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和歌山県 高野町

平成20年第2回定例会(第3号 6月18日)




平成20年第2回定例会(第3号 6月18日)





                  平成20年


           第2回高野町議会定例会会議録(第3号)





 
     第3日(平成20年6月18日 水曜日)


         午前10時00分 開会


    第 1 認定第 1号 平成19年度高野町立高野山病院事業会計決算認定の報


               告について


    第 2 認定第 2号 平成19年度高野町水道事業会計決算認定の報告につい


               て


    第 3        一般質問


    第 4        議員派遣の件について


    第 5        委員会の閉会中の継続調査(審査)





3 出席議員(9名)


   1番 池 田 聖 三         2番 北 岡 三 於


   3番 目 黒 寿 典         4番 所   順 子


   7番 平 野 一 夫         8番 ? 山 文 雄


   9番 東久保 秀 人        10番 西 山 茂 之


  11番 西 辻 頼 数





4 欠席議員(2名)


   5番 木 瀬 武 治         6番 負 門 俊 篤





5 説明のため出席した者の職氏名


  町長        後 藤 太 栄


  副町長       高 橋 寛 治


  教育長       目 黒 威 徳


  会計管理者     中 平 光 夫


  総務課長      前 西 一 雄


  企画課長      佐 古 典 英


  健康推進課長    阪 田 圭 二


  環境整備課長    今 井 俊 彦


  富貴支所長     竹 田 一 司


  消防長       門 谷 好 純


  教育次長      辻 本   一


  病院事務長     森 田 育 男





6 事務局職員出席者


  事務局長      山 本 剛 久


  書記        崎 山 典 儀








          午前10時00分 開会


○議長(池田聖三) これから本日の会議を開きます。


 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。


 会議録署名議員の木瀬君が欠席しておりますので、会議規則第119条の規定により、議長において7番平野君を追加指名いたします。


 日程第1、認定第1号、平成19年度高野町立高野山病院事業会計決算認定の報告について、日程第2、認定第2号、平成19年度高野町水道事業会計決算認定の報告についてを一括議題といたします。


 本件に関し事業会計決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。


 8番、?山君。


○8番(?山文雄) 6月17日、午前10時から委員会室におきまして事業会計決算審査特別委員会を全委員並びに議長、会計監査委員の出席のもと実施いたしましたので、結果を報告させていただきます。


 平成19年度高野町立高野山病院事業会計並びに高野町水道事業会計決算審査特別委員会委員長報告


 事業会計決算審査特別委員会に付託された平成19年度の高野町立高野山病院事業会計並びに高野町水道事業会計決算について、去る6月17日、事業会計決算審査特別委員会を開催いたしました。慎重審査の結果、2事業とも適正に執行されていることを委員一致で認め、認定すべきと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。


 高野町立高野山病院事業会計については、赤字決算となったことは非常に遺憾でありますが、厳しい病院経営を取り巻く環境の中で、経費削減の努力は伺えます。引き続き経営の健全化に向けて努力されるよう要望いたします。


 また、水道事業については、本年度も社会情勢や給水人口等の減少により、給水収益が落ち込み、赤字決算になっております。経費節減等の努力は一応、認められますが、有収率の向上等、より一層の経営の健全化をお願いします。


 なお、両会計とも決算審査特別委員会での指摘事項については、今後の予算編成並びに行政執行に生かされるよう、最大限の努力を期待するものであります。


 平成20年6月18日


 事業会計決算審査特別委員会委員長 ?山文雄


 以上です。


○議長(池田聖三) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。


 質疑ありませんか。


〇議員(「なし」)


○議長(池田聖三) 質疑なしと認めます。


 これで質疑を終わります。


 本件について、討論はありませんか。


〇議員(「なし」)


○議長(池田聖三) 討論なしと認めます。


 これで討論を終わります。


 これから採決をいたします。


 お諮りいたします。


 認定第1号及び認定第2号については、委員長報告のとおり認定することに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(池田聖三) 異議なしと認めます。


 したがって、2事業会計決算は、認定することに決定いたしました。


 日程第3、一般質問を行います。


 質問の通告がありましたので、発言を許します。


 2番、北岡君。


○2番(北岡三於) 一般質問に先立ちまして、このたび発生いたしました岩手・宮城内陸地震で不幸にもとうとい命を失われた皆様、そしてご家族には、心から哀悼の誠をささげるところございます。まだ、12名の行方不明の皆様におかれましても、いっときも早い発見を祈るばかりでございます。


 そしてまた、不幸にも被災されました多くの皆様にも、心からお見舞いを申し上げるところでございます。一刻も早い復旧をお祈り申し上げる次第でございます。


 それでは、質問に入らせていただきます。


 慣例に従いまして、副議長の立場で一般質問をさせていただきます。


 平成16年9月に後藤町長におかれましては、町長就任以来、今年9月21日をもってその任期を迎えようとしておられます。


 1期目のこれまでにおきましては、理想とする高野町づくりの第一段階を大胆かつ慎重に進めてこられたところでありますが、引き続きその目的を達成するため、さらなる施策をもって再度の立候補を表明されるのか否かをお尋ねするものでございます。


 町長に就任以来4年目を迎えましたが、この間、日本経済の低迷や交付税の削減等、町財政に非常に厳しい状況が続く中、三位一体改革、地方分権に対応し得る将来に向けた基盤整備の重要性を認識され、先頭に立って行財政改革に取り組んでこられたところでございます。


 その結果として、財政構造の弾力性を判断する指標であります実質公債費比率が県内で最も改善されたことは、高く評価をいたすところでございます。


 就任当時は全国で広域合併が進む中、高野町の将来を見据えられ、でき得るものは周辺市町村と広域化しながらも単独行政を選択され、無駄を省き自立のまちづくりを常に意識しながら、町政を執行してこられたところでございます。


 特に福祉におきましては、本年2月に高齢者及び子育て世代を対象とした灯油購入助成、ぬくもり灯油事業を実施され、さらには子育て支援の側面から、第2子以降の保育料無料化、そして義務教育終了時までの医療費無料化等の施策を実現されたところでございます。


 今後におきましても、高野町は多くの行政課題を抱えております。町長が常に抱いておられる思い、それは安全・安心で住みやすい、そしてまた住んでよい町、訪れてよい町を実現することであろうと思っております。その思いを果たすためには、再度町長を続ける以外に方法はございません。


 改めてお尋ねをいたします。次期町長選挙には再度立候補を表明されるのか否か、御答弁を求めるものであります。よろしくお願いをいたします。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 皆様、おはようございます。北岡副議長からの一般質問について答弁をさせていただきたいと思います。


 早いもので、就任をいたしましてから後3日しますと3年と9カ月になるわけでございます。就任前に想像しておりましたより町長職、本職は大変忙しいものでございまして、忙殺され細かいところに配慮が行きとどかなかったんではないかなという反省の日々もございます。3年9カ月の非礼はお許しをいただきたいというふうに思うわけでございます。


 この間、議員の皆様方におかれましては、若輩者であります私を陰ひなたからお支えをいただきまして、安心して町行政に携わる環境をおつくりいただきましたこと、改めてこの場をかりまして御礼を申し上げる次第でございます。


 そしてまた、現下の状況下、町行政の大改革についてその趣旨を理解し御協力をいただきましたすべての町民の皆様方にこの場からお礼を申したいと思います。


 そして、第1期目の町政について、管理職をはじめ全職員、ストレスのあったことだと思いますが、ついて来ていただいたことについて感謝を申し上げたいと思います。


 さて、16年、就任当初の課題は、財政問題と合併問題でございました。合併については、さまざまな論議を経て最終的には住民投票の結果、自立の道が選択をされました。私どもはその意志にしたがい、理事者、そして職員が一丸となって、自律、そして律する法の自律の道を歩むという覚悟を決めました。そして行財政改革に徹底的に取り組むことを決意をしたわけであります。その当時から考えられるありとあらゆる方法を選択、そしていち早く実行をいたしまして、一般会計ベースで申し上げますと、15年度の決算と比して本年度の当初は約61%、正確に数字を申し上げますと61.17%の予算で町行政の運営を行うに至りました。


 その結果、財政構造の弾力性を判断する指標であります実質公債費比率が県内で最も改善をしたという評価もいただいておるところでございます。


 いずれにいたしましても、これらの選択は誠に正しいものであったということであり、その選択と実行の成果が現在に出つつあるという認識は持ってございます。議会の御理解をいただいたこと、誠に感謝を申し上げる次第でございます。


 あわせまして、職員の綱紀粛正並びにモチベーション、やる気の向上をという課題にも取り組ませていただきました。その結果、職員のスキルも徐々にではありますが向上してきているのではないかというふうに私自身は感じております。


 厳しい財政の状況の中にはありますけれども、常に私は、私の思いは、この地域を担う若い人たちが安心して子育てができて、そしてすべての町民がここに住み続けたいんだという意識を持っていただける、それが実感できるという地域づくりをしたい。そして観光地であるという、そういう側面からは訪れる方が、またここに来たいんだということを思っていただける、そういう地をつくっていくと、そういう場所になるんだという思いであります。


 今年度、ゼロ歳児から中学校卒業児までの医療費の完全無料化、そして第2子以降の保育料の、これも完全無料化の決断をいたしましたのは、そういう思いがあるからでございます。これも御理解をいただきました議会の皆様方に御礼を申し上げる次第でございます。


 昨今の情報流通分野での技術革新はめまぐるしいものがございます。その恩恵をすべての住民が享受できるように、就任直後から実際言いますと、就任をいたしました前の日に、富貴地区に入りまして、ブロード化の問題、携帯電話の問題について実は行ってまいりました。思い出します。そして現在、ほぼ全域にブロードバンド化は実現をいたしまして、携帯電話についてもあるレベルまできたわけでございます。昨日は、地デジの放送の新しいサテライトの場所の策定につきまして、専門家を交えて現地の調査をしたところでございます。引き続きまして、この分野においても力を傾注してまいりたいというふうに思っております。


 皆さん御存じのように、知らせてネット高野、それからゆびナビということに代表されますように、情報発信のツールも他の地域に先駆けて導入してきたつもりでございますし、住民、そして訪問する方の利便につながっております。そして、これは高い評価を得ております。知らせてネットにつきましては、600人ぐらいの登録が町民にありまして、先ほど副議長からありました災害等のときにも役に立つんではないかなと、災害はない方がいいわけですけれども、それに備えておるという側面もございます。


 このように、住民の利便の向上のための施策は、かなり入れてまいりました。あまり見えないところでございますが、健康保険証のカード化、皆さん大きいのを持っておられたと思いますが、これもなかなか大変でございまして、クレジットカードと同じ大きさに当町はなっておるわけでございます。そういうこととか、税金とか、それからさまざま町に納める、県に納めるものが、全国どこのコンビニでも納めていただける、これで収納率がアップしております。こういうことであるとか、病院の窓口でクレジットカードで支払いができるかとか、そういうあまり目立たないことでありますが、そういうことも利便を図るんだということで行ってまいりまして、一定の評価を得ているわけでございます。


 さて、就任後、私が表明をいたしました最も大きな柱は、宗教環境都市という概念でございます。この概念につきましても、当初は非常にわかりにくいであるとか、説明が必要だったわけでございますが、最近徐々にそれが浸透しつつありまして、住民の意識も変わってきたのではないかとか、そして、この概念の中にあります住民の意識が的確に反映されるという理念、そういう仕組みをつくって、その中ですべてを決めていこうと。


 今年1月に、御存じと思いますが、景観法に基づく景観行政団体になることができました。県下で最初の認可。和歌山市はもともと中核都市でありますから、その権利をもっておりますけれども、市町村では和歌山県下で本町だけが持っておる権利でございます。これは住民意識の向上にもつながると思いますし、誇りを持っていただいてもいいんではないかなというふうに思います。


 これは、数十年、いや、数百年の計にかんがみまして、この地域にとって大変意義深いことではないかなというふうに思っております。今後は、さらにこの地域の特性を生かした景観づくりを住民とともに進めていくことが可能となりましたので、訪問者に新たな感動を味わっていただく、そういう土壌ができたというふうに確信をいたしております。


 あわせまして、現在、環境巡視、これは区域を決めまして、ディズニーランドがやっているような方式でございますが、環境巡視、パトロールをやっております。徹底的にやっております。そして修景も徹底的にやっておるわけでございますが、その結果、何が起こったかというと、内外から、特に外国の方からの好評をいただいております。非常に美しい町であると、日本で一番きれいな観光地であるという評価もいただけるヨーロッパの方もいらっしゃいます。その結果、今年1月に国土交通省からインバウンド、外国人観光客のことを、今こういうふうに呼ぶそうでありますが、インバウンドに対するおもてなしのモデル地域として、かの北の有名なニセコ町とともに本町がモデル地域として選定されたということも御案内のとおりでございます。


 さて、再出馬に関する御質問でございます。大変ありがたい御質問でございまして、おほめの言葉もいただきましたが、私の後援会をはじめ、家族、私の職場にも相談をして、今後どうするかということを相談をしてまいりました。そしてまた、各町内の団体、個人の皆さんから出馬要請をいただいたり、ご推薦をいただいたり、本当に身に余る光栄なんでございますけれども、そういうことを熟慮をいたしまして、この上は、健全財政を維持しながら、安心で安全な地域をつくっていく、そして何よりも現在の施策を継続的に執行するために、今秋の選挙に再出馬することを決意をいたしました。


 この場をかりまして皆様方に御報告をする次第でございます。


 議員の皆様方、町民の皆様方の絶大な御支援と御協力を賜りまして、再度当選を果たして行政に携われるようにお願いをしたいと思います。


 壇上からではございますが、お願いをいたしまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。


○議長(池田聖三) 2番、北岡君。


○2番(北岡三於) 再出馬の決意を固められたようでございます。それをお聞きしまして、私の質問目的は100%達成したところでございますけれども、せっかくの質問の機会をいただきましたので、ここで後しばらく質問に答弁を願いたいと思います。


 まず、昨日も、先ほど報告がありましたように、高野山病院の決算審査特別委員会がございました。いろいろと御意見もあったわけでございます。それで、高野山病院、あるいは富貴診療所の体制維持、これがやはり、住民は大きな関心を持っておるところでございますので、まして医師不足が懸念される今後、どのような対策をお持ちかということを、この機会にお尋ねをしておきたい。


 それから、もう一つですが、最近、新聞、テレビで話題になりました採血器具の使い回しですね、不適正使用ということで高野町立高野山病院も載りました。これに対してもどのような対応をされるかということをお尋ねをしておきたいと思います。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 再質問にお答えを申し上げます。医療体制につきましては、本当に悩ましい部分があるわけでございますけれども、現在の体制は自治医大、和医大、そして県の関係諸機関の御配慮をいただきまして、何とか医師を確保して運営を行っておるということでございます。


 本町におきましては、地域医療の充実ということ、これはもう当然のことでございますが、観光地で年間120万から150万の人を受け入れておりますから、そしてまたかつらぎ町、有田川町、野迫川村の救急医療の一部も受け持っておりますので、どうしても救急医療体制も24時間確保しなければいけないという側面がございます。どちらかに特化をしてやるということになりますと、比較的運営面でやりやすいわけでございますが、バランスをとりながらやっていかなきゃいけないということで、大変医療職、医師をはじめとして医療職の方にも御負担をかけておる次第でございます。


 しかしながら、医師不足というのは、本町だけの問題ではなくて全国的な構造の問題でございまして、今までのようにお願いをすれば、「お願いします、お願いします」と言えば、医師を派遣してくれるという時代ではございません。私は、ありがたいと思っているのは、和医大の定数は増員していただいて、今後和歌山県内で活躍する医師が増えてくるわけですが、しかし、もう御存じのように医師になるには数年かかると、少なくても6年かかってしまうわけでございまして、その効果があらわれるまでの間、何とか現在の体制をしのいでいかなきゃいけないということがございます。


 それにつきましては、お願いして派遣してくれないということを申し上げました。何が言いたいかというと、制度をつくって、県の制度、国の制度をつくっていただくのには現場の声をきちっと届けなきゃいけない。私たちの医療体制は何を目的として、どういう役目を担っておるんだというところをきちっと上部組織にも伝えて、それで予算、人材の確保をしていただくという、理論構築の必要があるだろうと。既にそういうことをしておりますし、今後もそれをやっていきたいというふうに思っております。


 それから、病院運営の合理化と適正化、これはタイムリーに入れていかなきゃいけないということで、現在、改革プランを作成しております。これも外部の人も入れまして。しかしながら、慣習的にやっておるのもありますし、どうしても地域特性もありますので、なかなか決まった、こういうふうに出していたプランどおりはいかないと思うんですけれども、医師をはじめとする医療職、それから事務職の協力でいろいろ改革に努めていきたいと思いますし、先ほど申し上げました仕組みを変えていただいて、ハードとしては病院の建て替え整備、ソフトとしては、人員の確保ですね、医療の収支のバランスが取れるような仕組みをつくってくれということを国にも訴えていくというふうに思ってございます。


 その上で、数年間、医師の不足を確保するためには、やはり、医療の広域化、広域連携というのが必要だと思うんですね。橋本、伊都、少なくともこの地域については救急体制、医療体制、一次の診療も二次も、すべてそういう広域、今も連携はできているんですけれども、もっと密度の濃い連携にしていこうという、既に行っておりますけれども、具体的に広域に訴えてまいりたいというふうに思っております。


 それから、もう一つの医療機関の富貴診療所でございますが、今年から少し増員をしました。というのは、医師の方からどうしても地域医療にもう少し力を入れていきたい、予防医療にも力を入れたいということで、看護師を増員しまして、2名、医師1名、看護師2名、事務職1名という体制にいたしました。これも地区の地域の皆さんに評価をいただいておりまして、今後その様子を見ながらこの体制を維持するのか、どういうふうに強化していくのかということを考えてまいりたいというふうに思ってございます。


 現在は、高野山病院、富貴診療所等々に関することは大体そういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


○議長(池田聖三) 2番、北岡君。


○2番(北岡三於) いろんなお話を聞きました。密なる広域化、本当に大事なことだと思います。今答弁のございました改革プランですか、これをしっかりした形のものに仕上げていただきたいと、このように思います。


 それから一つ、改革プランの中に、今答弁になかったんですけれども、採血器具の使い回し、これも一つ改革プランの中に、しっかりと入れていただければ、それで結構です。


 それでは、次の質問に移らせていただきます。


 高野山を取り巻く周辺地域ですね、農業振興地域と申しますか、こういうところの生産活動、あるいは流通活動ですね、この辺をどのように支援されていくのかということも、一つお尋ねをしておきたいと思います。よろしくお願いします。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 答弁の御依頼がございまして、事務長が答えたかと思いますけれども、私も気になりまして、採血針のことでございますが、入院患者の、いわゆる糖尿のあれを見るために細い針で、ボールペンのようなということを聞いておりますけれども、それで針を使い回しをしたわけじゃないんです。その針が入っておるキャップ、それも1回1回捨てなきゃいけないというガイドラインだったそうでございますが、もしかしたら針が入るときに、ぷっとキャップに触れて、また、その次に使った人の針が刺す前にそこに触れるという、非常に極めて確率的には少ないそうでございますが、それを使っておったということで、外来には使っておらないというふうに聞いておりましたので、きちっと数を公表して、70数名の該当者もわかっておりますので、連絡をとって血液検査をしておるというふうに聞いております。今後も注意深く見ていきたいと思います。


 ただいま質問がございました農業振興のことだと思いますが、現在、周辺の集落につきましては、極端に過疎化が進みまして、担い手の不足というのが最大の問題だと思います。


 本町におきましては、19の在所があります。中心集落の高野山を含めまして、後18あるわけでございますが、高野の場合は、ちょっと他の町と違うのは、限界集落の会議も行って御説明申し上げたんですけれども、この中心市街地に人を集めながら、町というのが数十年来たものですから、高野町民にとっては過疎化はしているという印象があまりなかったんですね。周辺集落も比較的近い、数分で行けるところもあるものですから、畑へも通えると、そのうちに知らず知らずのうちに高齢化をして担い手がないというところにきたというところに問題があると思うんですけれども。それから、地域によっては、農業主体でやってきたものがありますので、その辺に、例えば、富貴、筒香とか、大きな集落があるところで、農業従事者が多いところにつきまして、どういうふうにしていくかと、農家の元気を取り戻していただかなきゃいけないわけですけれども、そのためには担い手も育てなければ、これははっきり言いますと、収入が増えないとだめだと思います。最終的には。収入を増やすのにはどうしたらいいかということなんですけれども、これは現在までやってきた農業の延長線上では、これは無理です。無理ですということを私が申し上げるのはおかしいですけれども、なぜかというとライバルが多いということと、さまざまな施策も入れてまいりました、国も県も町も。しかし、なかなか難しいであろうと、そういう中では、これは農業従事者、ワークショップなんかを開きまして考えておりますけれども、例えば、無農薬野菜をつくって、私の知人も兵庫県の奥で無農薬野菜をつくったら、神戸のホテルに市価の3倍ぐらいで入れて、何カ月先までのオーダーも入っているんだというような農家もございます。そういうようなものをやっていくとか、それから、せっかく高野山というブランドがあるんですけれども、高野山というフィルターを通して売っているものは少ないんです。いわゆる本来いう地産地消ですね、高野町内でできたものを高野町内で消費をする、販売をしていくという、その仕組みが非常に希薄だったので、それをちょっと充実していくという方法を考えると。そうすると、流通コストが下がり管理コストが下がり、収入が増えると、なおかつブランド化すれば収入が増えるわけですから、そういう回転に変えていかなきゃいけないんではないかなと。それと同時に、産地野菜とか産地のもののブランド化、私している、例えば、「ミョウガ」がとれますから、いいのだけ選んで、ええ色とええ香りのだけ入れて、「聖ミョウガ」とか、そういうブランド化をして、少し高いお値段で高野山を通して出していくとか、そういうようなブランド化が必要と思います。


 それと、農業だけでは、もう成り立たないと思いますので、農と林ですね。マッタケなんかは、どっちかというと林に僕は入ると思います。農・林・商、商には観光も入ります。そういうものの総合力でもって農を支えていくということだというふうに思います。


 もう一つは、現在、今までの農業というのは、非常に個人経営が多くて、個人の人たちがやっている、それに対して国も県も市町村も措置をしていくというようなやり方だったんです。これはうまくいかないということは、大体わかって、うまくいっているところもあるんでしょうけれども、わかってきたわけです。現在、模索している中で集落営農という言葉をよく聞きますけれども、地域で同じ理念でしていく、それも先ほど申し上げてブランド化にもつながりますし、流通の問題もこれで解決していくということ。集落営農ということを入れていく必要があるんではないかなというふうに思います。


 それから、もう一つは、普通の農村と違って私どものところは、今度たくさん流動人口がございますので、それの延長線上で、いわゆるIターンとか、Jターンを吸い込めるもの、中心集落も含めて、ここは、例えば、リタイアをして農業をしたいとか、リタイアをして林業をしたい、リタイアをして海で釣りたい、いろんな人がおるんですけれど、リタイアをしたら勉強をしたいという人もおると思うんですよ。高野山大学の図書館を使っていただいたり、講演会を聞いたり、いろいろ研究をしたり、そういう人たちのIターンみたいなものを受け入れられないかとか、それと付随して、今申し上げた地域に、少し別荘的なものを建てていただいて、カントリーガーデンみたいなものをしながら、ジャガイモなんかをつくりながら、ハーブなんかをつくりながら、そういう農業と少しかかわりながら地域の中でいていただけるというような、そういう施策はどうかなと。都市との交流が前提になると思います。そういうふうに思っております。


 それと、もう一つは、鳥獣被害が非常に問題になっていまして、私も委員として、県の委員で出ておりますので、今、申し上げておりますのは、高野町だけで対策しても無理ですと、やはり、和歌山県だけでも無理です。奈良県と接しておりますし、富貴なんかはすぐに奈良県ですから、奈良県、大阪、三重なんかと同じルールで、条例で、同じ理念で対策をするという、対策の広域化も訴えてまいりたいなというふうに思っております。


 以上でございます。


○議長(池田聖三) 北岡議員に申し上げたいんですけれども、御承知のとおり一般質問は、通告制をとっております。したがいまして、質問事項、いわゆる次期町長選についてという質問事項から逸脱しないように、ひとつよろしく御質問をお願いしたいと思います。


 2番、北岡君。


○2番(北岡三於) どうも失礼をいたしました。確かに議長のおっしゃるとおりでございますので、いろいろまだお尋ねしたいことがあったんですが、割愛をすることにいたします。


 再度の立候補の表明をされましたこと、私かその決意をしっかりとお聞きをいたしました。個人的ではございますけれども、その勇気に拍手を送るところでございます。ありがとうございました。一般質問を終わります。


○議長(池田聖三) しばらく休憩いたします。


               午前10時37分 休憩


               午後 1時00分 再開


○議長(池田聖三) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 ただいま、後藤町長から、先ほどの北岡議員の一般質問に対する答弁において、平成15年度決算比と答弁した部分を、平成15年度予算比と訂正したいとの申し出がありました。議長において訂正の申し出を許可いたしております。


 日程第3、一般質問を続行いたします。


 質問の通告がありましたので、順次発言を許可いたします。


 8番、?山君。


○8番(?山文雄) 私は、奥の院参道、重要文化財建造物松平家石廟の環境整備について質問をさせていただきます。


 答弁を求めておりますのが、教育長でございますのでよろしくお願いをいたしたいと思います。


 高野町は、宗教観光都市と呼ばれてきました。これからは宗教環境都市と呼んでもらうような高野町を目指すとの考えを示されておられます。それに、標高900メートルの雲上盆地には高野山真言宗総本山金剛峯寺根本大塔や金堂を拝する壇上伽藍、それに大師御廟や戦国大名らの墓石群があります。既に宗教環境都市の中心的環境があるわけであります。それに電線類の地下埋設が行われており、電線がなくなり電柱がなくなると、高野山の空はいやしの空間にかわるとも言われてきました。


 最近でありますが、西から東に至る沿道の公衆トイレは、観光客や参拝者を迎えるにふさわしい美しいトイレに変貌いたしております。


 将来に向かっては、山内全域を禁煙にし、CO2の少ないまちづくり、自然と人間を大切に考えた環境づくりは、町民がこぞって協力を惜しむものではありません。高野町内を歩くだけで、真言密教曼陀羅の世界世界の奥深さを感じてもらうような環境づくりは、職員全員が協力して取り組んでいかなければならない問題であると考えております。


 高野山の歴史を振り返るとき、書物に残された記録を見聞するだけではなく、実際に見てとれる史跡があるわけであります。それが国の史跡指定の奥の院墓地であり、一の橋から御廟に至る約2キロの参道の両側の墓石群であります。


 このうちに、重要文化財に指定されている松平家石廟があり、この前には高野山音声ガイド器によって解説が流されています。また、ガイドさんの拡声機からも話される案内、説明を聞くこともできるのであります。


 しかし、残念なのが、この建造物の屋根には落ち葉がたくさんたまり、実生の植物が一面に成長し屋根を傷めております。これ以外にも周辺の柵は壊れ、倒壊している様子を見せつけられるのであります。


 高野町は、宗教環境都市への宣言をしている町であり、参拝者や観光客は、この情景をどのように見ておられるのでありましょうか。私は、文化財保護の立場から、一刻も早く手をつけなければならないと考えています。


 そこで、お伺いするわけでありますが、今日まで議会において、事あるごとに原状回復を申し上げてまいりました。現在、どのような施策が講じられ、進められておられるのか、その状況をお伺いいたしたいと、このように思います。


 議長さん、ちょっと情景を写した写真があるんですけれども、これはもう、質問者に見ていただいてよろしいですか。


○議長(池田聖三) はい、結構です。どうぞ。配りましょうか。


○8番(?山文雄) それでは、よろしくお願いします。


○議長(池田聖三) 辻本教育次長。


○教育次長(辻本 一) 松平家石廟、正式には松平秀康及び同母霊屋の修理計画でございます。この修理につきましては、所有者様、また管理団体でございます高野山文化財保存会様の方で調整を現在いただいておるところでございます。そういうことで、修理の必要なことは所有者様、管理団体と言いますか、保存会様の方でも承知していただいておりまして、進めていただいておりますが、今のところ進展していないのが現状でございます。


 教育委員会としましては、整備に向けて引き続いてお願いするということで、何分にも所有者様の修理の御意志もございますし、費用の発生もございますので、現在のところお願いするより方法がない現状でございます。


 以上でございます。


○議長(池田聖三) ほかに答弁はないですか。


 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) たびたび御質問をいただいていることも承知しておりますし、文化財保存会の方にも提言してございますし、当然、町といたしましては議員のおっしゃる宗教環境都市から言いましても、当然、お声をかけていくことはやぶさかではございませんし、やっておるわけですけれども、実は、町が関して事業を行うということについては、これは許されんことでございまして、所有者蓮花院様のお寺の意向、それから、当然、県の意向、それから国の意向というのがございまして、きちっとした鄭淳の中でこの事業は進むということになってございます。


 それと、もう1点は、文化財の方の町の重要性というのは、御承知と思いますけれども、現在、これは質問にはございませんけれども、ちょっと例を挙げて、お答えしておきますけれども、金剛三昧院さんの庫裏が修復にかかっております。そういう形で、実は大きな事業が県、国で既に大きくかかわっております。そういうことで、町にも負担がかかってきます。そういう優先順位というのがあるんではないかということが感じられます。どうか一つそのところを御理解いただいて、今後またお声はかけていきますけれども、そういう優先順位の中で文化財保護というものは考えていかなければならないという状況を、御理解いただきたいとお願いしておきます。


 以上です。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) 私がお尋ねしておるのは、今回の質問の内容でありますけれども、松平家石廟の環境整備と、保存修理とかけたかったんですけれども、今、お二方が答弁されたように、できないんだということを言われるのではないかと、こんなふうに考えまして、とにかく今の現状では具合が悪いというのが、私の考えであります。例えて言うならば、ガレージの中に車検切れの車が置いてあっても、これは問題ありません。しかし、その車を車庫から出して家の前に置いておきますと、交通指導の目につきますと、この車が車検切れになっておるな、こんないい車を何で車検切れにしたんかなというような話になるでしょう。そのときに何があるか、車検するほど、車検することのできない状況なんかな、いやいやもう関心がないさかい、車検してないんかな、これと同じような形で、あの状況を見ていただいたら、あの前では、先ほど言いましたように、高野町のガイドの放送というんですか、ついておるわけなんですね。そして参詣者が、あの前に並んで参詣人が手持ちの拡声機で石廟を御案内する。その情景をじっと見ておれば、屋根はあのような状態、そして周辺の柵は朽ち壊れているような状況。あれを見て、参拝者はどんな感じでその場を立ち去っておられるのかなと、こういうように考えたら、いち早くあれを整備せないかん、こんなふうに私は、思うわけです。


 かねてからそういうことを考えておったために、そのときそのときの議会で教育長にお願いしてきたわけであります。それで、確かにあれを管理しているのには管理団体があります。そして所有者がおります。相手は県文であり、文化庁であるということは、私もよく知っております。そういう中で、なぜあれを直そうかなという働きをしないのか、本当に修理委員会でも設置してやればいいのに、そういう動きをしていないのはなぜかということが、はたでおりまして悔しいと思うところであります。解体修理までいかなくとも、せめて周辺環境の整備ぐらいはなぜしようとしないのか、金がない、金がないことはないでしょうと私は、申し上げたいんですけれども、その点はいかがなもんでしょうか。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 議員のおっしゃるとおりでございまして、ぜひやりたいという切なる願いが、私にもございます。ただ、管理している寺院の修理を了解していただくということが、最大のこれ義務でして、それを了解いただかないと、こちらから立ち入ってということは不可能で、もちろん本山の許可も要るわけです。これはもう、コアという世界遺産のコアになっておりまして、全く自由にならない地域でございます。その中での構造というのは、やはりきちっとした話し合いの中で進めなければいけないということは、これはもう、議員重々おわかりだと思いますし、やらなければいけないということは重々わかるんですけれども、できないところがあるということだけはお知りおきくださって、当然、私も、もう一度お持ちのお寺、それから本山にもかけあっていきたいと思っておりますので、御了解いただければと思います。


 以上です。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) ?山議員の質問に、今、教育長が答弁いたしましたように、私も同じ気持ちでございまして、本山も1億円台の予算を計上して、順次修復をしておるというふうに聞いておりますけれども、特にこうやって写真を見ますと、私も、前をよく通りますので、きれいにすべきであろうと、ほかの枠組みでできないかと、例えば、文化財の保護法にひっかからない、例えば、ボランティアがだれかの監視のもとに、学芸員等々の監視のもとに、掃除をしたり草むしりをしたりというぐらいのことはできないかと。抜本的な修復は、現状維持が原則ですので、素人がいじったり、きちっと設計図面を引いて元に戻さなきゃいけないですから、石は1センチたりとも動かしたらいかんということも、よく御案内のとおりでございますので、それにかかわらないそういう活動が、文化財保存会を中心としてできないかどうか、毎月本山と会合をもっておりますので、今月は24日の午前10時から予定しておりますから、その折に議題にのせまして、総長、担当部長にお願いをしてみることにいたします。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) お願いしますと言うて終わりたいような気もするんですけれども、今、教育長が言われましたとおり、本山の許可が必要なんだ、本山と言えば文化財保存会が管理団体になっておりますけれども、許可が要るんだということを、なぜその作業をしないのかということが非常に、私自身、あの建物を維持管理をしてきた経験がありますんで、悔しくてならないというのはそこにあるわけです。せめて年に一度、秋口には、屋根に落ちた落ち葉を取り除いて、そして今のような状況を来さないように保護していくということが非常に、文化財を守っていく者として大事であると、こんなふうに思うわけです。なぜ、そのように努力しないのか、方々がようなってくる、だけれども、奥の院の参道に足を踏み入れて、そしてこれが国の重要文化財だというて説明するときに、その情景を見たらあんな状況、なぜこれが保存修理までいかなくともできないんかということが、たまらないほど悔しいわけであります。


 実際は、あれも昭和41年と42年にかけて解体修理ではなかったですけれど、半解体修理をやったことがあるんです。私も、よく知っておりますけれども、あれは木筋石づくりというような形で、あの石の中には木が入っておりまして、その木の上に石をまいているというような建物でございまして、あれ水を漏らしますと非常に木材が腐食していく関係があります。で、屋根の水がはけやすくするというのが、保護していくのには非常に大事な状態ではないかと、こんなふうに思うんです。それで、せめて解体修理まで持って行くというと、話聞くところによりますと、まだ、国のこういう保存修理をやっていくのに70番目ぐらいだというように聞いておるんですけれども、日本の国が、毎年7つずつすれば10年かかる。10個ずつすれば7年かというような状況にあると思うんですね。これを、今の状態から脱するために、せめて柵を起こし、そして屋根の上の堆積物を取り除く、いわゆる環境整備、これについては恐らく県文化財にもの言うだけですむだろうと、管理団体もそない文句は言わないだろうと、所有者自身も恐らく問題はないんじゃないかと、こんなふうに思うわけです。


 そこで、早急にやるべく修理委員会のようなものを設置して考えていただくということはできないもんでしょうか。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 管理団体みたいなものをボランティアでつくっていただくということは非常に結構だと思います。ただ、持ち主との話し合いということを十分にしていただきたいと、勝手に入って自分でボランティアだから掃除するとか、草をとるとかというわけにはいかないことは明確ですので、その方向のことを考えていただいて、ボランティアでこういうものができました、ですから掃除をさせていただきたいということを、所有者に許可をいただく、そして本山の方からいただいて、町から1回県の方に提出するという形になろうと思いますけれども、その辺のことは御理解いただいて、ひとつそういう進めをやりたいという御希望があれば、どうぞ進めていただいたら、手順は踏めるようになっていると思いますので、どうぞよろしくお願いします。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) この事業は、ボタンティアでできるものと違うんです。できる修理委員会のような組織ができて、その仕事の中で手伝ってもらうためにボランティアを使うということは、これは可能だと思うんです。とりあえず、所有者、管理団体、教育委員会、この人らが頭を挙げんことには、これはどうすることもできないと思うんです。?山に任せようと言うてくれたら、私はやりたいと思います。しかし、相手は重要文化財です。私が勝手に入るわけにはいきません。それぞれの書類操作が要ると思います。そういうことですから、結局教育委員会あたりが主となって、組織をつくって動かなければならない。今のような答弁では、恐らくこの秋までにはなかなかできない状況だろうと、このように思うわけです。これを何とかするために、やっぱり、管理団体、それから所有者、教育委員会、そういった方々で、とにかく秋までにやりましょうと、9月の定例会には補正も少し組ましょうということで200万ほど補正を組んでくれる気持はありませんか。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 補正を組んだらということは、御意見として聞きますけれども、これは不可能でして、町だけが出せるものではございません。当然、県の許可をいただかないとできないわけですし、国からの了解も得てという形になろうと思いますから、町だけで200万組んで、それで事業ができるというもんでは全くございません。そういうことだけ御理解ください。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) ?山議員のお気持ちは非常によくわかるわけでございますが、前にも申し上げたかもしれませんけれども、本来これは松平家のお墓でございます。お墓というのは、松平家のお墓ばかりだけではなくて、40万基とも言われるお墓があるわけです。もちろん重要文化財に指定されているということは、大きな意味があると思います。文化財という意味では。しかし、所有者ないし管理者、これ確か蓮花院さんというのをお聞きしましたけれども、とりましては、過去の方を弔うお墓でありますから、まず、それを大事にしなきゃいけないというふうに思います。その上で、総合的に世界遺産のコアにもなっております参道一帯をどのような順番で、どういうスキームを当てて整理をするか、これは文化財保護法でやりましょう、これは所有者にやっていただきましょう、これは本山の管理でやりましょう、町の教育委員会としては、こういうお手伝いをいたしましょうということでございますので、この松平廟に特化して、例えば、補正予算を組むということになりますと、お気持ちは本当によくわかるんですけれども、行政の平等性に欠くと、私は、思います。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) 今のような答弁では、やりましょうというような形も出てこんと、また、この状態がずっと続くような気がしまして、たまらんわけですけれども、所有者も、そら話をすれば、原状を回復するということについては、恐らく反対しないでしょう。あらかじめこの話も住職に尋ねて見た結果でありますけれども、とにかく、やっぱり中心となるところは、国の末端機関であります教育委員会が動かんことには、これはやっていけないと。屋根の堆積物を取り除くぐらいは、県への届けだけでも、僕は十分だと。県の許可まで取る必要がないんではないか。それは県文とも相談してみらなわかりませんですけれども、もっと相手が県文だとか、文化庁だとかというんであれば、体当たり的な交渉をしていかなければ、こういったものは進まないと、こんなふうに、私は、思います。ちょっと酷なようですけれども、地方交付税が今年は16億2,000万ほどいただくわけですけれども、これの国が算定する中に、多分、高野山にはこれだけの重要文化財、建造物を所有していると、これをやっぱり維持管理していくために、地方交付税がこんなうえへ今回乗せておくという修理になっていると思うんですね。これどんなほどあると思いますか。伺いたいと思います。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 交付税の内容については、御承知のとおり交付税という形できております。いろんな形で全部が包含されておる金額でして、その中から、やはりこの議会、町長の裁量によって運営されていくもんでして、多分それは入っているんでしょう。いろんな形で高野町の生活、全部が入っているわけですから、その比率にあってきちっと出すということでは、私、ないと思います。いろんな形で重点事業をやったり、いろんなとこから回って運営されているもんだと、当然、私も、町長には無理ばっかりを言って、いろんな形で教育にはお金をいただいておりますけれども、その比率を出していただくという討論にはなかなかいかないというのが現状ではないかと思います。


 例えて言いますと、高野山の小学校への図書費というのが、何%きてるんかと言われても、本当は何十万分の1という交付税の中からあるわけですけれども、それ以上に町は図書を買ったり、それから補てんした修理にかかっているということがありまして、それが全部正しいというわけにはいかないということも御了解いただきたいと思います。文化財も多分入っていることは間違いないという気で私もおりますけれども、無理に入れない、いろんな形で修理を、今、金剛三昧院に入っておりますし、愛染明王の修理にもかかっています。これも800万という大きな金額が入っております。本山の非常に大事な掛け軸ですけれども、そういう形でいろんな財政措置をとっていただいているわけでして、どうか、そのことで比率を出せと言われても、ちょっと無理ではないかというような気がして。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 財政担当者に確認しますと、交付税には入っておりません。特交にはやや入っておるようではございますけれども、しかし、例え入っておったとしても、それを一重要文化財のこれに特化して使えということは、ルールが必要、私は、行政の公平を欠くと言ったのは、そういうことです。所有者がおって、たまたまその所有者の持っているものが重要文化財に指定されておると、そのことで町が何らかの費用負担をしていくということになりましたら、それに至るまでの過程、所有者がどれほど負担するんだろう、管理団体がどれほど負担するんだろう、どういう仕組みでやるんだろうということを、きちっと決めてやらなきゃいけないので、そういう意味で申し上げまして、気持はよくわかりますので、申し上げましたように24日の日にありますから、これは平成27年の開創法会に向かって、今本山は、さまざまなインフラの整備であるとか、補修の優先順位をつけております。中門を第一優先にするのか、霊宝館の改築とか増築をやるのか、もしくは境内の再開発をやるのか、限られた予算の中で優先順位をつけております。その中で、こういう御指摘があったと、重要文化財の大変、一般の人たち、信者さんだけじゃなくて一般の人たちが興味を持つ松平家の霊廟について、これでいいのかという御指摘があったので優先順位を見直すときに、これをぜひ話題に挙げてほしいということは申し入れておきますので、それで御容赦をいただきたいというふうに思います。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) すいません。教育長の答弁の中で、私、申し上げたのは、こんかいきとるんやこれほどあるんやということじゃなくて、そういうことも頭の中に入れておいてほしいと、今、町長は、地方交付税の中には含まれてないんだというようなお話だったですけれど、私は、地方交付税が設定される中で、それが搬出因子というたらいいんかな、その中にはあるだと私は、思っておりますし、おおよそこのくらいほどの金額ではないかなというようなことも考えております。


 教育長さん、そういう金も来ておるんやから、これだけの高野山の文化財というのは、やっぱり、維持管理というんですか、見ていかないかんということを頭の中に入れておいていただきたいと思います。金額幾らということは申し上げません。


 それと、このように、一般質問をさせていただいたんで、結果的には保存修理というところまでいきませんですけれども、せめて屋根の堆積物、屋根を掃除する、そして屋根から浸透する水を少なくする。裏は皆木造ですから、しんが木造ですから、それを腐らさんようにするために屋根をきれいに掃除する。そしてこけている石の柵だけでも起こす。中の清掃をする、このぐらいはやりましょうや。やるような、ボランティアではできません、これは。相手が相手ですから。多分、私の感触から言いますと、所有者、蓮花院さんもこれは協力してくれると、このように私は、考えております。ですので、この程度のことは早急にやりますというようなことを言っていただけませんでしょうか。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 早急にやるということだけは、お約束には、これちょっといかないと思います。蓮花院さんが「うん」と言っても、前に進まないという状況がございますので、御了解いただきたいと思います。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) できないと言われたら困るんですけれども、できるような作業を明日からでもするということは、言っていただけないでしょうか。


○議長(池田聖三) 目黒教育長。


○教育長(目黒威徳) 今、町長が言われましたとおり、24日に本山の方との話し合いもしていただけるということは、言明しております。その動きの中から、また、判断していきたいなと思っておりますので、その辺で御了解いただきたいと思います。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) なかなか了解を得られないようですけれども、24日には本山との定例会のようなものを持たれるようでありますので、ぜひ、方々から来ても奥の院の参道のあの一角は何なんだということを参詣者から観光協会あたりに苦情の入らんようなことだけは考えていただきたい。あの状況から見れば、高野山の一角、あの辺から崩れていくような気もいたしますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。


 前に町長さんの何かのお話の中に、本山自身も一の橋から奥の院に至る史跡については、毎年、数百万円の予算を組んで、一遍にはいかないけれども修理していくんだということを言われたんですけれども、もう、それも大分前の話ですけれども、本山が関係する修理については、現状変更何か出てますか。本山も何もやっとらへんのやろう。何か出てます。どうですか、この点は。恐らくやってないと思うんです。ですから、今度、会合に行かれましたら、とにかく目に見えてみっともない部分だけは修理していこうじゃないかというお話を進めていただきたい、こんなふうに思いますんで、承知していただけますやろうか。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 何度も同じ答えになるんですけれども、行政としては、最大限の答弁をしてるように思うんです。踏み込んだ。本来、ここまで踏み込んでお話しする必要がないわけでございます。地方自治法の中で教育委員会は、文化財を管理しているわけではないので、所有者が第一義的に管理する義務を負ってるわけです。法的には。それについて、できる限り、例えば、法的な申請をするときに、行政上のお手伝いをしたり、人的なものの手配をしたりということです。


 それから、今、現状変更のどうのこうのというのがありましたですけれども、登録文化財については、当然現状変更の申し出がないとできませんから進達をしていると思います。しかしながら、40万基とも30万基とも言われるお墓については、普通のお墓もあるわけですから、それは個人の敷地内の個人が変更しているわけですから、それは教育委員会に届け出の必要はないことでございますから、それと、数百万ではなくて、恐らく私が聞いているのは、億というお金を毎年参道につぎ込んで、すべてでしょうけどやっておられますので、申し上げたのは、優先順位、今ずっとこの一般質問で、もしくは前の質問のときもありましたので、積み上げがありますので、この今の当該石廟について、優先順位を上げるという合理的な理由があって、国では70番目にということはついてるわけですね。70番目を50番目に、50番目を20番目に上げていただく合理的な理由とやり方が見つかりましたら、我々も、もちろん修理をしなきゃいけないわけですから、最大限の努力はいたします。


 しかしながら、我々の置かれている行政の立場というものを御理解いただかないと、やりますということを言っても、これは法律違反に。話をするということは申し上げましたので、やりますということを、教育長が答弁すると法律違反になります。それはよく御存じのことと思いますが、屋根の草をとること、いちばん御存じじゃないですか、文化財保護法では一切だめなわけでございますから、その辺のところは御了解をいただきたいと思います。


○議長(池田聖三) 8番、?山君。


○8番(?山文雄) 私も勉強せないかん点もあると思うんですけれども、町長さんの今の答弁の中にも、やっぱり、勉強をしていただかないかんような問題もあるんではないかと思います。絶対所有者に権限があるように言われますですけれども、文化財に指定されますと、やっぱりその管理団体、あるいは国の末端機関であります教育委員会に、文化財保護法では非常に責任を持たされているような形になっていたんではないかなと、こんなふうに思いますんで、その点は勉強し直しますけれども、本当を言えば、所有者はしないというてでも、これはこういう事態であるんでやってもらわな困るというのが、教育委員会なり管理団体が動きをすれば、それをしなければならない。所有者と言えども勝手にできない。一応、お墓ということでありますんで、高野山の場合は考え方も変わってくるだろうと思うんですけれども、非常に難しい点だと思います。


 くれぐれも申し上げておきますけれども、今の状態では、私は、いけないと。今、写真も見ていただきましたですけれども、あのような状態でありますので、この状態がいつまでも続くということであれば、非常にそれぞれの関係者から批判が出てくるのではないか、こんなふうに思います。


 これ以上申し上げても、なかなか答えが出てこないと思うところに、私、非常に残念でありますけれども、もう一度、重ねて申し上げときますけれども、周辺整備、屋根の部分とそして倒れている柵だけは改修し、周辺を清掃する程度は、早急にしなければならないと、このように思いますんで、そういう動きというんですか、やっていただきたいと思います。所有者も恐らくそれにはこたえてくれるんだろうと、このように思っております。とにかく、教育委員会とか管理団体の文化財保存会とかと言えば、法律で云々とかいうてやかましいこと言いますけれども、そんなこと言うとったらできないんで、できる範囲で環境整備をやっていただくということを、お願いして私の質問を終わりたいと思います。


 今の状態では困りますよということを重々重ねて申し上げて、よろしく作業に入っていただきたいと、このように思います。


 終わります。


○議長(池田聖三) はい、ありがとうございました。


 質問の通告がありましたので、発言を順次許します。


 4番、所君。


○4番(所 順子) ちょっとお手洗いに行かせてください。長くなったんで。


○議長(池田聖三) しばらく休憩いたします。


               午後 1時40分 休憩


               午後 1時50分 再開


○議長(池田聖三) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。


 一般質問を行います。


 質問の通告がありましたので、発言を許します。


 4番、所君。


○4番(所 順子) 休憩いただきありがとうございました。


 景観まちづくり案について、補助金についての質問をさせていただきます。


 前回の議会で、高野町の景観まちづくり案、景観計画の手引きが配付されました。読ませていただきましたが、これは早い話が、町条例で建物や看板を規制しようとする日本人の発想そのもので、目的や大切にしたいことは理想としてすべてが反対ではありませんが、基本的に賛成できかねます。これほど詐欺に至る規定では、住民が住みにくく、防犯にも力を入れなければなりません。改修、新築の経済負担が相当多いことから、さらに住民が山に住まなく下山するのではないかと心配でなりません。それともその費用の弁償をかなりの額を町が出してくださるのでしょうか、お聞きいたします。後は自席でいたします。よろしくお願いいたします。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 先般の5月臨時議会の後、全員協議会において、高野町景観まちづくり案ということで、今後進めていく上で、議員の皆様に御理解いただきたいということで配付させていただきました。


 これにつきましては、景観法という国の法律がありまして、これにのとって高野町が景観行政団体に手を挙げて、この高野町の歴史、文化あるすばらしい町を、住んでる人がどのような形でかかわりよくしていこうかということで、行政団体になり計画を進めているところです。


 計画に反対の方もおられるかと思いますが、この景観法の責務には、住民として何をしなければいけないかというのがあります。良好な景観の形成に関する理解を深め、良好な景観の形成に積極的な役割を果たすよう努めるということが法律で住民の責務という具合に決まっております。


 また、事業者として、土地の利用者の利用活動に関し良好な景観の形成にみずから努めることとされております。その中で、地方公共団体につきましては、良好な景観の形成の促進に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その区域の自然的、社会的、諸条件に応じた施策を策定し実施するという責務がございます。


 国におきましては、そういう地方公共団体が行うものに対して、補助をしていくということでございます。


 まずは、法律の説明をさせていただきました。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 法律の説明を今いただきましたんですけれども、私の質問とは違いまして、額を町が出してくださるでしょうかどうかというのを聞きたかったんですけれども、法律の説明だけでした。後でそのことに関しては答えていただきましょう。


 次に、高さ制限、屋根の勾配、壁や屋根の色、シャッターは禁止、塀は板塀か築地塀などなど、また、材料や材質や高野山の地場材料まで使用するように、この案の中にはなっておりました。適合、不適合などを審査するようですが、トラブルなどが起こることも考えられます。町民に恨みや反感を買うことなく進められるとお考えでしょうか。お答えください。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 景観まちづくり案と言いますのは、条例を作成する上で住民の方にわかりやすく説明をさせていただいたものでございます。その中で、やはり、区域指定をする中で、どのような形で継承、高野山景観地区の中で形態意匠の制限の基準ということで決める必要が、これは法律上あります。その中で決めさせていただいたものでございます。


 今現在、シャッターということがありますが、シャッター自身、今現在空き家等になってきたときに、このシャッターというのは、すごく景観を害していると、一般の市街地の中におきましても、町中でおきましてもシャッターを閉めた通りが多くなってくると、じゃ、このシャッターについてどのような形のもっといい方法はないかとか、木を使った形はないかとかいう制限をさせていただくものです。これは、今現在、生活をされている住宅に関して規制するものではございません。次に建てかえるときに規制を、御協力をお願いすると、まずは、届け出ていただいて両者納得の上というか、合意の上で進めていくというものになろうかと思います。


 その際に、今現在あります補助制度を活用して住民の負担を少なくしていくということになろうかと思います。


 先ほどの質問の中で、住まなくなって、いなくなる人の補償ということですが、これは個人の自由ということもございまして、そういうところには補助はできないかなと思います。立ち退いてもらってする場合とか、いろいろそういうときには補助制度を活用した中ではいけるかと思いますが、今現在、高野町に住まない人に対する補助というのは、今現在、法律上、また、町の条例上、そういう規定はございません。


 ですから、一部、今現在は、積極的に協力していただいて町並を保存していこうという方に対して、今決められた補助制度にのっとりまして助成をしているというところでございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 今の課長の答弁では、届け出をしていただいて協力をしてということでありました。この法は来年度に施行すると聞いておりますが、現在ある建物に影響いたしませんとありながら、既に指導や誘導を行っているとお聞きしております。その事実はありますか。あるかないかをお答えいただきたい。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 指導、誘導というところの、どのようにとらえられているかということは、ちょっと判断しかねますが、今現在、商店に関しましてはモンタージュということで、このパラペットとりますとこういう形になりますよという提案はさせていただいております。こちらから強制をしてするものではありません。このパラペットという広告看板なり袖壁をとることによって昔の町並みがそろうのではないですかという提案はさせていただいております。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 私のお聞きするところには、誘導されている事実があると伺っております。まだ条例も発効されていないのに、どのような権限を持って誘導や圧力をかけているのか、お答えいただきたい。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 今、景観行政団体となって地域指定等をこれから行っていくと、条例も施行もこれからしていくということです。ただ、今現在、町が進めていますのは、国の施策と環境維持基金を利用した形で、積極的に協力してくれるところに対しては助成をしているということで、指導する場合もあります。もう少しここは変えていただけませんかということはあるかと思います。誘導、ここは早くしてくださいねというようなことは一切、担当者も言っておりません。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 結構、住民もプレッシャーを感じているように思います。写真なんかを持ってきて、このようにいかがでしょうかというようなことを言われたという方もいらっしゃるんですが、これは本当でしょうか。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 課としては、そのようなことは聞いておりません。住民からも、そういうものはございません。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) ここに証拠を持っておるんですけれども、お見せはしたくはございませんが、私は持っております。そのようなうそをついていただいたら具合悪いです。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 指導、お願いは、順番にやっていかないと、私、どういう住民の方が、どういう意図を持ってプレッシャーを感じておるのかということが、ちょっと想像できないんですけれども、今まで修景に御協力いただいた方は、少なくとも御自身の意思で、ご自身の決断で、ご自身の責任においてされていると聞いています。そして、物すごく誇りを持っておられます。ですから、私は、御協力をいただいた修景をしていただいた方には、非常に敬意を表しておりますし、尊敬をいたしております。その中で、そういう問題が起こってきた場合は、具体的に、やはり担当課に言っていただいて、何が住民のプレッシャーになるのか、出ていかれると言いますけれども、お客さんが来なくなったら、我々も全員出ていかなきゃいけないんです。ここにはおいしいマグロがとれるわけでも、熱いお湯が出るわけでもないので、お大師様の風情とそういう修景によって落ちついた町並みを楽しんでいただくという人が来て、やっと我々の生活が成り立つんであろうというふうに思っております。


 ですから、私の耳に入っておりますのは、皆さん方、非常に協力的で、誇りを持ってやっておられますので、今、プライバシーの問題があるので、そういう事例は出せないというふうにおっしゃいましたですけれども、もし、それを出せないんであれば、担当の者にこそっと教えていただいて、きちっと説明を申し上げて、誘導でも指導でもなくお願いをして、話し合いをしていいまちづくりをしていきたいというのが、私の真の願いであります。よろしく御協力をお願いいたします。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 課長の答弁とは随分と違う答弁を町長にいただきましたんですけれども、この届け出してきた方だけに、そういうふうな指導をしているとおっしゃってますけれど、今、修理を高野町で何軒かされておりますけれども、その方たちは、みなそれなりに高野町から誘導された方が修復をなさっているのでしょうかね。その辺は、お尋ねしたいですね。うそ言わんと答えていただきたい。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 今現在、平成16年度から町の補助金、また国の補助金を使いながら整備をさせていただいております。この方は、すべてが個人的にこの補助金を活用して、積極的にしていただいたものと思っております。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 自分から申し込んできたというわけですね。


○環境整備課長(今井俊彦) そのとおりです。申し込んでこん限りできません。


○4番(所 順子) じゃ、誘導も。


○環境整備課長(今井俊彦) 一切ありません。


○4番(所 順子) 一切ないんですか。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) では、私がお伺いしている1件だけですか、そういう誘導やそういうものを、こういうふうにしてはいかがでしょうかという役場の環境整備課ですかね、昔の建設課か知りませんけれど、こんなんはいかがでしょうかといって言われたとおっしゃっている方がいらっしゃるんですが、それは、じゃ、1件だけでしょうか。そういうのは。その方だけは、どうして特別なんですか。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) モンタージュは、すべてのところに出してます。このような形にしたらどうですかということ、こんな形になりますよということ、これは説明会のときでも配付をさせていただいたりした中で、いろんなモンタージュを出しながら町中の修景整備をしていくという中ではしてます。個人的に1軒の方が、今現在誘導されて工事を行われた方か、これからしようとされる方かわかりませんけれど、誘導という意味がよく理解できません。こういう形ではどうでしょうかというのは誘導でしょうか。こういう形でしてくださいとか、補助金を使ってできますよ、これはその中で理解された方は、別に誘導でもないと思います。補助金が使えるんであればしてみようかというような形になるんじゃないですか。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) それでは、どういう選択でそのモニターの、何ですか、そういうものを、どういう選択でされてるんですか、高野町の方の、一体どの辺の方とか、何人にモンタージュをやっているのかということが気になりますね。私なんかは、表通りでやっておりますが、そういうものも見せていただいたことも、いただいたこともございませんし、先ほどはやっておりませんと言いながら、モンタージュは出しておりますと、そういうことでございますので、そういうのはどういう査定の仕方でモンタージュを皆さんに、どういう厳選でやっておられるんですか、簡単明瞭でお答えいただきたい。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 今現在、昭和40年代にはやりましたパラペットというものがございます。これは2階の袖壁を、化粧をするために隠すようなものです。このパラペットをとったらこういう形になりますよという提案はさせていただいてます。パラペットです。そやから、町の中、格子してどうのこうのということのモンタージュでどうしたらいいかというのは、一切してません。ただ、修景的に今現在、基準をつくっている段階の中で、こういう格子戸であるとか、格子の扉であるとか、いろんな形のものについては、今現在絵ができておりますので、そういう形ではどうですかというようなことは言っております。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 私のお聞きしているところでは、格子戸のでございましたですよ。だから、課長の言うことと、私の質問していることと全然違うニュアンスなんですよ。それで、これは法律で定められているからとおっしゃってるんですけれど、この法は来年度に施行されると聞いておるので、今その段階でそういうことを町民にプレッシャーを与えるようなことをやっていいのかなという部分もありますし、町民に先に聞いてからするのが本来であると、私は、思っておりまして、決まってから町民に説明するというのは、高野町の当局のやり方でありまして、それは困るんでありますよ。町民も困りますので、決まってからじゃどうすることもできませんので、まずは町民に聞いてからということの方がいいんじゃないかと思いますけれども、この問題に関しましては、あまりにも課長の答弁には納得はいたしかねます。配っておられるのは事実でありますから、私は、ここに証拠があるんですよ。出したいんですけれども、格子戸の形のですけれども、出さないでこれ、持ってるんですよ。ですけれど、それがないと、今も答弁でおっしゃり、どうしてそういう臭いものにはふたをするというか、事実を述べればいいだけで、別にそれが悪いと私は、言ってるわけでも、どうしてそういううそを言うかというのが、不思議でたまりませんね。もっと正直な答えがいただきたいです。ここは議場であります。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 課長は、職をとして答弁はしておりまして、うそはないと思います。いわゆるモンタージュを出すところの、先ほど基準を申し上げました。パラペットのところをモンタージュを出した方が非常にわかりやすいし、今、やっておりますのは、景観法ではなくて、補助をする規則、補助をするためにこうしていただきますという指導はしてます。ですから格子戸についても、資材については、恐らく、施主の方が、そしたらどうしたらいいんですかという質問があると思うんですね。そしたら、一つの提案として、こういう形がありますよと、しかしそれは、固定的な形ではなくて、最終的な決定は施主の方がされております。しかし、補助を出すわけですから、補助を出す責任として一度お願いを、お願いが主だと思いますけれど、やっているんだと思います。


 それから、特定な場所をモンタージュをつくって誘導しているんではなくて、これは、高野の建築というのは、大体寺院建築であったもんですから大工さんなんかに聞いても、高野の古来の民家建築というのはないんだと、それで大正時代につくられたとらやさんであったり、そういう古い指定されたものがありますよね、そういうものを一つのモデルにして、モンタージュを構成をしたんだと思います。した家に対しては、それを見せるもんですからそうかなと思うんですけれども、ほかの場所に関してもこういうような形のイメージですよというものだと思います。それから、勝手に決めたんではなくて、審議委員も募集しておりますし、何度も町内会で説明会をしておりますし、多くの住民の皆様方が集まって御意見もいただいております。ですから、住民の方から直接役場に対してそういう御不満の声を聞いたことは、私はないんですね。ですから、むしろ、こうするにはどうしたらいいかという積極的な御意見が最近は多くて、もしくは、もっと補助の幅を広げてほしいという御意見の方が多いので、ぜひ、そういうことがあれば、我々の手落ちでございますから、担当課長にこういう事例があってこういうことで困って、こういうプレッシャーをこの方が感じておるんだから、それは是正しろということを言っていただければ、この場で言っていただいても私は、いいと思います。ぜひ、是正をさせていただきたいと思います。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) どちらにいたしましても、文中にあるように、住民全員の合意が前提であるならば、人選もあいまいな高野町景観づくり審議会や、高野を知らないアドバイザーなる方々、方たちだけでなく高野で生活し暮らす方々の意見を、時間をかけて十分くみ取って、規制で縛るのではなくて、意識向上からまずは取り組んでいただきたいと私は思っているわけであります。


 この条例ができてしまったら、私は、大変だと思うんですよ。お寺も駐車場は、中に取り込むとか、そういうのは、宿坊組合ではオーケー出てるとこの前の会議では、全協のときにおっしゃってましたですけれども、町長のとこは駐車場を確保しておられますが、よそのお寺さんで駐車場がないところは、今度新たに改修したくても、駐車場を中に、今も狭かったらとらなあかんとか、決まった後では文句も言えず、条例がある限り訂正もできないんであります。


 ですから、こういうのは、住民とともに先に論議し、納得をして取り組んだ方がいいことだと思って、先走って今日は町長もおっしゃって、高野山は観光人のインバウンドに、モデル地域に設定されたとおっしゃっておられましたですけれども、幾らインバウンドに選定されたからとおっしゃっても、住民が住まなくなれば、高野町は成り立っていきません。そういうのでは余計困りますので、将来、子供たちがここを修理したいと思っても、前にも私は言ってるんですけれども、修理できない。こんな建物を建てたくても建てられない。寺もこんな高さ以外は修理はできないとなったら大変だなと思って、もう少し吟味してやっていった方がよいのではないかということを、私は、言いたいのであります。


 補助金も、今は出ます。しかし、10年、5年後には出るのでしょうか。そのあたりをちょっとお尋ねいたします。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 現在、議員さんに配付しています手引き、案につきましては、住民の説明をするために、まず、議員の皆様にお渡しして見ていただくということでお渡ししたものでございまして、これから条例制定するまでは、いろんな過程を踏んでいきます。再度、住民説明会、住民へ配布をして事前に目を通していただくとか、その後については全体説明会を開催するとか、これから条例に向けての手続中で、今現在、進めているところです。


 それと、補助金につきましては、先ほど。町長からもありましたように別建てで進めているということです。これは、もう平成16年度から国の施策を利用した、国でお金をいただいて高野町が上乗せをして助成をするという形で進めているものでございますので、景観行政団体になるからこういうことをするのではありません。これはもう、前々から金剛峯寺と協議をした中で、高野町をどのようにしていくかという形の中で進めてきた一つの取り組みでございますので、その中で助成をしているということで、別なものということで御理解いただきたいと思います。これから住民の方に説明をして、景観行政団体となって、景観地区を指定して、その中の景観地区になったときにはこういう形の規制誘導等を行う条例になるという形になり貸すけれど、まずは、条例制定に向けての取り組みを行っているということでございます。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 話が広がりますので、どうしてそこにいくのか、私、分からないんですけれども、現在は御協力をいただくという方に対して補助をしているだけなんですね。駐車場は全く関係ありません。お好きなところにつけられたらいいと思うんですけれども、ちょっとすべてのものが非常に複層して、今、御質問されておりますので、整理をしなきゃいけないと思いますけれども、住民の何を制限するという条例は、これから合意によってつくっていこうということで、今説明したとおりなんですけれども、一つ聞いといていただきたいのは、私の政治信条、理念としては、この町が50年後、100年後、500年後に生きるのには、今一つの大きなターニングポイントにきたと思っているんです。そして、さまざまなストレスがあると思います。3階建てで今までやっていたものが、次に建て替えるときは2階半にしかならないとか、いろんなことが起こってくると思います。これはしかし、京都でも岐阜のいろんなところでも、全国で、もしかしたら世界中で起こっていることで、その競争の中で勝ち残っていこうとしている、その選択肢として何とかやろうというのが私の政策であります。その政策自体がおかしいと、違うんじゃないかと、自由にビルでも建てさせて、自由に経済活動をさせて、車はどんどん入れて路上駐車をさせて、それの方がいいんだということであれば、私の思いとは全然違うものでありますから、住民が出ていくとおっしゃいますけれど、一番出ていくのはインカムがなくなったときです。収入がなくなったときです。ですから、その辺は誤解の内容に、ぜひ、御協力を賜りたいと思います。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 私の言いたいのは、先に法令をつくるのではなく、先に町民にお伺いして、アンケートなりなんなりをして、町民の意見を聞いてから、それを施行なさった方がいいのではないかということを言っているんであります。先に決まってからでは、住民も文句は言えません。そのとおりにやっていかなくては具合悪いので、まずは、町民全員にアンケートなりなんなり方法はあると思いますよ。そういうのをやった後で、これを施行していただきたいということを、私が、ここで言いたいんですよ。


 補助金いただいて、今もう修理なさっている方が何軒かありますけれども、法律が決まる前に補助金も出てますので、お使いになってます。しかしながら、格子戸もやってないところもあれば、よその業者、地方から来て直している方もいらっしゃるし、補助金を高野町でいただくんであれば、高野町の業者でやらすとか、そういうふうなのも違うところもありますし、なんだかややこしいような、このまちづくり案でございますので、補助金に対しましても、その辺のところも、文句の出ないようにしていただきたいと思います。


 最後に、課長、一言お願いいたします。この問題に関して。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) ですから、まだ、景観行政団体になって景観地区指定は、これからしていくということですので、条例が決まってから施行するということで、今年度中にはしたいということです。せやから、そのために、今、住民説明会を開く準備をしています。せやから、議員さんにお渡ししたのはその前段階で、こういうものを住民の方に御説明しますということでお渡ししただけでありまして、まだ、全然、決まったものではございません。


 補助制度につきましては、これは国の補助制度を活用してますので、町並景観であるとか、そういう修景整備の補助金を使ってやってますから、これは平成16年度からいろいろ電線地中化もひっくるめた上での施策ということで御理解いただきたいと思います。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) この案の中には、字高野山とつくところは全部この条例案の中に含まれているというまちづくりの手引きをいただいているんであります。字とつきましたら、大体全部ですので、その方たちが修理をなさるときには、全員に補助金は渡るんでしょうかどうか、その辺はどうなっておりますか。


○議長(池田聖三) 今井環境整備課長。


○環境整備課長(今井俊彦) 今持ってます環境維持基金につきましては、ミントという団体からいただいた2,000万円を活用するということで、今進めていますので、その2,000万円を使用した段階については、まだ未定でございます。その中で、国としましていろいろとこの景観法をつくった段階におきまして、国として先ほど言いましたように、地方公共団体が行うものについて適切な助成なりそういう補助制度を持っていくということが決まっておりますので、これからそういうものが出てくるか、それを見ながら活用していきたいというふうに思っています。だから、今現在は、予算のある範囲内で修景をするということです。


 それと、字高野山につきましては、景観地区ということで、景観区域というのは高野町全域にかかります。高野山だけじゃないんです。その中で特に高野山地区というのは、この歴史、文化、それといろんな形の観光地という面からもして、いろいろな形で、そういうことに取り組むことによって町が潤っていくと、活性化を図っていけるという一つの手だてとして国から補助をいただけるようなものもあるということでございます。


 また、高野山地区以外でも、大門から中の橋までの主要道路、五の室から女人堂から千手院までの主要道路につきましては、幅20メートル、両サイド20メートルについては、少し厳しい規制をさせていただくということが、今現在、計画案として出しているものでございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 補助金は字全員に出るということではないということをお伺いいたしました。いろいろと難しい問題がこの先出てくると思います。


 私は、高野町は前々から世界遺産ではないと言っているんですが、副町長はバッハゾーンだと申しておりまして、これを進めていらっしゃるお気持ちはよくわかるのですけれども、これはあまりにも自由を奪ってしまうようなやり方かなと思っておりますので、その辺は、私だけかもわかりませんが、十分吟味してやっていった方がいいことではないかと思っております。この問題に関しては、このくらいで。一言、副町長、何かあれば。


○議長(池田聖三) 高橋副町長。


○副町長(高橋寛治) 町の景観の問題につきまして、多彩な御質問をいただきましてありがとうございました。


 景観法の本質だけ、間違いないようにしていただきたいと思いますが、日本の法律の中で初めてだと思います。住民の方がどういう景観をつくるかというのを基本にやっていくということですから、先ほど課長が一つの案として、まず、住民の方へお話しする前に議員の皆さんにお話していこう、全協そういう形にして、なるべく私どもの情報は、あらかじめ出していこうという第一歩で、お出しした案でございますので、それにつきましても、また、御意見がありましたら、お知らせいただきながら担当者とよく詰めて、いい景観というもの、要するに景観というのは個人のものじゃなくて、全体のもの、町民のものであり、国民のものですから、そういう点から景観法とは、今までにない法律でできておりますので、その点だけはお忘れないように、ご記憶願いたいと、こういうふうに思う次第でございます。


 以上でございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 住みにくくならないように、よろしくお願いのほどをお願いします。私は、この件は反対ではありますけれども、住みにくくならないようにお願いをしておきます。


 そして、次の問題にいかせてもらいます。


 これは大乗院の駐車場、世界遺産観光センターについてです。


 先日、企画課長が全員協議会で説明された繰り越し事業、いわゆる世界遺産センターの改修移転ということで、旧大乗院跡地にあります、現在駐車場の管理小屋のことと思いますが、費用として320万円が支出され、7月1日に引っ越すなどと説明をされましたが、今までこの件に関し詳しい説明が行われたのか、私の認識不足なのかわかりませんが、説明をお願いいたしたいと思います。中身についての説明をお願いいたします。


○議長(池田聖三) 佐古企画課長。


○企画課長(佐古典英) 大乗院駐車場跡地の駐車場で管理に使っておりましたログハウスの建物でございますが、先日、補正予算をさせていただきまして、そのときに3月補正でございましたので、繰越明許というときに簡単に御説明させていただいたわけでございますが、再度、御説明いたしたいと思います。


 世界遺産情報センターという名称で建物を改修しておるわけでございますが、この施設は世界遺産という名前を使っておりますが、世界遺産のみに特化した施設というわけではなく、インフォメーションセンターとか、ツーリズムビューローのような機能を持った、高野町の観光の発信地、文化の発信地の面を持ち合わせた総合的な場所という位置づけをしております。そして、完成しましたので、今月末に移転しまして7月1日から業務を開始する予定でおります。


 以上でございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) どういうふうな、320万円の使い方をなさったのか、ちょっと説明していただきたい。


○議長(池田聖三) 佐古企画課長。


○企画課長(佐古典英) 320万円につきましては、総本山金剛峯寺の山林部の方で休憩する建物、資材等を置いておりましたので、中が事務ができるように床、天井、壁、電気、そういうふうな改修に使った320万円でございます。


 そして、業務の方も御説明させていただいてよろしいですか。


 業務につきましては、いろいろな目的を持って、研究、調査、コーディネートしながら、ここでしていくわけでございますが、どういうふうなことかと申しますと、今、近年多様化する観光について、役所の中の業務ではなく、地域に出向き、いろんな人から情報を集め、観光の変化に対応した新しい観光地づくりをする目的の拠点でございます。


 今、我が国では7割から8割は、個人旅行と言われております。そういう中で、インターネットにって各配信されたその情報をもとに観光客は動いております。その中で、どのような高野山に誘致していくか、いかに高野山で時間を消費するようなシステムをつくるか、また、近年ヨーロッパを中心に増えておりますインバウンド観光に、今、高野山は何を求められているかというふうな研究等もその場所で行っていきます。


 それと、もう一つは、紀南へのトータルファクトとしまして、高野山に来ていただければ、高野山から紀南への旅行、紀南への旅、和歌山の旅がすべてできるというふうな、高野山から情報発信ができる、そういう広域的なこともこの施設の中でやっていけるんじゃないかと。まだありますけれど、いいですか。


 いろいろございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 外部から来た方のインバウンド的なことに協力をなさる建物だと思いますけれども、駐車場は本山からお借りしたことは聞いておりますが、この小屋は将来的にもずっとお借りすることができるのでしょうか、その辺は。お伺いします。


○議長(池田聖三) 佐古企画課長。


○企画課長(佐古典英) 駐車場でお借りしたときに、あの小屋を撤去するというふうな話がございまして、それであれば、駐車場をお借りするときに、この建物を譲ってほしいということで、高野町の方で駐車場とともにあの場所を本山から借受しておるものでございます。建物はうちの方でいただいたものです。


 便所のことは、私、まちづくり会におりましたので、詳しくわかりませんが、今現在としまして、あの建物はうちの高野町の方で、あそこを拠点として、観光の拠点としてやっていくということで、そのために、300万あまりのお金をかけて改修したということでございます。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) そういうふうにお使いになるのは結構でございますけれども、観光案内みたいなことをなさるためには、日本の方もインバウンドだけではなくて、日本の方もいらっしゃると思います。ずっとお借りできるとおっしゃいましたし、高野町のものであるということでありますので、高野町の建物にお金を使うということを、今、お伺いいたしました。


 駐車場に、駐車線を引いたために駐車ができる車の数が以前よりずっと少なくなっております。こういうお仕事をやるためには、線を廃止する考えはございませんか。よりもっとお車をとめれるということに、線を引いておりますので、限りある台数しか入りませんので、線を消せばもっと車をたくさん駐車できることも考えたらいかがでしょうか。ちょっとお答えいただきたいです。


○議長(池田聖三) 佐古企画課長。


○企画課長(佐古典英) 駐車場のラインでございますが、あの駐車場は無人でございます。したがって、ある程度の人がいなくても。今までは無人でした。今度、駐車場の管理人というわけじゃなしに、観光の仕事をあそこへしにいくということで、観光の案内の仕事をしにいくわけでもございません。トータル的な高野町の将来を考えた観光の仕事をしにいくということで、駐車場ももちろん困っておれば、もちろん職員もおりますし、お世話もさせていただきますけれど、基本的には駐車場の管理でいくというんじゃなしに、あそこへ業務をしにいくということでございます。


 それで、ラインでございますが、もちろん、一つのルールも必要ですので、置く場所を指定しているということでございますので、もし、あのラインが必要でないということでございましたら、ラインがなければたくさん車が置けるんじゃないかということだと思いますので、検討してみたいと思います。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) 当初は、もっとたくさん車が入る予定で、はじめのころは計画を立てていたんですけれども、でき上がったときには車が少ししかとめられなくなったというのが、以前からの問題点になっておりますので、今度は、観光センターができるんであれば、管理、お仕事、業務以外と言ってしまえばそれで終わりかもしれませんが、幅広く同じお給料をいただくんですから、ちょっと管理的なことも、そんなかたいこと言わんとやっていったらいいんではなかろうかとは思いますし、1台でもたくさん入って観光に、インバウンドのためには、その方がいいのではないかと思いますので、また、考えていただきたいと思います。一言、町長さんも何かありましたら。


○議長(池田聖三) 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 私、従前から申し上げておりますように、今、日本の国も、世界の中でターニングポイントを迎えておると、我々も、自治体だけではなくてこの地域もどう生きていくかというターニングポイントだと思うんです。ですから、駐車場もあと10台とめれるようにしたらいいんやという議論も、これは必要でしょう。必要なんですけれども、私が申し上げたいのは、そういうことよりも、全体の構成として、この地域の全体のあり方としてどう使っていくのかということが最大のポイントだと思うんです。


 駐車場が少ないというお話ですけれども、私は聞いておるのは、高齢者の運転手さんが来たときに、非常にとめやすいという、好評でございます。本山前の駐車場は、バックして入れてもドアも開けて出にくいしということですけれども、あそこは非常にとめやすいんで、高齢者の方は不自由でも少し遠くへとめてというお話も聞きました。物事にはいろんな側面がありますので、一つ一つのことは、精査をして改善をすべきは改善すべきだと思いますけれども、今回のあのログハウスを改造して320万円を投じていくというのは、いろんなことを課長は、今、考えておりますから、申し上げたかったんだと思うんですが、私は、ここを紀伊山地の入口にしたいんです。ここ、高野山を。高野山に来ればすべて解決する、どこに行くにも、何人であろうと、どういう人種のどんな年齢層の方でも、何を求めても、アカデミックなことであっても、観光的なことであっても、楽しい海に出たいという人、そういう人すべて高野山に来ていただいて、さあ、高野山に行けば何とかなるんだと。そういうふうにして活性化できないだろうかと。先ほど申しましたように、特産物も特にあるわけでもないですから、我々が、そういうものを特産物として、情報というものを特産物として出していこうという、一つのそういうことだと思います。


 御指摘のありました駐車場については、課長の方が精査すると言っていおりますので、また、レイアウトについて考えることと思いますので、私の方からは、そういう大きな枠組みの中で、ちょっとうがった言い方をしますと、従来多く車に入ってもらう方がいいのか、それともそれを制御して、お願いをして、大門から歩いていただく方がいいのかという、そういう話にもなってくるだと思います。ですから、一つ一つの話は、全部つなげてお話をして論議をしていきたいなと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。


○議長(池田聖三) 4番、所君。


○4番(所 順子) いいことを言うのは簡単でありますけれども、実行するのは難しいと思いますので、言ったことは実行を伴っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


 以上で終わらせていただきます。


○議長(池田聖三) これで一般質問を終わります。


 日程第4、議員派遣の件についてを議題といたします。


 議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり、議員派遣を行います。


 これに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(池田聖三) 異議なしと認めます。


 したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定いたしました。


 日程第5、委員会の閉会中の継続調査の件を議題といたします。


 各委員長から目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申し出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。


 お諮りいたします。


 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(池田聖三) 異議なしと認めます。


 したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定いたしました。


 以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は、すべて終了いたしました。


 会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。


〇議員(「異議なし」)


○議長(池田聖三) 異議なしと認めます。


 したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。


 閉会に当たり、町長のあいさつをお願いいたします。


 後藤町長。


○町長(後藤太栄) 閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつをさせていただきます。


 13日に開会をいただきました定例会、本日まで慎重審議を賜りまして、誠にありがとうございました。


 皆様方からいただきました御意見、町政に反映をさせてまいりたいと思います。


 私、申し上げたことのほとんどは、実行に移しておるつもりでございますが、まだまだ言ったことができていないこともあろうかと思います。今回の議会では、私の進退、これからの方向性、政治姿勢についておただしいただきましたので、9月の選挙を戦わせていただいて、そしてまた、現在の施策を実現に向けていきたいと、私の口から申し上げたことで実行していないことがありましたら御指摘をいただいて実行するようにいたします。ぜひ、皆様方の御協力、御支持をいただきまして、町政をやってまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。長期間ありがとうございました。


○議長(池田聖三) これで平成20年第2回高野町議会定例会を閉会いたします。


 お疲れさまでございました。


 ありがとうございました。


               午後 2時40分 閉会





 この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する





 平成20年6月18日





     高野町議会





         議長   池 田 聖 三





         議員   所   順 子





         議員   木 瀬 武 治