者等が安心して働く環境づくりにもつながり、結果としてワーク・ライフ・バランスの確保にも資するといい方向がうたってありますね。そういうことにやはり近づけていくそのクラブの質的な手だてというものが、僕は今後は求められていくのかなと思います。そういう検討などは今現在あるのかないのかお聞かせください。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  今、松本議員お尋ねの件は、文部科学省が今推進している放課後子ども教室推進事業のことだと思うんですが、本市でやっておりますのは厚生労働省がしております放課後児童健全育成事業の中での放課後児童クラブということで実施しておりますので、あくまでもこれは教育活動でなくて私は就労支援の場であるというように思っております。


 したがいまして、本市では学校の延長というような形で放課後児童クラブをとらえておりません。保護者の就労等で家へ帰ってもだれもいない、そういう子供たちの居場所づくりということで場所を提供しているということでございますので、その辺は今後も活動内容の中で基準については明確にしていきたいというふうに思っております。以上です。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 松本議員。


○13番(松本 熙君)  文科省と厚労省のそれぞれの事業の違いはおおむね理解をしておるつもりです。ただ、地方にあってどう真に子供に合ったものにするのかということはそういう縦割りとかにとらわれないで、現にそこにいる1年生、2年生、3年生という子供たちになるべく可能なことをしてあげるということは僕はあってもいいだろうと思うんですね。これは事業が違うからそんなことまでできんわいということでは、やはり困ると思います。いきなりそこに行けないまでも、地域の方に協力いただきながらこれから動き出そうとしているわけですが、やはりせっかくそういう時間、子供たちを預かるわけですから、居場所を提供するということが第一とはいえ、やはりそういうことも一方で保障していくというような方向性はぜひ僕は必要なんだろうと思います。そのための多少の経費というのは、今後地域の子供が安全に過ごせる時間を保障する。それが例えばもう一人子供をつくろうかとか、境港は安心して放課後の夫婦ともども仕事についておられる方のケアができるまちなんだねということにも僕はなっていくんだろうと思うんですね。ですから、厚労省と文科省のやってる事業の違いがあるので全くそこには及ばないというようなことでなしに、やはりそのクラブがそういうことも兼ね備えた事業になってほしいなという気がしますので、これは22年度動き出すこのときに当たって展望としてぜひそういう思いを私は伝えておきたいと思いますので、今後にわたってそういう意見もあったということを教育長さんにはお願いをしておきたいと思います。


 以上で終わります。





◎休  憩





○議長(米村一三君)  ここで休憩といたします。再開は午後1時10分といたします。


       (11時44分)





◎再  開 (13時10分)





○議長(米村一三君)  再開いたします。


 午後の会議に、長谷正信議員から欠席の届けがありましたので御報告いたします。


 午前中に引き続き各個質問を行います。


 荒井秀行議員。


○7番(荒井秀行君)  会派かいゆうの荒井秀行でございます。12月定例市議会に当たり、幾つかの質問と提言を述べさせていただきます。市長並びに教育長におかれましては、御答弁をいただきますようお願いいたします。


 まず、定住化構想についてお伺いします。


 まちづくりを進めていく上での基本は、市民の皆様がこの境港に住み続けたいと思っていただけるようにすることが大事だと私は思っています。境港市は白砂青松の美しい海岸線を有し、中国地方最高峰の大山を市内どこからでも眺望でき、まさに風光明媚で豊かな自然に囲まれたまちです。全国から訪れた皆さんには大変うらやましく思われており、市民として誇りに思っています。


 しかし、そのことだけでは住み続けることにはつながりません。子供からお年寄りまで市民の皆様が安心して暮らしていくには、生活が保障され、健康で生きがいを感じるまちづくりが必要です。


 そこで、境港市が現在進めている施策の中で、定住化に向けての取り組みについてその進展を何点かお伺いします。


 子育て世代を応援する面では、保育料の値下げや医療費の無料化など負担軽減に向けた取り組みが行われていますが、これによる成果、効果についてどのような評価をされておられるのでしょうか、まずお伺いします。


 次に、雇用の場の確保、拡大の観点で企業誘致の取り組みについてお伺いします。


 市内には、竹内団地、外江町にある西工業団地など企業誘致をさらに進めなくてはならない用地があります。企業誘致に向けて、市として最近の取り組み状況をお聞かせください。


 次に、住環境の整備についてですが、夕日ヶ丘団地の分譲について、どのような進展があったのかお伺いします。


 このようにお伺いしましたのは、定住化に向けた取り組みといっても市役所での担当部署は市民生活部、産業環境部、建設部というふうに多岐にわたっており、それぞれの部署で積極的に取り組めばいいと思う人もあるかもしれませんが、全体を常に把握し、計画に沿って進めることがより効果的になると考えます。現在、次期総合計画に向けての検討が進められていると思いますが、定住化に向けた取り組みは総合計画とは少し視点を変えるものでなくてはならないと思うわけです。定住化構想及び定住化計画を策定する考えはないものでしょうか、お伺いします。


 次に、景観条例の制定についてお伺いします。


 町並みや家並みが調和すると大きな魅力につながります。県内では、倉吉市、鹿野町などで町並みを計画的に保存、整備する取り組みが進められています。この町並み整備での成功例は、岡山県の倉敷美観地区を思い浮かべていただくとわかりやすいと思いますが、町並みを蔵づくりで統一することで歴史と文化を感じる魅力あふれるものとなっています。境港市でも過去に何回かこの視点で提言がなされてきたわけですが、いまだ実現されていません。年間170万人を超える観光客を迎える水木しげるロードは、今や鳥取県ナンバーワンの観光スポットという位置づけにとどまらず、島根県側からも連携を深めようとするほどの財産となっています。時々、水木ロードを歩いて感じることは、空き店舗がなくなり大変にぎやかな町並みになったと感じますが、計画的に整備されたものとは言いがたく、それぞれの店舗が思いつくままに改修してきたという印象です。


 先ほど、例として言った倉敷の場合、景観条例を設け改修に当たっては市が一定の補助をしており、その成果があらわれています。水木ロードを恒久的な観光スポットとして維持していくには、町並みにテーマ性や統一性を持たせることが必要かと思います。また、境港駅から800メートルの水木ロードだけをとらえず、境水道沿いの海岸通り、台場公園や海とくらしの史料館までのエリアまで拡大したゾーンでの景観条例の制定を検討してみてはどうでしょうか。こうした考えに市長はどのように考えておられるのか、お伺いします。


 次に、安心安全なまちづくりについて伺います。


 最近の報道でだれもが不安に思っているのは、夜間においての防犯対策です。中学、高校の生徒を持つ保護者は、帰宅するまで常に不安です。暗い夜道を一人で歩く中、不審者に会わなければいいのだがと毎日毎日が不安だと聞きます。特に要望が多いのが、JR境線沿線の各駅の周辺道路です。例えば高松駅をおりて誠道地区に向かう道路は暗く、街灯の数をふやすことが必要かと思います。市内の街灯、防犯灯の設置状況についてまずお聞かせください。


 また、防犯の徹底を図るためには全市的な点検も必要かと思いますが、そうした取り組みの必要性をどのようにお考えか聞かせてください。


 次に、生活道路の不整備箇所の改修計画について伺います。


 よく市長は、境港市の基盤整備は整ったので教育、福祉に重点を置き取り組むと述べられます。港湾、漁港、空港の整備を上げられますが、身近なところでの生活道路は地区によっては軽自動車でも角を曲がることができないところもあり、地道であり、側溝のない道、はね上がった溝ぶた等々といったことが上げられます。今、一番生活に密着した生活道路の現状をどのように認識され、その改修についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。


 次に、白砂青松百選に選ばれている弓ケ浜半島の防風・防砂林について伺います。


 弓ケ浜半島の松並木は白砂青松の風光明媚な地帯で、観光客も431号線を通るたびに感動を呼んでいるほどの名勝地であります。この国道431号線沿いの弓ケ浜半島の松を含む土地は、一部境港市側を含む部分が鳥取県西部事務所、境港市側が境港管理組合の所有管理地となっています。西部事務所側は、積極的に松くい虫被害木の伐採と松くい虫抵抗性松の植樹を行い松並木の維持管理に努力し、さらに昨年から地域住民の関心を喚起するため、弓ケ浜のマツ守り隊ボランティア活動隊員を募集、活動するなど啓発活動も行っています。ことしは皆生温泉に近づくほど松くい虫の被害木は少なく、努力の成果が実っているように感じられます。


 しかし、残念ながら境港管理組合側の管理地については埋め立て、造成の行われた竹内団地ができてからは松林の防砂、防風の目的はなくなり、現在は緑地公園としてあるのだと思いますが、現状は多目的広場の名目で松林であった中央部分を空地広場としているところが多く、しかも中野公園以北はスダジイなど松以外の樹木を中心とした公園に変わり、観光客に人気の白砂青松の風景は境港市に入った途端から寂しくなっています。この現状についてどのようにお考えか、お聞かせください。


 境港市の木はクロマツであるにもかかわらず、往古よりなれ親しんできた国道431号線沿いの松林は荒れ放題です。予算の関係で境港管理組合の活動が制限されるのであれば、境港市側から管理組合に呼びかけ、共催で境港のクロマツを守り隊などのボランティア活動を呼びかけ、とりあえず年数回の国道431号線沿いの松林の雑草、雑木などの除去、伐採活動を行うなど、積極活動ができないものかどうかお伺いします。


 次に、地籍調査について伺います。


 地籍調査については、本市議会でも何度も取り上げられており、既に着手されているものと思っていましたが、まだのようです。鳥取県内では、境港市だけが着手してないという状況です。地籍調査は土地の境界線を明確にするもので、さまざまなトラブルを防ぐことにつながり、一日も早く取り組むことが望まれています。何ゆえ本市は県内唯一の未着手となってしまったのか、必要性がないと判断されたのか、その経緯をお聞かせください。今後の地籍調査に向けての計画をお聞かせください。


 次に、文化振興について教育長のお考えをお伺いします。


 このほど、深海にすむリュウグウノツカイという珍しい魚が見つかり、海とくらしの史料館に剥製にして展示するということですが、私はこの際、展示がえや新コーナーの設置など全体の見直しをすることが必要ではないかと思います。


 史料館は開館して15年以上が経過していますが、チョボリンの愛称で親しまれているマンボウの剥製が追加されたぐらいで、ほとんど開館当初と変わっていないと思います。いつ行っても同じでは、リピーターは見込めません。生きた魚やクラゲなどを鑑賞できる水槽を設けたり、映像コーナーも新しいものにするべきではないでしょうか。海とくらしの史料館の充実に向けて、教育長のお考えをお聞かせください。


 また、予算に関係するものであり、市長の英断も必要かと思いますので、あわせて市長のお考えもお伺いします。


 以上で壇上からの質問を終わります。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  荒井議員の御質問にお答えをいたします。


 初めに、定住化構想について何点かお尋ねでございますが、子育て世代を応援する面で保育料の値下げや医療費の無料化など負担軽減に向けた取り組みを行っているが、これらの成果、効果についてはどのような評価をしているかというお尋ねであります。


 若者の定住対策といたしましては子育て支援策などを実施し、総合的にまちの魅力を向上させることが必要であると考えております。


 子育て支援策による成果、効果につきましては、具体的な数字は把握できておりませんが、保育料の値下げや夕日ヶ丘の定期借地権制度など評価をいただいており、本市に定住される方もいらっしゃる、このように伺っておりまして、一定の成果は上がっているものと、このように考えております。


 次に、市内には竹内団地、西工業団地など企業誘致を進めるべき用地がある。企業誘致に向けての最近の取り組みの状況はということでございます。


 企業誘致につきましては、雇用の場の確保を図るとともに定住化の促進に不可欠なものであると考えているところであります。昨年10月以来の世界的な景気の後退を受けて、国内市場の縮小、生産拠点の海外進出がとまらない状況でありますが、本市におきましては食料品製造業を中心とした企業誘致に鋭意取り組んでいるところであります。


 現在、境港市に進出を計画している食品製造業者は、国道431号線沿いの空き倉庫を活用して本年度内の操業開始を目指し準備を進められているものもございます。このほかにも境港市に進出を計画している食品関連企業もございますので、引き続き鳥取県や鳥取県産業振興機構などの関係機関と連携を図りながら、市内への企業誘致に積極的に取り組んでまいります。


 次に、夕日ヶ丘の分譲について、どのような進展があったかということでございます。


 夕日ヶ丘団地の分譲におきましては、ことし6月から新たに定期借地権制度を導入し、案内チラシの集合住宅へのポスティングや住宅メーカーへの働きかけなど、さまざまな方法によって定期借地権制度の周知に努めているところであります。


 定期借地権の実績といたしましては、現在まで7名の方と契約を締結しております。そのうち、6名の方が住宅建設に着手をしておられます。さらに、申し込みや相談中のものが11件ございます。契約に向けて、協議を進めているところであります。今後も制度の普及に伴い契約件数が増加していくものと期待をしているところであります。


 また、今年度の民有地の方の販売も8件に上っております。定期借地権制度との相乗効果によって夕日ヶ丘の町並みが急速に形成されてきておりまして、本市の定住化の拠点になっていくものと考えております。


 次に、定住化構想及び定住化計画を策定する考えはないかということでございます。


 定住対策といたしましては、子育て支援策、地場産業の振興や職場の確保、住環境の整備など若者の定住につながる施策を展開していくことが重要であると考えております。先ほど申し上げましたように、鋭意取り組みを進めているところでございます。


 また、鳥取県と市町村、関係機関とともに鳥取県移住・定住総合推進協議会を組織しまして、全県的に移住、定住の促進を図るための情報発信や施策の研修などを行っております。


 その取り組みの一つとして、ことし7月には大阪で行われた移住・定住希望者向けの相談会に本市も参加をいたしまして、夕日ヶ丘団地を初め本市のPRなどを行ったところであります。


 このほか、中海圏域では地方圏での人口定住を図るための施策として定住自立圏を形成し、医療、福祉、教育、産業などさまざまな分野において圏域で連携した取り組みを進めております。このように、定住対策は本市の取り組みに加え県や周辺地域と連携した取り組みなど個々の施策の積み重ねであると考えておりまして、各施策の方向性などについては総合計画や中海圏域振興ビジョンの中などに掲げることとしておりまして、改めて定住化のための構想や計画は策定する考えは持っておりません。


 次に、景観条例の制定についてのお尋ねであります。


 景観条例は、良好な町並みの景観の形成や自然景観の保全を目的とし、景観形成の基本方針や景観計画、建物などの形態や色彩、意匠などに対する制限等の必要な事項を定めるものであります。


 現在、本市におきましては、鳥取県が定めた景観形成条例により景観上の規制が適用されております。


 水木しげるロードから台場公園にかけての区域につきましては、商業地域及び準工業地域に指定されておりまして、県の景観計画では商業活動を抑制することがないよう他の地域より緩やかな規制となっております。水木しげるロードなどにテーマ性や統一性を持たせるには、景観条例の制定や地区計画を定めるなどの手法がございますが、いずれにしても地元関係者との十分な調整と合意が必要であると考えております。


 次に、安心安全なまちづくりについてのお尋ねであります。


 市内の街灯の設置状況についてのお尋ねでございますが、市内の街灯及び防犯灯の設置数は、11月末現在3,282カ所でございます。近年における年間の設置数は、おおむね50カ所程度で推移しております。今年度は11月末現在で37カ所新たに設置したところでございます。


 次に、防犯の徹底を図るためには全市的な点検も必要かと思うが、どのように考えておるのかということでございます。


 防犯灯の設置につきましては、市民の安心安全を確保する観点、こういった観点で努めておるところでありまして、現在自治会要望等を受けて設置を進めているところでございます。今後も引き続き警察や学校関係者と協議しながら、危険と思われる箇所を中心に全市的な点検をしてまいりたいと考えております。


 次に、生活道路の不整備箇所の改修計画についてのお尋ねであります。


 生活に密着した生活道路の現状をどのように認識し、その改修についてはどのように考えておるのかということでございます。


 生活道路における現状把握につきましては、現在、緊急雇用対策事業を活用いたしまして市内における市道約1,000路線の実態調査を実施しているところであります。あわせて、9月には50人の市の職員によるボランティアにより道路損傷箇所等の拾い出し調査を実施したところであります。改修が必要な箇所もかなりの数に上る、このように認識をしているところであります。今後これらの調査結果をもとに、改良、修繕の必要性並びにその優先性について評価、分類することといたしておりまして、調査結果に対する地区住民の皆さんの御意見も伺いながら、計画的に整備を進めていきたいと考えております。


 次に、弓ケ浜半島の防風・防砂林についてのお尋ねでございます。


 まず、弓ケ浜半島の境港管理組合側の管理地については、防砂、防風の目的はなくなり公園化してきている。観光客に人気の白砂青松の風景は境港市に入ったら途端に寂しくなるが、現状についてどう思うかということであります。


 私も、境港市自慢の白砂青松の環境は可能な限り残してまいりたいと考えております。境港管理組合が所有しております7つの緑地のうち、昭和北緑地につきましては平成19年度に学識経験者、利用者代表、港湾関係者、市、そして港湾管理者を構成員として昭和北緑地管理検討委員会が発足しております。この検討委員会の協議を踏まえて、昭和北緑地はアダプトプログラムによる2団体の維持管理がなされております。竹内団地以北の公園のクロマツの保存、育成について、今後設立予定の管理検討委員会等において提言していきたいと考えております。


 次に、境港管理組合と共催でボランティア活動を呼びかけ、国道431号沿いの松林の除草、雑木の伐採活動を行うことはできないかということでございますが、弓ケ浜半島の松林を守る活動を行うボランティア組織につきましては、御存じのように平成20年度より鳥取県の西部総合事務所の呼びかけで組織されました弓ケ浜のマツ守り隊があります。米子市の地元自治会を中心としたボランティア組織と、境港市民も対象とした一般公募のボランティア組織の2つが活動しております。マツ守り隊は、松くい虫で被害のあった松の伐倒駆除をボランティア活動として取り組んでおり、11月22日には境港市民の方も参加した一般公募によるボランティア組織が、竹内団地の境港管理組合の管理地において伐倒駆除活動を行っていると伺っております。今後、境港管理組合には緑地の除草などの適正な管理を実施されるよう、機会あるごとに強く申し上げてまいりたいと思います。


 次に、地籍調査についてのお尋ねであります。


 なぜ本市は県内唯一の未着手となったのか。その経緯はどういったことかということと、あわせて今後の地籍調査に向けての考えをというお尋ねであります。


 これまで事業着手に向けて平成10年に研究を行った際には、財政状況などを勘案し、平成15年度ごろからの事業着手を目指しておりましたが、その後発生した鳥取県西部地震に伴う復興対策や行財政改革が急務であったため、未着手になっている状況であります。


 地籍調査につきましては必要な事業であると認識をしておりますが、例えば職員5人体制で推計をいたしますと、事業期間が39年間、職員人件費を含めた総事業費としては約17億円、そのうち委託料に対する国、県からの補助金を差し引いても職員人件費などで約11億円程度の持ち出しが必要となる大変大きな事業であります。このことから、今後取り組みを予定しております市役所庁舎、小・中学校の耐震化、給食センターの建設、中海護岸の改修、夕日ヶ丘の公園と墓園の整備などとの優先順位を見きわめるとともに、現在国において策定が進められている平成22年度からの第6次国土調査事業10カ年計画の内容を注視しながら、引き続き事業実施に向けた研究を行ってまいりたいと考えております。


 文化振興につきましては、教育長から答弁をさせていただきたいと思います。


○議長(米村一三君)  教育長の答弁を求めます。


 根平教育長。


○教育長(根平雄一郎君)  荒井議員から、文化振興について、海とくらしの史料館の充実について御質問いただきましたのでお答えさせていただきます。


 海とくらしの史料館の充実に向けて、教育長はどのように考えるかということでお尋ねでございます。


 海とくらしの史料館は、平成6年4月の開館以来、魚を種類別に展示している関係上、マンボウの剥製などメーンとなる展示以外はほとんど展示品の配置が変わっておりません。このため、既存のスペースを有効利用し、県立博物館などから剥製を借りて展示するほか、子供たちが海の生き物に身近に手で触れることのできるタッチングプールの設置など、現在検討を行っているところであります。


 また、映像コーナーにつきましても専門家の御意見をお聞きし、新たな映像方法を考えてまいりたいと思っております。


 海とくらしの史料館を魅力あるものにするためにも、指定管理者の文化福祉財団とも十分に連携をとりながら進めてまいりたいと考えております。


 あわせて、予算にも関係するのでということで市長の考えをお尋ねでございますが、市長にかわって答弁させていただきます。


 境水道で先月20日、釣り人により捕獲されたリュウグウノツカイは、現在市内の水産業界の御好意により冷凍保存していただいているところであります。全国的にも珍しい深海魚で、全長4メートル30センチあり、鳥取県立博物館の学芸員の方からも貴重な標本になるとの助言をいただいております。海とくらしの史料館にとって、新たな魅力づくりにつながるものと剥製として展示する計画にいたしており、新年度予算に計上してまいりたいと考えております。


 また、新たな展示品などにつきましても、できる範囲で予算措置をしてまいりたいと考えております。以上でございます。


○議長(米村一三君)  追及質問がございましたらどうぞ。


 荒井秀行議員。


○7番(荒井秀行君)  御答弁ありがとうございました。


 二、三質問させていただきたいと思います。


 定住化構想についてでございますが、定住化構想計画については新たにというか、計画そのものについては単独ではしないというお答えだったかと思います。そうしますと、今、次期総合計画なども進めておられますし、中海圏での協議もなさっていると思いますが、そこらあたり、これは単位が何か市民に密着した部分と少し、大きい計画と密着した部分というような感じで私は受けとめておったんですけど、それをすべて網羅して次期総合計画であるとか中海圏での協議をなさっている協定書みたいな、計画書みたいなものの中ですべてが表現できるというぐあいに市長はお考えで、改めて定住化計画は策定する意思はないというぐあいに言われたのでしょうか、それをちょっともう一度お聞かせ願えませんでしょうか。


○議長(米村一三君)  市長の答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  今答弁で申し上げたように、総合計画あるいは中海圏域の将来の振興ビジョンの中でそういった方向性や計画というものは定めていきたい。荒井議員おっしゃるような別建てのそういった定住に向けた計画というものは策定する考えは持っておりません。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 荒井議員。


○7番(荒井秀行君)  そう言われますとあれですけど、細かい部分も配慮いただきまして、大きい枠の中に意識的に検討いただきたいというぐあいに思います。


 総合計画については終わりまして景観条例でございますけども、先ほど景観条例のところでお答えいただいたんですけども、あすこは商業地域ですか、県の条例に基づいてその範囲の中で緩やかな規制というような表現で説明をいただいたんですけども、この水木しげるロードで今一番心配しておりますのは、やはり170万人のお客さんが来られて、来年また「ゲゲゲの女房」ですか、NHKで放映されるわけですが、ずっとこれを考えてますと、今、何かことし、来年絶頂期というような感じで、今最盛期というか、いう状況の中でそういうまちを存続、今の勢いとかにぎわいを存続するためには何らかの仕組みといいますか、継続的に来ていただけるものを今のうちにというか、少し遅いんかなと思うんですけど、計画をしておかないと、それは振興組合でやればよいという考えもございましょうが、そこらあたりをもう少し踏み込んでいって、出だしの部分はやはり彫刻ロードから始まりずっとあすこ水木の方にブロンズ像を置いていったりされる部分、市道の部分というのは必ずというか、市がやられた方が確実にできると思いますし、今絶頂期。失礼かもしれませんが、必ず栄えたものは滅びるわけでして、それを持続するためには何らかの仕掛けが今再度、もう一度必要だないかなというぐあいに思うもんで、そこらあたりについて、条例といいましても景観条例というような厳しい規制じゃなくて、お互いに協定書みたいな覚書というか、こういうまちはこういうまちにしようねというような緩やかなものからスタートしていけばいいんじゃないかなと思うんですが、それを民間の方だけにと言わずに、市の方からもそういうようなことが検討できんだろうかという質問でございますので、改めてそこらあたりについて市長の考えをお伺いします。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  荒井議員の御質問は、本当にこれからさらに水木しげるロードを中心としたあのエリアをどう発展させていくかということについては大変重要な視点だと思うんですね。これはこのロードのおっしゃるようなテーマ性あるいは統一性を持たせるということは、これはそういった必要性は我々も認識をしております。ただ、これにはその関係者の皆さんたくさんあるわけでありますから、そういった方との協議、話し合いというものは進めていかなくてはいけないと思う。


 あわせて、水木しげるロード800メートルの間でいいのか、あるいはもっともっと面的に、あるいは線的に広げていく必要がありはしないか、それにはどういった仕掛けとかそういったものが必要なのかということは総合的にこれから、荒井議員は少し遅いじゃないかというような御指摘ございましたが、そういった気持ちでそういったことは今もう一度多くの関係者の皆さんと改めてそういったところは話し合い、協議をしてみたい、こう思っておるところであります。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 荒井議員。


○7番(荒井秀行君)  御答弁ありがとうございます。ぜひ協議の場といいますか、市の側からも提案というか、前に進めていただけるような努力をいただきたいと思います。


 そうしますとこの問題は終わりまして、それと地籍調査の件でございますが、予算のことの説明を受けて、内容を確認しますと、39年間の事業で5人の人を配置して市がその間11億円の費用の負担がかかるではないかというような説明だったと思います。実際その一番財産であるとか考えていったときに、このことが一番相続の問題もありましていろいろ中で一番大切なことじゃないかなと私は思うんですが、それとこれをやったときに、例えばこの3番目か4番目に上げております生活道路の不備な箇所の整備、改修というところを上げておりますけど、そこらあたりも道路の整備をやっていく上できちっと境界がはっきり出てくるわけでして、今、この角地2メートル差し上げます、市に寄附しますといってもどこの部分を寄附しているのかわからない状態とか、50センチ道路を提供しますといっても境界がはっきりしてないのでわからないとかというような状況もありまして、ずっと100メートル先の基点から追い出してくればそこの場所は特定できるんですけど、全市がこれが敷地が確定しておりますとそこの分は直ちに出るわけでして、非常に効果があることだと思いますし、道路整備を行う上で寄附をする側からしても、どこの部分を寄附しているのか、どこの部分を市に貸しているのかわからないということもありますので、私はここの部分を先にできる限り地籍調査をやっていただきたいなと思うんです。


 この費用の面ですけども、今、どういうその試算になっているかわからないんですが、コンサルの人が聞いておられたらしかられるかもしらんですが、何かポイントから割り出してくる費用というのは非常に安くないように思うわけでして、何か今の技術からすると隣地の確認という部分が非常に、境界の確認というのが非常難しいのはわかるんですけど、技術的には、技術者の方にはしかられますが、そんなにびっくりするような技術じゃないんじゃないかなと私は思いまして、ですからこの費用についてはもう少し安くできるし、その重要性からするとやはりこれは境港市がその財産とかそういうものを守るという観点からしてもぜひもう少し上の順位に上げていただいて御検討願えんだろうかと思いまして、再度それを含めて、生活道路の改修も含めてこの地籍調査ということについて答弁いただけませんでしょうか。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  地籍調査につきましては、お答えをしましたように相当長期の期間、年数と莫大な事業費がかかるわけであります。荒井議員、大変重要だというぐあいに御指摘になりましたけれども、そのことと答弁で申し上げた、今、目の前に来ているこれから中期的に、あるいは長期的に取り組まなきゃいけない事業たくさんあるわけであります。それらの事業と優先順位、どちらが優先度が高いかという選択をすれば、おのずと市民生活にもっともっと密着したそういった事業がずっとあるわけであります。そういった選択をしたいということを申し上げたわけであります。


 これ全国的に見ても、鳥取県では1市ですけども、全国的に見れば未着手、まだかかっていないのが17%ある。しかもそれに加えて着手して財政状況と見合いながらもうずっと今休止している、そういったところを合わせると4割近い市町村がもう事業に着手してないのと同じような形になっておるわけでありまして、私は市民生活にもっともっと密着した事業の方が優先順位が当然高いというぐあいに認識をしておりまして、これは着手しないということじゃなくて、いずれこの地籍調査にはかからなきゃいけないと思いますけれども、今はまだまだその時期ではない。境港市の財政状況等考えれば、そういった人的な余裕、財源の余裕、そういったものはまだない、そういう状況にはない、こう判断しておるところであります。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 荒井議員。


○7番(荒井秀行君)  わかりました。


 そうしますと、生活道路の不備な箇所についてというところで少しつけ加えて質問させていただきますと、生活道路は今、職員の方のボランティア等により拾い出しとかされておられるということで、まことにありがたいことでございます。


 私どもが特に町内とか歩いておりますと、年配の人の行動半径というのは、歩行能力にもよりますけど、うちの母親ですとうちの家から丸合までの100メートルが行動半径でございまして、200メートルは車じゃないと歩かれないわけでして、そうしますとそういう地域に100メートル歩かれる人とか200メートル歩かれる人にとって、バス通りを歩くわけじゃございませんで、その2メートルの道路を歩かれるわけでして、そこで先日も管理課の方に申し上げたんですけども、例えばバリアフリーという言葉があるんですけど、どこそこのまちをバリアフリー化しましょうという部分と、私はその行動半径100メートルの人が歩かれるバリアフリーというのは本当に1センチの溝ぶたが上がってても、手押し車を押して歩かれるわけでして、市の職員、幾らでも歩ける方が歩くと大して気にならんですけど、やっぱり手押し車を押して歩かれるとがたんときたり、スリッパで歩いてると爪がはがれたりということで、非常に小さなことでございますが、そういう箇所というのは非常に多いように思うんですね。ですからその点検結果でかなりそういう部分があるかと思いますんで、順次結果に基づいて、今調査されたということでございますので、ぜひそのことについては実施をしていただきたいと思います。


 もう1点ちょっと質問させていただきますが、先ほどの弓ケ浜半島の防風林の件でございます。弓ケ浜マツ守り隊というので鳥取県の西部事務所の方が主管になってやっておられまして、実際この間、11月にボランティアを募ってやられたんですけど、境港市側の方からは参加者はマツ守り隊の隊員さんと管理組合の所長さんが1名来られて、一般市民は一人も来られん中で、来られたのが和田とか大篠津の隊員さんが来られて境港の雑木を払ったという、実に境港からすると何かやっぱり自分のところの松林ですから自分ところでやっぱりせないかんなという気持ちがございまして、管理組合さんの方、実は所長さんというか課長さんの方と相談申し上げたんですが、やはり私どもとしたら境には境でそういうものを立ち上げて、境のものを境の市民でやっぱりやっていくべきじゃないかなと思いまして、そういうことでしたら市の方とそういうボランティアの方がおられるんでしたら幾らでも協議の場には乗るし、そういうことを私は市として、西部事務所がやってるからじゃなしに、境港管理組合を軸にして私はやった方がもっと愛着を持ってクロマツが守られるんじゃないかなと思いましてその質問したわけでして、そのことについてはどのようにお考えでしょうか、市長さん。


○議長(米村一三君)  答弁を求めます。


 中村市長。


○市長(中村勝治君)  荒井議員の御質問の趣旨はよく承知をいたしましたので、境港管理組合も含めて、境港市も含めて核となって、そういったボランティア活動の広がりみたいなものができないかよく検討してみたいと思います。


○議長(米村一三君)  追及質問どうぞ。


 荒井議員。


○7番(荒井秀行君)  ぜひ市長さんお願いいたします。


 あと二、三あるんですが、まだ後、議員も控えておりますんで、ここらで終わらせていただきます。ありがとうございました。


○議長(米村一三君)  本日の各個質問は以上といたします。





◎延  会 (14時04分)





○議長(米村一三君)  次の本会議は、明日11日午前10時に開き、引き続き各個質問を行います。


 本日はこれをもって延会といたします。お疲れさまでした。





  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。











         境港市議会議長








         境港市議会議員








         境港市議会議員