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和歌山県 新宮市

平成23年  3月 定例会 03月10日−06号




平成23年  3月 定例会 − 03月10日−06号










平成23年  3月 定例会



          平成23年3月新宮市議会定例会会議録

            第6日(平成23年3月10日)

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議員定数19名、現在員18名、出席議員16名、氏名は次のとおり。

                             2番  松畑 玄君

                             3番  久保智敬君

                             4番  榎本鉄也君

                             5番  福田 讓君

                             6番  田花 操君

                             7番  東 賀代子君

                             8番  杉原弘規君

                             9番  東原伸也君

                            10番  上田勝之君

                            11番  三栗章史君

                            13番  前田賢一君

                            15番  松本光生君

                            16番  辻本 宏君

                            17番  屋敷満雄君

                            18番  前田 治君

                            19番  大西 強君

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欠席議員2名、氏名は次のとおり。

                            12番  松本哲也君

                            14番  奥田 勲君

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議事日程 平成23年3月10日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(11)から

 日程2 議案第19号 平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)

            (総務・教育民生・経済建設各委員会委員長報告)

 日程3 議案第20号 平成22年新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号)

 日程4 議案第21号 平成22年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第3号)

            (以上2件 教育民生委員会委員長報告)

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(11)から

 日程4 議案第21号 平成22年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第3号)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

               市長               田岡実千年君

               副市長              亀井寿一郎君

               企画政策部

               部長               丸山修市君

               企画調整課長           中前 偉君

               協働推進課長           辻 篤樹君

               総務部

               部長               小山壽行君

               次長兼総務課長          上路拓司君

               次長兼秘書課長          鈴木俊朗君

               財政課長             向井雅男君

               防災対策課長           井上 登君

               市民福祉部

               部長               芝 悦男君

               福祉事務所長兼福祉課長      浜前泰弘君

               次長兼生活環境課長        中地清剛君

               市民窓口課長           森本邦弘君

               子育て推進課長          葛原 勇君

               健康長寿課長           垣本正道君

               保健センター長          萩原 智君

               経済観光部

               部長               川嶋 潤君

               参事(企業誘致対策担当)     和田 隆君

               商工観光課長           岡 雅弘君

               企業誘致対策課長         浮田和宏君

               建設農林部

               部長               中畑孝一君

               都市建設課長           渕上 崇君

               農林水産課長兼農業委員会事務局長 津呂建二君

               熊野川行政局

               局長               平 俊孝君

               会計管理者兼会計課長       倉家 博君

               医療センター

               事務長              上野山巳喜彦君

               次長兼医療業務課長        北畑直也君

               庶務課長             豊田正志君

               水道事業所

               所長               嶋田喜久一郎君

               業務課長             愛須雅文君

               工務課長             垣本裕也君

               消防本部

               消防長              大石 明君

               次長               辻坂雅則君

               消防署長             岡本秋久君

               庶務課長             海野裕二君

               教育委員会

               教育長              坂本憙信君

               教育部

               部長               杉山泰生君

               次長兼学校教育課長        平見善宣君

               参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長

                                中岡保仁君

               生涯学習課長           前田圭史郎君

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本会議の事務局職員

               局長               浜口恭行

               次長               畑尻英雄

               次長補佐兼議事調査係長      赤松勇人

               議事調査係副主査         岡崎友哉

               庶務係長             渡爪 薫

            第6日(平成23年3月10日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○副議長(大西強君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は16名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

 日程に入ります前に御報告いたします。

 本日、松本哲也議員、風邪のため欠席の届け出がありましたので、報告いたします。

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△日程1 一般質問



○副議長(大西強君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表の番号11番から順次発言を許可いたします。

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△久保智敬君



○副議長(大西強君) 

 3番、久保議員。



◆3番(久保智敬君) (登壇)

 おはようございます。

 それでは、予算大綱について質問させていただきますが、その中でも今回防災と保健事業についてのみ、お聞きしていきます。

 その前にですが、既に建設が始まった学校校舎、そしてこれから市民会館、図書館、幼稚園、市役所の庁舎、し尿処理場の南清園と、この数年の間で古い建物が新しくなっていきます。それとともに、人口減少と市税増収が見込めない厳しい財政状況の中で、国からの交付税頼りの予算組みであります。今回、この財政は大丈夫かという、だれもが心配するところだと思いますが、当局として、今回の一般会計は前年度に比べ20億円の増額予算、しかも過去最高となっております。特に、新規の事業が数多く組み込まれておりますが、田岡市長の22年度にできなかったことを一挙に強力に推し進めてきたのではと思います。小山総務部長のお顔が今回少し暗いように思うのは、そのためではないかなとお察しするところでありますが、心配は要りませんと、明確な説明をまずは願いたいと思います。



○副議長(大西強君) 

 向井課長。



◎財政課長(向井雅男君) 

 議員おっしゃるとおり、現在の新宮市の財政の中では、自主財源は非常に厳しい中において財政運営を行う必要があると思ってございます。当然、交付税措置などの依存財源に頼らざるを得ない状況ではあると思いますが、その中で、公共事業の実施につきましては、財源的に有利な合併特例債、あるいは過疎債などの起債をもって財政負担の軽減を図りたいというふうに思ってございます。また、その起債の、合併特例債については合併特例期間である平成26年、あるいは過疎法の執行期限である延長された平成27年度の期間という短期間の中でのいろんな公共事業でありますが、有利な起債でもってその公債費の負担比率や起債残高による将来負担比率などの健全化を示す数値をいろいろ前もって数値などを考慮しながら、各事業が計画的に執行できるような形で財政の状況等を勘案して、決して楽観的な考えは許されないと思いますので、常に健全な財政運営ができるように慎重に対応していきたいというふうに考えております。



◆3番(久保智敬君) 

 市長に確認したいんですが、今回行われようとしている文化複合施設ですが、これからの新宮市にとってなくてはならないものなんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 なくてはならないといいますか、今後新宮市のまちづくりを考えていく上では、この文化複合施設、非常に大切な施設だと思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 建設費が40億円、ランニングコストが年間1億円と聞いておりますが、新宮市の財政に見合った大きさなのか、少し疑問に残ります。もう一度、この熊野学センターの持つ意味、この必要性をお聞かせいただきたいと思います。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 必要性につきましては、皆様御承知のとおり、私ども新宮市、熊野地域にはたくさんの文化財、文化資産がございます。世界遺産もその中の一つでございます。そして、図書館には非常に大切な郷土資料が1万数千点もあると。そういったものがある中で、それらが生かされた状況にはない。特に、外部の人たちの目から見たら垂涎の的になってるような文化財がたくさんあって、なぜそれを生かさないんだろうかと、そういったお声をたくさん聞いております。そうした中で、私ども文化振興課ができる範囲の中で、文化複合施設の取り組みとしまして、それらを生かしたまちづくりにも寄与する施設として、私どもはこの文化複合施設の整備に今は邁進しておるわけでございまして、その中で、私どもはそこで何をねらいとしていくかということでございますけども、当然文化財の保全がもとになるわけなんですが、その活用の中で、そこでいろんな部分で、文化観光交流に副次的に寄与するものとか、あと市民の生きがいの創造につながったりとか、そして市民の生き生きとした生活につながったりとか、それは市民ホールも図書館も熊野学センターも含めての話でございますけども、そういった中で、相乗効果としてまちづくりにも寄与するものとして、私どもは取り組んでおるということでございます。



◆3番(久保智敬君) 

 もう一つぴんとこないんですが、文化財の展示等の博物館的な存在だけには終わらないようにお願いしたいと思います。

 次、行きます。防災についての取り組みをお聞きします。

 自主防災組織の設立促進及び活動支援を予算大綱で上げられておりますが、自主防災組織は既に今約7割程度、新宮市は設立をされております。ですから、今後は次のステップに移るべきだと思います。形や物をそろえることはもちろん大切なことなんですが、それ以上に災害に対しての十分な意識、知識、技能を持つ人を育てることも大きく必要じゃないかなと思います。

 1月28日の新聞に、日高川町は5年間に全職員の防災士資格を目指しているとありました。防災士とはどんな資格で、またこの新宮市ではこういう資格を持ってる人は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。



◎防災対策課長(井上登君) 

 防災士とはということなんですが、自助・互助・協働を原則として、社会のさまざまな場で減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識、知識、技能を有する者として認められた人のことということであります。それで、防災士の目的なんですが、地域の自主防災組織や企業等の組織などで、防災の中心的な担い手となる地域リーダーの育成ということになっております。

 新宮市役所では、現在5名の防災士資格取得者があります。



◆3番(久保智敬君) 

 この防災士の資格を取るにはどうしたらよろしいんですか。



◎防災対策課長(井上登君) 

 現在、防災士の資格取得につきましては、日本防災士機構認定研修所が実施する研修を受講して試験を受けるという方法と、あと和歌山県が主催します紀の国防災人づくり塾、これを受講して試験を受けるというのがあります。



◆3番(久保智敬君) 

 先ほど、5名と言われたんですけども、市民の方ですか、それとも市役所の方ですか。



◎防災対策課長(井上登君) 

 5名につきましては、市の職員であります。市民の方について、防災士の資格の人数は把握しておりません。ただ、20年に和歌山県が新宮市で防災士資格認定の研修をしました際、新宮市民が多数参加していたことを記憶しております。



◆3番(久保智敬君) 

 日高川町では、阪神・淡路大震災を初め、新潟県中越地震、能登半島地震など大震災で、近隣住民の助け合いで多くの命が救われていることから、住民同士が助け合えるシステムを構築する取り組みで、講習などを通して、地域の代表、職員から担当職員、また区長、自主防災会へと防災の輪を広げています。さらに、専門的に学んだ防災リーダーを育成することで一層の地域の防災力アップを図ろうと、全職員が防災士資格取得を目指すことになったようであります。

 その方々が受講されたときの感想に、こんなことが載ってありました。この方は教師でありますけども、今まで思っていた防災というイメージが180度変わった講義でした。職場が中学校ということもあって、災害が起きたら生徒を守る、避難してくる地域住民を受け入れる等、事後の対策を中心に考えていました。しかし、受講して感じたことは、事前にどれだけ努力したか、まず自分の命を守ることこそ最重要と認識をし直しましたとありました。地域のこの防災力アップに大きく寄与できると思いますので、こういった取り組みも考えてみる必要もあるのではないかと思いますけれども、どうでしょうか。



◎防災対策課長(井上登君) 

 公助の部分を担います市職員として、災害に対する意識、知識を高めることは必要であると感じております。また、平時においても、地域リーダーとして地域の防災力アップを図っていただきたいという期待もありますが、実災害において地域のリーダーとして活動していただける方に防災士の資格を取得してもらいたい、地域防災力のアップを図っていただきたいと考えますので、自主防災組織の補助制度の中で何らかの支援ができないか、検討していきたいと考えております。



◆3番(久保智敬君) 

 はい、よろしくお願いします。

 次に、保健事業について、幾つかの提案も含めてお伺いします。

 今、景気が悪く仕事が少ない厳しいときだからこそ、幾つかの仕事をかけ持ちしながら頑張っている市民の健康を守っていく、そのことにも最大の手を打っていただきたいと思っています。この冬は特に寒かったせいか、医療センターへの救急患者に脳梗塞や心筋梗塞など血管の委縮によって起こる病気が多かったと聞いております。倒れられる方の中に、特にふだん医者にかかっていない人が多いようなので、がん検診、特定健診など受診率のアップにつながる施策をお願いしたいと思います。

 そこで、まずその特定健診の対象者数、また受診状況を教えていただけますか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 22年度の対象者数でございますが、新宮市では国保の被保険者、40歳から74歳の方ですが、7,781名でございます。受診状況ですが、集団健診、個別健診を含めまして、このうちの909名が受診されております。受診率は、11.7%が22年度の見込みでございます。

 それから、この受診率の向上の取り組みでございますが、受診率が大変低い状況でありますので、特定健診の対象者に市の現状を理解してもらうために、新年度の健診の案内通知には、現在の市の受診率や目標値、県内の平均値等も記載して、目標が達成できない場合は国保の保険料が上がる可能性があることなどを記載して、受診していただくようお願いしていきたいと考えております。

 それから、健康案内通知を送付しても申込書を返送されない方につきましては、再通知を行いまして、個別健診を受けるよう受診票を同封して通知いたします。それから、商工会議所にも御協力をいただきまして、商工会議所の機関紙に健診の掲載をさせていただいておりますが、さらに職域への働きかけをしていきたいと思います。

 それから、医療機関での個別健診の実施期間を、新宮市医師会の御協力をいただきまして、これまでの3カ月を6カ月間に延長いたします。それから、新年度から心電図の検査を健診内容に追加いたします。

 そのような方法をとっていきたいと考えております。



◆3番(久保智敬君) 

 この受診率ですけども、なぜふえていかないのか。ふやす手だてを今幾つか言っていただきましたけども、やはり個々の場合、仕事を休んでまでも行けれないという方も多いんじゃないかなと思いますし、また夜でしか行けないとかという方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども、そこら辺は検討できないもんなんでしょうか。



◎保健センター長(萩原智君) 

 国保の被保険者につきましては自営業の方が多く、特定健診とがん検診を、これまでも同時に休日に実施しても受診者が思うようにふえないのが実情でございます。夜間の健診等も、これまでも検討もしましたけども、やはり夜間も仕事の疲れ等でなかなか参加してくれないというようなことが考えられます。今後とも、がん検診も含めてさらに啓発をしていきたいというふうに考えております。



◆3番(久保智敬君) 

 今、健康づくり地域推進委員会の皆さんが、地道に地域住民の健康づくりの啓発を行ってくれているようですが、この取り組みが大きく広がっていくよう願いたいところであります。

 次に、今新宮市で毎年一度行っています脳ドックに助成する事業がありますが、これの現状と説明をお聞かせください。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 脳ドックにつきましてですけども、新宮市の場合、40歳から74歳を対象にしまして、毎年200人ぐらい申し込みはあるんですけども、受け入れのほうが医療センターのほうでやっていただいてますんですけども、医療センターが50名程度しか受けられないということで、毎年50名を対象に実施しております。検査費用につきましては、大体4万3,050円なんですけども、自己負担を5,000円としまして、市の負担が3万8,050円というような状況で実施しております。



◆3番(久保智敬君) 

 200名程度応募があって、そのうち50名と。これは、抽せんされるようなんですけれども、昨年に脳ドックを受けた方も翌年には応募もできて、抽せんもされることもあるんですか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 前年度に受診した方は、申し込んでいただいても断っております、はい。



◆3番(久保智敬君) 

 数多くの方に受けられるようにしていただきたいと思うんですが、この事業はいつから始められてますか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 平成20年度からです。



◆3番(久保智敬君) 

 平成20年度。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 はい。



◆3番(久保智敬君) 

 旧市民病院があるときはなかったと。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 その時期は、ちょっと把握してません。



◆3番(久保智敬君) 

 やってませんでしたか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 ちょっと、確認してません。



◆3番(久保智敬君) 

 20年度って新しいんですね。前もやってたというようなことをお聞きしたことがあるんですけども、わかりませんか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 20年度から県のほうの特別調整交付金の対象になりまして、一応100%補助が出るようになりまして、上限500万円なんですけども、それから50名ほど実施してるというような状況ですけど。



◆3番(久保智敬君) 

 今、確認できませんか。市民病院のときもあったかどうか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 調べて、後ほど報告さしてもらいます。



◆3番(久保智敬君) 

 やってたということで、ちょっと話進めさせていただきたいんですけども、医療センターに今なって、医療機器もよくなって、そして医療スタッフも多くなってますよね。ですから、これが市民病院の時代からこの制度があるのであれば、この50名という枠は当然枠を広げていただいてもいいのじゃないかなと、そういう発想なんですけども、この件に関してはどう思われますか。



◎医療センター次長兼医療業務課長(北畑直也君) 

 医療センターですけども、現在脳ドックにつきましては、最近御議論になってます新宮市の50名と、それ以外に一般の方から申し込まれる50名ということで、一応1年間の予定としては100名ということでやってございまして、それ以外にもちろん疾病によるMRIの検査がございますので、ドックにつきましては100名がもう精いっぱいだということで、とりあえずそういうことで進めさせていただいております。



◆3番(久保智敬君) 

 県内の、人間ドックの費用等の一部補助事業に取り組んでいる市町村を調べました。

 和歌山市では平成22年度から、後期高齢者医療制度の健康審査を受診される方、また人間ドックを同時に受診される方に、人間ドック費用の一部を補助ということで自己負担額については1万3,000円。かつらぎ町では、かつらぎ町国民健康保険に加入している被保険者で、平成22年4月1日現在で30歳以上40歳未満の方を対象に、本人自己負担額を5,000円、また後期高齢者医療保険者も同額の5,000円。有田川町では、有田川町国民健康保険者で30歳以上、後期高齢者医療保険者にも同じように検査費用の8割を助成。田辺市では、国保加入の40から74歳を対象に、自己負担額を5,400円というような事業をされております。新宮市も、そういったことで、もう少し検討してもいいんではないかなと思いますけども、再度答弁してください。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 人間ドックにつきましては、この市内近辺にやっていただけるところ、民間の医療機関はございませんので、医療センターのほうに頼るような状況でございますけども、脳ドックと同様、ちょっと受け入れのほうが難しいかと思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 実際、医療センターでは、物理的にそういう人数になってくるんだと思いますけども、だから先ほど、前の市民病院で50人やったと、そして大きくなって医療スタッフも大きくなっているにもかかわらず50やというのはおかしくありませんかという話に、そういう考えで言っておるんですけども、できるんじゃないかなという思いがあるんですけども、かつらぎ町とか有田川町では、そしたらそういう受け入れの機関がようけあるということで解釈するんですけど。



○副議長(大西強君) 

 久保議員、調べてきたみたいやから。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 ちょっと、今担当者に聞いたんですけども、旧市民病院のほうでは、はっきりした年度はわかりませんけども、10年以上前から一応実施はしてるということです。

 それと、他市町村の経過ですけども、有田川町とか、近隣の医療機関、7医療機関ぐらいあるんですけども、あと和歌山とかは成人病センターとか日赤のほうにもお願いして、それを対象にしてるということを聞いております。



◆3番(久保智敬君) 

 近辺の医療機関にお願いしてるということですね。ですから、新宮市も、またそういう形で対応というのはできないもんなんですか。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 一度、その辺のところを研究して、なるべく実施できるような方向に検討したいと思いますけども。



◆3番(久保智敬君) 

 医療センターじゃなくて、市民病院の、その10年前からやってるということですから、これに関してはもう、その50名で負担金が5,000円でしたか、それをずっと維持をしているということで解釈していいんですね。何も変更なしでやってるということですね。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 そのとおりでございます。



◆3番(久保智敬君) 

 じゃ、一回また検討してください。

 次に、うつ病についての対策をお聞きしたいと思います。

 国内での年間自殺者数は12年連続で3万人を超え、これは1日に約90人がみずから命を絶っている計算になります。このうち、うつ病が原因・動機と見られる人が最も多く、今やうつ病対策は喫緊の課題となっております。経済社会構造の変化を背景に増加し続けるこのうつ病患者は、15人に1人が経験する、いわば国民病となりつつあります。自殺者の多くがうつ病を発症しているということから、早期発見、早期治療につながるための手段として、全国の各自治体でもさまざまな取り組みを行っております。

 例えば、うつ病患者の9割以上に不眠、眠れないという症状が出るという点から、不眠の自己点検シートを全戸配布した町もあります。また、市のホームページ上で、心の健康診断、ストレスチェックというのを設けて、パソコンや携帯電話から健康状態や住環境などを入力するとストレス度が表示されて自己管理につながっていくという、そういったものを設けている市もあります。

 新宮市でも、こういったホームページ上で簡単に、予算も余りかからなく取り入れられますので、ぜひやっていただきたいと思います。特に、最近はうつ病が若い人にふえてきているということから、うつ病の入り口の方たちというのはもちろん自分では気づいていないので、まずこういったストレス度とか不眠の自己管理の点検をパソコンで気軽に行えるということは非常に有効だと思いますので、対策の一つとして取り入れをしていただけないかなということですけども、どうでしょうか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 現在、うつとか、いわゆる心の病と言われるものに関しましては、未就学児童とかの場合は子育て支援センター、あるいは就学児童は学校教育とかで対応はさせていただいてますけども、成年等に関してはワンストップの窓口とかは新宮市ではちょっとないような状態になってございます。

 今、議員おっしゃられました心の健康診断、パソコンあるいは携帯等で気軽にできるものはないかということなんですけども、前にちょっとお話しさせていただきました、こころの体温計というものが、何かネット等で調べましたら東京のほうでは既に実施されているところがあるというふうに聞いております。それで、ストレスの感じ方とか、あるいはそういう対応いうのは個人個人それぞれ違ってくると思うんですけども、本当に心身に異常があるというときには、やはりそれなりの関係機関、医者等にかかっていただくというのが大事なんかなと思ってますけども、今提案ございました簡単にそういう自分で診断ができる、要するに医学的な診断ではないけども簡単に自分で診断ができる、それがあくまでストレス度の程度、あるいは心の健康に関心を持っていただくというふうな部分でも、大変有効な手段じゃないかというふうには思っております。ですから、そこら辺、既に実施されているところの行政とかの例も参考にしながら、今後研究はしていきたいなというふうには思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 パソコン上で「こころの体温計」というところを検索していきますと、いろんなチェック項目がありまして、診断がなされて、その最後には相談窓口の紹介があります。その相談窓口の紹介が、やっぱり新宮市内でここに電話したら受け付けてくれますよといったところまででき上がったら、なおいいんじゃないかなと思いますので、その点、またよろしくお願いします。

 今のこの事業は、神奈川県厚木市が、自殺者数が県内でワーストワンというその実態を受けてから始められたそうであります。また、よろしくお願いします。

 最後に、国民健康保険証のカード化についてをお聞きします。

 被保険者証のカード化というのが実施されるようになって7年がたったそうであります。私も、全然知らなかったんですが、厚生労働省提供の資料によりますと、平成21年6月1日現在のカード化実施状況が、全市町村1,771に対して実施市町村数は1,344と、ほとんどの市町村ではこのカード化をされてるということなんですけども、新宮市ではこの国民健康保険証のカード化についてはどう対応をされようとするのかしないのか、お伺いしたいと思います。



◎市民窓口課長(森本邦弘君) 

 保険証のカード化ですけども、新宮市の場合も一応検討はしておったんですけども、後期高齢者医療制度が25年4月に変わるというようなことで、また国民健康保険のほうに戻ってくるというような状況がございましたんで、ちょっと見送っておりましたけども、今の医療制度改革がちょっと今後見通しがはっきりしませんもんで、できましたらカード化に向けて準備を進めていきたいと思っております。



◆3番(久保智敬君) 

 保険証は余り私自身も使うことは年に数回しかないので、どっちでもいいというのが本音なんですけども、だけど周りの市町村がそういうカード化の流れの中で、新宮市だけがやってないというのもどうかと思ってこれを提案させていただきました。今後とも、また検討して、同じようにすべきだと思いますので、よろしくお願いします。

 以上で終わります。



○副議長(大西強君) 

 一般質問を続行いたします。

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△前田賢一君



○副議長(大西強君) 

 13番、前田賢一議員。



◆13番(前田賢一君) (登壇)

 それでは、一般質問を行います。

 予算大綱については同僚議員各位が詳しく質問されておりますので、私からは福祉行政について少しお伺いいたします。

 昨年のことでありますが、私、新宮市身体障害者連盟、また視覚障害者協会の顧問をさせていただいております関係で、会長さん初め、役員の皆様方から、老朽化している盲人会館の改修の要望がありました。この盲人会館は、視覚、聴覚、肢体障害者3団体の研修の場であり、また交流、憩いの場でもあります。田岡市長が、福祉行政の充実に力を入れておられるからだと思いますが、担当課の皆様方に迅速な対応をしていただき、会員の皆様方が大変喜んでおられました。私からも感謝申し上げたいと思います。

 これ、耐震診断はもうここは済んでおりますか。



○副議長(大西強君) 

 浜前課長。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 耐震診断については、次年度に予定させていただいてます。



◆13番(前田賢一君) 

 今後、耐震診断あるいは診断によっての補強を含めて、さらなる障害者福祉の向上に御配慮願いたいと思いますが、いかがでしょうか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 点字図書館、あるいはこの盲人会館等も含めまして、耐震診断の結果によっては、耐震補強等も必要な部分には、そういう対応もさせていただくということで考えております。



◆13番(前田賢一君) 

 ひとつよろしくお願いいたします。

 次に、子育て支援の関係についてお尋ねいたします。小学校高学年までの医療費の無料化についてであります。

 多くの子育てをしているお母さん方の話でありますが、隣町の紀宝町や御浜町では小学生の医療費が無料なのに、なぜ新宮市は実施しないのかと。箱物ばかり建てる計画みたいで、維持管理費もたくさんかかってくるのに、こういう施策にこそ税金を投入してほしい。また、紀宝町在住の孫を新宮の小学校に行かせたいが、医療費のことを考えるとちゅうちょする等の話を多く聞いております。

 当局は、この件に関する紀宝町、御浜町の実態を把握しておられますか。また、県内他市の状況についてもお聞かせください。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 紀宝町に関しては、先日電話で状況を調べさせていただきました。紀宝町につきましては、小学校卒業までということで行っています。

 県内の9市の状況でございますが、小学校卒業前まで助成を行っているのは和歌山市、紀の川市、岩出市、橋本市の4市でございます。和歌山市と岩出市については入院のみの助成でございまして、所得制限がございます。ほかの5市につきましては就学前までの助成となってございまして、海南市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市の5市でございます。郡内の町村につきましては、一応那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町におきましては就学前までの助成となっていることを把握してございます。お隣、先ほど申しましたが、紀宝町につきましては小学校卒業前まで、御浜町につきましては中学校卒業前までということで、この3月に上程をして、23年4月からという状況でございます。熊野市におきましては6歳到達の3月末までということで聞いてございます。



◆13番(前田賢一君) 

 これ、参考資料をいただいてるんですけども、紀宝町の場合、対象生徒数が705名、予算額1,200万円となっておりますけども、本市の場合は、これを実施すると対象数がどれぐらいで、大体概算どれぐらいかかる計算になりますか。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 この22年度、23年2月末現在でございますが、ゼロ歳から6歳まで、この方が1,666名、一応対象になってございます。金額につきましては3,900万円、およそ4,000万円ほどを現在支出しございます。7歳から12歳まででございますが1,642人、これを負担いたしますと、今の状況からしますと6,800万円ぐらいになってくるんかなと推計してございます。



◆13番(前田賢一君) 

 こういう施策、お金かかりますけども、実施すると流入人口の増加にもつながる可能性あるわけですよね。そういう観点から言うと、今後どういう対応をされていかれるおつもりなのか。また、子育て支援、あるいは少子化対策の面からも、実施に向けて積極的な取り組みをお願いしたいと思うんですが、いかがですか。



◎子育て推進課長(葛原勇君) 

 当市におきましても、子育て支援策として今行ってます乳幼児医療費、保育料の3人目の無料化、子ども手当、あと児童健全育成化などいろいろな施策をしてございます。助成の拡大につきましては、小学校卒業まで無料化にしますと、持ち出しとして約1億円以上支出になるところでございます。財政的な負担も大きくなりますので、財政的な問題もございます。だから、財政部局とも協議をしながら、また近隣市町村の状況も見ながら検討はしていきたいなとは考えてございます。



◆13番(前田賢一君) 

 新宮市の次世代を担う子どもたちに対する支援というのは大事なんじゃないですか。

 市長、どう思いますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 このことにつきましての市民の皆様からの要望が多いのは承知しております。ただし、今課長が答弁したように1億円余りの支出ということになりますので、また財政も見ながら検討していきたいと思います。



◆13番(前田賢一君) 

 よろしくお願いいたしたいと思います。

 次に、高齢者福祉、障害者福祉の観点から質問をいたします。

 和歌山市、海南市では、おおむね65歳以上で寝たきり等により外出が困難な方、また身体障害者手帳、療育手帳の保持者で、特別障害者手当または障害児福祉手当の受給者で、外出が困難な方への訪問理容サービス制度を実施しておりますが、大変好評だそうであります。当局は、この制度についてどの程度把握しておられますか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 県内では和歌山市、海南市が実施しているというふうに聞いてございます。海南市におきましては、本人さんの必要な理容料4,300円のうち1,300円が本人負担、これ出張理容を行った場合ですけども、残りの3,000円に対しては公費からの支援で行っているというふうに聞いてございます。



◆13番(前田賢一君) 

 私も、資料を取り寄せておるんですけども、こういう方が対象でありますけども、あくまでも希望者ということになってるわけですよね。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 これは、あくまで本人さんからの申請による支援という形になってございます。



◆13番(前田賢一君) 

 それで、この理容組合の方が、こういう制度を大変勉強しておられまして、いろいろ研修も積んでおられるわけですね。それで、これをやるとなった場合に、介護理容師認定証というのが要るわけですね。3回以上講習しなければならないということで、基本介護の勉強なんなり熱心にしておられるわけですけども、この紀南新聞の記事がありますけども、新宮市横町の社会福祉協議会で講習会を組合員の方が実施され、この制度のスタートに向けていろいろ準備万端整えておるということなんですね。その組合員の皆様方は、ハンディキャップを持っておられながらも一生懸命頑張っておられる方のために、少しでも喜んでほしいと、お役に立ちたいと、奉仕の気持ちで取り組んできておられます。原則的に訪問理容というのは割高で、場合によっては倍額ということになりますが、そういうことではなしに、本人負担あるいは組合の負担、公費補助ということで、この制度をぜひ新宮市に手がけていただきたいという思いでおります。社会的弱者という言葉は余り使いたくありませんけども、社会的に弱い立場の方々への支援、また在宅介護で苦労をされておられる方々への応援の観点からも、この制度の早急な導入をお願いしたいと、そういうふうに思います。

 昨年、組合役員の方々が、田岡市長に助成金の件で要望されたとのことでありますが、市長からは前向きなお話をいただいたということで大変喜んでおられました。副市長、どうでしょうか。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 出張理髪ということに対しての内容と福祉環境も含めて私自身もよく理解できますので、担当課、福祉課、それからまた市長ともよく相談して、検討していきたいというふうに思っております。



◆13番(前田賢一君) 

 和歌山市、海南市の例を参考にしながら、新宮市にとってどれがベストかということを検討して早急に実施していただきたいと、そのように思います。

 申すまでもなく、福祉の充実度がそのまちの文化度のバロメーターであります。当局には、今後ともぜひ温かい愛情のある福祉の充実に向かってさらなる努力をお願いしたいと思いますが、市長いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も、同感であります。これからさまざまなことを研究して、福祉の充実に努めなければならないと思います。



◆13番(前田賢一君) 

 よろしく。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 すみません。私、先ほど質問の中で、盲人会館の件に関しまして、耐震診断の分ですね、質問ございましたけども、ちょっと、私、ほかの施設と勘違いしてございまして、盲人会館は既に耐震診断をしてると思います。それで、その後に関して、会員さんの方と、どうするのかということを、検討に入りたいというふうな段階でございます。すみませんけども、改めて御説明とかえさせていただきます。



◆13番(前田賢一君) 

 じゃ、耐震診断の結果はどうなんですか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 数字的に、今手元にちょっと持ち合わせてはおらないんですけども、改修が必要であるというふうな結果が、補強ですね、出ているというふうに。



◆13番(前田賢一君) 

 この3団体の方、体が不自由なもんですから、なかなか外に出る機会がないんですよ。ですから、あすこに会議等いろんな研修関係で集まるのが楽しみなんですね。そういう施設が老朽化して危ない状態であるということは、これはゆゆしき問題なんで、ぜひ耐震診断に基づいて耐震補強を速やかに行っていただきたいと思いますが、いかがですか。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 そのように努力したいと思います。



○副議長(大西強君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前10時53分

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△再開 午前11時03分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 13番、前田賢一議員。



◆13番(前田賢一君) (登壇)

 それでは、一般質問を続けます。

 次に、新宮市の将来展望についてお伺いいたします。

 近大新宮高校の卒業式に引き続き、新宮高校、新翔高校の卒業式が行われました。多くの若者たちが、進学に就職にと、この地を離れます。新宮にとどまりたいと希望する若者もおりますが、その願いにこたえられないのが本市の現状でもあります。将来、果たして何名の若者たちがふるさとに帰ってこれるのだろうかと考えたとき、何とも言えない寂しさを感じるのは私一人ではないと思います。子どもも、年老いた親のため新宮に帰りたい、親も帰ってきてほしい、しかしながら生活の基盤が確立できる雇用の場がないため帰ることができない、そんな悲哀を感じておられる方が数多くおられます。これ以上、若者を流出させないと、そしてUターンの受け皿をつくる、すなわち今後の新宮市を支える生産性の高い若年層をいかに新宮にとどまらすことができるかが政治行政の大きな務めであり、全雇用が最大の福祉との観点からも、雇用の創出が本市の最重要課題であると考えます。

 市長も、公約の柱に雇用の創出を掲げておられますが、どのような施策を打って雇用の場を創出するのか、総論ではなく各論、具体策をお聞かせください。



○副議長(大西強君) 

 市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 初日の一般質問でも御答弁させていただきましたが、かつての巴川製紙のような大きな工場とか、なかなか今誘致が難しい中であります。そんな中、22年度、経済界の方たちの懇談会などで話し合いをさせていただいたりしてるわけでありますが、なかなかこの具体策、各論まで行っていないのが現状であります。

 議員さんおっしゃられましたように、本当にこの雇用の創出、最重要課題でありますので、今後も引き続きいろんな方々の知恵をおかりしながら、一つでも二つでも具体策を出さなければならないと感じております。

 また、平成26年に完成を目指しております文化複合施設には、非常に観光としての希望が秘められております。2年後に開通する、三重県熊野市まで南進する高速道路によって、伊勢へ来られる観光客の方々の何割かが熊野へ来ていただける可能性もあります。そういうところで、この観光ということも一つの柱にして、ここでの雇用の創出というのも必ずやらなければならないことだと思っております。そのために、あと2年半、いかににぎわいのあるまちづくりをするのか、全庁的に頭を絞って頑張っていきたいと思っております。



◆13番(前田賢一君) 

 今、市長、巴川製紙、王子製紙の撤退にも触れられましたけども、NTT、あるいはシャープやとかソニーやとか、いわゆる上場企業の営業所ですね、これが皆田辺に統合されたんですよ。だから、本当に優良な雇用の場が全体的に失われてるということで、本当に厳しい状況なんですね。ですから、田辺を意識した、田辺との都市間競争、地域間競争、これに対抗しなければ、打ち勝たなければ、この新宮を中心とした熊野の活性化はないというふうに、私は思ってるわけですね。そのためにも雇用が大事なんですが、雇用を創出するには産業を振興し、経済の活性化を図らなければなりません。

 市長は、本市の産業にはどういったものがあるか、どういうとらまえ方しておられますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 かつては木材で栄えたまちでありまして、また十数年前までは巴川を中心に二次産業でも栄えたまちであったわけでありますが、それと同時に三次産業、商店の活性化で周辺の市町村からたくさんの人に買い物に訪れていただいたまちでもあります。そういうところが、今非常に低迷しております。そんな中で、突出した産業が今なかなかないわけでありますが、一次産業、目の前に熊野灘が広がる自然に恵まれたところでもあります。そういった意味で、一次産業、二次産業、三次産業を複合させながら、また観光産業も複合させながら、今後栄えていかなければならないのかなとは思っております。



◆13番(前田賢一君) 

 私は、本市の産業は農林水産業、木材業、商工業、土木建築業、福祉産業、シルバー産業も含まれますが、それと観光産業などがあると思います。雇用を創出するには、これら産業の活性化と新宮港への企業誘致を促進しなければなりません。新宮市以外の金、すなわち外貨を獲得しない限り、経済の活性化も雇用の創出もありません。

 そこで、先ほど市長も観光ということに触れられましたが、きょうは21世紀の世界の主たる産業の一つであり、商工業や交通機関、またサービス産業など、さまざまな分野において経済や雇用に大きな波及効果をもたらす観光産業についてお伺いをいたします。

 国は、観光庁を設置し、観光立国宣言をいたしました。県も、観光局を設置し、観光振興条例を制定するなど、観光立県を目指しております。二階代議士も、観光産業を振興し、頑張ろう和歌山と、それを合い言葉にしようと言っておられます。

 本市も、歴代市長が観光立市に活路を見出すべく取り組んでまいりましたが、それであるならば、国・県との動きと連動すべく、もっと観光産業の振興に対する体制の強化を図るべきであると考えますが、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 一つの小さな市だけではなかなか大きなこともできませんので、いろんな県、国にも協力していただきながら進めていきたいと思います。



◆13番(前田賢一君) 

 もうそろそろ、観光立市に活路を見出すというんであれば、観光部の設置も検討すべき時期ではないでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 22年度、新しく経済観光部を設置させていただいておりますので、今までよりこの観光に力を入れられるとは思っております。



◆13番(前田賢一君) 

 経済観光課と違うん。観光部になってるか。

 そうなん。

 まあ、でもあれやな、経済と観光、だから観光を独立さすという方向もやっぱり模索すべきやないかなと思うんですよね。

 さて、本市はありがたいことに文化的、観光的、歴史的に宝庫であり、やりようによっては飛騨高山にまさるとも劣らない観光立市を構築できる大きな可能性を秘めたまちであると、私は思っております。

 新宮には、観光資源となり得るようなものがたくさんありますね。例えば、徐福と天台烏薬、神武天皇と八咫烏、熊野詣と門前町、日本一の国宝、古神宝類、水野忠央と新宮城、水野家墓所、佐藤春夫や中上健次の文学世界探訪、天文学の畑中武夫と美しい宇宙への旅、大正ロマンと建築家・西村伊作たち、おいの伝説と浮島の森、鈴島・孔嶋と海洋開発、新宮十郎行家と源平記、熊野川と川下り、神倉神社とお燈まつり、江戸千家の創始者・川上不白と茶道など、すばらしい観光資源に恵まれております。

 これらは、絶対よそにはない、観光立市構築のため使える核であります。これらの核に付加価値をつけ、観光資源としてつくり上げるとともに、観光立市を目指す以上、新宮市の知名度を上げ、交流人口、参加人口を獲得しなければなりません。交流人口、参加人口を獲得するためには、いろんなジャンル、茶道あるいは文学、いろんなことがあると思いますが、城マニアもたくさんおられます、そういう方々にスポットを当て、誘客を図る必要があります。

 そこで、きょうは先ほど申し上げましたたくさんある核の中から、江戸千家の創始者・川上不白と茶道、佐藤春夫と十和田湖「乙女の像」と奥入瀬渓谷の2点について触れさせていただきます。

 まず、江戸千家の創始者・川上不白でありますが、少し説明をさせていただきます。

 不白の存在により今の江戸表千家があり、茶道に精通している方々は川上不白の偉業をよく御存じだろうと思います。そこで、不白が誕生した地である新宮市民は、川上不白のことを御存じだろうかという思いがあります。そのような中、和歌山大学や田辺、新宮商工会議所らで構成した、きのくに活性化センターの平成19年度事業として、「茶人・川上不白と新宮・まちづくり」と題して新宮市の新しいまちづくりに向けた提案がなされたようです。

 まず、不白没後200年に照準し、新宮商工会議所が事務局となり、新宮市や和歌山県、菓子商工組合、観光協会、表千家音無会の皆さんが実行委員となり、平成19年12月8日、川上不白顕彰事業を行うための取り組みが進められ、その法要、御供茶式が本廣寺で営まれました。その後、茶人・川上不白のゆかりの地・新宮市を訪ねてという観光コース名で、和歌山文化協会の一行30人が、表千家教授で新宮市蓬莱在住の山東紀子さんの案内で、不白とゆかりのある本廣寺、同市新宮などを訪れたということです。

 市長は、このような出来事について御存じでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 この表千家の方々が行っております「川上不白を偲ぶ茶会」には、2年連続参加させていただいております。



◆13番(前田賢一君) 

 このときの御供茶式の様子に触れますが、不白が79歳のときに建てた先祖供養塔がある本廣寺で営まれた御供茶式では、清水住職らの読経のもと、江戸千家10代目家元・川上閑雪氏がお茶をたて、晩年の不白をかたどった銅像の前に供えられ、式終了後には、同寺と市内の宗応寺で、閑雪氏と表千家音無会による茶席が設けられたようです。

 新宮市には4、5回来たことがあるという閑雪氏は、今回は濃茶、薄茶の2種類を供えさせていただきました。このような式が営まれ本当にありがたいことだと思います、と話されたと言われております。

 ここで少し、私なりに調べた川上不白について述べてみたいと思います。間違っているかもしれませんが、間違っていればお許しください。

 川上不白は享保4年、紀州新宮に水野家の家臣川上五郎作の次男として生まれたとのことです。水野家は紀州藩江戸詰家老職にあり、江戸に仕官した不白は16歳のときに、主君第5代水野忠昭の指示により、水野家茶頭職になるため表千家7代如心斎千宗左のもとで修業を続けたとのことです。

 茶の湯は、当時、社交、接待、けいこごととして大衆化の時代に入り始めていましたが、不白は如心斎から茶の湯のあるべき姿を学んだようです。

 現在、各地に江戸千家の茶が伝承されているのも、当時江戸に集まる大名やその家臣により不白の茶が受け入れられ、おのおのの国に持ち帰られたことによるものと思われます。京都修業時代に師から授かった宗雪の名を自得斎、これは嫡子ですけど、名乗ることになり、このとき以降、やはり京都修業時代に玉林院大竜宗丈和尚より授かった孤峰不白と名乗られたようです。

 不白は、活躍の場をさらに広げ、江戸の町人文化の影響を受けながら、京都とはまた違った江戸前の茶風をつくり上げ、江戸の一般庶民の間にも広めていったと言われております。

 不白は、当時としては90歳というまれに見る長命でありながら、文化4年に没するまで活動し、長寿茶人としても幅広く人気を博しました。

 今日、晩年に集中する多くの遺墨ほか茶わん、茶しゃく等の遺作からも、不白の人物像が浮かび上がってくると言われています。

 私たちの新宮市は、熊野信仰の聖地として、また水野3万5,000石の城下町として、多種多様な文化を今に伝え、多くの文化人を輩出してまいりました。不白は、日本の茶道の歴史に名前を刻む茶人であります。また、茶の湯ほど、多方面にわたって日本文化を代表しているものはないと言います。

 そこで、不白を輩出したまちとして、ハード面整備を含めたまちづくりを考えたらいかがでしょうか。例えば、水野家と深くかかわる文化人でもあり、今の東京を中心とする茶の文化の創始者でもある不白を通して、新宮市が文化高いところである部分もまちづくりに生かせれば、市内にも名所が一つふえることになり、観光振興の一つの戦略も出てくるのではないかと思います。文化から地域振興を芽生えさすチャンスでもあるのです。そうすれば、お茶に関した茶菓子の生産、茶道具、お茶の生産、茶をたてる水、野点の道具など、地域での生産性を後押しできる環境も出てくると思います。もう既に、不白になじんだお菓子をつくられた実績のある菓子組合も誕生しているし、やはり生産性を高めないと経済の活性化にはつながらないと思います。また、不白が生まれたと言われている池田町かいわいも、文化振興課で案内板を建てるなどして新宮が文化の地であることを内外にPRするとともに、新宮城跡での大茶会の計画などを考えてほしいんですが、市長の考え方をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 今後、新しく建設する文化複合施設を中心とした、速玉大社、また新宮城址、西村記念館、徐福公園などの、そういったところの町並み整備をしていく中でも、今議員御提案のことも中に入れながら考えていくべきかなと思います。



◆13番(前田賢一君) 

 いろんな可能性に挑戦しなくちゃいけないですよね。

 次に、佐藤春夫と「乙女の像」についてお尋ねします。

 私、あるとき友人から、十和田湖と奥入瀬渓流を旅行した折、どの市かは定かではないが佐藤春夫の詩碑があったという話を聞きました。なぜ、十和田に佐藤春夫の詩があるのだろうと疑問を持ち、調査をいたしました。すると、こういうデーリー東北新聞社の記事がありましたので、御紹介します。

 これは、2007年8月13日なんですけども、タイトルは佐藤春夫詩碑、奥入瀬渓谷の譜、54年ぶりに光、とあります。少し、紹介させてもらいます。

 青森県十和田八幡平国立公園十和田湖のシンボルである「乙女の像」と同じ1953年10月に除幕されながら、訪れる人もなく、奥入瀬渓流の銚子大滝付近に埋もれていた、詩人・佐藤春夫、和歌山県新宮市出身、詩碑「奥入瀬渓谷の譜」が11日、ほぼ54年ぶりに確認された。湖畔休屋の土産物店社長・鈴木博さんが発見したもので、詩が彫られた天然石の周囲は草木が生い茂り、容易に人が近づけないありさま。鈴木さんは、せっかくの貴重な詩碑を多くの観光客に見てもらいたいと整備を訴えている。

 詩碑は銚子大滝下流約100メートルの遊歩道から220メートル離れた天然の岩にあり、「おちたぎり 急ぎ流るる なかなかに 見つつかなしき 行きゆきて 野川と濁る 汝が末を われし知れば」と刻まれておりました。散歩道に接した道はなく、近づくには腰まで伸びた草木をかき分けなければならない。半世紀以上がたって文字の多くはコケに覆われ判読することも難しい。案内板などもない状況だと。詩碑は国立公園指定15周年を記念して彫られたもので、「乙女の像」と同じ53年10月21日に除幕式が行われた。式典には「乙女の像」を制作した高村光太郎とともに佐藤春夫本人も参列。この詩をもとに作曲された歌を三本木高校の生徒が合唱し、盛大に完成を祝ったという。だが、十和田湖のシンボルとして有名になった「乙女の像」とは対照的に、詩碑は日の目を見ることなく人々の記憶から忘れ去ってしまわれたと鈴木さんは嘆く。地元でも、この詩碑の存在を知っている人は少ないのではないかと語る。国や青森県に、詩碑を紹介する看板や道などを整備してもらい、多くの人に見てもらうのが鈴木さんの願いだ。我々は詩碑の生き証人だ、後世に伝えていかなければならないと、再び注目される日を心待ちにしておるという記事がありました。

 私、この記事を見まして早速鈴木さんに電話をし、ありがたいというお礼を申し上げ、ぜひ一度訪問し、現地を案内していただきたいとの旨お話ししました。その後、機会がなく3年経過しましたが、平成19年5月、同僚議員ともども、鈴木さんと十和田を訪問いたしました。そのときに取材に来ていたデーリー東北新聞社の記事を少し紹介いたします。

 これなんですけど、市長、見た。

 鈴木博さんの案内で、この天然石に刻まれた詩碑のところへ行ったんですけども、このときに、奥田議長がコメントで「十和田では、春夫に対し手厚くしていただいている印象を受けた」と、「今回の訪問を第一歩に、ゆくゆくはお互いの都市で交流が盛んになれば」というふうにおっしゃっておられました。

 十和田市は、旧十和田市と旧十和田湖町が合併し新十和田市となりましたが、「乙女の像」と奥入瀬渓流があるのが旧十和田湖町でありまして、佐藤春夫に関しましては、旧十和田湖町の方々は佐藤先生は十和田の恩人であると言っておられましたが、旧十和田市の方と少し温度差があると感じた次第です。

 この佐藤春夫と十和田のかかわりについて簡単に説明させてもらいます。

 十和田にある青森県立三本木高校というのは女学校だったんですが、昭和24年に男女共学になるということで、新しい校歌をつくるという計画があったらしいんですね。それで、それを当時有名な詩人であった佐藤春夫に依頼したが、2度断られたと。3度目に、生徒会長を同行してお願いに行ったと。そこまで熱心に要請していただくんであればということで、佐藤春夫はお受けしたらしいですね。その後、昭和26年ですか、この新校歌が完成して、発表会の席に佐藤夫婦が三本木高校を訪れたと。その折に、当時の校長と教頭が佐藤夫婦を十和田湖あるいは奥入瀬を案内したときに、その案内を遮って、少し静かにしてくれませんかと言ったそうであります。自然の英知をかみしめたいのです、とおっしゃったそうです。そのときに一言ぽつりと言ったのが、日本でこれだけの自然が残されていようとは、というふうに、いたく感動を受けたとあります。その後、青森県知事・津島文治さんを訪問します。この津島文治さんは太宰治のお兄さんでありまして、太宰治は佐藤門下とも言われていますが、交流があったため表敬訪問をしたということです。その折に、知事から、十和田湖に国立公園指定15周年記念のモニュメントをつくりたいということで、横山副知事を介して高村光太郎さんに依頼をしたが、当時、高村さんは妻の智恵子さんを亡くして制作意欲をなくし、岩手の山中で隠遁生活を行っていた。何とか、佐藤先生、高村先生を説得してもらえませんかという依頼があって引き受けたらしいんですね。その後、何度となく書簡をしたためて励ましたんですが、なかなかいい返事がもらえなかったと。それで、詩人の草野心平とともに岩手を訪れて、高村光太郎さんを十和田まで案内し、制作意欲をかき立てるような話をしたと。その折に、高村光太郎さんは、十和田湖が私の制作意欲をかき立ててくれるようなところであればというふうにおっしゃったそうです。十和田湖を見て、汚れを知らない乙女のような湖だということで、あの「乙女の像」ができ上がったと。ですから、佐藤春夫がいなければ、十和田湖にあの「乙女の像」は建っていなかったということなんですよね。ですから、十和田の恩人とおっしゃってるわけです。

 その佐藤春夫、これふるさとが誇るにすばらしい人物でありますけども、その佐藤春夫に大きな感化を与えたのが大石誠之助先生ですよね。それも、忘れてはいけないと思いますよ。

 僕たち、自分たちが十和田市を訪れたときに、その「乙女の像」と「奥入瀬渓谷の譜」、これが同じ日に除幕したんですけども、もちろん高村光太郎、佐藤春夫、草野心平、皆様方が写った、まあ音は入ってないんですけどもビデオがありまして、テープが、それをもらってきたんですけど、市長、ごらんになられましたか。これ、教育委員会にあるんかな。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 ございます。



◆13番(前田賢一君) 

 だから、課長、こういうすばらしい、新宮の宝ですよ、佐藤春夫先生は。そういう、昭和26年かな、テープがあるんですから。佐藤春夫というのは、こういうすばらしい全国的な仕事をしたんだと。「乙女の像」の根拠は、佐藤春夫が陰の代父なんだと。佐藤春夫がおらなければあの像はできてなかったんだというようなことを、もっとPRすべきやと思うんですよ。ほんで、筆供養のときに「湖畔の乙女」、歌ってますよね、あの濱中さんが。言うたでしょう、あれも佐藤春夫の作詞ですわ。

 だから、もっとやっぱり新宮市民、佐藤春夫という人物を日本全国に売り込む必要があるんじゃないかと思いますね。ほんで、今建ってませんけども、「徐福の舟」という詩も書いておられるんですよ。

 その後、佐藤市長にこの話を報告いたしました。そして、佐藤市長は、その年の7月に十和田市の小山田市長を訪れまして、この件に関して懇談をされております。これも、デーリー東北新聞社の記事に載ってあるんですけどもね。懇談の席で佐藤市長は「春夫が縁ということで、市民の文化的な交流を活発に図りたい」と要望された。小山田市長も「交流の話は非常にありがたいこと」だと、「十和田と和歌山のつながりはなかったが、お互いに文化で行き来できれば」と交流に前向きな姿勢を見せた、ということなんです。

 このときに、これ写ってるん鈴木課長違うんかな、これ。同行してんの。どういう内容やったですか。どういう雰囲気やったですか。



◎総務部次長兼秘書課長(鈴木俊朗君) 

 私と、それから文化振興課長の中岡課長と、前市長に随行させていただきました。

 今、議員おっしゃったように、奥入瀬渓谷、それから「乙女の像」等々、関係者の皆さん方の説明をいただきながら視察をした後、今おっしゃった十和田市役所に小山田市長さんを表敬訪問させていただきました。

 内容につきましては、今読み上げていただいたとおりでございますが、雰囲気といたしましては終始和やかな雰囲気の中で、お互いの将来的な交流、これができればいいですねというふうなことで終わったというふうに思っております。



◆13番(前田賢一君) 

 十和田市では、こうおっしゃっておられます。

 十和田市では、世界文化遺産熊野古道の玄関口として知られる新宮市との交流は、日本有数の自然観光地である十和田湖と奥入瀬渓流を抱える十和田市にとっても有意義であるというふうにおっしゃってるわけですね。

 名取市とは、熊野権現と名取老女の取り持つ縁、熊野三山の御縁で平成8年から交流が始まり、やっと一昨年ですか、姉妹都市提携が結ばれました。初めは、官官の交流だったんですが、そのうちに民民の交流が始まり、昨年は新宮のサッカースポーツ少年団が名取市を訪れ、ベガルタ仙台のエスコート役もさせていただいたということで、生徒も児童も付き添いの父兄も大変喜んだということなんでね。だから、お互いそういう行き来すれば経済効果が生まれるし、上がるし、また災害協定とかいろんな面で協力体制が構築できるんではないかというふうに思ってるわけですね。

 ですから、こういうことを踏まえて田岡市長も一度、忙しいでしょうけども、十和田市を訪問され、市長ともひざを突き合わせて懇談をしていただいて、佐藤春夫、小林さん、そうですけれども、世に出すように一生懸命頑張ってくれてますよね。

 新宮市長としてありがたいということと、これを御縁に交流したいと、おつき合いしたいというふうな行動をとっていただきたいんですけども、市長、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 日程調整の上、ぜひ訪問したいと思います。



◆13番(前田賢一君) 

 それで、あれですね、新宮いうところはいろんなとこへ、特に三輪崎の漁師さん方がやはり海へ出て活躍されたということで、松島の瑞巌寺の木材も三輪崎の漁師がいかだ9そうを連ねて運んだということですし、それで気仙沼の唐桑ですね、これも三輪崎の漁師がカツオ漁を教えにいって、唐桑御殿というのを建てたと。それ、で新宮の三輪崎ですと、紀州様、紀州様というふうにあがめてくれてるんですよね。

 それと、京都の三十三間堂の棟木も、これ、楊枝の薬師さんからもろたという話もありますし、鹿児島の枕崎、ここも三輪崎の漁師がかつおぶしの製法を教えにいったと。それで、青森の八戸、ここに蕪島神社というのがあるんですけども、ウミネコの生息地なんですが、その一帯が蕪島といいまして、漁師町なんです。そこにも、三輪崎の漁師の子孫が住みついていると。ちょうど、十和田へお邪魔したときに、そのニュースが出たもんですから、新聞が、八戸の方から電話がありまして、もうぜひ八戸の方にも寄っていただきたいと、ちょっと時間がなかったものですから。その人は、市誌の編さんにも、新宮市誌の、かかわったらしいんですね。ほんで、これも三輪崎ですけども、広島の三原ですか、浅野家の関係でおつき合い、今は少し途絶えているみたいですけども、そういうところとの交流もやっぱり促進する必要があるんやないかと。大逆事件の関係で、今の四万十ですね、こことも、やっぱりもっと深く大逆事件ということを検証する、お互い、勉強する意味でもいろいろとおつき合いするべきではないかと。向こうの市長は新宮市と仲よくしたいというコメントしてますよ。仲よくしない手はないと。

 それで、もう一つこうおっしゃってますわ。四万十には世界に誇る宝が二つある。それは、四万十川と幸徳秋水、まさるとも劣らないのが幸徳秋水。それで、幸徳秋水に観光としての光を当てて、経済活性化も図っていきたいと、こういう四万十の、名前ちょっと忘れましたけども、市長さんがコメントされてます。そこら辺も、市長、よう考えてください。

 さて、新宮へも講演にきていただいた掛川市、静岡ですけど、榛村元市長は掛川城の天守閣を木造で、しかも市民の寄附で日本で最初に復元した方でありますが、掛川城のみならず、新幹線の駅の基金、またインターチェンジの基金も民間寄附で賄ったそうであります。

 私が、何回もの寄附を市民が嫌がらなかったですかと尋ねたところ、私は、寄附をしてくれとは言わなかったと、ふるさと掛川の発展と子々孫々の幸せのために投資をしてほしいと呼びかけたと言っておられました。すごい人だと思いますよ。

 ですから、田岡市長には新宮市民が喜んで投資をしていただけるようなすばらしい施策を展開し、明るい本市の将来展望を切り開いていただきたいと思いますが、市長の感想をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 まさに、協働の取り組みだと思います。行政だけでは思うようなことはできません。そういう中で、そういう市民の皆さんの機運が高まっていただけること、本当に期待しておりますし、ぜひ実現していただけるかなと、非常に楽しみにしております。



◆13番(前田賢一君) 

 初日に、副議長が、孔子ですか、を持ち出して格調高い話しされましたので、私は、ケネディと上杉鷹山の関係を一つお話ししたいと思います。あのケネディ大統領が日本で一番尊敬したいうのが、江戸中期の殿様ですね、米沢15万石の上杉鷹山です。この人は、藩政改革、今で言う財政改革をなし遂げた人ですが、産業も興しましたよね、養蚕とかね。そのときの信条が、民富まずして国富まず、そこに住む住民がよくならなければ、そのまちはよくならないと。だから、新宮市民が富まなければ、新宮市はよくならんのですよ。

 ですから、今回新宮市の地元業者にということで当局も英断を下していただいて、これは皆感謝していますね、統合校の話から。ですから、その設計、土木建築だけではなしに、印刷とか、いろんな分野があると思いますが、できんことは仕方ありません、新宮市内で。できることは、やはり新宮市民にという、この大前提をやっぱり堅持してほしいなと。

 だから、工事なんかでも、今度の複合施設なんかでも、40億円というふうに言うてますけども、ゼネコンに任せれば、言葉は悪いですけども、これ食って泣けと、まるっきり下請ではね、ということになるわけです。

 恐らく、値段が合わないから新宮市内の業者使わないでしょう。どうしてもゼネコンが1枚かまなければできないような工事であれば、新宮の業者と、地元の業者のジョイントで、発注するとか、いろんな方法考えられますんで、ですから上杉鷹山が言うた民富まず、どうしたら新宮市がよくなるか、新宮市に仕事が持ってこれるかということを、市長、トップとして考えてほしいと思う。

 それで、先ほど協働の話もされましたけども、ケネディが大統領に就任の演説したときに、国家が国民のために何をしてくれるのではなく、国民が国家のために何をなせるか、諸君考えてほしいとこう言いましたよね。それと、上杉鷹山の民富まずしてくると、これが相まって本当の官民一体のまちの活性化が図れるというふうに思いますんで、市長には大きな期待をしておりますから、それを肝に銘じてかじ取りをお願いしたいと思います。

 以上で、質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(大西強君) 

 昼食のため、午後1時まで休憩をいたします。



△休憩 午前11時49分

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△再開 午後1時01分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 9番、東原議員。



◆9番(東原伸也君) (登壇)

 通告に従い、一般質問いたします。

 市長の政治姿勢についてということでお尋ねいたします。まず、初めに、ことしも多くの新宮市の成人たちが巣立っていきました。成人式についてはこれまでもいろんな論議があり、この議会でも話し合われたところでありますが、初めに成人式の日程についてこれまで多分歴代市長、皆聞いてるんだと思いますけども、この辺で一度、日程を変えるとか、そういうようなことをやってみるというのもいかがでしょうかね、市長。



○副議長(大西強君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も、聞いております。昨年は、教育委員会あてに要望書も出されておりまして、5日の場合、既に仕事が始まっており、やむなく休みがとれず欠席したりというような理由を書かれた要望書がありまして、それに対しまして教育委員会から回答を出させてもらっておりまして、今年度といいますか、先日、1月5日に行った23年度に関しましては、既にもう着物のレンタルの申し込みが終えてたり、美容院の予約も終えてる中で難しいというふうな回答をさせていただいておるところであります。

 状況は、そんなところであります。



◆9番(東原伸也君) 

 状況はよくわかるんですが、それともう1点あるんですけど、保護者が同じ会場の中で成人式を見たいという要望もあります。先ほどのとあわせて、市長、どうですか、日程変えてみる気ありますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私も、個人的にもいろいろ要望を伺っております。例えば、6日に大学の試験があって、どうしても娘が成人式出たい言うから、成人式終わってから、夜中にかけて娘を下宿まで送っていったとか、仕事がどうしても休めずに欠席が非常に残念だったと、非常に予想以上にこの日程については意見をいただいております。

 2日とか3日ですと、周りの市町村との日程が同じになり、美容室も非常に大変、予約が重なるということでありますので、この4日、1日早めるだけでも、何人かが、欠席せざるを得ない方が、出られるようになるというふうにも伺っておりますので、そういう4日といえば、市役所の仕事始め式でもありますし、この辺を頭に入れて検討したいなと思っておりますし、先ほど、後の質問でありますが、今恐らく会場の関係で保護者の皆様、また御親戚の皆様には入っていただけてないとは思います。非常に、見てたら、外にたくさんの保護者の皆様が来ていただいておりますので、将来、文化ホールとかで開催するようになれば入っていただけるのかなとも思っております。



◆9番(東原伸也君) 

 わかりました。ぜひ、検討お願いします。

 箱物の関係上、入れないというのも確かに私ども出席してわかるところでありますので、ぜひ早いうちに、一度検討して変更してやってみるというのも一つの挑戦でもありますけども、よしあしもわかるんじゃないかなと思いますんで、よろしくお願いいたします。

 それでは、1番の環境問題について入らせていただきます。

 昨年6月に、この問題について質問させていただきました。それは、クリーンセンターの広域化ということです。当時、まだ話の中に入っていっていないような御答弁もいただいておりますので、県のほうの示しもございまして、新宮周辺の広域ごみ処理協議会というのをつくってありますということまで聞いております。この協議会、その後の進捗状況というか、どのようになってますでしょうか。



○副議長(大西強君) 

 課長。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 ごみ処理協議会につきましては、年に2回か3回、それぞれの市町村の担当者に会ったり、またいろんな研究ということで、視察等もさせていただいてございます。いろいろな自分ところのそういった施設の現状とか、そういったものを今のところは話し合ってございます。



◆9番(東原伸也君) 

 この協議会自体の目的というのは、何になるんですか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 読んで字のごとくですけれども、ごみの処理に関して全体的にそれぞれの市町村、行政単位でそういったクリーンセンターを持つというふうなことではなく、一定の地域内を全体で広域化を進めていくという、県下でも七つのブロックに分かれてございます。そのうちの私どもは紀南のほう、新宮圏域ということでやらさせていただいているわけですけど、そういった中で、広域で施設をやってくというふうな考えでございます。



◆9番(東原伸也君) 

 そうすると、私の言っていることも、その協議会の中で議論されて当然のような気がします。

 最終処分場の問題が、中盤からもう終盤というのに差しかかってきたんじゃないかなと思います。それに合わせて、やはり広域での煙突は1本でいいという県の指示もあるようですんで、その辺の話、いつごろから始まってくると思われますか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 那智勝浦町とか、当然使用期限といいますか、協定期限ございます。そういったものによって、あとどれだけ期間が残っているかということで違ってはまいりますけれども、一応去年の6月の議会で御質問いただいた後もそれぞれの市町村単位でですけれども、協議とか、いろいろ入ろうじゃないかというふうなことも申し上げまして、今のところ、那智勝浦町さんと太地町さんと、一応事務方ではございますけれども、それぞれのクリーンセンターの状況とか、処理能力、あと、ごみの排出の関係とか、そういったものは協議してございます。ですんで、これからもそういった方向でどんどん進めていけれたら、深く深くやっていけたらなと考えてございます。



◆9番(東原伸也君) 

 ぜひ、考えていっていただきたいんですけど、これそのときの議事録なんですけども、昨年でしたんで、那智勝浦町の期限があと5年、私ども新宮市の期限が11年ということになると思います。庁内において、当時は協議をしてないということでしたが、今後議論するというようなことを答弁いただいてますが、庁内での協議はどうなってますか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 庁内ではまだちょっとしてはございませんけども、うちの部長ともあわせまして、うちの課で一応そういうふうな進め方とか、いろんなことについては協議してございます。



◆9番(東原伸也君) 

 いつになったら庁内で協議していただけるんかわかりませんけども、これから多分方向的にはそういう方向に向いていく可能性が高いと思いますし、そうでなくては我々新宮市の市民も分別収集等、環境的な配慮、それこそ協働で行っているところですんで、ぜひ形に見えるというか、議論の中身が見えてくるような広域での話し合いを進めていただければと思います。

 この項は、これで終わります。ぜひ、期待しております。

 続いて、介護問題について、これも以前に質問したところでありますが、介護の手順というのはもう御存じのとおりだと思います。その中で、私が前回上げさせていただいたのは訪問調査という問題でした。訪問調査については、市のほうで全部調査ができるような形に持っていくのがベストであるという答弁もいただいております。その後、これについて検討されたかどうか、御答弁ください。



○副議長(大西強君) 

 垣本課長。



◎健康長寿課長(垣本正道君) 

 今、おっしゃられましたように、市のほうで全部していくということが理想だというふうに思っておりますし、そのように取り組んできてもございます。ただ、介護の認定、申請件数も大変多くなってきてございます。それで、調査員のほうなんですけども、一応5名体制ということで行っておりますけれども、今まではどうしても嘱託職員という身分の中でなかなか定着をしない、毎年入れかわりがあって募集をしなければいけない、そのような状況がございました。ことしにつきましては、5名全員残っていただいておりますし、23年度に向けて1名増員の予定としております。



◆9番(東原伸也君) 

 1名増員してくれたというのも、一つの進歩かもしれません。ぜひ、そのように進めていっていただきたいんですが、件数については変更申請等の申請の数が減れば余分な労力もかからなくなるし、より公平に市民の負託にこたえられるというふうに思いますんで、その辺も十分考慮に入れていただいた上で進めていっていただければと思いますんで、よろしくお願いします。

 介護については、10年たってますけども、模索する部分があるんじゃないかなと、いろいろ苦情等も聞くこともありますので、また後々質問させていただくということにさせていただきます。

 続いて、3番の空き家対策についてです。現在、新宮市に空き家と言われる建物ですね、何軒ぐらいあるか、調査されたことありますか。



○副議長(大西強君) 

 中地課長。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 申しわけないですけども、まだ調査等はしてございません。



◆9番(東原伸也君) 

 調査するといっても、しにくいことと思います。最近、よく見られるのが、空き家が並んできたと、特に新宮のまち並みを見ますと密集した地域がところどころにあり、その状況というのは惨たんたるものといいますか、何というか、寂しいということなんですけども、感じざるを得ません。

 今回の空き家対策ということで、総称的に言ってますが、空き家があって、隣が普通の民家であるという状態のときに、この空き家が隣の住宅にもたれかかってきているという現状が数カ所、僕、見てきたんですけども、あります。これについて、何か市のほうへ市民からの苦情といいますか、そういうものは来たことはありますか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 今、おっしゃられた隣に寄りかかっているというふうなものについてはまだございませんけども、やはり屋根が抜けてるとか、そういったこととか、その空き家の敷地が木が生い茂ったり、雑草が生い茂って、周りにちょっと環境的に悪いんではないかというふうな御相談は何件かいただいてございます。



◆9番(東原伸也君) 

 その相談ということだと思います。そういう空き家の戸をくぐって無断で中に入って悪さをしている人がおるというようなことも、私は聞きました。それで、だれが入ってるのかもわからないし、もしそこでたばこでも吸って火事になったらという恐怖感で近所の人から気持ちが悪いんで一遍見にきてくれというようなこともありまして、行ってきたこともあります。

 この空き家対策というのは、この2月でしたか、県のほうで何らかの指針を出していたように思うんです。それで、今回の空き家ということは、そういうことで対処できるんかなと思ってたんですけども、県議会のほうにはまだ出てないようで、そのことについて、課長、何か、県のほうからの情報として御存じのとこありますか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 今、議員おっしゃられたように、去年あたりは3月議会に出すというふうな予定だというふうなことは聞いてございましたけども、3月議会にちょっと上程は見送ったというふうなことなんで、恐らく来年度中とか、そういった格好では出てくるのではないかというふうなことと思ってございます。



◆9番(東原伸也君) 

 内容についてはどうですか、御存じないですか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 一応、出す予定というふうな条例ですけれども、廃墟対策条例ということで、特に景観とか、そういったものに配慮したことで、近隣の方が、いろいろ範囲があると思うんですけれども、そのうちの3分の2以上が何らかの形で命令をしていただきたいというふうな格好を知事に依頼すると、知事はそういったことで命令できるというようなものらしいということですけど、詳しいことはちょっと聞いて、調べてございませんけれども、そういったふうな条例になるんではないかというふうに聞いてございます。



◆9番(東原伸也君) 

 ということは、権限という、話ですよね。

 わかりました。

 市長、これ、空き家がふえてきているということは市長も御存じやと思います。私は、空き家のほかに年金暮らしのお年寄りがそういう状態の家にお住まいになっていて、隣の人に迷惑をかけているという状態があると、あるんですけど、そういう状態の方に、例えば家を補修してくれという話を持っていっても不可能な話ですよね。そういうことに対して、何らかの施策、簡単に言うたら、補助金とか、そういうものを打つことできないかなと思うんです。これから、高齢化が進んでいく中で、こういう問題は多々起きてくるんじゃないかなとちょっと思っているんで、もし相続人がおるんでしたら、空き家の場合はその方にできるだけそうしていただくと。ただ、新宮市の場合は道路に面してないところもたくさんありますんで、そういう場合のことも考えなきゃいけないと思いますけど、どうでしょうか、市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 どういう状態の方に補助するのかということも問題になってくるとは思いますが、いろんな状況をまた把握させていただきまして、今後の検討課題とさせてください。



◆9番(東原伸也君) 

 よろしくお願いいたします。

 実際、長年隣近所に住んでいると言いにくいという部分も大変ありますし、ただ自分の家をそれで破損されるというのも東南海・南海地震が起きようとしている現在では不安の積み重ねのようなものですので、何とかそういうところ、解消してあげればと思いますんで、よろしくお願いいたします。

 それでは、次のまちづくり(観光)について、文化ホールについては皆さんの御質問の中でいろいろ聞かせていただいて、すぐこれはいいんじゃないかというわけではないようですが、私は、熊野学センター、博物館ですね、これは新宮市の目玉になるんじゃないかなと、なるんじゃないかなと言うたらあれですけども、しなきゃいけないんじゃないかなと思います。

 今回、私が言うのは、一つ取り上げたいのは、もう既に熊野市のほうで取り上げられていると思うんですけども、熊野市には観光スポーツ課というのがあります。新宮市も、議員の皆さんの賛同を得、くろしおスタジアム、屋内練習場、やたがらすサッカー場、これを整備してきました。整備するだけでしたら、それこそあれです、それで終わりで、あとは運営費ですね、経費がかかるだけということですが、ここにくろしおスタジアムと高田のグリーンランド、雲取温泉ですね、それとさつき等の資料いただいているんですけども、くろしおスタジアムについては、17番の屋敷議員が足しげく白鴎大学へ通い、白鴎大学がその年優秀な成績を残し、そして現在に至って、このくろしおスタジアムの利用を続けていってくれているという状況であります。

 また、当時の近畿大学附属新宮高校の関連もありまして、新宮高校出身のオールジャパンの監督である榎本保さんの配慮により近畿大学硬式野球部も参加していただき、というふうに年間の利用がだんだんふえてきていると思います。

 これ、22年度ですけども、見込みも含めて野球だけで1,773万5,330円の経済効果が出ているということです。これは、宿泊費だけです。そして、ほかの同じようなやたがらすサッカー場等を含めますと、やたがらすサッカー場で大体約1,000人、1人5,000円、野球で言うたら、5,429円に大体平均なるんですけど、5,000円としてでも、サッカーで新宮へ泊まられた方、大体1,000人、5,000円として500万円、これも宿泊費のみです。そして、もう1件はさつきです。これは、ツールド熊野、12回大会ですね、昨年の5月27、28日開催した分ですけども、そこで新宮市のホテルに、これは民間のホテルさんも含まれておりますが、宿泊費及びその他等で410万円新宮市内に落ちております。

 これが、今のくろしおスタジアムとサッカー場のほうは宿泊費だけですけれども、こういう経済効果が生まれているということは、大変、つくるものに賛同した私としても大変うれしいことやと思います。これまで、新宮市は市長のこの大綱を見てもそうですけれども、「人輝き文化奏でる都市」ということで、やはり文化というのは大事で、また文化遺産というものは新宮には多数ございますね。

 それに加えて、このスポーツ観光というものをぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。スポーツ観光と申しましても、スポーツをするためだけに、目的はそうであっても、新宮市にはそういう文化遺産、先ほど13番議員も言っておりましたが、数々の観光の名所、また文学的なものですね、そういったものがありますんで、そういうものを体験していただける仕掛けをできないかなと思うんです。

 市長、そういうこと考えたことはありますか。



○副議長(大西強君) 

 市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 まず、先日近畿大学、白鴎大学、あと三菱重工の監督さんにお会いさせていただきまして、このくろしおスタジアムというスタジアムをほめていただき、また屋内練習場が3年前に完成したり、あと雲取温泉の温泉も非常に大好評でうれしく思ったところであります。

 それで、延べでスポーツで2,500人余りが雲取温泉利用して、先ほど議員おっしゃられました経済効果もありますし、非常に毎年右肩上がりでふえてきているの、本当にうれしいことだと思っております。

 そんな中、今の御提案の関連の観光も取り入れるべきなんかなとは思いますので、今後またいろいろ御提案いただきたいと思います。



◆9番(東原伸也君) 

 まちづくりということを念頭に置いて質問させていただきたいと思ったんですけども、まずこのスポーツ観光という分野、新宮市にとっては未知の分野だと思いますが、今までやってきた中でもこんだけできるということであれば、観光という面をさらに重ねていけばもっともっと経済効果が得られ、また新宮市のことを知っていただく方が、人数がふえ、という結果につながって、大きなPR効果になるんじゃないかなと思います。

 私は、常々まちづくりというものに関しては、やはり人にわかるように示すべきだと思います。今、池田港公園整備というか、してますけども、あそこの池田港の公園整備の看板には絵がかかれてあります。完成したらこうなりますよという絵なんです。まちづくりというものに関して言えば、やはり今行ってる速玉から文化ホール、それで新宮城と、この風景はどういうふうに描かれているんかなという率直な疑問というか、示してほしいという気持ちがいっぱいであります。その辺、市長にお願いしておきたいんですけども、どうでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 このことについては、企画調整課が中心といいますか、窓口になって割といろんな各課の職員さんも一緒になって考えていただいているところであります。例えば、文化複合施設から速玉大社までは門前町ふう、それで文化複合施設から新宮城址周辺には城下町ふうといったまち並みの整備、無電柱化を含めて今後やっていかなければならないことでありますし、またその私たち行政が仕掛けて、いかに民間の方々と一緒に協働でやっていくか、そこが非常にポイントともなってくると思いますので、今後非常に大切な取り組みだと思っていまして、頑張りたいと思います。



◆9番(東原伸也君) 

 少し、今聞いただけでも、ちょっと僕のイメージが変わるぐらい、やっぱり市長もそういうふうに考えがあるんだなと今感じました。

 ですから、文化ホールを挟んで、門前町と城下町、そういうイメージは僕にはありませんでしたね。整備するには、私は、ガードレールをつけて、それを木製のものにしてと、前から言うてますけど、そういうつくりの参道と登城口というか、そういうものになればなと思ってました。

 ちょっと、これは余談ですけども、これは市民からのちょっとあれなんですけど、新宮城址への上り道ありますね、結構急な階段です。それで、やはりお年寄りの人にも上れるような何かそういう道をつくっていただけないかなという要望がございます。現在のケーブルカーの跡ですか、あそこは何かそういう形で利用するということはできないんですか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 新宮城跡につきましては国史跡指定ということで、ケーブルカーの跡地につきましては将来的には撤去ということに相なろうかと思います。ただ、現在残っておるのは天守台の復元、そして、そのほか本丸の石垣を復元するに当たってあそこが一つの利用、石を持ち上げる格好の場所となっておるということで、現在残っておるというような状況でございます。



◆9番(東原伸也君) 

 計画はなくても、これから先を考えると、やっぱり高齢化も進み、あの新宮城址の桜の花見をしたいというたっての願いでありましたので、できるだけ早いうちに検討をしていただいて、確かに我々でも上るの結構大変やなと思いますんで、そういうところを考えていただければなと思います。

 介護用のリフトとか、そういうものを横につけるとか、そういったことは文科省でも許可してくれるんじゃないかなと思うんです。ちなみに、和歌山城はことしから電動の車いすを常備するようにしたというふうに聞いております。立地は違えど、やっぱり何らかの施策でそういった方への配慮をやっぱり怠っていないなというような感じがしましたので、我々、新宮市の市民のためにもそういうものも一度考えていただければと思います。

 先ほども、スポーツ観光、そしてまちづくりについて申し上げましたけども、やはり物をつくったらつくりっ放しじゃいけないと思うんですよね。問題は、やはりつくった後どう利活用して、どのようにお金を生み出すかということやと思います。

 例えば、運営費というものを上げるのであれば、やはり文化ホールに博物館、博物館をしたら、入場料を幾ら取って、それでどれぐらいの収益を見込み、運営費に充てるか、そういうような施策でないと、これからやはり自治体も支出を削るばっかりでなく、収入というものを考えて自治体を運営していくのが、やはり将来のこの新宮市がよくなる、また新宮市にとっても、市民にとっても、いい自治体づくりにつながっていくと思いますんで、その辺を今後とも考えていただいて、市政に取り組んでいただければと思いますんで、どうかよろしくお願いいたします。

 以上で、一般質問を終わります。



○副議長(大西強君) 

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 それでは、一般質問を始めさせていただきます。

 初めに、3月8日付の読売新聞に全国首長議長のアンケートの結果が掲載されていました。和歌山県内では、首長と議会との対立は全国平均ほど高くないとのことでした。高いからといっていいわけではありませんが、その記事の中で、首長に対して議会では行政へのチェック機能や活発な議論が行われていますかとの問いに、田岡新宮市長はどちらかといえばそうは思わないと答えられておられました。

 私、実はこの記事を読んで結構衝撃を受けました。自分自身、今後一層研さんを積んでより一層活発な議論を行い、市政への提言、提案を行い、またあわせて市政へのチェック機能を果たさなければならないと強く決意し、この3月議会の一般質問に臨みます。

 さて、私の一般質問の項目ですが、いずれも関連がありますので、質問事項が相前後すると思いますが御了承をいただいて質問をさせていただきます。

 新宮市の総合計画の見直しが23年度予算大綱でうたわれていますが、まずこの総合計画の特進プロジェクト、市街地再生、学校再編プロジェクトの項では流入人口の拡大による中心市街地の再生、また文化観光都市としての拠点づくりによるまちの活力とにぎわいの創出が実施効果として描かれています。

 そのために、丹鶴小学校、市民会館の現在地に文化ホール、図書館、熊野学センターを合わせた文化複合施設を整備し、文化観光を軸にした点から線への整備を進め、市街地のにぎわいゾーンをつくるとうたわれています。

 きのうの熊野新聞に文化複合施設について、田岡市長、瀬古新宮商工会議所会頭、林明治大学教授の3名の方の対談記事が掲載されていました。その中で田岡市長は、かつてのまちなかのにぎわいを取り戻せる大きなチャンスだと思っていますと語っておられます。昭和30年代、40年代のような、かつてのかどうかは別といたしましても、市街地の再生の大きなチャンスにせねばならないという考えは、私も同じくするものであります。

 しかしながら、この市街地の再生を進める特進プロジェクトをどのようにすすめられるのか、市街地の再生に向けた取り組みはどこでどのように行われているのか、お尋ねいたします。



○副議長(大西強君) 

 丸山部長。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 市街地の再生につきましては、特進プロジェクトを進めていく中で中心市街地の活性化計画が平成14年に策定されて、改正がなりまして、現在コンパクトシティーということで、新宮市につきましてもまちなかに人が集まる公共拠点をつくるということで現在進めております。

 このビッグプロジェクトを中心に、まず拠点をつくって、そこへ流入人口をふやして集まったところからまちなかへ歩いていただく、そしてそこで買い物をしていただくと、それによって雇用を生み出し、活性化していくと、こういう格好で進めてございます。現在、その特進プロジェクトの中心となる最大の拠点であります文化複合施設について、建築に向けて進めているところでございます。それにあわせて、都市計画という点では都市計画のマスタープランを現在策定しております。これを受けて、市のほうとしても現在庁内的にもまちなかの整備に向けた方針等を取りまとめてございます。このマスタープランと整合性をもちまして、そういう計画も進めてまいりたいと、このように考えてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 今、丸山部長のほうからお答えをいただきましたが、現在の状況は、私、文化複合施設の建設、いわゆる拠点づくりということばかりに目が向いて、一番本来の目的である市街地の再生ということの検討が市役所全体で議論がなされていないのではないでしょうか。

 まず、その拠点をつくってから行うと言われるようなお答えのようにお伺いしたんですけれども、現在の状況からすると文化複合施設、いわゆる拠点の施設を所管する担当課のみで対応しているような印象を持ちます。

 もっと、市全体で取り組むべき課題なんではないでしょうか、これ物すごく大きな課題と思うんですが。拠点の施設の計画、そしてそれによってこの新宮というまちがどうなっていくかということをもっと検討する必要が、あわせて検討していく必要があるんじゃないかと考えるんですが、いかがでしょうか。



◎経済観光部長(川嶋潤君) 

 経済観光部といたしましても、全く同様の気持ちであります。それで、今企画政策部のほうで先ほど部長が答えましたように、文化複合施設を中心に速玉大社、そしてまた丹鶴城、それに加えまして商店街、そして市内各地というふうな中心市街地の発想ではありますが、それの考え方、また整備方向、そういったものをどうするのか、そういうことを今ちょうど庁内で取りまとめている最中でございます。

 それも、当然あわせてこれから実施の方向に向けて検討を早急に進めていくというのが現状であります。



◆10番(上田勝之君) 

 まず、わかりやすい事例といいますか、今議会の一般質問でもたびたび取り上げられていますこの文化複合施設の駐車場の問題、バスの駐車スペースが5台から6台しか確保されていない。先ほどの熊野新聞の市長の対談記事の中で、市長もこうおっしゃられています。速玉大社の観光客は横の駐車場から境内に入り、参拝してトイレに行って、そのまま次の那智勝浦町や三重県方面に行ってしまう。ほとんどの方が新宮のまちなかを見ずに帰ってしまう。文化複合施設の駐車場に車やバスをとめてもらうことで、市内を歩いてもらえると語っています。

 これは、本当に大きなねらいなんだと思いますね。また、速玉大社にも結構な台数のバスが訪れています。どの季節に、どの曜日のどの時間帯に、どれぐらいのバスが速玉大社を訪れているか、マーケティングは行っていますか。まちなかの滞在時間をどのように設定して、例えば2時間ないし3時間、新宮市内を回遊していただく、その間にバスが何台程度訪れ、そのためにはどれぐらいの駐車スペースが必要になるのかといったことが計画の中では勘案されているのでしょうか。そういったことを、市全体で取り組んで考えていかなければならないんではないでしょうか。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 企画調整課中心になりまして、これまで約8回、まちなかの整備計画について、関係5課、商工観光課、文化振興課、都市建設課、管理課、それから私どもの企画調整課、いろいろ議論してまいりました。議員おっしゃる駐車場に関しては、文化振興課のほうで基本計画をまとめるに当たりまして、幹事会、委員会、また本体の策定委員会等で議論していただいたところでございますけれども、その文化複合施設からまちなかへどのような人の流れを生み出すかというようなことを私のほうで方針といいますか、議論してきました。

 その中に、先ほど市長言われたような城下町ふう、門前町ふうというようなことも出てきたわけでございます。

 一応、方針といいますか、大体まとめつつありますが、今後都市計画マスタープランも策定される中でそれらの整合性を見ながら、まとめていきたいなというふうに考えています。

 それから、前回から協働推進課も入っていただいております。

 以上です。



◆10番(上田勝之君) 

 どうも、その辺の取り組みが個々ばらばらに行われているんじゃないかという思いが強くしますね。

 また、私、以前からこれは提言させていただいている速玉大社の駐車場の閉鎖についてですが、バリアフリーといいますか、交通弱者の方の参拝のために駐車場が閉鎖できないのではないかといった瑣末なところに論点を置かずに、当然そういった方のためには至近距離の駐車スペースを確保することは当然であります。

 しかしながら、大命題である市街地の再生のためには、参拝される方に市内を歩いてもらい、上本町を通り、正面、大鳥居から参拝してもらう。そして、そのおかげを市街地にいただくといったことを考えていかないと、速玉大社の駐車場の閉鎖なくしては、つまり結局もとのもくあみになります。

 こういったことを協議されていますでしょうか。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 速玉大社の駐車場につきましては、庁内の策定委員会、幹事会等でもその方向性とか、いうような論議がございます。やはり、議員おっしゃるとおり、速玉大社さんに参拝する方が主でございますけども、やっぱり文化複合施設に来ていただいて、そこで博物館、熊野学センター等を見ていただいて、まちなかを歩いていただいて、正門から参拝いただくと、これがまちの中心市街地の活性化につながってくるということでございますんで、その辺につきまして、今担当のほうでも速玉大社のほうと詰めていただいているところでございますし、前向きな方向での回答はいただいていると聞いてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 部長、大変申しわけないんですが、その担当課とはどちらのほうの担当課なんですか。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 担当課申しますのは、その文化複合施設の関係であります教育委員会の文化振興課のほうが以前から文化財の関係で行くことがございまして、速玉大社と接触していただいてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 文化振興課にお答えいただけますか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 文化振興課、文化複合施設の施設整備の中でのお話の中で、速玉さんとは文化財を通して大変日ごろから緊密な連携とってございます。その中で、こういった熊野学センターの組み立て方もできていくことでございますし、あと駐車場の件につきましては、最終的な形の中でその駐車場の閉鎖とかいうのは、それは目標に私どもは考えております。

 ただ、その中で、まず私どもが文化複合施設がどれだけ整備ができるとか、そしてあとまちなかの整備がどれだけできるか、まちなかの景観がどれだけ向上していくか、その周辺のいろいろなアイテムが出そろう中での話になろうかと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 何といいますか、やっぱりセクション、セクションというか、各課各課それぞれに担当されてるようですね。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 今回の文化ホール全体の計画については、速玉大社さんの協力なくしては恐らく魅力等も半減してしまいます。そして、今の駐車場の問題にしてもそうです。今後も、今でも協力ということはしますよという申し入れはいただいておりますけども、今後そういったことについて全面的な協力をいただけるようにお願いしてまいりたいというふうに思ってます。



◆10番(上田勝之君) 

 もちろん、今副市長がお答えいただいたように、速玉大社との協力関係を構築していくということはもちろん努力をされていらっしゃることだと思います。私が言いたいのは、それがこの市役所の、市の関係各課、担当課、担当課、おのおのの仕事、仕事、仕事で進められていることに問題があるんじゃないかと、私は思うわけです。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 決して担当課単独で計画を進めておるということではございません。ただ、まだ関係する部課が集まって協議をしておりますけども、発表できるいうんですか、最終的にまとまった結論的な部分までは至っていないということですので、その辺は御理解いただきたいと思います。



◆10番(上田勝之君) 

 いえ、もちろん全然進めていないとかというようなつもりは毛頭ありません。ただ、議会にもそういった議論の経過の過程とか、これはもちろん我々議会だけではなくて一般市民の皆さんにもきちんと、どういったことを市は考えて、新宮市の中心部を再生していこうと考えている、そのためには文化複合施設が一番最適なんだというあたりの議論の過程を見せていただかないと、それをやっぱり訴えることによって皆さんの理解も深まっていくんじゃないかと思うんで、そういったことが全然見えない中では、副市長おっしゃられることは私も理解をするところでありますけれども、少々その辺が見えにくいというところですね。

 続いてなんですけども、これも本当に各論みたいな一つ一つのことなんですけど、市内を歩いてもらえる、新宮城跡のすばらしい石垣、少し行けば大正ロマンの西村記念館、徐福公園、浮島の森云々、そのコース設定も文化複合施設の建設までに考えていかねばとも、市長は語られていました。新聞記事なんで、多少言葉は違うかもしれないですけども。

 本来、この文化複合施設の遠来からの交流人口の増加を目指した来客数を予測し、こういったまちなかへの誘導もあわせて計画を進めていかねばならない。これらの点については、どこが一体担当をされるのでしょうか。



◎経済観光部長(川嶋潤君) 

 観光という点だけで言えば、私どもの経済観光部になりますが、いろんな要素があります。そういった意味で、現在も含めてなんですが、教育部門、それから私どもの部門、それから都市計画部門、いろんな部門がかかわってくることになろうかというふうに思いますので、そういった意味では、私どもの企画部門がいわゆるとりまとめ、調整をするというのが一番いいんではないかと、私どもは思っています。



◆10番(上田勝之君) 

 例えば、これも一例ですけど、大正ロマンふうに伊佐田町を整備したのはこれは岸市長の時代だったんですかね。それ以来、大正ロマンふうといったことについて、市は何か考えてこられたり、またあるいは予算の措置を講じられてきたりした経過はあるんでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 昨年、旧西村邸が国の文化財に指定されましてから、その地盤も含めて今後大きな地震が来てもきちっと残るような今取り組みを進めているところであります。



◆10番(上田勝之君) 

 西村記念館については、今市長お答えいただいたとおりだと思うんですが、この大正ロマンふう、これはこれの前の旧新宮市の長期総合計画でしたよね。そういったところにもはっきりとうたわれておったし、非常に継続性といったこともどうなっているのかなという感は強くあります。まだまだあります。

 市民会館の稼働率、現在1,000席が埋まる催しがどのぐらい開催されているのか、今度のこの文化複合施設の基本計画の答申では新しく大ホールと小ホールを整備して、稼働率を上げるための方策を、そのためのサポートボランティアやさまざまな人材育成なんかを今回行っていこうということを計画されているようです。

 これは、卵が先か鶏が先か、いわゆるそういう施設がないからなかなかそういったことが開催できなんだ。逆に、それぐらい大きな施設が仮にあったとしても、なかなかこの遠隔地では非常にそういった催しが開催するのは厳しい。どちらがどうなんかといえば、非常に難しいとこはあるんですが、先ほども東原議員、熊野市のスポーツ観光のことの事例を取り上げられておりましたが、本当に熊野市の高校野球やソフトボールやラグビー等のスポーツによる誘客の成功事例、これ大変参考にすべきとこなんですね。

 市民のネットワークや力を生かしていくことも、当然考えなくてはいけません。それは、市長の常々おっしゃられる協働ということなんだと思います、私。

 ただ、現時点の市民会館の稼働率、1,000席が埋まる催しは年間どの程度開催されておるのか、少しお尋ねをしたいと思いますが。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 詳しい資料は、今手元にございませんが、年間10日もあればというような形でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 それで、本当にあるにこしたことはない施設です。ただ、稼働率を上げないと本当に意味がなくなってしまいます。本当に、先ほど申し上げた一番わかりやすい事例は駐車場の課題だと思うんですね。交流人口をまちなかに呼び込むためには、車や人の動線を考えていかなければならないのに、どう考えてもその辺の明確なお答えをいただけないように思います。

 文化複合施設という施設の建設ということばかりに目が向いて、一番の本来の目的である市街地の再生ということの検討がまだ十分になされていない。

 本当に、拠点づくり、文化複合施設を所管する担当課のみの対応のようにしか聞こえてきません。

 ただ、文化振興課、この文化複合施設を担当する所管課も日々の業務もあります。スタッフも限られています。所管する施設も多く、先ほどの新宮城跡から始まって、あれもこれもといったような状況に見受けられます。

 しかし、市街地の再生は市全体で取り組むべき事項であり、この駐車場の課題一つとっても、みんなで取り組んでいかなければ解決しない課題ではないでしょうか。

 もっと、各課一体となって取り組むべきであり、またこれも先ほどの大正ロマンふうのこともそうですけれども、継続性といったことも本当に続けていかなくてはならない。その場その場になって、言葉ばっかり躍っているような感じをすごく強く受けます。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 駐車場の問題については確かに議員おっしゃられるとおり、またほかの議員さんも一番心配していただいておるところであります。

 バスが5台、10台、あるいはそれらが観光客の拠点になるということで、5台、10台ととめられる、優先的にとめられると、新宮へ来市していただいたときには優先的にとめていただくということも方法の一つだと思います。あるいは、現在これはまだ関係するところへの要請は行っておりませんが、これまで河原等も利用させていただいてきた経過があります。

 ですから、催し物に関してかなり駐車台数が必要な場合は、当然そういったとこへも要請をお願いして使わせていただくということもこれから取り組んでいかなければならないというふうには思っております。

 それと、大正ロマンふうの整備につきましては、ちょっと記憶でははっきりしませんが、西村記念館の通り、あの通りが大正ロマンふうな建物も、もちろん西村記念館が主体でしたけども、大正ロマン通りのまち並みにしようということで、あれは単年度事業としてやったという記憶があります。継続的なことではなかったんではないかなというふうな気がちょっとしたもんですから、継続してあの道路を池田のほうまで続けるとか、あるいは郵便局の前のあたりも続けるとかいう話は以前あったとは思いますが、一応あのロマンふうの石畳にしたのはあれで終わったというふうには、私は思っておるんですけれども。

 以上です。



○副議長(大西強君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後2時05分

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△再開 午後2時20分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 10番、上田議員。



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 休憩前に引き続き質問を続けます。

 さて、新宮市総合計画の見直しで、この現在の市役所本庁と職業訓練センターが新庁舎の建設候補地に見直すということですが、その際には現在の職業訓練センターのホール機能はどうするのか。キャパシティーは、使い勝手がよく、よく販売促進の展示会なども開催されています。

 こういった機能をどうするのか、文化複合施設の小ホールに移転させられるのか、また図書館の跡地はどうするのか。例えば、旧市民病院の跡地は皆さん覚えておられるかどうか、医療センターの出張診療所を開設したものの、利用率が悪く廃止、その後ようやく保健センターとして活用、現在では子育て支援センターを併設しております。

 西別館の跡地については、ようやく幼稚園に利活用の方向です。単に見直しと言われることではなく、地域に与える影響も勘案しながら、また市の財政状況等に応じて、当面といいますか、不要であれば売却を行っていく等々、関係各課が一体となって検討しなくてはならないと考えます。

 松畑議員も危機管理対応など、いろいろな点で指摘をされていましたが、まさに縦割り行政そのものではないのでしょうか。この点は、本当に改善していただかねばならないと思いますし、そういった意味では、総合戦略本部といったような全体を統括する組織を横断的に設けることも一案ではないでしょうか。こういったことを、もう少し具体的に検討をしていただければと思うんですが。



○副議長(大西強君) 

 副市長。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 御指摘のとおりだと思います。今後、そういった部分についても、現在縦割りそのものということではない部分も確かにありますけども、御指摘の点は踏まえて改善していきたいというふうには思います。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、それらの点については、御検討をいただきたいと思います。

 今まで述べてきたことを検討した上で、この施設を本当に新宮市という地方自治体が建設に踏み切っていいのか、財政規模や状況に見合った計画なのか、ここで検証しなければならないと思います。

 この文化複合施設の整備は建物の建設費だけで40億円と言われております。内装といいますか、中身、また周辺整備を含めると一体全体ではどのぐらいの費用を見込んでいるのでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 文化複合施設の建設用地となっております市民会館、それから現在の丹鶴小学校用地の部分についてのみお答えします。

 私どもは、市の財政上の計画の中で建築本体に係る概算費用として、外構を含め40億円程度というふうに、私どもはそういう押さえでやってございます。

 ただ、その中には備品等々が入っていないのは事実でございますけども、建築本体にかかわる概算費用についてはそういう押さえで、私どもは進めてございます。



◆10番(上田勝之君) 

 ただ、その内装といいますか、展示にかかわる費用であるとか、いわゆる周辺の駐車場等々の整備等も含めると、これは45億円ないし50億円程度と考えられますが、よろしいですか、そのように考えて。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 今の外構というのは駐車場も平面とした場合、そういった部分の敷地の整備も含めての話でございます。ただ、私が申しましたように、備品関係、それから展示の部分で言いましたら、レプリカの作成とか、そういったものは出てくるかとは思います。



◆10番(上田勝之君) 

 田岡市長は、これもきのうの熊野新聞の対談記事の一部でありますけれども、議員が一番心配しているのは維持管理費用だと述べられています。これまでの市街地再生の特別委員会での各委員の議論や質問内容の論点からいくと、少し維持管理費用のことだけではないと思います。もちろん、維持管理費用のことも当然なのですが、施設建設が合併特例債や過疎債といったいわゆる大変有利な起債で行おうとしています。

 確かに、起債、借金と言われる中の種類においては有利な部分ではあります。ただし、このことが市の将来に向けてどうなっていくかということが皆さん、大変心配しておられるんだと思います。

 これから、新宮市では急激にお金をかける事業がメジロ押しです。これも、この一般質問を通じて、各議員がいろいろと心配や不安、投げかけをされておりましたが、まだまだ施設の建て直しを行い、その負担が今後始まってきます。

 一部事務組合の太地町の特別養護老人ホームと養護老人ホームの南紀園の建て直しの負担、またこれも一部事務組合でありますが、南谷のし尿処理施設南清園の建て直しの負担、あるいは開発公社の隠れ借金とも言える新宮港第二期工事に伴う、清算に伴う第三セクター等改革推進債という新たな借金、またこれも市民の安心・安全を守るという点では大変重要なものではありますが、防災無線のデジタル化による更新でも、これも10億円、このように大変たくさんの財政需要が必要となってまいります。

 さらには、この市役所庁舎も合併特例債の期限内、平成27年までに建て直しを行うというお考えのようです。この今述べた主な負担だけでも、一体どれぐらいかかるものなのか、財政シミュレーション等は行っているのでしょうか。その内容についてお答えをいただきたいと思います。



◎財政課長(向井雅男君) 

 議員御指摘の財政の状況に心配していただける点については、財政課といたしましても、同様の心配の点はあります。ですが、なかなか事業費がまだ確定していない中で、このシミュレーションをするのはちょっと難しい点もございますが、現在議員おっしゃっていただいた事業の財政的な指標を見ますと、特進プロジェクトが終わる26、27年度にその起債関係の指標は悪くなるのは悪くなるんですが、いわゆる指標としてのイエローカード、あるいはレッドカードの点には達しはしないだろうというふうには財政課では見てございます。

 幸いにも、昨日総務部長のほうから答弁があったように、21年度あるいは22年度、それで23年度も収支の状況はよいというふうに想定してございます。

 その中で、なるべく基金を積み増しをいたしまして、3大プロジェクトが終わる28年以降の分に少しでもそちらのほうに充てていきたいという思いがございます。

 また、今回の特進プロジェクト、いわゆる文化複合施設にかかわったその周辺整備等を乗り越えなければ、これからの新宮市もないというふうに財政でも感じておりますし、それで旧新宮市が以前、平成13、14、15年ですか、3大プロジェクトということがございました。新宮港第二期、あるいは医療センター、そしてクリーンセンター、この多額な財政出動がありました当時とよく似てございます。それで。その当時この財政にかかわってきました小山部長もおられますので、その指示を仰ぎながら、何とか、朝の、午前中の答弁とは相なりますけれども、決して楽観は許さずに、財政運営に慎重に対応していきたいというふうに思っております。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今、向井財政課長のほうから答弁させてもらったとおりで、もちろん財政は生き物でありますから、今後も山あり谷ありという国の動向に我々も左右されることもあると思いますが、ただ幸いに合併後、この5年間で榎本議員さんの御質問にもお答えしたとおり、人件費の削減を中心にした経費の削減をやってきております。それが、やっとここのところへきた交付税の復元の中で合併算定外の効果としてあらわれてきております。それで、特例債、心配していただく意見もあるわけですけども、特例債については、これは国の方針が変わっても我々に認められたあと残り50億円余りですけども、これを活用することはできるわけであります。さらに、過疎債という有利な制度も27年まで延長されたわけですから、こういった制度を活用したときに、極端に100億円借りたときには30億円の負担が要ってくるわけですけども、そういったことに耐えられるように、基金の積み立ても行っているところであります。

 この22年度末で67億円ぐらいの基金の積み立てになるわけですから、こういったことを絡めて何とか今後の財政運営を乗り切って新しいまちづくりを進めていきたいと、そう考えております。



◆10番(上田勝之君) 

 ただいま向井課長と小山部長に御答弁をいただいたんですけど、それはあくまで現在のルールなんですよ。今、小山部長も言われておったように、国の動向によっては物すごく左右されるわけですよね。確かに、有利な起債といった意味では合併特例債や過疎債といったものは確かに交付税に算入される割合が高くて、後々実際の市の負担というものは少ない。ただ、交付税全体が縮小していけば、その後どうなってくるか、それは実を言えば小泉内閣時代の三位一体の改革のときに、地方自治体の財政、大変首が絞まったことが記憶に新しいじゃありませんか。

 現在は、この三位一体の改革の揺り戻しの効果とリーマンショックによる景気の悪化に伴う経済対策が自民党政権の末期から民主党政権にかけて引き継がれ、この地方自治体の財政が一息ついている状況だと、私は考えるわけです。それが、21年、22年の決算状況がいいということにつながってくるし、各種の事業が行えている、本当に景気対策の恩恵を受けていることは事実だと思いますし、この周辺の市町村だけではなくて、全国的に見ても積極予算を組む、編成される自治体が多いです。

 ただし、これはあくまで一過的なものじゃないかと、私は思うんです。そうじゃないと、この地方自治体が一息つくたびに、国は今や税収よりも、この間榎本議員が言われたおりましたけど、税収より国債の発行額が上回る借金大国なんです。国は、民主党政権大変不安定な状況でどうなっていくかわからないですよ。そのため、地方交付税など総務省、財務省あたりがどういったことを打ち出してくるか、どのように変わってくるか、変わっていくか。どうしても2割自治でありますから、その辺の動向は大きく左右されるわけですよね。国策の変化というのは、近い将来必ず、起こり得るんではないかと。この23年度当初予算を審議する3月議会、全国各地、この周辺市町村もそうですけど、積極予算を編成して、皆さん審議をされておりますけど、こういった状況が何年も続くとは、まず考えられないと思うんですが。総務部長は、いかがお考えでしょうか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 三位一体改革が16年にされたわけですけれども、本来は国からの税源移譲をする中で地方分権を進めるということが本来の趣旨だったと思います。そのときに、あわせて交付税の削減ということが行われたわけですけれども、正直、私も、当時の16年のあの地方財政計画が出されたときに、どこかで何らかの財源措置がされているだろうと、地方財政の通達を読み返した記憶がございます。それだけ、地方にとってはある意味理不尽な切り捨てがされたというふうに感じました。しかし、その後地方が一気に疲弊してしまったと。そういう状況は、今の与党の民主党だけではなくて、2、3年前から自公の与党のときにも地方財政の必要な部分については、それなりの措置が必要だという方向への切りかえが行われております。そういった中で、21年、22年、23年と地方の必要な一般財源の確保ということを、国はしっかりとその運営の中に入れてくれるようになったわけですけども、23年から25年の税制運営については基本的には、その方向性が昨年の、22年の6月ですか、その中で示されております。そういう方向性の中で23年の方向が決まったわけですけども、そういった政府与党、野党両方の立場で地方財政を見たときには、やはりこの7、8年前の改革が地方にとっては非常に厳し過ぎたと、日本全体ではよくない方向性を出してしまったということの反省が、今の地方財政措置として出てきていると思っております。国は、確かに独自で赤字地方債発行できますから、歳出を考えてのそれに見合った歳入として赤字地方債を発行するというふうなことをやっていますけども、地方は独自で赤字の地方債の発行できませんので、そういったところは、今後の地方財政をしっかり見ながら財政運営をしたいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 そういった懸念が、今小山部長もおっしゃられておりましたけれども、国の動向に左右される部分、2割自治ですから大変大きいわけですよね。それに加えて、この旧熊野川町と、旧新宮市の市町村合併による、私は、最大の恩恵であると考えます地方交付税の算定替期間が終了してまいります。当然、地方交付税は減少基調になっていくわけですよね、新宮市としては。



◎総務部長(小山壽行君) 

 18年から27年までの10年間は算定がそのまま効果としてありますので、3億円余りの算定替の効果が出ております。その後、5年かけてゼロになっていくわけですけども、これから10年間、3億2,000万円を7.5年分で掛けますと24億円ぐらいの金額になりますけども、その効果も活用して、これはそういった効果もある中でいわゆる公社の整理、そういったこともこの財政計画の中に入れていきたいなというふうには思っているところです。



◆10番(上田勝之君) 

 開発公社の整理といいますか、清算といいますか、それを市が受け持って清算を行っていくという考え方は私も賛同するところであります。ここで清算をしておかないと、資産として土地を持っておいて、そこを清算しておくということのほうがいいんではないかと、私も考えるんですけれども、そういった例えば開発公社の清算というのは一体どの程度の費用になるんでしょうか。



◎企業誘致対策課長(浮田和宏君) 

 現在の借入残高で申しますと平成22年度末で約51億1,600万円、これが借入残高になってまいります。ですから、もう少し先で整理するという話になりますと、これに約9,000万円ほどの利息、毎年1年当たりふえていこうかなと思っております。ですから、三セク債の財源につきましては、この総額から現在公社で抱えております3件の保有土地の買い戻しを引いた額が充てられるというようなお話になっていこうかなと思います。

 以上です。



◆10番(上田勝之君) 

 いずれにせよ、巨額の負債は市の財政で受け持って、それを返済していくというような形になるわけですね。また、この文化複合施設の維持管理費、これは現在の図書館と市民会館で、たしか約6,000万円ぐらいだったかと思うんですが、一体どの程度大きく膨らんでいくんでしょうか。また、例えば熊野学センターですね、こちらの維持管理費用というのはどれぐらいを想定されておるのか、今後のことなのかもわかりませんので、概算で結構です。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 議員さんおっしゃられましたように、今後のことの中で概算もほとんどわからない状況の中で、来年度できましたら管理運営計画、事業活動計画を立てていく中で具体的な諸活動、それから運営方法、そして運営体制等が固まっていく。その中で、初めて概算的なものが出されるわけでございます。ただ、現在の市民会館と図書館につきましては、特に市民会館につきましては、貸し館だけの営業というんでしょうか、運営ということで行っています。そして、図書館については、手狭な図書館を小人数で回しているといった中で、持ち出しとして6,000万円ほどのものがございます。その中で、収入といったものがほぼないと、そういった中、私どもはこの計画策定の中で努力目標というような形でしょうか、何とか市長のほうからは、複合施設のほうですね、事業運営に当たりましては極力抑えよと。しかし、事業効果のバランスも考慮しながらという中で、できるだけ市の持ち出し分は抑えよということでございまして、その中で、例えばの話としまして、今6,000万円の持ち出しがあるならば、1億円ぐらいまでに収めなければならないかと、そういったことを私どもは言われておりまして、それに向けて私どもはいろいろと考えていっておるというような状況でございます。



◆10番(上田勝之君) 

 1億円ぐらいに抑えられないかということを検討していくということでございますので、図書館と文化ホールで、倍増は否めないでしょうね。さらに、プラスアルファとして熊野学センターの維持管理費用。では、その分は純増の毎年かかる経費ですんで、一体どこで節減を図るお考えなのでしょうか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 合併以降、人件費を中心として、これまで削減を行ってまいりました。それで、経費の削減の一番大きいのは、やはり人件費に係る部分だと思っております。現在、313人という職員数まできているわけですけども、これを合併後、10年先には300を切るところへ持っていきたいという一つの目標も持ってきております。そのためには、事務の委託といったことも今後検討する必要はあると思っております。当然、事務事業全般にわたっての見直しはこれからも進めていかなければならないと考えております。また、一方この議会でも質問も受けましたように歳入の確保といったことも大事だと思っておりますので、歳入の確保に向けての方策というんですか、いろいろな歳入をふやすための便宜を図るとか、あるいは受益者負担を適正化すると、そういったことも含めて歳出、歳入両方の面で改革を進めていく必要があると思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 今、小山部長にお答えをいただいたんですけども、予算というか、費用に占める割合で人件費がかなり高い。ただ、地方分権、地方に権限、市役所がいろんな事務事業を受け持つ、そういった中では、余りに人を抑制していくのは非常に難しいんではないか。また、例えば図書館なんかでは、いわゆるその道に精通したスペシャリストの人材の育成も必要になってくる。これは、ボランティアサポートスタッフとは違う意味で、やっぱり地域学や地域の歴史や、あるいは郷土資料等について本当に詳しい人がいなければ、これはなかなか御案内もできないことになってしまう。そうしたら、そういうスタッフもどういうふうに手当てしていくのか。例えば、これは図書館だけではなくて、例えば山林の林業の分野なんかにしても、農林の林業の担当者の方なんかにしてもそうなんだと思います。あるいは、地域包括センターの有資格者、あるいは臨床心理士、カウンセリングを行うような方々、やっぱりそういった方々も、どういった身分で仕事をされていくのか、そういったこともきちんと考えていかないと、なかなかいい人材は本当に来ていただけないということにもつながっていきますから、余り人件費の抑制が非常に、ぎりぎりのとこまできているんじゃないかなと、そういう人数の面で言えば。スタッフ人数の面で言えば、ではないかと思っているんですが、いかがですか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 おっしゃられるように、現場を担当する者からは、今でもスタッフが欲しいという声はたくさんいただきます。それで、この間も37名の削減はしてきましたが、おっしゃられるように必要な部分ではふえております。例えば、合併で消防職員をふやしておりますし、それから保健、福祉の面での保健師さんの増加もしてございます。これからも、そういった要素というのは必ず出てくると思いますので、そういったこともふえる要素も踏まえて、職員の削減をどう図っていくか、そのためには委託できる、あるいはいわゆる指定管理ができるとか、そういった部分が、どういったことで可能かとか、そういったことをしっかり研究しながら進めていかなければならないと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、本当に各種の建設費や、こののままであるとすれば、本当に償還は、いわゆる借金の返済は膨大なものになりますし、維持管理に伴う経常経費も非常に膨らんでくると思います。ここまでの議論を、市長にも聞いていただいたかと思うんですけど、市長のお考えはいかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、大型プロジェクトが軒並み押し寄せてくるといいますか、進めていく中で、私も、非常に財政のことに関しては注意深く見守っております。そんな中で、財政課にはしっかりと細かいとこまで計算した10年間のシミュレーションをつくっていただいておりますし、先ほど歳入、交付税ですね、生もので、もしかしたら数年後に減額になるかもわからないと、そういう先ほど部長のほうから答弁もさせていただきましたが、そういう意味で毎年、毎年しっかりとした、その年からの10年後のシミュレーションというのは、今後もしっかりと立てていきたいと思っております。



◆10番(上田勝之君) 

 ぜひ、それらの点を踏まえた上でなんですけれども、私、先ほどから文化複合施設の建設計画による、建設をしたことによる市街地の再生の効果、また文化複合施設を40億円余りで建設する、いわゆる借金を返済しながらいくことについて、やはりここは一度立ちどまって検証する必要性を、私は強く感じます。私は、この時点でしっかりと検証し、具体性のある市街地の再生計画にしないと、言葉ばかりがきれいで、言葉ばかりが躍って将来に禍根を残してしまうような気がしてなりません。皆さん、何か全国で聞いたことがあるような話になってはいっていないでしょうか。石炭産業から観光産業への転換を目指した夕張市や、平成の市町村合併華やかりしころの兵庫県の篠山市、合併特例債を満額使い切って大型事業を一気に推し進めた結果、市債残高が巨額になり、結局は国に合併の先進成功事例ともてはやされたりはしましたけれども、宴の後には市民に大変な負担がのしかかってきている現状です。

 先ほども、小山部長にもお答えをいただきましたけれども、国はいつルールを変えてくるかわかりません。きっと、はしごを外されます。これは、片山現総務大臣もみずから述べられているんです。

 そういった中で、先日NHKで放映されていたNHKスペシャル『日本人はなぜ戦争に向かったのか・第4回「開戦・リーダーたちの瞑想」』という番組が放映されていました。その内容は、日本の国策決定の場、すべての組織の代表者が対等な権限を持つ集団指導体制で、全会一致が建前、常に曖昧で玉虫色の決定が繰り返されました。各組織のリーダーたちは戦争に勝ち目がないことを知りつつも、戦争できないということがみずからの組織に不利益を与えると考え、言い出すことができない。海軍、企画院、陸軍、首相、それぞれが互いに責任を押し付け合い重大案件は先送りとなっていく。しかし、日米交渉が暗礁に乗り上げ妥結の見通しが見えない中、首脳部は国力判断、すなわち国家の生産力、戦争遂行能力のデータを総動員して、譲歩か戦争かの合議を行う、結論は各組織の自壊を招く戦争回避より3年間の時間を稼ぐことのできる会戦のほうに運命をかける。当時の日本のリーダーたちは国家の大局的な視野に立つことなく、組織利害の調整に終始して、最後まで勇気を持った決断を下すことはなかったのであるといった内容でした。

 何か、どこかの施設整備の話の状況のような気がしてなりません。

 私たちの責務は、持続可能な地方自治体を構築していくことであります。市民生活の向上を目指し、安心のある暮らし、不安のない暮らしの提供をまず考え、そのためにまちの再生を図る方策を考えるべきであります。ここは、本当に立ちどまってしっかりとした議論が必要です。文化複合施設の規模や整備に係る金額をもっと適正に考えるべきだと、私は考えます。

 一番恐ろしくて危険なのは、ここで、このチャンスにやらなくてはできないであるとか、合併特例債や過疎債の期限までに使い切らなくてはといった、使うことしか考えないことです。しっかりとした議論を行い、この基本計画が市長に答申されてきたときだからこそ、ほかの方策もないんでしょうか。3施設を一遍に複合施設で建設したほうがいいのか、これは極端な言い方かもしれませんが、まちなかに各施設を点在させるほうが交流人口の回遊性を高めるためにはよいのではないかといった、今一度立ちどまって、ほかの方法はないか、このまま進めていいかといったことを本当に検証しようではありませんか。あるいは、今回は駐車場と三つの施設のうち一つの整備に絞り、あともう一つは、例えば図書館は丹鶴小学校の校舎をリニューアルして、あと15年から20年使う。一つ大きな借金が終わるころに、次の整備を行う。10年とか20年とかの少し長いスパンでの整備を行うといったことも考え、施設整備の借金を平準化していくことなど、ここでしっかりと検証して、もう一度再考してからスタートすべきではないでしょうか。将来、あのときの議員らは一体何しやったんなと言われることのないように、新宮市のために、新宮市民のための結論をぜひ導き出したいと、私は思います。

 ぜひ、皆さんとも議論を重ねていきたいと思います。

 最後に、4月の選挙戦はお互いにしっかりと頑張って、しっかりと議論を尽くすために、この議会の場へ帰ってきましょう。

 これで、一般質問を終わります。



○副議長(大西強君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後2時57分

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△再開 午後3時12分



○副議長(大西強君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 15番、松本光生議員。



◆15番(松本光生君) (登壇)

 3月議会の最後の一般質問をやらせていただきます。

 通告では、23年度の大綱、それと市長のマニフェストということで、これも二つ合算でやらせていただきます。

 もう、ほとんど、各議員から予算大綱についてやられておりまして、今さら何言うんなと言われるんですけれども、ちょっと2点、3点、聞かせていただきます。

 皆さんから言われたように、今日の世界的な不況と当市の市民生活の大変な状況というのは、もう私が言わなくても皆さん、御承知のとおりだと思います。そういった中で、田岡市長は、この23年度に命をかけて市民の生活を守っていくということで、総合的に総額329億5,600万円余り、前年度比7.6と、一般会計では前年度比13.8%の予算を組まれたということです。それについて、現在の財政、また将来的な財政について上田議員から厳しい指摘がありまして、ちょっと不安に思うところもあるわけでございます。しかし、そうは言ってはおれません。やはり、進んでいかなくては、新宮市が余計疲弊するんではないかと思っております。その中で、再度、市長は所信にも述べられておりますけども、今回の、この全体として前年度比7.6%増の予算を組まれた、その意気込みと方向づけということを、もう一度お尋ねいたします。



○副議長(大西強君) 

 市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 一般会計予算が166億1,193万円9,000円と、過去最高の予算となりました。これにつきましては、特進プロジェクトが本格的に動き出した中での、この予算の計上になったわけであります。そんな中で、先ほども答弁させていただきましたが、綿密な10年間、毎年毎年、その年、その年からの10年間の財政シミュレーションをやっていきながらも、前向きに取り組んでいかなけばならないと思っております。財政のほうも、今は非常に21年度、22年度といい決算となっておりますが、この歳入に関しては今後国からの交付税がどうなるかという不安もありますので、しっかりとその辺も勘案しながら取り組んでいきたいと思っております。



◆15番(松本光生君) 

 財政の鬼であります小山部長、一生懸命その辺を加味して、こういった予算を組まれたと思うんですけども、行政の職員の長として、総務部長の、もう一度その方向づけの考えはどうですか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 今、市長のほうから、申し上げさせていただいたような形で、我々も将来の予測をしっかり持ちながら、これからの大きな事業をやれるように財政運営に当たっていきたいと、そう考えております。



◆15番(松本光生君) 

 上田議員も、そういうところを指摘されておりましたけども、ここ何年間は今の新宮市の財政でいけるだろうと、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。



◎財政課長(向井雅男君) 

 はい、大丈夫だと思います。



◆15番(松本光生君) 

 朝の久保議員の質問には、胸を張って大丈夫ですよという、いただいたんでちょっと午前中は安心していたんですけど、ちょっと、上田議員から指摘されたときには、どうにかなと、ちょっと頭が垂れたんですね。ちょっと、そういうところが、ちょっと不安になったんですけれども、まあまあ、この2、3年頑張って、みんなで頑張って新宮市を盛り上げて、市長、行政、議会がみんなが一体となって新宮市を盛り上げていかな、市民のためにやるということをここで皆さんと誓い合いたいと思います。やはり、すばらしいまちだと言われるように我々も、議員も一生懸命、そのために努力をしていかなければだめだと思っております。

 そこで、今回市長がその大型プロジェクトと言われる中で、目玉として、胸張ってこれだという大型事業は何になっていますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 何度も、何度も、皆さんからの御指摘いただいておりますこの文化複合施設の建設が、この今の新宮市にとって最大の大きなできごとでありますし、最大のまちづくりのチャンスだと思っております。



◆15番(松本光生君) 

 考えれば、集客的な人を呼べる一つであろうかと思うし、市民がまたこぞってそういった利用できるということも加味することも十分思っております。しかし、これまで各議員から時間的にちょっと急ぎ過ぎではないかと、もう少し時間をかけて議論をやって、このことに取り組むべきではないかという意見が多かったように、僕は思うんですけども、市長もそのとおり感じていると思うんですけど、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 ランニングコストも含めまして、この財政をきちっと、財政の裏づけが必要ではありますが、余り消極的なことばかりではなかなか前へ進みませんので、財政の裏づけの上で積極的な取り組みをしていきたいなと思っております。



◆15番(松本光生君) 

 もちろん、つくるには財政も大事なんですけど、こういった100年に一回とか、本当に大規模なこういった施設をつくるというのは、財政よりも将来展望、そういったものを本当に確実なものができるように、もう少し議論をやっていかなければ、後からというような泣き言ではならないと思うんですよね。担当課長、その辺どうですか、十分皆さんの意見を聞いて。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 私ども、現在基本計画が諮問されて、そして答申ということで、そして基本計画が新宮市として一応これを認めていくというような形になっている中、今後基本設計、実施設計をしていく中で、十分な議論を踏まえて私どもは進めてまいりたいと考えております。



◆15番(松本光生君) 

 いや、これ議会へ調査費ということで出ているんですね、事業の予算、2億円ですか。これ、初めてなんですけども、この前にこういった予算する前にもう少し議員説明会なり、議員の意見も聞いてほしいなと思うんですね。これ、偉い先生方がつくったらしいんですけど、やはりここにおられる議員さんも、あちこち新宮市の状況なり、そういうまちづくりとか考えた中、はっきり言えば、ここで予算が通らなかったらだめなんです、これね、実際には。それだけの課長が訴えるものが、皆さんに通じてはないと思うんですよ、今のところ。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 議員、御指摘の部分でございますけども、私どもも、これまであらゆる委員会とか、特別委員会、そういった席で御説明申し上げてきましたし、それからまた全員協議会等も9月でしたか、開かせていただきました。ここまでやっと来たわけなんですけども、やっとここまで来まして、これから基本設計、それから詳細設計というふうに、ことしはお願いしているわけでございますけども、これを進める上におきまして、これまで以上に密のある御説明をしながら進めていきたいと、こういうふうに思っております。



◆15番(松本光生君) 

 確かに、委員会等やられておりますけども、全員協議会でもやって、いろんなさまざまな意見が出たはずなんです、あのときに、各議員から。だから、こうだからってそのままいろんな策定委員会からこうやれとなったから、形式的にやったから、もうここでいいというんじゃなくて、これだけのこの各議員の一般質問の中に、これだけの皆さんの意見があったわけなんですよ。私は、もうこれだけにしておきます。これ、当然また委員会でいろんなお話が出ると思いますので、僕はこれだけにしときます。これのことは、また各委員会でやっていただきたいと思います。この項は終わります。

 市長、そういうことですわ。皆さん、本当に素直に、ああよかったなというふうな意見やないので、ちょっとまた委員会へ出ていただいて、皆さんの御意見お聞きしていただきたいと思います。

 そして、同じくその5ページ、企業会計で、水道事業所、これも23年度の予算出ております。計画的に、23年度はどのようにやるのか、また水道料金等の値上げ等もあるのかどうか、その辺、言える範囲で。



◎水道事業所工務課長(垣本裕也君) 

 経年管なんですけども、整備につきましては、年次計画を持ちまして平成28年度をめどに整備を進めております。あと、耐震化につきましても、現在進めているところでありますが、現在のところ耐震化率としましては34.7%程度耐震化されているという状況であります。



◆15番(松本光生君) 

 あと、何年後に水道料金を上げるとか、そんなことは、計画はないですね。



◎水道事業所業務課長(愛須雅文君) 

 水道事業の会計、現場経営につきましては、平成13年度に水道料金値上げさせていただきました。その後、事業の見直しを行っておりますけども、給水収益が毎年下がってきております。この点につきましては、今後経営努力を重ねていかねばならないんですけども、今後工事を進める中で水道料金についても、当然議会の皆様に提案していかなければならないとは考えております。



◆15番(松本光生君) 

 ちょっと、将来危ないかなと、ちょっと不安のところがあるわけですね。これは、日本で一番水道料金が安いと言われているんですけれども。



◎水道事業所長(嶋田喜久一郎君) 

 水道事業所の水道事業におきましては、何とか黒字を維持し続けてきております。ただ、新宮市は昭和7年に事業を開始しまして、水道施設が全国的にもそうですが、施設が水道管も含めて古くなってきております。それで、耐用年数の過ぎている老朽管という経年管の率も、全国的には新宮市は事業を始めたのが早いので、早急に経年管の更新をしていかなければ、来る東南海地震、南海地震にかけまして、その点がちょっと不安要因にもなっております。前回の南海大震災では、震災後135カ所の水道管が旧市街地におきまして接続部等で漏水等がありまして、その工事を行っております。そういった昭和7年当時の管が、まだ旧市街地、繁華街ですね、そこにまだ4,000メートル少し残っております。その管を更新するのにふれっしゅプラン、平成11年度に作成したふれっしゅプランでは、平成24年度に更新する計画が、平成25年度、現在では平成28年度を目標にしておりますが、そういった費用を工事費用に充てるためにも、水道料金の値上げが近々必要になってくるかと思われます。昨年度も、前所長等は平成25年度が単年度赤字になる見込みであるという答弁をさせてもらっておりますが、大体その時分に、水道料金の値上げが必要になってくるのではないかと考えております。



◆15番(松本光生君) 

 人口減で、使用料も減ってきたと、将来展望も少し暗くなっているかと思うんですけども、それは年次年次で、後々のことで、これは水道事業として考えてほしいと思います。

 この項は終わります。

 次、同じく病院事業会計。これ、いろいろ議員からありました。予約制度、紹介者制度いうのがありましたし、医者不足の関係もありましたし、23年度病院事業としては体制とか、医者不足とかそういったもの、幾つかの問題点があると思いますけども、特に病院として、医療センターとして、こういうことをやっていきたいというような方針はありますか。



◎医療センター次長兼医療業務課長(北畑直也君) 

 病院といたしましても、この予算大綱にありますように引き続き医師の確保に努めるのはもちろんですし、単年度黒字に向けて、健全経営に向けての効率化を図るということはもちろんでございます。それ以外に、新年度に入りましたら地域医療支援病院という制度がございまして、これを申請する予定にしてございます。この認定を受けますと、かなり診療報酬の点数の関係で加算がされまして、ざっと年間6,000万円ぐらいの増収につながるということになってございます。それに、新年度入りましたら力を注いで申請したいと思ってございます。この制度は、地域の医療機関の支援をするということで、開業医等からの患者様の紹介を引き受けてまたその後診察やら検査等が終わりましたら、また開業医のほうへ患者さんを戻す、あるいは医療センターに5床ほどあるんですけども、開放型の病床を開業の先生方と共同して利用していただくと、そのようなシステムになってございます。この地域医療支援病院の認定をぜひ受けて、幾らかの経営改善の方向の一翼を担いたいと思ってございます。



◆15番(松本光生君) 

 そういった治療方法するときに、医療器具とか、そういうのはまた何か特別なものを導入する、そういったこともあり得るわけですか。



◎医療センター庶務課長(豊田正志君) 

 新年度においては、MRIやCTといったような高額医療機器の導入は考えておりませんが、医療機器の充実は毎年進めておりまして、新年度におきましては透析用の患者監視装置や泌尿器科の外来で使う患者に対して優しい軟性膀胱鏡システム、そういったふうな医療機器の設備導入を図っております。



◆15番(松本光生君) 

 わかりました。医療的な難しい言葉なので、その程度にさせていただきます。

 続いて、予算大綱の1ページですね。

 市長は、もう耳痛いと思うんですけども、何遍も同じ話を。児童の給食費の無料化ですけど、これは市長は今のところはできないと、それで今までどおりの施策でやるという御返事をいただいております。その中で、この間一議員から言われました意見の中で、市長当初は2人目から、2人目の1人を無料化したいと、これは前回の22年度の当初予算でそういうように議会へ出してこられました。しかし、委員会初め、議会ではいろんな意見が出まして、児童1人当たり全員に1,000円ずつ補助ということになっております。私も、質疑の中で言わせていただきました。学校教育の中で一番懸念する、一番大事なことは区別とか差別とか、そういったことを持たせてはならないと。確かに、少子化問題やいろいろな問題に対応するには、2人目、3人目の補助が大事ですけども、それよりも全員に、少ない金額でもみんなに、税金ですからみんなに当たるように補助をしてもらいたいと。それが、委員会で、また本会議で出まして、市長はそういう方向にされたんですけども、この間の一般質問の中で市長は、今でも2人目にしたいんだという御返事されましたよね。そして、それがちょっと私もびっくりしたんですけども、市長は三輪崎小学校、光洋中学校のPTAの会長をされております。当然、学校、生徒のいろいろな問題点も見てきたと思うんですけども、あえて市長、そう言われた考え、お聞きしたんですけども。私の意見と違うところがありますので、私の意見に対して、いや、違いますよということ、もしあれば。私は、不公平をなくして税金を平等に使うということを、一番大事にしなければならない学校教育の中で、そういった意味で言うたんですけども、この間の返事ちょっと違うなと聞いたんですけども。どうですか、市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 今、特に民間のサラリーマンの方々がなかなか給料が上がらなかったり、悪いとこではボーナスが支給されないといった非常に厳しい状態が続いている中であります。そんな中、兄弟がたくさんおられる、2人、3人ですね、小学生がおられる家庭においては給食費の負担も大変なんやよという御意見伺っております。そういう観点から、2人目以降無料にするべきかなという思いで、本来マニフェストでは完全無料化だったわけでありますが、財政を見た中でそれができないということからの発想であります。



◆15番(松本光生君) 

 それで、僕が今言わせていただいたように、教育の中でそういった区別、差別というのは一番悪だと、よくない行為だという意見に対して市長はどのように思いますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 議員さんのおっしゃられるそのような考え方も、また一つの正しい意見だなとは思います。



◆15番(松本光生君) 

 今、そういった意味で、全員に1,000円ずつ補助させていただいておるというのが現実ですけども、強いて言えば市長は無料化にしたいという意識は今でもお持ちだと、そう理解してよろしいですか。はい、わかりました。

 はい、この項は終わって、次。

 みんなの協議会、榎本議員さん、鋭く言われておったんですけども、これ32万円でも税金だということで、あいさつでつながるまちづくりという、確かに、辻担当課長も、今の子供さん、心が希薄になっている、いや、我々が大人が希薄になっているんじゃないかというものも思うわけですね。子供は、我々の背中を見て育ってますから。それは、何かと言えば、だんだんアメリカ思考的な考えが日本に入ってきて、日本伝統文化の中では相互いになると。日本人には、受け入れられないアメリカ思考もあれば、日本人には合わないですよね。何でも金もうけしたらいいんだというような、インターネットで何でも金もうけしたらいいんだというような状況で、その中で一つのあいさつ、人の触れ合いというのは消えてきたことは事実です。しかし、これは一番先何から始まるかといったら、家庭から始まるんじゃないかと思うんですよね、家庭から。家庭があって、子供さんは、学校があって、友達同士、先生に対して敬うとかそういう気持ち、そして地域というようになると思うんです。それを、榎本議員ふうに言わせれば、全然知らない人にできるものかという言葉もあったんで、僕も、ああ、そうやなと、我々は選挙になったら頭を下げるけれどもというような感じで、だから確かに協議会の方は一生懸命考えてもらったんですども、私自身、補導相談センターで始業式に、この夏、冬の始業式に2日ほど出かけております。子供に、声かけ運動、確かに気持ちいいです。素直な気持ちで、「おはようございます」、「ありがとうございます」と声をかけてきます。本当に気持ちいいです。そう言えば、あいさつは必要なことですけども、あえてこれみんなの協議会でする事業かなというのが、むしろそういった団体とか、学校で教えるというんか、親がもちろん教えるんですけど、そういったことが、あいさつのもとかなと思うんですけども。どうですか、市長。僕の見方、違うかな。違ったら、また言ってください。



◎市長(田岡実千年君) 

 このことについては、あす常任委員会で榎本議員さんと、また議論することになっております。



◆15番(松本光生君) 

 そうしたらいいです。わかりました。そうしたら、またどうぞ、ゆっくりやってください。また、報告受けますわ。

 だから、根本的に、いいことはいいですよ、本当にあいさつ、気持ちいいです。それは、もう当然です。だんだんあいさつがなくなってきました、隣近所でも、寂しい限りです。まして、子供がもう近所にいないのが多いですからね。しかし、実際的に冬も夏も立たせていただいて、声をかけると本当に素直な子供の「おはようございます」、「ありがとう」とかという声が、もう本当に身心ともきっと、こうなります。それは、もう本当に大事なことですけども。その辺も、また委員会で、どうぞまた議論、大いに交わせてください。

 この項、終わりますわ。

 3ページの市庁舎の件で、これ田花議員さんからいろんなお話あったんですけど、時の移ろいの中で総合計画とはそごを来たすというんですね、難しかったんです。僕、調べたんです、これね。横で辻本君に笑われたんやけども、「齟齬」という漢字もよう書きませんけども、そういうことです。意見や物事が食い違うことということですね、そういうふうに理解したらいいですね。そして、これはいつごろから、総合計画の中で、こう変わってきたんですか、これ。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 昨日も、お話しさせていただきましたが、総合計画ではまず中学校を1校にするという大前提から出発しておりましたが、それが中学校が2校になったということで、スタートの段階からちょっと変わってきているということでございます。



◆15番(松本光生君) 

 スタートが違うからもう全部違うと、そうなるんですか。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 全部じゃなくて、総合計画どおり進めさせてもらっているとこもございますが、それが変わることによって連鎖的に跡地利用とか、変わってきた、例えば王子小学校の部分とか、その辺で変わってきたと。さらに、総合計画策定後に、訓練センターが当時まだ存続ということでしたけども、訓練センターが新宮市に移ってくるというような新たな状況もございまして、その中で見直しを考えていると、方針的にそうしていきたいということでございます。



◆15番(松本光生君) 

 それで、その他の意見で、ここになるのかな、まあ言うたら。この間ここだと、ここに建てかえということで、ここに建てかえするメリットとか、そういうものもいろいろ考えたわけですか。



◎企画政策部長(丸山修市君) 

 当然、全体的なまちづくりの中で、いろんな中で蓬莱跡地がいいんではないかということで総合計画をつくったわけですけども、先ほどお話しさせていただいた状況等の変化の中で、まずここは現在地、訓練センターがない場合は非常にここで建てかえるとなると、業務をしながらとなりますと仮庁舎も要りますし、いろいろなセキュリティー上の問題とか、いわゆる情報、今電算もたくさん入っておりますんで、そういう問題もございまして非常に難しいという面もありましたが、隣の訓練センターが新宮市へ移管されるということになったことによって、この広い中で位置を考えていけるということがありまして、業務にも支障が少なくできるのんではないかと、それと防災的にもここは非常に地盤もいいということもございまして、その辺も総合的に決定させていただいた結果でございます。



◆15番(松本光生君) 

 僕も、反対ではないんですよ。ここが、大体旧市内の真ん中というんですかね、この大きなオークワからずっと山あって、臥龍山という山で、大体背中ぐらいです、ここはね。昔の、背中ぐらいになるんですけども。ここが、大体中心的かなということで、僕は、当初からここに建てかえしなさいよということで話もしたこともあります。それは別にして、総合計画、これも絶対的ではないと思いますね、これは当然経済によって変わりますから。このとおり進むこともないと思う、それは当然思うんですけども。もう少し、訴えるものがほかにもあったのかなと思って聞いたんですけども。今、丸山部長からは、いろんな防災上とかシステム的に、ここのほうがいいというような方向づけをしたということですね。いいですよ、それやったら、わかりました。

 もう少し、これ今後詰めた話で、今決まったわけではないですから、もっと話し合いの中でプロジェクトの中でも話もされていくと思うんですけども、その辺、またいい話の進め方があれば、お聞きしたいと思います。

 この項、終わります。

 次、6ページの消防関係で、今回、高規格救急自動車の更新、それから消防ポンプですか、これ2台更新と、それで耐震性貯水槽、防火用水タンク、それから5年に一度やったかな、新宮市総合防災訓練は、5年に1度ですね、やっているのは。



◎消防本部庶務課長(海野裕二君) 

 そのとおりでございます。



◆15番(松本光生君) 

 はい、わかりました。

 こういった、いろんな設備が着々と進んでいます。もちろん、我が市、高齢社会と当然起きるであろう東南海・南海地震、またその他の火災を含めた災害に対しての基礎づくりということで、これだけの予算組んでいただいて一安心だと、行政は市民の生命と財産を守るという一番大事な業務がある中で、消防業務が一番大事だと思っております。

 そして、その消防業務というのは継続性がある仕事だと思うんですよね。一人前の消防士になるには、いろんな資格から、講習会から受けて、僕は、10年程度かかると思っておりますけども、僕よりもやはり経験をされている消防長初め、消防署長ですか、おりますけども、その辺はいかがでしょうか。



◎消防長(大石明君) 

 初めの教育のほうは、大体5、6年あれば終了すると思います。そして、あと救急救命士の道もございます。救急救命士の資格取得には、消防職員になって、そして初任教育を終了して、その後救急の専科教育を終了して、その救急隊員の資格を取って5年の現場経験を積んでいただいて、それでやっと救急救命士の資格を取るための入校資格が得られるというような時間のかかることにもなります。そして、やはり現場経験を、いろんな現場経験を積んで自分である程度の判断できて、活動できるような隊員になるには、やはり10年程度が必要かなというふうに、僕は思っております。



◆15番(松本光生君) 

 説明、ありがとうございます。

 ということは、職員採用をあけてはならない。当然、退職もあるわけですから、その間隔をあけずに、常に、一人前の消防士になるには10年かかるというなれば、常に採用していかねばならないと思っておりますけども、副市長、答えて。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 22年度の退職補充いうのはできなんだですけども、23年度の採用の際にはそういった退職者が出た場合の補充ということについては、十分考慮して対応していきたいというふうに思っております。



◆15番(松本光生君) 

 言いたいことを、先言われたんですけども。そういうことで、継続する業務だと、あけてはいけないと。そこで、どうですかね、市長、今熊野川町に消防出張所あります。三輪崎はありません。しかし、三輪崎、三佐木地区、蜂伏、8,000人という大きな人口になっております。本当に、これ災害、地震等あれば、道路の遮断とかいろいろなことを含めたら、新宮から行けない場合もあります。となれば、そこに一つの権限を持った消防の施設が要ると、僕は思うんですよ。言うなれば、三輪崎消防出張所ですね、熊野川と同じような。これね、もう三輪崎の方に失礼やけども、高齢者で、本当に、いつ救急車で、そう言ったら悪いですけども、そういうのを利用されるかわからん場合がありますからね。これ、三輪崎出身の市長、どうですかね、その辺、出張所的なものを今後考える意図はありませんか。



◎市長(田岡実千年君) 

 もう、間もなく海岸道路といいますか、広角の交差点まで新しい県道が開通の運びということでありまして、それが完成されれば、消防本部から相筋地区へ行く時間と消防本部から三佐木地区へ行く時間がほぼ同じというふうに聞いております。そのような状況になりますと、熊野川のような10名体制の消防署は要らないんかなと、今の屯所で対応できるんかなというふうには考えております。



◆15番(松本光生君) 

 これ、市長、考え方なんですけど、大きな災害が起こった場合、道路遮断とかいろんな含めて、もちろん新宮は新宮市でいろいろあるでしょう。ただ、三輪崎は三輪崎でやっぱり孤立したときに、これどうなりますかね。消防本部は、そんなときどういうふうに計画してるんですか。そういう想定も考えているんでしょう。



◎消防長(大石明君) 

 三輪崎、佐野地区には、消防車2台、そして小型ポンプ各2台というふうな形で準備させていただいております。そして、孤立のことも考えられるわけなんですけども、今のところ我々の職員の中で三輪崎、佐野、木ノ川地区への在住者も12、3名ございます。そういう中で、もし孤立したとしても、そちらのほうへ駆けつけて最寄りの派出所、または屯所へ駆けつけて活動することは可能かなというふうには考えておるところもございます。



◆15番(松本光生君) 

 その10何名のうちの半分ぐらいは新宮勤務しているでしょう、人員的に。全部、向こうに昼間からおるわけないわね。仕事に来ているわね、新宮消防署へ。そうですね。現実の話をしているんです、現実の話をね。現実の話で、新宮署におるから、これできないでしょう。そこで、佐野、三輪崎の分団、団員おりますけども、三輪崎派出所におる方は権限あるんですか、今。いざいうときに。



◎消防長(大石明君) 

 三輪崎の所長もございますし、三輪崎の職員には、消防団員さんを招集する権限は与えてございます。



◆15番(松本光生君) 

 権限あるんですか。



◎消防長(大石明君) 

 分団員さんを招集するための権限は与えてございます。



◆15番(松本光生君) 

 招集するね。そしたら、それは一応本部からの指示ですね。



◎消防長(大石明君) 

 本部からの指示もございますが、独自で判断して消防団員さんを招集するという権限与えてございます。



◆15番(松本光生君) 

 与えているんですか。



◎消防長(大石明君) 

 はい。



◆15番(松本光生君) 

 そうすると、各分野に広がって、今何名ですか、常時三輪崎派出所におるのは。

 3名。2名かな、交代制で。



◎消防本部次長(辻坂雅則君) 

 3名あって、常時1名勤務です。



◆15番(松本光生君) 

 常時1名やね。それで3名おるんやね。これは、本署から行っているんやね、2名は。1名常備で、2名は交代制で行ってるんやね。違う。1名常備で、2名は新宮から交代で行かれている。違うんか、それは。



◎消防本部次長(辻坂雅則君) 

 常時1名、24時間勤務しております。



◆15番(松本光生君) 

 それで、あとは。新宮からは、応援部隊は。今、3名と言ったからね。



◎消防本部庶務課長(海野裕二君) 

 常時1名勤務しておりまして、3制とっておりますので、三輪崎勤務者は3名でございます。



◆15番(松本光生君) 

 ああ、そうですか。わかった、3交代ですね。はい、わかりました。それで3名と、はい。

 しかし、それだけの数ではとてもやないけども、そういったいろんな、あちこち災害になったら分かれて、三輪崎、佐野分団員をこうして引っ張っていって出動しようと思ったら大変ですよね、現実的には。僕は、素人で悪いんですけども、大変だと思うんですよね。ですから、あれだけのまちになっているんで、やはり市長は道路ができたからいうて、そんな道路はいつ崩壊するかわかりませんよ、地震があったら。これは、今近々じゃないんですけども、将来的にどうですかと署長に聞いたんですけども。その辺、もう一回ちょっとお答え願います。



◎消防長(大石明君) 

 私の先ほどの説明、少し足らなんだかと思うんですけども、三輪崎、佐野地区で在住している職員は12、3名とお答えしました。その中で、勤務している者はその班によって違うんですけども、2名ないし3名は本署で勤務しております。あと、休みになっておりますんで、その分が三輪崎、佐野地区で在住しておるというふうに説明したかったところです。



◆15番(松本光生君) 

 ああ、そうですか。あとは非番ですね。



◎市長(田岡実千年君) 

 理想を言えば、熊野川のような消防出張所があることだとは思うんでありますが、そのためには非常にたくさんの財源も必要になってこようかと思いますので、慎重に考えなければならないと思っています。



◆15番(松本光生君) 

 ですから、文化複合施設に40億円入れるんだったら、今必要とするのはその辺ではないかなと思っているんですよ。市長は、さっき言ったように目玉商品だと言われたんで、それ言うんだったら、一番の市の行政の仕事は市民の生命、財産を守る、これが行政の一番大事な原点の考えだと思うんですけども、そういったところへ目を向けていかなければ、これだけ東南海・南海地震が言われ、昨今またニュージーランド初め、外国でも地震が頻繁に起こっております。そして、日本でもこの間、宮城沖起こってます。市民の方は、不安を持っているわけですから、そういった意味で、将来展望として一つの僕からの意見として、また加味してください。

 そうして、市長が最後に予算大綱に、一番後ろに書いております、行財政を取り巻く環境には依然として厳しいものがあります、市政は市民のためにを念頭に市民参加の協働のまちづくりを進めて云々があります。これを忘れず、23年度、市民のための予算を組んでいただきたいと思っております。

 最後に、今回勇退される職員の皆さん、長きにわたり、市政、また市民のために御奉仕されたことを感謝しつつ、今度は一市民に戻れば、行政の経験を生かしてボランティア活動にいそしんでほしいと思います。

 私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(大西強君) 

 以上で、一般質問を終わります。

 会議を続行します。

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△日程2 議案第19号 平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)



○副議長(大西強君) 

 日程2、議案第19号、平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。

 分割付託なりました総務、教育民生、経済建設の各委員会委員長の順序に従って報告を求めます。

 なお、各委員会委員長の報告の都度、質疑を行いますので、御了承を願います。

 まず、総務委員会委員長の報告を求めます。

 10番、上田議員



◆10番(上田勝之君) (登壇)

 それでは、総務委員会委員長報告を行います。

 今期定例会におきまして、総務委員会に分割付託なりました議案第19号、平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)の本委員会へ付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。

 主な補正内容につきましては、歳入全款と歳出2款総務費では、財政調整基金等の積立金及び熊野川定住促進住宅の2部屋を高齢入居者向けにバリアフリー化する改修事業費等。4款衛生費では、本委員会所管部分の医療センター事業会計への補助金。9款消防費では、消防団ポンプ自動車更新整備事業の振替財源等であります。

 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。

 歳出4款衛生費1項11目医療センター費について委員中より、医療センター事業会計への補助金が昨年度に比べ増額となった要因について詳細説明を求めたところ、当局より、1病床当たりの普通交付税措置単価の引き上げに伴う増額と感染病床の措置分として新設された特別交付税等を合わせた5,000万円を増額しておりますとの答弁がありました。

 本委員会は、慎重審査の結果、議案第19号中、本委員会への付託区分につきましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、報告を終わります。



○副議長(大西強君) 

 総務委員会委員長の報告について質疑を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 質疑を終わります。

 次いで、教育民生委員会委員長の報告を求めます。

 17番、屋敷議員。



◆17番(屋敷満雄君) (登壇)

 教育民生委員会委員長報告を行います。

 今期定例会において教育民生委員会に分割付託なりました議案第19号、平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)の本委員会へ付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。

 補正予算の主なものは、第2款総務費では、大王地会館の外壁及び屋根の塗装工事を行う工事。3款民生費では、県補助要綱改正により市補助金である介護基盤緊急整備等臨時特例補助金の増額と扶助費の増額等。4款衛生費では、がん検診の健康診断事業増加による増額。10款教育費では、文化複合施設整備基金積立金の創設に伴う増額、千穂丹鶴小学校統合校建設事業における減額による補正等であります。

 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。

 歳出3款民生費では、委員中より、母子家庭自立支援給付金事業の扶助費について詳細説明を求めたところ、当局より、母子家庭の母親の資格取得に係る養成訓練受講期間のうち、一定期間について高等技能訓練費を支給するものですとの答弁がありました。

 以上、本委員会は、慎重審査の結果、当局の説明を了とし、議案第19号中、本委員会への付託区分については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、報告を終わります



○副議長(大西強君) 

 教育民生委員会委員長の報告について質疑を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 質疑を終わります。

 次いで、経済建設委員会委員長の報告を求めます。

 11番、三栗委員。



◆11番(三栗章史君) (登壇)

 経済建設委員会委員長報告を行います。

 今期定例会において、経済建設委員会に分割付託なりました議案第19号、平成22年度新宮市一般会計補正予算(第5号)のうち本委員会へ付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。

 補正予算の主なものは、歳出6款農林水産業費では、国のきめ細かな交付金を活用した多目的軽スポーツ施設改修事業、大野農道2号支線新設事業等による増額補正であります。7款商工費では、国のきめ細かな交付金を活用したJR三輪崎駅及び佐野駅のトイレ・駐輪場の整備事業及び路線バス運行に係る収支差額を補てんする路線バス運行維持補助金、中国大使館に天台烏薬を植樹する天台烏薬記念植樹事業等による増額補正であります。8款土木費では、国のきめ細かな交付金を活用した佐野都市下水路支線整備工事、川原田排水区下水路整備工事、鴻田公園内に蓄電式園内灯を設置する都市公園災害時対応灯設置工事等による増額補正であります。

 本委員会は、慎重審査の結果、議案第19号中、本委員会への付託区分につきましては当局の説明を了として、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、報告を終わります。



○副議長(大西強君) 

 経済建設委員会委員長の報告について質疑を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 以上で、各委員会委員長に対する質疑を終わります。

 各委員会委員長の報告は、いずれも原案を可決すべきものとの報告であります。

 これをもって、議案第19号をまとめ討論を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 討論を終わります。

 お諮りいたします。

 各委員長の報告に御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、議案第19号は委員長の報告のとおり、原案のとおり可決いたしました。

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△日程3 議案第20号 平成22年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号)



△日程4 議案第21号 平成22年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第3号)



○副議長(大西強君) 

 日程3、議案第20号、平成22年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号)及び日程4、議案第21号、平成22年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第3号)の2件を一括議題といたします。

 付託なった教育民生委員会委員長の報告を求めます。

 17番、屋敷議員。



◆17番(屋敷満雄君) (登壇)

 委員長報告を行います。

 今期定例会において教育民生委員会に付託なりました議案第20号、平成22年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第21号、平成22年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第3号)の2件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。

 議案第20号につきましては、介護サービス受給者の増加等による保険給付費の増額等であります。

 議案第21号につきましては、収益的収入として臨床研修費等補助金等による増額と医業費用として薬品及び診療材料費の増加等による増額等を追加補正するものであります。

 本委員会は、慎重審査の結果、議案第20号及び議案第21号の2件につきましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上で、報告を終わります。



○副議長(大西強君) 

 委員長の報告について質疑に入ります。

 まず、議案第20号について質疑を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 次いで、議案第21号について質疑を行います。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 以上をもって質疑を終わります。

 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。

 議案第20号について討論ありませんか。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 討論を終わります。

 お諮りいたします。

 委員長の報告に御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、議案第20号は委員長の報告のとおり、原案のとおり可決いたしました。

 次いで、議案第21号について討論ありませんか。

              (「なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 討論を終わります。

 お諮りいたします。

 委員長の報告に御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、議案第21号は委員長の報告のとおり、原案のとおり可決いたしました。

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△休会について



○副議長(大西強君) 

 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。

 この際、お諮りいたします。

 当局提案の新年度予算等の議案については、委員会へ付託なりましたが、この付託案件の審査並びに議会運営の都合により、あす3月11日から3月22日までの12日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○副議長(大西強君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、付託案件の審査並びに議会運営の都合により、あす3月11日から3月22日までの12日間休会とすることに決定いたしました。

 なお、休会中における各委員会の開会日時等について、各委員会委員長より次のとおり報告がありましたので、お知らせいたします。

 総務委員会は、あす3月11日午前10時から第1委員会室で、次に教育民生委員会は、あす3月11日午前10時から第2委員会室で、次に経済建設委員会は、あす3月11日午前10時から第3委員会室において、それぞれ開会いたします。

 なお、3月17日午後1時30分より、第2委員会室において追加案件の取り扱いについて議会運営委員会を開催いたしたい旨、委員長から申し出があります。

 この報告をもって、各委員会の招集通知にかえさせていただきますので、御了承を願います。

 なお、市当局にお願いいたします。

 各委員会の議案審査に支障のなきよう、関係資料の準備について配慮を要望いたします。

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△散会の宣告



○副議長(大西強君) 

 以上により、次回の本会議は3月23日午前10時より会議を開きます。

 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。

 御苦労さまでした。



△散会 午後4時19分