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和歌山県 新宮市

平成23年  3月 定例会 03月08日−04号




平成23年  3月 定例会 − 03月08日−04号










平成23年  3月 定例会



          平成23年3月新宮市議会定例会会議録

            第4日(平成23年3月8日)

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議員定数19名、現在員18名、出席議員18名、氏名は次のとおり。

                             2番  松畑 玄君

                             3番  久保智敬君

                             4番  榎本鉄也君

                             5番  福田 讓君

                             6番  田花 操君

                             7番  東 賀代子君

                             8番  杉原弘規君

                             9番  東原伸也君

                            10番  上田勝之君

                            11番  三栗章史君

                            12番  松本哲也君

                            13番  前田賢一君

                            14番  奥田 勲君

                            15番  松本光生君

                            16番  辻本 宏君

                            17番  屋敷満雄君

                            18番  前田 治君

                            19番  大西 強君

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欠席議員 なし。

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議事日程 平成23年3月8日 午前10時開議

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から

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会議に付した事件

 日程1 一般質問

      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(5)まで

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地方自治法第121条の規定による出席者

               市長               田岡実千年君

               副市長              亀井寿一郎君

               企画政策部

               部長               丸山修市君

               企画調整課長           中前 偉君

               協働推進課長           辻 篤樹君

               総務部

               部長               小山壽行君

               次長兼総務課長          上路拓司君

               次長兼秘書課長          鈴木俊朗君

               財政課長             向井雅男君

               税務課長             西  寛君

               高田支所長            宇井正典君

               市民福祉部

               部長               芝 悦男君

               福祉事務所長兼福祉課長      浜前泰弘君

               次長兼生活環境課長        中地清剛君

               子育て推進課長          葛原 勇君

               経済観光部

               部長               川嶋 潤君

               参事(企業誘致対策担当)     和田 隆君

               商工観光課長           岡 雅弘君

               企業誘致対策課長         浮田和宏君

               建設農林部

               部長               中畑孝一君

               都市建設課長           渕上 崇君

               管理課長             勢古口博司君

               農林水産課長兼農業委員会事務局長 津呂建二君

               熊野川行政局

               局長               平 俊孝君

               住民生活課長           東 康夫君

               会計管理者兼会計課長       倉家 博君

               医療センター

               事務長              上野山巳喜彦君

               次長兼医療業務課長        北畑直也君

               庶務課長             豊田正志君

               水道事業所

               所長               嶋田喜久一郎君

               消防本部

               消防長              大石 明君

               次長               辻坂雅則君

               教育委員会

               教育長              坂本憙信君

               教育部

               部長               杉山泰生君

               次長兼学校教育課長        平見善宣君

               参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長

                                中岡保仁君

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本会議の事務局職員

               局長               浜口恭行

               次長               畑尻英雄

               次長補佐兼議事調査係長      赤松勇人

               議事調査係副主査         岡崎友哉

               庶務係長             渡爪 薫

            第4日(平成23年3月8日)

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△開議 午前10時00分



△開議の宣告



○議長(奥田勲君) 

 おはようございます。

 ただいまの出席議員は18名であります。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、別紙にて配布いたしたとおりであります。御了承願います。

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△日程1 一般質問



○議長(奥田勲君) 

 日程に入ります。

 日程1、一般質問を行います。

 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。

 当局の答弁は、備えつけのマイクを通して明快に答弁願います。

 この際、お諮りいたします。

 今期定例会の一般質問の発言時間については、議会運営の都合上、答弁も含めて1人90分程度といたしたいと思いますが、これに御異議ありません。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、今期定例会の一般質問の発言時間は1人90分程度とすることに決定いたしました。

 それでは、一般質問を行います。

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△大西強君



○議長(奥田勲君) 

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) (登壇)

 今回の一般質問につきましては、大石誠之助先生の名誉市民推挙の意義についてを中心に行いたいと思いますが、先立って市長に確認をしておきたいんですが、昨年の12月議会ですかね、この議会で定数2名減を議決したんですが、そのときのことを市長は覚えてると思うんですけどね。議会が定数2名を提案して、反対者がおったので採決になったわけですが、その反対の理由、反対者の理由がね、一方は定数を減らしたと、削減することについて反対した、一方の反対者はもっと減らせと反対したんですね。ということはね、市長、その反対者は定数を減らすということには賛成なんですね。2名減らしたんですけど、3名減らせと言うて反対したんです。定数を減らすことには賛成だと。

 この、先日、本議会の開会で、大石誠之助先生を名誉市民にしてくれという、この市民の要望が否決された。しかしね、その否決された理由、不採択になった理由は、大石誠之助先生を名誉市民にすることについては賛成だが、現時点では市民の理解が得られてないと。もっと、市民に啓発をして、それから市民の理解を得られてからするべきだという意見が多いわけですね。ということは、大石誠之助先生を名誉市民にすることについては賛成なんですね。大石誠之助先生の名誉のためにも、我が新宮市議会の名誉のためにも、それは確認をしておきます。

 そこでね、きょうは、市長、私は賛成者ですから、反対意見の中に、現時点で新宮市民に大石誠之助先生の真髄について理解が得られてないと、啓発すべきだという意見があるんですね。私は、きょうの質問は、直ちに啓発活動を実行するべきですよ。実践、実行するということですね。そこで、こうして市長にアピールすることが、マスコミも入ってますし、テレビも入ってます、そういうことによって市長にアピールするとともに、市民に有効な啓発活動になると思うんでね、直ちに実践をするわけです。

 それで、きょうのね、市長、私の質問のキーワードは実践、実行、有言実行の大切さについて質問したいんでね、実践、実行ということをキーワードで、それを頭に入れといてほしい。それは、市長に実行力を求める、期待するのと、人道の実践あるいは啓蒙啓発活動を実行していた大石誠之助先生の遺徳を正しく評価するために、口で言うだけじゃなくて、人道の実践を実行する、人道の啓発、啓蒙を実行するということがいかに偉大なことであるかということを市長に質問したいんでね。

 それで、市長はね、その名誉市民に推挙する意義についてなんですけど、この間の議会でこの市民からのその訴え、名誉市民にしてくれという要望を否決した。要するに、反対、私は賛成なんですが、反対の人の意見について反論したいわけですよ。市長も、それに似たことを述べてるんで。それでね、名誉市民に推挙する意義の後に反論をしたかったんです。しかしね、質問時間に追われたら困るんでね。その反論のね、私の反論は二通りあるんですよ。大石誠之助先生を名誉市民にすること自体に対する反対意見の瑕疵、瑕疵ね。要するに、間違いを指摘したいと。それと、もう一つは、市民から、議会あるいは市長に要望来たものに対する我々行政、我々議会の対応に間違いがあると。大きくは二つあるんです。それでね、先に大石誠之助先生を名誉市民にすることの意義について、先に、僕、反論しますんでね。それで、名誉市民の意義についてして、時間があれば我々、市長、議会の市民に対する対応について質問したいんで。

 まず、これは昨年の12月23日の新聞ですけど、ここで市長が市民に対して出前講座を行ったんです。そのときの報道が、市長、会場から大石誠之助を名誉市民にする気はあるのかとの質問があり、田岡市長はないことはないと、名誉市民の議案を提案したいと思ったら、部長や課長が何と言っても提案しますときっぱり述べたと。そこで、なぜ名誉市民にできないのかとの質問が相次ぎ、市側は慎重な姿勢をとってる理由として、法律で正式に無罪になっていないと、100年前の話で事実関係がわかりにくい。一つ、市民の理解度が不足してると。これを、慎重理由に上げてるわけね。ということは、市長、これが反対意見のほとんど大部分を占めるんですね。ならばですよ、この反対意見が間違いであるということを論破されたらね、あるいはあなたがこの懸念が払拭されたら名誉市民に推挙するということですよね。でなけりゃ、ひきょうですよね。言い逃れに言うたということになりますから。それで、私は、このあなたの懸念、材料を論破したい。ですから、私は、この意見が間違いだということを証明しますから、それに対して市長がおかしかったらね、市長、堂々と反論してくれたらいいですから。私も、市長と大西は親しいから、大西の意見は素直に市長が取り入れたと言われるのは心外ですからね。だから、私の意見に対して反論があれば堂々とやってくださいよ。

 まず、市民の理解度が不足してる。これはね、市長、あなたの責任なんですよ。なぜ、あなたの責任かについては、名誉市民に推挙する意義についてのところで質問します。

 次に、100年前の話で事実関係がわかりにくいと。市長ね、市長たる者、こういうコメントをするのは非常に無責任。100年前の話で事実関係がわかりにくいと。このね、市長、名誉市民に推挙してくれと要望してきてる市民は何十年も調査研究して、名誉市民にふさわしいと思って推挙してきてるんです。この人たちはよく知ってるんです。市長は知らないんです。無知なんです。こういう場合はね、市長、知らないということは別に恥でもなんでもないんですよ。当然なんですよ。市民の大部分は、このことについて知らない。これを審議してる議会議員もほとんど知らないんです。孔子じゃないですけどね、知らないものを、知ってるものは知ってるものね、余り知らないものは知らないものと、それが知ってるということだという教えがある。ですから、その市民に対して、私は知らないんだと、よくこのことは知らないんでね、これから勉強しますとコメントすればいいんですよ。それを、知らないのを恥だと思うから、100年前のことでと言いわけするわけですよ。これがね、私は情けない。何でかと。市長が、これは知らないんだと、大切な問題ですけど私は知らないんだと、この間市長になったばっかりやから、知らないんだと。だから、これから勉強しますと言ったら、市民も、ああ、そうかと。我々もこのことについて知らないなと、勉強してみようと、こうなるんです。それをね、100年前のことだから事実関係がわかりにくいと言うとね、市民は、そうだと、100年前の何が何かさっぱりわからんね、あいまいなことを蒸し返すんかと、蒸し返す必要があるんかと、そこで終わりですよ。何十億円もかけて、文化ホールや熊野学研究センターや図書館やと建てるんですよ。箱物ばっかりつくるのにきゅうきゅうとして、本当の学問とか、そういう態度が見られない。だったらですよ、市長、100年前のことでわかりにくいんだったらね、一番近くで中上健次が名誉市民に指定されてますよね。中上健次のことだったらよく知ってるんですか、市長。中上健次が、すみませんね、健ちゃんの家族の方おるんで、僕は、健ちゃんしか言うたことないんでね、彼とは友達だったんで。

 すみません、以後は大石誠之助についても歴史上の人物として敬称は略させてもらいます。中上健次氏についても歴史上の人物として敬称は略させてもらいますね。僕らの時分の大スターといったら石原裕次郎ですけど、石原裕次郎の話をすんのに裕次郎さん裕次郎さん言いませんから、そういう意味で、すみませんが、敬称は略して言わせてもらいますがね、中上健次はなぜ名誉市民に推挙されたと思いますか。聞くのはね、市長、議員の中に、大石誠之助は名誉市民の値打ちがないとか、歴代の名誉市民に劣るとか、そういう意見が言われてる。ということは、中上健次氏よりも大石誠之助は劣るということですよ、値打ちがないと。中上健次氏は、どうして名誉市民に選ばれたと思いますか。なぜ。市長、答弁してください。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 芥川賞作家の中上さん、すばらしい数々の作品を書かれ、多くの日本国民の方にさまざまなすばらしい影響を与えたということだと思います。



◆19番(大西強君) 

 そうですかね。中上健次氏は、芥川賞を受賞したからじゃないんですか。

 そうしたら、市長、中上健次は、芥川賞を受賞していなければ、名誉市民に推挙されたと思いますか。芥川賞を受賞していなくて、いなければ名誉市民に、いなくても、芥川賞を受賞していなくても、名誉市民に推挙されたと思いますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 それは、わかりません。



◆19番(大西強君) 

 市長ね、なぜ聞くか。

 私はね、中上健次が芥川賞を受賞したのが大きな要因だと思うんですよ。

 なぜいうかいうとね、そうすると、中上健次氏の文学が芥川賞にふさわしいと推挙したのはね、選考委員会なんです。芥川賞の選考委員会、有識者なんです。全会一致で選ばれたんじゃないですよ。芸術の評価というのはいろいろ分かれますからね。しかし、有識者の会議で認められてね、名誉市民になった。その有識者が、芥川賞にふさわしいといって選考した人の中に新宮市民は一人も入ってないんです。だから、有識者を、我々意識しないといけないんですよ。

 この大石誠之助先生のことについてもね、市民市民って、市民の理解が得られてないという。市民は、何も知らないんですよ。ですからね、有識者の評価というのを意識しないといけない。だから、私は、新宮市議会がこれを否決しましたが、非常に内外の有識者に新宮市議会の良識を疑われるんじゃないかと、これ非常に懸念してるんですよ。

 市長、こうしましょうか。「井の中の蛙大海を知らず」という言葉ありますね。新宮市は井戸ですよ。前には大海が広がってると。日本中、世界、大海が広がってる。そこへね、市長、あなたは40億円もかけて文化ホールを、文化施設を建設すると言うてるわけですね、これ、石。大石誠之助を名誉市民にするという、これ石。これ、ただですよ。小さな石ですよ。これをね、この大海へほうり込んだときにどういう音がしますか。耳を澄ませて聞いてみなさいよ。文化ホールをという石をこの大海にほうり込んで、ぽちゃりという音でもしますか。すると思いますか。ぽっちゃ、どれだけの波紋が広がりますか。こんな施設ね、日本中どこ行ってもあります。もっと立派な施設がいっぱいある。逆にですよ、大石誠之助の名誉市民というのを、この小さな石をほうり込んでみなさいよ。どぼんと音がする。物すごい波紋が広まる。なぜですか。初めてだから。国家犯罪に対する、ふるさとの新宮市民が、この国家犯罪をただす、こういうやり方でただすと。初めてです。そんな箱物つくるよりも、こっちのほうが大事なんです。熊野人の、新宮市民のプライド、アイデンティティーを発信するんでしょう。まあ、時間とられます。

 そこでね、市長、あんた100年と言うから。あんた、その中国のね、思想家、教育者、孔子というのを知ってますね。知ってますか。詳しいですか。どうですか、知ってますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 知ってますけど、そんなに詳しくありません。



◆19番(大西強君) 

 いや、詳しくなくてもね、市長、いや、何年ぐらい前の人か、それはわかりますか。

 いや、だから、あんたが100年と言うてるから、何年ぐらい前の人かわかりますか。

 いや、市長、もういいんですよ、別に。市長は、専門家じゃないんだから。何年ぐらい前かわかってれば、答えてくれたらいい。わからんだら、わからんでいいんですよ。



◎市長(田岡実千年君) 

 わかりません。



◆19番(大西強君) 

 そうでしょう、市長。何年前の人か知らないけども、孔子という名前は知ってるわけね。これ、外国の人でしょう。ね、市長。2500年前の人です。あなたはね、2500年前の外国の人の名前を知ってるんです。ね、市長。

 この人はね、市長、古い出来事、歴史を何度も繰り返し研究して、そしてそれを新しいことに生かす、そういう心構えのある者がリーダーになれる素質があると。リーダーになれる素質じゃないんですよ、市長。あなたは、もうリーダーなんです。

 それでね、市長ね、2500年前ですよ。ならばね、ならば、2500年前というのは、中国はいろいろ豪族が割拠してましたですね。それが、三国に大体収れんされてきて、それが三国時代です。その後に、今から2200年ぐらい前にね、秦の始皇帝が中国を統一したんです。市長、そのときに仕えていた法師がね、徐福です。この徐福がね、不老不死の薬を求めて新宮へ来たと。本当に来たんですか。私は、徐福が来たというところを5カ所も6カ所も視察してますよ。せやけど、新宮に墓ある。あなたは、昨年、盆のときもね、拝んでた。本当に徐福が新宮へ来て、農耕や漁業を教えたんですかね。しかし、その伝説に基づいて、徐福顕彰公園を建てて、立派な楼門を、あれ3億円も4億円もかけたんですよ。かけてるじゃないですか。そのときの予算審議でね、2000年前のことだから事実関係がわからないという意見は1件も出ませんでしたよ。何億円もの予算を投入するのにですよ。

 ですからね、市長、100年前のことで事実関係がわからないと、そういうことをコメントされると、市民は初めから100年前のあいまいなことを蒸し返すなということしたら、そこで研究が終わってしまう。市民に幾ら啓蒙せえ、啓発せえと言うても、できるわけがないじゃないですか。

 そしたら、一つだけね、いっぱいあるんですが、市長、大石誠之助先生の偉大なところを一つだけ説明しときます。これはね、大石誠之助先生は明治44年1月に処刑されたんですよ。そのときに、明治44年5月に、今全国に展開してる済生会病院が設立されたんです。1月に処刑されて、5月に明治天皇が済生勅語を発したんですよ。いいですか。一部、明治天皇の勅語をちょっと読みます。

 「政治にあずかるものは人心の動揺を十分考慮して対策を講じ、国民生活の健全な発展を遂げさせるべきであろう。また、もし国民の中に、生活に困窮して医療を求めることもできず、天寿を全うできないものがあるとすれば、それは私が最も心を痛めるところである。これらの人たちに薬を与え、医療を施して命を救う−済生の道を広めたいと思う。その資金として、ここに手元金を提供するが、総理大臣は私の意をくみとって措置し、永くこれを国民が活用できるよう希望するものである。」

 歴史を考えるときに、その歴史背景を考えなあかんのです、市長。天皇を動かすということは大変なことなんです。天皇に反省させるということは、大事というか、もう考えられないです。このとおりですよ、市長。

 それで、このときに大蔵大臣になった若槻礼次郎、この人は後で2回、総理大臣になるんですが、その大石誠之助が処刑された後、大蔵大臣に就任した若槻礼次郎が、そのときのことを回顧録に書いてるんです、回顧録に。100年前のことでわからないということじゃないんですよ。いいですか。市民に、これを理解してもらわないと。いいですね、こう書かれてるんです。

 幸徳一派のうちに大石という和歌山県新宮市の医者がいた。この人は、貧乏人のために非常によく尽くし、金持ちが来てくれと言うと嫌々行くが、貧乏人が病気だとすぐ行っていやしてやるというので、新宮あたりでは大石を神様のごとく思っている。それが、幸徳事件の一人で、やはり死刑に処せられた。このことを桂候が知っていたかどうかは知らんが、今までの政治は社会の上層や中層に偏していて下層にまで注意が行き届かない。それが、こういう不祥事の一因であるに相違ない。貧民などが一番困るのは、病気をしても訴えるところがないことである。そういう方面へ医療の手を伸べて、どんな貧乏人でも病気をしたら治療を受けられるようにする。これは、唯一の方法でないにしても、最も緊要な施設であるといって、もっぱらその方策を考え、幸いお手元金150万円を下賜されたので、これをもとにして力のある者の協力を求めて大規模の医療機関をつくることになり、でき上がったのが恩賜財団済生会である。

 大石先生の人道が、国を動かしてるんです。今ある済生会病院の設立原因は、大石誠之助にあるということを証明してるんです。人道の大切さ、そういうことでね、市長、私は、これからも人道の啓発を実践していくつもりでありますが、私はね、35、6年前に初めて市会議員になって、市長、ここへ立って初めて一般質問をした。今でも覚えてますよ。そのテーマはね、救急医療体制の確立。当時、医者がなくてね、病気や事故になっても病院たらい回しにされて、医療を受けられない間に死んだ人がいっぱいおったんです。これが、たまらなくつらかったんでね。ですから、大石誠之助先生は人道の実践をしてた、それで偉大だと。

 時間がないので、次に、市長、法律で正式に無罪になっていないということに移ります。

 市長ね、これね、ことしの2月20日の毎日放送テレビ、深夜零時50分から1時55分まで、「大逆事件…百年前にもあった検察でっち上げ・暗黒裁判で絞首台へ」という、1時間にわたって放送されたんです。見ましたか。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、見ました。



◆19番(大西強君) 

 それでね、この反対意見の中に、市民からも新聞にね、いろいろの投書があるんです。元市長の反対の意見もありますね。これは、もう非常にナンセンスでね、論評に値しませんので、質問時間がもったいないので、これについては暇なときに反論しますが、この中で、反対議員とそっくり同じ意見を主張している市民がおるので、いますのでね、このマーキングしてるところです。いいですか。

 現在、歴史学者、有識者の方々の中において冤罪ではないかという意見もありますが、日本は法治国家であります。裁判において決定された結果を遵守することが当然だと思います。

 市長、これが反対意見なんです。全くのこれが間違いでね、なぜ間違いか。根本的に間違ってるんですよ。違う問題、違う案件を、市長ね、同時に論じるからこういう間違った意見が出てくる。同じ意見を言うてる議員がおる。いいですか。

 こういうときね、市長、こういうときに例えるね、通常例える例えがあるんです。市長ね、人間はヒト、人間は動物ですよね。動物ですね。そしたら、動物は人間ですか。いいですか。雨が降らないと干ばつになって作物がとれないから飢饉になる。どうしようか。雨ごいをする。片一方では、大雨が降って洪水でまちが流される。雨が降るか降らないか、原因は一つなんですよ。しかし、干ばつ対策と洪水対策は別の問題なんです。これがわかってない。一緒に論ずるから、こっち側は洪水で困ってるのに雨ごいするとは何事だということになるんです。全然、違うんです。いいですか。

 大石誠之助先生が大逆罪で捕らえられた、逮捕されたという原因はね、一つなんです。そこで、裁判所が有罪を認定して大石誠之助を処刑したんです。これで、大石誠之助先生は、大石誠之助は犯罪者なんです。絶対的に犯罪者。いいですか。これはね、市長、法律の問題なんです。いいですね。片一方で、これは冤罪なんだ、これは冤罪、無実の罪を着せられて処刑された、非常に気の毒だ、これを救助、救出する。救済するということは、市長、正義なんです。そうでしょう。人道なんですよ。道徳なんです。不条理なね。ですから、大石誠之助先生の名誉を回復する、この問題はね、人道上の問題で、正義なんですよ。道徳なんですよ。わかるのう。

 だから、法律というのは道徳の中に法律属がある、道徳界の中に法律がある。動物界の中に人間があるんですけど、頂点に立ってるから、人間の下に動物があると思うんです。錯覚してる。法律が、道徳の物すごい重い地位を占めてるんです。だから、法律がすべてであって、その下に道徳があるという、勘違いしとんです。我々が守らなあかんのは、道徳なんです。ですから、道徳を論じてる。

 そこで、新宮市議会は、10年前に大石誠之助先生は無実なんだと、冤罪なんだということを決定したわけですよ、ここ。そうでしょう。新宮市民は、大石誠之助先生が冤罪だということを認定した。その時点で、新宮市には、大石誠之助先生は有罪だとか冤罪だとかという問題は、その時点でないんです。我々新宮市民は、大石誠之助先生は冤罪だと、この決定に従うのが遵法精神なんです。法律と、法律の運用を理解してないわけです。だから、遵法精神は大切だ、とうといということは、言われるとおりなんです。だから、みんなで決めた法律を守ろうという遵法精神はね、これ正しいんですよ。遵法精神も、道徳の中の一つなんです。

 そこで、冤罪者を救出する、救済するという行為がね、これが法律で否定されとったら、法律違反だということであれば、これは従わなあかん。大石誠之助先生が処刑されたのは、大日本帝国憲法で法治されてるときの話だと。今は、日本国憲法に法治されてるんです。日本国憲法は、正義を実現することを可能にしてるんです。ですから、私は、日本国憲法の信者だと言うてるでしょう。それをですよ、新宮市議会が、新宮市民が、これ総会ですよ、我々は選挙で委任状をもらってるんですよ、ここで、これ総会してるんです。新宮市民が総会で、大石誠之助先生は冤罪だということも決定した。これに従うのが遵法精神であってね、市長、いいですか。憲法があって法律があって条例があって規則があって約束があるんですよ。一番守るのは約束なんです。守るのは下からいくんです。あなたと私の約束を守る。いいですか。

 和歌山市には、美化推進及び美観の保護に関する条例というのがあるんですよ。たばこを道端へほったら犯罪だと。違反だという法律、どこにもないですよ。ありますか。しかし、和歌山市は条例でたばこを道端へ捨てたら罰金だぞと決めてるんですよ。新宮市は構んのですよ。市長、和歌山市民は道路へたばこの吸い殻捨てたらだめだよと、法律違反だよということを決めてあるから、守らなあかん。新宮は決めてない。新宮市は、大石誠之助先生は冤罪だということを認定したんです、10年前に。それを、違うじゃないかと、法的に犯罪者じゃないかという意見を言うならね、ここへ名誉回復宣言の撤回議案を提出して、ここで可決して、それから言わないと。

 ですから、言ってることは正しいんです。遵法精神のとうとさということは、だれも否定することではない。しかし、別の問題に、今これを言うから、これは間違いだよと言うんです。

 言いたいことはいっぱいあるんやけどね。

 だからね、市長ね、もうちょっとだけ、この件についてもうちょっとだけ。いや、こういう意見を言うてる議員もおるしね。

 新宮市で大石誠之助先生が犯罪者だと、新宮市の外の人が、大石誠之助先生は、お前ところのおじいちゃんは立派なお医者さんでね、偉い人だったんだと、あれは冤罪だと言うてくれてるのにね、その家族であるべき我々郷土の新宮市民が犯罪者だということを、僕は考えられないんですわ。こういう意見を言うてる議員やとか、この市民に聞きたいんですけどね、まあ、市長に聞きますわ。市長、あなたがね、自分の親、兄弟、子供がね、無実の罪で捕まって、ブタ箱へ放り込まれた、刑務所へ放り込まれたと、あるいは処刑されたとなったら、それはお上の決めたことだから、裁判所の決めたことだから仕方ないねって素直に従うんですかね。私なら、どんな手を尽くしてでも、命投げ出してでも、この無実を晴らそうと思ってね、できる限り市民の皆さんの助けを求めますよ、私はね。市長はどうか知らんが、答弁聞いてると時間がないんで。

 今言うた孔子がね、市長、孔子のとこへね、郡の長官が来たんですよ、ある日ね。来てね、その長官が、うちの村に躬という物すごい正直者がおるんだと。この正直ときたら、この間ね、父親がよその羊を盗んだのをお上につき出して証明したんだ、それほど正直者だという。そしたら、孔子がこう言うたんです。ああ、そうですかと。私の村では、そんなのを正直者だと言わないんです。親が子をかばい、子が親をかばうのが自然で素直な心なんだと。そっちのほうが正直だと。

 こういう意見を言うてる議員も、市民も、聞いてみたい。そんな不条理な仕打ちを受けて、はい、そうですかと、裁判所の決めたことだから御無理ごもっともですと頭を下げるかな。自分のおじいちゃん、お父さんだと思うたら、みんなが冤罪だと言うてくれてるのに、それを言うと、僕は一切わからない。

 これは、この点で、市長、言いますけど、覚えといてくださいよ。この意見は、大石誠之助先生は法的に犯罪者だということは二度と言わないでほしい。議員が議会で決めたことを守れないようなことでどうするんですか。不満があるならね、さっき言うたように名誉回復の撤回を提案して、みんなで話し合わないかんでしょ。ですから、10年前に大石誠之助先生は冤罪だということを決めた、これが新宮市のおきてですよ。ですから、この大石誠之助先生は犯罪者だと、だから名誉市民にするべきでないという一つの要件にすることはやめていただきたい。

 それではね、時間がないんでね、市長、名誉市民にする意義について入っておきますわ、少しでも。市長はね、常々市民がね、行政は市民のためにあるとかね、年末の御用納めのときも職員に対して、迷ったら市民が喜ぶほうを採用してくれと訓示しておりますね。してるんです。全く、私と同感です。これは、さっきから孔子の話を出してますが、孔子の思想と同じなんです。私は、孔子、孟子に教えられてますんでね、あなたのように天性、孔子も孟子も知らんのに、孔子や孟子と同じことを言ってるんですよね、政治信条。民本主義です。市民本位の政治、孔子も孟子もそう言ってるんです。市長は、市民の幸せのためにそこの地位におる、天から地位を授けられてるという考え方ですから、市民本位なんです。僕と一緒なんです。

 しかしね、市長ね、孔子はね、ある日、信用してる弟子が昼寝してるのを見て、その弟子に孔子はこう言った。私は、きょうから生き方を変えると。私は、今まで人の言うことを素直に信用してきたが、これからは、その人が言ってることを実際に実践してるか、実行してるかを確認した後に信用することにした。きょうから、私は、生き方を変えるという。その人が言ってることを、実際にその人は実践するかどうかを確認した後に信用すると、孔子は言ってる。

 そこで、市長ね、これはね、先日開かれた都市計画審議会で、都市計画のマスタープランを今練ってるところなんです、当局がね、その中間報告の資料です。いいですね。この下から、マーキングしてるとこちょっと読みます。いいですか。

 私たちは、新宮の大切な資源である自然とうまくつき合いながら、みんなの笑顔に結びつく人と人の自然な協力を創出させることで、熊野地域の経済、文化を牽引する、熊野の都としての存在感を高めますと。

 まちづくりの目標に、こう書かれてるんですよ。こういうまちをつくりたいと、こういうまちをつくるのが目標だと。これね、市長、私の意見そのままなんですよね。私は、こういうまちをつくりたいから市会議員してるんですよ。これ、私の意見じゃない。私は、プロジェクトの策定委員じゃないんで、これはあんたところから、まちづくりの目標ですね。市長、いいですか。みんなの笑顔に結びつく人と人の自然な協力を創出させよう。私の政治信条そのままです。

 そしたら、市長、スローガンはいいんですよ、どうしたらこういうまちがつくれるんですか。目標はいいんですよ。そういうまちにするために何が大切ですか。どうしてそういうまちをつくるつもりですか。いつも、こんなん出てくるときれいなこと言うんだが、まちづくりの目標にしたら、どういう方策で、何を理念にね、市長はこういうまちをつくるんですか。目標を掲げてる、そこがあなたと僕と違うんですよ。こういうまちをつくるためにはどうしたらいいかという理念を持って発表せなんだら。

 もう一遍。

 みんなの笑顔に結びつく人と人の自然な協力を創出させる。いいですか。自然と人、人と人のつながりを強め、人と人。

 ちょっと、休憩。

 考える時間を与えたいんでね、休憩中に。いいですか、市長。

 いや、その方策があるんですよ。私は、あなたと違って天性のものを持ってないんでね、人から教えられたことを実践するんです。これだと思うことね。ですから、孔子も孟子もね、市長、そういうまちが王道楽土いうんです。そういう国、まちをつくらなあかんと。そのためにはどうするかということです。後で考えてください。

 市長、仁義という言葉は知ってますか。その字です。仁義の仁は、人が二人でと書くんですよ。人と人のつながり、人が二人あると書く、仁。

 仁義という言葉を知ってますか。言葉の意味だけでもわかりますか、仁義。わからなかったらいいんですよ、わからないと言ってくれればいいんですよ。

 いや、別に、質問って、市長がどれぐらいわかってるか、じゃなかったら質問のしようがないんでね。仁義という言葉、意味ぐらいはわかりますかと聞いてるんです。教えてください。



◎市長(田岡実千年君) 

 人と人との思いの中で、人を思いやるといいますか、裏切らないというか、そういうイメージだと思います。



◆19番(大西強君) 

 市長、そういうことです。孔子も孟子もね、こういうまちをつくらなあかん、こういう国をつくらなあかん、そのためには仁義を政治の根本に置かなきゃならないと、いいですか、今あんたが言うた思いやり。いいですね、仁義の仁は仁恕の仁ですよ。義は正義の義。いいですね。愛と正義を政治の根本に据えると。

 そこで、その下へ書いてますけど、市長ね、孟子がね、孟子というのは孔子の弟子の弟子です、孔子一門ですけどね、孟母三遷の教えというの、わかりますね。孟子のお母さんは子供に学問させるのに教育環境のええとこを選んで3回家を変えたという教え、その孟子です。その孟子はね、そういうまちをつくらなあかん、国をつくるためには仁義を政治の中心に置かなきゃならないと、仁義が一番大事。

 梁という国の王様がね、孟子にね、先生、あなたは私の国のためにどんな利益になることを教えてくれるんですかと聞いたら、孟子はね、「王、何ぞ必ずしも利と曰はん。亦た仁義あるのみ」、そういう国を、裕福な国をつくりたかったら利益のことなど考えたらあかんと。ただ、仁義だけを、人道の実践、啓蒙、啓発に力を入れたら自然にまちは豊かになる、市民が幸せに暮らせるまちができると言うた。人と人のつながりです。笑顔で自然に手をつなぎ合ってまちづくりをしていく、そういうまちにしたいと。そのためには仁義を重んじなさい、仁義を尊重しなさいということですよ。私が何を言わんとするかわかるでしょう。大石誠之助先生の遺徳を評価するためには、仁義について少し理解しておいてもらわないと僕の言うてることが理解できないと思いますんでね。

 ですから、私は、この大石誠之助先生の問題を解決するのにはね、市長、孔子、孟子の教えを、この件に限ってですよ、少なくともこの件に限っては、孔子、孟子の教えを少し理解して、その教えを採用すると、大石誠之助先生の遺徳を正しく顕彰ができるし、そして大石誠之助先生を名誉市民にしてほしいという市民の要望活動も理解できるし、そして市長が市長として道を誤らない、最終判断するときの市長としての道を誤らないと、私は思うんでね、孔子、孟子の教えを少し理解して、そしてこの問題に取り組んだら、市長としての間違いのない判断ができると思うわけです。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午前11時04分

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△再開 午前11時16分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 19番、大西議員。



◆19番(大西強君) (登壇)

 一般質問を再開します。

 市長、さっきね、同僚議員からね、あなたが懸念してること、あなたが不審に思ってることと同じ指摘をされたんで、先に言っときます。それはね、大西議員は最初、大石誠之助の名誉市民に反対してたのに、どうして賛成に転じたのか、市民が不審に思ってるという指摘なんでね。いいですか、市長。さっき私が言うたでしょう。よく似てることで、違うものを一緒に論じるから不審が出てくるんです。いいですか。大石誠之助先生を議会に提案するかどうか、これに賛成か反対かということと、大石誠之助先生を名誉市民にするべきか否かという問題は別の問題でしょう。それをね、一緒だと思うから、私は、大石誠之助先生の名誉市民の提案には懸念を持ってたんですよ。わかりますね。提案されるまでは、私は一市民なんですよ。わかるのう。提案されてきたら、私は議員なんです、公人なんです。そやね。だから、提案される前は、私は一市民としての意見を言うてた。別の問題です。

              (「意味さっぱりわからん」と呼ぶ者あり)



◆19番(大西強君) 

 いいですか。だから、これ辛いのでね、これ難しいですね。だから、いいですか、いいですね。それは、提案する前は、提案されたらね、提案されるということは、市民が提案してきたんですよ。市民が請願をかけてきて、議会にかかったんですね。かかったんです。そしたら、この市民の要望をのむ、要望を実現するために働くことと、ですから私人と公人の違いある。いいですか。そしたら、提案するまでに反対してたというのは、こういうことですよ。ばかな議員がね、値打ちがないとかね、そういう意見に大石先生をさらされたくなかったんです。言うたでしょう。否決されると、私は読んだわけです。否決されるということは、大石先生の名誉に傷つけることになる。これは、私は耐えられない。出た、そのまんま、私の懸念材料。値打ちがないと。願人に向かって、私は、さっきね、後で言うと言うたんですけど、いいですね、市長、我々議員はどういう立場か、あるいは市長、市長はどういう立場かと、全然わかってない。対応が間違うとる。市民は、我々にとって神様でしょう。昔、三波春夫という歌手がね、お客様は神様ですと。我々にとって市民は神様ですよ。その市民に対して、市民が要望、請願してきたのに対して、その市民にね、大石誠之助先生は名誉市民の値打ちがないなんて、こんな恥ずかしいことはもうまずないですね。その人たちにとってかけがえのない人なんですよ。その人たちにとっては尊敬して値打ちがあるんですよ。私は、その議員は市会議員の値打ないと思うてますよ、私は。しかし、新宮市民の有権者、2万6,800人、そのうちの1,000人は、その人が市会議員として値打ちがあると思うから投票するんですよ。あとの2万5,000人の有権者は、値打ちないと思てるかわかりませんよ、そうでしょう。市長がそうでしょう。全会一致なんて言うてますけど、あんたは現職の市長ですよ。2万6,800人の6,800人ある思うとる。あとの2万人は、あんた、市長の値打ちがあるか、市長としてふさわしいか、ふさわしくないと思うてるかわかりません。ね、市長。それをね、その選んだ人に、市長を選んだ人に、おまえらの選んだ田岡は市長の……



○議長(奥田勲君) 

 大西議員、言葉気をつけてください。



◆19番(大西強君) 

 市長の値打ちがあるかどうか、そういうことをね、そういう非常識なことを言うこと自体が耐えられないんです。市長ね、あなたを市長にふさわしくないと言う人がですよ、あなたの娘に、あんたとこのお父さんは市長の値打ちがないと言われたら、その娘、どう傷つきますか。我々はね、こうして議員同士は報酬もらってやってるんですから、プロとしてやってるんですから、心に傷つくつかんわね、これは仕方ないです。私も、あほだと、ぽんだと言われるけど、それは仕方ない。しかし、市民に対してね、市民が尊敬して最も大切にしてる、一生懸命に、大石先生の名誉を回復しようと思うて一生懸命に活動してる市民に対して、考えられない。時間とりますけど。

 それで思い出したんですけどね、昔ね、市長、私が警察官当時、寒蘭、蘭の花がある、物すごい蘭の愛好者が多かったんですよ。それで、課長が私にね、大西、おまえ地元やからええ蘭あったら探してきてくれよと言うたんで、私は、課長、そんなカヤ草どこええんなと言うてしまったんですよ。それが、後で、警察の幹部というのは2年おれないんですよ、2年たったら転勤転勤、盆栽なんか趣味にしてもこれ移動できない、官舎から官舎へ。ところが、蘭の花は、あれは蘭だけ抜いて、新聞紙に包んでね、それで鉢も小さいし、移動が物すごい簡単。だから、蘭の愛好者が多いんだということを聞いて、僕はもう自己嫌悪に陥ってね、物すごい辛かったですね。えらいこと言うて。いいですか。僕にとったらカヤ草です。その人にとっては貴重なもんで大切なんですよ。そういうことですよ。それで、私は辛かったんですけど、ある日友達のとこ行ったら、窓際へ蘭の花いっぱい並べてたんで、すまんけど株分けしてくれ言うて頼んで、そしたら株分けしてくれてね、それを課長に持ってったら、課長がにこっと笑ったんです。そのときに、許されたなと思った。その間、物すごい辛かったです。ですからね、市長、自分が値打ちのないと思うても、その人たちにとって非常に値打ちがある。

 一部の人だと。冗談じゃない。あなたは、30数名の寿楽荘の老人を守るために莫大な予算投入するんですよ、これから。一部の市民の要望じゃないですか。わずか30数名の老人を守るためにね、それがあんたのさっき言いましたように思いやりでしょう、人道でしょう。だから、こっちは賛成してるんですよ。数が少ないとか、多いとかの問題じゃないです。

 そういうことで、私は、尊敬するね、さっきから言うてます、僕は、天性としてこういうことをしゃべれるような人間じゃないんですよ。私は、教えを受けて、その教えをこれだと思って実践してるんでね、それで大石誠之助先生を尊敬してるんです。だけど、今の状態では否決されるだろうと。あるいは、そういう値打ちがないとかいう、品評会かね、名誉市民コンテストみたいなね、そういう意見にさらされたくなかったんでね。それで、提案には反対してたけど、提案された以上は、絶対に大石先生が名誉市民になることが市民の幸せのために役立つと信念を持ってるから、今言うてるんです。ちょっと戻ります。

 市長ね、仁義、こういうまちをつくるためには、仁義、愛と正義を基本にしなさい。その仁義というの、仁義の仁は仁恕の仁。ある日、弟子が孔子にね、先生、一生、生涯守って悔いのない行動を一つの文字であらわす言葉はありますかと聞いたわけ。そしたら、孔子はそれは恕だと、仁恕、仁も恕も同じ意味ですよ、思いやり、それは恕だろうと。恕とは、己の欲せざるところは人に施すことなかれという意味だよと教えた。学校で、先生が生徒に、おまえら友達いじめたらあかんぞと、自分がいじめられたら辛いだろう、悲しいだろう、人を差別したらだめだぞと、自分が差別されたら辛いだろう、悲しいだろう、それが恕だと。仁ですね。慈しみとか、今さっき言うた思いやり、相手を思いやる、人が手と手を笑顔でつなぎ合う、そういう社会になれば、少々経済が貧しくても、みんな市民が助け合いながら生きていくんだから、そういうまちは幸せですよね。そうでしょう。それを説いてる、孔子が。ほいで、弟子の孟子が、そうだと。

 ここで、正義、市長、正義とはどういうことか。正義と言われるとわかるんですよ。仁義、正義。正義はね、自分の利益を、あるいは自分の利害をこっちへ置いて、まず道理に基づいて人道、公共のために尽くすことを正義という。いいですか。道理に基づいて、だから、私は、大石誠之助先生を名誉市民にするのが道理にかなってると思うから、道理を説いてるんです、今。

 それに対して反対だと言うなら、反対の道理を言わなあかん。いいですか。そこで、市長はどちらの意見に道理があるか、判定するのは市長なんです、市長しかないんです。そうでしょ。だから、賛成反対のね、意見、市長は、名誉市民に推挙しないということは反対者の意見を優先してるんですね。そうでしょ。ところが、願人、要するに名誉市民の賛成者の意見を取り入れて名誉市民に推挙するということは、反対しやる人の意見を踏みつぶすことになるんですよ。だから、市長はジレンマになるんです。ジレンマになるんだけども、仕方ない。これは職業、市長は一人しかいないから。そこで、市長は、正義を行うということはどちらの意見に道理があるかということを判定する、これが市長の務め。そこで、市長の政治姿勢が見える。市長が推薦しないと、推挙しないということになれば、それは当然私と意見が違うんですから、そうでしょ。そこで、市長は、最終的には、今勉強中ですから、最終的にはどういう決断をするかしらないけれどもね、私は、今言う孔子、孟子の教えを理解して、その意見を採用してたら必ず道が開ける。市長は、例えば大石誠之助先生を名誉市民に推挙したと、市長が現在でも将来においても市長を批判する人は一人もない。できない。評価されることはあっても批判されることは絶対ない。なぜか。孔子、孟子の教えを覆すだけの道理、理論があるはずがない。その孔子、孟子の博愛の思想をね、バックボーンにして決めた、決定したことね、覆せない。2500年続いてる、今でも朽ちない真理、2500年続いてる真理ですよ。今でも朽ちない。そういう真理を理解して、最終的に決定してほしい。

 それで、言いますけどね、そしたら大石誠之助先生をどう評価するかということです。人道、人道の、これね、市長ね、私は、今その、中断するんでね。ちょっと、あの……。

 つらいわね。せやけど、市民が選んできた議員やから仕方ないわな。

 いいですか、市長。がやがやとやじってるけども……

              (「何もやじってない、もう何でもええから早く」と呼ぶ者あり)



◆19番(大西強君) 

 自分が演説してるときに……



○議長(奥田勲君) 

 静かにしてください。



◆19番(大西強君) 

 やじられたら、不愉快でしょう。自分の嫌なことは人にもするな。そういうことですよ。

 あのね、市長、曾子ってね、孔子の弟子です。こう言ってる。いいですか。

 「士はもって弘毅ならざるべからず、任重くして道遠し、仁もっておのが任となす、また重からずや、死して後やむ、また遠からずや」と曾子は教えてる、孔子の弟子がね。どういうことか。簡単に訳すればね、田岡市長は大きな心と、大きく広い心と強い強固な意志を持たなきゃならない。なぜか。人道の実践、啓蒙、啓発という重い任務を負うからだ。それを、一生やるんだから、それを一生やるということだからなおさらだと。ですから、人道の実践、啓蒙、啓発に力を注ぐという任務を、強い強固な意志を持たなならんと教えてる。

 ところがね、市長、この士という、これ士って武士の士なんです、代議士の士。我々は代議士ですよね。市長だけじゃない。博士の士。要は、学問を修めた人は、その学問を修めたことによって社会のために尽くさなならんということなんですよ。人道のために、だから学問をして知識を頭に詰め込んでも何の値打もない。それを、社会のために役立ててこそ学問をした値打ちがあるということなんですね。

 そこでね、大石先生は医学を修めたわけでしょう。ですから、大石先生は医学を修めて、それを身分の低い、上下にかかわらず、貧しい人には治療費を取らないで平等に医術を施す。人道を実践してたわけです。してたんですね。それが偉大。そのことが偉大。人道主義者が戦争を肯定するわけがない。

 いいですか。大石誠之助先生は、ただで貧しい患者さんを診たから処刑になったん違うんです。戦争に反対したから。大石誠之助先生だけじゃない。それから25年後には、高橋是清大蔵大臣が軍備の拡張を抑えるために反対したら殺された、青年将校に、2.26事件ですよ。戦争に反対したから、ところが人道主義者が戦争を肯定するわけがないんです。戦争すれば人民を苦しめる、それを大石誠之助先生は啓発、啓蒙してたんです、演説会でね。だから、殺されたんです。命をかけて人道の実践、啓蒙、啓発をしてたと、実行してたと。

 市長は、100年前のことやと言いますけど、大石誠之助が戦争に反対して処刑されて、それからわずか25年後に高橋是清が殺されて、それから10年後、35年足らずで日本は太平洋戦争で敗戦して、日本は焦土と化して、350万人からの国民が死んだんですよ。大石誠之助先生はすごいと思いませんか。100年前の話じゃないんです、この間の話なんです。

 そこで、市長ね、大石誠之助先生はそういうことで人道の実践をしてたんですね。してたんです。そういう立派な先生が、軍国政府にね、当時の大臣は桂太郎です、生粋の軍人出身大臣です、総理大臣、これに反対する者を弾圧するためにぬれ衣を着せて処刑したんです。だから、市長、そういう人道の実践をしていた立派な先生が捕らえられて処刑された、気の毒だと思いませんか。市長も人間だから、気の毒だ、だれでも思いますよ。気の毒だ。この気の毒だと思うのが仁です、仁恕です。思いやりですね。いいですか。

 そしたら、この家族、家族はどうですか。時は天皇が現人神だと言われた時代に洗脳を受けた、洗脳、教育されてる時代に、お天さんに弓を引いたと、逆賊だということで、その家族はどういう仕打ちにあったと思いますか。

 このね、歌人というかね、詩人の、石川啄木いう歌人がおるんですよ。この人がね、ふるさとにおれなくなってね、事情があって、ふるさとを出るときに、そのときに詠んだ歌がある。「石をもて追はるるごとくふるさとを 出でしかなしみ消ゆる時なし」と。石を投げつけられるようなかっこうでね、ふるさとを捨てたと。その悲しみはね、片時も離れない、生涯。啄木にしてこれですよ。

 この家族は、実際に石を投げつけられてるんですよ。どういう悲惨だったか。筆舌に尽くしがたいというのは、このことだと思う。この家族を気の毒だと思いませんか。

 それを知ってしまった市民がおるんです、私も含めて。知らなきゃよかった。心というのはね、知らなければそんな苦しみを味わうことないんです。そうでしょう、知らぬが仏ですから。知ってしまった市民がおるんです。これを何とかしなけりゃならない、非常に気の毒だと。そうでしょう。

 市長は、恋をしたことがあるかどうかは知りませんけどね、ある女性にほれてしまったら飯も食えなくなるでしょう。僕は、経験したことあるから知ってるんですよ。会わなきゃよかったんです。これを知ってしまった市民がおる。この後悔とざんげ、気持ち。せめて、どうしても大石先生の家族にした仕打ちが辛いと、これを名誉回復して名誉市民にしたら、正当に大石先生の遺徳を評価、顕彰できたらね、少しでも気持ちが楽になるだろうと思うて活動してる。この人たちに対する思いやりはないですか。

 それは、老人ホームの寿楽荘の数十名の老人を救うのと、こういう反省してね、気の毒なことしてしまったと、何とかして名誉回復したいとしてる人たちと同じなんですよ。同じなんです。心というのは、そういうもんなんです。心は目に見えないから、しかし心が病むということは物すごいつらいんですよ。私も、高校時代に大石先生に出会わなかったら、今ここでこんな演説してませんよ。

 市長、そういうことで大石誠之助先生を、ほいでさっきも、その決定についてはね、それは今言うた思いやりですよね、仁。正義を実行してほしい。どちらの意見が理が通ってるか、条理に通ってかなうか。どちらの意見が道理にかなうか、そこをね、市長、よく研究して最終的に決めてほしい。



○議長(奥田勲君) 

 大西議員、時間。



◆19番(大西強君) 

 もうちょっと、5分だけ。

 市長ね、最後に言うときます。

 この孔子はね、弟子がある日、先生、おまえとこの、あんたとこの先生はどういう人だと聞かれた。そしたら、孔子が偉大過ぎるから私は答えに困ったと、孔子に言ったらね、孔子はこう言うたんです。簡単なことじゃないかと。私は、忠恕のみ。どういう人だと聞かれたら、忠恕の人だと言うたらそれで済むと。私の一生は、真心と恕、思いやりで貫かれてると。

 私は、市長が大石誠之助先生を名誉市民に推挙したとしたら、人から、おまえとこの田岡市長はどういう人よと聞かれたら、仁義の人だと、仁義に厚い人だと言いますよ。思いやりと正義感の強い人だと、そういって自慢したいんですよ。私は、そういう田岡市長を、そういうふうに人に自慢をしたいんでね、ぜひ。

 その孔孟の教えにしても壮大だしね、市長、大逆事件なんて大事件なんですよ、近代の。これを、1時間半でわかるように説明せえ、僕、天才じゃないんでね、到底無理なんですけど、気長に、気長に。

 私のね、政治信条は仁義なんです。私は、市民が住みよい幸せに暮らせるまちづくりする基本は仁義だと思ってますので、私のバックボーンは。それで、大石誠之助先生を顕彰するということは、仁義、人道を実践、実行していた大石誠之助先生を名誉市民にすることは、一つのプライド、あるいはPRのね、看板になると、看板といったら大石先生に失礼ですけどね、そういう啓蒙、啓発の重要な政策だと、私は思ってますので、そういうことで今後も一生懸命にこの点については取り組んでいく所存であります。

 終わります。



○議長(奥田勲君) 

 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。



△休憩 午前11時45分

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△再開 午後1時00分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△松畑玄君



○議長(奥田勲君) 

 2番、松畑議員。



◆2番(松畑玄君) (登壇)

 通告に従い、一般質問をさせていただきます。

 まずは、スポーツ少年団育成補助金の増額等を行うとありますが、これどのようなものなのかお聞かせください。



○議長(奥田勲君) 

 前田生涯学習課長。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 本年度スポーツ少年団の補助金につきましては、1万円を各団に運営の補助ということで1万円を増額しました。



◆2番(松畑玄君) 

 少年団に対して1万円ずつという。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 各少年団26団体に1万円ずつです、はい。



◆2番(松畑玄君) 

 ああ、そうですか。

 これ、市民からの要望なんですが、子供さんが御浜のスポーツ少年団に所属してまして、県の予選を勝ち抜き全国大会に出場することになったそうです。全国大会に出場する子供たちに、補助の制度は各自治体あるのでありますが、自治体の制度の違いのはざまにいる、どこの自治体の制度にもひっかからない、手当てされない子供たちがいるのを、市長、御存じですか。

 具体的に言いますと、新宮市は市内のスポーツ少年団に属する子供たちは他町村から来ていても手当てされます。しかし、御浜町は町内在住の子供たちだけに手当てされます。この2つの制度間で、手当てされていない子供たちが出てきています。

 これについて、市長、見解をお伺いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 他市町村と新宮市とどういう違いがあるのか、ちょっと今のところ明確に把握しておりませんので、また研究させていただきまして……



◆2番(松畑玄君) 

 これ、簡単に言うと、市長、新宮市はもう本当に新宮市のスポーツ少年団に属してたら手当てしてるわけですよね。だけど、御浜町というのは町民じゃないとだめだと。じゃ、結局新宮市から御浜町へ行ったときに、それじゃ新宮市のスポーツ少年団に属してないし町民でもないということで、どこからも手当て受けてないんですよね。僕としては、この教育の平等というのをね、やっぱり思うんであれば手当てしてあげてほしいと思っておるんですが、実際これこのような相談というのは近年何件ぐらいあったのでしょうか。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 聞いてるのは、松畑議員さんのその件だけだと思ってます。



◆2番(松畑玄君) 

 1件だけですか。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 1件だと、はい。



◆2番(松畑玄君) 

 そうなんですか。僕、何人かの方に聞いたんですけど、まあ空手の関係なんでしょうけど、はい。

 これ、相談されて、保護者直接来たときもありましたよね。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 うちのほうで、先ほど言いましたように、松畑議員さんが言いましたように要綱を決めておりますので、その要綱の範囲でいうことで。その方に言ったかどうかわかりませんが、三重県の代表で出るので、新宮市の代表で出るんであれば三重県の方も新宮市の組織に入ってたらうちは出すということで、そちらのほうにも言うてますし、そちらのほうで三重県の代表で出るということで、そちらのほうで配慮してもらえないかというふうな形でお断りしたと思ってます。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、少なくとも新宮市民なんで、手当てしてあげたいと思うんですがね。これ、紀宝町行くと漏れなく手当てされてると、隣の町ではね。そうやって、町民であるか、それか紀宝町の団体に属していれば手当てされるということなんでね。これ、実際の話、そうやって他町村のスポーツ少年団に属して、子供たち、そんな少ないですよね。ましてや、県の予選を勝ち抜いて全国大会の切符を手にする子って、本当に少ないと思うんですよね。それで、この増額する前に、そういう手当てをしてあげるべきではないかと思うのですが、市長の判断をお伺いしたいです。



◎市長(田岡実千年君) 

 これ、どちらかといえば教育委員会の分野だと思いますので、教育長と一度このことについて話し合って、研究、検討していきたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 できれば、その結論をいただきたいと、僕としては思うんですけど、そんなに。するか、せんかですよ。これ、年間10万円もかかるか、かからないか、そういう予算もね、そんなにかかるもんでもないですし、子供のやる気とかこれで阻害されたら。あれですよね、今はほかの団体属しててあれかもわかんないですけど、本当に有名な選手になって、新宮ということが売れるかもわからないんで、市長、本当に判断いただきたいんですが、いかがでしょうか。



◎教育長(坂本憙信君) 

 全国大会へ空手で出られるということでありますけれども、従来その所属する団体のところでの補助金という形で多分ずっと来とったんやと思います。そこらあたり、その空白部分はそしたらどのように保障していくんかというあたりですけども。余り今まで前例がなかったということでありますので、ちょっと検討させていただきたいと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 検討ですか。そんな難しい、検討しなければならないほど。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 このお話ですけども、現在私ども補助金の交付要綱というものを定めておりまして、その規定の中に、新宮市の各種スポーツ団体またはその団体に属する個人というふうに明確に今は規定しております、対象者を。今、こういった要綱がございますので、今ここで、その要綱を超えてということはちょっとお話は難しいかと思いますので、一度研究、検討させていただきたいと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 要綱を超えてというより、要綱を変えてくれと、僕は言ってるんですよ。そうやって漏れがあるというのは、本当に教育のね、本当に平等に子供たち見ていくんであればですね。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 この補助金の交付要綱は、目的が全国大会への出場を容易にすること、それからまた青少年の育成を図るためというふうに定めておりまして、これに基づいて一度研究、検討していきたいと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 研究、検討。なかなか、これだけど何年も言ってたみたいなんでね、その保護者たちは。結局、教育委員会へ何度か行って、毎年その時期になったら行ってですね、要綱で決まってるという同じ答えだと。本当にそれでええのか、制度上の不備じゃないかなと、僕は思うんですけどね。どうなんですか、そこら辺。変えていただけるという、はっきりとしたあれというのはいただけないですかね。



◎教育部長(杉山泰生君) 

 これまでの例もございますので、一度、先ほどのを繰り返すことになりますけれども、私どものほうで、この趣旨を踏まえて、今松畑議員さんがおっしゃってることが私どものこの要綱の趣旨にきちっと沿っていくんであれば変更もあり得るということで、研究させていただきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 ぜひとも、これ実現していただけるようにお願いしたいです。ある議員の言葉をかりれば、これをすることで喜ぶ人はいても、涙を流して悲しむ人はいないと思いますので、よろしくお願いします。

 次にいきます。

 市長は、所信の中で、最も急務な課題として雇用の創出と市政改革を標榜し、組織の再編を皮切りにさまざまな施策に取り組んでまいりましたと言われておりますが、まず雇用の創出についてでありますが、どのように取り組み、どのような成果を上げ、また今後の具体的な目標を市長にお伺いいたします。



◎市長(田岡実千年君) 

 この雇用の創出については、一夕一朝にいかないわけでありまして、どのようなことをやったかという御質問ですので少し具体的に述べさせていただきますと、トップセールスとして8回ほど各企業さんを担当課と一緒になって回らせていただきましたとともに、企業誘致には52回ほど企業にセールスに行ってもらっておりますが、実績としては新宮港二期の埋立地に誘致という実績は、22年度ゼロであります。

 また、この新宮市内の企業の活性化をするために、新宮商工会議所の青年部、そして新宮青年会議所の若手経営者の方々と、2回ずつ延べ4回、経済観光部のほうで会議を持たしていただいておりますが、今のところこれといった具体的な施策もまだできてないところであります。

 今後も、引き続き、特にもっと地元の企業さん、地元の団体、市民の声をもう少し聞かせていただいて、その中から解決を見出していきたいなと、そういうふうにも思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、定まってないということなんですけど、ある程度目標というのを掲げていかんと、そこへはたどり着かないんじゃないでしょうか。目標なしに、ほんじゃどうやって、ただやってるだけだったら、例えば何人若い人をどんだけ雇用できるような環境をつくるとか、ある程度の目標というのは、それも全くないのでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 明確な数字の目標というのは、今のところまだ設定できずにおります。しかし、22年は1年前に比べまして雇用は増大しておりまして、これハローワークでの数字にも出ておるんですが、今、国のほうの緊急雇用創出事業、またふるさと雇用再生事業などで、市役所の臨時職員さんとして数十名の方に来ていただいておりまして、また新宮港、例えばの話ですが、新宮港で働いてる方も数名程度、昨年よりふえてるといった、そういうプラスの実績もあるにはあるんですが、今後具体的な目標数値も定めて、それに向けて取り組む必要があるんかなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 雇用創出は非常に難しいのは理解しておりますが、常に目標を高いところに見据え、何といっても実行力、機動力が重要になってくるので、よろしくお願いいたします。

 次に、市政改革について質問します。

 市長は、市政は市民のためにという理念を掲げ、組織自体どのように変化し、取り組み、成果を上げ、また今後の目標を具体的にお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 事あるごとに、市政は市民のためということで職員の皆様にそういう思いを話しさせていただいておりまして、何とかこの市政改革、任期中に見える形でしなければならないし、するという決意であります。

 まず、この23年度、新たな取り組みといたしましては、能力主義の中で職員さんの人事評価、そういうのも取り入れていきたいと思っておりますのと同時に、あともう少し職員さんがもっと新宮市内の市民の皆さん、また団体、またそんないろんな会合へも参加できる、参加する仕組みみたいなのをできればつくっていって、もっともっと市民の皆さんといろんな場での接点を持つと、そういうこともやっていきたいなと思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 先日、天台烏薬の地域団体商標登録について市民から相談を受けて、商工観光課に対応していただいたんですが、結論は次の機会に関連のある農林も入れて議論しましょうとのことでした。このような場合に、初めから関連課集めて議論するようなことというのはできないのでしょうか。そのほうが合理的ですし、市民も何度も役所に来なくて済むと思うのですが。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 先般、お話をお伺いした際には、商工観光課のみで対応させていただきました。たしか1月26日ぐらいだったと思うんですけども、そのとき今議員さんおっしゃられたような形での御返答とさせていただいたんでございますが、今後その内容に伴いまして関係する課がございましたら、一応声かけさせていただいて、一応同席するような形で努めていきたいというふうに思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 そして、次なんですけど、2月16日に報道された紀宝町桐原で発生した鳥インフルエンザについてであります。

 市長、このニュースを聞いて、新宮市の一部も半径10キロメートル以内の区域に入ってたということで、どのような指示をしたのか、お聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 新宮市の場合、半径10キロから外れておったように思っております。



◆2番(松畑玄君) 

 入ってたですよ、多分。日足のほうも入ってましたし、ほんで丹鶴小学校近く、速玉のほうも入ってたんじゃないですかね。そうやって聞きましたけどね。



◎建設農林部長(中畑孝一君) 

 そのときの市の対応ということでありますけども、養鶏場というのは10キロを離れていたということで、特にその特別な対応というのは、紀宝町で消毒なんかをしてましたから、それからこちらのほうでの消毒というのは特にございません。



◆2番(松畑玄君) 

 養鶏場が10キロ離れてたということでしょう。区域としては10キロ入ってた、それからも離れてたんですか。



◎建設農林部長(中畑孝一君) 

 そのとおりであります。



◆2番(松畑玄君) 

 一応、ほんじゃ、まあ言うたら、日足なり丹鶴小学校付近に養鶏場があった場合に消毒の対象になるということですよね。



◎建設農林部長(中畑孝一君) 

 当然、そのようになると思います。



◆2番(松畑玄君) 

 それやったら、十分危険区域、それで、僕、あれなんですね、子育て推進課と教育委員会に、子供たちが鳥の死骸やふんを触らないように注意喚起してほしいということでお願いしたところ、子育て推進課は同日中にやっていただいたんですが、教育委員会は翌17日にプリントを配布したとのことでしたが、この対応に1日のばらつきがあるというのはなぜなのかというのをちょっとお聞かせ願いたい。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 お話伺ったとき、ちょうど2月16日だったと思うんですが、この日ちょうど校長会がございまして、そのときにもう既に県教育委員会からも通達文書来てましたので、それは学校長を通じて配布させていただきました。それから、新宮市の教育委員会独自で文書を作成いたしまして、決裁に回して、それで翌日配布したということでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、僕としたら緊急時ととらえたんですね、新宮市も10キロ以内にかかってるということで。こんなときこそ、子供たちにかかわることなんで、連携を密にして迅速に対応していかなければと思うのですが、市長の見解をお聞かせください。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういう危機管理、非常に大切なことでありますんで、敏速にしなければならないと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 はい、わかりました。

 次は、ことしの成人式に出席した新成人からの意見でありますが、記念品として図書券をいただいたと。なぜ、図書券なのかという意見でした。私も同感ですが、ことしこのような意見初めて聞いたのですが、毎年これ図書券で対応してるというか、そうなんでしょうか。それと、なぜ図書券にするに至ったのかお聞かせください。



◎生涯学習課長(前田圭史郎君) 

 昨年まで、新成人に、新成人の記念に何がいいかということで、昨年までは成人のマナーということで、社会人のための法律Q&A、また冠婚葬祭というような書物2冊を記念品として配布してました。本年度は、ちょっと予算の削減等もありまして、そしてその中で、若干経費の削減ということと、また活字離れということで、書籍のかわりに新成人自身が二十歳の記念となるように本の1冊でも購入してもらおうということで、図書券とさせていただきました。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、僕考えたんですけど、図書券ではなく市長肝いりの政策の共通商品券ではいけなかったんでしょうかと。共通商品券であれば、確実に地元に還元され、商品券の額面以上に消費する可能性があります。地元消費の意識を高め、商店街の活性化につなげていくという市長の政策を、特に若い世代に理解していただくにはいい機会だったのではないでしょうか。市長の見解をお願いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 そのとおりだと思います。ことしは、昨年まで本を渡してたかわりに図書券ということになったんだろうと思いますが、今後そういうことも考えていきたいなと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 少しそれてしまうんですけど、商品券といえば、以前一般質問で提案したお悔やみの返しに商品券は使えないかということで、これ実現すれば地域経済の活性化にすごくいいと思うのですが、これをどうか推進していただきたいと、商品券という、はい。

 そして、今までちょっと事例挙げて言ってきたんですけど、これ全部共通するのが、関連課同士の連携がとれていればもっと違った結果が出ていたのではないでしょうかと。市政は市民のためにという理念で市政改革、市長の意気込みは理解しておりますが、職員の意識改革、縦割から横連携の体制強化なしに市政改革はあり得ないと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次、所信の中で、みんなの協議会を組織できたことは、市民感覚を生かし、市民力をいただくという協働のまちづくりを目指す上で大きな歯車が動き出したとありますが、みんなの協議会が動き出したということだと思いますので、今後みんなの協議会の具体的な方向性をお聞かせください。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 みんなの協議会、去年の6月に発足して、今まで6回の協議会を重ねておるわけですけども、新年度の事業としまして予算で計上させていただいております。駅前ふれあい広場事業ということで、JRの駅前広場をお借りして花壇を整備して、コミュニティがとれるような広場に整備したいと。

 また、もう一つは、あいさつでつながるまちづくり事業ということで、市内の各拠点において、みんなの協議会の委員等が毎月限られた日にあいさつをすることによって、地域のつながりをつくりたいなというようなことで運動を展開しようかと考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 このような事業なんですけど、これ別に青年会議所とか商工会議所の青年部に委託しても、わざわざ職員張りつけて、課を新しくつくってまでこの事業ってやる必要があるのかというところをちょっとお伺いしたいんですけど。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 みんなの協議会、現在19名の委員でやっておりますけども、各団体からの推薦もいただいて、委員の方も出てきていただいております。その中には、今お話のありました商工会議所青年部、青年会議所等々団体もあるんですけども、協議会の今言った事業なんですけども、委員だけでずっとやっていくということではなくて、やはり出身母体の方々の御協力も得たい、また地域、町内会やとか各種団体、老人クラブとかそういうような方にも広がっていって、さまざまな事業を展開する中で、地域での人と人とのつながりを広げていけたらなというふうに考えております。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 それでは、次に、小学校の跡地利用なのですが、丹鶴小学校跡地には文化複合施設に決まっていますが、蓬莱小学校跡地は市庁舎をやめて子育てゾーンに変更するということなんですが、どのような経緯から変更にするに至ったのか、お聞かせください。



◎企画調整課長(中前偉君) 

 そもそも、中学校1校ということで、蓬莱と王子の統合校を城南中跡地に建設するということで総合計画をしておりますが、中学校2校存続ということに伴いまして、王子小は耐震改修ということになりました。それで、総合計画では王子小学校を子育てゾーンというふうに位置づけておりまして、その代替地としまして蓬莱小跡地という案が出てきたところでございます。



◆2番(松畑玄君) 

 以前、一般質問で、まちなかに大型遊具を備えた公園を整備していただけないかとお願いしましたが、そのときは今ある施設を整備していくということでした。このように変更していただいてありがたいんですけど、しかし幼稚園、統合保育所、グラウンドを備えた公園整備とあれもこれも詰め込んでしまったら、中途半端な施設になるのではないでしょうか。

 市長、田辺の新庄公園って行ったときありますか。

 あそこ、土日になると近隣の市町村からたくさんの人が集まってきてまして、私も何度か子供と遊びに行ったんですが、新宮の人に会わないことがないと。新宮の人もたくさん行っておりますね。平日は平日で、ちょっと平日行かせてもらったんですけど、どんな状態なんかなということを調べに行ったら、それもまた近隣市町村の幼稚園や保育園、小学校の遠足等で結構にぎわってました。熊野市の山崎公園もそうですが、来園者の半分ぐらいが新宮の人のときもあります。新宮の人間は、子供を公園で遊ばせるのによそのまちへ出かけていって、そのまちにお金を落としていますわ。

 市長、子育て現役世代の人の、新宮市には子供を遊ばせる公園がないという意見を聞いたときありますか。



◎市長(田岡実千年君) 

 はい、あります。



◆2番(松畑玄君) 

 これね、私も仕事柄よく聞くんですが、まちなかの公園ってどこ行っても小さいと。それで、1日遊ばせるというか、長い時間遊ばせるのはちょっと難しいと。実際、新庄公園、これ何で来てるかというたら、大型遊具と、僕、駐車場だと思うんですね。これ、中心市街地、蓬莱小学校の跡地に、そんな大型遊具と駐車場を備えた公園はできないかと。今、駅前でもそうですが、お世辞にもにぎわってるとは言えませんよね。蓬莱につくったら、自転車とか電車でまた公園に来る人も予想できますので、新たな人の流れをつくる起爆剤になるんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 今のところ、この蓬莱小学校の跡地、子育てゾーンと、あと防災公園というような計画を今検討しているところでありますが、そういう子育てをしてる保護者の皆様の意見も考えながら、今後計画していかなければならないと思います。



◆2番(松畑玄君) 

 公園、もしつくっていただけるのであれば、新庄公園に負けないような大型遊具、そして駐車場を備えた公園に整備して、新宮市民、さらに近隣市町村の人が新宮を訪れる拠点にしていただきたい。この件もそうなんですが、公園を整備して喜ぶ人はいても涙を流して悲しむ人はいないので、よろしくお願いいたします。

 次に、丹鶴小学校跡地の文化複合施設なのですが、この件につきましては教育民生委員会で多分もまれると思いますので、1点だけ質問させていただきます。

 観光の拠点にするには、これまず駐車場が狭過ぎるんではないでしょうか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 策定委員会の中で基本計画が答申されておりまして、そういった中では、駐車場につきましては300台を目指す中で、今般まとまった案では観光バスは5、6台程度ということで相なっておりますが、今後の設計の段階で、私どもはそういったことも十分視野に入れながら設計に入っていかなければならないと、私どもは考えてございます。



◆2番(松畑玄君) 

 これ、狭いと、僕は思うんですね。実際、観光バス5台、一般は130台でしたっけ、これ、一般は。130台で、もうこれどちらも少な過ぎるんではないかと。観光バス5、6台では話にならないでしょうし、一般の車が130台、これも1,000人規模の文化ホール、熊野学センター、図書館を整備するんではちょっと少な過ぎるような気がします。これ、再度、熟慮をお願いいたします。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 基本設計入っていく中で、私ども、そういったことを十分踏まえまして検討していきたいと考えてございます。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 小学校跡地利用については、共通して言えるのは、市民のニーズにこたえることはもちろん大切ではありますが、地域経済の活性化を図るために、観光の拠点、近隣からの来新者の拠点を念頭に、50年、100年先を見越した整備が大事ではないかと思います。小学校跡地利用は新宮市再生の最大のチャンスなので、どうかよろしくお願いいたします。

 新宮市、これから大きな事業をたくさん抱えておりますが、一部事務組合も特別養護老人ホーム、養護老人ホーム南紀園の建てかえ、し尿処理場南清園の建てかえと大きい事業を抱えております。それらの分担金も、今後新宮市にのしかかってきます。

 そこで、南清園について質問します。

 先日、組合議会の中で、副管理者が新宮市と田辺市、北山村は過疎債が使えるが、紀宝町、御浜町は使えないので、新宮市が一括して借りてくれないかという提案がありまして、市長の答弁は研究させていただきますとのことでしたが、まさかそのようなことは本当に考えてないでしょ。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 あのとき議員さんもいらっしゃいましたので、そういうふうなことは当然私らとしましてはできないものと考えてますし、市長ともその辺はまたきちんと話ししたいと思ってます。



◆2番(松畑玄君) 

 はい、わかりました。

 そして、次、南紀園なんですが、19年12月の定例会で質問した養護老人ホームの赤字部分の負担金について、これについての答弁は、担当課長会で議題に上げまして、これを将来当然考えるべきだろうというふうに今課長会の中で認識して、どうすべきかということも今後の課題に上げようという話でしたが、あれから3年以上、現在どのようになっているのか、お聞かせください。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 先月の14日に幹事会、担当課長会ですけども、開催されました。その場所で、今議員さんおっしゃいました一般会計特別養護老人ホーム、特別会計養護老人ホームの会計の統一、一本化について再度事務局のほうへ問いたださせていただきました。その答えとしましては、23年度中に検討して方向性を出していきたいという回答が出ておりますので、23年度中には実施に向けての方向性が出てくるんじゃないかというふうなことで感じておりますけども。



◆2番(松畑玄君) 

 わかりました。

 新宮市としては、なるべく負担金を減らせる分は減らしていかなければと思っています。建設費についてもそうですが、今の予定ではどのような負担割合というか、どのように負担していくかということを、はい。



◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君) 

 南紀園の改築に向けた負担割合につきましては、以前も議会のほうで御説明させていただきましたとおり、現在使われてます養護老人ホームの赤字補てんの各市町村負担割合分、要するに人口割が5割、入所者割が3割、均等割が2割という、そういう割合がございますけども、これにつきましてはあくまで養護老人ホームの赤字補てんの各市町村が負担する割合でございます。これを、そのまま改築に向けての各市町村の負担割合イコールじゃないということは、改築委員会の中でもこれは確認されておりますので、今後どのような負担割合を用いていくかいうことは、幹事会等の中で検討されていくというふうに思っております。



○議長(奥田勲君) 

 松畑議員、一部事務組合の件。



◆2番(松畑玄君) 

 そうですか。ちょっと、一部事務組合のことはやめてほしいとのあれだったんで。そうですか。

 今後、新宮市、いろいろな事業、大きい事業を抱えておりまして、一部事務組合のあれ、今後も踏まえて、いっぱいいっぱいある予算を使っていくというのは非常に危険な感じがします。国の政権が安定していない中、国の方向性が変われば新宮市も倒れる可能性が十分にありますので、50年後、100年後を見越した事業にしていただきたいと思います。

 熊野の都らしいまち新宮、訪れたいまち新宮、住みたいまち新宮、これを目指すことをお願いし、一般質問を終わらせていただきたいと思います。

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△松本哲也君



○議長(奥田勲君) 

 12番、松本哲也議員。



◆12番(松本哲也君) (登壇)

 それでは、一般質問を初めさせていただきます。

 先ほど、同僚議員から、哲ちゃん、一般質問、4年ぶりで忘れたってないかと言われたんですけど、田岡市長になってから初めてなんで、1年半ぶりぐらいで、始めたいと思いますんで、よろしくお願いします。

 一般質問を始める前に、田岡市長になって初めての一般質問なんですが、田岡市長とのことを少しお話しさせていただきたいと思います。

 田岡市長とは、新宮青年会議所のメンバーとして10年ほど御一緒させていただきました。当時から、人望が厚く、後輩の面倒をよく見る先輩でありました。私も、会議所活動においていろいろアドバイスをいただいたり、私の3回目、4回目の市議会議員選挙の出陣式で青年会議所の先輩としてあいさつをいただき、公私ともに大変お世話になりました。その田岡さんから1年半前、市長選挙の2カ月前の8月末ごろだったか、「哲也、10月の市長選挙に出るから頼むわ」って携帯で電話がありまして、びっくりしました。それから、三栗議員と事務所の段取りをしたり、事務所の掃除、いすや机を運んだりという、あっという間の2カ月でしたが、その結果、運がいいのか実力なのか、その辺はちょっとわかりませんが、こうやって田岡市長が誕生されたわけです。

 市長が就任してから、同僚議員の一般質問を聞いていますと、市長が初めてだからということで、優しく、そして温情のあるような質問のような気がいたします。しかし、私は、あなたを応援した議員の一人として、予算大綱の1ページからいろいろとお聞きしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、所信の中で1ページに小学校における児童給食費の助成やというふうにあります。市長のマニフェストには、助成ではないんですよね。こちらにありますけども、小学校の給食費完全無料化というふうにマニフェストには書いております。市長に就任して、市内の全児童の給食費を無料にしたら年間7、8,000万円がかかるということがわかり、その予算が毎年毎年支出するのは難しいということで、子供の多い世帯の二人目以降を無料にするという議案を提出されましたが、議会のほうでその予算内で満遍なく下げたほうがよいのではないかということで、全児童を対象に1,000円を助成することになったわけですが、市長を応援しなかった議員さんの質問は少し優しいように、私は思います。自分が応援しなかった市長なんで、マニフェストが守れなくても自分の支援者からも文句も出ないんですよ。しかし、私は、あなたを応援した数少ない議員の一人として自分の支援者に、何と言われているか。田岡さんが市長になったら給食費がただになるんじゃなかったのかと、最近これ風当たりが強いんです。そこで、同僚議員の質問等にも市長は答弁されて、市長の頭の中では無料にするのをまだあきらめてないと思ったんですが、この所信のくだりを見てがっかりいたしました。助成という言葉を平気で使っているんですが、これは市長に投票してくれた市民に対して、私は、裏切っていると思っておるんですが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 議員さんには何回も御説明申し上げたとは思いますが、この部分はマニフェストを、申しわけないが訂正させていただきたいということで、市民の皆様におわび申し上げなければならないということであります。



◆12番(松本哲也君) 

 市長ね、兵庫県の相生市というところがあるんですけども、これが、この1月に新年度の予算を発表したんですけども、人口減少に歯どめをかけるため市立の幼稚園から中学校までの子供全員の給食費を4月から無料化することを発表いたしました。市内の全保育所と市立幼稚園については、3歳から5歳児の対象に給食費の相当額の月額2,000円を助成する。幼保から中学校までの給食費の完全無料化は、山口県の和木町というんですかね、に次いで全国で2例目とういことであります。この相生市の平成22年の国勢調査のときには、人口は3万1,171人、うちとそんなに変わらないんですけども、この給食無料化は子育て支援の充実で人口流出を防ぐとともに転入者をふやすというねらいがあるそうです。それで、年間の負担額は1億1,300万円、これを23年度の当初予算に盛り込むということでありますが、市長のやる気によって、このように1億何千万円も取るまち、市があるんですけども、これもう一度復活させるような気持ちはありませんか。



◎市長(田岡実千年君) 

 何とも、おわびばかり、この件に関してはしなければならないのですが、いろんな全体の予算を見る中で、今のところ完全無料化の復活はしにくいなと思っております。



◆12番(松本哲也君) 

 あきらめたんだったら、仕方がないですね。

 そうしますと、その続きのくだりなんですけども、新たな学力向上支援教員の配置という言葉があるんですけども、この支援教員なんですけども、市単で、各小中学校に配置されるわけですけども、この支援の職員さんの指導ですよね、結局講師という形で各学校に派遣されると思うんですが、この先生方の指導方法というのはどのようになされてるでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 市単の先生方なんですけども、通常の正職の教職員と同じように学校内と学校外での研修があるんですが、学校内でも年間10回程度、それから学校外でも年間10回程度の研修を行っております。内容については、授業改善に向けての、授業案をそれぞれ出し合って検討してみたり、それからチームティーチングの役割ですとか、それから学習支援の動き方なんかの打ち合わせなんかも行います。それから、研究授業のこととか、それから指導方法についても協議してございます。こういったことには、教育委員会からも指導主事も出席しまして指導を行ってございます。

 また、特別支援を必要とする子供さんもおられますので、そういった子供さんへの対応の仕方、それから教育相談なんかのことについても外部から専門家を招きまして、講演なんかも行ってございます。

 それから、校外での研修なんですが、これは県と市で共催して行う場合もございます。教育の研修会ですとか、それから郡部も含めてでの他校での研究会とか研修会、こういったことも常時行われております。



◆12番(松本哲也君) 

 この講師の先生なんですけども、市単という形で派遣されるわけですね。担任持ったりすることはないんですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 市単独で採用された先生については、担任を持つことはございません。あくまでも、県で採用された正職員が担任を持つということになってございます。



◆12番(松本哲也君) 

 私、この育友会のほうから講師の先生で、いろいろと問題があるような話を聞くんですけども、やはり校長先生のOBとか、そういう方々に、講師の先生だけの研修が一から必要なんじゃないかと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。



◎教育長(坂本憙信君) 

 現在、軽度の発達障害と言われる子供たちが普通学級の中に6%おると言われています。それで、担任を持っている教師ももちろんでありますが、この学習障害やとかあるいはさまざまな障害を持っている子供たちがおりますので、その子供たちに対応する対処の仕方というのは、市単の職員もそれから県単の職員も、すべてやっぱり理解した上で、どのような対応をしていけば一番学習効果を上げることができるのかということでありますので、市のほうでも指導主事が中心になって研修会等で対応しているところであります。



◆12番(松本哲也君) 

 より講師の先生方の研修等を強化していただきたいことをお願いして、この項を終わります。

 それから、4ページの頭のほうなんですが、平成23年度の予算におきましては、市税収入の増加が見込めない厳しい財政状況の中とありますが、市税、それから固定資産税、それで各使用料、それから特別会計の国保等、合わせて多くの未収金があり年間数千万円の不納欠損処分を出しておるんですけども、本当に生活を困窮されている方については仕方ないと思いますが、同じ市民で払う人と払わない人がいたら、平等じゃないですよね。

 そこで、この未収金の徴収を強化したら、もう少し予算に余裕が持てるんじゃないかなと思うんですが、この未収金の解消に各課を挙げて取り組んでいただきたいと思うんですが、市長、いかがでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 多くの未収金がある中で、税金、国保税も含めて今の回収機構、県の市町村でつくっている回収機構で回収の実績を上げさせていただいておりますし、また税務課のほうでも、このことについては非常に重く受けとめて頑張っていただいているところであります。



◆12番(松本哲也君) 

 例えば、保育園の保育料の滞納とか、その回収機構等に出すまでもないような金額もあると思うんですけども、この県の補助の緊急雇用創出事業臨時特例基金ですか、このようなので徴収員、徴収を強化するということで、こういうのは徴収員として雇えないんでしょうか。



◎総務部長(小山壽行君) 

 徴税吏員という点では職員がならなければなりませんが、今市長のほうから申し上げましたように、税の関係、それから12億円余りの未収金の中には住宅の関係、あるいは住宅新築資金の貸付金などが含まれておるわけで、その中で税関系以外でも住宅の回収機構の立ち上げも行っております。そういったことを市職員としては学ぶ中で、最近では税法に基づく形で市においても直接差し押さえとか、そういったことをやりながら徴収率の向上に努めておるところです。

 市長からは、当然一般財源の確保という点ではしっかりやれということは言われておりますので、例えば今議員さんおっしゃられた保育料、そういったものについては徴収の方法を変えるということも現在やる中で徴収率の向上に努めております。当然、住宅の家賃収入等につきましても、口座振替の推進とか、そういったことも必要になってきます。また、税の関係では、例えばコンビニの収納を実現するとか、そういったことも広めていく、いろいろな方法でこのことは対処していく必要があると、そのように思っておりますので、これからもできることを一歩一歩やっていきたいなというふうに考えております。



◆12番(松本哲也君) 

 市長、これ一般の会社でこういう多額の未収金があったら、社員、職員さんに給料が払えなくなりますよね、そこで、この税の徴収月間とか、そういうときに市長が先頭に立って徴収に回ったら、市長さんが来てくれたんだったら払おうかなとかいうような方も出てくるんじゃないかと思うんですが、市長、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういって思っていただいたらうれしいんですが、時々は逆に、要望いただいたりすることもありますので、その辺、私が行くほうがいいんか、担当職員だけで行くほうがいいんか、また今後考えたいと思います。



◆12番(松本哲也君) 

 そこで、もう一つ、この財政の厳しい中というふうにあるんですけども、市長も、もと会社役員で商売をなさっていたので、わかると思うんですけども、収入のことを考えた上で、何か収入になるようなもの、例えば市の土地や建物でもう使わなくなったようなものとか、その土地を貸すとか売るとか、少しでも収入にできないかと思いますが、一つ例を挙げますと、南谷にもと市営住宅があったところに土地があるんですけれども、日当たりも悪く、市も今のところ使い道はないというふうにお伺いしております。ここの年間の草刈とか、そういう維持費が、ここだけじゃなく市内の、市の所有している土地とか建物に年間大分かかっていると思うんですけども、そのような物件をいつまでも所有していないで、民間に売るか貸すか、幾らかでも収入になると思うんですけども、市長、その辺いかがお考えでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 使ってないところというのは、売れたら売るべきだと思います。



◆12番(松本哲也君) 

 ぜひ、そういうところを、市の所有している土地とか建物、検討してみてください。



○議長(奥田勲君) 

 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後1時56分

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△再開 午後2時12分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

 12番、松本哲也議員。



◆12番(松本哲也君) (登壇)

 それでは、引き続き一般質問をさせていただきます。

 それでは、先ほど松畑議員もありました5ページの、みんなの協議会のことでお聞きしたいと思います。

 このみんなの協議会ですが、市長がこの会を立ち上げたのは、市民と行政がともにまちづくりをしていきたいということでつくったように記憶をしているんですが、ことしのみんなの協議会の事業を見てみますと、地域における人と人とのつながりや観光客や来訪者に対してもてなしの心が生まれることを目指してあいさつ運動を始めてまいりますというふうにあるんですけども、このあいさつ運動とかは、青少年育成協議会が育友会や母親クラブや、いろんなところでやっているんですけども、何か違いがあるんですか。



○議長(奥田勲君) 

 辻課長。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 今年度事業として、あいさつでつながるまちづくり運動ということで計画しております。

 既存の声かけ運動、あいさつ運動、何回かやっておると聞いております。教育委員会では、新学期のスタートの月、2日間連続とか、あと和歌山子供セーフティガードでは、月初めとか、あと子供の見守り活動として毎月第2水曜日とかいうことで、地域の活動で登下校時にやっていると聞いております。それとは別に、新しく事業として、毎月10日を基準として市内の各所でやれたらということを考えております。また、今言った既存の事業ともタイアップして一緒にやれることも模索していきたいと考えております。



◆12番(松本哲也君) 

 そこで、毎月10日というようなお話もあったんですけど、駅とか、そういう市内の観光名所とかで、時間帯で何時ぐらいにするとか具体的な、あと参加する団体、企業の皆さんに声をかけてみんなでするのか、そういった具体的な話はどこまで進んでるんでしょうか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 新年度4月から考えておりますけども、今のところ年に12回の計画は立てております。市役所周辺とか、5月には駅前でふれあい広場ということでJRの駅前広場を開設しますので、そこでとか、あとは各大規模店舗、スーパーセンターとか、そういうところで、また夏には合宿等で来られる方があると思いますので、高田のグリーンランドとか、また秋には観光地速玉大社周辺、熊野川温泉さつきとか、また1月の成人式とかということで、10日をめどですけども、年次計画は立てております。



◆12番(松本哲也君) 

 田岡市長、このみんなの協議会ですけども、田岡市長が目指してたところと、ちょっと違うような方向に行っているんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 新宮市の総合計画の一番最初に来る基本構想で、一人一人がまちづくりの担い手ということで、協働のことを1番にしているわけなんですけど、この実現のために、みんなの協議会を、今後もよりよい協議会にしていかなければならないと思います。それで、昨年の6月30日に発足させていただきまして、半年余り、9カ月にもうじきなってくるといいますか、まだ1年たたない中で、まだ完璧なことはなかなかできておりません。しかし、今、辻課長が言ったこのあいさつ運動、また5月に駅前の整備、これはJRとロータリークラブさんで市民のみなさんに花を育ててもらって、行政が道具とか苗を提供すると、一つの協働の形というのはつくられているとは思っております。しかし、こういう限られた人たちだけで今回するかもしれませんが、これを市全体に、こういう取り組みが広がっていくことによって、この基本理念であります一人一人がまちづくりの担い手が実現できていくんかなと思っておりますので、もう少し広い心で見守っていただければと思います。



◆12番(松本哲也君) 

 この協働についてなんですけども、先進地の視察等を行ったときに、やはり民間の方がいろんな事業をしてて、そこで行政の助けがほしいということで行政と一緒になって成功している協働の事業がいろいろとあるんですけども、この協議会のメンバー何人も、この同級生とか知り合いとかいるんで、いろいろなお話を聞くんですけども、いろんな人の考え、いろんな方々が団体からも推薦されて、あと公募でもいらっしゃるんですけども、余り一つにまとまらないというか、そこで一つ提案というか、一度考えていただきたいんですけども、一つのテーマを与えて協議を進めていくほうがよろしいんじゃないかと思うんです。例えば、駅前開発についてというテーマを与えて、それで協議会のメンバー、この皆さんになるのか、JR、それからあの辺で言うと、熊野交通、あとホテルですね、それから駅前の商店街の方々を入れて1年間で何かそういうものを立ち上げていくというようなことを考えてみたら、同じ方向にうまいこと進むんじゃないかと思うんですが、市長はいかがお考えでしょうか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そういう一つのテーマを与えさせていただいて、やるというやり方もいいかもしれませんね。



◆12番(松本哲也君) 

 それと、もう一つ、この事務局なんですけど、事務局を当局に持っていただいてるんですけども、この民間に、私たちが所属していた新宮青年会議所とか、商工会議所とか、そういうところに任せて、担当職員はオブザーバーという形で出席したほうが、いろんな、私どもも青年会議所で理事会等をやってきた中で、いろんな考えが出やすいんじゃないかなと思うんですけども、市長、その辺、事務局を民間に託すというような考えはありませんか。



◎市長(田岡実千年君) 

 今のところはありません。



◆12番(松本哲也君) 

 どうしても、担当課の職員さんが事務局で入ってますと、いろんな、これが市長の考えなのかとか、そういう方向に進まされているのかと、メンバーの方々が少し不安に思っているようなところがあるみたいなので、少しその辺も頭の隅のほうに置いて、一度検討してください。

 そしたら、9ページ目に入りまして、学校教育の関係で中学校の食育環境の向上ということで、小中学校各1校モデルに指定にして、小学校の協力のもと親子給食方式による中学校の給食を実施したいということなんですが、これはもうこれからだということなんですけれども、モデル校を指定して、これだけの予算を入れてやり始めました、やってみて、やっぱりこれ少ないし、要らんかなということで、一度こうやって進めたものをやめられますか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 モデル的に行うということでございますけれども、最初からうまくいかないということは考えておりませんけども、今後モデル校を実施していく中でより効果的な効率よくできる方法を検討していきたいなというふうに思ってございます。



◆12番(松本哲也君) 

 検討委員会を立ち上げるというのは、このモデル校を指定してから、そういう検討委員会立ち上げるということなんですけども、私、思うのに、それ反対だと思うんですね。モデル校等を決める前に、センター方式がいいのか、センター方式にした場合年間どれぐらいの予算がかかるのか、それで親子方式にしたらどれぐらいかかるとか、そういう比較をしながらこの検討委員会を立ち上げて、検討委員会の中でいろいろと協議したほうがいいんじゃないかと思うんですけど、その辺、教育委員会はどのようにお考えですか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 検討委員会につきましては、昨年も御意見いただいたんですけども、新宮市PTA連絡協議会という小学校、中学校の保護者の代表の方とか、学校長、教頭が入った組織があるわけですけれども、これをもって充てたいなというふうに考えてございます。もし、新につくるとしても、同じような構成メンバーになると思いますので、この協議会の中でるる協議していただけたらなというふうに考えております。確かに、議員おっしゃるように、方式についてはセンター方式もありますし、今小学校でやってます自校方式もございますし、今度モデルで行います親子給食方式という方法、大きくはこういう三つのパターンがあるかと思うんですけど、自校方式ですと、本当に各中学校にそれぞれ給食施設つくりますと、多額の費用かかりますんで、これはもう余りにも現実的じゃないなという思いがしてます。

 今回、モデルで行います親子給食方式をやりながら、その中で例えば中学校1校に一つ給食施設をつくって、そこから中学校だけの給食を配布するというようなセンター方式と親子給食方式をまぜたような感じになるんですけれども、そういうことも検討できると思うんですが、今回予算には最低限必要なものを計上させていただいておりますので、無駄にはならないんじゃないかなというふうに考えてございます。



◆12番(松本哲也君) 

 モデル校、これからということなんですけども、これからといっても一つは今市内で建設中ですし、一つもまた耐震改修に入るし、もう1カ所しかないんかなというふうに予測はできるんですけども。この中学校の給食、やはり保護者の方で大変要望される方が、僕たちにも多く聞かれますので、後々お荷物にならないように、いい方向に検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の10ページの商工観光のところで少し、2点ほどお聞きしたいと思います。

 一つは、この商工観光課が入っている、これは第4別館でよろしいんですか。第4別館なんですけども、近年老朽化によりまして雨漏り、それから使ってない部屋等ありまして、耐震性を考えると、このまま使っていいのかどうかわからないということと、私もそうなんですけど、向こう側に車とめて道路横断するのが、ちょっと職員さんのカードをつけてあっち行ったりこっち行ったりするのが目につくんですけども、そういったことも考えて、市長、この幾つか課が入っているんですけども、あの第4別館の建物の中に入っている課、特に商工観光課とか、その辺を空き店舗対策とか、空き店舗に入って地元の商店街の方々といろんな振興策とか、そういうのを練ったりするのに、空き店舗とか、そういうところに入ってもらうとか、あとの課は隣にまだあいているところがあると思うんですけども、そのようなことを考えていただけませんでしょうか。



◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) 

 それでは、まず最初に耐震性のほうだけ御答弁させていただきます。

 市庁舎は、第1別館と本館につきましては、平成8年に耐震診断をしてございます。当時、第2別館、第4別館ついては2階建てということで、階数が低いということでより緊急性の高い4階建ての二棟について耐震診断をしてございます。その結果は、皆様も御承知だとい思いますが、耐震性能を満たしていないという結果になりました。それで、この結果を見たときに第2別館、第4別館についても耐震基準を満たしていないおそれが強いということで、十数年ほど前、第4別館は平成10年、第2別館については平成9年に一部鉄骨、あるいは鉄骨ブレースを入れて補強を図ってございます。そういうことでございますので、完璧なことはしてございませんが、ある程度の耐震性は確保できていると、私どもは考えてございます。

 それと、もう1点、道を隔てた反対側に一部の事務スペース、商工観光課なり、人権啓発課なりが入っておるわけなんですけども、本庁が狭所でございますので、どうしも別館の利用が必要となってきてございます。ただし、私どもといたしましては、一般市民の方が日常的に利用する窓口部門については、本庁側の1階部分に配置しているというふうに思ってございます。

 以上です。



◆12番(松本哲也君) 

 市長、どうですか。商工観光課、空き店舗とかに入ってもらうとかという考えは。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 商工観光課でございますが、確かに議員おっしゃられたとおり、商店街の空き店舗に入居するということは、商店街の皆さん方の活動状況とか、なりわい等々を把握するのには非常に有効かというふうにも思います。ただ、商工観光課といたしましては、商工係、それから観光係、港湾係、3係ございます。それぞれの所管をしておる部門もございます関係で、やはり私といたしましては、庁舎内の一角を事務所といたしまして業務をさせていただくほうが効率の面でよろしいのではないかというふうに思っております。



◆12番(松本哲也君) 

 市長、どうですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 そうですね、今、岡課長は、こっちのほうが効率いいという答弁でありましたが、今後研究する価値は十分あると思います。



◆12番(松本哲也君) 

 それでは、11ページに、熊野川町及び高田地区における交通空白地域の解消並びに交通不便地域住民の交通手段を確保に向けた取り組みを進めてまいりますということで、車両の購入とその維持管理の予算が今回出ているんですけども、これは今いろんなところではやってるデマンド交通システムとか、そういうものをお考えなんでしょうか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 今回、検討しておりますシステムにつきましては、行政バスということで、現在嶋津等々、畝畑等々、運行しております形と同様な形を現在のところ考えてございます。



◆12番(松本哲也君) 

 課長、これ全国各地で、今デマンド交通、維持管理が安いとか、費用的に格安でできるということで各事業主体が、行政もあり、商工会があり、あとタクシー会社、バス会社等が受け持って各地で経費が安く上がって、1カ所拠点じゃなしにあっちこっちに行けるような感じで全国的に進んでいるんですけれども、新宮市はそんなことは考えてないんですか。



◎商工観光課長(岡雅弘君) 

 デマンド交通につきましては、全国で採用が広まりつつある交通体系だというふうに認識してございます。ただ、デマンド交通につきましては、あくまでも既存路線型交通の代替、もしくは補助的な役割として位置づけられているものというふうにも理解しておりまして、既存の路線バスとは競合できないものであるというふうに考えております。

 そういう中で、やはり今議員さんおっしゃられましたようにデマンド交通、確かにメリットも多うございます。半面、デメリットもやはりその点では発生するということもございます。それで、現在の新宮市の交通体系といいますか、路線バスを考えた中で1年間種々検討してきたわけでございますが、その中で一つの選択として、今回行政バスのほうの導入を進めていきたいというふうに考えたところでございます。



◆12番(松本哲也君) 

 課長の言うようにデメリットもあるようですので、その辺、十分検討いただいて、この交通空白地の解消に取り組んでいただきたいと思います。

 それでは、最後なんですけども、総括して、田岡市長が就任して1年半、2回目の予算案なんですが、何かぱっとしない、ありきたりな、サプライズでもない予算に、私は見受けられます。1年半前、市民がなぜ田岡市長を誕生させたのか、もう一度考えていただきたいと思います。議員の経験もない、行政経験もない、一般の会社役員をなぜ選んだのか、市民は田岡市長が何かやってくれるんじゃないか、何か変えてくれるんじゃないかと期待をしたんじゃないかと思います。

 市長も、就任してまだ2年も満たないのですが、まだまだ勉強段階で職員さんにも遠慮しているのかもしれませんが、もうそろそろ、田岡はやっぱり違うな、田岡にしてよかったなと思えるような、あっと思うような、ええっと思うような、施策や事業を次回の予算案に期待して一般質問を終わりたいと思いますが、最後に市長、いかがですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 いろいろ御助言ありがとうございました。



◆12番(松本哲也君) 

 これで一般質問を終わります。

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△前田治君



○議長(奥田勲君) 

 18番、前田治議員。



◆18番(前田治君) (登壇)

 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。

 まず、最初に、議長にお許しをいただきまして、通告の順番を変更させていただきたいと思います。

 2番の学校給食を最初にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それでは、学校給食について、質問をさせていただきます。

 先ほど、12番の松本哲也議員が、田岡実千年市長とは十数年来の友人、またJCの先輩であり、いろいろアドバイスを受けたり、いろんな仲であったと。唯一、田岡市長誕生に応援をした議員であるということで、いろんな苦言やら、いろいろ申されておりました。私は、議員の中で唯一、田岡実千年市長さんに友人として、十数年来のスキーの師匠として家族も含めた仲でございましたが、唯一、市長に出馬するのを反対した議員でございます。そういうことで、学校給食についても、質問をさせていただきたいと思います。

 市長は、このマニフェスト、先ほども立派な笑顔で、田岡実千年市政の市民の風、田岡は本気でやりますという満面の笑顔で、しがらみのない政治、市民が主役の市政ということでうたわれて、見事当選をされました。

 そんな中で、市長は、マニフェストで田岡の約束ということで小学校の給食の完全無料化を掲げ、当選されました。23年度の予算書を見ますと、22年度と同じく23年度もともに1人当たり1,000円の減額のみにとどまっています。

 この給食完全無料化については、多くのお母さん、お父さん方が、正直なまじめな田岡実千年さんだったら、田岡市長だったら実現してくれるだろうなと、本当に信じて投票した方が多かったと、私は確信をしております。それほど大きな目玉の一つであったと思います。

 先ほどの答弁をお聞きいたしますと、もう約束事はほごにしてくれと、訂正をさせてほしいという御答弁でございましたが、これはやはり市民との約束事でございますので、やはりマニフェストは完全無料化とはいかなくても、何らかの、あと残された任期が2年数カ月ですか、市長の任期は4年でございますんで、それまでにある程度の約束事ということで期待された市民のお母さん、お父さん方のためにも、1,000円だけの減額じゃなしに、もう少し何らかの方策を考えていただいてもよろしいんではないかと、私は思います。

 だから、市長に期待して投票された市民の方にも、先ほどの松本哲也議員が、がっかりしたと、応援した人を裏切っているとまで言われております。そういう意味においても、やはりこのあと残された2年数カ月の間に、限られた財源ではございますが、いろいろと考えて財源を捻出して、完全無料化とはいかなくても、もう少し何らかの方策を考えていくべきではないかと。もう、訂正したから、もうこれで終わりということじゃなしに、考えていただきたいと思いますが、市長はその点をどのように考えておられますか。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 何度もおわび申し上げなければなりませんが、当面は1,000円の助成でいかせていただきたいと、改めて答弁させていただきます。しかし、将来的にはゆっくり考えていきたいと思います。



◆18番(前田治君) 

 今も申し上げましたけれども、残された任期は2年数カ月でございます。あくまでも、市長の任期は4年ですんで、ゆっくり考えている時間はないと思いますので、やはりいろいろと、いろんなところを、そういう先進地もいろいろ参考にしながら、また優秀な職員がバックについておりますので、いろいろ指示をして、いろいろ勉強をしながら完全無料化は財源的に難しくても、何らかの市民の期待を裏切らないような施策を考えていただきたいと思います。

 この項は終わります。

 続いて、中学校の給食モデル事業についてをお尋ねします。

 中学校モデル事業として23年度予算に2,958万9,000円が計上されておりました。今後、中学校の給食が開始されるに当たり、親子方式の説明でしたが、成長著しい中学生男子、女生徒でも量的にも違うと思うが、どのように検討しているのか、また弁当持参の選択方式も導入していく考えがあるのかということを、まず当局にお尋ねしたいと思います。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 今回の中学校給食のモデル事業でございますけれども、今回の方式は選択方式でいかせていただきたいなというふうに考えてございます。昨年、やはり先ほどのPTA連絡協議会の中で御意見、保護者の皆さんからもお伺いしたわけなんですが、その中でも、やはりお弁当がいいという保護者の方もおられますし、ぜひ給食でやってほしいという保護者の方もおられましたので、当面まずスタートはお弁当と給食の選択性でスタートさせていただきたいと、そのように考えております。



◆18番(前田治君) 

 校舎も3階建てということで、エレベーター導入も考えておられると思います。1校モデル校ということで、エレベーターも考えておられると思います。ほかも順次つけていくのかなと思います。この事業の、やはり継続といいますか、今後とも中学校給食を完全に実施するよという解釈でよろしいでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 今回の予算の中では、先ほど議員おっしゃられましたように、ダムウエーターという給食を3階まで上げる小さなエレベーターを施設する予定でございます。ですから、食器とか、あと配食する車を買ったりとか、そういう費用を計上しておるわけなんですけども、このモデル方式でうまくいけば、ほかの学校へも広げていきたいなというふうに考えてございます。



◆18番(前田治君) 

 わかりました。

 それで、先ほども給食費完全小学校の無料化という話もさせていただきましたが、中学校の給食費についてはどのように考えておられますでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まだ、スタートしてございませんので、なんとも言えないんですが、今のところ中学校の給食費の補助とか、それについてはまだ今のところ考えてございません。ただ、現状、お弁当では、やはり低所得者層の生徒は救えないわけですけども、給食にすることによりまして、就学援助費で低所得のそういうお子さん方を救えるという道も出てきますので、その辺で御理解いただければと思います。



◆18番(前田治君) 

 それで、2,958万9,000円ですか、の予算を計上しているんですが、そんな中で、補助費等も含んでおるのかどうか。これ、3月予算が通りますと、早速父兄に給食費1人当たり幾らかかるよという通知もしていかなならないと思いますんで、その辺の素案といいますか、予定といいますか、その辺、ありましたらお答えください。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まず、給食費なんですが、現在熊野川中学校でも給食を実施しておりまして、これ300円でやっております。先ほども、議員おっしゃられたように、小学生と中学校では食べる量も違うだろうということもありますんで、まずは300円ぐらいでスタートさせていただきたいなというふうに考えております。



◆18番(前田治君) 

 それで、小学生にも子供3人おるよと、中学生にも2人おるよというふうな多人数の家庭もあると思うんですね。たった2人だけと、中学生1人、小学生2人も多いと思いますが、その多人数の家庭について、ひとり家庭と5人家庭と差をつけるのか、その辺のことは検討されているでしょうか。



◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 

 まだ、現状、その辺までは検討はしておりませんけども、このモデル事業を実施する中で、また市長とも協議を重ねながら研究していきたいというふうに考えております。



◆18番(前田治君) 

 この件につきましても、十分また市長の思いもあるでしょうから、小学生、完全無料化も含めて今後とも検討課題ということで検討していただきたいと思います。

 この項は終わります。

 続いて、佐野荒木川の進捗状況についてを質問させていただきます。

 佐野川及び支流の荒木川の早期改修の促進については、十数年前、一期目から三佐木地区の地元の議員として一般質問をするたびに、早期の改修を県に強く働きかけてほしいとかねがね要望してまいりましたが、なかなか改修が進まないというのが現状ではないでしょうか。この河川の改修事業は、昭和49年度に県の単独事業で始まって昭和55年度から中小河川整備事業に採択されたと聞いています。総事業費78億4,000万円で、事業開始から約36年間が経過し、佐野川本流については、確かではないんですけど、70%ぐらいかなと、支流の荒木川については40%ぐらいで、事業開始からほとんど荒木川については進んでいないという、佐野川との合流点だけができ上がって進んでいないのが現状でありましたが、やっと元県会議員の下川俊樹さんのいろいろ県への働きかけの御努力もありまして、蜂伏の入り口の橋のかけがえが実現をいたしました。当初は、大雨の都度、三佐木地区の水田と農地が浸水、稲作等への被害の軽減が大きな目的での事業開始であったと思います。しかし、近年、医療センター、大手スーパーの蜂伏佐野地区への移転進出により宅地造成が急激に進み、マンション、アパート、民家がふえ続けています。もともと、三佐木地区のJRの線路から山側は遊水地で水田が貯水池の役目をしてきました。近年、宅地造成が進み、豪雨により荒木川周辺の地域の住宅、市道等への浸水被害も出てまいりました。特に、最近の豪雨で橋のかけかえ工事で未完成の護岸が荒木川の増水により民家のそばまで護岸が破壊され、流されました。住民は、大変不安がっております。これからも、4月、5月に入って雨もふえることと思います。豪雨もあると思います。住民の不安をなくすためにも、早急の対策を県に要望願いたいと思います。この件について今後どのように改修されていくのか、県からどのようなことが当局に伝わっておるでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 渕上都市建設課長。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 今申されました第8佐野橋、蜂伏を上がっていく橋のちょうど上側、この前、昨年の10月の大雨で洗掘されました。そこの箇所につきましては、今回県のほうでも発注されまして、いよいよ現場のほう、延長にしまして約40メーターですけども、洗掘された箇所について工事にかかるということを聞いております。



◆18番(前田治君) 

 現状の進捗状況から見ると、何年かかるか、今まで36年かかってたので予想もつきません。そこで、本流の工事と並行して支流の荒木川に、現在の年間予算の増額を強く県に要望してほしいと願っております。

 そこで、本流、支流の用地買収交渉の経過といいますか、どの辺まで用地交渉が進んでいるのか、何%ぐらい行っているのか、わかればお答えください。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 私どもで知っている範囲でありますけども、荒木川に関しましては、平成25年度までに、ちょうど佐野橋から約300メーター余り行ったところの、荒木橋という橋があります、ちょうど神社前のところです。その箇所まで、25年までに改修予定ということでありまして、それに必要な用地について今買収については進めておられると聞いております。



◆18番(前田治君) 

 わかりました。

 そこで、荒木川はまだまだかかると思うんで、荒木川の、かなり砂利とか石が堆積されているんですね。河床の整備を県に要望してはどうかと思うんですけども、いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 河床につきましてなんですけども、現在荒木川からの下流の佐野川本川、くろしおスタジアムから第7佐野橋ですね、楠橋という通称名ですけど、その橋までの箇所は今しゅんせつもしていただいております。その上で、荒木川に関しましては、今言われるようなところもありますけども、今後整備をする中で、その改修工事の中でやっていただくように、今後要望していきたいと思います。



◆18番(前田治君) 

 それと、先ほど、この間の豪雨で、私ら消防団として出たんですが、旧新宮高等技術専門校の奥のほうの私道ですか、農道ですかね、かなり道路が水につかってあふれ出していたんですね。それと、あとは農家の用水取る、とめるところあるんですけど、宮の下のほう、そこもかなりあふれ出る、豪雨の場合はあふれ出るんです。だから、その辺のところ、子供たちも通るし、豪雨になれば危ないんでね、一瞬にして水が出てくるという、今までだったら、水田があって、遊水地があってたまっていたんだけど、今はもう降ればすぐ川が増水するいう状況になってますんでね、何か改修されるまでに、防護壁といいますか、そういうものができないか、検討お願いしたいと思いますんですが、いかがでしょうか。



◎都市建設課長(渕上崇君) 

 一度、現場をちょっと確認します。



◆18番(前田治君) 

 よろしくお願いします。

 続きまして、三輪崎墓地管理についてをお尋ねしたいと思います。

 以前から、墓地駐車場が狭い、入りにくいとの声がありました。そこで、現地も確認をさせていただきました。また、駐車場横の住人の方にもいろいろとお尋ねをして、いろいろお聞きをしました。確かに、急勾配であるのは間違いありません。問題はあるのかなと思いましたけど、余り急勾配ではあるが、そう問題はないのではないかと、私は感じました。また、いろいろ話を聞きますと、昨年進入路も倍に拡張したと聞いております。近所の住人の方の話によりますと、以前よりも大型車もどんどん入れるようになって、ようなったよというような話も聞きましたので、今後は川側の防護壁の設置を検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(奥田勲君) 

 中地生活環境課長。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 ちょっと、現場的に、一応見てることは見てるんですけど、防護壁のほうまで、ちょっと見てません。



◆18番(前田治君) 

 また、見ておいてください。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 また、見ておきます。



◆18番(前田治君) 

 お願いします。

 続いて、墓地側面に植栽された桜の木の管理についてをお尋ねしたいと思います。

 桜の木の横に墓地がある、複数の方から枝が墓地にかかる等の苦情があり、以前に枝の剪定を当局にお願いして、かなり大幅に刈り込んでいただきました。太い枝もたくさんあったので、刈り込んでいただきました。

 その後、刈り込んだ、数年前だったと思うんで、この出てきている枝の剪定、管理についてはどのように管理をされておるのでしょうかね。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 三輪崎墓地につきましては、三輪崎区で管理していただいていますので、植栽につきましても区のほうで管理はしていっていただていると思うんです。ただ、うちのほうでもそういうふうな御要望があれば、うちのほうで伐採なんかの処理なんかはさせていただきたいと思います。



◆18番(前田治君) 

 ということは、もしそういう案件が、事案が出てきた場合は、三輪崎区のほうへ連絡すればよろしいということですか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 そちらのほうに言っていただいても結構ですし、私どものほうに言っていただければ、また区のほうと協議しながらやっていきたいと思います。



◆18番(前田治君) 

 あくまでも、市の墓地だけども三輪崎区が管理していると。管理責任は市ですね。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 全体的な管理につきましては、私どもでやってございますけれども、区のほうでいろんなあちらの関係を管理していただいているということでございます。



◆18番(前田治君) 

 特殊な管理体制だと思うんですけども、市営墓地であって三輪崎区が管理しているという話はよく聞いておりますんで、内容は。これ以上、言いませんけども。

 また、ある方から墓に桜の根が伸びてきて墓石が倒された場合、どうしてくれるんやろうなというような心配事も聞きましたが、そういう話は聞いておりませんか。



◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) 

 一応、まだそういうふうな話は聞いてないんですけれども、現場、一応見てございます。ただ、植栽につきましては、今から4、50年前に三輪崎区の老人クラブの方が景観保全といいますか、景観のために植えられてるというふうなことでございます。当時、それ以降に今の場所に三輪崎の墓が移転したということになってございます。ですんで、まだ当時は桜の木が植えているあたりには、まだ相当空きスペースがございました。ただ、今このような墓地の需要ですか、そういったものが増加して現在のような桜の木のあたりまで墓地が使用されるようになってきてございます。うちとしましても、そういうふうなことが当然ないように気をつけたいと思っておりますので、また現場等を見まして、三輪崎区とも協議しながら対応していきたいと思っています。



◆18番(前田治君) 

 そうですね、確かに老人会の方が植えられたと、私も聞いております。かなり大きな大木になっているんですよね。いろんな声がありますんで、桜の木から離れたところにお墓がある方はきれいだなという話もありますけど、本当にもう数メートルしか、数メートルもないですよね、1メートルぐらいまで大木が接近してきて、枝が墓に覆いかぶさるような格好、陰になっている部分もありますんでね、そのへん一遍、いろいろな人、墓の隣接地の人の意見も聞きながら、また三輪崎区の方の意見も聞きながら、今後とも対処してほしいと思います。よろしくお願いします。

 続いて、高田地区、熊野川地区の空き家、空き農地の利活用の推進についてをお尋ねします。

 空き家、空き農地情報バンク制度というのが熊野川行政局で設定されてると思いますが、今の設定されてからの利活用の現状をお聞かせいただきたいと思います。



○議長(奥田勲君) 

 東熊野川行政局住民生活課長。



◎熊野川行政局住民生活課長(東康夫君) 

 現在までの状況でございますけど、空き家提供登録者は12件ございます。その合わせた利用希望者も12人でございます。そのうち、定住されていただいている方につきましては、4世帯6人となっております。



◆18番(前田治君) 

 こういう格好で、バンク制度つくられて、登録されてこういう方が定住して住んでおられる方もおるというような現状が出てきております。行政局としては、空き家、空き農地が出た場合、どのような対処をされておるんでしょうか。



◎熊野川行政局住民生活課長(東康夫君) 

 その件につきましては、職員が地元区長さん等に何かの用事で行ったついでに、こういうところでこういう空き家ございませんかいうような、もしあれば行政局のほうへ、よろしければご連絡くださいいうようなことを区長さんにお願いしております。



◆18番(前田治君) 

 わかりました。

 熊野川の現状は、よくわかりました。

 そこで、先日高田地区を回っていろいろな方々にお会いし、高田地区の現状、課題等もお聞きしてまいりました。その中で、沖縄とか、広島とか、東京方面から高田の住人になり、最近ですが、子育てをしている数人の若者と話をする機会も得ました。農業をしたい等々、いろいろな課題を話されておりました。その中で、また区長さんともお会いしたんですが、区長さんとしては、保育所も再開されたということで何とか、高田地区に年寄りばかりになってきてるんで、若い人たちがIターンでもええから来てくれて、高田を活性化したいという思いがあるようで、何とかしたいということで、区長さん、大変頑張って、いろいろ空き家等、探しておられるという話を聞きました。一緒に行った友人にも、おまえとこ、ちょっとあいてるんやったら、あそこのところ貸してくれよというような話もされておりました。

 そんな中で、何とか高田地区へも、熊野川地区にはそういうバンク制度があるんですが、空き家、空き農地、農業をしたいという方もおられますんで、そういうバンク制度を導入していただくわけにはいかないでしょうか。



◎高田支所長(宇井正典君) 

 高田地区におきましては、空き家、空き農地等の利用の対応策いうのは、特に今のところはとってございません。そして、高田地区につきましては、ここ2、3年、Iターンで定住された方が7世帯、19名の方が転入されております。そして、定住されるに当たりまして、空き家とかの紹介は、そしてまた所有者の方との交渉につきましては区長さんがお世話をされているのが実状でございます。



◆18番(前田治君) 

 そうですね、大変区長さんが御苦労されて、区長さんまじめな方なんで、本当に御苦労されて、何とかしたいという本当に熱い思いが、Iターンで来た若者の、やっぱり何とかここで子育てをして頑張りたいんやと、僕も、少しばかり農業していて、合鴨で15年ぐらい稲もつくっているよ、無農薬やよという話をしますと、ぜひ見学したいと、ぜひここで定住も考えたいんやというような熱い思いで語っていただきました。

 何いうんですか、区長さんに聞くと、まだまだいろいろ高田へ住みたいよと、それでいろいろ聞くと利便性もいいと、新宮にも近いと、熊野川よりも近いということで、利便性もええということで、いろいろ問い合わせもあるようなので、何とか行政としてのそういうお手伝いをしてあげていただきたいと、何とかバンク制度のような高田区長1人で大変だと思いますが、何とか当局として考えていただきたいと思いますが、市長、ちょっとどうですか、今の話。



◎市長(田岡実千年君) 

 先日の国政調査の結果でも、人口3万1,000人台と減ってる、毎年毎年減少傾向の中、そういうのを活性化できれば、少しでもこの減少に歯どめかかると思いますので、積極的に推進したいなと思います。



◎高田支所長(宇井正典君) 

 高田地区における情報バンク制度の導入なんですけれども、都会のほうでは自然の豊かな田舎での暮らしをしたいという方が多いと、よく聞きます。そのようなことから、今後高田地区におきましても、そのような案件があればふえるのではないかと思いますので、高田地区につきましても、空き家、空き農地の情報提供ができるような取り組みを地元の区長さんにお話をさせていただきまして、前向きの方向であれば、熊野川町で実施しております情報バンク制度に高田地区を加えて推進をしていきたいと思います。



◆18番(前田治君) 

 ぜひ、お願いしたいと思います。

 そこで、市長も、人口減少に歯どめをかけたいというようなお話でしたんで、ホームページ等にも熊野川地区、高田地区が住みよい、いいところだよというような部分も載せるように検討して、受け入れ体制はまずやらなあかんと思いますけども、受け入れ体制をした後に載せていただきたいと。それと、できたら新宮市内全体を網羅して、木ノ川地区にも空き家あります。三輪崎、佐野にも空き農地もあります。だから、そういう部分で、新宮市全体を考えて、海、山あり、川ありの地域ですんで、大変住みよいところで、よいところだと、私、思っていますので、住人として。ぜひ、働く場所も限られていますけどもね、工夫しながら人口増につなげていければなと思いますので、ひとつその辺をよろしく御検討のほどお願いしまして、一般質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(奥田勲君) 

 10分間程度休憩いたします。



△休憩 午後3時05分

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△再開 午後3時20分



○議長(奥田勲君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続行いたします。

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△榎本鉄也君



○議長(奥田勲君) 

 4番、榎本議員。



◆4番(榎本鉄也君) (登壇)

 それでは、一般質問をさせていただきます。

 通告は、予算大綱についてでございます。

 まず、最初に、この予算大綱の1ページ目に、みんなの協議会についての記載がございますので、若干それについて質問させていただきたいと思います。

 先ほどから、みんなの協議会の質問が出ておりますので、重複になってしまうんですが、私も、このみんなの協議会について最後まで反対をした人間でございますので、そのみんなの協議会の初めての予算が出てきたということで、今回1点ですが、いわゆる先ほども出ました、あいさつでつながるまちづくり事業、この事業について大変疑問がありますので、質問をさせていただきます。

 32万8,000円という少額予算かもしれませんが、先ほどもありましたように、この事業が果たして市の予算で、予算を計上して行う事業であるのかということを非常に疑問視しておるところでございます。

 まず、このあいさつでつながるまちづくりというのが、唐突に出てまいりましたので、市長にお伺いしたいんですが、このあいさつでつながるまちづくりという概念というか、この政策の根拠といいますか、これは何を根拠にしているのかというところなんですが、簡単に言いますと、今の新宮市の基本構想、また10カ年計画との、このあいさつでつながるまちづくりという、整合についてお伺いしたいんですが。



○議長(奥田勲君) 

 田岡市長。



◎市長(田岡実千年君) 

 このあいさつ運動、みんなの協議会の共育関係の委員会から御提案いただいた事業であります。

 人間、生活していく中でいろんな人と毎日かかわる中での、このあいさつの大切さ、朝初めて出会った方に笑顔のあいさつというのは非常に大切なことだと思いますし、また今後観光というまちづくりを目指したい中でも、よそから訪れたお客様に笑顔であいさつできる機運も高めたいと思っている中で、このあいさつ運動、非常にいい取り組みだなというふうに思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 あいさつ運動と漠然と言っているんですけども、そのあいさつの対象というのは、何なの、だれが、だれにあいさつを、どう広めるんですかね。それで、それが広まったらどういう効果が新宮市と市民の中にあるんですか。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 4月から予定しておりますあいさつ運動ですけれども、毎月10日をめどに市内各所で展開したいと考えております。

 大型店舗とか駅前とか、高田や熊野川のさつきで秋には忠度まつりの際にも行いたいと思いますけども、そのあいさつ運動のきっかけとしまして、やはり総合計画にあります六つの柱の中のつながりを大切にするまちづくりというのがあります。その中で、やっぱり市民一人一人が人や地域とつながりを大切にしたまちづくりを進めたいと、その中に、そういうことによって地域にコミュニティが生まれるんやないかというようなことで、それで地域力が強まると。地域力というのは、地域の課題をみずからが解決していく力が地域力というんですけども、そういうようなことで地域のコミュニティが生まれるということで、協働のまちづくりにつながるんやないかというようなことの中で、一つ駅前のコミュニティ広場もあるんですけども、あいさつ運動ということで、それが一つの起点となるんではないかということで、やはり現在の、なかなか人と人とのつながりが希薄になっているところで、そこを一つ地域で広げていく一つの過程として、子供たちから大人まであいさつを進める、また駅前等で行うことによって来訪者、観光客や市外から来られる方も気軽にあいさつを市民の人が声をかけることによって、もてなしの心が生まれるんやないかというようなことが発端となっております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 いや、だから、啓発運動をあちこちでやって、ほんでその啓発運動をする人たちが立って、こんにちはとかって言うわけですか。どういう啓蒙をするんですか。何かパンフレットかなんかで、みんなであいさつをしましょうというんですか。それは、というのは、私は、私なりに知り合いにあったらあいさつしてますよ。こんなもの啓蒙しなくたって。

 それを、新宮市があいさつしましょう、じゃ観光客にあいさつしましょう、そういうというのは、政策として、これは一体何の意味があるのか。それと、仮にも32万円といいましても、私たちの血税を使ってやる事業であります。一体、これによって何が具体的に出て、そして何を、美辞麗句を並べてつながりだの、心の通いだのと言うけれども、そういうあいまいなことでは、私たち議会は予算を決定するところでありますよ。無駄な予算は1円たりとも認めるわけにはいかないわけですよ。それで、この事業の意味がわからない。こうして言うと、本当にみんなの協議会の皆さんには大変失礼かもわからんですけども、夜ね、集まってきていただいてボランティアで、ほんで一生懸命協働のまちといって、議論していただて、この政策が出たきのかもわからんですけど、この政策施策がこの議会に出てきた時点で、これは市長の政策ですよ。それで、これについて、こんだけ不備がありますよ、これ。これ、あいさつしろというのは、一つの強制ともとられるかもわかりませんよ。だって、嫌な人にあいさつする必要もないんですから。個人の自由じゃないですか。そういう、すごくちょっと辛らつな言い方になったかもわからんですけど、でも、実際、予算の大綱に出てきて、ほんでまた市長が、要するに大きな歯車が動き出したと、そこまで述べて予算大綱に出てきて、ほんでそのみんなの協議会も事業であいさつで広げましょうと。これは、我々、私たち議会としては、この予算というのは30数万円としても、もっと具体性、具体的な説明がないと納得できません。



◎協働推進課長(辻篤樹君) 

 重複になるんですけども、やはり現在は少し、新宮市だけじゃないんですけども、人と人のつながりが希薄になっているというようなことがあって、市民が安全・安心で暮らせるまちには、やっぱりお互いの助け合う力が、地域で助け合う力が大切だということで、高齢者も多い、ひとり暮らしや高齢者夫婦の多い新宮市にとって、やはり地域で安心して暮らせるためにはやっぱり行政だけでに、頼ってはいけないというような、防災上も、火災や近いうちに来る大震災に備えても地域の力というのが、やはり非常に大切になってくるんではと思います。

 そういうような、やっぱり高齢者とか生活弱者を助ける意味でも、地域で担っていただくことが大切だということで、連帯意識の醸成といいますか、つながりといいますか、そういうものが必要となってくるんではないかと。そのような中で、やはり近所の方が、その一つのツールとしてあいさつを気軽にできるような社会の形成というのが大事ではないかというような、さまざまな協議があった中で、気軽に近所でもあいさつできる、また観光客にもおもてなしのあいさつができるというようなまちづくりを目指していきたいということを考えております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 じゃ、具体的にですよ、我々はどうしたらいいんですか。町内会で、朝出てくるときに町内会の人に会ったら、「おはようございます」、みんなで言いましょう。すみません、余りこういうことを言うとけんか売っているみたいな話になるんですけど、そうじゃなくて、実際、本当に事業としてね、こんな私たちの税金を使う事業としては、余りにもあいまいで、成果もわからなければ、どういうふうにそれを実践していくのかという具体的なものが全くわからない。ただ、協議会の人たちがあちこち行って、そこであいさつしましょうと言うんですか。



◎市長(田岡実千年君) 

 まずは、協議会の皆さん中心にそういう機運を高めていっていただくわけなんですが、教育委員会が年に数回、これも何年もこのあいさつ運動を続けております。そういう意味では、非常に大切な運動だと思いますし、特にここもよく言われておりますのが、地域力の低下、例えば大人が近所の知り合いの子供がおっても知らん顔してたり、悪いことしてもよう叱らんというような大人がふえてくる中で、教育委員会なんかも、そういうあいさつ運動をずっと続けてると思うんですね。

 それで、このあいさつ運動が、最初はこのメンバー中心で、どこまで広がるか非常に楽しみにしているところでありますが、こういうのがもう市内全域にこの機運が高まれば非常に笑顔あふれる、すばらしいまちになっていくんじゃないかと、そういう思いであります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 この言葉は使わんとこうと思ったんですけど、絶対しかられるなと思うんですけど。これ、子供だましですよ、これ。

 いや、すみません。

 いや、だけど、やってくれた議論をして、それを積み上げてきたというのは、これに関しては、僕は、異議を差し挟むつもりはないし、それについてはすごぐ尊重しますけど、でも、それを今度予算化するのは市長の責任でしょう、市議会に出してくるというのは。だから、あえてこういうことを言わせていただいたんですけど。皆さん、早う終われというので、とにかくね、もうちょっと、本当に市民の血税を使うということを、もう少し、何ていうんですかね、責任を持っていただきたいと。だから、最初にみんなの協議会が出たときに、みんなの協議会って、本当に市民の皆さんがこの役所の中に入ってきて、そこでまちづくりを議論するというときに、いろんな問題あるよって、僕は、そういうことで話したと思うんです。忠告したと思うんです。それは、図らずも出てきているじゃないですか。皆さんは、役所の皆さんプロなんで、守秘義務もあるし、その中でしっかり皆さんの血税を公正に、正当に使う政策を立案しているわけでしょう。そういうノウハウを、ちゃんと素人衆に、素人衆いうたら悪いけど、素人の皆さん、素人というか、市民の皆さんと協働するというんでしたら、ある程度きっちりと行政のほうでイニシアチブをとって、それでここに出てくる段階で、そのぐらいの、僕が言ったことぐらい出てきませんか。



◎市長(田岡実千年君) 

 私は、子供だましとは全然思いませんで、この30数万円かける価値は十分あると思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 そうですか。市長がそうおっしゃるんでしたら、それ以上の、僕は、反論はできませんね。

 わかりました。

 じゃ、30数万円、いや、これはどこに付託されるんですか、総務委員会ですか。総務委員会で議論させていただきたいと思います。

 それで、次いきます。

 続きまして、予算の大綱につきましては、市長は議会の冒頭で、本年度予算につきまして、過去最高の160億円を上回る積極的な予算編成ができたというふうな旨のあいさつをされておりましたが、その中身について議論をさせていただきたいと思います。

 総論的に質問しますので、総論的な答えで結構でございます。

 まず、3割自治とか、陳情政治、それから箱物政治、行政と、この言葉を市長は聞いたことがあると思いますけれども、私は、今回この予算はまさにこの三つが回帰されたのではないかと思われる、非常に今の流れである地方分権、地域主権ですか、という方向性とは逆に向かっているんじゃないかなというふうな懸念をいたしております。この160億円を上回る予算の自主財源は、約38億円、22%です。市税のみで換算いたしますと19%、2割を切ってしまいます。先ほどの3割自治という悪しき旧中央政治の関連がありましたけれども、それにも満たない2割自治であります。そして、残り8割は依存財源で、国・県からの補助金や交付金と、あとは借金で賄われております。また、その借金、いわゆる市債ですね、それは約28億円、前年比86.6%と大幅増の全体の17%に及んでおります。これは、国の経済対策とか雇用対策、緊急雇用対策の政策的な地方への財源配分と、そしていよいよ特進プロジェクトが現実の形としてこの今回の予算に計上されてきたことが、今回の大型予算ということになったということはわかりますが、私は、その中身はまさに国・県依存型、若干ニュアンスが違いますが、これはいわゆる陳情型の政治に堕してしまうであり、特進プロジェクトといういわゆる箱物づくりのために借金をする予算ではないかと危惧をいたしているわけです。

 今の国の政治情勢、非常に混迷しておりますし、また財政状況は皆さんもよく御存じのように、国債の発行額が税収を上回るというような借金まみれの国の財政状況から見れば、地方への財源配分がこのまま続くわけがないことは明らかでありまして、必ず大幅な減少があると思って間違いないと考えるべきであると、このように思います。

 その観点からも、このような積極財政を組むことについての疑問は、私は、なかなか払拭できません。

 まず、その点について市長の見解をお伺いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 平成23年度から、本格的に特進プロジェクトが始まりますというか、小学校の建設、そしてまた複合施設の本体設計が始まる中で、どうしても一般会計予算が膨らんできておるわけです。自主財源の比率が、非常にそんな中で低下していくわけでありますが、ただそういう校舎の建設に関しては特別の国の補助金を使わせていただいたり、複合施設とかは今後過疎債、合併特例債を使わさせていただく中で、財政のほうでもしっかりと10年間のシミュレーションも行っておりますので、そういう意味では、ここ数年はこういうふうに自主財源比率が低下していくのは仕方がないことでありますし、その中でもしっかりと細かいシミュレーションはしていきながら、財政を見ていかなあかんと思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 今の新宮市の疲弊し切った経済状況とか、今のデフレ現象、デフレ社会とか、それを見れば、デフレ経済を見れば、いわゆる行政の財政出動とか公共投資というのは必要だと、私は思っております。それで、しかし私が言いたいのは、過去の轍を踏むなということを申し上げたいわけであります。

 行政は単年度主義でありまして、一年一年の数字合わせは巧みなんですけども、10年、20年のスパンの一つの経済財政ビジョンというのが、なかなかきっちり出ないと。このことが、これまで無駄な公共事業や箱物で財政破綻というようなものになってきた元凶だというふうに、私は、元凶の一つだと思っております。

 それで、熊野川町との合併直後の新市建設計画を策定していく際のこの議論を、当局の皆さん、思い出していただきたいんですが、その当時、市長、おられなかったんですけど、その当時、財政当局の見解は、合併特例債、これ全部で70億円ぐらいでしたか。

 70億円を全額使うのは難しいということではなかったでしたか。その理由として、合併特例債の事業の原資、いわゆる事業をする原資が捻出できないと、新宮市の財政では。それと、合併特例期間後の地方交付税の減少を考えれば、これ以上の借金は財政破綻につながると、こういうことで極めて合併特例債の事業展開については非常に慎重であったというふうに、僕は、記憶をしております。これは、小山部長とずっといろいろ話したと思うんですけどね。



◎総務部長(小山壽行君) 

 合併特例債の活用について、私は、否定的な意見を申し述べた記憶はございません。これは、活用して当面の課題として10年間の計画の中ではやっていきたいというふうな話を、これは榎本議員さんの質問であったかどうかはちょっと記憶はございませんが、議会でもそういった答弁を何度か繰り返しさせてもらっております。逆に、大丈夫かというようなことも聞かれたりもしておりますけども、67億円の、特例債の発行額が10年間で使おうとしたときに、決して過去の新宮市の当初経費に係る発行額、あるいはその交付税措置の状況を考えたときには、負担になるというふうなことには思えません。ただ、当然ほかの事業、どういったことをやるかと、そういったことの兼ね合いは当然気をつけて運営することは必要だとは、そういった答弁をした記憶がございます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 わかりました。

 過去の中で、私の記憶としては、小山部長だったかどうかは定かではありませんけれども、やはり議会も含めて全体的にそういう合併特例債の全額の使用ということにつきましては、非常に慎重な意見があったことは確かであると思います。

 しかし、いつのころからか、合併特例債は目いっぱいフル使用して、それで今ではあわせていわゆる過疎債を充当しての事業も出てきて、大幅な事業の増加と借金増が計画されているように、私は感じております。

 今回の予算では、特進プロジェクトの学校再編による新校舎建設事業費合わせて21億円余りですか、メーンですが、今後の事業としてもう今どんどん議論されていますが、40億円と言われる文化複合施設の建設費、それから幼稚園の建設が始まるということでありまして、それだけではなくて、まだ今積立しておりますけれども、積立だけではだめなんで、恐らくまだ出てくるだろうと思います市庁舎の建設が加わり、それに加えてまた広域の議会ではございますけれども、南紀園の建設、新築改良ですか、改築にかかわる負担金がこれからまた出てくるということでありまして、また南清園は、今回の予算の中に12億円の債務負担行為がなされております。また、加えて土地開発公社についても、改革推進債なる借金で、これから解散整理が始まるというふうに聞いております。

 これだけでも、最初のいわゆる熊野川町との新市計画からいくと、相当大きな事業がメジロ押しになってきております。国も地方も財政難と言われている今のときに、これだけ多くの、また大きな事業が新宮市として本当に執行可能なのか、また執行できたとしても、残された借金の返済について、合併特例期間後の交付税減少後の市財政でこれが賄い切れるのか、もう一度精査し直す必要があるんじゃないか、このように思うんですが、この点についての当局の見解を求めたいと思います。



◎総務部長(小山壽行君) 

 確かに、ことしから27年にかけて大きな事業が進んでまいります。これは、新しい箱物をつくるというんではなくて、文化ホールにしましても図書館にしましても、今ある建物の老朽化、耐震化が不足していると、そういった中で建てかえの時期が来ていたということになります。学校におきましても、4校を2校に統合すると、これも耐震化の問題もあり、また児童の減少と、そういった中で四つの校舎を二つに減らすということを決断しての整備になるわけです。庁舎にしましても、昭和30年代の庁舎ということで、耐震度については大変非常に厳しい状況のある中で、建てかえの方向性を持っているところであります。

 ただ、それがこの5年間に集中するということで、我々も非常に危惧はしております。そのために、今回の補正におきましても、一般財源で7億円の基金の積立をさせていただきました。これは、22年度の決算を予想しますと、非常に過去に例のない決算を打つ可能性があります。その中で、当初でも2億円の積み立てを行っておりますので、22年度は一般財源で9億円の基金の積み立てを行えると、そういった状況が出てきております。これは、一つには交付税が合併前の状況に戻ったというようなことが挙げられますが、一方で、合併後に職員数を減らすと、そういった歳出の削減もやっております。今回の、当初では313名の職員数でありますけども、合併のときの350名のから比較しますと、37名の減となります。それに加えて、首長三役の合併による削減、それから今回議会におきましても定数の削減、そういった削減を合わせますと、人件費が既に4億円ぐらいの削減を行っております。それで、合併の算定外ではおよその3億円余りの将来交付税が減らされるという見込みの中で、それに見合う経費の削減が必要になるわけですけども、そういった部分は、今のところは一定のめどはついているというふうには考えております。

 そういった二つの要素の中で、今回大きな決算においては収支、黒字の決算が打てるだろうというふうに思っております。23年も、現時点では国にあっては同様の財政措置を行っていただけるという方向性が出ておりますので、23年においても多少の基金の積み増し、そういったものを今年度内で状況を見ながら考えていきたいと、そう考えているところです。

 ですから、少し期間が短いとう点では、27年、28年、こういったところに償還のピークが来ますので、そのあたりを一般財源で支えられるための基金の積み増し、そういったこともやりながら、さらに歳出の削減、そのあたりも考えて今後の財政運営をやっていきたいと、そう考えております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 もう一つ、大きな問題提起をさせていただきたいと思います。

 それは、新宮市の人口の減少と高齢化の問題であります。

 今回の予算大綱の中で、市長は総合計画の変更を記されておりますが、その内容を読ませていただきますと、本市は、これら特進プロジェクトの遂行を礎に将来に立ち向かっていきますと、しかしながら、時の移ろいの中で総合計画とはそごを来たす部分も出てきており云々ということで、総合計画の変更を言われておりますが、私は、この総合計画どころか、議会の議決を経ている基本構想を変更せざるを得ない状況が現出しているということを申し上げたいわけであります。それは、新宮市の人口であります。基本構想の3番目に人口という目標値が記されており、目標年次とする平成29年度には、3万1,000人を上回るものとすると明記されています。しかし、さきの国勢調査の結果を見ると、新宮市の人口はもう既に3万1,493人となり、合併当初の3万4,262人から5年足らずで3,000人近く減少となっております。3万1,000人を上回るというよりは、2万人台へ突入することが間違い状況であります。これは、新宮市にとって大変重大な問題であります。今後のまちづくりの政策そのものにかかわってくる問題であると考えます。住民票をもとにした正確な数字を調べましたが、平成17年の10月、合併のときの人口ですが、旧新宮市3万2,226人、旧熊野川町2,029人です。それで、合わせて3万4,255人でしたが、直近の平成23年2月現在では、熊野川町と新宮市を合わせた今の新市、合わせて3万2,225人、まさに旧新宮市の3万2,226人とほとんど同じくするわけでありまして、3万2,225人でそのうち熊野川町エリアの人口は1,678人です。現在の、先ほど言いましたが、現在の人口はちょうど合併前の旧新宮市の人口に戻ったという形であります。

 市町村合併は、その合併によって重複施設等を削減し、行政コストの縮小を図って、また合併により人口をふやして、それをもって地域力をつけていくと、これが大きなねらいであり、その方向でまちづくり、また政策づくりがされるわけでありますが、新宮市もそのようにまちづくりの計画は政策としてつくられてきているはずであります。

 しかし、まだその新市計画の総合計画が実現しないうちにというか、合併特例期間の10年の半分の5年の間に、もう既に人口が合併前の旧新宮市の人口と同数になり、ちょうど旧熊野川町の人口分、2,030人が減少したことになっています。結局、今の状況を簡単に言うと、合併はしたけれども、地域面積が大幅に広がっただけで、非常に行政効率の悪い都市が誕生しているということになります。

 また、その中でもう一つ重要なことは、その人口のうち15歳から64歳までのいわゆる現役世代と言われる生産年齢人口が、先ほどの平成17年10月には2万363人でしたが、それがことし2月に調べますと、1万8,486人で、1,877人の減少となっています。人口全体の減少が2,000人ですから、その減少のほとんど、92%になりますが、生産年齢、いわゆる現役世代が減っているということになります。この生産年齢の減少は、我が市にとって大変ゆゆしき問題でありまして、このままの勢いで減少すれば、市税の収入の落ち込みは間違いありませんし、新宮市の経済の衰退、また地域力の低下、そして国保や医療、介護、福祉の社会保障の政策にも大きく影響をしてきます。私ども議会は、この人口減少の責任を痛感して2議席の議席減を行ったところでありますが、市長はこのような新宮市の人口減少の現状をどう認識され、どのような対応をお考えになっておられるか、お伺いします。



◎市長(田岡実千年君) 

 本当に、悲しいことであります、人口の減少。その一つの大きな要因が、高校卒業して仕方なくよそへ就職しなければならない、また大学卒業しても帰りたい新宮に帰るための仕事がないという中で、雇用の創出を実現しなければならないと、いつも思っているところであります。先ほど、午前中も答弁させていただきましたが、なかなかこれといった実績もまだ上げられていない中で、今後も、この本当にもっと具体的な施策を皆さんで一緒に考えていただき、人口減を打開していかなければならないと考えております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 市長の今の答弁にも、私は同感でありまして、まさに、私は、生産年齢人口の減少に歯どめをかけるにはやはり雇用の創出、これに尽きると考えます。若者の働く場所を、何を差しおいても早急に確保することが今の行政における最も重大な使命だと思います。

 しかし、この予算大綱の中の雇用の創出をというところの文言を見ましても、具体策は、先ほど市長がみずから述べられておりましたが、具体策は見つかりません。

 しかし、一つだけ、こういう表現がありました。文化複合施設の建設について触れられ、このように書かれております。私は、この取り組みこそ、いわゆる文化複合施設の建設ですね、取り組みこそ、雇用創出のかぎが秘められていると確信するところでございますと。この雇用創出のかぎというのは、どういうことを言われているのか、市長、御答弁願います。



◎市長(田岡実千年君) 

 30年ほど前のような中心市街地のにぎわいの再現であります。



◆4番(榎本鉄也君) 

 複合施設を中心に、30……。



◎市長(田岡実千年君) 

 30年ほど前ぐらいのにぎわいの復活です。



◆4番(榎本鉄也君) 

 30年ほど前のにぎわいというと、30年ほど前の人口は何人ぐらいですか。30年というと、まあ、いいです、いいです。ごめんなさい、はい。

 そのにぎわいが複合施設によってできるかということが大きな今後の、田岡市政の、何ていうんですかね、一番大きな市政のポイントといいますか、になるということだと思いますが、しかし、ちょっとまたへ理屈を言うようで申しわけないんですけど、この複合施設のいわゆる雇用の創出というのは、単純に考えて、その複合施設の直接の雇用、いわゆる管理運営スタッフですね、それとさっき市長がおっしゃたように、複合施設を利用する人たちの人の流れによって、その周りにできるビジネスチャンス、ここから生まれる雇用というふうなことがあると思います。

 しかし、今いろいろ議論をしている中でこの複合施設の予算を見ましたら、いわゆるサポーターと称されるボランティアスタッフかどうかはわかりませんという話だったかわかりませんけども、ほとんどはそういうボランティアスタッフを養成するというふうに、僕は、理解しているんですけれども、また施設の中にショップやカフェレストランを備えるというふうな計画を聞いております。ボランティアスタッフを養成するということは、まさに維持管理費を削減するために市民に協力をお願いするということで、早く言えば、雇用を削減することでありまして、また建物の中にこのショップやレストランが備われば、建物から外に人が流れていかないのではないか。よく言う、点から面への展開がなくなり、ビジネスチャンスが損なわれると。いわゆる一つの民業圧迫にもつながりかねないかなというふうに思います。

 文化複合施設が雇用の創出のかぎと言われるんでしたら、この今の計画では逆の結果になるのではないかという懸念をいたしております。その点を、どう、今当局のほうで大体ほぼこの文化複合施設建設によって何人ぐらいの雇用が見込まれると、こういったシミュレーションはされておるんでしょうか。されていれば、その数字を教えてください。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 まず、文化複合施設の性格ですけども、中心市街地の再生、それから文化資産の保全と活用、そういった部分から中心への再生へ持っていけるような施設づくりということで、私たちは取り組んでおりまして、それが中心市街地の再生の一つのアイテムといいましょうか、きっかけになりまして、そこににぎわいが生まれて、そこから人があふれ出すような仕掛けづくりを私どもはやっていかなければならないと認識しております。

 その中で、その文化複合施設は当然多くの人たちが集まる中で、集めていきたいという中で、こちらを観光で訪れる方々の一つの案内場、発着場としてゲートウエーとして、そこを起点にたくさん出入りしてもらえるような仕組み、仕掛けづくり、そういったことを、私たちは、今後一生懸命考えていかなければならないと考えておりまして、それが直接的な効果として人の雇用とかいう部分とはまた別の次元で、間接的な形の中で周りににぎわいが出てくる、その中でビジネスチャンスが到来する、そういった中でよりよい循環が生まれて、さらにそれが拡大していくと、そういったねらいを持たせていくわけであります。そうした中で、ここでの直接的な雇用という部分でですけども、今のところ、まだそこまで具体的に試算はしてはございません。



◆4番(榎本鉄也君) 

 それだけ聞きたかっただけなんですけど。そういうビジョンはないんですね。ビジョンというか、そういう計画段階で、まだそこまで行ってないということですか。

 それでね、もう一つ、そうしたら博物館として建設すると言われておりましたが、この博物館なんですが、予算ではその展示設計だけで2,500万円もの予算が計上されているという、ですからかなり大がかりなものだと予想されるんですけれども、これの具体的な、まさに何を展示し、それで年間何人の来客者を予定し、どのぐらいの経済効果を見込んでいるのか、これについては当局側では議論はされておるんでしょうか。それで、数字は出ていますか。



◎教育部参事[文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) 

 熊野学センターの展示の部分でございますけども、学センターの展示の部分で、何を具体的にというのは、今まさにそれを検討してございまして、展示専門委員会というのがございまして、その中で今検討していただいております。そして、よりよい展示構成がどういったものになるかいうのが、今まだ検討中でございます。ただ、非常に多くのアイテムがありまして、そこから選択していかなければならないというような今課題も抱えております。そういったことで、今すぐ何を展示するとかというような部分は、まだ具体的なことは申し上げられない状況でございます。そして、年間の来場者の話でございますけども、当然その具体的に何をどういったものがあって、それによって人の、集客の入り込みも違いますから、そういった部分で明確な数字の把握いうのは、なかなか現時点では困難な部分があると言えます。



◆4番(榎本鉄也君) 

 今までの答弁でわかりましたように、今見切り発車という声が聞こえましたけど、まさにそういう状況であるなというふうに確信をしました。



◎副市長(亀井寿一郎君) 

 確かに、未確定部分は多いと思います。ただ、今ここで申し上げられるのは、現在新宮港を活用した観光客船、これが今年度でも5船入っております。1船入るごとに500人、600人という観光客が新宮のほうへ来てくれております。それで、新宮港をおりてからは、それぞれ世界遺産、三社に参ったりとか、いろんな施設を巡っております。そういった方たちも、今回この博物館的な熊野学センターをつくることによって、それなりの観光客というのは呼び込めると、この部分だけは今はっきり申し上げることができるというふうには思っております。



◆4番(榎本鉄也君) 

 極めて、非常にファジーな計画だなというふうに思います。

 もう、時間が来ましたので、市長、冒頭からるる述べてきたように、今の新宮市の財政は決してよいものではありませんし、人口も減少し、企業誘致もできていませんから、税収のふえる余地はありません。そんな中で、一つ間違えば夕張になると言っても過言ではないほど、多くの事業を借金を使ってやろうとしております。

 このことを、きちんと市長自身認識をいただきたいと思います。

 今回の複合施設については、もっともっと中身の議論をしなければ、このまま建設まで突入してしまったら取り返しのつかない失敗となり、財政破綻ということにもなりかねないのではないかと、私は思います。主観ですが、市民会館と図書館の建てかえは必要と、私は考えますが、今の新宮市に博物館は不必要だと思っています。それに、熊野学はソフト事業だと思います。博物館を建てる経費を、もっとソフト事業の政策立案と実施に使っていくべきだと思いますし、またまちなみ整備に充当し、点から面への広がりをつくるべきとも考えます。

 私は、市長とこの場で議論させていただきまして、市長は性格的には非常に頑固だということはわかってきましたが、恐らくこれは絶対やると、さっきのみんなの協議会の話じゃないですけど、と言うだろうと思ってますので答弁は要りませんが、しかし、今市長は、本当に若干箱物病にかかっているんではないかというような懸念もいたしております。もう一度、冷静に客観的に、我が市の財政の現実を見ていただきたいし、また本当の市民ニーズを見きわめていただきたいと思います。

 最後に、私は、今ほとんどの市民は、きょうは冒頭からちょっとアカデミックな話があったんで、僕も、啄木の一握の砂という、「はたらけどはたらけど、猶わが生活楽にならざり、ぢっと手を見る」という一節がありますけど、今の新宮市の市民のほとんどがこういう状況ですよ。

 本当に、市政は市民のためというのであれば、本当に何が市民のためなのか、もう一度深い施策をお願いいたしまして、一般質問を終わります。

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△延会の宣告



○議長(奥田勲君) 

 お諮りいたします。

 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

              (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(奥田勲君) 

 御異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって延会することに決定しました。

 あすは午前10時から会議を開きます。

 本日はお疲れさまでした。



△延会 午後4時14分