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和歌山県 高野町

平成22年第1回定例会(第1号 3月 9日)




平成22年第1回定例会(第1号 3月 9日)





                  平成22年


           第1回高野町議会定例会会議録(第1号)





 
     第1日(平成22年3月9日 火曜日)


         午前11時30分 開会


    第 1 会議録署名議員の指名


    第 2 会期の決定


    第 3 諸般の報告


    * 町長施政方針 *





3 出席議員(11名)


   1番 東久保 秀 人         2番 負 門 俊 篤


   3番 目 黒 寿 典         4番 所   順 子


   5番 木 瀬 武 治         6番 北 岡 三 於


   7番 平 野 一 夫         8番 ? 山 文 雄


   9番 西 山 茂 之        10番 池 田 聖 三


  11番 西 辻 頼 数





4 欠席議員(0名)


   なし





5 事務局職員出席者


  事務局長      山 本 剛 久


  書記        崎 山 典 儀





6 説明のため出席した者の職氏名


  町長職務代理者   高 橋 寛 治


  教育長       山 口 浩 司


  会計管理者     中 平 光 夫


  総務課長      前 西 一 雄


  企画課長      佐 古 典 英


  健康推進課長    阪 田 圭 二


  環境整備課長    今 井 俊 彦


  富貴支所長     中 山 正 代


  消防長       門 谷 好 純


  教育次長      辻 本   一


  病院事務長     上 江 良 幸





               午前11時30分 開会


○議長(東久保秀人) ただいまから、平成22年第1回高野町議会定例会を開催します。


 これから本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。


 会議録の署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において10番池田君、11番西辻君を指名します。


 日程第2、会期決定の件を議題とします。


 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月24日までの16日間といたしたいと思います。


 これに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(東久保秀人) 異議なしと認めます。


 よって会期は、本日から3月24日までの16日間と決定しました。


 お諮りします。議事の都合により、3月10日、11日、13日、14日、17日、19日、20日、21日、22日を休会としたいと思います。


 これに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(東久保秀人) 異議なしと認めます。


 したがって、3月10日、11日、13日、14日、17日、19日、20日、21日、22日は休会とすることに決定しました。


 日程第3、諸般の報告を行います。


 地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育委員長であります。


 高野町監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月出納監査報告についてはお手元に配付の報告書をもって報告とします。


 当局からの報告事項はありませんか。


 高橋町長職務代理者。


○町長職務代理者(高橋寛治) おはようございます。


 報告事項につきまして、1件お願いいたします。


 先ほど全協でもお話をさせていただきましたが、2月28日に後藤町長より、高野町に職務代理者を置いて職務に対応するよう指示をいただきました。つきましては、当面の間、地方自治法の規定に従いまして、職務代理者を副町長の私、高橋寛治が務めますので、よろしくお願いいたします。


 以上でございます。


○議長(東久保秀人) これをもって諸般の報告を終わります。


 町長の施政方針をお願いします。


 高橋高野町長職務代理者。


○町長職務代理者(高橋寛治) さて、改めましておはようございます。


 職務代理者としまして、施政方針につきまして御提案をさせていただきたいと思いますので、しばらくおつき合いをお願いしたいと思います。


 まず本日、平成22年高野町議会第1回定例会を招集いたしましたところ、皆さんお忙しいところをお集まりいただきましてありがとうございました。


 今回は平成22年度の高野町一般会計補正予算案、これらを初めといたしまして、重要案件を御審議いただくことになりますので、よろしく御協力を賜りたいと思う次第でございます。


 さて、各地の情勢を見てみますと、昨年から米国の金融危機に端を発しまして、企業経営や雇用の状況において悪化してくる、世界経済は百年に一度と言われる不況に陥っておりまして、日本社会においてもかつて経験をしたことのない環境に直面するのが現在でございます。この中で、我が国は政権交代が行われましてはや半年。この半年が経過しようとしておりますが、依然として期待感、そして不安感が交差しているものと思っておる次第でございます。


 現在、国会で来年度予算を審議されてるわけでございますが、行政刷新会議で各省庁のむだ遣いを見直す事業の仕分けが行われ、国においても予算の圧縮ということに手がつけられました。


 その中から重点項目としましては、雇用対策だとか景気対策、農業の個別所得保障などによります産業振興策が一番目にあったと思っております。2番目に子ども手当の支給や、高校の実質無料化など、子育ての支援。3番目に医師不足等を解消するための医療の充実。4番目にさらに環境技術の開発など、環境分野を重点にした対策が国においてはとられているものと認識している次第でございます。


 しかし、この厳しい経済情勢を踏まえてみますと、私ども地方は、真の地域主権を確立して地域経済を充実させ、またU・I・Jターンによって若者がふるさとへ帰る、そのような人の循環を構築し、彼らと力を合わせ、高野町の持つ固有の文化を将来にわたってはぐくんでいけるように努力を重ねる時期になってきているんではないかと思っている次第でございます。


 そのようなときに、昨年の10月26日にイタリアのアッシジ市と本町の間で日伊世界遺産都市の文化観光相互促進協定を締結いたしまして、両都市間の交流を進め、協力関係を深め、互いに飛躍発展を努めることを約束してまいりました。


 また、本年1月19日は国土交通大臣より、国土交通分野のバリアフリー化推進において、全国6カ所のモデル地域の一つに当町が選ばれてまいりました。今後、さらにヨーロッパなど、海外からのお客様が増加することが予想されますので、景観であるとか、交通問題であるとか、バリアフリー化等にこれらを充実させること、そのことがひいては外からの参拝の方や、そして観光客の皆様を安心して受け入れる、そういうようなことにつながるのではないかということで、積極的に取り組んでまいりたいとこのように思っておる次第でございます。


 当面はこうした国の動きや経済情勢に的確に対応して、常に情報収集を行いながら、町政に全力を尽くすとともに、国に対しましては働きかけるべきことはきちんと働きかけてまいりたいと思いますので、よろしく御指導を賜りたいとこのように思う次第でございます。


 次に、平成22年度の予算編成についての考え方につきまして、お話をさせていただきます。


 平成22年度の町政全般の方針に関しましては、日ごろから町長と打ち合わせを重ねてまいりましたが、それらの経緯も含めまして、予算編成で考慮した点につきまして、幾つかの所見を述べさせていただきたいと思います。


 基本的には、昨年度から始まっております総合計画というものを基本に、その中の課題をより具体化していくことが、活気あふれる明るい高野町をつくり、そして住民本位の魅力に輝く高野町に近づくものと、このように認識しながら全体を見てまいりました。


 また、今回の予算は歳入も厳しさを増している中で、幾つかの事業も見直しをいたしましたが、各担当課で予算編成に取り組み、行財政改革を進めながら新規施策も何本か入れてございますので、よろしくお願いしたいと思う次第でございます。


 そこで、具体的なこの予算の編成のときの考え方の1番目でございますが、なるべく住民目線でもって予算を編成してみたいということを考えながら全体を取り組んでまいりました。町民の皆様の声に基づいての予算編成でございます。これは、予算は行政執行上の道筋を決めるものでございまして、この予算編成の過程でどれだけ皆様の声がくみ上げられるか。一方で、町の財政状況を理解していただく、この2つがセットになって、住民主体の行政は進められるべきものというふうに思いまして、日ごろ各地域でもってお聞きしている意見などを大切にしながら、予算編成をしたという点が1点でございます。


 2点目は総合計画の発展でございます。国におきましてもコンクリートから人へと大きく方向が転換をいたしましたが、今回の予算編成では、なるべく前例にとらわれることがなく、事務事業を点検し、住民の皆様や議会でいただいている提言をもとにしまして、今必要なことを予算化させていただきました。


 また、第3次の総合計画を実施して2年目となる平成22年は、21年で頭出しをしましたさまざまな施策につきまして、さらに発展させる年、さらに発展させる年と位置づけるとともに、現在の経済状況の中で町民の皆様の営みや暮らしを守ることに配慮をいたした次第でございます。これには昨年度、総合計画の初年度にスタートいたしました高野町独自の金融政策であるとか、国からの雇用対策を受けて新しい仕事を導入する、このようなことも今後環境の厳しくなる中からなるべく進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくどうぞお願いしたいと思います。


 その意味で地域の動きに目配りは欠かさないようにしてまいりたいと思いますが、必要な取り組みはその都度、その年度中途でも対応してまいりたいと思いますので、また御意見等を賜りたいとこのように思う次第でございます。


 次に、3番目でございますが、町長が昨年度議会から申し上げております4つの柱、この4つの柱に基づいて予算編成を行いました。


 一つは、社会サービスに高野町独自の施策を入れて、安心できる町をつくる。社会サービスでございますから、医療とか教育とか福祉、これらを基盤にして、安心できる町をつくるということが1点でございます。


 2点は、現在までに整備してきた諸施設を高度に利用し、住みやすい町をつくる。国がハードからソフトに転換することと同じように、当町といたしましても既存の施設を高度にどのように利用するかという視点で施策をやってまいりたい。


 3番目は事務事業の合理化を図り、住民に親しまれる町をつくる。事務事業の合理化をやっていくことを継続してやってまいりたい。


 4番目が起債の削減を進め、将来を担う子供たちに負の財産を残さない町をつくる。起債の削減に努めてまいりたいという点でございます。


 この4つの背景と、あと具体的な施策として7つの挑戦は、本予算の中でも考慮しながら編成を行ってまいりました。


 そこで、次に大きな項目としまして、具体的にそれじゃあどういうふうに取り組んでいくかということでございます。具体的に取り組むかという点の1番目は、地域というものにもう一回視点をおろして、そこでもって物事を考えてまいりたいというふうに思っております。


 基本的には地域を基盤にしてまいりたい。それは地域の単位というのは集落であったり、学校区であったり、それぞれの場合に違ってくると思います。この一番基礎となる地域の組織まで施策をおろして、物事を考えてまいりたいというふうに思っております。


 このことは既に平成21年度から取り組んでまいりまして、例えば過疎地域の公共交通への対応も、各集落へお邪魔させていただきました。安全な集落での生活のために無線機の配備も同じでございますし、また今回予算化させていただいておりますテレビのデジタル化、また携帯電話の受信施設の整備等につきましても、地域でのお話を基本にしながら積み上げをやってまいりました。それに加えまして、村づくり支援員の配備についても同じでございますが、すべてにおいてできる限り集落におろしながら、そういう課題を解決することを一緒になって考えていただく、そういうような形を今後もとってまいりたいとこのように思う次第でございます。


 この地域を基盤にするといった場合に、高野山地区においても東と西ではやはり課題が少し違うような気がしております。何回かのいろいろな説明会を別々に行ってきておりますが、職員が地域の皆様と直接お話しする機会を広げながら、一緒になって課題の解決に取り組んでまいりたい、そう思っておりますので、ぜひ御協力をお願いしたいと思う次第でございます。


 先日も私ども職員がある集落で懇談会を行いまして、区長さんからこう言われたと報告を受けました。こんな楽しい会は今までやったことがないという答えをいただいたそうでございます。つまり、こういう何というか、正面から向き合って、何か角を突き合わせるような高論議ではなくて、一緒にベンチへ座ったように並行して前を見ながら物事をともに考えるという関係を広めてまいりたいという意味でございます。そういう点で、地域ということに具体的な取り組み方では考えてまいりたいと思っております。


 2番目ですが、共通の理念というものをつくってまいりたいというふうに思っております。それは、現在の地域にかかわる課題はどれも複雑に絡んでおります。例えば、道路が決壊したということはそれはそれを直せばそれで済むわけですが、こと地域ということが課題になった瞬間に、単に一つのことだけでは解決ができないのが現状の地域の課題ではないかと思ってます。


 例えば、過疎問題一つを取り上げても、過疎は過密の裏返しと言われますけど、一つの政策だけではとても過疎の問題は解決できるものではないというふうに思ってます。その原因の一番根本的になとこには、日本全体の仕組みが東京中心となって、東京ではすべてお金で解決しているんですが、そのつけが逆に地方に回ってきているというふうに考えられます。かつ車、モータリゼーションの社会であるとか、携帯電話のような利便性が加わった結果、過疎はますます促進し、人口の減少においてあらゆる地方が互いに競争しなければならない、このような現状を迎えております。


 このような地域の課題ということに対しては、高野町だけでは解決が難しい課題がたくさんございますので、長い将来へ向かって共通した理念を描き、それに向かって皆で歩むことが肝要かというふうに思っております。その意味で、共通の理念、それを長い将来へ向かって考えてまいりたいとこのように思っておる次第でございます。


 3番目には、具体的な環状線の問題でございます。この際、どうしてもお話ししておかないといけない環状線整備の今後でございます。これは先日、仁坂知事がここへお見えになりまして、お話をいただきましたように、県からの御提案を受けまして、議会でも環状道路建設とまちづくりについての調査特別委員会を設置いただきながら取り組んでまいりました。このことが議会で取り上げられましたのは、昨年の第2回定例会でございます。


 それ以降、私どもが一貫してお話ししてきたことは、和歌山県はX軸というものを踏まえている。だけど私たち高野町はもっとピントを絞って考えるべきじゃないかということをお話ししてまいりました。もちろん県土も国全体も大切でございますが、私どもはこの高野町をどのようにしていくか、そのことに焦点を合わせて提案をしていくべきじゃないかというふうに思っている次第でございます。


 現実的には、高野町にはさまざまな職種、さまざまな生業をお持ちの方がいらっしゃいますから、いろんな考え方があるというふうに思います。でもこの町に一つだけ共通することがあるとしたら、それはこのままではよくならない、今の現状だけではこの町の発展はなかなか難しい、そういう認識があるんじゃないかというふうに思ってます。


 一人一人の御意見を聞いてまいりますと、対症療法として着目されてる、当面こうしたらどうかという言い方。ただ、長いスパンで考えてらっしゃる方がいらっしゃいますけども、私たち行政というのはそれらのバランスをとりながら、今年から始めること、10年後のこと、50年後、100年後のことを要するに想定して仕分けをするということが、そのことを皆で一つになって同じ方向を見定めないといけないんじゃないかというふうに思っている次第でございます。


 今後は、県より具体的に示されました案ができましたら議会の皆様におつなぎをいたしますが、ぜひこの高野の町を将来どうするか、そのことを明年度はぜひ具体的に御協議を賜りたいと思う次第でございます。


 続きまして、本議会で御審議をいただく案件について、御説明をさせていただきます。


 本議会で提案いたす議案につきましては、補正予算、当初予算含めまして議案27件と同意1件でございます。また、条例等の改正につきましては、県からの権限の移譲、また共同調理場の管理に関するものが中心でございます。


 続きまして、平成21年度の一般会計の補正予算(第6号)につきまして、御説明をさせていただきます。


 平成21年度一般会計補正予算(第6号)につきましては、補正予算額が1,150万円の減額でございます。予算総額は39億5,770万円にしたいというふうに思っております。全体といたしましては、決算見込みに基づきまして歳入歳出を補正するものがかなりあるわけでございますが、本年度はこの時期に新たに2つの交付金が国より交付されるようになりましたので、これは本補正予算の中に計上させていただきました。ただし、これらの交付金事業執行はすべて繰越明許になりますので、その点あらかじめ御承知おきいただきまして、御審議を賜りたいと思います。


 具体的な歳出につきましては、交付金事業につきまして少しお話をさせていただいときます。


 一つ目の交付金が、地域活性化・公共投資臨時交付金という名前でございますが、言うなればどちらかというと今回の交付金はハード整備をやれというような国からの指示も来ておりますので、これにつきましては富貴中学校の校舎の耐震補強の改修工事に使いたいとこのように思っている次第でございます。


 ただもう1本、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用する事業といたしましては、高野山中学校の体育館の改修、それから河川の護岸の改修、それから高野山こども園として使っております高野山保育所の外壁の修繕事業、また電線の地中化をさらに進めてまいりたいと思いますので、これの設計などに計上する、このような形でもって歳出を組んでございますので、よろしく御審議を賜りたいと思います。


 続いて、平成22年度の当初予算案につきまして、御説明をさせていただきます。


 平成22年度は自主財源の落ち込みが予想されまして、当初予算は一般会計と10の特別会計、2つの企業会計をあわせまして、総額54億1,977万円でございます。前年度より4億90万円、率として6.9%の減になっております。


 その中で一般的なことを先にお話ししておきますが、一般会計の予算総額が32億5,500万円、前年度と比較しまして6.9%、額にしまして2億4,000万円の減でございます。


 歳入面では地方財政計画に基づきまして、普通交付税、臨時財政対策債の増が見込みでしたが、政権交代によってさまざまな新しい施策が打ち出されている中で、補助金を初め、国、地方の負担割合や制度の仕組みが現在はまだ不透明でございます。その点で、各譲与税や交付金は見学をしながら計上してございますので、御承知おきお願いいたします。また、建設事業が一段落したことと、国の補正予算によって、先ほど補正で提案いたしましたが、一部の事業を平成21年度へ前倒しをいたしました。そのために、結果としましては町債の発行はかなり圧縮できているのが本年度の予算ではないかと思っておる次第でございます。


 歳出面では、子ども手当の創設で民生費が増加しておりますが、一方ではさきに述べましたように町営住宅の建設事業が山を越え、減少いたしました。これらを大きく見てみますと、健全な財政へ確実に向かっているものと私は認識しておりますので、よろしくどうぞお願いしたいと思う次第でございます。


 続きまして、詳細な内容につきましては、基本構想にありますまちづくりの方向が5項目あります。この5項目に従って考え方を述べますので、予算にかかわるもの、かかわらないものを含めまして、考え方として御理解を賜りたいというふうに思います。


 基本構想の1番目、これは心触れ合う健康と安心のまちづくりを行いますと書いてあります。この中に7つの項目に分かれております。


 1番目は、社会参画の仕組みづくりにつきましては、先ほど各事業に対する具体的な取り組みの中でもお話しいたしましたように、住民の皆様と町職員が互いに力を合わせて、安心して暮らしを続けられるように、そういう地域をつくるように、職員にもなるべく現場へ出て、住民の皆様と一緒に話すような機会を広げてまいりたいというふうに思っております。


 2番目は、生活環境の基盤整備についてでございます。町民の皆様が安心して住むことができるように町営住宅の整備を続けてまいりましたが、本年内には完成を迎えることができるめどが立ってまいりました。ぜひこれを活用しながら、今後は来年7月にテレビ放送がデジタル化されることに対応しまして、本年度中にすべての町内でデジタルテレビの受信が可能になるよう、共同アンテナの設置費等を計上してございます。


 また、今後の環境への取り組みの先駆けといたしまして、太陽光の活用を図る太陽光発電の設備につきまして、下水道事務所の屋上に設置し、高野町での発電効率の確認と利用の促進に努めてまいりたいとこのように思っておる次第でございます。


 3番目は、少子化対策の充実でございます。子供は町の将来にとっても宝でございます。本年は高野山こども園へ統合し、同じ場所で子供の成長を見詰める環境を整えてまいりましたが、22年度はさらにこれを充実してまいりたいというふうに思っております。また、今年国が提案してございました子ども手当に対応いたしまして、所定の経費も計上してございます。


 4番目が、福祉社会保障の充実が4番目でございます。町民の皆様がだれも人として尊敬され、安心して暮らせる地域社会をつくるように心がけてまいりましたが、本年も社会福祉協議会との連携を深めながら、地域福祉に努めてまいりたいとこのように思っております。なお、雨漏り等に苦慮いたしておりましたゲートボール場の屋根の補修につきまして、所定の経費を計上してございますので、よろしくどうぞお願いいたします。


 5番目は、保険・医療体制の充実についてでございます。昨年から病院の改修を行ってまいりまして、高野山病院も土足で上がっていけるようになりまして、また事務所なんかも明るくなりまして、この4月からは総合診療を行うということになってまいりました。これら町立病院の改革を支援するために、繰出金の増額をしながら医療体制全般の充実と、そしてその財政の健全化に努めてまいりたいとこのように思う次第でございます。また、昨年猛威をふるいました新型インフルエンザにつきましては、予防接種の委託料等、必要な経費を予算の中に計上してございます。


 次に、防災安全の確立につきましてでございます。この防災活動につきましては、町民の皆様の命と財産を守るために、高野山内だけではなくて、各集落での訓練も重ねてまいりまして、日々の活動を強化することが大切ではないかと改めて認識している点でございます。本年はこれらに加えまして、国土交通省和歌山県紀の川流域の各市町村による紀の川合同水防演習が行われますので、消防団を初め、関係者が一丸となりまして参加したいと思う次第でございます。一方、集落で行いました防災訓練等も定期的に続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。


 また、不燃物処理場の整備につきましては、最終年度として続けて取り組んでいくつもりでございますので、よろしく御審議をお願いしたいと思います。


 7番目が、効率的な行政運営についてでございます。日々の行政施策や事業等に関する情報公開に努めるとともに、財政の健全化へ向かって計画的な財政運営を今後も続けてまいりたいと思う次第でございます。


 以上の7点が第1番目の総合計画にあった点でございます。


 総合計画の第2番目は、町に誇りを、次世代へ伝え、はぐくみ、魅力ある町をつくるというのが2番目でございます。


 この中の1番は、学校教育の充実についてでございます。郷土愛をはぐくみ、みずから主体的に創造的に社会の変化に対応できるその力を広めるために、今回、小・中学生に高野町のまちづくりに参加していただくということで、子供議会を開催してみたいというふうに思っておる次第でございます。また、高野山こども園並びに高野山富貴、花坂の小・中学校の給食につきましては、外部委託とすることにいたしました。


 2番目に、社会教育の推進についてでございます。公民館活動を通して住民一人一人の方が住んでよかった、これからも住み続けようというまちづくりの参加の機会、それは社会教育が担うべき大きな役割でございます。本年はその中で乳幼児、また高齢者まで、健全で豊かな食生活を目的としました食育の仕組みにつきまして、予算を計上してございます。


 最後に高野山学、高野山創造学につきましては、次世代の人材を担う基本理念と心を学ぶ場として、学習活動や現場のワークショップを通じて交流を深めてまいりたいと思う次第でございます。


 大きな3番目、歴史伝統に培われた風格と魅力ある快適なまちづくりでございます。


 1番は景観についてでございます。昨年より景観法に基づく取り組みが始まってますが、22年もこれらの伝統的な形であるとか、材料というものを基本にして、高野山にふさわしい質の高い町並みづくりを進めてまいりたいというふうに思っております。


 もう一つは交通体系でございます。国道480号の改良に続きまして、高野山の環状道路につきましても県を交えながら、今後の交通体系のあり方や新しいまちづくりを考えてまいりたいと思います。


 一方、各集落で協議を重ねてまいりました公共交通の空白地域の課題解消を目的とした地域公共交通につきましては、本年から実証実験を始めてまいりたいと思っておる次第でございます。


 また、バリアフリーの基本構想に基づきまして、障害者や歩行者に配慮をするため、町道玉川線の道路改良を実施いたします。これは県費補助を活用しまして3カ年で歩道を整備するものでございます。


 4番目の大きな課題が、産業の育成による豊かなまちづくりでございます。まず産業観光の振興につきましては、高野山の伝統と文化と緑、このあふれた大自然の魅力など、ここの特性を生かした産業観光を具体的に農林商工業と手を携えて進めてまいりたいとこのように思う次第でございます。


 そこで2番目に具体的な農業、林業、商工業の振興につきましてでございますが、国や県の制度を活用しながら、高野町の地域資源を有効に利用し、特産品などの開発を地域の皆様と一緒になって、一体になって取り組むための専門的人材を入れてまいりたいというふうに思っている次第でございます。


 また、IターンやUターンでの活用を目的にしました空き家、遊休農地の登録バンクを創設して、各地からの要望にこたえてまいりたいというふうに思っております。


 本年度から現場で活動していただいております村づくり支援員につきましては、明年は2地域へ増員を図りながら、地域の活性化のために幅広い取り組みを展開してまいりたいというふうに思います。一方、富貴地区へは富貴の里元気プロジェクトとして、地域活性化のための人材を導入することといたしたいというふうに思っております。


 なお、コウヤマキの残渣を活用する林産物の活用についてもさらに進めてまいりますので、よろしくどうぞお願いいたします。


 5番目、人々の交流による活力ある町をつくろうという。交流推進につきましては、いろいろな交流を広げ、活力あるまちづくりのために、あしたを担う人材の育成に努めてまいりたいとこのように思っております。


 2番目は、高野山の魅力の発信でございますが、昨年はイタリアのアッシジ市と本町の間で、先ほど申し上げましたような文化観光相互促進協定が締結されましたし、一方ではミシュランのガイドブックに評価されるなど、外的要因が高まってきているのが高野山の現状でございます。本年も1200年の歴史を持った聖地高野山の魅力を学び、各地と連携をし合いながら、目的地として来ていただける観光の発展を積極的に取り組みたいと思っている次第でございます。


 終わりに、長い間御提案をさせていただきましたが、最後に何点かつけ加えをさせていただきたいと思っております。


 政府は先月の末に、鳩山政権が掲げる、冒頭でも申し上げました地域主権改革の法的定義の原案をまとめてそれが公表されました。その原案によれば、この言うなれば地域主権改革というのは何かということがうたい込まれております。憲法の理念のもとに、住民に身近な行政は、地方公共団体が自主的かつ総合的に広く担うようにするとともに、地域住民がみずからの判断と責任において地域の諸課題に取り組むことができるようにするための改革であるというふうに提言をしております。憲法の国民主権の原則に配慮しつつ、地方行政は団体自治と住民自治、このいずれも重要だという認識を示したものであって、国はこれに基づいて関連法の改正案を今回に提案するというふうにお聞きしております。私どもが2000年の地方分権一括法の施行以来、長年掲げてまいりました地域主権の時代へと大きくかじがとられ、少しずつ具体化しているというふうに感じていますので、この部分は大いに注目しながら、今後町財政、そして町政策を見てまいりたいというふうに思っている次第でございます。


 また、もう一つこのごろ国の動きを読んでおりますと、京都や奈良、こんなすばらしい文化財を持つ都市がある関西においてさえ、この高野町を日本の文化首都として、モデルとして動こうじゃないか、こんなような動きがある予感をしております。私たちはもう一度高野町の歴史と文化に学びながら、人の営みの場としての高野町を構築し、持続可能な文化社会をつくることこそ今大切じゃないかと思っている次第でございます。


 以上、提案をさせていただきました。


 詳細は課長より説明いたしますが、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようにお願い申し上げ、終わらせていただきます。


 どうもありがとうございました。


○議長(東久保秀人) 以上で、本日の日程はすべて終了しました。


 本日は、これで散会します。


              午後0時08分 散会